竹中平蔵

たけなかへいぞう



当選回数回

竹中平蔵の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月14日第151回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○竹中国務大臣 麻生先生の御質問に、紀州和歌山出身の私の方からお答えをさせていただきます。  恐らく日本の経済というのは、今先生御指摘なさったように、今非常に大きな潜在力を持っている。その潜在力を象徴するものは、実は千三百兆に象徴される我々の貯蓄資源であるわけです。それをどのよ...全文を見る
○竹中国務大臣 大変重要な御指摘だと思いますので、考えていることを申し述べたいと思います。  まさしく今麻生先生御指摘になったように、よく景気か構造改革かという議論、私も学者として幾つかのそういう議論に巻き込まれてまいりました。  大臣就任の記者会見のとき、私は、実は私自身は...全文を見る
○竹中国務大臣 前半で、アメリカのサプライサイド政策と日本の比較、それとの関連で後半では日本の高コスト構造の御指摘がありました。私自身の問題認識は、今まさに麻生先生が御指摘くださったとおりだというふうに考えております。  アメリカで、実はサプライサイド、供給サイドが非常に弱って...全文を見る
○竹中国務大臣 労働の移動の問題についての御質問がありました。  実は、経済政策というのは基本的には国民の安定した生活を実現するためにあるわけですから、その意味で、私たちは、マクロ経済学というのを勉強するときに、最大の政策課題は雇用の問題であるというふうにずっと教えられてきたし...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、今のグローバル社会というのは大変厳しい競争社会であろうかというふうに思っています。私たち日本人がその中で今の世界一の生活水準を維持してさらに高めていこうと思ったら、やはり、これはよしあしの問題ではなくて、私たち自身にそれなりの力をつけていかなければいけない。...全文を見る
○竹中国務大臣 けさの議論でも少しさせていただきましたけれども、雇用に対する問題というのは、経済財政諮問会議の今後の経済運営に当たっての一番重要な問題というふうに位置づけております。  それで、御承知のように、六月をめどに骨太の方針というものを発表することになっておりますけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 井上先生の御質問の、中期的な経済成長の姿と短期的な姿の関連でありますけれども、御承知のように、今、現行生きている九九年に策定された政府の経済計画、これは実はその計画の中ではありませんけれども、参考資料として、日本の経済には二%程度ぐらいの成長力があるのではないかと...全文を見る
05月15日第151回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○竹中国務大臣 学者にはたくさんの役割があるというふうに思っています。その中で、問題を、プロボークという言葉がありますけれども、こういう問題があるのではないだろうかということを前広に展開することが、私は学者の大変重要な役割であると思っておりまして、その信念に基づいてそういう発言を...全文を見る
○竹中国務大臣 この判断は、金融の問題というのはそもそも、私は、厳密なルールに基づいて情報開示を進めていくと同時に、最後の最後は極めて大きな裁量権が残るところだと思います。これはアメリカのLTCMの例なんかを見てもそうだし、イギリスの例を見てもそうだ。結局のところ、そのオーソリテ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、前半で穀田先生が聞かれた、景気と不良債権の一種の悪循環というのは確かに存在しています。しかし、では悪循環をどこで断ち切るかということなんです。  景気が悪いから不良債権がふえているという面は確かにある。では、景気をよくするにはどうしたらいいか。それには不良...全文を見る
05月21日第151回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には構造改革と景気回復ですから、その景気という言葉をどのようにとらえるかという問題なのだと思います。景気回復というのはやはり経済の持続的な回復だと。一時的にちょっと消費が上向くとかそういうことじゃなくて、持続的に経済がよくなってくることを景気回復と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その前に、景気という言葉は非常にあいまいであるというふうなことを私、記者会見で申し上げたことがあるんですけれども、景気回復というのを、景気というのを当面の需要の追加である、例えば政府が公共投資を行ったり減税を行ったり、需要の追加であるというふうに解釈して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 当然のことながら、入れる方向で議論を進めていきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 高齢社会の話、中身につきましては今の坂口大臣の話で尽きていると思うんですが、経済財政諮問会議の話がありましたので、その点だけちょっと補足させていただきます。  財源の話に偏っているのではないか、そうなってはいけないということは私たち十分認識しています。...全文を見る
05月22日第151回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○竹中国務大臣 経済財政政策担当大臣及びIT担当大臣として、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  まず、何よりも、出張等々が重なりまして、このごあいさつの機会がおくれましたことをおわび申し上げたいと思います。  もう皆さんよく御承知のように、今の最重要課題というのは、聖...全文を見る
05月22日第151回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政担当及びIT担当としてごあいさつを申し上げたいと思います。  まず、こういうそうそうたる先生方と御議論する機会を与えられましたこと、大変光栄に思います。にもかかわらず、海外出張等々が続きまして、ごあいさつの機会がおくれましたことをおわび申し上げ...全文を見る
05月22日第151回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 緊急経済対策は、既に議論されたこともありますけれども、構造改革を進めていく上での非常に重要な政策としてこの内閣では位置づけているわけです。  今度の緊急経済対策の中身は、したがって単に需要を追加するというのではなくて、不良債権の処理を進めるということ、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私たちは資本主義市場経済の中におります、社会主義や共産主義の中にいるわけではなくて。その市場での動向を実は予測するというのはかなり難しいことです。特に、枠組みが変わるときの予測というのは、今の経済学の知識をもってしてもそんなに簡単にはできません。しかし、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカでは、例えばこれはIT等々も一つの構造改革の中身でありましたけれども、IT、例えば事務を合理化することによって失業者がふえました。しかし、結果的にその失業者のちょうど二倍ぐらいの新しい雇用が生まれていた。結果的にアメリカの経済は今大変潤っていると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、今マクロモデル等々を活用することによって、時期的にはことしの年末にかけてだと思いますけれども、中期的な日本経済の姿を明らかにしたいというふうに思っています。したがって、失業率がどのぐらいかというふうなことに関しては、今すぐ数字を挙げること...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 学者として、でたらめと言われましたので、ぜひ申し上げたいんですが、それは……
○国務大臣(竹中平蔵君) それは読み方がでたらめなんだと私は思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、それをよく読んでください。これは……
○国務大臣(竹中平蔵君) 違います。そうじゃないです。よく読んでください。  それは、潜在的な労働需要がどこにあるかという可能性を示しているわけです。その他の要因というのを、世の中には、繰り返します。私たちは共産主義の中に住んでいるのではありませんですから、さまざまな要因を経済...全文を見る
05月23日第151回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○竹中国務大臣 御指摘のとおり、経済財政諮問会議で六月に骨太の方針というのを出すことになっております。その中では二つのことが議論されると思います。一つは、まさしく小泉内閣が行おうとしている構造改革の中身がどのようであるかというその構造改革についてのメッセージを送ること、二番目は、...全文を見る
○竹中国務大臣 かつて、例えば一九六〇年代に、とにかく十年間で所得を二倍にして、GDP、当時のGNPを二倍にして、それでそれを一つの私たちの国の目標にしようというような時代でないということは、これはもう明らかなんだと思います。  ただ、正直言いまして、これは私が元来経済学者であ...全文を見る
○竹中国務大臣 大変大きなテーマだと思います。  かつて三木内閣のもとでGNPに対してNNWという指標が議論されたのを、当時私は若かったですけれども、大変よく興味を持って勉強したのを記憶しています。ネット・ナショナル・ウエルフェアという議論ですね。  これは、所得、つまりGN...全文を見る
○竹中国務大臣 失われた十年という言葉自体は、一九七〇年代に中南米の諸国で危機に陥ってロストディケードという言葉が使われた、それをそのまま実は持ってきているものだというふうに思います。  実は、まさに先生御指摘のとおり、私たちはやはり反省すべき点はたくさんあると思いますね。何を...全文を見る
○竹中国務大臣 二つのことを不安という言葉からいつも考えています。  一つは、私はまさに高度成長期に小学校の時代を過ごしたわけですけれども、和歌山という地方都市で父は小さな商売をしていて、三人の子供を東京の大学にやってくれて、本当に父親は頑張ってくれたなというふうに感謝している...全文を見る
○竹中国務大臣 経済社会の問題というのは、非常に私は常におもしろいというふうに思うのですけれども、必ずコインの両面のように、一見相反する問題というのが同時に出てくるのだというふうに思います。  アメリカの歴史の中で、二十世紀の最初の二十年間というのは、まさに変革の時代というふう...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょうど大臣に就任させていただいてから三週間半ぐらいだと思うのですけれども、本当に四週間前は、私はこんなことをするとは考えてもいませんでした。  大学教授の仕事というのはなかなか心地よい仕事でありまして、好き勝手なことを言っていればいいし、はっきり言いまして講演...全文を見る
○竹中国務大臣 どのような形に変えるかということの議論を、まさにきのうも実は経済財政諮問会議のメンバーとしました。どのような形にするかということについての結論は、はっきり言いましてまだ出ていません。  ただ、重要なところは、改革の方向というのは、私は、その意味では割と広く合意さ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、経済財政諮問会議では二つのことをやりたいというふうに思っているわけです。  一つは、改革のシナリオというか、ビジョンを示すということと、しかし最後は、結局政策というのはすべて予算に集約されますから、予算のところははっきりとその枠組み...全文を見る
○竹中国務大臣 政策の問題というのは、どうもジャーナリズムの議論というのは、何%減らすのかとか、最後の、おしりの数字のところにいわゆる矮小化されて議論をされて、議論が余計ややこしくなってしまうということを何回も経験していると思うんですが、私は、重要なのはやはり論理だと思います。概...全文を見る
○竹中国務大臣 IT戦略会議というのが去年ありました。実は、ちょうど一年何カ月か前に、日本経済新聞にまさにその本のことと同じようなことを書いて、だからこそIT戦略を総合的に議論する場を総理直属のものとしてつくってほしいということを書きました。実は、その日のうちに当時の小渕総理から...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年、IT戦略会議のメンバーとして、私は、実はFCCをつくるべきだというふうな意見を述べています。その点に関しては、私は、仏の平蔵ではなくて、ぜひ鬼の平蔵になってきちっとした競争政策の確立を目指したいというふうに思っています。  それで、申し上げたいことは、幾つ...全文を見る
○竹中国務大臣 実は、韓国の百六十本の法律というのはちょっと私の方では確認できなかったのですけれども、詳細があれば、またぜひそれをお教えいただきたいと思いますけれども、基本的にはIT社会というのは、御承知のように、これはまさに分権化の社会ですから、一人一人がどのようにこれを楽しん...全文を見る
○竹中国務大臣 小渕内閣で経済戦略会議というのが組織されまして、私もそのメンバーとして議論をさせていただきました。当時、一九九八年の後半というのは、本当にあした何が起こっても不思議はないというような一種はらはらした状況の中に置かれていたわけですけれども、そのときに議論されていたこ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、緊急経済対策は前の政権でつくられたものなわけですね。これを小泉政権がどのように引き継ぐかということに関しては、当然議論があってしかるべきなんだと思います。  ところが、まさに、やはり機は熟したということをこの政策は示しているんだと思うんです。前の...全文を見る
○竹中国務大臣 政策危機という言葉は、使わせていただいていますけれども、私はその中身は、特にその本の中で書いた期間に関して言うならば、二つの問題がそこにあったというふうに思っています。  一つの問題、私たちが反省すべき点は、一九九二年から九四年ぐらいにかけて、まさにバブルが崩壊...全文を見る
○竹中国務大臣 時間が限られている中ですごく大きな問題を二つ提起されたんですけれども、手短に。大きな問題ばかりだと思います。  最初の、セーフティーネットの話は、結局、自分に対する自信こそが最大のセーフティーネットであるというふうな話を先ほどさせていただきましたけれども、その意...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の経済は大きくて複雑ですので、一言で言うのはなかなか難しいのでありますけれども、特に海外に対してのメッセージというお尋ねでしたら、私は、日本の経済が有している非常に大きな潜在力をいよいよ前面に押し出して活動的に活性化させる、その重要な入り口に立った、そのような...全文を見る
○竹中国務大臣 予算委員会でも申し上げたのですが、景気という言葉が時々違った意味で使われているのではないかなというふうに私は思うのですね。景気というのは、当面の総需要、当面の需要を上げてくれ、まさに当面売り上げがふえるようにしてほしいというような議論で議論される場合もありますけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 不安という言葉を強調し過ぎてはいけないという御指摘がけさほどもあったかというふうに思うのですが、現実にどのような形で経済を運営していって、まさに安定的な持続的な成長軌道に持っていけるのか、まさにこれこそが構造改革の中身は何かという点になるのだと思います。  この...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、橋本内閣における実質増税といいますか、民間部門からの実質吸い上げの話でありますけれども、私は、エコノミストとしての純粋な見解を申し上げますけれども、世間で一般に言われているあの政策が間違いであったという認識は誤っていると思います。  それはどういうことかと...全文を見る
○竹中国務大臣 私が十八で東京に出てきたときに、その直後に選挙がありまして、その選挙のポスターで先生のお顔を拝見してからこういう形で議論できることを、まず大変光栄に思っております。  予算委員会では時間の関係で非常に言葉足らずであった点もあると思いますので、数字についての解釈を...全文を見る
○竹中国務大臣 そういう具体的な数字は、まだ試算していません。倒産と同時に、むしろもう一つ、私たちが大変興味を持っているのは、どのくらいの企業が出てくるかという問題だと思います。一体、ネットでどのぐらい企業がふえてくるかということに注目して、年末ぐらいまでに、モデルでどのくらい正...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、ちょっと数字のことで一つ申し上げておきますけれども、幾つか出ている数字というのは、失業の数字というふうに理解するのではなくて、職をかえる人の数字だと。つまり……(松本(善)委員「一緒」と呼ぶ)いや、それは違います。失業というのは、離職して新たに職が見つからな...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、私はそんなに休講していないと思うんですけれども、休講をもししたとしても、私たちのキャンパスでは必ず補講しなければいけないことになっていますので。  その問題はともかくとして、競争力を高める、言い方は問題があったかもしれません、唯一の方法と言えるかどうかは知...全文を見る
○竹中国務大臣 私は何かそういうバイアスのかかった議論にほとんどなれていませんので、すごくバイアスのかかった議論をされてちょっと戸惑っておりますけれども、私は成功者だと別に思っていませんし、私の家内も家計のやりくりに大変困っております。  それはさておき、直接の質問は、セーフテ...全文を見る
○竹中国務大臣 所得の格差をどのようにとらえるかというのは、幾つかのレベルがあるのだと思います。  これは私の経験ですけれども、昨年、あるインターネットの国際会議を開きました。私が議長をしました。隣には孫正義さんがいました。こちらにはヤフーのヤンさんがいました。その向こうにはア...全文を見る
○竹中国務大臣 前半でお話のあった貧富の、本当に貧しい、生きるか死ぬかというような人に対する政策というのは当然に必要なわけですね。  私は、小泉総理の中で名答弁があったと思いますけれども、みずからを助ける人が多いほど、本当にみずからを助けられない人に対して初めて本当の手を差し伸...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、私は経済財政担当大臣でありますから、私が語れる豊かさというのはほとんどのものがやはり経済的な豊かさだと思います。その先の、どういう生き方をするかというような豊かさの問題に対して、私は政府は口を出すべきではないと思いますし、いろいろな生き方をしたい人を保...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと質問の意味がよくわからなかったのでありますけれども、私は、頑張って豊かになりたいと思う人が豊かになるというのはやはりいいことだと思うし、そうすることによって結果的に今のフロンティアの時代は社会全体の生活水準が上がるというふうに考えているわけです。しかし、一...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議に関しましても同じような趣旨の御質問があったと思います。  私も四週間前まで学者をしておりまして、いろんな政府の委員会からのお誘いがあったとき、これは隠れみの的審議会か実質的議論の場かということは、その場でかなりはっきりと判断したつもり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 効果というのは非常にいろんな形でのとらえ方があるんだと思います。一般には、これはもう先生よく御承知だと思いますけれども、よく使われるのは、いわゆる産業連関表というのを使って、ここにこれだけの最終需要が発生したら、そこからどこに発注が行って、その発注先から...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変貴重な御指摘だと思いますので、本当にその方向でぜひ努力したいというふうに思います。ありがとうございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先生御指摘のように、これだけ大きな財源に言及するとなると、さまざまな動きが出てくるということは予想していましたし、実際にそうなりつつあるんだと思います。  これはもう言うまでもありませんけれども、経済財政諮問会議、内閣府の中にある、内閣府そのものが総理...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは実は本当にもうよく御存じのように、いろんな議論が可能だと思います。  まず税の論理からいうと、目的を縮めて税を取っているんだから、目的を特定化しないんだったら税そのものをなくしたらどうだ、当然の議論として出てくるんだと思います。ないしは、税はその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、学者を一時的にやめて大臣になっていまして、個人的には大変大きなものを犠牲にしているというふうに思っています。大きなものを犠牲にしてでもこの仕事をあえて小泉総理とやらせていただこうと思った理由は、まさしく今、簗瀬先生がおっしゃったように、そういう総花的...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今から二年少し前に、小渕内閣の経済戦略会議の場で同じような問題をまさに議論したことがあります。私自身、その中で一番強調したかったのは、日本を再び人的資源大国にしたいという問題であります。その意味で、実は民主党がおつくりになった方向というのは、まさにその人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国民が本当に非常に大きな関心と、ある意味では不安を持っている不良債権処理のプロセスで生じるさまざまな問題、特に雇用を中心とした問題について何がしかの見通しを示すのは経済財政担当大臣の真っ先にやるべき重要な仕事であるという点については、私自身全くそのとおり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 議論には幾つかの段階、レベルがあると思います。  私は、先ほど非常に慎重な言い方をさせていただいたのは、簗瀬先生は非常に高いレベルでの議論を求めているというふうに理解しましたので、そういう数字はまだ実は用意できていないのだということを申し上げたわけです...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の記憶では、塩川大臣は別の機会に、決していわゆる隠れ借金的なものをする意味ではないということを言っておられたというふうに記憶していますので、具体的にどういうレベルのことを議論しておられるのかなというちょっと疑問はあるんですけれども、私の理解では、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) IT担当大臣がこういうことを言うと怒られるかもしれませんが、私もITという言葉は余り適切ではないというふうに思っているんです。IT革命ではなくて、今世界で起こっているのはデジタル革命だと思います。  つまり、デジタルというのはいろんな情報、音声情報、映...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に大変重要な御指摘をいただいたというふうに感謝しています。これは私自身の体験ですけれども、まさにデジタルデバイドの時代であるからこそ、その裏側でデジタルオポチュニティーの問題がある。特にハンディキャップを負った方々等に対して、これは要するに機械と人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のような強い決意をぜひ持ってやっていきたいと思います。要は、アメリカの例を見るに、やはり私たちのパワーの源泉を一体どこに求めるかということなのだと思います。それはやはり人材で生きてきた国、知的な力なんだと思いますので、ぜひそのように努力したいと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まさにIT社会の光と影の重要な問題だと思います。  午前中も少し議論させていただきましたけれども、デジタル情報を自由にやりとりすることによって我々には間違いなく大きなメリットがある。しかし、自由にやりとりするからこそ、この自由を逆手にとって非常に悪意に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、経済の専門家で法律のことはよくわからなかったんで、最近一生懸命勉強しまして、これは大変重要な法律がこの四月から施行されているんだということを知りました。先生御承知のように、これは民事ルールですので、基本的には皆さんに使ってもらうということが大変重要で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 椎名先生とは実は学者のときから海外の会議でしょっちゅう顔を合わせておりまして、きょう、椎名先生は日本語も大変お上手で説得的だなというふうに改めて感じ入りました。  私は政治家ではありませんので、本当に妥協することなく、先生がおっしゃったような方向でぜひ...全文を見る
05月28日第151回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○竹中国務大臣 基本的には、私たちが持っている人的な資産、物的な資産を含めて、リソースがやはり非常に非効率にしか活用されていない。総理の所信表明にもありましたように、そういった意味での潜在力を自由に発揮させて、同時にその潜在力を高めるということがやはり構造改革であろうかというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 アバウトな数字という御指摘がありました。確かにアバウトでありまして、各民間機関が出している数字も、この問題の性格上、やはりアバウトにしか議論できないという状況だと思います。  一つぜひ御理解いただきたいのは、よく失業、失業というふうに言われるわけですけれども、各...全文を見る
○竹中国務大臣 離職者の見込みがこれだけだということが即働く側の立場になっていないということは、これは全くそんなことはないわけで、申し上げたいのは、その一方で、経済財政諮問会議の専門調査会では、可能性として、これだけの雇用がふえるような可能性もあるんだということを今の段階で示して...全文を見る
○竹中国務大臣 ペイオフ解禁の延期等々に象徴されるような、政府が一たん約束したことを延期するというのは、これはやはり政府のクレディビリティーといいますか信用を損ねるという意味では大変残念なことだと思います。  そういうことがやはり絶対起こらないような経済運営をぜひしていかなけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 私は学者として随分いろいろなことを批判してまいりましたから、ペイオフだけではなくて、そういうことを挙げたら、多分三百、四百ぐらい挙がるのではないかというふうに思います。  詳しく言いますけれども、ちょっと直前の発言という御指摘があったと思いますけれども、それは多...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに今ちょっと御引用いただいた小泉総理の答弁の中にあったと思いますけれども、私は、自分の判断は正しかったと思っております。ぜひともそういったことが起こらないような運営を党としてやっていきたい、そうすべきだというふうに総理もみずからそのときおっしゃったというふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、その金融機関が今後の状況下で生き延びられるかどうか、バイアブルかどうかというふうに言いますけれども、バイアブルかノンバイアブルかということをはっきりさせて、その一つのチェックメカニズムがやはりペイオフのシステムになるわけですけれども、それをどのようにシ...全文を見る
○竹中国務大臣 どちらがよいかは一概には言えません。
○竹中国務大臣 期末試験のレポートのタイトルには非常にいいような試験問題をいただいて、これは大変難しい問題だと思います。  少なくとも、専門家の間でこうだというふうなはっきりとした見解はないというふうに認識していますけれども、幾つかの要因を挙げるとすれば、日本は非常に強い大きな...全文を見る
○竹中国務大臣 恐らく私の何かの発言を先生は引用しておられるんだろうと思いますが、確かにそういう発言をしたことがあります。現実に、幾つかの大会社では、さまざまな不祥事によって取締役以上が一気にかわってしまったところがある。そういうところというのは確かに業績がよくなっているわけで、...全文を見る
○竹中国務大臣 二点大きくあると思います。  一つは、インフラの整備、特に高速のインターネットインフラの整備がおくれてしまったという点でありますけれども、これは、実は日本には、御指摘のように技術があるわけですね。光ファイバーの技術は世界一である。投資する資金も日本は世界一持って...全文を見る
○竹中国務大臣 きょうは専門分野でたくさん質問をしていただいて大変うれしいのでありますけれども、ちょっとそれは何の引用かは知りませんけれども、それを唯一最大の理由とした覚えは私は全くありません。  それは多分、競争政策がおくれてしまった、競争政策がおくれた理由の一つとして省庁の...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、省庁の再編、再々編というのは常に継続的に議論する問題だと思います。一月六日に中央省庁が再編になったその日から、私は次の省庁再編を議論すべきだという趣旨のことは確かに申し上げています。今でもそう思っています。特に今回の問題では、やはり幾つかの問題が残されている...全文を見る
○竹中国務大臣 競争政策を促進するためにチェック・アンド・バランスが必要だというのは、私は当然今でも思っております。これは、IT戦略本部でこの点を含めて新しいチェック・アンド・バランスの仕組みをいかにつくっていくかというのは、ゼロベースから議論するということで基本的には合意をして...全文を見る
○竹中国務大臣 中小企業というのは規模が大きいか小さいかの判断でありますから、その中には当然、非常に一生懸命、しっかりと経営しているところと、いろいろな要因で必ずしも経営がうまくいっていないところがあるわけです。  そういったところの非効率な部分については、先ほど午前中の会議で...全文を見る
○竹中国務大臣 企業の数ないしは、しかも企業の大小別、しかもさらにそれを業種別というようなことになると、これはちょっと、私たちが今持っている技術的な予測水準では不可能だというふうに思います。  究極的には雇用の問題が重要であるということでありますので、雇用に対する影響というのを...全文を見る
○竹中国務大臣 第一の質問は、リストラの話であります。  国が国策としてリストラを進めたということではないと思います。白書というのは分析でありますから。  しかし、御承知のように、日本の場合、人件費が実質、企業から見ると固定費になっていて、それが実は企業の非常に、場合によって...全文を見る
○竹中国務大臣 個人的には大変関心を持っている一つの調整手法だと思います。  一方で、これまた容易に想像できることは、私はたくさん働いてもうけたいんだ、これが自由だと思っている人をどうしたらいいかという問題なのだと思います。  繰り返しますけれども、それはやはり一種の社会的コ...全文を見る
○竹中国務大臣 担当大臣にはしっかりと後で話していただく方がいいと思いますので。  私が申し上げているのは、場合によってはというのは、実はもうそれ以上の説明がないわけで、必要だったらやるしかないということでありまして、必要かどうかの御判断は、やはり担当大臣、まさに総理の決断だと...全文を見る
05月28日第151回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 木俣先生から二つの御質問をいただいていたと思います。  一つ目は、保険方式、税方式の話でありますけれども、たしか二年半ぐらい前に経済戦略会議の答申を私たち出しましたときに、民主党の皆さんから大変高い評価をいただいたということを私もよく記憶しております。...全文を見る
05月29日第151回国会 衆議院 総務委員会 第16号
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○竹中国務大臣 経済学者として活動してくる中で、競争政策の重要性というのは、電気通信事業だけではなく、さまざまな分野で感じてきました。諸外国を見ても、やはり競争政策が大変重要であるという幾つかの例示があると思います。  ところが、この電気通信、特にIT関連、私は電気通信担当とい...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、NTTをどうするかということを直接担当している人間ではありません。私が申し上げられるのはあくまでも競争政策という観点からだけなのでありますけれども、NTTの解体というのは、またいろいろな定義があるかもしれませんが、私は、今まで何回かそれに類した発言をした場合...全文を見る
○竹中国務大臣 IT革命をいかに日本に定着させていくかという観点から考えていきますと、実は非常に異質のものを幾つか議論しなきゃいけないということに気がつくわけですね。  一つは、まさにインフラの部分なわけです。このインフラの部分に関しては、多分恐らく圧倒的にいわゆるネットワーク...全文を見る
○竹中国務大臣 内閣委員会で、私は、その三条委員会云々という言葉は特に使っていなかったと思いますけれども、やはり何らかの健全なチェック・アンド・バランスが必要であるという観点からそういう話をしたと思います。  ただ、これも先ほど申し上げましたように、どういうやり方でチェック・ア...全文を見る
○竹中国務大臣 非常に大きな御指摘をいただいたと思います。  ウオンツとニーズの議論というのは、経済学者は大変好きなんですけれども、例えば、ウオンツは無限にあるわけですね。私たち、何か例えば食べたい、でも何が食べたいかというのは、よくわからないのです。何かおいしいものが食べたい...全文を見る
○竹中国務大臣 ゼロベースから見直すという場合には、残念ながら、今、委員御指摘のような、そんなに深い意味で使っている場合ではないということが多いんだと思います。  私が特に強調させていただきたいのは、やはり競争政策を推進するために、さまざまな規制緩和を議論していかなければいけな...全文を見る
05月29日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) この間、週末のテレビを見ていましたら、ニュースで経済財政諮問会議がこういう方針でやることを決めたというのが出ました。今週になっても、たしか経済新聞の第一面で経済財政諮問会議がこういうものをやることを決めたと、いろんな新聞にそういうことが出ているんですけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、いろんなブレーンストーミングの中での細かな資料というのは、これはもう随分たくさん出ています。それをつなぎ合わせて一つのシナリオをお書きになったのかなというふうに私は考えております。  そこに書いていることは結構いいことばかり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 構造改革の中で、今お読みになったものは重要なものばかりだと思いますので、そういう問題意識を私も持っております。  ただ、それは非常に議論が深められている部分と深められていない部分がありますので、そんなに御納得いただけるものになるのかどうかわかりませんが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、私も既に別の機会にきちっと申し上げたと思いますし、それ以前も、事務方からいろんなところでの御報告が行っているというふうに聞いておりますけれども、マクロモデルは六月末には間に合いません。ただし、作業は進めておりますので、それに基づいて、まあどうでし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先生よく御存じのように、レーガン税制というのは途中で変わっているんですね。就任されたときのドラスチックな変更と、八六年ごろを中心としてまたそれを見直していますので、どっちを評価するかというちょっと技術的な問題はあると思います。  ただ、総じて言えば、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先生、非常にいろんな文献を踏まえた上での御質問だというふうに思います。  税が果たした役割というのを正確に理解するためには、インセンティブ型の税制を提供することによって、いわゆる資本や労働の投入、インプットをふやしたというのが大変重要だと思います。GD...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済社会が成熟した市民社会に移行して、そうなってくると経済政策の手段というのは実はどんどん限られてくるわけですね。昔は行政指導でごちごちにやれた、今そんなことはできません。昔は補助金を出してインセンティブを与えた、それもできません。  実は、そういうこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) きょうたまたま私たちの資産公開がありまして、何か丸裸にされて、こんなことまで知らせたくないなという一面と、やっぱり、私たちちゃんとやっていますよ、変なことしていませんよということをわかっていただきたいという面、両方なんだと思います。資産公開ではありません...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まさに改革の重要な中身だと思いますので、その問題については私たちも高い関心、意識を持っています。ぜひ議論を進めたいと思います。  ただ、細部の非常に細かな制度設計に踏み込むことが私たちには必ずしもできるとは思いませんので、その方向についての議論をぜひ私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答え申し上げます。  前回の月例経済報告等々で御報告させていただいているんですけれども、やはり今の日本の景気は、ここのところ弱含んできたんですが、さらに弱含んでいるという状況になっています。  御承知のように、二〇〇一年度は一・七%の政府経済見通し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日の夜のあるニュース番組で、この間からの国会質疑の私の答弁をかいつまんで紹介する形で、内閣は経済の見方に対しては非常に楽観的に過ぎるんじゃないかという御指摘があったようであります。これは全くそんなことはなくて、私たちは大変ある意味で健全な危機意識を持っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の先生の御質問には非常に哲学的な部分と非常に現実的な部分が両方求められていると思いますので、大変難しい御質問だと思います。  ただ、言うまでもありませんけれども、小泉内閣に対する期待が高いのは、まさに御指摘のように、構造改革を議論するだけではなくて行...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ある意味で非常に熱いメッセージを送っていただきまして、本当にありがとうございます。  私も、この言葉が先走って空回りしてしまったら、その意味で日本の再生は本当にもう長期的にあり得ないというふうに思っておりまして、このチャンスこそやはり生かさなければいけ...全文を見る
05月30日第151回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(竹中平蔵君) まずもって、先ほどちょっと一瞬席を外しておりまして大変失礼いたしました。反省いたします。  基本的に一斉検査の議論というのは、私は、ちょっといつした議論かということによるんですが、それは基本的には現状認識の問題だと思います。やはり非常に状況が、クライシ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は民間人でしたから、ひょっとして求められていないのかもしれないのですが、経済学者としては、郵政事業について余り積極的な発言をした記憶はありません。ただ、郵便貯金については、マーケットをディストートしないという意味で、やはり民営化が必要だというふうにずっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な考え方は、市場経済化が世界的な規模で進む中で、市場の力の中でまさにリスクとリターンの関係が大変重要になってきている、そのリスクとリターンのコインの両面のような関係が正常に機能しないと市場メカニズムはなかなか機能しないであろうと。そのリスクに関して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど浅尾先生の質問は、経済学者としてその民営化を必要と論じていたときの論拠は何であったかというふうに聞かれました。それに対して、先ほど申し上げたように、そのリスクとリターンという関係はやっぱり非常に大事である、そのリスクとリターンの関係がディストートさ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のは新しい質問ですので、新しい質問としてお答えさせていただきます。  今はどう思っているかという御質問だと思いますね。今は、基本的には小泉総理と同じ考え方をしております。基本的にはそういう方向に向かって動かなければいけないというふうに考えています。
○国務大臣(竹中平蔵君) マーケットをディストートしている可能性があるというふうに思っております。だから、これを中長期的に民営化の方向に向けて改革していくことが必要だというふうに小泉総理がおっしゃっているように私も考えております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 大田さんは大変尊敬すべき経済学者でありまして、御承知のように、そういうものというのは、学者の責任において一人一人のキャパシティーで書いているものであります。  私は、大田さんが書いていることは基本的には正論だと思いますし、一票の格差を是正することが必要...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は法律の直接の所管はしておりませんので、法律の細かい条文もそんなに詳しく知っているわけではありませんので、少し一般論的になりますけれども、やはり総じて社会経済の非常に広い分野において競争政策の徹底は必要だというふうに思います。  ただ、一方で、中小企...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日米を中心に世界の経済が非常に連動性を高めていますから、その意味で、大きなシェアを占める日本の経済に対してアメリカの経済、アメリカの当局も大変注目しているというのはそのとおりだと思います。  たまたま私もけさ、先ほど名前が挙がったケーラー氏と議論しまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の経済については、残念だけれどもさらに弱含んでいるという状況にありまして、これまた日本から見ると、日本の経済は非常にアメリカに大きく依存しているという観点が出てきます。アメリカについては、逆に日本から見ると、この下期から来年最初にかけて少しは上向きの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的にはそれは大変重要なことであると思いますし、ある意味でそれがいわゆるリストラなんだと思います。リストラというのは、自分の強いところを強くする、弱いところは残念だけれども切り捨てる。その過程で戦略的MアンドAというのが必要になってくるし、バイアウトを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 後の質問の方からお答えさせていただきますけれども、一・七%というのは政府経済見通しのことだと存じます。残念ながら、やはりそれを達成するのは大変難しい状況になっていると。さらに、景気は弱含んでおりまして、先ほども少し申し上げましたけれども、アメリカに大分依...全文を見る
05月31日第151回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 畑先生お尋ねの、まさにインターネットガバナンスをどのように考えていったらいいのかという大問題、インターネットガバナンスをどのように考えるのかというふうに本当に正面から問われましたら、模索しているというふうに答えるしかないのだと思います。これは日本政府だけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここに非常に今おくれそうになってやってきたんですけれども、実は平沼大臣も私もIT戦略本部の会合に出ておりました。小泉内閣になってから最初の会合をきょう、けさ開かせていただいていたんですが、今先生言われたような問題意識、我々共有して持っています。  ただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 広い意味での競争政策の進め方ということなんだと思うんですが、このお答えに関連しますので、一点だけ、直嶋先生から言われたことのちょっとコメントを済みませんがさせていただきたいんですが、村山内閣のときから始まって去年結果が出てきたと、ちょっと長くかかり過ぎる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 間違いなく、反省すべき点はたくさんあるんだと思います。  基本的な今の先生の御指摘は、やはり世界の競争条件が変わって、ニューエコノミーという新しい技術のフロンティアが出てきて、まさに経済の供給サイドを見直さなければいけなかった時代に従来型の公共投資とい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先生の方が中心になって、国会で私の部下を十倍にふやしてくれというふうにもし言ってくだされるんだったら、担当大臣としては基本的には大変ありがたいことだというふうに思っています。  今御指摘になった問題、これは実は官邸、内閣府全体にかかわる問題も含んでいる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆるつかさつかさという言葉がありますけれども、単純にそういう形での積み上げをしていくと、本当にIT戦略本部としての機能を果たせないというふうに思っています。その点は私の基本方針として、今の先生の御意見をぜひ実行に移していきたいというふうに思っています...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直嶋先生の御指摘、実は大変重要な指摘だというふうに思っております。  IT戦略会議のとき、幾つか、四つぐらいの分野に分けて議論をしてきました。インフラの整備、人々の情報リテラシーを高める、電子商取引、それでもう一つが電子政府だったわけです。  実は、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個々の積み上げのプロセスで今御指摘いただいたようなことはそれなりに今まででも考えられてはいるわけです。ただ、その点が必ずしもはっきりとした形で目に見えていないという点も事実だと思いますので、これはもうぜひ今申し上げたような形で少し戦略性を高めるような努力...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 西山先生の問題意識、大変私も共有して持っているつもりであります。  インターネットというのは大変自由であって、しかし自由であるからこそ不安がある。自由であるからこそよいこともできるし、悪意を持った人が悪いことをしやすいという意味でも多分あるでしょう。特...全文を見る
06月04日第151回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 二つの御質問をいただきました。  最初は、まず情熱を語れということでありますので、うまく情熱を語るのは難しいのでありますけれども、ちょっとぜひ最初に申し上げておきたいのは、五月三十一日の第九回の会合で原案が決まったとか方針が決まったというような報道がな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、今まではどういう形でやってきたかといいますと、具体的には担当の政策統括官という方がいらっしゃって、この方々を中心に本当に一生懸命皆さんやってくださっているわけです。あえて言えば、内閣府全体が事務局だったという言い方ができるのだと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 構造改革というのは、経済社会のさまざまな仕組みを変えることによって私たちの経済、私たちの生きざまをより豊かにしていこうというようなメッセージが込められているんだと思います。その中で、その痛みの議論というのはどうしても非常に気になる言葉として幅広く、やっぱ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、もうこれは何回も議論させていただきましたけれども、これは仕組みが変わる中で私たちが今持っている経済学とか計量分析の知識でそんなに正確に出せるものではないという前提はまず御理解いただいた上で、それでもある程度のめどは議論しなければいけないと思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、それはいわゆる構造改革を先送りするというシナリオになるんだと思うんです。構造改革の中の重要な一部が不良債権の償却でありますから、これを痛みが伴うかもしれないからさあゆっくりやっていこう、これを言うのは、やっぱり一般には構造改...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ウサギの数がどんどんふえていくとだんだんわかりにくくなるという気もするのでありますけれども、ただ、今議員は、大変私自身が前から疑問にというか問題意識を持っている重要な点を指摘してくださったと思います。  つまり、失業というのは、市場経済の中ではある種の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まだこれからなんでありますけれども、基本的には、特定財源の話も交付税、地方財政の仕組みの話も基本的には片山大臣とは六月末までは大変仲よくやれるのではないかというふうに思っております。  実は今の話にもありましたけれども、とにかく今の仕組みにはやはり構造...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議のメンバーにつきましては、法律で十名と定められているわけですが、臨時の議員ということで先般も扇大臣に参加していただいていますし、その都度、女性がいないということでは必ずしもないんだというふうに私は思います。  ただ、今御質問の件は、やっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の経済をどう見るかという非常に本質的な御質問だと思います。  基本的には、一匹のウサギという表現を使わせていただきましたけれども、景気回復というのはやはり経済が持続的に発展する姿をもって景気回復というんだと。それで、政府の需要追加で一時的に経済がよく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 七つのプログラム等々についてまさに今議論しているところですので、余り私自身の私見を申し上げるのもなにかというふうに思うんですが、やはりその中では、経済を活性化するという意味では、特にメッセージ性が高いものというのは当然のことながらその中に幾つかあるんだと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) セーフティーネットの重要性に対する認識については先ほども一通りお話をさせていただきましたけれども、これはもう失業者が町にあふれるというようなことはやっぱり政策当局として絶対つくってはいけない状況だというふうに強く認識しています。  今般の緊急経済対策で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実は大変難しい問題だと思います。  戦争とか疫病がはやるとか、そういうことじゃない平時においてこれだけ大きな国が人口減少の段階に入るというのは、これまで歴史の中で経験したことがありません。その世界で最初の実験を我々しなきゃいけないんですが、一言で言って...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) またすごくたくさんの問題を今御指摘いただいていると思うんですが、一番最初にお話のあった需要と供給の考え方というのは、まあそんな哲学的な答えを別にすれば、私は少なくとも政策に関係している人間が需要と供給を考えるときの考え方というのは割と簡単に考えればいいと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済戦略会議というのは、御承知のように故小渕総理がおつくりになったもので、経済の非常時に非常に集約的に総理に直接政策のインプットをしなさいという仕組みでありました。二つ報告書を出しています。一つは十年の秋に緊急の対策を出して、十一年の二月二十六日に御承知...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実は、あれは参議院の本会議でしたか、そういう質問をやはり受けたことがあるんですが、経済戦略会議での議論、これはまだ制度設計するところではなくて基本的な考え方の整理をしているところですから、年金等々の考え方の中にあるいわゆる福祉原理の部分と保険原理の部分を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私自身、経済戦略会議での実験、その後もさまざまなIT戦略会議等々の実験がありました。今度、経済財政諮問会議という新しい器の、たまたまその取りまとめの責任者みたいなことをやらされてしまったわけでありますけれども、これはやっぱり両面あるんだと思うんですね。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そんなに十分な答えができる状況では私自身ないということを反省いたします。地球の壁のようなものを私自身も非常に強く感じています。  ただ、あえて若干違う面も言えば、今まで実はこういう壁を越えてきたのが人類だったということも言えるんだと思うんですね。マルサ...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○竹中国務大臣 経済戦略会議での議論で、確かに、日本経済の再生に向けて、御指摘のとおり三段階で再生させようという議論がなされました。第一の段階というのは集中清算ですね、バブルの集中清算。それで、一種のクッション期間を置きましてから本格的な財政再建というシナリオだったんだと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、そこの根底にある経済を再生させるための考え方というのは非常に類似している、同じような考え方であるというふうに考えていただいてよろしいんだと思います。  今の御指摘のあった景気等々の関係で改めて整理させていただくとすれば、次のような説明の仕方になると思...全文を見る
○竹中国務大臣 二つの面があろうかと思います。  私は一カ月少し前までは経済学者でありましたので、経済学者のときによく考えていたのですけれども、オーソドックスな専門家が考えることは比較的似ている、細かい部分ではいろいろな違いが出てくるのでありますけれども。例えば日本の経済をどの...全文を見る
○竹中国務大臣 財政再建を二段階で行うというのは、これはもう先ほど申し上げましたように、総理の方針の中に明記されているわけです。その第一段階から第二段階までの移行期をどのように設定するかということに関しては、経済財政諮問会議での大変重要なテーマだと思っておりますが、実は、まだそん...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと済みません、二点、細かいことから申し上げたいんですけれども。  先ほど、そのシナリオについて議論していないということではございません。議論はしているんですが、まだ結論らしきものに到達していないという意味で御理解いただきたいと思います。  それから、繰り...全文を見る
○竹中国務大臣 三十兆以内に新規国債発行額を抑えるという政策に関しては、実はいろいろな見方があるのだと思います。  予算編成を実際にやってみて歳出項目を並べてみると、これは例えば何兆円か削るのは大変だぞというような思いが一方である。それは削ったら削ったで経済に対して短期的なデフ...全文を見る
06月08日第151回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○竹中国務大臣 この間のNHKの「クローズアップ現代」、たまたまその日、私は家に帰りましたら、きょうは大変おもしろい番組があったというふうに家内から言われました。実は、それがまさに御指摘の番組だったわけです。けさビデオをいただきまして、感謝申し上げます。実は、時間がなくてまだ拝見...全文を見る
06月08日第151回国会 参議院 本会議 第30号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私の名前が何回か挙げられましたので、議論すべき点は本来たくさんあるのかと思いますが、直接お尋ねいただきましたのは雇用の問題だと思いますので、この点について御答弁を申し上げたいと思います。  不良債権処理によってどのぐらいの影響が出るか、特に雇用面での影...全文を見る
06月12日第151回国会 衆議院 本会議 第38号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私に対しては三つの質問があったかと思いますので、お答えさせていただきます。  第一は、失われた十年の検証と、それにより得られた教訓についてであります。  二点申し上げたいと思います。  最大の政策上の教訓は、やはり資産デフレ、大幅な資産デフレの影響...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○竹中国務大臣 木村議員の御懸念というのは、大変理解できる大きな問題だと思います。  同時に、先ほど佐野局長、北村審議官のお話の中にもありましたけれども、やはりこれを根本的に解決していく道というのは、もちろん出入りの貿易のところでの厳重なチェックというものも必要だ、それもさるこ...全文を見る
○竹中国務大臣 構造改革の中で生じる懸念がある失業の問題、雇用の問題、それに関連するセーフティーネットの問題というのは、やはり政策の最も中心的な問題、イシューであるというふうに強く認識しています。  ぜひ、きっちりと議論をさせていただきたいポイントだと思うのでありますけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 医療、病院等々につきましては坂口大臣がお答えをするべき問題かと思いますが、総論として、官のコストの見直しというのは、これはもう間違いなく大変重要な問題であると思いますので、諮問会議等々でもそういう精神が生かされるように努力してまいりたいと思います。
06月13日第151回国会 衆議院 内閣委員会 第17号
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○竹中国務大臣 古賀議員の御質問、当面の景気は非常に厳しさを増しているという認識、私も非常に厳しく認識しております。御指摘のとおり、ことしの一—三月期のGDPはマイナス〇・二%の成長、その結果としましては昨年度は実は〇・九%成長にとどまったということで、政府実績見込みの一・二%を...全文を見る
○竹中国務大臣 今年度の政府経済見通し一・七%の実現は困難なのではないかということは、実は就任の日から私、記者会見で申し上げておりました。先般のQE、一—三月期の数字が出まして、一・二%の実績見込みに対して昨年度は〇・九%であった。一・二を受けての一・七であったわけですから、その...全文を見る
○竹中国務大臣 私も和歌山という地方都市の出身でありまして、和歌山県も、実にざっと三分の一以上の交付税を受けている、かなりそういう意味では相対的にはやはり貧しい県だと思います。父や母の生活やその周りを見ても、今の地方が現実問題として交付税に頼っているという現実は十分に認識していま...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の問題については、もう委員御指摘くださったとおり、今まだ議論をしている最中ですので、私の立場でちょっと、こうあるべしということにはならないのでありますけれども、やはり幾つかの議論の観点があるのだと思います。  規模でだけ今のような一種のインセンティブを与える...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、一番最後に御指摘のありました、とにかく生の声を聞け、一歩二歩踏み込んでやはり幅広く対話を深めろという御指摘は全く必要なことだと思っておりますので、私なりにぜひ努力をさせていただきたい、これはもう心底思っています。  前半の財源の移譲云々の問題でありますけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 経済財政諮問会議は、総理のリーダーシップのもとに政策を実施していこうという器であるというふうに認識しています。そのためにこういうふうな書き方がなされている。その意味では、島議員の御質問に対しては、イエス、そのとおりだと思います。
○竹中国務大臣 ちょっと済みません、手元に文がないんですけれども、諮問会議というのは極めて重要なものでありますので、例えばですけれども、こういう想定をしたら怒られるのかもしれませんけれども、何か事故で参加できないような場合もあるわけでありますから、そういうことも想定して、総理のリ...全文を見る
○竹中国務大臣 入ります。
○竹中国務大臣 法文的な解釈としてはそれでよろしいかと思います。
○竹中国務大臣 日銀は独立しておりますので、入りません。  ただし、私は、日銀政策決定会合に参加する立場にありますので、そこで意見を主張するということになります。
○竹中国務大臣 そういう意見があったかどうかというのは、どういう場でという御質問ですか。
○竹中国務大臣 昨日来の会合については、だれがどのようなことを言ったということは、私の立場からは申し上げられないという実は申し合わせになっておりますので、その点は御容赦ください。  日銀云々については、二つのかかわり方を現実にはしているわけです。日銀総裁御自身が経済財政諮問会議...全文を見る
○竹中国務大臣 島委員の御質問は、一貫して、総理のリーダーシップとそのもとにおける経済財政諮問会議の役割の重要性を再認識せよというような御趣旨であろうかというふうに理解しております。  先ほどからブレア首相の名前ないしは議院内閣制と大統領の比較等々ありましたけれども、これはまさ...全文を見る
○竹中国務大臣 私の方から基本的なことを申し上げて、坂統括官から補足をしていただきたいというふうに思います。  どのようなリーダーシップを発揮するのかというような問題意識であろうかと思います。私がこの社会保障の問題で一番考えておりますのは、とにかく、今の制度を国民から見て安心で...全文を見る
○竹中国務大臣 その記事は、恐らくその時点よりかなり前にインタビューされたものではないかと記憶しておりますけれども、私の記憶ではかなりはしょって書いてしまっているというふうに思います。  やはり、納得できる納税システムというのは一方で必要です。これは捕捉の問題等々も幅広くあるで...全文を見る
○竹中国務大臣 かなり短絡的な表現だと思います。
○竹中国務大臣 持続可能性、つまりサステーナビリティーというのは、制度のサステーナビリティーですね。社会的な制度のサステーナビリティーの話でありまして、その意味では、御指摘のように、それが個人の情報開示とダイレクトに結びつくかというふうに聞かれれば、それはそんなに簡単ではありませ...全文を見る
○竹中国務大臣 前半のお話がかなり大きな社会保障論のような観点からで、これはこれで大変重要だと思います。私よりもはるかにこの分野では御専門家でいらっしゃいますけれども、社会保障というのをどの程度狭く広く定義するかという問題にかかってくるんだと私は思います。  議員は今、所得再配...全文を見る
○竹中国務大臣 非常に大きな質問をいただいたと思います。  前半の御紹介いただいた幾つかの懸念、これはもう私自身がさらにたくさんの懸念を持って経済運営に当たっているつもりであります。ただ、同時に重要なことは、その懸念は大変重要であり、懸念することは重要なんだけれども、では、そう...全文を見る
○竹中国務大臣 耳ざわりのよい議論という御表現がありましたけれども、私は、耳ざわりのよい議論だけをしたら、今世界のマーケットはやはり全く信用してくれないんだと思います。もう陰ひなたなく、非常にリアリスティックに、本音ベースでいいところも悪いところも議論しないと、マーケットはそれを...全文を見る
○竹中国務大臣 私も、実は新聞を読んで非常に驚くことがあります。何か新聞を読むと、私が党のいろいろな部会に行って、物すごくいじめられて、どなりつけられて、そのまま逃げて帰っているようなことを書いている新聞がありますけれども、私は、正直言いまして、そういう部会等々にお邪魔するのは初...全文を見る
○竹中国務大臣 ITに関しては、御承知のように、五年以内に高速インターネットインフラの普及率を世界最高水準に持っていくんだという目標を立てています。野心的な目標でありますけれども、そのプロセスにおいて、今議員おっしゃったような問題意識は大変重要だと思います。  ブロードバンドが...全文を見る
○竹中国務大臣 例え話というのは私は余り意識して使っているつもりはありませんで、稲田献一さんという大経済学者が、例え話というのは安易に使うべきではないという教訓を随分昔に垂れたことがありまして、ちょっとその意味で私今反省しているんでありますが、骨太に関しましては、実は私がつけた言...全文を見る
○竹中国務大臣 今の議員の例えは大変示唆的であろうかと思います。  あえて言えば、やはり今までの政策は、これはちょっと極端な言い方になると思いますけれども、やはり予算編成に集約されるように、個々のピースミールの政策を積み上げていって、結果的に政策のようなものになっていた。予算編...全文を見る
○竹中国務大臣 構造の改革と景気の回復、それで、景気が先に大事だから公共事業を含めた追加的な経済政策をとれ、その最初のウサギを追ってその後で構造改革をやれというものが二匹のウサギの考え方だったのだと思います。  私は、これは景気というものの定義、考え方の問題だと思います。景気と...全文を見る
○竹中国務大臣 実際のマクロ経済のマネジメントが私の大変重要な仕事であるというふうに認識しています。これがしかし同時に今本当に難しく、大変な時期に大変な仕事を引き受けてしまったものだと朝起きるたびに毎日感じているわけでありますけれども、今、議員聞かれたのは、まさに私はこういうこと...全文を見る
○竹中国務大臣 短期の経済の見方はなかなか厳しいと思います。今週、月例の経済報告を私たちの責任でなさなければいけませんが、まだ詳しいその数字を私自身確認はしておりませんが、やはり、前月、さらに弱含んでいると言ったことを、さらにその下に行くような見方をせざるを得ない状況になりつつあ...全文を見る
○竹中国務大臣 事態の厳しさは認識しております。  短期の経済指標については、今かなり丁寧に解説いただきましたし、私も認識をシェアしています。一—三月期のGDPというのは、実は、よく考えてみると、小泉政権ができる前の数字でありますので、この解説をするのは、本音のところは若干つら...全文を見る
06月14日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) お答え申し上げます。  言うまでもありませんが、金融政策は日銀が独立して決定するというところに大変重要なポイントがあるわけであります。当然のことながら、経済財政諮問会議の中で書かれている内容というのは、その意味では日銀の独立性を尊重しながら我々の政策と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカの大統領制と日本の議院内閣制とその制度が全く違う中で、そういう比較のアナロジーというのは余り慎重な行動ではないというふうにも私は後で思ったのでありますが、私がそこで申し上げたかったのは、大統領のリーダーシップのもとで政策運営されているというそのリ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 予算の編成、予算案の作成は、経済財政諮問会議で枠組みを決めて、予算案の編成は財務省で財務大臣のリーダーシップのもとに行われるわけでありますが、そういうプロセスを実効性のあるものにするためにも閣議決定をしたいというふうには確かに考えております。プロセスから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まさにことし一月六日から実施されている中央省庁の再編、行財政改革のコアの部分を経済財政諮問会議が担っているというふうに自負して、責任等の重さを感じております。  その意味では、内閣府というものがそもそもつくられた目的が、総理のリーダーシップをサポートし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御指摘になったとおり、これは私が一人で書いたものではありませんので、これが学者的であるか、それがいいことか悪いことかというのはちょっとぜひ留保させていただきたいのでありますけれども、私自身、税制はまさに経済政策に関するこの国の形であろうというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは議員全員が一致した議論ということではありませんけれども、議論の流れを通して私が感じている方向性を述べろということでございましたら、次のようなことになるのだと思います。  それは、福祉の中の医療の議論なんかに私は典型的にあらわれているというふうに思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私たちが議論したいし、してきたのは、私たちと言うとちょっと語弊があるかもしれませんので、あえて民間の議員と私が議論してきたことは、まさに今議員が御指摘のようなことなのであります。  こういう議論、資源の効率配分とか市場メカニズムの活用とかという議論をし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 閣議決定の日程はまたちょっと別の問題かもしれませんが、いつ閣議を開けるかということによりますので、そのころをめどに経済財政諮問会議としては最終の最終を固めたいというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の点に関しては、メンバーの中でも結構議論がありました。マクロ経済的なマネジメントを考えると、建設国債でも赤字国債でも基本的には同じだと。それを分けることの意味がどれだけあるのかという議論は以前からあります。  ただ、恐らく、財政を編成する、予算を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、経済の現状は大変厳しいと認識しています。その厳しさに対しては、細心の注意を払ってこれを見ていかなきゃいけないというふうに思っています。  ただ同時に、かといって、じゃすぐ、さっきモルヒネという言葉をお使いになりましたけれども、そういうこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権の処理、不良債権問題の解決というのが大変重要であるという認識は大変強く持っておりますが、同時に、これさえあればすべてうまくいくというようには、これはもうそういうふうには考えておりません。  よく、こういう改革には、受け身のもの、つまり守りのもの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 人々は景気の回復に待ち疲れているというのは大変重要な御指摘だと思います。私もやはりそういうことなんだろうなというふうに認識しています。  ただ、ちょっと理屈っぽい説明になるかもしれませんが、私は、やはり景気という意味遣いが実は変わってきているというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権処理が経済活性化にもたらすメカニズムということでよろしゅうございますか。──大変重要な問題を聞いてくださったと思います。確かにわかりにくい面があると思いますし、これは正確に議論すればするほど余計ややこしくなるんですけれども、わかりやすくということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一点だけ。前半でおっしゃった貸し出し能力がないという面と、もう一つは、やはり経済全体が今の状況に対して不安を持っているので、借り手も十分にまだ資金需要が出てこないと、これは両面あります。  これは両面ということをぜひ申し上げた上で、なぜ今やらなきゃいけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと二点ぜひ申し上げたいと思うんですけれども、中小企業が被害を受けるという言い方は、私はやっぱりちょっと一面的なんだと思います。  内容のよくない企業がやはり整理の対象になるわけで、日本じゅうの中小企業で世界に冠たるところ、いや、世界に冠たるところ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、わかりやすく言えと言われたからわかりやすく言っただけで、それ以上の説明の仕方はないのだと思います。  ちなみに、私の両親は、典型的な中小企業、いや零細企業を五十何年営んできました。私は父親を大変尊敬しておりますし、その中でやっぱり大変厳しい状況を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実態を御存じないというふうに言われたら、私も一生懸命実態を把握しているつもりですというふうに申し上げざるを得ないのでありますけれども、基本的には、例えば逆の発想をして、じゃこれをおくらせたらよくなるのかという議論なんですね。それはやっぱりどう考えても私に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 精神論的だというふうにおっしゃいましたけれども、私自身は極めて社会科学的に議論しているつもりであります。  これは別の機会にお話ししたことがありますけれども、不良債権問題の本質というのは、いわゆるデッド・ハング・オーバーという考え方で、これは一九九〇年...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは吉川議員なんかもいろんなところで発言しておられると思いますけれども、例えば繊維産業の後に鉄鋼が来て、その後自動車が来るというような、そういうようなイメージでの産業というのは私はやはりないのだと思います。  しかし同時に、例えば一つの例で言いますけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、仕組みそのものが大きく変わる中で、特に市場経済の中でこれが受け皿でございますというものを計画経済のように求められても、これは残念だけれども、私自身は、そういうものは用意することはできないのだと思います。その意味では、この雇用...全文を見る
06月19日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私、大臣に就任させていただいた最初の記者会見から、日銀の政策決定会合にはぜひ出させていただきたいということをずっと申し上げてきました。新日銀法においては経済財政政策担当大臣またはその指名する職員がその会合に出席することができるということになっているわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前半の御指摘のありました出席時間の問題でありますが、たしかその日は閣議がありまして、その後の記者会見をやって、それで日銀に飛んでいった、それで出席時間が御指摘のような時間、正確には覚えておりませんが、後半の時間になったというふうに記憶しています。  初...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行は既に三月十九日にさらなる量の拡大を含む新しい政策をとるということをスタンスとして決めていらっしゃいます。私自身は、日本銀行がさらにそういう積極的な政策をとる体制になっているということを非常に積極的に評価させていただいておりまして、それについて、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それは今後の状況、さらにはその決定会合での議論を踏まえて考えさせていただくべきことだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 新聞に書かれた〇・五という数字は私は承知しておりませんが、基本的にはこの二、三年は集中期間として低成長にならざるを得ないというふうに考えています。それは、しかし我慢ではなくて、そうならざるを得ないというふうに考えているわけで、ない物ねだりをしてはいけない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あれは、タウンミーティングの途中でたしかテレビ朝日の番組がある意味で入ってきまして、それで非常に短いやりとりであったというふうに記憶していますが、私が全然違うというふうに言ったのは、〇・五というような具体的な数字を書くのかということに関して、それは全然違...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、かなり自信を持ったはっきりとした数字を出すためには厳密な計量的な分析が要ります。私自身このポストについてまだ二カ月でありますし、それ以前から諮問会議では若干の準備を進めておりますけれども、マクロモデルによる分析はあと数カ月は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は政府に対する助言というような立場にはもちろんありません。勉強会等々でいろんな先生方と御議論を自由にさせていただいておりました。  今のダボス会議のスピーチの件でありますが、私自身はダボス会議に出ておりましたので、その総理の発言をお伺いしております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 緊急経済対策は、現状の厳しさを認識した上で、不良債権の処理を第一義に考えて、不良債権の処理に伴って、しかしその場合は、特に地価の動向等々、都市の問題等々も解決していかなければいけない。同時にこれは、資本市場の整備といいますか、そういうものの強化というもの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ほかの委員会等々でも幾つかの類似の質問をいただいているのでありますけれども、まず最初にぜひ申し上げておきたいのは、一般書といいますか啓蒙書を書くときのスタンス、表現の仕方と、政策の担当者になった場合の仕方というのは、当然これは全く違うということはぜひ御理...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 違います。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのもとになっております議論は別の本で紹介しております。その本の名前についても別の機会に御紹介をしておりますけれども、「「経済戦略会議」の一八〇日」ですか、「経世済民」という本でありますけれども、その中にはきっちりと書いております。消費税を上げなければい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済戦略会議についての解説でありますから、そのとおりではないんでしょうか。経済戦略会議というのは、最終的な報告というのはあります。しかし、経済戦略会議というのは最終的な報告だけではないんです。その過程にいろんな議論が行われているんです。その中でどういう議...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済戦略会議の議論についての解説です。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのときの議論も、経済戦略会議の議論についての解説という意味で申し上げたのでありますが、経済戦略会議の解説というのは確かに、御指摘を受けましたとおり別の解釈も確かに可能だと思われます。その点について言葉足らずであったことを申しわけないと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 二点ぜひ申し上げたいと思います。それは、繰り返し言いますけれども、解説書でありますから、その時点で利用可能なものを、去年から見ると少々古いものでありますけれども、メッセージを伝えるために、そのメッセージというのは先ほどの二点でありますけれども、それを用い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済成長力をどのように見るかというのは今後の大きな議論の課題だと思っておりますけれども、当面は、二、三年は非常に低い経済成長に甘んじなければいけないというふうに考えていますけれども、構造改革を思い切ってやって、それによってさまざまな活力を引き出せればむし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、どの時点で比べるかということでありますけれども、去年のその本を書いた時点というのはちょっと勘弁していただきたい。それは、つまり前の時点でリファーしておりますので、その時点と比べて成長率が高まったか低まったかというのは、これはちょっと判断はやっぱり微...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはまさに石原伸晃大臣のところでそれを検討するための委員会を今一生懸命やっておられるわけで、それの報告を聞いてぜひ検討してみたいと思っています。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の段階でそんな例を挙げられるわけないと私は思います。  これは非常にさまざまな検討をしなければいけない。しかし、全くないというふうに思われますでしょうか。全くないというふうに思っている国民は、私はいないと思います。全くないわけはないんです。しかし、ど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 何か議論のベースが随分とずれているような感じがいたします。私は、政府の今の機関というのは、ゼロベースで見直すということを今の内閣は考えているわけですから、その意味で言うと、すべての政府の機関についてその可能性はあるということであります。その可能性を慎重に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し言いますが、それはまあ一般の方々に対する認識を喚起するための言い方でありますから、それを厳密に、税制の構造から考えて歳入がどれだけかとか、さらにはその実効負担がどれだけか、そういう議論はもちろん行っておりません。高いか低いかというのは、数字の上だ...全文を見る
06月20日第151回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
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○竹中国務大臣 ITの国家戦略が欠如していたのではないかという問題意識は、私自身共通して持ってまいりました。まさにそのためにIT戦略会議が昨年できまして、その成果がことし一月のe—Japan戦略という形でまとまったわけでございます。  戦略とは何かということを一言で論じるのは、...全文を見る
○竹中国務大臣 このデジタル革命の社会というのは、やはり今までの社会と根本的な成り立ちが違ってくる社会なのだと思います。  先ほど議員まさしく創発という言葉をお使いになられて、エマージェントエボリューション、つまり国家が何か大きな仕掛けをするのではなくて、ネットワークでつながれ...全文を見る
○竹中国務大臣 後藤委員御指摘のように、国民から見てIT、デジタル社会というのはどういうものになっていくのか目に見える形で、特に御指摘になったような医療とか福祉の関連で、肌で感じられるような状況をつくっていくということは大変重要なことだと思いますし、その延長に初めてやはりデジタル...全文を見る
○竹中国務大臣 五年以内に最先端のIT国家になることを目指すということを目標にしております。ただ、まさにドッグイヤーで、この間も一部有識者の会では、五年というのは少し長過ぎるのではないか、もう早速これを前倒しするようなことも議論していいのではないかというようなさらに野心的な意見も...全文を見る
○竹中国務大臣 ITの関連の予算という観点からすると、改めてでありますけれども、こういう仕組みができたのは本当につい最近なんだなというふうに私自身も感じます。このe—Japanの戦略が発表されたのはことしの一月でありまして、それに基づいて実はIT戦略本部がことしになってできている...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、一時しのぎの需要拡大というのは、まさに一時的な需要拡大をもたらすだけで、結果として後に大きな財政赤字というコストを残すだけでありますから、そういう政策はやはり繰り返すべきではないというふうに考えております。
○竹中国務大臣 私、基本的にはこの所轄の大臣ではありませんので、セーフガードの一般論ということでお答えさせていただくしかないと思うのでありますが、具体的にはネギの状況等々存じ上げておりませんので、一般論としてぜひお答えさせていただきたいと思います。  よく国内では競争政策が重要...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員が御指摘になりましたのは、恐らく五月二十六日の日経の朝刊で報道されているコラムでの報道だと思いますが、改めて読み返してみまして、この報道は間違っております。こういうことは申しておりません。  向こうで申し上げたのも、私は一般論として、もしも競争力がないとこ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、もしも競争力が回復するという見込みがないのにそういうことをしたならば、それは追い貸しと同じことになる、追い貸しという比喩は使いましたが、実態判断がそうであるかということは、私はそういう判断をする立場にないというふうな立場で申し上げていま...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉総理が実際にパソコンを使ってそういうことをやっておられるのかどうかというのは、実は私自身存じ上げておりません。ただ、御指摘のとおり、森前総理は御自身でパソコンを習われたし、内閣としてやはり率先してこういうものを実践するということは大変重要だと思っております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 インパクは、御承知のように、堺屋前大臣が大変御情熱を持って取り組まれたものでありまして、それを私は今引き継がせていただいていますけれども、このインターネットを用いた地域文化の振興、地域の活性化ですとか、さらにインターネットを一般に普及させる、おもしろく見せるという...全文を見る
○竹中国務大臣 議員、重要な視点として三つの点を指摘されたと思いますが、全く同感であります。  第一の点は、やはり、これは目先の景気対策ではなくて、長期的視点から考えなければいけない。二十一世紀型のデジタルなライフスタイルが今産業革命に匹敵するような形でできたし、できているんだ...全文を見る
○竹中国務大臣 今岩田局長からお話のありましたような形で、今後、それぞれの分野でのやはり実態調査というのは間違いなく進められなければいけないと思います。同時に、政策の事前の評価と事後的なチェックというのは、これは幅広く行われなければいけないものだというふうに思っておりますし、特に...全文を見る
○竹中国務大臣 幾つか重要な点を御指摘いただきましたので、お答えしたいと思います。  まず最初は、韓国との比較であります。  これは大変私たちも、韓国、やはり注目するというよりも、むしろ驚かされているということだと思います。ある一番新しい時点の情報によると、韓国のブロードバン...全文を見る
06月21日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆる骨太の方針の位置づけということでよろしいんでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) もう議員、皆様方よく御承知のように、ことしの一月六日の中央省庁再編の中で内閣府がつくられ、総理のリーダーシップを支えるための機関であると。その中に経済財政諮問会議が設けられて、経済財政諮問会議というのは、経済政策の大枠、国家の重要な政策について調査審議す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 議員お尋ねの千社というのは、新たな創業の話でございますね。
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨太の方針というのはまさに政策の方向の議論であります。  私自身はこういう言い方をさせていただいているんですが、これは政策の全体を示すアンブレラのようなものであると。そのアンブレラのもとで、とにかくチャレンジャーを支援することが大事であるというその方向...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中長期の経済計画、さらには年度に関する政府経済見通しというものとはいわば別のものとして、今度の骨太の方針をよりよく理解していただくための参考の数値ということで、担当大臣の私的な意見として申し上げたいというふうに思っています。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと済みません。質問の中になかったので、私うっかりと間違えたかもしれませんが、あれはたしか附属の資料のようなものでありますので、閣議決定された経済計画の外のものであったというのが正しいかと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 申しわけありません、存じ上げません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 全く別途に議論しておりますので、同じか別かというふうに聞かれるとなかなかお答えは難しいのでありますけれども、基本的には、時代認識はやはり大変大きく変わっているというふうに考えておりますので、その意味では、二十一世紀型の経済社会をどうつくるかということに向...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済計画の位置づけそのものが私は大変変わってきているのだと思います。数字そのものを三年前ないしは五年前に出して、それがなかなか見直されないというのは、確かに今の時代、ドッグイヤーの時代には大変問題であろうかと思います。  今、私自身検討したいと思ってお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どこの出所のお話かちょっと存じ上げないんですが、一般にはマスコミは何か、いわゆる既得権益というのがあって、それに対する改革というと、これがぶつかり合って、大体改革しようと思ったのがつぶされるというようなストーリーを想定してそういうものを書いていらっしゃる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはこの委員会だけではなくて、お前は学者のときこう言っておったじゃないかという議論を随分ほかの委員会でもいただくものですから、ちょっと前置きだけ少しさせていただきたいんですが。  私、政策科学というのを初めて勉強したときに、議論の段階が幾つかあるんだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 時間軸が重要だというのはそのとおりだと思います。  ただ同時に、経済戦略会議でも議論をしましたのは、賦課方式から積立方式に例えば徐々に切りかえていくに当たっては、特定の世代に二重払いが生じるわけですよね。その二重払いというのを特定の世代に集中させたら多...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小塩教授は大変立派な教授で、私自身も尊敬しております。  ただ、一つ御理解いただきたいのは、監修というのは、独立した第一線の学者に自由に議論してもらって皆さん方が政策を考える場合の重要な素材に供するということでありますから、監修した私がその全員の意見す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) たくさんのことをおっしゃって、一生懸命私ノートをとっていたんですけれども。  御質問の趣旨に関しては、ちょっと大きくとらえさせていただきまして、基本的には改革というのは増税、将来の先行きの不安を高めるようなものであっては絶対にいけないということだと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、これは不十分かもしれませんけれども、一つのアンブレラであります。このアンブレラのもとにサステーナブルなシステムにするためにどのように行っていくべきかということを、私はこれから坂口イニシアチブという形で議論を詰めていただくんだと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと手元にフルテキストを持ってきていないのでありますが、経済財政諮問会議の今般の骨太の方針の中に「政策プロセスの改革」という一チャプターをあえて設けております。その中に、各省庁のイニシアチブに期待しながら経済財政諮問会議がこの問題についての議論を深め...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新米大臣でありますけれども、まさにそういうことをやる重要なチャンスだと思いまして今のポストを引き受けさせていただきましたので、全霊を傾けてやりたいと思っております。
06月25日第151回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井議員にお答え申し上げます。  自民党の族議員の反対と戦ってというのは、私が申し上げたことではなくて、キャスターがそういうふうな振りをして、それに対して私は別の答えをさせていただいたと認識しております。  その中で、御指摘のように壮大なる実験という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まさに私は新しい試み、壮大な試みであるという言葉でその言葉を使わせていただいたんですが、実験といいますと何か試験管の中で試しにやっているという、そういう気楽にやっているというニュアンスを与えたのでありますならば、これはおわびを申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 痛みが大きいか小さいかというのはまさしく判断の基準だと思います。マクロ的に見るとその数字そのものは今の失業率の母数から比べるとそんなに物すごく大きいものではないというふうに思いますが、当事者にとっては職を失うということは一〇〇%の痛みでありますから、その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その前提は明確に書かれていると思いますけれども、今議論されている、不良債権のオフバランス化によって直接生じるもの、こういうのをインパクトエフェクトといいますけれども、それが十万人から二十万人であります。さらに、しかし御指摘のように構造的な問題は日本のほか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、このような構造改革の中で派生需要である労働需要にどのような影響が出るかというのはこれは大変難しい問題だと思います。だからこそ、そこで明確に不良債権のオフバランス化によって生じるものとしての所期の効果、インパクトエフェクトがどれ...全文を見る
09月14日第152回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○竹中国務大臣 経済戦略会議のシナリオと今の骨太の方針との御関係ということだと思います。  それに関連しますので、先ほどの総理とのやりとりで一点つけ加えて申し上げさせていただきたいんですけれども、政権の政策に対する考え方というのは、なぜ経済が悪いのかということに関しては、私はも...全文を見る
○竹中国務大臣 経済戦略会議の答申の中に書かれた政策がなかなか実現されなかったということに対する切歯扼腕の思いは、当時メンバーであった私には確かにあります。  じゃしかし、一体なぜなのかということになると、これはもう皆さんがまさに御専門家ですけれども、政策決定のプロセスというの...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども御説明しましたように、日本の経済をよくするための方策というのはさまざまな形でこれまでも議論されてきたんだと思います。  構造改革という形で今回打ち出している一つの大きな特徴は、政策体系全体を自助自律の方向に向かって打ち出すということで、その政策を体系的に...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、リエンジニアリング的な考え方というのは私も大変重要だと思っています。  しかし、リエンジニアリングというのは、顧客第一主義にして、企業のまさに生産性を高める、サプライサイドを強化するための政策だったわけですよね。そのときに、顧客を大事にしましょう...全文を見る
09月19日第152回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、財政政策、金融政策とも非常に厳しい中で未知の領域の中での政策運営を強いられているというふうに厳しい認識をしております。  今、財務大臣のお話もありましたように、財政に関しては引き続き三十兆円の国債を出すわけですから、昨年三十三兆円の...全文を見る
10月04日第153回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○竹中国務大臣 久間委員から構造改革の進め方のお尋ねでございます。  御指摘のように、改革工程表というのを先般取りまとめました。これは、三カ月前に発表しました骨太の方針に基づいて、改革を進めるために具体的にどのような政策をやっていくのかということを全部リストアップしまして、かつ...全文を見る
○竹中国務大臣 坂井委員御指摘のとおり、リバースモーゲージに対して私たちも大変大きな期待を持っています。そのための環境整備がどうしても必要である、特に高齢者の資産が不動産という形で固定化されている中で、それを流動化するある意味で決め手がこのリバースモーゲージであるというふうに考え...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の経済、大変基盤が弱いところにもってきまして、御指摘のように、外的なショック、外からの非常に冷たい風が強く吹き始めたということだと思います。恐らく二つの外的なショックがある。一つは、予想を上回るような世界的な規模でのIT不況、これはアメリカを中心に、予想を上回...全文を見る
○竹中国務大臣 この工程表は、菅委員ごらんいただいたように、非常にたくさんのものが入っています。その中には、問題の性格によって、書き方はかなり多様にならざるを得ないというものがたくさん入っております。  例えば、工程表、これは今お手元にあると思いますけれども、例えば十七ページで...全文を見る
10月05日第153回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○竹中国務大臣 仙谷委員のRCCの買い取り価格の話でありますけれども、簿価で買い取るなどという議論を我々はしたことは一度もありません。かつ、これはそういうことはあり得ないということは総理の答弁でも何回か出ていることだと思います。  基本的には、今の不良債権問題を解決に向かわしめ...全文を見る
○竹中国務大臣 私がかねてから大学で言ってきたことを先生に言っていただきまして大変ありがたく思っておりますが、基本的には、今先生が説明されたことは、やはり少し説明の仕方が私は違っておられたように思います。  どういうことかといいますと、まず買い取り価格の弾力化ですけれども、基本...全文を見る
10月09日第153回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今、浅尾委員御指摘のとおり、経済に対して政府がさまざまな形で介入するということは排除すべきであって、そういう形を通して市場の活力を通じた構造改革を進めるべきであるというふうに考えておりますので、今、柳澤大臣が申し上げたことに全く同意しております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 持論の構造改革を論ずると長くなると思いますので手短に申し上げますが、この格差をどう考えるかという御指摘だと思いますので、一人当たりの雇用所得という言い方は必ずしも正確ではないかもしれません。雇用者の報酬全体を雇用者の数で割っているわけですから、この中には...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、一人当たりの所得と、こう書いていますけれども、その持つ意味が違いますので解釈は難しいんですが、その他のことも含めて言いますならば、やはり競争にさらされているところはその改革が早い、賃金の調整も早い。そうじゃない、競争にさらされてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカ経済自体がIT不況によって非常に厳しい状況に差しかかっていたところに今回のテロが起きました。当初、一番懸念されましたのは、基礎物資の不足の問題、エネルギーや食糧の問題、さらには金融に象徴されるシステムの問題であったわけですが、この二点に関しては一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) グリーンスパン議長のその発言、正式にどこの場でそういう財政政策の必要性を指摘したというのはちょっと実は確認できませんでした。ただ、御指摘のように一部の上院議員の人たちにそういうふうに語ったということは伝えられております。  その真意のほどはともかくとし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現状におきましても、ほぼ三十兆円の国債発行が続こうとしているわけですから、GDP比六%という非常に大きな財政政策、財政刺激を続けているというまず事実があろうかと思います。  それに加えて、委員の御指摘は、さらなるショックに対してどのように対処をすべきか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) かねてから、日本の経済の本質は八〇年代以降、経済の供給サイドがやはり弱くなってきたことで、供給サイドを放置したままで公共投資を拡大するような需要政策をとってもそれは財政赤字が残るだけなんだというようなことを随分と申し上げてまいりました。  その意味で、...全文を見る
10月16日第153回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣及びIT担当大臣として一言ごあいさつを申し上げます。  我が国の景気は悪化が続いております。先行きについても、米国における同時多発テロ事件の世界経済への影響など、懸念が強まっております。  しかし、不良債権問題を初めとする構造問題...全文を見る
10月19日第153回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 江崎議員から私には二点の御質問をいただいております。  まず、株式市場活性化のためには国民の将来不安を払拭する必要があるという御指摘でございました。  日本の経済は大変厳しい状況にありますが、その背景には国民の将来に対する不安感があるという点は、全く...全文を見る
10月22日第153回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚議員から二つの点の御指摘がございました。  本を読んでいただいたことに、まず感謝を申し上げたいと思います。  まず最初は、銀行貸し出しの削減とそれを代替する直接金融市場の整備等々であります。  私が申し上げたかった趣旨は、もう議員よく御存じのと...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員もう御指摘のとおり、日本の経済、大変厳しい状況になりました。四—六月期のGDP成長率はマイナス〇・八、そういった状況を受けて失業率も高まっているという状況であります。さらに、先行きにつきましても、今の同時多発テロに起因する世界経済への影響、非常に厳し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは数字のことでありますので、試算を積み上げている段階では何とも私の立場で申し上げにくいのでありますけれども、基本的には、各機関、非常に厳しいマイナスの成長を出しておりまして、個人的にどのぐらいの認識を持っているかということは申し上げてもよろしいのかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 物価の見通しそのものも数字の話でありますので基本的には成長率と同じ立場に立たざるを得ないのでありますけれども、卸売物価、消費者物価、持続的な物価下落にある。特にGDPデフレーターそのものを見てみますと、これはもう五年ぐらいのタームで中期的にも下がり続けて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレという言葉そのものが、本来収縮でありますけれども、価格が下がるということを意味しているのか、需要が急速に下がるということを意味しているのか、ちょっと使い方がいろいろあるのかと思います。  委員御指摘は、スパイラル的に経済が悪化しているのかどうかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は、経済の動きと財政の役割、一国の政策体系の中での財政政策の位置づけという観点からだと思います。非常に荒っぽい言い方ですけれども、次のように私は考えるべきだと思います。  失われた十年という言葉がありましたが、やはり五年、十年というような中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新聞は常におもしろおかしく書きますので、誤解を生じている部分があるのかと思います。  御承知のように、改革工程表、それと先行プログラムの中間取りまとめ案等々を通して金融庁は、柳澤大臣のイニシアチブのもとに、非常に新しい不良債権問題処理に向けた前向きの政...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融庁のみならず、膨大な行政の中での改革の進行というのを評価、点検するということでありますから、一つの検査についての報告をしていただくというようなことは、ちょっとこれは事業量としても、事務量としても不可能なのではないかと思います。  ただ、諮問会議とし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、六月末に示した基本方針、いわゆる骨太の方針の中で、年内を目途に中期財政計画を策定するというふうにしております。  年内を目途にということですので、これもまた容易に想像いただけるように膨大な作業量でありまして、今鋭意やっておりますけれども...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御質問は、まさに中期的な財政計画の中でどういう答えが出るかという、ある意味で非常に直接的なお尋ねになっているのかと思います。これは、どのぐらいの期間でそのプライマリーバランスの回復を目指すのか、そのときの経済状況をどのように想定するかという、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回、中期財政計画を今議論しているわけで、その中でプライマリーバランスの回復に向けたその終わりまでの完璧なシナリオが出るかどうかというのは、これは期間をどのように設定するかという問題とも絡まってくるので、はっきりとはまだ確定しておりません。  ただ、プ...全文を見る
11月02日第153回国会 衆議院 本会議 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 小泉議員から私に対しては、四点の質問をいただきました。  まずは、日本経済の現状認識とその政策対応についてのお尋ねでございます。  日本の経済は、四—六月期のGDP成長率がマイナス〇・八、個人消費は、おおむね横ばいの状況は続いていますけれども、弱い動...全文を見る
11月02日第153回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎議員から私に対しては三点の御質問をいただきました。  まず、マーケットの疑念についての御指摘であります。  日本の金融システムにつきましては、現在、かなりの程度安定を取り戻した中で推移しているものと考えてはおりますが、景気の低迷を背景とする融資先...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門議員から四点、私に質問をいただいたと思います。  まず、失業率についてのお尋ねがありました。  九月の完全失業率五・三%、過去最高の水準であり、有効求人倍率〇・五七倍、前月より〇・〇二ポイント低下ということでありまして、雇用情勢は大変厳しいという...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○竹中国務大臣 成果についてのお尋ねでございます。  幾つかの形での成果の問い方というのがあろうかと思います。私自身は、今、構造改革は第一段階の後半だというふうに思っております。第一段階の前半で基本方針、つまり骨太の方針でありますとか改革工程表とか、メニューを詰めさせていただき...全文を見る
○竹中国務大臣 構造改革そのものは、私は、やはりかなり時間を要する息の長いものとして考えなければいけないというふうに思っております。アメリカの場合でも、例えば一九七九年にカーター政権のもとでこういった国際競争化、再工業化のようなことが議論され始めてから、その成果が具体的にクリント...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、当初、大臣に就任したときに想定していたものよりも極めて厳しい状況になっているということを認識しております。  ゼロないし一%という数字を中塚委員から御指摘をいただきましたけれども、これは、六月の末にいわゆる基本方針、骨太の方針を出したときに、日本経済...全文を見る
○竹中国務大臣 アメリカ経済の問題、悪くなった問題は、やはり二つに分けて考える必要があろうかと思います。  まずは、ITを中心とした経済の悪化、いわゆるIT不況が我々の予想を大きく上回るものであった。かつ、このITを中心とする世界的な結びつき、グローバルリンケージがこれまた我々...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員の御質問は、供給サイドの改革が重要であるということを前提にしつつも、やはり需要の管理についてそれなりの責任を政府は負っているのではないだろうかという御指摘だと思います。  繰り返し私申し上げてきたのは、やはり供給サイドの改革こそが重要なポイントである、し...全文を見る
○竹中国務大臣 潜在成長率という場合に、幾つかの段階といいますか次元の潜在成長率があると思います。例えば、今の不良債権問題等々、経済の供給サイドにあるおもしが一応すべて取り除かれたというふうに仮定しますならば、日本が持っている労働力、資本力、技術力をトータルに言うならば、私はやは...全文を見る
○竹中国務大臣 現実問題として、デフレギャップのない経済というのはないと思います。  ちょっと誤解のないようにぜひ申し上げておきたいと思いますが、潜在成長力、元来持っている潜在成長力は二%ぐらいあるというふうに思っております。構造改革というのは、今、一%かそこらの、ゼロから一、...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレギャップは常にゼロに近い方が好ましいと思います。しかし、そのことをどのような手段で行うことができるかというのは、これはどの経済にとってもそんなに簡単な問題ではない。日本の場合は、規制緩和等々でまだ需要を引き出す余地があるから、やはりそれに対する努力は大変必要...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、裁量的に財政を動かすということは、現実問題としては非常に大きなデメリットを伴うというふうに思っております。これは、ノーベル賞をとったブキャナン教授なんかが言っていますように、悪いときにはすぐ財政を出せというふうに言うわけですけれども、経済がよいときには財政を...全文を見る
○竹中国務大臣 そこの判断のポイントは極めて重要な難しいポイントだと思いますが、私は、一義的に重視したいと思っておりますのが、需要がスパイラル的に悪化しているかどうかということだと思います。  経済は、例えば企業の生産、収益が低下する、それによって企業の設備投資が低下する。さら...全文を見る
○竹中国務大臣 これからまさに改革先行プログラムの中で予算措置を必要とする部分、いわゆる補正予算について御議論いただくという状況でありまして、現時点で二次補正というのは考えておりません。  ただし、先月の二十六日に改革先行プログラムを取りまとめた段階で、総理からは、経済の状況は...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に政府が行えることというのは、まさに政策手段というのは、考えてみますと、かつては行政指導というのを行っていました。しかし、それは市場に対する介入で、好ましくないでしょう。さらには、補助金という手段もありました。しかし、まさにこれも市場のメカニズムをゆがめるで...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権問題の処理というのは、本当に難しい問題だと思います。これだけ大きな不良債権をしょってしまった経済というのは例がありませんし、特に日本の場合には、金融の多くを銀行部門に依存していて、その銀行に大きな不良債権があるという意味で、非常に経済全体に対して大きな影響...全文を見る
○竹中国務大臣 検査の結果、財務内容が悪化するかどうかというのは、これはやってみなきゃわからないわけでありますけれども、公的資金注入の可能性を基本的には否定はしていないと私は認識しています。これは、改革先行プログラムの中にもこういう資金が十五兆円準備されているんですよということが...全文を見る
11月12日第153回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○竹中国務大臣 ラストワンマイルに関する御質問であります。  構造改革の中でも、不良債権処理といった受け身の構造改革に対して、このITを軸としたいわゆる攻めの、前向きの構造改革の重要性というのは我々も十分に認識しております。その中の一つが、いわゆるラストワンマイルの問題であると...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、不良債権の問題というのは、銀行からお金を借りて返せない企業の問題でありますから、まさに経済全体のバランスシート調整の問題であるというふうに思います。したがって、不良債権の問題、その処理とともに、向こう側にある企業をどのように再生していくのかという点...全文を見る
○竹中国務大臣 六月に取りまとめましたいわゆる基本方針、骨太の方針と言われるものの中で、年内を目途にいわゆる中期の経済財政計画、名前はともかくとしまして、そういうものを出すということをお約束しております。井上委員御指摘なのは、まさにそういうものの中でどの程度具体的に将来の姿を描い...全文を見る
○竹中国務大臣 改革工程表とか先行プログラムに書かれていることが非常に抽象的であるという御指摘だと思います。  同様な指摘、実は前回、仙谷議員からも御指摘いただきまして、決してそうではないんだ、こういうものはたくさんありますよということをぜひ申し上げたいということを記憶しており...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○竹中国務大臣 前回の経済財政諮問会議の集中審議で、この政府系金融機関の問題を取り上げました。  これは制度改革、規制改革の一環として集中審議を行った関係で、市場に不測の予見を与えてもいけないということで非公開とさせていただいておりますので、申し上げられることもちょっと限られる...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、居住の実態に合わせて、法律の定めるところにより、きちっと住民税は払うべきところに払ってきたというふうに自覚しております。
○竹中国務大臣 基本的には、居住の実態に合わせて、その時々で住む場所を届けるべきところに届けておりました。
○竹中国務大臣 基本的に、まず居住の実態を申し上げておきたいと思いますけれども、私は多くの場合、四月の半ばから七月の半ばまで、その期間についてでありますけれども、約三カ月間慶応大学で集中講義をいたしました。基本的に生活の実態はその間もアメリカにあったというふうに考えております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 アメリカには住民票はございません。したがって、日本で住民票を移すということは日本の住民票から抜くということであって、抜いた住民票に、米国に移住というふうに書き込む、御承知のように、それが手続であります。
○竹中国務大臣 そういうことは記憶しておりません。  ただし、一月一日に住民票に登録されているところで住民税を払うという、いわゆる台帳課税主義というのは、基本的には財政学のどの教科書にも書いていることですから、大学一、二年生の学生で勉強している人ならみんな知っていることだと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の補正に合わせまして見通しの改定をさせていただいておりますけれども、確かに大変厳しいマイナス〇・九という数字を出さざるを得ませんでした。ところが、マイナス〇・九のうち、寄与度で見ますとマイナス〇・六が外需であるということになります。  したがって、要するに基...全文を見る
○竹中国務大臣 前の経済見通しを作成したのは前の内閣でありますので、ちょっと私としてどうコメントしてよいかわからない面もあるのですが、一年前の状況では、確かにアメリカの経済が絶頂であって、外需に依存したシナリオというのが描かれていたのかと思われます。しかし、外需依存ではなくて内需...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、ゼロまたはマイナスなどということは、だれも一言も言っていないと思います。経済状況が厳しいということは認識をしています。その中で、税収の見積もりとその中での歳出の削減をどのように調和させていくかという、まさに来年度の予算編成の基本方針は今月末を目途に作成したい...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し言う必要はありませんけれども、そういう数字そのものをどなたも言っておられないと思います。一種の構造改革に関する覚悟を総理は示しているわけですね。これは当然のことながら、プラス成長が好ましい、これはもうだれでも当たり前の話なのだと思います。  しかし、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 つい先週、ようやくの思いで今年度の見通しを出したところでありまして、とても来年度の数字をまだ申し上げられる段階ではございません。
○竹中国務大臣 まず、十一月の十三日、きょうは十一月の十三日でありますから、その段階で来年度の経済見通しを出した政権というのは、過去当然なかったと思います。財務大臣からお話がありましたように、統計の整備を待って、やはりもうしばらく待っていただいて、それを明らかにしていくというのが...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の株価についてどうこう言う立場にありませんので、今委員おっしゃったのは、多分こういう話だったと思います。  一九九〇年代において、例えばアメリカの株価は、たしか十年間に四・二倍ぐらいに上がっていると思います。しかし、例えばスウェーデンは、それを上回る四・六倍...全文を見る
○竹中国務大臣 政策の議論には、非常に長期の一つの考え方、こういう考え方もあるのではないかというのを示唆するような場合と、非常に差し迫った、一つの政治的な決着として、えいやという、こういう考え方を示すという場合と、いろいろな局面があるのだと思います。  言うまでもなく、私が申し...全文を見る
11月14日第153回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井議員から私に対しては三点の御質問をいただいたと思います。  まずは緊急投資優遇措置とともに効果についてであります。  改革先行プログラムには、我々、証券税制の改正案、貯蓄優遇から投資優遇への金融の切りかえというのを大変重視して、その旨のことを書き...全文を見る
11月14日第153回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 戦後の日本の経済というのは、ある意味で奇跡的な経済発展を遂げたと思っております。奇跡を達成するにはそれなりの条件があったわけですから、その条件が今大きく変化している。ある意味で、日本の経済は奇跡的な経済から普通の、しかしすぐれた経済になろうとしている、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 十三年度の、今年度の見通しにつきましては、つい先週、具体的な数字を出させていただいたところで、もちろんこれは内閣府の試算として出させていただいたわけでありますけれども、今回の試算に当たりましても、今、総理から御説明がありましたように、もともと経済の基盤が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営者責任の棚上げを決めた、私、そんな権限とても持っておりませんでして、経済戦略会議におきまして十月に答申を出しました。当時、小渕内閣において樋口廣太郎名誉会長、アサヒビールの会長を座長とする報告を出しておりますが、そこのどこをもって経営者責任を問わなか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その後、金融当局において経営健全化計画を求めて、それにのっとって今経営健全化の途上にあるわけでありますから、そういった方向に向かって柳澤大臣を筆頭にして厳密な指導が行われているというふうに認識をしています。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今は経営健全化計画を出してそれを実行している段階でありますから、それに基づいて当然金融当局が評価をなさるのではないでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、アメリカの経済が大変速い、予想を上回るような速い速度で減速をしております。アメリカの経済は昨年の暮れあたりから非常に減速傾向をはっきりさせてきたのでありますけれども、新しい情報によりますと、この第三・四半期は、アメリカ経済、既にマイナス〇...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、総理の所信表明にも出てきた言葉だと思いますが、守りの構造改革と攻めの構造改革という言葉の使い分けがあると思います。やはり、確かに退出していかなければいけないものがある。一方で、新しいフロンティアがどんどん出ていって、経済の活性化のためにこの構造改...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員は今いみじくも需要と供給に分けて経済を論じてくださいました。これはやはり大変重要だと思います。ここをはっきりさせないと経済の論議というのはもう常に混乱していくと思います。  構造改革というのは、日本経済の長期的な成長力を、潜在力を発揮させて高めてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと質問の御趣旨を確認させていただきたいのですが、借入金でやれという御趣旨ですか。
○国務大臣(竹中平蔵君) これも基本的には政府部門の借り入れでありますから、それを国債という形をとろうが別の形をとろうが、債務、デットであるということには変わりありませんから、政府に対する借り入れ能力といいますか、クレジビリティーという観点からはやはり同じ問題を生じるのだと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済が非常に厳しい状況を迎えていて、デフレスパイラルの入り口にあるというような表現は確かに使わせていただきました。これは、とりもなおさず目の前の非常に厳しい経済状況を見据えなきゃいけない。しかし同時に、そのとき申し上げたかったのは、入り口にあるということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今まだ議論の最中のものでありますけれども、確かに患者負担を増加させる場合には、それが結果的に可処分所得を、失礼、患者に対する負担になって、消費に対する、というのは理論的には考えられることであります。しかし、逆にじゃそれを置いておいたらどうなるかといいます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先般発表させていただきました数字は見通しの見直しでありますけれども、これは内閣府の独自試算で行っております。  政府の経済見通しは閣議で決定される性格のものでありますけれども、機動的に、タイムリーに修正したいということも含めまして、内閣府の独自試算であ...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げるべきことはたくさんありますけれども、その基本は、構造改革なくして景気の回復はないということだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 雇用といいますのは、基本的にはよく言われるいわゆる派生需要に当たるわけです。企業というのは、人を雇うために決して存在しているわけではなくて、売り上げをふやして利益を上げるために存在している、その過程において必要な人員を雇う、だから派生的に発生する需要であ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この数字は、正確には経済財政諮問会議の専門調査会が独自の試算としてまとめたものであります。  フォローアップには二つの意味があろうかと思います。これは潜在的な労働需要がこれだけあるということを示している。その五百三十万人という数字は、八〇年代、九〇年代...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、アメリカモデルなどということを言った覚えは特にございません。アメリカやヨーロッパの事例を参考にしながら、潜在的な需要がこれだけあるからということを申し上げたわけです。潜在的な需要がこれだけあるということでありますから、これは、潜在的な需要があるにも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは、資本主義におけるセーフティーネットの意味と、社会主義、共産主義におけるセーフティーネットの意味の違いだと私は思います。つまり、労働需要というのは先ほど言いましたように派生的な需要ですから、やはり民間企業の活動を活発にして、そこで需要が出てくるよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 神がかり的な議論だとおっしゃいましたが、総理の強い信念がカリスマ的な総理に対する人気を生み出しているのだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 学者として話すと余り簡潔にならないのですけれども、基本的には私は、要するに大門議員の御指摘は、やはり需要回復が先だと、そういうことを常におっしゃるのではないのかと思います。  私は、今起こっていることは、ちょっとオーバーですよ、でも簡潔に申し上げるなら...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直接供給力をふやすことは政府にはできないから民間にやってもらうしかないわけです。例えば、日本国営の鉄工所を持っていてそこで生産することができるならば、それはそういう方法は可能だと思います。そういうことができないから民間に頼るしかない。  一体どのぐらい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) レーガンの改革のときもサッチャーの改革のときも、レーガンの一九八〇年代の前半を思い出していただければわかりますけれども、やはりシステムを変えるときには大変な幾つかのショックが出てくるんだと思います。  しかし、それを経ない限りに、例えば需要をつけるとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 海外的な要因もあって生産が今縮小過程にあって、その中で御指摘のような厳しい状況になっているというのはそのとおりだと思います。ただ、これをどうして合成の誤謬と言うのか。これは合理的な民間行動の結果であって、今まさに調整を行っているわけです。  合成の誤謬...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこで書かれている松下のリストラは少し前の事例であったとは思いますけれども、基本的には、それによって企業が収益力を高めてさらに前向きの投資を行って経済を発展させていく、そのプロセスである、その再構築のプロセスであると考えるならば、これは必要な調整だと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それが資本主義です。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の大門先生の御指摘の中には全く供給サイドの話がやっぱり出てこないんですね。どうですか、需要をシュリンクしたらこちらもシュリンクする、需要だけ考えたらそういう議論が成り立つ、だから合成の誤謬なんです。  しかし、そこで供給サイドが強くなっていくじゃない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済学者ですよねと聞かれましたので、あえて、大門先生は国会議員ですよね。ですから、国全体の経済がどのようになるかということを私はやはりトータルで示す必要があるんだと思います。  繰り返し申し上げますが、私はサプライサイドしか議論していないと申し上げてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) スパイラルの意味は、デフレ、物の値段が下がって、それで企業の収益が低下して、それで投資も低下して、賃金が低下して、それで消費が低下して、消費が低下するからさらに生産が低下している、そういうらせん階段を滑るような悪循環。  実は、大変厳しい、全般に厳しい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済の判断は、一つの指標だけでするわけではなくて、全般のバランスのようなものを注意しなければいけないと思いますが、そういった指標が、消費を含む多くの指標が持続的かつ加速的に悪化している状況になるとやはり大変危険だと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) しかし、その際の判断は極めてやはり高度な政治的かつ総合的な判断だと思いますから、先ほど申し上げましたように、一つの指標で客観的にというのは、これはやっぱりちょっと大変難しい、無理なのではないかと思います。そこはやっぱり総合的に、しかししっかりと判断をした...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう私が申すまでもなく、総理が再三強調されておられるように、そういう場合には柔軟かつ大胆に財政を含めた対応が必要だというのは、これはもう一般論としてはそのとおりだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが、これは私が申し上げるまでもなく、総理が所信表明の中で、場合によっては柔軟かつ大胆にという表現を明示的に用いておられます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済の認識につきましては大変厳しいということは認識しております。昨日の月例報告でも下方の修正をさせていただきました。  しかし、今、総理からもお話がありましたように、日本の潜在力は相当強いものを持っているし、さらにその潜在力を引き出し、さらにそれを伸ば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どちらが答えてもよろしいのかと思いますけれども、これは車輪の両輪というかコインの両面というか。  ただ、ちょっと考えていただきたいんですけれども、企業が再生されないでおいておく、これは企業が停滞しているだけであります。しかし、金融の場合は、表裏一体にな...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今の石原大臣のお話の中にもありましたですけれども、政府系の金融機関をどのように位置づけるかというのはこの構造改革の中でも非常に大きな問題になろうかと思います。  経済財政諮問会議は、特殊法人に関してはメーンは石原大臣がやっておられるわけで、我々の役割と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民間の企業、民間の銀行というのはそもそも、やはりリスクを評価して、リスクをとることによってもうけるというのが民間の金融業の原則だと思います。例えば、短期で預金を預かって長期で貸す、これは期間変換のリスクがあります。一方で、ビジネスそのものにリスクがありま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 予算の編成に当たっては、今八十兆の支出を行って、五十兆しかしかし税収がないと。これはいろんな項目を、節約できるところを節約しなければいけないのでありますけれども、そのどれ一つとっても、項目ごとに当たっていくと本当に難しい問題があるということを痛感しており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 森田委員が、我々が四月に行いました調査の結果を非常に的確に要約してくださいました。  小泉構造改革の中にあって、この規制の改革、規制緩和というのはやはり非常に大きな中心部分を占めているというふうに認識をしています。そうすることによって経済のダイナミズム...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私自身は、まさに今、森田委員が御指摘してくださったような認識を非常に強く持っております。雇用形態の多様化を認めることが結局は労働市場の安定化につながるというふうに認識をしております。  今の言葉の中にもあったんですが、主流を占める終身雇用、年功序列型の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 時代的な背景もマクロ経済的なバックグラウンドも違いますのでなかなか同じように比べるのは難しいのかと思いますが、基本的には聖域なき構造改革を掲げ、これは気持ちの問題も含めて、橋本元総理が行った構造改革と私は方向性においては異ならないというふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも失敗したかどうかというのは大変難しいところでありまして、例えば今、小泉構造改革の中心にこの我が内閣府が頑張ってやらせていただいています。この内閣府をつくられたのは橋本行革の成果であります。経済財政諮問会議をつくってくれたのも、私の経済財政政策担当大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は党の人間ではありませんので、これはいかんともお答えするのが難しいというふうに思います。  ただ、これは総理が国会答弁でもおっしゃっていますし、いろんな会議の場でもぽつりぽつりとおっしゃるんですが、今の自民党の先生方というのは皆さん話せばわかるんだと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そういう第二次補正予算について総理が指示をされたという新聞報道があるのは承知しておりますが、そういう事実はございません。  基本的に今の段階は、先週ようやく補正予算をお認めをいただいてそれをまず急いで執行しなければいけないという状況、それに加えて、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、今委員御指摘の中で、時期的に余り余裕がないだろうというのは全くそのとおりでございます。ことしから予算編成の仕組みが変わりまして、経済財政諮問会議を中心にして議論を深めて、十四年度の予算編成の基本方針というのを早い時期につくらなければいけません。我々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますように、景気が悪くなったから景気浮揚策という、そういう経済の微調整の、そういう考え方は私自身は持っておりませんし、総理もそのようにお考えだと思います。  まず、二点ほど申し上げたいと思うのでありますが、先週お認めいただいた補正予算と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、もう総理の答弁をそのまま繰り返させていただくしかないと思いますけれども、総理は自民党の総裁選に出馬されたときから、平成十四年度の三十兆というものが大変重要であるというような言い方をしておられました。  それに関して、じゃ平成十三年度はどうするか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これもよく御質問を受けるわけですが、十五カ月予算というのは一体何を意味するかというのが必ずしもはっきりしないわけですね。予算は法律に基づいて単年度で決めることになっておりますから、これはあくまでも単年度の予算、法律的には単年度の予算でしかありません。それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直接的な数字のお尋ねでありまして、これはなかなか難しいものがあります。  ちょっと一点だけ、前段で山本委員がお話しになったお話の中で、姿を見せろというお話がありました。先ほど御答弁すべきだったかもしれないんですが、これは姿をやはり見せるのは私たちの大変...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、心の中に持っているかと聞かれたら、心の中には持っておりますけれども、ちょっとこういう場で言えるほど熟していないというふうに申し上げるしかないと思います。  それともう一つ、本当にこれは政府がどのような政策をとるかによって来年の姿というのは決まっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、もし仮に今、仮にですよ、今物すごい大きな財政投入とかやったら、それはプラスになるのだと思いますけれども、その意思決定を政策、だから申し上げましたように、今の政策によって来年はもちろん決まってくるわけでありますが、アメリカの経済がことし今マイナス成...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ですから、その数字は、中期にわたっても、短期の来年についても数字は申し上げられます。そのように今作業をしています。
○国務大臣(竹中平蔵君) 正確に回数は記憶しておりませんが、今の委員の御指摘で二回しか議論していないじゃないかと。しかし、二回しか議論していないということと十分な考慮をしていないということとは、これは少し違うわけでありまして、その諮問会議を一回開くに当たって、物すごい議論を民間議...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あえて国民負担率という議論をやめようというふうに議論したことは一度もありません。  これはもうやはり私は基本方針の性格なのだと思います。政策運営に当たっての基本的な考え方、自助自律に基づいて運営していくんだとか改革の方向性というようなものを書いているわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは本当に難しい問題であります。基本的には、ちょっとこれはお考えいただいたらわかると思うんですけれども、じゃ国民負担をもし上げたら、それは国民の可処分所得を減らします、じゃ国民負担を上げなかったら、それで可処分所得が減らないで消費はうまくいくかというと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 明るい話ということでありますが、明るく言わなければいけないのかと思いますけれども、経済の動向に関しては考えなければいけない要因が非常にたくさんあると思うんですが、基本的にはやっぱり二つの、今委員は底というお言葉をお使いになりましたけれども、底についてもや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) けさほどの質疑の中でも少し触れさせていただいたのでありますけれども、景気と言う場合に、非常に短期の景気循環で考えるのか、もっと根本的な日本経済の実力の回復ということで考えるのかにもよって、この景気という言葉が非常に多くの意味を持っているものですから、ニュ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは新公共サービスの中身の問題であろうかというふうに思われますけれども、これは地方にそういう基金をお渡しをしまして、各地方でいろんな創意工夫をしていただいて、それでその実情に合った公的な雇用を創出していただこうというプログラムであります。したがって、ど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、不良債権処理に関連する失業でございますけれども、これは内閣府の中に東京大学の西村先生をチームリーダーとする専門家のプロジェクトチームをつくっていただきまして、入念に可能な限り客観的なデータを多く集めて試算をしていただきました。  これまあなかなか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個々のケースとしてはいろんなものがあろうかと思います。健全な努力をしているという表現を使われましたけれども、多分、マーケットですから、努力をしているだけではだめで、その努力が市場の中で評価されなければいけないということなのだと思います。そういう意味でおっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そういう自殺という社会現象に対して、経済担当大臣の立場でどの程度までお答えできるかという問題はあろうかと思いますが、確かにこれは、一般的に世界の国を見渡しても、失業者、失業というのは、不幸にして職を失うということはマーケットの中ではあり得る、しかし職を失...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その構造改革の中の生活維新プログラムということの中に、女性が働きやすい環境をつくるための幾つかの施策が盛り込まれているはずです。保育所の待機児童ゼロというのも、お子さんを持っておられる方が安心して働けるような環境をつくる。これは、まさに男女共同参画で内閣...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと前半と後半で、憲法違反云々のその計算の話は、技術的に私はちょっとキャパシティーを超えている面があるんですが、最初の方にお尋ねの基本的な改革の思想についてはぜひ申し上げておきたいんですが、今委員のお手元にあるのは改革の工程表の要約版ですね。改革の工...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、石原大臣がおっしゃったとおりだと思います。競争によって、例えば競争が激しくなることによって賃金が下がるということを田嶋委員は懸念されるわけでありますけれども、しかし逆に言えば、競争でマーケットが拡大して、それによって需要が拡大して、需要が拡大する結果...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 石原大臣がすべてお答えくださったと思います。  さきの所信表明演説の中で、総理は構造改革を目指すに当たっての五つの心がけのようなものを示してくださっています。  正確な表現ではないんですが、私なりの解釈で総理がお考えになっていること、同時に我々が考え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に大きな問題に関するお尋ねだと思います。  やるべき構造改革でありますけれども、先ほどの発言と少しダブってしまうと思うんですが、経済に関して言うならば、やはり生産性の低いところから高いところに資源を移して、その生産性を高めることによって活性化してい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ビジョンでありますが、長期的なというお尋ねだったかもしれませんが、考えておりますのは中長期的なということになろうかと思います。  先ほどの基本方針、骨太の方針の第五章で、次のように書かせていただいております。「今後経済財政運営に当たっては経済財政の中長...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先週、二次補正は考えているかということに関しては、それは考えていないということで申し上げました。それを補正予算を無事通していただいたという事実を踏まえて今申し上げているのは、経済の状況が刻々と変わりつつあるということを踏まえて、ゼロベースで議論しようとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、一般論としまして、こういう国債残高が六百六十兆に達するような状況のもとで、財政資金の資金調達に対しても多様な工夫があってしかるべきだということを申し上げました。資産の売却であるとか、売却できないときにはそれを担保として国債を出すような転換国債のよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この個人情報保護法案が国会でどのような扱いをしていただけるのか、ちょっと私は最終的なことは伺っておりません。これは国会でお決めいただくことだと思います。  その個人情報保護の中身ですけれども、これは非常に本当に難しい問題だというふうに思っております。I...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○竹中国務大臣 時間のないところで非常に大きな問題の提起をいただいたと思います。  なぜ不況なのか。かいつまんで言うと、不況というのをもし需要の低迷というふうに考えるのであるならば、複合不況という言葉がありましたが、私は、不況というのは常に複合的な要因だと思います。これは、した...全文を見る
○竹中国務大臣 二点とおっしゃいましたが、三点あったかと思います。  まず、三十兆を守るべきではないか。これはもう、将来不安との関連で、財政規律をきちっとするということは言うまでもないことだと思います。  一点留意すべき問題は、しかし、目の前の需要がスパイラル的に悪化するとい...全文を見る
○竹中国務大臣 工藤委員からは具体的に二つの点の御指摘並びに提言があったかと思います。  第一点は、やはり日本の経済の現状を相当厳しくとらえている。それに関して言うならば、もっともっと意欲的に構造改革を進める必要があるのではないかという、前段のお話だったと思います。後段は、その...全文を見る
○竹中国務大臣 効率の悪い部門から効率のよい部門に資源を移すというのは、改めて構造改革と言わずとも、経済社会の発展のためのいわば常套の手段であって、あえて経済の効率のよい部門から悪い部門に移すなどという政策は、これは多分あり得ないのだと思うんです。  その意味でいいますと、今ち...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員、十一月の月例の内容を御紹介いただきましたけれども、経済の実態が悪い、しかも残念ながら一段と悪くなっているということは、これはもう否定のしがたい事実であろうかと思います。しかし、これをもって構造改革が破綻しているというふうに直結するかというと、これはやはりそ...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、アメリカやイギリスの例を出して、やはり先進各国はそのぐらいの年限をかけて非常に強い決意を持って改革をしたという話をいたしました。十年間我慢しろというようなことは、私は一言も言っておりません。そういう発言のときに私は多分、その場かどうかわかりませんがつけ加えて...全文を見る
○竹中国務大臣 今私はまだ別の仕事に追われておりまして、その経済財政の白書、経済財政白書という名前自身もまだ決まっておりませんし、それについてまだ正式の報告を受けておりません。
○竹中国務大臣 小泉総理の所信表明演説の中では、財政に対しては責任を持たなければいけない、責任を持つに当たっては二段階でこれを考える。まずは、三十兆という具体的な目標を示して財政の流れを変える、野方図な拡大を阻止するということが第一段階。第二段階においては、やはりプライマリーバラ...全文を見る
○竹中国務大臣 何をもって景気対策と呼ぶかというのは、これはちょっといろいろな定義があるかもしれません。これまた総理が繰り返し国会答弁等々でお答えになっておられますように、景気が悪くなったから即それを政府に頼って何とかしてくれ、そういうことからは卒業しなければいけない、しかし、経...全文を見る
11月26日第153回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 近藤委員から御指摘のありましたように、規制緩和を中心とする規制改革は経済活性化のかなめであるという観点から、経済財政諮問会議でも当然のことながら大変これを重視しております。六月の末に経済財政諮問会議が中心になっていわゆる骨太の方針、いわゆる基本方針を取り...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のとおり、十一月の九日の二十六回の諮問会議で集中審議という形で初めてこの議論をさせていただきました。  そもそも、なぜこういう形をとったかということでありますけれども、今私たち、これは骨太の方針に書かれたことにのっとりまして中期経済財政計画と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 近藤委員御指摘になられました連結納税の問題、容積率の緩和、派遣労働の規制等々、経済活性化のためにはこれらをまさに総合的にパッケージ化して強力に運営していく必要があるという点につきまして、私自身も大変強くそのような認識を持っております。  本日の閣議で、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題は改革工程表等々でも大変重要であるということ、そういった認識のもとにプログラムに載せられている問題でもございます。さまざま事務的な困難等々もあるというふうにお伺いしておりますけれども、可能な範囲でこの実現に向けて努力し、日本経済の活性化を図ってい...全文を見る
11月28日第153回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○竹中国務大臣 塩川大臣が閣議でそれを提案されるかどうかというのはちょっと私はお聞きしておりませんけれども、議論としましては、今株式市場が低迷している、できるだけ多くの個人株主にこの市場に参入してほしいというふうに、これはマクロ経済の立場から当然考えるわけであります。  ところ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、ちょっと塩川大臣のその御発言を私は存じ上げておりませんので一般論ということになりますけれども、閣僚が経済政策に携わっているというのは、これは事実だと思います。しかし、その決定にどれほど力を持っているかどうかというのは、これはケース・バイ・ケ...全文を見る
○竹中国務大臣 週刊誌にそういう記事が出たというのは承知しております。しかし、今委員、疑惑というふうにおっしゃいましたけれども、本当にそんな疑惑はあるんでしょうか。これは、私自身が税金はきちっと納めなきゃいけないというふうに思ってずっとやってきたものを、週刊誌が一つそう書いたこと...全文を見る
○竹中国務大臣 コロンビア大学のビジネススクールに日本経営研究センターというところがございます。ヒュー・パトリック教授が所長をしていらっしゃるところでありますけれども、そこのセンターの客員研究員をその間させていただいておりました。
○竹中国務大臣 これは、どういうステータスでアメリカに住むか、アメリカに住むに当たりましては御承知のとおりビザが必要になるわけでありますけれども、ビザのステータスが何であったかということにかかわると思います。  私は、客員研究員というふうに申し上げましたが、交換研究員用のビザ、...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、その間の集中講義に関して慶応大学からいわゆる給料が支払われておりました。  あと、若干の追加をさせていただきますけれども、これは解釈をどのようにさせていただいたらいいのかちょっとわかりませんが、その間、アメリカで研究をしておりまして、アメリカのことを...全文を見る
○竹中国務大臣 今記憶していることですので、学問的に見て、また法律上正確かどうかというのはちょっと自信がありませんけれども、基本的には、税というのはすべて実態に合わせて払うものだというふうに思います。したがって、住民税というのは、どの国に住んで、どの地域に住んで、どこの住民サービ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず最初の教科書の件は、書いてあるのもあれば書いていないのもあるのかもしれません。  御質問の主たる目的は、台帳課税主義についてどのように解釈しているのかという御趣旨だと思うんですが、これは、先ほど申し上げましたように、どこかの基準で、何か基準を決めないと、徴税...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、委員御指摘の台帳課税主義の最初の話は、これはちょっと言葉の問題なのかもしれませんが、私の申し上げているのは、これは実態に即して払うものである、これは税の、所得税、住民税を通したすべての基盤であるというふうに思います。しかし、課税はやはり一種の技術、テクニック...全文を見る
○竹中国務大臣 そういうことを人に勧めたということの記憶はありません。税の制度をいろいろ話したことはあったかもしれません。現実問題として、例えば民主党の先生に勧めるといったって、そんなことはできないわけですよね。先ほど申し上げましたように、住民票を日本から抜こうと思ったら、アメリ...全文を見る
○竹中国務大臣 先般、第一次の補正を御承認いただきました。  第一次の補正といいますのは、実は、九月の七日だったと思いますが、九月の最初に、総理の方から、雇用を中心としたこういう補正を考えろという指示を私たちいただきまして、作業を進めてまいりました。その後、九月の十一日に例の同...全文を見る
○竹中国務大臣 どのような意思決定をしたのかというお尋ねだと存じます。  まず、数字の問題でございますけれども、国費として二・五兆円投入させていただくというようなことが一つのめどに、今のところはまだ明確でありませんが、あくまでもめどになっております。  その場合、委員、真水と...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょうど一週間前だったと思いますが、工藤委員から非常に多くの御示唆をいただいたことを鮮明に記憶しております。  今のお話で、地方の経済状況の御指摘がございました。私自身も非常に厳しくそういう認識を持っております。したがって、今回の新しい緊急改革プログラムの中でも...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、まずやはり日本の経済というのは大変な地力、潜在力を持っているというふうに思います。その潜在力を引き出すのがまさに構造改革であるというふうに思うわけです。  実は、二〇〇一年度と二〇〇二年度、この二年、日本の経済は本当に大変厳しいところに今追い込まれていると...全文を見る
○竹中国務大臣 工藤委員の御指摘は非常に理解できるところがたくさんございます。  誤解のないように申し上げておきたいんですが、確かに御指摘のように、時限立法であるからこそ効果があるというような、そういう短期の制度変更はあり得ると思います。集中的にいろいろな支出を前倒しさせるとか...全文を見る
11月28日第153回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私に対しましては、構造改革と景気回復を両立させる経済運営の手法についてのお尋ねがございました。  ただいま総理から既に御答弁がありましたので重複は避けさせていただきますけれども、日本の今の景気は大変厳しい状況にあり、その先行きについても注視が必要である...全文を見る
12月04日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員の御指摘の中に、銀行は情けないじゃないかという御指摘がありました。  やはり銀行というのは、そもそもリスクを管理するということを仕事としているんだと思います。期間変換のリスク、金利変動をかぶるリスクをとって、さらに経済発展のために金融仲介の機能...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行監督行政そのものを私お答えする立場にはありませんけれども、基本的な日本経済のマクロ運営を担当するという立場の認識としては、現実問題としては、やはり春以降のフォローアップの検査、さらには今回特別検査を実施することになって、御承知のように銀行の償却引き当...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実はきょう、たまたまでありますけれども、内閣府から経済財政白書というのを出させていただきました。これは今まで経済企画庁が経済白書を出していたものでありますけれども、内閣府になって第一回目の経済財政白書を出させていただいたわけです。  実は、その中でまさ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 白書は読まなくてもわかるとおっしゃらないで、ぜひ読んでいただきたいというふうに思うのであります。私も勉強になりましたので、読んでいただきたいと思うのであります。  委員御指摘の点は、要するに、経済に新しい需要創出分野を生み出すにはどのぐらいのダイナミズ...全文を見る
12月07日第153回国会 参議院 本会議 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私に対しては二点のお尋ねがございました。  第一点は、与党の事前審査制についてでございますけれども、これは石原大臣の今の答弁と基本的に重複するかと思います。議院内閣制を採用しているわけでありますから、内閣と与党が密接に連携して一体となって政策決定してい...全文を見る
12月11日第153回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 前回の議論させていただいたときのことをよく記憶しております。改めて今議事録を御指摘いただきまして、私の説明もやはり言葉足らずの面があったかなというふうに思います。  国債は借りたものを返さないなどとそのまま言ってしまったら、確かに国債をお持ちの方は大変...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 痛みを覚悟して改革を進める、財政を含むその構造改革を進めていく、その先に一体どういう日本が見えてくるんだろうかという、委員の御指摘はまさにそういう問題だと思います。  私どももまさにそういう問題意識を持ちまして、今経済財政の中期展望というその中期的な展...全文を見る
12月13日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○竹中国務大臣 伊藤委員から、大変大きな観点からの御質問でございます。  日本は、名目の所得で見る限り世界最高水準の域に達し、高い生活水準をしている。しかし、隣国において、日本をはるかに下回る賃金で、日本の消費者を満足させるような立派なものをつくれるような技術を多くの国が持ちつ...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレ、デフレスパイラル、いずれにしても非常に新しい概念に我々は直面して経済政策を運営しなければいけないということではないかと思います。  まず、デフレに関しては、これは、物価の下落が持続的に見られているという意味では、緩やかなデフレという表現を我々も使わせてい...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員御指摘の点は、まさに我々にとって最も難しい、頭を悩ませているところでございます。結論からいいますと、大変狭い道、ナローパスを歩んで、政策を総動員してこの期間を乗り切るということしか方法はないのではないかと思っております。  まず、デフレそのものは、やはり...全文を見る
○竹中国務大臣 六月の末に基本方針、骨太の方針を書かせていただいて以降、その金融政策が適時適切に量的な拡大をしていただきたいということは、政府としてはかねてから申し上げているところでございます。しからば、それをどのような形で行ったらいいのかという御質問かと思いますが、こういった政...全文を見る
○竹中国務大臣 もちろん、これはまだ具体的な数字を申し上げられるような素材を私自身も持っておりません。この作業をまさに詰め始めた段階でございます。  ただ、来年の経済をどのように見るかということに関しまして、先般の経済財政諮問会議におきまして一般的な意見交換を行っております。そ...全文を見る
○竹中国務大臣 これはしかし、今海江田委員御指摘くださいましたように、先週の金曜日にQEが出まして、昨日、日銀の短観が出ておりまして、それを踏まえて作業を、足元を見詰め直さなければいけないものですので、作業としても物すごく短い期間でインテンシブでやりますので、特に数字の問題を担当...全文を見る
○竹中国務大臣 そういった議論も踏まえて、是非論は詰めたいというふうに思っておりますが、今の海江田委員の御指摘に関して二点、ちょっと思うところを申し上げさせていただきたいのです。  先般のQEに関しては、確かにマイナス〇・五、それで、消費に関しては前期比マイナス一・七という数字...全文を見る
○竹中国務大臣 これは私、隠して申し上げなかったわけではなくて、もちろんその点は大変重要だと認識しております。  特に、設備投資の先行指標であります機械受注に関しては相当厳しい数字も出ておりますので、七—九の数字を見る限りは現状は設備投資はプラスになっている、しかし、先行指標そ...全文を見る
○竹中国務大臣 単年の成長率にどのぐらいの政治的な意思を込めるかということになりますと、これは私はやはり幾つかの考え方があるのだと思います。恐らく、政策を担当する立場で大変重要なのは、長期にわたって日本の経済社会を安定的に、しかも発展させていくことである、その中で国民の最大の幸福...全文を見る
○竹中国務大臣 私自身は、アメリカの経済が本当にV字形に非常に楽観的に回復するとも思っておりませんし、幾つかの見方がある、慎重な見方もあるということは十分に承知しております。かつ、日本の経済との関係でありますけれども、アメリカがよくなるからそれに任せておいて日本は別に努力しなくて...全文を見る
○竹中国務大臣 御紹介いただいた試算は、専門調査会で島田晴雄教授らが中心になっておまとめになったものだと思います。  これにつきましては、予算委員会等々でも何度か議論の対象になっております。言うまでもありませんけれども、これは予測ではございません。潜在的な需要の可能性を示唆した...全文を見る
○竹中国務大臣 これは私ではなくて平沼大臣にお答えいただくべき問題なのかもしれませんが、重要な点は、例えば、新しい産業がなかなか生まれてこない、百二十万人の人が今企業をスタートアップさせたいと思っているんだけれども年々十八万人しか出てこない。そのための仕組みをやはりどんどんつくっ...全文を見る
○竹中国務大臣 ぜひお答えさせていただきたいと思います。  これは経済の年次報告でございますから、この中に将来展望まで含めて全部書いていないではないかというふうに思われると、ちょっとやはり困るという感じがいたします。基本的な方針については、骨太の方針に書かせていただいた。それを...全文を見る
○竹中国務大臣 本当に手短に。  私は、インフレターゲティング論をとるべきだというふうに発言したことは全くございません。これはぜひいろいろな書類をチェックしていただきたいと思いますが。  ただし、デフレは阻止すべき問題であって、それに対して知恵を出し合うということを申し上げて...全文を見る
○竹中国務大臣 非常にこれまた広範な、高い次元からの御質問であろうかと思います。  まず、GDPではかれるかという前半のお話に関しては、これはやはり本当に価値観というのは多様化しているわけでありまして、GDPそのものの中にそもそも、広い意味での生活の質、快適性というようなものが...全文を見る
○竹中国務大臣 需要と供給の調整を両方やらなければいけない。今その道半ばなのか、もっと進んでいるのか、その程度はどうかという中川委員からの御質問だと思いますが、この程度がどれだけかということをちょっと正確にお答えできる素材を、大変申しわけありませんが、私たちは持ち合わせておりませ...全文を見る
○竹中国務大臣 鈴木委員は今非常にたくさんのことを御指摘いただいたと思います。  アナウンスメント効果の話に関しては、これはよく例として証券市場では挙がる例だと思いますけれども、例えば日産において、ゴーンさんが就任されたときに株価が上がって、ゴーンさんが再建プランを出した途端に...全文を見る
○竹中国務大臣 今のお話の中で、鈴木委員の前半の部分の話は、そういう心がけを持ってやっているつもりでございますけれども、これはぜひもっとやれというメッセージだというふうに受け取らせていただいて、せいぜい励みたいというふうに思います。  後半の税制に関してでありますけれども、実は...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、実は塩川大臣もよくお使いになっている言葉でありますし、入るをはかって出るを制すというのは、財政学の教科書にも書いてある言葉でございますし、この言葉は、私は、中長期的には正しい考え方だというふうに思っております。しかし、それが短期の、単年度のと申しますか、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉内閣の財政政策は、決してデフレスパイラル的なものではないというふうに確信をしております。財政政策の節度を取り戻すために一体どういうふうにしたらいいだろうか、これは究極的にはプライマリーバランスを回復することである、これは恐らく多くの方が合意されることだと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のような点を諮問会議で集中的に議論するという段階でございますので、私なりの非常に漠然たる見方ということになりますが、その場合も、やはり足元を見ながら長期、まさに短期の動向と中長期の動向を少し分けてお考えいただく必要があるかと思います。  短期的には、ITの...全文を見る
12月17日第153回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○竹中国務大臣 構造改革という言葉自体が、時によって、人によって、ちょっと幅のある使われ方をしているのではないかと思います。  よく申し上げるように、受け身の、守りの構造改革と攻めの構造改革がある。その守りの構造改革の中心が、不良債権の処理を急ぐことであり、さらには財政赤字の拡...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレという大変重要な問題に関する御質問であります。  委員よく御承知のように、実は、経済学の教科書を引きますと、インフレという章はあるのだけれども、デフレという章は全くない。それだけ非常に新しい現象に我々は直面していまして、政策のフロンティアで試行錯誤を繰り返...全文を見る
○竹中国務大臣 前半で申し上げましたように、新たな政策的なチャレンジをしていかないとこの新しい問題は解けないというふうな認識を持っているわけです。では、どういうチャレンジがあるかということに関して、一つの検討すべき視野に入ってくる問題としてこのような物価安定目標というのはある、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 物価安定目標というのは、目標であって、実は手段ではないわけです。たとえ目標を設定したとしましても、では、その目標を設定するためにどういう手段があるのか、そういう議論の組み立てになるのだと思います。  手段としては、これはもちろん今議論の整理の段階でありますけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 そういう物価安定目標がいいかどうかということの議論を始める段階でありますので、それをやるとしてどこがやるかというのは、ちょっと仮定の質問になりますので、いかんとも今の段階ではお答えのしようがないわけでありますけれども、今一般的に議論されている段階では、やはりこれは...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにそれが政策のフロンティアであって、専門家の間でも意見が分かれているからこそ議論を詰めて整理したいというふうに何度も申し上げているわけであります。  物価の水準目標の観点に関しても、例えば日本銀行はゼロインフレに戻るまで金融緩和を続けるというふうにことしの三...全文を見る
○竹中国務大臣 今、土地というようなものも挙げられましたけれども、そこまでいきますと、やはり中央銀行として別のリスクが多分大き過ぎるのだろうと思います。もちろん、それを判断するのは金融専門家としての中央銀行。これは、政策手段は政府から独立して御検討いただくということになると思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 国債の格付が下がっている中で国債の金利は上昇していない、これは大変ある意味で、考えてみたら興味深い事実があるわけです。これは、考え方は、物すごく単純化すれば、格付が間違っているか、市場が御指摘のように共同幻想を持って何か間違っているか、どちらが正しいかはよくわかり...全文を見る
○竹中国務大臣 為替、円のあり方に関しては、やはりこれはファンダメンタルズに基づいて、経済の内生変数として決まってくる。ファンダメンタルズからかけ離れたときに為替当局がその修正をするということはあり得るわけですけれども、むしろ、委員の御指摘からいうと、そのファンダメンタルズがそう...全文を見る
○竹中国務大臣 白書におきましては、不良債権が社会に多額存在することによって一体どういうメカニズムが働いているかということをマクロ的に分析させていただきまして、やはりこの不良債権の処理というのが経済の健全化のためには大変重要であるというポイントを指摘させていただいております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは私、銀行の構造を分析しているわけではございませんので、まさに柳澤大臣が的確にお答えくださるんだというふうに思いますけれども。  収益力を高めるということ、これまた骨太以来ずっと御議論して、柳澤大臣にもいろいろと御努力いただいていることでございますので、そう...全文を見る
○竹中国務大臣 確かに、以前議論をさせていただきましたときに、御指摘のような財政運営の基本的な考え方のお話をさせていただきました。したがって、現状認識でありますけれども、今、日本経済がデフレスパイラルの中に入っているのかというふうに聞かれたら、私はそういうふうには認識していないと...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレギャップがあるからこれを埋めるというのではなくて、デフレギャップが追加的に拡大するリスクがあるからそれをストップさせる、そういうことになるんだと思います。これは、需要をつける以上、結果的に需給ギャップは埋まるわけでありますから、そういう政策になるということで...全文を見る
○竹中国務大臣 税の話は財務省で御検討いただいている問題でありますので、ちょっと私、直接タッチしているわけではございませんけれども、基本的に、委員言われたように、やはり税負担を軽くして経済を活性化させるというのが本当の理想の形だと思います。しかし、容易に御想像いただけるように、今...全文を見る
○竹中国務大臣 ネットで増税になる場合もあるというのが、ちょっと何を想定しておっしゃっているのか、私は担当でもございませんからよくわからないのでありますけれども、そういう形で、増税にならないような形での予算の編成を今基本的にはなすということなのではないかと思います。
○竹中国務大臣 改革を本当に急がなければいけないということは、日々私たち、もう痛感をしております。  御指摘の中で、その根本的な規制のフレームワークでありますとか税のフレームワークでありますとか、議論がまだもちろん十分煮詰まっていないという点もあろうかと思いますが、規制改革に関...全文を見る
○竹中国務大臣 リストラという言葉にはいろいろな意味があるわけでありますから、それに依存するのだと思います。  確かに、業態を一定にした上で従業員の数を減らす、賃金を減らして皆さんに我慢していただく、それもリストラであろうかと思います。しかし、リストラクチャリングというのはまさ...全文を見る
○竹中国務大臣 資源が生産性の低いところから高いところに行く、その引っ張る要因と押し出す要因、両方に問題があるということだと思います。  引っ張る要因に関して言うならば、やはり幾つかの規制、特に通信分野等々での規制があって、その発展分野でなかなか新しい分野へ入っていけない、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融というのは一つのインフラでありますから、通常の事業会社と違って決済システムを持っている。その決済システムというインフラを持っているから、生産性が悪くても一時的に支えなければいけないときがある。その意味では、先ほど申し上げたことと同列には扱えないというふうに私は...全文を見る