武田一夫

たけだかずお



当選回数回

武田一夫の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月15日第108回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 国有林野事業改善特別措置法の一部を改正する法律案、この中身につきまして数点お尋ねをいたします。  山の仕事は非常に気苦労が多い根気の要る仕事で、大変御苦労をなさっているわけであります。不思議なもので、根気が要るなんというのは木に関係ある字であるということで、もともと...全文を見る
○武田委員 次官が今話されたことは、これまでも何回か改正あるいはまた充実の中で努力をしてきたものではないかと思うわけであります。何か今までの中で、特にそれ以上に効果的な経営の健全化、そして緑の保全等々国家的財産をさらにしかと守っていく、その中で経営の合理化等々を通して、現在ある多...全文を見る
○武田委員 そういう努力目標を掲げておるわけでして、これから十年間というのはそういう意味では非常に大変な努力をしなくてはいけない。人員の合理化とか、営林署あるいは営林局とかの中の組織の改革とか、自己収入をさらに拡大しようとかいろいろなことがあるのですが、林政審では森林資源基本計画...全文を見る
○武田委員 国有林の赤字の原因はいろいろあるわけです。その中で、ある学識者は、国有林経営といっても全体が均等の経営をやっておるわけではない、いろいろな格差がある、各地の国有林経営のあり方はそれぞれ当該地域の林材業のあり方が強く影響しておる、これは私も非常にわかるのです。そういう意...全文を見る
○武田委員 次に、今回の法改正によって財政的な手当てをしていただけるということで関係者は非常に喜んでいるわけですが、先ほど話したようにこれから十年間、さらにまた成木となって切り出されるのに十五年か二十年ある。その間関係者はそれなりに一層の苦労と努力と辛抱をしながらいろいろな対応を...全文を見る
○武田委員 けなげな気持ちはわかりますけれども、結局自助努力に負うところがある。これはやらなくてはいけない当然の責任です。だけれども、それをやっても経営の健全化の回復には限界があってどうしようもなくなる、そのとき頼るのは国のお金である、こうなるわけであります。どこから出てくるかと...全文を見る
○武田委員 自己収入の拡大ということは、私は木を売るということと同時に重要な課題だと思います。そこで、いろいろとその種類はあるわけでありますが、この間もちょっと聞いたヒューマン・グリーン・プラン等々なんかを見ておりますと、これからあれをやろうということなんですが、いずれにしても地...全文を見る
○武田委員 林産物というのは生活の全分野をカバーしている。勉強すると、生活の中に占めている部分というのは相当いっぱいある。一つの木が机になる、あるいは皮が敷物とか飾りつけになる、あるいはまたその実が薬用に使われるとか、研究開発することによって相当貴重な財産を山は持っているというこ...全文を見る
○武田委員 今後方向としては、民間に仕事をお願いする分野も出てくるのではないか、こういうふうに思います。そういうことになったとしても、安心してそういう方々を指導あるいはまたアドバイスできる力のある職員の育成が重要な問題となってくるのじゃないかと私は思いますので、十分な対応をして、...全文を見る
○武田委員 その点、やはり体質改善はしなければならぬ。地方の慣習とか風習にとらわれて、結局マイナスの価値を生んでいるところも結構あるというのをやはり改善していかなければいけないということで、その点は丁寧な粘り強い指導というものが必要だろう、こういうふうに思いますので、ひとつその点...全文を見る
○武田委員 以上、時間が五分ばかりありますが終わらせていただきますが、林活議連もその中核になって頑張るにやぶさかでないわけでありまして、次官もその中心的な立場にあるわけでありますから、一緒になって、山を守ることは国を守るのだ、ということは一億の人間を守るのだという思想の徹底した浸...全文を見る
05月25日第108回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○武田委員 最初に大臣にちょっとお尋ねします。  昔から、緑が美しく水のきれいなところは貧しい、こういうことを言う人がいるわけですな。こういう言葉を聞いたことはございませんか、大臣、どうですか。
○武田委員 やはりちょっとそれは質問の中身がわからなかったんだなと思うんだ。要するに緑が非常に大事にされて、水をきれいに守り育てる山村地域は経済的に非常に貧しい、そういう地域が多過ぎる、こういうことを山を、地域を歩いているある学者の方が、山のことをよく知っている方が言っている言葉...全文を見る
○武田委員 そこで、きょうは国土庁も最初呼んでいたのですが、ちょっとやめました、長官も経験者だから。  四全総をこれから策定されます。これはまた随分遅いんだな、出てくるのがいろいろと地方から苦情が来て、東京中心、これは非常にいかぬじゃないかとクレームがつきましたね。森林あるいは...全文を見る
○武田委員 今回のこの改正で機能、組織の充実強化、そういうことでいろいろ具体的なものを取り上げているようでございますが、これで森林組合の健全性の維持、あるいは地域林業の活性化ということが十分に期待どおりいくものかという点についてどういうふうに考えていますか。その点ひとつできれば大...全文を見る
○武田委員 私が聞いたのは、そういうことをすれば間違いなく組合の健全なる経営の維持と林業活動、生産活動の活性化、山村の活性化が図られるものかどうかということのお考えを聞いたのであって、そういう具体的なことはちゃんと勉強して知っているわけであります。そういうものが間違いなく効果的に...全文を見る
○武田委員 建築物、いわゆる建設事業ですね、これは山と直結したものは、間違いなく経費とかその材料の問題で一般よりも競争力が強くなる要素は持っている。これは現実にあるわけです。ただ、事業量がそうたくさんないときに、そういうものによって既存の業者が相当侵されるということは考えなくては...全文を見る
○武田委員 最初はそうだと思うのです。例えば静岡県にあるような、独自に優秀な研究開発をして、すばらしくいいものを安く提供して評判の地域も現実にあるわけですから、こういうのがどんどん発展してくるとそういうおそれなきにしもあらず、そういうことを心にとどめておいてほしいということを申し...全文を見る
○武田委員 それはきちっと指導監督しながらさせぬといろいろな不手際が起こると思うのです。森林の管理というのは国土政策の重要なテーマだと私は思うのです。特にこれは水資源の問題等にも大きく直結してくる。例えば今回東北南部等では水不足、これはほかの地域にもありましたけれども、渇水の問題...全文を見る
○武田委員 それでは、時間の都合で次の問題に移ります。  森林組合の合併の問題ですが、合併促進に当たっての林野庁の具体的な指導方針というものをひとつ聞かしてもらいたいと思います。
○武田委員 現在の合併促進の状況、これはどういうふうになっているのか。合併しようと動いている組合、到底合併はできないあるいはしたくない、いろいろあると思うのですが、その状況、その場合、合併促進が進まないネックとなっているのはどういうところにあるのかという問題についてひとつお聞かせ...全文を見る
○武田委員 その地域の問題もこれは広域的ですから出てくると思うのです。そういうところに出てくるいろいろな問題に十分に対応できるような取り組みは考えていかなくてはならない。そういう点で、これまでぶつかってきた問題を通して指導監督する上で十分配慮しなければならない問題として考えられる...全文を見る
○武田委員 最後に、いろいろと難しい合併促進のネックの解消の一つに税制上の点で優遇するとかいろいろありますが、それだけでは十分でないのじゃないかということを考えると、そういう方々の実情をよく調べた上で合併促進によって基盤の強固な組合をつくり、そして、そこで一つの大きな活性化のはず...全文を見る
○武田委員 それではもう一つ、林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案の中身について、二点お尋ねいたします。  一つは、この措置によりまして森林所有者の造林意欲の向上などにどの程度結びつくのかという政策的効果の問題についての見解をお尋ねしたいと思うのであります。  ...全文を見る
○武田委員 時間もそろそろ来ましたのですが、森林・林業をめぐる情勢が非常に厳しいという状況であります。そのためにも、国内林業及びその関連産業の生産活動が非常に停滞ぎみで活性化に乏しいという状況を克服するためには、これから法律が一つ一つ成立していく過程の中にあって国として十分にきめ...全文を見る
○武田委員 それでは私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
07月03日第108回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○武田委員 大臣に尋ねます。  大臣も随分農業に携わりまして時間も経過しておりますから、昨年来ずっといろんな農業事情も御存じだと思います。  今の特に稲作農家は三重、四重苦で大変な苦労をしている。減反に随分協力をしながらいつ減反がとまるのかわからぬ。ことしはまた七十七万ヘクタ...全文を見る
○武田委員 るる説明されたのですが、それでは、その責任が農家の皆さんにあるのかと反論せざるを得ないと思うのであります。やはり国の農政のいわゆる失政と言われてもしようがない。農家自体は一生懸命の努力をしている。減反といえば減反に協力して、努力をして、大体どこでも目標面積以上の減反を...全文を見る
○武田委員 奮起せよといったって、奮起すればそれじゃ次に新しい希望がある、そういうものが目の前にあるかといえば、今のところありますか。何かあったら示してもらいたい。そして目減りした分の補償はどういう形でやればいいんだという一つの具体的なやり方を農家の方々に示してください。宮城県の...全文を見る
○武田委員 いろいろ長々と答弁していただいたのですが、それじゃ農村の皆さん方は、そういう対応を十分にやってもらえるという期待をしていいのですね、大臣。
○武田委員 例えば先日も古川という、これはササニシキの最大の本場でありますが、そこの方々が農村総合整備モデル事業について、何とかこれは早日に対応してくれ。聞いてみましたら、五十八年度から着工、六十四年で完了をめどに総事業大体十六億六千万の計画でやってきたのですが、いまだ一二、三%...全文を見る
○武田委員 もっと具体的な話を聞きたかったのですが、時間もなくなりましたので、また改めてこの問題は議論したいと思います。  以上で私の質問を終わります。
○武田委員 午前中大臣に質問しましたが、大臣おりませんから、これから政務次官を中心にお尋ねをいたします。  最初に農業の体質強化という問題、特に米の再生、産業として自立できる、そういう農業を構築する方策といいますか、これをどういうふうに考えているのか。水田農業確立対策がいよいよ...全文を見る
○武田委員 今回大幅に米価が下がりました。この中で構造政策が進むかどうか、進むと思うのか、その見通し、進むとすればこういう理由で進むというものをひとつ示してもらいたいと思うのですが、いかがですか。
○武田委員 農家の経営は、米単作地帯もありますが、そこから脱皮しようということで、要するに米を中心とした複合経営というものに一生懸命努力している。これまた農林水産省は奨励しているところでしょう、そういう方向が望ましい、米一辺倒では大変だぞと。そういう方々は大体専業です。その人たち...全文を見る
○武田委員 ことしから行われる水田農業確立対策は、今回の米価の引き下げがそのスタートであるというふうに考えている人がいるのですが、この米価の引き下げが水田農業の一つの大きな柱になってくる、このことをどう考えますか、次官。
○武田委員 そこで、算定要素の件でちょっとお尋ねしますが、昨年の生産者米価のときは、当初六・六、それが三・八と出て最後は据え置きとなりました。いろいろ苦労して頑張った、こう言ったのでありますが、ゼロにした、据え置きにしたのは、米価決定における算定要素のとり方ということで中央会が出...全文を見る
○武田委員 それでは非常に無責任だと私は思うのです。今回でもその論理からいったら、こんな苦労をしながら農家がさっぱり喜びもしない――国民は何と思っているか。国民の方も非常に不信を持っていますよ。皆さん方がやったことは、それは農家の方に風当たりが強くなるのですよ。ゼロになったらゼロ...全文を見る
○武田委員 だから、それが終わった後に今日まで時間的な経過の中で、ちゃんと基礎算定はこういうふうにして、ゼロに持っていったのはこういうわけだというのをこの資料の中に出せるはずなんですよ。そうじゃないですか。マイナス三・八からゼロに持っていく、その間の時間は確かになかったかもわから...全文を見る
○武田委員 米価審議会を開いて御理解をいただくようなことをやったらいいじゃないですか。この方々にだって前広米審、その場に来てちゃんと資料を集めて説明をやるんでしょう。ことしもやったんでしょう。きちっとやればいいじゃないですか、そういうことはお願いをして。今回だって、せっかく一日か...全文を見る
○武田委員 コストを下げる可能性につきましては、やはり経営面積が非常に狭い、そういう狭いところはいろいろな条件が非常に悪い、これはそのとおりですが、悪い条件のところも含めないと、日本は、現状では一千万トンの米はなかなか確保はできないだろう。となれば、先ほども話があったように、こう...全文を見る
○武田委員 時間も参りましたから以上で終わらせていただきますが、いずれにしましても、米というのは我が国の基幹作物でございます。そして、国民の食生活の基本を支える大事なものでございます。先ほど次官がおっしゃいましたように、食糧自給率が極端に低い我が国において、国民の供給熱量の二八・...全文を見る
08月04日第109回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武田委員 四人の先生方には、大変貴重な御意見をちょうだいいたしまして、ありがとうございました。本日はお忙しい中、大変に御苦労さまでございます。  食管制度というのは内外ともに非常に関心を持たれておりまして、これからの我々国民にとっては非常にまた重要な課題の一つであろうというこ...全文を見る
○武田委員 それでは正田参考人にお尋ねします。  品質の問題で期待に沿えないような麦が日本にはかなりある。いただきました資料を見ますと、例えば北海道の小麦などは「澱粉分解酵素活性の低い小麦の育種を望みたい。」と書いてあります。そしてASWのような品質のいいものが欲しいということ...全文を見る
○武田委員 松本、山田参考人にお尋ねをいたします。  規模拡大というのは大きな課題で大変苦労しておると思うのですが、今後一層規模拡大を進めなくてはいけない。このために国は特にどういうことに力を入れなければならないか、この一点に絞ってひとつ御意見、御要望を聞かせてもらいたいと思い...全文を見る
○武田委員 それでは最後に松本さんにお願いしたいのですが、制度の問題ですね。特に農業委員会の皆さん方が中心になって土地の売買あるいは賃貸などをやっていますね。そういう問題について、市町村との協力は農協中央会としてやっているわけですが、中央会として、農協としてもっと主体的な立場でや...全文を見る
○武田委員 大変ありがとうございました。時間ですので終わります。
08月25日第109回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○武田委員 食糧管理法の一部を改正する法律案につきまして質問いたします。  本題に入る前に二つばかり、農家の皆さん方が非常に関心を持って注目している問題がありますので、その点をまずお尋ねしておきたいと思います。  まず第一点。言われるところによりますと、政府が今、超過米の臨時...全文を見る
○武田委員 この問題については、農協等は一生懸命やろうということで、しかもそのシェアは大体平均で九五%ですか、宮城県などは九八%だ、ほとんど農協さんが一生懸命やればできる問題じゃなかろうか。そういう点の指導をきちっとしながら、そういうやみ米が発生しないようにということを積極的にや...全文を見る
○武田委員 関係者との話し合いの中でひとつ慎重に、そしてまた混乱のないような対応をお願いしておきたいと思います。  もう一つは、良質米奨励金の削減の話がちらちら出てきたということでございまして、これは今の日本の米穀政策の中で守るべき一つの根幹ではないかと私は思うのであります。良...全文を見る
○武田委員 このようなことが新聞やその他で出てきたことによって農家自体が、それじゃもう別な方向へというようなあらぬ心配をかけることは私は非常に遺憾だ。それでなくても毎年のように農業というものは御苦労ばかりが連続して出てまいります。食糧庁長官も農林水産大臣も大変御苦労をされるその何...全文を見る
○武田委員 そこで今回の食糧管理法の一部改正というのは、量的拡大のみを志向した麦作振興から、生産性の向上と品質の改善を基本とした麦作振興に速やかに移行するという緊要の課題に対処するものである、こういうことをうたっているわけであります。これはこのとおりでございますか。一応確認をして...全文を見る
○武田委員 それでは確認をしたとおりでございます。  ところで、この量的拡大のみを志向した麦作振興、こういうのでありますが、小麦と例えば六条大麦ですか、この二つを例にとって昭和五十七年から六十一年、私は全国と一応東北を取り出してみたのでありますが、五十七年金国平均十アール当たり...全文を見る
○武田委員 それを取り上げたのは、これから進む方向と、今局長が答弁した方向の両面作戦でいかなければならぬ。何か一つのものが出ますと、どうもそちらの方が影が薄くなっていく。やはり地域によってはまだ量的な拡大の方向へのてこ入れをしながら、できればそれと同時に品質の向上と生産性の向上と...全文を見る
○武田委員 今答弁いただいた中で、六十五年長期見通しで小麦が三百五十五キロということですね。こういうことからいうと、六十一年の三百五十七とか六十年の三百七十四というのはそういう目標に既に到達をしているわけです、全国平均で見れば。となると、農政審が指摘しているような試算というのは規...全文を見る
○武田委員 それで品質の問題ですが、この間ASWという品種が非常にいいということでございました。こういうような品種、いい品質のものを我が日本でもいろいろ育種の研究等によりまして開発ができる可能性があるものかどうか、その点はどんなものでしょうか。
○武田委員 厳しい環境の中で麦作に取り組んでいる。東北の場合は、今話があったような状況の中で苦労しております。苦労しながらでもやらなくてはいけないという宿命的な課題を背負っているだけに、研究開発、そういう育種の問題を含めて、品質の改良また収量の問題についても相当バックアップする体...全文を見る
○武田委員 次に移りまして、今回パリティ方式を変更するというわけであります。なぜ変更しなければならないか、具体的な理由を聞かせていただきたいと思います。
○武田委員 その際、農家の皆さん方が大変御心配なのは、果たして今後行われるであろう新しい方式での価格水準というのは現行水準程度のものなのか、あるいはこれを契機に低い水準の中で抑え込まれるのかということによって、生産農家の営農設計といいますか、経営に大きな影響を与えるということは当...全文を見る
○武田委員 そこで、先ほど麦作の生産構造が大きく変化しているということで、規模拡大、主産地形成等の問題について長官は触れられました。これはまだまだ今後考えなければならない問題を含んでいる、こう思うわけでありますが、この問題につきましては、要するに構造政策の推進効果と整合性を持った...全文を見る
○武田委員 生産の団地化とか麦作集団の育成というのは非常に重要な課題です。特に水田農業確立対策ではこの問題を一つの大きな核として今後の六年間を進むということで、転作の奨励金等につきましてもそうした配慮をして、誘導政策としての方向を打ち出した。しかしながら、なかなか規模め拡大という...全文を見る
○武田委員 今、田畑輪換の問題が出てまいりました。これは私たちも年来強力に進めるべく主張をしてきまして、農林水産省も徐々にそういう方向で水田の汎用化という問題を考慮して、減反とのかかわり合いもございますし、進めてきているところでございます。  それと関連しまして土地基盤整備の問...全文を見る
○武田委員 この問題について、今局長が話されたような方向は私は非常に結構な方向だろうと思います。先ほどの中で整備状況がまだまだ四二%とか三七%という数字があるということ、これは早急に進捗率を高めることが大きな課題であろう。これは金も相当必要な事業でございますし、土地の基盤整備をし...全文を見る
○武田委員 そのための例えば研究費とか人員とかいう問題で、いろいろなところを回りますと、非常に御苦労しておるのはどの部分も割と共通しておるわけでありまして、特にそういう大変なところほど本当は予算的にも人材的にもきちんと取りつけてやるのが当然なんですが、これがなかなかうまくいってい...全文を見る
○武田委員 最後に、今回の改正によりまして、どうか生産農家の経営の安定がきちっとできるような方向をお考えいただきたい。これが今後の中長期展望のもとにおける国内産麦の自給力の向上を目指す上での生産振興の上で非常に重要な課題になってくる。生産農家が意欲と希望を持って農業をやれるという...全文を見る
○武田委員 どうかその決意をどういう立場になろうともひとつしっかりと守っていただいて、生産農家への大きな励ましとしていただきたい、とのことをお願い申し上げ、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
08月27日第109回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○武田委員 私は、五点についていろいろと質問をさせていただきます。  最初に、七月の十四日から二十日に、台風五号の接近で西日本に大雨が降りまして被害が発生いたしました。さらにまた東北、岩手、秋田両県を中心に八月の十六日夜から降り続いた雨も、土砂崩れ、河川のはんらん等により多大の...全文を見る
○武田委員 集中型の雨に太刀打ちできるだけの防備体制が十分でないということは大きな問題でありますから、抜本的な対策も真剣に考えていただきたいし、なすべき最大の課題ではないかというふうに思っております。この問題についてできれば長官からお答えを、御見解をいただきたいなと思うのですが。
○武田委員 昨年の八月五日、私の宮城県は、鹿島台という穀倉地帯を中心に、台風十号による大変な影響がございました。長官を初め関係当局の皆さん方の大変なる御支援をちょうだいし、当委員会の委員長である伊藤先生を中心として、我々一生懸命その対応に努力いたしまして着々復旧成りまして、町長初...全文を見る
○武田委員 第六次治水事業五カ年計画が五十七年から六十一年、それから六十二年から六十六年ですか、第七次治水事業五カ年計画、これが進められるわけでありますが、そのおのおのの計画予算額、それから第六次につきましては進捗率、ちょっと数字を聞かしていただきたいと思うのです。
○武田委員 まず、第六次が七九%、目標のまだ二〇%近く不足のままに第七次に移行しなくてはならなかった。それから、総事業費が十一兆二千億が十二兆五千億だから一兆三千億の伸びだ。これは恐らく一生懸命頑張ってこのくらいになったのだというのでありますが、長官は六十一年の八月二十日のこの委...全文を見る
○武田委員 この計画額が第六次八兆二千五百億円、第七次は八兆円。数字で云々言うわけではないですけれども、やはりこういう重要なところが、同じ五カ年計画でありながら、前より少なくなっていくということは関係者にとっては非常に心配なことでございまして、その他のもので埋め合わせをするなんと...全文を見る
○武田委員 東北の場合はどういうふうにこれからなっていくわけでしょうか。
○武田委員 六十三年の六月ごろからは、東北全地域に対する活用といいますか、対応はできるというふうにとっていいですか。
○武田委員 ひとつよろしくお願いします。  四番目。この間鹿島台町長が私のところに来まして、いろいろと災害対策のときの体験といいますか思い出を語っておりました。その中で、たまたま避難命令を出す陣頭指揮をとっていたときに防災無線が故障してしまった。雨に打たれまして機械が故障してし...全文を見る
○武田委員 最初はいろいろ金もかかるでしょうけれども、これは早急に実行してもらいたい問題です。  気象業務法の第十一条には、「気象庁は、気象、地象、地動、地球磁気、地球電気及び水象の観測の成果並びに気象、地象及び水象に関する情報を直ちに発表することが公衆の利便を増進すると認める...全文を見る
○武田委員 あわせて、防災無線の開発、交信もかなりの範囲にわたって十分にできるものとかというような、そういうものの整備状況というのはどうなっているのか。  実は、国土庁からいただいた「災害に強い町づくりについて各種施策」の中で、「中央防災無線網の整備」という項目の予算を見ますと...全文を見る
○武田委員 災害対策というのは、中央地方両方相まって国土の安全が図られるわけですから、地方にもっともっと対応をしてほしいという要望をしておきます。  五番目に、道路の安全確保というのも非常に重要である。いざというときの避難、救助というのは、特に主要幹線道路を確保しなければならぬ...全文を見る
○武田委員 九月一日は防災の日であります。我が党の薮仲議員が当委員会を通し何回も熱心に推進方をお願いしてきた防災マップ、これがいよいよ実現を見るようになってきたということで、六月の中間報告を見させていただきました。この推進と予算の確保に全力を挙げて、一日も早く実現を期してもらいた...全文を見る
○武田委員 以上で私の質問を終わらせていただきますが、どうか、また台風がやってくるわけでございまして、いろいろと問題を起こした地域に対するフォローは、ひとつ十分に各関係機関の御配慮をいただいて、万全を期しながら早急な復旧と安全対策に努力をしていただきたいな、こういうふうにお願い申...全文を見る