武田一夫

たけだかずお



当選回数回

武田一夫の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○武田委員 農林水産大臣の所信表明について若干お尋ねいたします。特に六十年度の農業予算をずっと眺めまして、その中にある幾つかの問題点をとらえながらお尋ねをいたします。  まず、優良農地、いわゆる農地ですね、食糧の安全保障のためには欠かせない農地という問題を取り上げてみたいと思い...全文を見る
○武田委員 農用地の減少と遊休地の増大、ちょっとデータを見ますと、昭和三十五年に農用地面積は六百七万ヘクタールだった。今、昭和五十九年の一番新しいのでは五百三十九万。三十五年から五十九年の間に六十六万ヘクタール減少している、こういうデータがあります。それから不作付地と耕作放棄の状...全文を見る
○武田委員 そこで、そういうものにストップをかけると同時に、やはり大臣も言っているように、構造政策の中でいろいろな重要な土地に関する対応をやりますね。ところがその中身が大変問題だと私は思うのです。  実は、私ずっと東北六県を回りまして、今度の予算についていろいろとお考えになって...全文を見る
○武田委員 構造政策というのは、大臣の所信表明でも一番の目玉なんです。その目玉がめためたに突き刺されて、切られ与三みたいな予算ではないかというのです。  その証拠に、二、三挙げてみますと、農業基本法以来農業構造改善促進の中心的施策であった農業構造改善事業、これは五十八年度以降新...全文を見る
○武田委員 これは時間がないので、防衛は物すごく議論がありまして六%の伸びをしながら、肝心のそれを国の中で支える防衛以上に重要な農業がこんなに切り込まれて黙っているということに対しては、私は、大臣も含め農林水産省の皆さん方、本当にどっちが大事かといったら、内の食糧、一億二千万の食...全文を見る
○武田委員 これは外務省は、最初横浜と北海道を寄港地に求めてきた、それぞれ好ましくないというので、恐らくこれを拒否したのでしょう。だけれども、このことを決めるについては外務省や警察、運輸、法務、防衛庁とか、また農林水産省、いろいろ関係の方々がいるわけでしょう。  例えば警備なん...全文を見る
○武田委員 時間が来たのですが、これはもっと本質的な問題はまた二十二日に各省庁、外務省等呼んでもう少し決めておかぬと、それじゃこの次どうなんだ、今後どうなんだと一つの方向性というものをきちっとしないと、その地域はいつのときでも混乱が起こるのです。迷惑するのは地元、市町村。これじゃ...全文を見る
02月22日第102回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○武田委員 私は、農林水産業の問題、それから四全総と東北開発に関する問題、さらにこれは局地的な問題でありますが、脱スパイク禍、スパイクタイヤの問題、この三点について質問します。  大臣がいろいろと御予定があるようなので、大変やりにくい質問なんですが、質問が終わったらどうぞ御自由...全文を見る
○武田委員 それは当然のことですね。だけれども、万が一いわき市の小名浜のような大変な迷惑をこうむるということは、調べて知っておるわけです。  こうなって、しかも、皆さん方はあの塩釜という地形は御存じだと思うのですが、隣の町は松島です。これから観光シーズンです。狭い町です。その中...全文を見る
○武田委員 そこで、これは今後の一つの方向性をやはりはっきりしないと、もう一年限りで小名浜が断ったから塩釜だと、突然やられる、えらい迷惑、問題が起こって騒ぐ、こういう繰り返しをこれからもやっていくのか。あるいはまた、今後きちっと一つのルールを決めて、そういう混乱やそういう突然の決...全文を見る
○武田委員 そうすると、この次はどこにするのかというそういう一つの決定について、今回のように事前になって急に突然、相手に何の通告もなしに決めるのか、あるいは、既に次は、一年後はほかの地域にしなくちゃならないのだから、何がしかの候補地の中から、話し合いをするなりいろいろお願いをする...全文を見る
○武田委員 それでは、そういうことであったとしても、今回のように抜き打ち的にやるような方向だけは私は改めていただきたいと思うのです。これがやっぱり一番頭にきている原因です。その点はひとつしかとお願いしておきます。  それじゃ、この問題はそのくらいにしまして、二番目に、水産業界が...全文を見る
○武田委員 これは一つの構想として私は非常にいいものだと思っておりますが、このためには、いろいろと今後厳しい財政事情の中でもやらなければならない点がたくさんある。一つは漁港の整備、あるいはまた沿岸の増養殖の問題、それから沖合水域の開発、こういうものに非常なてこ入れをしなくてはいけ...全文を見る
○武田委員 この点は、これからの日本の重要なたんぱく源の確保という問題において非常に重要な問題でございます。ひとつ十分なる対応をしてほしい、このように思います。  それでは、次に移ります。  防衛問題が大変にぎやかに論じられました。しかしながら、一国の安全保障という面で食糧問...全文を見る
○武田委員 これは非常に残念なことだけれども、大体この委員会構成を見たとき、農林関係の専門の方は入っていませんわね。だれが人選したのかわからぬけれども、恐らく官房長官がその周辺で学識経験者を選んだんでしょう。ですから、その方々がよく理解をされた方々であればいいのですが、どうもそう...全文を見る
○武田委員 御意見ちょうだいしました。  農林大臣、今お二人の個人的な見解を聞いたと思うのです。どうでしょうか、これで大丈夫だと……。
○武田委員 それじゃ官房長官に尋ねます。  総合安全保障閣僚会議が設置されました。その中身の、要するに課題となったものはどういう内容か。それからこの会議というのは現在どういうふうな動きをしているか、ちょっと聞かしていただきたいと思います。
○武田委員 その中では平和外交が第一項目、それから国際経済協力、それから食糧安保、それからさっき外務大臣が言われたエネルギー安保、この四つの議題を通していろいろと話し合いがされてきた。十三回。中曽根総理誕生以降は何回開いているわけですか。
○武田委員 そうすると、何年の月に何回、何年何回と言ったら大体知れたものですな。まあ二回程度ですわ。私は一連のこの動きをずっと見ていますと、どうもそういうふうな一つの事実を通しても、さっき農林大臣は、非常に人柄がいいものだから、感謝感激、いろいろ協力していただいていると。本当にい...全文を見る
○武田委員 もうどこまでも非常に人柄のいい農林大臣でございます。〇・四というのは、これ伸びてないのです。物価は上がる。もう一年たったら、土地改良なんというのは一年ごとにどんどん上がっていくのですわ。それは伸びてないの。その伸びだと言うところにまた大臣のいいところがあるのでしょうけ...全文を見る
○武田委員 ですから、それは私は否定はしない。しかしながら、一つ申し上げましょうか。例えば、日本で今一番心配されるのは優良農地がどんどんどんどん壊廃しているという事実ですよ。「土壌生産力可能性等級別面積」というのがあるのです。一等、二等、三等、四等級とありまして、三等級あたりから...全文を見る
○武田委員 最近、自給率が穀物で一%また落ち込みましたね。それで、六十五年見通していくと三〇%立てているわけですね。大体これがもうおかしいのです。三三%が十年もたつと三〇%に落ちつくというそういう見通しをつくったのが、どだいこれはおかしいと思うのですよ。ですから、土地も六百万ヘク...全文を見る
○武田委員 ポスト第三期、これはそんなのんびりしているわけにはいかぬのですよ。その中身には、やはり減反面積をどうするか、私は、もう現状維持、このままいくということを希望する、それから、備蓄制度というのは、これははっきりさせなくてはいけない。世界でどの国でも備蓄制度というのはきちっ...全文を見る
○武田委員 減反というのがどれほど農業の荒廃につながっているか、農家の、いわゆる人の精神的な荒廃につながっているか、これはもう大臣も随分ごらんのとおりだと思うのです。ですから、まして昨年、韓国米を輸入するような大変な需給の厳しさを経験した。もう日本全国で大騒ぎしました。もう私の宮...全文を見る
○武田委員 大蔵省泣いたと言うと、それを聞いたら大蔵大臣、涙を流して喜ぶでしょう。私はそう思わない。みんなそう思っていないのです。要するに、国家の一大事である食糧問題について閣内で、財政だあるいは輸入で賄え云々という意見の不統一があるわけなんです。だから、まとまらないから力の関係...全文を見る
○武田委員 通産大臣、定住圏構想推進の大きなかぎは企業誘致。東北はほかから比べると非常に活気があって結構でございまして、大変お世話になっているわけでございます。  しかしながら、もともと東北というのは、五十年代前半というのは公共事業を含めた投資が、行政の投資余力が非常に弱かった...全文を見る
○武田委員 通産大臣、これから大事なのは、意見として申し上げますけれども、女性方よりも男性方、特に若い大学出、これは文部大臣にも関係してくるのですが、それが非常に重要だということがデータでわかるわけです。人口減、若い者の移動というのがいまだに中央に行っているのです。とまりません。...全文を見る
○武田委員 それじゃ、四全総の問題は終わらしていただきまして、最後にスパイクタイヤの問題についてですが、これは新しい形の公害として地域的にも非常に広く発生するようになりました。これは一つの自治体だけで対応し切れない問題がたくさんございます。そこで、時間も限られておりますので、各関...全文を見る
○武田委員 それで、粉じんが入っているということですから、警察としましては、各都道府県の担当の県警本部等々を通しまして、やはりもっと、仙台だけで一生懸命脱スパイク運動をやっても、隣の県から入ってきてそのまますっと町の中やられるものですから、行ったり来たり、もう県庁の所在地の周辺と...全文を見る
○武田委員 次に、建設省と自治省。この補修それから粉じんの処理、これは経費はべらぼうだ、これからまたふえていく。市町村でも全国で二十三くらいの市がそういう問題で苦労している。こうなると、これは一つの自治体だけでの対応というのはいかがなものか。例えば豪雪地帯などは雪をおろして運ぶ、...全文を見る
○武田委員 時間があとなくなったのですが、通産省と運輸省、環境庁おいでですから、ちょっとお時間をいただいて簡潔にお願いしたいと思います。  要するに、スパイクタイヤにかわる新しいタイヤの研究開発、これはどうなっているか、状況、これは通産、運輸の方に。それから環境庁長官には、人体...全文を見る
○武田委員 それでは、時間が来ましたので終わります。
03月07日第102回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○武田委員 まず、長官に御質問いたします。  長官の所信表明の中でも、国土庁の受け持つ重要な仕事の内容を明記されていまして、私は、非常に大事な部門を担当している省庁として一層の御努力と頑張りを期待している一人でございますが、今同僚の水谷議員からも話がありましたように、国土の保全...全文を見る
○武田委員 長官のそういう決意を受けて、災害というのは各省庁がいろいろな角度で御協力をいただかなくてはならない分野でありますが、きょうはその中で建設省と気象庁に具体的な問題を取り上げてお尋ねをしたい。  土砂崩れによるこういう悲惨な災害なんかを見てみると、全国で二十七万カ所くら...全文を見る
○武田委員 かなりこれから対応しなければならない地域があるという一つの証拠ですね。  そこで、私は、去年がおととし、具体的な例を取り上げて宮城県にある吉田川という流域の築堤工事の状況、その当時は黒川郡大和町というところの一部落の状況を質問して、その状況はどうかということで、用地...全文を見る
○武田委員 その努力、御苦労だと思います。ただ、もう一つは、やはりいろいろと見回りなど徹底しまして、そういう危険な状況でやっているようでありますが、やはり本格的な工事に入る時間、ちょっとかかるというニュアンスでありますけれども、その間のひとつ暫定的な処置もあわせて考えながら、要す...全文を見る
○武田委員 詳しく御説明いただきましたが、いずれにしましてもやはり大事なのは、大小ではないと思うのだね。やはり湾内に小さな船がいれば、それが一メートルであろうと三十センチであろうと、やられるのは目に見えているわけなんです。ですから、そういうことを考えるときに、いろいろと慎重を期し...全文を見る
○武田委員 終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
議事録を見る
○武田分科員 最初に官房長官にお尋ねをいたします。  昨年の十二月二十一日、戦後処理問題懇談会が二年半にわたる結果を報告書として官房長官に提出したわけであります。これは恩給欠格者の救済、それからシベリア強制抑留と在外財産の補償問題を検討して、その最終的な報告であろう、私はこうい...全文を見る
○武田分科員 そうしますと、今後いろいろな動きがあったとしても、その会の報告を尊重してその方向で進んでいく、そして会の皆さん方が提唱しているいわゆる平和事業等というような問題についてもいろいろ検討をこれからやっていく、そういうスケジュールで取り組んでいくということになりますか、そ...全文を見る
○武田分科員 この問題につきましては、昭和五十四年ごろから特に一つの非常に大きな社会問題として、関係者の皆さん、その数は五百万とも六百万とも言われている方々が非常に注目されまして、特にそういう皆さん方は全国戦後強制抑留補償要求推進会議とか全国軍人・軍属恩給欠格者連盟とか引揚者団体...全文を見る
○武田分科員 その検討の問題でありますが、対象の皆さん方はもう高齢者でございますし、途中で多くの皆さん方、残念ながらお亡くなりになっているという経過を考えますと、せめて現在健在でその日を期待して頑張ってきた方々がその結果を十分に見届けるためには、そんなにゆっくり時間をかけるわけに...全文を見る
○武田分科員 この問題はこのくらいにしておきますが、いずれにしましても大変な社会問題でございます。そういう意味で、政府がしかとした善処の仕方をしないとこれは後世に残る大きな汚点になる。平和国家を愛する、こういう多くの国民の期待として、戦争は二度とやってはならぬという戒め、戦争の悲...全文を見る
○武田分科員 今の答弁、そこが問題なんですよ。要するに東京を中心として東北を管轄するなんという考えはもう遅いんです。それだったら地方の時代とか、国で一つの方向性を出しているときにもう逆行しているんです。ですから、ようやく六十年に東北に置くということを決めていただいた。これは六十年...全文を見る
○武田分科員 それは結構。ただ、例えば国内の情報だけでなくて海外の情報ということあるでしょう。今回地震がありまして、チリ地震、あのときにも、ハワイの電報、いわゆるダミーという形で出てきた、訓練用だというのでちゅうちょした、そのために津波があるという情報がなかなか出せなかったという...全文を見る
○武田分科員 ここで、官房長官、私はあちこち世界を回ったときに、ワシントンなんかにスミソニアンとかいうすごい博物館がありましたね。大変立派なもので、我々も関心を持って離れがたい感激で見てきたのであります。残念ながら日本には余りこういうのがないのですね。世界の日本としては、やはり一...全文を見る
○武田分科員 それじゃ、最後に御質問いたしますが、ことしは国際青年年ということで、テーマは「参加、開発、平和」ということであります。政府としまして、この国際青年年に対してどのような目標を掲げまして、これからどういう行事を開催していくという日程になるのか、それをひとつお尋ねをいたし...全文を見る
○武田分科員 ちょうど時間でございますので、質問を終わります。どうもありがとうございました。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
議事録を見る
○武田分科員 最初に通産大臣にお尋ねします。  御案内のとおり、揮発油販売業界を取り巻く問題は非常に厳しい。それがいや増して厳しさを増しているという状況でございます。この間も、私は宮城県でございますが、いろいろ懇談しているときに、このままいったら我々つぶれてしまう、オイルという...全文を見る
○武田分科員 今その原因をお答えいただきましたが、需給の関係の中で需要が非常に落ち込んでいる大変なときに、見ていますとガソリンスタンドがかなりふえましたね。あちこちにいろいろ、正直言って隣にあってもその近くというのも現実にあるわけです。こういうふうにつくらせ過ぎてしまった。放置し...全文を見る
○武田分科員 その五十八年十一月、要するに構造改善を進めるための方向性を明確にして今日まで来た。だけれども、これは五十八年だから、五十九年、一年ちょっとということで、その効果のほどはまだきちっと出てないし、どちらかというと全く変わってない。落ち込みの勢いが強いということは否定でき...全文を見る
○武田分科員 要するに、一年有余随分検討してきた。そこのところの何というかいろいろと事情もあるのでしょうが、生活がかかっている方にとっては非常にのろい歩みでないかというそしりは免れないと思うのです。半年あるいは一カ月争うような大変厳しいときに、一年余かかってようやく検討してこれか...全文を見る
○武田分科員 ところで、五十九年の十一月二十九日、今大臣がお話しになりました揮発油販売業における合理的な取引慣行の確立のための指針というのを出された。この指針の中に、いろいろな指導を行い、必要に応じては報告を求めるということで四項目あるわけでありますが、こういうものがきちっと指導...全文を見る
○武田分科員 元売業者というのはどのくらいあるのですか。
○武田分科員 十一月二十九日、ですから十二月ですな。一月、二月と、この指導徹底というのがこんなにかかるものですか。十二社、それから今後下にずっとそこを通してやっていくということなんですか。要するに、元売に徹底する、それからその元売が代理店とかいろいろありますな、そこに落としていく...全文を見る
○武田分科員 次に、宮城県に塩釜市というのがございます。十三日からソ連の漁船が入ってくるということで注目を浴びる人口五万という都市でございます。加工業を中心とした地域でありますが、その塩釜市で昭和五十八年、全国で唯一の石油コンビナート等災害防止法に基づく防災緩衝緑地みなと公園、こ...全文を見る
○武田分科員 当初何カ所こういうものに乗ってこようという話があったか、わかりますか。塩釜ただ一つではなかったはずなんですな。先に新しいものに飛びついていきますと、その後でこういうような財源の持ち出しとかいろいろな不都合があるとみんな乗ってこない。これは公害規制のときも宮城県は失敗...全文を見る
○武田分科員 自治省、ひとつ頑張ってそういう成果を獲得してもらいたいと思います。  そうすると、そこまで当面苦労があるね。これは続きますわ。となれば、例えば塩釜港緑地と同一目的で設置されている仙台港多賀城地区緩衝緑地公園については、公害防止事業費事業者負担法によって設置されてい...全文を見る
○武田分科員 余り芳しくないのですが、通産大臣、石油所管の官庁としまして、要するに、こういう緩衝緑地帯を生命、安全を守るために相当金をかけてつくって、それで結局は管理費が財政を圧迫するなどということを考えますと、こういうのはやっていけませんね、これからほかの市町村は。ですから通産...全文を見る
○武田分科員 まだ時間はあるようですが、おくれていますので、協力いたす意味で終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
03月19日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○武田委員 公明党の武田でございます。  きょうは朝早くから五人の参考人の皆様には御苦労さまでございます。るる貴重な御意見をちょうだいいたしましたが、私たちは、この法案がより皆さん方の期待に沿うように充実したものにしたいという思いを込めまして、さらにもう一歩いろいろと御意見をち...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございます。  そこで、中島、西野両参考人にお尋ねをいたします。  繭の生産の縮小というのは、中山間地域における農業というのは繭を基幹産業としておりますから、非常に農業の経営にとっては重大な問題でございます。私も、地域が宮城県でございますが、非常に...全文を見る
○武田委員 ありがとうございました。  そこで次に、有田、白杉両参考人にお尋ねいたします。  消費拡大の問題、我々いつも論じて、我々自体も一生懸命やっております。私たちもこの委員会に来てからは絹の背広を着るようになりましたし、シャツからいろいろなものも身につけているのでありま...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので終わりますが、私たちも一致協力しまして皆さん方の窮状を何とか打開するために頑張りますから、ひとつここで踏ん張って、各界協力し合ってこの伝統産業を生かす努力をしていただきたいと思います。  大変ありがとうございました。
03月28日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
議事録を見る
○武田委員 私は時間が二十二分と限られておりますので、三点お尋ねをいたします。  畜産、酪農の価格決定を前にしまして、農業者の皆さん方は懸命なる運動を展開しております。私はその決死の姿を拝見いたしますと、ここ数年間連続して価格の低迷、それから農家の負債の累増、あるいはまた畜産物...全文を見る
○武田委員 大臣にもう一回聞きますけれども、畜産振興のためにどういう条件が必要かということで、その健全なる振興のためにはどういうものを充実したらいいということをお考えになっているか、それをちょっと聞かしてもらいましょうか。
○武田委員 そこで審議官も大臣も、適切な価格の引き上げという生産農家にとって一番士事な点が出てこないのです。それは今言ったことも必要だけれども、やはりその価格の問題をきちっと評価する。特に、私が毎年農家の皆さん方が御苦労だと思うのは、自分たちの労働力の評価というのが非常にされてい...全文を見る
○武田委員 例えば保証価格の問題にしましても、これまでの例えば昭和五十五年からずっと今日までの要求価格と決定の推移を見てみますと、五十五年が率で言うと九四・五%、要求は満たしていません。これでもこのころは高い方です。五十六年には九〇・八%、下がってくる。五十七年には九〇・七%、ま...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、もう一つお尋ねします。  我々、この間ずっと農村地帯を二日ばかり歩きました。私は宮城県、半分は広島県。そこで出てきたのは、負債をたくさん抱えてその対策に大変苦労している、農協の皆さん方もこの問題ではもうぎりぎりのところまで追い込まれているという感...全文を見る
○武田委員 いろいろ答弁があったのですが、農家の独力による規模拡大というのは、非常に資金的余力に乏しいためにやはり農協を頼ってくるのですから、それに農協がこたえているということを考えたときに、やはりいろいろと細部にわたる検討の必要があるということでありますが、それは関係団体と農家...全文を見る
○武田委員 私は、自由民主党・新自由国民連合、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました日米漁業対策に関する件につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます、  まず、案文を朗読いたします。     日米漁...全文を見る
04月02日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
議事録を見る
○武田委員 きょうは、四人の参考人の皆さんには長時間大変御苦労さまでございます。時間も余りございませんので、要点だけのお答えで結構でございますので、ひとつ御意見、御要望を聞かせていただきたいと思います。  まず最初に櫻井参考人にお尋ねいたします。  今回の金融三法の改正、言わ...全文を見る
○武田委員 構造政策路線に沿った融資というような方向が濃厚でないか。となれば、対象農家の要するに選別が行われる。特に非常に低利な融資を必要とする零細農家が対象から切り捨てられるのだというような心配がある。そういう零細な農家ほどそういう低利の融資が非常に必要じゃないかというようなこ...全文を見る
○武田委員 それでは次に、池尻参考人にお尋ねをいたします。  私も漁業の大変な状況を宮城県の水産県でございますからよく知っているわけでありますが、いろいろと苦労しながら漁業家は借金づけという感じです。そのしわ寄せが漁協にも大きく障害を与えておる。これをどうするかなということで、...全文を見る
○武田委員 もう一つ池尻参考人にお尋ねしますが、先ほどの意見陳述の中で、沖合、沿岸漁業の再編に当たって、総合的な視点に立った各種漁業の展望を明らかにして、その政策の実現を期してほしいという要望がございましたが、具体的にどういうことをその中身としてお考えでございますか、ひとつお聞か...全文を見る
○武田委員 それじゃ一人飛びまして、まず森林問題で喜多参考人に一つお尋ねいたしますが、これから国産材の時代が来ます。そういう時代を迎えまして、厳しい森林、山の問題を、今漁業と同じようにしっかりと手を入れていかないと、これはまた山も破滅の一方に行くのではないかと私は思います。そうい...全文を見る
○武田委員 非常に大変な中でも、例えば静岡県の青山組合長さんのような、山村堰堤論などということを掲げまして、ほかから若い連中が、山で仕事をしたいという方々が来て、ことしも何か四人新しい人が入ってきたんだという希望あるそういう組合を抱えている、そういう森林組合もあるわけですね。先ほ...全文を見る
○武田委員 最後にもう一回櫻井参考人にお伺いしますが、あちこち歩きますと、農協にお金を納めるのに、貯金しないで銀行に行くというのが何か不一致のような気がするわけでして、これはやはり農協にとっては一つの大きな心配事じゃないかということを考えるとき、この点の今後の対応というのは、これ...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございました。終わります。
04月10日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
議事録を見る
○武田委員 私は、農業改良資金助成法及び自作農創設特別措置特別会計法の一部を改正する法律案並びに農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案、農業近代化資金助成法及び漁業近代化資金助成法の一部を改正する法律案、以上いわゆる農林金融三法の問題につきまして、これまでるる質問等もございまし...全文を見る
○武田委員 金融三法に入る前におのおの議員は現地に飛びまして、農林漁業者あるいは農業委員会、農協の皆さんあるいは県、市町村の関係者に声を聞きました。特に広島県、宮城県の場合は数人のグループでもってじっくりとその声を聞いてきました。あと参考人のここでの声もいろいろ聞きました。  ...全文を見る
○武田委員 資金、要するに低利な資金ほどそういう、零細と言うと語弊もありますが、大変零細な農家の皆さんが切実に要望しているのは事実であります。ですからそういう意味で、こういう方々の中で一生懸命頑張って農業をやっていくという人たちには十分に御配慮をして守ってほしいなと思います。 ...全文を見る
○武田委員 そこで、先ほども申し上げた農政の基本的枠組みである農地流動化、規模拡大、そしてそれは当然コスト低減という方向に、そういう道筋を通っていくということになるわけです。  しかし、五十八年度の農業白書を見ても今度出た白書においても、さっき私が現地の声を通して申し上げました...全文を見る
○武田委員 局長、これは基本なんだね。皆さん方が出されている一番の、これは農業のイロハだと思うのですよ。やはりもっと関心を持っていないとおかしいと思うのだ。頭の中にこの程度のことは、去年はこうだった、ことしはこうだというのが入っていないとまずいと私は思うのだな。やはり、どのくらい...全文を見る
○武田委員 そうすると、自立経営農家の五十八年の下限の農業所得が四百四十六万円だというのです。これもそうですね。
○武田委員 そうすると、先ほど申し上げた三百十九万六千円、約三百二十万の農業所得、この方々がいわゆる中核農家と言われる人ではないのかということをちょっと聞いたのですが、これもどうですか、そのとおりですか。
○武田委員 そこで、今度は、自立経営農家に持っていく途中、七割程度の規模の方々にも資金の手当てをしてやろうということですが、この三百二十万の農業所得を持っているいわゆる中核農家の中から引き上げていくと、そこから成長して自立経営農家になっていくというわけですが、これは、どのくらいの...全文を見る
○武田委員 これからまた六十五年度の見通しのようなものをつくっていく過程の中において、やはりそういう一つ一つの具体的な方向性というものは示していく、その中でやはりいろいろな予算の取りつけや、またその予算の使い方を考えていかなくてはいけないわけですから、今後の課題としては、日本の農...全文を見る
○武田委員 今伺いましたように、今後の経営土地規模拡大の手段の主流は、一つの傾向は借地ですね。そこで、借地農業者育成のための対策としまして、借地農業者が新たな投資のための資金が必要な場合、担保がないという事例があるということも時々ぶつかって聞くわけでありますが、私現地に行って聞い...全文を見る
○武田委員 それから次に、これは農業委員会の皆さん方とお会いしたとき、農地の流動化の促進に当たりまして非常に頑張っている、我々がやる方が現実的で現場にマッチした非常にいいムードでやれている、そういう話がありましたときに、農用地利用増進事業取得資金と農業委員会のあっせん資金と二百万...全文を見る
○武田委員 次に、この間ここで参考人を呼んで話を聞いたときに、酪農対策として五十年償還の二%利率の資金が欲しいという要望がありました。それで、これは亡くなられた竹本平一さんが、あの方の長い経験からやはりそのことを言われているわけですね。超長期、超低利の資金が絶対必要だ、償還期限五...全文を見る
○武田委員 時間も少なくなったので、この問題はこのくらいにしまして、この問題もずっと言われてきているわけでありますが、漁協、農協が負債の肩がわりをしているというケースがありますね。要するに、農家が借金を背負っていても倒産しないのは農協が支えているのである。その農協も支え切れなくな...全文を見る
○武田委員 次に、補助から融資という方向で、融資の役割が大きくなるという、その裏づけとして信用保証制度の拡充を図るべきではないか、そういう意見が聞かれました。昔は保証人がいなくても金を貸してくれたんだ、今は全然だめだ、冷たいという話も出まして、この問題についても地元では、現地では...全文を見る
○武田委員 それじゃ最後に、農林漁業金融公庫資金の整理統合、貸付条件の見直し等につきましては、農林水産業をめぐる諸情勢が厳しさを増しているだけに、今後とも農林漁業者の負担がふえないような配慮をしてほしい、そういう要望がございました。さらに、制度面につきましても、資金の円滑な融通を...全文を見る
○武田委員 大臣に聞きたいのですが、今のことに関しまして私予算委員会の一般質問のときに話したのだけれども、要するに世間的に、安上がり農政とか、こういう批判があるわけです。それで農業予算がばんばん切られてきている、金融の面にもそういう締めつけがある、そういう感じが非常に深刻な影響と...全文を見る
○武田委員 それでは、まだ五分時間が余っておりますが、一生懸命頑張ったということで五分早目に終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
04月18日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
議事録を見る
○武田委員 私は、水産問題について大きく二点についてお尋ねをいたします。  まず最初に、水産庁にお尋ねしますが、最近非常に漁業が不振に陥っている。こういう中にあって、そういう漁業不振を何とか乗り切りたい、その苦境を脱出したいという思いが高じまして、ある程度の危険を冒していろいろ...全文を見る
○武田委員 運輸省にお尋ねしますが、ここ三カ年、五十七年から五十九年までの漁船の海難事故の実態、行方不明、死傷者等々を含めどのくらいの件数か、それから、その事故の原因をお尋ねしたいのです。
○武田委員 それを漁船のトン数別に見た場合、どういうふうになっておりますか。
○武田委員 それから、漁船の海難の裁決件数について、五十七年から五十九年までをお聞かせ願いたいのですが、今と同じような内容でひとつ聞かせてもらいたい。
○武田委員 その中で補機等の整備、点検、取り扱い不良とか、主機の整備、点検、取り扱い不良、あるいは船体、機関、設備の構造、材質、修理等不良というのが、見ていますと毎年かなり多いわけですね。  それで、先ほど水産庁も認めているように違法改造漁船があるという中で、エンジンのすげかえ...全文を見る
○武田委員 一件ということでありますが、いろいろと聞くところによるとそんなものではないんじゃないか。その実態がなかなかつかめないということもあるようですが、しかしながら私は、いろいろなところからの話を総合的に考えますと、どうも業界自体にそうした動きが深く静かに潜行しているんじゃな...全文を見る
○武田委員 それで、例えば定期検査は二十トン以上だと四年に一回ということですね。それから中間に二年目に検査する、その間の二年間が一つの盲点じゃないか、こういうことで、今出航してからの検査に対する対応が非常に大変だというのですが、しかしながら先ほど話があったように、毎年二百人近くが...全文を見る
○武田委員 今後ひとつ監視監督の中で海難事故、漁船の悲劇を未然に防ぐという努力を十分にやってほしい、こういうふうに思います。  それから次に質問しますのは、塩釜に寄港されるソ連漁船の問題でございます。私、二月二十二日でしたか、予算委員会の一般質問のときも大臣、長官等には、くれぐ...全文を見る
○武田委員 五十隻のうち、何隻と言いましたか、今まで入ってきたのは六隻ですか。
○武田委員 そうすると、あと、五十隻だから四十四隻、二隻ずつ入ってきたとして二十二日、だから四十四日間というものはこれからも塩釜の皆さんは大変御苦労なさるわけです。ところがやはり抗議団体が、これはその当日だけではないのだ、前と後ろ、前後四日くらいは大変な状況で、それに対する警備体...全文を見る
○武田委員 それはおかしいでしょう。現実にもう何年もそこで生活をやって、この時期にはどのくらいの船乗りが上がってきてどうなるかなんというのは、ちゃんとみんな知っているわけです。ですから、そういう人たちには全然関係なく、責任はそういうのは全然とれないというのではこれは大変なことです...全文を見る
○武田委員 その六項目だって、地元の方でその後いろいろ検討したら、例えば第三項目に、沿岸漁場整備開発事業については前年度事業費の倍額程度まで対応可能である云々、それから四項目には、塩釜漁港の整備についても同様の対応が可能である、こういうのを口頭で言ってきたのだけれども、だからとい...全文を見る
○武田委員 では重ねて聞きます。地元がこのためにいろいろと苦労している、その苦労に報いるために、地元の要望、いろいろなお願いについては十分納得いくような対応をしてくれるということですね。この点、間違いないか確認しておきますが、どうですか。
○武田委員 それでは二番目に、水産施策だけではだめなんです。そういう商売をやっている方々に対する対応で、もし塩釜で独自にそういう方々を救済するための措置をした場合、それにいろいろとかかった経費、費用は国が責任を持って支払うという約束をしてもらわぬことには、市としても、今度は、皆さ...全文を見る
○武田委員 政務次官、私は大臣に前に一回話しておいたんだけれども、今改めて、次長がいろいろと相談に乗りながら対応することを考えると言ったのだけれども、確実にしかも早い時期にやってもらいたい。終わっちゃってからの話ではだめなんです。  聞くところによると、いわき市では一億かかった...全文を見る
○武田委員 私はこれで質問を終わりますが、その対応でも水産庁だけじゃだめなのね。今言ったように、各省庁との相談、協力がなくてはならない。だから窓口をどこかにしてそこで集約的にいろいろなものを持ち寄って判断をしながら対応する、これはこれからは絶対必要です。  ですから、それを塩釜...全文を見る
04月23日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
議事録を見る
○武田委員 きょう四人の参考人の皆さんには、大変貴重な御意見をちょうだいいたしまして、厚く御礼を申し上げます。  いろいろと難しい問題が共済にはある。保険でございますから、相互扶助の精神にのっとって協調してやれればいいのですが、利害が絡むものですから、私の宮城県の地域なんかでは...全文を見る
○武田委員 もう一度平林参考人にお尋ねしますが、これは災害で不可抗力のものもありますが、反面、いろいろな土づくりとか技術の向上によって、そういう中でも収穫が平年並みあるいはちょっといいとかという話も聞くわけでありまして、そういう点から考えると、一つは農業気象の問題とあわせて、そう...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございました。  次に、遠藤参考人にお願いしますが、果樹共済、これは非常に悩みが多いと思います。三Kプラス一Kで四Kだ、しかもこのKが一番負担が大きくなって苦労するのではないかということでありまして、加入者もまだ二六%くらいでしょうが、大変な御苦労で...全文を見る
○武田委員 それから遠藤参考人にもう一つ。  先ほど災害収入共済方式の研究をして今後いろいろな対応をしてもらいたいというようなお話をしておられます。この可能性といいますか、遠藤さん自体の個人的に、こういうふうにやればこの方式というのは農家に受け入れられる、あるいはまた非常にいい...全文を見る
○武田委員 内藤参考人にお尋ねします。  先ほど牛の病気の問題が出ましたね。これに対して、その根絶といいますか、国にこういう点をもっとしっかりやってくれということがあったらお話しいただきたい。やはり、保険を掛けて病気になったからといって払ってもらうよりは、健康でいいものを出して...全文を見る
○武田委員 最後に須藤参考人と平林参考人に聞きたいのですが、共済の予算が少なくなりまして、減らされていますね。ですから、組合の運営上にいろいろと支障を来すのではないかと心配しているわけです。多いのは人件費等々でしょうけれども、働いている以上はベースアップもしてあげなければいけない...全文を見る
○武田委員 大変ありがとうございました。終わります。
04月24日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
議事録を見る
○武田委員 農業災害補償制度の問題についてずっと審議をやってきました。私は、多くの皆さんの質疑、また参考人の皆さん方の御意見を聞きながら、三十分、特にお尋ねしたい問題について二、三お聞きしたいと思います。  まず最初に、災害対策の重要な柱であるこの制度の内容充実のために昭和二十...全文を見る
○武田委員 宿命的に災害の常襲地帯というのがありますね。この間の東北、北海道のようなケース、冷害で四年続く、こういう地域が日本には何カ所かあるわけです。また、あるいは台風でやられる、必ずその地域を通るというような地域をずっと見てみますと、これは五十六年-五十八年の平均で見ますと、...全文を見る
○武田委員 時間の都合で次に移りますが、果樹共済についてであります。  きのうの参考人のお話では、専業には全く魅力のない制度と言われている。残念ながら確かにそうです。ですから加入者が二六%程度で、非常に赤字ですね、毎年のように。そういうことで、これからの一番お荷物になりそうなの...全文を見る
○武田委員 最後にもう一問お尋ねします。  災害が来た、被害に遭った。しかしながら遣わないように被害を克服する努力をすることも必要、これは当然。ですから農家の災害克服のための努力、そのための技術の問題、いろいろございます。その問題で、土づくりを進めながら、あるいは品種の改良とか...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので終わりますが、いずれにしましても、この制度につきましては非常に皆さん芳心配しているのは事実であります。ですから、この国庫補助率の引き下げの問題が今後一つの慣例的な方向になったらどうしようもない、ぎりぎりこの線でとどめておかなければならぬ、そういう声が...全文を見る
05月21日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
議事録を見る
○武田委員 四人の参考人の皆さんには、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  量初に私は、森実参考人にお尋ねします。  先ほど、経営移譲につきまして、実体に裏づけされていない経営移譲も見られるという話がありました。具体的にどういう点を指摘したのか、今後質問...全文を見る
○武田委員 加入促進の問題……。
○武田委員 池田参考人にお願いします。  今、森実参考人から実体を伴わない云々という話がございまして、三、四点指摘されましたが、今後、農業会議等においても特にこの問題には一番熱心に取り組んでいる皆さん方ですから、加入促進等に対しては大変な御苦労があることは私も知っております。 ...全文を見る
○武田委員 宮崎、加藤参考人にお尋ねをいたしますが、この経営移譲の問題について、第三者移譲が一〇%なんですね。ということは、要するにほかの方々への土地の規模拡大というのは微々たるものだろう、その中のほとんどが今は大体賃貸借で所有権の移転がない、しかもその全体の半分はサラリーマン経...全文を見る
○武田委員 大変ありがとうございました。
05月22日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
議事録を見る
○武田委員 まず最初に、大臣にお尋ねをいたします。  農業者年金の問題につきましては、これまで多くの皆さん方の質疑を通していろいろな問題点も指摘されましたし、参考人からもいろいろな御意見なり御要望等もお聞きいたしました。私たちも、現地やら関係者にいろいろとお話を聞きながら、その...全文を見る
○武田委員 そこで、年金の内容をずっと眺めてみますと、確かに年金の成熟度が非常な勢いで進行してきたということ、それに財政事情が非常に悪化している。今大臣がおっしゃった将来の健全安定的な運営ということには非常に楽観を許さない状況であることは、我々も重々承知でございます。  しかし...全文を見る
○武田委員 今、四・七%、五・一%というのはそう負担にならない適正な水準ではないかというような話でありますが、今後ともこの水準をずっと保っていくということは可能なのかどうか。例えば十三万一千円という農業所得の計算の基礎となったこの所得、これは今後変更というのはどうなのか。これはこ...全文を見る
○武田委員 そうしますと、今回の改正では、経営移譲年金がサラリーマン後継者の場合は四分の一カット、五年間で二五%、こういうことをやる必要はないと思うのです。要するに、そういう後継者が農業をしながらほかの職業で稼いでくる所得というのは非常に頼りになるわけです。その総トータルの中での...全文を見る
○武田委員 昭和四十六年一月の加入者の六十六年、二十年加入したときの年金の月額を比較してみますと、現行のままですと七万四千二百円、それが改正後では六万五千百八十三円、これは八七・八%、二十五年になると九万二千七百五十円が七万一千六百七十五円、七七・三%というふうに、現行と改正後で...全文を見る
○武田委員 六十九年度で一応資産がなくなるというわけですから、そうすると、今は六十年ですね、五年ということは六十五年ぐらいまでは何とかこれはある程度の資産が残っているわけですからね。そこから今度は説明をしながら、いろいろ加入をしながら、多少保険料の値上げ等々もやむを得ないと私たち...全文を見る
○武田委員 それでは次にお尋ねします。  保険料を上げる、それで経営移譲年金のそういう削減もある。あと国庫補助についても総体的には五二%が五〇%に、二%ぐらい助成がカットされる。こういうようなことで進んでいった場合に、それじゃこの年金財政が好転して健全経営というか運営ができると...全文を見る
○武田委員 局長が前に答弁の中で、加入者が現在少し減少の傾向、だけれども、いずれはふえてくる、反面受給者が減ってくる、そういうときがいずれ来るということを言っているのですが、これはいつごろの予想ですか。
○武田委員 そのころ、大体好転してこの年金財政の運営の面においても心配ないような一つのめどとして考えられる時期だというふうに伺ってこれはいいわけですね。どうですか。  そのことは今後の加入者にとっては非常に重要なことです。やはり先の見通しがわからぬということは、これは非常に心配...全文を見る
○武田委員 次に、新規加入の伸び悩みの問題があります。  加入促進、大変な御苦労をなさって、参考人の皆さん、農業会議所の池田専務なんかも一生懸命やっておる状況です。るるお話しされたし、私の宮域県の場合なんかも農業会議の皆さん方が熱心に力を合わせてやっております。それでも非常に苦...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので最後に、この制度が発足以来今日まで、いろいろな制度改善の要求がなされてきまして、いろいろあるわけでありますが、特にその中で婦人の問題ですね。これはもう前の質問の方にもありましたが、やはり農業に専従する主婦等の年金への加入問題、要するに御婦人の農業に占...全文を見る
○武田委員 研究会の話は何度も出ておりますが、私はその研究会が実情に合った、農業の振興に、農村の皆さん方の期待にこたえるような内容でもって出てくることを期待しております。そして、本制度が当初の目的のとおり、農業者の老後の保障のために、さらにまた農業経営の近代化を一層促進して、そし...全文を見る
06月05日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
議事録を見る
○武田委員 私は、まず北洋サケ・マスの問題を中心にお尋ねをいたします。  随分御苦労があったようであります。いろいろと難航しておりました日ソサケ・マス交渉が決着をして、先ほどの昼のテレビを見ていますと、出港している様子が映っておりました。あの中で、見送りの人が涙をこぼしていまし...全文を見る
○武田委員 この母川国主義というのを事実上認めたということで、新協定の発効で日本のサケ・マス漁業というのは冬の時代に入ったのだというような評論もされておるわけです。もうこういう今日の事態は四、五年前から予想されていたんだ、ですから、業界もそれに対する対応がちょっと甘かったのじゃな...全文を見る
○武田委員 そういう厳しさを乗り越えるためにどうしていくかということを本格的に考えなくてはいけない。そうなれば、これから冬の時代、厳寒の時代に入っていくと覚悟しなくてはいけない。そうなればやはり、こうした現状の打開のために政府としては長中期の展望をしっかりと提示しながら、業界にも...全文を見る
○武田委員 この問題は悠長に考えておれないわけですから、また来年も聞くわけですから、その前に、七月に終わって帰ってくればいろいろ問題が出て、恐らく政府の方に何だかんだと注文がついてくるのではないかと思いますので、それまでにある程度のことは頭の中で整理をしておいた方がよいのではない...全文を見る
○武田委員 これは大臣、借金の償還期限の延長とかあるいはまた赤字補てんの融資の問題とか、あるいは場合によっては減船の問題が出てくるという心配もあるようなことがあるとすれば、それなりに考えられる項目があるわけですから、そのときに、こうすべきだ、心配するなというくらいの対応はひとつ考...全文を見る
○武田委員 そうすると、十七億円というのは国民の税金だということになりますね。国民の税金でありますから、どういう内容の協力金としての使用というのを、国民が納得するような方向で説明をしてもらいたい、こう思うのです。どういうふうなところで向こうがお使いになっているものか、知らせてもら...全文を見る
○武田委員 そういうものが資源の維持拡大のために相当役立っているものかどうか、その点はどうなんですか。協力してあげたのだから、こちらが魚をとらせてくれと言ったときにはもっと快くとらせてもらいたいなという気持ちがあるわけです。それが資源がどんどん減っていくとか資源が厳しいとか言われ...全文を見る
○武田委員 それから最後に、漁業交渉の過程でやはり日本の漁船の違反操業の問題が指摘されたそうですね。私はこれは前から、国際信義の上から、きちっと指導監督しながら、そうしたふらちな行為がないようにすべきだと言ってきたのですが、こういうふうに厳しくなるとますます出るという気がするので...全文を見る
○武田委員 大臣もひとつその点よろしく御配慮いただきたい。  時間の関係でこの問題は以上にしまして、次は経済摩擦、市場開放の問題で二点ほどお尋ねします。  大臣は四月二十日ごろですか、政府の対外経済推進本部の初会合においでになりまして、農林水産業は生命産業、「原則自由、例外制...全文を見る
○武田委員 随分温かい大臣ですね。気持ちの非常に豊かな大臣だとしみじみ今思いました。だけれども、それであればやはりその席で、それはそうだという一人二人の発言がちょっと出てきても私はいいと思うのですよ、新聞だもの。私も新聞記者を六年やりましたよ。それがどこを見ても、ずっと見てみます...全文を見る
○武田委員 これから関税引き下げの問題等いろいろと御苦労があると思います。だけれども、やはり対日貿易赤字の解消等には根本的な解決策ではないというのは重々知っているわけです。しかもいろいろと関係省庁の、特に一番苦労されている課長さんや現場の人に聞きますと、タイの骨なし鶏肉の問題にし...全文を見る
○武田委員 同じ答弁じゃなくて、たまには変わっためり張りのある答弁を期待したいのです。言えなければ、腹の中ではそういう決意をきちっと持ってほしいのです。内鑑冷然という言葉がありますので、心に思っていても言わない、大臣は心にそういう決意を持って米価のシーズンを迎えてほしいと思う。 ...全文を見る
○武田委員 いずれそのときが来ましたら、またいろいろなデータを持って御質問をいたしますけれども、生産農家にとってはもうこれは希望の光です。その光を絶やすことなく、よき農政を展開してもらいたい。ただ絶やすだけでなく、細々とじゃなくて少しずつでもいいから明るく燃え続いていくような農政...全文を見る
○武田委員 それじゃ、よしとして質問を終わりにいたします。ありがとうございました。
06月20日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第26号
議事録を見る
○武田委員 時間が余りございませんから、一、二問質問します。  今、同僚の水谷議員からも質問がありました麦価の問題についてお尋ねをします。  政務次官おいでですが、政務次官はこの間、世界食糧理事会に御出席されて、いろいろと会議で発言をなされた様子、伺っております。国としては、...全文を見る
○武田委員 辛抱と言ったって、「しんぼう」のぼうのすれぐあいはもう大変なもので、ぼうが切れて車が暴走していったときの日本というのは、今考えただけでもぞっとするわけですよ。昭和四十八年のころのことを思い出してもらえれば、あのときは豆が上がり、小麦が上がり、ソ連が不作。アメリカは日本...全文を見る
○武田委員 次長に聞きますが、パリティ価格の上昇分を生産振興奨励金相当の削減をすることで据え置く、こういう考えだということですが、再生産確保の思想というのは形骸化されたということになりかねない、こういう点はどういうふうに農家の皆さん方に釈明していくのか。今後こういうことが続くなら...全文を見る
○武田委員 時間も来たのでありますが、今いろいろな説明がありましたけれども、これからさらに六十五年という一つの近い目標に向かって、また、第四期というものが二年後に迫っておるわけですから、転作等々を含めたいろいろな主要穀物のこれからの見通しも考えると、どうしても米と麦という両面から...全文を見る
07月09日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第28号
議事録を見る
○武田委員 大臣に質問します。  今回の諮問、大臣、これで満足に思うか、私は大臣とずっとおつき合いしてきて、農家をだれよりも大事にして、日本農業をだれよりもおもんばかる発言や態度にいつも接してきたのでございますが、今回のこの諮問を見て、私、これは大臣の本心でないと思うのですよ。...全文を見る
○武田委員 これが最善だとすれば、力出し惜しみの最善だと私は思うのですよ。今まで私は毎年のように米価の運動に、あるいはこの委員会で質問してきたのでありますが、苦しい中で大変な苦労をしてきた方々に対する配慮というのが全くない。  その証拠に、米審が始まる前からとにかく新聞で随分書...全文を見る
○武田委員 算定の要素がまことに今までくるくる変わってきた。米価に対する一定の決まった方式というのはないわけ。もう皆さん方もそういう考えで——私は特に労賃の問題について申し上げますけれども、これまでも何回も要素の中身が変わっている。四十六年、四十八年、四十九年、五十六年と、労賃一...全文を見る
○武田委員 それは東京あたりは、一時間当たりでは二千五十円です。かなり高い。けれども、全国平均しますと千二百三十六円。もう福島県とか茨城県、あるいは栃木県、宮城県等々を見たって、労賃は大体千二百円くらいですよ。単純に考えてもぐんと低い。これでは働きがいかないわけです。まして地代は...全文を見る
○武田委員 そうすると、大臣の責任で最終的に米の値段が決まるわけです。大臣の双肩にかかっているわけですから、農業を守る農民の側に立つ大臣のこれまでの強い信念を私は信じて、その結末を見たいと思っています。  次に、時間の関係で良質米の問題でありますが、良質米についてとかく大蔵関係...全文を見る
○武田委員 それは最近の一時的な現象から判断しているわけです。だから、来年どうか、ことしはどうかという、やはりある程度いいときの状況をもう少し見なければならぬでしょう。ただここ一、二年だけで判断されたのではたまったものではない。  例えば、これはどこの県ということはないのですが...全文を見る
○武田委員 その最後の言葉、私は信じます。農家の皆さん方も信じてこの米価闘争で頑張ると思うのです。どうかその期待にこたえられるように最後まで頑張ってほしいことをお願い申し上げます。大変ありがとうございました。
10月08日第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第29号
議事録を見る
○武田委員 今年度の畑作三品の価格決定に当たりまして、二、三御質問いたします。  聞くところによりますと十八日ごろに決定をなさるということでございますが、農家、生産者団体からはこの問題につきまして次のような要請が大臣、各関係機関に行っているんじゃないか。一つは、「昭和六十年産大...全文を見る
○武田委員 大臣にお願いしたいのですが、農家の皆さん方は大変な中でのいろいろな御苦労もあるわけでありますから、ことしのこういう価格決定に当たっては皆さん方の心配のないように頑張る、そういう努力も決意も欲しいと私は思うのであります。大臣からひとつ……。
○武田委員 ぜひともお願い申し上げます。  そこで、六十五年の見通しというのがございますね。この件について、これから四、五年あるわけでありますが、自給率の向上、水田利用再編等いろんな絡みの中でずっと進んでまいりまして、今後、第三期以降第四期どうするのか、そういう問題も出てくるわ...全文を見る
○武田委員 今大豆の話が出ましたが、大豆については国内の自給率を高めていく、言うなれば飼料作物と同様に水田利用再編の最大の戦略的目玉でありますね。ですから、こういうものは六十五年の見通しの指標に向かって進んでいる、こういうことになるという話であります。  そこで、大豆の作付面積...全文を見る
○武田委員 基本的な考えとしては、やはり制度を変えることにより農家への負担が大きくなるとか収入の減になるというようなことがもし出てくれば、これは生産者の意欲を大変喪失させるだけでなくて、豆というのは一たんそういうのを手抜きをしたりいたしますと、おわかりのとおり、自由化があって以来...全文を見る
○武田委員 そういうことで頑張ってもらいたいのですが、その一方では農家の皆さん方にも生産性の向上のための努力をいろいろとしていただく、そのためには集団転作の問題もございますね。  そこで、大豆の場合どうなんでしょうか、この集団転作の進みぐあいは。集団転作をやった場合は、全体的に...全文を見る
○武田委員 この転作の場合、概して都府県の場合の方が非常に伸び率がいいわけですな、転作の状況からいいますと。それで、効果も徐々であるけれども上がっているような気がするわけです。データを見ていると、手を打ては、しっかりとやればそれだけの効果が出てくるような気がしてならないのです。そ...全文を見る
○武田委員 今局長からたまたま予算の内容も出たのでありますが、大豆の自給率の向上と定着を図るためにはいろいろと手を打たなければならない、そういう問題があるわけです。そのためにはしっかりと予算づけもしてほしい。  ただ気になるのは、大豆生産振興対策予算なんかを見ておりますと、それ...全文を見る
○武田委員 大豆がここまで来たのは、今局長が言った価格政策の方に重点的に対応した、一つはこれがあったから来たわけです。これは当然私もわかります。  ですから、今後の価格政策はそれなりにきちっと守っていくということと、あわせて、こうして上ってきた途中の過程で、そこでダウンさせるこ...全文を見る
○武田委員 聞くところによると、トマトの加工品とか落花生を含めた十三品目、その交渉の協議が始まる、これは甘味資源を対象とするものではありませんけれども、こういうところに切り込まれますと、いわゆる地域特産物に密接なかかわりを持った問題でございますから、そういう関係者は大変心配をして...全文を見る
○武田委員 そこでもう一つ、関税割り当て制度の問題です。  何か財政上り問題からこの見直し云々ということが出ている。けれども、関割り制をやめようということは、その地域によっては農業をやめよということに等しいのだという声が出ておるわけです。価格差を縮めていく生産性向上の努力をして...全文を見る
○武田委員 ひとつ頑張ってほしいと思います。  最後に、コンニャクの問題について一つだけ聞きたいのですが、これは地域特産物として群馬、茨城、福島などを含めた同県かが主産地としてあるわけです。私の宮城県なんかもその一つに入っているわけでありますが、せんだって茨城県に行きまして農家...全文を見る
○武田委員 資料によりますと外国製品の値段は国産品の大体三分の一くらいですから、こういうのが無制限に入ってこられますと大変です。ですから、関西の方が主流だということでありますが、聞くところによると、私は現場の方の話を聞いただけでありますけれども、どうも韓国の方などは、これはいいも...全文を見る
○武田委員 時間がまだ十五分くらいあるはずですが、今まで質問してお願いした点についてはひとつ懸命に取り組んでいただきたい、このことを要望して終わります。
11月21日第103回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○武田委員 私は二問質問します。  最初に、ソ連の漁船の入港に伴う塩釜市の問題、これをちょっと水産庁にお尋ねします。  これまで二十八隻、塩釜に入りました。前にも私、その対策についていろいろとお尋ねをしたわけでありますが、そろそろその期間も間もなく終わろうとするときに、塩釜市...全文を見る
○武田委員 今私が金額を申し上げたのは、市が最小限試算してかかった金額でありますから、これさえもどうしようもない、はっきりできないとすると、これは一年限りという約束でありますからね。これは一年限りで、塩釜は来年は安心して、こういう迷惑なことはないようなそういう市になる、こう言って...全文を見る
○武田委員 地元は懸命に誠実にこたえたわけですから、やはり誠実に、懸命に、一生懸命こたえて、そしてぎりぎりまで心配をかけることのないような措置をしてもらいたい。これはお約束できますね。大臣、どうですか。
○武田委員 その結果によってはこの次の、来年の問題というのはまた大きくトラブルを生むようなことになる心配もあるわけですから、そういうことをしないようにひとつ頑張ってほしいと思うのです。  それから、これはこれくらいにして、それじゃもう一つ聞きたいのですが、これは米の問題ですから...全文を見る
○武田委員 農家の皆さん方に言わせると、その日暮らしの米政策では困るわけです。だから、私さっき言ったように、来年、ことしと同じように一〇八くらいになれば確かにかなりの数量、倉庫に二百七十万トンくらいですか、けれども、それだけが前面に出てきまして、それじゃ五年前の大凶作だった八七の...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたのでこれはまた改めてじっくりと質問したいと思うのですが、いずれにしましても日本の食糧自給率は世界でも本当に珍しいくらい落ち込んでいる。本当に悲しいわけです。私もいろいろ聞いたら、食糧自給率が一番落ちているのは日本ですよ。二十年間に食糧の自給率が落ちている...全文を見る
11月26日第103回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○武田委員 本日は、六人の参考人の皆様には大変御苦労さまです。いろいろと貴重な御意見をお聞きいたしました。その中で何人かの方に二、三お聞き申し上げます。  最初に、榊参考人と田代参考人のお二人にお尋ねいたします。  この農林年金の新掛金率設定に当たりまして、年金財政の健全化と...全文を見る
○武田委員 この問題について坂本参考人はいかがお考えでしょうか。
○武田委員 それではもう一度申し上げますと、新掛金の掛金率の設定に当たりまして、健全財政を図るという観点からどういう問題を今後克服しなければならないか、その点についてのお考えをお聞きしたわけであります。
○武田委員 榊参考人にお尋ねいたします。  年金財政の改善目標について、給付のスライド制の問題、それから給付枠の掛金で賄いたい、あるいは積立金は取り崩さないで運営していきたいというようなことを何か農林年金の中でお触れになったのでありますが、その点についていろいろと困難があると思...全文を見る
○武田委員 今のことと関係して後藤参考人にお尋ねいたします。  後代負担ということが出てきます。正直言いまして、今の状態では国庫負担が余り期待できない。それに、先ほどからお話がありますように新しい若い方々の数も余り期待できないとなると、かなりの後代負担。年金は相互扶助ということ...全文を見る
○武田委員 桜井参考人にお尋ねします。  改正案の給付水準というのは、現行の退職年金の給付水準から見れば、経過措置によりまして緩和されつつ減っていくというわけでありますけれども、かなりの低下である。先ほども話がありましたが、年金額の果たしておる老後の生活保障という面からは十分な...全文を見る
○武田委員 本田参考人、今私質問しまして桜井参考人がお答えになった問題について、おたくの具体的なデータとか状況を聞きまして、私の地域でもかなりこういうおたくなんかと同じような苦労があるわけでありますが、優秀な人材がやはりそういう団体に必要である、これは重要な課題であるだけに、それ...全文を見る
○武田委員 最後に、坂本参考人、先ほどの意見陳述の中で日本の年金水準というのは国際水準からまだ立ちおくれているということがございましたが、私もそういうふうに痛感をしております。  これから日本が急速に高齢化に参りまして、特に農村における高齢化というのは非常に高い。この間の発表で...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、大変ありがとうございました。終わります。
12月03日第103回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○武田委員 私は、今皆さん方がるる質問なさいましたし、これまで多くの時間をかけて審議をされてきましたし、また参考人等の御意見も聞きました農林年金制度の問題について、時間も四十分で、しかもそれも多少早目にという要望もございますので、十分にその趣旨に沿うように要点だけ質問したい。その...全文を見る
○武田委員 一つだけ、今の三人の中で基礎年金の問題でもう一度聞きます。  基礎的部分を保障するという答弁、そして食料、住居、被服費等の実態を踏まえた試算が五万円という答弁です。しかしながら、現在の生活保護費というのは二級地で単身者が六万八千七百四円、夫婦で十万七千五百四十三円、...全文を見る
○武田委員 基礎年金が無拠出の生活保護費水準より下回るというのではやはり納得はできないわけでありまして、少なくともぎりぎりの線で五万五千円、夫婦十一万円というのを我々は要求したわけであります。今後、こうした一つの衣食住という中に、私が先ほど申し上げたそういう社会の状況、変化を踏ま...全文を見る
○武田委員 この農林年金の充実ということは、とりもなおさずその周辺のいろいろな条件、いわゆる基盤整備といいますか、これが重要になってくる。平均的には給与も低い、年金額も低いということを考えますと、よき人材、立派な、優秀な人材の確保というのは非常に困難になるし、それがまたひいてはそ...全文を見る
○武田委員 財政的な問題で削減の傾向が強くなるということになりますと、結局はそれは組合員の負担の増加ということになってしまう。それでなくても相当大きい、重い負担であって、しかも先ほど申し上げました給与水準も平均額がほかよりも低い。適正な負担のあり方あるいは世代間の負担の公平化の問...全文を見る
○武田委員 年金の掛金の負担が大きくなる、反面、受給額が切り込まれるというのは、国の財政政策の犠牲になったんだということをはっきり言っているわけですね。これは年金制度に対する信用というものを失墜させるのではないか。  農家をずっと歩いてみますと、若い連中の中には、冗談ではありま...全文を見る
○武田委員 それでは最後に、我々公明党としましては共済年金改正法案に対する修正を要求してきたわけであります。その内容は既に新聞等で発表しておりますので御承知と思うのでありますが、その中から何点かについて御所見を賜りたく、そしてそれに対する適切なる御回答をひとつお聞かせ願えれば、こ...全文を見る
○武田委員 最後に大臣にお尋ねします。  初めに農林漁業団体の基盤整備の問題で御答弁いただきました。そこで、今団体職員の皆さんが約四十九万人いる。それで年金受給者が十三万人ほどいるそうであります。こういう皆さん方の御苦労というのは、今聞いてみると、並み大抵でないのです。特に最近...全文を見る
12月06日第103回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○武田委員 私は、災害全般に関しましてお尋ねをしたいと思います。  我が日本というのは、御承知のとおり地震あるいは火山の噴火、台風、豪雨あるいは豪雪、こういういろいろと多くの災害の被害を受けやすい地理的条件のもとにあるというような気がしてなりません。さらに、最近は都市化の進展に...全文を見る
○武田委員 国土庁に聞きますが、今科学技術庁からいろいろ個々の問題を聞きました。国土庁としては、要するに全体の窓口として調整をしたり連絡関係をまとめるとか、いろいろそういうお仕事をなさるのじゃないかと思うのですが、ちょっと聞いたところによると、総合防災科学技術の研究開発の面ではま...全文を見る
○武田委員 次に、林野庁と建設省にお尋ねします。  いわゆる第六次治山事業五カ年計画、それから治水事業五カ年計画、これは進行中です。そこで、治山事業五カ年計画の中で復旧治山事業、予防治山事業、それから地すべり防止事業というのは順調に事業が進んでいるものかどうか、その現状をひとつ...全文を見る
○武田委員 今建設省の方では、正直におくれていると言う。このままでいくと両者の達成率はかなり低いんですね。昭和四十七年から行われた第四次、五十二年からの第五次に比べると第六次は、特に治水事業五カ年計画の場合なども、全体としてせいぜい八〇%ぐらいいったらこれは最高ではないかという気...全文を見る
○武田委員 そういう事情は私もわかるのでありますが、そうなれば、先ほど私が申し上げましたように、災害のおそれのある地域がたくさんあります。  これは建設省にお尋ねするのですが、一例を挙げますと、急傾斜地の崩壊危険箇所とか土石流危険渓流、地すべり危険箇所というのは大変な箇所数があ...全文を見る
○武田委員 すると、大体十四万カ所ですね。これはふくそうしている場所もあるでしょうから、危険な箇所は少なく見積もっても六、七万カ所くらいはある、そういうことになるわけですが、こういう所の監視体制というのは十分になされているものかどうか、そのための手だてというのは何かお考えなのかど...全文を見る
○武田委員 これまで土砂災害というのは人的被害を含めて相当ございます。五十六年から今日まで見たところ、大体六、七、八、九という時期に集中的に雨、特に雨によって被害があり、人的被害は必ず十人から多いのには行方不明を含めて二百六十人近くということでございまして、この六万、七万という地...全文を見る
○武田委員 いろいろとバックアップできるものはバックアップしながら、早急にいいものをきちっと配置できるようにしてほしいな、こう思うのです。  それからもう一つ。そのとき財団法人河川情報センターというものの存在を知りまして、これは最近できたそうでありますが、そこでも河川情報を提供...全文を見る
○武田委員 民間諸団体からの約十億の寄附というのは、これはどういうところを想定しているわけですか。
○武田委員 わかりました。  あと、これは今後発足して各地で動くのですが、そのときにいろいろな費用とかの問題、殊に町村ですね、過疎の町村等でこういう危険な地域があるところに対する対応をもう少し柔軟に考えて、情報提供としてたまに無料でやる地域も出てもいいんじゃないかという気がする...全文を見る
○武田委員 それでは、ひとつ十分な対応をお願い申し上げまして、質問を終わります。
12月19日第103回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
議事録を見る
○武田委員 私は、自由民主党・新自由国民連合、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました北洋漁業の安定確保に関する件(案)につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。 ...全文を見る