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開催日 会議名 発言
01月10日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○武部国務大臣 新年でございますので、この一年間もいろいろ御指導、御鞭撻、また御協力を賜りますように、まず冒頭、ごあいさつを申し上げたいと思います。  一月八日の人事の刷新でございますが、農林水産省、昨年は、米政策の抜本見直し、またWTOの閣僚会議、セーフガードの決着の問題、あ...全文を見る
○武部国務大臣 熊澤前事務次官の出席の話については、私ども理解しているのは、今職責にある者が答弁ができるということで申し上げたつもりでございます。  また、私は現在生じている状況への対応の最高責任者であるという自覚をいたしておりますが、責任の問題ということにつきましては、かねて...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産省の最高責任者は私でありますので、農林水産省の行政全般について私が責任を負っていることは言うまでもありません。
○武部国務大臣 私は、国会においても絶えず申し上げているところでありますけれども、農林水産省としては、全力で感染経路の究明をするために、川上、川下の両面から調査を鋭意進めてきている次第でございます。農林水産省としてはこのことに大変なエネルギーを割いているんだということも、先般根室...全文を見る
○武部国務大臣 私は、全頭検査によって、屠畜場から出回る食肉等は安全なもの、証明したもの以外は出回らない体制になりました、そのことを消費者の皆さん方にもぜひ御理解いただきたい。また、政府としても、そのことのPRといいますか、そういった事実をできるだけ幅広く、このことにも力を入れて...全文を見る
○武部国務大臣 私は、かねてから今度のBSEの発生に際しまして、農林水産省を初めとする行政の危機管理意識の希薄さに驚いたという表現を使っております。  世の中には私は絶対ということはないんだろう、このように思っておりますが、行政指導を法的規制にするということでリスクを小さくする...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま生産局長の答弁のとおりの数字だと理解しております。
○武部国務大臣 ただいま生産局長が申し上げた数字は規定によるものでありますから、減額はないものと存じます。
○武部国務大臣 このたびの人事異動は、先ほども申し上げましたように、いわゆる定期異動でございます。  これは先ほど来御説明いたしましたように、BSE問題、米政策の抜本見直し、あるいはWTO、セーフガード、農林水産省が抱えている大きな問題に一定の区切りをつけ得た、そういうことと、...全文を見る
○武部国務大臣 さまざまな議論もありましょうし、国民感情も、今委員指摘のようなそういう問題も当然あろうと思います。そのことも私は十分承知している所存でございますが、しかし、当時のことにつきましては、先ほど来お話ししておりますように、やはり客観的な検証ということも必要だろうと思いま...全文を見る
○武部国務大臣 これは、不祥事でありますとか刑事事件でありますとか、そういうものではないという認識でございます。そういうことを私どもは考えた上で、当時のことにつきましては、やはりさかのぼってさまざまな検証をしなければ、そのことによって今後どう将来に向かって畜産・食品衛生行政等のあ...全文を見る
○武部国務大臣 根室の酪農家の懇談会での発言ではないと思います。私の後援会の中で懇談した中の発言だろうと思いますが、学校給食が六〇%台から半分に自粛が減っている、これはありがたいけれどもまだ二五%が自粛している、しかし、牛肉は全頭検査によって安全が証明されたんだから、学校給食もそ...全文を見る
○武部国務大臣 詳しいことまで私記憶しておりませんが、感覚的ということは使ったかもしれません、あるいは情緒的ということを言ったかもしれませんが、それに対して、科学的、論理的、そういうことも言ったんじゃないか、このように記憶しています。
○武部国務大臣 ですから、それだけ答えろというと、また言葉じりをつかまえてあれこれ言われることになるので、やはりどういう趣旨で申し上げたかということを、これは申し上げさせてください、私にも説明責任がありますから。  これは、学校給食が、消費が急に落ち込んでいった、総体的に落ち込...全文を見る
○武部国務大臣 私は野党を侮辱した覚えはありません。とにかく私は、これは後援会の、私どもの身近な人たちの席でありますので、随分委員会や国会で、やめろ、いつやめるんだ、そういうことをもう何十回も言われている、しかし、今BSEの問題は私がやめて済む話ではない、そういう趣旨のことを申し...全文を見る
○武部国務大臣 そういうイエスかノーかという答えは非常に難しいと思います。それだけじゃない、そういうような趣旨のことは言っていない。私は、先ほども申し上げましたように、私はもう委員会で何度も、やめろ、いつやめるんだ、こう言われている、しかし、やめることが責任をとることではないと思...全文を見る
○武部国務大臣 野党を侮辱したようなことは言っていません。それは、一連の流れの言葉の中で、私もう詳しく記憶していませんよ、しかし、趣旨として申し上げているのは……(筒井委員「趣旨なんか聞いていないと何回も言っているでしょうが」と呼ぶ)いや、聞いていないと言っても、このことを私申し...全文を見る
○武部国務大臣 そういうような趣旨のことは言っておりません。
○武部国務大臣 私、はっきり反省として申し上げなきゃならないのは、説明力とか表現力とか、まあ多少というか、皆さん方からすれば非常にと言われるかもしれませんが、言葉が乱暴なところについては、これはもう謙虚に反省しなきゃならない、このように思っております。  ですから、乱暴な言葉遣...全文を見る
○武部国務大臣 これは、議事録のメモもあると思いますけれども、牛肉の安全性にとって大きな問題かということを組合長さんに尋ねたんです。そして、一人の組合長さんは、これは生産者にとっては大きな不安だと。それからもう一人の組合長さんは、牛肉と牛は分けて考えるべきだ、牛肉は安全なんだ、こ...全文を見る
○武部国務大臣 それは、牛肉の安全性にとってそんな大きな問題なんですかという、私の、集まっている農協の組合長さんたちに対する質問です。それに対する答えもあるんです。その答えは、だから、感染源の究明が大きな問題かというふうには思ってもおりませんし、私は大きな問題だと思っていますよ。...全文を見る
○武部国務大臣 感染源の問題が大きな問題かということは言っておりません。感染源の究明が安全性の問題にとってそんなに大きな問題なんですか、つまり生産者にとって消費者が——全頭検査で、その後いろいろ言っておりますし、私のあいさつも前段にしております。あいさつの前段では、一に全頭検査、...全文を見る
○武部国務大臣 それはどこの、記者会見のときの話ですか。(筒井委員「いや、新聞で報道されたでしょう」と呼ぶ)これは、私はかねてから申し上げていることを言ったわけです。これから、生産者も政府も農業団体も、みんなが協力し合って解決していかなきゃならない問題だということを申し上げたんで...全文を見る
○武部国務大臣 私の申し上げているのは、自己責任原則というものが今後は農村社会にとっても必要だと。行政指導のことについて言っているのじゃないですよ。これは、私はもう農林水産省の危機管理の希薄さには驚いたということを申し上げているのですから。  その上で、今後こうした問題が絶対起...全文を見る
○武部国務大臣 それは、みんなの責任で問題を解決していかなきゃならない、そういうふうに述べているつもりです。
○武部国務大臣 みんなの責任でこれからの問題解決に努力していこうというふうに述べているはずです。
○武部国務大臣 行政指導その他農林水産省の対応については、危機管理意識の希薄さ、これがさまざまな問題、今度のBSE発生の一番大きな原因だ、こう言っているのですよ。  ですから、皆さん方も、集まった方々もわかっているはずですよ。一月二日に根室の酪農家の皆さん方が私の家に参りました...全文を見る
○武部国務大臣 済みません。  私も一部始終詳しく覚えておりませんが、確かに、道の方も巡回指導をしているでしょうという言葉も使ったと思います。それから、農協もこういう問題について指導をしているんじゃないですかと。  だから、私は、みんなの責任というのは、前にも申し上げましたが...全文を見る
○武部国務大臣 いや、行政指導ということで言ったと思っていないのですね。そういったことをも含めて、みんなの責任という言葉は使ったかと思います。しかし、その言葉で、これが生産者だとかほかの人に責任転嫁したということではございません。
○武部国務大臣 それは、私の友人の生産者の方々が、そういうことを何人か言ってきておりまして、その言葉を引用して、当時あれだけのことが英国で発生している、EUで起こっているということについて、生産者にとっては、自分が飼養している牛は、きょう、あすの家計を支える大きな財産だ、いわば牛...全文を見る
○武部国務大臣 それは、私のところに来る生産者の何人かがそういうことを言っている言葉を引用して、そういう恥だという、行政指導を否定していませんよ、私は。  だから、そういう一つ一つの言葉で随分私ども迷惑しているのですよ、新聞でも。ですから、それは実際に生産者が、真剣に経営に当た...全文を見る
○武部国務大臣 私は同感だ、このように思って申し上げました。  またこれも誤解されますから、それは、そういう生産者、この委員会の場でも、私、前に申し上げたと思います、そのことは。  私の友人の酪農家は、あの当時のことは我々はよく承知しているんだ、だから、何を食べさせたらいけな...全文を見る
○武部国務大臣 それは私の発言であります。  それから、今のことでまた誤解を招くといけませんので、あえて申し上げさせていただきますと、行政指導の徹底、行政指導が徹底していないことについて、私は、危機管理意識の希薄さに驚いたということで、行政指導のあり方、行政のあり方については自...全文を見る
○武部国務大臣 私なら恥ずかしいと思うということは、これは先ほど、また引用という話だけれども、そういう生産者が数々いるということは、私は、非常にこれはこれからの農業にとって前向きに受けとめるべきだ、このように思っております。
○武部国務大臣 私は先ほども申し上げましたように、たくさんのいろいろな酪農家や生産者の方々がその場におられました。私の親しい人たちもおりました。私の友人もおりました。したがって、わかってくれる、いつもつき合っている方々は、私の言わんとするところはわかっていただいているというふうに...全文を見る
○武部国務大臣 あの場で、いろいろな不特定多数の方々がいるところでそういうことを言えば、新聞に出るような誤解を招く、そういうおそれがあるわけであります。振り返ってみて、ああいう場ではそういう誤解を招くようなことを申し上げるべきでなかった、このように思っております。  これは二、...全文を見る
○武部国務大臣 あの場ではそういう発言をすべきでなかったと思っております。
○武部国務大臣 それは委員会で、私の秘書がホームページへ書いた文章だ、こういう委員の発言がありましたから、そういうふうに言ったんでしょうと。しかし、転嫁させるわけじゃありませんよ。私はよく記憶しておりませんが、しかし、ホームページでそういうふうに書いてあるというんだからそれは事実...全文を見る
○武部国務大臣 全くそんなふうには思っておりません。それは先ほども、私のホームページにそういうふうに出ていたという委員の指摘ですから、私のホームページは私の秘書がつくっておりますので、秘書がつくったものは私の発言に基づいてつづったんだと思います。ですから、これはそのとおり肯定いた...全文を見る
○武部国務大臣 そんなふうには全く思っておりません。それは大分前の委員会の委員の指摘でありまして、そのときは、私はそういうことを申し上げた記憶はないけれども、しかし、ホームページに出ているんだということであれば、それは私の秘書がつくっているものですから、それは否定できません、その...全文を見る
○武部国務大臣 それは、五年も十年も前のことについて今私が責任をとらなければならないということではない、しかし、現在の状況に対応している農林水産省の責任者は農林水産大臣の私です、そういうことを申し上げたわけでございます。
○武部国務大臣 過去の問題について今の大臣がすべて責任をとらなければならないということではないと私は思います。しかし、現在、私が農林水産大臣ですから、現在の状況に対応することについての責任は私にあります。そういうことを申し上げたわけです。
○武部国務大臣 五年、六年は訂正します。過去の問題について現在の大臣がすべて責任を負わなければならないということではない、私はかように思うんですね。  しかし、行政は継続しているというのはおっしゃるとおりです。そして、過去から継続しているさまざまな問題について、私が今現状対応し...全文を見る
○武部国務大臣 責任のとり方というのはいろいろあると思います。ですから、そういった第三者検討委員会でどういう御議論がなされ、どういう提言がなされるかというものをちょうだいして、今後の畜産・食肉衛生、食品衛生行政のあり方ということについて、私どもは主体的にしっかり体制を構築していか...全文を見る
○武部国務大臣 BSE問題対応の責任というものは、農林水産大臣が非常に重く受けとめなきゃならぬ問題として私は受けとめております。
○武部国務大臣 一般的にはあるのではないかと思います。
○武部国務大臣 このEUのステータス評価については、私は事務方から、化粧品、医療品等の輸出の関係でステータス評価を受ける必要がある、しかし、協議の過程でそれは対象ではなくなった、さらに、OIEが新たな基準を採択する、EUもそういう……(筒井委員「時間がないんだから」と呼ぶ)ちょっ...全文を見る
○武部国務大臣 そのことは、EUに対して拒否したといいますか、断ったということは知っております。しかし、中身については承知しておりません。
○武部国務大臣 先ほど申し上げましたように、なぜ我が国がEUのステータス評価を受けないことになるのかということについては、先ほど御説明したような趣旨でありましたので、それは結構であろうと、OIEのステータス評価をこれから受けると言うから、じゃ、そうした方がいい、そうすることが適切...全文を見る
○武部国務大臣 委員指摘のいわゆるコンフィデンシャルという機密文書の中身を知ったのは、新聞を見てからでございます、全文を知ったのは。
○武部国務大臣 全文を知ったのは新聞を見てからでありますが、EUのステータス評価のレベル3というようなことは、事務方から説明は聞いておりました。詳しくは承知しておりません。
○武部国務大臣 そのことについてレクチャーを受けました。
○武部国務大臣 委員会で委員がそういう指摘をしていたことを記憶しておりますが、私は、これはいわゆる機密扱いとされているので、最終的に合意に至っていなかったことから、公表しないということと説明を受けましたが、必要な情報については提供していくように職員には指示したところです。
○武部国務大臣 ないというふうに言ったとは聞いておりません。事務方からはそういうふうには聞いておりません。しかし、結果的に第三者委員会に、これもEUの了解を得て提出することになったわけでございますので、私は農林水産省の対応は適切でなかったと思います。もう少し、いわゆる国権の最高機...全文を見る
○武部国務大臣 EU委員会による我が国についてのBSEステータス評価の最終結果はない、こういうふうに答えたということだそうでございます。
○武部国務大臣 ないとは言っていないという事務方の説明でありますが、私は、この問題はBSE発生の可能性ありということを示唆するものでありますので、これを積極的に明らかにするということが必要だった、このように思っております。このことにつきましては、私も強く、どうしてこういうことにな...全文を見る
○武部国務大臣 これは、先ほども申し上げておりますように、EU委員会による我が国についてのBSEステータス評価は、最終結果とはなっていないものであるということが第一点であります。  それから、日本のBSEリスクに関するEUの報告書案については、EUからコンフィデンシャル扱い、機...全文を見る
○武部国務大臣 私は、先ほども申し上げましたように、可能な限りの情報提供をすべきだということを、後でこういったことを知って、事務当局を叱正し、指示をしているわけでありますから、私は、このことはまことに遺憾なことだ、反省すべきことだ、このように思っております。  もっといろいろや...全文を見る
○武部国務大臣 私は、このBSEの問題に限らず情報は徹底公開すべきだ、このように申し上げているわけです。  この件について知っていたということについては、これはここのところが申しわけないという意味でありますが、私は、医療品や化粧品の輸出に関連して、EUのステータス評価を受けなけ...全文を見る
○武部国務大臣 当該加熱条件については、BSEの病原体を効果的に不活化する方法として、EUにおける化製処置の基準として、一九九六年以降採用され、一九九七年以降OIEの基準としても採用されているということでございます。  しかしながら、スクレーピーの最も抵抗性が強い株を用いた実験...全文を見る
○武部国務大臣 イタリアからの肉骨粉の輸入は、国際基準に沿った加熱処理のされたもののみ認めてきたところでありますが、現地調査を行った結果、九八年六月以前は、我が国が要求していた加熱処理条件を満たさない可能性があることが判明いたしました。イタリア政府は、我が国が要求していた加熱処理...全文を見る
○武部国務大臣 当初、きちっと確認されているということで対応をしてきているのでありますけれども、しかし、当委員会の山田委員の指摘もございますし、感染源の究明ということについては、農林水産省としても非常に大きな問題であるということで、そのために職員を海外に派遣して、もう一度徹底的に...全文を見る
○武部国務大臣 OIEの基準を満たしているという検査証明書のあるもののみ輸入しているということでございます。
○武部国務大臣 間違いないと思います。
○武部国務大臣 山田委員には大変失礼なんですけれども、私も詳しいことまでは承知をしておりませんが、事務方の説明によれば、百十五度Cの蒸気による加熱処理というのは、これは発生国でない国についてそういう措置をとっているということでございます。
○武部国務大臣 今申し上げましたように、発生国については、百三十三度、二十分、三気圧というOIEの基準で輸入していたということでございます。
○武部国務大臣 これは申しわけないのですが、きょうは遠藤BSE対策本部長もおりませんし、私が一人で答えなきゃならないということは、答弁として適切な答弁が責任持ってできないのは申しわけないと思いますが、お許しいただきたいと思います。  この二〇〇〇年十一月の、「肉骨粉及び肉骨粉を...全文を見る
○武部国務大臣 今申し上げましたように、今委員指摘のことは、先方が誤解していたので、それは削除したということでございます。
○武部国務大臣 今委員指摘の問題は、第一次案に記載されている記載項目、記載事実ですね。これは、EU側が誤解していたということで、二次案にはこれが削除されているということでございますので、こういう事実は我が国はないということをEUにも理解していただいたということでございます。
○武部国務大臣 これは、専門的な技術的なことでございますが、その百三十六度、三十分の蒸熱処理の方が高い基準だということでございます。
○武部国務大臣 最初に、答弁に不手際がありまして時間をおかけしてしまったことをおわびしたいと思います。  ただいま委員御指摘の問題について、休憩をいただいて答弁を整理させていただきました。  まず、二〇〇〇年十一月に提示された第一案の加熱処理基準については、我が国からの反論に...全文を見る
○武部国務大臣 削除されたところは、「少なくとも百十五度C以上で一時間蒸気によって加熱処理したか、あるいは三時間百四十度Cで乾燥熱によって加熱処理した粗粉のみを輸入している。」という部分と、「百十五度Cの蒸気による加熱処理、あるいは百四十度Cの乾熱による加熱処理については、BSE...全文を見る
○武部国務大臣 たびたび済みません。  一般論としては委員指摘のとおりだそうですが、日本は百四十度Cの乾熱加熱処理については適用していなかったということでございますので、その限りではない、そういう指摘——ちょっと済みませんね。ちょっと委員長、済みません、とめてください。  こ...全文を見る
○武部国務大臣 私は、今までそれが正当であるとしてきたことももう一度徹底して検証する必要がある、そういう認識に立っておりますがゆえに、第三者による調査検討委員会の設置をいたしたわけでございます。したがって、ここではコンフィデンシャルでありますEUの報告書等もすべて出して、そこで御...全文を見る
○武部国務大臣 OIEに限らず、国際基準に照らしてやってきたということで……
○武部国務大臣 一九九七年からOIEの基準ができたわけでありまして、それ以前は、WHO等国際基準に沿った加熱条件を課しまして、この条件に合わせて対応してきたということでございます。
○武部国務大臣 基本的にはそういうことです。
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、さまざまな議論の中で、私はこの感染源の究明ということが不可欠であるということで、今徹底してこのことに農林水産省としては一番大きなエネルギーを割いていると言って過言でないと思います。それは、職員等派遣してやっているということは委員御承知...全文を見る
○武部国務大臣 産地の皆さん方の不安、焦燥感、怒りといったことは、私も先般、根室、猿払、群馬の宮城村にも行ってまいりました。今委員が、本当に真剣に酪農、畜産を守る気があるのかという御質問でございますけれども、二十五日、予算が終わって、私、直ちに根室に向かったわけであります。  ...全文を見る
○武部国務大臣 委員も前にも事業団買い入れを実施すべきではないかという御提案でございますが、今卸売価格は、九月十日のBSE発生後、国内消費の減退から低下し、安定基準価格を下回って推移いたしました。このような状況に対処して価格の安定を図るために、十月二十六日から調整保管を開始したと...全文を見る
○武部国務大臣 農家には負担をかけない方策でやろうとしております。
○武部国務大臣 調整保管の枠は八万頭余でございまして、現在一万三千頭ぐらいでございますので、まだ大きな枠があるわけでございます。  いずれにいたしましても、生産者団体等は、調整保管による買い上げ規模を拡大して対応するとともに、牛肉需要を早期に回復させるためのPRを行ってほしい、...全文を見る
○武部国務大臣 先ほど調整保管の実施状況についてお話し申し上げましたが、まだ相当な枠があるということ。それから、やはり価格の安定ですね、価格が回復するということが一番大事なんじゃないか、かように思います。  生産者の皆さん方からのいろいろな要望もございます。そういったことを踏ま...全文を見る
○武部国務大臣 その件は、行政指導のことと、肉骨粉を行政指導で禁ずることで言っているんじゃありませんで、当時の皆さん方に聞いていただければわかりますように、私は、トレーサビリティー、これを今やろうとしているということに関連して、何でもかんでも法規制にすることが本当にいいんでしょう...全文を見る
○武部国務大臣 私は、当時を振り返って、法規制にすべきだった、そういうふうに考えていることをこれまでも委員会等で述べておりますので、誤解がないように御理解をいただきたいと思います。  九六年四月八日の検討会の議事メモによれば、一名の委員から、「日本でも英国と同様動物性飼料の禁止...全文を見る
○武部国務大臣 今にして思えば、きちっとやるべきだったと私はかように思います。行政指導でなくて、法的規制もきちっとやるべきだったと思います。しかし、当時の状況はどういう状況であったのかということについては、何度も申し上げますように、やはり客観的な検証というのが必要なんじゃないでし...全文を見る
○武部国務大臣 特に発生農家が疑似患畜をも殺処分して検査しなきゃならないというようなことは、精神的にも経済的にも大変なことだ、こう思っております。ただ優良牛を導入すればいいというものじゃない。やはり長年かけて牛群改良をやってきた農家でありますから、こういったことについては今何らか...全文を見る
○武部国務大臣 委員も、記者会見の、私の会見の中身は御案内と思います。一定の区切りというのは、先ほども申し上げましたように、WTOの閣僚会議、あるいはセーフガードの問題、米政策の見直し、それから予算、そして一番大きい問題はBSE、こういうふうに私は思っておりますので、一番最初にB...全文を見る
○武部国務大臣 もう何度も申し上げておりますように、BSE発生当初、いろいろな混乱がありました。私は、何でこうなったのかということで驚いたわけでございます。危機管理意識の希薄さということが最大の問題だということで、厳しく厳重に注意をしながら職員を促して、いろいろな対策に当たってま...全文を見る
○武部国務大臣 宮城村に限らず、猿払村も行ってまいりました。発生農家でない根室にも行ってまいりまして、やはり深刻な問題は、また次は自分がその発生農家になるんじゃないか、そういう不安。また、発生農家にとっては、自分がその対象になったという衝撃、怒り、そういったぶつけどころのないもの...全文を見る
○武部国務大臣 今委員御指摘のことは、櫻井村長からも、肥育牛の出荷が滞っているというお話を伺ってまいりました。このことに関連しての御質問だと思うんですが、十二月二日に患畜が確認された直後、県外の食肉市場には出荷できない状況になってしまったんですね。しかし、和牛、交雑種については県...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどの御議論は、乳廃牛の議論のところで、乳廃牛の出荷のための輸送費だとか、農場に預かってもらう、今度は農場に預かった場合にはそこから屠畜場に運ぶとか、そういった費用負担をかけないということで申し上げているので、今の問題については、要するに出荷できない、屠畜場が受...全文を見る
○武部国務大臣 宮城村でも猿払村でもそうなんですけれども、発生した農家あるいは地域というものは非常に大変です。ですから、県や村とも相談して、私どもも、総務大臣とも、いろいろこのことについても、その地域に対する対策をどうするかということを相談しております。総務省、農林水産省それぞれ...全文を見る
○武部国務大臣 さまざま御議論ありましたように、委員も猿払から宮城村もお出かけになって、どういう問題を抱えているかというのをつぶさに御承知いただいていると思います。私どもは、国の責任というものは、対策をしっかり打ち立てて、そしてその対策の実を上げるということが何よりも必要ではない...全文を見る
○武部国務大臣 野党の皆さん方のそういう要求に対しては、私ども、謙虚に反省しながら、対策の実を上げるべく、さらに全力を尽くして努力していかなければならない、このように受けとめております。
01月17日第153回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(武部勤君) 委員長始め委員の皆様方には、新年でございますので、何とぞ今年もよろしくお願いを申し上げますと、まずごあいさつさせていただきます。  昨年十二月二十一日の北京における平沼経済産業大臣、私と石広生中国対外貿易経済合作部長との協議の結果、御案内のとおり、日中双...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 現在、農林水産省を中心に関係各省の協力の下で、農産物貿易協議会の早急な立ち上げ及び円滑な運営のために、政府として最大限の努力を行っているところであります。  両国政府関係者も参加の上、長期的かつ安定的に秩序ある日中貿易関係の実現に取り組むこととしておりま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨年末の日中合意におきましても、農産物貿易協議会が構築されるまでの間においても、日中双方は三品目の秩序ある貿易のために尽力することとしているところでございます。  また、私から石広生対外貿易経済合作部長に対しまして、中国側商会が実施している自主的な措置の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、委員御指摘のようなことが今後の協議会の議題になってくるわけでございまして、農産物貿易協議会における積極的な情報交換、意見交換を行うことを通じて両国間で共通認識を醸成していくと、そのことが私は非常に重要になるだろうと思います。  日本側として一方的に数...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この問題は、この間の合意にも政府間の協議も行うということに相なっておりますので、中国側は対外貿易経済合作部なのかもしれません。しかし、私どもは農林水産大臣が主管大臣になるわけでございます。外務省でありますとか、経済産業省も関係大臣、省ということにも、財務省...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨年、年末に北海道を視察いたしました際に、冒頭の大臣あいさつにおいて、私からまず、十月十八日以降、屠畜場における全頭検査を導入し牛肉の安全性の確保に努めていること、それから二つ目には、BSEの影響を受けている生産者や中小企業者に対して経営対策に万全を期して...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も先般、北海道にも参りましたし、群馬の宮城村にも行ってまいりました。また、この正月もかなり酪農家の皆さん方と話をさせてもらいましたが、とにかく乳廃牛の問題が一番深刻な問題です。  ただ、今委員御指摘のとおり、全頭検査体制になりまして、乳廃牛も円滑に出荷...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一九九〇年以降、農林水産省は組織としてその都度専門家の意見を聞きながら行政判断を行い、必要な措置を講じてきたものと理解しております。しかしながら、今般、我が国においてBSEが発生したことは事実であり、誠に残念であると考えておりますが、この結果として現在生じ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) EUのステータス評価に関するEUとの協議については、昨年六月に事務方から説明を受けたところであります。その際には、ステータス評価は、当初、医薬品及び化粧品の輸出に関して必要であることから評価を受けることにしたということ、その後、これらが規制の対象から除かれ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 羽田委員からいろいろ厳しい御指摘をいただきました。私は、謙虚に受け止めて、しっかり対応していかなければならないという、その気持ちを更に強くさせていただいている次第でございます。  今、一月八日付けの人事についてお話がございましたが、今般の一月八日付けの人...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 小川委員から数々の御指摘がございました。私は、リスクコミュニケーションというふうに言うんだそうでありますけれども、これから、O157、口蹄疫、そしてこのたびのBSE、何が起こるか分からない、起こり得ないと思うことが起こり得る、そういう時代にありまして、火山...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省といたしましては、長期的な視点に立ちまして、ネギ等三品目の秩序ある日中貿易を確保するためには、日中両国の生産者等幅広い関係者が共存共栄を図る観点から、農産物貿易協議会において需要、品質、生産、価格等の情報を交換する、そういうことが必要であり、その...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 我が国の権利といいますかそういうものは、今委員御指摘のように、特別セーフガードでありますとかそういったことも可能であろうと思いますが、私どもといたしましては、三品目の構造改革を国内においては円滑に進めることを可能にするために最大限努力いたしたいと思いますし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 十二月十九日のノリ不作第三者委員会におきまして「諫早湾干拓地排水門の開門調査に関する見解」を取りまとめていただいたところでございます。農林水産省としては、現在、ノリ不作等第三者委員会の提言を踏まえまして、現状のままでの調査を実施しているところでございます。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 諫早湾干拓事業の工事に関しましては、再評価第三者委員会からは事業遂行に時間が掛かり過ぎるのは好ましくないとの意見をいただいていることでございます。また、長崎県や地元からは事業の早期完了を望まれていることでございます。  これらを踏まえれば、予定工期内で事...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 中国国内での農産物の生産に我が国の企業が関与する、いわゆる開発輸入が行われていることにつきましては私も承知しておりますが、基本的には通常の商行為であることから、これを規制するということは非常に難しい問題がございます。  このようなことを踏まえまして、農林...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほど、BSEについて一定の区切りを付けたというようなことは私は言っておりませんで、様々な懸案について、一定の節目、区切り、そういったものを迎えたということで人事の刷新をやったと。それは、BSEとかたくさん書いています、そういった様々な懸案についてでござい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 事態の深刻さを重く受け止めているところでございます。  しかしながら、BSE検査を受けた後の牛肉は安全なものであります。乳用種廃用牛の牛肉は国産牛肉の約二割弱を占める貴重な牛肉資源でありますから、廃用牛を国が買い上げて処分することは私は適切ではないと考え...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 要請が出たら、もうこれ以上のことはないという、そういう対策を構築するということが私はこの乳廃牛が円滑に流通していく一番大きなポイントではないかと、このように考えておりまして、酪農家の皆さん方にも十分御理解願えるように最大限努力していこうと、かように考えてい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私が衆議院の農水で行政指導ではなくて法規制にすべきだったと思う、今にして思うということを申し上げたのは、結果として今般BSEが発生したわけでありますから、当時より実効性のある規制措置を講じていれば感染リスクは低下していたものと、このように考えるわけです。 ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ですから、私ども、当時のことについてどう思うかということについてお答えすることは非常に困難だと思います。しかし、私は、危機意識の希薄さに驚いたというようなこともこれまで申し上げてまいりました。今御指摘のようなことについてきちっとした議論が、現時点で行われて...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) やはり、これは生産者のみならず消費者の皆さん方、ともに安全、安心ということを確立することが私は大事だと思います。消費者の皆さん方に、そのために人の健康に影響を与えないシステム、全頭検査体制ということを急いできたわけでございます。しかし、なお消費が伸びないと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) クローン牛も含めまして、家畜がどこでどのようにどんなえさを食べて飼育されているかということを明確に追跡できる、これが言わば個体識別システムでございます。こういったことも先生からの御指摘を踏まえて、これは牛に限らず、やっぱりこれからは顔の見える食と農の一体化...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省としては、感染経路を究明するために、御案内のとおり、川上、川下の両面からの調査を鋭意進めているところでありまして、実際の調査に当たりましては、家畜伝染病予防法に基づく都道府県の家畜防疫員による立入検査、飼料安全法に基づく肥飼料検査所職員等による調...全文を見る
01月24日第154回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○武部国務大臣 「財界さっぽろ」のインタビュー記事についてでありますが、九六年当時の対応としては、厚生省は英国からの牛肉加工品について輸入自粛等を行政指導していたこと、肉骨粉を飼料に使わないよう行政指導を行ったのは農林水産省であることと私は認識しておりまして、当該記事は私の発言を...全文を見る
○武部国務大臣 まことに言語道断、許されざることが起こりまして、断腸の思いでこの事業を行い、血税を使わせていただく、そういう措置をとったにもかかわらず、雪印の国民を欺くこうした行為に対しましては、本当に許しがたいと同時に、国民の皆様にまずおわびを申し上げたいと思います。  ただ...全文を見る
○武部国務大臣 まずは、正確かつ徹底した調査を行うことが大前提であると思いますが、これは断じて許されざることでありますので、ありとあらゆる対応を検討しなければならないと思います。
○武部国務大臣 返還を要求するのは当然のことでございます。  それから、これは全量ですね、二百八十トンあるということでございますが、このことについても今徹底調査をさせております。これらについても厳正な対応をしよう、かように思っておりますし、これは犯罪と言って過言でありません。し...全文を見る
○武部国務大臣 既に兵庫県警が捜査に入っております。  それは、今、委員が指摘したとおり、私どもは、断じて厳正な対応をしてまいりますし、告訴、告発の問題も事務的に徹底するようにということも指示しております。  やるべきことは徹底してやりますし、しかし、これは、今申し上げました...全文を見る
○武部国務大臣 それは、私はそうすべきだ、こう思っておりますが、しかし、捜査当局の捜査ということもあります。これは、告訴、告発は、先ほど申し上げましたように、そのつもりで事務当局に事務的な手続を検討するように指示しております。  また、今の買い上げの問題についても、これはもうで...全文を見る
○武部国務大臣 そのとおりです。おっしゃるとおりです。
○武部国務大臣 牛肉在庫緊急保管対策事業については、当初、十月十七日以前に屠畜解体処理された牛肉であることを確認するため、屠畜証明書のように、屠畜年月日が確認できる書類を添付させることを考えていたところであります。  しかしながら、事業の具体的な実施方法を詰めていく中で、牛肉の...全文を見る
○武部国務大臣 私どもは、このBSE対策事業をみんなが苦労しながらやっているわけでありますから、今回の場合も一つの信頼関係ということを基礎にしておりました。しかし、今委員指摘のように、やり得ることはほかになかったかということについても反省してみなければならない、かように考えており...全文を見る
○武部国務大臣 BSEの発生がなぜ防げなかったかということについては、今御指摘のように、危機管理意識の甘さということに尽きると思います。  欧州委員会の、EUのステータス評価につきましても、私のところには、まず医療品や化粧品を輸出するのに必要だということと、それから、OIEの基...全文を見る
○武部国務大臣 事実です。
○武部国務大臣 今、中身について知らなかったことは事実ということを申し上げましたのは、中身の全文について知らないということでございまして、レベルスリーといったEUのステータス評価の概要とともに、先ほど説明申し上げましたような事柄については説明を受けていたわけでございます。したがい...全文を見る
○武部国務大臣 適切であるというふうには言っておりません。  これは、OIEの五月の総会で新たな基準ができたので、EUもそのOIEの新たな基準を受けることになっているということなので、我が国としても新しいOIEの基準を受ける、そしてまた、EUが受けたらその評価を受けるということ...全文を見る
○武部国務大臣 そうすることを了承したわけです。
○武部国務大臣 適切であろうという言葉を使ったかどうかはわかりませんが、それを了承したわけですから、そういうEUの評価を受けないということについて説明があったことについて私は了承したわけですから、そのことで御理解いただきたいと思います。
○武部国務大臣 中身を詳しく知らなかったということは私は深く反省しなきゃならないことだ、このように思っております。  しかし、当時の説明は、これはかなり専門的な問題でもありますので、私は、衛生課長からその説明を受けたときに、この後はどうなるんだという話をしましたら、彼は、OIE...全文を見る
○武部国務大臣 OIEの評価というのは、これは国際的な権威ある評価ですから、OIEの評価を受けるということが適切だと私は思ったわけでございます。
○武部国務大臣 間違いだとは思っておりません。私が中身を詳しく承知していなかったということについては反省をしているのでありまして、我が国がEUのステータス評価を受けなかったということが間違いだというふうには考えておりませんで、なぜ間違いでないかというのは、今言いましたように、OI...全文を見る
○武部国務大臣 全く変わっておりません。よく聞いてください。EUの評価を受けないことについて、それはOIEの評価を受けるということであるならば私は結構でしょうということで、受けないことを了承したわけです。  しかし、九月にBSEが発生して、私は事務方にEUの評価を受けた方がよか...全文を見る
○武部国務大臣 私は、九月、BSEが発生したときにEUの評価を受けるべきでなかったのかと。私は、EUの評価の問題よりも、EUがどういうことを指摘しているかということの方が大事なんですよ。私は、評価を受けなかったことが間違っていたとは思いません。(筒井委員「委員長」と呼ぶ)  そ...全文を見る
○武部国務大臣 EUの評価を受けなかったことが間違っているとは思いません。しかし私は、これは受けた方がよかったのではないか、そういうことを……(発言する者あり)これは大事なところですから聞いてください。今にして言えることですよ。当時の判断として、事務方が、先ほど説明したようなこと...全文を見る
○武部国務大臣 今にして思えば、私は、受けていた方がいいということをこれまででも答弁しているんですよ。筒井先生の前でも答弁しているでしょう。  しかし、受けた方がいいということと、間違いであったということとは別なんです、これは。間違ったことをしたとは思っていないんです。しかし、...全文を見る
○武部国務大臣 ですから、当時、EUの評価を受けない、そういうことは先ほど言ったような理由で私は了承したわけです。しかし、EUの評価を私は受けた方がよかったのではないかと後で事務方にも申し上げましたし、私も、このことがきちっと徹底していれば危機管理意識の甘さというものは免れたであ...全文を見る
○武部国務大臣 いやいや、委員はステータス評価と農林水産省の対応と一緒にされるから、そこのところは誤解のないようにということを申し上げたいと思います。  組織全体として危機管理の意識の甘かった、希薄さということについては、一九九六年当時の肉骨粉を行政指導でしたことも含めまして、...全文を見る
○武部国務大臣 私は、責任者としてきちっと中身を把握しておくべきであったということについては先ほど反省の弁を述べましたけれども、したがって、私が一番大きな責任者であるというふうに承知しております。
○武部国務大臣 反省しているからこそ、徹底した農林水産省の構造改革をやろう、そして過去の問題についての客観的な検証と科学的な知見というものを得るために第三者による調査検討委員会を設けて、そしてこれは公開にしているんです。もう二千ページ以上の資料を提出しております。その反省の上に立...全文を見る
○武部国務大臣 私は、畜産部長が焼却したという発表と翌日の新聞を見て、そのとおりなんだろう、こう思いました。しかし、その後明らかになりまして、なぜ焼却していなかったのかということも、これは非常に大きな問題だ、かように思いまして、その後徹底的に調べてまいりました際に、やはりこれは行...全文を見る
○武部国務大臣 私が事務当局から聞いたのは、と畜場法による全部廃棄ということの説明を聞いた次第であります。全部廃棄というのは、焼却または化製工場等、衛生的に処理するということを後で知りました。
○武部国務大臣 そのとき、九月十日の時点で全部廃棄という報告を受けたということです。(筒井委員「いや、発表の前に聞いたのか、それとも発表後に聞いたのか」と呼ぶ)発表前ですよ、それは。全部廃棄ということはですね。
○武部国務大臣 私は、全部廃棄というのは、焼却処分または埋却、土の中に埋めるものと、北海道では全部廃棄というのは、私も畜産、酪農を多少知っておりますから、そういうふうに理解しておりました。  十四日にわかったというのは、その後、事実関係が明らかになって、焼却処分していなかったと...全文を見る
○武部国務大臣 全部廃棄という報告ですから、全部廃棄というのは焼却ないしは埋却、こういうふうに私は思ったのでありますけれども、それはきちっとやはり把握する必要があったかと思います。
○武部国務大臣 口蹄疫等は埋めてしまうんですね。口蹄疫などは土に埋めたりする。ですから、全部廃棄というのはそういうものだなと思いましたから、私は、焼却処分をしたんだろう、こう思いましたから。それは今委員が指摘されるように、畜産部長も焼却と発表しているわけですから、全部廃棄というの...全文を見る
○武部国務大臣 厳しく自覚している所存であります。でありますから、我々は、その後、一時的に当初段階で行政上混乱がありました。総理からも、厚生労働大臣としっかり話し合って一体的に対策を立ててその実を上げるようにという強い指示もございました。自来、私どもは、諸般の対策に全力を挙げてき...全文を見る
○武部国務大臣 私自身は詳しく調べておりませんけれども、いろいろな数字がいろいろな調査で言われていることは承知しております。それはもうすそ野まで至りますと膨大な金額だ、このように存じます。
○武部国務大臣 そういった損害額といいますか経済的なダメージを含めて、どういう対策を立てるべきかということについて、徹底的に分析してその対策を講ずるようにということを指示しております。それは、当初からその努力をしております。
○武部国務大臣 個々の肥育農家、酪農家、畜産農家、あるいはその中でもいろいろあります、廃用がどれだけ暴落しているとか、ぬれ子がどうでありますとか。そして、どういう状態になっているかということはそれぞれ統計を逐次とっております。  また、中小企業等、幅広い影響を受けているというこ...全文を見る
○武部国務大臣 まことに申しわけないんですけれども、額は出ておりません。それは今試算をさせておりますが、日々動いておりまして、これはお許しをいただきたいと思います。
○武部国務大臣 それは、個別のことについてはでき得るかと思いますけれども、関連するすべてのものの数字をどこまで出せるかどうかということは、今この場でお答えすることは難しいと思います。
○武部国務大臣 御満足いただくようなデータを提供できるかどうかわかりませんが、今試算しているものについては、後で、試算結果が出た段階でお示しできると思います。
○武部国務大臣 流通業者、中小企業者、今いろいろ経済産業省で最大限の御配慮をいただいておりますが、農林水産省といたしましては、生産農家を中心にどういう対応をやるか、廃用牛の問題でありますとか、発生農家に対する支援でありますとか、ぬれ子の暴落の問題でありますとか、さまざま、今農業団...全文を見る
○武部国務大臣 今般の一月八日付の人事は、WTO、セーフガード、予算などの懸案について一定の節目を迎えた時期において、人事の刷新を図り、新体制のもとで今後の農林水産行政の改革を推進したいと、先ほど来委員いろいろな厳しい御指摘がございました。私もその指摘は甘んじて受けなきゃなりませ...全文を見る
○武部国務大臣 このたびの勧奨退職の場合の退職金は、国家公務員退職手当法第五条の規定に基づいて、自己の都合の場合に比べて一定割合の加算がなされる、法的に従えばそういうことでございますので、法律の規定に従って支払われたものであります。  また、熊澤前次官の責任の問題でありますけれ...全文を見る
○武部国務大臣 BSEの侵入防止のために、今委員指摘のように、行政指導ではなくて法的規制をしいていれば感染リスクはより低いものであったということは間違いない、かように考えます。
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、国民からすれば、八千九百万円というのはもう大変膨大な金額と受け取られる、こう思います。しかし、先ほども御説明申し上げましたように、前次官の退職については、刑事事件や不祥事といった非違行為に該当するものではないということから、法に照らし...全文を見る
○武部国務大臣 私どもは、九月、BSE発生以来、危機管理意識の希薄さに驚いた。その反省の上に立って、まず人の健康に影響を与えない全頭検査体制をしこうと、世界に類例のない検査体制をしいた上で、結果、安全を証明された食肉以外は流通しない体制になったんです。  今筒井委員が、私がテレ...全文を見る
○武部国務大臣 それは、いろいろなところでそういうような言い方をしています。それは、私どもも、所管大臣として本当に深刻な思いなんですよ。こんなつらい思いはない。であればこそ、自分がテレビに出ることによって消費が減るのではないのかと、そういう、自分を責めなきゃならないほど深刻な事態...全文を見る
○武部国務大臣 EUのステータス評価については、先ほど来議論ありましたように、私も全文は知りませんでした。新聞を見て初めてわかったということでありまして、事務当局を呼んで、どうしてこういうことになっているんだと厳しく指導をしたのでございます。  特に、先ほど来の議論にありました...全文を見る
○武部国務大臣 感染源の究明について、私どもは、迷宮入りに絶対させないということで、イタリア、オランダ等にも職員を派遣して徹底究明している次第でございます。  全部じゃなくてイタリアのお話でございますから、イタリアについて申し上げますと、イタリアからの輸入肉骨粉に関しましては、...全文を見る
○武部国務大臣 私も、正直申し上げまして、これは専門的、技術的なことについては事務方から説明のあったことを申し上げざるを得ない一面があります。しかし、その後私自身も、委員等の指摘があって、これは徹底究明する必要があるというようなことで、今、BSE、第三者による調査検討委員会にもす...全文を見る
○武部国務大臣 私も、神様でもなければスーパーマンでもございません。このEUのステータスの今のところのことは、それは今読んでいるから今のはわかりますよ。しかし、何もかも私が知り得るという立場にないことも御理解いただきたいと思います。  なおまた、しかし、これは事務当局の答弁であ...全文を見る
○武部国務大臣 今までそういう答弁はしてないと思いますが、百三十三度、二十分、三気圧の加熱条件については、BSEの病原体を効果的に不活化する方法として、EUにおける化製処理の基準として一九九六年以降採用され、一九九七年以降、OIEの基準としても採用されている。今委員は、ちょっと私...全文を見る
○武部国務大臣 私は、間違った答弁をしているとは思いません。
○武部国務大臣 私も、委員御指摘のように、全頭検査体制になって、屠畜場から出回る牛肉は世界一安全と言っても過言でない状態になったのに、なぜ消費が伸びないかということについては、本当に深刻に受けとめております。いわば安全と安心という間にやはり距離があるということを私どもしっかり認識...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどもお答えいたしましたが、こんな言語道断な、悪質な、許されざることに対しましては、明確、厳正な責任、処分、そういったことをきちっとやらなくちゃいけない、こう思います。その前提は、やはり正確で徹底した調査を行うということだ、かように思います。  省を挙げてこの...全文を見る
01月25日第154回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○武部国務大臣 私、大臣就任時、農林水産省は消費者と生産者の間に立って仕事をしよう、食と農の一体化、顔の見える生産者と消費者の関係を構築しようということを提唱しながら、今回のBSEの発生でございます。  消費者の皆さん方も生産者の皆さん方も、なかなか感染原因あるいは感染ルートと...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のように、感染源、ルートについては徹底究明してまいりたい、かように存じますので、御理解いただきたいと思います。  また少し長くなるかもしれませんが、ただいまの被害総額についてでございますが、BSEの発生が生産者及び関係業者に及ぼした影響は、牛の枝肉の卸...全文を見る
○武部国務大臣 今委員お話しのとおり、なぜこんなことが起こったのか、本当に断腸の思いで税金を使わせていただいているという立場からいたしますと、国民の皆さん方に申しわけない思いでいっぱいでございます。  したがいまして、私ども、当初は、屠畜証明書のように屠畜年月日が確認できる書類...全文を見る
○武部国務大臣 これは、ハム・ソーセージ工業協同組合ほか六つの団体が事業主体でございまして、ここが当該牛肉を買い上げるわけでございます。そして、これをきちっと焼却してから補助金を出すということに相なっているわけでございまして、ハム・ソーセージ工業協同組合からは前払いというような形...全文を見る
○武部国務大臣 全国二百五十九の冷蔵庫でございます。
○武部国務大臣 これは在庫証明書がございます。
○武部国務大臣 これは部分ごと分けて、箱ごとでございます。
○武部国務大臣 部分肉を箱ごとに入れまして、その箱ごとのロットで在庫証明書をつけているわけでございます。この二百五十九の冷蔵庫に、関係の六つの事業体が買い上げて、全国から、約一万二千六百トン余だったと思いますけれども、全部集めて冷蔵庫に入れているわけです。  中には国産牛だけの...全文を見る
○武部国務大臣 その冷蔵庫に、在庫量それから品目、そういったものが明確に在庫証明によってそこに冷蔵される、そういう仕組みでございます。
○武部国務大臣 在庫証明で確認されたものだけですね、それは買い上げるということでございます。そして冷蔵会社が冷蔵するということでございます。その冷蔵庫と事業主体の六つの団体との間の契約でそういうことになっているわけでございます。その冷蔵庫は、先ほど言いましたように、全国二百五十九...全文を見る
○武部国務大臣 ちょっとおわびしたいと思いますが、輸入牛肉を扱っている業者もいるということでありまして、在庫証明によってそこに貯蔵する国産牛はきちっと分けてやっているということでございますので、これは誤解を招くといけませんので訂正いたします。冷蔵庫によってはそういう両方扱っている...全文を見る
○武部国務大臣 新聞等でも御案内のとおり、雪印食品が倉庫の中で箱に入れかえたという、しかも書類まで改ざんしているという、本当に信じがたいことをやっているという、そういう事実がわかったわけでございます。
○武部国務大臣 今、正確に、徹底的に調査するようにということで立入調査等やっておりますけれども、簡単に言いますと、雪印が書類を改ざんして、そのことは、その冷蔵会社もそれに協力しているということだろうと思います。
○武部国務大臣 きのう来申し上げておりますように、私は、今委員が御懸念のように、やはり事実関係というものを正確に徹底究明するということが今一番大事だと思います。  私自身も、現段階では、新聞の記事でありますとか農林水産省の現段階までの調査の報告による情報、それ以上のものは持ち合...全文を見る
○武部国務大臣 今回の雪印食品の事件では、倉庫業者と通謀して書類を改ざんするという極めて悪質なものでありまして、したがいまして、事前にチェックができなかったというものでございます。(発言する者あり)だから、私どもは、これ以上のことはできなかったのかということについて反省はしており...全文を見る
○武部国務大臣 それは荷主の許可がなければ入れないはずですし、冷蔵庫の事業主の許可がなければ入れないわけでございます。
○武部国務大臣 だから許せない話なんでして、荷主みずからが入っていって、みずから書類を改ざんして、みずからこういう悪質な犯罪をやっているわけです。
○武部国務大臣 雪印が契約している冷蔵庫でございます。
○武部国務大臣 雪印の問題は厳正にやりますので、御理解いただきたいと思います。  今の一例目の感染牛について、どうしてこういう事態になったかということを申し上げますと、八月六日に乳用牛一頭が屠畜場で屠畜検査員により敗血症と診断されまして、全牛廃棄とされたわけでございます。屠畜場...全文を見る
○武部国務大臣 それは事実でございます。  要するに、屠畜場の管理は県ですね。そして、屠畜場を所管する役所は、食肉検査所は厚生省の所管、家畜保健衛生所は農林水産省の所管。したがいまして、こういう連絡の、これはもうそごなんというものじゃありませんね。仮に、畜産部長が焼却したと記者...全文を見る
○武部国務大臣 どこで失敗されたのかという御指摘ですが、これは犯罪ですから、これは冷蔵庫と荷主と……(松野(頼)委員「いや、一頭目が発見されたとき」と呼ぶ)二十四日と言いましたね、今。(松野(頼)委員「ごめんなさい。八月二十四日から九月の十日まで」と呼ぶ)ああ、あの一頭目の。失礼...全文を見る
○武部国務大臣 そこのところが私はもう驚き入って激怒したのですけれども、連絡はしたのだけれども、相手がいないからその後電話しなかったとか、そういうようなことが双方にあったというふうに聞いております。  ですから、もうこれは基本的なことです。基本的なことが欠けていたということがこ...全文を見る
○武部国務大臣 何度も言うようですけれども、今回は犯罪です。それは御理解ください。今回は、システムの問題ということについても、私ども反省することはなかったのか、もっとやりようがあったのではないかということも含めて、これは我々自身もみずからを厳しく見詰め直さなくちゃいけないと思って...全文を見る
○武部国務大臣 当時として、英国においてのBSEの発生状況等について調査を実施し、英国及びアイルランドからの肉骨粉の輸入について一定の加熱処理条件を義務づけるとともに、生きた牛の輸入を禁止した等から、反すう動物の組織を用いた飼料原料について反すう動物に給与する飼料とすることのない...全文を見る
○武部国務大臣 過去のことを客観的に検証する必要がある、そういうことを申し上げたんです。  私自身は、危機管理をしっかり持っていたならば、今にして思えることかもしれません、当時はいろいろな人、学者だとか専門家にも相談してやったんだろうと思います。議会においても、両院の農水で決議...全文を見る
○武部国務大臣 それは、牛由来の肉骨粉を牛に使わないということでありますとか、そういうことを徹底するようにということなどの通知でありますし、今、私は、これも誤解しないでほしいと思うのは、行政指導を知らないのは恥ずかしいということは、私の友人の生産者の方々が、非常に数多くの方々がそ...全文を見る
○武部国務大臣 いや、それは巡回指導だとかもろもろやっているわけですよ。それは県もやっているわけです。ですから、それは……(発言する者あり)いやいや、委員長、ちょっと整理してください。
○武部国務大臣 今きちっと答えているわけですから、答えが終わってからあれこれ指摘してください。
○武部国務大臣 私は、行政指導を知らなかった者が悪いなどとは言っていないのです。そういうことについて数多くの方々が私に言うのは、当然、英国であれだけの発生がしている、ヨーロッパでもそうだ、自分の飼っている家畜に対して何を食べさせたらいいのか悪いのかというようなことは、みんな我々は...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどお答えいたしましたように、行政指導は、都道府県段階では巡回指導とかそういったこともやっているわけです。  したがって、生産者みずからが、英国の事情、ヨーロッパの事情、そういうものを考えたならば、自分の大事な資産でもあるし、家族同様に飼育している大事な牛でも...全文を見る
○武部国務大臣 これは、農林水産省畜産局の流通飼料課長から、都道府県畜産部主務部長、肥飼料検査所長、飼料関係団体の長あてでございます。
○武部国務大臣 このことも、私はいろいろな委員会等で述べておりますように、行政指導が徹底していなかったということは、これは認めざるを得ませんと。ただ、今までやってきた中では、いろいろな巡回指導だとかそういったことをやっていると役所の説明はありましたけれども、私は、行政指導が徹底し...全文を見る
○武部国務大臣 このことも最前申し上げておりますように、BSE発生後、いろいろな当初段階の混乱がありました。私はそのときに、危機管理意識の希薄さ、そしてそれが検査体制の甘さになっていた、これは行政の構造上の問題として徹底究明していく必要があると。したがいまして、第三者による調査委...全文を見る
○武部国務大臣 今般、一月八日付の人事は、WTO、セーフガード、予算などの懸案につきまして一定の節目を迎えた時期でもございまして、先ほど来申し上げておりますように、人事の刷新を行い、新体制のもとで農林水産省の改革に向けた努力をしていこうということで、新たな気持ちで、能力を生かし、...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま申し上げましたように、これは組織全体の新たなる活力を生み出そうという定期的な異動でございまして、引責辞任というものではございません。
○武部国務大臣 私は、農林水産省の最高責任者という自覚、認識を持っておりまして、今度のような大きな問題の発生を受けて、やはり感染源、感染ルートの究明、どうしてこういうことに至ったのか、そして、当初段階の問題については、先ほど言いましたように、一人一人幹部を呼んで厳正に叱正し、注意...全文を見る
○武部国務大臣 今は組織を挙げてこのBSE対策の実を上げるべく全力で努力している、これが農林水産省のとるべき最も大事な責任、姿勢だ、私はこう思っておるわけでございます。委員が、責任をとるということがだれかをしてやめさせるとか、そういうような考え方であるならば、私は、こんなことも申...全文を見る
○武部国務大臣 私が全文を知らなかったというのは、六月にはその説明は受けて、概要は聞いておりましたけれども、新聞にいわゆる機密文書、コンフィデンシャルなところが出たわけですね。それまでその全文を自分自身が見たことはなかったという意味で、知らなかったということを申し上げたわけでござ...全文を見る
○武部国務大臣 それは、その後いろいろレクチャーを受けまして、説明を受けました。
○武部国務大臣 九五年以前はほとんど輸入がなかったということでございますが、このEUステータスの第三次案において記載されている八百トンの証明書は、EUとの協議において、イタリアからの肉骨粉の加熱処理状況を説明するための参考資料として、実際に輸入された肉骨粉に添付された証明書の写し...全文を見る
○武部国務大臣 入っているということでございます。
○武部国務大臣 WHO基準の証明書のものもあったということでございます。
○武部国務大臣 九八年四月以降に輸入された肉骨粉に添付されていた検査証明書については、動物検疫所行政文書管理規程、つまり、保存期間三年により保管しているものの、それ以前のものについては、既にそのほとんどが廃棄済みであるということでございます。
○武部国務大臣 証明書がなければ輸入を認めておりませんので、あった、かように考えているわけでございます。
○武部国務大臣 おっしゃるとおりでありまして、BSE発生後、さまざまな議論がございまして、イタリアにも職員を派遣して調査しているという次第でございます。その中にはまだちょっと不明な部分がございまして、今、最終的に問い合わせを継続中ということでございます。
○武部国務大臣 お答えいたします。  長崎県の諫早湾周辺における耕作放棄地の多くは、中山間地の傾斜地などで発生しております。今後、農業上の効率的な利用が見込めない状況でございます。  一方、同県は平たんでまとまりのある農地が少ないことに加えまして、諫早湾周辺地域は、農業経営面...全文を見る
○武部国務大臣 有明海の漁獲量は、平成元年から平成四年のオゴノリの異常発生による漁獲量の増加を除けば、昭和六十年以降、漸減傾向というふうに私ども理解しています。平成十一年には二万八千トン、平成十二年には二万一千トンとなっております。  また、生産金額で見ますと、昭和六十三年の三...全文を見る
○武部国務大臣 今、再評価第三者委員会の意見に関してお述べになりましたが、諫早湾干拓事業については、再評価第三者委員会からの、環境への真摯かつ一層の配慮、事業遂行に時間がかかり過ぎるのは好ましくないとの意見を十分踏まえまして、防災機能の十全な発揮、概成しつつある土地の早期の利用、...全文を見る
○武部国務大臣 昨年十二月十九日のノリ不作等第三者委員会におきまして、有明海の環境悪化の原因についての情報を得る一環としての開門調査の進め方についての考え方を示しました見解を取りまとめていただいたところでございます。  農林水産省としては、一年間の現状のままの調査終了後、適切な...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまお答えいたしましたように、現在、総合的な見地に立って検討させていただいているところでございます。
○武部国務大臣 第三者委員会の検討を踏まえて、総合的に今検討しているところでございます。
○武部国務大臣 諫早湾干拓事業については、昨年十二月十三日に長崎県の了解が得られた成案をもとに、土地利用計画、営農計画及び工事計画と事業計画の変更作業を鋭意進めているところでございまして、費用対効果分析につきましては、この計画変更の過程で行うこととしております。
○武部国務大臣 阿部先生のような方がスタッフにいて御協力いただければ、安全と安心の間の距離を縮めることができるのになと、先生のお話に大変恐縮しながら、そんなことを考えさせられた次第であります。  まず、農林水産省としてトレーサビリティーを徹底してやろうということで、今その準備を...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま阿部先生から、非常に重みのあるお言葉をいただきました。私も、BSE発生以来、本当に今度のことではいろいろなことを体験しましたし、また感ずるところ多々ございますが、とにかく今なお消費がふえない、生産者にも消費者の間にも不満がうっせきしているというこのときに、...全文を見る
01月28日第154回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○武部国務大臣 まことに残念な話でございますが、雪印食品が北海道産の牛肉を熊本産というラベルを張って流通させたということでございまして、農林水産省としては、きょう夕刻、立入調査を行っている次第でございます。  詳細についてはまだ詳しく判明しておりませんが、厳正な対応をする所存で...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま委員御指摘のように、JAS法に基づきまして、これらが行われないようにという指導をしてきているところでございます。  今委員御懸念のとおり、私どもといたしましては、雪印食品の今回の件だけなのかどうかというような、そういう声にも率直に耳を傾けまして、徹底究明...全文を見る
○武部国務大臣 雪印食品は、未曾有の牛肉消費の低迷の中で、牛肉に対する消費者の不安の一掃と牛肉流通の円滑化を図るために講じているBSE対策事業の制度を悪用しておりまして、極めて悪質である。かように考えますと、農林水産省が求めたことが厳し過ぎるものではない、私はかように考えておりま...全文を見る
○武部国務大臣 私は、これまでにも申し上げてまいりましたように、BSEの発生以来、危機管理意識の希薄さ、これは行政の構造上の問題に由来しているのではないか、そういう認識のもとに、この徹底解明が必要である、過去の問題についても客観的に検証し、科学的な知見を得て、その上で、今後の対応...全文を見る
○武部国務大臣 何度もお答え申し上げておりますが、過去の行政上の問題の解明につきましては、客観的な検証と科学的な知見を得るという努力が私は必要だ、かように思いまして、BSE調査委員会をもう今日まで四回開催しているわけでございますが、これまでに二千ページ以上のあらゆるデータを提出し...全文を見る
○武部国務大臣 当初、私どもは、屠畜場の屠畜検査証明書を求めたのでございますが、これは枝肉にこの証明書が出るわけでございます。しかし、十七日以前の肉は部分肉にほとんどなっているわけでございまして、この屠畜検査書というものは実際問題不可能であるという状況であるということを知らされま...全文を見る
○武部国務大臣 諫早湾干拓事業は、地元の要望に沿って、防災機能の強化と優良農地の造成を目的に着実に実施してきたところでございます。  本事業については、平成十一年三月に潮受け堤防が完成し、高潮を防止するとともに、調整池の水位を標高マイナス一メートルを基本に管理して、潮汐の直接的...全文を見る
○武部国務大臣 災害防止に係る効果につきましては、諫早湾周辺地域における農地、住宅、道路等の資産を総合的に評価し、伊勢湾台風級の高潮と諫早大水害級の洪水が同時に発生した場合に、それらの被害が防止または軽減される効果を算定した結果、年効果額が約九十六億円と算出されたものでありまして...全文を見る
○武部国務大臣 私は自民党の大幹部ではございませんが、突然の御質問でございますが、国家公務員の再就職については、国家公務員法及び人事院規則に基づいて適切に対処しているところであり、御指摘の企業への再就職についても同様であろうと存じます。(発言する者あり)  最後まで答弁を聞いて...全文を見る
○武部国務大臣 また、平成十三年十二月二十五日に閣議決定された公務員制度改革大綱において、公務員の再就職の問題については、国民の信頼を確保し得るルールを確立する旨が示されたところでありまして、今後とも、国家公務員の再就職については政府として適切に対処してまいらなければならない、か...全文を見る
○武部国務大臣 いや、私にはその問題を通告いただいていませんが、官房長官への通告だ、かように存じますけれども、私も政治家ですから、私の所感を申し上げますと、委員は具体的にどういうことを考えて御発言かわかりませんが、問題のあるところから、企業献金であろうが、そういったものを受けるこ...全文を見る
○武部国務大臣 諫早湾干拓事業における工事の発注については、会計法などの法令に基づき適正に執行されていると承知しております。
01月30日第154回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(武部勤君) 一九九六年の四月のWHOの勧告を受けまして、この勧告は肉骨粉の使用の問題でございます。このことについて農水省に責任があったのではないか、そういうお尋ねであろうと思います。これは米国や豪州に比較して日本は甘かったのではないか、こういうことだと、かように思いま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 当時の経過については、ただいま申し上げましたように、客観的な検証が必要だと、私はかように考えております。  したがいまして、ありとあらゆるデータを提出いたしまして、もう二千ページ以上のものを出しております。そこで客観的に、科学的に御検討いただくというふう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 当時の経過については、誠に私は詳しく存じておりません。私自身も、なぜ、委員が御指摘のような、途中でその審議会が審議をしないことになったのかということなどは、過去の問題についてはやはり客観的に検証する必要があると思います。  私もなぜそうなのかなという思い...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) その審議会は十三人いると、こういうふうに承知しておりますが、そのうち法的規制に触れた方は二人だと、このように聞いております。  その審議会に限らず、様々な専門家の皆さん方やいろいろな方々の意見を聴取した上で、しかも先ほども国会のせいにしては困るというよう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一九九六年三月、英国政府の諮問機関がBSEの人への感染の可能性を発表するとともに、EU常設獣医委員会が英国からの牛肉等を他の加盟国及び第三国への輸出することを禁止すべき旨の提案を行ったわけでありますが、これを受けて、我が国へのBSE侵入防止対策のより一層の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 日本は何をしていたのかということは、先ほども申し上げましたように、行政指導で実効性が確保されると、こういう対応を続けていたということでございます。  今にして思うと、私は、実効性のより高いもの、法的規制をしていれば私は感染へのリスクは低下していたであろう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 当時、英国からの輸入の肉骨粉は禁止しておりました。禁止いたしました。それから、EUから、低発生国については加熱処理条件というものをOIEの基準に照らして行っていたわけでございます。  また、国内において調べましたところ、牛用の飼料としてはほとんど肉骨粉を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 見逃したということが当たるかどうかわかりませんが、WHOの指摘に対して行政指導で対応したというのは事実でございます。
○国務大臣(武部勤君) これは、だれが見逃したとかかれが見逃したかとかいう、そういうことを私が申し上げる立場には今ないと、このように思っております。なぜならば、やはり過去のことについてはやっぱり客観的な検証が必要じゃないでしょうか。それから、科学的な知見も必要だと思いますよ。今申...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 声を大きくされましても、私が答える内容は大きく変わりません。当時のことについてもっとしっかりやらなければならなかったという認識は私は持っております。であればこそ、どこのどの部分がいかようにして問題だったのかということについては、これは消費者の皆さん方、ある...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 十三人中の二人の御意見でございますから、その二人の意見を(「無視した」と呼ぶ者あり)まあ無視したということは当たると思います。しかし、ほかの人たちの意見も聞いていると思いますね。見逃したということを、見逃して行政指導したというような答え方は私はできません。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、EUのステータス評価については、当時、我が国の化粧品、医薬品の輸出のために評価を受けることが必要だと、こう聞きました。  それから、OIEが五月に総会を開いて新しい基準を採択したと。したがって、新しいOIEの国際基準に照らした評価を受けたい、EUも...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま御答弁、前段の、WHOの勧告以来のことについて申し上げましたが、私は、危機管理意識というものが希薄であったと、その一語に尽きると思います。  しかし、EUのステータス評価を受けることを、受けたからといってBSEの侵入を防げたかどうかということとは...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 日本政府は甘い認識に立っていたのではないかと、分かっていなかったのではないかと思います。
○国務大臣(武部勤君) 行政の縦割りの問題というものが露呈したと思っております。屠畜場に入るまでの管轄は農林水産省、屠畜場に入ってからは厚生労働省、ここで当該牛は敗血症という診断で全部廃棄としてレンダリングに回っていたわけでございます。こういう縦割り行政の弊害を打破すべく、私ども...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今回の雪印の事件は、私ども、消費者の皆さん方に念には念を入れて安心していただける対策を講じようと、また市場隔離していた肉が滞留するということが肉の円滑な流通に支障になるのではないかというようなことで、我々はもう断腸の思いで血税を使わせていただいて今度のBS...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま申し上げましたように、今この申し上げましたうちの最後のところは、監督責任者を含む責任者の厳正な処分を求めるとともに、兵庫県警に対し告発手続に入ったところでございます。監督責任者を含む責任者の厳正な処分ということを求めております。
○国務大臣(武部勤君) 雪印食品は、これは今申し上げましたように、未曾有の牛肉消費の低迷の中で、牛肉に対する消費者不安の一掃と牛肉流通の円滑化を図るために講じているBSE対策事業の制度を悪用して、極めて悪質であることを私どもは言語道断と、このように申し上げているわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のように、廃用牛が出荷できない、屠畜場で受け入れてくれないと。それから、もし出荷してもまた陽性になった場合には、四頭目に自分がなった場合にはもう経営破綻になる、そういうようなことから四万四千頭も滞っているわけでございます。これは何とかしなくちゃい...全文を見る
01月31日第154回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(武部勤君) BSEの発生が生産者及び関係業界に及ぼした影響は、委員御指摘のように大変深刻なものと受け止めております。  牛枝肉の卸売価格は、十二月は対前年六四%減。子牛の取引価格は、地域によって差がありますが、BSE発生前と比較して二割弱程度減。主要量販店における牛...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 被害額の推計は非常に難しいものがございます。つまり、仕入価格と売上価格、卸値が下がればそれだけ価格も下がってくるわけでございますが、少し大胆に当省が推計しているものを申し上げます。  農家段階における被害額を推計すれば、九月から十二月の合計で六百三十三億...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この五月八日付けのEC委員会保健・消費者保護委員からの農林水産大臣あての書簡は、担当部局で接受し、私には報告がなかったということで、私が承知したのは昨年十二月二十一日に開催されました第三回BSE問題に関する調査検討委員会に資料として事務方から説明を受けたと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 日本国農林水産大臣あてでございます。すなわち、私あてでございます。
○国務大臣(武部勤君) このことは厳しく、厳重に叱責、注意、指導いたしました。
○国務大臣(武部勤君) 前の衛生課長でございます。
○国務大臣(武部勤君) EUのステータス評価の場合もこの書簡の場合も、直接的にこのことでBSEが侵入したという理由にはならないと思いますが、問題は、危機管理の希薄さというものから、検査体制というものが甘かった、あるいは厚生労働省あるいは地方自治体との連携がまずかった、そういうマニ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、責任の取り方はいろいろあると、こう思っております。  九月十日にBSEが発生して、そして行政上の混乱があって、私は厳しく叱正し指導してまいりました。同時に、これは縦割り行政の弊害という問題も含めて、これはもう役人任せでは駄目だと、政治主導できちっと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE発生後、行政にいささかの混乱がございました。その時点で、これは政治主導できちっとした体制作りをしなければ駄目だと、こういう認識を持ったわけでございます。
○国務大臣(武部勤君) 私は、職責をしっかり果たして、一日も早く国民の皆さん方の不安を解消していく、そのために全力を尽くすのが私は私の責任だと、こう認識して取り組んでいるわけでございます。
○国務大臣(武部勤君) 私は、真剣にこの対応に全力を尽くすことが私の責任だと思っております。
○国務大臣(武部勤君) 過去のことにつきましても、私は、行政指導でなくて法的規制をすればよかったと、このように、今にして思えばそう申し上げているわけでございます。  その資材審議会は、去年の八月の話ですか。私は就任以来、食と農の一体化、農林水産省は生産者と消費者の間に立って仕事...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は常に、行政に構造的な問題があった、危機管理意識の希薄さというものが様々な問題を引き起こしている、したがって、このことを徹底して改めるようにということを就任以来申し上げておりますし、その考え方に立って今仕事をやっているわけでございます。  私は様々な、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員が私に何を申されたいのかよく分かりませんが、行政というのは組織で動いているんです。組織の隅々のことまで私が一部始終知り得ることは、これは困難です。しかし、大事なこと、基本的なことは私はしっかり把握して指導しなければならない、こう思っております。ですから...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は責任を回避するつもりは全くありません。責任を痛感しているからこそ、今BSE問題についてありとあらゆる努力をしている所存です。  それから、現在も過去も含めて、農林水産省の様々なこれまでの行政についてありとあらゆる資料を第三者委員会に提出して、そこで御...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、何度も責任を痛感しているということは申し上げております。それだけに、真剣な対応をしていかなきゃならないと思って、職責を貫いているわけでございます。
○国務大臣(武部勤君) 野党四党がBSE対策法案について準備を進めていることにつきましては承知しておりまして、BSE問題の解決に向けての御努力を多としたい、かように存じます。  当該法案については、死亡牛に対する検査の強化など、当方としても措置すべきと考えているものもございます...全文を見る
02月01日第154回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(武部勤君) 九月十日にBSEを疑う牛が発生いたしまして、初期段階で混乱があったことは誠に遺憾に堪えません。私はその時点で、これは行政に構造的な問題があるということを痛感いたしました。  したがって、なぜBSEが我が国に侵入したのか、仮に侵入したとしてもなぜこれを瀬戸...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一九九〇以来、農林水産省も厚生労働省も専門家の話を聞いたり、また一九九七年、家伝法改正のときには衆参両院の農水委員会で指導を、行政指導を続けるようにという、そういう附帯決議もいただいているんですね。ですから、私は、その当時はそれで実効が上がると思ったんでし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 雪印食品の問題は、断腸の思いで血税を使わせていただいているBSE対策を裏切って犯罪、犯罪に及んだ誠に許し難いことでございます。したがって、私は雪印食品がけじめを付けるというのは当然のことだと、かように思います。
○国務大臣(武部勤君) 私はきちっとけじめを付けていると思いますが、例えばどういうけじめですか。やはり懲戒免職だとかそういうことを想定しておっしゃっているんですか。それにはそれなりの要件というものがございます。
○国務大臣(武部勤君) 私は、一日も早く国民の皆さん方に安心していただけるような体制作り、このことに全力を尽くすことが私の責任であり私が行うべきけじめだと、このように考えております。
○国務大臣(武部勤君) 私は、全頭検査体制、これを発生当時からきちっとやっていれば、万が一屠畜場にどんな牛が入ってきても安全を証明した牛以外に食用にもえさ用にも出回らないと、そういう体制を作っておけばこのようなことにならなかったと思います。
○国務大臣(武部勤君) 今、安全と安心ということについて私は少し距離があると、こう思っております。消費者の皆さん方が全頭検査体制によって国産牛は安全なものしか出回らないんだということをお認めいただいて消費が戻るということが一番大事な喫緊の課題だと、このように思っております。
○国務大臣(武部勤君) そういうことはそのとおり認めざるを得ないと思いますし、であればこそ、これから丁寧に国民の皆さん方にPRといいますか、正しい知識を持っていただくように努力をするということが大事だと思っております。
○国務大臣(武部勤君) 私は、行政不信もあると思いますし、その責任を感ずればこそ、一日も早く国民の皆さん方に安心していただける体制作りに全力を挙げることが大事だと思っております。
○国務大臣(武部勤君) 甚だ僣越なことを申し上げますが、発生以来、私は、役人任せにせず政治主導で行政上の構造的な問題を徹底究明していく、その問題解決に全力を尽くすことが私のけじめだと思って執念を持って今日までやってきている所存でございます。
02月04日第154回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○武部国務大臣 私に失言が多いという御指摘でございますが、そういう御印象を持っておられるとすれば不徳のいたすところでありまして、十分謙虚に反省をしながら誤解のないような努力をしていかなきゃならない、かように存じている次第でございます。
○武部国務大臣 これまでの私の発言が、ただいま御指摘されたように、感染原因の究明の軽視や責任転嫁等と報道されておりますが、私は、実際にはそのような趣旨のことは申し上げておりません。真意が伝わらないことはまことに残念なことでありますが、しかし、かかる報道がなされたことによりまして、...全文を見る
○武部国務大臣 仮にやめたくてもやめられない、そういう気持ちで今頑張っていると申し上げたわけでございます。
○武部国務大臣 それは、私は年末にも根室、猿払、群馬にも参りました。また、一頭目は私の地元から出たということでございます。このBSEが発生して、行政に構造上の問題がある、これは政治主導で徹底究明しなきゃならない、そのためには私自身が先頭に立って頑張ろう、責任回避はできない、そうい...全文を見る
○武部国務大臣 全くその逆と言って過言でないと思います。  WHO勧告を受けて、私は、それをしっかり真摯に受けとめて行政対応していたらよかった、このように思います。したがって、いろいろな委員会の席でも、当時としては専門家に相談したりいろいろやるべきことはやっていたというような、...全文を見る
○武部国務大臣 私は、本会議においても、責任の重大さを痛感しているということも申し上げました。報道等を通じても、責任を痛感する、あるいは謝罪、反省、そういう文字を数多く発した、私はこのように記憶しております。  農林水産省の一番の責任者は私でありまして、過去から現在に至るまでの...全文を見る
○武部国務大臣 お説、私はそのとおりに受けとめております。  まず、このEUのステータス評価に関するEUとの協議について、私が六月に事務方から説明を受けた内容等について少しお話しさせてください。  その際には、今お話しのとおり、レベルスリーといったEUのステータス評価の概要と...全文を見る
○武部国務大臣 全く委員御指摘のとおりだと、私はそのように思います。  当初、私は就任時に、報告、連絡、相談、点検と確認、起こり得ないことが起こるというのが最近の傾向であるということを申しました。そして厳しく叱正したのでございます。にもかかわらず、昨年十二月二十一日に開催された...全文を見る
○武部国務大臣 それは口頭で厳重注意をいたしました。そして、人事の刷新の一環で、当該部署からかえました。
○武部国務大臣 私は、役人を守ろう、あるいは組織を守ろうなどという考えではありませんで、農林水産省の構造的な問題を徹底究明しよう、正すものは正さなくちゃいけない、役人の言いなりにはならない、そういうことで人事の大刷新を改革の端緒としてやったわけでございます。当該責任者は、私は、そ...全文を見る
○武部国務大臣 責任のとり方の一つは、私は、しっかりした対策を立て、対策の実を上げることだ、このようにも考えております。  したがいまして、BSE発生以来、まず人の健康に影響を与えないということを優先して、厚生労働省とも提携して全頭検査体制をとったわけでございます。これによって...全文を見る
○武部国務大臣 厳しい御指摘は謙虚に受けとめたいと思いますが、BSEの我が国における発生を早期に根絶するためには、EUが取り組んでおります二十四カ月齢以上の死亡牛についての全頭検査の導入を目指して、今、早期に検査体制の強化を図っていくこととしているわけでございます。  しかし、...全文を見る
○武部国務大臣 可能な限り速やかにやれるように、今申し上げましたように、四十二県については準備が整いました。あと残るは五県でございまして、これも十四年度には整うということでございますので、委員の御指摘を踏まえて、最大限の努力をして、速やかに体制を整えたいと思います。
○武部国務大臣 行政対応の問題も含めまして、私も非力であることは自覚しておりますが、私の果たすべき責任は、この困難性を克服して、一日も早く国民の皆さん方に安心していただき、信頼を回復する努力を真剣に続けることが私の果たすべき責任、このように考えておりまして、そういう努力をさせてい...全文を見る
○武部国務大臣 今回の牛肉在庫緊急保管対策事業は、牛肉は本来安全ではありますものの、消費者の不安を念には念を入れて払拭する必要があるということ、また、滞留在庫の円滑な流通を図ることが必要であるというようなことから実施したものでございます。  今委員御指摘の骨、内臓等につきまして...全文を見る
○武部国務大臣 そもそも、内臓も牛肉も本来安全なものということでございますが、十八日、全頭検査によって屠畜場からは安全を証明した牛肉以外流通させない。しかし、当時としては、消費者の皆さん方の間には、では十七日以前のものは危ないのか、そういう認識といいますか、そういう風評が出てくる...全文を見る
○武部国務大臣 基本的には、スライスしてしまったものはなかなか調整保管できませんで、部分肉を対象にしたということでございます。しかし、箱詰めできる部分肉についてはできる限りこの対象に入れるように、周知、努力をさせた次第でございます。
○武部国務大臣 委員長から御指名がありましたからお許しをいただきたいと思いますが、最前申し上げておりますように、牛肉はそもそも安全というふうに国際機関から言われているわけですね。内臓についてもしかりでございます。しかし、消費者の不安というものは実際あるわけであります。十七日以前の...全文を見る
○武部国務大臣 委員はちょっとこの事業について誤解があるようでございますので、少し説明させていただきます。  牛肉の市場隔離事業は、先ほども言いましたように、国民の不安に対して、念には念を入れて払拭し、円滑な食肉の流通を確保するために、現に流通している多様な種類の、また規格の部...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、もう一度市場に流通させるというときには、この買い戻し条件があるわけですから、千百十四円で買ったものはいい肉も悪い肉もその値段で買い戻すわけです。しかし、買い戻さない場合には、これは実施団体が新たな価格を設定して、適宜適切に対応するとい...全文を見る
02月06日第154回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(武部勤君) 山崎議員の御質問は、BSE対策について私の決意いかんとのお尋ねでありますが、以下、お答えいたします。  昨日、私への不信任決議案が否決されたところでありますが、一連の経緯については真摯に受けとめつつ、謙虚な気持ちで職務を遂行してまいりたいと存じます。 ...全文を見る
02月07日第154回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(武部勤君) 井上議員の御質問にお答えいたします。  日中農産物貿易についてのお尋ねであります。  財務省が昨日公表した最新のモニター結果によりますと、平成十四年一月二十六日から二月一日までのネギ、生シイタケ、畳表の輸入量は、それぞれ、七百二十六トン、千百六十五トン...全文を見る
02月12日第154回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○武部国務大臣 委員御指摘のように、中長期的には世界の食料事情というのは逼迫してくるということがFAOの統計でも示されております。今、御案内のとおり、毎年五百万ヘクタール、東京ドームのグラウンド七個ずつ一分間に砂漠化が進んでいるというわけでございます。なお、地球上の人口は六十一億...全文を見る
○武部国務大臣 BSEの発生によりまして、私も、何でこういう事態になったのかということを考えたときに、危機管理意識の希薄さ、また、行政に構造的な問題があるなということを痛感いたしました。したがいまして、これは、この問題を徹底究明することが私自身の責務、こう思って取り組んできている...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のことは全く同感でありますし、私どもも大変心を痛めているところでございます。  消費者の安心と信頼の回復に向けまして、JAS法に基づく食品の表示制度の見直し、制度の改善、強化を急ぐべく、二月八日に、私が総括本部長で野間副大臣を本部長にいたしまして、対策...全文を見る
○武部国務大臣 先般、立法府で信任を得たわけでありますが、一連の経緯については真摯に受けとめつつ、謙虚な気持ちで職務を遂行してまいりたい、さように考えております。  BSE問題につきましては、初期段階で混乱がございました。私はそのときに、危機管理意識の希薄さに正直驚いた次第でご...全文を見る
02月13日第154回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○武部国務大臣 感染経路のことをお話しする前に……(山岡委員「そんなことはいいです。わかっているかわかっていないかと聞いているんです」と呼ぶ)感染経路については、過去のデータがいろいろございます。このことについては、第三者による調査検討委員会で検討いただいておるわけでございますの...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどのことで、感染源の究明が大きな問題でないという発言はしておりません。感染源の究明が牛肉の安全性にとって大きな問題なのですかという私の質問でございまして、私の真意が……(山岡委員「同じことじゃないか」と呼ぶ)違いますよ。牛肉は、全頭検査体制によって屠畜場からは...全文を見る
○武部国務大臣 まず、委員がいろいろ御指摘ありましたけれども、私も、BSE発生時、危機管理意識の希薄さ、これは行政上、構造的な問題があるなということで、これは私の責任で徹底究明しよう、役人任せではだめだということで、今、厚生労働大臣と私の調査検討委員会で御検討いただいているわけで...全文を見る
○武部国務大臣 野党四党がBSE緊急措置法案について取りまとめられたことは承知しておりますし、BSE問題の解決に向けての御努力を多としたい、かように存じます。  しかし、当該法案については、死亡牛に対する検査の強化など当方としても措置すべきと考えているものもある一方、肉骨粉に関...全文を見る
○武部国務大臣 委員長の御指名ですから、ちょっと説明させていただきます。  WHOの勧告については、審議会と専門家の皆さん方にいろいろ意見を聞きました。  なお、九七年の衆参両院における農水委員会においての附帯決議は、共産党も賛成して、行政指導を続けるということになっているわ...全文を見る
○武部国務大臣 これは、私を今、名指しで委員から御指摘がございましたから、説明させていただきます。  我が国がこのステータス評価を断ったのは、OIEが五月に新たなる基準を採択しました。そして、EUも近くこの基準に準じた評価に変えるという情報もあったわけです。現に、七月にはEUは...全文を見る
○武部国務大臣 国民感情から見れば、委員御指摘のことは私もよくわかります。しかし、今回の場合は、農林水産省の人事の大刷新というものを一つの節目に当たりまして行おうとしたものでございます。懲戒処分等は、国家公務員法第八十二条第一項各号に定める法令違反や職務上の義務違反等に該当する確...全文を見る
02月14日第154回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○武部国務大臣 一例目から三例目までの農家において、同一の銘柄ではございませんが、共通の成分が含まれている代用乳が使用されているということが判明したわけでございますが、その原料として、BSE発生国であるオランダから輸入された動物性油脂が使用されていたということでございました。この...全文を見る
○武部国務大臣 断腸の思いで国民の血税を使わせていただいたこの事業でございます。かような悪質きわまる事件が発生してしまったということにつきましては、国民の皆様に私は心からおわびを申し上げなければならない、かように存じている次第でございます。  この事業は、ただいま局長から御説明...全文を見る
02月15日第154回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○武部国務大臣 捕鯨問題に関しましては、今委員からお話ありましたように、我が国は従来から、持続的利用の原則、科学的根拠重視の原則、食料問題への長期的対策及び文化の相互理解の四つの観点から取り組んでおりまして、資源的に問題がないことが明らかになった鯨種については、科学的根拠に基づき...全文を見る
○武部国務大臣 まず最初に、委員に、昨年十二月十七日の質問時に、魚粉の、エライザ法を用いた肉骨粉の混入検査の実用化について、私どもの職員が言及しなかったということについてはまことに非礼であったと、私はこのことをおわびしたいと思います。そして、その後、関係職員を厳しく叱責いたしまし...全文を見る
○武部国務大臣 感染源の究明が何よりも不可欠でございます。委員御指摘のことにつきましては、業者の了解を得て公表したい、このように思っております。それは徹底究明いたします。  つまり、どうしてこういう答弁をするかというと、違法ではないということでございますので、ちょっと私、その辺...全文を見る
02月18日第154回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○武部国務大臣 私が知ったのは二月十三日の夜、前次官が当該団体の嘱託の要請をお断りしたというその夜であろうと思います。
○武部国務大臣 そのとおりなんだろう、こう思いますが、私が承知したのは二月十三日の夜でございます。
○武部国務大臣 まことに非常識きわまりないことだ、このように思いますし、私も責任者といたしまして、担当課長から聞いたときに、BSE問題の経緯からして国民感情から見てとんでもないことではないか、感覚を疑うと。  同時に、担当課長に対しても、常に報告、連絡、相談ということを徹底する...全文を見る
○武部国務大臣 委員が御指摘されることは全く同感でありまして、私どもはそれだけに、農林水産省の大改革に向けて大手術をしなきゃならぬ、そういう決意で今私が先頭になって努力をしているわけでございます。これはまことに弁解の余地はございませんで、今後徹底してまいりたい、かように存じます。
○武部国務大臣 私は、今申し上げましたように、農林省の大手術に今着手している、そういう決意で努力中でありますので、これからしっかりやってまいりたいということで御理解をいただきたいと思います。  それは、いろいろ御指摘されることはもっともだと思いますし、私どもは、そういう意味では...全文を見る
02月21日第154回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○武部国務大臣 お答えいたします。  今、遠藤副大臣からお答えしましたように、イタリア産肉骨粉については、加熱処理条件または輸入時に確認していた加熱処理条件の内容をもとに、OIEまたはWHOの基準を満たしているという検査証明のあるもののみ輸入していたという答弁はしているわけです...全文を見る
○武部国務大臣 全く委員御提案のことは重要なことだ、このように思っております。  飼料作物の生産振興を図るには、我が国の飼料自給率の向上と国産粗飼料の利用による安全、安心な畜産物生産を図る上では極めて重要でありまして、私は、生産者と消費者の関係も顔の見える関係を構築していきたい...全文を見る
02月22日第154回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○武部国務大臣 委員御指摘の問題につきましては、私ども、BSE発生時におきまして、焼却処分したと言ってそうでなかったという問題、あるいは危機対応マニュアルがなかったという問題等々含めまして行政対応に大きな問題があった、構造上の問題があった、このように認識して、まさにこれを正そう、...全文を見る
○武部国務大臣 今も申し上げましたように、退職した職員に退職金の一部返還等を強制できるものでないことは御理解をいただきたいと思います。  なお、先ほど御指摘のありました新潟少女監禁事件の際の警察庁の事案につきましても、当時の保利大臣から、退職金の辞退についてはあくまでも本人の意...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、BSE問題発生時、これは当初段階の混乱を見て、行政に構造的な問題がある、この徹底究明、問題の解決に、役人任せにせずにして、政治主導でやらなければならないというのが私の決意でございます。  執念を持って取り組んできた次第でございまして...全文を見る
○武部国務大臣 本日、雪印食品が会社の再建を断念いたしまして、四月末を目途に臨時株主総会を開いて会社を解散するという決定の報告を受けたところでございますが、今委員御指摘のように、この決定に伴いまして、三月十日に既に雇用契約を解除する旨の通知を行ったパートタイムの約千名、それ以外の...全文を見る
02月25日第154回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○武部国務大臣 十月十七日以前に屠畜された牛肉も、OIE等によりまして牛肉そのものは安全であるとされているわけでありますが、一方で、十八日の全頭検査開始に伴いまして、BSE検査を受けていないということを理由に消費者の皆さん方の間から厳しく峻別されるのではないかという懸念がございま...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま申し上げましたように、OIE等からして、十七日以前の牛肉も安全とされているわけでございます。しかし、消費者の不安を払拭するということと、それからもう一つは、今申し上げましたように、十八日以後の牛肉の円滑な流通、そういう二つの目的を持って、でき得る限り十七日...全文を見る
○武部国務大臣 お答えいたします。  十月十九日に、事業の実施に向けて、関係団体に対して、書類等により、屠畜解体された年月日、数量等が確認できるよう準備を依頼したわけでございます。  お話ありましたように、二十五日の事前説明会では、在庫証明書に加えて屠畜証明書等を証拠書類にす...全文を見る
○武部国務大臣 当時のことを思い起こしますと、十月十八日の全頭検査体制の実施ということは、随分、厚生労働大臣ともやりとりいたしました。十八日に実施するというのはなかなか容易でない、そういうお話もございましたが、当時としては、一日も早く屠畜場からは安全を証明したもののみ流通するとい...全文を見る
○武部国務大臣 農畜産事業団の抜き取り検査の関係で御質問いただいている、かように思いますが、ただいまも申し上げましたように、この事業は、短期間により多くの十七日以前の牛肉を隔離するという必要性がございました。事業の仕組みといたしましては、通常の商取引が実施されているという信頼関係...全文を見る
○武部国務大臣 これは、先ほども申し上げておりますように、全量隔離しなければならないということではありませんで、消費者の不安を払拭するために、安全な牛肉でもこれは市場隔離することによって少しでも不安を払拭したいということと、それから円滑な流通、そういうことを目的にしておりますので...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども御説明させていただきましたように、この事業は六団体だけではなくて、事業実施団体に対して、会員外から買い取るものも事業の対象とすることを説明いたしまして、会員外に対しても対応するよう要請したところでございます。  要請を受けて、小売業の全国団体であります食...全文を見る
○武部国務大臣 食の安全、消費者の皆さん方に安心をしていただくという間には、私は、非常にまだまだ距離があるな、このように思っているわけでありまして、全頭検査になったからといってなかなか消費が伸びないということについては、委員御指摘のように、消費者の理解、協力がなかなか得られないと...全文を見る
○武部国務大臣 ロシア政府からは、ポートクリアランスはロシア中央政府が発行したものでないと、今委員指摘のように、そのように聞いております。  しかしながら、法務省等の関係省庁とも協議したところ、ポートクリアランスが偽造か否か判断するためには、ロシア政府以外の地方行政機関がこれを...全文を見る
○武部国務大臣 本件は、プーチン大統領からも協力を求められている問題であると聞いております。  私としては、重要な問題と受けとめているわけでありまして、早急にロシア政府に対し地方行政機関によるポートクリアランスの発行の有無につき回答を求めるとともに、関係省庁にも働きかけつつ、日...全文を見る
○武部国務大臣 プーチン大統領からの協力は、委員今御指摘のように、密輸、密漁に対する対処方についての要請を受けているということでございまして、私としても、これは重要な問題と受けとめているわけでございます。  したがって、早急にロシア政府に対して、地方行政機関によるポートクリアラ...全文を見る
○武部国務大臣 私は、早急にロシア政府に対して、地方行政機関によるポートクリアランスの発行の有無について正式な回答を求めるということが必要だ、こういう認識でありますし、関係省庁とも働きかけつつ、私どももこの問題認識は、そういう日ロ協議を行う、できるだけ早く日ロ協議を行って問題解決...全文を見る
○武部国務大臣 何度も同じ答弁になるかもしれませんが、私どもも、私も、問題あり、こういう認識を持っているわけです。したがって、この問題解決に向けて、今外務省からも答弁ありましたけれども、こういったことについての確認をした上で、できるだけ早く日ロ協議を行って、適切な解決に努力したい...全文を見る
○武部国務大臣 先ほど、プーチン大統領が協力を求めているということについては、日本側が、漁業分野での協力や、密漁、密輸の防止に向けて共同で効果的な対策をとることを期待している、こういうことがプーチン大統領が協力を求めているという内容でございます。  したがいまして、今委員御提起...全文を見る
○武部国務大臣 これは、密漁、密輸の防止に向けて日本政府に協力をしてほしい、そういうことでございますので、私どもとしても重要な問題意識を持っているわけでございますので、外務省や法務省や、これは税関の関係もございましょう、関係省庁と協議の上、できる限り早く日ロ協議を持って、事実関係...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま委員御指摘のように、九月十八日までの間の肉骨粉が給餌されていたかどうかということについては、全戸調査で、九月十二日から三十日までにおいて、百六十五戸、五千百二十九頭の牛に肉骨粉等を含む飼料を給与していたということが判明したところでありますから、九月十八日以...全文を見る
○武部国務大臣 少し、この御質問にお答えするには、先ほど委員がいろいろ、一九九六年のWHOの勧告以来の我が国政府の対応がどうであったかということにさかのぼって申し上げなきゃならない、このように思うのです。  行政指導で肉骨粉を禁止しておりましたけれども、しかしその後、全戸の調査...全文を見る
○武部国務大臣 拡大させたということにこだわるようですけれども、九月十二日から三十日までの間、全頭、全戸調査をやっているわけでございます。そして、これはサーベイランスのみならず、肉骨粉等の使用状況があるかないか、またBSEに対して、各農家に対しても、家畜防疫員を五千八百人動員して...全文を見る
○武部国務大臣 このBSE問題については、まずBSEを侵入させないということが一番大事だと思います。そして、リスクを低下させるというためには、私は、通達じゃなくて法的規制にすべきだ、このように思います。  何度も申し上げておりますが、当時としては、審議会等あるいは専門家の意見も...全文を見る
○武部国務大臣 在庫肉、市場隔離した肉のことですね。このことについては、先ほど松野委員の御質問にもお答えいたしましたが、これは短期間に市場隔離する、その必要性に迫られておりました。十七日までの肉と十八日以降の肉を消費者の皆さん方はどのように峻別したらいいかということについて疑問を...全文を見る
○武部国務大臣 それは、隔離した牛肉についていろいろ、これを途中で流通させるんじゃないか、大臣はそのように考えているんじゃないのか、そういうような御質問がございました。そのことに対して私どもは、市場隔離ということは、これを新たに流通させることは断じてしませんということを申し上げた...全文を見る
○武部国務大臣 BSE問題に関する第三者委員会に私どもが要請しているのは、私は何度も申し上げて、また同じことの答えか、こうおしかりを受けるかもしれませんが、九月十日に患畜が発生したときに、危機管理の希薄さに驚いたわけです。これは役人任せにはできないということで、執念を持って政治主...全文を見る
○武部国務大臣 委員は厳しい御質問でございますが、責任のとり方というのはいろいろございまして、何度もお答えしますけれども、私は今、農林水産省の改革とともに、畜産・食品衛生行政の一元的な改革に全力を尽くすというのが私の責任だ、こう思って最善の努力をしていこうというのが私の責任でござ...全文を見る
○武部国務大臣 BSEの発生見込みについて確かなことを申し上げることはできかねる、かように思います。  屠畜場における検査、農場におけるサーベイランス等の実施を通じまして、国内におけるBSE感染の状況がだんだん明らかになってくるものと思いますが、これまでは、厚生労働省の全頭検査...全文を見る
○武部国務大臣 今、二つの御質問がございましたが、どういうことで退職させたかということについては、WTOセーフガード、予算などの懸案が一定の節目を迎えた時期をとらえまして、私が取り組もうとしておりました農林水産省改革の端緒にすべく、人事の刷新、新体制を構築しようと。特にBSE対策...全文を見る
○武部国務大臣 先ほど申し上げましたように、農林水産省改革の端緒にしようと思って人事の刷新を行ったわけでございます。そして時期は、WTOの問題、セーフガードの問題、予算の問題等々、一定の節目を迎えたこの時期にということで、私は人事の刷新を行ったわけでございます。  それから、今...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のように、国が直接廃用牛の買い上げを行うことについては、国の財産になることでありますので、法律による特別会計の設置でありますとか、買い入れ予定価格の決定、数百から数千の業者を対象とした多数の手続により、事務処理の膨大な時間と経費、また、研修事務等を行う職...全文を見る
○武部国務大臣 これはおっしゃるとおりでありまして、私どもは、国の責任においてBSE問題の解決に全力を尽くそうということで、今、屠畜場の受け入れの問題についても、特定の日を設けようとか、今委員の提案にありましたようなことも含めて検討して、円滑にいくように最善努力するということにつ...全文を見る
○武部国務大臣 廃用牛の問題には、私も、猿払や宮城村に行って、本当にこれは深刻だと。特に、なぜ深刻かというのは、四頭目の牛が自分のところから出たらこれはもう大変だということ、またその地域も大変だということで、廃用牛の買い上げだけじゃなくて、互助制度というものをつくりました。これは...全文を見る
○武部国務大臣 これは、買い上げについて、生産者にお金が回らないとか、そういうようなことは全く想定しておりません。  それから、これが円滑にいくように、農協等が集荷し、出荷するまでの間えさを与え、出荷する場合に車で共同出荷する等、さらには、屠畜場で、これは厚生労働大臣にも特にお...全文を見る
○武部国務大臣 この雪印食品の問題については、BSE対策として血税を使おうとして、断腸の思いで使ってやった事業をああいうことで信頼を損ねることになりまして、まことにもう許しがたいことだ、かように思っておりますので、検品体制は最も厳しい体制で今実施していることを御理解いただきたいと...全文を見る
○武部国務大臣 私も、消費者保護を第一に考えて、JAS法に違反した事業者名を公表するという考え方は理解できるところでございます。そうすべきではないか、そういう考えが強いということをあえて申し上げます。  しかし、業者名の公表は、当該企業の倒産をもたらすなど、極めて強い社会的制裁...全文を見る
○武部国務大臣 おっしゃるとおりだ、このように思っておりまして、農林水産消費技術センターの職員の問題だけじゃなくて、農林水産省の行政そのものを生産者サイドから消費者サイドに軸足を大きく移すという意味でも、この表示制度の問題も含めて、消費者行政といいますか、そういったところへの人員...全文を見る
○武部国務大臣 一月八日の私の発言については、一区切りついたということは、これで終わったということではございませんで、人の命や健康に影響を与えない全頭検査体制というものが整い、影響を受けている、関係の皆さん方に対する徹底した支援策というものを当時構築しておりました。残るは、やはり...全文を見る
○武部国務大臣 四万四千頭の滞留していた牛は、大体一万二千頭が出荷されているという報告でございます。しかし、その後、次から次と廃用牛が出てくることは言うまでもありませんが、ようやく少しずつ動いてきているというわけでございます。  しかし、これは、廃用牛の緊急な流通円滑化対策事業...全文を見る
○武部国務大臣 今、一万二千頭が既に屠畜されたということじゃなくて、いわゆる廃用牛を集める、そこに一万二千頭集荷できるということでございまして、おわびして訂正いたします。
○武部国務大臣 先ほど来御説明しておりますように、BSEが万が一発生したときには経営が継続できないことになるのではないか、酪農家の間にはそういう恐怖感があるわけです。私も猿払や宮城村に行ってそのことを痛切に感じました。したがって、この対策は、一つは、万が一発生した場合にでも経営が...全文を見る
○武部国務大臣 事務方に指示するというのは、具体的な指示をしているわけでございます。したがいまして、廃用牛が円滑に動くためにはどうしたらいいかということで、買い上げるということも決めました。  また、万が一患畜が出た場合の農家、これはもうパニックに陥ります。そういうことをみんな...全文を見る
○武部国務大臣 具体的な数字については生産局長から答弁させますが、先ほども言いましたように、四万四千頭のうち一万二千頭が牛舎から出荷できるわけでございます。しかし、その後さらにふえておりますので、今現在、五万四千頭ぐらい滞留しているというのは事実でございます。  では、対策は何...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産省だけではないと思います、行政の縦割りの問題もございますが、とにかく、今私は、農林水産省改革はもとより、このBSE問題について真剣にその対策に取り組んでいる真っ最中でございます。言ってみれば手術の最中と言って過言でない、このように思います。したがいまして、...全文を見る
02月26日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○武部国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  昨年四月に農林水産大臣に就任して以来、聖域なき構造改革に取り組む改革断行内閣の一員として、いわゆる武部私案の発表や食料の安定供給と美しい国づくりに向けた重点プランの取りまとめなど、常に先頭に立...全文を見る
02月28日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○武部国務大臣 プーチン大統領からは、密漁、密輸防止について協力要請がございます。
○武部国務大臣 本件につきましては、私自身も極めて重要なことと認識しておりまして、早急な問題解決が重要、このように考えております。  外国人漁業規制に関する法律の適正な運用については、法務省等の関係省庁とも早急にしっかりした協議をする必要がある、かように思っておりますし、その上...全文を見る
○武部国務大臣 寄港を認めないということは、これは刑事告発ということに相なろうと思いますね。したがいまして、その際の構成要件というものについて法務省等ともきちっと詰めなきゃならない、そういう事情がございまして、今のような状況の中では寄港を認めざるを得ないということでございます。 ...全文を見る
○武部国務大臣 熊澤前次官は事務方のトップでありますので、トップとしての包括的な責任は当然あるわけでございます。  しかし、BSE問題についての責任ということについて、私は、これは行政の構造的な問題というふうに受けとめておりまして、組織全体として正さなければならない、そういう認...全文を見る
○武部国務大臣 BSE発生後、私は、熊澤次官を初め、厳重に注意をいたしました。このことが私にとりましては極めて農林水産省に対する一つのけじめ、このように考えておりまして、同時に、組織全体としてこれは大きく変えなければならない、変わっていかなければならない、そういうことの端緒として...全文を見る
○武部国務大臣 私は、行政の構造的な問題がある、そういう認識のもとに、過去の問題についても客観的な検証をきちっとしなければならない、また科学的な知見というものに基づく検証も必要だ、こういうようなことから、私は第三者によるBSE問題に関する調査検討委員会を設置いたしまして、厚生労働...全文を見る
○武部国務大臣 私は厳重注意ということで対処した次第でございますので、御理解いただきたいと思います。
○武部国務大臣 これは、個人的なことについては厳重注意で終わっている、こういう認識でございまして、同時に、人事の刷新ということも、これは組織全体ということにもかかわりますし、これは新たな体制をつくるために熊澤次官にもやめていただくことに相なったわけでありますから、そういうことで、...全文を見る
○武部国務大臣 小泉総理には、事情をお話しいたしました。
○武部国務大臣 これは、先ほどもお話し申し上げましたように、いわゆる非違行為に当たるものではない。しかし、今後公務員制度改革の中で検討していかなきゃならない課題だという御認識をお持ちだ、このように受けとめております。
○武部国務大臣 法令に従って支給したということについて、了としているところと承知しております。
○武部国務大臣 BSE問題については、事態の初期段階で行政部内に、関係者間の連絡が不十分であったために対応の混乱が生じた。そのことによって国民の行政に対する不信を招いたということは、まことに申しわけない気持ちいっぱいでございます。でありますだけに、私は、危機管理意識の希薄さや縦割...全文を見る
○武部国務大臣 いろいろ御心配をいただいておりますことに感謝したいと思いますが、いつも申し上げておりますように、BSE発生時、これは行政上の構造的な問題があると私は直観いたしまして、役人任せにはできない、政治主導でまさに大改革をやろう、そして今諸般の対策に取り組んでいるところでご...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま委員の御指摘、しかと受けとめて、適正に、適切に肉骨粉の処理についても受け入れについてもやるように、最善の努力をするように指示したいと思います。  現在、肉骨粉の焼却の進捗状況でありますが、都道府県において、畜産部局と環境部局の連携によりまして、一般廃棄物...全文を見る
○武部国務大臣 今副大臣が答弁されましたように、私ども非常に大きな責任を感じております。しかし、窓口といいますか、行政の上では環境省が主役になるわけでございますので、私どもの必要性ということについてもしっかり環境省にお話をさせていただいた上で、どう対処するかということについて検討...全文を見る
○武部国務大臣 委員が疑問に思うのはよくわかります。  私もこのことは詳しく承知しておりませんが、検品に問題があったのは、加工年月日が古く、品質保持期限が切れているおそれがあるものが主であるというようなことはちょっと聞いております。  しかし、これらのロットについて、やはり私...全文を見る
○武部国務大臣 五百日もかかる、それは人員を必要なだけ拡大できればいいと思います。しかし、やはりこれは国がやることが大事だと私は思うのです、国が関与しながら。そして、やはりしっかりした専門家が見ないとわからないと思うのですね。それから、これは早くやる必要があると思うのですよ。 ...全文を見る
○武部国務大臣 いや、私は、本当に今度のことはもう大変な信頼を損なったわけですから、本当に全箱やりたいですよ、やり得るならば。しかし、早くやらなきゃならないということもあります。  そういう意味で、我々は厳正にやります、やらせます。ですから、相当いろいろな問題が出てくるというよ...全文を見る
○武部国務大臣 昨年十一月に御答弁いたしましたとおり、私は、食の安全の確保こそ農政の基本であると考えております。農林水産省の行政も、生産者サイドから消費者サイドに大きく軸足を移して対応しよう、生産者と消費者が相互に顔の見える関係の構築ということを強く訴えているところでございまして...全文を見る
○武部国務大臣 詳しくは承知しておりませんが、そういう問題は聞いております。
○武部国務大臣 聞いております。  それから、先ほどの質問で一言追加答弁させてもらいたいんですが、農林水産省としては、中国の農村部に、一月二十四日だと思いますが、専門家を派遣しております。三月にもまた農村部に、坂野審議官になろうかと思いますが、派遣する準備をしております。  ...全文を見る
○武部国務大臣 起こり得ないことはこの世に存在しないという危機管理意識の徹底と、そのためのコミュニケーションの重要性ということを私は今回のBSEで痛感させられました。また、縦割り行政の弊害ということについても同様であります。  食品の安全性の問題については、欧米では、委員御指摘...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどの答弁じゃ不十分だということですが、新たな検品体制による検品は二月八日から開始しまして、二月二十四日現在、全二百五十九倉庫中三十倉庫に対し検品のために立ち入りまして、千二百四十八ロットについて検品作業を実施したところでございます。  今日までの検査結果につ...全文を見る
○武部国務大臣 農水省の対応は、まず、表示の適正化については、今、食品表示制度対策本部を設置いたしまして、食品の表示制度の改善について具体的方策の検討を行っております。  さらに、本日から、全国的に食肉小売業者や食肉卸業者に対して調査を、いわば強化月間として調査を行い、適正な表...全文を見る
○武部国務大臣 BSE対応肉用牛肥育経営特別対策事業を措置して、牛肉卸売価格の低下が生産者に悪影響を及ぼさないように、調整保管の実施により、滞留牛の解消と需給調整による卸売価格の下支えを図っているところでございまして、牛肉需要を回復させることがお説のとおり価格回復のかぎである、か...全文を見る
○武部国務大臣 私ども、対策をどのように講じていくかということについては、ありとあらゆることを頭に入れて、これはだめ、あれはだめという考えは持っておりませんが、現時点における考え方としては、調整保管という形で下支えをしていくのが一番適切ではないか、かように思っているわけでございま...全文を見る
○武部国務大臣 ネギ等三品目のセーフガード問題につきましては、昨年十二月二十一日に北京において、私と平沼経済産業大臣、石広生対外貿易合作部長が協議を行いまして、最終決着を図ったところでございます。  このことについては厳しい御批判もありますが、中国の江沢民主席と小泉首相との間で...全文を見る
○武部国務大臣 今回の日中農産物貿易協議会には、我が国側では、従来関与しておりませんでした輸入商社の団体も組織しまして、これらも入っております。中国側においては、農業者もこの協議会に加わっております。  先ほどから申し上げておりますように、積極的な意見交換、情報交換を行うことを...全文を見る
○武部国務大臣 意見交換、情報交換というのは、今申し上げましたように、いろいろな民間団体が入って協議のテーブルに着いているわけでございます。例えば、中国の輸出が急激にふえるということになれば、我が国における価格が暴落するわけでございますから、そのことは中国にとっても利益に相なりま...全文を見る
○武部国務大臣 これは、中国側においても、アウトサイダーといいますか、適切な言葉はすぐ浮かんでまいりませんけれども、しっかりした輸出業者というものを選別していきたいといいますか、そういった方々、双方そういったものをなくしていこうというような、そういう考え方も当然ありまして、私は、...全文を見る
○武部国務大臣 対中特別セーフガードは、中国のWTO加盟に際しての条件を定めた加入議定書等で規定されている仕組みであります。中国からの輸入の増加により国内産業に市場の攪乱が起きている場合、または起きるおそれがある場合、中国側の自主規制措置ないし……(中林委員「結論を言ってください...全文を見る
○武部国務大臣 セーフガードは、品目実態に応じて調査を行い、要件を認定するものであります。  したがいまして、一律に定量的な基準を設けることは困難だ、かように考えます。ケース・バイ・ケースで判断せざるを得ないのではないかと思いますが、市場攪乱をどのような指標で判断するかというこ...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどもお答えしましたように、今協議を続けつつある日中農産物貿易協議会においての議論というものをしっかり積み上げて、日中の秩序ある農産物貿易というものをつくり上げる。そのことによってこの対中セーフガードの発動をしなくてもいいような諸般の政策ということもしっかりやっ...全文を見る
○武部国務大臣 第三者委員会は、委員御承知のとおり、三千ページ以上の資料を全部出しておりまして、ただいまの英国からの一九九〇年の書簡も、お話しのとおり、こういうものがないと言って出てきたり、そういうことが風評被害につながるというのはおっしゃるとおりだと思います。しかし、よくよく探...全文を見る
○武部国務大臣 現時点で感染経路を解明するには至っておりません。その見通しについて明言することは困難でありますが、あり得ないことが起こるという前提で徹底的に再調査させているところであります。絶対に迷宮入りさせないとこれまでもたびたび申し上げてまいりましたが、引き続き、想定される原...全文を見る
○武部国務大臣 時間の関係もありますが、せっかく委員から、どんなことをやったんだ、こういう御質問でございますので。  昨年十月に千五百五十四億円の関連対策を取りまとめる等必要な措置を講じてきた、かように考えておりまして、まず農家へのつなぎ資金は、二月二十五日現在で三百二十四億円...全文を見る
○武部国務大臣 BSE問題に関しましては、初期段階で行政部内に、関係者間の連絡不十分ということで対応に混乱が見られましたことを、深く反省しております。また、縦割り行政の弊害の問題もございました。このことが国民の食の安全と安心を守るということについて大きな支障になっていることを、こ...全文を見る
○武部国務大臣 激励をちょうだいしまして、まことにありがとうございます。  一連の経緯につきましては、真摯に受けとめつつ、謙虚な気持ちで職務を遂行してまいりたい、かように存じている次第でございます。  とりわけBSEの問題を契機に、国民の皆様、とりわけ消費者の皆様にとって食の...全文を見る
○武部国務大臣 今回の私の大臣所信につきまして、体系的に述べた所存でございますが、BSEの問題については、農林水産委員会におきましてもいろいろな場で、私どもは、もう何度も責任を痛感していること、また、国民の皆さん方に大変御迷惑をおかけしていること、関係の皆様方がどんなに農林水産省...全文を見る
○武部国務大臣 確かに、タマネギも芋も、ことしは特に出荷が滞っているという状態が続いております。私は、やはりこういった問題を解決していくということには、消費者の皆さん方に、食品の安全の問題ということについて、きちっと科学的に正確に、委員御指摘のように、情報を伝えていくということが...全文を見る
03月01日第154回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○武部国務大臣 平成十四年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  初めに、私の所信の一端を申し上げます。  昨年四月に農林水産大臣に就任して以来、聖域なき構造改革に取り組む改革断行内閣の一員として、いわゆる武部私案の発表や食料の安定供給と美しい国づくりに向けた重点プラン...全文を見る
○武部国務大臣 BSEの関連対策については、十月に一千五百五十四億円の対策を取りまとめて必要な措置を講じてきているところでございますが、一番大きい問題は、今委員御指摘のように、消費が戻らないということでございます。  どこに原因があるのかということは、全頭検査で屠畜場からは安全...全文を見る
○武部国務大臣 借りかえ、延長等については、必要なことはきょうはっきり申し上げます。延長して、必要な対策は延長いたしますので、このことを都道府県をも通じて徹底させます。今委員御指摘のことは、非常に大事なことだと思っております。  それから、学校給食の問題もそうなんですけれども、...全文を見る
○武部国務大臣 そのようなアイデアを、私は、国民から公募してでもどんどんやるべきだ、このように思っておりまして、今、三月中旬を目途に「お母さんのBSE安心レポート」というようなことを予定しております。  私も、けさほども、役人の発想ではだめだということで、この席で発言していいの...全文を見る
○武部国務大臣 原因の究明は、私ども農林水産省、最もエネルギーを費やしていると言って過言でありませんが、現時点では、残念ながら感染経路を解明するに至っておりません。その見通しについて明言することは困難でありますが、あり得ないことが起こり得るという前提で徹底的に再調査させている次第...全文を見る
○武部国務大臣 今の問題は、与党の中でも、とりわけ公明党の先生方から、強く何度もいろいろ検討するようにという御指示がございまして、私ども、確かに、農林水産省というと生産者サイド、こういうふうに言われても否定し得ない部分があったと反省しています。また、焼き肉屋さんは中小企業者じゃな...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のように、食の安全と安心の確保は農政の基本だ、私はこう考えまして、生産者と消費者の間に立った農林水産行政の展開あるいは生産者と消費者が相互に顔の見える関係の構築、食と農との一体化の推進ということで、就任以来このことを強調してまいったのでありますけれども、...全文を見る
○武部国務大臣 一言で申し上げまして、消費者保護最優先で取り組む必要がある、こう私は思っておりますので、そういう意味では、役所側の説明はただいまのようなことでありますけれども、我々の決意といたしましては、消費者保護優先のためにどういう取り組みが必要かということで、今、野間副大臣を...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおりだ、こう思っております。  何よりも優先すべき現時点の喫緊の課題は、やはり牛肉消費の回復、国民や消費者の皆さん方に本当に安心して牛肉を召し上がっていただく、一言で言うと信頼回復だ、このように心得て、努力をしてまいらなきゃならない、このように考え...全文を見る
○武部国務大臣 何がやり得るかということなんですが、私どもは事務方にも、川上の対策については、打つべき対策、さらにこれから講じなければならない対策、それから肉骨粉の処理の問題を含めてさらにフォローアップしなければならない、総点検しなければならない問題、大体見えてきているのではない...全文を見る
○武部国務大臣 まず、我が国において、輸入肉骨粉も、製造、出荷も肉骨粉についてはストップして、感染経路を断っているわけでございます。そして、健全な今の牛は、もうBSEの感染には至らないという体制をとっているわけですし、また、屠畜場では全頭検査体制をとっているわけですね。ですから、...全文を見る
○武部国務大臣 実はきょう、閣議の前に、環境大臣ともこのことを話をさせていただきました。きちっとした工程表を明確にして進めてまいりたい、このように思います。  なおまた、屠畜場の問題についても、これはやはりやらなきゃならないことはやらなきゃならぬわけでありまして、きちっとした補...全文を見る
○武部国務大臣 動植物検疫・輸入食品安全性対策本部も、遠藤副大臣を本部長にいたしまして設置して、今委員御指摘のような問題について、工程表をつくって、今検討をいたしております。また、専門家を中国にも派遣して、上辺だけの調査じゃない、農村の深いところまで入って調査をするということにも...全文を見る
○武部国務大臣 私が農林水産省に、生産者サイドから消費者サイドに軸足を大きく移して仕事をすべきだ、こう申し上げておりますのは、やはり生産者の皆さん方が、より安全でよりおいしい新鮮な農産物を供給してこそ、初めて消費者の皆さん方が安心して召し上がっていただけるわけでありますから、消費...全文を見る
03月07日第154回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(武部勤君) 異常プリオンが病原体となりまして、これを含む肉骨粉等の飼料の経口摂取により、他の家畜の体内に侵入しBSEを伝達させていくと考えていることでありまして、家畜伝染病予防法上は伝染性疾病と位置付けて蔓延防止策を講じているということでございます。
○国務大臣(武部勤君) 学者の中には、伝染性疾病じゃなくて伝達性疾病とすべきだという御意見もございます。  委員指摘のように、消費者等が接触したり空気を介して牛から牛へ感染するなどの誤解があったということは事実でありまして、例えば牛肉や牛乳・乳製品は大丈夫だと、つまりリスク評価...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この問題については、BSE問題に関する第三者委員会で今大詰めの検討をいただいているわけでございます。そこでこうしたことについても御議論をいただいているわけでございますので、そうした報告を受けまして私ども真剣に検討する必要があると、このように考えております。
○国務大臣(武部勤君) BSEの問題については、やはり人の命、健康というものにかかわりがあるわけでありますから、そういう視点で、公衆衛生という問題になりましょうか、そういった観点から真剣に議論する必要があると、そういう認識を私は持っておりますが、いずれにいたしましても、何度言われ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そのことについて私がお答えするのは困難でございます。  東大の吉川先生のお話ですと、七頭から十頭という、そういうお話を聞いてはおりますが、私から、どの程度出れば……(発言する者あり)ですから、そのことについては、これからデータを見なければ分からないんじゃ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 殺処分されるのは患畜と疑似患畜でございまして、たしかこれまで三頭で、患畜同居牛二百頭ぐらいでないかと思います。すべて陰性でございます。
○国務大臣(武部勤君) 私は産地に住んでいますので、生産者の皆さん方の話もよく聞きます。それは、飼育している牛は家族同然の、そういう間柄と言っても過言でない思いでありますから、大変つらい思いを私は感じております。消費者と生産者の間の顔の見える関係を構築しなきゃならないということを...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 事実です。
○国務大臣(武部勤君) 私は、BSE発生時、何でこういうことが起こったんだろうと。ゼロリスクということはなかなか今の時代難しいとは思います。しかし、リスクを少しでも低下させ、万が一に備えて、都道府県でありますとか厚生労働省でありますとか農林水産省がしっかりした危機対応マニュアルを...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 絶対ということは言えませんが、現時点では感染経路を解明するに至っておりませんで、感染の原因については、三例の感染牛の生年月日が極めて近いことからも、この前後に輸入された肉骨粉の可能性が高いと考えられるわけでありまして、今後、二次感染の可能性も含めまして原因...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一次感染だと、こういう認識でありますが、今申し上げましたように、二次感染の可能性も含めて今後原因の究明に全力を尽くしていきたいということを申し上げたわけです。
○国務大臣(武部勤君) ただいま申し上げましたように、基本的には一次感染という認識でありますが、二次感染を絶対否定できるものではないという認識で今後の究明に全力を挙げたいと、このように申し上げたいと思います。
○国務大臣(武部勤君) 今日まで取ってきた対策は、九月十八日付けで飼料安全法に基づく省令改正を行いまして、反すう動物の肉骨粉の牛への給与を全面的に禁止するとともに、十月十五日、家畜飼料の製造、販売、家畜給与を法的に全面的に禁止して、BSEの感染経路をその後は完全に断っているわけで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 細かい数字については承知しておりませんが、我が国から過去十年間に、生きた牛については台湾、米国等八か国・地域に四百十一頭、牛肉については韓国、香港等二十八か国・地域に九百七十四頭、肉骨粉については香港、中国等六か国・地域に三百五十二キログラム、骨粉について...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、起こり得ないと思っていることが起こり得るという大前提で徹底した再調査をすべしということを指示して、感染原因、感染ルートの徹底究明を行っているわけでございますので、そういったことも含めて検討しているということでございます。
○国務大臣(武部勤君) 私は、このBSE発生時に、何度も申し上げますけれども、行政上構造的な問題があるという、そういう強い認識で政治主導で執念を持って徹底究明していこうと、こういう決意で取り組んでいるわけでありまして、今もその気持ちに変わりはありません。
○国務大臣(武部勤君) 今調べさせますので、その先に進むわけにはまいりませんでしょうか。そのようにお願いしたいと思います。  私自身は詳しい数字等は今お答えできません。その知識を持ち合わせておりません。
○国務大臣(武部勤君) 申し訳ありません。  一九九六年四月七トン、五月九トン、六月十七トン、七月二十トン、八月二十一トン、九月二十二トン、十月二十一トン、十一月二十二トン、十二月二十五トン、今は平成七年ですね。平成八年一月十八トン、二月十九トン、三月四十六トン、四月八トン、五...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほど言いましたように、平成七年四月七トンから平成八年五月ゼロまで今申し上げたわけでございます。  したがいまして、平成八年一月から申し上げますと、十八トン、二月十九トン、三月四十六トン、四月八トン、五月ゼロでございます。
○国務大臣(武部勤君) BSEの発生・蔓延防止と感染経路の究明に遺漏のないようにするために飼料安全法等の見直しを進めているところであります。  一方、今後の畜産・食品衛生行政の改革を目指しまして、BSE問題に関する調査検討委員会等で検討をいただいていることは何度もお話ししている...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 遅れているのはただいま申し上げましたとおりでございます。そういうようなことはございません。
○国務大臣(武部勤君) ドイツでは、二〇〇〇年十一月二十六日のBSE発生確認後、十二月一日にすべての家畜飼料への肉骨粉等の使用禁止等を内容とする法律を制定したと承知しておりますが、我が国においても、そういうことでございます、ドイツは。(発言する者あり)今、ドイツはいつかということ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 詳しく承知しておりませんことをおわびいたしますが、二〇〇一年二月二十二日、BSEへの対抗措置に係る飼料法、死亡獣畜等処理法及び動物伝染病法の諸規定を改正する法律、いわゆるBSE対策法の施行をいたしております。二〇〇一年二月二十二日ということでございます。
○国務大臣(武部勤君) それぞれ国には国の対応策があってしかるべきだと、私はかように思います。  我が国におきまして、BSE発生後、十月十八日には全頭検査体制が整ったわけでございます。さらに、肉骨粉の輸入禁止、製造・出荷禁止等で感染ルートを断っておりますし、また生産者から関連、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今お話ししましたように、BSE問題に関する第三者委員会の報告を待ってできるだけ速やかに対応をいたしたいと、このように思っております。
○国務大臣(武部勤君) 現実的にはそのようなことになろうかと思います。
○国務大臣(武部勤君) 私は今、農林水産省の改革も含めてBSE問題について政治主導で執念を持って取り組んでいる次第でございます。
○国務大臣(武部勤君) 少し時間をいただくかもしれませんが、申し上げます。  BSEの感染経路の調査については、これまでの経緯にとらわれず、あり得ないことがあり得るという視点に立って再調査を行うよう指示したところでございまして、まず第一に肉骨粉の混入について申し上げます。  ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今やっている感染源、感染ルートの究明に合わせて進めてまいりたいと、このように思っていますが、まずは我が国にどのように侵入したかということに全力を挙げている次第でございます。
○国務大臣(武部勤君) 仮に二次感染でありましても、現在やっていることは私は極めて有効な私は究明の方策だと、このように思っております。
○国務大臣(武部勤君) 先ほど来お答え申し上げておりますように、いわゆる感染源、感染ルートの究明というのは、これは、二次感染のことを想定しても私はこれは非常に重要な方策だと、このように思っておりますし、今、委員御指摘のことを踏まえて更に具体的に努力する必要性を私は今感じておりまし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一次感染の可能性の原因究明を徹底してやっているわけです。二次感染の可能性というのは極めて小さい。しかしながら、絶対否定はできないので、一次感染ルートの究明に併せてこれを究明できれば二次感染の問題も究明されていくという、そういう可能性が高いわけですから。 ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 何度も同じ答弁になりまして、またおしかりを受けるのかもしれませんが、私は二次感染を絶対否定していないわけです。しかし、一次感染ということについて徹底究明を今しているわけです。当然、これが究明されれば二次感染の問題についても、もう絶対とは言いませんが、かなり...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは全頭検査以前の、つまり十月十七日以前の牛肉も安全であるということは御案内のとおりでありますが、消費者の不安を念には念を入れて払拭しなければならないということとともに、牛肉流通の円滑化を図ることを目的にいたしまして実施しているわけでございます。  B...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは、民主党さんも含めて、この事業について早く焼却すべしと、そういう与野党挙げての強い要請がありました。  私は、市場隔離をきちっとやって、まあヨーロッパの場合には八か月ぐらいで九五%ぐらいの消費が戻っております。国民の理解が得られ、流通が円滑化された...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 当時は、いろいろ団体等に聞き取り調査を営業倉庫を中心に行いまして、十月十六日現在で集計した数量から、一万三千トン、国産牛肉の在庫数一万三千トンと集計したものでございます。
○国務大臣(武部勤君) これは営業倉庫に入っているものを主体といたしまして、小売段階等の在庫についても、箱詰めされたまま再び流通段階へ戻せる形で保持されているものについては事業の対象としたわけでございます。
○国務大臣(武部勤君) 先ほど申し上げましたように十月十六日の営業倉庫等の調査では一万三千トンということでありまして、実際に隔離した数量は一万二千六百二十六トンでありますので、当時販売環境が悪化しておりましたし、また本事業への社会的関心が極めて高かったこと、また団体により市場隔離...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まあ元々流通している牛肉は安全なものとされているわけでありまして、九月、十月は屠畜場も制限しておりました。したがって、通常の年とは違うのではないかと、かように思います。  しかし、一万六千二百六十二トン以外にも私は流通していたものがあったというふうには思...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まあ推計の域を出ませんが、私どもは営業倉庫等を調査して一万三千トンというふうに把握しているわけでございます。  小売等については、いろいろ御意見もございまして、これも対象にする、いわゆる箱詰めできるようなブロックのものは対象にするというようなことをやりま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほど言ったとおりでございます。  消費者、念には念を入れて、不安を払拭しようということと牛肉の流通の円滑化と、この二つが目的でございます。
○国務大臣(武部勤君) そういう政治的な圧力があったということはありません。  私どもは、先ほど申し上げましたように、念には念を入れて消費者の不安を払拭しようというそういう考え方と、それから牛肉の円滑な流通を行わなきゃならないと。十八日全頭検査以後の国産牛が円滑に流通するために...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 廃用牛流通緊急推進事業は、BSEの発生により農家において出荷できずに滞留している廃用牛の円滑な出荷、流通を促進することが目的でありまして、農協等全国連、食肉販売業者に事業による特別な不当な利益などが発生することはありませんで、厳正にこの事業を行った次第でご...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 屠畜場の屠畜能力は十分あると認識しておりますが、廃用牛の出荷に多くの都道府県で、都府県で廃用牛処分が進んでいない状況も、それがあるのは事実であります。  このために、各県の屠畜場における廃用牛の受入れを要請、例えば屠畜日を指定するとか受入れの工夫をしなけ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) お答え申し上げます。  全農チキンフーズは三月四日と六日に記者会見を行いまして、まず第一に、平成十三年十一月から十二月にタイ産、中国産のチキンスペアリブ七・三トンを国産として表示の上販売していたこと、それから、平成十三年四月から十四年二月までの間、無薬飼...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省といたしましては、食品表示対策本部を野間副大臣を本部長に立ち上げております。JAS法改正を視野に入れまして、表示制度改善の強化、改善強化に具体的な検討を進めている次第でございます。  また、動植物検疫・輸入食品安全対策本部というものを遠藤副大臣...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 元々牛肉は安全と言われておりますけれども、今、委員指摘のとおり、十月十八日以降、全頭検査体制によりまして屠畜場から出回る牛肉は安全なものしか出ていないわけであります。  しかし、安全と安心の間に距離があるということを我々は痛切に感じておりまして、やはり委...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 有明海の昨漁期のノリの生産は過去に例を見ない不作でありました。今漁期のノリの生産は順調に経過しておりまして、二月二十三日現在、生産量では昨年と比べ九六%増の約三十九億枚、生産量では平年と比べて一一%増、生産金額では昨年と比べて九〇%増の四百七十一億円、平年...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ノリ不作第三者委員会は、昨年十二月取りまとめました「諫早湾干拓地排水門の開門調査に関する見解」におきまして、平成十二年度のノリ不作については、異常な気象条件が重なったことが直接の原因であるが、その背景には、富栄養化や、赤潮抑制に働くはずの二枚貝の減少等の有...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども申し上げましたが、第三者委員会の取りまとめの中身について申し上げますと、異常な気象条件が重なったことが直接の原因ではあるけれども、その背景には、富栄養化や赤潮抑制に働くはずの二枚貝の減少等の有明海の環境悪化が関与している可能性を指摘しているわけでご...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 現在、調整池には、今委員お示しになりましたように、淡水性の生態系が定着しつつあることはそのとおりであります。開門調査で調整池に海水を導入することによりまして、調整池内の主な植物でありますヨシにはほとんど影響はありませんが、コイやギンブナ等の魚類には河口部に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員からいろいろ貴重な御意見を賜った次第でございますが、開門調査については、ノリ不作等第三者委員会の見解の趣旨を踏まえるとともに、これまでもノリ不作等第三者委員会で指摘されているように、排水門を開けることによって被害が生ずることがないよう、またそのことを地...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いずれにいたしましても、地元に不安や懸念があることに配慮して、開門によって新たな環境問題が発生することがないよう、予測される環境に対して細心の注意を払って対応してまいりたいと、かように考えている次第でございます。
○国務大臣(武部勤君) この事業について、防災上の機能ということについては地元でも大変高い評価をいただいているわけでございますので、私どもは、背後地に防災上の問題が生じないように、開門調査では海水導入をマイナス一メートルからマイナス一・二メートルまでの間で行うこととしていることで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省といたしましては、昨年のノリの未曾有の不作に対応いたしまして漁場改善対策など各般の対策を講じてきたところではございます。  現在、与党三党において、有明海の再生に向けまして環境保全及び漁業振興の観点から立法作業が進められているものと承知しており...全文を見る
03月08日第154回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(武部勤君) 私は、歴史と伝統を誇るようなそういう時代じゃないと、こう思っておりますので、スクラップ・アンド・ビルドという視点に立って事業そのものを総点検し見直しをすべきだと、このように思っております。当省所管の公益法人等についてはそういう考え方で徹底させてみたいと、か...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 第三者委員会は、三月中を目途に取りまとめを行うということで進めているわけでございますが、作業の実態を聞きますと若干遅れぎみだということもございます。したがいまして、四月にずれ込む可能性もあるんじゃないかと、こう思っておりますが、お話しのとおり、農林水産省の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) お答えいたします。  国民に対して安全な食料を供給するというのが全農系統の私は責任だと、かように思いますが、かかる不祥事を起こしたということはもうこの上ない遺憾千万なことでございまして、私どもは、全農が消費者のみならず真摯に経営に取り組んでいる生産者まで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 厳正に調査の上、しかるべき措置を明らかにしたいと、このように思います。
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省といたしましては、二月八日に食品表示制度対策本部を野間副大臣を本部長に設置いたしておりまして、今、食品表示制度一一〇番等々行って、そのことによって様々な問題が露呈してきているという事実もございます。JAS法の改正を視野に入れまして、消費者保護を第...全文を見る
03月11日第154回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(武部勤君) 農業の持続的発展とかあるいは食糧の自給率の向上を図るためには、まず私は、第一に、国際競争力のあるしっかりした経営体というものを育てなきゃならないということと、消費者のニーズは那辺にあるかという視点に立った農政の転換が必要だと、こう思っております。同時に、農...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 午前中は会議がありまして全く見ておりませんが、元居住者の皆さん方がどういう思いをしているか。また、国民の皆さん方に御理解いただきたいと思うことは、北方領土返還運動の原点であり拠点である根室市や根室地域の皆さん方の長年の思いというものに理解を深めていただきた...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 外国人漁業の規制に関する法律におきましては、外国の中央政府または地方政府が発行した積出し証明書を保有している場合は許可なく寄港ができることとなっております。ロシア漁船についてはポートクリアランスが積出し証明書として用いられてきたために、このポートクリアラン...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まあ、私どももその大きな開きというものは重要な問題意識としてとらえております。しかし、ただいま申し上げましたように、外形上ロシアの公的機関が発行しているポートクリアランスを違法なものとして取り扱うことができない、これを所持するロシア漁船の寄港を認めていると...全文を見る
03月12日第154回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(武部勤君) お答え申し上げます。  今、副大臣がお答えいたしましたように、カワイの件につきましては、九月の段階で香川県から農政局に対して、現時点では既に不正行為はなく、また県として疑惑を招くことのないよう指導したとの報告がありましたことから、情報提供者が匿名であった...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまお答えいたしましたように、農水省といたしましては食品表示制度対策本部を設置いたしまして、JAS法改正を視野に入れて今この問題について鋭意検討しているところでございます。今申し上げましたように、各省との連携が不可欠だと、かように考えております。この実...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 厚生大臣の御答弁にございましたように、平成七年四月から製造年月日表示から期限表示へ移行するとともに、保存性の程度に応じ二つの区分を設けているということについてでございますが、私どもは、この期限表示の考え方について消費者の皆さん方に徹底するというその努力が足...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) お答えいたします。  BSE検査以前の国産牛肉を市場から隔離するための牛肉在庫緊急保管対策事業については、事業主体の六団体から十一月八日までに総量一万二千八百トンの事業申請がなされておりました。各団体は、市場からの隔離を実施し、書類確認等を経て、十二月十...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 当初は入っておりません。
○国務大臣(武部勤君) 当時は六団体のみでございます。
○国務大臣(武部勤君) はい。私の言葉で整理しておりますので、正確にお答えする意味でもお許しいただきたいと思います。  会員等の名称及び数量の公表につきまして、各会員との同意を得るべく確認しているところでございます。同意の得られたところについて公表することを予定しております。私...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 二月八日から開始した全倉庫、全ロットを対象とする新たな検品体制によりまして、二月二十四日までの検品結果について去る三月一日に公表したところでございますが、これは一定期間ごとの結果について、検品は国民の信頼回復のために実施しているものでありますから、一定期間...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 政官業の癒着は厳に断ち切れと総理からも厳命をいただいております。  私どもも今、検品体制等は厳正に行っている所存でございまして、今回、信頼を回復するための徹底した検品でありますから、それにふさわしい検品を、これをやらなきゃならないと、こう思って強く指示し...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まず、北方四島と我が国の間の植物の移動は、関税法上の輸出入に当たると解されます。  植物防疫法においては、植物の輸入に当たり必要な検疫を行うこと等が定められていることから、北方四島から持ち込まれた植物についても、これまで根室港及び花咲港において検疫を行っ...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(武部勤君) BSE発生時、私は、これは行政に構造的な問題がある、また縦割り行政の問題もあってこの一元化は不可欠である、特に今までの行政、率直に申し上げまして生産者サイドに偏っていたというふうに、私はそう思いまして、自来、消費者保護第一の行政にかじ取りをしなくちゃいけな...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それぞれ御答弁ありましたように、それぞれの法律にはそれぞれの立法趣旨、法の目的というのはあるのでありますが、農林水産省が所管しておりますJAS法も、監視体制の強化、やはり実効性の上がる、信頼性のより高い、そういう制度に改善しなくちゃいけないと、このように思...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私から先にお答えさせていただきますが、厚生労働大臣と私の私的諮問機関でありますBSE問題に関する調査検討委員会におきまして今大詰めの議論をいただいているところでございますが、新聞報道でいろんなことを委員も御案内のとおりだと、かように思います。  私ども、...全文を見る
03月14日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(武部勤君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  昨年四月に農林水産大臣に就任して以来、聖域なき構造改革に取り組む改革断行内閣の一員として、いわゆる武部私案の発表や食料の安定供給と美しい国づくりに向けた重点プランの取りまとめなど、常に...全文を見る
03月14日第154回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、COP7においては年間一千三百万トン炭素が我が国の森林経営による吸収量の上限値として確定しているわけでございます。    〔理事野沢太三君退席、委員長着席〕  吸収量確保に向けましては、森林・林業基本計画に基づきまして、森林の整備、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども少し触れましたけれども、私は、委員の御指摘は全く同感であります。  今までは林産業といいますか木材生産ということを中心にやってまいりました。私は、森づくりということについては、これは別の観点から、森林の多面的な機能ということでありますとか、あるい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 雪印食品の問題は、正に制度を悪用した許されざる犯罪行為でございます。そのことによりまして、食肉業界のみならず食品全体に与える信用失墜というものを招きかねない大問題になっているわけでございます。  私ども農林水産省といたしまして非常に大きな責任を痛感してい...全文を見る
03月15日第154回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(武部勤君) 高橋議員の御質問にお答えいたします。  BSE問題の対応については、当初から、危機管理意識の希薄さや縦割り行政の弊害等、行政上の構造的な問題があったと痛感しております。  したがって、この問題の解決は役人任せにせず、政治主導でこの体質を正すことが私の使...全文を見る
03月15日第154回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(武部勤君) 私は、かねてから食の安全と安心ということは農政の基本と、こう考えておりまして、就任時以来、食と農との一体化又は生産者と消費者の顔の見える関係の構築ということを徹底すべく指示してきたところでございますが、BSEの発生、そしてこれに伴う今、委員指摘の雪印食品の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食品の表示の問題あるいは食品の安全、安心の問題につきましては、先ほど厚生労働大臣の御答弁にございましたように、私どもの所管するJAS法のほかに、食品衛生法もありますしまた公取の不正競争防止法もございますし、それぞれの立法の趣旨、立法の目的がございまして、J...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもも、表示制度一一〇番を実施いたしましてから、当初一日百件以上ございました。しかし、かなり匿名などが多いものですから、匿名の状態で直ちに立入検査できるのかどうかということなので、まだるっこしいという委員、表現をされておりましたけれども、私どもは当事者と...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のようなことについては全く同感であります。私も、そういう理解の下に一刻も早く罰則の強化を含めてやりたいと、このように思っております。  ただ、私どもも、厚生省と連携して、全頭検査を十月十八日に実施できるようにしたとか、輸入肉骨粉の禁止、肉骨粉の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEの問題もそうですし、口蹄疫の問題も、あるいはダイオキシンの問題も、トリインフルエンザの問題も、人の命や健康を害する影響を与える問題というのは農林水産関係周辺にはたくさんございます。  私は、今、委員指摘のことを厳しく受け止めて対処する必要があると、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE調査検討委員会も大詰めの御議論をいただいておりますので、その報告をいただきましたならば、当初から私ども、畜産・食肉衛生行政の一元的な在り方というものと行政の対応上の問題について御検討いただいているわけでございますので、当然、この食品問題に関する行政組...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) お答えいたします。  BSE問題に関する調査検討委員会におきましては、三月中を目途に取りまとめを行うということで進められてきたのでありますが、検討課題の追加等によりまして若干スケジュールが遅れているようでございまして、昨日の委員会では、委員長より委員会報...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま申し上げましたように、検討課題が追加されたということでございます。  私ども、三月中を目途に進めていただくということでお願いをしているわけでございますが、委員会の運営については委員長始め委員の皆さん方にゆだねているということでございまして、ちょっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEは、委員も御案内と思いますが、長い潜伏期間を有すること等から他の家畜伝染病と異なる特徴を有することでございまして、その発生、蔓延防止と感染経路の究明に遺漏のないようにするために、飼料安全法、家畜伝染病予防法等の関連、関係法令の見直しについて検討を進め...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員会の報告が四月二日でございますので、その検討状況を踏まえて法案を検討する必要があると、かように考えておりますことから、その提出に少し時間を要しているものでございまして、その報告が出ましてから、もちろん何も検討していないわけではございませんで、どういう報...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いいえ、そういうことではございません。四月二日に報告書が出るという予定でございますので、その報告書を受けてできるだけ速やかにということですから、ゴールデンウイークを過ぎるということはないかと、かように存じます。
○国務大臣(武部勤君) 四月二日、報告を受けてもうできるだけ速やかにということですから、ゴールデンウイークなどを全く想定しておりません。できるだけ早くということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(武部勤君) 私ども、BSE問題に関する第三者検討委員会の報告を三月中にはいただけると、このように思っておりまして、ここでは当然法案にかかわる問題についても御議論いただいているわけでございますので、その第三者委員会が、日程が少しずれ込んでいるということで、私どもも一日も...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も北海道でありますけれども、報道で今、委員御指摘のことを知りましたが、御指摘の問題の事実関係については承知しておりません。  北方四島周辺水域は、我が国の管轄権が事実上行使できないという状況にございます。したがいまして、事実関係についてはロシアに照会す...全文を見る
03月18日第154回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(武部勤君) 端的に申し上げますと、イタリアからの輸入肉骨粉の中に日本が求めていた加熱処理条件を満たしていなかったのではないかと、そういう疑いのある肉骨粉が百五トンあるということでございまして、これは更に調査をする必要があると、我が国から専門家も派遣する用意がございます...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この件は、平成十二年六月十九日、当時、総選挙のときでございましたが、道連会長の鈴木議員が比例区候補でもありまして、私どもの十二選挙区支部にごあいさつに参りました際に事務局が受けたものでございます。  そのケースは他の支部にもございまして、私どもは道連から...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 全部述べた方がよろしいですね。
○国務大臣(武部勤君) 多いですよ。
○国務大臣(武部勤君) それじゃ、時間なくなるかもしれませんが、今、委員御指摘のように、BSE……
○国務大臣(武部勤君) 案件だけですか。  雪印食品関西ミートセンター、関東ミートセンター、カワイ、スターゼン、熊本県八代市の青果物卸業者、全農チキンフーズ、鹿児島くみあいチキンフーズ、千葉県漁連、蔵王フーズ、まだございますが、毎日のように出ております。  これは、一言申し上...全文を見る
03月19日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○武部国務大臣 本法律案の御提案に当たり、委員長及び委員各位の払われました御努力に深く敬意を表するものでございます。  政府といたしましては、特殊土壌地帯の現状にかんがみ、本法律案について特に異存はないところであります。この法案が御可決された暁には、農林水産省といたしましては、...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をしてまいる所存でございます。
03月19日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(武部勤君) ただいま野間副大臣から御答弁の中で申し上げましたように、これまでの日中間の話合いの間で、双方の関係者の間では、平成十二年のような日本への輸出の急増ということは、これは日中双方にとって不利益であるというような認識が醸成されつつあるということでございまして、本...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) このたびの話合いによる決着の一つのメリットといいますか、私どもが期待をしている一つは、今、委員御指摘のように、ネギ等三品目に限らないということでございまして、十二月二十一日のセーフガード問題に関する協議におきましては、日中両国政府は、政府と民間の両ルートを...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 増加する輸入農産物に対抗して、国際競争にも対応できる産地を育成していくという観点に立ちまして、生産、流通の両面にわたりまして構造改革を進めていくことが必要であるというふうに考えておりまして、具体的な中身につきましては、例えばネギについて言えば、輸入品の二倍...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおりだと、私はこう認識しております。  平成十三年一月の中央省庁再編によりまして新たに設けられました総合食料局や生産局等が、厚生労働省と連携しながら企画、実施を行っているところでございますけれども、一方、BSEの問題に関しましては、初期の段...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまも申し上げましたように、単に掛け声で消費者行政に軸足を大きく移すというだけでは駄目でありまして、私ども、中身の伴った人的配分についても当然そういう体制づくりに全力を尽くしたいと、こう思っておりますが、具体的には、BSE問題に関する第三者委員会におき...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 極めて多数のBSEの発生を経験いたしました英国においては、本病の統計学的及び疫学的な評価が進んでおりまして、その中で、発生当初から経年的に汚染飼料が出回った状態等、状況等に対応して、地域ですとか年齢による発生率に変化があったと、このように聞いているわけでご...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 激励を込めて御質問を賜った次第でございますが、我が国初のBSE発生以来、関係の皆様方に対しましては大変御迷惑をお掛けしてきているところでございます。  私どもといたしましては、生産現場の声、また消費者の皆様方の声をしっかり聞きながら、BSEをめぐる課題に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のように、BSE問題につきましては、客観的な検証、科学的な知見に基づいた議論というものが大事だと、このように思っておりまして、そういう意味で、厚生労働大臣と私の私的諮問機関としてBSE問題に関する調査検討委員会を昨年十一月に設置いたしまして、今大...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) やる気満々で今取り組んでいるわけでございます。満々というよりも本当にやらなければならないということで、雪印食品の問題発生以後も、私どももこれは徹底してうみは出さなくちゃいけない、もうあらゆる問題を出し尽くすと、そういうことで取り組んでいる所存でございますが...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 森林・林業基本法及び森林・林業基本計画に基づきまして、委員ただいま御指摘のございましたように、新しい理念であります森林の有する多面的機能の発揮また林業の持続的かつ健全な発展と林産物の利用の促進、この理念に従いまして、森林・林業・木材産業に係る政策の再構築を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども申し上げましたように、地球温暖化の防止、また地球環境破壊防止に対しまして森林が果たす役割や機能は極めて重要であると認識しております。  このような観点から、我が国は世界有数の木材輸入国として、各国の森林の有する多面的機能の持続的発揮を損なうことが...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 加治屋委員から誠に重要な農業、また食料、農村に係る御発言がございました。正に食料・農業・農村基本法という根本理念というのは、私は、食と農の一体化と言って過言でないのではないかと、このように考えております。  食料・農業・農村基本法は、ただいま委員御指摘の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まず最初の御質問は、平成二十二年に四五%の自給率達成が可能なのかどうかというお尋ねでございますが、食料・農業・農村基本計画においては、そのように基本法に基づいて目標値を立てているわけでございます。  この目標値の背景には、今現在地球上の人口は六十数億であ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 御指摘のとおり、先般、スパチャイ氏にお会いいたしまして、我が国のWTO農業交渉に臨む考え方について率直に申し上げた次第でございます。まあ議長という立場でありますので、私どもの考えを十分聞いていただいたとは認識しておりますけれども、今御指摘のように日本の提案...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今回のBSE発生によりまして食肉消費が減退いたしまして、これに伴いまして枝肉価格や子牛価格が低下しているということだけではなく、影響を受けている方々が中小企業の皆さん方を含めて数多くおられるということにつきましては、私ども大変大きな責任を感じながら、一日も...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 米につきましては、委員御指摘のとおり、これまでは、平成九年の新たな米政策、十一年の水田を中心とした土地利用型農業活性化対策等の対策を講じてきているわけでございます。これらの対策は、近年、この豊作が続く状況におきまして、当面の米をめぐる状況に適時適切に対処す...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨年、日中両国首脳が、セーフガードの問題については話合いで解決を図るという合意がございまして、それに基づきまして、平沼経済産業大臣と私が十二月十一日、そして十二月二十一日、二度ほど中国の石広生対外経済合作部長と協議を行いまして、二十一日の日中閣僚協議におい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまも申し上げましたように、これまでの日中間の話合いで、双方の関係者の間では、これには日本側からは輸入業者も組織を作って入っておりますし、中国側は農業者も組織を作って入っておりまして、民間協議ということでありますが政府もオブザーバーのような形で関与して...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 二回目です。
○国務大臣(武部勤君) 日中間のネギ等三品目のことを見ましても、昨今増加する輸入野菜に対抗いたしまして、国内の産地におきましても、国際競争にも対応できる、そういう産地を育成していくということが必要だと、かように考えておりまして、これは生産、流通両面にわたりまして構造改革を進めてい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 午前中の議論にもございました、私も、この森林・林業基本法の策定はもっと急ぐべきであったと、このように感じます。  といいますのも、今どういう状況に森林・林業がなっているかといえば、木材生産が外材の圧力に負けているということが一つございます。したがって、木...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 厳しい御指導というよりも力強い御支援をいただいたと、こういう認識でお答えさせていただきますと、委員御指摘のとおり、私はまだまだ予算も足らないと、このように思っております。これは予算が足らないということよりも、むしろ、あえて踏み込んで申し上げますと、やはり森...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 京都議定書におきましては、森林の吸収源の保全及び強化が地球温暖化対策の一つとして位置付けられておりまして、先般のCOP7におきましても、年間一千三百万炭素トン、基準年排出量の三・九%が第一約束期間において計上できる森林経営による吸収量の上限値として認められ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 和田先生御指摘のとおり、森林整備というものは非常に重要でありまして、やるべきことはたくさんあるんです。むしろ予算が伴わないと。  しかし、私ども、先生も同じように山育ちといいますか、地方出身ですから、山がどの程度荒れているかということはもう目の当たりに知...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 極めて勇気を与えていただいた、そういう感じを受けまして、敬意と感謝を申し上げたいと思います。  私は、市場原理に基づく競争政策ということがあって、これはまた重要だと思います。しかし、公共原理に基づく共生政策、これは私の作った言葉なんですけれども、共に生き...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨年九月十日にBSEを疑う牛が我が国で初めて発生いたしました際に、私はまず最初に、どうしてBSEが日本に侵入したのかと。これは委員御指摘のとおり、日本は未発生国です、清浄国です、そういう説明の繰り返しでありました。したがって、その危機管理意識の希薄さに驚い...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今日は生産局長も来ておりますから、細かいことは生産局長の方が詳しいかもしれませんが、今、委員御指摘のことは大事なことでございますので私から答弁させていただきますが、いわゆるWHOの専門家会合の勧告を受けまして、緊急に肉骨粉を反すう動物に使用しないよう徹底す...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省は、英国におけるBSEの発生状況を踏まえまして、BSE対策を検討するため、委員御指摘のように、九〇年六月に担当官を英国農漁食糧省獣医局等に派遣いたしました。その調査結果を踏まえまして、七月に、BSEの侵入を防止するために、一九九〇年以降、英国及び...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) やはり行政というのは、起こり得る、起こり得ないと思うことが起こり得るという、そういう最低、最悪のことを考えて対応マニュアルというものを作っておくべきではないかと、私はこのように思います。  今、鶴岡先生が全部事実を知っていてそれを隠ぺいしたんじゃないかと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そうですか。
○国務大臣(武部勤君) はい、わかりました。
○国務大臣(武部勤君) メーカーに調査させたというふうには私は聞いておりませんで、これはその全頭サーベイランスをやりました際に、これは第一段階は、言わば中枢神経症状のあるような牛がいないかどうか。それからもう一つは、肉骨粉を間違って使用していないかどうかというようなこと等を含めて...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEが発生する以前に、BSEの発生の可能性について、農林水産省が、あるいは厚生労働省もそうであろうと思いますが、知識、情報が皆無ではなかったと私は思います。その受け止め方だと思います。その受け止め方が甘かったということに危機管理意識の希薄さに私は驚いたと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食品の安全の問題について、行政組織といいますか、どういうシステムにすべきが一番いいかということについては、BSE問題に関する検討委員会の報告を待って、しっかり対応したいと、このように考えます。  また、食品表示の問題については、食品表示一一〇番、あれをや...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 地方交付税の交付金の問題については、私も地元の町村長から深刻な様子はよく聞いております。それでありますだけに、私は自民党の過疎対策特別委員会の委員長を務めてまいりまして、新過疎法に関係してまいったんですが、農山漁村の新しいコミュニティーといいますか、その一...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 町村合併については、自主性を無視してやるべきでないということについては私は同感でございます。しかし、これ現実問題、財政事情を考えざるを得ないということも事実でございます。  それから、最近のように情報インフラが整備され交通インフラも整備されているときに、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 最近における農家経済の実態が非常に深刻であるということは私も承知いたしております。それだけに、今後の農業経営というものがいかにあるべきかということを真剣に考えていかなければならないと、このように思うのでございます。  また、私の知っている農家は株式会社に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一ヘクタール未満というのは一つの目安でございまして、一ヘクタール未満でそれだけで生活を立てるということは、これはなかなかできる話ではないんじゃないですかと。したがって、一ヘクタール、これは兼業農家は別ですよ、要するにそれだけで、農業の収入、農家収入だけで一...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほどの話もしますけど、僕は、お米を基準に一ヘクタール未満と、こう言っているわけでして、ガーデニングということを言ったのは、花作り、花卉栽培だとかそういったことはできるんですよ。それから、花卉栽培であれば年取ってもできるわけですから。だから、そういう組合せ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農家の負債対策を講ずるに当たっては、やはり意欲と能力のある農業者が経営の実情や課題等を十分に認識して、融資の返済可能性を含めて的確な見通しを立てた上で経営改善に主体的に取り組む場合に、これを適切に支えていくことが私は大事だと、このように思います。  この...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これまでの佐呂間とか白井市だとか猿払、それから宮城村ですね、総務大臣にお話をして、特交でそれぞれの町や村がやった地域対策、それについては手当てをしていただきました。同時に、今、局長から説明いたしました互助制度でありますけれども、これは一頭当たり、代替牛を買...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 岩本先生へのお答えになるかどうかわかりませんが、私ども、BSEの問題に限らず、農林水産省のどこに問題があるかということを私なりに問題意識を持ちまして、情報戦略タスクフォースというものを直属に作りまして、そして「国民に信頼される開かれた農林水産省の再生に向け...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私ども、先生からも御指摘されて、私の言うのは、生産者と消費者の顔の見える関係を作るということでございます。消費者が求めるものをきちっと供給体制作らないと自給率も上がらないと、生産者が成り立たないということでございまして、言わば消費者と生産者のコミュニケーシ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いただいています。
○国務大臣(武部勤君) 私も、絶えず事務方にはどうもこれはおかしいんじゃないのかということを言っているんです。しかし、大体の説明は今、生産局長言ったようなことなどなんですが、実際に焼き肉屋さんへ私行きましても、ワインは付けても安くしないんですね。そう言いました、安くしないんですっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ほかの省庁とも相談してみます。
○国務大臣(武部勤君) 委員もう御案内のとおり、十七日以前に屠畜解体された牛肉についても、OIE等により牛肉そのものは安全なんですね。一方、十月十八日のBSE全頭検査の開始に伴いまして、BSE検査を受けていないという理由をもって消費者から、あの当時のことを考えますと、十八日以後の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、委員は、最初は調整保管でなかったのかという、そういう御質問ありましたけれども、当初は、市場隔離はするけれどもまた流通させるという、そういう発想があったんです、落ち着いたら。ですから、たしか八か月分の保管の予算を措置したと思います。八か月というのも、私、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私ども、厚生労働大臣と十月十八日全頭検査を実施するときには、マスコミの皆さん方にもはっきり、二つ書いてくださいよと。  十八日から全頭検査になりまして、これはどういうことかというと、屠畜場から流通する牛肉は安全を証明したものしか流通しないんですということ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いや、そのような圧力だとか、そういう御意見も私も全く聞いておりません。ですから、そんなことで圧力を受けて焼却処分にしたというものではございませんで、これはもう各党から国会でも言われましたし、また野党提出の法案もこのことについては焼却すべしというような内容の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をしてまいる所存でございます。
03月20日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(武部勤君) 平成十四年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成十四年度一般会計予算における農林水産予算の額は、関係府省計上分を含めて三兆一千九百五億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆五千五十六億円、非公共事業費が一兆六千八百四十九億円となって...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農産物価格の変動に伴いまして、収入又は所得の変動を緩和するセーフティーネットとして、保険方式を基本に、積立方式を含めて経営所得安定対策について今検討しているわけでございますが、これまでに、十四年度予算で新規の調査費を確保するとともに、過去のデータの収集等に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、田中先生御指摘のことは、いわゆる意欲と能力のある農業経営体と、あるいは健康生きがい型の農業と、私は別々なものじゃないと思っているんです。最近の農村は、過疎化、高齢化ということで担い手がいないということで、経営継続できない農家もたくさんあります。そういっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 近年、林業生産活動の停滞や森林所有者の高齢化、不在村化等を背景といたしまして、森林の有する多面的機能の発揮を図る上で不可欠な森林・林業が適時適切に行えなくなっているという状況がございます。  このような状況を踏まえまして、森林所有者等による適時適切な森林...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食品表示の問題につきまして、おおむね四つの法体系がございます。法律にはそれぞれ立法の目的や趣旨があるわけでありまして、私ども農林水産省が所管しておりますJAS法については、消費者の食品の選択に資すると、こういう法の目的になっているわけでございますが、やはり...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE問題を契機に、私は行政の構造的な問題があると思いましたし、今委員御指摘のように縦割り行政の弊害という問題も直観的に感じました。このことについては真剣に取り組む必要があると思いましたし、客観的に科学的に検証するということも必要だと、こう思いまして、第三...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、起こり得ないということなど今の時代はないんだと。起こり得ないと思っていることが起こり得るというのがグローバライゼーションといいますか、昨今の状況の中ではあり得るんだというか、むしろ起こり得ないことなどは存在しないという危機管理意識の徹底ということが私...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは本当に申し訳ないことだと思いまして、私は、全箱検品せよ、そのために何が問題なんだということを指示いたしましたら、七百数十日掛かると。これは二年も三年も掛かってもらっては困るわけでして、それなら一番厳しい国際標準の検品体制にせよと。説明を受けたときには...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私が答弁します。
○国務大臣(武部勤君) 食肉鶏卵課の一職員が、それこそ私にも相談しないで勝手なことを言ったというのは、これはもう極めてゆゆしき事態だと、このように認識しております。私が農林水産省のトップですから、私が全箱検品体制でやれと、何が問題なんだと、こう指示しているわけでありまして、今度、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いやいや、もっと厳しくやります。そんなんでいいんですか。そうじゃないでしょう。
○国務大臣(武部勤君) トレーサビリティーの件につきましては、私は法的な背景を視野に入れて今検討させているところでございます。  それから、食品安全庁、どういう行政組織対応にすべきかということについては、私個人としては、やっぱり食品、安全、リスク評価とリスク管理というのは分けて...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、知育、徳育、体育といいますけれども、食品ジャーナリストの砂田登志子さんのお話を聞いて、なるほどと思ったんですけれども、食育という分野があるんじゃないかと、このように思います。知育、徳育、体育、食育と。アメリカは、三月とか九月には、食の安全にかかわる、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も、当選した当初は、米の臨特ということがぴんとこなくて、よくよく先輩の話を聞いたりしてなるほどと思ったことがありますので、議員の間でもそういうことなんですから、国民の間にはなおさらのこと不思議に思っている面があるんではないかと思います。  米の臨特法に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 認定農業者等への担い手への農地の利用集積面積は、平成十二年度末現在で約二百十五万ヘクタールでありまして、平成二十二年目標の七六%とほぼ順調に集積が行われてきていると言って過言でないと思うのでありますが、最近では毎年の集積面積の増え方は漸減傾向にあるというこ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 米につきましては、様々な今日的な現象といいますか構造的な問題があると、このように認識しておりまして、まず、野菜、畜産の場合と異なりまして、主業農家の割合が低く脆弱な生産構造になっているということが一つ言えると思うんです。米の粗生産額に占める稲作主業農家のシ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のように、二度と間違いを繰り返すといいますか、そういうようなことはできないわけでありまして、さような意味でもこの研究会というものは慎重かつ積極的にやっていかなくちゃいけないと、このように思っているわけでございまして、その際に、やっぱり一つは、私は...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 長官が答弁したとおりでございますが、MA米の考え方については、今後WTOにおける農業交渉の中で我が国の立場というものを主張してまいりたいと、言うべきことは言ってまいりたいと。しかし、国際ルールの中で、一度約束したことはまたこれも踏襲していかなきゃならないと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) どんな地域農業というものがあるかということでございますが、これは新たなものを求めても、従来との継続性というものは当然ございます。その中で、新しい機軸といいますか、新しい経営形態をどう育てていくかということが大事になってくるんだろうと思います。  やはり意...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、局長からもお話ありましたけれども、私、ベルギーへ行ってびっくりしたんですけれども、公共事業でカエルの横断道を作っているんですね。こういうのは、これはもう世界観、哲学の違いかなと思いましたが、農業とか農村ということを考えますと、これは非常に私は勉強になる...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE関連対策につきましては、つなぎ資金等を含む既存対策の延長を私は必要だと、延長が必要だということを事務方に指示しておりまして、早急に取りまとめるように今鋭意検討中でございます。このことをまず申し上げておきたいと思います。  それから、牛の個体識別につ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 本件に関しましては、三月五日の衆議院予算委員会での議論を踏まえまして国土交通省から当省への協力依頼があったことから、農村振興局が大臣官房の協力の下に調査を行ったところでございまして、調査は、当時の関係者からの聞き取りなどにより行い、その結果を国土交通省に回...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、前段の件につきましては、新たな事実の御指摘があれば農林水産省としても適切に対処していく考えでございます。  また、ただいまの農林水産公共事業の実施の問題でありますが、これに当たりましては、国会議員を始め各方面から様々な意見がございます。これらの意見に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そういうことは事、農林水産省についてはないと私は確信しております。
○国務大臣(武部勤君) その件に関して申し上げますと、当時、総選挙のときでございまして、鈴木議員は当時、道連会長でございました。比例区候補として各選挙区支部を回った際に、平成十二年六月十九日に私どもの第十二選挙区支部にごあいさつに見えましたわけでございます。そのときに事務局が受け...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま申し上げましたように、紙先生も北海道の事情はいろいろ詳しいと思います。私や中川昭一先生は鈴木代議士といわばライバルでございまして、私ども、これは道連からの助成金であるということで十二選挙区支部が受けたということでございますが、それが報道によりますよ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 企業・団体献金の在り方、政治活動を行うためにどのように資金を調達するかにつきましては、現在いろいろ議論がなされていることは私も承知しておりますが、公共事業を実施する企業からの献金の問題についても、法に照らして適正に処理されている限りは直ちに問題となるわけで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それはそのとおりだと思います。大臣在任中は私は誤解のないようにきちっとすべきだと、こう思っておりますので、大臣在任中は公共事業を営んでいる業者からの献金はいただかない方がいいと、こう思いまして、私の秘書に既に指示いたしております。
○国務大臣(武部勤君) 畑地かんがい事業を含めまして、土地改良事業は受益農家の申請に基づき実施されるものでありまして、その推進に当たりましては地元の意向を適時的確に把握して事業に反映することが大切だと、かように考えております。  このため、各事業地区において毎年度受益農家や関係...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は斜里生まれでありますので、しかも二十九歳から道会議員をやっておりまして、今振り返ってみますと、道議会の農務委員長などもやっておりましたけれども、私どものところはもう風害で随分悩んだところなんですね。それで、干ばつの被害で泣いたところでもあるんです。そう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は就任以来、農山漁村の新たなる可能性を切り開いてまいりますと、こういうふうに申し上げてきているわけでございます。そして、具体的には、都市と農山漁村の共生・対流ということを訴えているわけでございます。  農山漁村と言っておりますけれども、漁村は浜でありま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 事情を何回も申し上げるわけにはいかないと思います。それは時間のこともありますから、失礼ですからね。  ただ、当初は、売り戻し特約が付いていまして、言ってみれば、早くこの事業をやってしまわなくちゃいけないということで事情がありました、一万三千トンと思われて...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは団体ごとに公表いたします。
○国務大臣(武部勤君) これ、団体ごとでも早く焼却するところが出てきたり遅くなったりすることがございますので、最終的には全部きちっと公表する必要があると思います。
○国務大臣(武部勤君) そういうことがあっては断じていけないと、このように考えております。  全頭検査前の牛肉の隔離事業においては、事業実施団体は各会員から千百十四円・キログラム当たり等の価格で買い上げておりますが、これは将来同じ価格で売り戻すことを条件として、焼却処分が決まっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 末端まですぐということになるかどうかはちょっと、かなり、例えば検品も……
○国務大臣(武部勤君) すべて。すべて、それはもう大原則でございます。
○国務大臣(武部勤君) これは、私はもう原則公表だと思っております。ただ、営業倉庫でございますので、同意が条件になるだろうと思います。これは、私どもから国交省、国土交通省は倉庫業を監督するそういう責任がございまして、ここでも自主的に調査していただいておりますので、原則公表は当然の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 丸投げといいますか、私はよく短時間でできたものだなという印象を持っていました。それは、まず一万三千トンという数字の把握と、そしてこれを一気に集めると。しかも、国会でもいろんな議論がありまして、倉庫に入っているものだけじゃなくて、そして小売店段階のものも集め...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のことは全く私もそのとおりだと、こう思っております。厳正に対処させていただきます。  ありがとうございました。
03月25日第154回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘の問題は、私どもも一番頭を痛めている問題でありますし、現場の皆さん方からすれば必要に迫られている問題でありまして、私ども、屠畜場における円滑な受入れの推進については都道府県に対して繰り返し求めているところでございますし、三月十八日から副大臣、政務...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 本件については、ただいま生産局長の答弁にありましたように、私ども、この事業というものは、農家における滞留の長期化を招いて乳牛の更新が行われない可能性があるわけでありまして、乳牛の更新が行われないと酪農経営の将来に重大な影響を及ぼすわけですね。  さらに、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私ども、安全と安心の間に非常に大きな乖離があるということを反省させられているわけでございますけれども、農林水産省の在り方としては、消費者に軸足を置いて、食の安全と安心の確保に向けた改革に今真剣に取り組んでいる最中でございます。  やはり、食品に由来する危...全文を見る
03月26日第154回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、昨年の九月十日に我が国で初めてBSE患畜が発生いたしました。その当時、私は、どうして我が国にこのBSEが侵入してしまったのかと、さらに、ゼロリスクということがなかなか難しいとしても、どうして危機対応マニュアルというものを構築していなかっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今大詰めの御論議をいただいているわけでございまして、報告書が出される以前の現時点でコメントをすることは差し控えたいと思いますが、私どもがなぜこのBSE問題に関する調査検討委員会を私的諮問機関として厚生労働大臣とこれを設けたかという背景は、先ほども申し上げま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、私ども人の命と健康に影響を与えない全頭検査体制ということをまず優先いたしました。厚生労働省と協力して、十月十八日以降は安全を証明した牛肉以外は屠畜場から流通しないということになったのでありますが、もう一つ、BSEの侵入を完全に遮断するた...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食品の安全性の問題につきましては、私ども最も今意を尽くして努力して取り組んでいる問題であります。  動植物検疫また輸入食品の安全対策本部も遠藤副大臣を本部長に設置いたしましたし、食品制度対策本部は野間副大臣を本部長にして設置して、今食品表示の問題について...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、委員御指摘のようなことがまだ可能性として排除できないということで、今後、感染源としての可能性を排除できない事項について更に調査を深めてまいりたいと、かように考えている次第でございます。  今のこと全部述べる必要は……
○国務大臣(武部勤君) よろしいですか。  いずれにいたしましても、BSEの感染経路の究明に当たりましては、BSEの潜伏期間が二年から八年と長いわけでありまして、調査対象期間が数年前にさかのぼること等から、かなりの困難が予想されますけれども、その見通しについてどうかということに...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども申し上げましたように、第二次中間答申、報告におきまして、そういう質問であれば一つ一つお答えしなくちゃならなくなってくるわけでございますが……
○国務大臣(武部勤君) それは今もう、私ども、もう今日、明日にでも究明したいと思っておりますが、しかしかなり絞られてきたことも事実だろうと、このように存じます。しかし、今申し上げましたように、迷宮入りはさせないとの覚悟で、体制も増強して、今全力を挙げて取り組んでいるという次第でご...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) オランダ産の動物性油脂につきましては、その原料は牛の脂身等であると、率直に言って感染源となった可能性は、純度の高いものである可能性が高いこと等から低いと、こういうふうに言われております。  しかし、三例に共通する飼料であるということは委員御指摘のとおりで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今のいわゆる三頭と同じ当時に、一九九六年に生産された現在飼養されている乳牛の頭数は約十万頭でございます。一九九六年に生産された牛で、現在飼養されている乳牛の頭数は十万頭です。当該代用乳のシェアは約三〇%、したがって推定頭数は約三万頭ということでございまして...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 死亡牛、既に死亡している牛もございます。既に死亡している牛は確認はできておりません。
○国務大臣(武部勤君) 今、サーベイランスの強化をしておりまして、二十四か月齢以上の牛については、今、各都道府県に協力をお願いしておりますが、大体平成十四年度でいろんな機材といいますか、キットが準備される、こういうことでございますので、だからといって、機材がそろったから全部直ちに...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 二十四か月齢以上の死亡牛のうち年間四千五百頭を対象にしてBSE検査を行いつつあるわけでありますが、このような中で、我が国におけるBSEの早期根絶を図るために、御指摘のように死亡牛の検査体制の強化を急がなきゃならない、かように考えておりますが、ただいま申し上...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは、英国におけるデータによりますと、三十か月齢以上で感染する確率が、九九・九五%ということですから、それは若ければ若いほど確率は低くなるわけであります。しかし、今、委員も全頭検査賛成だと、こうおっしゃいましたね。やはり一番大事なことは、安全と安心の間の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産行政の実施に当たりましては、私ども、国民の皆様方から幅広く聞きながら推進しているところでございまして、議員の皆様からも与野党それぞれいろいろな御意見を拝聴しております。そして、謙虚に耳を傾けるべきことについては耳を傾けておりますし、そうでないものに...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもは、委員が今いろいろ御提起されましたようなことを一つの大きな目標にして今真剣に取り組んでいるわけでございます。影響を受けた方々たくさんおられます。生産者の皆様方にも真剣に耳を傾け、消費者の皆さん方の、方々の意見もしっかり受け止めて、トレーサビリティー...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 何度も申し上げておりますし、小川委員からはこういった場で厳しい御叱正も賜りましたが、お互い政治家として、九月十日のBSE患畜が初めて発生したときに、私どもはこれは行政上に構造的な問題があるということを直感いたしまして、これは役人任せにできないと、政治主導で...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 参考人招致に関しましては、これは院の問題だと、かように思いますので、私からコメントすることは差し控えたいと思います。
○国務大臣(武部勤君) そもそも、BSE問題に関する調査検討委員会の目的というのは、過去の行政対応上の客観的な検証と畜産・食品衛生行政の一元的な在り方、食品安全問題についての抜本的な見直しということについていろいろ御提言を賜りたいと、それが目的の一つでございますので、是非御報告を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 当初の構想は、十七日以前の牛肉も元々安全なものであるには違いありませんけれども、しかし、十八日以降、全頭検査以降の牛肉に照らして、消費者の皆さん方の間にはやっぱり不安が残ると、念には念を入れて不安払拭が必要だということが第一にありました。  もう一つは、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この最初の事業は、私ども市場を隔離をして、そして落ち着いた段階でまた流通することもあり得べしということで取り組んだのでありますが、しかし、二頭目、三頭目が出たわけですね。そのことによって国民の間には不安が更に高まり、牛肉の消費が一段と落ち込んでいったという...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほど来申し上げておりますように、九月十日に我が国初めてのBSE患畜が発生して、私は、これは行政に構造的な問題がある、何でBSEの侵入を防げなかったんだろう、ゼロリスクとは言わないまでも、何で危機対応マニュアルがなかったんだろう、更には縦割り行政の問題も感...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のことは、本当に正直者がばかを見るようなことがあってはいけないという意味で全く私同感でございます。    〔理事野沢太三君退席、委員長着席〕  ただ、消費者の受けた損害を業者に返還請求することは、今お話ありましたように民事上の問題でありまして...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもは当初、農場から屠畜場までのトレーサビリティー、個体識別システムを考えておりましたけれども、今、委員御指摘のとおり、やはり農場から食卓までのトレーサビリティーの導入が私は重要だと、こう思っておりまして、そういう方向に向けて、今、委員が御指摘ありました...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ちょっと、総理に答弁いただく前に、多少私どもの所管でございますので申し上げますと、食品一一〇番は、これはすべての食品について実施しておりまして、一か月間で千六百件を超える情報が集まりました。  しかし、これは立入検査、指示、公表、罰金ということで、この強...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもは、生産者と消費者の顔の見える関係というものを構築するというのが今取り組んでいる我々の目指すべきところでございます。  この間、テレビを見て感動しましたけれども、長野県でトレーサビリティーによってメールが来た、あなたのところの肉をいただきました、頑...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) もう岩本先生の得意の分野でございまして、私も、岩本哲学を何度も聞かさせていただきまして、いつも共鳴しているんですけれども、やはり農山漁村というのは多面的な機能を持っていると思います。とりわけ、中山間地域というのはおいしい水を支えているんですね。おいしい水、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) クローン牛には受精卵クローン牛と体細胞クローン牛があるのは御存じと思いますが、このうち、受精卵クローン牛についてはこれまで六百二十頭出生しておりまして、百七十九頭が出荷されております。受精卵クローン牛由来の食肉については、小売段階において受精卵クローン牛と...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この問題につきましてはいろんなことが言われております。しかし私は、やっぱり実態を徹底的に調査すべきだということを申しておりまして、しかも安くなれば需要が回復するわけでございますから、今後、消費拡大キャンペーン等に対する支援を行いまして、消費者の牛肉購買意欲...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 具体的なことでございますから、私から御説明させていただきます。(「委員長、委員長」と呼ぶ者あり)  EUステータス評価の取りやめについては、昨年六月、事務方から説明を受け了といたしましたが、これは七月にEUもOIEの基準に照らして……    〔大渕絹子...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 新たな評価基準を作るということでございましたので了としたわけでございますが、BSE発生後に改めて事務方より説明を受けまして、危機意識が薄いことを痛感し、厳重に注意した次第でございます。
○国務大臣(武部勤君) これは行政指導により対応したということについては、いろいろな審議会とかいろいろな意見を聞いたんだろうと思いますが、私はなぜ法的規制にしなかったのかなという思いを強くしております。これは私どもも反省しなければならない農林水産省の大きな責任の一つだと、このよう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは農林水産大臣が答弁すべきか、しかし、委員は私の責任と、こういうことで御質問でしょうから私が答弁します。  これは、御案内のとおり、屠畜場で敗血症という診断をしてしまった……    〔大渕絹子君「委員長、委員長」と述ぶ〕
○国務大臣(武部勤君) BSEを疑わなかったということが大きな問題でございまして、これは縦割り行政の問題の一つと思います。また、都道府県ともきちっとした連携を取って危機対応マニュアルがなかったという意味で大きな責任だと、このように思っております。
○国務大臣(武部勤君) 委員は、農水省の責任と分けて、私は農林水産省の責任と分けて考えるべき問題だと、このように思っております。  なお、雪印食品に関しましては助成金は交付しておりません。
○国務大臣(武部勤君) 九月十日に我が国で初めてBSE患畜が発生したその時点で、私は、行政上構造的な問題がある、これは役人任せにはできない、徹底究明を政治主導でやろうということで取り組んできたわけでございます。  そして、そのためには客観的な検証が必要だ、科学的な知見も必要だと...全文を見る
03月28日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○武部国務大臣 ともに、大臣、副大臣、政務官として、岩永先生とはこのBSE問題に限らず一緒に仕事をさせていただいたということを振り返りまして、岩永先生の熱い思いというものを今改めて知らされた気がいたします。激励をいただきましてありがとうございます。  ただ、今先生御指摘のように...全文を見る
○武部国務大臣 小売価格が低下していない実態を事務方に指示して調べさせたのでございますが、大手チェーンストア数社からのヒアリングでありますが、現在の小売価格は、BSE発生前と比較いたしまして、平均で三割程度下がっているとの報告を受けているわけでありますけれども、私も、この小売価格...全文を見る
○武部国務大臣 先生御案内のとおり、今年度中に牛の個体識別システムというものを導入することにしております。まだ全部耳標が装着されておりませんが、これらも順次全頭に装着されることになるだろう、こう思っております。  今お話しのとおり、消費者がみずから食品の生産方法等に関する情報を...全文を見る
○武部国務大臣 BSE問題等に関連しまして、食に関するさまざまな問題が顕在化している今こそ、今後の農林水産行政のあり方というのは、生産者サイドから消費者サイドに軸足を大きく移して、食の安全と安心の確保に向けた改革に真剣に取り組む必要がある、私はこう思っております。  そのことが...全文を見る
○武部国務大臣 川内先生との出会いのことは、今ももうきのうのように思い出します。私の大学時代の同級生の坪井君からも先日メールが来ました。今、先生からパーティーの券を買っていただいたというお話も思い出しましたし、また、先生の御親族の方の結婚式に何でもいいから来いと言われまして、私は...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産省は、入省した若い職員を農村に派遣して、ちょっと見えなくなりましたけれども、大村理事は、私の出身地斜里町の峰浜というところの藤盛さんというお宅、私の後援会長ですが、そこに一月滞在、一年だったかな、滞在して一緒に農業をやったという人で、まさに藤盛さんは、うち...全文を見る
○武部国務大臣 参考人招致の件につきましては、これは院の権限でありますし、理事会等でお諮りいただいてお決めになることであろう、かように存じます。したがいまして、この点についてはコメントは差し控えさせていただきたい、かように思います。
○武部国務大臣 私もその予算委員会におりましたけれども、総理も、それは院がお決めになることだということでありまして、院がお決めになることについては、だれを招致されても、そのことについて自分としてとやかく言うべきことではない、こういうふうに私は受け取りましたので、私も、そういう意味...全文を見る
○武部国務大臣 極めて熱い激励をいただいた、このように感謝申し上げます。  私がBSE発生当時痛切に感じたのは、なぜこのBSEが日本に侵入したんだろう、ゼロリスクということがこれは不可能だとしても、なぜきちっとした危機対応マニュアルが、厚生労働省でありますとか都道府県であります...全文を見る
○武部国務大臣 今白保先生御指摘のとおり、日本で初めてBSEが発生いたしまして、本当に未曾有のいろいろな影響が、生産者はもとより中小企業の皆さん、あるいは消費者の方々にも影響を与えて、その後また雪印食品の事件によりまして、食品の安全問題、とりわけ偽装表示というような問題が明るみに...全文を見る
○武部国務大臣 先生御指摘のとおり、グローバル化が進んで何が侵入してくるかわからないという状況の中で、やはり私は、国内における生産体制というものをしっかりつくり上げていくということが一番大事だ、このように思っております。  私も北海道でありますけれども、酪農家の方々によく話をす...全文を見る
○武部国務大臣 最近の生乳価格は、平成十三年度の補給金単価が前年同額でありましたことから、メーカーとの取引価格も据え置きになったこと等から前年度並みとなっておりまして、安定的に推移している、このように見ているわけでございます。先生は、生乳価格の動向はどうだということをお聞きしたい...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどは失礼しました。私どものところは加工原料乳地帯がほとんどなものですから、生乳のことを加工原料乳、こう思いまして先ほどちょっとお答えいたしましたけれども、これは、生産者補給金の単価というのは、前年度単価に生産コストの移動三年平均の変化率を乗じて、いわゆる変動率...全文を見る
○武部国務大臣 一つは法律的な背景などがございますが、またいろいろな諸対策ということもございます。一言で言うと、法律に基づいて別の法体系であるということは委員御案内のとおりだ、このように思います。  牛肉の安定価格帯については、指標となり得るものについて定めることが適当であると...全文を見る
○武部国務大臣 私ども、事務方と議論する際に、必ずこの問題について議論をしているわけです、どういうメカニズムになっているんだと。私も実際詳しくわかりませんで、それで、事務方の説明の中には、安売りするときにはどんと下がるという話だとか、あるいは小売の段階で、全体の売り上げが減ってい...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどの件も含めまして、私ども、一番喫緊の課題はやはり牛肉の消費が伸びることだ、こう思っておりまして、これはもう徹底したキャンペーンを今用意いたしておりますし、最近、消費の回復基調にあるということも数字的に出てきております。  そういったことで、今の問題も含めま...全文を見る
○武部国務大臣 我が国の酪農経営については、委員も御案内と思いますが、主産物である生乳の販売額が収入の九割以上を占めていると思いますね。総合乳価がほぼ前年度水準で推移してきていると思います。  一方、BSEの発生によりまして、副産物価格の低下、あるいは廃用牛の滞留を初め、規模拡...全文を見る
○武部国務大臣 まさにピンチをチャンスにしていかなきゃならない、こう思っておりまして、生産者の方々にも、元気を出して勇気を持って取り組んでいただけるような、今回の乳価に向けての私どもの努力を今傾注しているところでございます。  十四年度補給金単価は、七十銭アップのキロ十一円とい...全文を見る
○武部国務大臣 特別な対策というよりも、やはり経営の安定ですね。将来展望がきちんとできる、そういう経営に向けて生産者も頑張ってもらう、私どももこれをバックアップする支援策についてさらに努力をしていく。  そして、今委員御指摘のように、私は、先生から延長せいと言われるのかと思った...全文を見る
○武部国務大臣 これは、全額国が金を出すわけじゃありませんで、やはり私どもも総務大臣にお願いをしておりますが、地方自治体の財源確保ということも大事でありまして、特別交付税等でさらにこのBSE関連ということも含めて協力してほしいということを申し上げております。  やはりそういった...全文を見る
○武部国務大臣 私は、問題は結果だ、このように思っております。  本予算でも最大限措置していかなきゃなりませんし、やるべきことはもう、二千億円を超える対策を行っているわけでございまして、よりスピーディーに、臨機応変に対応できるということが特にBSE対策にとっては大事だ、かように...全文を見る
○武部国務大臣 老経産牛の処理についてのことでございますが、それぞれの都道府県におきまして、屠畜日の指定や専用の屠畜場を含めた受け入れ屠畜場の確保について、実情に応じた処理体制の確立について協議が進められております。かなり前向きに進んでまいりました。  農林水産省といたしまして...全文を見る
○武部国務大臣 十三年度実績は、九月二万二千頭、十月八千頭、十一月二万二千頭、それから十二月二十四日時点で一万八千頭、十二月一万五千頭、一月一万七千頭、そして二月は一万九千頭とふえてきていますね。もう一踏ん張りだと思います。
○武部国務大臣 いつの時点で、今月ですか。ずっと。  今答えたのは乳用雌牛でございます。滞留頭数は、二月で五千頭、累計五万八千頭でございます。  このことにつきまして少しく申し上げますと、本年二月からこの廃用牛流通緊急推進事業を開始したのでございますが、徐々に進んでまいりまし...全文を見る
○武部国務大臣 先生からも前にも委員会でも指摘されましたけれども、廃用牛の屠畜頭数は、どんどん出るようになりましたから、増加基調にあるということが一つ言えます。屠畜場の業務への悪影響を懸念しまして、これを抑制しようというようなそういう動きもございます。  また、廃用牛の価格の低...全文を見る
○武部国務大臣 今部長が説明しましたように、屠畜頭数はふえている、滞留頭数は減ってきている。しかし、減ってきているけれども、まだふえていることは事実です。しかし、今度の乳価に関連する対策でも、乳用雌牛対策として一頭当たり三万円。これも、廃用を出す場合ということで、そういう更新、乳...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどの三万円の話は、ちょっと委員長にお願いしますが、関連対策の中で、私どもそういうことを期待して今いろいろ構想しておりますけれども、決まった話ではありませんので、これはひとつ削除していただきたいと思います。  そういう努力をいたします。そして、この乳牛の更新が...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどの件については、今先生も環境対策ということでありましたので、都道府県や地方自治体の財政事情も厳しいということですから、そういったことも含めて早く進むように我々も努力したいと思っております。  今、経営所得安定対策ということでございますが、これは経営実態とい...全文を見る
○武部国務大臣 先生が経営所得安定対策のお話をしたから、私はそう申し上げたわけでございます。  BSE対策はBSE対策で、諸般の対策を私ども真剣に取り組んで努力しているわけでありますし、これからもなお、先ほども一部、つなぎ資金の延長等々の話もさせていただきました。そして、財源の...全文を見る
○武部国務大臣 現時点では、第二次中間報告におきまして発表させていただきましたが、感染源としての可能性は排除できない事項や、さらに確認を必要とする事項をある程度明らかにすることができた、このように思っております。  まず、肉骨粉については、関係する配合飼料工場のうち四工場が同じ...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
○武部国務大臣 農業経営の改善に必要な資金の融通の円滑化のための農業近代化資金助成法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の多面的機能の発揮を確保するためには、効率的かつ安定的な農業経営が農業...全文を見る
03月28日第154回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(武部勤君) 農業経営の改善に必要な資金の融通の円滑化のための農業近代化資金助成法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の多面的機能の発揮を確保するためには、効率的かつ安定的な農業経営が農業生産の相当部分を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 楢崎議員の御質問にお答えいたします。  まず、全農チキンフーズの偽装事件についてのお尋ねであります。  これは、消費者の信頼を大きく裏切るばかりでなく、生産者の真摯な経営努力を無にしかねない、あるまじき行為であり、極めて遺憾であります。  今回の事件...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(武部勤君) 先般も、大臣、副大臣、政務官、農林水産省の五人の政治家だけで我々毎週一回会議を持っております。その際に出た議論の一つが、今、国井先生御指摘の問題であります。それで、私ども直ちに、いろいろな考え方はあるかもしらぬけれども実態を把握するということが一番大事だ、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いや、知りませんでした。
○国務大臣(武部勤君) そのことは、この食の問題におきましても、今後いわゆるリスク分析という考え方で、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションというものをいかに組み合わせていくかということだと、かように思います。  また、具体的には、このトレーサビリティーも、私ども当初...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今大詰めを迎えております第三者委員会の報告を受けて、私ども、安全の問題についての行政対応をどうしていくかということを研究しながら取り組んでいかなくちゃならぬと思っておりますが、そのことについて私は前にもここで申し上げましたけれども、やっぱり科学的な、専門的...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもは、現状の酪農経営の実態を踏まえますと、廃用牛の問題でありますとか、ぬれ子の問題でありますとか、さらには廃用牛が滞留するコスト、またこの労賃ですね、かなり通常のときよりも酪農経営に要する労働力、こういったもののコストも増えていると、このように思いまし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 牛乳に限らず、私、北海道ですから、もうタマネギから芋からありとあらゆる農産物の需要が落ち込んでいるわけでございます。このことを農林水産省として、所管する役所としては、もうしっかりどういう背景があるのか分析しなくちゃいけないと、このように考えておりますが。 ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、先生御指摘のように、農協が止めているというところも実際調べましてありました。それから、屠畜場が抑えている、屠畜場がブレーキになっているということもあります。それから、生産者自らも出したくないと、四頭目になったらもう経営破綻だと、そういう懸念もあります。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今の離島の話ですね、先般、岩永政務官が長崎に参りまして、やっぱり長崎県からもそういうような話を聞かされているわけです。  いろんな方法があろうかと思います。中には、屠畜場も再編のために閉じてしまうところもあります。しかし、そういったところできちっと水防法...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども申し上げましたように、私ども、副大臣、政務官が全県歩いてそれぞれの実態聞いております。また、我々もいろいろお願いもしております。その結果、かなり廃用牛の出荷についても順調になってきたと、このように思っております。また滞留している分が五万八千頭もあり...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も全く同感でございまして、一つ互助制度について、先ほどは万が一BSEが発生した農家についての互助制度の話はしました。しかし、もう一つ、これは具体的には三分の一が国費になりますし、三分の一は生産者が持つ、生産者団体、中酪ですがね、持つということなんですが、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、明日から全頭検査は実施するということは申してはおりませんで、しかも、全頭検査といっても二十四か月齢以上の牛の、死亡牛の全頭検査をまず目標にしていきたいと、こう思っているわけでありますが、各県にその資材がそろうのは今年の中ごろだと、九月ごろかな、今年の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も、その危険料というのは聞いてびっくりなんですけれども、実際そういうようなことがあるとすれば、もう言語道断なことでございます。それぞれの地域において農業団体が出荷を止めるようなとんでもないこともやっているということも含めまして、逆にそういったことはオープ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) その件にお答えする前に、大家畜経営維持資金については、十四年度は借換え措置も認めますし、また償還も二年ということに延長いたすことにいたしましたので、どうぞ地元の方にそのようにお伝えいただきたいと思います。  さらに、今のことですけれども、私もこれを見せら...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) お気持ちはよく分かるんです。今、北海道と言われましたから私ぎょっともしたんですが。  この事業は、先生御承知のとおり、農家が自主的判断により加入しまして、国と農家がそれぞれ三対一の割合で拠出した原資を基に、所得の低下に応じて家族労働費との差額の八割まで補...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私が猿払村や宮城村に参りました際に、もう本当に深刻な状況であるということを肌身に感じました。特に、宮城村は肥育農家と搾乳農家と半々でございますから、もう本当に酪農家がもうみんなが自分のところから患畜を出したような雰囲気で、本当に同じ村の中でもう大変な、言葉...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 根本的には、国民の皆さん方、消費者の皆さん方は特に正しい情報を基に実態を理解してもらうということだと思うんです。そのためには、私ども、科学的に正確な情報を迅速に伝えると。それも農業団体だけ通じて出すんじゃなくて、やっぱりマスコミ等を通じて一種のリスクコミュ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) やっぱり、これを延長してほしいということについては、先般も農業団体の皆さん方から、環境対策をしっかりやらなければ、今、生産者と消費者の顔の見える関係というものを構築しようと、そのことが信頼回復になるんだというようなことを大変御理解しておりまして、早くやりた...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 畜産経営に当たりましては、特に飼養頭数が増大しておりまして、労働力不足というものから自給飼料生産が減少する傾向にあるというのは事実でございます。  しかし、今度のBSEの発生ということを機に、私ども、やっぱり土地利用型の農業といいますか、自給飼料生産とい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そこにおられるのは北海道の人たちなんですけれども、酪農・畜産経営というのもいろいろあります。また、高脂肪率の牛乳を搾ろうということになると、どういうえさを与えたらいいかとか、どういう飼育をさせたらいいかと。  私などは、見ていたら、やっぱり適度に運動させ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 減産したところばかりじゃありませんで、北海道は昨年の夏から増産体制になっております。増産しております。  しかし、全国的には減産しているということは事実でありまして、酪農地帯も経営の問題ということに、一口で言えばそうなるんでしょうけれども、経営者の高齢化...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 総合乳価は九割は搾乳の代金ということになっているわけでありまして、先ほどちょっと委員長からおしかりを受けましたけれども、北海道は七月から増産体制になりまして、BSEが出てからも伸びているんですね。  そういうことで、よくこの大変なときに、さすが北海道は主...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) たくさんいただきました。
○国務大臣(武部勤君) 目を通しております。
○国務大臣(武部勤君) 紙先生御指摘の問題については、それに類した話はたくさん私も聞かされております。それだけに、私どももこの事態を深刻に考え、事態を早く打開しなくちゃならぬと、こう思っているわけでありまして、喫緊の課題はやっぱり消費が戻ることでございます。  先ほどぬれ子の話...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そういう考えがあればこそ、二千億円以上の対策費を講じて、野党の皆さん方からも厳しく批判をされているわけでございます。それは国民の血税につながるわけでございますので、この政府が対策をするということも、結果として国民皆様方の負担によってやっていくと。  です...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほどもいろいろ議論ございました。廃用牛の出荷については、現在出荷の数が増えてきております。そして、滞留する数が減ってきております。そして、この趨勢でいきますと、五月、六月ごろになるとバランスが取れてくるという状況が予測できます。  北海道はかなり、いろ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 極めて勇気がわいてくる御激励をいただいて、しっかり頑張らなければという気持ちをより強くさせていただいているわけでございますが、私もようやく一年にならんとしているんですね。正直申し上げまして、分からないことばかりでした。BSE発生を機に、私は一大決心したんで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 本当に難しい問題だと思うんです。BSEの問題が発生して、念には念を入れて消費者の皆さんに安心してもらおうと、そして円滑な流通のためにと思って市場隔離をしました。しかし、二頭目、三頭目が出てますます疑念が深まるばかりと、不安が深まるばかりということで、与野党...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農業の分野ではよく概算払い、精算払いという言葉を使うことがよくあるんですけれども、私も、事務当局を厳しく叱正したのは、君たちは税金を使っているという、税金を使わせていただくということについての認識が甘いと。そういう意味では、率直におわびしなきゃならないと思...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ十分検討してまいる所存でございます。
04月02日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○武部国務大臣 斜里の峰浜の藤盛さん、大村先生が代議士になられたときに、本当に農林省出身で、なおかつ農業のことに詳しい大村さん、随分頑張ったと強い印象を受けておりまして、その影響を息子さんも大変受けたようであります。本当に先生の御活躍を期待しているようでございますので、また頑張っ...全文を見る
○武部国務大臣 法人化のメリットといいますか、家計と経営の分離による経営内容の明確化、あるいは対外信用力の向上や経営の多角化、さらには、新規就農者の受け皿にもなりますし、また、経営の円滑な継承にも資する等々、さまざまな利点がある、このように思っておりまして、私ども、農業法人の特性...全文を見る
○武部国務大臣 まず、営農類型ごとの農業所得の動向を見ますと、平成十年から十二年にかけまして、稲作のような土地利用型だけでなく、施設野菜や施設花卉などの営農類型についても農業所得が下落しておりまして、経営改善に積極的に取り組む必要性が生じている、このように思っております。  こ...全文を見る
○武部国務大臣 農業の法人化を支援していくという、私は、そういう意味で投資育成会社の設立ということが大きな力になる、こう思っているわけでございますが、問題点については委員御指摘のとおりでございまして、この農業法人投資育成会社が適切な事業運営を行うことを担保するために、事業計画の作...全文を見る
○武部国務大臣 本日の午後、委員会で取りまとめられた報告をいただくことになっておりまして、これには、過去の行政対応時の問題点や今後の食品安全行政に関してとるべき対策について御提言をいただけるものと考えておりますが、私どもは、今委員御指摘のように、まだこの報告をいただいていないわけ...全文を見る
○武部国務大臣 まだ報告をいただいておりませんし、また新聞の記事につきましても、私としても、なぜそういうことになるのか遺憾に思っている次第でございます。  ただ、この報告は厚生労働大臣と私の私的諮問機関に対する報告ということに相なっておりますので、報告をいただいた後に私どもとし...全文を見る
○武部国務大臣 まず私から、全農チキンフーズの行為について、私の見解を申し上げたいと思います。  今回の事件は、消費者の信頼を大きく裏切るばかりではなく、生産者の真摯な経営努力を無にしかねない、あるまじき行為であります。極めて遺憾千万、私はかように考える次第でございます。  ...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおり、全農は、いわば農業を営む生産者の皆さん方にとっては仲間、そういう認識だろう、こう思うのでございます。そういう真摯な生産者の気持ちも裏切るというようなことは、私は、今後の農業団体のあり方ということに対して、農林水産省としてもこの問題を契機に厳しく...全文を見る
○武部国務大臣 小平先生も北海道でありまして、私も北海道ですから、やはり思い切り、農業を自分の天職として、そして食料の安定供給、しかも私ども、今回のBSEの問題を契機に、安全で安心な食料の供給によって消費者の信頼を確保する、生産者サイドから消費者サイドに大きく軸足を移していくとい...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおり、この農林公庫資金については、現在の低金利情勢下では一般民間資金との金利差が極めて少なくなっておりまして、貸し出し時点での金利としては有利性が薄れてきているということは事実であろうと思います。  しかしながら、公庫資金の金利は固定金利であります...全文を見る
○武部国務大臣 農業の構造改革を強力に進めていくためには、農林水産省の大改革が大前提になると私は思うんです。  それはどういうことかといいますと、食料・農業・農村基本法の制定に基づきまして、今、食料の自給率を平成二十二年までに四五%に引き上げていこう、こういう計画でありますが、...全文を見る
○武部国務大臣 局長に御質問いただきましたから、私は多少ほっとしたところなんですが。  今、いろいろ津川先生の考え方を表明されまして、私もすべてと言ってもいいぐらい同感なんですね。  なぜこの制度資金が伸びないかというのは、一つは最近の経済情勢ということがあるんだろうと思いま...全文を見る
○武部国務大臣 これはなかなか個人差はありますよね、生産者でも。それから、農協等のサービスの提供、これらもそれぞれ差があると思います。積極的な農家の方々は、あるいは津川先生のところに出かけていって、こういう事業計画を持っているんだけれども何かいい方法はないだろうかというようなお尋...全文を見る
○武部国務大臣 それは、地域農業の振興ということ、あるいは組合員に対する足らざるところをサービスとして提供したり、あるいは知識、情報についてきちっと伝えて円滑な農業経営に資する。さまざまな、一言で言うというのはなかなか難しいかもしれませんが、農協がしっかりすれば農業が発展し、農家...全文を見る
○武部国務大臣 私は、農業法人というのはいろいろなタイプがあると思います。  農業の経営体として、生産から流通、加工、さまざまな農業にかかわるビジネスチャンスに基づいて経営を拡大していく、そういう自己完結的な法人もあろうと思いますし、それから、地域の担い手不足でありますとか、さ...全文を見る
○武部国務大臣 農業法人の現在の自己資本比率の水準というのは、認定農業者となっている農業法人の場合でも約一六%と、中小企業の四割程度に比べますと極めて低い状況にあるわけですね。そのほとんどが、法人の設立メンバーである役員等からの出資に限定されているということ等もございます。  ...全文を見る
○武部国務大臣 農業というのは他の産業と違って、やはり市場原理に基づく競争政策、これは非常に重要です。しかし同時に、農業の多面的な機能とか食料安保の問題とかというようなことを考えました際に、私はやはり公共原理に基づく共生政策というような考え方も必要なんじゃないか、このように思いま...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○武部国務大臣 よく読ませていただきました。また、これまでの議論の経過も公開で行われておりますので、逐次、その議論を踏まえて、できることから、どんどん改革に向けてのプランニングも立てさせていただいております。
○武部国務大臣 やはり、私どもが厚生労働大臣とBSE問題に関する調査検討委員会を私的諮問機関として設置したそのときの動機は、BSE発生時、私は、行政に構造的な問題がある、どうしてBSEの侵入を防げなかったのかと。仮に、ゼロリスクということが難しいとしても、リスクに対してそれを低下...全文を見る
○武部国務大臣 私は、先ほども申し上げましたように、BSE発生時、危機管理意識の希薄さ、縦割り行政の弊害、行政に構造的な問題がある、したがって役人任せにはできない、政治主導で執念を持ってこの問題究明、そして問題解決に全身全霊を打ち込んで努力していこう、こういう決意で臨んできたわけ...全文を見る
○武部国務大臣 そういう気持ちは毛頭ありません。私自身、農林水産省の最高責任者として非常に大きな責任を感じているのでございます。  BSE発生後六カ月を経過いたしました。私自身の反省点もたくさんあります。しかし、この問題の根の深さ、種々この調査検討委員会で御指摘いただいたとおり...全文を見る
○武部国務大臣 就任時、私は総理から、武部君、小泉内閣は改革断行内閣だ、頼む、こう御指示をいただいたときに、農林水産政策においても、大胆な改革に打って出ようということで、「食料の安定供給と美しい国づくりに向けて」という、いわゆる武部私案というものを発表させていただきました。その二...全文を見る
○武部国務大臣 行政というものは継続性のあるものでございます。過去の行政対応の問題につきましても、そのことをしっかり検証し、どこに問題があるか、どこをどのように改革していかなければならないかということをしっかり把握した上で、将来に向けて適切なリーダーシップを発揮していかなければな...全文を見る
○武部国務大臣 全く本質が違うんじゃないでしょうか。  私は、感染源の究明が大きな問題かと言ったことは一度もございません。根室での会合でも、私は、農林水産大臣としての冒頭のあいさつで、人の生命と健康に影響を与えない体制、すなわち全頭検査体制をまず優先しました。それからもう一つは...全文を見る
○武部国務大臣 私は、最初も申し上げましたように、いろいろな責任のとり方はあろうと思います。やめるのは簡単なんだろうと思います。しかし、今私に課せられている責任というものは、まさに改革の途上にあって、その真っただ中にあって、これを投げ出すわけにはいかない、やり抜かなければいけない...全文を見る
○武部国務大臣 私は、農業の経営について言うなれば、やはり農業にいそしんでいる皆さん方の創意工夫、そしてその努力というものが一番大事だと思っておりますし、政府としては、そういった創意工夫、努力に対してでき得る限りの支援というものをしてさしあげたい、このように考えているわけでござい...全文を見る
○武部国務大臣 率直に申し上げます。  私は、今までの制度資金のあり方については、抜本的に改めなければならないという数々の問題があった、このように思います。同時に、昨日も議論ありましたが、農協というのは、組合員である生産者に対しまして、営農指導を初めさまざまなサービスを提供しな...全文を見る
○武部国務大臣 今、私、直ちにその数字、承知しておりませんので、事務当局に答弁させます。
○武部国務大臣 我が国の農業あるいは農村というものは、非常に大きな岐路に今立たされていると思います。一方において、食料の自給率四〇%、これでいいのかということについては、国民の皆さん方も、将来の世界の食料の需給事情ということを想定すると、我が国においても自給率を上げていかなければ...全文を見る
○武部国務大臣 私は、率直に申し上げまして、EUステータス評価を中断したということについては、これはいろいろな経緯はありましても、やはり御指摘のとおりだ、このように理解しております。  ただ、私が六月初めに中断することを了としたのは、何度も委員会で申し上げましたように、OIEの...全文を見る
○武部国務大臣 私は、ゼロベースで調査をし直すようにという指示をしました。イタリアの肉骨粉の問題にいたしましても加熱処理条件が実際に要求していたとおりなのかどうかということを、それだけの問題じゃありません、ですから、オランダにもイタリアにも諸外国にも職員を派遣して、全部ゼロベース...全文を見る
○武部国務大臣 全くありません。  御案内のとおり、今回の調査検討委員会は公開で行われております。また、いろいろなやりとり、修文についても、後ほどそういったものも公に発表されると思います。あらゆるデータも提出して、公開のもとで行われて、そして執筆も、事務当局が何ら関与しないで委...全文を見る
○武部国務大臣 特殊法人が、農畜産振興事業団、農水省OB七名、独立行政法人家畜改良センター三名、公益法人は八十五に対して百十四名ということでございます。
○武部国務大臣 これは委員御指摘のとおり、この問題はやはり厳正に見直しをしていく必要があるという私は認識でございます。したがいまして公益法人等も、いろいろございます。そういったことについてはスクラップ・アンド・ビルドというような考え方に立って、事務当局には総ざらいをしてみるように...全文を見る
○武部国務大臣 それは、おっしゃるとおりです。そういった問題も含めまして総点検をする。そして、もう時間もたっているし、歴史も過ぎているし、存在価値のなくなっているものもありましょうし、また同時に新たないろいろな国民的な要請があるものもあるんだろうと思うのです。  私は、天下りと...全文を見る
○武部国務大臣 いろいろな理由があろうかと思いますが、やはり近年、農業を取り巻く情勢というものは極めて厳しい状況になっておりまして、社会経済情勢あるいは農産物価格の低迷、農家経済の実態が非常に厳しい状況の中で、一般的には少しでもスリムにしていこうという傾向が一つあるわけであります...全文を見る
○武部国務大臣 先ほど来山田先生からいろいろな御議論をいただいておりますけれども、基本的には全く私は同感なんですね。これは農協改革、農協の存在を揺るがすぐらいのそういうものに私は発展していくと思います。また、農協がきちっとした対応をしなければ、それは組合員はどんどん離れていくでし...全文を見る
○武部国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。  ただ、機関保証の割合が高い、事故率が低い、保証料率も低いとの特徴がありますが、低金利下で運用益も減少しておりまして、農業信用基金協会も経営状況は厳しくなっている、そういう現状がございます。  しかし、今委員御指摘のことは私も全...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘の問題につきましては、私も数々の生産者に接しております。私どもの地域にありましても、会えばいろいろな問題提起がございます。しかも、能力もある、意欲もある、そういった方々が農村に残って頑張ってもらいたい、あるいはそういった方々にもう一度チャンスを与えて、法...全文を見る
○武部国務大臣 平成四年に策定いたしました新政策におきましては、効率的かつ安定的な農業経営体を育成するための市場原理の一層の導入や、施策の集中化、重点化等の政策の展開方向が示されたわけでございます。  十年程度後の稲作を中心とした農業構造の展望を行ったわけでありますが、実際には...全文を見る
○武部国務大臣 平成十二年には個別経営体一・四万戸を育成してきたということにとどまっているところでございますが、今委員御指摘のような実態があるということは認めざるを得ない、このように思います。  これは、先ほども申し上げましたように、農業構造の改善がおくれているということの証左...全文を見る
○武部国務大臣 さまざまな原因があると思っております。一つには、やはり専業農家といいますか、主業農家が米価の影響を一番大きく受けておりますし、投資が一番多い方々でありますし、そういうようなことがある意味では途上にある構造改革の影響を受けているのではないか、このように思います。した...全文を見る
○武部国務大臣 私、今お答えしたとおりでございまして、米については、単に生産すればそれで足りるというものではございませんで、価格は需給により決定されるものでございまして、最終的には消費者に供給されて、農業として成り立つものと私は考えております。  このような観点から、食糧管理法...全文を見る
○武部国務大臣 米価につきましては、基本的には需給により決定されるものでございまして、今までの米政策、面積中心にやれば、減反すればするほど、少なくなった面積でたくさんつくろう、そういう性向が働きます結果、なかなか需給バランスがとれないというような問題もあるわけでございます。そして...全文を見る
○武部国務大臣 これはお持ちのようでございますから、これを見ていただければありがたいと思いますが、今先生御指摘のことは、私どもも、私や遠藤副大臣が大臣、副大臣に就任して、この米政策の抜本見直しというものをやろうということについては、やはり現状を検証しなきゃならない。  現行政策...全文を見る
○武部国務大臣 御心配なことを挙げれば数々あると思うのです。しかし、私は最近、農林省のホームページの一番最初に農業をやりたい人を応援しますというのを掲げましたら、一日百件以上のアクセスがあるんですね。私は気持ちとしては、一千四百兆円の個人金融資産というものを農業や農村に導入したい...全文を見る
○武部国務大臣 私は、私の執行の一番大きなねらい、願いというのは、農村に新しい若い経営者がどんどん参入する、新規就農者をどんどん迎え入れて活性化したい、あるいはまた、おいしい水、きれいな空気、美しい自然というのは、都市住民にとってはないものねだりだったかもしれません、しかし、私自...全文を見る
○武部国務大臣 私は、就任時、「食料の安定供給と美しい国づくりに向けて」というテーマで発表させていただきました。そのときにも、安全、安心な食料の確保のためのシステムをしっかり構築して、そして消費者の信頼を確保する。  これは、私も年来そういう思いを持っていた者でございますが、ど...全文を見る
○武部国務大臣 山口先生御指摘のことは、そのとおりだと思いますね。先ほどもちょっとお話しいたしましたけれども、安全で安心な食、安全で安心なフードシステムの構築ということが一番今消費者や国民の皆さん方から求められておりますし、生産者も、食と農の一体化といいますか、生産者と消費者の間...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。     —————————————
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。ありがとうございました。     —————————————
○武部国務大臣 大体役人の答弁というのはまどろっこしいんですね。  全箱検品します。一カ所に集めて、一年以内にさせます。何年もかけてやれるものじゃありません。これは私の厳命であります。今のような、検討だとかなんとかというようなことではだめでありまして、全箱検品、一年以内にやる、...全文を見る
○武部国務大臣 ヨーロッパにおきましてもトレーサビリティーの導入が消費の回復の決め手になっているという経験も私ども承知しているわけでございまして、トレーサビリティーシステムは、消費者がみずから食品の生産方法等に関する情報を引き出すことによりまして安心して食品を購入していただくとい...全文を見る
○武部国務大臣 私は、消費の回復がもう喫緊の課題だ、こう思っておりますが、最近、例えば酪農でいえば、ぬれ子も少し値段が戻ってまいりました。ごく最近の卸売価格も上がってまいりました。それから、焼き肉協会の最近のデータは九五・七%、そういう対前年比の数字も出てきてまいりました。遠藤副...全文を見る
○武部国務大臣 今回の処分にあわせまして、国民に対しまして食品の安全性に対する不安感や農林水産行政に対する不信感をもたらしたことにかんがみまして、農林水産省の最高責任者として、農林水産省から支給される給与月額の六カ月分を国庫に自主返納するということにいたしました。返納額は、六カ月...全文を見る
○武部国務大臣 今申し上げましたように、私はこのことによって国民が十分な処分をしたというような認識は持っておりません。他に及ぼす影響というのは、これはちょっと私の言葉遣いがまずかったかもしれませんが、これまでの諸般の大臣の自主返納等に照らして措置をしたという次第でございます。簡単...全文を見る
○武部国務大臣 他に与える影響ということは撤回します。  とにかく、これまでのさまざまな大臣の自主返納、こういったことについては、事務的にも相談いたしましてこのように措置したわけでございまして、先ほど言いましたように、私は一年分でも返納したいということを考えていたわけであります...全文を見る
○武部国務大臣 これは私が自主的にそういう措置をとったということでございます。
○武部国務大臣 イエスかノーかということではなくて、大事なことですから申し上げますが、本調査検討委員会の報告の作成の段階で、これまでの行政対応に関する事実関係については、委員の方々から農林水産省及び厚生労働省への確認が行われ、それを踏まえた上での報告の作成が行われたと承知しており...全文を見る
○武部国務大臣 この報告書を厳粛に受けとめて、これを尊重して今後の対応に努めたい、このように思っているわけでございます。
○武部国務大臣 そのように受けとめて、尊重したいと思っております。
○武部国務大臣 私どもは、これまで食の安全と安心の確保に向けた改革に真剣に取り組んできたところでありますし、本報告を受けてその重要性を改めて痛感しているわけでありまして、この報告をしかと受けとめて今後の対応に努力していきたい、このように思います。
○武部国務大臣 すべて最大限尊重してまいりたいと思います。  特に、この調査検討委員会は公開で行われているわけでございます。したがいまして、一回目から私ども、どういう議論が行われてきたかということはつぶさにいろいろその都度承知しているわけでございますので、報告書が出る以前からこ...全文を見る
○武部国務大臣 すべて実行に移す、そういう考え方で検討をお願いしてきたわけでございます。しかし、中身については、これからいろいろと議論をしなければならないこともありましょう。しかし、この答申を最大限尊重する、そしてこれに対応するということで御理解をいただけるものと存じます。
○武部国務大臣 先ほど食品表示の話まで細かく申し上げておりませんが、私ども、食品表示については、JAS法がございます。これについては、食品表示一一〇番等をやりまして、いろいろとこの制度に問題があるということを痛感しております。したがって、罰則の強化など、できればこの部分については...全文を見る
○武部国務大臣 それは積極的に検討してまいります。  あと、細かい点は事務当局に答弁させます。
○武部国務大臣 大臣になりますと、これはいろいろな、国会の意見も聞かなきゃなりませんし、私はこう思っているからといってびしっと一言で言えることと、それから答弁の中では多少幅を持った答弁をしなきゃならぬことがございます。例えばこの委員会なんかでも、国会軽視とよくよく言われることもあ...全文を見る
○武部国務大臣 そのように理解しております。
○武部国務大臣 今回は、私どもも、この報告をいただく以前から、農林水産省の行政を生産者サイドから消費者サイドに軸足を大きく移す、そういうことに踏み切っているわけでございます。これは、今までの反省の上に立っているわけでございます。生産者と消費者の間で顔の見える関係を構築する、食と農...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま申し上げましたとおりでございます。やはり科学的な知見、それからこの報告で示されておりますように、やはり生物多様性の問題、もろもろそういったことを考えて、この報告に沿って、私どもは軸足を消費者保護第一という考え方でやっていきたい、このように思っております。
○武部国務大臣 行政指導でとどめたことがBSEの侵入を許したということに相なろうと思いますし、万が一BSEが侵入したとしても、きちっとした危機対応マニュアルを厚生労働省や都道府県とつくっていれば大きな混乱はなかったのではないかと。私は、いつも申し上げますが、絶対ということは申し上...全文を見る
○武部国務大臣 私はたびたび委員会等でも答弁申し上げておりますように、行政指導にとどめたということについては、これはまずかった、何で法規制にしなかったのかと。しかし、法規制にしたからといって、ゼロリスクということは容易に、確保するということは難しいかもしれないけれども、そういった...全文を見る
○武部国務大臣 当時は自社さ政権のときでなかったかなと思うのでありますが、筒井先生の党と私どもは政権与党にあったのではないか、こう思いますけれども。  私は、全会一致で附帯決議を議決したから、だから行政指導にしたなんて全く思っていません。そもそも、私は、専門家の意見も聞いた、そ...全文を見る
○武部国務大臣 そういうところもあったんじゃないかと思いますね。  ただ、私どもは、国会は国権の最高機関であります。国会議員は主権者によって選ばれて国会で活躍しているわけでありますので、いろいろな方々の意見は謙虚に耳を傾けて、いい意見は拝聴します。しかし、そこのところを、理不尽...全文を見る
○武部国務大臣 食品の安全の問題に関する行政組織等のシステムづくりについては、与党の方から一度総理に申し入れをしたといいますか、提案したことがあるようでございます。そのことを総理が承知しておりまして、今後、閣僚会議等で議論をして、今御指摘がありましたように、夏ごろまでにまとめて、...全文を見る
○武部国務大臣 同じことだと思うんですけれども、与党における検討とも十分に連携を図ってもらいたい、こういう趣旨だったと思います。与党も検討しているので、そういったところの議論も参考にせい、連携せよと。私は、参考にせよということと連携せよということはそんなに大きな違いではない、この...全文を見る
○武部国務大臣 与党とというのは自民党でございません。与党三党、公明党、保守党、自民党、三党で、プロジェクトチームでしょうか、そういう検討委員会があるわけでありますので、私は、食と農の問題については、与党の意見も十二分に耳を傾けるべきであろうと思いますし、立法府の意見にも十二分に...全文を見る
○武部国務大臣 私は、このBSEが発生して、なぜこういうことになったのかと。行政に構造的な問題がある、役人任せにはできない、政治主導で徹底究明しなければならない、そのためには客観的な検証、科学的な知見に基づく検討が必要ではないかということで、この第三者委員会の設置を、厚生労働大臣...全文を見る
○武部国務大臣 今、江田先生の御指摘の問題につきましては、この場をおかりいたしまして、私は、国民の皆さん方に深くおわびをしなければならない、こう思っております。  それだけに、この報告書を厳粛に受けとめて、坂口厚生労働大臣とともに総理にも報告をいたしました。総理からは、この報告...全文を見る
○武部国務大臣 私自身が小泉総理から農林水産大臣として指名をされたということも、そのときに総理は一言、小泉内閣は改革断行内閣だ、頼む、この一言でした。それは、大胆な農林水産省の改革、出直し、そして政官業の問題についても毅然とした対応をするようにという意味が込められている、かように...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま江田先生からいろいろ御指摘のありましたことは、国民の率直な声だ、私はこのように受けとめたいと思います。謙虚にその国民の声に耳を傾けつつ、私はまさに針のむしろと言っても過言でない状況に立たされていると思います。それだけに、泥まみれになってでも改革の手を緩める...全文を見る
○武部国務大臣 九六年の指導通達を農業団体、都道府県に発出し、農家、農協、輸入商社等へ指導通達を徹底した、このように聞いております。国の補助事業の一環として、都道府県による——そこまではよろしいですか、(高橋(嘉)委員「よろしいです。確認したかです」と呼ぶ)確認ですね。と聞いてお...全文を見る
○武部国務大臣 先生の御質問はかなり事細かな御質問でございますので、私が正確、適切にお答えできるかどうかわかりませんが、九六年の行政指導前の三月、四月における肉骨粉の牛用配合飼料への使用について事務方に確認いたしました。四十六トンと八トンとなっているわけでございます。  九六年...全文を見る
○武部国務大臣 私は、酪農家が肉骨粉を使用しているとは思っておりません。少なくとも私の知っている酪農家は、そういう人はおりません。  後の質問については、これは承知しておりません。その当時承知していない。その後、私もいろいろ調べまして、いろいろな読み物などに目を通したことはあり...全文を見る
○武部国務大臣 北海道の場合は、いい粗飼料をつくって、いいえさを食べさせて、いい個体を養って、いい牛乳を出して、いいふん尿を出して、それを畑に散布して、そういう一つの自然の中での循環なり自給飼料というものをしっかりつくっていこうという酪農がほとんどです。私はそのように承知していま...全文を見る
○武部国務大臣 これは私の強い決意でございます。迷宮入りはさせないという決意で努力しておりますし、農林水産省も、その人員もふやして、三月一日から専門家も一人増員して、このことに一番今エネルギーを費やしていると言っても過言でない、このように思っております。
○武部国務大臣 一九九六年に輸入されました百五トンについては、輸入業者に輸入ロットごとに販売先を整理した当時の記録が保存されていないというのは御指摘のとおりでございますが、再度の立入検査、これは二月二十二日に行った結果、残されていた販売時期等の記録や関係者への聞き取り等に基づく当...全文を見る
○武部国務大臣 間違いございません。
○武部国務大臣 五千八百人の防疫員等を動員して短時間でぜひやってくれという要請をして、それを受けて、あの当時、ちょっと思い出しますと、本当に、私も現場の話も聞きましたけれども、朝早くから夜遅くまで本当に一生懸命やっていたようです。しかし、これは専門家の目視でありましても、それは絶...全文を見る
○武部国務大臣 私は、サーベイランス効果はあったんじゃないか、このように思います。(高橋(嘉)委員「いえいえ、えさを与えてしまっていたという実態についてです」と呼ぶ)  それは、混入の問題あるいは豚、鶏用のえさを間違って与えることもありましょうし、あるいは意図的に与えた場合もあ...全文を見る
○武部国務大臣 法的に規制しましたので……(高橋(嘉)委員「いや、でも、自主回収はしましたか。厚生省は指示しているでしょう」と呼ぶ)自主回収は、法的規制をいたしましたので、それはしておりませんし、なお全頭検査体制をその後とりましたし、焼却処分を命じました。ですから、一の手、二の手...全文を見る
○武部国務大臣 それは厳しいお達しでございまして、私ども謙虚に受けとめますが、一九九六年の当時の重大な失政ということと、BSEが発生してから私どもがさまざま手を打ってきたこととは、大きな違いがあると思いますね。  今、十月四日にこれはもう輸入も禁止するというようなこと、途中まで...全文を見る
○武部国務大臣 私は、調査検討委員会のデータは、ありとあらゆるものを出すように、あるものはきちんと出すように、要求されて用意できるものはきちっと出すように、委員会の運営も公開でやっています。  ですから、この話を聞いたときにも、私も激怒いたしました。しかし、私は、隠ぺいした、故...全文を見る
○武部国務大臣 いろいろな経緯については、先生御指摘のことは、私は、極めてゆゆしき事態であり、深く反省しなきゃならぬことだ、かように思います。  ただ、私は、いろいろな専門家の意見を聞いたり国会の決議などの話もしましたけれども、私は当初から、法的規制にすべきだった、そういうこと...全文を見る
○武部国務大臣 先生、私の発言のすべてじゃなくて、その部分を朗読されたと思うんですが、私は一番最初に申し上げていることは、起こり得ないと思うことが起こり得る、それが今の時代なんだということで、それこそ、報告、連絡、相談、点検と確認なんというそんな言葉まで使ったことがあるんです。で...全文を見る
○武部国務大臣 その前に、肉骨粉のことは、九月十八日に、牛から牛への肉骨粉は法的規制に変えております。ですから、私は当時のことを思い出しますと、なかなか、やはりいろいろ、役所内では私の指示に対して不満顔の職員もおりましたけれども、法的規制を大臣名でやったということも事実でございま...全文を見る
○武部国務大臣 これは、率直に申し上げまして、消費者の皆さん方にまだ牛肉に対する漠とした不安感が強いんだろう、このように思います。  私ども、一日も早く消費回復のために今なすべきことは、正確で科学的な情報を国民の皆さん方にきちんとお伝えするということが必要だ、こう思っております...全文を見る
○武部国務大臣 先生の御発言、御指摘を私も謙虚に受けとめたいと思います。同時に、今私ども、このBSE問題については、厳しい反省の上に立って、またさまざまな御批判を受けつつ、この解決に全力を尽くしているんです。  生産者サイドに軸足を置いていたものを消費者サイドに軸足を大きく移す...全文を見る
○武部国務大臣 人心一新という言葉は重みのある言葉です。私も好きな言葉です。しかし、農林水産省、この一月に人事の大刷新をいたしました。そして、農林水産省大改革の第一歩にした所存でございます。  委員は、私に責任をとってやめろ、こうおっしゃりたいんだろうと思いますが、やめることは...全文を見る
○武部国務大臣 もうこの委員会でも予算委員会でも、随分責任については厳しく追及されました。しかし、私はやはり、この大変なBSE問題に傷だらけになっても立ち向かっていかなければならぬという責任感を持っているわけでございます。そのつもりでございます。  そして、この調査検討委員会を...全文を見る
○武部国務大臣 重大な失政ということ、これは一九九六年の肉骨粉の問題について行政指導にしたということが重大な失政と記述されているなどというようなことをあえて私は言うつもりはありません。しかし、同時に、こういうお話はこういう場ではしたくはなかったんですけれども、あの報告書の中には、...全文を見る
○武部国務大臣 報告では六カ月間ですけれども、昨日、総理の御指示は、食の安全にかかわる法制度整備、さらには食品安全にかかわる行政組織のあり方等々について、夏ごろまでにまとめよという指示です。これは大変なことです。さらに、夏ごろまでということは、これは十五年度予算に反映させようとい...全文を見る
○武部国務大臣 総理からは、官房長官……(菅野委員「総理じゃないですよ、農水大臣としての見解」と呼ぶ)いやいや、総理からは、官房長官、坂口厚生労働大臣、それに私を初め関係閣僚による関係閣僚会議を五日の閣議で決めて、早速、この問題について政府全体としてどういう方向で取り組むべきかと...全文を見る
○武部国務大臣 酪農経営のあり方というのは、周辺を取り巻く環境というのはさまざまですね、経済の低迷を背景にして、生乳などはなかなか伸びないということが一つあります。それから、加工原料乳地帯におきましても、去年の夏から北海道あたりはちょっと伸びてきておりますけれども、なかなか乳量が...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のことはまことに大事なことだ、このように思っております。
04月04日第154回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○国務大臣(武部勤君) 大変、高橋委員長始め委員の皆さん方に、お忙しいところ十一回もの回を重ねて、しかも公開で、相当数の資料を丁寧にお調べいただきまして報告をいただいたわけでございますが、実は、私が、BSE発生時、どうしてこういうことが起こったのかと、危機管理意識の希薄さというこ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 言いたいことはもう既に何度も私は役所で徹底指示いたしております。  つまり、私どもの農林水産省として感じておりますことは、グローバル化した国際化の時代に起こり得ないことが起こり得るという、そういう問題意識というものを持って、あらゆる情報を科学的に正確に公...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、万全ということは、どれだけの手だてをしても万全ということを言い切れると思っておりません。  いずれにいたしましても、BSE発生当時の混乱、このことについては大きな反省点であり、改めて国民の皆さん方におわびをしなければならないと、このように思っており...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE問題の発生は、国民の食と農に対する信頼を大きく揺るがすことになったものと認識しておりますが、生産・流通現場の方々の御意見を聞きながら必要な対策を可及的速やかに講じてきたところでございます。  今、被害額というふうにおっしゃいましたですか。細かい数字...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、いろいろ議論しております。与党との議論も、与党内での議論もありましょうし、国会においても農林水産委員会等で、この廃用牛対策についてはとにかく直ちにやれという、急いでやれという、そういう強い要望がございました。  私ども、こういう緊急に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 廃用牛対策は今、委員がお話しされたことも一つの目的です。  それからもう一つは、やはり将来の酪農業全体を考えた場合に、私は、乳牛の更新を進めないと、これが滞留したままになっている、あるいは牛舎の中にそのまま滞っているということでは将来酪農業が大変になると...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 販売、流通という、そういうことを広く考えますと、やっぱり出荷を円滑化させて、酪農業に遅滞なく将来に向かって更新できるような、そういうことが一つの大きな目的でございます。  これは、廃用牛、老経産牛肉も貴重な肉資源でございますから、しかし、この貴重な肉資源...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 基本的な流れについては私も聞いておりまして、きちっと問題が起こらないようにやるようにというふうに指示しております。  ただ、私のところにも、まだ二万円しか入っていないとか、いろんなことを耳にいたします。一体どうなっているんだということで事務当局にただして...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 法律はともかくといたしまして、きちっとしたルール化をしてやることは私は非常に大事なことだと、かように思います。
○国務大臣(武部勤君) 私ども、このたびの調査検討委員会の報告を厳粛に受け止め、そして、ここで指摘されましたことは農林水産省全体の問題としてしっかり受け止めなければならないと、さようなことで先般、あのような処分を行ったわけでございます。  さらに、今なお国民の皆様方の間に不信感...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 参考人等のことについては委員会がお決めになることだろうと、かように思います。
○国務大臣(武部勤君) これは委員会で、また農水委員会も予算委員会も委員会でお決めいただくことでございますので、このことについてはいかんともお答えし難いと思いますが、原因究明というお話でございますが、私はこれは大事なことだと思いますので、農林水産省は農林水産省でいろいろ努力してお...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は今国会議員ではありますが、政府の一員でございまして、そのことについて、いいかどうかということも含めて、お答えは差し控えるべきだろうと、このように思います。
○国務大臣(武部勤君) 全くそのようには思っておりません。
○国務大臣(武部勤君) これも事務方からいろいろ説明を受けて承知したことでございますが、九六年の指導通達を農業団体、都道府県に発出し、農家、農協、飼料製造業者等へ指導通達を周知徹底したと、こう説明しております。  指導通達の発出を受け、国の補助事業の一環として、都道府県による地...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) その当時のことを私は絶対的に承知しているわけではありませんが、これも事務方の説明ということで御了承いただきたいと思いますけれども、WHOの勧告内容が正式に決定された後、その内容及び各国の対応状況を踏まえた上で改めて審議されることとされたものであるということ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは、農林水産省全体として危機管理意識の欠落、更には生産者サイドに軸足を置いていたというそういう行政の在り方、あるいは情報開示の在り方と、政策決定の不透明さというものは一に掛かって農林水産省全体として私は受け止めなければならないと、このように思っておりま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、そのことは極めて重要だと思います。したがいまして、報告書の、今後の在り方につきましても、やはりリスク分析といいますか、リスクアナリシスということをしっかり考えて対応しなきゃならないと、このように思っております。    〔理事野沢太三君退席、委員長着...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、高橋委員長からもお話ありましたように、私もBSE発生した当時、サーベイランス、これ農林水産省のサーベイランスのおかげと言ったら変ですけれども、そのことによっていずれにしても初発牛というのが出たわけでございます。私もこれは本当に良かったとこう思っておりま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 調査検討委員会の報告を厳粛に受け止めまして、農林水産省全体でしっかりしたけじめを付けなければならないと。  これは国民に対する償いという意味じゃありません。私ども全体の厳正な対応と、行政対応に対する問題に対する一つのけじめだとこう思っているわけでございま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもは、このたびのBSE問題への対応について、当初から、危機管理意識の希薄さ、行政、縦割り行政の弊害、行政上に構造的な問題があるのではないか。したがって、役人任せにせず政治主導で徹底究明していこうと、それが私自身の使命だと、こう思って、調査検討委員会を私...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そのとおりです。
○国務大臣(武部勤君) 職責を全うすることも責任の取り方だと思っております。
○国務大臣(武部勤君) EUのステータス評価については、委員長の御報告のとおり、このステータス評価を中断したからBSEが侵入したということではございません。EUから様々な情報を与えられていて、それを公開して、それに基づいて危機対応マニュアルを作っていなかったということが私は一番大...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も、熊澤前次官が在任中に厳しく叱正もしましたし、いろいろと過去のことも尋ねました。しかし、法令に照らして不祥事という、刑事事件等という、そういうことでありませんので、私はあのような措置を取ったわけでございます。  そして、結論として申し上げますと、とに...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) もう、紙先生にも何回となく同じような御質問をいただきまして、その都度、つらい、厳しい、そういう思いでございます。しかし、私はただ辞めるだけが責任を果たすことだとは、そのように思っておりません。それは今後の対応、今後の我々の努力を見ていただきたいと思います。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもは、今度の問題に対して、真摯に受け止め、しっかり対応することによって国民の皆さん、関係ある方々の御理解を求めていこうと、このように考えているわけでございます。
○国務大臣(武部勤君) しっかりやり抜くことが私の責任だと、こう思っております。
○国務大臣(武部勤君) 私もそのように思っております。
○国務大臣(武部勤君) 私は、ゼロリスクということが今日のような非常に多様な国際化の時代にあり得るのかということについては非常に難しい問題だなと、このように思っておりますが、危機管理意識をしっかり持って、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションというものをしっかり組み合わ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 結果責任については、私どもは感じているからこそ何とかこれを、新しい農林水産政策、大胆に見直し、農林水産省の大改革をやっていこうと。  今、紙さんからもいろいろお話がありました。私は猿払の池田さんとは度々電話で話などをしております。年末に猿払にも行ったし、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今回の処分は報告書を受けてということが基本になります。しかし、今なお国民の間にこの不信も払拭し得ない状況にございます。さような意味では、監督責任者である私を始め事務次官等の処分ということもさような意味で行った背景がそこにあるわけでございます。
○国務大臣(武部勤君) どのような二通りでございましょうか。
○国務大臣(武部勤君) そのどちらでも、どちらにもかかわっていると、私はかように思います。
○国務大臣(武部勤君) 私は、BSE発生時から危機管理意識の希薄さというものを痛感しました。しかし、それだけに、政治主導で徹底した究明をしようと、そのためには客観的な、科学的な検証が必要だということで調査検討委員会を設置したわけでございますので、その結果をしっかり受け止めるという...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先生も農林水産省の元職員だと思います。  昨年は、WTOの問題あるいはセーフガードの問題、米政策の見直し等々、大変大きなエポックといいますか転換点でございました。加えてBSEの大発生、BSEの発生でございます。これに対しては農林水産省挙げて、(発言する者...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) どういうことを想定して処分とおっしゃっているのかよく分かりませんが、懲戒処分等をやる根拠はなかったんじゃないでしょうか。  それから、私どもは人事の刷新というのは、BSE対策を始め農林水産省の大改革に踏み込む端緒であり第一歩であったと、ここで農林水産省の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは、私どもはBSEの問題に対する対策について真剣に取り組みつつあったわけでございます。一方において、調査検討委員会の報告というものを受け止めてしっかりした対応をする、そういう時期は報告を受けてからと、こう考えていたわけでございます。その前に人事の刷新を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) どちらも大事だと思っております。
○国務大臣(武部勤君) 何ですか、それは。
○国務大臣(武部勤君) もう少しどういう根拠か御説明いただければ適切なお答えができるかと思いますが、過去の行政対応上の問題点というものを客観的に検証するということが私は非常に大事だと思います。  処分と言いますが、これは個人にありましてもあるいは組織にありましても非常に重要な問...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 処分して信頼が回復されるという考え方も一つあるでしょう。しかし、私は、調査検討委員会というのは公開で行っているわけでございます。私ども、とにかくこの公開の議論を踏まえて、やるべきことは何かということを並行して我々も省内で真剣に考え、その対応についていろいろ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは、委員御指摘のとおりだと思いますが、私もそういった食料・農業・農村基本法に基づいて就任時、安心、安全な食料供給システムを構築して、消費者の信頼を確保するということを重点十プランの二つ目に掲げて取り組んでいるわけでございますが、基本法は理念です。これに...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、農林水産省の最高責任者でございます。BSE発生以来の様々な混乱、それから今日までの数々の関連をする皆さん方が影響を受けているという問題、食の安全と安心について国民の不信がなかなか払拭できないというような問題、様々な問題について責任を感じているわけであ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まあ仮定のお話には答弁は慎みたいと思いますが、BSE問題、一連の経緯については真摯に受け止め、今後、謙虚な気持ちでしっかり職責を全うしてまいりたいと、かように存じておるわけでございます。
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○武部国務大臣 平成十年度及び十一年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、十年度の一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額五千百二十億三千二百十三万円余に対しまして、収納済み歳入額は四千七百十億五千八百二十八...全文を見る
○武部国務大臣 会計検査院から御報告のありました平成十年度決算検査報告に対しまして、農林水産省が講じた措置を御説明申し上げます。  予算の執行に当たりましては、常に効率的かつ厳正な処理に努力してまいりましたが、一部の事業について、御指摘を受けるような事態が生じましたことは、まこ...全文を見る
○武部国務大臣 卸売市場につきましては、産地の大型化、量販店の進出、市場外流通の増大、市場関係事業者の経営悪化等、卸売市場をめぐる状況が変化する中で、生鮮食料品等を重視する我が国の食文化、生活文化を支える基幹的流通機構として大きな役割を果たしていると存じます。  このため、第七...全文を見る
○武部国務大臣 委員から御指摘のございましたように、私は、BSEの発生時、どうしてBSEの侵入を防げなかったのかというふうに痛切に感じました。これは行政上に構造的な問題があるのではないか、過去のことについても客観的な検証をする必要がある、また本件については科学的な知見に基づく検討...全文を見る
○武部国務大臣 第三者による原因究明委員会を設置してはどうかという御提案でございますが、今局長がるる説明いたしましたが、いずれにいたしましても、この原因の究明あるいは感染経路の究明というものは極めて重要でありまして、農林水産省内では、要員もふやしまして強化いたしております。  ...全文を見る
○武部国務大臣 先週、私への問責決議案が否決されたわけでございますが、楢崎先生御指摘のとおり、国民の皆様方がこれで私に対して一つの結論をつけたというふうには認識いたしておりません。  楢崎先生には、農林水産委員会におきましても厳しい御叱正、御指導をいただきました。また、時には貴...全文を見る
○武部国務大臣 政府の見解ということではなくて、私が感ずるところを率直に申し上げますと、やはり、起こり得ないと思うことが起こり得る、そういう大前提を私ども行政に携わる者は念頭に置かなきゃいけないんじゃないか、このように思います。  調査検討委員会の委員長代理であります山内先生も...全文を見る
○武部国務大臣 豚、羊等については、その生涯を通じて出生地から移動しないことが多いと聞いております。このため、まずは牛を対象とした個体識別システムの構築に取り組んでいるところでございますが、他の家畜につきましても、順次今後の検討課題としたいと思いますし、委員御指摘のとおり、野菜で...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産省として、これまでに報道のような検討を行っていたわけではございません。  他方、この食品安全を担当する行政組織の問題につきましては、BSE問題に関する調査検討委員会の報告書の中で、リスク評価機能を中心とし、独立性、一貫性を持った、各省との調整機能を有する...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産省としては、全く今日まで報道にあるようなことは検討しておらないのでございます。  ただ、与党でも食品の安全問題に関するプロジェクトもございますし、あるいはまた、この調査検討委員会におきましても食品安全問題にかかわる行政組織のあり方ということについて検討さ...全文を見る
○武部国務大臣 私は、日本の食料の自給率の現状を思うときに、将来的に地球上の人口の推移ということなども考え、毎年五百万ヘクタールも砂漠化しているという実態、とにかく食料の自給率というのは、OECD加盟国で二十八番目でありますし、世界百七十八カ国・地域の百二十八番目ぐらいだと思いま...全文を見る
○武部国務大臣 先ほど来先生のお話を伺いまして、先生は九州、私は北海道のオホーツクの地で育ちました。自然の恵みに感謝する気持ち、自然の脅威を恐れる謙虚な気持ちというのを、自然の中で育ったがゆえに身についてきたということは非常に幸せなことだ、こう思います。  先ほど御指摘ありまし...全文を見る
04月08日第154回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、農林水産省におきまして、平成八年の家伝法改正時、また十三年四月からのサーベイランス要領等により、様々なサーベイランスはしていたのでありますが、これは私も驚いたんですけれども、我が国の清浄性を証明すると、何度も職員に尋ねましてもそういう説...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども申し上げましたように、やはり客観的な科学的な知見に基づいてこのリスクを評価するということは、私は人の生命、健康を預かる行政当局としては最も重要なことだと、このように思っております。  さような意味では、この食品の安全問題にかかわる法整備、また行政...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 報告書の中で唯一と言っていいかと思うんですが、大臣を始め省内における改革への取組については評価できると。すなわち、農林水産省の政策を消費者サイドから、生産者サイドから消費者サイドに軸足を大きく移して取り組むということについては評価できるという報告をいただい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、トレーサビリティーシステムというのは、消費者が自ら食品の生産方法等に関する情報を引き出すことにより安心して食品を購入できるということに加えまして、万一食品事故が発生した場合にも、その原因を究明するという意味においても容易にできる仕組みで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 雪印食品の犯罪が発生しましてから、私どもは食品表示一一〇番というものを設けました。それによりまして、当初一日百件以上の電話等がございました。しかし、このJAS法は消費者の選択に資するための法体系ということに相なっております。したがいまして、立入検査、指示、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 諫早湾干拓事業の計画変更におきまして、費用対効果を求めるに当たりまして、年効果額を算定し、それを基に妥当投資額を求めることとなるわけであります。  年効果額は、作物生産効果、維持管理費節減効果、災害防止効果、一般交通等経費節減効果及び国土造成効果について...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 公共事業の発注については会計法令等に基づきまして適正かつ厳正に執行しておるところでありまして、職員の再就職との関連によって受注がゆがめられているという事実はないと承知しております。
○国務大臣(武部勤君) 厳正に対処しなければならないと、私はかように考えておりますが、職員の営利企業への再就職については国家公務員法及び人事院規則に基づいて適切に対処されているところでございまして、平成十三年十二月二十五日には閣議決定で、公務員制度改革大綱におきまして公務員の再就...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 諫早湾干拓事業の環境への影響でございますが、委員御指摘のような干潟の水質浄化機能については、それにかかわる複雑な要因が総合的かつ周年的に把握されていないことなどから、干潟の浄化機能を定量的に評価することは困難であると、かように考えております。また、現時点で...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私が承知しているのは、この公共事業通信社以外にもかなりの企業が受注していると、このように説明を受けておりますが、この干拓事業の記録映画の制作は、企画、シナリオ制作から撮影、編集、仕上げまでを多年度にわたりまして一連かつ一貫した作業として行うものでございます...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 具体的な事柄について御指摘があればそういったこともやぶさかでないと思いますが、本件については、ただいま御説明申し上げましたように、一連かつ一貫した作業として行うというようなことで、これは法的にも随意契約とされることについて格別の問題があると、かように存じま...全文を見る
04月09日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(武部勤君) 漁業再建整備特別措置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁業再建整備特別措置法は、昭和五十一年に制定されて以来、我が国漁業の再建整備に大きく貢献してまいりました。しかしながら、法制定から二十五年を...全文を見る
04月12日第154回国会 参議院 本会議 第17号
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○国務大臣(武部勤君) 広野議員の御質問にお答えいたします。  まず、食の安全についてのお尋ねでありますが、私は、就任以来、食の安全と安心の確保は農政の基本であると考え、各般の施策を推進してまいりました。しかしながら、BSE問題を契機として、食品の安全に対する消費者の方々の不安...全文を見る
04月15日第154回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○国務大臣(武部勤君) 難しい問題でございますが、輸入停止措置の解除に当たりましては、我が国への家禽ペストの侵入防止になお一層の万全を期すために、我が国に輸入されました中国産家禽肉についてサンプリング検査を実施するということにしたものでございます。  輸入停止措置一部解除から本...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 専門的なことはちょっと私もお答えするのは困難なことでございますが、やはり今後、公衆衛生上にどういう問題があるかということと、やはりリスク分析に基づいて、こういったことについてはやっぱり専門家、科学者、そういった科学的な知見に基づいて判断するということが一つ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) トレーサビリティーの前に、前段のこと、一言付け加えますと、やはりリスク分析に基づくリスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションと。私は、今の時代でゼロリスクというのはなかなか容易ではないと思いますね。したがいまして、そういうリスクにみんなで賢く向かい合...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も、今回のBSE問題に関しまして痛切に感じたのは行政の縦割りの問題でございました。今は、食品表示の問題も含めまして関係省庁間の連絡会議も設けております。  また、これまでにも厚生労働省との局長レベルによる定期的な懇談会も開催されているわけでありますが、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 総理からも具体的なことを何点か御指示いただいております。「食」と「農」の再生プランの中には、私も公明党の提案をよく読ませていただきました、ほとんどと言っては過言かもしれませんが、食の安全運動国民会議、これなども公明党さんの提案にも具体的に示されておりますし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) その問題も関係閣僚会議の一つのテーマになるんだろうと、かように思います。私は、縦割り行政の弊害が今後なくなるような政府全体として取り組む必要が大事だと、かように考えております。
04月16日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○国務大臣(武部勤君) 今日も太田先生の御指導、御鞭撻を賜るべく、楽しみにして参りました。水産問題については、もう先生、大変御造詣が深いので、教えられること多々あると思いますので、よろしく、またお手柔らかにお願いを申し上げたいと思います。  私も北海道のオホーツク海の知床半島の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、数多くの漁協がございますけれども、現場は高齢化、過疎化といったような問題に直面いたしまして、漁協の基盤そのものに大きな格差も出てきております。そういう現状の下に、この法律は、資源状態の悪化、あるいは水産業をめぐる状況や近年の金融情勢の変...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今回の法改正では、漁業災害補償制度について、漁業経営の一層の安定に資するために漁業者のニーズにこたえた幅広いメニューの創設ということをうたい文句といいますか、ポイントにしているわけでございまして、現在加入率が約四割にとどまっている現状を踏まえまして、漁業者...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、先生御指摘のとおり、現在、遊漁船による事故が後を絶ちません。十分な安全対策が徹底していないということもあって事故が多発しております。遊漁船の海難事故は大体年間百件程度も発生しているという実情でございます。  また、遊漁船の利用者による採捕量が遊漁全体...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この捕鯨問題については、たまたま昨日、豪州のベール貿易大臣が農林水産省を訪ねてくれまして、いろいろ議論をしたところでございます。今、水産庁長官と御議論のありましたMHLC条約等のことなどについても様々な議論をいたしたわけでございますが、私どもが主張いたしま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 水産業や漁村というのは、委員御指摘のように、国民に対して水産物を供給するという役割ばかりではありませんで、むしろそれ以上に、かなり未知の世界ではあるかもしれないけれども、我々にとって掛け替えのない様々な多面的な機能というものがあるのだろうと思います。そうい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE発生以来、私ども農林水産省は、感染源、感染ルートの究明に最も大きなエネルギーを費やしていると言っても過言でございません。これまでいろいろなデータをいただいて対処しているわけでありますけれども、私は、すべてゼロからの出発だと、すべて、全調査を改めてする...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) イタリア政府家畜衛生局に対しまして、記載ミス等再発防止とを求めているところでございますが、そのように言っているわけでございますので、そういう認識をすると同時に、やはりこのことも含めて確認する必要があるということを私は事務当局には申しております。
○国務大臣(武部勤君) イタリア政府に問い合わせまして用意したいと思います。了解が得られればそうしたいと思います。
○国務大臣(武部勤君) この法律改正だけで悪質な問題解決というのはそう簡単にはならないんだろうと思いますが、しかし、この法律は、最近の遊漁船の事故がどういうケースがあるかということを分析いたしますと、漁場における衝突事故が三割、それから出航判断を誤って生じた転覆等の事故が約一割、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、徐々に境界領域というのは難しくなってくるだろうと、このように思います。  遊漁、遊漁船業は海面を利用した、委員御指摘のような国民のレクリエーションとして、それを提供する業として営む、そういう人もおりましょうし、しかし一つはっきり言えることは、海とか...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私の地元ではアキアジの一本釣りというのがあるんですね。これは大変なだいご味があるそうであります。私は、そのアキアジも、これはお金を掛けて漁業者も負担して、あるいは税金もつぎ込んでいますが、それでこの養殖、増殖に基づいて稚魚を放流して帰ってきた結果なんです。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 肉骨粉は、四月五日現在、十一万五千トンの在庫がございます。一日当たりの焼却が必要な肉骨粉生産量は約九百トンでございまして、一日当たりの肉骨粉焼却量が現在七百二十トンということでございます。この内訳は、セメントが約七十トン、一般焼却施設が六百五十トンでありま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE発生以来、もういろいろな方々に御迷惑をお掛けしているということにつきましてはたびたびおわびをしているわけでございますが、韓国が、今、委員御指摘のように、韓国料理の食材であります牛骨・牛足の輸入を停止しているということにつきまして、経済的負担を強いられ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま水産庁長官が二千五百と言いましたが、二千九百三十一の誤りだそうでございます。  私は、今、小川先生おっしゃったことは全くそのとおりだと思います。  漁港漁場整備事業の推進に際しましても、漁場、漁港、漁村の一体性を考慮していかなきゃなりません。私...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 海岸事業につきましても、多様な生物の生育また生息環境等の保全創出の観点から、平成十一年度から、水産基盤整備事業と海岸事業の関係省庁が連携しまして、水産資源の維持・培養に資するいわゆる離岸堤、あるいは人工リーフ等の整備を行う魚を育む海岸づくり事業を推進してい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは、環境省も国土交通省も含めまして、このことが一番大事だと、このように思っております。
○国務大臣(武部勤君) 私ども、一番大きな問題としては、防災機能でありますとか、あるいは環境への配慮でありますとか、いろいろの国民の要請がございます。あるいは、ダムと河川の環境について言えば、河川環境を維持するとか、生活水としてライフラインを守るとか。  しかし、魚の生息という...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 養殖漁場もいろいろあるだろうと、こう思います。  私は、BSEの問題を契機に、やっぱり生産者と消費者の顔の見える関係というものをしっかり構築しなければならないということで、今、委員がお示しになりましたパンフレットも、消費者に軸足を移した農林水産行政に変え...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨日夜遅く、十時ごろでございましたが、長崎県の金子知事、また加藤県議会議長、県漁連会長、それに有明海の三漁連の会長、有明海の三県の、佐賀県の知事さん、福岡、熊本の副知事さんと会談を行ったわけでございますが、その結果は、排水門は短期の開門調査を実施する、それ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは正に調査をやってみなければ分からないことでございます。
○国務大臣(武部勤君) 今、鶴岡先生のお話を聞いていまして、私は、なるほど、そうだなということを感じながらお聞きしていたのでございますが、やはりこの法改正の目的とする効率的かつ安定的な漁業経営ということについて、これを目指していく個々の漁業者にそのイメージを明確に示していくという...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほど来から御議論がございましたが、私は今後、浜は漁港、漁場、漁村というものが一体的に整備されていくべきなんだろうと、このように思います。  都市と漁村の共生・対流というようなことを我々提唱しているわけでありますが、都市の皆さん方にもおいしい水、きれいな...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 我が国漁業者が安心して操業するためには漁具被害の防止が必要でありまして、政府としてはこれまでもロシア側に対しまして漁具被害防止のための協力を要請してきたところでございます。その結果、平成十一年度七十二件あった被害が平成十二年度及び平成十三年度には十数件に減...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 羅臼沖の問題につきましては、あそこは今、委員御指摘のように産卵場として非常に貴重な魚族資源の宝庫であったわけでございます。今、残念ながら、その資源も低位減少傾向と推定されるのでございますが、資源状況の的確な把握のためには、北方四島及び根室周辺水域における資...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 近年、ロシア側におきましても極東地域における水産振興ということについて大きな関心を持っているわけでございますので、私どもといたしましても、外国漁船の操業に対する漁獲割当ても従来に比べ非常に厳しいものになってきているという現状も踏まえまして、強力な努力をして...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省の系統金融検査マニュアルは、やはり金融庁が作成した金融検査マニュアルにのっとり作成したものであることは、今御説明したとおりでございます。我が国の系統金融システムの安定を図ることが、貯金者を保護する上で重要であるということは言うまでもありません。し...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 漁協は、漁業・漁村における中核的な組織として様々な事業を展開しているわけであります。これまで合併等が進まず、零細な事業・組織体制にとどまっているという実情がそれぞれの地域にあるということも委員御指摘のとおりでございます。  しかしながら、新たな基本法の下...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一般論として、機械的に合併とか事業譲渡とかということを進めるということについては問題があると思いますけれども、しかし、私も現場を多少知っている者として、組合員一人一人は、この時期にどうあるべきかということについては、今私どもが進めようということについてはお...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 魚価の問題も、すべて漁業経営の安定ということがそこの根底にある問題なんだろうと、かように思います。  今般の水産四法は、水産基本法において明確にされました資源管理、経営体の育成を具体化するために提出されたものでありまして、中でも漁業再建整備特別措置法の一...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、水産庁長官がどこまで答えたか分かりませんが、食品表示ウオッチャー制度、七百人委嘱いたしまして、この制度をスタートさせますとかなり幅広くいろんな答えが出てくるんじゃないか、このように思っております。  それから、もう一つ考えておりますのは、食の安全運動...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 自給率の問題も資源管理の問題も、あるいは水産の担い手の問題も私はつながっていると、このように思っていまして、水産基本法は私が大臣に就任したときにはもう法案としてでき上がっていましたけれども、いろいろ考えるに、なかなかこれ難しい法律で、また、これに基づく基本...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 漁業にとりましては、良好な漁場環境というものは漁民にとって命と言って過言でないと、このように思います。したがいまして、漁業・漁場環境の維持は誠に重要なものでありますし、ただいまの中村先生のお話を承っておりまして、やはり水産庁としても農林水産省としても、この...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは国会等の都合もございます。  私はできるだけ自分の足で、足を運んで、現場の理論というものを私の政治家としての一つのバックボーンにしてまいりましたので、でき得ることならば現地も見たいという気持ちはありますが、ただ、今、委員御指摘のような事実関係という...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○国務大臣(武部勤君) 「おさかな天国」はもう私の孫も大好きでありまして、また私の地元などは、牡蠣島なんというところは風邪を引かないとか、がんになる人はいないとか、実証はしておりませんけれども、確かにお魚食べている人たちは元気ですね。  また、馬なんかも、大体北海道でも釧路とか...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食の安全と安心にかかわる問題に対してどう対応していくかということについては、BSEの問題を契機に調査検討委員会でも、やはり予防原則を含めるリスク分析に基づいてリスク評価をどうしていくか、またそれに基づいてリスク管理をどのようにやっていくか、さらには国民各界...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ですから、ただいま申し上げましたように、この個別の問題に限らず、このダイオキシンの問題も含めて、私は、きちっとした専門家や科学者によるリスク分析に基づく評価をしていただいて、それに対してどう向かい合っていくかというリスク管理という、その中で、アメリカがやっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省の行政を消費者に軸足を移して大胆に政策を見直していくというのが今般発表いたしました「「食」と「農」の再生プラン」の基本理念でございます。  そのためには、一昨日以来、いろいろこの委員会でも議論がございました。農林水産省あるいは水産庁の仕事は、漁...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども食育ということについてお話をいたしたところでございますが、この食の安全の問題については、リスク分析に基づくリスク評価をきちっとやると。それに基づいて、リスク管理をどうしていくか、そして一般国民の皆さん、消費者の皆さん、妊婦も含めて、どう対応していく...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) はっきり答えているつもりなんですけれども、厚生労働省であろうと環境省であろうと、食の安全、安心にかかわる主管大臣といたしまして、委員から御激励をいただいたり御指導いただいたことについてはしっかりやりたいと、このように思います。
○国務大臣(武部勤君) 漁協の信用事業が多様化しておりますし、また複雑化しつつございます。そんな中で信用事業の健全性を確保していく、そして信用事業を適切に実施していくということについては、一に掛かってその運営を担う人材の確保育成だということは委員御指摘のとおりでございまして、これ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘の、宮城県内における県産のカキに韓国産が不正に混入されているという疑惑があるということを先般、私、事務当局から聞きまして、どういう状況になっているのかとただしましたところ、今現在、地元漁協関係者等が早急な解明を宮城県に要請し、これを受けて県が輸入...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、長官が答えたとおりでございますけれども、やはり、これは漁業者自らも、その事があったとき、不漁でありますとか災害でありますとかそういったことに備える心という、心掛けは大事だと、かように思います。有明海のノリ不作のときの諸般の対策を考えましたときにも、やは...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いろんな地域に地域独特の問題というのはあると思うんですね。そういった問題に対する対策、対応というのは、第一義的には地元の都道府県になるんだろうと、こう思います。今の問題については、北海道がどういうような考え方で対応を考えているかということが非常に大事だと思...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 北海道がやっぱり第一義的に、どういう対策、対応をするかということが第一義的に大事だと思います。それに対して、北海道の方から国にも協力要請があれば検討をするということでございます。
○国務大臣(武部勤君) これらのことも、やっぱり第一義的に北海道が何をどのように考えるかということだろうと思います。いろんな災害の場合にも、あるいは私どもの地域では流氷流入でサロマ湖が大変になったことなどもあります。いろいろその地域において独特の問題、独特といいましょうか、地域が...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 資源が回復せず償還に困難を来すような場合は、償還期限の延長とか中間据置期間の設定等の償還条件の緩和を必要に応じて措置することは可能だと、かように思います。
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、資源の適切な保存及び管理を図るということが沿岸漁業、沖合漁業ともに存続を図っていく上で非常に重要であります。  本年八月に大臣許可漁業である指定漁業の一斉更新が行われることになっているわけでありますが、これに向けて沿岸漁業と沖合漁業の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEの問題で、農場から食卓へ顔の見える関係の構築という必要性ということを私ども痛感させられたわけでございます。そういう意味では、生産者の価値を高めるためにも、消費者に軸足を移して農林水産政策を変えていくということに迫られているわけでございます。  同じ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 非常に難しい問題だと思いますが、しかし漁民とか漁業者という言葉だけでは漁業の後継者というものは規定できなくなってきていると思いますね。先ほども議論ありました、やはり水産業という幅広い、一つの漁業を中心とする産業という、そういうとらえ方も必要になってくるんだ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まあ、いろいろと技術的な困難があるとかばらつきがあるとかということはあるんでしょう。しかし、水産庁としての責任は、国民に安全で安心な水産物を提供するということが水産庁、農林水産省の責務でございます。したがいまして、ダイオキシン類についても重要な政策テーマと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 水産庁としましても、包括的に考えて、農林水産省といたしましても重大な転機だと、私はこう認識しております。でありますから、私どもは消費者に軸足を置いて水産行政を変えるという決意表明をしているわけでございます。  水産庁としての基本理念といいますか、資源の適...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先般のBSE問題に関する調査検討委員会の御提言でも、やっぱり独立性、一貫性という、そういう御提案でございます。私も、先ほど来ダイオキシンの問題の議論も含めまして、やっぱり専門的に科学的にきちっとリスク分析に基づく評価ができるような、そういう独立したものがま...全文を見る
04月23日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○武部国務大臣 野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  野菜は国民の健康で豊かな食生活に不可欠であるだけでなく、農業生産においても米や畜産と並ぶ基幹的な部門となっております。しかしながら、近年、野菜の輸入が増加...全文を見る
04月24日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○武部国務大臣 牛肉在庫緊急保管対策事業につきましては、極めて短期間のうちに約一万三千トンの牛肉在庫を確実に隔離保管するという必要性に迫られまして、すべての保管牛肉について冷凍格差分を助成することとしていたのでございますが、検品を進める中で、相当以前に冷凍されたものなど不適切なも...全文を見る
○武部国務大臣 全農チキンフーズの事件に関しましては、委員御指摘のとおり、真摯な生産者の希望を裏切ったということで、これはもう本当に重大な問題だ、かように認識しております。  農林水産省といたしましては、四月十二日に農協法に基づく業務改善命令を発出したところでありまして、この業...全文を見る
○武部国務大臣 堀込委員の御指摘は私どもも大きな関心を持っておりまして、先般から消費者との定例懇談会も設けております。また、ウオッチャー制度、これも、七百人というのが、応募者も非常にふえておりまして、千二百人規模でやりたいと思っておりますし、何よりもやはり、食肉だけじゃなくて米、...全文を見る
○武部国務大臣 これまでの話し合いの中で、双方の関係者の間では、平成十二年のような日本への輸出の急増は、我が国の価格のみならず、輸出価格の下落を招くことにより、日中双方にとって不利益であるとの認識が醸成されつつある、かように認識しておりまして、今後もこのような認識を踏まえまして、...全文を見る
○武部国務大臣 今後、ASEANを中心に自由貿易というものが拡大していくということは結構なことだと私は思いますが、しかし、農業の分野は、委員御指摘のとおり他の産業と違いますし、やはり農業の多面的な機能でありますとか食料の安全保障というような観点から多様な農業の共存ということの共通...全文を見る
○武部国務大臣 野菜は気象条件の影響を受けやすく、作柄や価格の変動が著しい一方で、消費者への安定供給が求められております。したがって、消費量の多い指定野菜については計画的な生産、出荷を推進することが重要であるわけであります。このような計画的な生産、出荷への取り組みは、生産、出荷を...全文を見る
○武部国務大臣 我が国の食品の流通が十分消費者の期待にこたえて機能していくためには、やはり流通コストの削減等による効率化あるいは多様な消費者、実需者のニーズに対応した流通機能の高度化などを図ることが重要である、こう考えております。  こうした考え方のもとで、農林水産省においては...全文を見る
○武部国務大臣 JAS法に基づく食品の品質表示は、消費者の適切な選択に資するためのものでありまして、消費者と生産者を結ぶ信頼のきずなである、こういうことで出発したのでありますけれども、食に対する消費者の信頼を裏切るような悪質な行為が続発しているということにかんがみまして、直ちに立...全文を見る
○武部国務大臣 輸入の問題もありましょうし、景気の低迷ということもありましょうし、BSEの問題に関連して消費者マインドが落ち込んでいるといいますか、そういう状況もありましょうし、さまざまな問題があるのではないか、こう思います。また同時に、その背景といたしましては、やはり最近、主産...全文を見る
○武部国務大臣 それも重要な要素だろう、かように思います。
○武部国務大臣 一つは、秩序ある輸入ですね。農産物、野菜等の輸入をどう確保するかということがまず第一に考えなければならぬことだと思います。  さような意味で、ネギ等三品目について日中農産物貿易協議会が設置されまして、ここで、需要でありますとか、面積でありますとか、価格であります...全文を見る
○武部国務大臣 私は、非常に大きな影響を受けている、こういう認識をいたしております。  同時に、でありますだけに、日中農産物貿易協議会というものを通じて、先ほど申し上げましたような共通の認識の醸成というものが、中国側にとりましても一方的な輸入が決して利益に合致しないというふうな...全文を見る
○武部国務大臣 セーフガードの本格発動か、あるいは話し合いで解決するかということの選択があったわけでありますけれども、私どもは、日中両国の首脳が話し合い決着でという方針を明らかにしているわけでありましたので、その話し合い解決に向けて日中の農産物貿易協議会というものを設置することで...全文を見る
○武部国務大臣 私どもはそのような考えではありませんで、これは全体を考え、なおかつ農産物の秩序ある貿易の確保ということが日中農産物貿易協議会の設置で確保できる、そういう判断でやったわけでございます。
○武部国務大臣 中国に対する経過的なセーフガードにつきましては、その要件が、一般セーフガードの場合は、輸入の増加による国内産業の重大な損害ということに対しまして、対中国経過的セーフガードは、実質的な損害が生じ、市場が攪乱されること、こういうふうになっているわけでございます。  ...全文を見る
○武部国務大臣 ゴボウは対前年同期比一〇九%ということでございまして、これがいわば市場攪乱という状況に当たるのかどうかということでいえば、私はこれが市場攪乱というふうには当たらないのではないかという感じがいたしますけれども、いずれにいたしましても、やはり国内の対策をしっかりやる。...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、市場攪乱要因という状況をどう見るかということについては、国際的な定見というものはまだ定まっておりません。したがいまして、そういう問題については、私どもは、日中双方の協議の場でいろいろ議論をして進めていくというのが適切ではないか、このよ...全文を見る
○武部国務大臣 これは農林水産大臣だけで決められることではございませんが、私どもといたしましては、やはり野菜の構造政策というものを生産面あるいは流通面で、まず今般、法改正に基づいてしっかり対応していくということと同時に、日本の農家を守るために諸般の対策をしっかり構築していくという...全文を見る
○武部国務大臣 我が国の場合には、調査は農林水産省、それから経済産業省、財務省、三省の協議によるわけでございますけれども、第一義的には、農産物については農林水産大臣が大きな責任を負っている、このように思います。したがいまして、そういう品目別にしっかりした常時監視体制というものをと...全文を見る
○武部国務大臣 米国が紛争パネルの設置を要請するか否かがわからない段階ではありますが、我が国としては、我が国の植物検疫措置は、科学的根拠に基づく病害虫に関するリスク解析を実施した上で講じられているわけでございます。WTO協定と整合的である、かように考えているところでございます。 ...全文を見る
○武部国務大臣 本件は、短期間にこの事業を実施しなければならなかったとはいいながら、検品を進める中で、相当以前に凍結されたものなど不適切なものが判明したということにつきましては、先ほども申し上げましたが、まことに遺憾に存じている次第でございます。  昨年十月十八日からBSE全頭...全文を見る
○武部国務大臣 この事業につきましては、BSE検査前の牛肉を確実に隔離する観点から、事業実施主体が対象牛肉を買い上げて所有権を取得し、保管することを要件としたのでございますが、その際、事業実施主体の買い上げ先を報告することを要件とはしておりませんでした。  しかしながら、事業の...全文を見る
○武部国務大臣 今、ピーマンのお話をされましたか。(中林委員「はい」と呼ぶ)輸入が増加して影響が大きくなっている品目については、現在、農林水産省内にモニタリング体制を設けまして、輸入、価格の動向等につき監視を行っているところでございますが、ピーマンについては、その対象品目として監...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども山田委員との議論の中でも申し上げましたが、現在、日中農産物貿易協議会の開催がこれまで二回行われたわけでございますが、最近の野菜の価格の動向、需給等について、率直な意見交換を通じてかなり理解が深まってきている、このように認識しております。  ネギ以外の品目...全文を見る
○武部国務大臣 何が決まって何が決まっていないのかということは、決まったことは、日中双方において、生産、価格、面積、需要、品質、こういった問題についてそれぞれ情報を提供し合っているわけでございます。  しかも、中国側から優良企業の推薦が求められておりまして、つまり、輸出入業者も...全文を見る
○武部国務大臣 端的に答えろということでございますので、申し上げますが、暫定期間終了後の十一月九日からことし四月十二日の間の畳表の輸入量は二万九百六十一トンで、対前年比一一六%でございました。しかし、日中合意がなされるまでの間の輸入量が急増した結果、そういう数字になっていると思い...全文を見る
○武部国務大臣 何度も御答弁申し上げておりますように、日中合意以後は低水準に維持されているんですね、三品目とも大体六〇%から七五%ぐらいなんです。ですから、私は、こういう状況の中で対中経過セーフガードを発動するというような状況にはない、こう思っているわけでありますし、なお我が国に...全文を見る
○武部国務大臣 輸入野菜の圧力というものが大きいということは言うまでもありません。しかし、輸入野菜がふえているという認識については、特にネギ等三品目については、対前年比六五%から七〇%台に、低水準になっているということも実態なんです。ただ、国内における野菜の価格が暴落しているとい...全文を見る
○武部国務大臣 構造改革に伴うセーフティーネットとして、経営所得安定対策の検討ということは非常に大事でありますし、私ども、具体化検討調査の結果も踏まえまして、米政策と一体的に今議論をしているところでございます。四月十一日に公表いたしました食と農の再生プランにもこのことを明記してい...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産大臣就任以来、農林水産業の構造改革と食料の安定供給のための取り組みとして、いわゆる武部私案を発表いたしまして、その具体化のために、食料の安定供給と美しい国づくりに向けた重点プランを策定いたしまして、これに沿って、平成十四年度予算におきましては、育成すべき農...全文を見る
04月24日第154回国会 参議院 本会議 第20号
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○国務大臣(武部勤君) 農業経営の改善に必要な資金の融通の円滑化のための農業近代化資金助成法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の多面的機能の発揮を確保するためには、効率的かつ安定的な農業経営が農業生産の相当部分を担...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 羽田議員の御質問にお答えいたします。  斬新な提案とともに、厳しい御批判を賜りました。そのことを糧にしてしっかり職責を果たしてまいりたい、かように存じます。  まず、農地法の見直しの方向、新規参入者に対する就業体系についてのお尋ねであります。  農地...全文を見る
04月25日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○武部国務大臣 食料・農業・農村基本法は、基本理念や施策の基本方向の具体化、その実現を食料・農業・農村基本計画に示して策定しているわけでございます。  この計画は、「農業生産の努力目標」では、野菜については、課題として、担い手の生産規模の拡大、具体的には、露地野菜二倍程度、施設...全文を見る
○武部国務大臣 米国におけるファイブ・ア・デーのお話について委員からいろいろ御意見がございましたが、米国の例ですと、最近十五年間で約二割消費量が増加しておるということでございまして、私は、近年、野菜消費が減少傾向にある我が国においても、これからの消費水準をどういうふうにして上げて...全文を見る
○武部国務大臣 なぜ今までできなかったのかという委員の御質問に、私は、やはり大胆に、一言で言えば、今までの農政というのは生産者サイドに軸足を置いていたといいますか、べったりだったと言っても過言でなかったのではないか、こう思います。  やはり消費者に軸足を移して大胆な改革をしてい...全文を見る
○武部国務大臣 契約取引におきましては、委員御指摘のように、申請内容について十分なチェックを行う必要があると思います。  野菜供給安定基金や県の野菜価格安定法人は、登録出荷団体等が事業に参加する際には、価格、契約数量や作付面積が適正であることを十分審査するということが必要であり...全文を見る
○武部国務大臣 食を支える農の構造改革をこれから強力に進めてまいりたいと思っておりますし、野菜農業の場合には大半が主業農家であるという現状から、担い手への集約化が進んでいくのではないか、このように考えております。  また、大規模経営のみならず、品質面での差別化を図るというような...全文を見る
○武部国務大臣 正直申し上げまして、私は細かいことまでつまびらかに承知しているわけではございませんが、先生の資料要求に基づきまして事務方から今急いで用意いたしました資料をいただきましたから、それに基づきまして答弁させていただきたいと思います。  資金造成額につきましては、平成八...全文を見る
○武部国務大臣 差額は基金で積んでいくわけでございます。
○武部国務大臣 資金造成額は七百七十六億円、それから剰余金が二百七十億円、今委員がお示しされたとおりであります。
○武部国務大臣 詳しいことは本当は事務当局に答弁させた方が正確なんだろうと思いますが、基金というのはそもそもそういうものじゃないでしょうか。毎年少しずつ積み立てて、そしていざというときにこれを使って所要の対策を講じていく、こういうものだと私は認識しております。
○武部国務大臣 そこまで細かく、私は正確な答弁ができるかどうかわかりませんが、先ほどのものは、使ったものはまた入れていく、こういう関係だと私は認識しております。  今の場合、なぜなのかということでございますが、やはりこの特定野菜を決める場合に、どれだけの需要があるか、どれだけの...全文を見る
○武部国務大臣 私におかしいと思わないかと言われても、ちょっと答弁困難なんですよ。  これはやはりその需要だとか生産だとかそういったことを勘案して、また地域のニーズもありましょうし、そういったことを見て指定するのだろうと思いますが、しかし、状況によって、また必要性があれば検討す...全文を見る
○武部国務大臣 基本的には、私は、この食と農の再生プランでも、消費者保護第一という考え方でフードシステムを構築していく、こういうふうに訴えているわけでありますが、その消費者の状況、そういったものに十二分に対応できる、消費者の保護に資するということと、それからもう一つは、生産する方...全文を見る
○武部国務大臣 いやいや、個人的な考え方と言われましても、今は農林水産大臣でございますので、農林水産省のトップとしての答弁になるわけでありますが。  個人的には、私は、先生の考えていることはわかりますよ。わかるんですよ、わかる。それは、自由自在にやって安定的に消費者に資する、安...全文を見る
○武部国務大臣 質問は明確ですけれども、答弁はそう簡単に紋切り型にはできないんです。  やはり国産野菜については、消費者の求める安定的、効率的な供給ということが大事でありまして、そのためには、実需者に対して安定的な出荷を行うということが必然的に重要であります。したがって、産地と...全文を見る
○武部国務大臣 例えば、大規模生産者の場合と個人経営の場合とを比較した場合に、個人の場合は、個々の小さな農家の場合には農協を通じて基金の交付は受けられるわけでございます。したがいまして、そういったことは担保されている、私はこのように思うわけでございます。  制度の実施に当たりま...全文を見る
○武部国務大臣 個人として考えれば先生のおっしゃるとおりだと思いますね、本当に。そういう方向性でやはり構造改革を進めていこうと私は思っているんです。  しかし、小さな農家もたくさんあるわけです。一人の力ではどうにもならない人たちは、やはり、農協等を通じて指導もありましょうし、資...全文を見る
○武部国務大臣 これからは野菜に限らず、地産地消でありますとか、スローフードでありますとか、食文化でありますとか、そういった生産者と消費者の顔の見える関係というものをより積極的につくり上げていくというのが大事だと思います。
○武部国務大臣 今回の改正におきましては、野菜の全国への安定供給と流通の多様化に資する観点から、指定消費地域を廃止することとしたわけでございます。したがって、野菜指定産地の指定消費地域に対応する供給基地としての位置づけは変わることとなるわけでありますが、野菜の安定供給の確保という...全文を見る
○武部国務大臣 考え方として、私は、地産地消ということは大事ですし、やはり地域特産という考え方からすれば、都道府県がまずそういう考え方、政策を打ち立てるべきだと思います。それに対してやはり国としても野菜振興という立場から協力するという政策は、私は、当然今後も考えていかなきゃならぬ...全文を見る
○武部国務大臣 産地廃棄に伴う交付金の対象品目につきましては、私も、今後とも、各品目の需要と供給の状況を踏まえて、必要に応じて見直しを検討していくべきだ、こう思います。  なお、災害等に対する救済措置といたしましては、本年度から、畑作物共済の対象品目に、輪作体系に組み込まれるタ...全文を見る
○武部国務大臣 老経産牛といいますか、先生方は特飼牛、こういうことにしているようでございますけれども、廃用牛、老経産牛については、農家のBSE陽性牛が発見された場合の同居牛処分への経営上の懸念、また、農家や生産者団体のBSE陽性牛が発見された場合の地域への影響の懸念、それから、屠...全文を見る
○武部国務大臣 確かにタマネギ、ニンジンなどは、近年、中国からの輸入が増加しておりますが、輸入量全体で見ますと、ここ数年、総じてほぼ横ばいで推移している、このように認識しております。また、いずれの品目も、本年に入りましてからは、中国産を含めまして大幅に減少していると言っていいので...全文を見る
○武部国務大臣 私も北見でありまして、私どものところも、たしか四万六千トンだと思いますが、タマネギを廃棄しております。それは先生に負けないぐらい、深刻な状況であることを私は承知しているつもりでありますので、であればこそ、どうしたらいいかということを今真剣に考えているわけです。 ...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただきましてありがとうございました。附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。     —————————————
04月25日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○国務大臣(武部勤君) 農業経営の改善に必要な資金の融通の円滑化のための農業近代化資金助成法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の多面的機能の発揮を確保するためには、効率的かつ安定的な農業経...全文を見る
05月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○武部国務大臣 ただいま御決議のありました安全な食品の供給のための危機管理体制の確立につきましては、今般のBSE問題をめぐる行政対応上の問題を踏まえ、リスク分析の考え方に基づいた危機管理対応の充実に努め、消費者サイドに軸足を大きく移して、食の安全と安心を確保するため、食と農の再生...全文を見る
05月21日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○武部国務大臣 まず、リスク評価機関のことについて申し上げます前に、四頭目の発生に伴いまして感じていることを申し上げますと、私は、四頭目に対してどう対処するかということが今後のBSEに関する対応の上で極めて大事だと思っております。  代用乳の問題、あるいは一九九六年三月、四月と...全文を見る
○武部国務大臣 私は、農業保護ということについて、世界各国とも考え方が、その軸が変わってきていると思います。やはり我が国が主張しておりますように、農業あるいは農村の多面的機能、あるいは食料の安全保障、そういったことの重視、環境を守っていくために、あるいは食の安全を貫いていくために...全文を見る
○武部国務大臣 私は、四頭目に対する対応が非常に大事だと思っています。この対応をしっかりやることによって、生産者のみならず消費者の皆さん方に対する信頼性が増していくんだろうと思います。  まず第一に、感染源の究明です。共通項目については、私は重点的に、優先的に調査すべきだと思い...全文を見る
○武部国務大臣 厚生労働省の答弁かもしれませんが、私ども、今までのように、中枢神経症状を示していないものでも、原因がよくわからないで起立不能、起立困難というものもサーベイランスの対象にするということで徹底しようということでございまして、このサーベイランスの拡大、徹底ということが、...全文を見る
○武部国務大臣 先生御指摘のように、消費者サイドに軸足を移して農林水産行政を変えるということは、まあしかし今いろいろお話ございましたが、私どもも消費者との会合というのはほとんど持っていなかったんですね、もう農業団体だとか農業関係の皆さん方との会合はたくさんありましたけれども。そう...全文を見る
○武部国務大臣 五月十七日の閣議で、テロ対策特措法に基づく自衛隊の派遣の延長を閣議決定したわけでありますが、私は、現地に直接行っておりませんから、どういう状況かということは私自身がつぶさに見ておりませんが、アフガニスタン周辺にアルカイダ等も勢力を温存して機をうかがっているのではな...全文を見る
○武部国務大臣 我々の危機対応のあり方というのは、単なる状況だけではだめだと思うんですね。私は、さまざまな問題というものを想定して、当然考えていかなければならない。起こり得ないことが起こり得るということが危機対応の基本ではないか、私はこのように思っておりまして、そういう意味では、...全文を見る
○武部国務大臣 具体的措置だけでもたくさんございます。一々すべてをここで申し上げることは、もし要求があればそういうふうに対応したいと思いますけれども、まず、調査検討委員会の指摘を私どもは厳粛に受けとめまして、しかるべき処分等厳正な措置を講ずるということを申し上げましたが、これは四...全文を見る
○武部国務大臣 政官業の癒着の問題ですか。
○武部国務大臣 これは逐次やっておりますよ。今言いましたように、処分のこともしかりでありますし、重要な案件については、大臣、副大臣、大臣政務官、政治家五人でおよそ週一回定期的にやっておりますが、議論を行った上で事務方に指示をするというやり方でやっておりまして、大きく変わっている、...全文を見る
○武部国務大臣 それはもう報告書が出る以前から、政官業の癒着を断ち切るために、我々は政治家五人で重要な問題については協議をして事務方に指示する、そういうシステムをとっているわけでございます。中には政治家の方々との会合の持ち方等についても話をしておりますし、何と何をやりましたかとい...全文を見る
○武部国務大臣 もう厳正な措置を次から次と私どもやっている所存なんですよ。食と農の再生プランというものを公表して、その中身も、委員も御検討いただいていると思うんですよ。それは人事の面、予算の面、これからやっていく……
○武部国務大臣 政官業癒着の問題、何か具体的にございますか。
○武部国務大臣 癒着の問題について、厳正に対処しておりますよ。
○武部国務大臣 対処しております。私は、何か問題があるなら具体的に御指摘いただいた方がお答えしやすいと思います。私どもは、この問題について、少なくともこの報告書が出てから癒着と言われるような問題があったとは承知しておりませんので、何か筒井先生の方でお気づきになっている点がありまし...全文を見る
○武部国務大臣 私の大臣談話のどのところを指しているのかよくわかりませんが、危機管理体制の欠落、消費者保護軽視、政策決定過程の不透明さ、情報公開の不徹底など農林水産省の体質及び農林水産行政に対する大変厳しい御指摘があったわけです。私は、これらを農林水産省という組織全体の問題として...全文を見る
○武部国務大臣 私は、予算委員会でも、これはおかしいということを率直に申し上げたはずでございます。(筒井委員「それはないですよ」と呼ぶ)申し上げています。  しかし、これは政府間で、きちっとした証拠がなければ寄港を認めざるを得ない、そういう法務省側の見解等々もありましたりしまし...全文を見る
○武部国務大臣 承知しておりません。
○武部国務大臣 これは鈴木さんが判断するものでも何物でもありません。また、水産庁に鈴木議員から何らかの話があったというようなことについても、そういうことはないというふうに聞いております。
○武部国務大臣 委員の言われんとするような、そういったことについては何もなかった、こういうふうに承知しています。
○武部国務大臣 私も参議院の予算委員会で、伝染性と言うよりも伝達性と言った方が適切ではないかという答弁も既にしているわけでありますが、与党においても、家畜伝染病予防法上の伝染性海綿状脳症という名称を、これはウイルス感染や細菌感染とは異なると、今委員御指摘のとおりでございまして、伝...全文を見る
○武部国務大臣 その考えで進めたいと思います。
○武部国務大臣 正確に承知しておりません。家畜でも、部分的には数多く輸出されているところもありましょうし、委員がお考えの牛骨だとかそういったのは、これも特定の国でありますけれども、全体としてわかりませんけれども、具体的なことを言っていただければある程度わかるのじゃないかと思います...全文を見る
○武部国務大臣 この問題につきましては、発生した経済的負担については、畜産物の貿易を行う上で輸出者あるいは輸入者の負担となることはやむを得ない制度のものであるという旨、輸入業者、輸出業者に説明して理解を求めてきているところでございます。  委員御指摘のこと、また御意見等は、私も...全文を見る
○武部国務大臣 昨年十月十八日から本年五月十日までに一千七十二頭を実施いたしまして、すべて陰性でございます。内訳は、死亡、廃用牛、三百五十四頭、中枢神経症状を示した牛、五十九頭、その他肉骨粉給与牛等、六百五十九頭でございます。死亡、廃用牛に対するサーベイランスについては、これはま...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまお話しいたしましたように、機材の確保というのは九月ということで申し上げているわけでありますけれども、機材だけではだめでありまして、先ほども議論がありましたように、冷蔵施設でありますとか焼却施設でありますとか、いろいろな問題が残っているわけでございます。 ...全文を見る
○武部国務大臣 今回の検品作業は、牛肉在庫緊急保管対策事業助成実施要綱に基づきまして、事業実施主体である事業者団体から申請があった保管牛肉について、その補助対象としての適格性を確認するために、国及び助成主体である農畜産事業団が実施しているということは、今副大臣から答弁したとおりで...全文を見る
○武部国務大臣 出元というのはどういうことでしょうか。
○武部国務大臣 それはわかりませんね。私は、やはりこれはシステム、体制の問題だと思いますね。私が当時大臣であっても、私のところに何の報告、データも上がってこなければ、判断のしようがないわけでありまして、ですから、私どもは、これは行政上構造的な問題があった、そういう認識のもとに、客...全文を見る
○武部国務大臣 絶対ということは絶対ないというふうに思いますので、絶対言えますよねという御質問に、絶対ありませんという御答弁は困難かと思います。  しかし、私どもは、遠藤副大臣もそうなんですけれども、これはきのう、きょうじゃありません。報告、連絡、相談、点検と確認、いつ、どこで...全文を見る
○武部国務大臣 調査検討委員会の報告では、危機管理体制の欠落、消費者保護軽視、政策決定過程の不透明さ、情報公開の不徹底など、農林水産省の体質及び農林水産行政に対する大変厳しい御指摘をいただいたわけでございまして、私は、これは農林水産省という組織全体の問題として厳粛に受けとめている...全文を見る
○武部国務大臣 私は、大失政という重大な指摘は、農林水産省、改革か解体かということを迫られているに等しい大きな問題だと受けとめているわけでございます。  したがいまして、今改革に向けて、矢継ぎ早にと言って過言でないと思います、次々と対策を立てているわけでございます。とりわけ、理...全文を見る
○武部国務大臣 BSE問題については、一連の経緯の中で、危機管理対応、危害の発生に対する予防的な視点、日ごろからの消費者とのリスクコミュニケーション等に不備が見られたことも事実であります。また、これらの新たな課題への対応をさらに強化することが必要だということで今真剣に取り組んでい...全文を見る
○武部国務大臣 それは、当時の審議会等でいろいろな議論があったことは委員もお認めなんだろうと思うんですね。全員が法的規制にすべきだという発言ではなかったのではないですか。そういった、事実を事実としてやはりお認めいただきたいと思うんです。  しかし、私は、早い時点で、なぜ法的規制...全文を見る
○武部国務大臣 細かい数字は生産局長の方が詳しく承知なんだろうと思いますので、もし補足があれば生産局長に答弁させます。  農家段階における影響額を子牛価格と枝肉価格の低下による収入の減少額として推計いたしましたところ、昨年九月からことし三月の合計で千六百八十一億円とされておりま...全文を見る
○武部国務大臣 一次、二次、三次、三回ですか。私は一度お会いしておりますけれども、三回はお会いしていません。
○武部国務大臣 委員のおっしゃられる補償ということについて私はよく理解できないんですが、その補償が社会保障的な考え方でお話しされているのか、先ほどのように国家賠償というような形の補償ということなのか、理解に苦しむところでありますけれども、私どもとしては、これは大変な責任を感じなが...全文を見る
○武部国務大臣 委員いみじくもお話しのとおり、故意とか過失とか、職務上国家賠償法に違反するようなことではないというのが私どもの認識でございます。  しかし、重大な失政ということが、これは一九九六年の肉骨粉の取り扱いについての指摘ではあったとしても、そしてその後、私どもに対しては...全文を見る
○武部国務大臣 私ども、十月十八日に全頭検査体制がスタートしました際に、坂口厚生労働大臣と一緒に記者会見いたしました。そのときに大臣談話も発表したのでありますが、この全頭検査体制によって屠畜場からは安全を証明した牛肉以外は流通しないことになりました、したがって、その肉をぜひお召し...全文を見る
○武部国務大臣 私は、一点目も二点目も、二者択一の話ではないと思いますね。  やはり落ちついてきたという、国民の皆さん方も消費者も生産者も平静を保てるような状況になってきたということは、消費者の皆さん方からすれば、農林水産省が、消費者に軸足を置いた農林水産行政に変えるということ...全文を見る
○武部国務大臣 おっしゃることは当然のことでありまして、群馬のことについて申し上げますれば、私も参りまして、三十分以上当事者と話をしまして、そこに副知事さんもおられまして、そして、特交でやりましょう、だからこの村でやろうとすることは全部やってくださいと。それについては総務大臣と話...全文を見る
○武部国務大臣 先ほどの国の責任でということについてつけ加えますと、互助制度は四分の三が国費です。四分の一が生産者です。  それから、今の伝達性海綿状脳症に変更することについては、先ほども答弁申し上げましたが、私は国会でも、専門家のお話からしても伝達性ということが適切ではないか...全文を見る
○武部国務大臣 来年度の予算の中にも、私ども、このBSEの生体検査といいますか殺さないで検査する方法がないか、その共同研究などもやる必要がある、こう思っているわけであります。  本当にむごいことですよ。私も数多くの酪農家を知っておりますから、委員が酪農家の話を聞くと今のような御...全文を見る
○武部国務大臣 BSE問題に関する調査検討委員会で提案されましたその方向性は、今度の関係閣僚会議におきましてもそういう方向性で議論をしておりまして、包括的な法整備また行政組織についても独立機関、これは合議制による委員会のような形で、それで担当大臣を配置する。  そして、リスク管...全文を見る
○武部国務大臣 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近の食品の偽装表示の多発は、一般消費者の食品表示に対する信頼を急速に失わしめる等、社会的に大きな問題となっております。 ...全文を見る
05月21日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○国務大臣(武部勤君) 四頭目のBSE感染牛の確認とその対応につきまして御説明申し上げます。  今月十日に北海道の屠畜場に搬入された一頭につきまして、BSEであるとの確定診断の結果を得られたところであります。このことは、昨年十月十八日以降のBSE全頭検査体制が引き続き有効に機能...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まず冒頭に、この四頭目の屠畜場における検査に当たられました女性の獣医さんですが、鹿児島御出身の方でございます。日本の寒い北海道で大変な責任を感じて自ら命を絶たれたということは誠に痛ましい出来事でございまして、御冥福をお祈り申し上げますとともに、私どももそう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、郡司先生お話しされたことは非常に重要なことだと、このように思っております。  私どもも、一頭目、二頭目、三頭目、四頭目に共通する事項が多いということで、これは重要な情報として、サーベイランスをやる場合に優先順位を付けるとすれば、一九九六年の三月、四月...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 事務次官と私が多少ニュアンスの違いがあるということは、これはかえっていいことなんじゃないかと、このように思います、ある意味ではですね。ただ、最終的な決定は私が判断をするわけでございまして、私はやはり分かりやすく話をする必要があると思っているんです。  で...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いましばらくというのは、まず今、委員お話しのとおり器材を整えること、それから人材を確保すること、そのほかに焼却施設、冷蔵施設等々そういったものを準備しなきゃなりませんので、私は全国の全都道府県でやっぱりいろんなばらつきがあると思います。早くできるところもあ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 政府としては、飼料安全法等の関係法の見直しについては、早く提出したいというようなことで検討を進めてきたところでございますが、政府提出予定法案の内容も盛り込んだ総合的なBSE対策の法案の検討を与党において進められておりますし、現在、与野党間で調整が行われてい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは正に与野党の協議が今大詰めであろうと、このように推測いたしますので、この場では、私からこうあるべきだと言うことは差し控えさせていただいた方がいいのじゃないかと、このように思います。  生産局長の方が少し現場詳しいですから。
○国務大臣(武部勤君) 法律によらずとも、これまでもいろんな諸対策講じて、先ほど委員の評価もいただいたように、四頭目が出ても出荷また消費その他平静が保たれているというのは、私ども厳しい御叱正や御指導をいただきながらそれに対応してきた一つの成果だと、こう受け止めているわけでございま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今般のBSEの我が国における初めての発生に関して言いますと、法律がないからといって法律の制定を待ってというわけにはいかなかったんだろうと、このように思います。  しかし、この経験に基づいて、やはりしっかりした法治国家として、立法府における法制定の裏付けと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨日、総会が始まったばかりでありまして、どういうところに落ち着くかというような結論について予断するのはちょっと早いんじゃないかと、このように思いますが、今、委員御指摘のとおり、下関におきます第五十四回IWC年次会合では、我が国としましては、持続的利用の原則...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食料・農業・農村基本法は、食料の安定供給の確保、多面的機能の十分な発揮、農業の持続的な発展、農村の振興の四つの基本理念を掲げまして、食と農の一体化の推進を図っているわけでございますが、特に農業政策としては、効率的、安定的な経営体が農業生産の大宗を担う農業構...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林公庫を含む政策金融八機関について、御案内のとおり、昨年十二月に閣議決定されました特殊法人等整理合理化計画におきまして、まず一つは民業補完、二つ目には政策コストの最小化、三つ目には機関・業務の統合合理化の原則の下に抜本的な検討を行い、公的金融の対象分野、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 生産調整と制度資金の関係でありますが、現在、通知上は、農業近代化資金、農業改良資金、農林漁業金融公庫資金のうち経営体育成強化資金等に関しては、生産調整実施者に対する融資を優先するよう配慮することにいたしております。  また、農林公庫のスーパーL資金の融資...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 必要があればそのことを考慮に入れなきゃなりません。  また、先ほど来、委員と経営局長の議論を聞いておりまして、私ども今、「「食」と「農」の再生プラン」を発表いたしましたが、その中で、意欲ある経営体が、最初は発展するという文言だったんですけれども、躍進する...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まず、今、経営局長が答えたことに関連して申し上げますと、先ほども言いましたように、今度の金融二法というのは農協改革と不離一体のものであります。  私は、午前中の衆議院における農水の質疑の中で、BSEに関連してでありますけれども、あの報告は、農水省解体か改...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 昨年の農協法改正によりまして、農協の常勤理事三人体制の兼職・兼業規制の強化等、業務執行体制の強化を措置したところでございます。全農などでは青年部代表が経営管理委員となり、全国農協中央会では役員の定年制を導入したところでございます。  農水省としても、農協...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 来年三月に予定されておりますWTO農業交渉のモダリティー確立に向けまして、ゴールデンウイークを利用してヨーロッパに行ってまいりました。  ムーアWTO事務局長及びハービンソンWTO農業委員会特別会合議長と会談いたしまして、日本提案についていろいろ説明もし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 平成二十二年における農業構造の展望によりますと、水田では六割、露地野菜で七割、果樹で七割、酪農で九割程度と展望しているわけでございます。  また、認定農業者の数の推移でございますが、平成七年三月には約二万経営だったものが十年三月には十二万経営、平成十四年...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まず、農業金融二法案の措置についてでありますが、農業資金融通法案では、農業近代化資金について、施設資金だけでなく借地料の一括前払等の長期運転資金を追加いたします。農林漁業金融公庫の経営体育成強化資金について、土地利用型農業だけでなくて全農業種目に拡大いたし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 誠に痛ましい出来事でございますし、生産者の方も精神的にショックを受けておりまして、精神的に少し落ち着きを取り戻していただいた段階で、疑似患畜について認定をしてBSE検査を行うという運びになるわけでございます。  しかし、私ども、今、委員御指摘のように、一...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 一九九六年の三月、四月に四頭が集中しているということでございまして、全頭検査という一つのサーベイランスをやっておりますから、廃用牛が円滑に出荷できる、その体制さえきちっと整えば、順次、高齢の経産牛というものがどういう状況かというのは分かってくるわけですけれ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 早くやりたいんです。ですが、離島でありますとか地理的状況でありますとか、死亡牛の発生頭数というのも地域によってかなり偏っていると思いますね。北海道辺りは相当、廃用牛だけ見ましても十五万頭以上、一九九六年で十五万頭以上、全国でありました。それで、北海道十万頭...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 地域対策については、これもう予算措置もしておりますし、支援措置もいろいろ政策的な枠組みはできているわけでございますが、実際、今回の場合に、ぬれ子、子牛の取引価格の動向を見ますと、いずれも発生前の五月九日の実績を上回っておりまして、四頭目の発生による影響は特...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 野菜は野菜の対策がございますので、BSEの発生と直接絡めてどうこうするという性格のものではないとは思いますが、特に北海道の場合、私どもの地元北見ではタマネギがキロ一円だというような話があるぐらいでありますけれども、しかし、これも制度によりましてかなり補てん...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今のところ、価格は下がっておりません。ぬれ子・子牛価格、それから廃用牛の出荷、それから初妊牛も含めまして、特段の影響がないというのが私どもの報告を受けた実態でございまして、これは非常に有り難いな、冷静に対応をしていただいているんだなと、このように思うわけで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そういう話は我々もよく地元では聞くんですが、しかし今大きな転換期だと思うんです。農協自体もそうですし、組合員一人一人もそうだろうと、こう思います。我々自身も、改革か解体か、それを迫られるような現状認識の下に今回の法案を提出しているわけでございます。  特...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のとおり、現行制度においても農協や地方自治体が農業法人に対して出資を行うことは可能でありますが、日本農業法人協会の実態調査によれば、農協、地方自治体の農業法人に対する出資比率は二%程度なんですね。農協、農協連合会が構成員となっている農業生産法人数...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そういうことを積極的に、私は前向きに考えていいのではないかと思いますが、そういうことが目的になっているとは考えておりません、全く。  何度も申し上げますけれども、今非常に大きな転換期にあるわけでありまして、私は農業の分野においても例外ではないと、このよう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 生産局長、しようがないなんと言ったら、これは政治家はそれでは済まないんですね。先生は分かってお話ししているんだと思うんですけれども、であればこそ感染源、感染ルートというのを早く特定したいんですね。三頭目と四頭目、四頭目出て共通点があると。したがって、その共...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 垂直感染があるわけです。
○国務大臣(武部勤君) BSE発生時と比較しまして、遠藤副大臣のところの米沢牛などは、もう発生時よりもはるかに高い値段になっているんだそうです。飛騨牛もそうでしょうし。これは偽装表示を取り締まるというようなことの影響もあるかもしれませんが、松阪牛がえらい少なく、量が減っていると。...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この事業は、当初は、十七日以前の牛肉を念には念を入れて急いで保管しなくちゃいけない、隔離するという必要に迫られていたわけでございます。しかし、これは八か月予算措置していまして、ヨーロッパの例を考えましても、大体元の消費に戻るあるいは値段に戻るというのに要す...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) それは私のことも含めてですか。
○国務大臣(武部勤君) 私は、すべてオープンにすべきだと、原則公表ということで事務当局には指示をしているわけでございますが、同時に、忘れてはならないことは、やっぱり同意、今言いましたように同意ということも必要なんだろうと思います。何か今ちょっと事務当局に聞きましたら、この全肉連の...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これはお金払うわけですから、ですから相手側も、一万人といえども、多少時間は掛かるかもしれませんが、私は明らかになってくるだろうと、このように思いまして、それが基本的な姿勢でございます。  ただ、また一言付け加えますと、名前が出るだけで企業が参ってしまうと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(武部勤君) ただいま法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。  ありがとうございました。
05月22日第154回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(武部勤君) 小宮山議員の御質問にお答えいたします。  森林吸収源についてのお尋ねでありますが、気候変動枠組条約第七回締約国会議におきまして、基準年の温室効果ガス排出量の約三・九%分に当たる年間千三百万炭素トンが我が国の森林吸収量の上限値として認められたところでありま...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○国務大臣(武部勤君) 野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  野菜は国民の健康で豊かな食生活に不可欠であるだけでなく、農業生産においても米や畜産と並ぶ基幹的な部門となっております。しかしながら、近年、野菜の輸...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○武部国務大臣 先生御指摘のとおり、食品表示は、消費者の適切な選択に資するためのものでございました。つまり、消費者と生産者を結ぶ信頼のきずなであると言って過言でございませんが、お話のとおり、最近の食品の虚偽表示の多発は、消費者の食品に対する信頼を著しく損なうこととなったわけであり...全文を見る
○武部国務大臣 一言で言いますと、消費者保護第一ということの原則がこの食と農の再生プランの原則であり、理念と言って過言でありません。  委員も今いろいろ述べられましたように、消費者というものは、どこでどのように自分が食しようというものがつくられているのかということは、なかなか知...全文を見る
○武部国務大臣 まさに食の安全にかかわる、予防原則を含む、リスク分析に基づく行政機関をどうするか。いわゆるリスク評価をどうするか、また各省におけるリスク管理をどうするか。さらには、リスクコミュニケーションといいますか、そのリスクに対して、これはもう今委員御指摘のとおり、役所のリス...全文を見る
○武部国務大臣 私は、消費者に軸足を置いた農林水産行政に変えると明確に宣言している以上は、今後農林水産省の行政組織そのものも、今、食の安全にかかわる行政組織の見直しについて関係閣僚会議で議論はしておりますが、その議論の結果、どういう包括的な法律になるか。  あるいは、今までの議...全文を見る
○武部国務大臣 後藤先生の発言の趣旨は、私は非常に大事なことをお話しされている、このように受けとめております。やはりすぐには、人材を確保し、養成するということはそう簡単なものではありません。  いずれにいたしましても、専門性の高い人材による監視体制の強化ということも含めまして、...全文を見る
○武部国務大臣 今どうなっているかということについては水産庁長官に答弁させますが、参議院において質問がございました。  その際に、私は、これは第一義的には宮城県が対応しているという話でありましたけれども、そういう待ちの姿勢ではだめだ、現地に出向いて直ちに調査するようにということ...全文を見る
○武部国務大臣 今からやるということではございませんで、過去のことについて私は詳しくはわかりませんが、私は、参議院の農水委における議論を踏まえまして、厳しく水産庁を叱正いたしまして、とにかく県任せにしないで、直ちに現地に行くように、そして実態を少しでも正確に把握するようにという指...全文を見る
○武部国務大臣 今委員からもいろいろ御指摘いただきましたが、この宮城県産カキへの混入の問題というのは、宮城県に限らない、全国的な広がりを持つ問題である疑いがあるというふうに考えます。したがいまして、食品衛生法を所管する厚生労働省や関係県とも連絡をとりながら、全国レベルでの調査を実...全文を見る
○武部国務大臣 いずれにしても、しっかりやります。  しかし、JAS法も、紙ぺらの話じゃありません。これも大事なことでありますので、一つ一つを的確にやっていく。そういうことで、消費者保護第一という視点で努力することが、生産者の存在というものに大きな力になるという考え方で努力した...全文を見る
○武部国務大臣 今回のJAS法改正で、すべて一〇〇%問題解決になるというような大それた考えは持っておりませんが、消費者への迅速な情報提供を図るという観点から、指示をしたときには原則公表という内容のものでありますし、表示に関する命令に違反した者に対する罰則は御案内のように大幅に強化...全文を見る
○武部国務大臣 委員御心配なのは、きちっとした方針を示せ、こういうことなんだろうと思うんですね。これは、原則公表という方針について、消費者や生産者等で構成します農林物資規格調査会の直近の会議で諮ることとしているわけでございます。  また、指示がない場合でも、私は、極めて悪質な場...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおり、JAS法と食衛法では賞味期限と品質保持期限と異なった表示となっているわけでありまして、消費者にとってわかりにくい制度になっているということについては私も同感であります。  これまでの国会での論議を踏まえて、私は、やはり食衛法とは一元的に法改正...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のように、今与党においても、また政府におきましても、食の安全にかかわる法整備、また行政組織のあり方について、六月中を目途に検討しているわけでございます。かなり固まってきたと言って過言でありません。ここにおける法整備はかなり包括的な内容になるのではないか、...全文を見る
○武部国務大臣 先生御指摘のことがやはり一番大事だ、私はこう思っております。  これまでの法体系というのは、企業の性善説に立っておりました。しかし、あのような偽装表示事件が後を絶たないというようなことから、こういう、決して私は一億円の厳罰というものが快いというふうに思っておりま...全文を見る
○武部国務大臣 私ども、BSE発生を機に、深い反省の上に立ちまして、BSE問題に関する調査検討委員会の報告も、甘んじてこれを率直に受けとめよう、そういう判断をしたわけです。これは、農林水産省、改革か、さもなければ解体かというふうに問われたと言っても過言でないというふうに私は厳しく...全文を見る
○武部国務大臣 安全も入るのかもしれませんが、品質の保証によって消費者の選択に資するということの意義があるんじゃないでしょうか。
○武部国務大臣 食の安全は、食品衛生法、食衛法によって担保されるものだと思いますが、同時に、JAS法というのは、そういう安全ということも踏まえた上で消費者の選択に資するための保証という、そのように理解していますが。
○武部国務大臣 私は、やはり、国の保証の裏づけということは、消費者の方々が信頼をつなぐ、信頼のきずなを結ぶ大事な要件だと思います。しかし、規制緩和というようなことから、登録機関でありますとか認定機関でありますとか、しっかりした国の監視指導、そういったものに基づいて適切にやれるとこ...全文を見る
○武部国務大臣 このたびのJAS法の改正は、たび重なる偽装表示の問題、そのことの発生によって消費者の信頼が著しく損なわれている。特にBSEの問題に関連して言うならば、消費者の信頼を取り戻さなければ消費が回復しない。いわば私どもは、緊急事態というような認識に立って、これを先行させて...全文を見る
○武部国務大臣 私は、できるだけ数多くの情報が提供できれば一番それにこしたことはない、このように思いますね。  ヨーロッパへ行って感じたのは、何で個々の農家まで我々消費者が知らなきゃいけませんかと逆に聞かれてびっくりしたんですよ。私どもはここのお店を信頼している、このお店に聞け...全文を見る
○武部国務大臣 今政府で検討している包括法とJAS法とは、直接関係はないと思います。ただ、JAS法について、今、私、委員から種々指摘を受けまして、さまざまな問題があるなという印象を受けました。  今回は、先ほど来申し上げておりますように、偽装表示に端を発して、これだけでも先行さ...全文を見る
○武部国務大臣 今までも見直しているんだろうと思います。しかし、今委員指摘のことは私は大事なことだ、こう思います。我々、省益を超えてこの表示制度というものを抜本的に検討する必要がある、こう思っております。しかし、トレーサビリティーが導入されまして、ITの技術が進めば進むほど、私は...全文を見る
○武部国務大臣 一九九六年十一月の世界食糧サミットにおいては、委員御指摘のとおり、世界の食料安全保障の達成と栄養不足人口の二〇一五年までの半減を目指しまして、各国が協調行動をとること等が宣言されたわけでございます。  具体的な行動計画が採択されまして以来、我が国は、この行動計画...全文を見る
○武部国務大臣 わかりやすく答弁できるかどうかわかりませんが、保管牛肉の検品につきましては、四月二十五日から全箱を開封して、事業実施主体等からも事情を聞きながら実施していることは御案内と思います。  これまでの検品の結果、品質保持期限切れ等の理由で十七の事例、約七トン、七百六箱...全文を見る
○武部国務大臣 BSE検査前の牛肉を確実に隔離するという観点から、事業実施主体が対象牛肉を買い上げまして所有権を取得し、保管することを要件としたのでございますが、その際、事業実施主体の買い上げ先を報告することを要件としてはいなかったということが一つございます。  しかしながら、...全文を見る
○武部国務大臣 これはいろいろな問題がありますから、しっかりした対応をしたい、このように思っております。
○武部国務大臣 一言で言えば、商道徳といいますか、通常の商取引、つまり、性善説に立った考え方でこれまでの仕組みがつくられているというふうにお答えすることになるんだろう、こう思います。  しかし、最近の食品の偽装の表示の多発ということによりまして、消費者の食品に対する信頼を著しく...全文を見る
○武部国務大臣 制度の啓発を行う等、PRする必要があるということはお説のとおりだ、こう思っております。他法令の例も見ながら、手続の簡素化など、御指摘の点については検討してまいりたいと思います。
○武部国務大臣 それでは私の方から申し上げますが、表示制度の一元的検討については、今懇談会を立ち上げますので、そこで検討をされることに相なろうと思います。  また、農林水産消費技術センターの問題でございますが、体制強化は非常に重要な課題であります。その充実に努めているところでご...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただきまして、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。     —————————————
○武部国務大臣 端的に申し上げます。  EUは、一九九〇年、死亡獣畜の取り扱いについて、施設、処理方法を規定しまして、二〇〇一年一月一日から三十カ月齢以上の死亡牛について一定数の検査義務をつけております。  二〇〇一年七月一日から、農場で死亡した二十四カ月齢以上の牛を対象に一...全文を見る
○武部国務大臣 屠畜場での陽性率は約〇・〇〇三四%に対しまして、死亡牛等での陽性率は約〇・〇八九%でありまして、EU全体では約二十六倍。死亡牛におけるBSE発生率は国によって異なりますが、イタリア五倍、オランダ五倍、ドイツ十六倍、フランス十九倍ということでございます。
○武部国務大臣 済みません、聞こえたかと思うんですが、二十四カ月齢以上で七万六千頭でございます。  死亡牛の検査の実態は、昨年十月十八日から本年五月二十四日までに千百六十六頭を実施いたしまして、すべて陰性でありました。内訳は、死亡、廃用牛、三百九十九頭、中枢神経症状を示した牛、...全文を見る
○武部国務大臣 そういう具体的な実例についてはございませんが、現場ではいろいろ苦労をしているという話は聞いたことがございます。  しかし、御案内のとおり、最近になりましてからは、屠畜場で受け入れないとか、あるいは廃用、高齢牛が滞留しているとかということは解決いたしまして、もう既...全文を見る
○武部国務大臣 五月十三日に開催されました牛海綿状脳症の検査に係る専門家会議におきまして、専門家からの意見として、死亡牛全頭検査についてそういった意見がありまして、同日付で厚生労働省医薬局食品保健部長から畜産部長あてに、「厚生労働省としても、我が国のBSE感染状況の実態を把握する...全文を見る
○武部国務大臣 農場段階におけるBSEのサーベイランスについては、昨年来、二十四カ月齢以上の死亡牛についての全頭検査の導入を目標として、体制整備を進めているところでございます。  これまで、家畜保健衛生所の検査機材等の整備を図るとともに、死亡牛の確認、検査システム等具体的なサー...全文を見る
○武部国務大臣 私は、機材の準備が、キットというんですか、機材がそろうのが九月ということでございまして、私の期待感を込めて申し上げたということでございます。  しかし、死亡牛の採材、検査、処理等の一連のシステムの構築につきましては、都道府県等での検討がまさに進められているところ...全文を見る
○武部国務大臣 可能な限り、一日でも早く検査体制を整えて検査を行いたい、このように願っております。
○武部国務大臣 可能なことですね。周辺の状況も許されることなら、できる限りのことをしたいと思っておりますが、離島等のように地理的に困難な条件であることでありますとか、北海道のように極めて飼養頭数が多いことなどから、やはり地域によって困難な地域もあるのではないか、このように思ってお...全文を見る
○武部国務大臣 原則はやはり期限を切ってやりたいというのが、私の気持ちの上ではそのとおりでありますが、しかし、例外は、これは無理押しもできない面もありますね、離島でありますとか、多数の飼育頭数があるところとか。  しかし、やれるところからやれるまでにやればいいということではない...全文を見る
○武部国務大臣 製造段階で肉骨粉が混入していないことを確認した魚粉以外の魚粉は、牛用飼料として使用することを法的に禁止しておりますし、牛の肉骨粉を用いたペットフードの製造、販売等についても今自粛を要請しておりますので、委員の御指摘については、私はそれでいいのではないか、このように...全文を見る
○武部国務大臣 これは、牛への誤用、流用防止のため、牛の肉骨粉を含む肥料の製造及び出荷の停止を要請しているところでありますし、飼料安全法に基づく省令改正により、肥料であっても牛に給与することを法的に禁止しておりますし、肥飼料検査所の監視によりこれは万全を期してまいりたい、こう考え...全文を見る
○武部国務大臣 野党四党におかれましては、去る二月二十二日にBSE対策緊急措置法案を提出されたのでございましたが、私としては、これをBSE問題の解決に向けた皆様の真剣な御努力を示すものと受けとめてまいりました。  他方、与党三党においても、野党法案が提出された経緯も踏まえまして...全文を見る
○武部国務大臣 調査検討委員会の報告でも、一九九六年の肉骨粉の取り扱いについては、これは重大な農水省の失政というふうに記述しているわけであります。  また、なかなか皆さん方にはお話しいただけませんが、その記述の最後の部分には、大臣を初めおくればせながらと記してありますが、農水省...全文を見る
○武部国務大臣 私は、何度も、私自身の責任について、率直に気持ちを述べさせていただいております。  さまざまな問題が起こりましたが、そのことによって関連する皆様方が大変迷惑を受けたということについては申しわけない気持ちいっぱいでありまして、それだけに、諸般の対策について責任を持...全文を見る
○武部国務大臣 何度も申し上げておりますように、まあ、私も帯状疱疹になったり、遠藤副大臣はごらんのようなかぶろの状態です。これは、こんなことを言っても始まりません。それは、本当に大変な責任を感じているのですね。  ですから、もう申しわけない、そういう思いで、何とかここのこの困難...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたが、国として可能な限りの利子補給を行いまして、低利融資としたところでございます。そのほか、経済産業省等とも連携をして、今後の対策にさらに全力で取り組んでまいりたい、かように考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。
○武部国務大臣 これはそれぞれの制度というものがございます。原理原則というものを無視することは難しいと思います。  したがいまして、可能な限りの利子補給をすることによって、より低利な融資によって経営の安定対策に資するべく努力したい。そのほかにも、関係省とも協力して中小企業対策等...全文を見る
○武部国務大臣 農林水産省といたしましては、過去に例のない対応をしている所存です。また、私も総務大臣と直接お話しいたしまして、都道府県や市町村が一番身近なところにあるわけでありますので、現地における対応についても特別交付税の配慮のお願いもしているわけでございます。  各般の対策...全文を見る
○武部国務大臣 今御案内のとおり、廃用牛も順調に出荷が進んでおります。滞留も減っております。廃用牛を農協等が買い上げる場合の助成等を内容とする廃用牛流通緊急推進事業につきましては、全農等の全国連や日本家畜商協会を事業実施主体として、本年二月から実施しているところでございます。 ...全文を見る
○武部国務大臣 与野党間で調整され、取りまとめられたBSE法案につきましては、家畜伝染病予防法上の伝染性海綿状脳症という名称を、ウイルス感染や細菌感染とは異なるということ等から伝達性海綿状脳症に改める内容となっているのでありますが、このことにつきましては、BSE問題に関する調査検...全文を見る
○武部国務大臣 四頭目のBSE感染牛が、感染源の究明に当たって非常に重要な知識、情報になる、私はこのように思っておりますが、しかし、感染源の究明に当たっては、今までも申し上げておりますが、私は、予断を持たず、あらゆる可能性について徹底した調査を実施するということが大事だ、このよう...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおり、やはりこれは、この代用乳の問題につきましても、原料として使用される飼料用の動物性油脂については、昨年十二月二十七日に通知を発出しまして、代用乳用の外国産の粉末油脂については輸入を一時停止するとともに、国内産の飼料用動物性油脂についても、EU科学...全文を見る
05月30日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○武部国務大臣 鮫島先生から冒頭激励をいただいて、大変感激を新たにしております。  鉢呂委員長を初め、与野党の当委員会の委員の皆さん方は、厳しくも真剣にBSE問題に取り組み、私どもも大変励まされた、御鞭撻をいただいたという思いを強くいたしておりまして、九カ月になろうとしておりま...全文を見る
○武部国務大臣 そのようなことは私はぜひ必要だ、このように考えております。
○武部国務大臣 BSE発生以降、予算措置により対策を機動的に打ってきた所存でございますが、今委員からも適切な対応であったというような評価もいただいたところでございますけれども、法律施行後も対策を着実に実施する所存でありますし、BSE発生時の対応の基本的指針であります基本計画に個別...全文を見る
○武部国務大臣 これまでも中小企業庁に対して種々要請してまいりましたが、私は、条件の緩和や期間の延長を含めまして、本制度に係る改善措置について、さらに円滑化のための措置が必要と考えておりますので、中小企業庁に対し要請し、相談してまいりたい。また同時に、平沼大臣にも直接私から事情を...全文を見る
○武部国務大臣 BSEの防疫に当たりましては、BSEの発生状況を正確に把握いたしまして、得られたデータを活用して、清浄性や防疫対策の実効性についての科学的なリスク分析とリスク管理等を実施する必要があるわけであります。  OIEの国際動物衛生規約においても、より適切なサーベイラン...全文を見る
○武部国務大臣 鮫島先生のおっしゃっていることは極めて論理的だ、このように思います。  が、しかし、BSE検査の結果が判明するまでは、腐乱防止のための死体の保管の冷蔵施設が必要でありますし、この施設そのものがいわば迷惑施設と言われているものでありますし、検査結果が陰性であっても...全文を見る
○武部国務大臣 今御答弁申し上げましたように、実情、実態というものをもう少し詰めてみる必要があるだろうと思います。これは地理的な条件だけじゃなくて、腐乱ということにはならないかもしれませんが、北海道は極めて極寒の地でありまして、季節的なそういう事情もあるのではないかという、さまざ...全文を見る
○武部国務大臣 そのように考えております。
○武部国務大臣 環境省、環境大臣によく話をしたいと思います。  また、先ほど鮫島委員の質問の中でバイオマスのお話もございました。私ども、今後、農林水産政策の新しいコンセプトといたしまして、生物資源の総合的な活用というようなことを打ち出していきたい、このように思っているんです。そ...全文を見る
○武部国務大臣 本法案の御提案に当たり、委員長及び委員各位の払われた御努力に深く敬意を表するものであります。  この法案が成立した暁には、農林水産省といたしましては、その内容を踏まえ、厚生労働省、都道府県初め関係機関と連携を図りながら、食肉等の安全の確保及び国内におけるBSEの...全文を見る
05月30日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○国務大臣(武部勤君) まず初めに、植樹祭に触れられましてお話がございましたが、先生のふるさとであるということも承知しておりますし、岸先生が町長時代に大変な善政をしかれたその成果を見させていただくということも楽しみにしております。  林業関係の皆さん方と御懇談をいただき、率直な...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 予算を増やすとか増やさないとかということ、やらなきゃならぬことは既定の予算の中でやり得ると、こう思っております。  また、これはワールドカップの開催ということについて、韓国において口蹄疫が発生したということをこれはどのように国民に伝えるかということについ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この野菜の問題に入る前に口蹄疫のことについて、先生からも再度強い防疫体制を取るようにというお話がございました。念には念を入れて早速、生産局長もおりますから、関係府省と協議をして、どういう体制になっておるか、念には念を入れてその体制を点検したい、させたいと、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) やっぱり近年、自給率が落ちてきているというのは、国内の産地における高齢化でありますとか離農者が続出しているという国内問題よりも、やはり輸入野菜の攻勢という影響が非常に大きいと、このように思います。  輸入野菜は、およそ、生産対策あるいは流通対策を考えます...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先般、「「食」と「農」の再生プラン」を発表したわけでございまして、その理念といいますか基本になるものは、消費者に軸足を置いた農林水産行政に変えますということでございます。これは、じゃ生産者はどうなるんだという、そういう疑問も残るのでありますが、生産者は消費...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) この病気の発生状況の調査につきましては、与論島では鹿児島県と植物防疫所が協力して今後とも本病の現地調査及び採集したサンプルの精密検定を実施することとしておりますし、奄美群島全域において調査を実施する予定でございます。  与論島では、平成九年の調査で未発生...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 伊藤忠商事の関係ですか。
○国務大臣(武部勤君) 田中先生の前段の御質問の中に、秩序ある貿易の実現に向けた実効性の担保等についてお話がございましたので、その件について私の考え方や実態どうなっているかということについて、少しお話をさせていただきたいと思います。  先ほど野間副大臣のお話にもございましたよう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、総合食料局長おりませんので、私詳しくは分かりませんが、結論からいうとそういうことになるということでございます。
○国務大臣(武部勤君) 対中国経過的セーフガードは、一般的セーフガードと同様に、輸入の増加によって国内産業に被害が生じた場合に、関税引上げ等の輸入制限を講じる措置であるということでは同じでございます。  一方、両セーフガードの間には、一般セーフガードがすべての国からの輸入に対し...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 対中国経過的セーフガードの実施に際しましては、やはり個別事案ごとに調査検討することがまず要件として必要ですね。今はその要件にはないと思います、ネギ等三品目については。また、タマネギについてもないと思います。しかし、ネギ等三品目については、日中農産物貿易協議...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 野菜というのは、委員も御案内のとおり、天候等によりまして供給・価格が変動しやすい上に、作目転換が容易でありますがゆえに作付けも変動しやすいわけでございます。さらに、供給・価格変動が増幅されるという特質を有しておりますが、消費者からは良質な野菜を安定的な価格...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 経営所得安定対策の必要性は、水田営農と輪作体系の下での大規模畑作経営において高いわけでありますが、野菜も含むその他の経営類型については、品目別に講じられている対策の運用状況を踏まえながらこれは今後判断するべきことなんだろうと、こう思います。  この構造改...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 契約野菜安定供給制度の負担割合は、国五〇%、県二五%、生産者二五%とするわけでございますが、これに対し、指定野菜制度の負担割合は、国六〇%、県二〇%、生産者二〇%となっているわけでございます。  これは、契約野菜安定供給制度が対象とする契約取引は、指定野...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今回の法改正でありますけれども、交通インフラの整備あるいは情報インフラの整備等によりまして、私は、全国非常に狭くなったのではないか、あるいは産地と消費者という、その間もかなり距離が縮まってきているんだろうと、このように思います。  先般、私は、政府のタウ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も正に北見に住んでおりますので、先般も帰りました際に、若い方々とD型ハウスで焼き肉をつつきながらいろんな話をしてまいりました。  本当に深刻な状況にあるということを、かつてとはちょっと違うなと。なかなか生産者の方々はいいときでもそう簡単にいいと言わない...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 現在のタマネギの価格の低迷は、今も申し上げましたように北海道産の出荷量が多いということでありまして、基本的には豊作ということが背景にあると、このように思います。  輸入量について見ますと、昨年末から減少しておりまして、平成十三年十月から十四年三月までの輸...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 指定野菜価格安定制度におきましては、価格補てんに係る資金造成の負担割合は、原則として国六〇%、都道府県、生産者それぞれ二〇%としているわけでございます。  都道府県は、野菜指定産地の生産出荷近代化計画の策定等を通じまして地域の野菜産地の振興に重要な役割を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 最低基準額の水準は、おおむね生産コストを賄い得るものとして設定しているのでありますが、しかしながら、不測の事態といいますか、価格が五五%水準を下回る例が見られることを踏まえまして、野菜の生産、流通の構造改革に取り組む産地は最低基準額を四五%水準まで引き下げ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私が先ほど廃棄する以外にないということを申し上げましたのは、廃棄してそれですべて終わりだという意味で言ったわけじゃありませんで、今度の制度改正によって、廃棄されたものについてはたしか四〇%補てんすると、そういう道があるわけであります。ですから、それは国が全...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先生の質問の趣旨というものを私は正確に聞いていなかったのかもしれませんが、私は午前中にも田中委員にお話ししましたが、これからの農林水産省の新たなる方向というのは、農林水産、農水産ですね、これの生産振興対策から、やはり生物資源の総合的な活用という方向にコンセ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、今、小川先生のお話しになっていることは、これから我々が、我々というより、農林水産省というよりも政府全体で取り組んでいかなきゃならない。地球温暖化防止対策でありますとか、それから先ほども言いましたように、生物系に由来する資源の活用の問題、バイオマスであ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEについては、先生も御存じと思いますけれども、生体検査というのは外見上の検査しかできないんですね。BSEに感染しているかしていないかというのは、生きている牛はできないんです。  疑似患畜を何で殺処分するかというのは、これは、BSE検査をして、言わば疑...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、我が国の経済にどんな影響があったかどうかということと、この三品のセーフガード確定発動をしなかったということは連動して考えておりません。  農林水産大臣としては、守るべきは守らなきゃならないと、こう思うわけでありますが、その後、この日中農産物貿易協議...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほども話させていただきましたように、今の時点で、権利としてあるんです。権利としてはございますが、しかし今の状況の中で、どれ一つ取っても、いわゆる経過的な発動、中国のWTO加盟による経過的なセーフガードの発動の条件にも要件にもないなと、こういうことでありま...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) はい。  度々申し上げておりますが、「「食」と「農」の再生プラン」を公表いたしましたが、この理念は消費者サイドに軸足を置いた農林水産政策の大胆な見直しということでございまして、この背景には、私は、今、先生御指摘のように、しゅんのお話もされましたが、やはり...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律に基づきまして都道府県知事の認定を受けたエコファーマーは、北関東や九州地域に数多く見られるわけでありまして、都道府県で格差があることは承知しております。これは、川下との連携によりまして特別栽培農産物等の環境に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 「「食」と「農」の再生プラン」の公表をいたしたわけでございますが、公明党さんからはやっぱり国民運動ですね、食の安全に関する国民運動の提案がなされました。  私どもも、従来から、食育という問題とリスクコミュニケーションということについて国民みんなが立ち向か...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) タマネギの十三年産は、北海道は大変天候に恵まれまして、ホクレンの取扱量は、対平年比一〇八%、対前年比一一八%という結果でありました。十三年九月以降、タマネギの卸売価格が大きく下回る状況が続いているということは、暴落と言っても過言でない状況にあるということは...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 五年間からすればそうですが、先生のお話だけ聞きますと、中国からの輸入は五年前はどれだけの数字だったのか、なぜ急に中国から増えてきたのかというようなことも解明してみなきゃならないと思うんですね。一説には、アメリカからの代替輸入というようなことが大きい原因だと...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 中国との関係については、先ほどもお話ししておりますように、日中農産物貿易協議会で我が国から国内の窮状というものも伝えております。そういったことで、先ほども申し上げましたように、需給でありますとか品質でありますとか価格でありますとか、そういったことを的確に情...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も現地の組合長からも話は聞いておりますけれども、先生にどういうふうにお話しされたか知りませんが、セーフガード発動の要件にはない、それは分かっている、しかしこういう価格の暴落について何とかしてくれということは言われております。しかし、セーフガードを農協の組...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 現状、実際には大変な投資がある上に価格が暴落しているわけでありますから、大変な実態にあるということは私も十分承知している所存でございます。  であればこそ、これからどうしていくかということ、ピンチをチャンスにするということをこれは我々も真剣に考えていかな...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 済みません。  立ち向かっていくと思いますよ。その立ち向かっていくところを支援するということが大事だと、このように思うんです。
○国務大臣(武部勤君) 概算払に対して精算払いをするということについては、いみじくも今、先生がおっしゃられましたように、例年ですと精算払いで追加支払というのがあったということはそのとおりでございまして、これは言ってみれば十三年度のことになるわけですね。ですから、十四年度に入って十...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、委員はもう既にこの産地廃棄に対しての対応について、その仕組みを御存じの上で御発言だと、こう思いますので、重複しないようにしたいと、このように思いますが、平均価格の約四割を交付し、そのうちの二分の一を国が助成するわけでありますけれども、この交付金の単価及...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いろんな品目が多種、多岐にわたっているわけでありますし、品種ごとの栽培方法の違いということに起因する生産コストの差もかなりあるんだろうと思うんですね。機械の導入状況についても地域によって個人差があるんだろうと、地域差、個人差というものはあるんだろうと。そう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これまでも、見直しというものを時代とともに、また消費者のニーズ、地域のニーズ、それに合わせてやってきたわけでありますので、私は、今お話がありましたような今後見直しの検討ということは、当然この需給及び価格の状況等踏まえまして、必要に応じ検討していく必要性を感...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 非常に大事な問題でありまして、食の安全、安心という確保のためにも、厚生労働省とも連携を取って、農林水産省には輸入野菜等に対する対策本部も作っておりますが、その本部長は遠藤副大臣でありますけれども、しっかりした対応に努めてもらいたいと、このように思います。
○国務大臣(武部勤君) 私は、契約取引というのは、今、先生がおっしゃったように、定量、定価、定質を求めることだけではないと、このように思っております。契約取引というと、何かそういう大量生産、画一性ということを追求というふうに思うかもしれませんが、別な角度から見ますと、消費者と生産...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、スローフードとかスロータウンとかというようなことは知らなかったんですけれども、私は、都市と農山漁村の共生・対流ということを就任したときに掲げまして、これは正にスローフードの思想だと自負しているわけでございます。やはり自然、健康、生きがいと。  農村...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまは法案を可決いただきまして、誠にありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。  ありがとうございました。
06月04日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○武部国務大臣 おはようございます。  漁業再建整備特別措置法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁業再建整備特別措置法は、昭和五十一年に制定されて以来、我が国漁業の再建整備に大きく貢献してまいりました。しかしながら、法...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○国務大臣(武部勤君) おはようございます。  農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近の食品の偽装表示の多発は、一般消費者の食品表示に対する信頼を急速に失わせる等、社会的に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSE発生地域にとりましては、この発生が出たことによって大変な困難な状況に現実問題として置かれるということは大変大きな問題でございますし、今般の北海道の音別町におきましては、委員御指摘のとおり、検査に当たった若い女性の検査員、獣医さんが自ら命を絶ったという...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 自民党が行ってから行ったわけじゃありませんで、最初は九月に職員を派遣しておりますし、私ども農林水産省としては、感染源の究明、感染ルートの究明に対しましては最もエネルギーを割いていると言って過言でありません。お言葉でありますが、そういう決意で臨んでいるという...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 加圧調査がなされていないと向こうは言っていた。だけれども、二回目の調査で、どうも加圧処理がなされていないんではないかという、それが否定できないということで、向こうの政府に何度も問い合わせをしました。それで遠藤副大臣が参りまして、率直なところ、遠藤副大臣が来...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食の安全、安心の確保ということについて国民の皆さん方の間に本当に大きな関心を呼ぶBSE問題であったと、このように思います。  ピンチはチャンスなりという言葉がございますが、今、委員御指摘のとおり、私自身もよく知り得ないそういうこともたくさんありましたし、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、委員御指摘のとおり、分母が違うということもあるんだろうと、こう思いますが、私どもの場合に全頭検査ということをやっているわけでございまして、ドイツとかイタリアとかEU、ヨーロッパは全頭ではないんだろうと、このように承知しております。たしか二十四か月齢以上...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 迷惑施設ということを私が考え出して言っているわけではありませんで、これは、そういう話を聞いているということを引用して、この種の施設を造るということについては、設置場所の選定や施設の整備等に当たって、周辺の方々の理解と協力、同意が得られなければならないという...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は三十一日に、平沼経済産業大臣に対しまして、セーフティーネット保証の条件緩和等について要請をしたわけでありますが、大臣からは、セーフティーネット保証の適用期限の延長に対しては対応していきたいと、こういうことでございました。  ただ、無担保無保証人の特別...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEの発生以降、BSEの清浄化に向けた全頭検査及び感染経路の遮断を行ってまいりました。また、国民生活や関係事業者への影響の緩和のための各般にわたるBSE対策を講じてきたところでございます。  最近の食肉の消費動向、関係事業者の経営の状況などを踏まえます...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私ども、「「食」と「農」の再生プラン」を発表させていただきまして、その考え方は、消費者に軸足を置いた農林水産省の改革をしますと、こういうことを宣言したわけでございまして、名前を変えたりするだけではだめでありまして、本当に消費者に軸足を置いた食の安全というこ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 名前を変える検討はしておりません。これは、今後も全くしないのかということについての検討もしておりません。  やはり問題は中身だと。今、関係閣僚会議で食の安全にかかわる行政組織の見直しをしているわけでありますから、それを受けて今後農林水産省としてどういう対...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、耳標の装着を一生懸命やっているわけでありまして、六月ごろまでにはそれが全部仕上がると、こういう予定でございます。  私ども、食の安全、安心確保のためには、食と農の関係、とりわけ食卓から農場へどのようにして、流通実態、産地の情報、そういったものが明確に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これまでもBSEに関する技術検討会に諮りまして、専門的、科学的な見地からの助言をいただいて、この一次、二次の中間報告を発表させていただいているわけでございますが、委員御指摘のとおり、やはりこの種の問題は専門的、科学的、客観的に検討していくということが非常に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今までも専任の職員を置きまして、十二名によるチームを作ってやっているわけでございます。  これからの問題としては、私はこのリスク評価については、リスク分析に基づいて独立した機関を設けると。その独立した機関には、それぞれの危害といいますか、リスクに対応した...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 前段申し上げておかなきゃならぬのは、私どもは予断を持たずに幅広く調査するということが基本だと、こう思っております。  しかし、委員御指摘のように、イタリア産肉骨粉について、九八年六月一日以前に輸入された肉骨粉については更に詳細な調査を実施する必要があると...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私どもの行政の手法として、時間軸といいますか、工程表を作ってやるようにということを今あらゆる行政の分野で徹底を指示しております。ですから、やれるだけやるとか、仕上がるときまで続けるというようなそんなやり方はさせていません。  しかし、一つの目安を持ってや...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは、その後のことは我々がこんなことでは駄目だということで何度も問い合わせてやっているわけでありますし、その結果として、イタリアの方もそうではなかったと、加圧処理条件が満たされていなかった、事実に反する記載内容の証明書が発行されたというようなことが分かっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) まだ私と紙先生のコミュニケーションが足らないなと、こう思っているわけでございまして、本件のみならず、今回のBSE問題で危機管理対応、危害の発生に対する予防的な視点等に不備が見られたということは事実でありますから、これらの諸点を踏まえて、つまりそれは、分かり...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 飼料のトレーサビリティーの確保については私は非常に重要だと、このように認識しておりまして、飼料の流通等の履歴を把握するために輸入先国名や輸入の相手方の氏名、輸入飼料の原材料等について帳簿の記載事項の追加を検討しているわけでありますし、動物検疫の対象となる飼...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そのとおり、そのように受け止めていただいて結構でございます。
○国務大臣(武部勤君) 必要なことは基本計画で取り上げていくことは、そのとおりだと思います。
○国務大臣(武部勤君) 乳用牛のBSEサーベイランスの強化を専門家の意見を聞いて具体的に検討するように事務方に指示をしてきたところでございます。  また、具体的には、従来からのサーベイランスの対象になっているもの以外に、起立困難や起立不能で原因が特定できない牛もサーベイランスの...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員は四万円の水準では足りないと、こういうことなのかもしれませんが、国が廃用牛をBSE発生前の、発生前の水準にはまだ行っていませんけれども、ここのところ上がってきていまして二万から三万になってきているわけでございます。ですから、これは全部四万円で、更に買上...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今、技術会議と私どもとは、こんなに緊密になっている農水省の時代というのはかつてなかったんじゃないかと自負するぐらいの力をお互い携えてやっていると、こう思っております。  委員御指摘のように、畜産農家が安心して営農できるように、BSE研究を一層強力に実施し...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のように、ヨーロッパにおいては予防原則というものを非常に重視しております。  しかし、先般、私、イギリスに参りまして、去年と少し違ってきているなということを感じたのは、イギリスの場合には食品基準庁というものが作られまして、そこでは科学者集団が入...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そのとおりだと思います。
○国務大臣(武部勤君) リスク分析に基づくリスク評価ということは、その中で当然予防的な考え方というものが重視されるということは言うまでもないことだと思います。  なおかつ、委員、グレーゾーンといみじくも言いましたけれども、そのグレーゾーンというのは、本当にはっきりグレーと分かる...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 公募するということがどうかは別にいたしまして、やはり幅広い知見を持った方々から委員を選任したり、あるいはこの新組織の下に評価チームというのを、それぞれの危害といいますか、リスクに対しての評価チームができますから、そういったところには当然そういった方々に入っ...全文を見る
06月05日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○武部国務大臣 三月十五日にあった報道の際には、そのような事実関係があったかどうかについて当時の林野庁幹部に聞き取り調査を行いましたが、その結果としてはその事実は認められなかったということでございます。  しかし、先日の報道を見まして、私は、さらに、先般の調査は林野庁内部の調査...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま私が申し上げましたように、さまざまな調査項目について、どういう項目を挙げて調査すべきかということも含めて調査チームをつくって調査するように指示したわけでございまして、したがいまして、わかったところから発表するとか、これはきちっとした事実確認をしっかりしなき...全文を見る
○武部国務大臣 収支報告書、それをここで調べてこの場で発表すべきかどうかということも含めて、これは慎重に対応しなきゃならない、このように思うんです。
○武部国務大臣 今申し上げましたように、つい先日の新聞記事を見て、私は、これはきちっとした調査をもう一度し直す必要がある、念には念を入れてきちっとやろう、やるべきだということを指示しているわけでありまして、現時点では確認をしておりません。
○武部国務大臣 ここで改めて申し上げますけれども、どういうことを調査すべきかどうかということについても、これから調査項目について検討しなきゃならぬ、これは慎重を要する問題だ、私どもはこう思っております。
○武部国務大臣 先ほど来何度も答えておりますように、どういう調査をするかということも含めてチームを編成して調査をするということでございまして、この調査も、調査の過程で逐次この場で発表するという性格のものではない、きちっとしたことが確認されてから発表するかどうかということも検討して...全文を見る
○武部国務大臣 何を調査すべきかということも、具体的に今検討を指示しているわけでございます。
○武部国務大臣 どのような働きかけがあったか等の事実関係を調査するわけですからね。ですから、つい先日の新聞を見て、何を調査するかどうかも決めていないのかと。チームを編成したばかりですからね。こういったことは慎重に進めていかなきゃならない、私はそのように思っておるわけでございます。...全文を見る
○武部国務大臣 そういうことも含めて検討する必要があると思いますが、先ほども何度も申し上げておりますように、どういうことを調査するか、そして、調査の過程のことを確認もせず、こういった場で発表するべき性質のものではない、私はそのように考えております。
○武部国務大臣 調査がきちっと終わるまで、その調査の過程で逐次発表するということは、やはりきちっと確認をした上で公表することは考えております。
○武部国務大臣 いつまでにということは、まだ確定的なことは申し上げられません。できるだけ、どういう調査項目を調査するか、そういったこと等も決めて、私はこれは慎重にやらなくちゃいけない、このように思っております。
○武部国務大臣 それは、調査を終えるまでは何とも言えませんね。
○武部国務大臣 調査によってきちっとした確認をしなきゃならぬということが私は非常に大事なことだ、こう思っております。
○武部国務大臣 我が意を得たりと。  今農林水産省は、農林水産業の生産政策ということも大事ですけれども、これからの農林水産省の仕事は、生物系由来の資源の持続的な活用、これを農林水産省の最も大きな看板として掲げて推進していくべきだ、このように思っておりまして、先般、経済財政諮問会...全文を見る
○武部国務大臣 当然、農林水産省としても、来年度の予算編成に向けて、重点化項目として今、食と農の再生プランの一環として工程表をつくらせております。したがいまして、その中で具体的な政策、予算措置ということも検討することに相なろうと思います。  それから、このバイオマスの問題という...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、生産振興ということも重要でありますけれども、むしろ、これからの農林水産省の新たなるコンセプトというのは生物系資源の持続的な活用ということだろう、このように考えておりまして、バイオマス日本戦略の先頭に農林省が立ってしっかり御期待にこたえ...全文を見る
○武部国務大臣 まず、昨日、衆議院におきましてBSE法案が可決されましたことは、これまでの立法府の皆様の真摯な御努力によるところと敬意を表する次第でございます。  今岩倉委員から白老のお話がありましたが、私も、日曜日、山形の金山町で植樹祭がございまして、ぜひ新幹線であの米沢牛の...全文を見る
○武部国務大臣 まず、省名の呼称について検討を指示したことは全くありません。私も、日曜日、山形であの新聞を見て驚いたのでありますが、多分、これは推測でありますけれども、今関係閣僚会議において、食の安全に係る安全委員会といいますか、合議体でリスク評価をする、それに対応しまして、リス...全文を見る
○武部国務大臣 食料・農業・農村基本法ができまして、食料の自給率、現状四〇%を今後十年間に四五%を目標にして諸般の政策を推進するということを掲げてはいますが、私は、今委員御指摘の問題提起というのは非常に大事だ、このように思います。私ども、なぜ食料の自給率を四五%にしなければならな...全文を見る
○武部国務大臣 今現在、全国で千六百六十ぐらいの漁協があるわけでありますが、平成十九年度末には約二百漁協にする計画を漁協系統では持っているわけでありますけれども、この漁業協同組合合併促進法の期限があと一年となっておりまして、この一年間で合併がさらに促進されるように、農林水産省とし...全文を見る
○武部国務大臣 私も、地元から同じようなことを何度も要請を受けています。運輸政務次官の当時から、この水難救護法というのは、明治三十二年にできた法律で片仮名の法律なんですね。これによりますと、「救護ニ関係シタル者ハ市町村長ヨリ救護費用ノ支給ヲ受クルコトヲ得」と書いてあるんです。 ...全文を見る
○武部国務大臣 今、金子委員から、今般の水産四法案が担い手対策、人づくりを網羅的に示しているというお話でございますが、まさにそのとおりだ、このように私は思っているわけでございます。  担い手といえば、漁業技術、経営管理能力の向上、新規就業者の確保、青年漁業者中心のグループが行う...全文を見る
○武部国務大臣 新たな水産基本法のもとでは、資源管理の推進、効率的かつ安定的な漁業経営の育成等に対しまして積極的な取り組みが必要ということで、それを前提に今般の水協法等の改正に及んだわけでございまして、この水協法等の改正は、漁協の事業として、資源管理、営漁指導の位置づけということ...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおり、今回の法改正を実効あらしめるためには、都道府県とも連携をとりまして、遊漁船業者に対しては的確な指導を行うことが必要だ、このように考えております。  このために、都道府県の水産部局に対しまして、遊漁船業者に対して業務に関して報告を求めるというこ...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおりだ、私はかように思います。私ども、BSE発生あるいは偽装表示の問題を契機に、農林水産省としても消費者サイドに軸足を移して、水産物の品質の確保や水産物表示の適正化等、安全性確保に向けた積極的な取り組みが必要だという決意を新たにして臨んでいるわけでご...全文を見る
○武部国務大臣 私は今、高木先生が地元でお聞きになったことに対しましては、これは謙虚に受けとめるべきだ、このように思います。指導すべき水産庁は、このことをきちっと厳正に受けとめて対処しなきゃならぬ、そういう話は私自身も間々耳にすることでございます。  初めに全漁連だとか信連あり...全文を見る
○武部国務大臣 平成十四年度から、新規の事業については、公共事業を環境創造型あるいは自然再生型の事業ということに、農林水産省は抜本的に見直しを図るということに踏み出しているわけでございます。  漁業は海洋の自然環境に大きく依存している産業でありますし、良好な漁場環境を確保するた...全文を見る
○武部国務大臣 委員会の審議の状況は、全部精読はいたしませんけれども、後藤田先生はもとより、皆さん方の質疑の状況、議事録は、私ども、目を通しております。
○武部国務大臣 いや、それは私もよく気がついていなかったことですね。  役所の呼称についても、昔は農林省と言って、今は農林水産省と。今、通称は農水省、こう言うんですね。林業関係の人は寂しい思いをしているんじゃないのかな、こう思います。  今後どうするんだというような話になりま...全文を見る
○武部国務大臣 厚生労働省や都道府県とは絶えずいろいろな連絡をとっていると思いますが、食の安全の問題については、特に食品表示の問題が起こって以来、関係省との連絡会議を持つようにしております。それから、六月七日だったと思いますが、厚生労働省と農林水産省が特に食品安全問題についての懇...全文を見る
○武部国務大臣 このことをお話しする前に、農業や漁業や林業と他の産業との違いについては、後藤田先生も十二分に御承知おきいただいていると思います。  農業の多面的機能というものは、これは貿易によって取引できるものではございませんで、そういう状況の中で、我が国の農業や林業や漁業とい...全文を見る
○武部国務大臣 御指摘の発言は、記者の質問に答えて、国の安全保障のあり方については、それぞれの時代状況、国際情勢等を踏まえて、さまざまな国民的議論があり得ることを述べたものでありまして、報道されているように、政府として今後の方向性を示したものではない、私はかように思います。  ...全文を見る
○武部国務大臣 私は、先ほども申し上げましたように、我が国は、被爆国として戦争を最も憎む、そして核に対しても、これをこの地球から少しでも減らして、最終的にはなくしていく、そういう使命感を持って世界の平和に貢献していくというのが我が国の歩むべき大事な道筋だ、私はこういうふうに理解し...全文を見る
○武部国務大臣 漁業経営の改善に関する指針につきましては、漁業経営の改善の促進に関する国の基本的な考え方等を明らかにするものでございまして、漁業経営の改善の内容や改善の実施方法に関する事項を定めることとされているわけでございます。  具体的な内容について申し上げますと、今御指摘...全文を見る
○武部国務大臣 どの程度ということについて、私は、具体的な考えを今持っていると言うほど責任のある答弁はできません。  しかし、今度の水産四法の改正も、しっかりした漁業経営をやってもらうためには、まず資源管理ということをしっかりやろう、その次がやはり経営についてしっかりした指導も...全文を見る
○武部国務大臣 韓国等の外国漁船による違反操業が後を絶たない上に悪質化しているという実態にございまして、外国漁船の操業秩序の維持が重要な課題である、このように強く認識しております。  本年度においても、新型取り締まり船や漁具回収船の配備強化など、取り締まり体制を強化いたしました...全文を見る
○武部国務大臣 今の私のかつての答弁を聞いておりまして、当時は言いたいこと、思うことを率直に言えて何か懐かしいような感じがいたしますけれども、私も現場を知っている者として今も率直にそういうふうに思います。  今委員指摘のように、鳥獣を保護する、そういう自然生態系というものをつく...全文を見る
○武部国務大臣 諫早に関連することは宮腰政務官が対応しておりまして、現地に何度も参っておりまして、政務官に答弁をお願いいたしましたことを御理解いただきたいと思います。  水産基本法の制定につきましては、やはり水産物の供給を通じまして、健康で豊かな日本型食生活の一翼を担うほか、地...全文を見る
○武部国務大臣 今、政府部内で、関係閣僚会議でこの安全行政の見直しを進めているわけでありますが、この概要が固まってきました。それに伴いまして、農林水産省の業務、組織の見直しもやらなきゃならない、こう思っておりますし、言うまでもなく、安全な水産物の供給という観点も含めて、消費者サイ...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のとおり、IWC科学委員会では、第二期北西太平洋鯨類捕獲調査予備調査の結果が北太平洋の鯨類資源と漁業資源の相互作用の解明に寄与するというふうに評価されたところでございまして、本格調査計画案につきましては、調査の方法、資源への影響につきまして、これまでどお...全文を見る
○武部国務大臣 覚書とかそういったものを交わしてはいませんが、長崎県の知事、また長崎県の議会議長、長崎県漁連、それから福岡、佐賀、熊本の漁連の会長、また三県の知事さんたちが御同席をいただいて、私から、地元の厳しい声はよく承知しているけれども、有明海再生に向け、短期の開門調査を容認...全文を見る
○武部国務大臣 中長期開門調査の実施については、現在進められております有明海を再生するための新法制定に向けての動き、また短期開門調査で得られた成果及び当該調査自体による影響、その他の有明海の環境改善のための各種調査の動向、先ほど宮腰政務官が申し上げましたことを、私、今繰り返して申...全文を見る
○武部国務大臣 委員御指摘のように、暫定水域の資源管理問題を日韓両国政府間で協議するよう、韓国政府に累次申し入れをしているのでありますが、竹島問題がありまして、韓国政府側は協議の実施に多大な問題を抱えているというふうに承知しておりまして、日韓漁業共同委員会の合意に基づきまして日韓...全文を見る
○武部国務大臣 先ほども申し上げましたように、政府としても、さらに強く韓国政府に協議に応ずるように求めてまいりたい、このように思います。
06月06日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○武部国務大臣 二十年ほど前、韓国に参りました際に、芸術家ですとかスポーツ選手とかが立派なマンションに、芸術家村とかスポーツ選手村とか、そういう村がありまして、二十年ぐらい前だったと思います。  そのとき、すごいな、こう思いましたし、また一例を申し上げますと、オリンピック選手が...全文を見る
○武部国務大臣 藻場は、水産生物の産卵でありますとか、幼稚魚の生育等の資源生産の場としてのみならず、海水中の窒素、燐等の栄養塩の取り込みによる水質浄化機能というものを有するわけでありまして、良好な沿岸域の環境を維持する上で極めて重要な役割を有している、このように承知しております。...全文を見る
○武部国務大臣 生産者と消費者との区別なんですけれども、生産者といいますか、これは農業を営んでいる人、漁業を営んでいる人、山で働いている人、これは別の言い方をすれば自然の守り手だ、私はこのように思っております。そのことが非常に大事だと思っておりますし、また、消費者でもあるし、生活...全文を見る
○武部国務大臣 暫定水域の資源管理問題を日韓両国政府間で協議するように、これまでも累次にわたりまして韓国政府に申し入れてきているわけでございます。しかし、今長官も申し上げましたように、困難な問題も横たわっているというようなこともありまして、これが思うように任せません。しかし、農林...全文を見る
○武部国務大臣 水産基本法の基本理念の実現には、資源管理の積極的な推進と効率的かつ安定的な漁業経営の育成が最も重要であります。  こうした課題に対しては、漁業や漁村における中核的組織である漁協としてもこれに対応して積極的に取り組むべきだ、こう考えておりまして、従来、漁協の資源管...全文を見る
○武部国務大臣 実態を顧みますと、信用事業を行う漁協というのは、一漁協当たりの平均貯金残高が約十七億円でございまして、従業員数も約二人にすぎない、このように他の業態の金融機関に比べまして極めて脆弱な事業、組織体制にとどまっているわけでございまして、一般的に、漁協が単独で信用事業を...全文を見る
○武部国務大臣 今日の漁協の実態、浜の実態を見ますと、大きいところもあれば小さいところもあります。また、資源的に恵まれているところもあればそうでないところもございます。ですから、すべて一様とは言えないとは思いますけれども、今般の水産四法の制定によりまして、私は、今絶対という、委員...全文を見る
○武部国務大臣 現在実施している短期の開門調査につきましては、ノリ不作等第三者委員会の見解の趣旨を踏まえまして、既に潮受け堤防によって背後地で期待された防災機能が発揮されていること、また潮受け堤防の周辺地域で多くの住民が生活し、農業、漁業等を営んでいること、また本事業については早...全文を見る
○武部国務大臣 私ども、最大限尊重しながら今日に至っている、このように理解しております。
○武部国務大臣 中長期の開門調査にかかわる見解は先ほど述べたとおりでございます。  私は、今、諫早湾干拓事業推進派だ、そういうふうに決めつけてお話しされましたけれども、八月二十八日には大きな見直しをやったわけでございます。干拓事業については、防災機能の十全な発揮、概成しつつある...全文を見る
○武部国務大臣 開門総合調査を支障なく円滑に実施する観点から、今局長が説明しましたように、地域の状況に精通した専門家の方々、具体的には、九州農政局または長崎県により組織されている諫早湾関係委員会から、有明海海域調査助言者会議の代表、諫早湾干拓調整池等水質委員会の委員長及び諫早湾干...全文を見る
○武部国務大臣 ノリ不作等第三者委員会は、有明海沿岸四県におけるノリ養殖の不作等に関する調査及び研究の計画の樹立、適切な実施等を図ることを目的に設置したものでございます。一方、開門総合調査運営会議は、調査の実施主体である九州農政局が、地域の状況に精通した委員により、専門的な立場か...全文を見る
○武部国務大臣 報告を行うということは、そういうことも視野に入れて報告を行うということでございます。
○武部国務大臣 食料の問題というものは、今委員が御指摘ありましたような問題、あるいは地球環境をどう見るかという問題、とりわけ輸入農産物というものは、私は、水の略奪と言っても過言でありませんし、輸入するための手段というのは、航空機、船等使うわけでありますが、これも、石化資源を使う、...全文を見る
○武部国務大臣 理想と現実という問題がございます。我が国の食料の自給率四〇%という現状は、私は、これはもう大変な事態だ、こう思いますし、これを四五%まで上げようというその背景は、今申し上げましたようなことも非常に大きな要素でございます。同時にまた、一〇〇%完全に自給できないという...全文を見る
○武部国務大臣 フードマイレージは、食材の生産地から食卓までの距離に着目しまして、地産地消の促進などを図る考え方であると承知しております。  また、私は先ほど水のお話をしましたが、我が国の食料輸入量は、耕地面積で一千二百万ヘクタール、水では四百四十億トン、これは国内都市用水と農...全文を見る
○武部国務大臣 FAOのディウフ事務局長は水の問題について非常に大きな関心を持っておりますし、私ども、日本政府を代表して今スピーチを用意しつつございます。今委員の御指摘も踏まえて、しっかりした我が国の主張をしてまいりたい、このように思います。  ただ、同時に、私どもは、今まで人...全文を見る
○武部国務大臣 BSEに直面して感じますことは、やはり専門的、科学的な知見を重視するということを痛切に感じております。そういう観点からしっかり対応してまいりたいと思います。
06月06日第154回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○国務大臣(武部勤君) 食品表示は生産者と消費者を結ぶ接点でありまして、昭和四十五年に果実飲料など一部の食品に関しまして品質表示制度が設けられたわけでございますが、自来、消費者が日々安心して食品を選択するための情報提供というその手段としての役割を果たしてきたところであろうと、かよ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食品表示に対する監視体制を強化するために、NPO法人あるいは高齢者、長年いろいろ経験のある方を活用することについてのお話でございましたが、JAS法第二十条第二項に基づきまして立入検査を行える職員というのは、先ほど局長からお話しさせましたように約千五百人から...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 不適切な表示があったときには、行政の指示により事業者の自主的な改善を促すということが、より迅速な表示の適正化、消費者の利益の保護につながるとの考えから、是正措置として指示、命令という手続を経ているものでございます。こうした考え方については、現在においても一...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農協系統の実態については最も詳しい国井先生でありますから、農協の現状を見て、どこをどのように改めたらいいかということについては一番よく熟知しているんじゃないかと、私はかように思うわけであります。  BSE発生を契機に、あの調査検討委員会の報告においても、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 監視体制の強化ということは私は重要なことでもありますし、そのための人材、組織ということも当然考えていかなきゃなりませんが、この問題は、BSEの発生を契機にこういう食品の偽装表示問題が明らかになってきたわけでありまして、多くの国民の皆さん方は、この偽装表示に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 牛肉の保管事業に関します検品に関しましては、四月二十五日から全箱検査を実施しているところでございます。これに伴いまして、これまでの全国の保管倉庫へ出向いて検査する方法から、検査拠点を設けまして、全国に保管中の牛肉を順次検査拠点に搬入する方法を取っておりまし...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これまでの偽装表示の問題を考えますと、私は、氷山の一角だとは申しませんが、まだまだやっぱりいろいろと問題があるような気がいたしておりまして、今後とも厳正に対処していかなければならないと、こう思っている次第でございます。
○国務大臣(武部勤君) 監視体制など、今までの食品表示制度の運営や現行のJAS法にも今この抑止力がなかったと、やり得ではないかというようなことから、私ども、改善すべき点を認識しまして今回のJAS法改正に踏み切ったわけでありますし、これは急ぐ必要があるということで、食衛法等との一元...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 分かりやすい表示制度ということは大変重要な課題だと私は認識しております。これまでも、消費者など関係者の意見を聴いてまいりますと、例えば国産品か輸入品か、あるいは国内のどこの産地のものかが一目で分かるように生鮮食品の原産地表示を義務付けるということであります...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) BSEに関連しまして委員会でいろいろ厳しい御質疑をいただいたわけでありますけれども、今振り返って少し申し上げますと、行政上に構造的な問題がある、これはやっぱり客観的に科学的にきちっとした検証をしなくちゃいけない、これはやっぱり第三者にお願いすることが適切だ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 先ほどもお話いたしましたが、食品安全に関する新たな行政組織につきましては、先月三十一日に行われました第三回の食品安全行政に関する関係閣僚会議におきまして、リスク評価を各省から独立して委員会を内閣府に設置するというような内容の新組織の概要が官房長官から示され...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農作物の新品種の開発につきましても「「食」と「農」の再生プラン」に明確に位置付けているわけでございますが、新品種開発の基本方向といたしましては、まず第一に、安全、安心や健康増進を求める消費者ニーズに対応する観点から、農薬の使用量が少なくて済む病害虫に強い品...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 国民の生命や健康にかかわる食品を扱う企業におきましては、遵法、法令遵守と、いわゆるコンプライアンス体制の確立ということが極めて重要であると考えておりまして、一月の雪印食品の事件発覚後は、直ちに食品企業・団体を広く会員といたします財団法人食品産業センターに対...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私から答弁いたしますが、公表は、消費者が食品を選択する際に重要な情報を提供するために行うものでありますから、偽装表示を確認し、指示を行った場合には原則として公表という考えであります。この原則として公表するとの方針については、消費者、生産者等から構成されます...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 本年二月十五日に、消費者等から表示に関する情報や意見を直接お聞きするため、全国六十五か所にこの食品表示一一〇番を設けたものでございますが、現在まで約二千七百件の情報が提供され、違反事例発見の端緒となったものも少なくありません。  このように、食品表示一一...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 植物検疫上の輸入に関しましては、生鮮ジャガイモの輸入を含めまして、病害虫に関するリスク分析を行いまして、病害虫の我が国への侵入を阻止するための検疫措置が確立されない限り、解禁しないということとしているわけであります。  なお、我が国の植物検疫制度は、国内...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいま申し上げましたように、植物検疫の厳正な実施を徹底してまいる決意でございます。
○国務大臣(武部勤君) 私は、シストセンチュウでえらい苦労した一人でございます。紙先生、未発生と言いましたけれども、北海道、私の地元では、今から二十年ほど前にシストセンチュウが発生しまして、大変な苦労をいたしました。これを撲滅するには七、八年から十年掛かるということも経験してきて...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 阻害要因がこれだけかどうかということについては私もよく承知していませんけれども、有機農業について高度な栽培基準の遵守等が求められている生産手法でありますので、有機JASの認定費用の負担が、有機農業を振興するためにできる限り負担を軽減することが望ましいと、こ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 岩本先生のお話を伺いながら、私も当初は性善説といいますか、それぞれ立ち向かっていこうと、チャレンジしていこうという人々に対しての奨励だとか、あるいはインセンティブとか、あるいは励みだとか、そういう考え方がこの食品表示とかJAS規格とか、そういったことがあっ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いいですか。
○国務大臣(武部勤君) 私が事務当局に指示をしたのは、食品の表示の問題は人の命や健康にかかわる問題だ、このことで偽装表示ということがあることは断固許せないと。先生おっしゃったように、ハンドバッグだとか靴だとか洋服とかと違うと。しかし、食品というのはべらぼうに何万円だ、何十万円だ、...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 細かいことは西藤局長に答弁させますが、私、先般も、英国ですとかスペインでスーパーマーケット、大きい量販店に行って見てまいりまして、そして、これは外国のものまで分かるんですね、そこでは。どこの、どこどこの国のどこで取れたものだって分かる。感心しました。だけれ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いえ、そうじゃないです。  信用される外食産業はどこかということは消費者が選択をすると。それは、そういう取組をしっかりやるところとやらないところはだんだん差別化していくんじゃないでしょうか。
○国務大臣(武部勤君) だから、分かるようにですね……
○国務大臣(武部勤君) まず、BSEの発生を契機に、国民や消費者の皆さん方が食の安全ということに対して大変大きな関心を持つようになったということがあると思います。同時に、これは私どもの責任でありますけれども、それは関心から不信という、なかなかどんなことでも人が言ってもそれを素直に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、このJAS法が機能しなかったというのは、いわゆる性善説、日本の商道徳というもの、従来のそういうものを前提に作られていたからなかなか摘発できなかったということになるんだろうと、こう思いますが、まずは第一義的には、偽装表示を防止するためには、食品を扱う企...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私はまだ性善説に立っているわけであります。日本の経済社会の将来を考えた場合に、やはりそれぞれ一人一人が自立した個人という、そういう社会にしていくべきだと思います。その努力を通じておのずから私は社会が立ち直っていくという、そういう方向性を私は選びたいと、こう...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私も初めて分かったんですけれども、三か月国内で飼養すれば外国から輸入した家畜も国産牛ということになるんですね。このことも見直しをする必要があるんではないかなと私はそう思いますし、今のお話につきましては、消費者の商品選択の上でJAS規格制度というのは大事な制...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) ただいまは法案を可決いただきまして、誠にありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。
06月11日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○武部国務大臣 機能していないというふうには言えないと思いますね、価格低迷時に。  つまり、漁業の場合には、海の状況、海況でありますとか、漁況でありますとか、そういったことに影響されることが多いわけでありますので、しかも冷凍するということが可能でありますので、たくさんとれればこ...全文を見る
○武部国務大臣 これは市場経済が前提でありますから、完全に価格を一定水準に安定さすなどということまで考えるのは容易ではありません。しかし、一定の需給調整というものは機能している、こう思います。基金は、今事務当局の話ですと三十八億円だそうであります。
○武部国務大臣 予算については、十分基金が確保されているという考え方で、足りなくなった分を毎年予算措置をしている、今年度は五億円を措置しているということでございます。  それから、買い支えるということでありますが、産地市場で買い支えるという考え方であります。
○武部国務大臣 細かいことまで私は十二分に承知しておりませんが、三十八億の基金のうち、昨年は十六億円使ったということであります。さらに毎年五億円程度予算措置しているということでございまして、この金額は十分対応でき得る金額だ、こういう認識でやっているということでございます。
○武部国務大臣 私は、細かい数字まで覚えたと思うとまた数字を忘れたり、また勉強したり、だんだんわかってきていますが、二百六十億ぐらいじゃないかな、こう思っておりましたが、国の資金造成額は平成十三年六百十五億円、十四年度七百十七億円、事業実施額は二百六十二億円。ちなみに水産物につい...全文を見る
○武部国務大臣 よく詳しい人に答弁していただくのが一番親切ではないか、こう思いますので、本当は水産庁長官に答弁を求めた方が正確なんだろう、こう思うのでございますが、委員が御指摘されていることは、水産物と野菜と比較して、補給金制度というものが、こんなに金額が違うじゃないか、一体どう...全文を見る
○武部国務大臣 そういう考え方はそのとおりだと思います。  しかし、それを価格政策一本でやり得るのかというと、そうはいかない。だから、不漁であったり災害があったりというようなことに対応して、漁業経営の安定化を図るという観点から、水産物調整保管事業と、もう一つ、漁業共済事業等を行...全文を見る
○武部国務大臣 やれればいいのですけれども、どこまでどのようにしてやるかということになりました場合に、繰り返しになりますけれども、野菜の場合と水産物の場合は、先ほど申し上げましたような理由で違うのですね。  水産物の場合には、魚種、漁法が多岐にわたっている、一経営体が多種多様な...全文を見る
○武部国務大臣 これはもう何度も申し上げますけれども、水産物の場合には調整保管、これはもうどこの漁村に行きましても水産物流通加工センターというのがありますよ。それは漁業者がそれを特に望んでいるわけなんですね。とれたものをやはり冷凍保管しないとすぐ鮮度が落ちてしまうというふうなこと...全文を見る
○武部国務大臣 EUにおきましては、欧州委員会が指定する水産物ということですから、全部じゃないのかもしれませんが、一時的な過剰漁獲による魚価の低下時に、当該水産物を生産者団体が市場から回収することにより魚価の安定を図る回収制度があるということは私も聞きました。  この具体的な仕...全文を見る
○武部国務大臣 私は詳しく知りませんでした。今はわかっていますよ。(山田(正)委員「今はわかりましたか」と呼ぶ)先生からの通告がありまして、早速勉強いたしまして、もう少しこれは勉強したいなと思っておりますけれども、最近までは知りませんでした。
○武部国務大臣 全部廃棄だそうであります。
○武部国務大臣 予算額は、二〇〇二年で十八億円、二〇〇一年が十八億円、二〇〇〇年が十三億円、一九九九年は二十四億円、一九九八年は四十億円。実績は、一九九八年は十五億円という数字になりますが、委員、五十ということでありますけれども、私が今事務当局から聞いたのでは、生鮮、冷蔵等の二十...全文を見る
○武部国務大臣 水産庁長官のことについては、詳しい数字等については長官に答弁させた方が正確ではないかということで申し上げたわけでありまして、やはり私が水産行政においても最高責任者であるという自覚を持ってやっておりますので、誤解を与えたことは訂正させていただきます。  私も産地に...全文を見る
○武部国務大臣 欧州は価格支持政策をとっているんでしょうか。調整保管とかそういうこともやっているんでしょうか。私はその実態がわかりませんから一様に比較できないとは思いますが、しかし、今、回収の仕組みも全体の漁獲量の一〇%程度だということのようですね、魚種も二十六品目というようなこ...全文を見る
○武部国務大臣 ちょっと長くなりますが、ちょっと最後まで聞いていただきたいと思うんです。  EUの回収制度は、私も少し、先生からそういうお話がありますのでしっかり勉強してみたいと思いますが、EUの近年の漁業生産量は六百万トン台だそうでありまして、我が国の場合とおおむね同じ程度で...全文を見る
○武部国務大臣 これは読ませていただきました。  私は、特に昆布の森ということについては、これは読ませていただきましたけれども、長崎も昆布とれるんですか、五島列島も。
○武部国務大臣 いや、なぜこんなことを私が尋ねるかというと、我々北国ですから、沖縄の人たちも昆布を食べますけれども、ほとんど根室や日高昆布なんですね。昆布がとれるんだったら、昆布の養殖、これは今は簡単にできる状態になりましたから、南の国でもやればいいのになと思っていたんですが、こ...全文を見る
○武部国務大臣 漁業を取り巻く環境の厳しさということは、菅野先生も浜育ちだろうと思いますので、よく御承知いただいていると思いますが、今、周辺水域の資源状態というものは非常に悪化しております。それが原因になりまして漁業生産量も減少しておりますし、一方、漁村を取り巻く環境は、担い手が...全文を見る
○武部国務大臣 問題意識は私どもも同じように共有している、このように認識しておりますが、少し詳しく言いますと、近年、資源状況の悪化等によりまして漁業生産量が減少する中で、漁業者の経営が悪化するとともに、組合員である漁業者の漁業生産活動に事業運営を依存している漁協について、その基盤...全文を見る
○武部国務大臣 近年の漁業生産の低下、金融情勢の変化の中で制度資金の貸し付けが減少してきているのでありますが、融資残高は四千百六十一億円に上っておりまして、制度資金は依然として漁業経営の安定のため重要な役割を果たしているというふうに考えるのでありますけれども、金融支援策の拡充は、...全文を見る
○武部国務大臣 中小の漁業者にとりましては、特にマグロ等につきましては莫大な設備投資を行った上で、国際的な漁業環境の悪化に伴いまして減船を余儀なくされたというような状況については、それらに対する対策はとられているわけであります。  今後のことにつきまして、やはり、農林漁業金融公...全文を見る
○武部国務大臣 我が国の漁業については、魚種、漁法、または経営形態の大小、遠洋、沖合、また沿岸、多種多様な形態があるわけでありますし、その中で、日本民族というのは、やはり魚と米というのは切っても切れない関係にあるんだろう、このように思います。  そういう意味で、多様な政策展開と...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただきまして、まことにありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただきまして、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○武部国務大臣 ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
07月03日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第12号
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○武部国務大臣 土屋先生の大変高い見識に基づくお話を承りまして、私ども、一層、食料の安全保障、同時に食の安全、安心にかかわる問題に真剣に取り組んでいく必要性を痛感した次第でございます。  私どもは、国民に対して良質な食料の安定供給を図るという国の基本的な責務に基づきまして食料・...全文を見る
○武部国務大臣 個別具体的な件につきましては私の今の立場でお答えするのは適当ではない、かように存じますので、御理解をいただきたいと思います。
○武部国務大臣 今お話しの件につきましては私は具体的なことは承知しておりませんが、やまりん盗伐事件に関する問題につきましては、先ほど長官が答弁しましたように、審議官をトップとする調査委員会を設置しております。これは、行政当局が適正に対応しているかどうかということについても調査する...全文を見る
07月10日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第13号
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○武部国務大臣 今、林野庁長官の答弁を私は信頼したい、こう思いますが、鈴木議員のあっせん収賄被疑事件に係る捜査当局の捜査に対しましては、全面的に協力をしている次第でございます。  このような中で、やまりんの盗伐事件に関する資料については、そのほとんどを既に捜査当局に提出している...全文を見る
○武部国務大臣 私どもの調査チームは、これまでにも申し上げておりますように、行政対応上問題はなかったのかどうかということについて、具体的な突き合わせをしながら調査しているわけでございます。  しかし、今日的状況を踏まえまして、詳しいことを申し上げることは困難ではございますが、し...全文を見る
07月10日第154回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(武部勤君) 農業生産基盤整備については地域的に偏りがあります。中山間地域は低水準でありますし、また、例えば汚水処理施設、農山漁村の生活環境施設を申し上げますと、都市はほぼ一〇〇%になっていると思いますけれども、町村部はまだ二八%に満たない。  したがいまして、内容に...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 平成十一年に食料・農業・農村基本法が制定されまして、それに基づいて食料・農業・農村基本計画を策定いたしまして、食料の安定供給、自給率の向上という基本法の理念に基づいて私ども農林水産省の仕事に取り組んでいるわけでありますが、御案内のようなBSE問題の発生等々...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 日本食品の事件は誠に言語道断、遺憾に堪えないことだと、このように考えております。  雪印食品の詐欺事件が発覚いたしまして、この牛肉保管事業、そして更に隔離事業に変わっていったわけでありますが、これは、十七日以前の牛肉を十八日以後の全頭検査後の牛肉と消費者...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 間違いありません。
○国務大臣(武部勤君) 牛肉在庫緊急保管対策事業で保管された牛肉については、検品を終え、焼却処分されたものから、順次その対価として補助金を支払っていくことになるわけであります。その際、中間の団体に補助金がとどまることなく末端業者へ適切に支払われることを担保するために、それを証明す...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) でたらめなことをやっている考えは全くありませんで、丁寧に御答弁申し上げていることを御理解いただきたいと思います。  六月二十八日現在、検品を終了して焼却処分されたのは約四千トンでございます。焼却処分されたものについては、申請があれば概算払を行うことができ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは焼却がほぼ終わっております。
○国務大臣(武部勤君) 一月十一日、当初の抽出基準に基づきまして対象箱数四ロット、一万二千八百八十三箱のうち八十五箱を抽出し検品を実施したところでございまして、二月十四日には全ロット検品に移行したことから、対象箱数五ロット、九万九千五十六箱のうち二百三十二箱を抽出し検品を実施した...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 千七百トン余りのものはほとんど四千トンの中に含まれております。
○国務大臣(武部勤君) ほぼそういうことであります。
○国務大臣(武部勤君) 絶対ということは、全箱検品しているわけでありませんので言えないということでありますが、先ほど申し上げましたような全ロット検品という厳しい検査体制で検品をしているという次第でありまして、それは絶対という、お話のことについては絶対ということは言えないと、このよ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) これは、末端まで確認して公表する予定でございます。
07月23日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第4号
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○武部国務大臣 平成十二年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額四千六百二十億六千三百二十七万円余に対しまして、収納済み歳入額は四千二十四億九千百九十三万円余であり、差...全文を見る
○武部国務大臣 会計検査院から御報告のありました平成十二年度決算検査報告に対しまして、農林水産省が講じた措置を御説明申し上げます。  予算の執行に当たりましては、常に効率的かつ厳正な処理に努力してまいりましたが、一部の事業について、御指摘を受けるような事態が生じましたことは、ま...全文を見る
○武部国務大臣 要請等のお申し込みを受けた場合には、円滑に要請が受けられるように考慮して対応するということが大事だ、このように考えておりまして、六月二十日も、福岡県有明海漁連より円滑に申し入れ書を受け取ることができたと認識しております。  なお、これまでも、多人数での要請行動が...全文を見る
○武部国務大臣 差別など毛頭考えておりませんで、特別、農水省の意に沿うもの、そうでないものというのは区別などはしておりません。大勢でおいでになる場合には、これまでもいろいろなことがあったこと等を踏まえまして、仕事中でもありますし、円滑にその要請にこたえるといいますか、それをお受け...全文を見る
○武部国務大臣 古賀先生にも陪席いただきました。それから久間先生にも陪席をいただいたわけでございますが、遅くなったということにつきましては、私ども、皆さんがおそろいいただけるときということで、特に意図的に遅くしたわけではございませんで、今までもこういうことについては、皆さん方がお...全文を見る
○武部国務大臣 私どもは、地元の議員の皆様方にはいろいろ相談を申し上げ、御協力を願ってきているわけでございます。特に、今委員御指摘のように、古賀先生については、与党のノリ対策本部の本部長でもございますし、いろいろ御協力をいただいてまいりました。久間先生はまた長崎県の、御当地の御出...全文を見る
○武部国務大臣 いつも申し上げてきておりますように、中長期の開門調査につきましては、現在進められております有明海を再生するための新法制定の動きもございます。また、今お話がありました短期開門調査で得られた成果及びその影響、その他の各種調査の動向、ノリ作期との関係等の観点等を踏まえま...全文を見る
○武部国務大臣 これはもうただいまお答えしましたとおり、今進められております有明海新法の動き、また短期間の開門調査の成果及びその影響、そのほか各種の調査の動向、ノリ作期の関係との観点等を踏まえまして総合的な検討を行った上で、また新たに今年度中に有明海の再生方策を総合的に検討する場...全文を見る
○武部国務大臣 京都議定書におきまして、森林の吸収源の保全及び強化が地球温暖化対策として位置づけられておるわけでございます。森林整備を通じて森林吸収源の確保に努めることは大変重要な意味を持っている、このように私ども考えているわけでありまして、さらにまた、木材は人や環境に優しいすぐ...全文を見る
○武部国務大臣 カネミ油症の患者の皆様方が健康面、精神面で大変苦しんでおられることは、察するに余りあるものがあります。  このカネミ油症は、当初、今委員御指摘のとおり、PCBが原因と考えられていたのでありますが、その後の厚生労働省の研究によりまして、ダイオキシン類も大きな原因で...全文を見る
○武部国務大臣 私も、このカネミ油症の問題を過去にさかのぼって少し調べてみたところでございますが、患者の皆様方の健康面、精神面、生活面における苦しみというものは、言葉にはなかなか言いあらわすことのできない、まことに痛ましいことだ、このように考えております。  私としては、スケジ...全文を見る
○武部国務大臣 森林・林業基本法に基づきまして、複層林化や広葉樹の導入など、適切な森林の整備を推進する森林・林業基本計画を策定したところでございますが、森林吸収源目標三・九%の達成については、この計画を着実に推進するという必要性があるわけでございます。このために、関係府省との連携...全文を見る
○武部国務大臣 森林整備は、おっしゃるとおり、直接雇用効果が高く、環境保全等の観点からも重要でございます。  昨日も厚生労働大臣と、もっと長期的な雇用につながるようなそういう事業にできないかというようなことをお話し合いさせていただいたわけでございますが、緑の雇用を積極的に推進す...全文を見る
○武部国務大臣 BSE対策特措法については、山田先生を初め与野党の諸先生の連携的な協力によりまして成立いたしましたことに、まず冒頭、敬意と感謝を申し上げたいと思います。  この特措法第六条の二項のただし書きについてでありますが、私ども、地理的条件等から、平成十五年四月一日からの...全文を見る
○武部国務大臣 死亡牛検査及び処理体制の整備につきましては、死体を一時保管するための冷蔵施設、家保の焼却施設の整備等への支援、レンダリングにおけるライン分離、焼却施設の整備等への支援をすることとしているわけでありますが、死亡牛の検査に係る費用については、BSEのエライザ検査キット...全文を見る
○武部国務大臣 これは家伝法等に基づいて、地方と国がそれぞれ応分の負担をするということに相なっております。しかし、北海道の例を出されましたけれども、これも少し精査する必要もあろうかと思いますが、多額な整備費がかかるということでありますので、このことについて、地方財政も大変なときで...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま申し上げましたようなことで、国として最大限支援をしてまいりたいと思っておりますが、今委員御指摘の畜産振興事業団の指定対象事業というのは、民間において運営され拡充強化されるべき畜産振興のための事業を助成するという基本的な考え方で行われているわけでございますの...全文を見る
○武部国務大臣 法律にできないというふうには確かに書いていないと思いますね。しかし……(山田(正)分科員「大臣の所存で幾らでもできる」と呼ぶ)私の所存、こういうことでありますので、私は、地方自治体に対して交付税措置等、今般のBSE対策も特別交付税措置で相当な対応をしたわけでござい...全文を見る
○武部国務大臣 十三年度は随分高かったという感じを私は持っておりました。したがいまして、委員御指摘のように、今値段は回復し、上がってはいるけれども、対前年と比較すると相当低いじゃないかという御指摘は当たっていると思います。  しかし、この事業は、平成十三年度の全国生産費調査と導...全文を見る
○武部国務大臣 ただいま申し上げましたように、いろいろ背景があると思いますね。えさ代でありますとかコストの面、それから品質等の価格の面。したがいまして、ただいま申し上げましたように、本事業は全額国が負担していることを踏まえまして、全国生産費調査をもとに全国の食肉卸売市場の枝肉価格...全文を見る
○武部国務大臣 十三年十月に、当面の営農に必要な運転資金を融通する大家畜経営維持資金を措置したところでございますが、十四年度においては、大家畜経営維持資金の借りかえも可能な、新たな運転資金として、償還期限二年のBSE対応畜産経営安定資金を措置いたしました。と同時に、大家畜経営維持...全文を見る
○武部国務大臣 まとめて払えばいいという、危なく先生にひっかかりそうになりましたけれども、十五、十六で払っていただくということは、それで結構だと思います。
○武部国務大臣 そのとおりです。
○武部国務大臣 払えるように努力いただくということが、第一に大事だと思います。しかし、経営の安定のための諸対策を総合的に活用することによりまして経営の安定が図られるように、私どももそのような指導、助言、支援を考えたい、こう思っておりますが、約定償還が困難となった場合、これは畜産特...全文を見る
○武部国務大臣 そのとおりでございます。
○武部国務大臣 仮に約定償還が困難となった場合に、経営収支の改善の見通しがある限り、畜産特別資金、今委員お話しされました大家畜経営改善支援資金、償還期限十五年、うち据置期間三年以内等により、借りかえを行うことが可能という次第でございますし、一般的に申し上げれば、約定償還日に債務不...全文を見る
○武部国務大臣 そういうことにならないようにいろいろ指導、助言、支援を惜しまないつもりでありますが、また、生産者の方もさらに努力をいただきたい、このように期待をしているわけでございます。  いずれにいたしましても、BSEの発生により深刻な影響を受けておられる畜産農家の経営安定を...全文を見る
○武部国務大臣 諫早湾の干拓事業につきましては、平成十一年三月の潮受け堤防完成後、台風や洪水時だけでなく、常時の排水不良に対しても防災効果が調整池周辺で着実に発揮されまして、地域の住民から非常に感謝されているところでございます。また、地元自治体の農業関係者を初めとする地域住民の方...全文を見る
○武部国務大臣 有明海の漁獲量は、平成元年から四年のオゴノリの異常発生による漁獲量の増加を除けば、昭和六十年以降減少傾向にあることは事実でございます。最近の漁獲量は、平成十二年には二万一千トン、平成十三年には速報値で一万八千トンとなっておりまして、引き続き減少傾向となっていること...全文を見る
○武部国務大臣 工事開始前及び水門の閉め切り後を通じて魚類、貝類ともに全体的に減少傾向が続いているということは先ほど申し上げましたとおりでございますが、有明海のノリ不作の対策等に関する中間取りまとめによれば、主要な漁獲物である二枚貝の減少原因については、底質の泥化、貧酸素水塊など...全文を見る
○武部国務大臣 何度も同じことを申し上げるように聞こえると思いますが、ノリ不作等第三者委員会におきましては、科学的な検討を行っていただいた結果として見解が示されまして、その取り扱いについては行政に総合的な判断をゆだねられたということでございます。  ノリ不作等第三者委員会の見解...全文を見る
○武部国務大臣 地方農政局における工事の発注は、会計法令等に基づきまして、一般競争入札、公募型指名競争入札の導入等によって透明性や競争性の確保を図っているところでございます。  御指摘の前面堤防準備工事の入札につきましては、九州農政局におきまして、会計法令等に基づく所定の入札契...全文を見る
○武部国務大臣 御意見として承っておきます。
○武部国務大臣 農薬の空中散布につきましては、従来から、周辺住民への健康被害を生じないよう、毎年策定しております農林水産航空事業実施ガイドラインに従いまして、安全対策を措置するよう指導しているところでございます。  農薬の空中散布が原因であるとして、周辺住民が健康被害を理由にそ...全文を見る
○武部国務大臣 周辺住民の健康被害が生じることのないように、十四年度の農林水産航空事業実施ガイドラインにおきましても、都道府県段階では、都道府県の農林水産部局のみならず、河川関係を含む環境部局や水道関係を含む衛生部局等の関係部局の関係者を構成員といたしました対策協議会を置いており...全文を見る
○武部国務大臣 周辺住民への危害、健康被害が生じることのないように、農林水産航空事業実施ガイドラインを周知徹底させるということも大事でありますし、空中散布を実施する場合の安全対策についても、引き続き万全の措置を講じてまいらなければならない、このように思っております。  また、現...全文を見る
08月08日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(武部勤君) 委員御指摘のように、最近における農業農村の構造変化というものを考えますときに、農村における過疎化、高齢化というものが極めてスピーディーに進展しているという、そういう情勢の下で私ども食料の安定供給や農業の持続的発展を図っていくために大変懸念をいたしているわけ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、食料・農業・農村基本法に示されておりますように、この基本法に基づいて基本計画を作っておりますが、やはり食料の安定供給、食料の自給率の向上と、そして国際競争力のある、意欲と能力のある経営体が躍進できるような農業構造というものをまず第一に目指していくべき...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 既に、私ども四月に公表いたしました「「食」と「農」の再生プラン」の中でそのことを示しているわけでございます。  私どもは、分かりやすく言いますと、農地法や農振法に優先する市町村条例の適用によって土地利用計画というものをそれぞれの地域によってしっかりやれる...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農業の面だけではありませんで、ヨーロッパなどと比較いたしますと、ヨーロッパの農村は非常に美しいですね。農村に変な広告塔など全くありませんね。ナポレオン時代からの農地制度、土地利用計画というものをしっかりやっているということに驚きを感じました。  一方、我...全文を見る
09月24日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○武部国務大臣 いろいろな盗伐行為があったということを聞いておりますけれども、このことに一部職員が関与したということもございまして、まことに責任感が欠如した、こう思わざるを得ません。まことに遺憾に思います。今後は厳しく正していかなければならない、このように思います。
○武部国務大臣 九月二十日の閣議で日朝国交正常化交渉に向けての閣僚会議が設置されたわけでございまして、今、農林水産分野の課題についてどういう見解を持っているかという御質問でございますが、これは今後、日朝国交正常化の交渉に向けた動きを見ながら対応していくべきだ、かように思います。 ...全文を見る
○武部国務大臣 諫早湾干拓事業につきましては、平成十一年三月の潮受け堤防完成後、台風や洪水時だけでなく、常時の排水不良に対しても防災効果が上がっている。また、そのことによって、地域住民から大変感謝されているというふうに承知しております。  また、地元自治体や農業関係者を初めとす...全文を見る
○武部国務大臣 ただいまも申し上げましたように、我が国の食料の安定供給及び地域の農業振興を図るというその観点から、干拓事業は、私はこれを実現するための有効な事業の一つだ、このように考えております。  諫早湾干拓事業につきましても、隣の佐賀県と比較いたしまして、現地に参りまして思...全文を見る
○武部国務大臣 この市場隔離事業、牛肉隔離事業、最初は保管事業ということでスタートしたんですが、これはもう短期間に一気にやらなければならないという事情がありました。したがいまして、今御指摘ありましたように、拙速で不十分、不徹底な点があったということについての批判は甘んじて受けなけ...全文を見る
○武部国務大臣 幻滅を感じさせて申しわけないのでありますが、食と農の再生プランをよく見ていただきたいと思いますし、また、私ども、先生のもとに御説明に上がらせますが、まず、昨年九月のBSE患畜の発生ということに伴いまして、偽装表示の問題でありますとか、いろいろ一連の事件が起こりまし...全文を見る
○武部国務大臣 それぞれの局や中身については今検討している最中でありますが、先生も関係の深かった食糧庁を廃止いたしまして、地方にありましては食料消費事務所というようなことで、いわゆる食品安全Gメンというようなことで活躍いただこう、こういうことなども検討しているわけであります。 ...全文を見る
○武部国務大臣 組織のあり方についてはいろいろな考え方があると思うんですが、私は、ラインを考えることも大事ですけれども、やはり各局に、テーマごとに取り組んでいく、そういうセクションがあっていいのではないか。環境だとか、時系列的に、そのときの大きな問題についてチームをつくって、現在...全文を見る
○武部国務大臣 先ほど来の遠藤副大臣との質疑を聞いておりましたのでありますが、やはり意識改革ということが何よりも不可欠だ、このように思いまして、農林水産省の改革については私も先頭に立って努力してまいりたいと思います。  同時に、我々農林水産省は、改革なければ解体が問われている、...全文を見る
○武部国務大臣 私ども、食料の安定供給と農業の持続的発展等、農業基本法の基本理念を実現していくために、優良な、限りある資源というものをしっかり確保していくということが大前提でありまして、同時に、その優良農地の有効利用や農業経営の活性化を図ることが極めて重要なわけでありますから、農...全文を見る
○武部国務大臣 私は、後藤先生の考えも気持ちも志もまた理想もわかるような気がいたします。真摯に受けとめて努力してまいります。
○武部国務大臣 今、遠藤副大臣との質疑を通じて、私ども今度、組織、業務の見直しをやる、そういう運びになっておりますので、委員指摘のことにつきましてもしっかり対応させていただきたい、このように思っております。  現在、すべての農薬販売業者に対しまして、無登録農薬の販売に関する総点...全文を見る
○武部国務大臣 御案内のとおり、現行農薬取締法は、輸入業者が輸入農薬を国内で販売する際に登録を義務づけることで、無登録農薬の販売を禁止し、その違反に対して罰則を適用する、また営業停止等の行政処分をする等の抑止力によりまして、その流通を防止し得るとの考えに立脚しております。  し...全文を見る
○武部国務大臣 そういう点も考慮に入れて、法整備のあり方について検討をさせている次第でございます。
○武部国務大臣 この事業を緊急保管事業としてスタートした時点でも、私、事務当局とかなり激論を交わしました。そのときの説明では、今回の場合には、流通している部分肉が主な対象になりますので、在庫証明でやらざるを得ないんだと。屠畜証明というのは、一つの個体にはつきますけれども、個々の部...全文を見る
○武部国務大臣 当時、一番心配されたことは焼却施設の確保だったわけでございます。営業倉庫を中心に聞き取り調査を行いまして、十月十六日現在で集計した数量から一万三千トンと推計いたしましたことから、一万二千六百二十六トンというのは私は当時の在庫保有の実態を反映したものである、このよう...全文を見る
○武部国務大臣 一月三十一日までに実施した抽出検品については、在庫証明書による確認を行うため、全倉庫二百五十九倉庫、このうち、検品の対象とする倉庫を抽出しまして、当該倉庫に保管されているロットのうち一部を抽出した上で、さらに当該ロットから一定の箱を抽出して検品を実施したというのが...全文を見る
○武部国務大臣 一月三十一日までに、既に四十万六千五百八十三箱、三十一倉庫において検品が終わっているわけでありまして、大阪同和食肉事業協同組合連合会のものが突出しているというふうには思いません。
○武部国務大臣 高橋先生のお手元にある資料は私が今持っているものと同じだ、こう思いますが、要するに、準備ができたものから順次焼却していくわけですね。焼却数量千四百六十六、適判定数量千四百六十六トンということは、私は偏っているというふうには思いませんね。一月三十一日、四十万の中から...全文を見る
○武部国務大臣 全ロット検品については、雪印食品による偽装事件が発覚したことを受けまして、二月八日から開始したところでございますが、この全ロット検品は、各ロットから一定数の箱を抽出し、一箱でもおかしいものがあれば当該ロットの箱をすべて開封して検査するということになっているわけでご...全文を見る
○武部国務大臣 食糧庁職員は、私は、七月三十一日から、各地方農政局管轄下の食糧事務所の皆さん方と随分対話しました。しかし、振り返って、非常にこれまでしっかりした、不正を許さない、そういう考えが徹底している組織だな、このように思いまして、私は、食品安全Gメンとして、もちろん諸般の研...全文を見る
○武部国務大臣 まず、行政には継続性ということもございます。また、外交交渉も同様でありまして、WTO交渉の場におきましては、我が国は日本の提案を主張しているわけでございます。  今、仮定の話であろうと思いますが、米価を六十キロ二万円で価格支持をするということなど、何らかの価格の...全文を見る
○武部国務大臣 我が国は七割が急峻な山々でございます。極めて平地の少ない、狭い国土を有しております。山が荒れて、台風が来て大雨が降れば海が汚れる、そういう自然の宿命の中で農業を営み、生活を営んでいるわけでありまして、そういう意味では、私は、人と自然の共生、環境を守りつつ自然の恵み...全文を見る
○武部国務大臣 アメリカの提案はまことに理不尽きわまりないものだと、私どももベネマン農務長官に厳しくそのようなことを申し上げております。  我が国の主張は、農業の多面的な機能というもの、この点については委員と相通ずるものがあろうと思いますが、このことをしっかり確保していく。ドー...全文を見る
○武部国務大臣 BSEが我が国で初めて発生して以来、偽装表示の問題等々、次から次といろいろな事件が発覚いたしました。私は、総じて言うならば、納税者主義、消費者主義ということに対する徹底が業界にも行政側にもなかったのではないか、あるいは、このことについて言うならば、関係者皆そういう...全文を見る
○武部国務大臣 私どもは、市場原理についてもやはり警戒をしていかなきゃならない、このように思っているわけでありまして、やはり消費者保護第一のフードシステムの構築ということを徹底していかなきゃならぬ、こう思っておりますし、そのためには、今まではどちらかというと性善説に立っていた。通...全文を見る
○武部国務大臣 不正表示の問題については、やはり表示を行った事業者自身に一番の責任があるということは言うまでもありませんが、今般、不正表示を行った企業の社員等から聞き取りをした際に、大半の事案において、その動機として量販店等に対する欠品の回避が挙げられているわけでありまして、いわ...全文を見る
○武部国務大臣 私どもが消費者に軸足を置いて農林水産行政を変えていく、このように申し上げておりますのは、これは消費者の求めるもの、消費者ニーズに合ったものを生産し供給する、そういう体制づくり、これが自給率の向上につながる、こう思いますし、食の安全、安心確保のフードシステムの構築に...全文を見る
○武部国務大臣 食品安全委員会の要員については、当面は厚生労働省や農林水産省から要員を出さなきゃならないと思います。これは、全くこれまでの経緯も知識も情報も、何も持たない者でやり得るはずはないと思います。しかし、当然、独自に年々職員を採用する形になるんだろう、このように思います。...全文を見る
○武部国務大臣 BSEは、その感染メカニズムも含めまして科学的に解明されていないことが多いわけですね。疑似患畜の範囲についてはいろいろ議論のあるところでありまして、先生も行かれた猿払の若い酪農家の皆さん方、宗谷BSEを考える会からも私のところにいろいろな要望書が来ております。 ...全文を見る
09月25日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○国務大臣(武部勤君) 個別具体的な問題については水産庁長官に答弁させたいと思いますが、先生御指摘のとおり、BSE問題を契機に、私ども消費者に安全で信頼される食品を供給することが非常に重要な課題であるということを肝に銘じまして、農林水産省といたしましては消費者サイドに軸足を移して...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) マグロの輸入量は年間三十万トンであり、うち蓄養マグロの推定輸入量は約二万トンであると。また、十四年度調査に蓄養マグロを加えることを検討している等々、報告を受けております。
○国務大臣(武部勤君) 私ども、先般ローマで行われましたFAOの会議の後の各国とのバイ会談におきましても、当時、台湾の農業大臣でありましたけれども、機会あるごとにこの問題については注意を喚起しているところでございます。
○国務大臣(武部勤君) 海野委員の御指摘も踏まえまして、私ども、国際機関にも適切に働き掛けてまいりたいと思いますし、国内におきましてもしっかりした調査、対応に努めてまいりたいと思います。
○国務大臣(武部勤君) 三月三十日といえば土曜日か日曜日でしょうか、私は孫と一緒にディズニーシーに家族サービスに行った日だと思います。
○国務大臣(武部勤君) その当日、その当時に限らず、私は常に真剣勝負で自分の職務を全うしなければならないと、そういう考え方で対処してきている所存でございます。ただ、その中で家族や孫との約束も果たすというのも、これは人間として、また政治家としても約束を守るということは大事だと、かよ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) そんなことないですよ。
○国務大臣(武部勤君) そんなことないですよ。
○国務大臣(武部勤君) 全く違いますよ。
○国務大臣(武部勤君) 見解の相違ということを先生おっしゃいましたからあえて特別反論はいたしませんけれども、私は家族や私の孫との約束をきちっと果たすということも大事だと。これは随分前からの日程であります。しかも私は、ホテルの部屋で大半は自分の仕事といいますか、本や書類等に目を通し...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 通告では私あての質問のようでございますので、私から答弁させていただきます。  販売業者に対しましては、都道府県等が現在実施している立入検査によりまして無登録農薬の販売が明らかになったものについて、今後、事情聴取を行いまして早急に処分を行い、公表する考えで...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 今回の事案は、委員御指摘のとおり、東アジアから製品の形で輸入し、これを販売したり、法規制を潜るために輸入代行業者が農家の委託を受けて輸入している、そういう事実でございます。このような実態に対しましては、流通の各段階に規制の網を掛けるということによりまして確...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 端的にお答えしたいと思いますが、キャッチ・アンド・リリースの禁止については外来魚の生息数の削減に有効と考えられますが、その適否については関係者の間でも意見が分かれていることも事実でございます。このため、滋賀県のように県外でシンポジウムを開催し理解を深めてい...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産省におきましては、委員御案内のとおり、「「食」と「農」の再生プラン」というものを四月に公表いたしまして、国民の皆さん方の意見を求めて、この設計図に基づく工程表まで作って今取組を進めているわけでございます。  その中の柱の一つは、意欲や能力のある経...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 米についての例を挙げてお話がありましたけれども、豊作等による価格下落があった場合には、その影響を緩和するために現在稲作経営安定対策を講じているところでございます。災害の場合には共済制度があるわけでありますが。  私は、今、委員御指摘のように、先ほど申し上...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 地方公共団体における公共工事の入札契約の手続につきましては、地方自治法及び地方自治法施行令等に基づきまして事業主体が定めているところでございます。  農林水産省としては、農業農村整備事業を所管する立場から、御指摘の会計検査院の報告を受けまして、入札契約適...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農業集落排水事業の実施に当たりましては、地域の特性や経済性等を勘案して効率的かつ計画的に実施することは極めて重要でございます。農林水産省と国土交通省あるいは環境省とが連携した取組の結果、平成十年度までにすべての都道府県において総合的な汚水処理施設整備の構想...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 農林水産公共事業につきましては、平成十年度から事業の効率性、透明性を確保する観点から、原則として、お話のとおり、事業採択後五年を経過した地区を対象にして、五年ごとに社会経済情勢等の変化を踏まえた再評価を実施しているところでございます。  その中で、再評価...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 念のために申し上げておきますけれども、この事業に対しまして日本ハムから九百三十八トンの在庫牛肉が事業申請されておりますけれども、今回の偽装事件によりましてすべてを補助対象から除外することとしておりまして、日本ハムには助成金が一切支払われていないということに...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 私は、生産者からは消費者、消費者と消費者のことばっかりこのごろは聞かれるけれども生産者を忘れるなとこう言われるぐらいに、明確に消費者に軸足を置いて農林水産行政を変えますとこう申し上げているわけでありますが、具体的には「「食」と「農」の再生プラン」を公表させ...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 健康被害のおそれがあるときには農薬の登録を保留しているという実態がございまして、この登録保留の判断基準は、今お話しありましたように、食品衛生法に基づく残留農薬基準が設定されている場合には当該基準を用い、残留農薬基準が設定されていない場合には環境省が厚生労働...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) いや、今、先生のお話は非常に深く、幅広い、非常に重い質問でありますので簡単に答弁することが難しいんですけれども、食品安全委員会を設けるということ、これはリスク分析に基づいて、今、先生御指摘の予防原則というような観点も含めて、リスク分析に基づいてリスク評価を...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 食品安全委員会は政治家も排除するという思想です。食品安全委員会の委員長というのは専門家、学者です。そして、担当大臣は、今は村井大臣でございまして、これは、今、先生が心配するようなことを当然配慮した考え方で食品安全委員会というものは構成されると、このように思...全文を見る
○国務大臣(武部勤君) 北岡先生が、党の都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会のチームリーダーであられまして、大変この点についてリーダーシップを発揮されているということに日ごろから敬意を感じておりました。  私は、今、都市と農山漁村の共生・対流について先生から新しいライフスタ...全文を見る