武田一夫

たけだかずお



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武田一夫の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第101回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○武田委員 私は、大臣の都合があるということでございますので、最初に国土庁長官、通産大臣にお尋ねを申し上げて、二十分間しか時間がないということでございますので、簡潔な御答弁をお願いを申し上げます。  四全総、いわゆる第四次全国総合開発計画の問題でございますが、三全総が七年目にし...全文を見る
○武田委員 三全総が十年間の期間の計画だった。聞くところによると、人口の見通しが大幅に狂った、こういうことが要するに四全総へ入る一つのきっかけになった、こういうことですが、それは間違いないわけですか、長官。
○武田委員 そうしますと、今度四全総の中身ですね、私、心配するのは。  今、定住圏構想に従ってモデル定住圏が進んでいるわけです。既に七年間ですね、五十二年からですから。ところが、ちょっと伺ったところが、各県に大体一つくらいずつその事業をやっているわけですから、七年もたったらどう...全文を見る
○武田委員 最近、国土庁の内部で、人口の伸び率が見通しよりも非常に低い、今後の見通しからいうとこれも続くであろうということで、これからは人口の増加分は首都圏で十分吸収できるのではないか、もう今さらそんな方に力を入れる必要がないのではないかというようなニュアンスの声が聞こえるとか、...全文を見る
○武田委員 そうしますと、三全総にある定住圏構想の継続は考えていくし、いわゆる過疎過密の解消による均衡ある国土の発展という基本方針を入れた上でのその他重要な方向性は、これからの課題として十分検討に入れていくというふうに伺っておきます。  そこで、通産大臣においでいただきましたの...全文を見る
○武田委員 時間が来たようですけれども、あと一つだけ。  今話がありましたけれども、一つの例を申し上げますと、宮城県の北部に今度いわゆる仙台北部中核工業団地というのが、二月の十六日、事業の正式採択があったわけです。ところが、これはこの計画ができてから実に十五年目なんですね。いろ...全文を見る
○武田委員 それでは、お約束の時間ですのでこの辺で終わらせていただきます。  次に、林野庁にお願いします。林野庁長官、来ていると思うのですが、林業問題についてちょっと質問します。  最初に私は、木材というもののよさというものが割と正確に知られていない、あるいは誤解されている面...全文を見る
○武田委員 いろいろと木材の持つ特性というものを長官から話があったわけでありますが、やはり今問題になっているのは、そういう木材をいろいろな分野で使って国産材を大いに利用していくという、そういう方向をしっかと進めていくことが必要だ、私はそう思うわけです。  そこで文部大臣、私は学...全文を見る
○武田委員 くしくも大臣は、木というのはどれほどいろいろな面で大事だかというのは、自分自身でもおわかりだと思うのです。  例えば、部分的に廊下を木にしてみるとか腰板だけでも木にしてみるとか、そういう一つの知恵といいますか、気配りが大事じゃないか、私はそう思うわけです。そこにやは...全文を見る
○武田委員 実は昨年の答弁では、補助金は出しません、こういうことなんですよ。けれども、このくらいのものは大いに奨励をしながらやはり補助金を出して、木材による建築物として大いにつくっていった方が私はいいのではないかという気がするものですから、これは確認しておきたいと思うわけです。 ...全文を見る
○武田委員 国鉄、健保、米、それにこの林野、国有林ですね。こうなるといわゆる四K赤字、こういうことが言われるようになっておるわけですから、やはりこうした経営収支の赤字の原因というものをしっかと分析しながら手を打たなければならない、これは当然のことだと思うのですが、その原因はどこに...全文を見る
○武田委員 長官、そうすると今いろいろな話があったのですが、こういう赤字解消のために、私たちは昨年農林水産委員会やあるいは参議院の予算委員会で、要するに販売体制等々林野庁として体質改善すべきだ、そういうことを申し上げました。  今まではどちらかというと山元の話だけであって、消費...全文を見る
○武田委員 こういう不況の時期になりますと、やはり供給サイドよりは需要サイドの方を大事にしなければいけませんからね。林野庁としては全国的な組織があるわけです。国有林のたくさんある地域も少ない地域もいろいろありますけれども、その連携を密にしながら、ひとつ全国的に持っている情報を交換...全文を見る
○武田委員 聞きますと、いろいろ苦労しながら努力をしている方々もいるんだそうですが、なかなか阻害要因もあるということでございますけれども、その阻害要因をまず一つ一つ解決しながら、今後の経営の赤字解消に努力をしていただきたいし、していくべきだと思うのでありますが、今後いつごろまでに...全文を見る
○武田委員 農林水産大臣が来ましたので、お尋ねをしたいと思います。  あっちこっちかけ持ちで大変ですが、最初に、大臣、これをお読みになりましたか、大臣に就任してから。(資料を示す)
○武田委員 だめですな。  山村大臣は、私は農林水産については全く素人だとみずから言っておるわけですが、今一番大事なのは、私は農業問題だと思うのです。教育も大事、わかります。防衛大事。だけれども、国の安全保障の中で、食い物がなかったら、人間、腹がくっちくなかったら——これは仙台...全文を見る
○武田委員 それじゃ、レクチャーを受けているそうですから、お尋ねいたします。  私は、中曽根総理の施政方針演説、三回お聞きしました。その以前には大平総理、福田、鈴木総理等の施政方針演説もお聞きいたしました。いずれもさきの総理大臣の皆さん方は農業の重要性を非常に強調されまして、紙...全文を見る
○武田委員 大臣、中国の言葉に、一年の計は穀物、物を植えるにあり、十年の計は木を植えるにあり、百年の計は人を植えるにありという言葉があるのを御存じですか。この穀物をつくる農業というのが回の発展の原点だ、私はそういうふうに思う。ですから、国づくりの、国の発展、繁栄のためには農業と教...全文を見る
○武田委員 それでは、一つ土地の問題で数字を挙げてちょっとお尋ねしましょう。  昭和三十五年に六百七万ヘクタールあった農地、五十五年には五百四十六万ヘクタールと、二十年間で約六十万ヘクタール減っています。明治以来昭和三十五年までの間に開墾などで増加した面積約八十六万ヘクタール、...全文を見る
○武田委員 第三次改良計画は五十八年から六十七年まで、三十二兆八千億、約五百五十万ヘクタールという一つの目標がある。これはどうですか。この計画どおりこれをやるとすれば、毎年一一%ぐらいの伸びの予算がつかないととても不可能だと私は思うのですが、この点の心配はないですか。
○武田委員 私が非常に心配なのはその中で一つ造成の件ですが、十年間で四十七万ヘクタールの畑ですな、造成するという計画があるわけです。そうすると、単年度を見ても四万七千やらなくちゃいけない。これはちょっと数が大き過ぎるんじゃないかという気がしますね。というのは、今まで五十五年からち...全文を見る
○武田委員 そのほかに、例えば遊休農地が十万ヘクタールぐらいもあるというような諸条件を考えますと、やはりその基盤である農地の確保、このためには国の一大事業として取り組んでほしいし、そうしなければ農家の皆さん方も大変だし、我が国民も大変な事態に当面するのじゃないか、そう私は思うので...全文を見る
○武田委員 では、ひとつお願いを申し上げまして、時間の関係で最後に、人の、担い手の問題についてお尋ねをしたいと思います。  これも大変なことになるなと私は思いますね。一つの例を挙げながらひとつ質問したいと思うのですが、農業構造の展望を見ますと、基幹的農業従事者は昭和五十五年が四...全文を見る
○武田委員 一歩下がって、それでは七十万の必要中核農家が果たして確保できるかという問題ですが、私が計算しますと、農林水産省はどういう試算でいくのかわかりませんが、今二十九歳未満、三十から三十九とずっと年代別のそういう農業従事者の推移の数字を見てみますと、昭和五十五年四百十二万八千...全文を見る
○武田委員 今答弁あったのですが、私は非常に心配であります。  そこで、時間も来ましたので文部大臣にお尋ねしますが、農業高校の問題。  最近、農業高校にもいろいろな専科が出まして、園芸とかあるいは造園とかいろいろあるのですが、肝心の農業科に入る定員が満たない地域が多い。私の地...全文を見る
○武田委員 それでは終わります。どうもありがとうございました。
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○武田分科員 私は、戦後処理の問題についてお尋ねをいたします。  まず長官にお尋ねいたしますが、きょうはどういう日であるか御存じでしょうか。
○武田分科員 昭和二十年の三月十日、十二時半くらいでしょうか、東京が約二時間近く大空襲に遭ったという、日本の戦争の一つの象徴のようなものが国土の中で発生した日であるということでございまして、その様子は、最近出版された「太平洋戦争日記」という亡くなった伊藤整さんの日記の中に事細かに...全文を見る
○武田分科員 見解がないというわけでありますから、私は深入りはしませんが、そういう姿勢であったならば今後いろいろ問題が出てくるということだけはひとつ言っておきます。  いずれ一つの答えが出てきたときにまたいろいろお尋ねをしたいと思いますが、やはり戦争の残酷さ、悲惨さ、そしてそれ...全文を見る
○武田分科員 次に、五十七年六月ですか、総務長官の私的諮問機関としての戦後未処理問題の懇話会、これが設置されて動いているというわけでありますが、これにつきまして、まずその委員になっている方々はどういう方々でございますか、また、会の動き、現況はどうなっているのか、それをひとつお答え...全文を見る
○武田分科員 今、民間団体からも意見聴取をしたようなことを言いましたが、どういうところからなさったのか、その選択の基準というか、それはどこにあったのか、ちょっと聞かしてもらえませんか。
○武田分科員 答申がことしの夏に出る、そうすると答申に対して政府がまたいろいろと対応していくわけでしょうけれども、見通しとしましてはその答申がこういう各種団体の方々の期待と沿うようなものが出るかあるいはまたその反対のものが出るか。出方によって天地雲泥の差でございまして、またそれは...全文を見る
○武田分科員 長官、「人間革命」という小説があるのです。その冒頭に「戦争ほど残酷なものはない。戦争ほど悲惨なものはない。だが、その戦争はまだつづいていた。人々は、八年におよぶ戦火に、親を失い、子を失ってその苦しみにたえてきた。」こういう一文があります。しかし、その苦しみは、先ほど...全文を見る
○武田分科員 それでは、時間前ですが、以上で終わります。どうもありがとうございました。
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○武田分科員 私は、二つの問題をお尋ねいたしますけれども、大臣も大変お疲れのようですから、正確にしてしかも適切な答弁をいただければ早目に終わっても差し支えない、こういう気持ちでございます。  一つは精薄者の施設、ここに勤める職員の悩みをちょっと聞いてもらいたいなということでござ...全文を見る
○武田分科員 その経費の問題はどうですか。
○武田分科員 それは現実は違うのですわ。福祉司も忙しいために、だめだと言うのですわ。だから職員が出ていかなくてはいけない。職探しは、御承知のとおり大変なんです。それから経費もないのですわ。だから、どこか削ってやっている。その苦労というのは、これはちょっと一回調べてもらえばおわかり...全文を見る
○武田分科員 次に、腎不全の問題です。腎臓病の問題ですが、私は毎年この問題を取り上げているわけでありますが、年々歳々ふえていますわね。国の方でも、厚生省さんも随分お力添えをしていただきまして、患者の皆さん方も非常に喜んでいるのでございます。しかしながら、やはりまだまだやらなければ...全文を見る
○武田分科員 こういう状態だと、希望者には十分にこたえられないわけです。三千七百人いるとなれば、提供者、登録者が五万四千ですが、この提供者も十数倍あるいは二、三十倍くらい必要ではないでしょうか。そうすると、まだまだこれはやらなければいけない。それで、国としてはこのために登録及び普...全文を見る
○武田分科員 しかし、その効果は遅々たるものではないかと思うだけに、今後そういう患者さんにとっては非常に大事なんです。というのは、人工透析をやった場合と移植をした場合には、健康の状態からいろいろな面で随分違うでしょう。それのデータはお持ちでしょう、透析で済ましている場合と移植した...全文を見る
○武田分科員 そのほか、社会への復帰率なんかも見てみますと、透析患者の場合は完全復帰が三五%に対して、移植者の場合は倍の七〇%です。これは移植が患者さんにとってはどれほど重要なものだか明らかにわかるわけです。ですから、この点の対応をもっと一生懸命考えてほしい。  それから、アメ...全文を見る
○武田分科員 大臣にお願いしたいのですが、これは大事な問題だと思うのです。提供者が少ないし、PRしているのだけれども、遅々として進まないわけです。ですから、大体身内の人からの提供が多いとか、あるいはライオンズクラブとかいう方々がかなり協力しているけれども、国民一般のこれに対する認...全文を見る
○武田分科員 最後に、これも大臣にお願いなんですが、雇用対策の問題。これは労働省の管轄だというのですが、私は、そういう考え方はひとつ改めてもらいたい。やはり総合的な対策の中に、社会復帰という問題としての就職というのがあるわけですね。それは労働省だから、職業安定所やそういうところに...全文を見る
○武田分科員 時間まだあるようですが、これで終わらせていただきます。ひとつよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
03月27日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 私は、大臣の所信表明につきまして、バイオテクノロジー等の先端技術の開発、この問題についてお尋ねをいたします。  大臣は、二十一世紀の農業の一つの大きな課題として、いわゆるバイオテクノロジー等の先端技術の開発に強力に力を入れていくということを申されました。農林省も、農...全文を見る
○武田委員 バイオテクノロジー室ですか、これを四月から設置する、こういうことですね。それで新技術の開発に民間と共同で取り組みをすることも考えている。それからもう一つは、通産省にはバイオインダストリー室というものが既にあるわけですね。この間、ヨモギの問題で特許庁と農林省でちょっとい...全文を見る
○武田委員 それでは、その植物の新品種について、特許庁と農林省との見解の相違でいろいろともめたことがありましたね、二月二十六日の新聞に載っておりましたが。これは、植物特許は五十三年の種苗法の成立のときに随分両者で話をして調整しながら、理解をして、それで話がまとまったと我々は記憶し...全文を見る
○武田委員 そうすると、この問題については恐らくまたこれからいろいろ話し合いをしていって、それで結論的なものを出すのではないかと思うのですが、これは今はまだ結論は出ておりませんよね。それはどうなんですか。
○武田委員 これは、バイオ技術の進歩が著しくなってきますと農業生産のかぎを握りますね。そうすると、万が一通産、特許がそこに目をつけて、日本新薬でしたか、申請したような品種に特許権を与えるということになりますと、それが非常に突破口となって、通産行政が農林行政の方に入ってこないという...全文を見る
○武田委員 時間が来たのですが、このハイブリッドの種子の問題を含めまして、日本の植物防疫法というもの、例えば台湾とか朝鮮がそれから外れておるわけですが、それのすき間を通して向こうから入ってこないかという心配、それから、少量と言ったけれども、百キログラム以下の試験研究用、これが各所...全文を見る
○武田委員 それでは、時間が来ましたので終わります。
03月29日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○武田委員 私、養蚕の問題と畜産、酪農の問題を何点か質問したいと思います。  まず最初に、きょうは大臣がおいでにならないということで次官おいでですが、次官にお尋ねします。  山村農林水産大臣は、就任のあいさつの中で、明るい希望に満ちた農林水産業、農村建設実現のために頑張るとい...全文を見る
○武田委員 徐々にと言っても、どのくらいの期間の徐々になのかですな。畜産の価格にしても、それから蚕糸価格にしましても、特に今から、最初に養蚕農家に対する今後の対応について質問するのですが、十年間ずっと見ていると、養蚕の場合なんか半分ぐらいに減っているわけですね。また今度は、聞くと...全文を見る
○武田委員 生産調整するための減収というのは生活に大変影響を与えると思うのですが、場合によってはつぶれてやめる人も出てくると思うのです。そのときにそれを何で補ったらいいのか。おのおの考えなさいというのでは余りに冷たいと思うのですが、何かやってくれますか、どうですか。
○武田委員 話を聞いていると、ますます明るい希望が消えうせていくような話ばかりですが、これは大事な産業です。かつては日本は世界一の絹の輸出国でございましたが、そういう大事な産業の明かり、ともしびが消えるような大変な危機なんですよ。確かに体質強化や経営の合理化等も必要ですが、それは...全文を見る
○武田委員 畜産、酪農の問題についてもまず価格が据え置き、繭糸価格も据え置きなんでしょう。限度数量を上げろと言えば、七万トンやったから満足。今後、こういう状況で畜産酪農農家は希望を持った仕事ができるか。できるならばできるという証拠と根拠をちょっとしゃべってもらいたいと思う。
○武田委員 政府のいわゆる価格据え置きという諮問について、生産者団体は、再生産の確保の保証はないという観点から、三つの点から問題点を指摘していますね。  一つは、去勢和牛肉その他去勢牛肉は生産費パリティ方式で、豚肉は需給実勢方式を採用、いずれも昨年どおりの方式で算定している。こ...全文を見る
○武田委員 農家の皆さんは、政府のかかわるこの農産物価格につきましては、財政的な理由から常に、最近特に抑え続けられてきたという不満と不信とが渦巻いているわけですね。そういう中でまたこういう状況であれば、本当にその不平というか、不満というものがさらに大きくなっていくんじゃないか。い...全文を見る
○武田委員 時間がないので、次の問題に移ります。  先ほど局長のお話があったように、多額の負債を背負っている方々がこの世界には出ているわけですね。最近、予想以上に東北も多いわけです。夜逃げしたとか財産処分したとか、土地の流動化ができたというので喜んでいると、それは大体借金のカタ...全文を見る
○武田委員 五十六年度の場合を見ても、例えば単一経営の酪農の場合、東北は負債額が平均して七十万六千円、借入金が六十二万円。それから北海道の場合は百六万円の負債額、借入金が九十七万四千円。貯蓄額などを見てみますと、北海道は四十一万五千円、東北は五十七万円。この数字だけでも、単一経営...全文を見る
○武田委員 時間の都合でそれだけにして、最後に和牛の子牛価格安定事業についてお尋ねします。  一つは、今年度の補てん支払い額というのはどのくらいと見ているか。県の財源の状況はどういうふうになっているか。それから、財源が底をついているということで、借り入れを希望している実態はどう...全文を見る
○武田委員 現状で県の財源が厳しいのでちょっとふやしてもらいたい、そういうのは出ていますか。
○武田委員 今後価格が上昇するというような様子は、今のところないと私は思うのです。そうすると、長期的にこれが続いた場合に、五十八年の九月から十二月にかけて肉用子牛価格の安定を図るための緊急対策が実現しましたね。それで切り抜けましたね。そういうようなことも頭の中に入れておかなければ...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたけれども、いずれにしても非常に厳しい状況の中で苦労しておりますので、きめ細かに、その場当たりでなく、長い一つの期間の中での対応を十分、そして現実に一つ一つ的確な対応をしていただきたい、このことをお願い申し上げます。  これで質問を終わります。
04月12日第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○武田委員 私は二十分の持ち時間しかございませんので、御答弁はひとつ簡潔明瞭にお願い申し上げます。  最初に長官にお尋ねをいたします。災害対策に当たって常に心がけなければならない、要するに災害に臨む基本的な姿勢というものにつきまして、長官の御見解をまず伺っておきたいと思います。
○武田委員 緊密な関係の中で万全を期すということでございますが、私は、先ほども長官からお話がありましたように、国民の生命の安全と財産を守るという観点から、地域住民、国民がひとしく安心して生活できる環境づくりに取り組むことがやはり一番大事であろう、こう思うわけでございます。  そ...全文を見る
○武田委員 防災白書を見ますと、一つは「防災に関する科学技術の研究の推進」ということを大きなテーマにしております。二番目には「災害予防の強化」、三番目には「国土保全の推進」、それから四番目には「災害応急対策及び災害復興の迅速適切化」ということを重点にした災害対策を推進するというよ...全文を見る
○武田委員 今力強い下請がたくさんいて、いろいろな味方がいる、省庁の統括のところに長官がいる。そこで、その味方の一番心強いのは建設省ではなかろうか、こう思いますので、長官は完璧な対策をしている、こう言って信頼をなさっているわけでございますから、まず河川事業について一つお尋ねを申し...全文を見る
○武田委員 いろいろな計画を見ましても、大体計画というのは計画であって予定どおり進まない、これは残念です。数%というダウンを後年度でカバーするというわけでありますが、これはできると言うよりできないと言った方が正直で、答弁していながらも、これはできないけれどもしたいなという希望的観...全文を見る
○武田委員 そうするとそろそろ始まる、そういうときに来た。ただ、ことしは異常気象ですから、これから夏場にかけましていろいろとまた水の出ぐあい、雪も宮城県も結構多うございまして、その結果の増水等々考えますとその間の安全対策はしっかりと、パトロール等はしておいでだと思うのでございます...全文を見る
○武田委員 時間が来たようですから、最後に土砂災害の危険性がある地域、この実態がどうなっているのか説明してもらいたいのですが、これはしっかりやってもらわぬと困る問題があります。これは時間がありませんのでこの次にまた質問しますが、実態だけ知らせてください。
○武田委員 どうもありがとうございます。
04月18日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○武田委員 林野三法につきまして御質問いたします。  私たちは、この法案を審議するに当たりまして、愛知県、岐阜県、群馬県等々の山あるいは製材その他の関係者にいろいろとお会いいたしまして、勉強もしてまいりました。非常に問題もたくさんあるし、またいろいろと勉強し、お話を聞くに従いま...全文を見る
○武田委員 いろいろと本を読みますと、やはり山というのは、木というのは生活に物すごく密接に関係のあるものだなとしみじみと思いました。  漢字を分析してみますと、親という字は立ち木を見て親を思う、これから親という字ができたというのです。木が一木の大木に成長するまでの苦労というのは...全文を見る
○武田委員 それでは、次に質問いたします。  国有林野事業の使命というものは、大きく言うと三つ挙げられているようであります。一つは、林産物の計画的、持続的な供給という点、二つ目は、国土の保全等の公益的機能の発揮を目指す、三番目は、農山村地域振興への寄与という三点が挙げられている...全文を見る
○武田委員 今の三つの使命といいますか、これは民有林業でも同じなわけでありますが、こうしたものをしかと行っていくためにはやはり国が先頭に立って行うことが非常に重要だと思うだけに、林野庁の懸命なる頑張りを私は期待していきたいと思います。  そこで、林野庁は累積赤字約一兆円、五十八...全文を見る
○武田委員 各局を通して毎年何十億、何百億という損失を出している。高知は五十七年度を見るとプラスのようですが、いずれにしましても、北海道にしても五十七年度五百十六億、東北の青森が百七億、秋田にしても百二十二億、かなりの損失を出している。長官が今その赤字の理由というのを四つほど言っ...全文を見る
○武田委員 林政審が答申の中で国有林野事業の経営改善について指摘していることが何点かありますね。  その一つに、自己収入の確保増大を図るため新たな視点に立った販売戦略の展開と資産の売り払い等を行う、こういう指摘をしている。ですから、林政審のこうした指摘というのは林野庁としては忠...全文を見る
○武田委員 そうしますと、まずここで考えられることは、収入を確実に上げていく、ふやしていくということと、赤字の要因を削っていくということ、両面から考えられる、こういうことだと思うわけです。  そこで、私はあちこち歩きますと、林野庁も大変な庁だなと同情するやら、少しはみんなでバッ...全文を見る
○武田委員 私は、この財産処理はもっと話し合いをしておかなければならぬと思う。それから、計画性をもう少し持たなければいかぬと私は思う。  例えばある営林署、おたくはこれからいわゆる林野の赤字解消の一翼を担って、皆さん方がお持ちの土地や山等々で処分するもので、いつどの土地を、どの...全文を見る
○武田委員 いや、私は何も企業に出せなんて言っていない。市町村、自治体等々の場合は、やはりそのくらいの一つのものを見せておくということは必要ではないか、打診をしておくということは必要ではないか、こういうことです。  そこで、自治省さん来ていると思うので、ちょっとお願いしたいので...全文を見る
○武田委員 それはわかりました。そういう市の対応あるいは町村の対応のまずさがあるのは私もわかります。もう少し研究しなければならない。  この間、私の地域で折衝があった場合は、話し合いがよくできなかったということで、林野庁さんは少し先走ったけれども、市の方も余り無関心だったという...全文を見る
○武田委員 一生懸命努力してほしいのですが、そういう努力をしながら、森林機能の持つ効用は、先ほど大臣からもいろいろお話があったように大変多い。そういうことを考えますと、森林の場合、治山治水の役割とか環境保全とか洪水調節機能というのは金額的に計算するとべらぼうな金になる。そういうこ...全文を見る
○武田委員 今、文部省の具体例を申し上げました。それで、環境庁や文化庁、建設省もその他いろいろな目的に従って国有林野における山あるいはそういう森林等を非常に活用しているわけです。環境庁なんか随分御厄介になっていますね。原生自然環境保全地域とか国立公園全域等々の面積を見ますと、べら...全文を見る
○武田委員 そういう努力は私も存じておりますが、これから七十二年という長期の中で、やはりそうした公的機能というものの重要性と森林資源を守る、その中での活動だということを理解して、一層の御協力をお願いしたい、大臣や長官に成りかわってお願いする、こういうわけでございます。  それじ...全文を見る
○武田委員 それでは、林野庁さんはこの国有林材供給ネットワークモデル事業ですか、これをお始めになるわけですね。これで私はいろいろ注文をつけておきたいと思うのです。  これが一つのモデルハウスですね、ウッドライフ、建設中のところを見てきました。なかなか結構でございました。非常にい...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、文部省の方、大蔵省も一つほど質問があったのですが、できなくなったこと、勘弁してください。  全体的に、私はあらゆる省庁の力を結集して、お願いをしながら林野行政は進める必要があるという一例を申し上げたわけですが、特に最後にバットの問題を出したのは、...全文を見る
○武田委員 私は、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案について二間お尋ねをいたします。まず一つは、今回の改正で沿岸漁場整備開発施設が新たに追加されたわけでございます。日本の漁業、水産業の発展を思うときに、沿岸漁業が非常に重要なことは先々...全文を見る
○武田委員 もう一つ、この件で、補助率の問題ですが、甚大災に該当する場合の第一次、第二次の適用で、どういう場合が第一で、第二はどういう場合に適用するというふうに考えられているか。その点お願いします。
○武田委員 それから、また別の問題で一つお尋ねします。  現行の第三次土地改良計画、これは前にも私は質問しているわけですが、五十八年から六十七年の十カ年で総額三十二兆八千億円の事業量を予定している。このうち防災事業で二兆三千八百億円の事業量を計上しているというわけでありますがこ...全文を見る
○武田委員 被災の箇所の中で、これはいつも指摘するのですが、未然に防止をすれば災害を防げたという場合が非常に多いわけですよね。小さいものを放置しておいたために大きくなっているというケースなんかもある。例えば農地あるいは農業用施設、五十七年をちょっと見てみますと、農地の場合五十七年...全文を見る
○武田委員 終わります。
04月19日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○武田委員 それでは、水産庁にお尋ねします。十五分ですから、余りくどくなく簡単にしていただけばありがたいと思います。  ことしに入りましてから北転船の操業違反が新聞をにぎわしておりますが、たまたま四月に入りまして私の宮城県の石巻の話が出まして、これは漁業交渉が始まるというときに...全文を見る
○武田委員 今説明いただきましたけれども、北転船の違反が五十七年から五十八年べらぼうにふえましたね。それでその実態は、例えば密漁によって違反行為を起こしているということも出てきている。今までいろいろと指導監督をしてきた立場で、どうしてこんなにふえてこれが防止できなかったかというこ...全文を見る
○武田委員 その中で、禁止魚の水揚げの問題も石巻では取り上げられて、国税調査でその実態が浮き彫りにされたなどということですから、言うなればほかのところからそういうことがわかってきたということも不名誉なことですね。ところが、見てみますと、大きな漁港は厳しいものだから、小さな漁港や工...全文を見る
○武田委員 その答弁がソ連に聞こえて交渉がうまくいくことを期待して、時間は三分ほど前でございますが、終わります。
05月10日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○武田委員 きょうばいろいろと大変貴重な御意見をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。  四人の参考人の皆さん方に二、三御質問をいたします。  最初に、石川、坪井参考人にお尋ねをいたします。  私は、構造政策を円滑に進めるためには、やはりその基本となるもの、価格政策...全文を見る
○武田委員 次に、坪井、湯本参考人にお尋ねしますが、土地の流動化、規模拡大を進めておるわけです。これまで十三万ヘクタールですかの流動化があったということでありますが、どうも土地の流動化というのが生産性の向上等に余り結びついていない面があるのではないかということでございますが、現場...全文を見る
○武田委員 確かに零細、分散、それから先祖伝来という土地に対する固執、それから最近は資産保有という傾向も強い。こういうことで、特に高齢化になって農村地帯で六十五歳以上が大体二〇%もいるという状態になりますと、健康も兼ね、仕事もなければ土地にすがりついて多少でも耕作をするということ...全文を見る
○武田委員 最後に、基盤整備について鷲尾参考人にちょっとお尋ねします。兼業農家が非常にふえまして、話し合いによる事業の推進は困難だ。私のところも結構あるわけです。そのために、一割ぐらいの人間の反対のために思うようにいかぬという悩みもあります。そこで、なぜ反対するかというと、やはり...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございました。  終わります。
05月15日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○武田委員 農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案と土地改良法の一部を改正する法律案につきまして、若干御質問いたします。いわゆる農振法、土地改良法の改正につきましては、聞くところによりますと法案の提出までにいろいろと当局の御苦労もあったようでございまして、各市町村を...全文を見る
○武田委員 これは集落にいろいろと負担をかけるというか、中心が移っていく、こういうふうに思いますね。そうすると、やはり細かいものがどんどん出てくると思います。今、局長がそういう末端の要望はいろいろと聞いて適切な対応をするということですから結構ですが、市町村にとりまして、そういうも...全文を見る
○武田委員 次に、こうした事業、いろいろな仕事を進めるためには、やはりその地域の方々の中に熱心な方々、優秀な指導者等があればおるほどよくなっているのは事実でございます。ですから、町当局を含めて担当の職員等々、当然のことながら農協やあるいは農業会議の皆さんやあるいは共済組合等々、い...全文を見る
○武田委員 それから、いろいろな法によって余り縛り過ぎるのも困るというわけですが、これも確かに一つの議論ですが、農家にとっても困る。特にお役所、役場なんかは、余り厳しい規制がありますと手続の問題で非常に大変だ。例えば線引きの許可とかあるいは転用のための許可など、時間がかかり過ぎる...全文を見る
○武田委員 よく地元の各市町村の相談に乗って、ひとつ親切な対応をしてほしいなとお願い申し上げます。  次に土地改良の問題に移りますが、豊かな農村の建設といっても、肝心の優良農地がないということになればこれは大変なことでございます。その意味で、やはり優良農地を減らさない、ふやして...全文を見る
○武田委員 その理由には、今局長が言った基盤整備の問題が大きくかかわってくる。そのほかに経営の縮小等々もあるとか言いますが、基盤整備というのが一番大きなポイントではないか。また、十年間農業所得が非常に伸びた地域を見てみますと、やはりその一つに基盤整備の問題が入っている。そのほかに...全文を見る
○武田委員 また基盤整備について少しお尋ねをします。  負担が年々ふえてくるということの不満といいますか、心配。それから、そういう話を聞くものですから、若い連中がなかなか渋って応じてこないという傾向もある。基盤整備の場合の負担とそれ以降の維持管理等の問題もございまして、今後はこ...全文を見る
○武田委員 これは本当に難しい問題ですから、関係者にはいたく同情をするわけですが、中には強引にやっちゃって、変な圃場整備をやっているところも出ているわけです。この点、よっぽどの話し合いとバックアップ的な指導を粘り強くやっていくことが必要だと思いますので、今後その点の努力も当局とし...全文を見る
○武田委員 それからもう一つ問題なのは、計画期間中に完成しないということです。これがまた一つの大きな問題です。計画というのはきちっとやって計画が成り立つわけですが、どうも何カ年計画というのは大体計画倒れが多いのです。基盤整備だけはあらゆるものの中でやはり優先して、どんなことがあろ...全文を見る
○武田委員 ひとつ頑張ってほしいと思うのです。特に私は宮城県、東北ですが、食糧供給基地として三全総、四全総、四全総もまた恐らくそういうふうに東北、北海道はその中の一つの大きな明確な位置づけをすると思うのですが、そういう一つの大きな使命を抱えた重要な地域が特におくれている。それが私...全文を見る
○武田委員 五十年度から始まった特定環境保全公共下水道事業ですか、これは農村部に関係ありますね。五十七年度八十四カ所、こういうようなところを建設省や環境庁とよく連携をとりながらもっとふやしていくとか、そういう地域、特に農用地のしっかりとした基盤のあるようなところで雑排水等による公...全文を見る
○武田委員 最後に、安定的な雇用機会の確保を図る、これも頭の痛い問題です。三全総におきましても、定住圏構想の中で、やはり農山村地域に若者を確保するためということで、この問題は強く力を入れてやってきているけれども、今、工業の導入はもうさらさら無理だと市町村も思っている。来そうもない...全文を見る
○武田委員 その時期の問題、早くやってくださいよ、急いで。  それから地場産業の問題ですが、この地場産業はその地域の人の顔になっていく必要がある。一村一品運動などという一つの例もありますが、確かに各市町村で一生懸命努力して、そこに各農業団体の方々も加わってやっているところでは、...全文を見る
○武田委員 最後に、時間になりましたので、先ほど日野委員が取り上げた土地改良にかかわる話ですね。  私も、我が宮城県でちょっといろいろともめたものですから、えらく気にしていた。そうしたら、最近、政治連盟をつくっちゃった。町長や村長や市長が入っている。一口一万円とかなんとかという...全文を見る
○武田委員 これも、一つは先ほど言ったように、やはり思うように予算が来ないということから、いかほどでも我が田にというところの一つのあらわれでもあると私は思うのです。それがうまい人は選挙に結びつけてそういうことをやっている。それで当選してくる、金も入ってくるというのでしょう。  ...全文を見る
○武田委員 終わります。
05月17日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○武田委員 まず最初に、高知県の高知営林局ですか、宇和島営林署管内の愛媛県津島町の国有林野内から大量に流出しました除草剤の問題について林野庁にお尋ねをしたいと思います。  いろいろと新聞で報道されておるわけでございますが、我々はその域でしかうかがい知れないわけでありますが、林野...全文を見る
○武田委員 これは、聞くところによると非常に猛毒性のダイオキシンということで、昭和四十二年から四十六年ぐらいまで使っていたということですから、相当量のものが使われた。私もこの間、私の管内なものですから青森営林局に聞いたところ、その当時にもかなりの数量が残っていたということなんです...全文を見る
○武田委員 この処分の方法が非常にまずかったのだということでありますが、林野庁の通達による処分が守られていなかったというような報道でございます。その当時の書類等は五年保存でなくなっているということで、これから調査するにしても、当時立ち会った方々の追跡調査をして事情を聞くとか、その...全文を見る
○武田委員 これが、言われるようにもしかなり危険なものでありまして、その周辺の住民等々に影響があるということになれば、これは一大事だ。その安全性、その影響というものをしかと関係機関に調査等もさせていると思うし、しているんだと思います。現地で出てきたもの、そして水質検査などもしてい...全文を見る
○武田委員 きょう、環境庁と厚生省の皆さん来ていると思うのですが、両省庁ではこの事態に対してどういうふうな対応策をなさっているか、お尋ねしたい。
○武田委員 これは、総力を挙げてやらぬと大変なことになろうと私は思うのです。それで、実は私はこのことでいろいろと聞いたら、ダイオキシンのいろいろな研究というのは余り日本でやらなかった。それで、そういうことを研究している学者さんも余りいないのだ。ですから、愛媛大学の立川先生に頼るし...全文を見る
○武田委員 厚生省にちょっと聞きます。  現在、我が国におけるダイオキシンの規制値、基準というのはあるのかどうか。また、このものについての研究というか、そういうものの状態はどうなっているのか、ちょっと聞かせてもらいたい。
○武田委員 私は、かつてのカネミ油症事件を思い出します。いろいろと世界的に毒性を注目されながら、事件が起こって初めて問題になるような、あるいは問題にするような−もしこれが何のことなく、流出もなく、それで自然と流水等によってそういう事件が起こったらどうなるか、そういう重大なことを考...全文を見る
○武田委員 これは例えば岩手県また青森県、特に岩手県などは、雫石に三千九百四十キロ、久慈は六百四十キロ、川井三百七十五キロ、岩泉千九十五キロ、このようにかなりのものが各地域にあるわけですが、そういうような地域の方々はえらい不安ですわ。それは現地の流出したところの皆さん方の心配も不...全文を見る
○武田委員 農林水産省としては、こうした事態に対して現在のところどういう対応をしているか、その点について。
○武田委員 そのほか、要するに果樹の作業と稲作がぶつかる地域、特に青森などはそういう傾向も出てきましたね。そうすると、労働力の問題、いろいろな問題で支障を来すこともあるわけですから、現地の状況等を各都道府県等からよく聞きながら、対応できるものはきちっと対応してほしいと思います。で...全文を見る
○武田委員 全国の倉庫の中にどの程度の米があって、どのように動いているのかということで前にも当委員会でいろいろと論ぜられまして、その実態を渡してちょうだいと言ったら、ちょっとしたものは出していただきましたがね。私は今出せとは言わないけれども、我々は米の消費拡大を毎年訴えてきまして...全文を見る
○武田委員 ひとつ万全を期して対応に当たってほしいと思います。  次に、流氷の問題です。  これも異常気象の一つのあらわれだろうと思うのでありますが、宗谷方面で流氷による被害が出ておるわけでございます。稚内などでは、ここは流氷の常襲地帯ですけれども、ことしは四回も流氷が接岸し...全文を見る
○武田委員 ひとつよろしく御配慮いただきたいと思います。  次に、ノリの問題ですが、私の宮城県は、仙台湾の中で松島、塩釜地域の皆さん方はノリを仕事としている方もいるわけですが、どうも不作で、騒いでいるけれども、原因がさっぱりわからぬと言うのです。何年たってもらちが明かぬ。それは...全文を見る
○武田委員 これは、今一つ例が出ているわけですけれども、またそういう裁判問題にまで持っていくなんということになっちゃったらえらいことだなという気がしてなりませんで、我々はそんなことにならぬように、いろいろと皆さん方の御意見やら関係機関に働きかけて、総力を挙げてどういう原因なのかと...全文を見る
○武田委員 この問題は相当地元で問題になっているようですので、後でまた大きな問題として出てくると思うのです。ですから、十分に現地の状況を掌握し、適切な対応をして、おかしなことにならぬようにひとつやってほしい、このことを要望しまして、時間ですから終わります。  どうもありがとうご...全文を見る
06月25日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○武田委員 私は、公明党を代表しまして、主として総理にお尋ねをいたします。  今、日本の津々浦々で農民の皆さん方が大変な憤りを持って農民集会を開いております。私も宮城県、米どころでございますが、何回かその場に出まして、かつてない農家の皆さん、特に後継者の大変なる政府に対する不信...全文を見る
○武田委員 私は、今後の対応によっては不要の混乱も起こるのではないかという心配をいたします。米価の季節も近づいております。米価の要求におきましても、ことしこそはという意気込みの中で、今回行われた韓国米の問題、また五十三年産米の問題等々にしかとした責任の明確な対応をして取り組まなけ...全文を見る
○武田委員 食管法をしかと今後とも守る、これは国の責任で、食糧庁、担当庁としては最大限にこの精神を酌んでいかなければいけない。ところが、私が非常に残念に思うのは、これまでこの委員会におきまして多くのうそをついてきたということに我慢ならぬ。国民も生産者もそのことには大変な反発をして...全文を見る
○武田委員 長官に聞きます。  他用途米、加工用原料だけに使っていたのか、その点どうなんですか。
○武田委員 業務用ということは、食用、主食用でしょう。総理、この点どうですか。
○武田委員 それが安全性の問題に疑義がある。しかも、私が聞いたところによると、その検査がまことになるい。いつまでたったら結果がわかるのだと言ったら、三カ月かかる。とんでもない。聞いたところによると、ロットの多いところから調べているというのです。それじゃどのくらい大丈夫でどのくらい...全文を見る
○武田委員 臭素は、慢性的にとりますと幻覚や言語障害を引き起こす、こういうことなんです。私は、これはすぐ出てくる問題ではないと思うけれども、微量でもあろうが、ずっと出てきた、現実に食べている、そういうことを考えれば、そういう言いわけはもうたくさんですから、もっと万全の対策を講じて...全文を見る
○武田委員 第二番目の失態は、需給計画段階で四年連続の米の不作を甘く見ていたという点、これは政府は本当に謙虚に反省しなくてはならぬ、そしてその責任もしかととっていただかなくてはならぬ、私はこう思うのです。これは、昨年来、政府の綱渡り的な需給操作に不安を持って指摘されてきたところで...全文を見る
○武田委員 弾力的弾力的、こう言うのですね。いつまで弾力的でいくのか。農家は具体的な方向性を求めているのです。これは早く答えを出してもらいたい。  もう一つは、やはり減反の見直しです。もうここに来ましたら、来年から二年くらいは半分くらいの減反をして、そうしてしかと米を確保するく...全文を見る
○武田委員 時間でございますから最後にお尋ねいたしますが、今回のこの米騒動というものは、一つの米政策の見直しを迫られている問題だと私は思うわけであります。と同時に、日本の農業全体に対する、食糧の安全確保、世界の中の日本の食糧ということを考えて、真剣に日本の将来、総理がよく言う二十...全文を見る
○武田委員 では、終わります。
06月28日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○武田委員 先日は、総理をお呼びしましてお尋ねをしました。昨日、実は官房長官や総理大臣、農林大臣に申し入れもしました。その際、特に官房長官に会いましたとき、食糧庁としましては、こうした非常な心配の中の食糧問題、米の需給とかそういうものについて余り深刻に考えてないですな。官房長官に...全文を見る
○武田委員 全中が韓国米の輸入という突如として起こした政府の行動に、これは農家、農民に対する背信の行為であるという怒りの抗議をしまして、他用途利用米の契約はしない、あるいは来年の転作には協力しないということを打ち出した。しかも、その話の中で、早場米の出荷にも協力しないという方向で...全文を見る
○武田委員 誠意というものは大事です。私はそのことだけお願いしておきます。  次に、韓国産米の十五万トンの輸入交渉が成立しました。そこで、私なりに考えてみると、いろいろと心配なことがあるのです。  聞くところでは、当初はもっと大きな数量を要望していた。二十万トンとも二十六万ト...全文を見る
○武田委員 そうすると、そうした経費は、保険料とか輸送費とか、あるいは積んだりおろしたりするとか、そういうものがございますね。しかも、これは一回にどんと来るわけではない、何回にもわたって入れるのでしょう、そういう経費というものはどのくらいと見ておるわけですか。
○武田委員 韓国にとっては現金で返した方が、向こうの財政的な見地からいうと非常に、要するに財政的には、三・五倍くらいの差があるわけですから、現物で来るということになるとかなり損するわけですね、単純に計算すれば。     〔衛藤委員長代理退席、委員長着席〕 こういうことは、私は...全文を見る
○武田委員 それから、もし今後韓国がある年に大豊作になった、米が余った、日本の皆さん、前と同じように現物でお返しします、私は必ずこう言ってくると思う。そのときに拒否するわけにいかぬじゃないですか。どうなんですか。
○武田委員 大臣、けさの新聞を見たら、状況によってはまた韓国米かあるいはほかの米を入れるんじゃないかと載っていました。これはどうですか。
○武田委員 それは、絶対間違いないのですね。
○武田委員 長官、最初に入ってくる米は、いつごろ、どのくらいの量がどこの港に入ってきて、第二回、三回とあるとすれば、それはどうなっているのか。
○武田委員 そうすると、七月中に積み出したものはいつごろ日本に着くわけですか。
○武田委員 そういう間ずっと通して、今向こうで備蓄されて保管されている在庫の安全性の問題については万全を期してもらいたいと思うのですが、その対応というのはどういうふうにやろうとしているか。
○武田委員 わかりました。  これも新聞ですから、直接聞いたわけじゃありませんが、私も新聞記者を七年ばかりやった男です。新聞はそうインチキを書くものではないですよ。私は書いたためしはないです。農林水産省の幹部の中に韓国備蓄論ということを言う人がいるんだ、こういうことですが、大臣...全文を見る
○武田委員 こういうことも言っているのです。「仮に主食用が極端に不足し、実需者が韓国米を欲しいと言えば、売らないわけにはいかない」、要するに、米屋さんが韓国米でもいいから売ってくれ、主食にしたい、こう言ってきたら売らないわけにいかぬ、こう言っているのだそうです。これも農林省の幹部...全文を見る
○武田委員 米の流通業界では、加工用原料の方の心配はなくなったけれども、やはり業務用の米が心配だ。一般論としては非常に窮屈になっている。私の宮城県も窮屈、隣の山形県、福島県も窮屈、遠くは長崎県は五月ごろから窮屈なんです。農協系統の要するに政府米を扱っている倉庫は大変なんですよ。こ...全文を見る
○武田委員 七月から十月期の主食用の米の流通量を決めますね。まだ決まらぬでしょうが、これは大体どのくらいの数量、そしてこれは卸業者の皆さん方が十分満足のいくようなものであるかどうか、この点お答えをいただきたい。
○武田委員 そうしますと、三月から六月までよりは緩めた、要するに恐らく前年度実績の何%減くらいでいくのでしょうね。それを減でなくて丸々欲しいと言ったらそういうふうに応じてくれますか、どうですか。
○武田委員 一般的に、小売店さんは大体三日くらいの保有はある。卸屋さんは五日くらい、ちょっといいときは一週間くらいは持っているのだそうです、常識的に。それが、今、私の地元では現実にないというのです。だから、六月の末に、彼らは恐らく二十五、六日ごろと言っていたのです、七月分の米を売...全文を見る
○武田委員 長官、私は資料を取り寄せて聞いたら、今四月で言ったけれども、五十九年三月現在で五十一年から五十三年までの米は三万三千トンある。そのうちほとんどが五十三年産米だ。その次、五十四年から五十七年の米が三万トンある。そのほとんどが五十四年産米である。そして五十八年度米は、標準...全文を見る
○武田委員 売却は主食用ですか。そうすると、宮城県には三千四百トンあるのです。これは主食用ですか。そうすると、宮城県そのほかの県にも何かあるわけですな。そうすると五十三、五十四ですね、臭素の問題云々とか言われていて、もし主食用とすれば、またこれは問題にしなければならないわけですな...全文を見る
○武田委員 それでは時間が来ましたので……。  ただ、これは問題だと思いますよ。ですから、私は、三月末のときは三万トンあるとちゃんと聞いたんだ。今長官は二万トンだと言うのです。三月から一万トン売っているわけだね。これは主食用だったと。これは確認だけしておいて、いずれまた後でその...全文を見る
07月17日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第25号
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○武田委員 二十四、二十五日に米価審議会が開かれまして、その前に事前米審が行われるという、いよいよ本年度の生産者米価の決定の時期であります。今回の韓国米の輸入の騒動あるいは米需給の不足の問題等、生産者農家も大変心配しているだけでなく、消費者自体も、どうなっているんだという非常な心...全文を見る
○武田委員 それでは、米価審議会の予定がずれたというよりも、当初からそうだったというふうには思わないのですが、その点はどうなんですか。
○武田委員 いろいろ事情はわかりました。ただ、いろいろなところに行きますと、一つは、ことしの米価に対する布陣を相当ガードをかたくしているのではないか。長官は相当ベテランですね。管理部長さんをやられ、次長さんをやられまして、その間低米価で随分御苦労なさった経験の持ち主でございますか...全文を見る
○武田委員 きのう小委員会の報告があった。農政に関する内容としてどういうものがその報告の中に盛り込まれていますか。
○武田委員 大臣、今報告のあらあらの内容を聞きました。そういうような報告書が出ているわけですね。二十五日にも恐らくこれと似たような厳しい内容のもので出てきて、大変御心配な状況が出てくると思うのですが、せんだっての当委員会で私が質問したときに、米価の決定は私がやるのです、こう言いま...全文を見る
○武田委員 そこで長官、新しく長官となったわけでございますが、昔の古巣に帰ってきたわけですから仕事も非常にやりやすいし、相当意欲満々で、新しい体制の中で注目をされているわけです。  長官は前は畜産問題で随分御苦労なさったし、畜産の方も牛肉等の拡大があって余り歓迎はされなかったわ...全文を見る
○武田委員 食管制度の根幹、よく言われますけれども、生産者と消費者と二つの方々に、生産者にとっては再生産が十分可能な価格でお米を買い上げてあげる、消費者には家計の安定の面から、経済的なそういう面を考慮して適切な価格で差し上げる、そういうことで、そこに一つの生産者米価と消費者米価の...全文を見る
○武田委員 食管会計の実態を見ていますと、五十二年から五十八年の実態をいただいても、非常な努力の中でその赤字がずんずん減っているわけですね。そしてまた、人員整理等もかなり努力なさって、そういう面の御苦労があるのはよくわかります。ただ、どうしても食糧の安定供給と生産者と消費者を守る...全文を見る
○武田委員 大蔵省の方、おいでですね。シーリングで大変御苦労でございます。ただ、このシーリングのあり方、いろいろと言われているのですが、公共事業の問題で最近いろいろと、これでは景気の回復の上において非常に不都合なことがある、あるいはまた福祉とか教育とか、そういう弱いところに締めつ...全文を見る
○武田委員 米、食糧というのは優先順序からいったら私は一番だと思うのですね。食べ物がなくて一切の社会的行動というものは成り立たないわけですから、飛行機があったってこれはどうしようもないですからね。  ですから基本的な国内の政策の中で大事なものは何かというと、やはり基盤産業である...全文を見る
○武田委員 大臣の心の中にあるゆとりのある農政というものの姿、どういうようなことになればゆとりある農政になるだろうという青写真がありますか。
○武田委員 そうすると、ひとつ備蓄の問題でもっとまじめにやっていこうということですね。四十五万トン、三年で百三十五万トン、この問題は正式にそういう方向で行くのだということは決めておるわけですか。この点、どうでございますか。
○武田委員 そのことは各地の農家の皆さんや農協の方々等は既に御承知のことでしょうかね。どうなんですか。
○武田委員 私たちは何度も二百万トンくらいは必要でないか、できればもみ貯蔵をしていった方がいいんじゃないか、そのために農林省としても頑張ってほしいということを申し上げました。そのためには恐らく二千億近いお金が単純に見ても必要になってくるでしょう。ですから財政的な問題でも相当御苦労...全文を見る
○武田委員 次に、これから決まるであろう生産者米価につきまして多少お尋ねしますが、生産者団体はもう既に六十キロ当たり一万九千三百八十四円、前年比七・七%の値上げの要求を出しまして、各地でその実現のために強力な運動を展開し、大臣、食糧庁長官にもその代表は既にお伺いしているはずでござ...全文を見る
○武田委員 余り難しいことを言わないで、まず第一弾として上げるんだと言ってもらえば、農家の方はそれで随分気も晴れると思うのです。どうですか。
○武田委員 そうすると、その結果上げちゃならぬということが出ると上げないということになるわけですか。
○武田委員 生産者は随分我慢してきたな、心棒でもいっかは車から外れて、途中で過熱の余りすり切れて暴走するという心配もあると私は思うくらい、そういう寸前まで辛抱してきたなということを痛感します。大体、据え置きみたいな、あるいは据え置きでなく実質引き下げだと言われるほどのここ数年の実...全文を見る
○武田委員 算定方式云々と言うのだけれども、算定方式だって今までくるくる変えて、今度三つの問題があるわけです。それだって農家の皆さん方は、最初から据え置きとかかってからの逆算であるとはっきり言っているわけです。ですから、同じ土俵でお互いに話し合って、今度は生所方式という一つの土俵...全文を見る
○武田委員 そう言っても、土地の流動化は余り進まず、苦労しているわけですよ。それでほかのものをやっても、例えば牛肉でもそのとおりです。野菜をやれば野菜が過剰になってくる、小麦をやれば小麦が過剰になってくるというふうになれば、どうやったらいいのか。それじゃひとつ具体的な、こうやれば...全文を見る
○武田委員 自主流通米制度は、消費者の良質米志向というものにこたえて、米の消費減退に歯どめをかけるという大きな政策的なものを持っていたわけですね。ですから、そういう意味から奨励金等の助成で応援をして、そういう志向型にこたえられるような体制をとって、農家の方は一生懸命努力をして今日...全文を見る
○武田委員 ですから、今申し上げたようなことから考えますと、米価の問題に関与してこの自主流通の奨励金がいじくり回されるということは生産者にとっては耐えられないことでありますから、これはこれとして別途に、しかとこういう状況を今後とも保っていけるような、やはり生産者に対する一つの大き...全文を見る
○武田委員 いない人のことを言ってもしょうがないのだが、私は三万トンというのを最初に聞いたのです。直接聞いたのですから、資料要求のときに。ここでは二万トンと議事録にあります。今度一万七千トンです。一万七千トンが本当だったわけですね。どうなんですか。
○武田委員 ですから、私は三月末は三万トンとちゃんと聞いたのです、おたくの係の方から、ここで二万トンとなったから、おかしいじゃないか、その一万トンどうしたのだと言ったら、食糧庁長官は主食として食べさせた、こうここで言ったのです。そうでしょう。そうなんですよ。それをまた一万七千トン...全文を見る
○武田委員 そうすると、これにも臭素なんかがあって食べられないものがあったということですね。五十四年産米というのは、その三月前は聞いても全然出てこなかったのですよ。米のあるのを出せと言われても全然出てこなかった。ありませんと言っていたんですよ。なぜ急に出てきたかということですよ。...全文を見る
○武田委員 その数量はどのくらいずつあるわけですか。
○武田委員 私はなぜ聞くかというと、この間もそうですが、五十三年産米等を含めた米の在庫量はどうかと言うと、非常に流動的で、それは移動しているかわからないけれども、ある時点では何ぼあって、それからどのくらい動いたかというのが今のコンピューターの世の中でわからぬというのは、私は非常に...全文を見る
○武田委員 これは幾らぐらいで売っているわけですか、どういう形で主食として使われておるわけですか。
○武田委員 そうすると、これは一般の消費者が食べているわけですね。五十四年産米をいわゆる主食用に回しているということはどうなんですかね。五十九年ですからもう六年目ですね。これは普通のやり方としては何ら抵抗なくやっているわけですか。
○武田委員 私は問題だと思うのですね。一つは、それだけ米がないわけでしょう。安い、いわゆる政府米として使う米がなかったということの一つの証拠でもあるわけですね。五十四年産米までやらなくてはいけなかった。ところが、私は現場へ行って聞きましたが、いっこういりことを決めたかわかりません...全文を見る
○武田委員 入っている倉庫の管理者に聞くと、何に使ったらいいかわからないし、どうしろという指示もないので、我々はずっと預かっていますと言うのです。どうしたらいいのでしょうか、こう言うのですよ。それはその業者だけじゃないのです、食糧事務所の方も言うのですよ。だから保管しております、...全文を見る
○武田委員 私は六月の初めごろちゃんと事務所のしかるべき人から聞いたんだ。だから聞いているのですよ。  それでは、五十四年産米というのは安全性は間違いなく心配ないですね、食べているんだから。絶対間違いないですな。その点もう一度お聞きしておきます。
○武田委員 それじゃ、後でもう一度私はその中身を調べてみたいと思っております。その結果どういうものが出てくるかわからないけれども。長官を疑うわけではありませんが……。  最後に、時間ですので。韓国米の持ち込みについて正式の調印が行われましたね。そこで、手っ取り早くお聞きしますと...全文を見る
○武田委員 長官の答弁の中で今、繰り上げて返還してもらう分は五十一万四千トンと言ったが、これは間違いでしょう。
○武田委員 それじゃ最後に一つ聞きますけれども、この港が十くらいに分散するというのは、これは何かわけがあるんだと思うのですが、どういう理由で十くらいの港に分散するのか。
○武田委員 それでは、時間が来ましたので、終わります。
08月02日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第27号
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○武田委員 きょうは、水産庁と食糧庁に若干御質問いたします。最初に水産庁に、それから外務省も来ておりますから、一緒に関係の部門についての御答弁をいただきたいと思います。  先月の末に、北朝鮮、いわゆる朝鮮民主主義人民共和国の警備艇に石川県のイカ釣り漁船が銃撃を受けて、負傷した船...全文を見る
○武田委員 その場所あるいはまたそうした事態に至る北朝鮮側と日本側の推定でちょっと違うわけですね。片方は軍事境界線内に侵入して云々、片一方では、いやその外側の沖の方であった。この事実関係は、しかと正確に掌握をしておかないと、また掌握することが今後の再発防止への一つの手がかりともな...全文を見る
○武田委員 この問題のあった海域周辺は、これまでも何回かそういう銃撃、拿捕等があったと聞いておるわけでありますが、ここ一、二年の状況というのはどうなっているか、ひとつ実態を聞かしていただきたい。
○武田委員 ニュースによれば、こうした事件の背景には、北朝鮮との民間漁業協定が失効してから北朝鮮当局によるそういう拿捕、銃撃等がちょっとふえているというのは、日本漁船の取り締まりの強化を決定した、そのことの一つのあらわれではないのか。だから、そういうことが一つの空気として、特に五...全文を見る
○武田委員 そこでもう一つ、今回のこうした不幸な事件を引き起こした大きな原因は、やはり外交上の問題があったと思うのです。ですから私は外務省にお尋ねしたいのですが、一昨年の六月末に日朝漁業協定の有効期限切れ、その後三度目の期限延長は、日本の漁業関係者は非常に要望しておりながら政治問...全文を見る
○武田委員 聞くところによると、向こうは民間レベルでなくてもいい、日本が望むならば政府筋の話し合いでも構わぬというようなことも言っているようです。近隣諸国に行き来するあるいはその近くでの漁業の操業、そういうものの安全性をきちんと守ってあげなければならない責任は外交の中における一つ...全文を見る
○武田委員 ひとつきちっとお願いしたいと思います。  次に、捕鯨問題について、水産庁としましては我が国捕鯨産業を今後どういうふうにしていこうと考えているのかお聞きしたいと思おのです。  最近の新聞記事でありますが、これは水産庁長官の私的諮問機関だそうでありますが、捕鯨問題検討...全文を見る
○武田委員 今の報告書の中でも、IWCの商業捕鯨の全面禁止は科学的根拠を欠き、正当性を欠いている、不合理なものであるということははっきり指摘しているわけです。いろいろと実情を聞いてみますと、現在南氷洋には少なくとも四十万頭が生息している。年間六千頭ぐらいは資源の枯渇云々という問題...全文を見る
○武田委員 一日の衆議院の外務委員会で安倍外務大臣がこの問題についての質問に答えていますね。そこで、IWCが六月の総会で決定したこの八四−八五年漁期の捕獲枠については、我が国の捕鯨産業を危うくするものであり、異議申し立ての可能性も含めて対応を検討していきたいということを言っていま...全文を見る
○武田委員 大臣、この問題は非常に深刻ですよ。ですから、海員組合の皆さん方が各地において、もう本当に伝統的な日本の産業として、しかもそれはその地域を非常によく支えてきた。ところが、こういうふうな状況なものですから、一生懸命努力しながら寂れていっている。しかしながら、何としてもそれ...全文を見る
○武田委員 しかとお願い申し上げまして、次に移ります。  私もあちこち歩きますと、最近一ついろいろなところで気になることがあるのですが、日本の文化、まあ農業という一つの産業の中に文化があるわけですね。古いよき伝統が失われてきているし、古い歴史がもう忘れられている反面、それを今度...全文を見る
○武田委員 みんな抵抗なぐ入っていけるものが必要です。確かにそういうものが大学にあります。けれども家族そろってあらゆる方々が非常に楽しみながら勉強でき、歴史もわかり、それで水産に対する理解、海に対する理解、こういうものが必要だ。米の消費拡大なんかも随分一生懸命やっているようだけれ...全文を見る
○武田委員 それは今大臣が言う前に私言ったわけです。要するに奨励金を削減するような事態に当面していると理解しているのかどうか。良質米が消費者の皆さん方には大変喜ばれて、良質米志向の消費者の好みにまことによくこたえているわけです。大都会、東京などに対しては大変な貢献度があるわけでし...全文を見る
○武田委員 私は頑張ったのを認めているわけです。大変に御苦労さんでした。ありがとうございました。そういうことを心に踏まえてお願いをしているわけでありますから、頑張ってほしいと思うのです。これはよく実態を調べて、知らない人たちにいろいろなことを言わせることはいけないと思うのです。私...全文を見る
○武田委員 そうしますと、例えば整粒四〇ないし四五%のものを他用途米のかわりとして使用するということも検討すれば、これは結構な数が集まる、経験上からその人の言うのには。間違いなく十分需要に応じられるものは出てくるはずである、また、〇・九ミリ以下の米を他用途米として使うこともやはり...全文を見る
○武田委員 私は今後の問題として提起したわけであります。地域的な問題はあると思うのです。ですから私は今後の課題として、地域的な対応として、例えばある地域で何らかの条件をつけて他用途米を受け持つ、それで間に合わせるというようなことも検討の中で考えられないかということも、あわせて一つ...全文を見る
○武田委員 それでは、時間が残っていますが、懸命に御努力いただける大臣以下食糧庁の誠意を感じまして、早目に終わらせていただきます。ありがとうございました。
10月03日第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第29号
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○武田委員 最後ですからひとつ……。  最初に日米諮問委員会、新賢人会議という名前で通称言われているのだそうですが、九月十七日「よりよき協調を求めて――日米関係の課題と可能性」と題した両国間の政治、経済など全般にかかわる報告書を中曽根首相とレーガン大統領に提出いたしました。農林...全文を見る
○武田委員 アメリカ側にはちゃんと農業関係者は入っているのです。なぜ日本がこういう重要なところに押し込めなかったかというのは大事な今後の問題です。そういう点で農業はどんどん押し込まれているという気がしてならぬのです。この人選等に当たっては、総理と皆さん方もそこに関係者がいたのでは...全文を見る
○武田委員 この内容を日本側の正当な意見として向こうが受けとめたら大変なことになる、向こうにはずみをつけさせるという心配があるわけです。ですから、正当なこちら側の言い分が向こうに通ずるような賢人会議であってほしいということを踏まえて、この点は、その提言の中身については慎重に取り扱...全文を見る
○武田委員 率直に言って、どこに行っても豊作なものですから、喜びはひとしおですね。それで周辺の商工業の皆さん方もいろいろと大変期待をしている。やっぱり豊作というのは非常にいいものですね。大豊作というのはもっといいのだ、こういう気分、今後、農業の中で、米がたくさんとれてよかったな、...全文を見る
○武田委員 数字的に心配のない、だから来年の端境期も見通しがついたというふうに長官も話されているのですが、私はちょっとこれは、余り安心し過ぎますと少し心配だなという気がするわけです。  それはやはり、最近の気象の変動の状況を見ますと、かなり作況のぶれが大きいということをこの際に...全文を見る
○武田委員 そうした具体的な農家の皆さん方が待っているような、そういう一つの方向性を早く提示してあげてほしいと思うのです。でなければ、いろいろな計画の中で農家の皆さん方が安心して農作業に取り組めるということが停滞しがちでございますので、しかとお願いをしたい、こう思います。  そ...全文を見る
○武田委員 これは今後の大きな課題です。そういう意味でひとつ技術陣の総力を挙げた対応をお願いしたい。七五三計画も随分進んでいるのではないかと思うので、これはきょうは余り聞きませんが、いずれその成果の実態等もお尋ねしたいと思うのですが、やはりこれは多く期待をしているわけです。ですか...全文を見る
○武田委員 いろいろと御苦労の跡は伺いました。  私は、今いろいろと話された中で、今後はもう一層稲作の研究ということに、今まではどちらかというとたくさんとれていたものですから、なるべくそっとしていたような気がします。離れていたような気がします。研究はやっているようだけれども、も...全文を見る
○武田委員 今の答弁でちょっと気になるのですが、直ちに食糧に回すことができない、直ちにというのですから一年間くらい置くと――私はここが問題で聞いたのですが、実は歩いていたら、この臭素というのが一年か二年くらい置くと抜けてしまうのだというのですね。だから、直ちにというのは、抜けるか...全文を見る
○武田委員 要するに安全に、後顧の憂いなく処理をしていくというための検討をしているということですね。
○武田委員 こういう問題というのは後々まで尾を引きますもので、この際はっきりとそういう処置で、また今後の処置で過ちのないようにお願いしたい。  実は今申し上げましたように、私もあちこち東北を歩いていたときにそういう話を聞いて、ひょっとするとまたなんという心配を持っている方がおり...全文を見る
12月12日第102回国会 衆議院 社会労働委員会内閣委員会地方行政委員会大蔵委員会文教委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○武田委員 まず最初に、大臣にお尋ねをいたします。  この年金法の改正、非常に国民の注目するところでございまして、よりよき内容で早くこれはひとつ実現してほしいというわけでございます。私たちは、この問題につきまして、党としまして政府が提案されました法案についての修正を求めまして提...全文を見る
○武田委員 御見解、御所見、読んでどうお考えになられたか。その点ひとつお聞かせ願いたい。
○武田委員 我が党としましては、従来この年金の一元化、そして二階建て年金の導入ということを主張してきましたし、そういう方向への形として政府も踏み切ってきたということは、それなりに評価するわけであります。昭和五十一年、我が党が福祉社会トータルプランでこれは既に提唱しておる問題であり...全文を見る
○武田委員 基礎的部分を賄える、こういうことを何回も言っています。具体的にはどういうものをこの中に含んでいるのか、ひとつこの際、細かに提示してもらえればありがたいのですが……。
○武田委員 年金というもの、特にこの基礎年金ですね。私は、国民の最低生活を保障するという中には、老後の保障として大事なのは、やはり文化的で健康な生活を営むということがあるわけですね。  最近のお年寄りの実態、御存じでしょうか。私はかつて中国へ行きました。万里の長城で、年金をいた...全文を見る
○武田委員 随分確信のある堂々たる答弁で恐れ入るのですが、民間の研究機関の調査などを見ましても、例えば世帯主が六十歳以上の夫婦の老後に必要な生活費というのは、月額二十一万円というふうに調査の中から出ているわけです。そのほかに趣味とか不時の出費が大体十万円くらい、それで三十一万円だ...全文を見る
○武田委員 それは問題でしょう。無年金者を救済するという一つの大きな問題を抱えているのでしょう。それなのに、どのくらいいるかわからぬということで、こういうような重要問題をいろいろとそちらなりのお考えでやるというのは、ちょっとどんぶり勘定みたいな感じですな。今、確認する手段がないと...全文を見る
○武田委員 私は、時間をかけて協力をいただいてやればわかると思うのです。市町村に行ったって、特に農村、私は農林水産業の仕事を担当する委員会に所属していますが、年金に対する関心度の一番高いのは農村地帯です。その周辺の商工業、いわゆるそういう地域が特にこの問題については関心を持って深...全文を見る
○武田委員 サラリーマンの妻で任意加入の数というのは、どのくらいなんですか。
○武田委員 そういうふうに一つ一つ聞いていくと、そういうものを集大成して計算したら出てくるわけじゃないですか。そういう細かい調査というのをやらないというかつかめないというのは、私は納得いかないですね。そういうことでこういう大事な年金の問題が進んでいくということは、非常に問題だと思...全文を見る
○武田委員 これはこのくらいにしておきます。でも、余り粗っぽい考えで進まれることは戒めてほしいと私は思うのです。  負担面でも問題があるということを指摘しておりますね。政府の基礎年金の定額保険料月額六千八百円、これは五十九年度価格ですな。二十年かけて一万三千円に引き上げる。これ...全文を見る
○武田委員 そこを強調するのはわかるけれども、それでも大変な状況にならないかということなんです。だから私たちは、現在でさえもそういう四百万人にも及ぶような方々が出ているということを考えたときに、何かもっと知恵を絞って――厚生省というと優秀な官僚の集まりだというふうに聞いているので...全文を見る
○武田委員 それも一つですね。こういうような考えについて、大臣としてどうでしょうか。これはいいものだな、これを入れれば開けてくるなというようなことを考えませんでしたか。
○武田委員 そんな悠長なことを言わぬで、大臣、将来のことではなくて、今が大事。じっくりともう一度衆知を集めて検討して、これはいいと思ったら、それを、次善のよきものを取り入れながら国民のためにという、そういう姿勢でやっていくのが大臣ではないのですか。私はそう思うのです。どうでしょう...全文を見る
○武田委員 客観情勢とかいろいろ言ったのですが、これ以上余りこの問題は攻めませんけれども、私はずっと見てみますと、やはり国民の老後のことを心配して掛金のことをいろいろ心配する、若い世代の負担が高くならないかとか、そういう配慮はないとは言わない。ただ、全体を一〇〇とすると三〇%ぐら...全文を見る
○武田委員 私たちは修正の中で、負担の応能、そして給付の公平という社会保障の大原則にのっとって、皆さん方に十六項目の中身を提示したわけです。基礎年金を五万五千円に上げても、また国庫負担を今よりふやしたとしても、それでも国庫負担は現状より少なくて済むし、そしてよりよき内容のものがで...全文を見る
○武田委員 一つのデータを見ると、中小企業の方々はまだかなり水準が低い、この点でいろいろと御苦労があると私は思うわけですが、いろいろとバックアップしながらそういう方向に持っていくように力を入れてほしいと思うのです。  そこで、時間の関係で農林省にちょっとお尋ねしますが、政府は、...全文を見る
○武田委員 私は、農林年金制度の目的や経営、財政状況を踏まえて十分に対処しなければ、不測なことがいろいろ出てくるような気がしてならない。そういう意味で、これは職域年金としての独自性とかメリットが失われれば、そういう団体の皆さん方はまた大変な不満と不安を感ずるわけです。ですから、定...全文を見る
○武田委員 そこをまげて御検討していただいて、やはりこういう方々は零細な規模のものが多い。それで独自に福祉、厚生等々それなりに効果を上げまして、農業、漁業、林業というものが非常に厳しい環境の中で辛うじて頑張っている。それを支えている一つの職員の方々の集まり、これは日本の、一国の農...全文を見る
○武田委員 ひとつよろしくお願いします。  もう一つ大臣にお聞きしたいのですが、行革特例法によって各種年金制度の補助率が四分の一削減された。そのまま国が借金した形で借りているのが、ことしで切れて、六十年からお支払いをいただけることになるわけでありますが、これは十分そのお約束を御...全文を見る
○武田委員 それはまずいのじゃないですか。やはり一つは、約束をきちっと守らぬとね。信頼関係というものはやはり非常に大事なことですな。  これは時間がないから、大臣、いつになるかわからぬようなことを言っていますけれども、そんなことではなくて、例えば農林年金の場合なんかは金利込みで...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に、私立学校共済組合の問題で一つだけ文部省にお尋ねします。  定年制がない私学の特殊性から考えて、今回の改正が妥当なものかどうか、ひとつ御見解を伺いたい。文部省にお願いしたいと思います。
○武田委員 今後成案を得ましていろいろと検討なさるわけですが、私学というものは今後ますます重要になりまして、人材をもっともっと確保しなければならないという重要な教育機関の中の分野を占める、しかもそういう私学の特殊性というものを考えたときに、ひとつ十分にそういう方々が納得のいくよう...全文を見る
12月18日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○武田委員 まず最初に、佐藤農林水産大臣に質問いたします。  このたび農政の最高の責任者としての御就任、心から私はお祝い申し上げるわけであります。非常に苦労人であって、新聞によりますとバランス感覚のとれた方だからその手腕期待するところ大だと農林省の皆さんの受けもよいようでござい...全文を見る
○武田委員 その三点、しかと承っておきます。  それで、そのことに関係いたしまして、今大臣は食糧の安全保障というのは特に力を入れなければならない重要な課題である、私もそう思うわけでございます。そこで、食糧政策というような国の基本政策にかかわる問題は、国全体として、政府全体として...全文を見る
○武田委員 これは当然、特に政府部内、総理を中心とした大臣等を含めたそういうところで、まず共通の重要なものであるという認識がなければならないと私は思うわけです。しかし、中曽根内閣になってから特に私は痛感するのですが、農業に関してはそれが非常に軽視されてきたという気がしてならぬです...全文を見る
○武田委員 消費の問題、これはやはり消費拡大ということで一生懸命努力しながらも少しずつ減っているということは私もわかるのですが、その前に、ことしかなりの豊作であった。現実には、私の宮城県などは、正直言いまして作況指数一〇八となっているが、そんなにいってない。現実にとってみた後で、...全文を見る
○武田委員 わかりました。  ただ、今までどちらかというと単年度需給操作の中で、余りにも財政的な経費削減ということを主眼として作業が進められてきた中でのことし前半の米不足、ああいうような不慮の災難が出てくるということは二度と国民の前に発生させてはならない、これはもう絶対してはな...全文を見る
○武田委員 とにかく食糧問題についてはどんなに力を入れてもこれでいいというものはないと私は思うのです。外に向かっていくよりも、まず内を固めなくてはいけない。やはり国を支えている大きな力ですから、そういう意味で、国家の重要な部門としての農業に対する部内の意思統一をひとつ中曽根総理に...全文を見る
○武田委員 長官も話されたようにこれはいろいろな問題がございますね。ですからよくそういう担当者、関係者とのコミュニケーションというか意見の交換をじっくりやってもらいたいと思います。最後になるといつも一般の農業者から、あちこちで意思の疎通不足や説明の不十分というのが返ってくるわけで...全文を見る
○武田委員 そうすると、四十三隻減らす。それで、そこに乗り込んでいる乗組員の数はどのくらいとつかんでいますか。
○武田委員 そこで、問題はそういう方々の今後の救済、それからあと船主に対する救済措置としてどういうものを今考えておられるか、その問題をひとつお聞かせ願いたいと思います。
○武田委員 そこで、共補償として必要な金額百六十億とか言われておりますが、これの確保は十分できるのかどうか。  それから残った人々、いわゆる船主、経営者は果たして大丈夫なのかということ。減船したからそれでいいというものではなくて、減船がスタートだという感じがするわけですので、今...全文を見る
○武田委員 今、日ソ交渉の最中ですが、来年の一月一日から出漁できるかどうかというのも大きな関心です。おくれればその分困るわけですが、この見通しは今のところどういう状況でしょうか。
○武田委員 いろいろと御苦労があると思いますが、漁業関係者が本当に大変心配をしているし、苦労の多い場面に当面しているわけですので、ひとつ一層頑張って、こういう方々への対応を十分にしてほしい、こうお願いを申し上げます。  そこで私は、北転船の操業条件がこのように非常に悪化してきた...全文を見る
○武田委員 この問題は大変大きな問題でありますし、日本の漁業あるいは水産界の中における大きな問題だと私は思うのです。そういう意味で、大臣におきましてもひとつ十分なる手当て、対応をお願いしたいと思うのです。  そこで、その中で私はいつも思うのですが、一つは、外交交渉の中で事が運ば...全文を見る
○武田委員 大臣、今佐野長官も行革云々ということで遠慮しているのですが、こういう大事なところはそれなりに、行革云々というのをもう考えないで、ここにきちっとカンフル注射を打たぬとだめだというときに、必要なときに打たぬで病める日本のそういう水産業界というのを健全に立ち直らせることがで...全文を見る
○武田委員 最後に一つ。私はこれは前から事あるごとに話はしていたのですが、今回の自主減船に踏み切ったという背景には、やはりアメリカに対する一つの業界としての姿勢、みそぎ論を言っているのですね。これは全国底曳網漁業連合会というのですか、全底連の会長が、一つはみそぎの意味もあるのだと...全文を見る
○武田委員 それでは、終わります。