武田一夫

たけだかずお



当選回数回

武田一夫の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○武田委員 一時間の持ち時間で、生産調整の問題とそれから三全総、その中に占める農業、農村の役割り等につきましてお尋ねをいたします。いま、御承知のとおり、農村、農業というのは非常にのっぴきならない局面に当面しておるわけでありまして、不況が長引いておりまして、農家の経済も少なからずそ...全文を見る
○武田委員 ところで、いま大幅な生産調整が各地で行われておりまして、恐らくもう大詰めに来ているのではなかろうか、こう思うわけでございます。新聞、テレビ等におきまして各地のいろいろな状況等が報告あるいは報道されておりますけれども、政府としましては真剣にその成り行きを見守っているはず...全文を見る
○武田委員 さて、一つ一つ個々の問題についてお聞きしますが、最初に私は消費拡大の問題について質問したいと思います。  四日の予算委員会の質問で、大臣は、四百五十万トンも米が余っており、処理しなければ財政がパンクするという火のついたような事態だ、農協も大金でパンやラーメンなど食べ...全文を見る
○武田委員 さて、言われるところによりますと、一週間に国民のわれわれが一食だけ米を食べるようにすれば六十万トン、七十万トンというものが消費できると言われています。これは朝が問題です。聞いてみますと朝御飯を、大臣恐らく食ってこないでしょう、食べてきますか、私がいろいろ聞いたところに...全文を見る
○武田委員 それと同時にもう一つ、米がうまくないということもこれは問題だと思うわけです。たとえば国会内でいろいろ食堂ございますが、大臣もあちこちで食べられているでしょうが、せんだってあるところで私が食べたのが余りまずいので、これはどこの米だと聞いたら、新潟米だ、こういうわけでござ...全文を見る
○武田委員 そのようにひとつ強力に手を打っていただきたいと思います。  ところで、農協管理の水田の問題ですけれども、どうもこれは山間僻地あるいは湿田地帯等においては多く農協管理の水田が出てくるのではないかということは想像にかたくないわけであります。こうした場合、たとえば二年間耕...全文を見る
○武田委員 それで、山間地域で生産調整に協力はしたいが、非常に金もかかることだし、何とか自己負担の軽減をしてほしいという声があちこちに聞かれるようになっておりますけれども、こうした協力をするにやぶさかでないけれども、資金の問題で苦労なさっておる方々には特に何か配慮していただけるも...全文を見る
○武田委員 それからもう一つは、転作した場合、意外と転作物が収益性の悪いものが出ておることが問題だと思うわけです。たとえば宮城県の例を申し上げますと、切りかえて全部ホップにした農家がありましたけれども、二、三年前ごろからどうも思わしくない。昨年などは本当によその半分もとれないとい...全文を見る
○武田委員 時間の関係で次に移りますが、漁業問題について、ことしは二百海里二年目、非常に波高い二百海里二年目ではなかろうか、こう思うわけでありますけれども、マグロの問題、この問題について厳しい規制のおそれが、兆しがまた見えてきておるようだという話でありますが、ことしは南太平洋地域...全文を見る
○武田委員 南太平洋フォーラム諸国の中に、沿岸国権限を前面に打ち出して、南太平洋をカツオ、マグロの好漁場としているわが国と真っ向から対立するということが確実視されている、こういうふうに聞いているわけでありまするが、そうした対立するという立場に立ちますと、わが国としてはまた非常に苦...全文を見る
○武田委員 それでは最善を尽くしていただくことにしていただいて、この辺で波風を立てないように、次に移らせていただきたい。  ところで、昨年十一月、国土庁から向こう十年間のいわゆる国土総合開発計画というものが発表されまして、これは十一月の四日に閣議決定されたわけです。いわゆる第三...全文を見る
○武田委員 率直に言ってどうですか大臣、この三全総の中における農業部門に関しての取り組みについて率直な御意見をひとつ聞かせていただきたいのですが、ここに盛り込まれているようなもので果たしてこれからの期待できる東北、北海道、あるいは農村というものが、しかも、それは活力がなくてはいけ...全文を見る
○武田委員 私は一通りずっと読んでみまして、どうもいろいろな効能書きが書いてありますけれども、まあ効き目のない薬ほど効能書きをいっぱい書いているというのと同じように、そういう美辞麗句がたくさんあり過ぎて、具体的な問題についてはどうもさらっと通っていった、言うなればかすめ通っていっ...全文を見る
○武田委員 それじゃお聞きしますけれども、各県、たとえば東北六県でも結構です。この三全総に対応する各県のビジョン、計画というのはそろっておるわけですか。
○武田委員 私は東北開発審議会の委員の一人でございます。ところが、どうも東北開発のそうしたスローダウンしたビジョンさえも、私がこの間第一回の会合に行ったときには何にもなかったのです。ただ、いろいろな問題点を提起した上でのある学者のいろいろな意見等々を聞いただけで帰ってまいりました...全文を見る
○武田委員 そうしますと、それができないと、これは五十三年といっても結局四年になるか五年になるか、その段階からスタートするしかないというようになっちゃいますね。どうでしょうか。
○武田委員 それじゃひとつお聞きしますけれども、三全総における地域別所得水準の問題で、「定住人口一人当たり所得の格差」という項目、この本によると三十四ページに表が出ていますが、どうもこれでは東北、北海道は非常に下の段階にいますね、いつまでいっても。いつになったらもう少しこれはレベ...全文を見る
○武田委員 私は何も一〇〇にしろなんて言っていません。ただ、こういうような実態を見て、これで東北、北海道というのがこれからよくなるんだと言えるかというと、言えないと思うのです。ですから大臣、大臣の力によってこれをもう一つこの計画の中でプッシュして、せめて全国平均よりちょっと上くら...全文を見る
○武田委員 大いに期待しております。それができれば総理大臣ものだと私は思うのです。  三全総の農業政策の特徴は大まかに言って二つ。一つは農業基盤の整備の中で農地の確保、これをきちっと目標値を明確にしたということ、それから人材の面では、農業を見直して農外からの新規参入を含めた農業...全文を見る
○武田委員 それで、できればそうした全体をひっくるめて——予想ですから、計画ですから、今年を一つの出発点として、五年後にどうなるか、十年後にどうなるかという、それを出してもらいたいと思うのですね。教えてもらいたいと思います。  要するに、いまいろいろ転用されている土地等がござい...全文を見る
○武田委員 土地の問題は、それに価格等いろいろなネックがあるわけでありますが、それはきょうは取り上げません。  次にもう一つ、人材確保の面を聞きたいと思います。時間がありませんので。これはどう見ても後継者、中核者の育成ということ、これは相当問題が多過ぎます。苦労なさるのではない...全文を見る
○武田委員 所信表明の中でも特にこの人材確保ということは力を入れているわけでございます。そういう意味で、私はこの問題はまた別の機会に取り上げることにしまして、時間が来ましたので、最後にもう一問だけ質問いたしますけれども、国土庁の三全総には東北、北海道の位置づけをこのように言ってお...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、あともう一つあったのですが、これはこの次に譲りますけれども、数字の問題から、あるいはまたその中身を見ましても、農業というものの存在価値をもっと重視した作文でなければならないと私は思いますので、今後この問題については機会あるごとに私は各当局に質問しま...全文を見る
02月27日第84回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○武田分科員 私は五点ほど質問いたします。時間の関係で最初に一括して質問申し上げます。号して残り時間がありましたら、再質問させていただきます。  まず最初は、最近、非行化の問題が非常に巷間をにぎわせておりますけれども、最近のニュースでございますけれども、福井県のある中学校で、非...全文を見る
○武田分科員 それでは時間が来ましたので、ちょっと一つだけ大臣に聞きますけれども、先ほど学童保育という言葉を使いましたね。この間厚生省の方が来まして、私も学童保育という言葉を新聞等で見ますので聞いたら、これは使わないでくれ、こういう言葉はないのだということなんですが、どうでしょう...全文を見る
○武田分科員 終わります。
03月02日第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○武田分科員 私は過疎対策について二、三お尋ねいたします。  この過疎対策、すなわち国土の均衡ある発展のためには非常に大事な問題でございますから、私は国政の基本路線であって、しかも今後二十一世紀に向かっての重要な政策課題だと思うわけでございます。過疎過密の解消というのがその中の...全文を見る
○武田分科員 いろいろ具体的な問題で聞きましたけれども、これから大臣と、国土庁がそれに関係がある問題がありますので、国土庁に二、三お尋ねします。  自治省としましては、過疎対策にいろいろと御苦労なさってきている。これは四十五年に過疎法を制定されてから過疎債や辺地債の発行許可など...全文を見る
○武田分科員 もう時間が来たようですが、先ほど建設省、運輸省それから通産省の皆さんにお答えいただきましたが、過疎地の皆さんというのは、そういう一つの事業をしてもらえるんだと、またそういうものがわが町でも行われていくんだという、そういうところに大きな心理的な波及効果があるんだという...全文を見る
03月23日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○武田委員 畜産という産業は農業の中で特に大事な部分だ、飢饉、災害等いろいろな状況に置かれたときに、そうした窮地から国民を救う大事な産業だ、こういうふうにある学者は言われています。そういうことを考えますと、これは国の繁栄あるいは国民の生命を守るという観点から振興の面には力を入れて...全文を見る
○武田委員 それにつきまして、いまのデータに沿った畜産農家の世帯の動向というのはどういうふうに見ているのか、また、それとあわせて所得の一つの移行状況、要するにどのくらいの暮らしというものが考えられるかということは、畜産農家にとっては大事な問題ですが、その点はどう見ているわけですか...全文を見る
○武田委員 いま畜産農家数がずんずん減少の傾向にある、これはやはり畜産農家というのは構造的な脆弱な基盤といいますか、構造的な弱い基盤というものが常につきまとっているのじゃないか。     〔片岡委員長代理退席、委員長着席〕 四十八年以降、経済基盤の変化の中で、畜産農家の階層分...全文を見る
○武田委員 一昨年ですか、酪農近代化基本方針というものを打ち出しましたね。あの内容、そしてこの意図するものはどういうものですか。
○武田委員 さて、この加工原料乳保証価格あるいは豚肉、牛肉の安定価格の決定期を目前にしまして、生産農家の関心が非常に高まっているわけでありますけれども、政府は畜産振興に非常に力を入れている、大臣も、農業というのは足腰を強くしなければならないのだ、こういうことを言っているわけであり...全文を見る
○武田委員 東北、北海道、これはわが国の畜産それから畜産物の供給基地として非常に重要な使命を帯びているわけでありまして、三全総などを見ても、そうしたことを明らかに国はうたっております。そういうような地域性、大事な供給源とも言うべき地域の方々が非常に不安に陥っているということは、こ...全文を見る
○武田委員 何か価格の問題については、あらゆるところで政府・自民党は、農業団体の要求どおりいくのは困難だといういろいろPRをしているようでありまして、えさが値下がりしたとかあるいはまた金利の引き下げ等々の要因を挙げているようでありますけれども、たとえばえさ代が安定している、あるい...全文を見る
○武田委員 いま局長から話があったように、国際的な事情によって左右されるのは日本の配合飼料価格の宿命というか、そういうもののように思いますが、何かうわさによると、いま局長からも話があったように、生産調整を行うということで六月ごろにそれが出てくるのじゃないかということがちらっと流れ...全文を見る
○武田委員 その点について、とかくそういう問題が目の前にきたときに騒ぐ傾向がいままでいろいろありました、水産業においてもそうだし。ですから、こうした対策として事前に情報が早くキャッチできて、早く手が打てるような体制はとっているのじゃないか。ところが、とっていてもいざとなると、どう...全文を見る
○武田委員 生乳の過剰ということですけれども、これは政府は需要の伸びよりも生産増が大きいと言っているわけですけれども、輸入を前提として判断しているのじゃないか。昨年の乳製品の輸入量というのは生乳換算で二百二十四万トン、こういうふうに言われている。これは無視できない量です。しかし、...全文を見る
○武田委員 よく問題になるココア調製品等の擬装乳製品の輸入、これにつきましては、やはり成分の規格の基準の引き上げ、あるいはまた指定乳製品の事業団一元輸入の法規制に反しない、そういう措置をとるべきだということは、これは主張されておるわけですが、この点については、政府はそのとおりだ、...全文を見る
○武田委員 現在の生産過剰基調であるというのは、これはどうも非常に安易に輸入によって賄っているということから発生しているということは否定できないと思うのです。  政務次官にお尋ねしますが、畜産物の輸入は国内生産で不足する量に限定する、その不足分を輸入するんだ、こういう原則という...全文を見る
○武田委員 国内需給の実態というのを無視して牛肉等の輸入はしない、もちろん自由化などというのは考えていない、このことも間違いない、不退転の決意ですか。
○武田委員 最近、日本の牛肉市場をめぐってアメリカ、オーストラリア等の関係者が相次いで来日しておりますが、何か日本の牛肉市場にあわただしい動きが出ているようでございます。こうした一連の動きというのは国内の生産者に非常な不安を与えていることも事実でございますが、その点そうした不安は...全文を見る
○武田委員 政務次官に聞きますけれども、何かアメリカとオーストラリアが日本を市場としてなわ張り争いをするんじゃないか、日本というのは攻めれば折れる日本ということで、非常に攻めやすい相手だというようなことをいろいろなところで言っているようですが、そんなことは絶対にございませんね。
○武田委員 次に質問を進めますが、昨年ですか、非常なブームとなって国会でも取り上げられました、輸入規制せよと行政責任が厳しく追及されたいわゆる生体家畜輸入というのが、また非常に量がふえているというようなことが言われておりまして、これもやはり国内の畜産農家には非常な心配の種のようで...全文を見る
○武田委員 次の質問に移りますが、最近の農林省の統計情報でわかりますように、乳用雄肥育牛の一日当たりの家族労働報酬が前年度比五四・四%も下がっているとか、あるいは肥育豚でも六二・一%と大幅に下回っているというようなデータによって、農家の経営が依然として楽でないことを統計が示してい...全文を見る
○武田委員 酪農振興というのは一時期の需給の変化にとらわれてはならないと思う。すなわち、長期的な観点から価格を決める、これは大事なことだと思います。特に酪農は多額の資本が必要でありますし、しかも収益性が低いということを考えますと、やはりどうしても乳価引き上げ等で所得の確保を農家の...全文を見る
○武田委員 いま消費者の話が出ましたが、非常に高い牛肉を日本の国民は食べているということで、いかにしてそれを安く提供し、食べてもらうかという努力はしなければならないわけであります。  そこで、コストを下げながら自給率を向上させる方向を考えていかなくてはならない。コストを下げるた...全文を見る
○武田委員 いまの飼料の自給率の向上というところで話が出ました国有地の開放、国有林というのは何か利用を渋っているというような傾向があるのだ、そういうことを聞きますけれども、林地放牧促進事業の強化拡大をうたっているようですが、どうですか、それはうまく進んでおりますか。
○武田委員 えさについては、価格の変動による経営の不安を解消してやるということが大事な要件です。そのためにやはり政府所管の飼料の拡大強化といいますか、これは考えていかなくてはならないし、考えるのが必然でありまして、またその配分の適正化ということは努力しなくてはいけません。  と...全文を見る
○武田委員 飼料の値段についてちょっとお尋ねしますけれども、これは一般の農家は大体農協を通じて購入しているようです。ところが、買っている皆さん方の中で、果たして適切な値段であるかどうかということに疑いを持っている方にぶつかるわけです。というのは、金のある人は直接大阪、東京から入っ...全文を見る
○武田委員 それはひとつ適切な指導を通して農家の皆さん方が心配ないような体制をお願いしたい、こう思います。  ところで、いま日本の生乳生産量は六百万トン時代を迎えておる、こう言われておりまして、牛乳というのは米に次ぐ国民の食糧として発展してきているように思います。  そこで、...全文を見る
○武田委員 その二億五千万の事業費で一般的消費宣伝をするとか、あるいは新技術の開発、宅配の拡大とかありますが、大体この三本の線がこの中で行われる仕事でしょうか。
○武田委員 その点については、英国ではミルク・マーケッティング・ボードによる消費拡大事業というのをやって、非常に効果が上がっている。国が挙げてこうした問題に対処しているというわけですが、こういうものを参考にしながら、やはり今後の消費拡大というものを実りあるものにしていく必要もある...全文を見る
○武田委員 中央酪農会議という社団法人でこういう本をちゃんと出していますから、よく読んで検討しながらひとつ消費拡大の一端に何かやったらいいのじゃないか、私も読んで非常に感銘した点がございますので、一言申し上げます。  ところで、時間も来ましたので、最後に、畜産振興事業団で調整金...全文を見る
○武田委員 そのお金は一体どういう方面に使われておりますか。
○武田委員 その中で、たとえばいま畜産農家の利子補給というような形でこのお金が使われているというわけですが、五十二年あるいは五十一年の例でどのくらい利子補給というものにこのお金が活用されているのですか。
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一問、生乳の需給調整について伺いたいわけです。  農林省としてはこれはいろいろ考えていると思うのですが、一つは季節間の調整と地域間の調整というのが必要で、両方相まって調整をうまくやっていかなければいけない。特に地域間の調整について、いま各県...全文を見る
○武田委員 以上で終わります。  ありがとうございました。
04月06日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○武田委員 森林組合法案について、この森林組合制度を分離した森林法の問題、この問題をまず最初に取り上げてお尋ねをいたします。  この森林法によりまして、森林組合を抜くとどうなるかという議論の中で、多くの方の中に、公益だけを重んずる法律になってしまうんじゃないか、すなわち森林計画...全文を見る
○武田委員 林業にとって規制主義というのは非常に現場になじまないと言われております。山林というものの果たしている機能を考えますと、いま話がありました公益的機能とそれから経済的機能というのは必ず伴ってくるわけです。いままでずっとこれを分離してきたのではないか、それを明確にするのじゃ...全文を見る
○武田委員 運営の面で、単独法化した森林組合法、これは森林法と不可分の関係にあるという明確なる位置づけ、認識というものはしなければいけませんし、また担い手としての森林組合の役割りというのは非常に大きいのだ、そういうことをやはりはっきりと認識をした上での法の運営でなければならないと...全文を見る
○武田委員 何か聞くところによりますと、現在、作業班員の中で理事をなさっている方があるというところもあるんだそうですか、そういうところにおいては、この法の適用によってどういうような動きといいますか、変化があるのか、その点どうでしょうか。
○武田委員 たとえば非常勤の理事となるというようなケースも出てくるんじゃないか。それから山林を持っている、いわゆる所有者で使用人という場合と、それから持ってなくて使用人という場合で理事になるという可能性が出てきます。その場合に、前者のような場合は、これは考えてみれば、自分の利益の...全文を見る
○武田委員 現場の人の話を聞きましたら、これは理論と現場の実態がかみ合わなくなる、だから非常に弾力的な解釈をしてもらわないことには、これは困る事態が必ず出てくるということですが、そういう事態においては、そうした弾力的な解釈の中で運用することも考え得るということでしょうか。
○武田委員 時間ももう余りないものですから、これはこの次にまた深く追及することにして、いろいろと林業問題で大事な問題がありますので、きょうは別の問題に移りたいと思います。  日本の森林、林業を取り巻く環境は非常に厳しい。こういうことで、働く人々の意欲も非常に低下している、施業、...全文を見る
○武田委員 そこで、いろいろと学識経験者などの意見をお聞きしているようでありますけれども、その人たちの中身を見てみると、余り好ましくないというか、これで大丈夫かなという気がするのであります。たとえば森林・林業基本問題会議など、わが国の林政の再建策の何かいいアイデア、考えはないかと...全文を見る
○武田委員 あちこちを歩きますと、林野庁の行政というものを見ていると、あくまでも国有林中心の行き方をとってきた、われわれ民有林の人間にとっては非常に不満だという声が聞かれるわけですが、そうした民有林の発展、これは民有林の規模が大きいだけに大事な問題だと思うし、そうした不満や不平が...全文を見る
○武田委員 そうあってほしいと思いますが、たとえば組合の方をちょっといろいろ回って聞いたところによりますと、行政官庁の組合に対する事務負担が非常に多過ぎるのだ、そういう不満があるわけであります。それが組合の経営を相当圧迫している。たとえばある単協の例ですが、国や県からの依頼によっ...全文を見る
○武田委員 次に、林業行政の進め方についてお尋ねしますが、林野庁は、林業行政の進め方の中で特に大事だと考えているものは何か。
○武田委員 私は、いま御意見を伺いましたが、林業行政の中でいろいろと大事な問題、なかんずく普及行政ですね。要するに林業普及行政、これが林業の中心であるべきではないか。個々の経営に立ち入る、あるいはまた、綿密なるあるいは濃密な技術経営指導、実物教育といいますか、そういったいわゆる技...全文を見る
○武田委員 いろいろ話がありましたが、そこで簡単に聞きますけれども、私の県でいろいろ聞いたのです。これは農業改良普及員等と比較して——この農業改良普及員の場合も非常に大変です。山の場合は広域化がどんどん進んでいます。山ですから道路が幾らよくなっても平地みたいに思うようにいかない。...全文を見る
○武田委員 林野庁で改良在来工法住宅というのを進めてきた、これは結構なことです。それで非常に効果があって、努力をすれば国産材を使っても建てられるというような感触を得たところもおるんだそうです。聞きましたら。それなのに、なぜこういういいものが、努力次第では国産材の活路が見出せるとい...全文を見る
○武田委員 時間がなくなりましたから次に移ります。  災害の問題。山が火事あるいは雪などで木が傷めつけられておる。そのことにおいてはある程度の災害補償というのはあるわけでありますが、獣害補償というのはないそうです。ところが、最近は、各地へ行きますと、いろいろな獣害というものによ...全文を見る
○武田委員 文化庁、環境庁はどうなんですか。
○武田委員 それで、その保護地域の設定というものをまず早く決めてほしいというわけです。決めないために、ますます下まで来ているわけですからね。私も見てきましたよ。もううちがたくさんあるところまで来て、若芽を食べているわけです。皆さん方も現地に行って御承知だと思いますが、保護地域を早...全文を見る
○武田委員 最後に、経営維持資金の問題について質問したいと思います。  やはり林業というものは長い期間の作業でございますから、かなりの投資も必要である。しかしながら、そのために現在のような状況のもとでは非常に苦労も多いわけです。国の大事な資源を保持し、そして林業の発展ということ...全文を見る
04月11日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○武田委員 私は、森林組合法につきまして、その内容の充実を図るために先週もいろいろと質問いたしましたが、きょうはさらに、日本の林業の振興発展のために、先週に続きまして二、三質問いたします。  まず、この間外材の問題を取り上げたわけでありますが、この外材輸入の問題について二、三の...全文を見る
○武田委員 この問題は過去にもありまして、言うならば、林野庁の方に言わせれば、火山の噴火のようなたとえを取り上げているような気がしてなりません。ある雑誌、新聞等を見ますと、ちょうど今回はそうした問題が噴火したのだというような言葉で言っているところを見ると、何かその辺の浅間山が噴火...全文を見る
○武田委員 それで、そうした上半期のアンバランスが、要するに需要に対する輸入量が大きかったというのが原因だということは明らかなわけです。ですから、一昨年の新住宅戸数が百五十二万四千一尺それが昨年は百五十万八千戸と一万六千戸減っている。こうした需給関係というものも、やはり見通しの甘...全文を見る
○武田委員 これはやはり林野庁が毎年出している国産材と外材とを区分したいわゆる木材需給見通し、これはことしはやはりこれだけ国産材が出るのだという見通しは保証のきちっととれたような見通しでなければならない。これは十分に心にとめていただきたい。あくまでも見通しである、その見通しが外的...全文を見る
○武田委員 その点は、混乱の起きないように十分に対策を講じて手を打っていただきたいと思いまして、次の質問に移ります。  間伐の問題、これは大事な問題であります。しかしながら、これはおろそかにされてきたことも間違いありません。というのは、最近の間伐の実態というものを見てみますと、...全文を見る
○武田委員 私は、間伐に対する指導といいますか、それが非常に弱いというか、そういうようなものを感ずるわけです。やはり育林の基本というか基軸となるものは間伐の作業だと思うわけです。ですから、その重要性というものに対して、果たして各県あるいは各組合等によるいろいろな担当のそういう方々...全文を見る
○武田委員 いままで農家の方々、農業に携わっている方々は、政府のやり方をすればもうかるんだなんという皮肉を言っている人が多いわけでありますから、林野庁の指導よろしきを得て、そうしたいままでの汚名を挽回する上での真剣な取り組みを期待して、林野行政の中にあるそういう努力が実るような方...全文を見る
○武田委員 よく実態をつかんで、どうなっているのかというぐらいは、その動きはつかまないと、後で結論はうまくいっていませんでしたとかということではまずいんじゃないでしょうか。  それからまた、都道府県に対して木材チップ製造業の指導、助成を要請したということも聞いておりますが、これ...全文を見る
○武田委員 ある地方でこれに従って動いているわけですが、ある県の実態を申し上げますと、確かに手は打っているんだけれども、ほんの一部分しか打てない。大体チップ業者、いわゆるそれだけの専業業者、それに製材とチップと兼業しているもの、合わせますと約百三十くらいの会社があるけれども、専業...全文を見る
○武田委員 いろいろ林業の中に問題があるわけですから、特に重点的に、こういういろいろ仕事をやっている方々から、早く林道の計画的な整備を進めて仕事が効率的にできるようにという、そういう強い要望の中で、いま二十六万七千キロメートルですか、これは十三年後に達成する目標だと、ずいぶん悠長...全文を見る
○武田委員 よろしくお願いします。  次の問題に移ります。農業では地域農業ということが重要視されておりますから、私は、林業においても同様ではないか、こういうふうに思いますけれども、地域林業ということについて政府はどのように考えて、どう取り組んでいるかということを簡単にひとつ説明...全文を見る
○武田委員 林業というのは、盛んなところはどちらかと言えば過疎地帯という、いまの日本のそういう代表的な地域がたくさんあるわけでありますけれども、その地域の経済とのかかわり合いの上での山林というか、林野行政というものをやはり考えなければいけない、これは当然だと思うわけです。ですから...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一問。  林業振興の基本ともなるものはやはり人間でございますから、後継者、いわゆる経営者は若い者がどうも山の方に魅力を感じないということで、非常に後継者の問題で悩んでおります。また労働力を確保するということでも悩んでおるわけでありますが、特...全文を見る
○武田委員 最後に、林業後継者育成制度資金というものは充実させる必要があると思いますが、その充実の方向というのはどういうふうになっておりますか。
○武田委員 時間が来ましたので、以上で終わります。
04月12日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○武田委員 農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質問をいたします。  近年におけるわが国の農業の課題は、御承知のとおり米の過剰とかあるいは食糧需給の不安定というような様相を背景としまして、輸入の依存度が高まっている麦あるいは大豆などの畑作物...全文を見る
○武田委員 これは四十九年以降試験を続けてきた、これはいまお話ありましたが、この生産調整ということについては、これは農家の皆様方に相当な無理をお願いしている。それだけに、やはりそれに報いるということは当然必要であるわけです。三年間かかったと言っておりますけれども、ことしから始まる...全文を見る
○武田委員 それではお聞きしますが、その伝作作物は、何年くらいの期間の中で基準収量といいますか、それを決めようとしているのか。畑作あるいは園芸施設の場合は三年間の試験実施ということをやってきました。これから豆とかいろいろなものを植えるわけですから、これはやはり基準収量というのをは...全文を見る
○武田委員 それじゃ次の問題に移りますが、今回畑作物の共済の実施が本格的に行われます。対象としてはバレイショ、大豆、小豆、インゲン、てん菜、サトウキビ並びに政令で指定する農作物としております。この政令で指定する農作物というのは、具体的にはどういうものを指すのか。
○武田委員 何か聞きますと、この転作の中で、特にことしなどいろいろなデータで報告を見ますと、転作をしたいというのが非常に野菜に集中しているんだそうです。調査によりますと、全体の二二%という報告がなされておるというようなことでありまして、農家の方々としては対象作物の拡大というのを非...全文を見る
○武田委員 それじゃ露地野菜の中でどういうものがこの対象になっているのですか。
○武田委員 トマトはどうなっておるのですか。
○武田委員 それじゃ、いま言われました五種類の露地野菜、茶、ホップあるいはたばこ、イグサ、これはいつごろ結論を出す予定で作業が進められているのか。
○武田委員 いま露地野菜の中では白菜、キャベツ、レタスということでしたが、国民の食生活の動向から言ってトマトやキュウリなんというのは、これは相当なものです。それが入っていないというのはちょっとおかしいと思うのです。どうしてこれを入れなかったのですか。何かわけがあるんじゃないでしょ...全文を見る
○武田委員 それで問題ですが、むずかしいのから早目にやらなくてはいけないじゃないですか。時間がかかるわけでしょう。大変なのを早目にやって一生懸命やらないと、いつまでたってもこれは対象にならないわけです。それは道理です、だれが考えても。むずかしいから後に回すんだなんという理論でいっ...全文を見る
○武田委員 ですから、できるものはやって結構ですが、それと同じに、始まっているのですから、並行しながらでも研究しながら、むずかしいだけに力を入れていく、時間をかけなくてはいけないのですから、そういうことを考えないで、やさしいのだけやってむずかしいのは後回しだとだれでも思うんじゃな...全文を見る
○武田委員 検討して早く実現できるようにお願いしますよ。  それから、蔬菜類の場合、これは果樹の場合、園芸作物も同様ですが、災害による問題と同時に天候による価格の暴落というのがありますね。これも農家にとっては非常に不安であり心配です。指定作物等については価格保証という問題である...全文を見る
○武田委員 たばこについてちょっと尋ねますけれども、これは大体、現在の体制では専売公社にすべてゆだねられているわけです。専売公社の場合は全面被害でないと補償しない。しかしながら、部分補償というものはたばこをつくっている方々にとっては非常に要望が強いわけです。農林省としても、たばこ...全文を見る
○武田委員 それから最近山村地域における重要な収入源としてのいわゆる特用林産物、キノコです。シイタケの需要というのは非常なものです。各地でこれが栽培されております。あるいはまたエノキダケとかいうのも食べられるようになって非常に好評なわけでありますけれども、これはどういうふうになる...全文を見る
○武田委員 そうすると、いずれ将来、その結果によっては共済として取り扱うという方向で検討している、こういうふうに理解してよろしゅうございますね。
○武田委員 地域特産物については農林省が保険設計に関する調査を進めているということですから、その調査の充実した結論が早く出るようにお願いしたいわけであります。  ここで共済と関係する問題として、いかなる作物がその地域に適しているのか、また、たとえば転作をする場合におきましても、...全文を見る
○武田委員 それとあわせまして、地域によっては、いろいろな地理的条件によりまして、被害を全く受けない平穏無事なところもある、一方にはしょっちゅう被害の起こる地域もあるというような、日本の長い国土でございますから、そういうような場合に、全然被害のないところでも万が一ということを考え...全文を見る
○武田委員 そこで、その無事戻しですが、全然農家の人たちに理解できないうちに金が動いているというのが不満のようですから、やはりこれは組合等によく指導しまして、事故がなかった場合にはその金はどういうふうになっていくのか、たとえば次の災害に備えてこの部分は積み立てをしているんだ、ある...全文を見る
○武田委員 次に、いま損害防止の話を出しましたので、その点についてお尋ねします。  いろいろ災害が起こって対策を講ずるという前に、転ばぬ先のつえ、損害防止ということはすべてにとって大事な問題です。それでいろいろと被害はどういうところから起こってくるかというと、畑作物の場合は連作...全文を見る
○武田委員 気象災害というものも災害の中の主要部分を占めるわけですから、気象災害のことはきょうは質問しませんけれども、恐らく農林省と気象庁との間で十分な体制の中で被害に対する対策を打っていると思うのですが、これからの一つの大きな課題として、畑作においては野菜の被害が特に多いという...全文を見る
○武田委員 私は、農業労働者の災害に対しての国の取り組みが非常に弱いと思うのです。たとえば福井県のある町での農業者労働災害共済制度は、国の労災制度の欠陥を突いたものであるということで非常に高く評価されておる。あるいはまた、五十年十二月一日からスタートしていると言われている全農ある...全文を見る
○武田委員 それとあわせて、安全衛生対策、農作業の安全対策というものについて、具体的には、たとえば最近交通事故による被害が出ているわけです。というのは、道路がどんどん広くなって、通勤者あるいはマイカーなどがそれを利用する。そこをトラクターあるいは耕運機等が走っているという風景が見...全文を見る
○武田委員 時間も来ました。最後に損害評価員の問題についてお尋ねいたします。  この共済制度が農家の方々から信頼の度合いを深めるかどうかという大きなかぎを握っているのは、私は損害評価、それに携わる損害評価員の問題だと思うわけであります。損害評価の公正、適正というものを私は重要視...全文を見る
○武田委員 これは現況を見ますと、農作物あるいは果樹、園芸施設関係というものの評価員というのがダブっているところが非常に多い。人がいないために二つも三つもやっているというようなケースが多いです。ですから、こういうようなダブることによって、その仕事の効力というのが薄れていくようなこ...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、以上で終わります。
04月25日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○武田委員 私は、時間の許す限り、三点についてお尋ねします。  まず最初に水産庁にお尋ねします。  日ソ漁業協力協定については、午後から集中的にいろいろ審議がなされると思いますけれども、これは一応の妥結を見た。しかしながら、残念ながらサケ・マスの漁獲量は四万二千五百トンという...全文を見る
○武田委員 いま基本的な考えをお聞きいたしましたが、この減船の問題がいろいろと問題になってくると思います。たとえば減船対象船の損害補償について、政府は昨年は交付金として三百二十六億円、それから残存船主が相互負担するいわゆる共補償には融資枠として三百八十七億を用意した。何かうわさに...全文を見る
○武田委員 海の底も地獄だし陸に上がっても地獄だという、そういう深刻な状況ですから、水産庁は本当に仏様に見えてしようがないというような対策を私は期待しております。  ところで、問題は、減船に伴って出てくる離職者の問題であります。これは相当出てくるのじゃないか。宮城県の気仙沼とい...全文を見る
○武田委員 多くの方は、やはり海で仕事をするしかないということを自分たちもわかっておるし、環境としてもそうなっています。それだけに、いま話されたような、そういう海において仕事を見出せるような方向への努力、これをまず私は強くお願い申し上げます。  と同時に、今後こうした事態はます...全文を見る
○武田委員 ひとつ長期的な観点からの、そうして安心できるような施策の実現を私は期待して、時間の都合上、次に移ります。  国鉄当局に伺います。  いま東北新幹線の工事が、東北に関する限り順調に進んでいまして、皆さん方大変期待しております。その中で、やはりいろいろと注意はなさって...全文を見る
○武田委員 そこで、私は、いろいろ調査をしながらやっているというような中間報告をまずしてほしいと思うのです。何にもしないでいるということは、これは農家の人たちにとって不安なんです。いまこうやっています。要求についてこのように動いているという中間報告をまずしてもらいたいこと、これは...全文を見る
○武田委員 ひとつよろしくお願いします。  もう一カ所、仙台の周辺でその影響が出ている、これは東北新幹線仙台総合車両基地、何か将来三千台くらいの車がそこに入ると言われる相当大規模なものでございまして、これは宮城県の利府町というところで工事が進められておりますが、そこに二十二世帯...全文を見る
○武田委員 この地域の方々は工事局の方々に非常に協力的です。土砂を運ぶときにたんぼや畑にいろいろ影響があっても文句一つ言わずに、早く新幹線ができることを期待しながら協力をしている非常に模範的な住民なんです。それだけに、そういう方々も余り文句も言わずにそういう当局のやってくれること...全文を見る
○武田委員 非常に結構なことで、確かに機械銀行あるいは請負制度の確立等々によって、一つは兼業農家の農業からの解放と、専業農家の充実といいますか、そういう方向は私は望ましいと思いますし、これは相当強烈な手だてでやっていただきたい、こう思います。  後で触れようと思ったのですが、兼...全文を見る
○武田委員 いま言った安全性の問題、何よりも安全ということ。というのは、最近、兼業農家が非常に多いということもございまして、奥様方やあるいは年寄りの方が機械を操作される機会が多い。それで事故がやはり三十代の後半から四十代以降になると極端に多くなってくる。これは死亡率も多いわけです...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので以上で終わりますが、今後ますます機械化の時代というのは続くわけですから、どうか十分なる安全対策と適正な値段で農家の負担のかからないような機械というものを一つの今後の基本的な考えの中に組み入れてもらって、対策を講じてもらいたい、この点を要望して質問を終...全文を見る
04月26日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○武田委員 私は、明日ときょう分けまして、農業者年金法の一部改正並びに農林漁業団体職員共済組合の年金等の問題について、基本的な大綱的なものをまずお尋ね申し上げたい、こう思うわけであります。  この農業者年金制度というのは、農業の経営移譲及び老齢について必要な年金の給付を行う、そ...全文を見る
○武田委員 いまるる説明をいただきましたが、私はまだこれからいろいろと質問をいたしますけれども、農家の期待を十分に担うだけの内容に至ってない、そういうことは否めない事実であるわけでございます。加入の現状というのを見てみると、これは前にも質問があったとおりでございますが、七年を迎え...全文を見る
○武田委員 後継者の実態はどうでしょうか。
○武田委員 そういうような実態からいきまして、先ほども指摘ありましたように、若い人を中心とした加入の推進というもの、これは非常に急を要するのではないか、こういうふうに思います。  ところで、私は現場の方々に、この話が今度われわれの委員会の方であるのだけれどもと言って話を聞きます...全文を見る
○武田委員 そうしますと、そのことをきちっと農家の方々には指導しなくてはいけませんね。若い人の話の中に、さっきも出ましたけれども、年とってから掛けたっていいんだとか、あるいは掛ける必要がないのだとか、あるいは親にそんなの入る必要がないとかと、かなりそそのかされるところもあるらしい...全文を見る
○武田委員 ところで、この三千六百円、やはり高いなという感じを持っているのです。当局に言わせれば、いままで払わなかった分、そういうミスはそちらの責任だ、まじめに払ってきた人との差をつけるためにはやはりこのくらいの少しの加算は当然だ、こうおっしゃるでしょうが、局長、親子四人で国民年...全文を見る
○武田委員 かなりの金額を納めなくちゃならぬわけですね。それをわかってもらえばいいです。  時間が来ましたので、これで終わります。
04月27日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○武田委員 私は、昨日に続きまして、農業者年金基金法の一部を改正する法律案並びに昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案について、多少内容的なものを含めまして掘り下げた質問をしてみたいと思います。昨日は、基本的な問...全文を見る
○武田委員 わが国の農業生産の維持、発展を考え、農業生産の中核的な担い手である若い後継者の育成、確保というのは大事な要件であります。そういう点で、若年層の加入促進のためにも、もっと心のこもった温かいきめ細かな施策が必要だと私は思います。  いま特定後継者の話が出てきましたのでそ...全文を見る
○武田委員 今後いろいろ啓蒙していくときに、どのくらいまで特定後継者を加入させることができる、しなければならないという目標といいますか、めどはあるわけですか。
○武田委員 三十五歳未満の後継者、これは大事な人材でありますので、願わくは、こういう方々で農業に従事している者は、この特定後継者に与えられている三分の一の軽減措置をすべてに与える方向でいくところに、この年金の一つの意義というものが見出されるのじゃないかという考えもあるのですが、こ...全文を見る
○武田委員 たとえばおやじさんが農協の職員をやっている、ところが息子は一生懸命中心になって農業をやっている、こういうのが最近あります。それから、おやじさんが早く亡くなったために二十代ですでに経営主になってやっている青年がかなりいます。こういう場合はどうなんですか。
○武田委員 そちらはそう言うけれども、われわれは若いということで、日本の農業の後継者として生きているのだ、おやじが亡くなったから後継者ということではなくて、日本の農業の後継者という観点からの後継者だ、こういう理論はどうなんですか。そういうところを余り考えてくれないのではないか。不...全文を見る
○武田委員 次に、経営移譲年金は現在年間三十五万四千六百五十八円ですか、としますと、経営を移譲して、安心して老後の生活をするのには何としても私は少ないと思うのですね。正直言いまして、同じ職業としまして農家に退職金制度がないのは私は残念だと思っているのです。ボーナスもないのも非常に...全文を見る
○武田委員 走り出して加速度を増してもらうような心がけでいっているのだろうと思いますけれども、その加速度も農業という性格からいって、私は、厚生年金よりもちょっと上にいく程度のものは考えてほしいのです。これは考えていただけるとおもうのですがね。  そこで、年金をもらうときに本人の...全文を見る
○武田委員 そのときやはり本人もそうしたものを気をつけているわけでもないわけですから、そういうことを忘れるようなことがあったらどういうことになるわけですか、受給できるときを忘れていたという場合は。
○武田委員 次に、農業者老齢年金、この点について質問します。  これは、六十年、それから七十五年にはそれぞれどのくらいの受給者が出てくる予定ですか。
○武田委員 それじゃ調べてください。ただ、質問を進める都合上、六十年には、お聞きしたところによると二十四万二千人なんだそうです。あと七十五年は調べておいてください。  ところで、経営移譲年金の受給者というのは六十年にはどのくらいになりますか、六十年の経営移譲年金の受給者。——大...全文を見る
○武田委員 ひとつ期待にこたえられるような結論を出していただきたい。というのは、やはり最近後継者がいないということで非常に苦労なさっている御家庭もありますし、あるいは相続上の問題で移譲をしないとか、先ほど言ったように、農協の役員などをやっておりますと、役員をやめるとその一つの場所...全文を見る
○武田委員 若い人なんかの中には、いま局長から話があったように、われわれの方にたくさん負担がかかってくると大変だというような素朴な心配もあります。だからそういう点で、そういうようにならないように加入の促進と同時に、国としてもある程度は、この程度のものは国庫補助として助成しながら補...全文を見る
○武田委員 余り関心がないんじゃないか。これは怒られると思うのです。三年目だそうですかね。三年間、婦人の地位の向上ということで農業における婦人の地位というのはどうなっておるかというのは関心持たなくちゃいけない、こう思うわけです。特に婦人の農業に占める位置というのは相当大きなものが...全文を見る
○武田委員 家をつくってもらったり台所がよくなるのは結構なんですが、そこでどうしても金の出入りがあるわけです。金がなければかせがなくちゃいけない。台所をりっぱにしたくても金がなければしょうがないということでして、そういうことを考えると、農村の婦人の声を聞いてあげる必要があるんじゃ...全文を見る
○武田委員 いま三十代の農村青年の中で、嫁が来ないという深刻なのが歩けば歩くほど出てくるわけですよ。二十五、六あたりで婚期を逸するとどうも思わしくないというような傾向がありまして、両親はもちろん本人たちもこれは非常に大きな問題です。各地では嫁探しなど一生懸命やっているようですが、...全文を見る
○武田委員 もう一つ、最後に伺います。  農業、漁業団体の職員の給与の問題、これは私は去年も指摘したのですが、農協、漁協いろいろあります。どうも漁協というものの体質かどうかわかりませんが、給料が非常に安くて苦労なさっている職員の方が多いようです。そこでそういう方々を何らかの形で...全文を見る
○武田委員 このような方々が全国に相当数いるわけですから、ひとつ十分なる御配慮をいただいて、そして日本の農業、漁業というものが、農民あるいは漁民の立場からも、そういう方々と一番パイプの強い団体職員の方々と力を合わせて、りっぱな農業、漁業の振興や地域の発展に寄与できるような効果のあ...全文を見る
04月28日第84回国会 衆議院 本会議 第28号
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○武田一夫君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま報告のありました、いわゆる昭和五十二年度農業白書並びに林業白書、漁業白書に関し、内閣総理大臣並びに関係大臣に対し、基本的な問題にしぼって質問いたします。  まず第一に、わが国農業の位置づけと、その再建、発展のための基本的方途...全文を見る
05月30日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第26号
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○武田委員 私は、農産種苗法の一部を改正する法律案につきまして、関係当局に二、三の質問をいたします。  まず、政務次官にお尋ねします。  この法律、現行の農産種苗法というのは昭和二十二年に制定された。その間今日まで多少の改正がありましたけれども、本格的な改正は今回が初めてでご...全文を見る
○武田委員 この改正の理由としまして国際条約との関係を強調しているようです。  そこで、今回の改正が行われた場合、日本として種苗の海外交流によるメリットというものはどの程度のものが期待されるか、具体的な例を挙げて説明してもらえればありがたいと思うのです。これが種苗業者だけのメリ...全文を見る
○武田委員 いまいろいろ説明がありましたが、もう一つ国内的な理由を挙げていますね、改正の必要の中に。作物の収量の問題とか、熟期あるいは耐病性等々という問題を取り上げて、いわゆる育種の一層の振興を図るためだというわけです。私はこれは当然のことだと思うのです。特に現今の生産調整による...全文を見る
○武田委員 そこで、これはあちこち歩きまして、県の機関などへ行きますと、どうも技術屋さんというのは余り大事にされないというような話をちょこちょこ聞くわけです。そのために冷や飯を食っているということを東北を歩いた場合ちょこちょこ耳にするのですが、そういうようなことがあるとすれば、今...全文を見る
○武田委員 それじゃ、ちょっと聞きますけれども、いま日本の国内で種苗業者、会社あるいは個人等を含めまして大体どのくらいの数があるものか、それが一つ。  もう一つは、年間の売り上げは平均すると大体どれくらいあるものか。まあ会社だと思いますが、最高の売り上げを上げているところでは年...全文を見る
○武田委員 こうした六十九億とかあるいは百三億という相当な売り上げをしているわけです。今後これはもっと伸びるのじゃないかと私は考えているわけですが、こうした種に目をつけた商社等が、食糧というものを考えたときに、手を出してこないかということをまず懸念しなくてはいけないのではないか。...全文を見る
○武田委員 万が一そういう事態が出てきた場合ということも想定して何らか考えておく必要はないですか。間違いなく絶対ないという確信があるわけですか、その点どうでしょう。
○武田委員 次の質問としまして種の値段ですが、適正な値段であるかどうかという判断、これはどこでどのようにして決めるものか、その点ちょっと伺います。
○武田委員 自由競争の中で決められるというわけですから、たとえばある大手の、あるいはまた力のある種屋さん同士がお互いに相談し合って、いわゆる寡占企業がやっているような、そういうような傾向にならないということも断言できないと私は思うのですが、そういうようなものを監視してきちっとした...全文を見る
○武田委員 三十年ぶりの大幅な改正ということですから、できるならばこの改正の際に完璧を期すような改正に持っていくべきじゃないかと思います。ずっと法案の審議をやっていますと、毎年毎年同じようなことをこの場で繰り返しながらやってまた質問して云々ということをやっているのを見ますと、この...全文を見る
○武田委員 売る方と買う方の仲になりますと、売る方はどんな法律をつくってもうまく網をくぐろうというようなのが昨今の風潮だけに、こうしたものがなくなることを私は期待しているけれども、期待がまだできない限りにおいては、そうした厳しさというものは一層網の目のように細かい、漏れないような...全文を見る
○武田委員 聞くところによりますと、外国ではすべて登録制度に対しては厳しいということが、一つの何といいますか、種苗というものを守る上からとられておるようでありまして、粗悪な種苗が万が一はんらんするというようなことがあればこれはゆゆしき一大事でございますから、そうした意味におきまし...全文を見る
○武田委員 私は、従業者、特に育種者と言われる方々というのは、研究熱心な人であればあるほど、日夜、仕事を離れても、寝ても覚めてもそのことだけを考えているような方が多いと聞いております。それだけに大事な存在だと思いますから、こんなけちなことをしないで、そういうような場合には「対価の...全文を見る
○武田委員 時間がないので、それはまたの機会に質問します。  次に、この出願品種の審査制、第十二条の三項目ですが、これは書類のほかに現地調査と栽培試験ということが入ってまいりますが、いまの体制の中で、果たして現地調査、栽培試験というのが十分に手落ちなくやれるものかどうか、その点...全文を見る
○武田委員 時間の関係でこの問題はそのくらいにしまして、次にお尋ねしますが、野菜品種特性分類調査委員というのがありますね。この方が現在何人おりまして、どういう構成になっているのか、その点をまず聞きたいと思うのです。
○武田委員 いま聞きましたところによると、農林省が日種協の人々の中から審査委員を委託しておるということですけれども、これについて、不公正な審査に対する懸念というのは考えなくていいものでしょうか。
○武田委員 ということは大丈夫だということですね。そう受け取っていいですね。——そうですか。それじゃ、それは信じましょう。  次に、現行法の農産種苗法では、国の種苗検査官が種苗業者の店頭において証票の添附の有無、記載の適否について検査、指導を行うとともに、稚苗を集取し、発芽率等...全文を見る
○武田委員 いま聞きますと、助手の人を入れても全国で二十一人だ、しかも場所が筑波、大阪、久留米というんですから、東北、北海道というのはどこでどうするのかわからないけれども、こんなもので果たしていいんでしょうかね。今後のことを考えますと不安でしょうがないと私は思うのです。いかがでし...全文を見る
○武田委員 間に合うならいいんです。検査ですから、間に合わなくなったとき、これは大変だと私は思います。上の面だけ検査されたのでは困るのです。検査ですから、もっと厳しく検査しなければならないと私は思います。  ところで、発芽検査結果を見てみますと、平均発芽率は種類によってばらばら...全文を見る
○武田委員 この場合、発芽率というのはどの程度であれば適正な品種として販売してもいいとかいうような基準はあるものなのですか。
○武田委員 何か私が見たところによりますと、発芽率は証票を添附した年月の最低の発芽率をもって何年何月現在発芽率何%以上と表示する、第三条にこうあるそうですか、これはどうなんでしょうか。
○武田委員 そうですか。こうなりますと、私は悪い方にばかりとるので申しわけないのですが、発芽率というのは植えてみなければわからないわけです。ですから、たとえば五六%しか発芽率がなかったのに七〇%にされても一向わからないわけです。発芽率が七六%と表示してあったけれども、現実には五〇...全文を見る
○武田委員 いまはいいのですが、ただ、これからまた災害用の備蓄の問題で質問しますが、飢饉とか冷害とかいろいろあると大変なんです。  私の友達が大きな種屋さんなんです。聞きましたら、不作のときは不作で心配だ。というのは、種をつくる人たちをまず確保するために、農家の人たちを仕事がな...全文を見る
○武田委員 これから万が一災害があった場合に、備蓄は大事なことですから、これは真剣に考えなければいけない。最近冷凍庫に非常に優秀ないいものが出ていて助かっているが、それだけ金の高も相当なものですね。それも何年ももつわけでないから何年間かごとにまたかえなくてはいけないということにな...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一問、生産者が困っていることが一つあるのです。いっぱいあるけれども、その中で特に困っているのは、いい種をつくるためには採種する場所を選ばなければならないわけです。変な種がチョウチョウやハチなんかで運ばれてきまして、雑種ができて困るということが...全文を見る
○武田委員 まだ時間が二、三分あるもので、もう一問質問します。  これは水産物、特にノリの研究開発ということ、この現況はどうなんでしょうか。品種の改良、うまくいっているのかどうか、この点。
○武田委員 それはありがたいと思いますが、いいからといってどこでもそれが利用はできないのですね、ノリというのは。たとえば、東京湾でノリをやっているかどうかわからないですが、東京湾でいいからといって仙台湾でやっても合わないわけです。アサクサノリというのがいいというので仙台湾でやると...全文を見る
○武田委員 それは本当にしっかりお願いしたいと思うのです。そうしないと、いずれにしてもノリ業者の方々というのは、たくさんとれればたたかれて、とれなければまた大騒ぎするというふうで、米以上に苦労しているのは海の中で一番変動の荒波の中でもまれている人たちなんです。それだけにそうした指...全文を見る
06月01日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第28号
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○武田委員 私は、三点について質問します。  まず最初に、近年、特に農村におきまして農村特有の病気が発生している。この間は、私は近代化による機械の導入ということによって起こる災害については一応質問しておきましたけれども、今回は、その農村特有の病気、すなわち、稲刈りの際の脱穀ある...全文を見る
○武田委員 農薬の中毒等でもたくさんの事故がありまして、たとえば北海道などで調べた調査の結果では、二〇%ぐらいの方はそうした体験をしているというようなことでございまして、農業の近代化という、農機具の普及やあるいは化学肥料やあるいは農薬の多用というものによって、こうした近代農業の中...全文を見る
○武田委員 これはいろいろ各地域ごとに健康を守る、管理のための努力をなさって、県や市町村等でもそういうことで力を入れたり、あるいは巡回診療などを通して医療機関の不備を補っているというような努力があるにもかかわらず、なおかっこうしたことがあるということであります。そうした観点から、...全文を見る
○武田委員 農業者というのは諸条件の中でいろいろ苦労しながら食糧をつくるためにがんばる方々でございますし、そういう方々に一つでも二つでもそうした配慮をしてあげるところに、私は農村を育てる大きな芽が出てくるのじゃないかと思います。金が入ってこないとなれば、これは出さないような努力を...全文を見る
○武田委員 いま次官からかたい決意の一端をお聞きしまして一応安心しておりますが、ミカンについてはそういうような状況になれば壊滅的な打撃に陥るであろうという心配がある。その意味で、そうした国内生産農家を守るという強い姿勢で取り組んでいただきたいと私は思うのであります。  牛肉の輸...全文を見る
○武田委員 私は、国内の自給率の向上あるいは農家の経営努力による生産性向上の努力の手を縛るようなことのないように十分にひとつ配慮をめぐらしての交渉というものをまずお願いを申し上げます。  特に、昨今、生産調整によりまして、減反、転作ということが厳しい状況の中で進められてきたわけ...全文を見る
○武田委員 飼料の国土資源活用による自給率の向上というのは、いま話があったように今後必要になってくる、これは当然だと思うのです。しかしながら、それは農家の個別経営という観点から言うと、まだいろいろ問題もあるのじゃないかと思うのですが、水田酪農の見直しのために政府としてはどういう点...全文を見る
○武田委員 転作計画と、もう一つ、各市町村段階でやっている酪農近代化計画、それをよく指導調整しながらやらないと、牛がうまやにいなくて、つくったものがさばけないでどうしようもない。  たとえば、具体例を申し上げますと、宮城県の仙北地方、大崎平野というのは米を中心に進んできまして、...全文を見る
○武田委員 その点よろしくお願いいたします。  最後に、時間もございませんから、今度は肥料の価格の問題をお尋ねして、質問を終わります。  六月に入りまして肥料価格が決定されるということで、いま全農と肥料メーカーとの間に価格の交渉が行われているということでございますが、あちこち...全文を見る
○武田委員 聞くところによりますと、肥料専門のメーカーというのは相当赤字を抱えて大変苦労もしている、あるいはまた総合メーカーの中で肥料部門が赤字なために、ほかの方でよくても肥料の赤字を何とかしたいということで、そういうものが結局肥料の値上げにつながるということは私はないとは思いま...全文を見る
○武田委員 どうかひとつ、農家の方々を取り巻く条件というのは非常に厳しい、そういう環境にありますので、そういうときにこういう話が出てくるものですから、まあ米が上がるとか景気のいい話があればいいんだけれども、ほかのものが上がるというような、そういう状況の中で、仕事をする手もずいぶん...全文を見る
06月16日第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第18号
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○武田委員 私は地元仙台におりましてこの地震をまともに体験した一人といたしまして、しかも私は、仙台の地震の中でも東南部が非常に被害を受けている、その東地域の団地の一角に住んでおりまして、夕方東京に帰ろうとするときにこの地震に遭ったわけでございます。縦揺れが参りまして、ちょうど足元...全文を見る
○武田委員 ぜひこの機会に総点検を私はお願い申し上げたいと思います。といいますのは、住宅に関して申し上げますれば、いまだに地割れ等があります。梅雨期で雨が降ってまいりまして、私が来る前に第二次災害がございまして、地割れ、水漏れからアパートが倒壊しております。幸い負傷者はなかったわ...全文を見る
○武田委員 時間がございませんから深く質問いたしませんけれども、どうかそうした配慮を一日も早く行動に移していただきたい、こう思うわけであります。  ところで、今回地震によりまして、ガスはもう全面的にストップでございます。電気も消えました。水もとまりました。非常に問題だったのはガ...全文を見る
○武田委員 私は、東京や大阪等の大都市がもしあの程度のことがあったらどうなるかということを深刻に受けとめて、今回の地震は、その反省の材料とともに、新しいガス供給体制というものの見直しを要望して、次の質問に移りたいと思います。  ところで、先ほども二、三の委員から質問がありました...全文を見る
○武田委員 その際、既存の融資対策などというと、利子なんかちょっと高いんじゃないか。やはりこの点はよく考えて、地元からいろいろと要望を受けてきましたのですが、ひとつ考えを改めた上で取り組んでいただかないと、あくまでも既存のものでやられると、しようがないということでそれの恩恵を受け...全文を見る
○武田委員 時間でございますので、最後に一問、東北石油の問題と塩釜に石油基地がございますが、ここで油が流れたという事実、これは皆さん方はごらんになって大変な量、六万七千キロリットルの重油が東北石油から漏れて、そのうちの約三千キロリットルが海に流れました。これはギロチンダンパーとか...全文を見る
07月05日第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第35号
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○武田委員 五十三年度産米の政府買い入れ価格が間もなく決定する、その緊迫した状況の中にあるわけでございますが、若干の質問をいたして、政府の見解を伺いたいと思うわけでございます。  まず最初に、米価というのは、再三話がありましたように、食管法の趣旨にのっとりまして、再生産を確保で...全文を見る
○武田委員 私は、生産者の立場を忘れた米価というものは、これは問題だと思うわけでありまして、米価と農家の生活というのは、これは分離して考えるわけにはまいりません。ですから、根本的には、値上げの根拠等というものは、生産者である皆さん方の実際の生活に基づいて身につけているものが出され...全文を見る
○武田委員 大蔵省にちょっとお尋ねしますが、米価決定を前にしまして、大蔵省でいろんな資料を出したり、農林省も新聞でいろいろなことを発表しているわけでありますが、それを見ますと、かなり農家の生活がいいんだという報道をしている。あるいはまた、生産資材等は余り上がっていないから横ばいで...全文を見る
○武田委員 わざわざ、米価で神経のとんがらがっているときにそういうことをやるというのは、これはどう考えても、要するに米価抑制のための材料にしようという意図があらわれているというのは、これはみんな共通して認めているわけですから、そういうようなことを意図的にやること自体おかしなことだ...全文を見る
○武田委員 農業というものの性格をよく踏まえた上でデータというものはよく説明をしてあげないと、これだけのデータでは、新聞社の皆さん方も非常に迷惑をした書き方をしているんじゃないか。農業というのは家族で就労する性格のものである、そういうことをよく根本に置いた上でのデータの説明を果た...全文を見る
○武田委員 時間がないから、それくらいにしておきます。  次に、農林省で発表した五十二年産米云々という資料について、中を見てみますと、たとえば農業薬剤費を十アール当たり四千八百五十七円出しています。それから、農機具の償却費が二万二千六百九十七円というふうに出している。そして、ト...全文を見る
○武田委員 農薬の場合などは、こんな四千八百五十七円なんぞでやれるものならやってみろと言っているのですよ。どんなことを考えても、いい米をつくればつくるほどこれはかかるわけなんですからね。詳しくは聞きませんけれども、また次の機会にやりますが、どんなに見積もっても五千円はかかる。これ...全文を見る
○武田委員 時間が来たようですが、最後にもう一つ。  農家の労働力の評価という点で、やはり農業の従事者が都会勤労者と均衡した生活を営む、これがわが国の農業政策の基本であるという点から考えると、余りにこれは米の値段の中に重きをなしてないようなとり方をしているんじゃないかと私は思う...全文を見る
○武田委員 それでは終わります。
○武田委員 私は、米の過剰基調についてちょっと尋ねたいんですが、十五分しかないですから簡潔に答えてください。  どうも米が余っているということをいろいろなところで報道していますが、事実昨年も二百六十万トンがいつの間にか三百三十万トンになり、そして三百六十七万トンとふえ、四百六十...全文を見る
○武田委員 そういうようないろいろ天候のぐあいもあったでしょう、消費が思うように進まないこともあったでしょう。しかしながら、われわれから見れば、これはあくまでも農林省としての需給の見通しがいずれにしても甘かった、あるいは見通しが間違ったという中での処理であって、たとえば自己開田云...全文を見る
○武田委員 ですから、そういう希望的観測などでやったということは、明らかに農林省として本当に責任を感じなければならないと思うのですが、農林大臣がそれを転嫁しているのですから、農林大臣を皆さんで戒めてくださいよ。  それから、消費拡大についてちょっと聞きます。  まず、米飯給食...全文を見る
○武田委員 私は四十万トンか五十万トンじゃないかと言ったのです。よく聞いてちょうだいよ。五十万トン、六十万トンと言いませんよ。  それで、私は各地を歩きますと、自治体の村長さんや市長さんから、設備を新しくやりたいのだけれども補助が非常に少ない、あるところに行ったら、必要な経費の...全文を見る
○武田委員 終わります。
07月11日第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第19号
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○武田委員 午前中に引き続きまして宮城県沖地震について二、三の質問をいたしたいと思います。  前回の委員会におきましてもいろいろな問題について質問をいたしましたけれども、きょうは山本、島野両参考人もおいででございますし、けさほどいろいろとお忙しい中るる意見の陳述もございましたの...全文を見る
○武田委員 長官にお尋ねします。  いま二人の参考人から御意見がございましたが、長官といたしましては今後こうした個人災害に対する取り組み、かぐあるべきじゃなかろうかという御所見がございましたら、簡単にひとつお聞かせ願いたいと思います。
○武田委員 どうかひとつ、今後こうした問題が起こらないという保証はございませんので、その点よろしくお願いいたしたいと思います。  ところで、先ほど来緑ケ丘団地の問題が出ております。それと同時に、いま非常に全国的というよりも世界的に有名になったと言われておりますサニーハイツ高砂で...全文を見る
○武田委員 それでは、その写真などをごらんになるとわかりますが、この高砂ハイツは福室、いわゆる東部の方にありまして、その周辺の建物との被害状況を比べてみますと、顕著にマンションがやられている。ほかと比べてこれはだれが見てもこんなにひどいものか、しかもこれは古いものではない、二年前...全文を見る
○武田委員 時間がなくなったのですが、最後にもう一つ聞きますが、いずれにしましても、これは百八十五世帯の方々がそのままの状況では、これは不安で住めない、どうしようもない。これで考えてみますと、どうも経済性ということだけに力点を置いて、要するに、安全性というものに非常に——最近のこ...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので終わりますが、このマンションというものの一つの性格から考えて、どうか厳重なる指導監督のもとに、安心して住めるという、今回の地震の教訓を生かしてのそういう検討を十分に行政的な面から指導していただきたい、このことを要望して質問を終わります。
10月18日第85回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 二、三の質問をいたします。  まず最初に、日中関係の正常化に従いまして、農林水産業関係の今後の中国とのつながりといいますか、交流という問題につきましてお尋ねいたします。  六年越しの懸案であった日中条約が締結された。今後日本と中国との緊密の度合いは一層深まっていく...全文を見る
○武田委員 ひとつ積極的に進めていくということを政府としても考えていただきたい、こう思います。  次にもう一つ、中国からたくさんの関係者がおいでになっているということでありますが、これからも日本からもたくさんの、特に私は若い後継者の方々を中国に多く出していくということも日中国交...全文を見る
○武田委員 それでは、次に進みます。  これは関係当局にひとつお答え願いたいと思いますが、現在日本全国で農用地というのはどのくらいあるものか、ちょっとお聞きします。
○武田委員 いま五百五十一万五千ヘクタール。昭和六十年の目標として、これは前にもお聞きしましたけれども、「農産物の需要と生産の長期見通し」の閣議決定の中で、あるいは国土利用計画あるいは三全総の中で五百八十五万ヘクタールが六十年のときの目標である、こういうふうになっておるわけですが...全文を見る
○武田委員 変わっていないとすると、五百八十五万ヘクタールという農用地の目標に向かっていま進んでいるわけです。これは昭和四十七年が五百七十三万ヘクタールあった。その後五十年に五百五十七万ヘクタール。ところが、五十二年度五百五十一万五千というと、また減っているわけですね。こういうふ...全文を見る
○武田委員 そうしますと、やはりつぶれていく方が多くて拡張が非常に進んでいないということですと、都市近郊や都市内にある農地をちょっと考えなくちゃいけないのじゃないか、私はこう思うのですが、政府としては都市農業というものを一体どういうふうに見ているのか、その点ちょっとお聞かせ願いた...全文を見る
○武田委員 都市農業は非常に大事だと私は思います。この間、宮城県に地震がありましてわれわれも経験したのですが、いざ災害というときに空き地がないことは災害にとっては一つの大きな大事な問題でありまして、そういうところがそういう場合の万一の避難場所になった。また、都会が大きくなりますと...全文を見る
○武田委員 そうしますと、そういうところの方々には、もしそうだとすれば、それなりの都市計画上の宅地供給という点の相当綿密なる計画に従った実行といいますか、そういうものがなされて当然だと私は思いますけれども、いろいろ聞いてみますと、どうもそうしたことがなされていない。しかも、いま市...全文を見る
○武田委員 いずれにしましても、農業を一生懸命やっていくんだというかたい意思のもとに農業にいそしんでいる方々、そういう方々の意欲をくじくような、そういう考えはひとつ十分に改めながら今後の検討の中で進めていただきたい、こう思います。  時間がないので次の問題に移りますが、生産調整...全文を見る
○武田委員 安心しましたが、ただ新聞等で書くのは、これは新聞がそう書いているんだと言えばそれまででしょうけれども、いろいろ新聞をあちこち見たら、食糧庁が、どうも消費の低迷から、三年間の固定の原則はあるけれども、これは需給計画の見直し等の中でやはり考えなくてはいけないんではないかと...全文を見る
○武田委員 そのようにひとつ間違いなく、農家の方々が心配しないような方向で検討していただきたいと思うのです。  時間がなくなったので、最後に一つだけお聞きします。  宮城県沖地震がございまして、六月からですからもう五ヵ月になろうとしておりますが、おかげさまで、いろいろと御協力...全文を見る
○武田委員 こういうような場合、何かと聞くところによると、財政的に余裕があれば市の方でいろいろやる。たとえば酒田なんかの大火の場合にはそういうことをやっていろいろと市民の便を図ったということを聞いているのですが、そういうことはあったわけでしょうか。
○武田委員 こういう災害の場合を考えて、固定資産税等についてもやはり何か減免措置を考えてほしいなという希望が非常に強いわけです。固定資産税について課税の上の特例が二十数項目にわたってあるわけですが、地震などの自然災害の場合にもこのような特例の措置を法定化するような方向というのは検...全文を見る
○武田委員 非常に冷たいわけですね。  それでは、この問題は後でまたじっくりやりたいと思います。  最後に、過剰米対策ですけれども、やみ米がたくさん出るのじゃないかという心配をしているわけです。現に東京都内ではやみ米を売っていた業者を取り締まって百五十五店だか何か警告したとか...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、以上で終わります。
10月19日第85回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○武田委員 宮城県沖地震につきましてお尋ねするわけでありますが、その前に、通告なしで申しわけございませんが、北海道虻田町の有珠山の火山灰の汚泥による被害が緊急にして非常に重要な問題であるということが地元のわが党の野村光雄議員から報告がありました。私もかつてその被害状況を視察に行っ...全文を見る
○武田委員 ここは四十ミリ、五十ミリというのは普通降るようでありますが、もし今後そういう雨が降ってきた場合に、さらに現在の規模以上、あるいは数十倍にわたる地域に危険が及ぶのではないか。そうして、人命にかかわるような問題になったらどうするのだということを考えたときに、まあ現地に係官...全文を見る
○武田委員 その点、ひとつよろしく御配慮いただきたいと思います。  次に、地震の問題につきまして二、三お尋ねします。  私は地元の仙台でたまたまあの地震を経験こまして、上下左右に揺れ動いたあの地震のすさまじさというものを体験した一人でありますけれども、それ以降ずっと一カ月、二...全文を見る
○武田委員 いまお話を伺いましたが、こういう災害等に携わったいろいろな専門家のお話を聞きますと、そういう教訓というのは教訓として受けとめているようだけれども生かされていない、まことに残念であるというのが大方の方々の御意見のようでございます。今回も、これから二、三例を申し上げますが...全文を見る
○武田委員 それじゃちょっとお尋ねしますが、いろいろと指導をしながら、新しい基準に応じた耐震度を考えた、そういうものをやっているわけですけれども、それが不徹底のまま、業者もいままでのようなものを建てて、また、施主の方もそれでやって、事故が起こって、それによってこの間のような死者が...全文を見る
○武田委員 それじゃわからないですよ。要するに、市の方などは人手が足りなくて厳しくチェックはできないというのです。であるとするならば、業者の良心と腕とを信用する、あるいは建てる方の方々のそういう防災に対する考えというものをいま言ったようにきちっとやると同時に、しかるべき措置を考え...全文を見る
○武田委員 ちょっとお尋ねしますが、GSKシステムというのがございますね。それから、パルスクールというのがあるのだそうですか、御存じですか。
○武田委員 このGSKシステムというのは、聞きましたら非常に評判が悪いのだそうですよ。後で調べてくださいよ。これは文部省の施設部指導課が指導担当している。ところが、文部省は任せっきりで余り力を入れていないじゃないか。そのために部分的には確かにいい物をつくるのだけれども、全体として...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に、長官がおいでになっていますし建設大臣でもありますのでお尋ねしますけれども、地震の予報が幾ら当たって、来るとわかっても、やはり肝心の防災が不十分であればこれはどうしようもないというのが現実でございます。建築防災の面からいろいろな方に聞きますと...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、以上で終わります。
11月22日第85回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○武田委員 私は、米の問題、それから内水面養殖漁業、そしてコレラの問題、この三点について、各当局にお尋ねいたします。  まず最初に、五十三年度から行われております水田利用再編対策、県や市町村あるいは農業団体、農家の懸命な努力によりまして非常に目標率が達成して、予想以上の効果を上...全文を見る
○武田委員 そういうお願いと期待を込めてという、その気持ちはわかります。それで、それならばやはり農家の期待も願いもかなえてやるということも必要ではなかろうか、これは当然なんです。そういう協力をたくさんしまして、なおかつ米がたくさんとれた、予約限度数量を超えたというケースはたくさん...全文を見る
○武田委員 それじゃ、次にちょっと尋ねますけれども、政府が考えている水田利用再編対策は、いわゆる米の生産を抑え、国内の自給度の低い農産物の増産というのを主体に進めていくものか、あるいはまた米作本位の旧来の営農形態を、昔、昭和三十年ごろですかね、よく言われた田畑輪換の上に立ついわゆ...全文を見る
○武田委員 この田畑輪換については後でまた追って質問しますが、これは日本としてはこの処理は現状のままでは余り各地ではできない。乾田地帯というのが中心のようですが、二割くらいではないか、こう言われていますが、やはりこれから一つの形態として相当真剣に取り組んでいく必要があるのじゃなか...全文を見る
○武田委員 いろいろと流通の問題、価格の問題等、そういうものを考えながら、これはひとつ安心して使えるようにしていただきたい、こう思います。  米を終わりまして、次に、漁業関係の中で沿岸漁業と内水面漁業の振興という、これは二百海里時代を迎えて大きく前進しなければならない問題ですの...全文を見る
○武田委員 こういう場合、原因不明だということでわりと長引くケースが多いのですね。水の研究というのは非常にむずかしいんだそうでして、研究しても解明できない面がたくさんあるということで、これからの問題として水の研究には非常に多くの能力と費用をかけなければならない。だけれども、余り経...全文を見る
○武田委員 その点ひとつ早急にお願いしたいと思います。  最後に、時間がなくなりましたので、コレラの問題について一つだけ聞いておきたいと思うのですが、私の住んでいる団地にも影響がありまして、向かいの団地で二人の患者が出て大騒ぎしました。これは距離が短くなったものですから、もうど...全文を見る
○武田委員 そういうことになると、これは検疫体制とか、いろいろといわゆる防止体制を十分になさなければならない。いま、こういうものを未然に防げる万全の体制というのはなされているのかどうか、その点どうですか。
○武田委員 今回、疑惑の中の一つに輸入エビがあったのですが、いわゆるWHOに登録されている検疫伝染病汚染地域ですか、これは東南アジアが非常に多いわけです。しかも、ここから来るエビ等の水産輸入食品が多いということですが、この防疫体制、衛生監視員の問題、あるいは向こうの冷凍設備等が不...全文を見る
○武田委員 もう時間が一分しかないのですが、報道によると、汚染国に専門家を派遣してコレラなどの伝染病対策に取り組むようにした、非常に結構なことです。私は、こういうようなことに来年度から約三十億で国際医療協力センターを建設して、医者、看護婦、検査技師などの職員二百人を置いて、こうい...全文を見る