竹中平蔵

たけなかへいぞう



当選回数回

竹中平蔵の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第162回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣として、その所信を申し述べます。(拍手)  小泉内閣が発足した四年前、日本経済は厳しいマイナス成長の中にありました。膨大な不良債権の存在から金融システムへの不安は募り、一方で、財政拡大に過度に依存した従前の経済運営の行き詰まりから、...全文を見る
01月21日第162回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣として、その所信を申し述べます。  小泉内閣が発足した四年前、日本経済は厳しいマイナス成長の中にありました。膨大な不良債権の存在から金融システムへの不安は募り、一方で財政拡大に過度に依存した従前の経済運営の行き詰まりから、国民の先行...全文を見る
01月24日第162回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 武部議員から、小泉改革の成果とこれから取り組むべき改革についてお尋ねをいただきました。  小泉内閣は、改革なくして成長なしとの理念のもと、不良債権処理や財政赤字の拡大阻止に象徴されるような各般の構造改革に取り組んでまいりました。  こうした取り組みに...全文を見る
01月25日第162回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 各種の負担増が景気に与える悪影響についてのお尋ねを一問いただいております。  日本経済は、このところ一部に弱い動きが見られるものの、民間需要を中心に回復を続けておりまして、こういう動きが続くと見ております。  お尋ねの、定率減税の縮減等の税制改正や各...全文を見る
01月26日第162回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 草川議員から三問御質問をいただきました。  まず、「改革と展望」の内閣府試算の中期的な名目成長率、それと試算の意味するところについてのお尋ねでございます。  内閣府の参考試算におきましては、構造改革の推進により実質成長率が堅調に推移する中で、政府、日...全文を見る
01月27日第162回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○竹中国務大臣 お答え申し上げます。  日本の経済は、二〇〇二年の最初からようやく景気の回復を始めました。その間、踊り場的状況もあったのでございますけれども、それを脱してさらに回復を続けて、約三年間、景気の回復過程にあるというふうに認識をしております。しかしながら、ここ半年ぐら...全文を見る
○竹中国務大臣 国債管理政策全般について、まさに今谷垣大臣がお話しになったとおりでございますけれども、マーケットへのショックが心配ではないかという島委員の御指摘に対して、そうならないように基本方針ではいろいろな工夫をしたつもりでございます。  それについて谷垣大臣からも今お話が...全文を見る
01月28日第162回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○竹中国務大臣 岩國委員の御指摘は、経済は必ずコインの両面のようにいろいろな面があるんだから、いろいろなことを議論しなければいけません。大変私もそのとおりだと思います。  基本的には、例えば先ほどの低金利の話でも、金利の収入が低いけれども、家計から見ると、ローンの金利が下がって...全文を見る
01月31日第162回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御承知のように基本方針、郵政民営化の基本方針を決定し、閣議決定しておりますが、その中で委員御指摘の問題については明記をしております。  預金については、これは政府保証を外すわけでございますけれども、その運用については、民間企業として段階的に、貸付け...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それは、基本的にどういう法律を作るかということで、今、制度設計等、法案の作成に向けて基本方針に基づいて作業をしておりますので、今、法案上どうなるかということに関しましては、正にそれを、その趣旨を生かして制度設計、法案作成を行っているということになろうかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社法を所管しておりますのは総務省でございますので、私の範囲で、民営化担当大臣としての認識でございますけれども、基本的には国が預かっているお金でありますから、これは御指摘のように、もしリスクを負って万が一のことがあればこれは国民に負担が掛かる、だからこそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の時点で三百五十兆円というのがその政府の、集めて政府で運用するという形になっている。それが時間を通じて民間に流れていくようになっていく、その道を開くのが民営化であるということを申し上げているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) いやいや、誇大広告でも何でもない、そのとおりではないでしょうか。三百五十兆円というのは、運用しているお金に色が付いているわけではありませんから、三百五十兆円の資産を間違いなく国民は今運用しているわけです。その運用しているお金が次第に民間に流れていくような...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お金に色は付いておりませんから、これは確かに旧契約が新契約に変わるかどうか、これはもう郵政、新しい郵政にとってもう経営上の物すごく重要な問題になります。重要なのは、それは三百五十兆円今資産運用しているのが新契約として郵政に行くのか、それとも民間の新たな金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政改革の議論として、規模を縮小するということをやったらどうかという議論があることは承知をしております。そのようなことを掲げている社説もございます。  例えば規模を縮小するということの典型的な例は、やめてしまえと、規模をゼロにしろという例でございます。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) すべての問題についてそうでございますけれども、我々が進めようとしている改革は、いろんな意味で経営の自由度を持っていただくということ。経営の自由度を持っていただくに当たっては、他の民間とこれはイコールフッティング、同じ条件で競争していただかなければいけませ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の小川委員の御指摘はやはりおかしいと私は思います。  なぜならば、まず、二点申し上げたいと思うんですけれども、私は総理の手紙に書いているとおりだと思いますよ。まず一つには、例えば株式会社化して今度は出資をするわけですから、政府には持分ができます。例え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の経済、長らく大変厳しい状況が続いてきていたわけですが、その中でようやく新しい成長の方向が見え始めたという今の状況ではないかと思っております。  先般、OECDが経済、対日経済審査を発表しておりますが、その中で、OECDも日本経済は過去十年間で一番...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 全体として景気が良い方向に向かう中でばらつきがあるという委員の御指摘は、実はそのとおりであるというふうに思っております。地域間のばらつき、そして中小企業のみならず大企業の中でもばらつきがあるという事実があると思います。  これは、従前型の景気回復はどち...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 財政演説の御引用くださいまして誠にありがとうございます。  あの中で、委員が全く説明がないという御指摘でございましたが、説明はしたつもりなんでございますが、まだ不十分だということかもしれません。  もはや戦後ではないというのは、今からちょうど五十年前...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小泉内閣ができました、誕生しました二〇〇一年というのは大変厳しいマイナス成長の中にございました。経済はマイナス成長である、一方で財政赤字がどんどん拡大をしていると。これを両方とも何とかしっかりと立て直さなければいけない、したがって、経済を活性化させよう、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、「改革と展望」でシナリオを示すときの基本的な考え方は、政府の歳出そのものを今のまま大きくしない。まあ、GDPが成長する分ぐらいは大きくなってもいいかもしれませんが、GDPに占める政府の割合を決して大きくしないと、そういうことを基本的な道筋と考えてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金利というのは、常識的に数%、今ほとんどゼロに近い状況になっておりますが、それをマイナスにしたらどうかという議論が専門家の間であると、これはもう以前からあるというのは承知をしております。  これは、考え方としては一つの考え方であるというふうに私も思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 各大臣それぞれ所管がありますので、各大臣一人一人おっしゃりたいことはたくさんあるんだと思いますが、分かりやすくということだと思いますので、まず全体としては、先ほど申し上げましたバブルによって生じた負の遺産を解消するという、それに関する成果が非常に大きな成...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政公社に対して今直接税金が投入されているわけではないというのは、これは間違いなく事実でございます。  これについてはいろんな議論がなされておりますが、基本的には、しかしそれでも郵政、特に郵便事業等々、今年間、毎年二%から二・五%ずつ取扱いが減っている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政府・与党の協議の場を設けまして、そこでしっかりと検討していこうということを申し合わせました。その上で、今、政府と自民党の間でより詳細な協議、検討の場を設けておりまして、先般の検討の場では、今の私どもの準備室における検討の状況の報告をさせていただきました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう正に文字どおり我々真摯に検討をしております。その上で、これは決して先送りということではなくて、良い結論を出すために今真摯に検討しているわけでございまして、この点につきましては是非御認識を賜りたいと思います。  その上で、今、骨格経営試算の御紹...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化が目指すところというのは、ある意味で極めて明快でありまして、自由に経営をしていただきたいと、民間の創意工夫、活力で自由に経営をしていただきたい、もうそれに尽きるところでございます。ただ一方で、例えば二〇〇七年の四月に予定どおり民営化されたとして、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 組織の具体的な姿ということでございまして、これは正に制度設計の一つの中心的な項目でございまして、今多面的に多様な観点から考えているところでございます。  いずれにしても、重要なポイントは、経営の自由度をしっかりと発揮していただくと、一方で他の民間企業と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘をいただきまして、ありがとうございます。  まず、第一の御指摘で、景気の踊り場というのは、まあ私も使いますし、新聞等々でも出てくる言葉でありますが、具体的にどういう意味なのか分かりにくいと、そういう御指摘、確かにあろうかと思います。踊り場、こうい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二極化といいますか、それぞれの分野、地方でのまだら模様といいますか、そういう状況というのは確かに見られるところでございます。これ、先ほども申し上げましたけれども、今までの、九〇年代を通して今三回目の景気回復なんですが、過去二回の景気回復は官公需、公共事業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員の御指摘はもう極めて重要な御指摘であり、また、我々として最も注意を払わなければいけないポイントの御指摘であるというふうに思います。  今回、いろんな経済運営を考えるに当たりまして、御指摘のような点も踏まえて私たちなりに慎重に検討をさせていただい...全文を見る
02月01日第162回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日御答弁申し上げましたように、国民の総支出のうちの非常に大きな割合を占める消費がどうなっていくかという点は大変重要であると。今企業部門が良くなってそれが家計部門に波及しつつあると、ようやく波及しつつあるという過程だと認識をしておりますので、そこをしっか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、経済は、銀行がきれいになっただけではなくて、昨日申し上げましたように、企業全体の、また家計も含めたバランスシートがきれいになっている。だからこそOECDも日本経済は過去十年の間で一番良い状況にあるという診断をしているというふうに認識をしております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二つ申し上げます。  一つは、日本が持っている本来の成長力というのは今まあ二%か二%弱であるというふうに思います。二%弱ぐらいで成長できる経済で、一・七%の国民に負担を掛けますと、まあラフに見て一・七%とかその程度のGDPの押し下げをするわけですから、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その根拠をモデル試算も含めて「改革と展望」の中に示しております。そういうふうに財政も健全化させながら、そのようなしかるべき負担も、これはまあ負担と言っても〇・数%でございますが、そういうものも含めてしっかりと経済を成長させながら、かつ財政を健全化させてい...全文を見る
02月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○竹中国務大臣 久間委員から極めて本質的な重要な御指摘をいただいたというふうに思っております。  今財務大臣から御説明がありましたように、日本の場合、非常に特徴的だと言われた財政投融資の制度があった、この改革は既に始まっているわけでございます。簡単に言いますと、郵貯から直接財投...全文を見る
○竹中国務大臣 特別送達、内容証明等々、いわゆる郵政が担っている公的な機能というのは、私自身もこれは極めて重要であると思っております。大臣になりましてから三年九カ月、一体何通の内容証明郵便を私自身も出したことかというふうに思っているところでございます。  この議論を、郵政民営化...全文を見る
○竹中国務大臣 職員の方々の年金についてのお尋ねでございます。  基本原則で、これは雇用についてはしっかりと配慮するんだということを明記しておりますが、同様に基本方針の中で、その待遇について制度設計の中で十分工夫するということを我々も明確に述べているところでございます。これは、...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちが制度設計上、大変ある意味で苦労しているところを次から次へと御指摘をいただきまして、ある意味で大変心強く思っているところでございます。先生の御意見を入れながら、よい制度設計をしたいと思っております。  消費税そのものについては、これはもう言うまでもございま...全文を見る
○竹中国務大臣 私は日本を愛しております。いろいろな議論があるということは承知をしておりますが、まさに先ほどの税の議論と同じで、税の論理、ないしは内国待遇の同等化の論理、そういう中で、やはり多くの方々が納得する制度をつくらなければいけないというふうに承知をしております。  久間...全文を見る
○竹中国務大臣 御答弁の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  田中委員からは、私自身、本当に大変重要な御指摘をいただいていると思っております。本当に中小企業経営のことに大変お詳しいし、思いをいたしておられる。  まず、閣内不一致ではないかという御意見がありまし...全文を見る
02月03日第162回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○竹中国務大臣 中塚委員の御指摘、大変しっかりと経済をごらんになっているなという面と、しかし、ちょっと補足的にやはり説明をさせていただかなけりゃいけないなという面が、私は両方あるかと思います。  まず最初に、中塚委員がお示しになっているグラフで、企業収益はふえているけれども、雇...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申しますが、委員おっしゃるように、雇用者の所得がふえていかなければいけないというのは、これは全くそのとおりでございます。今、その条件が、先ほど言いましたように、労働者の取り分がバブルを通して非常に高くなっていたのがようやく今正常に戻りつつあるので、そういう...全文を見る
○竹中国務大臣 大変、個々に御指摘の点は、これは我々も非常にそのとおりだというふうに思う部分がたくさんございます。企業に重い保険料の負担を課すれば空洞化を助長するであろう、これはもう御指摘のとおりで、そうならないように、限度、その負担をできるだけ低く抑えて、まさに小さな政府にして...全文を見る
○竹中国務大臣 私は金融担当大臣ではございません。金融庁として、金融担当大臣として所轄する方とやったということではございません。  一方で、私、今いろいろなところで、例えば財界人の方と対談をしたり一緒にシンポジウムしたりしますけれども、これは、私は国務大臣として、経済を語る、い...全文を見る
○竹中国務大臣 私は銀行の宣伝に出ているわけでは全くありませんですよ。これは経済を議論する雑誌の中で対談をして、それとの関連で表紙に出ているということでございますので、宣伝に出ているというのは全く違うと思います。
○竹中国務大臣 私は金融担当大臣ではございません。それは、基本的には経済の雑誌で三人で対談をさせていただいて、それとの関連で表紙になったということでございますから、当然、私なりに注意して行動しているつもりでございますけれども、その趣旨は御理解を賜りたいと思います。
○竹中国務大臣 基本方針の中身の話でございますけれども、基本的には持ち株会社をつくります。持ち株会社は政府が全額出資でつくります。それで、持ち株会社がこれまた全額出資をしまして、郵便の会社、窓口ネットワークの会社等々をつくるということを基本方針では想定をしております。  三割と...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、世の中のことを政府がどこまで責任を持つかというのは、これは政策を決める上での最も重要なポイントであると思います。  民営化のそもそもの趣旨は、これまた原口委員には言うまでもないことでございますけれども、環境変化が激しい中で、できるだけ経営の自...全文を見る
○竹中国務大臣 午前中の御答弁で述べさせていただいたことでもあるのでございますけれども、志位委員の御指摘は基本的には、最近、付加価値の中で労働者の取り分が減っているではないか、資本の取り分がふえているけれども労働者の取り分では減っているではないか、そのことに尽きているのだと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 私の答弁が虚偽だという御表現だったと思いますが、私、先ほど、労働の取り分、労働分配率の話等々、かなりわかりやすく御説明したつもりですが、御理解いただけていないようでございますので、もう一度申し上げますが、労働分配率はもっと長期で見てくださいということでございます。...全文を見る
○竹中国務大臣 雇用者報酬については、今志位委員は四半期でどうだということを申されましたが、私たちは経済見通し等々の中で十六年度の実績見込みというのを出しております。その中で、さらに経済見通しも出しております。ぜひとも、もしこれに反論がございますのでしたら、共産党としても政府見通...全文を見る
02月04日第162回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○竹中国務大臣 総理の御答弁にもありましたように、利便性を高めるというのは、我々が郵政の民営化で目指す最も大きな目標の一つでございます。そのために五つの原則を定めておりまして、その原則の中の一つが、まさに利便性の原則、利便性を高める原則ということになります。  今、委員は二つの...全文を見る
○竹中国務大臣 過疎地において郵便局がいろいろな意味で重要な役割を果たしている、それは大事にしたいという原則論は、先ほど申し上げたとおりでございます。  ただ、今、これは委員がお示しになった図表の読み方の問題だと思いますが、私は、やはり民間金融機関、特に過疎地では大変だと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、私の申し上げたことを非常に誤解をしておられるように今おっしゃいましたけれども、今、この間、民間の金融機関が地方で減ってきた一つの要因として、競争条件が同じではなかったという要因があっただろうということを申し上げているわけです。  片や有利ですよ。片や有...全文を見る
○竹中国務大臣 この問題は本来総務省からお答えいただく問題かもしれませんけれども、一般信書について今参入はないと承知しておりますが、特定の信書については、特別の信書については七十数社、たしか参入していると思います。  これについては、その参入の条件をどのように定めるのかというこ...全文を見る
○竹中国務大臣 直接投入されている税金、そういうものはないと承知をしております。  一方で、例えば先ほど申し上げましたように、政府保証をしております。本来、民間でしたら、保証に対しては、預金保険機構に加入をして預金保険料を支払わなければいけないわけでございますけれども、預金保険...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員の御指摘、私も大変よく理解できるところはたくさんあるわけでございます。先行きについて特に御心配していると。我々は、先行き決してそんなに楽観しているわけではなくて、非常に厳しく見なきゃいけないというふうに思っているところでございます。  ただ、ちょっと幾つ...全文を見る
○竹中国務大臣 税制の細部につきましては、担当のそれぞれの大臣から御発言があるかもしれませんが、私も、土地の下落がストップするような状況に持っていくということは、これは絶対にやはり我々の目標としなければいけないところだと思います。  ここ数年間こんなふうに土地が下がってきた国は...全文を見る
02月07日第162回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○竹中国務大臣 島委員の御指摘、これはもう極めて国の経済の根幹の運営として重要な問題であるというふうに思っております。  我々としては、まず、財政が長期的に健全化していくような状態をつくり出すということが第一のポイントでございまして、そのために、基礎的財政収支を約十年間で二〇一...全文を見る
○竹中国務大臣 島委員の御指摘、それからこれまでの御主張というのは、我々も大変よく理解できる点があると思っております。  先ほど財務大臣からの御答弁にもありましたように、私たちの基礎的財政収支均衡のシナリオというのは、まず、二〇〇六年度まではとにかく政府の規模を大きくしないよう...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○竹中国務大臣 北川委員からは、郵政の民営化に関連しまして、その根底にある、社会をどのようにつくっていくかという大変重要な御指摘をいただいたと思っております。小さな政府というお言葉をお使いいただきましたが、これは総理の演説にもございましたように、小さな政府をつくっていくための行政...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員から御指摘がありましたように、まさに政府・与党一体となって、しっかりとした、真に国民のためになる、長期の評価にたえるような改革にするために、与党とはしっかりと協議を重ねて、一体となった、しっかりとしたよい改革を目指していきたい、真摯に協議を続けたいと思ってお...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の民営化というのは、我々にとって大変重要なサービスを提供してくれている今の郵政を日本の国民のためにさらに役立てるようにするためにどのようにしたらよいか、まさにそういう発想から出てきている問題でございます。  一方で、環境の変化は著しいものがあります。郵便だけ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは国民的な議論が必要でございますから、さまざまな利害関係者にしっかりと御議論をいただく問題であるというふうに思っております。特にこの団体からの意見を聞くとか、そういう性格のものでは全くないし、特にこの団体からの意見を今後聞いて、それを改革に生かしていこうという...全文を見る
○竹中国務大臣 海外資本、国内資本にかかわらず、特定の団体からの意見を聞いて、それを改革に反映させる、そのような姿勢は持っておりません。
02月16日第162回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○竹中国務大臣 中津川委員からは、資産デフレ、中小企業に対していろいろ財務金融委員会等々でも御指摘をいただいてきたつもりでございますが、政府の資産デフレに対する認識が甘いのではないかと。私自身も、いわゆるバブルの崩壊以降、資産デフレは一貫して続いてきている、これを何とかとめたいと...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに中津川委員といろいろと御議論させていただいたエッセンスのような御質問をいただいていると思います。  不良債権とデフレの関係でありますけれども、デフレのときに不良債権をするのは大変問題ではないかという御指摘をいただいておりましたけれども、ここはなかなか議論の...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、金融の問題に関して内閣を代表して物を申し上げる立場にはございませんが、先ほどからの御答弁にもありましたように、金融当局として法令の枠組みの中でしっかりと対応をしておられると思います。
○竹中国務大臣 報道というか、週刊誌の記事だと思いますが、それは事実ではございません。弁護士を通じまして厳重に抗議をしているところでございます。
○竹中国務大臣 知っております。
○竹中国務大臣 ボランティアで私の応援をしてくださった一人だと思います。
○竹中国務大臣 ボランティアのお一人の方ですので、どういう形をとっておられたのか、申しわけありませんが、ちょっと承知をしておりません。
○竹中国務大臣 仕事をしながらでありますから、土日とか夜とかいろいろ、彼なりに時間のやりくりをしてくれたんだと思いますが、彼は和歌山県桐蔭高校の後輩でございます。
○竹中国務大臣 ちょっと申しわけありませんが、トヨタの中での詳細な部署等々、存じ上げておりません。彼は今、もともと財務省に在籍していた方でもありますので、内閣府の中でもアドバイザー等々として、いろいろと政策にアドバイスをしてくれる方であります。
○竹中国務大臣 私も初めてのなれない選挙でございまして、もうわけもわからず十七日間外を飛び回っておりましたので、選挙事務所の中でのことというのは、申しわけありませんが、ほとんどわかりません。申しわけありません。
○竹中国務大臣 ボランティアですから、企業の便宜供与というふうにおっしゃいましたけれども、ボランティアですから便宜供与ではございません。これは、ボランティアをやってくださる方はたくさんおられますけれども、そういう方に対して、何か細かく私が国務大臣として御報告する必要があるのかな、...全文を見る
○竹中国務大臣 初めて私が選挙に出まして、兄が兄弟として、肉親として大変心配して応援をしてくれたというふうに思います。そこで、職場の知人や友人に、弟が出ているので自分も応援している、よろしくというようなことは、これは当然言ったのではないかと思います。  御指摘の中日新聞の記事の...全文を見る
○竹中国務大臣 報告は受けておりませんけれども、基本的に、兄が、自分の弟が出ているのでよろしくと。それに共鳴してくださった知人、友人がこれまたボランティアでやってくれたことであると思います。
○竹中国務大臣 まさに今委員御自身が御指摘してくださいましたように、社長が、個人としてやっていることで会社としての取り組みではないというふうに明言をしておられると承知をしております。
○竹中国務大臣 大臣になる前、本もたくさんベストセラーになっておりまして、大変所得が今から思うと多かったなと思う時代がございました。その中で、個人としてきちっと対応したんだと思います。
○竹中国務大臣 そういうこと、私が私人として活動していたときにどういう家に住んでいたかとか不動産を持っていたかということをお答えする必要があるのかどうかちょっとわかりませんけれども、人並みにやっておりました。
○竹中国務大臣 相当の預金があったんだと思います。だから、それが両建てで、むしろ、たくさん借りてくれというふうに銀行から言われたような記憶がございます。
○竹中国務大臣 制度の意義及び概要について今総務大臣から御答弁がございましたけれども、郵政の民営化に当たりましても、このようなまさに社会的な使命といいますか、社会性を持った郵政の機能というのは大変重要であるというふうに認識をしておりまして、そういった認識に基づいてしっかりと制度設...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、私自身、この三種、四種の郵便が今果たしている役割は大変大きいと思っております。各地でいろいろな郵政民営化に関するタウンミーティング等々を行ったときも、目の不自由な方のケア、ボランティアをしておられる女性が、やはりこの、特に盲人に対する...全文を見る
○竹中国務大臣 法律の書き方そのものは、まさにまだ法案を今作成しているところでございますので、しっかりと検討させますけれども、郵政が持っている社会的な機能については、引き続きこれは提供義務を課すというようなことは、これは基本方針にも明記をしておりますので、そういうことがしっかりと...全文を見る
○竹中国務大臣 まだ、今その枠組みの議論を、制度設計の議論をしておりまして、法律の条文の書き方のところまで私自身まだ詳細に見ている段階ではないのでございますけれども、委員御懸念のような第三種、特に具体的には盲人の点字の郵便物等々、これは本当に重要だと私も思います。そういうことがき...全文を見る
○竹中国務大臣 今の郵政が果たしている重要な社会的な機能については、これはしっかりと残すように制度をつくりたいと思います。
○竹中国務大臣 現状、郵政、これは第三種、四種というような社会的な機能を果たしているわけでございますけれども、いわゆるリザーブエリアを持って、その中で、この全体の収益、収支の中で第三種、四種を賄うというようなことをやっております。現実に、この郵便部門は第三種、四種のサービスを行っ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと急なお尋ねですので、私の記憶の範囲でございますが、第三種、第四種で、先ほども麻生大臣がおっしゃった数字とほぼ変わりませんが、第三種、第四種、合わせて大体二百五十億円ぐらいというふうに私も承知をしております。
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、今、二百五十億ぐらいの収支の赤が出るという試算を郵政公社はしておりますが、それを郵政公社自身は御自身のリザーブエリア等々を含めた収益の中で賄っておられる。こうしたことをより確実に社会貢献、地域貢献等々で行えるような、そういうような仕組み、地域貢献、...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的にはいろいろなお考えがあろうかと思います。別に基金がなくてもできるんじゃないかというお考えもあろうかと思いますし、その内容をさらに明示的にするためにも、そういう基金を設けた方がよいのではないかという考え方もあろうかと思います。  関係大臣で話し合いまして、...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政は、言うまでもなく、大変大きな社会的な機能を果たしております。郵便事業そのものは、これは国際的に見ても、したがってユニバーサルなサービスを義務づけるわけでございますし、それに合わせる形で、郵便局のネットワークについても、すべての国民がアクセスできるようなそうい...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちは、郵政を民営化したいというふうに考えているわけでございます。もちろん、これに対して賛成、反対、いろいろなお考えはあろうかと思いますが、民営化することの最大のポイントというのは、経営を自由に行ってもらうということだと思います。  経営を自由に行うということ...全文を見る
○竹中国務大臣 さまざまな経済環境の変化の中で、郵政の経営も、これは郵便事業におきましても金融事業におきましても、大変厳しい状況に直面していくということが予想されるわけでございます。だからこそ、経営の自由度を持って、そうしたことに対処をしていってもらいたい。努力義務でございますけ...全文を見る
○竹中国務大臣 二点申し上げたいと思います。  委員の御懸念、私も地方の人間でございますからそれはそれでわかるわけでございますが、現実問題としまして、これは、窓口ネットワーク会社、今二万四千という非常に大きなチェーン店が、その郵貯会社等々とどういう委託契約を結ぶか。これは一括で...全文を見る
○竹中国務大臣 そうならないような制度設計をするということでございます。  基金等々について、これは考え方を提示した段階でありますので、制度設計をこれからしっかりとして、ぜひ広く御議論を賜りたいというふうに思いますけれども、これは、例えばきちっとした手数料のようなものを払えれば...全文を見る
○竹中国務大臣 基本方針には社会貢献をするというふうに書いているわけです。社会貢献をするときに、今、委員は補助金をもらうというふうに言いましたけれども、これは郵政のお金でありますから補助金ではありません。これはリザーブエリアでやるのかその他の収益でやるのか、郵政の中での資金を基金...全文を見る
○竹中国務大臣 その中身そのものについては、まさに今制度設計をしているところでございますので、委員言われたような重要な社会的な使命を果たすための、そのような仕組みにしたいと思います。
○竹中国務大臣 それもまた制度設計の話でありますので、どれだけのサービスを行って、どれだけの金額範囲を設定するのかというようなことについては、これは各省庁と相談をしてしっかりとした枠組みをつくって、先生方にもぜひ見ていただきたいと思います。  ただ、いずれにしましても、これは一...全文を見る
02月17日第162回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○竹中国務大臣 経済の状況につきましては、引き続き、これは格差の拡大も含めてでありますけれども、大変厳しい状況であるという認識は当然私も持っております。そうした中で、少しでもよい方向に向かいつつあるというのが今の状況だと思っておりまして、委員御承知のように、先般のOECDの対日審...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行の貸出残高の減少が続いているという御指摘は、これはもうそのとおりでございます。ぜひ銀行、しっかりと貸出先を開拓して、ふえるような状況を今後ともつくっていきたいと思っておりますが、委員が御指摘のこの表そのものでございますけれども、これは、ちょっと細かいですけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 GDP、特に名目GDPに着目した御指摘をいただきましたけれども、当然のことでありますけれども、我々としては、実質的な、実体を高めるという意味での実質GDPを高め、同時に、なかなか厳しい状況にありましたデフレをしっかりと克服していく、この両方を実現することによって、...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員からは、大変、効果が上がっていないという厳しい御指摘をずっといただいておりますが、この御指摘は御指摘としてしっかりと受けとめますが、同時に、全体としてはよい方向に向かっているという点についても、ぜひ、これは委員御専門家でいらっしゃいますけれども、御認識をい...全文を見る
○竹中国務大臣 参考として我々が試算したものでございますから、数字の評価も含めて、ぜひそこはもちろん御議論をいただきたいところでございます。  ただ、この中でのシナリオでぜひ御理解をいただきたいのは、恐らく委員の御指摘は、これは中央銀行、日本銀行という存在があるんだから、そこで...全文を見る
○竹中国務大臣 GDPに対する公債の残高をある程度以上にならないように、これがどこまでもどこまでも上昇していくような状況を絶対に食いとめなければいけない。その意味で、委員がおっしゃっているような公債の残高のGDP比をしっかりと見るというのは、これは全く必要なことであると思っていま...全文を見る
○竹中国務大臣 それはひとえに、ベースとしての財政赤字がどのぐらい大きいか、当然それに依存しているのだと思います。  財政赤字の額が同じであっても、日本のように、GDP比で、プライマリーバランスで見て四%、五%、実際には六%とか、それだけの国債を毎年出していくと、その分ストック...全文を見る
○竹中国務大臣 私も、かつて世界モデルをつくっていろいろ論文を書かせていただいたことがありますので、これについてしっかりと、ぜひ、モデルがどのようなストラクチャーになっているかということは、御提起をいただきましたので勉強をしたいと思います。  ただ、一般的に言いますと、減税をし...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化についてのお尋ねでございますので、私の方からお答えをさせていただくべきだと思います。  そもそもなぜ郵政民営化なのか。これは大変重要な問題であると思います。  政府としては、官から民への実現、つまり、民間でできることは民間でやることによって、経済をしっか...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに、そうすることによって国民生活にどのようなメリット、利便性が出るのかということの御質問であろうかと思います。  議論は、郵政というのは大変大きな組織でございますので、大変多面的な議論を本来しなければいけないんだと思いますが、基本的には、まず、郵政が集めてい...全文を見る
○竹中国務大臣 私が三点御説明申し上げたことを、今まさに同じことを実は松野委員が御指摘くださったというふうに思っております。  私は、官のお金が民のお金になっていくというふうに申し上げましたが、そのルートも厳密には多様でありますが、一つの期待される方向が、今国債に回っているお金...全文を見る
○竹中国務大臣 すぐにそういう変化が起こるかどうかというのは、これは幾つかの問題があると思います。  ただ、先ほどから申し上げているのは、国が集めて国が運用している限りは、安全資産でしか運用できませんから、これは国債等々で運用せざるを得ないというのが今の現状です。しかし、民間の...全文を見る
○竹中国務大臣 具体的にどのような経営をするかというのは、これは経営の判断でございます。  しかし、基本方針に明記している点がございます。将来的には、段階的に自由度を拡大して融資等々を行ってもらう、このことは基本方針に書いていることでございますので、まさに、民間企業になって経営...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、具体的に今、これまで企業審査とかをやった実績はないわけでございましょうから、それを、どのぐらいのペースで実力をつけていくのか、その前にどのぐらいの預金を集めるのか、これはまさに経営の判断でございますから、政府として、いつまでにこれをやれというようなことでは...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化でございますから、民間企業として、どのように資金を集めてどのように資金を運用するかというのは、経営の判断の中で行っていただくということになります。制度的に、集めたお金がどこに運用されるというようなルートをあらかじめ政府が定めるというのは、これは民営化の趣旨に...全文を見る
○竹中国務大臣 谷垣大臣からもお答えがあるかと思いますが、私がその中で議論しているのは、いわゆる政府保証つきの勘定というのがあります。二〇〇七年四月に民営化されるとして、二〇〇七年の三月三十一日まで預け入れられた金額というのは政府保証がついております。これについては政府保証がずっ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員がお尋ねなのは、いわゆる旧勘定に対して新勘定ですね。これは政府保証がつきません。かつ、これは民営化された会社が集めるお金です。これは残高ゼロから出発をしていって、それから、御指摘のように、どのぐらい集まるのか、集める意思があるのかという経営に依存するんだと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 全額かどうかわかりませんけれども、流動性のもの等々については、政府保証がつかないものとしては新しくそういうものが入ってくるということだと思います。
○竹中国務大臣 私たちは、官から民への流れをつくり出さなければいけないというふうに思っております。しかし、現実問題として、政府保証つきの債務がこれだけあって、そして預金を集める能力は非常に高いけれども、資産運用についての実績は、国債、財投等々にこれまで限られている。そういう機関を...全文を見る
○竹中国務大臣 政府が行う広報全体を直接所管しているわけではございませんけれども、この郵政民営化に関しては、先ほどからも随分御指摘をいただきましたけれども、何のためにやるのかわかりにくいというような、もっと説明責任を果たせ、いろいろな御指摘をいただいてきたところでございます。その...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○竹中国務大臣 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣及び郵政民営化担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  小泉内閣は、発足当初の数年間を集中調整期間として位置づけ、改革なくして成長なしとの信念のもと、過去の負の遺産の解消に全力を挙げてきました。  構造改革は着実な成...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○竹中国務大臣 まず、大変市場のメカニズムについてお詳しい岩國委員でございますから、かなりいろいろなことをお考えの上で今の御質問をしてくださっているわけでございますけれども、基本的に、私たちは民営化することによって市場の健全な競争を促したい。健全な競争を通じて、これはまさに民間の...全文を見る
○竹中国務大臣 中山委員から、まず冒頭にアメリカ大好きという御指摘ございましたけれども、決してそういうことではございません。  今、たまたまライブドアの株式買い取りの例が出ましたけれども、私は、自由に経済取引をするということはやはり重要なことだと思います。私たちの社会の重要な基...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、いわゆるウィンブルドンのテニス大会のように、イギリスでやっているけれども、気がついてみるとプレーヤーはほとんど外国の人である、まさにイギリスの場合に、ビッグバンを契機として、シティーでそのようなことが起こったのではないかという御指摘があるという...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、明確な予測なり見通しを立てるということは、市場の中でありますから大変難しいわけでございますけれども、私の個人的な見方としては、日本には大変強い資本の力がまずありますし、そして技術力、労働力もあります。それを支える一つの企業体としてのまとまりの強さというよう...全文を見る
○竹中国務大臣 産業再生の担当大臣、村上大臣がちょっとここにおられませんので、私が政府を代表してお答えすることは難しいわけでございますけれども、今委員が御指摘のような、そういう極端なケースが別に起こっているわけではないというふうに思っております。産業再生機構は、まさに市場から評価...全文を見る
02月21日第162回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○竹中国務大臣 長勢委員から二点御質問をいただいておりますけれども、まず、どういう議論が行われているのか。  これは、決して経済、財政優先ということではございませんで、諮問会議での議論も、社会保障制度が国民の安全、安心の基礎であり、極めて重要である、その点についての非常に強い認...全文を見る
○竹中国務大臣 古川委員御紹介の数字は、内閣府が出しました日本経済二〇〇四の中に出てくる、いわゆる世代会計の計算の事例だというふうに承知をしております。  今回、年金の制度改革を踏まえまして、経済財政諮問会議では今、社会保障の一体的な改革というのを議論しているわけでございますけ...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○竹中国務大臣 伴野委員、きょうはもう一貫して中長期の展望についてお尋ねくださっております。まさに、今御指摘くださいました内閣府の日本二十一世紀ビジョンというのはそういう観点からの取り組みでございまして、そういう御指摘をいただいたことに、むしろ私も感謝申し上げたいと思います。 ...全文を見る
02月23日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○竹中国務大臣 島田委員、戦後六十年の、まさに今御質問されました総括を踏まえまして、この先をどう読むか。我々は、やはり四半世紀ぐらいということで、二十五年というようなことになりますと、今からいいますと二〇三〇年ころを一つの目標に置いて、どういう大きな絵が描けるかということを今諮問...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、ビジョンの中身にもかかわる大変難しい問題があるわけでございますけれども、小泉内閣ができて以来、約四年間、バブル等々で生じたいわゆる負の遺産をまず解消しようということで努力をしてまいりました。負の遺産の象徴が不良債権でございますけれども、これがようやく今問題...全文を見る
○竹中国務大臣 島田委員の御指摘は大変重要な御指摘だと本当に思います。しっかりと受けとめて、経済運営に当たりたいと思っております。  人が重要だというのは、これはもうまさにそのとおりだと思います。ぜひ御理解を賜りたいんですが、工程表のお話等々もございましたけれども、これは、工程...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、我々はこれまで、政府の説明不足である、説明責任を果たせというような御指摘を受けてまいりまして、その中で、説明責任を果たさなければいけないということでさまざまな努力を行っているところでございます。  同時に、これまた今委員が引用くださいましたけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 今、パンフレットに関してはそういう点があるという御指摘をいただきましたので、先ほど申し上げましたような政府の広報の趣旨に、より配意をして、改良すべきところはぜひ改良をしていきたいと思っております。  ただ同時に、先ほども申し上げましたように、一方で、全体としては...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、いろいろ建設的な御提案をいただいておりますので、今委員の御指摘については改善をするように努力をいたします。  この段階では、ファクスの台数が十分でないとか、そういうこともあって、ここでは書いておりませんですけれども、幅広く意見を受け付けるべきだという委員の...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけありません。先ほど、今、国民の皆さんからいただいている御意見の数でございますけれども、三千強ということでございますので、ちょっと訂正をさせていただきます。
○竹中国務大臣 重要な問題につきまして答弁の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。  何のためにやるのか、どうして民営化なのかというそもそも論がやはりまず大変重要であると思います。そもそも論の原点でぜひ申し上げなければいけないのは、民間でできることは民間でやる...全文を見る
○竹中国務大臣 地方の問題、これは大変重要であると思っております。私自身、和歌山の出身でございまして、高校の同級生が特定局長を確かに田舎でやっておりまして、彼らともよく話をするところでございます。  まず、いわゆるユニバーサルサービスについて申し上げると、私の出した郵便物を例え...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、非常に重要な問題としては、過疎地の郵便局は残るのか。これについては、過疎地については、現状の水準がおおむね維持できるような形、そういう趣旨の設置基準をぜひつくりたいと思っておりますので、過疎地についての不便が生じないようにしたいと思います。これが第一の点でご...全文を見る
○竹中国務大臣 財政の健全化を進めなければいけない、そのために、「改革と展望」の道筋に沿って、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復させなければいけない、そういうシナリオを持っているわけでございます。  委員のお尋ねは、それが平成十七年度予算にどのようにあらわれているかと...全文を見る
○竹中国務大臣 市村委員には、特定非営利活動法人について、いろいろ御質問をこれまでもいただいております。  御承知のように、この六年間で実は認証件数は二万件を超えました。六年でありますから、それなりに普及、定着してきたという評価をしておりますけれども、問題はその数だけではなくて...全文を見る
○竹中国務大臣 より具体的な数字でございますけれども、二千二十三法人を対象にした平均の額で御報告をさせていただきたいと思っております。基本的な収入の合計額としましては千八百二十一万円程度というふうに承知をしております。そのうち、会費によるもの、寄附金によるもの、補助金、助成金によ...全文を見る
○竹中国務大臣 事業による収入を大きく分けまして、定款上の特定非営利活動事業による収入と定款上のその他の事業による収入というふうに分けて聞いておりますけれども、先ほど全体の七割がこの事業による収入だというふうに申し上げましたが、内数としては、定款上の特定非営利活動事業による収入が...全文を見る
○竹中国務大臣 広義の、広い意味でのNPO活動を考える上で、今、委員の御指摘というのは大変重要であると思います。  そもそもが、政府が一律にその公益性について価値を定めるのではなくて、民間の多様な価値、価値観に基づいて、それぞれの活動をしてもらおうというのが、まさにこの広い意味...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○竹中国務大臣 年金につきましては、今厚労大臣から御答弁ありましたように、尾辻大臣が所管しておられますけれども、その運用におきましては、当局において、市場において安全かつ効率的に運用しているというふうに承知をしております。  民間でできることは民間でというのが基本的な趣旨でござ...全文を見る
○竹中国務大臣 年金の問題については、これは厚労大臣にお答えいただくしかないわけでございますけれども、基本的には、今厚労大臣から御答弁がありましたように、年金の資金の運用についてもその中でしっかりと民のノウハウ等々が生かされるような形で制度設計を考えておられる。基本的には、民間で...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、公的な年金というものをどのように位置づけるか、そういう本質的な問題であろうかと思います。その過程で、金額については、御指摘のように、これからまさに高齢化に向かっていくわけで、年金が積み上がっていくわけでございますけれども、全体の公的な年金の制度設計をどのよ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のとおり、株主構造が大きく変化しているというのはそのとおりでございまして、とりわけ日本においては、この間、いわゆる企業同士の株式の持ち合いの解消というのが非常に大きな要因であったというふうにも思っております。その中で、資本市場の活性化、とりわけ株式市場の...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○竹中国務大臣 きょうはPL法関連の御質問をいただいておりますが、マクロの財政金融に大変お詳しい津村先生から国民生活に直結する重要な問題について光を当てていただいたということで、国民生活局を所管する大臣として、まず感謝を申し上げます。  御指摘のように、PL法は制定されて十年に...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお尋ねは、PL法でございますから、これに基づいて司法の場で回答を求める道がある、一方で国民生活センターという、より身近な相談の場がある、それが相互にどのように連関しているのかという問題意識が背後にあるのかと思います。  ちょっと今、訴訟件数とそれぞれの公表...全文を見る
○竹中国務大臣 法律の根幹、法律の根幹の構造に係る大変重要な問題の御指摘であるというふうに思います。  PL法というのは、ある意味では画期的な法律なわけです。それまで、何か事故、事案が起きた場合も、その被害者は製造者の過失を立証しなきゃいけなかったわけですけれども、そうではなく...全文を見る
○竹中国務大臣 懲罰的賠償制度の問題は、私自身も海外での生活体験の中で、なるほど、これは随分厳しい制度を採用している国があるんだな、これはやはり一つの抑止効果としての意味はあるなというふうに個人的には感じたことがございます。  一定の要件のもとで、賠償義務者に対して、現実に生じ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、津村委員から法風土のお話がございましたけれども、まさに法風土の根幹にあるのが成文法か判例法かというところなんだと思います。  そうした観点からいいますと、現実、世の中、我々が使っているもの、実際のいわゆる動産だけではなくていわゆる無体物、プログラムがいい例だ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、いろいろな意味で、きょうの御質問は本当に問題の先取りをいろいろいただいているというふうに思っております。  御指摘の岡山市の事例については、私も承知をしております。これは大変重要な事案であるというふうに思っております。  ちょっと私ごとでございますが、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 公益法人制度改革全体は、もちろん私はちょっと担当しておりませんで、今副大臣の方からお答えいただいたことに尽きていると思うのでございます。  私が担当する特定非営利活動法人に関して言うならば、これはもう言うまでもありませんが、委員よく御承知のように、認証という簡易...全文を見る
○竹中国務大臣 市村委員は恐らくこの問題について日本で一番詳しい方のお一人でございますから、私が説明するのもある意味でなんなんですけれども、特定非営利活動法人の制度というのは、当初の、これをつくるときは、大変熱い思い入れがあって私たちも議論に参加しましたけれども、行政の裁量が極力...全文を見る
○竹中国務大臣 いつも机上の空論だといって批判を受けておりますので、きょうは逆の御批判をいただいているわけでございますが、成り立ちは今委員言われたように、非常に大きな網というか、全体としてのアンブレラがないままに、特別に幾つかの島のようなところをこれまでスポットを当てて整備をして...全文を見る
○竹中国務大臣 いつも私が講演等々で言っていることを今まさに市村委員が言ってくださったというふうに思っております。  委員がよくお示しになられる公私と官民の違い、これはもう大変重要だと思います。小さな政府を目指していかなければいけない、であるからこそ、公的なことを民のノウハウと...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○竹中国務大臣 佐藤委員には、特にこの郵政民営化で非常に大所高所からいつも御指導いただいておりますことを常に感謝を申し上げている次第でございます。きょう、本当に重要な御質問をいただいておりますので、私なりに精いっぱいお答えをさせていただきたいと思っております。  今、大分の特定...全文を見る
○竹中国務大臣 今、与党とも真摯な話し合いをしているわけでございますけれども、その中でも、民営化の必要性、とりわけなぜ今なのかということについて、もっともっと説明が必要だぞという厳しい御意見をいただいております。それの御説明については、まさにしっかりと対応しなければいけないと思っ...全文を見る
○竹中国務大臣 今の佐藤委員の御指摘は、大変厳しい御指摘でございますし、逆に言いますと、大変重要な、本質的な御指摘であるというふうに私も思います。  御指摘のように、確かに、努力義務でありますとか雇用への配慮とか、そうした表現が基本方針には散見されるところでございます。  も...全文を見る
○竹中国務大臣 地域貢献、社会貢献のための基金という大変重要な点についての御質問をいただきました。  先ほどから御説明をさせていただいておりますように、民営化された会社の中で、しかし、社会的な機能を果たしていく、特に、これまで郵政というのが大変地域に密着した重要な役割を果たして...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、政治家としてのリーダーシップを発揮するということが大変重要であると思います。その際に、人事というのは非常に重要な一つの分野になるというふうに私も思います。政治家としては一年生ではございますが、ぜひ、その私の立場を踏まえて、しっかりと対応をしてい...全文を見る
○竹中国務大臣 佐藤委員の御提言、ありがとうございます。  執行責任者として、御指摘のように、特別送達そして内容証明郵便、これは大変重要な機能でありますから、これもしっかりと機能できるようにしなければいけません。執行責任者として法令上の資格ということに関しては、しっかりと賜りま...全文を見る
○竹中国務大臣 今回、私自身もいろいろ勉強をさせていただきまして、まさに、佐藤委員、私が生まれた二年前に、昭和二十四年でございますから、二年前にこの簡易郵便局の制度ができたということを知りました。これも御指摘ありましたように、全体の五分の一が簡易郵便局ですから、これは大変重要な存...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、民営化の目的は経営の自由度を持ってもらうこと、しかし一方で、民間とのイコールフッティングをバランスさせないと、これは、これだけ大きな組織が市場経済の中にうまく吸収、統合できないということになろうかと思います。  そのための仕組みというのが大変...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○竹中国務大臣 今、生田総裁からもお話がありましたように、まさに生田総裁のリーダーシップのもとで大変経営効率の改善が進んでいる、公社の皆さん、生田総裁のもとで本当によくやっていらっしゃるというふうに考えております。  その上で、委員御指摘のように、それならばなぜ今民営化なのかと...全文を見る
○竹中国務大臣 五十嵐委員の御指摘の基本にある、大きな金融会社と大きな一般事業会社が同じ屋根の下にあるというのはおかしいという御指摘は、私はそのとおりだと思います。  実は今、残念ながら今の郵政公社というのは、まさにそういう形になっているわけです。だから、それを改革しようという...全文を見る
○竹中国務大臣 税金の問題、預金保険料の問題、民間と同じルールが適用されるということを想定しております。
○竹中国務大臣 郵政民営化に関しては頻繁に総理といろいろな場、形で議論をしておりますが、その中で、いつ、どういう形でというのはよく記憶をしておりませんが、国際比較はしょっちゅう行いますので、オランダはこうです、ドイツはこうです、アメリカはこうですという話は、かなり以前から何回か申...全文を見る
○竹中国務大臣 最初のシェアの問題は、ちょっと質問通告をいただいておりませんので、数字は手元にございません。しかし、言うまでもなく、アメリカのポストサービスというのは世界で最大の規模を持っているということでございます。  二番目、基本的には、これは諸外国の事情、各国の事情によっ...全文を見る
○竹中国務大臣 岩國委員は、日本の郵政もアメリカの郵政も基本的には同じではないかというお立場でございますが、私は、先ほど申し上げましたように、これは、世界の中の郵政事業を見る場合に、非常に極端に違う、両極に位置しているというふうに認識をしております。  郵便事業というのはコアで...全文を見る
○竹中国務大臣 今の岩國委員のお話の中で、三点お話があったと思います。  第一点は、ちょっと私が理解を誤っているかもしれませんが、国際業務に関しては民間もぜひ出ていっていただきたい。民間と民営化された郵政が、ぜひ健全な競争をして、お互い競って両方とも強くなっていただきたいという...全文を見る
03月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○竹中国務大臣 伊藤委員御指摘のとおり、改革、特に民営化というのは、やはり経営の自由度を持っていただいて、その中でしっかりとその成果が国民に還元されるということであろうというふうに思っております。その意味では、重荷といいますか義務をできるだけ課さないような形で自由な経営をしていた...全文を見る
○竹中国務大臣 米澤委員には、報告書を丁寧に読んでいただきまして、ありがとうございます。  今委員が引用されたのは、まさに報告書の一番最後の「おわりに」というところで、前半にずっと技術的なことを、まさにリスクのファクターについて専門家がしっかりと詰めた後、最後の結びの言葉として...全文を見る
○竹中国務大臣 私のことを外資の手先、ハゲタカ云々というふうな雑誌記事をたくさん承知しておりまして、それを読む限りは、私を批判して飯を食っている評論家が世の中にたくさんいるんだなというふうに笑っておりましたが、やはり、国会でこういうことを言われますと、笑っておるわけにもいかないと...全文を見る
03月03日第162回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今年の経済演説の中で、もはやバブル後ではないという表現を使わせていただきました。ずうっとバブルが崩壊してからバブルの負の遺産を引きずってきたわけでありますが、不良債権に象徴されるような、そういうものについておおむね解決の見通しが付いたという意味でそのよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 財務大臣おっしゃいましたように、資産と債務両方について、例えばその期間をうまくマッチングさせるとか、そして保有者をそれぞれに分散化させるとか、非常に高度なやはり資産と負債の管理が今求められているんだと思います。  これは基本的には財務大臣の管轄のお仕事...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、財投のシステム、いわゆる預託のシステムそのものは二〇〇七年までで終わるわけでございますので、そこは先ほどから総理も御議論いただきましたように、出口についての改革が一歩、半歩進んできているというところだと思います。  問題は入口の話であり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  いろんな御意見あろうかと思いますが、この郵政民営化の広報につきましては、九月十日に閣議決定されました基本方針等につきまして政府は説明不足だと、説明不足であるからしっかり説明しろというような御指摘をこれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私たちとしては、あくまでも政府としての説明責任を果たすという観点から行わなければいけないと思っております。  したがって、そこはまあどういうことを想定して福山委員がお尋ねかよく分かりませんが、これは必要に応じて、その制度を踏まえて広報を行っていく必要が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国債管理政策の御担当の財務大臣から別途御答弁があるかもしれませんが、基本的には、今新勘定と旧勘定というふうにもう既に御紹介、福山委員してくださいましたですけれども、既に政府保証が付いている勘定につきましては、これは安全資産に運用が限定されるということでご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に、この三百五十兆円の重要な資産が次第に民間に流れていくというような姿を私たちは想定をしております。これがいきなり、これが国債に投資されたものがいきなり民間資金になると、そういうようなことを想定しておりませんし、それはやっぱり市場に対してショックが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一般の方々にお話をするときに、リスクマネーというその言葉がどのぐらい御理解いただけるかという問題もあろうかと思います。これはいろんな局面で、これはもちろん、当然、御専門家に話すときは、これはリスクマネーに流れ得るんです、今は安全資産ですと、こういうことを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行業というのは、そもそもリスクをマネージする仕事でございます。これが今、民間の機関ではありませんけれども、民間の金融機関になっていくということは、ノウハウをしっかり身に付けて、正にリスクを管理できる民間の金融機関になっていっていただくということです。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の御説明は、郵政について、郵政民営化について御説明しておりますので、民営化された郵政の主体、具体的には、今で言うと郵貯バンクといいますか郵貯の、郵貯を分割して銀行になった、それは銀行として、これは銀行というのはリスク管理業ですから、この銀行業が、銀行の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リスクというのは、これは全員が市場経済の中では取るわけでありますから、当然、銀行は銀行としての、主体としてのリスクを取ります。我々だって今銀行にお金を預けている。預金者は預金者としてのリスクを当然に取るわけです。出資者は出資者としてのリスクを取ります。し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一千万円以下の小口と言ってよいかどうか分かりませんけれども、通常の預金者の場合は、これは今民間の銀行に預け入れても一千万円まで預金保険機構で守られます。そういう意味でこれは正にセーフティーネットとして存在しているわけですが、これは民間、民営化された郵貯の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的にどういうその限度額で出発するかということに関してもいろいろな御議論があろうかと思います。これは完全、十年たって完全民営化になればこの限度額は外されるというふうに考えますが、それまでは徐々に、現状出発して徐々に拡大するなり、現状を見ながら、民業を圧...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 具体的なその仕組みにつきまして今政府と与党でいろんな議論を真摯に重ねているところでございますが、一つ、今委員が御指摘になった中で、基金のようなものを設けていろんな社会的な貢献をできるようにしようではないかという議論は、方向としてはしております。  しか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここは非常に重要なポイントだと思いますので、是非、福山委員には御理解をいただきたいと思うんですが、民営化して株式会社になって、しかしそれが公的な役割を担う例というのは世の中にはたくさんあります。これ電力会社が正に分かりやすい例でありますし、民営化してもそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便貯金会社についてお尋ねでございますか。これは、上場するように、民営化する以上はIPO、上場するようになっていただきたいというのは、これは当然の期待でございます。  しかし、それがどのぐらいの規模になるかどうか、これはまずこれからの資本政策、制度設計...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと計算間違いがあったように思われますけれども、基本的には、具体的にどのような事業を行ってどのような規模の貸付けにするのか、どのような資産規模にするかというのは、これは経営判断です。これは新しい民営化された郵政を経営してくださる経営者が決めるべき問題...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 資料をよくお読みいただきたいと思いますが、資料お手元に恐らくあるんだと思いますのでお読みいただきたいと思いますが、貸付けを三十五兆円というようなことは特に想定しているわけではありません。私たちがその場で申し上げておりますのは、正に委員が先ほど言われたリス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 常に私たちは両方の方からの批判をいただきます。一つは、地域のコンビニ、地域の郵政が、郵便局が全く成り立たなくなって消えてなくなるのではないかという御批判。もう一方は、今の福山委員のような御批判、地域の郵便局が物すごくいろんなことをやって、とてつもなく強く...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは、一九八九年当時との御比較だと思います。一九八九年と九〇年の暦年の実質成長率は五%台でございます。以降低下をしまして、九八暦年、九九暦年、二〇〇二年暦年の三年はマイナス成長でございます。直近の二年につきましては、二〇〇三暦年はプラスの一・四、二〇...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済と出生率の関係、これは確かに大変重要なテーマであると私も思います。その意味で、経済を良くしていくということは私たちの重要な務めだと思います。  ただ一方で、若干難しいなとも思いますのは、実は一九七〇年代、八〇年代、九〇年代、これは経済が良かった時期...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 片山委員お尋ねの、まず六千億の試算等々でございますが、これはもう委員よく御承知のように、本当にこれは、こういうことができるかどうかというのは最終的には経営者の判断でございますから、政府でできるものではございません。あくまでも一つの可能性として提示をさして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に、今、片山委員は、私たちが本当にこれを悩んでいるところをずばり全面的に御指摘をくださったというふうに思っております。言うまでもなく、民営化でありますから経営の自由度を持っていただきたい。今、生田さんが一生懸命改革しておられますけれども、更に自由に、大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ユニバーサルサービスが五つのこの時代的背景をもって解釈されるべきだという御趣旨の御指摘は、誠にそのとおりであろうかと思います。郵便については、これはユニバーサルというのは全国一律という意味でございますから、これはやはり郵便についてネットワークで全国一律が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二点の御提言をありがとうございます。  お尋ねのその公的な資格でございますが、委員御指摘のように、この特別送達、内容証明、これはまあその背後にある法律の問題も含めて、極めて公共性の高い公的な役割を担っているというふうに考えております。そうした観点から、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 片山委員の御見解、本等々を通して私も勉強させていただいております。  幾つか申し上げたいんでございますが、私たちが一番考えているのは、いわゆるリスクを遮断したいと。こちらの会社のリスクがこちらに及ばないようにする。特に銀行の場合はそれが重要だと、ここは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先般の月例経済報告の後で、私はやや長い踊り場になっているということを申し上げさせていただきました。  委員御指摘のように、経済全体としては大局的に見ると回復の局面にあるけれども、やはり一時的に弱い動きが出ていると。幸いにして、一番近い鉱工業生産について...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどちょっと鉱工業生産、私、前年比と言ったようでございますが、前月比でございます。  委員の御指摘、二点あります。  まず、最後の一・六%の実質成長、そして一・三%の名目成長、確保できるかということでございますが、私たちは基本的に日本の今の経済の実...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、片山委員はすべての要因、全部今御指摘くださったわけですが、その中で何といっても一番重要なのはやはり個人消費だと私も思います。企業が収益を回復している、それが家計部門になかなか及ばないという状況が続いているわけでございますが、最近になりましてようやく雇...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もう一つ、海外要因でアメリカと中国が大変重要であるというのは承知をしております。  その点でいいますと、実は日本の経済が今踊り場的状況になっている一つの要因もやはりアメリカにあったわけです。去年、前半に原油の値段が高くなりまして、その結果として去年の四...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済全体が回復局面にある中で、地域間にかなりのばらつきが見られているというのは委員の御指摘のとおりでありまして、これが正に私たちが取り組まなければいけない新しい構造問題であるというふうに思っております。地域的に見ますと、おおむね関東、東海、そして委員の中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に、バブルの崩壊というのは資産価格が大きく低下するということであったわけでありますから、その資産価格の低下、資産デフレをどのように克服していくかというのは、これはもう経済政策上も最も重要な問題であるということは間違いありません。  最近の資産価格の動...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 付録と言われましたが、参考資料、参考資料でございます。  経済財政諮問会議、これは正に委員が総務大臣のときに御参加をいただいて、その二〇〇一年の諮問会議で、これはやっぱり本当に難しいと、財政は健全化させなければいけない、しかし急激にやると経済を冷やす、...全文を見る
03月07日第162回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 詳細の試算の根拠等々につきましては担当から説明をさせますが、大枠の考え方ということでございますので。  今委員御指摘くださいましたように、この「改革と展望」の試算といいますのは、まず、歳出については大きくしないようにすると。いわゆる緩やかな歳出キャップ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変本質的な御質問をいただいたと思っております。  我々、そもそもなぜ基礎的財政収支をまず回復させようと、基礎的財政赤字から抜け出そうというふうに考えているかと申しますと、正に委員御指摘くださいましたように、名目金利とそれと名目成長率がもしも同じ比率で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 名目成長率と名目金利の関係はこの委員会でもいろいろとこれまでも御議論をいただいてきたところだと思っております。しかし、委員おっしゃったことは、正に、正にデフレの問題点ということだと私は認識をしております。  デフレの下では、これは物価が下がりますから名...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二〇〇二年度の予算の審議から、資料としては、御指摘のように、内閣府の試算とそして財務省の後年度影響試算というのが出ているという状況が続いておりまして、二〇〇二年度の審議のときから、これはどういう、どうして二つあるのかというような御指摘をずっといただいてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから委員にも御指摘いただきましたように、基礎的財政収支の改善といいますか回復を目指すというのは必要なステップでありますけれども、やはりそれはあくまで第一ステップであろうというふうに考えております。  また、基礎的財政収支の回復を実現するためにも、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 秋元委員の御指摘、郵政を民営化するということは、基本的には経営の自由度を発揮していただいていくということに最大の眼目がございます。  今の郵政、基本的に、三百五十兆円という大きな規模のお金を郵貯、簡保で運用しておりますけれども、基本的に政府のお金である...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと今の時点で確認を取れておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 乗数、いわゆる公共投資を一単位増やしたらGDPがどれだけ増えるかという意味でのその財政乗数、これはいろんな見解あるかと思いますけれども、一を少し上回るようなところだという、若干の幅はありましても多くの専門家での合意があるんだと思っております。したがって、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行の行動の話でありますので、日本銀行の独立性の話等々考えて、政府の人間として具体的にちょっとコメントできる立場ではございませんのですけれども、経済のメカニズムとしてどう考えるかという一般論で、今の御指摘、急な御指摘でございますけれども、申し述べさせ...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣及び郵政民営化担当大臣として、所信の一端を申し述べます。  小泉内閣は、発足当初の数年間を集中調整期間として位置付け、改革なくして成長なしとの信念の下、過去の負の遺産の解消に全力を挙げてきました。  構造改革は...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 道州制特区の推進体制についてのお尋ねでございます。  委員御承知のように、総理御自身が今年の施政方針演説の中で、こういうことを政府としても支援していくということを明確に述べていらっしゃるところでございます。  現状どのようになっているかということを御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、私自身が座長になった懇談会がございますので、その懇談会自身もそれを政府部内でいろいろ過程を掛けて調整する、推進する役割を担っているというふうに私は認識をしております。  現実に、提案のうち、まずできるものは、今の体制でできるものはござい...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 平野達男議員から一問、名目成長率と名目金利の関係についてお尋ねがございました。  名目成長率と名目長期金利の関係につきましては、いわゆる経済理論上の概念であります定常状態ではこれは等しくなるという考え方がございます。過去の現実を見ますと、その時々でこれ...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 全体として、森委員の問題意識、よく理解いたしました。  まず、厳しい状況であるという認識、これはもうだれよりも私自身が大変強く持っているということを申し上げたいと思います。  財務省の試算と内閣府の試算が違っていると、それをもってひょっとしてダブルス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 高齢化、人口減少が予想される中で、自助自立を原則として小さな効率的な政府をつくること、そうすることによって、自らを助くることができない真に政府の力を必要とする人に対して本当にしっかりとした施策を行うことができる、そのような経済社会、そして政府の役割が期待...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 円委員御指摘くださいましたように、特に財政、政府部門の数字を見る限り現状は大変厳しいと認識をしております。ただ、まあこれは政策努力の評価としての基準としては、やはりまず水準で考えるのか変化で考えるのかという点の峻別が必要だと思いますし、フローで考えるのか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 円委員には本当に絶妙のタイミングでこの御質問をいただけたと思っております。といいますのは、今夕、経済財政諮問会議がございまして、その中で政府の資産・負債管理をどうするかと、正にアセットマネジメントですね、これをどうするかということを非常に本格的に議論する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今問題提起をいただきまして、これなかなか難しい問題なんだと思います。今、局長答弁にありましたように、個人情報であるかと言われれば、まあたまたま顔が映っていて歩いているだけでは、これは個人情報とはやっぱり言えないんだと思うんですね。  これは、例えばAT...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 泉委員から「改革と展望」の参考資料についてのお尋ねでございます。  御承知のように、小泉内閣ができましてから毎年六月にいわゆる骨太の方針というのを出しまして、政策の方向を議論さしていただいております。それを受ける形で、毎年一月には中期的な経済財政運営の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはあくまでも一つの試算でありますから、これは当然いろんなお考え方があってしかるべきだと思います。  我々政府としては、その数値を示すことに、まあ数値が独り歩きするのではないかという御批判もある中で、我々としては決断が要ったわけでございますが、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 社会福祉関係費が非常に大きくなるということが言わば当然の前提として織り込まれていて、そのしわ寄せがほかの項目に行っているのではないかという御趣旨かと思いますが、これは、高齢化とともに社会保障費は当然のことながら増える圧力が掛かります。しかし、それを何もし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大阪大学の本間教授は経済財政諮問会議のメンバーとして大変御活躍をしてくださっています。先ほど田村委員が御指摘の、まあ国の資産管理等々も……
○国務大臣(竹中平蔵君) しっかりと御提言してくださっている方でございます。  ちょっと個別の事情を私存じ上げませんのであれですけれども、御本人はそういうことを否定する記者会見もされたというふうに聞いておりますので、これはちょっと私としてはコメントはできない問題でございますけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済分析を担当する立場から申し上げさせていただきます。  例えばアメリカ等々でそういう税の研究があるというのは承知をしております。しかし、例えばレーガン税制の政策効果というのはいつ定着したか、これはやっぱり十年ぐらいたってから分かるわけですね。その意味...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 総人件費の抑制は、やはり方向として絶対に必要なことであるというふうに思います。その際に、総人件費というのは人数掛ける単価でございます。単価は人事院等々のこの仕組みの問題がありますから、この仕組みをどうするかということも考えていきましょうと。取りあえず重要...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 荒木委員御指摘の経済の二極化といいますか、ばらつき、特に地域の経済の停滞というのは大変重要な問題であるというふうに思っております。  二極化といいましても、実は大企業の中でも良い大企業、悪い大企業があると。中小企業の中でも良い中小企業、悪い中小企業があ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そうした試みは大変重要な試みであるというふうに私たちも思っております。  一点、先ほど地域再生基盤強化交付金でございますけれども、これは再生法の制定等にこれから取り組むということでございますので、我々の姿勢として御理解をいただきたいと思っているところで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そうした試みも含めまして、今の御提言、前向きに是非取り組みたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 景気回復の過程で企業部門にまずキャッシュフローが増えて、それが家計部門に至っていかなければいけない、そのプロセスが従来に比べて非常に遅いということは、私たちも大変注意深く見ているところでございます。ここは、いつどのように向かっていくかということはこれから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の資料で、これは雇用者報酬も付けていただいておりますが、これはどういう統計で見るかということも重要だと思いますが、雇用者報酬で見る限り、二百六十六から二百六十三兆ということでありますから、これは実質ではプラスになっているということだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のパート化、正規比率、パート比率の動向というのは日本の労働市場の変化として大変重要な問題であるというふうに私も認識をしております。しかし、これも今後の変化どう読むか難しいですが、いわゆるパート化比率がどんどんどんどん高まってきて、それが鈍化して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどからの議論と共通しておりますけれども、全体としてのやはりバランスを見なきゃいけないということだと思います。  先ほどたまたま雇用者報酬を取り上げて、いやいや、それは労働者の取り分ではなくて企業の負担分が、これが減っているんだという御指摘が、増えて...全文を見る
03月11日第162回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の改革、これだけ国民生活に密着した、かつ大きな改革でございますから、国民の皆さんに御納得をいただく、国民的な議論をしていただくということは当然極めて重要なことだと思っております。  御指摘のように、総理、先般この委員会で「急がば回れでよく協議を重ね...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それぞれの今御指摘のは三月七日の共同通信の結果だと思いますが、国民の一つの理解としてしっかりと受け止めをさせていただきたいと思います。  同時に、関心を持つようになった方々の割合が増えているといった報告もございますし、また共同通信におきましても、民営化...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは政府広報室の契約でございまして、郵政民営化準備室、直接担当しているわけではございませんので、広報室の見解でございますけれども、いろんなアイデアを出していただいた。そのいろんなアイデアを出していただいて、やはり優れたアイデアに基づいてしっかりとできる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 長谷川委員の御趣旨は、まずこの中期経営計画を見守るべきではないのかと、そういう御趣旨であるというふうに承知をしております。これまでの経緯を踏まえてそのような見解があるということは承知をしておりますし、一つの見識であるというふうに私も考えております。  ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大仁田先生のような強い体にしなければいけない、全く同感でございます。そのために本当にどうしたらよいかということを考えた私たちの一つの結論、重要な結論がやはり郵政の民営化であるということなんでございます。  それは、大仁田先生は、これはやはり思い切り競争...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、二点御指摘があったと思います。  一つは、窓口会社が、我々はこれはいろんなことができるという一つの例として、物品販売業等々を試算で示させていただいているわけでございますけれども、それが本当に国民が望んでいるのかというような御指摘であったと思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどの試算等々で国民にうそをついてはいけないという御指摘がございました。これはもううそをついているわけではもちろんありませんで、これはバラ色だけではなくて、実は少し条件が変われば公社の経営は大変厳しいものになるということを私たちは同時に示しております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、郵政に関しては、これは社会的な機能になっていただくということ、ユニバーサルサービスの義務も持っていただくということでございますから、まあその持ち株会社に対してでございますけれども、一定以上政府が常にやはり持つような、最低限の、例えば定款を変えるとか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨格経営試算の意味は、基本的に経営の判断等々そうした判断を除去した形で、正に骨組みだけで推移した場合どのようになるかということを前提にしたものでございます。委員おっしゃるように、新しいことはやらない、その意味ではそのとおりでございます。公社のままでもでき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に公社でございますから業務の内容というのは法的に限定列挙される、ないしはそれなりの抑制的な制約を受けるということになろうかと思います。それに対して今回のその試算に関しましては、シミュレーションに関しましては、民間と同じ、民間準拠でいろんなことをやっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その前に一点、先ほど言い忘れましたですけれども、今回の試算では骨格経営試算に加えまして、新たにいろんな新規の業務を行わないと仮定して、さらにその上で、今利ざやが長短スプレッド一・三%ということで長期の平均一%より今高い状況にあるわけですが、それが長期平均...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねの件は、この試算において、窓口会社ですね、窓口会社に支払う、郵便貯金会社が窓口会社に支払う手数料に掛かる消費税、二〇一六年度で約三百億円でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼いたしました。  ちょっと、御質問の趣旨が手数料に掛かる消費税かということで消費税の額をお答えしたんでございますけれども、その租税公課合計ということでございますれば、租税公課の合計は、それはもう各会社を合わせてということでよろしゅうございますか、四...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨格経営試算におきます二〇一六年度の預金保険料、約一千百億円でございます。生命保険保護機構負担金は約百億円でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今度は法人税額のみということでございますね。二〇一六年度それぞれ、新規事業十割達成の場合四千百億円でございます。五割達成の場合二千九百億円でございます。新規事業なしの場合千七百億円でございます。
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 荒井委員のお尋ねでありますので、私もそのお伺いした瞬間、大工だと思いました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も地方の出身者でございますし、特に地方中心にいろんなお考えがあるということを十分に承知をしております。一方で、国民一般に対するアンケート調査等々によりますと、先般も内閣府のアンケート調査がございましたが、半分近くが実は賛成をしておる、反対は三〇%程度で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化にもいろんな民営化があるということだと私は思います。株式会社化するという、いわゆる法人化、コーポラタイゼーションというのが重要な一歩だと思っておりますし、ヨーロッパではそれをもって民営化と称しているところもある。さらに、そこにより重要なガバナンスの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に私たちが目指しますのは、先ほど申し上げましたように、経営の自由度を持っていただいてダイナミズムを発揮していただきたいということになります。そのためには、一方で必ず出てきますのは、民間とじゃイコールな競争をしているのかということになるんだと思います...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が申し上げましたように、民間のダイナミズムを持っていただくと。その過程において、荒井委員は今幾つかの例を、していただきましたですけれども、民間といえどもいろんな民間の企業があるということだと思います。公的な使命を負う民間企業というのは、これはもう例を挙...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、本当にバランスを取るのが難しいと思います。  で、しかし、そこはバランスを取っていかないと、この郵政自体が大変今厳しい状況に直面をしている、もう今日は細かい数字挙げませんですけれども。やはり、経営非常に厳しくなるということは、公社の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現在の担当大臣が今おられませんのであれですけれども、十兆円台の前半、十兆円プラスと、数字であったというふうに承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 民間の経営活力を活用したいとよく私は申し上げます。同時に、市場の失敗というものがございます。その市場の失敗に対して適切に対応するということが政府の重要な役割になる場合がございます。しかし、それも公的資金の注入等々が典型でございますが、市場の機能を回復する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その点は何度も申し上げてますように、これは荒井委員のおっしゃっているとおりでございます。年金に関しても総務大臣の今お答えになったとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 政府広報に対する、そのものに対する御批判等々もいろいろあるわけでございますけれども、私が行っておりますテレビのキャラバンやその他のパンフレット等々で、まさしく荒井委員がおっしゃったように、今税金は直接投入しているわけではない、しかし見えない国民負担はある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど御答弁申し上げましたように、広報、パンフレット、テレビ、そのフライヤーいろいろありますけれども、すべての中にすべてを書き込むことはできませんけれども、荒井委員御指摘のようなこと、税金は投入していない、しかし見えない負担もある、したがってそういう中で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えする前に、先ほどの広報のときは、しっかりと事実を伝えろという点についてはバランス良くしっかりと伝えるということをもう是非そこは担当大臣としても心掛けたいと思います。  先ほどの、パンフレット等々と言いましたけれども、正確には私はテレビ等々でフリッ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 更に議論が一歩進んでおりますので申し上げさせていただきますが、政府が保証をして、政府が五%を資本を実質的に持って、公務員であるかどうかというのはある、おくとしましても、これは当然のことながら、当然の制約があるということだと思います。公社というのは公共的な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社としての使命を果たしていただくためには、まず公社としてしっかりと、企業体として持続可能なしっかりとした経営的な基盤を持っていただかなければいけないのだと思います。それが今日の厳しい環境の中で、Eメールがどんどん増えてきて、そして金融の状況が変化する中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、紙芝居は私たちが作ったものではございませんので、それは御承知の上で、いろんな骨格経営試算というのは、そもそもいろんな経営のその入る今後の可能性を考えるということで、その可能性を考える際の一つの仮定を置いた試算として四千八百局においてそのようなことが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 分かりました、分かりました。千三百局、四千八百が生産性上昇の方です、失礼いたしました。千三百局においてそういうことをした場合にという試算を行っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 各省といろんな協議をしていると思いますが、今日の十時半に何があるかというのはちょっと私は承知をしておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ幾つか御批判がございましたですけれども、数値そのものは、これは最終的な経営判断だということを私たちも申し上げております。その上で、公社総裁は先ほど、トータルとしては、民営化するんであればROE、そこに書いている、我々が示しているぐらいのは当然出さなけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回もお尋ねをいただきまして、今はそのイコールフッティングの観点からのお尋ねでございます。イコールフッティング、極めてもちろん重要なことでございますが、これは是非御理解賜りたいですが、この窓口ネットワーク会社というのは銀行業ではございません。銀行業という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵貯銀行が店舗を持つかどうかというのは、これは基本的には経営の自由度の中で長期的には御判断をいただくと。だから、郵貯銀行が店舗を持つということはあり得るということだと思います。  しかし、その店舗が、これは今度銀行法の適用を受ける、これは銀行業でござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今私が御答弁さしていただいたのは、これは銀行業法の適用を受ける会社になります。銀行業法の適用を受ける会社でありますから、これは銀行業法のとおりにしていただかなければいけない。現状の銀行業法でこうした物品業は認められておりませんから、これは筋論としてそうい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点につきましては、銀行業法を今どのようにするかというような御議論を金融担当大臣の下でいろいろ御議論をいただいているというふうに承知をしております。そうした中で、これにつきましては、いわゆる代理店、代理業ですよね、銀行代理につきましていろんな御議論をい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小川委員の問題意識はよく分かりました。  ただ、これは是非お考えいただきたいですが、これはまあ郵政民営化が一つのきっかけになるという趣旨でお話しくださっているんだと思いますが、これは正に銀行の代理店制度の規制緩和そのものをどうするかという、むしろ、まあ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この地方財政計画を中心とした仕組みについては、昨年来、諮問会議でも随分集中的に議論をして、今日、平野委員が問題提起してくださったような、まあ部分的には類似した問題意識を我々の方から提示して、財務大臣、総務大臣に非常に積極的に今御検討いただいております。そ...全文を見る
03月16日第162回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 小泉委員から、景気の状況と地域中小企業の問題をどう考えるかという御指摘、御質問でございます。  景気は、御指摘のように、全体として見ますと、一部に弱い動きが続いているものの大局的には緩やかな回復局面にあると、これは総合的にはそのような判断をしております...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えを申し上げます。  兵庫のトライやる・ウイークは、その趣旨、実践のしぶり等々、これはやっぱり大変立派な、高く評価されるべきプロジェクトであるというふうに思っております。  平成十五年四月と九月にパンフレットを作成する際に、キャリア教育の実践とい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういうことを例示をしたというのは、今委員御指摘の点等踏まえて、適切ではなかったというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) この社会保障全体としては非常に伸び率がどうしても高く、今後高くなっていくと。それとGDPの伸び率、経済、マクロ経済全体の伸び率との関係というのはよく議論になるわけですが、少し誤解があるといけませんので、民間議員の提案はですね、例えばですけれども、名目成長...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこはもう努めて期間をどのように設定していくかという問題なのだと思っております。  繰り返し申し上げますが、民間議員も毎年毎年の伸び率をそのまま抑えられていったらいいと、そういう短期的な、機械的なことは言っていないというふうに理解をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 正にそのとおりだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとそのくだり、どのくだりかにもよりますけれども、基本的に私が申し上げたいことは二点でございます。  大きな負担をして大きな給付があるような、そういう政府がいいんではないか。これは北欧等々、そういう考え方はあります。しかし、その対極に小さな政府、小...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 書いたことは覚えておりますが、どういうくだりでどういうシチュエーションで、その前後の脈絡を明確に記憶しておりませんという趣旨でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政政策担当大臣というのは、正に財政を破綻させるわけにはいきません。財政はきっちりと健全化して効率化しなければいけない。しかし、正に財政というのは政策の一つの手段でありますから、それは正に経済を良くするというためにある。経済は人間の生活を良くするため...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) しっかりバランスさせなければいけないというふうに申し上げました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私ども、きちっと計測したものについてお出しするということは、これは全く我々としては何の差し障りのない話でございますし、要望等々に応じて先生にもお渡ししていると思います。  一方で、表示の仕方についてもっと分かりやすくしてくれとか、いろんなむしろ簡素化し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねの平成十五年度年次経済報告、いわゆる経済財政白書の中での御指摘でございますけれども、これはOECD諸国間におけます潜在的国民負担率と経済成長率の関係について計量的に分析をしておりまして、両者の間には緩やかな負の相関が認められ、潜在的国民負担率が高い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、計量分析というのは、期間とかデータの取り方、前提とかを変えますと、これはいろんなことがあり得るわけでございます。これは一つの可能性、一つの見方としてこの白書の中で可能性を示唆していると、政府の規模の上昇が経済成長の阻害要因となる可能性も示唆してい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の知る限り、経済の、政府の規模と経済成長率の間には様々な御見解があるというふうに承知をしております。その意味では、定着しているかと、大部分がこれに賛同するようなその証拠性を認めているかということに関しては、そういう意味での定説は必ずしもないというふうに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたのは、専門家の間での定説として定着しているわけではないということでございます。  この白書でございますけれども、これは内閣府の意見を取りまとめまして、各省庁と協議の上で閣議に配付されるものでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これはちょっと別の問題で、国民負担率が五〇%というのを目標にしている、その根拠という御趣旨でよろしいでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは基本的には、いろんな御意見がありますけれども、まあ昔風に言うと五公五民といいますか、負担が大体その半分を超えるとやっぱりきついだろうと。そういう意味で、五〇%程度を目指そうではないかと、そして政府の規模の上昇を抑制しろ、しよう、抑制しようではないか...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘の人件費、固定費云々というのは、日本の場合いわゆる終身雇用、年功序列になっていると。そういうことは景気が悪くなった場合も雇用をしっかり維持するということ、これは、まあもちろんこれは日本の大変良い面であるわけです。しかし、結果的に見ますと、売上げ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 犬塚委員は、ダラスの大学でそういう雇用制度について非常に見識を高められたというふうに伺っております。  これは基本的な認識でございますが、日本の制度というのはやはり基本的には労働力不足の時代に定着したものだと思います。したがって、将来性のある若者を採る...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨太方針には、最初の骨太方針から正に今委員御指摘のような点を我々しっかりと主張させていただいております。  人間こそがすべてでございます。そして、人間を取り巻く環境が大きく変わっているからこそ様々な制度を変えていかなければいけない。直接郵政民営化と結び...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の最後の御指摘は、いわゆるアウトプレースメント型の目的があって、それにふさわしいような職業訓練をするということだと思います。そういう意識は我々も、また厚生労働省も持っておりますので、そういったところにバウチャーの制度をどのように絡められるか、しっかり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレ、いろんな物価指数ありますから、どういうことで議論するかということも背後にあろうかと思いますが、今、日銀から説明がありましたように、我々もGDPデフレーター等々で見ても、徐々にデフレ克服に向けた着実な進展が見込まれるというふうにしております。  ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこはしたがって、経済成長率も、実質で議論するのか名目で議論するのかと。名目については、そのようなことはある程度言えると思います。ただ、実質成長率については、賃金の上昇がむしろ高ければ、それによって企業収益や設備投資が影響を受けて実質成長率が下がることも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マクロ経済スライドの限界につきましては、今の厚生労働大臣の御指摘のとおりであるというふうに思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 社会保障制度の観点からも、また経済全般を活性化する観点からも、デフレの克服というのは我々にとって最も重要な課題でございます。  先ほども少しお話し申し上げましたが、物価が下がっているないしは上がらない要因として、私は大きく三つ考えなければいけないと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレの脱却は難しいというのは、もうこれは御指摘のとおりだと思います。日銀も大変苦労しておられるし、我々も苦労をしております。経済全体が良い方向に向かいつつある中で、緩やかなデフレは続いていると認識をしております。  今の、我々内閣府の試算でございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、需給が大分良い状況になってきたとはいっても、ここでは更に改善が必要でございます。したがって、やはり経済を活性化する、経済を活性化して需要を増やすというのがまず第一のポイント、この努力は続けなければなりません。同時に、マネーが増...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、労働市場では、非常に良い流れと更に改善を要する流れと両方が出ているんだと思います。御指摘のように、生産年齢人口、今毎年三十万人ぐらい減って母数が小さくなっている。実はその中で就業者は増えているんです。その意味では、経済活性化の効果は部分的だけれどもや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営者も大変御苦労しておられるんだと思います。そこで、厳しい環境の中で、例えば月例の賃金はなかなか増やせないけれども一時払いの賃金で増やすと。業界によっては一時払い賃金が過去最高になっているというところも出てきておりますから、そこはやはり経営者は経営者と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと御質問の趣旨をうまく理解できているかどうか分かりませんが、基本的には、やはり物価が正常に上がり、賃金が正常に上がると。そういう中で名目成長率も、まあ二〇〇六年度も二%を目標としておりますが、そういう状況をまず実現すると。それが、まあある意味でこう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その中身を正にこれから議論しようということなんです。ただ、重要な点は、二〇一〇年代前半に医療費を中心に社会保障費は物すごく膨らむ可能性があります。その、までにやはり名目成長率とその社会保障費が大きく乖離する状況は何とか防ぐように、あと五年あるわけですから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いえ、五年間の間にそういう仕組みをつくろうということなんです。一方で経済の活性化はいたします。その上で、五年間の間でそういったより中期のその制度に堪えるようなものにしていこうというのが趣旨でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) この五年間ですね、毎年その伸びを五年間、その間に逐年その名目成長率の伸びに社会保障費の伸びを抑制しろと、そういう機械的なことを言っているわけではございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) それは、どのぐらいの枠、年、中期的な枠組みの中でそれを実現するかというのは今後の検討課題でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 二〇一〇年代が来る前に、その枠組みを検討するような形で中期的な計画を立てようということなんです。それも踏まえて、そこのときに本当にもうそれができているか、さらにその先ある程度の年限を使ってそれが実現していくのか、それは今後の検討の中身です。五年間でその準...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この会社の名前、今初めてお伺いしまして、それでシステム等々もこの会社について私はちょっと、全く承知しませんので、ちょっとコメントはできる立場にはございません。  ただ、いずれにしましても、企業は経営をしっかりとやらなきゃいけない。その場合に、当然、労働...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 黒岩委員から、いわゆる私たちでいうところの世代会計の分析について大変丁寧な御紹介をいただきました。これは、世代会計、私たちはその世代によって公的部門にどれだけお金を払ってどれだけサービスを受けるかと。それは世代ごとに実は考えてみると物すごく差があると。そ...全文を見る
03月22日第162回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) これは資産の切り分け等々経営の判断の部分が入ってまいりますから、今の時点でそういった問題について明確な数字を持っているわけではございません。  ただ、いずれにしましても、市場の中でしっかりと自立ができるように、市場の中でしっかりと自立できるということは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 「二〇〇七年四月の段階では、民間金融機関向け規制等の遵守も一部不可能」、「独立した会社として「経営可能」と言えるレベルには程遠い」。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど大塚委員の御指示によって私が読ませていただきましたのは、これ郵政公社が出した資料の部分ですね。もちろんこれはいろんな考え方があります。委員の中にも当然いろんな考え方があるわけで、その中にはこういうお考えの方も確かにはいらっしゃったということだと思い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 加藤先生は何も御存じないと、そういう言い方は、私は正直申し上げまして、門下生の一人として先生に失礼であるというふうに思います。加藤先生は、これは自信を持っておまとめになられた。  まず、専門家、専門家とおっしゃいますが、これは何の専門家なのかというとこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 言うまでもなく、株価は市場の需給を反映するわけでございますが、御承知のように、二〇〇三年四月の二十八日、まだ不良債権に対する不安、将来不安等々を反映する形で七千六百七円という底値を付けたわけでございますが、その後、金融市場の情勢等々を反映して上昇基調で推...全文を見る
03月23日第162回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 経済を活性化してデフレを克服して、そういう中で経済の活性化と財政の健全化を目指していくというのは私たちの目標でございますから、その中でデフレを脱却して結果的に名目GDPを上げる、結果的にしたがって税収も上げていくということは大変重要な我々の課題でございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) デフレ脱却は日本の経済の活性化と財政健全化を両立させるかなめでありますので、政府、日銀一体となって是非その克服を引き続き粘り強く目指したいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変難しい問題でございますが、基本的に長期金利についてでございますから申し上げますと、今国債を発行しているということは、政府は負の貯蓄をしているということだと思います。別にプラスの貯蓄をしてくれるところがあればそこはちゃんとファイナンスできると、今はそう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済と財政の健全な運営を考えるに当たって名目成長率と名目金利の関係を正常化させるということは、これは喫緊の課題であると思います。  正常化の意味はこれはいろいろあろうかと思いますが、私は、かねてからこれは、定常状態ではこれは均衡するという経済学の理論が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここ何年かの間、名目金利が名目成長率を大きく上回ったと。これはもう事実でございます。どうしてそういうことになったのか、要因は多々あると思いますが、基本的な関係は、名目成長率はマイナスになったけれども名目金利はマイナスにはなれない、そういうことに尽きている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのいろんな施策のメニューを示しているのが骨太の方針であり、その数値的な裏付けを示しているのが「改革と展望」でございます。あの骨太の方針にはいろいろなことを書いておりますが、基本的にはまず経済を活性化するということです。実質成長率がマイナスからプラス一・...全文を見る
04月04日第162回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 森元委員から、アメリカの郵政改革との関連で、日本の郵政改革なぜ民営化なのかという御質問がございました。  委員の御指摘の件は、USPSに関する大統領委員会がまとめた報告書であるというふうに承知をしております。今、この報告書に基づいてアメリカの議会では、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員は、郵政そして農協、いろんなことを踏まえた上で、その上で、御承知の上で大変重要な問題の提起をしておられるというふうに思います。  委員御指摘のとおり、なぜ郵政改革において分社化を考えたかというふうに申し上げますと、世界のいろんな銀行、物流会社を見て...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに御指摘のとおり、いろんなこれは御判断があるところかもしれませんが、広く国民を対象として受信・与信業務を行って、それによって信用システムを構築している一般の銀行と、組合員組織、限られた地区で限られた構成員のためのものというのでは、やはりそこは制度設計...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正直申し上げて、あれだけ大きな組織についてそういう仮定の思考実験を厳密に行ったわけではございませんけれども、繰り返しになりますけれども、農協というのは組合員の相互扶助であると、郵政というのはあくまで広く国民にサービスを提供している公社である、組織であると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のとおり、厳密に申し上げますと、今の公社の形態も、局、郵便局、これはもう御指摘のとおり物すごく地域に密着して大事な仕事をしておられる。そこでの仕事というのは、実は金融商品の販売と言う方がこれは適切なのであろうかと思います。預金を売るないしは保険...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今郵政公社で働いておられる約二十七万人の皆様方は国家公務員として大変重要なお仕事をしておられます。かつ、現実としてしっかり認識しなければいけないスタート台としては、郵政は独立採算でやっておりますから、公務員といってもそこに税金から投入して給料が支払われて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 具体的な資格制度の中身、正に制度設計については、今与党の皆様方ともいろいろ御相談をしながら今制度設計の最中でございます。現時点で提示をさせていただいている考え方は、郵便事業会社又は窓口ネットワーク会社の使用人であって、管理又は監督の地位にあって必要な知識...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 森元委員にお答え申し上げる前に、今政府の基本的な考え方でございますけれども、この週末、土曜、日曜、関係大臣で協議をいたしまして、それで、最終的には官房長官、総理が今預かる形になっておりまして、今日の午後それが発表されることになっておりますので、新聞報道等...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、「改革と展望」四回出しておりますけれども、今回初めて、基本的な改革進展のケースに併せまして、そうではない場合、改革が進まない場合、そして経済が停滞した場合というそのケースを今回初めて出させていただきました。  言うまでもありませんけれど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一言で言いますと、改革進展ケース、そして非改革・停滞ケースを比べますと、この改革進展ケースというのは是非とも努力をして実現しなければいけないケース、そして非改革・停滞ケースというのは何としても避けなければいけないケース、その表現に尽きるのだと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の森元委員の御指摘は、非常に難しい三つの点を同時に御指摘されたというふうに認識をしております。  まずは前提、この前提は、これは人為的に判断をして置くものでございます。どういう前提を置いているかというと、今御指摘のありましたように、投資的経費は毎年マ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 試算の前提、非改革・停滞ケースについての御質問でございます。  まず、歳出サイドでございますけれども、各経費の削減が実現をしないで、おおむねでございますけども、消費者物価の増加に合わせるような形で、まあ相対的には、だから政府の規模は小さくならないという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 森元委員の御指摘及び御懸念は、将来にわたって本当にプライマリーバランスをしっかりと回復するために具体的な選択肢を分かりやすくもう国民の前に示す必要があるのではないのかと、財務省の推計はその意味では現状を前提としたということでありますけれども、一つの警告、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国民の立場から見ますと、できるだけ自分たちの国民の負担は小さくしてほしい、しかし同時に安心して暮らせる基盤をつくるためには、政府が、社会保障に象徴されますが、それなりの役割を果たしてほしい、そこのどこの辺りの規模で折り合いを付けるかと。これはやはりどの国...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、一つの御質問の中で非常にたくさんの議論すべき点を御提示くださったというふうに思っております。  まず、委員御指摘のとおり、先ほど私は、やはり国民負担が余り多くなると経済に対して重荷になると、そういう計測例もあるということを申し上げましたが、委員も御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここは幅広く世界の経験を見詰めながら、しかし最終的にはここは判断の問題であり、突き詰めれば政治信条の問題ということにもなるのかもしれません。  政府は小さければ小さいほど良いとは私は思いません。しかし、現実問題として、日本のように人口一億以上の大きな国...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 森元委員は今二点御指摘されました。  民間に任せればいいということではないだろう、これはもう私もそのとおりだと思います。民間の活力を重視しながらも、しかし市場の失敗というのは必ずございますし、こういう例はもうたくさんあるわけでありますから、だからこそ、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員から景気の現状認識についてのお尋ねでございます。  月例経済報告等々で我々が申し上げておりますのは、景気は一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっている、以上のような表現をさせていただいております。こうした背景としましては、輸出の弱さに加...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員、大変もうお詳しい方でいらっしゃいますから、言うまでもありませんが、株価はそのときの期待要因も織り込んで様々な要因で変動いたします。かつ、これは日々変動をいたします。需給要因等々を反映するわけでございますから、それについて何か的確なコメントという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これだけ大きな経済でございますから、統計をつくるという作業も大変な常に問題を抱えながらやっているというふうに認識をしております。  統計をごまかすというようなお話もございますけれども、決してごまかしようがないわけで、特に今御指摘のGDP統計に関しまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) IMF、国際通貨基金が日本の二〇〇五年、これは年度ではなくて暦年でございますけれども、二〇〇五暦年の実質国内総生産の成長率を当初予測二・三%から〇・八%に下方修正するという報道がなされたということは承知をしております。しかしながら、これはIMFによって公...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんなお考え方はあろうかと思いますが、私は、構造改革なくして成長なしという考え方は日本経済の現状を考える場合に極めてすとんと腹に落ちる考え方であるというふうにかねてから思っております。これは、一九九〇年代を通して日本の経済成長率低かったわけですが、じゃ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員の御質問は大変大きな質問でありまして、それを非常に正確に、かつ丁寧にやろうと思いますと相当の説明を要するものであろうかと思いますけれども、基本的に時間は限られているでありましょうからポイントだけ是非申し上げさせていただきますと、私は、やはり経済を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員は、今の御指摘の中で大きく三つの問題点を取り扱われたというふうに思います。  一つは、オーバーバンキングという言葉。これは私がちょっと、そういう言葉を使っていたかどうかというのはちょっと記憶をしておりませんが、一般にはオーバーバンキングという言...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 報告書を丁寧に読んでいただきまして、また御批判もいただきまして、ありがとうございます。  まず、そういった外部の評価をきちっと入れてくれというふうに私の方から事務方にもお願いしまして、そのような報告書ができております。この外部の評価は、やはり業界外部の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員から、言わば経済運営の哲学についての重要な御指摘がありましたので、私も是非明確に申し上げておきたいと思います。  委員の御指摘は、私たちがやっているのは、強者オリエンテッドな、ウイナーオリエンテッドな政策ではないのか、そうではないということはも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 資本充実との関係で、ちょっとライブドアのことは私は存じ上げませんけれども、資本充実との関係で、要は、自由は重要であろうけれども安定の仕組みも必要だという委員の御指摘は、これは私はそのとおりであろうかと思います。  経済を活性化する、そうしなければいけな...全文を見る
04月05日第162回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 鮫島議員にお答えを申し上げます。  ドタキャンしたのではないかという御指摘でございますが、そんな事実があったとは認識をしておりません。  私は、内閣委員会が中心ですが、その他の委員会につきましては、これは国会運営の問題でございますから、与野党合意の上...全文を見る
04月07日第162回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 四月五日の本院総務委員会の件及びそれにかかわる与野党合意についてお尋ねがございました。  国会運営に関する事柄については、与野党間で協議し、合意されたところに従って対応しているところであります。今回の総務委員会の件に関しましては、いろいろな経緯の中で、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政治責任につきましては、先ほど申し上げましたとおり、国会に対しまして、誠意を持って答弁に当たり、十分に説明の責任を果たしてまいりたいと存じますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)     〔国務大臣南野知惠子君登壇〕
○国務大臣(竹中平蔵君) 佐々木議員にお答え申し上げます。  企業の法令遵守経営についてのお尋ねがございました。  健全な企業経営は、消費者を初めとする社会からの信頼と共感が基本であります。近年の企業不祥事の多発を背景として、事業者に対する消費者の信頼が揺らいでおります。この...全文を見る
04月14日第162回国会 衆議院 総務委員会 第14号
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○竹中国務大臣 竹中平蔵でございます。  四月五日の本委員会に関して、委員長、与野党理事、麻生総務大臣を初め御出席の皆様には、私の出席問題について大変御迷惑をおかけいたしました点につきまして、大変申しわけなく思っております。状況を正確に把握していなかった面がございまして、関係各...全文を見る
○竹中国務大臣 小西委員にお答え申し上げます。  本件につきましては、いろいろな経緯の中で、情報収集、伝達について私どもに不十分な点があり、状況を正確に把握していなかった面がございました。関係各位に御迷惑をおかけしたこと、今後、的確な情報伝達が行われるようしっかりと努めてまいり...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政公社が発足しましてから、今御指摘がありましたように、生田総裁のもとでサービスの向上、事業の効率化が推進されておりまして、その努力は私自身高く評価されてしかるべきものであるというふうに考えております。  例えば、例でございますけれども、一般小包の市場シェアが増...全文を見る
○竹中国務大臣 中期経営計画の業績評価も終わらないうちになぜそのように急ぐのかというお尋ねでございますけれども、私からぜひ二点申し上げたいと思います。  第一は、やはり何といっても郵政事業を取り巻く環境が激変している、環境の変化が極めて激しいという点でございます。今、麻生大臣か...全文を見る
○竹中国務大臣 中央省庁等改革基本法、御指摘の平成十年の法律、もちろん存じ上げているところでございます。郵政の事業に関しては、「民営化等の見直しは行わないものとする」という規定がございます。これをどのように考えるかというお尋ねでございますが、これは法律の問題でございますから、やは...全文を見る
○竹中国務大臣 まず最初に風聞の件がございましたが、いろいろな風聞があるんだと思いますが、私自身は、郵政公社の財政の状況、税金が直接は投入されていないという件については、もちろん以前から承知をしております。  委員のお尋ねは、確かに、国鉄の場合と異なって、国鉄の場合は赤字を出し...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化の問題を政策の優先度として国民がどのように受けとめておられるのか、これも我々政策を担当する立場からはやはりもちろん重要な問題であろうかと思っております。  しかし、こういう質問、アンケート調査等々いろいろございますが、難しいのは、景気の問題、年金の問題...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、いろいろな地方で地元の方と対話をさせていただきましたときに、一番素朴に出る声、懸念というのが、地元の郵便局は大丈夫なのか、自分の村や町の郵便局はなくならないのか、やはりそういう御懸念でございました。この点はやはり国民の皆さん、大変御心配...全文を見る
○竹中国務大臣 小西委員お尋ねの件は、まさに極めてマクロのお金の流れでございますので、郵政民営化だけでお答えできる範囲の問題ではないと思います。  御指摘のように、金融というのは、これは主として家計部門でございますけれども、どこかにお金の出し手がいて、そしてお金の取り手がいる。...全文を見る
○竹中国務大臣 より広い資本市場の問題だとは思いますが、証券市場を例にとりますと、その中でのやはり市場の信頼性の問題、広い意味での制度構築でございますが、それを実際実効あらしめるための監視等々の仕組み、まだまだ日本ではやらなきゃいけないことがあるという認識は私も持っております。同...全文を見る
○竹中国務大臣 私も地方都市の生まれ育ちでございまして、その中で、特に山間部等々に行きました場合の郵便局の大きな存在感というのを小さいころからいろいろ感じてきたつもりでございます。  郵便局というのは、現在、郵便と郵便貯金、簡易保険の業務を行っているわけでございますけれども、も...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、五日の総務委員会に関しまして、私どもの方で、これは情報の収集、伝達について不十分な点があったと思います。状況を正確に把握していなかった面がありまして、先生を含め各方面に御迷惑をおかけしました。この点は大変申しわけなく思っております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、これは情報の収集、伝達について私どもに不十分な点がございました。状況を正確に把握できるようにするために、的確な情報伝達が行われるように、私自身を含めてしっかりと努めていきたいと思っております。
○竹中国務大臣 この郵政民営化というのは、内閣の最重要課題として位置づけられております。また、これは各府省にまたがる、関連する問題でありますので、その具体案及び必要な法案の企画立案等につきましては、内閣法第十二条第二項の事務に当たるものとしまして、内閣の重要な事務として整理をされ...全文を見る
○竹中国務大臣 伊藤委員御指摘のとおり、世論の動向、国民の声、これはまさに政治の基礎でございますから、それをしっかりと踏まえてやるということは、言うまでもなく極めて重要だと思います。  世論調査の動向、これはさまざまにばらつきが見られますけれども、関心があるかないかということに...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化という極めて大きな制度改革、これは国民の間にもいろいろな議論がございます。政府の中でもいろいろな議論がございます。与党の中にもいろいろな議論がございます。与野党含めて、これは当然いろいろな議論があってしかるべきであると思っております。  我々としては、...全文を見る
○竹中国務大臣 伊藤委員、今すごくたくさんの御視点を御指摘されましたので、それをちょっと簡潔にというのもなかなかしんどいのでございますが、ポイントだけぜひ申し述べさせていただきたいと思います。  まず、国民の理解、国会の御理解が得られなければこの大きな改革ができないというのは、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、公社が発足してから、私も生田総裁は個人的にかなり以前から存じ上げている経営者でいらっしゃいますが、本当にしっかりと経営をなさって、まさに公社職員一丸となって、サービスの向上、事業の効率化を推進していらっしゃる。私も大変、生田総裁の力...全文を見る
○竹中国務大臣 また今回もたくさんの御指摘をいただいておりますが、これはもう時間を余りかけるなという御指摘だと思いますので、簡潔に申し上げます。  諸外国にはいろいろな事例がございます。諸外国全部、一〇〇%うまくいったというところもなければ、全くゼロであったというところもないの...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、四月五日の総務委員会に関しまして、委員長、与野党理事、麻生総務大臣を初め御出席の皆様には、私のこの出席問題について大変御迷惑をおかけした点について、大変申しわけなく思っております。  本件、今五十嵐先生いろいろ御指摘がございましたが、いろいろな経緯がありま...全文を見る
○竹中国務大臣 この郵政民営化の法案に関しましては、その前の週末、四月二日、三日の土曜、日曜で、関係閣僚間で調整をしておりました。そして、最終的に総理の裁断をいただいた政府の方針を早急に各所にこの日お伝えしまして、各方面の御意見を踏まえた法案を取りまとめることが当日必要な状況でご...全文を見る
○竹中国務大臣 そのような事実はございません。
○竹中国務大臣 もう一度、いつでございましょうか。
○竹中国務大臣 アメリカには行っておりません。
○竹中国務大臣 私は、かねてより、広く構造改革を行うことによって経済を活性化する、そして国民の経済厚生を高めるということが目的、政策の広い目標であるというふうに思っております。その中の構造改革の本丸として位置づけられるのが郵政民営化であるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 委員は金融財政の御専門家でいらっしゃいますから、その点について大変強い問題意識をお持ちだというふうに以前から承知をしております。  御指摘のような形で、官が関与する非常に大きな金融がこの市場経済の中にあって、それが資金の効率的な配分を妨げているのではないだろうか...全文を見る
○竹中国務大臣 金融担当大臣をさせていただいておりましたときにいろいろ五十嵐委員と御議論させていただきまして、私は、五十嵐委員は郵政民営化論者であるというふうにちょっと思っておりましたのですが、そうではないという御説明を今いただいて、その理由も背景も御説明をいただけました。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと随分いろいろなことをおっしゃられましたので、質問は、NTT、道路公団と同じかどうかという御質問なのかと思います。  道路公団そのものについて私は意見を申し上げる立場にはございませんが、いずれにしても、民間の活力を活用することによって、それで事業をしっかり...全文を見る
○竹中国務大臣 国債管理を所掌しておられる財務副大臣から今御答弁のあったとおりでございます。基本的な考え方は今の御答弁のとおりであろうと思います。  経済財政政策担当大臣として若干補足をさせていただきますと、我々としても、諮問会議のこの十七年の取り組みを強化すべき重要政策課題と...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化、分社化を前提とした上で、その後での株の関係について、今五十嵐委員から御質問と御指摘がございました。  基本方針の基本的な考え方というのは、これは当初、持ち株会社ができまして、そのもとにそれぞれ機能の異なる会社ができるわけでございますけれども、このうちの銀...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと突然のお尋ねでございますけれども、基本的なイメージとしては、契約は保険会社と個人が結ぶということになるんだと思います。それはまさに委員御指摘のように、そこは代理をするわけでございますから、だから、代理店には代理店としての責任が当然発生をする。これは預金等々...全文を見る
○竹中国務大臣 働く方々のモチベーションを大事にしなければいけない、もちろん私もそのように思います。これは基本方針でも、そのような方針に基づいてしっかりと今仕組みをつくっているわけであります。競争力強化のための構造改革が必要だという点も、これは私も、立地も含めて全く意見はございま...全文を見る
○竹中国務大臣 松野委員から私のこれまでの発言について言及をいただきましたが、これらは、私の情報収集、伝達等々に不十分な点がございまして、きょう改めて、午前中にも御答弁をその意味も含めてさせていただいたところでございます。  まず、四月の五日でございますが、郵政民営化法案に関し...全文を見る
○竹中国務大臣 当日、私自身は、これは副大臣で御対応いただくというふうに承知をしておりまして、当日というのは四月五日でございますけれども、そうした点について、先ほど申し上げましたように、情報の収集、伝達につきまして私どもに不十分な点がありまして、状況を正確に把握していなかったとい...全文を見る
○竹中国務大臣 私自身は承知をしておりませんでした。
○竹中国務大臣 調整中だというふうに理解をしておりまして、そうした点で、先ほど申し上げましたように、情報の収集、伝達について大変不十分な点があったと思っております。この点、御迷惑をおかけした点について、まことに申しわけなく思っているところでございます。
○竹中国務大臣 直接は副大臣から、調整中であるという旨を聞いておりました。
○竹中国務大臣 金曜日の時点では、そのように私は理解をしておりました。
○竹中国務大臣 副大臣でございます。
○竹中国務大臣 その件について調整中であるというふうに聞いておりました。
○竹中国務大臣 要請があったかと別に確認したわけではございませんが、要請があったことを受けて調整しているというふうに自然に認識をしておりました。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、金曜日では調整中であるというふうに聞いておりまして、その当日は副大臣対応であるというふうに承知をしていたからでございます。  ただし、その点については、先ほども申し上げましたように、情報の収集、伝達について私どもに不十分な点があったと...全文を見る
○竹中国務大臣 調整中だというふうに聞いていたわけでございます。
○竹中国務大臣 それで、議会において調整中だというふうに聞いていた次第でございます。
○竹中国務大臣 けさ申し上げた答弁と、ちょっとどこが違うのか御指摘をいただければと思います。
○竹中国務大臣 国会から出席を求められたときは出席しなければならないのは当然のことでありまして、私としても今後とも与野党で合意されたところに従って誠実に対応してまいりたいと思っております。  金曜日の時点においては、まだ調整中であるというふうに私は聞き、認識をしておりました。い...全文を見る
○竹中国務大臣 調整中であるというふうに聞き、そのように認識をしておりました。
○竹中国務大臣 そのようには伺っておりません。調整中であるというふうに報告を受けておりました。
○竹中国務大臣 調整中であるというその状況について、副大臣から報告をいただいておりました。
○竹中国務大臣 今、議会でいろいろなお話し合いがなされている、先ほどから申し上げておりますとおり、調整中であるというふうに報告を受け、そのように認識をしておりました。
○竹中国務大臣 私どもの認識は、そういうふうな調整を議会においてしていただいている、そういう調整中にあるという中で、当日の四月五日における私の事情について御説明をして、御理解をいただいていたというふうに理解しております。
○竹中国務大臣 今委員がお尋ねの特殊ということの意味、ちょっと私きちっと理解していないかもしれませんが、これは当然のことながら、どの委員会であれ、きっちりと与野党間で合意をしてここで答弁しろというふうに言われたものについては、これはすべて私たちはしっかりと答弁をする責務を負ってい...全文を見る
○竹中国務大臣 情報の収集、伝達で不十分な点があったわけでございますから、これが今回こういう形で皆様に御迷惑をおかけしたということになっているわけですが、これはもう収集に、私を含め一人一人がしっかりと心して今後当たっていかないといけない問題であると思います。  委員の御趣旨はた...全文を見る
○竹中国務大臣 今回、関係者、私のところで、今回のような御迷惑をかけることがないように一人一人がしっかりと注意しよう、その上で、例えばいろいろな連絡室の体制とか必要なことがあれば見直していこう、今回のことを反省して知恵を出してしっかりとやっていこうというふうに申し合わせたところで...全文を見る
○竹中国務大臣 いえ、もちろんそんなふうには考えておりません。  これは一人一人がしっかりと対応すればこういうことは防げる問題であると思っておりますので、これは私を含めてしっかりと対応して、御迷惑をおかけしないようにしていきたいと思っております。
○竹中国務大臣 郵政の民営化、これの重要性についてのお尋ねでございますが、まず、田嶋委員御指摘になられた中でございましたが、決して他の政策課題を押しのけてこれをやろうということではないわけでございます。景気も重要、社会保障も重要、年金も重要、そういうことと、ほかの政策、重要な政策...全文を見る
○竹中国務大臣 もちろん、これは民営化がすべて、一〇〇%ということではありません。きちっとした民営化を行って、その中に、委員もコンサルティング会社等々におられましたから、まさに民間の活力の中でコーポレートガバナンスの仕組みをしっかりと発揮させて、企業は企業として市場の中で厳しい競...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げたように、市場における健全な競争、そして市場の目、コーポレートガバナンスの仕組み、そういうものを通して経営というのは改善していくものであるというふうに思っております。  その際に、民間企業の仕組みというのは、公的な企業の仕組みに比べて、やはりコーポレー...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、外から生田総裁が入られて、その生田総裁のリーダーシップのもとで公社がまさに一丸となって一生懸命経営改革を行っている。その姿を国民も見ておりますし、国民もその点は非常に高く公社を評価しているのだと私は思います。  その意味では、公社...全文を見る
○竹中国務大臣 当然のことながら、公社の環境変化を考えて、公社の将来を考えるときに、郵政公社のままでどこまでできるかというのは大変重要な論点の一つだと私も思います。  公社というのはしからば何かということになりますけれども、これは公的な目的のために存在している会社でございます。...全文を見る
○竹中国務大臣 御承知のように、政府としては、持ち株会社のもとに四つの機能別の会社をつくるということを考えて、今最終調整をしておるところでございますけれども、その中で、郵便の事業というのは極めて社会性の強い事業でございます。民営化されても、これはユニバーサルなサービス義務がござい...全文を見る
○竹中国務大臣 申し上げたいのは、公社は今、生田総裁のもとで、公社の中でできる改革を目いっぱいやっております。しかし、公社でやり続ける限りは、全部をやり尽くしたかどうかはともかくとして、やはりおのずと公社としての改革には限界があるということだと思います。生田総裁の改革をさらに加速...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、経営環境が厳しくなる中で、重要な役割を果たすためにも、経営体としてサステーナブルになっていただきたい。それが民営化を我々が考える背景でございますから、その意味では、この会社がしっかりと利益を出して、そして存続し得る、収益性、財務それぞれ健全なものに育ってい...全文を見る
○竹中国務大臣 この会社がどういう会社になっていくかということに関して、常に二つの違った方向からの反対論といいますか懸念が表明されます。  一つは、この郵政というのはやっていけなくなって、どんどんどんどんだめになっていくのではないかという懸念。一方で、これがとんでもなく大きな組...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、当然にそのように考えております。  このまま、公社のままでよいのではないかという御意見があることは承知をしておりますが、先ほど申し上げましたように、やはり公社としてはおのずと限界がある。公社として何か新しいことをやろうとすると、その背後に国家という絶対的な...全文を見る
○竹中国務大臣 田嶋委員御指摘のように、資金の流れの改革は始まっているわけです。この始まっている改革の中で、郵貯のお金が財投という仕組みを通して制度的に政府系の金融機関等々に流れるという仕組み、これは二〇〇七年度をもって終局することになっております。  しかし、それでも残る問題...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便貯金については、平成十九年度までの間については、これは総務大臣が定める指針に従いまして財投債の引き受けが義務づけられているわけでございます。また、郵政公社法の第四十一条第四号イによりまして、郵便貯金資金を国債の売買の方法により運用することが認められておりますこ...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、郵政の民営化がどのようにお金の流れを変えていくかということを議論する際には、まず、入り口としてどのくらいのお金が今後入ってくるのかという議論があろうかと思います。これは、政府保証が外れるということもありますし、金融環境の変化ということもございますでしょう...全文を見る
○竹中国務大臣 そこはまさに民間の創意工夫でいろいろなことが起こり得るということだと思います。  例えば、これは今、定額貯金で受け入れて、定額貯金で受け入れたものを国債で運用する、わかりやすく言えばそういう形のビジネスになっているわけですけれども、そもそもこういうものがいつまで...全文を見る
○竹中国務大臣 国会、マスコミ、それぞれにしっかりと説明責任を果たすということは私の責務であると思っております。  記者会見で述べたことはそのとおりでございますが、この委員会の件につきましては、先ほどから申し上げていますように、調整中であるというふうな認識で、私は、当日は副大臣...全文を見る
○竹中国務大臣 当日の件につきましては、何度も申し上げておりますように、副大臣対応であるというふうに理解をしていたわけでございます。与野党から正式に御要請をいただきましたときは必ず出てまいりますし、しっかりと今後とも対応をしていきたいと思っております。
○竹中国務大臣 その日は陣頭指揮に立って大変多忙にしておりましたというふうに記憶をしております。
○竹中国務大臣 当日、これは閣議後の定例記者会見をさせていただいたわけでございますけれども、それ以外はまさに陣頭指揮で大変多忙にしていたというふうに記憶をしております。
○竹中国務大臣 説明責任はしっかりと果たしたい、果たしていかなければならないというふうに思っております。  調整中であるというふうに聞いておりましたので、その際に、どのような事情かということの御要請があって、担当審議官がこのような発言をしたというふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 調整の中で、副大臣が御対応いただく、私の出席については他の日程でお願いする、そのように承知をしておりました。
○竹中国務大臣 郵政は今、極めて大きな社会的な機能を同時に果たしているところでございます。そうした社会的な機能を、地域社会にとって必要性が高い業務を郵便局会社でありますとか郵便事業会社が実施するということ、この社会的機能は続けていただきたいわけでございますが、これを可能とする仕組...全文を見る
○竹中国務大臣 これはまだ制度としては検討中でございますが、この社会・地域貢献基金につきましては、地域貢献業務の相当分として、将来的に必要になる額として現時点では年間百二十億円程度を想定しています。社会貢献業務に相当する分として、将来的に必要となる額として六十億円。したがって、合...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、社会貢献業務でございますけれども、第三種、第四種郵便物のうち、盲人用の郵便や心身障害者団体の発行する定期刊行物、ひまわりサービスといいました社会福祉の増進に寄与するものを対象とすることを想定しております。  そして、先ほど六十億円というふうに申し上げました...全文を見る
○竹中国務大臣 地域貢献業務でございますけれども、現在、公社の貯金・保険事業はともに黒字でございます。また、移行期においては、貯金・保険会社に安定的な代理店契約を義務づける方向で制度設計をしているところであります。したがって、地域貢献業務が相当の規模で行われるようになるのはかなり...全文を見る
○竹中国務大臣 局の維持は設置基準に基づいてやっていただくわけでございますけれども、局の維持ができなくなるという概念ではなくて、金融で収支の大きな赤字が出て、それで金融業務から撤退する懸念がある場合、それを賄うための費用という意味でございます。
○竹中国務大臣 お出しできるもの、可能な範囲でお出しをしたいと思います。
○竹中国務大臣 今塩川委員は収支相償方式での数字をお示しになって、六百万との違いが大きいというふうにお示しになったわけでございますが、これは委員御自身御指摘になられたように、収支相償方式というのは、全体としての利益がゼロで、そういうことを想定しているわけですね。しかし、現実はどう...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、実際はどうなのかということを今問題にしているわけでございますから、私が申し上げましたような、全体損益方式に基づいて実態を判断するというのがまずベースになければいけないと思います。  さらに、私どもの見積もりの根拠でありますけれども、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 この窓口というのは、いわゆるネットワークとしての価値を持っているわけです。ネットワークとしての価値を持っている限りは、部分的に赤字でも、ネットワーク全体としての契約が結ばれるはずでございます。  ネットワークの価値は、例えばクロネコヤマトの集配所でも、これはネッ...全文を見る
○竹中国務大臣 約四年間今の仕事に就任しておりますが、その間、公務以外で海外に行ったことはなかったと記憶しております。
○竹中国務大臣 行ったことはないと記憶しております。
○竹中国務大臣 内閣官房のもとにある郵政民営化の担当の大臣でございます。
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、その時点では、以前は、いろいろなことの調整が行われているというふうには聞いておりましたけれども、当日は、いろいろな経緯があって副大臣の御対応になったというふうに聞いておりました。これは情報の問題ではございます。
○竹中国務大臣 国会から出席を求められたということは、国会のときは出席をしなければならないというのは、これは当然のことであろうと思います。
○竹中国務大臣 調整中というふうに聞いておりました。その上で、当日は、副大臣対応というふうに聞いておりました。しかし、そこに認識の違いがあったという御指摘でございますので、これは情報の収集、伝達に不十分な点があったということを申し上げているわけでございます。
○竹中国務大臣 詳細は受けておりませんが、総務委員会でどのような郵政についての議論をするか、だれに出席を求めるか、そういうことの調整をしているというふうに理解をしておりました。
○竹中国務大臣 要請の意味でございますけれども、これは、正式に国会から要請があれば私は出るわけでございます。その前の調整をしていたと認識をしています。
○竹中国務大臣 いろいろなお話し合いをしておられる、その調整をしておられるということを私は聞いていたわけでございます。  国会から出席を求められたときは出席しなければならないのは当然のことでございます。しかし、その当日、副大臣対応になったというふうに聞かされておりまして、そのよ...全文を見る
○竹中国務大臣 経緯につきましては先ほど官房副長官からもお話があったと思いますが、私の総務委員会への出席をめぐる経緯につきましては、四月一日の理事懇談会において野党から要請がなされ、与党が持ち帰って四月四日月曜日に正式回答されるとされ、その後、四月四日月曜に与党から野党に日程調整...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、四月の四日月曜日に正式回答されるとされ、その後、四月四日月曜日に与党から野党に日程調整をお願いしたものというふうに承知をしておりました。そういう調整をしているというふうに私は認識をしておりまして、四月五日の答弁は副大臣対応になっ...全文を見る
○竹中国務大臣 四月四日月曜日に与党から野党に日程調整をお願いしたというふうに承知をしております。この経緯の中で、四月五日は、私の対応ではなくて、副大臣の対応になったというふうに報告を受け、私自身そのように認識をしていたところでございます。まさにこの点で情報の収集、伝達に不十分な...全文を見る
○竹中国務大臣 四月四日の認識、先ほど申し上げましたが、四月五日の理事会におきましては、与党理事からの御要請によりまして、今先生御指摘のように、担当審議官から私の置かれた状況について率直に事情を説明し、委員会の答弁は副大臣対応でお願いしたいという趣旨の発言をしたというふうに聞いて...全文を見る
○竹中国務大臣 私が決めたかどうかという御質問かもしれませんけれども、そのような御発言といいますか、副大臣対応でお願いしたい旨の趣旨の発言を行ったというふうに聞いております。
○竹中国務大臣 決めるのは私どもではなくて、まさに与野党のお話し合いで決めていただくということだと思います。こちらの対応の仕方について、こういう状況であるという説明を求められたので、そういう説明をさせていただいたというふうに理解をしております。
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、いろいろな経緯の中で、調整中というふうに聞いておりましたが、そうした経緯の中で、四月五日の答弁は副大臣に対応をお願いしたいと考えていたところでございます。そうした旨、審議官から状況の説明が、与党理事から担当審議官が私の状況の説明...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○竹中国務大臣 冒頭、辻委員が中坊元住専の代表者のことを引用されまして、恐らく辻先生としても、同じ弁護士として、ある意味で一般の方以上に厳しい目でそういった評価をしてこられたんだと思います。法律の枠組み、コンプライアンス、これは極めて重要なことでございますから、そうした観点から、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども御答弁させていただきましたとおり、今回の元宿氏、佐藤氏が絡む問題そのものについて私は事実関係を存じ上げているわけでもございませんし、その検察審査会の報告等々をつぶさに存じ上げているわけでもございません。  ただこれは、委員まさに法律の専門家でいらっしゃい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、それぞれの立場の方々が、これはそれなりにオーソライズされた立場の方もいらっしゃいますでしょうし、まさに当事者という方もいらっしゃいますでしょう。オーソライズのされ方についてもいろいろございますでしょう。そういう立場で実体判断をしている...全文を見る
○竹中国務大臣 大変申しわけございません。そのことについて質問通告を直接はいただいていなかったので、今ちょっと手元で、申しわけございません、自分の政治資金のことではございますが、その三十万については、今、私自身はちょっとわかりかねます。  これは、いずれにしましてもルールに基づ...全文を見る
○竹中国務大臣 済みません、これも、数字のことでございますので余り不正確なことを申し上げるべきではないと思いますが、昨年の七月に参議院議員にさせていただきましてから、その選挙のときから、初めて私自身、政治資金に携わる立場になりました。それ以降、後援会も何もないところから出発をしま...全文を見る
○竹中国務大臣 セミナー等々でそういうところから少し御支援をいただいている可能性はあるかと思いますが、まず、申し上げましたようにパイそのものはすごく小さくて、その中での特別の存在ではないいろいろなところに少しずつ今御協力をいただき始めて、私も先生のようにきちっとした基盤をこれから...全文を見る
○竹中国務大臣 前回申し上げましたように、雑誌等々で、企業ぐるみの選挙とかという御批判が出ました。これは、事実は全くそうではないということは前回も御答弁をさせていただいたわけでございます。これは、肉親が選挙に出たら、恐らく辻先生、御兄弟いらっしゃるかどうかあれですけれども、やはり...全文を見る
○竹中国務大臣 三沢千代治さんが何とおっしゃっているかということを私は直接存じ上げません。報道等々ではいろいろなことが言われているようでございますが、前回申し上げたとおりでございますけれども、個別の企業の問題に関しまして、私が特定の企業について特定の個人に何かをお願いしたりそのよ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、前も委員はおっしゃったかもしれませんが、前回は一番最後か何かでばたばたとお答えさせていただいたと記憶をしておりますが、今ちょっとおっしゃった三億とか、そういう数字についてはちょっと私はよくわかりません。おもしろおかしくいろいろな雑誌で書かれているようではござ...全文を見る
○竹中国務大臣 二〇〇〇年四月でございますね。大臣就任前のことでございますので、これは私の私人としての活動、私には家族もおりますし、そういう私的な生活の部分があるということはぜひ御理解をいただきたいと思います。  ただ、いずれにしましても、何割を貸すかというのは、これは銀行の判...全文を見る
○竹中国務大臣 二〇〇二年というふうにおっしゃっていただきました。私はもう正確にはちょっと記憶しておりませんが、その後、安い金利のものに借りかえた、リファイナンスしたという記憶はございます。当時の一・二%というのは、しかし先生、当時たしか東京三菱は、一%金利というので大キャンペー...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、国務大臣というのは責任のある立場だと思います。であるからこそ大臣規範があり、それにのっとって行動する、そして資産公開のルールもあるのだと思っております。繰り返しますが、そのルールにのっとってすべてやっているつもりです。  貸付金に関しましては、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 私も関西の生まれ育ちでございますが、例の福知山線は多分、先生の選挙区にいらっしゃるときに通る、大変重要な線なのだと思います。まさに本当に痛ましい事故でありまして、まず、犠牲者の救出、そして原因の究明、再発防止等々に政府としても全力を尽くさなければいけないと思ってお...全文を見る
○竹中国務大臣 たくさんの御質問を今いただきましたので、できるだけきちっとお答えをさせていただきたいと思います。  まず、昨日、党五役と関係六大臣で話し合いを持ちました。その話し合いの結果について、それをお持ち帰りいただいて、今、党で、合同部会でさらにいろいろ御議論をいただいて...全文を見る
○竹中国務大臣 確認ですけれども、移行期間をカバーする委託契約でございますけれども、契約を結ぶ主体は銀行と窓口会社でございます、銀行と窓口会社が結ぶ。窓口会社というのは、今でいうと二万四千の非常に大きなネットワークを持っているわけですから、そこの間で、先生は恐らく一括というのはそ...全文を見る
○竹中国務大臣 不採算の窓口を基金でやるという、一般的に言うとちょっと誤解があると思いますのでぜひ申し上げたいと思いますが、これはネットワークでありますから、ネットワークを持っているところというのは、不採算な部分でもネットワークとしての価値があれば、私企業としても当然続けるわけで...全文を見る
○竹中国務大臣 法の趣旨というのは、これは完全処分をしていただきたい。逆に、完全処分をすることによって、民有民営になった銀行というのは完全な民間銀行としての自由度を得るわけでございますから、これはやはりぜひやっていただかなければいけない。  先生お尋ねの、その場合、万が一にもそ...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、完全民営化された、十年たった後に、これは、まず第一義的には、経営というのをどのようにやっていくかという経営者の意思があるんだと思います。  郵便事業があって、そして郵便局会社があります。そこでいろいろなことをやっていただく。銀行預金も売るかもしれないし...全文を見る
○竹中国務大臣 申し上げておりますのは、一体的経営が可能になるような仕組みをつくっておくということでございます。それは、先生おっしゃるように、まさに経営判断でございますから、そういう場合には、これも先生御指摘になりましたけれども、株を持つということが決して一体的経営を担保するわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは民間の企業でございますから、こことここは必ず取引をするとか、こことここは必ず資本を持ち合うとか、そういう関係は想定をしておりません。  しかし、現実問題として、今の例えば郵便局の窓口の七割とか三分の二ぐらいの仕事は銀行、保険の扱いをしているわけでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 連続的保有に関する御質問でございますが、その前にぜひ御理解賜りたいのはこの基金の仕組みですね。これは、地域の住民が、そういう社会的なニーズとして、地域貢献としてそういうニーズがある場合には、きちっと有識者会議等々でその意見をくみ上げて、そしてそれを地域貢献計画とし...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員から四点、大きくは三点かと思いますが、御質問をいただいたと思います。  まず、経営委員会でございますけれども、経営委員会というのは、新規業務の準備等民営化後の経営の準備、検討をするための組織でございまして、これは準備期間中に設置をします。具体的には、法律の...全文を見る
○竹中国務大臣 まず自己資本のお尋ねでございますが、委員が御指摘になりましたROA、ROEの話は、御承知の骨格経営試算というのを行っておりますけれども、その骨格経営試算を行うに当たりまして、今ある公社の資産を四つに切り分けるわけですよね。切り分けて、当初のバランスシートができます...全文を見る
04月27日第162回国会 参議院 本会議 第19号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 犬塚議員から一問、個人情報の保護についてお尋ねがございました。  個人情報の保護に関する法制度としましては、個人情報保護法のほかに行政機関個人情報保護法等がございます。私が所管をいたしております個人情報保護法は、これはOECD八原則を踏まえまして、高度...全文を見る
05月16日第162回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 松井委員の御指摘は、基本的にはCIOを中心としたしっかりとした正にガバナンスを発揮して良いシステムを安いコストでつくるというガバナンスの問題と、組織である以上、それが継承される、サクセッションの問題というのがあるわけですから、それをどのようにバランスを取...全文を見る
05月26日第162回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(竹中平蔵君) このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その趣旨を御説...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 答弁に先立ちまして、郵政民営化関連法案の国会提出に当たりまして、政府・与党間の調整に御尽力をいただきました柳澤議員を初めとする関係者の皆様に、心から御礼を申し上げる次第でございます。  さて、柳澤議員からは五問の質問をいただいております。  まず、郵...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 桝屋議員から五問質問をいただきました。  重ねまして、桝屋議員初め関係の皆様方に、これまでの御尽力、感謝を申し上げます。  まず、民業圧迫との批判もあるとのお尋ねでございます。  金融業務においては、信用というものが競争上決定的に重要でございますけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどの桝屋議員の質問に対しまして、一問答弁漏れがございました。申しわけございません。  基金の原資は国が負担すべきではないかとのお尋ねでございます。  日本郵政公社は、これまでも第三種、第四種郵便や過疎地の金融サービスなどを提供してきたところでござ...全文を見る
05月26日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第2号
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○竹中国務大臣 このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その提案理由及び内容の概...全文を見る
05月27日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○竹中国務大臣 答弁に当たりまして、まず、大野委員には、これまでの政府・与党の協議の中でさまざまな御指導を賜りましたこと、改めて感謝している次第でございます。  大野委員から、郵政改革に当たっての入り口、最も基本の点についてのお尋ねがございました。  中央省庁等改革基本法第三...全文を見る
○竹中国務大臣 なぜ民営化なのか、その必要性と目的について明確に述べよという御指摘でございます。  これも、いろいろなところで、私自身そういう声に接しまして、そういう説明を求められるわけでございますが、やはり基本的な考え方というのは、民間にできることは民間でやっていただく、それ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政公社は、生田総裁のリーダーシップのもとで大変その経営の成果も上げられて、そして、国民、消費者の側から評価を得ている、私も全くそのとおりであるというふうに思います。  そうした中で、では、公社のままで経営の自由度を高めて新たなサービスを提供すればいいじゃないか...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の改革というのは非常に多面的な性格を持っておりますが、その中でも最も重視しなければいけない側面の一つが、やはり今大野委員御指摘の金融面での改革、金融面でその効果をいかにしっかりとしたものにしていくかということであろうかと思います。  郵貯、簡保、現在約三百四...全文を見る
○竹中国務大臣 御答弁の前に、先ほどの私の答弁で、財投の特例として平成十七年度までと申し上げましたが、これは二〇〇七年度までの間違いでございます。平成十九年度まででございます。訂正をさせていただきます。  今、大野委員から、公社は発足からまだ二年余りしかたっていないではないか、...全文を見る
○竹中国務大臣 郵貯、簡保の資金量は合わせて三百四十兆円、大変膨大な、巨大なものでございます。それとの関連で、委員御指摘のように民業圧迫との懸念、また、そうしたことも踏まえまして、規模を当初から縮小させてはどうなのか、そのような意見があることも承知をしております。  まず、規模...全文を見る
○竹中国務大臣 三事業一体の経営、これも、委員御承知のように、与党との協議の中で大変重要なポイントになったところでございます。  民営化後の一体的経営の確保については、与党との合意の中でも確認されていますとおり、移行期間中につきましては、これは代理店契約の法律上の義務づけを行う...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の分社化の一つの特徴としまして、委員御指摘のように、窓口ネットワーク会社、これは、人によれば非常に耳新しいといいますか、耳なれない言葉、そういうことかもしれません。それに関しまして、これが本当にやっていけるのかというさまざまな議論があるということも承知をしてい...全文を見る
○竹中国務大臣 宮下委員の郵政に対する大変整合的な考え方というのは、私なりに理解をさせていただいているところでございます。その上で、政府の立場をぜひ申し述べさせていただきたいと思います。  今委員がおっしゃった中で、セーフティーネットという言葉がございました。やはり国民の生活、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどの答弁と少し重複するところが出てしまうかもしれませんが、委員の御懸念は、何といっても、地域で金融のサービスが本当に確保されるのか、それが地域の住民の視点からも重要だし、そして窓口会社の経営の視点からも重要であろう、そのような御指摘は、その意味では大変ごもっと...全文を見る
○竹中国務大臣 委員お尋ねの基金の規模の問題に関しましては、社会・地域貢献基金の一兆円という規模に関しては、基本的な考え方は、過疎地域等における金融サービス等の提供のために必要な額、これは今まで御議論をさせていただいた問題、それをカバーする額と、それと社会福祉の増進に寄与する第三...全文を見る
○竹中国務大臣 地域における金融サービスが継続されるかどうかということを大変懸念される宮下委員のお気持ちというのは、大変これは重要なポイントであろうかと思います。  ただ、現実問題としていろいろ考えてみますに、地域貢献というのはまさに地域によって違うというのが、当然のことである...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化されて、経営者がそれぞれの立場でしっかりと御判断をされていくわけでございますが、しかし、今我々が想定しているこの郵政の民営化の中で、それぞれ、郵便局会社と郵便貯金銀行の立場というのは、非常に補完的にその強みを発揮できるという立場にある、私はそういうことになる...全文を見る
○竹中国務大臣 今の宮下委員の御指摘、ポイントは、まさに今回の郵政民営化法案の非常にコアの重要な部分であるというふうに思います。私自身、実はそういう思いでこの制度設計をさせていただきました。  今回、六つの法案を御審議いただいておりますが、一つは基本法がありまして、そして整備法...全文を見る
○竹中国務大臣 谷口委員のお話にありましたように、公明党から四点申し入れをいただきまして、しっかりそれを受けとめさせていただきまして、今回の法案提出をしているつもりでございます。特に、四点目におっしゃいました、五原則を実現しろ、これはもうどこに実現したということはなかなか言えない...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の法案全体をうまく機能させるためにも、地域貢献業務計画の策定に当たっては、まさにきめ細かい配慮をどのように実現できるかというのが問われていると思います。そうした点、公明党からの申し入れといいますか御指摘、大変重要だと思って、それを反映させることが何とも重要であ...全文を見る
○竹中国務大臣 金融全体のお話、金融担当大臣きょうお見えでございますが、昨日、金融庁の方から、御承知のように、不良債権がこの三月期で政府の目標を上回って大幅に低下をして、不良債権の比率が二・九%になった、金融がある意味で正常化したんだという宣言を伊藤大臣もされました。そうした意味...全文を見る
○竹中国務大臣 この預入限度額、保険は加入限度額、いつ撤廃されるのか、これは今の時点で時期を明示するのは当然のことながら大変困難なわけでございますが、基本的な仕組み、考え方をぜひ御説明させていただきたいと思います。  まず、この法案は、先ほど委員御指摘がありましたように、経営の...全文を見る
05月30日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○竹中国務大臣 大前委員から、西宮のお話も含めて問題の提起がございました。私自身、若いころ二年間、大前委員の選挙区で生活をさせていただいたことがございまして、実感を持って聞かせていただきました。  御指摘のように、民営化本来の目的が損なわれているのではないかというような批判がマ...全文を見る
○竹中国務大臣 大前委員御指摘のように、株式の保有についていろいろな御意見があるということも承知をしております。民間にできることは民間でというのは何度も申し上げましたけれども、そうした観点から自由な経営を行う、そして質の高いサービスを実現していく。  実は、今回の法案の中でぜひ...全文を見る
○竹中国務大臣 国がみずから三分の一超出資する持ち株会社というのが日本郵政株式会社としてつくられる、そして、そのもとに郵便事業会社、郵便局会社、これは、この持ち株会社が全株式を恒久的に保有するという形になります。委員御指摘のとおりでございます。どうしてこういう形にするのかといいま...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の民営化の枠組みの中で、日本郵政株式会社、要するに、持ち株会社の中に社会・地域貢献基金を設けるということが規定されているわけでございますが、それに関していろいろな御議論があるということも承知をしております。  今の大前委員の御質問は、基本的には二点、つまり、...全文を見る
○竹中国務大臣 これまでの郵政公社の活動の中でも、特定局、特定局長さん、そこの局員の皆さん方、これはやはり大変重要な役割を果たしてこられ、そして国民の生活に根差した、地域に根差した信頼を確保してきたというふうに思います。その特定局がどのようになっていくのか、そこで働く方々がどうな...全文を見る
○竹中国務大臣 実は現在でも、いわゆる簡易郵便局に対しまして郵政公社は郵便局の事務を一部委託しているわけでございます。そして、委託できる業務範囲は特例法に基づいて定められている、特例法に基づくそれなりの制限はあるということだと承知をしております。  そこで、今回の法案におきまし...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政が担っております社会・地域貢献を引き続きしっかりとした枠組みで行うために基金を設ける、その際に、その規模はこれで十分かどうかという点につきまして、御指摘のように、与党の中でも大変熱心な御議論をいただいたところでございます。  この基金の規模ですけれども、法律...全文を見る
○竹中国務大臣 大前委員御指摘のとおり、なぜ四分社化なのかということは、これは本当にしっかりと国民の皆様方に御説明をしなければいけないと思います。郵便の事業、そして窓口ネットワークの事業、そして貯金の事業、銀行の事業、そして保険の事業、これは特性がやはり異なる仕事、機能をそれぞれ...全文を見る
○竹中国務大臣 私はすぐに数字が出てこないんでありますが、麻生大先輩が数億円ではないかというふうな耳打ちをしてくださいました。
○竹中国務大臣 郵政民営化というのは、まさに明治以来の大改革、国民の生活、二十一世紀の日本の経済、社会の形をつくる改革、国民の生活に直結した改革、それに対しまして、国民の代表する立場でぜひオープンな、正々堂々たる議論をさせていただいて、そして、議論を尽くした上で私としてはこの法案...全文を見る
○竹中国務大臣 金曜日にも御答弁申し上げましたように、二〇一七年までには完全な民有民営が実現しているはずである。その民有民営が実現された郵貯銀行、保険会社というのは、これは民間と同じで、限度額があるということは想定されないわけでございますから、委員御指摘のように、それまでには撤廃...全文を見る
○竹中国務大臣 御答弁の前に、限度額で一点だけ、ちょっと先ほどの技術的な問題に言及させていただきたいんですが、私は、限度額の引き下げや変更の場合に、先ほど、主務大臣が認可を通して関与するというふうに申し上げましたが、正確には、政令がございます、政令の変更によって主務大臣が関与する...全文を見る
○竹中国務大臣 正直申しまして、これを読むだけでは、その論理、ロジックというのはよくわからない気がいたします。その意味でもぜひ御説明をいただきたいなというふうに思うわけでございますが、国が大株主の国有会社をつくるということに関して申し上げますと、重要なのは、その経営主体が民間と同...全文を見る
○竹中国務大臣 桝屋委員お尋ねの、資産とおっしゃいましたが、純資産ないしは自己資本の意味だと存じます。  この公社の自己資本、純資産でありますけれども、発足時は一・三兆、十五年度末四・六兆円であったものが、十六年度の当期純利益がここに約一・二兆計上されたことによって、十六年度末...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は、この資産の状況について、資本の状況が大変重要であるという強い認識をお持ちだということをよく承知しております。まさにこれは、どういう形で、資産負債状況でスタートアップするかということはその後の運営に決定的な影響を与えますので、大変重要な問題であるということは...全文を見る
○竹中国務大臣 これは本当に委員が何度も御指摘してくださっているように、我々、やはり目安を持っていかなければいけません。その重要な目安として、我々は骨格経営試算を提議させていただいております。つまり、経営判断の細部にわたるところまでは立ち入らないけれども、それでも通常想定される範...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化して、会社を活性化して、かつ住民サービスを高めて、それによるメリットがいかに期待できるかということを示すのは、やはり郵政民営化を実現する上でこれはもう確かに重要なポイントだと思います。そのためもありまして、我々もかなり早い段階からこの骨格経営試算を準備して、...全文を見る
○竹中国務大臣 小包のユニバーサルサービスを義務から除外するということに関して、重要なお尋ねであるかと思います。  今御指摘ありましたように、公社自身はこのゆうパックに大変力を入れておられる。書状が減少しているわけでありますから、書状の減少が続く中で、企業体全体の経営の健全性を...全文を見る
○竹中国務大臣 ポイントは今桝屋委員が改めて御指摘くださったんでありますけれども、やはり全国レベルでの物流ネットワークを形成するというビジネスモデルがないと、民間業者としても競争できない、それがやはり業界のスタンダードなのではないか、もうその点にある意味で尽きているんだと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置、今回の法案の中でも大変与党の皆様方に御議論いただいて、我々としては大変よい形で法案をつくらせていただいたというふうに思っております。  その中で、きょうのお尋ね、簡易局でございますが、簡易局は、これまでも大変重要な役割を果たしてこられましたし、これ...全文を見る
○竹中国務大臣 店舗政策という観点から、これは当然今までどおり、今までは公社、そして会社がお決めになるわけでございますが、我々の制度づくりの観点からそういうものが大きく変化するというようなことは想定をしておりません。
○竹中国務大臣 今、市町村合併が大変な速度で進んでいる、これはもう事実でございます。私自身も、地方に参りまして、いろいろな方と議論をさせていただくときに、必ずそのことが指摘されます。やはり地域の方はそういうことを心配しておられるんだなと改めて感じるわけでございますが、そのたびに、...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員は、非常に重要なポイントで基本的な考え方を聞きたいんだということでお尋ねでございますので。  基本的な考え方は、要するに、これは大変、全体の事業がシュリンクするといいますか、低下する可能性がありますので、取扱郵便量は減るわけですから、その中で生産性を上げ...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、新規の業務の展開を積極的に行っていただくというのは、経営としても、また消費者の観点からも大変重要なわけでございますが、それがどのような形で実現されるのか、そしてそれが試算にどのような形で反映されているのかというお尋ねであると思います。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、委員御指摘のとおり、この委員会での審議を通しまして、ぜひそうした幾つかの議論を明確にしてまいりたいというふうに私も考えております。  まず、基本方針云々でございますが、基本方針では、これは全国民がアクセスできるということを確保するんだ、その上で、過疎地等々...全文を見る
○竹中国務大臣 今お答えしましたとおり、基本方針の考え、基本方針というのは方針を示しておりますので、そこに示されている考え方というのは、全国民がアクセスできるようにしなければならないということ、そして過疎地については、これは十分な特別な配慮をしなければならないということ、そして一...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほどの郵便局の設置に関しましては、都市部等々、なくなる、なくなるというふうな言い方を委員はされるわけでございますけれども、これは、利用者の利便は絶対に損ねないんだ、あまねく全国で利用されることを旨としてということでありますから、利便性は損なわれないんだとい...全文を見る
○竹中国務大臣 私は今法案の御説明をしておりますので、法律的な義務づけとしては、免許を取得する条件として、金融上の観点から安定的な契約を求めているということを御説明させていただいたわけでございます。  しかし同時に、もちろん、そうすることによってさまざまな効果が期待をされるわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 ぜひ御理解いただきたいのは、金融行政というのはそもそも何のために存在するかというと、これは、もちろん第一義的には、金融機関の健全な経営、安定的な運営ということでありますけれども、当然のことながら、究極的には、地域のサービス、国民の利便性の向上というのがあるわけでご...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお尋ねは、具体的には、四社の分社化をするとして、その切り分けをどのようにしていくのが一番よいのかというお尋ねにつながっている問題だと思います。  例えば、保険会社の立場から見まして、販売員を全部うちで持っていた方がよいのではないかと御主張される方もいらっし...全文を見る
○竹中国務大臣 金融行政の範囲等々については金融担当大臣からもお話があるかもしれませんが、まず、誤解のないように申し上げておきますと、代理店契約の義務づけというのは、これは窓口との関係で行うわけでございますけれども、同時に、直営の営業部門を持つなというふうに言っているわけではござ...全文を見る
○竹中国務大臣 塩川委員の先ほどの、委託を義務づけるというのはなかったではないかということでございますが、我々は基本方針の中で、委託をする、そういう形で業務を運営するという基本的な考え方を明記したわけでございまして、それの具体的な委託のあり方について、より詳細な制度設計のもとで法...全文を見る
○竹中国務大臣 基本方針と別に違うかどうかというのは委員の御関心ではないということでございますが、我々はそうした基本方針の考えを示し、しかし、与党から、本当に設置基準はこれでしっかりと設置されるのか、社会的な貢献は本当にこのままで地域貢献はしっかりされるのかと大変強い御関心をいた...全文を見る
○竹中国務大臣 総理の御答弁を引用してくださいましたですけれども、今の設置基準、日本郵政公社法の施行規則においては、設置基準に関しまして三つの要件を主として挙げております。簡単に読ませていただきますと、「地域住民の需要に適切に対応することができるよう設置されていること。」二番目と...全文を見る
○竹中国務大臣 この点については、こうした点を十分に参考にしながら、今後、設置基準を省令で定める議論をしてまいりますので、その中で議論を深めてまいりたいと思います。
○竹中国務大臣 これは先ほどさんざん議論させていただきましたように、基本方針を考えるに当たりまして、全国民がアクセスできるような利便性を確保しよう、その前提の上で過疎地については配慮をしよう、具体的には、現に存するネットワークを維持しようということ、一方で、人口稠密地域については...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう繰り返しになりますけれども、郵便局の設置というのは、我々にとっても極めて基本的な、重要な問題でございます。民営化後においても、利用者の利便性を確保する必要があるという観点に立って、この郵便局会社法の第五条において、あまねく全国において利用されることを旨と...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、消費者の利便性を確保するという観点から今回の法律の条文はつくられておりますし、また、その省令も、それに合わせて必要なものを作成するつもりで今検討をしているところでございます。  そうした観点から、基本方針で示されておりますように、国...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しになりますけれども、「郵便局があまねく全国で利用されることを旨として郵便局を配置することを法律上義務付ける。都市部についても国民の利便性に支障の生じることのないよう配慮する。」これは政府・与党の合意の文書でございます。我々は、この合意の文書をしっかりと法文...全文を見る
○竹中国務大臣 法律上重要になってくるのは、過疎地域がどうかということでございます。これについては、省令を特定する中でこの過疎地域について議論を深めてまいります。過疎地域自立促進特別措置法の過疎地域を基本として考えるつもりでございますけれども、これは今後検討してまいります。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 法律上重要になってくるのは、あまねく全国で利用できることを旨として郵便局は設置する、この中には都市も過疎地も含まれるわけでございます。その中で、全国で利用できるということで、法律上はこの概念の規定で尽きていると思います。  一方で、もう一つ、過疎地域については、...全文を見る
○竹中国務大臣 過疎地域、過疎地については法律上位置づけなければなりませんので、これは省令の中でしっかりと定義をしてまいります。  都市部について法律上位置づける必要性を私どもは今感じておりませんが、過疎地域との対比で都市部というのをどのように認定するか、議論はしてまいりたいと...全文を見る
○竹中国務大臣 これは何度も申し上げておりますように、省令の議論をこれからしていくんです。省令をお示ししていかなければいけないと思います。その中で明確に、どのような議論を行ったかということをお示ししてまいりたいと思います。
○竹中国務大臣 繰り返し言いますが、法律上重要に規定しなければいけないのは過疎地でございます。この過疎地については、今の段階で私どもは方針を示しております。「過疎地域自立促進特別措置法の過疎地域を基本として検討していく」ということを明確に申し上げております。しかし、今それを出せと...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げたような意味で、省令をつくるに当たりましては、過疎地については現行水準を義務づけるということ、そのことを示す予定でございますので、その範囲で過疎地については示さなければいけないと思っております。
○竹中国務大臣 過疎地以外の地域、全国につきまして消費者の利便が確保されるようにしっかりと設置基準をつくる、その設置基準をつくる中で都市部についても十分配慮されるということでございます。  そのために、先ほど申し上げましたように、地域の住民の需要に適切に対応することができるよう...全文を見る
○竹中国務大臣 我々はあくまでも、郵便局があまねく全国で利用されることを旨として郵便局を配置することを法律上義務づけるというふうにしているわけです。これは何のために設置するんでしょうか。これは消費者の利便を確保するために設置するのではないですか。その消費者の利便を確保する、あまね...全文を見る
○竹中国務大臣 過疎地につきましては、先ほど言いましたように、過疎自立特措法を基本に考えてまいります。御指摘のように、半島、離島、山村等々さまざまな法律の枠組みがあることは承知をしております。今後、さらに省令の中での議論を深めて、さまざまな角度から検討をしてまいりたいと思います。
○竹中国務大臣 省令の議論の中で検討を深めてまいりたいと思います。
○竹中国務大臣 省令を議論する中で過疎地域、過疎地についての議論を深めてまいります。それとの関連で都市についても議論をしてまいりたいと思います。
○竹中国務大臣 これは小西委員、納付金のお話をされましたが、納付金と税、税の場合、恐らく法人税ということになろうと思いますが、ここはいろいろな御議論があるところとは思います。  ただ、そもそも納付金というのは、公的な目的を行うに必要な、ある程度の健全性を確保する、それを、必要な...全文を見る
○竹中国務大臣 小西委員は、民間の保険、金融機関、サークルにいらっしゃったということで、大変お詳しいというふうに承知をしております。  私が金融技術の進歩という言葉を使うのは、官から民へというよりはむしろ、今なぜ民営化なのか、そういう文脈で使っているのが多いかなというふうに思い...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、私は今、お金の流れのいわば入り口のところを御説明させていただいたわけでありますが、最終的な資金の取り手、資金の出し手がいて、資金の取り手がいて、そこをお金が流れるわけでございますから、その取り手の姿がどうなるのか。そしてそれをつなぐ経路、まさに...全文を見る
○竹中国務大臣 その中間のところで、二〇〇八年度以降はマーケットを通した調達になりますので、そのマーケットを通した調達になるということで、透明化ということだけであれば、ある程度それは役割を果たす面もあろうかと思います。しかし、いずれにしても、官で集めたお金は、当然資金運用に制約が...全文を見る
○竹中国務大臣 小西委員のお尋ねは、具体的に資金の流れがある程度これで変わっていくとしても、その中で、ファンド、信託、そういうものがどのように育っていけるのだろうか、それが特に地域の再生にかかわってくる可能性というものをどのように見たらよいのかというお尋ねだと思います。  これ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便の事業は、御承知のように、いわゆるユニバーサルサービス義務がございます。民間の活力を活用して自由に競争をしていただきたい、しかし一方で公的な義務はしっかりと果たしていただきたい、これがまさに郵便の事業の特性であるというふうに思います。  その場合に制度設計を...全文を見る
○竹中国務大臣 小西委員御指摘のように、この郵政民営化法の第三条に次のような規定がございます。国は、前条の基本理念にのっとり、郵政民営化に関する施策を実施する責務を有する。国が有するということでございます。ここで言う国とは、行政府にとどまらず、立法府を含めたものであるという解釈で...全文を見る
○竹中国務大臣 政府でございますから、行政府と立法府。それで、立法府、行政府、国民はそれを監視する、そういう機能を担っているわけでございますので、その意味では国民の役割は重要でございますが、ここで言う、法律で言う国というのは行政府及び立法府であるという理解でございます。
○竹中国務大臣 まず、ちょっと郵便事業会社と郵便局会社についてお考えいただきたいんですが、これは、公社から引き継ぎました人的な資産、そして物的な資産を活用することによりまして、他の民間事業者にはない優位性を持って業務を営む、出発点においては少なくともそのようなことが想定されます。...全文を見る
○竹中国務大臣 一概に言うとまた誤解を招くかもしれませんが、例えば一例として、わかりやすい例として郵便貯金銀行をお考えいただきたいんです。  郵便貯金銀行、最初は、設立の時点では国が一〇〇%を持っております。これが順次減っていって、十年以内に完全処分というのを義務づけております...全文を見る
○竹中国務大臣 小西委員が、総理の権限が非常に強いという御趣旨、ちょっと二通りの解釈があり得るかと思うんですが、一つは、行政と立法の関係の問題、そういうことがあるのか、それとも、行政の中における総理の行政権ということかと思います。  行政と立法というのは、これは憲法の問題でござ...全文を見る
○竹中国務大臣 閣僚の会議で決めなければいけないことというのはたくさんありますし、特にこういう大改革になりますと、やはりそこは総理を中心に閣僚で決めなければいけないことというのはある程度は必然的に出てくるんだと思います。  その上で、民営化委員会でございますけれども、この民営化...全文を見る
○竹中国務大臣 この事業の推進者は郵政公社でございますので、公社ともまた必要に応じた相談はぜひさせていただきたいと思います。  恐らく委員が今の点を御指摘になられたのは、国際物流業務というのがある意味で特記される形でこの準備期間に出てくるという点に特に注目をされているということ...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、この郵政の貯金・保険部門が持っている影響力というのは大変大きいものがございます。全国民、全家計の八〇%に及ぶような情報量を持つことになる。今、小西委員からいろいろ御懸念がありましたが、要は、個人情報保護法の個人情報取扱事業者として、その保有する個人...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御指摘の部会での説明というのは、恐らくこれは、公社が当初の段階でいろいろな問題点があるということを御指摘された、そのことを言っておられるんだと思います。  この点については、公社の方にも、公社のCIOにもオブザーバーとして参加をしていただきまして、例の郵政...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員のお尋ねは、窓口会社についてということでよろしいわけでしょうか。それとも、銀行と両方ということでしょうか。済みません。
○竹中国務大臣 お尋ねが、例えば郵便貯金銀行が設立されて、それで窓口会社にいろいろ代理店の委託を行う、しかし、それ以外に別に委託を行うわけでももしなければ、実は、ほかのところに委託を行うこともできますし、そういう業務が次第に拡大していくということは一方で期待はしているわけでござい...全文を見る
○竹中国務大臣 大変難しい、しかし重要なお尋ねであると存じます。  長期の国の形を議論する、これは郵政民営化だけではなくて、JR、国鉄の民営化のときもそうであったと思いますし、また、財政再建をどうするかという問題等々にもすべて通じる問題であり、我々それだけやはり真摯に問題の重要...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとオーバーな言い方かもしれませんが、北川委員はよくこういう質問等々で、まさに次の時代のこの国の形を議論しなければいけないというような趣旨の御発言をしておられると思います。私も全く同感でございます。とりわけ、郵政民営化という非常に大きな、まさに明治以来の制度設...全文を見る
○竹中国務大臣 大変大きなお尋ねでございます。  まず、政治的な視点、恐らくそれは、先ほど申し上げましたように、どういう国づくりをしていくのかということをこの郵政民営化の議論を通してやはり示していかなければいけないという点なんだと思います。  実は先般、経済財政諮問会議の専門...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便貯金銀行と郵便保険会社は、先ほども御答弁させていただきましたが、これは商法の一般法人、一般会社としてつくる、特殊会社ではない、ここが大変重要なポイントでございますと申し上げました。であるからこそ、実は、国の関与を断ち切るという意味で十年以内に株式の完全処分をす...全文を見る
05月31日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号
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○竹中国務大臣 本当に、民営化のプロセスで、そして民営化された後、今麻生大臣は大変重要な御指摘をしてくださっているんですが、今想定しているのとは違う、GDPサイズも非常に大きくなりますし、その間に政策金融機関の改革もするということで、民間の活動分野が広がる中での事業展開という点、...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、市場の中で適正な規模が維持されていくということで、我々がこれが適正でございますということを前提としていろいろな試算をしているわけではございません。  ただ、今担当審議官の話にもありましたように、要は、八〇年代からバブルのピークにかけて膨れ上がった融資の残...全文を見る
○竹中国務大臣 いわゆる移行期間に関しましては、この持ち株会社、日本郵政株式会社が四つの会社の株式を所有しております。実は、組織全体としての利益を最大化する、その一種の本部といいますかヘッドクオーターの役割をこの持ち株会社に担ってもらいたい、その思いで実は持ち株会社をつくっており...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御懸念は、当初、一括契約をして、一括というのは恐らくすべての店舗でという御趣旨でおっしゃっているんだと思いますが、しかしそれが、不採算のものを、銀行としてはどこかでやはり不採算のものからは撤退したいというような意思を持って、それが変更、内容を次第に変えていく...全文を見る
○竹中国務大臣 四分社化の議論を始めました当初から、窓口会社、郵便局会社の採算性はどうなるのか、その際に、やはり手数料の考え方が極めて重要だという御指摘をいただいてまいりました。今の石井委員の御指摘は、極めて詳細な観点から、まさに残高ベースなのか云々という観点から、そのことの御確...全文を見る
○竹中国務大臣 今、総務大臣もお話しになられましたように、公社が生田総裁のもとで本当に努力しておられる、その中で国民もそのサービスの改善を評価している、もう全くそのとおりであるというふうに思っております。  生田総裁、私は個人的にも総裁になられる前からよく存じ上げていますが、大...全文を見る
○竹中国務大臣 公社がどうなるかということでございますが、民営化とともに公社そのものは廃止されます。今回の整備法の中に、日本郵政公社の廃止に関する規定が織り込まれております。  しからば、政府保証がついた旧勘定をどうするかということに関しましては、これは公社ではございませんで、...全文を見る
○竹中国務大臣 実務の点で詳しい御質問がありましたら担当審議官から答えさせていただきますが、基本的な枠組みといたしましては、政府保証がついた旧勘定を管理いたします。  実は、定額貯金は二〇〇七年三月三十一日に最後に預けられた定期のものは十年たつと満期になりますので、基本的な役割...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政が行っているお仕事というのは、非常にある意味では広範囲でございまして、確かに、これはどういう仕事、これはどういう仕事というのは、なかなか一般にはわかりにくい面もあろうかと思います。今回の四分社化におきまして、その意味では、機能ごとにその仕事をしっかりと明確にし...全文を見る
○竹中国務大臣 今御説明申し上げたとおりなんでございますが、まさしく今、入り口の議論をしております。  しかし、あえて申し上げたいのは、実は改革は入り口よりも先に出口の方で動き始めているんだという点でございます。そして、その中間の財投のシステムの改革も動き始めているという点。そ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々行政府、国会、つまり広い意味での国の中で働く人間にとりまして、国の役割をどのようにするかというのは、これはもう極めて重要な、常に我々自身に突き刺さっている問題であろうかと思います。  今、方向としては、厳しい経済環境の中で、できるだけ民の活力を生かして、競争...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉委員の御高見を賜りました。小泉委員のお話、いつも私思うんですが、非常にそうだ、全くそうだと思う面と、いや、それは全然違うんじゃないかと思う面がなかなか混在をしておりまして、恐らく、目指して、考えている問題意識のようなものは共有しているんでしょうけれども、その処...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は国民が困ることになるというふうにおっしゃいましたが、実は我々は国民が困らないように郵政の改革をしております。政府がやれば国民は困らないのか、そんなことはないわけです。政府が何でもかんでもやって、それで経済効率を下げて、かつ、それの非効率が赤字という形で国民負...全文を見る
○竹中国務大臣 私の答えを小泉委員が既に言ってくださっているわけですけれども、まさにそれは、本当にネットワーク価値をどのように考えるかということに尽きるのだと思います。  委員は、決済が重要でしょうと。まあ決済だけではないと思いますが、決済は極めて重要なネットワーク価値を保証す...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、郵貯バンクというのは商法の一般法人でございます。これは特殊な会社ではございませんから、当然、そこでのビジネスの判断、経営の判断でいろいろやっていただく。そうすると、そこで基金を使った場合、委員のお言葉ですと、そのバンクは、その銀行は、これはいただきではないか...全文を見る
○竹中国務大臣 今、小泉委員いろいろおっしゃいましたけれども、今まで国が支えていた、それが今度はいろいろな費用が国民の負担になるんだという言い方をされましたが、国が支えていたとおっしゃいますが、これはまさしく国民が今も負担をしているということです。  その負担が見えない形になっ...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたとおり、そうした意味でのどれだけの租税の負担が生じるかということも示しております。その上で、新たなビジネスモデルがないというふうにおっしゃいましたけれども、これは幾つかの可能性としてお示しをしているわけであります。我々は、可能性として、新規の事業が...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、その入り口の議論としてまず申し上げなければいけないのは、やはりそこは政府が保証している、金融という非常に特殊なビジネス、その中で信用が極めて重要であるにもかかわらず、国家という絶対的信用を背景にした機関がそこで預金を集めている、それによって、資金の流れが...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局が間違いなくきちっと設置されるかということに関して、塩川委員から大変重要な御質問をいただいてまいっております。  法案では、あまねく全国において利用されることを旨として設置することを法律上義務づける、これはもう御承知のとおりでございます。具体的な設置の基準...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げておりますように、都市部を含めて、これはあまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置することを法律上義務づける、これは都市部を含めてそのように総論として義務づけております。  そして、現在の設置基準において、例えば地域住民の需要に適切...全文を見る
○竹中国務大臣 それも設置基準の具体的な、実質的な中身ということになろうと思いますので、この実質的な設置基準は省令で定めることにしているわけでございますけれども、その際は、もちろん現在の設置基準を十分参考にするということ、そして、過疎地について、現に存する郵便局ネットワークの水準...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねの第一は、それぞれの過疎地域、過疎特措法の過疎地域、そして離島振興法の離島地域等々、それぞれの地域にどれだけの郵便局があるのか、そしてそれが、総合でといいますか、ネットでどのぐらいあるのかという二点だと思います。  まず、それぞれの法律でカバーしている地域...全文を見る
○竹中国務大臣 我々もできるだけ正確に把握したいと思って今調査をしておりますが、今申し上げましたように、市町村とか地域とかの特定で時間がかかる状況でございます。  いずれにしましても、これは省令の具体的な議論の中で、そうした点も踏まえて議論を深め、検討していきたいと思っておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、我々もしっかりと把握したいと思っております。  ただ、なぜ時間がかかっているかといいますと、山村振興法なんかは、これは昭和二十年代の市町村に基づく地域になっているんだと聞いております、旧市町村ですね。したがって、それを特定する、そして郵便...全文を見る
○竹中国務大臣 我々としても、しっかり調査をして的確に把握をしてまいりたいと思っております。
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、我々も把握をしたいと思っておりまして、把握できましたら、これは何か隠して申し上げないというような性格の数字では当然ないと思っております。
○竹中国務大臣 塩川委員からは、非常に重要な代理店契約の御質問をいただいているわけですが、非常に広範に、今伺っておりまして、やはり三つのちょっと違う議論をしておられる、三つの違う観点からの御質問をいただいているというふうに承知をしておりますので、私なりにぜひ整理をさせていただきた...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、今回代理店になっていただく郵便局、窓口会社というのは、これは国の関与が残る持ち株会社のもとにある特殊会社でありまして、総務大臣の一般監督権限が及びます。総務大臣の一般監督権限が及ぶ会社なんです。もう一つは、銀行に対しては直接業務改善命令が出せますから、業務改...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、冒頭江藤委員がおっしゃいました地方の声を聞け、私も地方の出身でございますから、重く受けとめさせていただきます。それと、拠点をしっかり確保しろ、これも、我々の思いもまさにそういうところにございます。ぜひしっかりと対応したいと思いますし、また御説明をさせていただ...全文を見る
○竹中国務大臣 とりようによっては非常に哲学的な、なかなか難しいお尋ねを含んでおると思います。  この郵政民営化の五原則自身、これは一年半ぐらい前に、私自身が提起をさせていただいて諮問会議で議論したものでございます。その中に、御指摘のように利便性の原則というのがある。利便性に十...全文を見る
○竹中国務大臣 今回の民営化の制度設計をするに当たりまして、我々はやはり、委員もお挙げくださいました原則から出発をしていろいろと考えていったわけでございます。  そうした中で、郵便のサービスというのは、ユニバーサルサービス義務を当然のことながら引き続き果たしてもらわなければいけ...全文を見る
○竹中国務大臣 法律で義務づけるところはしっかりと義務づけなければならないと思います。  しかし同時に、今回の民営化というのは、できるだけ経営の自由度を持っていただくということ、そうした市場での自由度というのをしっかり持っていただくことが重要である。これは生田総裁御自身、経営の...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行部門、今、実はこの銀行部門というのが公社の収益のほとんど大宗を稼ぎ出しているわけでございます。これがどうなるかというのは極めて重要なわけですが、民営化したからこれが厳しくなるのかというような問題の設定をすると、いや、これはむしろそうではないはずだということにな...全文を見る
○竹中国務大臣 二点、まず、直接のお答えではありませんが、江藤委員は大変重要な問題を非常に素直に御質問してくださっているわけですけれども、前半では、この銀行は一体成り立つのかという観点からの御質問をされて、そして今は、この銀行が強くなり過ぎて民間を圧迫するのではないかという観点か...全文を見る
○竹中国務大臣 桜井委員御指摘のように、我々の説明責任は大変重大だと思います。これだけ大きな、本当に明治以来の大改革をするわけですから、国民の理解と、そして御支持がないと、これはもう絶対にできないことであると思います。  これまでも、そうした観点から、私自身も郵政民営化のテレビ...全文を見る
○竹中国務大臣 私の理解が正しいかどうか、桜井委員の御指摘は、郵便局の窓口というのが国民にとって極めて身近で大変重要であるから、その中で一体どういう利便性が今後広がっていくのか、いろいろな可能性を少しずつ一歩ずつ着実に国民の皆さんに見てもらえるような、そういう努力、仕組みが必要な...全文を見る
○竹中国務大臣 この窓口ネットワーク会社という考え方を初めて出して、経済財政諮問会議等々で議論をしましたときに、何かこの会社というのはコアがなくて大変不安定ではないかというようなお話が確かにございました。  今委員は、主体的事業が必要なのではないかということでございますが、我々...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員の御指摘は、法律の郵便局株式会社法案の第四条を御指摘だと思います。「次に掲げる業務を営むものとする。」というふうにしまして、郵便事業会社の委託を受けて行う窓口業務、印紙の売りさばき等々がございます。第二項にまた別の規定がございまして、その中に、「郵便局を活...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は藤沢という典型的な都市の郊外でございますが、御承知のように、私も藤沢市民であった時期がございまして、藤沢の郵便局等々は本当にいつも物すごく込んでいて、かなり並ばなければいけない。郷里の和歌山に帰りますとやはりそういう姿とはかなり違っている。そういう中で、特に...全文を見る
○竹中国務大臣 官から民へといいますときに、特にお金の流れを官から民に変えるというのはこれはやはり日本の経済の活性化のためにも大変重要なことでありまして、そのために官のお金の出口の改革、入り口の改革、そしてその中間段階の改革というのをあわせて総合的に行わなければならないというのが...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化法案の百九条についてのお尋ねでございます。  郵便貯金銀行というのは、最終的には民有民営で経営の自由度を持っていただくわけでありますけれども、出発の時点では、これは二〇〇七年の四月一日では、国が一〇〇%出資しているという形になりますので、国家の関与がある。...全文を見る
06月01日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第6号
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○竹中国務大臣 本委員会におきましては、これまで三日間にわたり審議をしていただきましたが、この際、より一層審議を深めていただくため、郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行...全文を見る
06月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○竹中国務大臣 金子委員の御指摘のとおりでございます。  基本的には、過疎地については、現に存する郵便局ネットワークの水準を維持することを旨として残すということに加えまして、今の三つの基準、この三つの基準というのは、今の公社の設置基準と同じ考え方のものでございます。そういうもの...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員御指摘くださいましたように、過去の法令等々に照らして政省令が多いということはございません。技術的なもの、手続的なもの、さらには臨機に判断しなければいけないものは過去も政省令にゆだねているわけでございますが、これも先ほど総理からお話がありましたように、審議の...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の貯金の規模、それと保険の規模が縮小していくであろうということは我々も骨格経営試算で示させていただいておりますが、ほぼ同様の趣旨の意見を生田総裁もこの場で述べていらっしゃるというふうに思います。  そういう中で、国債管理という観点から、国債をしっかりと消化す...全文を見る
○竹中国務大臣 法律の解釈に関してはいろいろなものがありますが、そういう法律の解釈がいろいろある場合に、我々としては一貫して内閣法制局長官の答弁を申し上げているわけでございます。  その場合に、以前、総理からこの法律について検討しろというような指示が片山総務大臣にあったというふ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、修正、修正とおっしゃいましたが、これは与党とのいろいろなお話し合いの中で考えてきたものを徐々に徐々にいろいろな考えを積み重ねてありますので、どの時点で何を修正するかとか、まずそういうお話ではないということでございます。  その上で、認証司でございますけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 例として公証人を挙げましたけれども、それに従事する者が、公務員ではないけれども、公権力に従事する者と。したがって、認証司の行う認証事務が公権力の行使に当たる場合には、これはそのように国家賠償法に基づく損害賠償責任を負うということです。
○竹中国務大臣 公権力の行使に当たる場合には国は賠償責任を負うということ、これで趣旨は十分かと存じます。
○竹中国務大臣 これは判例によるわけでありますから、その方が行っている認証事務が公権力の行使に当たる場合には、そのような形でこの法律に定められた賠償責任を負う。これは判例によって実態が判断されるということでございます。
○竹中国務大臣 何度も申し上げておりますように、そういう方が公権力の行使に当たる場合は、そのように、ここに当たる公務員というふうにみなされるということでございます。
○竹中国務大臣 ですから、それは判例で認められるわけでございますけれども、今御指摘のような、委員のような特定をなさるような場合は、つまり公権力の行使に当たっている場合は、それは公務員になるということでございます。
○竹中国務大臣 そもそも、なぜこのように完全処分をするかといいますと、銀行と保険はほかの持ち株会社等々と違いまして、商法の一般法人でございます。持ち株会社、郵便は社会的な機能を入れますから、これは特殊会社。だからこそ、一般法人であるからこそ、これは完全に処分をしていただかなければ...全文を見る
○竹中国務大臣 この日本郵政株式会社、持ち株会社ですけれども、商法上の株式会社でございますから、同法の規定によりまして、普通社債、転換社債を発行することは、これは可能でございます。  また、この日本郵政株式会社はいわゆる持ち株会社の特殊会社でありまして、日本郵政株式会社法に基づ...全文を見る
○竹中国務大臣 改めて質問をいただきまして、一年前のあの選挙を思い出します。本当に、初めてのなれない選挙で、先生方みたいに選挙のことにはなれておりませんで、一生懸命選挙をしたのを覚えております。  そのとき、公職選挙法百四十六条のお話、委員から賜りました。これは私の理解では、私...全文を見る
06月03日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第7号
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○竹中国務大臣 御指摘のように、各地域、各郵便局で金融を含むしっかりとしたサービスが提供できるようにすること、この点は園田委員が座長として最も心を砕いて、いろいろ熱心に御議論くださった点でございます。我々も大変感謝を申しております。  その上で、今、仕組みそのものは既に園田委員...全文を見る
○竹中国務大臣 基金そのものは、すぐに積み立てを始めてまいります。それで、基金が必要になる場合としては、これは社会貢献等々もございますから、社会貢献等々で必要になるという場合には、これはそのような基金が使われるということは理屈の上ではあり得るということだと考えております。  今...全文を見る
○竹中国務大臣 この点も園田委員に大変御尽力をいただいた点でございます。三年ごとの検証につきまして、郵便局の設置状況、そして基金の活用等による金融・保険サービスの提供状況が、その三年ごとの検証の対象となるかということでございますが、それはそのとおりでございます。  「検証の対象...全文を見る
○竹中国務大臣 日本経済の長期的な姿と関連する部分でございます。  これに関しては、委員御承知のように、我々も、日本経済の二十一世紀ビジョンというようなもので、さらにその手前に関しては「改革と展望」等々を出しておりまして、その中で、長期的な姿というのを描きながら、まさに制度設計...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便というのは、御承知のように、ユニバーサルサービス義務がございます。それを実効あらしめるために、郵便局というのは郵便窓口業務を行って、そしてそれを国民あまねく全国で利用できるようにしなければいけない、これがまさに政府が義務づける法律としての大変重要なポイントでご...全文を見る
○竹中国務大臣 官から民にお金の流れを変えて経済を活性化する、このことは皆さん同意をされるのだと思います。そのためには、入り口と出口とその中間、これをやはりすべて変えないとこの流れは変わりません。  出口の改革については、既に始まっております。特殊法人の改革、より具体的に言えば...全文を見る
○竹中国務大臣 桝屋委員おっしゃいましたように、国民の利便性をしっかりと確保するということは、これだけ大きな改革ですから、国民の皆さんの御理解を得ながらしっかりとした改革を進めていく上で絶対に重要なことだと思います、極めて基本になることだと思います。そうした観点から、政府・与党の...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げていますように、国民の利便を確保することは、これはもう極めて重要である、いわばそのための改革なわけですから、その際に、窓口で身近な金融の業務がしっかりと受け続けられるかどうかというのは、これも与党との話し合いで大変重要なポイントでございました。そう...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、今、郵便の取扱量というのは、年間二・五%とか、かなりの量で減少しているところでございます。これは、今後、Eメール等々の普及でさらにこれが加速するという可能性があるわけですから、十年で三割ぐらい減るという中にございます。そういう中で、やはり生産性を相当上げ...全文を見る
○竹中国務大臣 お答えさせていただきますが、その前に、ちょっと先ほど、我々の対応につきまして少し誤解があるようでございますので、その点はぜひ訂正をさせていただきたいと思います。  経営状況について、骨格経営試算とか収支の試算等々で将来の経営が厳しくなるというようなことは言ってい...全文を見る
○竹中国務大臣 それでは、お尋ねの設置でございますけれども、まず設置について、我々は、まず拠点をしっかりと確保すること、これは郵便局をしっかりと設置すること、その上で、そこでしっかりと金融サービスが提供されること、そういう仕組みを両方用意することが重要だと思ってこの枠組みをつくっ...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の基本的な考えは、金融という信用を背景とするもの、その会社に対しては国の関与がないように、商法の一般会社、つまり一般の銀行にするということでございます。一般の銀行でありますから、それを国が何か義務づけるというようなことは当然いたしません。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、法律で金融のサービスを義務づけるというような直接的な記述はしておりません。しかしながら、金融のサービスが重要であるということは、これは政府・与党一致した考え方でありますので、それに関して、例えばですけれども、法律について言うと、先ほど言...全文を見る
○竹中国務大臣 大変重要なところでありますので、ぜひ丁寧にお話をさせていただきたいと思います。  公社は、二〇〇七年四月に民営化をするということを我々は予定しているわけですが、二〇〇七年三月三十一日までは公社として貯金の受け入れ、簡易保険の販売等々、業務をしているわけです。それ...全文を見る
○竹中国務大臣 みなし免許は銀行に出すわけでございますから、当然、銀行ないしは保険会社が、金融の観点から安定して経営できるように、その免許の条件としてそれを義務づけているということであります。
○竹中国務大臣 これは、公社から民間の会社になるときに承継計画をつくるわけでありますけれども、その承継計画の中でそういったことの詳細が明らかにされていくことになると思います。  二点申し上げます。  まず、この郵便貯金銀行というのは、きのうまで、三月三十一日まで、民営化の前日...全文を見る
○竹中国務大臣 小沢委員のお話を聞いていますと、やはり、市場経済、市場というものに対する根本的な認識の差があるのかなというふうに思います。  十年後に何が起こるか。このサービスが提供されるのか、十年後に私の家の近くで服が売られているのか、米が売られているのか、どうなるかわからな...全文を見る
○竹中国務大臣 コンビニ、リフォーム等々、これは専門家の意見を聞きながら、あくまで試算のときの一例として出したものでございます。この局の会社、郵便局会社、まさに二万四千という全国でチェーンを連ねた窓口の会社でありますけれども、ここは地域のニーズに応じてできるだけいろいろなことをや...全文を見る
○竹中国務大臣 総理から、しっかり説明しろというふうに言われましたので。  机上の空論というふうにおっしゃいましたけれども、例えばイギリス、民営化したイギリスの会社では、このような形で窓口会社というのが独立に現に存在しております。こういう形で、幾つかの機能を持つところについてそ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは民営化された後の経営者の判断でありますから、その経営者の判断について私がどうこう言うという立場ではないと思っております。  常識的には、やはり取引を安定させるために、他の民間金融機関と同様の水準というのが想定されるというふうに思います。独禁法のガイドライン...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、別に何%というふうに想定しているわけでは全くございません。これはビジネスの常識の中で、民営化された企業同士が、まずやはり基本的に取引というのは、安定的な、いろいろな信頼に基づく委託、受託の契約が基本だと思います。それをさらに安定化させるために、場合によっては...全文を見る
○竹中国務大臣 一つ、高いお金を払ってコンサルタントがやったんだろうとおっしゃいますが、それは違いますので。準備室で一生懸命汗を流してやった作業でございます。  これは、民間でできているじゃないかと。公社がやっていることも、お金を集めたり、ゆうパックを運んだり、これも民間ででき...全文を見る
○竹中国務大臣 今、地位、地位とおっしゃいましたが、職員としての地位、身分は、郵便局会社の職員としての身分、地位、それに尽きます。  その場合に、代理業務を行うから、銀行の商品を販売する、そして保険契約のあれを販売する。これは、何か非常に混同するというような言い方をなさっている...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねの趣旨ですけれども、郵便局の職員が郵貯バンクの融資の業務を行うことができるのかということでございましょうか。  これは代理業の中身が今後どうなっていくかということですが、通常考えられる範囲で、この融資の審査というのは、これは専門の金融的な知識が要るわけです...全文を見る
○竹中国務大臣 法律家としての谷垣大臣の御意見は後でじっくりお聞きいただくとしまして、今の一連、仙谷委員、いろいろなことをおっしゃいましたけれども、何か名札をいっぱいつけてくるとか、名札は一つなんですよ。名札は郵便局の、郵便局会社の名札しかないんです。そこで、例えばコンビニの例で...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと誤解があるといけませんけれども、代理をする場合は、そのときのルールは当然あるわけですが、私は、どの会社に身分とか地位とか帰属するというようなことで、いっぱい名札がつくわけではないということを繰り返して申し上げているわけです。
○竹中国務大臣 公社の職員が将来退職した際に支払われることになる退職給付について、旧郵政省、旧郵政事業庁時代には、国の他の会計と同様、負債として認識されなかったわけですけれども、公社化に際して、企業会計方式を導入したことに伴いまして、これを負債であります退職給付引当金として全職員...全文を見る
○竹中国務大臣 国家公務員共済に関してでございますけれども、これは我々の民営化の五原則に沿いまして、雇用とか、そういった待遇には当然のことながら十分に配慮をしなければいけないということになります。したがって、我々の基本方針、去年の九月十日の基本方針でも、待遇のあり方について、制度...全文を見る
○竹中国務大臣 今、幾つか重要な点を御指摘くださいました。出口の改革も重要だという五十嵐委員の総論としての御指摘は、これは私もそのとおりだと思っております。  一点、前半、何か監査法人に手を回して好きな銀行を残しているというような御指摘がございましたが、これはちょっと、なかなか...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、広報につきましては、けさほどからもいろいろ議論がありましたように、政府は説明不足であるとさんざん言われてきているわけでございます。それに対して、我々としても、しっかりと説明をしたいということでいろいろな努力をさせていただいておりますが、それでもまだ不足である...全文を見る
○竹中国務大臣 何も承知をしておりません。
○竹中国務大臣 何か私が国会でうそを言っているという御指摘がありましたが、これはちょっと失礼じゃないかと思います。うそなど言っておりません。これは明確に申し上げておきます。  それで、ビジネスモデルでありますが、このビジネスモデルの詳細を検討するのが、これは経営者の役割であると...全文を見る
○竹中国務大臣 商法の話をちょっとお答えする立場にはございません。しかしながら、我々、アメリカに言われて云々というような御指摘があるようでございますが、そういう問題では一切ございません。日本の立場で、日本の国民にとって大変重要な資産である郵政を、どのような形で市場経済の中に統合し...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、制度設計の問題としまして、年金は、雇用者の利便も考えまして、不利にならないように、かつその年金制度全体の安定性が損なわれないように、過去のJR等々の例を参考にしながらやっていく、JR、NTTは十年から十二年かかりましたと、今財務大臣の答弁のとおりでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 上場の具体的な目標年次等々を法律、政府等々で関与して定めているわけではございません。これはしかし、順次株式を売却していっていただいて、銀行と保険に関しては、これは段階的に売却をして十年で完全処分ということでございますから、それを実現する範囲で、その時々の経営状況等...全文を見る
○竹中国務大臣 いや、何にも決まっていないのではなくて、しっかりとした枠組みを決めているわけです。  例えば、繰り返し言いますが、銀行とこの保険については十年で完全処分する義務を負っているわけですから、こんなはっきりとした枠組みを決めている例はないわけです。しかし、例えばいつか...全文を見る
○竹中国務大臣 NTT等の例に見られますように、これは民営化とは基本的には関係がございません。要するに、共済の制度、年金の制度自体でございますから、これは組織を民営化するということとは別でございます。JRにつきましても、NTTにつきましても、民営化を行ってしっかりと民間企業として...全文を見る
○竹中国務大臣 申し上げましたように、JRを民営化したときがそうです。NTTを民営化したときもそうです。そのような形で、これだけ大きな職員を抱えた年金制度の移行ですから、そのぐらいの移行期間はやはり見なければいけないと思っております。
○竹中国務大臣 これは、民営化によりまして、国家公務員の地位を離れて民間人になります。これが民営化によってもたらされる小さな政府に向かう非常に重要な効果でございます。これは変わりません。  したがって、従業員は、国家公務員法が適用される公務員ではございません。しかし、過去の経緯...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、繰り返し申し上げますが、国家公務員法の公務員ではなくなるんです。何のためにこういうふうに国共済にしばらくの間、これは厚生年金に移行するわけですけれども、残っていただくかというと、これはまさに従業員の立場を考えてのことなんです。従業員にとってその方が有利である...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算の考え方といいますのは、十年という長い期間をとって、その間にビジネス全体がどのような形で取扱量等がなっていくのか、それに合わせて、当然、生産性上昇等々もしていただかなければいけません。具体的には、人件費一円当たりの生産性を下げないような形でやっていく。...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算というのは、長期にわたる企業経営の方向性と可能性を見るための試算、まさに骨格経営試算でございます。  委員がおっしゃっているのは、例えば、非常に詳細な年度ごとの会社としての利益計画、そのようなものであるならば、しかも短期間についてそういうことを行うと...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと細かい数字について通告をいただいておりませんでしたので、その一・一%等先ほどお答えすることができませんでしたから、できるだけ通告をいただいてしっかりとした議論をさせていただきたいと思いますが、厳密には、郵便物の取扱量が一・一%減る。ですから、物理的に取扱量...全文を見る
○竹中国務大臣 人件費の中には、これは再三申し上げているんですけれども、給与と社会保障のためのそのような負担すべて入っているんです。入っているんです。入って、だから、人件費について、それを合計で一円当たりのトータルの人件費の生産性は一定だというふうに保っているわけで、何々が抜けて...全文を見る
○竹中国務大臣 もう一度、ぜひ正確な議論をさせていただきたいと思います。  毎年度のトータルの人件費の中に、毎年度の年金支払いとしては内数として入っているわけでございます。これは、先ほど申し上げましたように、既に今、公社は給与と年金等々の支払いが入っております。それに基づいて毎...全文を見る
○竹中国務大臣 ですから、そういう別建ての計算はしていないわけでございます。トータルの人件費として生産性が一定になるように計算しているということを繰り返し御答弁しているわけでございます。
○竹中国務大臣 現状をもとにして生産性の伸び率ですから、だから現状は国共済の年金が入っているということになります。そのもとで、トータルの人件費の、繰り返し言いますが、一円当たりの生産性が一定になるようなシミュレーションを行っております。
○竹中国務大臣 ちょっと数字のことでございますので、通告をいただいておりませんので、改めて御答弁させていただきます。
○竹中国務大臣 これは各部門別で計算の仕方も少しずつ違いますし、その意味では、今おっしゃったように、一番最初に私も答弁しているつもりですけれども、人数掛ける給与単価のような形で計算しているわけではございませんということを何度も申し上げていますよ。  これは、人件費一円当たりの生...全文を見る
○竹中国務大臣 法律は一生懸命読んで勉強させていただいた。そうしないとしっかりとお答えができません。  申し上げましたのは、その人件費の計算の仕方が、計算の基礎がどういうことなのか、しかも部門別にどういうことなのか、そういうことについて、今数字について聞かれましたので、それにつ...全文を見る
○竹中国務大臣 お答えしたいと思いますが、ぜひ、今後の審議のこともございますから、これはやはり、細かい数字のことは、我々は覚えていることは一生懸命お話をしますが、これは別の例の方がわかりやすいと思いますのであえて申し上げます。  例えば「改革と展望」等で、公共投資を三%減らして...全文を見る
○竹中国務大臣 いやいや、今明確にお答えしたつもりでございます。  基本的には、今の公社の皆様方、この雇用に十分配慮するということを大原則にして今回の制度設計をしております。  その上で、公社の方々、御高齢の方もいらっしゃるということで、その退職、自然減が、今申し上げましたよ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、私は今、骨格の自然体でいった場合の姿について申し上げました。  新規の事業を新たに行っていく場合、これはどうなるのかという、つまり収支見込みの、この骨格経営試算の次に発表した場合の試算でございますので、それについては、新たな事業を行っていく、その新たな事業...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便量の取り扱いが今後長期的に低下すると見込まれる中で、やはり生産性を上げていかないとこれは国民の負担にはね返ってくる、料金の値上がりというのが避けられないというふうに思います。  我々が期待しておりますのは、先ほどから申し上げておりますように、民間の活力で、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 ツムヴィンケル総裁、日本にもおいでをいただきまして、我々も議論を何度かしております。  ポストバンクの株の所有、正確ではありませんが、五割強、六割、そのぐらいまだ持っております。  ちなみに、ツムヴィンケル氏は、日本に来て、官邸でコンファレンスをするときにツム...全文を見る
○竹中国務大臣 松野委員がおっしゃっている総論の部分ですね、民営化によってメリットがあるかもしれないとしてもデメリットもあるだろう、光と影の部分のその影の部分をしっかり見ろという御指摘は、我々もこれはもう以前から考えておりますし、政府・与党との議論でもそのことを一生懸命我々は議論...全文を見る
○竹中国務大臣 局については、ふえる減る、どのぐらい減るとかいうことは、これはもう委員も御理解いただけると思いますけれども、今の時点で申し上げられるような状況ではございません。繰り返し言いますが、過疎地については現状のネットワークをしっかりと維持して、そして国民の利便を損ねないよ...全文を見る
○竹中国務大臣 具体的にどういう形で事業を展開していくかというのは、これは法律の中に書かれておりますように、承継計画の中で、次の新しい経営者のもとでつくられる承継計画のもとで、それを主務大臣が認可する形で決まってまいります。我々は、その前段階として、今のこの骨格経営試算をお示しし...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員の御指摘、公的な機能があるんだから公社のままでいいではないか、公的な機能は株式会社ではやはりできないのではないか、株主は賛成しないのではないかと。実はそういう話、私、地方に行って御説明するときも必ず出てくる問題です。ぜひそのポイントを申し上げさせていただき...全文を見る
○竹中国務大臣 法律の話でございます。  郵便貯金に関しては、これは今までと違って一般の銀行になる、そのために一般の商法会社を設立するということでございますので、こういう形での、今おっしゃったような意味での郵便貯金というものは存在しなくなるわけでございますが、国民の利便というこ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、郵便局株式会社法で、「郵便窓口業務及び郵便局を活用して行う地域住民の利便の増進に資する業務を営む」という中で、こうしたサービスが実態的に継続できるような仕組みをつくっております。
○竹中国務大臣 貯金会社、保険会社、簡保会社というのは、今までの特殊な国の会社だったのが通常の民間の会社になるわけでありますから、それは、それに伴って枠組みはいろいろ変えなければいけません。しかし、実態的にこの金融サービスが地方で重要な役割を果たしていることにかんがみまして、幾つ...全文を見る
○竹中国務大臣 規定されております。窓口会社法の業務で、郵便局会社法のその目的のところに、郵便の窓口業務を行うこと、さらに、地域住民の利便に資する業務を行うということで、その中で金融が当面含まれて考えてくるということでございますので、その中で法律で規定されております。
○竹中国務大臣 郵便局株式会社法の第四条第二項の第二号、前号に掲げるもののほか、郵便局を利用して行う地域住民の利便の増進に資する業務を、これは「次に掲げる業務を営むことができる。」という形で、その中で規定をしているわけでございます。
○竹中国務大臣 御質問の趣旨は、みなし免許を付与される代理店契約があるとの条件が法律的に担保されているか、そういう御趣旨でございましょうか。ちょっと正確にもう一度。もう一度答えさせていただきます。
○竹中国務大臣 安定的な代理店契約を結ぶということが銀行に実質義務づけられているわけでございまして、どこと義務づけるか、どこと結ぶかということに関しての義務づけは行っておりません。
○竹中国務大臣 もう一点申し添えたいんですが、同時に今度は、郵便窓口から見ると何も決められていないじゃないかという御指摘が横光委員からあったかと思いますが、これは、公社の承継計画を主務大臣が認可しますので、そこで政府としてはきっちりと担保いたします。  その上で、赤字になること...全文を見る
○竹中国務大臣 横光委員は少しネットワークの価値というものを十分にしんしゃくしてくださっていないように今お伺いをいたしました。  これは、銀行としては、いろいろなところにネットワークがあるから契約を結ぶ価値があるからです。これは、いろいろなところで金融の送金等々もあり得るし、い...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、基金についてちょっと幾つか言われましたが、また別途、日を改めて御質問されるということでございましたが、赤字補てんのためではありませんから、これはとんとんまで補てんするというふうに言われました意味はちょっとよく理解できません。ちょっと委員、誤解しておられないか...全文を見る
06月06日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第8号
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○竹中国務大臣 民間の活力というのは、やはり大変経済社会を発展させるために大切なものであると思っておりますが、では、その民間の力、さらには市場のメカニズムでいろいろなことがすべてできるかというと、これはもう全くそういうことではないというふうに思っております。市場のメカニズムを活用...全文を見る
○竹中国務大臣 財投の仕組みは平成十九年度までで制度的な預託という制度は終わるわけでございますから、財投の改革が進んでいるのではないか、そういう意味では、そこに市場が介在して財投債や財投機関債を発行するわけですから、その改革でかなりもう進んでいるのではないかというお尋ねだと思いま...全文を見る
○竹中国務大臣 見えない国民負担という言い方が適切かどうかということに関しては、諮問会議等々でもいろいろな御意見がありました。  あえて御質問をいただきましたので、考え方としましては、言うまでもありませんが、税金、法人税等々を払わなくてよいことになっている、そして、特に金融に関...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、骨格経営試算に関連する御質問でございますけれども、我々は基本的に、どのような事業を具体的にいつごろやっていくんだろうか、こういうのは大変重要な経営の判断だと思っております。それで、経営の判断を国が前もって縛るということをしないというのが、今回の一貫した私たち...全文を見る
○竹中国務大臣 窓口会社がどのような存在になるかについて、今、今村委員御指摘のように、いろいろな御意見があるということは我々も承知をしております。この窓口会社というのは、実はいろいろな可能性を秘めている会社であります。その可能性を最大限発揮していただくことがまさに民営化の最大の目...全文を見る
○竹中国務大臣 井上委員には、改革の方向性としては御支持をいただきながら、さらに非常に詳細な、貴重な御議論をいつもいただいているというふうに承知をしております。私自身、実は学生時代は三多摩で過ごしまして、あのあたりの状況はそれなりに承知をしているつもりでございます。  なぜ民営...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、メリットを最大限に生かすと同時に、考えられるデメリットをとにかくなくしていく、そういう制度設計をするということが何よりも重要なことであります。そうした観点から、与党との協議におきましても、そのデメリットをいかになくしていくかということに非常に大きな...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の問題を踏まえながらも、そもそも政府が何をやるべきかという、ある意味で国の骨格に関する大変深い御質問であろうかと思います。  民間でできることは民間でやる、それに対して、民間でやるべきことを民間でやる。その場合、では、民間でやるべきことというのは一体どういう...全文を見る
○竹中国務大臣 うまくいくかうまくいかないか、私は、もちろんうまくいくと思ってこの法律を提出させていただいているわけでございます。しかし、具体的にどのようなビジネスモデルでどのようなビジネスを新たに行ってやっていくか、そういう経営の判断には、政府はやはりそこは関与しない方がいいと...全文を見る
○竹中国務大臣 完全に民営化されたら民間でありますから、これは民業圧迫という概念そのものが成り立たないわけですね。国だから民業圧迫だと。そうすると、民間と民間との競争でありますから、民間と民間との競争に関しては、公正取引委員会等、市場競争のしっかりと効率性を保つための枠組みがある...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御指摘してくださいましたように、過疎地については、法施行の際現に存するネットワーク水準を維持すると。それで、過疎地以外のこれは都市部を含む地域については、「都市部についても国民の利便性に支障の生じることのないよう配慮する。」ということを、これは与党との合意事...全文を見る
○竹中国務大臣 桝屋委員のおなかにすとんと落ちるように、腑に落ちるようにしっかりと御答弁をさせていただきたいと思います。  雇用の問題は、五原則でも示させていただきましたように、我々も大変重要な問題だというふうに思いまして、その中で位置づけをしております。  公社職員の雇用に...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど御説明しましたように、この民営化法の百七十一条で、労働条件の決定に当たっては公社の勤務条件に配慮するというふうにしているわけでございますけれども、これは当然、職員が不利益にならないように措置するためであると。  新会社の職員の賃金や労働時間の決定に当たって...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは大変重要な社会的な役割を担っている制度でありますので、きっちりとそれができるように制度設計したつもりでありますので、ぜひ、これは大丈夫です、できるということを申し上げておきたいと思います。  基金を積み立てて、その利子から運用されるわけでございますけれども...全文を見る
○竹中国務大臣 今、麻生大臣が基本的な考え方についてお話をくださったと思います。私自身も、生田総裁を筆頭にこの公社の改革、やはり本当に努力をしておられて、すばらしい成果を上げていらっしゃると思います。私自身、生田総裁、民間のころからよく存じ上げておりますが、おっしゃったように本当...全文を見る
○竹中国務大臣 伊藤委員は海外の事情に大変精通しておられて、今いろいろな御事例をお話しくださいました。  私自身も、今回の制度設計に当たって私なりに勉強させていただいて、これはもう本当に、いろいろな国でいろいろな歴史、いろいろな事情を背負ってその国の郵便制度というのが成り立って...全文を見る
○竹中国務大臣 リバースモーゲージそのものに関しまして、私も、これは大変、特に高齢化社会の中で重要な金融手段であると思っております。自分の人生の中で、トータルでいわゆる固定資産を流動化するという意味を持ちますから、これはもうぜひ日本でやってほしいなと。  御指摘のように、お伺い...全文を見る
○竹中国務大臣 山花委員御指摘のとおり、これは法律でございますから、法律の解釈論ということにやはりなるのだと思います。  法律の解釈には、これは憲法九条でもいろいろな解釈があるわけですから、専門家の間でいろいろあるのだと思いますが、基本的に、内閣の考え方というのは、もう繰り返し...全文を見る
○竹中国務大臣 法案の所管、法案の担当大臣は小里行革担当大臣であったというふうに認識をしております。その小里大臣が、今申し上げたような答弁を五月七日にしておられるわけでございます。その後の野田大臣、八代大臣、お話等々ございましたが、それぞれの御発言は承知をしておりますが、それぞれ...全文を見る
○竹中国務大臣 小泉内閣以前に、その当時の郵政大臣は国会でさまざまな御答弁をされておられますが、これらの御答弁は、条文の法制的な解釈について政府の見解として述べたものではないと理解をしているわけでございます。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 それぞれの御発言についてお尋ねでございますが、それぞれの御発言は、郵政大臣の職にある政治家としてお考えをお述べになられたものというふうに考えております。  条文の法制的な解釈について政府の見解を述べたのは、法案の担当大臣である小里大臣でいらっしゃいまして、その小...全文を見る
○竹中国務大臣 以前の内閣におけるそれぞれの郵政大臣の国会答弁に関し、政治家としての信条を申し上げた等、私の発言は不適切であり、これを撤回させていただきます。  中央省庁等改革基本法第三十三条一項六号に係る政府統一見解については、後刻改めて本委員会に提出いたします。
○竹中国務大臣 ちょっととっさに言われましたが、記憶をしておりません。
○竹中国務大臣 これは、中央省庁等改革基本法第三十三条一項六号に係る政府統一見解について、後刻改めて本委員会に提出をいたします。
○竹中国務大臣 私どもが考えておりますのは、公社であるがゆえの、つまり国の機関であるがゆえの幾つかの制約がある。その制約を外して経営の自由度を拡大していただいて、もちろんそのときに民間とのイコールフッティングは大事でありますけれども、その自由度を持っていただくことによって、いろい...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げたことと重なるかもしれませんが、例えば、スプレッドが今縮小した場合という例を御紹介くださいましたが、そうした場合には、資産の運用の範囲を広げることができる。これは、公社の場合は安全資産に限定されるわけですけれども、信用リスクを、ビジネスに進出してしっ...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算ですから、新規のことをやらない、そういう場合でよろしいわけですね。(佐々木(憲)委員「はい」と呼ぶ)  これにつきましては、税引き前の当期利益が、二〇一六年度でございますけれども、二〇一五年度のプラス二百億円から二〇一六年度にマイナス六百億円になると...全文を見る
○竹中国務大臣 公社が続いた場合は、民営化される場合に比べまして、これは、租税を払わない、そして預金保険料を払わないということになりますから、その租税が上乗せされ、そして預金保険料が上乗せされた形になりますので、単純にそれを計算いたしますと、千三百八十三億円という数字が出てまいり...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、税金を払わなければその分恵まれた状況になりますから、それは、とりもなおさず、公社の形態では民間企業の場合に比べてイコールフッティングが確保されていないということをそのまま佐々木委員はおっしゃっておられるわけです。そういう計算をしますと、これは、むしろその分...全文を見る
06月07日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第9号
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○竹中国務大臣 城内委員、冒頭で龍山村の例を御紹介くださいました。私も和歌山の田舎の出身でありますので、そのような城内委員の事例、私なりにお伺いしまして、しっかり胸にとめ置いて改革を進めなければいけないと思っております。  それで、経営判断が重視されるということで、株主の関係が...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年の四月二十六日から現在まで、郵政民営化準備室がアメリカの政府、民間関係者と十七回面談を行っているということでございます。
○竹中国務大臣 お尋ねの米国生命保険協会でございますが、昨年来、郵政民営化に関連をいたしまして、完全なイコールフッティングが確立するまでは郵便保険会社は新商品の発売を認められるべきではない等の主張をする声明等を出していると承知をしております。同協会のホームページによれば、昨年三月...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう、内外問わずいろいろな御意見がございます。私たちは、民間でできることは民間でやるという基本的な考え方、それを徹底することがやはり国民の経済厚生を一番高めるんだという観点からこの改革に取り組んでおりますので、これは多方面に御議論はいただきたいというふうに思...全文を見る
○竹中国務大臣 アメリカの要求というのを詳細に、ですから、だれがどう言ったからこうするということではないわけですから、アメリカの言っていることを詳細に、正直言って検討しておりません。  ただ、一例としてすぐに思いつくのは、今ちょっと申し上げましたけれども、完全なイコールフッティ...全文を見る
○竹中国務大臣 城内委員から二点、完全売却等々の内容がそれに近いではないかというような御指摘だったと思いますが、これは何度か御答弁申し上げましたように、きちっと国との関係を切ろうという我々独自の考えに基づいているものでありますので、その点、御理解いただきたいと思います。  タウ...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもう石井委員の今最後におっしゃったとおりでございます。  都市部の郵便局については、都市部についても国民の利便性に支障の生じることがないよう配慮するという、この与党との合意を踏まえまして、しっかりと総務省令において、都市部を含む過疎地以外の地域についても今...全文を見る
○竹中国務大臣 今の想定は、いろいろな要因を考えまして、局ごとのあれも見まして、かなりしっかりと見積もったつもりでございます。  我々は、したがいまして、今細見担当審議官が説明したようなことで十分足りているというふうに思うわけでございますが、もう一つ重要な点として、基金一兆円に...全文を見る
○竹中国務大臣 全体の収支か収支相償かというのはちょっとなかなか技術的でわかりにくいところもあるんですが、これは、現状はどうか、事実はどうかと聞かれれば、全体収支で見るということになるんだと思います。  収支相償方式というのは、合計がゼロになるわけですから、等しく分布していれば...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論でございますけれども、競争によって、それぞれその市場におけるマーケットのレピュテーションを高める、価格競争も起こる、そのようなメカニズムが働くというふうに思っております。
○竹中国務大臣 基本的には、今日では、大手の民間宅配業者、これは全国レベルでの物流ネットを形成する、そういうビジネスモデルに基づいて、過疎地においてもサービスを提供しているというふうに考えられます。また、この全国どこでも届くという安心感が、ここはまさにネットワークを持っているとい...全文を見る
○竹中国務大臣 大変申しわけありません、今の議論も半分ぐらいしかちょっと理解できなかったかもしれないんですが、御指摘のように、全国ネットワークするところがあって、そこに参入してくるときには、もちろん最初から全国ネットワークはないわけですから、エリアで実績をつくって、それで広げてい...全文を見る
○竹中国務大臣 担当大臣として、私が命じられております。
○竹中国務大臣 郵政民営化担当大臣の職務でありますけれども、これは、郵政民営化を政府一体となって円滑に推進するため、企画立案及び行政各部の所管する事務の調整でございます。その中には所要の説明責任を果たすことも当然に含まれていると解されますので、よって、担当大臣の職務の範囲内で法案...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、私が担当大臣の職務として企画立案及び行政各部の所管する事務の調整がありますけれども、その中に説明責任を果たすことも当然含まれておりますので、法案に関する答弁は私がさせていただくことになります。  なお、現在の郵政民営化担当大臣の職務範囲には、個別の法律に...全文を見る
○竹中国務大臣 本心でございます。
○竹中国務大臣 公社はずっと継続して営業しておりますから、二〇〇七年の三月三十一日まで公社として営業して、四月一日に新しい会社になります。そういう場合に、免許を申請して審査するということはできませんので、みなし免許の制度というのが銀行法上ございます。みなし免許を付与するときの条件...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のように、金融行政で、健全性、安定性という観点を重視して代理店契約を義務づけております。これは、店舗を持たない銀行でありますから、店舗を持たない銀行が安定して健全な経営、運営を続けるためには、やはり窓口業務をしっかりと委託するようなシステムになっていなければ...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、何度か議論をさせていただきましたが、やはりネットワークの価値というものをどのように考えるか。私たちは、このネットワーク価値というのが非常にある、だからこそ、これまで郵貯のシステムというのがしっかりと成り立ってきましたし、郵貯は銀行として郵貯銀行になった場合...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、何度も申し上げておりますけれども、二〇〇七年の三月三十一日まで、全国のネットワークを活用して、それで行ってしっかりと成り立っている郵貯のシステムがあります。それが四月一日になって郵貯銀行となって、その場合に、やはり当然ネットワークを活用して、ほかに自社の...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、免許というのは一度出したら免許を取得するわけでございます。その上で、それ以降についても、移行期間をカバーする、そしてそれを超えることを妨げない長期の契約を義務づけているわけでございますから、その間そういう委託契約が続くということになります。  民営化された...全文を見る
○竹中国務大臣 契約は履行しなければいけないということだと思います。その上で、総合的な検証は行っていくということでございます。
○竹中国務大臣 基本的には承継計画の中でしっかりといろいろな仕組みをつくっていくわけでございますけれども、その間について、これは銀行法が当然のことながら適用される銀行でございます。同時に、移行期間については、それに上乗せする形で、その間は政府の資本が入っているわけでございますから...全文を見る
○竹中国務大臣 免許条件というのは、免許を与えるとき、免許を出すときに求められる条件です。それは、免許は一回出したらそれがずっと続くわけでありますから、免許を出すときの条件、それが長期の契約でありますから、その長期の契約というのは契約期間続くということになります。
○竹中国務大臣 なぜ長期の契約を求めるかといいますと、こういうビジネスモデル、安定的な代理店を持つということが金融の健全性、安定性の確保から必要だというふうに判断してそういうものがカバーされているわけです。別にその判断そのものは、その判断によって行われてこの契約が存在しているわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 代理店契約は、先ほど申し上げましたように、これは店舗を持たないということで移行期間をカバーする長期の契約ということでございます。その期間についても、それを上回ることも長期となることも可能でございますので、それにつきましては、それぞれがビジネスモデルをより詳細に検討...全文を見る
○竹中国務大臣 期間について、法律で具体的に何年ということを定めてはおりません。契約期間について最低限移行期間をカバーするものであること、これが条件でございます。
○竹中国務大臣 銀行というのは、そもそも信用システムの一角を担って大変重要な公共性を持っているわけでありますから、どの民間金融機関もいろいろな条件を付されて免許を与えられたり、財務についても御承知のようにいろいろな条件が付されております。  これは、金融行政、まさに民間であるか...全文を見る
○竹中国務大臣 実際の手数料の設定は、これは当然非常に複雑なものになるんだと思います。例えば、一定部分は固定にするとか、ある条件までは安くする、高くする、そういうことで、一概には申し上げられませんけれども、これはまさしく、代理を受ける側と代理をする側、当然にその経営者にしっかりと...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げている一括契約というのは、少なくともそういうイメージではないわけでございます。一括して全国をカバーして、もちろんその手数料の決め方は、今委員は非常に極端な例として払わない場合があるのかということをちょっとおっしゃいましたけれども、これは現実には、先ほど...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと利益移転というのがよくわかりませんが、これはまさに先ほど言いましたように、窓口会社本社が、それぞれいろいろなところのサービス委託があるわけですが、それを総合的に判断して一括して契約をするわけでございます。  その中で、郵便局会社としては、自社のこれまでの...全文を見る
○竹中国務大臣 それは利益移転に当たらないと思います。そこがまさにネットワークとしての価値ということなんだと思います。  ネットワーク全体として契約するわけでありますから、ネットワークですから、これは非常に密度の高いところ、低いところ、いろいろありますが、しかし、そのネットワー...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、私が担当の大臣でございます。
○竹中国務大臣 法案については、一義的に私が御答弁をさせていただくということだと思っております。
○竹中国務大臣 法律の一義的な解釈等々、私の担当だと思います。そのほかの質問については、その質問の内容とかによるのではないかと思います。
○竹中国務大臣 郵政民営化は、内閣の最重要課題でございますから、各省に関連する問題がございます。その関連する問題等々については、これはそれぞれの御担当の大臣がいらっしゃるというふうに承知をしております。  今回の提出させていただいている法案につきましては、私が担当大臣として御答...全文を見る
○竹中国務大臣 これはもちろん内容によりますが、関連するそれぞれの大臣について、公社法を所管される麻生大臣、銀行法を所管される伊藤大臣、そして財政を預かる谷垣大臣、そして国土交通関連の北側大臣、それぞれの御担当で、御担当の法律等々がございますし分野がございますから、その範囲におい...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政大臣の所管の法律についてはそのとおりであろうと思います。  先ほど、私、銀行法について、金融について金融担当大臣は総理大臣からその任を受けてそれを担当するものでありますので、厳密な意味での所管ではございません。金融庁長官になります。御指摘のとおりでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 行政改革基本法の御担当は小里大臣であったというふうに認識をしておりますが、その他の問題も含めまして、先ほど委員長から、きっちりと過去の発言について整理せよという御指示がございましたので、今の委員の点も踏まえまして、しっかりと整理をさせていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 私は、それはその法律、ケース・バイ・ケースで、その質問の内容にもよると思いますので、ケース・バイ・ケースだというふうに申し上げているわけでございます。
○竹中国務大臣 御提出している法案について、一義的に答弁をするのは私でございます。
○竹中国務大臣 それぞれの御担当の問題は、それぞれの御担当の大臣がお答えになる。それは、どの大臣がお答えになるべき問題かということに関しましては、これはまさに質問の内容等、ケース・バイ・ケースだと思いますというふうに申し上げているわけでございます。
○竹中国務大臣 私のキャパシティーでお答えできるのは、私がこの問題の担当大臣であるということ、そして、それぞれ関連する問題については御担当の大臣がお答えになるということ、私のキャパシティーで申し上げられるのはそのことだと思っております。
○竹中国務大臣 私が申し上げていますのは、それぞれの大臣の所掌に属することはそれぞれの大臣がお答えになる、そして、それが、お聞きになる問題がどの大臣の所掌なのかというのは、それはケース・バイ・ケースでございましょうというふうに言っているわけでございます。
○竹中国務大臣 所掌の問題について、その政策的な問題、ないしはその法律を所掌している大臣でございましたらその解釈等々、それは御指摘のとおりなのだと思います。
○竹中国務大臣 中央省庁等改革基本法の問題に関しましては、先ほど委員長から御指示がありましたように、しっかりと整理して統一的な考え方をお示ししたいと思います。
06月08日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第10号
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○竹中国務大臣 山口委員の御指摘、いわゆる我々が出しております骨格経営試算、そして採算性に関する試算、それに対してきちっと御説明させていただくのは私たちの大変重要な役割だと思っております。先ほど麻生大臣から非常に丁寧な御答弁がございましたけれども、その枠組みを示して将来についての...全文を見る
○竹中国務大臣 四分社化の理由ということでございます。  まず、郵政の仕事は、郵便、物を運ぶという仕事、そして銀行の仕事、保険の仕事、さらには窓口の仕事ですね、やはりかなり性格の異なる仕事を総合的に行っているというところだと思います。性格の異なっている、ノウハウの蓄積等々も違い...全文を見る
○竹中国務大臣 私が申し上げたのは、大きな金融機関と大きな事業会社が同じ屋根の下に存在しているのはないと認識しているというふうに申し上げたわけでございます。  一方で、金融そのものは、総合的にサービスを行うようにしていこうという考えは、金融の考え方としてはございます。金融のコン...全文を見る
○竹中国務大臣 ニュージーランドでございますけれども、一九八〇年代半ばに発足しました労働党内閣のもとで、大変大胆な行財政の改革が行われた。これは、今左藤委員おっしゃられたように、当時大変注目を集めたというふうに記憶をしています。そして、その一環としまして、一九八七年に郵政の民営化...全文を見る
○竹中国務大臣 各国の事例というのはいろいろな面があると思います。私たちは常に、よい面もあるし悪い面もある、両方から学ばなければいけないという姿勢でやっているところでございます。  ドイツの事例でございますけれども、ドイツに関しましては、一九九五年に民営化に踏み切った。実はその...全文を見る
○竹中国務大臣 委員から三点御質問がありましたが、簡潔に、まず第一点の金額ですけれども、これは一兆円は法律で積まなければならない。しかし、その積み立てに上限を設定する必要はないというふうに考えておりますから、これは社会貢献、地域貢献の必要性に応じて、最終的には経営判断によりそれは...全文を見る
○竹中国務大臣 要するに、郵便でありますから、そもそも非常に広いところでユニバーサルサービスの義務を課しているわけでございます。その中に第三種、第四種というのが含まれていて、それについては、政策的な考慮から、料金についても主務大臣が認可するという仕組みになっているわけでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにそういう趣旨でございます。
○竹中国務大臣 二点御質問がございました。  まず、取り崩し云々の話でありますが、まず基金につきましては、その金額が一兆円を超えるか否か、そういうことにかかわらず、これは、一たん基金に組み入れられるということになりますと、取り崩し禁止でありますとか使途制限等につきましては、当然...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員のお尋ねは、積み立てるとして、それの原資はどのように確保されるだろうかということだと思います。  基金の原資として、規定では、郵便貯金銀行、郵便保険会社の株式の売却益、配当収入等を充てるというふうにしているわけでございます。企業一般の配当の動向を考慮して...全文を見る
○竹中国務大臣 今の御質問はなかなか大変深い御質問で、要は、株式市場というのが将来のことをどの程度完璧に見通せるかどうかという御質問なんだと思います。もしも本当に完璧に見通せるのであれば、子会社の株を売ったとして、それが幾ら入るだろうか、売った金額が株式市場において確実に見通せる...全文を見る
○竹中国務大臣 社会・地域貢献基金の策定はいつから行われるか、支出はいつからかということでございますが、郵便事業会社、そして郵便局株式会社は、それぞれ、民営化初年度から三事業年度ごとに、この三事業年度を一期とする社会貢献計画、そして地域貢献業務計画を定めて、総務大臣の認可を受ける...全文を見る
○竹中国務大臣 御審議をいただくに当たりまして、しっかりと正確に法案をつくらなければいけないと心がけて準備室一同一生懸命やってまいりました。ぞろぞろ出てくるような状況だったらどうするんだと。ぞろぞろ出てくるようなことにならないようにしっかりと対応したつもりでございます。仮定でどう...全文を見る
○竹中国務大臣 ぞろぞろミスが出てくることのないように準備室一同力を合わせて法案を提出させていただいているつもりでございますので、何とぞよろしく御審議を賜りたいと思います。
○竹中国務大臣 古賀委員は旧建設省で、この分野に大変お詳しい大先輩であると思います。  担当大臣云々ということがいろいろ委員会でも話題になっておりますが、道路関係四公団の民営化については、これは国土交通省の所管事項であったということでありますから、所管外のことについての私のコメ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化の基本方針を昨年九月に取りまとめました。たしか半年ぐらい、非常に長い時間をかけて諮問会議で議論をいたしましたが、その際に、やはり公社のままでの限界がどういうところにあるのか、その限界を踏まえて民営化のメリット、同時に公共的な性格をどのように保つか、そうい...全文を見る
○竹中国務大臣 古賀委員の、民営化に当たって必要となるコストでございますけれども、やはり大きくシステムコストというのがあると思います。  このシステムコストについては、これは民営化、分社化に係るシステム対応に限って申し上げますと、先ほどから話題にもなっておりました郵政民営化情報...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、私が御紹介しましたのは、これは日本郵政公社の資料でございます。日本郵政公社がシステム検討会議の際にお出しになっている資料でございまして、二〇〇七年四月までのシステムコスト等々、ソフトのコストでございます。その他につきまして、必要がござい...全文を見る
○竹中国務大臣 私どもがシステムを検討する際に公社から御提出をいただいてそれで把握しております数字は、二〇〇七年四月までに合計約千四百億円ということで、その数字でございます。  先ほどの生田総裁は、今後そのハードをさらにどうしていくかとか、いろいろなことをまだ御検討中で、その意...全文を見る
○竹中国務大臣 コストにつきまして、公社の方からまとめて答弁をしてもらいます。
○竹中国務大臣 これは、常に、企業でありますからいろいろなことをさらにさらに考えて、現在進行形で、今総裁がお話しになられたように、計画を具体化して、そして交渉も行ってやっておられます。我々としては公社とよく相談をして、コストとして出せるものをぜひしっかりとお示ししてまいりたいと思...全文を見る
○竹中国務大臣 公社ともよく御相談をして、お出しできるものはお出しをいたします。また、骨格経営試算との関係についても、わかりやすく御説明をさせていただきたいと思います。
○竹中国務大臣 銀行法等々については、また金融担当大臣からあるかもしれませんですけれども、銀行法での何%まで持てるか、持つかどうかはもちろん判断でございますが、法律の枠組みについてのお尋ねだと思いますので、銀行法によりますると、これは他社による銀行株式の取得、これは五%以下の議決...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、それぞれのケースによって、銀行法、保険業法、そして独占禁止法につきましても、先ほどちょっと、二五%超の議決権を保有する場合には独占禁止法等々にも抵触する可能性がある、先ほど申し上げたとおりでございます。
○竹中国務大臣 独占禁止法につきまして、前の前の答弁で数字を言い間違えておりますが、三特殊会社合計で二五%超の議決権を保有する場合には、独占禁止法第九条のガイドラインに抵触する可能性がある。二五でございますので、訂正させていただきます。
○竹中国務大臣 独禁法の適用につきましては私が判断する立場にはございませんが、先ほど申し上げましたような一般法令が適用される、その範囲で行っていただかないと、これは法律の違反になるということだと思います。それぞれの法律の適用、解釈について私が申し上げる立場にはございません。
○竹中国務大臣 私は、担当大臣として、今の法案がベストだと思い、そのことについて一生懸命説明をさせていただいております。いろいろな御意見は当然あると思いますが、政府・与党の合意を踏まえて今回の法案を提出させていただいております。
○竹中国務大臣 私はこの法律を担当させていただいておりますが、内閣は連帯をして、そして政府・与党一体となってこの法案を提出させていただいて、またその成立に全力を尽くしたいと思っております。
○竹中国務大臣 どこが一致していないのかちょっとよくわかりません。当然いろいろな御意見がありますが、内閣は連帯をして、そして政府・与党一体となってこの法案に取り組んでいるところでございます。
○竹中国務大臣 独禁法について、私は独禁法を受け入れておりますので、ちょっと御質問の意味がよくわかりません。
○竹中国務大臣 可能かどうかでありますけれども、基本的には、経営者がどのように判断をされるか、それが一般法令の枠組みで受け入れられるかどうか、そういうことだと思います。
○竹中国務大臣 何が最適かとおっしゃいましたが、十年後の民間企業の経営で何が最適かということは、これは経営に判断をしていただくというのが私たちの基本的な姿勢です。政府が何が最適かを判断することはいたしません。  そもそも一体的経営というのは幅広い概念で、その中で、資本を持つとい...全文を見る
○竹中国務大臣 政府・与党の合意では、各会社の持ち合いについては、「持株会社の下でのグループ経営を可能とするため、移行期が終了した後は、特殊会社としての性格を考慮しつつ経営判断により他の民間金融機関と同様な」、つまり一般法令の枠組みの中で株式持ち合いを可能とするということを合意し...全文を見る
○竹中国務大臣 私は今、政府・与党合意を読ませていただいたので、これがおかしいと思うかどうか、私たちはおかしいと思わなくて、こういう合意をしたわけでございます。
○竹中国務大臣 持ち株会社のもとで、それのグループ経営を可能にするために、移行期が終了した後は、特殊会社としての性格を考慮しながら、そして経営判断によって他の民間金融機関と同様な株式持ち合いを可能とする、そしてその結果、株式の連続的保有が生じることを妨げない。私が申し上げているの...全文を見る
○竹中国務大臣 独禁法を所管しているのは私ではございませんので、独禁法についてはいろいろな御議論があろうかと思いますが、郵政民営化との関連でそれが問題になるとは現時点で思っておりません。
○竹中国務大臣 馬淵委員はCIOでいらっしゃって、まさに実務にたけていらっしゃると思います。私は実務の点は存じ上げませんけれども、今御指摘のような点も踏まえまして、そういう点が必要であるからこそ、このシステム検討会のメンバーには、例えばトヨタのCIOの天野さんでありますとか、今御...全文を見る
○竹中国務大臣 馬淵委員の専門的な御指摘、しっかりと受けとめたいと思います。  まず、このシステム検討会議には公社のCIOもオブザーバーとしてお出になっておられて、今おっしゃったような点も踏まえて、しっかりと公社としては実務的な対応をしておられると承知をしております。  なお...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど御答弁いたしましたように、この数字について、公社と御相談しながらお出しできるものを詳細にお出しするということ、そして、骨格経営試算との関連についても整理をして御説明申し上げますと先ほど御答弁させていただきましたけれども、そのようにさせていただきたいと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、以前松野委員から御議論をいただいた問題と類似しているのでございますが、あのときはたしか、人件費の中の内数として社会保障関連が、福利厚生がどうなっているかということで、それは別建てでは計算しておりませんという御答弁を申し上げました。  その問いについては、...全文を見る
○竹中国務大臣 松野委員に対する御答弁で、最初混乱がありまして、それで後ほど訂正をさせていただいた、正確に言わせていただいたわけでございますが、それはそれでおかせていただくといたしまして、今の問題に関しても同様で、個別の積み上げとして計算しているわけではございません。しかし、その...全文を見る
○竹中国務大臣 この期間に関して、五年間ございますが、そこに示されておりますのは五年間の平均値でございます。
○竹中国務大臣 委員は今、この資料をお配りになっているわけですよね。これで二〇一七年の試算ということでございますが……(佐々木(憲)委員「五年間」と呼ぶ)ちょっと待ってください。二〇一七年以降の試算を出しておりますのは、骨格経営試算、昨年、一番最初に出してもらった骨格経営試算と、...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、試算に要する体制等々もございますけれども、そもそも、利ざやを縮小していって、それで民間のまま、ゼロになって、その後当然これは悪くなっていくわけですから、そういうことの試算値を出すことの意味というのが一体どのようにあるのかなというふうに思います。  我々...全文を見る
○竹中国務大臣 ですから、これは可能性のあるケースについて、私たちはその先について試算をしているわけでございますので、その後、非常に極端な仮定で、利ざやがどんどんどんどん縮小、さらに縮小していくというようなケースについての試算を行うことは考えておりません。
○竹中国務大臣 いや、私が申し上げておりますのは、当然、利ざやが縮小してくれば、それなりの対応策というのを企業としてはとるわけでありますので、そういうことを想定しないで、単純にトレンドを延長してどうなるかというような試算を行うことは考えていないということでございます。  あくま...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろな経緯があったと思いますが、基本的に、お尋ねは国家公務員である特別の理由ということだと思いますが、これまでのいろいろな歴史、またこれまで果たしてきた役割等々も踏まえて、また例の内容証明郵便とか、さらには裁判所の特別送達とか、そういった業務も踏まえまして、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに公社、そして国家公務員であるがゆえの制約は何かというお尋ねだと思います。  基本的には、公社全体としていろいろな見えない負担があるという議論は一方でございますが、民間でできることを公務員でやる必要があるのか、そういう一般的な御批判は一方であろうかと思います...全文を見る
○竹中国務大臣 公社の皆さん、特に生田総裁をお迎えになられてから、総裁のリーダーシップもこれあり、本当に地域に密着した、地域に愛されるサービスを提供された。やはり正直、国民の間で公社に対する信頼感、皆さん方の仕事に対する評価というのは私は高いというふうに思っておりますし、私も、先...全文を見る
○竹中国務大臣 職員の方々の立場に立って、そうしたことを十分に配慮しなければいけないというのは、これは五つの基本原則、十五年十月に定めた中でも、配慮原則として我々は真っ先に掲げたわけでございます。  そういうことを受けまして、まず雇用に関して、これは郵政民営化法案の第百六十五条...全文を見る
○竹中国務大臣 この法律の精神を体して、しっかりと政府としては対応していくということ、これは当然のことであろうかと思います。  配慮されなければいけない勤務条件としては、例えば公社時代の給与のほかに、勤務時間や勤務場所というのは当然に入ります。そして、従事業務とか休息、休日、休...全文を見る
○竹中国務大臣 基本計画に掲げる問題については、これは、承継会社等の資産、債務等、権利義務あるわけですが、同時に、承継会社に引き継がせる職員というのも、ここに掲げる基本的な事項になりますので、この法律の精神を体して、政府としては適切に対応していきたいと思います。
06月09日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第11号
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○竹中国務大臣 六月八日、馬淵委員に対する私の答弁についてでございます。  独禁法について、私は独禁法を受け入れておりますとの発言は、完全民営化後の郵便貯金銀行、郵便保険会社は独占禁止法等の一般的法規制が適用されるという趣旨でしたが、表現が不十分でありました。  今後、国会に...全文を見る
○竹中国務大臣 宮澤委員には、合同部会の事務局長として、本当に大変な御苦労をいただきまして、御指導を賜りました。  今、宮澤委員は、将来の金利動向との関連で御質問をいただきました。  景気を回復させる、経済をよくするというのは大変重要な政府の仕事でありますけれども、それと同時...全文を見る
○竹中国務大臣 宮澤委員のお尋ねは、四月十三日であったと思いますが、自民党の合同部会で、アメリカの郵政の改革との比較で日本の改革をどう位置づけるかというような御質問に関連しまして、私が意見を述べさせていただいた点であろうかと思います。  要は、もう一つの考え方というのは、私たち...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちはそういうふうな形で縮小するということを考えておりませんので、その場合のシミュレーション等々が私たちにあるわけではございませんが、一つのイメージとして申し上げますと、いわゆる通常の無集配の特定局等々、その現場に行きますと、もちろんこれもいろいろなところがある...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局会社が、郵便貯金銀行を含む銀行や保険会社等々の保険会社から委託を受けて、それで郵便局で提供する銀行または保険会社の代理業務について、これは今、確認になりますけれども、郵便局を活用して行う地域住民の利便の増進に資する業務として行うことができる業務という形になっ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局が今提供しておられるさまざまな利便、その結果のワンストップサービスについてのお尋ねがございました。  ことしの三月末の現在で、証明書を交付している、そういう事務を扱っている郵便局は三百九十六、そしてバスの回数券等々の販売を行っているのは三百四十七あると承知...全文を見る
○竹中国務大臣 動機づけのお尋ねでございますが、いろいろなサービス、いろいろなものが想定されると思いますので、それにもよろうかと思います。ただ、ここの法律、そもそも「郵便局を活用して行う地域住民の利便の増進に資する業務」ということでございますので、やはり地域の住民の中で感謝され愛...全文を見る
○竹中国務大臣 一川委員のお尋ねは、まず、世論の動向をどう受けて、それに対して担当としてどう考えるか、対応しているか、その先にどういうビジョンを持っているのかという二点であろうかと思います。  重複を避けて申し上げますと、世論に関しては、まず、国民がこの郵政民営化にどのような関...全文を見る
○竹中国務大臣 入り口、出口、その経路である中間、これは、繰り返し申し上げていますように、やはりそのすべてを改革しないとお金の流れは変わらないということなのだと思います。  そのうち、資金の流れの出口につきましては、これは既に財投改革や特殊法人等の改革が進められておりまして、特...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、一川委員が、官から民にお金が流れるとして、それは法律上どのように適用されていって、それがどのような影響を持つのだろうか、そのような御指摘、御質問であったかと思います。  まず、法律に関しましては、これがまさに民間の銀行になって、銀行法が適用されまして、それ...全文を見る
○竹中国務大臣 今もう麻生大臣がお答えになったとおり、全く同じ認識で法案を提出させていただいております。  ちょっと、今麻生大臣がおっしゃったのを補完する数字だけ手元にある資料で申し上げさせていただきますと、これは日本金融通信社の日本金融名鑑等々の数値でございますけれども、過疎...全文を見る
○竹中国務大臣 政府及び与党で郵政民営化に関する合意というものを交わしております。そして、合意に基づいて国会へ提出、この法案は、その政府と与党の合意について、法律事項にあっては法律に盛り込むということ、そのことを合意して提出をさせていただいている、そして総務会できちっと御議論をい...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置に関しましては、まず、「あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置しなければならない。」ということを法律で義務づけた上で、省令で設置基準を定めているというところでございます。  その中で、委員御指摘の過疎地については、法の施行の際、現に...全文を見る
○竹中国務大臣 過疎地については、法施行の際、現に存する郵便局ネットワークの水準を維持することを旨とするというふうにしております。これは、現行の設置基準、いわゆる郵政公社法の施行規則第二条の表現を踏まえたものでございまして、具体的には、郵便局会社法の施行、平成十九年四月一日を想定...全文を見る
○竹中国務大臣 過疎地については、繰り返しになりますが、法施行の際に現に存する郵便局ネットワークの水準を維持することを旨とするというふうに、しっかりと省令をつくりたいというふうに思っているところでございます。  そういうことによって、法施行の際、これは十九年四月一日の時点の過疎...全文を見る
○竹中国務大臣 この問題については、まさに法律でございますので、法で省令を定めるつもりでおりますが、法で規定しようとしておりますのは、郵便局会社法の施行、平成十九年四月一日の時点の過疎地における郵便局ネットワークの水準を維持することを旨とするということを明確にしたいというふうに思...全文を見る
○竹中国務大臣 私が答弁させていただいて、その後麻生大臣からもフォローしていただきますが、平成十九年四月一日の時点、公社から民営化される時点でこの地域に七千二百二十の今のそれが存在しているというふうに考えるならば、これはまあ、いろいろな事情も個々にはございますでしょうから、一局た...全文を見る
○竹中国務大臣 これは先ほどから答弁させていただいておりますが、法施行の際、現に存する郵便局ネットワーク水準を維持するということでございますから、これは今でもいろいろな判断がありますから、一局たりとも数字が変わらないというふうには申し上げられませんけれども、今、七千二百二十この地...全文を見る
○竹中国務大臣 今般の法案において、郵便貯金銀行ないしは郵便保険会社に対してすべての郵便局を代理店とする旨の契約をみなし免許の条件とする、そのことを個別に条件として求めているわけではございません。  しかし、お尋ねのように、長期で安定的な契約の中にそのようなものは商売の実際とし...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、すべての郵便局を代理店とする旨の契約を条件としているわけではございません。あくまでも長期安定でございます。  しかし、結果的に、一括的な契約を結ぶことによってすべての店舗がカバーされるというふうに考えているわけでございます。
○竹中国務大臣 委員先ほどから在り方懇の御紹介をしてくださっていますが、これは田中直毅さんが座長になった、その在り方懇でございますよね。  これは、在り方懇でいろいろな御議論をいただいた上で、それでたしか、ちょっと私は手元に資料がございませんが、三類型か何かでやった。その場合に...全文を見る
○竹中国務大臣 郵貯法が、法律が廃止されるというのはそのとおりでございます。同じように公社法も廃止されるわけでございますけれども、では郵便事業はどうなるかというと、郵便事業株式会社ということで、まさに民営化されて引き継がれる。同じように郵貯も、郵貯法は廃止されますが、郵貯の資産も...全文を見る
○竹中国務大臣 郵貯が残るということではございません。そこの資産が引き継がれて、それが民営化会社になって、それで、これはここの法律上の言葉でございますけれども、郵便貯金銀行、郵便保険会社という形になる、そのように申し上げているわけでございます。正確には、御指摘のとおり、郵貯が残る...全文を見る
○竹中国務大臣 昨日もこれがありましたときに、私は、独禁法の九条、ガイドラインに抵触する可能性があるというふうに御説明をさせていただいております。  どのような御説明、タイミングのお話か、いろいろなレベルでの御説明があったかと思いますが、もし抵触するというふうに申し上げておれば...全文を見る
○竹中国務大臣 この紙がどのようなタイミングで議員に御提出させていただいた資料か、ちょっと今はわからないのでありますが、これは御指摘のとおり、記述に関しては若干舌足らずであると思います。  私どもも、あくまで、正確には、抵触する可能性があるというふうに理解をしております。昨日も...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとこの四月の紙のことは今直ちによくわからないのでございますが、これは、私としましては、昨日の御答弁で正確に、独禁法第九条に抵触する可能性があるというふうに御答弁をさせていただいたと思っております。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、ちょっと今、この四月の紙がどのようなタイミングでどのように議員にお渡ししたものか、今の時点ではよくわかりませんが、御指摘のとおり、ここの記述に関しては、若干舌足らずであると私も思います。  私どもも、あくまで、正確には、抵触する可能性...全文を見る
○竹中国務大臣 一般に、キャッチフレーズとして官から民というような言い方は、適切なものがあるのかもしれませんけれども、民営化という意味ではプライベタイゼーションというような言い方かもしれませんし、むしろ、市場にもっと近く、市場の原理に基づいてという意味でマーク・ツー・ザ・マーケッ...全文を見る
○竹中国務大臣 今阿部委員がパブリック、公的なという言葉を何度かお使いになられましたが、重要なことは、こういう大きな政策のあり方を考える場合にパブリックとガバメントをやはり分けて考えるということだと思います。  日本でいえば、公私、官民というのはやはり違うのだと思います。公私と...全文を見る
○竹中国務大臣 経済厚生というのは、非常に広い概念であろうかと思いますけれども、私が申し上げているのは、広い意味での国民の満足度。この中には、所得が上がるということもありますし、所得でははかれないような市場外の満足度もあるわけでございますけれども、そういうものを、まさに国民の満足...全文を見る
○竹中国務大臣 阿部委員の御指摘は、本当にこの国の形をどんなふうにつくっていくのだ、先ほどの御質問とも関連していると思います。私はやはり、公的な機能が重要だという御指摘に対しては、私も本当にそのとおりだと思います。公的な機能をしっかりと持続的に担っていかなければいけないのだと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 十年の期間でその株を処分する、その点についてしっかりと御答弁をさせていただきます。  まず、やはり先ほど言いましたように、金融というのは国の信用が極めて重要でありますから、この国の信用、関与を完全に断ち切って、初めて本当の意味での民間としての自由な経営を行うよう...全文を見る
06月10日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○竹中国務大臣 割合ということになりますと、時間をどのぐらい割いているかということかもしれません。この局面におきましては、御想像いただけますように、昼間はほとんど国会審議でございますので、郵政民営化担当大臣として費やす時間が大変多くなっております。同時に、今は例の骨太の方針に向け...全文を見る
○竹中国務大臣 ここのところ、今申し上げましたように、骨太方針に向けての大変重要な会議がございまして、先般、骨太方針の素案を発表させていただいて、調整を終えて、今度原案を出す、その中で取りまとめていくということになりますので、ここのところは一週間に一度ぐらいの割合で諮問会議を開く...全文を見る
○竹中国務大臣 二つの大臣を兼務させていただくというのは、宇佐美委員に今御心配いただきましたように、やはり大変きつい仕事であると思います。  同時に、これは郵政民営化担当大臣等々、その時々にやはり必要な担当大臣がございます。それは閣僚の数が限られておりますので、やはりだれかが何...全文を見る
○竹中国務大臣 今の骨太の、今、素案の段階で、いろいろ調整している段階でございますが、それに目を通していただきまして、中小企業の問題に関して大変重要な御指摘をいただいていると思っております。  選挙のときにもよく申し上げたんですが、私自身、中小企業というよりは零細な小売業の家に...全文を見る
○竹中国務大臣 二〇〇一年の十一月でございますか。小泉内閣の発足が二〇〇一年の四月であったかと思います。  急な御質問でございますが、その時点で、私、アメリカには不動産は一切所有をしていないというふうに承知をしております。以前住んでいた時期には所有をしておりましたが、それはもう...全文を見る
○竹中国務大臣 まず最初に、これは私から選挙応援を依頼したものではないために、元教え子が応援に来ていたというのは現場に行って初めて私も知ったわけでございます。  今選挙部長がお話ししてくださいましたけれども、これは公職選挙法第百三十六条の二第一項においては、公務員等はその地位を...全文を見る
○竹中国務大臣 私の教え子で、あくまで個人的な立場で、勤務時間外にボランティアで選挙応援を手伝ってくださいました方が何人かいらっしゃいます。その中に日本銀行の方がいらっしゃったということを、現場に行って知った次第でございます。
○竹中国務大臣 私が申し上げています意味は、私は、だれがきょう来ることになっているとか、そういうことを事前に承知はしていないわけでございます。その日にその現場に行って、ああ、その人が来ていたと。  その特定の人が一回きりであったか二回、三回であったかというのはちょっと私もよく記...全文を見る
○竹中国務大臣 感想ということでございますので。  私の場合、特に選挙が始まる何日か前に急に選挙に出るということを決めて、まず本当に無我夢中で選挙戦をやらせていただきました。したがって、そのときの感想としては、とにかく暑い中を頑張らなきゃいけない、そしてその意味で、先生頑張って...全文を見る
○竹中国務大臣 政治家の先輩として宇佐美委員からアドバイスを今いただいたと思っております。また、政治家としてのみならず、教育者としてもこういうことを考えるべきではないかというようなアドバイスも含まれていたと思います。しっかりかみしめて、考えるべきところは考えてみたいと思います。
○竹中国務大臣 市村委員の問題意識は、我々団塊の世代の者にとっても大変大きな関心事でございますので、ぜひ、よい御議論をいただきたいと思います。  ちょっと私ごとですけれども、今私は団塊の世代の一番下なんですね。実は、有料老人ホームのダイレクトメールが物すごくたくさん来るんです。...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと私、制度の詳細は申しわけありませんが全く存じ上げておりませんし、また所管外でありますので、コメントは控えさせていただくべきだと思います。市村委員の問題意識は問題意識として、大変よく理解できると思います。  同時に、制度設計をしている担当部局では、いろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 今御指摘の問題は、やはりこれから高齢化社会が本格化する、二〇〇七年以降は日本の人口全体が減り始める、そういうような中で、国民的な関心も非常に高まっていく問題であろうかと思います。  市村委員にはぜひいろいろ御指導賜りたいと思いますし、担当部局の方は担当部局の方で...全文を見る
○竹中国務大臣 島田委員が学園の理事長として大変御活躍になってきておられる、私も承知をしております。今のお話、学園経営、私学経営という観点から、大変示唆に富んだお話だと思います。  これは、基本的には金融担当大臣にお答えいただく方がよいかもしれないんですが、私の知る範囲で申し上...全文を見る
○竹中国務大臣 このビジョンの試算でございますけれども、これは二十一世紀ビジョンの経済財政展望ワーキンググループというワーキンググループで行われた試算でございまして、これは京都大学の吉田教授が主査となっていまして、吉田先生が基本的な前提を置いて、吉田主査による試算だということだと...全文を見る
○竹中国務大臣 島田委員の御指摘は、まさにある意味でマクロ政策運営の核心的問題でありまして、二〇一二年度ころにプライマリーバランスを回復するというふうな「改革と展望」の枠組みを示しているわけですけれども、これは本当にできるのか、その道筋というのはちゃんと示されているのか、まさにそ...全文を見る
○竹中国務大臣 島田委員のお尋ねはビジョンの方でございますね。二十一世紀ビジョンを示したけれども、それは具体策に乏しいのではないか、その中で工程表のような具体的施策の提示が必要なのではないか、そのようなお尋ねであるかというふうに思います。これは、新聞等々でもそのような御批判をいた...全文を見る
○竹中国務大臣 工程表というのは、時間軸を設定してしっかりとその進捗を管理することである、それは委員の御指摘のとおりであると思います。  その際に、その時間軸という一つの縛りを持つことがよいことなのか悪いことなのか、これは実はいろいろな御意見があろうかと思います。結論から言いま...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、竹中経済理論と呼んでいただくような、そんな立派なものではないというふうに思っております。要は、実務、実際の政策に即して考えるならば、やはり短期的な課題に関しては、これはある程度めどを区切っていろいろやっていくということが必要でありましょうから、ある程度...全文を見る
○竹中国務大臣 最初に一点、景気に関しましては、決して景気を重視しないということではなくて、景気というのはそもそも空気の景色という意味だというふうに私は聞いておりまして、非常にあいまいな面もありますので、経済がやはりよくなるということで私は考えておりますというような話を一番最初に...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに九〇年代以降、日本の経済は、これはさまざまな局面で大変厳しい状況に置かれていると思っております。そういう中で、二〇〇一年以降、小泉内閣のもとで構造改革を進めているわけでございます。  まだまだ、しかし私たちの生活実感としても、ビジネスの実感としても、日本の...全文を見る
○竹中国務大臣 新規雇用の創出についてのお尋ねでございます。  これは、正確には小泉内閣の発足する前に既に経済財政諮問会議の専門調査会で議論がなされていたものでございますが、五百三十万人の新規雇用をこれから、あの時点でいいますと、行うという議論がございました。今中間的な集計をし...全文を見る
○竹中国務大臣 正規、非正規雇用の問題、そしてそれがもたらす格差の問題。私自身も、先ほど九〇年代の後半から労働市場において非常に大きな構造変化があると認識しているというふうに申し上げました。  非正規雇用の増加につきましては、これは企業が人件費を抑制するためにパート、アルバイト...全文を見る
06月10日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
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○竹中国務大臣 村井委員には、お話しございましたように、いわゆる特命委員会の場で、とりわけ、昨年の秋の基本方針策定時等々に大変な御指導を賜ったこと、改めて感謝を申し上げます。  大変専門性の高い御指摘を今いただいておりますが、民間人になって労働争議等々、具体的には、ストライキが...全文を見る
○竹中国務大臣 国家賠償の適用、具体的にどのような場合かというお尋ねでございますが、国家賠償法第一条でございますけれども、国または公共団体の公権力の行使に当たる公務員が、この職務を行うについて、故意または過失によって違法に他人に損害を与えたときは、国または公共団体がこれを賠償する...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、公社の資産を切り分けるときの手続について簡単に説明せよということであろうと思います。  郵政民営化法では、この公社の資産、業務等をどのように切り分けまして、結果的に、日本郵政株式会社、持ち株会社ですね、郵便事業株式会社、郵便局株式会社、郵便貯金株式会社...全文を見る
○竹中国務大臣 四つの機能を有するそれぞれの会社に分ける、その考え方についてはもう今はこの場では申し上げませんけれども、この民営化に当たっては、公社の資産負債をその機能に合わせてやはり切り分けるということになって、それに伴って公社全体の資本も当然のことながら各社に振り分けられると...全文を見る
○竹中国務大臣 村井委員の御質問は、いわゆる郵便局会社の財政基盤は本当に大丈夫なのかという点、特に集配特定局に焦点を当ててのお尋ねでございます。集配特定局、御指摘のように、今、ことしの三月三十一日で三千四百六十五局、約三千五百局になっているというふうに承知をしております。  こ...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年九月の基本方針におきましては、「監視組織は、民営化後三年ごとに、国際的な金融市場の動向等を見極めながら民営化の進捗状況や経営形態のあり方をレビューする。」確かに、御指摘のとおりそのように記述をされております。  それで、この基本方針に基づきまして政府・与党い...全文を見る
○竹中国務大臣 細部の条文は御紹介をもういたしませんけれども、承継時に特別預金の経営先が郵便貯金銀行であるということをこの民営化法百六十条において明らかにしているところでございます。  お尋ねの御趣旨は、民営化法では書いている、それでその機構の方には書いていないんですね、そのよ...全文を見る
○竹中国務大臣 本当に、昨年の九月に村井委員、まさにその点、当時も非常に御懸念を示されて、それで、村井委員のあの御意向も受ける形で、最終的には小泉総理と生田総裁でもお話し合いをいただいて、それで、やはり専門家にしっかりと検証をしてもらいましょうということで、例の情報システムのあの...全文を見る
○竹中国務大臣 財政投融資は財務省の所管でございまして、申しわけありませんが、今、私自身数字を持っておりませんので、財務省の担当からお答えをさせていただいてよろしければお願いを申し上げます。
○竹中国務大臣 奥野委員から、そもそも論、本質論ということで、郵政民営化がもたらすその効果について、経済全体、委員は金融と経済とおっしゃいました、マクロ的な問題と、ミクロ的な問題、それは経営の問題ですね、それと利用者の問題、いろいろあるだろうけれども、まず、マクロ的なというか、金...全文を見る
○竹中国務大臣 生田総裁の御答弁にもありましたが、政策を議論するときは、国民の利便というふうに我々はどうしても言うわけですが、生田さんは、これはお客様の利便だと。そういうやはり観点からサービスを向上させていくということは、何よりも重要なことだと思います。そういう観点からいいますと...全文を見る
○竹中国務大臣 私は経営そのものに対して余り語る能力、資格はございませんで、麻生大臣が大変高い見識をお持ちかと思いますが、今お尋ねの、お尋ねと言いましたが、御指摘の、準備企画会社の社長さんは早く決めた方がよいだろうというような点、そして国際ビジネス等々の点について、今の対応といい...全文を見る
○竹中国務大臣 今、奥野委員が、やはりもたれ合ってはいけないという表現をされましたが、まさにやはり分社化する理由は、その専門性を高めて自立していただくということにあるんだと思います。  郵政公社は、これは、とらえ方は当然いろいろな考え方があるんでしょうが、我々は、委員がおっしゃ...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の御指摘は、大変高い御見識に基づく、まさに企業経営の正論、王道の御議論であろうかと思います。  ともすれば、何か一つの現象が起きますと、それに対する一面的な部分が強調される傾向がどうしても出てまいるわけでございますけれども、これはやはり、企業の価値をしっかり...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、その基本的な考え方、基本方針を話し合う段階では、最適規模等を考えて分割してはどうかという御意見もありました。しかし、これはやはり、ネットワークの価値とか範囲の経済性とか、そういうものもあるということで、これは今のような形でしっかりと分社化、民営化をしてい...全文を見る
○竹中国務大臣 システムは思想であるという谷口委員の御指摘、大変本質的な御指摘であろうかと思います。この点は、先ほどちょっと委員が触れられたあるべきシステムとか望ましいシステム、そういうものとかかわるのではないかという御指摘につながっていると思います。あるべき望ましいシステムの開...全文を見る
06月13日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○竹中国務大臣 竹本委員御指摘のように、これだけの大改革でございますから、その必要性と目的について、本当に誠心誠意、国民の皆さんに御説明をする必要があると思っております。  郵政の民営化は、これはやはり民間にできることは民間にという方針のもとで、郵政事業の四つの機能を市場原理の...全文を見る
○竹中国務大臣 財務大臣に本来お答えいただくべきところもあろうかと思いますが、私がお答えできる範囲でぜひ、大変重要な問題提起だと思っております。  まず、やはり二つのことをしっかり同時に考えていかなければいけないということであろうかと思います。  まず、何といいましても、マク...全文を見る
○竹中国務大臣 今前半で竹本委員が御指摘になられましたように、日本の経済発展の中で、結果的には公的なお金がそれなりの重要な役割を果たしてきたということは御指摘のとおりであろうかと思います。  財政投融資、財投に相当するものは、これはどこの国にも存在しているというふうに認識をして...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便の制度、とりわけそれを支えてこられた郵便局の現場の皆さん、それを代表される特定局長の皆様、まさにそういう方々の力で今日の郵政の制度がここまで立派に国民の間に定着したと思っております。  個人的なことで恐縮でございますが、私の同級生にも特定局長が和歌山の方にお...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、本当に日本的な知恵をいろいろ出してきた、日本的な工夫をしてきた、それが今日の日本の経済発展に間違いなくつながっていると思います。同時に、今、例えば株式の持ち合い等々のお話もされましたが、やはりこれは、その時々で形を変えて、時代の要請に応じて形を...全文を見る
○竹中国務大臣 金融、特に規模が大変大きい。骨格経営試算等々では、今の資金規模が百四十兆ぐらいになるであろうということを想定しておりますが、それでも、御指摘のように大変大きな規模でございます。採算性に関する試算の中では、そのうちの約四分の一、三十五兆円程度を信用リスクビジネスとし...全文を見る
○竹中国務大臣 保坂委員御指摘のとおり、民営化する議論の中で、この四分社化というのは、これは制度設計の中で出てきた論議でございますから、その点について明快に説明する責任が私たちにはあると思います。  三点に絞ってという御指摘でございました。  郵便、そして窓口、貯金、保険とい...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政公社は生田総裁のもとで本当に頑張ってサービスの向上に努められていると、私も評価をしております。  その上で、保坂委員からは、公社のままではだめな理由があるんだったらそれを三つに分けて指摘しろ、三点ということだったと思いますので、ちょっとうまく三点にまとまるか...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置については、これは民営化がされた後も利用者の利便性を確保するという観点で極めて重要な問題であるという認識のもとに、政府・与党、しっかりと協議を重ねてまいりました。  まず、郵便局会社法の第五条で、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を配...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局会社の業務に関するお尋ねでございます。  貯金、保険のサービスにつきましては、法律上ユニバーサルサービスの提供義務を課さないということにしておりますので、これらのサービスの窓口業務を担うことになります郵便局会社につきましても、法律上必ず営む業務というふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便事業会社及び郵便局会社は、これは公的な役割も担っている、民間企業ではあっても、いわゆるそういう公的な機能を担っている特殊会社になります。したがって、政府の関与、出資も含めて残すという形にしているわけでございます。  特に設置につきましては、設置基準を省令で定...全文を見る
○竹中国務大臣 生田総裁のもとで大変公社は御苦労しておられますが、それでも、生田総裁御自身がこの委員会でもお述べになられたように、公社を取り巻く環境はやはり厳しい、それでも厳しいものがあるということだと思います。  郵便につきましては、取扱物数が年間二ないし二・五%減っている、...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置につきましては、これまでもいろいろ御議論いただいておりますが、基本的な考え方、もう繰り返しませんが、郵便局会社法の第五条で、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置することを義務づけるというふうにした上で、具体的な設置基準は省令で定める...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、桝屋委員は、土台となる郵便局が大変重要だと。これは、土台が重要であるというふうに、私たちもそのように考えておりますので、郵便局の設置に関しましては、郵便局株式会社法の第五条において「あまねく全国において利用される」云々ということで、しっかりと法律上義務づけて...全文を見る
○竹中国務大臣 特別送達等の公的な機能を民営化後も引き続き信用力を高く維持してやっていただく、そのためにどのような仕組みがよいか、みなし公務員の規定でできるのか、何らかの資格制度が要るのか、これは与党との間でもかなり重要なテーマになった問題でございます。ちょっと議論の整理をしろと...全文を見る
○竹中国務大臣 この民営化法、基本法の第一章総則、その目的第一条についてのお尋ねでございます。  これはそもそも、法律におきまして郵政民営化はどうしてこういう形になっているかということでございますが、郵政民営化を定義するに当たりまして、このため他の用例を参考にしまして、例えば、...全文を見る
○竹中国務大臣 趣旨にのっとってというような書き方もあると思いますが、この閣議決定された、これはもちろん文書でございます。閣議決定されたのは文書として閣議決定されているわけでございますが、その基本方針に則して行われるということでございますから、厳密には違うという御指摘でございまし...全文を見る
○竹中国務大臣 西村委員は、設置基準、郵便局の設置に関しまして、基本方針と法律との関係についてお尋ねでございます。  確認のためでございますけれども、まず、この法律は、閣議決定された「郵政民営化の基本方針に則して行われる改革(以下「郵政民営化」という。)について、その基本的な理...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、基本方針も法案もまた総理の御答弁も、これは一致をしているわけでございます。  基本的な考え方と申しますのは、まず、これは利用者の利便を考えまして、全国でしっかりとアクセスできる、そのアクセス、局に対するアクセスを確保するというのが重要...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行と同じではございません。  まず、設置基準がございます。設置基準を定めまして、その上で、それについては、銀行は商法の一般会社でございますが、この郵便局会社は特殊会社でございますので、特殊会社として総務大臣の一般監督を受けることになります。設置基準を守っている...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的には、まず拠点を確保して、その拠点でしっかりとサービスがなされるように代理店契約がある。それが、最低限移行期間をカバーするということがみなし免許の条件でありますけれども、それが長期になることも妨げないということを確かに申し上げました。そして、その上で、基金の...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほど西村委員が箱という表現を使われたと思いますが、局の設置があってもその箱が空っぽであっては何もならないではないか、もたないではないか、そういう御指摘があったかと思います。  念のために金融の御説明をいたしますが、まず、局に関しては、まずもって郵便の業務...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化するというのは、経営者が当然のことながら適切な判断をするということを前提にして、その上でさらに、これは特殊会社でありますから、総務大臣の監督権限、金融の部分に関しましては金融庁の監督ということをさらにつけ加える形で、しっかりとして制度が実効性を持つ、実効性を...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、基金でございますけれども、これは、基本的には地域、社会への貢献、特に、地域貢献としては金融のサービス等々を想定しているわけでございます。  私たちは幾つかの段階で金融サービスが安定的に提供されるような仕組みをつくっておりますが、それでもネットワーク価値が低...全文を見る
○竹中国務大臣 この持ち株会社でございますけれども、地域貢献・社会貢献業務の安定的な財源を確保するために一兆円積み立てるということが義務づけられている、求められております。一兆円あれば、この運用益で資金交付に充てることができる、不足することはないと基本的に私たちは考えるわけですが...全文を見る
○竹中国務大臣 私どもは、金融の利便性、消費者の利便を考えまして、そういうサービスを確保していくことが極めて重要であるという認識のもとに制度をつくっておりまして、そして、それが十分に担保されていくものというふうに考えましてこの法案を提出させていただいております。  確認のため申...全文を見る
○竹中国務大臣 年限について定めてはおりません。  ただ、これは基本的に、今の骨格経営試算等々で想定されております枠組みの中で、この一兆円を確実に積み立てることは十分に可能であると考えております。基金の原資としましては、郵便貯金銀行、郵便保険会社の株式の売却益、配当収入等を充て...全文を見る
○竹中国務大臣 法律で義務づけておりますのは、一兆円までを積まなければいけないという、それの義務づけでございます。あとは、利益の動向、さまざまな要因等々を踏まえて、これは経営判断もそれに加わってしっかりと積み立てられていくというふうに考えております。
○竹中国務大臣 これは、そのときの社会貢献、地域貢献に対するニーズがどれだけあるかということにも関連をいたしますが、基本的な基金のルールについて申し上げますと、基金の運用によって生じた収益は、これは社会・地域貢献資金の交付の財源に充てるほか、当該収益の生じた事業年度中会社の他の支...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算そのものに関しましては、これは趨勢的な動向の積み上げではなくてマクロ的に把握する、そして枠組みを確認するという目的で行われているものでございます。  直接お尋ねの国際物流の問題でございますが、これは骨格経営試算に追加して行われました収益性に関する試算...全文を見る
○竹中国務大臣 公社で働いておられる方々の御意見というのは、公社の改革を進める上で、民営化をする上で大変重要であるというふうにかねてから思っております。そういう観点から、私も、地方に出かけまして時間調整が可能なときは、その地方の現場の方々ともお話しするという機会を持たせていただき...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと誤解があるといけませんので、先ほどの米国商工会議所等との面談、私は会っておりません。  それで、公開質問状等々もいただいております。そして、そうしたこともいただいて、私自身としては、これは、文書による回答ではなくて、JPU及び全郵政の幹部と郵政民営化準備...全文を見る
○竹中国務大臣 ドイツのそういう非常にユニークな雇用の継続については、私たちも承知をしております。そして、制度設計の段階で、いろいろな可能性を私たちとしても議論させていただきました。  ただ、やはり民営化ということのそもそもの趣旨から考えて、また、恐らくこれは、一つの組織の中に...全文を見る
○竹中国務大臣 大出委員がお使いになられた生きがいとか使命感とか、これはもう確かに大変重要だと思います。その生きがい、使命感というようなものが根底にあって今日の日本の郵政のシステムが築かれたというその歴史は、私もやはり十分に認識をしているつもりでございます。  そうした観点から...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算でございますけれども、これは一定の前提のもとで趨勢的、マクロ的な手法で将来を見通す、枠組みを確認するというものでございます。  それで、民営化後十年間の民営化四会社の収益水準を見積もるために昨年十一月に行いました骨格経営試算につきまして、ベースケース...全文を見る
○竹中国務大臣 これは御依頼がございまして、そのベースに、公社のまま、民営化といいますか、租税公課等々を上乗せするとどうなるかという数字をお出ししているということでございます。経費として上乗せした数字をお出ししているということでございます。
○竹中国務大臣 ちょっと手元に細かい数字がないので。五割とおっしゃったんですね。(大出委員「はい、五割達成」と呼ぶ)五割ですと、全体の利益が約七千億円でございまして、その約四割の二千八百億程度だと思いますが、これはちょっと端数がありませんので、必要がございましたら、また調べて御報...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと済みません、個別の数字でございます。骨格経営試算におきましての消費税というのは計算しているんですが、それに新規のものを足した場合の個別の数字というのは、ちょっと、そのものとしては実は計算を、数値を出しておりませんので、今ちょっと申し上げられません。
○竹中国務大臣 今手元にありますのは、利益に対する税というのはあるわけでございますけれども、取引、トランザクションに係るものにつきましてはちょっと手元にはございません。計算も別途はしておりません。ちょっと、どういうことができるのか、少し検討に時間を要するかと思います。
○竹中国務大臣 申し上げます。  二〇〇七年で貯金会社が手数料に課税される消費税の額としましては四百十一億円、保険会社が三百二十四億円、これを単純に合計いたしますと七百三十五億円という数字になります。
○竹中国務大臣 消費税に関するお尋ねがありましたので、そこで、ちょっと今の状況を申し上げておきますと、骨格経営試算におきましては、三つの事業でございますから、それを事業のイメージとして想定をしまして、それで二〇〇七年から二〇一六年度までの消費税を計算することはできますし、それはし...全文を見る
○竹中国務大臣 上積み。ちょっとあれですけれども、ベースとしての骨格経営試算がございますが、これは三事業でありますから、それに足して新規の事業を行いますと、さらにそれが上に積み重なっていく、上積み、そういう趣旨でございます。
○竹中国務大臣 今もまさに、利益については大きいところは郵貯、簡保に依存している、これは委員御承知のとおりかと思います。そのいわば三つの中での稼ぎ頭が、その郵貯、簡保の部分が、いわゆる骨格経営試算ではこれが縮小していく可能性がある。金融の条件が変わって利ざやが縮小すれば、それがさ...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算において、先ほど申し上げましたように、公租公課等の試算を行っております。これは、郵便会社、貯金会社、保険会社、窓口会社等々ございますが、四社合計をとりあえず申し上げたいと思いますが、二〇〇七年で約四千九百億ということでございます。公租公課はそれ以外に、...全文を見る
○竹中国務大臣 雑誌は読まないことにしております。
○竹中国務大臣 私は雑誌は読みませんが、秘書官なりそして顧問弁護士に、基本的に、随分と事実と違うことが公人になると書かれるから、それを見て、必要な際はすぐ抗議を行ったり、場合によっては名誉毀損の訴えをしなければいけないから、それをチェックしてくださいということはお願いをしておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 司法の裁きというのは、常に真摯に受けなければいけないと思っております。
○竹中国務大臣 私は勝訴いたしました。
○竹中国務大臣 この高裁の判決は、税金逃れについて、そのような事実がないこと、そのような事実があると誤信する相当な理由もないことを認定して、この疑惑を晴らしたものでございます。だからこそ、私にしかるべき金額を払うというその判決が出されたものでございます。
○竹中国務大臣 ローカルタックスについては、これはたしか、そういう領収書のようなものを捜しましたが、もう何年も前、十年前のローカルタックスの領収書というのは、そんなに普通は置いていないのではないでしょうか。  そういうことであったと記憶しておりますが、いずれにしましても、高裁判...全文を見る
○竹中国務大臣 裁判のやりとりの過程でそのようなことがあったと記憶をしております。
○竹中国務大臣 地元でローカルタックスを払っていたということは、四年前だったか三年前だったか、国会でも答弁をしております。
○竹中国務大臣 裁判は勝訴で終わっております。
○竹中国務大臣 国民の前で疑惑を晴らしたいと願いまして、名誉毀損の訴えを起こさせていただきました。その上で、時間は大変かかりましたが、一審も二審も勝訴いたしました。
○竹中国務大臣 高裁の判決は、税金逃れについて、そのような事実がないこと、そのような事実があると誤信する相当な理由もないことを認定して、その疑惑を晴らしたものでございます。
○竹中国務大臣 高裁の判決は、税金逃れについて、そのような事実がないこと、そしてそのような事実があると誤信する相当な理由もないことを認定しております。
○竹中国務大臣 判決は、税金逃れについて、そのような事実がないこと、そのような事実があると誤信する相当な理由がないことを認定して、この疑惑を晴らして、名誉毀損について私の訴えを認めてくれたものでございます。
○竹中国務大臣 司法において既に判決が出されております。税金逃れについて、そのような事実がないこと、そのような事実があると誤信する相当な理由もないことが認定されております。
○竹中国務大臣 三年半か四年か、それだけ長い時間をかけて、裁判のプロセスにおいていろいろな議論をやりとりして、その上で既に判決が出されたわけでございます。  高裁の判決は、税逃れについて、そのような事実がないこと、そのような事実があると誤信する相当な理由もないことを認定して、私...全文を見る
○竹中国務大臣 資産公開、これは大臣として、国会議員として、ルールがございますから、それにのっとって適切に開示をしております。それ以前の私人でありましたときの所得につきましては、税務署にきちっと申告をしております。
○竹中国務大臣 大臣になってから、必要な資産公開、開示はすべて行っております。それ以前については開示をさせていただく必要はないと思います。
○竹中国務大臣 きちっとルールにのっとって、正しく開示をさせていただいております。
○竹中国務大臣 そこに書いているとおりでございます。開示をしているとおりでございます。
○竹中国務大臣 国会での答弁でございますから、正確にお答えをしなければいけないと思います。私の資産に関しましては、資産公開で開示させていただいているとおりでございます。
○竹中国務大臣 このマークでありますけれども、これはポスターや名刺などに使用したものではございません。  これは先ほど、選挙のキャンペーンで何を言っていたんだということでございますが、私は、昨年の六月、ちょうどもう一年たつわけでございますが、参議院選挙を初めて、選挙のこともよく...全文を見る
○竹中国務大臣 これはスタッフが、若い人たちが一生懸命考えてくれたわけでございますが、最初にこれを発案した人は、さっき言ったように、平和というふうに言った。それでそのようなマークをしたわけでございますが、その後、若い人たちがいろいろなことを言ったということでございます。平成の新し...全文を見る
○竹中国務大臣 このTシャツは公職選挙法百四十六条に抵触するものではないと考えるということは、いろいろなところで私は申し上げさせていただいております。  これは、現実に、実際にビラを配っていた人たちが、平和は重要ですねとか、むしろ何かキリスト教の関係の平和団体ですかとか、そうい...全文を見る
○竹中国務大臣 これはポスターや名刺などには使用しておらず、その意味での私のシンボルマークではないと思っております。
○竹中国務大臣 次の選挙のことはまだ考えておりません。
○竹中国務大臣 若い方々、一生懸命やってくださいました。彼らの思い、熱意をしっかりと受けとめて、国民の皆さんに信頼をさらにかち取るために精進していかなきゃいけない、それは思っております。
○竹中国務大臣 タスクフォースは事務方の会議でございますので、私が出ることはもちろんございませんけれども、私がそれに対して直接、具体的にこうこうしろというような指示をしたことはないと記憶をしております。
○竹中国務大臣 私、とにかく広報を急いでやってほしい、急いでやってくれということと、私自身は、当時は例のテレビキャラバンで走り回っておりましたから、とにかく知恵を出してくれ、英知を結集して知恵を出してくれ、そういうことを申し上げたと記憶しております。
○竹中国務大臣 確かに、六月三日でございましたか、その後も、金融の業務について、これは信用が競争上決定的に重要であるという趣旨のことは何回も答弁させていただいていると思います。  郵便貯金銀行、郵便保険会社が、民間の銀行、民間保険会社と同一の条件で自由な競争を行って、それで質の...全文を見る
○竹中国務大臣 民間と同様ということは、基本的には、これは特殊会社ではありますけれども、民営化されました日本郵政株式会社、そのもとにある郵便局会社、郵便事業会社というのがございます。これは民営化された会社でございます。特殊会社としての制約はございます。その会社が、仮に取引上の観点...全文を見る
○竹中国務大臣 これは独禁法の適用は受けるわけでございます。独禁法の適用を受けて、それによりまして、これは銀行法も、あれも受けますけれども、銀行及び保険会社の株式については、三特殊会社合計で二五%超の議決権を保有する場合、独禁法九条に抵触する可能性があるということでございます。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、先ほどから佐々木委員の御指摘、私が勘違いしているのかもしれませんが、これは先ほど言いましたように、完全処分を行うことが義務づけられているわけでございます。したがって、移行期間の終了の時点では完全にこれはゼロになるということで……(佐々木(憲)委員「保有が...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返しの答弁になりますが、これは、信用が競争上決定的に重要であります。したがって、銀行と保険会社には、他の民間と同様な条件になっていただくという意味で、完全処分の義務を課しまして、関与を完全に断ち切るということが義務づけられております。完全処分でございます。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 この点について、私はかねてより明確に、合理的に答弁をしているつもりでございます。  民間との関係はしっかりと断ち切らなければいけない。しかし、一たん断ち切られて同じフィールドに、これは民間企業として同じフィールドに立つわけでございますから、同じフィールドに立った...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、郵政民営化法で、法律で完全処分を義務づけているところでございますので。郵政民営化法案の中で完全処分をこれは義務づけております。そこを御理解賜りたく存じます。
○竹中国務大臣 郵政という組織は非常に大きな組織で、非常に多面的な機能ないしは役割を担っているというふうに思います。したがいまして、それぞれの局面から、違った側面から見ると、非常に議論がややこしく見えるときがあるのかと思います。したがいまして、なかなか私たちの説明も行き届いていな...全文を見る
○竹中国務大臣 私も山地の多い和歌山の出身でございまして、地方における郵便局の役割というのは大変なものがあるなというふうに、小さいころから見て感じている次第でございます。  東門委員は沖縄でございますか、ちょっと個人的なことで恐縮ですが、私は、最近、沖縄の組踊によります地域再生...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の民営化というのは、先ほどその趣旨のところで申し上げましたように、やはり全国津々浦々に置かれております郵便局が果たしてきた社会的機能は極めて重要である、それをしっかり維持しながら、そして、より便利なサービスが地域住民に対して提供されるようにするということを目的...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局というのは、郵便の窓口業務を行うところでございます。郵便局が行うことができる業務としまして、郵便局窓口を活用して地域住民の利便に資する業務を行うことができるということになっております。  そういう中で、現実問題として、特定郵便局をとりますと、二人、三人の小...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的な考え方として、貯金、保険という金融業のサービスについては、法律上、ユニバーサルサービスの提供義務を課していないわけでございますけれども、しかし、今委員御指摘のように、例えば離島において、また私の故郷なんかにおいてもそうでございますけれども、やはりこの金融の...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化の全体的な設計をするに当たりまして、やはり経営の自由度をいかに確保していくか、しかも、民間と同じ競争条件、イコールフッティング等を確保しながら経営の自由度をいかに確保していくか。その意味では、地域住民から見ますと、あれもやってほしい、これもやってほしい、その...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○竹中国務大臣 基本的な仕組みは、今山本委員御指摘のとおりでございます。  国が基本計画、基本的な計画を国が決めるわけでございますけれども、それに基づいて、いわゆる承継計画、具体的な事業の中身を決めるのは、これは経営委員会でございます。その経営委員会の中には、次期の経営者、全員...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど谷委員が、生活インフラの確保が極めて重要であると。選挙区のお話も含めて、全くそのとおりであると思います。しかも、改革は必要であるが、それをバランスをとって行わなければいけない、全くそのとおりであると思います。  そこで、郵便局の設置につきましては、まず、民...全文を見る
○竹中国務大臣 谷委員に御指摘いただきましたように、利便性の原則というのをみずから掲げて、これは極めて重要であるという認識を持って制度設計に取り組んでおります。  設置については、先ほども申し上げましたように、郵便局会社法の第五条で、これは、あまねく全国において利用されることを...全文を見る
○竹中国務大臣 先般御答弁させていただきましたのは、すべての郵便局を代理店とする旨の契約をそのみなし免許の条件としているわけではない、あくまで、銀行の円滑な経営そして安定という観点から、その移行期間を十分にカバーする長期安定的な代理店契約というのをみなし免許の条件として義務づけて...全文を見る
○竹中国務大臣 大切なところでございますので、しっかりと御説明をぜひさせていただきたいと思います。  移行期間終了後の各会社間の株式持ち合いにつきましては、与党との合意におきまして、「持株会社の下でのグループ経営を可能とするため、移行期が終了した後は、特殊会社としての性格を考慮...全文を見る
○竹中国務大臣 昨年の九月の基本方針におきまして、「監視組織は、」当時は民営化委員会のことをそのように呼んでいたわけですけれども、この組織は、「民営化後三年ごとに、国際的な金融市場の動向等を見極めながら民営化の進捗状況や経営形態のあり方をレビューする。」とされているところ、御指摘...全文を見る
○竹中国務大臣 政府・与党の合意での、可能になるではなく可能とするという用語をあえて使った意味についてのお尋ねでございます。  答えは、今石井委員が御指摘くださったとおりなのでありますが、要するに、可能となるような法律上の設計を行った、その以前のことでございますので、そのような...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員のお尋ねは、一六年度が終わる瞬間だけそのようにするのか、それを恒常的にやるのかということでございますが、それは、理論上はどちらもあり得るということなんだと思います。  ただ、これは経営の御判断が入ってきますが、一般的には、一度だけ基準日を変えるということ...全文を見る
○竹中国務大臣 仕組みそのものについてはもう繰り返しをいたしませんが、基本的に政府としては、完全民営化後の郵便貯金銀行、郵便保険会社については、これは普通の銀行、普通の保険会社として民間市場の中に吸収統合する、この民営化の趣旨に沿いまして、移行期間終了後は一般的なルールを超えてさ...全文を見る
○竹中国務大臣 手数料の考え方でございます。  基本的には、ネットワークの貢献の程度でありますとか、それと、民間の同種の事業における手数料を考慮して設定したものでございまして、それぞれ、考え方、個別に御説明をする必要があるかと存じます。  基本的に、郵便事業における窓口ネット...全文を見る
○竹中国務大臣 要するに、銀行と保険に関しては、みなし免許の条件として、移行期間を十分カバーする安定的な、長期安定の契約を求める、それをみなし免許の条件とする、これは法律の立場でございます。  その場合にどのような契約が想定されるかという委員の御質問だと存じますが、先般、麻生大...全文を見る
○竹中国務大臣 契約書にどのような書き方をするのかということについては、ちょっと個々に今の段階で申し上げられませんですけれども、委員が今お尋ねになりました第一問の、全国津々浦々の店舗がカバーされるのかということに関しては、実態的にはそのようなビジネスモデルを想定しておりますから、...全文を見る
○竹中国務大臣 この契約の内容に関しましては、これは主務大臣も実施計画の中で認可をするわけでございます。これは当然、個別に、優越的地位の乱用がないかについては独禁法の立場からのチェックがある。そのようなことをしっかりとやっていきますので、そういうトランスファープライスの問題が生じ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、一括して本社でそのような全国津々浦々の安定的な、長期安定的な契約、その中には全国津々浦々をカバーしたビジネスモデルというものを当然想定することになりますので、委員がおっしゃるような形になると存じます。
○竹中国務大臣 基本的には委員おっしゃるとおりであるというふうに思います。
○竹中国務大臣 そのような形になるということを申し上げたわけでございますが、その法律の条文等々に関しましては、先ほど前半で御説明させていただきましたとおり、求めているのは、みなし免許の条件として長期安定的な契約を求めるということでございます。  しかし、実態としてどのようになる...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、みなし免許を出す段階で長期の契約が結ばれますから、その契約はちゃんと守っていただかなければいけないというのは当然のことであろうかと思います。  その後は、基本的には経営の御判断ということになろうかと思いますが、私たちとしては、店舗を十分に持たない銀行でござ...全文を見る
○竹中国務大臣 済みません。ちょっと議論が大変ややこしいものですから、確認をさせていただきたいと存じます。  まず、移行期間内の話なのか以降の話なのかということ、それと、どちらがどちらに委託する場合なのかですね。乗りかえるといっても、郵便局が郵便局でほかの銀行の預金を売るという...全文を見る
○竹中国務大臣 大変申しわけありません。ちょっと正確に意味をとれていないかもしれないんですが、私が申し上げた点だけをちょっと確認させていただきます。  移行期間中は、カバーする長期の契約があるわけですよね。それ以降、ではどうするのかということに関しては、これは経営判断でいろいろ...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算で約七百億というふうに試算をしております。
○竹中国務大臣 今の御答弁の前に、ちょっと数字について総裁の御発言がありましたので、確認的にもう一度申し述べさせていただきます。  郵便貯金会社が払うというふうに想定されております骨格経営試算上の数字は、二〇〇七年で四百十一億円、消費税でございます。保険会社が三百二十四億円。合...全文を見る
○竹中国務大臣 そのような個別の経営判断に基づく検討は行っておりません。  理由をあえて申し述べさせていただきますと、これは長期の契約が義務づけられて、この契約は続けなければいけません。だから、途中でこれは解約できないわけですから、これを活用するというのが銀行の経営者としての当...全文を見る
○竹中国務大臣 お尋ねは、買収されることはあり得るのかということですけれども、合併とか、それは実は移行期間中は認められないという形にしております。  その理由は、移行期間中は、銀行法に加えて、いわゆる移行期間としての特別の幾つかの規制がかかります。これで合併等々を認めますと、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 古本委員の御質問は、非常に明快な場合の御質問でございますので、それがどのような状況下かということをちょっと前置きをつけないとなかなか、誤解を招く可能性がありますので、答弁が少しまどろっこしくなるということは御了承いただきたいと思います。  基本的には、百十条で、...全文を見る
○竹中国務大臣 先般、公社から公表されました財政状況、貸借対照表での自己資本、ネットの資産は六兆一千三百六十一億円というふうに承知をしております。その買収価格云々というのは、これは簡単な計算ではございませんが、単純にバランスシート上の純資本は六兆強ということになります。
○竹中国務大臣 お答え申し上げます。  ネットワーク価値というのが今回の郵政改革を考える上で大変重要な概念であると私は思っておりますし、そのような御説明をさせていただいております。  塩川委員の御指摘は、では、ネットワーク価値がもし本当に完璧にあるんであるならば、基金、そのよ...全文を見る
○竹中国務大臣 ネットワークの価値というのは、例えば送金等々で考えるとわかりやすいと思いますけれども、要するに、送金というのは、東京から私のふるさとの和歌山の山間部にまで送れる、もちろん大阪にも送れるけれども、そういう山間部にも送れる、どこにでも送れる、また、その和歌山の山間部か...全文を見る
○竹中国務大臣 そこは、ネットワーク価値を見出して契約するかどうかというのは、これは事業者の判断ということになります。  一方で、受託する側の郵便局会社から見ますと、過疎地には現状維持も含めてしっかりと局を配置しなければいけない。そのネットワークを維持する、価値を維持するという...全文を見る
○竹中国務大臣 経営者の立場からその経営をしっかりさせなければいけない、それで地域に貢献するということをいかに両立させるかというのは、これは、経営者にとって、今のまさに公社の経営に当たっておられます生田総裁にとっては大変重要な課題というふうに認識しておられる、そのことは私も何度も...全文を見る
○竹中国務大臣 冒頭で山本委員が、山間地域、農村地域の携帯のお話を御紹介されましたが、通信もそうでございますし、郵便もそうでございます、やはり社会的な、公的な機能を有しているところ、それとその民間の活力を両方生かすという仕組みを、私たちは今回の制度設計で知恵を絞ってつくったつもり...全文を見る
○竹中国務大臣 私が御答弁申し上げましたのは、恐らく川内委員への御答弁かと思いますが、すべての郵便局を代理店とする旨の契約をこの条件としているわけではない。条件というのは、みなし免許を出すに当たりまして長期安定的な契約というのを求めている。これは、法律で求めているのは、移行期間を...全文を見る
○竹中国務大臣 大変御関心も高く、重要な問題だと思いますので、少しまた丁寧に申し上げたいと思いますが、これは、銀行、保険会社に対するみなし免許の条件として付されるところの代理店契約、保険募集契約については、すべての郵便局を代理店等とする旨の契約の締結を免許の条件として義務づけてい...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算でございますけれども、これは、マクロ的な手法で趨勢的なその利益の動向を把握して、それで枠組みについての確認を行うという趣旨でございます。そのときに、当然のことながら、どのような売り上げになって、そしてどのように手数料を払っていくかというある程度の想定を...全文を見る
06月15日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第15号
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○竹中国務大臣 石破委員御指摘になられましたように、今日本には比較的豊富な国内貯蓄がありまして、その国内貯蓄で財政部門の、政府部門の赤字、赤字というのはマイナスの貯蓄でありますから、政府のマイナスの貯蓄を民間のプラスの貯蓄が補ってきたという形になっている、それは御指摘のとおりであ...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員が丁寧に御説明してくださいましたように、今の公社が政府保証でお金を集めて、そして国債等々の安全資産で運用していく、そういう形で安全、安心を軸とした預金者の行動とか、社会的な、公共的な役割を果たすという意味では、それなりのやはり大変重要な役割を果たしてきたとい...全文を見る
○竹中国務大臣 やはり小口の預金者のセーフティーネットというのは、これはこれで大変重要な問題でございます。みんな市場の中で責任ある行動をとらなければいけないわけですけれども、小口の預金者については、これはしっかりと保護しなければいけない。その意味では、郵貯で、民営化されまして国家...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局のネットワークは、国民にとっての大変重要な資産でございます。この資産をしっかりと活用して、また、これが維持されるような仕組みというのが大変重要であるというように考えます。  郵便局会社法でまず、あまねく全国で利用されることを旨として郵便局を設置しなければな...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員御指摘のように、我々は枠組みをつくっておりますが、それを実効あらしめるための詳細なそれの施行というのは大変重要であるというふうに考えております。今委員御指摘のありましたような点をしっかりと踏まえまして、その実施計画認可等々で、そういう問題をしっかりと担保して...全文を見る
○竹中国務大臣 どうして公社ではいけないのか、今の石破委員の御指摘はまさにその本質であろうかと思います。すなわち、これは国が保証して国が集めているお金でございます。したがって、国が集めてその保証を国がしている、つまり、国民が全員幅広くしているということになるわけでございますから、...全文を見る
○竹中国務大臣 これは著名な専門家から教わった言葉でございますが、産業を見ると、競争力のある分野と競争力のない分野があると。これは、個別にはいろいろな事情がありますけれども、一つの重要な背景は、競争してきた業種は競争力が強くなる、競争しないで保護されていた業種は競争力が弱くなる、...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、官から民にお金の流れを変えていくことは、大変重要な、経済活性化の観点からも必要なことだと思います。しかし、これは打ち出の小づちのようなものがあるわけではなくて、これだけやればすぐに変わるというものでは全くございません。いろいろな改革を重ねてやら...全文を見る
○竹中国務大臣 なぜ今民営化なのか、なぜこれを今の時点で急いでやるのかということについて、これは御指摘のとおり、公社の皆さん方、本当に頑張って生田総裁のもとで改善をしておられますし、そういうことが決算の結果にもあらわれていると思います。なぜ今なのかというような御質問は、私自身、地...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化の必要性、よく国鉄等々の比較でなされるということも承知をしております。国鉄は大変な赤字であった。同時に、これは委員も指摘されましたけれども、電電公社は黒字でございました。電電公社は黒字であったけれども、通信の技術革新というものにやはり備えなければいけない...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、まさに郵政の現場で働いておられる方々、この方々の御努力が今日の日本社会における郵政の信頼を築いてきたわけでございますし、今後、民営化を進めるに当たりましても、現場の皆さん方の御理解と御協力がないと十分な民営化の成果は得られないというふうに思って...全文を見る
○竹中国務大臣 今の三原委員のお話は、公社としての基本的な性格を維持したまま、その規模だけを縮小するということは考えられるのか、そういうお話だというふうに賜りました。  公社のままで改革する場合は、先ほど申し上げましたように、やはりこれは公社という公の目的を持って国が設立してい...全文を見る
○竹中国務大臣 資金循環の将来予測をするというのはなかなか技術的に難しくて、どこの国でもそういうものはないのでございますが、今回、これはイメージ図として、それが変化するということを数字のことを除いて書いておりますが、その後、数字に関しましては、慶応大学の跡田教授らが私たちの前提に...全文を見る
○竹中国務大臣 海江田委員、その論文を読んでいただいてありがとうございます。これは、私たちが制度設計するに当たりまして大変重要なものだと思っております。  前半で海江田委員が言われた、郵政公社が民間になるから民のお金がふえる、それでいいじゃないのでしょうか。それこそがまさに官か...全文を見る
○竹中国務大臣 今は、国債を持つかどうかに関係なく、家計の資産の中に占める割合でございますから、家計の資産に占める割合が官から民にそのウエートが行くということは、これは事実でございます。  二番目の問題で、これは論文も指摘しておりますように、最終的な資金需要の中で官のウエートを...全文を見る
○竹中国務大臣 いやいや、その限りにおいて、財政の資金需要を減らしていかなければいけないという海江田さんの御指摘は全く正しいと思いますよ、私も正しいと思いますよ。そのことについては、「改革と展望」等でその管理をしっかりとやって、また先般の二十一世紀のビジョンにおきましても、そのこ...全文を見る
○竹中国務大臣 秘書官に確認をいたしましたけれども、面識はあるけれども何も利害関係にはない、そういうことでございます。
○竹中国務大臣 本人もいつ初めて会ったかということは特に覚えていないようでございますが、何度か面識はあるけれどもそれ以上の関係はない、そういうことでございます。
○竹中国務大臣 その広報は私が出ているわけでございますから、私が出るに当たって、岸秘書官が私をサポートしてくれる、そのことは、秘書官としてそれはあり得たことだと思いますが、それ以上のことではないと思っております。
○竹中国務大臣 そういう企画をするときは、例えば、それこそ日程の調整から含めて、当然私はいろいろなことを相談しなければいけません。その相談に当たって、連絡役として、事務秘書官の場合もあれば政務秘書官もありますけれども、これは当然、大臣の秘書官ですから、そういうことはやっていただか...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、秘書官に確認をしましたけれども、面識はあるものの何も利害関係はないということでございました。
○竹中国務大臣 もし何とかかんとかとおっしゃいますけれども、そういうことは、確認しましたけれども、面識はあるけれども何も利害関係はないんです。だから、もしも云々ということではなくて、利害関係はありません。
○竹中国務大臣 口ききの意味がよくわかりませんが、私の身の回りのことを、秘書官は連絡等々一生懸命やってくださっていると思っております。
○竹中国務大臣 先ほどから申し上げているとおりでございます。利害に絡むような関係、何も利害関係はないということでございます。
○竹中国務大臣 秘書官とは毎日、非常に長時間会っていろいろな打ち合わせをしておりますから、そのときに何を打ち合わせしたかということは覚えておりません。
○竹中国務大臣 基本姿勢とおっしゃいましたのは、要望書が求めている基本的な考え方についてどのように評価しているか、そういう御趣旨だと存じます。  これは、それぞれの立場でいろいろな要望があると思いますが、私たちは、あくまで日本のために、日本の国民のためになる改革をしているところ...全文を見る
○竹中国務大臣 言うこととやることは一致していなければいけないと思いますし、公正な競争をしていくことがいろいろな意味で重要だと思っております。
○竹中国務大臣 私、郵政民営化を担当しておりますので、例えば、個別にどういう契約の仕方等々になっているか、どことどのような契約をするかというようなところにつきましては、大臣としてつぶさに承知しているわけではございません。先般のやりとりを聞かせていただいた範囲ではもちろん承知をして...全文を見る
○竹中国務大臣 第二弾、第三弾をやるというような話をしたということは、ちょっと記憶をしておりません。その対談で、テリー伊藤さんと対談をさせていただくというのは、これは大変よいのではないか、そのように思った記憶はございます。
○竹中国務大臣 肝いりとおっしゃいましたが、これは基本的には、事務方で検討をして、事務方で案をまとめて、そして私のところにこういうことを考えているという報告があったものでございます。その報告があったときに、ついては私に出てほしいという話がありまして、それは大いにやるよ、そのように...全文を見る
○竹中国務大臣 秘書官は私の身の回りのこと一切を、いろいろなことをやります。これは、事務、政務それぞれ分担をして、いろいろなことをやってもらっております。  このチラシに関しましては、今申し上げましたように、まず事務方から、昨年の十二月の二十日過ぎに私の方に、こういうことを考え...全文を見る
○竹中国務大臣 これは当然、事務方、つまり準備室等々からいろいろ、会議といいますか、大臣室に相談に来たりすることもあるし、会議の時間が持てないときは秘書官を通していろいろ調整をしたり、これは日常的にすべての業務においてそういうことがございます。
○竹中国務大臣 秘書官でございますから、それは、時間によって事務秘書官がつく場合もあれば政務秘書官がつく場合もございますけれども、秘書官が力を合わせていろいろとサポートをしてくれております。
○竹中国務大臣 これは事務秘書官でございますから、きょうもしっかりとサポートをしてくれておりますが、当然そういう場合もございます。
○竹中国務大臣 私、決裁権者ではございませんので、どういうルールになっているかということもよく存じ上げているわけではございませんが、今回の件に当たりまして、限られた予算を効率的に使い、そしてどのような広報を行ったらいいかということで、会計の担当、契約の担当の方でしかるべく対応がな...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、私、決裁権者ではございませんので、どのような経緯でどのようになったかということにつきましては、詳細をよく承知しておりません。  今この件に当たって聞いているところでは、これは早急に準備する必要があったんだけれども、この種の提案は検討...全文を見る
○竹中国務大臣 一般論としては、その一般的な知識は持っておりますが、私、この契約の責任者、決裁権者ではございませんから、この契約について、どういうことであったかということは承知をしておりませんでしたし、これは事後的に今申し上げたようなことになったということを聞いたわけでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 この企画そのものは広報上大変重要な問題でありますから、私もみずから出演してしっかりとお訴えしたいというふうに思った大変重要な企画です。  ただ、私は、契約の仕方そのものについて、何といいますか、意思決定をするということではございませんので、報告を受けたかどうか、...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっとそれは記憶しておりません。
○竹中国務大臣 今何か紹介していただいたもの、ちょっと私には中身はよくわかりませんが、そういう細かいことについて私が指示をしたというような覚えはございません。
○竹中国務大臣 何度ももう申し上げておりますが、私も地方の出身者でございまして、地方の実情等々を踏まえて制度設計を行っているつもりでございます。  郵便局そして郵貯というのは、やはり地域に密着した、全国津々浦々をカバーする、そして小口の預金、生活密着型の預金やそうした活動、それ...全文を見る
○竹中国務大臣 試算について、個別に委員からお尋ねをいただきましたので。  数字が大きいのではないかという点、ぜひ御理解賜れればありがたいのは、これは各分野の専門家のヒアリング等々も踏まえまして、しっかりとした試算を出したつもりでございます。それで、麻生大臣もおっしゃいましたよ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは可能でございます。
○竹中国務大臣 郵便貯金銀行とは、みなし免許を出すときの条件として、一括的な契約、長期安定的な契約でございます。それが法律上義務づけられているだけでありますので、あとは別に排他的独占の条項があるわけでもございませんし、その他については当事者でのお話し合いということになろうかと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 それもあり得ることでございます。
○竹中国務大臣 今原口委員が御心配になっておられるのはこういうことでしょうか。移行期間中に政府がまだ株を持っておりますが、持ち株会社が株を持っておりますが、それがある程度の株を持っている。一方で、貸し出しの業務がふえてきて、そのときに独禁法との関係はどのようになるか、そういう御質...全文を見る
○竹中国務大臣 一点だけ。原口委員が三十五兆円の貸し付けというふうにおっしゃっておられますけれども、三十五兆円は貸し付けではございません。信用ビジネスでございますから、そのうち貸し付けがどのぐらいになるかというのは、これは経営者の判断等々によります。どの程度の貸付規模になっている...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算におきまして我々が示しておりますのは、民営化されてから十年後に資産が百四十兆円になっているというふうに見込まれる、そのうち四分の一をいわゆる信用リスクビジネスに進出する、そういう収支試算をやっているわけでございますけれども、その信用リスクビジネスの中の...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほど、ちょっと資料を検討させてくださいというふうに申し上げましたが、三十五兆円貸し付けと書いているではないか、これは今確認させましたが、準備室としてつくった資料ではないということでございます。これはちょっと、出所がどこなのか、引き続き私どもの方でも検討いた...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、今全体として利益が出ているわけですね。全体として利益が出ている中で、それは個別の損益がどうなっていますかというのが全体収支方式でございますから、収支相償方式というのは、仮にその出ている全体の利益がゼロになったらどうなるか、平たく言えば、そういうことを仮定計算...全文を見る
○竹中国務大臣 失礼をいたしました。  一兆円までは積み立てねばならないという義務がございますが、それ以上の上限について制限を設ける必要はないと考えております。
○竹中国務大臣 これは郵便の話でございますので、私の方から当然答えさせていただきます。  原口委員の御指摘は、大変重要な御指摘ではあると思います。つまり、これは大変重要な社会性、公共性を有している、そういう機能があるから、それを本当に民営化した場合にどのような形で担保していくか...全文を見る
○竹中国務大臣 そのとおりでございます。
○竹中国務大臣 郵便の事業というのは、これは委員おっしゃったように、大変公的な性格が確かにございます。そこで、労働関係調整法におきまして、公益事業というふうにされております。したがって、郵便事業株式会社等の職員は、郵便の業務について争議行為をする場合は、少なくともその十日前までに...全文を見る
○竹中国務大臣 特別送達の取扱件数、ちょっと急に数字が出なくて大変失礼いたしましたが、平成十五年度の推計で約三百六十三万通というふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、ストが仮に生じる場合でも事前準備が可能なわけでございますから、これは管理者による処理体制の整備、さらにはストに参加しない方々の確保、いろいろなやり方があろうかと思いますが、郵便事業そのものが総務大臣の一般監督下にも置かれておりますので、...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど、こちらの方でも確認しますと申し上げましたが、私が申し上げたのは、貸し付け等信用リスクをとるビジネスで三十五兆、貸し付け等でございますから、その中には貸し付け以外のものも入っているわけでございます。先ほど独禁法との関係で貸し出しのことが議論になっておりました...全文を見る
○竹中国務大臣 信用リスクビジネスという枠組みで三十五兆程度ということを想定しておりますが、その中で、貸し出しに重点を置くのか、債権の買い取りに重点を置くのか、それはまさに、その時々の状況を判断した経営者の判断、ビジネスモデルでございますから、そういう経営者の判断に立ち入ったよう...全文を見る
○竹中国務大臣 試算は民間準拠でしっかりやっているつもりでございます。  それで、連続的保有でございますけれども、これは、銀行と保険というのは信用が何といっても絶対的に重要なビジネスでございますので、国の関与というのをしっかり断ち切るという意味で、十年で一〇〇%完全処分というこ...全文を見る
○竹中国務大臣 今も申し上げましたように、これを義務づける趣旨は、これは、信用が重要な金融業において国の関与を断ち切るというところに意味がございます。  その意味では、売却を行って所有権がなくなるというのは非常にわかりやすいケース、典型的なケースでございますけれども、それだけに...全文を見る
○竹中国務大臣 完全民営化をしました後で、銀行、保険は、これは普通の銀行、普通の保険会社になります。そして、持ち株会社及びその子会社がその経営判断によって、独禁法とか銀行法等の一般法規制のもとで、各特殊会社という範囲もありますけれども、その規制の範囲内で銀行や保険の株式を取得する...全文を見る
○竹中国務大臣 これは二〇一六年度ということですね。長短スプレッド一%の場合の収益は幾らか。郵政民営化準備室で、民営化後十年間の民営化四会社の収益水準を見積もるという試算を行っております。  このスプレッドが縮まるという意味でリスクシナリオでは、二〇〇七年度から二〇一六年度まで...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに、民間に比べて、税金を払わなくていい、そして預金保険料を払わなくていいという優遇があるわけですから、その優遇があればそのような数字になります。
○竹中国務大臣 この三十五兆円の信用リスクビジネスの例示として掲げておりますので、信用リスクビジネスでございますから、元本割れがしないというものは、これは当然ないわけでございます。しかし、これは決して投機的な商品ということではございませんで、リスクとリターンを適切に管理する、それ...全文を見る
○竹中国務大臣 佐々木委員はばくちのようだというふうに言われましたが、信用リスクビジネスとばくちとは違います。これは厳然と異なりますので。  これは、市場の経済の中でリスクとやはり正面から正しく向き合って、このリスクを適切に管理していくことこそが私たちの社会に必要なことであって...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政公社は、よく言われる、国家公務員であるけれども、その中の、みずからの資金でコストを賄っている、人件費を出している、そういう限りにおいて問題はないのではないかという御指摘と存じますけれども、二点申し上げたいと思います。  公社としては、しかし、それでも例えば預...全文を見る
○竹中国務大臣 負担がかかる、コストがかかるというお話でございますが、先ほど申し上げましたように、既に今の状況でも、国民は負担をしているわけでございます。これは、法人税を免除している等々の形ないしは預金保険料を政府保証という形で債務保証して負担しているわけでございますから、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 今、非常に大きな官のお金の流れがあるわけでありますが、郵政がその入り口に位置をしております。郵政は、郵貯、簡保等々、政府保証という形で非常に大きなお金を集めている。しかし、政府保証、政府のお金でありますから、これはおのずと安全資産でしか運用ができません。安全資産で...全文を見る
06月21日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第17号
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○竹中国務大臣 四分社化というのは、その経営の専門性を高めていただいて、一つの事業の損益が他に及ばないような一つの仕組みもつくって、結果的に国民の利便を大きく高めてもらうための仕組みでございますので、その意味で、トータルで見て、私は、国民、利用者に対して必ずメリットをもたらすもの...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、早川委員の最初の御質問は、二〇〇七年四月段階での郵便貯金銀行のバランスシートの内容でございます。  これは、準備室が昨年十一月に作成しました骨格経営試算で、一定の前提条件のもとで四民営化会社の将来収支などを機械的に試算したものがございます。  この試算に...全文を見る
○竹中国務大臣 伊藤委員が冒頭でおっしゃられた、基本的には通信も金融もやはり情報産業である、この御指摘はまさに核心を突いておられるというふうに思います。  お尋ねの、情報システムはどのように構築されて、そして、四社のうち、どのように保有してシステムをよりよいものにしていくのかと...全文を見る
○竹中国務大臣 委員が御指摘の点は、単にハードだけではなくて、やはり管理システムそのものの問題だろうと。管理システム、その運用の責任と権限の帰属等々、管理システムをどうつくり上げていくかこそが顧客の安心のやはり基礎であろうという御指摘であろうかと思います。その点は全く異存のないと...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、伊藤委員の御指摘は、実際の、公社を円滑に運営させる、公社が民営化された後円滑に運営させるという意味から、特に顧客の安全、安心、利便性から大変重要なポイントであるというふうに思っております。そうしたことに関して、責任とまさに権限の明確化を伴う...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政公社が行っている事業、郵政の事業は、国民の約八割の顧客データを持つということになる、その意味では、他の事業はよくわかりませんが、これは恐らく日本最大の情報事業になるということなんだと思います。そして、公社が保有する個人情報を含むところの情報は、四分社化されるわ...全文を見る
○竹中国務大臣 情報の切り分けは、本当に実務上は大変難しい問題であるというふうに思います。特に、委員が言われました人間が覚えている情報をどのように考えるのかというような、非常に御示唆に富む御指摘も今ございました。  そこで、直接御質問のございました、要するに利用目的以外の目的云...全文を見る
○竹中国務大臣 今申し上げましたように、私どもの解釈は、これは先ほど読みました独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律で「法令に基づく場合」に該当するというふうに、これは委員、解釈の問題はいろいろあるかもしれないねとおっしゃいましたですが、私どもはそのように解釈をしてい...全文を見る
○竹中国務大臣 具体的な窓口での大変重要な問題の御指摘でございます。  要するに、郵便局会社は同業複数の企業から委託を受けて業務を行うことが可能になる、その際に個人情報保護法上の問題はどうなるのかということ。また、複数業務をこなす窓口会社職員、一人が複数業務をこなす場合に複数の...全文を見る
○竹中国務大臣 今の数字、もう一度後でまた確認、必要があればさせていただきますが、基本的には、郵便局会社というのは、これは窓口業務を行うわけでございますので、ここで銀行業務を行うわけではございません。代理店の業務を行うわけでございます。そこには当然のことながら、窓口にそういう代理...全文を見る
○竹中国務大臣 窓口でその代理業を行う、まさに一人の方がいろいろな業務を行う、これは大変難しいことであるという御指摘、これはそのとおりなんだと思います。  ただ、現実に、今の機能といいますかファンクション、機能を見ますと、今まさにそういう状況になっているわけでございますよね。こ...全文を見る
○竹中国務大臣 特定郵便局を含む郵便局会社の郵便局で提供されるサービスにつきましては、まず郵便については、これは法律上、郵便事業会社に対して、郵便窓口業務を郵便局会社に委託することを義務づけるということでありますから、その局のビジネスの一つのコアの部分として義務づけられた郵便窓口...全文を見る
○竹中国務大臣 私がだましたとかうそをついたとかいろいろなことをおっしゃいますが、そのようなことではございません。  まず、何度も申し上げておりますけれども、この丸と平という漢字は、竹中のシンボルマークではございません。Tシャツのデザインについては、これをつくったスタッフによる...全文を見る
○竹中国務大臣 まあ、鬼の平蔵、仏の平蔵、鬼の竹中、仏の竹中よりは鬼の平蔵、仏の平蔵の方がごろがいいからそのような言葉を使ったんだと思います。  繰り返し言いますが、この丸と平という漢字は私のシンボルマークではございません。
○竹中国務大臣 今の御指摘、損保と生保は同じではない、これはもう私は五十嵐委員の御指摘は正しいと思います。損保、生保、これは商品特性が違うところがありますから、そういう点はやはり十分に注意をして制度設計をしなければいけませんし、いろいろなルールを決めていかなければいけないというふ...全文を見る
○竹中国務大臣 デッドライン等々について具体的な指示等々をしたことはございません。
○竹中国務大臣 私の秘書官のことがいろいろ出ておりますが、秘書官、政務秘書官やその他事務方から確認したところを申し上げたいと思います。  まず、広報はできるだけ急ぐというのは、基本方針を決めた後からのこれはもう幅広い政府内部での合意であった、できるだけ早い方がいいというのは、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろな議論をしているさなかで、広報をどのようにやるか、当時確かにいろいろな御議論があったというふうに記憶をしております。  最終的には、国民に民営化があたかも立法府を含めた国全体として決定したかのような誤解を与えることのないようにすべきだという御議論がありま...全文を見る
○竹中国務大臣 それは、今、政府の内部で、内部の方かどなたか知りませんが、どういうやりとりをしたかというのは私は存じ上げません。  ただ、もうこれは当然おわかりのように、私が今回はPHPで出版をいたしました。私がPHPで出版をするに当たって、その編集料を政府がお金を出すなんとい...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、すぐにこれはわかりませんですけれども、山梨に行ったというのは事実でございますが、ここに書いている何か「箱根発」とかというのは、私は箱根に泊まった覚えは、このときは泊まっていないと思うんですが、これは今はちょっとわかりません。確認はできません。
○竹中国務大臣 簡易局は、特に地域で大変重要な役割を果たしております。そのとおりで、大変、委員の御指摘のとおり重要な役割を果たしていると思います。  簡易局も、これは郵便局でございますから、いわゆる設置基準が適用されます。この設置基準で、今、現状維持を旨とするということを明記す...全文を見る
○竹中国務大臣 いわゆるユニバーサル、全国一律の義務づけにつきましては、これは委員御承知のように、郵便事業についてはこれを引き続き義務づけるわけでございます。しかしながら、銀行、保険という金融につきましては、これは何といっても信用が一番大事だ、そういう意味から、一般の商法人になっ...全文を見る
○竹中国務大臣 政府・与党の話し合いの中でも、移行期間を上回ることを妨げないという合意をしております。
○竹中国務大臣 国の関与という意味は、出資でありますとか一般の銀行法の規定を上回る追加的な許認可等々の関与、そういうものはなくなるわけでございますけれども、通常の銀行行政の中での監督、そうした形でのかかわりというのは当然のことながら残るわけでございます。  これについては、追加...全文を見る
○竹中国務大臣 契約そのものは民事の契約でありますから、その民事の契約のルールに従う。解約等と言われましたけれども、解約はできない契約に当然なろうかと思いますが、当然のことながら、これは期間を決めて契約をするわけでございますから、これは当然、その契約期間、義務を履行していただかな...全文を見る
○竹中国務大臣 どのような契約にするかという、期間等々含めて経営の判断でございますけれども、伊藤大臣がおっしゃったような点も踏まえまして、これはしっかりと承継計画の中で確認をしていくということになります。  ただし、法律では、最低限移行期をカバーしなければいけないというような趣...全文を見る
○竹中国務大臣 契約期間が終了してしまえば、これは契約の義務をそれ以上果たす必要というのは当然ないわけで、そこで適切な経営判断が行われていくということになると思います。
○竹中国務大臣 一般の商法会社としての郵貯銀行に関しましては、経営判断に基づいて契約をするかどうかということになります。  しかし、一方で郵便局は設置基準に基づいてずっと残っているわけでございますから、この郵便局という拠点をどのように活用するかということは、これは郵便局会社にと...全文を見る
○竹中国務大臣 法律上の義務等々に関して申し上げますと、当初の長期契約の移行期間、それが過ぎた以降は経営の判断ということになります。しかし、現実にどのようになるかということに関しましては、先ほど申し上げましたように、ここは新たに二万を超えるような拠点をつくるというのは現実には不可...全文を見る
○竹中国務大臣 やはり一点、ネットワーク価値というものに対する委員と私たちの見解は少し違うのかなというふうに思います。  委員御自身、これからネットワークをつくるなんて大変でしょう、そんなことしないでしょうというふうにおっしゃいました。まさにネットワーク価値があるということの証...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行は撤退しているじゃないかと。これはまさに、銀行というビジネスモデルと、これから生まれるであろう郵貯銀行のビジネスモデルがかなり違うということであろうかと思います。  郵貯銀行は非常に全国津々浦々に張りめぐらされました地域密着型のビジネスモデルでやってきたわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 今の中塚委員の御批判は、基本的には、金融機関ですから調達して運用するわけでございますけれども、調達と運用につきましてやはり区別をして議論をしなければいけないということだと思います。  この資金の調達等々に関しては、全国津々浦々にめぐらされたこの郵便局の窓口を活用...全文を見る
○竹中国務大臣 今、地域金融機関が調達について、調達へのウエートをむしろ下げようとしているという御指摘がありましたが、まさにそこに郵貯の強みがあるということだと思います。それは、郵貯は調達コストが、全国津々浦々に小さな店舗を配置して安く調達できる、そこはやはり銀行に比べて調達面で...全文を見る
○竹中国務大臣 この試算でございますけれども、これは、旧契約については政府保証が引き続きつくわけでございますから、新契約分の当初の預金額を五十兆円、そして預金保険料率を〇・〇八三%、これは現在の一般預金等決済預金以外の預金にかかる料率でございますけれども、これと仮定して計算をした...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、率は一定というふうに置いております。そして、先ほどの〇・〇八三%という料率は一定であるというふうに仮定をして計算をしております。
○竹中国務大臣 必要な情報は資産公開で開示しているとおりでございます。
○竹中国務大臣 厳密な経済の番組、政策の番組ではございませんので、聞かれた方が貯金と言われたので、貯金、預金あわせた概念としてそのときはお話をしたと思います。(岩國委員「それで区別は、頭の中で貯金と預金はどういうふうに区別して使っていらっしゃるんですか」と呼ぶ)
○竹中国務大臣 私が答えなかったのは、つかさつかさで御担当の金融大臣にお任せしたわけでございますので、預金と貯金の違いは、ちゃんと御心配いただかなくてもわかっております。  御質問は、一般の方がどちらが安心と思っているかということだと思いますが、いろいろな方はおられると思います...全文を見る
○竹中国務大臣 そのような地方自治体に対する負担を求めるということは考えておりません。
○竹中国務大臣 この基金は、地方の郵便局の設置を維持するためのものではございません。これは、地方で、ネットワーク価値が低下して、万が一にも金融サービス等が提供できなくなるような場合に、それについて金融の収支差額等々を地域貢献として行うものでありますので、郵便局の設置そのものは、こ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置そのものは法律及び省令で決まるわけでございます。その中で設置された郵便局で地域の貢献に必要な金融サービス等々がうまく行われない、そのような事態が生じた場合に、そういう金融サービス等を地域貢献として行うためにこの基金を使うということでございます。  基...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど、これは預金保険料の料率〇・〇〇八三%と申し上げましたが、〇・〇〇八%ちょうどで計算しておりますので、訂正させていただきます。
○竹中国務大臣 郵便貯金のATM、CDにつきましては、視聴覚障害の方々が容易に利用できるように、現在、これは郵政公社、郵貯、すべてのATM、CDにおきまして、先ほど公社から説明がありましたように、音声による操作誘導、点字つきのキーボード、イヤホン等による操作誘導といったサービスが...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の点は、社会全体の取り組みとして、これは大変重要な問題であろうと思います。  これは、障害者基本計画、平成十四年十二月に決定されておりますが、その中で、「誰もが、快適で生活しやすいユニバーサルデザインに配慮した生活環境の整備を推進する。 このため、障害者等...全文を見る
○竹中国務大臣 佐々木委員のお尋ねは、信用が競争上決定的に重要であるから、国の信用、関与を完全に断ち切ると言ったけれども、それはどのような意味なのか、その一点のお尋ねだと思います。  信用、関与を断ち切る、これは、信用でありますから、利用者から見ても、その背後に、例えば極端な場...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、完全処分の意味でございますけれども、これは、その所有権を手放す、まさに売却するというのが完全な処分の非常にわかりやすい例でございます。  しかし、要は国の信用と関与を断ち切るということでございますから、所有権を完全に断ち切らないような場合、例えば、先ほども...全文を見る
06月22日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○竹中国務大臣 契約をどのようにするかということは私の直接所管外のことでございますので、これにつきまして、私としてはその担当部署で適切に対応をしていただいたものというふうに認識をしております。これは、担当者がその後委員会等々でも一生懸命説明しておりますけれども、いろいろな時間、予...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、怒れということでありますが、これは繰り返し申し上げますが、私の直接所管外の部署のことでございますから、私は、その事務手続のことも含めて、詳細な事情を存じ上げる立場にもございませんし、ましてや怒ったり褒めたり、そういうことをする立場にはございません。  ただ...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、どういうやりとりがあったのか、事務的にやってくださっていることですので、私は経緯もよく承知をしておりません。事務的には大変、時間、お金、人員の制約の中で一生懸命努力をされて、適切に対応してくださっているというふうに思っております。
○竹中国務大臣 委員の委員としての御見解であろうかと思います。事実については、これは担当の部局の中で、いろいろな制約の中でしっかりと対応をしておられる、そのような答弁を担当部局もしておられると思います。
06月23日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第19号
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○竹中国務大臣 加藤委員が冒頭で御指摘になられました、民の役割もあれば官の役割もある、とりわけ公の機能、視点、委員御自身は社会政策的配慮というふうに御表現されましたが、この点は、今回の制度設計におきましてもやはり極めて重要な問題であるというふうに認識をしております。  委員の直...全文を見る
○竹中国務大臣 この郵便局には簡易郵便局も含まれます。
○竹中国務大臣 郵便局の設置につきましては、今委員に御議論いただきましたように、民営化後におきましても利用者の利便性を確保する必要がある、こういう観点に立って、郵便局会社法の第五条に、御指摘のありました、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置することを法律上義務...全文を見る
○竹中国務大臣 広い意味でのグループ全体の経営管理、総合調整機能というような、法律上の正確な文言、後で必要でしたら申し上げますが、そのような趣旨の機能をこの持ち株会社に持っていただきたいところであります。  申し上げたいと思いますが、民営化法の移行期間の特例の中に、今申し上げた...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに、株主としての権利行使を通して、今申し上げましたようなグループ全体の総合調整を行うということでございます。
○竹中国務大臣 これは、相互の損益状況がお互いに影響を及ぼさないようにする、専門性を高めるという観点からやはり分社化が必要だということを踏まえた上で、さあ、その上で、どのような組織、グループ全体の形にするかということに関しましては、当初からいろいろな議論を部内でもさせていただきま...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のとおり、法文上も段階的にこれを処分するということを明記しております。  基本的に、この郵政という大きな組織を日本の市場経済の中にしっかりと統合していくためには、やはり相当の年限をかけなきゃいけないというのがいろいろな意味であろうかと思います。  一...全文を見る
○竹中国務大臣 我々、政府案も本当に一生懸命考えて出させていただいているわけでございますけれども……(発言する者あり)
○竹中国務大臣 A案もB案も、それぞれの立場で一生懸命お考えの上、お出しのものだと思います。  その意味で、短時間で問題点だけあれしますと不十分な点もあるかもしれませんが、あえてお尋ねでございますので思うところを幾つか述べさせていただきますと、やはり、まず基本的な考えとして、民...全文を見る
○竹中国務大臣 柴山委員御指摘のとおり、公社のままで改革することの限界は、この資金の流れを変えるという観点を議論する場合に、私はやはりより明確になってこようかと思います。  資金の流れを変えるには、当然のことながら、入り口と出口、そして中間、これをすべて同時に改革していかなけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、その時々で、分散がいいのか統合がいいのか、いろいろな議論が繰り返されてきていると思います。これは一概にどれがよいという状況ではないというふうに私は認識をしておりますが、コングロマリットで総合的にワンストップのサービスを提供するというメリットもあれば、一方で...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、例えば郵便貯金を持っている債権者である預金者がどのようにその通知を受けるかということなのかと存じますけれども、これについては、基本的には法律の改正をするわけでございますので、法律の仕組みが変わるということを通してその周知徹底が行われるのが原則であろうかと思...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、新設されます各会社への具体的な職員の帰属につきましては、主務大臣、具体的には総理大臣と総務大臣が作成をいたします基本計画に従いまして、準備企画会社である日本郵政株式会社が、それぞれのビジネスモデルに基づく各社の具体的な業務内容を勘案しながら承継計画において...全文を見る
○竹中国務大臣 何といいましても、民営化の最大の目的、目指すところは、経営の自由度を持っていただいて、そしてダイナミックに経営をしていただくということに尽きるわけですが、そうであるからこそ、民間とのイコールフッティングのバランスをどうとるのかというのが大変重要なポイントになってま...全文を見る
○竹中国務大臣 郵貯銀行がどのような経営戦略をとっていくのか、別の言い方をしますと、ビジネスモデルを組み立てて業務展開をしていくか。これはもちろん、言うまでもなく経営判断の問題でございますけれども、そのビジネスモデルが地銀の業務と重なる部分がどの程度あるかないか。これはちょっと、...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、私たちはこれで足りると思っているわけでございますけれども、それについての説明はもういい、基金を取り崩すことがあるのか、そういうお尋ねであろうかと思います。  この基金というのは、地域や社会にとって必要性が高い業務を郵便局株式会社そして郵便事業株式会社が安...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化委員会そのものは、経営の自由度とイコールフッティングをバランスさせる、そこはもう委員よく御承知のとおりでございます。  特に、例えば郵便貯金銀行、郵便保険会社については、移行期間中にその株式の全部を段階的に処分する、二〇一七年の最終的な郵政民営化の時点にお...全文を見る
○竹中国務大臣 法律の趣旨として、そのとおりでございます。
○竹中国務大臣 この民営化委員会を置くことの趣旨というのは、まさにそのプロセスを透明化するということでございますから、委員の問題意識、大変重要なことであろうかというふうに思います。そのバランスをとらなきゃいけない、そして、行政の判断が有識者の中立的、専門的意見を踏まえたものになる...全文を見る
○竹中国務大臣 判断の基準、さらには審査基準をどう考えるかという問題であろうかと思います。  この新規業務を例にとらせていただきますけれども、新規業務に係る認可に当たりましては、これは民営化法の第百九条または百三十六条におきまして、内閣総理大臣及び総務大臣は、郵政民営化委員会の...全文を見る
○竹中国務大臣 どういう順序になっていくかということをあらかじめ申し上げることは難しいわけでございますけれども、今回の法案においては、とにかく段階的に、まず新規業務を認めることにしている。そして、新規業務を行うに当たっては、監督当局たる金融庁が業務遂行能力をチェックするということ...全文を見る
○竹中国務大臣 政府としてのこの発言は、既に官房長官からさせていただいたところでございます。  私自身は、法案の作成、その説明をぜひしっかりとさせていただきたいと思っているところでございます。
○竹中国務大臣 私は、確かに、法案について説明する責任を負っております。でありますから、この場で法案についての説明をさせていただいておりますし、必要に応じてその広報に私自身が登場して説明をさせていただいております。
○竹中国務大臣 この郵政の民営化に関して私は説明をする責任を負っていると思います。であるから、国会でこのように説明をさせていただいておりますし、必要な広報があれば、それについて私自身が出演をして、しっかりと政府の考え方を説明させていただいているところでございます。
○竹中国務大臣 法律の中身についてしっかりと企画を行って、また、広報についても関係部署でしっかりとつかさつかさの責任を果たしてやってくれるようにということで私なりの指示を出しております。
○竹中国務大臣 決して逃げてはおりません。法律の企画立案、さらには説明責任を果たすことも私の役割だというふうに申し上げております。ただ、個別の契約行為は私の所管の外でございます。
○竹中国務大臣 個別の契約締結行為自体は私の所管ではございません。郵政民営化は、内閣が全体として一丸となって取り組んでいる最重要課題でございます。
○竹中国務大臣 政府は大きな組織でございますから、それぞれのつかさでしっかりとした責任を果たしていくというのが政府の基本的な仕組みでございます。  私は、説明責任を果たすということで、国会で答弁をさせていただいて、広報にも出演をして責任を果たしているところでございます。
○竹中国務大臣 今、さまざまな了解とおっしゃいましたが、どういう了解か、ちょっとお示しいただきたいと思います。
○竹中国務大臣 まず、十二月の二十日過ぎに事務方から連絡を受けて、それでレクがありまして、それについては、私はそういうフライヤーという新しい方向をやるということについて、ああ、それはいいねというふうに申し上げたと思います。そして、できれば出てほしいということでありますので、うん、...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、政府広報予算を所管しておりませんし、個々の契約を所管もしておりません。会計法の所管でもございません。その意味で、私は答弁はする資格がないと思っておりますが、いずれにしても、政府の部内、つかさつかさでいろいろな制約の中で適正に一生懸命努力をして対応してくださっ...全文を見る
○竹中国務大臣 私でございます。
○竹中国務大臣 その御指摘の要請文そのものについては承知をしておりませんでした。
○竹中国務大臣 その要請文については、承知をしておりませんでした。
○竹中国務大臣 この文書につきましては、決裁の参考資料として、契約締結部局である政府広報室から作成の依頼があって準備室が作成したものであるというふうに聞いております。個別の契約の所管はしておりません。私はしておりません。準備室も広報室も、それぞれの時間の制約等々の中で、つかさつか...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申しておりますように、御指摘の要請文につきましては、私は承知をしておりません。準備室も広報室も、時間の制約の中で、つかさつかさで適切にいろいろな対応をした結果だと思っております。
○竹中国務大臣 所管外の手続のことにつきまして、私は詳細には承知をしておりません。その要請文についても承知をしておりませんが、広報室、準備室ともに、事務方は、時間的制約の中で、行政の判断を適切に行いながら適切に対応しているというふうに理解をしております。
○竹中国務大臣 私は、十二月二十二日にこのチラシに出演することを合意しておりますから、その観点から、当然私は、いつ写真撮影するとか、そういうことは何らかの調整をしなきゃいけないと思います。  それ以外で、私の意向でスケジュールが進行しているというふうに委員がおっしゃる、具体的に...全文を見る
○竹中国務大臣 私は覚えておりません。  念のために事務秘書官に確認をいたしましたところ、一月十九日ごろに政府広報室から送付された想定を他の案件ともども私に説明した記憶があるということでございました。私の事務秘書官は大変優秀でございますから、そのような説明が恐らくあったんだと思...全文を見る
○竹中国務大臣 私は覚えていないんです。  ただ、そもそもこれは私の了解事項ではございません。政府広報室が頭の整理としておつくりになって、参考までに多分、多分送られてきたものであろうと思います。
○竹中国務大臣 ちょっと今急に言われましたので思い出せませんが、質問主意書に対する正式の回答ということでございましたら、閣議で閣僚が確認をしているということだと思います。
○竹中国務大臣 個別の契約締結は所管外ではございますけれども、これは広報室、準備室、今回広報室ということだと思いますが、そこにおきまして、限られた制約の中で一生懸命努力をして適正な対応をしているというふうに思っております。
○竹中国務大臣 中村委員御指摘のとおり、岩國委員の質疑の中で私が説明したくだり、数字の間違いがございましたので訂正しようと思いましたところ、時間が迫っていたということで、私の方で言い間違いがございました。  これにつきましては、〇・〇〇八三%ではなくて〇・〇〇八%と申し上げまし...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、数字につきましておわびと訂正を岩國委員にさせていただきます。
○竹中国務大臣 御指摘の資料は会社がつくった資料と思われますが、この資料について私が説明を受けたこともございません。IQ等々について話をしたこともございません。  広報そのものは、郵政民営化タスクフォースで検討が行われまして、主に大都市圏で購読者の多い全国紙での新聞広告、そして...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の資料は会社がつくった資料と思われますが、事務方からそのような説明を受けたことはございません。  我々は、先ほど申し上げましたように、タスクフォースでのしっかりとした検討を踏まえ、さまざまな広報を行っているわけでございます。
○竹中国務大臣 会社がつくった資料につきまして、これは私が説明を受けたことはございません。  そして、事務方は事務方として、タスクフォースにおいて、先ほど申し上げましたように、主に大都市圏で購読者の多い全国紙での新聞広告、サラリーマンや女性に向けた雑誌広告、主に若者を対象とした...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化の基本方針というのを昨年九月十日に閣議決定しておりますが、その中で、待遇のあり方について制度設計の中で工夫するというふうにしております。職員の待遇について不利益が生じないように配慮するというその方向性について、これは閣議で決定しておりますから、政府全体で...全文を見る
○竹中国務大臣 中村委員の御指摘は、確かに、過去の民営化の例を踏まえて十分に対応していかなければいけない、それはもうそのとおりであろうかと思います。  旧三公社共済の厚生年金への統合に当たっては、当時とられていた考え方に基づいて、統合前の旧三公社共済組合員の期間に係る給付現価の...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと今の最後のところがよく聞こえなかったのでございますが、基本的には今申し上げたような認識のもとでその方向性を確認しておりまして、具体的な移行について今後具体的な協議をしていくわけでございます。  ちょっと済みません、最後のところの質問がよく聞こえませんでし...全文を見る
○竹中国務大臣 給付現価総額、国庫負担除きでございますけれども、それに対する積立金額の割合、これは平成十一年財政再計算ベースでございますが、厚生年金は九・〇%、国共済は九・五%であるというふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 ちょっと手元に細かい数字を持っておりません。
○竹中国務大臣 私が同じようにと言うのは、そこで働いている方々の立場から見て不利が生じないように同じように考えていく、時間をかけて、従業員が不利にならないように考えていくという趣旨で御答弁をさせていただいておりますが、中村委員御指摘のとおり、そのときに財政上の問題が生じないのかと...全文を見る
○竹中国務大臣 今中村委員御指摘くださいましたように、これは先ほどの私の答弁どおりでございますけれども、いわゆる賦課方式のもとで、その財政の調整に大きな困難が生じるというふうには思っていないわけでございますが、我々としては、まず組合員の安定という観点から、当面今の待遇が揺らがない...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、民営化でございますから、民間企業として税金は御負担をいただく、一方で、公負担のものは政府が負担する、そのような民間と同じ仕組みに変わっていくわけでございます。
○竹中国務大臣 今御指摘になられた点は、経済財政諮問会議でも麻生大臣が非常に明確に主張されて、諮問会議として、これは見えない国民負担もあるけれども見えない公社負担もある、そういうことをきっちりと議論していこうということで、これは諮問会議でずっとそのような認識でございます。そうした...全文を見る
○竹中国務大臣 民間と同じようになりますので、そういうことになります。
○竹中国務大臣 二〇五〇年、生きていれば私は九十九歳でありましょうから、私よりも二十年若い中村委員の世代にとって年金が大変重要だという、その問題意識を私も大変強く持っております。  私、決して、簡単にできるというふうに先ほど答弁はしておりません。前回に比べて困難性が低い面もある...全文を見る
○竹中国務大臣 正当性と法律上の根拠ということでございますけれども、これは前半につきましては何度か御答弁をさせていただきましたように、やはり公社をめぐる、郵政をめぐる環境は劇的に変化をしているということであろうかと思います。  郵便については、生田総裁がDM等々を努力してふやし...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどは、環境の変化の話と、そして枠組みを変えるんだ、しかし中期経営計画の評価については今度の整備法の附則できっちりやるんだ、そういうお話をさせていただきました。  それでは必ずしも不十分だというお尋ねだと思いますので、一点だけ申し添えさせていただきますが、今回...全文を見る
○竹中国務大臣 矛盾した制度設計ということではございません。郵政事業につきましては、これは、郵便、郵貯、簡保、いずれも民間の企業が同様のサービスを提供しております。公務員でなければできない事業ではない、これは民間でも十分運営が可能なものと基本的に考えております。  特に、金融の...全文を見る
○竹中国務大臣 ビジネスは一刻一刻変化いたしますから、常にそれは進化をしていかなければいけない、恐らく北城会長はそのような趣旨でお話をされたのであろうかというふうに思います。  これはあくまでも、みなし免許を出すときの条件、免許の条件としてそれを課しているわけでございますから、...全文を見る
○竹中国務大臣 麻生大臣が何度も答弁しておられますように、金もうけの才能があるのは役人にはならない、政治家にはならない、まして学者にはならないということだと思いますので、私には向かないというふうに思いますが、これはしかるべき専門の経営者にやっていただけるものだと思っております。
○竹中国務大臣 これは、民間企業として経営をしていただくわけでございますから、その中で不確定要因を乗り越えて経営をしていただかなければいけないということに尽きるのであろうかと思います。  全株の処分を義務づけているから余計不安定化する、ややこしいことになるのではないかという御指...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、国の信用、関与を断ち切って、ある意味で全く自由な民有民営になっていただきたい、民有民営になった後は特別の規制を課さない、これは民営化の趣旨からして当然のことであろうかと思います。  そして、特別の規制を課さない中で、委員は買い戻しとい...全文を見る
○竹中国務大臣 民有民営をした後、株を保有するかどうかというのは、経営の判断でございます。持ち株会社は、これは国の機関を民営化したわけでございますから、持ち株会社が当初一〇〇%、株を持っているわけです。それは国の機関を民営化したから持っているという動機。しかし、完全に民営化した後...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、民間の、民営化された企業として、経営判断に基づいて、特別な規制をかけない上で、独禁法や銀行法等の一般的な規制の範囲内で行動していただくということでございますから、どのぐらい持てるか、持つべきか等々のことを申し上げるのは、これはまさに国が申し上げるのは困難で...全文を見る
06月29日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第20号
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○竹中国務大臣 谷本委員にお答え申し上げます。  そもそもなぜ民営化かということでございます。公社は、これは、公共の目的を担保するために国の全額出資で設立されている特別の法人でございます。その業務範囲については、その設立目的を踏まえて、やはりおのずと一定の制限があるものというふ...全文を見る
○竹中国務大臣 なぜ分社化なのか、なぜ四つに分けるのかという谷本委員のお尋ねでございます。  今、郵政公社は、郵便の事業、窓口ネットワーク、そして郵貯、保険という、特性の異なる四つの機能を有しているわけでございます。この四分社化によりまして、一つの事業の損益状況が他の事業に影響...全文を見る
○竹中国務大臣 谷本委員御指摘のように、民間の旅行業者の皆さん、観光立国、国の政策に本当によく御協力くださって、大変今頑張ってくださっているということを私も常々感じているところでございます。  郵便局会社でございますけれども、この郵便局会社につきましては、郵便、貯金、保険といっ...全文を見る
○竹中国務大臣 今現在、与党におかれましていろいろな議論がまだ進んでいるところだというふうに承知をしておりますので、具体的なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  いずれにしましても、非常に真摯に、熱心にいろいろ御議論いただいているというふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 郵政の改革は、我々が考えております民営化は、やはり明治以来の大改革であると思います。かつ、国民の生活に非常に密着して、国民からも高い信頼を得てきた郵政の改革でございますから、やはり、国民一人一人にとって大変重要な、大きな意味を持っている問題であると思います。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、まさに今与党でいろいろな御協議をしていただいている中でございますので、具体的なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  ただ、いずれにしましても、今、非常に熱心に、真摯に、さまざまな角度から重要な御議論をいただいているとい...全文を見る
○竹中国務大臣 申しわけございませんが、先ほど申し上げましたように、まだ与党で御協議の最中でございますので、具体的なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  ただ、本当に熱心にいろいろな角度から御議論をいただいているというふうに承知をしているところでございます。
○竹中国務大臣 郵政公社の改革に関する田中委員のお考え、私も承知をしているつもりでございますし、勉強もさせていただいているつもりでございます。  極めて根幹のところで、やはりなぜ今なのかという御質問でございますが、これもこの場でも答弁をさせていただいたことと重なるかもしれません...全文を見る
○竹中国務大臣 今、田中委員からは、大きく二点についての御指摘と御質問があったかと思います。  まず、将来の姿に関して必ずしもはっきりしないのではないのか、規模が縮小するとしても、それはむしろ、規模の適正な縮小に関してはよい面もあるのではないか、そのような御指摘であったかと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 今の田中委員のお話を改めて伺いまして、今、まさに今回の改革の極めて本質的な、特に金融的な側面からいいますと、コアの部分の御議論をいただいたというふうに思っております。  民営化の必要性、これは、突き詰めればやはり金融の問題かと。私は金融だけであるというふうに申し...全文を見る
○竹中国務大臣 株の処分、放出の方法、そしてそのときの株主の姿、イメージ、経営者はどうなるのかというお尋ねだったかと思います。  郵便貯金銀行と郵便保険会社の株式の処分につきましては、これは、売却規模が極めて大きくなると考えられますこと等から、やはり市場で売却することが基本にな...全文を見る
○竹中国務大臣 委員の前半の御指摘で、やはり、公社の意向を十分に反映させるようにしていかなければいけない。そのような仕組みをつくっているつもりでございますが、運用におきましても、委員の御指摘を十分踏まえて実行に移していくように努めたいと思います。  御質問の公務員の問題でござい...全文を見る
○竹中国務大臣 桝屋委員御指摘のように、この郵政民営化委員会、大変重要な役割を果たします。したがいまして、そこの一部の委員の恣意的な判断に左右されてはならないとおっしゃいましたけれども、そうなっては絶対いけないわけでございまして、そのようなことにならないような幾つかの仕組みが必要...全文を見る
○竹中国務大臣 今後の新規業務等々については、今申し上げたようなしっかりした枠組みをつくっておりますから、この枠組みを適切に運営していくということが必要だと思います。  その上で、こういった、今申し上げたような枠組みをつくるに至った経緯でございますが、桝屋委員もお話しになられて...全文を見る
○竹中国務大臣 一点とおっしゃいましたが、会社の外側につくるべきではないかという議論と……(桝屋委員「それはいいです。税の方」と呼ぶ)それでよろしゅうございますか。  税の方について、これは、経営の自由度が損なわれるんだ、それとの関連で、社会的な、公的なことをやるんだから、税制...全文を見る
○竹中国務大臣 政府としては、いろいろな協議を重ねて、ベストであるという思いで法案を提出させていただいております。しっかりと引き続き御説明をさせていただきたいと思っております。
○竹中国務大臣 政府としてそのようなことを考えているわけではございません。議員修正の場合は、これは立法府の権限に属する話でありまして、政府としてお答えする立場にはないと思っております。
○竹中国務大臣 閣法としては、今のものをベストのものと考えて提出をさせていただいております。
○竹中国務大臣 私の見解は、さきに官房長官が代表してお答えになったものと同じでございます。これらの大臣の御発言は、いずれも、当時の郵政大臣としてのその時点における将来的な見通し、あるいは政策のあり方についてのお考えを述べられたものと理解しております。
○竹中国務大臣 これは当時の大臣のという意味ですね。  これは、今申し上げましたように、いずれも、当時の郵政大臣としてのその時点における将来的な見通し、あるいは政策のあり方についてのお考えを述べられたものと理解をしております。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げたとおりでございます。また、これは官房長官の御説明のとおりでございますけれども、その当時の大臣の御発言は、当時の郵政大臣としてのその時点における将来的な見通し、あるいは政策のあり方についてのお考えを述べられたものというふうに理解しております。
○竹中国務大臣 国家公務員、これは、定員管理の対象外になるという趣旨の御答弁を小里大臣、当時はしておられるんだと思います。そういうことを小里大臣はおっしゃって、定員管理の外であるということであると思います。
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、定員管理の外には出ていた、しかしながら、国家公務員法が適用される公務員であるわけでございます。これは、郵政公社も国家公務員法で言う公務員に当たるわけでございます。みなし公務員というのとは根本的に違っております。
○竹中国務大臣 重要な点は、国家公務員法で言う公務員になるかならないかという問題だと思います。民間でできることは民間でやろう、国家公務員でなくてもできるではないか、そういう観点から、国家公務員法で言うところの公務員では今回なくなるという枠組みをつくっているわけでございます。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 現在、郵政公社はこのWTOの政府調達協定の対象機関でございます。これはよく御承知のとおりでございます。基準額以上の調達を行う際には、WTO政府調達協定に基づいた手続による調達を行うことが求められる。  それで、民営化された後でございます。  民営化後の各社が、...全文を見る
○竹中国務大臣 イコールフッティングができるように、これは国際的なお話し合いでございますから、そういうことが実現できるように、政府としては一体となって努力をするということがまず重要であろうかと思います。そうしたことも含めまして、経営の自由度とそのイコールフッティングのコインの両面...全文を見る
○竹中国務大臣 これは今後のしっかりとした交渉、話し合いということになろうかと思います。  いずれにしても、私たちの考え方は、今松野委員は、これは民営化したといっても海外では認められないよ、海外ではというか市場でどう評価されるかという趣旨だと思いますけれども。そのためにも、株式...全文を見る
○竹中国務大臣 我々の御提出させていただいている法案におきまして、株式、持ち株会社に対して郵便と保険会社の全額処分というのを義務づけるという形にしております。
○竹中国務大臣 室長からそのような報告を受けております。
○竹中国務大臣 いろいろなやりとりがあったんだと思いますが、基本的には先方に対して政府としてどういう方向で考えているのかと、基本方針を九月十日に決定しているわけですから、その基本方針の考え方はこう、こういうことでございます、そういう説明をされたのだと思います。
○竹中国務大臣 金融業、銀行、保険におきましては、何といっても信用というものが非常に大きな重みを持ちます。その際に、国の関与がある、国家というのはやはり絶対的信用を持っているわけでございますから、そういった意味での国家、信用が重要な部門においては、国の信用、関与を完全に断ち切る必...全文を見る
○竹中国務大臣 一般の銀行として銀行法の適用を受けるということになります。
○竹中国務大臣 まず、義務として課しているのは完全売却ではなくて完全処分でございます。完全処分を義務づけているわけでございます。その後については、これは通常の銀行になるということでありますので、それ以上の特別の規制は課さないということに相なります。  これは今後、郵便局会社等々...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど申し上げましたように、金融の業務においては信用が競争上決定的に重要でございます。郵貯銀行、そして郵便保険会社が民間銀行、民間保険会社と同一の条件で自由な競争を行っていただきたい、そしてより質の高い多様なサービスの提供を可能とする、これが民営化の趣旨でございま...全文を見る
○竹中国務大臣 これは政策判断の問題だと思います。今伊藤大臣から御答弁がありましたように、新銀行東京の場合は、東京都の政策判断として、中小企業金融への総合的な支援を図る、そういう目的で設立した、いわば実質的な政策金融機関という性格を有している。一方で、郵便貯金銀行について、国の政...全文を見る
○竹中国務大臣 政策判断として民営化をする。政策金融機関、特別の政策的目的を持ったそういう政策的な金融機関にするわけではない。そうすると、まさに民営化でございますから、一般的な金融機関、民間金融機関と同じように、やはり信用を背景にするわけでありますから、そこにやはり絶対的な信用を...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、民有民営、完全になって、移行期が過ぎた後は銀行法等々の適用を受ける、関係法令の適用を受けるわけでございますから、その一般法令の適用を受ける中で、その中には、当然金融システムの安定とか自己資本比率、いろいろな政策的な判断の基準がございますけれども、そういうも...全文を見る
○竹中国務大臣 一般の銀行として完全民有民営の後は銀行法の適用を受ける、その中で、金融システムを担う非常に強固で利用者の利便に資する金融機関になっていただきたいと思っているわけであります。
○竹中国務大臣 我々としましては、シミュレーション等々で、民有民営化の利点を十分に発揮していただいて、健全な経営を行っていただけるものというふうに思っております。
○竹中国務大臣 銀行法が適用されている銀行、これは金融庁に本来お答えいただくべきことかもしれませんが、政府としては、金融庁としては、どの銀行も破綻させないように、そして金融システムをしっかりと担わせるように、そのような検査、監督をしていくわけでございます。
○竹中国務大臣 国の関与云々というのは出資を通した関与を断ち切るという意味でございます。
○竹中国務大臣 これは一般の金融機関になるわけでございますから、一般の金融機関がそうしているような範囲で、特殊会社としての性格を踏まえ、また、銀行法、独禁法等々の枠組みの中で一般企業と同じようにしていただく、それ以上の追加的な規制はしないということを申し上げているわけでございます...全文を見る
○竹中国務大臣 そもそもなぜ四分社化するかということに関して、四分社化の理由、幾つかございますけれども、その一つの理由として、一つの事業の損益が他の損益に影響を及ぼさないようにする、そのような趣旨の答弁も、けさもさせていただいたかと存じます。  その意味では、リスクを遮断すると...全文を見る
○竹中国務大臣 全株処分しなければいけないのは、さきの御説明に立ち戻っていただきたいのでございますが、国の関与を断ち切るためです。国という絶対的信用の関与を断ち切るために、国の関与を断って、そしてそこで民間と同等のスタートラインに立っていただいて、後は民間の一般法規の適用の範囲で...全文を見る
○竹中国務大臣 二〇〇七年四月以降に入ってくる新しい新勘定といいますか新預金には、政府保証はつきません。
○竹中国務大臣 何度も申し上げますが、国の関与を一たん断ち切って、民間と同じ条件になっていただく、そしてその後は、民間と同じ法規の中で行動をしていただく、それが今回の制度設計でございます。
○竹中国務大臣 必要がございましたら、さらに詳細な御報告をさせていただきますが、少なくとも、ドイツの郵政の場合は、持ち株会社という形ではなくて、銀行も物流も、国から独立してといいますか、ぶら下がっていた、そのような形だったというふうに記憶をしています。その後、いろいろな経営が必ず...全文を見る
○竹中国務大臣 今のような形をもし仮にやるとすれば何が残るかといいますと、その場合、まさにリスクの遮断ができていないという問題が引き続き残るということでございます。  まず、金融の場合は、ほかのビジネスと違いますので、特にほかのビジネスからのリスクをやはり遮断するということと、...全文を見る
○竹中国務大臣 まず冒頭、古本委員から大変貴重な御指摘、御報告をいただいたというふうに思っております。  直接の御質問は、総理が国とおっしゃったのか公とおっしゃったのか、やるべきことはやるというのは一体何を意味しているのか、そういう御質問であろうかと思いますが、ちょっとその具体...全文を見る
○竹中国務大臣 御質問は、官から民へと言うとき、人なのか事業なのかという御指摘、御質問かと思いますが、ちょっと哲学的な部分もあるかと思いますが、あえて私なりの理解を申し上げさせていただきますと、これはやはり、事業そのものが民間でできる仕事、つまり市場の競争の中でしっかりやっていた...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、骨格経営試算というのは、委員御承知のように、これは趨勢的な動きをマクロ的に把握するということで、一つ一つのコストの積み上げ、例えば、これをどのように調達してどのような仕組みでやっていくか、これはそういう性格の試算ではもちろんないわけでございます。  我々と...全文を見る
○竹中国務大臣 生田総裁とお話しする中でも、とにかく民営化のやはり一番重要なポイントは、経営の自由度を持つことである、それが早くできるようにしなければだめだということを、生田総裁の生のお言葉として何度も私自身も伺っております。そして、それを反映させるような幾つかの仕組み、例えば準...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、郵便局の設置をしっかりと行う。そして、郵便局で、国民にとって、地域にとって意義の大きい金融・保険サービスが実体的に継続されるような仕組みをあわせてつくっていく、そのような制度設計にしているわけでございます。  郵便局の設置についてはもう繰り返しませんが、特...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的に、さっき言いましたように、長期安定的な契約を結ぶことを郵便貯金銀行に義務づけておりますけれども、これは決して独占排他的な契約を求めているということではございません。郵便局会社がみずからの意思で、経営判断で他の金融機関の代理業務を行うということを妨げるもので...全文を見る
○竹中国務大臣 書かない理由ということでございますが、基本的に、提供しなければいけないという義務を課す、これは、郵便で言うユニバーサルサービス義務と同じような意味で義務を課すということになりますと、その義務を果たすことを保証するための何らかのシステムを用意しなければいけない、義務...全文を見る
○竹中国務大臣 直接のお尋ねは、公社のままで金の流れを変えていく、民間でも使えるような形に持っていく、そういうことの検証を行ったのかということでございますが、諮問会議におきまして基本方針の議論を始める段階でこれはもうさまざまな形の議論を内部でし、その意味では検討をしております。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 与党においていろいろな御議論がなされているというふうに聞いておりますが、その具体的な内容につきましてコメントする立場にはございませんので、答弁を差し控えさせていただきます。
○竹中国務大臣 与党の中で今いろいろと議論をされているというふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 いろいろなことが検討されているというふうに承知をしております。
○竹中国務大臣 その仮にというのがどういうものであるかちょっと承知をしておりませんので、コメントは控えさせていただきます。  政府としての、今の我々が提出させていただいている法律の考え方は、法律上ユニバーサルサービスの提供義務は課さないものの、銀行、保険会社に対してみなし免許を...全文を見る
○竹中国務大臣 重ねて申し上げますが、今まだ与党でいろいろな御議論をいただいているというふうに承知をしておりますので、具体的なコメントは控えさせていただきます。
○竹中国務大臣 何度か御答弁をさせていただいておりますが、金融、国の信用、関与を断ち切るという意味で、一〇〇%完全処分の義務を課して、民間と同じスタートラインに立っていただくということがまず大変重要であるというふうに考えております。  郵政会社及びその子会社が、資産運用の一環と...全文を見る
○竹中国務大臣 以前に御説明をさせていただきましたが、今御指摘の書類は、これは業者がつくったものと思われますが、これは政府の書類ではございません。業者がつくったものと思われます。  事務方からそれについて私が説明を受けたこともございません。事務方としては、広報について国民の疑念...全文を見る
○竹中国務大臣 民間の企業の企画書でございますから、私はコメントをする立場にはございません。政府としては、そのような話を政府の中でしたという事実もございません。
○竹中国務大臣 個別の契約に関して、私は決裁権者ではございませんので、どのような経緯であったか、詳細は承知をしておりません。政府の担当部局において、時間的制約、予算的制約、人的制約の中で適切に対応しているものと思います。
06月30日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第21号
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○竹中国務大臣 ただいまその趣旨を賜りました修正案の内容につきましては、政府・与党合意やこれまで政府が国会において答弁させていただいた事項について、その内容の明確化を図るなどのものであると理解をしております。  政府としては、修正案が国会において可決された場合には、それに基づい...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置につきましては、あまねく全国で利用されることを旨として郵便局を設置するとの規定を踏まえ、都市部も含め国民の利便性に万が一にも支障が生じないよう十分な配慮がなされることが最も重要と考えます。  このため、あまねく全国において利用されることを旨として郵便...全文を見る
○竹中国務大臣 お答え申し上げます。  郵政民営化法案において、郵便貯金銀行、郵便保険会社株式について完全処分を求めている理由は、信用が決定的に重要である金融事業において、イコールフッティングを確保する観点から、国の信用、関与を完全に断ち切る必要があるとの考え方に基づくものであ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便貯金銀行の預入限度額については、郵貯、簡保の巨額な資金が無理なく市場に溶け込むよう、民間金融機関とのイコールフッティングの状況及び郵便貯金銀行の経営状況等を勘案して、民営化委員会の意見を聴取した上で、政令で定めることとなっております。  このような透明、公正...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化委員会の重要な役割について、改めて柳澤委員から御指摘を賜りました。  委員御指摘のとおり、大きく三つの役割を果たす。その中の二つにつきましては国会報告をするわけでございますが、主務大臣が新会社の業務拡大等の認可を行う際に意見を述べること、これについては専門...全文を見る
○竹中国務大臣 簡易生命保険事業でございますけれども、これは、日本郵政公社法や簡易生命保険法等の法律に基づきまして、加入限度額が設けられたもとで、無診査、職業による選択を行っていない生命保険商品を提供しているわけでございます。  民営化によってこれらの法律は廃止されます。民営化...全文を見る
○竹中国務大臣 岩屋委員から励ましをいただき、また今回、長期の観点から、ビジョンを踏まえて政策を論じるべきである、その中で郵政をどのように位置づけるのか、大変重要な御質問をいただいたことに感謝を申し上げます。  まずビジョンでございますが、これはいろいろなビジョンがあるのだと思...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど伺った修正案の内容につきましては、政府・与党合意やこれまで政府が国会において答弁させていただいた事項について、その内容の明確化を図るものなどであるというふうに理解をしているところでございます。  岩屋委員から、まず、ネットワークが維持できるのかというお尋ね...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに岩屋委員のお使いになった言葉で、競争条件を整えていくという御趣旨のお話がございましたが、その点が最も重要なことであろうと思います。経営の自由度を持っていただくということが、何といっても民営化の最大の眼目でございます。しかし、経営の自由度であればこそ、民間との...全文を見る
○竹中国務大臣 MアンドAの話、これは会計の御専門家でいらっしゃる谷口委員、大変お強い、お詳しいところだと存じます。  今回の郵政民営化後の新会社に関連して申し上げますと、これは商法、会社法の一般的な規定を活用して、そして敵対的買収に対する防衛策を講ずるというふうに考えていると...全文を見る
○竹中国務大臣 一概に外資脅威論と言われる際も、いろいろな方のお考えがあるんだと思います。日本も海外に投資をしている、海外も日本に投資をする、そのこと自体は決して否定されるべきものではない。その内容が敵対的であるのか、経営の安定をもたらすものなのか等々、そういう観点から総合的な議...全文を見る
○竹中国務大臣 この点につきまして、特に都市部の郵便局の設置につきましては、谷口委員初め公明党の先生方にもいろいろ御心配をいただいて、その上で、郵便局の設置については、都市部を含めてあまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置するということを規定する。そして、都市部も...全文を見る
○竹中国務大臣 承継計画を定めるわけでございます。ここは大変重要であるという御指摘はそのとおりでございます。その承継計画を決めるに当たりまして、まず基本方針を主務大臣を中心に政府が決めることになっております。基準、方向という意味では、基本方針においてしっかりと議論を決定するという...全文を見る
○竹中国務大臣 すべて積み立てるのかというお尋ねでございますけれども、この政府提出法案では、基金に関して、一兆円であれば資金交付に充てる運用益が不足することは基本的にないというふうに考えるわけでございますが、お尋ねしている点についてお答えしますと、企業一般の配当の動向を考慮して政...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のように、まず利益が、これは売却益ですけれども、利益が上がる。そのうち社外流出されるものもございます。もちろん税金もその中の社外流出でございますけれども、配当もあるだろう。そして、そうでないものが内部留保をされる。内部留保にもいろいろあるわけで、その内部...全文を見る
○竹中国務大臣 基金を積み立てたとして、その運用をどうするかというお尋ねでございます。  日本郵政株式会社法第十三条第六項におきまして、「会社は、総務省令で定めるところにより、確実かつ有利な方法により基金を運用しなければならない。」としているところでございます。したがって、その...全文を見る
○竹中国務大臣 小沢委員初め委員の先生方には、各地に行っていただいて、大変貴重な御意見を吸収していただいているというふうに思っております。地方でいろいろな御意見があったと伺っております。反対の方もおられました。賛成の方も、そういう御意向もあったというふうにも聞いております。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 その番組は私も見ておりました。
○竹中国務大臣 よく記憶しておりませんが、郵政民営化の利点とか必要性についていろいろな御議論をしておりますときに、与謝野政調会長なりの御意見は賜ったというふうに記憶をしております。
○竹中国務大臣 今、小沢委員、たくさんのことを御指摘くださったわけでございますが、まず、財投改革が、財投の預託の制度がもう間もなく終わる、その意味でこの問題は解決しているという趣旨の御発言だったかと思いますが、それについては、私たちはやはり公的な資金の流れの改革という一貫した議論...全文を見る
○竹中国務大臣 その番組の御発言はちょっと承知をしておりませんが、それはそういうことではないということでございます。
○竹中国務大臣 資金の流れを官から民へ、ここはもう小沢委員もきちっと重要だというふうにみなしてくださっている。それを今後どのように実現していくかというやり方については、これは幾つかのやり方があるのかもしれません。私たちは一貫して、今の郵政が持っている資源をぜひ活用して、これは国民...全文を見る
○竹中国務大臣 経済財政諮問会議におきまして民営化の議論を始めるに当たりまして、ほかの選択としてはどのようなものがあるか、そして民営化をするに当たっても、どのようなやり方があるか、非常に広範な議論を行って、それで今回の法案に到着をしております。
○竹中国務大臣 民営化の議論をする一番出発点として、諮問会議のスタッフで、なぜ民営化なのか、なぜ民営化がいいのかという議論の確認の整理をさせていただいております。そういう中で、当然のことながら、諸外国では民営化していないところもある、それはどうして民営化をしていないのか、日本とど...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと急なお尋ねでございますので、正確かどうかあれですけれども、個別に申し上げますと、株式会社という形にして民営化しておりますのは、オランダが一九八九年、ポルトガルが……(小沢(鋭)委員「数だけでいいですよ」と呼ぶ)十二カ国であるかなというふうに承知をしておりま...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の民営化は、明治以来の大改革でもあり、また国民の生活に直結した郵便局にかかわる改革でありますから、国民の皆様方の間には大変多くの御意見があると思いますし、またそれなりの御心配もあるというふうに思います。  しかし、そうした中で、あえて申し上げさせていただけれ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、ぜひ御説明させていただきたいと思いますが、私は先ほど、この改革の意義というのは、マクロ経済的な意義、そしてミクロの経営という観点からの意義、利用者利便の意義、その三点を申し上げておりますけれども、これはもう諮問会議で当初から議論されていることでございます。決...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、私たちは骨格経営試算をお示ししております。骨格経営試算の数字と今の委員の数字と、ちょっと今、急に突合しているところでありますので、正確に後でもっとよく勉強はいたしますが、少し違うようでありますが、傾向としては余り変わらないという数字に...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げておりますように、郵政民営化の趣旨、意義は、マクロ経済的な観点からメカニズムを変えること、そしてミクロ、経営をしっかりとしていくこと、そして利用者利便を高めること、これは変わりません。むしろ私自身は、公社のままではやはり先細りが大変厳しいということ...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げておりますように、我々は、骨格経営試算とその後の試算において、骨格経営試算では先細りだ、それに加えて、金融環境が悪化したときには利益がゼロになりますよということを示している。その金融環境が悪化するという非常に脆弱な基盤の上にあるということは、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 委員は恐らく、海外等でも金融排除の問題が御承知のように大変重要になっておりますから、そういう問題が日本で生じないのかという御質問かと思います。  これは将来の政策判断の問題でございますから、今の時点でコメントをすることはできませんが、基本的に、日本の場合、やはり...全文を見る
○竹中国務大臣 国が保証するユニバーサルサービス、よくUSOと言いますが、ユニバーサルサービスのオブリゲーション、義務を課す。国がある金融機関に課すのか、そういうユニバーサルサービスオブリゲーションというのを明示的に課している、そういう事例は、先進工業国では通常はないというふうに...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の金融業務にユニバーサルサービスの義務は付しておりません。しかし、同時に、そのサービスが実態的に提供されるように、金融行政の枠組みの中で、みなし免許の条件として長期の契約を求める、ないしは社内の社会貢献として基金を活用できる仕組みをつくる、そのような形での配慮...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、これは郵便局会社がもう嫌だと言った場合にという趣旨でございますか。
○竹中国務大臣 基本的には、まず、移行期間を上回る十分な代理店契約の存在を義務づけておりますから、その期間に関してはその業務が継続されるということになります。  その後、委員のお尋ねは、もし仮にすべて郵貯銀行が自前の店舗を持ったらということでございますが、そういう二万四千の拠点...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行が手数料をもらうというのは言い間違いでございます。受け払いの手数料の水準について、銀行と局会社でうまく合意ができない、そういう場合に委員御指摘のような問題が起こりますので、そういった場合には、社会貢献としてその基金が活用できるという趣旨でございます。正確さを欠...全文を見る
07月01日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第22号
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○竹中国務大臣 松岡委員御指摘のように、決して縮小均衡的な守りの改革ではなくて、経営の自由度を広げた攻めの改革が必要だ、同時に、過疎地への配慮等々十分に行わなければいけない、そのような形にこの法案をつくっているつもりでございます。  過疎地につきましては、とりわけ、あまねく全国...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化の必要性のうちの非常に大きな問題である財投の改革、資金の流れの改革につきましては今総理からもお話があったところでございますが、もう一つの改革の必要性としては、郵政公社の経営自体の問題、それを取り巻く環境が激変しているということがあろうかと思います。  ...全文を見る
○竹中国務大臣 見直しの対象に関する具体的な御質問でございます。  この郵政民営化法上、国は、法律が定める郵政民営化の基本理念にのっとって施策を実施する責務を有するというのがまず基本でございます。民営化委員会は、国の機関として設けられ、民営化を推進するための機関である推進本部の...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、いわゆる移行期間終了後に、持ち株会社、郵便事業会社、そして郵便局会社が資金運用の一環として銀行や保険会社の株式を取得するということの想定だと思いますが、これにつきましては、何度も御答弁させていただきましたように、独禁法でありますとか銀行法、保険業法といった...全文を見る
○竹中国務大臣 信用が重要であるがゆえに持ち株会社に株の完全処分を規定している、その義務を課している、その点については何度も御説明させていただきましたし、その点はまさに非常に重要なポイントであるというふうに私たちも認識しているわけでございます。  同時に、この議論の過程で、経済...全文を見る
○竹中国務大臣 これは完全処分の義務をかけております。これは繰り返しになりますけれども、やはり国の信用の関与を断ち切るということが金融では大変重要であるというふうな基本的な考えに基づくものでございます。  このため、郵政民営化法の第六十二条におきまして、持ち株会社は、移行期間中...全文を見る
○竹中国務大臣 何度か申し上げておりますように、個別の契約について詳細を知る立場にはございません。決定権限外のことでございます。  ただ、政府としては、その担当の部署においては、これは大変な時間的、費用的、そしてその制約の中で適切に対応してくれているというふうに思っております。
○竹中国務大臣 郵政民営化委員会の委員につきましては、郵政民営化法案の第二十一条におきまして、第一項、「委員は、優れた識見を有する者のうちから、内閣総理大臣が任命する。」そして第二項、「委員は、非常勤とする。」というふうに規定をされております。身分は、非常勤の一般職の国家公務員と...全文を見る
○竹中国務大臣 そもそも、この民営化委員会をなぜつくるかということに関しましては、やはり専門性と中立性、この専門性と中立性ということを何回か国会の答弁でも言わせていただいておりますが、それをやはり確保する。意思決定をするのは政府でございますけれども、幾つかの重要な問題に関して意見...全文を見る
○竹中国務大臣 発足時の、我々の試算等々で想定されている郵便貯金銀行の自己資本比率でございますけれども、これは、まず銀行について申し上げますと、一三・六%から一八・九%の間というふうに想定をしております。また、保険会社のソルベンシーマージンにつきましては、将来の逆ざやに備えて責任...全文を見る
○竹中国務大臣 今の時点で、株式の売却先、購入者がどのようになるか、どのような方々になるかということに特定の想定を持っているわけではございません。  いずれにしましても、売却処分がきっちりとなされるように、我々としては、枠組みをつくってそれを運用していくということが重要だと思っ...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、どのような株主構成になるかということについて今から想定するのは難しいということを申しているわけでございます。しかし、制度上、こういう人には例えば内外差別をするとか、そういうことはもちろん設けてはいないわけでございます。  想定できることはできるだけ想定して...全文を見る
○竹中国務大臣 金融において信用が重要だと。その場合の信用は、法律に信用があるなしが書かれるわけではもちろんございませんで、市場における、それに対する市場参加者の認識、パーセプションの問題であろうかと思います。  その意味で、商法の一般会社として設立するわけでございますが、一〇...全文を見る
○竹中国務大臣 私が連日いろいろ時間の制約があるということもありまして、その後新たに何かが進捗しているという状況ではございません。
○竹中国務大臣 その後、室長としては面会の機会を持っていないということでございます。事務的に課長のレベルとかでどのようになっているかというのは、また必要でございましたら、調査をして御報告をさせていただきます。
○竹中国務大臣 機会があれば、必要に応じて適切に対応したいと思います。
○竹中国務大臣 言うまでもございませんが、郵政民営化は、日本の国民の利便に資するために、そして日本の経済全体のためにやっているわけでございます。だれかがどう言っているから政府がやっているというような性格のものでは全くございません。  今、大出委員が、こういうことをアメリカは言っ...全文を見る
○竹中国務大臣 今ちょっと資料が来ましたので、ATMで今の手数料でございますね。  一万円以下、通常のものについては六十円、それで、一万円から十万円以下のものについては百十円……(大出委員「振り込みの方を見てください、百三十円のところを見てください」と呼ぶ)はい、わかりました。...全文を見る
○竹中国務大臣 今、大出委員、非常にたくさんの身近な例を挙げてくださいました。その一つ一つ、大変重要なことであるというふうには思っております。  ただ同時に、民間でも、今、手数料等々を例にとりましても、いろいろな手数料設定がございます。口座維持なんかの手数料の問題意識を委員はも...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと、数字のことでございますので正確に申し上げたいんですけれども、見えない国民負担がどのぐらい大きいのかについては、いろいろな議論があるということも申し上げさせていただいたつもりでございます。  これは、法人税、法人住民税、事業税、印紙税、登録免許税等につい...全文を見る
○竹中国務大臣 預金保険料と、それと保護機構の負担金、それを合計して、先ほどのと合わせて五千五百でございます。
○竹中国務大臣 お尋ねの固定資産税、租税等の中に含まれております。
○竹中国務大臣 日本郵政公社のIT関連費用は、平均して年間三千億円程度となっていると承知をしております。骨格経営試算等々、それに基づいて計算をしております。
○竹中国務大臣 今申し上げたのは、年平均して三千億円程度、そういう負担構造に現状なっているという意味でございます。
○竹中国務大臣 その一兆円の試算というのは、例の、準備室に設けました専門家の委員会の中で出された数字だと思いますが、これは、預金の規模が減っていくわけでございますから、その減っていくということ等々に基づいている。そして、利益の金額は年によって変動いたしますけれども、この推計の当時...全文を見る
○竹中国務大臣 それは会社、業者のつくった資料でありまして、政府のペーパーではございません。私自身、説明を受けたこともございません。広報室がそれに基づいて何らか意思決定したことはないと私は聞いております。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 修正案の内容につきましては、これは政府・与党合意でございますけれども、その政府・与党合意、それと、これまで政府が国会において答弁をさせていただいた事項、それらにつきまして、その内容の明確化を図るものなどであるというふうに承知をしております。  政府としては、この...全文を見る
○竹中国務大臣 金融業としての性格を考慮して、銀行、保険に関してはユニバーサルサービスの義務は課さない、しかし、その重要性にかんがみて、現実的に各地域でそうしたサービスが提供され続けるようにさまざまな工夫をした。その工夫につきましては、今、柳澤委員からも御指摘をくださったわけでご...全文を見る
○竹中国務大臣 銀行業及び生命保険業の代理業務について、具体的に法律上例示をすることによりまして郵便局会社の業務としての位置づけの明確を図られたものというふうに考えておりますので、このような議論の経緯等を真摯に受けとめ、我々は誠実に対応してまいるつもりでございます。
○竹中国務大臣 これは何度も御説明させていただいていますように、金融の業務におきまして信用が大変重要でありますから、その国の関与を断ち切るということが大変重要だからです。  なぜ売却するのかということに関しましては、国の信用、関与を断ち切るために売却をするわけでございます。その...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、株式を全額処分するということを義務づけている趣旨としては、これは信用を断ち切るためでございます。その上で再度株式の保有をするかどうかというのは、これは経営判断でございますけれども、経営判断も民間の企業として通常の制約の中でやっていただく。したがって、これは税...全文を見る
○竹中国務大臣 経営判断として、完全な民有民営になった後に、経営上それが必要であるというふうに判断をすれば、当然されるわけでございます。
○竹中国務大臣 完全売却は経営判断ではございません。これは法律上の制度でございます。完全処分は法律上の制度でございます。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 一義的には、国が関与してその意思決定なり株主としての権利を行使して、それで経営に影響を与える、これは関与の非常にわかりやすい例であろうかと思います。株主であって、それで株主権を行使して、そして影響力を与える、そういう状況を想定しているわけでございます。
○竹中国務大臣 国の、株主として株主権を行使して経営に影響を与える、そういった関与を断ち切る。したがって、株主としての影響力が及ばないような形にすることが関与を断ち切るということになるというふうに思っております。
○竹中国務大臣 二〇一七年三月三十一日までに完全処分をする、二〇一七年三月三十一日までにその支配権、議決権を保有しない状態にするということでございますから、その点は変化ございません。
○竹中国務大臣 二〇一七年三月三十一日までに完全処分をする、その時点で、支配権、すなわち議決権を有しない状況になるわけでございます。それ以降は、民間の会社として一般の法規制の中で行動していただくということでございます。
○竹中国務大臣 私の答弁は、二〇一七年三月三十一日までに完全処分をする、それ以降は、民間の企業として一般法規の中で経営判断で持ち合いが可能であるということを一貫して御答弁申しております。
○竹中国務大臣 今までの答弁で一貫をしております。  二〇一七年三月三十一日までに完全処分を行って断ち切る、それ以降は一般法規の中で経営判断で行動していただく、一貫してそのような答弁をしております。(発言する者あり)
○竹中国務大臣 この法律によりまして持ち株会社は、二〇一七年三月三十一日までに銀行と保険会社の株式を完全処分するということが義務づけられております。その意味は、信用が大切な金融業において国の関与を断ち切る、そして、断ち切って民有民営になった後については、これは、一般の法規に従って...全文を見る
○竹中国務大臣 二〇一七年の三月三十一日までに完全処分を義務づけている、これは私も申し上げましたし、中塚委員もそのとおり言ってきたというふうにおっしゃられたと思います。  それ以降について私は何を申し上げたかというと、「民営化後の各会社間の株式持合いについては、持株会社の下での...全文を見る
○竹中国務大臣 金融、保険のサービスの提供につきましては、法律上、ユニバーサルサービスの提供義務は課さない、この点は、政府案においても同じでございますし、修正案においても同じであるというふうに認識をしております。  その上で、今、柳澤委員が御答弁されましたように、実体的に金融の...全文を見る
○竹中国務大臣 郵便局の設置については、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置するとの規定を踏まえ、都市部も含め、国民の利便性に万が一にも支障が生じないよう十分な配慮がなされることが最も重要と考えております。  このため、あまねく全国において利用されることを旨...全文を見る
○竹中国務大臣 あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置するというその趣旨に基づきまして従来からも御答弁をさせていただきましたが、そうした点を、改めてできるだけ正確に御答弁させていただいた次第でございます。
○竹中国務大臣 これはまさに地域貢献、社会貢献、経営判断に基づいて行っていただくということでございますから、これに関して政府が上限を設けることはしていないという趣旨でございます。
○竹中国務大臣 地域貢献業務のスキームは、郵便局の維持を図るということを直接の目的とするものではもちろんないわけでございます。地域にとって必要性の高いサービスを確保するためのものでございます。郵便局会社以外の主体が同様のサービスを提供できる場合には、今銀行の例を挙げられましたが、...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、今申し上げましたように、そのサービスの中身によるということだと思います。これから金融機関、恐らく非常にそれぞれ特化をして、一概に、銀行、金融機関等々といっても、いろいろなサービスがあり得ようかと思います。したがって、その個々のケースごとに判断される必要があ...全文を見る
07月04日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第23号
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○竹中国務大臣 五十嵐委員御指摘のとおり、公的な財とかサービスとかをどのように提供していったらよいのか、これは非常に大きな問題でありますし、その場合の経営形態、形態としてはいろいろな工夫があり得るというふうに私も思います。  そのときに、まさに公的な役割を果たすものと、原則とし...全文を見る
○竹中国務大臣 まさに公的な役割を官が担うのか、そして民が担うのか、その中間的なものか、これはもういろいろな形があり得るわけで、各国とも、そのためのいろいろな努力をしておられるというふうに認識をしております。  私どもが今回提出させていただいている法案というのは、まさにそのよう...全文を見る
○竹中国務大臣 今、五十嵐委員が特殊法人の例ということで、まさにどこまで官がやるべきかということが重要だ、これはもう私どももまさにそのような考え方に立っております。  特殊法人について例を今お出しいただきましたので、どのような議論をしているか、二年前の諮問会議で、特殊法人の改革...全文を見る
○竹中国務大臣 今、財投機関債での調達、そして利子補給、恐らくそれに加えて保証というやり方で政策を実行する場合もある、そういうことを五十嵐委員は御指摘なのだというふうに思いますが、今の問題に関して言うならば、これはいわゆる公的なお金の流れの出口の議論として、そういう議論をさらに今...全文を見る
○竹中国務大臣 大きく二点、御指摘があったかと存じます。  一つは、国がやると安全資産だというけれども、年金はどのように考えるのかという点、この点に関しては、期間のリスクをどのように転嫁するかというところにおいて、公的年金と郵便貯金の運用ではやはりおのずと違うということだと思い...全文を見る
○竹中国務大臣 今の五十嵐委員の御指摘で、確かに、簡保と民間の生保会社では商品設計とか商品の構成とかが違っているというのは、これはもう私もそのとおりだと思います。そして、それが簡保なりのいわゆるビジネスモデルと言えるようなものになっているということだと思っております。  同時に...全文を見る
○竹中国務大臣 保険会社と銀行に関しましては、経営の自由度をしっかりと確保していただくことと同時に、民間とのイコールフッティングを確保するということが、これは大変重要であり、今回の民営化全体の考え方、それをやはりしっかりとさせる意味で一番重要なポイントであるというふうに私も思って...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、我々は、それぞれの分社化された組織が健全に市場経済の中で運営できるというふうに思っておりますので、もちろんつぶれるとかそういうことは想定は全くしていないわけでございますが、制度上の問題としまして、まず、これは分社化しまして、特殊会社としての持ち株会社と郵便事...全文を見る
○竹中国務大臣 民間の銀行に対する資本の注入に関しては、御承知のように、預金保険法百二条に基づく、これはシステミックリスクを防止するための措置というのが一方でございます。これはこれで重要な意味を持っている。五十嵐委員よくこれは御認識のように、危機を未然に防ぐという意味で重要な意味...全文を見る
○竹中国務大臣 会計上、決算をどのようにするかということだと思いますが、これは、特殊会社は特殊会社についての法律がございますから、それに基づいて行います。一般商法会社につきましては、一般の商法に基づいて、ないしはそれに関連する会計慣行に基づいて決算が行われることになるということで...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政の皆様方には、引き続き、非常に高い誇りと意欲を持ってお仕事を続けていただきたいというふうに思っております。  とりわけ特定局の局長の皆様方には、これまでのその地域での大変な役割を踏まえて、引き続き、これは公的な役割としては郵便認証司等々の資格も取っていただく...全文を見る
○竹中国務大臣 過疎地の郵便局、特に今簡易局を念頭に置いておられるんだと思いますが、それと基金の活用、これは経済合理性から説明できるのかということですが、貯金・保険サービスの業務量が小さい場合、そういう場合があり得るわけでございますけれども、これはネットワークの一環として簡易局で...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘の私のホームページの文言でございますけれども、これは私は、広報の事業に関して私なり政務秘書官が疑惑を抱かれるような形で関与した疑いがあるというような主張が一部でなされておりますが、そのような事実は一切ありませんということを基本的に書いております。その上で、本...全文を見る
○竹中国務大臣 今の、私の妻の会社のことは、私はよく知りません。妻がやっていることですから、私は知りません。  ただ、いずれにしましても、私の知る範囲では、もちろん、私自身の税務の相談も含めまして、今、初めてお伺いしましたが、その方ないしは事務所と、何か税務のことを委託している...全文を見る
○竹中国務大臣 何度か私の政務秘書官の名前が出ておりますが、政務秘書官と谷部氏は、面識はあるものの何ら利害関係はない。このことは以前から答弁をさせていただいております。  それと、今、委員は、推薦をしたというふうにおっしゃいましたが、推薦をしたというような事実は全くございません...全文を見る
○竹中国務大臣 資産の切り分けでございますが、資産の切り分けにつきましては、これはどのように切り分けるかというのは、承継会社等の目的と業務に照らしまして、公社の財産、その他の業務、資産負債を各承継会社に適切に承継させる、そのことによって承継会社等の業務が適切に遂行されるようにする...全文を見る
○竹中国務大臣 財産権のお話が出ましたが、まず、今申し上げたような形で、非常にしっかりと透明な形で、最終的には主務大臣がやるというような仕組みをつくっているというのが一つでございます。  そして、その上で、郵便貯金銀行の自己資本比率というのは、これは承継計画に基づく資産負債の切...全文を見る
○竹中国務大臣 私は、郵政民営化法案を担当しておりまして、その範囲で必要な説明責任等々を果たしていかなければいけません。  郵政民営化法案の作成に当たりましては、非常に大きな法案でありますから、政府の中での調整、そういった問題も当然に入ってまいりますが、法案を作成して、それを説...全文を見る
○竹中国務大臣 政府は大きな組織でございますから、事務そのものはそれぞれの担当でしっかりと対応してもらっていると思っております。
○竹中国務大臣 郵政民営化の法案の作成、それに必要な説明、必要な場合の調整、それが私の仕事でございます。
○竹中国務大臣 内閣官房のことでございますので、官房長官からお答えいただくのがいいのかもしれませんが、郵政民営化準備室ということで私の方から答えさせていただきます。  内閣官房というのは、これは内閣の重要政策に関する基本的な方針に関する企画立案、総合調整等を行う。したがって、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、小包の件でございますけれども、郵便小包が大変重要な役割を果たしてきたということは事実だと思います。しかし、現状では、既に民間の事業会社が全国的なネットワークを確立している。さらに、現実に郵公社の小包のシェアというのは、今非常に低いものになっているわけでござい...全文を見る
07月13日第162回国会 参議院 本会議 第31号
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○国務大臣(竹中平蔵君) このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その趣旨を御説...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山本議員から四問の質問をいただきました。  まず、都市部の郵便局の設置基準についてお尋ねでございますが、郵便局の設置については、国民の利便性に万が一にも支障が生じないよう十分な配慮がなされることが最も重要であると考えております。このため、あまねく全国に...全文を見る
07月14日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その提案理由及...全文を見る
07月15日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) お答えを申し上げます。  委員御指摘のように、これ、利用者の利便を高めるための改革でなければなりません。そうした観点から、我々も強い思い入れを持って制度設計をさせていただいたつもりでございます。全体として経営の自由度を拡大をして、そして市場における健全...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国会は国権の最高機関であって国の唯一の立法機関である、これは委員も、また総理も今この場で申し上げたとおりでございます。  条文のことでございますので一言だけ申し上げさせていただきたいんですが、今回の法案において、冒頭その閣議決定の引用があるという点でご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山崎委員には郵便局の設置の問題、さらにはその郵便局のネットワークを活用して提供される金融サービスの問題について、これまでも真摯に御議論いただいて、いろんな御指導を賜ってきたというふうに考えております。そうしたことを踏まえまして、我々もしっかりと制度設計を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大切な問題でございますので、手順も含めまして少し丁寧に御説明させていただきたいんですが。  各新会社への具体的な職員の帰属をどうするか。これ主務大臣、これは内閣総理大臣及び総務大臣でございますけれども、主務大臣が作成します基本計画に従いまして、準備企画...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 第一のはてなマーク、なぜ今民営化かということでございますが、今、日本の経済、やはりこれから人口減少等、生産活動が縮小、停滞していくのではないか、思い切って経済の活性化を図っていかないとやはり日本の経済社会自身が大変なことになるのではないかと、非常に大きな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 特に、このサービスが続くのか。郵便に関しましては、これはユニバーサルサービス義務を法律上課すわけでございますので、山間地、離島含めまして引き続きそういった法律上の義務が課されます。  そこで、次に問題になるのが、今、世耕委員お尋ねの金融のサービスが特に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、やはり三つのメリットがあるというふうに申し上げたいと思います。  まず、マクロ経済的な経済全体のメカニズムから申し上げますと、先ほど申し上げましたように、三百四十兆円のお金が官から民に流れていく道が開かれるという点でやはり非常に大きな経済活性化に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私自身も郵便局の改革による変化というのを勉強させていただきまして、今、世耕委員御指摘のように、生田総裁の下で公社の皆さん本当に頑張って、国民からより信頼される郵政のシステムをつくり、それを運営をしておられるというふうに思っておられます。  しかし、それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 世耕委員御指摘のように、私、実は先ほどメリットとして三つを申し上げたわけでございますが、マクロ経済、経済の全体の仕組みを変えるということと、公社の経営を良くするということと、そして国民の利便。委員御指摘の点は、正にその一番目の経済の仕組みを変える中で、よ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お金の流れの解釈として、私も世耕委員の御指摘のとおりであろうかと思います。  そもそも、やはり郵政の資金運用を考えてみますと、貯金で集めて安全資産で運用すると。ところが、貯金で集めて、じゃ、安全資産の典型は国債でありますから、貯金で集めて国債で運用する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、郵政のお金の流れ、官のお金の流れの入口と中間と出口それぞれでやはり改革を重ねることによって流れも変わってきますし、たとえ結果的に数字が大きく変わらなくても、その意味合いが非常に大きく変わってくるということであろうかと思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社の場合とそうでなくなる場合、民営化される場合でお金の流れがどのように変わるか、これ基本的には、先ほどから申し上げていますように、やはり財政の赤字をしっかりと小さくしていく、そして特殊法人改革をしっかりとしていく、そういう全体としての流れが最も重要なポ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営形態及び組織を考えるに当たりましては、当初からゼロベースでいろんな議論をさせていただきました。  まず、やはり分社化させるということがどうしても必要だろうという議論をまず最初にいたしました。それは、やはり金融と商業を分離するというのが、これは銀行業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お尋ねの点に関しましては、正に郵政の民営化の制度設計の上で最も難しい、判断の難しいところのポイントの一つであったろうというふうに思います。私どもは、やはりこの中で事業会社、一般の事業会社に加えて銀行と保険が同じ傘の、屋根の下にいるという非常に特殊な状況...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 議論の初期の段階では、実は世耕委員がおっしゃられるような案についても我々は議論をさせていただきました。それぞれいろんな考え方のメリット、デメリットあるわけでございますが、結論から申し上げますと、実は郵便局会社、郵便事業会社というのは郵便局会社に業務を委託...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、金融業においては信用が絶対的に重要である。その場合、国家という絶対的信用のその影響力、関与をやはり結果的には排さなければいけないということで、株式をその期間を決めてやはり処分をしていただきたい。これ実は、法文上は株式を売却する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変、NTTの例をお出しいただきましたが、重要なポイントであろうと思います。  私は、やはりあえて、あえてやはり申し上げたいのは、やはり一般の事業会社と銀行、保険、金融とはそこがやっぱり本質的に違うということなのではないかと思います。銀行、保険、金融会...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、国際物流市場というのは、いわゆる四大インテグレーターといいますか、四大事業者の事実上の寡占状態に国際市場だんだんなりつつあるというふうに認識をしております。しかし一方で、この成長の著しいアジアの市場については、実はアジア域内での市場規模が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、北側大臣からもお話ございましたけれども、現実に、先ほど四大事業者と申し上げましたけれども、そのうちの一つは実は民営化されたドイツ郵政でございます。もう一つは、民営化されたオランダの郵政の会社でございます。その意味では、私自身、郵政、日本の郵政に是非頑...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘の図は、まあここでは一九九七年から二〇〇四年までのお金の流れの変化を、銀行そして国、企業との関係でお示しいただいております。これはその意味では御指摘のとおりでありまして、バブル崩壊後、九〇年代から現在に至るまで、正にお金は民の方ではなくて官の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、まず、国の信用を断ち切って、関与を断ち切っていただくという観点からこれは処分していただく。そういうことによって民間と同じ対等の民有民営の企業になっていただくわけでございますけども、その後、経営の判断でそれを更にいろんな形での提携関係を持ちたい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そもそも、なぜこれを本当に完全処分するかということは、これは決して経営者のために処分するしないという問題ではございません。これは制度として、これは銀行、保険会社、これがほかの銀行やほかの保険会社と同じ条件になっていただかなければいけないということで、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 整合性の原則というのは、これは正に私が提唱したものでございますが、これは金融改革や財政改革とその方向性を一にさせるというものでございます。  財政に関して言うならば、今、財政改革しなきゃいけないときに国庫の負担をさせないということも必要でございましょう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、何といいましても郵便そのもののユニバーサルサービス義務が課されておりまして、そのユニバーサルサービスの義務を支えるものとして郵便局のネットワークというのが必要でございます。切手も買えなければいけない、書留も受け付けていただかなければいけない、そうい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域貢献、社会貢献、それぞれございますが、分かりやすい例として地域貢献の例でお話をさせていただきたいと思います。  先ほどから峰崎委員御懸念のように、これ本当に全国津々浦々の郵便局で、郵便局を設置する基準は作ったとしても、そこで本当に金融サービスが提供...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えする前に、先ほど私、社会貢献基金の例ということで申し上げましたが、地域貢献基金でございますので、失礼をいたしました。  今、峰崎委員のお尋ねで、上限を、決まっているのではないかという御指摘でございますが、これ、上限を決めているわけではございません...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お示しの第三種、第四種の赤字の額等々、もちろん我々掌握をしているわけでございますけれども、この考え方というのは、今も実は別に基金があるわけではございません、その中で公社として全体の経営の中で、言わばユニバーサルサービスの一環としてそのような費用を負担を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員の御質問は、公的な役割を、サービスをやるのは今まで公社だからできたと、しかし、民営化でそれをやるというときには今御指摘のような矛盾が生じるのではないかというお尋ねであろうかと思いますが、実はその点は今も公社でこれをやっている、公的な役割を担ってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どの程度の金額かという金額だけでよろしいんでございましょうか。  これ、骨格経営試算を我々行っておりますけれども、もちろんそれを、最終的にはこれは承継計画でしっかりとした手続を経て決まってくるものでありますので、我々は骨格経営試算において分社化の下での...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 経営資産の意味でございますが、公社のバランスシートを基本的には分解する構造になっておりますので、そこに、バランスシート上あるものにつきましては、しかるべく配分をされていると承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 含まれております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のは公社の資料だと思います。  「預金保険法第五十五条の二に定める「データ作成システム提供」についてシステム的に対応できない(手作業での準備は事実上不可能な規模)」、その細かいところも引き続き読みますと、「第一項に規定されている、機構による保険事...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、まず、この法案を是非とも御可決をいただいて、その上でしっかりとした対応をしなければいけない、政省令等々定めていかなければいけないというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 七月四日のその衆議院の民営化に関する特別委員会におきまして生田総裁が御発言しておられます。法案がもしこのまま通るとすれば、それでカバーし得る体制に準備といいますか、勉強が進んでいる、こう理解いただいていいと思います。そのような御説明がございました。したが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、先ほどからの御質問に対して、全体に対して是非一言御答弁をさせていただきたいんですが。  我々は正にこれは本当に現実の問題であると、理想論や一般論を語るのではなくて、公社が一体どうできるかという問題であるという強い認識の下に例のシステムの検討会...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 三連休がないからできる、できないという御指摘がございましたですけれども、これは、その点も含めまして、正に今総理おっしゃいましたように、これ専門家に検討していただいた結果を私たちは申し上げているわけでございます。  私の認識として申し上げても、これは会社...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 自分の人事のことを自分で語るべきではないと思いますが、少なくとも私は経営者として特別の経験やそういった能力があるとは思っておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 本会議が七回、それと専門委員会、ワーキングのユニットが八回、合計十五回であったと聞いております。
○国務大臣(竹中平蔵君) この民営化によって設立されます新会社は、これは移行期間中であれ終了後であれ、ひとしく独禁法の適用を受けるものでございます。公正かつ自由な競争の観点から、公正取引委員会において適切な対応が図られていくということにその意味で相なります。  移行期間中の郵便...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 条件にはしておりません。しかし、公取において適切な対応が図られていくというふうに考えております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の制度設計におきましては、そうした新規の新しい業務につきましては、民営化委員会で御議論をいただいてその意見を聞くということにしております。そうしたプロセスを通じまして適切な措置を図っていくことができるというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化の定義として基本方針を引用させていただいておりますが、基本方針の中にそのような趣旨のことは書かれていたと承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、先ほど目的のところで御答弁をさせていただいたとおりでございます。  ちなみに、第二条で基本理念がございますが、基本理念には、「内外の社会経済情勢の変化に即応し、公社に代わる新たな体制の確立等により、経営の自主性、創造性及び効率性を高めるとと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山口委員御指摘のとおり、日本郵政公社の経営そのものには直接税金を投入しているわけではございません。  他方で、郵政公社に対しましては、これは法人税でありますとか法人住民税、事業税、印紙税、登録免許税等々を非課税としておりますし、固定資産税を二分の一負担...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) スケジュールでございますが、まず民営化の実施時期、この法案では平成十九年四月一日としております。この日に、郵便事業を行います郵便事業会社、郵便窓口業務等々を行います郵便局株式会社、そして銀行業務を行う郵便貯金銀行、保険業務を行う郵便保険会社、これら四事業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ユニバーサルサービスは片仮名でございますけれども、全国一律のサービスという趣旨でございます。  具体的には、郵便がやはり最も分かりやすいと思いますが、郵便の場合は全国一律にどこでもポストに投函できるし、どこにも届けることができる。私も地方の出身でござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私ども、全国に張り巡らされた郵便局ネットワークは、国民にとっての非常に重要な資産であるというふうに思っております。法案におきましても、与党と政府の真摯な協議を踏まえまして、国民の安心、利便を守りながらこの資産を十分活用し得ると、そういう配慮をしたところで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便認証司というのは新しい仕組みでございますので、なかなか、しっかりと御説明をしなければいけないというふうに思います。  現在、公社が提供をしております郵便のサービスのうち、これは債権譲渡手続等において利用される内容証明、内容証明の郵便、そして民事訴訟...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、お尋ねの基金の、社会・地域貢献基金の具体的な性格でございますけれども、これは日本郵政株式会社法第十三条におきまして、日本郵政株式会社の利益の一部から積み立てられること、そして基金にいったん積み立てれば原則取崩しが許されないこと、そして基金に係る経理...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 雇用を確保するということは言うに及びませんけれども、加えて、やはり職員の皆さんが本当にやりがいを持って、安心感を持って仕事をしていただける、そうした観点から配属等々大変重要な問題でございます。  まず、新設させる各会社への具体的な職員の帰属でございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨年十一月に我々、骨格経営試算を行っておりますけれども、それに基づく想定を申し述べさせていただきます。  民営化の四会社が新規業務を行わない場合の、これは新規、民営化当初は公社と同じ状況から、業務内容から出発するということでございますけれども、その場合...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 具体的には、郵政事業に関連します金融分野や流通分野の方、さらに民営化先例、先行事例でありますJR、公益事業である電力会社の方にお越しをいただいております。  具体的には、日本銀行、全国銀行協会、日本損害保険協会、そして金融系のシンクタンク、日本路線トラ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 数を申し上げます。  日本銀行一名、全国銀行協会二名、日本損害保険協会一名、金融系シンクタンク四名、そして日本路線トラック連盟二名、JR関係二名、電力一名でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本銀行等と申し上げた、企業名申し上げたつもりでございますが、金融系シンクタンクについて更に申し上げますと、野村資本市場研究所、大和総研、ニッセイ基礎研、農中の総合研究所、JRは東日本と西日本、電力は関西電力でございます。
07月19日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 和をもって貴しとなす、大変重要な、また深みの、重みのあるお言葉であると思っております。私自身もそのような地域社会の中で育ってまいりましたし、そういう考え方、やはり日本の中にしっかりと根付いた貴重な考え方であろうかと思います。  同時に、その和の社会、競...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) なぜ今民営化なのかと、とりわけその公社の最初の中期計画の終了を待って、その実績を評価、検証してからの民営化ではなぜいけないのかと、大変重要な岩城委員からのお尋ねであるというふうに存じます。  郵政公社の現在の経営状況、これは生田総裁の下で公社の皆さんも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 岩城委員は、市長として行政の最前線にいらっしゃられたわけでございますから、地域におけるそうしたコミュニティー確保、そうした観点からの郵便局ネットワーク維持の重要性について非常に強い思いをお持ちであろうかと思います。  私どもも、全国に張り巡らされました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には設置基準を定めております。そして、その設置については義務付けを行った上で設置基準を定めております。そして、その設置基準を満たすために、これは郵便料金の問題等々も含めて総合的に、その総務大臣の方でしかるべく総合的な一般監督を行うことになっておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的な考え方は次のような考え方でございます。  これは金融サービス等々、地域貢献の金融サービス等々を確保するためにこの基金が使われる。そして、金融サービスを確保するということによってしっかりとしたその経営の基盤もつくられるわけでございますから、それを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前の金融サービスが、金融のユニバーサルサービスは義務付けないわけでございますが、しかし金融サービスが大変地域にとっても重要であると、国民にとって重要であるということを強く認識をいたしまして、委員御指摘のとおり、何段階もの措置をとらしていただいております。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基金に関しまして総合的な観点からのお尋ねがございました。  この基金の算定の基礎でございますけれども、具体的なお尋ねでございますので数字を申し上げたいと思いますけれども、まず、局数としては、具体的には一局当たり六百万円程度の費用で、これは二千局程度で地...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 見直しの問題でございます。  この三年ごとに行われる見直しは、郵政民営化の進捗状況についての総合的な見直しでございまして、見直しの対象には郵政民営化に関する事項全般が含まれるところでございます。  この見直しの対象には、この経営形態の在り方のほかに、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この郵政民営化は、国民の利便の向上及び経済の活性化を図るために行われるものでございます。郵政民営化は、こうした目的に照らして、経営形態の在り方を含めた民営化に関する事項全般について何らかの問題が生じているようなときには、これは郵政民営化法に定められた理念...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御答弁の前に、先ほど、郵政民営化はこうした目的に照らして民営化に関する全般事項について云々と申し上げましたが、郵政民営化委員会でございますので、訂正をさせていただきます。  お尋ねは、具体的なイメージでございますけれども、基本的に申し上げられる点は、や...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山下委員のお尋ねは、基本的には、まず分社化した理由、そしてその中で官の仕事をどのように位置付けたのかと、そういうことであると存じます。  まず、これは一般的な言い方になりますが、やはり分社化をなぜしなければいけないかということに関しましては、これは郵便...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 窓口会社の性格付け、位置付け、なぜなのかというのは大変重要な点であろうかと思います。  一つその前に、どういう専門性があるのかというお尋ねでございますが、私は、やはりこれは対顧客サービスでございますから、特に郵便局の場合、既にそういう私は基盤を築いてい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山下委員がおっしゃいましたように非常に、これ業務の内容をどの程度多様化させていくのかという問題であろうかと思います。  今現実問題として郵便を扱い、そして貯金を販売し、保険を販売するという仕事をしておられる、預金の受け払いをしておられるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員は今システムを例に取られて、その上でコストセンターのようなものを別に独立させて持つという方法もあるんではないかという、大変重要な御示唆であると思います。  まず、システムそのものは大切だと、もうそのとおりだと思います。そして、これは本当に大丈夫かと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 財政金融にお詳しい委員の御指摘、誠にごもっともだと思います。  まさしく委員がおっしゃっているのは、正に早く民営化する必要があるということを言ってくださっているんだというふうに思っておりますけれども、この十年のその期間をどのように考えるかと、移行期間を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山下委員、正にすみ分けとおっしゃいましたが、そのすみ分けを未来永劫やっぱり続けることはできないということなのだと思います。その意味で、健全な資本市場の中に吸収統合されていく必要があると。それが民営化のマクロ的な一つの背景になっていると思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化の定義につきましては、この郵政民営化法の第一条に書いておりますけれども、平成十六年九月十日に閣議決定された「郵政民営化の基本方針に則して行われる改革(以下「郵政民営化」という。)について、」云々、そのような形で、引用する形で定義をさせていただいてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律上の定義というふうにお尋ねがございましたので、法律の中での御紹介をさせていただきました。  郵政民営化、ここで書かれております、基本方針に則して行われる改革でございますから、これは非常に幅の広いものでございますが、基本的に民営化とは何かというと、民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化というのは、国営、公営ではなくて民間の企業になるということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 特殊会社といえどもこれは株式会社でございまして、民営化でございます。ちなみに、NTTも特殊会社でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) ここで言う民営化とは、商法が適用される、商法が、商法が民間と同様に適用される会社だというふうに考えております。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化そのものの幅広い定義についてすべて私がお答えできるわけではございませんが、少なくとも郵政民営化を議論する際の民営化はそのような意味でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 民間企業にはいろいろあると思います。民間が経営する、正に民営でございますけれども、その中にはいろんなタイプのものがあり得るということだと思います。  商法の一般法人、これがいわゆる多くの、私を含め多くの人がイメージするいわゆる純粋の民間の会社、我々は民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員の、特殊法人、民間法人、一般の株式会社、特殊会社、私が申し上げたことと矛盾はないと存じます。私は広義の民営化の中に特殊会社が含まれるというふうに申し上げたわけで、これは特殊法人はもちろん違います。特殊会社は特別の法律に基づいて設立された商法上の株...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 特殊法人というのは、法律により直接に設立される法人、特別の法律により特別の設立行為をもって設立されるべきものとされる法人でございますから、商法上の株式会社ではない、これは違うというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 現実の民営化の議論の中で多くの方々と話をしています場合に、その特殊会社も民間の会社なんであると、その特殊会社というものについてなかなか必ずしも当初は御理解をいただけなくて、その結果として、委員が御指摘になったような議論の混乱といいますか、議論の分かりにく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には法律の書き方というのは、それによってどのような実効性が担保されるかということであろうかと思っております。  郵便の窓口というのは、郵便、要するに郵便局というのはどういうところかというと、郵便の窓口業務を行う、そのために設置の基準も設けるわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 四条一項は正に次に掲げる業務を営むものとするということですから、これは営むことが義務付けられているわけでございます。二の方は営むことができるということでございますから、正にその意味では委員がおっしゃるような主たる業務として営まなければならないものを第一項...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化というのは経営の自由度を増すということでございますから、その意味では法律の縛りを最低限にしながら、しかし同時に、その実効性をその郵政が担っている役割にかんがみて、その実効性をいかに担保するかという点で非常に工夫をしてこの法律を作っているつもりでござ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、法律上ということでございますけれども、我々はどのように担保しているかということに関して申し上げますと、再委託については、この機構法上、委託契約の中で定めることにしている、そして委託契約の内容を審査することにより適切な再委託関係を確保する、そしてこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が申し上げていますように、法律上にそのことを明記はしていませんけれども、それを実効上担保するような法律の仕組みにしているわけでございます。  この承継は円滑でなければいけない、それで、その中でそのようなその承継計画を作らなければいけないわけでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、麻生大臣がお答えになったとおりなんでございますが、先ほど櫻井委員が、最初は特殊会社なんですねという言い方をされたと存じます。JRの場合等々、正にそういうことでございまして、株を売り出す段階で一般の商法法人になると。  今回の民営化におきましては、公...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の点は、これはもう櫻井委員御指摘のとおりであろうかと思っております、そこを言わなければいけないと。私は、地方へのTVキャラバン等々では、そのことを随分と丁寧に御説明をさせていただいたつもりでございます。  委員正に御指摘のように、民間といいますと、非...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今正に委員が御指摘のような点をやはり丁寧に御説明をしなければいけないということなのだと思います。  例えば民営化。これは、NTTは民営化だというふうに多くの方はこれは認識はされるわけでございますが、しかし、そのNTTは正にユニバーサルサービスの義務を負...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この認識でございますから、だれの認識かということだと思いますが、国民の皆様は純粋民間企業をイメージされる方が多いのだと思います。私自身は、民営化に関しましては、民間企業になるということでございますから、これについては、委員も御引用されました平成十三年の特...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の三つの類型、いずれも民営化ではございますが、その時々によってきっちりと説明をしなければいけないというふうに思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、先ほど申し上げましたように、民営化された企業でございます。この民営化には、先ほど言いましたように、特殊会社そして、等々いろいろなものがあります。民営化された企業を広義で民間企業というふうに呼んでも全く差し支えないと思います。ソニーやトヨタのような純...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから、広義の特殊法人、それに対する狭義の特殊法人というのがあるわけでございますが、例の引用させていただきました平成十三年の閣議決定に対して、これは狭義の正に特殊法人について議論をしているわけであります。そして、その狭義の特殊法人については、これは民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の責任は、正に法律案をしっかりと作って、それをしっかりと御説明させていただくことであるというふうに思っております。  郵政民営化につきましては、説明が不足であるというような御指摘も受けまして、その広報の活動もさせていただきました。その中身につきまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に大きなお尋ねでございますが、私たちは市場経済の中で活動をしております。その意味では、民でできることは民というその基本原則が、基本原則としてやはり私は重要だと思いますが、その上で、サービスの内容に応じて、民間企業によって供給される方がそれが適切なもの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこもいろんなパターンがあるのだと思います。公営の輸送サービスでございますけれども、輸送サービスとして極めて市場では配分できないような公共性の強いものもあれば、鉄道も、私鉄もあるわけでございますから、私鉄によってやれるものもあるということなのだと思ってお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化に期待する最大のことは、やはり経営の自由度を持っていただく、そして経営の自由度を発揮していただいて、正に民間のダイナミズムをそこで発揮していただいて、そして国民の利便に資す。お金の流れも活性化するし、公社の経営自体にも貢献するということではないかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員おっしゃるように、民営化すればよいものではない。正に健全な市場競争を通して、その中での切磋琢磨の中で生産性向上、良いサービスが出てくると、これは全くそのとおりであろうかと思います。  郵便事業を例に挙げておられましたので、それで考えるのが重要かと存...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新規事業、その中でもとりわけコンビニについてのお尋ねでございますけれども、郵便局会社が具体的にどのような新規業務に進出していくのか、これは今後、新経営陣の下で戦略性がだんだん練られていくわけでございますけれども、この郵便局ネットワークという経営資源は集客...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 人口が減少する中でと、それはもうそのとおりでございます。ただ、これは大変有効な営業拠点としての、集客力のある拠点としての資産価値を持っているわけでございますから、これを活用していただきたいと。活用することによってそこで収益を上げていただくということは、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、郵政、これは、今は店舗の活用の例でございますが、それだけではなくて、金融についても保険についても、民間企業として対等の条件で競争に参加していただくことによって経済が活性化される、これはやっぱり極めて重要なポイントであろうかと思います。例えば、今ゆう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) マクロの経済のメカニズムは、長期的にはやっぱり大変重要な問題だと思います。やはりそれを……
○国務大臣(竹中平蔵君) まあそれは委員も認めてくださっているんだと思います。しかし、短期的にはいろんな問題が生じ得るのではないか、特に人口減少社会では。その若林委員のお尋ねももちろん理解できるところでございます。  そうした観点からこの法律では、これは同業者に、他社に対する配...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社化、公社の場合と民営化した場合の収益でございますけれども、準備室としましては、民営化を前提に、昨年十一月に骨格経営試算を発表しております。また、今年三月には採算性に関する試算、新規業務を行ったとき等々の試算を発表しております。  その中では、公社の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 設立される新たな会社につきましては、これは通常の民間会社と同様の扱いになるわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 行政ではございませんので、そのとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) とりわけ、その天下りについて委員御関心だと思いますが、これは民営化の趣旨を踏まえまして、制度設計上、特段規制、特段の規制をすることはしない、新会社の経営陣が人事政策の一環として適切に判断して行えるようにしているところでございます。  もちろん、国家公務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国民の感情、確かに委員御指摘のような問題意識をお持ちの方も多いと思います。  そもそも、なぜ民営化、民間、民営化された後そういう天下り規制がないかということを考えますと、これはやはり民間企業としての大変厳しいガバナンスが働いているはずであると。つまり、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には同様の扱いになるというふうに御承知おきいただきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) NTT等々もWTOのその適用対象外になる申請をしておられると聞いておりますが、まだそれが認められていない。方向としては郵政についてもそのようなことになろうかと存じます。  その場合、適用が対象外になった場合、自由は得るけれども、逆にそれなりの情報公開と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その個別の公社の契約についてはちょっと私は承知する立場にはございませんが、山根委員の御懸念は、やはり今までは政府機関としての一種のガバナンスが働いていたと。それ民営化されるわけですけれども、民間機関としての今度は別のガバナンスの機構の中に入るわけでござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 全国の正に郵政事業に携わる職員の方々が公の職務に奉ずる者として高い使命感を持って熱心に仕事に取り組んでこられたと、そのように思っております。また、公社になりまして更に努力を重ねられておられると。今回の改革に当たり、こうした点は配慮しなければならない重要な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 対日投資会議、これは日米間のでございますか。私自身は直接の交渉に携わったことは少なくともございません。ちょっと急な御質問なんでございますけれども、直接の担当者として参加したことはございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これ日米間のとおっしゃいましたけれども、日本として対日投資を促進しようと、それはそういう仕組みは内閣府にございます。それのことでございましたら、これは内閣府としてやっているわけでございますが、九四年云々は少なくとも私は担当しておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) この民営化は、言うまでもございませんが、小泉内閣における政策判断に基づきまして、これは国民の利益を最大限高めるために、これは改革の本丸として位置付けているものでございます。アメリカの要求に沿って行っているものではこれは全くございません。  これはもうた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) メリット、デメリット、それぞれを解説すると少し時間掛かってしまうんでございますが、できるだけ簡潔に申し上げたいと思います。  日本の経済社会は、人口減少等による生産活動の縮小とか生産性の停滞とか、そういう懸念もあるわけで、やはり経済の活性化を図るために...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化しないデメリットでございますけれども、先ほどの実は申し上げたことの裏返し、民営化するメリットの裏返しになろうかと思いますが、とりわけ、やはり公社経営の観点から、経営が大変厳しい環境の中でその状況に直面していくということではないかと思います。また、経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これまでの郵貯、簡保の資金、これは言うまでもなく国が集めている、国の機関が集めているお金でございます。そして、結果的にそこには政府保証が付けられております。政府保証という政府の信用を背景に国が集めたお金ということになります。  そこで、どういう性格のお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 資金の性格で、先ほど来、その政府保証が付いているということで官の資金の制約ということをお話ししたわけでございますが、今の委員の御指摘は、資金コストが高いという表現を使われましたが、その預金の商品の性格上、ALMといいますか資産負債管理をやるに当たってもや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 西田委員の御指摘は、要するに、いわゆる組織としての経費削減だけではやはり限界があるのであって、その資金の流れそのものがもっとダイナミックに変わって、その中で資金の調達構造、運用構造も変わるような形に持っていかないと、この官から民へのお金の有効な流れという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員のお尋ねは、預金を、貯金を集めて、預金を集めてそれを運用するストック型の商売と、いろんな金融商品等々を売って手数料、フィービジネスをやるそのフロー型の商売と、それの組合せをどのようにしていくのかと、そのようなお尋ねであろうかというふうに思います。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のとおり、やはりイメージを持った上で議論をすることは必要であろうかと思います。  これは、詳細、細部については、これは経営者がいろいろこれから考えていかれるわけでございますが、我々が骨格経営試算及び収益等々の試算で想定している姿に関して申し上...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはいろんな可能性でございますので、そのような積み上げの計算を内訳としてやっているわけではございません。  これは、その時々の金融情勢等々にもよるものでございますし、ただ、これだけの資金量を持ち、そしてこれだけの人的資源も持っている会社でございますか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それは、その十年後のノウハウの蓄積の度合い、金融市場の状況等々を総合的にやはり勘案して決定されていかれるべき問題だと思います。  ただ、一般的な方向としては、やはりこの郵政というのは、これまでも地域密着型でいろんな貢献をされてきましたし、ノウハウを持っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、日本郵政公社のその業務の範囲からスタートをするということを考えているわけでございますけれども、ここでそのスタート時点での公社と同様の業務範囲といいますのは、制度設計上の基本的なコンセプトは公社と同じにすると、そのように御理解をいただきたい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便貯金銀行、保険会社につきましては、これは全額処分までは政府出資の形で国の信用、関与が残るということになって競争上優位に立つことになりますので、移行期間中は限度額や業務範囲の制限などの規制を課して、そして株式処分の進展等国の関与の度合いが低減していくの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 貸付け等、段階的に拡大をして自由度を発揮していっていただく。その際に、その判断が、行政の判断が有識者の中立的、専門的意見を踏まえたものになるようにこの民営化委員会というのが設置されるわけでございます。  委員のお尋ね、そこで立法府がどう、どのようにかか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 期限が設けられるかというお尋ねは、これ、いつまでということでございますか。  これは、地域貢献計画そのものは三年に一度作られるという内容になっておりますので、その三年間についてその貢献の仕組みをつくるということになるというふうに思っております。  そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 貯金銀行、そして保険会社の株式の処分につきましては、これは経済情勢でありますとか証券市場の変化によって影響を受けるわけでございますけれども、十年間という長い期間にわたりまして段階的に処分を行うことを考えておりまして、過去の民営化時の売却事例から見ましても...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、預入限度額をどうするかということに関しては、この議論をする過程でいろんな議論がございました。  これは、移行期当初から一般企業と同様の税負担を負うのに限度額は現状水準のままというのはいかがなものかというような御意見もございました。また、政府出資に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 官業であるゆえの制約として、これは現行一千万円の郵便貯金の預入限度額が、これは法律において、公社法においてはこれは定められているわけでございます。  民営化に当たりましては、これは貯金銀行、そして保険会社については一般の商法会社として設立して、一般の銀...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) イコールフッティングの判断基準、これはまさしく総合的に様々な要素を勘案しなければならないわけでございますけれども、一例として、先ほど申し上げました百五条決定、百三十四条決定等々において、例えば総理大臣、総務大臣は、郵政民営化委員会の意見を聴取の上、例えば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その栄村そのものについてちょっと存じ上げているわけではないんでございますが、今の吉川委員の話ですと、ここは先般御説明申し上げた過疎地ですね。  過疎地については、法施行の際、現に存するネットワーク水準を維持するというふうにしておりますし、その過疎地の定...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局の定義につきましては、郵便局株式会社法第二条におきまして、「会社の営業所であって、郵便窓口業務を行うもの」というふうに規定しているところでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私どもは、その民営化を実現するに当たりまして、これは機能ごとに、やはり特性の違う機能ごとに分けなければいけない。その際、銀行というのは信用が重要でありますから、国の関与をやはり排除していかなければいけない。そのような制度設計の下で、基本的には、その金融、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 見積りの対象としているのは、簡易局はその中に入っていないのかというお尋ねでございますけれども……
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません。  基金の対象というのは、郵便局株式会社法案の第六条第三項の要件を満たせばよいわけでありまして、特定局で行われる業務に限られているわけではございません。したがって、簡易局等ともその対象にはなるわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 簡易局、代理ですので短く申し上げます。  簡易局も基金の交付の対象となります。一方で、簡易局の損益は、公社による局別損益において一体で、郵便局の損益と監督する局と一体と扱われていますので、積算に当たりましては、その監督郵便局と一体で取り扱う形で積算に勘...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは金融庁等々の話でもございますので、どのような対応が可能か検討をさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 年金配達サービス、そしてひまわりサービスが具体的に民営化後どのようになっていくか。民営化後、年金配達サービスでございますけれども、これをどの会社の職員が行うかということにつきましては、業務の実態と、それと分社化における職員の配置を踏まえて今後検討されるこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便、配達店が豪雪時には新聞を郵便局に差し出して配達してもらう例があるということを承知をしております。郵便のユニバーサルサービスを提供する日本郵政公社は、これは利用者の求めに応じまして郵便物を引き受け、あて先に届ける義務を負っております。したがって郵便、...全文を見る
07月20日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今、正に野上委員御指摘くださいましたように、郵政民営化の問題、これは官から民への構造改革の本丸として大変重要な位置付けを我々も置いているわけでございますし、それなりに説明もさしていただいているわけですが、しかし、やはり国民の皆様からはやはり分かりにくいと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局が果たしてきた役割、意義、そして現状の地方の実態、それをどう評価、認識するかというお尋ねでございます。  郵便局は、これ郵便、郵貯、簡保の業務だけではなく、年金でありますとか恩給、公共料金の受け払いなどの公共的な業務もしっかりと行っておられる。そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 長期的な位置付け、大変重要なお尋ねだと存じます。  先ほど、公社は当面深刻な経営危機に直面しているわけではない、長期的な視点からやはり、だからこそ物事を考えなければいけないと申し上げましたが、今正に長期的な視点ということで内閣府の二十一世紀ビジョン等々...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もう公社の経営環境、やっぱり楽観を許さないということにつきましては、もう今、生田総裁から非常に詳しくお話があったわけでございます。  一方で、その環境が激変している国際物流等々、そういう問題もあろうかと思います。それに対して、公社のままで改革をしていく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化は、民営化のメリットを最大限引き出す、しかし同時に、懸念される問題、特に公共性をしっかりと担保していく、その仕組みをつくっていくことは今回の制度設計の中でも最も重要なポイントであろうかと思います。  金融のサービスについてでございますけれども、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この郵政民営化法上、国は郵政民営化法が定める郵政民営化の基本理念にのっとり施策を実施する責務を有することとされております。そして、郵政民営化委員会は、国の機関として設けられて、民営化を推進するための機関である推進本部の下で活動すると、そういう位置付けにな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二問お答えさせていただきます。  まず、財投との関係でございますけれども、この財投制度につきましては、平成十三年度に実施された財投改革によりまして、これは郵便貯金による資金運用部への全額預託等は廃止をされておる、御承知のとおりでございます。必要な資金は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社のままで運用対象を変えると、どこまで変えられるかという問題等々、そもそも我々この民営化の議論を諮問会議で始めますときに、ありとあらゆる可能性を考えて、ゼロからの出発で議論をさせていただきました。  当然のことながら、そのときに、公社のままで、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 椎名委員の御趣旨、お尋ねの御趣旨は、中期経営計画、経営計画のその一期の評価を待ってからでもよいのではないか、それが終わっていないではないかという御指摘であろうかと思います。  公社になってから生田総裁を中心に確かに公社、本当に努力をなさって、今良い結果...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局、二万四千を超える郵便局というのは、これはもうそれぞれの地域で住民の生活に密着した大変重要な役割を果たしている。私も地方出身者として小さいころからそういう姿を見て育ってきております。  この郵便局のネットワークはやはり国民にとって大変重要な資産で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、郵政公社は、現在は官業でございます。官業として、日本郵政公社法や郵便貯金法、簡易生命保険法等の法律に基づいて、これらの法律によって限定的に定められた範囲内において貯金や保険の業務を行っているわけでございます。これは、しかし私どもは、これは公務員でなけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ございません。今日の新聞、詳細にまだ見ておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、今日はその報道そのものも、申し訳ございません、承知をしておりませんので、内容についてちょっと理解はまだよくできておりませんですが、いずれにしましてもこれは、郵政民営化というのは国民にとって大変重要な法案でございます。そうした中で様々なお考え方がある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが、新聞の中身、私はちょっとよく承知をしておりません。  我々としましては、これまでも様々な話合いを通じまして、そしてこの今の御提出申し上げている法案がやはり国民のためにベストなものであるというふうに思いまして御提出をさせていただい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政府としましては、これまでも与党、様々な議論を通しまして、政府としては今のその法案がベストだと思って提出をさせていただいているわけでございます。それについてしっかりと御説明をさせていただきまして成立を期すというのが私たちの務めであると思っております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の問題につきまして、事実関係の確認をさせていただきました上で、午後答弁をさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 午後でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘は、事前に自民党、参議院自民党幹事長による答弁チェックがあったかどうかという、そういうことでよろしいんでございましょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 報道については承知をしておりますが、十三日の参議院本会議における総理答弁につきまして、事前に参議院自民党幹事長による答弁チェックがあったという事実はないというふうに承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局の法的位置付けでございますけれども、現行の日本郵政公社法では、郵便、郵便貯金、簡易保険等の業務を行うために設置するものというふうにされているところでございます。  一方、郵便局株式会社法案、今回の法案におきましては、郵便局を、会社の営業所であって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融のユニバーサルサービスを法律上義務付けなかった理由でございますけれども、金融業務につきましては、これは信用というのが競争上決定的に重要であります。郵便貯金銀行、そして保険会社につきましては、全株処分により国の信用、関与を完全に断ち切って、そして民間金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、国民の視点を捨てたのかと、なぜ捨てたのかという御質問ですけれども、基本的に、これは民間と同じ銀行法、保険業法等々のルールに則していただくわけでございますけれども、これは金融の視点とおっしゃいましたが、銀行法、保険業法、ともにこれは国民の視点に立って...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融のサービスというのは、これは国民経済を支える重要なインフラでございます。人々の生活を支えるライフラインと言ってもよいのかもしれません。利用者のアクセスが確保されるよう、これはやっぱり全国隅々まで供給される必要があるというふうに思っております。  か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民間の金融機関が十分に発達をしてきた、これはもう事実であろうかと思います。その上で、今回、郵政が新たな民間の機関としてその中で参入していただいて、健全な競争をしていただける、そうすることによってますます民間の金融サービスはより便利なものになっていくわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 窓口というのは、これは先ほど正に委員がお尋ねくださいましたですけれども、郵便の窓口業務を行うというために行うわけでございますので、これは郵便はユニバーサルサービスでございます。それを全国的にユニバーサルサービス、具体的には、切手も買えなければいけませんし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは昨日も麻生大臣が御答弁されましたですけれども、今も、郵便局でその金融サービスを行っていないところというのは、これはあるわけでございます。これは現在も、そのような意味では、実態に合わせて必要なサービスが提供されているというふうに承知をしております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 考え方の問題というふうにおっしゃられましたので、これは何のために長期の契約を義務付けるかといいますと、店舗を持たない銀行がその業務を健全に円滑に実行できるようにするために代理店が必要であると、その代理店が存在していなければ銀行の免許は出せないと、そのよう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これまで日本郵政公社が担ってきたこの郵便のユニバーサルサービスの提供責任につきましては、これは民営化に伴って郵便事業会社に引き継がせることというふうにしております。  ただし、郵便物の引受け、交付、郵便切手類の販売等の郵便窓口業務については、これはもう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げたとおりでございます。  郵便のユニバーサル業務については郵便事業会社にそれを引き継がせる。しかし、そのうちの引受け、交付等々については委託するということを義務付けて、そして郵便局会社の方ではそれを委託を受ける。それを委託を受けてその窓口業務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一義的には郵便事業会社でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、ユニバーサルサービスの提供責任はこの郵便事業会社に引き継がせております。そこからの委託でございますので、それについては、今委員おっしゃったように、そこの間の義務関係によって処理をされるわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に厳密に聞いておられますので、これは委託義務を負うことによってユニバーサルなサービス義務を果たすことになるということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 省令の内容として考えていることを申し上げますれば、まず、過疎地についての設置基準として、法の施行の際、現に存する郵便局ネットワークの水準を維持することを旨として、第一に、地域住民の需要に適切に対応することができるよう設置されていること、第二に、いずれの市...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的に、我々は利用者の利便が極めて重要であると。その利便のためにこれを設置する基準も定めるのであるというふうに思っております。同時に、これは基本方針以来の議論といたしまして、これは民営化をしてその経営効率化できるところは効率化をしていただかなければなり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えを申し上げます。  私たちは、郵政を民営化するという立場で議論をしております。民営化、民間の企業としての経営の自由度を持っていただく。これは公社として今までやってきたわけで、国の組織としてやってきたわけでございますけれども、それを民営化するわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私どもは、この郵便局の窓口におきまして、この窓口、国民の重要なネットワーク資産を活用して、いろんな幅広い業務を行っていただきたいというふうに考えているわけでございます。  そして、その中で、今委員お尋ねの窓口業務についてですね、これは、窓口業務につきま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) もう一度、じゃお尋ねいただきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼いたしました。  設置基準についての考え方なわけでございますね。  設置基準の考え方に関しましては、これは法律の書き方は当然違います。これは公社でございますから、やることが限定列挙されている。そして、郵便局株式会社については、これは民間の会社でご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私がお答え申し上げておりますのは、それは業務のその規定の仕方によって直接影響を受けるものではないだろうということを申し上げているわけです。  例えば、窓口業務につきましても、今後、利便でございますから、窓口業務というのが国民の中でどのような影響を持つの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のは、ですから、法律論じゃなくて実態判断がどうかというお尋ねですよね、分析をということですからね。
○国務大臣(竹中平蔵君) それはそれで、私なりの見方というのは申し上げられると存じます。  これにつきましては、恐らく今後、人口が当然のことながら日本では減少してまいります。しかし、それは人口によって人々の住まい方、集積も変わってくるわけでございますから、そうした観点からいうと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、私が申し上げておりますのは、ですから、そのねばならない業務というのが窓口業務になったと。これはもうそのとおりでございますよね、事実です。しかし、それの店舗展開がどうなるかという、これは設置数がどうなるかというのは、店舗展開がどうなるかということの実...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変申し訳ありません。もう一度ちょっと質問を聞かせていただけませんでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、基本的に、今の郵便局で、地域のニーズに応じて配置されて、その上で郵便窓口業務をすべての今郵便局で行っているわけでございます。  その点からいたしますと、少なくとも郵便窓口業務を行うことを義務付けられている郵便局というのが、基本的には特に過疎地につい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 設置基準に関してということでございますね、郵便局の定義じゃないんですね。
○国務大臣(竹中平蔵君) 設置基準の影響に、設置基準の……
○国務大臣(竹中平蔵君) 変更による影響というのは、これは今の窓口ネットワークを維持するという、特に過疎地において維持するという点も踏まえまして、当面、短期的に大きな変更があるというふうには思っておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 当面大きな変更があるとは思っていないというふうに先ほど答弁をさせていただいております。これは、都市部につきましては総理も、増えるところもあれば減るところもあるというふうに言っておられるわけであります。これは、都市部については、まあ中央区等々、四百四十メー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は国民の利便を考えてそういう制度設計をしておりますので、ネットワークサービスのそのサービスまで含めた質と量の水準だとお考えくださって結構でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) まあいろんな、今でも郵便局の数はこれは減っていると、これも総務大臣から御答弁がございました、今の公社法の下でも郵便局の数は減っていると。そういう意味では、集落の形態等々変わっておりますから、設置基準に照らしてこれ寸分たがわないということはないわけでござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、これはもう実態次第でございます。これは実態によって、集落等々の実態がどの程度の速度で変わっていくのかということによって実態的に判断していく。  私たちは民営化を想定しておりますので、民間の企業として効率化すべきところはしっかりと効率化をしていただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そもそも何のために、だれのためにということでございますが、まあ何のためにということを手短にということでございますから、これはやはり民営化がもたらすメリットを十分に引き出して、そして国民経済を活性化させる、そして公社の経営自体を良くする、更には国民の利便を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 会社の所有者という観点から、オーナーシップという観点からいうと、これは株主のものに相なろうかと思います。  しかし、今、麻生大臣お話がありましたように、ステークホルダーとして多くの利害関係者、多くの方々がそれに関与するわけで、所有者はその株主のものでご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化のために要するコストとしましては、ちょっと済みません、今急にあれしましたので、システム対応の、関しまして、これは情報システム検討会議において公表された公社の試算がございますが、二〇〇七年四月までに行うシステム対応に要するコストは約五百六十三億円、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化に関連して広報等々で国が掛かる予算というのは、これは国の予算の中に当然含まれるわけでございます。今申し上げたのは公社が負担すべきシステムの対応でございまして、これについては今申し上げた数字、これはシステム会議に報告されておる、公表されている数字でご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 移行のために必要な金額として最も主要なもの、大きなものはこのシステム対応でございまして、そのシステム対応につきまして今申し上げたような数字を申し上げているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) そうした問題につきましては、その承継の様々な計画の中でより詳細な議論がなされていく。今委員御指摘の広報の費用は、これは政府の側の負担の費用でございますので、これは政府の予算として、中で公表されているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは繰り返し言いますけれども、その詳細な計画が決まってからより詳細な議論がなされていくわけでございますが、今、民営化に伴って発生する大きな主要費用としてシステム対応がある。それについては今申し上げたような形で、これは衆議院の委員会でもお尋ねに、質問に対...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あのチラシに関しましては、これは政府としてのその時点での考え方がどうなのかと、説明責任をしっかりと果たしてくれというような各方面からの御指摘がございまして、そうした中でいろいろな説明努力をさせていただいたわけでございます。  その中身の内容に関しまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そういう話は全く聞いたことがございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御答弁したとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと質問の御趣旨が法律の問題でございますから、これは立法府がお決めになるということでございますれば、これは立法の権限においていろんなことがなされ得るということであろうかと思います。  その立法の話ではなくて、実態としてそれを戻すことが可能かと、そう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど官房長官からお話がございましたように、これは法案成立後の、法案成立後の法案のフォローの在り方について個人の考えを非公式に言ったものであり、党の了解を受けたものではなく、政府とは何の関係もないということでありました。そのように私も聞いております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、先ほども申し上げましたように、法案のフォローの在り方について個人の考え方を非公式におっしゃったものだと承知をしております。党の了解を受けたものではない、政府とは何の関係もないというふうにおっしゃっておられるというふうに私も承っております。  私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現在の議連については承知をしておりますが、新しい議連ができるのかどうか、どういうものなのか、それはちょっと私には分かりかねます。  これは、議連は、いろんなお立場で正に政治家としていろんな御主張を背景にその議連に加盟をされるわけでございますから、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それはよく分かりません。議連の御意思次第、皆さんの御意思なのだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 官から民へというのは極めて一般的な表現でございますから、お金もありますし、事業の中身そのものもありますでしょう。人材が官から民へというふうに使う場合もございますでしょう。非常に幅広いと思います。  その中で、特に今委員はお金に関して官から民へというとき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) このままのシステムというのは現状ということですか。
○国務大臣(竹中平蔵君) ではなくて、郵政民営化法案が、現実にこれが適用されるようになった場合と。  これは、そういう公社の運用、今の公社の資金運用というのは一定の制約があるわけでございますけれども、その一定の制約が外されて当然利益機会を求めて公社も努力をされるわけですから、私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行と保険会社の資産の運用でございますけれども、これは発足当時は公社と同じ範囲から出発するということを決めております。しかし、同時に、完全な民有民営が実現した後は、これは銀行法の適用を、保険業法の適用を受けると。しかし、それ以外の特別の規制がなくなるわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基準はございます。  これは一つは、民間とのイコールフッティング、民業圧迫が極端な形で生じないようにするというのが一つの基準であります。もう一つは、これは信用リスク管理体制等々、その経営の管理能力がしっかりとしているかということ、これもチェックをするわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、最終的な民有民営がなされた時点の経済の姿でございますけれども、これにつきましては、我々、二〇一二年までは、「改革と展望」の中で実数としてそのGDPがどのように推移するかということを示しております。  その後の推移について、これはいろんな見方があろ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社で行えることというのは、これは公社が国民の貯金、これを政府保証を付けて国が預かっているわけでございますから、これはおのずと安全資産にその資産が、運用が限定されるという宿命を負っていると思います。国が集めて政府保証を付けて、それでリスク資産に運用すると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公的年金の積立金の運用につきましては、これは公的年金の給付総額が名目賃金上昇率に連動して増減するという性格を持っておりますので、長期的、これは数十年間を見て、名目賃金の上昇を上回る実質的な運用収益を確保するということを目標としております。  これは、名...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、もうすぐ終えますので。  積立ての運用につきましても、厚生労働大臣が定める基本方針に従うことによって、これによる株式等のリスク資産の構成割合は補完的なものとなっているということでありますので、この既成の枠組み自体は基本的には郵貯の資金運用の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、公社の法律を変えるか、変えるのは、これは政策判断の問題でございますから、政策判断としてリスクをこれは国民が背負うことはあり得るという判断をされるんであるならば、そういう判断はこれは当然政策判断としては可能でございます。  ただし、年金と根本的に違...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、その信用リスクビジネス、国債等々ではないものについて、私たちは十年後、民営化されてから十年後に三十五兆円ぐらいというふうに想定をしております。したがって、それの三十五兆円に関しては、今まで国債に買い向かっていた郵政のお金が別の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、高橋委員はちょっと両面の話をされたんですが、三十五兆が大きいか小さいか。これは、国債の残高が今後、先ほどの谷垣大臣のお話ですと、時点によりますけれども、八百兆とか九百兆になっていく可能性がある。そういう中で、これが三十五兆円ということでありますので、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 九〇年代を通してお金が民から官に流れたというのは全くそのとおりでございます。だから、これを変えるために構造改革をするし、その一環として郵政を民営化するんでございます。  まず、それがどのようになっていくかに関しましては、先ほどからちょっと引用させていた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 「改革と展望」は小泉内閣になってから公表するようになったものでございまして、第一回目は二〇〇二年の一月であったと記憶をしております。したがって、二〇〇二年からこれまで四回出されております。  当初、経済の状況が予想より厳しい中で数字が、目標数字が達成で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) おおむねそのようなことだと思います。  私たちが申し上げたいのは、官から民へお金を流すには、入口と出口とその中間、すべてをやはりきっちりと改革しなければいけない。入口だけで改革できるものではないし、出口だけでも改革できるものではない。それぞれに大変難し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 貸付業務を行うのかということに関しましては、これは銀行法の下で貸付業務を行うことができるような仕組みにしているわけでございます。現実問題として、我々はある程度の貸付業務は行うであろうというふうに思っております。  その際にだれがやるのかと。これは、貸付...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵貯をつぶしてしまうのではないかという御指摘ございました。一方で、委員は、銀行の方々は、これやっぱり大変巨大な強い銀行となってマーケットに入ってくるというようなお話も御紹介されました。これは常に郵政の民営化に当たっては、本当につぶれてしまうのではないか、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、委員からできれば数字でというお話がございました。これは基本的には、お金の流れというのは、最終的な、基本的なお金の出し手というのがいるわけですね。これはお金の出し手は常に家計です。家計が貯蓄率を、貯蓄をしている。お金の取り手というのは、高度成長期はこれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化された後の新契約につきましては、これは政府保証はなくなります。これは御指摘のとおりでございます。  で、郵便貯金銀行は、ただしその場合に預金保険機構に加入をいたします。一般の銀行と同様、郵貯の限度額と同じ一千万円までの元本とその利息が保証されます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは公社に本来お答えいただくべき問題かもしれませんが、公社における郵便貯金の預入限度額管理につきましては、これ平成十六年一月にシステムを抜本的に改正したということでございますが、それに伴い、日々残高が変動する通常預金を含めてすべての郵便貯金を対象とした...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国際物流進出に当たっての政府、公社、プロセス、役割分担でございますが、公社時の国際物流事業につきましては、これはノウハウの吸収等の準備をできる限り早期に開始をしてもらいたい、そして民営化後の郵便事業会社が設立後直ちに事業展開ができるように、言わば準備的な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国際物流進出における政府のバックアップでございますが、これ民営化、経営の自由度を持っていただく、しかしイコールフッティングが重要だ、そういう観点から、この国際物流に関しましては準備期間中から民営化に向けた準備的行為として郵政公社が進出することを特例的に認...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 分社化そのものにつきましては、特性を生かして専門性を高めるとか、お互いの損益状況が及ばないようにするとか等々御説明をさしていただきましたが、山口委員の今の御質問は、じゃ、郵便事業と郵便局というのはやはり親和性があるのではないのかと、それをどうして分けるの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便事業会社でございますけれども、この郵便事業会社は、この郵便局における郵便物の引受け及び交付並びに郵便切手類の販売等のいわゆる郵便窓口業務を郵便局会社に委託するというふうにされております。これは、その改正後の郵便窓口業務の委託等に関する法律第三条第一項...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも先ほど申し上げましたが、四分社化の一般的なその意味につきましては、何度も申し上げておりますように、専門性を高める、責任をはっきりとしていただく、そして損益状況が他の損益部門に及ばないようにするということなんでございますけれども、そのような考え方に基...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、そのような委託の場合にはやはり規格化、画一された商品にどうしてもなるのかというお話がございました。今の郵政の商品というのは、その意味では大変全国一律に分かりやすい規格化された商品になっているわけでございます。  今後、郵便貯金銀行、郵便保険会社です...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化に伴う税制につきましては、民間企業と同様の納税義務をまず負っていただく。つまり、これはイコールフッティングの観点から重要であると、こういう基本方針の、まあ方針、さらには過去の民営化の例も踏まえまして、公社の業務、機能等を新会社へ円滑に移行、承継...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本郵政公社は、これは全国あまねく公平に、郵便そして郵便貯金、簡易保険等の地域住民の生活基礎サービスを提供する使命を有するということで、公共性が極めて高い公社でございますことから、旧三公社と同様に、法人税等、所得税、印紙税等について非課税にこれはなってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この骨格経営試算でございますけれども、新規事業等に着手しなかった場合、民営化後十年間の利益は、これは民営化四社いずれもおおむね黒字を維持するものの、事業規模の縮小に伴って利益も縮小していくという姿になっております。  このように、現在の郵政事業が縮小傾...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 同様に、消費税についてそれを見込んでいるところでございます。貯金会社、窓口手数料に掛かる消費税として四百十一億、保険会社、窓口委託手数料に掛かる消費税として三百二十四億円、それぞれ見込んでいるところでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) この今の問題は、基本的には我々は、民営化によって新しい収益源を獲得をしていただいて、効率性を高めて、そして多様で良質なサービスが安い料金で提供される、トータルとして税もきちっと吸収をしていっていただいた上で、税負担も吸収していただいた上で消費者に利便が及...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基金に関しましては、これ、当初から大規模な、規模の大きな支出があるということは想定をしておりませんが、今御指摘のありましたように、場合によってはそういったことがあり得るわけでございます。  その際に、どのような手当てが可能かということでございますが、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼をいたしました。  基金がない場合どうするかという御質問かと思ったんでございますが、社会貢献につきましては、これは言うまでもありませんけれども、社会にとってその実施が必要なサービスを郵便事業株式会社が確実かつ安定的に提供することを可能とするために設...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、要するに料金がゼロとか、これは経営の努力によってはこれはもうこの効率化のしようがむしろないと、そのようなものに関してこの社会貢献の基金を活用しようということでございますので、これはやはり第三種・第四種郵便全体は今後も、民営化された後もこれはユニバ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 社会貢献業務対象外の第三種・第四種郵便の割引率、これは民営化後も現行の水準を維持することが期待されているのではないかというお尋ねでございますけれども、この第三種、第四種の料金は公社が定めて、同一重量の第一種郵便物の料金の額より低いものであること等の認可基...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 簡易郵便局の損益は、これは日本郵政公社によります郵便局別、特別、失礼、郵便局別の損益試算におきまして各々を監督する郵便局の損益と一体で扱われていると、これはもう委員御承知のとおりでございます。個々の簡易郵便局ごとに損益を把握することは困難な状況でございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 通告いただいていないですね。ちょっと待ってください。
○国務大臣(竹中平蔵君) 約千四百ということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員からいただきました資料は、これは民間の銀行に関しては他行のあれでございますので、自行他店の場合だとこれとはまた違う料金になるわけでございますので、その点の留意も必要かというふうに思うんですが。  委員お尋ねの民営化された後の銀行の、郵政、郵貯銀行の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) サービスを維持するための法的な縛りということでございますが、これはまず局をしっかりと拠点として維持するということもその中の一つだというふうに思います。また、そうしたところでしっかりと金融サービスが継続されていくということも一つだと思います。  そして、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、今、経営者として生田総裁が御発言くださいましたですけれども、銀行として、民間の銀行としてどのようなその経営をなさっていくかということに尽きるのだと思います。民営化後の郵便貯金銀行も、私、これまで培ってきた地域の顧客の信頼が強みになるということから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小泉総理は、先日、十三日の本会議におきまして、これは、郵政民営化は国民の利便の向上及び経済の活性化を図るために行われるものであると、民営化委員会は、こうした目的に照らして、経営形態の在り方を含めた郵政民営化に関する事項全般について何らかの問題が生じている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 従来から、これは民営化委員会による郵政民営化の進捗状況についての総合的な検証の対象には郵政民営化についての事項全般が含まれるというふうにこれは私も説明をさせていただいております。これは、「検証」を「見直し」とすることによって民営化委員会の意見を申し述べる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは国会同意人事ではございません。国会への報告に関しましては、三年ごとのレビュー、さらには、その資本状況、財務状況を含むところの承継計画、それについても意見を民営化委員会で述べますが、そうしたものについては国会報告をすることが法律で規定をされております...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、読売新聞の報道についてはちょっと私、承知をしておりませんですけれども、これは、私たちは現時点では政府の案がベストだというふうに思っているところでございます。しかし、これは、将来これにつきましてはどういうことになるかということについては、これは幅...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の法案に関しましては、これは郵政を取り巻く環境が極めて激変していると。郵便物の取扱高、さらには郵貯の残高、簡保の契約高、さらには国際物流の世界でも、世界のインテグレーターが寡占状況にある中で、アジアでは非常に大きな成長市場があって、そこにまた国際的な...全文を見る
07月21日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 覚えております。むしろ、あれからもう二年以上たつのだなと、そのように感じているところでございます。  委員はたしか、構造改革がいかに重要であるかというところから話を起こされて、そしてデフレの克服が重要であるというような点、さらには、そのデフレの要因とし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な問題を非常に丁寧に分析、御解説いただいたと思っております。  なぜ今なのか、なぜ民営化なのかに関しては、私はよくマクロ経済を活性化させるという問題と、そして公社の経営の問題と国民利便の問題、利便性を高めるという問題があるということを申し上げる...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お金の流れが本当に官から民に行くのかという御質問でございます。  基本的に、官から民に行くのはそれはそれで良いことだという前提を長谷川委員も多分お持ちで御質問だというふうに思います。  まず、このお金の流れをやはり官から民に変えて経済を元気にしていく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化をして私たちは経営の自由度を発揮をしていただきたいと思っております。  委員は今貸すところがないとおっしゃいましたが、これから十年後目指して民営化をしていくわけでございます。十年後、経済は今より大きくなっております。民間の経済を活性化するための構...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点に関して答弁しろとおっしゃいましたが、物すごいたくさんのこの点を挙げられました。  私どもに対して楽観的に過ぎるという御批判がございましたですけれども、今挙げられた委員の指摘、これは我々も十分に承知していることでありますが、やはりこれは数字の紹介...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一宇村のお話から御紹介くださいまして、実はそこはどうなるのかと、郵政民営化でどうなるのかと、実は本当に同じような質問を麻植郡鴨島町に住んでおります義理の母からこの間されたところでございます。この鴨島町というところも合併して吉野川市になるんだそうでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 三点御質問があったかと思いますけれども、これ金融についてのサービスはしっかりと行われるのかというまず御質問ですが、先般私が申し上げたのは、今、現状でも郵便局の中で金融のサービスをやっていないところはあるんですと、そのような御紹介、これは麻生大臣の御答弁を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げました三つの、一市町村一つということも含めて、三つの条件というのは、実はこれ、御承知のように公社法の公社のときの設置の規則そのものでございます。これ、仮定でございますけれども、その同様の問題は実は公社の場合も生じるわけでございますけれども、現実...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要なポイントは、過疎地に関しましては、過疎地に関しましては法施行の際、現に存する郵便局ネットワークの水準を維持するということを明記することでございます。  したがいまして、今、徳島の幾つかの村のお話御紹介くださいましたけれども、これは今現行の水準を維...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 原則としてそのような、そのようになるというふうにどうぞ御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、この銀行と保険会社にはみなし免許を出す。これは、二〇〇七年の三月三十一日までずっと営業、公社として営業している。そして、四月一日からは今度は形態を変えて営業するわけです。その形態、その引継ぎがスムーズに行われますようにみなしの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、ちょっと極端な例かもしれませんが、大手の銀行が地方での、小都市での店舗を閉鎖していると、それはネットワーク価値がないからかと。これは基本的には、そういった都市銀行等々のビジネスモデルからすると、そのように判断をされたということなのだと思います。農...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この地域貢献基金といいますのは、委員は金融機関での御経験があってこのネットワークとか等にお詳しいと存じますが、基本的には、ネットワーク価値があるということでその金融のサービスが提供されると。それが基本であるというふうに考えているわけでございますが、非常に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基金そのものは持ち株会社の中に置かれます。そして、この持ち株会社から、地域貢献計画を作る主体は、これは郵便貯金会社等でございますから、この持ち株会社から郵便局会社に対して交付がなされるという仕組みでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおり、例えば銀行は、自らのコスト等々から考えると、手数料を払うにしても一〇ぐらいしか払えないと、仮定ですけれども。一方で、これ、ほかの場合は一〇〇払っているんだと。しかし、ここの場合は一〇しか払えないと。その差額について、したがって撤退されては...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、これは正に民間であるからこそ、どのような委託手数料で契約するかということ、これはいろんな契約がありますね。有利な契約をする場合もあればそうでない契約もある。その契約については、これは正に民間同士競争していただいて、その契約、どこで契約をするかという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、第一のポイントに関しましては、これは契約でございますから、先ほど申し上げましたように、競争のメカニズムも入ると。地元の、じゃ地元の信金がそこに、もっと少し高い手数料を自分は払う、自信があるからそこに入ってくるという可能性も十分にございますし、そこで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません。大変申し訳ない。もう一度お願いいたします。
○国務大臣(竹中平蔵君) 代理店。
○国務大臣(竹中平蔵君) 根拠といいますか、なぜそれだけの低い手数料しか払えないのかということになると、それはトータルとしてコストが掛かっている、ないしはトータルとしてその見返りになるレベニューが少ないと、そういうことになるわけですね。そういう条件があるからこそ低い手数料しか払え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その場合、サービスの供与を受けるのは地域住民なわけですよね。これは、先ほど言いましたように、本来一〇とおっしゃいましたけれども、本来一〇とおっしゃいましたけれども、これはたくさんの取扱いがあるようなところだったら一〇〇の手数料は払える。しかし、小さな取扱...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとよろしいですか。  ちょっと議論の擦れ違いがあると思いますけれども、本来一〇〇の価値というふうにおっしゃいましたですけれども、本来一〇〇の価値がないわけですね。これサービスを委託する側にすると、本来一〇の価値しかないから一〇しか払えないと、今そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私が先ほど申し上げたことと同じになってしまうんですが、今の委員のお話を聞いておりますと、例えば郵便貯金銀行の預金を一万円なら一万円集めることが、本来だったらできないんだけれども、預金を集めることができる。ないしは、何か物を、自分のところの商標の付...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あくまでもこれは地域住民のためにやるサービスでございます。そして、イコールフッティングが崩れるかどうかという観点に対して申しますと、そこは、これは民間の競争でございますから、例えば、うちは、もしもですよ、郵便貯金銀行がうちは一〇の手数料しか払えないという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その一〇なのかゼロなのか、一なのか二なのか、そういうことにかかわらず、先ほど申し上げましたように、これは地域貢献として行うわけでございますので、地域貢献としての今申し上げたような要件を満たしている場合には、これ、かつ地域貢献計画に記載されて総務大臣に認可...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その場合の固定投資がどのぐらいあって、その固定投資をどのように回収する計画をその銀行は持つのかとか、そのような戦略上の問題もあろうかと思います。  ただ、いずれにしましても、これは基本的には、今申し上げた基金は、これは地域住民のために行うもので、そのた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは基本的には、契約の主体、これは委員はもう御承知の上だと思いますけれども、契約の主体は銀行と窓口会社でございます。  窓口会社は全体のネットワークを維持するという責務を負っているわけですね、設置基準を負いながら。その責務を負っている窓口ネットワーク...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私、具体的にどのような言葉で申し上げたかは記憶定かではないんでございますが、そのような趣旨であったと、基本的にはそのような考えでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本郵政株式会社の子会社であるところの銀行、保険会社、その売却代金、これは今御指摘のように配当にもちろん回っていく分もあるわけでございますが、基本的には一つの郵政という事業体として、これは資産をしかるべく有効に稼働させていただいて、それによってその役割を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返しますが、これは国が究極的には出資しているわけでございますから、配当として返ってくる分もかなりあろうかというふうに思います。しかし、これは郵政という一つの事業体に対して出資をして、その郵政という事業体はその資産を運用する言わばエージェントとしていろ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 資産や人を分割する際の手続でございますが、この郵政民営化法におきましては、公社の業務、資産、職員等、それをどのように切り分けをしまして、日本郵政株式会社、郵便事業株式会社、郵便局株式会社、郵便貯金株式会社、そして郵便保険株式会社、又はもう一つの承継の機構...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、分割の意義は重要だというのは全くそのとおりだと思います。  いずれの事業体もその初期値の、つまりイニシアルのバランスシートの在り方によってそこは大きく変わってくるわけでございます。その意味で大変重要だというのは、私もそのとおりだと認識をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどの件、委員の御意見はよく賜ったところでございます。ただ、過去の民営化、分割等の例におきましても、今私が申し上げたような手続が取られているということを是非申し述べたいと思います。申し添えたいと思います。  そして、資産の切り分けに対し、債権者、預金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法案の中で何か具体的な手続の担保があるかということに関しては、法案の中ではそのような手続は特段に設けてはおりません。  ただ、先ほど申し上げましたように、これはまずその基本計画を、これ主務大臣、総理大臣等、そして総務大臣が作る。そして、経営委員会が公社...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 通常の会社の場合の分割と今回の法律に基づく公社の分割の場合、やはりこれはおのずと性格が違うのであろうというふうに思っております。  公社の、公的な機関の分割でございますから、それをまず総理大臣、総務大臣が基本計画を作って、そして先ほど申し上げたような形...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、これは非常に公のプロセスを経て分割が決定されているわけでございますから、そうした公の立場にある内閣総理大臣、総務大臣等々がその実施計画を作る、そしてしっかりとした指示を出す、最終的には総務大臣が認可をするわけでございますから、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 総務大臣は、計画を認可するに当たりまして、特段に不利益を受けている債権者グループがないかどうか、これは当然にその認可に当たって重要な判断基準になろうかと思います。であるからこそ、公的な立場にある総務大臣がしっかりと認可計画、その計画そのものの認可をすると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化が必要な理由は、マクロ的な理由、そしてミクロ、経営上の理由、そして国民の利便の問題、三つの面からあろうかと思います。  マクロ的に申し上げますと、やはり三百四十兆円のお金が、公的部門が集めて公的部門に使われざるを得ないというような形になってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、専門家の知見も活用してしっかりとしたものを作ったという意味で、イエスということを申し上げさせていただきたいと思います。  一点、是非委員に御理解をいただきたいと思いますのは、これは、今後いろいろ出てくる具体的な話というのは、やっぱり経営の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな御意見があろうかと思いますが、私どもも専門家の意見を聞きながらこれを作成させていただいております。  郵便貯金につきましては、新規事業が順次段階的に行われることによりまして、二〇一六年度時点で、総資産の約四分の一に相当する三十五兆円の貸出し等が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 小口金融とホールセールと、これ当然のことながら今後の金融情勢を見極めながら、ノウハウの蓄積も含めて、これは経営者が当然のことながら御判断になるわけでございますが、私たちは、これは当然のことながら、どのようなバランスになるかというのは御判断でございますけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは先ほどのお答えになりますけれども、小口の金融でやる場合はそれなりの人員の手当てもしなければなりません。また、ホールセールでやる場合はそれほど人間は要らないわけでございましょうけれども、それに見合うノウハウの蓄積が必要でございます。  そういうこと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろいろと我々もいろんな資料を勉強させていただいておりますけれども、一般的に投資適格とされているもののスプレッド、これもいろいろございますが、〇・一%から一・三%ぐらいは、もっと幅があるのかもしれませんが、そういうところであろうと承知をしております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとこれ、今急に聞かれましたので、細かい数字は持っておりません。その〇・七%以上の社債の残高がどれだけか、これは調べてまた必要があればお知らせしたいと思います。  ただ、いずれにしましても、今想定しておりますのは、これは十年後でございます。十年後に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二・五兆円でございます。  簡潔にということですが、是非一点申し述べさせていただきたいんですが、これ、民営化に委員は賛成だということを聞きまして改めて意を強くしたわけでございますが、これは、今の問題というのは、これは委員分かってお尋ねだと思いますが、今...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大久保委員、今いろんな問題の解説をされましたので、ちょっと前半部分をよく理解できないところもありましたんですが、お尋ねは、金利上昇時において定額貯金の解約、資金流出リスクは回避できるのかどうかということと、もう一つ、資金の流出によって満期保有目的債券、七...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、先ほどの百二十八兆円の流出とかという数字を聞くと、数字だけではやっぱりちょっとこれは驚くわけでございますけれども、これは民営化に当たっては、それが健全になされるかどうかということをしっかりと承継計画で担保した上で、資本の過不足がないかということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 移行の仕方についてのお尋ねでございますが、基本的な考え方は先ほど財務大臣がお述べになったとおりでございます。  厚生年金へ移行する場合の具体的な方法につきましては、これは職員の処遇でありますとか労使関係の安定に配慮をする、その時点における双方の年金制度...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要なことは、この大きな官の組織を日本の民間市場にしっかりと吸収統合させていくということであろうと思っております。  したがいまして、これ、人材とか体制とか、これ銀行の方もしっかり充実していただいて、貸付け等を含む新規業務の能力等について順次整備してい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、今また資産の側のお尋ねでございますけれども、そのときの負債の状況がどういうことかと、その負債の構成を変えていくということも考えられるわけでございますから、そうした中で適切な正にALMを行っていくということに尽きるであろうと思います。単純にその金利...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社は既にそういう意味でのALMを行っているわけでございます。これは、今まで蓄積された預金者行動のデータ、金利が上がったときどういうことになるか、そういうことを踏まえましてこれに対応した満期構成の資産を保有すると。残存期間を推計して、それに対応した満期構...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 具体的なお尋ねでございます。九十八条、百二十九条、業務の健全、適正かつ安定的な運営を維持するための基盤、これは、郵便貯金銀行、郵便保険会社のビジネスモデルというのは、これは公社が全国にネットワーク展開している営業基盤を使って、その下で貯金、保険のサービス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、申し上げましたように、このみなし免許というのは、二〇〇七年三月三十一日まで公社、で、四月一日から銀行、保険になる。それが切れ目なく円滑に業務を続ける、そのためにみなし免許を出すわけでございます。そういう意味では、昨日まで全国津々浦々でやってきた銀行が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 広田委員が冒頭お尋ねになられましたように、法律で条件付けていますのは、業務の健全、適正かつ安定的な運営を維持するということにこれ尽きるわけでございます。これは免許のときの条件でございます。  ただ、その意味として私が申し上げておりますのは、これは切れ目...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、基本的には民営化を前提にしているわけですから、寸分たがわずということを申し上げることはできないと思います。ただ、これは金融庁がみなし免許を出すときの条件でございますから、金融庁のこれは認識としては、政府の認識としては、当然今までと同じようなビジネス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは委員も御理解いただけると思いますが、明確に政府として幾つということを申し上げられる立場にはございません。ただ、これは今、全国津々浦々でビジネスを展開している、だからこそ成り立っているビジネスモデルでございます。  したがって、今のような形で、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは地域貢献基金だと思います。このスキーム、これ郵便局会社が過疎地等の金融サービスなどで地域にとって必要性の高いサービスを確実に実施する、提供する、これを可能とするためにこの基金から交付をするわけでございます。したがいまして、そのサービスが地域にとっ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のお尋ねは、これ十三条四項ですから、これ取崩しでございましょうか。原則として取り崩すことがこれはできない、運用益でやるということになっているわけでございますけれども、三つ条件がございまして、基金の運用益のみでは財源が確保できないとき、そして郵便局株式会...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地域貢献でございますので、これは地域貢献そのものは地域貢献計画というのを郵便局会社が作る、そのとき地域の有識者の意見もしっかりと聞くということを義務付けております。そして、総務大臣がその必要性を認めて認可を、計画そのものを認可するというものでございますか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員に御理解いただきたいのは、これ必要以上の制限を付けないようにしようということでございます。しかし、想定しているのは、もちろん私たちは基本として金融のことを想定しているわけでございます。ただ、非常に限定的に制約を、それ以上のものを課す必要はないという意...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、郵便局単位と申し上げましたのは、これ実施する主体は郵便局でございます。だから、郵便局、個々の郵便局ごとに、これは単位は広いところもあれば当然狭いところもあるわけですけれども、そこでできる地域への貢献を考えるわけですから、これは郵便局ごとに考えていた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これまでも御質問いただきまして、考えられる一つの代表的な方として地元の首長さん等々、首長さんはやっぱりいろんな地域全体の意見を吸い上げやすいお立場にあると思いますので、そのような名前を挙げさせていただいておりますけれども、いろんな、いろんな団体といいます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の広田委員の御質問は、先ほど富岡委員の御質問と関連して、これは実際に何らかの形で、地域貢献という形で金融サービスを確保するときにお金を一体どこに出すべきなのかと、そういう御質問かと存じます。  私どもは窓口会社に出すというふうに考えておりますけれども...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 社会貢献基金は地域貢献と考え方が異なっておりまして、第三種・第四種郵便というのは、基本的にはこれはユニバーサルサービスの一環としてその郵便事業会社の収益の中で行っていただく性格のものであるというふうに思っております。そうした観点からいいますと、収益が出て...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いわゆるこのひまわりサービスというのは、基本的には郵便業務の手すき時間に行うというもの、それと受益者等から委託料等を得て行うものもあると聞いておりますけれども、これは、これについては、引き続き、これ今も一種の社会貢献としてやってくださっているわけですけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基金の積立てでございますけれども、これは、会社は、毎事業年度の損益計算上の利益金の額のうち、企業一般の配当の動向を考慮して、政令で定めるところにより計算した金額を一兆円に達するまで基金に積み立てなければならないというふうにしているところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その積立てが可能かどうかという点、大変御関心、御懸念もあろうかと思うのでございますけれども、これは先ほど大久保委員から大変厳しいというお話もございましたですけれども、この骨格経営試算によりまして、資本の額でございますけれども、参考値申し上げますと、郵便貯...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、特別預金、これは後から御質問出るかもしれませんけれども、旧契約の郵便貯金と同額の預金を独立行政法人承継機構から受け入れることになるわけでございますが、この特別預金については預金保険制度の対象外としております。これは政府保証が既に付いている部分でござ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、機構と銀行とのいわゆる契約、特別預金の契約についてだと思いますけれども、この特別預金の契約を締結するのは理由はなぜかということを申しますと、機構を運用リスクから解放するというのが一つございます。  そして二番目には、銀行と保険会社について、民営...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 機構が他の銀行、保険会社とこういうことを結ぶことは可能なのかということでございますけれども、これは、制度設計上はそういうことは可能であるという形にしております。ただし、基本的にはすべての債務が履行するまで、この性格を考えて、基本的にこうした契約は継続する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、ちょっとその前に、これ機構と銀行の関係について、ちょっと幾つかの認可の問題もありますので御説明をさせていただきたいんですけれども、この特別預金でございますけれども、機構法上、郵便貯金資産の運用方法の一つであります金融機関への預金に該当するものなわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そうですね。  その場合には、払うかどうかということについては、これは預金保険、特別預金そのものを持っていないわけでございますから、これは預金、特別預金を持っていない以上、そういう納付というのは当然のことながらないということになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは機構から、機構から郵便貯金銀行に特別預金されないケースを今言っておられるわけですよね。特別預金がされない、その特別預金に見合った分について上納といいますか、納付するわけでございますから、それがないわけですから、それについて納付する必要はやっぱり当然...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、円滑な承継のためにこれはやっているわけでございますので、万が一にも、これは私たちは想定をしていないわけですけれども、万が一にもその機構が、機構というのはこれは政府が保証しているわけですから、それを別のところに委託してそれを特別預金云々というような...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど私は銀行についてだけお答えをさせていただきましたけれども、保険会社は扱いがいささか違うわけでございます。これは、この民営化前の簡保の旧契約につきましては、これは管理機構が承継をして郵便保険会社に再保険を出再するということにしております。  この再...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に今の簡保がそういう仕組みになっているわけでございますね。あの簡保は政府保証を受けている、民間は政府保証を受けていない、その仕組みがここに反映されているということだと理解をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) あえて言いますと、旧契約を持っている方というのは、その契約の時点で政府保証を付けるという約束をしているわけですから、これは民営化された後も一種のこれは既得権と申しますか、当然最初に約束したとおりしていただきますよということになっております。  銀行預金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは、新勘定、旧勘定との関係で、基本方針では何を決めているのかと。それは、ちゃんと法律にどのような形になっているのか、そういうことだと思います。  基本方針、昨年九月の基本方針でございますけれども、二点ございます。公社勘定に関する実際の業務は、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 仕組みそのものはもう御説明をしたとおりなんでございますけれども、郵便保険会社は新旧契約に係る資産を一括して運用すると。で、旧契約に係る資産の運用リスクというのは新会社に、これ再保険の契約によって移転することになるわけです。したがいまして、あらかじめ再保険...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の定めを申し上げますと、その情報について申し上げますと、郵便保険会社がその事業年度ごとに、当該事業年度及び当該事業年度の翌事業年度の末日におけるその資産の額の見通し、その根拠について機構に報告する義務を負う、機構に報告する義務は負うわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは機構でございますよね。今、機構の運用とおっしゃいましたですよね。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、機構が委託したものについてはこれは安全資産で運用していただくと、これは正に政府保証が付いているものでございますので、その政府保証の鏡、特別預金がミラーみたいになって、それでその先で運用をしていただくということでございますが、これは基本方針におきま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 長いこの質疑の中でようやくその質問を聞いてくださったというふうな思いでおります。なぜならば、ここがやっぱり制度設計で本当に一番難しかったところなんです。  つまり、これ、民営化したいと、本当に民間活力を発揮して、経営の自由度を持っているものをつくりたい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 浜田委員御指摘のとおり、国民の声、これを、これ極めて重要なものでございます。このやはり支えがなければ郵政民営化というような大事業はとても成し得ないというふうに思っております。我々としては、そうした観点から、しっかりと説明をする責任を、非常に重い責任を負っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員からコンパクトシティー、歩いて暮らせる町という御指摘がございましたが、私は田舎の出身で、今たまたま町に住んでおりますけれども、田舎においても町においても、この郵便局、その郵便局のネットワークというのはもう本当に重要なものだと思っております。言わば電気...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、国際業務に関しましては改めて生田総裁から大変強い意欲といいますか、示されまして、私自身もかねてから大変頼もしく思っているところでございます。  そうしたことを実現するためにも、私自身は民営化が求められているというふうに思っているわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵貯、簡保、政府保証付きで約三百四十兆円という膨大な資金を家計からこれ集めているわけでございます。ただ、これは、今総理の答弁御引用くださいましたが、やはり公社のままでは公的な資金として運用範囲はおのずと国債等の安全資産に限られるということになります。また...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化をされて、そして民間にお金が流れる道を開いていく。骨格経営試算におきましては、十年間でその規模全体、銀行については百四十兆円ぐらいの資産規模になる、そのうちの四分の一の三十五兆円程度がいわゆる信用リスクのビジネスに流れるということを想定しているわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 浜田委員御指摘のような、そういうじっくり議論をしろというような意向が国民の間で強いということは私も十分に承知をしております。郵政の問題というのはなかなか広範で分かりにくい、そういう観点から、やはり我々もっとこの重要性、まずこれが不可欠だということ、そして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 分社化をしてそれぞれ新規事業を行わない場合、行う場合、試算をしておりますけれども、大門委員御指摘のとおり、分社化をしても、その後適切に運営することによってそうしたビジネスは成り立つということを確認しているつもりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、これはどういう数字を比較されたものか、今ぱっといただきましたので、よく私、理解をしておりませんのですけれども、これ、あれでございましょうか、例えば税金とかそういうものを除いても違っているという意味でございましょうか。  これは当然、民営化しま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二〇〇四年度の、これは恐らく時点が違うのでよく分かりませんですけれども、基本的には、二〇〇四年度ですから、これは手数料という形で、今まで人件費として払っていたものが手数料として払われる。トータルとしては、これは三社化であれ、三事業であれ一社であれ四事業で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、全部理解していないかもしれませんが、基本的には、今先生おっしゃったように、こちらの方では今度はコストになります、しかし分社化されておりますから片っ方では収入になります。私は、そういうのは相殺されるはずでありましょうから、それは、全体として見る...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一点だけ、手数料の試算は民間準拠で行っていると、マーケットに準拠しているということを是非申し上げておきたいと思います。  骨格経営試算では、窓口会社の二〇〇七年度の税引き前利益は三千四百億円と試算されております。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは私、先ほど申し上げましたように、こうした手数料というのは正に市場のメカニズム、市場に準拠をしております。  これは、保険料の収入等々も今これはどういうふうに計算しているかというと、一般に保険料というのは、代理店が民間で多々ございますから、それの保...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々としては、市場に準拠してきちっとした数字を出させていただいているつもりでございます。それの根拠についても、お尋ねに応じまして、丁寧にお答えを是非させていただきたいと思っております。  いずれにしましても、これは逆算して作ったという御指摘がございまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化の必要性は決して金融だけではございませんが、委員は核心とおっしゃいましたが、核心と申し上げてよいかどうか。ただ、非常に重要な側面として金融の問題がある。そして、それは三百四十兆円のお金が、官で集めて官で使うだけではなくて民間にも流れるような道を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今論点となっておりますその郵便貯金銀行、郵便保険銀行の活動に関して申し上げるならば、これは、イコールフッティングを図るべき相手は、これは端的に言えば、郵便貯金銀行については民間の金融機関、そして郵便保険会社については民間の生命保険会社ということになります...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、又市議員は、これはイコールフッティングというのは銀行や生保のためであって国民はどこにもないという御指摘でございましたが、これは決してそうではなくて、対等な健全な市場競争をしていただくことこそが国民の利益につながると、これは当然私たちはそのように考え...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは民営化でございますから、正に民間の経営者の下で戦略的にそれを考えていただく、これが正に民営化の趣旨でございます。国から、国があらかじめポートフォリオを示すというのは、これは民営化の趣旨にこれはもう自ら反することになるのではないかと思います。  し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはいろんな、国民としてはいろんな形で資産を運用したいということなのだと思います。それは、国債、安全な国債を買いたいという方もいらっしゃれば、もう少しリスクを取りたいという方もいらっしゃる。しかし、今問題になっていますのは、このような形で銀行に預金され...全文を見る
07月22日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(竹中平蔵君) その郵政の民営化、民間でできることは民間でやるというのがやはり私たちが住んでいる市場経済の中での基本原則であろうというふうに思います。そのために、公務員でなければできない事業では必ずしもない、そこは民営化をしたいというのが今回の我々の趣旨でございますが、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 関口委員御指摘のとおり、郵政民営化委員会、大変重要な役割を今回担うという制度設計でございます。  経営の自由度が拡大されると、これは是非拡大していただきたい、しかし民業圧迫が生じないようにしたい、そのバランスを取りながらその推進をしていくわけでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 直接為替市場を所管しておられる財務大臣のおっしゃったとおりであると存じます。  私も、今回の決定の本質は、バスケット方式の管理フロート制に元がなった。つまり、加重平均、ドルだけではなくて通貨の加重平均で、何らかの加重平均で管理フロート制を採用していると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 岡崎委員、世論調査を御紹介をくださいましたが、非常に多様な、たくさんの世論調査がこの件に関してなされているというふうに存じております。それぞれについて我々やはり真摯にそれを受け止めて、しっかりと説明責任を果たしていかなければいけないというふうに感じており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が今まで申し上げてきたことと今の柳澤大臣のそれに至る経緯の御説明、何ら矛盾はないと存じます。私がどのように答弁をしてきたかということも、今、柳澤大臣御紹介してくださいましたし、その点について、少なくとも私が申し上げていることと柳澤大臣の、柳澤議員の御説...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、特に御指定のあった地域について、ちょっと私、今手元に資料等々を持っているわけではございませんが、まず、岡崎委員に是非とも御理解を賜りたいのは、私たち、これ、より経営の自由度を持っていただくために民営化をさせていただきたいと思っているわけですが、しかし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えしたいと存じますが、その前にもう一度、大変しつこいようで恐縮ですが、過疎地につきましては、現に存するネットワーク水準を維持するということが省令できちっと定められます。これは今の公社の設置についても省令でございます。そういうことをきっちりと定めており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼いたしました。  お尋ねのありました民営化によって設立される組織の目的でございますが、まず、郵政株式会社とおっしゃいましたでしょうか。  日本郵政株式会社につきましては、「郵便事業株式会社及び郵便局株式会社の発行済株式の総数を保有し、これらの株式...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) よろしいですか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便事業株式会社につきましては、「郵便の業務及び印紙の売りさばきの業務を営むこと」、これを郵便事業会社法の第一条で定めております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局株式会社の法案にあります、「郵便局を活用して行う地域住民の利便の増進に資する業務」ということでございますけれども、この郵便局、この業務につきましては、郵便局会社の具体的な業務範囲を定めておりますこの法律、会社法の第四条におきまして、第一に、まず第一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に、私たちは民営化を行おうとしているわけでございます。民営化によって経営の自由度を持っていただく、そのために民営化するわけでございますから、そうしたことについては、これはしっかりと、やらなければいけない業務と、それに加えて正に民間の経営の創意工夫を発揮...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、金融の仕事等々をメーンの仕事として郵便局窓口、郵便窓口業務以外にやっているわけですけれども、これは採算に合っているわけでございます。そうしたことを更に広げて採算に合う事業をしっかりとやっていただきたい。採算に合うということは、これは取りも直さず地域の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の岡崎委員のお尋ねは、やはり今回の公的な機能を、高い公的な機能を持っているその公社を民営化するときの基本的な考え方として大変重要な点であるというふうに私も思っております。  これ、そもそも公社自体がそうでございますけれども、公社自体も独立採算でやると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この公的な貢献の中にはいろんなものがあろうかと思います。これ、一つは、法律で義務付けられている公的な部分というのがございます。民営化された後も、沖縄の離島等々にはしっかり届けていただきます。これは、ユニバーサルサービス義務を法律で義務付けておりますから、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員のお尋ねは、地域貢献とか社会貢献とかでございますね。  これは、今委員も言ってくださいましたが、計画を作っていただきます。地域貢献計画、社会貢献計画を作っていただきます。それを作るに当たって、実は地域の有識者の意見をしっかりと聞きなさいというこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと確認をさせていただきたいんですが、そういう、ひまわりとかそういうことをやれということを法律に書けと、そういう趣旨でございますでしょうか。  実は、ひまわりサービスそのものは今も別に法律で明記をしているわけではございません。これは、公社はその公社...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、先ほど何段階かにあるというふうに申し上げました。それで、まず法律で義務付けているものはございます。そして、本来、地域密着型ですから、社会貢献として十分合理的に期待されるものがございます。しかし、それでもなされないような場合で、地域のニーズが強いものに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと今委員たくさんのことをおっしゃいましたので全部書き取れなかったんでございますけれども、今までのものも含めまして、そうしたものの貢献、確かに今郵政は大変重要な貢献、非常に、ある意味で細かくは見えますが、当事者にとってはこれは極めて重要な地域の貢献で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 時期を区切って、限って、ましてや明示してということは、これはしておりません。ただ、法律で一兆円に達するまでこれを積み立てなければならないということ、これは義務付けているわけですね。これは法律で積み立てねばならないということで義務付けております。そして、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、前半のお問い掛けでございますけれども、これは例えば今一千億円ずつ一年間でという、その一つの事例を出されましたが、これは、このルールでも申し上げましたように、これ株式の売却益等々というのを一つの原資にしております。株式の売却スケジュールがどうなるかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、十年間、移行期間中にどういうその基金へのニーズが出てくるかということに関してなんで、その辺の御懸念だというふうに思いますが、まずこの中でやっぱり中心になりますのは、地域貢献としての金融サービスへの交付でございます。しかし、金融サービスに関しては、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、事実でございますが、民営化前に預け入れられました郵便貯金、約二百兆円だと想定されますが、及び民営化前に締結された簡易生命保険契約、約百十兆円ぐらいと想定しておりますが、これにつきましては、通常郵便貯金等を新勘定として郵便貯金会社に承継をさせる。そし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げたことの振り分け等々の法律的な規定でございますが、次のように規定をしております。  郵便貯金銀行に承継される通常郵便貯金については、郵政民営化法の第百七十二条第一項におきまして、「この法律の施行の際現に存する旧郵便貯金法第七条第一項第一号に規...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼いたしました。資産の振り分けでございますから、更に追加の説明が必要だと思います。  そして、新旧勘定の一括運用を実現するために、承継時におきまして、貯金については機構とそして郵便貯金銀行との預金、特別預金を創設しまして、簡保については機構が郵便保険...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この特別預金の例でございますけれども、これ、機構法上どうなっているかといいますと、郵便貯金資産の運用方法の一つであります金融機関への預金に該当するもの、このスキームの安全性、効率性においては、これ当然機構にとって、機構としてはこの郵便貯金銀行に委託する以...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、これ大変技術的な問題、今丁寧に御質問してくださっていますが、なぜそもそもこういうふうに旧勘定を分けるかというと、これ政府保証が付いているからと。で、政府保証付いているところに問題、ものについては、これ民間がそのまま引き継ぐというのではなくて、そうす...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 機構に承継されました定額貯金等々の定期性の郵便貯金、これはもうメーンでございますけれども、この郵便貯金につきましては、最長の預入期間、これは御承知のように定額貯金十年でございます。したがって、十年経過後は法律の規定によりまして通常貯金になる。したがいまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、通常貯金になるわけでございますが、通常貯金になった後に更にこれは十年間取扱いがない場合には、これは例の睡眠貯金ということになるわけでございまして、更に十年間経過して預金者に対し催告を行ってもなお払い戻されない場合にはこれ預金者の権利は消滅する。した...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 旧郵便貯金法の第二十九条に規定されていると承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼をいたしました。  これ、条文等ちょっと今手元にはないんですが、整備法の中で、いわゆる整備法の中で、こうしたたぐいの貯金に関しては旧郵貯法が適用されるということが整備法において定められているということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々もそういう、同様の御指摘を受けてから言葉遣いを大変注意をしているつもりなんですが、三百四十兆円の官の資金が民間の資金になっていく道を開くと。  したがって、二〇〇七年四月一日の時点においては、これは今正に藤本委員が御指摘のとおりでありまして、その点...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも先ほど御説明をさせていただきました、そもそもなぜ旧勘定を分けるかということでありますけれども、私たちとしては、今までこれ政府保証が付いています。政府保証が付いているから安全資産で運用されてきました。実は、このバランスシートの借方に政府保証が付いた債...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一点、決して過大に我々PRしているつもりはございません。長期に、しかし方向としてそういう、その道を開いていくということを強調しておりますので、是非御理解を賜りたいと思うんですが。  骨格経営試算等々での郵貯の残高、これ大体三分の二ぐらいになると、十年間...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に細かいものもございますから、一覧というのをちょっと委員がどのようなものをちょっとイメージしておられるか。  実は、これはいろんな問い合わせがございます。問い合わせでその都度、我々としては非常に丁寧に御説明を申し上げているつもりなんですが、これはそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、ちょっと今手元にないんですけれども、細かい数字は後でまたお知らせさせていただきたいと思いますが、いわゆるBIS基準の、新BIS基準に基づく自己資本比率は一三%台から一八%程度の間であったというふうに承知をしております。  失礼しました。二〇...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、きちっと御説明をさせていただきたいと思いますが、まず御質問、二点あったかと思います。どのようにバランスシートを分けているかということと、いかにして、それで郵便事業部門に赤字があると言われてきたけれども、それがなくなっているのかと、この二点だと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員のお尋ねは、要するに、最終的に、我々が示しておりますのはあくまで骨格経営の試算でございます。骨格経営の試算でございますけれども、これは、この法律どおりに民営化、四分社化、民営化が進みます場合は、これは正式のバランスシートをちゃんとつくっていかなけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正確に説明しろというのは、もう何度も言いますが、そのとおりだと思います。  私は、まあ、ちょっとあえて言いますと、そこでの御指摘の箇所についても、このままのペースで減り続けたらという仮定を明確にした上でお話をしているつもりでございますが、ここは将来どう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと誤解があるといけませんので、まず、介護サービスをやるかどうか、これは会社側で御判断されるわけですが、そこで今御引用してくださいました、時の、何でしたっけ……
○国務大臣(竹中平蔵君) 「時の動き」ですね。それにつきましては、実は昨年の例の秋の基本方針の後、基本方針に基づいて書かれ、準備室の方で作ったものだと思います。そのときの例示として介護ないしはそれの仲介が挙がっているわけでございます。今回の骨格経営試算等々ではそれは特に明示はして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 恐らく委員も研究の仕事等々でいろんな収益見込み等々をお出しになったことがあるんだと思います。私もそういう仕事をしていたことがありますけれども。  これ、新規の事業をやるわけでありますので、新規の事業をその可能性、そしてどのぐらい利益が上がるか、最終的に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 最終的な民営化の姿ということでございますけれども、我々、これしっかりと市場の中で自立をして、そして市場原理の下でそれぞれの四つの機能を発揮して、そして質の高いサービスを提供して利用者のためにもなる、そして経済全体を活性化させるということを想定しているわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど言いましたように、四つの機能をそれぞれ独立させて、そして市場の中に吸収統合して自立をしていただく、そして市場原理の下で新たな四つの会社として自立した存在として質の高いサービスを提供をしていただく。そして、その際に、より具体的に申し上げますと、これも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あいまいだと、抽象的だと言われないように是非しっかりと御答弁をさせていただきたいと思うんですが、私ども、本当に全国に張り巡らされた郵便局ネットワークというのは、これ、まあ本当に水道、水なんかと同じように、大変重要なライフラインのようなもうものだというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便料金、これは大変重要な、国民にとって重要だというふうに思います。  現在公社が実施しております郵便事業、これは国民にとって大変重要な基礎的な通信手段である、民営化後におきましても従来と同様にその適正で確実な実施を確保する必要がございます。特殊会社と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この第三種・第四種郵便物、これは社会、文化の発展、そして福祉の増進と、当然でございますけれども、そういう観点から現在この政策的低料金にすることを、ということを義務付けているわけでございます。その料金の適正性について総務大臣が認可制の下でチェックする仕組み...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、当初、政府が提出した民営化法案におきましては、この民営化法案の第十九条第一項第一号で三年ごとに検証を行うというふうに書いたわけでございます。  これはどこから来ているかというと、民営化の基本方針、昨年秋の基本方針で、その民営化の進捗状況や経営形態...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは何を報告するのかと。これは、委員会が意見を述べたことを正確にこれは国会に御報告を申し上げるということになります。これは、委員会は、問題があるときに、その意見まで含めて申し述べるわけでございますから、そうした改善策まで含めて申し述べるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 財投というのは、国がある種、銀行的な役割を果たして、それでお金を融資したりお金を投資したりする。このような機能は世界じゅうにございます。決して日本固有の制度ではなくて、アメリカにも相当大きい規模の財投に匹敵するような投融資の部門がございます。  ただ、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この郵政民営化を議論する中で議論してきましたのは、財投はその重要な一部ではございますが、むしろ官のお金の流れという観点からの議論を進めてまいりました。官の流れ、官が集めて官で使う。その官が一番お金を使っているのは、実は財政赤字、国債としてでありますから、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が先ほど申し上げた、官のお金の流れ全体を変えたいんだということを申し上げましたけれども、その一部分について、ややちょっと誤解を招く言い方かもしれませんけれども、それを、やや乱暴かもしれませんけれども、分かりやすく一般向けに竹村さんはおっしゃったのかなと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この過疎地と過疎地域というのは、我々もややこしくて大変注意して言葉を使っているつもりでございます。  先日、委員会で、これ委員から実は事前通告をいただいていない中でこの数字を聞かれまして、それで、最初に確認できた平成十五年三月末での過疎地域における簡易...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 過疎地の簡易局ということでございます。  過疎地とは、この過疎地域自立促進特措法に加えて山村振興法、離島、半島等入れたものでございますけれども、この郵便局数は、平成十七年四月一日現在で約七千二百二十、郵便局数でございます。そのうち簡易郵便局の数は約二千...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その地域の平均だということで、過疎地域の平均だということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたとおり、過疎地全体を把握するのは大変難しいわけです。だから、数も、七千二百というのも、たしか我々把握したのはそんなに前ではございません。  ですから、我々としては、まず過疎地域でしっかりとそれを把握する。これは平均値を求めるためで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、いわゆる過疎地域自立促進特措法の過疎地域と、離島振興法、山村振興法で、郵便局の内容とかに非常に大きな差があるということでございましたら、この試算、やっぱり不都合だということになるわけでございますが、過疎地域というのは非常に幅広...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、これは前回も御答弁させていただいたことに尽きるんですが、簡易局ごとにデータを把握するということは、これはできないわけでございます。この簡易局のデータは監督をする郵便局のデータに合算をされているわけでございます。そういう観点から、これはそういうことが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど言いましたように、簡易郵便局は少額の経費で運営される。公社が支払います一簡易局当たりの、これ公社が支払うですね、一簡易局当たりの貯金・保険業務に係る平均委託手数料というのは約三百二十万円ぐらいであるというふうに聞いております。それのまあ何分の一かを...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 全国の地方議会からこの民営化に対して慎重な意見を多くいただいているということは承知をしております。反対のところもありますし、しっかりと慎重に議論してくれというような、まあこれはレベルはいろんなところがございますが、そういう意見が多数いただいているというこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな意見書がございます。極めて個人的なものもございますが、この地方議会からということでございますると、地方自治法第九十九条に基づく意見書として総務省に出された意見書が二千七百十五あるというふうに承知をしております。これ、私のところに直接ということでは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねの郵政民営化法案第百六十五条でございますけれども、公社の解散の際、これは平成十九年四月一日ですけども、このときに公社の職員である者は、承継計画において定めるところに従い承継会社のいずれかの職員になります。ここで言うところの公社の職員には非常勤職員も...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も公社からお教えいただいたところによりますと、短時間職員という期間二年の方がいらっしゃる。この方は、年度をまたいで、当然その年度をまたぐ時点で職員であるということであれば、これは非常勤であっても当然、承継計画に含まれて引き継がれるということになる。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあこれも麻生大臣がお答えになっておられますが、今の公社の下で、そして公社の設置規則の下でも、実情に応じて廃止される局もあるわけでございます。我々は、しかしこの郵便局ネットワークは大変重要な、本当に国民の資産だと、水道と同じようなライフラインにも匹敵する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、実態として国民の利便をしっかり守りたい。今ある郵便局を本当に大切にして、それを維持するためにしっかりとした仕組みを用意したつもりでございます。
07月25日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 藤野委員御指摘のとおり、今回の民営化法案におきまして、この準備期からいわゆる準備的行為として特例的にこの国際事業への進出を認めるということで、我々もう非常に強い期待を持っているということを御理解賜っているというふうに存じます。  郵便の事業につきまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 全国に張り巡らされたこの郵便局のネットワーク、これはもう本当に重要な国民の資産だと我々強く思っております。水道のようなライフラインに匹敵するような、そういう重要なものであると。したがって、この法案作成、そして制度設計におきましても、国民の安心、利便を守り...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局の設置を義務付けている、しかし、やはり何らかの経済的な担保措置がなければ、民間企業でない以上それは維持できないのではないかと、とりわけ大都市と過疎地の中間に位置するようなところについて不安が残るのではないかという御趣旨であったかと存じます。  先...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中川委員は、かつて理財局長として正に財投の最高責任者、そして国債管理の最高責任者として大変御尽力されて、その御苦労も踏まえての御意見でございますので、本当に敬意を持って今拝聴をさせていただきました。  個々の問題についていろいろ申し述べたいこともあるん...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 中川委員御指摘のように、郵政は本当にこれまで一つの共同意識を持ってしっかりとやってこられた、そしてそれが国民の皆様にやはり信頼される基盤にもなってきたというふうに私も思っております。ただ同時に、この民営化するに当たって事業会社と金融会社はやっぱりはっきり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 特定郵便局長の方々を始め全国の郵便事業に携わる職員の方々が正に公の職務に奉ずる者としての使命感を持って本当に熱心に取り組んでこられた、そうした方々の不安や懸念を払拭していくということが私たちの大変重要な責務であると考えております。このために、五つの基本原...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 改革の目的ないしはそれがもたらすものについては、マクロ的なものと、それとミクロ、経営的なものと国民の利便があるというふうに申し上げてきたつもりでございます。そのマクロ的なものの中の重要なものの一つとして、資金の流れを官から民に変えていくということも申し上...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのように考えております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 条文上ということでございますが、基本的には、今回の改革の中で、その貯金の部門に関しましてはこれは銀行として一般の商法法人として設立する、移行期間の間につきましては幾つかの規制が掛かりますけれども、それが段階的に解除されると。何条であるかというのはちょっと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この民営化法の第百九条に、「郵便貯金銀行は、次に掲げる業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならない。」というふうにして、その中の各号でその各業務についていろいろと列記をされております。  その中で、私...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 第二号、銀行法第十条第一項第二号に掲げる業務、その中で銀行法で言うその貸付けが可能であるということが読めると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の改革で一番難しいことの一つは、我々、民有民営の銀行としていろんな貸付け、正に官から民にお金が流れるようにしたい、しかし現実問題として非常に大規模な政府保証付きの預金勘定を持っていると、その事実でございます。これをどうするのかと、これ全部やめてしまえ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 定期性の預金というのは時間を掛けて漸減しているものでございます。これはきっちり時間が来るまでに管理しよう、それを旧勘定として管理しようということでございます。  通常貯金に関しましては、御指摘のとおり、正確に言いますと、通常貯金に関しては、これは新勘定...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、新しくできる郵便貯金銀行は、商法の一般法人としまして税金も払いますし、今度は通常の銀行法の適用を受けて、そして、かつ預金保険機構にも入っていただいて、それについては預金保険料を払っていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 預金保険料は掛かりません。  しかし、預金保険料見合いのものを持ち株会社に納付するという仕組みはつくっております。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは幾つかの要因がございますけれども、先ほど言いましたように、この政府保証が付いたものについては、これは期間を決めて、まあ十年なら十年、これは定期預金の期間十年ですから、それに基づいてそれが次第に減少していって市場経済の中に統合されていくということをま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 積立貯金がございますので、それについては引き続き機構でやると、そのような趣旨だと存じます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは預入について書いておりますので、そういう意味ではございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) それにつきましては、整備法の中で、整備法の附則第五条の中で旧郵便貯金銀行法云々と、この積立貯金に、であるということを明記をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に簡潔にお示しいただいておりますので、大体ということですけれども、大体そのようであるというふうに思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) これ朝の御質問にもありましたですけれども、現状では通常貯金についても政府保証は付けられております。
○国務大臣(竹中平蔵君) これも午前中、三つばかりの要因をお話をさせていただいたかと思いますが、基本的には通常貯金というのは決済に使われます。決済以外にも出し入れに使われます。これは出し入れするものでございますから、正に管理機構というのはそれを保有して管理をする機構でございますの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員はややこしいというふうに言われましたけれども、実際、まあちょっと正直に申しますと、かなりやはりややこしいことをしないとこの大きな国営の機関をやはり民間の機関に移行させることは難しいということだと存じます。  このちょっとA案、今ちょっと私は十分A案...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとこれ、今急なあれなので、にわかに正確には思い出せないんでございますが、そうした話と、ちょっと私混同しているかもしれませんが、要するに確定の利率を保証している定期預金、それと保険は、要するにその資金に剰余が出た場合は配当するもの、仕組みになっており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、先ほど言いましたように、預金と保険の違いの問題でございますので、民営化法というよりは銀行法と保険業法の違いであろうかというふうに思います。その現行の保険業法関係命令では、保険契約者保護機構の補償対象から再保険契約は除外されるということ、これは保険...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 百九条第二項というのは、次に掲げる業務を除く業務については、これは認可を受けなければいけないということでございます。ここに対する貸付けというのは、ここに掲げられているものはできるということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、郵便貯金銀行、郵便保険会社からのバックファイナンスというのをイメージしていただければよいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行から機構に貸して、そして機構から更に銀行に貸す、そういうのをバックというふうに申し上げたわけでございますが、それは、従来行ってきた公的な機能ですね、公共団体に対する貸付け等々、そうした役割があるということで、それは必要なものについては続けるということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと正確に、私の、正確に申し上げますけれども、貯金銀行から機構に貸して、そして機構がそれらを現在公社が行っている地方公共団体への貸付け等々、そういうものに貸付け、ファイナンスできるようにするということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは例外的にそのような措置を残しているということでございます。  これ、正によく言われる公的な機能についてはきちっと担保していこうと、そういう中の一部で、例外的にそういうものを今、今行っている既契約者に対するものでございますから、そういうものは残して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとその前に、こういうのがあるというのは非常に分かりにくい、民営化の趣旨からいっても不透明だという御趣旨の御発言ございましたが、これは旧郵貯法に基づいていろんな融資を行っていたわけですけれども、その特例、それを特例的に機関を、この機関についてやろうと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 両方ですか。それに対する契約の内容、これを、委員の御趣旨は法律の論拠も示してということだと思いますので少し申し述べさせていただきますけれども、機構と郵便貯金銀行、郵便保険会社との間の契約に関しましては、まず郵政民営化法第百六十条第一項第二号の規定がござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要するに、委員のお尋ねは、その特別預金の金利とか再保険の料率等の条件がどうなるのか、それの法律の規定はどうかということだと思います。  特別預金の金利でありますとかこの再保険の料率等の条件でございますが、これは郵政民営化法の百六十一条に規定をします承継...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと申し訳ありません。条文の細部についてお尋ねでございますので、時間が掛かって申し訳ありませんでした。  お尋ねの点は、ちょっと、今委員いろいろおっしゃいましたですけれども、この法律について決してそういう粗雑な構成になっているわけではありませんで、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) システムを開発する当事者はこれは公社でございます。したがって、当事者が一番詳しい。その当事者から今どうなっているかというような事情を聴取すると、これごく自然なことであろうかと思います。  我々準備室は、公社の、その当事者の意向を聞きながら、かつ経済全体...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは当事者として公社が責任を負ってしっかりとやってくださっているわけでございます。しかし、私たちは、公社御自身がまあ何とか頑張れると、大変厳しいということは承知をしておりますけれども、何とか頑張れるというふうに言ってくださっていますし、このシステム検討...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公的な貯蓄機関がない国があるのかというお尋ねですけれども、世界のすべての国について悉皆的に調べることはできないので、なかなか全部というのは難しいんですが、主要国の状況について申し上げますと、公的貯蓄機関、これもまあいろんなものがあるんだというふうに思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、それぞれの状況、所得分配の状況等々に応じても、各国でいろんな工夫をして進化をしているということだと思います。イギリスにおきましてもこれ民営化、郵政の民営化を行ったわけでございますけれども、その後、金融排除等々について新たな枠組みというのを、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員おっしゃるように、諸外国の事例というのは我々真摯にいろいろ調査研究して参考にしなければいけないわけでございますが、諸外国の例だけから一国の政策が決まるというものでもこれまたございません。  諸外国に例がないから、何もそういった例が、やらないかという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げました金融排除の問題とかそういうことを指摘される専門家もいらっしゃると思います。  ただ、私が聞いておりますところ、一つの例えば政府の動向として、非常に強い国民世論として、そうした問題のために何らか金融排除のための措置を緊急にとるべきであ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとこれ急な御質問ですので、直近のアメリカのその状況について詳細は存じ上げませんですが、これは正に金融排除というよりは、アメリカの場合は所得格差という中で私は議論がなされていると思います。むしろ、ヨーロッパの方が所得格差よりむしろ独立した形で金融排除...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返しますが、そういうちょっと質問いただいておりませんので、詳細に貯蓄、金融排除についてどのような制度があるかということを私、今すぐにはお答えできませんが、基本的には、アメリカにおいては、その所得格差というのは非常に大きな問題である。しかし、金融排除の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、そのアメリカの詳細な議論についてということで伺っていないということでございますので、そうした問題については私は答えております。私は、そうした問題について非常に強い、例えば金融排除について緊急に何とかしろというような国民世論ないしはそうしなければいけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、アメリカにおいてはそのような金融排除の問題に対して早急に具体的な政策を取らなきゃいけないという非常に高い国民世論があるとは承知していない、政府の中でそういうような緊急の動きがあるとは承知していないということを申し上げているわけです。もちろん、金融排...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公的貯蓄機関が我が国において必要かどうかということでございますが、これは私は、金融排除という観点から今の時点で公的な金融機関が日本に必要であるという認識は私は持っておりません。  これは、やはりそれぞれの国の事情によると思います。所得格差の問題等々もあ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員の問題意識はよく理解をさせていただきました。  確かに、これだけ大きな改革をするわけでございますし、改革の有無にかかわらず、常に政治としてはそうした弱者に対する配慮というのを常に持っていなければいけないと思います。これは銀行行政そのもの、正にそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今は郵政があるからそういう金融排除の問題が起きていないんだけれども、これがなくなった場合に大丈夫なのかと、そのような問題意識、私も非常にその点についてはしっかりと考えていく必要があると思っています。  ただ、先ほど言いましたように、リレーションシップバ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、諸外国の例を御紹介する場合も、うまくいったところとうまくいかなかったところがあると、それぞれから学ばなきゃいけないということを繰り返し申し上げているつもりでございます。  ニュージーランド、お尋ねでございますが、これは一九八〇年代半ばに発足しまし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ニュージーランド・ポストが非常に健全な経営をして、そしてサービスを提供し続けているという面では、これは成功した面があったと思います。しかし、その当時の外資導入策というのが行き過ぎて、それのマイナス面が出たと、そしてそれをカバーするためにニュージーランド・...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ドイツの郵便局の数についてでございますけれども、ドイツの場合、東西ドイツの統合によりまして、郵便局の数がその統合によって三万ぐらいになったというふうに承知をしております。正確には、一九九〇年に二万九千二百八十五、これが東西ドイツの統合後大きく減少いたしま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 設置基準を作るに当たりまして、これまた今ドイツの例ですが、諸外国の例も我々しっかりと勉強させていただきました。その中で、やはりこれまた設置基準も諸外国の事情に合わせていろいろ作られているなというふうに思います。  明確に数字を規定している国というのはむ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現時点においてはということでございますか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 現時点においては、これは郵政公社において今適切な数が配置されているというふうに思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) それは、今後まさしく民営化された郵政、そして郵便局会社の中でいろんな、どのような戦略を取るかによって最適な数字が決まってくるのだと思います。これは状況も実際問題は変わる。  しかし、私は、繰り返し申し上げておりますように、これは過疎地については現状を維...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは民営化するわけでございますから、民間の企業として思う存分その経営の自由度を発揮していただきたい。しかし同時に、国民の利便性を守るために最低限のそのセーフティーネット、そこを確保するためのことは決めておかなければいけない。  これはしかし、法律で決...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、それは民間準拠で利益、こういう業務を行ったときには、民間で同じような業務を行っておりますから、それによって民間では何%ぐらいが平均であると、だからこのぐらいでは可能であろうということを想定しているわけでございます。  しかし、そういう仮定を置ける...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要するに、準拠すべき民間の同様の活動があるかどうかということだと思います。  物品販売業というのは、民間でその準拠すべきよりどころとなる、参考となるものがあるわけでございますけれども、これは、日本郵政株式会社、郵便局株式会社というのは、これは正に独自の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) コンビニチェーンということですか。フランチャイジーじゃなくてフランチャイザーの方でよろしいんでしょうか。  セブンイレブンが利益率、これは売上高に占める利益率では七・一%と承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、先ほど言ったのは、まあ言わばコンビニを抱えている本部でありまして、フランチャイザーと申し上げましたけれども、セブンイレブンが本社としてやる。そして、具体的に今度はフランチャイジーといいますか、その看板を借りて商品の仕入れをしてそこで売るその販売者...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっとよろしいですか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 四点、今御質問をいただいたんでございますけれども、まず、バラ色だと、私が言っていることはバラ色に過ぎるのではないかということで、これ、コンビニについては、先ほど言いましたように、セブンイレブンやローソンという会社は言わば卸売業なわけですね。卸売業の利益率...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと数字がすぐに出なくて申し訳ありませんでした。  過去十年間とおっしゃったんですね。過去十年間ですので、平成四年度から十四年度までの数字を申し上げますが、平成四年度が四百八十約四兆円、そして十四年度が四百九十八兆円でございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、郵便は過去十年の数字は使っておりません。過去二年ないし三年の数字を申し上げていたと思います。  これは、我々は長期の予測をするわけでございますから、長期の予測をするに当たって、これはGDPについては確立された予測の手法というのがございます。今まで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず経済の予測、見通しというのはどういう、さっき確立された手法というふうに申し上げましたけれども、それがどのような形で、実はその中に、そういう見通しは統計的に見て正当であるということがビルトインされているわけでございます。  確かに、九〇年代は成長率低...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 所得額はGDPの額、名目GDPの額でよろしいでしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々、「改革と展望」はそこまでやってなくて、二十一世紀ビジョンで幾つかの数字を出しておりますが、お尋ねの数字については、これは計算をしていないというふうに承知をしております。  もう一点、今の租税負担率、社会保障負担率等々についてもお尋ねがございました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 採算性に関する試算では、千三百店舗というふうに試算の中では盛り込んでおります。
○国務大臣(竹中平蔵君) コンビニということになるか、物品販売でございますけれども、ドイツにおきましては、郵便局内に文房具等の売場を開設する形態、これは非常に普及していると聞いておりますけれども、それ以外に、デパート等の既存店舗に郵便局の運営を委託するというような形で売場と併設す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そういうドイツのようにやる場合の試算というのは我々行っておりません。販売の部分に関しては、先ほど申し上げましたあのフランチャイジーの試算が若干参考になるというふうに思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 条文の言葉で正確には完全処分でございますけれども、国の信用、関与を断ち切るということで、十年以内にしっかりと完全処分する義務を負っていただくということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、これ金融の業務でございます。金融の業務というのは信用というのが競争上決定的に重要でございます。加えて、この日本の郵便貯金、簡易生命保険というのは本当に長きにわたって国営として運営、運用されてきた、そして現状では三百四十兆という、国内でも突出して、他...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、草川委員から冒頭大変貴重なお話を賜りまして、感謝申し上げます。しっかりと御答弁をさせていただきたいと思います。  お尋ねのITのシステム調達に関連する検討委員会での話でございますが、要は、ポイントは、これWTOに関する協定、つまり公開入札をしなけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に、委員も御指摘になられたとおり、何のために民営化をするかというと、これはやっぱり経営の自由度を持っていただいて、そして非常にダイナミックに経営を展開していただきたい。その中で公社自身も良くなるし、また経済も活性化するし、そして利便者、利用者が何として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、債務超過の問題でございますけれども、今公社でよく郵便事業が債務超過だというふうに指摘されますのは、これは三事業に分けてそういう管理会計的な手法で計算するとそのようになるということでございます。  これはどうして今郵便部門が債務超過になってくるかと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、生田総裁からお話ありましたように、正直言いまして、生田総裁にお目に掛かるたびにそのような要望をいただいております。この消費税の話と、それと基金をどこに置くかということに関しては生田総裁なりのお考えがあり、そのことを我々もしっかりと承っております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカの要求というのはここに書いているような形であることは事実でございます。  ただ、この委員会でも繰り返し申し述べさせていただいていますように、我々は本当に国民の利益、国益を考えて民営化をしております。アメリカの要求に応じてやっているということでは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本方針は、経済財政諮問会議で議論をして取りまとめたものでございます。これは、私はその取りまとめ役をやっておりましたが、私自身、アメリカが勧告していた修正点が含まれた、確かにそのように書いてますけれども、私は、その時点でアメリカがこんなことを勧告している...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私が知らなかったと申し上げましたのは、去年の九月の時点で、それ、既にアメリカがこういうことを勧告していたということを私は知らなかったと申し上げているわけです。  で、この文書そのものについては、これはアメリカが勧告していた点が含まれたと書いていますから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカ政府がそのように考えているということだと思います。  私が先ほど答弁を申し上げたとおり、私は、少なくとも私は、基本方針の時点ではそういう要求がある、外国の要求に意を払って決めるということはあり得ませんけれども、九月の時点ではそういうことを詳細に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) アメリカは、そのことを修正させたとはどこにも書いていないと思います。リコメンドしていたことがインクルードされたというふうに書いているだけで、修正、働き掛けて修正させたというような文意はこの中からは読めないと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 同じ答弁になって恐縮でございます。私たちは、そのようなことについてアメリカの言うことを、別にアメリカの言うことを聞いて聞いたわけではない、このことを決めたわけではないということを繰り返し申し上げているわけでございます。  アメリカについても、またアメリ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、先ほど文書で卑屈であるというような御表現ありましたけれども、これは、ここに書いているのは、正にしっかりと対話するということを書いているわけで、これはもう外交というのはそういう、正に対話が基本であります。決して卑屈なということではないと存じます。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 分野別では、物流が二回、保険が五回、全般にわたるものが十一回というふうに聞いております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 本当に大門委員とは四十回を超えていますか、本当にいろいろ議論させていただいて、私も大門委員の議論を分かっているつもりでありますし、委員も私のことを分かってくださっていると思っていたんですが、やっぱり誤解しておられるなというふうにすごく感じました。私は日本...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の目的規定におきまして更に閣議決定よりも下の審議会の意見を引用している例としては、例えば中央省庁等改革基本法におけます中央省庁等改革の目的規定の中でございます。これ、中央省庁改革を括弧で、行政改革会議の最終報告の趣旨にのっとって行われる改革と定義した...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、先ほど何度も又市議員から御指摘をいただいた点で是非申し上げておきたいのは、これは郵政民営化を定義する必要があったから、それのために他の用例を参考にしてこれを引用させていただくという、極めて立法技術的な、あくまで立法技術的な問題でございます。法律を縛...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、基本方針はあくまで基本的な大枠でございますから、それに基づいて制度設計を行っております。その法案の、基本方針の骨子をしっかりと生かす形で詳細な制度設計を行っているというふうに承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、無集配特定局ではまあ七割とか、場合によっては八割が実はいわゆる郵便窓口業務ではなくて金融の仕事をしている。実は、この点はもう大変重要な点だと思います。であるからこそ、実は郵便局側からすると、金融業務を続けるという非常に強いインセンティ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 又市議員の御懸念は、もう一言で言えば、窓口全体が持っているネットワークの価値というのをどのように評価するかということだと思います。私は、このネットワーク価値は非常に高いと思っております。先ほど大門議員からもアメリカが簡保云々とありましたけれども、これはや...全文を見る
08月01日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 今、有村委員が御指摘の点、国鉄との比較というのは大変重要なポイントであろうかと思います。国鉄は言うまでもなく大変な赤字を抱えていた。それに対して、今、郵政というのは、これは生田総裁の御尽力、そして公社の御尽力もあり、差し迫った危機にあるという状況ではない...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リーダーは後でお話しになるということだと思います。  私は、これはよく考えてください、これは明らかに皆さんのためになることですということを率直に申し上げたいと思います。我々はこれまでも皆さんのためになることをやってきました、しかし、変化するというのは、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変大きなお問い掛けでございます。極めて重要なお問い掛けでございます。  私は基本的には、これは先般内閣府で取りまとめた二十一世紀ビジョン等々でもそうした趣旨を十分に反映させていただいたつもりなんですけれども、日本という国が二十一世紀に向けて、一人一人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これにつきましては、実は経済財政諮問会議でも頻繁に議論をしているところでございます。ハローワークの問題、社保庁の改革の問題、これは国民が喫緊にもやってほしいと、緊急にやってほしいという非常に強いニーズがあるということも承知をしております。その一つ一つの手...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) システム全体を、鶴保委員も御賛同くださいましたように、二十一世紀型にこれ変えていくという大変重要な責任を我々今の政治家は背負っているのだと思います。そういう観点からしますと、やはりあちらを動かしこちらを動かし、そして少し制度にきしみが生じかねる懸念がある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の鶴保委員の御指摘は、改めて我々答弁する立場の人間として本当に大変重要な御指摘だと思うし、同時に、改めてこれは本当に御説明、政策のコミュニケーションというのは本当に難しくて注意をしなければならないということを私自身に言い聞かせなければいけないと思ってお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、今、鶴保委員が御指摘の点には、全く賛成といいますか、同じ意見でございます。  そのためにも、あえて先ほど申し上げた公私と官民の区別というお話を是非させていただきたいんでございますが、これは、公共事業、正にこれは公的な財でございます。公的な資本であ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、民営化委員会、大変重要な役割を担う、その人選がしたがって極めて重要になると我々も思っております。この判断の、その中立性、公正性を確保するという観点が極めて重要だと、もうその点に尽きると思っております。その意味では、直接の利害関係者を任...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 松村委員のお尋ねは、過疎地は過疎地でいろんな議論がなされてきた、都市部についても議論がそれなりになされてきた、その中間地でとでも言うべき過疎地以外の農村部や地方都市などの郵便局をどう考えるのかと、大変重要な御質問であると思っております。  郵便局の設置...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) セキュリティーの問題、条文には出てこないんだけれども、ちゃんと考えているのかという大変重要な御指摘でございます。  新会社において発生するかもしれない犯罪等々については、これは民営化に合わせてですけれども、一般的な内部監察による規律でありますとか、警察...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 変わっておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは民営化の前に締結された簡易生命保険契約でございます。機構に承継させることによりまして旧勘定に属するということになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) そういうことになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと正確に理解しているかどうかあれですけれども、これにつきましては、だれのものかということになりますと、これは旧簡保の契約者のものだということになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、その運用とおっしゃったのは、資産のALMをどうするかという全体の観点からですとこれは一体的にALMをしていただいていいわけですけれども、勘定区分といいますか、その帰属に関しては当然別ということになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 新勘定に移って以降、旧勘定と新勘定がしっかりと区別、どのようにされるのかと、そういう御指摘だと思います。これは当然のことながら、相互の損益の付け替えを生じさせないという意味からも重要に相なります。  その仕組みについては、もう再保険に出再するということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その点は先ほど御説明させていただいたつもりなんでございますけれども、旧契約に係る資産の運用リスクは、これは再保険契約によって新会社に移転するということになって、リスクは新会社に移転します。損が出るか、損が出るか、得が出るか、それは新会社に移転すると。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 午前中の話で非常に専門的なことを、大事なことを聞いていただいておりますので、ちょっと私なりに、済みません、整理をさせていただきたいんですが、まず、責任準備金というのは、将来の保険の支払の流列をある種現在価値に何らかの形で割り引くと。その場合に予定利率を用...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 機構と、それと郵便保険会社との間で再保険の契約が結ばれる。これは郵政民営化法の百六十条第一項の規定によって、その基本計画において、承継時に機構が再保険の契約をその保険会社と締結することが定められているということになっております。  再保険に係る負債の問...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど公社の方からも御説明がございましたが、今の公社の方式というのは、私の理解では、要するに、先ほども言いましたように、将来の保険を、保険の流列を割り引くときに予定利率で割り引いている。予定利率と実際のマーケットの金利が違った場合、マーケットの割引率が違...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二点を申し上げたいと思います。  まず、国際会計基準のお話がございましたが、これは今どういう状況になっているかといいますと、保険契約に関する会計処理については、この国際会計基準審議会におきまして検討が進められておりまして、昨年三月に国際財務報告基準第四...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げたいのは、これ公社から民間会社になるに当たりまして、そのような意味での時価の評価等々も含めた必要な資産の、資産と負債の評価を行う、そういう手続になっているわけです。ところが、その場合のルールがどうかということで、負債についてどういうルールが適用さ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に、ちょっと根本的なところで今の御発言、ちょっと私気になったんでございますが、これはゴーイングコンサーンです。ゴーイングコンサーンであるからこそ、それにふさわしいその計測のやり方が必要になるわけです。もし清算後に、清算するようにとおっしゃいましたけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、ちょっと必ずしもきちっと理解できなかったかもしれないんですが、私が申し上げているのは、これ組織そのものはゴーイングコンサーンですね。ただし、これは、旧勘定につきましては、これは旧勘定は切り離して内部的には管理会計上、別に管理していくわけですか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと整理させていただきたいと思いますが、将来の勘定を切り分けてそしてそれを運用していく、それに当たって峰崎委員の御指摘は、その資産と負債の評価をきちっとやっておかなければいけない、もうその点に尽きていらっしゃるんだと私も思います。で、それを、負債につ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと回数については今急にお尋ねいただきましたので正確かどうか。各地の、回りまして、地元の有識者といろんな対談をさせていただいたと。そのときに地元の郵便局の特定局長の方々、また組合の方々、地元の方々とも何か所か、複数の箇所で御議論をさせていただきました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、地方に参りましたときに複数回会合がございまして、そこには特定局長さんも組合の方もいらっしゃっていた。そして、組合の幹部の方には一度大臣室においでをいただきまして、御議論をさせていただきました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、現場も見させていただきました。現場を見させていただいて、働いている方々とじかに接する機会もございましたし、また、その現場でミーティングといいますか会議を持たせていただいたこともございます。  時間的な制約がもちろんあるわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 現場の皆さんが大変やはり不安を持っておられる、大変私もそのとおりだと思います。そして、現場の皆さんに本当にこの問題意識を共有していただいて御理解をいただかないと本当の良い改革はできないと、そのことも実感をしております。  でありますからこそ、一番最初に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新会社への具体的な職員の帰属、これも御当人にとってはもちろん大変重要な問題だと思います。  これは、主務大臣が作成します基本計画に従いまして、準備企画会社であるところの日本郵政株式会社が、どういうビジネスモデルを作るか、その各社の具体的な業務内容をどう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、お一人一人にとっては本当に大切なことでありますし、これは二十七万人、非常に大きな作業になるというふうに思っております。  今、委員からその規模等々について、そういう意味でもしっかりと決めて、そして話合いの時間を持たなければいけないのでは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどそれなりの十分な時間を確保しているということを申し上げて、もう少し具体的に言えということでございます。  まず、これは法律でございますけれども、最初に基本計画というのを作るわけでございますけれども、これは内閣総理大臣及び総務大臣が郵政民営化法の公...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘、大変重要だと思いますので、しっかりと対応してまいりたいと思います。組合の皆さんとも私自身お話をさせていただきたいと思っておりまして、今事務方でいろんな手続について、手順について話合いをさせていただいておりますけれども、是非実現をさせたいと思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 人事権、基本的には、まず企画会社をつくるわけでございますが、企画会社についてはこれは一〇〇%公社の、これ、公社出資ですね、公社の出資でつくるわけでございます。その中で経営委員会というのをつくらせていただくということになります。実態的にはこれは新しい、国が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 二点お尋ねがございましたが、第一点はちょっと今の総裁の御答弁とも絡みますけども、この試算そのものは昨年行った試算でございまして、そのとの関係で、そのときに利用可能な最新時点の、これ十五年末、十五年末の数字に基づいて試算を行ったということでございますので、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 結論から言いますと、計算はしておりません。これは、骨格経営試算そのものが趨勢的な一つの、その趨勢を判断する材料として提供しているという点にあるわけでございます。  もう一つ、確かに郵貯、窓口も数は少ないわけでございますけれども、それでもまあ四千人、八千...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは郵便事業の人件費ということだと思いますけれども、これは総引受郵便物数が年率、過去三年平均ですと一・一%の減少でございます。その一・一%で減少していくということを前提とした下で、これに応じて年率人件費も一・一%で減少をしていくというふうな前提を置い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) こういった将来試算を行う場合の考え方というのは、委員御指摘のとおり、いろんな考え方があるんだと思います。  骨格経営試算というのは極めてある意味で保守的にですね、新たな新規の事業を行わないで、それで保守的に試算をしたいというのを、そして傾向的にこの四社...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のとおりでございまして、まあ基本的な考え方というのは、我々は、アジアの地域の国際物流市場は大変な成長市場だというふうな認識を持っている。民間のシンクタンクでも、アジアの国際物流市場、今後十年で約三倍になるというふうに見通している。  そういう中で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) たしか御答弁で、こういうシミュレーションをする場合には大体三つぐらいのパターンに分けてお考えくださいというふうに申し上げたと思います。収益と費用を個別に積み上げているもの、利益率を求めるもの、さらには追加的にその効果を単独に出すものと。その意味では、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要するに、インテグレーターというのは正にインテグレートして、統合して、要するにすべてのプロセスを持っているものというふうに認識をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) さっき私がインテグレートしていると言ったのは、川下と川上を全部持ってインテグレートしたプロセスを持っているのがインテグレーターであると。フォワーダーというのは、国内のを持っていてそれを正にフォワード、追加的にフォワード、前へ行くのがフォワーダーだと、その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 是非、もしもこれよりも現実的な想定があるんだったら、これ、私どもにも知恵を付けていただきたいと思います。  これは、現実には……(発言する者あり)現実にはいろんな判断の中で、私たちはアベイラブルなデータの中でそれについてやっているわけですから、私たちは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたのは、これは、本当にどういう現実に利用可能な数字を持ってくるのが制約の中で最も現実的かということに尽きるわけだと思います。これ、いろんな予測をする場合はそういう制約の中でやらざるを得ないわけでございますけれども、私が申し上げましたのは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、基本的な考え方について、どうしてこういうものを出すのかという御指摘がございましたけれども、これ、骨格経営試算と採算性に関する試算というのはその目的も少し異なっているわけでございます。  骨格経営試算は、民営化会社の経営が成り立つかというのを検討す...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回も答弁で、お出しできるものをしっかり出すというふうに申し上げて、事務方も誠意を持って対応したとは思うんですが、結果的に委員に御迷惑をお掛けいたしたということであれば、おわびを申し上げます。  我々としては、これはもう出せるものは当然出して、御審議を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この試算等々を検討するに当たりまして、郵政民営化担当大臣の下に設置された有識者会議の中で御議論をいただいております。有識者会議のメンバー、正に専門家でございますが、伊藤元重氏、東京大学教授、宇田左近氏、マッキンゼー・アンド・カンパニー・プリンシパル、翁百...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 試算は準備室において責任を持ってつくっております。その準備室でつくる場合に、この申し上げました有識者会議のメンバーの方々に御意見を賜り、そして準備室で作成をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) その前に、今委員から厳しい御指摘を賜りましたが、この試算そのものは準備室で行った、公社と正に御相談をしながら行っておりますので、経営の当事者と相談をしながら行ったということは申し上げたいと思います。  それで、コンビニ事業の収益見込みについてでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員にいろいろ御指摘をいただきましたが、幾つか是非御説明をさせていただきたいと思います。  まず、これ一店当たりの売上げの資料でございますけれども、これについてはセブンイレブン、まあ高いわけですけれども、セブンイレブンとその他のものの大体中間ぐらいの想...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一点、フランチャイジーであるというのは、私も何度か国会答弁をさせていただいておりますので、その点につきましては申し添えたいと思います。  その点で、今、金額ですね、何番だっけ、金額はどのくらいかということですよね。はいはい、済みませんです。国内の公募普...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この一%の信用スプレッドを取ると、いわゆる信用リスクビジネスにつきましては、これはもういろんな種類のものを考えていただくというふうに思っております。  その一つとして今社債の話も出ているわけでございますけれども、これはもちろん貸付け、住宅ローン等々の貸...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今後、今GDP五百兆強ぐらいのところを想定しておる、のところに日本経済いるわけでございますが、これは後ほどまた委員から御質問なり御批判があるかもしれませんが、「改革と展望」、さらにはその後の二十一世紀ビジョン等々でGDPのサイズもかなり大きくなるというこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 社債だけでどのぐらい大きくなるかとか、そういうのはいろんな御意見があろうかと思います。  委員のお尋ねは、全体としての資金需要、それがどれだけかということと、その中で信用リスクビジネスと言えるもの、一%のスプレッドを稼ぐものが、稼げるものがどれだけある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) GDPの成長見込みについて希望的だという御指摘ありましたが、これはもちろん予測でありますから、いろんなお考え方があるというふうに承知をしております。  ただ、その場合も、日経センターでも約一・四倍ですから、まあ我々が一・五倍、それは一・五倍じゃなくて一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々もどこまで詳細にいろんな将来の議論ができるかということは、それこそ、それこそ専門家の意見も伺いながらこれまで議論をしてきたわけでありますけれども、十数年後の一つの企業のポートフォリオをそこまで分析するというのは、残念ですが、我々が持っている知見ではこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) なかなか難しいちょっと御質問なんでございますが、我々はなぜ民営化をするのかと。それは、経営の自由度を増して、そこで経営者のダイナミックな判断で、そしてその創意工夫、新たなサービスを引き出していただくためだと、そのことを繰り返し申し上げてきたつもりでござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便局会社でございますけれども、郵便局会社は、ネットワークという国民の貴重な財産を活用しまして、これ地域住民の利便性を高めるために経営判断によって多様な業務に進出することを可能にする、そういう仕組みにしております。したがいまして、郵便貯金銀行や郵便保険会...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 予測でございますからなかなか難しいんですが、私はやはりこの郵便局のネットワークというのは非常に強い基盤であるというふうに思います。その意味では、このネットワークと組んでいろいろ新しいビジネスを行いたい、新しい種類の預金ないしは新しい種類の金融商品を売りた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 地方公共団体貸付け、当事者からは大変関心の高い実はところでございます。  今のそもそも制度でございますけれども、これは財投の枠組みの中で、国会の議決を受けまして、政策的融資として、総務大臣が定めた金額、期間、金利等の条件の下で日本郵政公社が地方公共団体...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 限度額でございますが、この国の信用、関与が残ります移行期間中は、この預入限度額や保険金額の限度額の規制を維持しまして、株式処分の進展等によって国の関与度合いが低下していくのに応じて段階的に制限を緩和できるように、この限度額を政令で定めると。これは基本的な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのような御意見があるということはよく承知をしているところでございます。  民営化、これ公社に課されている官業であるがゆえの制約を取り払って経営の自由度を拡大する、そしてこの資金、機能を市場経済の中で効率的に活用するとともに、このネットワークという非常...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お話ありましたように、何せ金額が大きいですから、これはこれで大変大事な問題だと思います。  基本的な考え方でございますけれども、民営化までに預け入れをされました郵便貯金のうち、通常郵便貯金については、これは郵便貯金銀行に行くと、そして定期性の郵便貯金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げたように、更に十年たってもない場合ですね、それは最後の最後は機構の雑収入に計上されることになります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、正に管理機構でございますから、それを粛々と管理していっていただくということになるのかなというふうに思います。しかし、基本的にはそういうことにならないようにしっかりと、大変大切なお金ですから、その預金者の方に催告をして、きっちりと、自分のお金で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この法案の考え方でございますけれども、民営化委員会による三年ごとの進捗状況についての見直しを踏まえて段階的に株式を処分すると、段階的に株式を処分するというふうにしている。このような趣旨に照らしますと、この株式処分は移行期間の十年間にわたる複数回に分けて段...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 持ち株会社も民間会社になってこれは同様の、民間企業と同様の納税義務を負うこととなります。したがって、法人税、事業税、法人住民税のほか、消費税、固定資産税、そして民間企業が納付義務を負う税ですね、通常どおり課税されることになります。免除されるもの、設立に当...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 持ち株会社、これは純粋持ち株会社として設立される。原則として、自ら事業を行うということではなくて、専ら子会社からの配当収入に依存する。さらには、移行期間中にこれは銀行と保険会社の株を売却しますから、その売却収入がある。さらには、郵便貯金銀行から預金保険料...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、今の、現代、現状の公社におきましても、例えば本社でいえば、公社全体としての一般管理部門を持っている。そのほかに、しかし各事業部門、事業本部ごとに一般管理部門が設けられているというふうに承知をしております。いわゆるオーバーヘッドをどのように負担するか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) どこまで可能なのかというお尋ねでございますが、そもそもその株式の持ち合いですね、これまでも政府、与党合意の中でも非常に大きな課題、問題でございました。そのときの合意は、これは、まず経営判断によって、そして一般的法規制の下で、かつ特殊会社としての規制の範囲...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) グループ経営が実質的に存続できるというのは、これはこれでいい面があるかもしれないけれども、そうだとすると現在の公社とどう違ってくるのかと、それもまた大変よく理解できる御懸念、御質問であろうかというふうに思います。  先ほど申し上げましたように、経営の自...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便貯金の周知宣伝施設及び簡易保険加入者の福祉施設については、これは郵政株式会社ですね、持ち株会社に暫定的に帰属させまして、平成二十四年三月三十一日までの五年間の間に譲渡又は廃止をするということとしております。  これは、これらの施設が経営状況が不振で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員が学者として答えろと言うときは大体厳しい質問であるという経験則があるんでございますけれども。  まず、なぜ、異なる国で九〇年代以降やっぱり時を同じくして出てきたのではないかという御指摘、これはその背後にはやはり要因があると考えなければいけないの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、大変重要な御指摘だと思います。これ郵政を、郵貯、郵政が今そういうふうな役割を果たしているということでございますが、私は、民営化されてもこういう機能は間違いなく果たしていけると思っているということを繰り返し申し上げているつもりでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、いろんな国の事情があり、またいろんな銀行がそれぞれ自分が特化すべき分野を考えていろんな経営戦略を立てているんだと思います。しかし、日本の現状を見ますと、これは日本のいわゆる四メガバンクというところが、四メガバンク、これすべての...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ここに書いてある。
○国務大臣(竹中平蔵君) 話は聞いております。詳細に存じ上げているわけではございませんが、そういういろんな動きがあるということは承知をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほども申し上げましたように、九〇年代以降の経済の局面の変化に合わせて、日本におきましても金融排除の問題についてはこれからしっかりと見ていかなければいけないと思います。私もそういうことは起こり得ると、経済学者が認めているとおっしゃいましたけれども、私もそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この郵政公社は、職域病院として逓信病院を保有、運営してきたわけでございますけれども、この病院は地域に密着した医療を提供していると。で、地域医療の確保のため、今後とも安定した病院経営が行われる必要があるということ、さらに逓信病院職員の雇用を確保する必要があ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど言いましたメルパルクとか、そういう附帯施設等々が持ち株会社に暫定的に保有されるということも踏まえますと、持ち株会社に持っていただくということが一つの方法として考えられますが、これは詳細は承継計画においてきっちりと定めることにしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 銀行、生保が長期的に金融環境の変化に対応してしっかりと存立していただくためは、やはり公社の下では制約があって、資産運用の自由を持っていただくためにも民営化というのは私は避けて通れないというふうに思います。その場合、民営化をするに当たっては、これは当然、民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今スウェーデンの例を御紹介くださいました。スウェーデンの例、我々も制度の勉強はしておりますが、詳細、細部に至るまで存じているわけではございません。  しかし、それぞれこういう制度をつくるに当たって、いろいろやはり社会的な要請というのがあるのだと思います...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返しになりますが、我々は大きな判断として民営化が必要であるというふうに考えております。民営化をするに当たっては経営の自由度を持っていただく。したがって、民営化された機関に特別の義務を課するということを避けながら、しかし実効性のある金融サービスの継続、...全文を見る
08月02日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(竹中平蔵君) これは委員がずっと今日御指摘してくださっていますように、この郵便局ネットワークを活用して、そして貯金、保険の金融サービスがこれまでと同様一体的に運営されるということ、これやはり国民のもう望んでいることだと思います。国民の利便からも重要でありますし、また、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今まで幾つかの民営化というのを日本の政府もやってきたわけでございますけれども、やはりそこは今までの一般の事業の会社と金融の場合との差というのがやっぱりいろいろ我々ももう徹底していろんな議論をさせていただいたんですが、やっぱり金融だという点が大変重要だと。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど委員から見直しについて御議論賜りましたですけれども、これは、郵政民営化というのはあくまでもこれは国民のためにやるんだと、国民の経済を良くするためにやるんだと、その大きな目標があるわけでございますから、その範囲において、それを実現するという観点から、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変重要な御質問だと思います。  御指摘のとおり、仮に五年間で持ち株会社が郵便貯金銀行、郵便保険会社の全株式を処分した場合には、これは郵政民営化法の、今御指摘をいただいた百四条というのがございます、これは銀行について、百三十三条というのがございます、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一体的経営という観点からしますと、これは当然、人、物、金、それぞれについて配慮が必要だと思います。金は、正に今御質問に出た資本関係、物は、正にこの契約関係等々ということになりますが、人の異動についても他の二つ以上に私は重要なことであると思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今ちょっとそのことを申し上げますので。  通算すると、つまりそういう同じ制度が、人事上の制度が適用されているということを申し上げたいわけです。それによりまして、特殊会社相互間でありましても、一般商法会社と特殊会社の間でありましても、これは会社間の円滑な...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは経営の実態がどうなるかということにも依存いたしますが、移行期間に関しては、これは間違いなくこれ、持ち株会社が先ほど申し上げましたようなヘッドクオーターといいますか、本部機能としての役割を果たしますので、移行期間に関しては、その持ち株会社が総合的な人...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 詳細な説明は財務大臣からもあろうかと思いますが、基本的な考え方は、これ今委員も御紹介してくださいました、かつてのその三公社の例等々にも見られますように、基本的にはやはり、民営化でございますから国家公務員共済から厚生年金に移換をしていただくというのが基本的...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、片山委員ちょっともう御紹介してくださいましたように、民営化されてできる会社、それぞれ資本構成とか違いますので、それぞれの対応策というのが基本的にはまずあり得るということだと思います。  この持ち株会社に関しましては、これは特殊会社として、公的な機能...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから舛添委員が御指摘になっておられる、マクロ経済全体をしっかりと運営していって、その中で整合的に郵政、財投、そうした改革を位置付けるべきだと、これはもう全く私は舛添委員のおっしゃるとおりだと思っております。  是非御理解賜りたいのは、私たちは、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のように、民営化という場合に、民間になっていただくと。これは、そして民の活力を発揮していただくということが大原則なわけですけれども、今回の郵政民営化の全体的な制度づくりの中で、やっぱり一番我々こう知恵を絞ったところ、そして同時に、なかなか逆に御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、舛添委員が、そうするとこれは完全な民営化ではないのではないかという御懸念、まあ舛添委員はお分かりの上で、あえて分かりやすく御質問してくださったんだと思いますが、実は、さっきのNTTの例を出しましたが、NTTも、これいわゆるユニバーサルに全国一律にサー...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げたある種独占的に利益を得ていただいてと、これは実は今の公社でもそれでやっているわけですね。そのいわゆる、これをリザーブエリアというふうに言いますけれども、それが適切に設定されているかどうかというのは、これは公社であろうと民営化された後であろうと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 分かりやすくしなければいけない、しかしやはり正確でなければいけないだろうという岡田委員の御指摘、大変重要だと思っております。  資料の出所等々につきましても、これ全体として何か別のあるところにお出しして、そのときのはクレジットは表紙なんかに書いているも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 岡田委員には御精査をいただきまして、非常に貴重な御指摘をいただいたと思っております。これ、我々なりにもう一度見直しまして、これ、改めるべきところはこれ本当に改めさせるつもりでございます。  日付等々に関して、そして連絡先等々に関して御指摘をいただいてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 過疎地につきましては、今御指摘ありましたように、現に存する、法施行の際、現に存する郵便局ネットワークの水準を維持するということを明記しているわけでございますが、過疎地以外の地域でございますけれども、これについては総務省令で設置の基準を定めるということを考...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 過疎地については、これは正に今、今申し上げたような基準、これは公社と同じ基準でございますから、それに基づいて過疎地においてもしっかりと維持されているということでございます。  御指摘のように、過疎地についてはその、より包括的に、現に存するネットワーク水...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは国会でも御答弁をさせていただいておりますけれども、今のある郵便局は、これは公社としての間は現に存するものを維持していく、そして過疎地については、法施行の際、二〇〇七年四月一日に施行する際に存するものを水準と、維持することを旨とするわけでございますか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御懸念は、移行期の間については長期安定的な代理店契約があるということを、これ法律上義務付けますので一応安心するけれども、それ以降についてもう少し詳しく説明しろと、そういう御指摘であろうかと思います。  まず、これ何重かに措置を我々とってしっかりと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこが正に今回の私たちの制度設計の重要なポイントであると思っております。  今の郵政、これは銀行、保険という金融部門からとらまえますと、全国津々浦々に営業所を持って、そして地域に密着した、正に地域密着型のビジネスモデルでやっていると。小口の預金を集めて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) だれのための規定かということでございますが、これは郵政民営化法第九十八条、そして百二十九条というのは、安定的な代理店契約を結んでくださいと、それが免許を出すときの条件になりますと、そういうことでございます。  したがって、それはだれのための規定かという...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、これは銀行に、銀行行政の観点から、銀行行政の観点からこの銀行、保険会社というのは安定的な経営基盤を持たなきゃいけないからと、そういう観点から免許を出す条件として付すものになっております。しかし、銀行行政そのものは何のためにあるかというと、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要な点は、私どもは民営化をしようとしております。民営化をするに当たって、その金融に対してユニバーサルサービスの義務を課すということはいたしません。  これは、金融というのは国の信用、関与を排除するということが民間との競争条件上どうしても必要でございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員が長く話されますので、こちらも少し御説明をしなきゃいけないというふうに思うんですが。  委員は私が答弁していないとおっしゃいましたが、私は何度も答弁をさせていただいているつもりでございます。それは、正にネットワーク価値があるということを申し上げ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、今の御指摘、もう少し丁寧な議論が必要だという御指摘がございました。  我々は、実はその点を踏まえて大変丁寧な制度設計をしたつもりでございます。まず、郵便貯金銀行と郵便保険会社に関しては、これは公社と同じ業務から始めるということを明記しているわけで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、民営化されて十年程度を視野に骨格経営試算とか行っておりますけれども、その範囲では、資産の四分の一、郵貯の場合三十五兆円ぐらい、それがいわゆる信用リスクビジネスに行くであろうということを想定をしております。  委員の今のお尋ねは、その後どうなって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山下委員御指摘のように、これは働かれておられる方々にとっては大変重要な問題でございますから、我々も必要に応じてしっかりと御説明したりとか、そういうことは是非やらなきゃいけないと思っております。  御質問は、拒否権とか異議申立てとか、そういうことも考えな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お示しいただきましたのは骨格経営試算の試算、人の切り分けのときの前提について、考え方について要約をしていただいたわけでございます。  御承知のように、骨格経営試算そのものは、基本ケースとしてはそのケース二で計算をさせていただいております。この考え方は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、働いておられる皆さん方にとっては大変重要なポイントでありますので、是非しっかりと御説明をさせていただきたいんでございますが、まず私、一言で言って申し上げたいのは、実際に現場で働いておられる方にとりましては、これはいわゆる分社化をして、そこから業務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 印紙税だと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと一点、是非申し上げさせていただきたいんですが、今のちょっと表で、郵便局通常七十円と書いておりましたけれども、この通常というのは、これ翌日以降の振り込みになると聞いております。比較しております銀行の方は、これは電信でありますので、これはスピードがか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員非常にたくさんのことを今おっしゃいましたので、丁寧に本当はお答えしなきゃいけないと思うんですが、ポイントだけということだと思います。  ただ、最初の印紙税の点は、これは確かにいろんなお立場の考え方あろうかと思いますが、これはまさしくやっぱり民間...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは総理にお答えいただく方がよいかもしれませんが、アメリカがそういうことを言い出す前から小泉総理はずっと郵政民営化を言っておられるではないですか。これは、郵政民営化というのはもう十年二十年言っておられるわけですから、アメリカはどういう意図で言っておられ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、その今読み上げていただいた報告の詳細を別に聞いていないというふうに言っているんです。  十八回、これ準備室にはいろんな海外の方からいらっしゃいますから事務的に対応しております。私は忙しいですから、私自身が海外の方とお目に掛かってそういう話をしたこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の問題につきまして外国の方から直接要望を受けたことは一度もございません。これ、先方から会いたいとかということはこれは当然来ますけれども、私はそういう立場にありませんので、それはお断りをしております。  もちろん国際会議等々に出て、日本の経済全体のこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨格経営試算でお示ししている数字でございますけれども、これは、民営化時点の自己資本の合計は、四社合計七・五兆円を想定をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今日、冒頭で草川委員、正に未来志向というふうに言ってくださいました。私は、本当に郵政の問題を考えるときにその姿勢が必要なんだと思います。今、生田総裁を筆頭に公社の方大変御努力なさって、それであるがゆえに顧客満足度も高いし、今はまあ台所が火の車というような...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要なポイントを御質問いただきまして、是非明確に御答弁をさせていただきたいと思います。  郵政民営化に伴う税制につきましては、これは基本的には民間企業と同様の納税義務を負う、つまり正にイコールフッティングという考え方を踏まえて、また過去の民営化の例も踏...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題については政府の中でも実はいろんな御議論がありまして、議論を重ねてきたところでございます。私も私なりの考え方を政府の中でずっと申し上げてきているところでございます。税当局としても税当局なりの考え方でいろいろ御考慮をいただいているというふうにお伺い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 谷合委員から今、二点御質問があったかと思います。まず最初に、現在の国際ボランティア貯金につきましては、これは郵便貯金の利子の民間海外援助事業に対する寄附の委託に関する法律という法律がございまして、それに基づきまして、今委員おっしゃいましたように、通常郵便...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 簡易局についての御心配をいただいておりますが、まず基本的に重要なことは、簡易局も実は郵便局であると、そのように法律上定義をされているということでございます。したがって、簡易局も含めて設置基準がしっかり守られると、これが第一のポイント。そして、簡易局も含め...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、四分社化等々含めて民営化の制度設計の根幹のところ、これはその理念のところで定めておりますけれども、政府としては、我々としてはその方向性、枠組みは最善のものというふうに考えておりますので、もちろん現時点でその見直しが必要になるとは私どもは考えておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げましたように、私どもはこの法案に書いていることが最善だというふうに思って出しているわけでございます。しかし、この理念のところで、第二条で、これは云々いろいろありますが、国民の利便の向上及び経済の活性化を図るため、国民生活の向上及び国民経済の健全...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私たちは、この郵政のまず民営化が必要だという判断をしているわけです。公社のままでやっていけるのかと、今のように貯金で集めてそれを国債で運用するというようなことは、これはもう成り立たないだろうと。したがって、したがってやっぱりこれ、自由度を持っていろんなこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、公の使命感、確かに公の使命感というのは公社の皆さんにとって大変大きなウエートを示しておられるというふうに思います。  しかし、これはあえて申し上げますけれども、私は、民間の方も民間の方としての誇りと使命感を持って仕事をしておられるというふうに思い...全文を見る
08月03日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○国務大臣(竹中平蔵君) お答えをさせていただきます。  田中委員御指摘のとおり、この郵政民営化、非常に幅広いものでございます。郵便、物流、金融、そしてそこに多くの方々が働いていらっしゃる。したがいまして、郵政民営化を推進するためには、民営化の推進に関します総合調整等の事務を行...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変大事な御指摘をいただいたと思っております。  その恐らく今の国土交通大臣まで云々というのは、これは副本部長ということでございますのでそういう規定になっていると思うんですが、いずれにしましても、修正しました点は、これはまあ私のところに回ってくる紙には...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員から具体的に、経営委員等の委員の任命、そして承継計画、公社の廃止時期、そういうことについて国会の関与をもう少し考えるべきではないかという具体的なお尋ねがございましたので、少し丁寧に御説明をさせていただきたいんですが。  まず、委員の任命でございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 時間の制約もございますので、どこまでいろいろ幅広くお話をさせていただいているかという問題はございますけれども、私も参議院の仲間等々もおりますので、そういう方々を中心に、私のできる範囲でのお話合いをさせていただいているところでございます。  委員御指摘の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、田中委員が御指摘のとおり、本当にこれだけ大きな改革をするに当たりまして、もちろん国民の利便、大事でありますけれども、同時にその社会的な責任、公共的な面というのを本当にしっかりと手当てをしないと、これ、改革そのものが評価されないし、何よりもやはり国民の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員のその正に公的な、社会的な安定性を重視した対応が必要であるというのは、これはもう全く私自身、先生のおっしゃるとおりだというふうに思います。この基本原則というのはその意味では、これはまあ私自身が提唱させていただいたものでありますけれども、今委員がおっし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 秋元委員が御指摘のように、改革というのはやっぱり良くするんだと、もうそこがやっぱり原点だと思います。ただ、郵政の場合、私自身の思いをより正確に申し上げますと、やっぱり今のままではだんだん悪くなっていくと。だから、今改革することによってその悪くなるのを食い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その点も大変基本的な重要な問題であろうかと思います。この金融というのは、実はやはり何といっても信用が一番重要な商売であろうかと思います。その信用が重要なその金融の分野に国が何らかの形で関与する、すなわち義務付けるということは、その義務を果たせるような仕組...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これ、役立っているかどうかということに関しましては、これはもう大変役立っているということだと思います。  私は今東京に住んでおりますが、小さいころから地方都市で育ちました。私の特に義理の母等々は徳島の山間部におりまして、そこでやはり郵便局の地元のまあ世...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の郵貯、簡保というのは、全国に張り巡らされた郵便局のネットワーク、二万四千余りのネットワークを活用しまして、正に地域密着型で、地域に根差した顧客本位のビジネスモデルを展開しているというふうに思います。これが国民が求めていることでもあると思いますし、実際...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは難しいお問い掛けであろうかと思います。  例えば、預金保険料ですね、まあ税でも結構ですけれども、これは実は公社としては負担をしておりませんと、民営化されたら負担をいたしますということですけれども、これは実は、その意味では公社の時点でも国民には同じ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員御指摘のとおりでございまして、対象分野、財・サービスの性格と申し上げてもよいと思いますが、それとそれを提供する主体、担い手とはやっぱり分けて考えなければいけないということでございます。  この図、今拝見いたしましたけれども、むしろこの公と民、失礼、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員の御指摘、私はもう全くそのとおりだと思います。私は、先ほどちょっと簡略化して、ウエートを変えていかなきゃいけないと。  大きな方向としては私が先ほど申し上げたような方向だと思うんですが、正に今、大塚委員が御指摘のように、実は公と私の概念が、非常...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、金融排除というのは現状の日本において深刻な問題として存在しているということは思いませんが、これは世界の動向、そして今後予想されるようなフロンティアが広がって、ともすれば所得格差等々が拡大しやすいような時代背景の中では、政府としても十分に注意をして見...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化がもたらすメリットの中で非常に大きなものの一つとして、今委員がおっしゃったようなことを位置付けて、そういうことが実現できるような制度設計をしなければいけない。また、それを心掛けたつもりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、今お示しになられた資料は、これは慶応大学の跡田教授と高橋氏がまとめられた、これは政府のものではなくて、いわゆる御専門家としての論文でございます。  これ、どのようにやっているかといいますと、今のそれぞれの主体が持っているバランスシートですね、それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 選択的情報開示とおっしゃいましたですけれども、これ矢印がなぜないのかというのは、これはちょっと私、今すぐには分かりませんですけれども、私は、この問題を、官から民への金の流れを実現するためには思い切った財政改革が必要であると、郵政民営化だけで物事が解決する...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはちょっと、今のは先の仮定の話だということだと思いますが、もしも郵便局で複数の金融機関の金融商品を販売することになる場合にと。その場合には、これは当然のことながら消費者の選択肢を増すためにそういうことをやっているんでございましょうから、消費者のニーズ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、銀行代理店として服さなければいけないルールがあると思います。その銀行代理店としてのルール、これは金融庁でいろいろこれから省令等々、内閣府令ですか、いろいろお考えになるわけでございますけれども、その中でも議論されると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私、今言いそびれましたけれども、これは金融商品販売法が適用されるわけでありますので、そのルールにのっとっていただくというのが基本的な考えだと思います。  定額貯金をやめるんですかということですが、これは委託契約が当然──定額貯金ですか、郵便貯金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便貯金、つまり定額貯金という特定の商品をやるかどうかという御質問でしょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません。それは、どういう金融商品を販売するかというのは、これは正に戦略でございますから、私がこの貯金はいい悪いということはちょっと申し上げられません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 定額貯金に匹敵するような商品は、今民間でもあるというふうに承知をしております。そこの分野だけ、これは銀行法が適用されますので、その中で、銀行法にのっとって新しい、銀行法に定められた形での新商品の提供というのが行われていくことになる。  もちろんその場合...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の審議官の答弁、まあある意味で手続はそのとおりなんでございます。これは承継計画の中で定めるわけですが、我々が想定、基本的に骨格経営試算の中で想定しておりますのは、窓口会社に帰属するという形で骨格経営試算の中では想定をして試算をさせていただいております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨格経営試算。
○国務大臣(竹中平蔵君) お答えを申し上げます。  ATMに関しましては、その帰属はこれは承継計画で決まるということを申し上げているつもりでございます。ただし、我々の試算において、骨格経営試算においては、これはどこかに帰属させないと試算ができませんので、これは郵便局会社に置くと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 顧客の権利義務とおっしゃいましたんで、預金をしておられる方、保険に入っておられる方、そういう方々と今まで結んだその保険契約、預金契約、その権利関係は変わらないというふうに御理解いただいてよいと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 管理会計でと申しますか、内部でそういうことになるというふうに申し上げました。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、正に損金、取り崩されたときに損金算入されるわけでございますから、その取崩しの様態等々によってそこは違ってくるのだというふうに思います。  大変申し訳ありません、取り崩されたときに益金算入されるということでございますので、その取崩しのタイミング等...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要するに、積立金の税制上の特別措置を認めることは民間とのイコールフッティング上問題ではないかと、そういうお問い掛けだと思いますけれども、これは民間の生命保険会社におきましては、税務会計上、この追加責任準備金というのはこれは有税で積み立てなければいけない、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 峰崎委員の御指摘というのは、これは今、責任準備金を対象にお話をしてくださっておられますけれども、要はこれ公社というのはあくまで今までこれは非課税であったわけですね。で、非課税のときにいろんな形で資本蓄積、資産蓄積、資産形成を行っております。それを今度引き...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、例えば民間の一部の方でそういうことを御主張しておられる方も私はあるんだと思います。これは、全部今、今準備金という形で今着目して、それに特化してお話をしておられますが、これは準備金にとどまらずより広い問題を含んでいるわけですね。  つまり、旧勘定...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 要するに、これは言わばこの官の会社と民の会社、異質なものに切り替えていく段階でそのスイッチングをいかになだらかにやっていくかという、私はそういう問題なんだと思います。  これは要するに、ですから、まずこれは、ずっとこれ保険会社というのは続いていくところ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) イコールフッティングを私たちは十年間掛けて実現したいというふうに考えているわけです。これはすべて、その時点で全部清算的なことを清算してしまって、それですぐ何でもできるようにその分そうすると、これは郵便保険会社から見ると、これは何でもすりゃすぐできるように...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日、柳澤議員が党の税調等々で議論するという意見の御表明がございました。私の答弁は、与党において議論が行われるということであるから、政府としてもしっかりとそれを見守っていきたい、それは政府、与党一体でありますからしっかりと気持ちを合わせてやっていきたいと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 短く申し上げます。  このゴーイングコンサーン云々ですけれども、旧簡易生命保険契約というのは機構に継承されて、民営化前の条件で存続して、そして機構が将来にわたって存続してその債務を履行するわけでありますから、承継時に清算を前提に議論をするというものでは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、民営化、民間のダイナミックな経営を取り入れてほしいということの内容の主たる部分は、大変厳しいガバナンスの下で、効率化できるところはうんと効率化をして、そして顧客ニーズを重視しながら、住民に本当にいいサービスを提供していっていただきたい、そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 税の措置に関するお尋ねなのでそのことだけお答えさせていただきますが、この基金への積立てに関しましては非課税という特例措置は講じておりません。これは、持ち株会社の利益の一部を内部留保として自らの会社の中に積み立てるということ、これは他の民間企業とのイコール...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の問題意識といいますか御指摘は、一番最初に委員が言われたところからすべて来ているのだと思います。  これは今も、これは郵便というのはユニバーサルサービスの義務を負っております。ユニバーサルサービスの義務、これも非効率なところでもやりなさいという義務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、持ち株会社の株式のうち、常時三分の一以上を政府が持たなきゃいけないということでございますから、三分の二は売却できるということに相なります。  この売却額がどうなるかというのは、これは現時点において正確なことを申し上げるのは当然のことなが...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、財務大臣にお答えいただく方がよいのかもしれませんが、ちょっと私、先ほどあの一・六兆円という数字がよく分からなかったんでございますが、これは法人税のことを言っておられるんでございましたら売却益に掛かる部分でございますので、簿価を超える部分ということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その株式の処分、売却の仕方にはもちろんいろんなやり方があるわけでございますが、これだけ大量の株、大きな額でございますので、これは当然、ここは企業努力をしていただいて上場していただくということを想定しております。
○国務大臣(竹中平蔵君) まあこれは、委員は会計のプロでいらっしゃいますから御承知だと思いますが、これはなかなか今の時点で申し上げられるものではないと思っております。  これはしかし、段階的に株式を処分をしていくということを決めております。段階的に十年掛けて何回かにやっていくわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ株価でありますから、上がる場合もあれば下がる場合もあると、もう当然そういうことなんだと思います。  今までの例は、大きなところはやはりそのバブル期を挟んでおりましたので、そこでの評価というのがなかなか難しいものがあるのだと思います。これ、私自身大変...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、本当にうまくいくのかという御心配、尾立委員にいただいておりますけれども、これは大変困難な難しい道のりであると思います。しかし、そうであるからこそ十年間の移行期間を決めて、その間、郵政民営化推進本部が存在します。そして、郵政民営化委員会が存在します。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この一兆円積むに当たっては、一定の規律ある配当の下で、規律ある配当の下で、したがって配当とその内部留保して積み立てるというバランスに十分注意をしながらしっかりと積み立てられるようになっていくと、そういう仕組みをこれは法律の中でもつくっております。  し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと一点、よろしゅうございますか。ちょっと済みません。申し訳ありません。  先ほど預金保険料の交付額六千億円と申し上げましたが、これは一定想定内での十年間の合計でございますので、きっちりと申し上げたいと思います。失礼しました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の民営化、大変大きな改革でございますので、それぞれがそれぞれの責任を果たしながらしっかりとこれを実現していくということが必要でございます。経営者は当然経営者としての責任を果たしていただかなければならないわけでありますけれども、制度設計、そして必要な場...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今委員は第十九条を御紹介いただきました。第二節に、その郵政民営化委員会を設置して、所掌事務は何であるかということを幅広く述べているわけでございますが、そこで何をやるかということに関しては、これ第一項に次のように書いてございます。「三年ごとに、承継会社の経...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お尋ねは、民営化委員会の権限についてのチェックということであろうかと思います。  この民営化委員会、経営の自由度を拡大してもらいたい、しかし民間とのイコールフッティングに注意しなければいけない、その両面のバランスを取りながら進められますよう、また、行政...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化法の御指摘のように二十五条におきまして、民営化委員会は、その所掌事務を遂行するため必要があると認めるときには、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の代表者に対して、資料の提出、意見の表明、説明、その他必要な協力を求めることができるというふうに規定をして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私どもが掲げました法案作成に当たっての三つの指針の中の透明性というのを御紹介してくださいまして大変ありがとうございます。これは大変もちろん我々にとって重要なことだというふうに思っております。  御指摘のように、有識者の意見を聞くという、それを尊重すると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、これは西田委員、正に私、確かに気が付くと官から民にお金を流すというふうに私自身言ったと思いますし、別の言い方をしたこともあるかもしれませんが、そういう説明の仕方をしてきたことが多かったと思います。そして、今改めて問われれば、そういう言い方は、やっぱ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、その豊かな公の中身について、今、西田委員が、単に量だけではなくて質まで含めた、正に本当に良いサービスだという御指摘ございましたが、二十一世紀ビジョンに集まられた専門家の皆様方でも正にそのような議論がなされたというふうに私は聞いております。  現実に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化が実現したとして、そしてどのような分野を展開していくかと、これはもちろん経営の判断によるわけでございますが、我々は骨格経営試算等々で、その百四十兆円の資産のうちの四分の一ぐらいを信用リスクビジネスに入っていっていただくということを想定をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融のサービスについてはユニバーサルサービス義務を法律で課すということはこれはしておりません。これは、金融の性格、国の信用、関与を排除しなければいけないという性格を考慮して、そのような義務付けはしておりませんが、一方で、今郵政が果たしておられる金融サービ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、局の設置に関しては、これは収支の問題というよりは、これは法律で設置を義務付けているわけです。あまねく全国で利用できることを旨として、これは法律で義務付ける。そして、省令、省令も広い意味での法律でございますから、過疎地については、現に存する、法施行の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、赤字局をつぶすといいますか、これは法律で設置することをもう既に義務付けているわけでございますから、その中で、それを活用して更にしっかりと銀行においても保険においてもビジネスをしていただく、このネットワーク価値を更に維持し、高めるような形でのビジネス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この社会・地域貢献基金の一兆円という額については、過疎地域等におけます金融サービス等の提供及びこの社会福祉の増進に寄与する第三種・第四種郵便物の提供のために最大限必要となる額として見積もった百八十億円、これもう内訳、今申し上げませんが、その百八十億円を基...全文を見る
08月04日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 小林委員が郵政、切手の販売等々とそういうふうにかかわり合っておられたということ、私も今日初めて伺いました。  今、非常に思いを込めて郵政のことをお話しくださいましたが、要するに民営化をやはり我々はしなきゃいけないと思っていると。しかし、そのときにネット...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今非常に分かりやすく小林委員が御紹介をくださいましたですけれども、将来的にはいろんなことがあり得るということなのだと思います。その場合に、この郵便事業というのは、そしてそれを支える郵便局というのは、私たちにとっては本当に欠かすことのできない事業であると。...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先般の片山委員の御質問、そして総理の答弁、私もこの席で聞いておりまして、本当に本音同士で非常に踏み込んだ議論をなされたなというふうに思いました。  小林委員の御質問は、便利になりさえすれ、不便になることはないと理解してよいかと、もうその点でございますの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 大変大きなお尋ねでございますが、特に国際物流との関連というような御示唆もあろうかと思います。  委員御承知のように、日本の人口、二年後から減り始めます。疫病があるわけでも戦争があるわけでもないんだけれども、正常の状態で人口が減り始めるということを日本は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前回の山下委員の御質問、大変印象深く私も記憶をしております。  今ちょっと大変難しい三つぐらいの問題をいただいたわけでございますけれども、まずこの将来像をどのように見るかと、大きくなるのか小さくなるのかということに関して申し上げますと、これ、どういう制...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員いろいろ御懸念いただいていますように、非常に大きくて民業を圧迫するのではないかという懸念と、であるからこそいろんなルールを使って、作って、経過期間、移行期についてはまあいわゆる縛りもあるわけですけれども、そうすると今度はまた逆に、民間機関とのイコール...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は、これは例えば民営化すると、その直後からイコールフッティングということで民間と同じ仕組みで税金や預金保険料を払わせるというような義務が生じるではないか。しかし一方で、事業内容はまだ、今私が答弁を申し上げたように制限されているではないか。その...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 株の売却戦略、民営化委員会の役割でございますが、一点だけ、ちょっと先ほどのお話の中で、郵貯、簡保がボリューム競争に走るのではないかという御懸念あったわけでございますが、民間の会社ですから、運用できる自信があればお金を集めなさいと、運用できる自信がないなら...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員の御指摘は、今まで扱ってこなかったような金融商品を扱うような場合には新たな責任が言わば発生するであろうと。もちろん、これまでも行為そのものについてはいろんな行為規制があって、それを郵政の方々しっかりと守ってきておられるわけでございますけれども、その新...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の委員の御心配というか御懸念は、いろんな商品を売るようになった場合ですね、それは郵便貯金銀行からの商品もありますでしょうし、将来的にはほかのものもあるかもしれない、そういうものがきっちりと、何といいますか、ウエートを過重に偏った形になることなくきっちり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この予測の仕事というのは、委員も専門的になさったことがあると承知をしておりますし、私も若いころ随分こういう仕事をやらされました。そのときの苦労する問題というのは、民間準拠でいろいろ持ってくるときに、何が一番ふさわしいかと。郵政のように、ぴったし同じような...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社の場合にどういう問題があるかという御質問は随分たくさん私もいただきまして、これは、公社というのは特定の公的な目的のために国が全額出資でつくってあるんだと、したがってその公的な目的のために存在するんであるから、いろんなことをやっていただくに当たってもお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の答弁がちょっとどれだったか、今手元にはございませんのですが、たしかあのとき、これは私は、仕方、計算の仕方、骨格経営試算には大まかに三つのやり方があるというような御説明をたしかさせていただいたのかなと思っております。つまり、その費用がないという御指...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 広報はできるだけ分かりやすく具体例を使ってと、そういうことだと思います。「コンビニのように機能する」というふうに書いておりますので、コンビニになるとはもちろん書いてないわけですけれども、ただ、委員おっしゃるように、良い点ばかりにバイアスが掛かっているので...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 午前中、藤本委員から御指摘をいただき、また今、若林委員からも御指摘を賜りました。  今後のPRにおいては、分かりやすさに努めつつも、これやはり誤解を与えることがあってはいけませんので、誤解を与えることのないように十分注意してまいります。(発言する者あり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員から御指摘がありましたように、不十分な点があったということはそのとおりだと思っております。誤解を与えることのないように今後十分注意をしてまいります。
○国務大臣(竹中平蔵君) 若林委員からは、前回確かに、人口が減少する中でパイ全体が小さくなっていくのではないのか、そこにこういう参入があると、結局パイの奪い合い、つぶし合いになるのではないかと、そのような御指摘があったこと、よく記憶をしております。ここはその意味では、十分な同業者...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに、フランチャイザーではなくてフランチャイジーになるということを想定をいたしまして、この骨格経営試算の試算を行っております。そのときにどこの方、ところと組むのか、一社とするのか、地域の事情に合わせていろいろ考えるのか、そこはもう最終的な詳細は経営の御...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これまで様々な世論調査が行われていると承知をしております。委員の資料は共同通信のものということで、時間を追って並べておられるものだと承知をしております。  この世論調査の傾向を見ますと、これは当然、予測の手法とか、どういうサンプルを取るかとか、どういう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リスク遮断についてお尋ねをいただきましたが、これが四分社化の理由かということでございますが、四分社化については幾つかの理由があるということは申し上げてきたところでございます。その一つが今御指摘の、一つの事業の損益状況が他の事業に影響を及ぼすことを未然に防...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リスク遮断と言う場合に、分社化の根拠となっているリスク遮断というのは、主としてやはりこれは財務上のリスクを遮断するということだと思っております。これは、四機能ごとに株式会社を独立して設立をいたします。一つの事業会社の経営上の困難が他の会社に及ぶことが回避...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) それは一つのお考え方なんだと思います。そこは、分散することのメリットというのは一方であるわけでございますから、それは長期的にはそういうことを考えていくというのも経営の視野に入ってくるんだと思います。  しかし、同時に、このコアになる部分に関しては、これ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 第六条の第三項ということでございましょうか。   前二項の「地域貢献業務」とは、会社が営む第四条第二項第二号に掲げる業務及びこれに附帯する業務のうち、次の各号のいずれにも該当すると認められるものをいう。  一 地域住民の生活の安定の確保のために必要で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的にはその、今、条文の書き方はそのとおりなんでございますが、一つの事実として申し上げておきますと、社会貢献業務の場合、これ、第三種・第四種郵便等郵便法上の業務につきましては、これは郵便事業会社以外の主体が行うことは想定されないわけでございます。第三種...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重要な点お尋ねいただいていると私も思いますが、これは郵便局会社以外の者による実施が困難であることというのを地域貢献業務の要件としておりますのは、例えば金融サービスですけれども、金融サービスについては、郵便局会社以外の金融機関が同様のサービスを提供できる場...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 前、委員と議論をさせていただいたときだと思いますけれども、クロネコヤマトの話とかで三分の一は赤字なんですと。そのネットワークの価値について少し議論をさせていただいたというふうに記憶をしておりますけれども、それと関連をしてくるわけでございますが、地域貢献業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今後入ってくるかどうかということに関しましては、今、麻生大臣がお答えになられたとおりだと思います。将来的にはその競争がより活発になるということを私も期待をしておりますが、現状でどのように見通せるかということに関しましては、総務大臣が申し上げた以上の私自身...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) リザーブエリアが今実質的にはないとおっしゃいましたですけども、実態的にはまだその一般信書に参入するところがない、これはやはりその参入のバリアが実質的にあるからであって、その意味では、まあ以前に比べてすごく小さくなったということは、私はそういうふうになって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、だから社会的な貢献、ユニバーサルサービス義務を果たすということを社会的な貢献というふうにおっしゃるんであれば、正にそれを果たしていただかなければいけないから、今でも実質的なリザーブエリアが私は存在しているというふうに思っております。  ただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) はい。
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、この参入条件が高いか低いかという議論は、民営化するしないにかかわらず、これはリザーブエリアを、郵便事業を行っている限り、公社であれ民間であれ、これはリザーブエリアをどのようにしていくかというのは常にこの郵政行政の中で考えていかなければいけない問題だ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、「改革と展望」の数字等々をお挙げいただいているわけでございますが、我々は、バブルによって傷付いた日本経済、その負の遺産をまず取り払って、そして競争力を高めて、実質成長力を高めて、そしてさらにデフレを克服して名目成長率も高めていく、そういう経済運営...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今申し上げたのは、実質が一%台半ば強で、GDPデフレーターが二%から三%、したがって名目では四%から四・五%とか、そういうことを実現していきたいということでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 実は郵政の、郵便等々のその骨格経営試算ですね、後でいろいろ前提を含めて御議論いただけると思いますが、実は、マクロの動向から見ますと非常に堅く見ております。先ほど言いましたように、実質成長率は一%台の半ばぐらいに増えていくわけです。まあ一・五とか一・六とか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 骨格経営試算の前提は堅めにということで、足下の数値、変化率等々を中心に試算をしております。まあこれについて適切かどうかというのはいろいろと御指摘をいただいているわけでございますけれども、これ、我々はGDPの推計から直接この郵政のものを決して引っ張ってきて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、民営化の意味というのは、自由にいろんなことをやっていただこうと、そういう可能性を思い切って追求していただこうと、そういうことにあるわけでございます。  そこで、一番最初にお示しをしました骨格経営試算というのは、これは何のためにやったかというと、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、大久保委員から三十五兆の問題、インテグレーター、フォワーダーの問題、逆ざやの問題等々御指摘をいただきましたが、私どもはそれ一つ一つについて真摯にお答えしているつもりでございますので、その点については是非申し上げさせていただきたいと思います。それと、具...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、制度設計を私たちは行っているわけでございますんで、最悪のシナリオ、例えば明日、その時点で原油価格が十倍にも上がるとか、それはだれもないとは言えないわけでございますし、またいろんな地政学的なリスクというのもこれあるわけでございますから、そういうもの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この認識に関しましては私も生田総裁も共有していると思っておりますけれども、公社ですね、生田総裁になられてから大変努力をされて、公社の皆さんも努力をされて、大変良い姿が出つつあるというのはこれは間違いないと思います。  しかし、一方で郵便物数が減る、簡保...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 病気である人に今運動をさせたら余計問題が生じるのではないか。実は、二年半前に不良債権の処理を私がしようとしたときに、病気である人に手術したら大変なことになるのではないかという大反対を受けたわけでございます。  これは、こういう例え話というのは、時として...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、先ほど公社からも、生田総裁からもお話がありましたけれども、公社においてはまずは郵便貯金法第十条及び第十一条の規定に基づいて限度額の適正な管理、そして、名寄せの結果判明したすべての預金者に対する速やかな減額処理を行っていただくことが重要であると考えてお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、名寄せ、限度額の管理というのは、これは民営化するしないにかかわらず、やっぱりこれは公社にきちっとやっていただかなければいけない問題であろうかと思います。  郵政民営化の議論を経済財政諮問会議で始めましたときも、民間議員の方から、これは民営化に直接...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと正確な数字は記憶しておりませんが、名目成長率が四%台ないしは四%台の半ば、ちょっとケースも幾つかありましたので記憶しておりませんが、その中身としては、実質GDPが一%台の半ばで、その残差がGDPデフレーターの上昇率、そのような姿が「改革と展望」か...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) GDPデフレーターが必要だとおっしゃったんですか。名目成長率はございますんですが、これは二十一世紀ビジョンの経済展望ワーキンググループの試算によって想定、想定された数字でございますけれども、済みません、これ改革、済みません、まず二つ申し上げます。  「...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私もそうだと理解をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) ALMの分析は、ちょっとこれは我々が、準備室が行っている問題ではございません。公社において行っておられると承知をしておりますが、どの程度のものが可能なのかというのはちょっと私は承知をしておりませんので、公社の方に必要があればお尋ねをいただくべきかと思いま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今委員がALMの基本的な考え方に基づいて、こういう試算があり得るのではないかということをお示しいただいたわけでございますが、私自身は今すぐその場で判断はしかねる部分ございますけれども、これは委員からの御指摘でございますので、これは当然公社はALMをやって...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あの阪神・淡路大震災、私も芦屋市に住んでいたことがございまして、当時の友人の家が倒壊したりとか、大変やはり身近にそのときの被害を感じたものでございます。  このとき、さらには昨年十月に発生したあの新潟県の中越地震を始めとしまして、大規模災害の際には、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 使命感に加えて、法律の枠組みが重要であると。その法律の枠組み、具体的に何かということになると、これは正に委員御指摘のように、災害対策基本法というのがございます。現行の災害対策基本法の第二条第五号におきまして「指定公共機関」というのがございます。これは、指...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、私たちの基本的な考えというのは、この日本郵政公社が果たしてきたような役割が引き続きやはり果たしていってもらうこと、果たされていくことが必要であろうと、基本的にもうしっかりとしたそういう考えを持っております。  その前に民営化...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、今申し上げたのは、郵便については非常に分かりやすい例として申し上げたんですけれども、郵便はユニバーサルサービスの義務が果たされる、果たされなければいけませんので、これは一方で、例えば物流事業であります日本通運株式会社が公共機関に指定されていること...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今お尋ねになったのは、防災業務計画ですか。
○国務大臣(竹中平蔵君) 防災業務計画ですね。  これ、今委員もおっしゃったと思いますけれども、指定公共機関はこの防災業務計画を策定すべきであるという旨が定められているところでございます。これによって、現在、同法の規定、指定公共機関である日本郵政公社はその日本郵政公社としての防...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 是非委員にちょっと御理解賜りたいのは、我々は、これが郵政公社から民間会社になると、そこで公共的な今まで役割を果たしてきました、それが民間会社になることによってもうそういう義務から解放されるようになると、そういうふうには私たちはもう断じてしないつもりなんで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回のポイントは、他の国鉄等々の例に倣って例示から落としたということなんです。例示から落とさせていただきましたけれども、指定公共機関というのはこれは別途指定をするわけでありますので、この指定公共機関に指定するに当たっては、これは先ほど言いましたように、金...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化は広範なプラスがあると思いますが、委員のお尋ねは、災害時に限ってそれを例示せよというお尋ねで、これはなかなか難しいお尋ねではあると思います。  公社は、公社は、災害発生時におきましては、これは企業の社会的貢献として、これは自らが有します経営資源を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) たしか、山根委員からは、地方に出掛けていってお話、話したことがあるのかと、組合の幹部と話したことがあるのかと、現場を見たことがあるのかと、そういうお尋ねをいただいたと思います。これは当然、現場を知ることも、また現場の方と話すことはこれは当然重要なことだと...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼、大臣室の件ですね。大臣室の件、まあその点はあるんですが、大臣室では昨年十一月十六日に、これはJPUの菰田委員長、そして難波書記長及び全郵政の宮下委員長、山口書記長と、そして私の間で意見交換の機会を設けたところでございます。  この意見交換会におき...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、それ以前の十一月十六日に至る経緯のことについては、これは両組合と会見を行った際に私から両委員長に御説明申し上げたんでございますが、昨年の八月三十日に両組合から私に対し会見の申入れがあったということは、これは私自身は承知をちょっとしておりませんでし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは重ねて申し上げますが、時間的な制約が確かにございますから、不十分だという御指摘、おしかりを受けるかもしれませんが、地方に出掛けましたときにその場でいろんな懇談会を持たせていただいたり、それなりの努力はさせていただいているつもりでございます。  し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 政府の役割、公社の役割、これは両方あるんだと思います。したがいまして、生田総裁とも御相談をしながら、政府として果たすべき役割、私が果たすべき役割については、これは当然しっかりと果たしてまいります。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、要するに今のお尋ねは企画、準備企画会社としての日本郵政株式会社ができる前の話と、そういうことでございましょうか。
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、それまでの間には、むしろ政府として基本計画を作ったり、そういうことを準備を進めていって承継計画を定めていただくことになる、準備をしていくことになるわけでございますけれども、基本的に、これは日本郵政株式会社が承継職員の労働条件を定めるに当たっては、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 交渉の主体は、先ほど言いましたように、日本郵政株式会社にあくまでもなるわけでございます。したがって、できるだけ早く日本郵政公社を設立するための準備を私たちが進めるということに相なります。  それまでについて、例えばいろんなことについて周知をして、いろん...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、空白をつくるのではなくて、これは成立していただいたならば、我々すぐ準備に取り掛かるわけです。そのためには交渉の主体である日本郵政株式会社を設立しなければいけません。それに当たっては、基本計画、そして本部も立ち上がらなければいけません。そういう準備を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 手紙の文化でございますが、実は私自身は、まあ個人的な印象を申し上げざるを得ないんでございますが、実は肉筆、字が大変下手でございまして、したがって字の上手な方が手紙を見事にしたためて、また、はがき、季節折々のあいさつ等々を見事に字で、男性も女性もそれなりの...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 山口委員御指摘くださいましたのは、これは私が郵政民営化担当大臣に就任した際に、これは二〇〇四年の秋でございますけれども、かねてより親交のありましたゼーリック氏、ゼーリックさんは当時はUSTRの代表でございますけれども、彼から就任祝いとしていただいたもので...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公金についてこれまでできなかったことができるようにもなるものがあるかと。  民営化後でございますけれども、郵便局におけます国庫金の取扱いは、郵便貯金銀行の代理店として日本銀行の委託を受けて実施するということとしております。制度上の変更に伴いまして取扱手...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、現在、郵便局のみで取扱いがなされている恩給等の国庫金については、これ先ほども申し上げましたけれども、郵便貯金銀行の代理店として日本銀行の委託を受けて、引き続き郵便局において取り扱うことを可能としているところでございます。  他の金融機関...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 分かりやすく、かつ正確にやっぱりお話をしなきゃいけないんだと思いますが、御指摘のように、無集配特定局、簡易局、いろんな御心配があるということはもう私もよく承知をしております。  民営化後、郵便局は、これは無集配特定局や簡易局を含めまして、郵便、郵貯そし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実は、私も都市部でひまわりサービスと同じようなことをやるところが出ると面白いなと実は考えたことがございます。これは、今公社が行っているひまわりサービスというのは、正確に言いますと、これは主に過疎地においてですけれども、まず一つは、郵便物の配達を行う職員の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のお話は大変示唆に富む良いお話であるというふうに思います。  実は、あるこれ民間のファストフードチェーンなんでございますが、実は本社はアメリカにあるんですが、日本でPOSを開発したと。そのPOSを開発して、それでそのとき、日本の電機会社と開発するわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 持ち株会社は、傘下にあります銀行とそして保険会社の株式を売却をいたします。一部基金には積みますけれども、また配当する分も当然ございますけれども、内部留保として、内部資金として相当の資金を持つ可能性がございます。  実は、企業である以上、お金を幾ら持って...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、持ち株会社はそうした形で運用を行うことは可能でございます。もちろん、会社でございますから、どのようなポートフォリオを持つかということになるんだと思います。一部、ハイリスク・ハイリターンのようなものも持ちたいだろうし、一方で、ローリスクだけれどもロ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 非常に幅の広い御質問でございますけれども、公社は公的な役割を強く担って、そこで納税義務を持たずに、そして内部留保を蓄積をさせてこられた。これを引き継ぐ形で、その良いバランスシートを初期値として民間会社として力強い活動をしていただくというのが、ある意味で民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これはもう本当に小泉総理を先頭に政府、与党一丸となって今やっていることでございますので、私のテリトリーというのはその意味では限られているわけでございますが、正に山口委員御指摘のように、もう本当に歴史的なこれは政策であるというふうに思います。しかし、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実態は承知をしているつもりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 許可要件については、これは金融庁の所掌でございますので、先ほどその点について金融担当大臣がしっかりと御答弁をされたと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化委員会については、以前、又市委員にも御説明させていただきましたとおり、これは、郵政民営化がその経営の自由度の拡大するということを目指す、一方で民間とのイコールフッティングが重要である、その両面のバランスを取る、そのためにその有識者の中立的、専門的意...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今十九条の第一項を御紹介、委員、してくださったわけでございます。確かに、これは三年ごとに、承継会社の経営状況及び国際金融市場の動向その他内外の社会情勢云々というふうに書いております。  この国際金融市場の動向という言葉が入りましたのは、これは民有民営を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化委員会の人選、役割について、ちょっと非常に今たくさんの、今三点ぐらいの御質問をいただいたと思います。  ちょっとその前に、先ほど、一点申し添えたいのは、政府、与党合意でこの郵便局の設置状況等々を検証すると、確認するといいますけれども、これは必ず、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも同意人事とはされていないところでございますので、そういう例に倣って今回のような措置にさせていただいております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今改めて補強すべきというのは、民営化委員会に関してということで委員はおっしゃっているんだと思います。  先ほど申し上げましたように、民営化委員会は三年ごとのレビューのほかに、一つの事業について、一つの新たな事業についてのこともありますので、やっぱりこれ...全文を見る
08月05日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第15号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私どもは郵政民営化の必要性を実感しておりまして、その意味ではやはり、準備に時間が掛かるということもありますから、やはりできるだけ早くそれを実現したいと、できるだけ早くというのがやはり私たちの基本的な立場でございます。  しかし、もちろん、委員御懸念のよ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は私なりに、これは専門家の意見も聞きながら、二〇〇七年四月に何とか間に合うのではないかというふうに思っておりましたんですが、しかし、それでも正に総理と総裁が御懸念になったとおり、やっぱり専門家に見てもらおうと、これは大変正しい指摘、判断だと思います。そ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 百六十三条、今お読みいただきましたけれども、これ、日本郵政公社から承継する資産、負債の価額をどう評価をするか。言うまでもありませんが、これは新しい会社のバランスシート初期値を決めるものでありますから、経営上ももちろん大変重要なものでございます。  ここ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 例えば、思い付くのは、満期保有の債券ですね。これは、一般の今の企業の会計の原則によりましてもこれは簿価になります。時価によらないで簿価になるということになる。責任準備金対応の債券、それも今のルールによりますと時価によらないで簿価になる。そういうものが想定...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません。ちょっと評価のリスク管理の方法は公社にお答えいただくべき問題かもしれませんが、今ちょっと申し上げたことを誤解のないように申し上げます。  民間の会計原則、一般に公正妥当と認められる会計原則によるということを私は申し上げているわけです。ただ、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的にそういうことでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 三項において、その他評価に関し必要な事項を政令で委任すると。政令で考えておりますのは、これは日本道路公団の民営化等の事例と同様に考えておりまして、評価委員会の委員構成をどうするか、議決方法をどうするかと、そういう手続的な面のみを定めることを予定をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは正に道路公団にも同じ問題があったんだというふうに思いますけれども。  これは、新たに民間の法人としてそれを承継していただくわけですから、これはなぜ要るのですかと、むしろデューデリが必要だ、デューデリが必要だということを常に主張しておられますけれど...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いやいや、これだけ大きな資産を評価するわけですね。民間の基準というのはすべてに適用されていて、民間の基準が適用されているんだったら、資産評価がもし必要ないということであればいわゆるデューデリなんかも必要なくなるわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) もちろん、そういうことを言っておられるんではないと思うんですよ。  ですから、ここは万全を期すために、もちろん今、会計基準でやっているわけです。公社になってから一般の会計基準に基づいてやっているわけですけれども、この時点で、再出発するに当たってもう一度...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、このA案、B案、前回お示しいただいて、そのA案、委員御自身の提案がこれA案ですけれども、これについて詳細、これだったらどうなるのかなと、私自身ちょっと分からないところがございます。しかし、このA案については分からないところもこれはあるんですけれ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今の点だけ、説明不足だというので、これ確かに、確かに大事なところだと思いますので是非御答弁をさせていただきたいんですが、通常の郵便貯金ですよね、要するに通常郵便貯金を今問題にしておられると思いますけれども、それを承継させる、機構に承継させた場合に、私はや...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) B案は。
○国務大臣(竹中平蔵君) 預入できない、預入できない。
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日、水岡委員から、確かに大変重要な問題の提起をいただいたと思っております。さらにまた、峰崎委員から今その点について御質問があったわけでございますけれども、これは準備企画会社をとにかく通常より前倒しをしてしっかりと早くつくりたいと。そして、昨日、空白がで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、当然のことながら、この法案がどのような仕組みになっているかというようなこと、そして将来の見通しなど、公社の、法律を踏まえて民営化していくプロセスでの公社の全体的な全体像等々についてしっかりと話をして御安心もしていただきたいし、そして何よりも御協力を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) あくまでも、先ほど申し上げましたように、法律で、当事者になるのは、これは労使交渉の当事者になるのは準備企画会社でございます。そして、その準備企画会社をできるだけ早く滞りなく設立をしたい、そのために全力を尽くしたいと、これは政府の役割であるということを申し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その労使の問題というのは大変重要だということを我々はもちろん当初から大変重く受け止めておりまして、そしてこの法律をしっかりと作ったつもりでございます。  法律に欠陥があるんじゃないかという御指摘でございますが、例えば、この民営化法の第三条等々で国等の責...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その協議というのは、これは基本的には労使関係でございますから、これは使用者と雇用される側との間の協議なわけでございますけれども、これはそういうことができるようにその仕組みをつくっているわけでございます。  で、具体的にはこれ、民営化法の百六十九条にその...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社の、民営化するという非常に大きな改革に当たって、今おっしゃったことは極めてベースになる基本のことだと思います。であるからこそ、この制度設計を始めるまでに、まず第一に基本原則を我々は確認をしたわけでございます。そして、基本原則の中で、雇用への配慮という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 両日の私の答弁、気持ちは同じでございます。変わったとは思っておりません。  最初の答弁ですけれども、答弁ですけれども、まあ民営化、この法案をまあ通していただきたいんだと。そして、通った上にはこれを実現していくわけですから、実現するわけですからね、この…...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いやいや、これは民営化についてですよ、民営化についてこれを実現していくわけですから。この中にはもちろん税の話もありますし、いろんな承継の話ありますけれども、そういうことを実現する、民営化を実現するに当たって政府、与党一体でやっていきたい。これは、政府の中...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題、峰崎委員と三回目の議論になります。財政金融委員会等々でいつも大変良い議論をさせていただいていて、私は峰崎委員とは非常に、おっしゃることは分かるし、私の言うことも分かっていただけるという、議論随分積み重ねているんですが、この問題に関して確かにかみ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私、十年というのは、例えば定額貯金、貯金の話と保険の話とを少し混同して私は御説明当時していたと思いますけれども、その十年というのは定額貯金でございますから、この機構そのものは、これは終身の保険もありますから、もっと長い期間存在をいたします。その意味では、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そこは非常に私は理解しているつもりでございます。  これはしかし、私、この保険の話になると非常に技術的な準備金の話等とか入ってまいりますんで、貯金の話等も引用しながら以前からさせていただいているつもりなんですが、この保険金はだれが集めたかということです...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私、今、勘違いして御答弁したかもしれません。要するに、その特定の資産の運用益に関してはですよ、その部分の運用益に関してはこれは再保険ですから、この運用益のその部分に関しては当然これは契約者に属するということになります。で、この契約者に属しないと、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 全く変えておりません。  私は、これ将来の流列を現在価値に割り引くと、それで必要なものについて追加責任準備金を積まなければいけない、その仕組みそのものがなかなか口頭で御説明するのは難しいですから、だから私はざっくりとと言ってざっくりと申し上げて、予定利...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私も峰崎委員の問題提起をいただいて、その後、頭の整理を一生懸命させていただいているんですが、やっぱりそれでも、実は峰崎委員は清算だというふうにおっしゃるわけですよね、セトルメントすると。しかし、それは、清算というのはそういう意味ではないのではないでしょう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 繰り返し申し上げますが、この保険は生きております。今の時点で保険の権利関係を全部やめてしまって、それで今までの分を清算しましょうと、これは清算です。しかし、それはずっとこれからまだ保険金を支払い続けるし、その収受を続けて資産運用を続けるわけですから、それ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 改めて、その今の準備金について非常に高い問題意識を峰崎委員がお持ちだということに関しては敬意を表したいと思います。  ただ、これはルールでありますから、今委員がおっしゃったようなルールでそれを適用している国はあるのかと、そんな国はありません。そういうこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに御指摘のとおり、簡保、非常に手近に加入できるということもあって、小口、しかも加入制限等々がないということも含めて大変重要な安心のよりどころになっているというふうに思っております。  このような形、ビジネスのやり方というのは、民営化された後もこの保...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一九八〇年代に、前半から自動車問題を中心に日米摩擦というのがいろいろ激化をして、そういう形を受けて、一九九〇年だったと思いますが、いわゆる構造協議というものの議論が始まった。恐らくそういうころから、お互いの構造問題について、国内問題について、つまり水際の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これも先般、外務大臣がお話をされましたが、日本からも随分いろいろなことを言っているというふうに私は理解をしております。言いたいことを言い合うのは、これはそれなりの外交上の意味があるんだと思います。しかし、あくまでも我々は日本のために、日本の国益のために、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 丁寧な今御説明がありましたので、民営化してどうなるのかと、もう今の官房長官の御発言との関連でいえば、自由になるということです。
○国務大臣(竹中平蔵君) 主な業界団体との面談等でございますけれども、審議官以上ということでございましたでしょうか。  銀行三回、保険二回、証券二回、あと旅館、これは審議官以上かどうか分かりませんが、一回、労働組合二回……
○国務大臣(竹中平蔵君) 失礼、業界団体ですから旅館までですね。はい、失礼しました。
○国務大臣(竹中平蔵君) ネットワーク価値をどのように評価するかというのは、これは努めて、どのようなビジネスモデルでそのネットワークを見るかということなんだと思います。  例えば、一部の、それこそ、まあ以前御指摘ございましたが、富裕層だけを対象にするというようなビジネスをもし考...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、例えばドイツにもポストバンクというのがあったわけで、それはポストを活用して、ポストオフィスを活用して同じようなことを考えた。ただ、まあ日本の場合、規模が、これは規模が大きくなったのは、これはいろんな理由があると私も思います。郵便局の方が頑張ら...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律的な枠組みについては前回あれしまして、それを超えてより実態的な話をしろという委員の御指摘だと思います。  このゆうメイトと呼ばれる非常勤職員、これは任期一日でございます、として、そして年度末においてはいったん退職して、新年度において新たに採用されて...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、繰り返しになりますが、やはりネットワーク価値というのは本当に大切だと思っております。  実は、これは八月二日に生田総裁御自身がこれは経営者としてこの席で明確に御答弁をされておられるんですけれども、これ読まさせていただきますと、過疎地を含めて云々、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法的根拠がないということが大変問題なんだと、法的根拠が今あるからネットワークが存在してその価値こそあるんだと、もう近藤委員の御指摘は、もう正にその点を言っておられるんだと思います。  まず、今回、分社化して今までのような公社法一本の仕組みではございませ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重複を避けまして、手短に是非申し上げたいと思います。  郵政の民営化に対しまして、労働組合など職員の方々から反対の御意見が出されているということは承知をしております。その背景、もう生田総裁がおっしゃったとおりなんですけれども、やはり、要約いたしますと、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、山崎委員は、本当に働いておられる立場から見て、その承継の具体的な中身が決まるまでは本当に不安じゃないかということで幾つかの事例をお出しくださったと思います。これはもう誠によく理解できるところだと私も思います。  今これは、我々は法案の御審議をいただ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、今の法律というのは、そういう手続を非常にきっちりと決めているわけでございますが、どういうふうに手続を決めているかと申し上げますと、今委員おっしゃった大切な承継計画、その承継計画の基となります実施計画は、日本郵政株式会社が作成を...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから、国民の関心も高くない中で、そしてサービスの低下というお話がありますが、これは国民の皆さんの関心、高いか低いか、いろんなアンケートありますが、この郵政民営化に関心がありますか、ありませんかという直接のアンケートによりますと、これは三分の二ぐらい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど申し上げましたように、これは私たちは手段、手段でございます。もちろん民営化は手段でございます。更により良いサービスを提供していけるように、公社時代果たしてきた機能を引き続き長期に果たせるように今民営化に踏み切らなければいけない、その手段でございます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 法律の義務付けの話、これはもう何度か委員とも議論させていただきましたが、我々は金融のサービスの提供というのを義務付けるということは、直接義務付けるということは考えておりません。なぜならば、私たちは大きな判断として民営化が必要であるということをまず判断して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、政府の機関である公社がお金を預金として受け入れて、それには政府保証が付いております。そして、その公社としてお金を運用いたします。しかし、これは政府のお金でございますから、政府のお金として運用している限り、これは安全、安全を、安全資産に資産運用が限定さ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 平野委員を含めて、本当にこの点について議論を深めていただいたというふうに私も思っております。  それで、私も真摯に御答弁をさせていただいたつもりなんですが、それでもまだ分からないという御指摘も受けまして、私なりに整理すると、やっぱり一つは、このネットワ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今またたくさんのことを御指摘してくださったんですが、委員の御懸念は、基本的には、民営化で経営者の判断に任されると、そして、そういった意味ではサービスを提供する、しなければならないといったようなことが担保されていないと、その点に最も大きなポイントがあるんだ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 全国に張り巡らされた郵便局ネットワークは、本当に大切な国民の資産であると思っております。水道、水のようにライフラインにも匹敵するような重要なものだと考えております。したがって、具体的に法律で、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置すると...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 議長の御指名ですので、一点だけ、一点だけ。
○国務大臣(竹中平蔵君) 一点だけ。簡潔に申し上げます。  アメリカが何とおっしゃっているかはいろいろあるのかもしれませんが、事実関係として、事実関係として、アメリカが言っていることと今回の制度設計は、私はかなり違っていると思っております。  もう、一つだけ分かりやすく。アメ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化関連法案につきまして、慎重な御審議の上、御可決をいただき、誠にありがとうございました。  ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、郵政民営化に伴う国民の懸念や不安を払拭したいとの皆様方の強い御意思が込められていると思っております。...全文を見る
09月28日第163回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 武部議員から、二問質問をいただきました。  まず、郵政民営化の理念及びメリットについてのお尋ねでございます。  郵政民営化は、民間にできることは民間にゆだね、構造改革を着実に推進し、小さくて効率的な政府の実現によって経済の活性化を図るものであります。...全文を見る
09月30日第163回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○竹中国務大臣 与謝野委員御指摘のとおり、前国会におきまして、衆参百九十時間に及ぶ御審議をさせていただきました。我々、それぞれの御質問に対して真摯に御答弁をさせていただいたつもりでございます。言うまでもなく、法案の特に解釈等々については、担当大臣として責任を持って御答弁をさせてい...全文を見る
○竹中国務大臣 あの文章というのは、骨太方針での取りまとめでございまして、与謝野政調会長にも大変御尽力をいただいた部分でございますけれども、基本的には社会保障は大変重要である、しかし、さはさりながら、そうしたものは我々の所得から払うわけでありますから、所得の伸びと、所得全体のキャ...全文を見る
○竹中国務大臣 公的な資金の入り口の改革としての郵政の改革、それに対して、公的な資金の出口の改革としての政策金融の改革は、構造改革の中でも極めて重要な位置づけが与えられているというふうに考えております。それに関しまして、今与謝野委員おっしゃいましたように、機能が重要であるという点...全文を見る
○竹中国務大臣 高市委員御指摘のように、外資の脅威ということをあおるような形で議論をされる方がいらっしゃるということは、私も承知をしております。このことは、安心、安全も絡めてしっかりと考えなければいけない問題であるということは、私もそのように思います。  ただ、そもそも論であり...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、そのような、財投債と普通の国債を区別するという制度設計をお持ちだというふうに承知をしておりますが、それが一体どのようなものになるのか、私たちにはちょっとイメージができないわけでございます。国が出す国債、債券についてA債、B債というようなものがあり得るのか。そ...全文を見る
○竹中国務大臣 松本委員から二点御質問があったと思います。  ネットワークの重要性、これは恐らく相互の共通の認識であろうかと思います。我々は、そうした観点から、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置することを法律上義務づけ、さらに省令において具体的な基準をつく...全文を見る
○竹中国務大臣 これは前回の国会でも申し上げましたけれども、一つたりとも変えないということでは必ずしもございません。それは、現に、今のまま、公社のままでも、たしか年間三十五ぐらいの郵便局が人口構造の変化に伴って閉鎖をされておりますので、一つたりとも変わらないという趣旨ではございま...全文を見る
10月03日第163回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○竹中国務大臣 政府の景気に対する現状認識でございますが、基本的には、今、日銀総裁がお話しされたことと変わらないと思っております。我々の正式の表現は、「景気は、企業部門と家計部門がともに改善し、緩やかに回復している。」というふうにしているところでございます。  この背景、委員御...全文を見る
○竹中国務大臣 経済全体を安定して発展、成長させるために家計の役割が極めて重要であるということは、これはもう疑いのないところでございます。その家計に対する負担の一つとして社会保障の問題等々がさまざまな問題であるというその問題意識は、我々も大変強く持っております。  しからば、現...全文を見る
○竹中国務大臣 私どもも、実体経済が比較的よい方向に向かっている、これは、ことし前半のGDPの成長率だけ見ますと、日本はG7の中で最も高い部類に入る、日本の潜在成長力を上回る実物経済の成長が見られている。そういう中で、やはりデフレ問題だけが実は解消されていないということを厳しく受...全文を見る
○竹中国務大臣 インフレターゲティングに関しましては、ことしの四月に経済財政諮問会議に報告されました日本二十一世紀ビジョン、これは日本の各分野を代表する六十人の専門家が集まった報告書でございますけれども、それにおきまして、望ましい物価上昇率を安定的に維持するため、物価安定数値目標...全文を見る
○竹中国務大臣 経済財政諮問会議についてでございますけれども、これは二〇〇一年の行革の中で、総理のリーダーシップを支える知恵の場として、関係閣僚や民間議員等の現場感覚や経済に対する専門的な洞察力を活用しながら具体的な建議を行う、そのような中で、骨太の方針を取りまとめるなど、また「...全文を見る
○竹中国務大臣 経済財政諮問会議の運営を担当する役割を私自身は担っているわけでございまして、日々ある意味で悩んでいることについて委員は御質問をしてくださったというふうに思っております。先ほどから、例えば社会保障とかそういった問題について、純粋経済、純粋マクロ経済から少し外れたとい...全文を見る
○竹中国務大臣 二点でございます。  まず、政策金融のあるべき姿の実現に関する基本方針にどういう内容を盛り込むかということでございますが、実はこれからその内容は詰めるところでございますので、現状で明確なことを申し上げるというのは困難なわけでございますが、平成十四年十二月に政策金...全文を見る
○竹中国務大臣 四点御紹介いただきまして、ありがとうございます。その四点について議論を深めて、基本的な方向を示さなければいけないというふうに思っております。  とりわけ、その手法の話が今まで必ずしも議論されておりません。我々の通常のイメージというのは、政策金融というのは、どこか...全文を見る
○竹中国務大臣 時間的な制約がある中でも、今御指摘のありました、関係者の意見を聞くというプロセスはぜひとも丁寧にやる必要があるというふうに思っております。  言うまでもなく、今委員御指摘になったように、政策金融機関の直接的な関係者、ユーザー、そして民間の金融機関等々、ぜひしっか...全文を見る
○竹中国務大臣 政策金融機関の改革を、実は、民間の金融機関がある程度正常化するまで待とうということで、平成十四年に一種の猶予の期間を置いたわけでございます。そうしたことにも象徴されていますように、我々としても、中小企業を中心とする現実の企業部門に金融の滞りがあってはならないという...全文を見る
○竹中国務大臣 石井委員御指摘のように、ことしの骨太方針において、公務員の総人件費改革について、国、地方ともに定員の純減目標などの明確な目標を掲げて強力に取り組むということを明記しております。そうした骨太での決定を受けまして、先日の経済財政諮問会議においても、国家公務員の定員を五...全文を見る
○竹中国務大臣 仕事の中身を見直さなければいけないというのは、これはもう当然のお話だと思いますし、公明党が主張しておられる業務の仕分けというのは私も大賛成で、これはぜひやらなきゃいけないと思っております。  ただ、一点ぜひ申し上げたいと思うんですが、数値の目標というのは、私はや...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、基礎的財政収支の問題に関しましては、内閣府としては、毎年毎年、最新のデータをもって見通しを示しております。それによりますと、二〇一二年に基礎的財政収支が回復できるというシナリオを提示しておりますが、これはしかし、一二年なのか一三年なのか、その辺はやはり幅を持...全文を見る
○竹中国務大臣 お答えを申し上げます。  お尋ねの独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構、これは、公社時代に受け入れましたいわゆる旧債務といいますか、政府保証のついた債務を管理するための機構で、独立行政法人というふうにさせていただいているところでございます。これは独立行政法...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、この独立行政法人はかなり特殊な使命を負ったものだと認識をしております。  旧債務というのは、例えば定額貯金を考えていただいたら非常にわかりやすいと思うんですが、期間十年、最長十年でありますので、これは間違いなく十年でゼロになるもので...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、かなり特殊な機能を負った機関でございます。具体的には、これは職員といっても極めて少数の職員で機関をスルーする。  何のためにこれをつくったかといいますと、政府保証のついている債務がある、それを民間機関に渡すということになりますと、こ...全文を見る
10月04日第163回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと数字について通告いただいてなかったようでございますので、申し訳ございません、数字については改めて御報告をさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) GDPに対する国債残高でございますので……
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し訳ございません。  公的資本形成、GDPに対する比率に関しましては、かつて一〇%程度の、近い比率があったと思いますが、それが今三分の二程度に縮小してきているというふうな認識をしております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 公務員の人件費ですか。公務員の人件費についてはちょっと数字を持っておりませんので、申し訳ございませんが調べさせていただいて、御報告をさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 公務員の人件費の抑制に関しては、これは国民からも大変期待が高い重要な問題であるということで議論を重ねております。  お尋ねの半減の件は、これは民間議員が、民間有識者議員が先般一つの例として提言したものでございます。基本的な考え方は、明確で大胆な目標を立...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 実質の意味でございますけれども、正にそれが定義でありますから、どう定義するかということをこれから議論してまいります。先般の民間議員の定義では、国家公務員法が適用されている方ということでの例示がございました。
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、具体的なお話は中川大臣からございましたのでマクロ的な観点から申し上げますと、一九七〇年代、七〇年当時に比べてこのエネルギーの価格というのは大体六倍になっているというふうに考えられます。ところが、一方で、この三十年間に何が起こったかといいますと、例えば...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 池口委員、数字をお示しでありますので、ちょっと事実関係だけ補足させていただきますが、先ほどの所得の話も家計調査をお出しになられました。家計調査というのはベースが狭いわけでありますけれども、より広い国民所得の統計、SNAで申しますと、実は二〇〇一年が家計可...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 統一見解というふうにおっしゃいましたけれども、両方とも定められたやり方に基づいて発表している正式の統計でございます。ただし、その統計のサンプルの数とかが違いますから、それによって見方が異なってくる。  したがって、家計簿を付けている家計調査の対象に関し...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは統計でどう見るかということに尽きますので、これは、統計というのはいろんな統計がありますから、それを使い分けて、目的に合わせて見ていただかなければいけないものと、そういうことに尽きると思います。我々としては、国民経済全体で見ますと可処分所得は二〇〇一...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いずれにしましても、近年におきましてはどちらの統計によりましても可処分所得は上昇をしております。このことはもう御確認をいただけることであろうかと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 構造改革、幅広く進めておりますけれども、その成果として実績、象徴的なものを幾つか御紹介させていただきますが、まず経済成長率でございます。GDP成長率、小泉内閣が発足した年はマイナス一%の厳しいところから出発しましたが、今はプラス二%を超える成長を実現して...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 簡素で効率的な政府をつくってくれという国民からは非常に強い期待がございます。そうした期待を受けまして、既に骨太の方針でこの秋までに幾つかの重要な問題について基本方針を策定せよということが取り決められております。それが今後の工程ということになるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 日本の政府は大きいか小さいかということで議論を細かく突き詰めていきますと、最終的にはなかなか多面的で哲学的な話になってくるのではないかというふうに思っております。  先ほど総理からも話がありましたように、であるからこそ、分かりやすい基準をしっかりと作っ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の中のいわゆる銀行の部分、そして保険の部分、現在でも三百四十兆の資産を持っておりますが、今後ともこれが非常に大きくて民業を圧迫するのではないかという声があることは承知をしております。  ただ、二点申し上げたいんですが、第一の点は、いわゆる政府保証が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の政策金融の改革は大変重要な意味合いを持っております。その基本的な方向としましては、その平成十四年の決定に基づきまして、やはり最大のポイントは、質的にも量的にも民業補完に徹する政策金融の仕組みをつくるということであろうかと思います。  政策的に金融...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今総理の御説明のとおりでございます。基本的に経済財政諮問会議で医療費の抑制に向けた改革が必要であると我々熱心に取り組んでおりますが、これは決して量を抑制すればそれで目的が達成されると、そのようなことをもちろん考えているわけではございません。  しかし、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 魚住委員御指摘のとおり、住宅リフォームに関しては、正に悪質な事業者によります消費者トラブルというのが非常に大きな社会問題になっているというふうに我々も認識しております。特に目立ちますのは、高齢者が典型でございますけれども、高齢者などの判断能力の不十分な方...全文を見る
10月05日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○竹中国務大臣 経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言ごあいさつを申し上げます。  これまでの構造改革の進捗もあり、日本経済は、バブル後の長期低迷から脱し、企業部門では過剰債務、過剰雇用、過剰設備の三つの過剰の解消が進み、その体質が強化されています。昨年後半から日...全文を見る
10月05日第163回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 内閣府の試算について今財務大臣が御紹介くださいましたので、基本的には名目成長率、GDPの名目成長率と名目金利の関係を注視をして運営していけば、そのような形での運営は可能であるというふうに私どもは考えております。  ただ一点、今の櫻井委員の御質問の中で、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと本日私の方にその通告をいただいておりませんので、ちょっと数字を持っておりませんで恐縮でございますが、基礎的財政収支を回復するということの考え方そのものは、基礎的財政収支を回復すれば、金利がどのような水準であれ、金利と名目成長率がほぼバランスしてい...全文を見る
10月06日第163回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その趣旨を御説...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 石破議員から五問の質問をいただきました。  まず、郵政民営化の実施スケジュールの延期についてのお尋ねがございました。  議員御指摘のとおり、郵政民営化を早期に実施することは重要でございます。一方で、郵政民営化を円滑に実施することも同様に重要であると考...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 笠議員から三問御質問があったと存じます。  まず、政府による新会社の株式保有についてお尋ねがございました。  郵政民営化は、郵便局ネットワークの確保、郵便のユニバーサルサービスという公共的な役割をしっかりと果たしながら、四機能が、それぞれの市場に吸収...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 桝屋議員から四問質問をいただきました。  まず、郵便局の設置についてお尋ねがありました。  全国に張りめぐらされた郵便局ネットワークは国民の資産だと考えておりまして、水道のようなライフラインに匹敵するような重要なものだと考えております。しかし、今ある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 塩川議員から三問御質問をいただきました。  まず、郵便局における金融サービスについてのお尋ねがありました。  法案においては、まず、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置することを法律上義務づけ、さらに省令において、特に過疎地につい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 重野議員にお答え申し上げます。  まず、小泉内閣の正統性及びその閣僚であることに対する考えについてお尋ねがございました。  議員御指摘の正統性について、今回の総選挙では、郵政民営化が最大の争点となっていましたが、有権者の皆様は、この四年間の小泉政権の...全文を見る
10月06日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第2号
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○竹中国務大臣 このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その提案理由及び内容の概...全文を見る
10月07日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○竹中国務大臣 松岡委員御指摘のように、郵政の改革、非常に多面的な改革でございますけれども、その中でやはり非常に大きな側面として金融の改革、お金の流れを変えるという重要な目的があるというふうに考えております。  郵政が持っている金融資産は三百四十兆円に達します。これは家計から見...全文を見る
○竹中国務大臣 今、委員が明快におまとめくださいましたように、国民の安全、安心の観点から、設置基準さらには職員の立場、ユニバーサルサービス、一体的経営、それと敵対的買収への対応、いずれも極めて重要な問題であると認識をしております。  一つ一つについて改めて答弁はいたしませんが、...全文を見る
○竹中国務大臣 片山委員の今の御質問は、本当に我々が不思議だなと思っていることを的確に御指摘してくださっているというふうに聞いておりました。  三点申し上げたいと思います。  まず、民主党の案についてはよくわからないところが非常に多いということです。それを象徴的に示しますのは...全文を見る
○竹中国務大臣 委員御指摘のとおり、国民の皆様、地元の郵便局のことを大変やはり御懸念であるということは我々も十分に承知をしております。  まず、そこで、郵便局の設置につきましては、あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置することを法律上義務づける、そしてさらに、...全文を見る
○竹中国務大臣 二問御質問いただきましたが、まず、最初の銀行法を改正するということに絡みまして、郵便局の窓口で郵便貯金銀行等々のサービスが安定的に提供されるのかという点でございますけれども、これは基本的には、もう委員御自身がいろいろ御紹介くださいましたように、長期安定的な代理店契...全文を見る
○竹中国務大臣 旧長銀との関係で御懸念がある、そういう声があると。私もそういう声は承知をしております。しかし、そういうことが生じないように、やはり二段階でしっかりと制度設計をしているつもりでございます。  まず、何といってもこの郵便貯金銀行と保険会社、金融二社がしっかりと財務の...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、限度額を引き下げることによる影響でありますが、これは一部、今御答弁もございましたが、公社資料によりますと、預入金額が七百万円を超える預金者というのは千七十六万人でございます。全預金者の八・六%になります。そして、五百万円を超える預金者は千六百二万人ということ...全文を見る
○竹中国務大臣 改革を進めることは経済の安定につながる、そして、経済が安定化してきたからこそ改革をさらに加速できる。まさに改革と経済の安定、発展というのは、そういう意味でのプラスの好循環をもたらすものだというふうに思っております。  当初、改革をするというふうに言いますと必ず各...全文を見る
○竹中国務大臣 民営化において我々が期待する最大のものは、まさに委員御指摘のような形での経営の自由度の確保、そして発揮、その中で民のダイナミズムを思い切り発揮していただきたいということでございます。具体的に、これは経営者にしっかりと御判断をいただきたい。  我々は、できるだけ自...全文を見る
○竹中国務大臣 大きい小さいというのは、言うまでもなく、絶対的な判断基準があるわけではなくて相対的な評価だと思います。委員のお尋ねは、その意味では、世界の中で見て日本は大きいか小さいかというお尋ねかもしれませんけれども、そうであるならば、例えば、全体の中に占める公務員の数等々でい...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、公社という国の機関でいわゆる郵便等々の業務を行う場合と、民間の企業でその業務を行う場合と、もう当然に政府の大きさは異なるということ、これはもう自明のことであろうかと思います。  特に、日本郵政公社の場合は従業員が国家公務員でございますから、常勤で二十六万...全文を見る
○竹中国務大臣 松野委員お尋ねの、公社なのか株式会社なのか、そこに入ったお金がどのように運用されるのか、今まさに松野委員はその点を問題にしておられるわけですが、今の民主党案の御説明は、これは財投債等々と峻別するかどうかはともかくとして、公社である以上は安全資産でしか運用できないと...全文を見る
○竹中国務大臣 それはまさに、民営化された銀行がどのようなビジネスモデルをとって考えるかということに尽きます。  ここは、私たちは民営化をしようとするわけですから、民営化をするというのは、民間の経営に任せてしっかりとやっていただこうというわけですから、あらかじめ官が、役人や政治...全文を見る
○竹中国務大臣 松野委員、今の御質問は、私はおかしいと思います。なぜならば、では簡保についてどのように民主党案はお考えなんですか。簡保については、これを民間に売っていくわけですよね。民間に売っていって、その後どうなるかということに関しては、骨格経営試算と我々も同じだというふうに試...全文を見る
○竹中国務大臣 まさにそのイメージを骨格経営試算でお示ししているわけでございます。  法律等々で明確に明記しておりますのは、この郵便貯金と簡易保険の生命保険会社につきましては、これは民営化の時点は公社と同じ業務からスタートする、このスタート時点をまず明確に示しております。そして...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほどは与信についてお尋ねがありましたので、私は親和性のある信用リスクビジネスということで御説明をさせていただいたわけですが、今、松野委員の御説明はむしろ受信の側で、限度額を設けるのかどうかというのは預金受け入れの話でございますから、これについては……(松野(頼)...全文を見る
○竹中国務大臣 資産負債の管理のシステムに関しましては、これはもう以前から何度かまた御議論させていただきましたが、いわゆる政府保証がついている旧勘定と、そして新しい銀行に入ってくる新勘定、これがまず両方峻別されるということになります。そして、政府保証のついた旧勘定に関しましては、...全文を見る
○竹中国務大臣 我々は、時間をかけて徐々に、市場のショックを吸収しながら、十年かけて完全な自由を得ていただくということでありますので、その翌日から急に新しい特別の資産に向かうということはないと思います。  最初は、今までと同じような形で国債、だからこそ、国債の市場にもショックが...全文を見る
○竹中国務大臣 金融市場の状況は、日進月歩、すさまじい勢いで変化をしているというふうに認識しております。その中で、金融機関、一時は大変不良債権等々を抱えて苦しい時期がありましたが、ようやく正常化に向かう中で、しっかりと、厳しい競争の中で、それぞれ顧客を大事にしたビジネスモデルを展...全文を見る
○竹中国務大臣 これまで公社は、特に民間部門が十分に育っていない段階で、国の資本蓄積の力でネットワークを張りめぐらせて、そして全国一律の非常に貴重なサービスを提供してきた。これは公社の、郵政の歴史的役割として私も大変大きなものがあったと思っております。  しかし、今の為替の例も...全文を見る
○竹中国務大臣 社会貢献、まさに今、郵政自身が社会貢献の業務を行っております。第三種・第四種郵便等々がその典型でございますけれども、ほかにひまわりサービス等々のサービスも行っております。  この社会貢献の対象でありますけれども、具体的に我々が考えておりますのは、第三種・第四種郵...全文を見る
○竹中国務大臣 年間六十億ぐらいの資金の交付を考えております。
○竹中国務大臣 まず、委員、郵便の事業というのは、そもそも、いわゆるユニバーサルサービスの義務がございますから、離島等々に届けなければいけない。この離島に届けるという行為そのものは明らかに不採算でございます。しかし、その不採算なものも含めてユニバーサルのサービスをぜひやっていただ...全文を見る
○竹中国務大臣 そのことを先ほどお答えしたわけでございます。これは、不採算のものも含めまして、そうしたサービスを提供する義務を課しているわけです。これは民営化された後も課すんです。これは先ほど言いましたように、民営化後もこの対象、第三種、四種の対象は変更せず、引き続きその義務を、...全文を見る
○竹中国務大臣 郵貯、簡保を扱わない郵便局はあるのかということでございますが、ございます。  郵貯を扱わない郵便局は約五百局ぐらいあったというふうに承知をしておりますけれども、簡保を扱わない郵便局もございます。これは主として簡易局等々を想像していただければわかりますが、正確に数...全文を見る
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、郵便局というのは、郵便窓口業務を行う営業所であるというふうに今回定義をしております。郵便局では、したがって、郵便窓口業務、まさに郵便書留を引き受けたり切手を売ったり、そういうことはもう義務としてやるわけでございますが、その他の業務はやることができる...全文を見る
○竹中国務大臣 基本的な考え方は今総理の御答弁のとおりでございます。  ちょっと事実関係だけ、担当大臣として申し上げたいんですが、金融排除というのを今委員おっしゃられました。私自身もこれは重要な問題であると思いますが、基本的な定義としては、多分何らかの理由によって口座を持つこと...全文を見る
○竹中国務大臣 政府がいろいろなことを義務づけるということに関しては、私たちは極めて抑制的でなければならないと思います。  理由は、義務づけるということになりますと、例えば、金融排除をするために何かの金融サービスを必ずだれかに、どこかの主体に提供させなさいということになるわけで...全文を見る
○竹中国務大臣 委員おっしゃるように、諸外国または私たちの歴史の経験から学ぶという姿勢は大変重要であると思います。しかし、その場合に、まさに歴史にイフはないわけでありますから、そこにもしもということはないわけでありますから、そこの中にある特殊事情等々をしっかりと峻別して、我々が学...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちの基本的な考え方は、これは民間企業になっていく、民間企業として大変厳しい資産と負債の管理をしなければいけないわけでありますから、そうした中で、厳しい経営と厳しい市場の環境の中で、その中でまさに最適な規模が実現されるというふうに考えるわけでございます。政府が最...全文を見る
○竹中国務大臣 御答弁させていただきますが、まず、先ほどちょっと先生がおっしゃったみなし公務員、公社の職員はみなし公務員ではございません。これは国家公務員法上の国家公務員、公務員でございます。  それで、けさほどから随分といろいろ議論になっているわけでございます、官と民の仕分け...全文を見る
○竹中国務大臣 民主党の案でもし地域分割の案をお出しになるんでしたら、ぜひお示しをいただきたいというふうに思いますけれども、地域分割、例えばどういう場合に地域分割をするのがよいかというのは、いろいろな考え方があろうかと思います。  しかし、郵便事業、郵便局のネットワーク、これは...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども御答弁させていただいたんですが、諸外国の事例に関しましては、その特殊事情と、それとは別に、一般化して学べることというのをやはりしっかりと峻別しなければいけないと思います。  ニュージーランドに関して、失敗だったという御評価だったと思いますが、ニュージーラ...全文を見る
○竹中国務大臣 今永田議員がこういうインチキはやめるべきだという発言をされたのを聞いて、大変驚いております。なぜならば、民主党の案にも同じような仕組みがあるからでございます。  民主党の案、「公社は、郵政保険会社の株式の処分により得られた収入の一部を、過疎地域等の郵便局の維持に...全文を見る
○竹中国務大臣 公的な資金の流れの入り口に郵貯、簡保の問題がある、そして出口に特殊法人がある、そしてそれらを全体として改革していくんだということを我々も重ねて申し上げているつもりでございます。  この出口の特殊法人の改革につきましては、既に、特殊法人等整理合理化計画の対象百六十...全文を見る
○竹中国務大臣 大島委員の御質問が、今既に契約しているものについて民営化の後どうなるかという趣旨でございましたならば、これはもうそのまま引き継がれるということでございます。郵貯と簡保の管理機構に引き継がれるということになりますけれども、契約者から見ますと、同じようにそれが再保険と...全文を見る
○竹中国務大臣 ちょっと個別の商品設計、料金の話になりますと、私ではなくて生田総裁にお答えいただくべき問題かもしれませんが、幾つかのすぐれたシステム、確かにあるというふうに承知をしております。  これは、それが既に契約条件の中にそういうものが入っているものであるならば、当然それ...全文を見る
○竹中国務大臣 今の委員のお尋ねは、民営化された後、各社への具体的な職員の帰属がどうなるかというお尋ねでございますけれども、これは、主務大臣がまず基本計画を作成するわけでございますが、その基本計画に従いまして、新会社の経営陣となる経営委員会がどのようなビジネスモデルをつくるか、ど...全文を見る
○竹中国務大臣 繰り返し申し上げますが、どういう人数配置にするかというのはわかりません、これは承継計画の中で決まることでありますので。我々は、骨格経営試算というのはあくまでも全体として成り立つかどうかをチェックするためのもので、便宜上の切り分けをしておりますが、それがよいかどうか...全文を見る
○竹中国務大臣 我々が提出しております民営化法の百三十条の規定がございます。これは、郵便保険会社が生命保険業のみなし免許を受ける条件としまして、業務の健全、適切かつ安定的な運営を確保する基盤となる生命保険募集人への継続的な業務委託を行うということを義務づける形になっているわけでご...全文を見る
○竹中国務大臣 法律上、郵貯、簡保の義務づけをしていないというのは事実でございます。これは金融である。私たちはまず民営化しようというふうに考えているわけでありますので、金融を民営化する以上、国家の関与を排さなければいけない。したがって、その裏返しとして国の義務づけは行わない。しか...全文を見る
○竹中国務大臣 私たちは民営化をするんです。厳しい経済状況の変化の中で、民営化してこれを乗り切っていこうという強い意思を持って民営化を行います。民間企業にする以上、国の義務づけはできるだけ小さくしなければならない、そのような中で、そのような意思で制度設計をしております。
○竹中国務大臣 私たちはそういうことにはならないというふうに考えております。それは、郵便局の二万四千のネットワークには、ネットワークとしての価値、ネットワークバリューがあるというふうに考えるからでございます。  例えばクロネコヤマトをとってみても、ヤマトもネットワークですから、...全文を見る
○竹中国務大臣 ドイツの銀行、ポストバンクは、たしか資金規模九兆円ぐらいの銀行であったと思います。二百数十兆の郵貯とは経営の規模ないしは社会における存在感が根本的に違うわけでありますので、これはドイツのポストバンクと比べるのは適切ではないというふうに思います。  日本は、現状で...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、先ほどドイツのポストバンクの規模、九兆円程度と思うと申し上げましたが、最新のデータでは十一兆円程度でございます。  アメリカの関係でございますが、アメリカは、いろいろな形でいろいろなことを議論しているということは承知しております。できるだけ透明な形で議論を...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算についてのお尋ねでございますが、まず、雇用そのものはしっかりと確保される、そしてどのような形で新会社に帰属していくかということは、これは承継計画の中で今後判断をされていくという問題でございます。  骨格経営試算では、採算、収支の確認をするために、幾つ...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算の基本的な考え方というのは、現状を出発点といたしまして、そして、今後の変化を織り込んだ形でマクロ的な方向について試算を行う、そしてその収益性を確認するというものでございます。したがって、それが、ポストが十万本なのか五万本なのか、そのような特別の参入障壁...全文を見る
○竹中国務大臣 競争条件が今後変化していくということはあり得ることだと思います。競争が激化することによって競争相手がふえるという、経営から見ると厳しい局面と、一方で、生産性向上、市場の拡大というプラスの面が両方ある。したがいまして、これはまさに競争であります。  そうした中で職...全文を見る
10月11日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○竹中国務大臣 お答えを申し上げます。  遠藤委員、今、安全、安心、そして経済の繁栄、尊厳の問題、大変重要な三つの御指摘をされたと思います。我々も、ある意味で非常に遠藤委員の御指摘とダブるのでございますけれども、ちょうど今から二年前ぐらいに、経済財政諮問会議でこの議論を本格化さ...全文を見る
○竹中国務大臣 御質問は、経済の活性化、委員のお言葉で言うと経済の繁栄、これがどのような道筋で実現されていくのか、詳細を説明しろという御趣旨であろうかと思います。  まず、大変重要なポイントは、今郵政が抱えている三百四十兆という巨額の資金。これは、政府が政府保証をつけて集めたお...全文を見る
○竹中国務大臣 今委員も御指摘くださいましたけれども、やはり今、日本の方向をしっかりと改革する大変重要な時期であると思っております。  そこで、総理は、官から民へ、民にできることは民にということで、小泉内閣の推進する構造改革の大原則としてこれを掲げて、改革を進めているわけでござ...全文を見る
○竹中国務大臣 今、関委員が、公社のまさに最前線の方々が本当に汗を流してしっかりやっておられるというお話をされました。私自身もよく似た経験をしょっちゅうしております。  実は先般も、私のマンションのエレベーターの中で、私が帰ってきたときに、ばったり、書留か何かを届けられるんでし...全文を見る
○竹中国務大臣 委員のお尋ねは、恐らく六月三十日、二十七日の提出の案を受けて六月三十日の委員会におきまして、柳澤議員の質疑の中で政府が明らかにした三点であろうかと思います。  郵便局の設置基準、国民の利便に万が一にも支障が生じないようにしっかりやる、株式の持ち合いについて、そし...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化委員会の人選についてのお尋ねだと思いますが、郵政民営化委員会といいますのは、郵政民営化が、経営の自由度が拡大されること、民業圧迫がないこと、これはコインの両面であるというふうによく申し上げますけれども、そのコインの両面、経営の自由度と民業圧迫をしない、そ...全文を見る
○竹中国務大臣 いろいろな新しい新規の業務をやる場合にどういうことになるか、どういう手続になるかということを申し上げますと、これは、民営化当初は公社と同じ業務からスタートする、しかし、これは株式を処分していきますから、株式を処分することによって国の信用、関与の度合いが低減していく...全文を見る
○竹中国務大臣 委員、わざわざこの問題を聞いてくださっているということは、郵政民営化委員会の機能が大変重要であるという御認識、実はもう全くそのとおりだと思っております。ただ、これはよく一般的な批判があるところで、そこに白紙委任をしている、丸投げしているというような御批判があるわけ...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほども申し上げましたように、その判断をするのは主務大臣でございます。  民営化委員会の意見を聞きます。民営化委員会がそのときに、先ほど言いましたような大きな二つの軸からいってどのような意見を申し述べるか、これはいろいろなケースが想定されるというふうに思いますが...全文を見る
○竹中国務大臣 これは主務大臣の認可が必要でございますが、認可があれば法律上はできるということになります。
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、郵便貯金銀行、郵便保険会社については、全株を処分するまでは政府出資の形で国の信用と関与が残るという状況は続きます。加えて、この組織は規模が巨大であるということがあります。そして、一般事業会社を子会社に持つ持ち株会社の傘下に置かれるということが特例的...全文を見る
○竹中国務大臣 これもちょっと先ほど御答弁したこととダブってしまう部分があるかもしれないんですが、まず、法令の中には判断の大枠は明確に示しております。その大枠というのは、もう一度申し上げますと、日本郵政株式会社の保有する議決権割合その他イコールフッティングの状況がどうかをちゃんと...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、私たちは民営化をするわけでございますので、その民営化というのは、民間の経営に任せるということをまさに意味しております。したがって、これは民営化委員会に何かを投げているのではなくて、民間の経営者にしっかりとやっていただく、そこが私たちの基本的な民営化の思想でご...全文を見る
○竹中国務大臣 民有民営実現の後ですから、株式が全額処分された後ということになろうかと思いますが、これは、全く同じということの意味でございますけれども、まだまだ資産構成等のものは民間銀行とはまた違ったものになっていると思います。四分の一、信用リスクビジネスに入っていけるとしても、...全文を見る
○竹中国務大臣 御質問がありましたので、二点、ぜひ申し上げたいと思います。  まず、委員御指摘の収益を最大化するだろうと。民間企業ですから、収益最大化に、利益最大化に当然のことながら励まれる、民有民営化の後は特にそうだと思います。しかし、だから預金量をたくさん集めることになるだ...全文を見る
○竹中国務大臣 久しぶりに学者と言っていただきましたけれども、担当大臣としてお答えをさせていただきます。  基本的に、今の各戸サービス、各戸配達のサービスが今後もなされるのかという御質問であったというふうに理解をしておりますけれども、新しい我々の民営化された法律におきましても、...全文を見る
○竹中国務大臣 では、私の方から先に申し上げさせていただきますが、恐らく今の委員の御指摘の念頭にある一つの典型的なパターンとして簡易郵便局のようなものがあるんだと思います。今の委員の御資料の中にもありましたけれども、農協で簡易局を併営しているところが六百ぐらいございましたですかね...全文を見る
○竹中国務大臣 先ほど石関議員が、いろいろ日本の消費者の利便が民営化されると維持できないという趣旨の御発言をされたわけですけれども、ちょっと確認のために申し上げますけれども、我々は、銀行業においても保険業においても、民営化して、そうした利便は守られるというふうに考えるわけです。 ...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政民営化は、言うまでもなく、国益を考えて、国民のことを考えて我々はやっているわけでございますが、お尋ねの郵政民営化準備室、アメリカの政府及び民間関係者との会談でございますが、昨年四月二十六日から現在まで、十八回会談を行ったという報告を受けております。
○竹中国務大臣 機密に何か連絡をとっているという事実は全くございません。  一体何を話し合っているのかということでありますが、これは会談でありますので、外交上の会談内容や民間関係者との面談内容、または相手方の氏名等をその相手方の了承なくしてこの場で個別具体に申し上げることは差し...全文を見る
○竹中国務大臣 まず、アメリカの要求によって制度設計をしているという事実は全くございません。我々は株式の完全処分を十年間で義務づけておりますが、これは、金融、つまり銀行、保険という信用をベースにした非常に特殊な業種でありますので、国の信用、関与をしっかりと断ち切らないと本当の意味...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政公社が税金を使っていないということに関しては、これは、専門家も含めていろいろな議論がございます。払うべき税金を払っていないのではないか、預金保険料が免除されているではないか等々の議論があることは議員も承知だと思います。  我々は、目をそらせるために、社会保険...全文を見る
○竹中国務大臣 あとの二点について御答弁させていただきます。  まず、国の歳入増でありますけれども、税収に関して言いますと、骨格経営試算によりますと、移行期間十年間の民営四会社の租税の総額は約四・三兆円というふうに見込まれますので、この四・三兆円というのは歳入の増ということにな...全文を見る
○竹中国務大臣 郵政、経営の自由度を持っていただくということでございますから、その意味では、創意工夫をしていろいろな新しい試みをしていただきたい、これは心からそのように思っております。  同時に、しかし、地域等々の問題を考えて、我々はまず移行期間においては、同種の事業を営む事業...全文を見る
○竹中国務大臣 骨格経営試算において収支が成り立つということを我々は確認しておるわけでございますが、その際、人件費につきましては、まず郵便事業については、郵便の取扱量が中期平均で一・一%減になっていくというふうに我々は想定をしておりますので、一・一%物量が減る分に関しては生産性を...全文を見る
○竹中国務大臣 この点は、前国会でも塩川委員と直接議論をさせていただいたことがあるかというふうに思いますが、我々は、やはりまずこのネットワークそのものに、郵便局のネットワークというのは、全国二万四千張りめぐらされた非常に貴重なものである、それにネットワーク価値があるというふうに考...全文を見る
○竹中国務大臣 ネットワーク価値というのは、例えば今クロネコヤマトが全国で宅配業を展開しておりますけれども、クロネコヤマトの営業所のうちの三分の一は、その営業所だけ見ると赤字でございます。しかし、三分の一は赤字だけれども、これが全国でつながっていることによって全国のサービス網が維...全文を見る
○竹中国務大臣 民間の企業というのは、非常に厳しい民間企業としてのガバナンスが働きます。したがって、間違った経営判断をするような経営者がいれば、そこで直ちにそういうガバナンスが働いて、そして正しい判断をする経営者にかえていく、これがまさに民営化において我々が期待している非常に大き...全文を見る
○竹中国務大臣 この会社は、銀行と保険会社は商法の一般法人でございます。商法の一般法人である以上、これは普通の銀行、保険会社として自由に経営をして、経営の自由度を発揮していただくということが基本でございます。  委員の御指摘は、これを特殊会社にして政府が何らかの形で関与するよう...全文を見る
○竹中国務大臣 三年ごとの検証ないしは見直しの問題でございますが、この問題につきましては、さきの通常国会の衆議院における御審議におきましても、その趣旨とか検証の範囲はどうなのかというところに関しましてさまざまな御議論があったところでございます。  それを受けて、与党におかれては...全文を見る
○竹中国務大臣 これは、いろいろな見直しの場合とか、百五条決定の場合とかいろいろございますけれども、民営化委員会が意見を述べたときは、それを、三年等々の場合、国会に報告しなければならないことに決められておりますので、意見が違おうが違うまいが、それについては、我々政府としては国会に...全文を見る
○竹中国務大臣 亀井委員から大変重要な質問、今五点ございましたけれども、また別の機会等々でぜひしっかりとした議論をさせていただきたいと思いますが、駆け足で少し御答弁をさせていただきます。  まず第一の点は、なぜ待てないのかという点でございます。公社を設立した経緯は私も承知をして...全文を見る
10月12日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○竹中国務大臣 公益法人は、基本的には、公的なことを政府以外のところで行うという意味で、民であると認識をしております。
○竹中国務大臣 これは、市村委員もかねてから指摘しておられますし、私も以前そういうことを議論してきましたけれども、公私と官民というのを明確に区別する必要があるだろう。  資源配分のルールとしては、公的な財・サービスと私的な財・サービス。私的な財とサービスは市場で配分できるけれど...全文を見る
○竹中国務大臣 議論の仕方として、市村委員おっしゃいますように、公の民、さまざまな形態を含めて議論しなければいけないというのは全く同感でございます。我々は決して株式会社にすることを最初から決めていたわけでもありませんし、株式会社にすることがよいというふうに最初から決めていたわけで...全文を見る
○竹中国務大臣 委員がかねてから非営利法人全体をカバーするような包括的な制度をつくるべきだという御議論をなさっていることは承知をしておりますし、非常にすぐれた見識であるというふうに思います。同時に、今既に活動しているこの非営利の分野の法人がたくさんございます。そういうところとの実...全文を見る
10月12日第163回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(竹中平蔵君) このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その趣旨を御説...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 尾立議員から質問は十問あったと思います。  まず、このたびの総選挙の結果及び法案の修正についてお尋ねがございました。  郵政民営化関連法案は、さきの通常国会において衆参合わせて百九十時間を超える審議を行ったものでございます。この審議を通じて、法案の内...全文を見る
10月12日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(竹中平蔵君) このたび、政府から提出いたしました郵政民営化法案、日本郵政株式会社法案、郵便事業株式会社法案、郵便局株式会社法案、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法案、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の六法案につきまして、その提案理由及...全文を見る
10月13日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化に当たりまして、今全国津々浦々で提供されている金融のサービスがやはり国民にとって大変重要であり、これを確保しなければいけないという問題意識を持っております。  民営化でありますので、金融のサービス提供に義務を課するということは、これは難しいわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この見直しというのは、郵政民営化、大変重要な大きな仕事をその法律の目標に定めてしっかりと行っていかなければいけない、それに必要なことを正に総合的に見直しをしていただくと、そのことを民営化委員会に、しかも三年ごとにしていただくということをお願いしているわけ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 言うまでもなく、我々は今の形態が、法律で提起させていただいている形態がベストであるというふうに確信をしております。そして、それの実現に向かってしっかりと民営化を進めて、その実現に向かってうまく進んでいるかどうかというのをその民営化委員会に見直していただく...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 世耕委員御指摘のように、まず法律では、民営化委員会の三年ごとの見直しに関する意見、これはこの郵政民営化法の中にきちっと国会へ報告するということを明記をしております。先般御議論いただいた附帯決議の中では、それに加えまして、郵政民営化推進本部の施策についても...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この問題に関しては、総理もこの場で御答弁を既にしておられると思います。  現在の郵政公社のこのテイですね、テイマークというのは、逓信省時代の明治二十年に制定されまして、旧郵政省、公社を通じましてこれは本当に広く国民に親しまれているという、大変価値のある...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一体感の場合を考える場合に、やはり人同士、人間同士の一体感というのが最も重要な基盤であると思います。  民営化後において職員のその会社間の移動がどうなるかということに関しましては、これは正に民営化の趣旨を我々十分に踏まえまして、制度設計上、これは民営化...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) システムの開発が極めて重要な関心事であると、本当に間に合うのかということに関しまして、これまでもいろんな御議論をいただいたと承知をしております。  御承知のように、この情報システムの問題につきましては、郵政民営化情報システム会議におきまして、専門家に集...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政という大きな機関が民間市場に入っていくと、そのときにいろんな形で、やはりショックが生じないようにいろんな工夫はしております。  そのうちの一つが国債の消化に関するものということになろうかと思います。今回提出をしました郵政民営化法案におきましても、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) この点につきましては、財政の再建とともにいろんな点で配慮してほしいという、そういう附帯決議の内容であったかと思います。これは政府内部の各方面ともよく相談をしまして、前国会における本委員会の附帯決議の御趣旨を十分尊重して、十分配慮していきたいというふうに思...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 確かに、郵政には税金を、郵政は別に赤字を出しているわけではない、現時点で、だから税金を投入していないと、そのような反論は各地で私も耳にいたしました。それに対しては、私自身いろんな場で常に反論をさせていただいているところでございます。やはりその議論はおかし...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘の民主党の日経新聞の広告、私もそれを見たとき大変びっくりいたしました。これは何を言っておられるのかと。本当にとんでもない勘違いをしておられるのか、意図的にうそを言っているとはとても思われませんので、ちょっとこれはどういう意味なのかというふうに私も目...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今国会にこの郵政民営化法案、我々提出をさせていただいておりますけれども、その法案の中身は、委員御承知のように、民営化の実施スケジュールを半年延期すると、そういった形で若干の技術的な修正は行っておりますが、基本的には前国会で御審議いただいた法案、その骨格に...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そもそもなぜこの代理店契約を義務付けているかということについてでありますけれども、これ、郵便貯金銀行、郵便保険会社、新しくできる銀行、保険会社は当初は直接の販売の拠点を持たないという会社になります。そうしたところが安定的にしっかりとした金融機関としての業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の民営化は様々な形でこの国の改革に資する改革の本丸であるわけでございますけれども、その中でも、とりわけやはり資金の流れをしっかりと官から民へ変えていくということがその目的の中の最も大きな一つであるというふうに認識をしております。  そこで入口の、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化というのは、何よりもやはり国民の利便を向上して経済を活性化するために行われるものでございます。これがやはりしっかりと行われるかどうかということをこの民営化委員会の三年ごとの総合的な見直しでは行っていただかなければいけません。  したがいまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化というのは、民間の経営でしっかりと経営の自由度を持っていただく、そしていろんな活性化をしていただく、これが最大のねらいでございますが、一方で、他の民間企業に対する圧迫、いわゆる民業圧迫が生じないようにイコールフッティングをしっかりと図っていく必要が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化の議論を始めるに当たりまして、もう二年前になりますけれども、大変難しいこの民営化の作業、それに当たって踏まえなければいけない五つの条件というのを我々明確にいたしました。その中の一つがやはり雇用への配慮という問題でございました。  雇用配慮の原...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今委員から日本二十一世紀ビジョン、ちょっと御紹介いただきましたけれども、これは今年の四月でございます。日本を代表する各分野の専門家六十名の方に集まっていただきまして、二十五年後の日本、二〇三〇年をターゲットにして、どういう姿になっているかということについ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 野上委員のおっしゃる横の関連というのは、恐らく行財政改革という観点からはどうなのかと、特殊法人改革という観点からはどうなのかと、金融システム改革という観点からはどうなのかというお尋ねであろうかと思います。  まず、行財政改革との関連でいいますと、やはり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化された後も国民の安全、安心をしっかりと守らなければいけない、そしてその象徴的なものとして郵便局のネットワークがあると考えております。この郵便局ネットワークは水道のようなライフラインにも匹敵する国民の大変な重要な資産であるというふうに考えて、民間企業...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵便貯金会社と保険会社につきましては、これは政府の関与を切り離すために一〇〇%その株式を処分するということを義務付けます。その際に、それが委員御指摘のように外資に乗っ取られるんではないかと、そのような議論があることは承知をしております。しかし、そういうそ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御答弁の前に、先ほど主要株主の規制で私二〇%以上と申し上げたようでございますが、二〇%超が正しい言い方でございますので、訂正をさせていただきます。  新旧それぞれどのような規模になっていくのか、そして民間にお金が流れていくのかと、数字のお尋ねでございま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、この郵便貯金銀行、郵政のビジネスモデルそのものがやはりこれまで全国津々浦々に張り巡らされた郵便局のネットワークを活用した正に地域の顧客基盤というのを強みにしているということだと思います。この地域の顧客基盤を強みにして、正に地域密着型の業務...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 国際条約との関係、国際的な責務を負うわけでございますから、大変重要な点だと思います。  現状どうなっているかと申しますと、郵便法の規定に基づきまして、これは公社、郵政公社が万国郵便条約上の提供義務を負っております。そして、この郵便法の規定は民営化後も存...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化に当たって、本当にその不安をあおるような議論があるし、あったということは大変残念であるというふうに思っております。我々は、決してそうではないということの制度設計をきちっと、正に水道のようなライフラインに匹敵するような重要な資産であって、それをきっち...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化によって経営の自由度を発揮していただきたい、本当に思い切ってやっていただきたいわけでございますけれども、やはり自由の裏側には必ずやはり節度というものが伴っていかなければいけない。経営者の節度が求められるということに加えまして、節度をきちっと守ってい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、法案に関しては百九十時間、さきの国会でも誠心誠意説明させていただいたつもりでございますけれども、それに対して、もし法案に問題があるということであるならば是非対案をお出しいただきたいということをかねてから申し上げてきたわけでございます。  先般、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、平野委員御自身がお話しくださいましたように、これは金融でございますから、金融に関しては、政府は、ある民間の主体にサービスの提供を義務付けることはしない、このことは明確に申し上げているところでございます。しかし、幾つかの、これは民間が適正な、適切な経営...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、この移行期間中に関する政府、これは法律の中にそのことを明記しているわけでありますから、そこはもう明白であろうかと思います。  移行期間終了後につきましては、地域からまずそういう地域貢献の要望があるかどうかということ、これがもちろん重要なポイントに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、地域貢献計画を作る場合には、先ほども言いましたように、地域の声をしっかり聞くということ、そうした配慮をするということ、これを義務付けているわけですね。これは、民間の会社でありますけれども、いわゆる特殊会社でありますので、公的な機能を負った特殊会社と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今のお考えは一つのお考えだと思いますが、平野委員の御意見、先ほどから伺っていまして、やはり基本的な御認識の差は、マーケットの中で、民間の中でどのぐらいのことができるのかできないのかということに関して基本的なお考え方の違いはあるのかなというふうに思いました...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 民営化されれば有料になるというような、ちょっと私自身はそういう答弁はしておらないと思うんでございますけれども、これ民間において現実に、今利用者のニーズに応じた様々な商品、サービスが提供されていると思います。例えば、民間銀行ですけど、大多数の銀行は、これは...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ぎりぎりのところという限定してのお尋ねでございますんで、制度全体の説明はもう繰り返しをいたしませんが、まずAという島のこのある支店と、この島が例えば離島振興法等々の対象になるということであるならば、これは過疎地でございますので、これは現に存する郵便局ネッ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは先ほども申し上げましたように、地域の声をしっかり聞かなければいけないと、そういう義務はあるわけです。その義務を果たしていない、地域の声を聞いていない、正当な理由もないのに本当に必要なサービスを提供していないということでございますれば、これは総務省が...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御承知のように、郵貯の限度一千万円でございます。実は、民営化された後も、御承知のように今度は預金保険機構に入っていただきますので、預金保険でしっかりとカバーされる形で一千万円のその預金というのは保証されるわけでございます。  そのような意味からいきます...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと意味がうまく取れていないかもしれないんですが、有利であるというのは、公社の間は有利で民営化になると預金者にとっては不利になると、そのような御指摘かというふうにお伺いしましたが、今申し上げましたように、民営化された後もこれ預金保険が適用されますので...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと同じような答えになって恐縮なんでございますが、確かに政府保証が付いております。そして、それは十年の定額預金だったらずっと十年間政府の保証が付きます。しかし、民営化された後も、今度は政府が保証するわけではありませんが、預金保険機構が保証するというこ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これまでいろんな民営化の議論を進めてくるに当たって、郵政民営化の基本方針、昨年作っておりますけれども、この基本方針におきましては、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の窓口業務でありますとか集金の業務ですね、そういう業務は窓口ネットワーク会社に委託するというふう...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 附帯決議は、法施行の際、こうした点について十分留意をされたいという内容であったと思います。法律の内容ではなくて、法施行の際ということでございまして、それに対しては私たちも、法施行に当たりましては十分最大限尊重してやっていくということを繰り返し御答弁してい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、新規の業務につきまして夢という表現を使われました。いろんな可能性という意味で我々は申し上げておりますので、それと違わないのかもしれませんが、これは決して現実から離れていることではなくて、御承知のように、生田総裁御自身が方向において正しいという形で評...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど言いましたように、新たに銀行、保険等々で新たな業務、これは公社の業務からスタートして、民営化の進捗とともにそれを、規制を緩和していって新しいものを認めていくということでございますから、そうしたものに関して、申請を受けてチェックをするという機能は私は...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、二点御質問があったわけでございますけれども、まあその意見を言うだけではないかという御指摘でございますけれども、関係大臣は大臣としてのしっかりとした判断をもちろん行うわけでございますけれども、もしも、仮にもあえて民営化委員会の意見と異なる判断を主務大...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、金融に関しまして法律上の義務は課さないと、しかしながら実効性のある仕組みでしっかりと国民に必要な金融サービスが届くような、そういう仕組みを作っているということを何度か御説明させていただいてきたと思います。  具体的に申し上げますと、まずサービス...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委託契約を、金融の二社に関しましては、そこはみなし免許を受けるに当たりまして、それを長期安定的な代理店契約が存在するということを条件にいたすことにしておりますので、その意味で義務付けられております。
○国務大臣(竹中平蔵君) 金融の問題に関して、これ地域貢献基金を活用すると、その基金を発動するということに関しましては、これは赤字にならないと発動できないということではございません。これは必要な、本当に住民は必要としているんだけれども、金融サービスを提供するとその部分についての費...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほど委員、歳出歳入残高、資金のウエート、公務員等々おっしゃいましたけれども、私たちは、政府の規模って確かに分かりにくいですから、具体的に数値の目標を大胆にできる範囲で作って、それで改革を進めていこうとしております。そういうふうに一つ一つきめ細かくやはり...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのような明確な指標は持っておりません。少なくとも私のポジションとして言うべき数字ではないと思っております。  一つ重要なことは、そうした市場が安定的に推移するために一番重要なこととして私たちが情報を発信し続けなければいけないのは、日本の財政が非常に厳...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、今毎年の政策的な支出をそのときの税収で賄えるようにする、つまり基礎的財政収支を均衡させるために毎年毎年の年々の財政赤字を着実に減らしております。  いわゆる基礎的な財政赤字は、かつてGDP比五・五%であったものが今四・〇%にまで低下をしてきて、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員長。
○国務大臣(竹中平蔵君) 済みません、ちょっと一点だけ、申し訳ありません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 大門委員のお主張はお主張として、ちょっとその事実関係としまして、その図なんですけれども、郵便局が百二十円で民間が五百二十五円というような対比をしておられるわけですが、これは、百二十円というのは翌日以降届く遅いものと早いものをちょっと比較しておられるようで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、これ初めて見せていただきましたが、よく分かりません。このプレーヤーと称する方々が日本人なのかアメリカ人なのかも含めて、これはよく分かりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと私の知らないことですので、お答えする資格もありませんし、立場にもございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) ですから、その打合せをしているのがだれなのか、大使館の方、中のアメリカ人なのか、どこかの日本の方なのか、それも分かりませんので、私には何とも答えようがございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) そういうことを調べる立場にはございません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 私は郵政民営化準備室等々の担当をしておりますけれども、USTRは担当しておりません。
○国務大臣(竹中平蔵君) 前国会から又市委員がこの点について大変御懸念しておられるというのは承知をしておるところでございます。  基金等々のもう御説明は要らないということでありますので、代理店契約に関して政府がどのように関与できるのかという御質問でございましたならば、これはみな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 移行期間を上回る長期というのと全国一括と、その二点を又市委員は指摘しておられるんだと思います。  まず、全国一括につきましては、これは繰り返しになりますけれども、みなし免許を出すときの条件になります。みなし免許というのはなぜ出すかといいますと、民営化の...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 職員の処遇の問題、雇用の問題、そして働く方々の意欲の問題、極めて重要であると認識をしております。であるからこそ郵政民営化の五原則の一つとしてこの配慮の原則というのを入れておりますし、また前通常国会における附帯決議でもこの点十分配慮をするというような条文が...全文を見る
10月14日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化に関連をしまして、郵政、郵貯銀行、特に言うと保険だと思いますけれども、お金を集める能力は非常に高いし、これまでも信頼を得てきた。一方で、その資金を運用するノウハウが現時点ではやはり乏しい。一方で、政府系の金融機関というのはその逆であって、今まで...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 公社の職員の皆様が新会社にまず円滑に移行していただく。そして、言うまでもなく、職員の利益の保護をきちっと行っていかなければいけない。そういう観点から、法律の立て付けといいますか、制度設計上も大きく三つのことを特に配慮しているわけでございます。  具体的...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 一度申し上げたかとも思うんでございますが、御指摘のとおり、十年間で約三倍というふうによく表現させていただいております。この予測は民間のシンクタンクであります野村証券金融経済研究所の試算に基づいております。  この試算でありますけども、アジア地域発着、こ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 冒頭で委員おっしゃいましたように、二か月たてば景色が変わる、経済、本当に十年たてば想像できないような景色になっていると思いますので、この一つの予測だけを基に非常に大きな、例えば、例えばですけれども固定投資をするとか、そのような考え方はやはり慎まなければい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、これは決して工場進出だけではないんだろうなというふうに思います。工場進出しているというのは、非常に目に見えて分かりやすい重要な事例だと思いますが、いろんな形で経済活動そのものがインテグレートされている。そのために、直接投資をするというのも一つの形で...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 新しい事業に進出するというのは大変、もちろん一方で希望はあるわけですが、大変大きなやはり壁を乗り越えていかなければいけないという面があるんだと思います。それはすべて、その意味では職員の方々に懸かってこられるわけですから、その意味でのしっかりとした期間を設...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、法律の枠組みとしてはそこの判断をゆだねられていると、これは委員御指摘のとおりでございます。  我々がじゃどうしてそのように判断をしたかということでございますが、まず小包郵便物については、一部の宅配事業者が、つまり民間で既に全国集配ネットワークをお...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) そのとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) そのようなことが現実にあるかどうかはともかくとしまして、解釈としてはそういうことだと思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 現実として我々考えておりますのは、これは民間においても既にそういうネットワークが確立をしている。私は、ゆうパックのシェア拡大、これから取り組んでいくわけですけれども、郵便会社が小包、郵便物の全国サービスを実施しなくなると、そういう想定はしていないわけでご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと今資料を手元に今日は持ってきておりませんですけれども、基本的には、金銭の信託の運用、いわゆる金銭信託ですね、委託運用のところが大きく変化したというふうに承知をしております。  運用益を、したがいまして、金銭の信託運用益を除く本体の利益では昨年と...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ガバナンスのお尋ねでございますが、その前に、先ほどの収益の話ですけれども、我々の試算は先ほど申し上げた金銭信託益を除いて計算しておりますので、その意味では正に公社の収益の実力、最新の収益、バランスシート、PL等々を踏まえているというふうに是非御理解をいた...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 私の答弁は郵政民営化委員会についてさせていただいたんですが、今のお尋ねは、新しい会社をということですから、郵政、まあ準備企画会社なり郵政の株式会社、そういう御趣旨だというふうに承りました。  これは、郵政の新しい会社をつくる。しかし、その資産を引き継い...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 基本的には、民営化を行うわけですから、公社の経営とは違う、民間の経営をより明確に行っていただけるという方々に入っていただかなければいけないと思います。  しかし、これまでの公社の資産を引き継いで、そして経営を引き継いで、営業基盤を引き継いでやっていくわ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) スタート台が大事であって、バランスシート上、いわゆる負の遺産を持っていかないようにしないと経営はうまくいかないと、その御指摘は誠にごもっともだと思います。  どういう形でそのバランスシートが作られていくかということでございますけれども、この資産等につい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) まず、基本的な考えとして、会社に負の遺産を引き継がせてはならない、それはもう私は、委員の問題意識は誠に正しいというふうに思います。  そのために我々は、承継会社等に承継する資産、負債について、その評価を評価委員制度によって行うということを明確にしている...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 先ほどから、大久保委員、非常に専門的な知見に基づいて、いろいろに仮定を置かれていろんな御質問をしておられまして、その一つ一つに明確にお答えするのはなかなか難しい面もあるんですが、是非、今まで御指摘の点で是非少し申し上げたいのは、まず同一企業内の売買である...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 試算についての質問をしているんだ、全くそのとおりで、それに対してお答えをさせていただいているつもりでございます。  ただ、私の認識では、この金融の部分につきましては民主党の試算においても同じような前提を置いておられたと思います。これは、したがいまして民...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 雇用のところ等々で御答弁させていただいていますけども、退職金等々は公社の時代と新会社の時代を通算するという、そういうルールにしております。したがいまして、これは通算してお辞めになるときに支払うというのが法律の立て付けでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと道路公団の事例は承知をしておりませんですけれども、役員についての御判断というのはそれぞれ役員会でなさるということはあり得ると思いますけれども、職員に関しては私が今申し上げたとおりでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) まあ、どういう人事になるかということも含めまして、その中で、その待遇の話でございますから、しっかりとこれはまず経営に判断をしていただかなければいけませんし、これは主務大臣がいますから、主務大臣としては必要な監督を行っていくということになると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) 職制上は、会社がなくなるということでございますので、役員の方々については退職をされるというのが、形式的にそれは職を辞めるということになるんだと思います。それに関しまして、職員についてはしっかりとその待遇を引き継ぐということでございますけれども、役員につい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) たしか櫻井委員から、そういう要人と会って、国際会議等々で会うようなときにそういう要望はないのかと、そのように聞かれまして、私は、そういう個別のアイテムについて、私が話しするのはマクロ経済のことや日本経済全体のこと、金融改革のこと、小泉改革のことであって、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 陳情書、陳情のたぐい、陳情の提案とか陳情書は、これはもうたくさん参ります。私はその意味で、お答えしておりますのは、先方から会いたいということはありますけれども、そういう立場でもありませんのでお断りをしている。だから、要望をいただいたこと、そのような場を設...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、対日要望は、これは私に対する要望ではなくて、これは政府、国に対する要望であるということだと思います。ゼーリック氏はその担当でございますから、そうした要望をしていたことについて、自分の立場を明確にしたということをその私に対する私信の中で書いておりま...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 申し上げているように、先方から会いたいということはありますけれども、私はそういう立場にありませんので、それはお断りをしております。外国の方から要望をいただいたこと、そのような場を設けたことはないということを国会では答弁をさせていただいておりますけれども、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これは、私は全体の中で、先方から会いたいということはあるけれどもそういう立場ではないのでそれをお断りをしていると、だから外国の方からそういった具体的な要望をいただいたこと、そのような場を設けたことはないということを申し上げているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) いろんな、それこそ商工会議所、保険協会、いろんな要望、陳情があったと承知をしておりますが、その中で、基本的に例えばイコールフッティングを確保してくれと、それと議論を透明にしてくれと、そのような一般的な要望はございます。これは別にアメリカに言われるまでもな...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと、そもそも私の意識の中に、アメリカの要望というのがそれほど頭の中に入っておりませんので、そのことを考えて制度設計しているわけではありませんので、ほかにどのような細かい要望があったということも私は記憶をしておりません。  いずれにしても、郵政民営...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 櫻井委員が前半でお話しになられた韓国、ニュージーランドの例というのは、これは、ニュージーランドはむしろ積極的に外資導入を行った結果そういう問題が生じたわけですし、韓国の場合は、多くの銀行がいわゆる財閥系で資本構成が非常に脆弱であったというような背景を受け...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 正に国益に沿ってやっているわけで、だから結果的にアメリカが要望しているような形にはこの法案はなっていない。私たちの国益に基づいて法律を作っているわけでございます。  本当に日本国民のためになるかという改めてのお尋ねでございますけれども、これは繰り返しに...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今、櫻井委員は二点おっしゃいましたので、最初の点で、過度な競争という言葉でございますが、確かにマーケットに任せておけばすべて解決していくというふうには私は全く思っておりません。市場の失敗というのはあるわけで、そういうようなものは、例えば御専門の医療とか、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 不良債権のときも、不良債権を処理したら経済が良くなるというのは間違いではないかという御指摘をさんざんいただきましたが、やっぱりそうではなかったということが日本の経済の状況の中で実証されているというふうに思います。  より具体的に、融資の残高につきまして...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) いいですか。
○国務大臣(竹中平蔵君) ちょっと先ほど言い掛けたんですけれども、もう一度是非御確認いただきたいのは、櫻井委員は銀行の債権、与信額が増えていかないということに対する御懸念を持っておられるわけですが、私が金融担当大臣に就任した当時の平成十四年九月期、与信額はこれマイナス五・二%とい...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) その広報ビラを作ったときというのは、基本的には去年の秋の基本方針を踏まえて、制度設計をどのようにしていったらいいかということを議論している段階でした。あの段階では、今でこそ実は分社化、四分社化ということに対して大きな抵抗はなかったわけですが、分社化という...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、銀行業と保険業を完全に分離して、そして民有民営にする。つまり、郵便局会社と郵便事業会社は引き続き同じ持ち株会社の下にあるわけですけれども、この銀行と保険は完全に民有民営にして外に出したいと思っているわけです。それはなぜかというと、リスク遮断だから...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 委員はお医者さんであって、こういうリスクの概念は御承知だと思いますが、私たちは、骨格経営試算で示しているのは一つの想定される姿、平均的に想定される姿です。リスクというのは、平均される姿とは違います、分散ですから。リスクというのはその平均からどのぐらい離れ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 訂正だけです。  銀行法の主要株主規制につきまして、二〇%超という言い方と二〇%以上という言い方、若干、昨日と今日、私、混乱あったかもしれませんが、二〇%以上が正しい言い方でありますので、訂正をさせていただきます。
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日も経済財政諮問会議で政府系金融機関の改革に向けての議論を行いました。  そこでの議論は、基本的にはやはり重要なことは民の補完に徹するということでありますので、これは正にやはり機能の議論をしっかりとやっていくということになります。同時に、その政策金融...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 昨日の議論では、先ほど申し上げましたように民の補完に徹すると、機能は民の補完に徹するということを議論しましたが、加えまして、やはり官の既得権を許さないということが大きなテーマでございました。官の既得権を許さないという中に、組織のゼロベースでの見直し、天下...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) できるだけ早く改革を進めたいという思いは担当大臣全員それぞれの部署で持っていると思います。多くのものについてできるだけしたがいまして目標と時期を決めて我々取り組もうとしているわけで、財務大臣におかれてもそのような方向で御努力をなさっていると承知をしており...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) よく財投は日本固有の政策であるというような言い方がされることがあるんですが、これはもう決してそうではないわけでございます。こういう形で政府が関与をして投資、融資をするという仕組みはどこの国でもございます。そして、どこの国もそこそこのやはり規模を持って仕事...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、郵政という組織は大変巨額のお金を集める能力を持っておられる。しかし、その運用に関しては、運用能力がないわけではないわけですけれども、国債等の安全資産で運用するということでございましたので、やはりその一部に偏っているということなのではないか...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今後の問題ということでありますから、前回も答弁させていただいておりますが、今後の問題としては我々も十分注意したいというふうには思っております。  ただ、口座を持てない理由として、アメリカにおいても、持っておられない方のうちの手数料が高いから持てないとす...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政の民営化、我々そういう法案を出しているわけでありますが、委員御指摘のように、やはり国民の不安等々を払拭すべく、やはり各方面に気を配ってしっかりと努力をしていかなければいけないと思っております。  法案そのものは、今回の法案そのものは前回から半年スケ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 我々は、これから法律に基づきましてしっかりとそれを運営、運用していかなければなりません、施行していただかなければなりません。その過程で、いろんな方の人選も行わなければいけないし、政省令も決めていかなければいけません。正にそれがその施行の中身であるわけでご...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 今回の法律の枠組みは、みなし免許を出すに当たって長期安定的なやはり契約がないと銀行としての営業の基盤が築けないであろうと、そのために銀行行政の観点からみなし免許の条件としてそういうものを付すと、これは基本的な法律の考え方でございます。  もちろん、移行...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) これから、今朝も議論がありましたけれども、十年後の金融の情勢というのはこれはもう、容易にはこれはもう想像できないと思います。  この間、実はこの契約というのは決して排他独占の契約ではなくて、いろんな金融機関が、郵便局の窓口で金融商品を提供するということ...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 移行期十年を十分にカバーすると、それに尽きていると思います。
○国務大臣(竹中平蔵君) どの国におきましても、郵便に関連する業務というのは大変国民生活に密着していますので、安全、安心を守るための一生懸命の工夫をしているというふうに思います。  御紹介のありましたドイツのユニバーサル令の話も、これ陳情権というのか提案権というのか、そういうも...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) お金の流れを官から民に本当にしっかりと変えていく、それによって経済を活性化して、この国の経済をより発展させていくということが、もう我々、与野党を問わず、我々に課された重要な仕事であると思っております。  そのためには、それは決して一つのことではなくて、...全文を見る
○国務大臣(竹中平蔵君) 郵政民営化関連法案につきまして、慎重な御審議の上、御可決をいただき、誠にありがとうございました。  また、ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、郵政民営化に伴う国民の懸念や不安を払拭したいとの皆様方の強い御意思が込められていると思っており...全文を見る
10月19日第163回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○竹中国務大臣 弁明の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  本当に、太田委員の中小企業に対する、及び生活者に対する熱い思い、熱意、そのような点についても常々敬意を表しているところでございます。  二つお尋ねがございましたけれども、後の方の、日本全体を本当にどの...全文を見る
○竹中国務大臣 中小企業の活動の中で金融面、それを政府が政府系金融機関という形で支えてきたその功績というのはやはり極めて大きいものがあったというふうに思います。  先ほど私の個人的なことを少しお話をさせていただきましたが、私の父親のような零細な営業者でも、当時の国民金融公庫から...全文を見る
○竹中国務大臣 日本の戦略的な対応、これは全内閣で取り組むべき課題でございますし、とりわけこれは経済産業大臣にエネルギー戦略としてお答えいただかなければいけない問題だと思いますが、当面の短期的な戦略ということについて私の方から申し上げますと、やはり当面、二つのことに注意をしていく...全文を見る
○竹中国務大臣 前回極めてロジカルに御答弁させていただいたつもりなのでございますけれども、基本的にこれは制度を、白地のところに新しい制度をつくっていくのか、現実に走り出している制度を、それを尊重しながらしっかりとした体系をつくっていくのか、私はそういうアプローチの違いであろうかと...全文を見る
10月24日第163回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私は、今公社についてもまた民間の保険会社についても、ともに具体的な不払の問題を直接担当している大臣ではありませんので、その問題については今総裁と大臣がお答えになったとおりだと思っております。  私の方から、むしろ後半、荒井委員がおっしゃったその市場の失...全文を見る