竹中平蔵

たけなかへいぞう



当選回数回

竹中平蔵の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第156回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 海野議員から五点の質問がございました。私も重複を避けて御答弁をさせていただきます。  まず、大手銀行の資本増強についてのお尋ねでございます。  金融庁としては、昨年十月の金融再生プログラムを取りまとめ、平成十六年度までに不良債権問題を終結させるという...全文を見る
01月23日第156回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○竹中国務大臣 石井委員御指摘のように、物価の一般的な下落傾向というのは、消費者物価については九九年から続いております。しかし、同時に、いわゆる一般的な国内の指標でありますGDPのデフレーターは、振り返りますと、もう九〇年代の半ばから続いているということで、我々はやはり非常に構造...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員から、今の金融の問題の考え方、非常に的確に御指摘をいただいたというふうに思っております。感謝を申し上げます。  基本的には、物価の下落というのはすぐれて貨幣的な現象であるということをやはり忘れてはならない。その意味では、どのような形であれ、結果としてやは...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、十四年の九月期で経営健全化計画で見込んだ中小企業に対する貸付額が、我々がちょっと想像できないような規模で減少したところがございます。これは我々としては、この点はやはり大変重視を、注視をしなければいけない。ともあれ、これは健全化計画で約束したこと...全文を見る
○竹中国務大臣 このやみ金融の問題、まさに深刻な社会問題化しているというふうな厳しい認識を持っております。  我々が担当しておりますのは貸金業規制法の範囲でございますけれども、幾つか、その強化についてこういう方向性があるのではないかという御示唆をいただきました。我々も考えており...全文を見る
○竹中国務大臣 税収の見積もりその他の詳細については財務省の方からも答えがあるかもしれませんが、マクロ的な点をぜひ確認させていただきたいと思います。  私どもは、今年度の成長率、当初見込み、実質でゼロ%というふうな見込みを立てておりました。その中で、実質が、現実にはまだ年度は終...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレについては、先ほどからも少し議論が出ておりますが、物価の下落という側面からいきますと、年度を通しては予想を上回るような物価の下落になったということは事実でございます。しかしこれも、短期的に見れば、これは、為替レートの変動、国際的な商品市況の影響も受けますが、...全文を見る
○竹中国務大臣 経済を活性化するための構造改革でありますから、構造改革にはそれなりにやはり時間がかかるということであります。そこにお示しになっている政策そのものは、まさにその政策がうまくいったかいかなかったかということではなくて、今着実に実行中のものであります。例えば、活性化のた...全文を見る
○竹中国務大臣 多額のお金がよりよい資産を求めて非常に不安定な形で動き回っているという仙谷委員の指摘は、そのとおりだと思います。  ただ、やはり日本の経済を考える場合に少し注意しなければいけないのは、八〇年代に起きた日本のバブルというのは、例えば土地等々に対する期待上昇率が非常...全文を見る
○竹中国務大臣 中小企業に対する金融の重要性というのは、私自身も就任当初からそのことに非常に重きを置いて、であるからこそ、リレーションシップバンキングという新しい概念でこれを打ち立てようというふうに考えているところでございます。ただ、やはりマクロ的な、非常に大きな状況変化があると...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、昨年九月三十日に金融担当になって以来、中小企業に対する金融の円滑化ということで現実的にとれる方法は何かということで、関係閣僚とも相談しながらさまざまな手をとらせていただいているつもりであります。  我々にできることとしましては、例の検査マ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のとおり、今回の補正予算案で、中小企業等に対する安定した資金供給を図る上で、その供給源となる金融機関の健全性の確保が前提にあるということですので、金融機関の収益性、流動性等の状況をタイムリーに把握するためのモニタリングを整備する、これはモニタリングシステ...全文を見る
○竹中国務大臣 今回お願いしていますのは、モニタリングのためのデータベース、そのシステムをつくるためのお金ということになります。  金融庁としては、監督行政そのものの中に既にこういうシステムを、こういう制度を持っているわけです。もちろん、何かありましたら早期是正のための措置をと...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、かなり以前、実は仙谷委員と御議論させていただいたことがあるんでありますが、私自身も、金融機関の評価の基準というのは多様でなければいけないと思います。金融庁として一義的にまずやらなければいけないのは、信用リスクとか流動性のリスク、そういうことをまずきちっとチ...全文を見る
○竹中国務大臣 御紹介いただきましたのは社内の文書のようでありますので、詳細に承知をしておりませんけれども、基本的に銀行は、当然のことながら、リスクとリターンの関係、リスクに見合ったリターンを求めて、その中でしっかりとした収益を確保していかないと、そもそも銀行業が成り立たなくなる...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと数字について、余りに大きな数字の言及がありましたので、答弁をさせていただきます。  幾つかの民間のというふうな御紹介がありましたが、基本的には銀行の子会社の試算でありますので、かなり政治的なメッセージを持っている、不良債権を処理したくないと私は理解をして...全文を見る
01月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○竹中国務大臣 ペーパードライバーという表現は承知をしております。私の部下が検索してくれたんですけれども、そのことを言っているのは一人しかいないということもわかったのでありますけれども。  ペーパードライバー、これは、表現をお伺いしまして、何を言っているんだという思いもあります...全文を見る
○竹中国務大臣 担当大臣に就任した日の記者会見で、私は二つのことを申し上げました。一つは、メガバンクを中心に大手の銀行については、これはやはり資産査定を中心にしっかりやっていただかなければいけない。しかし同時に、地域に根差した金融、リレーションシップバンキングについては、それとは...全文を見る
01月27日第156回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○竹中国務大臣 昨年の第二次補正の雇用創出の効果について御答弁をさせていただきます。  この雇用創出の効果というのは、言うまでもなく、公共投資等々の支出によって、それが乗数効果をもたらして有効需要、GDPをどのぐらい拡大するか、その有効需要の拡大によって雇用がどの程度ふえるかと...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、その十一万人を出すときに、我々の書類には正式に書いておりますが、これはマクロモデルを使って計算したものである、これは想定される一つのめどであって、決して目標とかそういうものではないということも、そのモデルの性格、試算の性格上、十分に理解をしていただけるという...全文を見る
○竹中国務大臣 実績推定値につきましては、先ほど申し上げましたような方法で、それほど時間をかけずに、数日のうちにぜひお示しをしたいと思います。
○竹中国務大臣 マクロの実績推計でありますので、その内訳というのはなかなか困難であろうというふうに思われますけれども、可能な限りの情報をできるだけ出せるように努力をしたいと思います。数日の上で努力をしたいと思います。
○竹中国務大臣 御指摘の五百三十万人雇用は、諮問会議の専門調査会で慶応大学の島田晴雄教授等々が推計されたものでございます。閣議決定とおっしゃいましたが、そういう性格のものではないというふうに認識をしております。  この中で重要な点は、先ほどの十一万人の雇用もありましたけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げたのは、これを目標値として閣議決定したわけではないということです。御指摘のように、骨太の方針の中にはこの試算を紹介しております。この試算を紹介して、このような可能性がある、そういう期待があるからそれに向けてさまざまな構造改革を進めていく、そういうような...全文を見る
○竹中国務大臣 こういう潜在的な需要分野としてどのようなものがあるかということを議論するのはそもそも大変難しい話でありますが、それでも、いろいろな英知を活用して、その目標値、目標値ではなくて、その期待される潜在的な需要というのを示しているわけであります。(長妻委員「閣議決定に書か...全文を見る
○竹中国務大臣 それの推計に当たりましては、やはりさまざまに細かな考えを積み上げて行っているというところでございます。  長妻委員言われましたように、ある分野については、例えば同じぐらい所得が成熟して高い国がある、そうすると、この分野ではこのぐらいのサービス需要が出ているんだけ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと細かい計算式は持参しておりませんですけれども、必要でございましたら、これはそれぞれに根拠がございますので、お示しできると思います。
○竹中国務大臣 ダボスの会議で、日本の金融政策について、やはり世界の専門家の間では非常に高い関心がありました。  私がその場で申し上げましたのは、重要な点はマネーサプライをふやすことであって、インフレ目標ということ自体を自己目的化した議論が余りに多いのではないだろうか、そのこと...全文を見る
○竹中国務大臣 どうでもいいことだというふうにはもちろん思いません。ただ、繰り返し申し上げますけれども、インフレ目標をとるかどうかということを自己目的化したような議論は、議論の本質を誤らせる可能性がある、重要なことはマネーサプライをふやすことである、そのことを強調したわけでありま...全文を見る
○竹中国務大臣 かねてから答弁させていただいておりますが、日本銀行は既に物価の下落がとまるまで金融緩和を続けるというふうに言っておられるわけですから、私自身は、日本銀行は既に緩やかなインフレターゲティングをとっているというふうに理解をしております。それをよりはっきりとした形で示す...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員のお尋ねは、基本的に、今、日本の物価が下がっている、物価が下がっている原因は何と考えるのかという御質問と同義であるというふうに思います。  基本的には、私たちが申し上げたいのは、いろいろな実物要因と金融要因がある。しかし、私たちはその金融要因が非常に強い...全文を見る
○竹中国務大臣 物価とマネーサプライの間には明らかに有意な、意味のある関係があります。したがって、マネーサプライがふえつつある、ないしは中央銀行が非常に強くマネーサプライをふやそうとしているという期待が消費者や企業にあれば、それは期待インフレ率を非常に大きく変えるというふうに思い...全文を見る
○竹中国務大臣 今、中塚委員、物価目標を掲げるだけでは何も効果がないのではないかとおっしゃった。私は全くそのとおりだと思います。だから、その目標、インフレターゲットだけを自己目的化するのではなくて、マネーサプライをふやすという強い意思を持つことと、それが政策としてあらわれることが...全文を見る
○竹中国務大臣 政府、日銀が一体となって取り組むべき課題であるということは、繰り返し申し上げているつもりです。  先ほど物価が下がる要因について少し言及しかけましたけれども、これは確かに、すべてが、一〇〇%金融的現象であるということを申し上げているわけではないわけです。これは、...全文を見る
○竹中国務大臣 我々も、中小企業に対する貸し出しの減少が非常に高く続いているということに対して、非常に厳しい状況であるという認識を持っております。  前半、経済財政諮問会議の議事録が引用されましたが、その中でも、総理も大変厳しいということを認識した上で、しかし、こういう個別の話...全文を見る
○竹中国務大臣 貸しはがしに関するお尋ねでございますけれども、そもそも貸出残高の減少イコール貸しはがしということでは決してないと思いますので、この点は、貸しはがしといいますと、本来貸すべきところに無理やりにはがしたというようなニュアンスが含まれているというふうに思いますので、貸し...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年の九月期中間決算期のものにつきましては、報告徴求を受けて、今精査しているところでございますけれども、UFJホールディングスについては、昨年十月十八日に、あさひ銀行と同様に十三年度の中小企業貸し出しに関して業務改善命令を出しておりますけれども、それを受けまして、...全文を見る
○竹中国務大臣 とにかく、経営健全化計画の中で、確かに銀行は目標値として約束をした数字でありますから、それに向けて努力をしてもらうというのは、これは当然必要なことであるというふうに思っております。まだ中間決算期の段階だということもありますし、年度末に向けて、その意味では一段の努力...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、目標を設定している中小企業に対する貸し出しが実現できるように、これは我々としては厳正に対処したいと思います。  一方で、適切なリスク管理を行ってこそ銀行はその健全性を確保できるわけでありますから、そこは健全な企業経営のコーポレートガ...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権の処理を進める原則というのは、こうした問題に直面したどこの国でも私は共通していたと思います。資産査定をしっかりと行って、自己資本を充実して、経営のガバナンスをしっかりさせる。そのための、金融再生プログラムにおいてルールは明確につくりました。  さらに、公...全文を見る
○竹中国務大臣 マクロ的な実質成長の動きについては、ほぼ海江田委員の御指摘のとおりだというふうに思っております。  特に、昨年の第二・四半期、第三・四半期、実質成長率で見ますと、年率でそれぞれ四%、三・二%成長した。これは予想以上に輸出が伸びたということにもよるわけでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 税収見積もりは財務省で行っているわけでございますけれども、海江田委員まさに御指摘のように、経済の想定があって、それに見合った税収の想定がある。経済そのものは実質も名目も少し高かった、しかし、税収は残念ながら非常に見込みが違ってしまった、その原因はどこにあるかという...全文を見る
○竹中国務大臣 景気の見通しに関連する話でありますので、私の方から答弁をさせていただきます。  重要な点は、経済全体、景気でありますから、経済全体に対してどのような影響があるだろうかということであろうかと思います。  この点について言いますと、委員がお示しになった、例えば増税...全文を見る
01月28日第156回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) セーフティーネットの中身そのものは非常に細かいものでございますので、それぞれの様々な観点からの議論が可能なんでありますけれども、マクロ的な観点から申し上げますと、今回の様々な政府の支出によりまして、それが乗数効果をもたらすことによりまして、年間ベースでG...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 雇用の詳細は別途、担当坂口大臣からも御意見があるかもしれませんが、基本的には先ほど財務大臣の御答弁にもありましたように、不良債権の処理の加速等々に伴う効果、それに対してセーフティーネットを提供するということでございますので、それに関してはかなりの効果があ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 「改革と展望」は私の方で取りまとめをいたしましたので申し上げますけれども、増税するというようなことはどこにも書いていないと思います。  負担の在り方について、その議論として、中期的にプライマリーバランスを回復するに向けて必要な措置を考えていくというよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 参考は参考でありまして、「改革と展望」ではございません。閣議決定の対象でもございません。そこに書いているのはシナリオで、あくまでも一定の前提を置いて、マクロ的なバランスをチェックするためにその参考試算を行ったというふうに書いているわけでございます。その辺...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 閣議決定の文章と参考資料は違います。
○国務大臣(竹中平蔵君) マクロ的なバランスをチェックする参考のためであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、自信があるかどうかということに関しましては、可能な限りの情報を駆使して、できるだけ客観的に見通そうとしているというふうに申し上げたいと思います。  ちょうど一年前に平成十四年度のやはり同じような経済見積りをいたしましたときに、我々は失業率五...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直接の所管ではございませんが、一般的な考え方からいたしますと、そういう給付金を出すことによって実質的に負担賃金が減ると。その賃金が減ることによって、賃金が下がったことによって労働需要が増えるという、どの程度労働の需要が価格に対して弾力的かということに依存...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、実は国連も、またその他の国際機関も、二〇〇二年に比べて二〇〇三年の方がむしろ成長率は高いと見ているところが主流になっております。基本的には、いわゆる標準シナリオといいますか、基本シナリオとしてはむしろ景気の循環からいってアメリカも底堅...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の経済は様々な構造要因を抱えながら、総体的にまだ厳しい状況にあるわけですが、循環的な動きからしますと、昨年は特に中盤、かなり結果的に見ると成長いたしました。第二・四半期は年率で四%の成長、第三・四半期は年率で三・二%の成長。そのような形の中にありなが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 腰折れしない回復の条件は何かという、これは大変重要な問題でありますが、同時になかなかいわゆる魔法のつえのような決め手がないというのも正直言いまして事実であろうかと思います。  結局のところ、やはり改革が、歳出改革、歳入の改革、金融システム改革、規制改革...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は、これは下方修正であって、それがむしろ弱気のそういう悪い期待を与えてしまうのではないかという御懸念であろうかと思います。我々としては、できるだけ現実に即して客観的に事実を示していくことが国民に対する最大の説明責任であろうかというふうに思って...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リレーションシップバンキングについてのお尋ねでございます。  世界で非常に厳しい金融競争がある中で、日本の例えば主要銀行、メガバンクについてはそういった中で本当にしっかりと競争力を付けてもらいたい、そのためにも不良債権の処理が急がれる。主要行を対象にし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 総理の御答弁のとおりだと思っております。  私は、金融担当大臣に就任する前は、とにかく不良債権処理、政府は何やっているんだという随分多くの批判がございました。このようにきちっとやっていきたいというふうに考えを表明した途端に、日本経済は大変になるというふ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず経済の現状につきましては、昨年の年央、輸出に主導されて比較的高い成長を遂げた後、ここ数か月間は残念ながら輸出の伸びが減少して踊り場に達しているというふうに思っております。この点は更に今後アメリカの動向等不確実性がある中でしっかりと運営をしていかなけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二つの大臣の兼務を命ぜられまして、権力があるとは思いませんが、責任、非常に大きな責任を負ったというふうに日々身を引き締めて当たっております。私は国会議員ではございませんけれども、内閣の一員として、内閣は連帯して責任を負うわけでございますから、そこの責任を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 責任というのは非常に多様な形で問われるものであるというふうに思っております。  先ほども申し上げましたように、内閣は連帯して責任を負っているわけでありますから、内閣の一員としてとにかく責任を全うするということではないかと思います。  いずれにしまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は決して百八十度政策を転換したとは思っておりません。柳澤前大臣の政策を引き継がせていただいて、総理の命によってそれを更に強化するという方向で改革を進めているという所存でございます。  例えば、柳澤大臣のときから実施された特別検査、これはやはり非常に重...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当大臣と金融庁が一丸となって取り組まなければならないという委員の御指摘は、私自身、全くそのとおりであろうかと思っております。  これもまた幾つかラベルを張られまして、非常にマスコミで面白おかしく報道されている面がございますが、十月にプロジェクトチ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 千四百兆円に上る、家計の金融資産だけで千四百兆円ある、それをどのように活用するかということは経済財政諮問会議等々でも常に問題を持っております。日本の株式市場の、東京市場の時価総額が二百数十兆円でございましょうから、その数%が流れ込むだけでもこれは大変な大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、考えれば、ついこの間まで日本の物価は高過ぎるというふうに言ってきた。今でも高コスト構造という言葉はずっと言われている。物価の問題を考える場合、こうした問題、幾つか混同があるというふうに思います。  常識的に考えて、物の値段が下がると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 世界経済の中で市場メカニズムというのは大変重要になっていると、これはこれで否定すべきではないわけでありますが、であるからこそ、人間に根差したシューマッハーのような考え方が大変重要であるという御指摘は、私も全くそのとおりであろうかと思います。  たしか何...全文を見る
01月29日第156回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) セーフティーネットの中身としましては、雇用、失業に対する問題、中小企業の対策等々が考えられますでしょうし、個人の生活に安心感をもたらす社会保障の問題等々が考えられると思います。  骨太の方針というのは恐らく二〇〇二年の第二弾のことを言っておられるんだと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) セーフティーネットはいろんな意味で使われていると思いますけれども、基本的には自助自立の原則を前提としながらも、やはり個人一人一人、一つの企業、中小企業は弱いものという立場にありますから、一人だけではリスクを背負えない、そのリスクを社会全体で担おうではない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な項目であるというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 中国、シンガポール、日本、香港、ちょっとこれは期間の取り方にもよりますけれども、こういうところでは物価の上昇率はほとんどゼロかマイナスでありますし、アメリカ、ヨーロッパにおきましても、いわゆるインフレ率、これはまだ物価上昇率はプラスでありますけれども、か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それぞれ国によって事情は違います。物価が下落する原因も日本と中国ではちょっと違っていると思いますので、なかなか一概には言えないわけでありますけれども、いわゆるIT関連株が予想以上に大幅に低下したということとか、一昨年の九月十一日以降の不確実性の高まりとか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の経済は、根底的なところで不良債権の問題でありますとか財政の赤字という負の遺産を抱えて、非常に今技術、イノベーションの力が弱まっている。その意味での根本的な成長率が弱まっているというのがまず根底にございます。  その上で、現状では輸出等々に非常に大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、現状から言いますと、不良債権という負の遺産が既に多額にあるという事実がございます。この中にはバブルの崩壊によって生じてきた割と長期、中期的なものと、委員が今御指摘しようとしておられる新規に発生していくものというのがあるわけでありますが、これは大変大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、これ実は技術的にオフバランスされたものとかいろいろありますから、これは大変実は何%というのを厳密に言うのは難しいものがございます。  直近の例えば十四年三月期に発生した、これはかなりの新規発生がございますけれども、それに関して言うならば、これは非...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) BIS規制は、もちろん日本も参加していろんな議論で成り立ったいわゆるバーゼルの銀行監督委員会での基準であります。  世界の金融市場というのはやはりつながっているものですから、我々が日本で安心して取引できると。それは、金融市場が海外とつながっていますから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは大変難しい問題ではありますけれども、私は基本的にそこはかなり違う基準が、むしろ社会的な価値とかそういうものが必要な分野であるというふうに思っております。  したがいまして、金融担当大臣に就任した当初の記者会見から、当面、主要行の不良債権処理に力を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 貸しはがしの意味するところは、事実、問題として、融資の残高が減っているわけでございますけれども、その融資の残高そのものがバブルのときに一気に高まって、それが前の水準にまだ戻っていない、今途中であるということで、そういった調整という側面はマクロ的にはござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の経済は、八〇年代四・五%ぐらい成長していたものが九〇年代一%であると。これが、いろいろ我々で推計してみても、単に需要の不足ではなくて潜在的な成長力そのものが一%程度に下がってきていると。これだけ高い労働力と技術を持った国で何でこんなことが起こるんだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に、これは実態判断です。貸し出す貸し出さないというのは、あくまでも実態判断に基づくということしか言いようがありません。  元々、条件緩和をやるというのは、条件緩和をやらなければいけないような実態があったということが基本にあるというふうに考えられま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、私が申し上げたのは、条件緩和をしますと、その限りにおいてはその区分は要管理になるわけですけれども、それによって一体どのくらい良くなるかどうかによるわけです。  委員言われるように、緩和をして良くなる、良くするために条件緩和をするわけですから、それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そもそも、条件緩和が行われる背景には、条件緩和が行われる前の時点において債務者の経営実態の悪化や返済能力の低下が存在していると考えられるので、そのような場合には債務者区分が遷移すると、そういうことですから、これは私が申し上げていることと別に矛盾することで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に、条件緩和をするというのは、緩和しなければいけないような実態があるというのが普通の場合なわけですね。そういう悪い実態があるから緩和すると。その時点では不良債権として一時は認定されるんだけれども、その意味においては、本当にこれが良くなるかどうかとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も地方出身者でありますので、委員がおっしゃるまでもなく、地方の経済のことについてはいろいろ心を痛めております。であるからこそ、繰り返し申し上げますが、私は金融担当大臣を拝命したその日に、地域の金融の問題は別に考えるということを、今までとは踏み込んだ姿勢...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、そのバーゼルの銀行監督委員会では、今年第二・四半期に第三次案を公表して、本年中に最終案を公表するという見直しを行っております。  言うまでもなく、これは大銀行といいますか国際行を相手にしたものでありますけれども、その中で、これまた御指摘...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) バーゼルの監督委員会、BISの規制についてはいろんな議論があるところでありますので、これは先ほど申し上げましたように引き続き検討が必要です。  御指摘は、その地域の金融に関してもっと融資が増えるような仕組みが必要なのではないかということでございますけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域金融円滑化のための櫻井委員を中心とする提案につきましては、私も勉強をさせていただきました。その法案そのものについてもう今日は申し上げませんですけれども、そもそもリレーションシップバンキングについて別に考えようというのは、単に経済原則だけではなくて、や...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あえて、櫻井さんが中心になって作られた法案についてでありましたので、その中には規制的な部分がやはり多いというふうに認識をしております。しかし一方で、社会性というその目的、趣旨と、それと効率性といいますか、経営の自主判断というのとどのように調和するかと、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういうセーフティーネット関係に関しては、やはり将来にわたってどのように制度が安心できるかというのがやっぱり一つの重要なポイントであると。それが消費者心理等々に与える最も大きな重要なポイントじゃないかというふうに思っております。  同時に、短期的な負担...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要な点は、今既に財政赤字のGDP比が七%とか、六%とか七%とかになっていて、プライマリーバランスの赤字もマイナスの五%を超える。このプライマリーバランスの赤字は、やっぱり我々が責任を持てる十年ぐらいの間にゼロにしなければいけない。これはやはりどうしても...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要因は複合的であろうかと思いますが、最大の要因は、やはり銀行の不良債権問題に関して、情報開示を含めて我々の社会全体が十分な情報を持っておらず対応ができていなかったということだと思います。  単にもし、もう一つは、財政に関して、財政の問題とマクロの経済の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もし単純に財政バランスの問題だけであるとするならば、その後、小渕内閣の下でかなりの財政拡大もしておりますから、その時点で戻っているはずであります。しかし、戻らなかった。それは、それ以前に隠れていた金融に関する不安定な問題がむしろ財政の当時の緊縮をきっかけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 医療の例え話でいきますと櫻井委員にはかなわないというふうに思いますけれども、確かに経済も人間と同じ有機体でありますからそういう側面はあろうかと思います。しかし、やはり何かショックがあって、ショックが戻ったけれども、やっぱり元々悪いところがあったということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 塩川大臣の御発言でありますから、大変いろんなことをお考えになって、深くお考えになってコメントされたんだと思っております。  そういう意味では、例えば本当の意味での疾患といいますか、不良債権問題があるということを我々自身やっぱり知らなかったんです、当時。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権の問題が全くないというわけではもちろんなかったわけです。既に九五年にはその住専の問題等々について起こっているわけですけれども、しかし、これは例えば不良債権の情報の開示等々が今の基準できちっと整ったのは平成十一年でございます。十一年というと九九年で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権の問題がなぜこんなふうに経済を悪化させるのかと。先ほど申し上げました、これはリスクを持っているんだから新たなリスクは取れないんだというふうに申し上げました。そういうメカニズムが、デット・オーバーハング、つまり債務を引きずる現象というふうに、という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権の問題があると、これだけの資産デフレが起こったんであるから不良債権の問題というのは何か非常に怖いのではないかというような思いは持っておりましたが、先ほど申し上げましたように、開示の仕組みがきちっと作られたのは平成の十一年、まだ住専の段階ではそこま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権の問題というのは重要な問題であろうと思う。しかし、それがどのぐらい大きいかということはまだだれにも分からないような状況である。しかし、預金を預かる銀行、金融機関が万一金融危機に陥った場合には、これは決済システムという社会インフラが崩壊することにな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのときは、もうはっきり言いまして、金融危機の入口に立っておりましたから、とにかく急いで公的資金を注入すべきであるという議論をいたしました。国会で参考人にも呼んでいただいてその旨のお話をさせていただきました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 認識のレベルの問題だと思います。  宮崎さんが書かれた「複合不況」という言葉が九〇年代の最初にありました。その中で実は不良債権の問題というのはもう今読んでもかなりはっきりと書かれている。しかし、宮崎さんにしてもそれがどのぐらいのマグニチュード、大きさで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 食品の偽装表示でありますとか自動車のリコールでありますとか、消費者の信頼を裏切るような企業の行為が出てきた、それらは実は従業者等からの通報を契機として明らかになったと、こういうもう明らかな事例がございます。  このような状況を踏まえまして、これは消費者...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直接の所管ではございませんので情報量も十分ではございませんが、PR等々も含めて更に厚生労働省の方で努力をいただけるものというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレ、物価の下落を抑えるために、今朝ほども議論ありましたように、債務者が大変これによって困るわけですから、そのためにどうするかと。基本はやはり経済活性化ということになると思います。経済活性化のために、歳出の改革、歳入つまり税の改革、金融改革、それと規制...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行等保有株式買取機構の実績についてのお尋ねでございます。  御指摘のように、これは株式保有制限の導入に伴う市場の混乱を回避するセーフティーネットとして作られたもの、昨年一月に設立されたものでありますが、昨年の十一月一日までの間に、合計千四百九十六億円...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに類似の業務は行っているわけでありますが、基本的には違う目的を持って補完的に業務が行われているというふうに思っております。  株式買取機構の方は、先ほど申し上げましたように、保有制限があって、それで株式が売られるときに市場が混乱しないようにというセ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現状認識に関しましては、平沼大臣おっしゃいましたように、大変やはり中小企業の金融環境が厳しく更になっているというふうに思っております。これに対応するためにもやはり銀行にまずしっかりしていただかなきゃいけないというふうに思って、我々行政に当たっているつもり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 午前中も御紹介いただきましたが、こういった言葉が社会の流行語になっているという意味も含めて言うと、やはり社会現象として深刻に受け止めなければいけないのだと思います。ただし、個々の問題については、これはやはり立場立場で言い分がございますから、深刻に受け止め...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) しにせ企業の前に一言だけ。中小企業の銀行ですね、同一基準で大銀行、監督していると、そういうことはございません。かつ、その企業数が多過ぎるからそれを編成するというような考えを持っているわけでもございません。  後で御質問あるかもしれませんが、ちょっとその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 言わば、その京都の伝統というのが、それが築かれた時点ではいわばその時代の最先端であり、それを常に磨いてきたから今日の京都の蓄積があるというようなことをかつてエッセイで書いたことがございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員のその技術の蓄積、技術の蓄積が新しい最先端の技術を生んでいくということに関して、私は全くそのとおりであるというふうに思っております。そのことを否定するつもりは毛頭ございません。しかし、それと、不良債権の処理をだからやるべきではないというのがどのように...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私はその方のおっしゃることを特に聞いておりませんから、それについてちょっとコメントを求められても困るわけでございますけれども、基本的に、もしも銀行たるものが、公的な役割を担っている銀行たるものがきちっと企業を見る姿勢すら失っているというのであれば、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十四年度の経済については、我々当初〇・一%見通しだったものが、実は実績はそれより少し良くなりそうだということは申し上げました。  しかし、その間に新たな変化も起きております。一つ、一番大きな変化は、やはり世界経済の不確実性が非常に高まってきたこと。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その二つが矛盾しないように、総合的な金融の強化のプログラムを知恵を絞って組んだということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、不良債権処理でありますけれども、不良債権処理というのは、処理損が出るかもしれないという意味では自己資本を小さくする可能性がある。しかし、その分、オフバランス化を同時に進めるということであれば総資産も小さくなる。その進め方によってどのようになっていく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 決してむちゃくちゃやれと言っているわけではなくて、以前から金融庁で指導しているいわゆる二年、三年ルール、今あるものは二年でオフバランス化、新規のものは三年。五割八割ルール、一年目で五割云々という、それをきちっとやっていくということです。  あえて言えば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行は、とにかく二年以内に不良債権問題を解決しようと思って今いろんなプランを発表しつつあるところです。我々はそれが本当に着実に実行されるか、かつそれが実体経済に過度な負担を与えないかということを今慎重に見極めているところです。それぞれ三月期の決算期でそう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず我々が解決しなければいけない問題として、自己資本比率というのはやはりきちっと守っていかなければいけない、これはやはり国際的に見たら、少なくとも主要行についてはそれを守らなければいけない、これはやっぱり私たちにとっては与件だと思います。いろんな御意見が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私はそういう認識は全く持っておりません。  石油ショックのときから、例えば日本の製鉄業は本当に乾いたぞうきんを絞るような形で省エネ化を行って、その詰めた詰めた詰めたところで競争力を高めて今日の日本経済を築いてきた。それに比べれば私は日本の銀行はまだまだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十三年十月二十六日の改革先行プログラムのお尋ねだと思います。それの金融庁関連部門では、オフバランスに当たっての配慮として、その際、次のような点を留意するように要請すると。「中小企業については、その特性も十分に考慮し、再生可能性、健全債権化について、キ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは正に今、各行が一生懸命全体としての不良債権を減らす中で、中小企業等々の対応としてもいろんな改善を、取り組んでいるところでございますけれども、各行における例えば主な取組例としましては、債務者の経営改善のための組織や専担者を設置するとか、債務者に対する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはオフバランス化の内訳とか個別の話の積み上げでありますから、そういうことに関するところまで金融庁が把握しているわけではありません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、不良債権処理をしっかりと今の段階で加速しなければ、銀行システム全体から、世界全体が、世界の市場から物すごい危機にさらされているということなのではないかと思っております。  その意味では、今までのルールにのっとってやるべきことは粛々とやってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の親の企業は都銀からお金を借りられるほど立派なところではございませんでしたですけれども、基本的には、そういう事業の見通しもなくやはり債権を管理するということは、これはこれで結局国民の負担になるような不健全な面がもたらされる。  その意味では、これは様...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員が言われるように、大切なのは企業であります。その企業に対して安定的な資金供給ができるような銀行にできるように頑張って行政を行いたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 当面の経済のマネジメントにおいてマネーサプライが極めて重要であるというのは、これは決して私の独自の意見ではなくて、ダボス会議等々でもそういう意見が非常に強かったし、専門家のおしなべて共有されている意見ではないかと思います。  一九八〇年代、日本のマネー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日銀から銀行にかなり潤沢な資金が行くんだけれども、その先、銀行から先に資金が行かない。正にこれは銀行が本来持っている金融仲介の機能が非常に大きく損なわれている。一体、日銀が出して、お金出して、それがどのぐらいマネーサプライ増やすかという信用乗数ありますが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ストックとフローというのは、かつてからたまっていたものと、経済が悪いことによって新規に出てきたものと、そういう御趣旨であるならば、そのとおりだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) この数字は、財政金融委員会で私一度お話ししたことがございますので、初めてではございません。七、三なのか、三分の二、三分の一程度なのか、その十四年三月期に関してはそのぐらいであろうというめどを持っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましためどは、銀行からのアンケート等々によって洗い出ししているものですので、まだ新しいものについてはアンケートはまだ取っておりません。ただ、今回に関しては、かなり洗い出しがなされているということに関しては、経済が悪くなったというもののウエー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御答弁申し上げましたのは、これは理由というのは、向こうに聞いてアンケートを取らないと分かりませんので、決算の数字は出ておりますが、アンケートはまだ集計されておりませんので、それを見て判断をしなければいけないと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) これはしかし不良債権というのは個別の事案の積み重ねですから、私はその個別の事案を全部積み上げるというのはやっぱりできませんですから、その個別の事案に近いところで一義的な判断をやはりしていただかないと、ちょっと私としては、全体の数字からはこれはとても判断の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員と私も全く同じ認識を持っております。だから、今精査をしております。ただ、今回、十五年三月期に関しては、一部ディスカウント・キャッシュ・フロー等、導入等々ありますから、そういうものについてもこれは別途考慮しなければいけないと思います。  ただ、い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、平成十四年三月期における金融再生法開示債権の増減要因というのを発表しております。それと同じようなものについては、引き続き、その数字が入るたびにきちっと公表をしていきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 一昨年の経済財政白書でこの点についてかなりしっかりと分析をさせていただきました。需給ギャップ要因は確かにある、しかし需給ギャップは今そんなに過去の不況期に比べて大きいわけではない。だから、これが過去に比べて決定的に大きな要因であるというふうには思っており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要因は複合的でありますから、単純にこれだけよいという打ち出の小づちを想定しているわけではございませんが、やはりマネーサプライが伸びるということは大変重要なことだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 政府と日銀というのは政策目標を共有して協力しなければいけない、しかしデフレ克服というようなこと、デフレ克服であるならば、具体的にどのような政策手段を取るかに関しては、政府は軽々に日本銀行に対して圧力を掛けるということはやはり私は慎むべきであろうと思います...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、どの資産を買うかというのは、日本銀行の政策決定会合でやはり御議論をいただくようなテーマであろうかというふうに思います。国債を買うのが適切であると思えば国債を買うし、そうじゃない資産が適切であると思えばそのようになさると。私が...全文を見る
01月30日第156回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年の十二月に委員会でそういう御質問をいただいて、そのようにお答えをさせていただきました。  これは決算の数字でありますから、我々としては十五年三月期の数字を今注目しているところでありまして、それに基づいて是非そういうような検証をしてみたいというふうに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まだ計画期間中でありますので、先ほど申し上げましたように、決算をしっかりと見たいというふうに思っております。  ただ、御指摘のように、昨年、特に十四年三月期については特別検査を行ってその分の特別損失が出てきた、今も一生懸命不良債権の償却を行って、それに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、その達成に向けて収益力を向上させるように監督行政の立場でしっかりと監督していくということに尽きると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは返す返さないの問題ではなくて、しっかりと収益力を高めろというその意味で目標値を定めているのであるというふうに理解をしております。  例えば、今頑張って不良債権を償却して当面赤字が出ても、それが将来の非常に高い収益力につながって、それによって利益が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融再生プログラムの御紹介がございましたけれども、これは委員も御承知のとおり、これはいわゆる大手銀行、主要銀行に対するものでございますので、地域中小企業等との関連のリレーションシップバンキングについては今別途考慮しているところでございます。そういった中で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) プライマリーバランスを中期的に回復させていく、そのためのシナリオを「改革と展望」で描いておりまして、そのための参考試算というのを内閣府で行っております。  それによりますと、この参考試算は二〇一〇年までしか出していないんですけれども、二〇一〇年に予想さ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融再生プログラムは、資産査定をしっかりしてもらって自己資本を充実するような努力をしてもらって、その上でコーポレートガバナンスを強化する、そのことを求めているわけです。その意味では、我々の予想を超えるような新たな動きがメガバンク独自の努力によって出てきた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その誠実さでやはり一番我々留意しなければいけないのは、優越的地位を利用して無理やりにいろんなところに増資を求めると、これはあってはいけないことだと思います。私はそういうことがあるとはもちろん思ってはおりませんが、そういうことがないようにしっかりと監督して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国債がバブルかどうかというのを軽々に云々することはできないというふうに思いますが、どの経済主体もなかなかリスクが取れなくて安全資産である国債に向かっているという姿は、やはり注目をしなければいけないのであろうというふうに思います。  これは言わば、世の中...全文を見る
01月31日第156回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣として、日本経済の課題と政策運営の基本的考え方について所信を申し述べます。(拍手)  振り返りますと、我が国経済は、八〇年代には年平均四ないし五%成長を達成していたにもかかわらず、九〇年代には年平均わずか一%程度しか成長できない経済...全文を見る
01月31日第156回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣として、日本経済の課題と政策運営の基本的考え方について所信を申し述べます。  振り返りますと、我が国経済は八〇年代には年平均四ないし五%成長を達成したにもかかわらず、九〇年代には年平均わずか一%程度しか成長できない経済になりました。...全文を見る
02月03日第156回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 神崎代表から、私が以前から申し上げておりました教育バウチャーについてお尋ねがございました。  クーポン券を持っていれば好きなところで教育が受けられるといういわゆる教育バウチャー制度は、教育を受ける側から見ますと、教育機関を選別できるという仕組みでありま...全文を見る
02月04日第156回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 角田議員から、一問、中小企業金融についてお尋ねがありました。  中小企業をめぐる金融環境、経済環境は依然極めて厳しい状況にあると認識をしております。このため、政府としては、やる気と能力のある中小企業への円滑な資金供給を確保するためにセーフティーネット対...全文を見る
02月05日第156回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 平野議員から二問質問をいただきました。  景気回復を優先した政策運営を行い、景気が回復した後に構造改革を進めるべき手順についての御指摘でございます。  この点は、先ほど総理がお答えしたとおりだと思っております。日本経済の再生のためには、デフレ克服を目...全文を見る
02月06日第156回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○竹中国務大臣 銀行の償却の話が含まれておりますので、まず私の方から答弁させていただきます。  バブルの生成から崩壊に至るそのプロセス、さらには、現下の不況の基本要因としての土地の問題、私自身も、麻生委員の御指摘のとおりであるというふうに思っております。  ただ、土地の問題に...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、中小企業に対する貸し出しの減少というのは、大変我々も大きな問題だと思って注視しております。バブルのときに中小企業に対する貸し出しが一挙にふえて、その反動という面はあるにしても、それにしてもやはり大変厳しい状況で、注視しなければいけない。  御...全文を見る
○竹中国務大臣 貸し出し目標というのは、これは年度で立てているものではありますのですが、中間期で、御指摘のように、みずほホールディングスについては当初の予定、目標を五兆円も下回るような状況になった。これは我々としては異例のことではあるというふうに思うんですけれども、中間期ではあっ...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもうあくまでも実態判断ということになります。緩和をすることによってその後の業績がよくなるということは十分あるわけでありますから、それを踏まえて実態的に判断されているわけでございます。
○竹中国務大臣 それだけを理由に変更するということはございません。
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、デフレの原因というのは、需要の不足もあるでしょうし、海外から安いものが入ってくるというものもあるでしょうし、また金融的な要因もあるだろう。それぞれにやはり重要なものだというふうに思っております。  ただ、まさしく日中貿易、輸入に関しては日本に...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、私の経済演説の中では、やはりデフレについては、これは貨幣的な要因も非常に大きいというような趣旨の話をさせていただきました。デフレの克服のために、前例にとらわれず、政府、日銀が一体とならなければいけない。  まさに、先ほどから特区の話が出ており...全文を見る
○竹中国務大臣 金融システムの強化のためには、資産査定、それと銀行のガバナンスとともに、自己資本の充実が必要である、その三つの原則の中の一つと掲げて金融再生プログラムを組んでおります。それに沿う形で銀行も今いろいろな努力を始めたところだというのが現状であるというふうに思っておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 「改革と展望」の試算は参考試算でありまして、閣議決定ではありませんが、これは私の内閣府の方でやっておりますので、その中身を御説明させていただきます。  まず、この「改革と展望」で数値を出すというのは、毎年毎年ローリングをしていくというふうに決めております。これは...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げたのは、十四年度の税収見積もりは何に基づくかというと、十三年度の実績見込みに基づいて、そこが発射台になって実は予測を行うわけでございます。その平成十三年度の実績見込みが、今から検証してみるとかなり違った、その意味で発射台が違ったということを申し上げてい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、経済の状況を見ながらローリングをしていくというのがこの「改革と展望」の、アメリカの予算教書に倣った非常に重要なポイントです。  そこで、一年間で何が一番重要な変化であったかということになりますと、残念ながら、実質成長率はそこそこいった...全文を見る
02月07日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○竹中国務大臣 金融担当大臣の竹中でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  まず、最近の経済情勢を見ますと、景気は、引き続き一部に持ち直しの動きが見られるものの、先行きに対する不確実性が高まる中...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員はこの問題に大変お詳しいというふうに聞いておりましたが、まさに考えなければいけない非常に難しい問題でありますが、それぞれの立場から考えなければいけない問題点を非常に適切に御指摘してくださったのではないかというふうに思っております。  現実問題として、逆ざ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、いろいろ最近、新聞、テレビの番組等々でこの問題が取り上げられていることを承知しております。改めて、この問題の影響力の大きさ、問題の重要さというのを我々自身も認識しているわけでございます。  保険というのは、そもそも仕組みが難しくて、商品性といいま...全文を見る
02月07日第156回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○竹中国務大臣 朝銀信組をめぐりまして、そのさまざまな問題が指摘されておりますけれども、これにつきましては、金融整理管財人の派遣によりまして、責任追及の取り組みが着々となされているところであります。御承知のように、民事提訴が二十件、刑事告訴、告発五件の実績が上がってきております。...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう言うまでもありませんが、デフレというのは収縮するという意味でありますから、個別で言えば、やはり物価が下がっている状況ということになろうかと思います。具体的に日本の場合は、GDPデフレーターは一九九〇年代の半ばからもう七年、八年、一時期を除いて下がっており...全文を見る
○竹中国務大臣 これももう既に何度か御議論させていただきましたが、デフレ、物価が下がる要因は極めて複合的なものであるというふうに思っております。  需要が供給に比べて不足している、需給ギャップがあるという面も確かにあります。しかし、今の需給ギャップ率は過去に比べてそんなに大きい...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、検査マニュアルの別冊、中小企業編もつくりまして、その中で実態に応じて判断すべきであるということを徹底させているつもりでございます。このことは、もちろん現場に徹底しなければいけないと同時に、銀行さらには債務者にも知ってもらう必要がありますので、今そういう広報...全文を見る
○竹中国務大臣 事実の問題、中小企業の特性等々に関して、委員が御指摘になっているところの多くの部分、私も非常に共感、共通の認識を持っているということをまず申し上げたいと思います。  その上で、まず、どうしてもこれはなかなか御理解いただけないんですけれども、この別冊の中小企業編の...全文を見る
○竹中国務大臣 見通しは、なかなかそれは、経済は変動しますので、これは日本だけでなくてどの国でもそれなりの調整が必要になってまいります。我々はそれをやるに当たって一つの原則を立てているわけです。原則として、それはビルトインスタビライザーを活用させていただく。  それともう一つは...全文を見る
○竹中国務大臣 名目成長率とか企業収益との関係というのが大変不安定化しています。その要因として、例えば時価評価の会計が導入されているとかそういった特殊事情がありますので、単年度で弾性値を求めて、単年度の弾性値で議論するということが大変不適切になっているというふうに思います。したが...全文を見る
○竹中国務大臣 委員はよく御承知だと思いますけれども、バーゼル銀行監督委員会では、BISの基準そのものについて、いわゆる新BIS規制について、ことしの第二・四半期に第三次案を公表する、本年中に最終案を公表するということで、リスクのとり方を含めていろいろな検討を進めております。もち...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、この信用リスクの考え方等々、やはり実態に即してやるべきであるという立場でありますので、そうした点を踏まえて、さまざまな観点から日本も貢献をしているということであります。
○竹中国務大臣 これは大変ちょっと細かな話ですので、今の時点で十分なお答えができるかどうかということはあれなんですけれども、基本的には改革の方向として議論されているし、日本もまた、それに対して主張しているのは、信用力の高い優良先向けの貸し出しや、リスク分散がきく中小企業、個人向け...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと個別のことでありますので、済みませんが、お答えさせていただきます。  御指摘のように、三利源の中でいわゆる利差の部分は逆ざやでかなり厳しいマイナスになっているが、それを死差等々で補っていて、全体としては利益が上がっているという構造になっている。しかしなが...全文を見る
○竹中国務大臣 三利源の内訳そのものでありますけれども、これはディスクロージャーそのものは大変重要だと思っています。ですから、平成十二年度決算から、その基礎利益等々を創設して公表も行っているわけですけれども、各社ごとの三利源ということになりますと、これは競争戦略にかかわる一種の内...全文を見る
○竹中国務大臣 これは当然のことながら、議論が煮詰まった段階で、いろいろ幅広く議論をさせていただくつもりであります。  ただ、これは非常に複雑で、考慮しなきゃいけない問題がたくさんあって、これが一点だけが取り上げられて出てしまって、非常に不測の、そういう風評を生むということにも...全文を見る
○竹中国務大臣 特別検査、決算期に合わせて実施をしておりますけれども、いつから実施をするということも含めまして、これは検査でございますので、詳細のお話は控えさせていただきます。  それによって何が生じるかということは、まさにこれは検査の結果を見ないとわからないわけでございますが...全文を見る
○竹中国務大臣 大手銀行の資産査定は、前回までの自己査定と金融庁査定の格差を公表する等とか、さまざまな仕組みの中で相当厳格になってきているというふうに思っております。  今回、前回と継続して行うというところに意義があるというふうに考えておりまして、その検査を厳しく継続したいとい...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお考えなんでございましょうけれども、これはしかし、日本の決算システムに対する信頼性とか、さらに言えば、やはり検査に対する信頼性に対して非常に疑問を投げかけるような御発言であるというふうに私は思います。  しかし、検査官は、これは大変厳しい日程の中、懸命に今...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の金融、情報開示のシステム等々、過去のものについて、やはり幾つか反省すべき点はあったのだと思います。そういうものを受けて、ここ数年、逐次、制度の整備がされてきたというふうに思っております。委員おっしゃったようなことと今現実に変化し始めたことは、はっきり申し上げ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御提案は大きく二点あったと思います。とにかくもう今までのことは免責にするから全部出してこいという点と、それと、いわば強制的に、引き当て不足的なものについては公的なお金を使え、この二点であったかと思います。  第一の点については、ちょっと急なお尋ねであります...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとその前に、五百三十万人雇用というのは、ITだけではなくて、サービス業全体であろうかと思います。しかも、五年間でということだと思います。  御質問は、ITについて、日本ではなかなかそうは進んでいないということでありますが、あの答弁をさせていただいてから、実...全文を見る
○竹中国務大臣 経済の問題というのは、実は国民負担の場合もそうでありますけれども、一面だけをとらえると非常に誤った見方になるのではないかと思います。  先ほどの負担の問題に関しましても、トータルで一体民間部門にどのように負担になるのかということに対して、我々は、政府の貯蓄投資差...全文を見る
○竹中国務大臣 その点で、そういう負担はかからない、九七年とは違うということの試算をきちっとした上でそういった政策をとっておりますので、そういったマクロの、全体のバランスを見ていただきたいというふうに思います。  お尋ねの中小企業の金融に関しても、これは個別の問題を云々するのは...全文を見る
○竹中国務大臣 志位委員言われたように、一部の銀行の中で、不良債権処理の中の銀行自身も大変苦しいわけですけれども、なかなかやはり、いわゆる貸し渋り、貸しはがし的な、社会的な問題が起こっているであろうということは、私たちも否定する気はありません。  その点に関しては、したがって、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから中小企業に対する貸出残高が減っているというふうにおっしゃいましたけれども、これはここ数年来ずっと減ってきているわけですね。これは、不良債権の処理を進めざるを得ない状況の中で、貸出残高というのはやはり減ってきているわけです。  今回、不良債権に関して、よ...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレは確かに厳しい状況であるわけですが、物価の下落だけをとりますと、二〇〇一年、平均で見ますと、いわゆるかつての卸売物価、企業物価はマイナス二・五%程度の低下でありました。最近の四半期について見ますと、この低下幅はちょうどその半分、マイナス一・三ぐらいになってお...全文を見る
02月12日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○竹中国務大臣 ETFに関しましては、投資信託の中でも、特に日本の未来を買うということで、閣僚懇におきまして、閣僚も率先して買おうというふうな問題提起をさせていただきました。それを受ける形で、官房長官の方からもそれの徹底をしてくださいました。  そのことの後の記者会見で私が申し...全文を見る
○竹中国務大臣 私の立場では、日本の未来を買いましょうということをあくまで申し上げたかったわけでございます。  基本的に、株価に関しては、日本の株価水準は本来の水準よりも低いと思っている、それに関して、将来的には株価は上昇する余地は非常に大きいと思っている、そういう発言は、私は...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、繰り返し申し上げておりますけれども、私は、買いますかというふうに聞かれて、私としては絶対もうかると思っていますし、買いますということを申し上げたわけでありますから、訂正云々という問題ではないというふうに思っております。  ぜひとも、日本の未来を買うという...全文を見る
○竹中国務大臣 諮問会議にも出しました内閣府の試算というのは、二〇一〇年までの試算を行っております。そこから先の試算、だから、何年にということは、計算はしていないわけでありますけれども、基本的な考え方としましては、今、プライマリーバランスはGDP比で五%強赤字でございます。十年ぐ...全文を見る
○竹中国務大臣 産業再生機構が必要だというふうに判断した経緯でございますけれども、基本的には、銀行も、銀行からお金を借りている企業も、いわゆるバランスシート調整をしっかりとやらないことには、新たなリスクをとってあすに向かって発展していけない。そのときに、銀行としては不良債権の処理...全文を見る
○竹中国務大臣 産業再生機構に関しましては、谷垣大臣が所管でいらっしゃいますので、私の方からお答えできることは限定されておりますが、今五十嵐委員まさに言われましたように、企業の規模は問わない、やはり原則としてはこの点は重要でございます。今後どのように運用されていくかということに関...全文を見る
○竹中国務大臣 インフレ目標に関しましては、内閣府で作成したいろいろな政策文書等々に書いているのが私の基本的な建前でございます。  繰り返し言いますけれども、重要な点は、マネーサプライがふえるということであって、マネーサプライが安定的にふえるような、そういう仕組みの一つとしてイ...全文を見る
○竹中国務大臣 財務大臣がおっしゃったとおりであろうかと思います。どのような形で会を運営するかということは、これは議会でお決めいただくことだと思います。
○竹中国務大臣 これは、国会の同意を得て総理が任命するということでありますから、国会でお決めになること、もう一つは総理がお決めになる部分ということでありますから、私どもの立場でどうこうというのは、これは大変難しいかというふうに思います。
○竹中国務大臣 生保の問題が国民生活の中で大変大きな問題であるというふうな認識を私も持っております。その中で、我々が今やっておりますのは、とにかく、これはちょっと諸外国の例がなくて、どのような対応をしたら多くの方が満足できるか、多くの人が満足できるその正解がなかなかない問題だと思...全文を見る
○竹中国務大臣 二年ぐらいの目標を立てて不良債権比率を半分にする、そのためにいろいろな努力を金融機関は今始めたところでございます。それがどのような経済的な影響を及ぼすかということは、これは昨年の十月に発表した後もいろいろ御質問をいただきました。そのときにお答えしたとおりになるので...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生プログラムで、それによって銀行の行動が変化して、それがマクロ数値に直接どのように影響を与えるかというような試算は、先ほど申し上げましたように、銀行がどのような行動をとっているかということ自体、今一生懸命銀行が模索している段階でありますので、そういう限定的な...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、例えばマクロ的な予測というのはある程度できるわけでございます。後で詳しく聞いていただけるのかどうかわかりませんけれども、先行減税、ネットで一・八兆円やった、そういうことは織り込んでマクロモデルの試算は行っております。また、十四年度の補正...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど言いましたように、一対一の対応関係を取り出すのは難しいのでありますけれども、全体としてのマクロとのトレンドの中でそういった問題を消化しているといいますか含んだ形で、総合的な姿を「改革と展望」で描いております。
○竹中国務大臣 今の数字はちょっとどこの数字なのかあれなのですが、金融再生プログラムによってそれだけ短期的に大きなマイナスが出てくるというのは、直観的にはいかにも大き過ぎるのではないのかという気がいたします。金融の再生によりまして、新たな成長分野に少しずつだけれども新たな成長資金...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと今の数字の中で、不良債権の額の中に要管理の額が入っていたと思います。要管理はオフバランスするということではございません。もちろん、要管理の中からさらに破綻懸念先以下に落ちてくる、その確率は見込んでおかなければいけないのですが、その意味では、半分ぐらい要管理...全文を見る
○竹中国務大臣 減税の効果というのは、特に今回、設備投資を刺激する等々、研究開発投資を刺激する、それが供給サイドにどのような影響を与えるということは、実はまだ勉強中なところでございます。  しかし一方で、需要側で一・八兆円政府から民間にお金が出るということでございますので、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 ですから、もしその減税がなかりせば、一・八兆円分の需要刺激がなかりせばどうだったかという計算はできなくはございませんけれども、そういう取り出し方をすると、先ほど言いましたように、減税となると本当は供給側も考えなければいけないねとか、そういう話になりますので、それだ...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、供給側を通してどのような影響があるかというのは、これは、一つの分析で多分一つの論文が書けるような、かなり難しい問題であろうかと思っております。したがって、今の時点で結果をお示しできるようなものはございません。  それにかえて、マクロで見た...全文を見る
○竹中国務大臣 これにつきましては、乗数効果等で、つまりマクロの効果がはっきりと認識されるものですから、そのマクロ的な効果をマクロモデルを使って計測ができております。  構造改革推進型の公共投資の促進に国費一・五兆円、それで事業費の規模で三・四兆円を計上するということによりまし...全文を見る
○竹中国務大臣 これも、先ほど申し上げましたように、予算の項目一つ一つについて、それがどのような影響が出るか、このシミュレーションは、その支出なかりせばどうかということを考えてその効果を計測するということになるでしょうけれども、これは、個別の問題になればなるほど考慮すべき問題がた...全文を見る
○竹中国務大臣 そのマクロモデルの中において、家計に対してどれだけの負担が生じるかということを、これは積み上げた数字で入れてシミュレーションをしております。予測をしております。繰り返しますが、それだけ取り出してどうだということはやっておりませんが、そういった効果を織り込んで経済見...全文を見る
○竹中国務大臣 今まさに御答弁申し上げましたように、マイナスではないということであります。  それは、政府の貯蓄投資差額で御確認いただきますと、もちろん政府は、勘定はマイナスでありますけれども、マイナスの程度が二〇〇二年から二〇〇三年にかけて、わずかだけれども、やはり大きくなり...全文を見る
○竹中国務大臣 供給過剰という言葉が、大変、幾つかの意味を持っているように思います。  供給の過剰が一時的にあったとしたら、別にその過剰を解消する必要はないと思います。まさに、それであれば、需要を一時的につけるというような政策をとるべきであります。  現実には、供給側に、過剰...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとわかりにくい説明だったかもしれません。申しわけございません。  例えば、非常にわかりやすい不良債権の例で申し上げますと、バブルのときに、どこかの山の中に大変ゴージャスな立派なホテルを建てた。これは需要がつくだろうというふうに想定していたわけですけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにそれは、再生できる、再生プログラムにのるものかどうかという判断の問題であろうかと思います。  業界全体が確かに過剰供給を持っている産業もあることにはあります。そういうところで、その産業をもはや再生不可能であるにもかかわらず生き長らえさせてしまえば、これはそ...全文を見る
○竹中国務大臣 国債買い切りの限度設定というのは、これは何か法律とかそういう事項ではなくて、日銀の金融政策決定会合で決められることであるというふうに認識をしております。  したがって、当面のめどとして、そのようなところに当面のシーリングを設定して金融政策を展開するというふうに日...全文を見る
○竹中国務大臣 特別検査の意味は、決算に当たって銀行が資産査定をするに当たって、それと同時に、リアルタイムで金融庁も入って、監査法人等々と意見交換をしながらできるだけ正確な資産査定をしよう、それが特別検査の趣旨でございます。  それをやるに当たっては、市場からシグナルが出ている...全文を見る
○竹中国務大臣 風評リスク等々もありますので、そういうものについては事前に公表は今までもしていないわけでございますけれども、基本的な考え方、対象の大枠は変わっていないというふうにお考えいただいておおむね結構だと思います。
○竹中国務大臣 そのとおりでございます。そこが大変重要であろうと思います。自己資本云々は監督の仕事であります。監督の行政と検査の行政の間にはきちっとしたファイアウオールを設けて、検査は検査として厳しくしっかりとやってもらう、これが重要な体制だというふうに思っておりまして、そのよう...全文を見る
○竹中国務大臣 検査は結果でありますから、結果を見て判断するということだと思います。財務大臣から声がかかりましたように、ここは厳しくやらせていただく、その上で結果をぜひ、きちっと見たいと思います。
02月12日第156回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○竹中国務大臣 景気の認識に関しましては、決して甘くなることがないように、事実に即して着実に行っていかなければいけないといつも心がけているところでございます。  今、委員がおっしゃいました四四%というのは、いわゆるDI、景気の現状認識に関する一致指標が四四%で、先般の指標では五...全文を見る
○竹中国務大臣 アメリカの、特に湾岸をめぐる不確実状況をどう読むかというのは、まさしく大変難しい問題でございます。基本的には、国際機関も多くの民間予測も、基本シナリオとしては、むしろ二〇〇二年より二〇〇三年の方が景気は上向くというふうにアメリカ、ヨーロッパに関しては見ております。...全文を見る
○竹中国務大臣 今御紹介になりました三菱総研の予測は、特にデフレの克服に関して、デフレ克服には時間がかかるのではないかというような予測を立てているということは承知をしております。  我々としましては、予想以上に厳しいデフレであるということは認識をしております。であるからこそ四本...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレの状況がある意味で予想以上に厳しいということは、先生も御指摘になったとおりでございます。  また、数字だけ申し上げますと、企業物価の下落率というのは、二〇〇一年にマイナス二・五%ぐらいであったものが、今、下落幅は大体その半分ぐらいになってきている。これは、...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘の個別の事例というのは、詳細ちょっとわからない面もございますのですが、基本的には、銀行に関して言うならば、私はやはり委員御指摘のあったように、日本の銀行、金融機関に大いにさらに変化していただかなければ困るというふうに思っております。  一般論としてです...全文を見る
○竹中国務大臣 これは何度か答弁をさせていただいたんでございますけれども、マニュアルそのものは、これはリスク管理、信用リスクの管理のものでありまして、基本的には、中小企業、特に零細企業に関しては実態で判断するということを我々も徹底して指導しているつもりであります。そのための周知徹...全文を見る
○竹中国務大臣 しっかりとやれということでございますから、ぜひともしっかりとやらせていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 和議のお話でございますけれども、和議条件が可決、認可されて、それに従って弁済等の履行がなされている途上においては、例えば金融機関であれRCCであれ、当該債権がどのように移動して売却されたりしましても、その条件に従って債務者より弁済を受ける、これはもう当然のことであ...全文を見る
○竹中国務大臣 雇用の情勢は大変厳しいということで、個別の政策については厚生労働省の方でいろいろ検討いただいているわけですが、今の労働市場は、構造的に大変厳しい需要と供給のミスマッチを抱えている。それをとにかく放置しておいては大変失業率が上がる。それを何とか食いとめるためにさまざ...全文を見る
○竹中国務大臣 集中調整期間の間は、さまざまな形で経済の成長率も低いことを甘受しなければいけませんし、労働市場そのものも構造的な問題を抱えている中で、少しずつその需給のミスマッチをなくすような努力をしていかなければいけない。そういうことを積み重ねて、集中調整期間が終わった後には、...全文を見る
○竹中国務大臣 塩川大臣おっしゃいましたように、とにかく我々としては、少しでも減るように努力をする、これが政府の重要な役割であるというふうに思います。  しかしながら、そこにも書いておりますように、成長率そのものが十四年度の見込み〇・九%から十五年度は〇・六%に、これはアメリカ...全文を見る
02月13日第156回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○竹中国務大臣 確かに、過去に例を見ない低金利というのは、金利というのも一つの価格でありますから、相対的な価格が変わっているという意味で、広い意味での資源配分をゆがめる。結果的には、委員御指摘のように、あるところには若干有利に、あるところには不利になるということだと思います。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 先行き確かに不透明な中で、できるだけそこのあたりのシナリオを明示していくのがやはり政府の重要な役割であり、説明責任であろうかと思います。  その見通しはどうかということでありますけれども、これについては、委員御承知の「改革と展望」の中で、我々の今予測可能な範囲で...全文を見る
02月14日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○竹中国務大臣 デノミに対する基本的な姿勢、塩川大臣のおっしゃったとおりだと思っております。個人的にはいろいろな意見はございますが、例えば諮問会議の中ででありますとか閣内ででありますとか、このようなことを議論等したことはございません。したがいまして、政府として、何か今の段階で予見...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権の中で、どのような形で不良債権がふえてきたか、どれぐらいオフバランス化されているかということの把握は、我々も大事だというふうに思っております。  御指摘の点は、債務者の業況悪化によって要管理債権の中で二兆円ふえているということでありますけれども、これが大...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘は、要管理債権に新たに業況悪化でなったものが二兆円である、今回二・〇兆円である、これが前回に比べて大きいかということでありますが、そのまま完全に比較できる資料は持っておりませんが、特に急激に拡大したというようなものではないというふうに思っております。
○竹中国務大臣 ここに挙げている二兆円というのは、債務者の業況悪化等によって要管理債権になったものでありますから、正常もあれば、その他、注意先もあるし、それらの合計が二兆円という意味でございます。  お尋ねの、こんなふうに急にふえたのは初めてではないかということに関しては、過去...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと今、比較できる数字が、いわゆる破綻懸念先以下のものでありますが、御指摘のように、今回、業況悪化でふえたものが十四年九月期で三・八兆円ございます。十三年九月期の同じような数字が手元にございますが、十三年九月期に関してはこれは五・二兆円であった。これが今回、十...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、去年は正常先から落ちたのはないということでは必ずしもございません。これは、去年もことしも数字は同じでございます。  新規に不良債権は確かに発生をしております。その意味では、どこの国でもどこの経済社会においても、不良債権というのは常に発生していくものである、...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、銀行に関してはしっかり収益力をつけていただかないと、逆に貸付先や預金者に長期的には迷惑を及ぼすわけでありますから、そこはやはりガバナンスを発揮していただいて、収益力をしっかりつけていただくということは、我々としては当然期待するわけでございます。  それに...全文を見る
○竹中国務大臣 登録制の強化の話でありますけれども、これはいろいろな議論があるところであろうかと思います。  貸金業者への参入要件を厳しくせよという吉井委員の御指摘ではあるわけですが、これについては、悪質な登録業者の減少に資するというよい面と、その反面、現行法において監督当局の...全文を見る
○竹中国務大臣 利息の最高限度、その超過分については無効であるということが法律で定められているというふうに思っております。
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、平成十二年六月に施行されました貸金業の規制等に関する法律の一部を改正する法律では、附則の第八条で、出資法の上限金利について、この法律の施行後三年を経過した場合において必要な見直しを行うというふうに定められております。  柳澤大臣の御発言につい...全文を見る
○竹中国務大臣 今、植田議員が二つの、素案と閣議決定されたものを読み比べてくださいました。まさに表現の違いでありますけれども、恐らく、簡単に要約すれば、素案の方は、「できる限り早期にプラスの物価上昇」、できるだけ早期に「実現を目指す。」そこがポイントだったんだと思います。それに対...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、基本的には違わないというふうに思っております。これについて諮問会議で議論しましたときに、上の表現は強過ぎるという議論に対しまして、いや、全然そうではないという意見も出されました。これは、いろいろな合意形成の中で最終的な形になったわけでございますが、基本的な考...全文を見る
○竹中国務大臣 その塩川大臣のお考えというのはちょっと私がお答えはできませんが、基本的には、素案と閣議決定されたものと、基本的な考え方に差はないというふうに思っております。
○竹中国務大臣 今後具体的にどのようにするかというその選択肢として、そういったものを排除しているというふうには思っておりません。
○竹中国務大臣 排除するとは思っておりません。
○竹中国務大臣 速水総裁は経済財政諮問会議の重要なメンバーでいらっしゃいまして、メンバーが合意をして、この「改革と展望」がつくられております。
○竹中国務大臣 この文章の意味するところは、先ほど私が申し上げたとおりだと思っております。  この文章を、賛成してくださった速水総裁がどのような位置づけをしておられるかというのは、これはちょっと速水総裁にお聞きいただかないと、私としてはお答えのしようがございませんが、いずれにし...全文を見る
○竹中国務大臣 この閣議決定されました文章、どこを読んでも、これを読む限り、そういった考え方が排除されるということは読めないというふうに思います。それを踏まえて、繰り返しますが、これに賛成してくださった速水総裁がどのように認識しておられるかということは、これはどうぞ速水総裁に聞い...全文を見る
02月14日第156回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 山花議員から、二問、御質問がございました。  まず、構造改革のスケジュールについてのお尋ねでございます。  小泉内閣では、やるべき構造改革を行わなければ経済の再生はないとの認識のもと、デフレ克服と民間需要主導の持続的な経済成長の実現に向けて「聖域なき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 武山議員から、二問、質問をいただきました。重複を避けて答えさせていただきます。  経済財政運営の基本的な考え方でございます。  日本経済は、単なる需要不足から一時的に悪くなっているわけではなく、九〇年代に入ってからの経済の競争力、生産性の低下等により...全文を見る
02月14日第156回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○竹中国務大臣 私の発言についてでございますが、趣旨そのものは、ETFの閣僚懇等での発言の趣旨等々は御理解いただけるかと思います。貯蓄から投資へという流れを受けて、そういった、いわば日本の未来を買うという意味で、閣僚が率先してそういった問題に関して積極的に取り組みましょうというこ...全文を見る
○竹中国務大臣 私の発言の趣旨は、記者会見におきまして、あなたは購入しますかというふうに言われまして、私は買います、私はもうかると思っておりますと、個人の発言としてしたものでございます。  しかしながら、発言の趣旨が誤解されかねない部分があったという面においては、必ずしも適切で...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、そこの前後の脈絡からいいまして、これは、私が買いますと言って、私がどう思っているかということを申し上げているわけでございます。その点は御理解をぜひとも賜りたいと思います。  しかしながら、繰り返し申し上げておりますように、誤解されかねない...全文を見る
○竹中国務大臣 証券会社の外務員等が顧客にETF購入を勧誘する際に、例えば私の発言を引用した新聞記事等を使用すること自体は、これは別に問題ないわけであると考えますけれども、その発言を悪用して、ETFの価格について断定的判断を提供して勧誘していると認められるような場合は、これは証券...全文を見る
○竹中国務大臣 撤回ということの意味でございますけれども、先ほどから申し上げていますように、誤解をされかねない面があったという意味で、必ずしも適切ではなかったと考えておりまして、以後注意したいと思います。
○竹中国務大臣 勧め方のちょっと具体的な内容になるのだと思います。これを悪用して、断定的判断を提供して勧誘しているという場合については、これはその外務員は違反になるということだと考えます。  しかしながら、これは御理解いただきたいんですが、例えば、日本の株価は過小評価されている...全文を見る
○竹中国務大臣 おっしゃるように……(発言する者あり)
○竹中国務大臣 私の発言は誤解を招くものであり、不適切であったというふうに思います。以後、注意をいたします。
○竹中国務大臣 お尋ねの件、そのように悪用した場合は、その外務員が法律違反になります。私の発言を悪用して、断定的判断を提供した場合は証券取引法に違反すると考えられます。  したがいまして、そういうことが生じませんように、私の発言をホームページから削除する方向で検討したいと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 悪用をされませんよう、ホームページから削除するということを検討させていただきます。
○竹中国務大臣 ETFに関しましては、これは元本保証のない商品でございます。そのことは、事実として重要な点であるかと思います。  発言に不適切な部分があったということを踏まえ、以後、注意をいたしたいと思います。
○竹中国務大臣 海江田委員御指摘のとおり、きょうの九時前に出されました十—十二月期のGDPでは、前期比でありますけれども、〇・五%ということで、これは民間の事前予測の平均値はマイナス〇・二%ということでありましたので、数字そのものに関しましては、予想よりといいますか、一般の見方よ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融の再生に向けまして十月末に金融再生プログラムを発表し、日本の金融は徐々にではありますが変化しつつあるというふうに思っております。このトレンドをしっかりと定着させることが私の役割だと思っております。  御指摘をいただいた点等について、反省すべきところは反省しな...全文を見る
○竹中国務大臣 経済に関しましては、まさに非常に多くの構造的な要因が重なって、これを再生させるのは非常に難しいという状況に日本の経済は置かれていると思っております。しかしながら、これを短期間で、一夜にして再生させるような魔法のつえはないというのも、これはやはり我々が認識しなければ...全文を見る
○竹中国務大臣 今のデフレを克服するのは大変難しい仕事であると思います。そのためには、政府、日銀が一体とならなければいけない。政府がやるべきことはたくさんございます。また、金融当局である日本銀行がやるべきこともたくさんある。  具体的に、物の値段が下がるのは、需要の要因、供給の...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の物価は、GDPデフレーターで見る限り、一九九〇年代の半ばからもう七、八年、かなり長期にわたって下がってきております。このトレンドを反転させるというのは、先ほど申し上げましたようにやはりなかなか難しい仕事であり、であるからこそ需要の側面、供給の側面、貨幣の側面...全文を見る
○竹中国務大臣 今の経済状況を一九三〇年当時と単純に比較するのは、委員の御趣旨は決してそういうことではないとは思いますが、類似性を求めるのは、私はやはり適切ではないと思います。  現状において、いわゆる需給ギャップ率、供給と需要のギャップというのは、我々の計測では三%台というこ...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行を検査監督する当局が金融庁でございます。そこの担当をさせていただいている大臣でありますので、委員がおっしゃるような、そのような立場に、重要な立場にあるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 これは、そもそもの経緯は、貯蓄から投資への流れをつくるというその一環、日本の未来を買いましょうということで、閣僚懇で意見を出しまして、みんなでそういう、閣僚が率先して日本を買うという、一種のデモンストレーション効果というのを期待して、みんなが買いましょう、そういう...全文を見る
○竹中国務大臣 閣僚懇では、大臣規範等々いろいろございますけれども、その大臣規範の中で認められているもの、投資信託等々は別に認められているわけでありますけれども、その問題について、以前から、もっと積極的に閣僚が率先してやろうではないかという議論がございました。  私の方から、金...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、これは特定の商品といいましても、要するに株価に連動したものでございますから、まさに日本経済の未来を買うということで、閣僚が率先して一種のデモンストレーション的な意味で、株式市場を活性化、元気づけようということで、今回閣僚懇で議論をしたわけでございます。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 この法律は販売員に対する法律でございますから、販売員が顧客に対して、絶対もうかりますということになりますと、これは予見を与えていることになります。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 この商品がいいですとかそういうことを言うのは、これは誤解を招くことになります。私が申し上げたのは、私のことを申し上げたわけでありますので、お尋ねの件と少し違うとは思っておりますが、それでも、これは海江田委員も御指摘になりましたように、誤解を招きかねない発言であった...全文を見る
○竹中国務大臣 投資信託の一つの形であるということでございます。
○竹中国務大臣 閣僚懇でも議論しましたように、これは日本の未来を買うということで、閣僚もそういったことに積極的に参加しようというふうに議論をしたわけでございます。  私自身は、これは自分は買います、これは日本の未来を買います、私は日本の未来は明るいと思っております、そのように申...全文を見る
○竹中国務大臣 「改革と展望」に示していますように、調整期間を経た後、構造改革の効果が発現して、日本の経済は必ずやよい方に向かうだろう、そのような運営をしなければいけないと思っておりますし、そういう意味で日本の未来を買いましょうということを閣僚懇で議論したわけでございます。(発言...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げていますように、みんなで日本の未来を買いましょうということを閣僚懇で議論をしたわけであります。だから、私は、日本の未来を信じておりますし、私は買います、その意味でこれはよい投資だと自分でも思っております、そのような趣旨を申し上げたわけでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、申し合わせの後、記者会見で、大臣は買いますかというふうに聞かれまして、私は買いますというふうに、私の立場で申し上げたわけでございます。  しかしながら、いずれにしても、発言の趣旨を誤解されかねない部分があったという面においては、必ずしも適切ではなかったとい...全文を見る
○竹中国務大臣 発言としては、不適切なところがあったというふうに思っております。それに関しては、ホームページの該当部分を削除するとともに、今後、国務大臣として反省すべきところは反省して、問題が起きないようにしっかりとやらせていただきたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、誤解を招きかねない発言があったということに関しては不適切だというふうに思っております。今後注意して対処をさせていただきます。
○竹中国務大臣 基本的には、先ほどから申し上げていますように、閣僚懇におきまして、日本の未来をみんなで買いましょう、閣僚が率先してそのような姿を見せましょうというデモンストレーションとして呼びかけさせていただいたわけでございます。  そのことについては、閣僚の一員として、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 閣僚懇では、基本的には、閣僚が率先して日本の未来を買おうではないかということを、構造改革を進める立場で申し上げたわけでございます。  閣僚懇の後の記者会見で、これはそういう一種の、我々としては、閣僚が率先してデモンストレーションをしようではないかということであり...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、そもそも閣僚懇で閣僚が率先してやりましょうというのは、これは公的な立場で、我々自身がその一種のデモンストレーションの先頭に立とうではないかということを呼びかけたわけでございます。  それに対して、これは、今度は個人として私は買いますかというふうに聞か...全文を見る
○竹中国務大臣 閣僚懇では、閣僚が先頭に立って買いましょう、ETFとはこういうものでございますということを説明させていただきました。閣僚懇の後の雑談のときに、これはあなたはどうするのかというふうに聞かれて、私は買いますよ、これは個人としてはもうかると思っていますよ、そういう趣旨の...全文を見る
○竹中国務大臣 ガルブレイスの文献の引用から大変スケールの大きな御質問をいただいているわけでございますけれども、基本的に我々は、やはり国民の生活を豊かにするということを目指しているわけでございますから、物質的なものだけですべてが満たされるはずはない、この点はやはり大変重要なポイン...全文を見る
○竹中国務大臣 限られた範囲ではございますが、私もルーツは地方都市でございまして、その中で、地方都市との行き来も通しまして、そういったものを感じられる範囲では感じているつもりでございます。  お金を持っているのは年金生活者だということでございますが、私の両親も年金生活者でござい...全文を見る
02月17日第156回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○竹中国務大臣 太田委員の御指摘のとおり、我々も、中小企業、特に地方の中小企業に対する金融の問題に対しては、いろいろと御指摘を受ける中で、対応策を一生懸命講じているところであります。  金融検査マニュアルの話でありますけれども、これは基本的に、銀行の原資となっている預金者に不測...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員の御指摘の中で、目ききという言葉がありましたが、まさに本来これが銀行業のすべてであるというふうに申し上げてもよいのだと思います。しかし、残念ながら、不良債権がふえて財務内容が悪化する中で、銀行自身が非常にかたい守りに徹する中で、この目ききの本来の仕事がともす...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこれはとっさのお尋ねですので、今の時点で私自身ちょっとお答えする情報を持っておりません。これは後ほどまた調べさせていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたし、今細野委員も言ってくださいましたんですが、この件に関してちょっときょう私の方に通告をいただいておりませんでしたので、これは、金融庁としてどういうことであったのかということをお調べしまして、御報告をしたいと思います。
○竹中国務大臣 ちょっと、午後に報告できるかどうか、今事務的にあれしておりますが、できるだけ早くそれは御報告をさせていただきます。
○竹中国務大臣 経済の活性化に向けて、政府、日本銀行、それぞれにやらなければいけないことが、重要な問題があるというふうに認識をしております。  その中で、政府に関しましては、例の四本柱、歳出、歳入、金融システム、それと規制改革、規制改革については今まさにお尋ねがあったわけでござ...全文を見る
○竹中国務大臣 その引用をしてくださったのがどういうものであるのか、ちょっと私、直接は思い出せないんでありますが、私はかねてから申し上げているのは、マネーサプライをとにかくふやしてください、そのときに必ず出てくる質問といいますか、反論であり質問は、しかし資金需要がなければ日本銀行...全文を見る
○竹中国務大臣 私の記憶している範囲で、日銀がETFを購入すべきであるというようなことを申し上げたという記憶はございません。  先ほどから申し上げているように、日本銀行は何らかの資産を買ってマネーをふやすことができる。繰り返しますが、現実に国債は買っている、外債もこのポートフォ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融取引等監視委員会が金融庁の中にございます。
○竹中国務大臣 これは、金融庁の設置法の中に、委員会の委員長及び委員は、独立してこの職権を行うということが記されておりまして、これは独立性を持って、きちっとして監視をしていただくという組織になっております。
○竹中国務大臣 お尋ねの件につきましては、こういう経緯でございます。  二月七日の閣僚懇において、これは貯蓄から投資への流れを加速するという方針から、各閣僚にTOPIX、日経二二五に連動するETFの購入の呼びかけを行いました。これを受けまして官房長官からも、証券市場の活性化は重...全文を見る
○竹中国務大臣 閣僚のその規範に沿って行動をしております。
○竹中国務大臣 これは個人的に私の財布の中身の問題でもございますが、余りそういう資金は持っておりませんので、投資と言われるようなものは残念ながら余り行ってきておりません。
○竹中国務大臣 投資行動という中身の問題でございますけれども、いわゆる株の取引等々はもちろん行っておりません。
○竹中国務大臣 ETF、投資信託投資は行っておりません。
○竹中国務大臣 ちょっと、これは本当に私の財布の中身の話になってしまいますものであれなんでございますが、あえて御質問がございましたので、そういう投資は、今おっしゃったようなETF、投資信託、そういうようなものは持っておりません。銀行に対する預金も、これは利子が低いですけれどもつく...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、大臣規範にのっとった資金の運用を行っておりまして、その中で、特にETFや投資信託というようなものは持っておりません。  今回の閣僚懇でお願い申し上げました趣旨は、まさに、日本の市場の活性化を行いたい、その意味で日本の未来を買いましょう、そういう趣旨のあくま...全文を見る
○竹中国務大臣 ETFそのものは、元本の保証をするものではございません。私は、しかし、日本経済の未来は大変明るいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 私は、日本銀行に対して、どういう手段をとってやるかは、マネーサプライをふやすかは、これは日本銀行が独立してお決めになることであるということを繰り返し主張しているつもりでございます。  さらに、相場操縦に関する御指摘でありますけれども、証券取引法百五十九条の相場操...全文を見る
○竹中国務大臣 日本銀行に関しましては、繰り返し申し上げていますように、これはマクロの金融政策でございまして、その中身については、これはたくさんの方法があるというふうに私は思いますので、これは専門家として日本銀行に独立に決めていただければよいということであるというふうに思っており...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉総理の指導、リーダーシップのもとで四つの構造改革を進め、デフレ克服に向けて政府、日銀が一体となって取り組み、さらに、さまざまな規制の改革、金融のシステムの改革等々について一つの方向が見え始めているというふうに私は認識をしております。構造改革の効果が発現し、日本...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の将来、日本の未来は明るいと考えております。  日経二二五、TOPIX等々に連動するETFは、ある意味で日本の未来を象徴するというものであると思っておりますので、私は、日本の未来は明るいということを伝えたわけでございます。
○竹中国務大臣 取引を誘引する目的を持って風説を流布したものではございません。私は、日本経済の未来が明るいというふうに思っておりますので、この日本の経済の未来を反映している株価、TOPIX、日経二二五と連動するETF購入の呼びかけを閣僚懇で行ったわけでございます。日本の経済の未来...全文を見る
○竹中国務大臣 この法律は、証券市場の公正性と透明性を確保し、証券市場に対する投資家の信頼性を確保するために設けられております。
○竹中国務大臣 閣僚懇等々での呼びかけは、相場の変動を図る目的で行ったものではございません。日本の経済の活性化、証券市場の活性化のため、貯蓄から投資への流れをつくり出そう、その先頭に立とうということで行ったものでございまして、その趣旨を何とぞ御理解いただきたいと思います。  記...全文を見る
○竹中国務大臣 貯蓄から投資へという流れをつくる、それによって証券市場を活性化するというのは、これは骨太の方針以来内閣が掲げている方針でございまして、この方向に沿って我々も努力をしているところであります。有価証券等の相場の変動を図るという目的を持って行ったものではございません。
○竹中国務大臣 予断を与えるのではないかというお話でございました。  私が申し上げたのは個人の認識でありまして、同時に、これは日本の経済の未来が明るいということをあくまでも伝えたかったわけでございますが、その発言の、表現は趣旨を誤解されない部分があったという面において適切ではな...全文を見る
○竹中国務大臣 記者会見におきましては、あなたはどうですかというふうに聞かれまして、私は買います云々の私の御答弁をさせていただきました。  個別の商品云々ということでございますが、これはETFの中にも幾つかありますが、今回呼びかけましたのはTOPIX、日経二二五に連動するもので...全文を見る
○竹中国務大臣 記者会見での発言は、個人としてどうしますかというふうに聞かれたのに対しまして、買います、もうかると思っておりますというふうに答えたものであって、個人としての認識を申し上げたものでありますが、これが公人としての発言というふうに趣旨を誤解されない部分があったという面に...全文を見る
○竹中国務大臣 記者会見では、個人として買いますかというふうに聞かれまして、そのように、先ほどから申し上げているように答えたものでございますが、しかしながら、大臣として、公人としての発言として受け取られかねないという面があったというふうにおいて適切ではなかったと深く反省をしており...全文を見る
○竹中国務大臣 個人として発言したわけでありますが、公人としての発言と受け取られたというふうに思っております。この点は、繰り返し申し上げますが、国務大臣として深く反省をいたしまして、国務に専念し、業務を推進したいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 ちょっと時間に制約がございましたんですが、現時点での状況を申し上げたいと思います。  住民基本台帳法上の、三十条の四十三において「住民票コードを告知することを求めてはならない。」というふうに書いてありまして、このことは金融庁としても、もちろん承知をしております。...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、全銀協がそのQアンドAを作成する過程で、住民票コード通知票が本人確認法上の本人確認書類に該当するかという問いに対しては、申し上げましたように、氏名等々の条件を満たしているという点で、本人確認書類に該当する旨をお答えしたところであります。...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁としましては、本人確認法の観点から、こういう要件を満たしていればそれに当たるということの回答を申し上げました。それに関連して、QアンドAが作成された段階で、他の法律との関連で必ずしも適切な指導をしてこなかったというふうに思っております。いずれにしても、検討を...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁としましては、本人確認法の要件を満たすものとしては、氏名、住居及び生年月日の記載のあるものであればそれを満たすというふうに、本人確認法の要件を満たすということを答えたわけでありまして、さらに、しかしながら、他法に違反し得る場合もあるので十分注意するように、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁が全銀協に回答をしましたのは、本人確認法の要件はこういうことでありますということと、他法に違反しているような場合が存在するので十分な注意を行うように指示した、そういう点でございます。
○竹中国務大臣 今申し上げましたのは、事前の問い合わせがございましたときに、本人確認法の要件についてお話を申し上げて、その上で、他法についても注意をしてくださいというような指示をした、その点でございます。
○竹中国務大臣 今把握しております事実関係を申し上げますと、先ほども申し上げましたとおり、このQアンドAの作成に当たりまして、事前に全銀協の方から、この作成に当たって、本人確認法で示されている当該自然人の氏名、住居及び生年月日の記載があるもの、こういうふうに書かれているけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 全銀協が作成したQアンドAにつきましては、金融庁としても、事務的な、その後報告を受けたということでございます。その際に、当該書類の住民基本台帳法上の取り扱いについて別途明記するように指示しなかったということは必ずしも適切ではなかったというふうに考えているわけでござ...全文を見る
○竹中国務大臣 経緯は今申し上げたとおりでございます。  我々が事前に相談を受けたときの我々の回答に基づいて全銀協がQアンドAを作成いたしました。それに基づいてこちらは報告を受けました。その報告を受けた際に、当該書類の住民基本台帳法上の取り扱いについて別途明記するようというよう...全文を見る
02月18日第156回国会 衆議院 本会議 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私のETFに係る発言についてお尋ねがありました。  二月七日の閣僚懇において、私は、貯蓄から投資への流れを加速するとの方針から、各閣僚に対し、TOPIX、日経二二五に連動するETFの購入を呼びかけました。その直後の記者会見において、「大臣はどうされるの...全文を見る
02月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○竹中国務大臣 お尋ねの、総理と財務大臣から認可を出すわけでありますけれども、その総理の部分が金融庁に委任をされておりますのでお答えをさせていただきます。  お二人のお答えとダブりますけれども、これは、金融機関の株式保有の価格変動リスクを軽減して金融システム全体への信認を確保す...全文を見る
02月19日第156回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○竹中国務大臣 一昨日に御答弁させていただいたことでございますけれども、全銀協が昨年の九月の二十日に発出した連絡文書、お尋ねのQアンドAでありますけれども、「顧客等の本人確認の取り扱いについて」、これを作成する過程で、全銀協から金融庁に対して、いかなる書類が本人確認法上の本人確認...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは、まさに不適切であったということであろうかと思います。いかにも、金融庁が所管している法律にのっとればこういう条件でございますということは言ったわけですけれども、住基台帳法に基づいてどうこうであるということの指摘は適切になされなかったわけでありまして、この点に...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、もう今申し上げましたとおり、所管している法律についてのみ言及をして、その他の部分について、その他の法律全体について配慮が十分でなかったわけでありますから、これは明らかに適切さを欠いていたというふうに思っております。  この点については、金融庁の中でも、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 全銀協においては、会員行に対して、現在、二月十日付の訂正通知、訂正する通知の徹底を図っているものというふうに承知をしております。金融庁といたしましては、その状況も見きわめつつ、報告を求めることも含めてその対応を検討していきたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 金融庁としては、QアンドAに問題があった、QアンドAの策定過程で必ずしも適切な指導は行わなかったというふうに思っております。  先ほど言いましたように、二月十日付で連絡文書を発出したところでありまして、金融庁としても、全国銀行協会に対して、会員行に周知徹底を図る...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁の対応は不適切であったというふうに思っておりますので、しっかりと指導をしていきたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 これは全銀協のQアンドAでございますけれども、それに対して問い合わせを受けた段階では、他省庁にも確認するようにということは言っておいたのでありますが、その確認をする段階で不適切であったというふうに思っているわけでございます。
○竹中国務大臣 自己確認は義務でありますが、その選択手段は個人に任されているということです。
○竹中国務大臣 まさに、本人確認するに当たってどういうものが本人確認書類に該当するのかという問い合わせが全銀協からあったわけです。それで、どういうものが該当するかということに関しては、官公庁から発行されているもの、氏名、住居及び生年月日の記載のある書類、これは本人確認法上はすべて...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに今、全銀協においては会員に対して訂正の通知の徹底を図っているというふうに思っておりますので、金融庁としては、その状況も見きわめながら、報告を求めることも含めて、ぜひ検討をしたいと思います。
○竹中国務大臣 河村委員の御指摘につきましては、全銀協を通じてぜひ確認をしたいというふうに思います。
○竹中国務大臣 御指摘のような点につきまして、全銀協を通じて全行に確認をしたいと思います。(河村(た)委員「直ちに、直ちに」と呼ぶ)速やかに確認をしたいと思っております。
○竹中国務大臣 ちょっと、今御指摘を受けて、今の時点で、いつまでにできるかということについて、自信を持ってその期日をお答えすることはできかねますので、これは極力、私の責任において、速やかにその調査を行いたいと思います。
○竹中国務大臣 金融庁の対応に不適正なところがあったということに関しましては、私の方から厳しく庁内に指導をしたいと思います。また、全銀協に対しましても、そのように申し入れて指導をしたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 今回のようなことが二度と生ずることがないよう、庁内に対しては私の責任においてしっかりと指導をしたいというふうに思っております。  また、各行に対してもしっかりと私の責任で指導をしてまいりたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、全銀協において会員に対して二月十日の訂正通知の徹底を図っているものと承知しております。金融庁としては、その状況を見きわめつつ、報告を求めることも含めて対応を検討していきたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 これは先ほど総務大臣の方から御答弁がありましたけれども、告知を求めることは、これは違法なわけであります。それに関して、そういう可能性があるということに関して、QアンドAの作成過程で適切に指導しなかった、その点において私は先ほど不適切であったというふうに申し上げたわ...全文を見る
○竹中国務大臣 内閣府で、主な統計としてGDPの統計は、極めて集約的なものでございますが、これは内閣府の経済社会総合研究所で推計をしているものでございますし、GDPに象徴されますように、内閣府で作成しておりますような指標、アンケート調査等々は私のところに報告が上がってまいります。...全文を見る
○竹中国務大臣 経済指標、重要な指標はたくさんございますけれども、とりわけGDPの統計というのはすべての経済活動を集約的にあらわすものでありますので、その意味でも重要性は高い指標だというふうに認識をしております。  この統計の発表につきましては、これはたしか堺屋経済企画庁長官の...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、この数字そのものは、その日の朝にコンピューターからそこにインプットされた数字が初めて出てくるということでございますので、その報告が出てくるのが発表の、ちょっと正確には記憶しておりませんが、二十分前とか三十分前であろうかというふうに思います。...全文を見る
○竹中国務大臣 たくさん経済統計がございますので、それを一つ一つ確かかどうか今ちょっと事務方にも確認をさせましたが、今御指摘のような指標につきましては、これは私のところに報告が上がってまいります。
○竹中国務大臣 不良債権の処理についての報告というお尋ねだと思います。  この不良債権の処理は、これはいわば決算の数値でありますので、決算に当たって報告を受けるという形になっております。その意味では、不良債権の処理状況に関しては半年ごとに報告を受ける、そういうシステムになってお...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこれは確認も含めて申し上げさせていただきたいですが、不良債権の処理がどのように進んでいるか。  不良債権の処理のプロセスといいますと、当然これは資産査定をやる。資産査定に当たっては、評価を行って、これをどのように引き当てするか。これは間接的な引き当ての場...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員、今ちょっと例を御提示くださいましたけれども、銀行はもちろんいろいろな活動を行います。不良債権に関して、その引き当てとかオフバランス化ということに関してはやはり半年ごとということになるんですが、例えば、今度そういったオフバランス化を促進するために何らかの会...全文を見る
○竹中国務大臣 これは私の名誉にもかかわることでございますので、インサイダー取引の定義云々からぜひ御理解をいただきたいと思います。  そもそも、インサイダー取引の対象となるのは特定有価証券でございます。この特定有価証券の中に、こういったETFは含まれておりません。したがって、証...全文を見る
○竹中国務大臣 風説の流布というのは、自己または第三者の証券取引を有利に行うため、または有価証券等の相場の変動を図る目的を持ってうわさのたぐいを流すということでございます。  これに関しては、自己または第三者の取引を有利に行うためでもありませんし、有価証券の相場の変動を図るもの...全文を見る
○竹中国務大臣 私の記憶している範囲で申し上げれば、日銀とETFの関連に関しては、私は、常に次のように申し上げてきたつもりでございます。  私たちが日本銀行に期待するのは、デフレの克服のために政府と一体となって取り組んでいただくこと、具体的にはマネーサプライがやはりふえるような...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、先ほどまさに私が申し上げたとおりでございまして、我々としては、マネーサプライをふやしてほしい、デフレは貨幣的な現象であるので、その点に関していろいろと日銀に検討してほしいというような期待を持っているわけであります。  繰り返して言いますが、その方法として...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員今お尋ねの点が、いろいろ誤解されているようでございますので、ぜひ申し上げさせていただきたいと思います。  記者会見では、大臣はどうされるのですかというふうに聞かれました。しかし、ここはぜひ御理解をいただきたいですが、私自身、大臣になってから、あなたはとか...全文を見る
02月20日第156回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 小沢議員から、政府と日本銀行の一体となった対応についてお尋ねをいただきました。  これまでも、政府と日本銀行は、諮問会議や日銀政策決定会合を初め、さまざまなレベルにおいて意見交換を行い、連携をとってきております。  デフレ傾向が続く中で、その克服に取...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 土田議員から、地域金融機関の不良債権処理についてお尋ねがございました。  不良債権の処理、これはやらなければいけないわけですが、それに伴う影響には細心の注意が必要だというふうに思っております。中小企業への円滑な資金供給の確保には特段の努力が必要であると...全文を見る
02月20日第156回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○竹中国務大臣 いわゆる、国務大臣、副大臣及び大臣政務官の規範には、株式等の有価証券、不動産、ゴルフ会員権等の取引を自粛するというふうに決められております。私はこのとおりに行動しておりまして、私はこうした取引を一切しておりません。
○竹中国務大臣 私は、そういう売るべきマンション、今持っているマンションは自分が住んでいるところでありますので、売るべきマンションを十三年の時点で私は持っていなかったと思いますから、持っていないものは売れません。
○竹中国務大臣 十三年の十一月の時点では、私は所有者ではありません。
○竹中国務大臣 正確を期するために、どういう物件かということをもう一度明らかにしていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 私と妻とで会社を経営していたことがございました。私はこの会社の役員をしておりました。大臣に就任するに当たりまして、私はその取締役の職を辞しております。もともと、この会社には私は出資関係はございません。私が大臣として職務に専念する、妻は妻として、これは職業としてその...全文を見る
○竹中国務大臣 そこで経営者である妻がどのような経営判断をするかということは、これは経営者としての判断でありますから、大臣規範では私個人の取引は規制されておりますが、私とは別の人格の法人が行っているものでありますから、大臣規範とはもちろん抵触しないわけであります。
○竹中国務大臣 私が国務大臣として忙しくしている間、私の妻は一生懸命経営をしております。経営者として一生懸命やっているというふうに思っております。この不動産の販売等々につきましても、これは経営者として妻が判断したことでありまして、私は関与しておりません。
○竹中国務大臣 御指摘の、前回別の委員会で御質問を受けたときの週刊誌の記述には、小見出しか何かで、これは明確な大臣規範違反であるというふうに書いておりました。  繰り返し言いますが、私は、個人の竹中平蔵としては不動産の取引はしておりませんから、これは、大臣規範に違反するというの...全文を見る
○竹中国務大臣 資料としてお配りしたのは、その三枚というのは、その紙であります。
○竹中国務大臣 この資料は金融庁の事務方でつくらせていただいたものでありますが、これはしかし、その中には、TOPIX等々に連動するというふうに書いているわけでありますし、投資信託と書いているわけですから、これは閣僚の皆様方の知識をもってすれば、そういうリスク商品であるというのはも...全文を見る
○竹中国務大臣 営業というふうに言われましたけれども、別にこれは、営業して私が利益を得るわけでも何でもありませんから、これは営業の定義ではちょっと違うのではないかと思います。  これは繰り返し申し上げましたけれども、閣僚懇においては、私は、総理の施政方針演説でも貯蓄から投資への...全文を見る
○竹中国務大臣 各閣僚に購入を、御協力を呼びかけたわけでありますけれども、その趣旨に御賛同をいただいた、そういう意味で共通の認識が得られたというふうに思っております。
02月21日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○竹中国務大臣 本日、内閣委員会が開催されるに当たり、所信の一端を申し述べさせていただきます。  小泉内閣は、発足以来、民間でできることは民間に、地方でできることは地方にの基本的立場に基づき、構造改革の基本戦略を、経済財政運営と構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太の方針として...全文を見る
02月21日第156回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 個人消費と国民の個人資産についてお尋ねがございました。  議員御指摘のとおり、家計は約千四百兆円もの豊富な金融資産を保有しております。一方、ここ数年の個人消費は賃金の伸びを上回っておおむねプラスの伸びが続いてはいるものの、足下では消費者マインドが弱含ん...全文を見る
02月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○竹中国務大臣 委員が御指摘のように、税制の改革が大変重要である、それを、需要の掘り起こしのためにも、千四百兆円の活用のためにも重要である、そのような御指摘を含めて、大変重要な御指摘をいただいているというふうに思っております。  中期的な経済の運営ということに関しましては、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、この場でも以前お答えさせていただきましたように、金融政策に関しましては、マネーをふやすような、マネーサプライが結果としてふえるような政策をこれはぜひともとっていかないと、デフレを克服することはできないというふうに考えております。  そうした際に、いや、資...全文を見る
○竹中国務大臣 マネーをふやすために代替的な資産を買う、その中にはいろいろな選択肢があるというふうに考えておりますし、そのようなことを申し上げております。
○竹中国務大臣 わかりやすい事例として、国債、ETF、外債などの例を挙げることは多いと思います。
○竹中国務大臣 ちょっと、大変重要な御指摘がやはりありますので、ぜひとも答弁させていただきたいと思いますが、インサイダーだということがございますが、これは、インサイダーの証券取引法の規制というのは特定有価証券を対象にするものであって、ETFはそもそも特定有価証券じゃないわけですか...全文を見る
○竹中国務大臣 また、その法律に違反している云々という観点からのお話がありましたので、これはまさに今海江田委員御指摘のとおり、金融商品販売法の三条、これは金融商品の販売業者等を対象にしているものなんです。しかも、それを業として行うということを対象としているものなんです。私は別にこ...全文を見る
○竹中国務大臣 海江田委員は、法律に反しているというふうに私のことを御批判されたわけです。ですから私は、法律には違反していないということを申し上げているわけです。  私の発言は、記者会見における発言は投資家としての発言であって、個人としての発言でありますが、その点が適切ではなか...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、営業するためにやる場合にどうなのかというその仮定が、私は別に営業しているわけではございませんので、そこは、そこの閣僚懇において協力を要請したというこの趣旨に関してぜひとも御理解を賜りたいと思います。
○竹中国務大臣 いろいろなことに対応が追われておりまして、まだ購入をしておりません。
○竹中国務大臣 田中委員の御指摘で、私、ちょっと驚いているんですが、私は、貸し渋り、貸しはがしがない、存在していないというようなことを、そんなことを、オフレコももちろん含めてですけれども、発言したような記憶はございません。これは、私自身何回も申し上げておりますし、貸し渋りといいま...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど言いましたように、貸し渋りとは何なのかということを、ちょっと、なかなかわかりませんから、ですから、それは、金額そのものを正確に把握することは困難であるというふうに思っております。  しかしながら、厳然としてそのような事実があるというふうに認識しておりますの...全文を見る
○竹中国務大臣 私も、零細企業を経営する父親を持って育ってまいりました。そういった点に関しては、これはもう人一倍そういうような思い入れを持って仕事をしているつもりでございます。  第三者保証に関しては、これは、特にやはり担保と保証人、第三者保証に頼るような、リスクを回避するよう...全文を見る
○竹中国務大臣 何度も申し上げますけれども、貸し渋りというのは、ちゃんとした経営判断をしないで、貸出残高が減っていくという状況でありますから、これは個々の判断ですので、大変申しわけありませんが、数字で把握するというのは大変難しいということを理解いただきたいと思います。ただし、そう...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、個々の経営判断の積み重ねですので、全体として数字を把握するというのは大変難しいということをどうしても御理解いただきたい。  ただし、実態としては、財務局のヒアリング等々で、我々としてもできるだけその実感を持てるように、実態が把握できるように努力をしており...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員長にも御指摘をいただきましたように、この数字そのものを、経営判断の積み重ねでありますから、それを把握するというのは、これはちょっと難しいのでありますが、我々としましては……(発言する者あり)
○竹中国務大臣 経営健全化計画の中で、中小企業に対する目標値というのを提示させていただいています。それの、中小企業貸し出しに対して未達成の場合については、これは先般も業務改善命令を含めて厳しく対処しておりますので、その中でできる範囲の努力をしたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、貸し渋りというのは、本来貸してもいいはずのところに貸していない、そういうのが貸し渋りでありましょうから、その一つ一つの経営判断について、何らかの基準を設けてそれの集計値を求めるというのは、やはりこれは技術的に困難だということをぜひとも御理解...全文を見る
○竹中国務大臣 数字そのものは難しいわけでありますけれども、我々としましては、財務局等々からのヒアリング等々でできるだけ現場に近い感覚を得ようとしている。一方で、貸し渋り・貸しはがしホットライン等々の情報に基づいて、必要に応じた検査も含めて行おうとしている。今、その貸し渋り・貸し...全文を見る
○竹中国務大臣 数字を出すということは、これは技術的に大変困難でありますので、財務局等々からのヒアリングでできるだけ実態に近い情報を得たいということ、それと、貸し渋り・貸しはがしホットラインのデータを踏まえまして、その中でどのような、検査も含めて対応が可能であるかということを可及...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権の処理を加速して、不良債権問題というものを平成十六年度には終結させるようにという総理からの強い御指示をいただいております。  その中で、先ほどからも議論されている自己資本の充実に加えて、資産査定の強化とか厳格化、さらにはガバナンスの強化ということを目指し...全文を見る
○竹中国務大臣 柳澤大臣は御自身のお考えをお述べになったんだと思います。私自身は、株価の水準に関して何らかの想定を持っているわけではございません。その意味では、市場の動向を注意深く見守りながら経済を運営したいというふうに思っているわけでございます。
○竹中国務大臣 主要行の最近の増資等々をめぐる動きについてのお尋ねでありますが、これはもうまさしく日本の金融システム、金融機関が大きく変わり始めた兆しであるというふうに私は思っております。  我々は、金融システムを健全化するために自己資本の充実が必要であるという考えを常に表明し...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど言いましたように、自己資本を充実させようという、その努力そのものはやはり評価しなければいけないと思います。しかし、それが本当にきちんとなされるかどうかをまさにチェックするために、先般、今、中塚委員御指摘のガイドラインを発表したわけであります。  我々として...全文を見る
○竹中国務大臣 これは適正に行っていただかなければ困るわけでありまして、そのようにしっかりとやっていただけるものというふうに期待をしております。
○竹中国務大臣 ちょっとその開示基準の差というのは、具体的にどういうことを言っておられるのかにわかに判断ができないのでありますが、我々としては、石川銀行等々のさまざまな問題も踏まえてガイドラインをつくったわけであります。そのガイドラインにのっとって、必要に応じて報告を求めて、処分...全文を見る
○竹中国務大臣 もちろん、これまでのいろいろな経験を踏まえて、我々は、金融再生プログラムの中にガイドラインをつくるということを十月の時点で明記して、それにのっとって年度内にやるというその手順も決めて、それにのっとって先般発表したわけであります。
○竹中国務大臣 先ほどから総理がおっしゃっていますように、各行横並びで経営していくということは、私はないと思いますけれども、独自の判断でやっているとは思いますけれども、本当にそういった違った経営判断がやはり出てくるような状況を私はつくりたいと思っております。  佐々木委員が御指...全文を見る
○竹中国務大臣 日銀総裁がまさにおっしゃったのは、今、ここに書いてあるその表現はインフレターゲティングを意味するものではないというふうにおっしゃった。私もそうだと思いますよ。あの文章がインフレ目標を意味しているとは全く思いません。  しかし一方で、では、こういう可能性、いろいろ...全文を見る
02月25日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○竹中国務大臣 委員御指摘のように、今回の「改革と展望」の見直し、「改革と展望」はその時々の情勢を踏まえて毎年毎年ローリングで変えていこうというシステムにしているわけですけれども、その中で、二〇〇四年度までに不良債権問題を終結させるようにという総理の指示を受けまして、不良債権処理...全文を見る
○竹中国務大臣 経済の展望についてどのように見るか、その説明責任をまさに果たすために、このような「改革と展望」というものを昨年から示すようにしているわけでありますので、その意味では、「改革と展望」を出した、さらにそれをよりわかりやすく、国民の皆さんに、その中身とかどういう仕組みに...全文を見る
○竹中国務大臣 財務大臣のおっしゃるとおりでありまして、財務大臣からは諮問会議でしっかりと議論するように私自身はハッパをかけられておりますので、ここはしっかりやりたいと思います。  ちょっと正確を期するために。「改革と展望」の中では、二〇〇六年度までにさまざまな事情を踏まえて必...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り越し、繰り戻しに関する全般的なことに対する認識でございますけれども、これは言うまでもなく、できるだけ税の負担を平準化させた方がよいのではないかという考え方が背景にあると思います。その限りにおいては、やはり平準化を行うということは、企業にとっても、さらに経済全体...全文を見る
○竹中国務大臣 この問題に関しましては、私は、純粋に要望する方の立場でございます。  この要望に関しては、まさに金融機関の自己資本の充実の問題とも関連して、税制との関連で、繰り延べ税金資産の非常に大きな問題が存在しているというふうに認識しておりますので、委員御指摘のように、大き...全文を見る
○竹中国務大臣 経済を活性化するということを税制改正の中でも非常に重視してきたつもりでございます。  経済財政諮問会議におきましても、千四百兆円の個人の金融資産を経済活性化のためにいかに活用するかということは大変大きなテーマとなりました。現実に、やはり資産が高齢者に偏っている、...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年六月に取りまとめました骨太の第二弾の中で、税制のあり方、これは経済の活力に資するということ、それと、広く薄く税制を確立していく、それは決して一年でできるものではなくて、十五年度の税制改正をその改革の初年度として位置づけようというふうに明記をしております。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 九〇年の湾岸危機のときには、経済に対して大きく三つの変化が起こったというふうに言われていたと思います。原油の価格が上昇した、株価が下がった、消費者信頼指数等々が大幅に低下をした。  その中で、各銀行を含む各経営主体、非常に大きな影響を受けかねないわけでありますが...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の税制改正では、配当、譲渡益等を一律一〇%にということで、我々としては、貯蓄から投資への流れをつくり出す非常に重要なステップが踏み出せたというふうに思っております。  委員御指摘のように、とりわけやはりこれまで配当性向が低かった日本の事情を考えると、日本の事...全文を見る
○竹中国務大臣 日本銀行に一層の金融緩和を期待するというこの言い方は、骨太の方針以来、政府としてはずっとまさに期待申し上げているところであるということであります。  その金融緩和の中身はでは何かということでありますが、これはもう何度か御答弁させていただいておりますけれども、マネ...全文を見る
○竹中国務大臣 日本銀行がどの程度マネーサプライをコントロールできるかということは、これは非常に長い論争も踏まえて、専門家の間で意見が分かれているところだと思います。しかし、現実問題として、オープンマーケットのオペレーションというのを日本銀行はやれるわけでありまして、その中でマネ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、私の表現が適切ではなかったということに関しては、これは反省をしておりますし、関係者に御迷惑をかけたということに関してもおわびをしたいという気持ちでいっぱいでございます。  その上で、直接のお尋ねでございますが、ETFを買ったのかということでございますが、ま...全文を見る
○竹中国務大臣 反省すべき点は非常にあると思っておりますが、インサイダーということに関しては、これは違いますということを明確に申し上げたいと思います。証券取引法百六十六条だったと思いますが、このことが規定されておりますが、ここはいろいろな要件を書いておりますけれども、一番端的には...全文を見る
○竹中国務大臣 日経NEEDSでの試算ということでありますから、日経NEEDSのモデルが最近のバージョンがどうなっているかということをちょっと私は持っておりませんけれども、恐らく価格関数の中にマネーサプライの変数が十分に入っていないとかそんなことだと、これはもう委員よく御存じだと...全文を見る
○竹中国務大臣 日銀だけでそういうことができるというふうにはもちろん思っていません。デフレ克服の最大のポイントはやはり経済全体の活性化であって、その経済全体の活性化に向けて、四本柱の改革を政府としてもしっかりとやらなければいけないというふうに思っております。  しかし、これも繰...全文を見る
○竹中国務大臣 インフレ目標については、これはいろいろなタイプの議論があると思いますから、その詳細について、私自身立ち入って議論できる状況にはございません。  繰り返し言いますけれども、これはマネーサプライをふやしてもらうことが重要であって、その過程でこういった問題も考慮する余...全文を見る
○竹中国務大臣 個人の資産があることによって、その資産の裏には個人の貯蓄があるわけでありますから、それがさまざまな投資、財政赤字も含めての、貯蓄と投資のバランスをとっているという面は確かにあろうかと思います。  しかし、バランスシートで見ますと、バランスシートのつくり方は大変難...全文を見る
○竹中国務大臣 千四百兆は、委員御承知のように、家計部門が持っている金融資産であります。家計部門というのは、貯蓄を金融資産で持っている部分が多いというふうに考えますと、これは、それだけ貯蓄が多いんだというふうに考えるんだと思います。  千四百兆あるから大丈夫だ、決してそれで大丈...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御提出の資料は、大変重要なポイントであるというふうに思っております。  実は、ことしの経済財政諮問会議の重要なテーマの中に、公的な資金の流れを、御指摘のように、本当にいろいろな特別会計に分かれたり、いろいろな政府系機関に分かれたり、ないしは各省庁に分散され...全文を見る
○竹中国務大臣 これは非常に大きな、政府全体の改革につながる話でありますので、非常に時間をかけてやらなければいけない面もあろうかと思います。  しかしながら、我々としては、ことし前半のテーマ、公的な資金の流れのほかにも幾つか考えておりますが、それにつきましての、政策的にどのよう...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、数字そのものにつきましては、二〇〇二は、これはIMFの見通しでございますけれども、数字はプラスになって出てくるということはちょっと御理解をいただきたいと思います。  それにしましても、日本の経済は、本来であれば、日本が持っている技術力とか人材とか活用すれば...全文を見る
○竹中国務大臣 九〇年代を通してその力を十分に発揮できるような状況に持っていけなかったということについては、九〇年代を通して改めるべき点というのはやはり私はあるのだと思います。だからこそ、小泉総理が、構造改革をやらなきゃだめだということで、今の我々の構造改革なくして成長はないんだ...全文を見る
○竹中国務大臣 「改革と展望」に関して申し上げれば、これは政策の基本姿勢、それとまさに展望を示すためのものでありますので、その辺の書き方というのは極めてコンパクトにというか、抽象的になっております。特に御理解いただきたいのは、ことしの「改革と展望」は昨年つくったものの改定でありま...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、金融担当大臣になりまして、担当の課長に、銀行をつくろうと思ったら、つくるのに一体どのぐらい時間がかかるものなのかという質問をさせていただきました。私の問題意識は、まさに今委員おっしゃったように、河村委員もよく発言されますように、やはり新しい血が入ってくること...全文を見る
○竹中国務大臣 歓迎いたします。
○竹中国務大臣 日本の金融部門が弱体化していることによって、そこからいろいろな問題が派生して、経済のさまざまな分野で多くの問題をもたらしているという指摘は、私は重要なポイントであるというふうに思います。  ただ、今ちょっと指摘の中で、PKOをやっているのではないかと。PKOは、...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御質問の前半の部分と少しダブるのでございますけれども、どういう形で歳出削減をしていくのか、ないしはプライマリーバランスを回復していくのかという道筋は、大変重要な問題であるというふうに思っています。  「改革と展望」にはその基本姿勢を実は明記させていただいて...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、国、地方を含めまして、今の制度を前提にした上で、国と地方の、ないしは一般政府の規模を想定しているということでございます。
○竹中国務大臣 今財務大臣おっしゃったとおりなんでございます。  経済財政諮問会議では、このことの議論を時間的制約の中でできるだけ詰めて議論したいと思っております。それで、六月までにどのように進めていくかという工程表を示すということでございます。その工程表の中には、すぐやってい...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、資産デフレは、九〇年代以降、一貫して非常に厳しい状況で継続しているわけでありますけれども、その資産デフレの非常に厳しい状況、一方で、銀行が依然として担保主義を重視した融資を行う、それが相まって非常に厳しい状況が出現しているということを私自身も非...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、もしも、本当に何らかの理由で経済がすうっとよくなって、それで株も上がってということであれば、これは、不良債権の処理に対して非常に大きな追い風になるということは間違いございません。むしろ、一九九〇年代の反省として多くの専門家が語っているのは、九〇...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権の処理の加速を含む構造改革が必要だという御趣旨のことを委員も御指摘してくださっているんだと思います。その際に、景気、経済の下支えが必要だということも、私も、また全くそのとおりだと思います。  ただし、今御指摘の中で、緊縮財政という御指摘は、これは少し違う...全文を見る
○竹中国務大臣 前半の、私が日本を暗くしているという御指摘でありますが、私としましては、構造改革を進めることによってのみ日本の経済が明るくなるという確信のもとに政策を進めておりますので、それに対して国民は支持をしていただいているというふうに私自身は強く認識をしております。  そ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員からいろいろ厳しい御指摘をいただきましたが、昨年の景気底入れ宣言は、これは現実問題として、私は時宜を得たものであったと思っております。昨年の第二・四半期は年率で四%成長、第三・四半期は三%成長、第四・四半期は二%成長。ここのところ、踊り場的状況が見えているとい...全文を見る
○竹中国務大臣 注意をして経済政策に当たりなさいという御趣旨に対しては、これは私自身肝に銘じてしっかりとやらせていただきたいと思います。  しかし、インサイダー、風説の流布とありましたが、これはもう答弁をさせていただきましたけれども、インサイダーの取引対象になる特定有価証券の中...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御紹介の個々のケース、詳細に私存じ上げているわけではございませんが、今の法律の枠組みの中で、かつ当事者同士の、これは銀行にとっての経営判断、一方で債務者にとってはその債務者の立場を主張する中で、民事の問題として適宜解決が図られていくべき問題であろうかと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 感想はたくさんございますけれども、国会の議論というのは非常に真剣に行われているな、非常に厳しく行われているなというのが一つの感想でございますし、もう一つの感想をあえて申し上げれば、こちらの申し上げた真意が、特に社会に対してなかなか正確に伝えるのは難しいな、そういう...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、生方委員、この二年間の運転に関しては、これは当初から、大変厳しいがたがた道の運転をする、このがたがた道は相当続くということは予想しておりましたから、その予想の中で私は運転してきているつもりでございます。  こうやればもっとよくなるだろう、予想に反して経済が...全文を見る
○竹中国務大臣 竹森さんの考え方の御引用をされましたけれども、私は、これも予算委員会等々で申し上げましたけれども、シュンペーター的な考え方かフィッシャー的な考え方かという二者択一では全くないと思っております。日本にとって必要なのは、まさにその両方をやるというふうに考えざるを得ない...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう一貫して、私は、政策を総動員しなければいけないということだと思います。  その時々で議論を求められ、意見を求められるのは、相対的に例えばここが少しおくれているとか、その時々について議論を求められますから、それは、ではこのことを言っているのか、あのことを...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、塩川大臣がおっしゃったように、日銀総裁は、総理がお決めになって、国会の同意のことでありますので、総裁について私がどうこう言う立場にはございません。  個人的に福井さんは、よく以前から存じ上げておりますが、大変見識の深い立派な先輩であるというふうに思ってお...全文を見る
○竹中国務大臣 私の立場は、マネーサプライがふえるような状況をつくることが重要であって、そのためにいろいろな手段がある。その手段の一つとして、物価目標というのもあるんだと思います。この物価目標に関しても、いろいろな論者がいろいろな幅の広いことを言っておりますから、それがいい悪いと...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、金融政策の選択、政策手段の選択は、あくまでも日銀に独立に決めていただきたい。しかし、これは「改革と展望」で、集中調整期間が終わった後にはプラスの物価が実現できるようにしたい。実は、日本銀行自身も、御承知のように、物価がゼロ以上になるまで金融緩和を続け...全文を見る
○竹中国務大臣 最初の質問は、まさに非常に技術的な質問でありますから、これは議論すべき重要な対象であるというふうに思います。  先ほど言いましたように、メリット、デメリットを踏まえて、もし設定するのであれば、どういうふうに設定すべきか……(生方委員「どれぐらいが望ましいか、具体...全文を見る
○竹中国務大臣 それらを含めて、動員していただきたいというよりも、それらについて幅広く検討していただきたい。日銀の独立性のもとで、しっかりと専門家の立場で、どのような政策手段をとるかを決めていただきたいということであります。
○竹中国務大臣 これはちょっと申しわけありませんけれども、一%を超えるか超えないかということに関しては、何か的確な判断を申し上げるような基準を今の時点では持っておりません。  それと、前半の、資産を何兆円買ってはどうかとか、そういうことはまさに政策手段の選択の話だと思いますし、...全文を見る
○竹中国務大臣 内閣府にとって、経済財政諮問会議にとっても、説明責任というのは非常に重要であると私も思います。  ただ、生方委員自身御指摘くださいましたけれども、例えば特区を十つくったことによって、どれだけそこの地域の所得が高まるかとか、今回の税制改正によって、この業種の設備投...全文を見る
○竹中国務大臣 個々の経済主体での入りくりというのは確かにあるんだと思います。ただ、十五年度、負担増があるわけでありますけれども、その負担増全体を見ると、先行減税及び補正予算のうちの十五年度に発現する分でそこがほとんど相殺されるように、つまり国民経済全体には需要面を押し下げるよう...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう、生方委員御指摘の点は非常に重要だと、私もかねがね思っております。  実は、私はIT担当大臣を外れておりますけれども、IT担当大臣として、それ以前のIT戦略会議の時期から、そういった新しい働き方、新しい暮らし方をデジタルなテクノロジーが助けるような時代...全文を見る
○竹中国務大臣 これは相場でありますので、具体的なコメントをする立場にはあくまでもないということでございますけれども、非常に今不確実な要因の中で、為替相場そのものが不安定化しているというふうに思っております。  中長期的な均衡値がどこにあるかということに関しては、これはなかなか...全文を見る
○竹中国務大臣 「改革と展望」の基本的な性格といたしまして、これは、経済財政政策の運営に関する基本的な政策運営の姿勢を示すものであります。その中で出てきます、例えば何年ごろにどういうふうな状況というふうな、そういうのが出てまいりますけれども、それは、そういった政策を実現していった...全文を見る
○竹中国務大臣 今ちょっとお読みいただいたのがどの部分なのかあれなんですが、「改革と展望」の表現は、二〇一〇年代初頭に「プライマリーバランスの黒字化を目指す。」というふうにしているつもりでございます。
○竹中国務大臣 経済活性化を目指して、その意味では企業の税負担を軽減するというようなことが結果としてかなり実現したというふうに思っております。それが設備投資を通して企業、供給サイドにどのぐらいの影響が出てくるか、これは実は相当難しいものですから、正確には申し上げられませんけれども...全文を見る
○竹中国務大臣 よく消費の低迷という言葉が言われます。しかしながら、実は、中期的な動向を見ますと、消費はむしろ健闘しているというふうに申し上げて、企業部門に比べて家計部門への配分、労働分配率がむしろ高まったということを受けて、消費がここ一年ぐらい、二年ぐらいは支えているという面も...全文を見る
○竹中国務大臣 そのとおりでございます。
○竹中国務大臣 そのとおりでございます。
○竹中国務大臣 経済は大変厳しい状況が続いておりますから、しっかりと運営していかなければいけないということは間違いないことでございます。  しかし、政府の見通しに関しましては、去年の今ごろもまさに同じような議論が民間シンクタンクを中心になされていたと思います。我々が実質成長率ゼ...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の税制改革議論の中で、経済の活性化というのを非常に大きな中心に据えましたので、経済財政諮問会議におきましては、法人の税負担をめぐってさまざまな議論がありました。法人の税負担そのものが、税負担という観点から国際的に見るとやはり日本は高いという声が民間企業を中心に...全文を見る
○竹中国務大臣 改革還元型の減税というのは、できるだけ歳出を削りましょう、歳出がうまく削れた分については、民間でできることは民間にということですから、それを民間にお返ししましょう、その意味では、小泉構造改革の考え方に非常に沿ったものであるというふうに当然のことながら思っております...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○竹中国務大臣 住宅の重要性といいますか、それと、日本が、広さだけではなくて質の面で、一般に考えられている以上に実はクオリティー等々でまだ改善すべき余地が多いのではないか、その思いは井上委員の御指摘のとおりであるというふうに私も思っております。  ともすれば、経済の論議でいいま...全文を見る
○竹中国務大臣 これも井上委員から御質問いただいて勉強させていただいたんでございますけれども、国土交通省の実態調査によりますと、これまで実施された、老朽化を理由としたマンションの建てかえは、築後三十年から四十年のものが多いというふうに聞いております。全国に三百八十六万戸マンション...全文を見る
○竹中国務大臣 これは私の担当ではございませんけれども、大臣、副大臣おっしゃいましたように、物納されたものということをどのように解釈するかという問題であろうかと思います。一般の国有財産に関しては、その他別の理由で持っている国有財産については、それはいろいろな有効活用の仕方があろう...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、日本の今までの住宅投資の特徴を見ますと、持ち家に対する投資と貸し家住宅投資というものに明らかに差があったということだと思います。  これは言うまでもありませんけれども、持ち家はとにかく、土地神話という言葉に象徴されるように、圧倒的なキャピタル...全文を見る
○竹中国務大臣 以前から御通告をいただいて、その分長く考えさせていただく時間があったわけでございますけれども、基本的に、戦争というのは破壊の行為でありますから、それが新たな価値を生み出すということは当然ないわけであります。もちろんこれは今、そういうことがないように、ぎりぎりの平和...全文を見る
○竹中国務大臣 G7でのキーワードも地政学的な不確実性ということであったと聞いておりますけれども、まさにその不確実性というものが、今の個々のニュースに対して市場が非常に敏感に反応するという状況をつくり出しているのだと思います。その点に関して言うならば、やはりその不確実性をなくして...全文を見る
○竹中国務大臣 植田委員からの御質問、二点であったと思います。  経済の状況が厳しい中で不良債権処理を進めるということのリスク、それに見合ってきちっとしたセーフティーネットがとられているのか、これが第一点だったと思うんですが、不良債権の処理は、バブルが崩壊してから十年間、これを...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○竹中国務大臣 そもそもの話といいますのは、全銀協で本人確認に関するガイドラインをつくると。本人確認というのは、御承知のように、金融機関で、例えば新規に口座をつくる場合とか、大口の引き出しをやる場合に、これは本人を確認する必要があるわけでございますけれども、そのときにどういう書類...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、QアンドAそのものに不適切な部分があった、それを事前にチェックする立場にあった金融庁の対応にも不適切な部分があったということでありますから、そういう事実を踏まえて、我々としてはしっかりとした対応をしなければいけないというふうに考えております...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、そういった提示があったのかどうかという、その事実関係の確認をするというのがまず第一のポイントでございます。それを受けて、もし万が一あった場合には、それに対してどのような対応を行ったか、それこそ破棄したのか、それをどうかしたのかということ...全文を見る
○竹中国務大臣 この法律を主管しているのは総務省でございまして、二月十日付の全銀協の発出した「本人確認法事例・解釈集の訂正について」という文書は、これは総務省の指摘によって行われたものというふうに認識をしております。  私がお伺いしておりますところでは、仮に金融機関が住民票コー...全文を見る
○竹中国務大臣 総務省の指摘に基づいてこれは全銀協がお出しになったものでありますけれども、金融庁も確認をしております。
○竹中国務大臣 基本的には、本人を識別する四つの項目が記載されているものだと認識をしております。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、この法律を所掌しているのは総務省でございまして、その総務省の指摘に基づいて全銀協が行ったものだというふうに認識をしております。  総務省のお考えになっていることとしては、これは私の認識でありますけれども、総務省としては、先ほどまさに申...全文を見る
○竹中国務大臣 これはちょっと所掌外の法律の解釈の問題だと思いますので、私の方からどうこうということはちょっとお答えできないということは、ぜひとも御理解をいただきたいと思います。  私、前半に申し上げましたように、我々としては、これはもう解釈の問題ではなくて、明らかに法律の違反...全文を見る
○竹中国務大臣 はい。  その辺は解釈の問題でございますので、総務省とぜひ議論賜るべき問題だと思います。私の方としましては、総務省と相談しながらやっておりますので、金融庁として万全の体制をとったつもりでございます。
○竹中国務大臣 内閣府の経済財政部門では、マクロ経済の動向をしっかりと見ていく、同時に、地域経済の動向についても、さまざまな手法でまさに現場の情報をできるだけ早く取り入れられるように、いろいろな仕組み、努力をしているつもりでございます。  地域経済の状況でありますけれども、輸出...全文を見る
○竹中国務大臣 私自身、御指摘いただきましたように地方の生まれ育ちでありまして、地方にルーツを持っておりますので、委員御指摘のような地域経済の疲弊というものを大変厳しい状況であるというふうに受けとめております。特に、その厳しさの中の中核に金融の問題があるということも、これは、同時...全文を見る
○竹中国務大臣 二点の御質問のうち、最初の、検査マニュアル別冊、中小企業融資編において、もう少しわかりやすい事例を挙げろと。  特に、今例を挙げてくださったのは開示基準金利でございますけれども、開示基準金利については、例えば事務ガイドラインにおいて、「約定条件改定時において、当...全文を見る
○竹中国務大臣 地方の現場での声を我々自身が十分に酌み取って政策に反映させる、さらに、それが現場に浸透するように努力する。この点は大変重要だと思っております。  そういった点も踏まえまして、今金融審のリレーションシップバンキングのワーキンググループで専門家にも議論していただいて...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○竹中国務大臣 日銀総裁の人事は、言うまでもないことでありますが、総理が人選をされて国会で同意をされるということでありますので、人選そのものに対して私はコメントする立場にございません。  あえて個人的な意見ということで、今福井さんのお名前を挙げられましたが、福井さん御自身は大変...全文を見る
02月28日第156回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○竹中国務大臣 みずからの命を絶つというのは、これはもうまことに痛ましい限りであるというふうに思います。かつ、その数がどんどんどんどんふえている、その中でも、経済的な理由だと考えられる方の数がやはりふえている。委員御指摘のように、自殺というのはなかなか表に出ない分がかなりございま...全文を見る
○竹中国務大臣 経済の活動が地球規模で行われるようになっている。これは、物だけではなくて、お金や人間という生産要素、さらには情報まで含めて、物すごい速度で国境を越えて動くようになってきた。その中で、企業だけではなくて、個人の行動も地球規模を視野に入れて行われるようになってきている...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、労働に関して委員が今おっしゃったことは、全くそのとおりであるというふうに思います。  先ほど、国境を越えて地球規模で行動するというふうに私、申し上げたと思いますが、そのことは、日本の消費者を見ても、例えば、どこの国の製品がよいかということをよく知っている、...全文を見る
○竹中国務大臣 国民経済を守るというのは、委員御指摘になった言葉は、本当に、政策を考えていく上での最も重要なキーワードであるというふうに思います。  直接のお尋ねは、グローバリゼーションによって、それが具体的にどのような変化を我々にもたらしたのかという御指摘だと思います。例えば...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が前半で御指摘の御批判の部分については、それはそれとして謙虚に受けとめて、私はやはり、この国の国民経済を守るというために非常に強い信念を持って仕事をしておりますので、そのことは、今御指摘のとおりしっかりと伝えられるように努力をしていきたいと思います。  それ...全文を見る
○竹中国務大臣 イギリスのビッグバンとの関連で、いわゆるウィンブルドン現象というものが言われる。それに対して、そういうようなやり方が日本で起こり得るのか、そのことをどう評価するのかというお尋ねでございますが、私は、そのようなやり方は日本では起こらないと思いますし、これは日本にとっ...全文を見る
○竹中国務大臣 非常に、短期に、長銀や日債銀の個別のことを今の時点で正確に評価することはまだ難しいと思いますが、一般論として、例えば、外資が急に入ってきて、それで高く売って、売るというようなことは、金融業の本来のあり方として決して好ましいことではないというふうに思っております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、非常に重要なことをたくさんおっしゃいましたので、全部カバーできるかちょっとあれなんですが、ちょっと、先ほどので誤解のないように申し上げたいと思いますが、長銀、日債銀等々のときは、やはり国民の負担を最小化して、そのためにはどうしたらよいのかということをやはり政...全文を見る
03月03日第156回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○竹中国務大臣 経済そのものを活性化させるためには、構造改革を全面的に推し進めなければいけない、これはもう何度も、総理も我々も御答弁をさせていただいているところでございます。  経済は一時的な需要不足で悪くなっているのでは決してありませんから、まさに歳出、歳入、規制、金融の改革...全文を見る
03月05日第156回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 先行減税の経済効果、例えば平成の十五年度においては、今、総理がお話ありましたように二兆円の減税と税負担の増加が〇・二兆円、一・八兆円、それだけの効果というのを取り出して実は計算をするというのはなかなか難しいのでありますが、同時に、その景気循環の中で経済が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、委員御指摘のこの数字そのものを、ちょっと正確性というのを今確認はできませんが、御指摘のように家計に対する負担増はあります。一方で、総理御指摘のようにその減税の効果がある。その効果全体としてどのように表れるかということを見越して先ほ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな試算があるということは存じ上げておりますし、繰り返しますが、委員が御指摘のように、家計に負担が掛かって、それが消費が減るのではないかというような御心配も理解できる点だと思います。  しかし、例えば企業に対する減税等を通しても、それは最終的には消...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、総理の御答弁にありましたように、正に、企業に対する減税も、結局は家計に対して雇用等々、給与の安定等々を通して非常に有利になってくるんだという点がやはり非常に私は重要な点だというふうに思います。この点を御理解いただきたいということと、その点に対する総合...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点はもう本当に、先ほども申し上げましたが、だからこそマクロ全体で見ると減税になるような形に持っていっている。企業部門に対して、これは、企業部門に対する減税も、繰り返し申し上げますが、結局はそれは雇用や給与の安定を通して家計に戻っていく、そういうメカニ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済見通しを担当しておりますのでお答えさせていただきますけれども、確かに九〇年代に入ってから経済の動向を読むのが非常に難しくなった、それが、実績が政府見通しの、よりも下回っているという数字にはっきり現れているんだと思っております。小泉内閣になってから私ど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは財務省の所管ということになりますけれども、私の方で認識しておりますのは、この平成十三年度の実績見込み、平成十三年度の税収の実績見込みが大幅に違った、その平成十三年度の実績見込みに基づいて十四年度の税収の見積りがなされているので、その十四年度にそのま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二つの御質問のうち、最初の方の計測の話は私の方からお答えさせていただくべきだと思いますが、そういうふうな形で一兆円と十円を比べるのがどういう意味があるのかという問題はあろうかと思いますが、為替が減価した場合に、円が安くなった場合にGDPや物価にどれだけの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレという言葉を内閣府が正式にといいますか、使ったのは、今からちょうど二年ぐらい前だというふうに思います。一種のデフレであるという宣言をしたわけでありますが、それから実は半年か一年ぐらいの間は、尾辻委員御指摘のように、デフレというのはむしろいいんじゃな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実はこれ、なかなか説明が難しいのでございます。  簡単に言いますと、国は借金をしております。借金をしていますから、これは当然それに関連して金利を支払わなければいけません。税金を中心とする歳入があります。いろんなことを、社会福祉、公共事業、歳出があります...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 差し当たりは百点ということでいかがかというふうに思います。現象として、「改革と展望」の参考資料を非常に丹念にお読みいただいて解説をしてくださったと思っております。  政策の観点から言いますと、私は、からくりがもしあるとすれば二点であると思います。  ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二〇一三年というのは実は塩川大臣がおっしゃっているわけで、私は、実はこれは大変、申し上げたいのは、大変リーズナブルなというか、根拠のあるお話だというふうに思っております。  基本的に、そこに数字が、書いておりますように、今プライマリーバランスはマイナス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 月例の表現については、御指摘のようにこれ非常に分かりにくいという御指摘も確かにあることは存じ上げております。一方で、専門家で経済を見ている人が、毎月これを見ている人は非常に微妙なところをよく書いていると、そういう表現もございまして、要は、今正に谷川委員御...全文を見る
03月06日第156回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 政策が分かりにくいという御批判に対しては、本当に謙虚に耳を傾けなければいけないと思っております。  骨太を出したときに、骨太で具体策がないじゃないかと、それでは困るということで、これは工程表で五百もやっておりますというふうに出すと、今度は細か過ぎて分か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済企画庁のときの研究会でございますので、事実関係でありますけれども、人口減少下の経済に関する研究会というのは、実は平成十二年の六月に報告書を出しております。その中での報告の、というのは、まず、委員御心配のとおりに、人口が減ってくるとまず労働力が減るじゃ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと直接の海外の場と云々ということじゃないかと思いますが、基本的にやはり先ほど申し上げましたように、グローバルな視野を持って経済社会の運営をしていくことが人口減少の下においてもやはり日本にとって非常に戦略的に重要になると。その意味では、正にこれは経済...全文を見る
03月07日第156回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、日本の財政構造というのは本当にぎりぎりのところに来ているというふうに認識をしております。御審議をお願いしております平成十五年度の予算におきましても、歳出を削減して無駄を省こう省こうと努力しているわけですけれども、それにもかかわらず国債...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、今求められているのは、技術的なものではなくて、私たちの社会を子供たちのためにしっかりしていこうよという本当に志の部分なのだと思います。そのことを私たちも強くやはり感じておりますし、訴えたいと思うんでありますが、今正に起こっていることは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 阿部委員の御質問は大変深い御質問だというふうに思います。  もちろん、借りたものはやはり返すということでありますから、プライマリーバランス、借金を増やさないというだけで十分だというふうには私も個人的には思っておりません。ただ、当面見通せる、責任を持って...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 阿部委員の指摘しておられる点は大変よく理解できる、またしっかりと我々が勉強しなきゃいけない重要な点であるというふうに思っております。一般論として、今後高齢化社会が進む中で消費税が果たすべき役割というのは私は当然大きいというふうに思いますし、そういうことは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に、愛知委員の御指摘のとおり、やはり経済の地力といいますか、地力が正に構造だと私は思いますが、そこが弱くなってきている中で、しかしその九〇年代を通して経済を支えようとして財政を拡大させてきた。その結果として、地力そのものは必ずしも十分に回復しなくて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 右肩上がり、右肩下がりの議論というのはいろいろなされているんだと思います。  現実問題として、特に資産の価格に関していいますと、本当に委員の図の示すように極端に低下をしてきていると。しかし一方で、例えば我々の所得の合計であるところのGDPについては、実...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレの場合に、土地や株といういわゆる資産のデフレと、一般的な、我々が物を食べたり着たりする一般的な物価のデフレの問題がありますが、一般的なものに関して申し上げるならば、やはり三つあるということだと思います。  一つは、景気が悪いという言葉に集約される...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の金融システムの責任は大きいと思います。非常にたくさんのことをやはりやって改革をしていかなければいけないと思っています。中心になるのは銀行部門なわけでありますけれども、銀行に関しましては不良債権処理というものを当面急ぐ、その中でしかし決して不良債権を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘ないしは念頭にありますのは、民間でできることは民間にと、そういう流れの中で、不良債権処理に関しては、むしろ従来より厳しいルールできちっとやっていきましょうと。そういうところとの整合性を取りながら、いかにして本当に金融システムを健全化していける...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆる貸し渋り、貸しはがし的な問題というのは、これは大変大きな深刻な問題だというふうに思っております。しかし、中期的に不良債権の処理をしていかなければこれは経済の再生はない。むしろ、不良債権の処理をきっちりすることによって、本当に新たな、本当に資金を必...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行が九〇年代を通して非常に積極的に金融政策を展開してきたというのは、私もそのとおりであろうというふうに思います。  現状を今、副総裁もおっしゃいましたけれども、更に金融緩和の努力をしていかれると、そういうお話があったわけでありますけれども、我々と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 九七年の経済判断については、これは専門家の間でもいろんな検証が今、正に行われているところだと思います。  私自身の認識は、やはり日本の経済がそれ以降悪化した最大の要因は、不良債権問題について十分な情報量を私たちの社会全体が残念ながら持っていなかったと、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年というのは十四年度ということですか。税収の狂いについては、これ以前も御答弁させていただきましたが、十三年度の税収見積りが違っていたと。私はそこのむしろ技術的な問題であろうかというふうに思っております。  十四年度に関しては、国債三十兆円発行を目指し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も、経済が水準として厳しい状況にあって国民生活が厳しいということは全くそのとおりであろうかと思います。引き続き厳しい状況が続いているという認識に立っております。ただ、事実としては、実質的な所得というのはこの十四年度に関しては予想よりは増大していたという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あれ以来、大変ばたばたしておりまして、まだ証券会社に行く時間がございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは閣僚懇で、御承知のように、貯蓄から投資への流れを作りましょうと。その意味で、日経二二五やTOPIXに連動をしているETFというのは、日本の未来に投資するという意味があるということで、先頭に立ちましょうと私自身が呼び掛けたものでございますので、私が呼...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が申し上げている点は常に二点でございます。  やはり、マネーサプライを増やしていただきたいということ。マネーサプライを増やすには幾つかの方法がありますが、基本的にはマネーが世間に出回るためには、マネーではない貨幣とは代替的な資産を何か買ってマネーを出...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には日本銀行の独立性をどのように担保できるかと、これはやはり先進国の共通した、先進工業国のやはり共通した課題であろうかと思います。  これは先進工業国だけでなくて発展途上国ももちろんそうだと思いますけれども、その際に、独立性には二つの考え方がある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、先ほど言いましたように、貨幣ではない、貨幣とは代替的な資産を日本銀行が買って、マネー、お金を市中に出回るようにする。  そのときに、しかしやはり幾つかの留意点があるんだと思います。できるだけ日本銀行が資産変動のリスクを負わないようにする。だ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が申し上げているのは、インフレ目標を一つの金科玉条のごとく魔法のつえのように議論するのは、これは少し違うのではないかと、こういうふうに申し上げているわけです。  重要なのはマネーサプライを増やすということであって、じゃマネーサプライをどのような形で増...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保の予定利率の問題は、数ある金融問題の中でも私自身、実はこれ最も難しい問題だなというふうに思っております。そういった観点から今一生懸命勉強しているまだ段階なのでございますけれども、松委員の方は非常に先に先にいろいろ詳細に御検討くださって、いろんな考え方...全文を見る
03月10日第156回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 舛添委員御指摘のとおり、やはり経済が本来の成長軌道に向かって回復していくということを前提に「改革と展望」ももちろん議論しているわけです。  そのとおりなっていないじゃないかという御指摘なんですが、これはもう委員はよく御存じだと思いますが、十四年度の成長...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、本当に辛抱強くやるべき改革をしっかりやっていく、そういう時期だと思います。正に集中調整期間というふうに思っているわけでありますけれども、そこはもちろん経済の構造改革を加速して経済の活性化を早めたいという気持ちはありますけれども、これはやはりしかし「改...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 預金保険機構による破綻金融機関に係る主な資金援助額でありますけれども、これは十四年九月にFRC報告をさせていただいておりますけれども、金銭贈与は十八・二兆円、破綻金融機関からの資産買取りが六・二兆円、このうち破綻処理においてペイオフコストを超える資金援助...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、確定したものの金額は、今申し上げた国民負担として確定しているものは十四年九月までで九・六兆円ということになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、使えるという意味でございますけれども、交付国債に関しては枠が今申し上げたとおりでございますので、あとは必要に応じて借入れ等々で対応するということになるわけであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと補足的な、これは会計検査院とは違いますが、金融庁で把握している事実について申し上げたいと思います。  その前に一つ、先ほど借入れで対応するというふうに申し上げましたが、政府保証枠は五十七兆円、それで残高は、借入れの残高は二十一兆円でありますので...全文を見る
03月13日第156回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今、塩川大臣おっしゃったことと同意見でございます。我々政府もそうですが、とりわけ、デフレという問題を抱えて、日本銀行は今までに経験のしたことのない政策領域に直面しているということだと思います。その意味では、大変見識に富んだ三名の方、これは参議院での同意は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株価の問題に関しては大変厳しく我々も受け止めております。  ここ数日の動き、若干皮肉な動きが出ておりまして、二日前に去年の第四・四半期のGDPの第二次推計が発表されて、それは上方修正になっている。実物経済はそんなに悪くないということが確認された。昨日も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個別のもちろん銀行、会社の株価について云々する立場にはございませんですけれども、基本的には、二つの問い掛け、やはり同時に答えさせていただくべきだと思いますが、自己資本の充実のために各行が経営基盤を強化するために中長期的な観点から努力をしているという点は、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、現実の株式取引というのは大変複雑で、な形で行われております。世界が、資本が世界じゅうを駆け巡り、ファンドがいろんな利益機会を向かって動いていく、これは、当然のことながら、これは常にあり得ることであるというふうに思っております。  我々と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この不確実性の中で、私たちは、やっぱり幾つかの段階に分けて、やるべきことをしっかりとやっていかなければいけないというふうに思っています。  本当に戦争のようなことが起こるかもしれないという不安がある。万が一にも、万が一にも戦争が起きた場合には、その時点...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) メガバンク等々の増資に当たりましては、これは自己資本充実の観点から、望ましい、方向としては望ましいけれども、やはりそれに当たっては三つの視点が重要であるということを確かに申し上げました。  三つのSというふうに御指摘をくださいましたが、まず、それはスト...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げました健全性、戦略性等々は、決して増資だけではなくて、様々な、今御承知のように銀行は経営基盤の強化を行っています。どこどこと合併して、そのときに差損を、いろんな評価損を出してしまうというようなこともありましょうし、いろんなところと業務提携す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行が株式を保有していることによって、その株価の変動が銀行の貸出し行動に影響を与えて不安定化すると、そのために、この持ち株式、銀行の株式の保有を制限しましょうと、これはやはり中長期的には必要な方向でございます。  それに対して、今、二年後をめどにそれの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員先ほどから御指摘になっている、正に日本銀行の独立性の問題に関連してくる問題であろうか思います。  我々としては、やはりデフレを克服する、そのためにやはりマネーが増えるようにしなければいけない。これは政府、日銀、やはり共通に目指さなきゃいけないところ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常にちょっと大きなお問い掛けでありますが、正に骨太の方針以来ずっと主張してきているのは、その根底にあるのは、やはり日本の潜在成長力が非常に強くて、いわゆる右肩上がりで、それによって資産の価格も必ず上がっていく。したがって、そういったいわゆるキャピタルゲ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは去年の夏に総理から指示が出ておりまして、それを踏まえて昨年の骨太方針二〇〇二にも明記させていただいております。  六月にその三位一体の改革をどのように進めていくかという工程表のようなものを作るということでありますから、これ、我々も作業を急いでおり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本を含め各国が平和的解決に向けて努力をしている段階でございますので、戦争を前提とした話というのは慎まなければいけないと思いますが、基本的に経済的なリスクとしましては、湾岸危機、一九九〇年のときの経験も踏まえまして、原油価格が上昇しないか、株価が現に下落...全文を見る
03月14日第156回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 本日、内閣委員会が開催されるに当たり、所信の一端を申し述べさせていただきます。  小泉内閣は、発足以来、民間でできることは民間に、地方でできることは地方にの基本的立場に基づき、構造改革の基本戦略を経済財政運営と構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太の方...全文を見る
03月14日第156回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚議員から三問質問をいただきました。財務大臣との重複を避けて答弁をさせていただきます。  まず、我が国の財政赤字の拡大についてのお尋ねでありますが、正に議員御指摘のように、日本の財政の現状は長期債務残高のGDP比が約一五〇%、G7で最も高い水準になっ...全文を見る
03月14日第156回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ここのところの株式の市場、特にこれが世界的な規模で、日米欧の連鎖のような形で厳しい状況を迎えていることを大変厳しく受け止めております。それが経済界や我々の生活に与える影響ということでありますが、これは戦争という非常に不確実要因で世界が不安定化しているわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行の自己資本との関連で委員、いろんな御心配をしておられるということでございましたら、自己資本そのものは、資本増強の計画いろいろありますけれども、メガ、いわゆる四だけで二兆円、約二兆円の規模を考えていると。  で、株式市場が悪化して評価損が出た場合に、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、株安で評価損が出て、それで自己資本を毀損するという程度が今の起こっているような状況で即それが深刻な、ないしは目に見えた状況になると、それはかなりマグニチュードが違う問題だというふうに是非御認識をいただきたいと思います。今、委員...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政策にいろんな批判があるということは承知をしております。しかし同時に、これもこの間のテレビの番組のアンケートでありますけれども、お答えくださった方の七割、八割の方は、私がやっている政策は正しいというふうにお答えをくださっている、それもまあ一つの声であろう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員のお尋ねが資産デフレに関するものなのか、一般的なデフレに関するものなのか、両方が、なのかという、よくちょっとあれなんでございますけれども、基本的には、一般的なデフレ、物価の問題に関しては、何度も申し上げていますように、やはりこれはもちろん政府は政府で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マネーを増やしていただくということに当たっても幾つかの方法はありますが、一つは、資産を購入して、その購入代金としてのマネーが世界、市中に出ていくということだと思います。  それに関して、やはり政府は政府で、新しい今、領域、今まで経験したことのない問題に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 為替レートは、非常に長期的には塩川大臣がおっしゃるような購買力平価を基準として、中期的には経常収支の赤字、黒字等々を反映して、短期的には内外の金利格差を反映して非常に複雑に動くものだと思います。  副総裁言われたように、為替レートというのはある意味でそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 森本委員御指摘のように、正に日本経済の再生には中小企業の再生、これはもう絶対不可欠であります。  その意味では、中小企業庁とともに金融庁の役割、大変重いと思っておりまして、中小企業庁と連携を取りながら、今御指摘の売り掛け債権担保融資保証制度とかセーフテ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、この円滑化借換え保証制度、これは大変重要な制度で、効力を発揮しつつある制度だと思っております。これをよく活用するためにも、速やかに金融機関に対して我々も積極的な活用を要請をしてまいりました。  これは、個々のケースはいろんなケースがあろ...全文を見る
03月17日第156回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 小泉内閣が発足しまして、その二か月後にいわゆる骨太の方針を出しておりますが、その骨太の方針の中でも明示しましたように、それ以降、一貫してNPOというのはこの社会の中で大変重要な位置付けを私たちとしても与えているつもりでございます。  二つやはり意味があ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、イラクをめぐる情勢等々を反映して、まず株式市場が非常に不安定な動きをここのところしております。これは、平和的解決もちろん我々は望むわけですが、万が一にも戦火が開かれた場合に日本にどのような影響があるのか。一九九〇年の湾岸危機の教訓等々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済が厳しい状況で推移する中で、過去一年、二年を見ますと、むしろ消費が経済全体をむしろ引っ張ってきたという傾向がございます。それに対して、企業部門の回復が遅れていた。しかし、直近になるとこれがむしろ逆の動きが見られておりまして、消費は横ばいの中で弱い動き...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本はかつてから貯蓄率が高い国で、具体的には家計の貯蓄率がかつては二〇%を超えていた時期もございました。それが高齢化とともにだんだん下がってくるということは多くの人が見越していたんですが、それにつけてもこの十年ぐらい、実は貯蓄率、家計の貯蓄率はかなり大幅...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 貯蓄率が今後どうなるかということについては、専門家の間にもいろんな見方がございます。日本は世界に類を見ない高齢化が進むということは事実でありますから、そうしますと、先ほどの例でいいますと、高齢者の数が増えれば増えるほどやっぱり貯蓄率は中長期的に下がってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 本当に世界全体が不安定な状況になってくる中で、万が一にも戦争が起こるかもしれない。それまでにできること、万が一にもそうなった場合に起こること、戦略的に見通して、しっかりと対応していきたいと思っております。
03月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○竹中国務大臣 財務大臣がおっしゃったとおりだと私も思っております。  あえて二点申し上げるとすれば、一つは、やはり共通の目標に向かってお互いが努力する。その際、政策手段の選択においては、日本銀行の独立性というものを我々としても大切にしていきたい、これが第一の点。  第二の点...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、公正取引委員会の調査結果において、今答弁があったような結果が出ているというふうに認識していますが、銀行という非常に大きな組織を持った企業で、それぞれの非常に細かな行為について事細かな原価計算のようなことを行うというのは、銀行のみならず、一般論として...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論として、もちろん、優越的な地位を乱用して云々ということは許されることではないというふうに思います。  しかし、今回の公取の報告の中でも、この四行間で土曜日のATM手数料の有料化について、決して話し合いが行われたり、「共通の意思が形成されるなどの事実関係は認...全文を見る
03月18日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当の竹中でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  まず、最近の経済情勢を見ますと、景気は、おおむね横ばいとなっているが、イラク情勢等から不透明感が増している...全文を見る
03月18日第156回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今の坂口大臣のお話でもう尽きているかというふうに思いますが、基本的な重要な視点は、やはり根本から骨格を議論することだと思っております。とりわけ、私の方は経済財政諮問会議で大きな方向を議論する立場にありますので、正に予断を持たずに、排することなく、根本的な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 制度の詳細を必ずしも存じ上げているわけではありませんのですけれども、今の厚生労働大臣の答弁を聞いておりまして、基本的には保険でカバーされる人数の数が少なくなっていると、トータルで一千万人ぐらい少なくなっていると。その中で保険をやりくりしようと思ったら、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、基本的に保険でカバーされないといいますか、加入している人が少なくなっているというのは、これはこれでやはり社会全体のシステムとしては深刻な問題であるというふうに思っております。  そういった事実も踏まえて、根本的な骨格の議論をするとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは、社会の中で自分自身をどのように位置付けていくか、成熟とともにいろんな考え方も変わるのだと思います。  ただ、委員の御指摘の根本にあるのは、やはり制度の維持可能性、持続可能性についていろんなことをやはり若い世代が感じているのではないだろうかと。そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変難しい問題でありますが、高齢者の統計に関しては一点、こういう統計に出てくるのは世帯主になっている高齢者ということでありますので、被扶養者である、いわゆる養われている高齢者等々を考える場合の問題は、やはり割り引いて少し考えなければいけないという点もあろ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は団塊の世代でありますので、これも非常に感覚的なお答えになるかもしれませんが、基本的には所得喪失される分に対する備えが年金であるというふうに考えますと、これは感覚としてはやっぱり五割を割るとちょっとしんどいなというような感じはあるのだと思います。その意...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は大きく二点あろうかと思います。一つは、税か保険か、ないしは賦課か積立てかというような根本的な、制度を長期的に耐えるものにしろという御指摘。第二点は、それを変更する場合に、一種の、現時点である種の清算のようなことを行って、新たな仕組みに速やか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、先ほど委員がおっしゃった社会保障全体でというのは、実は二年前の骨太の方針の中で、年金、医療、介護一括して社会保障に関する個人勘定を作るというようなアイデアを我々としては出しております。その中で、やはり総合的に考えるというのは諮問会議としてもやはり是...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日、月例の経済報告を行いまして、現状の基本認識としましては、おおむね横ばいであるがイラク情勢等々で不確実性が高まっていると、正に我々の認識を端的に示したつもりでございます。  これは、テクニカルには上方だという言い方も確かにあるんですけれども、我々は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株価の状況は大変厳しく認識をしております。御指摘のように、株価というのは将来の期待を表すということもありますので、この点は厳しく受け止めております。  しかしながら、確かにこれ四〇%程度株価は下落した。しかし、その間、ニューヨークのナスダックは五〇%下...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと手元に年度ごとの細かい数字は持っておりませんが、基本的にはやはり財政赤字がここまで厳しい状況になっている中で財政を中長期的に健全化していくということは避けられない道であるというふうに思っております。  しかしながら、現下の厳しい状況下で、十五年...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員、一点だけちょっと、数字にこだわるわけではございませんが、十五年度の財政は、その十四年度の補正予算の執行もかなりの部分が十五年度になされると。それを勘案して、財政は、マクロで見まして、これは緊縮型になっておりません。その点はまた数字を挙げて必要であり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平沼大臣が今お答えになったような状況にあるわけでございますけれども、民間金融機関が不良債権等々を抱えて、十分にリスクを取って貸出しと、するという体力が非常に弱っている。しかし、そのためにも不良債権処理を加速して、健全な金融機能を取り戻してもらわなければい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 社会保障関係だけで四兆円なのかどうか、ちょっとこれは計算の仕方もいろいろあろうかと思いますが、家計に対して一部その負担を求めているのは事実だと思います。  先ほどから私、何度か全体で見た政府の貯蓄と投資のバランスということを申し上げておりますが、一方で...全文を見る
03月19日第156回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 複雑な経済問題をお互い考える上で、意思疎通の場は非常に多様であるということはやはり好ましいことだと思います。諮問会議、政策決定会合に加えて今議論になっているような意思疎通の場を持つというのは、これは大変意味のあることであると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 予算委員会でも何度か御答弁させていただいていますように、やはり政府、日銀一体となってデフレを克服するためにはマネーサプライを増やしていかなければいけないでしょう。その方策として、日本銀行が資産を、何らかの資産で購入するということも、当然やはり我々としての...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは正に、政策手段としてどのようなことをやるべきかということは、これはやはり日本銀行にお決めいただくことだと思います。  その上で、もちろん政府の、総理大臣、財務大臣の認可が必要な場合については、それはその場合に応じてこれは適宜適切に判断していくとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 税制改革に関しましては、昨年の夏に総理からの直接の御指示もありまして、また閣議決定しました骨太第二弾の中にもその趣旨を、今、正に委員御指摘のように抜本的にやるということを明記しております。重要な点は、この抜本的な改革は複数年度にわたってやはり行わなければ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは骨太の中に明記してございますけれども、税制を支える理念としては、簡素であり、中立的なものであり、それは資源配分をゆがめないという意味で中立的なものであり、それと公平なものであるということになると思います。それを実現するに当たって、しかし中立というの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の点をめぐりましては、経済財政諮問会議の中でも様々な意見がございました。むしろ、活性化に向けてはいわゆる法人税率、本税率そのものを下げる方が必要でないのかというような意見もございました。これは多年度を通じてそういった方向を実現していきたいというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 内閣府等々の試算でも、法人の税負担が諸外国に比べてやはり相対的に重くなりつつあるというような結果が示されているというふうに理解をしております。中期的に諸外国の動向等々をにらみながら法人税の税率そのものを考えていかなければいけないというのは、これは政府税調...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 方向としては、たくさんの、できるだけ多くの人が税を分かち合って負担する、そうすることによって税率そのものが低くなる、その考え方は私は大変重要だと思います。その広く、薄くを実現するためにどのような税の設計があるかということに関しては、この税の設計そのものは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、簡素、公平、中立、活力という三点、四点を重視しながら、広く、薄く、公平感のある税制を目指すことが、やはりこれは中期的な方向としては必要であるというふうに思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の所得税の累進構造というのはかつて非常に強いものであった。それが何度かの税制改正によって、アメリカと比べて日本の限界税率が極端に高いという状況ではなくなっているというふうに理解をしております。その点は九〇年代後半の税制改革というのは非常に大きかったの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、私個人としてどのような税率が最も望ましいかという考え方、ないわけではございませんですけれども、今回の御審議いただいている税制案というのは、現時点で財源の問題も考えて可能な範囲でしっかりとした改革になっているというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、その本に書いてあることと答弁していることというのは全く同じことであるというふうに思っております。  ただ、そこに書いてあることを全部、なぜ構造改革が必要なのかということを朗々とやらせていただきますと物すごい時間がたってしまって、特に参議院の場合は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、随分以前のタウンミーティングであったというふうに思いますけれども、アメリカのドル、ユーロ、円を考えて、これやはりどこかの時点である意味でけたをそろえるというようなことはやっぱり私は議論になってくるのだというふうに思っております。さらには、デフレ状況...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 転換国債だけではなくて、私は、例えばインデックス債とか、特にデフレとの関係でインデックス債、そういったことも含めて国債の形態を多様化していく必要があるということをかねてから申し上げているつもりでございます。転換国債だけが大きく新聞に出たことはございますが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成の検地ということを申し上げましたときには、基本的には幾つかちょっと複数の意味で申し上げました。  地籍の調査のようなものも一つございますし、もう一つは、公害との関係で、これはいわゆるかつてNPO、NGOが中心になってごみマップを作ろうではないか、環...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 既に一年以上前に実現したものとして、今申し上げたような基金のものが一つございますということであります。  それと、もっと抜本的な地籍の問題については、これは扇大臣の持論でもございまして、扇大臣の方でいろいろ御苦労いただいているというふうに認識をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、島田晴雄先生が座長になっている諮問会議の専門調査会での報告で、諸外国等々に比べてサービス業で五百三十万人程度まだ雇用を増やせる可能性があるという指摘があります。それの実現に向けてどのようにしているか。  実は、島田先生御自身が特命顧問になってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな御批判があるということは承知をしております。必ず批判は違う二つの方向からやってまいります。改革をするから経済が悪くなるんだ、改革やめろという御批判、いや、改革をもっとやらなきゃ駄目だ、改革が遅いからこういうふうになるんだ、もっと激しく改革をやれと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな難しい立場で政策の決定をしていかなければいけないことがあるかと思います。その場合に、やはり非常に長い目で見た国民の利益、広い意味での国益というものを素直に感じることができるのかなと。もちろん、先生方皆さん、そういう立場でやっていられるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に大きなリスクがあるというふうに思っております。  これは、基本的には一つの政策を実行していかなければいけません。現実には、いろんな教科書で書かれているような一〇〇%の政策はあり得ませんですから、そういう意味ではしっかりと現実を見ながら、妥協すべき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お答えくださっていますけれども、これは小泉総理から依頼がなければやれないわけでありますので、そういう御依頼を受けまして私なりに真摯に考えさせていただいて、本当に日本のためにお役に立てるんだったら是非お役に立ちたいと、そのようなつもりでやっているわけでご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一刻も早くというのは、私は、これは、あなたも政治家になってはどうかというようなお声も掛けていただいたことございますけれども、私の本分といいますか、仕事はそういった研究者であろうというふうに思っておりますので、そういうことが可能な状況になれば、日本経済が活...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、日本経済の再生のために構造改革という非常に大きな道を歩んでいるつもりでございます。戦争がもし始まった場合には、柔軟かつ大胆にいろんなことをやらなけりゃいけない場合もあるだろう、しかしそれは構造改革を目指す方向と矛盾してはならない、それがやはり一つ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先般、発表しました市場の監視策というのは、これは株価対策ではもちろんなくて、御指摘のように、乱高下を防がなければいけない、そのためにきちっとした取引をしていただきたいということでございます。  株については、これは正に市場の需給で決まると。それに対して...全文を見る
03月20日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) まず、株価に対して政府が影響を与えると。つまり、直接影響を与える。もちろん、経済を活性化させて、経済を良くして、結果的に株価が上がってほしいと、これはもう当然我々は考えるわけでありますが、今日この時点での株価に、需給関係に直接影響を与えるというようなこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員の資料はかなり先までさかのぼっておりますので、そこの一つ一つについてちょっと私十分な知識を持っておりませんが、基本的な我々の考え方というのは、需給関係に直接影響を与えるようなことは、これは政府はすべきでもないし、現実にはできない仕組みになっており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと量についての質問いただいていません。済みません。数字が出たらまた御報告いたしますが、基本的には不確実性が高まっているということと、これまでの重要な株式市場でのプレーヤーである機関投資家、具体的には生保でありますし、一部銀行でありますが、そういうと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう正確な数字は後で御報告させていただきますが、二千億強であったというふうに思っております。日銀の方は九千億ぐらいだというふうに聞いておりますので、そういう数字になっております。
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな政策を取ってきておりますので、それぞれについてやはり評価も少し違うのではないかと思います。  先ほどから申し上げていますように、本来でしたら市場の、非常に厚みのある市場の中で多くの売手と多くの買手がいてしかるべき価格に安定していくものが、そうは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 会計の基準に関しましては、これはもう言うまでもありませんけれども、やはりこれは我々の社会を支える極めて重要なインフラ、そのインフラの中でも最も基本的な部分を該当するものだと思っております。結局、そうしたインフラで透明性の高いシステムを作っていくことが、先...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行、生保等々、いろんな推測、推定、計測が民間のシンクタンク等々からも表明されておりますけれども、これは三月末に銀行が実際にどのぐらいの株式を持っているのか、つまり銀行のポートフォリオが明確にならないとはっきりしたことは申し上げられない性格のものでござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねの二点、手短にお答えさせていただきますが、以前も申し上げたと思いますが、生保の問題に関しては本当に議論すべき論点が多いというふうに思っております。  我々としては、引き続きやはり幅広く勉強していかなければいけないというのが現状での私たちの立場でご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、生保の予定利率の問題というのはなかなか、このような形で解決すれば多くの人の合意が得られるのではないだろうかというその案がなかなかやはり見付けにくい非常に難しい問題であると。その百点満点の中でせめて七十点、八十点を取れるような答案が書けるような問題...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、引き続きこの問題についてはしっかりと勉強して、必要な対応は何かということを考えていきたいと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、情勢緊迫する中で、やはり万が一にも戦争が始まった場合にどのようなインパクトが生じるのか。これは、こうした問題にしっかりと対応するのが我々の重要な責務であると思っております。  まず、ちょっと御紹介いただきました、いわゆる専門家、特に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回の御質問のときも非常に重要な御指摘をいただいたと思っております。  基本的な目標といいますか、政策が目指すところは、正に総理から御指示がありましたように、不良債権問題を終結させるようにということであります。現時点で不良債権問題がやはり終結していない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員のおっしゃる循環的な、本当に景気が一時的に悪くなったから、それによって何か債権の分類が変わる。これは本当に、これはちょっと解釈の問題も入ってこようかと思いますが、一時的に悪くなっている会社に対してはそれは実態的な判断をするというのが、これは現状のやは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 浜田委員の御指摘、誠にもっともだと思います。十分肝に銘じてしっかりと行政をしたいと思います。やはり本当にそのリスクを取れるような銀行になってもらいたい。企業はリスクを取って投資をするわけです。しかし、それに融資をする銀行こそがある意味では社会の最後のリス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 三月十九日の日経新聞についてでございますけれども、大阪証券取引所に対しては金融庁と証券取引等監視委員会の合同の検査を御指摘のように実施しております。現在検査中でございます。これは個別の検査内容の話でありますので、コメントは差し控えさせていただきたいと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大阪証券取引所において御指摘のような動きがあったということは承知をしておりますが、いずれにしましても、金融庁としてはこれは適正な検査に努めているところでありますので、今続行中でありますので、内容についてコメントすることは差し控えさせていただきたいと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあこれは何度も同じ答えで大変申し訳ありませんですけれども、今検査の最中でございます。それについて個別の問題、内容についてコメントすることは差し控えたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) これはどういう状況にあるのかということも含めて、これは正に非常に個別の問題であるというふうに思っております。今、その検査妨害の一見おそれがあるのではないかというような御指摘がありましたけれども、そういうことも含めて正に今検査をしておりますので、その現場で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは正に今検査中であります。何を調査しているかということも含めて、これはやはりそのコメントを今の段階ではできないと思っております。いずれにしても検査は独立をして、責任を持ってきちっと行っておりますので、その検査の現場で責任を持って対応をさせているところ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員、報道に基づいていろいろおっしゃっておられますけれども、その事実関係を含めて、これ正に今検査をしているところで、合同で検査をしているところでありますので、これはしっかりと検査をさせたいと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 検査というのは独立して行うところに大変大きな意味がございます。例えば、検査の途中で我々大臣なり副大臣なりがその者に対して圧力を掛けるというようなことに対しては、別の面から、別に圧力を掛けるという意味でおっしゃっているわけではないと思いますが、そういうこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現場において事実関係も含めて検査をしております。必要な策があれば、当然のことながら我々としては対応を取るつもりでございます。今正に検査中でありますので、それについての検査結果を待ちたいと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとこの資料の性格等々読み切れておりませんのですが、これは報告書から直接抜粋されたということなんでございましょうか。  これは正に個別の経営判断の問題ではありますけれども、基本的に銀行というのは、そこに融資をすることによって引き続き金利を得て良い資...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘、ちょっと独自に入手された資料に基づいてということでありますので、我々としてはちょっと事実関係の確認のしようがないのでありますが、基本的には銀行にきちっとやらせろよという御趣旨であろうかと思います。  その思いは同じでありますので、そこは正...全文を見る
03月24日第156回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 木俣議員から四点質問いただきました。  まず、イラク攻撃が我が国経済に与える影響、その対策についてのお尋ねでございます。  先ほど総理がお答えしましたとおり、戦闘開始以降、内外の経済・金融市場は総じて安定して推移しており、混乱は生じていないというふう...全文を見る
03月24日第156回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど塩川大臣からお答えがありましたように、昨日の会合というのは、何かを決めるということではなくて、いろんな御意見がございます、その御意見についていろいろ意思疎通を図る、そういう会議でございました。したがって、昨日の会議で何かが決まったということではもち...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不況の反対は好況でありますから、基本的には不況、好況というのは、経済が循環的に良い局面にあるか悪い局面にあるかという、その循環的なお話であろうかと思います。  小泉内閣の基本的な問題意識というのは、もちろん循環というのは常にあるわけですけれども、より重...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレというのは純粋にやはり価格の現象でありますから、我々としては、価格が九〇年代の半ばからGDPデフレーターでは低下傾向にあると、そのような意味で純粋に使っているつもりでございます。  繰り返し申し上げますけれども、循環的な意味での好況、不況というの...全文を見る
03月25日第156回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 齋藤議員から、雇用創出のためのビジョンについてのお尋ねをいただきました。  政府は、日本が目指す将来の経済社会の姿と、それを実現するための中期的な経済財政運営についてのビジョンとしまして、いわゆる「改革と展望」を策定しております。本年一月には、その改定...全文を見る
03月25日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 前回も申し上げましたように、銀行としては、これは社会のために、また自らの利益のためにもその優良な貸付先というのはこれは大事にすると、これは当然のことであろうかと思います。  今、委員が御紹介になったのは私的な内部文書でありますので、我々としてはちょっと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返しになりますけれども、個別の企業の中での私的な管理のこと等々、内部文書の存在等々、ちょっと我々としては確認はしようがございません。  委員の御指摘は、そういった銀行がきちっと貸せるはずのところにきちっと貸していないのではないだろうかという、そうい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その貸し渋り、貸しはがしに対して厳重な態度を取らなきゃいけないということは私自身も痛感をしております。貸し渋り、貸しはがしのホットラインで今情報を集めて、それを検査に反映させるというような手法、新たな手法を我々は取ろうとしておりますので、それはひとつ是非...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年の十月末に金融再生プログラムを発表いたしまして、今それに基づきまして最初の決算が行われようとしております。金融再生プログラムがどのような効果をもたらすかというのは、やはりその決算においてまず最初にしっかりと評価をしなければいけないというふうに考えてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、金融再生プログラムに基づいてどういうことを予定していたかというふうに率直に聞かれますと、実はそれはそんなに明確に、必ずここでこういう増資が起こるとか、そういうことを想定したわけではございません。  私は、金融機関が例えば自己資本の増強に当然のこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず数字の件ですが、ちょっと〇・九%と御指摘がございましたが、これは十二月に我々が改定した改定見通し、当初はゼロ%の見込みだったのを改定して、〇・九%に今改定をしておりますが、先ほど申し上げましたように、このまま一―三月期がひどい数字にならない限りは、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、一・八の意味をもう一度申し上げさせていただきますが、この一―三月期がゼロ%成長であったとして、これまでの、昨年の四―六月期等とですね、それでGDPを出しますと、前年度に対して十四年度は実質で一・八%成長という単純な数字が出てまいります。そういう意味...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) プライマリーバランスの回復をどのように道筋を立ててやっていくか、これは経済財政諮問会議にとっても最大の今の課題の一つであるというふうに思っております。  現時点で、先ほど小林副大臣からお答えがありましたように、我々としては、非常に大きなマクロ的な枠組み...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 行政改革という具体的な話と、今ちょっと議論しているマクロの話というのはちょっと次元が違うものではありますが、あえてその整合的な議論をさせていただくとすれば、私の理解では、一般政府の規模を今と同じぐらいのレベルでGDP比で抑えるというふうにしているわけです...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのような懸念があるからこそデフレを早急に抑えたいというふうに考えるわけです。そのような懸念があるからこそ、二年ぐらいの集中調整期間を終えて本来日本が持っている成長力を早く回復したいというふうに考えるわけです。  日本は、実質で見て例えば二%程度の本来...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) シャウプ以来の抜本的な税制改革、我々はその志を持ってやっているつもりでございます。その中身、どういうことを心掛けているのかということでありますが、何度か議論に出ていますように、正にシャウプ勧告というのは包括的所得税の考え方に基づいて非常に理論的にも整合性...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっととっさなことでございますが、確かにそういう御質問、本会議の方でいただきました。  すごくちょっと単純なお答えになってしまうかもしれませんが、これは取りも直さず財政赤字が非常に大きいと。財政赤字の積み重ねが公債の残高になるわけでございますから、財...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 同趣旨でありますけれども、補足をさせていただきたいんですが、基本的には、先ほど峰崎委員に申し上げましたように、一般政府の規模を大きくしていかないことであると。現状、GDP比で見て大きくしていかないことである。これが、先ほどから申し上げている、その意味では...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の記憶違いでなければ、その税制の改革、制度変更がどのように影響を与えるのか、大塚委員の御指摘はそういう点ではなかったかというふうに記憶しておりますんですが、ちょっと済みません、私が申し上げたかったのは、その税収、税制の改革がございます。  で、例えば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十三年度の白書で潜在成長力の議論をさせていただいております。これは、八〇年代後半には四%を上回っていた、九〇年代前半には二%強であった、九〇年代後半は一%強に落ち込んだというふうに分析をしております。これは言わば供給力の伸び率というふうにお考えいただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員が先ほどから主張されておられる一つの懸念、例えば、日本銀行が政府にある意味で、安易にとあえて言えば、そういう協力する形で国債を引き受けることになれば日銀のバランスシートが損なわれるし、財政の規律も失われる、それは国民経済にとって好ましいことではな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員、御専門家の立場で日銀のバランスシートを非常に精査して今日は御議論いただいていると思います。  言うまでもありませんが、実は政府のバランスシートも肥大化をしております。それが国債面で見ると非常に明らかなように借金残高になっているわけでありますか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、実績を比べますと、日本銀行に随分頑張っていただいているというような状況になっております。これについては、我々としては、せっかくの制度でありますから積極的に活用してくださいということはいろいろ呼び掛けてはおりますけれども、これについては与党...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、ちょっと与党の方でいろいろ御議論をいただいておりますので、我々としても与党の御議論を見守りながら、しっかりと考えていきたいと思っております。
03月25日第156回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に大きな御質問だと思います。  もうNPOの重要性等々についてこの場では申し上げませんですけれども、このNPOの制度が始まったのは平成十年でありますから、五年の歴史が既にございます。五年間、これはもう野党の先生方にいろいろ御努力をいただいて積み重ね...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変申し訳ありませんけれども、公益法人改革の議論そのものが、今いろんな可能性を考慮に入れながら石原大臣の方で行ってくださっておりますので、包摂する方がよいか独立した方がよいかというのは、必ずしも二者択一の問題ではないというふうに思っております。その意味で...全文を見る
03月26日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 金融庁の役割、いろいろあろうかと思います。しかしながら、我々としては、銀行にお金を預けている預金者の立場がある、銀行からお金を借りている借り手企業の立場がある、それぞれについてやはり金融が円滑に機能するようなシステムを作っていく、それを監督していくという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 信用保証制度、あの状況の下で、九八年から九九年に掛けての厳しい状況の下で大変大きな役割を果たしたというふうに私は思っております。  これがもし信用保証なかりせばどうなっていたかというようなことも一つ考えなければいけない要因であろうかと思います。  そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) コレステロールの例をお出しくださいましたが、我々も政策というのは一つの目的を持ってやるわけですけれども、打ち出の小づちのような政策というのはどこにもなくて、一つのことをやれば必ずその副作用のようなものはあるというふうに思っております。  例えば、自己資...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融の現場が必ずしも今の時点で私たちが目指しているような状況になっていないという御指摘は、私はやはりそれは事実なのだろうと思っております。  特に、例えば検査マニュアル一つを取りましても、検査マニュアルに書かれていることのその意図しているところと違うよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、例えば貸し渋り、貸しはがし等々については、貸し渋り、貸しはがしのホットラインを設けて、それについて情報を集めて、今その情報を生かして、それをどのように検査に生かしていくかというような仕組み作りを行っております。  これは櫻井委員から何度も御指摘...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、櫻井委員がおっしゃったようなことを正に各銀行は積極的に取り組もうとしているのではないでしょうか。  冒頭で悪い会社をつぶすというような御表現があったと思いますが、これは決して、もちろんそういうことではなくて、不良なままで塩漬けにしていては何にもな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカのシステムそのものについては、私も以前から大変興味を持って見ております。恐らく、これはもう釈迦に説法でしょうが、アメリカの場合は、そもそも州際業務が認められていない中で、銀行というのが非常に本来地域のものであるというところから出発した国、そういう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株式の買取り、取得の機構と日銀の仕組みというのは類似の行為ではありますけれども、やはりその目的等々が少し違っているんだろうというふうに認識をしております。我々の方は、その保有制限に併せて出てくる一つのセーフティーネットとして出している。日銀の方は、保有リ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この株式取得機構についても、御指摘のように、今までの買取り累積額は日銀の、先ほど言いましたけれども、五分の一ぐらいの水準でしかございませんですけれども、株式取得機構としての役割は是非きっちりと果たしていってもらいたいというふうに思っております。  先ほ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年、日本銀行がこの株式の買取りの枠組みを作ったときに、取得機構との関係をどうするか、これは我々も議論しましたし、この場でも随分と議論をしていただいたというふうに思っております。結論から言いますと、現時点において、そのときの議論の枠組みを超えるような状況...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、繰り返しこの株式保有機構の積極的な活用を銀行に対して呼び掛けております。  これは、先ほどから申し上げましたように、その時々のリスクの評価、これはマクロの評価、それと自分が持っている保有株のそれの個別銘柄に関するリスクの評価に関して、どち...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、事業会社が持っている株式についてもこの一月末から買取りが行われるようになった。その新しい、これはもちろん国会で御議論をいただいてそのような結果になったわけでありますが、それの活用も定着もしっかりと図っていきたいと。今はそのような段階であるというふ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員の御指摘と、それと福井総裁の答弁、非常に明快であったというふうに思います。  私も、その基本的なマネーに対する考え方、期待に対する考え方、全く同感であるというふうに基本的に申し上げておきたいと思います。  ただ、期待というのは、分からないんだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十五年度における内閣府所管の金融庁の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。  金融庁の平成十五年度における歳出予算要求額は百五十五億九千九百万円となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、金融庁の一般行政に必要な経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済の運営をする中で、倒産とか失業とか、もちろんこれはもうない、ゼロにこしたことはないわけでありますが、残念ながらどの国、どの社会、どの時代にも失業、倒産というようなケースがやはり出てくると。しかし、そうした中で特に日本の状況、特に今日の状況が大変やはり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、大門委員から一部海外の事例の御紹介がございましたが、私たちも一生懸命海外の事例を今勉強を更にしております。ただ、いろいろ今の時点で我々が調べたところでは、どうもやはりアメリカにも個人保証はあると。これは、融資をするときはやはりそれを一種の、特に中小企...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の審議の経過について詳細は私必ずしも十分承知をしておりませんが、もう一つ、金融機関が反対しているかどうかについても私ちょっと、いろんな金融機関があるのかもしれません。  ただ、これはやはり一般社会の常識の感覚として二十一万とかそういうレベルの話では...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりでございます。ネットでなくてグロスで見て、そのように申し上げました。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは特別検査、言うまでもありませんですけれども、特に大口等々の債権で、要管理の中で特に市場のシグナルがあるものについて行いました。それで、どのぐらいは業況悪化ですか、どのぐらいは特別検査ですかというのは、これはアンケートに基づいてそれぞれに答えていただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員のお尋ねは、特別検査を行った対象について、ひょっとしたら、これ対象の中で悪化した分全部この中に入っているんじゃないか、しかしその対象の中にも業況が悪化したものがあるのではないかというお尋ねかと思います。  この辺は、実は、繰り返しますが、アンケート...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まさしく、その十四年九月期は特別検査の影響等というのはもちろん当然のことながらここには出てきていないわけでありますけれども、御指摘のように、ある意味で、根雪という言葉を使われましたけれども、たまっていたものがぽんと出てきて、いわゆる経済に合わせて、経済の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権処理の問題の解決に向けては、やはり幾つかのことをやらなきゃいけないということだと思います。  その意味では、正に資産査定を厳格化して、それを洗い出すというところに関してはかなりのことができつつあるというふうに思っております。しかし、これまだオフ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私としては、資産査定の厳格化、その洗い出しの部分に関しては、今回の十五年三月期の決算においてかなりの程度のものが進むであろうというふうに思っております。  繰り返しますが、それは新しいDCFのような手法を導入するし、再建計画を持っているところについては...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘が、その根雪の部分出されて、今度は経済全体がどのようになるか、そこから業況悪化によって、伴って出てくるかもしれない新しい不良債権とのバトルになるというような意味では私はそのとおりであろうかと思っております。  それに対しては、私たちは経済を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 是非とも御理解いただきたいのは、まだバランスシートの中にそういったものを抱えているわけですから、そのオフバランス化はまだこれから二年ぐらい掛けてきちっとやっていかなければいけないわけです。  ですから、その意味では、今までの洗い出しをしたという意味では...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変厳しいと思っております。これは当然責任が非常に広がったということでございますし、物理的に申し上げますれば、二つの委員会で出させていただいて時間的な調整、これは私よりもむしろ秘書官が、同じビルの五階と九階にオフィスがございますが、それぞれの事務説明の調...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 物理的には二十四時間しかございませんし、体一つしかありませんので、委員御懸念のようなどこかが抜け落ちているんではないかと、そういうことがないように万全の努力をしているつもりでございます。  また、そうした状況をよく理解して、金融庁、内閣府それぞれのスタ...全文を見る
03月26日第156回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 諮問会議のシステムそのものが始まって約二年、二年強でありますけれども、その中で、私は予算編成のプロセスそのものも実は気が付いてみるとかなり変わっているというふうに思います。しかし、まだこれは始まったばかりでありますので、これをしっかりとより良い方向にして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 恐らく松井委員はもう答弁お持ちなのではないかというふうに思いますが、これは非常に大きな制度改革でありますから、諮問会議としては世界の例なんかもきちっときちっと議論しながら、どういうことが必要かということを予断を持たずに議論を是非していきたいというふうに思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も最初に書いた本でサントリー学芸賞をいただいたことがございまして。  今の御指摘の点も踏まえて、雇用というのは、やはり全体としての労働需要をしっかりと確保していくようにしたいということと、その労働需要が一部を優遇することによって相対的に見るとその他を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 若年の失業者の高さにはいろんな要因があるのだと思います。先ほど申し上げましたように、企業が即戦力を求めるというような状況になってきたということに加えて、実は若年の離職者が多いというのも一つの大きな要因になっている。就職はしたんだけれども、やはりいろいろ自...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 改革加速のための総合対応策というのは、あの時点で、現在進めている政策について特に今の時点で補強するものというものを掲げた政策になっております。  それをさらにその後、予算措置を含めて更にそれを補強、強化するものとして改革加速プログラムというのが組み直さ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のような問題意識、我々も強く持っているつもりでございます。若者への人材、未来への投資というふうにおっしゃいました。  もう一つは、恐らくこれまで若者に対する教育というのと、それと一度職に就いた、社会に出た人に対する再訓練、職業訓練というのが、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政策の大きな方向については、毎年六月に骨太の方針で議論をしていくという形が定着しつつあるわけでございますけれども、その中でこれまでも再三再四、いわゆる多様な働き方を実現するんだということについては強調してきたつもりでございます。  これは正に短く働きた...全文を見る
03月28日第156回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 借換え保証制度、これ大変重要な制度であると思っております。これだけを、借換えの事実だけをもって条件緩和債権になることはないと、これは委員会でもはっきりと申し上げさせていただきましたし、実は金融検査マニュアル別冊の中小企業編の中に典型的な事例としてそうはな...全文を見る
04月01日第156回国会 衆議院 本会議 第19号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国の保険業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっており、各保険会社にあっては、競争力の強化、事業の効率化と同時に、一層の経営の健全性の確保が必要...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 松本議員から、合計八問の御質問をいただきました。  まず、経済・金融の現状についてのお尋ねでございます。  昨今の経済情勢を実態面から見ますと、景気を左右する主要な要因であります設備投資が持ち直しておりまして、景気全体の方向性として、これ以上悪化し、...全文を見る
04月02日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○竹中国務大臣 先般の、御紹介いただいた講演は、これはデフレに関する講演でありまして、日本の物価が下がる理由は幾つもあるけれども、安い外国製品が入ってくる、その典型としてやはり中国の製品があって、その場合に、単に賃金の格差のみならず為替レートの問題もあるだろう、そのような趣旨のこ...全文を見る
○竹中国務大臣 済みません。数字は持ち合わせておりません。  ただ、購買力平価は、純粋なバスケットというようなものをつくって考えるのか、国際収支が均衡していた時点を基準に、そこからの国内物価の変化率で考えるのか、いろいろなやり方があろうかと思っておりますけれども、国際的なバスケ...全文を見る
04月14日第156回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 広野委員御指摘のとおり、今正に日本全体が一種のバランスシートの調整をやらなきゃいけない、これはその意味では銀行においても企業においても同じことだと思います。そのバランスシート上、不良な資産を持ってしまった分についてはそれをしっかりと調整していかなければい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、公的支援を受け入れているというところはその財務内容に問題があって、それが金融システム全体を弱体化させないために、国民のある意味で税金を使ってそれを支えているという状況にもちろんなっているわけでございます。  その場合に、その各資本増強行...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な考え方というのは、先ほど委員は、悪いところが、突っかい棒で支えてもらっているところが棒引きすれば、よりもちろんそれは損が出るわけでありますから大変になるのではないかという御指摘がありました。もちろんこれ、短期的にはそういうことというのは起こり得る...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) モラルハザードを引き起こしてはならないという点に関しては、全くそれは重要なポイントであるというふうに思います。  ただ、重要な点は、これは公的資金を確かに入れているわけです。公的なお金で突っかい棒をそれこそ入れているわけでありますけれども、そうした銀行...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先日、十一日でありましたですけれども、ニューヨークのサーベラスの本社からプレスリリースがございました。ソフトバンクによるあおぞら銀行株売却に関しては、その全株について先買い権を行使することを決定したと、そういう旨のプレスリリースがあったことは承知をしてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な問題というのはある意味で一番説明が難しいところでもあろうかと思います。  加治屋委員御指摘のように、平成十四年度の予算編成に当たりましては、国債発行額、当初三十兆円に抑制すると。これは総理が掲げた目標、かつ国民には大変分かりやすいメッセージであ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げました正にプライマリーバランスを中期的に回復させていく、言うまでもありませんけれども、プライマリーバランスを回復させないと何が起こるかというふうに言いますと、借金がGDPに対して無限大までどんどんどんどん拡散的に増大していくということになり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議の運営について御質問、御指摘をいただきました。  まず、与党との調整、これはもちろん言うまでもなく大変重要な問題であるというふうに我々は思っております。与党とは政策責任者等々の会合等々、様々な機会を通じていろいろ御議論をさせていただいて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十三年度、ちょうどこの年度が始まりまして約一か月ぐらいで小泉内閣が発足しているわけでございますけれども、発足以来、この十三年度というのは大変厳しい経済の一年になったということでございます。  その数字等々については今もう既に中島委員が御指摘してくだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中島委員の御指摘は今後のマクロ経済運営を考える上で極めて重要なポイントであろうかというふうに思います。非常に興味深くここで数字を並べてくださっていると思います。主として前年度の補正予算等々で今年度、当該年度に利いてくるものがこれだけあったはずだと、それと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に専門的な御質問が含まれていると思います。  まず、前半で御指摘になられましたこのグラフに関する幾つかのポイントでございますけれども、これ、名目数値での御表示だと思いますが、実質で取りますと、デフレーターとの違いから、少し違った姿も出てくるのかとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレ克服が重要であるという御指摘は、正にそのとおりであろうかと思います。  とりわけ、これは後からまた様々な議論が出てこようかと思いますが、不良債権問題が日本全体を覆っていると。債務者から見ますと、物価水準が下がるということは実質債務負担がそれだけ重...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに非常に大きな金額であると思います。日本の金融システムに対する内外の信頼を回復するための緊急措置として、これは旧安定化法、早期健全化法に基づいて三十四行に対して、これは今集約されて二十四社になっておりますけれども、合わせて非常に多額の資本増強等々を実...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年十月の金融再生プログラムにおいて、不良債権問題を終結させろという総理の御指示を受ける形で、一つの我々の目標としては約二年で不良債権比率を半分にしたいと。これ、十四年三月期では不良債権比率八・四%でありました。これを四%程度にしたいという決意を持って臨...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権処理が本当にどのようなペースで進んでいるのか、銀行が収益力をどのように改善していっているのか、これは内外から非常に今厳しい目で見られているというふうに私も認識をしております。  事実関係から申し上げますと、不良債権、これリスク管理債権残高で見ま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 構造改革というのは非常に幅広い範囲を含んでいる言葉でございます。委員お尋ねのように、どういう中身、手順でやるのかというのはやはり大変重要なポイントであろうかと思います。  私はよく次のような説明をさせていただくんですが、構造改革にはまずもって後ろ向きの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要な点は、ここまで積み上がっている政府の借金、政府の負債が長期的にはそれなりにしっかりとコントロールされていくというふうに国民に、市場にやはりきちっと認識してもらえるかどうかという問題であろうかと思います。  これは若干、余りに仮定が強過ぎる議論であ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に、正に内閣の基本にかかわる重要な問い掛けであろうかと思います。  内閣機能の強化、これ正に経済財政諮問会議のような器を作った、内閣府を作った、正にこれは橋本行革の非常に大きな成果であって、その器の中で我々がどのように新しい仕組みを正にハード・プラ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一般論としてのプラン・ドゥー・シーを言うのは、これは大変重要で、しかしたやすいことでありまして、それを具体的な制度に結び付ける工夫というのは、我々、今一生懸命考えておりますが、これはなかなか難しい問題がございます。  こういった予算制度というのは、どの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も本当に早く成果を出したいと、もう心からそのように思っております。その成果を出すためにはどのようにしたらよいかということに関しては、これは私はやはり幾つかの方法があるのかなと思っているわけでございます。  今、委員おっしゃった、松井委員おっしゃったや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の枠組みがございますので、松井委員は非常に詳しい情報量に基づいて先鋭な問題認識をお持ちでございますけれども、諮問会議の議論としてはまだそういうようなところまで行っておりません。  一般論として、経営改革の手法であるプラン・ドゥー・シー、正にニューパ...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○竹中国務大臣 ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の保険業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっており、各保険会社にあっては、競争力の強化、事業の効率化と同時に、一層の経営の健全性の確保が...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のとおり、生命保険を取り巻く環境、大変厳しいというふうに思っております。こうした状況を考えますと、平成十二年改正時を上回るような負担を業界に求めるということは現実には困難であるというふうに思うわけでございます。  このため、十五年度以降三年間の破綻に係...全文を見る
○竹中国務大臣 今御指摘がありましたように、これはあくまで、ある意味での特例措置でございます。新たなセーフティーネットが、平成十七年度までに破綻した会社に限り適用されるという特例の措置であることにかんがみまして、平成十七年度までに、十八年度以降の生命保険のセーフティーネットのあり...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員御指摘のように、グリーンスパンの言葉を引用されましたけれども、セーフティーネットが厚過ぎる場合、これはモラルハザードを起こすでありましょうし、市場を通じた一種の淘汰のダイナミズムが働かなくなるというような点でやはり非常に大きな問題が生じかねない、私もその...全文を見る
○竹中国務大臣 多くの御指摘をいただいたと思っておりますが、基本的にはディスクロージャーが大変重要である、ディスクロージャーがあってこその早期の警戒、一種の市場を通じたダイナミックな監視が働くんだという点に関しては、これはそのとおりでございます。  既に、五十嵐委員、先取りでい...全文を見る
○竹中国務大臣 専門家の間でディスクロージャーの精度をさらに高めようという観点からさまざまな議論が行われているということは承知をしております。五十嵐委員、大変詳しくその一部を今御紹介くださいましたですけれども、我々としても、それに資するために、例えばソルベンシーマージンの基準を変...全文を見る
○竹中国務大臣 仙谷委員御指摘の、現下の株安につきましては、私たちも大変重大なことであるというふうに受けとめて注視をしております。  市場で決まる株価の変動の原因について何かと。これはまさに市場で決まることでありますので、それについて、こういう原因で上がった、下がったということ...全文を見る
○竹中国務大臣 仙谷先生からまたいろいろな、たくさんの今御指摘をいただきました。  一つは、金融再生プログラムが骨抜きになっているからこういうふうになっているのではないかという冒頭の御指摘、これはしかし、実にいろいろな御意見がございます。ある大新聞の社説では、竹中プランが過激過...全文を見る
○竹中国務大臣 またまた大変たくさんの御指摘をいただいたというふうに思うのでありますが、繰り返し申し上げますが、前半で御指摘の会計基準に関しましては、我々は一般に公正妥当な会計基準をしんしゃくする、そこの姿勢がまず我々の基本姿勢であって、そこは一切揺らいでいない。  委員、いろ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、業界全体の動向を見ながら政府が判断をいたしまして、予算措置を国会にお願いする、そういう仕組みであります。
○竹中国務大臣 経済戦略会議のことを時々いろいろな形で御紹介いただくわけでありますが、経済戦略会議は九八年の夏であったと思います。実は、経済戦略会議というのは、今の諮問会議とは全く違っておりまして、実際に活動したのは半年弱ぐらいであったというふうに思います。  それで、当時、経...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、前半の構造改革は、ではサプライサイドを強化するような政策は進んでいないのか、いるのかという御指摘でありますが、私は着実に進んでいるというふうに思っております。  幾つかの要因がありますけれども、非常にわかりやすい例で言いますと、規制改革の引き金とするための...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこれ、委員は誤解はしておられないと思いますが、セーフティーネットとおっしゃっているのは、特例措置のことをおっしゃっているわけですね。セーフティーネットそのものは、繰り返しますが、日本もその前からありましたし、諸外国でもあるものでございますから、セーフティー...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員御指摘のように、逆ざやの問題というのは、むしろ金利構造の、日本経済全体の構造問題であるというのは、これはそのとおりであります。そういう趣旨で、それに生保業界がどっぷりと直面しているということを私も申し上げたかったわけでございます。  もう一つ重要なポイン...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、逆の方向を向いているという御指摘は、ちょっと私はよく理解できなかったのでございますけれども。  先ほどから申し上げていますように、セーフティーネットの問題そのものは、利用者、加入者から考えますと、なかなか超長期の予測で、個人では対応できない部分がある、し...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げましたように、例えば早期是正、早期警戒措置等々、その裏にあるディスクロージャーの一層の充実等、できるものは目いっぱいこれからもやっていく、そういう決意を持っております。しかし、それだけで十分かというような議論が今なされているんだというふうに思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 私自身のことで大変恐縮でございますが、約三十年前に初めて社会人になりましたその最初の日に、ある保険会社から昼休みに勧誘を受けまして、その場で、よくわからないままに加入したのを覚えております。改めて生保会社の販売威力というのはすごいなというふうにも今思いますが、それ...全文を見る
○竹中国務大臣 監督局長からの答弁にもありましたように、数字そのものについて、現在では確たることを申し上げることはできません。  しかし、これはそもそもこの仕組みの考え方の問題であろうかと思います。これとこれとこういう計算をすればこんな数字が出てくるという今のお話でございました...全文を見る
○竹中国務大臣 佐々木委員から、今回の措置が契約者の保護ではなくて保険会社の保護ではないかというような御指摘もございましたが、しかし、保険会社の負担というのも結局は契約者の負担になる、国の負担というのも国民の負担になるということでありますから、そうした点を考えて、しっかりとしたバ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、平成十二年に三年限りの措置として五千億円の規模で追加的にこのセーフティーネットを整備した。しかし、現状の生命保険を取り巻く環境にかんがみまして、平成十五年度以降の破綻に対応するため、同様の期間と規模で整備をするというのが基本的な考え方でございます。...全文を見る
○竹中国務大臣 植田委員の関西弁で言われますとなかなか説得力があるわけでありますが、基本的には、さっき実は局長からも答弁があったことでございますけれども、業界負担が一千億円を超えた時点で、業界の負担能力等々を改めて検討した上で、政府として予算措置を講じて国会の御審議をお願いすると...全文を見る
○竹中国務大臣 植田委員御指摘のとおり、まさに期限を三年に区切った特例措置でございます。これが十七年度までをカバーしますけれども、平成十八年度以降どうするかということにつきましては、生保のセーフティーネットのあり方につきまして根本的な議論をしっかりとしなければいけないと思っており...全文を見る
○竹中国務大臣 論点の一端を御指摘いただきましたが、実に多くの論点があるんだろうというふうに思っております。  この問題は、先ほど言いましたように、特例措置が御承認いただけたとして三年間ある。それで、十八年以降でございますので、そうした意味では、そのときにこの業界がどのような状...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○竹中国務大臣 この問題というのは、企業会計、会計基準の問題ということだと存じますけれども、基本的に、日本の商法及び証券取引法等々では、一般に公正妥当な会計基準をしんしゃくしなければならない、これがやはりすべての基準であろうかと思います。  では、何が一般に公正妥当な会計基準な...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、繰り返しになりますけれども、これは財団法人でありまして、政府の審議会ではございません。専門家が集まって、各幅広い層の意見を聞きながら、一般に公正妥当と認められる会計の基準を議論する場であるということでございます。  我々としては、商法の規定にあくまで立って...全文を見る
○竹中国務大臣 総理の方針は、一般に公正妥当と認められる会計慣行に従えということであります。そのとおりやります。
○竹中国務大臣 奇策とは何なのか。王道とは何なのか。一般に公正妥当と認められる会計慣行に従うのが王道であると思います。
○竹中国務大臣 日本の金融システムが依然として脆弱である、それを解決するために我々は今不良債権処理の加速を行っておりますが、それがまだ途上であるということが、やはり日本の経済全体に対する信頼をまだ十分に回復していない一つの理由であるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 中小企業に対する金融が依然として非常に厳しい状況にある、そのことに関して、金融機関も我々の当局も引き続き大きな責任を負っているというふうに日々痛感をしております。  今、例えば公的資金を注入を受けている銀行の中小企業に対する貸し出し目標が実現していないという点に...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、業務改善の命令を出しております。それを実行させるように、しっかりと監督を行いたいと思っております。
○竹中国務大臣 業務改善命令というのは重いですから、今、それを受けた銀行でもその目標に向けて懸命に取り組んでいるというふうに思っております。改善が見られない場合や結果が伴わない場合には、その原因等を十分精査して、その態様に応じてさらなる必要な監督上の措置を厳しくとっていくつもりで...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと私、意外な感じがしたのでございますけれども、昨日、局長のみならず、これは私だったか副大臣だったか、しっかりと答弁をさせていただいたつもりでございます。  現状を厳しく認識していること、そして、現状の状況では結果的にやはりその財政措置をとるということになる...全文を見る
○竹中国務大臣 これ以上負担を求めないということの趣旨でございますけれども、今回の法案で示したとおりでございます。
04月17日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第5号
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○竹中国務大臣 今、ここで御審議をいただいている個人情報保護法は、基本法、いわゆるアンブレラに相当するものであって、そのアンブレラのもとにぶら下がる個別の法律体系をどのようにつくっていくかということは、これはすべての省庁、すべての大臣にとって大変重要な問題であるというふうに認識を...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、この法律の組み立てというのは、本来であったら、理想的に言えば先に基本法があって、その理念に基づいて各分野のものを一つずつ積み上げていくというのが本来の理想だと思います。しかしながら、今時代が非常に速く流れる中で、今この時点で、基本法であ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御懸念になるように、これはやはり、全体として整合的なものできっちりと個人情報が保護されていくような体系、そういう社会をつくっていかなけりゃいけないというふうに私も強く思います。その意味では、いわば用意ドンで基本的なものと個別のものがスタートできれば、それは一...全文を見る
04月17日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 恐らく金融の問題を考えている人間の多くの思いは、日本の金融システムを本当に強固なものにしたいと、世界から評価されるものにしたいと。と同時に、金融というのは世界のどの国を見てもやはり非常に国民生活に密着したものであって、特に地域の中小企業等々の金融問題に関...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういう政策の問題の場合に、常にやはり議論になる基本というのはガバナンスの仕組みなんだと思います。きちっとした情報開示をしてもらいたいと、これはだれでも思うことでありますけれども、それをその法律の枠組みで、法律でやるというのは一つのガバナンスでありましょ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に櫻井委員が冒頭でおっしゃった、目指しているところは悪くないと、しかしそれが本当にうまく機能するのか、うまく機能するメカニズムをしっかりと作っていけと、そういう御趣旨に沿ったお尋ねであるし、御質問、また同時に若干の懸念があるということであろうかと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 何か、市場メカニズムというふうに言いますと、それが常に完璧に働くというふうに誤解を与えがちであるんですけれども、私はそういうことはもちろん全く思っておりません。  おっしゃるように、いろんな、特に地域金融の場合、そこに登場するプレーヤーが残念だけれども...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょうど一年ぐらい前だったと思いますが、正に櫻井委員が今おっしゃった問題意識を柳澤前担当大臣にこの場で質問されていたのを思い出しました。  これは私の立場ではなかなかちょっと申し上げるのは難しい問題ではあるんでございますけれども、しかし、経済活性化とい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは正に国民の皆さんの声、それを代表しておられるこの政治の場の皆様方、国会議員の皆様方の声が、我々なりにこれは非常に大きいものであるということを実感した上で今回の問題に取り組みさせていただいたつもりでございます。  皆様の御努力、それとさらには、超党...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リレーションシップバンキングというのは言わば一種の機能でありますから、その意味では、金融機関の主体というよりは、これは機能の問題であると。これは中身は堀内先生に詳しく御説明いただけると思いますが、先ほどからも少し出ましたが、地域の定性情報、つまり、情報の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大手企業というか、メガバンク、主要銀行についてはということでございますか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 主要銀行については、これは主たるフィールドというのがやはり非常に競争的な世界の市場に直結したところにあるというふうに考えておりますので、これは金融再生プログラムに沿ってしっかりと不良債権処理を進めていただかなければいけないと思っております。  ただ、例...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域貢献の内容として具体的にどのようなものをイメージしているか。  これについては、今後地域の金融機関の皆さんにもしっかりと考えていただきたいし、我々もその中で考えを煮詰めていただきたいというふうに思っておりますが、審議会等々でいろいろ議論された経緯か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと御趣旨があれなんですが、今、委員が御指摘になった地域の実態に即したもの、これはやはり経営判断においては地域の実態に即してしっかりと経営判断をしていっていただきたいし、結果的にそれが地域に非常にコミットできるサービスになっていく、そういう趣旨が込め...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 検査マニュアルの中身、特に別冊の中小企業編に関しては、正に何を書いているかというと、実態に合わせてしっかりと把握してくれ、実態判断がやはり重要なんだということをこの中に書いているわけです。それはしたがいまして、今既に我々が行っている行政、それで今後さらに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、不良債権の処理という問題に関しては、これはメガバンク、主要行に対するものと、それとリレーションシップバンキングに対するものとはこれは違います。これは、数値目標を主要行の場合は掲げてやっていく。しかし、リレーションシップバンキングの場合は、様々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々が基本的に目指しているのは、地域に正に根差したものでありますから、結果的に、今、池田委員は、例えば地域円滑化、地域金融の円滑化会議のことを御説明いただきましたけれども、これはもう委員よく御存じのお尋ねだとは思いますが、顧客への説明態度の整備、相談・苦...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御指摘のものはノンバンクに対するものだというふうに認識しています。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に各機関が個人に対する貸付けというのを重視しているという傾向にあるというふうには認識をしております。  今ちょっと池田委員御指摘の非常に個別の事例について、ちょっと即座に判断はできないんでございますけれども、そういうことも踏まえて、我々は今回、正...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の、カードローンについての御紹介ありましたけれども、非常に速く無担保に、そういった無担保だ、商品特性があると。これは基本的には、調達コストがどのぐらいしかし一方で掛かっているのかであるとか、リスクが今ゼロというふうにおっしゃいましたですけれども、本当に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから申し上げましたように、そうしたいろんな計画について公表もいたしますし、進捗について公表もいたしますし、アンケート調査等々でこれは市場の評価も受けるわけでございますから、そうした中で、是非地域に根差したリレーションシップバンキングが発展していくよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆるオフバランス化のルールについては主要行に適用するものであります。地域金融、このリレーションシップバンキングにつきましては、今正に平野委員が御指摘くださいましたように、その基盤になるような、例えば中小企業に関する再生手法の確立の状況でありますとか中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは我々としては、まずこの二年間に、先ほど申し上げましたように、一種の、一方でしっかりと中小企業再生のためのシステムを作っていってほしい、同時に、財務基盤、収益基盤に関しては、これはやはりマーケットの中にいる以上しっかりと作っていっていただきたい、そう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) RCCの信託スキームの話、デット・エクイティー・スワップ、DIPの話、いろいろ我々が考えていることについて、それが本当に進捗可能なのかという御質問であったと思います。  このアクションプログラムでは、早期事業再生に向けた積極的な取組を促すという観点から...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員の御指摘は、正にこれ、そもそもやはり大手の、大口の債務者等々を念頭に置いたものであり、このようなものが本当に利用可能なのかと。  実は、これは是非申し上げたいんでありますが、私自身は、実は今回のいろんなプログラムの中で何とか知恵を絞ってこのデッ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えの前に一点、先ほどデット・エクイティー・スワップ等々での研究会でありますけれども、今週に第一回と申し上げましたが、今週中にも公表ということでありますので、済みませんが訂正をさせていただきます。  お尋ねの、担保に頼るなとか別の判断をしろとか、実は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは実はなかなか難しいところだと思います。本来の姿から乖離している、これは先生のところでより詳細に御解説いただく方がいいかもしれませんが、私なりの解釈では、ここは非常に期待されている重要な機能があり、リレーションシップバンキングの機能があり、同時に重要...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今朝の御質問の中に何度か出てきた問題と絡みますけれども、実は何がグローバルバンキングで何がリレーションシップバンキングかと、どこかで明確に線が引けるかというふうにいいますと、これはなかなかそういうものではない、この点は御理解を賜れるんだと思います。  ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は常に市場のメカニズムを生かしながらきっぱりとやっていきたいというふうに思っております。  今回のリレーションシップバンキングのアクションプログラムの性格でありますけれども、これは、リレーションシップバンキングの特殊性、先ほど言いましたような情報の非...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員御指摘になった点は本当に重要な点だと思います。  元々は信用組合とかそういうのは、みんなでお金を出し合いましょうと、それで組合員で融通し合いましょうというところで成り立ってきた。これはリレーションシップバンキングのもう本当、原型であろうかと思い...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○竹中国務大臣 昨年十二月六日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、昨年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審議をいた...全文を見る
○竹中国務大臣 相沢委員が御指摘になるデフレというのは、物価の低下に加えて経済全体が停滞している、そういう両方の意味を込めておられると思いますが、やはりこれは、実物の要因と、マネタリー、金融の要因、両方あると考えるべきだと思います。  実物的にはやはり、経済の成長力が低下してし...全文を見る
○竹中国務大臣 相沢委員の御指摘は、今の資産デフレ、資産の水準についてどのように認識をし、その中で会計の基準がどのようにかかわってくるのか、また、それを検討する、今検討を依頼している機構の性格をどのように認識するのか。これ、丁寧に一つ一つ答えていきますと、自然に何か誘導されていく...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにそこは、先ほどから申し上げている、一般に公正妥当な会計基準は何かというところにやはり帰っていくのではないかと思います。  相沢委員の御指摘は、一般に公正妥当と認められる会計慣行の中に、いわば国益というようなマインドがちゃんと入っているべきではないだろうか、...全文を見る
○竹中国務大臣 中小企業に関する不良債権処理に関しては、これは、先般、三月の二十七日まで、実は金融審議会のワーキンググループの中で、メガバンク、グローバルな活動をする銀行とは別の基準の、地域に根差した地域中小金融機関を対象とします、いわゆるリレーションシップバンキングのあり方につ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘がありましたように、今我々、公的資金の注入の枠組み、法律の枠組みを持っておりますけれども、まさに金融危機が起きたような状況で金融危機対応会議を開いて、かつ銀行から申請があった場合に注入する、その意味では非常に限定的な枠組みになっているというふうに私自身も認識...全文を見る
○竹中国務大臣 手短に。  生保につきましては、もうかねてから申し上げておりますけれども、これは国民経済的にも大変重要な問題だと思っております。さまざまな観点から勉強しなきゃいけない点がありますので、委員御指摘の点も踏まえて、しっかりと勉強を急いでいるところでございます。整理を...全文を見る
○竹中国務大臣 前回法案の審議をいただいた件でありますけれども、今委員御指摘のとおり、生保のセーフティーネットに対する業界負担については、現状の生命保険を取り巻く環境にかんがみれば、平成十二年度改正時を上回る負担を求めることは困難と考えられますことから、十五年度以降三年間の破綻に...全文を見る
○竹中国務大臣 業界負担が一千億円を超えた時点で、業界の負担能力を改めて検討した上で政府として予算措置を講じる、これは塩川大臣も先ほど言ったとおりでございますけれども、生命保険業界を取り巻く厳しい環境にかんがみますと、経営環境に相当の好転がない限りは基本的には予算措置を講ずること...全文を見る
○竹中国務大臣 これも先般、一部御答弁をさせていただいていると思いますが、御指摘のように、今回の措置は三年の時限であります。その後一体どうするんだ、時限、時限を重ねていってよいのだろうか、当然そういう意識は私たちも持っております。十七年度までに、平成十八年度以降の生命保険のセーフ...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に三位一体であるということは、これは総理、財務大臣、総務大臣、私、皆さんもう一致しているわけですね。これは、補助金、負担金の削減、それと交付税の改革、税源の移譲、この三つをぐっと動かしたいと思っているわけです。ですから、一つだけ、例えばですけれども、税源移譲...全文を見る
○竹中国務大臣 株式市場の動向に対しては、大変重大な問題であるというふうに受けとめております。  委員御指摘のように、三月ぐらいまでの間は、戦況によって株価が一喜一憂して、特にアメリカ、ヨーロッパが大きく揺れる、それに日本の市場も引きずられるというような形で推移をしてまいりまし...全文を見る
○竹中国務大臣 株価というのは、先ほど申し上げましたように、いろいろな要因を総合して示しておりますが、ある意味で、中津川委員今おっしゃったように、将来の日本の経済はどうなっていくのかという期待を集約的にあらわしている意味では、日本の経済の強さ、弱さ、そういったものを示す通信簿であ...全文を見る
○竹中国務大臣 中津川委員には御賛同いただけなく、またおしかりを受けるかもしれませんが、私は、今の経済政策の方向というのは、大変厳しい中ではあるけれども、やはり間違っていない、これしかないのではないかというふうに思っております。  イギリスの例等々を見ても、サッチャーの改革等々...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、実質が伸びているから大丈夫だというふうにはもちろん思っておりません。ビジネス等々、特に、例えば資産運用を行う生保等々は名目の値に非常に依存している部分が世の中にはあるわけで、やはり名目も十分プラスにしなければいけない。その意味で、だからデフレを克服するという...全文を見る
○竹中国務大臣 要するに、政府というのは、本当に危機が起きればこれはやはりいろいろなことを、まさに総理の言葉で言えば、柔軟かつ大胆にいろいろやらなければいけないという大きな責任を負っているのだと思います。  しかし、その場合に、例えば先生が今おっしゃった一種の価格規制を行う、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから議論されておりますように、株価というのは将来への期待をあらわすという意味が大きく込められておりますので、我々も大変重大に受けとめております。
○竹中国務大臣 まさに私の思いも塩川大臣がおっしゃったことに尽きていると思います。  株価そのものは非常に多様な形で変動をいたします。誤解されると困るんですけれども、今確かに株価は低いですけれども、バブルの三万七千円のとき、あのときの日本の経済、政治、社会経済システム、企業経営...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、株価を決める要因というのはすごい多様です。だから、それぞれ多様なものについて、これをやれば本当にうまくいくぞという魔法のつえのようなものは残念だけれども存在しなくて、一つ一つの要因について、きめ細かくできることを辛抱強くやっていくという...全文を見る
○竹中国務大臣 税制の役割は重要だというふうに基本的には思います。しかし、先ほど申し上げましたように、四月一日にスタートしました今回の税制というのは、その意味では今までとはかなり違うスケールないしはシステムになっていると思います。これをやはりしっかりと定着させたい。  いろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 株式買い取り機構の役割と日本銀行の役割というのは、それぞれ補完的な役割になるようになっています。そのどちらを使って売却するか、それは恐らく手持ちのいろいろな銘柄等々の問題もございましょうし、各銀行の経営判断に左右されるということになりますので、結果的に見ると、御指...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御指摘のような昭和四十年の制度というのは、今の成熟した市場に当てはめるには、やはり二、三点問題があるのかなと思います。  一つは、そういう形で需給調整のようなことをするのが、かえって世界に通じた日本の市場の信頼を損ねないのかということ、これが第一点。当時は...全文を見る
○竹中国務大臣 今まさに永田委員御紹介してくださいましたように、それは日本経済新聞の投資促進のためのイシューであります。  その下にどこの会社の広告が出ていたか、私はちょっと記憶しておりませんが、そこの会社の広告に出たわけではもちろんございませんので、貯蓄から投資への流れという...全文を見る
○竹中国務大臣 私の立場としましては、我々が考えている政策について、日本が目指すべき方向について情報発信する機会があれば、それはテレビであれ講演会であれそういう新聞のインタビューであれ、積極的に出ていってお話しをする、一種の説明責任であろうかと思っております。  それが日経新聞...全文を見る
○竹中国務大臣 二月の最初ごろに、日経新聞の広告局開発部の編集委員の方から、金融庁の広報室に対してインタビューの申し込みがあった。なかなか時間がとれなかったんですが、二月の二十七日にインタビューを実施いたしました。
○竹中国務大臣 先ほど確認しまして、私個人に支払われているようでございます。
○竹中国務大臣 三十万円です。
○竹中国務大臣 日本経済新聞から私の個人口座であります。
○竹中国務大臣 依頼は、国務大臣である竹中平蔵に来たというふうに思っております。  これは、講演会等々で、講演会でいろいろ話してくれというふうに頼まれて、場合によっては、私との都合が合って意見をしっかりと聞いてくれる主体であるならば私も講演会に応じます。  御指摘は、大臣規範...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは与党の先生方との御関係等々いろいろあろうかと思いますが、私は、例えばそういう場合に、これはケース・バイ・ケースだと思います。そういう企画で、いろいろなところでインタビューないしは対談してくれ、講演してくれということでありましたら、私は、話をきちっと聞いてくだ...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたのは、例えば、永田先生大変選挙にお強いと思いますが、その選挙区で、それとの関係にいらっしゃる先生がおられた場合に、その先生のことも私はよく存じ上げているというような場合に、それはそういうこともやはり考えに入れなきゃいけないという場合はあろうかと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 例が適切であったかどうかはともかく、大臣というのは政治的なポジションでございますから、必要に応じて政治的な配慮はしなければいけないということだと思います。  しかしながら、基本的には、私としては、できるだけいろいろな場に参上させていただいて、政策の話を、説明をさ...全文を見る
○竹中国務大臣 具体的にそういうことを今回考えたということはなかったと思います。例えば別のライバル紙から同じような依頼があった場合に、時間の依頼等々あって、同じ日に同じ企画というのはちょっといかがなものか、こういうことは私も考えると思いますが、日数等々あいていて、きちっとまた御説...全文を見る
○竹中国務大臣 ETFに関する発言に関しましては、表現が不適切であったということは今も反省しております。しかし、今のは、委員、例えばその紙面ではなくても、別の新聞社のインタビューに応じて、その新聞の下に別の会社の何か広告が載っているということはあり得るわけで、そこの編集の中身に対...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、繰り返し申し上げますけれども、広告局開発部の編集委員の方から、自己責任時代の資産運用をという別冊特集を予定している、民間活力を生かした経済回復等々の問題について、資産運用について、政府の施策についてお話をいただけないか、そういうことであります。  もちろ...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、日本経済新聞の広告特集に関して、開発部の編集委員から依頼をされて、そこでの資産運用に関するインタビューに応じたということでございます。  また、先ほどの繰り返しになりますが、こういう形で大臣が出るというのは、過去の内閣にもあったというふうに確認をしておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 これも繰り返しになりますが、講演会等々に呼ばれて講演をした場合に、向こうの規定等々に合わせて、社会常識の範囲で謝礼を受けるということはございます。  例えば、NHKのテレビに出演したって、これは経済討論に出演したって、金額は正確には記憶しておりませんが、出演料と...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、そうした観点から、テレビで経済討論等々に出た場合、サンデープロジェクト等々に出た場合、そこでは、社会常識の範囲でのというのがあるのだと思います。今回もまた、その社会常識の範囲であったというふうに認識をしています。
○竹中国務大臣 特定の会社の広告に出たわけではありません。投資特集を組むと日本経済新聞がおっしゃるので、その趣旨に賛同して、私が考えていることを述べたわけでございます。  繰り返し言いますが、これは広告に出たわけではない。広告に出たんであるならば、この会社はいいですよ、あの会社...全文を見る
○竹中国務大臣 御心配をいただいて大変申しわけございません。  ただ、今回は、編集委員の方から、こういう貯蓄から投資へという流れの趣旨でインタビューに応じてほしいということであって、現実に、そのインタビューの記事に関しては、きっちりとそのように、中身に載せてもらっている。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 いやいや、政府の方針なり、我々が言いたいことと全く違うことをやってくれといったら、これは応じないわけですね。しかし、投資を活性化したい、投資を促進したいという、そこの紙面の趣旨が、私たちがまさに考えていることと一緒だから、先方の要望に応じるということになったわけで...全文を見る
○竹中国務大臣 媒体の社会的信頼性とか企画の趣旨、そういうことを考えて、改めて、これは我々の考えをお知らせするよい機会であるということであるならば、引き続き、説明責任の一環として積極的に活用したいと思います。
○竹中国務大臣 しかし、媒体を選ぶ場合は、そういうことを考えるのは当たり前のことなのではないのでしょうか。やはり我々も、その媒体がどのような形で受けとめられるのかということを、それこそ、変な形で広告塔に使われないように、しっかりと選ばなきゃいけない。それはしかし、むしろ、わきをし...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、二月七日に、三菱東京フィナンシャル・グループが、国の内外の投資家に対して普通株の公募増資を行うということを発表したときに、私は、これは大変前向きに評価したいということを、幾つかの、それこそテレビとか記者会見とかでお伝えしたと思います。  その当時の私が申...全文を見る
○竹中国務大臣 イールドカーブが大変寝ている状況になっている。しかしながら、ある意味で、我々が行おうとしている構造改革というのは、そうした中で、実物経済の活性化等々を通して人々の期待をさらに高めていく、そういうようなダイナミックなメカニズムが働く中で、実物市場が金融市場を変え、金...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねの件でございますけれども、例の劣後債・ローンに関連する金利のステップアップ特約が付されているものについてということであろうかと思います。  御承知のように、約款上、ステップアップ期が到来した後は、当局の承認を受けた上で、発行体が発行価額をもって期限前償還を...全文を見る
○竹中国務大臣 これはまさに今申し上げましたように、不利な資金調達方法に変えている、そういうことではないわけですね。何が有利か不利かというのは、判断は大変難しいと思います。単に表面上の金利だけではなく、それのマチュリティーがどのように来るかという問題もあるでしょうし、その意味では...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員の御懸念は理解できるんですが、実は、だからこそ三位一体でやるんだというふうに我々は考えるわけです。これは「改革と展望」の中で試算を出しておりますけれども、現行の大枠を変更しない場合に国と地方のバランスがこうなる、この問題点は今塩川大臣からも指摘があったとお...全文を見る
○竹中国務大臣 経済財政諮問会議は、マクロ経済的な観点と財政の観点を整合的に考え、財政の重点的な配分の方針について基本方針を議論するとともに、マクロ経済についての枠組みを示す、これは大変重要な役割になっていると思います。  結果として、国債三十兆円を年度としては達成することがで...全文を見る
○竹中国務大臣 これは主税局がいろいろな情報を集めて一生懸命やってくださっているわけですけれども、基本的には、経済全般の動向等、ちょっと乱暴ですけれども、名目成長率に合わせて税収が上がってきたような状況ではなくて、名目成長率と少し乖離した形で税収が変動するような、まさに企業収益の...全文を見る
○竹中国務大臣 財政の規律、これは中長期的には、プライマリーバランスを回復させるというのは長期の規律でありますが、短期の規律について、その方針を諮問会議で決定したのは昨年の一月です。昨年の一月の時点で、税収云々にかかわりなく、我々としては、収支の差額よりは歳出でしっかりとキャップ...全文を見る
○竹中国務大臣 総理が掲げた三十兆円というのは、財政赤字の問題の所在を広く国民に知らしめて、この問題を非常に深刻にとらえなければいけないんだというメッセージを送ったという意味で、大変重要であったというふうに思っております。  これは、専門家としては、最初からプライマリーバランス...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、まさにこれから経済財政諮問会議でみんなで議論をしていく問題でございます。  ただ、平成十六年を待つまでもなく、平成十五年度の予算に関しては、一つの規律として、歳出に関して、一般歳出、一般会計ともに前年度を上回らないというような、先ほどから申し上げている緩...全文を見る
○竹中国務大臣 町の中で、駅、公衆電話、いろいろなところで非常に無秩序な形でこういったものの広告が出ている。こうしたことが一つの今の問題を象徴しているのだろうなというふうに感じます。  具体的には、無登録営業や違法な高金利貸し付けなどを行っている深刻なやみ金融の問題が、まずそこ...全文を見る
○竹中国務大臣 どういうふうに感じるか、印象ということだと思いますが、これも今初めてお伺いいたしましたので、実態、どういうことなのか、にわかに、ちょっと判断の材料を私自身は持っておりません。  ただ、仮に今おっしゃったようなことが本当にどんどん、一つの、しかも決して小さな組織で...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの答弁と同じでございますけれども、個別の事例について申し上げる立場ではございませんけれども、一般論として申し上げれば、個別のそうした業者について、ないしは人に対して脅迫的な債権回収等の法令違反等に関する行為を行ったような場合、私は法律解釈そのものは専門家では...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、貸金業者に対しては、法令や事務ガイドラインに基づいて厳正な対応をしていく、その法令遵守を徹底していきたいというふうに考えます。  今、検査局長から話がありましたように、今立入検査を終了したところでございますので、それぞれの対応については、今後しっか...全文を見る
○竹中国務大臣 阿部委員からの御質問に関連しまして、私も、そうしたことを報じている新聞報道等を少し勉強させていただきました。  確かに、直接請求すれば、その御紹介くださった女の子の場合等々、随分状況は違う。しかし、現状では、他の債権者とこれが同列に扱われるというふうに聞いており...全文を見る
○竹中国務大臣 詳細についての御質問はこれまでございませんでしたので、お答えさせていただきたいんですが、実は、御承知のように、今まだ決算の数字を確定しているところでございますので、私からコメントできることは実はほとんどないというのが現状でございます。  主要行の十五年三月期決算...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権の額がどのようになっていくのか、これも決算の過程でありますので、どのような形になるのかということを我々も注目して今作業を見守っているところでございます。  今回、新たにDCF等々を導入するということで、その基準が少し変わる分、不良債権が増加するという要因...全文を見る
○竹中国務大臣 御承知のように、四月四日の金曜日で、工程表に書かれているすべてのプログラムが出そろったところでございます。一部まだ金融審で検討しているものもございますけれども、我々としては、これが軌道にようやく乗ったというふうに思っております。  ABCというのは結果でございま...全文を見る
04月18日第156回国会 参議院 本会議 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国の保険業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっており、各保険会社にあっては、競争力の強化、事業の効率化と同時に、一層の経営の健全性の確保が必要...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員から大変重要な御質問をいただいたと思っております。かつ、原稿をお読みにならなかったので、私も原稿を読めなくなりましたものですから。ただ、ちょっと、質問の漏れがあるといけませんので、何を御質問いただいたかというのだけ、済みませんがちょっとメモさせて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 森議員から一問、雇用保険制度についての評価をお尋ねいただいております。  雇用保険制度などの社会保障制度、言うまでもなく国民の安心と安定、生活の安定を支えるセーフティーネットでありまして、大変重要であると。特に、将来不安を払拭するという観点から、将来に...全文を見る
04月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の保険業を取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっており、各保険会社にあっては、競争力の強化、事業の効率化と同時に、一層の経営の健全...全文を見る
04月23日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年十二月六日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、昨年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融システムの健全性をどのように見るか、とりわけ、御質問がありましたのは中小金融機関ないしは地域の金融機関等々の動向についてどのように考えるべきかということであろうかと思います。これは、今正に決算の作業の最中でございますので、その決算に関して我々も是非し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の市場における金融に対するニーズというのは、非常に多様化しているのだと思います。それぞれの非常にきめ細かなニーズがあって、むしろそうしたニーズをいかに掘り起こしていけるかということが金融機関の重要な戦略になっていると。その意味では一律に、全く何かかつて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、実は一言で言いますと、リレーションシップバンキングに関して審議会で報告書を出してもらって我々としてもアクションプログラムを作ったわけですが、その線引きを一体どこで引けるのかという問題だと思います。  同じ地域金融といっても、例えば地方銀...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、かねてから申し上げてきたつもりなんですが、構造改革をなぜ進めるかと。それは、やはり前向きの構造改革と後ろ向きといいますか受け身の構造改革とやはり両方やらないと駄目でしょうと。その受け身の構造改革の代表としてこの不良債権のものがあるんだと思います。これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと本論の前に少し技術的な問題もあろうかと思いますので申し添えますが、融資の残高というのは御指摘のとおり減っております。しかし、一方で、この中にも出てくるいろんなオフバランス化を進めます。銀行の融資残高は減っているけれども、それを例えば証券化して、つ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員の御指摘は、正に今、日本経済がある意味でもがき苦しんでいるその点、そのポイント、ポイントについて非常に的確な御指摘を私はいただいているというふうに思います。  まず、重要なことを三点御指摘くださったと思いますが、融資を受けられるはずの企業がその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員のロジックはロジックとしてよく分かりました。今の御説明でよく分かりました。ただ、私の認識は、自己資本比率八%というのは、これは現実問題としてやはり日本の置かれた国際的な立場、日本の主要行が置かれた国際的な立場としてこれはまあギブンと言わざるを得な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、業務純益と、それと処理の費用のことを挙げてくださいまして、それで処理をすればするほど実はむしろ経営が苦しくなっているというのが実態ではないだろうかという御指摘がありました。  ちょっとこれ仮定ですけれども、こういう政策論を考えるときに重要なのは、処...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済の問題で私が議論すると、よく櫻井委員は人間の体に例えていろいろ御指摘をくださる。確かに経済というのは有機体でありますから、体となぞらえて多分議論するということはそれなりに意味があるんだと思います。  ただ、これ有名な稲田献一さんという数理経済学者が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、政策の方向が転換したかどうかに関しては、実はそう言っていただくのは良いことなのか悪いことなのかちょっと私も戸惑いがありますが、私としては、リレーションシップバンキングは主要行と違うということはもう以前から申し上げてきたつもりですし、それを今回、先生...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の櫻井委員の御指摘は、やはり政策を考える上で極めて重要な問題だと思います。  つまり、日本の経済、ここ例えば一九九七年の一種の金融危機的な状況であるとか、それに引き続く景気の大幅の落ち込みであるとか、やはり緊急事態的な状況が発生したと。緊急事態が起こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一九三〇年代のアメリカの事例から公的金融の話について御指摘をいただきましたけれども、御承知のように、この公的な金融の在り方に関しては昨年の後半、経済財政諮問会議でもかなり集中的な議論を行ったところでございます。  言うまでもなく、公的な金融というのは民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 以前、たしか予算委員会だったでしょうか、櫻井委員、花粉症のことで、それが、その事実の問題、それと、それを経済的側面から見た場合にこんなふうだと、大変目からうろこの話がございましたが、今の話も、ちょっと燃料電池の評価は、そのものは私はちょっとできないんです...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変興味深い御指摘をいただきました。  櫻井委員はアメリカでも患者をごらんになっていたという……
○国務大臣(竹中平蔵君) ああ、そうですか。  私自身は、アメリカで患者として病院に行った経験と日本で患者として病院に行った経験で、確かに本当にアクセス、もう日本のアクセスは私はすごいと思います。コストもすごいと思います。私、アメリカの場合、確かに本当に丁寧に物すごく説明されて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その医療関係の技術的な部分について十分にお答えをする資格を持っておりませんですけれども、御指摘になられたのは、島田晴雄先生のその島田委員会が、専門調査会が出された五百三十万人雇用の中で、医療サービス等々で雇用増を見込んでいる、そのフィージビリティーといい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 荒木委員御指摘のように、正に違法な高金利での貸付け、それと脅し等々の過酷な取立ての問題、こうしたやみ金融の問題は、これはもう大変深刻な社会問題化している問題だというふうに我々も厳しく受け止めております。  金融庁としては、これまでも貸金業登録の審査の強...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 言うまでもございませんけれども、国会は国権の最高機関であって、国民の代表たる国会議員が民意を反映する形で様々な枠組みを決めていくと、これ言わば当然のことであり、極めて重要なことであろうかと思います。同時に、国会が定めた商法において、ないしは証取法において...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リレーションシップバンキングのアクションプログラムの中で、荒木議員御指摘のように、メガバンク、主要行のような数値目標は作らないで違う手法でしっかりと基盤を強化していこうという考え方を我々はしっかりと持っております。  不良債権処理を進めようと思うとこれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融再生プログラムの中では、日本の金融システムと金融行政に対する信頼の回復ということで、銀行にもしっかりしていただきたいし、我々も是非しっかりとしていかなければならないということを明記したつもりでございます。  そうした中で、今、金融機関、正にそれぞれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど監督局長からお話もありましたように、そのサーベラスからプレスリリース、つまり先買い権を行使するというようなプレスリリースがなされたことは承知をしております。しかし、現時点ではその条件等々は明らかにされておりませんし、具体的に、これ主要株主であります...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますけれども、その条件等々まだ分からないということでありますので、これはやはり私の立場ではコメントする立場にはないと、何よりもこれは個々の経営の判断でやるということでございます。  ただ、我々としては、金融行政を預かる立場からいいますと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 旧日債銀の株式売買契約書において、前文に次のように書いてあります。  主要株主、これはソフトバンク、オリックス、東京海上は、日債銀に長期的な視野から投資を行い云々、日債銀を収益性、成長性の高い銀行として運営する目的で日債銀の株式を購入する意図を表明する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小池委員御指摘のように、十二年二月、平成十二年二月の時点ですね、金融再生委員会において、ソフトバンクと選定の理由を対外的に公表をしております。  繰り返しになりますけれども、三つあって、一つは貢献。どういうことかというと、その日債銀の特色を更に維持発展...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) やや形式的なことになりますけれども、売却そのものは認可事項ではございません。主要株主になるかどうかというのは、これは我々の認可事項でございます。これは経営でありますから、予測し難いことがいろいろ起こるということはあり得ることだと思います。  具体的なソ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますけれども、売却そのものは認可事項ではございません。売却そのものを私たちが法的にどうこうするような立場にはない。これは法治国家である以上、そういう枠組みになっているということでございます。  平成十二年の時点で非常に難しい状況下で、い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、局長が答弁したとおりでございますけれども、金融庁としては、中小企業金融の円滑化、これは大変重要なことだと思っております。  中小企業庁と密接に連携して対応をしておりますし、お尋ねの資金繰り円滑化の借換え保証制度についても、これは二月十日に創設された...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どういう意味付けかというのはなかなかちょっと深い御質問で、どういう点にポイントを絞ればいいのかなとちょっと戸惑っておりますが、日本の金融システム、やはり非常に大きな試練を経験してきたし、今もまだ経験しているということだと思います。これまでの法律の枠組みの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要するにお尋ねは、この不良債権問題の終結までの道筋を一体どのように見ているのかと、これまでの評価と今の位置付けをいかに考えているのかと、そういう趣旨に基づく御質問であろうかと思います。  この点については、我々は今、金融再生プログラム、それの工程表を着...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員の御質問は、お伺いして、やはりちょっと二つの問題を指摘しておられるのだと思います。  一つは、これがそもそも保険システムとして健全に回るのかという御質問、その意義も含めてであろうかと思います。しかし、預金保険そのものは多分これは必要だろうという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は、恐らく非常に大きな政策イシューがあったときに、その評価、レビューをやはりきちっとやっておけと、そういう御趣旨であろうかと思います。  実は、このFRC報告というのは、正にそれの重要な部分なんだと思います。我々としては、行政を担当する立場...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今日の午後、いろいろと御議論いただきましたように、不良債権の処理を進めなければ金融市場の活性化はない、さはさりながら、その過程でやはり起こり得るいろんな問題に関しては十分な配慮をしていかなければいけない、大脇委員の御指摘は、それについての見解を問うという...全文を見る
04月23日第156回国会 参議院 本会議 第19号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 島袋議員から一問、御質問いただきました。消費者保護法制において消費者に意見表明を広く求めるような法改正を考えていないのかというお尋ねでございます。  消費者が積極的に意見表明を行って、その意見が反映された消費者政策を推進する、これはもう当然必要なことで...全文を見る
04月24日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今も御指摘いただきましたように、また先般も本会議で御指摘いただきましたように、大変厳しい状況に置かれているというふうに認識をしております。  生保でありますけれども、十四年度上期に関しましては、いわゆる基礎利益、本業の利益は上半期で約一兆円を超える額を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはいろんな要因が考えられようかと思います。経済全体、所得全体がなかなか伸びないような状況がこの失われた十年という状況の中で続いてきた中で、負担者の側の事情というものがあろうかと思います。一方で、生保という仕組みそのもの、これが、生保の現実の破綻という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 恐らく、峰崎委員の御指摘、簡保に関する御指摘、大変重要な指摘だと思います。  恐らく今国民の中で広く起こっていることは、自分の生涯の所得構造がどのようになっていくだろうかという、その生涯設計を非常に大きく見直さなければいけないような状況になっているんだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは大変大きな御質問でございますけれども、先般の本会議でも片山大臣の方からこの点に関して少し言及があったというふうに記憶しておりますけれども、簡保というのは非常に、全国に展開された郵便局を拠点にして、しかも小口のものを販売する、すべての人々にサービスが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 存分を語るのが良いことかどうかという問題もあろうかと思いますが、基本的にはやはり、先ほど補完的でなければいけないというふうに思いましたが、その意味では整合的な視点というのはやはり必要なのだと思います。  御承知のように、実は検査に関しては、これは郵政公...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えの前に、ちょっと誤解があるといけませんので。先ほど外資のウエートと申し上げましたが、外資系生保会社のウエートという意味でございますので、申し訳ございませんでした。  ソルベンシーマージン比率、我々の早期是正のそのシステムの中で大変中心的な役割を占...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと突然の、やや技術問題を含む質問でありますので、必要があればまた改めて御説明をさせていただきたいと思いますが、基本的な考え方というのは、その税効果会計に対する考え方というのは、銀行だけが特別だとか、そういうことはございません。これは会計の実務指針等...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも大変大きな観点からの御質問でございますけれども、基本的に私たちは、所得水準が高くなればなるほど、いつ死ぬかもしれないという、突然予期せぬ死に対するリスクというものをやはりきちっと考えていくんだと思います。今日、食うか食わないかというような状況では将...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の生保というのは、先ほど全体として大変厳しい状況にあるというふうに申し上げましたけれども、運用している資産額等々を一つの固まりとして見る限り、これはやはり間違いなく世界有数の機関投資家であるわけです。資産運用のその意味では世界を代表するプロフェッショ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは保険業の言わば基本中の基本でありますから、その検査の中でどのようなことが行われているか、それを支える体制、管理体制は十分か等々を含めて、非常にしっかりとした検査を行っているつもりであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員も御指摘くださいましたように、我々は株価対策をやっているわけではありません。株式市場のその取引が適正に運営されるように、市場の適正な運営が確保されるようなルール作りないしはルールの徹底を行っているというのが先般の市場安定化のための措置の趣旨でございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二点御指摘があったかというふうに思いますが、基本的に最初の御質問は、一言で言うならば、私自身の問題意識に照らして一言で申し上げるならば、結局、リスクマネーがないと。  私たちは、できるだけ簡素で効率的な政府を作ろうというふうに思っているんですが、マネー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 改革のテンポは決して落ち込んでおりませんので、是非引き続きいろいろと何が起こるかというのを見ていただきたいというふうに思います。  銀行に関する、銀行の位置付け、これはもう峰崎委員の今のお話の中に出ておりましたけれども、基本はやはり決済機能を持っている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今朝からずっと話題になっておりますように、この保険、生保業界を取り巻く環境は非常に厳しい。その中の一つとして逆ざやという構造問題があるということは我々も強く認識をしております。しかしながら、これももう非常に幅広くいろいろ御議論をいただいていると思いますけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もうよく御承知のように、これまでの時限措置としてそのセーフティーネットが整備されてまいりました。十五年度以降三年間の破綻に係る業界対応分をこれまでと同様一千億円として、資金援助が一千億円を超える場合に政府補助が可能となる仕組みを作るというのが今回の趣旨で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員が今お話になったのは、確かに一つの想定なんだと思いますが、これはもう先ほど塩川大臣が我々は約束を守りますというふうにおっしゃってくださいましたし、この法律の構成というのは、繰り返しますけれども、そういう政府補助が可能となるというような仕組みを作る...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、栗山にも参りました。北海道の皆さん方、大変前向きに意欲的な取組をしておられると、いつも感心をしております。  地域通貨がどのように発展していくか、非常にこれから世界各地である意味で競争して実験を行っているところだというふうに思いますが、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ありません。ちょっと非常に専門的なところを急に御質問いただいたので今対応できる資料がないんでありますが、基本的には、今の逆ざやの計算というのは業界での専門家等々の意見を踏まえて確立されたものになっているというふうに思います。恐らく、細部に見ていきま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その二年前のワーキングチームの議論というのは、私も勉強します。勉強したいと思います。  ただ、これ一般論でございますけれども、そういうワーキンググループ等々には非常に独立した立場の専門家が多数入っていらっしゃいますので、いろんな意見がある。もし御指摘の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に長期的な視野に立って、正に保険は長期のものでもありますから、この業界が持続可能性を持ってしっかりとやっていけるような条件整備をしていくというのが、そういった不断の努力が我々には求められていると思います。  今回の改正の中心になっておりますのはセー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のありました、今、平成十二年三月三十一日の参議院財政・金融委員会での議事録、私も読ませていただきました。改めて、この問題に対する洞察の深さと先見性、そういう問題指摘を行った委員の力量に敬意を表する次第でございます。  それで、予定利率の問題は、先...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 財産権との関係は大変難しい問題だと思います。先般の臨時国会、昨年の十二月五日でありますけれども、大塚耕平議員の質問に対しまして内閣法制局の方から次のような答弁がなされております。  一般論として、憲法と財産権の内容を変更する法律との関係については、過去...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 浜田委員御指摘の点は、この問題を考える場合の大変重要なポイントであろうかと思います。一方で財産権の問題は確かに重要であると。しかし一方で、中期的な観点、長期的な観点から保険契約者の利益を最大化する、利益を守るのは一体どういう方法なのか、いろんな制度を作っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に勉強中でございますので、委員のように非常に詳細に論理を組み立てて制度設計の細部のところにまで思いが至っておりませんが、基本的な原則がやはりもしあるとすれば、やはりそれは競争原理が常に働くようにしていなければいけませんねと。そういうことをどのように担保...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員御指摘のように、何でもかんでも安易に公的な負担を求めるということは、これは政策の在り方、むしろ、更に言えば、社会の在り方としてこれはもう控えなければいけない重要なポイントであろうかと思います。  ただ、今回のセーフティーネットについては、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 業界の中にも、また保険契約者の中にもいろんな声があろうかと思います。ただ、この声というのは、私は一言で言えば、今回のはやっぱり一種の、生保業界に対する一種の保険なんだと思うんですね、これ一種の保険機能だと思います。  この保険というものに対して、例えば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員から市場メカニズムについて厳しい御指摘をいただいて、重く受け止めなければいけないと思っております。  そこは本当に自己責任の原則を確立して、健全な競争的な市場で各経営主体にしっかりとやっていただく、これがやはり私たちの社会の大原則だと思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど実は、いろいろ業界の話、少し触れていただきましたけれども、そのとき実は申し上げようと思ったんですけれども、実は、やはりこの業界確かに、いろんな意見をまとめるそのプロセス等々を拝見していますと、大変意見が違う、多様な声が聞こえる業界であるなというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、銀行の場合は例えば二年間で不良債権比率を半減させると、一つのシナリオに基づいて行政を行っております。そうしたものに相当する厳密なシナリオが生命保険会社にあるかというふうに聞かれましたら、それはそういう段階ではないというふうに我々は考えてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私たちは、過去三年の措置というのは正に言わば臨時的な非常時の措置であるというふうに思っております。経営環境が更に悪化する中でこういった状況を続けなければいけないというふうに思っているわけでございますけれども、銀行の不良債権問題を今後二年ぐらいで抜本的に解...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、その先どうなっていくか、この先どうなっていくかということに基づいてやはり判断を、最終的な総合的な判断をしていかなければいけないのだと思っております。その意味では、その先、今後どうなっていくかということを判断する材料としての幾つかの経営指標とい...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○竹中国務大臣 奥田委員におかれては、地元の石川銀行ということで、随分と心を痛められ、御懸念を続けてこられた問題だと思います。私どもとしましても、御指摘のように、増資の直後に結果的に石川銀行が破綻した。やはりこれは大変遺憾なことであるというふうに思っております。  個別の訴訟の...全文を見る
○竹中国務大臣 平成十三年度の経済は極めて厳しい経済であった、委員御指摘のとおりでございます。  ちょっと細かい話で恐縮ですが、統計のベースが改定されておりまして、実質成長率はマイナス一・二でございます。これが正しい数字でございます。  これをどのように評価するかということだ...全文を見る
○竹中国務大臣 平成十三年度の成長率、岩手県に関しては、名目で御指摘のようにマイナス六・三%であったというふうに私も承知をしています。もう言うまでもなく、極めて厳しい。全国でマイナス二・五であった。  私、先ほど、十三年度の世界的な経済の流れで一点重要なことを申し忘れましたが、...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○竹中国務大臣 ただいま議題となりました証券取引法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、内外の金融情勢の変化に対応し、我が国の証券市場において、間接金融から直接金融へのシフトに向けて個人投資家の証券市場への参加を促進するた...全文を見る
○竹中国務大臣 七条委員御指摘のように、経済が依然として厳しい状況の中にあって、特に株式の市場が大変不安定な動きをしている。昨日は大幅に上がったわけでありますけれども、先週は大幅に下落するという中で、株式市場の動向に対しては我々も大変大きな関心を持って、懸念もしながらそれを見てい...全文を見る
○竹中国務大臣 具体的な物納の要件について今御指摘がありました。  これは、今御指摘になりましたけれども、厚生労働省令で定めることになっているわけであります。ことしの二月には、厚生年金基金連合会等の関係者の意見も聴取した上でまとめられた概要案に関してパブリックコメントが実施され...全文を見る
○竹中国務大臣 この株式保有制限の問題に当たっては、これは先生方も大変御尽力をいただいてきた問題でありますけれども、株価が変動することによって、株価の変動が銀行の財務に影響を与えてそれが貸し出しに影響を与える。株を保有していることによってむしろ経済が、貸し出しの増減が非常に振れる...全文を見る
○竹中国務大臣 株式の市場が、短期的な、やや特殊な株式の需給によって大変影響を受けている、そうした中で、日本銀行と、それと政府の株式買い取り機構が非常に補完的な役割を果たしながらその機能を全うしていくということは、今の局面において特に大変重要だと私も非常に強く思っております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 きょうは非常に細部にわたっていろいろ御指摘をいただきましたが、委員の御質問の問題意識で改めて我々が感じますのは、やはり、これは競争力を強めるために、ないしは消費者の利便を図るために、自由化できるところは自由化していかなければいけない、証券仲介業等々の新しい制度もつ...全文を見る
○竹中国務大臣 経済政策の問題に関しましては、かねてより中津川委員から大変厳しい御指摘をいただいている、私たちも大変重くその点は受けとめております。かつ、株価に関しては、これはもう本当に厳しい状況であるということはだれの目にも明らかなわけでありまして、その点に関しても、この問題を...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに委員御指摘のように、個人投資家を市場に呼び込まない限り、日本の証券市場の成熟はあり得ませんし、したがって株式市場そのものの活性化はあり得ないのだと思っております。  特に、株式取引の構成を見てみますと、かつては、株式取引の全体の二五%ぐらいを銀行が占めてい...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の改正は必要な改正だというふうに思っておりますが、それによって直接需要がどれだけふえるか、結果としてそれが株価にどのような影響を与えるか、そういう試算はございません。これは、容易に御想像いただけると思いますが、技術的にそういう試算はなかなか困難、不可能ではない...全文を見る
○竹中国務大臣 株価はさまざまな要因で変化いたします。市場のいろいろな需給要因もあれば、期待の変化、いろいろな思惑もございますでしょう。そうした一つの要因、短期の変動について私自身が何か申し上げるというのは大変困難であるというふうに思っております。  基本的な一つの流れとして申...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員の今の御指摘は大変重要で、理解できる点だと思っております。  今回の措置は、御指摘のように、消費者がアクセスしやすくなるような措置はとっている。しかし、個人の投資家がもっと主体的に、お金をこれに使おうというようなインセンティブを高めるようなものというのは...全文を見る
○竹中国務大臣 マーケットのプレーヤーがどのような意思で買っているかということ、私にわかる部門とわからない部門がございます。  基本的には、やはり、日本の経済が持っている非常に大きな潜在力というのをそれなりに評価しているという面があるのだと思っております。これは特に物づくりに象...全文を見る
○竹中国務大臣 株式等の投資行動に関して、なかなか理論的に、整合的に説明できる考え方がない、これは、この道の専門家は、きわめればきわめるほどそういう言い方をするわけであります。  非常に複雑な心理的な要因、先ほど申し上げましたけれども、今のような状況でもっと収益性を重視したらど...全文を見る
○竹中国務大臣 塩川大臣のおっしゃったとおりであろうかと思います。  今回の税制改正、証券に関する税制改革は、かなり思い切った、今までなかなかできなかったことを我々としてはできたというふうに思っております。我々としては、それを何とかして定着をさせたい。しかし、税の話というのは、...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉総理は、御承知のように、これは民営化が原則であって、公社は民営化への第一歩であるということを明言しておられるわけであります。特に、郵貯、簡保という資金の流れ等々から考えますと、そのような方向が当然のことながらやはり模索されなければならないというふうに思います。...全文を見る
○竹中国務大臣 植田委員の先ほどからの一連の御質問、そもそもニーズがないところにアクセスの可能性だけがふえていくということにならないのか、そういった意味でのマーケットというのを一体どのように見ているのかという基本的なお問いかけであろうかと思います。  私は、あえて言えば、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 証券市場の信頼、さらには証券会社そのものの信頼というものが非常に揺らいで、厳しい状況に置かれているというふうに私も思っております。私も、金融担当大臣になってから半年でありますけれども、そうした問題に対する処分というのをかなりたくさんせざるを得ない状況になりました。...全文を見る
○竹中国務大臣 各国の例を見ましても、非常にやはり長い時間をかけて、不断の努力を重ねて、悪いところがあればそれを少しずつ変えていく、そういういわば努力の積み重ねがやはり健全で透明な市場をつくっていくということになるのかと思います。  御承知のように、実は日本の証券取引等監視委員...全文を見る
○竹中国務大臣 金融サービス法の議論は、私も以前から大変関心を持っていた分野であります。  言うまでもありませんが、八六年にイギリスが、ビッグバン成ったときに、金融サービス法をほぼ同時にあわせて施行して自由化をする、自由化であるからこそ保護をしなければいけないという、それがコイ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、機能別、横断的なルールといいますか、そういうものを整備していくということは、これは大変重要な使命であるというふうに思っております。  ただ、これは、いわば法技術論的な問題がここに絡んでくるというふうに理解をしておりますけれども、例え...全文を見る
05月09日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○竹中国務大臣 ラップ口座につきましては、先般も少し既に御議論いただいているところでございますけれども、証券会社が資産管理型営業へ移行するというような制度をつくった、しかし現実にはそれがなかなか進んでいない。その要因の一つとして指摘されているのが、自己売買に係る書面の顧客への交付...全文を見る
○竹中国務大臣 この証券仲介業というのがどのようなビジネスモデルを提示してくれるかというのは、これは我々もある意味で期待をしておりますし、その中で、我々自身もいろいろなサジェスチョンを、必要な場合はしていかなければいけないと思っております。  御指摘のように、これがうまく機能す...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員の御質問のように、一つの政策に対する考え方を、市場原理対政府介入というような対立構図でとらえるならば、それが今回どのような位置づけになるのかという御質問はやはり出てくるのだろうと思います。  しかしながら、現実に、これは例えば公的金融のときにも同じような...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の場合は、基本的に体力が非常に消耗していて、リスクのあるような分野になかなか出ていけないという、まさに今の日本の金融業界が置かれた一つの状況があるんだと思います。それと、現実に、いろいろな銀行の中身を見ていると、不良債権の処理という後ろ向きの仕事にやはり必死に...全文を見る
○竹中国務大臣 昨日の経済財政諮問会議で、財界人の委員の方が次のような議論をされました。実は企業の収益は、昨年度回復している、今年度も回復の見込みである、そうした指標から見る限り、株価が下がるというのは実はなかなか納得できない状況である、しかし現実には、株価は、株式市場は非常に軟...全文を見る
○竹中国務大臣 安全保障上の問題そのものに十分にお答えする立場ではございませんですけれども、日本の場合特に、もう一つ、地政学的だという観点では、やはりSARSの問題があろうかと思います。その意味では、欧米に比べて地政学的なリスクはやはり減じていない、それが株価にも反映されている可...全文を見る
○竹中国務大臣 自主規制の御指摘でありますけれども、私も改めて、証券に係るいろいろなことを勉強させていただいて感じますのは、証券業協会でありますとか取引所であるとか、そういった自主規制が市場の秩序の維持に対して非常に大きな役割を果たしているし、果たしてきたということであろうかと思...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の証券市場というのが、非常に大きな潜在力を秘めていると言われながら、なかなかそれが現実に結びついていかない。いろいろな要因があろうかと思いますが、そのうちのやはり一つの大きな要因が、こういった市場そのものないしは市場の関係者に対する不信の問題があろうかと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどからの、植田議員の御懸念になっている、まさに取引所の公正性、中立性をどう確保するかというのは、もう言うまでもなく、我々にとっても極めて重大な関心事です。しかし一方で、これは植田委員もお認めくださったように、グローバルな競争環境の激化という問題もある。結局のと...全文を見る
○竹中国務大臣 株価の問題は、本当に皆様方にも御懸念をいただいている問題であるというふうに承知をしております。この問題に関して、与党等でも大所高所から非常に積極的な御議論をいただいておりますし、また、御指摘のように、昨日の経済財政諮問会議でも非常に包括的な議論をさせていただきまし...全文を見る
○竹中国務大臣 来週の前半に議事録の要旨が公表されると思いますけれども、その議論の中身について簡単に御紹介させていただきたいと思います。  基本的な考え方は、株価は市場において決定される、この市場のメカニズムをやはりゆがめるようなものであっては当然ならないわけであります。しかし...全文を見る
○竹中国務大臣 これはまだ煮詰めている段階でございまして、閣僚が集まるといいましても、では具体的に一体だれが集まるのか、関係閣僚というのはだれなのかということ、それと、私は、時期としては来週の前半にはぜひ集まりたいと思っておりますけれども、その後どのようなペースで議論を進めていく...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の株式保有に関して、それをティア1の範囲まで減らすという圧力がかかっている、それに対する一つのセーフティーネットとして御指摘の制度が用意された。一方で、金融市場の安定化という観点から、これを補完するような形で日本銀行の制度がある。しかし、これは委員の皆様方にた...全文を見る
○竹中国務大臣 今、石井委員御指摘くださいましたように、昨年の十月に金融再生プログラムを取りまとめます段階で、やはり自己資本の充実は不可欠である、自己資本の充実の手段として、政策の枠組みとしてどのようなものを考えるべきかということ、大変強い問題意識を持ったところであります。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、期限でございますけれども、これは金融再生プログラムで期限を切っております。可及的速やかに行いたい、しかし、拙速な議論はとてもできない大問題でありますのである程度の時間をかけたいということで、ことし前半、今もう五月でございますから、六月の末までにはしっかりとし...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の貸し手責任を問うということの意味なんだと思います。さまざまな問い方がもちろんあるのだと思います。契約等々で、ある意味では不当な契約を故意に導いて何らかの不法性が認められるような場合、これは裁判所が責任を問うわけでありますけれども、我々は金融監督当局という立場...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御紹介いただいた二件のケース、個別の話になりますと、もちろん、こちらの言い分、あちらの言い分ありましょうから、私は個別のことに立ち入る立場ではありませんが、しかし、少なくともお話を聞いている限りは、やはりこれはひどい話だなというふうに感じます。  こういう...全文を見る
○竹中国務大臣 法務大臣のお話が、お言葉がありましたけれども、ちょっと我々、その点は確認をしておりませんので……(山田(敏)委員「きのう言われたんですよ」と呼ぶ)きのうですか。  委員の問題意識としては、今の業法の枠組みでそういうことができるかどうかということに集約されているの...全文を見る
○竹中国務大臣 今の個別の御質問はちょっといただいておりませんでしたので、私の不確かな法律の知識になると思いますが、当然のことながら、善良なる注意管理義務、善管注意義務というのはみんなにあるわけでありまして、例えば非常に大きな金額の引き出しを、いきなりぽっと来て、それで通帳を見せ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと議論が、いろいろな点を御指摘いただいていると思いますけれども、基本的には、コンプライアンスというのは、我々の銀行の検査においても、さまざまなコンプライアンスの体制が十分機能しているかどうかというのは最大の検査項目の一つになっております。したがって、重要なの...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろなことをやり過ぎるなという御批判も受けておりますけれども、繰り返し申し上げますが、今の日本の制度が完璧であるというふうには私は全く思っておりません。その点は山田委員と思いは同じだと思います。  アメリカのように、さっきのような、さまざまなライアビリティー...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁でできることを不断に私たちは見直しておりますけれども、きょうの御指摘を受けて、さらに意を固めてしっかりと見直していきたいと思います。
○竹中国務大臣 以前もお尋ねをいただいたことがありますが、貸しはがしの定義はあるのかということに関連しているかと思います。厳密に、これが貸しはがしでございますということを定義するのは困難であるというふうに思っております。  しかしながら、一般にそれでも貸しはがしという言葉がこの...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは本当に個別の非常に細かな現実的な事例ということになるのだと思います。  恐らく、これはしかし、今申し上げたのは、借りている側からの一種の懸念、不満、不安として、そういう概念が存在するというふうに考えなければいけないと思います。  今度は、貸し手の方に聞く...全文を見る
○竹中国務大臣 貸し付けの事案というのは、極めて個別具体的です。相手の債務の状況、相手の資金需要の動機、それと財務内容等々、極めていろいろなものがありますので、これを具体的にというのはなかなか難しい。冒頭で申し上げましたように、そういった意味でこれを定義するのは難しいということで...全文を見る
○竹中国務大臣 ホットライン、これは金融再生プログラムを作成するに当たって、貸しはがし、貸し渋りについてはしっかりと対応していきたいということで、私自身が発案しまして設けたものでございます。これをしっかり活用していくことは、行政上、私にとっても大変重要な問題であるというふうにぜひ...全文を見る
○竹中国務大臣 報告徴求、それ以降の行政処分については、コンプライアンスの問題についてはこれを公表しておりますけれども、それ以外の問題については公表をしないというのが建前でございます。  六百二十八件、これまでの累計でございます。この累計を、今、そういう形で幾つかのルールをつく...全文を見る
○竹中国務大臣 まずホットラインを設けまして、それで順次体制を整備していきました。四半期ごとにその状況を取りまとめて、それに基づいてヒアリング等々をして、それで、重大な問題がある場合はということを、ルールをつくったわけです。三月末に最初の取りまとめを行いまして、今五月ですから、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 報告徴求を行って、行政処分を行う等々の問題については、これまでもすべての事案についてそうでありましたけれども、それがこういうことに至ったという結果が確定するまでは、これはやはり御報告できないというふうな立場をずっととらせていただいております。  かつ、中身につい...全文を見る
○竹中国務大臣 ちゃんと聞いてください。  コンプライアンスの問題については、これは事後的に、すべてが確定した段階で御報告をいたしますが、それ以外の問題についてはこれまでも報告をしておりません。したがって、これは行政の一つのルールだとしてそのようにずっと行っているというふうに御...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げていますのは、基本的には、ヒアリングを行って、報告をとって、それに基づいてさらに行政処分、これが一連の私たちの行政のルールである、行政のプロセスである。それが確定するまでは外に対して御報告できないということを申し上げておきます。  それに基づいて、基...全文を見る
○竹中国務大臣 情報を寄せられた案件に関しては、すべてヒアリングを行っております。(長妻委員「何件ですか、件数を教えてください」と呼ぶ)
○竹中国務大臣 六百二十八件です。
○竹中国務大臣 ちょっと細かいことで、申しわけありません、確認をいたしました。  もう一度申し上げますけれども、六百二十八件の情報のすべてについて、その当該の金融機関に確認をしております。
○竹中国務大臣 基本的には、先ほど申し上げましたように、これはホットではないという御指摘もありましたけれども、私たちは、三月末に最初の取りまとめを行うという形でルールをつくりました。それに基づいて、今、最初の段階のヒアリングを行っております。そのヒアリングに基づいて、必要があれば...全文を見る
○竹中国務大臣 報告というのは、銀行法に基づく報告徴求であります。これは極めて重いものでありますけれども、この報告徴求にはまだ至っておりません。その段階の、報告徴求を行うかどうかということの判断をしなければいけないわけで、そうした観点からのヒアリングを行っているということでありま...全文を見る
○竹中国務大臣 いや、それはまだわかりません。それをはっきりさせるためにヒアリングをしているわけでありますので、しっかりと情報を活用したいと思っております。
○竹中国務大臣 それは申し上げられません。それに基づいて報告徴求のプロセスに入っていくのか、さらにはそれ以上の行政処分に進むのか、これは極めて重要な問題であって……(長妻委員「件数だけです」と呼ぶ)件数も申し上げられません。これはまさに、先ほど申し上げましたように、そこが先ほど私...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、ホットラインをつくってそれを活用しよう、その活用の体制をはっきりとつくったのが三月の末であります。三月の末で最初のまとまった報告を行って、それに基づいてこれからヒアリングのプロセスにある。ヒアリングを行って、必要なものは報告徴求以降の...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、そのホットラインにどのような情報が寄せられるか、これはある程度プールして、それを活用していく方法を考えなければいけないということで、そういった体制をつくるということを、三月三十一日にシステムをある意味では稼働させたわけでございます。これを今、適宜活用しながら...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員のお尋ねは、報告徴求が必要ないもの、それと結果を言えということですから、その結果を出すために今ヒアリングをやっているわけですから、これはヒアリングをしっかりとやって、報告徴求をするもの、しないもの、しっかりと仕分けをしていきたいと思います。
○竹中国務大臣 報告徴求するかどうかを判断するためにヒアリングを行っているわけです。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、貸し渋り、貸しはがしと言われるような問題が起こっているのは、三つぐらいの要因がある、それぞれの要因についてそれぞれの責任が存在しているということだと思います。  まず、あれだけ融資がふえてしまった、貸し込みを行ったということに関しては...全文を見る
○竹中国務大臣 貸し渋り、貸しはがしというものを私たちは行政の対象に持ち込んだつもりであります。そういった意味での、しかし初歩的な、基本的なデータを蓄積して、しっかりとした行政対応を行っていきたい、データに基づいてしっかりと判断をしていきたい、そのように考えているわけです。
○竹中国務大臣 これは定義、数量的な把握は困難であるというふうに私は申し上げましたけれども、可能性があるかと聞かれれば、可能性はあると思います。
○竹中国務大臣 永田委員がかねてより、銀行の国債保有、一つの資産に偏ったポートフォリオを持ち過ぎないように、何らかの規制が必要なのではないかという御意見をお持ちだ、以前も拝聴して、一つのお考えかなというふうにも思いました。  現実問題として、銀行には今、できるだけ、自己資本比率...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに、我々なりに非常に慎重に勉強してきまして、論点を整理したところでございます。  今回の取りまとめた論点整理においては、保険会社、保険契約者間の自治的な手続により、契約条件を変更する仕組みを前提にした上で、経営責任を問うかどうかとか、あるいは基金や劣後ローン...全文を見る
○竹中国務大臣 こうしたことを議論するのは、基本的には、破綻に至らない段階で、もう少し安定的に契約者の利益を図りながら経営を安定化していく方法はないか、そこがそもそも発想の原点なのだと思います。その意味では、これは破綻ではない、破綻に至らないように、むしろ第三の道を模索して、こう...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、今御紹介をいただいた、格付会社がどのような立場をとるのかというのは、これは格付会社もいろいろでありましょうから、今後いろいろな議論がなされてくるんだと思います。  ただ、破綻の場合には、既に積み立てられた責任準備金が最大一〇%カットされる可能性があるほ...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは一つ、特に契約者の皆さんには、いろいろな見方があるところだというふうに思います。  ただ、これはちょっと一面的な説明に過ぎるかもしれませんが、銀行の場合は、預金というシステムがあって、そこでそれが決済を行っている、決済機能という一つの社会インフラを担ってい...全文を見る
○竹中国務大臣 前半の御指摘に関しては、確かに、むしろ金融部門、金融の業態の垣根がなくなっているという問題の中で、ぜひしっかりと議論の整理をしたいと思います。  これは、まさに今の論点の整理でありますので、論点の整理をした中でさまざまに御議論をいただくということになるわけでござ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど伊藤副大臣からの御答弁にもありましたように、国際的な動向を見据えながら、政府からも独立して、特定の民間の利害からも独立してこのような機構をつくった。まさに、御指摘のように、今与党からの御要請の近々の問題も議論していただいておりますけれども、さらには、国際基準...全文を見る
○竹中国務大臣 今、達増委員、非常に詳細にこの間の経緯を御紹介くださいました。  無理を強いているのではないかという御指摘がありましたが、委員会そのものは月に一度とかそのぐらいのペースで開いているわけですが、緊急にということで、その頻度も上げてくださっているようでありまして、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、今、まさに独立した立場で議論をいただいているところでございます。  基本的な我々のよって立つ立場でありますけれども、そもそもこういうような考え方がどうして出てきたのか。  先ほど、副大臣の答弁にもありましたように、これは非常に利害関係者が多い。一般には...全文を見る
○竹中国務大臣 達増委員御指摘のように、やはり超低金利という異常なマクロ政策を比較的長期にわたって継続しなければならないような状況にある、これは何といっても大変厳しい経済的な背景であるというふうに思います。  低金利政策そのものは、もちろんこれは日銀の政策でありますけれども、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに論点として我々が整理して、これから幅広く御検討をいただきたい問題を今指摘してくださったと思います。  基本的な考え方としては、そういうことにならないようにやはり手続をきちっとしなければいけない。もしそういう必要がある場合には、手続をきちっとしなければいけな...全文を見る
○竹中国務大臣 二年前の最初の骨太方針に書かせていただきましたが、まさにこれは委員の今の御指摘と同様でありまして、国際的な流れの中で、市場の活力を活用しながらこの四つの改革を進めていかなければならないという認識を持っております。  ただ、その場合に、恐らくこれは金融の問題、特に...全文を見る
○竹中国務大臣 貸金業と銀行業の法体系の整合性がこれで保たれているのかという御指摘であるわけでございます。  この法体系、監督するための体系というのは、法律、それから、今局長からの答弁もありましたような事務ガイドライン、検査のマニュアル、やはり総合的にぜひ考えるべき問題ではない...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの答弁とほぼ同旨になってしまうかもしれないんですが、基本的には、銀行に関しては、御指摘のように非常に厳しい参入障壁が求められている。恐らく、今、時代の大きな変化としては、我々としてもできるだけ新規の参入を呼び込もうとしているし、その参入障壁を低くしていく、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、図を見せていただいたばかりでありますが、私も直観的には、業務分野が新しい分野に広がって、そうした面での制度の整備といいますか、体制を確立していくことがやはり必要になっているということはあるのだと思っております。  今まで、一般的なイメージとしては、特に大銀行...全文を見る
○竹中国務大臣 私の郷里の、親の知人で、実は、銀行から過剰な融資を勧められて、トラブルに遭った知人がおります。その意味では、やはり今のお話を聞いても、本当に心痛むものがございます。委員のその三冊の本は、ぜひ私ももう一度読ませていただきます。  今は、これはバブルの時代の保険商品...全文を見る
○竹中国務大臣 消費者保護のための制度整備というのは大変重要であり、その意味では、金融庁としても、また内閣府としても、それなりの努力は、少しずつではあるが、進みつつあるというふうに思っております。  今の御指摘等も踏まえて、平成十三年から金融商品販売法が適用されている、これは先...全文を見る
05月15日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました証券取引法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、内外の金融情勢の変化に対応し、我が国の証券市場において、間接金融から直接金融へのシフトに向けて個人投資家の証券市場への参加を...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○竹中国務大臣 ただいま議題となりました公認会計士法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、証券市場の公正性及び透明性を確保し、投資者の信頼が得られる市場を確立する等の観点から、公認会計士監査の充実及び強化を図るため、本法律案...全文を見る
○竹中国務大臣 本日、公認会計士法について御審議を賜るわけでございますけれども、その背景にある一つの要因としても、多くの投資家から信頼を得るような市場を形成していく必要があるという問題意識でございますので、その意味で、冒頭で証券市場の問題について御指摘をいただいたのは大変ありがた...全文を見る
○竹中国務大臣 増原委員御指摘のとおり、短期的に、特に需給のゆがみがあるのではないかという点は、繰り返し申し上げますが、大変重要なポイントであるというふうに思っております。  具体的に需要供給、それぞれどういう対応策を考えているかということでありますけれども、供給、売り圧力にな...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに委員の御指摘は、いわゆる企業会計と税務会計の間をどのように考えていくか、これは大変難しい問題なのだと思っております。  ちょっと私ごとで大変恐縮なんですが、本当に私ごとで、私の弟は実は公認会計士をしております。若い学生のころ、一生懸命勉強しておりました。同...全文を見る
○竹中国務大臣 計数等々につきまして、ちょっと急にお答えできない点もございますので申しわけございませんが、基本的には、佐藤委員にはかねてから、この生保の問題で大変御心配をかけて、いろいろな御助言もいただいているというふうに認識をしております。  大きく三点あったかと存じます。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 証券市場における取引を、投資家、特に個人の投資家を重視しての立場からしっかりと監視しなければいけない、これはそのとおりだと思います。  現実に、官庁の仕事というのはどうしても縦割りになってしまって、さまざまな弊害が随所であるということも、これは我々努力はしており...全文を見る
○竹中国務大臣 重要な事項は国会で御審議をいただく、これは揺るがせない大前提であろうかと思います。  そうした中で、今回、先ほどの局長の答弁にもありましたように、基本的には監査証明業務といわゆるコンサル業務の兼業を排除しなければいけない。その場合に、いろいろ考えていくと、コンサ...全文を見る
○竹中国務大臣 公認会計士は、監査と会計の専門家として、独立した立場で、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することによって、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もって国民経済の健全な発展に寄与する、そういうことを使命としているわけでございますから、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、公認会計士に対する期待、果たすべき役割というのは非常に多様な面がありますし、それは進化しておりますが、その中心的なものは監査証明でございますから、その意味では、今回の法律改正に当たっても、そのことが最も強く念頭にあったというふうにお考え...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員御指摘のとおり、けさ、マーケットが始まる十分前の八時五十分でございますけれども、ことしの一—三月期のGDPの一次速報を発表しております。  実質成長率は、一—三月期ゼロ%でございます。過去に若干さかのぼった改定も行われておりますので、結果的に見ますと、十...全文を見る
○竹中国務大臣 水準を議論するのか伸び率を議論するのかという御指摘だと思います。  まさしく、水準では、下がっているわけではございませんですから、悪化ということではない。これは悪化、減速というお言葉をお使いになりましたが、悪化ではないというふうに思っております。まさに横ばいでご...全文を見る
○竹中国務大臣 水準は横ばいです。ただし、その増加、GDPの増加傾向に関しては、伸び率が縮まっているという意味で減速をしているということです。
○竹中国務大臣 GDP全体でゼロ%、横ばいと申し上げましたが、今お触れになられたように、実は外需が、これは寄与度で見るとマイナスの〇・二ということになっております。逆に内需がプラスの〇・二でありまして、むしろ、一般に認識されている、少なくとも去年の日本経済で認識されていたように、...全文を見る
○竹中国務大臣 今のような状況を受けてどのような政策対応をとるかということに関しまして、けさの記者会見で三点を申し上げております。  そのうちの一点が、委員御指摘になられた、やはり構造改革をしっかりと進めていくことだ。中身は何かということでありますが、これは例えば、動き出した特...全文を見る
○竹中国務大臣 一—三月期について見ますと、消費が寄与度で〇・二%、実は、設備投資が寄与度でそれより大きくて〇・三ということになっております。したがって、この消費、投資がしっかりとしていくように、実は政策的な手段というのはなかなか限られてはいるんですが、これを行っていくことが重要...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、財政、金融、産業、それぞれの政策に役割があると思います。繰り返し言いますが、しかし、財政に象徴されますように、政策の発動余地が非常に乏しい中で、いかに効率的にまさに民の活力を引き出していくかというのが常に政策の基本であろうかと思います。  先ほど...全文を見る
○竹中国務大臣 前回も議論の重要な対象になりましたが、一九七九年六月の金融制度調査会の答申、これは大変重要な答申であります。この中で、金融取引における消費者保護規制について、銀行融資はもちろん含まれるわけでありますけれども、銀行融資についてということではなくて、金融取引全体につい...全文を見る
○竹中国務大臣 佐々木委員から、一九七九年から始まってさまざまな答申がある中で、こういったことを金融庁は何もやっていないではないかという御指摘の中で、今、詳細な三点の御指摘がございましたが、何もやっていないということは少し違う。これはぜひ御理解を賜りたいと思うんです。  御指摘...全文を見る
○竹中国務大臣 金融商品の販売の中で銀行の融資というのをどのように扱っていけるのか、いくべきなのかというのは、引き続き我々も問題意識として持ち続けなければいけない重要な課題であろうかと思っております。  先般からリレーションシップバンキングの議論を少しさせていただきましたけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろなお考えがあるポイントだと思います。しかし、制度を有効に機能していくためには、やはりどこかのポイントを決めなければいけない。その決定は、大変社会的に大きな意味を持ってくるポイントであろうかと思います。  そうした観点からお尋ねをいただいているわけでござい...全文を見る
○竹中国務大臣 きょうの御議論いただいているテーマの中で一貫して出てくるのは、やはり、独立した監査人、公認会計士、それで公正不偏な立場から監査を行って社会的な責任を果たしていくということであろうかと思います。したがいまして、監査法人、公認会計士には、被監査会社はもちろんのことであ...全文を見る
○竹中国務大臣 植田委員のおっしゃるとおりだと思っております。  「国民経済の健全な発展」という文言の中には、公認会計士が監査という公的な性格を、業務を通じまして、まさに公益の利益に貢献するという趣旨がその中に込められているということでございます。
○竹中国務大臣 今まさに、御心配していただいているとおり、我々は本当にこの体制を強化しなければいけないと思っております。新たな仕事がいかに出てくるかというのは今局長の話にあったとおりでございます。  今、公認会計士業務を専担しているのは四名でありますから、これはしっかりと我々と...全文を見る
○竹中国務大臣 ロースクールの話が出ましたが、アカウンティングスクールの役割は大変重要だと思っております。  しかし、私の経験からいきましても、大学というのは摩訶不思議なところでありまして、競争原理がほとんど働かずに、たまたまこういうことを教える先生がいるからこの科目をつくれと...全文を見る
○竹中国務大臣 条文の解釈に当たりまして大変混乱をさせてしまいまして、申しわけなく思っております。もう一度私の方から申し上げさせていただきたいと思います。  会計士の使命に関連して幾つかお尋ねをいただいた件に関してでございますけれども、これは言うまでもありませんけれども、公認会...全文を見る
○竹中国務大臣 この制度だけで癒着を断ち切れるか、その意味では、クオリティーコントロールと言うとしかられるかもしれませんけれども、さまざまなそういったチェックのシステムをこの法律の中には用意しております。  ただし、たとえ六年・一年と、ちょっと極端な例で申し上げますが、その間も...全文を見る
○竹中国務大臣 会社の深いところがわかるという意味での理解と、何かこれはおかしい、問題があるということの発見というのは、これはやはり少し性格が違うのではないのかなというふうに思っております。その意味で先ほどから局長の答弁をさせていただいて、ぜひ、そう御理解をいただきたいと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 これに関しては金融審でも、五年または七年、委員が御指摘のような点も含めてさまざまな議論がなされたというふうに聞いております。  同時に、今既に定着している制度を安定的に、よりよいものに導いていかなければいけない、そうした観点から、先ほども申し上げましたように、ス...全文を見る
○竹中国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。(拍手)     —————————————
05月19日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○竹中国務大臣 平成十三年度における金融庁歳出決算の概要を御説明申し上げます。  平成十三年度の当初予算額は、百三十四億八千四百十一万円余でありましたが、これに予算補正追加額二十四億七千九百九十九万円余、予算補正修正減少額四億八千百三十六万円余、前年度繰越額五億五千六百五十万円...全文を見る
○竹中国務大臣 りそなに対しまして、金融危機対応会議におきまして公的資金注入の必要性の認定をいたしました。これは、預金保険法百二条に基づきまして、必要な措置として粛々と政府として速やかに決断をして対応をしたつもりでございます。  金融庁としては、金融危機を未然に防ぐために今回の...全文を見る
○竹中国務大臣 謝罪の意味でございますけれども、りそなという銀行は過去に公的資金を投入しております。その銀行が再びこういうことを必要とする事態に至ったということに関しては、まことに遺憾なことであるというふうに思っております。  しかしながら、現実の我々の意思決定としましては、最...全文を見る
○竹中国務大臣 こうなるであろうということを予測していたかということになりますと、こうなるであろうかということを非常に高い確度で予測していたわけでは、もちろんございません。  しかしながら、私が金融担当大臣に就任した当初から申し上げましたように、日本の金融システム全体としては決...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の、この週末の一つの意思決定一つをとって改革が進むか進まないかということを判定すべきではないと思っております。  しかしながら、我々は改革を進めなければいけない。その改革の中身は多様でありますけれども、そのうちの一つに、金融システムを安定化させてそれを強化し...全文を見る
○竹中国務大臣 三月の時点で増資を行っております。その時点で我々が把握可能な財務の指標というのは、昨年の九月の末のものであったということでございます。そうした観点から、増資を行った後の比較的短期間に、次の決算でこのような事態が生じたということは、これまた我々としては大変遺憾なこと...全文を見る
○竹中国務大臣 最近時点での検査というのは、十四年九月期の決算に関する検査でございます。これは第一に対するお答え。これに対する検査を行ったということであります。  この中身については、まだ御報告できる段階ではございません。
○竹中国務大臣 期日のことをもう一度申し上げたいと思いますが、十四年十二月三日から十五年二月四日まで立入検査、通常検査を実施いたしました。これは、十四年九月期の自己査定の正確性でありますとか償却引き当ての適切性、自己資本の状況等について検証を行うためのものであります。今その検査結...全文を見る
○竹中国務大臣 決算の取締役会が開かれました。また、今期の三月期の決算についてもまた検査等々を厳しく行うわけでありますけれども、我々の把握しているところにおきましては、現時点において、自己資本比率が、先ほど申し上げましたように、単体で二%強、ホールディングス、つまり、持ち株会社の...全文を見る
○竹中国務大臣 今後、銀行がどのように再生していくかということに関しては、銀行も、経営者も行員も全力を挙げて取り組んでいるというふうに思いますが、引き続き、銀行システムが日本の経済社会に与える重大な影響、責任を実感していただいて、しっかりと対応をしていただきたいと思っております。...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産をどのように認定するかというのは、現実問題として、決算の数字の上で大変重要なポイントになっている、これはもう事実でございます。  しかしながら、重要なポイントは、今まさに委員御指摘くださいましたように、これは公認会計士協会の実務指針。これはまさし...全文を見る
○竹中国務大臣 何度か委員にもお答えをさせていただいたことがあると思いますが、この税効果会計という資産項目は、これまでの日本の会計原則・会計慣行、税制、それと監督基準、そういった三つの視点の間で、これまでの経緯も踏まえて、その扱いをどうするかというのは大変難しい問題であるというふ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、金融審議会に自己資本比率規制に関するワーキンググループを設置しております。座長は慶応大学の池尾和人教授でございまして、先ほど申し上げましたように、この分野での日本を代表する専門家に集まっていただいております。  この問題の算入上限につ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、現在まだ決算の策定の作業中でございます。五分の三というふうに委員おっしゃいましたけれども、そういう基準があるかどうかということについて、特に私は報告を受けておりません。  これは、りそなの勝田元社長の記者会見におかれましても、御承知のように、繰り延べ税金...全文を見る
○竹中国務大臣 今後、新たな経営体制を確立していただいて、その中で新経営者の責任範囲を明確にするという意味で、新勘定、旧勘定への分離等々を行っていかなければならないと思っております。これは、金融再生プログラムに書かれた御指摘のとおりのものでございます。  しかしながら、これは言...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権問題を終結させる、その目標を十七年三月期に置いている、これは御指摘のとおりでございます。  どういう状況をもって不良債権問題の終結とするか、金融再生プログラムの作成の時点でもいろいろと議論がございました。我々としては、その一つの基準として、不良債権比率を...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、昨年の九月末に金融担当大臣に就任をさせていただいた直後から、日本の金融システムは病んでいる、つまり、解決すべき大きな問題があるという認識に基づいて、再生プログラムを作成して取り組んでまいりました。  その中で、改めて、やはり私自身強く...全文を見る
○竹中国務大臣 金融システムを安定化させる、構造改革を支えるためのより強固な金融システムをつくっていく、具体的には、不良債権問題を平成十七年の三月期までに終結させる、そのために金融再生プログラムはつくられております。この金融再生プログラムを着実に実行していく、それに合わせて、必要...全文を見る
05月20日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 直嶋委員の御指摘の中で名目と実質の話がありました。  これは、名目には名目のやはり解釈があり、実質には実質の解釈がございます。我々、別に実質だけで議論しているわけでは全くありません。デフレの克服が重要だというのは我々自身が言い出していることであります。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、日銀の数字につきましては、質問通告をいただいておりませんでしたので手元にはございませんのですが、基本的には、御指摘のとおり、経営健全化計画を、資本注入を受けた銀行は経営健全化計画を出しております。その中で中小企業貸出しの目標値を定めております。...全文を見る
05月21日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○竹中国務大臣 五月二十日、預金保険法第百二条第六項に基づき、株式会社りそな銀行に対する同条第一項第一号に定める措置の必要性の認定の内容に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審議をいただくに先立ちまして、本報告を提出するに至った経緯及び本報告の内容...全文を見る
○竹中国務大臣 竹本委員御指摘のように、今問われているのは、公的な資金を入れた後のりそな銀行がどのようにしっかりとした銀行業務を地域に根差して発展させていってくれるのか、本当にその一点であろうかと思います。  自己資本を充実させる、その意味では公的資金の役割は大きいわけでありま...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、これは「りそな」だけではなくてすべての銀行に対して、不良債権に関してはできるだけ早期にオフバランス化をしていく二年・三年ルールというのがございます。それと全く同じでございます。  したがって、それは、民間に売却するもの、証券化するもの...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産というのは、非常に技術的で、専門家でも、特に一般の方にはなかなかぴんとこない概念なものですから、いろいろな報道なんかを見ていましても、若干の議論の混乱があるように思われております。竹本委員から大変重要な御指摘もいただきましたので、ぜひ明確にさせてお...全文を見る
○竹中国務大臣 今も申し上げましたように、これは公認会計士ないしは監査法人が、一種の重要な社会的機能として、プロフェッショナルな立場から、独立して判断することになっております。その意味では、もちろん金融庁はそれに全くかかわる立場にはございませんし、そういったような形での金融庁に対...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、この繰り延べ税金資産の問題、こういうのがなぜ発生するかということに関しましては、会計基準の問題、会計上の考え方、それと税務上の考え方、そこに金融監督の考え方も絡んできまして、ある意味ではこれまでの経緯、制度を引きずった大変難しい問題でございます。そ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、今の困難な経済状況を解決するに当たって、マクロ的な経済運営というのは極めて重要であるというふうに思っております。銀行の経営、しっかりと経営努力をしていただきたいし、不良債権の処理もしなければいけない。しかし、今のようなマクロ環境で、大変経営者が苦し...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにこれは、公認会計士が独立した立場で、専門家の立場で判断した結果でございますので、それについて、なかなか私の立場でこういうことではなかろうかということを申し上げるのは難しいのでございますけれども、これは、先ほども紹介いたしました公認会計士協会の奥山会長の発言等...全文を見る
○竹中国務大臣 今議論していただいているのは、繰り延べ税金資産に関する算入上限も含めて、自己資本比率の全体のことを議論していただいているという状況でございます。  これは当然のことながら、先ほどから申し上げているように、繰り延べ税金資産そのものが税務、会計の双方にかかわるもので...全文を見る
○竹中国務大臣 注入の額につきましては、新聞等々でいろいろ報道がなされておりますが、これはもちろんまだ決まっておりません。金融危機対応会議は資本の注入の必要性を認定するための会議でございますので、今の時点では、必要性が認定された、その後申請を待って、申請を受けていろいろ決定されて...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、いわゆるBISの規制で最低限クリアすべき基準八%でございますから、それとは別に何か望ましい水準があるかということになりますと、それはそういうふうに、少なくとも監督の立場からは考えていないということだと思います。自己資本をどのぐらいに保ってどういった経営戦略...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員も御指摘のように、今の枠組みというのは、いわゆる危機の場合ないしは危機を予防する場合、危機が起こる、そういう懸念がある場合に金融危機対応会議を招集して、申請を待って資本の注入を行うということでございます。  これは、金融担当大臣に就任させていただいた当初...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、金融機関には、みずからの収益性を高め、資産査定をきっちりとして不良債権を処理していく、その速度をぜひとも加速させてしっかりと運営していただきたいと思っております。  しかし、それをサポートするためにも、やはりマクロ的な環境の整備とい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども御説明させていただきましたように、「りそな」の十五年三月期の自己資本比率が国内基準である四%を下回るということになった。もちろん、預金の流出とか市場性資金の調達が困難化するといったような問題は生じておりません。破綻という事態には至っていない、現状認識として...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員が何度かこの場でも、やはり既にもう金融危機ではないのか、自分はそういう危機という認識を持っている、そういう御発言を私も何度も拝聴しております。そのときも少し申し上げたかと思いますが、私は、危機ではないが健康ではない、病んでいる、その病んでいるのを治したい...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、事態を重く受けとめ、重大な判断をしたつもりでございます。  まず、御判断の一つの材料として考えていただきたいのは、りそな銀行は、資産規模四十兆円の規模を持つ、我が国でメガバンクに続く規模の銀行である。  実は、自己資本比率が二%程度になるという報...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、最初の問いでございますけれども、自己資本がいわゆる基準を割り込んだだけで、もちろんそれだけで今回の措置がとられたということではございません。総合的な判断であるという点は御理解いただけると思います。  十七日の十一時に決算取締役会の報告を我々はもらいまして、...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産については、これは、会計士が実務指針に基づいて独立した立場で判断をしたものであります。それを、仮定の問題として、これがなければどうだとか、これが何年であったらどうだかというような議論は、やはり非常に注意をして行わなければいけない問題であるというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し言いますけれども、まさに今委員おっしゃったように、監査法人、これは無限責任を負っているわけですから、それで一生懸命判断して今回の数字も出てきた。公認会計士というのは常にプロフェッショナルとしてそのような判断を行っているのではないだろうか、これは私はそのよう...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、二つ目の、いつ上がってきたのかということでございますけれども、この「りそな」の決算について、会計監査法人との間でいろいろな議論があるということを私が初めて聞いたのは五月七日であったと思います。その前の日に銀行側からそういう話があった、これはしかし、その時点で...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと正確に申し上げますが、十四日に私が報告を受けた段階では、まだ「りそな」と監査法人はいろいろな話を継続中だという報告を受けております。しかし、可能性としては、五〇%と言っていいかどうかわかりませんけれども、可能性としてはそういうことの可能性も視野に入れなけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員のお話を伺って、五十嵐委員が本当に独立性を強調されます、その思いは私も全く同じでありまして、今回そのように私自身は強く金融庁の諸君にも指示をしたつもりでございます。  特にお話のあったSECの話、それと、この間の公認会計士法改正のルールの話、それぞれに...全文を見る
○竹中国務大臣 今の仕組みというのは、委員もよく御存じのように、それぞれの指針に基づいてまず企業が判断をして、それを監査を行う、これは当事者によって行われるものでありますが、それについて、我々は事後的な検査を行います。その検査の中にはさまざまな項目が入ってまいります。金融再生プロ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと二点、やはり申し上げなければいけないと思うんです。  一つは、実務指針の解釈をどのように行うかということなのかと思いますが、これについては、「経営環境等を勘案した結果、五年以内のより短い期間となる場合が」あるということはここに書いているわけです。したがっ...全文を見る
○竹中国務大臣 いわゆるデューデリは、例えば、債務超過になって破綻して、そういうところを別の経済主体が購入するときに一体幾らで買うのかということをはっきりさせる、そういう場合に通常行われるわけです。しかし、今回の措置は、これは資本増強でありまして、この銀行の自己資本の充実を図って...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しますが、破綻処理ではございません。これは、百二条の第一号措置でありますが、第二号、第三号措置とは違う。  資産査定はもちろん重要でありますから、それについての検査を含めた資産の評価は、これはきっちりと行います。  それと、三月十一日の報告との差でありま...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、検査等々でそういった資産査定がきっちりと行われていきますという意味でございます。
○竹中国務大臣 特別検査が行われます。その検査の中で資産査定がしっかりと行われますという意味です。
○竹中国務大臣 我々としては、通常のペースで検査を行って、その中でしっかりと資産を査定していくという意味です。
○竹中国務大臣 まず、ガバナンスの御質問でありますけれども、その前に、繰り返しぜひ御理解いただきたいですが、これは百二条の一号措置でありますから、破綻というふうに言われましたが、二号、三号のそれとは厳密に違うということをぜひ申し上げておきたいと思います。  その上で、ガバナンス...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、「りそな」の融資先の中でのそれを再生させる機能、そういう御質問なんでございましょうか。  御承知のように、全体に関しては、再生機構を今度つくっているわけでありますから、この点に関しましては、まさにどのようなビジネスモデルをつくっていくかということで、経営...全文を見る
○竹中国務大臣 現実に、一度公的資金を注入した銀行で、再び投入しなければいけなくなっている、しかもその金額が、金額はもちろん確定しておりませんけれども、相当の多額になる、こうしたことが起きたことに関しては、これは甚だ遺憾なことである。我々としては、金融問題を、さらに不良債権処理を...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、公的資金、貴重な、今すぐ税金を使うわけではないにしても、国民の負担になる可能性のあるその公的なものを使うことに関しては、当然のことながら、これは非常に重く受けとめております。緊張感がないというふうに言われましたが、それはちょっと私たちのここ何カ月間かの働き...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁に資料を請求したけれども数字が出てこなかったと今先生おっしゃいましたですね。ちょっとその辺の事情、私よく理解できないのでございますけれども、その対応がまずかったということでありましたら、おわびを申し上げなければいけません。  当然のことながら、数字に関して...全文を見る
○竹中国務大臣 価格をどのように設定するかとかで数字の若干のやりくりはあるにせよ、過去の投入した分について、今このような厳しい経営の中で厳しい評価をしなければいけないという事実はあるというふうに認識をしております。  これは、今後我々としては、先ほどから何度も申し上げていますよ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、この資産規模四十兆円の銀行を、銀行というのは極めて重要な、特に今回の場合、大阪、埼玉地域の、地域の中小企業に根差した非常に重要な機能を果たしている。これを、マーケットの中でしっかりと十分な資本を持って活動していけるような立派な銀行として機能をさせたい...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的にまだ金額が確定しているわけではもちろんございません。これは我々何回も言いました。  繰り返し言いますが、十分な自己資本を持って、民間の中で、つまり国立の銀行ではなくて、民間の経営の柔軟さを発揮して、かつマクロ経済に貢献できるような銀行活動を維持させたいと...全文を見る
○竹中国務大臣 今、第百五条の第三項、お読みいただきました。そのとおりです。これが必要条件になっているわけですね。それで、株主責任を明確化する。  これを受けて、預金保険法施行令第二十五条というのがございまして、この百五条第二項に規定する政令で定める方針は次に掲げる方策とすると...全文を見る
○竹中国務大臣 九八年ごろ、九九年ごろ、私は当時学者でありましたが、まさにこの問題を仙谷先生と一緒に、この問題の解決策はどうあるべきかということを議論させていただきました。よく記憶しております。  今先生幾つかのことをおっしゃいました。原則に忠実であるべきだ、全くそのとおりだと...全文を見る
○竹中国務大臣 中小企業をどのように位置づけているかと。  私自身も関西の地方都市で中小企業の息子として生まれて、銀行とのやりとりをずっと見てきております。金融を担当するようになってから、実は、いわゆるグローバルバンキングとは違う、地域に根差した、中小企業を対象としたリレーショ...全文を見る
○竹中国務大臣 定期預金に関するペイオフ解禁の前の時期に、信組を中心に破綻等々が相次いだということは事実でございます。  先ほど申し上げた、新たな地域の金融に根差したリレーションシップバンキングのあり方、これについて新たな取り組みをする。これはどういう新たな取り組みかというのは...全文を見る
○竹中国務大臣 金融行政全般に対する御批判であろうかと思います。  私自身は、七カ月前に金融担当大臣に就任させていただいたわけでございますけれども、それ以降、実は御指摘のような中小の金融機関の破綻というのは起こってはおりません。ただし、ペイオフの解禁の前の時期に中小の金融機関の...全文を見る
○竹中国務大臣 法律上の手続については、今私に法律的な権限があるわけではありません。ただ、私は担当大臣ですから、必要に応じて、重要なことは常に報告を受けて判断していくということにはなります。
○竹中国務大臣 管財人の任命のときは、当然のことながら大臣に上がります。私になってからまだ破綻した例がありませんので、私はそういったことを認定したケースはございませんけれども、前任において、当然のことながら、担当大臣としてそういう責任が果たされていたというふうに思います。
○竹中国務大臣 制度の御説明などを申し上げますときに、百二条は危機のときに発動するんだ、そういうほわっとしたといいますか、一般的な言い方をすることは確かにございますし、そういうことを今御引用してくださったんだと思います。しかし、これは言うまでもありませんが、条文そのものは、危機な...全文を見る
○竹中国務大臣 当時の林政務次官の御答弁は、例えばということで例示をされていたというふうに認識をしております。あらかじめこれと限定的に決めておくことは難しいんだということを先におっしゃった上で、例えばということで今おっしゃったようなことの御説明を林政務次官はなさっていると思います...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、前半で御指摘になられた百二条の解釈でございますけれども、おそれがある場合ということでありますから、当然のことながら、幅がある問題であろうかと思います。しかし、我々の判断としまして、もしも四十兆円規模の銀行が二%になるまま市場に放置して、それで百二条を発動しな...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、私が申し上げたいのは、ルールそのものを変えたわけではないということですね。そのルールに関しては、公認会計士は常に厳しくこれを適用している。  当面、ルールは変えないからそのルールどおりに、従来どおりですけれども、これは従来どおりのルールで...全文を見る
○竹中国務大臣 三月の時点からの変更という意味でのお尋ねでございますけれども、六%台と予想されていたものが二%台になった、約四ポイントの低下、そのうち繰り延べ税金資産の評価に係るものが二・六、あと株価の下落等々で〇・四ポイント、御指摘のとおりでございます。
○竹中国務大臣 先ほどの「りそな」で数字が出ておりますので、その例で申し上げさせていただきますと、六%台が二%台になった、その中でデフレに直接絡む要因、株価の下落という要因がございますが、四%低下のうち、株価の下落要因というのは確かにありますが、数字は〇・四%でございます。その意...全文を見る
○竹中国務大臣 決してこうした事態を具体的に想定していたわけではありませんし、それゆえに、決して冷静でいるわけではありません。  先ほどから申し上げていますように、日本の金融システムは、取りつけ騒ぎ等々の意味での危機的な状況ではありませんが、決して健全な状況ではない。福井総裁の...全文を見る
○竹中国務大臣 今回は繰り延べ税金資産の話が直接的なきっかけでありますけれども、これについては各行が公認会計士の実務指針にのっとって処理を行って、監査法人がそれを厳正に監査する、そうしたことは現状において各行において適切に対応される、今後とも対応されていくというふうに私は承知して...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の金融の状況が非常に脆弱な基盤にあるということは、私も日銀総裁もお答えしております。しかし、それに向かって、金融再生プログラムで今しっかりと強化をしてその問題を克服していこうというプロセス、我々もしっかりとやっておりますが、銀行も大変努力をしているというふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 植田委員御指摘のように、いい意味での再生のモデルにぜひしたいと思っております。  基本的には、どういうビジネス戦略を立てるか、ビジネスモデルを打ち立てていくか、これは経営上の問題でありますから、新しい経営陣にぜひ積極果敢に挑戦してもらいたい問題で、それに対して詳...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今、局長からある意味で非常に正確に答弁をさせていただいたんですが、正確であるゆえに少し分かりにくいということなのかもしれません。  円委員のお尋ねは、直観的に言うと、外国のどこかの非常に強い意志を持った人に支配されないか、それによって証券取引所という大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 代行返上に係る問題というのは、今の局長の答弁にもありましたように、これ大変技術的で、正確に議論していくと本当に難しい問題なのだなというふうに思います。  したがって、私自身、代行返上に関しては所管の立場でもありませんので、それがどのぐらいの効果があるか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に円委員御指摘のとおり、証券市場の信頼性を確保するという観点から、この監視機能の強化というのは極めて重要である、今回お願いしている証取法の改正等々と一体となって初めてうまく機能していくものなのだというふうに思います。総じて言えば、行政の在り方そのものも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今ちょっと御指摘いただいた外国為替証拠金取引の事例について、申し訳ありません、今日は詳細には情報持っておりませんのですが、基本的には、取引は非常に多様化している、これはもう間違いないことで、あしたになると今日は考えられないような商品が出てくる可能性がある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 円委員、今のお話の前半に御指摘になられましたように、資産運用どうしていいかということを本当にもう国民全員が戸惑っているんだと思います。  振り返ると、この国は一生懸命勤労所得を稼ぐという意味では非常に立派な実績を残していた、だから我々が年間生み出すフロ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大阪証券取引所、大証をめぐる御指摘、そして御質問がございましたが、これは個別の問題についてはこの場で私がコメントできる立場にはございませんが、金融庁としては、言うまでもなく、正に池田委員言われたように、これ信頼回復の基礎のような話だと思います。  特に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員言われましたように、正に当局、それと取引所それぞれの、当局は当局のルール、取引所は取引所の自主ルールで、これは一体となって市場のシステムを作って信頼感の基礎にならなけりゃいけないものですから、本当にこれは重要な、信頼感を、信頼を取り戻すという意味では...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二つのことがあるのだと思います。  一つは、取引一任というのは、これはもう売買ですから、その売買の何を、だれが何を幾ら買うかというのは、そういう意思決定を非常にあいまいにしたままにしておく中でいろんな問題が起きてきた。これはこれできちっと、どこまでが責...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地方の取引所、大切だと思います。そういう意味でも、そこがそれぞれやはり今回のスキームを使って大いに活性化していただいて、いい意味で競争の中で活性化していくということを我々は期待しているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 間接金融から直接金融へという言葉は、恐らくもう一九七〇年代からずっと言われてきたのだと思います。  構造を考えますと、間接金融には間接金融のメリットが確かにございます。一つは、やはり小口の、家計における小口の預金を集めてそれを資金の取り手に流すという意...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公的資金を注入するというのは正に大変大きな、我々としても大きな決断でありますし、間違いなく国民にとっても大きな負担を求める可能性が出てくるわけであります。  就任以来申し上げてきたのは、今の経済の現状を見ると、危機かと言われれば、危機とはやはり言えない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、大変一般的な言い方になりますけれども、正に実態を判断しなければいけないということだと思います。  非常に著しくその財務内容が欠落していて傷んでいて、これはもうとても元に例えば戻せないような状況であれば、これは再生させることはあきらめなければいけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に、展望は一言で申し上げるのは大変難しい問題であろうかと思います。  ただ私、かねてから思っておりますのは、やはりこの日本の証券市場というのは非常に大きな潜在力を持っていると思います。これだけの金融資産を国民が現実に持っております。それがどちらかとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど委員は市場介入というふうにおっしゃいましたけれども、市場介入をするつもりはございません。ただ、市場が抱えている構造的な問題を解決して市場を活性化したい、そういう思いであの五月十四日の政策は取りまとめられております。  これ、是非ひとつ御理解いただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 需給の状況について、私自身、十分把握してこういう場で申し上げる立場にはないというふうに思っておりますが、持ち合いの解消、それと年金の代行返上に伴う売り、様々な要因が今の需給関係に反映されているというのは間違いないと思っております。  持ち合いの場合も、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融政策とおっしゃるのが、マクロの金融政策、金利とか通貨量の調整ということも含めてそういうことを専らおっしゃっているのでもしあれば、そういう要因、これはそういう要因ももちろんあろうかと思いますけれども、それは決して決定的な要因ではむしろないと考えるべきな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お金、郵貯等々でとらの子のお金という、とらの子という表現がよく出てくるわけですが、私はお金はすべてとらの子のお金だと思います。銀行のお金も庶民のとらの子のお金であるし、生保等々に集められたお金も正にそういうものであろうかと思います。正にそれを適正に運用し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、御指摘のとおり、閣僚による話合いの中で郵政公社は検討するということが述べられております。ですから、申し上げたかったのは、郵政公社に何か政府が何かを命ずるとか命令しているとかそういうことではなくて、郵政公社の方で一体となって検討しておられると、そうい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 五月二十日、預金保険法第百二条第六項に基づき、株式会社りそな銀行に対する同条第一項第一号に定める措置の必要性の認定の内容に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審議をいただくに先立ちまして、本報告を提出するに至った経緯及び本...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 田村委員の御指摘は誠にごもっともな御指摘ばかりであると思います。  公的資金の話は九五年の末の住専以来八年間この国で行われていると。最初は六千億円程度の額に対して物すごい議論が行われて、しかしその後、九八年、九九年等々の議論でそれが兆単位の議論になり、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員は総理のお言葉を御引用されましたけれども、私も、総理がよくおっしゃる言葉で、政策を行うに当たってよく自分自身に言い聞かせる言葉がございます。それはよく、正すべきは正すんだと。今までの中でいろんなことをやってきました。ともすれば、政府の立場というのは無...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新しい経営者の方とは昨日お目に掛かってあいさつをする機会がございました。大変強い決意を持って経営に臨まれるというふうに私も認識をしております。  今、委員、監視チームのお話ちょっと御紹介してくださいましたけれども、これは正確には金融庁の中に設けている経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 産業再生機構がどうするかというのは、私は必ずしも直接お答えする立場では、所管の一人ではございますけれども、全体についてお答えする立場ではございませんですけれども、産業再生機構がりそなに対して他の銀行とは違った形で関与すると、これは、そういうことはやはり予...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融危機対応会議におきまして、この金融危機対応会議というのは、本来、公的資金注入の必要性を認定する会議でございますけれども、その認定に関連して、申し添えるという言い方ではあるんですけれども、自己資本比率は一〇%を十分上回るような、そういった形になるのが望...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もちろん、こんなことを仕組んでできるものでもございませんし、仕組んだというようなことはもちろんございません。ただ、委員御指摘のように、やはり常に銀行には健全なる危機意識というのを持ち続けていただくことが必要だと思います。決して悲観的になる必要はないと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 税制に関しては、私は要求する側でありまして、査定する側は小林副大臣でございますので、私どもの考え方、これはもう金融再生プログラムの中にも書かせておりますし、昨年も税制の要望を行っております。  御指摘のとおり、繰延税金資産というのは、税務会計と企業会計...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと税制の細部について質問通告をいただいておりませんでしたので、申し訳ありません、用意できないんでありますが、ちょっと、認識が間違っていなければ、産業再生法の中で税のインセンティブも用意されていたというふうに認識をしております。  今後、様々な再生...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレは確かに難しい問題だと思います。アメリカでも、いわゆる物の値段はもう下がっている、しかしサービスの値段が上がっているということで、全体としてはいわゆるマイナスの物価上昇にはなっていないと。しかし、これは世界的な傾向として受け入れざるを得ない面がある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) りそなの決算に関しましては、正に四月から五月にかけて決算を固める段階であったわけでございますけれども、今回の件に関して申し上げるならば、私自身は五月七日の朝に事務方から、りそなと監査法人の間で議論がなされているという短い報告を受けました。その前の日、五月...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 細かくどういう内容について報告があったかということについては、これは監督上のいろんな問題もございますので、この場での御報告は控えさせていただきたいというふうに思っております。  ただ、私自身は、監査法人が最終的に一社になるということは、五月七日の段階で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この件について報告を、決算について報告を受けたのは、監査法人とりそなの間でそういうやり取りが行われているという報告を受けたのは五月七日でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返しますが、報告を受けたのは五月七日でございまして、そのときには、その監査法人に関しては一社になったということは聞きました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、その決算に関して、その決算をきちっと出していただいて、それに関して、その決算の数値に基づいてしっかりとした監督を行うというのが基本的な考え方でございます。その間、公認会計士事務所がどこがやるかというのは、それは個別について私たちはそれを監視、監督...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の御紹介させていただいたりそなのトップの記者会見は、五月十七日でございます。  それと、どこが監査するというのを見ておかなければいけないと。これはしかし個別の契約ですから、どこの銀行がどこの法律事務所と顧問契約を結ぶかということに関して、我々がそれを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それはあれですけれども、銀行と金融庁の間にどういうやり取りがあったということでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には我々は監督する立場にありますから、監督する立場としてりそなからいろんなことを聞く、これがプロセスでございます。その過程でこの公認会計士、監査法人に対して我々が物を言う立場にはございませんし、そういうことは一切ございません。  しからば、りそな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 五月。
○国務大臣(竹中平蔵君) そういう報告は全く聞いておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のルールというのは、これ大変重要なポイントでございますけれども、決算というのはあくまで会社が作るものでございます。会社が作るときに公正な基準に基づいて作らなければならない。それに対して、監査する立場にある監査法人がそれを監査しなければなりません。当然、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 担当課からもそういうことは一切ないというふうに聞いております。  ちなみに、過去の護送船団と言われた時代の行政、それをやはり変えなければいけない、正に正すべきは正すというのが我々の重要な政策姿勢でございます。この点に関して、これはいろんなことをいろんな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど田村委員にも申し上げましたが、恐らく国民感情からしても、過去に資本投入を行って大丈夫になったはずの銀行が今回このような問題を起こした、これは極めて遺憾なことであり、やはりこの間の反省すべき点は十二分に反省しなければいけないという問題を提起していると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正しく柳澤大臣の時代、極めて脆弱な基盤にありながら、金融危機を起こすことなく様々な施策を講じてきてこられたというふうに私は思っております。  しかし、同時に、構造改革を進めるためには、単に金融危機を起こさないだけではなく、より強固な、構造改革を支えるよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねの趣旨でございますけれども、御承知のように、これ多額の繰越欠損を計上して、その会計上の損失処理をどうするかについては、これは会計上の資本金の減資、減額ですよね、会計上、それを含めて今後検討していくことになるわけです。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、その前半で、減資で、軽々と減資云々と言うと、軽々しくということをおっしゃいましたが、これは議事録をよく読んでいただきたいと思います。私は大変そのときは丁寧に発言をしておりますので、よく読んでいただきましたら、今の会計上の話といわゆる株数減資ですね、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 違わないですよ。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりです。  繰り返しますけれども、株式併合により株式減、いわゆる株数減資を求めるということについては、これは理屈の上で言えば株主の資産減価を生じるものではありませんけれども、投資家からは否定的にとらえられ、りそなの銀行、さらには他の金融機関を含...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大幅な資産価格の低下、いわゆるバブルの崩壊があって、その間日本という国は、平均的な実質国民所得で見る限り、国民は生活水準を下げることなく、バブルのピークよりも今の時点で十数%高い平均的な実質所得を得ながら生活しているという状況を続けてきた。  これ、韓...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、業務純益三兆、四兆、それで不良債権、それとストックを比べると、これは峰崎委員はよくお分かりになって言っているんだと思いますが、これを単純に比較するのはこれはフェアではないわけであります。  不良債権というのはストックの額でありまして、それを実際に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 健全行の意味でございますけれども、健全行の国内基準として自己資本で求められているのは四%以上ということでございますから、それを割り込んでいるという意味では、いわゆる国内の監督基準で言うところの健全行ではないということになります。しかし、決して債務超過にな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 理由を一つ一つ対応させて申し上げることはなかなか難しいのかと思いますが、これトータルの判断として、バランスシートでこれ我々としてはしっかりと資産の査定が行われたという認識の下に立って、バランスシートは債務超過ではございません。かつ、これは言わば企業と同じ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 無税償却であったらということの意味は、この繰延税金資産が過去の分において、十何年もずっとさかのぼって有税償却ではなければ、そうするとこの繰延税金資産という項目は立っていないと。単純にすごく見事に一致するわけではないとは思いますが、その繰延税金資産が八千億...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 幾つか御指摘をくださいましたが、まず、今回のように金融危機対応会議、これは明らかに、このまま放置すれば、資産規模四十兆円を超える銀行を自己資本比率二%台でマーケットの中に放置すればやはり重大な問題が生じかねないと判断して今回の発動したわけでございますけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、もちろんこういうケースは初めてでございます。御指摘のように、官が強くコミットした事業というのはことごとく非効率なものとなり、その反省を踏まえて民営化、官から民へという大きな流れが今できているわけです。その意味では、我々としては、資本はこれは持つわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営監視チームでございます。これは主として検査監督部局の職員から構成されておりますけれども、メンバーに外部の顧問、民間の学者の方も入っていただいております。主として経営を、これはコンプライアンスを中心に継続的に監視するチームでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これも初めてのことでありますので、なかなかこうイメージをつかんでいただきにくい問題だと思います。  この経営監視チームというのは、常時ヒアリングとか報告徴求を通じて、リアルタイムでこの特別支援を受ける金融機関の実態を把握して、りそな銀行の経営を継続的に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に今、浜田先生が一番最後におっしゃったよほどの覚悟、これは本当に覚悟の要る仕事でございます。  心配だというふうにおっしゃいましたですけれども、これはもう我々自身、なりふり構わず真剣にこのことを、仕組みを作っていかなければならないと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、朝日監査法人の話が出ましたが、朝日監査法人は多分りそなと契約している関係ではないと思いますが、これも不確かです。特に、そこがゼロと言ったか言わないかとかそういうこと、私は一切存じ上げません。それと、新日本が三年と言った云々に関しても、そういう三年と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、厳正に適用というのは、今まで厳正ではなかったけれどもあのプランの後厳正になったというような趣旨で大門委員がおっしゃっているんであるならば、それはやっぱり違うと思います。これは、公認会計士協会の会長御自身が何らかの記者会見で、それはもう金融再生プログ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の件はもちろんこれは議会でお決めいただくことでございます。  一つやはり申し上げておきたいのは、公的資金を注入するかどうかというのは、これは金融監督上の意思決定だということでございます。バランスシートをどのように判断するかというのは、これは公認会計士...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、予防注入というお言葉がございましたけれども、そういうことも含めて必要かどうかを今議論していただいているということです。予防注入の枠組みを議論しているということではございません。そういう、もう何度も申し上げますけれども、危機ではない、しかし健康体では...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 百二条の一号というのは、その百二条の三号等とは違いますから、その意味では、そういう資本を注入するということが一号で決まっているわけでありますので、その意味では、あと百五条に書かれて、百五条の政令とつながっていると。そういう意味では法律上、これもう繰り返し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆる繰越し欠損を消すという意味では、これは基本的にはグロスで見るかネットで見るか、両建てでするか、両方で本当にするかということですから、実態的な、その意味での実態価値の変動はないわけですね。そこは、先ほど言った一〇%云々、今後の資本注入の在り方に基本...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと誤解があるといけませんので。  手続論としては、これは増資ないしはその欠損を両建てにするか両落としにするかと、これはすべて株主総会でいずれにしても決めなければならない問題でございますから、これは株主総会はきちっと開いて、それは決めていただくとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これもちょっと誤解があるようでございますが、五月七日の時点で私は百二条を連想したわけではございません。五月七日の時点では、りそなと、それと監査法人の間でその評価をめぐっていろんな議論があるということを聞きました。その時点ではどういう事態になるかということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この法律が準備されたのは私が就任するはるか以前でございますので、そういう点も含めて、何かこの法律を準備して適用したと、そういうことではございません。  一つ重要な点は、これ合併の認可の問題、お尋ねがございましたが、これは、銀行法に基づく認可要件というの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに、我々は常に銀行を見る重い責任を負っていると思います。ただ、今特別検査もやっていたではないかということでございますが、特別検査というのは、御指摘のように、特定の会社を対象としてその債務の区分を見るわけなんですね。ここでもしその債務者の区分が我々と違...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現実問題として、もちろん決算の状況等々、その決算見込みを修正するために我々は報告を受けてヒアリングをするわけでありますけれども、最終的にはこれ、まあその最後の最後の瞬間で公認会計士が、監査が判断した。今回の例はその意味では極めて判断の難しい特殊な場合であ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰延税金資産のもう基本的な性格については何度か御説明させていただきましたけれども、税務会計と企業会計の正に調整項目であると、しかし、それが恐らく最初は想像もできなかったほど大きなものに今なってしまっているということであります。  我々は、であるからこそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今日大変重要な御指摘をいただきまして、その中で特に、同じことを繰り返さないというその決意、これをいかに本当に実行できるかであろうかというふうに思っております。はしの上げ下ろしというのは、枠組みについてははしの上げ下ろしを申し上げたいと。しかし、どこの企業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました公認会計士法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、証券市場の公正性及び透明性を確保し、投資者の信頼が得られる市場を確立する等の観点から、公認会計士監査の充実及び強化を図るため...全文を見る
05月28日第156回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○竹中国務大臣 お答え申し上げます。  ちょっと、DCF等々、技術的な問題もございますけれども、今の会計のシステムというのは、まず基本的には、これは会社が決算を行うものでございます。その会社が行った決算に対して、監査法人が厳正に独立した立場で監査を行う。監督行政の立場、金融の監...全文を見る
○竹中国務大臣 金子委員御指摘のように、資本注入を決定するということにおいて、大変大きな政府も責務を負ったというふうに思っております。  その際、何を一番重視すべきか。一言で言いましたら、これはやはり民間の企業としてしっかりと銀行活動を展開していただくという意味で、その銀行経営...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにその出口をどのように見定めるかという、大変重要な御質問であろうかと思います。  我々としては、言うまでもなく国民負担を最小化する観点から、できるだけ早くその出口に到達しなければいけないというふうに思っております。しかしながら、今の段階では、これからまさに新...全文を見る
○竹中国務大臣 言うまでもございませんが、生命保険というのは、国民の生活の中に非常に深く根差したものでございます。その重要性は今さら申し上げるまでもないと思っております。しかし、いわゆる逆ざや問題という構造問題が存在している、その問題に対応するための方策を我々も一生懸命考えている...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、まさに早目早目に手を打っていくということが金融行政のやはり基本であると思っております。  早期是正の視点として、銀行では自己資本比率の規制、それに対して、保険については、御指摘のように、ソルベンシーマージン比率によって是正を求めると...全文を見る
○竹中国務大臣 資産の内容をしっかりと見なさいということ、それと、繰り延べ税金資産を中心にしっかりと説明責任を果たしなさい。これに関しましては、我々としては、常駐の通年・専担の検査システムを持っておりまして、そうした検査も活用しながら、しっかりと、引き続き内容を見ていきたいと思っ...全文を見る
○竹中国務大臣 経緯について御報告を申し上げます。  十七日に金融危機対応会議を開催しておりますが、その日の十一時に開かれましたりそなの取締役会でその決算が出てきたわけでございます。これを受けて、我々としましては、四%を割り込んで二%台になるという結果がその十一時の取締役会で出...全文を見る
○竹中国務大臣 菅委員から、三点御質問がございました。  一つは、繰り延べ税金資産なかりせばという表現を使われましたが、その実態をどのように見るのかというのが第一点。それと、朝日監査法人の名前が出てまいりまして、それはどのような経緯、どのように位置づけているのかという点。第三点...全文を見る
○竹中国務大臣 連休明けにこういうりそなと監査法人との間で幾つかのやりとりがあるようだというのが私のところに上がってきました段階で、今菅委員が御指摘くださいましたように、私の方としては、これは独立した監査法人にきっちりと監査してもらうというのが今の制度の趣旨であるから、それには間...全文を見る
○竹中国務大臣 報道等々で名前が出ております直接の担当者に対しましても、またそれを監督する立場の上司に対しましても、直接確認をしております。
○竹中国務大臣 金融庁の担当者には何度も直接会って確認をしております。  それと、先方の話でありますけれども、これは、何らか非常に確証の高い疑惑とかそういうものが別にあるわけではございませんですから、私としては、金融庁の担当者に確認をして、厳密に職務を遂行したものというふうに認...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の課長には直接確認をしております。  なお、先方の銀行に対して私から特に接触をする立場にはないというふうに思っております。
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、私は、金融庁の職員を監督する立場にあります、その中でその担当の者には確認をしております。  しかし、外部の人に対する確認というのは、これは、それを行うに足るよほどの客観的な証左、証拠がある場合にはそういうことをするということも考えら...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、我々は、整備された検査のシステムを持っております。通年・専担検査、これは当然のことながらやっていきます。さらには、これは昨年の十月の金融再生プログラムの中に、新たに繰り延べ税金資産については、繰り延べ税金資産検査も行うということを決め...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと済みません、私、先ほど正確に、りそなの取締役会は十七日の十一時だと申し上げたつもりで、今、海江田委員、十六日とおっしゃいましたが、十七日でございます。  これまでの経緯を正確にぜひ御報告させていただきたいですが、まず、りそなと監査法人の間でいろいろな意見...全文を見る
○竹中国務大臣 七日に報告を受けた、十四日に私が再度報告を受けて、総理に上げた。これは実は財務金融委員会等々で正確に御報告をしております。  先ほどの御質問は、最終的にそれを決めたのはいつだったか、それは十七日でございますと。十七日に決算が確定、向こうから来るわけでありますが、...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう海江田委員、今何度もおっしゃいましたけれども、総理も、御答弁にもありましたように、信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあると内閣総理大臣が認めるときにそれをやったわけですよ。(海江田委員「認めていないじゃないの」と呼ぶ)いやいや、これを生じる...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、金融担当大臣の兼務を命ぜられたときから、最初の記者会見から、日本の金融機関は、例えば資金調達が、流動性の確保が今すぐ困難になる、預金の払い戻しが困難になる、そういうような意味での危機ではないというふうに申し上げてまいりました。しかし、決して健康体ではないとい...全文を見る
○竹中国務大臣 例えば本当に大きな金融機関が、かつて一九九七年の十一月ごろにそうしたことがあったように、インターバンクの市場でファンドレイズができないとか、預金者が窓口に列をなすとか、これはまさにその危機、カオスの、危機の状況だと思います。  しかし、これは今りそなにおいても、...全文を見る
○竹中国務大臣 議事録につきましては、できるだけ速やかに公表をすべきであるというふうに思っておりますので、その点でしっかりとごらんをいただきたいと思っております。
○竹中国務大臣 我々としましても、限られた時間内で、まさに急いだ対応をさせていただいた中で、情報の、これからより大きな説明責任はしっかりと果たしていかなければいけないというふうに思っております。  なお、これは本当に非常に緊急事態の中でいろいろやりとりがございましたけれども、我...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員の資料をお配りいただいておりますけれども、三十兆円を超える金額でございます。  ただし、これはいろいろな性格のものが入っておりますので、その点は御承知のとおりだと存じます。
○竹中国務大臣 検査と一般的に申しますけれども、実はなかなか制度は複雑でありまして、今お尋ねの特別検査に関しましては、基本的には決算を行うに当たって資産区分を見る、そういう資産の査定を正確に行えるようなシステムとしての特別検査を、これは委員御承知だと思いますが、行っているわけでご...全文を見る
○竹中国務大臣 その健全の意味でございますけれども、予想される自己資本比率が四%を上回っているという意味では健全行の基準は満たしていたということになります。  繰り返し申し上げますけれども、特別検査というのは貸付資産の資産区分を見るために行っているものでございます。今回は自己資...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、検査の制度というのはやや複雑だと申し上げましたが、特別検査というのは自己資本の内容を見るものではございません。これは貸付資産の区分を見るためのものであります。  自己資本等々を含めて、総合的なものはいわゆる通常検査で見るわけであります...全文を見る
○竹中国務大臣 先般の金融危機対応会議、この金融危機対応会議は、資本注入の必要性を認定するための会議でございます。ただし、その認定を行うと同時に、申し添えられた意見として、自己資本比率が一〇%を十分上回るような結果にすることを申し添えるという形で答申がなされております。  どう...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のは、公認会計士協会が発行している、平成十一年に出した実務指針でございます。この実務指針は、公認会計士協会の責任においてつくられておりますので、これは専門家に監査してもらうためのもので、我々として特にそれについて評価を下すべき立場には基本的にはございません。...全文を見る
○竹中国務大臣 我々として、なぜ一〇%を上回ることを確保したいと思ったか、余裕を持って等々を含めて先ほど三点申し上げさせていただきましたが、これは、例えば六%を目指して、七%を目指してということでありましたら、恐らく市場からは、やはり戦力の逐次投入というのはむしろマイナスなのでは...全文を見る
○竹中国務大臣 予定利率の引き下げを可能にする法律に関しては、これは護送といいますか、銀行や保険会社のためにやるのではなく、まさしく保険契約者、国民の利益のためにやるということを前提に我々は考えているわけでございます。  繰り返し申し上げますが、そういうことが保険契約者の賛同が...全文を見る
○竹中国務大臣 過去に一・二兆円の公的資金を注入した銀行が再び公的資金を必要とする状況になった、これは大変遺憾なことであるというふうに思っております。  これまでの公的資金というのは、その時々において金融を安定化させる重要な役割を果たしたわけでございますけれども、最終的に銀行が...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の資金の注入に関しましては、御承知のように、りそなのホールディングスと銀行を含めて、代表取締役の肩書を持つ五人の経営者全員には退任をしていただく、さらには、退職金の支給は一切行わない、また、行内に関しましても、人件費を総額で三〇%削減をする等々の、そういう意味...全文を見る
○竹中国務大臣 新勘定と再生勘定の問題は、恐らく債務者の皆さんでも大変心配しておられる方がいらっしゃると思いますので、ぜひきちっと申し上げたいというふうに思います。  まず、我々、今度、新勘定と再生勘定というふうに、なぜこういうことを考えるかといいますと、まさに、今まで公的資金...全文を見る
○竹中国務大臣 それはまさに銀行の経営判断になります。これは、再生できるものは再生させる、そのために結果的には産業再生機構もつくったわけでありますけれども、産業再生機構には、この要管理先から、まさに出口の見えるもの、再生可能なものはぜひ積極的に産業再生機構を活用するような方向に全...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどからも答弁させていただきましたように、りそなという銀行は、資産規模が四十数兆円、四メガに続く規模の銀行でございます。特に、埼玉、関西を中心に中小企業の融資ネットワーク、非常に深く根差したものを持っている。そうした規模と存在感のある銀行が、自己資本比率二%台で...全文を見る
○竹中国務大臣 横光委員、情報をしっかり開示しろということと、その再建に向けてしっかりとした体制をとれ、その二点であろうかと思います。  情報に関しましては、これは我々既に情報開示の仕組みを持っておりますけれども、特にりそな銀行においては、今回のような事態を踏まえて、新しい経営...全文を見る
○竹中国務大臣 りそな銀行は、一つのみずからのビジネスモデルとしまして、スーパーリージョナルバンクという言葉を使ってまいりました。ことし二月には、そのための戦略というものも発表をしております。  りそなとしては、先ほども言いましたように、特に埼玉、大阪等々に非常に深く根差した貸...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、りそなの公的資金の申請の期日、期限は明日でございます。明日の申請を待つ段階でございますが、今の時点で申し上げられることといたしましては、まず規模がございます。  規模に関しては、これもいろいろ様々な御議論をいただいていると思いますけれど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ホールディングスでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) それは、今後正にどのような形で我々が普通株を持つかということにかかわってまいります。どのぐらいの規模でどのぐらいの種類の株を持つかということになりまして、その結果として当然決まってくる問題でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは増資等々に係る問題でありまして、当然ホールディングスの株主総会を開くということをもちろん想定するわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのように想定をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) りそなホールディングスの概要、細かいところは必ずしも分からないところがございますけれども、これは旧大和銀行が三・二五%、第一生命が二・〇九%、それと三井アセット信託銀行が一・八五%、野村証券一・四二%、朝日生命一・四一%等々でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) その辺の経緯は私よりも大塚委員の方がよほどお詳しいのかと思いますが、これは、銀行持ち株会社の制度をどのように位置付けるかということについていろんなお考えなり御議論があったからなのではないでしょうか。御承知のように、銀行持ち株会社そのものが新しい制度として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に、預保法百二条の規定だけで資本注入に関してはこれで十分かどうかということに関しては、金融担当大臣を拝命した当初から明示的に申し上げてきたつもりでございます。であるからこそ、金融再生プログラムの中にはっきりと、新たな公的資金の投入、注入の枠組みにつ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行の政策について具体的に私は申し上げる立場ではございませんが、大塚委員が言われた点、やはり二点、私も全く同感であります。事実は一つであるということと、法治国家として守るべききちっとしたルールがある、これはもう全く御指摘のとおりだと思っております。御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正式の監査報告書を出していると聞いております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の第一条にあります「公正な事業活動、」の「公正」の意味でございますけれども、文字どおり解釈すれば、会社等の事業活動にまず不正がないということでありましょうし、かつ、この文脈の中では、この法律の中では正確な財務情報の開示が図られているというようなこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 趣旨としましては大塚委員がおっしゃったことになるのだと思っております。これは文章の書き方等々の問題かもしれませんが、我々としては、申し上げましたように、会社等の事業活動に不正がなく、正確な財務情報の開示が図られる、そうすることによって、正しく今日、今朝か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、アメリカにおいて、例えばエンロン社等の不正会計事件や、近年、日本でも虚偽証明事件がございました。その背景には、監査人と被監査会社の癒着によって粉飾決算を見逃す等の問題があったというふうにやはり考えられるのだと思います。監査の公平性、信頼性...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員は虚構という言葉を使われましたが、確かに、一見した論理的整合性だけを貫いていっていい政策ができるとは思いません。そこにはやはり実態を踏まえた、こういうのを正しく政治判断と言うのだと思いますが、その判断をしていかなければ政策は動かないというふうに思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 監査そのものが、やはり全体の、社会全体のガバナンスを強化するための仕組みだと思っております。  しかし、それを担う監査法人自身のガバナンスをどのようにしていくべきか、これは当然のことながら、同時に極めて重要な問題、海外の事例等々から見てもこの点が今非常...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、この審査会の委員というのは、両議院の同意を得て内閣総理大臣が任命する大変重要な重い職責であります。  この人選に当たりましては、この目的でありますとか、正に役割を考えまして、当然のことながら、経験、識見、能力を総合的に勘案して、大変やは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、昨日もお答えをさせていただきましたけれども、その電話会談のメモなるものが出回っているということは承知をしておりますが、それは少なくとも私が知る限りワープロ打ちの紙でありまして、そういうワープロ打ちの紙が一体どういう意味を持っているのかと。これはま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ひとつ本題に入ります前に、自己査定の乖離が出ました。これはこれで大変重要な問題だと思っております。  しかし、特別検査を繰り返す中でこの自己査定の乖離幅は着実に縮まっておりますので、その意味では、今の時点で、私は査定そのものも、自己査定そのものも非常に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の改正では、これは委員御指摘のとおり、公認会計士には公認会計士の重要な役割があり、税理士には税理士の重要な役割があると。その役割というものが戦後の社会の中でそれなりに定着してきているという状況であると思っております。今回は、そうした問題については直接...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはちょっと非常に長期の理想論でありますけれども、例えば税理士さんがアメリカのようなタックスローヤーのような形になっていくことも、これは将来的にはあるでしょうし、そうした点については、日本独自の弁護士、会計士、税理士のそれぞれの役割分担とそれぞれの相互...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのように言ってしまうと、非常にそれぞれの業務分担が侵食し合うのではないかというような御疑念も出てこようかと思います。  私が申し上げているのは、この制度は常にやはり国民のために存在しているわけでありますから、非常に長い目で見ると、そういった柔軟な姿勢...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の会計士制度を名実ともに立派なものにしていくためには、これは政府も努力し、また会計士の皆さんも努力をいただいて、また実際にそれと接する企業の皆さんにも努力をしていただかなければいけない、それを利用する投資家の方々にも有効に利用していただかなければいけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いえ、大丈夫です。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、これは会計監査の問題だけではなくて、日本の社会全体として、いわゆるチェック・アンド・バランスというようなシステムを必ずしも我々の社会の中に明示的には取り入れてこなかったという点はあるのだと思います。  これ一例で言いますと、企業の中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回のりそなの件で、監査法人の決断というのが大変大きな重要な意味を持つ、これはある意味では当然のことではあるんですけれども、当事者としては大変悩みも大きかったのではないかということは推察されると思います。  しかし、大変重要な点は、今の我々が行っている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、検査とおっしゃいましたけれども、今実は、これは会計士も、大きな規模の企業になりますと、非常に長期にわたって決算作業を一緒に立ち会う形で何か月か多分おやりになるんだと思います。その中で結論を出すわけであります。そのようなときに、金融庁が今日入って数日間...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日予算委員会が終わりまして議場の外に出ましたら、ぱっと新聞記者に取り囲まれまして、そういう質問を聞かれてびっくりいたしました。思わず不快感をあらわにして、もう全くのでたらめだというふうに申し上げたのがテレビに出ていたようでございますけれども、全くのでた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融再生プログラムを作りましたときに、我々やっぱり非常に強い決意で、主要行の不良債権比率は低下していってもらわなければいけない、しかし同時に、再生可能な中小企業については何らかの新たな措置も含めて政策を総動員させたいと、これは伊藤副大臣とも御相談しながら...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレは貨幣的現象であるかというふうに聞かれましたら、私はノーとは申し上げません。やはりデフレには貨幣的現象という側面が色濃くあると思っております。しからば、デフレはすべて貨幣的現象として説明できるかというふうに聞かれましたら、これはノーだと。すべて貨幣...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は改革と展望の中で、あと二年程度は集中調整期間であるというふうに繰り返し申し上げております。この期間の間は、やはり本当に気を抜くことなくこの不良債権処理の加速、様々な改革の加速をやはりやっていかなければいけないのだと思っております。  山を越えた越...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この法案を作る過程で、これは専門家、与党の皆様方、いろんな方々の御意見を賜りました。その中でそれぞれに、これは皆さん国を良くしよう、この法律を良くしようと思っていろんな意見をおっしゃってくださいます。その中で、最終的には私自身が、このような文言が皆さんの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員の御指摘の中で、失笑を買う、世界の失笑を買う文言なのではないかと。そのときに会社の利益というふうにおっしゃったんでありますが、もしもこの文言が本当に会社等の利益の活動のためにというふうに書いておりましたら、私は絶対こういったものを提出はしておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本版SECをどう考えるかと、そういうお尋ねなわけでございますけれども、これは何度か御答弁をさせていただきましたけれども、いわゆる市場の監視機能を強化していくということに関しては、これはもう全く私もそのとおりだと思います。  それを証券だけ独立させてや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が進化と申し上げたことに対して非常に深い御質問をいただいたと思っております。  冒頭におっしゃった公認会計士の公認という言葉は、委員の恐らく御指摘は、これはだれが認めているのかと。これは正に実は国家資格として国が認めているという公認の会計士。それに対...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 是非、積極的に攻めの政策をさせていただきたいというふうに思っております。  実は、その公的資金の注入に関してでもでございますけれども、御指摘のように、りそな銀行の場合、取引融資先で見ますと九九%が中小企業、額で見ましても、まあ七七%であったと思います、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回、預金保険法百二条一項の第一号というのを適用して資本注入を決定したわけでありますけれども、これは、資本が過小になったときに正に政府としては迅速に早い行動でその金融システムが揺らぐことを防ぐという大変重要な役割を担っております。したがいまして、その時点...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回のりそなが当初六%程度の自己資本比率を確保するというふうに見られていたものが、結果的には二%台となりました。予想より四%ポイント下がったわけでありますが、この四%ポイントの低下のうちの三分の二の部分、二・六%相当が実は繰延税金資産の評価をめぐる、評価...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行の経営を健全化していくということに関して、何か奇策はやはりないのだと思います。不良債権を含む資産をきちんと査定していただいて、いろんな方策を講じて自己資本を充実していただいて、何よりも収益力を高めるためのコーポレートガバナンスを強化していただく、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 間接金融から直接金融へ、ないしは個人の投資家を資本市場に呼び込む。実は、気が付いてみますと、これもう二十年来日本で様々な形で議論されてきた問題であろうかと思います。  しかしながら、現実問題としてそれがなかなか定着をしていかない。特に、これは個人の投資...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 浅尾委員がおっしゃった、そう発言したことについてという趣旨が……
○国務大臣(竹中平蔵君) 健全な、ええ。これは、これまでのその当時の健全化法等々のスキームと今の預保法のスキーム、それぞれ違う理念といいますか違う状況下での法律体系になっているわけでございますけれども、当時そのような判断をこれはされたということは、私は、これは当然その法律の枠内で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、浅尾委員が御指摘になった数字は、決算短信の中に出てくる連結の財政状況、一株当たり株主資本の数字をお挙げになったのだということだと思います。  これは、しかし、委員自身がよく御存じのとおりだと思いますが、これはバランスシート上の資本勘定から、資本勘定...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 優先株を除くと債務超過という、その表現の仕方はちょっと私にはよく理解できません。これは、債務超過かどうかというのは資本勘定がどうか、資本勘定がネットでプラスかマイナスかと、これでやっぱり判断されるわけでありますから、その株主の構成によってこれを除くとこう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 優先株にもいろいろございますけれども、今回の場合、議決権を持たないものでございますから、その意味では、経営に対しての議決権を持たない、人事権等々を持たないという意味で、その意味では関与の仕方は当然のことながら違っているわけであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 減資についての議論がいろいろなされております。  実は、浅尾委員はきちっと減資についていろんな意味合いがあるということを区分した上で御発言いただいておりますが、大変混乱があると思いますので、少し私なりに整理をさせていただきたいんですが、三種類あると思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、先ほど申し上げましたように、究極的にはこれは個人の財産権の問題、財産権の侵害の問題だと思います。財産権の侵害を生じるようなおそれがあるような提案はやはりすべきではないと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 公的資金を注入して、それを、正にこれは再生させるために注入しているわけです。その再生をさせるというその趣旨を生かすために我々がなすべきことは、今の時点ではガバナンスをしっかりと強化して、今回の注入額も含めて公的な負担、国民の負担を最小化するために、そうい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 回収というふうにいいましても、今回かなりの程度普通株で持つということに結果的にはなると思いますから、これを回収するというのは、将来の想定される姿としては、やはりこれは市場で売却する。市場で、逆に言いますと、市場で売却できるような、そのときにしっかりとした...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは企業でありますから、必ず成功する企業というのは、これは資本市場では理屈の上ではないのだと思います。  さはさりながら、これはしかし公的な資金も注入するわけでありますから、これはしっかりとやはり経営陣には本当に命懸けで頑張っていただかなければいけな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現実に株価がどうなるかと、資本注入を決定する段階でそれがどのように動くかということは、これはほとんど予測が困難でありました。これは現実問題として今後も、これからどのようになっていくかと、これは予測困難であろうかと思います。  これはしかし、皆さん御承知...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと今の売買の事案について、申し訳ございませんが、詳細は承知をしておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどは、詳細を承知していないというふうに申し上げたつもりでございます。詳細をお話しできる段階ではないという趣旨でございます。  今回、多額の公的資金を注入して、それが、今までの破綻していったんきれいにした後非常に経済価値の高いものに、市場で評価される...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 結果的に、その経営健全化がなされなかったわけであります。これは、そもそもの経営健全化計画が本当に現実性のあったものなのかどうかも含めて、我々としても見直すべきところは見直していかなければいけないと思っております。  しかし、何よりも重要なのはやはり、一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども御答弁をさせていただきましたが、債務超過であったというふうな認識はございません。これは自己資本比率がホールディングスで三・八%、それでりそな銀行で二%強であります。これはプラスの自己資本比率でありますので、債務超過ではない。  恐らく、お尋ねは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどの浅尾委員の質問とも絡みますが、繰延税金資産をどのように評価するかというのは、これはまず独立したプロフェッショナルとしての会計士、監査法人がしっかりと見るという立場に立っております。それに基づく実務指針、これは平成十一年にできた実務指針そのものは、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当大臣を兼務したそのときから、繰延税金資産というのは、これは言うまでもなく財務会計と税務会計を調整する重要な調整項目である、したがって資産勘定と、これはもう間違いございません。しかし、この資産性、回収可能性についてはマーケットから一部に厳しい見方も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この法案の審議につきましては午後も大塚委員から御質問をいただくというふうにお伺いをしておりますが、これは正に、公認会計士というのはインフラでございます。大塚委員は、それ全部、それだったら監督を公認会計士に任せたらどうだという言い方をされましたが、ここは是...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公認会計士は、独立した立場で、これは民間の利害からも政府の圧力からも独立した立場でしっかりとプロフェッショナルとしての役割を果たしてもらうと、そういうことだと思っております。したがいまして、我々がその過程で、決算の過程で監査法人から話を聞くということは、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 喜んでお目に掛かります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融審のワーキンググループで新たな公的資金の枠組みが必要かどうかということを含めて検討していると。それを、新法を検討しているわけではなくて、そういう枠組みが必要かどうかということを検討しておりまして、それは六月末までに結論を出すということになっております...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二十四条で報告を徴求して、必要な場合、二十六条で業務改善の命令を打つと、そのような御趣旨だと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当に就任しまして、総理からは一か月ぐらいで再生のプランを作れと、そのときに例のプロジェクトチームに集まっていただきました。その下で、私が一番最初に議論をしていただきたいというふうに申し上げたのは、そもそも金融庁にはどういう権限があるのかと、我々がで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 浜田委員には以前にも御質問いただきましたが、要するに、今回の問題の出口をどこに据えるのかという大変重要な問題であろうかと思います。しかし、これはまさしく、どのぐらいの期間を掛けてりそな銀行がより強い銀行になっていけるのか、その答えそのものに重なってくると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは言葉の問題でございますから、御異論があろうかもしれませんが、我々は国有化というふうには思っておりません。ただ、現実にはかなりの多くの株式を持つということにはなります。  重要な点は、正に御指摘にありましたように、我々としてはやっぱりガバナンスの仕...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰延税金資産が生じた理由というのは、基本的には財務の会計と税務の会計の仕組みの違いにあると。その意味では、仕組みをできるだけ整合的に持っていくというのがやはり政府の重要な役割でございましょうから、その意味で我々が大いに努力しなけりゃいけない余地はあると思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、我々金融庁としては、財務省に対していろいろ繰戻し還付をお願いをしております。その思いは、繰延税金資産という評価がなかなか難しい、ともすれば不確かな資産をこれを返すということは、現金という非常にはっきりとした、しっかりとした資産に置き換える...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、前半で不良債権の額の推移のことを少しおっしゃいました。これはどこと比較するかという問題はあろうかと思います。  二年前と比較されてということでありますが、平成十三年度というのは世界的なITバブル崩壊の中で、日本も非常に厳しいマイナス成長の中であっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから大門委員は、不良債権を増やす不良債権を増やす、それを処理するから自己資本が減ると、一貫してそういうストーリーで基本的にはお話をしてこられたんだと思います。  我々は不良債権を、これは特に昨年、一昨年を通してでありますけれども、不良債権を徹底的...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題は、一昨年の経済財政白書の中で我々としてはもう決着済みだというふうに思っております。  要するに、需要不足の要因も確かにあります。しかし、それは過去の不況に比べてそんなに大きいわけではない。しかし、当然のことながら需要を付けるための民需主導の、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その点はしっかりと我々は引き続き説明をしなければいけないと思っております。  しかしながら、この四十四兆円の資産規模、四十兆円を上回る資産規模を持つメガバンクに続く銀行でございます。大阪、埼玉に非常に厚いネットワークを持っている、基盤を持っているところ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、政策の勉強は比較的長くしてきたつもりでございますが、経営者では決してございません。是非ともこれは、民間の実績のある経営者の方にここのトップに立っていただきまして、さらにはほかにも社外取締役に外部からたくさん入っていただいて、内部の人と力を合わせてこの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、正に新しい経営者にしっかりと考えていただく、それを受けて我々は審査するわけでありますが、審査に当たって我々がやはり期待しておりますのが、これまで地域に根差した銀行としてその基盤を持ってきた、その利点を生かした上で、しっかりと地域、日本経済に貢献す...全文を見る
05月30日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○竹中国務大臣 ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の生命保険を取り巻く環境は、保有契約高の減少や株価の低迷等に加え、超低金利の継続によるいわゆる逆ざや問題により、一層厳しいものとなっておりま...全文を見る
05月30日第156回国会 衆議院 本会議 第36号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国の生命保険を取り巻く環境は、保有契約高の減少や株価の低迷等に加え、超低金利の継続によるいわゆる逆ざや問題により、一層厳しいものとなっております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 増原議員にお答え申し上げます。  超低金利政策の意義についてお尋ねがございました。  日本銀行は、平成十三年三月から、消費者物価指数の上昇率が安定的にゼロ%以上となるまで量的緩和の枠組みを継続することとしており、これにより、現在、短期金利はゼロ近傍に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 永田議員から、十七問の質問をいただきました。  保険業法の改正の経緯でございます。  生保のセーフティーネット等に関する改正につきましては、本年三月末で、御承知の特例、セーフティーネットの政府補助の特例措置が切れることになっていますために、早期に手当...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中塚議員から、十四問の御質問をいただきました。  制度導入の背景についてのお尋ねでございます。  日本の生命保険を取り巻く環境は、先ほども申し上げましたけれども、契約高の減少、株価の低迷、超低金利の継続による逆ざや問題によって一層厳しいものになってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 吉井議員から御質問をいただきました。  保険金額の削減の保険契約者への影響についてでございます。  今回の法案は、保険会社・契約者間の自治的な手続によって条件を変更する新たな選択肢を追加するものであります。保険契約者の十分な理解を前提とした仕組みとな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 植田議員にお答え申し上げます。  保険業法の改正の経緯についてのお尋ねでございます。  生保のセーフティーネット等に関する改正につきましては、本年三月末で政府補助の特例措置が期限切れとなっていましたため、早期に手当てする必要がありました。それが先般の...全文を見る
06月02日第156回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 雇用の問題は経済政策の課題の中でも最も重要であるということは我々十分に認識しているつもりではございます。  五百三十万人の雇用のその数値そのものは、委員御承知のように諮問会議の専門調査会の中で、諸外国等の実例等々を参考にした場合これだけぐらいの潜在的な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御指摘がありましたように、この間の経緯を我々としてもしっかりと説明する責任があるというふうに思っております。今日はその説明は繰り返しをいたしませんですけれども、今お尋ねがありました五月三十日の経営健全化計画、これ、御承知のように五月十七日に金融危機対応...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな論評があるということは承知をしております。しかし、これはあえて申し上げれば、我々やはり今前に進もうとしている、前に進もうとしているときに生じるいろんな御意見であろうというふうに思っております。したがって、我々としては信念を持って引き続き是非真っす...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 詳細、我々はこれ正に審査を始めたところでございますが、りそなから発表されました資料の中にも、中小企業に対する貸付けについては言及がなされていたというふうに承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議におきまして、今年の前半の議論のテーマの重要な項目の一つとしまして、予算の編成プロセス、これは小泉内閣になってから実は私自身はかなり変わったというふうには思っておりますけれども、それをよりしっかりと強固なものにしていくためにはどうしたらよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 三位一体、正にその三位一体でなければならないと。補助金、助成金の削減合理化と、それと税源の移譲と、それと交付税の改革、これがどれ一つ欠けても実は制度としては機能しないわけでありますから、これを一体的に正にやろうというのが三位一体の改革。しかしながら、三位...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御指摘になったような詳細な数字が諮問会議で議論されたという事実はございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 六月までにそういった方向性と工程表を作るということは、三位一体で作るということは、これは昨年閣議決定した骨太方針に決まっていることでございます。内閣としてそのように是非持っていきたいと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 中島委員御指摘のとおり、GNEの、国内総支出の構成を見ますと、この特に十年間でやはり非常に大きく変化したということが分かるかと思います。一つには、消費が増えて、消費が増えてその分実は裏で貯蓄が減ってきているということがあります。貯蓄から投資がなされるもの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な歳出と歳入の構造につきましては、今、正に中島委員御指摘のような問題が九〇年代以降日本経済で生じてきているというふうに思っております。  よく政府は危機感がないというふうな御批判を受けるわけですが、実は、財政がこれだけ、財政需要がどんどん拡大して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のような点、我々もよくいろんなところで御指摘を受けている点だと思っております。  実は、「改革と展望」に示された十年の道筋、これはマクロ経済と財政を整合的に見たものでありますから、これ自体実は小泉内閣になって初めて示されたものでありますので、我々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 後ほど塩川大臣の方からもお答えがあると思いますけれども、基本的な「改革と展望」等々での考え方というのは、やはり歳出の削減、歳出の無駄をなくすことが何といっても財政構造改革の基本でなければならないと。確かに、総理は国会において、在任中消費税を引き上げること...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な問題を御指摘くださったと思います。お答えは、まさしく今、委員の御指摘のとおりでございます。  公的資金の注入というふうに言いますと、そのまま政府が何かお金を、税金等々でお金を入れるというようなイメージでとらえられがちでございますが、要するに預...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のお尋ねの件に関しては、基本的にはそれは将来の保険料収入で賄うべきものであると、短く申し上げればそのようなお答えになろうかと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員に御提出をいただいております表でございますけれども、委員御自身もおっしゃいましたけれども、ちょっと別のデータをお持ちになっているようでありまして、我々の数字とはかなり実は十五年三月期は違っております。りそなに関して申し上げますと、十五年三月期は三六六...全文を見る
06月03日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○竹中国務大臣 委員から、まさにぎりぎりの容認、ぎりぎりの選択なのではないかという御評価をいただきました。  この問題がいろいろ議論され出してから私自身常に申し上げてきたつもりなんでありますが、これは本当に難しい選択なのだと思っております。こうすることによってメリットは私はある...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘くださいましたように、過去七年間で見ますと、非常に大ざっぱに言って、職員数は二割強減りました。人件費は二八・五%減らしている。その意味では、七年間で見るとそれなりの経営努力はしているんだろうというふうに思う。しかし、一方で、これは生保のみならずであります...全文を見る
○竹中国務大臣 今竹下委員、三点御指摘くださいましたが、三点とも私は全くそのとおりであると思います。まず、この法律そのものは使われなければそれにこしたことはない、そういう性格のものである。第二点としては、そのためには何といっても経営努力が必要である。第三番目、これは特に重要なポイ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど決算の概要につきましては副大臣から答弁させていただいたとおりでございますが、基本的な認識としては、経済環境が一層厳しくなって、その意味で、逆ざや問題が生保の財務体質に対して従来よりやはり重くのしかかってきているのではないだろうか、そのような認識を持っておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 各社はそれぞれの立場で、保険会社といいましても体力の格差もございますし、いろいろな立場で今さまざまな経営戦略をめぐらせているというふうに思っております。  この問題は、先ほども申し上げましたように、やはりそれによってその後の経営体質が非常にうまく改善するんだとい...全文を見る
○竹中国務大臣 今、伊藤副大臣が御答弁させていただいたとおりなんでありますけれども、ディスクロージャーが重要であるということは、我々も全くそのとおりであろうと思っております。  ただ、この三利源の問題というのは、一種の、競争政策にかなり深くかかわっている内部管理指標であるという...全文を見る
○竹中国務大臣 どのようにディスクロージャーをしっかりとしたものにしていくかというのは、我々も常にいろいろな観点から検討しているつもりでございます。遠藤委員の御指摘も踏まえて、我々としては、引き続き、ディスクロージャーの改善についてはしっかりと検討をしていきたいというふうに思って...全文を見る
○竹中国務大臣 少し補足をさせていただきたいと思うんですが、冒頭で遠藤委員からお尋ねいただいたことと少しダブってしまうかもしれません。  この制度を本当にうまく、風評リスクを高めることなく経営戦略の中に使っていただけるようにするためには、我々も努力が必要だと思いますし、保険会社...全文を見る
○竹中国務大臣 幾つか重要な御指摘をいただいたと思っております。  風評等々を抑えるためには情報開示こそがやはり最善の方法であるという御指摘は、私は全くそのとおりであろうかと思います。今回、自主的、自治的な手続の中でこういうことを行うわけでありますから、その中ではやはり、保険契...全文を見る
○竹中国務大臣 まことに大きな、重要な問題であると思います。  日本の物価がマイナスになっている、しかし諸外国も、まだマイナスではないけれども、プラス五であったのがプラス二になり一になり、そういったデフレ的な傾向を持っている、全くその御指摘のとおりでありまして、その背景には、グ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、この国会で例のセーフティーネット法案について御審議をいただきました。我々、これを三月十四日に国会に提出させていただいております。それで、保険業法の改正案、再び、予定利率の引き下げという形で、五月の二十三日に国会に提出をさせていただきました。  そ...全文を見る
○竹中国務大臣 同一の国会で同一法案、改正案の提出ということでありますけれども、いわゆる一事不再議の問題を御指摘だと思います。既決された問題と同一の問題について同一会期中はこれを審議しないということでありますが、今回はセーフティーネットと予定利率ということでありますので、その点の...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げておりますように、今回このような形でお願いすることになりましたのは、我々として、準備期間として時間を要した、この点でございます。
○竹中国務大臣 今局長から答弁させていただきましたように、この間の五月の金融審議会というのは、生命保険を取り巻く環境の変化、行政当局等の取り組みを説明しまして、委員の方々からは幅広い観点から御議論をいただいたわけです。これは御承知のように公開で行っておりますので、メディアの方々も...全文を見る
○竹中国務大臣 新聞報道で、パブリックコメントを求めるというふうに言われていたという御指摘でありますが、私の知る限り、金融庁の内部でパブリックコメントを求めようというような議論は、これはもう当初からございませんでした。  理由は、今ありましたように、パブリックコメントについては...全文を見る
○竹中国務大臣 パブリックコメントというのは何のためにやるのか。これは、平成十一年三月に閣議決定しまして、十二年一部改正をされておりますけれども、「政令・省令等を策定する過程において、」つまり、行政の中だけで、これは政令、省令はそういうものでありますから、そういうことをいわば民意...全文を見る
○竹中国務大臣 これは平成十一年三月に閣議決定されたものでありまして、対象として、この手続は、行政内で完結して広く一般に適用される意思表示を対象としている。国会において審議をやる法律案は、この平成十一年三月に閣議決定されたパブリックコメントの対象ではないということ。これは閣議決定...全文を見る
○竹中国務大臣 パブリックコメントというのはいろいろな意味があります。例えば、一昨年にパブリックコメントを金融審でとった場合は、これのパブリックコメントを……(生方委員「それはいいから、一点だけ答えてください。これから先もそうなんですかというだけ答えてくれればいいですよ。この法案...全文を見る
○竹中国務大臣 ぜひちょっと聞いていただきたいのでありますが、閣議決定で定められたパブリックコメントではないということです。  ただし、それ以外にいろいろなケースがあると思います。法律案についても、時間的な余裕があるような場合とか、これはぜひいろいろな意見を聞いてみよう、そうい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げていますように、この手続そのものはやはり本当に難しい手続だというふうに私自身も当初から思っております。  しかし、まず、判断の基準として、逆ざや問題という厳然たる構造問題が存在をしている。この逆ざや問題が中期的に保険会社の体力をむしばんで、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 契約者集会を開催する、それは確かに理想であろうかと思います。その点は、理想的な解決であるというのは、私は否定はいたしません。  しかし、大手の生保で千二百万人の契約者・社員がいる、それの大会というのは、これはしかし現実問題としてやはり困難だと私は思います。インタ...全文を見る
○竹中国務大臣 現時点で、そのようなことはもちろん考えておりません。  先ほどから何回か御質問いただいておりますけれども、我々としては、そこに逆ざや問題という、これは理屈抜きでやはり解決しなければいけない問題がそこにある。その場合に、そのままこれを置いておいて、生保の経営を破綻...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、更生特例法を適用するような場合には、我々はちゅうちょなくそういう法律を適用して、きちっとした対応を、これまでもとってきたと思いますし、とるつもりであります。  それが契約者のためになるのか。契約者自身がためになるというふうに判断するならば、これは異議申し...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとソルベンシーマージンの解釈という技術的な話なので局長に答弁をさせましたけれども、このソルベンシーマージンの比率というのは、一種の、今の支払い能力でありますから、全部ではありませんけれども、基本的には今の財務の状況を示す指標である。我々としては、しかし、将来...全文を見る
○竹中国務大臣 いやいや、先ほどから、なぜこのような法律的枠組みが必要かについては、私なりにしっかりと答弁させていただいているつもりです。  まず、どういう問題意識、危機意識、現状認識を持っているのかということに関しては、とにかく我々としては、逆ざや問題という非常に厳しい構造問...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、これは破綻の解釈、意味でありますけれども、法律的な意味での破綻ではもちろんないというふうに思っております。ただ、財務的には一種の条件の切りかえでありますから、そういった条件切りかえの後でやはりしっかりと財務内容をよくしてもらうような、これは先ほどからい...全文を見る
○竹中国務大臣 再度引き下げのことの前に、ちょっと一点、破綻なのではないかという御指摘があって、それで格付会社のお話がございました。私、こういうことも踏まえながら、法律的な意味では破綻ではないというふうに申し上げたつもりなんですが、格付に関しては、やはり条件変更ですから、これを厳...全文を見る
○竹中国務大臣 すべてのことを法律に書くことはできないと思います。重要な点は、この法律ないしは今回の行政の手続の中で、そういうことが起きないことをいかに実効的に担保していくか、やはりそこが政策上重要なポイントだと思います。  そういう観点からいいますと、決定の変更の内容の中にし...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと数字を探し出すのに時間がかかって、申しわけありませんでした。  仮に一律に三%まで引き下げられれば一体どういうことになるか。これは、平均運用利回りが、今、十三年度で二・三%であります。利下げ前の平均予定利率が三・五六%、十三年度であります。三%まで引き下...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、原則としては、まさに委員がおっしゃったように、これは自主的、自治的な手続の中で決められていく問題でありますし、それぞれの、個々の会社のケースで、ケース・バイ・ケースであろうかというふうに思っております。  しかしながら、契約者の合意を経ないと今回の契約条件...全文を見る
○竹中国務大臣 そこがまさに破綻処理と違うところであるということです。ここは、自治的、自主的な中で、早目早目の経営の選択の一つの手段として用意したものでありますから、ここはやはり実態に合わせて、これは経営者の責任も同様であると思いますけれども、しっかりとした決定がなされていくとい...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、個々の契約者について、ないしは個々の経営について、いろいろな場合を想定しなければいけないと思います。しかし、大方のケースといいますか、一般的なケースとしては、私が申し上げたような場合が通常は想定されるのではないかというふうに思っております。
○竹中国務大臣 その点は、生命保険会社の現状をどのように認識するか、どのようにしっかりと我々が把握するか。その上で、保険会社は、先ほど申し上げましたように、将来の収益、業績とかについてしっかりとした将来予想を出さなければいけません。その将来予想がしっかりとしたものであるかどうか、...全文を見る
○竹中国務大臣 国会の審議でありますので、質問者に対して正確にお答えするのが私の責務だと思っております。  この問題に関しては、これは当然のことながら、マーケットにおけることですから一〇〇%完全にこうなりますということはあり得ないわけです。そんなことは海江田委員よく御承知のとお...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、例えば、一回破綻して、それで特例法で再生させた場合でも、再び破綻しないかということになると、可能性の問題としてはそれはゼロではないわけです。通常の、我々の常識的な予測可能な範囲で、マーケットではいろいろなことが起こり得ますけれども、その意味では、そういうこ...全文を見る
○竹中国務大臣 それぞれのケースについていろいろ若干違うところがあると思っておりますが、基本的に、これは銀行もそうであるし生命保険会社もそうであると思いますけれども、やはりいろいろな風評の中でいわゆる解約がふえてくる、それによって資金が、払い戻し、払い出しができなくなる、これはい...全文を見る
○竹中国務大臣 海江田委員御指摘の問題というのは、我々も当然のことながら考えております。それに対して、そういうような、この法律が抱えている問題点が顕在化しないようにやはり運営をしていかなければいけないということは、その点については私は疑義はございません。  その点に関して、けさ...全文を見る
○竹中国務大臣 解約の問題が懸念される、非常に重要な問題で、大きな注意を払わなければいけない、その御指摘は私は全くそのとおりだというふうに思っております。  それと、海江田議員がおっしゃった早期解約控除制度というのは、制度として、実は今回は当然それを念頭に置いていないわけであり...全文を見る
○竹中国務大臣 いや、申し上げているのは、これは、経営革新によって、例えば予定利率引き下げによって財務は基盤が強くなる、財務の基盤が強くなって、それ以後むしろ経営は安定する、そういうような姿を当然のことながら示してもらわないとだめなわけです。それと一体化した形で、この戦略はまさに...全文を見る
○竹中国務大臣 試算も含めてしっかりと議論をしろという御指摘は、これはそのとおりだと私も思います。その試算にどのぐらい時間がかかるのか、私が考えている以上に複雑な計算をしているようでありまして、それはちょっと御相談させていただきたいと思います。  ただ、今まさに、これは海江田委...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、伊藤副大臣が今お答えさせていただいたとおりでありまして、本当に、まさに談合に匹敵するような事実があるかないか、その一点なのだと思います。談合であれば、もちろん論外であります。  いずれにしても、今回の法律の枠組みは、自主的な判断、自治的な手続の中で、まさ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、談合的なことがあれば、これは公取の立場でしっかりと監督なされるものだと思っております。我々としては、個々について、これがまさに蓋然性を有しているのか、その手続がしっかりと踏まれているのか、内容がしっかりしたものか、そういうものをしっか...全文を見る
○竹中国務大臣 独禁法を所轄しておりませんので一般的なことしか申し上げられませんが、まさに競争制限的に、口裏を合わせるといいますか、競争制限的に、競争制約的な形で裏の合意が行われて、それが結果として、同じような価格とか、同じような商品設計とか、そういうものにつながっていくことだと...全文を見る
○竹中国務大臣 情報の開示については、長妻委員とはいろいろな問題についてこれまでも議論をさせていただいてきております。  今後破綻するような会社が出てきた場合云々というお尋ねでございますが、これはまさに今副大臣から答弁がありましたように、破綻して、基本的にはそれがいろいろな形で...全文を見る
○竹中国務大臣 今も申し上げましたように、その資産が引き継がれ、従業員を含む経営資源が引き継がれ、それが一つの企業体として形を変えて存続していっているわけでございますから、そこで解散されて、ゼロになって、全くその実体がなくなったということではないのだろうというふうに思います。こう...全文を見る
○竹中国務大臣 今も申し上げましたように、こういった情報の開示につきましては、むしろ形を変えて継続された企業体の風評リスクを高めるという危険もありますので、こうした情報の開示にはやはり慎重でなければいけないというふうに思っております。  我々としましては、監督当局の立場から、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、原則として、情報開示できるものはどんどんしなければいけないという基本姿勢を持っております。しかしながら、情報開示に当たっては、それがもたらす幾つかの影響を考慮しなければいけない、そうした点から、一般に公開される情報と監督当局が入手する情報というのはお...全文を見る
○竹中国務大臣 今副大臣がお答えさせていただいたとおりだと思うんですが、長妻委員のお尋ねは、一方で一般的な死亡率があって、一方でアクチュアリーの協会がつくっている生保向けの一種の死亡率がある、これが、まず数値がこちらは大きく変化しているのに、こちらは九六年のを使っているではないか...全文を見る
○竹中国務大臣 死亡率、御指摘の資料の提出については検討させていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 これは、委員御自身がおっしゃったように、サンプルが違うわけですね。サンプルが違っているわけですから、それぞれの動向で数字が違ってくるというのは当然のことでございます。  今申し上げましたように、これは、専門家において毎年チェックが行われているというふうに承知して...全文を見る
○竹中国務大臣 これは何度か御答弁をさせていただきましたけれども、この三利源の問題というのは、メーカーでいえば一種の製造コストの部分に相当するものだと私は思います。これは競争政策上の重要な内部管理の資料だというふうに思っております。これについて政府が公表を義務づける、政府が義務づ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、その企業がどういう源泉から利益を得ているのか、これは製造原価と同じでありまして、内部管理上、競争政策上、やはり重要な戦略的な意味を持っている数字だというふうに考えております。そうした観点から、これを政府が義務づけるということに対しては...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、国民・保険契約者を守るのが私の務めだというふうに思っております。  今、長妻委員言われたように、保険利率を引き下げようとするときに、それじゃ通らないぞというふうにおっしゃった。そういう意見が本当に保険契約者の中で強く出てくるならば、これは当然のこ...全文を見る
○竹中国務大臣 どういう状況下で利下げを求めるのか。その会社がどのような財務状況であるのか。それに対して、契約者がどのような姿勢をとろうとしているのか。それによってケース・バイ・ケースでありますから、そこはいろいろな場合があるのだと思っております。  ただ、そういう利率を引き下...全文を見る
○竹中国務大臣 自主的な決定、自治的な合意を尊重するというのが法律の建前でありますから、これは好ましい、これは好ましくないということをアプリオリに私が申し上げるのは適切ではないというふうに思っております。  ただ、一般論として申し上げれば、しっかりとした情報公開を行って、それに...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生プログラムのときも同じ質問を長妻委員からいただいたというふうに記憶しておりますが、しかしこれは、それこそケース・バイ・ケースなのではないでしょうか。  本当にこれまでの経営に責任を負っている経営者もあれば、新規に急遽就任して、急遽経営を立て直さなければい...全文を見る
○竹中国務大臣 今まさに長妻委員がケース・バイ・ケースだとおっしゃったとおりなんだと思います。経営者がかわったばかりだったら、それは仕方ないだろう、それはケース・バイ・ケースだろうというふうにおっしゃった。しかし、前からやっている人には責任があるだろうと。じゃ、どのぐらい前からや...全文を見る
○竹中国務大臣 まさしく仮定の問題でありまして、一概に申し上げることはできません。
○竹中国務大臣 これは政治の判断ではなくて、まさに今、法律をどうするかということを御議論いただいているわけであります。その法律を御議論いただいている段階で、どのような場合を想定されているかということに対して予見を与えるようなことは、政治的な判断であれ、個人の判断であれ、申し上げる...全文を見る
○竹中国務大臣 何度も申し上げておりますけれども、仮定の、幾つかの想定を重ねてこういう場でお答えするというのは、やはり不適切であろうかと思います。  ただ、一般的な例で、一般的な考え方として申し上げるならば、経営者というのはやはり非常に重い責任を負っている。契約者に対してそれな...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御趣旨は、保険契約の転換、これが何か変な形で行われているのではないのか、そういう際に説明が不十分な例があるのではないか、多分そういう趣旨でおっしゃっているのかなというふうに思います。  しかし、こうした問題に関しては、当然のことながら我々も、保険の問題は特...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は常に、こういう問題に関して、例えば地方の財務局に入る情報、さらには金融庁に対して直接寄せられる情報、そういう情報に基づいて、非常に強い問題意識を持って、このようなことがないかということを日々チェックしておりますので、このような監視監督の姿勢をぜひとも貫きたい...全文を見る
○竹中国務大臣 さまざまな顧客、契約者からの情報というのは財務局等に寄せられておりまして、それに基づいて、必要に応じて我々は厳しくこれをチェックする体制をとっております。
○竹中国務大臣 こういう契約者、顧客からの苦情というのは、日々絶えず、ある種ある程度の量でたくさん寄せられているわけでありますけれども、最近特にこうした問題が非常に大きく変化しているないしはふえているというような情報は得ておりません。
○竹中国務大臣 あり得るかということでありましたら、これはあり得るということだと思います。
○竹中国務大臣 これは、要件を満たせば当然あり得ることであると思っております。  我々は、今御指摘の法律ないしは今回の法律、できるだけ選択肢をふやすことによって、大変厄介な問題でありますけれども、少しでも国民に負担がかからないような形でこの問題の解決を図りたいというふうに思って...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、一概に申し上げるのは大変難しいと思います。  今回のこの法律で用意されているスキームは、保険会社からの契約条件変更の申し出によって始まるわけでありますけれども、これは金融の一つの手続に共通している問題だと思いますが、まさに、手続に入る場合は一気に手続に入...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、今回のスキームというのは、保険会社に対して、早目早目の対応ということで、一つの経営の選択肢を持ってもらうということが重要なポイントであります。したがって、経営責任の問題もそうでありますけれども、基金や劣後ローンの取り扱いについても、保...全文を見る
○竹中国務大臣 これは本当に、まさに非常に高度な経営の判断になってくるんだと私は思います。  例えば、基金等の取り扱いについては、強制的なカットを仕組めば、かえってその後基金や劣後ローンの調達が困難となって、結果的に業務の継続を困難にするような場合も、これはまさにケース・バイ・...全文を見る
○竹中国務大臣 仕事というのは、その方がどういう能力を持って、どういう仕事をしておられるかということでありますから、外見的な名目の所得をもって高い、低いというふうに申し上げるのは難しいかと思います。ただ、いずれにしましても、例えば給与の平均値等々から見ますと、保険のみならず、金融...全文を見る
○竹中国務大臣 これも、三%以下にしないと立ち直れないというのは一種の仮定の御質問になろうかと思いますけれども、今我々が用意しようとしているこの一つの選択肢を使っていただけるかどうか、これが考慮の対象にならないということであるならば、大規模なリストラを含めてもっと思い切った別の手...全文を見る
○竹中国務大臣 これはまさに、いわゆる護送船団と言われた時代から、監督当局はずっとこの業界を見てきた。その中でさまざまな問題が生じてきた。さまざまな問題で、解決できた問題もあるけれども、やはり解決できないで引き継いできた問題が非常に大きい。これは業界の問題であると同時に、やはり金...全文を見る
○竹中国務大臣 バブルの時代に、ゼロ金利が来るということを想定してなぜ対応しなかったのか、なぜこんな高い金融商品を認可したのかということは、確かにこれは一つの責任の問い方かもしれませんが、現実問題として、そうした担当者は今はもういないわけでありますし、そうしたことを予見するのも、...全文を見る
○竹中国務大臣 この間、本当に多くの問題が発生をしてきて、繰り返しますが、その中で、懸命の努力によって、問題を抑えた、ないしは拡大を防止できたような問題もありましたけれども、積み残された非常に大きな問題が残ってしまったというのは事実であろうかと思います。  しかし、これをしっか...全文を見る
○竹中国務大臣 反省すべき点はあるんだと思っています。そうした反省を踏まえて、この基準の見直し等、しかるべく対応いたしました。これからもしっかりと対応していきたいと思っております。
○竹中国務大臣 ぜひとも基本的な問題として御理解を賜りたいと思っておりますが、保険契約者の保護のために本当にどういうやり方が一番よいのかということを私は真剣に考えているつもりでございます。  生保は、過去の問題、今長妻委員からも御指摘がありましたが、いろいろな経緯を経て、逆ざや...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから伊藤副大臣が何度か答弁させていただいていますように、金融整理管財人というのは、確かに、委員御指摘のように、余り我々にも、一般の方々にも、どういうことをやっているかなじみがないし、なかなかその活動については難しい面があるんだと思います。  これは、副大臣...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねの問題に関しては、私は高度の法律論的解釈は得意ではありませんけれども、これは基本的には、今、管理を命ずる処分というのが行われて、管理を命ずる処分が行われたときに金融整理管財人が着任して仕事を行う。事業譲渡とかしてしまうと、その管理を命ずる処分が停止されますの...全文を見る
○竹中国務大臣 今吉井委員が、問い合わせのある保険会社の皆さんが本当に長い間お願いしてきたのに胸が痛いという御紹介がありました。その事情は私なりに非常に理解しているつもりです。  しかし、我々、今直面している問題は、とにかく資産の価格が、株も土地もこんなに下がってしまって、その...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、経済がこのように疲弊してきたというのは、これはやはり十年間我々の社会が、これは政策の責任であり、企業経営者の責任であり、その中で我々自身が、そうしたことの中で少しでもよい結果をもたらすにはどうしたらいいのかということを考えていかざるを...全文を見る
○竹中国務大臣 金融審議会の二年前の山下先生の御指摘は、ぜひ確認をもう一度させていただきますが、実は、五月十二日に開催しました金融審議会で、山下委員は、生命保険をめぐる環境に関して、二年前より経営環境は悪化している、経営の選択肢をふやすことに意味があるのではないかというような御発...全文を見る
○竹中国務大臣 今いろいろ御指摘になった点は、これは本当に、保険契約者の権利を守る意味で極めて重要であるというふうに思います。  実質的にそこらが担保できない可能性があるのではないかと。実質的に担保させるような方法でぜひ実行をさせます。具体的には、どのようなフォーマットで保険契...全文を見る
○竹中国務大臣 二つの点を申し上げたいと思います。  御指摘のように、十三年九月、二年前に金融審の中間報告では、この問題に関して、まず先に取り組むべき多くの事項が存在していると考えられる、その前にやるべきことが幾つかあるだろうという御指摘がありました。そうした御指摘を受けて、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 認知を得るためには保険業界も我々もやらなければいけないことがある、それはやらせていただいた。さらには、幅広い国民各層から出ていただいている金融審議会でも、作業を進めるということは了とされた。その意味で、認知は得られているというふうに考えたわけであります。
○竹中国務大臣 御指摘のように、パブリックコメントには付しておりません。しかしながら、幅広い国民各層を代表して構成されております金融審議会におきまして、五月に開催させていただいて、その中でこうした作業を進めていくことは了とされたという点でございます。
○竹中国務大臣 逆ざや問題という場合に、マクロ的な低金利が続いているという状況を指すのであれば、これは政府の重要な役割、マクロ政策の話になります。  今回、言うまでもなく保険会社のことを問題にしているわけですから、マクロ問題、マクロ政策を問題にしているわけではありません。保険会...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しますけれども、これはマクロ的な問題を議論するのか、既にマクロ経済の中で、マクロの状況をギブンとして、それぞれの経済主体が一生懸命その問題の解決を図っていかなければいけない、この問題はやはり分けなければいけないと思います。  逆ざやの問題というのは、まさに...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○竹中国務大臣 奥田委員挙げられました数字の詳細、ちょっと確認できないところもございますのですが、最終的には、現段階で国民負担として確定しているのは十兆四千億円である、これは御指摘のとおりであろうというふうに思っております。  そうした中で、さらに資金の負担が、将来可能性がある...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○竹中国務大臣 お答え申し上げます。  まさに仙谷委員、法律の御専門家でございますから、今の御指摘、基本的にはそのとおりだというふうに私も理解をしております。  言うまでもありませんけれども、この手続は、予定利率を引き下げするに当たって、保険契約者の保護、この手続が混乱しない...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、先ほど申し上げましたように、解約権自体が制限されているというものではありません。その意味で、自由かということに関しては、解約の申し出は自由であるということになると思います。  業務停止の命令というのは、言うまでもありませんが、保険会社を拘束するものにすぎ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のおっしゃるとおりであります。
○竹中国務大臣 監督上いろいろなやりとりがあるということでございますけれども、その間の詳細に関して、監督という性格から、詳細なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  五月の七日に私が聞きましたのは、決算に向けて最終的ないろいろな詰めをしている、その間に、監査法人との...全文を見る
○竹中国務大臣 監督上我々はいろいろな情報を知り得ることがありますが、それに関しまして、当事者の銀行が発表していないようなことに関しては、監督上知り得たことを私どもは申し上げる立場にはないというふうに思っております。
○竹中国務大臣 委員御指摘になられましたように、そういうような文書が出回っているというようなことを私も報道では知っておりますけれども、その事実については承知しておりません。
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、金融監督上いろいろな情報が入ってまいりますけれども、その監督の情報について、当事者が発表していないことについて、監督上知り得たことを金融当局である我々が申し上げるべきではないと思っております。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、決算を確定するに当たって、監査法人である新日本監査法人との間で、繰り延べ税金資産をめぐっていろいろな議論があるということの報告を受けました。  その中の詳細については、先ほど申し上げましたように、監督上知り得たこと、当事者が発表してい...全文を見る
○竹中国務大臣 その間、いろいろなやりとりが続いているということは承知しておりました。その意味では、その間の若干の報告のようなものはございました。しかし、それはあくまでもやりとりの過程であるということでございまして、その間の経緯をまとめて報告を受け、考え方の整理も含めて、事務方か...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、その間ほぼ連日、毎日、しかも場合によっては一日の間に何回もいろいろなやりとりが「りそな」と監査法人の間でもあったと思いますし、また「りそな」と金融庁の間でもあったのだというふうに思っております。特にその日、何か大きな会議があってこれが決まったとか、そういう...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、監督上いろいろな情報が入ってまいりますけれども、それに関して、当事者が発表していないことにつきまして我々の方からコメントすることは差し控えさせていただきます。
○竹中国務大臣 その間にそういうことがあったかなかったかということも含めて、それぞれの当事者間のやりとりについては、当事者自身が発表していないことでございますので、私の方でコメントすべきではないと思います。
○竹中国務大臣 いろいろな会議が開かれております。それが「りそな」との関係でどういうことをしたか、しなかったのか、決めたのか決めなかったのかということは、これは監督上のプロセスのことでもございますので、コメントは控えさせていただきます。
○竹中国務大臣 これは、関係法令に基づいて記録を残すもの、保存すべきもの、いろいろあるというふうに承知しております。
○竹中国務大臣 まず、委員がおっしゃった、裁量ではないんだ、透明にするんだ、インナーサークルで、もたれ合いでやっていては何も解決しないんだ、その点は私も全くそのとおりだと思って、実は金融の行政をしているつもりでございます。役所が裁量的に、まさに護送船団的にやるのではなくて、今回の...全文を見る
○竹中国務大臣 これは私も直接ヒアリング等々で調査をいたしましたし、監督局全員に対しまして、企画課の、まあ総務課、いわゆる官房機能を持っているところでありますけれども、そこの責任者が、監督局全員に対してそうした事実がなかったということを確認しております。監督局の係長以上の職員全員...全文を見る
○竹中国務大臣 仮定の質問でございますけれども、一般的なケースを想定して申し上げれば、監督当局が被監督者である銀行に対してそういうふうに交渉してこいというようなことを言うのは、これは言うべきことではないと思いますし、これはやはりあってはいけない一つの監督者としての介入の姿勢であろ...全文を見る
○竹中国務大臣 今いろいろ御紹介、文書をいただきましたが、それぞれの文書について金融庁としては関知しておりませんので、その内容についてコメントすることは差し控えたいと思います。  先ほど申し上げましたように、しかし、一般論として申し上げるならば、金融庁がその監査の内容について、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの私の答弁で正確性を欠いた部分がありますので、一部御訂正をさせていただきます。  「りそな」を通してそういう不当な圧力をかけたことはないか、それに関しては、銀行課を中心とする担当には私が直接、ヒアリングといいますか、問いただしまして、そういう事実はないとい...全文を見る
○竹中国務大臣 正確に申し上げたいと思います。  銀行を通してそういった間接的なものも含めて圧力をかけたことはないな、この点に関しましては、監督局の中でこの問題に直接関連する、先ほどから御指摘のような課長を初め担当者に対しては直接私が確認をしております。  今申し上げましたの...全文を見る
○竹中国務大臣 何度も申し上げておりますが、今仙谷委員が御紹介してくださったその議事録、メモ、さらにはお手紙、これは、申しわけありませんが、我々としてはちょっと関知できないものであります。どういう性格のものか、私たちにもよくわかりません。そうしたものに関して、したがってコメントは...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、委員が引用しておられるメモ、手紙等、我々としてはその出所等を確認のしようがありませんので、それに対してコメントは差し控えさせていただきます。  先ほどから申し上げているように、この過程でいろいろな可能性を考えるという意味で、コンティ...全文を見る
○竹中国務大臣 既に本人に対しましては何度も問いただしをしております。そのような意味で、我々としては確認をしたというふうに思っております。  さらに、何か客観的な証左として、その必要性を求めるものがあるならば、それはちゅうちょするものではございませんが、現時点においては、我々と...全文を見る
○竹中国務大臣 出所が明らかで、どのような性格のペーパーであって、それが客観的な証左、証拠性のあるものであるというようなものがありましたら、私としては、ちゅうちょなく調査をする気でございます。
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、御紹介いただいた資料は、我々としては関知できない資料でございます。さまざまな形で客観的な証左があれば、これは、調査すべきものは、我々、何らちゅうちょすることなく調査を進めたいというふうに思っております。  現状におきましては、さまざまなこ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、日々、その事実関係を非常にはっきりと把握する努力をしているつもりでございます。形式的な調査しか行っていないのではないかという御指摘でございますが、決してそういうことはありません。担当の課長、参事官等々は、これは日々の監督行政の中でほとんど毎日のように...全文を見る
○竹中国務大臣 二通りのことがおっしゃられているような気がいたします。  まず、債務超過かどうかに関しては信用できないというふうにおっしゃいましたが、これは独立した監査法人がこれをやっているわけですね。これに関して信用できないとおっしゃるんでしたら、これは監査システムそのものに...全文を見る
○竹中国務大臣 これまでもいろいろなメモ等を示されて、そのメモをお示しいただいたときには、そういう事実があったのかなかったのか、当事者に確認をしております。もちろん、きょうまた新たな文書が示されておりますので、それに関しては、当然私の方から、こういう事実があったのかなかったのか、...全文を見る
○竹中国務大臣 その当事者に確認をして、御報告したいと思います。
○竹中国務大臣 簡易生命保険法の解釈でありますけれども、これは当然のことながら所管をしております総務省に御確認をいただく必要があろうかと思っております。  なお、総務省からは、現行法上、簡易保険については予定利率の引き下げはできないと理解しているということを我々は聞いております...全文を見る
○竹中国務大臣 結構でございます。
○竹中国務大臣 これも、私は法律を所轄する立場にはございませんけれども、言うまでもありませんけれども、今回のこの法案の基本的な考え方にありますのは、保険会社・保険契約者間の自治的な手続によって予定利率の引き下げを可能にするような新たな選択肢をつくる、その点に重点があります。したが...全文を見る
○竹中国務大臣 平岡委員の御指摘は、今回の措置によって保険業に対する監督体系そのものがどのようにバランスよく位置づけられていくのかという点に関する極めて本質的な御質問であるというふうに認識をしております。  御承知のように、保険業法というのはいろいろな条文があります。御指摘の百...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、今藤原局長の答弁の中にもありましたけれども、蓋然性を判断する場合に、さまざまな経営努力を前提にしても今後経営がなかなかうまくいかない、そういう蓋然性がある場合ということでありますから、やはり当然のことながら、あらゆる経営努力をしていただくということがその前...全文を見る
○竹中国務大臣 原則論としては、とにかく、最大限できるすべての経営努力はしていただかなければいけないというふうに私は思います。  ただ、これも申し上げましたけれども、ソルベンシーマージンという観点から見れることと、先ほど、今の血圧だというふうに申し上げました。将来の経営が成り立...全文を見る
○竹中国務大臣 今局長が答弁させていただいた定義でございますけれども、これは、改正案の中の二百四十条の第二項にこの定義を新たに書いているものでございます。
○竹中国務大臣 保険、特に生保の場合、非常に長期の固定で今まで予定利率が決められて、それで今回のような問題が生じているわけでありますが、一般論としては、近年、保険の分野では、運用実績によって保険の金額が変動します、いわゆる変動型の商品というもの、いわゆる予定利率が定期的に見直され...全文を見る
○竹中国務大臣 どういう関係になるかという、その意味でございますけれども、これは独立に、それぞれの商品が併存し得るということだと思います。現実には、これは経営の商品選択の問題でありますけれども、仕組みとして、これは併存し得るものであるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 これは本質的なお尋ねであるというふうに思いますが、我々は、その意味では、いわゆる経営が破綻するようなことが逆ざやにおいて将来生ずるというようなことが想定される場合には、一体それをそのまま放置しておくのか、その前に一つの選択肢を与えて、予定利率を下げることによって財...全文を見る
○竹中国務大臣 法律の解釈、特に憲法という大きな法律の解釈そのものについては、これは一度この場でも法制局の方の御答弁があったと思いますが、基本的な考え方というのは、もちろんこれは大変重要な、財産権という侵すべからざる権利である、しかし、公共の福祉を実現し、また維持するために必要な...全文を見る
○竹中国務大臣 保険というのは、言うまでもありませんけれども、いざというときにまさに求められるセーフティーネットなのだと思います。これは保険の原則からいうと、大数の原理に基づいて、やはり幅広く社会の中に一つの制度として定着をしていなければいけないものだと思います。これは、いざとい...全文を見る
○竹中国務大臣 破綻する瞬間までは生きているんだ、御指摘のとおりだと思います。  私、いざというときというふうに申し上げたのは、私自身も委員御自身も、どういう確率で将来自分の命が失われるか知れない。その確率というのは多分正規分布しているでしょうから、我々にとって予測できません、...全文を見る
○竹中国務大臣 公共財の定義は実にさまざまございますけれども、一般に言われているのは、非排除性、同時消費性、そういうようなところに着目する言い方が一般的ではないかと思います。ただ、公共財ということをより一般的、社会的に使う場合は、まさに我々全員に非常に広く関与するオーバーヘッドの...全文を見る
○竹中国務大臣 保険商品そのものはあくまでも商品だと思います。  しかし、先ほど申し上げましたように、公共財というのをオーバーヘッドの一つのシステムであるというふうに考えた上で、この保険全体を一つのシステムというふうに考えるならば、私は、一種の公共財ないしはインフラというふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど、言葉、日本語の教育の話をされましたけれども、日本語というのは、例えば、私が非常にいろいろな漢字もよく知っていて日本語がうまい、しかし私だけ日本語を知っていても何の役にも立たないわけであります。皆さんが日本語を使っているからこそ私の日本語が役に立つ。これは、...全文を見る
○竹中国務大臣 公共性の議論をして、公共財の議論をしますと、本当の意味で、先ほど非排除性、同時消費性等と言いましたけれども、そういった意味での純粋公共財というのは、考えてみれば、世の中には実はほとんどないということになるんだと思います。  ほとんどないというのは少しあるという意...全文を見る
○竹中国務大臣 ですから、冒頭申し上げましたように、そういった意味での非排除性とか同時消費性とかというような形で公共性を論じる場合もあるし、非常に大きな、みんながシェアするネットワークという意味で公共性を議論する場合もあります。  保険の場合はやはりまとまっていなければいけない...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、それによって保険制度そのものがどのように揺らいだかというのが一つの尺度であろうかと思います。  保険というのはやはり信用できないな、それによって保険集団が小さくなった、解約等々ができて保険集団が小さくなったということによって保険のプール機能が非常に弱った...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、一つの条件の変更の選択肢を準備するものでございます。これは、御承知のように、逆ざやが非常に大きく、逆ざやを放置すると経営破綻等々将来問題が生じないだろうかという懸念のもとにやっております。  もし、そうではなくて、そういう問題を経営努力等々によって克服し...全文を見る
○竹中国務大臣 これはいろいろな影響が出ますでしょうから、今の答弁の中で全部言い尽くせたとはもちろん思いませんですけれども、今回の趣旨、それと、保険が持っている社会での重要性、それと、一方では個人の財産権と公共の利益の非常に微妙な調整をしなければならないこと、そうした点については...全文を見る
○竹中国務大臣 今の永田委員の御指摘は大変理解できる点があります。まさにこれはモラルハザードという言葉に象徴されると思いますけれども、一種の規律を崩して、それによってむしろシステム全体の信頼性を損ねてしまうのではないだろうか、そういう御懸念であろうかというふうに思います。  壁...全文を見る
○竹中国務大臣 壁にこだわるとちょっと話がそれていってしまうかもしれませんが、私が申し上げたかったことは、あえて言えば、高過ぎる壁は支えられないかもしれない、しかし、少し壁を低くして、これで安心して支えられる、崩れないというような状況をつくる、そういう選択肢があるのではないかとい...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、当初約束した利回りが欠損の形で運用できなくなって、申しわけありませんが変更をしていただきたいというふうに願うわけでありますから、その意味では、契約者から見ると甚だ遺憾な面はやはりあるだろうというふうに思います。  しかし、今、繰り返し申し上げているように...全文を見る
○竹中国務大臣 私も、個人的には、この社会を支える一番重要な基盤はやはり司法だと思います。最後は訴えてやるということで自分の正義は通るはずである、それが私たちの今の市民社会を支えるやはり重要な基盤だと思います。その司法の強化は強化で、これはしっかりとやっていかなければいけない政策...全文を見る
○竹中国務大臣 司法よりも妥当だというふうに申し上げるつもりはありません。司法は司法としての役割を果たさなければいけないと思います。しかし、非常に複雑化している今日の経済問題の解決の中では、自治的な合意というのも当然のことながら必要だろう、ただし、その場合に、自治的な合意のプロセ...全文を見る
○竹中国務大臣 紛争処理に関しては、例えば不動産なんかは、私もアメリカで生活をしたことがありますけれども、これは司法ではない形です。そういう形で、いろいろな細かい経済問題を解決するにはそれにふさわしい仕組みがあるのだというふうに思っております。  保険の予定利率等々については、...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、現実にはいろいろなケースがやはり想定されるのではないでしょうか。  この制度ができたことによって司法に持ち込まれるのはなくなるのではないかという永田委員の御指摘でありますけれども、これはまさしく、企業の財務内容がどのような状況であるのか、契約者の構成がど...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、やはり現実にはいろいろなケースがあり得るのであろうというふうに思っております。それは、経営努力の中で、契約者自身の意思表示の中でベストの道を選択していただきたいというふうに思っております。重ねて申し上げますが、これは個々のケースによっていろいろなケースがあ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、保険契約者のためにどういう手段が一番よいのだろうか、そのことをやはり真っ先に考えるべきだと思います。  逆ざや問題という非常にぬぐいがたい構造問題で保険会社は苦しい経営を強いられている、その経営環境は特にここ数年非常に悪化しているというふうに認識をしてい...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、保険に対する信頼というのは、経営の努力、例えばこういうシステム一つをとっても、これをどのように活用していくか、そのときにいかなる経営革新をあわせて行っていくかという総合的な努力の中で評価していくものでありますけれども、こうした制度をうまく活用することができ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこの問題に関して深尾さんと直接議論をしたことはございませんので、けさの参考人としての御発言も、詳細ちょっとまだ、申しわけありません、私承知しておりません。  これは、経営の破綻の場合はやはり基金等々を取り崩さなければいけない。今回は、破綻に至らないように...全文を見る
○竹中国務大臣 そういうお考えも一つあり得るのだと思います。  しかし、今回は、そうした選択肢も含めて、その他の債務についてどのような取り扱いをするかということも含めて、経営の戦略の判断の中でひとつ考えていただこう。これは、経営者の責任の問題についても同じスタンスでありますけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 一般に、破綻というような状況になった場合は、これは実は、ゴーイングコンサーンである企業をそこでやはり一回打ちどめるというような意味合いを持ってくるんだと思います。したがって、基金その他資本性の勘定でこれを一種の相殺、清算していくということになる。  今回は、繰り...全文を見る
○竹中国務大臣 これは金融庁長官が承認するということでございます。総理大臣の権限を委任されているということでございます。
○竹中国務大臣 我々はそれを承認する立場にありますので、承認できないような内容であれば、これは承認できないということになります。承認する権限は我々にあります。
○竹中国務大臣 総代会では保険会社の会社としての意思決定がなされるわけでありますけれども、我々は、保険契約者の権利が不当に害されないように、保険契約者の保護の観点から契約条件の変更に係る承認を行う。これは、まさに契約者を保護するという観点から我々が行政当局として承認を与えるかどう...全文を見る
○竹中国務大臣 生命保険と年金との比較、アナロジー、類似性で今お尋ねがありました。  今の年金制度、これはまた別のところでいろいろ議論がなされるとは思いますけれども、制度がやはりこのままでは続かないのではないだろうか、持続可能ではないのではないだろうかということになる。その中で...全文を見る
○竹中国務大臣 今の御意見は、やはり賛同しかねる部分があります。  今のような御意見でいって、約束したものがもらえないといけない、これはまさにいわば確定給付の世界で議論をしておられます。もちろんそういう世界はそういう世界で重要なわけですけれども、もしそうであるならば、変動型の商...全文を見る
○竹中国務大臣 経済社会環境が激変をして、現実には条件の変更をしなければいけなくなる場合、これは銀行の貸し付けも同じでありますけれども、例えば銀行が返せなくなったときに全部司法手続にすぐ持っていけという議論は、私はやはりないのだと思います。そこはやはり銀行と話し合って、少し金利を...全文を見る
○竹中国務大臣 昨日の審議の中で、これは吉井委員であったと記憶しておりますが、法律の専門家の言葉を引用して、保険というのは、保険契約者はやはり弱者の立場なのであって、自治の原則に任せておくのはいかがなものかという御指摘がありました。自治という言葉は、決してこれはそんなに急に出てき...全文を見る
○竹中国務大臣 前半におっしゃった、ディスクロージャーが重要だ、まさに情報の非対称性を解消していくためにもディスクロージャーが重要だというのは、私は本当にそのとおりだと思っております。そのための努力もしてきたつもりであります。  御質問に対して、繰り返しになりますけれども、基本...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、七カ月、金融の行政をやらせていただいて、やはりそれはできないと私は思います。  ちょっと、これまた例として適切かどうかわかりませんが、いろいろな指標でチェックすることができる、これはさながら、我々は人間ドックを受けた場合に、血圧から血糖値から尿酸値からい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、破綻というのはまさにゴーイングコンサーンの活動を打ち切って、その時点で財産を、部分的にか全体的にかはともかくとして、清算するというような行為になる。そのときは、今中塚委員がおっしゃったようなルールで当然のことながら行わなければいけない。...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから佐々木委員御指摘のように、一昨年の審議会の議論で、この制度の必要性のようなものは否定しない、しかし、まさに社会的認知が必要であり、その前にやるべきことがあるというような御指摘をいただきました。  その中でやるべきこと、その前にやるべきことに関しては、実...全文を見る
○竹中国務大臣 何をもって社会的な認知と見るかというのは大変難しいかもしれませんが、先ほどから申し上げてきましたように、社会的な認知の前提となる、先にやるべき諸問題、これについては進展があった、社会的な認知の前提となるべき問題については進展があったというふうに一つ強く認識をしてお...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、社会的認知の前提となる条件が満たされたということと、金融審議会において作業を進めることが了とされたということでございます。
○竹中国務大臣 株の下落によって多くの業界、特に生保で大変厳しい状況が出現しているというのは、全くそのとおりであると思います。我々も、経済政策、構造改革を進めることによって、株が結果的に上昇するように全力を尽くしているつもりでございます。  しかしながら、この株の下落に関しては...全文を見る
○竹中国務大臣 株が上昇する理由、八九年にあれだけ高くつけた理由、その後の落ちた理由、それぞれ株価の変動を一々説明するということは大変困難であろうかというふうに思っております。しかし、今株価に関しては世界のトレンドの中にあるということ、さらには、日本の抱えている潜在力が不良債権の...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、数字につきましては局長の方で今探しておりますので、その前に御答弁させていただきたいと思います。  私は、日本の株が下がったのはすべて世界のせいである、そんなことを申し上げるつもりは全くございません。日本としてはしっかりと日本の経済をよくするための努力を...全文を見る
○竹中国務大臣 これは監督の中身でございますけれども、物によってさまざまでありますけれども、必要な報告は受けております。
○竹中国務大臣 内部のメモ書きのようなものは、すべてということではありませんけれども、物によってはございますし、そういうものも必要に応じて見ております。
○竹中国務大臣 済みません。私の方が彼に質問をしたんです。その内部の文書の規則等々についての質問をしたわけであります。  これは、先ほどのお答えに重なりますが、そういったものについても必要なものは見ております。
○竹中国務大臣 全部かどうかはちょっとよくわかりませんが、主要なものは一応見たと思っております。
○竹中国務大臣 一義的には保険契約者のためであるというふうに思っております。しかし、それが結果的に、保険のシステム、金融システム、ひいては日本の経済の全体に資するものになるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 もちろんそうであります。
○竹中国務大臣 これは、実際に逆ざやになっているのは平成四年からであるというふうにデータ上は出ております。  私がそういう認識を持ったのはいつかということでありますと、ちょっと正確には思い出せませんですけれども、現実問題としては、その時期から逆ざや問題がじわじわと進行してきたと...全文を見る
○竹中国務大臣 生保の問題というのは、そういう意味では一九九〇年代の半ば、終盤ごろからいろいろな形で議論をされていたというふうに認識をしておりますので、そのころから、個人的な問題意識ということではそういうことは持っておりました。特に、平成八年から保有契約高が減少するということが起...全文を見る
○竹中国務大臣 私が金融担当大臣を拝命してからまだ七カ月ぐらいでございますが、さかのぼって、金融庁としてはどのような対応をしてきたかということから申し上げますと、先ほど、平成八年から保有高が減少してきたというふうに申し上げました。実は、平成九年に日産生命、十一年に東邦生命等々、十...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行に関しては、明快に私申し上げましたように、危機ではないけれどもやはり健康体ではない、解決すべき重要な問題がたくさん残っている。その意味では、生保に関しても同様の形容ができるのではないかというふうに思っております。これは、さまざまな措置を講じてきましたけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 株価の低迷が多くの企業、特に保険会社に対して非常に大きな重荷になっているというのは、これは事実として全くそのとおりであると思っております。  我々としては、繰り返しになりますが、構造改革を進めて、日本の潜在成長力を高めて、株価が結果として上昇するような姿をぜひ導...全文を見る
○竹中国務大臣 先般、関係閣僚が集まりまして議論したのは、まさに日本の株式市場が持っている構造的な問題について、できることからとにかくやっていこうではないかという我々なりの思いがあったからでございます。  日本の株式市場、株というのは、将来の収益、企業の価値を映し出す非常に重要...全文を見る
○竹中国務大臣 今私が御説明申し上げた株式市場の構造的な改革と今回の法案を含めて、生保、銀行の問題というのは直接は関連しているとは必ずしも思ってはおりません。もちろん、長期的に、財務の基盤を銀行においても生保においても強いものにしていっていただく、資産の量もふやしていっていただく...全文を見る
○竹中国務大臣 今回お願いしている法律は決してこそくな問題であるとは思っておりません。そのことはこれ以上申し上げませんが。  今、直接の御指摘は、株の問題が生保の収益を圧迫しているだろう、特に銀行株との関連について、何か直接、しかも割と短期間にできることはないのか、そういう御指...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の法案は、冒頭で申し上げましたように、保険契約者にとって、このままで放置するのがよいのかどうか、それとも何らかの別の選択肢を準備する方がよいのかどうか、そこがあくまでも出発点であり、原点であります。したがって、再編のためにこういった法律を用意しているという意図...全文を見る
○竹中国務大臣 結果的にどのような形で逆ざや問題を解決していくのが一番よいのか、これはいろいろなケースがあり得ると思いますし、この後恐らく海江田委員がそうした点についての御質問もされるのだというふうに認識をしておりますが、基本的には、非常にダイナミックな経営戦略の中で、また経営環...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねの点で、ちょっと不明な点もあるんですが、セーフティーネットに関して申し上げるならば、補償水準というのは、現行の生保のセーフティーネット、責任準備金の九〇%ということになっておる。これをもし一〇〇%にしたらどうかというお尋ねでございましたら、これはいろいろな御...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろ御指摘をいただいてありがとうございます。また、非常にわかりやすく、一覧性のある形で見せていただきました。  今おっしゃった点、つまり、定期のものについて、実は差はこれだけだと。そういう情報は、大変意味がある貴重なものであろうかと思っております。  昨日...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、ヘーゲルが出てきてびっくりいたしましたですけれども。  基本的には、委員の御指摘というのは、昨日から引き続いて、本当にこれによって解約が進んで、解約というのはやはり本当の意味での混乱の最も重大な引き金だから、本当にそうならないのかという点への非常に大き...全文を見る
○竹中国務大臣 海江田委員、いろいろ御指摘になった御懸念というのは、それは一つのあり得るシナリオなのだと思います。しかし、我々は、繰り返し申し上げますけれども、これとあわせて、同時に、経営の改革をどのようにするか、再編、合併を含めて、そこがやはり私はポイントだと思っています。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは既に御答弁をさせていただいておりますけれども、議事録は公開をいたします。作業は大分進んでいると思っております。
06月06日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○竹中国務大臣 去る六月四日の衆議院財務金融委員会で、「りそな」に関し御質問を受けまして、私から金融庁の担当者に事実関係を確認いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず第一に、金融庁の担当者が監査結果をゆがめるよう「りそな」に指示したことはないか、また、そのように...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生プログラムをつくりましたときに、その中に、日本の金融システム及び金融行政の信頼性を回復して、日本の経済を健全化させて再建していきたいんだという強い意思を私自身表示したつもりでございます。その意味では、金融システムの健全化は重要ですが、その基礎に、金融行政に...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、金融行政に対する信頼がなければ、金融システムを強化するということはできないと思っております。  そのために何をすべきか。今、伊藤副大臣とも相談をしながらしっかりと我々としては進めていきたいと思っておりますが、これはまだ私個人の考え方...全文を見る
○竹中国務大臣 そのような会議が当日あったということは、確認ができております。
○竹中国務大臣 参事官、企画官等は危機対応、まさに預金保険法百二条に相当するような危機対応室というのがございまして、その担当の参事官等々でございます。補佐は、銀行一課の補佐であると認識をしております。
○竹中国務大臣 ちょっと今、所属はすぐに思い出せないのですが、いずれにしても、そこに参加しておりますのは、銀行一課、監督ですね、それか危機対応室か、どちらかの係長、補佐等でございます。
○竹中国務大臣 これは監督の話でございますので、検査局の人間は出席していないというふうに認識をしております。
○竹中国務大臣 まず、「面談メモ」そのものについては、金融庁として、我々としては作成したものではありませんし、個別の金融機関とのやりとりについて、個々のコメントはこの場で行うことは差し控えさせていただかなきゃいけないんですが、委員御懸念の点が幾つか今御指摘されたと思います。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、仙谷委員に私がお答えしたのは、破綻に当たる、そういう認識は持っていないし、そういうことは言っていない、そういうふうにお伝えをしたわけでございます。  今委員言われましたことでありますけれども、我々としては、繰り返し言いますけれども、この百二条の趣旨はしっか...全文を見る
○竹中国務大臣 相手方、作成者は確認ができておりません。
○竹中国務大臣 これは確認はできます。しかしながら、先ほど申し上げましたように、これは以前にも私はこの場で答弁をさせていただいておりますけれども、証拠性があるものについては、外部の方々に対してもいろいろ話をするということはしなければいけないと思います。しかしながら、詠み人知らずの...全文を見る
○竹中国務大臣 監督上、いろいろなことが行われます。監督上、先方が発表していないことに対して、それに先立って我々が何か物を言うということは、これはむしろ我々の守秘義務に反することになりかねないというふうに思っております。  「りそな」側に関して、この紙そのものについては今まだ調...全文を見る
○竹中国務大臣 金融行政に対する信頼を本当に私はしっかりとしたものにしていきたいと思います。そのために、担当の大臣としてやるべきことを、これは副大臣とも協力して、本当にしっかりやっていく責務を負っているというふうに私は思っております。  ここは、むしろこちらからのお願いになりま...全文を見る
○竹中国務大臣 今、金融庁にも面談メモがあるというお話がございました。面談メモは、あるものもないものもございますけれども、今ないしは先日来いろいろ御議論いただいているようなものに関して、私自身、省内にそういった記録のあるものに関しましてはすべて目を通したつもりでございます。私自身...全文を見る
○竹中国務大臣 先般の私の答弁の中で、まず御指摘の十三年三月期決算、これは大変申しわけありません、十五年三月期決算というふうに私は申し上げようとして言い間違えたようでございます。十五年三月期決算でございます。  直接、お尋ねの調査を行ったかどうかに関して、もう一度明確に申し上げ...全文を見る
○竹中国務大臣 この銀行の一課の担当者とはほとんど毎日私は顔を合わせて、いろいろな議論をする立場にございます。これは五月七日に最初の報告を受けて、いろいろな監査法人とのやりとりがあると。そのとき私は、そういうことを絶対するなという指示を出した、これは繰り返し申し上げておりますけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと確認をさせていただきたいんですが、委員のお尋ねは、これは二通りの調査があるわけですね。一つは、非常に幅広く調査を行っている調査。これは、しかし、監査法人に対して圧力をかけていないかという調査、これをいつ行ったかという御質問ですか。これは五月二十日及び五月二...全文を見る
○竹中国務大臣 一昨日、六月四日の当委員会におきまして、自由党の中塚一宏委員から、契約条件変更の申し出の承認の際の「保険業の継続が困難となる蓋然性がある場合」の要件を具体化すべきとの御指摘がありましたので、その検討状況について御報告を申し上げます。  保険業法第二百四十条の二第...全文を見る
○竹中国務大臣 幾つかの格付会社がそれについて発言をなさっているということは聞いております。しかし、同時に、その格付会社の幾つかが、それによってその保険会社が新たな財務基盤をつくって、しっかりと経営改革を行って、それによって将来的にさらによくなる、もちろん、そのためにこそこういう...全文を見る
○竹中国務大臣 いやいや、保険会社には頑張れと当然言うわけですよ。頑張ってもらわなきゃそれは困るわけでありまして、その頑張っていただく際の一つの経営の選択肢として、今回の法律もその選択肢の中に入れていただきたいということを言っているわけです。頑張らないとどの会社もだめになります。
○竹中国務大臣 倉田委員のお尋ねは、平成七年の改正で、予定利率引き下げを可能とするような条文が削除された、その理由いかんということだと思います。  これは、御指摘のとおり、平成七年にそのような削除が行われております。この七年の改正前の保険業法では、まず第一に、これは委員よく御存...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに当時の、その七年までの方策に比べて、今回のスキームというのは考え方が違うものでありまして、今御指摘くださいましたけれども、これは、相互会社、株式会社の区別なく保険契約者を保護するという観点から、保険会社と保険契約者間の主体的な判断、自治的な手続によって契約の...全文を見る
○竹中国務大臣 倉田委員先ほどから御指摘の点は、極めて本質的な問題だと思います。私も、今回の法律に際してこの問題を根本からじっくり考えていくと、そもそも相互会社というのは大変不思議な組織であるなというふうに改めて思います。  よく会社というと、まさに利益の最大化とか言うわけです...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは本当に、保険契約者の立場というのは最も重視されなければいけない。保険契約者の利益を守るために保険集団があるわけでありますから、そこの原点が何よりも重要だというふうに私も思います。  その際に、これは先般からいろいろ議論させていただいておりますけれども、しか...全文を見る
○竹中国務大臣 為替レートは何が適正か、その適正レートに比べて割安か割高かということを一概に申し上げるのは大変難しいということは御理解をいただけると思うんですが、一つの指標として、これは塩川大臣もよくおっしゃいますが、購買力平価に比べるとやはり割高であるというふうに皆さん実感して...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、名目レートで我々普通、議論するわけですが、本当は実は経済的に意味があるのは実質レートであって、しかも、あえて言えば、我々は、対ドルレートだけで今円が高いというふうに思いがちでありますが、実は今、ユーロに対しては円はどんどん安くなってきたという経緯が...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、デフレの克服と為替レートの調整というのは同時進行で進むのだろうと思います。  先生は今、円安誘導というふうにおっしゃいましたけれども、マーケットで決まるレートを本当に誘導できるのか。そうすると、一体どういうメカニズムで為替の円安は起こるんだろうかというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 そのように、物価上昇へ期待を変えるということが重要で、その意味で、政府、日銀の役割は大きいと思っております。
○竹中国務大臣 やるべきことはたくさんあるのだと思いますが、基本的には、まさに一番重要なのは、顧客のニーズに合った、しっかりとした、信頼性の高い、利便性の高い商品を開発していくということでありましょうし、さらに背景的なものとしては、その保険会社がしっかりとした経営を行って、保険の...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、死亡保険金というのは、保険契約者、加入者にとって大変重要な問題であろうと。確かに、私自身も、保険に幾ら入っているかというときに、死亡保険金を多分頭に置いていろいろ金額を皆さん言うんだと思うんですね。そのような意味で、過去にもそうした破綻事例において...全文を見る
○竹中国務大臣 これは何回も申し上げておりますが、自主的な決定、自治的な手続というふうにある以上、事前に契約者に対する説明責任とかそういうものを果たすことは大変重要であるというふうに思っております。その意味では、おっしゃったように、今横山さんの発言を少し引用されましたけれども、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 経営努力の具体的なイメージというお尋ねでございますが、これはもうさまざまなそれこそ創意工夫をして、いろいろな努力をしていただかなければいけないんだと思います。しかし、経営者としては、結果に対してしっかりとした責任を負っていただく、よい結果を出すためにさまざまな努力...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げてきたつもりでありますけれども、やはり経営者の責任は大きいと思います。かつ、そういった問題に対して毅然たる態度をとることが、まさに経営者の責任の一環であるというふうに思っております。  今回の、これは保険、銀行、少し違いますけれども、「りそな」の...全文を見る
○竹中国務大臣 御承知のように、五月の三十日にりそな銀行から申請がございました。それと同時に、経営健全化計画の提出がありました。それを我々としてはしっかりと審査した上で、資本増強を行うべきかということを最終的に決定することになります。資本増強の必要性の認定というのは、御承知のよう...全文を見る
○竹中国務大臣 そのことを今まさに検討しているところでございます。  繰り返し申し上げますが、先方から申請がございました。我々としては、基本方針は、まず経営健全化計画をしっかりと見て、厳しい審査をして、リストラをさせる。幾らお金を入れてもその後がだめでは元も子もありませんので、...全文を見る
○竹中国務大臣 佐藤委員は、今重要な点を二点御指摘くださいました。  最初の点は、過去にこれは確かに資本の注入を既にしていて、今回またさらに多額の注入をしようとしている、本当に大丈夫なのかと。この点はまさに今回の議論の核心の一つであると思っております。要するに、資本を増強する、...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生プログラムの延長上にあるかどうかという、延長上という御指摘、御表現でございますけれども、基本的に、銀行に対する検査監督の行政というのは、十月三十日以降すべてこの金融再生プログラムにのっとっているというふうにお考えいただきたいと思います。  その中で、我々...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の資本注入の決定それだけをもって改革が進むとか金融再生とかというようなことを申し上げるつもりはありません。しかしながら、こうしたことを通して、厳格な資産査定、自己資本の充実、ガバナンスの強化ということを通して初めて金融再生が進んでいくわけでありますから、今回の...全文を見る
○竹中国務大臣 佐藤委員のお尋ねは、要するに、我々の監督行政の中で今回の措置はどのように位置づけられるのか、特にソルベンシーマージン基準に基づく早期是正との関係はどうなっているんだ、そういう御視点なのだと思います。  これは、委員御自身が今的確に御表現くださいましたが、ソルベン...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は、トラの尾を踏んだのではないかというふうにおっしゃいました。我々は、今の時点でもちろん保険会社がどうこうなるということを考えているわけではありません。  しかし、これは繰り返し申し上げましたように、逆ざやという構造問題は厳然として存在している。この逆ざやが...全文を見る
○竹中国務大臣 最後、金融担当大臣じゃなくて、経済担当大臣としてというお話でございましたが、無認可共済、ちょっと形式的な議論に一部なってしまうかもしれませんが、共済というのは、対象者が地域とか職域で限定されている、いわゆる不特定多数の者を相手にしていない。そうすると、実は保険業法...全文を見る
○竹中国務大臣 これは前回からずっと申し上げておりますけれども、この「面談メモ」と称するもの、我々としては、我々として作成したものではありませんし、その出所等を確認ができません。こうした確認できないものについて、一つ一つについて、それをコメントするないしはどうこう言うという立場に...全文を見る
○竹中国務大臣 竹中はうそをついているのかという質問に関しては、私は一切うそはついておりません。これは国会でもそのようにはっきりと申し上げます。  それで、今上田委員は三つの点を指摘されたというふうに認識をしております。  まずは、最初に、大塚委員に差し出されたお手紙に関して...全文を見る
○竹中国務大臣 午前中に、これは佐藤委員から御質問いただいたと思いますが、金融再生プログラムのとおりやっているのか。これはもう金融再生プログラムのとおりにやっております。金融再生プログラムにのっとってやる中で、我々としてはルールどおりの判断をしているつもりでございます。  まず...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、繰り返し申し上げますが、我々はルールにのっとって、きちっと監督の行政をしなければいけない立場にあります。そのルールとは何かというと、担当した、この場合だと、やはり正式に契約を結んで判こを押す新日本監査法人が独立した立場で監査を行う、その監査の結果に基づいて我...全文を見る
○竹中国務大臣 今の時点で債務超過、破綻が見込まれているのかということに関しては、そのような見込みは持っておりません。  ただ、今回そもそもこのような法案の御審議をお願いしている背景は、繰り返し言いましたように、逆ざやという構造問題がある、これがやはり体力をむしばんでいる、そう...全文を見る
○竹中国務大臣 読んでおります。
○竹中国務大臣 さまざまな立場から非常に幅広い意見が出されたというふうに思っております。  これは繰り返し申し上げますけれども、制度そのものの必要性というようなものについては御理解を示された方も少なくない、しかし同時に、幾つかの懸念を表明された方も少なくない。そういうのがまさに...全文を見る
○竹中国務大臣 深尾さんの意見は承知をしております。ただ、深尾さんの前提というのは、今破綻した場合。しかし、破綻、債務超過というのは、今既に基金等々にもう食い込んでいるわけでありますから。それで、深尾さんの意見というのは、破綻の場合は、契約者だけではなくて、基金、劣後ローン等々に...全文を見る
○竹中国務大臣 今上田委員がおっしゃったことを私は否定するつもりは全くありません。これは早期是正措置とか、我々は当然やっていくわけです。必要があれば破綻の特例の措置とか、さまざまな措置をもちろんとっていくわけです。  でも、ちょっとお考えいただきたいんですが、例えば早期是正しろ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融審で諸先生方がおっしゃった御指摘というのは、それぞれ傾聴に値する非常に重要なポイントがあったというふうに私自身も考えております。しかし、上田委員も冒頭で御指摘くださったと思いますが、基本的には、堀内先生がおっしゃるように、基本的な方向としては了解をされたという...全文を見る
○竹中国務大臣 正確には、まさに今上田委員がお読みになったとおりでございます。「事務局が説明した考え方についてご異論が出たということを踏まえた上で、さらに事務局と私とで検討させていただいて、予定利率の引下げというものを一つの選択肢として認めていくような準備を進めることをお認めいた...全文を見る
○竹中国務大臣 背景と申しますか、基本的には、我々として、先ほども私直接申し上げましたように、逆ざや問題を放置することなく、早目の選択肢としてこういうものを用意することがやはり金融行政の当局として必要だというふうに、まさに我々が判断したということです。
○竹中国務大臣 今回の法案を準備させていただきたいと思った背景は、保険業界を取り巻く環境が非常に厳しい、その中心にあるのは、まさしく逆ざや問題なのだというふうに思っております。もし、この逆ざやが仮に景気の循環的な流れの中で解決できるような性格のものであるならば、対応策は少し違って...全文を見る
○竹中国務大臣 もし今が非常に異常な状況であって、これはいずれは解消するかもしれない、そういう場合であるならば、御指摘のような考え方もあろうかと思います。  ただ、今むしろ問題になっているのは、八〇年代の後半が異常であった、この状況はやはり消えないわけですね。そうした状況下で考...全文を見る
○竹中国務大臣 株価や為替レートについての蓋然性、ないしはもっともらしい予測をするということは大変難しいと思っておりますが、例の「改革と展望」の中で、経済全体の成長率であるとか、財政赤字の状況であるとか、そういうことについて最も蓋然性の高いシナリオ、これはもちろんある種の政策努力...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに先行きに対する不確実性、リスクが非常に高い中で、各社一生懸命経営しているんだと思います。  その意味では、困難となる蓋然性、まあ蓋然性が高いか低いかも含めて、蓋然性があるというのは蓋然性が高いというような意味で考えるならば、これはやはり経営の主体によってい...全文を見る
○竹中国務大臣 この法律の憲法との兼ね合い、これはもちろん重要なことだと思っております。  これは、昨年の十二月五日に、大塚耕平民主党議員が参議院の委員会でお尋ねになったときに、内閣法制局の方から答弁があったわけですけれども、一般論として、「公共の福祉に適合するようにされたもの...全文を見る
○竹中国務大臣 マクロの経済運営についてそのような努力をしなければいけないというのは、これは当然のことでありますし、我々は、そのためにも構造改革を進めて、日本の経済の本来の成長率、潜在成長力を発揮できるような形に持っていこう、さらには、その潜在成長力そのものを高める、これは一にも...全文を見る
○竹中国務大臣 今、佐々木委員、参考人で池尾先生がとおっしゃいましたが、池尾さんは出ておられないのではないでしょうか……(佐々木(憲)委員「深尾さんです」と呼ぶ)深尾さんですね。  それで、ここはどの発言をとらえるかによっていろいろな解釈もあろうかと思うんですが、私も正直言って...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、財務基盤の強化なんてなされていないのではないかという御指摘がございました。私が申し上げたかったのは、例えば、この間に、十三年から十四年にかけて各生保で基金の増額が行われております。これは数次にわたって行っているところもあります。基金調達の多様化ということで、...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますが、これは審議会で、金融審で御議論をいただいたときも、基本的な作業の進め方、作業の方向としては了とされたというのが基本的な認識でございます。  この点は、堀内先生も、参考人として、契約条件を変更することを可能とする制度をできるだけ早く準備するこ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、この逆ざやという構造問題を解決していくのは大変難しい、したがって、今回のスキームに関しても非常に難しい問題があるということは我々も十分承知しております。  そうした点についていろいろな御指摘をいただいたということも事実でございますが...全文を見る
○竹中国務大臣 総務省の方からまた御見解があろうかと思いますけれども、委員のお尋ねは、それぞれの役割がきちっと分化されていて、同時にそれがイコールフッティングというか、そういう状況になっているのかということであろうかと思います。  言うまでもありませんが、簡保の事業は民業を補完...全文を見る
○竹中国務大臣 市場における活力、活力ある競争を通してその業界全体が強くなっていく、ひいては契約者、消費者も大きな利益を受ける、これはやはり我々が考える経済の大原則であろうかと思います。  そうした観点から、非常に大きな存在、公的な機関が存在している、そうすることによって幾つか...全文を見る
○竹中国務大臣 今、副大臣、完全にお答えいただいているんですが、私の答弁で、情報収集の段階じゃないだろう、勉強の段階じゃないだろう、そういう御指摘がありましたので、あえてちょっと誤解のないように申し上げておきたいんです。  情報収集というのは、不特定多数を相手にしているのであっ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、しかし、いわば省庁の領域の問題でありますから、私一人で、これは私がやるというふうに申し上げるわけにも必ずしもいかない。しかし、問題がある、問題がしかも大きいということは認識をしておりますから、したがって、内閣全体でどのようなことができるかということは考えて...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、問題意識は共有します、持っております。ただ、これはちょっと思い当たると、例えばネズミ講とかああいうものというのは、実はこれは警察が多分対象なんだと思うんですね、金融取引だけれども警察なのかなと。消費者保護であれば内閣府かな、それと法務省なのかなと。そういう問...全文を見る
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○竹中国務大臣 先般、御指摘のように調査をさせていただきました。  回避している、逃げているという御表現がございましたが、私自身は、本当に金融行政の信頼性を回復するために、逃げることなくきっちりとぜひ調査をしたいと思っておりますし、そのつもりでございます。  お尋ねの五月九日...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、私なりに一生懸命調査をしておりますけれども、それが結局違ったじゃないか、そんなことになると、これは私自身も大変困るわけであります。  調査の基本的な原則については、以前もお話をさせていただいたのでありますけれども、その出所等々が確認できたものにつ...全文を見る
○竹中国務大臣 冒頭で、あなたは裁判をしたことがあるかというふうに言われて、ちょっと私の勘違いで、裁判で、私、原告で、今名誉毀損で訴えている件が三件か四件かありますので、その意味では裁判をしております。大臣になる前は裁判に携わることはありませんでしたが、大臣になってからそういうこ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、最初の方で委員が重松メモについて調査をしろという御指摘がございました。  我々としては、いつ、何を受け取ったか受け取らないかということは、監督上知り得たことに関しては全部申し上げるわけにはいかないのでありますけれども、委員の方でそういうものをこの委員会でお...全文を見る
○竹中国務大臣 仙谷委員が御指摘になった商法の細部の条文をちょっと持ち合わせておりませんが、公正なる価格で決定されなければならない、これは当然のことであろうかと思います。  その場合に、上場されてマーケットがあるものでありますから、市場価格が前提になる、市場価格と矛盾するような...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘の問題意識というのは大変重要であるというふうに私も思います。ただ、技術的には難しいということも同時にございます。  まず、生保の資産運用の方法、大変これは多様でありまして、低金利が運用収入に与える影響について、これを一律に把握するのは難しいというのが一...全文を見る
○竹中国務大臣 仙谷委員の御指摘、これまでの答弁の中でもいろいろ議論させていただいたつもりでありますが、これは、主体的な判断、自治的な手続というふうに言う、ところが、今のお尋ねは、特に株式会社形式の場合に、株主総会というのが契約者と全く違う実態になっている、それに対してどのように...全文を見る
○竹中国務大臣 今回、逆ざや問題が一つのきっかけにはなっておりますが、その背後に、日本のマクロ経済そのものがまさに十数年来非常に著しく停滞をしてきて、その低下傾向といいますか悪化がなかなかとまらないという問題は、背景として間違いなくあると思っております。  しかしながら、そこで...全文を見る
○竹中国務大臣 政策転換の意味が、今のお話にありましたように、やはり当面、景気を支えるための直接的な景気対策、それを、一時的に財政赤字を拡大してもいいから、財政を拡大すべきである、そのようにもしおっしゃるのであるならば、そこはしかし、大変慎重でなければいけないというふうに私は思い...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘、お言葉の中で、これは、今回、銀行を守るためなのではないか、銀行を救うためなのではないかという御指摘がございましたが、法案提出者の私自身の意思としまして、銀行を守るためにというような意識は全くございません。これはあくまでも、保険契約者にとって、破綻のよ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、こういう制度をつくると、要するに契約条件を変更するということによってかえって全体の信頼が損なわれるのではないか、その点を御懸念だということであろうかと思います。  しかし、究極的には、私は、やはり保険会社が逆ざや等々を反映して破綻していく、そうい...全文を見る
○竹中国務大臣 このスキームの基本的な考え方は、保険会社と保険契約者の自主的な判断、自治的な手続によると。そうした流れの中で、委員御指摘のとおり、経営の責任についても、全体の自治的な合意の中で決すべきことを決しろというふうにゆだねられているわけでございます。  ただ、この点に関...全文を見る
○竹中国務大臣 逆ざやの問題、大変難しい多くの問題を含んでいるというふうに思っております。以前から申し上げていますように、魔法のつえのようななかなか解決策がなくて、さまざまな改革の手法を駆使していかなければ解決できないんだと思っております。そのための一つの経営の選択肢として、破綻...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員から今三つの点、御指摘があったというふうに思います。  一つは、我々は自由社会にいるんじゃないか、契約というのは勝手に変えてはいかぬものだろう。その点は御指摘のとおりだと思います。しかし、まさに、契約を決して一方的に勝手に変えるのではなくて、自治的な合...全文を見る
○竹中国務大臣 今五十嵐委員御指摘のように、確かにいろいろな問題があるというふうに私も認識をしております。  ちょっと戻って恐縮なんでありますが、契約は双務的であるというのは全くそのとおりであります。しかし、一方的ないわばデフォルト宣言という御表現もありましたけれども、ぜひとも...全文を見る
○竹中国務大臣 異議申し立ての手続というのは本当にきちっと機能しないのではないか、そういう御指摘、御質問かというふうに思います。  ここは、この制度、システムの中でも大変重要な部分でありますので、我々も行政の、これは行政の承認も絡んでまいりますから、契約者に不当な利益を強いるも...全文を見る
○竹中国務大臣 今の五十嵐委員の御指摘の中で重要なポイントは、デフォルトの場合は、出資者が真っ先に責任を負うんだ、次に経営者だ、デフォルトの場合はそうだというのは、私は全くそのとおりだと思っております。しかし、繰り返しになりますが、これはまさに、破綻、デフォルトを回避するための、...全文を見る
○竹中国務大臣 以前も御質問の中で、五十嵐委員は深尾さんの御意見を引用されました。これは繰り返しになりますけれども、深尾さんは債務超過の場合を議論されているわけで、債務超過になっていない状況で、それを避けるためにやっている措置との単純な比較はできないんだというふうに思っております...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろな御指摘を賜りました。  一つは、ソルベンシーマージンとの関係でありますけれども、これは、現時点での支払い余力、支払い能力の指標と、問題は、それが将来ダイナミックにどのようになっていくか、会社全体が、支払い余力だけではなくて、ソルベンとかどうかだけではな...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども少し申し上げましたけれども、正確な予測というのはだれにもできないものであります。しかし、一般に、例えば物価動向等々から考えて、為替レートというのはこういうふうに想定されるとか、幾つかの幅を持った想定が、通常、こういう長期の見通しにはなされるんだと思います。...全文を見る
○竹中国務大臣 一般に、長期の貸し付けを行う場合、例えば住宅ローンもそうでありますし、ODAもそうでありますけれども、そういう場合は、十年、二十年、場合によっては三十年の予測を行うんです。行えなきゃ貸せないですよ。したがって、そういう場合には、それにふさわしい、しかるべき想定とい...全文を見る
○竹中国務大臣 今、その二つのものが全然違うというふうにおっしゃいましたけれども、全然違うというふうには私は思いません。将来に対してどのような想定がなされ得るのか。これは、今のベストの情報に基づいて最善の予測をすると言うしかないわけで、それに基づいて、しかし、このまま自然体でいっ...全文を見る
○竹中国務大臣 コミュニケーション、別に食い違ってはいないと思いますが、ガイドラインというのは、我々が審査する場合の留意点なわけですよね。  中塚委員が言っておられるのは、例えば、向こうが五年後とか十年後の数字を持ってきました、そのときの金利は何%というふうに想定して、こういう...全文を見る
○竹中国務大臣 それをもって裁量と言うのは、私は、意味が全く違うと思います。これは、やはり判断です。判断すべきことというのは当然のことながらあるわけで、しかも、今回の場合のように、中長期にわたって幾つかの想定の中で総合的な判断をしなければならないことがある。判断をなくせというので...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、マクロの運営をしっかりとやって、経済環境そのものが、あえて言えば、こういう逆ざや問題で保険会社がどうなるかというようなことを心配しないでよいような状況をつくっていくことは、間違いなく経済財政政策担当大臣として、私の大変重要な仕事であるというふうに思...全文を見る
○竹中国務大臣 早期是正措置にしましても、早期警戒の制度にしましても、これは我々のまさにチェック、行政の監督です。今回審議をお願いしているのは、我々の監督は監督でしっかりとやっていきますけれども、保険会社の一つの経営の選択肢を議論していただいているわけですから、これはやはり両立す...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員が貯蓄性の預金のウエートの高さをお示しになって、これが国民生活に及ぼす影響、利率が仮に引き下げられた場合に云々という話をされました。  事実、それは私は否定するつもりはございませんけれども、しかし、これはとりもなおさず、別の言い方をすれば、万が一にも保険会...全文を見る
○竹中国務大臣 一昨年の金融審の第二部会においてなされた議論、これは御紹介してくださったとおりでございます。  枠組みとしての必要性は認めながらも、国民・保険契約者の理解の上、社会的な認知が十分得られて初めて導入が可能となるんだということを明記しているわけでございます。  何...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の個人の発言でありますので、私がすべてカバーできるわけではないというふうに思っておりますが、私の手元の資料、これは金融審の資料でありますけれども、二年前から生命保険経営の状況が改善したかというと、それはノーと言わざるを得ない、事態はむしろ深刻な方向に移っている...全文を見る
○竹中国務大臣 その点について、直接私は委員からお話をお伺いしておりません。したがいまして、明確に申し上げるのは難しいと思います。
○竹中国務大臣 先ほどから一貫して、我々の自由な社会でのまさに自治自由の原則、それを貫くことが重要であるということをいろいろとお話しになっておられると思います。  これは、契約は自由でありますし、その決めた契約を守るというのが我々のルールであります。しかし、同時に、先ほどの自治...全文を見る
○竹中国務大臣 これはしかし、この法律の根本論でありますけれども、私は何度か申し上げさせていただきましたけれども、本当に逆ざや問題という大きな問題がある。その逆ざやがなぜ起こったかとか、それはそれで重要な議論であるとは思いますけれども、逆ざや問題がある中で、今のままでいくと保険会...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけありません。その六月三日のやりとり、必ずしも定かに記憶はしておりませんが、今のお尋ねは、契約条件の変更を会社が申し出る、申し出をまだ役所は承認しておりません、それまでの期間、契約者は何も知らないではないか、そういうお尋ねなのかというふうに思います。  こ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと私の聞き間違いでなければ、委員が問題にしておられますのは、その申し出が承認される前の段階、つまり手続に入る前段階のお話なんだと思います。そうした前段階で情報がすべて外に出てしまった場合のデメリットというのは、こういった金融機関の場合、間違いなく私はあるのだ...全文を見る
○竹中国務大臣 情報の開示は、基本的にはしっかりと行わなければいけない、そのことを否定するつもりはございません。  しかし、非常に微妙な問題については、どのようにそのことを知らしめていくかというのは、特に金融行政の場合、非常にナイーブな部分があると思います。したがって、その意味...全文を見る
○竹中国務大臣 少し誤解があるかもしれないんですが、委員御承知だと思いますが、今の保険業法の中にこの異議申し立ての手続があるわけです。これも、もちろん言うまでもなく、個々の契約です。しかし、個々の契約であるにもかかわらず、例えば保険契約の移転とか合併の場合、それで中身が変わる。そ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから出てまいりましたし、委員も御指摘のように、会社に比べて、保険契約者一人一人は非常に弱い立場にある、情報量の格差もある、それはそのとおりであります。  したがって、今回は、今までの異議申し立てのスキームを活用するわけでありますけれども、同時に、行政が介入...全文を見る
○竹中国務大臣 私、先ほど過去二年間の悪化というふうに申し上げたことを踏まえて、阿部委員の御指摘がございました。  申し上げたかったのは、言うまでもありませんが、中間報告が出されたのが二年前であります。二年前になぜこういう問題が議論されてきたかというと、その前から悪化してきたか...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろな要因があるかと思いますけれども、この十何年間ずっと日本経済の体力そのものが低下してきている。低下していく中で、実は、身を削れば削るほど環境そのものは厳しくなっていくわけです。  そうした中で、財務が中長期的に持続可能かというようなことを明示的に問題にせ...全文を見る
○竹中国務大臣 構造改革に真剣に正面から向かい合って、その中で、一つの産みの苦しみとして、今まだ厳しい状況が続いております。しかし、次第に構造改革はその芽を出して、その成果が着実にあらわれてくるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 契約したものは守らなければいけない、それはそのとおりだと思います。しかし、その後の非常に大幅な条件変更によってその契約が守れない可能性がある、それを続けた場合には、契約者により大きな負担がかかるような場合が現実にあり得るわけです。そうした場合には、結局、保険会社と...全文を見る
○竹中国務大臣 それは二十数時間の議論の中で何度か答弁をさせていただいていると思いますが、最優先である、劣後であるというのは、それは破綻の場合の議論をあくまで中塚委員はしておられるわけです。破綻の場合はそのとおりだと思います。  しかし、今回の措置は、破綻を予防するために、ゴー...全文を見る
○竹中国務大臣 その場合に、まさに破綻の場合はそうだということを申し上げているわけです。(中塚委員「同じ答弁なら結構です。いいです」と呼ぶ)そのような形で……(発言する者あり)
○竹中国務大臣 どのような形で経営の最適な選択肢を選ぶかというのは……(発言する者あり)
○竹中国務大臣 まさにこれは自治的な合意の中で決定されていくということです。(中塚委員「 同じ答弁なら結構です。もうそれは聞きましたからいいです。結構です、それは」と呼ぶ)
06月11日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産に関する基本的な問題と、今回の「りそな」の決算及び公的資金注入との関連でございます。  申すまでもございませんけれども、税務会計と財務会計の間にギャップがございます。現実には多額の有税償却を、これは銀行だけではありませんけれども、事業会社も含めて...全文を見る
○竹中国務大臣 今静岡銀行の例を挙げられましたが、本当に財務の健全な上位銀行というのはまさに自己資本です。まさに自己資本で、もちろん調達コスト、配当という形ないしは将来の配当という形で出てくるわけですけれども、定期的ないわゆる利払いのようなものはない。その意味では、内容が違うとい...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお尋ねが、資産の査定が不十分でさらに多くの引き当て、まさに引き当て不足がたくさんあるということを見込んでこういうふうにしているのか、もし直接的なお尋ねがそういう点でございましたら、それはそう思っておりません。  我々は、特別検査、さらには今度はディスカウン...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員言われましたように、これだけの資本注入を行うわけでございます。今の置かれた状況を考えても、委員のお言葉を使えば、相当厳しい経営改革をしてもらわなければいけない。ここは、今回の措置が後々評価されるかどうかの、そのポイントになるというふうに思っております。特に、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、今回の新経営陣を中心とする新たなガバナンスの体制がどのように機能するかによって、今回の「りそな」に対する措置が後々評価されるかどうかが決定的に決まってくるというふうに私も思っております。  そうした意味から、今回の経営健全化計画の中...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年の金融再生プログラムをつくる段階で、まさに繰り延べ税金資産の資産性をめぐっては、マーケットから見て非常にわかりにくいし問題点があるということを、我々自身、問題提起したつもりでございます。それを受けて、金融審のワーキンググループで、専門家で今議論をしております。...全文を見る
○竹中国務大臣 細かい数字についての質問通告をいただいておりませんでしたので、すぐに対応できない部分があって申しわけございません。それで、仙谷委員、幾つかおっしゃった中で、ちょっと今お答えできるものを申し上げます。  仙谷委員の御指摘は、これは本当に、この数字の根拠は何なのか、...全文を見る
○竹中国務大臣 今の面談のお答えの前に一点。  自己資本は毀損しておりませんので、先ほど私が申し上げたのは、現時点で優先株を転換すると仮定した場合には評価損が出るということを申し上げましたので、自己資本の毀損でありますとか債務超過、そういう点ではないということを、重要な点であり...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員からいつも御批判をいただいておりますが、私は、金融の行政に関して、極めて整合的に、一貫した行政を行っているつもりでございます。  委員の御表現の中に、今破綻という言葉がありましたし、その前には粉飾決算という言葉がありましたし、個別救済という言葉がござい...全文を見る
○竹中国務大臣 けさの監査法人からの答弁にもあったと思いますし、これはもう委員御自身が大変御承知の上でお尋ねだと思いますが、何年分の利益、何年分を見積もるかというのは、これはまさに前向き、将来を見越すわけでございますから、それに根拠があるかないかというのは、まさにこれは判断の問題...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますけれども、企業というのは自主的に決算を行うわけです。そのときに、公正なる会計慣行をしんしゃくして行う。その公正なる会計慣行に基づいて、職業監査人である監査法人がそれを独立して行う。これが、我々のルールでございます。そこで出てきたものが社会的に認知...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますけれども、今の決算において債務超過ではございません。将来それで変化があったらどうするか、これは仮定の質問でありますので、ちょっとお答えすることはできませんですけれども、我々としては、ルールにのっとってしっかりと対応していきたいと思います。
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、増資を行っております。増資を認めたのはいかぬのではないかという御指摘でございましたが、これはやや形式的な言い方になりますが、増資というのは認可事項ではございませんで、届け出事項でございます。これは委員は御承知のとおりだと思います。  しかしながら...全文を見る
○竹中国務大臣 今の、御紹介いただいた、これは五月二十日とおっしゃったでしょうか、(五十嵐委員「そうです」と呼ぶ)メモについては、ちょっと私の方では確認ができませんので、具体的に中身についてのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  ただ、これもけさのここの場での御審...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員御指摘の、監査法人はやはり独立性を保ってしっかりとやる大変重要な社会的役割を担っていて、その信頼性が崩れたら私たちの経済活動も成り立たない、監査法人の役割は重要である、しっかりしていただきたい、そのような点に関しては、私も全く同じ思いを持っております。先...全文を見る
○竹中国務大臣 奥山会長は、我々のタスクフォースのメンバーとしていろいろ御指導も仰いでおりますが、この「りそな」の問題に関してお話をしたことは一切ございません。
○竹中国務大臣 今回資本注入を行うに当たって、そのよりどころとなっておりますのは、御承知のように預保法百二条でございます。これは、緊急の状況にかんがみて迅速に対応して、もってその信用秩序が乱れることを防いでいく、そういうような趣旨でありますので、いろいろなことを迅速に行わねばなら...全文を見る
○竹中国務大臣 調査というふうにおっしゃったのがちょっと何を意味しているかよくわからなかったのですが、基本的には、決算において資産の査定は十分に行われているというふうに考えているわけです。これは、繰り返し申し上げますが、通年専担の検査体制を持っておりまして、この検査体制を我々は続...全文を見る
○竹中国務大臣 これは本店にだけ行っているということではございませんで、もちろんすべての支店に行くということは不可能でございますけれども、必要に応じて出向いて検査をすることもございますし、これは、検査に関してはしっかりと行っているということでございます。
○竹中国務大臣 今回の資本の注入の場合もそうでございますし、例えば長期のODAのような、長期の貸付金もそれに当たると思いますが、回収期間が長期に及ぶということは、政策上、幾つかの場面ではやはり出てくるのだというふうに思います。  この回収の意味でありますけれども、剰余金が今後積...全文を見る
○竹中国務大臣 結果的にしっかりとした収益を上げて、再生するように、まあ責任をとるということの意味合いでありますけれども、担当大臣としては責任を持ってしっかりと検査監督をしていくということでございます。
○竹中国務大臣 委員の御懸念は、金融整理管財人が本当に正しく行動しているのか、そのチェックはちゃんとできるのかという点に集約されているんだと思います。  この点については、先ほど松田理事長がおっしゃったことと重なるんですが、実は、今の制度においてもやはり三重のチェックができる制...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、今回適用している預金保険法百二条というのは、迅速に金融当局が対応することによって危機の到来を未然に防ぐ、そういう一つの、迅速な行動というのを建前としております。したがって、新経営陣がまだ着任しない段階で、現「りそな」として考えられる目...全文を見る
○竹中国務大臣 計画が不十分であるとは思っておりません。現「りそな」で考えられる目いっぱいの計画が出されたというふうに私どもも承知をしております。  しかし、新たに外部から経営者をお迎えするわけでありますから、その経営者には思う存分経営の手腕を発揮していただかなければいけない。...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権処理を進めると繰り延べ税金資産がふえるというのは、理論的に間違っていると思います。  これは、オフバランス化をどう進めるかということと絡むわけでありますから、例えば、オフバランス化を全部今進めたら繰り延べ税金資産は理論上ゼロになるわけですから、それは資産...全文を見る
○竹中国務大臣 ですから、例えば、短期的に資産査定を厳しくして、それによって引き当てを積んだといたします。それが有税償却でやったとします。その瞬間、オフバランス化が余り進まないといたします。そのような場合には、繰り延べ税金資産はふえます。しかし、例えば、もしオフバランス化を一気に...全文を見る
○竹中国務大臣 不良債権処理の加速という場合に、いつも申し上げておりますけれども、やはり資産査定をきっちりとやらなければいけません。そのときに、資産査定をきっちりと行って、引き当て不足があれば引き当て不足は積んでいかなければいけない。同時に、我々はこれをしっかりとオフバランス化し...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、主要なものは一応見たの主要なものとは何か。  これは、それぞれ先方とのやりとりがございます。そのやりとりについて、係員レベルでやったこともあるかもしれませんし、局長レベルでやったこともあるかもしれません。その節目節目でいろいろな、これはこういう重要な知...全文を見る
○竹中国務大臣 監査法人の手心一つでとおっしゃいましたが、決算というのは、監査法人がそのものの資産性を認定するか費用性を認定するか、それによって結果は違ってくるわけでありますから、決算というのはやはりそういうものだ、監査法人がいろいろなものについていろいろな判断をするということの...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたけれども、監督上知り得ることというのは実はたくさんございます。これは、我々は監督権限を持っているわけで、いわばまさに当局でありますから、その監督権限、検査の権限、それに基づいていろいろなことを情報として知り得る立場にございます。しかし、その知り...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の五月十七日の金融危機対応会議の議事内容、議事要旨につきましては、何とか今週中に公表する方向で作業を進めております。
○竹中国務大臣 私としても、できるだけこの議事内容、議事要旨は公表したいと思っておりまして、事務局に対してはそのように指示をしてまいりました。もちろん、もっと早ければもっとよかったということかもしれません。ただ、我々としては、精いっぱいうんと早くして今週中にということで、これも私...全文を見る
○竹中国務大臣 今週中にというのは、基本的にはウイークデーでありますから、週末ではなくて金曜日までに何とか間に合わせたいと思っております。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、この百二条の法律そのものが、信用秩序に対する重大な支障が生じないように迅速に行動するということを前提にしてつくられている。これは、私は、この法律の一つの建前であるというふうに思います。そうした中で、これは改めて、一種の、例えば買収か何か...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、昨年の九月期の決算に基づいてその認可の議論は行われております。昨年の九月期の財務状態と、それとことし三月期の財務状態の間でやはり変化があったということに尽きるんだと思います。しかし、その変化の要因というのは、決してこれは、例えば一般的な資産の査定の問題...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、例えば今回の繰り延べ税金資産に関しても、我々が問題提起をしたわけです、昨年の秋に。それに基づいて我々が金融審の中にワーキンググループをつくって、今この難しい問題をどうしていくかということをずっと議論していこうとしているわけです。そのやさきに、非常に大きな判...全文を見る
06月12日第156回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 消費者政策の話、これは先ほど亀井委員が御指摘をくださいました国民生活局が担当しております中心的な仕事でございます。亀井委員御自身、内閣府の中でこの問題について大変御尽力をいただいたということを、敬意を表しておりますけれども、これを、環境がこれだけ変化する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国民生活白書について言及をいただきまして大変ありがとうございます。この白書自身、大変伝統のある白書でもあり、私自身、経済白書と並ぶ、やはり大変重要な国民、経済社会の分析書であるというふうに思っております。  実は、今年、正に今年の白書については、「デフ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆるニュー・パブリック・マネジメントの考え方につきましては、松井委員御自身大変お詳しくて、この場でも何度か御質問をいただきました。  今、国と地方、三位一体の改革、年金の改革、第三次骨太にまとめる予定の中で、そうした問題がマスコミ的には紙面をにぎわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の骨太で具体的な制度設計までには至りません。しかし、これは、予算編成に向けて制度設計をその後していかなければいけません。この制度設計をする中で法律の制約をどのように考えるかというのは当然のことながら議論に入ってくると思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、迷走しているのではないかという御指摘がありましたが、言うまでもありませんが、これは日本が百数十年前に中央集権国家を志向して近代国家を踏み出して以来の、かなり、それ以来の仕組みを大幅に変えるという議論であります。したがいまして、そんなに簡単に結論が出る...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 来年度予算編成をどのような基本方針で行うかと。正にこれは骨太第三弾の中心項目、一つのチャプター、章を占める重要問題でありますので、今その取りまとめをしているところでございます。  取りまとめの段階でありますので、私、今の段階ではこうだということを明確に...全文を見る
06月13日第156回国会 参議院 本会議 第33号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国の生命保険を取り巻く環境は、保有契約高の減少や株価の低迷等に加え、超低金利の継続によるいわゆる逆ざや問題により、一層厳しいものとなっております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山下議員から五問の質問をいただきました。  まず、生命保険会社の経営状況等についてどのように認識するかというお尋ねでございます。  生命保険会社を取り巻く経営環境は、議員も御指摘になりましたように、超低金利の継続による逆ざやのほか、保有契約高の減少、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 円議員から十問、質問をいただきました。  先般の参議院での私の答弁と、今回の改正案提出との整合性についてでございます。  予定利率の問題につきましては、多くの論点が存在するということから、関係方面と議論を深めながら慎重に検討してきたつもりでございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 池田議員から十四問、質問をいただきました。  まず、経済政策全体の責任を明らかにし、政策転換を図るべきではないかという御指摘でございます。  日本経済の低迷は複合的な構造要因によるものであり、不良債権、財政赤字など負の遺産を抱え、それがデフレの深刻化...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野議員にお答え申し上げます。  まず、国債金利に関係した金利情勢についてのお尋ねでございます。  国債市場の動向に関しましては、景気、物価、為替の動向、それとマクロの政策、国債需給などにより、これは様々な要因が働いてまいります。  御承知のように...全文を見る
06月16日第156回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 山本委員御指摘のとおり、先般の骨太第三弾の素案の中で、政府の規模として中長期的にも五〇%程度にとどめるということを目指すというような表現を書かせていただいております。それに基づきまして、これはまあ様々な意見がありますので、今政府の内部でもしっかりと調整を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、基本的に議論されているのは政府の規模だということだと思うんですね。その意味では、繰り返しになりますけれども、政府に大きく依存する社会を目指すのか、そうではない社会を目指すのかと、ここはやはり重要なポイントであろうかと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答え申し上げます。  御指摘のように、これまで、破綻処理の関係、中身は、金銭贈与、資産買取り、それと資本増強関係、早期健全化法、それと金融機能安定化法、それぞれございます。これ単純合計をいたしますと約三十五兆になります。これに先般のりそなの金額が加わ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 広野委員御指摘のとおり、この金額がやはり膨大であるというのはもう御指摘のとおりだと思います。念のためにでありますけれども、国民負担が確定しているのは十・四兆円でありますけれども、それにしても膨大であるというふうに私も思います。  それぞれどういうビジョ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、国際業務を行う銀行、つまり八%基準の銀行なのか国内業務に特化する銀行なのかというお尋ねがございました。これは、我々が先見的に日本でこれは幾つというようなことを申し上げるのは、先ほど申し上げました経営戦略、経営の自主性等から考えていかがかというふうに思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、委員御懸念の護送船団、これは護送船団的な要素を一切排除しなければりそなの再生はあり得ないというふうに思っております。  どうして一・九六兆円なのかということに関しましては、これは一度御説明をさせて、回答させていただきましたですけれども、これは地...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に公的な資金を投入するわけでありますから、それに基づいてしっかりと再建をしてもらわなければ政策の意味がないといいますか、政策のその効果が生かされないというふうに思います。  委員、返済というお言葉をあえてお使いになりましたが、これは普通株等々でござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 五百三十万人の数字について若干誤解があるといけませんので申し上げたいと思いますが、二年前に調査委員会が出しました五百三十万人というのは、潜在的にこれだけの可能性があると、その可能性に向かって少しでも雇用機会を拡大していこうという数字でありました。  か...全文を見る
06月23日第156回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○竹中国務大臣 原口委員にお答え申し上げます。  メモしておりましたら五点質問がございましたので、少し答弁、長くなることもお許しいただきたいと思うんですが、まず、十日の面談メモについてお尋ねがありました。この面談メモ、五月十日付のメモというのは二つありまして、電話メモというのと...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、四兆円の数字でありますが、これは総理からの御指示があったということでございます。  総理からの指示に基づいて、今、いわゆる骨太第三弾でその取りまとめを行っている途中であるわけでございますけれども、これは、先ほどから出ている分権会議等々で重点十一項目八・六兆...全文を見る
○竹中国務大臣 総理主導の政策を支えるという非常に重要な役割を担って、経済財政諮問会議の責任は大きいというふうに思っております。その運営を担当している大臣としても責任は大きいと考えております。  御承知のように、今回の三位一体の改革に関しましては、六月十八日の諮問会議において、...全文を見る
06月25日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 近藤委員が御指摘のりそなに関する繰延税金資産の問題、御質問のポイントは三点であったかと思われます。一つは、そもそも今回の厳しく見た内容についてどのように見ているのかということ、理解しているのかということ。第二番目が、五年、三年に関して、これは経済情勢一般...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、正に近藤委員御指摘になられましたように、これはもう言うまでもありませんけれども、税務会計と財務会計の間のギャップがある、そのギャップを埋める調整項目としてこの繰延税金資産という資産勘定が立つわけでございます。現実問題として、しかし税務と財務の間には差...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆる骨太第三弾は今取りまとめの最終段階でございますけれども、今回の骨太第三弾の中で幾つか、三位一体の改革とか大きな改革ございますけれども、それに匹敵するものとして、やはり今御紹介いただいたニュー・パブリック・マネジメントの予算手法を試験的ではあるけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のとおり、これは主要行の数字でありますが、繰延税金資産は約七・八兆円、委員は八兆円とおっしゃいました、そのぐらいの規模、かなり大きなやはり金額がございます。これはもちろん銀行だけではございませんで、一方で、例えば電気機械等々でも、今、技術革新が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) はい、読みました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、非常にたくさんの、ちょっと、多くの重要な問題を御指摘いただきましたんですけれども、特にやはり三点お答えしなければいけないかなと思っております。  まず第一に、繰延税金資産によって自己資本が水膨れしているという表現、委員は分かった上でお使いだと思うん...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リレーションシップバンキングの金融審の報告書、お目通しいただいているかと存じますけれども、基本的にはこれは金融の行為でありますから、この人がリレーションシップバンキングで、この人がリレーションシップバンキングではないというような線引きはできないと思ってお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと大きな御指摘ですので一言で申し上げるのはなかなか難しいのでございますが、実態判断というのはもう全くそのとおりであろうかと思っております。要は、最後は経営者、人で判断すべきだというようなことも、これももちろん重要な提言であろうかと思います。  政...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回も申し上げましたけれども、過去に資本注入をしたところが再び資本注入をせざるを得ない状況になった、これは極めて遺憾なことであるというふうに思っております。  委員のお尋ねは、そのときの判断がどうだったのかというお尋ねでございますけれども、当時の早期健...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 当時、御指摘のように、経営健全化計画を出してもらって、我々としては、審査をしてこれに基づいてしっかりとやっていただきたいというふうに考えた。同時に、それに対してはフォローアップも行ってきた。しかしながら、その後の経済情勢、マクロの経済情勢もありますし、様...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この間の日本経済の運営全体に関しては、例えば予想された、期待された成長率が実現できなかった、期待されたような物価上昇率にならなかった。これはもちろん内外の様々な要因が絡まってそういう結果が出てきたわけでありますから、これはいろんな要因を我々はつぶさに検討...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点は金融再生プログラムを作るときにはっきりと申し上げたつもりでございます。三つの点をきちっと反省して強化していかなければいけない。  第一の点は、資産査定の厳格化であります。資産査定の厳格化を行うために、これもいろんな指標がありますが、ディスカウン...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、今までの点は、反省すべき点は反省して変える点は変えようというふうに私が提示したわけであります。それに合わせて金融庁としても再生プログラムを作って、そのための工程表も作ったわけでありますから、その意味では変えるべき点は変えようと私も副大臣も金融庁の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本における不良債権の政策の問題というのは、実はかなり新しい問題であるというふうに私は思います。例えば、不良債権の公表、不良債権の公表を義務付けたのもこれ一九九九年か二〇〇〇年か、三、四年前なわけですね。実は──十一年ですか、九九年の三月期決算からなわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一兆一千億円、一・二兆円、一・一兆円か一・二兆円のお金を入れまして、それによって経営が一時安定したというのも事実だと思います。しかし、その後の変化に対して、経営が十分にそれに対して適応できなかった。その意味では、先ほどから申し上げておりますように、更にガ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々行政は与えられた枠組みの中でその検査、監督をしていきます。その枠組みに対する重大な違反とか重大な落ち度というものがあったというふうには考えておりません。しかし、その経済全体の流れの中で枠組み全体をやはり強化する必要があったと、それは反省すべき点として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 優先株、今の優先株は議決権を持たないものでありまして、経営に対しての議決権、人事権等持たないという意味では、普通株とは経営に関する関与の仕方という意味で当然のことながら異なると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 旧商法の第二百四十一条第一項がございます。優先権に対して配当がなされないときに議決権が発生する旨を定めている。この規定は経過措置によって現在も有効であるということになりますので、優先株に配当がない場合には優先株主は議決権を有することになるということであり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、コーポレートファイナンスの専門家ではございませんで、浅尾委員の方がはるかにこの分野お詳しいとは思いますが。  バランスシートを考えて、借方と貸方があって、借方に資産があって、貸方に一方で他人資本としての負債があると。ただ、その資産から他人資本として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも非常にテクニカルな質問で、この質問を初めて読んだとき、その奥に浅尾議員は一体何を考えておられるのかなと思ったのでありますが、コールオプションというのは、その文字どおりいきますと、ある定められた資産をある特定の時期に特定の価格で買う権利ということにな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 以前も浅尾委員から同様の御趣旨の質問をいただいたと記憶をしております。  これは考え方の整理の問題といたしまして、まず、この企業、りそなは清算するわけではありません。清算するのではなくてゴーイングコンサーンであって、我々も資本を提供して、このりそなとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 最初の方のお答えは、今正に浅尾議員、浅尾委員御指摘くださったんですが、我々は回復可能性があるというふうに思っているわけであります。したがって、現時点で計ればこうだという意味での含み損の発生という議論は少し私は誤解を与えるというふうに思います。  繰り返...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 当面、配当を抑制して、これは株主にも責任を取っていただくという意味もありますし、内部留保を厚くしてほしいという意味もございます。しかし、これはどのぐらいのタイムホライズンで先ほど申し上げました回復の可能性を考えるかということでありますから、今の時点で、一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 回収の可能性が生じると。その回収の前提としては、自己でその剰余金を積んでいって、それで、その場合に配当もまあ流出しないということであって、それに対して、そのような場合に回収がより可能で、容易になるのではないかという御指摘かも、御指摘というふうに思いますが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の専門家ではありませんが、私の理解では法律上は違う解釈をしております。特別決議があれば、そういった場合、資産超過の場合に一〇〇%減資ができるというふうには理解はしておりません。これは学説ではございますけれども、やはり全員の同意が必要だというふうな学説...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に今の時点で私たちに提案権そのものがございません。提案権はございません。次の株主総会において我々はまだ提案権がないということですね。提案権を持つには六か月以上たしか株主でなければいけないということであろうかと思います。したがって、今回、我々は提案権...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株主間協定、シェアホルダーズアグリーメントのことは、御指摘をいただきまして少し勉強はさせていただきました。我々の理解では、一般的には、これは非上場のベンチャー企業等ですね、取締役選任等に関して当事者間で合意を行って議決権を行使する旨を定めたり、つまり議決...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 技術的な問題でありますのでにわかに一〇〇%のお答えしかねますが、今の話をちょっとお伺いしましても、例えば会社で、そのホールディングでぶら下がっている会社、法人組織でそういうことを、そうすると株主の数は少ないんじゃないかと。しかし、考えてみますと、その法人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) じゃ、ホールディングスという、ホールディングスの場合はそういう形も行えるかもしれませんが、これはしかしいかがでしょうか。  その他の株主のことを考えますと、その存在を考えますと、今おっしゃったような形だけで集約するということは、これは、現実に多くの株主...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとよろしいでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 浅尾委員の御懸念とか御心配というのは大変重要だと思います。  我々としては、非常に専門的な観点から御検討をいただいておりますが、我々としては、やっぱりこれは経営者だ、ガバナンスだということで、御承知のように、これは委員会等設置会社にしたと。日本で三十六...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 様々な形で、これは業務改善の命令とかで経営体制の強化、いろんなことはこれまでも指導はしてきております。私は経営者が問題だということだけを申し上げるつもりはありません。  現実に、経営者には責任を取っていただいて、ほとんどの取締役は今度御退任をいただいて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は自分のキャリアを銀行から始めまして、銀行でその五年を上回るような長期のものというのは、ある時点からは言わば定性的なといいますか、一定額のあれをやると。したがって、ダイナミックに十五年の各年次のものというのを、各年次のキャッシュフロー等々をお示しすると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも私、以前別の委員会でお話をさせていただいていると思いますが、今の経営健全化計画というのは、新経営陣が着任する前で、現りそなとして行える最大限のものを出してきている。具体的にはコストカット、リストラを中心としたものでございます。  しかし、同時に、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的にはそのとおりであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 計画表とおっしゃいましたが、これは経営健全化計画に、公表された経営健全化計画に示されているとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営健全化計画をお目通しいただいていると思いますが、リストラだけではございません。グループ全体としての一種のシナジー効果も併せて収益力も強化するということも入っております。  しかし、それに加えて、新たな経営陣の下では、新たな経営陣がこれにのっとってや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営の健全化というのは、やはり中長期的に見なければいけないと思います。これは、短期的には世界の資産市場の動向、景気の動向等によって影響を受ける、世界の景気が悪くなって赤字が出たらそれは経営者と金融庁の責任なのか、そんな議論ではないと思います。  ただし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 責任を持つということの意味だと思います。  これは、そのとおりの数字にならなくてそれでどうかというような、やはりこれは、経営というのは、企業の経営というのは常にそういうリスクの中で行われているものでありますから、そういう数字で一対一の対応を求めるという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、今のお話は余りに仮定の話で、これから経営者が就任をされまして、どの時点で資産の把握をされるかということも分かりません。どの範囲でやられるかということも分かりません。繰り返し言いますけれども、これは、ちょうど日産にゴーンさんが就任されたとき、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、確定した決算、公認会計士、監査法人が独立した立場でそれを監査している、その結果としての自己資本比率が出てきている、それに基づいて判断をしているということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権の処理という場合に、少し、二つの違った意味ですれ違いがあるようにお聞きをいたしました。不良債権の処理と確かに我々も言うとき、二つのことを言うわけですね。まず、しっかりと引き当てろということを言うわけです。引き当てた段階で、これは損失が出ます。その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今から振り返れば、先ほど申し上げましたように、ディスカウント・キャッシュ・フローも適用されていないし、特別検査も行っていない段階で、また自己査定も今から見ると甘かった段階で、隠されていた分というのは確かにあったんだと思います。  しかし、当時の基準でい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あのときの資産を今の基準で計るというのは、これは現実には不可能でございます。しかし、当時言われていたほど自己資本比率は現実には今の基準を当てはめればやはり高くなかったんだろうなと、そのことはやはり、そのぐらいのことは申し上げられるというふうに思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとその設置基準の言葉が頭に浮かびませんが、常識的に申し上げれば、金融システムの健全化を維持しながら、金融、日本の金融全体の発展を図る。その中で、個別銀行の、個別の銀行についても経営の安定化とその発展を図る、そのような政策的枠組みを提供していくことが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要な点はたくさんあろうかと思います。しかし、やはり何よりも金融という非常に特殊な難しい問題に対して専門的な知見を養っていくこと、それを情報をしっかりと国民に開示しながら、問題意識を共有して、制度をしっかりと作っていくこと。それと、正に法令遵守の精神にの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 健全行と言えたかということに関して言うならば、その時々で健全性の基準の一つの指標としては自己資本の比率で計るということだと思います。繰り返しますが、その何年か前の資産を今の基準で査定するというのは、これは現実にはできないことであります。しかし、当時の、繰...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど浅尾委員にもお答えしましたように、当時としては健全行として判断をして資本注入を行ったところが、何年か経過して再び今度は健全基準を下回っているということで資本注入を必要としたということに関しては、これは反省すべき点はやはりたくさんあるというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 預金保険法百二条の第一項に規定されておりますように、我が国又は当該金融機関が業務を行っている地域、国全体か地域かという問題はありますが、そこの信用秩序の維持に極めて重大な支障が生じているような状況、これが預金保険法で想定されている金融危機であるというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、我々は金融、先ほど申し上げました信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあるというふうに判断したわけであります。  信用秩序に重大な支障が生じているというのは、例えば想定されますのは、銀行が預金の払戻しをできない、そこで長蛇の列ができて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、その信用秩序に重大な支障が生じるおそれがあると、このままいけば、そのように判断したわけです。
○国務大臣(竹中平蔵君) 現時点においては資本の注入も決まっておりますし、それを反映してと、さらには新たな経営陣に対する期待も反映して、株価もその一か月前に比べればかなり上昇をしている。それが適正かどうかということになると、まだまだ努力をしていただかなければいけないところはあるん...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その適正な業務というのが何を意味しておられるかですが、法律の言葉で申し上げると、信用秩序の維持に極めて重大な支障が生じていたおそれがあったというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、こういう重大な支障というのは、何かのうわさとかである日突然わっと列ができたり、急にインターバンク市場が萎縮してお金が取れなくなったりと、今までの金融機関の動きを見てもやはりそういう変化というのは非連続に突然にやってくるわけでありますので、どの時点...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 仮定の質問ですので、例えばということでお答えするのは必ずしも適当ではないと思いますが、これは預金保険法百二条に想定されているような形で過少資本になるような場合、これは我々はやはり戸惑うことなく自己資本、資本の増強を行わなければいけないと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 預金保険法百二条の第一項に書かれておりますのは、過少資本、金融危機の、過少資本じゃないですね、金融危機のおそれがある場合、金融危機が生じた場合ないしはおそれがある場合でございますけれども、第二項、第二号、第三項でそれぞれ債務超過ないしは債務超過であり経営...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういう議論がいろんな場所でなされていることは承知をしておりますが、私はやはりこういう議論は大変慎重でなければいけないと思います。  もしも資産がそこになかりせばどうなるのかと。しかし、資産はそこにあるわけです。資産がある状況で、公認会計士がそれを認め...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと急に御指摘を受けましたので十月二十二日というのは記憶をしておりませんが、十月三十日に金融再生プログラムを発表しておりますので、その約一週間ぐらい前、これは素案に基づいて与党の幹部の方々といろいろ議論をしていたころかなというふうに思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) それは何に書かれておりますのでしょうか。そういう詳細な議論は私は特に記憶はしておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう何度も申し上げておりますが、今の時点で預金の払戻しが行われているわけでもなければ、インターバンクでの市場が、市場調達が困難になっているわけでもありません。したがって、金融が危機であるとは思っておりません。しかし、これも何度も櫻井委員にも申し上げ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点はもう櫻井議員と何回か議論をさせていただきましたが、是非とももう一度御理解を賜りたいのは、大企業と中小企業に対して同じ基準を求めているということではこれは全くございません。  例えば、先ほどからディスカウント・キャッシュ・フローによる資産の査定と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えの前に、是非これは御理解賜りたいんですが、時価会計を適用して、時価主義の会計を適用しているから大変だというお話がありますが、御承知のように、中小企業にはこういった時価評価は適用されておりません。もちろん減損はあります。これは昭和三十何年からずっとあ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、櫻井委員が御指摘になったような一種の萎縮のメカニズムというのは、やはり残念ながら働いているんだと思います。その点を私一〇〇%否定するつもりはございません。国債に、銀行がリスクを取らないで、リスクを取らないで国債に向かうというようなポートフォリオを拡大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十三年九月から平成十四年四月まで、御指摘のその半年ぐらいの間に地域金融機関、地銀まで入れますと四十五の金融機関が実は御指摘のように破綻処理をしております。りそなの場合は十五年三月期の自己資本比率がいわゆる四%、健全基準である四%を下回ったということに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のお尋ねは預保法、改正預保法の前の話でございますので、その百二条の枠組みの中で少し議論するということはできないんだと思いますが、基本的には地域に対してどのような信用状況であるかというのは、これは我々も見ておりますし、日本銀行も常にそれはチェックをしてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、合併、分割等の認可基準というのがございます。認可基準というのは三つありまして、一つは利用者の利便からの観点から円滑な資金の需給が保たれるかという点。第二点は、競争条件が、競争環境が保たれるかという点。第三番目が、合併後に業務を的確、公正に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の御指摘の条項は破綻処理の場合の、その場合を、それを救済する場合の資金の援助ではなかったかと思います。その意味では、今回のりそなの合併のケースはこれには当たらない。  それか、ひょっとしたら合併、組織再編特措法のことを言っておられるんでしょうか。我々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、条文のことでありますので、第五十九条の第二項のところを読んでいただきたいんですが、「前項の「合併等」とは、」、「「合併等」とは、次に掲げるものをいう。」ということで、破綻金融機関のことがここで出てまいります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員が御質問になりまして、朝日監査法人、それと新日本監査法人の理事長がそれぞれ参考人として意見を述べられたのは私も承知をしております。  これは、ただ一方で、その朝日監査法人の岩本理事長は、債務超過であるかないかということについては、りそな銀行を監...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのような選任の手続はあったというふうに聞いておりますが、最終的には契約を結ぶには至らなかったということで監査法人からは降りたというふうに聞いております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 正確には、株主総会においては監査法人の候補にするということを決めたんだそうでございます。候補が二つあって、最終的に新日本監査法人と契約を結んだというのが事実のようでございます。  お尋ねの、しかし朝日監査法人は途中まで見ていたのではないかと。その辺の詳...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 議事録を読ませていただきましたが、私の理解では、これは先ほど申し上げましたように、この資産もしなかりせばという議論は時として誤解を招くのではないでしょうかというふうに私申し上げましたけれども、そのときの岩本理事長の議論というのは正にそういうことなんだった...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、繰延税金資産の認定そのものは、これは監査法人の総合的な判断にゆだねられている。そのときにどのような論理の組立てをされるかというのは、正にこれは会計士が実務指針にのっとってどのような判断をされるか。これは、最初からこういうふうになかりせばで積み上げて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の気持ちはもう前回お話しさせていただいたとおりでありますが、今、平沼大臣おっしゃったように、やはり九十万円というのは今までの制度に比べれば評価される数字なんだと思います。  しかし、決して十分ではないということは、これは明らかでありまして、これは本当...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 以前もこれは、この目標は達成可能かということで詰めた御質問をいただいたことを記憶しております。  ちょっと、二点申し上げたいのでありますけれども、基本的に、今御指摘になった要管理先をどうするかということと、それと新規発生をいかに抑えていくかがポイントだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう正に御指摘のとおりで、非常に精緻に御議論をしてくださって感謝申し上げますが、我々、坂を上っていくことに例えますと、上りはやっぱりだんだんきつくなっていくということだと思います。  今ある、例えば破綻懸念先について、これを二年三年ルールでオフバ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) このオフバランス化につながるスキーム、この信託のスキームに大門委員着目してくださって、我々も大変感謝をしております。  御指摘のように、これ三千五百億円の実績があります。全体として、大門委員前半に御指摘してくださいましたけれども、十四年度について見ると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと済みません、時間を取って申し訳ありませんでした。  この趣旨は、部分償却を実施した場合に、その残ったものをオフバランス化というふうにみなすと、そのような措置であります。小口の債権十億円、元本ベース十億円未満について部分償却を実施して、それについ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、範囲は限定されておりません。ただ、部分償却の実施ということでありますから、実態的には、破綻懸念先とか、そういうところになる場合が多いということは想定されると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、大変申し訳ありません。十分な準備ができてなくて申し訳ありません。  制度上は、これは実質破綻先以下になっているんだそうです。これを今申し上げたようにどのように柔軟に使えるかというのは少し検討をしてみますが、会計基準等々の問題がありますので、御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように幾つかの要因がありますので、余り物事を単純化するのはミスリーディングかもしれませんが、あえて申し上げますれば、景気自体の悪化、景気が厳しい状況というのは、りそなのみならずすべての銀行においてあったということだと思います。しかし、こうした...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど冒頭で、平野議員は、やはり総括が必要だ、やはりこういう問題が再び生じたということに関しては総括が必要だという御指摘がありました。もう実は私自身が、八か月前に金融担当大臣を命ぜられて、その時点で私なりにこれまでの改めるべき点は改めるということは、総括...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この間の自己資本の低下、収益の悪化に関しては、そうした意味での不良債権の処理というのは一つの大きな要因であったということは事実でございます。  更に言えば、株をたくさん、これもポートフォリオの問題でありますけれども、株式を、リスク資産としての株式をたく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、資産の査定、それとガバナンスの強化等々に関するやはり金融監督の枠組みが十分ではなかったという反省は必要であろうかと思います。  繰り返しになりますが、八か月前に、こうした反省に立って資産の査定をもっと厳しくやろう、きっちりと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御承知のように、早期是正の措置というのは、自己資本比率に基づいて、健全な自己資本比率を下回った場合にその早期の是正を命ずるというものです。御承知のように、前の決算までこの比率を実は自己資本に関しては満たしておりました。その意味では、早期是正措置が発動...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私自身は、今回の件で繰延税金資産に関する見方を大きく変えたということではございません。繰延税金資産というのは、資産項目として重要な調整資産項目ではあるけれども、それが非常に資産性について幾つかのマーケットからの疑問の声もあると。これは八か月、九か月前に我...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その具体的な見方という、ちょっと御質問の趣旨なんでありますが、繰延税金資産というのは、実は我々八か月前に問題提起したとき、実は多くの方ほとんど御理解をいただけないほどまだ知られていなかったのだというふうに思います。その意味では、今回これが一気に、一般紙や...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々が、我々の社会がよって立つ会計のルールというのは正に商法や証取法で示された一般に公正妥当と認められるルールということに尽きる。この一般に公正妥当と認められるという非常にあいまいな、だれが決めているわけでもないんだけれども社会で一般に公正と認められてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆるツービッグ・ツーフェールについてコメントするとまた問題が生じるかもしれませんので、そのことについて申し上げるつもりはございません。ただ、今の預金保険法百二条の建て付けといいますか、構造というのは、その意味で非常に分かりやすくなっています。一号措置...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、早期是正措置というのは、繰り返しになりますが、自己資本比率がある一定の、今回の場合は四%を割り込んだとき、もっと悪くなったらそれなりの対応があるわけですが、それに基づいて早期是正の措置を命ずるわけでございます。今回も、五月の十七日の金融危...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは基本的には、時間差は当然のことながら同じ日にやっておりますのでごくわずかでございます。  正確に申し上げますと、この日の十一時ごろにりそな銀行の決算取締役会が終了いたしまして、その時点で自己資本比率が二%程度になるという旨の連絡を金融庁は受けまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) このような緊急の事態に至っての意思決定というのは極めてスムーズでなければなりませんし、金融機関と金融当局の意思疎通も極めてスムーズなものでなければいけないというふうに思っております。  先ほど報告徴求を行ったと、で、二十四条の報告が出てきたというふうに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな見方があろうかと思いますが、私は、例えば業務改善の命令を出して、じゃ、まあ一週間ぐらい待ってどうするか考えるかと、そういうことは現実にはやはりあってはいけなかったことだと思います。  先ほど申し上げましたように、資産規模四十数兆円の銀行が自己資...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ワークシェアリングの考え方、特にオランダの例等々、やはり学ぶべきものが私もあると思います。ただ同時に、一律に、十時間働きたいと思っている人を、君、五時間にしなさいというようなやり方は常にいいわけではないという面もあろうかと思います。ケース・バイ・ケースだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地銀協、第二地銀協から、先般、十五年三月期決算が公表されておりますけれども、地銀、第二地銀とも、人件費を中心とした経費の削減もありまして、実質業務純益は前年並みの水準を確保している、しかし不良債権処理額は、昨年より減ったとはいえ、まだ高い水準にある、株式...全文を見る
06月26日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました保険業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国の生命保険を取り巻く環境は、保有契約高の減少や株価の低迷等に加え、超低金利の継続によるいわゆる逆ざや問題により、一層厳しいものとな...全文を見る
06月27日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○竹中国務大臣 生方委員御指摘のとおり、閣法で出して、その後、今回を含めて二度、議員立法という形で改正の御議論をいただいているということであります。  この間の経緯、日本の経済にもいろいろなことがございました。我々としては、一方で、例えばですけれども、八%の拠出金いかんに関しま...全文を見る
○竹中国務大臣 これまでの議論の中で、国民負担をどのように考えるかというのは、与野党通してさまざまな御意見があったというふうに承知をしております。最終的な国民負担がどのようになるのかということに関して、これはやはり十分な配慮が私は必要であるというふうに思いますし、そうした観点から...全文を見る
○竹中国務大臣 当初から、さまざまな要因を織り込んで、完璧な法律を出す努力をすべきだ、これはもう、委員の御指摘はそのとおりであろうかと思います。  しかし、先ほど申し上げましたように、今回、この間に、持ち株解消等々に向けた売り圧力、その需給関係が市場を、価格形成をゆがめているの...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員御指摘くださいましたように、株式保有制限法の四十七条の規定があります。この四十七条の規定では、機構は、毎事業年度、通常総会の承認を受けた財務諸表等を、当該事業年度の終了後三カ月以内に内閣総理大臣及び財務大臣に提出して、その承認を受けなければいけない、さらに、...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますが、担当の方で、先生の方にどのような、来ていないというふうなことをもし申し上げたとしたら、これは本当に何かの行き違いであったのだと思います。  これはまさに、委員言われたように、決算、大変重要だと思っています。したがって、私の方にも必ず上がるよ...全文を見る
○竹中国務大臣 六月の十三日に通常総会における承認を得て、機構から、その六月十三日に金融庁及び財務省への決算書の提出が行われております。
○竹中国務大臣 私のところに上がってきたのは、一昨日ですから、二十五日でございます。それを踏まえて、昨日、決裁の完了をしているわけですが、これをどうしてもっと早く見なかったのだという御指摘に対しては、もっと早く見る機会があればよかったというふうに素直に思います。  しかしながら...全文を見る
○竹中国務大臣 十三日に金融庁の方に届いて、それで、この決算について、それを精査しなければいけません。その時間は当然に要るわけでありまして、そうしたことを考えますと、私のところに上がってきたのに十日ないしは十二日、それは、通常の業務から考えて、異常に例えばそれが放置されていたとい...全文を見る
○竹中国務大臣 今、生方委員から評価損についての御指摘がございました。  ただ、こういう機構を大変私は評価が難しいと思いますのは、基本的には、株式を買って、それをバランスシートに計上するわけですから、まあ、バランスシートは、ある意味で、全部ではありませんが、そのほとんどがいわば...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には福井総裁と同様の考えを持っております。当面はティア1の範囲に抑えるということ、ティア1の一〇〇%ということを当面の政策目標とすべきであるというふうに思います。  この議論の本質は、株価の変動の結果、それが銀行の貸し出し姿勢に反映して、銀行の貸し出し政策...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、ちょっと一義的に今の時点で申し上げるのは難しいというのは御理解をいただけると思います。  ただ、当面ティア1の一〇〇%を目指して、その後もそれを極力減らして、先ほど申し上げましたような、銀行経営上のリスクを回避していく。それは同時に、日本経済のマクロ的な...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけありません、ちょっと聞き取り間違えまして、政府がじゃなくて、生保が……(生方委員「生保」と呼ぶ)これは対象にはなっておりません。
○竹中国務大臣 基本的には、今回議論しているそもそもの枠組みは、銀行の株式保有を制限するというところに出発点があるわけであります。生保の場合は、それに対して、株式等々を中心に長期運用をするということでありますので、基本的には、ポートフォリオに対して政府が強い規制をかけていくという...全文を見る
○竹中国務大臣 我々、補完的な役割というのはこれまでも答弁の中で何回かお話しさせていただいておりますが、補完の反対は代替、つまり、代替というのは競合という意味でありますから、その意味では買取機構と日銀が競合的だということでは全くないと思っております。  とにかく、利用者から見ま...全文を見る
○竹中国務大臣 今の御議論は、総量が一定であるという強い仮定を置けば、片方がふえれば片方が減るということになりますが、これは、双方が利用者にとって使い勝手のいいようなそれぞれの役割分担をしておりますので、その意味では補完的であるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 私が申し上げたいのは、こちらへの売り上げがふえれば、必ず一方への買い取りが減るという関係にはないということを申し上げているわけです。日本銀行と買い取り機構がそれぞれの特性を発揮しながら、全体として、非常に速やかに、銀行が株式を保有することによってリスクを抱えるわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 非常に厳密な議論をしておられますのであえて申し上げますけれども、代替・補完というのは、相対価格が変わった場合に、要素の集積比率がどのぐらい変わるかという概念でありますから、そういう代替・補完の議論を、今永田先生がおっしゃるような経済学的な概念としてこの二つの機構の...全文を見る
○竹中国務大臣 日本銀行がこの案を出したときの金融担当大臣は私ではございませんので、そのときの認可云々のことはどういう経緯だったということは、今私は承知をしておりませんが、基本的には、株式買い取り機構は株式買い取り機構としての趣旨にのっとって、政府としてやっていった。日本銀行は日...全文を見る
○竹中国務大臣 この法律を最初に御議論いただきますときに、今まさに委員が御指摘のようなやりとりがあったということは承知をしております。  言うまでもありませんけれども、政府の思いとしては、国民負担を何としても最小化しなければいけない、そこはまさに今議員が御指摘していらっしゃる点...全文を見る
○竹中国務大臣 私、先ほど使い勝手という言葉を申し上げましたけれども、二通りの意味があるかと思います。一つは、拠出金を出すということで、これはコストを伴うというのが、現実に、使う方から見ると、一つの使いづらさになっていたんだと思うんです。しかし、もう一つ、拠出金を出すことによって...全文を見る
○竹中国務大臣 拠出金というのは売却時拠出金ですね、当然。それがゼロであれば買わないか。まさにそういうことはこの法律の中では想定していないわけであります。
○竹中国務大臣 今回法案を提出していただいている趣旨というのは、その後のさまざまな状況変化にかんがみて、システムを新しくしよう。そのシステムを新しくする中で、八%の拠出金はなくすけれども、先ほど申し上げましたように、存続期間、つまり売却可能期間を長くすることによって、もって国民負...全文を見る
○竹中国務大臣 施政方針演説は、もちろん総理御自身の政策に向かう姿勢を、御自分の言葉でお話しになるものである。議会に向けて、その向こうにいる国民に向けてお話しになるものである。骨太の方針というのは、内閣としての意思、基本方針でございます。諮問会議で議論しますが、諮問会議の議長は総...全文を見る
○竹中国務大臣 今回、骨太の方針にあわせて、実は各省庁の十一の審議会、委員会が中間報告や報告書を出して、この骨太の方針の中に盛り込んでほしいと。骨太の方針がそれだけ重要な基本的な枠組みであるということが定着してきたものというふうに思っております。  もちろん、委員言われましたよ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、自民党だけではなく、公明党、保守新党、与党の了承をいただいております。これは、閣議決定をするということでありますので、内閣と与党は一体で政策を責任を持って遂行していくという立場にありますので、従来も閣議決定のものに関してはこのような手続をとらせてい...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、政策全般についてそのようなことを申し上げる立場にはありませんが、総理は国会答弁で、協力してくれる方は皆味方であるというふうに言っておられると思います。
○竹中国務大臣 就任して一年目の骨太のときから、もちろん与党も野党も、それと民間のシンクタンクも一般の方々も労働組合も、政策提言があれば、どうぞインプットをしていただきたい、そのようなインプットを踏まえて諮問会議で議論をして、いい案を練り上げたいということは申し上げてきたつもりで...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、まず政府としての基本方針を決めるということでございますので、政府の中での手続、与党とあわせた手続を粛々ととっているというのが現状でございます。  ただ、これまでもそうでありましたが、こういった問題について説明するようにというのは、これは内閣府のみな...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、今、与党の先生方と相談して、政調、政審、自民党でいいましたら総務会等々で御了承いただいて、それで閣議決定する、そのような手続が何らかの法律的な枠組みで決められているというわけでは全くございません。これは言うまでもありませんが、まさに議院内閣制の...全文を見る
○竹中国務大臣 経済財政諮問会議というのは、まさに総理から諮問されたことを調査審議する場所でございます。調査審議する場所で、総理のリーダーシップのもとで骨太の方針というのが決定される。それをまさに総理の御意思で、与党と協力しながらこれを実践に移していきたい。これはまさに、内閣とし...全文を見る
○竹中国務大臣 諮問会議は、まさに知恵の場として調査審議する場所でございます。それに関しては、永田先生初め皆様方から提言等々、インプットがございましたら、ぜひいろいろとお教えをいただきたいというふうに思っております。  諮問会議の運営に関しましては引き続き総理と御相談をさせてい...全文を見る
○竹中国務大臣 当時の柳澤金融担当大臣の御答弁、昨年の十一月のものかと思われますが、基本的には、今おっしゃった、保有制限ということからということについては、そのとおりであろうかと思っております。
○竹中国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○竹中国務大臣 昨年の議員提案による改正の趣旨のお尋ねでありますけれども、保有制限の導入によって銀行による事業法人株が処分される、そのいわば反射的な影響といいますか、それに対応する形で、事業法人が持ち合っている銀行株を処分するという動きが現実にはやはり存在しているわけであります。...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、一種の反射的な動きがあるんだというふうな表現をさせていただいたつもりでありますけれども、そもそもは、銀行の株式保有制限というのであの議論はスタートしています。しかし、現実問題としては、それにちょうど反射的に呼応する形で、相互の持ち株を放...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお尋ねは、私が申し上げた、反射的な行動としての事業会社の本質のようなものをどのように立証するかという、ないしは立証できるのかというお尋ねであろうかと思います。  こういった行為についての立証というのは、統計的に何かやるというのは大変難しいわけでございますが...全文を見る
○竹中国務大臣 今御指摘をいただきました、当時の村田副大臣の答弁そのものをちょっと今私は確認できないのでありますが、現実問題として、株式持ち合いの解消というのは、九〇年代以降、時間をかけてかなり大きなスケールで進んできたと思っております。村田副大臣は恐らく、そういったことは進んで...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから私は、昨年の議論、説明者はこういう趣旨だったのじゃないだろうか、一昨年こういう趣旨だったのじゃないだろうかという一種の推察を申し上げているわけでありますけれども。  今から振り返ってみましても、持ち合い解消に関しては、その時点で、かなり進んだという認識...全文を見る
○竹中国務大臣 断絶という言葉でありますけれども、全く性格の違う法律になったというふうには、もちろん先ほどから申し上げているように思っておりません。  ただ、当初の、銀行の株式保有の制限ということからスタートして、しかし、それを円滑に進めるためには、その向こう側にある、対面して...全文を見る
○竹中国務大臣 二年前にお出ししてお認めいただいた当初の閣法が、その後の非常に厳しい経済の状況になかなか対応できなくて、それを補う観点から、大所高所から与党の方で御議論いただいて、議員提案をしていただいた。そういう意味では、先生がおっしゃっていることは理解できることだと思っており...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから国民負担のことを、もともとの閣法からの経緯も踏まえて随分といろいろと御議論をいただいていると思います。  国民負担をできるだけ小さくしなければいけないということと、一方で、いわゆる株式の保有制限を実現するという本来の目的をいかに調和させるかというところ...全文を見る
○竹中国務大臣 まさしく、株主総会がたくさん行われている日に、コーポレートガバナンスの重要な問題を提起されたわけですが、買い取り機構が持つことによってコーポレートガバナンスが発揮されない、それが機能しないということではないのではないかと私は思っております。  機構が買い取った株...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと金解禁の事例にまではさかのぼれないんでありますけれども、昭和四十年の証券不況時に株式買い上げ機構があって、いわゆる日本共同証券、そういうものがあった。そのアナロジーは、確かに、我々も今の問題を考えるときに重要なんだと思っております。  ただし、それで株価...全文を見る
○竹中国務大臣 当初の考え方というのは、御指摘のような点であったと思います。
○竹中国務大臣 これは本当に重要な審議をいただくわけですから、金融庁としてとにかく手続は早くやれ、何事も隠すな、これは徹底して金融庁の諸君にも言ってありますので、間違ってもそんな、できれば隠したいとか、そういうようなことは一切ございません。その点はどうぞ信じていただきたいと思いま...全文を見る
06月27日第156回国会 参議院 本会議 第35号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 谷議員から基本方針二〇〇三におきます教育・保育の一体としてとらえた総合施設の創設等について一連のお尋ねがございました。  本日の閣議で基本方針二〇〇三、骨太第三弾を閣議決定しておりますが、その中で、新しい児童育成のための体制の整備としまして以下の二点を...全文を見る
06月30日第156回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 平沼大臣の御発言にもありましたように、中小企業をめぐる金融経済情勢はやはり依然として非常に厳しい状況にあるというふうに私も認識をしております。バブル期に融資残高が非常に拡大して、その調整過程、ある程度やむを得ない面があるにしても、正にやる気と能力のある中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 近藤委員御指摘になられましたように、今の日本の金融システムは実は間接金融中心で、その間接金融の主体である銀行が非常に大きなリスクを背負っている、そこにリスクが集中しているというシステム全体としての問題点を持っているのだと思います。  一方で、投資家の方...全文を見る
07月01日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 田村委員から大きなプランについて話をしろという御指摘がありました。今回お願いしております法案は、そうした方向に、大きな方向に向けてのささやかかもしれないけれども重要な一歩であるというふうに私自身は思っております。  それで、お尋ねの根本的なこの法案が必...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどからも、田村委員からはその大きなプランという言葉が出てきたわけでございます。大きなプランというのをあえて申し上げれば、これは銀行の場合にも申し上げているような三つの、資産の査定をしっかりとして、自己資本を充実させて、さらにガバナンスを強化させる、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから一連、大変重要な御指摘、御質問を田村委員からいただいていると思います。副大臣、局長から十分な答弁をさせていただいたつもりでありますが、若干敷衍しながら今の御質問にお答えしたいと思うんですが。  先ほど委員が、例えば早期是正措置、それ以前の業務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員から冒頭、グラフを示していただいて、監視委員会事務局長からは、我々としてもやはりいわゆる異常値の発見という形でいろいろ努力しているんだという答弁をさせていただきました。  実は、今この部分の締めくくりで大変重要な御指摘をいただいたと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個別には、かつ個々の契約者についてはいろんなケースが想定をされますし、ちょっと極端な話を言えば、破綻をする場合と比べるというふうに申し上げましても、どの時点で破綻するのか、どういう状況で破綻するのかということがありますので、一〇〇%すべてというような議論...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保に関しては、先ほどの答弁と少しダブるかもしれませんが、やはりマクロ経済環境が大きく変化する中で、十数年前とは全く違う金利の世界というか金利のパラダイムが大きく変化してしまった、それによって逆ざやが生じているというのがやはり一つの大きな要因であると思っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株安によって受けた影響、バランスシート上、PL上の影響というのは、生保、銀行を通して大きかったというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 要因は決して一つではございませんが、やはり基本的な違いというのは、生保の場合、非常に長期の契約になっていると、そこに集約されるのだと思います。長期間にわたって一定の利回りを契約者に対しては保証する。  銀行の場合は、特にいわゆる長期信用銀行的なものでは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 朝日監査法人の資料についてお答えする前に、一点だけ。  先ほど、まあ、ばんそうこうを張っているだけでは駄目なんじゃないか、ばんそうこうを張っているだけでは本当に駄目なのだと思います。この点は、先ほども申し上げましたように、今回の予定利率の変更という問題...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは我々としては、繰り返し言いますけれども、公認会計士、弁護士、それぞれそういったプロフェッショナルと、ないしはコンサルタントとどのような形でいろんな意見交換をして経営の意思決定をしているかと。これはまあやはり正に経営の判断であり、その個々の銀行の言わ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、経営の判断でどのようなコンサルティング的なことを行っているかどうかについて、それを銀行に対して問いただす立場に金融庁はないと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 合併は金融庁の認可が必要な問題であります。それを認可するに当たって、これはもちろん、合併するかどうか、それは経営上の、経営戦略上の非常に重要な意思決定であるわけでありますけれども、それについて、意思決定そのものについて、私的な意思決定に介入する立場にはな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保も一緒であります。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、前提としまして、今、本当にこれ、今この場でいただきまして、確かにサインとかあるんですが、この場ではちょっと確認のしようが私もございませんので、先生の御趣旨を是非この場でしっかりと賜りたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、今回そのサインの入ったものをいただいておりますが、ちょっと申し訳ありませんが、今の時点でちょっと確認のしようがございません。最後まで読ませていただきまして、特に大塚委員の御主張、御指摘がどの辺にあるかということをしっかりと賜り...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが、ちょっとこの資料そのものが私たちには確認のできないものでございます。  ただ、一般論として、あくまで一般論として申し上げれば、合併という非常に大きな経営上の意思決定に対して、監督当局としては、もちろんこれは監督当局ですから、その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 午前中の審議で大塚委員から御指摘のありました件につきまして、昼休みの間に長官を国会連絡室に呼びまして事実関係を確認をいたしました。  御指摘のように、東洋経済の記事が前ありました時点で一度長官と話をしております。しかし、改めて今日御指摘をいただきました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一連の五味局長の御答弁は、正に我々が今金融行政のよって立つ立場を非常に正確にお話しされたというふうに私も思っております。  お尋ねの件ですが、これは委員はよく御承知のように、繰延税金資産について、非常に市場からはこれは確実性に疑問のある資産だと見られて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 別の機会に答弁させていただいていると思いますが、基本的には、ソルベンシーマージン比率というのは、基本的にはですね、現時点で切った非常にスタティックな支払能力を示す指標であるというふうに思います。もちろん将来の指標も入っているわけでありますけれども、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) やはり、今、昭和四十八年から五十年の例をお話いただきましたし、さらには、あのバブルのころのいろんな一連のやり取りを見ても、改めて、あのころなぜだれもその流れが止められなかったのかという思いはあります。なぜ専門家がそろっていてこんなことが起きたのかと。しか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 責任という場合に、責任をどう位置付けるかというのが大変重要になってくると思いますが、やはり反省すべき点はたくさんあったと、これに尽きると私も思います。  しかし、その場合に、決められた重大な法令違反が当時の人にあったのかと、役所にだけ非常に重大な過失が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も、本当に若いころ初めて生命保険に加入するとき、一体これは何だと。生命保険というのは何か死んだときに何かもらえるものだというふうに一般には思っているんだけれども、どうもこれは貯蓄であると。一体どうしてこういうことになっているんだと。当時、私が社会へ出た...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 六月十三日の本会議での御質問に対して御指摘のようなお答えをさせていただきました。もう繰り返すまでもありませんけれども、原則としては公表なんだけれども、特に問題によっては率直な意見交換を行うために、特段な理由により必要と認められる場合は公表しないことができ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 以前も池田委員、大門委員から資本主義のルールに反するという御指摘をいただいて、答弁をさせていただいたことがございます。委員は筋悪だというふうにおっしゃいましたが、確かに非常に苦しい選択であるというふうに私も思います。  約束したんだろうと、約束は守るん...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 文字どおり、当初約束した事柄、約束が果たせなくなったと、そういう状況になったというのは委員の御指摘のとおりだと思います。  繰り返し申し上げますけれども、我々の判断の最大のよりどころというのは、しかしこのままいったらどうなるんだろうかということなわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実際に変更をして、その結果、経営がどのような責任を取るか、その他一般債権者がどのような責任を取るか、会社の経営をどのように革新していくか、それと、条件変更によって契約者の受取が減るか、これはやはりすべて総合的に今回の自治合意の中で、自主的な手続の中で判断...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、一団体一つの契約と認定します。
○国務大臣(竹中平蔵君) 資料が十分納得的なものかという御質問ですが、ちょっとその前に、先ほど団体は一つだというふうに申し上げましたが、現実問題として、団体の加入というのはほとんど一年の掛け捨てなんだそうでございます。その意味では、今回の対象には必ずしも団体は十分にならないという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もちろんこれは、我々は監督する立場でありますから、監督する立場として詳細なものを出していただかなければいけません。しかし、一般の契約者がそういうものをごらんになって、やはり十分に理解していただくのは大変困難であるというふうに思っております。対象の契約者や...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律で求めている内容に、変更後の業務及び財産の状況の予測が分かるような書類というふうに書いております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ありません、手元にその金融審のものはございませんが、趣旨としてはもう言うまでもありません。この資料というのは、その当事者が判断すべき、当事者が見て分かるものでないと意味がございませんから、その意味では、今委員が御指摘になったような趣旨で我々は是非運...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはちょっと一般論でありますが、監督上いろんな資料を徴求いたします。しかし、監督上我々が徴求したものをそのまま一般に公表するというのは、これは通常ないことであると思っております。  いずれにしましても、これは、公表するというのは企業にとっても重要なこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと通告をいただいていないので戸惑って申し訳ございませんが、基本的な考え方としましては、考え方としては、これは例えば様々な計画というのが、経営健全化計画のようなもの、例えば銀行の場合はそういうものが出てまいります。そうしたものについては、銀行も当然の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点については、二年前に金融審でこの逆ざやの問題と予定利率の問題を御審議いただいたときにも、やるべきことはある、こうしたことを議論する前にやるべきことはあるということを含めて様々な御議論をいただいたと思っております。  例えば、財務基盤をもっと強化し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保、破綻した生保がそのようになった理由、これは共通した理由があるという御指摘でありますが、共通な面もありますが、個々に違った要因もあったというふうにやはり申し上げるべきであろうかと思います。  共通の認識としましては、やはり資産の運用等々で必ずしも適...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、これは山本委員からどうしてこういうことになってしまったんだという御指摘がありましたが、それに対するお答えと重なる部分があると思いますが、やはりその時々で、例えば保険数理の問題から見て問題ないかと、消費者の観点から見て問題ない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 運用利回りが急速に低下していく中で、予定利率も引き下げてはいるわけでありますけれども、その運用利回りの低下がやはり非常に大幅である、急激であると、そのように思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、池田委員から大変重要なポイントを御指摘いただいたと思いますが、当時の大蔵省が私はやはり十分な先見性を持っていなかったということは事実であろうかと思います。しかし、意識してこうした動きを先導していたかというと、必ずしもそうは思いません。  実は、ここ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今この場でお聞きしただけでございますが、高木先生がおっしゃることは私も誠にごもっともだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) この法律の枠組みというのは、委員御承知のように、変更対象契約者や総代等に対して書類を送付しなければならない、その中に経営責任に関する事項をはっきりと書けというふうに義務付けております。  今回のような場合に、これは経営者といっても実はまちまちだと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、今回の枠組みの特色というのは、まさしく自主的な判断、これは我々が何らかの命令を出すものではなくて、自主的な契約当事者間の判断になるものでありますから、どういうものになるかというのは、繰り返しますが、ケース・バイ・ケースだと思います。  しかし、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御承知のように、早期是正の措置についても区分がいろいろございます。その区分に合わせて我々の方も求めるわけでありますけれども、早期是正というのは、言うまでもありませんが、ソルベンシーマージン比率がある一定水準を低下した場合に、ソルベンシーマージンを一つ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ソルベンシーマージンに基づく早期是正というのは、これは常にもちろん行っていきます。  委員の御指摘、御質問の趣旨でありますけれども、これが例えば条件変更したとして、それが、その後どのようにフォローアップしていくのかと、そういう御趣旨なんでしょうか。それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、保険会社の契約条件の変更案の承認に当たっては、経営責任や基金等の扱いについて保険会社において十分な検討が行われたのか、保険契約者に送付することになっている経営責任や基金等の取扱いの方針を記載した書類において十分な説明が行われているのか、そう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返しの答弁になるかもしれませんが、例えば、契約条件の変更がやむを得ないんだというその理由、それと契約条件の変更の内容、変更後の業務及び財産の状況の予測、さらに基金、劣後ローンの取扱い、それと経営判断に係る事項、今五つ申し上げましたけれども、これをきち...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどからモラルハザードを生じさせるのではないかという御懸念がありましたが、実は、死に物狂いで契約を守るんだ、こういう制度を使わなくていいように頑張るんだということを協会長が表明しているということは、モラルハザードが起きていないということの一つの証左なの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中長期の判断というのは難しいと思います。  繰り返しになりますが、五年以上というふうに特定しているわけではございません。その上ででありますが、やはり中長期の判断というのは本当に難しいと。しかし、これは衆議院の委員会でもお答えをさせていただいたんですが、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員が言われた、予測は難しいぞという話と、固定させていいのかという話、両方とも大変重要だと思います。  そこについては、私ちょっと政府系金融機関の長期の貸付けの話をしましたが、私自身、自分のキャリアは政府系金融機関で二十年、二十五年の貸付けを行うという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の点はすごく難しい問題で、かつ重要な問題だと思います。ただ、確信を持った判断ができるかと、これはまあ予測の困難性からいって確信を持った判断はだれにもできないというふうにこれは正直に言わざるを得ないと思います。しかし、重要な点は、確信を持った判断がで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 判断は普通の一般の契約者にとって難しいというのは確かにそうだと思います。翻って、私自身保険契約者として見て、実は正直言いまして保険の契約の約款というのは読んだことありませんし、さっと昔読んだことがありますけれども、読んでも分かりませんでした。じゃ、読んで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民主主義社会において、人々の要望を踏まえて、意見を踏まえてそれを法律化していく、制度を作っていくというのは、あくまでもその基本であると思います。  だれも望んでいないと。確かに、生保業界で今のところ使うというふうに言っているわけではございませんし、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御承知だと思いますが、今、局長の答弁、若干補足させていただきますが、解約の意思があれば解約はできます。これは、そのことを申し入れていただければ法律的には解約は成立いたします。その手続を一時的に停止するというだけでありまして、これは法的には解約は有効で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 九〇年代以降、外資の日本進出というのは、全体として諸外国に比べればまだ低いんですが、局所局所で非常に目立つ現象が出てきていると思います。  これは何も金融に限らず、例えばおもちゃ業界で断トツのナンバーワンはトイザらスであって、それでファストフードで断ト...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 原則論としては、一度お約束したことを変更するような形を取らざるを得なくなったという点に関しては、これはやはり、繰り返し言いますが、反省すべき点、これは保険会社、業界においても行政においてもやはりあるのだと思います。しかし、かといって、繰り返し言いますが、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員が日本の生保の行く末を非常に案じておられるという点に関しては、これは理解できる点もあるんでありますが、ただやっぱり、今回の法律がアメリカの言いなりであるとか、アメリカに売り渡すとか、どうしてそのような発想になるのかに関しては、私は全く理解ができません...全文を見る
07月03日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 円委員より最近の株の状況も含めて大きく四点の御質問をいただいたかと思っております。  まずは、冒頭に御指摘になられて締めにおっしゃいましたその最近の株式市場の問題、それに対する政策対応、我々の姿勢の問題でありますが、もとより、株が上昇するということは、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど委員は、参考人だったと思いますが、公聴会でしたか参考人でしたか、深尾さんの意見を御紹介をされました。それでその比較も御紹介された。  ただ、この比較の場合に大変注意しなければいけないと思いますのは、ある特定の一つの保険会社で将来的にどのようなこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、円委員が、非常に身近な女性の声として、保険をめぐるやはり問題が、幾つか重大な問題が発生しているんだという御指摘がありました。大変重要な御指摘であろうと思っております。  恐らく一言で言えば、金融環境がこんなに激変するということを、やはり我々は経験し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一昨日答弁させていただきましたのは、問題の解決に対する我々のステージが、今はとにかく銀行に重点を置かせていただいている、それは、戦線を広げ過ぎても、我々のキャパシティーもあるし日本経済の適応力もあるということで、そういう意味では、生保再生プログラムという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、円委員から東京生命の事例で、この場合は、その破綻の中で比較的スムーズに、新しい再出発したんだという御指摘がありました。恐らくこの事例について私よりも円委員の方がお詳しくお調べかなというふうに思いました。  後半おっしゃった、やはり企業の中核、企業の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、やはりこの予定利率を引き下げることによって、単に利率が下がるだけじゃなくて、経営の抜本的な改革、革新が行われるということがやはり必要条件であるというふうに思っております。  今、委員御指摘のように、今回、その総代会等に通知す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 明確な答弁がなかったとしますれば、大変それは申し訳ございません。  今回のような制度を設けることによって生保業界に関する国際的な信用が低下するのではないかということ、これは、要するに一度決めたことは守るべきであって、これは昨日も御質問いただきましたけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 掛け捨て型の共済、それが増えているというのは我々も幾つかの統計数値から確認をしております。  生命保険というのは、本当にその本質論を今回私自身もいろいろ考えさせられましたが、死ぬことのリスクを担保する、保険すると。その裏で、生きること、長生きするとお金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員が御提出の大手生保十社の経常損益等の状況がございます。これ平成十年度でございますが、十年度というのは、一九九八年、正に公的資金の議論が活発に行われて、言わば金融危機のふちに立っていたのがこの平成十年であったと思います。その後、十一年度に資金注入等々も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点は、保有契約高は減少しておりますし、様々な経営指標についてもやはり悪化が見られますし、そういう兆候は認めざるを得ないというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 会社、生命保険会社の経営実態は個々ばらばらであります。したがって、そうした中で非常に果敢に新たな展開をしているところもありますし、今の状況に比較的大きな影響を受けているところもございます。したがって、一概に今の時点で、今の時点でここに何が起こる、あそこに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、これは銀行においても、例えば預金保険法の百二条の改正を行うようなときに、これは恐らく当局においても、国会におかれても、こういう百二条で資金注入がどこが必要になるということを想定したわけではないと思います。しかし、これはあらゆる可能性を考えておかな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 破綻の具体的な想定をしているわけではありませんが、これは可能性としてそういうことを考えておかなければいけないというふうに認識をしているわけです。
○国務大臣(竹中平蔵君) 費差益、死差益、利差益、それなりの意味があるというふうに思っております。  死差益はかなりの黒を出しておりますが、この死差益というのは、死亡の確率というのを、これは例えば五十年に一度ぐらいの高い確率を想定して、これは言わば、どこの国においてもそうだそう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、バッファー機能とおっしゃいましたが、その利差というのは、確かにマイナスになることもあればプラスになることもあると、その意味でマーケットによって変動するものだと思います。私が構造問題と申し上げているのは、プラスになるような状況ではない、常にマイナスの状...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員がおっしゃることは、これは当然理解できることだと思います。私が申し上げたいのは、今全体の、業界全体の数字をお示しいただきましたのでそれに基づいて御説明をさせていただいたわけでありますが、もう御承知のように、だから全社一斉にそういうことをやれとは全...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、今回の法律は個別の会社を対象にしてそういう条件変更を考えるわけでございますから、当然そういうことになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、現時点で個別にそういった会社を想定しているわけではありません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは一種のセーフティーネットであります。預金保険法の場合も、別に想定しているわけではないけれども、いざというときのために将来の様々な可能性に備えてそういった議論を、制度を整備しておく。制度整備というのはそういうものであると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) セーフティーネットと言ったのは、同率で決して比べてくださいという意味ではございません。制度というのは、様々な状況において想定され、その想定でいろんな準備をしておかなければいけない。今回も、これは預金保険法のようなセーフティーネットではございませんですけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あれはまあ、もう言うまでもなく破綻の際のセーフティーネットであります。政府の支出のその期限が切れるということに合わせて、その制度が円滑に引き続き続くように制度の改正、制度の延長をお願いしたわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保は様々な今問題に直面しておりますが、その中で保険契約者が、破綻した場合と破綻をさせないでこうした措置を取る場合と、それぞれに有利な場合があるでしょう。そうした一つの選択肢を増やすことによって保険契約者の保護を図りたいというのが目的、趣旨です。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が申し上げたのは、今回の法律の御審議をいただくに当たって、この法律をどこどこに適用する、どこどこが危ないと、そんなことを想定しているわけではないということを申し上げました。日常の監督の中で生命保険の経営に関しては非常に細心の注意を払っていろんな見方をし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、様々な報告徴求の法令もございますし、基本的には可能であります。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、我々公表資料と、公表されていないで我々の入手資料ありますが、公表資料によっても各社ばらつきがあるということは、これはもう広く知られていることだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 監督官庁としてもちろん持っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、先般大塚委員に御指摘いただいた資料の存在も含めて先方に確認しているところでありますので、これについてちょっとコメントは差し控えさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 最後に最悪というふうにおっしゃってくださいましたけれども、それは、やはりそういうことも想定しなければいけないというふうに考えているわけですから、最悪そういうことはあり得るということは想定しているわけでございます。  ただ、ちょっとまた答弁が長いとしから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融緩和の意味でありますけれども、私がかねてから申し上げているのは、政府と日銀が力を合わせて努力することによって結果的にマネーサプライが増えるような状況を作っていかないと、これはデフレの解決にはならない。我々としては、不良債権を減らして金融仲介機能が高ま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行としては、基本的にはベースマネーを非常に思い切って増やしてきたという意味で、非常に大きな御努力をされてきたと思います。  さらに、ベースマネーが増えても、これはベースマネーで見ると金融緩和なんですけれども、マネーサプライが増えて、十分増えていな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行は金融市場全体をコントロールする立場にあります。その日本銀行がゼロ金利政策を取ることによって運用利回りが低下しているというのは事実であります。逆に言えば、日本銀行がゼロ金利政策を取らざるを得ないような様々な要因が働いたということが背景にあったとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 端的に言えばそのような面があるというふうに私も思います。  マクロ的には金利を下げざるを得ませんでしたが、結果的には、資産を運用してその利益を稼ぐ立場にある生命保険会社や金利生活者に対してはやはり多くのマイナスが及んだということだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員、非常にたくさんのことを今御指摘いただきました。直接の御質問はゼロ金利云々でありますが、これは確かに本当に、どの政策がどのような効果をもたらしたか、正しかったかというのは非常に中長期的な観点から評価されなければいけませんので、そのような歴史の評価にま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マネー、ベースマネーの量、それとマネーサプライの量、それと金利、物価の関係、これをどのように系統的にとらえて日本銀行はそれを管理して見ているのか、責任ある政策を取っているのかという趣旨の御質問であったわけです。これは大変重要な質問だと思います。  日本...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正直申し上げまして、我々としてはむしろできるだけ早く今のような、これ私が金融担当を命じられてから九か月ぐらいたっておりますけれども、就任の当初からやはりこうした議論を金融庁の内部ではしておりまして、できるだけ早くいろんな問題点を整理した上でこういったスキ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 就任してすぐ、やはりこの生保の逆ざやが大変大きいと。逆ざやという構造問題が厳然としてあると。そうした構造問題を踏まえて様々な対応策を準備しておかなければいけないというふうに考えていたわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の一連の委員の御質問と監督局長のやり取り、ちょっと私なりに整理して申し上げたいと思うんですが、まず、ソルベンシーマージン比率、これは大変重要な指標であります。これに基づいて早期是正の措置が取られる。しかし、これは支払能力、現時点における支払能力、支払余...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げます。  金融庁、私ないし私がちゃんとした国民に対して大きなコスト負担を求めるときに責任を果たしていないではないかという御指摘に関しては、これは早期是正の措置は、我々はこの法律とは別に、別個の独立したものとしてしっかりやっていくという決意でおり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融の担当の大臣といたしまして、まず幾つかの不手際があったことをおわび申し上げます。  金融庁の中では、大臣就任以来、正に今、櫻井委員御指摘のように、本当に法律を守ってきちっとやっていく、透明にやっていく、この方針で私はいくんだということを常に金融庁の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘の長期的な視点を持った制度作りないしは組織の運営、企業においては経営、我々においては政策でございますが、本当にそれが問われているんだろうと思います。  今、非常に重要な点を御指摘をいただきましたが、確かに平成七年に、今にして思えばかなり大きな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一昨日、大塚委員の御質問に対して、一週間程度御猶予をいただけないだろうかというふうに申し上げました。一週間というふうに申し上げて、必ずしもその場で一週間了承したというふうには言っていただけなかったわけではございますが、私として一週間と申し上げました以上、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは先ほど櫻井委員にもお答えをさせていただきましたが、特定の個社を念頭に置いて今この審議をお願いしているわけでは、これはもう断じてございません。これは一つの制度、いろんな場合が考えられると思いますので、その場合に生命保険会社のこれは、失礼、生命保険会社...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この法案で景気が良くなるかというふうに聞かれたら、それはそういうふうにとても申し上げられる立場にはないと思っております。  ただ、これは委員御自身がよく御存じだと思いますが、本当に日本経済が背負っているものは大きいと思います。これはもう良い悪いではなく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 当初から、不良債権の処理を加速すると、それを実現するまでの間は集中調整期間であって、その間は厳しいのを我慢しながらやっていこうというふうに申し上げました。  この集中調整期間に関しては、これは大変申し訳ないとは思いますが、今年一月の改革の展望で、一年間...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、契約者は善意で契約をされて、それで条件を引き下げられるということにもしなりましたならば、その負担を負うということになると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日も答弁をさせていただきましたけれども、こういうお約束で月々お金を払い込んでいただいて、こういう運用をお約束すると、そういう約束をした。しかしながら、そうした約束が果たせないような状況になってしまった。それに関しては、当然のことながら、そういうある意味...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、大門委員が例を出してくださいましたので、例えば、私の地元の和歌山でも信用金庫からお金を借りている友人の企業があります。それが確かに見通しが甘くて、経営者のこれは責任といえば責任でありますが、それで金利を十分、元利金払えなくなりました。そうすると、その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 五十年の保険審議会の答申でありますけれども、その中では、消費者の利益に結び付くような適正な競争を期待して、まあ消費者に対する利益還元みたいなものをしっかりと行いなさい、競争しなさいということを一方で言いながら、そうした予定利率についても消費者に利益が及ぶ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昭和五十年、一九七五年、四半世紀以上前のことでありますので、その当時の状況をどのように理解するかということになるのだと思います。この答申、ないしはそれの一連の消費者に利益を還元しろということだけをもって、それを今回の予定利率の引下げと直接結び付けて、だれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 仮に行政訴訟が起こされたらどうなるかと、その仮定の問題に関して、これは私どもがお答えすべき問題ではないと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 超低金利、ゼロ金利の政策を行えば、資源配分をゆがめる一種のモラルハザードが起こりかねない、特に名目金利を稼いで生活していく立場の資産運用者、企業で言えば生保でありますし、個人で言えば年金受給者のような方々に被害が及ぶというのは、これはもう当然のことである...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、需要、経済活動が非常に停滞したと。経済活動を刺激するためには、消費活動、投資活動を刺激するためには、その資金の調達コストである金利が安い方が好ましい、そういう判断から日本銀行は金利を下げたわけであります。  ただ、同時に、もう少し中長期的に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本、アメリカ、更にヨーロッパ、アジアも加えた金利の連動性というのは、やはり現実問題としては大変重要な問題になっていると思います。  ただし、こうした議論をする場合にやはり基本に注意しなければいけないのは、それは名目金利なのか実質金利なのかということ。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは基本的には、保険契約者を保護して、それによってシステム全体もメリットを受けるようにしようということでありますから、一義的には、このままでいけばどういうことが起こりかねないか、それを踏まえて考えるならば、保険契約者の利益になるためにこういうスキームを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) このまま放置して、もちろんその間に経営努力等々も行われますから、破綻するかどうかということが今の時点で先見的に予見されるわけではありませんが、万が一にもこの逆ざやという構造問題等によって破綻することになった場合には、結果的にはやはり一番保険契約者に被害が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この予定利率問題に関する、各社ですね、これ今は株主総会の中でのやり取りを今委員御紹介くださいましたが、我々、少し前の時点で、決算発表時における記者会見での各社の回答をちょっと取りまとめておりますんですが、制度の存在は否定するものではない、制度として否定す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 業界ということでありますけれども、先ほどからも御議論いただきましたように、公的な保険ではなくて私的な保険が果たすべき役割は本当に大きいと。一番重要なのは、この制度そのものが持続可能であると、持続可能性があるということだと思います。それが結局、いろいろ御議...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回のときからその御指摘をいただいて、その後も考え、今もお話を伺い、委員の御指摘は、ちょっと翻訳しますと、次のようなことなのかなと思いました。  それは、実はこれは一種の費用、コスト負担であると。それを基づいて、その後しかし金利条件も変わるかもしれない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私申し上げたかったこともちょっと今の御指摘と類似しているんですが、ただ、これはどの会社でもそうだと思います、どの業態でもそうだと思います。個別の商品については、これも保険商品を売っているというふうに考えれば、個別の商品の原価計算と原価管理をやって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 考え方の整理として、先生がおっしゃったことは私は理解できる点が非常に多いと思っております。  ただ、今回、そういったことをあえて我々多く縛りたくないというふうに思っていますのは、これは実は、午前中にも御議論がありましたが、非常に強力な経営革新と一体化を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 下限を設けることのメリット、デメリットというのはあるのだと思います。  下限を設けると、どうせ下げるんだったら徹底して下げる、それで三まで行ってしまうと。しかし逆に、だからこそ下限をしっかりと設けて、保険者に、契約者に対する激変緩和を設けておかなければ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の状況というのは、例えば高い予定利率の方がいらっしゃって、今のマーケットに大体合った方がいらっしゃって、結果的にはこちらに下げてくださいということですから、こちらへ下げる人がコストを払うんですねというのは実は現象で言う限り全くそのとおりなんだと思います...全文を見る
07月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○竹中国務大臣 株価が日本経済に与える影響いかんということでございますが、これは非常に多様な影響があるというふうに考えております。株価そのものは、日本経済の将来に対するいわば期待の反映、期待を映す鏡のような性格を持っておりますので、もちろん、これは日々には非常に複雑な要因で変動は...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、四月末に比べますと、株価は二十数%高いところにある。取引高も拡大している。これ自体はやはり歓迎されることであるというふうに思います。  しかし、その要因は何か、インパクトはいかなるものか。これはなかなか一概には申し上げられないものが多いと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 株価の見通しそのものを申し上げるのは大変難しいというのは御理解賜れるというふうに思うんですが、我々としても、こうした動きを持続的に拡大できるような環境はつくらなければいけない立場にございます。  そうした意味でいいますと、投資主体別の売買の動向については、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 そもそも閣法で提出させていただきましたときに、さまざまな御議論をいただいたというふうに聞いております。  この機構による株式の買い取りを行うに当たっては、いわば損失が生じた場合の補てん財源として、その八%を売却時拠出、納付する。これは、言うまでもありませんが、万...全文を見る
○竹中国務大臣 個人の豊かな貯蓄資金を証券市場、株式市場に誘導するというのは、我々にとっては本当に重要な課題だと思っております。その点で、とにかく考え得る限りの知恵を出せという委員の御指摘、私も全くそのとおりだと思っております。  委員のおっしゃる転換国債のスキーム、私はちょっ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、平成十三年の十月三十一日の当委員会で、当時の原口総務企画局長が数値、例を挙げて答弁をされたということを私も承知しております。  そのときの想定された市場での売却状況、その時点での市場の売却状況で、一種の市場の中での吸収力のようなものを想定され...全文を見る
○竹中国務大臣 機構の中身の話は三木さんにお答えいただかなければいけないんですが、ちょっと事実関係だけぜひ御確認をさせていただきたいんです。  今、強制評価減、つまり減損のことを五十嵐委員懸念しておられますが、私どもがBS、PLから把握しておりますのは、トータルで三百五十億の評...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、実は、この問題に関してはいろいろな御意見がございます。  我々の立場としましては、商法で、一般に公正妥当と認められる会計慣行をしんしゃくしなければいけない。金融庁としては、その一般に公正妥当な会計慣行をどこに求めるかということは大変大きな問題にな...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろ御指導いただきながら、まさに今熊代先生がおっしゃいましたように、先生方のリーダーシップで今回の法案の御審議をいただいているということでございます。
○竹中国務大臣 今五十嵐委員が御紹介くださいましたのは、総代会におけるいろいろな御議論ということで、報道を通して、そうした主張があったということは承知しております。これは、さかのぼって、決算発表のとき等にも同様の発言をしておられる。同時に、こうした制度そのものの存続については理解...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、消費者、契約者保護の観点から、これは保険業法でもきっちりと定められている条文がございます。  保険業法第三百条の第一項第九号、それに基づく施行規則がございまして、その施行規則の二百三十四条第四号でございますけれども、保険契約者もしくは被保険者...全文を見る
○竹中国務大臣 参議院の財政金融委員会で、同僚の大塚委員からお示しいただきました資料に基づきまして、その場でお約束をいたしましたように、今調査をしております。  今、五十嵐委員から、具体的な表現について、例えば業法の目的以上に裁量権があるかどうか、そういう御指摘がございました。...全文を見る
○竹中国務大臣 ずっと開いている方がよいか、閉じる方がよいか、これはまさしく運営委員会の判断の問題なのだと思います。この運営委員会は御承知のように、金融に関して専門的な知識と経験を有する者から選出された五名以内の委員を置く、それで、総会において選任される機構の理事長及び理事で構成...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、当初の意図から違ったものになったというような認識は持っておりません。先ほど三木理事長も明快におっしゃいましたように、時価ベースでティア1の範囲というのははかるわけでありますから、今後みずからのティア1がどのようになっていくのか、今後の株価の動向をどのように見...全文を見る
○竹中国務大臣 大臣の立場でということになりますと、そういうことはなかなか申し上げられないということになってしまいます。  市場の中に今中津川委員御指摘のような見方、二つの見方があるということだと思います。我々としては、このまま持続的な回復が続くように、経済の環境をしっかりと構...全文を見る
○竹中国務大臣 相場の動向についていろいろと申し上げる立場にはないということは御理解をいただけると思っております。  しかし、例えば業況感が改善してくるとか、世界的にも債券から株への流れが見られるとか、いい動きがあるということは事実でございます。そのいい動きが加速できるように、...全文を見る
○竹中国務大臣 二点御質問があったわけでありますが、どうしてこんなふうに頻繁に改正が必要になっているのか、その御指摘はまことにごもっともだと思います。  言うまでもありませんが、当初のねらいは、持ち株の保有制限が必要である、株価変動のリスクと銀行の経営を切り離す努力が必要だとい...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、当初から、国民の負担を軽減しなければいけないというのは大変重要な、政策者の意思の中にそういう点がございました。  一方で、今回のようなセーフティーネットを準備することによって株価を少しでも安定させて、もって国民経済的な、マクロ的なベネフィットが国...全文を見る
○竹中国務大臣 井上委員御指摘の外資アレルギーに関するような雑誌の記事が出ているというのは、もちろん承知しております。その一方で、雑誌記事によれば、竹中は外資の手先であるというような記事もあるということも承知しております。言うまでもなく、これは両方とも本当に極端な、おもしろおかし...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、冒頭で、この法律で、この枠組みで銀行の健全化が図られるのかという御指摘、最後にもそのことをお尋ねになっているわけですが、結論から言いますと、この法律だけで万々歳で、銀行が健全化されるというふうには、もちろんそんなふうには思っておりません。  銀行を健全化さ...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の措置は、とりわけ株式市場に関連する問題でございますから、よく申し上げますように、この二年間、世界全体で株が大幅に低下した。日本もその中にあって、二年間で見ますと例えば四〇%とか、大幅な株価の低下に見舞われたということでございます。  特に、日本の株式市場の...全文を見る
○竹中国務大臣 この中にはいろいろな要因があると思いますが、株価そのものは、株式市場の需要と供給そのものは、長期的な期待に基づいて基本的には出てくるものでありますけれども、一方で、構造的な要因で、例えば持ち合い株を解消しようという非常に強い圧力がある。現下の状況で申し上げれば、例...全文を見る
○竹中国務大臣 日本に関して申し上げますならば、不良債権の処理を加速しなければいけない。財政の拡張をこれ以上許すわけにはいきませんので、財政に関しても、その健全化に向けての歩みをしなければいけない。そういう中で、日本固有の、なかなか当面の総需要がふえないと思えるような要因があった...全文を見る
○竹中国務大臣 熊代先生がおっしゃった、ねじ伏せたというのがどういう御趣旨なのかはちょっとわかりませんけれども、基本的には、例えば国民負担をやはり財政当局は気にする。しかし、今回の問題に関しても、財政負担に関しては、非常に高い観点から、熊代先生初め、まず株価、株式市場の状況をきち...全文を見る
○竹中国務大臣 当初の法案をつくったとき、これは二年前でありますが、当時、柳澤大臣初め、大変皆さん御苦労いただいて、おつくりいただいたというふうに思っております。しかし、その後、先ほど申し上げましたように、世界の市場の流れが大きく変わり、日本もその中に置かれ、また、さらに日本独自...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、出向者で運営されているというのは御指摘のとおりでございます。  しかしながら、出向者といえども守秘義務が課せられているわけでありまして、そうした意味で、しっかりとした仕組みづくりはなされているというふうに私は思っております。  もう一つ、これは午前...全文を見る
○竹中国務大臣 雑誌等でアメリカ原理主義者というふうによく言われることはあるんですが、社会主義者と言われたのは生まれて初めてでございます。  私は、現実的な市場主義経済論者であるというふうに思っております。ただ、政策というのは、時にそれをどのような順番で行っていくかというシーク...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員の御指摘は、基本的に我々が市場の構造をどのように考えるかという点で極めて重要な問いかけであると思います。基本的な考え方として、私は、今委員がおっしゃったことに賛成でございます。  ただ同時に、ぜひ考えていただきたいのは、市場機能というのが常に完璧に機能す...全文を見る
○竹中国務大臣 世界じゅうで市場機能というのは完璧に機能しないんです。だから困った問題が生じるわけです。  例えば、バブルのときにあれだけ株価が高くなったというのは、価格機能がうまく機能しなかったからです。価格機能がうまく機能しなくてまさにバブルになったという前例を我々はマーケ...全文を見る
○竹中国務大臣 今までの東委員の御指摘を改めて承っていまして、個別の事象について云々できる立場にはないのでありますけれども、金融整理管財人が非常に大きな権限を有している、その権限を存分に発揮してもらわなければいけないんだけれども、事後的なチェックがどのように行われていくのか。また...全文を見る
○竹中国務大臣 一連の東委員の御指摘を経て、金融整理管財人とは何たるや、私も改めて考えさせていただきました。  確かに、非常に特殊な立場の方ですね。であるからこそ、司法関係者等々を充てて、いろいろな制度をつくっているわけでありますが、だからといって、弁護士であれども人の子、それ...全文を見る
○竹中国務大臣 吉井委員おっしゃいましたように、本当に、不正なことがあるということは許されないことであります。そもそもの組織づくりにおいて、そうした点は当初から、当然のことながら、組織設計者の念頭にはあったというふうに思っております。  幾つか御指摘がありましたが、出向者がいる...全文を見る
○竹中国務大臣 不正が起きないように、遮断のシステムは確かにつくっておかなければいけないんだと思います。先ほど申し上げましたように、守秘義務に違反していないか、そうしたことはきちっと我々としては常にさまざまな角度からチェックをいたしますし、証券取引等監視委員会は、そのような意味で...全文を見る
○竹中国務大臣 新聞記事等々を見てもわかるように、非常に社会的にも大きな関心事になっているという認識を持っております。そうした意味では、こうしたことになったということはやはり遺憾なことであって、しっかりとした検査は検査で行う、証券取引等監視委員会はその立場でしっかりとしたチェック...全文を見る
○竹中国務大臣 「竹中経財相が福井総裁を批判」、だれだれが竹中を批判したという記事はたくさん見るんですけれども、竹中がだれかを批判したという記事は、私も初めて見ました。  今御指摘のように、これはオープンの議論ではなくて、いろいろな、本音のディスカッションをしようということで、...全文を見る
○竹中国務大臣 これは速水総裁の時代から国会でもいろいろ御質問を受けましたけれども、そのときの答えと変わっておりません。私としては、とにかく政府と日銀が協力して、マネーサプライがもっと高い率でふえるような状況をつくっていかなければいけないと思っております。それには政府の責任も日銀...全文を見る
○竹中国務大臣 私も、植田委員おっしゃったように、福井総裁はこの三カ月間非常に頑張っていろいろなことを積極的になさってきたというふうに思っております。  その上で、今直接のお尋ねは、インフレ目標を掲げる方がよいかどうかというお尋ねでありますけれども、これも私の考えは以前からずっ...全文を見る
07月08日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 先週お約束しましたとおり、我々も力を入れてしっかりと調査をいたしました。少し長く、十分程度掛かるかもしれませんが、御容赦をいただけますでしょうか。よろしゅうございますでしょうか。  それでは、去る七月一日の当委員会におきまして、民主党の大塚耕平委員から...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お尋ねの脅しのように云々という、そういう発言をしたかどうかは定かでないということを言っておられます。  そごで、これは細かいことはいろいろあるし、個社の問題についてはやり取りで、監督上のやり取りですので、詳細に申し上げられない点もあるということも御理...全文を見る
07月10日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第19号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 詳細、調べさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 行政処分は、御承知のように行っていないわけです。しかし、行政処分の可能性があるという前提で、先ほど高木長官御答弁されたように、そのことを念頭に置いて、金融庁としてはどのような監督を行うべきかということが当時問題になっていたと。  行政処分、これはまあ処...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員から大変重要な論点を次から次へと御指摘いただいておりますけれども、ちょっと私なりに若干整理をさせていただければ有り難いと思うんですが。  基本的には、可能性があると、行政処分の可能性があるという段階で検討していたわけで、行政処分であるならば聴聞等々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、二点申し上げたいと思いますが、そうした許認可云々というのは、正に行政指導の検討項目の第二項にあります相手の任意にゆだねていたかどうかと、その点に尽きるのだと思います。  ここは、私の知る限り、合併を強要していたわけではもちろんございません。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 処分の基準が不明確ではないか、そのような観点からの御質問だと理解してよろしゅうございますでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) この報告書にも書いておりますけれども、我々もコンプライアンス室の専門家と今回様々に非常に深い議論をしたつもりでございますけれども、こうした事例についてはしっかりとフォローアップを行って、言わばノウハウのマニュアル化のようなものは、これ、常に検討していかな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 解釈は、コンプライアンス室の専門家の解釈です。
○国務大臣(竹中平蔵君) 商品認可そのものについて、特に今回の調査の対象にしたわけではございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども、例えば商品認可の話を調べてないではないかという御指摘がございました。御指摘としてしっかりと受け止めたいとは思いますが、今回一週間で行った調査については、最初にお約束しましたとおり、これはこの範囲で、ペーパーに書かれて、詠み人知らずのペーパーが出...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 是非御理解いただきたいと思いますが、委員、私の聞き漏らしがなければ、委員は、公務員法の守秘義務の話、それと、信用失墜行為として強要がなかったかどうか、それと民商法上のその三点をおっしゃったと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、それを含めてでありますけれども、守秘義務に関しては、これは報告書には書いておりませんけれども、我々ヒアリングとして、どういう話を行ったのかと、どういう話をしたんですかということはこれは聞いております。それに関しては、これは個社の名前が挙がった...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 最初に大塚委員からこの文書の御指摘をいただきましたときに、私の方から、これは詠み人知らずではありませんと、我々としても責任を持って対応させていただきたいと。したがいまして、まず第一に行き過ぎた行政介入がなかったかどうか、第二に強要、恫喝というようなことが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員の御指摘は、我々の社会のルールとして守るべき基本のところと、しかし、これは現実社会でありますから、その実利といいますか、いわゆるフィージビリティーをどのように調整していくかと、大変多くの政策問題で重要なポイントだと思います。とりわけ今回の予定利率...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御懸念というか御心配はやはりよく理解できるところがあると思います。  制度というのはある意味で比較考量でありますから、今局長が申し上げましたように、破綻のときは公告になっていると。それとの関連で、今回不利益を受ける人に対しては決して公告だけではな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員から、非常に不十分な点がある、心配だという声が大きいという御指摘をいただきました。  これがまだ法案の形になる前から予定利率の問題に関して私申し上げてきたつもりですが、なかなか厄介な問題で、一〇〇%満足できるような回答をなかなか用意するのは非常に難...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の大門委員の御指摘は、先般出版された御著書のトーンとも共通するものがあろうかというふうに思いますが、低金利政策、しかし御承知のようにこれ逆ざやになったのは九四年ですから、もう八年前に実は逆ざやにその意味ではなっていると、それだけ日本の経済が低金利にせざ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回の御質問と藤原局長とのやり取り、それと今日のやり取りの中で、やはり今基本的に委員のお問い掛けは、実は極めて深く哲学的な問題のような気がしております。  といいますのは、要するに保険会社というのを、それぞれの個々の契約、十年前に結んだ保険、五年前に結...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 契約者の利益が保護されるような仕組みを作っておこうという観点で御議論をいただいておりますので、その意味では、制度全体が契約者を保護するようにする。その制度設計は、正に法律の枠組みでございますから、ここで御議論いただいてそうした保護の仕組みを作るということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、保護にはいろんな意味がありますし、保護というと非常にプロテクトするというような意味で使われる場合もあるかもしれませんが、ここで意図している契約者の保護というのは、こちらの方が契約者の利益になると、あくまでそういうことであろうかと思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その御意見を述べられた方がちょっとどういうことを念頭に置いておられたのかはっきりいたしませんが、私はこれが金融危機対応であるというふうな認識は持っておりません。むしろその逆ざやという非常に構造的な問題があって、その構造的問題を破綻というようなショックを回...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の法案は、その意味で社会的な役割というのを前面に考えているものではこれはございません。もちろん、例えば大きな生命保険が破綻とかということに万が一にもなれば、それは結果的にはそういった問題が生じかねないわけですけれども、それを前面に出しているわけではな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は、自治と言う以上、正に自由に意見が言えて、それで自由に意思表明の意思、それがいろんな決定に実質的に反映されていくようなものでなければいけないのだろうということだろうと思います。  我々として現実に政策問題で考えなければいけないのは、最大千...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の法律は、逆ざやが続くという厳しい構造的な状況の中で経営に選択肢を与える、そういう制度を準備しておきたいという趣旨でございまして、個社を念頭に置いたものではございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど大塚委員に類似のことをお答えさせていただいたんでございますが、これは例えば、当局として知り得た、当局だから知り得た情報を相手に対して言うと、これは守秘義務に違反するということになるんだと思います。  しかしながら、これは長官自身述べておられますよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとおっしゃることがよく理解できなかったんですが、矛盾はしていないと思います。柳澤大臣がちょっとどういう趣旨でおっしゃったのか確認はできませんが、やはり国会、委員会というオープンな場で、しかも櫻井先生のような影響力のある方がその個別の名前を出されると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その範囲の中で。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは私自身が副大臣とともに長官から聞き取りを行ったわけでございます。一方、先方に対しましても、これは森副社長、今日はお見えではございませんが、個別の特別な話はなかったというふうに先方からも聞いております。
○国務大臣(竹中平蔵君) この委員会での御報告にも述べさせていただきましたように、幾つかの重要なポイントから私と副大臣はこの調査に万全を期したつもりでございます。  まず、事実、ファクトはどうであったのかということを確認をいたしました。このファクトの確認等に当たっては、これは金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは免許業種に対してでございますから、監督当局はそういった意味での立場の優位性といいますか、そういった立場に常に配慮しなければいけないと思っております。であるからこそ、行政手続法にのっとって評価をする場合に、行政指導を行う場合も、決定は相手の任意にゆだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども言いましたように、ファクトがどうであったかということに関しては、例えば脅し半分、本気半分というような表現が出ていますが、これについてはそういった発言をした覚えはないということを、まずこれは森さんの全く聞き違いであるというようなやりとりを高木長官も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の直接の御質問である、この法律が年内に使われるか、これは私の立場では予見できません。  今回の法律の整備の趣旨は、逆ざや問題という構造問題が厳然として存在している中で、やはり経営の選択肢をきちっと準備しておきたい。これはもちろん、使われるか使われな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、三利源の関係でありますけれども、確かに死差、費差についてはこれはプラスに出ております。しかしこれも、保険契約高全体が縮小する中で、これは母数が小さくなっていくとこの死差も小さくなっていく可能性がある。費差に関しては、これは正にリストラの努力が限界に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が申し上げているのは、その他の損益のところのマイナスを利差損益でカバーするような構造を作れということではございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、そうではございません。  これは、その他の損益のところは、これは株価等々に影響される問題でもありましょうから、様々に変動する要因を抱えていると思います。これはマーケットは一種の資産市場の動向等絡めながらこの点も評価していくわけでありますが、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その死差益がなぜ、ちょっとたくさん御指摘をいただきましたんですけれども、死差に関しては、全体の母数がどうなるかということと、それと死の確率が今後どのようになっていくかということでありますから一概には言えませんが、一般論として言うならば、その契約高ですね、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保全体というのは、確かに少しミスリーディングな表現であろうかと思います。  生保、ここで出ているのは生保の平均的な姿を今想定して議論しているわけでございますが、もちろん個社によってこういった問題点が相対的に小さいところ、相対的に大きいところ、ございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、たしか以前も櫻井委員から御指摘をいただきましたし、それと今日また平野委員からも御指摘をいただいた。  ただ、これもちょっと前回申し上げたことになるんですが、要するに、利益を少しでも、消費者の利益、契約者の利益を少しでも高めたいと。そこによって将来...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど平野委員から御指摘いただきましたように、保護というのは少し違う意味があるのではないかというふうに言われまして、別にどこに書いてあるかということは確認をしておりませんが、そう言われれば保護ということになると。  例えば、子供を保護するとかプロテクト...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、以前御議論させていただいたと思いますが、我々政策を考える場合、やはり機会利益とか機会損失とか、そういうことを考えないと正確な議論はできないのだと思います。これは確かに、予定利率を引き下げれば、その分利回りが低くなって入ってくる利益は減るかもしれない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 権利の問題はともかくとしまして、六%で今運営はされていると、それが三%になるかもしれない、しかしほっておいたら一%になるかもしれない、それの経済的利益がどちらが大きいかということを議論しているわけです。  これについては、これはいろんなケースが想定され...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 六%もらえるはずの人が三%になると、その意味においては、この方は当初の約束と違うという意味で費用を、コストの負担になりますし、当初の期待が裏切られているということには、これはなると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 十章を御紹介くださいましたけれども、正に保険契約者の保護のために全体としてどのようなことが考えられるのかと。保護という言葉に対していろんな解釈もあるし、いろんな思い入れもあるのかもしれません。その意味では、私が御答弁することは先ほどと結局同じになってしま...全文を見る
07月11日第156回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○国務大臣(竹中平蔵君) お答えさせていただきます。  株というのは本当にたくさんの要因で上がったり下がったりいたします。正に総理おっしゃられたように、一喜一憂しないで中長期的に日本の経済をしっかりさせていくということが何よりも我々にとって重要なことだと思います。  事実関係...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、株価の上昇というのとほぼ歩を合わせて長期金利に上昇の傾向が見られます。いろんな要因があろうかと思います。お金が債券、国債から株に流れる中で、そうした動きが生じているというのが基本的な現象面での出来事だというふうに思いますが、基本的には金利...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、今のこの株の流れを好機ととらえて、しっかりとした経済運営をしていくことは確かに必要だと思っております。  しかし同時に、先ほど少し、良い金利上昇と悪い金利上昇のお話をさせていただきましたが、同時にやはり、日本経済が背負っている財政赤字、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 市川委員御指摘のとおり、資産デフレの解消に向けた努力、その中での住宅投資の位置付けの重要性というのは私も全く同感です。この点は骨太の第一弾のときから住宅投資についても我々一生懸命議論をしてきたつもりであります。  資産デフレに関して言うならば、まずやは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは正に、峰崎委員が株価は何で決まるのかというふうにおっしゃった、それに対して、株価というのは将来の期待収益を今の価値に置き直したものである、それがやはり株価の基本だと思います。ところが、実際の株価は御承知のようにそんなに単純ではなくて、それは基本では...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株式市場というのは非常に厚みのあるものでありまして、実際にだれがどのような動機で売り買いしているかと、これは大変難しい問題であるというふうに思います。  ただ、基本的には、今、委員御指摘のように、日本人の個人の投資家が、家計がそんなに本格参入していない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員が今御紹介くださいました個別の銘柄、その個別についてもちろんコメントすることができないということは御理解いただきたいと思いますが、一部もし御心配があるとすれば、これはやはり相場が大きく動くようなときにはいわゆる不正な取引が発生しがちであると、そういう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、三月に旧大和銀行、あさひ銀行が合併して、りそな銀行が設立されております。この合併というのは我々の認可事項であります。  ついでに、増資についてもお尋ねがありましたが、これは、増資は認可事項ではなくて届出事項でございますので、我々として増...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますけれども、御指摘のように、その九九年に一・二兆円の公的資金を注入している。その銀行が再び公的資金を必要とするようになった。これは誠に遺憾なことであるというふうに思います。  その意味でも、我々としては、今回はりそなにしっかりと新たな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 三点、御質問をいただきました。  まず、十五年で返済する、それはできるのかと。正確に言いますと、十五年で二兆円程度の剰余金を積む計画になっているということでありますので、これは株主で、株式でありますから、返済するということを明示的に我々は考えているわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、御指摘のように、今回、まず最初に、保険の生保のセーフティーネットの御審議をお願いを申し上げました。これは御承知のように、三月末で政府の特例措置が切れるということで、セーフティーネットの整備を何としても急ぎたいという思いがございました。  生保の予...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日も御答弁させていただきましたが、まずこのメモの性格、これは存在するものである、真正のものであるというのは御指摘のとおりでございます。しかし、同時に、このメモそのものは当時の森、先方の副社長が、その日の夜だったか翌日だったか忘れたけれども、覚えているこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは個別の監督行政の中でのやり取りであります。個別の監督行政の中でのやり取りについて、それを全部明らかにするということは、これはできないということは、是非とも御理解いただきたいと思います。  これまでも、検査の結果でありますとか個別の監督については、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、正に総理の御答弁にありましたように、その不良債権処理を進めるに当たっては、当然のことながら、まず間接償却をしっかりとして、それで、更にそれをリスクから切り離すという意味でオフバランス化、直接償却をしていかなければいけない、これは極めて基本的な私は道筋...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、まず銀行側で費用計上する、つまり間接償却、引き当てを行うということ。その引き当てに基づいてオフバランス化を進めて、そうすることによって銀行全体が持っているリスクを小さくしていく。これは不良債権を抱えた、例えばスウェーデン、アメリカ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、引き当て、間接償却、引き当てをしっかりやれということに関しましては、今年の春からディスカウント・キャッシュ・フローと言われるような新しい手法も取り入れて、まずしっかりと間接償却を行えというルールを作りました。  その上で、オフバランス化に関しまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のお話をお伺いする限り、櫻井委員、ちょっと勘違いをしておられると思います。  間接償却というのは、これは正に引き当てるわけですから。これで、オフバランス化というのは、これを正にバランス、バランスシートから出すわけですから。繰延税金資産の話は確かにやや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) りそなに対する公的資金の注入は、これは例えばいろんな対策費でお金を使ってしまったという性格のものではなくて、もちろん出資でありますので、これは出資である以上、しっかりと企業を立て直していただいてその出資を、我々は投資を回収したいというふうに思っております...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) りそなというのは四十四兆規模、資産規模の大きいところですが、決して大きいから云々ということではありません。債務超過であり破綻している場合については、これはやはり退出をしていただかざるを得ないわけですけれども、りそなの場合はそういう状況ではなかった。これを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員からは、今御指摘のような点、るる御指摘いただいて、我々も一生懸命検討しております。  中小企業を再生させる、地域を再生させるためには、やっぱり本当に工夫が私は要ると思います。そのために、今まで例えば長期の運転資金のようなものを、例えばこれを出資...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今までのマニュアルについても、これは委員にもお読みいただきましたけれども、基本的には実態判断だということは明記していたつもりでありますが、現場ではなかなか浸透していなかったと、そういう御指摘は、これはこれで私は大変ごもっともだと思います。現場への浸透を図...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当大臣に就任してから最初に申し上げたのは、大手に対する監督の基準と地域の金融機関、中小の金融機関に対するものは違うというふうに自分は考えると、そのためにいわゆるリレーションシップバンキングという新しい考え方に基づいて、私なりに新しい今、中小企業を念...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 九か月前に就任して以来、金融に関して変えるべきところを変えるという方針転換を私なりに明示いたしまして、それで新しい方針に基づいて、その方針作り、枠組み作りをずっと九か月やってきているつもりでございます。まだまだこれは途上でございますから、ここはこういうふ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の点は非常によく理解できることだと思います。  しかし、これは時価評価とか会計上の問題ではなくて、正に、銀行が担保に頼って融資をしているのか、そうではないのかと。より大きな経営資源とか将来見通しとかをしっかりと見ながら、目利きをして融資をしている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員が御指摘になった、正に銀行の収益性とそれと公共性、特に地域の中小企業を対象とした金融機関については、この地域性、公益性というのは極めて大きいんだと思います。  今、委員御指摘くださったこと、前半の部分については私、何の異論もなくて、おっしゃった...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんなところでいろんな方とお話をしておりますから、その場のやり取りそのものを克明に詳細に覚えているわけではありませんですが、当時、金融再生プログラムを作成する中でいろんなお話をさせていただきました。当時、その中で特に繰延税金資産、繰延税金資産に非常に大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個別の銀行について詳細にお話しした記憶はございません。今申し上げましたように、銀行部門全体として、日本の銀行部門全体として非常に大きく自己資本の中の大きな部分を繰延税金資産に依存をしている、こうした問題については正面から取り上げなければいけないと思ってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰延税金資産に関して無税償却、実は無税償却だけでは駄目だと思っております。繰戻し還付、繰越控除、それを三点セットでしていただきたいということは金融再生プログラムの中に明記をさせていただいておりますし、税制要望として正式に金融庁から財務省の方にはお願いをし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山下委員御指摘のように、このやみ金の問題というのは本当に重要な、社会問題化している重要問題だと思います。  与党において様々な御検討をいただきまして、そのやみ金融対策法案、おおむね合意に至ったというふうに承知しておりますが、まず貸金業者としての登録が、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどのその合意、与野党間で合意に至ったその法案の中では、債務者に関する行為として大きく三つあるというふうに承知をしております。  まず、無登録者、無登録業者による広告、勧誘、白紙委任状の取得、悪質な取立て、これを罰則の対象にしたというのが第一の点だと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、このいわゆる多重債務者リストが、これ流通していると、名簿業者による売買といった事例が見受けられていると承知しています。これは、まずは捜査当局において刑事法規の適用による摘発が図られるべきであり、実際にそのような努力もしていただいていると思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) このやみ金ないしは、さらには金融全般であります、個人金融全般でありますけれども、こうした問題に関しては、違法なものを罰するというのは当然のことでありますが、やはりそれに加えて、委員御指摘のようなやはりきめ細かい対応、具体的には苦情を受け付けて被害者からの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今朝ほどからもいろいろ御議論をいただいておりますが、健全な個人投資家が非常に幅広く存在するようなそういう市場になっていってもらいたい。そうすることが、実は今、銀行中心、間接金融に過度に依存することによってそこでのリスクが集中して、銀行が少し痛むと日本の経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々、強い、高い問題意識と強い決意でやっておりますが、信頼確保に向けて正にその途上にあると、まだまだ努力しなければいけないことがたくさんあると思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) どこの国、どこの社会においても証券取引所というのは市場経済の心臓部みたいな位置付けを持っているところだと思います。そういうところがそういう対象、捜査の対象になったということ自体、大変やはり遺憾なことであると。これは担当部局にしっかりとその調査、捜査をして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この大証問題については池田委員が正に平成十三年前、十二年からきちっといろいろ議論されたということを私も伺っております。  ちょっと振り返ってみますと、十二年の三月に大証の理事会で、その関連会社を理事会の決議を得ないまま設立したという問題が発覚して、そこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 決して甘い行政をするつもりはありません。特に、先ほど申し上げましたように、証券取引所というのは社会の資本市場、資本主義の心臓部でありますから、そこの部分に関して不信を払拭するということは我々の大事な仕事であると思っております。これは正に、今、捜査当局、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大阪証券取引所の理事長だと認識をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 事実関係を含めまして、正に今しっかりと捜査、調査をしてもらっているところであると思います。そうした中で事実が必ずや解明していくものだというふうに思っております。  発言云々につきましては、これは先ほど総理からも御発言がありましたように、やはりその大証の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 六月の末に新会長が就任をされました。委員も大阪でいらっしゃいますけれども、大阪の経済界もどのようにりそながなっていくかということに対して大変注目をしている。そうした中で、これは忌憚なく私も話をしたいということで私自身、大阪に参りまして、細谷新会長と経済人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融再生プログラムでは、その特別支援の受ける銀行に関しては、新勘定と再生勘定に分けて、責任を持ってそこをしっかりと管理してほしいということを決めております。実はその点に関して非常に誤解がどうもあるようで、その誤解を払拭しなければいけないということも含めて...全文を見る
07月14日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号
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○竹中国務大臣 ただいま御決議のありました金融システムの安定化のための公的資金の回収につきましては、従来から努力を重ねているところでありますが、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも一層努力してまいる所存であります。  以上でございます。
07月15日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 去る七月八日の当委員会において、私が大塚耕平委員の質疑に対する答弁として報告した調査・検討結果に加え、追加的に検討を要するとされた論点について、コンプライアンス対応室の専門家の先生方の御意見もちょうだいしながら改めて調査、検討を行いました。その結果は以下...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の問題、今日の先ほど読み上げさせていただきました報告書に関しては、特にその必要性を感じておりませんので法制局には問い合わせはしておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律論ということで、ちょっと法律の専門家でもございませんけれども、私の理解では、その報告書を書かせていただいたときの理解では、今、委員が言われた三十三条というのは、申請に関連する行政指導についてはこうだというふうに書いていると。行政指導そのものについては...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の専門家じゃないという御指摘ですが、それはもうそのとおりなんでございますけれども、これは我々も、コンプライアンス室の専門家、これは正に専門家でいらっしゃいます、に確認して報告書を作成させていただいているのでありますが、そのときの専門家の認識といたしま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと細かい話ですので。  情報の公開は重要だと思っております。御承知のように、契約者の理解を得なければこの予定利率の引下げはできないわけで、そうした中で経営者の方でいろんな判断をなされるものであるというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 総理御答弁されたとおり、矛盾はないと思っております。  基本的に、ちょっと細かいことかもしれませんけれども、まず五年以内というふうにおっしゃいましたけれども、これは五年、十年というふうに期限で決めているわけではありません。これは御承知のように、これはほ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それはちょっと違うと思いますよ。  これは、様々なショックというものが常にあって、そのショックに耐えるような財務基盤を常に持っていかなければいけないということになるわけですね。これはショックはいろんな場合にあり得ます。今の時点で、その支払能力に関しては...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが、それはちょっとおかしくないと思いますよ。  つまり、いろんなショックが起こり得ます。そのショックを吸収できるような力を常に持っていなければいけないわけですよ。そういったショックを吸収できるような力を常に持っているかどうかというこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、清算してしまわないで、清算する状況に持っていかないで、ゴーイングコンサーン、継続企業としてやることによって結果的に契約者の利益になるはずだと、そのような考え方に立っております。その過程において、会社を存続させるんだから会社の保護だと言うの...全文を見る
07月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○竹中国務大臣 二点御指摘をいただきました。  最初の問題に関しては、これは、本人確認を本当にきっちりとやっていくということに尽きていると思います。これは監督局長が答弁させていただいたとおりであります。その数値をきっちりと確認しろということの御趣旨は、本人確認をきっちりやる中で...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘にもありましたように、さまざまな指標で見る限りも、銀行、企業部門全体のバランスシート調整が依然進行している中で、企業の借り入れ環境はやはり厳しいというふうに認識をしております。短観等々いろいろな指標で見る限り、少しよくなっているという短期的な変化はある...全文を見る
○竹中国務大臣 江崎委員御指摘の問題意識は大変重要であるというふうに思っております。  もう言うまでもありませんけれども、今の貸金業規制法というのは、その時々でやはりいわゆる社会的な問題がそれなりに存在していて、それを解決するために法律の整備が進んできた。しかし、気がついてみる...全文を見る
○竹中国務大臣 これもまさに御指摘のとおりでありまして、本来、貸付金利、それは借り手のリスクであるとかさまざまな需給関係を反映して任意で決まってくるべきものであるわけですが、現行法では、これはあくまで債務者保護の観点から、利息制限法の規定によって、金額に応じて年一五%から二〇%を...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行は、当然のことながら、非常に戦略的に資産のポートフォリオを考えている。それは貸付債権の場合もあるし、株式、国債もある。株式に関しては、その変動要因が非常に財務内容に直接影響して、貸し付けそのものにも影響を与えるということで、御承知のような保有制限を課す中でのポ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産の問題に関しましては、この委員会でも随分といろいろと幅広く御議論をいただきました。  御指摘のとおり、これは税務会計と財務会計の調整項目として出てまいりますけれども、その資産性が非常に脆弱であるというふうに御指摘を受ける背景には、将来の収益見込み...全文を見る
○竹中国務大臣 言うまでもありませんが、繰り延べ税金資産というのは、いわば税金の前払い資産という意味での重要な資産項目でございます。その意味では、その資産性を頭から否定するというのは、これは確かに問題があるわけです。ただし、将来の回収可能性は、これはしっかりと見ていただかなければ...全文を見る
○竹中国務大臣 法務の現場についての観点から先生御指摘になられました。  これはまさに、公序良俗に反するものについては、従来と同じようにやはりそれは無効になるということでございましょうから、一概に申し上げる立場にはありませんが、公序良俗に反するかどうか、そういった実態判断でやは...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行口座というのは利用者から見ると大変便利なものでありますが、その分、確かに、そういったものがさまざまな形で悪用される危険にさらされているんだと思います。アメリカ等々で私が口座を設けるときはかなり大変でありました、いろいろな証明書等。それに比べて、日本の方が比較的...全文を見る
○竹中国務大臣 そこはまさしく先ほどのプリペイドの電話と同じで、大変難しいところなんだと思います。非常に厳密に、例えば写真つきのIDということになると、パスポートと免許しかない、それを持っていない人はどうなるのかという問題も出てくる。私の知る限り、アメリカ等々でも、これはソーシャ...全文を見る
○竹中国務大臣 担当ではありませんのでちょっとお答えする立場にはございませんが、私の知識が間違っていなければ、これは、実情に合わせていろいろな例外措置、つまり損失が出ることが確実である場合はそれを免除するようなシステムもあったというふうに認識をしておりますし、そこは実態としてそれ...全文を見る
○竹中国務大臣 こういった制限を議論するときには、モラルハザードが起きないように留意すること、それと、ある意味で自由な契約の可能性を阻害してしまわないようにすること、やはりこの両点が大変重要かと思われます。五十嵐委員の御指摘は、大変重要な御指摘だと思います。
○竹中国務大臣 私ども、委員会の御要請、理事会の御要請等々がある場合には、真摯に対応させていただいているつもりでございます。委員会の運営につきまして、私の方から申し上げる立場ではないと思います。委員会等々の要請がございましたら、真摯に対応させていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 委員会の御要請、御指示に従いたいと思います。
○竹中国務大臣 御指摘の箇所でありますけれども、事実関係からいいますと、東京海上は、平成十三年の一月に個別の生命保険会社と経営統合を目指すことについて合意した。それを公表した。同年十一月には当該経営統合の早期実現に向け検討に入ることに合意の上、これを公表した。その後、平成十四年一...全文を見る
○竹中国務大臣 委員いろいろな御指摘をされましたが、前の報告書と今回の報告書をあわせ読んでいただければ、その誤解は全部解いていただけるのではないかというふうに私は思います。  まず、統合の合意でありますけれども、これは正確には、統合に係る合意。  これは、最初の報告書には「統...全文を見る
○竹中国務大臣 既に御答弁させていただいたことも多いかと思いますが、まず、行政に期待を抱かせた云々というのは、これはそういうことは言っていないのではないか。それは保険契約者の間違いではないだろうかというふうに高木さん本人は言っておられる。それと、裁量権に関しましても、我々は行政訴...全文を見る
○竹中国務大臣 今、塩川大臣の御答弁のとおりであると思います。  一点、一部の報道が、骨太ではなくて骨なしだというような、やゆする表現がありましたが、今回の三位一体に関しては、私の知る限り、地方の首長さん、皆さん、よくここまで決めてくれたという御評価を間違いなくいただいていると...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、例えば補助金、助成金、非常に細かく区切って縛らないで、それも含めて一括化して、プールして、使い道を自由に任せることによって地方の自主的な意思決定ができるはずだと。考え方は非常に理解できると思います。したがって、補助金をできるだけ区切らないで一括...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと時間があれかもしれませんが、十七兆円というのは、これはまさに地方の財源不足であります。ちょっと誤解があるといけませんが、三兆円の税源移譲、四兆円の税源移譲をしても、この三位一体の改革をやる限り、これとは別に十七兆円の財源不足というのは残ります。  だから...全文を見る
○竹中国務大臣 極めて強力な枠組みを新たにつくっていただいた、私は本当にそのように思っております。先ほどから警察関係からの答弁もありましたが、これは本当に内閣を挙げてしっかりと実行に移せるように努力をしたいと思います。  当面、何ができるか。我々としては、捜査当局、関係団体等と...全文を見る
○竹中国務大臣 ロイズの件は承知しております。  そもそも、根拠法のない共済に係る法的な論点等について、我々も以前から、例えば外国損害保険協会、ロイズもそこに入っているわけですけれども、そういうところなど関係団体に対して周知を図っていった。その中で、ロイズがそのような公表を行っ...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、共済という互助の問題がありますから、そこはまさに、そういった小さな集団の意思というものは常に尊重しておかなければいけない。しかし、一方で、社会的な現象としては、本来免許を受けていないのにもかかわらず、不特定の者を対象にしてそうした引き受けを行うというよ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは前回、実は、植田委員に一度この問題をお尋ねいただいたときに、どのように進めるかということを勉強したいということは、私明確に申し上げたつもりでございます。  ロイズの話については、これは個社の判断でありますから、みずからのリスクを避けるためにそういう経営上の...全文を見る
○竹中国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
07月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○竹中国務大臣 委員御指摘の地域経済の再生の問題、それに雇用の問題、我々に課された最も重要な課題であると厳しく認識をしております。  今回の骨太の方針の中で書かせていただいた部分と、既に昨年からこの分野について積極的に取り組んでいる部分がございます。雇用に関して申し上げるとすれ...全文を見る
○竹中国務大臣 デフレの継続、地域経済の停滞、これはもう大変本当に大きな問題だと思います。  デフレに関して言うならば、実は名目成長率がマイナスである、実は過去五年の間に四年間、日本の名目成長率はマイナスであります。比較的大きな政府の支出をやっているときも、GDPはマイナスであ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、言うまでもなく、刑事罰を伴う厳しい法的な対応を行わなければいけない問題であると思います。  これは、基本的には労働基準法、労働基準監督署においてそうした対応が厳密になされているというふうに思っておりますが、我々も、銀行法等に基づく監督権限を持っております...全文を見る
07月22日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今回、非常に大所高所から広範のこの法案の御提出をいただいております。しかし、正に今、委員御指摘のとおり、特に委員三点御指摘くださいましたけれども、この金融対策を真に実効あらしめるためには、それの推進体制と申しますか、これが大変重要であるという強い認識を持...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には今の先生の御答弁で尽きているというふうに私も思っております。  株式、株価変動のリスクを銀行のバランスシートから切り離す、もって銀行の経営といいますか貸出し行為そのものが株価に大きく影響されないような状況に持っていくということが主眼でありまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行の融資に、その個々の融資判断についてもちろんどうこう申し上げられる立場にはないわけでありますが、その社会的な影響、そうしたことは視野に当然のことながら入ってくるのだろうというふうに思っております。  委員の御指摘を踏まえて、我々としては日ごろの検査...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま大塚委員が指摘された問題は、極めて本質的な、ある意味で政策論の本質の問題であって、かつ、最後は判断の問題にはなりますが、大変判断の難しい問題であるというふうに思います。  この買取り機構の議論がなされた当初から、また日本銀行があのような買取りの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 自分では変わっていないというふうには思っておりますんですが、これはしかし委員の御指摘は御指摘として受け止めたいと思います。  実際に政策の担当をしてやはり改めて感じることはと、あえて申し上げれば、やはり情報はなかなか不完全であって、情報が完全であればい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私の所掌ではありませんので、技術的なことも含めて余りお答えできる立場にはございません。  しかし、もしもおっしゃるようなことが本当であれば、バンドワゴンエフェクトというのは一種の情報の外部経済効果があるということでありますから、それはそれで長続...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あの時点で高木長官もしっかりと御答弁しておられたというふうに思いますが、基本的に委員の御指摘は、行政指導をしましたと、それにもし従わないからというその固有の理由で行政処分をする、これはやはりあってはならないことだということだと思います。  その点につい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここでのそのやり取り等々が、これは個別には、繰り返しますが、個別のやり取りは確認できないところもありますが、したがって一般的なストーリーとして申し上げるならば、そもそもこのままでいけば不利益処分をせざるを得ないような状況が出現する、このままでいけばですね...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 最初の報告書の中に書かせていただいたと思いますけれども、保険のプロとして求められている統合相手方に対する調査を尽くしていないことに起因して、その結果、市場に重大な影響を及ぼす。これがそのままいけば、そういうような結果、これは不利益処分の対象になることであ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、そうまでして守ろうとするものは何かというような御指摘もございましたが、繰り返し申し上げますように、金融庁は非常に大きな責任を負っておりますし、その担当大臣として私も、法令遵守のしっかりとした体制を作らなければいけない、それをしっかりと進めていかなけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的にはそのとおりであります。  同社の一連の行為が、保険のプロとして求められている統合相手方に対する調査を尽くしていないことに起因して、その結果、市場に重大な影響を及ぼすこととなれば、保険業法に基づく行政処分の対象となる可能性がある。  これは、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変申し訳ありません。経緯そのものの詳細、正確なところ、ちょっと申し上げる素材を今日は持っておりません。  ただ、これに関しては、そうした様々な要因を考慮しろということに関して世界各国からいろんな意見があったというふうに聞いておりますし、日本もそれに関...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の熊代先生の御指摘のとおりだと思います。  同時にもう一つ、金融行政の立場から、これは議員の提案でございますので私の解釈ということになりますが、自己資本の中にこのような形での、自己資本の計算に株価の影響が入ってくることによって、それが銀行の貸出し行動...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こうした自己資本の規制そのものも、ある意味で非常に新しく始まった一つの制度、これ正に定着しつつある制度であると思いますし、そこにどのような資産の価値を反映させるか、具体的には、更にそこに時価主義の、時価会計をどのように反映させるか。やはり今、正に世界じゅ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 想定されている取引を、例えば簡単にやらせまして、私が銀行で、先方が私の株を持っていると。それで、私がそのA社の株を持っている場合、これをやると。これは結果的には何が起こるかといいますと、自己株を保有するということになるわけですね。自己株保有して、保有して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の問題意識は、自己株を取得するという方法もあるのではないかということ、それをこの全体のスキームの中でどのように位置付けているんだと、そういう御指摘だと思います。  一つには、自己株を所有するかどうかというのは、これはやはり基本的には経営判断の問題で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御答弁の前に、一点、ちょっと技術的なことの修正をさせていただきたいんですが、私、先ほどの、自己株を取得する、それを消却した場合に自己資本が小さくなるという言い方をしましたが、これは消却するかしないかにかかわらず、自己資本の計算上は、それを持っていた場合で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員の問題意識である住宅ローンの問題というのは大変重要であると思います。これまで、これだけ大騒ぎして実は企業のバランスシートの調整というのを議論しているわけですが、考えてみたら個人のバランスシートの調整というのは余り議論してきていない。その個人のバラ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、今御説明があったように、基本的には満期において元本が保証されている金融債券でありますから、その時々において、金利状況等々において、流通される場合、価値は当然のことながら変動するわけですね。  これは、まあ今の時点でそれを買うかどうかというのは、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういう債券というのは、基本的には、将来に対してどのような我々が期待を持っていくか、満期に至るまでどのぐらいの、どのような経済の状況になって、満期のときにどういうような経済状況になっているのか。そのときから、そのときに、例えば十年後なら十年後に幾ら返して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 予定利率の問題に関しては、当初御指摘のように、将来どれだけ受け取れるか、それから逆算して現在価値を我々判断して、それで、その意味ではお金をつぎ込んでいっていたはずであります。その前提条件が実は当初の予想と大幅に狂ってしまって、それで、その場合にどのような...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、委員が前半でおっしゃった、こういう問題を早め早めにきちっと整合的な枠組みを作ることによって問題を解決していかなければいけない、そうでないと国民にしわ寄せがいくだろう、その御指摘は全くそのとおりだと思います。  私、先ほどから申し上げているのは、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題は大変難しい問題だと思います。  これだけ成熟した経済についこの間まで国営の貯蓄金融機関があったということ自体、やはりこれは世界から見るとなかなか驚きの目をもって見る人もいると思います。そこにはマーケットでのリスクとリターンの評価がなかなか生か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の問題を含めて大きな制度設計をしていかなければいけないという御指摘はそのとおりだと思います。  繰り返し申し上げますが、我々は正にそういう問題意識を持って公的な資金の流れというのを今年の経済財政諮問会議の大きなテーマとして位置付けました。これについ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員のお尋ねは、骨太の方針というよりは、昨年秋の金融再生プログラムを出す段階で財務省、税の問題をどのぐらい議論しているかということだと思います。  御承知のように、再生プログラムの中のその本体の中に、この税の問題については見直しをお願いしなければいけな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法案、法律の枠組み、大変重要でありますが、それに加えて、むしろ現実にそれ以上に重要性が高まってまいりますのは、このやみ金融対策を真に実効あるものとするための様々なやはり行政の体制作りであるというふうに思っております。例えば、相談窓口、監督事務を行っている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、これは財務局、都道府県等々に対して適切な措置を取るように、我々としては関係当局も理解を得ながら速やかに要請を行うことが必要であるというふうに思っております。さらには、先ほど申し上げましたようにやはり様々な連携を取る。特に相談窓口、監督事務局に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう一九七〇年代、八〇年代からずっと言われてきたことだと思いますが、日本の金融システム全体が、企業部門の資金不足を補うために、家計から集めた資金を間接金融等々を通して企業に貸付けすると、そのような形での金融システムが非常に定着していったということが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) やみ金というのは、一般には正に無登録で営業している人、ないしは、登録はしているけれども法律に違反したような貸付けを行っている人、それが正にやみ金であろうかと思います。  銀行と違いまして、預金を受ける、そういう意味での資金調達手段はありませんし、さらに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは幾ら経営判断の問題であるとはいっても、やはりこれは反社会的な行為を助長するというようなことであれば、これは当然のことながら問題であると思いますし、そこは免許業種としての銀行の正に倫理が問われると。我々もそういった意味での社会的な責任を負っているとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、大門委員、UFJの例を出してくださいましたが、金融庁として同行に確認をしましたところ、この支店、御指摘のとおり七十二支店、合計百六十六の普通預金口座について、口座開設時における本人確認の際に提示を受けた保険証書に架空の被保険番号が記載されていたことが...全文を見る
07月23日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 本年六月六日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、昨年十月一日以降本年三月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、日本の金融システム全体、非常に大きな問題を抱えたままもう十数年走ってきたのだというふうに思います。  要因を挙げるのはなかなか容易ではないんでありますが、非常に、ちょっと視線を遠目に置いて見てみますと、日本の銀行融資の残高、銀行融資...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の山根委員の御指摘、一つの例として御紹介してくださいましたが、そういった正にミクロの現場を踏まえるということは、これは大変重要なことであると私自身常に考えております。  よく、構造改革の結果、銀行が融資態度を厳しくしている、貸し渋りが起こるというよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年の経済財政諮問会議でこの政府系金融機関の在り方についてのかなり包括的な議論を行い、取りまとめも行いました。基本論は、これは、民間でできることは民間で、政府が仕事を取り込むのではなくて民間でやっていただくというのがこれはあくまでも大原則であろうかと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済を良くすることが重要である、しかしその先にどういう日本を見るか、これは当然のことながら大変重要であり、それを示していくのがまた政治の大きな役割であろうかと思います。  基本的に、経済に関しましては、例えば「改革と展望」等々で中期的なマクロ経済の姿を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 住宅需要面の掘り起こしという観点からも、また国民生活の直接的な向上という点からも住宅の質的拡充というのは大変重要な課題であるというふうに思っております。同様の議論は、引き続きまして、したがって経済財政諮問会議でも民間議員を中心に非常に活発に、時に活発にし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 提案の細部までは今ちょっと存じ上げているわけではございませんが、基本的にはやはり住宅投資というものを社会的に重視しようということ、それに関しては、利子控除とか経済的なインセンティブに、直接インセンティブにかかわる部分、これは特にアメリカの制度なんかを参考...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 初めてかということに関しては初めてでございます。  報告の件でありますが、先ほど私いわゆるFRC報告というのをさせていただきました。これ、金融再生法第五条に基づく報告ですが、この第五条には何と書かれているかと申しますと、「破綻した金融機関の処理のために...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員御指摘くださいましたように、合併に係る審査基準というのは銀行法三十一条に書かれておりまして、三つ書かれています。一つは、資金の円滑な需給及び預金者の、利用者、いわゆる利用者の利便の問題、これが第一の点。第二の点は、適正な競争関係を阻害しないという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員から御指摘いただいたこと、大変有り難いと思います。  もう今委員の御説明の中にありましたけれども、これ税金の投入というふうに一般には言うんですが、実は二段階で考えなければいけないわけであります。  まず、これは政府保証をして預保が借入れを行うと。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 算入制限の問題というのは、要するに金融監督の基準において自己資本の中に入れるかどうか、その算入制限のことだと存じます。  これにつきましては、金融審議会の中のワーキンググループを本年二月以降立ち上げておりまして、精力的に検討をお願いしているところでござ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 具体的に、来年度に関して具体的にどのような要望を出すかというのは、もちろん検討中でありますけれども、基本的な考え方としましては、この繰延税金資産という厄介な問題、税務会計と財務会計のすき間の問題に関しては、やはり以前からお願いしている三点のセットというの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員、今、健全な金融機関にも資本注入をとおっしゃいましたけれども、これはちょっと正確に私たちの考え方を申し上げますと、これは昨年の金融再生プログラムのときに、日本経済、日本の金融機関は危機ではない、危機ではないけれども健康体では決してないと思う、その中間...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な考え方ということでありますので、先般の関係閣僚等の会合で、これは証券市場活性化に関連するものでありますけれども、我々としては、この郵便局ネットワークを活用した民間投資信託の窓口販売については、民間との役割分担を含めて総合的に検討すると、民間との役...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、その後ではございませんで、その閣僚会議の最終的な取りまとめの段階でいろいろ当然のことながら担当大臣として議論をさせていただいております。そのときの合意が民間との役割分担を含めて総合的にと、そういうふうになったわけです。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な方針を決定いたしました。後は各担当の部局でそれを一生懸命推進していこうというのが先般の関係閣僚会議の決定であります。  当然のことながら、民間との役割分担を含めて総合的にということになりますと、総務大臣と私と、これはいろんなことをお話ししていか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 健全な金融市場というのはリスクとリターンの関係が非常に健全に評価されるようなシステムになっていなければいけないということだと思います。  巨大な公的な貯蓄金融機関がそこにあるということは、公的であるということで、これに関してはそのリスク評価がこれはマー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 積立てという言葉がダブっておりますが、考え方の違いではないという点、御認識いただきたいと思います。  私が申し上げているのは、今、実質、賦課方式になっているわけですが、これには二つのリスクがある。一つは金利が変動するリスク、もう一つは人口構成が変わる人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 資本増強、御承知のように、預金保険法の百二条に基づいて行うわけですけれども、同法の百五条の第三項において、資本増強を行うときの満たさなければいけない要件というのが決められている。幾つかありますが、経営責任、株主責任等々ありますが、経営の合理化のための方策...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いかなる場合も自分の給与水準が引き下がる、特に三割ですから、これはかなり大きな引下げであり、これは大変当事者にとってもつらいことであるというふうに思います。その意味では、給料というのは、これは大原則としては、やはりいい仕事をして利益を上げて高い給料をもら...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 六号、七号、直接の問題はちょっと所管ではございませんので申し上げる立場にはありませんが、いずれにしても、取引先である企業、特に中小企業に対して円滑な資金供給が行われるということは、これはもちろん重要なことであるというふうに思っております。であるからこそ厚...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のは社内の内部の資料等々かと思われますので、ちょっとこれに関しては我々としても調査のしようがございません。  ただ、前回も答弁させていただきましたけれども、再生勘定、新勘定に分けるというのは、これは管理会計上の話であって、かつ新しい経営者が自らの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、勘定の分離の話と資産の再査定の話というのは、これは分けて考えていただかなければいけないと思います。  勘定の分離というのは、これは今までも資産区分を持っているわけですね。それで、要管理先以下のところでありますから、そのことは、要管理先、あなたのと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御懸念、特に従業員の方々、中小企業の方々、委員の御懸念は大変重要なポイントをついておられるというふうに思います。そうした懸念を我々も共有しているつもりであります。手法等々について更に今後また御議論させていただく、伺わなけりゃいけない問題あると思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) りそなに対する公的資金注入の必要性の認定を行った時点から我々としては、経営監視チームを中心に、経営監視チームだけではありませんけれども、その間の言わば企業経営のガバナンスの空白ができるということに対しては大変神経を使ってまいりました。  これは、新しい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) りそな銀行というのは地域に深く根差したネットワークを持っている、特に大阪の地域と埼玉の地域等々にですね。その意味では地元の方々が、今後この銀行はどのようになっていくんだろう、自分との関係はどうなっていくんだろうか、これはもう当然のことながら大変大きな関心...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新聞記事は承知をしております。ただ、我々としては、今、十五年三月期決算の、この決算、御承知のように当期利益が赤字となって、その計画に比べると大幅な未達になっているわけであります。これに対してどのような監督上の措置を取るかということを今我々としてはまだ検討...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 決算の問題点、正にそこを今検討しているところなわけでありますが、金融機関というのは資産をお預かりして資産を運用するという責任を負っている。その中で、不良な資産についてはこれを当然のことながらオフバランス化して、しっかりとした財務基盤を作っていただかなけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融整理管財人によりまして旧経営陣の責任追及作業をしておりますけれども、その結果としまして、旧石川銀行については、不正融資案件として、これは刑事告訴が一件、損害賠償請求訴訟が一件、これが提訴されました。また、旧中部銀行においては、損害賠償請求の訴訟が二件...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、銀行の自己査定と、それと金融庁の査定の間には大きな差異があったということであると認識をしております。  それで、どんな指導をしてきたのかというお尋ねでありますけれども、まず、同行については、十二年の三月に業務改善命令を出しております。こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年の九月に金融担当の兼務を命ぜられたときに申し上げたことでありますが、日本の金融システム、金融機関は決して危機的な状況だとは思わない、しかし決して健康体だとも思わない、やはりそこに治すべき問題、治療を要する問題があるというふうに申し上げました。  そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 九八年、九九年、正に日本の金融システム全体がシステミックリスクの入口に立たされたような段階で思い切って資本注入を行った。それによって、その直後、いわゆるそれまで非常に大きかったジャパンプレミアムが消えて金融システムが安定化していくという兆候が見られた。そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰延税金資産という言葉は去年の秋ぐらいまでは少なくとも一般紙に大きな見出しとして出ることはなかったのだと思います。我々として、去年の秋に金融再生プログラムで提起していろいろ御議論を幅広くいただくようになりました。これはもう委員よく御存じのことで言うまでも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現状認識として、先ほど申し上げましたように、決して危機ではないと思う、しかし健康体ではない、そのようなグレーゾーンといいますか中間領域にある状況でどのような新たな公的資金の枠組みが必要かどうかと、この必要性も含めて、これまた金融審で今議論をいただいている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融再生プログラムで、その前に総理から指示を受けましたのは、その当時、去年の秋の時点でありますが、二年半ぐらいでこの不良債権問題を終結させろということでありました。その終結というのはどういう意味なのかと。これはなかなか判断は主観的なものにならざるを得ませ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な御質問でありますが、なかなかお答えは難しい問題かと思います。  基本的には、集中調整期間でありますから、そこはしっかりとやっていただきたい。その先に向けても、しかしメガバンクに関しては、世界のマーケットを競争相手としながら、やはりその収益力を...全文を見る
07月24日第156回国会 参議院 財政金融委員会 第23号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権をどのようなベースでとらえるかということに関しては、いろんな、少なくとも複数の開示の基準があるわけでありますが、ここの表は十四年の中間期まで出ております。  まず、不良債権の全体額に関して申し上げますと、十五年三月期まで含めますと、これは不良債...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、要管理先に関しては、ちょっと正確な数字は持っておりませんが、二けたの、確かに厚い、その他要注意先に比べれば当然のことながら厚い引き当てをすることになるというふうに思います。これは、要管理先、いろんな内容がありますので、これをなかなか一概に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 産業再生機構が万能であるとはもちろん考えておりません。この産業再生機構を設立した趣旨を踏まえてどのようにこれを活用できるかというのは、これは我々に課された非常に大きな課題であると。その意味では、委員の御指摘、これを一体どのように使っていくのかということに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 産業再生機構については、これはメーンバンクと協力しながらやるということで、これはこれで一つの仕組みであるということであると思います。  それはそれとして、さらに、委員御指摘のような中小企業に関しては、中小企業固有の、リレーションシップバンキング固有の問...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは今、櫻井委員がおっしゃったことと私が申し上げたいことはそんなに違っていないのだと思います。  委員言われたように、国債はリスクウエートがゼロであると、貸出しはリスクウエートが高いと、そのリスクを回避しようというような行動をどうしても取ってしまうと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御承知だとは思いますが、あえてはっきりと申し上げたいと思いますが、我々は国内業務を行っている銀行に対してはBIS基準を課していないんです。BIS基準というのは、御承知のように、国際業務を行う銀行に対して八%の自己資本比率を守ってもらう、これがBISの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員が前半におっしゃった、融資が受けられる企業があるはずだ、それに対して融資が行われていないことが問題なのではないか、それに対応するためにやはりしっかりとした制度を作らなければいけないのではないか、これは全く同感であります。  実は、金融再生プログラム...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな痛みがいろんな方にあるんだと思います。それを構造改革と直接結び付けて議論するというのはなかなか難しいかというふうに思いますが、私としては、これは痛みかどうかはともかくとしまして、大臣という職責は大変やはり重い職責であると、プライベートなものを私の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭、大門委員が筋悪の政策である、前回の生保も含めて、そういうパッチワーク的な政策を並べることが筋悪の政策であるというような言い方をされました。今の御質問、正にそうではないかという御指摘なんですが、私は、こういった政策が結局筋悪のものになるかどうかは、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には熊代先生言われたこととダブるような気がいたしますが、そもそも今回のスキームというのは、一方で、株価変動のリスクと銀行の財務、さらにはそれに基づいて貸付けを行うわけですから、その貸付け行動を切り離したいという一つの政策目標が一方であると。しかし、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと理屈からいいますと、日銀がどの株を買っているかというのは分かりません。したがって、どの株を買っているか、そうするとその相手方の株が何であるかということも分かりようがありません。したがって、その株ないしはその株価において何が起こったかということは私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういう実務に根差したというか、実利に根差した政策というのは、やはりその時々で微調整、微修正を必要なものというのはやはりどうしても出てくるんだと思います。特に、この数年間、二年間ぐらいの銀行の財務内容の変化、銀行貸出しの変化、さらには株式市場の変化、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変大きな問題の提起だと思います。しかし、あえて少し問題を提起させていただきますと、日本における長期雇用慣行、いわゆる日本型の雇用慣行というのは、実は専門家の分析によれば比較的新しい制度であると。古いという人でも一九二〇年代以降、その他の人たちではむしろ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 福井総裁がおっしゃったことに特に付け加えることはないと思っております。  ただ、一点。金利、今話題になっているのは当然名目の金利でありますけれども、一方で実質の金利、インフレ率がマイナスでありますから、実質金利はどれほど低いのかというような点についても...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 何度も申していますように、不良債権問題の終結に向けては三つのことをやらなければいけないと。資産査定の厳格化、自己資本の充実、コーポレートガバナンスの強化、すなわち収益力の向上、それぞれをどれ一つ欠かせることなくバランス良くやっていかなければいけない。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、今の時点で、今後公的資金の注入がどのぐらい必要であるかとか、そういった予見、予断を持っているわけでは全くありません。企業には、銀行にはしっかりと資産査定をしていただきたい。そのための枠組みは作ったつもりであります。自己資本充実のためにはまず自ら努...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども言いましたように、公的資金については、利益をもって償却する場合、さらには、しっかりと内部蓄積をしていただいて、それが株価に反映されて、これはりそなの場合は普通株で入れておりますから、それで市場で売却する場合、いろんな場合があろうかと思いますが、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新聞報道は承知をしておりますけれども、今、我々まだ決算の数字を精査している段階でありまして、今の時点でどのような監督上の措置を取るかということを決めているわけではありません。ただ、いずれにしても、我々としては幾つかのルールを持っております。そのルールにの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、ちょっと御質問、その点はいただいておりませんでしたので、正確な数字を個々に記憶はしておりませんが、基本的には、政府経済見通しなり政府の中期的な経済の枠組み、それに沿っている、ないしはそれとは最低限矛盾のないものになっているというふうに思ってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと具体的に委員は何を御指摘になっておられるのか。例えば、これは公的資金そのものも預保を通じてもちろん入れるわけでありますけれども、それ以外、例えばもう見えない形で公的資金が入るとか、そういうようなものは基本的にはあってはいけないというふうに思ってお...全文を見る
10月01日第157回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○竹中国務大臣 りそなに関連して、原口委員の御指摘は二点なのかと思います。  一つは、五月十七日の時点での金融危機対応会議での私たちの意思決定を一体どのように位置づけているのかということ、二番目は、今りそなの新しい経営陣のもとで行われている資産査定、それとどう絡むのか、そういう...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、個別の銀行等々について、我々は何も報告も受けておりませんし、こういう場で議論すべき問題ではないというふうに思っております。  その上で、持ち株会社があるような場合、それで過少資本なりそういった問題が、経営の問題が起きた場合にどうするか。一般論としては、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 流用とかそういうのは何を意味しているのかというのが、これは個別個別でいろいろな場合があるのだと思います。  したがって、先ほど申し上げましたように、一般論といえどもこれは極めて個別の問題でありますので、個別の行政の問題として、我々としては法律にのっとって対応を、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、それが流用とかそういう問題になるかどうかというのは、これは個別問題です。したがって、その個別問題を今ここで議論することはできません。  ただ、原口さんおっしゃるように、モラルハザードが起きないようにしなきゃいけない、これはこれでもっと...全文を見る
○竹中国務大臣 この五百三十万人雇用というのは、そもそもの発想は、海外への製造業の立地とか衰退していく産業とか、雇用が減るところというのは、この構造調整の中ではどうしても出てくる、それを補うためには新たな雇用創出が必要である、その創出の可能性として、こういう分野で五百三十万人の可...全文を見る
○竹中国務大臣 雇用の問題というのは、これは海江田委員よく御承知の上で聞いておられると思いますが、世界じゅうで今大変であります。  この二年間で日本の失業率はほぼ横ばいなんですね。その間にしかし、経済がいいというアメリカでも一%ポイント以上ふえて、フランスでもドイツでも一%ポイ...全文を見る
○竹中国務大臣 データのことでありますので、私もその場で総理に御説明をさせていただきました。これはどうしてこういう数字が出てくるんだということはきちっと総理から御質問がありましたので、説明させていただきました。もう言うまでもありませんが、統計の比較の時点が違います。一年分統計が長...全文を見る
10月02日第157回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私の問題に関しては、様々な御意見がある中で総理が留任して仕事を続けろというふうに命ぜられたと、これはまさしく総理の構造改革に対するすさまじいその思い、姿勢を示しておられると思っております。私自身、その期待にこたえられるよう全力で取り組みたいというふうに思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは総理から、経済財政諮問会議でその中の非常に重要なテーマとしてこれをしっかりとまとめろという命を我々受けているわけですから、当然これはしっかりとやっていきます。  今、一行しか書いていないじゃないかというのは、これは正に大きなテーマだからしっかりと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どういうようなことになっても、政治状況になっても、行政に休みなしであるということは総理が常に我々に命じていることでございます。行政に正に休みなし、これはもうしっかりと継続的にやっていくつもりでおります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 「改革と展望」は、委員よく御承知のように、昨年、第一回目を出しまして、これ年次改定していくと。財政とマクロ経済を整合的にと。この仕組みそのものが実は小泉内閣になってから始まった、新しい、そのシナリオをしっかりと国民に示していこうという姿勢の表れでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、この一月の、二月の時点でもいろいろ御審議いただいたことだと思いますが、世界的な、イラクの問題に象徴されるような世界的な地政学的な不透明性が世界を覆って、世界経済全体が沈滞する中でその目標年次を一年延ばさざるを得なかったと、非常に大ざっぱに言います...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) プライマリーバランスの意味につきましては、もう委員おっしゃったとおりでございます。借金がこのままでいくと無限大まで増え続けている、ある一定以上には増えないようにしなければ、これは、これを止めないともうどうしようもないわけですから、そういうふうに、借金がこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 「改革と展望」に明記しておりますが、プライマリーバランスを回復させるには二段階でこれを行おうというふうに考えているわけです。  第一の段階というのは二〇〇六年までの段階で、これはとにかく政府の規模をこれ以上大きくしない、歳出を一定、これまでより全体とし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとこれ、細かい数字は今手元では確認できないのでありますけれども、基本的には、デフレを克服していく、かつ経済の再生に自律的な成長軌道を実現していく、そうする中で名目成長率をしっかりと確保できるような形になって、それによって税収を確保していく、正に構造...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その国民の選択というのは、その二〇〇七年以降の税制の在り方とかというのは、そのときにやはりきちっと国民は選択していただかなきゃいけない、そういうことで申し上げているわけであります。  いずれにしても、そういったプロセスについては「改革と展望」で年次別に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 荒木委員の御指摘、誠にごもっともだと思います。それが金融機関であろうということだと思います。  金融再生プログラム、昨年作りまして、これ、ともすれば不良債権を減らすためのプログラムというふうに思われているんですが、その中に、銀行はやはりもっと目利きを生...全文を見る
11月25日第158回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○竹中国務大臣 御指摘のように、「改革と展望」において、二〇〇六年には実質でも相当の高い成長率、二%を上回るような成長率、そして名目でもそれに匹敵するような成長率を実現するという明示的なシナリオをこの「改革と展望」の中で示しております。  そこに至るシナリオということであります...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、日本の景気はきちっと持ち直しの動きにあるという認識を持っておりまして、そのことを報告させていただいております。  これは、昨年の最初から持ち直しの動きがあったんですが、昨年の後半はいろいろ、イラクの問題、その後のSARSの問題等々がありまして、踊り場...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお話、実態として我々も、その地域、特に一部の産業等々について厳しいということはもちろん十分に認識をしているわけです。その上で、しかし、委員の話を聞いている限り、やはり単純な景気循環の話と構造の問題をかなり混同してお話ししておられるように私には思えます。  ...全文を見る
11月26日第158回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今、固有の金融機関の名前を挙げて信用リスクに関する話がありました。これは、そういう報道等、すべて憶測に基づくものでありますので、信用リスクに関する問題に関して憶測等々に基づいて発言することは控えさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の民営化に関しましては、総理の御指導の下、経済財政諮問会議で今後約一年間検討して、来年の秋までにその具体化の基本方針を示すということになっております。  既に議論を始めておりまして、御指摘のようにその五原則をまず諮問会議の方針として決めております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、両大臣から基本的な御説明のあったとおりでございます。  言うまでもありませんが、三位一体というのは三つを一緒にやって初めて意味があると。逆に言うと、例えば補助金の削減が進まないと税源移譲は進まないわけであります。三位一体は、したがって、一つのことが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょうど一年前に金融再生プログラムというのを作って、不良債権の問題の解決を目指した段階でそういった御指摘を委員からいただいたことを記憶をしております。当時から申し上げておりますんですけれども、銀行が危篤状態に、言わば危篤状態になったような場合は預金保険法...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) たまたま大手の銀行が昨日、九月期の中間決算を発表いたしました。それによりますと、我々が目指しているような方向で、不良債権を約二年で半減するという方向に向かってその道をしっかりと歩んでいるという方向が示されております。  しかし、中小の金融機関、地域の金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 東京都のいわゆる債券市場の創設についての取組というのは、金融機関が中小企業に貸し付けた債権等をいわゆる特定目的会社制度を利用することによって流動化して、一言で言えば、やや技術的ですけれども、中小企業の資金調達の円滑に資するものであるというふうに思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小林委員から大変貴重な機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。  御指摘のように、今、来年度の予算編成では、今までにやったことのないような新しい手法を予算編成の中に取り入れようと思って、我々は実は張り切ってやっております。これは、財政赤...全文を見る
12月04日第158回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○竹中国務大臣 十二月二日、預金保険法第百二条第六項に基づき、株式会社足利銀行に対する同条第一項第三号に定める措置の必要性の認定の内容に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審議をいただくに先立ちまして、本報告を提出するに至った経緯及び本報告の内容等...全文を見る
○竹中国務大臣 冒頭に小泉委員から大変大きな問題意識を開示いただきました。  基本的には、今のシステムというのは、それぞれの役割、会計士の役割、企業の役割、金融当局の役割、それぞれがいわば分権的にそれぞれの役割を果たしながら、全体として、社会の一つの機能を果たしていこうというシ...全文を見る
○竹中国務大臣 この問題、法的には今副大臣が御答弁させていただいたとおりでありますが、現実問題として、その株式を引き受けた、優先株を引き受けた方々の御心情を思うと、これは大変やはり遺憾なことであるというふうに思っております。  今回の三号措置に合わせて、関係省庁の連絡会議という...全文を見る
○竹中国務大臣 私も英語で苦労しましたので、思いは基本的には同じでございます。  委員はマクロのジレンマというお言葉を使われましたが、全くそのとおりなんだと思います。バランスシートが傷んでいるからそのバランスシートの調整はしなければいけない、これは不良債権処理ということになりま...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、渡辺委員が冒頭でおっしゃいました、これは、まさに県民の思い、そしてそれを受けた県選出の先生方の思いというものがいろいろな御質問の背景にあると思いますので、一生懸命お答えをさせていただきます。  預保法そのものに対するお考えは、委員なりの一つの御見識だという...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど来委員が御指摘の点は、実はまさに我々にとって非常に重い御指摘だと思います。この三号措置というのはまさに初めてであります。この三号措置の真価が問われるんだ、別の言い方をすると、金融庁の真価が問われていると思います。  一点だけ、進駐軍が今行っているというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、同行が持っている潜在力というのは極めて高いものであるというふうに私たちも思っております。  今、そのシステムについての言及がございましたが、これはいわゆる情報システムだけではなくて、ビジネスモデルそのものを革新的にすることによってその力を存分に発揮させ...全文を見る
○竹中国務大臣 遠藤委員の今の話を通して、改めて、やはり地域の方々の不安、御懸念、痛切に感じます。私たち自身も、もちろん、このような事態に至ったことはもう大変遺憾なことであるというふうに思っている次第でございます。  ぜひとも基本的な点で御理解を賜りたいのは、委員おっしゃった一...全文を見る
○竹中国務大臣 企業はみずからが決算をつくる、その際に、監査法人の監査を受けなければいけない、そういう協議をしなければいけない、その場合、監査法人というのは、一般に公正妥当と認められる会計慣行に基づいて、職業会計人としてのきちっとした判断をしなければいけない、これが私たちの社会が...全文を見る
○竹中国務大臣 足利銀行という、地域で五割のウエート、シェアを持っている金融機関に対して地元の方々が出資を行ってこれまで支えてきたという経緯は、大変我々もよく存じ上げております。そうした観点から考えますと、これは、債務超過でありますから、実質的な一株当たりの資産がマイナス、ゼロに...全文を見る
○竹中国務大臣 地域経済をめぐる問題、構造的な深刻な問題を抱えているということに関しては私たちも十二分に認識をしているつもりでございます。地域全般に関しては、そうした観点から、地域再生本部をつくって、地域再生の担当大臣も置いて、内閣全体として取り組む、そのような非常に強い決意を持...全文を見る
○竹中国務大臣 金融システムを強化するために、とりわけ地域の金融システムを強化するために、リレーションシップバンキングの趣旨にのっとって、さまざまなことを今後も強化していかなければいけないと思っております。その中で、とりわけ、資本の増強をどのように考えていくかというのは、今回の百...全文を見る
○竹中国務大臣 大変大きな御質問でございます。  金融行政、金融をどのように考えて、政府がそれにどのようにかかわっていくかというお尋ねだと思いますが、金融というのは、読んで字のごとくお金を融通する、余資のある家計、そこから資金不足の生じている法人部門、今ですとそれに政府部門が加...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと事実を確認させていただきたいんですが、委員が要請をされたんだけれども金融庁は出さなかったということなんでございましょうか。そういう事実があったということなんでございましょうか。
○竹中国務大臣 情報公開のルールで、一定期間を置いて公表する。幾つかの、風評等々を考えなければいけないという観点からこういう規定になっているんだと思いますが、前回もかなり詳細な議事要旨を出しております。前回と同様に、議事の内容がほぼ正確に御議論いただけるような議事要旨をとりあえず...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘、これは本当にきっちりとお答えしなければいけない問題だと思いますが、二つのことをぜひ分けて御議論賜りたいと思います。  まず、三月期の状況、三月期につきましては、これは繰り返し申し上げますが、決算というのは会社が行うものであって、それに監査法人が独立...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、足利との比較において、「りそな」の検査がどうかというお尋ねであります。  「りそな」に関しましては、委員もよく御承知のとおり、これはいわゆる主要行でありますから、通年専担の検査を行っているし、決算期においては、債務者区分に関してリアルタイムで検査を行う...全文を見る
○竹中国務大臣 誤解のないようにぜひ御認識を賜りたいんですが、預金保険法第百六条第一項に基づく減資、これはいわゆる会計上の減資であります。会計上の減資でありますけれども、これは実施をしております。これはぜひ御確認をください。そういう会計上の減資はしておりますので。  ただし、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、今の我々が依存しております預金保険法第百二条というのは、いわゆる金融危機を回避するための措置であります。その運用に当たっては、その時点で得られる最も確実性の高い情報に基づいて迅速に対応する。  今でこそいろいろな議論がなされておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの委員の御指摘とも関連しますが、一回の検査に基づいて破綻を決めたと、これは表現そのものの、言葉じりをとらえるつもりは決してございませんが、決して検査に基づいて破綻を決めたというわけではございません。  委員御承知だと思いますが、検査を行ったのは三月期でござ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、検査のインターバルが長くなれば、そこで急激な変化が起こってそれが問題になり得るという御指摘は、一般論としては私もそのとおりだと思います。そうした観点から、我々も、特に注視しなければいけない金融機関に対してはインターバルを平均よりも短くするような...全文を見る
○竹中国務大臣 御理解いただきたいのは、今の局長の答弁もありましたように、地銀九行のうち二行については立入検査をしている、その他の七行については平均して一年一カ月でやっているということですので、我々としては、まあ、かなりめり張りをつけてやっているつもりでございます。  御理解い...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げているのは、平均でそのようになっているというふうに申し上げているんです。  委員の御指摘はわかります。長いところもあるではないか。これは、個別の銀行に関しては、風評につながる可能性もありますので申し上げられませんが、それは当然のことながらばらつきがあ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、我々の社会が持っている会計情報のインフラというのは、企業が決算を行う、監査法人がそれに対して監査を行う。そうした手続を経て地域銀行百十五行は十一月末までに中間決算の公表を行ったというふうに承知しております。  そうして公表され...全文を見る
○竹中国務大臣 させていただきました。
○竹中国務大臣 応援をさせていただいた先生方が二十数名、二十から三十の間の数であったと記憶をしております。正確には勘定しておりません。場所でありますが、北海道から鹿児島まで、地域的には分散をしております。地域と応援させていただいた先生方の人数はそういうところでございます。
○竹中国務大臣 ちょっと今、御質問いただきましたんですが、基本的には党の方から依頼されたもの等が主だったと思いますので、そちらの方で御負担をいただいたというふうに思っております。
○竹中国務大臣 ございません。
○竹中国務大臣 永田委員は、受け身の対応をしているのかという、ポイントはそこかと思われます。  御承知のように、日本の金融行政というのは、銀行行政というのはいろいろな経緯を経て変遷してきておりますが、従前の事前介入というのはやはりやめるべきである。市場の成熟とともに、経営主体そ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘になったように、予見可能性、そのもっと大きな背後というと、やはり説明責任、情報の開示、これは今の制度を社会に定着させるために欠かせないキーワードばかりであろうかと思います。  今委員は公認会計士協会のホームページについて言及されて、そこで見られないのは...全文を見る
○竹中国務大臣 ある意味では非常に大きな問題の御提示だと思います。  まず、我々として考えなければいけないのは、我々は事前の介入はしない、事後のチェックに徹する。そうすると、まず、当事者がどのようにしっかりとした観点からしっかりとした会計情報を出せるか、これを何に依存するかとい...全文を見る
○竹中国務大臣 今の御指摘は大変ごもっともだと思います。ごもっともだという意味は、今委員がおっしゃったのは、監督の基準としては当然別のものがある。八%、四%の自己資本の規制そのものも、これは監督上の、会計監査とかそういう観点ではなくて、金融システムを健全に保つための監督上の指針、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、委員御指摘のように、私も予見可能性というのは大変重要な問題だと思っております。  委員の今のお話は、客観的に、恐らく何らかの外形的な基準、外から見えやすい基準で判断できるような仕組みを用意しておく方が予見可能性が高まるのではないかと...全文を見る
○竹中国務大臣 であるからこそ、この実務指針を提供して、どのぐらいの繰り延べ税金資産を認めるかという判断が非常に特殊な専門技能を持った専門家にゆだねられているということなのだと思います。一般の方にゆだねられているわけではない。まさにそれが公認会計士であり、会計士は独立した立場でそ...全文を見る
○竹中国務大臣 どこの国においても、一般に公正妥当と認められる会計のシステム、会計の原則があり、公正妥当と認められるような監査のシステムというのがあるんだと思います。私たちの社会は、日本だけではなくて、どの社会もそのシステムに依存して会計情報を得ている、それはやはり最大限尊重され...全文を見る
○竹中国務大臣 一般に公正妥当と認められるような基準をどのようにつくるかというのは、これはそれぞれの社会でいろいろなお考え方はあろうかと思います。  しかしながら、例えば会計の基準、かつては国の審議会であります企業会計審議会がそれを担っていた。しかし、委員よく御承知のように、世...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁の検査においては、繰り延べ税金資産の検査は行うわけです。しかし、行うときには、当然のことながら、一般に公正妥当と認められる会計慣行に基づいて行う、ここはお認めいただけるんだと思います。  繰り返し申し上げますが、金融庁の検査においても、繰り延べ税金資産の検...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、監督上の措置を、監督上必要な判断を行います。そのときに、ちょっと委員がおっしゃることがどちらか、二重に聞こえるのでありますが、そのときに会計基準そのものを我々なりの独自の全く別の会計基準をつくっておくべきだという御主張なのか、会計基準は会計基準でいいけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 今財務大臣がお答えになったとおりでございます。  委員も御指摘のように、全内閣、各省庁で連携をとって統一的な行動をとらなければいけない。北朝鮮問題について、我々の所管の分野で内閣の方針と整合的な適切な対応をしていくというのは、これは当然のことであろうかというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の今お尋ねの中で、「りそな」と足利との比較においてお尋ねがあったというふうに認識をいたします。  御指摘のとおり、「りそな」に関しましては、それ以前に我々はもちろん検査をやっているわけですから、それを反映し、さらには決算期におけるリアルタイムの特別検査も反映...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に監査の資産査定の基準が不明確ではないかという先ほどからの委員の御指摘に関しては、しかし、我々としては、どういう基準でやるのかに関しては、詳細なマニュアルを既に開示しているわけであります。そのマニュアルに基づいて検査をしているわけで、その点について幅広く御理...全文を見る
○竹中国務大臣 商法上の手続を踏まれた決算は債務超過ではなかった、我々の検査結果は債務超過であったということになると思います。
○竹中国務大臣 我々が行いますのは金融上の監督検査でございます。それに基づいて事後的なチェックを行っているわけでありまして、商法上の規定に基づく決算が既に行われているということに対して、我々は、あくまでも金融監督の立場からそれを事後的にチェック、そういう形での検査を行っているとい...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論として、虚偽のある財務諸表を作成したような経営者は、証取法上も商法監査特例法上も、刑事、民事、行政上の責任を負うことになります。虚偽のある財務諸表の、故意または過失により、それを虚偽のないものとして証明した監査人についても、刑法、民法、行政法上の責任を負うこ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、五十嵐委員、四つの点を御指摘になって、それぞれに疑いがあるのではないかという話をされました。これはぜひ、この場を通してそういう疑いは我々も晴らしたいと思います。四番目の石川銀行の点につきましては、別途副大臣の方から御答弁をさせていただけると思います。  まず...全文を見る
○竹中国務大臣 委員がおっしゃるように、我々は金融機関の健全性、金融システムの強化ということを目標に政策をするわけですから、一般の公正妥当と認められる会計基準の話と、監査のないしは監督の基準としてどのような繰り延べ税金資産の扱いをするかと、これは当然のことながら二本立てで考えなけ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども永田委員にも御議論をいただきましたが、そういった外形的な基準を設けるかどうか、設けるべきであるという御意見もワーキンググループの中にはあると伺っております。しかし、それは現時点では適切ではないという専門家もいらっしゃるというふうに伺っております。今しばらく...全文を見る
○竹中国務大臣 公的資金を注入しながらこういう事態になったというのは、これは言うまでもなく、まことに遺憾なことであるというふうに思っております。  足利銀行への資本注入については、これは金融再生委員会及び佐々波委員会において行われたものでありますが、法令にのっとって、その当時の...全文を見る
○竹中国務大臣 石川銀行については、もし必要でありましたら後でまた詳細御報告いたしますが、まず、これまでどうして早期是正の措置を打たなかったんだということでありますが、御承知のように、早期是正措置というのは、自己資本比率が健全水準を割れて四%以下になったら、我々としてはそれを早期...全文を見る
○竹中国務大臣 これは昨年から正式に、無税償却、それと繰り戻し還付、繰越控除、それぞれについて、実は、繰り延べ税金資産の今の問題を解決するためには、これは同時に実現していかないと意味がないという難しい側面がございます。  無税償却だけやられても、金融機関としては繰り延べ税金資産...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員は大変こうした問題にお詳しいですから、非常に問題の先取りをした御質問をされておられます。  しかしながら、先週、まさに土曜日にこの措置をとって、今我々としては、現状、ガバナンスの空白が生じないように監視チームを送りながら、できるだけ早く新しい経営陣を赴...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、だからこそ百二条を適用させていただいた。この点は私どももぜひ強調させていただきたいと思っております。  貸し付け、預金で五割ないし五割強の県下でのウエートを持っている。そうした観点から、その地域への貢献というのは、これは大変重要な欠かせない要...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げているように、出口としてどういう形になるかというのは、新しい経営陣にしっかりと再生していただくということを見きわめて我々として判断していくわけですが、いずれにしましても、先ほど申し上げましたように、リレーションシップバンキングの担い手としての足利銀行...全文を見る
○竹中国務大臣 これは先ほど副大臣からたしか御答弁を既にさせていただいていると思いますが、三号措置の措置は、これまでと同様の営業活動を足利銀行として同じ法人格を持って進めていくということになります。同行においては、通常の融資対応がなされるように、要注意先以下の債務者についても、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、いろいろ御指摘してくださっておられますが、金融庁がどこどこをつぶしたとか、そういう性格のものでは全くないということは、これはぜひ正確に御認識をいただきたいと思います。  我々はしっかりと検査をいたします。その検査は、プロセス全部を申し上げるわけにはその性格...全文を見る
○竹中国務大臣 地域の特性を踏まえた、他でわからないような地域に密着した定性的な情報を踏まえた、しっかりとした地域に根差したバンキングを行っていただきたい、これがまさに我々のリレーションシップバンキングの目指すところです。そこは全く異存ございません。  ただし、その場合に、資産...全文を見る
○竹中国務大臣 発行済み株式が八億八千五百万株でございます。うち、地公体保有株式が五百八十七万株でございます。優先株については、発行済み株数が二億九千五百万株、うち、地公体保有優先株が八十万株でございます。
○竹中国務大臣 株主の心情を思うと、これはやはり大変遺憾なことであるというふうに思います。  さはさりながら、株というのはやはり持ち分である。その持ち分が債務超過でマイナスになっている状況下で、一体どういう対応策が可能なのか。先ほど局長が申し上げましたように、我々としても、連絡...全文を見る
12月05日第158回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 十二月二日、預金保険法第百二条第六項に基づき、株式会社足利銀行に対する同条第一項第三号に定める措置の必要性の認定の内容に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審議をいただくに先立ちまして、本報告を提出するに至った経緯及び本報...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 矢野委員が冒頭におっしゃいましたように、今回、県民の皆さん、そして県民の意を背負っておられる選出の先生方の皆様の御意向、御無念、御懸念、我々も痛み入って感じるものがあります。このような結果になったということは、これは我々にとっても極めて遺憾なことであって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行の健全化という視点からということでございますか。健全化という視点で、どのように私たちが今後を見ているかということでございますか。申し訳ありません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行、地域にとって非常に大きなウエートを持っていて大変重要な銀行である、それは先生方からも御指摘をいただいている。我々も、この銀行、極めて重要であるという思いでいろんな監督上の指導はしてまいったつもりでございます。そういう過程で……
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変申し訳ありません。ちょっと私まだちゃんと理解していないかもしれませんが、委員の御指摘は、ここに至るまで銀行にとって十分な対応をするようなプロセスは取れなかったのではないだろうか、どういうふうであるべきだったのかという御指摘かと思います。  それに関...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員はよく御承知だと思いますが、繰延税金資産につきましては、どのような基準でこれを計上するかということに関して公認会計士協会の実務指針がございます。その意味では、今でも既に基準はございます。この基準が、しかし、もう少し外形的な形を導入すればよいのではない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正確な表現は今ちょっと定かではありませんが、これは、銀行が自ら債務超過であるという報告を行って破綻の申出を行ったという、そういうような趣旨のことを、それに対して我々は事後的な行政を行う立場にありますので、事前介入をしないで事後的なチェックをする立場であり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営がこのような形で行き詰まったわけでありますから、銀行の経営者にとって無念の思い、不満、そういったものがないということはあり得ないと思います。これは今回の場合に限らず、これまでこういった事態に至った経営、銀行に限らずすべての企業において、経営者というの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融危機対応会議というのは、ここでは三号措置の必要性の認定を行うわけであります。なぜ三号措置が必要か、これについては、今、副大臣からもお話がありましたように、金融庁として手続を経て、先方からの申出の内容を確認をして債務超過であるということを金融庁として判...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員御指摘になったような、そういった思いが広がらないように我々としてはしっかりと正しい情報を伝えていかなければいけないと思っております。  これは、公的資金を注入した銀行というのは、これは結構な数あるわけでありますけれども、そうした中で、実際にその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、当然のことながら、我々がしっかりと管理をして、それで再生をして、それで新しい受皿に引き継ぐということになります。  その際に、我々としても、これは当然のことながら、この企業の価値を更に大きくしてくれる人を受皿に選びたい、その人に当然その価値は大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 真実というのをどのように考えるのかという、そういうお問い掛けなんだとも思います。  御承知のように、決算というのは、これはルールに基づいて数字を積み上げていくものであります。そして、正式の手続を経て決算というものになります。そういう意味では、正式の手続...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もう委員御承知のように、金融検査というのは、市場の信用を高めるために、金融システムを健全に、強くしていくために、我々金融当局がそうした観点から検査を行うものであります。  これは容易に御想像いただけるように、検査をしますと、現実問題として検査結果と自己...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、個別の銀行に関して仮定に基づく御質問に対してはちょっとお答えのしようがないわけでありますけれども、基本的には、そうした結果は常に検査結果に反映をされ、検査結果は常に我々の指導によって次の中間決算に反映されている、そのように私たちは理解をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二点申し上げたいと思います。  りそな銀行、そういういわゆる主要行については、通年・専担検査の枠組みの中で毎年しっかりとした検査が行われております。加えて、御承知のように、この二年間は特別検査を実施して、リアルタイムで債務者区分に関してそれぞれの検査が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 行政の在り方の一般論として申し上げた、今、大塚委員が御紹介してくださいましたくだりと我々金融庁が行ってきた足利に対する監督との間でそういった意味でのそごはないというふうに認識をしております。  これまで足利銀行に対しては銀行法にのっとって厳正な監督に努...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行及び持ち株会社に対して、ちょっと詳しいあれはございません、銀行とフィナンシャルグループに対してでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) もう一度正確に申し上げますが、十四回の報告徴求命令と一回の業務改善命令でございます。業務改善命令十四ということではございません。  我々としては、我々が持っている手段で、金融行政、監督の手段で精一杯の監督を行ってきたつもりでありますけれども、いずれにし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたとおり、これは、経営者としては当然、自分が経営していた会社が破綻に至ったと、これは預金者、それと貸付企業、県民、最終的には納税者にまで負担を掛けるわけですから、こうしたことに至ったことに関しては経営者がまず真っ先に極めて無念である、遺...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと今のお話は、部分的に大塚委員にしてはちょっと論理がつながらないところがあったような気がいたしますんですが、申し上げたいのは、これは、正に先ほど申し上げましたとおり、我々は検査を三月期に行いました。この検査を九月期に反映しましたということを言ってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、一点だけ。  そうしたことに対しては我々の資産の査定を反映させていただくと。それを守らなければどうなるかということに関して我々はガイドラインを持っておりまして、これはしっかりとそういった方向に導くようないろんな報告徴求や命令を出して、しっか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 栃木県の副知事が中央青山監査法人に質問を出したという、そういう報道は承知をしております。しかしながら、これは先ほどからお話ししたことと少しダブるんですけれども、独立した監査法人が実施した個別の監査についての考え方とかそのプロセスの話でありますので、これに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先般の記者会見では、実は先ほど一部御答弁させていただいたことになるんでありますけれども、旧経営陣等の責任問題について質問がありましたときに、預金保険法の百十六条で、これは法律の規定があるんだというようなことを申し上げたかったわけであります。特別危機管理銀...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当大臣に就任させていただいて以来、厳格な資産査定と、それと自己資本の充実、そしてガバナンスの強化、これをやはりしっかりと、この三つの道筋をしっかりとやっていくことが日本の金融システムを強化していく、これは唯一の方法といいますか、ほかに方法はないんだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融行政を通して法令遵守はもうその重要な基本であるということで、コンプライアンスの対応室も私と副大臣と御相談して作らせていただいております。そういうことがゆめゆめないように、金融庁の諸君はきちっと対応してくれているというふうに思っておりますが、改めてその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、基本的な健全行の基準である自己資本比率を満たしているかどうかというのは当然重要な観点になります。同時に、その収益力等々を高めていただいて、自らが出している、公的資金の注入を受けたところは経営健全化計画に従ってしっかりとやっていっているかどう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは御理解いただけると思いますが、個別の銀行に関する仮定の質問であります、信用リスク等々に関連する問題でありますので、ちょっとこれは我々の立場としてはお答えできない問題だと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 柳澤大臣の御発言、ちょっと私は存じ上げませんが、ペイオフの前に追い込む、整理するというようなことは、これは柳澤大臣おっしゃっていないのではないかなというふうに思います。ちょっと今の時点では確認をできませんが、少なくとも金融庁の立場として、ペイオフを控えて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私にはそういう意図はありません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員の御質問の中で、ディスカウント・キャッシュ・フローと収益還元法は非常に同じような厳しいアメリカ流のやり方だという御認識に基づいて今いろいろ御審議をいただいているようでありますが、私の認識はちょっとかなり違っておりまして、ディスカウント・キャッシュ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、私のプログラム、金融再生プログラムのことだと思いますが、これは言うまでもありませんが、これは大手行に対して適用しているものであります。今回の足利銀行に関してこの金融再生プログラムは適用されておりません。それ以前からある公正な妥当な会計慣行に基づいて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆる不良債権というふうに分類されている企業が即RCC送りではないということを是非我々としては強調させていただきたいと思います。国が管理して、必要な場合には資金援助をするわけでありますから、本業が良くて、しかし本業がいいにもかかわらず悪い債務を背負って...全文を見る