竹中平蔵

たけなかへいぞう



当選回数回

竹中平蔵の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第159回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣として、その所信を申し述べます。(拍手)  小泉内閣の発足以来、その経済財政運営に対して常に二つの批判が寄せられてきました。一つは、小泉内閣は緊縮財政政策をとっており、それが景気に悪影響を与えている、もっと拡大的な財政政策をとるべき...全文を見る
01月19日第159回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣として、その所信を申し述べます。  小泉内閣の発足以来、その経済財政運営に対して常に二つの批判が寄せられてきました。一つは、小泉内閣は緊縮財政政策を取っており、それが景気に悪影響を与えている、もっと拡大的な財政政策を取るべきだという...全文を見る
01月26日第159回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○竹中国務大臣 マクロ経済の指標がよい方向に向かっている中で、それを地域と中小企業に浸透させなければいけない、そのこと自体、我々、経済財政諮問会議で昨年の春から一生懸命議論をして、それが地域再生本部の設立にもつながったわけでございます。我々、その意味で、太田先生おっしゃったような...全文を見る
○竹中国務大臣 企業と銀行の個別の取引に関与する立場に金融庁はないわけでありますけれども、一般論として申し上げれば、銀行は、一方で大事な預金を預かっている立場でありますので、信用リスク管理の観点からいろいろな調査をするということは、一般論としてはあり得ると思います。しかし、個別に...全文を見る
01月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○竹中国務大臣 金融担当大臣の竹中でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  最近の経済情勢を見ますと、企業収益が改善し、設備投資が増加するなど、経済には明るい兆しが見られます。政府としては...全文を見る
01月27日第159回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○竹中国務大臣 今、検査局長から御説明しましたように、我々、とにかく検査をできるだけ頻繁にやりたいという気持ちは持っているんですが、非常に限られた人員の中で、これは総務省の方にも御配慮をいただいて、金融庁の監督の能力は一生懸命今ふやしてはおりますが、それでも地域銀行だけで六百を超...全文を見る
○竹中国務大臣 資本を厚くして健全化させて、それで地域に対する金融機能を円滑化させたい、そのような目的で資本の注入を行っているわけです。
○竹中国務大臣 公的資金を注入しながらそれが十分に生かされなかった、これは大変遺憾なことであるというふうに思っております。  そうした意味で、こういった資本注入の目的が達せられるように、我々は平均よりも短いところで検査を行ったわけでありますし、加えて、先ほど検査局長も申し上げま...全文を見る
○竹中国務大臣 今まで、複数の銀行に公的資金を注入しました。公的資金を注入して、それを返済して再生した銀行もあります。しかしながら、今回のように、それが十分生かされなかったということは、繰り返しますが、まことに遺憾なことであるというふうに思っております。  再生委員会等々ないし...全文を見る
○竹中国務大臣 株主だけが責任とおっしゃいますが、この銀行は債務超過になったわけです。つまり、株式の実質価値がマイナスになった。ここに至った経営の過程、責任については、これは当然のことながら、今の新しい経営陣のもとでしっかりと今調査が行われる体制をとりつつあります。この経営の責任...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、これは株式であります、持ち分であります。その意味では、いわゆる一般的な債権者とはこれは法律上異なっております。こういう方々に特別の、法律では、商法等との枠組みでは決められていない何かの配慮をしろという御指摘なのかどうかちょっとわかりませ...全文を見る
○竹中国務大臣 監査と検査、まあ、言葉は非常に類似しているわけですけれども、監査は言うまでもなく、これは、会社が行う決算に対して、最初つくった決算書に対して、独立した監査法人がそれを監査して、決算として発表するために行うものであります。したがって、これは決算と同時進行で監査法人が...全文を見る
○竹中国務大臣 企業会計で言う単一性の原則というのは、これは意味が違うと思います。その会計の情報を開示するときに、いろいろな目的に合わせて開示の仕方がある、その場合の会計情報は単一である、それが企業会計で言う単一性の原則でありますから、我々は、そもそも検査と監査は違うんだというこ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産の問題が重要であるというのは御指摘のとおりであります。特にこの足利銀行の場合、繰り延べ税金資産にある程度銀行は今頼っているわけですけれども、地方銀行平均で見ますと、コアの資本、ティア1に対する繰り延べ税金資産の比率というのは大体二六%ぐらいなんです...全文を見る
○竹中国務大臣 公認会計士協会のその意向を受けて、我々もできる範囲で協力を当然のことながらすることになると思います。  二点だけ。その場合に、やはり先方の、公認会計士の独立性というのを我々が損ねないようにしなければいけない。それと、我々には守秘義務がございますので、その辺につい...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、新たな公的資金の枠組みの話でありますが、御指摘のように、まだこれは今議論の最中でございます。  お答えできることは限られているんですが、基本的な目的の差ということでございますと、預金保険法百二条の第一号措置というのは、金融危機を未然に防止する、金融危機への...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、アメリカ寄りとかそういうのは、週刊誌はよくラベルを張っておりますが、それは一体何を意味しているのか、ぜひそういうラベル張りは控えていただきたい、中身のことでぜひお尋ねをいただきたいというふうに思っております。  まず、新生銀行での公的資金、ちょっと今非常に...全文を見る
01月28日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○竹中国務大臣 宮下委員は銀行で仕事をされた御経験もあるということで、実情は大変お詳しいと存じます。  新たな公的資金の枠組み等々につきましては、今、金融危機に対応するための公的資金の枠組みを我々は持っているわけでございますけれども、現実問題として、委員指摘されましたように、厳...全文を見る
○竹中国務大臣 委員から今御指摘のありました貸付債権の証券化、流動化、特に中小企業に対する貸付債権の証券化、流動化というのは、今の日本にとって私は非常に重要な課題の一つであるというふうに思っております。  御承知のように、中小企業の金融というのは、相対型の間接金融、いわゆる銀行...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員は明日の内閣の金融及び経済財政の御担当でございますので、全般にわたってごらんの上での御質問であろうかと思います。  冒頭でおっしゃいました、日本の経済が循環的にはよい局面にあるかもしれないけれども脆弱である、私もそう思っております。また、雇用対策、大変...全文を見る
○竹中国務大臣 今御指摘の栃木県選出の国会議員団からの質問状に対する回答の中で、冒頭、今委員御引用くださいましたように、「あくまでも銀行の業務の健全かつ適切な運営を確保することを目的」云々ということでありますが、これは、決して関係ないとかそういうことを単に言っているわけではなくて...全文を見る
○竹中国務大臣 論理的ではないというおしかりを受けましたが、質問は、検査結果と違っている、そういう検査結果、債務超過であったと認定した、したがって粉飾である、そういうふうに書いているわけで、それは違います、それは目的が違うんですということで、先ほど申し上げたようなくだりできっちり...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員から、前半で、非常に恣意的である云々の御指摘をいただきました。個々について御質問があればまたお答えをさせていただきますが、我々は、事後的なチェック、そして透明なルールに基づく、結果に基づく行政を行っているつもりでございますので、またその点については御質問...全文を見る
○竹中国務大臣 りそなと足利の問題に関してはもう一度お答えをさせていただいていると思いますけれども、これは、本当にその企業が将来やっていけるかどうか、バイアブルかどうかという経営判断の問題に根差して、かつ、りそなは、確かにりそなホールディングス、りそな銀行から融資を受けましたけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員からは、私の発言に関して、出どころのわからないところからの御紹介がありましたけれども、これは、正式のものとしてそういうものがあるんでしょうか。私はそういうことを申し上げた記憶はありません。かつ、そういうことを言うはずもありません。私の立場ではそんなことを言う...全文を見る
○竹中国務大臣 当時の経緯は今谷垣大臣の方からもお話がありましたが、まず、その八兆云々という数字はちょっと私の方では確認できませんが、ペイオフコスト超の金銭贈与に用いられた交付国債使用額三兆二千二百四億円については、現段階において国民負担として確定をしております。しかし、その他の...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけありません。通告をいただいていませんでしたので、数字のこと等、ちょっと今わかりかねます。
○竹中国務大臣 二つの事例、しっかりと聞かせていただきました。  冒頭、松原委員が、やはり実態が大事だと。私も本当にそのとおりだと思います。私自身、地方の商売人の小せがれでありますので、そういう父親を見ておりましたので、常にそういうことを心がけて、今委員言われたように、実態をし...全文を見る
○竹中国務大臣 例えば、統計とかでそういう定義をするのは非常に難しいことだというふうに思っておりますが、今金融全体が、血液であるお金がなかなか回りづらいという大変に厳しい状況が続いている。  その背景として、これはこの委員会でも以前お話をさせていただきましたが、これは数字の話で...全文を見る
○竹中国務大臣 これは以前も国会で、たしか長妻委員からもそういった御指摘を受けたと思いますが、これはすべての取引について、しかも成立しなかった取引までについて、それを集計するというのは現実には不可能だというふうに思って、そのことを前回も御答弁させていただいたと思います。  今お...全文を見る
○竹中国務大臣 国内についての健全行基準は自己資本四%でございます。  重要な点を御指摘いただきましたので、ちょっと付言させていただきたいんですが、過剰反応をしているかもしれないと。それに関しては、中小企業に対する検査マニュアルの改定というのを我々は行っております。中小企業の場...全文を見る
○竹中国務大臣 むしろ私たちの認識では、不良債権比率が低下する中で、この一年ぐらい非常に攻めの経営が目立ってきた、この勢いを何とか伸ばしたいというのが今の我々の思いでございます。  例えば、担保に頼らない融資というのを一年か一年半ぐらい前からメガバンクは取り組んできたわけですけ...全文を見る
○竹中国務大臣 実は、なぜ四%か、なぜ八%かというのは、これはいろんな議論が従来からあるところだと思っております。その意味では、なぜ四だ、四・五でも三・五でもなく四だということについて厳密な基準を申し上げることはできませんけれども、国際業務を行っている銀行に比べて、そのリスク等々...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、日本の要因は要因としてしっかりあるじゃないかというのは、確かに一つの御見識であるというふうに思います。  これはしかし、恐らく、高度成長期との比較がありましたが、高度成長期というのは、成長期待が高くてビジネスの変動リスクが小さい、そういうときは確...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、やはり全体が、全員が少しずつ上がっていくような状況にしないと、それはよい社会とは言えないのではないか、そういう御主張につながっていくのではないかと思います。  それは、全員が高くなっていくということは、国家の運営として私もやはり必要なことだと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 今局長が答弁いたしましたとおり、金融再生法に基づく開示債権残高の推移は事実でございます。  この推移についてのお尋ねでございますが、もうこれは佐々木委員御承知の上でお尋ねだと思いますが、十四年三月期から例の特別検査を実施いたしました。不良債権問題の終結のためには...全文を見る
○竹中国務大臣 これは恐らく、正確な数字は承知しておりませんが、どの国でも不良債権は発生していると思います。不良債権が発生しない国というのは多分ないのではないかと思います。ビジネスをやっている以上、必ずビジネスのリスクが伴いますから、そのビジネスのリスクが顕在化するということ、し...全文を見る
○竹中国務大臣 今の佐々木委員のお尋ねに関しては、全くそのとおりでありまして、この新規の発生をいかに抑えていくか、そのことは大変重要なことであるというふうに私たちも思っております。  同時に、新規発生といいますか業況悪化等によってもたらされた分の、大体大ざっぱに言って四割か五割...全文を見る
○竹中国務大臣 マクロ的な観点から二つ今御指摘をいただいたと思っておりますが、御紹介いただいた、これは第一生命の研究所の御指摘ですか、これは、ちょっと聞いて驚きました。そのような御意見は、不良債権処理の加速の段階で、金融機関の子会社のシンクタンクが一時そういったことを強力に主張し...全文を見る
01月30日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○竹中国務大臣 馬淵委員は、民間で、非常にフレッシュな感覚で経済を見てこられたと思います。そういう感覚で我々もしっかり見ていかなければいけないと思っております。  民間部門、非常にまだら模様でございますが、全体としての流れ、まさにマクロ的な動きということになりますが、それに関し...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、日本の今のマクロバランスを改善していくためには、経済を一方で構造改革によって活性化していく、そして歳出構造、歳出をできる範囲で抑えながら、歳出の構造をしっかりと変えていく、この御指摘は私たちも全く共通して持っております。同時に、二〇一〇年代初頭...全文を見る
02月03日第159回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、地域が元気にならないと日本の経済は元気にならない、我々も正にそういう思いでおります。マクロ経済全体としては良い方向が見えている中で、そうした勢いを地域に浸透させたい、中小企業に浸透させたい、そういう思いで今政策を運営しているわけでござ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域の再生で、とりわけ三つの問題が重要であるというふうにかねてから認識をしております。  一つは、公的な行政サービスを民間部門に外部委託していく、そうすることによって民間部門を活性化していくということ。  それと、地域に新しい産業を起こしていくという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域経済の活性化にも関連しまして、やはり地域の金融の問題というのは極めて重要な問題であるというふうに認識をしております。  大手の銀行、主要行に対しては、御承知のように、あと一年後ぐらいに四%台に不良債権比率を下げるという目標を課しておりますんですが、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 人気があって呼ばれているのではなくて、私が言い出した関係で行かざるを得ないということだというふうに思っておりますが、これは、タウンミーティングというのは私が大学におりましたときの学生のアイデアでございます。若い人のアイデアで、それを総理、官房長官がすぐに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な御指摘をいただいていると思っております。  経済全体としては良い方向に向かっているだろうと。しかし、それが地域や中小企業ではなかなか実感されづらい。両方ともまさしく、これは両方とも本当なんだと思っております。その両方をしっかりとまず確認しなが...全文を見る
02月04日第159回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私も、大学ではありますけれども、教育の現場にいた人間でございます。日本とアメリカの大学等で教鞭を執らせていただいて、御指摘のように、大学というところが極めて厳しい、激しい国際競争の中に今置かれているということは、これはもう事実だと思います。それにつながる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議の設置根拠も内閣府の設置法でございます。  御承知のように、二〇〇一年の行政改革の中央省庁再編の中で生まれた組織でございまして、総理を議長として、それで十人のメンバーがいる。今、民間議員が、民間の方が四名いらっしゃいます。予算の大枠等々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私的な諮問機関の意味でございますが、これは法律で定められた正式の機関でございますので、いわゆる私的な機関ではございません。  これは総理自身が議長でございまして、メンバーは、総理、官房長官、それから私が司会進行役を務めますが、現在はそれと財務大臣、総務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員が、中島委員は主戦場はどこかという、主戦場というお言葉を使われましたですけれども、私は、これは政府というのは非常に大きな組織でありまして、各省庁、それに関連する分権会議等々、それぞれの、例えば政府であれば政府の税調等、それぞれが非常に重要な役割を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 為替について言及する立場にはございませんのですけれども、一般的な見方としては、例えば三極である円とドルとユーロとの関係で見ますと、日本、円とユーロの関係というのは、どこからどこを期間を取るかにもよりますけれども、実はそんなに大きく動いていないという見方も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ありません。ちょっと通告をいただいておりましたので、数字を今持っておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど、谷垣大臣のお話にもありましたけれども、政府の部門と民間の部門で、その資産の、どのようにポートフォリオを組むかというのは、これは目的も違っておりますから単純には申し上げられないと思います。民間部門としては、当然のことながら、利回り、それと為替の期待...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員、今マネタイズという言葉を使われましたけれども、厳密に定義するとマネタイズと言えるかどうかというのはいろんな議論があるところであると思います。ただ、考えてみますと、今デフレの状況下にありますから、様々な形で貨幣を供給するような仕組みを作っていかな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 最初のところで御指摘のありました特別検査に関しましては、これは今三月期も我々としては実施をするということを発表させていただいております。委員からもよく御指摘をいただきますように、日本の金融システムの健全化再生に向けて我々もしっかりと努力をしていくつもりで...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 厳密に言うとすごい長い議論になるといけませんので、簡単な認識を申し上げておきますと、物やサービスだけではなくて、生産要素、例えば人間でありますとかお金でありますとか、そういうものが国境を越えて地球規模で活動するようになる、そうした中で様々な形での制度の調...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、家計経済研究所、消費生活に関するパネル調査というのが行われておりまして、これは高所得者と低所得者との所得比較を行って、九〇年代の後半以降二〇〇二年までの間において所得格差が拡大傾向にあるということを示しております。  九六年の経済白書で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 詳細なデータを今持っておりませんけれども、基本的には、その申し上げました期間に関しまして、所得、特に資産の格差が日本では拡大しているというような結果であったかと思います。  ただ、この資産の格差に関しましては、資産価格の変動そのものがあります。もう一つ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その白書の中、更には別の経済企画庁の文献等にも出てくるというふうに思いますけれども、これはだれにもチャンスがあって、それが人々にインセンティブを与えて、それで日本の経済の強い原動力になったということは、これはもう間違いのないことであろうかと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 意見を異にするというふうには思っておりません。常にその結果の平等の問題と機会の平等の問題、そこをしっかりとバランスを取っていかなければいけない、それは白書においてもそういう考え方であったというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今委員お読みくださいましたように、私は常にその両方が重要だということを申し上げているつもりでございます。  これは、国民の安心を確保する、そしてそれによって家計の消費がしっかりと伸びるようにする、これは経済担当大臣としては重要なポイントだと思います。同...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に国民の安心を支えるということは、しっかりとした給付を確保していくということを意味しているわけであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、委員がおっしゃっていることに別に違和感はございません。  ただ、御承知のように、このままでいくと大変負担が大きくなるということを皆さん懸念があるものですから、そうした観点からの問題意識は常に持っていなければいけないというふうに思っています。
○国務大臣(竹中平蔵君) 変わったというより、私はそのとき次のような説明をさせていただいたと思います。  今の制度では二つのリスクを負っています。一つは市場が変動するリスクであります。これは金利変動等々あって、ちゃんと給付が受けられるかどうかと。もう一つは人口変動のリスクであり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げましたように、白地のキャンバスに自由に制度設計ができるということであるならば、これは積立方式が好ましいというふうに今でも思っております。しかし、現実にはそれはできないという、その現実があるということを申し上げたいわけであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) それは、今の問題の本質がどこにあるかということを説明するくだりで、今の問題というのはそういった意味では人口変動のリスクが大きくなってきているんだと、だから、この問題を根本解決しなければいけない。この点は大変重要でありまして、坂口大臣、正におっしゃったよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 内閣府の試算と財務省の数字の違いについては、今財務大臣の答弁のとおりでございます。  これは一般会計で見るべきか、SNAベースで、マクロ経済で見るべきか。これは多分両方に意味があるんだと思いますが、基本的には財政の持続可能性というのはやはり財政全体で見...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは国と地方であります。社会保障基金は入っておりません。  その上で申し上げますけれども、これは国と地方の制度ですね、どのように今後なっていくかによって、これは微妙に変わってまいります。これはすべてとは言いませんけれども、先ほど言いましたように、例え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、特別会計はその内部のやりくりという面もありますから、要は一般会計というよりは国全体で見ればどうなのかと、国と地方を合わせればどうなのかと、そういう数字は必要だと思います。実際、その数字は出しております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げているように、先ほどちょっと、国というのは国全体というのと中央政府という意味合いでちょっと混同があるといけませんけれども、中央政府、いわゆる国ですね、その部分と地方の部分とは分けて示しております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 正確に申します。中央政府を意味する国と地方、これを分けて出しております。その合計ももちろん、したがって出ます。社会保障基金はこのプライマリーバランスの計算には入れておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、一般会計と特別会計の間でその勘定の振替のようなものがありますから、これは、これの一般会計だけを出すということにちょっとどういう意味があるのか。重要なのは、やはり中央政府としてのその姿全体なのではないのでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 一般会計にも意味があります。特別会計にも意味があります。しかし、これは当然のことながら、勘定の相殺のような問題が出てきますから、これはやはり全体で、つまり連結で言わば見れば、しっかり見ればよろしいのではないでしょうかということです。
○国務大臣(竹中平蔵君) これはひとつそういう御意見は是非参考にさせていただいて、我々どうするかということは検討をさせていただきたいというふうに思います。  ただ、私が申し上げている本来の意味は、今申し上げた答弁で尽きているのではないかというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、国の一般会計の姿というのは同時にこの「改革と展望」の試算の中に出ております。数字は出しておりませんけれども、ここからその基礎的収支、つまり国債費と公債金を除くと、計算としては出てまいります。これはもし関心があれば、大変申し訳ありませんが、引き算だ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そういうものに意味があるという御意見は是非参考にさせていただきまして、表現の方法は今後とも是非検討させていただきたいと思います。  ただ、繰り返し言いますが、やはり国全体で見ること、ないしは中央政府で見ること、私はこれが重要だと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 調整保険料というのは、技術的な問題でありますけれども、それぞれの保険の組合の勘定を調整するためのプール金であるかと思います。このプール金というのは、基本的にはSNAの統計というのは発生ベースで計算することになっておりますので、これは一種の積立金、前払金の...全文を見る
02月10日第159回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○竹中国務大臣 委員御指摘のように、金融機能がさらに強化されて、今、金融セクターに、委員はたまっているという表現をされましたが、それが中小企業を中心とした産業部門にしっかりと流れていくような環境をつくることこそが、まさに金融改革の私たちが目指すところであるというふうに思っておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 バブルが崩壊してから日本経済は大変厳しい状況にずっと一貫してあるわけでありますが、そうした中で、直近の経済に関しては、景気は着実に回復しているという判断をしております。  どこの部分がどういう理由でよくなっているのかというお尋ねであろうかと思いますけれども、基本...全文を見る
○竹中国務大臣 さらに今後努力を要する足らざる部分はたくさんあるというふうに思っております。  その重要な一つは、園田委員も御指摘されたような、やはり消費。これは、企業が企業の再生の中で、リストラ等々も行う中で、家計への所得というのがやはり十分にふえてこなかった、場合によっては...全文を見る
○竹中国務大臣 世界経済フォーラム、IMD、そういうところがランキングを出しておりますが、そういうランキングの作成にかかわったこともありますので、それなりの私なりの解釈を申し述べさせていただきます。  そのフォーラムのランキングというのは、昨年の暮れ、秋だったか冬だったか、暮れ...全文を見る
○竹中国務大臣 数字は公表しておりませんが、当然のことながら、中ではいろいろな計算をしております。一千兆というお話でございますけれども、我々の試算では九百兆円強というふうに思っております。
○竹中国務大臣 財政の現状は非常に厳しいという御指摘は、我々はまさにそのように思っております。であればこそ、どのような形でこれを、この問題を解決していけばよいか。  名目金利と名目成長率の関係について、名目金利の方が高いというふうにおっしゃいましたが、これはちょっと違うと思いま...全文を見る
02月12日第159回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○竹中国務大臣 この新商品の認可については、御承知のように、これは総務大臣の所掌でありまして、それに対しては総務大臣が今おっしゃったとおりの問題であるというふうに私も認識をしております。  これは、郵政の民営化、民間でできることは民間にということで、諮問会議ではこの具体案の検討...全文を見る
○竹中国務大臣 名目成長率と名目金利の関係、私は、長期的に名目成長率の方が高いのではないだろうかという認識を持っております。  お尋ねの平成十六年度ですね、十六年度については、名目成長率、実質で一・八、名目で〇・五%であったと記憶しております。(池田委員「〇・一じゃないですか」...全文を見る
○竹中国務大臣 金利を何でとるかという問題もありますが、「改革と展望」で示されております名目長期金利は、二〇〇三年度、一・一%、二〇〇四年度、一・三%であります。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、金利と成長率の関係はその時々によって変わります。私は、長期的には、名目成長率は名目金利より高いというふうな推移をしてきたというふうに認識をしてきております。しかし、時々で変わります。  現時点においては、厳しいデフレが続く中で、金利は...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、その時々において名目成長率も名目金利も変わります。  したがって、例えば、長期的な傾向で見ますと、過去三十年等の長期的な傾向で見ると、私は、名目成長率の方が高いと認識をしております。しかし、多くの国々が財政赤字で悩む中で、これは名目金...全文を見る
○竹中国務大臣 いや、その資料と私が申し上げていることは全然矛盾していないのではないでしょうか。  長期的には名目金利の方が、これは平均は出ておりませんが、長期の平均は、求めろと言えば申し上げます。三十年等の長期でいいますと、名目金利の方が高い、しかし、長期的に名目金利の方が名...全文を見る
○竹中国務大臣 そもそも、我々は、基礎的財政収支、プライマリーバランスの回復をまず目指そうというふうに考えております。この基礎的財政収支がゼロであった場合に何が起こるかといいますと、名目成長率と名目金利が同じであれば、来年度、ことしから来年にかけてGDPに対する残高の比率は上昇い...全文を見る
○竹中国務大臣 古い経済学か新しい経済学か、常に事態は進化しておりますから、その最先端のことはそれなりに勉強しているつもりでございます。  池田議員おっしゃることは、例えば、最近においては名目金利の方が名目成長率より高くなっているじゃないか、これは事実であります。しかし、例えば...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、責任を持って政策を運営しなければいけない立場であります。国民に対する説明責任も含めまして、こういうビジョンで運営していくという数値を示しております。  不良債権の比率を低下させると言ったときも、私は、池田先生の同僚議員から、それは達成できないというふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 歴史的にというのは長期的にということとほぼ同義でございましょうから、先ほど申し上げましたように、長期的に見ますと、名目金利より名目成長率の方が高いのではないでしょうか。それは、先ほど申し上げましたように、一九七〇年代以降の日本の数字だけ私申し上げましたが、これは数...全文を見る
○竹中国務大臣 これは繰り返し申し上げますけれども、長期的に見ると、名目成長率の方が多くの国で高いのではないでしょうか。近年について見ると御指摘のような点はある、これはもう私も申し上げたとおりでございます。しかし、長期的に、これは長期的にといいますか、ある意味でノーマルな、正常な...全文を見る
○竹中国務大臣 これは誤りとかどうかというよりも、私は事実を申し上げているんです。  過去、長期について見ると、名目成長率の方が高いんです。そうでしょう。それで、ただし、最近を八〇年代ととるか九〇年代ととるかはともかく、そういう状況下では、名目金利の方が高いという状況は出現して...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、事実として、過去三十年の間をとってみますと、日本の場合、名目金利よりも名目成長率の方が高かったというのは、これは事実です。私は事実を申し上げているわけです。  期間をとって取り上げれば、そうではないところも当然あります。その違うところを取り上げて、池田委員...全文を見る
○竹中国務大臣 私は事実を申し上げております。私が想定しておりますような長期、今、三十年の数字を申し上げましたけれども、これは事実でございます。池田委員は、それよりは短い期間を取り上げて御指摘を言っておられるわけですけれども、三十年に関して申し上げると、名目成長率は六・五、名目金...全文を見る
○竹中国務大臣 基礎的財政収支の赤字は、日本の場合、GDP比でありますけれども、今の時点、マイナス五・四%でございます。これを年平均で、大体でありますけれども、GDP比で〇・五%ずつ何とか改善していくことによって、約十年程度でこの基礎的収支の黒字化を目指したいというふうに考えてい...全文を見る
02月13日第159回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○竹中国務大臣 最近、いろいろな報道がなされているようでございますけれども、個別の金融機関の検査等々についてのコメントは我々の立場上できないということは、これは御理解をいただきたいと思います。  その上で、UFJのお話がございましたけれども、同行が発表しております数字を申し上げ...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の金融機関、さらには個別の債務者についてコメントする立場にはないというふうに思っております。  いずれにしましても、金融機関においても企業におきましても、バランスシートをしっかりと調整してその収益力を高めて経済を健全化していく、そのための努力をつかさつかさで...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁の検査は、これは今、主要行に対しては通年の専担検査を行っておりますけれども、これは銀行に対して検査を行うものでありまして、個別の債務者に対して検査を行うというものではございません。もちろん、主要な債務者に関して、その信用リスクの観点から見た銀行のいわゆる区分...全文を見る
○竹中国務大臣 通年専担の検査を検査体制として、通常の検査として我々は行っております。  加えて、これは二月期とおっしゃいましたけれども、銀行に対して三月期の特別検査を行うということは、我々としては既に発表しております。特別検査というのは、これは、リアルタイムで、債務者区分を銀...全文を見る
○竹中国務大臣 どこをつぶしたとか、どこを救ったとかというのは、ちょっと何を意味しておられるのか、私にはよくわかりません。私たちは、銀行に対してはしっかりと検査を監督しなければいけない、預金保険法の百二条を適用しなければいけないときはそれを適用するということでありますけれども、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、公的資金の注入額と国の損失、その二点でよろしいかと思いますけれども、旧長銀、現在の新生銀行に対して預金保険機構が行った資金援助等の額は、まず、特例資金援助等で三兆七千三十五億円でございます。さらにその内訳が必要だったら申し上げますが、特例資金援助等では今...全文を見る
○竹中国務大臣 投入とおっしゃいますけれども、基本的には、預金保険機構が行った資金援助等の額を合計いたしますと、これは繰り返し言いますけれども、これはちょっと異質なものがあります、資金援助等もあれば適資産の買い取り、そういう異質なものがありますので、単純合計することには、いろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 幾つかの御指摘を先ほどからいただいておりますけれども、今度の上場云々に関しては、これは御承知だと思いますけれども、法律が変わっておりまして、上場は政府に対しての届け出事項ということになります。審査は東京証券取引所が行うということになりますので、政府としては、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど、数字、支払い額八千五百三十億円、これは確かに庶民感覚からいって非常に大きい金額だというふうに思います。  ただ、ちょっと誤解ないようにしていただきたいのは、この預金保険機構が買い取った債権については、今後、同機構から委託を受けてRCCの方で回収が進められ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、当時、いろいろな条件が出されて、これは一度ビッドにかかったわけでありますけれども、それそのものについては先方のこともありますので公表しないということになっているんだそうでございますが、いずれにしても、これは二次ロスが発生するであろうということをやはり買う側...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、先ほど言いましたように、いろいろな交渉条件の中で条件を出してくるわけです。そのときの条件がどのようなものであったかという個別のことは先方のこともあるので公表できませんが、何らかの二次ロス対策が必要だということは強く求められていたというふうに聞いております。
○竹中国務大臣 申し上げられるのは、個別の交渉者がどのような条件を出していたかということについては、これは公表できないわけであります。  それに関して、それぞれが二次ロス対策が重要であると。二次ロス対策の一つとしてこの瑕疵担保条項というのが含まれているわけでありますけれども、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、相手がどのような、ほかの交渉者がどのような条件を出していたかどうかということになりますので、それは申し上げられないというふうに言っているわけです。
○竹中国務大臣 瑕疵担保条項というのが、どのように定義化して、それをどのような形で求めていたか、これはどういう相手がいたかということは実はもう公表されていることでありますので、こういうことがあったかどうかということは実は内容に触れてしまうということになることを懸念しております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 具体的にどのような提案があったかどうかということの資料を手元には持っておりませんので、後ほど調べてお答えをさせていただきます。
○竹中国務大臣 午後の、ちょっと何時になるかわかりませんけれども、これはお答えさせていただきます。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 午後できるだけ早い時点でお答えをさせていただきます。
○竹中国務大臣 午前中の石田委員からの御質問で、瑕疵担保条項については、リップルウッド社以外の譲渡候補先からも二次ロス提案があったのかどうかという御質問、平成十一年のことでございますので、確認に時間を要したことをおわび申し上げます。  最優先交渉先の選定の過程におきまして、譲渡...全文を見る
○竹中国務大臣 株のお話も先ほどの外国為替のお話と同じで、基本的には市場における需給で決まるという、これに尽きているというふうに思っております。  これは、基本的には企業の価値、つまり、企業の収益が今後どういうふうになっていくかということが株価に反映されているわけでありますから...全文を見る
○竹中国務大臣 総理おっしゃいましたように、アメリカの考え方で政策を進めておられるわけですから、それにコメントする立場にはないと思っております。  ただ同時に、減税を行って財政赤字の規模がGDP比で今四・五%に急拡大している。それを受けて、一方で歳出の抑制、それと、ペイ・アズ・...全文を見る
○竹中国務大臣 二点申し上げたいと思います。  先ほどからいろいろ数字を挙げられまして、懸念材料をたくさん挙げられましたですけれども、確かに懸念材料には注意を払わなければいけませんが、我々は、今、外需から内需への転換が比較的スムーズに進みつつある状況であるというふうに思っており...全文を見る
○竹中国務大臣 企業の負担のことは中川大臣にお答えいただくとしまして、家計の負担でございますが、その前に、先ほど私の発言の中で、十—十二月期生産の統計と申し上げましたが、機械受注統計ですので、これは訂正をさせていただきます。設備投資の先行の機械受注の統計でございます。  それで...全文を見る
02月16日第159回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○竹中国務大臣 中馬委員先ほどから御指摘のように、本当に気がついてみると、世界の経済を語るときも、ましてや日本の経済を語るときに、中国の経済のことを抜きにしては語れないような状況が出現している。一昨年の春だったと思いますが、小泉総理が中国の海南島で持たれました大きな会議に出席され...全文を見る
○竹中国務大臣 委員がお示しになられたグラフそのものに関しましては、財務大臣がおっしゃいましたように、原因と結果、どちらなのかなということはしっかり考えなければいけないんだと思います。  それと、為替レートについては、これは名目の為替レートと実質の成長率を見ておられますけれども...全文を見る
○竹中国務大臣 御質問に関しては、自己資本比率が重要かどうかという御質問であろうかと思いますけれども、これは世界的な金融問題に関する議論の中で、御承知のように、金融というのは世界じゅうにつながって連鎖を持っている。そうした中で、一種のリスク受容力としてある程度の自己資本を持ってい...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御懸念、非常に理解できるところ、我々はもちろんたくさんあるわけでございます。特に、その地元意識に基づいて増資に応じられた方々、そういう方々の心情を思うと、非常に我々も遺憾な思いがいたします。  それに対してはまた別途、我々としても地元の経済に悪影響を及ぼさ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の裁量という言葉を何回かおっしゃいましたけれども、これはもう委員よく御承知のはずでございます。今の法律の枠組みは、事後的なチェックを行って、ルールでいろいろな監視監督を行っているわけでありますので、我々で裁量の余地というのはほとんどないというのが現状であります...全文を見る
○竹中国務大臣 メリット、デメリットそれぞれあるという御指摘はそのとおりなんだと思います。  ただ、通貨の急激な変動を拒否する、それは困るのではないかということは、決して輸出業者だけではなくて、例えばでありますけれども、急激に円が高くなって、それで安い外国商品が一気に国内に入っ...全文を見る
○竹中国務大臣 財政投融資というのはプログラムでありますけれども、それを、資金を調達して運用するという流れから、一つの金融機関に見立てて御議論されるというのは、これは一つの方法ではあるかと存じます。  お尋ねの、それに対して金融庁はどうかかわるのかということでありますが、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 井上委員におかれましては、この分野で特に大変御活躍をいただき、御指導いただいているというふうに認識をしております。  今御指摘ありましたように、昨年八月に、このやみ金対策法が成立して、その後、それがどのような状況にあるか。これは、九月に一部施行、本年一月から全部...全文を見る
○竹中国務大臣 さまざまな犯罪、特に経済的な犯罪については、どこかでお金を受け取る仕組みが必要、そういうことで、架空口座等々に象徴されるように、やはり銀行の口座が悪用されるケースが多い。これは大変遺憾なことであり、我々としてもしっかりと対応しなければいけないことであるというふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生委員会の審議を踏まえて旧長銀の受け皿をリップルウッド社のグループに決定をした、そのもとで再生を目指してさまざまな努力を重ねて上場にこぎつけつつある、その事実は認識をしております。
○竹中国務大臣 金融の再生というのは、非常に時間のかかる息の長いもの、継続的な努力が必要なものであるというふうに思っております。  これまでの平成十一年からの経緯をどのように評価するか。これは、さらに今後の状況を見ながら歴史的な評価をいただかなければいけない問題であるというのが...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこれはいろいろな御理解があるのかもしれませんが、瑕疵担保特約があったことが企業の倒産と結びつく、そこはやはり因果関係というのは直接結びつけるべきものではないと思います。  委員は短資会社におられましたからマーケットのことは大変よく御存じなはずでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの新生銀行の経営改革と同様に、政策そのものも、当然のことながら、国民から、専門家から、内外から厳しい評価を受けていく、その中で歴史的な評価を受けていかなければいけないものだと思っております。そういう評価は評価で、これはまだ専門家の評価も出そろっているとは思い...全文を見る
○竹中国務大臣 瑕疵担保条項を乱用するというのがちょっとどういう意味なのか。これは、預保に対して、瑕疵があったということを申し出て、預保はそれに基づいて拒否する事例もございます。したがって、いわゆる乱用というのはできないような仕組みになっているというふうに承知をしております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 マーケットの中での個々の取引に関しては、いろいろなケースがあると思います。いろいろな事例があると思います。一部の雑誌等々で、例えば新生銀行は非常に厳しい審査をしているというような話は、これは私も雑誌レベル等々では聞いたことがございます。しかし、これは本当に個々のケ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど監督局長が答弁させていただきましたように、法人格は継続している、したがって、それに関する権利義務等々のいわゆる法律的な関係は、当然のことながら、長銀のものも新生銀行に引き継がれております。それに対して、我々は、もちろん検査監督上しっかりと責任を持たなきゃいけ...全文を見る
○竹中国務大臣 一月十六日に、東京証券取引所が新生銀行の上場を承認いたしました。そして、新生銀行が株式の売り出しを発表した。これは二月の十九日予定でございますが、東京証券取引所への上場は、先ほど言いましたように、証券取引所から事後的に届け出が行われるという仕組みになっております。...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の役割は、太鼓判を押すとか、そういうことではないと思っております。  証券取引所が業務規程に違反して有価証券の上場を行おうとする場合には、証取法百十三条の規定に基づいて当該違反行為を是正するために必要な措置を講ずることができるわけでございますが、現時点におい...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと委員、誤解があるといけませんが、訴訟について聞いていないというようなことを私は申し上げていないと思います。違反があるというふうには認識していないという答弁を先ほどさせていただいたわけでございます。  訴訟についての報告等々は、今の局長の答弁のとおりでござ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど答弁申し上げたとおりなんですが、ちょっと正確に御理解をぜひ賜りたいと思うんですけれども、上場の審査は、証券取引所がいたします。当局の関与は、証券取引所が規程、基準に違反して審査、承認をした場合は、これは是正命令ができる。  先ほど、そういった事実があると認...全文を見る
○竹中国務大臣 上場するかどうかを金融庁が決めるのかどうかという問いに関しましては、明確に、そうではないということでございます。これが今の法律の枠組みです。上場するかどうかの審査は、これは東証が行います。繰り返しますが、これが今の法律の枠組みです。  その場合の基準は、当然のこ...全文を見る
○竹中国務大臣 そういう報道があるということは承知をしておりますが、新生銀行はまだ訴状を受け取っていないというふうに、先週末の時点では聞いております。
○竹中国務大臣 新生銀行はまだ受け取っていない、そういう事実を申し上げただけでございます。これは、報道は承知をしております。
○竹中国務大臣 ちょっと一部、決めつけをぜひ避けていただきたいというふうに思うのでございますが、私が先ほどから申し上げておりますのは、これは裁判等々、これはこの問題に詳しい委員も御指摘であられるわけだし、報道、メディアも報じているわけですから、そういう問題があるということは、全体...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに、投資家保護の観点から上場を審査するのが東京証券取引所の仕事です。そのための基準というものも公開をされている。東証においてはそうした面からしっかりと審査をしてくださいということを、我々は重ねてお願いをしております。  いろいろ委員おっしゃいましたけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 公的資金を入れて云々という前半のお話と今回の措置をどのようにするかというのは、これは少し次元の違う話だと思います。  前半の話は、これはいろいろな制約の中で引き続きしっかりやっていただきたいということに尽きると思いますが、後半の話は、こういう目論見書というのはど...全文を見る
○竹中国務大臣 いや、委員がおっしゃっていることと私たちが先ほどからずっと申し上げていることは、ほとんど同じじゃないですか。  つまり、裁判については、訴状を受け取っていないということを私は申し上げましたけれども、それをもって裁判がないとか、そういう訴えがないとかいうことを私た...全文を見る
○竹中国務大臣 はい。  まず、軽微だというふうに我々は一切申しているつもりはございません。軽微でないからこそ、ここの特別な記載事項に載せているわけでございます。その範囲で、例えばどのぐらいの可能性があるか。これはしかし訴訟でありますから、訴訟があるからそれが全部実現するわけで...全文を見る
○竹中国務大臣 これは裁判であります。裁判がどのようなプロセスを経て、いつ結審するのか、その結果がどうなるかということは、これはわかりません。裁判の一方の当事者の挙げる数字だけを書くというようなことは、これは目論見書のあり方としてはやはりいかがなものなのかと思います。  ここは...全文を見る
○竹中国務大臣 不十分かどうかというのは、これは、今の時点で私たちは、何らかの、先ほど言いましたような形で法令に違反しているというふうには、ないしは虚偽の記載がある等々は認識をしておりません。現状においては適切なものであるというふうに認識をしておりますが、事態が刻々と変化すること...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、法律の解釈は恐らく局長が今おっしゃったとおりなんだと思います。法律の解釈としてはそういうことなのかもしれませんが、ただ、いずれにしても、これは、責任ある、上場しなければいけない、そういう立場の方々にとっては、当然のことながら、極めて公正に、オープンに情報は...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、さっきの法律事務所の話は、新生銀行とはたしか関係のない訴訟でございましたので、これはちょっとどういうことなのかわかりませんが、一般論としては、当然のことながら、経営に携わっている方というのは、それはいろいろなことを知る立場にあるのだと思います。  今回の...全文を見る
○竹中国務大臣 インサイダー取引の問題は証券取引等監視委員会等々の担当でありまして、これはそちらの事務局長に答えさせます。
○竹中国務大臣 旧長銀、新生銀行に対して預金保険機構が行った資金援助等の額のお尋ねでありますけれども、まず特例資金援助等、これで金銭贈与等が三兆七千三十五億円でございます。資産の買い取りが七千百二十三億円でございます。  さらに、二番目の項目としては、旧金融安定化法及び早期健全...全文を見る
○竹中国務大臣 旧長銀に対して預金保険機構が行った資金援助等の額のうち、先ほどいろいろな項目を申し上げましたが、その中でペイオフコスト超の金銭贈与に用いられた交付国債の使用額、これは三兆二千二百四億円でございますけれども、これにつきましては、現段階において国民負担として確定をして...全文を見る
○竹中国務大臣 十五年十二月末での含み損は五千六百三十四億円でございます。ちなみに、その前の三月末では八千八百五十億円の含み損でありました。株価の上昇によって少し縮小しておりますので、今後の株価の動向に依存してまいります。
○竹中国務大臣 これは当然開示をしております。今私が申し上げた含み損は、預保の行政コスト計算書で毎年開示をしているというふうに認識をしております。今おっしゃったのは、預保全体の数字、預保が持っている資産の内訳については預保の計算書で開示をしております。国民に対して説明責任を果たす...全文を見る
○竹中国務大臣 それ以外というのが何なのかということだと思います。  ちなみに、瑕疵担保に含み損という概念は、ちょっと私にはよく理解をできません、今後どのようになるかによって依存するわけでありますので。それを、すべてを現時点で何か無理やりに評価しようということなのか、それはなか...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、アメリカにおける瑕疵担保のお話がありましたが、私の認識では、これはまさにケース・バイ・ケースということなんだと思います。  瑕疵担保と一言に言っても、いろんなものがあります。瑕疵があった場合にそれをどのようにオフセットしていくのかという仕組みの問題ですから...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけありませんが、質問通告もいただいておりませんで、私は存じ上げません。
○竹中国務大臣 新生銀行として、どのような資産と負債、アセットとライアビリティーのマネジメントをするのか。これは、収益を上げる、さらに、経営基盤を強化していくためにさまざまな努力を当然のことながらしてこられたのであろうと思います。  これまで、当期利益とかリストラ関係であります...全文を見る
○竹中国務大臣 旧長銀の厳しい状況を引き継いで、大変厳しい環境の中での当然経営をしてきたものというふうに思っております。  一点、先ほど塩川委員がお出しになりました貸出金の推移でございますけれども、これは我々は、よくこういう場合に実勢ベースということを申し上げます。特に不良債権...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、先方も公表しておりませんし、公表をしないことになっているんだそうでございます。出資割合につきましては、私的な契約等に係るものでありまして、また、個々の出資者の経営判断にかかわるものでありますので、先方も発表していない、当局から開示することは差し控えさせてい...全文を見る
○竹中国務大臣 これは上場の基準等々にかんがみて、それの公表が特に必要であるということにはならないと理解をしております。  いずれにしましても、これは先方も個々の取引であるので公表しないというふうに言っている、先方が公表しないことを当局として公表することは差し控えたいと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 上場に関しては、上場審査の基準にのっとって適切にやっていかなければいけないと思っております。
○竹中国務大臣 その説明責任を果たすために、上場基準、審査の基準がつくられて、その基準にのっとってしっかりとやっていくのが我々の責任であると思います。
○竹中国務大臣 基準にないことを求めろ、基準にないことを裁量でやれという御指摘かと思いますが、基準に基づいてやるべきだと思います。
○竹中国務大臣 国民に対して責任を果たすというためには、そのルールにのっとってそれを明らかにして、しっかりとした行政を行っていくということだと思います。  今委員がおっしゃっておられるのは、ルールにないけれども裁量で特別にやれということのように聞こえますが、そのようなことは、や...全文を見る
○竹中国務大臣 破綻に伴う資金援助ということでございますれば、旧長銀、旧日債銀が相当いたします。
02月17日第159回国会 衆議院 本会議 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 長妻議員から、実は五問、御質問いただいておりますが、谷垣大臣との重複を避けて、簡潔に答弁をさせていただきます。  内閣府試算と財務省の試算との関係についてでありますが、内閣府の試算は、構造改革の方向性のもとで、改革の進め方について一つの前提を選んでマク...全文を見る
02月17日第159回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○竹中国務大臣 昨日も、小林委員の方から非常に詳細な御議論をいただいた点でございます。  今、生方委員の方から、最終的にこの訂正報告書の中に書いてある最後のセンテンスを読み上げていただいて、これで十分かというお尋ねなわけでございますが、これは、基本的には、「預金保険機構による補...全文を見る
○竹中国務大臣 これは裁判の話でありますから、裁判の手続がこれから開始されて、それで、先方は先方として当然いろいろな主張をされるでしょうし、もう一方の当事者はもう一方の当事者としていろいろな主張をされるであろう、そういう性格のものだということなんですね。したがって、裁判だというこ...全文を見る
○竹中国務大臣 政治家の皆さんも、当然常識が大変あるというふうに思いますが、リスク情報をしっかりと示さなければいけないんだ、それは、原則はそのとおりでございます。そのようなための手続もいろいろと手続論として示されている、基準が示されているということになります。  今回は、このこ...全文を見る
○竹中国務大臣 例えば、そこはもう実態の判断だと思います。訴状でどのようなことが書かれているのか、その金額等々も、今三千億から一兆云々とおっしゃいましたけれども、これは新聞によって書いていることもまちまちなわけでありますし、三千億と一兆二千億じゃ随分差があるわけでありますし、そこ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のありましたその上場審査基準にのっとって証券取引所が判断をしている。その際に、委員御指摘になったように、収益性でありますとか、それに支えられた継続性、持続可能性のようなものは、当然重要な審査基準になるわけです。まさにそこが、ある意味で、審査、上場させてよいか...全文を見る
○竹中国務大臣 マーケットでのこれは評価の問題なのだと思います。  マーケットの評価は、日々変わるいろいろな情報を総合的に勘案して、これはある意味では刻々と当然のことながら変わってまいります。そういうことは、マーケットの中でそのリスクをどのような角度で見るのか、どのような大きさ...全文を見る
○竹中国務大臣 今二点御指摘があったと思います。  一つは、裁判が決着するまでそれを延ばすべきではないのかと。ここはしかし、裁判があるかもしれない、裁判が行われる、そういうような報道は既に一月の二十日過ぎぐらいから出ているということでございますし、その意味では、そういうことも踏...全文を見る
○竹中国務大臣 現状の金融の行政というのは、ルールにのっとって、非常に透明なルールのもとでやっていこう、事後チェック型にやっていこうと。これは、八〇年代、九〇年代のいろいろな金融政策上の問題を踏まえて、ある意味で国民的な議論をして、国会の中でも御審議をいただいて、それで到達した一...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの谷垣大臣と同じ立場でございまして、担当ではありませんし、具体的に判断する情報を持っておりません。  その意味で、具体的なお答えはできないのでございますが、一般論として申し上げれば、この産業再生機構は、やはり日本のバランスシート調整を進める上で大変重要な役...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は、会計、決算、検査のシステムについて大変お詳しいと存じますけれども、御承知のように、決算そのものは、これは商法等々で決められた手続であります。これは企業が行うものであります。企業が決算を行って、それを確定する段階で、独立した監査法人がしっかりとした監査を行い...全文を見る
○竹中国務大臣 上野参考人のお話だと思いますが、「金融庁の検査は、その決算書が」、これは三月の決算書、「出た後、九月に入ってから行われた金融庁の検査に基づいて、改めて金融庁の目で資産査定を行い直し、資産の健全性を洗って、検査結果を銀行に知らせてきた。」銀行に知らせてきたと。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産の基準をどのように今後考えていくかというのは、これは会計制度全般の問題として極めて重要な問題であるというふうに思います。  これも委員御承知のように、繰り延べ税金資産というのは決して銀行だけの問題ではございません。広く一般の企業に認められている。...全文を見る
○竹中国務大臣 一般に、委員おっしゃったような論調というのはマスコミ等々であることは存じ上げておりますが、これは私はやはり非常に誤解が含まれているというふうに思います。  まず、決算というのは、先ほど申し上げましたように、企業が行って、それで独立した監査法人が監査する、それが決...全文を見る
○竹中国務大臣 公的資金を注入して、それに対して我々は経営健全化の計画を求めて、それに対してそれをフォローアップしていくという行政の責任がある。経営者は経営者として、当然に、国のお金も入った上で、しっかりとした経営を行って、さらにそれを地域に貢献していくという責任を負っている。株...全文を見る
○竹中国務大臣 都市銀行、大銀行ではなくて、主要行ではなくて、全銀行についてそのようなお話を、マクロ的な比率についてお話をさせていただいたことを記憶しております。
○竹中国務大臣 バブルのときにできた不良債権に関してはかなり償却が進んでいる、そういう結果もございます。  私が申し上げたかったのは、バブル経済そのものが日本経済の一つの歴史的な転換の中で発生したというふうに思っております。一九八〇年代終盤の東西冷戦構造の終えん、それによって世...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り延べ税金資産につきましては、午前中も同僚議員から御質問いただいておりますが、一般的な会計慣行の問題、それとは別に金融機関という特殊な業種に対してどのような何らかの上限を設けるべきかどうか、これは、御承知のようにワーキンググループで専門家に御審議をいただいており...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○竹中国務大臣 まず、極めて基本的な問題としまして、リスク情報をしっかり開示しなければいけない、そうしたことを踏まえて審査を行わなければいけない、これはもう委員の御指摘のとおりであると思います。  そのリスク情報というのは、まずどういう事実があるかということでございますが、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 最近、出所不明のさまざまな報道がなされておりますけれども、それらを含めまして、個別の金融機関の検査に関する話について言及することは差し控えさせていただきます。
○竹中国務大臣 個別の金融機関の検査に関する話について言及ができないということは、御理解いただけると思います。  なお、一般論として申し上げれば、個別の金融機関の検査に関する文書等については、その存否に言及するだけで個別の金融機関に関する検査の内容を示唆する結果となる場合がある...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員のお話の中には、そういうふうに言われているとか、そういうふうに聞いているとかというお話がたくさん出てきますので、これは一体どこから出てくるのかなというふうに思うのでございますが、委員は専門家ですからよく御存じのように、預金保険法百二条で、一号か、ないしは...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと今の御質問の趣旨が、最初は裁量でやっているのではないかという話から、お金の流れの話、両方踏まえられたわけでございますが、裁量の余地というのがあることが証明されたというのは、ちょっと私はよく理解できません。  繰り返し申し上げますが、これは、企業がちゃんと...全文を見る
○竹中国務大臣 住民税、地方税というのは、その居住の実態に応じて課税されるものだというふうに当然思っております。  私は、ある雑誌でおもしろおかしくそういうことを書いていたのを、雑誌の記事としては存じておりますけれども、私は、八九年にハーバード大学に行きました、アメリカに行きま...全文を見る
○竹中国務大臣 諮問会議等々で知的財産の重要性等々を議論いたしますが、今御指摘のような深いところまで正直言ってまだ議論したことはございません。  その上で、確かにこれは会社と雇用者の関係でありますから、そういう雇用契約という観点も入ってくるのかな、大変重要な御指摘かなというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 財務大臣から御答弁があるかもしれませんが、私の認識では、これは、政府の規模ということで議論されることは間々あるのではないかと思っております。  ただし、その場合は、いわゆる財政赤字を加えた潜在的国民負担率、税の負担、それと社会保険の負担、それに財政赤字を加えて潜...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、政府の規模というのはどうも趨勢的に増大していく懸念があるのではないだろうか、やはりそういう懸念を、これは私も持っておりますけれども、広く国民一般、持っているのではないかと思います。  一つは、やはり高齢化の中で、そういった財政需要、社...全文を見る
○竹中国務大臣 実はそこは、銀行の自己資本比率がなぜ八%なのか、七・五じゃだめなのか、いろいろなお考え方があるのだと思います。  一つは、やはり我々が生み出す付加価値ないしは所得の半分ぐらいは国民的に負担する、公的なそこに負担する、しかし半分ぐらいはという、その半分ぐらいという...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、その時々の国の状況によって政策運営の目標をどのように定めるかということなのだと思います。  また例示で大変恐縮ですが、不良債権比率を半分にするという目標を掲げておりますけれども、そんな国はあるのか。目標を、かつて減らした国も掲げていたのか。掲げていた国も...全文を見る
○竹中国務大臣 財務大臣からもお答えがあるかと思いますが、五〇%で五公五民、数字の上ではそういうことになるのかもしれませんが、委員がおっしゃっている点は、私たち、大変重要だと思っているんです。  私、先ほど申し上げましたように、これは、政府の規模が大きくなることについてある程度...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、政府の規模が大きくなり過ぎることを抑制しながら、しかしその中身についてはしっかりと今後の問題も含めて見ていかなければいけないという御趣旨でありますので、私もそのとおりだと思っております。
○竹中国務大臣 最も重要なことは、やはり受益と負担の関係を明確化して制度そのものが持続可能な、サステーナブルなものであるというふうにする、そういう信頼感を国民に持っていただけるようにするということだと思います。  御承知のように、日本の場合、人口変動のリスクが非常に大きい。今ま...全文を見る
○竹中国務大臣 両大臣のおっしゃったとおりだと思っております。信頼を得るためには、まだやらなければいけないことは多々あると思います。しかし、受益と負担に関して重要な一歩に今回の改革はなると思っております。  昨日の経済財政諮問会議におきましても、坂口大臣においでをいただきまして...全文を見る
02月19日第159回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○竹中国務大臣 原口委員はネクストキャビネットでこの問題の御担当で、大変熱意を注いでおられると認識をしております。  内閣府の中では国民生活局がまさにこの消費者の問題を扱うということで、我々も大変重要な問題というふうに位置づけております。  権利云々、非常に厳密な法律論を展開...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、三十五年、三十六年間、大きな枠組みが変わらない。しかし、世の中本当に変わったわけでありまして、消費者のトラブルの数だけ数えても、この十年間だけで実に四・六倍になっている。非常に環境が変わる中で、その枠組みそのものが変わらなければいけない。  行政...全文を見る
02月20日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○竹中国務大臣 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  小泉内閣の経済財政運営においては、徹底した構造改革によって経済を活性化し、需要面にも十分に目配りしつつ、歳出の拡大を食いとめることによって、中長期的な観点から財政の健全化を目指してまい...全文を見る
02月20日第159回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○竹中国務大臣 竹下委員御指摘のように、マクロの数字、具体的にはGDPの成長率が、先般、十—十二月期について発表されておりますけれども、これは、我々も、実は予測した、予想していた以上の高い数字になりました。数字だけから見ますと、年率換算しますと、これは瞬間風速ですから年率換算する...全文を見る
○竹中国務大臣 田中委員御指摘のように、マクロ経済全体ではよい方向には向かっているけれども、それぞれ跛行性がある、そういう認識は我々も大変強く持っております。であるからこそ、先ほどの答弁でも申し上げさせていただいたんですが、この全体としてはよい方に向かっている動きをぜひともこの機...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員も御紹介してくださいましたように、我々は、大手主要行と地域金融機関、中小金融機関とは違うプログラムで考えるべきであるというふうにはっきりと思っております。そのために検査マニュアル、これは検査はやはり両方きちっとしなければいけません。両方の、大手でも中小の金融...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど政府系金融機関の検査はまだやっていないと申し上げましたけれども、これは、中小企業向けの政府系金融機関についてはまだやっていない、そういう趣旨で御理解をいただきたいと思います。  委員御指摘のように、これは以前から我々も大変注意しているところでありますが、我...全文を見る
○竹中国務大臣 担保や第三者保証に安易に頼らないような融資、これが銀行の本来の役割だと思います。そのための目ききをする、リスクに対してきちっとリターンを受け取る、これこそが金融家、銀行家の本来の仕事であると思います。  御承知のように、しかしながら、日本の銀行融資というのは、右...全文を見る
○竹中国務大臣 融資にはいろいろな形態があるんだと思います。例えば、日本では特に手形割引とかで、そういう形での手形を通じた融資がございました。証書貸し付けがもちろんあります。証書貸し付けで証書がないというのは、これはちょっといかにもおかしな話であります。  とにかく、金融機関、...全文を見る
○竹中国務大臣 減税の部分は財務大臣だと思います。  景気がよくなるよくなるというふうに言っているということではないというふうに思っております。ただ、現状では、瞬間風速ではありますけれども、高い数字が出ている。私たちの思いは、全体としてはよい数字が出ているんだから、このときこそ...全文を見る
○竹中国務大臣 透明な行政は本当に必要であると思っております。そうした意味で、財務内容の透明性に関する部分で、この繰り延べ税金資産というのは大変重要な問題だというふうに考えて位置づけております。  この脆弱性というのは、言うまでもありませんけれども、財務会計と税務会計が違う、財...全文を見る
○竹中国務大臣 この問題の基本というのは、あくまでも財務会計と税務会計の差にあるわけでありますから、これをやはり一致させてもらう。  ちょっとこれは誤解を招くといけませんけれども、基本的な考え方というのは、会計的には費用として計上したいんだけれども損金算入されない、だからその分...全文を見る
○竹中国務大臣 実感の議論は御指摘のように難しい議論だと思います。  確かに、瞬間風速とはいえ七というのは高いというような印象を多くの方々は持っておられる。また一方で、これを年率で、この四半期だけではなくて年で換算すると二%強ぐらいの成長でありますから、これは、実感は皆さんいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 統計の精度を高めるという点に関しましては、本当に大変重要なことを御指摘いただいたと思っております。我々はそういうことのプロフェッショナルを集めている内閣府でありますから、まさに問題意識を反映してしっかりとやります。  同時に、短期の統計というのはやはり振れますか...全文を見る
○竹中国務大臣 さまざまな経済のメカニズムの中で、資産価値が下落したということのマイナスインパクトは極めて大きいと思っております。しかし、これは原因であると同時に結果であるという面も当然のことながらございます。  資産の下落を食いとめるためにはどうしたらよいか。資産下落の原因は...全文を見る
○竹中国務大臣 地価が三%ずつ年々上がっていけば、これは大変よいことだというふうにもちろん思いますが、そういう方法はあるかということに尽きるんだと思っております。  これは、基本的には、先ほど申し上げましたように、資産というのは、非常に極端な期待収益、売買による含みの期待収益が...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、今御指摘の点で、二点ぜひ明らかにさせておきたいことがあると思います。  景気がよくなるとすぐ緩める、景気が悪くなると財政を出す、こういういわゆるストップ・アンド・ゴーの政策、これは場合によっては必要な場合がございます。しかし、小泉内閣では、骨太の方針で...全文を見る
○竹中国務大臣 これは経済の、整合的な財政とマクロ経済の運営をしていく段階で我々はチェックをしているわけですから、それでその責任とか、そういうことではないと思っております。  私はむしろお願いしたいのは、民主党はどのような経済見通しをお持ちなんでしょうか。そういうことを、それは...全文を見る
02月23日第159回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○竹中国務大臣 感想ということでございます。  このスキームとおっしゃいましたが、スキームそのものは平成十一年につくられたわけでございまして、五年前、当時の再生委員会の方々が知恵を絞ってお決めになったということでございます。  御指摘のように、去る二月十九日に東京証券取引所に...全文を見る
○竹中国務大臣 大変難しい御質問だなというふうにも思います。  御指摘のように、枠組みそのものは幅広く国会でもいろいろ御議論いただいて、それで再生法の枠組みの中でやった。それで、その中でつくられた金融再生委員会で、まさに当時の専門家が知恵を絞ってやったということなのだと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、当時、その資産の査定をする側、買う側、それとそれを売る側の国、具体的には金融再生委員会、そこでの認識に基づいて交渉で決まった金額であると。ちょっと、これ以上申し上げようがないのかなというふうに思っております。
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、当時の金融再生委員会、それと交渉相手の間で非常に集中的な、真剣な交渉が行われたというふうに聞いております。  委員、資産額がすごく大きい、そのとおりなんでありますが、同時に債務も大きいわけですから、資産と債務の差額がいわゆる純価値になる。...全文を見る
○竹中国務大臣 旧長銀、旧日債銀、あれだけ大きな規模の銀行が破綻して、その出口をどのように探すかというのは、やはり当時非常に、本当に国民的に難しい問題であったんだと思います。  今委員、リスクがないというふうにおっしゃいましたけれども、これはやはり決してリスクがなかったというこ...全文を見る
02月24日第159回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○竹中国務大臣 委員御指摘のように、デフレの状況が続いている、物価は依然として緩やかなデフレ状況にあるというふうに認識をしております。委員、非常に大所高所から幾つかの要因をお挙げになられましたけれども、私も、同様なといいますか、非常に複合的な要因が重なって今の大変難しい状況が出現...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、物価、デフレを手がかりとして、貯蓄の動向がどうなっていくのか、さらに、より長期的な意味での貯蓄・投資バランス、これはまさに経常収支に反映をされるわけでありますけれども、それがどのように推移していくかということは、やはりマクロ経済運営の極めて重要...全文を見る
○竹中国務大臣 経常収支が赤字になるかどうかというのは、先ほど言いましたように、財政の状況等々ありますので、一概に申し上げることはできないわけでありますが、一般論としては、やはり高齢化とともに貯蓄率は低下する、その結果、貯蓄・投資バランスという感じでの経常収支等々にやはり長期的に...全文を見る
○竹中国務大臣 今お尋ねの平成十二年二月十六日の議事録でございます。越智大臣、今委員御指摘のように、線を引いておられるところですね、そのような答弁、これ、とっさのことで越智大臣はそのような答弁をされたんだと思います。  その後のやりとりで、今委員の御指摘の紙の一番下の段でござい...全文を見る
○竹中国務大臣 越智大臣がどのような認識であられたというのは、先ほど私が申し上げたとおりでございますけれども、当時の譲渡契約を結ぶそもそも論をぜひ御理解いただきたいと思いますが、これはまず、御指摘の外国人投資家に対する課税の問題は、これは税制上の問題でありますけれども、特別公的管...全文を見る
○竹中国務大臣 越智委員長がどのような御趣旨でいろいろなことをそこの場でおっしゃっているかというのは、その前後から私なりに拝察するしかないわけでございますが、繰り返し申し上げますけれども、公的負担の極小化、これを早くしないとどんどん資産が劣化して、どんどん公的な負担が大きくなって...全文を見る
○竹中国務大臣 どこまで第二次効果、第三次効果、第四次効果をダイナミックに予測できるかという問題であったというふうに思います。  いずれにしても、しかし当時としては、これは、その後、担当の大臣がかわった後もそのように答弁をさせていただいているようでございますけれども、内外無差別...全文を見る
○竹中国務大臣 これは課税当局が答えるべき問題だと思いますが、これはまさにケース・バイ・ケースで、実態等々によっていろいろな場合があるということをそのとき越智大臣はお答えになったのではないでしょうか。  私は、前後の脈絡から推察するだけでございますけれども、これは現実問題として...全文を見る
○竹中国務大臣 当然のことながら、そもそも国民負担を最小化するという目的でいろいろな制度設計を当時の金融再生委員会はされて、それをしっかりと実行に移していくというのが我々の務めだと思っております。国民負担を最小化するためにさまざまな機会を活用しなければいけないと思っております。
○竹中国務大臣 これは、当時の売り手と買い手のいろいろな交渉の中でさまざまな条件の一つとして決まってきたものであるというふうに思っております。  当時、金融、大変厳しい状況の中で、本当にどこが買い手になるんだろうか、ここをきちっと再生することはできるんだろうか、非常に大きなリス...全文を見る
○竹中国務大臣 これは契約事項でありますので、契約にのっとって、そのときで適切な判断をしていくということになると思います。
○竹中国務大臣 そこは、これは個々のケースでありますからケース・バイ・ケースで判断する。それはまさにそういうことを契約で決めているんだというふうに思います。
○竹中国務大臣 契約は契約でありますから、当時、最善の知恵を絞って再生委員会の方々が結んだ契約がある。その契約が効力を持っているわけでありますから、その契約の範囲で、当然のことながら、姿勢としては国民負担を最小化するように最大限の努力をしたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 例えば私と石破大臣の間で話したことはあるかという御質問でございましたら、特に話したことはございません。  これはまさに保険数理の問題でありますから、民間の保険会社が、まさに自分の経営の一番大事なところでありますので、これは非戦闘地域にいらっしゃるわけでありますか...全文を見る
○竹中国務大臣 海江田委員は大変お詳しい部分だと思います。  御指摘のように、いわゆる帰属家賃、帰属サービスを消費した、過去の、いわゆるストックからのサービスフローのようなものを我々は毎日消費しているんだと。これは、御承知のように、日本だけがやっているわけではありませんで、もち...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに御指摘のとおり、中長期の経済の枠組みを考えるときに最も注目しなければいけない一つが貯蓄・投資バランスなんだと思っております。  今、高齢者のお話がありましたけれども、高齢者のウエートがふえている、高齢化で。高齢者というのは貯蓄率が低いです。貯蓄率の低い人の...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、金融機能強化法案、金融機能の強化のための特別措置に関する法律案というのを国会に提出して、ぜひとも御審議をお願いしたいというふうに思っております。  これは、地域経済の活性化が大変重要になっている、先ほどから格差の問題もございましたけれども、地域経...全文を見る
○竹中国務大臣 御承知のように、我々は、二〇〇五年三月までを集中調整期間というふうに位置づけて、その集中調整期間までに、まさに集中的に、主要行に関しては、不良債権比率を半分、四%台にするということを実現したい。それまでの期間、地域金融機関に関しては、リレーションシップバンキングの...全文を見る
○竹中国務大臣 専門家の間でオーバーバンキングを問題にする議論があることは承知をしておりますが、数が多いという意味でのオーバーバンキングかどうかということに関しては、これはいろいろな議論があると思いますし、我々が判断すべき問題ではないと思っております。  これはまさに、経営組織...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○竹中国務大臣 島委員の御質問のポイントは、新聞に書かれているように、我々は地銀に対して一層厳しい態度をとるかどうか、そういう御質問だというふうに理解をいたしました。  金融再生プログラムに言及くださいましたが、金融再生プログラムそのものは、御承知のように、主要行を対象としたプ...全文を見る
○竹中国務大臣 期間を切って経営改革を求めるというような考え方はリレーションシップバンキングの中ではございません。これは、今後一年少しぐらいをリレーションシップバンキングのための集中改善期間というふうに定めておりまして、それぞれの銀行には、自分たちはこうするんだという強化計画を出...全文を見る
○竹中国務大臣 島委員から非常に厳しい叱咤激励を受けたことを私も大変よく覚えておりますし、いつも肝に銘じているつもりでございます。  今御指摘の、日本には千四百兆に達する個人の、家計部門の金融資産がある。しかし、年次によって違いますけれども、五六%とか、六割近くが銀行預金という...全文を見る
○竹中国務大臣 武正委員の問題意識というのは、先ほどの、日本が外貨準備を持っている、つまり、アジアの地域というのは、その意味では大変な貯蓄を持っておりますから、それをドルに投資している。一方、アジアの中では、外資を取り入れるに当たって、ドル建ての債務で、特に短期のドル建ての債務で...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけございません。ちょっと、この問題についての通告をいただいておりませんでしたし、e—Japan2の担当もしておりませんので、正確にお答えできる立場にはないということをお許しいただきたいんでございますが、基本的には、このe—Japan計画、当初のe—Japan...全文を見る
○竹中国務大臣 景況感、景気判断でございますが、きょう、私、たまたま内閣委員会とかけ持ちでやらせていただいておりますが、内閣委員会でも諸先生方から、景況感はもっと厳しいぞというような御指摘をやはりいただいております。  私たちも、マクロの数字に比べて、これが地域や中小企業に十分...全文を見る
○竹中国務大臣 景気の回復のパターンないしは波及のメカニズムというのが大きく変化しているというふうに私も思っております。今までであれば、このぐらいマクロの数字が伸びれば、地方にも、ないしは家計にももう少し影響が行くというようなパターンが期待されていたわけでありますが、そのような方...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、生産力を持っているのは民間部門でありますから、民間部門が強くならない限りは、国営企業に頼るような一部の経済体制は別として、経済は絶対よくならないわけであります。その上では、今民間部門が引っ張っているという御指摘はそのとおりであります。我々の仕事は、...全文を見る
○竹中国務大臣 もっとスピードアップをしなければいけないということに関しては、これはもうそのとおりだと思います。我々はもっともっと努力をしなければいけないと思っております。  例えば税制改革等々についても、方向はわかるけれども物足りないという表現を中塚委員はされました。  今...全文を見る
○竹中国務大臣 大変難しい経済運営であるというふうには思っております。  しかし、そのような形で、まず実質成長力を高める、経済を活性化して実質成長率を高める、一方で、日銀と協力しながらデフレを克服する、結果として、実質成長率と物価上昇率を足した名目成長率も上がっていくようにする...全文を見る
○竹中国務大臣 実は、けさほど中塚委員と同僚の議員から、別の委員会で、これは不良債権問題に関してでありますけれども、法律によって幾つかの定義が違う、二つあるのはややこしいのではないかというような御評価をいただきました。しかし一方で、前提が違う試算は、使い勝手によっては情報量が多い...全文を見る
○竹中国務大臣 おっしゃるとおりだと思っております。
○竹中国務大臣 マクロの経済運営に関しましては、デフレは極めて深刻であるぞ、もっとがんがんやれという御批判を受けることもあれば、最近は、今の中塚委員のように、いや、インフレの懸念もあるんだからそれをしっかり見ろというような御批判もある。その意味で、本当に大変難しい、狭い道の経済運...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○竹中国務大臣 五点ということで、なかなか技術的なことが多いものですから、できるだけ簡潔に答えなければいけないと思っております。  その前に、地域全体が大変疲弊している、そういう問題意識は我々も大変強く持っております。であるからこそ、地域再生本部を立ち上げて、金子大臣御担当でご...全文を見る
○竹中国務大臣 金利と国債価格の問題というのは、経済運営の上で大変重要であるというふうに私も認識をしております。  重要な点は、金利というのは、景気がある程度よくなって、名目成長率が例えば高まって、それとともに金利というものもある程度高まってくる傾向にある、これは否定できないと...全文を見る
○竹中国務大臣 私の友人等々でそういう人がいるかというようなことでありましたら、その範囲では、幸いにしてというべきか、おりません。ただ、私の親戚の知人でそういう方がおられるということは聞いておりまして、御指摘のように、やはり地域、特に中小企業等々について全体としての景気の上向きが...全文を見る
○竹中国務大臣 今、市村委員の御高説を賜りまして、委員配付の御資料で、こういう官と民と公と私というのがあります。実は、これと同じような図を四年ほど前に私が書きました本の中に書いておりまして、まさに、公と私というのは、これは資源配分のメカニズムである。  私的な財はマーケットで配...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 本会議 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 高井議員から、一問、三位一体の改革の趣旨と本法案の関連についてお尋ねをいただいております。  政府は、三位一体の改革を推進し、地方の権限と責任を大幅に拡大し、同時に、行政全体のスリム化を目指しているわけでございます。  義務教育費国庫負担制度につきま...全文を見る
02月27日第159回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 川橋議員から一問、雇用面における今後の見通しなどにつきお尋ねをいただきました。  現下の雇用情勢は依然厳しいものの、平成十四年度と比較しまして失業率が低下し有効求人倍率が上昇するなど、改善の動きが見られております。政府経済見通しにおきましても、完全失業...全文を見る
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○竹中国務大臣 小泉委員から、みちのく銀行のことも含めまして、地域金融機関の今のあり方を重視してしっかり行政を行えと。この指摘は大変重要な御指摘だというふうに思っております。特に、これは銀行行政という立場からもそうでありますし、今の重要課題である地域経済の活性化という観点からも、...全文を見る
○竹中国務大臣 埼玉御選出の小泉委員として、当然、大変高い御関心とまた御見識もお持ちであると存じます。  御指摘のように、昨年の十二月の十六日に、これは上田知事が県民銀行化構想を発表されまして、その日のうちに金融庁にいらっしゃいました。それで、要請もいただいております。残念なが...全文を見る
○竹中国務大臣 所得の格差の拡大、委員は二重構造化とおっしゃいましたけれども、そういう新たな構造問題に世界じゅうが直面していて、日本もその真っただ中にある、私も全く同様の問題意識を持っております。  小泉構造改革はそういう問題に対して備えが不十分ではないかという御指摘かと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 ペイオフというのは、預金者が健全な競争環境のもとで銀行を選別する。ペイオフ解禁によって、そういう預金保険のもとで一定限度まで預金が保護される。そうした状況によって、預金者が健全な競争環境のもとで銀行を選別する。そうした緊張感のもとで、また銀行経営者はしっかりとした...全文を見る
○竹中国務大臣 恐らく岩國委員は、いわばアングロサクソン型のグローバルな金融に関しては日本の先駆者でいらっしゃって、最もお詳しく、最も長くこの中で働かれて、それゆえに、日本のよさも含めてさまざまな御高見をお持ちであるというふうに私も拝察をしております。  その上で、今三つの点、...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の点、週刊誌等々でも報道されておりますし、場合によっては大きく取り上げられた問題であると承知をしております。  委員御指摘のように、もしそれが本当に偽造であれば、これはもうまさに犯罪でございましょうから、これはしかるべく司法と捜査当局の中でしっかりとやられ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど委員の方から、預金競争から貸し出し競争に金融の姿がさま変わりになっているという御指摘がございました。  金融というのは、まさに読んで字のごとく、お金を融通する、お金が余っている主体からお金が足りない主体に融通する。その構造が根本的に変わってきている。特に九...全文を見る
○竹中国務大臣 アメリカ、ヨーロッパ、日本、それぞれの金融市場での御経験の深い岩國委員の御指摘でありますから、我々もしっかり受けとめて、金融審での議論もぜひしっかりとやらせたいというふうに思います。  今の御指摘、要するに、これは、受ける側のといいますか、それを買う側の国民、企...全文を見る
○竹中国務大臣 旧長銀を特別公的管理のもとに置いて、その受け皿探し、これは平成十一年から十二年にかけてさまざまな方々が努力をしたということだと思っております。  その点について、小林委員の方からはいろいろ問題があったのではないかという御指摘をいただいているわけでございますが、現...全文を見る
○竹中国務大臣 イ・アイ・イとこの法律事務所等々の関係、非常に複雑な関係なんだと思います。  これは言うまでもありませんが、当事者同士でそれぞれの言い分があるわけですから、それぞれの言い分を法廷に出してもらって、その法廷で決着をしていただく。まさに民事の訴訟で、しっかりとした御...全文を見る
○竹中国務大臣 今局長から答弁させていただいたとおりなんでありますが、確認のためにもう一度申し上げますけれども、二月二十七日、先週の金曜日ですね、その時点では、新生銀行はこのサイパン訴訟に係る訴状をまだ受け取っておりません。したがって、二月四日に行われた、これは訂正届出書に対して...全文を見る
○竹中国務大臣 これをやらないと法律違反でございます。これは、当然のことながら先方もその法律は承知をしていて、そういうことがあった場合には当然やるというふうに言っておりますし、我々も、もしそうでなければ、これは我々は監督する責任がございます。しかし、これは法律で純資産に対する金額...全文を見る
○竹中国務大臣 リスク情報はきちっと開示させなければいけない、それはもう当然のことだと思っております。  現時点で、話は大変ややこしいわけですが、イ・アイ・イと新生銀行の間の関係、そして新生と預保の関係、それぞれについてきちっとした手続を今後踏んでいかなければいけないわけであり...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○竹中国務大臣 まず、五十嵐委員、先ほどプライマリーバランス等々を含むいろいろな御試算をしておられる、これはぜひそういうものを出していただけるんでしたら、我々もしっかりと勉強させていただきたいと思います。  その上で、お尋ねの満期保有目的の債券の扱いでございますけれども、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 島委員は、個別の金融機関に関する問題について言及できないということは理解したということでございますので、これは一般論としての議論ということになります。  これも今委員既に御指摘くださいましたように、検査忌避に関連する法律は、銀行法第六十三条で決められている。質問...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、これは法律に書かれているとおりだというふうにしかちょっと申し上げようがございません。  法律には、例えば検査官の質問に対して答弁しない場合、これは当然のことながら検査忌避になる。もしくは、うそを言う場合ですね、虚偽の答弁をする。それらの規定による検査...全文を見る
○竹中国務大臣 主体というのは、実際に、最終的にそれを認定する権限ということになりますと、これは金融庁の職務、権限によっていろいろあるわけでございまして、基本的には金融庁、金融当局が判断する。  その場合の意思決定メカニズムはどうかという御質問でございますれば、これはまた別途お...全文を見る
○竹中国務大臣 忌避そのものは、これは銀行法に定められている刑法の特例として定められておりますので、それに違反するかどうかというのは当然捜査当局が絡んでくる問題でございます。
○竹中国務大臣 申しわけありません、ちょっとポイントが、最後のポイントがよくわからなかったので、済みません、もう一度言っていただけますでしょうか。
○竹中国務大臣 一般論として申し上げますと、仮に金融機関に法令等に違反するような問題があれば、これは法令にのっとって対応する。  銀行法でありますけれども、法第二十六条第一項及び第二十七条の規定による、業務の全部または一部の停止の命令を発出する権限は、これは、五十九条の規定によ...全文を見る
○竹中国務大臣 もちろん、決定者は総理でございますけれども、これは内閣府の特命担当大臣全般について言えることでございますが、総理をお助けする立場でございますから、総理の意思決定がスムーズに行われますように、それなりの、我々なりの部分を掌理して、それで最終的な御指示を総理に仰ぎなが...全文を見る
○竹中国務大臣 ペイオフというのは、もう言うまでもありませんが、一定限度内での預金保険での預金の保証はいたします、しかし、それを超えるものについては、これはまさに預ける側の自己責任ということになるわけですから、預金者が金融機関を選別する、預金者に選別されているという、その緊張関係...全文を見る
○竹中国務大臣 仮定の話で、その環境が整わないのにやってはいけないわけでございますけれども、その環境は十分に整いつつあるというふうに認識しているところでございます。
○竹中国務大臣 一月の出張は、まず、郵政民営化の関係でドイチェ・ポスト、ボンに参りまして、それからスウェーデンの方にお邪魔をいたしました。  お邪魔した目的は幾つかあったのでありますが、一つは、スウェーデンの金融セクターの改革について、その後の進展状況について改めて勉強させてい...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろなうわさがあるようでございますが、我々は法にのっとって粛々とやっている。うわさに基づいた、憶測による報道はぜひ慎んでいただきたいなと思っております。
○竹中国務大臣 島委員御指摘のように、国内企業物価で見ますと、世界的な景気回復、それと素材価格の上昇というのがかなりはっきりと見られる。したがって、国内企業物価から見ますと、少し新しい動きが出ているというふうに私も認識をしております。  しかし一方で、消費者物価はほぼ横ばいとい...全文を見る
○竹中国務大臣 委員お尋ねの、企業の実態に即した、特に中小企業の実態を踏まえた検査の実施、これは我々にとって最も重要な仕事の一つであるというふうに思っております。実は、そもそもこうした検査マニュアルの中小企業融資編をつくったということは、とにかく中小企業の実態は多様であって、その...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、今非常に重要なことをたくさん御指摘いただきましたので、全部網羅するのはなかなか大変なんでございますが。  まず、検査は、当然のことながら金融庁の中でも独立して行っております。その検査結果を受けて監督をするというのが一方の重要な仕事になりますので、検査を受け...全文を見る
○竹中国務大臣 津村委員から、冒頭、私の政策に臨む姿勢に関して大変重要な御指摘をいただいたと思います。また、タウンミーティングの出席回数等、大変丁寧にお調べいただきました。驚きました。  まず、地方の経済が重要である、マクロ的経済全体は総じてよい方向に向かっているが、それが必ず...全文を見る
○竹中国務大臣 私のように国会議員でない人間が内閣に入る、これは、憲法等含めて、制度上そのようなことが内閣の半分以下で今は可能になっているわけではございますが、現実に、事例等々からいっても大変難しい事例なんだと思います。民主党の菅代表も、次の内閣をつくった場合は、例えば二名だった...全文を見る
○竹中国務大臣 津村委員御自身、日本銀行等々で、大変この金融の分野で深い御見識を既にお持ちだというふうに思います。  今の御質問は、橋本総理の平成八年十一月の総理指示、九六年の総理指示を受けて、それが今どのように進化、今の中に生きているのか、そういう、ある意味で評価に係る御質問...全文を見る
○竹中国務大臣 今の経済政策の決定プロセスの極めて本質的な部分の御質問であるというふうに思います。私自身、常に大変難しい問題であるというふうに認識しながら仕事をしているポイントであります。  一般的な部分と、それと、最後、特に金融の生保に関する部分がありましたので、少し分けてお...全文を見る
○竹中国務大臣 保険商品の窓口販売に関しては、消費者の新たなリスクの問題も含め、委員御指摘のようにさまざまな御意見があるということを承知しております。  先ほど、委員、金融ビッグバンのお話をされましたが、そうした金融ビッグバンに象徴されるような、一つの世界の傾向としては、金融機...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、今のこの表、比較年は、二〇〇一年三月と二〇〇三年十二月の、この比較になるわけでございますか、この数字は。(佐々木(憲)委員「そうです、はい」と呼ぶ)  確かに、日銀統計で見ますと、国内銀行の貸出残高は減少の傾向が見られます。これは手元の数字でございます...全文を見る
○竹中国務大臣 今私が申し上げた数字も、委員がお示しになった数字も、これは残高、ストックベースの話でございますから、この不良債権をオフバランス化すればストックは減ります。しかし、これが例えば債権の流動化等々で行われれば、企業に対するファイナンスは影響を受けないわけでございますから...全文を見る
○竹中国務大臣 今監督局長が御答弁させていただきましたように、これは我々としては報告を求めて、それに対応してこういった体制をとっている。この報告の結果を一月十六日に受けておりますので、その線に沿ってしっかりと達成をしてもらうように努力してもらいたいと思っております。  そうした...全文を見る
○竹中国務大臣 お話を伺って、少し誤解があるといけませんが、我々は、そういう厳しい態度で臨んでおります。  繰り返し言いますが、これは年度の目標でありますから、やはり年度の終結を待ってそこで評価するというのが基本でございます。  ちなみに、収益について業務改善命令を打ったでは...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと申しわけありません。これ、質問通告いただいておりましたので、数字は、ちょっと調べておりますが、今、わかりません。申しわけありません。——手元に資料が……。何月期かもう一度言っていただけますでしょうか。
○竹中国務大臣 その個別のケースについて、今お話を伺っただけで、ちょっと私、なかなか全容を判断することは難しいわけでございますが、これは一般論として申し上げると、その会社の、事業会社の従業員による購入の勧誘方法に重大な問題があるような場合は、あくまで限定でありますけれども、事実と...全文を見る
○竹中国務大臣 足利の場合、第三者割り当ての増資を行った。これは、増資そのものはもちろん経営の自主的な判断に基づいて行うわけでありますけれども、優越的地位を乱用したりそうした不公正な取引は防止しなければいけない、ディスクロージャーは確保しなければいけない、法令等遵守には十分に対処...全文を見る
03月03日第159回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○竹中国務大臣 私は、改革の手本とか、そのような言葉を使った記憶はございません。しかし、新生銀行が改革に向けていろいろ努力をして、その上場というのは一つのステップである、そのような言い方をさせていただいたというふうに思っております。  平成十一年、十二年にかけての難しい状況下で...全文を見る
○竹中国務大臣 今、森参考人の御意見、私も改めてそばでお伺いをいたしまして、当時のやはり緊迫感といいますか、時間的制約、それと、初めての経験であり、その中で世界最大規模の破綻を扱わなければいけない。それは、改めて、やはり難しさはあったんだと思います。  仮に私がそのときその立場...全文を見る
○竹中国務大臣 小林委員は日本人であるとおっしゃいましたが、私も日本人でございます。かつ、金融の行政を預かる立場として、公正不偏の立場に立ってしっかりと対応しているつもりでございます。特定の金融機関と特別の関係にあるという事実は、新生を含めて一切ございません。
○竹中国務大臣 そのような話は承知しておりません。
○竹中国務大臣 今何人かのお名前も挙げられましたが、初めて聞く名前でございまして、承知をしておりません。
○竹中国務大臣 聞いておりません。もしそういうような事実がございますんでしたら、ぜひ証拠と同時にお示しを賜りたいと思います。
○竹中国務大臣 特に報告は受けておりませんのですが、念のために、いつのこととか、もし特定していただけるのでありましたら、お願いを申し上げます。
○竹中国務大臣 当然、事務レベルで、現場のレベルで、これは債権債務の関係でありますから、いろいろなやりとりがあるのだというふうには承知をしております。  しかし、それに関して、例えば、今おっしゃいましたように、特別の何かをおくらせようという意図を持って何かの工作をしたとか、その...全文を見る
○竹中国務大臣 債権と債務の話でございますから、当事者の間ではいろいろな話し合いがあるんだと思います。  ただ、サイパンの訴訟に関しては、先般、この委員会で委員からそのコピーが配付されました。そこで、その手続に関する決定がございましたが、その委員御自身がお出しになった紙の一番下...全文を見る
○竹中国務大臣 幾つかの御指摘がございましたが、ハーグ条約の中身、今、(a)、(b)とおっしゃいましたが、ちょっと私は、法律の専門家でございませんので、そのことは今の時点では確認できません。これは調べさせていただきます。  ただ、その上でも、繰り返しになりますけれども、先般委員...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、昨日の時点で確認した時点では届いていないと。きょう、ここに至るまで、私が院内にいたということもあるのかもしれませんが、私ども、報告を受けておりません。
○竹中国務大臣 ちょっとその訴状とおっしゃるもの、我々としてはまだ手に入れておりませんので、そのものに対する具体的なコメントはできないんでございますが、これは前回の委員会で御答弁させていただいておりますけれども、そもそも上場会社は、重要な訴訟、これは純資産額の一五%以上の損害賠償...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員お持ちの訴状とおっしゃるもの、我々まだ見ておりませんので、中身について、委員が今御指摘になった点についてはちょっとコメントしかねますし、また、これは民事の訴訟でございますので、当事者間の問題でありますので、細部について云々する立場にはないと思っております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論として、裁判は速やかに行われるべきものであるというふうに思っております。  今委員、御自身の調査に基づいてお話しされましたが、我々としては、我々の範囲で確認できることを確認して、法令に基づいて適正に対応してまいります。
03月05日第159回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○竹中国務大臣 補助金等の削減、改革と、それに伴う税源移譲のルールについては委員御指摘のとおりでございます。これは基本方針にも書き込んでいることでございます。  ただし、その際に、当然のことながら、必要な所要額をしっかりと見直す、見直した上で、必要なものについて、義務的なものは...全文を見る
○竹中国務大臣 経済を正確に見通すのは大変難しいことであると思います。  しかしながら、まず事実関係としまして、昨年の「改革と展望」からことしの「改革と展望」にかけてデフレ克服の時期を変えたという事実はございません。これは、集中調整期間が終わった時点でデフレが克服していく、その...全文を見る
○竹中国務大臣 経済は刻一刻と変わってまいります。であるからこそ、小泉内閣になってからやり方を変えまして、「改革と展望」は、これまでの、中期の五年なら五年据え置きではなくて、毎年ローリングして見直す、その都度、最新の情報を取り込んでできるだけの説明責任を果たしていくという体制にな...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は社会主義計画経済の中にいるわけではございませんので、しっかりとこれは見ていかなければいけないというふうに思っております。  いずれにしましても、これは、各国、そういう悩みの中でしっかりと経済運営をしているわけでございますが、もう一度、事実関係に関しましては...全文を見る
03月09日第159回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議におきましては、主としてマクロ的な観点からそういう議論を行いました。今、中川大臣、御答弁ありましたように、やはり負担は極力抑えなければいけない、それはもうそのとおり、そういう方向になっているというふうに認識をしております。  かつ、しか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員がお示しになった幾つかの懸念というのは、当然のことながら我々もそういった意識を持ちながら制度設計を考えているわけでございます。給付と負担はどこかで均衡させなければいけない。  その意味では、例えば給付を上げるということは、これは需要面で経済に対して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、財政が現状のような状況にある中で、やはり十年程度という我々として責任を持てる期限の中で基礎的財政収支を均衡させていくことというのは、これは絶対に必要な私たちは課題であるというふうに思っております。それが可能であるかどうかは、正に「改革と展...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 矢野委員は正に栃木で、この問題に関して大変心を砕いておられると、大変県民の方々も御心配、御懸念が多いことだというふうに思っております。  金融庁のその検査、それと監査の立場について一般にもかなり誤解があるように思われますので是非御認識を賜りたいんであり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げましたように、我々は事後的にそのチェックをする立場にございます。今回の足利銀行をめぐる経緯につきましては、その手続は適正だったのかということでございますが、我々は九月の二日に立入検査を行いました。これは、繰り返しますが、十五年三月期のことを検査を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行の十五年三月期の検査において、繰延税金資産というのは検査上も認めているわけでございます。  これは、検査の基準日であります十五年三月期においてはこの、委員御承知のように、日本公認会計士協会監査委員会の報告第六十五条等の会計ルールがあります。その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これまたやや技術的でありますけれども、その検査マニュアルの項目の中で銀行の事業の継続性に関するその検証項目というのはございません。あくまでもこれは、先ほど申し上げましたような公認会計士協会のそのルールに基づいてこれを見ていくと。それに関しては当時も、十五...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、企業の継続性云々については、繰り返し申し上げますが、我々の検査のマニュアル、検査マニュアルで継続性を検討するというような項目はございません。しかし、この文脈においてそこの要因が一時的なものであって回収が不可能だとは判断されないということで計上を認...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 十五年三月期においては、この四号のただし書に適用が可能であるというふうに判断したということであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭申し上げましたように、十五年九月期の決算は、これは銀行自らが行って、独立した監査法人が監査を行うと。それは正に企業の、銀行の判断と監査法人の監査、判断になるということであろうと思います。  その際に、監査法人がどのような判断をしたかということについ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々の監督権限は銀行に対して及びます。監査法人に対しましては、監査法人の具体的な監査の内容に関してそれをどうこうする権限を我々は持っておりません。監査法人が不正な行為をしたりとか、そうした法律違反があった場合には、これは我々が、金融庁も監査法人に対する一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重大な虚偽や不正、例えば、これは例はあれですけれども、だれかに買収されてそういううその報告書を書いたとか、そういうような場合は、当然のことながら我々はそれをしっかり監督しなければいけないというふうに思っております。  しかしながら、今回の場合において、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、しかし、委員、我々の決算の仕組みというのは、会社が行って、それを独立した監査法人が行うということになっているわけです。その監査法人の監査に関して正に行政が介入して、それはおかしいと、そういうことを言う立場に我々はないんです。これは今の我々の決算の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御趣旨は、金融庁はこの足利銀行の監査法人を処分するための調査をしているのかしていないのか、処分するのかどうかと、そのような御指摘だと思います。調査をしているのかと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 調査をしているのかしていないのかという御質問だと思います。  現時点で、足利銀行の監査法人に対して公認会計士上の懲戒事由に該当する事実があるというふうには認識をしておりませんので、調査を行っておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、個々の監査の内容そのものについては、監査はこれは独立性が保たれていなければいけないということで、監査の内容について我々はどうこうする権限は実は有しておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、監査の内容については権限を有しておりません。  例えば、監査法人が以下に該当するようなときは、これは我々は処分をすることができます。例えばですけれども、社員が故意に、虚偽、錯誤又は脱漏のある財務諸表を虚偽、錯誤のないものとして証明したとき、社員...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、社員が故意に虚偽等々をやったというような疑いが生じた場合には、これは当然我々はそのようにいたします。現時点でそのような疑いがあるというふうには認識をしていないということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、そのためにも参考人を国会にお呼びをいただいて、虚偽があったかどうかといったことも含めていろいろと御審査をいただいたんだというふうに思っております。  そういうことも含めて、ないしはこれは虚偽ですから、そういったうそがあったのかどうかと、これは少...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、十五年三月期に比べて自己資本が著しく低下し、継続企業の前提に重要な疑義が、判断する状況に至った、こういう判断を監査法人が独立して行ったと。これは正に監査法人の判断でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 自己資本の水準が、繰延税金資産を算定上で、わずかな見積りの変更によって債務超過に陥るほど脆弱であると、この判断そのものについては、これは正に独立して行うということが、これはその法律の枠組みでも保障されているわけでありますので、我々としては、あくまでも不正...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、半期の間にいろんな状況の変化が起こり得ます。特に、御承知のように……
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行の場合は、その自己資本の非常に大きな部分を、ティア1の一四六%を実はこの繰延税金資産に頼っていました。全体の状況が悪くなりますとこの繰延税金資産そのものが否認され得るということはあるわけで、それがまあ結果的に見ると非常にその大きな振れにつながった...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私たちは銀行に対する監督権限を持っています。これは銀行が決算したわけですね、三月期も。銀行が決算して、もちろん監査法人が監査しているわけですけれども、その銀行のぶれに対しては、これは自己査定と金融庁の検査の結果が違うということに対しては、これは我々はちゃ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、虚偽がある、ないしはその可能性があると認識した場合にはそのような対応を行います。  今のまあ問題意識としては、これはどうしてこんなようになってしまったんだということは、これはもう当然みんなこの疑念を持っているわけです。それに関する対応といたしまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その調査の中で必要な判断が出てきたら我々は判断をいたします。
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが……
○国務大臣(竹中平蔵君) 五%でおかしいというのは、それは判断の問題です。監査のクオリティーについて我々は、繰り返し言いますけれども、監査の中身について我々は監督なりそれを主張する権限を持っていないんです。  例えば、不正があった場合、不正の証左があるような場合は我々は厳正に対...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そんな状況ではないというふうに認識をしていると。  これは今の法律の枠組みであるということを是非御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、これはもう我々としてはそういうような権限を持っていないんです。この中で不正があるとそれは責任問題が当然として出てまいります。そういった問題が何かあったのかと。それこそ、今、先ほど委員が言われましたように、まあ銀行の方は突然その千二百億円駄目だという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりだと思っております。  我々も確かに公的資金を入れました。公的資金を入れて、それを生かして再生したところが幾つか出てまいりました。しかし、公的資金を入れて、再び公的資金を入れるなり、ないしは一時国営化をせざるを得ないようなところも出てきました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、公認会計士法の第三十二条一項は、何人も、監査法人等に懲戒処分に該当する事実があると思料するときは、内閣総理大臣に対して、その事実を報告し、適当な措置を取るべきことを求めることができるというふうに規定をしております。懲戒請求の受理及びそれに基づく調...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、一法人の弁護をする立場にはもちろんございません。これはしかし、これを申し上げるとまたどういうことだというふうな御指摘もあるかもしれませんが、先ほど我々は監査法人に対する一つの不正の場合の監督権限を持っているというふうに申し上げました。実はそれは、監査...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マクロ経済が総じて良い方向に向かっている中で、これを地域と中小企業に浸透させなければいけない、総理がおっしゃったとおりでございます。  その一方で、デフレ問題、物価問題に関しては、引き続き相対的な問題が残されているというふうに認識をしております。緩やか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現実に政策を運営している立場からは需要の側、需給ギャップと言われましたが、需要の側も重要だし、貨幣の側、マネーサプライも重要だと、これが両方やはり整わなければいけないというふうに思います。  ただ、一つ申し上げれば、昨年のその第四・四半期は年率で七%、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 内閣府の対応ということでお答えをさせていただきます。  大きな制度そのものについては、地方制度調査会に関して総理が既に御答弁されたとおりでございますけれども、要は広域自治体だと。広域自治体にはいろんな姿があるであろうけれども、北海道というのはそういった...全文を見る
03月10日第159回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 景気の判断に関しましては、御承知のように、月例判断で、着実に回復をしている、輸出、生産等々に支えられる、企業部門に支えられている、それを家計部門にいかに浸透させるか、いかに地域、中小企業に浸透させていけるか、そういう局面であると思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 企業部門が中心でございますが、実は、国内の消費に関しましても良い方向が見えつつあるというふうに思っております。おおむね内需が二分の一から三分の二、残り三分の一から二分の一が、期によりますが外需であると、そのように認識をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 立場上、個人的な意見ということに当然相なりますが、為替介入はそういう立場でもちろん行っているものではないというふうに思っております。しかし、それによって、介入の資金に関して日本銀行がそれを不胎化するかしないか、それで国内のマネーサプライ、日銀がコントロー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融政策に対する御意見、舛添委員の御意見、よく承知しておりますし、私も個人的にはかなり近いお考えだというふうに認識をしております。  要するに、いつも申し上げておりますけれども、このデフレ問題を克服するためには、やはり実体的な経済を活性化しなければいけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一年半前に、一つは主要行に対しては金融再生プログラムを作りました。やや時期がずれましたけれども、中小機関、地域金融機関に関してはリレーションシップバンキングという枠組みを決めました。その実は線に沿って着実に政策を実行しているというのが私たちの認識でござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融大臣に就任したときから、反省すべきことは反省してきちっと新たな対応を取るように、不良債権問題を二年半で終結させるようにという、こういう指示を総理からいただきました。  その上で、その就任のときにも申し上げたんですが、日本の金融、これは主として主要銀...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ペイオフというのは、やはり預金者がしっかりと銀行を選んで、銀行経営者が緊張感を持ってある意味で経営を行うと、やはりこれは必要なことだと思います。しかし、そのためにはどうするか。正に、これは金融再生プログラムで示したように、大手銀行の不良債権比率を計画策定...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、一部に誤解があるようでございますが、今度の新しい公的資金の枠組みは、これはペイオフと関係するものではございません。これはペイオフ後も含めて金融機能を強化していくというものであります。  今、舛添委員御指摘になった護送船団とか、これはしかしどういう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の主要企業が設備投資の範囲で、まあ言わば安全な形で設備投資をしているという、こういうパターンが定着したのは実はかなり以前のことであるというふうに認識をしております。もちろん、最近もこういう形が続いている、ないしはより顕著になっているというふうに思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えばある状況下で循環的に見て、キャッシュフローと設備投資、キャッシュフローに比べて設備投資がたくさん行われる状況は経済がいい状況である、私もそのとおりであると思います。  しかし、むしろ日本で起こっているのはそういった一定条件下での循環的な話ではなく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは企業ではもちろんばらばらであると思います。基本的には、これまでの債務を返済する、資産リストラをするというような形で財務の健全化を図って、そうすることによっていわゆる損益分岐点を非常に低めて様々なリスクに備える、備えよう、そういう体質強化がやはり日本...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もちろん、将来に対する非常に厳しい見方があるというのはそのとおりであろうかと思います。それは、単に日本の成長が将来、従来より低くなったと、そういうふうに認められるということに加えて、グローバルな観点からどこに立地させるべきかというような観点からのリスクと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正確には、これは減価償却でありますから簿価を反映しておりますから、より正確にこういう状況を見ようと思えば、資本ストックの統計に基づいて新設の投資と除却額等々で見るべきだと思います。それは我々も注意深く見ております。全体のうちの七割ぐらいが今更新であるとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今までのように設備投資が増えて経済成長率が高まる、経済成長率が高まるから更に消費も投資も増えると、そういうような一種の循環のメカニズムとはかなり変わっているというふうに私も思います。  それは、先ほど申し上げましたように、海外立地するかもしれないという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冷徹に設備投資を見ろ、大変重要だと思っております。私自身、設備投資の論文で博士号をいただきましたので、そこは是非しっかりと自信を持って見なければいけないと思っているところでございます。  こういう状況でいいかどうかということに関しては、やはり企業という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは銀行がということでございますか、企業がということでございますか。
○国務大臣(竹中平蔵君) これも銀行によってかなり状況は違うと思います。特に、主要行と地域の銀行ではその状況は違っているというふうに思います。  主要行の場合、不良債権を期限を設定してしっかりと減らしてもらう。そうした中で、財務の健全化ということを、財務基盤の強化ということにそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国債にだけ回っているということではないと認識しておりますが、そのような動きは間違いなく今の最近の銀行行動の中にあるというふうに認識をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 資金が出ていかない、結果としてマネーが余り増えない、マネーサプライが増えない、日銀の統計でいうとM2プラスCDが一%台の伸びに今でもとどまっていると、その要因は実に多様であると思います。  企業サイドの話からすると、やはりまだ十分に経済が活性化し切って...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 企業も家計もどの程度今後経済が成長していくだろうか。それに合わせて自分の企業、自分の所得はどのぐらい伸びていくだろうか。そういうことを念頭に置いて消費や投資の計画を立てる。その意味では、正に期待成長率がどうであるかということが経済のある意味で元気さをすべ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現状、マクロ経済は良い方向に向かっていても、やはり東京と地域の格差がある。輸出依存の大企業と中小企業、中小企業の中にももちろん大変いいところもあるわけですが、中小企業の平均値で見るとやはり差があると。その意味での格差、これまた一つの構造問題として従来より...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 世界のマーケットに直面している主要銀行については、不良債権比率を二年半で半分程度にするという目標の下でその努力をしていただいております。しかし、地域の金融機関、中小の金融機関に関しては、これは地元との関係をより大事にしながら地元の企業をまず再生させる。地...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済を活性化させるために不良債権を減らしていく、主要行も増やしていく。これはやはりどうしても避けて通れないことであると思います。しかし、それを一気にやればよいというものではない。順番がある。そういう現実的な立場に立って我々は対応をしているつもりでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません。先ほどの委員に対する御答弁、一部数字の間違いがありましたので訂正をさせていただきたいと思います。  担保に頼らない四メガ銀行の貸付額、今年度一・四兆円と申しましたけれども、一・三兆円でございますので。申し訳ありません。
03月11日第159回国会 衆議院 本会議 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました金融機能の強化のための特別措置に関する法律案及び預金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、金融機能の強化のための特別措置に関する法律案について御説明申し上げます。  現下の経済情勢の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 永田議員から五問質問をいただきました。  その前に一点、永田議員は、りそなと足利の破綻処理とおっしゃいましたが、りそなは破綻しておりませんので、その点は御注意を賜りたいと思います。(拍手)  まず、信用供与の円滑化に係る数値目標の設定についてお尋ねが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 上田議員から八問質問をいただいております。  持続的な成長の実現についてのお尋ねでございます。  経済が着実に回復しつつある今こそ、地域再生の絶好の重要なチャンスであると認識をいたしております。地域再生推進のためのプログラム等により、地域が主体となっ...全文を見る
03月11日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 金融担当大臣の竹中でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。  最近の経済情勢を見ますと、企業収益が改善し、設備投資が増加するなど、経済には明るい兆しが見られます。政...全文を見る
03月11日第159回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  小泉内閣の経済財政運営においては、徹底した構造改革によって経済を活性化し、需要面にも十分に目配りしつつ、歳出の拡大を食い止めることによって、中長期的な観点から財政の健全化を目...全文を見る
03月11日第159回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) バブルがいわゆる崩壊、いわゆるバブルが崩壊してから日本の経済、非常に長期の停滞を続けてきました。もちろん、今、日本の経済は依然としてそれを引きずっていると思います。しかし、そうした中にあって、ようやくここのところ経済全体が上向いてきている。景気は、企業の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレを何で測るかという問題がありますが、実はGDPデフレーターで見ますと日本はもう八年ぐらい前からデフレーターがマイナスになります。消費税が上がった年だけ例外がありますけれども、かなりもう中期的なデフレの環境の中にある。日本は、現状は引き続き緩やかなデ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) インフレの要因も多様であったように、デフレの要因も多様であると思います。大きく分けるとやはり三つに考えなければいけない。一つは、需要側の要因。需要がなかなか伸びない、それによって、需要が弱いものですから、物価が弱含む傾向がある、これが一つの要因。二つ目は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、需要面から見る限り、今景気を牽引しているのは企業部門でございます。とりわけ、設備投資が良くなった。設備投資、これは企業に関しましてはしっかりと財務面での強化を行った、リストラも行った、そうすることによって損益分岐点を下げて、更...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 総じてマクロ的なことになりますが、全体として見れば、特に製造業に関しては、やはりグローバルな視点からの立地を考えて、その中で厳しい環境下で生き残るためのやはりしたたかな改革というのをしっかりと進めてきた、その結果の一つが今委員御指摘のような形になっている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の金融部門は、不良債権という言わば負の遺産を背負ってしまった。負の遺産を背負っている間に世界が物すごい競争的な環境になってしまった。そうした中で今、当面やはりここ二、三年特に力を入れてきたのはこの負の遺産を何とか片を付けようという意味での不良債権の問...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に貯蓄から投資へという流れを加速する。高齢者の方々も含め幅広い投資家の証券市場への参加を促進するということが大変やはり経済の活性化のためには重要な要件になっております。  この点に関しては既に平成十四年の八月に証券市場の改革促進プログラムを取りまとめ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 家計の金融資産につきましては、日本銀行の資金循環表がございます。それによりますと、平成十五年九月末現在で千三百九十六兆円、まあよく千四百兆円と言われます。千三百九十六兆円と承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 内訳、とりわけ年齢層での御質問だと存じますけれども、高齢者、六十歳以上の割合につきましては、これはいわゆる世論調査になりますけれども、金融広報中央委員会の世論調査によりますと、おおよそ半分程度、五二・六%が六十歳以上の高齢者によって保有されているというふ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどの御答弁と少しダブるかもしれませんが、正にそういった預金等々がリスクマネーとして経済を活性化するために市場に入ってくるという状況を作ることが、委員正に御指摘のとおり、大変重要でございます。しかし、考えてみたら、これもう二十年ぐらい前からずっと言われ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 愛知委員がこのSRIについて大変深く勉強されておるということにかねがね敬意を払っております。  このSRIというのは、正にソーシャリー・レスポンシブル・インベストメント、社会的責任投資というふうに訳してよいものだと思いますけれども、例えば、近年の環境問...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ御承知のように、実はSRIとどう定義するかというのは必ずしも明確ではございません。  いろんな推計等もあるようでございますが、比較を行い得る投資信託に限って比較を行った場合、これはある民間の非営利団体の調査でございますけれども、アメリカにおけるSR...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように非常に重要な分野だと思います。  マーケットでは評価、マーケットでは経済的な価値が評価されますけれども、そのマーケットでは評価されない価値というのは間違いなくある。それが社会的価値であって、であるがゆえに社会的価値は極めて多様である。委員...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 恐らく名目成長率と名目金利、名目でのお話であろうかと思いますが、これは正にポートフォリオの組み方次第ということなのだと思います。当然のことながら、非常に、国債等々の長期金利で見ると同じぐらいと、ないしは私は名目金利の方が少し高くなる可能性、失礼、成長率の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 技術的ではあるけれども、重要な問題であるという御指摘はそのとおりだと思います。  減損、要するに資産の評価でありますから、その資産というのは正にマーケットでどのように評価されるかと。それは取りも直さず、そこでの資産が生み出すキャッシュフローを現在の価値...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、ちょっと今のお話は納得できないところが多々ございます。  まず、金融検査マニュアルにおいては、減損会計云々ありましたけれども、キャッシュフローを重視しろということを言っているわけですから、金利が上がるような状況ではまずキャッシュフローそのものが増...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一般論としてというお尋ねでございますので、法律の枠組みについて申し上げますけれども、貸金業規制法の上では、法人の役員若しくは重要な使用人、役員若しくは重要な使用人が、まず、禁錮以上の刑に処せられ刑が確定したような場合、貸金業規制法若しくは出資法等に違反し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 出資法の上限金利につきましては、与野党における様々な議論が行われた結果、昨年七月に成立しました貸金業規制法及び出資法の一部改正法案において現行の上限金利を据え置くということになったものと承知をしております。正に与野党における様々な御議論の結果と承知をして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 上限金利の問題でございますけれども、先ほどのいわゆるやみ金対策法の附則におきまして、出資法の上限金利につきましては、施行後三年を目途に資金需給の状況その他の状況、経済・金融情勢、資金需給者の資力又は信用に応じた貸付けの利率の設定の状況等々を勘案、必要な見...全文を見る
03月12日第159回国会 衆議院 本会議 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 吉田議員から三問の質問をいただきました。  金融検査を初めとする金融行政のあり方及び中小企業金融についてのお尋ねでございます。  政府としては、より強固な金融システムを構築する観点から、金融再生プログラムの諸施策の推進に全力を尽くしております。こうし...全文を見る
03月12日第159回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 山根議員から私に対しましては、基礎的財政収支の改善のプロセスについてお尋ねをいただいております。  政府は、世代間の公平を確保し、持続的な財政を構築するために、二〇一〇年代初頭の国と地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化を目指しているところでございます。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 広中議員から三問いただいております。重複を避けて答弁をさせていただきます。  三位一体の改革の目的についてのお尋ねでございます。  政府は、三位一体の改革を通じて、地方の権限と責任を大幅に拡大し、もって真に住民に必要な行政サービスを地方が自らの責任で...全文を見る
03月12日第159回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 違いは二つあろうかと思います。一つは、まずやり方、技法が違うということであります。例えば税収についても、先ほど言いましたように、弾性値なのかモデルなのか、その技法が違う。当然これは違った前提でありますから違った数字になります。  もう一つは、政策の前提...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 険しい道であると思います。しかし、実質成長率を高めて同時にデフレを克服する、結果的に名目成長率が高まる、そのような中で是非問題の解決を図っていきたいというふうに考えているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、例えばちょっと考えていただきたいんですが、ほかの条件が変わらないで地方交付税が増えたとする、地方交付税が増えたとする。そうしますと、その場合には国の赤字が広がる、しかし地方の赤字が縮まるないしは黒字が増える、そういう形で一種のゼロサムの関係が...全文を見る
03月16日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○竹中国務大臣 日曜日に品川の女子校に招かれまして、社会科の授業の一環としてやってくれということで、授業をさせていただきました。  ちょっと報道が間違って伝わっているようでありますが、財投、郵貯について議論したわけではございません。政策ということで、骨太の方針について、その中身...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員、前半で、実感とか基本的な認識とのギャップがあるのではないかという御指摘がございました。その点は、経済の動向を判断する上で、やはり実感との突合というのは私自身も大変重要だと思っております。当然のことながら、我々は統計を総合的に判断いたしますけれども、それだ...全文を見る
○竹中国務大臣 機械受注の統計、確かに、好調な、昨年の十—十二月期だったですか、一一・三%、これは実績でありますので、この御紹介をさせていただいたことがございます。そのときに、一—三月期の見通し、これは統計での見通しで、内閣府の見通しではございませんが、〇・二%減というふうに、一...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論として、統計は振れる癖があるから、それに対する絶えざる改善の努力が必要だというのは全くそのとおりだと思います。  今問題になっているのは、実は見通しの話なんですね、どういうふうに見通すか。私がいつも紹介しているのは基本的には実績の話でありますので、そこはち...全文を見る
○竹中国務大臣 今、委員から月例経済報告の資料そのものはなかなかよくできているじゃないかという御指摘をいただいて、我々はかなり自信を持ってつくっております。それで、委員はよくお読みいただいたようでありますけれども、例えば、今の状況でも留意しなきゃいけない点はたくさんあるわけで、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 個人消費に関しましては、企業部門がまず回復して設備投資等がかなり大幅に増加する中で、個人消費は出おくれていたというのは、これはもう間違いない事実でございます。その個人消費が今のところ持ち直しの動きに向かいつつあるという現状認識を持っております。  例えば、家計調...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、個人消費についてはまだ厳しい環境である、私も本当に注意しなきゃいけない状況だと思っております。もう詳細な説明はいたしませんが、その意味では、小泉委員御指摘のような、本当に注意して見なきゃいけない項目であるという認識は強く持っているつもり...全文を見る
○竹中国務大臣 株価でありますとか為替レートにつきましては、個別にはお答えする立場にはないわけでございますけれども、経済全体の流れという観点から申し上げますと、最近のTOPIX及び日経平均、これは、三月の上旬に昨年来の高値を更新するという堅調な動きを示しました。  当然言うまで...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、そういう視点で余り物事を考えたことはございませんので明確なお答えはできないのでありますけれども、これは、市場関係者はいろいろなことを言っておられると思います。日本の貯蓄が回り回って、外国の投資家を通して日本に入ってきているんだという御指摘も聞いたことがご...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども一部御紹介をさせていただきましたが、我々がよくよりどころとするアメリカのブルーチップのコンセンサス、まさにアメリカの専門機関がどのように見ているかということの平均値だと考えていただけばいいわけですが、これは軒並み、新しい年、今後一年ぐらい、四%ないしは四%...全文を見る
○竹中国務大臣 自己資本比率の規制と不良債権処理の加速、我々にとって重要な、非常に本質的な問題についてのお尋ねをいただいたと思っております。  我々の願い、これはもう国民の願いであると思いますけれども、基本的には、日本の銀行がしっかりとした財務基盤を持ってしっかりとした金融機能...全文を見る
○竹中国務大臣 吉田委員御指摘のように、今我々は預金保険法第百二条という措置を持っております。そして、組織再編促進の特措法というのも、一昨年御審議をいただいて通していただいております。それに加えて今回なぜなのかという御質問なわけですが、これも一言で申し上げると、目的が違っているん...全文を見る
03月16日第159回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 松谷委員からは、大変重要な問題を御提起くださっているというふうに思います。  競争一辺倒ですべてが解決するとは、もちろん当初から毛頭思っておりません。個性ある競争は必要だと。しかし、その必要な競争の上に立って、結果的に日本国民としての安定した生活、経済...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域独自でやはりそれぞれに頑張っていただかなければいけないところはある、しかしそれだけですべてが解決するわけではないのだから、国としてのより大きなアンブレラといいますか器が必要であるというような御指摘というふうに存じます。  経済財政諮問会議等々の議論...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 年金の問題に関しては、給付と負担の関係をきっちりしなければいけない。給付はもちろん多ければ多いほどいいわけでありますけれども、その分負担が多くなるということに対しては、これは企業も家計もなかなか耐えられない。そうした中で、その給付と負担をバランスさせて、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今日は福井総裁もお見えでございますが、デフレの克服というのは確かに大変難しい問題であるというふうに認識して取り組んでいるところであります。しかし、去年から今年にかけての「改革と展望」の中でデフレの目標をまた先送りしているということは、これはそうではござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 物価の指数にはいろいろあります。その中で、それぞれが特徴を持っているわけですから、峰崎委員は、自分は、海外要因等々のない、要素価格を含むGDPデフレーターで自分は判断しているんだとおっしゃるのは、これはこれで一つの見識であろうとは思います。  しかし、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 言うまでもなく人口の動向と経済成長率、GDPの変化というのは大変こう関係いたします。当たり前の話ですけれども、GDPの伸び率というのは人口の伸び率と一人当たりの稼ぎの伸び率を足し合わせたものになりますから、人口の伸び率が減る、ないしはマイナスになるという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、経済、財政を整合的に運営するために、予見できるぎりぎりの十年程度というので「改革と展望」を出しております。それより先の話については、これは我々のキャパシティーといいますか能力を超えるところがありますので、数字を出すことはかえって混乱を招くという意...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 思いません。これは、私は、長期金利と名目成長率の関係は、そこの表に見てとおり、高い場合もあれば低い場合もあるわけですけれども、長期的には、いわゆるノーマルな状況では、名目成長率と名目金利がほぼ同じか、ないしは名目成長率がまあ少しは高いというのがやはり長期...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マクロの、はい、その見通しをお作りになるそうでありますけれども、そのときは名目金利の方が高いという想定をされるんでしょうか。私はそうは思っておりません。事実に基づいて判断していきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 人口の要因というのは、先ほども申し上げましたように、経済成長、経済活力に大変大きな要因を与えると思います。  とりわけ、労働に関しては二つのことをやらなければいけないと思います。一つは、人口が減っても、その中で労働力に参加する比率、労働力率が高まるよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員から幾つかの御指摘がございましたが、まず、大多数が良くないんだというのは、これは経済、常にまだら模様ではありますけれども、これはいささか少し極端なのではないかと思っております。五百兆経済でありますから、一部だけが良くて全体が二%、三%成長するとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一応ではなくて学者のつもりでございますけれども。  私は、私も事実を申し上げているわけでございます。雇用調整を実施した事業者の割合というのが、二〇〇二年の第一・四半期は三二%の企業で回答がございました。それが今、最近期は一七%ぐらいまで減っている。確か...全文を見る
03月17日第159回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘くださいましたように、今赤字のギャップがあるわけですから、それを減らすということになりますと、歳出を抑制する、GDPを上げて税収を増やしていく、ないしは制度的に税の増収を図る、これを組み合わせるしかない、結論はこれを組み合わせなきゃいけないのだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、二〇〇六年までは政府の規模を大きくしないということで、相対的には先生おっしゃったようなウエートがやっぱり高くなってくるわけでございますけれども、まあ夜警国家以外のことを何にもしないというわけには実はいかないんだと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実質三%、名目五%を目指すべきであると、大変勇気付けられる委員の御意見であるというふうに思います。確かに、そのような状況が実現できれば、これはもう経済、財政の運営というのはかなり景色が違ってくると思っております。多くの専門家によりますと、日本の潜在成長力...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、できるだけ銀行が判断できるようにしなければいけないと、そういう環境を作っていくというのは一般論としてはやはり大事なことだと思っております。  今の状況でありますけれども、その抽出基準であります、マニュアルにおける、検査における抽出基...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 旧長銀の問題についていろんな御議論をいただいているということは、我々も承知しているところでございます。  しかし、経緯についてやはり振り返りますと、この平成十年当時、国会で様々な議論が行われまして、その上で与野党合意を踏まえて金融再生法が成立して、それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういう大きな政策選択でございますから、やはり十年とかそのぐらいの期間を経て専門家によってこれはしっかりと検証されなければいけない重大な政策決定であったというふうに思っております。  ただ、今委員御指摘のように、いわゆる特別公的管理ではなくて、いわゆる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘も理解できる面はあるというふうに思っております。普通株に転換して、それで売ってしまってということだと思います。  ただ、契約書には、やはりその当時、国庫として負担した分について幾らかということを踏まえまして、やはりある程度、株、市場価値が上...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、個別行の今後のことでございますので、具体的にはちょっとお答えしかねるわけでございますけれども、このあおぞら銀行の政府保有株式についても、新生と同様に旧日債銀譲渡に係る最終契約において規定がされております。  簡単に言いますと、おおむね政府が投入...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本経済は引き続き緩やかなデフレの中にあると思っております。  デフレはすべてが貨幣的現象であるとは申しませんが、実物経済によって影響される面もあるし、やはり貨幣によって影響される面も両方ある、これは両面あるということを認識すべきだと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、日本銀行は独立して政策手段を選ぶという、その立場を尊重することは大事だと思っております。ただし、政策の目標はやはり共有していただく必要があると思っております。その点に関しては、デフレを克服するということは共有していただいているというふうに思っており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 改革のポイントでございますけれども、基本的には、国の関与を縮小して、税源移譲等により地方税の充実を図ることで歳出、歳入両面での地方の自由度を高めるということと、それと、その下で、自らの責任で自主的、効率的な選択の幅を拡大する、最後に、効率的で小さな政府を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは厳格に定義をしているわけではございませんですけれども、一つのイメージとしては、特に地方との関連でいうならば、受益と負担の関係が明確になることによって、自由度もあるけれども責任も負っていただく、その下で効率的な政府を作るメカニズムが働いていく、そのよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは委員は、地方交付税の削減というのが重要なポイントであるというふうな言い方をされますけれども、そうではございません。地方交付税というのは、むしろ税源が偏在する中で新しい地方交付税の仕組みで調整の機能を果たさなければいけない、それが仕組みの問題でござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、三位一体の改革の中には、基本的には税源の偏在があるから、そのことは重要だということは認識をして、どこにも書いていないとおっしゃいますが、三位一体のその基本方針二〇〇三の中にはそのことは明記をしております。「税源移譲を含む税源配...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ですから、交付税改革というのはその三位一体の中の非常に重要な柱になっているわけでございます。現実に、今年の一月の諮問会議でそのことを正面から議論しておりまして、そもそも論を行う、そういうことについての議論を始めている。しかし、これは大きな制度改革でありま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは非常に大きな制度設計です。経済財政諮問会議の骨太の方針というのは制度設計をするものではありません。その基本的な考え方を目指して予算編成の中で具体的な制度設計をしていくものでございます。当然のことながら、地方自治体によっていろんな問題がある、そのこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、大きな制度設計でありますので、当面三年間で四兆円という規模を設定しながらも、引き続き検討しなければいけないという強い問題意識を持っております。  とりわけ、今年は二点が大事であると。  一つは、その全体的なプロセスについ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行全体が資産圧縮をしなきゃいけない中で、正しいしかるべきところに資金が回るように、しかるべき指導を我々としてもしっかりやっているつもりでございます。貸し渋り、貸しはがしのホットライン等々も活用しながら、これはもうしっかりと我々も対応していかなけりゃいけ...全文を見る
03月18日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣に就任させていただきましたのが平成十三年の四月二十六日でございます。三月十八日でちょうど二年十か月余りということになろうかと思います。来月の二十六日で小泉内閣三年ということになります。金融担当大臣に就任させていただいたのが十四年の九月...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マスコミからもそういう御質問時々受けるんですが、実はそれ以前から政府のお仕事を少しさせていただいていたということもこれあり、実は以前からいろいろ御一緒に勉強させていただいていた国会議員の先生方の御活動も踏まえて、以前の予想とそんなに大きく変わるものではな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはよく前財務大臣の塩川先生がおっしゃっていたことですけれども、この委員会は本当にしっかりと議論ができる委員会であると。大変厳しい質問もたくさんいただきますが、精一杯こちらの方で答えさせていただいたことについては、立場はいろいろございますけれども、しっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御親切な質問をいただきまして、大変ありがとうございます。  バロー、フリードマン、それぞれの主張は承知しております。数年間というのも理解できるところがございまして、例えばアメリカでブッシュ政権に入ったリンゼー、ハバード、そうした経済専門家も二年でそれぞ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 研究のために今の仕事をしているわけではございません。これは、私がこの仕事を続けるかどうかというのは、これは私が決めることではございません。いろんなことを、考えに基づきながら総理が御判断されることでございますので。私自身は、小泉改革は是非とも必要であり是非...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ハバードはノーベル賞は受賞していないと承知しておりますが、御指摘のとおり、かなりの方がアメリカ人であります。それに対しては実は専門家の間でも批判がないわけではないと思っております。  つまり、今の経済学の体系というのは、インスティテューショナリゼーショ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済というのは、本来、やはりある程度成長できる基盤、潜在成長力の経路というのがあって、その経路の回りで良いとき悪いとき、循環的に動く。そのような流れの中で通常は運営されてきて動いてくるものだと思っております。  ところが、日本の場合、何が起こったかとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のは、デット・オーバーハングという考え方は経済学的な考え方だと思っております。  その中で、これは経済産業研究所の小林慶一郎氏らが精力的にいろんな理論武装をしておりますけれども、実はリスクに対して、リスクが存在するときには一種の産業組織の連鎖が崩れて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 連鎖が崩れる。
○国務大臣(竹中平蔵君) 余り一概に言うこと、一面的に言うこともできませんけれども、バランスシートが傷んだときに、それが経済のそれぞれの主体にどのような影響を、構造変化を与えるのかということについて議論が余りなされてこなかったし、もちろん今でもそんなに分かっているわけではないんで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 産業組織の連鎖が破壊される。産業組織の破壊で結構だと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) もらえないと思います。  学問とやはり政策というのはそういう形では直結、もちろんする場合もありますけれども、必ずしもそういうものではないと考えております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には変わっておりません。  すべて貨幣現象であるとは申しません。しかし、貨幣現象であるという側面は強いというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 一九八〇年代、日本のマネーサプライは一〇%程度、ちょっと正確な数字ではありませんが、一〇%近く伸びていたのではないかと思います。  それが九〇年代に入って数%になって、今、一・何%の伸びです。マネーサプライは伸びておりません。マネーが伸びないということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ベースマネーが増えてもマネーサプライが増えないと。別の言い方をすると、貨幣の流通速度が下がっていると。それは、インフレ、デフレというよりは、もっと別の構造的な問題であるというふうに理解すべきだと思います。  具体的に何かというと、正に金融部門に金融仲介...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 議論しなければいけないのは、価格を決める要因は何なのかということです。  価格を決める要因はいろいろありますが、基本的には、例えばこれは内閣府のモデルでも、いろんな民間の金融機関のモデルでも価格関数というのがありますから、価格の決定要因は何かということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の御議論も、是非御理解いただきたいですけれども、まず価格を決める要因としてマネーサプライが重要かどうか、これはある程度重要だということは認めてくださった。そうすると、日銀は今度マネーサプライをコントロールできるかという議論です。  日銀はベースマネー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は日銀の御苦労というのは大変理解しているつもりであります。したがって、マネーサプライが、ベースマネーが増えてもマネーサプライが増えないその大きな要因は金融庁の我々の行政にあると思っております。  そのためには、貨幣乗数が上がるようにするためには、まず...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その理屈という意味は、インフレ期待を変えることによって実質金利が下がるというのは、これは、もしもインフレ期待が変われば、これ変えられるかどうか難しいと思いますけれども、インフレ期待が変われば実質金利が下がると、これは確かな問題ですね。そうすることによって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、需要が出てこなければいけないんだと、資金需要が出てくるような状況を作らなければいけないと、これはもう全くそのとおりであろうと思っております。そのために先行減税も行ったわけでありますし。かといって、財政の赤字が一方で非常に大きな制約条件としてあるわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、ちょっとたくさんの御指摘をいただきましたので、少しだけ申し述べさせていただきたいんでありますが、理論なき政策は必ず誤ると思います。経済は少なくともやはり中長期的にはかなり、理論とは言えないまでも、理屈どおりに動くところがございます。バブルが起きたのに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは私の認識でありますけれども、それは第一回の「改革と展望」のときから既に公開をしていると思っております。それで、例えば外生変数が、一覧性がないかとか見にくいとか、そういう御要望があれば、これはすぐにでも対応させます。  いずれにしても、これはもう私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、そのような御発言を日銀総裁御自身が諮問会議等々でもしておられたと認識しております。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと不胎化、非不胎化という言い方が不適切であったかもしれませんが、介入に影響されないような形で独立してマネーサプライのコントロールを日本銀行が行っているんだと、そういう趣旨のことを日銀総裁はおっしゃっておられると。私が申し上げたのも実はそういうことな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生保商品の銀行窓販につきましては、山口委員御指摘のように、非常に幅広く、いろんな観点から御議論をいただいているというふうに承知をしております。  一般的な方向としては、やはり消費者から見ると総合的な金融サービスを受けたいと、したがって業態間の垣根を低く...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 難しい問題であり、簡単に一つのパターンだけではいかない問題だと思っておりますが、非常に単純に要約すれば、やはり企業が再生することによってしっかりとした賃金の支払能力を改めて確保する。賃金が増えることによって家計が消費をしやすいような環境を作っていく。ほか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私自身も今の企業の収益、最終フローの増加が家計にどのように及ぶのかと、それがいつごろなのかというのは、これ非常に大きな重要な問題だと思って注視しております。  池田委員、今日は資料をお出しいただいておりますけれども、その資料の例えばでありますが、給与総...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には大変厳しい国際競争にさらされていると思いますので、どこの企業も引き続き人件費を含むそれぞれのコストの抑制に当然のことながら努めていくというふうに思っております。  しかしながら、一方で、やはり優秀な人材を確保して労働者のインセンティブを高めな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはちょっと一概にはやはり判断のできない問題なんだと思っております。  賃金が高い安いかは、その人がどれだけの能力を持ってどれだけの仕事をするかということによるわけですから、ある意味で労働の質と労働の賃金、価格という、対価というのは表裏を成すものでご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、二つの統計、表について御指摘をいただきましたが、大変詳しく吟味をしなければいけないポイントばかりだと思います。  ただ、これは解釈の問題ですから、あえて申し上げさせていただきますと、先ほどの市場レートで比べた場合の賃金指数と購買力平価で比べた場合の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この部屋の中でそういうことを語る最も資格のない立場にいると私は思っておりますが、基本的には、企業の社会的責任というのはいろんなとらえ方があると思います。委員がおっしゃった七つの考え方というのも大変理解できるというふうに思いますが、私は、やはりまず企業が市...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員、みずほのことを御指摘になられましたですけれども、これまでに認定事業の再構築計画期間を終了したところは七行でありますけれども、七行のグループでありますけれども、大変遺憾なことながら各行グループとも、その期間が終了した十五年三月期においては、そのほとん...全文を見る
03月18日第159回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 岡田委員御指摘のとおり、まあ本当に、国も地方も本当に予算を組むのに四苦八苦するぐらい台所事情が厳しい。しかし、その一方で、数字を見ますと、とんでもない借入金に依存する状況になっていると。その中で、本当に狭い道を歩みながら、しっかりと将来の世代に責任を持て...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今委員御指摘の点は大変重要なポイントばかりだと思います。  まず、経済の活性化のためには何といっても個人消費がしっかりとしなければいけない。その個人消費を支えるものとして、やはり当面期待されるのは、委員いろいろ御紹介くださいましたが、やはりいわゆる選択...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、岡崎委員が既に数字を挙げて御説明してくださいました。  平成十五年の四月に税制改正によって制度拡充が行われまして、我々も認定NPO法人の数がやはり自然に増加していくという姿を期待しているところでございます。現実に、申請に必要な過去二事業年度に係る書...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の今年の所信にNPOという表現がない、大丈夫かという叱咤、お批判もいただきましたが、これは言い訳になるかもしれませんが、今回、内閣府の国民生活局の所管のマターで公益通報の問題でございますとか、また消費者保護の基本法でございますとか、これまでにはない大き...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それは私、今申し上げたとおりでございます。個人的には、目標を設定すべき性格のものではございませんが、いかにもまだまだ低過ぎると。これはもう画期的に増えてほしいと私も思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) ハンガリーの所得税一%ルール等、諸外国の事例も、今日局長来ておりますけれども、局長の方でしっかりと今研究はしております。同時に、何かやっぱり世の中にこれは必要だと思うことはたくさんございます。NPOも必要だし、科学技術の振興も必要だし、それぞれについてし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは既に研究をしております。これは先ほど言いましたように、国民生活局の方でこの問題は我々としても大変力を入れるべき問題だと認識をしておりますので、国際比較を含めてしっかりとやっているつもりでございます。決して誤解をしているつもりはございませんので、表現...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) できるだけ早くやりたいと思っております。改革工程表の中で十六年度中にはやるというふうに言っているわけでありますけれども、その中で、十六年度でも終わりではなくてできるだけ早い時期に前倒しできるように局長にも頑張っていただいて、しっかりと対応したいと思います...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 川橋委員はこの労働問題の御専門家でいらっしゃるということを承知をしております。  私、経済財政諮問会議では、雇用の特に働く形態の問題、多様化の問題、そういった問題は大変重要なテーマの一つに、もう二年前からしております。人間力の強化というような形で様々な...全文を見る
03月19日第159回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 中島議員から二問質問をいただきました。  義務教育費国庫負担金の改革に関する方針についてのお尋ねでございます。  政府は、地方が決定すべきことは地方が自ら決定するという地方自治本来の姿を実現するため、三位一体の改革に取り組んでいるところでございます。...全文を見る
03月22日第159回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 地域の状況につきましても答弁のたびに申し上げているつもりなんですが、マクロ的には良い方向に向かっている。しかし、それが地域や中小企業に十分に浸透しているわけではない。そういう意味での格差の是正、マクロの状況を地域に浸透させることがやはり我々にとっても大変...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御承知のように、農協の系統機関、金融機関のうち信用事業に関しては金融庁も共管するということになっております。したがって、検査、監督、企画、そういうものに関しては我々も参画する。その意味では、恐らく今委員御指摘になったのは検査マニュアル等々のお話だと思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に大きな御質問でありますから、一面的なことを申し上げるとかえって誤解を生むかもしれませんのですが、あえて私は日本の典型的な地方都市の出身者であるということも御紹介をいただきましたので。  私は、かねてから人間という言葉に日本の考え方、社会の考え方が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の文化というのは極めて洗練された、優れた特殊性を持っていると思いますので、これはもう何としてもやはり守っていきたい、これは文化全般について言えることであろうかと思います。  お尋ねは、むしろ社会のシステムとかそういうところでやはり守るべきことは何な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の日本は、当時の列強の中で最も所得格差の激しい大きな国でありました。それが戦後、経済全体が成長する中で、むしろ所得の格差を縮めるということに成功したやはりすばらしい実績を持った国だと思います。  その中で、これは世界じ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私はやはり、地方都市で父親、母親が正に勤勉に働いているのを見て、周りの人はみんなそうでありました、そういう社会というのはやっぱりすばらしいと思います。しかし、勤勉に働いてもなかなか思ったようには豊かになれない。それにはどうしたらよいだろうかということを幼...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員からいろいろ当時のことについて検証をいただいておりますが、まあ、しかしこれ仮定の話でございまして、もし国内の企業でそういうことができたら納税ができたはずであると、その思いは理解できます。分かります。しかし同時に、実は当時やっぱりそういう状況ではなかっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 評価ということ、お尋ねでございますが、基本的には契約に基づいて仕事をしてもらったという評価でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは選定のときの内外無差別という、これは選定の際の再生委員会の基準にのっとっているわけでございまして、アドバイザーのそのアドバイスの内容がどうこうということとは、これは異質の問題であるというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が検証と申し上げましたのは、これは金融だけではなくてすべての政策について、やはり十年、二十年の単位で、これは専門家によってきっちりと検証はやっぱりなされるべきだと思います。そういうことを申し上げました。  今の問題については、まだ正にこの途上でござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の今の御指摘でございますけれども、我々はやはり、今、正に今委員御指摘のように、やはり透明な行政をしていかなければいけない、これは強く心に思っております。金融庁の顧問であります久保利先生という有名な弁護士さんがいらっしゃいますが、金融はコンプライアンス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 外資が良い悪いというような判断は、これ私にもないし、政府の中にもないと思います。  ただやはり、透明な競争はしていただけるようになっていただきたい。先ほど間柄の話をさせていただきましたけれども、護送船団とか談合というのはある意味で間柄のちょっと悪い面が...全文を見る
03月23日第159回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 田嶋議員から、北海道の道州制特区についてお尋ねがございました。  地方分権の進展に伴いまして、道州制、都道府県合併など将来的な広域自治体につきましても、幅広く議論が深められようとしております。こうした中にありまして、北海道は、その規模、地理的条件などか...全文を見る
03月24日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 平成十六年度における内閣府所管の金融庁の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。  金融庁の平成十六年度における歳出予算要求額は百七十二億八千七百万円となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、金融庁の一般行政に必要な経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) このモデル事業の考え方というのは、基本的には、ちょっと横文字で恐縮ですが、いわゆるニュー・パブリック・マネジメントの考え方を日本の予算制度にも導入するという思想のものである。このことにつきましては何度か御答弁をさせていただいたかと思います。  要するに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 査定の問題は財務省でございますけれども、基本的な考え方は、実は、こうしたニュー・パブリック・マネジメントの制度を作った国々では、私たちもヒアリングをいたしました。先般スウェーデンに行った際も、どういうアウトカム目標を立てるんですか、どのぐらい細かいんです...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政諮問会議では予算全体のことを議論をいたします。先ほど言ったニュー・パブリック・マネジメント的な考え方というのは、今御指摘くださいました平成十二年八月二十八日の三党合意の中に当然含まれているわけでございます。諮問会議での議論というのは、こうした考え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ニュー・パブリック・マネジメントの考え方についてはもう先ほど申し上げたとおりでございますけれども、その中で、やはり目標を決めて、成果目標を決めた限りはその目標に向けて今度は執行する側にやっぱり柔軟にやってもらいたい。柔軟にやってもらうということの中にその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そういうことはもちろん存じ上げているつもりでございます。  その上で、しかしこれは予算の査定の担当の間では、当然のことながらそういう、三か年でこういうことをやろうと思っているんですよと、そういう話合いは現実になされているということは、これはもう私たちも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと平野議員のポイントの確認も込めてちょっと申し上げたいんですが、このニュー・パブリック・マネジメント的な考え方そのものに平野委員は反対があるということなのでしょうか。それとも、モデル事業という先駆的にできるところからやっていこうというやり方に問題が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行の旧経営陣による監査法人に対する提訴について、今の大門委員のお話ですと、金融庁が取り下げさせたという、そうなのではないかという御指摘がありましたが、そういう事実はないということを是非御認識を賜りたいと思います。  経緯を申し上げておきますと、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 違う言い方はございません。正確にお話しすべきであろうと。問題の性格上、正確にお話しすべきであろうというふうにあくまでも考えます。  今、大門委員いろいろおっしゃいましたけれども、日向野さんは現実に国会での答弁の中で次のように述べておられると思います。「...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 珍しく大門委員からお褒めをいただきましたが、正にそのような方針で池田頭取は取り組んでおられるというふうに理解をしております。  二月の六日に池田頭取を中心とする新経営陣の下で経営に関する計画を発表しております。この経営に関する計画では、債務者企業の再生...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御指摘の面でという話は、これはNHKの番組でもたしか特集でされていたというふうに思います。これは、まずやはり面が重要だというのは、私もそのとおりだと思います。  しかし、同時に、その番組の中でも指摘をしておられたのは、面が重要であるということで結果的...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、経済合理性が貫けない場合は、これはどんなに無理をしてもこれは無理な場合というのは当然あるわけであります。そういうことを担当の方はお話しされたんだというふうに思います。  同時に、全体としてのブランドイメージというのは、これは経営戦略の中にも当然...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、それは査定は一軒一軒するしかないわけであります。しかし、それはよろしいわけですね、査定は一軒一軒だと。それで、経済合理性も重要だと。ここは大門委員もおっしゃっていると。その上で、地域に対してしっかりと貢献していくんだと。これは経営に関する計画そのも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 既に何度もそういう話合いを持っておりますけれども、機会がありましたらまたその話は是非したいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、基本的にこうした再生ファンド等の手法を積極的に活用して幅広い角度から中小企業等の再生を支援していくと、これはもう大変重要なことであるというふうに思っております。  先ほど大門委員は、資産の査定の問題とこのファンドの問題だというふうにおっしゃいまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行が債務超過になって破綻の申入れがあった段階で、我々は正に地域の再生、地域に対して最も混乱が生じないようにということで預金保険法百二条の三号措置を決めました。そうした中で、現状、池田頭取を中心に地域の再生と経営改革の両立、経営改革を進めることによっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私のキャパシティーで申し上げられることは実はほとんどございませんのですけれども、諮問会議としても、地方債の問題は三位一体改革の中でしっかりと議論をしていかなければいけないという一般論としての認識、そういう民間議員からの御発言はございます。  地方債の、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のような問題意識は大変重要な問題意識だと思います。改めて今の御意見を賜って、正にそのコンソリデーテッドな、広く言えば、もっと公的部門の連結のバランスシート、PLというようなもので改革を進めていかなければいけないという問題意識を是非しっかりと持って、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 税の額について、今統括官の方からお答えさせていただきたいと思いますけれども、誤解のないように是非申し上げたいのは、二〇〇六年までは緩やかな歳出キャップをはめていって、二〇〇七年以降はそれと同程度の歳出削減を行うと、これが基本的な考え方です。失礼、それと同...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の小平統括官のお答えですけれども、ちょっと勘違いがあるといけないので申し上げますけれども、二〇〇七年で三兆円ぐらいの差があると。これ、しかし、毎年毎年〇・六兆円の増収ですから、これ累計していただかなきゃいけないわけで、それを累計すると、今のお話ですけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そもそもの発端は、民主党の岡田幹事長が、名目成長率よりも名目金利の方が高い、二%ぐらい高いだろうというような発言を予算委員会でされました。それに対して私は、それが、岡田幹事長は、名目成長率より名目金利の方が高いというのは、それはおかしな前提ではないと思う...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、私、前に答弁をさせていただいておりますけれども、主要な体系については、もうこれは三年前に公開をしております。それでは不十分だというふうに大塚委員はおっしゃるのは承知をしておりますけれども、少なくともどういう体系でマクロ経済が動いているのかというこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政治家と言われたり学者と言われたり、非常にうまくすり替えるところはすり替えてお話をしておられるようにお伺いをいたしましたが、基本的には今御指摘いただいたような心積もりで三年間やっているつもりでございます。  これは、できないことはできません。そういうこ...全文を見る
03月24日第159回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 川橋委員は専門的に雇用制度の話としてのお尋ねから経済政策上どうかということだと思いますので、経済の立場でお答えさせていただきますけれども、経済政策上我々が問題にしなければいけない問題があるとすれば、それはやはり現実問題として、今若者のフリーターに象徴され...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 人間力という言葉は実は二年前の骨太方針で掲げた言葉でございます、たしか二年前であったと思いますが。そのときは、基本的には経済の観点からすると人的資源ということになるんですけれども、決してそういう経済的なリソースとしてだけではなくて、生活そのものにもっと根...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ITの担当をしておりましたときに、正にこういうIT関連の発注の仕方、予算の組み方が議論になり始めた時期でございました。そういう流れが今の議論に、今日の議論につながっているというふうに考えております。  予算編成のプロセスモデル事業、ニュー・パブリック・...全文を見る
03月25日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に大きな問題でございまして、昨夜問題をいただきましたときから、これは大変な御質問だというふうに思っております。  今、谷垣大臣が非常にきちっと御説明されたことと基本的に私は全く同じ問題意識を持っております。  八五年にプラザ合意があって円が高くな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山根委員の御指摘は、恐らく八〇年代の後半によく言われた国際協調、政策協調ですね、政策協調というのは、元をたどれば恐らく、一九八〇年代のレーガノミックスでアメリカの不均衡が拡大したと。その双子の赤字を解消させる努力、アメリカも必要だけれども国際的にも協調し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、谷垣大臣の御答弁のとおりだと私も思っております。分かりにくいという御批判は確かに、分かりにくいという批判はよく理解できるところでございます。  同時に、情報量は多ければ多いほどいいという方も中には実はいらっしゃいます。そこはどのように考えていったら...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘は誠に私もそのように思います。内閣府では、見通しということだけではありませんけれども、今の政策、構造改革そのものにつきまして、外部の有識者に評価をしていだたくというシステムを既に持っております。    〔委員長退席、理事大塚耕平君着席〕  そう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 月例報告で使わさせていただいた表現そのままでございます。それが一番適切な表現だと思っております。「景気は、設備投資と輸出に支えられ、着実な回復を続けている。」、これが基調でございますけれども、先行きについては、世界経済が回復する中で、日本の景気回復が続く...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先行きについて、御指摘のような点は十分見なければいけないと思っております。アメリカ、中国が大変重要だと、全く同感、私もそのように思います。  アメリカにつきましては、専門機関の予測の言わば集計値でありますブルーチップ・コンセンサスの調査というのがあって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国会の冒頭の経済演説の中でも、私自身の考え方、少し申し述べさせていただいておりますけれども、もちろん、経済が良くなるというのは民間の経済活動が活発化することでありますから、民間がしっかりと経営強化をされて、経営改革をした成果であるというのが基本でございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘の点は、どれも大変重要な問題だと思います。構造改革を進めなければいけない、不良債権を処理を進めなければいけないというのは、これは民主党も大変強いそういう御方針だと思いますが、その中でのショックというものを吸収していけるようなしっかりとしたシステ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個人の、具体的には家計に対して大きな税負担を課すことによって、それが家計の心理を更に押し下げて、経済に悪い影響を与えるのではないだろうか、そうした問題に対しては常に、常に注意を払わなければいけない問題だと思っております。我々内閣府としては、そうしたことが...全文を見る
03月30日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○竹中国務大臣 昨年六月六日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十四年十月一日以降十五年三月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する...全文を見る
○竹中国務大臣 今、数字として申し上げましたとおり、バブル崩壊後の金融面での被害というのがいかに大きかったかということを私自身も改めて実感をいたしております。  そうした中で、昨今の状況は、御承知のように、不良債権問題を終結させるという総理の御指示のもとに、我々、主要行に対して...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、地方の、地域の経済問題というのは、我々も一生懸命いろいろなところに目配りをしているわけですけれども、目配りをすればするほど、やはりこれは厳しい問題であるという認識を私自身も持っております。私自身も地方都市の出身者でございまして、そういった実感か...全文を見る
○竹中国務大臣 個別には本当にいろいろな状況があろうかと思いますので、個別についてなかなか申し上げることはできないのでありますけれども、一般的な、例えばそれこそジャーナリズムでの情報等々もいろいろ勘案しますと、まさに今委員御指摘になられたように、貸し渋りは非常に困る、しかし、逆に...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生プログラムにおきまして、十七年三月までをその集中的な調整期間と考えた上で、そのときまでにこの金融再生プログラムをつくったときに比べて不良債権の比率を半減させるという目標を立てて、今それに向かって、正常化に向かって一生懸命金融機関にも頑張っていただいておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 金利は市場の中で決められるものでございますから、水準について私がコメントするというのはなかなか難しいわけでございますけれども、恐らくお尋ねの趣旨は、察しますに、国債の赤字が、これだけ累増して抱えている中で、何らかのショックで長期金利が上昇して、その結果、国債という...全文を見る
○竹中国務大臣 最終的にというのをどのような時間をとるかという問題なのかもしれません。ただ、少なくとも、私たちが見通せる経済のスパンの中で借金をゼロにするというのは、これはやはり至難のわざであるというふうに思います。  以前、これは長妻委員でしたか、一度お答えさせていただいたこ...全文を見る
○竹中国務大臣 そうした点について非常に鋭い問題意識をお持ちで、平成十四年の七月二十六日に質問主意書をお出しいただいているというふうに理解をしております。  この答弁書において書かせていただいておるところでありますが、政府保証がついていない民間からの特殊法人に対する融資について...全文を見る
○竹中国務大臣 少なくとも、政府はそういった意味での保証債務を持っているわけではない、これはもう明らかであると思います。
○竹中国務大臣 債権者、出資者、いろいろな立場での責任というのは、当然、場合によって負うわけだと思いますが、先ほど言いましたように、少なくとも保証債務というのは負っていないということは事実でございます。  委員の問題意識として、相手がとにかく公的なセクターであるから信用リスク管...全文を見る
○竹中国務大臣 ですから、これは保証債務としては、その保証債務を負って返すということはないということでございます。
○竹中国務大臣 マスコミ等々でさまざまな報道がなされているということは承知をしております。そのマスコミの報道をもって騒動とおっしゃるならば、それは確かに騒動かもしれません。  ただ、我々としては、銀行に対する検査当局、監督当局として、責任を持って粛々と対応していくのが我々の務め...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、いろいろな報道がなされているということは承知をしておりますが、我々としては、当局として、法令、会計基準等々のルールに照らして問題がないか、厳正な検査を行っておりまして、金融庁がちゃんとやっていないというような批判は、これは全く当たらな...全文を見る
○竹中国務大臣 私も寺西参考人のあれを手元に持っておりますが、寺西参考人は、何か、報道に一部出ているようなことについて、何らかそれを認めたとか認めないとか、そういうことではないというふうに私は理解をしております。  一般論として、これは当然いろいろなメモはあるでしょう、いろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 そういう具体的な仮定のお話をすること自体がさまざまな風評を招くリスクを持ちますし、それに対して、利益を害するおそれがあるということでございます。  繰り返し言いますけれども、これは情報公開法においても、当該金融機関や取引先の権利、競争上の地位等正当な利益を害する...全文を見る
○竹中国務大臣 三つのすべてに該当する懸念があるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 私たちは、金融当局として、責任を持って検査を行い、監督をする立場にございます。そうした過程においては当然のことながらさまざまな問題が生じる、それぞれについて、個別の件等について言及をして、これがこの点で問題が生じると言うこと自体が、実は、先ほどから申し上げましたよ...全文を見る
○竹中国務大臣 長妻委員からいろいろと御指摘をいただきました。  まず、国政調査権のことについては、当然、我々国会でいろいろ責任を持って御答弁させていただく以上、そういうことを常に念頭に、真摯な態度で臨んでいるつもりでございます。金融庁の中でも、とにかくお示しできるものは全部お...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の、当局の信用も含めて、しっかりと信用を得るようにしなければいけない、それはもうそのとおりだと思います。であればこそ、責任ある当局として、しっかりと検査監督を行って、そうした上で説明すべきことは説明をしていく、守秘義務を守るところは守秘義務を守るという毅然たる...全文を見る
○竹中国務大臣 我々はしっかりと、責任ある当局として検査を行い、監督を行ってまいります。その検査に関して今疑義が生じているというふうには私は考えておりません。当時の大蔵省の疑惑に対する事情とは根本的に異なっておるというふうに理解をしております。  その上で、ある事項について、例...全文を見る
○竹中国務大臣 マスコミの報道はいろいろございますけれども、その中で、例えば、私がこういう発言をしたとか、報道等もございます。これは疑義なのでございましょうか。私は、今その雑誌社に対しまして、弁護士を通じて、内容証明郵便での抗議を行っております。その意味では、客観的な、そういう事...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、この正否を肯定する、否定する、そのこと自体が一つの事実に対して示唆を与えてしまうということは、これはあり得るわけでございますので、その上で我々は個別の検査については言及できないんだということをぜひとも御理解いただきたいと思います。(長...全文を見る
○竹中国務大臣 そのことそのものについて答弁ができないのかという長妻委員のお尋ねでございますが、これは、答弁、その一つの事実を肯定する、否定する、そのこと自体が検査の内容について一つの示唆を与えてしまうというふうに考えております。  そうしたことも含めて、我々は、先ほどから何回...全文を見る
○竹中国務大臣 従来から、検査の内容、スケジュール、体制等々についてはお答えを差し控えさせていただいております。(長妻委員「何でもかんでも秘密じゃないか、国会をなめているんだよ、これ。何でもかんでも全部言えない、自分たちは絶対正しいから何にも言えない。そんなばかな話はないよ、自分...全文を見る
○竹中国務大臣 検査に関しましては、これまでも、検査の予告日、立入検査の開始日、それと立ち入りの終了日、それと検査結果の通知日、それについてはお話をしておりますけれども、それ以外の詳細なスケジュール等々についてはこれまでも公表しておりませんので、御理解をいただきたいと思います。(...全文を見る
○竹中国務大臣 実地調査の有無についての答弁は差し控えさせていただきます。  そもそも実地調査といいますのは、資産内容の健全性に係る検査に当たって、本店、支店または各本部におきまして、自己査定のための個別の債務者に係る自己査定の関連資料を適宜抽出しまして、自己査定の正確性につい...全文を見る
○竹中国務大臣 再度答えさせていただきます。  実地調査の日時、有無についてお答えすることは差し控えさせていただきます。  実地調査というのは、資産内容の健全性に係る検査に当たって、本店、支店または各本部において、自己査定のための個別の債務者に係る自己査定の関連資料を適宜抽出...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の検査に関連するお話は、答弁を差し控えさせていただきます。我々としては、与えられた権限に基づいて、必要があれば適切に、法にのっとって厳正に対処してまいるつもりでございます。  なお、一点、検査期間が史上最長という御指摘がございましたが、最長ではございません。
○竹中国務大臣 現状で二位だそうでございます。
○竹中国務大臣 今、松原委員が御指摘になった点、まず銀行の公共性の問題、大変大きいと思います。その上で、まさに御指摘の点は、いわば金融機関が持っている情報の非対称性の問題であろうというふうに思います。  理屈からいけば、たとえある銀行が、支店長がかわっても、ないしは、その銀行の...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げたのは、いいか悪いかということではなくて、一つの事例としてあくまで申し上げたわけでありますけれども、支店長がかわっても収益力が高いないしは将来の採算が見込まれるというような会社については、一般には取引が継続されるだろうと思われるかもしれないけれども、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員お尋ねの点はどれも極めて重要だと思いますが、これは金融担当大臣として、その引き継ぎがどのようになされているか、なされるべきであるか、ないしは、どのぐらいの期間をやるべきか、まさにこれは個々の銀行の経営の判断の問題でございますので、私の立場から何かかちっとしたお...全文を見る
○竹中国務大臣 指導ということに当たるかどうかはともかくとしまして、リレーションシップバンキングのアクションプログラムというのは、実はかなり細かく、こういうことをしてもらいたいというような一つのガイドラインを決めております。これは一面では逆に、細か過ぎるのではないか、国がここまで...全文を見る
○竹中国務大臣 引き継ぎに特定して何かそういうものをつくれるかどうかというのは、ちょっと私も今の時点で判断ができませんけれども、そもそもリレーションシップバンキングの考え方というのは、地域にしっかりと根差して定性的な情報を大切にして金融機関としてもやっていけ、それが地元の企業のた...全文を見る
○竹中国務大臣 今、特に委員の念頭におありになるのは合併等々でそういう人の入れかえとかがある場合と、そのように理解してよろしゅうございますでしょうか。  合併等々については、合併そのものがスムーズにいかなければいけない。合併そのものをスムーズにいかせるという具体的な中身、内容と...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、日本の企業風土、特に地域に行った場合の企業経営の風土、ビジネスの風土というのをしっかりと我々は現実のものとして踏まえることは、これはぜひとも必要なことであろうと思っております。  その中にはいろいろな要因があると思います。これも委員今るる御説...全文を見る
○竹中国務大臣 りそなと足利、ともに預金保険法の百二条でありますけれども、一号、三号との適用の違いは何かという御質問であります。  りそな銀行につきましては、十五年の三月期における自己資本比率が国内基準であります四%を下回ることとなりました。四%を下回ったけれども、その時点で最...全文を見る
○竹中国務大臣 決算の報告そのものは、会社、この場合でありますとりそなが作成するものでございます。しかし、これは会計慣行に基づいているかどうか等々、独立した会計監査人の監査を受けなければいけないということになっている。監査法人の監査を受けたりそなからの決算報告書、これを我々として...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、会計の数値というのは、先ほど申し上げているように企業、銀行がつくった数字、それを監査法人が適正に監査した上で出された数字でございます。  りそなの場合は検査をしていないという御指摘でございますけれども、大手の銀行の場合は通年の専担の検査をやっておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 これもいろいろ御議論をいただいているところでございますが、監査と検査というのは当然目的も違いますし、カバレッジも違います。投入されるものも違います。したがって、監査と検査というのは、これは常に何らかの乖離があるものでございます。  我々としては信用秩序を想定した...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますけれども、りそな、足利、それぞれ決算においては企業が責任を持って決算を行う、その上で監査法人がしっかりとそれを独立した専門家の立場から監査するという形で対応がなされているというふうに考えております。  ただ一点重要なのは、百二条を適用する状況と...全文を見る
○竹中国務大臣 今の局長の答弁のとおりでございますのですが、業務純益は、つまりフローとしてはある程度の利益は稼いでおりました。しかし、ストックの面で、バランスシートで非常に傷んでいる面があった。これは法律によって債務超過になるという状況は銀行は許されないわけでございまして、この債...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、当局として職権でもって破綻をさせるという場合はないわけではないわけですけれども、今回の場合は、先ほど申し上げましたように債務超過になった。我々は、債務超過のまま金融機関が存続することは許されませんので、それを復元することを求めるわけですが、それができないと...全文を見る
○竹中国務大臣 今恣意的とおっしゃいましたが、これは私も今のポジションについて改めて思いますが、そういう恣意的なとか裁量的な余地というのは今の行政にはほとんどありません。これは非常に透明なルールで、極めて事後的なチェックを行うシステムになっている。しかも、決算そのものに象徴される...全文を見る
○竹中国務大臣 佐々木委員のお尋ねは、まさにコンプライアンスが銀行にとって極めて重要であろうというお尋ねでありますが、我々は全くそのように思っております。  我々の、金融庁の顧問であります久保利弁護士、この面での日本の権威でいらっしゃいますが、金融というのは、取引も、また行政も...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の取引については、これは局長も申し上げましたように、司法の場において係争中ということも含めて、コメントを具体的にはできないわけでありますけれども、金融機関においてコンプライアンスが重要だというふうに私申し上げましたけれども、コンプライアンスに関して、業務運営の...全文を見る
03月31日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○竹中国務大臣 昨年十二月十九日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十五年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に対する御審...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員から、金融再生プログラムの達成状況と、金融システム全体の機能を今どのように評価しているかという、包括的なお尋ねでございます。  金融再生プログラムは、不良債権問題の終結、その問題の正常化を図っていくということで、御指摘のように二〇〇二年の十月に作成された...全文を見る
○竹中国務大臣 神田先生の御提案は、基本的な考え方、方向としてはやはり大変御示唆に富むものであるというふうに思っております。といいますのも、金融審議会の答申そのものの中で、平成十二年六月二十七日の答申でございますけれども、二十一世紀を支える金融の新しい枠組みとして、縦割り規制から...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行等による保険販売の問題に関しましては、上田委員にもいろいろ御指導いただいております。感謝をしている次第でございます。  今御指摘になられましたように、消費者の、ユーザーの利益を最優先にすべきである、全くそれは基本であるというふうに私自身も考えております。その...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、不良債権問題というのは、もう十数年間日本の経済を悩ませ続けている問題でございます。結果として、四十兆という数字を挙げられましたが、今のところ確定しているのは十兆強でございますけれども、いずれにしても非常に深刻な問題である。  私は、この問題の本質...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、例えば、資産の査定、それと自己資本を十分確保すること、それとガバナンスを強化すること、それぞれについてはまだまだ我々自身途上でありますから、その意味では、過去の分の評価も含めて、時間をかけて、これは専門家にしっかりと御評価をいただかな...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、先ほど申し上げましたように、資産の査定の問題、自己資本の問題、これは、常に新たな知恵を出しながら進化をさせていかなければいけない。これほど大きな不良債権を抱えた大国というのは世界にも類がなかったわけでありますから、そういう努力は常に我々やっていかなけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 きのうの答弁は違うではないかという御指摘でありますが、きのうはきちっと答弁をさせていただいたつもりでございます。  これは、基本的には検査の手法であるということを何度も申し上げておると思います。検査の手法で、資産内容の健全性に係る検査に当たっては、検査はいろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、実地調査というのは手法でございます。特別検査、それと通常検査というのは、これは検査の、全体のことの体系。  通常の、通年の検査というのは、これはいろいろなことをやります。コンプライアンスもやるし、いろいろなことをやります。当然のことながら、通常検査の...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員からキャッシュカードの御質問があると聞いたときに、私自身、この問題、御指摘のように、余り我々、私自身は少なくとも不勉強でございまして、そんな大事なものの偽造がそもそも簡単にできるのか、そういうような本当に素朴な疑問を持ちました。しかし、いろいろ御指摘をいた...全文を見る
○竹中国務大臣 さっき、銀行に対して金融監督の立場から何ができるかということに関しては三点ぐらい申し上げましたけれども、それぞれについて、これは誠意を持ってぜひ対応していきたいというふうに思います。
○竹中国務大臣 いつもながらたくさん厳しい御指摘をいただきましたので、ちょっと簡潔にというのはなかなか難しいのでございますが、これは繰り返しになりますけれども、我々は、透明で、事後から事前へ、護送船団ではない、裁量的ではない行政を目指してやっております。  今委員のお話の中で、...全文を見る
○竹中国務大臣 私自身は、就任以来、危機云々の問題に関しては、日本の金融は危機ではない、つまり、人間の体でいえば危篤状態というようなわけではない、しかし一方で、決して健康体という状況ではない、そういう状況の中でしっかりと体力を強化していくことこそがまさに金融行政の役割であるという...全文を見る
○竹中国務大臣 劣後債というのはほかの債権より劣後する債権だということでございますから、それをどのように見直せというのか、それを出資に急に切りかえろというふうにおっしゃるのか、それはやはり法律的にできることとはとても思えませんし、これは劣後債、劣後している債権である、そのような解...全文を見る
○竹中国務大臣 何度も申し上げていますように、個別の金融機関の検査に関する話については、これはやはり言及はできません。要因は三つ挙げさせていただいております。一つは、個別当該金融機関や取引先の権利、競争上の地位、その他正当な利益を害するおそれがある。それと、検査一般において、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の金融機関の検査に関する話ができない、このことは三つの理由から御理解をいただきたいと思います。  一般論と個別論。これは、この問題が、委員がおっしゃる問題がどのように個別なのか。私たちは、これはまだ個別の検査の問題でありますので、私たちはしっかりと検査をして...全文を見る
○竹中国務大臣 一般的に、当然のことながら、いろいろな将来シナリオをやるときは、人口推計でも中位推計の上下をやる、経済シナリオでも同じだと思います。その意味では、企業のシミュレーションにおいてもそのようなことは当然に行われているというふうに認識をしております。  個別の企業につ...全文を見る
○竹中国務大臣 ただいま議題となりました金融機能の強化のための特別措置に関する法律案及び預金保険法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、金融機能の強化のための特別措置に関する法律案につきまして御説明申し上げます。  現下の経...全文を見る
04月05日第159回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 松山委員御指摘の二つの点、内閣府と財務省が税収見通しに関して情報交換を含めてしっかり協力せよという点、それと、誤差が生じた場合はそれを逐次しっかりと改定して精度を高めよという点、この二点はもう誠にごもっともなことだと思っております。そうした心掛けで我々も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 後藤委員御指摘のとおり、金融、預金保険機構によります主な資金援助等は、金銭贈与が十八・六兆円、資産買取りが六・四兆円、資本増強が十二・四兆円でございまして、そのうちの交付国債使用額十・四兆円が確定しているということでございます。  その効果と残された課...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員御指摘になられましたように、やはり国民の心情として銀行しっかりしてくれという思い本当にあると思います。九〇年代を通して行ってきた銀行の責任は、私は誠に重いものがあると思います。そうした中で、総理が不良債権を半減させるということに向けてしっかりやれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 各省の予算の中身、その使い方については、これは査定の問題になりますので谷垣大臣の御担当になるわけでありますけれども、そもそもこのモデル事業、ニューパブリックマネジメント型の予算をモデル事業としてやっていこうという観点、私の観点から申し上げますと、やはりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) モデル事業でニューパブリックマネジメント型の予算編成を導入する、それだけで十分と思っているかという問い掛けに対しては、これはもう十分ではないというふうに思っております。  ただ、このいわゆるプラン・ドゥー・シーを非常にはっきりさせるこういう予算のプロセ...全文を見る
04月07日第159回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 勝木委員から八問の御質問をいただきました。  まず、中小企業や地域の現状、政府の取組についてでございます。  小泉内閣は、改革なくして成長なしの方針の下、構造改革を進めてきたところでございます。こうした中、日本経済は民需が主導する形で着実な回復を続け...全文を見る
04月08日第159回国会 衆議院 本会議 第21号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 楠田議員から一問、農協の共済事業の監督についてお尋ねがございました。  農業協同組合の行う共済事業につきましては、農業協同組合法の規定に基づき、相互扶助の理念のもとで、農家組合員を対象として、主務官庁の適切な監督を受けて行われております。したがいまして...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○竹中国務大臣 谷川委員から、現状、日本経済がこれまで抱えてきた問題、資産デフレに端を発して、低金利政策、超低金利政策がもたらした負のインパクト、中国に象徴されるグローバル競争がもたらした消費へのインパクト、さらには、年金等々の不安がもたらす、さらに消費、内需へのインパクト、非常...全文を見る
○竹中国務大臣 新たなこの公的資金制度といいますのは、金融機能の強化を目的に、経営改革を行って、地域における金融の円滑化、健全な金融機能を発揮し得る金融機関を対象とするものでございます。  現時点で金融機関においての具体的なニーズを承知しているわけではありませんけれども、資本の...全文を見る
○竹中国務大臣 今御指摘をいただきましたように、マクロ経済全体はよい方向に向かっている中で、しかし地域によってそうした回復にはばらつきがあり、また都市圏に比べるとおくれが見られる。そうした意味で、金融面から地域の経済の活性化を支えるという観点から今回の法案を提出させていただいてい...全文を見る
○竹中国務大臣 今の谷川先生のお話、まことに心に深く突き刺さる話ばかりであると思います。  時間の関係があると思いますけれども、基本的に、今まさに総理はそのような思いを非常に重く胸に抱いて事の対応に当たっておられるというふうに思います。  まさに言論は自由であります、何を言う...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど谷川委員の御質問に対して少し私触れさせていただいたと思いますけれども、基本的には、政府としてはまさに国際社会の中で責任のある対応をとらなければいけない、そうした観点から、総理御自身が、きょう閣議の中で三点御発言をされました。  これはもう谷垣大臣おっしゃっ...全文を見る
○竹中国務大臣 報道は承知をしております。  しかし、これは、たった今委員がまさに御指摘くださいましたように、保証枠、枠でございまして、枠を機械的に計算したものでございます。その意味では、その根拠になっているのは、今局長からもお話がありましたように、前の合併特措法と同じ枠組みで...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから非常に重要な御指摘を幾つかいただいております。  まず、今回の報道でいろいろな憶測が飛んでいるぞ、そういったことに関しては、我々もしっかりと趣旨を説明したいと思いますし、まず、そうした憶測をもたらす報道等々については、報道する側にもぜひ御注意をしていた...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの村井委員と五十嵐ネクスト大臣とのやりとり、また先ほど島委員がおっしゃったことも含めて、これは、現状の認識についてはやはりかなり差異があるんだろうなというふうに思います。  ただ、今、五十嵐委員おっしゃった中で、私、言葉をちょっと書きとめさせていただいたん...全文を見る
○竹中国務大臣 政策のそもそも論として、島委員がまさに御指摘になりましたように、政府が民間の部門にお金を直接出すという場合は、どのような形でどういう論理でやるべきか、どのように限定されるべきか、ここはやはり、政策の論理として極めて重要な問題であるというふうに私も認識をいたします。...全文を見る
04月13日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○竹中国務大臣 ただいま津村委員から、これまでの金融行政を振り返りながら、その推移を見事に要約くださったというふうに私も思っております。  また、金融の環境は厳しいという認識、これは私たちも持っているわけであります。危機ではありませんですけれども健康体ではない、これは繰り返し申...全文を見る
○竹中国務大臣 既に、新たな公的資金の枠組みについて考えたいということは、金融再生プログラムの当時から我々として問題提起をしておりました。したがって、今回の法案というのが、何か金融再生プログラムを出してからのその後の状況変化でぽっと出てきたわけではございません。  公的資金の新...全文を見る
○竹中国務大臣 津村委員の御指摘は、我々の政策体系、政策のねらいそのものを少し明確にして、その中での位置づけをもっと明確にしろという御示唆であろうかと思います。  非常に大きなところから申し上げますと、中長期的には、我々の金融行政の課題というのは、この金融システムを市場機能を中...全文を見る
○竹中国務大臣 津村委員におかれては、御専門家として非常に詳細に報告書もお読みいただきまして、大変深い御指摘をいただいたと思っております。  基本的には、今回の法律は、金融機関が、現状の日本のデフレが続いているという状況等々、さらに地域経済での金融機能の強化が求められている状況...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、主要行についても、これを排除する理由はない、これは先ほど申し上げたとおりでございますので答弁は繰り返さないわけでございますけれども。  委員のお尋ねは、そうした見方とこの保証枠の積算方法の間にコンシステンシーはあるのかという御指摘だと思います。  これは...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、かねてこの積算方法そのものにあいまいさが残っているのではないのか、特にBIS規制、主要行等との関係でもう少し詰めた説明ができないのか、まさにそういうお尋ねであろうかと思います。  今あいまいさというふうにおっしゃいましたが、重ねて、これはその政府...全文を見る
○竹中国務大臣 何度も申し上げておりますけれども、予算の裏づけというのと積算の根拠というのは、これは少し違うと思います。  積算の根拠というのは、いずれにしても精緻な積み上げができる予算はございます。しかし、精緻な積み上げができない予算というのは、すべてのものは、これは必ずカバ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁の事務方の努力を全否定しているとか、お金に色はないから云々とか、そういうことを申し上げているつもりはございません。  しかし、現実問題として、向こうからの申請に基づいて、先方からどのような申請が出てくるかわからない、その中での予算の保証枠の枠取りをしなけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は返済ラッシュというお言葉を使われましたけれども、本当に返済ラッシュと言えるような状況になっているのか、その状況がまた来るのかというのは、ちょっと私自身はまだよくわかりません。ただ、いずれにしても、金利がステップアップしていきますので、財務戦略上も高い金利のも...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、私が申し上げたことと今委員がおっしゃったこととは矛盾はないというふうに思います。マーケットの動向をきちっと踏まえてという趣旨で私たちも考えております。
○竹中国務大臣 御指摘のように、ペイオフというのは、健全な競争環境のもとで預金者が銀行を選択して、そうした健全なプレッシャーの中で銀行経営が行われるというものでありますから、これは必要なものだと思います。日本もかつてそのような状況にございました。  それをしかし実現するためには...全文を見る
○竹中国務大臣 政府保証枠の積算というのはそもそもどういうものなのかということだと思います。これは、いろいろな積算の場合があります。予算でございますから、これはしっかりと事実を、ファクトを積み上げていく場合もあります。しかし、マクロ的な関連指標をもとにして、それを一種の代理変数の...全文を見る
○竹中国務大臣 その点は馬淵委員にぜひ御理解を賜りたいと思います。繰り返し申し上げているように、健全性の基準、これは、国際行は八%、それと国内行は四%、健全性の基準は満たしております。しかし、デフレが続いて、さらに、地域経済を活性化させたいという政策的ニーズがあって、そのような中...全文を見る
○竹中国務大臣 何度も申し上げておりますが、事の性格上、きっちりと積み上げられるものと必ずしもそうではないものがあると思います。  今回の措置は、今の地域経済の活性化をさらに進めたいという政策ニーズに応じて、主として地域金融機関を念頭に置いたものでございます。そうはいうものの、...全文を見る
○竹中国務大臣 恣意的に説明を変えたとか、そういうことはございませんので、その点はぜひ御理解を賜りたいと思います。  繰り返しますが、積み上げができないような場合に何らかの仮定を置かなければいけない。その仮定の置き方という技術論について馬淵委員は納得できないという御指摘なんだと...全文を見る
○竹中国務大臣 そもそも、組織再編成の特措法というのは、なぜ我々は必要と考えて国会で成立をさせていただいたのか、二つあるわけでございます。  一つは、合併というのはやはりさまざまな煩雑な手続を踏む必要があるという、その一つの手続論であります。  第二番目は、合併をした場合に、...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、趣旨としては、自己資本を充実することによってリスクテーク力等々で金融機能が強化される一つの条件が整うわけでございますけれども、自己資本さえあればうまくいくというわけではもちろんないわけでございます。  したがいまして、それに基づいて経営を強化するための計画...全文を見る
○竹中国務大臣 冒頭、委員がおっしゃった、自己資本の話というのは、これは必要条件かもしれないけれども十分条件ではない、そこはもう私は全くそのとおりだと思います。  その上で、これは、きょう、今初めて見せていただきまして、このような統計解析を委員御自身がなさったということはもうち...全文を見る
○竹中国務大臣 これも今初めて見せていただきましたので、解釈、すぐに十分なことはできませんけれども、こういうものを見る場合の基本的な一般論としては、まず、格付は正しく行われているかというのがあるんだと思います。格付が正しくなければ評価も違ってくるというのが第一点だと思います。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 何度か申し上げておるつもりでございますけれども、自己資本を増強させればそれですべてうまくいくというふうには、私自身も全くそのようには考えておりません。  しかし、御承知のように、例えばBISの規制においても一定の自己資本を求める。それはなぜかというと、自己資本と...全文を見る
○竹中国務大臣 委員がお話しになった現場の状況、現場の声というのは、我々もしっかりと聞きたいというふうに思います。我々自身も、現場の声に関して、非常に労力を使っていろいろな情報を集める努力をしているつもりでございます。  委員が今御指摘になった幾つかの重要なことの中で、ミスマッ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、馬淵委員から、内閣府の、これは早稲田大学の大村教授がなさったリサーチについて、大村教授はいわゆるミクロのファイナンスの専門家でいらっしゃいまして、今委員御指摘になったように、いろいろな商品設計の場合はそれぞれリスクとプレミアムがある、リスクとプレミアムというの...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の措置は、決して形ばかりでということでやっているわけでは全くございません。我々は、監督当局として、当然のことながら、しかるべく監督権限を行使しなければいけない場合があり得ます。それはそれでしっかりとやってまいります。  しかし一方で、選解任権の株式を国が持っ...全文を見る
○竹中国務大臣 マネーサプライの問題は、特にデフレとの関連で我々も大変重要な指標だと思って重視をしております。  物価が下落していく中では、これは担保価値の問題もございますけれども、やはり過去の実質債務がどんどん高くなっていく。売り上げがふえなくてないしは売り上げが価格下落で下...全文を見る
○竹中国務大臣 どのような速度でどのぐらいの程度の変化が生じるかということが実は大変重要なわけでありますので、極めて一般論としてしか申し上げられないのでございますけれども、お尋ねの株高、円高、長期金利の上昇、それが金融機関に与える影響というのを若干理念的に整理いたしますと、まず株...全文を見る
○竹中国務大臣 現状における金融システムの健全性、不健全性、その認識ということでございますが、日本経済全体が依然としてバランスシート調整の途上にある、実は金融機関もバランスシート調整の途上にあると思います。  バブルのときに、非常にバランスシートが膨れ上がって、貸し付けが増大し...全文を見る
○竹中国務大臣 今、村越委員、津村委員から、現状について、私の立場についていろいろ御評価をいただきましたですけれども、危篤ではないけれども健康体ではない、この言い方は、私、金融担当大臣に就任してから一貫して申し上げていることでございまして、これはむしろ、なるほど実感的にはそのとお...全文を見る
○竹中国務大臣 預金保険法百二条の第一項においては、我が国またはその当該金融機関が業務を行っている地域の信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあると認められるとき、それを未然に防ぐための措置として一号、二号、三号が定められている。同条の適用につきましては、これは個々のケ...全文を見る
○竹中国務大臣 今のお尋ねの点は、まさに今回の立法趣旨の根幹にかかわるところだと思います。  この危機対応としての資金注入等々の枠組みというのは、これは預金保険法の百二条で整備をされております。恐らく通常の場合であれば、こういうグレーゾーンになるような場合は、しっかりとした金融...全文を見る
○竹中国務大臣 マクロ経済、財政については今谷垣大臣が総括をしてくださいました。私の立場から補足的に申し上げますと、三年、本当にあっという間の三年という感じなんでございますけれども、やはり、特に三つのことを私自身はやらなければいけない立場にあったと思っております。  一つは、や...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には谷垣大臣がおっしゃったことと同じような実体に対する認識でございます。  小泉委員は、危機意識の欠如という点を指摘なさいました。本当に健全な危機意識をしっかりと持って我々は事に当たらなければいけないと思っております。  ただ、あえて申し上げれば、やはり...全文を見る
○竹中国務大臣 統計というのは本当に信頼の基礎のようなところがあります。信頼の基礎であり、政策判断、皆さんの企業、家計の意思決定の基礎でありますから、こうしたミスは絶対あってはならないものだと思っております。  私もその話、三十五カ所の誤りがあるということを聞かされまして、もち...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、確かにそういう訂正が複数回続いております。これは、たまたまそういうことが起きたとかいう問題ではなくて、やはりシステムに何らかの問題があるというふうに認識しなければいけないと思います。これは、私の責任で、しっかりと実態を把握した上で、対応策につきまし...全文を見る
○竹中国務大臣 簡潔にお答えするのはなかなか難しいんでございますけれども、先ほど申し上げましたように、いろいろな制約条件の中で、しかし、不良債権を減らしていかなければ次の段階に行けない、それは恐らく民主党案も同じ立場に立っておられるのだと思います。  我々としては、そうした中で...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員は、資料の中で、貸出金が減っている、一方、国債に運用されている、こういうことは銀行政策との関連でどのように評価するのか、そういうお尋ねであろうかと思います。不良債権は減っているんだけれどもというお尋ねがございました。  貸出金につきましては、これも何回か...全文を見る
○竹中国務大臣 けさからいろいろと御議論をいただいておりますけれども、私は、繰り返し申し上げますが、日本の金融、銀行が置かれた状況というのは、いわゆる危機ではないというふうに思っております。しかし、完全な健康体として十分にリスクをとって信用創造の力を発揮できる、そこまでなかなか至...全文を見る
○竹中国務大臣 金融機能の強化というのをどのように評価するかという問題だと思います。  自己資本が果たす役割、リスクのバッファーとしての役割というのは、これは重要であるということはお認めいただけるのだろうと思います。  先ほども少し申し上げましたが、そういう場合に、金融機能の...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、今回の公的な資金の枠組みといいますのは、しっかりとした経営強化計画を出していただきます。収益力をどのように高めていくのか、さらには、地域への貢献、地域の金融をどのように円滑化していけるのか、さらには、そうしたプランを推進していける体制をどのようにつくっ...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的にはこれは、その銀行がどういうポートフォリオを組むかということでございますけれども、我々としては、通常想定される姿としては、まず、これによって地域の金融を円滑化させるんだというプランを出していただかなければいけないわけです。その中に、国債を引き受けますとかと...全文を見る
○竹中国務大臣 新聞は読むものじゃなくて見るものだということをある閣僚の先輩が教えてくださいましたが、もちろん目は通しております。ここはいろいろな御評価があるんだと思います。  現実問題として、委員がおっしゃる、例えば、地域の金融機関というのは規模が問題なのではなくて、小さくと...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の御質問をいただきまして、我々、本当に金融機能を強化したいという観点からこの法案を提出させていただいております。これは八十数人の大蔵省、日銀の責任回避のためだ、そういう解釈もあるのかなとちょっと驚いた次第なんでございますが、これはもちろんそういう趣旨ではござい...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、数値につきましては、五十嵐先生から要望があれば、金融庁は一生懸命いつも対応しておりますので。  今数字について要約をいただきましたが、ちょっと今この場ではその数字は確認できないんでございますけれども、基本的な先生のお尋ねは、こういうのをどのように評価してい...全文を見る
○竹中国務大臣 金融行政としてしっかりとやっていかなければいけない、そうしたことに関連して、信頼性をさらに回復して、地方の声、地方の実態を踏まえてやっていかなければいけない、これは私たち常にそのとおりであろうと思っております。また、そうした点に対して、いろいろなマスコミ等々を含め...全文を見る
○竹中国務大臣 新BIS規制、バーゼルの話そのものについて、きょうは通告をいただいていませんので余り正確なお答えはできないかもしれませんが、基本的には、バーゼルの場というのは大変重要な場でありまして、我々としては、日本の実態に即した、まさに日本の金融当局としての主張をかなり強く行...全文を見る
○竹中国務大臣 この点は、五十嵐委員が今おっしゃいましたことに尽きているというふうに私も思いますけれども、規模が大きくなれば金融機関はそれでよくなる、ないしは自己資本が厚くなればそれでよくなる、そういうものでは全くないわけでございます。まさに金融機能をしっかりと発揮していただかな...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、地銀を幾つにしようかとかそういう目標はあるのかないのか、これははっきりとございません。我々として、そういう目標ないしはそういうレファレンスになるような数字を持っているわけでは全くございません。  しからば、組織再編法は何だったのかというお尋ねもございました...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、偶発債務全体のちょっと大きな問題でありますので、私のキャパシティーではなかなか答えられませんが、今回の枠組みに関して偶発債務というのは、まさにその二兆円の保証枠ということになります。これに関しては、予算の中でしっかりと位置づけをしていただいているというふ...全文を見る
○竹中国務大臣 佐々木委員御指摘の答弁は、二〇〇〇年、平成十二年の預金保険法改正に当たっての国会の質疑だったというふうに思います。  このときのやりとりといいますのは、金融危機に対応するための恒久的な措置としての預金保険法の第百二条措置を整備しようとする際に、そのような恒久的な...全文を見る
○竹中国務大臣 そういうことではございません。  先ほど佐々木委員が御指摘になった宮沢国務大臣の平成十二年の答弁等々ございますけれども、その佐々木委員の御質問そのものが、百二条が厳格になっているかどうか、そういうことで聞いておられます、百二条についての御質問でございます。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、佐々木委員がお読みくださいました当時の小渕総理の答弁でございますけれども、これは、金融危機への対応に係る政府の財政措置に対するお尋ねでございます、金融危機への対応に係る政府の財政措置。まさに預金保険法の条文そのものを総理は答弁しておられますし、その部分を今佐々...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的な考え方は今局長から答弁をさせていただいたとおりでございます。  佐々木委員、先ほど、最初はこういう考え方だったはずなのに両論併記になった、そういう御説明がございましたが、ちょっとそれは、私はそのように認識はしておりません。いろいろな御議論は当然のことなが...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほど、銀行の要望にこたえて資金の負担を決めたのか。これは断じてそんなことではございません。我々は監督検査の当局でございます。銀行の要望だけ聞いていたら、これは監督検査の当局にはならないわけでございまして、我々はそんなことでは物事を決めません。これは、全体の...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○竹中国務大臣 吉田委員には、ここまで法案の重要なポイントについて幾つか大変重要な御質問をいただいたと思っております。大変厳しい状況であるという認識も我々は共有をしております。  それで、合併促進法という通称があるのかどうか、ちょっと私は存じ上げませんが、再編特措法のねらい、目...全文を見る
○竹中国務大臣 二兆円の根拠につきましては、昨日も同僚議員から御議論いただきました。  これは、組織再編特措法の場合と同じような考え方なんだということを改めて申し上げたいと思います。この再編特措法の場合は、業界の平均以上の地域金融機関と平均以下の金融機関の一定割合が合併するとの...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の法案の目的は、この表題、タイトルにある、まさに金融機能の強化、これにもう尽きるんだろうというふうにやはり我々は考えております。  今の今、統制経済的な手法なのではないかというお話もございましたが、決してそうではないというふうに考えております。重要な点は、や...全文を見る
○竹中国務大臣 抜本的な組織再編というのは、非常に幅の広い概念であるというふうに思います。そのわかりやすい一つの例として、まさに合併というのは抜本的な組織再編の中の非常に重要なものになるんだと考えられますが、抜本的組織再編というのは、決して合併だけではない、営業の一部譲渡、今局長...全文を見る
○竹中国務大臣 御答弁申し上げる前に、先ほど私は営業の一部譲渡と申し上げましたけれども、営業の全部譲渡ということで修正をさせていただきます。  必要性は何なのか、なぜ必要なのかと。これは、一つの全体的なわかりやすい話で申し上げますと、私、以前から、日本の金融は、危篤状態、危機状...全文を見る
○竹中国務大臣 鈴木委員から大変大きな問いかけでございます。前半おっしゃいました、今までのさまざまな法律を踏まえて今回が出ている、この流れは一体どうなっているんだという趣旨であったかと思います。  これまでの法律につきましては、これは基本的には、危機対応のための措置というのは現...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の枠組みといいますのは、それぞれの金融機関がそのリスクに対応して地域にさらに貢献をしていきたい、そういう意欲を持ったところに関しまして、そのお手伝いをするというのが趣旨でございます。さらにリスクが高まる中で、しかし、地域からの金融機関に対する期待が高まる中で、...全文を見る
○竹中国務大臣 報道は、いろいろな報道があろうかと思います。しかし、例えば今おっしゃったような、各県どうする、各地域でどのような数にする、そういう点について我々は上からのお仕着せのような目標を持っているという事実は全くございません。これは、あくまでも経営の判断によってしっかりと判...全文を見る
○竹中国務大臣 この点に関する委員の御見解は、確かに我々は賜りたいと思います。  しかし、この点もぜひ御理解をいただきたいんですが、これは保証枠を予算として申請しなければいけません。その場合に、やはりその枠としての一つのめどをつけなければいけないという、これは予算上の我々のニー...全文を見る
○竹中国務大臣 前半の裁量云々の部分をちょっと先に答えさせていただきまして、後ほど中小企業の部分についてのお答えをさせていただきます。  今回、国が資本参加をするに当たって、国として当然のことながら判断をしなければいけない、これは事実であろうかと思います。要は、その判断を回避す...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、金融機関、特に銀行システムが持っているインフラとしての公共性ということなのだと思います。預金者がいて、善意の預金者の保護というのが重要な問題になってくる。さらには、決済システムというのは、これはまさに我々のインフラでございます。我々も、個人生活をかんが...全文を見る
○竹中国務大臣 失礼いたしました。  預金者の保護と同時に、事業者等に対する円滑な資金の供給、これはまさに金融セクターが担っている大変重要な社会的使命でございます。
○竹中国務大臣 一言で言えば、金融の円滑化、それが金融セクターが担っている、また金融行政が担っている重要な役割だと思います。  今松原委員は、血液に例えられて循環というふうにおっしゃいましたけれども、その血液の循環、まさに金融が円滑化しないと経済活動というのは順調に支えられない...全文を見る
○竹中国務大臣 委員おっしゃったように、比喩というのはいい面、悪い面あるんですけれども、あえて血液で例えるならば、基本的には、血圧が、少なくとも高い状態ではない、低い。それは、マネーサプライの増加率が過去一年間一%台であったというようなところに象徴されているんだと思います。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、個々の数字についてちょっと一つ一つはフォローできなかったのでございますけれども、傾向として、九〇年代の半ば、後半以降、銀行の貸付残高が低下しているというのは御指摘のとおりでございます。これを受けてどのような政策的な対応、我々なりの現状判断をしていくかというのは...全文を見る
○竹中国務大臣 何が正常値かというのは厳密に申し上げるのは、これはちょっと無理だと思います。  例えば、前の七〇%という数字が本当に正しかったのかということに関しても当然のことながら疑問があるわけでございます。そこは、各企業が、各銀行がしっかりとした経営を続ける中で、結果的に一...全文を見る
○竹中国務大臣 これも本当に大変難しい問題だと思います。これは、専門家に聞けば、例えば、調整がほとんどもう終わりに来ているんだ、だからこそ日本の経済がここのところ元気になり始めたんだという認識の方もおられます。一方で、より長期をとって見るならば、日本は間接金融から直接金融へさらに...全文を見る
○竹中国務大臣 実は、この問題は本当に古くて新しい問題でございます。  日本は、個人の金融資産で、額からいいますと欧米先進国の中でもトップクラスの資産を今持っている。資産をたくさん持っているということは、ある程度のリスクテーク力があるはずでありますから、非常に多様なリスクとリタ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと一言、風土の違いを踏まえろというのは、これはもう私自身、全くそのつもりでやっております。だからこそ、リレーションシップバンキングのそういうプログラムをつくろうというのは私自身が提案して形になったものでございますし、その中で、例えば、欧米の方は、地域銀行につ...全文を見る
○竹中国務大臣 事実は事実として重要かもしれないけれども、どう見られているか、パーセプションはまさにリアリティーそのものだと。特に政治の場ではそれは大変重要なことだと思います。それゆえにしっかりと我々も説明責任を果たさなければいけないと考えます。  繰り返しになりますけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 重ねて、パーセプション・イズ・ア・パート・オブ・ザ・リアリティーという言葉に任じて我々はやっているつもりでございますが、パーセプションというのはいろいろな形でつくられてまいります。マスコミでつくられる場合もありますし、こういった議論の場を通してつくられている場合も...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、今いろいろな例をお話ししてくださいましたけれども、もしこれを申請しなかったら債務超過だと。ちょっとこれは例を極端におっしゃったのかもしれませんが、債務超過だったらやはり問題なわけで、これはこれでルールにのっとってしっかりと対応していただかないけない、そういう...全文を見る
○竹中国務大臣 改めて、そういうパーセプションがあるんだということはしっかりと伺って、そうじゃないということを我々の行動で示していく必要があると思っております。  繰り返しになりますけれども、今回この法律に至った経緯は、先ほど貸付残高のGDP比の話を申し上げましたけれども、やは...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、危機対応というのは、これは危機の定義についてもいろいろ御議論をいただきましたけれども、いろいろなケースがあり得るわけであります。したがって、一つ一つが違う危機でございますから、それぞれについて非常に大所高所からの判断が要る。そういうことを担保する意味で...全文を見る
○竹中国務大臣 今、副大臣が答弁させていただいたのは、ちょっと私なりの言葉でもう一度申し上げると、いろいろなことに対してリスクテーク力をやはり持っていただかなければいけない。バッファーとしての自己資本を充実させるというのはそういう意味があるわけです。  いろいろな形でのリスクの...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから松原委員からもお尋ねをいただいておりますので、ちょっと重ねて申し上げたいんですが、我々は、いわゆる根雪の部分、長期の運転資金で実質的には出資部分、これを疑似エクイティーだというふうにみなして、それに対してしっかりとした位置づけを与えよう、これはリレーショ...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論としてでございますけれども、会計のルールは会計のルールとして、これは大変しっかりしたものがあるというふうに認識をしております。これは、投資家保護等々さまざまな観点からなされている。一方で、行政の監督上のルールというのがある。そこはやはりきちっと分けなければい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどからも説明がありましたように、我々の検査というのは銀行法二十五条に基づいて行う、業務の健全かつ適切な運営を確保するために行うということになります。したがって、必要があると認められる場合に、我々はそういう検査を行います。  同時に、今検査に対する必要性は大変...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど村越委員がアドホックにやるということかとおっしゃいましたけれども、これは決してアドホックではなくて、我々としては、検査計画というのをしっかりと立ててやります。その点はぜひ御信用賜りたいと思います。  お尋ねの柳澤大臣の御答弁、これは平成十三年十一月二十七日...全文を見る
○竹中国務大臣 四月の八日、RCCから、同機構の元職員が債務者からの返済金を着服、横領する、とんでもない不祥事でありますけれども、これが発生したということが銀行法第五十三条に基づいて届け出がございました。その他、今、もう一つの事例も御紹介をしてくださいましたけれども、いずれにしま...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、村越委員から監督の責任というお言葉がありましたが、これはもう大変重要なことだと思います。  先ほど申し上げましたように、これは銀行法五十三条に基づいてまず届け出があったということでございます。これは、我々の監督のルールにのっとって、この五十三条に基づく届け...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の法案の枠組みというのは、金融機能を強化する、金融機能が強化されることによって、これはもう国民広く、特に地域の企業、預金者、幅広くメリットを受けることになるわけでございますけれども、その資本注入との関係、結びつけの考え方をもう一度申し上げますと、やはり自己資本...全文を見る
○竹中国務大臣 前回、中塚委員から御指摘をいただいて、我々も改めてこれは本当に深刻な新しいタイプの問題であるということを認識いたしました。  これに関しては、今監督局長が申し上げましたように、それぞれの立場で事実関係をしっかりと把握して認識をしながら、それぞれがやはり誠意を持っ...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げたのは、この三つの要因というのは、金融再生プログラムをつくる過程で、この三つについてしっかりとさせなければ日本の金融の再生はない、これは今も当然そういう方針で、資産査定の厳格化、自己資本の充実、そしてガバナンスの強化、この精神は今回の法案の中にも反映さ...全文を見る
○竹中国務大臣 法律用語ないしは法律的な概念としては、これは変わりはないというふうに思います。  私たちのある意味でニュアンスというか思いを酌み取っていただければと思う部分でございますけれども、危機対応としてはこれはまさにキャピタルインジェクションでありますから、それを注入する...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の思いはむしろ逆でございまして、小泉内閣になって不良債権がちゃんと減り始めた、小泉内閣の財政改革によって構造的な赤字、つまり、プライマリーバランスがようやく減り始める、そういう政権でありますので、ぜひ信頼を持って見ていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 まず前段でおっしゃったことでございますけれども、過去の資本注入のこと、これは前も申し上げましたけれども、これは長いスパンで政策全体の評価は専門家によってぜひいただかなきゃいけないということだと思います。ただ、今回の対応は、過去の反省で、何か過去がうまくいかなかった...全文を見る
○竹中国務大臣 委員まさに御指摘のとおり、大変重要な部分でございます。今、局長の方からきちっと説明させていただいたつもりでございますけれども、もう一度ぜひ御確認をいただきたいと思うんです。  これは、経営強化計画が出てまいります、その中の収益性、効率性等の数値目標の中身について...全文を見る
○竹中国務大臣 それこそ尊敬する中塚先生でございますが、今の疑念というのは、ちょっと、私たちが今御説明申し上げていることからジャンプがあるのではございませんでしょうか。そういうことがないように、我々はしっかりと運営をいたします。  もしそれを出してきてだめだったらどうかと。これ...全文を見る
○竹中国務大臣 これはまだ一年程度のことでございますから、時間の問題もあろうかと思います。加えて、御承知のように、今の組織再編の特措法の問題というのは、自己資本比率が高いところと低いところが合併するとして、その差を埋めるだけでありますから、これが、例えばですけれども、ほとんど同じ...全文を見る
04月19日第159回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年十二月十九日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十五年四月一日以降九月三十日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭、小林委員から大変包括的な現状についての御説明を既に非常に丁寧にいただいたというふうに思っております。  委員の直接の御質問、時間の制約もあろうかと思いますので、に限らせていただきますと、景気回復の特徴をどのように議論するのか。ここはやはり、実は経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、主に四点御指摘をいただきましたが、どれも大変難しい問題でございます。できるだけ簡潔に御答弁をさせていただきますが。  まず、デフレの御指摘、御指摘のとおりでありまして、実物経済はかなり良い方向に向かっているんであるんだけれども、デフレの問題は依然と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭、委員から金融システムというのは利用者のためにあるんだという御趣旨のお言葉ありました。全くそのとおりだと思います。そうした観点も踏まえて中小企業の実態に合わせたマニュアルの改訂を行ったと、大変大きな作業であったというふうに我々自身も実は考えているとこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な御指摘であろうかと思います。なかなか難しい、作業としては難しい面、もちろんあるわけでございますが、どういう形が可能か、新しい問題意識を持って是非取り組みたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今はまだ、もちろん個別には、決算を一生懸命今やっている最中でございますけれども、我々としては当然のことながらルールどおりにやらせていただくと。これまでも、フラクチュエートするという御指摘がありましたが、我々はこれまでもルールどおりしっかりとやってきたつも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ございません、判断基準というのは、今衆議院で御議論いただいている新法におけるということではなくて、このガイドラインについてということでございますか。
○国務大臣(竹中平蔵君) ガイドラインにつきましては、これを更に詳しくしたようなものを我々別に持っているわけではないわけでございますけれども、そこはやはりこれ以上具体的な基準を示せともしおっしゃられるとその意味では我々もちょっと困るんでございますが、あくまでこの趣旨にのっとってき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もちろん協議でございますから、協議はしっかりとやらなければいけないと思います。しかし、だからといって、まあマニピュレートという言葉が、判断基準を恣意的に変えるとか、何か私的な状況によって何かをバイアスを掛けるとか、そういうことは断じてございません。我々は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一般論ということで、ちょっと仮定のお話はもちろんできないわけでございますが、一般的に考えて、今委員がおっしゃったのは、よく言われる過去の貸し借りとか、そういうものがあるのではないか、そういう過去の貸し借りにとらわれて今の行政のバイアスを掛けると、にバイア...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の民営化はもちろんたくさんの問題がありますけれども、金融という観点からとらえた場合に、預金量がやはり二百三十兆、二百四十兆に達しているという点にあると思います。預金の、四メガバンク合わせても、預金で約二百兆ぐらい、二百兆強ぐらいだと思います。資産量を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変高い視点からの御指摘で、私も今の御意見を踏んまえて勉強させていただきます。  要は、恐らく大塚委員の問題意識は、本当に広い意味でのガバナンスの問題ということだと思います。先ほどから三割ルール等々も御指摘もありましたけれども、そのたびに、ああいう議論...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 上野理事長が一月十四日の参考人質疑で今御指摘の三点を挙げられたと承知をしております。継続企業の前提、それと自己資本の脆弱性、将来収益の実現可能性について、そのとおりであると承知をしております。  しかし、これ、これをどのように評価するかというふうに聞か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今委員がおっしゃった二つの溝について、ちょっと途中で委員遮られましたけれども、今の佐藤検査局長の答弁、大変私、正確に答弁をさせていただいたつもりでおります。  まず第一の溝というふうにおっしゃいました。これは、その三月期時点での資産査定、これは確かに溝...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えしているつもりなんでございますけれども、例の会計指針の六十六号というものには、四号のただし書と五号、どちらを適用するかという問題なんです。要するに、実質的な欠損、債務超過になった場合は、これは五号で全額が認められません。しかし、四号ただし書が適用さ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先月の二十三日でございますね、銀行監査と金融検査の乖離問題について公認会計士協会が調査分析をして、今後の具体的な対応を報告書という形で公表されたと。これに対する金融当局、我々の立場でございますけれども、これはまあ先方がやられたことでありますので、その内容...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、千葉委員がりそなの細谷会長の言葉を御引用くださいましたけれども、持続的な黒字経営の体質改善を行う、そのための収益力を高める、それを可能にするビジネスモデルを構築していく、やっぱりこれはもう本当に国民負担を最小化するという意味からも極めて重要なことであ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆる預金保険の可変保険料の問題、今もう論点、実はすべて千葉委員が御指摘をくださったというふうに思っているんでありますけれども、平成十一年十二月の金融審の答申におきましてこの問題について二つの点が示されている。  一つは、諸外国の預金保険制度において...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中小金融機関、地域金融機関の問題は、主要行とは違う形で、正にリレーションシップバンキングのアクションプログラムに基づいてその改善を進めている。特に、十六年度までについては集中改善期間という中で、まず地元の企業をしっかりと再生し、健全化してもらう。そうした...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実はリレーションシップバンキングという言葉を発表したときから、これはとにかくもう少し分かりやすく日本語で言わなきゃいけないという問題意識をずっと持っております。  実は今日に至ってもそんなにはっきりとした結論が、これならいけるというところに至っておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 定性的な数字にならない情報に価値があるという点はもう私全くそのとおりだと思います。  信用金庫、信用組合の理事長さんから見て、あそこの商店の御主人はこれはもう絶対うそをつかない人だ、人を裏切らない人だと、ないしは、そこの息子さんというのはこれはもう本当...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、ちょっと個別の事情について私は存じ上げておりませんし、また、個別のこれは経営判断についてまた物を言う立場にもないという前提でしか申し上げられないんでありますけれども、地域の金融機関としては、地域に根差して正にリレーションシップを大事にしてやっていく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと今、池田委員要約してくださいましたが、ちょっと違うのではないかなという感じを正直言って持っております。  まず、リレーションシップバンキング。銀行というのはすべて市場の中にあります。したがって、その市場の中でしっかりとやっていっていただかないと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 余りお時間がないようでございますけれども、一つは、こんなに分厚いじゃないかと。私も実はそのように思います。ただ、まあ、これも突き詰めて考えていけば、よく私たちに求められる、ルールに基づく行政、透明な行政というのは、一方でやはりそういうものをきちっと整備し...全文を見る
04月20日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 質問通告にない難しい御質問をいただいていると思うんですけれども……
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、マンさんの話でございます。マン、エコノミストの。個人的にもよく存じ上げている方でございますけれども、二つの視点を今指摘されているんだと思います。  一つは、実物経済面で、企業の財務リストラ等々が進んで、損益分岐点が下がって、それによっていわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一部申し上げたかったのは、先ほど申し上げましたように、我々の内閣府の試算でも、為替レートが変化したことによる実物経済への影響というのは、少なくとも一年とか短期を取って見る限りそれほど大きくないという試算を我々も得ております。その意味では、要因は多々あるか...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○竹中国務大臣 御指摘のとおり、これは月曜日に官房長官の方から、四月二十六日付で内閣官房に郵政民営化準備室を設置すると正式に話がありまして、それで、今後、諮問会議が取りまとめます郵政の民営化の具体案及びその後の法案の作成作業を行う、そのためにつくるというふうに言った。そして、人事...全文を見る
○竹中国務大臣 御心配をいただきまして、大変ありがとうございます。  兼任というのは確かに大変でありまして、私も、金融と経済財政兼任を言われて、これは大変だと思って、確かに大変でございます。特に、金融庁長官というのは大変重い仕事でございますし、今回の準備室の室長の仕事も大変重い...全文を見る
○竹中国務大臣 御承知のように、監査法人、会計士は、まさに独立した立場で、大きな社会的責任を負って監査をする立場にあるというふうに認識をしております。そうした機能をしっかりと発揮していただくためにも、公認会計士法の改正についても先般ここで御議論いただいたわけでございますけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 検査をする立場から甘くなることはないかというお問いかけでございますけれども、これは金融庁としては従来からルールにのっとって厳正に金融の検査をしているところであります。これは、検査監督に私情、バイアスがかかると、我々の金融行政の信頼そのものが損なわれるということであ...全文を見る
○竹中国務大臣 今武正委員から天下りに対する基本的な、厳しい姿勢を持つべきだということ、それと今回の法案との関連、これはやはり懸念はされるし、しっかりと見ていかなければいけないんだ、そういう観点から、信頼性云々ということからも天下りの実績について把握する必要がある、かつ、しかし、...全文を見る
○竹中国務大臣 名鑑をある意味でひっくり返してといいますか、それを精査されてそのような数字を集計された、大変敬意を表させていただきたいと思います。  その数字そのものは、私は、申しわけありませんが把握をしておりません。基本的に、この数字についての印象いかんということでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 全金融機関について御指摘のあったようなリストは、私たちとしては持っていないということになります。また、金融機関への旧大蔵省職員の就職状況については、これは公務を離れた個人に関する情報であるということもあって、役所としては把握すべき立場にはないというふうにも思ってお...全文を見る
○竹中国務大臣 公的資本増強を受けた金融機関についてはお出しをしているということでございますよね。  公的資金増強を受けた金融機関を超えて一般的な全金融機関への旧大蔵省職員の就職状況につきましては、今申し上げましたように、公務を離れた個人に関する情報でありまして、役所としては把...全文を見る
○竹中国務大臣 そういうことではございませんで、持っておりません。  公的資本増強を受けた金融機関に限らず、有価証券報告書で公開されている情報に基づいて旧大蔵省職員の就職状況を調べるということは、できるとは思いますけれども、これは作業量がまさに膨大でありまして、そもそも金融庁は...全文を見る
○竹中国務大臣 例えば検査をやらなきゃいけない立場にある、そして公的な資金も用意している立場にある、かつ、それが天下りと結びつかないようにしなければいけない、その問題意識は、委員御指摘のとおり、私たちも持っております。  その防ぐための手段として、しからばどういう方法があるかと...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、公的な資本増強を受けた金融機関を超えて一般的な金融機関への旧大蔵省職員の就職状況については、公務を離れた個人の情報でもあり、役所としては把握する立場にはない、そのような資料を調査ないしお出しするということは、ちょっと私どもの立場では難...全文を見る
○竹中国務大臣 今既に健全基準を満たしていないところに対しては入り口のところで責任を求める、合併ではないところに関してはいわゆる目標を示して結果責任を求める、そのことは既に御承知かと存じます。  その上で、合併等について、合併等の抜本的な組織再編をする場合に、その責任ということ...全文を見る
○竹中国務大臣 個別のケースを多々論じる立場にはないと思いますので、一般論ということになりますが、ここは恐らく、察するに、検査等々で培われたそういう目、そういう能力、そういうものを再就職先は再就職先でやはり期待しているということなんだと思います。これは基本的には、その能力を発揮し...全文を見る
○竹中国務大臣 そういう意識は全くございません。先ほど申し上げましたように、責任ある経営体制を確立する、それにはケースケースでやはり幾つかの多様性があるんだというふうに思います。先ほども申し上げましたように、既に健全性の基準値を下回っているところについては、注入の時点で、つまり入...全文を見る
○竹中国務大臣 その自粛の意味でございますけれども、ある意味で、今の国家公務員の天下りに関する規制、枠組みというのは、そういうことを規制しようということを一つ形にしたものであるというふうに思います。一方で、これは働いている人からとりますと、どこかで食べていかなきゃいけないわけであ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘の貯蓄率の低下というのは、マクロ経済バランスを考える上で中期的に日本の非常に大きな課題になるだろう、私自身は実は強くそう思っております。  なぜ減っているかということに関しては、今も委員も御指摘のように、一つは、やはり高齢化が進んでいる。高齢者の貯蓄率...全文を見る
○竹中国務大臣 今副大臣の答弁にありましたように、短期的に非常に大きな影響が出るというふうには思いません。  ただ、やはり長期的にはしっかりと見ていかなければいけない。長期的にという趣旨は、貯蓄と投資というのは非常に長期をとると一致するというふうに考えられるわけです。そうすると...全文を見る
○竹中国務大臣 閣僚としては、経済、資産に関する情報をルールにのっとって公開をしておりますが、それ以外の問題、お尋ねの問題も含めまして、そうした問題に関しては、プライバシーの問題もありますので、答弁は差し控えさせていただきます。
○竹中国務大臣 先ほど両副大臣の御答弁にもありましたように、本件につきましては、厚生労働委員会において理事会で対応を協議しているというふうに聞いております。政府としては、その協議の結果を待って対応すべきであるというふうに考えております。
○竹中国務大臣 繰り返しになりますけれども、本件につきましては、厚生労働委員会において理事会で対応を協議しているところと聞いておりますので、政府としては、その協議の結果を待って対応すべきというふうに考えております。
○竹中国務大臣 プライバシーというのは、私の資産、納税、そういったこと、個人に帰属する個人の情報であるという意味で申し上げました。  いずれにしましても、本件については、厚生労働委員会において理事会で対応を協議するというふうに聞いておりますので、政府としては、その協議の結果を待...全文を見る
○竹中国務大臣 これもプライバシーでございますので、必要なことにつきましてはルールにのっとって公開をさせていただきます。
○竹中国務大臣 間違いございません。
○竹中国務大臣 そもそも、これは抜本的な組織再編の場合とそうでない場合に分けて考えている。  我々が求めるのは、きちっとした経営改革をしてください、経営改革をすることによって金融機能を強化していただきたい、それに尽きるわけであります。  経営改革の中身としては、これはいろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 合併そのものというのはやはり非常に大きな経営改革になるわけです。したがって、経営改革そのものをまずしっかりとやっていただく。ただし、時間等々がかかるということは、これは考慮する。  その上で、合併だったら何でもオーケーかというと、それはそんなことはないわけです。...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、ハードルというのがいろいろな意味で使われる可能性がありますので、合併の方が、合併そのものが経営改革をその中に内包している、伴っているということなんです。つまり、合併そのものによって店舗の統廃合等々も進むであろうし、それによってそのコストをしっかり負担しな...全文を見る
○竹中国務大臣 単独の場合、まさにこれは、この場でもう御議論いただきましたけれども、合併はわかるけれども、単独の場合は甘くなるじゃないか、どうするんだという御質問をこの場でもいただきましたよね。(長妻委員「私はしていませんよ、それは。人の質問を変えないでください」と呼ぶ)この場で...全文を見る
○竹中国務大臣 要するに、いい銀行になって地域に貢献したい、リスクを先取りして、まさに金融機能を強化したい、そう申請する人、それに対して、その申請行為に対してペナルティーを科すということでは、これは私はないと思います。  しかし……(長妻委員「単独では科している」と呼ぶ)単独で...全文を見る
○竹中国務大臣 責任ある経営体制を確立していただく、その責任ある経営体制をどのように確立するかというのは、これはいろいろな場合があろうかと思います。申請者によってまずしっかりと議論をしていただいて、我々としてしっかりと審査をしたいと思います。
○竹中国務大臣 どのような形で経営責任、経営体制をしっかりとつくっていくかというのは、これは申請者においてしっかりと議論をしていただく問題だと思っております。
○竹中国務大臣 ケースに応じた適切な対応があると思っております。
○竹中国務大臣 特定のケースを仮定して私が発言すると誤解を招くおそれがありますので、これはさまざまなケースがあるというお答えをさせていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 いろいろな選択肢があるということです。(長妻委員「それはだめ。質問できませんよ。退任ぐらい、選択肢の中に入っているかどうか」と呼ぶ)
○竹中国務大臣 私は一般論として申し上げておりますが、この中にはいろいろなケースがあるということを申し上げているんです。(長妻委員「だから、退任が入っているのかと聞いているんです。答弁させてください」と呼ぶ)
○竹中国務大臣 選択肢というのは、この経営計画をつくって申請する人が、いろいろな選択をして経営体制を確立するわけです。その選択肢の中で、申請する人が、自分は責任をとってやめるべきだ、そう思えば、それはそういうこともあり得るでしょうし、私は、だからいろいろなケースがあると申し上げて...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろな選択肢があると申し上げているわけです。(長妻委員「何で答えないんですか」と呼び、その他発言する者あり)
○竹中国務大臣 ちょっと委員の御議論が混乱しているように思いますので整理をさせていただきますが、まず、この問題は、申請者が申請してくるんです。申請者は、いろいろな選択肢があるんです。自分でやめればいいと思えばやめればいいんです。  もう一つ、しかし、今おっしゃったのは、結果が果...全文を見る
○竹中国務大臣 いや、だから混乱していると申し上げたんです。今正確に御答弁申し上げましたように、入り口のところにおいては、経営者としてはいろいろな選択肢があります。その中には当然、自分は責任をとっておやめになるというものもあるでしょう。  繰り返し申し上げているように、我々はそ...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、我々としては、新たな公的資金の制度というのは、先ほどから言っているように、しっかりと経営改革をしてもらって金融機能を強化してもらう、そこで国が資本参加、今のようなデフレの状況が続いて、なかなか自己調達が市場では難しいという状況では国も後押しをしようとい...全文を見る
○竹中国務大臣 お答えしているように、基本的には、我々はしっかりとした仕組みをつくってそれを運用していきますから、基本的には想定しづらいわけであります。  しかし、いずれにせよ、これは個々の事例、いろいろあります。例えば、その後また抜本的な合併をしなきゃいけないような事態が生じ...全文を見る
○竹中国務大臣 法律的にはあり得ないわけではありませんが、基本的にそういう事態は想定しづらい事態であるというふうに申し上げているわけです。
○竹中国務大臣 法律的にはそういうことは不可能ではないわけでありますけれども、基本的には想定しづらいというふうに申し上げているわけでございます。
○竹中国務大臣 責任論というのは、これは経営者、そして当局、常に重要な問題だと思っております。しかし、どういう事態が起こり得るかというのは想定できないわけでありますから、我々としては、そういう事態が生じないようにしっかりと運営していくのがまさに我々の責任であるというふうに思ってお...全文を見る
○竹中国務大臣 長妻委員の御指摘、気持ちとして、そういうものが甘くなってはいけないというのは、これはもう全くそのとおりだと私も思います。そういう意味では、そういうことがないようにするのが我々の責任であるわけですけれども。  これは、御承知のように時限的な立法であります。その意味...全文を見る
○竹中国務大臣 以前も退職金の問題で委員から厳しい御質問をいただいた記憶がございますけれども、我々としては、最低限、代表権のある役員の退任を求めることを要件とする、そういうことを予定しております。  しかし、これはあくまで法令上の最低限の基準でありまして、それを超えて、結果責任...全文を見る
○竹中国務大臣 金融機能の強化を目的として国が資本参加をする場合は、確実に経営改革が進展しなければいけない。その際に、収益性の向上というのは、まず経営改革を行うための基礎になることだと思っております。この収益力の向上、それと内部留保の蓄積、リスク対応力の拡大、これは一種の好循環を...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、不良債権比率、これは、バランスシート上の問題と先ほど言いましたけれども、これに関しては、具体的に比率の目標数字とかというイメージではなくて、不良債権処理が進展すること、つまり、不良債権比率が低下することを求めているということでございます。  それと、先ほど...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、先ほども申し上げたことなんですけれども、まず、地域金融を円滑化するためにこれをやるんだ、これはそのとおりなんです。円滑化するには、中小企業に対してもっと具体的にお金が回るようにしなきゃいけない、それも委員の御指摘のとおりなんです。  しかし、金融の円滑化...全文を見る
○竹中国務大臣 評価は多様でなければいけない。それらの数字は各行によって設定はしていただきますが、目標というのは多様に見なければいけないということを申し上げているわけです。それと、申し上げているのは、画一の目標値を定めているわけではない、その意味で申し上げているわけです。説明が長...全文を見る
○竹中国務大臣 要するに、金融機能が強化されて中小企業の金融が円滑化されるというのは、本当に、委員おっしゃるとおり重要なんです。ただし、それは単に貸出比率だけではないでしょうということなんです。貸出比率についても見るし、さらには、先ほど言ったように、経営支援をどれだけしているか。...全文を見る
○竹中国務大臣 必要なこととはいえ、モラルハザード防止の観点から、債権放棄が安易に繰り返されるというのは、これはもう絶対に避けなきゃいけないことだと思います。同時に、経済情勢、非常に今ビビッドに変化している中で、より厳しい経済状況等を織り込んだ新しい計画でやらなきゃいけない、そう...全文を見る
○竹中国務大臣 一度公的資金を注入した銀行が再度注入が必要になる、こういうことになるというのは大変遺憾なことであると思います。これに関しては、やはり非常に長期の時間を経て、専門家によって、政策全体がどうであったかという評価はしっかりとしていただかなければいけないと思います。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 個別行の金融商品の内容を特に我々まだ聞いておりませんけれども、報道にあったということで、これは決済用の預金の導入も含めて、それぞれペイオフ解禁に向けて準備が進められていると思います。  その預金そのものがおかしいのではないかという御趣旨もあったかと思いますが、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 言うまでもありませんけれども、この中には、単に債権管理上注意が必要な債権が含まれておりまして、いわゆる不良債権ではないわけでございます。  減った理由でありますけれども、基本的には、不良債権のオフバランス化が進んできたというのが最も基本的な要因であろうというふう...全文を見る
○竹中国務大臣 要するに、経営改革を進めていただかなければいけない。その観点から、まず、御指摘のように、収益性の問題があります。収益性が向上しないと内部蓄積が進まない、リスク対応力ができないわけですから、これがまずございます。これを数値目標と指定する。  もう一つ、しかし重要な...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、国の資本参加に当たりまして、信用供与の円滑化等地域経済の活性化に資する方策というのを具体的に記した計画の提出を求めて、それを厳正に審査する、そのようにしております。
○竹中国務大臣 今委員御指摘のありました早期健全化法の場合は、御指摘のように、公的資金を注入した金融機関については、貸し渋り等々を背景として、経営健全化計画において「資金の貸付けその他信用供与の円滑化のための方策」を定めるというふうにされておりまして、その内容としては、告示におい...全文を見る
○竹中国務大臣 金融再生プログラムの目標等々、例えば償却ルールの適用等々は、これは主要行を対象にしたものでございます。その中で公的資金制度を検討しようということを書いて、その中で金融審のワーキンググループでこの審議が始まったわけでございます。  経緯はそのとおりでございます。
○竹中国務大臣 金融再生プログラムそのものの資産査定等々の適用は大手行を対象にしたものでございますけれども、この公的資金の制度そのものは広く検討が始まったというふうに理解をしております。  その中で、今委員御指摘のありました、七月の公的資金制度のあり方というその報告の中で、考え...全文を見る
○竹中国務大臣 さまざまな経済の変動、そして金融市場の変動の中で金融機関の数が減少したという御指摘は、そのとおりだと思います。  しかし、その中で合併の効果いかんということでありますが、これは、仮にもしこの合併なかりせばどのような状態が生じていたのか、やはりそこを基準に考えなけ...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の貸出残高が減っているという御指摘はそのとおりでございます。しかし、これも何度か御答弁をさせていただきましたけれども、八〇年代の半ばぐらいからバブルのピークにかけて、日本の銀行の貸出残高、つまり信用が物すごい勢いで膨張をいたしました。GDP比七〇%ぐらいだった...全文を見る
○竹中国務大臣 特措法に関してはそのとおりでございます。
○竹中国務大臣 今ちょっと例でお話をしてくださっておりますけれども、十分な金融機能を発揮できるようなところに従来の特措法とは違う形で入れることは可能だという意味では、そのとおりでございます。
○竹中国務大臣 今、総理からお話もございましたように、地域の再生というのは構造改革を進める上で大変重要な課題である、また、今委員からお話がありましたように、その中で、金融を、しっかりと機能を強化するということは、政策課題として大変重要なものであるというふうに内閣としての位置づけを...全文を見る
○竹中国務大臣 上田委員が御指摘になられた問題、特に第二創業等々発展させる必要がある、これは、今の経済の状況を考えると大変重要なことだと思います。  不良債権の処理というのは、ある意味で、今ある負の資産をなくすという意味でありますから、どうしても受け身的な性格を持つわけでありま...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員のお尋ねは、まさにこの法案の趣旨にかかわる重要な部分であるというふうに思っております。  まず、委員は、預金保険法との関連を挙げられましたけれども、これは委員自身がよく御承知のように、預金保険法というのは、そもそもが恒久的な措置であって、システミックリ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員から、今、実にたくさんのポイントがございましたんですけれども、まず、経営責任、責任をとらなくていいと。それは、法律をよく読んでいただければ決してそうではないということが御理解いただけると思います。  まず、自己資本比率が基準値未満の金融機関の場合は、国の資本...全文を見る
○竹中国務大臣 委員言われるように、自力調達できるところは、これはもうもちろん大いにしていただければ結構なわけでございます。これは、政府の資本参加を求める場合は、政府のそういった審査等々あるわけでありますから、自力調達できるところは、それによってもちろん自由に経営をしていくという...全文を見る
○竹中国務大臣 そういうことではないということは何度も御答弁をさせていただいたつもりでございます。  金融担当大臣に就任させていただいたときから、私は、日本の金融機関は、決して危機的、つまり危篤のような状態ではない、しかし、決して健康体でもないというふうに申し上げてまいりました...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちは、決して無条件、青天井な仕組みをつくっているということでは全くございません。しかし、これはやはり実情に合わせてその参加額を決めなければいけませんから、そこは経済の中での経営主体であり、そこでの判断をまず尊重しなければいけないわけであり、そこはやはり柔軟性と...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに島委員、そこは気持ちは同じだと思いますが、ペイオフというのは、預金者が銀行を選別する、その緊張感の中で銀行も経営をするから、それによってまさに市場の規律を通じて金融システム全体がよくなっていく。日本もかつてはそういうシステムを持っていたわけでございますから、...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政というのは、預貯金で二百三十兆、総資産でいうともっと大きくなるわけでありますけれども、非常に大きな資産と負債の塊を持っております。その負債の中にいわば郵貯という政府保証つきの商品があり、運用している資産の中に国債等々がある。この塊をどのように運用していくかとい...全文を見る
04月22日第159回国会 衆議院 本会議 第26号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました信託業法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府は、信託の活用に対するニーズへ柔軟に対応するため、信託の利用者の保護を図りつつ、受託可能財産の範囲や信託サービスの担い手の拡大等を行うことにより、信託制度という我が国...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 田中議員から、五問、質問をいただきました。  今回の信託業法改正を行う背景はどのようなものかというお尋ねでございます。  今回の改正は、知的財産権の戦略的活用を支援するという観点から、知的財産権を受託可能財産に加えるべきである、また、売り掛け債権等の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小泉議員から、四問、質問をいただきました。  構造改革の成果についてのお尋ねでございます。  これは谷垣大臣の御答弁にもありましたように、今、日本経済は、企業収益が改善し、設備投資が増加するなど、国主導の財政出動に頼らなくても、民需が主導する形で着実...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○竹中国務大臣 ただいまの金融再生委員会設置法案につきましては、政府としては反対であります。     —————————————
○竹中国務大臣 ただいま議題となりました証券取引法等の一部を改正する法律案及び株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、証券取引法等の一部を改正する法律案につきま...全文を見る
○竹中国務大臣 山本委員から大変重要な御指摘をいただきまして、ありがとうございます。  おっしゃいましたように、金融機能強化法、これが執行に移されますと、私は、やはり大変大きな効果が期待できるものであるというふうに思っております。やはり、今の状況、金融機関の自己資本の自力調達が...全文を見る
○竹中国務大臣 御発言の御引用がございました佐藤理事長の御発言、私も存じ上げております。やはり、まさに地域の金融機関の経営者としての非常に高い見識を感じさせる、そういう御発言であるというふうに私も思いました。  理事長がおっしゃっているように、やはりまず地域貢献、取引先をしっか...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行等による保険商品の販売規制の見直し、これは平成十三年と十四年に一部解禁が行われてきております。  十三年の四月、それと十四年の十月の二度にわたって、十三年の四月については、住宅ローン関連の信用生命保険、長期火災保険、さらには海外旅行傷害保険の販売が解禁された...全文を見る
○竹中国務大臣 過去二度の販売規制の緩和等々によって、その販売実績等々を見てみますと、個人年金保険でありますとか住宅ローン関連の長期火災保険など、これは好調な販売実績を示しているものがあるということ、これは販売から見られる評価でございます。その一方で、財形保険、海外旅行傷害保険な...全文を見る
○竹中国務大臣 行政処分等の例につきましては、銀行等は大変強い影響力を持っているということで、圧力販売の懸念等々ももちろんあるわけでございますので、そういうことに関しては、もちろんこれは消費者保護の観点から適切でないことは明らかでありますから、既に保険業法において禁止をされていま...全文を見る
○竹中国務大臣 何かそういうものを統計的に把握してまとめたものがあるかということでございましたら、そういうものは実はないわけでございますけれども、問題意識は我々は当然持っておりますので、この金融審議会の第二部会で、保険の基本問題に関するワーキンググループで非常にさまざまな観点から...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御指摘になった問題、我々は、まさにアンケート調査に示されているような点の問題意識を持って行政に当たっているつもりでございます。今御紹介くださったアンケート調査も含めて、いろいろな認識があるということだと思います。であるからこそ、いろいろな立場の方にこの金融審...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、我々は苦情を受け付ける体制というのをしっかりと持っているつもりでございます。であるからこそ、現実に、記録に残されたものだけで申し上げましても、保険商品に係る苦情というのは、金融庁で毎年千数百件、財務局にも千九百とか二千件とか寄せられてお...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほどから委員は、苦情処理の受け付け等々、もっともっと工夫する余地があるのではないかという前向きの御指摘をいただいております。  その点に関しては、先ほども少し述べさせていただきましたけれども、既存の防止措置に加えて、当局においても、銀行等による保険販売の...全文を見る
○竹中国務大臣 横断的ルールの問題につきましては、まさに、一九八六年にイギリスの金融ビッグバンがあって、それで金融サービス法が制定されて、横断的な保護の仕組みが必要であるというのは、これまたやはり世界の一つの潮流であろうというふうに認識をしております。  我々としても、その意味...全文を見る
○竹中国務大臣 私も若いころアメリカに住んでおりましたときに、本当に比較広告が多いな、日本はなぜないのかというふうに素朴な疑問を持ったことがございました。  しかし、これは委員御承知かと思いますが、保険契約を比較する行為というのは、かつては全面的に禁止されていたんですけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 グランドデザイン、なかなか難しいわけでありますが、かつての通産省のビジョンのようなイメージではもちろん委員はおっしゃっていないんだと思います。  金融審の第二部会の報告、平成十六年三月におきましても、消費者がアクセスできる、そういったものの選択肢をふやして利便性...全文を見る
○竹中国務大臣 今お話を伺う限りにおいては、深刻な問題であるなというふうに思います。ただ、個別の事例については、今、私ちょっと判断できません、承知しておりません。  また、包括保証、包括根保証をめぐる問題等々について、銀行の過剰融資があったかどうか、これは、それぞれ現実にそこに...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと済みません、今いただいて目を通しているところなので、よくわかりません。
○竹中国務大臣 これは、私は法律の専門家でもありませんし、解釈権もありませんけれども、民法の第四百四十七条第一項において、「保証債務ハ主タル債務ニ関スル利息、違約金、損害賠償其他総テ其債務ニ従タルモノヲ包含ス」というふうにされておって、一般に、保証債務が主たる債務に関する利息、損...全文を見る
○竹中国務大臣 これは御理解いただけると思いますけれども、今のケースに関して、債務免除すべきかどうかというようなことは、これはちょっと私の立場で申し上げることはできないというふうに思います。  ただ、これはそれこそ、それぞれの個別の事情に基づいて、当事者間でしっかりと話し合って...全文を見る
04月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○竹中国務大臣 証取法改正の提案理由でございますけれども、間接金融から直接金融へのシフトを含めて、個人投資家の証券市場への参加を促さなければいけない、これは、さまざまな形でこの委員会でも御議論を賜ってきたことかと存じます。そのためのインフラ整備、そうした意味での市場の構造改革を一...全文を見る
○竹中国務大臣 田中委員の直接の御質問は、理想のポートフォリオをどのように想定するかというお尋ねでございますが、正直言いまして、理想の割合について明確に申し上げるのは、これは性格上大変難しいことだと思っております。  しかし、まさに今委員御指摘のとおり、株式、投信等の日本の家計...全文を見る
○竹中国務大臣 金融システムの歴史的役割とその変化をどのように位置づけるのか、これは大変重要な御質問かと存じます。  いろいろな御評価は専門家によってあろうかと思いますけれども、基本的には、我が国が大変高い潜在的な成長力を有している、そういう潜在的な高い成長力を有している産業部...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから田中委員には大変重要な御指摘、幾つかいただいていると思いますので、しっかりと取り組む所存でございます。  中小企業に対する影響ということでありますけれども、中小企業の金融に関しましては、御承知のように、これまでもリレーションシップバンキングを中心に、マ...全文を見る
○竹中国務大臣 谷垣大臣のおっしゃったとおりだと思っております。今は国民年金に入っておりますし、保険料を支払っております。その他の情報、個人情報につきましては、内閣の御方針なり国会の御方針なりに従いたいと思います。
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、小泉委員から四月の十三日、大変重要な御指摘をいただきました。改めてでありますけれども、そのようなミスがあったということに関しては、大変申しわけなく思っております。  答弁をさせていただきましたとおり、私の方から改めて防止策を徹底するように担当部局...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の改正の中での一つの大きな項目であります銀行等による証券仲介業の解禁について、本当にそれによる弊害を生じないか、大変重要なポイントであるというように我々も認識しております。  これは、御承知のように、昨年十二月に取りまとめられました金融審の報告において、さま...全文を見る
○竹中国務大臣 今の証取法六十六条の二十二に定められている損害賠償責任の問題というのも、御指摘のように大変重要な問題だというふうに思います。  ただ、これは御理解いただきたいのは、仲介業者が仲介業について顧客に損害を与えた場合、委託を行った証券会社が責任を負うという規定にしてい...全文を見る
○竹中国務大臣 法案を担当している大臣でございますから一生懸命答えさせていただきます。また、今御指摘のありました副大臣、政務官、金融庁は政務官がいないんです。今は副大臣がちょっと別の委員会に行っておられるということで、本当にふやしてほしいなと私自身も思っております。  繰り返し...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、津村委員おっしゃいましたように、やはり国の政策として、シンボルである東京の市場を国際的に競争力のあるものにしていくということは、これはまず政策的な意図として大変重要であるというふうに思います。金融ビッグバンは、まさにそのような意思を反映した一つの政策であった...全文を見る
○竹中国務大臣 先生に御迷惑をおかけしたとすれば、それは私の方からも深くおわびを申し上げます。  ただ、恐らく事務方は、私の知る限り、もう必死で、きのうもほとんど担当部局は徹夜で先生方の御質問に対する対応をさせていただいております。我々としては、さまざまなデータをより迅速的確に...全文を見る
○竹中国務大臣 恐らく津村委員は、金融問題に対する全体的な整理というのは頭の中で非常にきちっとなさっていらっしゃるということで、それで今の御指摘が出てきているというふうに思います。  ぜひ、次のように御理解を賜りたいと思います。  構造改革を行う段階で、我々は最初から、改革に...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、実績のお尋ねかと思いますが、登録申請を今受けているわけですけれども、現実には、制度としてはスタートはまだしておりません。したがって、登録申請の状況はちょっと今手元にはございませんが、非常に幅広くいろいろなところで御対応をいただきつつあるというふうに認識をして...全文を見る
○竹中国務大臣 金融審の報告について丁寧に御紹介をいただきました。銀行を除く形で導入していまだ施行に至っていない証券仲介業の範囲を現段階で見直して銀行を加えるのは、政策として拙速過ぎるという指摘がある、そのとおりでございます。一方で、顧客の利便性の向上、投資家等のすそ野の拡大、証...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の優越的地位が問題ではないかというのはさまざまな形でこの場でも御議論をいただいているわけでございますけれども、銀行等による証券仲介業に係る弊害防止措置、今、現行法令におきましても、信用供与の条件として証券取引をさせるような行為を禁止しているわけでございます。今...全文を見る
○竹中国務大臣 済みません。摘発件数とおっしゃったんでしょうか。(津村委員「はい、そうです」と呼ぶ)摘発件数は、平成十四年度の我が国証券取引等監視委員会等の刑事告発案件は二十二人・社、二十二でございます。他方、二〇〇二年度の米国SEC関連刑事案件は二百五十九人・社でございます。二...全文を見る
○竹中国務大臣 この背景は、いろいろな要因があると思いますけれども、先ほど少し委員も御指摘になりましたが、市場規模の差異というのも一つの要因になろうかと思います。資産をどれだけ持っているか、そのポートフォリオはウエートが随分違っているわけでありますので、ストックではかるかフローで...全文を見る
○竹中国務大臣 こうした機能を強化しなければいけないというのは、方向としては同じなんだと思います。  そうした観点から、一つは、やはり制度、体制の強化なわけでございますけれども、具体的に今お尋ねのありました、この委員会等の具体的な組織の拡充等という観点から申し上げますと、監視委...全文を見る
○竹中国務大臣 新しい機能が加わるということでありますから、これは本当にしっかりと増員を我々としてはお願いしたいというふうに思っております。  市場がこういう局面にあるときにこのような組織の拡充を行って市場の信頼性を高めていくということは、日本経済全体にとって大変意義のあること...全文を見る
○竹中国務大臣 人員の量だけではなくて質が重要だというのは、まさしく御指摘のとおりであろうというふうに思っております。特に、今の監視委員会の仕事というのは、証券取引が非常に高度化、複雑化して、情報技術もどんどん発達していく、それに合わせて非常に迅速にかつ的確に判断しなければいけな...全文を見る
○竹中国務大臣 日本版SEC、いろいろなイメージでいろいろな御議論があるかと思いますが、方向として、そのような御議論をしておられる専門家がいらっしゃるということは私も十分に承知をしております。これは引き続き、監視体制の議論というのは非常に大きな問題でありますから、幅広く社会全体で...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、投資家から見ると、目論見書がどうなるのか、分割がどうなるのか、大変重要な問題になると考えます。投資家にとってわかりやすい目論見書にしなければいけない。投資家のニーズに応じた情報提供を可能にするために、今回は、必ず交付しなければいけない目論見書と請求...全文を見る
○竹中国務大臣 信頼性は非常に多様な形で確立をしていかなければいけないのだと思います。  まず、投資家から見ますと、株式市場に上場されているような企業等々がどのようなしっかりとしたガバナンスのもとで財務諸表をつくっているのか。したがって、非常に広い意味でのインフラという意味では...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほど冒頭で答弁させていただきましたように、信頼性を回復するためにはいろいろなことをやらなければいけないということであろうかと思います。  そういう意味では、今回の法案の趣旨でありますけれども、今委員が特に御指摘をくださいましたが、だれもが投資しやすい市場...全文を見る
○竹中国務大臣 いわゆる銀証分離の考え方というのは、融資等の銀行業と、それと証券業の間の利益相反を防止する、企業に対する過度の影響力を排除する、そして健全性を確保するという観点から設けられたというふうに承知をしております。  利益相反の話はけさの議論でもいろいろ御指摘をいただい...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行等が行う証券の業務について、これは当庁に寄せられた苦情で、民間からの情報のうち、例えば法令違反の疑いがある、そういうように寄せられた銀行等に対して事実確認を行っているわけであります。また、銀行等が行う証券業務については、証券取引等監視委員会がこれら取引の公正確...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど内閣府の国民生活局からも答弁ありましたように、そういう苦情がふえている。これは先ほど、苦情が十七倍になっているという話がありましたが、銀行の取り扱いがそもそもこの間十倍になっておりますので、現実問題として、先ほど、冒頭、銀行でアクセスをふやしても取引はふえな...全文を見る
04月27日第159回国会 衆議院 本会議 第28号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 公益通報者保護法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、食品の偽装表示事件を初め、国民の生命や身体の保護、消費者の利益の擁護等にかかわる事業者の犯罪行為や法令違反行為が相次いで発生しております。また、これら事業者の犯罪行為や法令違反行為...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 宮下一郎議員から、三問の質問をいただきました。  まず、本法案の目的についてのお尋ねでございます。  近年、事業者におきましては、企業倫理に関する従業員からの相談や通報の窓口を整備するなど、企業倫理の浸透と法令遵守経営の促進に向けて自主的な取り組みが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 泉健太議員から、合計十問の質問をいただきました。  本法案の趣旨についてのお尋ねでございます。  本法案は、近年における事業者の犯罪行為や法令違反行為の発生状況等を踏まえ、公益通報者の保護を図るとともに、国民の生命、身体、財産等にかかわる法令の遵守を...全文を見る
05月11日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○竹中国務大臣 村越委員御指摘のとおり、今回のジャスダックの社長が辞任に至った件というのは、取引関係に係る者全員について、やはり改めて身を引き締めて当たらなければならないという思いをもたらしたというふうに私自身も考えております。  そもそも、ジャスダックでございますが、これは御...全文を見る
○竹中国務大臣 個人の自由と市場の信頼性を確保するための枠組みをどうバランスさせるかということに基本的には尽きるのだと思っております。  今局長から答弁させていただきましたように、銀行等の役職員が行う株取引については、現行でもインサイダー取引の規制がかかって、今回、協会が定める...全文を見る
○竹中国務大臣 村越委員からは、補完と代替の関係という非常に格調高い概念で問題意識をお示しいただきました。必ずしもそういう問題意識で私自身も見ていなかったものですから、大変啓発された面がございます。  時間がございましたら後で少し御答弁をさせていただきたいと思いますが、とりあえ...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の法案の基本的な考え方と、選択と集中という非常に重要な問題についての御指摘でございます。この点で、先ほど村越委員が御指摘になられた代替財か補完財かということにやはり立ち返るのが私も大変重要であろうかと思います。  補完財については、これはおっしゃったとおりで...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと申しわけございません、先ほど個人情報につきましてお尋ねいただきましたときに、正確を期すためにその罰則について申し上げておきますと、これは個人情報保護法の枠組みの中の話でございますけれども、主務大臣は違反があった場合等々勧告を行うことができる、勧告に従わない...全文を見る
○竹中国務大臣 年金の未加入の期間が私にも十一カ月ありましたことを記者会見で申し上げさせていただきましたが、大変申しわけなく思っております。  改めて、委員から、事実関係いかん、そして国会や記者会見での言いぶりいかんという二点のお尋ねがございました。  言いぶり、後者の方から...全文を見る
○竹中国務大臣 私の対象期間は比較的新しいものですから、税理士を通じまして正式に確認をいたしました。そういう実態のない控除は行っておりません。したがって、訂正等の必要もないと思っております。
○竹中国務大臣 一言で申し上げるのはなかなか難しいのかもしれませんが、基本的には、活性化に向けて動き始めてはいるけれども、まだまだ長い道のりを行かねばならないという認識を持っております。  まさに今津川委員御指摘のように、日本は、間接金融に非常に依存してきたという関係で、投資そ...全文を見る
○竹中国務大臣 非常に基本的な、重要なお問いかけであろうと思います。  まず、なぜ日本でこれほどまでに間接金融、正確に言いますと、銀行を中心とする相対型の間接金融にこれまで依存してきたのか。  非常に大きな流れで申し上げると、まず、日本は急成長した国でありますから、少なくとも...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども少し申し上げさせていただきましたけれども、非常に典型的な、銀行の預金という商品と株式という商品、その間をつなぐようなミドルリスク・ミドルリターン、ミドルリスク・ミドルリターンといってもこれはもう千差万別、そういうものがシームレスで利用できるような金融商品の...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちが銀行をつぶすわけではありません。しかし、足利銀行に見られますように、債務超過になったような銀行に関しては、これはしっかりと破綻のための処理をしていくということになります。御承知のように一時国有化をしているわけでありますから、そこは、守るというふうに委員はお...全文を見る
○竹中国務大臣 改めて申し上げますけれども、金融機関を強くするというふうに私申し上げておりません。金融システムを強くするんだ、そのためには市場のメカニズムを活用しなければいけない、そこはもう委員おっしゃったとおりだというふうに認識をしております。  それで、先般新聞で、何か新た...全文を見る
○竹中国務大臣 平成十年の金融システム改革におきましては、これは東京市場をニューヨーク、ロンドン並みの国際市場とするということを目指して、具体的には、仲介者の新規参入でありますとか業務の自由化といった措置を行ったわけであります。同時に、市場間競争を促進するという観点から取引所集中...全文を見る
○竹中国務大臣 非常に大きな問いが背景にあって、また具体的なお問いかけがあったわけでございます。  基本的にどのように現状を認識しているのか、改革は進んでいるのかということに関しては、まず、やはり、まさに日本の制度を戦後一貫して支えてきた構造があります。三十年、四十年続いてきた...全文を見る
○竹中国務大臣 農業等々はちょっとお答えできかねますので、私のお答えできる範囲で、申し上げさせていただきますけれども、まず、証券業と銀行業の垣根の、証券業の六十五条の話は、これは私、変えるというようなつもりはございません。垣根が低くなっているということに対して、どのような形で対応...全文を見る
○竹中国務大臣 貯蓄率の動向を幅広く検討するというのは、経済の問題を考える上で私も大変重要だと思っております。ただ、この問題を議論するときに、私自身も常に注意しなければいけないなと思いますのは、いわゆるフローの概念とストックの概念がともすれば混同してしまう。  千四百兆円という...全文を見る
○竹中国務大臣 個人の資産運用、ポートフォリオというのは、まさに個人がいろいろな制約条件の中でこれが一番適切だというふうに考えて行っているわけですから、その家計の意思決定に政府が手を突っ込んで、もっとふやせふやせと、そういうことをするつもりは毛頭ございません。  ただ、先ほどか...全文を見る
○竹中国務大臣 証券取引等の監視が大変重要である、その点を踏まえて、いろいろ御指摘をいただいているところでございます。  ただ、これは前回申し上げさせていただいたと思いますけれども、この委員会は内閣府設置法の五十四条及び金融庁設置法の第六条、九条等に規定された委員会組織でござい...全文を見る
○竹中国務大臣 事務局長は長官でございますけれども、委員は総理、国会同意人事であるというふうに認識をしております。
○竹中国務大臣 金融庁長官にございます。私は人事権を持っておりませんが、金融庁の長官にございます。ただし、仕事そのものは独立した委員長のもとに独立して行われている、この点が重要だというふうに思っております。
○竹中国務大臣 申しわけありません、組織の詳細についてちょっと答弁の準備をしておりませんので。  ですけれども、基本的には、今三名が少ない、三年が短いのではないかという趣旨であったかというふうに思いますが、ここはやはり、もっと多い方が仕事ができるという面はあるのかもしれません。...全文を見る
○竹中国務大臣 何度か御答弁させていただきましたように、ペイオフというのは、預金者がみずから銀行を選別する、そういう健全な競争環境といいますか緊張感の中で銀行が経営を行う、もって非常に規律のあるガバナンスを発揮した経営を行って金融システム全体を強くしていく、そういう意味ではやはり...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の公金についての議論というのを私もよく耳にするところでございます。そうした問題意識を踏まえまして、これは十四年四月に定期性預金について一部ペイオフが解禁されておりますけれども、それに先立ちまして、この公金については総務省において研究会が開催されて検討されてお...全文を見る
○竹中国務大臣 後者でございます。  四月に手続をして二年さかのぼった、結果的に十一カ月が未納として残ったということでございます。
○竹中国務大臣 私、国家公務員共済に入っているというふうに思っておりましたんですけれども、いろんな問題が生じましたので、念のために、三月だったと思いますけれども、内閣府の人事の方に、国家公務員共済に入っていますねということで確認をさせていただきました。  その結果、四月の最初ご...全文を見る
○竹中国務大臣 どういう要望、どういう趣旨で今回の取り次ぎを解禁したのかという問いかけだと思いますけれども、証券仲介業務につきましては、昨年の金融審議会の第一部会におきまして、銀行界の代表者からも解禁の要望はございました。同時に、市場機能を中核とする金融システムに向けた制度改革の...全文を見る
○竹中国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましては、御趣旨を踏まえまして十分検討いたしたいと存じます。     —————————————
05月11日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) まず、大塚委員に対しましては、財政の問題とマクロ経済の問題をしっかりと結び付けて御議論いただいているということで感謝を申し上げます。  御承知のように、日本の政策論議の中では、二〇〇〇年までは、マクロはマクロ、財政は財政、役所の縦割りの中でそういう議論...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員は大変もう既にお詳しいと存じますけれども、一九八〇年代の後半ないしは九〇年代以降、財政を健全化、どのようにしていったらいいか、長期的な成長力が低下していく中で財政の健全化をどう果たせばいいのかというのは各国の共通のやはり悩みであったということであ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私には所感ということでありますので、私自身は予算の査定をする立場にはないわけでございますけれども、その範囲で予算の仕組み等々で何ができるかなという観点から今の質疑を聞かせていただきましたですけれども、やっぱり重要なのは、ニュー・パブリック・マネジメントに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員がおっしゃいました、実態はそんなに単純ではないぞ、改革、規制緩和をすればすべてうまくいくというほど単純ではないぞという御指摘は、これはもう私は全くそのとおりであるというふうに思います。  規制緩和というのは、私は、非常に必要な大きな方向性であり...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○竹中国務大臣 お答えをさせていただきます。  消費者政策会議の問題は大変重要であると認識をしております。  現在の消費者保護会議は、内閣総理大臣を会長としまして、全閣僚をメンバーとする会議でございます。これまでは基本的な消費者政策を決定、推進するという役割を担ってきたところ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、知的財産を有する者の立場、それと消費者の立場、これをバランスさせるということが我々の社会において大変今問われていることだと思っております。  この第七条の二項につきましては、健全な市場をつくるために、消費者が、にせブランド品でありますとか違法なコ...全文を見る
○竹中国務大臣 公益通報者保護法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  近年、食品の偽装表示事件を初め、国民の生命や身体の保護、消費者の利益の擁護等にかかわる事業者の犯罪行為や法令違反行為が相次いで発生しております。また、これら事業者の犯罪行為や法令違反行...全文を見る
○竹中国務大臣 今、詳細を御議論いただいたように、この法律というのは、いわば一定の要件に該当する公益通報について保護されるということを特に明確にするという趣旨のものでございます。この要件に該当する通報は現状よりも通報が容易になるということは、これはもう明確であろうかと思っておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 葉梨委員から、まさに我々の社会を律する一つの方向として、グローバル化が進んで、自由な競争がどんどん進んでいく。経済行為における、社会活動における自由がどんどん求められている。自由があるからこそ、しかし、その覊絆としての自制なり自覚なり社会的責任なり、そういうものが...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員が御紹介してくださいました告発イメージ、通報イメージというのは、一つのやはりわかりやすい示し方だなというふうに私も思って伺いました。  この法案は、決して外部への告発を奨励するということを目的とするものではございません。公益のために通報を行った従業者が事業...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員が御説明してくださいましたように、この法案、対象の法令を国民の生命、身体、財産その他の利益の保護にかかわる法令としております。  それで、別表におきまして、まず分野を例示している。個人の生命または身体の保護、消費者の利益の擁護等々、この分野を例示する。その...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、今までの法案の例示、それと範囲の例示、分野の例示等々を踏まえまして、またこの委員会での御審議も踏まえまして、その影響等々をしっかりと我々なりに判断をして、ぜひ幅広く適切に考えていきたいというふうに思っております。
○竹中国務大臣 大口委員の御指摘、まさにこの法案の三条の二号に「当該通報対象事実について処分又は勧告等をする権限を有する行政機関に対する公益通報」と。まさに委員の御懸念は、その事業者と規制行政機関との間で何らかの関係がある場合に、それがうまく実効性があるのかという御懸念かと存じま...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、大口委員におかれましては、コンプライアンス対応、ヘルプライン等々について重要な問題を御指摘いただきまして、大変ありがとうございます。  今、恐らく日本の大きな企業でコンプライアンス対応室を持っていないところはもうないと思うんですけれども、そうした中で、実は...全文を見る
○竹中国務大臣 今回御審議をお願いしています法案は、あくまでも、求められている制度の法律的な骨格をつくるということに相なります。しかし、当然のことながら、行政としては、それだけではなくて、その法律の仕組みがしっかりと現実問題として運用されるようにさまざまな仕組みを我々自身が考えて...全文を見る
○竹中国務大臣 法案の十条に関する具体的なお尋ねでございますけれども、通報を受けました行政機関に対し、公益通報への必要な調査、適切な、適当な措置を講ずる旨、これは確かに十条で規定をされております。  この制度の施行に際しましては、この運用上、行政機関の通報処理ガイドライン等々、...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第14号
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○竹中国務大臣 法律の考え方そのものにつきましては、今御担当から答弁があったとおりであるというふうに思っております。  私の方は、銀行を監督する立場からどのように見ているかという、あくまでそういう御答弁になりますけれども、これはもう今委員が御指摘くださいましたように、基本的には...全文を見る
○竹中国務大臣 これまた、この法律の基本的な考え方そのものは別途御担当から御答弁をいただく方がよろしいかと存じますが、この証券取引所も指定公共機関ではないというふうな枠組みになっております。  しからば、これまた証券取引を見る立場にある我々としてどのようにこれを考えているかとい...全文を見る
○竹中国務大臣 中塚委員御指摘の点は、まさにこの法律の百二十九条の中で、例えば、生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律、これは昭和四十八年のもの、物価統制令、これは昭和二十一年のもの等々、その他の規定に基づく措置、それを適切に講じなければいけない、そういう...全文を見る
05月14日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○竹中国務大臣 言うまでもございませんけれども、企業の幾つかの不祥事といいますか、続いているというのは、これはもう大変遺憾なことであり、国民生活を守るという観点から、やはり何らかの対応が必要であるというふうに思います。しかも、こうした不祥事が、結果的には、企業の内部の方々ないしは...全文を見る
○竹中国務大臣 政策を考える場合に、常に我が身に置きかえて、しっかりと地に足をつけた議論をしていくということは大変重要だと思います。その意味で、私自身がどうだったか、大変よい視点から御指摘をいただいたと思っております。  通告をいただきまして、つらつら振り返りまして、また、今は...全文を見る
○竹中国務大臣 先般の四月二十七日の答弁で、私そのように答弁をさせていただきました。その瞬間、議席で委員が首をかしげておられたのを私も記憶しておりますけれども。その趣旨は、まさにこの法案が対象とする国民の生命、身体、財産その他の利益。例示を振り返ってみますと、実は、財産等々に関連...全文を見る
○竹中国務大臣 御依頼を受けた時点で、政府として、これは正式なものではなかったと。与党と相談する中でいろいろな議論をいたします、そうした中での資料等々、これは暫定的なものであり、そうした意味でお渡しをしなかったものであるというふうに認識をしております。
○竹中国務大臣 基本的にはそのとおりでございます。
○竹中国務大臣 素人、プロ、明確な線引きがいろいろなところにあるわけではないと思っております。しかし、その職についている者は、一般的に、他の一般的な方々に比べればそれなりの知識を持って、経験を持ってお仕事をしておられる、そのような立場にあろうかと思います。しかし、誤解を避けるため...全文を見る
○竹中国務大臣 世の中、いろいろな方々がおられて、そうしたことに対するきめ細かな配慮が必要だという点では、私もそのとおりであろうかと思います。  ただ、現実に、法律をつくる法技術としまして、詳しい人にはこの条文を適用する、詳しくない人には別の条文を適用するということは、現実には...全文を見る
○竹中国務大臣 政府が、ないしは経済財政政策担当大臣が、日本全体に対してヘルプラインかくあるべしというようなことを一つの規範として言うべき立場では必ずしもないと思っておりますが、こうした問題に関しましては、既に専門家によっていろいろな議論がなされているというふうに思っております。...全文を見る
○竹中国務大臣 大変大きなお問いかけでございます。  詳細の議論をしていくと、いろいろまた議論する点、あるかもしれませんが、今、お話を口頭でお伺いしている限り、基本的な認識は共有しているというふうに思っております。  まず、ルールの作成に当たっては、これは、民主主義の原理原則...全文を見る
○竹中国務大臣 今、対象事実、対象となる事実について、これはこの後ぜひいろいろ御質疑を賜りたいと思いますけれども、やはり最悪の事態を避けなければいけない、それはおっしゃるとおりだと思います。  しかし、その上で同時に、この問題の基本的な点、本質というのは、私たち自身、やはりまさ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、今の委員のお問いかけ、そのベースになっている事実の関係があろうかと思います。  その事実については、これはもう既に委員が幾つかの委員会で、私の前任も含めていろいろ御議論いただいていると思います。委員よく御存じのように、こうしたものにつきましては、内部告発文...全文を見る
○竹中国務大臣 事実は複雑でございますから、当然、事実を最終的に法廷の場で争わなければいけない、これは当然たくさんあるわけです。  今問題になっているのは、通報者がそのような、最終的に裁判でどのようになるかというのは、これはその時点でだれにもわかりません、だれにもわからないわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、事務的に細部は確認させますが、これは個人の情報であるという側面がある。その点、生データとおっしゃいますけれども、どのように個人の立場を守るかという問題は一方であるかと思います。  しかし、いずれにしても重要な法案でございますから、法案を審議していただく...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけありません。今、数がどちらが多いかというのは少し私確認できないのでございますけれども、これは、いろいろな御意見が当然のことながらございました。  例えば、外部通報の要件を広げるといった修正が必要ではないかというような御意見もございました。これは、今まさに...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員は、二点御指摘をされたと思います。  まず第一は、いろいろ議論する過程でその内容が後退してしまったのではないか。それは、委員なりの一つの御意見であるというふうに思います。しかし、繰り返し申し上げますが、私自身、冒頭に申し上げましたように、今回の新たな法的な...全文を見る
○竹中国務大臣 今またちょっと口頭で言っていただきましたけれども、基本的には、そういう問題、反対解釈があって、それによってディスカレッジされてはならないという思いは我々も強く持っておりますので、例としては、解雇権の濫用等々の一般法令を妨げるものではない、それと矛盾するものではない...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、今の原口委員のお問いかけは、この法律ができたことによってほかの法律がどのようになるのか、どのように適用されるのか、そのような問いかけに私には聞こえましたけれども、これは先般、雇用の問題に関しては、労働省の担当者から次のように答弁があったと聞いております。...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の法律は、今まで何か法律で決めてきたことと逆のことを決めるとか、そういうものではございません。今回の法律は、一定の要件に該当する公益通報について保護されるということを明確化することによって、そうすることによって今よりも通報を容易にするんだ、予見可能性を明確にす...全文を見る
○竹中国務大臣 一般法理は、それをゆがめるものではありません、当たり前の話だと思います。それに対して、しかし、極めて抽象的にしか明示されていないものに関しては、現実に公益を守るという観点からは、混乱もあるであろうし、通報する側の不安もあるであろう、それに対してその範囲を明確化して...全文を見る
○竹中国務大臣 議論がちょっとかみ合っておらないようでございますけれども、一般法理というのは、これは個々の状況によって個別に法律によって解釈されていくものだと思います。この法律ができたことによって一般の法令が変質するとか、そういうことは、これは先ほど申し上げましたように、私が持っ...全文を見る
○竹中国務大臣 反対解釈されることがないように、本法案第六条二項に規定を設けているわけであります。
○竹中国務大臣 それを守りますねというのは、だれが守るということを言っているんですか。つまり、それぞれの法律があるわけで、それぞれの法律についてはそれぞれの法解釈が個別になされていくわけですよね。それは……(原口委員「さっきそういうふうに答弁したじゃないですか」と呼ぶ)いやいや、...全文を見る
○竹中国務大臣 今の産廃、公団の事例は、個別にはもちろん承知しておりませんが、一般論として、原口委員が御指摘になっている点は、私はやはり重要だと思います。  すなわち、今回、通告をする、通報するという一人のプレーヤーが出てまいります。企業というプレーヤーが出てまいります。行政機...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど御答弁させていただきましたとおり、各プレーヤーがそれなりにしっかりした役割を果たさないと今回の法律は十分に機能しないと思っております。  そのために、特に行政の機関の調査等々をどのように行うか。これは、最終的にはもちろん各省庁で御判断されることではございま...全文を見る
○竹中国務大臣 英国の事例等々、事務局におきましてもしっかりと勉強をいたしましたし、また審議会等々におきましても、それこそ、各分野の専門家によって非常に幅広く、議論、比較も含めて検討されたというふうに承知をしております。  今回の国民生活審議会の提言でございますけれども、国民生...全文を見る
○竹中国務大臣 正義を実現するための努力は、まさに重要であると思います。  RCCのコンプライアンスに関して金融庁はどのような立場にあるか、監督しているかというお尋ねですけれども、RCCというのは、我々から見ますと二つの側面を持っております。公的資金によって買い取りをした破綻金...全文を見る
○竹中国務大臣 今RCCの不祥事について二件目の例の御紹介をくださいましたが、ちょっと済みません、今時点で私は確認できないのでございますが、いずれにしても、他の問題も含めましてRCCでそのような不祥事が生じているというのは、大変遺憾なことであるというふうに思っております。  今...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども御答弁させていただきましたとおり、これは銀行法上の銀行でございますので、銀行に検査をするのにRCCだけ検査をしないなどということはあり得ないことでございます。その意味では、必要に応じてしっかりと検査をやる必要があるときはやります。  また、中身についてで...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としては、分野を例示して、具体的な七つの法律を例示して、その上で法案に示された保護法益の分野例示を踏まえて政令で定めるということになっている。今、抵当証券業の規制等に関する法律だと思いますが、これは国民の財産の保護にかかわる法律であることは間違いございません。...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますが、これから政令で定めることでございますので、今私の一存でこれこれを定めるということを申し上げるのは困難なわけでございますけれども、この法案の第二条で、生命、身体、消費者の利益云々と書いてありますけれども、「公正な競争の確保その他」国民の生命云々...全文を見る
○竹中国務大臣 記者会見及び他の委員会等々で何度か御報告させていただきましたが、私自身、十一カ月間の未加入がございました。
○竹中国務大臣 大学を出ましてから、社会人になりましてからいろんなところに勤めておりまして、その間ずっとしっかりと年金は切りかえてやってまいりましたんですが、大臣に就任しましたときに国家公務員共済に入るというふうに言われまして、そのとおりだというふうに思っておりましたが、短期の医...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、私の個人の、どこまでさかのぼって個人のことをどこまで話したらよいのか。これも国会でずっと答弁させていただきましたですが、そうした情報につきましては、内閣の方針なり国会の方針なり、そういうのが示していただければ、公人でありますので必要なことは過去にさかのぼっ...全文を見る
○竹中国務大臣 いろんなお考えがあろうかと思います。また、それぞれの党でもいろんな御協議をされて、いろんな御方針を決めておられると思います。そうした御方針を尊重したいと思います。
○竹中国務大臣 個別の事案につきましては、まさに先生は法律の御専門家でいらっしゃいますが、その個別でいろいろ御判断をしなければいけない。どういう要件を満たしているかというようなこと等々、いろいろ考えてその個別のケースが決まるのだと思います。  ただ一方で、一般論としては、個人情...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員おっしゃいましたように、挙げられましたどの事例も、思い返してもやはり大変痛ましいことばかりで、そうした問題について、これも御指摘のとおり、女性であるとかお子さんであるとか、弱い立場の方がその犠牲になっている。こうした事実を我々は直視して、それを防ぐさまざまな...全文を見る
○竹中国務大臣 経済の全体を担当する大臣としても、経済というのは、決して企業の側、生産の側ではなくて、これはまず、企業はもちろん必要でございますけれども、我々が健全に経済生活を営む、しっかりと消費の側で我々自身の行為を高めていくということがやはり主たる意味であるというふうに思って...全文を見る
○竹中国務大臣 どのような形で今それを取りまとめられようとしておられますのか、まだ全部のことをちょっと把握しておりませんので、その部分だけで軽々にお答えする立場にはないと思っておりますが、基本的なこの法律の考え方というのは、やはり使用者、使用関係にある人が、使用関係にあるというの...全文を見る
○竹中国務大臣 委員おっしゃいましたように、現実の取引関係、資本関係というのは、もう極めて複雑であるということだと思います。そうした中で、どこを対象にするのか、どこを対象にしないのかというのは、これは現実の問題の中で、やはり現実をまず直視する中で、しっかりと変えるべきところは変え...全文を見る
○竹中国務大臣 政令をしっかりとつくると思って、委員がおっしゃったように、これは入っているけれどもこれは入っていないのはおかしいじゃないかというふうな見方が国民の中で広がらないように、しっかりつくり込みをするという責任を政府は負っていると思います。  その意味で、ここの場で議論...全文を見る
○竹中国務大臣 どのように裁判が起こってその結果がどうなるかというのをもちろんあらかじめ申し上げることは難しいわけでありますけれども、市村議員、冒頭におっしゃったように、今よりよくする、まさに我々はその思いで法律をつくっているつもりでございます。  重ねて申し上げますけれども、...全文を見る
○竹中国務大臣 一般的に申し上げるのはなかなか難しいのかなと思います。その問題の緊要性、違法性がどのぐらい強いか、その被害がどれだけ大きいか等々なんだと思います。  しかし、先ほどから一般法理の話がいろいろ出ておりますけれども、一般法理というのは、私は法律の専門家ではありません...全文を見る
○竹中国務大臣 三つのパターンに関して要件が違うというのは、まず御理解賜っていると思います。内部の場合と行政機関の場合と、それと第三者、報道機関等々の場合は、求められる要件、リクワイアメントが違っている。しかしそれは、必ずしも一を、まず内部通報を、内部に対して通報しないと外部に対...全文を見る
○竹中国務大臣 政策の制度設計をする上で、極めて理想に近いものに持っていきたい、これは、私もそうでありますけれども、仕事をしている官僚諸君も常にそういうつもりで一生懸命仕事をしてくれているというふうに思っております。  しかし同時に、すべての問題に対して、賛成する人もいれば反対...全文を見る
○竹中国務大臣 あの六本木の事故等痛ましい事故を見て、本当に、何かやるべきことがあるのではないだろうかと、これは、この社会を支える善意の人間全員がそのような思いを持っているんだと思います。それに対して、やはり、政府の中の人間として、国会として何ができるだろうというのは真摯に常に前...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど局長からも答弁させていただきましたけれども、今回の法案、どのような問題意識でこれまで議論されてきたかということでありますけれども、これは、食品の偽装表示、近年の企業不祥事の発生状況、さらには、先ほどから何度も申し上げておりますような国民生活審議会の提言を踏ま...全文を見る
○竹中国務大臣 公益を守るために内部からの告発が、いろんな報告があった場合に、その立場を守らなければいけない、それはやはり時代の要請であり、一つ今回進歩を踏み出したいところだと思います。  しかし、こうした内部からの意見の表明というのは、一方で社会全体に一つのコストをもたらすと...全文を見る
05月18日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○竹中国務大臣 平成十四年度における金融庁歳出決算の概要を御説明申し上げます。  平成十四年度の当初予算額は百三十五億二千六百四十八万円でありましたが、これに予算補正追加額八億七千九百三十六万円余、予算補正修正減少額五億二千九百十八万円余、前年度繰越額十七億五千百九十七万円余を...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員の、銀行監督の実効性を高めることが重要であるという問題意識は、我々もかねてより承知をしているつもりでございます。  個別ではなくていい、一般論として答えろということでございますので、そのような観点から、大口のそうした問題債権についての検査、どのような検証...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論としてということでございますけれども、仮に、銀行法六十三条に定めるような、検査忌避等の行為も含めて各金融機関の検査対応に問題があるということが明らかになった場合には、これはもう銀行法の規定に則して、検査において厳正に検証の上、その検査結果の通知において的確に...全文を見る
○竹中国務大臣 金融庁の幹部職員の子息の民間金融機関への就職については、これは、個人の職業選択の自由等々も当然一方であるわけでございますので、これを金融庁として把握したりコメントする立場にはないというふうに思っております。  考えてみますと、これは、金融庁のみならず、監督権限を...全文を見る
○竹中国務大臣 金融機関の優越的地位の乱用につながらないようにしっかりやらなきゃいけないのではないか、これは、委員もおっしゃいましたように、財務金融委員会等々で常に委員からも御指摘をいただいているところでございます。  提案型セールスという場合に何を意味するのか、これは人によっ...全文を見る
○竹中国務大臣 個別の法廷でのケースでありますので、個別のコメントというのは差し控えさせていただきますが、これは、今お話を聞いてちょっと私も驚いておりますが、一般論として申し上げますと、訴訟については、これはあくまでも当事者間で解決されるべき問題でございます。それに対して当局が、...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員がおっしゃった、検査監督を本当にしっかりやれという御指摘は、改めて、我々しっかり受けとめて対応させていただくつもりでございます。  金融機関というのはまさに目ききが仕事でありますから、安易に担保や保証人に依存するというのは、これは金融業の本来のあり方から...全文を見る
05月19日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○竹中国務大臣 山内委員には、御専門の立場からたくさんの論点を御指摘いただきまして、ありがとうございます。とりわけ、きょう御議論いただいた中では、やはり時間の問題というのを幾つか御議論いただいたと思っております。二週間ではなくてどうして二十日なのかという点、それと準備期間が二年な...全文を見る
○竹中国務大臣 石毛委員の方から午前中の議論を非常に簡潔に御要約をいただきまして、ありがとうございます。概略は私も聞いておりますけれども、今石毛委員が三点に御要約くださいましたこと、なるほどそういう視点があるなというふうに改めて思いました。  石毛委員から、質問としては二点今あ...全文を見る
○竹中国務大臣 イギリスの公益開示法との比較を今委員お示しくださいましたが、これは、歴史、社会、風土、いろいろな中で我々自身が判断をしていかなければいけない問題かと存じます。先ほどのパブリックコメントにつきましても、その範囲につきましては、広過ぎる、狭過ぎる、双方の意見がございま...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げているのは決してそういうことではなくて、犯罪行為が確定しているような場合には、これはもう当然のことながら罰せられるべきでございます。  しかし、申し上げたいのは、私たちの社会というのが、個人及び企業の非常に自由な活動によって支えられて、その活力で成り...全文を見る
○竹中国務大臣 公益を守るために、犯罪行為等々が思料せられる場合には、それはやはり、まさに公益を守るためにそういった声が上がってくる。現実にそれによって私たち、このような不祥事がどんどん出てきている、そういう事実があるからこそ、私たちはこの法案を提出しているわけです。  ただし...全文を見る
○竹中国務大臣 局長の方から我々の考えは一応御答弁させていただいておりますけれども、基本的には、やはり非常に多様で複雑で大きな社会、個々のプレーヤー、企業や個人が、一人一人がしっかりとコンプライアンスを守っていただかないと私たちの社会は成り立たないということなんだと思います。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 原子炉等規制法関連に関しましては、きょうの私に対する質問通告の中ではいただいておりませんので、大変申しわけありませんが、事実関係も含めて、私自身はちょっと個々の状況について知る立場にはございません。  もちろん、今回お願いしておりますこの法案に関しましては、いわ...全文を見る
○竹中国務大臣 吉井委員が最後におっしゃった、早くいろいろな措置を、まさに不正な措置を防ぐことによってそれが公益を守ることになるし、結果的にそれによって企業もメリットを受けるはずである、まさに私もそのとおりだと思っております。それがまさに公益、この法律が目指すところ、そうした場合...全文を見る
05月19日第159回国会 参議院 決算委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま谷垣大臣の御答弁にもありましたように、やはり財政の健全化、そのためにプライマリーバランスの回復を目指すということは、これはやはり必要なことであるということ、しかしそのためには相当の努力を必要とする、正に私たち、そのような思いで政策に取り組んでおり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 川橋委員から二問の御質問でございますが、最初の、内閣府の試算と財務省の試算をどのようにしていくかということに関しましては、これはもうここでも御議論をいただきましたけれども、違う前提で使い分けていただきたいという思いがございます。しかし、同時に、なかなか混...全文を見る
05月21日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○竹中国務大臣 今回の件、報道はもちろん承知をしておりますが、具体的に個別のイシューとして今回の問題がどういうことであったのかということを私は承知しておりません。したがいまして、極めて一般的なお話ということにならざるを得ませんですが、私自身、今、政府の中で仕事をしております。政府...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますが、この個別の問題につきまして私は承知をしておりません。したがいまして、この問題に対してどうこうするということを言うことは、これはなかなかできないわけでございますけれども、常に閣僚の一員として、閣内で我々としてはしっかりと政策をしていく、また報道...全文を見る
○竹中国務大臣 これも、我々として、もちろん最終的に我々が判断したわけでございますけれども、そのベースになっているのは国民生活審議会での審議でございます。  この国民生活審議会の審議はどのようなものであったかということを申し上げますと、規制の制定は後追いになることが多い、法令違...全文を見る
○竹中国務大臣 今、シックハウス等々の例を御提示くださいましたけれども、これはしかし、そういう意味での例えば環境基準とか健康安全基準の制度の不備があるということであるならば、まさにそのことこそをやはり問題にするというのが政策的な対応なのではないかというふうに思います。これをすべて...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的にはそのように存じます。
○竹中国務大臣 これは伊藤副大臣がお答えになったとおりだと思います。これは非常に多様な、いろいろなケースが、まさにこういう問題というのは常に限界的なケースでありますから、いろいろな場合がございますでしょう。しかし、その可能性があるとか、そうかもしれないとか、そういうことではなくて...全文を見る
○竹中国務大臣 計画予備とはどのようなものでございますか。それをお教えいただいて、お答えをさせていただきます。
○竹中国務大臣 入る場合も入らない場合もあると思います。つまり、その人が非常に、例えばそういうことを行使する立場にあって、やるぞという強い意図を持って、それで綿密に計画を立てているのか、単に頭の体操としてそういうことをやっているのか、これはケース・バイ・ケースで、それを判断しない...全文を見る
○竹中国務大臣 今お話を伺っている限り、原口委員がおっしゃる計画予備というのは、非常に幅の広い、いろいろなケースがあり得ると思います。その中で、今おっしゃったような形で、私が申し上げたように蓋然性が極めて高い場合とそうでない場合でこれは判断が違ってくるというふうに思います。
○竹中国務大臣 それの主体が持っている意図、計画の綿密性、実行可能性、そのようなものをさまざまに総合して判断されるのが蓋然性だと思います。
○竹中国務大臣 ですから、蓋然性が高いかどうか、おそれが高いかどうかということを申し上げているわけでございます。
○竹中国務大臣 おそれ、蓋然性が低いような場合は当然含まれませんし、そういう事態が切迫しているかどうかということで、今まさに生じようとしているかどうか、そのような表現になっているわけでございます。
○竹中国務大臣 蓋然性が高いということは、繰り返しになりますけれども、そういうことを計画している人がそれを実行できるような立場にあり、そういう強い意図を持って、またそれが、まさに計画が実行に移されようとしている、そういう状況を私は申し上げているわけでございますので、そういう場合は...全文を見る
○竹中国務大臣 前半、原口委員が、私たちの社会を支える重要な価値としての自由、それについて非常に格調高く樋口先生の言葉を引用されながらお話をされました。ここは、私たち、まさにそういう思いでこの法案をつくっておりますし、運用したいというふうに考えているところでございます。  今、...全文を見る
○竹中国務大臣 大変申しわけありません。今の委員の御趣旨がちょっと読み取れなかったものですから、もう一度御説明をお願い申し上げます。
○竹中国務大臣 私が今お伺いしている私の解釈が誤っていなければ、それが不明確ということではないのではないかと思います。  つまり、この範囲につきましては、通報対象とかいろいろなことを限定して、これについては今回の法案で適用されますよ、それ以外のところは、まさに委員おっしゃったよ...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけございません、ちょっと、いつの、だれの答弁でそういうことがあったのかなんですが、私の理解では、今のセンターは外部通報先に当たるというふうに思います。  ただし、そこが単に弁護士さんが事前相談しているとかそういうことでありますとそれは少し違った意味になって...全文を見る
○竹中国務大臣 これは通報ではなくて相談だということだと思います。
○竹中国務大臣 弁護士への相談でございますれば、たとえ具体的な事実を指摘したとしましても、この当該相談によって通報者が事業者の秘密を漏らしたことにはならない。弁護士に相談したことを理由として事業者が通報者に対して解雇その他不利益な取り扱いをすることは、これは現在でも許されないこと...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこちらの答弁もややこしくて申しわけございませんが、私の理解では、法律相談であれば相談であるし、通報であれば通報である。その趣旨、中身によるということだと思います。
○竹中国務大臣 我々なりの分担でお答えをさせていただいておりますけれども、今の原口委員の御指摘に従いまして、行政機関に通報しても、当該行政機関が一体その後どう動くのか、その実効性をどのように担保できるのか、そこは確かに重要な点であるというふうに私も認識しております。  まず、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 原口委員の今のお尋ねは、要は、通報を受けた事業者が通報者の氏名などの、具体的には名前だと思いますが、個人情報を社内に流布する行為、これは一体この中でどのように扱われるのか。  これもいろんなケースがあろうかと思いますので、極めて一般的なことになりますけれども、例...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の法案、我々としては、いろいろな制約条件の中で、これが最良のものであるということで提出をさせていただいております。  今の原口委員の御指摘、内閣府で一元的に受けるという方法はどうなのかという直接的な御指摘でございますが、これは私自身、内閣府で仕事をしておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 先日の審議の中で、吉井委員から、原子炉等規制法を運用して、それの教訓をどのように学び、これをどのように本法案に生かしているのかという御質問をいただきました際に、我々の準備が不十分で、十分にお答えできなかったことはおわびを申し上げたいと思います。  この法案の立案...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の基本的な考え方は、まさに今吉井委員が御紹介してくださいました奈良地裁の判決に見られるように、我々の社会には、そうした公益と自由をバランスさせる、そういう意味での一般法理が既にございます。この一般法理に基づいて解決されている問題というのも多々ございます。しかし...全文を見る
○竹中国務大臣 下請事業者などの取引事業者を通報者に含めるかどうかにつきましては、きょうも随分御議論をいただいておりますし、言うまでもなく国民生活審議会での審議にもさまざまな議論がございました。やはり、これは確かに優越的な地位が濫用されないようにいろいろな観点から私たちの社会も仕...全文を見る
○竹中国務大臣 冒頭で吉井委員に答弁させていただきましたように、今回の法律のそもそも論として、いわゆる民事ルール的枠組み、これに立脚すべきであるという立場に我々は立っております。  言うまでもありませんが、民事訴訟においては、一定の法律効果を主張する者が立証責任を負うというのが...全文を見る
○竹中国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法案の実施に努めてまいりたいと考えております。     —————————————
05月21日第159回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました証券取引法等の一部を改正する法律案及び株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、証券取引法等の一部を改正する法律案につきまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚議員から合計十八問の質問がございました。  まず、銀証分離の精神が守られなくなる可能性が高いとの御指摘でございますが、銀行等による証券仲介業の解禁は、銀行等が証券会社から委託を受けまして投資家からの株式等の売買注文を証券会社に仲介することを解禁する...全文を見る
05月25日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました証券取引法等の一部を改正する法律案及び株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、証券取引法等の一部を改正する法律...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○竹中国務大臣 大変申しわけございません。特別検査の正確な日付、ちょっと今確認できないんでございますが、いずれにしても、これは決算に関してリアルタイムで行うものでございますので、二月に開始をして、四月の二十三日にこれの結果を通知しているというふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 大口与信管理態勢の検査というのはどういうものなのか。  金融再生プログラムの中で、再建計画を持っているところ、再建計画を立てているところの検証をしっかりやらなければいけないということを掲げております。再建計画の検証チームというのをそのために検査局の中にもつくって...全文を見る
○竹中国務大臣 馬淵委員御指摘のとおり、この銀行、UFJは、四月の二十八日に、東京証券取引所の適時開示規則、つまり、タイムリーディスクロージャーとしての業績の予想修正の発表を行っております。UFJ銀行の平成十六年三月期の当期純利益の予想を九百二十億円とその時点でいたしました。しか...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、昨年国会で御審議をいただきまして、公認会計士法の改正をしていただきまして、それが実施に移される、施行されたのはことしの四月の一日からでございます。
○竹中国務大臣 冒頭で馬淵委員は、裁量ではなくてルールに基づく行政が必要だというふうにおっしゃいました。そのとおりだと思っております。我々もそれを目指してしっかりとやっております。  もう一点、その際にやはり我々心がけておりますのは、事前介入ではなくて事後チェックであるというこ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、バブル期に金融機関から融資を受けながら金融商品に、いろいろな金融商品があったと思いますが、そういうものに投資をした結果として、債務の返済が困難になって訴訟になったような事例、これはたくさんあるというふうに承知をしております。  これが難しいの...全文を見る
○竹中国務大臣 過剰融資のお話でございます。  貸金業の貸金業規制法と銀行法には確かに差があるわけですけれども、これは実は法律全体の仕組みの差から来ているものであるということをぜひ御理解賜りたいと思います。  そもそも銀行法は、銀行の業務が非常に公共性に富んでいるということに...全文を見る
○竹中国務大臣 前田委員からいろいろ御指摘をいただきました。現実にその被害者がいらっしゃるわけで、そういう方々におかれましては、今それぞれ大変なお立場にあろうと思います。  裁判の問題について私はどうこう言う立場にはございませんですけれども、我々としては、金融行政を預かる立場か...全文を見る
○竹中国務大臣 私も、本部員として、障害者基本計画に沿った障害者に優しい社会づくりというのは、これは当然のことながらしっかりと進めていかなければいけないというふうに思っております。  お尋ねの銀行の件でございますけれども、今御紹介くださいましたように、四月二十日の参考人質疑の中...全文を見る
○竹中国務大臣 推進することは大変重要でございます。今申し上げましたように、銀行は利便性向上のために自主的に取り組みを今しっかり進めております。これは大変望ましいことだと思っておりますので、その方向に行くように、しっかりと我々としても取り組みを見守っていきたい、期待を持って見守っ...全文を見る
○竹中国務大臣 今佐々木委員から、具体的に、要は福祉機器をどのように改善していって、どういう点に配慮すべきかという御指摘をいただきました。大変重要な御指摘であろうというふうに思います。  先ほども御紹介しましたように、全銀協におきましてもそうしたことを含めた意見交換を今行ってい...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のコンビニ等に設置されているATMに関する問題も大変重要であると思います。視覚障害をお持ちの方々への対応として、例えばATMのテンキー等の点字表示や、ATMに備えつけているインターホンによる説明等の対応を行っているところもあると承知をしております。しかし、全...全文を見る
05月27日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 主要行の十六年三月期決算についてでございます。  今回の決算、申し上げるべき点、多々あるかもしれませんが、私はやはり大きく二つ傾向として見るべき点があるのだというふうに思っております。  一つは、やはり何といっても不良債権が低下している、そういうこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま平野委員が言及くださいましたように、十四年三月期、二年前は八・四%でございました。それを半分程度に、四%台にするということをずっと申し上げてきたわけでございます。そのためには、逆算しますと、毎年毎年〇・八%ポイントぐらい下がってこなければいけない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この委員会でも何度か平野委員にもお答えをさせていただいたこととちょっと重複するかもしれませんが、やはりマクロ的に見て、日本国全体のバランスシート調整はまだ続いているということだと思います。私は、それが、バランスシート調整が最終段階に差し掛かっているという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは個別銀行の経営内容にかかわる事項でございますので、個別についてのコメントは差し控えさせていただかなければいけないというふうに思うんですけれども、これは一般論として申し上げますと、金融機関の不良債権額というのはどういう状況、理由で増減するかということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど私が答弁したことと少しダブると思いますけれども、御承知のように、十五年三月期に比べて結果的に数字は今の方が高くなっているというのは事実でございます。これについて、UFJは大口先の格下げを主因にネットで増加したからだというふうに述べているというふうに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、これは是非確認させていただきたいですが、個別銀行の検査の内容とか、そういった問題に関しては、これは申し上げられません。この点は御理解をいただきたいと思います。  しかしながら、今、平野委員がおっしゃいました、やはり資産査定をちゃんとやらなければい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し言いますけれども、個別のことについて検査の結果について話せということではこれはないと思います。平野委員もそういうことはおっしゃっておられないのだと思います。  我々としては、したがって、ルールがどうなっているのかということを申し上げております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) UFJは、決算のときに、再建計画の不確実性やリスクが我々の財務に与える影響を極小化するために計画を保守的に見直したり引き当てを強化したりといった先ほど掲げた最終処理に向けた動きをした、そういった行動を取ったんだということを表明をしておられます。  先ほ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) おかしい点というのは、数字が変わったことについて納得できないとか、いろんな点だと思いますが、それについては、まずこれは個別の話でありますので、個別の話についてはこれは御説明できないんだということは、これは何度も申し上げさせていただきました。  その上で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員がおっしゃった前半の部分、しっかりと説明責任を果たすようにということについては、改めてまた先生方の御意見も伺って、しっかりと私たちなりに努めさせていただきたいと思います。  一つ、是非、委員は断層があるというふうにおっしゃいましたですけれども、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この間の変化についてしっかりといろんな要因を考えろという御指摘は、私はそのとおりだと思っております。  これは、足利につきましては、これはああいう結果が出ておりますので、やや個別についても話をさせていただける状況だと思いますけれども、時間が違っていると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員の御質問は、よく言われる、貯蓄から投資へ、間接金融から直接金融へというその流れに対して、まず当局はどのように考え、どのように関与するつもりなのか、さらに銀行は一体どうしていくのかと、この二段の御質問であったかと思います。  基本的には、私は、今...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、続委員御指摘くださいましたように、家計のポートフォリオがなかなか、実は変わる変わると言われてもう久しいのに、なかなか変わっていないという御指摘はそのとおりだと思います。  我が国の証券市場におきましては、その意味で、先ほどからも御議論させていただい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行業への証券仲介業の解禁について、二問、委員からお尋ねがございました。    〔委員長退席、理事大塚耕平君着席〕  まず、今回の理由、経緯でございますけれども、昨年のこの法改正において金融仲介業というのは創設されたわけでございますけれども、これは証...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 投資の重要性が高まると、その中で投資家保護、その中でもとりわけ投資家の救済をどうするのかというのは、やはり委員御指摘のとおり重要な問題になってきていると思っております。  この投資家の救済につきましては、これは、平成十二年の六月の金融審議会の答申を踏ま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 続委員の後半の御質問、具体的には二点ございましたでしょうか。まず、この法案の施行により家計の貯蓄が証券市場に本当に向かうのかということ、さらに今後金融庁としてどのようなインフラ整備を考えているのかということでございます。  まず、我々が目指すところ、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現実に内閣府等々でもアンケート調査を行いますと、あなたはこれから証券投資を行いますかというふうな、ないしは証券会社に行っていろいろやりますかというふうなことを聞きますと、八割ぐらいの人はその気はないというふうに答えております。  先ほどから申し上げてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御紹介してくださいましたように、そのツールの多様化というのは、これは常に我々は心掛けていることでございまして、その中の一つとして今回も課徴金制度を導入するということが入っているわけでございます。  今回の改正によって、不公正取引や発行開示違反といった...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、証券取引所というのはこれは言わば日本の市場経済の顔の部分に当たるところでありまして、そこをやはり国民は見ているし、世界じゅうが見ているということだと思います。  正に公正で円滑な運営が求められているという中で、昨年八月の大証の問題があっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行と証券の業務、これ正に銀証分離は六十五条で決められていることでございますし、二つの業務の利益相反を排する、ないしは経営体として見た場合に、相互のリスクを遮断するという観点からの銀証分離というのは、これは当然のことながら重要なことであるというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 無定見でも計画的でもなく、正に、皆さんの意見を聞きながら制度をできるだけ深化させようという自然体で我々としての政策を行った結果であるというふうに思っております。  先ほど池田委員がひっくり返すというふうな事例で保険の昨年の議論もされましたけれども、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行等々がこの分野に参加することによって弊害が生じないように、これは消費者の利便性というのは高まるわけでございますけれども、そもそもの銀証分離は銀証分離の意味合いがございますから、これは、それで弊害が高まらないように我々としては措置を講じているということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 預金に来たということの意味でございますけれども、預金しようと思って来た人と、取りあえずお金があるからどうしようかと思って来た人と、これは様々なのではないかと思います。具体的にどのようにニーズが顕在化しているか、いくかということは、これはちょっとだれにもな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは統計の解釈の問題だと思います。八割の方が今は証券会社に行って投資をする気はないというふうに確かに言っておられます。私は、そこが潜在的なニーズと乖離しているのではないかというふうに私は思うわけでございます。  もしも、池田委員のおっしゃるとおり、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個別の人事評価の事例等々を私は存じ上げませんが、フィービジネスが重要になっている、そのように銀行も認識しているだろうという前半の御指摘はそのとおりだと思います。  総じて、前から内外の専門家から指摘されているのは、日本の金融機関は非金融サービスの収入ウ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 枠組みが変わるという意味で様々な競争条件が変わってくるということはこれはあり得る事実なのだと思います。そうした競争条件の変化の中で、しかしこれは家計、消費者、利用者の利便のためにやっていくわけでありますから、その利用者のニーズを高めるというその新しい競争...全文を見る
05月28日第159回国会 参議院 本会議 第25号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました金融機能の強化のための特別措置に関する法律案及び預金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、金融機能の強化のための特別措置に関する法律案につきまして御説明申し上げます。  現下の経済情...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野議員から五問質問をいただきました。  まず、原油価格上昇などの物資の価格上昇リスクと我が国経済の先行きについてのお尋ねでございます。  原油価格、最近上昇しておりまして、五月半ばには湾岸戦争時の水準を上回り、また史上最高値を更新いたしました。これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 池田議員から、合併が収益向上につながる根拠は何か、また、その地域経済への影響をどう見るかという双方の質問をいただいております。  合併を行うかどうかは、言うまでもなく、これは個々の事情に基づいて経営判断なされるべき問題でございます。ただし、一般に合併に...全文を見る
06月01日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 我々の願いは、根本的なといいますか、中長期的な観点からいいますと、あくまでもこれは私たちが持っている資源を最大限に活用して、それを更に発展させていくと。その意味では、委員おっしゃいますように、中長期的な経済の発展、活性化、これは私たちの当然のことながら念...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済社会の運営に当たっての非常に哲学的な、ある意味では根本的な問い掛けだと存じます。  歴史等々、私、そんなに詳しいわけではありませんが、今、山根委員御紹介くださったように、やはりそこが狩猟社会と農耕社会の違いで、日本の特殊性があるという議論があるとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ペイオフについてのお尋ね、ペイオフとの関連で今回の法案がどう位置付けられるんだろうかというお尋ねかと存じます。  ペイオフは、いつも申し上げていますとおり、やはり預金者と金融機関の間のある意味での建設的な緊張関係を保っていただくという観点から、これは私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ペイオフはペイオフとして当然のことながら我々は常に念頭置いて行政をしておりますし、そのような議論もしておりますけれども、今回の法案との関連で、ペイオフというのが直接的な要因としてその中に入って議論に影響を与えたということではないというふうに理解をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題についてはいろんな御議論があるということは承知をしておりますが、これはもう委員もよく御承知のとおり、今回の証券仲介業の解禁も、これは銀行等の金融機関が証券会社から委託を受けて投資家からの株式等の売買注文を証券会社に仲介するということを解禁しようと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、郵政のお話も少し言及されましたが、この郵政の話はまた郵政の話として別の観点からしっかりと議論をしていかなければいけない側面を持っていると思います。  ただ、いずれにしましても、昨年、金融審議会の第一部会で報告が取りまとめられております。御承知の「市...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変申し訳ありません。ちょっとスタッフの数、今すぐには分からないもので。  局長の答弁したとおりなんですけれども、我々の今のシステムというのはもちろん法律できっちりと縛るものがあります。政令で縛るものがあります。同時に、いわゆる自主規制、業界の自主規制...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと詳細に全容を御説明する能力、今ちょっと私持っておりませんが、ここは、当然のことながら、先ほど言いましたように、東京証券取引所等々、証券取引所等々と並んで自主規制機関としては極めて重要な役割を担っております。そうした中で、そのいろんな意味でのクオリ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員御指摘してくださいましたように、登録営業職員、保険の、かなり低下傾向にあるということは私たちも認識をしております。今回、銀行等による保険販売規制の見直しにつきましては、金融審議会の第二部会のワーキンググループにおいて、こうした観点からもいろいろな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山根委員、大変重要な御指摘をしてくださったと思っております。  私自身、経済を専門に勉強してきましたけれども、勉強すればするほど何でこんな大事なことを私が小学校や中学校のときに教えてくれなかったんだと、私個人としては正直そういう思いを持っております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず最初の全銀協の紙でございますけれども、これは金融審でそれぞれ賛成、反対、こうがんがんやっているときに出した紙ということで、その意味では主張する立場からかなり強い言い方になっているという面もあるのだと思います。  しかし、御指摘のような点、これは本当...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 椎名先生から本当に久しぶりに大変重いまたお話をいただいたと思っております。  要は、対症療法の積み重ねではできることというのは限られているんだと、正に今この時点で日本のビッグピクチャーをしっかりと持たないといけないと、それは歴史の教訓でもあるだろうとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして十分検討いたしたいと存じます。
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま議題となりました金融機能の強化のための特別措置に関する法律案及び預金保険法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、金融機能の強化のための特別措置に関する法律案につきまして御説明申し上げます。 ...全文を見る
06月02日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第27号
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○竹中国務大臣 中小企業をめぐる環境を考えますと、金融システムの健全化、全体としての政策はそれはそれでよいけれども、決してそれは十分ではない、必要条件かもしれないけれども十分条件ではないだろうという村越委員の御指摘は、私もそのとおりだと思います。金融システムを全体として強化してい...全文を見る
○竹中国務大臣 破綻認定というお言葉を使われましたけれども、金融庁が実施する検査では、いわゆる経営破綻や、経営破綻に陥る可能性が高い債務者に関しては、これは検査マニュアルに基づいて区分をいたします。  要するに、法的、形式的な経営破綻の事実が発生している債務者を破綻先とする、法...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、検査を行ってこういう問題が生じたんだから検査に責任があるのではないか、短絡すればそういう御主張かと思いますが、我々は検査で、債務者区分についてこういう問題があるという事実を指摘するわけでございます。その事実に基づいて経営判断で融資がなされるかどうか...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の公共性をどのように認識するか、委員御指摘のように、狭義、広義、いろいろな御意見はあろうかと思います。  しかしながら、銀行は基本的には私企業として経営されている。銀行法第一条第二項において、この法律の運用に当たっては、自主的な努力を尊重する、そのことに配慮...全文を見る
○竹中国務大臣 スコアリングシステムの位置づけでございますけれども、私は、これはむしろリレーションシップバンキングであるからこそ大変重要になってくるという認識を持っております。  リレーションシップバンキングは、間柄、フェース・ツー・フェースの関係を重視する、これはしかし非常に...全文を見る
○竹中国務大臣 各銀行は、地域密着を目指しながら、その中でそれを競っているという状況にあると思っております。今委員御指摘のような方向、これはケース・バイ・ケースでありますけれども、模索するところは私はふえてくるというふうに認識をしておりますし、そこはしっかりと伸ばしていくように、...全文を見る
○竹中国務大臣 今小泉委員御指摘の中で、銀行の数と支店の数というのが、これはそれぞれいろいろな解釈があるんだと思います、銀行の数に関して言いますと、むしろイギリスは少ない、しかし、拠点の数はそれなりに多いという御指摘。今の日本の銀行を見てみますと、これはいろいろな方向を模索して、...全文を見る
06月02日第159回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 公益通報者保護法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、食品の偽装表示事件を始め、国民の生命や身体の保護、消費者の利益の擁護等にかかわる事業者の犯罪行為や法令違反行為が相次いで発生しております。また、これら事業者の犯罪行為や法令違反行為...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 岡崎議員から詳細な御質問を賜りました。  まず、公益通報という行為の評価及び通報者が払っている代償への認識についてのお尋ねがございました。  そもそも、犯罪行為や法令違反行為は許されるものではありません。事業者による法令遵守を確保し、国民の生命、身体...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 吉川議員から十二問の御質問をいただきました。  本法案の通報対象事実の範囲が限定的ではないかとのお尋ねですが、本法案の通報対象事実の範囲については、近年の企業不祥事の発生状況、また国民生活審議会の提言を踏まえまして、国民の生命、身体、財産等の利益の保護...全文を見る
06月03日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(竹中平蔵君) まず、私、こちらに来るのが遅れまして大変申し訳ございませんでした。  格付の話でございますが、格付というのは、私たちは基本的にはこれは市場の声であるというふうに認識をしております。しかし、市場の声で、大恐慌以来、例えばムーディーズの話が出ておりますけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の格付会社、日本にも格付会社を作ろうではないかという議論がなされたのは、やや不正確でありますけれども、二十五年強ぐらい前のことだったのではないかと思っております。そのとき、私自身、そうした議論に若干参加をさせていただいた経緯がございますが、当時、ムー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本で、私、二十五年ほど前と言いましたが、二十年ぐらい前だったかもしれません。そういう格付機関を日本でも持とうではないかというときに、いろんな御意見があったというふうに記憶をしております。  まず、これ、格付の会社というのは金融庁のいわゆる監督権限下に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが、この分野というのは我々の監督権限にはないものではございますけれども、市場のインフラという意味でやはり大変重要な問題であるというふうに考えまして、私たちも大変高い関心を持って見ております。  先ほどから御議論いただいておりますよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ラブコールがあったというあれでございますけれども、辞めろコールはたくさんございましたが、そういう少なくとも要請というのはございませんし、私自身そういうことは考えておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行に関する御質問に対する答えと同じになりますが、仮定の質問に対する答えというのは差し控えさせていただくべきだと存じます。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとその前に、しつこくて申し訳ありませんが、誤解を招くと本当にいけませんので、要請はありませんし、私にそのつもりはないということは申し上げておきたいと思います。  景気の回復は本物かという御質問でございますけれども、御指摘のように、バブル崩壊後、今...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のところ、私自身よく覚えておりますけれども、「実現している。」ではなくて「実現しつつある。」の方が良いのではないかというふうに言って書き直しを命じたのは私自身でございます。  これ、骨太の方針では、いろんな先生方の御意見も伺いながら直していく、修...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済に対する見方は常にギャップがございます。これは先ほどの市場の声と同じでありまして、各予測機関、ある意味でどのように予測ができるかということを競っているということにもなります。  十六年度から十七年度にかけましては、その意味では多くの機関が循環的には...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは谷垣大臣にお伺いされる方がより詳しいかと存じますが、やはり戦後日本を代表される政治家でいらっしゃって、特に経済面で非常に深い知識と経験をお持ちで、日本の経済政策の具体策について、それぞれその時々で非常に大きな貢献をなさってきた方でいらっしゃると思っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 機会がありましたら是非直接お目に掛かって御指導を賜りたいと思いますが、御紹介の記事、もちろん全部読んでおりませんけれども、察するに、政府が財政を通して積極的に需要管理というような形での介入はしていないと。財政赤字がこれだけ大きく、国債が累増している中で、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 構造改革は幅広いものでございますし、いろんなものがその中に含まれていますから、また多くのことの積み重ねでございますから、この結果これが良くなったというふうな説明をするのはなかなか難しい面がございます。その上で、幾つか考えていることを申し述べさせていただき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の経済は、五百兆に及ぶGDPを持つ経済でございます。例えば、デジタル家電は大変好調でありますが、それだけでこの五百兆経済を三%成長させることは、これはできない話だと思っております。現実には、鉄、造船、そういう、一般には語られないけれども、今非常に高い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 提訴のことは、訴状が実は届いておりませんので、報道のみで知っている範囲のことでございます。  我々としては、これは預金保険法百二条、その背後にある銀行法もございますけれども、法令にのっとり適正に金融システムの強化、また維持強化のために政策的な対応を行っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 足利銀行が債務超過に陥ったと、資本を復元できなくて破綻の申入れを行った。大変残念であり、遺憾なことであるというふうに思っています。私たちは、そうした事実を受けて、地域に対する影響を最小化するために実は三号措置を取ったんだと。これを、この点はまず基本として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 貴重な御意見を賜ったと思っています。  ペコラ委員会につきましては前回少しお話をもう申し上げているので、後半特に言われた我々の対話の姿勢に関連する部分について申し上げさせていただきたいんですが、正直言って二つの思いがございます。  こういうところで議...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 林委員におかれましては、まさしく九七年以降顕在化した様々な金融のシステム問題の中で、常にその中心におられていろんな知恵を出してこられた立場でいらっしゃるというふうに存じ上げます。それを踏まえて、御指摘のとおり、予算委員会等々でも公的資金の在り方について大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、林委員が危篤ではないけれども健康体ではない状況という私の以前の答弁を御引用くださいましたけれども、本来でしたら、これ人間の体にかんがみても、そういうグレーゾーンにあるときは、ある程度の自然治癒力というのは持っているのだと思います。銀行でいうならば、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の措置は、デフレが続き自己資本調達がなかなか難しい、しかし、一方でマクロ経済が良い方向に向かう中で地域経済を活性化させたいという非常に強いニーズがある、したがって国の資本参加に期待するところが大きい、そういう状況下で我々法案の提出をさせていただいてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今御指摘がありましたように、今回の制度というのは金融機能の強化を図りたい、そのために必要があれば国が資本参加をする、その資本参加をするには要件を決めて審査をするということになります。その審査との関連で、とりわけ我々行政当局の公正性と透明性というのが大変問...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 林委員から正に大変良い時期に良い御指摘を賜ったというふうに思っております。  まず、今の不良債権処理に関しましては、御指摘のとおり、来年の三月期にはその決定したときの八・四%の半分程度にということを目指して今やっておりますので、これは、決意を述べよとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭で、本法案が、平野委員のお言葉によりますとゾンビのようによみがえったということでございますが、我々としては、これ本当に今の日本の、特に地域の状況を考えますと大変重要な法案であると考えて提出をさせていただいておりますので、是非御審議を賜りたいというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは基準値未満の銀行の申請も今回は認めているわけでございますので、これはケースとしては多々あろうかと思います。ただ、いずれにしても我々としては、それによって金融機能が強化される、そして銀行経営そのものがサステーナブルであるということを確認しないと我々と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 余り細かいことを言って議論をややこしくしてもよくないと思いますので、原則としてはそのような考え方だという御理解を賜って結構だと存じます。  ただし、今委員は景気が良くなればというふうにおっしゃいましたが、これは循環的に良くなるということではないと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 答弁が不十分で大変申し訳ございませんでした。  金融機関、大きく二つに分けられるかという問題はございますが、議論を分かりやすくするための一つの例ということでお尋ねだと思いますので、委員がおっしゃる健全なというのは、例えば非常にリスクを先取り既にしていて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ委員の御懸念も分からなくはないんでありますが、これは私は本当のところケース・バイ・ケースであろうと思っております。  まず、地元の信金、信組、日ごろ我々と接触がないのではないかというお話がございましたけれども、これは財務局等々でいつも接触をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと詳細な答弁はまた局長からあるかもしれません。  基本的な考え方は、まず資産査定とするということと、その後の不良債権の処理ということについて委員はお尋ねだと思いますが、我々考えていることは極めて単純明快でございます。つまり、まず一番最初のスタート...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々の御趣旨を説明するに当たって、今、大塚委員と福井総裁とのやり取りというのは大変いい、何といいますか、路線を敷いてくださったというふうに思っております。  経済は良い方向に向かっているわけでありますけれども、まだその先にクリアしなければいけない問題が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営強化計画が未達成になった場合の御質問でございます。  今の我々が考えている新たな公的資金制度は、対象となります金融機関等が合併等の抜本的な再編成を行わない場合には、経営改革の確実な実行を期するために、経営陣が収益性等の数値目標の達成に厳格な結果責任...全文を見る
06月03日第159回国会 参議院 内閣委員会 第17号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 公益通報者保護法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  近年、食品の偽装表示事件を始め、国民の生命や身体の保護、消費者の利益の擁護等にかかわる事業者の犯罪行為や法令違反行為が相次いで発生しております。また、これら事業者の犯罪行為や...全文を見る
06月10日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員から非常にたくさんの今御議論、御指摘をいただいたと思いますが、委員が前半御指摘になられました行政手続法十二条において、これは不利益処分について、処分基準を策定、公表することが求められているではないかというお話に関しましては、これはもう我々としては...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員から御指摘いただきましたように、しっかりとした説明責任を果たさなければいけない、これはもう本当に大事なことだと思っております。個別の問題について言及できないこともございますが、そうではない範囲については、これは我々全力を挙げてしっかりとした説明をさせ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山口委員の御指摘、大変重要な御指摘をいただいたと思っております。  今、景気は全体として回復を続けておりますが、その中で、やはりこれまでの回復局面とは違った一つの特徴として、委員御指摘のような地域格差がそれでも広がっているという点がございます。正に我々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ペイオフというのは、言うまでもございませんですけれども、預金保険に一定の限度を設けることによって預金者がしっかりと銀行を選別する、銀行の経営者はそうしたいい意味での緊張感の中でしっかりとした経営を行っていく、そういう状況を作り出すということに非常に大きな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権比率に関しまして御指摘の点、主要行を対象としました金融再生プログラムと、地域銀行、中小銀行を対象としましたいわゆるリレーションシップバンキングの間には我々も明確な考え方の相違を置いております。  これは、大手行というのはやはり世界のマーケットか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中小企業のディスクロージャーについて御指摘をいただきました。これはともすればなかなか目立ちにくい問題ではありますが、実は大変重要な問題であるというふうに我々も認識をしております。  言うまでもありませんけれども、これ、上場企業については証取法でそのディ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 間柄重視の地域密着型金融という表現を御紹介くださいましてありがとうございます。是非こういう概念を我々もしっかりと皆様に周知徹底するようにしたいと思っております。  その上で、この間柄重視というのは決してもたれ合いということを意味するわけではございません...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個別の検査の内容、個別の監督の内容についてはお話しする立場ではないということを御理解賜りたいと思います。  その上で、これはもう先ほどから両局長から答弁をさせていただいておりますとおり、それぞれの立場からしっかりとした信用リスクの管理、リスク管理は、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、先ほどから池田委員の方から非常に詳細に現場の声をお聞かせいただきました。現場の声は大変大事だと思います。我々も参考にできることは是非参考にさせていただきたいと思っております。  ただ、その中で、あえてちょっと幾つか申し上げさせていただきますと、やは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど局長から答弁させていただいた二点を是非御理解いただきたいと思います。  一つは、前回の組織再編特措法というのは、正に組織の再編そのものがその法律の対象とするイシューであったわけであります。そうした中で、雇用者の問題というのに直接関連する問題として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の点は大切な問題でありますので、是非ともしっかりと御理解を賜りたいところであると思います。  これはしかし、まず今までの幾つかの法律との御比較をなされましたですけれども、危機対応のものと金融機能の強化のものというのは、やっぱり目的、性格は根本的に異な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権比率に関してはそのとおりでございます。
06月10日第159回国会 参議院 内閣委員会 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 岡田委員御指摘のように、法案、法令は大変重要でありますが、それに関連する政令の問題、また周知徹底の問題、受付体制の整備の問題、やはりそれが一体となって初めて政策効果が発現されるものであると認識をしております。  まず政令でありますけれども、この法案が対...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、日本の大きな組織はほとんどコンプライアンス対応室を持っていると思います。しかし、実は役所は大変後れております。私、金融担当大臣になりましてから、金融庁において初めて霞が関の中でこのコンプライアンス対応室を作りました。二番目に内閣府でこれを作りました。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのように御理解賜りたいと存じます。
○国務大臣(竹中平蔵君) この法案は、そういう許されない犯罪行為そのものをこの法律だけで取り締まるということは、これは無理だというふうに思います。犯罪行為はあくまで犯罪行為でありますから、これはしかるべくそれなりの法律の世界でしっかりと対応していただくしかない。この法案は、あくま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは、法令違反のものだけが正当な行為ということでございますか。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは一般法理においてはより広い解釈がなされているものというふうに考えております。  我々は既に法治国家の中に住んでおりまして、この一般法理の中でしかるべく通報者の保護というのは既に行われているわけであります。この一般法理は一般法理として、私たちが長年...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には委員がおっしゃるような、ダイオキシンの例を挙げられましたけれども、規制というのはなかなか後追いになってできない、うまく適時適切な対応ができないというような事例は確かにあろうかというふうに思います。  そういうことに関しましては、これは衆議院で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それはケース・バイ・ケースだと思います。  一般法理の下で保護されるものはかなりあるのではないでしょうか。既に、繰り返し言いますが、そういったものを公益の方が重視されるべきであると、そういうような我々は一般法理を持っているわけでありますから、そういうも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それはもちろん、これどういう問題を想定して岡崎委員が言っておられるんかだと思いますけれども、問題があるような場合はというふうに岡崎委員がおっしゃいましたので、問題があるのにそれをほっとくというのは、これは行政府としても立法府としても、これはそういうことを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど岡崎委員からも御紹介いただきましたように、アンケート調査等々におきましても、やはりこういう枠組みが必要だと、これ非常に幅広いコンセンサスがあると思います。同時に、我々は、こういう我々の社会にとってある種新しい試みでありますから、これを混乱なく出発さ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから局長も答弁しておりますように、これは政令に関しましては、それは法律、政令の決め方に関しましては、法律の分野の例示、法律そのものの例示を示して考え方を示しております。  その中で、今日も岡崎委員には非常に多くの法律について言及をいただいて、御議...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、その予見可能性を高める必要があると、そのことを繰り返し申し上げているわけでございます。私たちの、一般法理で守られている一つの我々の労働者を含む権利というものがございます。しかし、とりわけ労働者に対してこの分野に関しては、範囲を明確にすることによって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もちろんそういう意味では全くございません。安全地帯ができたからほかのところが危険になるということではないということであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ありません。ちょっと今の岡崎委員の論理といいますか、ロジックが明確に理解できなかったのでございますけれども、私がそのときに申し上げましたのは、労働裁判、労働専門の裁判がありますから、そこで片付けられる問題が多い、それで判例も積み重ねていっている、し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その具体的な数等々は存じ上げませんが、もちろんそういう制度があるということは存じ上げております。ただ、これは労働争議といいますか、労働上の係争の専門の裁判所というのとはやはり本質的に違うところがあるというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 本会議での御答弁で、私自身、確かに一定の知識がある者と考えておるというふうな答弁をさせていただきました。これは個々の業界によって、また個々人によっていろんな差は当然のことながらかなりあると思います。しかし、一般に想定される場合に一定の知識があると。一定の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 神本委員が今御指摘してくださったようなその範囲、要件、そういうものについては様々な御議論があるということを私も十分に承知をしております。  そもそも、こういう枠組み作りを議論をしましたときに、やはり議論をしなければいけませんでしたのは、確かに公益のため...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 誤解を生じるといけませんので是非私も明確に御理解を賜れればというふうに思うんですが、公益が害されているということが明らかな場合は、個人の自由な取引云々というのはもちろんそれはもう問題外、そういうことを考える必要はないわけであります。しかし、これが例えば、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 個別のその事件そのものを、詳細もちろん存じ上げているわけではございませんので、あくまで印象のお話、かつ一般論的なお話になると思いますが、やはり多くの国民、消費者、非常に存在感のある企業がこのような問題を起こしたということに対しては、やはりショックを少なく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 白浜委員、大変コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティー、幅広く大変高い御見識をお持ちだと伺っておりますが、企業というのは正に社会的な存在であって、その社会的な存在、責任を果たすことによってそのコーポレートバリューそのものが評価されるという時代になっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 白浜委員から大変良い点の質問をいただきまして、むしろこちら、感謝申し上げます。  先ほども申し上げましたけれども、日本の今大きな組織はもうほとんどすべてがコンプライアンス対応室を持っていると思います。しかし、霞が関でそれがないわけですね。これはちょっと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直接のお尋ねはどういう混乱があるかということでございますけれども、かねてから答弁させていただいていますように、我々、既にこの一般法理に基づく雇用者、労働者の保護という体系は持っているわけでございます。  しかし、例えば、先ほどからいろいろ議論が出ていま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 吉川委員の御質問の中で、やはり二点、是非申し上げたいというふうに思うんですが、例えば回転ドアが十分に法律上規制されていない、先ほどもあったシックハウス等々がある時点までは十分に規制されていない。これは、明らかにそういった意味で残念だけれどもその時点では法...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) コンプライアンス、法令遵守の水準に関して言うならば、高いところも低いところもあるということだと思います。そんなに低いことないだろうという御指摘、私もそう思いたいですが、現実問題として、我々が今問題にしている雪印の問題等々、その最低のレベルが守られなかった...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その個別の事案について承知をしておりませんので、これが保護されるかどうかというのはちょっと個別にはお答えようがないわけでございますが、先ほど永谷局長からも答弁しましたように、所定の刑法関連の法令等々に違反するような場合であるならば、かつ、これから政令で法...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 生ずるおそれがある、正に生じようとしているにつきましては、何回か答弁をさせていただきましたし、今の局長の答弁のとおりだと思っております。  今委員がお尋ねになりました範囲のことで、やはり法令の範囲、法令違反に限定するのかということがやはり極めて基本的な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、黒岩委員は非常に適切にこの法案が置かれた状況を御説明してくださったと思っています。といいますのは、確かに企業のコンプライアンスを高めるように我々はしたいと、国民の利益を守りたい、しかしこれは企業としては風評リスクにさらされるわけですから、ここはやはり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭、正に黒岩委員御指摘されたことに関連しますけれども、これ、通報を受けた事業者がこの通報者の氏名等の個人情報を漏らすというような行為は、これは、通報者の就業環境を著しく害するということにこれはもう明らかになるんだと思います。このため、この法案では公益通...全文を見る
06月11日第159回国会 参議院 内閣委員会 第19号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 吉川委員お尋ねは、正にこの法案の第一条の目的のところであります。この目的について違うのではないかという御指摘、結局はそこになるわけでございますけれども、これは私たちは犯罪防止法を作ろうとしているのではありません。私たちは、あくまで国民生活審議会の提言を踏...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員の御指摘、経済界にもいろんな御意見があると思います。政府の中にもいろんな御意見があると思います。また、消費者の中にもいろんな御意見があると思います。消費者はこうで経済界はこうで政府はこうだと、そういう単純な構図ではないと理解をしております。様々な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 立証責任をだれが負うかと。法律上の極めて原則的な問題だと思います。委員がおっしゃるようなその立場を考えてという御主張、御主張として賜りますけれども、やはりしかし、ここは法律の原則論にのっとって考えていく、これが我々が立法するときにやはり基本原則であろうか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 外部通報、前回の私の答弁で、これは犯罪であれば物事は簡単なんだと、しかし、そうかどうかよく分からない段階で内部通報を公益を考えてせざるを得ないような状況に置かれたときには、それに伴って、もし万が一にもそうではない場合に生じる風評リスク等々の、そのリスクと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 黒岩委員からは本当に重要な御指摘を賜っていると思っております。リアリティーが必要だというのはもう本当にそのとおりだと思います。私もサラリーマン経験があります。確かに会社のことに対してそういう立場に自分が置かれたらというふうに思うと、これは本当に勇気の要る...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法案の実施に努めてまいりたいと考えております。
08月04日第160回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○竹中国務大臣 委員御指摘のように、公的資金の注入行、それはやはり中小企業貸し出しをふやすという約束事があるわけですから、それが未達になっているというのは、そのこと自体大変遺憾なことであると思っております。我々は、それに対してルールをしっかりとつくって対応しているつもりでございま...全文を見る
○竹中国務大臣 うそは言っておりません。新聞報道でございますから、正確に報じられていないところがあるのかなというふうに思うんですけれども。  例えば、民主党が財政出動を要求しているというようなことを、私、言った覚えは全くございません。財政出動をしないと景気がよくならないと言って...全文を見る
○竹中国務大臣 報道が間違っているか私が違っているかという冒頭の御指摘がありましたけれども、五十嵐委員が例を挙げてくださったので……。  私が申し上げたのは、民主党が財政拡大をしろというふうに私が言いましたか、そういうことは新聞に書いていますか、もちろん私は言っておりませんが、...全文を見る
○竹中国務大臣 今の五十嵐委員の御質問の言葉の中で、会社から全面的な支援を受けているという御表現がありましたけれども、会社から全面的な支援を受けているというような事実は全くありません。  私の兄は、確かにその会社に働いております。私の兄は弟が立候補したと心配して、近所の方に弟が...全文を見る
○竹中国務大臣 兄が個人的にお願いしたということでございますので、その話で尽きているというふうに思っております。
○竹中国務大臣 私は、メガバンクは何行が望ましいというようなことは一切考えておりませんし、そういった旨の発言をしたこともございません。このことは、そういう発言はしていないということは何度も記者会見でも申し上げておりますが、依然として一部の方々がそのようなことを流布しておられるとい...全文を見る
○竹中国務大臣 この委員会でも何度か御答弁をさせていただいていると思いますが、オーバーバンキング、数が多いかどうかというのは一概に判断できる問題ではないと思っております。企業の形態、組織の大きさ、統合するや否や、まさに経営判断の問題でございますので、そのような判断をかつての産業構...全文を見る
○竹中国務大臣 積極的に評価するようなコメントをした覚えはございません。そのようなコメントがございましたでしょうか。記者会見等々で聞かれるたびに、これは経営の判断の問題である、しかも、統合というのは高度に経営の判断の問題である、よい経営を実現できるようにそれぞれの立場でしっかりと...全文を見る
○竹中国務大臣 経営というのは難しいものだと思います。規模だけで決まるものではもちろんありません。そうしたことを踏まえながら、経営者は極めて高度な判断を常に迫られているのであろうというふうに思っております。その意味でも、それぞれの規模が大きくなることのメリット、デメリット、収益力...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の複雑な経済社会を律するルールというのは極めて重要でありまして、ルールにのっとった行動がすべての経済主体に求められていると思います。信託という特異な業態に対する五十嵐委員の御見解、御見識に対しても、私自身、特別に異論はございません。その上で、今回の場合のように...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員の御指摘の中に、裁量の行政が問題であるという御指摘、頻繁にいただくわけでありますが、そういう裁量的な行政というのは、今はもうとれない仕組みになっております。我々はルールにのっとってしっかりと検査監督の行政をしております。  この検査の結果について、検査...全文を見る
○竹中国務大臣 告発を行うかどうかということについては、これは四つの点を総合的に勘案して検討する必要があるというふうに考えております。  まず第一は、本件の検査忌避等の悪質性、どの程度悪質であったのかどうかという点でございます。第二は、これが今後の検査一般の実効性に与える影響で...全文を見る
○竹中国務大臣 組織性の御指摘、隠ぺいの御指摘がございました。組織性、意図性があったということをUFJが認める立場に立ったというのも御指摘のとおりだと思います。  ただ、その場合も、悪質性という観点からいいますと、同じ組織性といっても悪質性はいろいろあり得るということだと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 担当大臣云々の問題は総理がお決めになることでございますので、私が申し上げる立場にはございません。  ただ、私の今の仕事としましては、経済財政諮問会議でその民営化の基本方針を決定するという総理の御方針にのっとって、経済財政諮問会議の運営の責任ある立場にある者として...全文を見る
08月05日第160回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大塚委員からはいつも非常に建設的な御議論をいただいておりまして、感謝を申し上げております。  幾つか私の発言ということの、報道されているものも御紹介をくださいましたけれども、厚生労働省を変えてみせると言ったのは、これは事実でございますけれども、あとの引...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 撤回するつもりはございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 議会の運営のプロセスについて私がどうこう申し上げる立場にはございません。  私は、法案を作成して、それで審議をお願いして、是非とも通していただきたいという立場でございます。その立場の者から見て、強く反対された。私はこれは大変重要な法案だと思って出して、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員会での審議、特に衆議院での審議におきまして大変厳しい御評価をいただきました。  私たちはこれまでの行政が着実に成果を上げているというふうに思っております。そうした成果を踏まえて、さらに今、地域再生とも絡んで地域の金融機能を強化しなければいけないとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 参議院でも御反対の意見をいただいたと思いますけれども、私が特に印象に残っているのは衆議院の先生方でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) そこはどういう場であったのか記憶をしておりませんけれども、最後までつぶそうとして最後まで反対したと。まあ、握りつぶすというのは通常の国会のこういう委員会の場で使う言葉ではございませんですから、そこは選挙のどういうシチュエーションで話したかということは御評...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、委員会の運営でどのようなやり取りがあったということを私はそれについて申し上げる立場にはございません。私たちは、法案を作って、それを通していただいて、それを執行したいと、その一心でやっているわけでございますので、それについて、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、委員会に、議院の運営についてどのようなやり取りがあったかということについて関知する立場にはございません。これ、関知すれば逆に大変問題になるんじゃないんでしょうか。その上で私は行政の立場から申し上げているわけです。これを、この法案が重要なのに、この法...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御質問の趣旨は、不良債権比率が変化する要因が何かという御質問であろうかと思います。  十五年三月末で八・六七%であったUFJの金融再生法開示債権の比率は、十五年九月末では八・一四と低下したものの、十六年三月末においては八・五〇と、昨年度決算を上回る水準...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、そのルールがどうなっているかという問題と、それと、どういうところに意図があったかという問題とは、これは少し分けて考えていかなければいけないということだと思います。  これは、我々はルールを持っておりますから、事後的にチェックをして、それを直近の、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、我々がどのように認識をしているかということにつきましては私も局長も申し上げましたので、御確認といいますか、御認識を賜っているというふうに思います。  検査忌避の行為は確かにあったというふうに我々は思料をしているわけでございます。しかし、その背後にど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には局長の答弁のとおりだと思うんですけれども、平野委員の御質問を推測するに、もしこの資料なかりせば、それでそこから出てきた新しい要因がなかったら不良債権ないし自己資本がどのぐらいであったか等々というのは概念的には整理できるのではないだろうかと、それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、平野委員が前半でおっしゃった、重大な影響があるんじゃないか、そう書いているじゃないか、いや、そのとおりであります。だから処分をしているんです。我々は処分をしているにはそれなりの理由があるんであって、そこはやはり隠ぺいによって重大な問題があったと考え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも紋切り型だと御批判を受けるかもしれませんが、これは正に民事上の係争が今起こっているということでございますので、民事の係争に当局がどちらが良い、どちらが悪いということを申し上げることはできないと、その評価を与えることはできないということは御理解を賜り...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これに関連しているすべての金融機関の顧客、そして投資家、実は直接関連していないライバル関係にある企業の投資家、そして顧客等々も、今の状況について正にかたずをのんでその動向を見守っているという状況なのだと思っております。  これについてどう思うかという御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここは是非平野委員始め皆様方にもお考えいただきたいんですが、民主党も政権政党を目指してやっておられると。峰崎委員や大塚委員や平野委員が私の立場になられたときにこういう問題が起きたら、どちらがいい、どちらが悪いというようなコメントはやっぱりなさらないのでは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、三千億云々の御紹介がありましたけれども、憶測というふうにおっしゃいましたけれども、まさしくマーケットでいろんなことが言われているということだと思います。マーケットを通して各経営も評価されるわけでありますから、マーケットを無視した経営というのはこれはで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々、検査の現場の諸君が本当に頑張ってくれまして、いろんな問題点をこのUFJに関しても指摘をしてまいりました。いろんな問題があります。三割ルールに抵触したという問題もあるし、自己査定と金融庁検査の格差が大きかったという問題もあるし、短期間での業績修正の問...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に、四点、総合的に考えるということに尽きるんであろうと思っております。我々としては、原則を大事にしながら適正に是非処理を、対応をしていきたいと思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) なかなか難しいお問い掛けだと思います。  確かに、今起こっていること、メガバンクがこういう形で裁判所で物事を決めるというのは今までになかったことで、それだけに国民的な注目を集めているということだと思っております。  これも御指摘にありましたように、や...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融機能強化法におきましては、地域における金融の円滑化等、健全な金融機能を発揮し得る金融機関に対して、これは国が資本参加するという道が開かれた。金融が十分な安心感を持って円滑に行われるためにはリスク対応のための体力を高めるということが今求められているわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 最後までこの法案をつぶそうとした、廃案に追い込もうとした、その例として議事録に残っております先ほどの池田委員の御発言を引用させていただいて、済みません、大門先生の御発言を引用しなくて大変申し訳ありませんでしたですけれども、そのような趣旨で私は申し上げてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、先ほどのプロセス云々ですけれども、私が接しておりますのは委員会の場ないしは本会議の場でございます。その委員会や本会議の場のプロセスにおいて私自身がそのように認識したわけで、委員会や本会議を開く上でのいろんなプロセス、これは理事会もございましょうし国...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、その委員会の、皆さんがおやりになっている議会運営のプロセスについては存じ上げませんので、存じ上げる立場にはありませんので、これは今日皆さんから自分の認識とは違うということはよく賜りましたが、また与党には与党の御認識があろうかと思いますので、この件に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、私がその委員会のプロセスについて、早くやるべきだとかもっと遅くすべきだとか、そういうことを言う立場にはないということを申し上げているわけであります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 評価はできません。感想としては、当然早く委員会を開いて早く通していただきたいなと、感想としては当然そう思っておりました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、大門委員は、そのプロセスに対して公党の云々というのは失礼だというふうにおっしゃいましたけれども、私はプロセスについては、だから、その背後のプロセスについては存じ上げる立場にはないから何も言っていないというふうに申し上げているんです。  これは、私は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私がそんなこと決めたことじゃないですよ。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、広田委員が冒頭でおっしゃった長期金利上昇に対する懸念の問題、これは我々も問題意識を共有しているところでございます。しっかりと中長期的な観点から財政を健全化させるということは、これは谷垣大臣におかれても、また私においても大変重要な責務であると思ってお...全文を見る
10月13日第161回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 武部議員から一問、質問をいただきました。郵政民営化の課題とその具体像についてのお尋ねでございます。  郵政民営化の実現に当たりましては、何といっても国民の御理解と御協力を得ることが最大の課題であるというふうに認識をしております。民営化の意義などにつきま...全文を見る
10月18日第161回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○竹中国務大臣 郵政というのは大きな組織でございまして、これの民営化の意味をわかりやすくという、我々も努力をしておりますが、なかなか説明が難しい部分がございます。  ただ、その点を踏まえて、既に総理が代表質問等々でお答えをしているとおりだと思いますが、私はやはり三点大きな利便が...全文を見る
○竹中国務大臣 今、基本方針を踏まえて制度設計、そして法案化の作業に着手しておりますけれども、それに当たっては三つの方針を決めております。  これはやはり基本方針に忠実に作成していかなければいけない、これがまず第一の点であります。同時に、これが非常に簡素でわかりやすい、そして一...全文を見る
○竹中国務大臣 制度設計というのは、本当にたくさんのことを決めなければいけないと思っております。そうした中では、これはまだいろいろな意見があるわけでございますから、その制度設計の中でぜひいろいろな御意見を反映していただきたい。我々としては、先生方の、皆さん方の意見をよく聞いて、ま...全文を見る
10月19日第161回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○竹中国務大臣 国民のためによい、国民のためになる民営化でなければいけない、これは全くそのとおりであろうと思います。そうした観点から、今般の基本方針の中には、留意すべき基本的な視点というのを明確に書いております。  一つは、やはり、言われたように、イコールフッティング、経営の自...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、旧債務については、定額預金に関しては十年でゼロになるわけです。それでもって、それが規模が大き過ぎるとかというような判断は、私はやはり適切ではないと思います。  委員が言われたように、政府がグリップしている間に小さくしておけと。私たちは...全文を見る
○竹中国務大臣 今、官房長官から御説明がありましたように、私も同じ認識を持っております。言うまでもなく、自分で自分の命を絶つというのは本当に痛ましいことでございます。その中のかなりの要因として経済的要因があるということも認識をしております。  例えば、この委員会でも御議論をいた...全文を見る
○竹中国務大臣 内閣は連帯して責任を負っておりますから、私もその一人として大変重い責務がある、大変重要な仕事を任されているというふうに思っております。  今委員御指摘になった点は、倒産、失業、破産等々、基本的には経済が停滞しているという点と、それと、その中で格差が拡大している、...全文を見る
○竹中国務大臣 存じ上げております。
○竹中国務大臣 郵政の民営化というのは、まさに民間でできることは民間でやろう、それが国民のためになるし国全体のためになる、そういう思いでやっているわけでございます。アメリカのためにやるなどと考えたこともありませんし、そういう見方もあるのかというふうに少し驚いております。  いず...全文を見る
○竹中国務大臣 八月三日のその記者会見のことを詳細には覚えておりませんが、基本的には、私は、個別の企業に対して一回も発言したことはないと記憶をしております。記者会見ではしょっちゅう聞かれますが、個別のことには口出しをいたしません。  一般論として申し上げれば、日本経済はまさにバ...全文を見る
10月20日第161回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねのアメリカ、中国を中心とする世界経済の動き、我々も大変注目をしております。  日本の景気回復にもこれまでも好影響を及ぼしてまいりましたし、これが逆に世界が減速すれば、日本も少なからず影響を受けるということではないかと思います。  アメリカについ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な問題だと思っております。  原油の値段は、委員御指摘のように、需要面、それと供給面、両方の影響、それに若干の投機的な要素も加わって非常に高い値段が続いていると。これは日本に対して二つのルートで影響を与えてまいります。  一つは、今まで四十ド...全文を見る
10月21日第161回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) あのナップスターの件以降、P2Pに関しては様々な議論が専門家の間にあると思います。そのための開発競争、日本もしっかり取り組まなければいけないということで、経産省もしっかりやっておられると思います。  恐らく、これは私は全く当事者ではございませんが、今の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 官から民へ、具体的には、世の中には市場で配分されるような私的な財やサービスと、やはり市場ではどうしても扱えないようなハンディキャップを負った方々に対する問題をどうするかとか、離島をどうするかとかという、その公的な財・サービスがあると思います。  日本は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 流通業に属する一企業の再建の計画でございます。流通業を所管する大臣でもございませんし、ましてや個別の会社のことでもございますので、大変申し訳ありませんが、それについて意見を申し上げる立場にはないというふうに思っております。  あえて一般論で申し上げれば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 八月の時点では私は金融担当大臣でございました。  御指摘の八月五日の会見の要旨が手元にございますが、五日につきましては、その前の日に経済産業省の杉山次官がダイエーの再建問題について金融の視点だけで検討するのは本末転倒だというお話がありましたが、これにつ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは持論として申し上げておりますように、日本経済は全体としてバランスシートに負の遺産を持ってきた、それは銀行でいえば不良債権であるし、企業でいえば過剰債務とその片側にあるもう一つの不良な資産、このバランスシートの調整をしなければいけないんだ、それが象徴...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、これは経済財政諮問会議で議論するに当たりましても、財政の観点からこういう大事なことを議論してはいけない、これは諮問会議の中でもそういう意見が強く出されております。  したがって、例えば教育の例でございますけれども、本年の八月から九月...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そうではないということを先ほど申し上げたわけでございます。  財政の論理からではなくて、そもそも論についてしっかり議論をしようという議論が諮問会議の中にもございまして、これは具体的には、麻生総務大臣始め皆さんがそのような議論を出してくださいまして、その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どこが上位、下位とか、そういう問題ではないと思います。文科省では正にいろんな観点からの御検討をしておられる。そういった検討も踏まえて、前文部科学大臣、河村さんにもおいでをいただいて議論をしている。必要に応じて今後更に議論をしていくということでございますか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと御通告をいただいていない問題でございますけれども、基本的には、今我々は、経済財政諮問会議で財政の問題とマクロ経済の問題を整合的にチェックするというシステムを持っております。  そうした中で、今後年末にかけて、予算そして税制、様々な問題をマクロ的...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 若者が働く機会がない、それと、まあ言ってみればコインの両面のようなものでありますが、若者の働く気力もうせているのではないか、その悪循環を絶たなきゃいけないという問題意識は持っております。  企業の責任ということでありますけれども、企業はこれまで言わば教...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは正に働く方と雇う方、双方がそういった新しい時代に適応するためにもっと自由な動き方をさせるようにしてほしいという、そういうニーズがあったわけです。それを政府が縛っているのはおかしいと、そうした中でいろんな規制改革の問題が出てきたんだと思っております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) だから、ニートというものが、フリーターというものがこれ以上増えないような新しいシステムを私たちは作ろうとしているわけです。  そうした中で、今回の自立・挑戦のプランもありますし、大学を中心とした教育改革も行っていかなければいけない。これは時代に合わせて...全文を見る
10月26日第161回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣及び郵政民営化担当大臣として、一言ごあいさつを申し上げます。  小泉内閣の経済財政運営においては、構造改革なくして日本の再生と発展はないとの方針の下、デフレの克服と経済の活性化を目指し、金融、税制、規制、歳出の各...全文を見る
10月27日第161回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○竹中国務大臣 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣及び郵政民営化担当大臣として、一言ごあいさつ申し上げます。  小泉内閣の経済財政運営においては、構造改革なくして日本の再生と発展はないとの方針のもと、デフレの克服と経済の活性化を目指し、金融、税制、規制、歳出の各分野の改革...全文を見る
10月28日第161回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 円委員から、母子家庭や児童虐待などの子供関連の予算について三位一体との関連でどのように考えるのかという御質問でございます。  ちょっと個別の予算項目についてお答えできる立場ではないんですけれども、三位一体全体の改革ということから申し上げますと、これは委...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変申し訳ありませんが、個別の予算について政府を代表してちょっと申し上げる立場にはございませんので、委員の御懸念、大変重要な問題だと思っております。  三位一体、我々、仕組みの方でございますけれども、そういった個別の重要問題がしっかり反映され得るように...全文を見る
10月29日第161回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○竹中国務大臣 私の年金の状況でございますが、前国会、五月十一日の財務金融委員会で御報告申し上げたとおりでございます。平成十三年四月の大臣就任以降、十一カ月間が年金の未加入の期間となっております。
○竹中国務大臣 まさに御専門家でいらっしゃるわけでありますが、NPOの定義というのは、これは広義、狭義、さまざまに定義はあり得るのだと思います。今御指摘ありましたように、現行の特定非営利活動法人は、これはいわば法律で特定をされた活動を行う、そういう意味で特にクローズアップすべき狭...全文を見る
○竹中国務大臣 分類概念として、委員のおっしゃることは大変よく理解できることだと思っております。それを行政の場でどのように反映していけるのか、しっかりと考えたいと思います。
11月02日第161回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ここ数年来の工藤委員からの宿題に対してどのようにこたえてきたのかと、包括的なお尋ねであるかと思います。  委員とは何回かやらせていただきましたので、ちょっと私の記憶も、あれが三年前だったのか二年前だったのか、ちょっとごっちゃになっているところがあるかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 景気の認識に関しましては様々な御意見があるということは承知をしております。私自身も、景気のことについて聞かれましたら、良い方向には向かっていると思うと、しかし景気、経済状況が満足できる状況にあるかというふうに聞かれたら、これはとても満足できる状況にはない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 自己破産の問題は、政治として、政策としてこれを食い止めなければいけない最大の問題の一つであろうというふうに思います。  委員御指摘のように、ここ何年かの間に自己破産件数が大幅に増加したというのはこれは事実でございます。委員がおっしゃったのと私の手元のと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) よく構造改革を進めろというふうに言いますと、弱者切捨てであろうとか、地方切捨てであるとか、そういうような御批判があります。しかし、これはアメリカ流とか、そういうそのラベルを張る議論というのは本当にいかがなものなのかなと私自身は思います。  これは、弱い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、若年の失業、雇用の問題というのは社会的にも経済的にも極めて深刻であり、重要な問題であると思います。  今委員も御指摘されましたけれども、これは今現時点での社会問題であると同時に、今若いとき、一番いろんなことを学ばなければいけない、職...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先般の所信でプライマリーバランスという言葉を特に使わなかった、それに触れていないというのは委員の御指摘のとおりでございますが、これは決して軽視したわけでも失念したわけでもございません。  プライマリーバランスの回復については、ここはもう三年来ずっと主張...全文を見る
11月04日第161回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 大きな問い掛けでございますので簡単になかなか言えないものなのかもしれませんのですが、三位一体の改革、そして総理がよくおっしゃる、民間でできることは民間で、地方でできることは地方で、正に自助自律の精神、仕組みを大切にしながらそれぞれが、経済主体が、人間が、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も秋元委員も比例区で選んでいただいたわけでございますが、私は和歌山の地方の出身でございます。委員は東京の御出身だと思いますが、全国を回る中で、確かに地方の状況というのは非常に厳しいものがある、そういう中で改革を進めていくことのリスクというものをしっかり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、今の地方交付税の仕組みといいますのは、基本的には地方財政計画でその総額が決まってまいります。基準財政需要を積み上げて、その中から出てくる一種のその差額、収支不足分、財務省の方はよく足らず前というふうに言われますけれども、そこを国が面倒を見るという制...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大統領選が終わりました。もちろん選挙の結果について私たちコメントする立場ではございませんが、米国経済がどのようになっていくかというのは当然のことながら日本経済の運営上も大変重要な関心事でございます。基本的には、現在の経済政策の方針は基本的に変わらないとい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のとおり、多くの国民の皆さんにとって、この窓口のネットワークはどうなっていくのかと、大変大きな関心事であるというふうに私も認識をしております。  この議論をするに当たりまして、こうした点も踏まえまして、我々、五つの原則というのを決めております...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねの特定局長の身分の話等々も、特に地方に行きましたときに、これは必ずいただく質問、重要なポイントであると思っております。  先ほど御紹介させていただきました、その九月十日の閣議決定されました郵政民営化の基本方針におきましては、新会社の設立とともに皆...全文を見る
11月12日第161回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○竹中国務大臣 市村委員がおっしゃる多様な価値観、公益に関する多様な価値観を社会の中に反映させなければいけない、にもかかわらず、戦後一貫して公益に関するものはすべて官が、官のセクターが独占してきた、それに対してやはり非常に強い問題意識を我々は持つべきである、全くそのとおりだと思っ...全文を見る
○竹中国務大臣 制度そのものの御担当は村上大臣でいらっしゃいますので、私は、あくまでも国民生活にかかわる限りにおいてこの特定非営利活動法人に関連しているという、そういうキャパシティーでの御答弁でありますので、その点は留保賜りたいと思いますが、私が持っております認識というのは、基本...全文を見る
○竹中国務大臣 市村委員の思いは、私も本当に共通して持つところがたくさんございます。  私自身、こういう活動に直接関心を持ち、携わるようになりましたのは、もう十年ぐらい前でありましたと思いますが、雨宮教授がいらっしゃいますね、恐らく大変お親しいのではないかと思いますが、なるほど...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに委員がおっしゃる広い意味でのNPOがしっかりとした活動をできるためには、まず法人格が与えられて、いろいろな法律行為が主体としてできるようになるということが最低限の条件でありますが、それを、実態を保障するのは、何といってもやはり財政的な側面である、全くそのとお...全文を見る
12月02日第161回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、地域の格差というのはやはり我々が取り組むべき新たな構造問題として大変重要になっていると思っております。  全体としての景気は、この一年半強、回復の過程にはあるわけでございますけれども、委員御指摘のように、民需主導であると。そうします...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基礎的な財政収支を回復する、委員がおっしゃいますように、年々の政策的な経費はその年の税収で賄えるようにする、それが基礎的な財政収支を回復させるということの意味ですけれども、それをまずやる。そのための枠組みというのを、内閣府の試算、それを裏付けに持っており...全文を見る