武田一夫

たけだかずお



当選回数回

武田一夫の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○武田委員 私、最後ですのでひとつよろしく。いろいろいままで質問ございましたが、私も、渡辺農林水産大臣の所信表明等につきまして、三十分間の時間で二、三質問させていただきます。考えてみますと、いまの日本の農業というのは非常に厳しい環境にございます。正直言いまして、米の豊作が喜べない...全文を見る
○武田委員 国民一般から納得できる農政というもの、これが今後の一つの大きな課題である、こういう意味でわれわれも一生懸命努力しなければならない。そういう意味で、いままであった甘えというものはやはり厳しく是正しなければいけないんじゃないか。そういう意味ではやはりはっきり言うべきところ...全文を見る
○武田委員 よくネコの目農政とかいわゆるノー政、こういうことが一つの農業の代名詞みたいに言われてしまった。要するに、不信感がそこに蓄積してしまった。もうこれはぬぐい去れない。一つの事業をやるにしても、どうもその責任というのが、いざとなるとどこに行くのか所在がわからなくなってしまう...全文を見る
○武田委員 そういう国と地方自治体あるいは農業団体、農家とのコミュニケーションが、信頼の中で話し合いが進めば、私はその中でいろいろな努力が生かされてくる、こう思います。  そこで、中核農家の育成ということで、高校を出た子供さん方を中心に農業に関して一生懸命いろいろなことをやって...全文を見る
○武田委員 それと同時に、いわゆる若者たちの教育ですね、研修、これを農業だと、たとえてみれば、地域農業後継者特別事業とか指導農業士活動事業とかいろいろありますが、ここに予算をたくさん取って、いろいろなそれなりの研修とかで力を入れておりますが、林業あるいは水産業にもやはり同じような...全文を見る
○武田委員 それから、教育の問題を少し考えてみたいと思うのですが、要するに自然に親しむということは非常に大事なことでございます。土に親しむというのが農業の一つの大きな基本ではなかろうか。動物になれ親しむ、木を愛する、あるいは川を愛するというような、そういう心情というものか果たして...全文を見る
○武田委員 非常に結構な答弁でございました。  ところで、そういう人が地域にたくさん存在することが地域農政のかなめではなかろうか、こう思いますが、地域農業ということの振興に非常に力を入れる、これは二年前あたりからいままでのやり方の反省として登場した。画一的ではだめなんだ、地域の...全文を見る
○武田委員 その際、メニューをいろいろと並べていただきます、しかしながら、われわれ食堂に入ってメニューを見て、ないときはほかに行ってまた食うようにするわけでありまして、地域でこれはどうもわが地域には合わないというように考えて、新しいメニューが出てくる可能性はたくさんあるのではなか...全文を見る
○武田委員 今回の予算の中で村づくり予算の最大の事業として、地域農業生産総合振興事業五百億をとっております。これは言うなれば転作と新しい村つくりをドッキングしたものである。ところで、転作で苦労したのは農家よりも自治体です。市町村の行政側のお役人さんが苦労しておるわけです。これは御...全文を見る
02月28日第87回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○武田分科員 私は鳥獣保護の問題について二、三質問いたします。  大平総理は施政方針演説の中で、これからは文化を重視する時代である、あるいはまた人間性の回復をあらゆる施策の理念としていく、こういうふうに言っております。私は、こういうことは非常に大事な問題で、非常に同感であります...全文を見る
○武田分科員 そのために、やはりわれわれ国民としましていろいろと理解と協力というものが非常に大事になってくるわけです。その点で、こうした非常に大事な資源というものは、こわれれば、なくなれば二度と戻ってきません。施策的な問題においても一層の力を入れていただきたいということを要望して...全文を見る
○武田分科員 次に、鳥獣行政について二、三お尋ねしますけれども、いろいろ聞きますと民間の自然保護団体の方々、一生懸命がんばっている。私の宮城県でも白鳥のたくさん来るところがありまして、そういう愛護の会の方々が自然を守ろうとして一生懸命がんばっているのですが、どうも日本の国でつくら...全文を見る
○武田分科員 長官、これはやはり今後の課題としまして、大学の先生方などでもこの鳥獣関係のことをやりましても仕事にありつけないということで、余り熱が入らない、担当の主任教授でも特にそういう方の熱意があれば別ですが、そういう仕事に携わろうとしないということは非常に文化国家としても嘆か...全文を見る
○武田分科員 ひとつよろしく御配慮いただきたいと思います。  そこで、この自然保護と関連して必ず問題になってくるのは鳥獣被害の問題。私も岐阜県のカモシカでは現地の方にも参りまして、あるいはその後何度か陳情もいただきまして相当苦労している。環境庁も文化庁もまさに地元の人たちも大変...全文を見る
○武田分科員 それじゃ現実の問題として、不許可にしたそのときから毎年毎年食害があって、それでヒノキが一億、二億、三億、七億というふうにたくさんの被害が出てきた。これを放置しておいた責任と、もう一つは、現在の植林事業というのはすべて一つの施業計画というのがきちっと出ておるわけです。...全文を見る
○武田分科員 この問題は後でまたお尋ねします。  伊豆沼の問題をちょっと聞きますが、この伊豆沼には日本のほとんどの鳥が集まってくる、湿地帯が多くていい場所らしいのですね。大体一万数千あるいは三万くらいになるというふうに言う方もいるのですが、この伊豆沼、内沼で、稲が食べられるとい...全文を見る
○武田分科員 そうすると、この五十二年の四百万というのはどういうものだかは、性格はわからないわけですな。地元の人は、これは恐らく補償料としてもらったのじゃないか、こういうふうに思っておるのですが、こういうあいまいな受け取り方をするようなものはいけないと思うのですな。その点、これは...全文を見る
○武田分科員 それではもう一つ聞きますが、いま漁業の問題が出てきたのですが、今後もしこうした問題が出て補償すべきであるという声が出てきたときは、どういう形でこういうものに対処していこうと考えているのですかな。
○武田分科員 そうすると、そういう問題が出たときに、一応そういう問題に対する対処は十分にしてあげたいという気持ちはあると伺っていいですね。それでいいですね。  では最後に長官。こういう問題がたくさん出てくると、正直言って守る会の方々も御苦労なんですね。それから大体そばにいるのは...全文を見る
○武田分科員 終わります。
03月01日第87回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○武田分科員 大臣にまずお尋ねします。月並みな常識的な質問ですが、現代のわれわれ一般庶民がいろいろ不安を持っています。この生活の中で心配がある。大体、現代の不安が五つある、こう言われているのですが、大臣、この五つというものがどういうものかということは一応御存じだと思いますが、大臣...全文を見る
○武田分科員 いまわれわれがあちこちでいろいろな新聞、ラジオあるいはまた生活している方々にお聞きしますと、生活、人生を送っていく上においていろいろと心配、不安があるけれども、特にこの五つ、この不安を解決すれば住みいい世の中になるんだと言っている五つがあるのだそうですよ。聞いたこと...全文を見る
○武田分科員 一般的にどこへ行っても、住宅の問題とかそれから医療の問題とか、これはいつも問題になっていますが、それから災害、それから教育の問題、そして年金の問題、これがどこへ行っても一般常識的に大変心配な生活の中の大きな問題だ、こういうわけなのですが、その中に教育が一つの大きな比...全文を見る
○武田分科員 まことに心強い決意を聞きまして、安心しました。  私も七年ほど教員をやりまして、特に私は私学ばかり教員をやってきました。いろいろと苦労してきた一人でございますが、現在の教育の実態を見ますと、一つは、公立、国立、私立を含めまして、全体の教育費が家計の中に占める割合が...全文を見る
○武田分科員 きょうも朝日ジャーナルでキャンペーンを張っているのですが、「低所得層をしめ出す“狭き門”」、ここでその問題をまた一つの大きな問題として、特に日本人の意識としまして、中流家庭だというようなそういう意識を持っている人がふえてきたけれども、その中流家庭の中にこの狭き門とい...全文を見る
○武田分科員 二番目にちょっとお尋ねしますが、養護学校の義務化、これはいろいろと話題を呼びまして、いよいよ四月からスタートするわけですが、関係者に聞きますが、今度この義務化に従って学校に入学する予定の子供さんは全国でどのくらいいるものですか。まず最初にその数を……。
○武田分科員 その子供さんたちを受け入れる体制、設備、施設等あるいは先生、そういうものは十分対応できるだけのものは用意されていますか。
○武田分科員 いろいろと努力しておるようです。五年間の準備期間もありましたからね。  私はいまから二、三質問いたしますが、それについて簡単にひとつお答え願いたいと思う。  私、いろいろ現場を歩きまして、そういう子供さんたちの生活状況を見てきて感じた点です。不備の点はかなりある...全文を見る
○武田分科員 今後の試金石のことし、そしてここ二、三年は相当力を入れていただきたい、最初が何でも肝心ですので、その点よろしくお願いします。  三番目に、これは大臣も非常に関心を持っていると思うのですが、子供さん方の自殺が多い。特に中高が非常に多い。文部省の発表でも昨年の調べで三...全文を見る
○武田分科員 ありがとうございました。  それで大臣、総理府では総務長官の諮問機関として懇話会を設けておるのですが、その多くの管轄というのは、文部省の中にある子供さんがあるわけですよ。ですから、何か大臣は、せっかく総理府の方でそういうのをつくっていただいたのだから、そっちの方の...全文を見る
○武田分科員 以上で終わります。  どうもありがとうございました。
03月22日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○武田委員 私は、三十分しか時間がございませんので、二、三、簡潔なお答えをいただきながら重大な問題を質問したいと思います。  五十四年度の酪農施策並びに政策価格に関して、まず大臣に若干お伺いいたします。  今月の下旬に価格が決定するわけですが、これが今後の米価あるいは麦価、そ...全文を見る
○武田委員 大臣、生産農家の経営状況がどうであるかということは非常に大事だと思うわけです。私は宮城県ですが、四十、三十という小さな規模の農家が非常に多いわけで、北海道等そういう大きなところとは事情は違いますけれども、中核となっている青年あるいは壮年の方にお会いしまして、いろいろと...全文を見る
○武田委員 ひとつ、農家の皆さんが本当に安心して仕事に励めるような方向で、価格の問題も検討していただきたいと思います。  ところで、加工原料乳の問題ですが、これは限度数量が決まっておりまして、一昨年、昨年と二年続きで超過数量ができて不足払いをした。ことしはまた二十万トンから余分...全文を見る
○武田委員 生産者と消費者との利害の一致というのは非常にむずかしいところである。どうですか、そこで大臣がいろいろ経験的に考えまして、この利害の一致というのにどういうことをしなければならないか、農家としてどうしなければならないか、消費者としてどうしなければならないかという、これは全...全文を見る
○武田委員 次に、ちょっと需給の見通しの問題。  私はいつも思うのですが、この需給の見通しというのはなかなかむずかしい、生き物であるだけに、また自然を相手にしているだけに。しかしながら、そのむずかしさをいろいろと乗り越えて需給調整というものをうまくやっていくことも非常に大事な仕...全文を見る
○武田委員 少しくらいの誤差というのは私もやむを得ないんじゃないかと思うのですが、たとえば六十年を目標とした牛乳乳製品の需給見通し、これなどを見てみますと、大体年率三・四%くらいの割合でふえていくという見通しを立てている。四十七年の四百九十四万トンが、六十年には七百六十八万トン、...全文を見る
○武田委員 それとあわせては、消費の拡大の問題もいつも問題になるわけですが、生産者の皆さんも一生懸命、こういう状態ですから消費拡大のためにがんばっているようでございます。割り当てられまして、二百ccのものだったら二十五、何か券など買わせられまして一生懸命拡大に励んでいるようであり...全文を見る
○武田委員 ちょっと学校給食の話が出たのですが、学校給食で消費をさらに拡大するために多少改善しなくてはならない点があるのではないか。これは供給価格の問題なんですが、四十年、百八十ccで十円八十銭、五円の補助金を出していますね。このときは大体四六%くらいの補助率。四十五年になりまし...全文を見る
○武田委員 次に、時間が来ましたので、最後に一つお聞きしますけれども、農産物の価格安定につきまして農業基本法の第十一条二項の規定があるわけです。ちょっと読んでみますと、「政府は、定期的に、前項の施策につき、」この「前項の」というのは、第十一条一項の、重要農産物についての「価格の安...全文を見る
○武田委員 終わります。
05月09日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○武田委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案について、若干質問します。  まず最初に、農業者年金基金の内村理事長がおいでになっておりますので、多少お聞きいたします。  現在、御承知のとおり、厚生省が年金の大改正の方針を打ち出した。午前中以来この問題についで触れられており...全文を見る
○武田委員 ありがとうございます。  それでは、労働省に来ていただいておりますので、まず労働省にお伺いします。  最近の新聞で、高齢化問題懇談会の設置を決めて二十五日に初会合を開く、こういうことが言われております。これは間違いございませんか。
○武田委員 その懇談の目的は、新聞に書いてあるのをそのまま読みますと、日本の高齢化現象に対して、労働力需給政策、年金など社会保障、定年制など云々についての基礎的データをまとめる会合にしていきたい、こういうようなことなんですが、私は、いま年金の改正問題が出てきているというときにこれ...全文を見る
○武田委員 それでは、今回の年金の改正に当たりましても、定年の延長の問題とか雇用の促進の問題についての話し合いというのは、厚生省との連携の中で、深い密度の中で行われてきているわけですか。その点どうでしょうか。
○武田委員 私は、どうも年金の改正ということで財政的な問題だけが先走って、老後の生活の安定とか保障というものが後に来るというような感じがしてしようがないので、この問題を確認しておく意味で質問したわけです。やはり年金という一つの性格から言うと、あくまでも老後の生活の安定、保障という...全文を見る
○武田委員 とすれば、それによっていわゆる老後の安心した生活ができるような、そういう年金の体制というものは可能である、また、そういうふうに進めるために一生懸命努力するための改正であるというふうに伺ってよろしいわけですか。
○武田委員 どうもありがとうございます。  それじゃ、農林水産省に伺いますが、附帯決議、また今回もこれは出ているわけですが、委員会におきまして昨年も一昨年も附帯決議を出されまして、これは大体満場一致で採択されます。そのときに、その後大臣から決意の表明があるわけですが、その内容を...全文を見る
○武田委員 そういう発言がございまして、その趣旨を十分尊重して検討するということであります。昨年、一昨年も大体似たような附帯決議がございまして、そういう大臣の決意の表明のように、各機関では一生懸命努力なさっていると私は思うわけでありますが、その中で二つばかり、婦人の農業者年金加入...全文を見る
○武田委員 そういう研究会の研究の成果を聞かれまして、感触としてはどうですか。農家の皆さん方が希望する方向に行っているというふうに思いますか、それとも、これはかなり厳しいな、期待に沿えないなというふうに局長はそれを聞いて感触として伺っているかどうか。その点どうですか。
○武田委員 そこで、婦人の加入の問題、これは毎回、今回もいろいろと論じられておりますけれども、やはりこれは相当深刻に考えなければならない。というのは、やはり若い嫁さんというのがいま深刻に考えています、行ってみますと。ですから、婦人の労働力というのは農村においては相当高い評価をしな...全文を見る
○武田委員 白書によりますと、専業農家が生活的に非常に大変だ、二種兼業などは大体六〇%から六五%は生活安定だ、収入も上がっているという答えも出ていますけれども、専業の方は都会の生活水準を保つというのはかなりむずかしいという段階を考えると、まず第一段階として、そういうクラスだけでも...全文を見る
○武田委員 次に、財政再計算期における農家の負担能力というものを考慮した上での適正な保険料の料率の問題というものはやはり考えていかなければならないと思うのですが、夫婦二人の場合、大体いま月一万七百円ですかね、これに今度子供が一人入っているとなると、一万七千円くらいになるのですか、...全文を見る
○武田委員 農村の場合は、高度経済成長の時点に合わせまして、若者が都会にどんどん出ていったという一つの現象があるわけですね。そういう方々は厚生年金等に入って働いている。言うなれば、都会のお年寄りを農村の青年がめんどう見ているということになって、肝心の自分のおやじやおふくろはそっち...全文を見る
○武田委員 そうした納得を得させるような何らかのアクションというのを、やはり国民全体の中で、世論の形成というのは必要なわけですし、それをしながら、どちらを選択するかという最終的な判断というのはこちらでやる。そのための努力をまだまだしなくちゃいけないし、すべきであろうと私は思うので...全文を見る
○武田委員 まあ一万人。ところで、五十三年度の数字でいいですが、二十歳から二十四歳の青年の農業者年金の加入というのは、人数にしてどのくらいになっていますか。——そういうのは頭に入っていないとちょっとまずいのじゃないですかな、これは常識ですから。やはり勉強してもらわないと困りますね...全文を見る
○武田委員 三千人ちょっと、こうなると、五年間で割ると六百人ですか、そういうことですね。五十三年は恐らく二千九百九十六人。いずれにしても四百人、五百人、六百人、大体こういうような加入だということですね。非常に少ない。これはどういう理由かということなんです。どういうふうな理由でこう...全文を見る
○武田委員 いまその中で魅力がないとありましたね。魅力あるようにするためにはどういうふうにしようということでいま努力、研究をしているか。
○武田委員 要するに、入りやすい、また入るに魅力あるような年金の充実にこれから努めていくということだと思うのです。いまいろいろデータを聞きましたが、私が農家をずっと歩きまして、何十年と農業をなさったある地域の指導者の方にお会いしたときにこういうことを言われました。昔は農林省には、...全文を見る
05月22日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○武田委員 本日は三人の参考人の皆さん本当に御苦労さんでございます。  最初に二つの問題について三人の方にお尋ねいたします。  一つは、先ほどお話ありましたが、世界的に肥料の需給の逼迫というものが非常に問題になっておる、特に資源の面においていろいろむずかしい問題が発生している...全文を見る
○武田委員 田中参考人にお尋ねします。  いま日本の農業の中で非常に問題にされているのが有機農法についてです。日本の農業の一つの誤りとして、土壌の生態系、特に土地の物理構造といいますか、微生物を無視して収穫を多くするという方向に走ってきた。いわゆる農薬、化学肥料に依存してきた農...全文を見る
○武田委員 以上でございます。ありがとうございました。
05月30日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○武田委員 六人の参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。時間が余りございませんので、全員の方にお尋ねすることもできないと思いますので、何人かの方に特にお尋ねいたす点を申し上げたいと思います。  まず、吉田さんにお尋ねいたしますが、吉田さん、「農林年金」の雑誌に巻頭言を書...全文を見る
○武田委員 山口参考人にお尋ねしますが、後藤参考人と多少意見の相違のするところがございましたね。定年延長はやっていく方向であ、ところが、そうじゃないというデータがあると、この点の実情、まずどうなっているのか。もし今後、全中としましては間違いなく、定年の延長というものには前向きに取...全文を見る
○武田委員 次に、吉田参考人にお尋ねしますが、先ほども話がありましたように、農林年金財政の健全化、これはだれ人もこの問題については相当関心を持っているわけでありますけれども、老齢者がふえて年金の支給額が膨張してくる。若い勤労世代の負担が耐えられなくなってくるんじゃないかという心配...全文を見る
○武田委員 鈴木さんに聞きますけれども、いまの点について何か鈴木さんの方でそういう調査などしたものはございませんか。もしあるとすれば、その中で何か参考にすることがありましたら話していただきたいと思うのです。
○武田委員 今後の一つの大きな問題でもありますし、われわれとしても国民一般としても、そういう実情というのを知りたいという願望を持っているわけですから、やはり皆さん方もそういう立場でこれから調査をしていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。やはりそういう実態は広く国民に公開する...全文を見る
○武田委員 同じ問題について、玉置さんはどういうふうにお考えでしょうか。
○武田委員 時間がありませんが、鈴木さんに最後にお聞きします。  漁協の皆さん大変なのは、私よくわかります。私の宮城県も小さな単協がたくさんございまして、いま言った高年齢者、婦人が途中で入る、アルバイトでやっている、こういうケースはずいぶん見てまいりました。何とかこういう人たち...全文を見る
○武田委員 最後に、皆さん方に一人ずつ、簡単で結構でございますが、よく、年金で豊かな老後をというスローガンがございますが、実際問題として、皆さん方は年金で豊かな老後が可能であるとお考えかどうか。一言、できる、できない、それだけで結構ですが。
○武田委員 いろいろと貴重な御意見、ありがとうございました。  私の質問、これで終わらしていただきます。ありがとうございます。
07月12日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○武田委員 時間が二十分ですので、二、三の点お尋ねいたします。  きょうあす米審が行われまして、いま日本の農家の皆さん方はその成り行きを注目しているわけでございますが、私は、農業というのは常に、大臣も御承知のとおり、日本の農業だけでございませんが、各国とも国の基盤産業として大事...全文を見る
○武田委員 私たち公明党の農林水産委員の金貝が、六月の上旬、岩手県そして山形県、宮城県の米どころで丹念に、農家の皆さん方あるいは農協あるいは関係者の皆さん方と三日間、十分なるいろいろな調査の中で話し合いをして、いろいろ要望なり困っている問題をお聞きしてまいりました。その際特に専業...全文を見る
○武田委員 最近、昭和四十七年ぐらいから、ようやく一般の勤労者の平均より一〇%ぐらい上回る状態の、そういうデータは出ておるわけであります。しかしながら、これとても兼業の、特に二種兼業の方々の農外所得というものが多くなってきて、そして現実には専業あるいは一種兼業の方々は、全国の勤労...全文を見る
○武田委員  時間が問もなく来ますので、時間厳守の意味でその問題は午後からまた……。  もう一つ、最後に、品質格差の導入について、これはうまい米をつくっている宮城県も反対なんでございます。今回こうしたものが導入されると、良質米奨励金とか銘柄奨励金の存続、結局格差をつけてももとも...全文を見る
○武田委員 それではその大臣の言葉を期待して、質問を終わります。
○武田委員 午前中に続いて、政務次官にいろいろお尋ねいたします。  まず最初に、農林水産省が六月十八日の発表、五十四年度の農業経営の動向を予測した農業観測、こういうものが最近新聞に出ておりました。それによりますと、農業経済というのは、五十四年度は農産物価格の低迷、資材価格の上昇...全文を見る
○武田委員 忍びがたきを忍ぶのもいいのですが、農家の方々には忍びがたきを忍ぶ努力ももうなくなったのです。それで、こういう肥料、農薬等、あるいは農機具もそうでしょう、恐らくこれから値上がりしていけば、もう間違いなく農家の収入は明らかに去年、ことしと減です。入ってくる金が入ってこない...全文を見る
○武田委員 時間が余りないものですから、そのお話はそのぐらいにしますが、せめて米価の決定に当たりましては、特に専業農家の皆さん方の所得水準が第二種兼業農家の皆さんよりも低いんだなんというようなことにならないような配慮は十二分にして、本当に農家というものの存在価値を高めるような方向...全文を見る
○武田委員 次に、午前中も質問しましたが、品質格差の導入について、大臣はおいしい米をつくっている皆さん方にはマイナスにならないように、要するに安心してつくっていただけるような米価にしますと午前中お約束いただきまして、恐らく全国の本当に自信を持ってうまい米をつくっている農家の皆さん...全文を見る
○武田委員 最後に、二つ質問します。  一つは、農業用の燃料確保は万全を期していただきたい。私たちはアメリカに参りまして非常に感心したのは、アメリカは石油の問題で非常に大変でございましたが、農業川の石油をすでに確保しているんだ、もう農家の皆さん方が心配のないように万全を期してい...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございました。  以上で質問を終わります。
12月06日第90回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 お三人にちょっとお尋ねしますが、いま世間ではKDDの問題とこの日本発馬機の問題、いわゆる大物がKDDで、小物の日本発馬機会社とか言われていますが、私はそのKDDの不正、そうしたものをこの際明らかにしながら、そうしたものが国民の前にはっきりとした形で、納得できるような形...全文を見る
○武田委員 それならば、経理の節約等もあるし、管理等もあるとなれば、競馬会の中の一つの部門として置いた方がもっとこれはよかったんじゃないか。私が聞くところによりますと、これはほかにもっと事情があったんだ。ストの問題がございますね、そのストによって機械が現地に運ばれないということに...全文を見る
○武田委員 それではスト対策につくったものでもない、こういうことですか。
○武田委員 別な問題に入りますが、新聞報道によると、中央競馬会は日本発馬機の巨額の脱税事件について、一年前に東京国税局の税務調査の真っ最中に取引銀行から、これは大変なことになるんじゃないか、あるいは相当根深い脱税事件に発展するんじゃないかという情報を得ている、こういうことですが、...全文を見る
○武田委員 そのとき、そうしたことに対して調査、確認というものをやりましたか。
○武田委員 要するにだまされたわけですね。結局はそのためにこうした事態を招いてしまった、こういうことになるわけですね。それは非常に問題だと思うのです。  農水省に聞きますけれども、そういうようなことは農水省の方では何か情報とかはキャッチしてなかったか。
○武田委員 報道によると、官庁関係からも発馬機に問題があるというサゼスチョンがあったようだということですが、そういうことはないと言えますか。
○武田委員 三上さんにお尋ねします。  あなたが社長になられたのが五十三年九月ですね。その社長になられたいきさつをお話し願いたいと思う。
○武田委員 この告訴状はあなたがつくられたわけですね。中身はよく読んでいますね。それではちょっと読んでみます。ただ、前任者がそういうことでたまたま行かれたというわけですが、この「告訴犯罪事実の要旨」の三番目を見ますと、「昭和五三年九月一六日告訴人会社の新社長として元競馬会理事の三...全文を見る
○武田委員 そうすると風通しのためですね。  これはこういうことではないのですか。この当時、あなたが行かれるころに国税当局の手入れが始まって、厄介なものだというようなことがちらちらわかっていたものだから、そのために何らかの手を打たなくてはならぬ。もし風通しのためであるならば、そ...全文を見る
○武田委員 それじゃ、知らないで通すのでしょうから、次にいきます。  あなた方が調査委員会というものを設けてこの実情を一生懸命調査しましたね。それで、この裏金がどういうふうに流れたかということについてよく調査をなさっていったようですが、国税局はその日本発馬機の役員の個人資産の増...全文を見る
○武田委員 税務調査によりますと、その割引債というのは四十七年以前に買われたものであるということも突きとめている、こういうことが報道されているのですが、もしそれがわからないとすれば、やはりその点はもっと調査委員会というものをフルに機能を発揮させてやるべきでないでしょうか。それはや...全文を見る
○武田委員 時間の都合で次に移りますが、中央競馬会と政治家との結びつき、あるいは農林官僚との結びつきが相当深いということで、先ほどもそのことで質問がありましたけれども、五年間にわたって年間一千万から三千万、一億五千万くらいの金が使われたとか、これはもう農林関係に力のある官僚、それ...全文を見る
○武田委員 局長にもう一つ伺いますが、農林省関係、いわゆる監督官庁の中にもそうしたことがあるという話が出ている。さらに今度は地方競馬——地方競馬は助成金を出しているわけですね。そこにも食い込んでいってそうしたことをにおわす。本人ははっきりそう言っている。いろんな金がかかるのでそう...全文を見る
○武田委員 この件について和田理事から質問がありますので……
○武田委員 引き続いて質問いたしますが、この発馬機のゲート、これの修理費といいますか、修繕費といいますか、大体年間どのくらいあるものですか、もしわかれば教えていただきたいのですが、どこの競馬場の例を挙げても結構です。
○武田委員 要するにゲートの修理代といいますか、修繕代というか、そういうものはあるわけでしょう。ですから、そういう機械の修理に年間どのくらいの金額が、その一つの競馬場で、たとえば府中なら府中、もしどこかの一例でもいいからわかったら教えてもらいたい、こういうことです。資料は何か持っ...全文を見る
○武田委員 どうですか、発馬機の社長さん。
○武田委員 府中とか中山とかに聞いたのですが、これはおたくたちの関係でしょう。そうしたら、要するに全部中央競馬会の本部に聞いてくれというのですよ。どこへ行ってもあなた方に聞いてくれというのです。たとえばあともう一つ時間がないから一緒に言いますが、副賞(景品)というのがあるでしょう...全文を見る
○武田委員 そうすると、現地の方はそういうのは一切わからなくてもいいわけですね。おたくの方だけでわかっていればいいのだ、おまえらはただ言われるとおりやれ、こういうのがいまのシステムだ、こういうわけですね。  それでは、時間もないのですが最後にもう一つ。  機械をいまやっている...全文を見る
○武田委員 保管料というのは取ってない、要するに発馬機に場所を貸している、そうですね。  それではまだ時間がありそうですが、おたくの中央競馬会というのは、いろいろな外郭団体やら子会社をたくさんお持ちですね。ここに政府の資料としてもらった中でも十ある。日本軽種馬云云、中央競馬会云...全文を見る
○武田委員 いろいろ見てみますと、かなりの各部門の偉いところに鎮座ましましているわけですね。こういうところでこういう事件があると、必ずこうした問題で受けざらづくりのためにやったとかなんとか言われる。しかも、そこにはそれがあるために、こうした問題があるときには先輩がそういう場所にい...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたから、以上で終わります。
12月21日第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○武田委員 政務次官に最初ちょっとお尋ねします。  今回の値上げの件ですが、私は隣の宮城県ですから米どころです。大変おいしい米の地域です。山形と同じように消費拡大も進んでいるところです。今回の米の消費状況ですが、これは非常に進んでない。毎年大体二%ぐらいずつ減っているわけです。...全文を見る
○武田委員 そうしますと、これは去年なんかもそうですが、消費者米価を上げなければ、要するに、これを財源として農水の予算をふやす、農林省関係の予算として十分にとれない。反面から言うと、とるためには消費者米価はこれからもどんどん上げていくのはやむを得ないのだということにもとれるわけで...全文を見る
○武田委員 これは要するに、もう一つは逆ざやの解消につながるわけです、五年間という。いまの調子でいくと、五年間は不可能だということは大臣も認めているわけですが、いずれにしても、当初の、五年間で逆ざやを解消するという中での一つの路線が一層鮮明に強烈になってきているわけです。ですから...全文を見る
○武田委員 その次、先ほど政務次官が、余り上がったわけではない、一食一円十銭ですか、パーセントは〇・一二%とか細かい数字が出ております。これに限ってみれば、ほとんど上がらないということはこの数字の上から出てきますが、しかしながら、いままでのケースを見てみますと、その波及効果という...全文を見る
○武田委員 私は、それでは御理解いただけないと思うのですよ。  それはさておきまして、それじゃ、この米の値上げに従って便乗値上げというのは厳重に監視するということは、経企庁長官も農水大臣も表明しているのですが、これは間違いなく効果ある対策、体制というのをお持ちだと思うわけですが...全文を見る
○武田委員 これは最近の朝日新聞に出ていましたもので、一つの例としまして、食糧庁が米麦の値段の引き上げが台所へどういう影響を与えるか発表した中で、「パンヘの影響」ということで、「「食パンの小売価格は一斤当たり十円程度の値上がりになる」と説明しながら、数時間後には「約四円が正しい」...全文を見る
○武田委員 そうすると、もし四円以上の値上げがあった場合は、これは便乗値上げと考えて手を打たなくてはならないとか、そういうようなものは持ち合わせているわけですか、長官。
○武田委員 そういうふうなときは、うかつにこういうようなことを試算とか予想とかと言うものではないと思うのです。これは影響力が大きいのです。その点は注意して言ってもらいたいですね。  時間もないので、最後に消費拡大についてですが、消費拡大対策には百二十八億ですか使って、政務次官も...全文を見る
○武田委員 それで、学校給食のことについて一点聞きます。  データを見ますと、大体伸びているようには見ています。依然として極端に悪いところがある。残念ながら私の宮城県も全国平均から比べると悪い、全国平均は七〇%くらいで五四%ですから。そういうのがあるし、かと思うと一〇〇%以上の...全文を見る
○武田委員 強い態度で臨みながら、やはり要望を聞いていただかないとだめなわけですから、たとえば調理師の問題云々ということは、相当検討しながら強い態度での交渉というのが必要だと思うのです。それはひとつお願いとしておきまして、最後に、さっき政務次官からアメリカの方の話が出ました。確か...全文を見る
○武田委員 聞くところによりますと、その背景には、いま言ったように栄養と食事の関心が高まっているのは事実です。日本でもそうですね。いまは逆になっているわけです。一つには、アメリカの上院栄養問題調査委員会とかいうものを通して、医者、専門家等の意見を集大成したいわゆる「米国の食事目標...全文を見る
○武田委員 終わります。