竹中平蔵

たけなかへいぞう



当選回数回

竹中平蔵の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月08日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号
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○参考人(竹中平蔵君) 竹中平蔵でございます。このような機会を与えていただきまして、まず皆様方に御礼を申し上げたいというふうに思います。  私はマクロ経済政策の勉強をしている人間でありますので、少しマクロの観点から今の金融経済全体についての意見陳述をさせていただきます。  実...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 先ほどの意見陳述の中でお話しさせていただいたこととダブるのでありますけれども、やはり何段階かに分けた政策の対応を考える必要があるんだというふうに思います。  まず、極めて短期的な対応としては、二つのことをぜひ実現していただきたい。これは先ほど申し上げまし...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) まず、大量一括の資金注入の話ですけれども、基本的には実は先ほど中坊参考人のお話の中にありましたけれども、モラルハザードの問題というのはやはり極めて重要であるということは間違いないわけです。  実は、あえて言えば競争を阻害するような護送船団的なシステムがあ...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 基本的には判断基準をどこに置くかということに関しては幾つかの考え方があろうかと思います。私は、今の状況から考えると、八%というのはリスク資産に対する八%という考え方でありますから、もう少し厳しい基準を基本的には当てはめる方がいいと、今の日本の状況を考えるな...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 私は法律の専門家ではありませんので、その法律上の定義云々について聞かれましてもほとんど答えるキャパシティーはありません。ただ、現実の経済の実態に照らして少し意見を申し述べさせていただくとすると、破綻はなぜ困るか。  実は、一連のこの一月ぐらいのいろんな議...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) これも非常に難しい問題だと思うんです。今度の法案で書かれている四%云々という基準は、一つのめどとして私は非常にわかりやすい支持できるものではないかというふうに思っています。  ただ、これも法律の解釈の問題は私は余りできませんので、実態から判断すると、過少...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、クリントンはまさにバイアブルという言葉を使ったわけで、基本的にはバイアブルかノンバイアブルかという議論は金融問題を議論するときに極めて常識的な判断基準だと思います。  しからば、それをどのように判断するかというと、それは結論から言うと、先...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) プリコミットメントなアプローチについては、私も二週間ほど前に行きましたときに随分と議論を持ちかけられました。その意味では、今、益田先生おっしゃるとおりの一つの大きな流れになっているというふうに私自身も認識しています。  これは、考え方というのは極めてある...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) BIS規制の見直しの話というのはもう何年も前から出てきている問題だというふうに私は認識しています。  ただ、日本で議論されるときには、これをネガティブな方向とポジティブな方向と、今二つでその見直しをやったらいいんじゃないかという議論を一部の人はしているの...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、公的資金という言葉をずっと日本は使うわけですけれども、これはもう何を言っているかよくわからないわけであります。英語で言うとタックスペイヤーズマネーですから、税金というふうに言う方がいいわけですけれども、それにしても、公的資金といっても実は複...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 実は減税の中身とスモールガバメントをつくるということは一体の問題だというふうに思います。減税の中身としては、法人税率の国際水準への思い切った引き下げということが必要だと思いますし、もう一つは、これは政治的には大きな混乱が予想されますけれども、やはり最高税率...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 先ほどから、銀行融資ではなくて代替的な金融ルートが必要だということを何回か申し述べさせていただいているんですけれども、大渕委員の御指摘はまさにその点であると思います。  今まで日本には、非常に極端な二つの金融ルートしかなかったというふうに考えられる。 ...全文を見る
○参考人(竹中平蔵君) 基本的にそういった客観的な基準があるかというふうに問われれば、やっぱりないというふうにお答えせざるを得ないと思います。ただ、幾つかの留意すべき事柄がある。  まず、日本はこれだけ貯蓄の高い国ですから、財政赤字をゼロにするなんてそんなことはあり得ない。そん...全文を見る