武田一夫

たけだかずお



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武田一夫の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○武田分科員 私は、この際、特に火災対策、火事対策、これについてお聞きしますが、時間もございませんから、答弁はなるべく簡潔、明瞭にお願いいたしたいと思います。  あしたからですか、春の火災予防週間というのが行われるわけですが、毎年、この火災予防週間というのがあると、不思議とそう...全文を見る
○武田分科員 それで、亡くなった方々を見てみますと、焼死した方が六割から七割くらいというデータがあります。それから一酸化炭素中毒というのが大体三割ぐらいある。しかし私が見るに、その焼け死んだという中の多くは、特にビルなんかの場合で、大体聞きますと、二階あたりでそういう方が非常に多...全文を見る
○武田分科員 私も、いろいろと、こういう事態ですから、煙に対して、特に一酸化炭素については研究しているかと思ったら、余り研究が進んでいないということでびっくりしました。  それで、いろいろと東京消防庁などに聞いてみましたし、三鷹にある消防研究所にも行って聞きましたが、まことにお...全文を見る
○武田分科員 いずれにしても、将来はそういう方向で行くというその一段階としてのこういう体制である、こう理解してよろしゅうございますね。  そこで、この通知を読みまして、私は、ちょっとびっくりしたのですが、この文書のトップのところに「現在のところこれらの火災避難用保護具等に関する...全文を見る
○武田分科員 それでは全部一つ一つ、これは六百円だそうですけれども、これが三千何ぼかな。これが九千五、六百円、一番高いのです。これが二千六百円ですかな。そうしますと、これの二ページ目を見ますと、保護具等の種類としまして、簡易防煙マスク、大体こういうのを言うそうですね、いわゆるこう...全文を見る
○武田分科員 私が言うのは、だからそういう場合、何か聞くと五、六階くらいというのを基準にしておるようですが、もっと高いものもどんどん出ていますね。そうすると、ちょっと聞きますけれども、火事が発生しまして煙が出てどのくらいの一酸化炭素が出てきたときに、何分後に一たとえば二〇〇〇pp...全文を見る
○武田分科員 そうしますと、これで基準を決めて認定しますね、そのとき何かいろいろ認定する委員になっている方なんかに聞きますと、ずいぶんもめたらしいですよ。三分間というのはちょっと甘いのじゃないかという意見も相当あったそうです。それでも三分になった。それから、余り厳しい基準にします...全文を見る
○武田分科員 それじゃ、一酸化炭素が三五〇pPm以上になると危険だというわけですか。そうでしょう。  そこで、これは労働省で出している「危険有害物便覧」の中で一酸化炭素の項があるのですが、このデータを見ますと、要するに人体への影響はどうかというのがいろいろ書いてあるのです。これ...全文を見る
○武田分科員 そんなのだったら、どのくらいそういう方がいるかわからぬ。全部いままで亡くなった方がどういう環境で亡くなったかわからぬにしても、これから特に問題になってくるのは、そういう煙が出て逃げるに逃げられず、しかしながら、あと五分間もてば、あるいは三分間もてば死んだ多くの方々が...全文を見る
○武田分科員 そうしますと、そちらの方はかなり高くなるはずです。高いものを、そういうものを将来の義務づけの中にきちっとやっていかなければならないという考えですな。私はそれはそれとして結構です。しかしながら、そういうものと対等あるいはそれくらいの力を発揮する安いもの、一般の方でも逃...全文を見る
○武田分科員 こういうものは消防署なんかで各管轄の人がときどき見て歩かないのですか、防災コーナーなんか。もう明らかにこれは、いいですか、ナンバーA二〇二四、検査「粕谷」という判まで押してありまして、ほかのこういうものは全然ないわけです。そうすると、お国のお墨つきだからこれはいいん...全文を見る
○武田分科員 私はこういうのを通して見ますと、ずいぶん指導監督が甘いような気がします。いずれ業界との関係がどうなっているかというのもいろいろ調べてみたいと思うのですが、業者寄りであってはいかぬと思うのです。やはり消費者、特にこういうときだけに、地震がある、あるいはまた火災が多くて...全文を見る
○武田分科員 時間が来ましたので、この問題についてはまだずいぶん納得できないことがありますので、追ってまた何かの機会でお聞きしたいと思います。  どうもありがとうございました。
03月02日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○武田分科員 私は、大きく二点につきまして厚生省と労働省にお尋ねいたします。  まず最初に、大臣にお尋ねしますが、国際障害者年ということで、いろいろと体の不自由な方々に対する対応を一生懸命なさろうという努力、非常にうれしく思うわけでありますが、心身障害者、その中で特に私は、この...全文を見る
○武田分科員 そこで、私は、一つ非常に深刻な問題というのは老齢化の問題だと思っております。あちこち歩きますと、老齢化の問題につきまして、やはり普通の方々と比較いたしますと中には三十代くらいからいわゆる老齢化を見せる方もいる、四十、五十になりますと間違いなくそういう状態である。普通...全文を見る
○武田分科員 そういう方々をお世話している方々に聞きますと、一つは老若、若い人と年とった人とを混淆して指導するのは大変だということで、これは特別の保護、育成という方向の方がいいのではないかという声が多いということで、私もそのとおり聞いています。こう考えますと、今後は老人棟というよ...全文を見る
○武田分科員 その点の充実されることを私は要望して、次に労働省にお尋ねします。  雇用の問題は体の方よりは心の方がまた大変だということは御承知と思うのでありますが、そういう方々の雇用の状況というのは非常に低い、しかもまだ、職業あっせん等々で大変苦労なさっておりまして、思うように...全文を見る
○武田分科員 それでは、事業主に対する雇用助成の措置につきましていまいろいろお話がありましたので、一点だけお聞きしますが、まず、心身障害者雇用奨励金と職場適応訓練費ですか、それから、ある率以上使っていれば報奨金というものが出る、この点についてであります。現場の経営者、事業主に聞き...全文を見る
○武田分科員 こういう方々を大事に見守ってあげる、それが雇用の促進にもつながるわけてありますから、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  時間の関係で、労働省関係は終わりまして、もう一度厚生省の方に戻りまして、建築物における衛生的環境の確保に関する法律というものがあるわけであ...全文を見る
○武田分科員 これは十分に指導しないと、私はこの間防災でも取り上げたのですが、たとえば防災の場合、防火管理者というのがある。義務づけをしていながらやらない。それで事故を起こしているのがかなりある。そういう基本的なことに忠実でないと必ず事故を起こして大事件を起こしている、水も同じで...全文を見る
○武田分科員 このマンホールというのは容易に開閉ができないものという何か規定はあるわけですか。それともそれは自由か。その点はどうですか。
○武田分科員 これは開閉はできないようにすべきだという義務規定、管理規定、監視規定をしなければならぬと私は思うのですよ。  一例で写真を持ってきたんですが、一つは汚物、汚水等が流れやすい構造システムを直してもらわなければいけませんね。これは駐車場のそばです。こういうところ、丸を...全文を見る
○武田分科員 大臣、安全というのは金にかえられない重大な問題でございます。そういう意味におきまして、やはり今後十分に対応すべきだと私は思うのですが、大臣のお考えと決意をひとつお聞きしたいと思うのです。
○武田分科員 まだちょっと時間があるのですが、いまのに関係しまして、法律と法律の谷間の云々という話がありましたけれども、こういうふうなこともひとつ考えてほしいのです。  身体障害者の方々が独立しまして、二、三人か数人のグループをつくり工場みたいなものを持ちまして一生懸命仕事をや...全文を見る
○武田分科員 時間が来ましたので終わります。
03月03日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 私は大臣の所信表明につきまして、まず最初に昨今の国際情勢を踏まえまして、特にレーガン政権の誕生というアメリカの事情、さらにまたソ連が第十一次ですか、五カ年計画を策定して、特に農業への力入れをしていくというような情勢があるわけでございますが、そういう国際情勢の中に置かれ...全文を見る
○武田委員 いま一番大事なのは農業の復権ということが言われておりますが、私も八〇年代を通して考えますときに、やはり農業というものがあらゆる産業の基幹産業としての地位を確保できるという、そういう体制が大事だ、こういうふうに思います。そういう意味で、今後の施策の中でそうなっていくよう...全文を見る
○武田委員 いずれにしましても、この需給見通しというのは、非常に厳しいという方向の見通しはしかと心の中にとどめながら施策を展開していかなければならないということは明らかなわけでございます。農政審の答申の中で、その過程の中で有事の際の食糧自給というのが新聞に発表になりまして、これは...全文を見る
○武田委員 いずれにしましても、前提とか過程、いろいろなもので非常に不備な点がたくさんあるということで、これから検討しながら今後の対応というのは考えなくちゃいけないわけです。ですから、私はたとえばここに出ておる輸入三分の二の第一のケースとか、二分の一の第二のケース、ゼロの第三のケ...全文を見る
○武田委員 そこで、次に食糧の安全保障の問題について伺いますが、まずこの食糧の安全保障の根本というか核心というのは何だとお考えになりますか。大臣にお尋ねしたいと思うのでございます。
○武田委員 私もそう思いますが、私はもう一点、その中で特に国民が国土の風土的条件に最も適した農作物を基幹食糧として消費する体制が確立されておることというのが一番大事だ、こういうふうに思います。つまり、要するに国民が消費する食糧、農産物と国内の農業生産の中身とが相呼応しながら支え合...全文を見る
○武田委員 そこで、その問題を一つの大きな重点の柱としての安全保障の確立というのが要求されてくるわけでありますが、いままでずっと見てみますと、需給見通しの云々というような問題、答申の中の問題等々見てみましても、いわゆる基本的な問題というよりも、どちらかというと二国間の協定の問題と...全文を見る
○武田委員 そこで、食糧の安全保障対策の前提となります平素における農業生産力の維持強化という問題、これは平素からの蓄えを強調しているということは当然のことで評価ができるわけでありますが、その中身というのはやはりもっとはっきりさせなくちゃいけないのじゃないか。あいまいであってはいか...全文を見る
○武田委員 時間がないので次に移りますが、日本型食生活ということについてちょっとお尋ねしたいと思います。  まず、日本型食生活というものの将来像ですね、この答申を読みますと、まとめてみますと、一つは欧米諸国に比べて熱量水準が低く、その中に占めるでん粉質比率が高い等栄養バランスが...全文を見る
○武田委員 現在の日本の食生活というのは、日本型食生活というものを考えたときに、そういうものに近いのですか、それともまた別な形のものだというふうに考えるわけですか。その点どうですか。
○武田委員 答申を見ますと、答申の方向で日本型食生活の定着というものを実現させていく考えですから、その答申というのをちょっと見てみますと、まずこれは明らかに一人当たりの米の消費水準が現在よりも二割ぐらい低下する、こういうことですね。それから畜産物の消費が二、三割ふえる。これは十年...全文を見る
○武田委員 そうしますと、いずれにしましても、今後十年間というのは米の消費の減退傾向は進行していくという中で、その進行の度合いに少しずつブレーキをかけていくのだという程度である。しかしながら、二割くらいは減退していくということを是認しながらの食生活の定着ということでありますが、私...全文を見る
○武田委員 時間も迫ってきましたので最後に一つ聞いておきますが、私は先ほども申し上げましたけれども、安全保障の核心というのはやはり米食の見直しということが大きな課題だとも思うわけです。ですから、日本にふさわしい形態の食生活が国民の間でつくり出されて普及されるように誘導すること、こ...全文を見る
○武田委員 午前と午後に分かれているものですから、あと一分だけ、締めくくりますので。  それで、いま大臣が言われたのはそのとおりだし、またこれは栄養的にも非常にすばらしいものである、国土に合ったそういうものを食べる、それが即やはり一つの安全保障の基本でもあるというような観点の、...全文を見る
○武田委員 午前中に続きまして質問をいたします。  米の消費拡大の問題についてお尋ねいたしますが、午前中でもお話しいたしましたけれども、日本型食生活の定着ということと米の消費拡大というのは、できれば関連の強くあらわれてくるのが望ましいと私は思います。  そこで、消費拡大の面に...全文を見る
○武田委員 そのやり方はいろいろとあるのでしょうが、一般的にはどういう形でなさっているのか。私はあちこち歩ってみましても、そういうものが行われているということが、断片的といいますか、地域的に偏りがあったりあるいはまた非常に少ない、何か申しわけ程度にやっているようにしか思われない。...全文を見る
○武田委員 それじゃもう一つ栄養士、医師等による啓蒙活動というのはどういうふうになさって、どういう実態なんでしょうか。
○武田委員 美容と健康に非常にいいんだというような一つのテーマの中で米の消費拡大が進むならば非常に結構なことだと思うのですが、今後の課題としまして、たとえばテレビなどをもっと活用すべきではなかろうか、こう思うわけです。商業ベースの、コマーシャルベースの中になかなか金をつぎ込めない...全文を見る
○武田委員 テレビの活用については、時間帯などもよく考えた上での対応をこれからもっと検討してほしいな、私はこういう要望だけしておきまして次に移らせていただきます。  転作の問題についてお尋ねいたします。  これから第二期の生産調整に入るわけでありますが、転作についてまず第一番...全文を見る
○武田委員 もう一つ。仮に転作作物の増産に成功しまして国内でたくさんつくるようになる、こういうときに、米国の政治的圧力、レーガン政権の誕生で非常に積極的な輸出攻勢に出てくるのじゃないかという心配をしているわけでありますが、そうした圧力をはね返して日本の農業、農民を守るために毅然た...全文を見る
○武田委員 その決意に従ってひとつがんばっていただきたい。  それで、団地化加算制度という問題をちょっとお尋ねします。  まず一つは、政府は対象面積をどのくらいと見ているかということですが、この点はどうでしょうか。
○武田委員 全体としてどのくらいの面積というのが予想されますか。
○武田委員 この団地化加算制度について、計画加算より非常に要件が厳しくなるのじゃないかということで心配のようでありますが、この問題についてはいろんな事例を挙げて心配な問題について相談に来ていると思うわけであります。一般的にずっと聞きますと、やはり弾力的な運用を考えていかなければな...全文を見る
○武田委員 次に、農村地域農政総合推進事業の推進ということでお尋ねしますが、この中で、担い手農家の育成とかあるいは農村地域への工業導入の促進ということが取り上げられております。まず最初に、農村地域への工業導入促進という問題、現状はどうなっているのかということであります。この点につ...全文を見る
○武田委員 農村地域の工業導入というと、これはいわゆる農村地域工業導入促進法によって積極的に進められてきたのですが、どうもここ一、二年前くらいから思わしくないというのが一つの大きな傾向であります。三全総が打ち出されまして、それによって定住圏構想というのが一つの目玉になってきたわけ...全文を見る
○武田委員 次に担い手農家の育成の件、これは一つには、大臣もおっしゃっているように、農林水産業の体質の強化ということを考えると、これは大事な人材の確保が必要であるということで、後継者の問題と関係づけましてお聞きしたいわけでありますが、農林水産という各部門における担い手農家の育成と...全文を見る
○武田委員 私はあちこち歩きますと、農業も深刻ですが、特に林業と漁業に対する深刻さというのはそれ以上に一段と大変だ、こういうふうに思います。そういう意味で、そういう方面の対応というのはひとつ十分にやっていただきたい。答弁を求めませんが、お願い申し上げます。  そこで、次に酪農の...全文を見る
○武田委員 よく実態をつかまえての対応をしないといけないという、このことを私も痛感してまいりました。そういう点で一日も早くその実態をとらえた上での、しかも早い対応策を検討してもらいたい、こういうふうに思います。  次に、国産チーズ工場建設構想の問題であります。  われわれが行...全文を見る
○武田委員 いまはいろいろと問題があっても、あくまでも実現の方向への意思はかたいということで理解してよろしゅうございますか。
○武田委員 時間もなくなりましたので、最後に、水産庁においでいただいていると思いますが、近年入漁料が年々高くなるということで、それでなくても燃油の高騰あるいはまた魚価の低迷という中での入漁料の値上げは今後どうなるんだという心配、現実に困っているところも多いようでありますが、この辺...全文を見る
○武田委員 その入漁料の値上げについて、政府としては漁業経営の安定という立場から特にそうした問題に対する対応というのをお考えなわけですか。何かございますか。
○武田委員 その程度では今後の対応には非常に物さびしく、経営の面の非常な厳しさを乗り切るのはむずかしいというような情勢が出てくるのじゃないかと私は心配します。  大臣、今後日本型食生活の定着の中で、魚もやはり一つの大事な部門を占めるわけです。入漁料が高いとなると当然魚が高くなる...全文を見る
○武田委員 終わります。
03月18日第94回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○武田委員 石油備蓄法の一部を政正する法律案につきまして若干御質問いたしますが、まず最初に、石油行政一般についての質問を二、三問させていただきます。  最近のOPECの動き、また日本に対する影響でありますが、聞くところによりますと、ジュネーブにおいて二月十九日、二十日の両日、石...全文を見る
○武田委員 その対応をやはり適切かつスピード豊かにしなければならないと思いますので、ひとつ今後の情報等的確に把握した上での対応をお願い申し上げます。  次に、石油備蓄の見通し、特に国家備蓄についての問題をちょっとお尋ねいたしますが、四十八年の秋の第一次の石油ショックを契機にしま...全文を見る
○武田委員 それで、代替エネルギー問題についてちょっとお尋ねしますが、わが国のエネルギーの石油依存率を現在の七五%から五〇%に減らすということをめどにしておるわけでありますが、政府の代替エネルギーの供給目標の実現の見通し、この点についてどうなっているか、まずお答えいただきたいと思...全文を見る
○武田委員 この代替エネルギーの目標が順調に行かなければ、いろいろな問題が出てくると思います。ところが、いま大臣から、石油の国家備蓄の基地の問題でいろいろと御答弁ありましたけれども、現在こうして八地区でしょうか、そのうちむつ小川原とか苫小牧とかこういうところはいいんですが、その他...全文を見る
○武田委員 次の問題に移りますが、大協石油とアジア石油の資本提携によりまして、これまで共同石油を中核に据えて行われてきました民族石油の資本の育成政策、これがどういうふうになってくるかということでありますが、今後の石油政策の展開とあわせまして、石油産業のあり方がこれからいろいろと問...全文を見る
○武田委員 言われるような石油行政の失敗ではなかったかというようなことのないように、十分に考慮しながら今後の対応は進めていってほしい、こういうふうに思います。  そこで、第二次石油危機以来、特に石油業界が最大の努力を払っているのが原油の確保にあるというのは御案内のとおりでありま...全文を見る
○武田委員 ところで、最近石油連盟の会長が製品値上げの意向を明らかにしたわけでありますが、こうした発言が契機で小売市場での一部値上げの動きなどが見えておるわけでありますが、このことにつきまして、元売り各社からそうした打診があったのかどうか。あったとすれば、その値上げの理由、また値...全文を見る
○武田委員 もしそういう動きが出てくるとなると問題だと思うのですが、河本企画庁長官が、為替差益で今回の値上げ分を吸収して石油製品にはね返らせるようなことは通産省と相談してやらせないような方向でいくとか、あるいはまた昨年の十一月の末にわが党の長田議員が質問したときにも、森山長官が、...全文を見る
○武田委員 この点につきまして、大臣から、そうした指導というものを十分にしていかなければならないと思いますし、やはりそれが国民生活に対する大きな安定の、要するに国民の生活の保護という問題にもなるわけでございますから、今後の対応というものについての大臣のお考えというものをひとつここ...全文を見る
○武田委員 それでは、法案の中身について質問してまいります。     〔委員長退席、辻(英)委員長代理着席〕  まず最初に、この法案が今回提出されるに至った経緯につきましてお尋ねいたしたいと思います。
○武田委員 聞くところによりますと、業界の方からかなりの不満もあるようでございます。また、大蔵との話し合いもうまくいかなかったということで昨年は見送ったというような話もあるわけでありますが、今回提案するに当たっては、業界等の不満やそういうものがないものかどうか、業界との協議はどう...全文を見る
○武田委員 次に移りますが、多くの量のLPガスを輸入しているわけでございますけれども、その輸入していろ相手国というのは中近東が非常に多いということ、輸入国の中でも中近東の占める割合が八一・六%ですか、特にサウジ、クウェートというところが非常に多いわけであります。こういうある特定の...全文を見る
○武田委員 そこで、具体的にいまどの方面、どの地域にそうした対応をなさろうという考えをお持ちであるか、お聞かせいただきたいと思うのです。
○武田委員 次に、現行法に基づく施行細則について、早い時期に策定されると思うわけでありますが、次の二点についてちょっとお尋ねいたします。  まず第一点は、LPガスの二次基地における在庫の算定方法をどうするのか、在庫をカウントするかという問題であります。  もう一つは、備蓄取り...全文を見る
○武田委員 次に、LPガスの利用拡大の問題でお尋ねいたします。  今後新たなエネルギー需要にLPガスを充当することにつきましての政府のいろいろな考えがございますでしょうが、具体的に、先ほどもお話ありましたように、工業、電力、都市ガス用あるいはまたタクシー用に限定されている自動車...全文を見る
○武田委員 いま具体的な問題が出ましたけれども、たとえばスタンドの問題とかあるいはまた出足が非常に弱いというような一つの機能の問題ですかね、そういうものもあるし、いろいろとまだ対応しなくちゃならないと思うのですが、たとえば郵便バスみたいなものあるいは電報局の車のようなものは同じ地...全文を見る
○武田委員 次に、石油業法第十二条の「石油輸入業の届出等」につきましてお尋ねいたします。  この十二条に基づくLPガス輸入業者というのは十六社に限られているというわけでありますが、今後要件が満たせばそういうものをふやしていく方向なのかどうか、あるいは十六社で抑えておくものかどう...全文を見る
○武田委員 次に、備蓄による費用というのは莫大なものがあるわけでございますが、それが五十日備蓄が達成される六十三年時にはトン当たりどのくらいの価格になるものか、そのときの小売価格というものに与える影響というのはどのくらいのものがあるか、これをひとつお答えいただきたいのですが。
○武田委員 備蓄によって一応安心して需給ができるということはありがたい反面、そうした膨大な経費の国民生活への負担というものが大きくなってくればこれは心配でございますし、そういう点での対応としては、いま国の助成の問題も出ましたが、業界自身の経営努力等もあわせて十分対応していかなけれ...全文を見る
○武田委員 これは、やはり業者の実態等をよく調査、把握しながら手を打たないと、いろいろと不都合が起こってくると思います。特に業界の足並みが非常にそろわないということも大きな原因でしょうが、しかしながら、過当競争による、売り上げを一生懸命に上げるということに——中小、零細が多いです...全文を見る
○武田委員 ひとつ十分対応していただいて、そうした方々の生活を脅かすことのないような御配慮はお願いしたいと思います。  ところで、この備蓄技術の開発の問題で、陸上タンク方式というものがいま用いられているようでありますが、政府としては、やはりこれ以外の新しい方式の開発研究というも...全文を見る
○武田委員 地下備蓄方式の件ですが、これはいろいろ研究していくようでありますが、日本というのは御承知のように地震が多いところでございますから、私は、宮城県沖地震のときのいろいろな経験を踏まえまして、これは非常にこわいなと思うのです。あのときは幸い原油が漏れただけで、ちょっと海が汚...全文を見る
○武田委員 これは大量輸入しなければならならない、設備なんかもかなりのものがかかるということで、大口でなければならないということはわかります。であるならば、たとえば東京とか大阪のような大都会には、こういうもので置きかえていくという方向というものも考えられないことはないというふうに...全文を見る
○武田委員 そこで、ガス火災による事故をちょっと見てみますと、五十四年の例を一つ申し上げますと、LPガスによる火災が四千二百四十九件、都市ガスが三千四百八十六件なんですね。それで死傷者は、LPガスの場合は百九人、負傷者が千二百六十七人、これは多くは住宅、一般住宅あるいは共同住宅を...全文を見る
○武田委員 終わります。
03月24日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○武田委員 漁船損害補償法の一部を改正する法律案につきまして若干質問いたします。  まず最初に、この今回の措置によりまして漁船船主あるいは乗組員等々への過重な負担がないものかどうか、この点について確認したいと思います。さらにまた、ほかの同種保険に比較しまして不利な制度にはならな...全文を見る
○武田委員 私はいろいろと現地に行ってお話を聞きますと、やはり漁業経営というのは非常に厳しいなということを痛感してまいりました。  そこで、一例を申し上げますと、三百トンのマグロ船、私、宮城県の女川というところへ行ってまいりまして、漁業者の方々や関係者にお聞きしますと、大体年間...全文を見る
○武田委員 それから、地元で一つの要望としていろいろ話を聞いてきたのですが、百トン以上の漁船についても百トン未満の漁船同様に国庫負担をしてもらいたいという希望が非常に強うございました。現在百トン未満の漁船は保険料の約一五%ないし二七%ですか、そういうふうになっているわけであります...全文を見る
○武田委員 それから満期保険の積立保険料の払い戻しですが、払い戻しの割合というのは木船を基準とした考え方だそうですが、現在大型の建造、これは木というのはもうない、ましてや沿岸小型漁船でもプラスチック船が非常に多くなってきているという現実を踏まえた場合、この基準というのも検討する必...全文を見る
○武田委員 次に、組合に一割の責任を持たせることの必要性というものは何なのかという問題、その支払い準備金造成の見込み等につきましてお答えいただきたいと思います。
○武田委員 次に、組合員以外の保険契約者の取り扱いにつきまして質問しますが、組合員以外の漁船船主責任保険加入者に対する指導方針といいますか指針というものをひとつ明らかにしていただきたい、こう思うのです。
○武田委員 次に、中央会の性格上、中立的機関としての性格を確保しなければならないと思うわけです。そういう意味で、この問題につきましてどのような対応をしていくか。これによっては漁業者間の不信を招くようなことがあってはいかぬ。新しい制度の発足に当たってそういう万全の体制というのを私は...全文を見る
○武田委員 この問題は非常に重要な問題になってくると私は思います。何せ金にかかわる問題になってきますので、十分なる御配慮のもとに指導というものを徹底していただきたい、このことを要望します。  最後に、漁船の事故防止対策につきまして、最近の事故の動向あるいは原因等々踏まえまして、...全文を見る
○武田委員 事故の中で、最近無理な操業によって、しけの中で人命が失われているケースが、私の宮城県の場合なんかは去年から比べてみますとありますので、やはりこういう点の対応というものも指導監督していく必要があるのじゃないか。経営が非常にせっぱ詰まってのそういうこともあるのじゃなかろう...全文を見る
○武田委員 それでは、時間前ですが、終わらせていただきます。
04月08日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○武田委員 きょうは大変お忙しいところを参考人の皆さん方には御苦労さまでございます。二十分の持ち時間でございますので簡潔にひとつお答えいただければ幸いだと思います。  まず最初に林参考人にお尋ねいたしますが、今回行われる行政改革というのは、先ほども参考人の方の話の中にもございま...全文を見る
○武田委員 次に松元、岡安両参考人にお尋ねいたします。  これは、一番小さい二つの事業団がねらわれたのじゃないかと言う人がいるわけでございますが、この二つが一緒になりまして、それでは経費の節減というのは果たして具体的に年間どのくらい削減されるかという問題、それから事務の簡素化あ...全文を見る
○武田委員 羽田、芝田参考人にお尋ねしますが、少ない人間で効率的な、効果的な仕事を一生懸命なさっているという先ほど御発言もございました。いまも参考人のお話の中にありましたように、従来の業務が適確に行われることがまず第一であるということは私も当然のことだと思いますが、今回のこうした...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一つだけ松元、岡安参考人にお尋ねします。  この二つの事業団はいろいろと問題を抱えているわけでありますが、一つは松元参考人にお尋ねしますが、在庫の問題がいろいろと取りざたされているわけです。それの処分が今後非常に大きな問題になってくるという...全文を見る
○武田委員 時間があと一分ありますが、終わらしていただきます。大変ありがとうございました。
04月09日第94回国会 衆議院 大蔵委員会農林水産委員会逓信委員会連合審査会 第1号
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○武田委員 私は、日本中央競馬会の国庫納付金の納付の特例について大蔵大臣と農林水産大臣にお尋ねをいたします。  まず最初に、本題に入ります前に両大臣にちょっとお尋ねいたしますが、競馬をギャンブルとお考えかあるいは大衆娯楽とお考えか、まず所見をお聞かせいただきたい。
○武田委員 次に、行財政改革の中で特に先ほども話がありましたように高級官僚の天下りというものがいろいろと論ぜられておるわけでありますが、大蔵省、農林水産省は比較的多いということでございますが、今後の対応についてはこの面の相当な努力をしていただくことが必要ではなかろうか、こういうよ...全文を見る
○武田委員 それでは大蔵大臣にお尋ねいたします。  今回の法律案でこの特例措置、競馬会につきましては五十六年度限りとしておりますが、まずこの理由をひとつお聞かせいただきたい。さらに金額を五百億円に相当する金額としているというその金額の出てきた根拠はどこにあるのか。もう一つ三点目...全文を見る
○武田委員 もう一つ今後こうした特例措置、御検討の考えがあるかどうか。
○武田委員 農林水産大臣にお尋ねします。  今後、これは一年限りでございますが、もしそういう事態が再び問題として出てきた場合の対応ということもやはり考えておかなければならないと私は思っておるわけでございます。そのためには経営改善等々の結果を踏まえましていろいろと指導監督の面で力...全文を見る
○武田委員 行管庁におきましては、行政改革の柱の一つとしまして、全特殊法人の経営の見直しを挙げまして、財務会計の点検調査に乗り出したということであります。そこで経営の改善の結果、剰余金が出れば国庫へ納入させるという方向だということでありますから、今後こうしたことに協力するというお...全文を見る
○武田委員 何か聞くところによりますと、競馬会あるいはまた農林水産省の事務当局の中にはただでは出せないという空気があったのだ、あるいはまた五十六年度はやむを得ずそれは支払うが、それだけで済まされない。そのかわり何か暗に代償を求めているような話をちらっと伺ったわけでありますが、そう...全文を見る
○武田委員 そこで、農林水産大臣が一月あるいはまた最近、国の財政への貢献を高めていくために場外馬券場の適正な配置を図りたい、あるいはまた場外発売所の適正配置が売り上げの増加、ひいては国庫納付の増額に寄与するという発言をなされておる。そして閣議後の記者会見等におきましても、場外馬券...全文を見る
○武田委員 各地で場外馬券場の設置につきましては問題がありまして、なかなか思うようにいってない。特に教育環境への問題あるいは騒音、交通渋滞、環境の問題等々がありまして、反対が非常に多いわけでございます。住民のそうした反対の中でこういうことが行われる雰囲気が出てまいりますと、何か納...全文を見る
○武田委員 最後に、先ほども話がありました発馬機事件という一つの大きな事件があったわけでございます。このことによりまして、農林水産省の中におきましては、直接担当になったそういう方々がいろいろと責任をとられたようでございます。しかしながら、いまだその結末がはっきりしないわけでありま...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、明朗な健全な競馬会というものの育成のために、この際特に関係当局の御指導あるいは監督を心から要望しまして質問を終わらしていただきます。  ありがとうございました。
04月14日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○武田委員 蚕糸砂糖類価格安定事業団法案につきまして御質問申し上げます。  農林水産省が創立されまして百周年を迎えまして、各部局等々におきまして新しいスタートを決意してのこれからの農業問題というのが、われわれに課せられました、また政府等に課せられました大きな課題でもございますし...全文を見る
○武田委員 過日参考人に御出席いただきまして、その立場でいろいろな御意見をいただいたわけでありますが、その際にはやはり非常に納得のいかないという声もございました。要するに単なる行革のための数合わせでないかとか、木に竹を接ぐようなものであるとか、あるいは弱い者へのしわ寄せでないか、...全文を見る
○武田委員 今回行われようとする行革というものは、行政機構あるいは特殊法人全体の見直し、改善すべきは改善をするという方針、これは一つの大きな方向でありますが、こういうような各省庁別に何か一つ二つの割り当てがあって、それをもし機械的に行うとすれば、これは非常に問題が出てくる。いま補...全文を見る
○武田委員 いま大臣のお話の中に財政の問題も出てまいりました。経費の削減というものも大きな課題でございます。  そこで、今回の二つの事業団の統合によって果たしてどれくらいの経費の節減等につながるものか、あるいはまた事務の簡素化、効率化という問題はどのような方面にそれがあらわれて...全文を見る
○武田委員 今後長期的に考えた場合に、こうした今回初めて行革によります統合というものが大きく財政の硬直化に貢献する、そういうものであれば非常に私は望ましい問題だと思うわけでありますが、かえってそれが中途半端になりまして職員の動揺を来したり、今後職員の方向にそういうしわ寄せがいった...全文を見る
○武田委員 ぜひそういう方向での充実方をお願い申し上げます。  ところで、いま非常に問題になっているのが人事の問題でございまして、これも再三質問の中で取り上げられたことでございますが、内部的なそういう人事問題につきましても、相当御配慮いただいて、いわゆる天下り人事あるいは渡り鳥...全文を見る
○武田委員 ぜひそのように努力していただきたい、こう思います。  ところで、きょうは行政管理庁からもおいでになっておると思いますのでお尋ねいたしますが、昭和五十五年の十二月、行政管理庁より発表されました「農業技術の開発と普及に関する勧告」というのがあるそうであります。その中で制...全文を見る
○武田委員 農林水産省としてはこの普及員、改良指導員等に対するそうした行管庁の勧告に対してどのようにお考えで、どのように対応していくか、そういう問題についてのお考えをひとつお聞かせ願いたいと思います。
○武田委員 いま局長も非常に重要性を認めているわけでありますから、今後この普及事業というのはわが国の農業の振興にさらに大きな役割りを果たしていかなければならない、私はそういうふうに思うわけであります。いままでの日本の農業というのは、普及事業の方々、指導員の皆さん方あるいは普及員の...全文を見る
○武田委員 非常に過剰である、在庫が多いということでいろいろと御苦労なさっているようであります。価格の引き下げの意向は非常に強いようでありますが、この考えはいまも依然として変わらないのか、あるいは今後の推移によってこれは考えなければいけないというお気持ちもあるのかどうか、その点は...全文を見る
○武田委員 十四万八千俵ですか、そのうちの十一万俵というのは外国から入ってきたものであるということで、過剰の多くはそうした輸入物によって占められている。過剰だから国内生産をまた減らすとか、あるいはまた値段を下げるというような方向のやり方というのは農政の基本から外れておると私は思う...全文を見る
○武田委員 国としましては、養蚕農家に対する指導として生産性の向上ということについていろいろと指導されておるようでありますが、その効果というのはきちっと出ているわけですか。その点どうでしょうか。
○武田委員 いろいろと努力されておるようでありますから、農家の皆さん方もその方向に従って生産性の向上に努めているわけであります。こういう努力が相まって本当に実るという方向の施策というのが必要なわけであります。やはりとれたものが安定した、安心した価格で買っていただけるというところに...全文を見る
○武田委員 対外的な問題で大変な苦労もあろうかと思いますが、ひとついま大臣が非常な強い決意で申されましたことを実行に移していただいて、要するに国内生産者の期待にこたえるようにひとつ努力をしていただきたい、このようにお願い申し上げます。  ところで、やはり問題なのはそうした在庫の...全文を見る
○武田委員 洋装分野へ目を向けるということ、これは非常に大事なことでありますが、現在どういう状況ですか。たとえば、私はヨーロッパへ行ったことはないのですが、ヨーロッパの方へ行きますと、日本の絹に対するあこがれが非常に強いということでありまして、これは日本の市場としては非常にいい場...全文を見る
○武田委員 これはやはり研究開発という大きな課題を背負っているわけでありますから、通産省だけでなく農林省としましても、お互いに連携をとりながら市場開拓、昔は日本は輸出していた国でございますからそういう一つの実績もあるわけでありまして、やはりそういう時代の大きな波を十分にキャッチし...全文を見る
○武田委員 これを取り上げたのは、やはり砂糖業界というものの健全な発展というか成長というものと非常に関係してくる問題だと思いますし、この間の参考人の意見陳述の中にも、この砂糖業界の構造改善をしているけれども思うようにいかないとか、いろんな苦労を披瀝されました。そういう意味で、私は...全文を見る
○武田委員 時間が多少あるわけでありますが、以上で質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。
04月15日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○武田委員 行政改革につきまして二、三御質問を申し上げます。  鈴木総理が高々と吹き鳴らしました行政改革の進軍ラッパ、それが内外ともにオクターブが日増しに高まりつつあるわけであります。首相の行財政改革に政治生命をかけるという発言、並み並みならぬ決意だと私は思うわけでありますが、...全文を見る
○武田委員 いままでいろいろな努力をなさりながら行政改革が十二分に目的を果たせなかった。まあ反面から言えばかけ声倒れになってきたというその原因はどこにあったとお考えでしょうか。中曽根長官にお尋ねしたいのです。
○武田委員 いろいろと理由、原因というのはあると思いますが、やはり一つは、一番大事なのは首相のリーダーシップの問題ではなかったか。それに呼応した閣内の意思の統一といいますか、そうした確固たる理念というものを最後まで押し通す、そういう力の弱さというものが一つあったのじゃないか。その...全文を見る
○武田委員 その中で補助金の一律カットというようなこと、きょうは八%ないし一〇%ぐらいという一つの数字が出ておるわけでありますが、この一律カットという問題について、たとえば五十七年度までには緊急性の高いものとか、あるいは五十八年度には中間的なものとか、五十九年度には大規模なものと...全文を見る
○武田委員 財界あるいはその他種々のところから農業過保護論というものが言われているようでございますが、長官はこの意見というものにどのような所見をお持ちでございますか。
○武田委員 長官としてはどういうふうに思いますか。
○武田委員 補助金が非常に多く出ているというような話はありますが、実際に現場の農家の皆さん方のところに行って実態を調べますと、農家の皆さんが補助金で潤っておるよりも、ほかの部分、たとえば土建業者等々が中間的に潤っている方が多いのだというような点、そういう細かい認識の上で——こうし...全文を見る
○武田委員 そう言いましても全体で三十名くらいですかいる中に、もっと現場の声をよくつかまえた方々が必要じゃなかろうかというふうに私は思うわけであります。そういう声が十分に反映したときにこの行政改革の中に実りあるものが出てくる、私はこのように思うわけであります。今後そうしたことのい...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、以上で終わります。
04月22日第94回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○武田委員 私、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案並びに商工会の組織等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をしたいと思います。  まず最初に、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案につきまして二、三御質問申し上げます。  この法律ができたのは昭和十...全文を見る
○武田委員 商工中金というのは、これは文字どおり中小企業の育成を図るための強い味方として受けとめられておるわけでありますから、そうした趣旨に沿うように目的が果たせるような対応をお願いしたい、こう思うわけであります。  ところで、現在、商工中金というのは組合貸しと構成員貸しとをや...全文を見る
○武田委員 組合貸し五一%、構成員貸し四九%。構成員貸しが認められるようになったのは、たしか中小企業金融公庫ができた当時だと思うわけでありますが、最近の傾向として本来の組合貸しには非常に冷淡になってきたのではないか、そして構成員貸しの方のウエートが高くなっているのではないかという...全文を見る
○武田委員 ただ、組合金融に対する情熱が失われているのではないか、そういう批判これあり、今後の対応は十分考えていただきたい、こういうふうに思うわけであります。  そこで、これ以上もし構成員貸しがふえるということになりますと、中小公庫と同じ性格のものになって存在意義というのがどう...全文を見る
○武田委員 組合といっても最近は、たとえば一企業が貸し付けを希望しますと、それじゃ関係業者を数社集めて組合をつくりなさい、そうしたら構成員貸しとしてお貸ししますというようなパターンが多くなっていると私は聞いているわけです。そのために大企業のダミー会社などがその中に入り込んで貸し付...全文を見る
○武田委員 昨年ですか、参議院のこの委員会で商工中金の貸し付けについて問題が提起されましたね。岩手県の例でありますが、ここでは限度額以上の融資の問題と大企業融資の問題があった、こういうわけであります。  そこで、この国民金融公庫や中小公庫などは、貸付対象については資本金とか従業...全文を見る
○武田委員 限度額をオーバーする融資については、総代会が認めればいいという規定になっている、こういうことで、その数が非常に多いことが零細の企業経営の方々の一つの批判の的になっているということもあるわけであります。さらにまた、以前は中小企業であったけれども、いまは大企業にのし上がっ...全文を見る
○武田委員 そうすると、限度以上の貸し付けの場合は逐次総代会を開いてそういうものを決めている、こういうことになるわけですか。
○武田委員 それでは次に、商工会あるいは商工会議所の問題について質問をいたします。  わが国の中小企業というのは、御承知のとおり事業所数で五百八十万ということで、全事業所の九一%、従業員数で三千四百三十万、全体の八一%という、文字どおり日本の経済というのはこういう方々によって支...全文を見る
○武田委員 記帳指導職員は、アルバイトあるいはまた税理士さんをおかりしているときもあるとか、いろいろとケースがあるようですが、大体、いま商工会の方に行きますと、いわゆる専従職員としまして、きちっと職員の中に入れているわけです。しかしながら、この方々には人件費というのが認められてい...全文を見る
○武田委員 ひとつよろしくお願いします。  次に商工会の組織の強化の問題につきまして、組織率が全国平均で六六・九%、必ずしも十分とは言えないということでありまして、なぜ加入率がもっと高まらないのかという問題であります。  特にちょっと業種別に見てみますと、サービス業が非常に悪...全文を見る
○武田委員 私は、やはりはっきりしたメリットがないといけないと思います。  それからもう一つは、やはり任意加入という問題もございますね。そこで、まずメリットの問題で、たとえばサービス業の方々がなぜ入ってこないかというと、これはこれなりにやはり環境衛生同業組合となっていく、それで...全文を見る
○武田委員 そういうことをしますと、かなりの経費が必要なんですね。ボランティアの活動に期待するというようなことをちらっと聞くのでありますが、寄付もありあるいは緑化運動これあり、その他お祭りあり等々になりますと、それなりの商工会としての財源というのはどこから持ってくるのか、営利を目...全文を見る
○武田委員 時間がないので次に移りますが、要するに本来の業務が滞りなく遂行できるような対応の十分なる指導、監督を私は要望しておきたいと思うのです。  ところで、会員資格緩和の問題ですが、会員の加入の中に信用金庫についても加える予定である。金融業者を加えるという目的は特に何かある...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に、労働省おいでになっていただいているので、一問御質問いたします。  中小企業の従業員の福祉の問題でありますが、中小企業退職金共済制度の普及状況というのはどうなっているか、またその制度の強化拡充という問題につきましてどのように取り組んでいるか...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、残余の質問につきましては後日の一般質問でさせていただくことにしまして、終わらしていただきます。
04月23日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○武田委員 私は、敦賀発電所での放射性物質のたれ流し事件に関係しまして、漁業への影響というものをひとつ御質問したいと思うのであります。  発表によりますと、放射性物質がかなり多く検出されまして、それが水産動植物への影響がどうなっておるかということが心配されておるわけであります。...全文を見る
○武田委員 そこで、安全であるということで福井県は安全宣言というのを出しているわけです。ところがなかなか消費者への浸透が遅いといいますか弱いといいますか、一たんこういうことがありますとなかなか後遺症というのは抜けないわけであります。そういうことで、県としては安全宣言を出しているわ...全文を見る
○武田委員 いずれにしましても、そういう結果を踏まえてのしっかりとした安全というものの確認を浸透させて、そういう漁業あるいは加工業者あるいは流通業者等に影響のなきようなさなければならない、こういうように私は思いますので、そういう点の万全な対応をひとつお願いを申し上げたいと思います...全文を見る
○武田委員 それから、今回のこうした事件を通しまして私は痛感するのでありますが、漁場の汚染という問題。これは、原発の所在地を見てみますると、現在二十一基稼働しているわけであります。東京電力、日本原子力発電株式会社、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、こういうところで...全文を見る
○武田委員 科学技術庁の方はどうですか。
○武田委員 ともあれ、ほとんど海岸に設置されていくということで、排水は全部そちらの方に流されているわけでして、薄められて影響がないというようなことを言っているわけでありますけれども、それが多少なりとも年々歳々蓄積されていくと、魚介類等にどういうふうな影響があって、人体に対する影響...全文を見る
○武田委員 終わります。
05月06日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○武田委員 食糧管理法の一部を改正する法律案につきまして、農林水産大臣及び当局のお考えをいろいろとお尋ねいたしたいと思います。  食管法の改正は、二十七年のあの麦の間接統制移行を決めてから実に二十九年ぶりのことであります。その間に改革論議やいろいろな提言あるいは改善の動き等々が...全文を見る
○武田委員 そこで、日本の今後の主穀政策のあり方にこの食管の改正というのが何らかの影響を及ぼさないのかという問題があるわけであります。やはり食管制度というのは、国民の食糧の安全保障に基づく食糧の需給政策が基本となるべきだというふうに考えているだけに、今後の日本の主穀政策のあり方と...全文を見る
○武田委員 いま食管丸といいますか、それには大きな悩みが伴っているわけであります。御承知のとおり、米の過剰という問題、赤字財政という問題、それから制度の実際と運営のウエート、制度間の乖離といいますか、ひび、断層といいますか、こういうような問題がありましていろいろと御苦労があるわけ...全文を見る
○武田委員 私は、この食管制度維持のためには、やはりそれ相応の財政支出は国民的にも当然のことだという理解を得さしめる努力がまだまだ足らないのじゃないか、こういうふうに思うわけであります。節減するところは節減する努力、これは大いにしなければならない、これは当然のことでありますから、...全文を見る
○武田委員 この際、改正の中身がもっと具体的にわかる方向というのが必要じゃないか、こういうふうに思うのですが、適正の負担規模といいますか、そういうものは出せないものですか、考えてないわけですか、どうですか。
○武田委員 改正をいろいろと見てまいりますと、やはり具体的にはっきりとわかるようにしておかないと、何せ私は農家の皆さん方のところへずっと行ったけれども、正直言って食管制度の改正の中身も知らないという人もずいぶんいましたよ。ましてや一般消費者にとっては食管制度の改正とはどういうこと...全文を見る
○武田委員 品質別数量を定める、決めるというわけでありますが、この定め方のいかんでは生産調整に相当な影響が出てくるのではないか、大きな規制力が働くのではないかというふうに思うのですが、そういうことも心配ない、こう確認をしておきたいのですが、どうでしょうか。
○武田委員 そうしますと、品質別需要量を考えて適地適作の推進とかあるいは良質米の需要に応じた需給計画というのを策定すべきだと思うのですが、その点はいかがですか。
○武田委員 消費の問題について、地域内消費の原則というのは考えているのかどうか。その点どうですか。
○武田委員 それでは実際問題として、計画と実績のずれの調整という問題ですが、生産調整が進まなかったりあるいはまた生産調整を達成したが豊作になった、それで計画以外の米が出回った、こういうふうになったとする。その結果、政府米の売却が進まず過剰在庫が残るというような場合、政府は次年度の...全文を見る
○武田委員 そこで、備蓄という問題と消費拡大という問題が重要な一つの問題でもあるわけですが、これはどのような位置づけをするつもりか、ひとつ私は聞きたいと思うのです。それで、目標をはっきりと明確にすべきじゃないか、こういうふうに思うのでありますが、これについてはどういうお考えですか...全文を見る
○武田委員 そこで私は、これは重要な二つの課題ですので、この二つは基本計画で定むべき事項の規定に加えるべきであるという主張をしておるのでありますが、こういう重要な問題をそうした方向で明確に位置づけるという考えについてはどういうふうにお考えでしょうか。
○武田委員 備蓄は、大体どのくらいが適正な規模であるというふうにお考えですか。
○武田委員 それは聞くだけにしておきます。また次回でいろいろとお尋ねします。  次に、米の消費量が減りまして過剰をもたらした原因の大きなものは、やはり小麦の大量輸入ではないか。これを野放しにしておいてはならぬ、こう思うわけでありますが、この計画を作成する上において小麦輸入につい...全文を見る
○武田委員 次に、基本計画は毎年の需給の動向を見て大臣が決定する、こういうふうになっているわけでありますが、生産者あるいは消費者あるいは流通関係者等の意見がどのように反映されるかという問題であります。この点についてはどのようにお考えでございますか。
○武田委員 とするならば、米価審議会における意見諮問というのは非常に重要なものになってくる、私はこういうふうに思うわけでありますが、今回の法案の中にその点を明記して、米価のみならずそうしたすべての問題につきましてきちっと十分に意見を聴取しながら反映させていくという項を入れて当然で...全文を見る
○武田委員 十分な意見を聞きながら反映させるというこの行き方、これは非常に重要な問題だと思うのです。その点の内容の重要性を十分に考えていただきたい、こう思います。  ところで、この計画の策定につきましては農林水産大臣がするということでありますが、主要食糧の中の米という問題につい...全文を見る
○武田委員 次に、水田利用再編対策により稲作転換が進んでいるわけでありますが、飼料米の導入という問題、これは食管制度の中でどういうふうに対応していくか、これは今後基本計画の策定の場合に重要な要素として将来に問題を投げかけるものではないか、こういうふうに思うわけでありますので、その...全文を見る
○武田委員 時間の関係で、次に自主流通米の問題について二、三お尋ねいたします。  これまで政令事項とされていた自主流通米を、第三条のただし書きとして法律にその位置づけを明らかにしたのでありますが、その理由、ねらいはどこにあるのか、まずお答えいただきたいと思うのです。
○武田委員 自主流通米は第二条ノ二あるいは第三条で言う政府の管理する数量に含まれる、こういうふうに理解していいのでしょうか。
○武田委員 政府が直接買い入れて管理をする政府米の割合が著しく減少した場合、流通ルートの特定などにより政府が間接にしか管理しない自主流通米の割合が著しく増大するということが考えられるわけでありますが、こうした事態をこの全量管理という基本に照らしてどのようにお考えになっているのか、...全文を見る
○武田委員 そうすると、政府の買い入れ数量、自主流通米の数量の適正比率というものはどのようなものが望ましいと政府はお考えなのか、その点についてお知らせいただきたいのです。
○武田委員 そうすると、大体三分の一くらいという数字があるわけであります。そこで、四類、五類というものもやはりある程度自主流通米として流通していますね。これはいま三万二千トンくらいなんですか、三万三千トンくらいなんでしょうか。今後これはどうしますか、これはふやしますか、それともこ...全文を見る
○武田委員 これは拡大の方向でいったときに、混米のおそれがあるのではないか。いわゆる良質米の中に混入されて、味の低下というものを恐れる良質米の生産県があるわけでありますが、こういうものをきちっと防止する手だてというものは十分なのかという点ですが、この点はどうでしょう。
○武田委員 次に、自主流通米の生産者手取り価格が政府の買い入れ価格を著しく下回ったり、自主流通米に売れ残りが生じて生産者にその犠牲が押しつけられたりする場合、現在でもあるわけでありますが、こういう場合は政府による全量管理に値するものかどうかという疑問があるわけです。自主流通米に対...全文を見る
○武田委員 聞くところによりますと、うまい米ばかり無制限に販売するのはいかぬのだ、おいしくない米も販売してやらなければいけないのだということを聞いたのでありますが、そういうことによってうまい米が余っているのだぞというような話もこれ聞くわけであります。そういうようなことはあっていい...全文を見る
○武田委員 次に、縁故米、贈答米、いわゆる個人間の無償譲渡行為、これは認めるわけでありますが、この定義、縁故米、贈答米というのは、どういうものが縁故米でどういうものを贈答米と言うのか、これははっきりしてほしいのです。
○武田委員 これらは政府の全量管理という観点から、その数量とか流通についての方向性というか方針を明らかにする必要はないか、こういう点ですが、どうですか、その点は。
○武田委員 これは無制限に放置しておくわけにいかぬと思うのですが、いま話がありましたように不正規流通した場合、これは非常に問題になってくるわけであります。  そこで、改正後の運用の段階で、いわゆるやみの問題ですね。やみ業者が非常にばっこしておるわけでありますが、果たして徹底して...全文を見る
○武田委員 しっかりした取り締まりをするとなると、かなり警察の皆さん方大変じゃないか。これは個人間の問題もありますし、業者間の問題もありますね。これはやり方によっては相当えらいことになるのではないかと私は心配しているのです。そこまで余り追及しませんが、どうぞ御苦労ですが、ひとつし...全文を見る
○武田委員 次に、入札の問題ですが、第四条の第一項の中での問題であります。「農林水産大臣ニ於テ随意契約ニ依ルコトヲ不適当ト認ムル」云々というところがありますが、ここのところはもう少し具体的な、はっきりした表現というのが必要じゃないか。これはやはり入札の方法によって、いろいろとその...全文を見る
○武田委員 時間がなくなりましたので、最後に集荷、販売の件についてちょっとお尋ねいたしたいと思いますが、これは農協あるいは業者の間にお互いに意見の、それぞれの主張の違っているところがあるわけでありますが、両者の意見の食い違いといいますか、主張の食い違いというのをどのように調整する...全文を見る
○武田委員 各都道府県には米穀の流通適正化協議会というのが組織されまして活動をしておるわけであります。どういうことをやっているかということは御承知と思いますが、必要に応じて知事あるいは食糧事務所長等にいろいろと意見を述べる機関として、消費者、卸業者あるいは小売業者、あるいは都道府...全文を見る
○武田委員 そこで、集荷業者の指定あるいは販売業者の許可ということでありますが、集荷業者の場合、指定の要件あるいは業務運営の基準あるいは業務改善措置、さらに法、命令違反、欠格のときの業務停止、制限の内容、それから販売業者の許可についても同様の内容を具体的にお話しできるものがあれば...全文を見る
○武田委員 最後に、時間ですので一つお尋ねしますが、小売の複数仕入れの問題、それから系統農協への卸、小売資格の付与という問題についてはいか、がお考えでしょうか。
○武田委員 時間が来ましたので、あとは後ほどまた質問することにしまして、きょうはこのくらいで質問を終わらしていただきます。どうもありがとうございました。
05月07日第94回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○武田委員 私は、まず最初に自動車問題を中心に質問をいたしますが、その前に、最近発表されました「西側世界の安全保障 何が変わったのか? 何がなされるべきか?」と題する緊急報告、これは最近「朝日ジャーナル」に三回にわたって掲載されているわけでありますが、そのことにつきましてちょっと...全文を見る
○武田委員 わが国は、国際貿易摩擦、そう言われているわけでありますが、このことによっていろいろと苦労をしているわけであります。繊維の問題、鉄鋼、現在では自動車がその頂点にあるわけでありますが、最近鈴木総理の訪米出発ぎりぎりまでかかってようやく決着を見た日米自動車の問題、これは日本...全文を見る
○武田委員 一九八一年四月にさかのぼって一年間百六十八万台ですか、対米乗用車の輸出規制、さらに二年目にも米国市場の動向に従って上乗せするというようなことでの合意だそうでありますけれども、これによる日本経済への影響も心配しなければならないのじゃないかと思います。  こういうことが...全文を見る
○武田委員 業界が自主規制に対して最後まで非常に反対したという一つには、やはり下請に大きな犠牲を与えるという懸念をした、私は当然の配慮だと思うわけであります。関連中小企業の皆さん方が非常に多くいる、こういうようなことでありますから、この点の配慮は十分なされなければならない。アメリ...全文を見る
○武田委員 興銀の試算あるいは住友銀行ですか、こういう報告などを見ますと、たとえば興銀の試算では、もし米向けの乗用車が百五十四万台となるならば雇用四万五千人の減といういわゆる一つの試算をしておるわけでありますが、この試算のような事態というのは回避できるとお考えですか、その点どうで...全文を見る
○武田委員 自動車問題はそのくらいにしておきまして、次に中小企業白書の中で二、三お尋ねしたいと思います。  「技術と知識で拓く中小企業の経営」と題する五十五年度の中小企業白書を見ますと、厳しい条件の中で中小企業が生き抜き成長するにはどうしたらいいかという点について、るる論じられ...全文を見る
○武田委員 それから、白書の中では、国あるいは都道府県の公的試験研究機関などの活用や、異なった業種間の情報交換などによる技術移転あるいは技術交流ということを提言しております。こういう公的試験研究機関というものの対応というのは十分なものかどうか、この点についてまず一つ。  それか...全文を見る
○武田委員 そこで、いわゆる情報化時代を迎えまして、企業、特に中小企業の多い日本にとりましては、適切な情報提供といいますか収集といいますか、この問題は非常に重要な問題だと私は思うわけであります。  そこで、昨年の二月ですか、中小企業事業団が調査した中小企業情報活動実態調査という...全文を見る
○武田委員 ぜひこの問題につきましては十分な対応をして、そういう方々へのサービスに努めていただきたい、こういうふうに思います。  次に、中小企業の景気対策の問題でございますが、特に地方経済の状況を最近よくいろいろな角度から報じられているわけでありますが、全国地方銀行協会の三月の...全文を見る
○武田委員 その中で特に住宅投資の後退による影響が大きいわけでありますが、住宅投資は木材加工、家具あるいはコンクリート製品等々非常に多くの産業分野に影響を与えるわけでありまして、これらの分野にも中小企業関係者が非常に多くタッチしている。こうなりますと、この点の問題にメスを入れると...全文を見る
○武田委員 もう時間が参りましたので、最後に一つお尋ねいたします。  きょう大蔵省にもおいでになっていただいていると思いますが、住工混在解消対策、最近千葉県などで特に非常に苦労なさっているようでありますが、中小企業の方々で市街地に残された方々が、周りにいろんな住宅地ができまして...全文を見る
05月07日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○武田委員 昨年の十二月中旬から本年の三月上旬に非常な寒波の到来がございました。特に二月末、二十六、七日の西日本を中心とした記録的な低温によって、果樹、野菜等が非常な被害を受けたわけであります。私たちも早速被害の多かったと言われる愛媛県を初め各地の状況をつぶさに見てまいりました。...全文を見る
○武田委員 枯れたものは別にしまして、枯れないものが今後樹勢を回復するにはかなり時間がかかるのではないか。聞くところによると、三年ないし五年くらいはかかるのじゃないかというようなことも聞いてきたのであります。となりますと、正常な場合と比べると農家にとってはかなりな損失なわけであり...全文を見る
○武田委員 開拓パイロット事業などの地域もありまして、そういう地域ではことしあたりから借りたお金も返さなくてはいけないという地域もあったようであります。現実にどうしたらいいのかという非常な戸惑いがあったわけでありますから、そういう対応についても、ひとつ十分に農家の皆さん方の苦労を...全文を見る
○武田委員 いざという備えの場合にこの大事な共済という性格が十分に生かせないという、そういう非常な残念なところがあるわけですが、内容の充実を一層図って対応してもらいたい、こう思います。  それから三番目に、産地復興のための改植あるいは接ぎ木に要する苗木、穂木といいますか、その確...全文を見る
○武田委員 次に、農業気象観測の問題でありますが、これは毎回いろいろと問題になるわけでありますが、東北は冷害でやられまして、今度は西日本の寒波と、世界的に寒冷化というようなことも言われているわけでありますが、これは農業にとりましては非常に重要な課題でございますが、世界的なこの情勢...全文を見る
○武田委員 非常にむずかしい。日本は世界的には非常に優秀な技術を持ってやっているということを伺っておりますが、しかしながら、それでなおかつこうした問題が起こるということは、今後さらに一層の気象観測の体制というものの強化が必要だと私は思いまして、鋭意努力をして、こうした面の予算の措...全文を見る
○武田委員 まだ時間がありますので、同僚の吉浦議員に関連質問で質問の時間を譲らせていただきまして終わらせていただきますが、最後に、指導というもの、そういう一つの対策を打ち出しても十分に徹底しないきらいがあると、私はいろいろな関係者に会って痛感するのです。そのときは自分たちがいろい...全文を見る
05月12日第94回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○武田小委員 三人の参考人の皆さんには、大変御苦労さまでございます。いろいろと意見をお聞きいたしましたが、私、二、三御質問いたします。  その前に通産省に確認といいますか、お尋ねをちょっとだけしておきます。  それは、最近いろいろ新聞、ラジオあるいは雑誌等を見ますと、来年の四...全文を見る
○武田小委員 それでは三人の参考人の皆さんにお尋ねいたしますが、まず、そうした動きがあることはいま通産当局の話で明らかでありまして、これは大いに注目しなければならないわけでありますが、通産省もこのことにつきましては、以前はどちらかというと消極的であったわけです。それがこういうふう...全文を見る
○武田小委員 通産省にもう一度お尋ねいたします。  いま堺参考人が農林省関係の合板の問題を取り上げました。これは農林省では、五十四年の十二月から五十五年の八月まで、もうすでに八回検討して、なおかつ結論を出しておりません。非常に慎重にやっているようでありまして、やはりいま言った当...全文を見る
○武田小委員 多々良参考人にお尋ねします。  私も商品取引の皆さん方といろいろとお会いするときがあるのですが、ずいぶん熱心ですね。異常なほど熱心なんですよ。仕事熱心はいいのですが、そこで非常なトラブルもあるのです。私は仙台ですが、仙台でもありまして、いまいろいろ困っておる方もお...全文を見る
○武田小委員 田中、堺両参考人にお尋ねします。  もし、いまの状況の中で金の先物市場の開設ということがあったとすれば、大衆投資家の保護という観点から、果たしてこれは役に立つものかどうか、もし不十分なところがあるとお考えであれば、どのような点をこれから手を入れていかなければならな...全文を見る
○武田小委員 この「金取引所の開設について」全国商品取引員協会連合会のものをいただきました。先ほどもお話がありましたが、「金を政令指定商品とし、商品取引所に上場することによって、いわゆる金の悪質取引を駆逐することができる。」というふうに書いておるのでありますが、この点につきまして...全文を見る
○武田小委員 田中参考人にお尋ねします。  以前に私、どこかでちょっと読んだような記憶があるのですが、先物市場が開設されても協会としては会員として参加はしないというようなこと、今回のこの意見陳述の中では今後十分検討していくということでございますが、この間に何か心境の変化があって...全文を見る
○武田小委員 堺参考人にもう一度お尋ねしますが、今後消費者保護ということが非常に大事な問題でございますが、その点につきまして、こういう点を十分に配慮してほしいということがありましたら、もう一度重ねてお聞かせ願いたい、こういうふうに思います。
○武田小委員 いろいろと貴重な意見をいただきまして、ありがとうございます。私のお聞きする点は以上でございますが、いろいろとまた参考になりました問題を取り上げまして、通産当局のいろいろな今後の考えをお尋ねしたいと思うわけでございます。  きょうは大変ありがとうございました。
05月13日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○武田委員 二十分の時間で、主要な問題につきまして六点ほどお尋ねしたいと思います。  食管制度は昭和二十七年に改正されて以来の二十九年ぶりの改正でありまして、事の重要性にかんがみまして、これまで質問してきました問題とも重複する点もございますが、再度確認の意味でお尋ねいたしますの...全文を見る
○武田委員 第二点は、本制度の基本である政府の全量管理の実効性を確保するために、政府米、全自主流通米、予約限度超過米につきましては国が全量を、間接でなく直接に管理するという基本に立った運用をすべきであり、特に自主流通米の安易な拡大はすべきでないと思いますが、この点につきましてお考...全文を見る
○武田委員 三番目には、米穀の流通秩序の正常化という問題でありますが、やみ流通についての徹底的な取り締まりを強く要望してきたところでございます。守れる食管という言葉は今改正の一つの旗印として注目されておるだけに、万全を期してほしい、こう思うわけでありますが、その対応方をお聞かせ願...全文を見る
○武田委員 次に、今回の改正を機会に生産者米価の抑制が行われるのではないかという懸念があるわけでありますが、これにどうこたえていくつもりか、お聞かせいただきたいと思います。
○武田委員 第五番目に、今回の法改正は部分管理に一歩踏み込んだものという批判もあるようでありますが、政府は今後とも部分管理や間接統制への移行をさせるものでないということを私はここで確約すべきと思うわけでありますが、当局の明快な御答弁、大臣にひとつこの点お答えいただきたい、こう思う...全文を見る
○武田委員 最後に、もう一間大臣に御質問いたしますが、いま懸念されている食糧危機の到来に対しまして、食管制度のみでわが国食糧の安全保障は確保できると判断されているものかどうか。  さらに、飼料穀物あるいは大豆を食管制度に入れることはなじまないということでございますが、それならば...全文を見る
○武田委員 いろいろとお尋ねいたしましたが、最近の食糧管理をめぐる諸情勢、非常に厳しいわけでありますから、そうした問題に的確に対処するために制度の根幹を堅持していっていただきたい、こう思うわけであります。  いま大臣が、部分管理、間接統制等に移行はあり得ないということをおっしゃ...全文を見る
○武田委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党を代表して、食糧管理法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず案文を朗読いたします。     食糧管理法の一部を改正する法律案に対する附帯...全文を見る
05月27日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○武田委員 麓、石山両参考人には、お疲れのところ大変御苦労さまでございます。  今回非常に遺憾な事故が起こったわけでございますが、日ごろ厳しい環境の中でお仕事をなさっているだけに、ひとしお身にしみて御苦労だと私痛感しております。われわれとしましては、十八日に総理に、この件につき...全文を見る
○武田委員 事件が発生しまして防衛庁に中止申し入れに行ったとき、担当の方々にお会いしたと思うのですが、何でこんな一番の盛漁期に、しかもこうした漁場の近くで、その周辺でやるのだといろいろとお尋ねしたと思うのです。そのとき、その担当の方から何かそういうことについてお話はございましたか...全文を見る
○武田委員 いま石山参考人の御意見を聞きますと、これは防衛庁としてはえらいミスだと私は思うわけです。上だけ見て下の方を知らぬというのは、まことにもって作戦を立てる上においては状況判断の甘さ、これはゆゆしき責任だと私は思います。  そこで、被害の額がいま九千二百万、こう言いますが...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので最後に一つ聞きますが、真犯人はだれかということです。麓さんは確信を持ってこれはアメリカの船だ、こうおっしゃっています。あるいは最近になるとソ連の船じゃないかと、きょうの新聞などでは写真まで出ましたね。あるいはまた先ほどの話によりますと、ひょっとすると...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございました。
○武田議員 ただいま議題となりました公明党・国民会議及び民社党・国民連合提出に係る栽培漁業振興法案につきまして、その提案理由と概要について御説明申し上げます。  近来、わが国の栽培漁業は、二百海里時代における沿岸漁業資源の維持増大の必要性及び中高級魚介類を指向する需要動向等から...全文を見る
06月26日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○武田委員 昭和五十六年産の麦の政府買い入れ価格の決定を目前にしているわけでありますが、これはこの後に生産者米価の問題もございまして、いろいろ深いかかわりがありますものですから、若干の時間、当局にいろいろとお尋ねをしたいと思います。  さて、その前に、まず一つ政務次官にお尋ねし...全文を見る
○武田委員 いま政務次官の話されたこと、私も理解できます。  そこで、行政改革に関連した問題として、転作奨励金には手をつけることはしないということを断言できないか、できるか、この点はどうなんですか。
○武田委員 しないとはっきり言ってほしいのだね。  大臣は、ちょっと前に聞いたときには、せっかく二期対策を農家の皆さん方にお願いして、これからさらに一生懸命努力してもらうときであるのだから、私はそういうことはさせません、こう言っているのですからね。農林水産省も、大臣のその心を踏...全文を見る
○武田委員 そこで、この麦価の問題について、それと関係して入っていきます。  今回、小麦三・二、それから大麦三・〇三、裸麦が三・二六、そういう程度の引き上げということで説明があったわけでありますが、この数字が出てきた根拠をもう少し詳細に説明をしてもらいたいと思うのです。
○武田委員 わかりました。  そこで私は、そういう内容の話を聞いていると、また麦の生産が非常に急増している、それから生産性の向上が目立っているというようなことを考えた中で、生産振興奨励金相当に調整係数を導入してこの引き下げをしたということになるわけでありますから、この点はちょっ...全文を見る
○武田委員 私は、アクセルを踏んでいるつもりでブレーキに足が踏みかかっているというような感じがしないでもないのです。  それでまたさっきの、近年の労働時間の短縮とか生産性の向上ということもありますが、それは一部ではそういうことも言えるかもしれないけれども、全体的に見たとき、生産...全文を見る
○武田委員 最近もちょっとこういう話を聞きました。ある組合長さんが、われわれは米が余っているからといっていろいろと説得されて転作に踏み切った、断腸の思いで農家を説得して転作に協力をさせてきた、その中で何がいいかというと、やはり比較的安定的にいくであろうと思う麦やあるいは大豆を進め...全文を見る
○武田委員 この問題はしかとそうした方向を持続しながら、国内産麦の優先的利用によって、つくったものは安心して買っていただけるし、利用してもらえるというような対応をしてあげなければならない。この問題につきましてはそのくらいにしておきますが、この点ひとつお願いを申し上げておきたいと思...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一つ。  これは、現在の時点で非常に心配な、先ほども質問がありましたこの天候の状況です。遅延型冷害が心配されているということで、私たちは、東北に住んでおりまして昨年えらい経験をしたわけでありますが、ことしも、いろいろな状況からいいますと、こ...全文を見る
○武田委員 では、時間が来ましたので、終わります。
07月13日第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○武田委員 臨時行政調査会、いわゆる第二臨調の一次答申を受けまして、そういう形での米価審議会がきょうから始まっているわけでございますが、本年度産米の政府買い入れ価格がそこで諮問を受けていろいろと審議をされるわけでございますが、いまいろいろと食糧庁から御説明をいただきましたが、結局...全文を見る
○武田委員 大臣は東北の米どころの方でございますし、かつてはベトコン隊長としていろいろと御活躍になったいきさつもございまして、いろいろと農家の苦しいそういう実情は重々御承知と思うわけでございますが、なおかつその上でそうしたお答えが出るということは、私は大変な問題だと思うのでござい...全文を見る
○武田委員 農家の皆さん方もそうした事情をよく御承知でございますから、努力を一生懸命して、たとえば生産調整にしましても、涙の出るような努力をしながら毎年目標を上回る生産調整もしているわけでありますから、私は、そういう中でのこうした対応というのはまことに残念だと思うわけでございます...全文を見る
○武田委員 午前中に続きまして若干質問いたします。  まず最初に、経済企画庁おいでになっていると思いますので、お尋ねいたします。  昨年の冷害により農家の農業収入というのはかなり減ったわけでありまして、その影響というのは地域経済にかなりの影響を与えている、こういうふうに思うわ...全文を見る
○武田委員 もう一つちょっとお尋ねしますが、家電関係ですね、これはどうですか。要するに電気製品ですね、それについての掌握はしておりませんか。
○武田委員 ありがとうございました。  それでは農林水産省にお尋ねしますが、政府は、農家の手取りは自主流通米の値上がりもあってふえ、その生活は一般サラリーマンよりも裕福であるというようなことを通しまして、米価抑制の一つの牽制の材料にしているように私は思うのでありますが、いま伺っ...全文を見る
○武田委員 五十五年の四月から五十六年の二月でこの農業所得が一七%減少、これは五十四年が五・四%減少、それで農外所得や転作奨励金、出かせぎ等の所得の増加があっても、いま話したように総所得は三・九%しか伸びない。サラリーマン家庭では七・三%と伺っていますが、これは三・四%も下回って...全文を見る
○武田委員 それならいつの時点にそうした、きょうの説明を聞きましても、あらゆるものが計算上からも高い数値が出ているわけです。たとえば農地にしましても地代にしましても、そういう一つ一つの算定要素を見ますと、いろいろと説明をしてもらいましたけれども、いずれにしても昨年から比べると値上...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一言お尋ねしたいのでありますが、先ほどから問題になっている加算金の問題でありますけれども、米価というのは審議会の討議を経て決められることになっている。それが不思議なことに審議会が開かれる前に何か実質決まったような報道がなされていろいろな混乱が...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので終わります。
10月14日第95回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○武田委員 余り時間がございませんので、御答弁は少し簡潔に、要点だけお願いしたいと思います。  御承知のとおり、いま、畑作物というのは非常な問題を山積しているわけであります。輸入の問題とかあるいは転作あるいは災害、そして価格の問題、こういうような問題を抱えているだけに、そういう...全文を見る
○武田委員 聞くところによりますと、いずれも、作目につきましてもかなり低く抑制をする方向ではないかということをちらっと聞くわけであります。  その理由として、一つは、国産価格が国際価格よりも割り高で、食品産業界などから反発が強いということがその一つである。二番目には、昨年の農政...全文を見る
○武田委員 農家の皆さん方は、たとえば芋類につきましては、原料バレイショの基準価格はトン当たり二万二千四百四十円は最低必要であるという計算をしている。てん菜にいたしましても、最低生産者価格をトン当たり二万一千円以上のものがなければ、いわゆる再生産、そういう意向には沿わない、そうい...全文を見る
○武田委員 一例を申し上げますと、たとえばこのでん粉の原料用カンショについて九州の農政局鹿児島統計情報事務所がまとめたその内容によりますと、五十五年産の原料カンショの十アール当たりの生産費が前年比を七・三%上回っているのに対して、所得が五・三%の伸びにとどまっている。生産費の上昇...全文を見る
○武田委員 その点の実態コストに基づいた適正な中身をよく煮詰めてひとつ進めていただきたい、こういうふうに思うわけでございます。  次に、三番目に、いわゆるビートの転作を定着化させていく努力をしているわけでありますが、昨年もこれは問題になったのでありますが、非常に予想外のスピード...全文を見る
○武田委員 そうしますと、新工場の建設とかあるいはビートの搾汁工場の新設というようなプログラムについての検討というものは、いまなさっているということではない、こういうことですか。  そうしてもう一つ、もしそうだとすれば、今後どんどんこういうものがふえていったときに、製糖能力が追...全文を見る
○武田委員 そういう考えであるならばそれによった指導を徹底しながら、生産農家が支障を来さないような努力はぜひ進めていかなければいけない、このことだけ要望しておいて、時間の都合で次へ移らせていただきます。  次は、ことしの豪雨被害などで水田地帯に広がった転作が非常な打撃を受けたと...全文を見る
○武田委員 てん菜の場合、これからもっと積極的な基盤整備が必要だと思うのですが、どうでしょうか。いま全体的な畑作のことを聞きましたけれども、てん菜それ自体に限って言った場合、どういうふうな対応をしていこうと考えているのか。
○武田委員 それじゃ、また別の問題に移らせていただきます。  時間の関係でもう一つだけ聞かしてもらいますが、生産振興対策、いわゆる地域農業生産総合振興対策事業という長たらしい事業があります。これは五十三年度から始まっている。生産総合事業、こう言っているそうでありますが、地域の実...全文を見る
○武田委員 この生産性向上ということを強調しましていろいろと努力なさっているわけです。その中でいま私が申し上げたものは一つ一つその要素になっているわけですから、十分そうした取り組みをしていかなくてはいけない、こういうふうに思うのでありますが、栽培技術の改良普及の中で普及員の問題に...全文を見る
○武田委員 最後に一つ、共済の問題でお尋ねしておきます。  実は、ホップの問題なんですが、これは五十六年度から本格的実施をなさる、実施県として岩手、秋田、山形、福島、長野、こういうふうにあるようでありますが、私の宮城県では余り乗り気でないような状況なんですが、実は鹿島台とかある...全文を見る
○武田委員 それでは、時間が来ましたので、終わります。
10月20日第95回国会 衆議院 行財政改革に関する特別委員会地方行政委員会大蔵委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号
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○武田委員 私は、農業問題を中心に若干お尋ねいたしますが、大蔵大臣が何かいろいろと御用があるようでございますから、大蔵大臣に関係ある部分を先に、それに関連して各大臣、省庁のお答えをいただきたい、こういうふうに思います。  まず最初に、いま審議中の行革関連特例法案の一つでございま...全文を見る
○武田委員 政府が試算されました各地方自治体あるいは指定都市がどの程度の負担をするかというデータが出ました。これを見ますると、特に後進地域と言われる開発の非常におくれている地域、経済的に弱い地域、特に鹿児島が三十一億あるいは北海道は二十六億でしたか、さらに東北などは多くの県が十億...全文を見る
○武田委員 それでは、その問題はそのくらいにさせていただきまして、これと関連しますが、別の角度からちょっとお尋ねいたします。  この特定地域に係る国の負担、補助等の特例措置によりまして、五十五年度予算案質ベースで試算しますと、年間で四百六十億国の経費を削減するというのであります...全文を見る
○武田委員 経済企画庁の方おいでになっていると思いますが、お尋ねしたいことが一点ございます。  こうした冷害等による被害というのは、農家の経営、生活だけでなく相当多く地域経済に影響を与えているというのが事実でございますが、昨年の冷害、これが地域経済にどのような影響をもたらしてい...全文を見る
○武田委員 いまるる具体的な事実を通して御説明いただいたとおり、相当深刻な影響が続くわけでありまして、これは一年限りでなく、二年、三年と、しかもその次またそういう状態に当面するということは、そうした地域経済というのは非常な苦労をしているということでございます。  そこで、私は、...全文を見る
○武田委員 ぜひ格段の御配慮をいただきたい、こう思います。  そこで、次に補助金の問題をちょっとお尋ねいたしたい、こう思います。  これは、一昨年の予算委員会の一般質問のときに質問いたしまして、そのときにいろいろ答弁もございましたし、また、今年わが党の参議院議員の田代議員も御...全文を見る
○武田委員 農林大臣からるる御説明がございましたが、補助と自己資金による事業経費の対比をよく例に出されるわけでありますが、要するに、補助事業による単価が自己資金の場合に比べてかなり高いといういろいろなケースがいろいろなところで言われておるわけであります。  われわれも、たとえば...全文を見る
○武田委員 それではこの問題について、大蔵大臣、そして中曽根長官のこともいま出てきましたので、御両人からもひとつお伺いしたいと思います。
○武田委員 いろいろと伺いましたが、私は、補助金すべて悪いと言ってはおりません。ただ、いろいろと批判がある農林水産省、補助金をたくさん抱えておるだけに、そうしたいろいろな批判にきちっと対応できるものを持たなければ、いつまでたっても農家自体がこれで苦労するわけでございます。ですから...全文を見る
○武田委員 大臣から説明がありましたように、今後も収支の見通しが非常に厳しいわけであります。それだけに年金関係者というのは、今回のこの行革法案に伴う国からの補助減額については、やむを得ない措置だと理解をしているとは私は思うのでありますが、果たして国の財政状況いかんにかかわらず、金...全文を見る
○武田委員 まあ財政の云々ということがございますが、また一方では、給付に要する事業の財政の安定が損なわれないようにということもこれはあるわけでありますから、その点、やはり年金者にとっては重大な関心の一点でありますから、対応方をひとつよろしくお願いしたい。時間でございますから、これ...全文を見る
○武田委員 今後いろいろと臨調の答申の進行に当たりまして何か出てくるという心配を私はしておるわけでありますが、いまの御決意をひとつ堅持していただきたい、こう思うわけであります。  ところで、今後の日本の農業、これは農政審の答申にございます「八〇年代の農政の基本方向」、この方向に...全文を見る
○武田委員 それでなくても長期計画はいろいろと、途中いろんな挫折がありながら遅々として進まないのもたくさんあるわけでありますから、その計画にのっとり、やはり整備発展の方向の努力をしていただきたい、こういうふうに思います。  国土庁からおいでになっていると思いますが、これと関連し...全文を見る
○武田委員 私は、長官が就任されて間もなくだったと思いますが、われわれに非常に勇気を与えるような発言をしていただきました。それは北海道、東北というのは経済指標も非常に低い。こういう格差の是正のためには、そういう地域はことに予算の面では傾斜配分等考えてそれを実施すべきであるというこ...全文を見る
○武田委員 御意見を伺っただけにしておいて、時間が来ましたので、最後に一つお尋ねいたします。  この臨調の第一次答申にこたえまして、農林水産省としましては、農業基盤整備事業、これは来年度予算編成に当たっては、新規事業は県の要望の半分に減らす、こういうことでございまして、事業量と...全文を見る
○武田委員 継続のものを中心にあと少しがまんしてくれということですが、がまんができないところがかなりあるわけであります。それは、たとえば農業基盤整備専業の推移を面積ベースでその進捗状況を見てみますと、圃場整備、これは長期計画、四十八年から五十八年百二十万ヘクタールへそれが四十八年...全文を見る
○武田委員 もう一つ、お尋ねします。  先ほど畑地総合整備が一三・七%、非常におくれていることを指摘しましたが、いま田畑に自給承の非常に低い大豆や小麦あるいは飼料作物等々の転作を奨励しているわけです。非常に進んでいることも事実でありますが、やはり基盤整備がしっかりしていかないと...全文を見る
○武田委員 終わります。
10月21日第95回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○武田委員 私は、まずいま問題になっておりますチチュウカイミバエの問題につきまして一点お尋ねをいたしたい、こう思います。  この問題につきましていろいろと論議がなされましたけれども、当面、とにかく国内の関係者の不安を払拭するという最大の努力をしていただいて、やはり安心してそうし...全文を見る
○武田委員 その問題については、まず、最大の努力を払って対応していただきたいということをお願いしまして、次に、サトウキビの問題に触れさせていただきたいと思うのであります。  五十六年産のサトウキビの最低生産者価格の問題につきまして、間もなく決定があるわけであります。この間はその...全文を見る
○武田委員 今回と横並びということは大体二万一千七百円くらいになるのじゃないかというような計算もされるのですが、沖繩や鹿児島あるいは南西諸島の基幹作物という非常に重要な地位もこれあり、農家の皆さん方には非常に大事な問題でございまして、常日ごろ言われている農家の所得あるいは再生産の...全文を見る
○武田委員 ひとつ十分な御配慮の上対応していただきたいということをお願い申し上げまして、最後にもう一点御質問いたします。  このサトウキビの生産振興、これは今後また一層力を入れていかなくてはいけない。最近、土地の集約化等も非常に進み、また、専業の皆さん方も一生懸命努力をなさって...全文を見る
○武田委員 ひとつよろしくお願い申し上げます。  地域農業というものを総合的に推進するためには、そうしたあらゆる角度から生産振興のための努力をするということ、これは政府に課せられた課題でもございますし、地域の皆さん方はそれに沿って一生懸命努力をしているわけでございますので、サト...全文を見る
11月12日第95回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 私は、冷害の問題につきまして、時間も余りございませんので三問ほどお尋ねいたします。  御承知のとおり、東北、北海道を中心として、北関東地域でことのほか冷害あるいは台風による被害が大きいわけでございまして、稲作への打撃もはなはだしいものがございます。昨年も不作、農家は...全文を見る
○武田委員 前向きというのは、間違いなくそういう方向でやるというふうに伺っておきたいと思います。  ところで、ちょっと心配なことが出てくるのですが、ことしの米が最終的にどのくらいとれるものか。去年も非常に、九百万トン台ということで一千万トンを切ったということで、この状況で言うと...全文を見る
○武田委員 そうすると、心配ない、これは安心して任せておけばいいと私は理解して、この辺にしておきますが、私は昨年も、ことしもまたあるんじゃないかと言ったときに、大方の皆さんが間違いなくないと言っていたけれども、あった。天候との闘いですから、いかに機械が優秀なものができようと、もう...全文を見る
○武田委員 青森、北海道、岩手、宮城、山形、秋田、特に岩手、青森、宮城県もそうですが、品質の低下でもって非常に苦労をしているわけです。一例を申し上げますと、宮城県の例ですと、十月三十一日現在、一等米の比率が五一・五%だと報告されていますが、実際はこれは四八%くらいであろうというふ...全文を見る
○武田委員 共済というものの性格、いまおっしゃったことは私もわかるのですが、こういうケースが出てきた場合、六割もとれない、それでどうしようもなかったという人は、それではあきらめてもらうしかないということになるわけでしょうな。そうすると、山形や岩手県などは部落がまるまるそういうケー...全文を見る
○武田委員 それでは時間が来ましたので、終わります。
11月18日第95回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○武田小委員 お二人の参考人には、きょうは大変御苦労さまでございます。     〔小委員長退席、清水小委員長代理着席〕  まず最初に、田中参考人にお尋ねいたしますが、前回五月十二日おいでいただいたときも、いろいろ御意見をちょうだいいたしました。その際、先物取引の必要性は感じて...全文を見る
○武田小委員 おたくは、やはり国内流通の四分の三以上の市場を占めているという中心団体でございますから、今回そういうふうに参加をしないということになりますと、今後新設される市場の中身というものが問題になってくるのではないか。開設されても片肺飛行のような形になってしまうのではないかと...全文を見る
○武田小委員 通産省に伺います。  いろいろとトラブルが起こりまして、各地で大変な被害者が出ておるわけであります。ところで、公認市場がもしできれば大衆は金に飛びついてくるということは間違いないと私は思うわけでありますが、それによって必ずまたトラブルが出てくると私は確信しておりま...全文を見る
○武田小委員 そういう対応、これは当然しなくてはならないのですが、この十一月四日、日本経済新聞の中にまた一つのトラブルが出ている。  たとえば現物取引を装って消費者を誘うケースが急増している、通産省としては消費者側の心構えに問題がありそうだからということでいろいろ呼びかけている...全文を見る
○武田小委員 大深参考人にお尋ねいたしますが、日弁連では、金の先物市場開設については時期尚早ということで通産省に意見書を出しております。そしてその中で、一般の委託者が不当な被害を受けないような十分な法整備を行うこと、あるいはまた新規立法をし、そういうような業界の体質改善指導を徹底...全文を見る
○武田小委員 警察庁おいでになっているわけですが、先ほどもお話がありましたけれども、いろいろトラブルがあって詐欺まがいの行為がありまして、警察も一生懸命対応しているようでありますが、ここ一年くらいの間に警察が扱った事件、事項、摘発したもの、どのくらいありましてどういう状況なのか、...全文を見る
○武田小委員 いろいろと調べている過程で、だまされる方というのは、だまされると言うとおかしいのですが被害に遭った方ですね、女の方、退職された方、お年寄りとかが特に多い。いわゆる言葉巧みに勧誘してやってくる。私なんかも電話なんかであるのですが、私のところまで来るのですからみごとなん...全文を見る
○武田小委員 いずれにしましても、そういうものが出てきても、そういう詐欺的行為の立証というのはなかなかむずかしいということで悩まれている。出てくる数の何十倍という多くの被害者が泣き寝入りしているのではないか、こう言われているわけですから、今後やはり厳しく取り締まるんだという態度は...全文を見る