武村正義

たけむらまさよし



当選回数回

武村正義の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月05日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(武村正義君) 中国には、天の半分は女性が支えているという言葉があるようでございます。我が日本の国会は、今、山花大臣からお答えがありましたように、二・数%、衆参入れて六・数%という大変低いシェアにとどまっております。  選挙が大変過酷でありますし、政治の世界が国民の一...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) さきがけとしましても、まだ出発したばかりのほやほやの小さな政党でございますが、次の選挙ではぜひたくさんの女性候補を立てたいと思っておりますので、ぜひまた、立場は違いましても御紹介その他お願いをいたしたいと思うのであります。
○国務大臣(武村正義君) 人間の社会に裏や陰が存在する以上は絶対になくなるというものではないのかもしれません。しかし、倫理綱領や行為規範をいい大人の私どもがわざわざ国会で決めてこれを守っていこうという約束をいたしておりますのも、また、今回のようなさまざまな知恵を絞りながら政治資金...全文を見る
01月10日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(武村正義君) 今回の不況の中で、不況対策としては国民の中でも所得税の減税の論議、声が大変高くなってきておりますし、政府としてもこのことに大きな関心を持って今日に至っております。当然、景気対策全体の中でこの減税政策をどう位置づけるか、規模や中身も財源も含めてしっかり見据...全文を見る
01月12日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(武村正義君) 今の日本の経済情勢が過去経験したことのない厳しい苦しい状況であることは、十分認識をいたしているつもりでございます。そんな中で年末の予算編成の決断が行われました。常識的に言えば大方の年は年内で編成をし終えているわけでございますから、昨年度も年内に予算を編成...全文を見る
01月13日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(武村正義君) これまでは、御承知のように、冷戦があり、社会主義か自由主義がという、大変鮮明なイデオロギーの選択がございました。いわば、今日までの自民党、社会党さんはそういうイデオロギー、世界的な政治状況も背負ったイデオロギーの対峙という形で大変わかりやすい形がとれたわ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私が政府を代表する立場ではありませんが、今、青島委員の一月十日のこの公聴会決定に対する御説明と御認識は拝聴させていただきました。  それはどうしても、私も毎日二回記者会見に出ておりますが、往々にして、国会をめぐるこういった問題に対する質問を受けるのであ...全文を見る
01月14日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第13号
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○国務大臣(武村正義君) 党としましては、衆議院の選挙制度改革を基本にしたこの法案を成立させることに全力投球であります。その後、参議院の選挙制度改革に真剣に取り組んでいこうと。段階的な姿勢で対応をしていきたいと思っております。  思い返しますと、もともと久世委員と一緒に自民党の...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今の御質問は、この選挙制度改革をやったときにどうなるのかということを含めてお尋ねをいただいているのだと思います。  本来、今回の政権ができるときもそうでございましたように、政府を構成する場合には過半数で政権が誕生いたします。そして、与党、野党という、こ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 久世委員のおっしゃるとおり、当時そんないきさつがございました。  当時を思い起こしますと、私も地方の時代に、ミニコミの全くいわれなきデマ、中傷のでっち上げの記事を滋賀県下に三十何万部まかれたことがありました。そういう経験もありましたが、しかし、見ており...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この十一月二日の合馬委員と私のやりとりの記録を改めて読んでみているわけでありますが、今回の米の緊急輸入措置と輸入自由化の問題は全く別である、そういう認識を繰り返しお尋ねいただいていると私はとって、それは全く別であります、御趣旨のとおりです、こうお答えをし...全文を見る
01月19日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(武村正義君) 政治家の思想とか信念は、変わらないから大変高く評価される場合もありますが、やはり時代の流れもありますし、あるいはこういう国会の論議の中で変わることで評価をされる場合もあるわけであります。服部委員も、過去を振り返って、全くみずからの人生、考え方がそう変わら...全文を見る
02月18日第129回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○武村国務大臣 特使の話は、連立与党の中からそういう提唱をされた方がありまして、その提唱の発言をどう思うかという質問がありまして、常識的には一つの考えられる提案であると申し上げて、問題はしかし、海を渡るのはいいのですが、何を詰めて渡るか、中身が問われている、まずそれを先行させなけ...全文を見る
○武村国務大臣 全く仲がいいと思っております。仲は悪くありません。
○武村国務大臣 この半年間、なれない官房長官の職責でありますが、総理のそばでございますから、とにかく朝から晩まで何回か顔を合わせながらあらゆる問題を相談をしながらお仕えをしてまいりました。今渡辺委員の御指摘で、私がかわるから、だれかに電話をしてかわりの人に何か要請したという、その...全文を見る
○武村国務大臣 御承知でお尋ねいただいていると思いますが、政権としては、これは政府全体の考え方として一切金額、使途は申し上げておりません。お許しをいただきたいと思います。
○武村国務大臣 新党さきがけでそんなことは一切決めたり申し上げたりしておりません。
○武村国務大臣 ぺ−パーにされたきちっとした国民福祉税草案という要綱でしたかを見たのは、確かに当日の夕方でありました。総理も余り時間は違わないと思うのでありますが。  私は、個人的に不満でどうこう申し上げたつもりではありません。むしろ総理の判断に官房長官としては従っていこうと、...全文を見る
○武村国務大臣 総理のお答えのとおりでございます。
02月21日第129回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○武村国務大臣 総理がお答えをいたしておりますように、憲法、法律の範囲内で精いっぱいの国際協力をしていくということではないかと思っております。
○武村国務大臣 そうちょくちょくも講演はしておらないのでありますが、延ばし延ばしになっておったので中日新聞の主催の会に土曜日に出まして、一時間ほど講演をさせていただきました。日米関係とか行政改革の話を中心にしたのでありますが、やはり報道は一番最後にちょこっと言ったことが一番大きく...全文を見る
○武村国務大臣 規制緩和というのは、御承知のように現行の秩序を変えるということになりますから、経済面でもさまざまな影響を及ぼします。おっしゃるような失業者を生み出す心配もあるわけであります。同時にしかし、レーガンの、規制緩和というとらえ方がいいのかどうか知りませんが、マネーサプラ...全文を見る
○武村国務大臣 こういう問題は余り認識がなかったのでありますが、今保利委員の御質問を伺っておりまして、改めて認識を深めさしていただきました。ありがとうございました。
02月22日第129回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○武村国務大臣 きょうはある新聞の一面トップの記事を、私は中身は読んでいなかったのでありますが、廊下を歩きながら記者から説明を受けまして、いや、まあ将来のことは孤立主義も膨張主義もあかんよと、こう関西弁で笑いながら言ったのがそういう記事になってしまいました。  しかし、笑いなが...全文を見る
○武村国務大臣 総理のお言葉どおりで、そういう状況であるから、幸い、私のような人間でありますが、半年余りこの大役をどうにか務めさしていただいているというふうに思っております。  今ほかの政党、大内さんおられますね、大内さんとか村山さんの関係につきましては、少なくともこれは、新生...全文を見る
02月23日第129回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(武村正義君) 御指摘のように、十五日のこの委員会におきまして政府統一見解として私が文書を朗読いたしました。  年内予算編成の問題につきましては、政府とし  ましては、現在、年内編成に向けまして鋭意作  業を進めているところであります。仮に大幅延  長になれば年...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) その後、総理、大蔵大臣を中心に真剣な検討をいただいて、記者会見で発表いたしました。  ちょっと概要を申し上げますが、政府としましては、大幅な会期延長になれば年内編成が難しいことは認識をしておりましたが、年内編成の可能性を真摯に今日まで探ってきたところで...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、総理がお答えになったとおりでございますが、党の問題は主としては私は閣僚に入っておりますので党の責任者にお任せをいたしておりまして、私自身が党に持ち帰ってどうこう協議ということはいたしておりません。  いずれにしましても、国民の、子供さんからお年寄り...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この税制改革の議論は、私ももう就任のときからずっと……
○国務大臣(武村正義君) 国民福祉税草案要綱でしたか、ペーパーで知ったのは七時か八時ごろだと思います。
○国務大臣(武村正義君) この日は教育会館で、政府主催ではありませんが、建国をしのぶ民間の皆さんの団体の主催によりましてホールで会合がございまして、私が総理の代理として出席をして祝辞を申し上げてまいりました。
○国務大臣(武村正義君) いや、お答えしたいような顔は全くしてはいなかったのでありますが、半分居眠りしているような顔ですからおしかりを受けたかと思っています。  地方自治は、しばらく前までは地方の時代という言葉が盛んに使われたんですが、最近は地方分権という言葉が非常に一般化して...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 国民の皆様の政治に対する不信を我々が自浄能力を発揮する意味も含めて取り除いて、新しい時代に対応できる日本の政治を生み出していくために政治改革に取り組んでいるというふうに思っております。
○国務大臣(武村正義君) 私は、しばらくは多党制だと思っております。多党制といいましても十も二十もあっていいと思いませんが、まあ三つか四つぐらいでしょうか。
○国務大臣(武村正義君) 平成三年八月に、施設、区域の返還を行うに当たって返還の予告や返還後の補償及び跡地利用の問題等について関係省庁間で情報、意見の交換を行うことを目的にしまして関係省庁連絡協議会を設置いたしました。これまで平成三年八月以降五回開催をいたしております。そして、沖...全文を見る
03月02日第129回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(武村正義君) 党としてはまだこの問題は意見の集約ができておりません。今、総理、羽田党首がお話しになりましたこととほぼ同じ考え方でございます。  いずれにしましても、憲法が我が国の国会を二院制に規定いたしております。憲法の期待する二院制の意義がより発揮できるように、そ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 十分尊重していかなければいけないと思っております。
○国務大臣(武村正義君) 供託金論争を拝聴いたしておりました。聴濤さんの質問で初めて外国との額の差の大きさは認識をいたしました。  私どもの党は、昨年の選挙に十数名立候補しましたが、おかげさまで没収はなくて全部返ってきたわけでありますので、次の選挙もぜひ全部返ってくる範囲内、こ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 党としましてはいろんな意見があろうかと思いますが、与党の一員としましては両大臣のお答えいただいたとおりであります。
○国務大臣(武村正義君) この点は私は三つの理由から賛成です。  一つは、ポスターは顔と名前だけPRするわけで、政策本位ではありません。一つは、金が相当かかります。もう一つは、街の美観を損ねます。
03月25日第129回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○武村国務大臣 細川総理が侵略戦争、侵略行為といった表現を使われたのは、国会で再三答弁をされてきました、さきの大戦において多くの人々に耐えがたい苦しみと悲しみをもたらした、この認識をこういう表現で語られたということであります。したがって、恐らく総理のお考えは今もこの点に関しては変...全文を見る
○武村国務大臣 自民党時代というお話がございましたが、今データを持っておりませんが、自民党の昨今の歴代総理も過般の戦争についてはいろいろな表現で語っておられますし、侵略という言葉を使われた総理もたしかあったように思います。侵略の一面があったという意味でしょうか。細川総理は、総理の...全文を見る
○武村国務大臣 私自身も、事務当局である厚生省も呼びまして、この問題についての一定の指示をいたしているところでございます。  確かに、昨年の外政室長の答弁がそういうことでございますと、おくれているということは率直に認めざるを得ません。それは怠慢というよりも、事の性格上、随分複雑...全文を見る
○武村国務大臣 宮澤内閣よりも後退しているつもりはありません。(松本(善〉委員「だって予算がないんだもの」と呼ぶ)いやいや、だから結論の時期がややおくれているということですから、内容は結果を見て御判断をいただきたいと思いますが、いずれにしましても、今個人補償に対する国内法云々とい...全文を見る
03月29日第129回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(武村正義君) 防衛庁長官は、大変厳しい環境の中で任務に励んでいる隊員を激励するため、就任以来可能な限り一線部隊を視察していると聞いております。今回も、国会やあるいは防大の卒業式など他の行事との日程を調整の上、視察日程を組まれたようであります。  防衛庁長官は、政務と...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘をいただきましたように、日台間の請求権問題につきましては、サンフランシスコ平和条約第四条(a)、それから日華平和条約第三条において特別の取り決めを締結して、請求権問題として韓国と同じように処理をしていこうという考えで進めていたところでございますが、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今板垣先生から御報告がございましたように、過般超党派で先生方が台湾に足を運んでいただいて、大変真剣に台湾の立法院のメンバーと意見交換をしていただきまして、数時間に及ぶ熱心な議論を踏まえて、今報告がありましたような五項目の合意事項までまとめてお帰りをいただ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御趣旨のとおりでございます。  全く同じ気持ちで、既に昨年の政府の目標からすれば一年延びたという認識を持っておりますので、そうした目標で全力を尽くしていきたいと思っております。
○国務大臣(武村正義君) 我が国としましても、近年特に台湾の著しい経済発展に注目をいたしているところでございますし、また中国と台湾の交流がだんだん活発化してきていることも歓迎をしているところでございます。また、九一年の十一月には、APECの閣僚会議へ台湾が中国や香港とともに参加を...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今担当者が答弁を申し上げましたように、政府としましては今日まで調査をできる限り行って今申し上げているような処置をとっているところでございまして、これ以上重ねて調査をする考えはありません。  ぜひ聴濤委員さんに御理解いただきたいのは、今の法律を適用いたし...全文を見る
03月30日第129回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○武村国務大臣 テレビの考え方を説明する立場ではありませんが、メーンのテーマは、新内閣による予算編成、特に公共事業のシェア配分に焦点を当てていたように思っております。大蔵省そして事業官庁の公共事業の予算編成をめぐる局面局面の状況が画面に映し出されておりまして、私もいささか感想を強...全文を見る
○武村国務大臣 私はむしろ、これからの日本の財政に対するさまざまな期待、行政需要を考えますと、かなり大きな税制の改革が必要であるということを認識しているつもりでございます。税制の改革といえば増税と減税が当然かかわる改革でございまして、そういう中で、消費税しか道がないとまでは思いま...全文を見る
05月13日第129回国会 衆議院 本会議 第19号
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○武村正義君 私は、新党さきがけ・青雲を代表し、新しく就任された羽田内閣総理大臣に対しまして、二、三の基本的な問題についてお尋ねをいたします。  まず、このたび、大変厳しい政治情勢の中で困難な旅立ちをされた羽田総理を初め新しい閣僚の皆様には、どうぞ改革の旗をしっかり継承をして、...全文を見る
07月20日第130回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(武村正義君) 私からも、野合政権の御批判に対する考え方を一言申し述べます。  昨年から、日本の政治もいよいよ連立政権の時代に入っております。今さら申し上げるまでもありませんが、連立政権、主張が異なる複数の政党が相寄って樹立する政権でございます。その基本になるものは、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 自由民主党に対する認識の違いがあると思います。要するに私は、自民党は変わりつつあるし、真剣に変わろうとされている、こういうふうに認識をいたしております。  確かに、さいの河原の石積みということを政治改革に関してかつて申し上げたことがあります。しかし、そ...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○武村国務大臣 このたびの政権で、大蔵大臣の重責を仰せつかりました武村正義でございます。  内外、たくさんの仕事を控えておりますが、一生懸命精進してまいります。何分未熟者でございますが、委員長初め委員の皆様方に、改めて心からよろしくお願いを申し上げる次第でございます。ありがとう...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(武村正義君) 三点お尋ねをいただきました。  まず、政権に対する、私どもの新党さきがけに対する御批判でありますが、この政権は政策合意を基本として成立をしている、これはもう十分御承知をいただいているはずでございます。政策のすり合わせのないままという発言は、取り消してい...全文を見る
07月21日第130回国会 参議院 大蔵委員会 第1号
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○国務大臣(武村正義君) このたび大蔵大臣を仰せつかりました武村正義でございます。  内外大変大きな仕事が控えている中でございます。経験も浅く、未熟者でございますが、改めて委員長初め委員各位にどうぞよろしくお願いを申し上げます。  一言ごあいさつを申し上げさせていただきました...全文を見る
07月21日第130回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(武村正義君) 私も、総理、副総理と基本的には同じ考えでございます。  長年の慣行により、日の丸が国旗、君が代が国歌であるとの認識が国民の間に定着をしてきております。私自身もそのことを尊重してまいりたいと思いますし、教育現場においても国旗の掲揚、国歌の斉唱を適切に指導...全文を見る
07月22日第130回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(武村正義君) 二つの御質問にお答えを申し上げます。  ここ二、三日の、社会党委員長である村山総理の御発言には、私も一言一句真剣に耳を傾けながら、御発言の重さをかみしめ、心から敬意を表したいと存じております。  改めて日本国憲法の平和主義は世界に誇るに足りる崇高なも...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) さきの大戦の性格についてのお尋ねでございますが、この点について私は総理の答弁と認識を同じくしております。大切なことは、歴史を踏まえて二度と過ちを繰り返さないという決意を我々が持ち続けることであると考えております。  次に、消費税の問題がございますが、総...全文を見る
09月01日第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○国務大臣(武村正義君) 地方自治に大変造詣の深い鎌田委員おっしゃったとおり、この五十年近い歩みを振り返ってみますと、あの敗戦のどん底から再出発をした我々日本でありますが、まずは生きること、生活、経済を基本にして黙々と頑張ってきたということになります。そういう意味では、国全体とし...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、御紹介をいただいたような内容の衆参両院の決議がなされたところでございます。国民世論としても、中央集権的な行政のあり方を問い直して地方分権のより一層の推進を望む声が大きくなってきていると、まずこういう認識がうたわれておりまして、御指摘のように、国と地方...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 大蔵省のつくりました答弁には、大蔵省としても地方分権の推進に協力をしてまいりたい、こう書いておりますので、基本的には政府の方針に役所全体としてもぜひ真剣に対応をしていきたいと思っております。  ただ、おっしゃるとおり、余り予想で難しさを今強調する必要は...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘のとおりだと思います。  まず、公務員の数が多過ぎるという御指摘がございました。  御承知のように、国は八十六万何千人でございまして、ここ十何年間か総定員法もございまして、総務庁を中心にかなり御苦労をいただいて、ふやさない、少しでも減らすという...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘をいただきましたように、平成五年三月のデータを見てみますと、規制の数は一万一千四百二という数でございますが、この年度に一年間四百六十ぐらい規制がふえております。毎年少しずつふえてきていることも御指摘のとおりでありまして、規制全体を減らしていくという...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、永田委員おっしゃったとおりの経緯で今日に至っているわけでありますが、昨今の政府の概括的な認識は、難局を脱したというところまではまだ申し上げておりませんが、景気に対する明るい要素がだんだんふえてきている、広がってきているという認識でおります。  御承...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 一つの大変わかりやすい御提案のように拝聴をさせていただきましたが、目下大蔵省としては、総合判断をさせていただくと大変難しいという認識でおります。  御承知のように、土地税制につきましては永田委員もかかわっていただいて大変御苦労をいただいてまいりまして、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるお話は、まことに真剣に受けとめなければいけないと思いながらお聞きをいたしました。過去の実態もおっしゃるとおりであったわけであります。  もちろん、審議官がお答えいたしましたとおり、予算の編成の中で税収見積もりは最大限、大蔵省は主税局がその担当...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) わかりました。済みません。  そういうことでありまして、シーリングから既にその辺の問題が始まっているという認識も持っております。  ありがとうございました。
09月16日第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○国務大臣(武村正義君) 総理の御答弁のとおり、表の政府対政府の援助だけに目を向けないで、昨今ようやく道を開き始めましたNGOに対する少額援助の面も含めて、血の通う援助に目を向けていきたいと思っております。
○国務大臣(武村正義君) 御指摘のとおり、ことしの夏は水問題が大変でありました。改めて水と人間の暮らしにとって教訓的な年であったと思います。  御指摘いただいたように、琵琶湖の水問題にかかわってまいりましたが、まさに備えあれば憂いなしの感ひとしおであります。多くを申し上げません...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) ただいま御決議のありました税収見積もりの精度向上につきましては、従来から努力を重ねているところでございますが、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも一層努力をしてまいる所存でございます。
10月05日第131回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(武村正義君) 来年は戦後ちょうど五十年を迎えますが、今でもなお、さきの戦争の評価やそれに関連する諸問題をめぐってさまざまな論議がございます。私は、この機会に改めて、あの時期の日本民族の思想と足跡について、冷静で客観的な歴史研究や幅広い視野からの総括が行われてもよいので...全文を見る
10月06日第131回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(武村正義君) 我が国金融・資本市場は、取引高、参加者の多様性という点で世界の三大市場の一つと言われるまでにその規模は拡大をしてきております。また、八〇年代を通じて増加した国際的な資金交流ニーズにも対応をして、内外の投資家による国際的な資金調達及び運用の場としての機能を...全文を見る
10月06日第131回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(武村正義君) まず、安全保障理事会の問題でありますが、我が国の常任理事国入り問題は、我が国にとりましても、また世界や国連にとりましても、極めて重大な問題であります。したがって、最終的な判断に至るまではあらゆる角度から慎重な検討が積み重ねられるべきであるのは当然でありま...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の税制改革の意義、必要性についてのお尋ねでございますが、総理から既に答弁がございました。  高齢化社会が急速に進展をしております。足元から沸き立つように高齢化が始まっているというふうに認識をいたしております。既に老齢人口比率は一四%を超えておりまし...全文を見る
10月07日第131回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(武村正義君) 税制改革の意義につきましては、私は、昨日、高齢化が足元から沸き立つように、かつ急速に始まっているというふうに申し上げました。既に老齢人口は一四%を超えるに至っております。  こういう状況に政治や行政、財政、税制がどう対応していくのかという問題に我々は直...全文を見る
10月11日第131回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○武村国務大臣 いろいろと御指摘をいただいておりますが、まずゴールドプラン、シルバープランは、まだ政府としては正式に認知ができておりません。ことしの春、各地方自治体から厚生省がヒアリングをされた集計が上がってきておりますが、これを政府全体として、ゴールドプランに次いで新ゴールドプ...全文を見る
○武村国務大臣 現行憲法に対しては、まずは遵守であります。そして、将来の改正論議からお尋ねをいただいているのかと思いますが、平和主義、国民主権、基本的人権、この憲法を貫く基本的な理想といいますか、原理は、たとえ将来改正がありましても、最大限だっとんでいかなければいけないというふう...全文を見る
○武村国務大臣 山岡委員、いやしくもこういう国会の場でありますからですね、一人一人の政治家のそういった具体的な事実を御指摘される場合には、きちっと調べて発言をしていただきたいと思います。  金鐘舘と私は日本名で呼んでいますが、私も十数年地方の政治の世界で生きてまいりまして、在日...全文を見る
○武村国務大臣 全くそんな事実はありません。
○武村国務大臣 何か特別の深い関係があるかのごとき質問でありますが、これは名誉にかかわりますからいきさつを申し上げますが、全く名前も知りませんし、顔もよく覚えておりません。  確かにしかし、一九八五年ですね、九年前になりますか、滋賀県知事のときに北朝鮮を訪問したことは事実であり...全文を見る
○武村国務大臣 政府委員からお答えをいたします。(発言する者あり)
○武村国務大臣 もちろん私も、常識的には証券会社の営業活動でそういうことはないだろうというふうに思っておりますが、亀井大臣は個人対個人の話としておっしゃっているようであります。
○武村国務大臣 かつて西ドイツのシュミットさんが、ある人が連立政権の要請は何ですかという質問をしたことに対して答えられて、それはもう連立を構成する政党間あるいは政党のリーダーの間の信頼関係、これがすべてですとおっしゃったことがあったようでございます。  そういう意味で、三党が、...全文を見る
○武村国務大臣 午前中もお答えいたしましたが、大変限られた日数の中で三党の税制改革の皆さん、大変な御苦労をいただいて、今回の案が集約をいただくことになりました。  御指摘のとおり二階建てということになりましたが、なぜか二階建てになったことが、ややこしいといいますかそういう複雑な...全文を見る
○武村国務大臣 確かにこの国会の論議は、本会議も委員会もそうでございますが、与党対野党になっていないというか、野党対政府、政府は与党と一体でございますが、そうであるために、政府としては極力波風が立たないように、おっしゃるように反論も避けながら答弁をするようなしきたりが定着している...全文を見る
○武村国務大臣 現状につきましては、国税当局からお答えをしたとおりだと思います。今後とも、宗教法人に対する課税につきましては、一層適切、厳正に対処をし、遺憾のないように努めてまいります。
○武村国務大臣 たくさんお尋ねをいただきましたので、いささか簡潔に過ぎるかもしれませんが、お答えをさせていただきます。  まず、五%の税率にかかわるわけでございますが、これは初めに五%があったわけではありません。三・五兆円に五・五兆円を切り詰めたといいますか、再精査をさせていた...全文を見る
○武村国務大臣 先般、ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策大綱骨子が決定をされまして、これをもとに目下論議をいただいているところでございます。  この経費の扱いにつきましては、御承知のように平成七年度の概算要求についての閣議了解としましては予算編成過程において検討する、こうなっ...全文を見る
○武村国務大臣 いずれにしましても、もうこの秋から年内いっぱいの話でございますし、私どもは、いやしくもこれは基本的な政府の方針でございますから、今おっしゃるような御批判は受けることのないようしてまいりたいと存じますし、予算そのものは、国会の審議から考えますと、その後に来るといいま...全文を見る
○武村国務大臣 見直しの表現としましては、消費税の「課税の適正化」でございましたかね、であったと思うのでありますが、与党のプロジェクトチームの論議としましては、中小事業者の特例等の現行消費税の措置をさらに詰めていくというふうなとり方をしてこうした表現が入ったようでございますが、一...全文を見る
○武村国務大臣 たびたび別枠のお話が出ますが、概算要求は概算要求でございまして、これを基本にして年末に向かって予算の精査が行われて、査定といいますか、最終の結果に至るわけでございまして、概算要求の額よりは、そういう意味では、精査されれば金額そのものは少しでも、財源の厳しい状況でご...全文を見る
○武村国務大臣 防衛費は、どうしてもそのときどきの世界を取り巻く情勢に左右されがちでありますが、節度ある防衛力の整備に努めながら、中期、長期的には世界全体の世論の中でも軍縮に向かって日本が努力をしていくべきだというふうに思っております。
○武村国務大臣 これはどういうデータを根拠にするかにもよりますが、というのは、大蔵省のデータはデータでございますが、年次を追って何年ぐらい先までの変化を見るかということも含めて、そういったことによって、多少、プラスになるかマイナスになるかというのは変化が出てまいります。  基本...全文を見る
○武村国務大臣 過去のデータでは、大体定昇とベアを足しますと、平均ですが五%くらいだと認識をいたしておりますが、大蔵省の試算の場合は、四%にやや抑えて計算をいたしております。  詳しい点は主税局長から、政府委員から説明をいたします。
○武村国務大臣 見直し条項の真剣な意味を認識していただいていないというふうに思いますね。なぜなら、午前中も答弁いたしましたように、この九月の臨時国会までに行財政改革の具体的な方針を詰め、それに伴う財政需要の減の数字まで詰め切ってしまう。片方、また福祉の将来展望の中で、年金や医療や...全文を見る
10月12日第131回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○武村国務大臣 答弁する立場じゃありません。
○武村国務大臣 為替の問題について御指摘がございますが、御承知のように、為替のマーケットは相当なスケールの金額が日々動いているわけであります。そういう中で、恐らく円高になったから失敗だというふうなお話だと思うのでありますが、ナポリ・サミットもマドリッドも、日本政府としては精いっぱ...全文を見る
○武村国務大臣 初めに五%を決めてこういう案をまとめたわけではありません。今までも答弁してまいりましたが、前政権までは所得税、住民税の減税額を五・五兆円というふうに決めて、それをある意味ではうのみにしながら議論をされてきた。  我々は、新政権になって、自民党さんも入られて、ゼロ...全文を見る
○武村国務大臣 端的に結論だけ申し上げますと、平成六年度ベースでございますが、国税、地方税合計いたしまして、直接税は七七%から七二%へ五%ダウンいたします。間接税等のウエートは逆に二三%から二八%、これも五%アップするという状況でございます。
○武村国務大臣 益税の問題も、もっとも、狭い意味では、例の三千万円の問題、免税点の問題がございますが、幅の広い意味では、限界控除の問題から、簡易課税の問題から、あるいはインボイス、今回導入に踏み切りましたが、こういう問題も間接的には益税の問題につながっているわけでございまして、今...全文を見る
○武村国務大臣 これは平成九年度、消費税二%アップをお願いする次元での問題でございますが、数年前の消費税導入のときにも、特に気の毒な方々、これは対象としては、同じお年寄りでも老齢年金を受給されている方々、あるいは生活保護の対象者、あるいは施設に入っている方々等でありますが、一万円...全文を見る
○武村国務大臣 今般、御指摘のように見直しをしながら、結果的には来年から向こう十年間というタームのとり方をして六百三十兆円の公共投資基本計画を、これは経済企画庁が中心になってまとめていただきました。  財源はどうなのかということでございますが、個々の事業の、精緻な事業の積み上げ...全文を見る
○武村国務大臣 適切は適切ということでございますが、我が国の財政、御承知のように絶えず申し上げておりますような大変厳しい状況に立っております。そういう中で今回の税制改革もお願いをしているところでございますが、そういう足元の財政状況、今後の経済情勢をきちっと見詰めながら、今四つぐら...全文を見る
○武村国務大臣 見直し条項の表現に消費税の適正化という言葉がございました。これは法律文でございますから、この法律文言の範囲内で見直しが行われるという認識でございます。
○武村国務大臣 確かにバブルのときに、土地を中心にして金融機関の貸し付けについては、その結果が示しておりますように反省すべきことが大変多うございました。今なお不良資産がかなりの、十数兆という額に上っておりまして、その削減に全力を挙げて取り組んでいるところでございますが、少し減り始...全文を見る
○武村国務大臣 先ほどから議論がございます過般の河野外務大臣の国連での演説については、閣僚の一人としましても、全面的に理解をし、認識をいたしております。  この問題は、当初から私は大変大きな問題だ、戦後五十年たって、いよいよ新しい五十年に入っていくわけですが、日本という民族なり...全文を見る
○武村国務大臣 御指摘の点につきましては、憲法遵守に変わりはありません。
○武村国務大臣 公益法人等は、非収益事業については課税をいたしておりません。  課題としましては、宗教法人を含む公益法人等に対する課税の適正化というテーマが絶えずございますが、昨年十一月の税制調査会の中期答申におきましては、「軽減税率、収益事業の範囲、金融資産収益に対する課税の...全文を見る
○武村国務大臣 与党のプロジェクトチームのその文言は、そういう意図ではないと思います。今後の大事なテーマとしてほかの項目と一緒に並んでいるというふうに私は認識をいたしております。
○武村国務大臣 できるできないをここで断定的に申し上げるわけではありません。与党のチームのその文言は、恐らく二年後の見直しを前提にして書かれたものではないと私は思いますと申し上げているわけであります。
○武村国務大臣 現下の農業、農村、農政をめぐる御認識については、私も一議員としては全く同感でございます。  大蔵大臣だから言葉をたがえるつもりはありませんが、御指摘の問題につきましては、今農林大臣からもお答えがありましたように、大綱骨子が先般本部でまとまりました。これに基づいて...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、私の勉強しました数字も四百万台、四百万の方は六年前にさかのぼると二十万ぐらいの税金であったようです。それが、約七〇%とおっしゃいましたが、四分の三近く軽減されて五万余りで済む。それがちょうど一・六%ですか、その数字に該当するなと思って聞いておりま...全文を見る
○武村国務大臣 行革という言い方の場合と行財政改革という言い方の場合とあるわけでありますが、行革の場合も効果は上がると思います。上がる場合が、上がるケースがたくさんあると思いますが、数字がややつかみにくい、行革の場合は。財政再建、財政改革という言葉を使うとやや締まってきます、これ...全文を見る
10月13日第131回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○武村国務大臣 平成四年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、平成四年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その概要を御...全文を見る
10月13日第131回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○武村国務大臣 委員長の御指名でございますから、答弁を……(山岡委員「私の質問に対しまして、私は聞いていないんだよ。こんな国会の運営があるのか。これは権利があるんだ」と呼び、その他発言する者あり)
○武村国務大臣 委員長の……(発言する者あり)委員長の御指名でございますから、答弁をいたします。  一昨日も申し上げましたが、全く一方的な、国会の場で国会議員の名誉を傷つけるがごとき質問に終始されているのを大変残念に思いながら、一言申し上げます。  思えば、こういう私と北朝鮮...全文を見る
○武村国務大臣 不肖私と北朝鮮の間に何か特別な関係があるかのごとき話が、まあ特定の政党だと思いますが、盛んに流されているというふうに認識を……(発言する者多く、聴取不能)金丸団長、田邊団長と一緒に訪朝をいたしました際に申し上げ、まあ中心的には新生党の中に石井一氏や小沢氏や船田氏や...全文を見る
○武村国務大臣 いずれにしましても、政治的にも、あるいは政治資金規正法上の問題としても、全く何の疑念をお与えするような関係はないということをここできっぱり申し上げておきたいと思います。  たび重なる事実に反する発言はぜひ取り消しをしていただきたい。私の事務所がパチンコ屋さんの二...全文を見る
○武村国務大臣 大変、我が国の財政にとっては最も、目下の基本的な点を御指摘をいただいて、お話を承りました。  私もこの仕事を預かって百日余りたつわけでございますが、専ら税制改革の仕事が確かに忙しゅうございましたが、この仕事で一番痛感しているのは、この国の財政はこのままいっていい...全文を見る
○武村国務大臣 昨日もお答えをしてまいりましたが、大綱骨子、立派なものをおつくりいただきまして、政府としても決定をしたわけでございますから、これにのっとって目下農林当局と真剣な話し合いを進めているさなかでございます。農林大臣のお言葉もきのうここでございました。政府として数多くの農...全文を見る
10月14日第131回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(武村正義君) さきがけとしては、担当者を中心に真剣に勉強をしてくれまして、そのことを政策会議に提案してくれているわけでありますが、片方、開発銀行というのは大蔵省の所管でありまして、別に大蔵大臣とさきがけ代表を使い分けるつもりはありませんが、役所としては今、政府全体の方...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 政府全体の方針も、誤解をしないでいただきたいんですが、税制改革の論議と並行しながら行革の議論も一層高まってまいりまして、昨今、特に村山総理御自身からたびたび国会の場でも行革に対する強い決意といいますか、意欲をお示しいただいているところであります。やっとこ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 行革は山口長官の担当でございますが、野未さんが政権の側にあられたときも、私は細川政権のときは官房長官も務めてまいりましたが、行革についてはまだまだほんの一歩か半歩しるしたぐらいで、ほとんど具体的なところまで進んでおりませんでした。羽田内閣もそうであります...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の税制改革、特に所得税減税の基本は、私どもは働き盛り減税とも申し上げておりますように、中堅層に重点を置かせていただきました。それは前回の六年前の税制改革がどちらかといえば低所得者の方々を基本にして累進税率を緩和いたした経緯もございまして、今回は中以上...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この点については衆議院でもたびたびお尋ねがございました。まとめて整理をしながら少し説明をさせていただきたいと存じます。  消費税において非課税範囲を拡大するということは、一つは、そもそも消費一般に広く公平に負担をお願いするという消費税の基本的な性格との...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 中村委員さん、先般びわ湖テレビでも議論いたしましたが、皆さんの方はこの問題についてどういうお考えなのか私はむしろ伺いたいぐらいで、(「答弁しなきゃだめだよ」と呼ぶ者あり)伺いたいぐらいと申し上げているわけであります。  私は、それほどこの国連常任理事国...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) そういう漫画を書く方もおられるし、先ほどのどこかの新聞のそういう主張もあるのも承知いたしておりますが、また別の見方もあるわけでありますし、私どもは、この私自身の発言も含めて三党首で逐一文言まで精査をして議論したこともあります。基本的に考え方、姿勢は変わり...全文を見る
10月17日第131回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(武村正義君) 改めて申し上げるまでもありませんが、世の中はどんどん変化をしてまいりますし、人間もまた進歩を遂げてまいります。  確かに五五年体制というのは四十年近く続きました。その背景には冷戦がありました。その冷戦が幕を閉じてもう五年になるわけであります。水と油とい...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) とにかく行革というのは本当に幅も広いし奥行きが深くて、総理もおっしゃっているように、一つ一つ小さなことでもなかなか難しいということはお互いよく認識をしているわけですが、そこを乗り越えていくかどうかが大変大事なんで、私は、閣内不統一という、これから議論をし...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) もう総理のお話に尽きておりますが、とにかく生産年齢人口といいますか、働く人、所得を上げる人に負担がかかり過ぎるこれまでの仕組みを、全国民といいますか、世代間の公平も考えながらみんなが支え合う仕組みに変えていこうということではないかと思っております。そのた...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるとおりでございます。  私自身も七月に大蔵大臣に就任をして一番最初に大蔵省の諸君と会話したときに、本当に五・五兆円要るのかという質問であったかなと今思い出しているわけでありますが、何か五・五兆円をもう直せない金科玉条であるかのごとく扱ってしま...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今も申し上げましたし、片山委員も御説明のとおり、かなり大胆な累進税率の緩和を実現したわけでありますし、片方、消費税の方も、中小事業者に対する特例措置の見直し、それから地方消費税の創設等も含めた中で二%の消費税アップということを決断いたしておりまして、全体...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるとおり、七%の国民福祉税もそういう意味では五・五兆円の所得税減税を基本にしてその財源手当てということが基本になっておりまして、しかしその中で八千億福祉の財源が出たと。そのうち物価スライドで二千億ですから、実質は六千億ぐらい福祉に充当できるという...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 中小事業者の見直しはかなり前進を遂げることができると思っております。  おっしゃるとおり、簡易課税制度は上限四億でございましたが、半分の二億に下げました。限界控除制度はこの際きっばりもう廃止に踏み切ります。そして免税点も、一つは新規資本金一千万以上の企...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 後の食料品等の軽減税率の問題については、おおむねそういう認識でおります。党としては将来の検討課題として挙げていただきました。見直し条項の消費税の課税の適正化には含まれていないという認識でおります。  見直し条項そのものを置いたことは私も大変よかったと思...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この点も御指摘のとおりでございます。  租税の国際化という言葉も使われ始めておりますように、これだけ産業そのものが国を越えてシフトをする時代になってまいりますと、そこそこ世界の税制がどういう実態であるか、それと我が国の税制との比較を意識せざるを得ない時...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 最近、景気は明るさが広がってきておりますからやや私どもの見方も前向きになるわけでありますが、このときに議論をいたしまして、「景気が特に」というのは過熱という意味だろうかという見方もございましたが、本格的な回復軌道に乗ったということを私どもは指しているわけ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 振り返りまして、昨年のウルグアイ・ラウンド合意の決定は、細川総理は苦渋とおっしゃいましたが、まさにそういう当時の政権の決断でありました。進め方についてはいろいろ当時の野党である自民党からも厳しい御批判もちょうだいしましたが、あの時期、世界の百十数カ国が、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほども申し上げたように、財政当局の責任としても金の問題で逃げる気はありませんという言い方を申し上げたわけであります。まだ金目を入れるか入れないか、六年という単位で入れるか入れないか、事業費ベースで入れるかどうか等々まだ詰まっておりません。ちょうど真剣な...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 真剣な議論をして近々に結論を出さなければいけないというふうに考えております。
○国務大臣(武村正義君) 憲法前文には「崇高な理想」という言葉がたしかございました。平和の問題に関しては、そういう意味では平和への崇高な理想を我が国憲法は掲げている、そのことを改めてきちっと認識をして、冷戦が終わったという新しい世界情勢の中ではありますけれども、むしろこの憲法の精...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) お話がございましたように、短期日の本当に集中した議論の中でございましたが、与党三党二十名のメンバーが選ばれて真剣な議論をこの夏から九月にかけて進めていただきました。消費税をめぐるありとあらゆる側面について議論をしていただいたわけでありますが、今回の税制改...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 主税局長から答弁をいたします。
○国務大臣(武村正義君) いや、橋本元大蔵大臣、あるいは当時は参議院選挙は橋本幹事長であったと思うんですが、あのころのテレビの説明を私も記憶をいたしておりますが、能力が足りませんで申しわけありません。おっしゃるとおり、わかりやすく、より積極的に国民の皆様に御理解がいただけるように...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) やはり福祉に対する国民の皆さんの御関心が非常に強いということと、今回の新ゴールドプランの基本になる各地方自治体からヒアリングをされてその積み上げの中で一つの考え方が浮かび上がっているということなどが、この新ゴールドプランが非常に内外に大きな影響を与えてい...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 当然もうあらゆる事業には予算がつきまといますし、予算なしには仕事にならないということは十分認識をいたしております。  障害者対策につきましては、既に各般の施策が行われているわけでございますが、当然新しいプランが策定されればそれに見合う財源が必要であると...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私も官房長官のときにある大学の総長から詳しく、今、先生が御指摘になったような設備、ソフトも含めて大学の実態がいかにひどいかということをつぶさに伺ったことがありました。今の御質疑も承りながら、一層認識を深めさせていただきました。
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるとおり、政治に対する有権者である国民の皆さんの関心がどんどん下がってくるということであれば、これは大変シリアスな事態であります。私どもみずからが反省することがたくさんあるという認識でおります。
10月18日第131回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました所得税法及び消費税法の一部を改正する法律の施行等による租税収入の減少を補うための平成六年度から平成八年度までの公債の発行の特例等に関する法律案、所得税法及び消費税法の一部を改正する法律案及び平成七年分所得税の特別減税のための臨時措...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 最近、我が国の証券市場が空洞化しているのではないかという議論が行われ始めているわけでありますが、率直に言って、こうした現象の背景にはさまざまな要因が複合的に働いているようであります。むしろ、中には我が国証券市場の国際化としてとらえるべき現象も含まれている...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 見直し規定の中で、消費税率の見直しの留意点、さらには日程についてまでお尋ねをいただきましたが、まずは見直しの項目につきましては、法律そのものの中にかなり具体的に挙げているわけでございます。  社会保障等に要する費用の財源を確保する観点、行政及び財政の改...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 見直し条項と将来の消費税率アップについては、今の総理の答弁と全く同じ考えてあります。(拍手)
10月18日第131回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(武村正義君) 御指摘のように、宗教法人を含む公益法人等の資産の運用収益のうち、公益部門に属する資産の運用収益については法人税は非課税とされてきております。  公益法人等の金融資産収益につきましては、経済的には金銭の貸付業等の事業から生ずる収益と同じでございますし、課...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 食料品の軽減税率の問題でございますが、過般お答えをいたしました。  公平、中立、簡素というこの消費税の特色を大きく損なうわけにはいかないということや、食料品全体に軽減税率を導入しますとかなり大きくなってまいりますから、逆にその他の消費税率を上げなきゃな...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど来御議論がございますように、大綱骨子から大綱にまとめる作業が今週も精力的に行われているところでございまして、そういう中で、二十一世紀といってももう六年後であります。ちょうどミニマムアクセスの期間と一致するわけでありますけれども、今から始めて六年後ぐ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 大変大事な点の御指摘をいただきました。  我が国の財政が、言葉で申し上げる以上に数字の面では大変経験したことのない事態に入ってきているのは紛れもない事実であります。国債の残高でもそれは表現することができますし、国債比率とかあるいは利払い比率とか、これは...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今のお話のように、厚生省の方は概算要求にお出しいただいているようでございますから、真剣に詰めをさせていただきます。
10月20日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第2号
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○武村国務大臣 ただいま議題となりました所得税法及び消費税法の一部を改正する法律の施行等による租税収入の減少を補うための平成六年度から平成八年度までの公債の発行の特例等に関する法律案、所得税法及び消費税法の一部を改正する法律案及び平成七年分所得税の特別減税のための臨時措置法案、以...全文を見る
○武村国務大臣 私は、今お話しの細川内閣のときにも政府の中におりました。今回またこういう所管の立場で税制改革の行方、責任を負いながらかかわってまいったわけでありますが、町村委員のお話のように、今回は大変短い制約された日数にもかかわらず、三党のチームの皆さんを中心にして、連日誠心誠...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、たびたび所得、消費、資産のバランスという言葉を使っているわけでありますが、一体どういう数字ならバランスがとれたと言えるのかと問われますと、なかなか一概に答えられない難しさがございます。  御承知のように、個人所得課税というのは、どちらかといえば...全文を見る
○武村国務大臣 資産課税につきましては、先般の抜本改革以降、もう御承知いただいておりますように、利子課税、有価証券譲渡益課税の適正化、さらに地価税の創設、土地譲渡益課税の適正化、特別土地保有税の全般的な見直し、そして土地評価の適正化、均衡化、相続税の負担水準の見直しというふうに、...全文を見る
○武村国務大臣 減税という課題は、たしかもう二、三年前になるんでしょうか、自民党政権の時代から、特に社会党を中心とした野党からの要求、労働組合等の要求として出ておりまして、昨年ちょうど細川政権ができる直後ぐらいから経済そのものもさらに一段と悪化をしてきましたこともありまして、減税...全文を見る
○武村国務大臣 御指摘のとおり、今回の改正の中に附則で見直し条項が置かれたことは大変大きな意味を持っていると思います。  もともと一体処理でいくべきか分離でいくべきかという、与党の中でも議論がございました。私ども大蔵省としましては、税法という法律の性格から考えましても一体処理が...全文を見る
○武村国務大臣 けさ九時の数字をまだ確認いたしておりませんが、いずれにしましても円高の状況になってきているということでございますが、私ども、為替相場というのは、やはりいわゆる経済の基礎的な条件、状況を反映するものであるという考え方を貫いてきておりまして、これは世界共通の認識でもあ...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど町村委員との答弁でお答えをいたしましたが、いろいろな状況が前提にありました。  何といっても、不況の中で減税をしなきゃいけない、減税に真剣に取り組まなければならないというテーマが存在をしておりました。それがことしは五・五兆円の減税、特別減税という形で実施を...全文を見る
○武村国務大臣 この見直し規定が実現をいたしますと、再来年の九月いっぱいという目標をみずから課すわけになりますから、この法律を根拠にしながら真剣に、今お話しの福祉、行革の課題に取り組んでいかなければなりません。しかし一方、この税制改革の時点からの行革というとらえ方もありますが、そ...全文を見る
○武村国務大臣 資産課税につきましては、先般の抜本改革、昭和六十二年、三年でございますが、におきましても、利子課税、有価証券譲渡益課税の適正化等の措置がとられてまいりました。その後も、地価税の創設や土地譲渡益課税の適正化等の、土地税制のかなり大きな見直しか行われたところでございま...全文を見る
○武村国務大臣 御指摘のように、我が国の税制のあらゆる側面に目を向けて総合的に改革を行ったというものではないと思います。  しかし、一番基本にある所得課税、消費課税のこの二つのテーマが中心でございましたが、に目を向けて、それぞれ文字どおり抜本的な改革をやらしていただこうというの...全文を見る
○武村国務大臣 いろいろ議論があろうかと思いますが、今回の地方消費税創設は、一つの地方自主財源の充実という目標に向かった歩みであるというふうに思います。  しかし、従来から三割自治という言葉がずっと使われてきておりまして、仕事は逆に三分の二は地方が負担をして執行しているという状...全文を見る
○武村国務大臣 我が国の財政の現状は大変厳しい状況にあると、一言で言って申し上げなければなりません。いろいろな指標がそのことを物語っているわけでありますが、公債残高が今年度末二百兆円を超すということをたびたび申し上げておりますが、いわゆる長期政府債務残高のGDPに占める比率を比較...全文を見る
○武村国務大臣 私も率直に言って、この時期の税制改革としては、各方面に最大限配慮をした、大変気配りをした改革案だと思っておりまして、諸般の状況から、例えば二段階のお話にありますように、行財政改革の最終的な数字の詰めを一月や二月でやることは、これはもう不可能に近いことであります。そ...全文を見る
10月24日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第3号
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○武村国務大臣 二階建て減税という、大変税制改革では余り聞かない特異を言葉が使われているわけでありますが、減税規模五・五兆円に二つの性格、二つの種類が重なっているからこういう表現になったんだと思っております。  御指摘のように、そもそも五・五兆円という減税が今年度のいわば特別の...全文を見る
○武村国務大臣 国税、地方税通じて数多くの税目があるわけでございますが、数年前に消費税が誕生をいたしまして今日に至っております。それ以前も個別の間接税は国・地方を通じてたくさんあったわけでございますが、一挙にその大半は整理をして、一般的な間接税でもある消費税を創設をいただいたとい...全文を見る
○武村国務大臣 御指摘のように、租税特別措置は、まさに租税に関する特別の措置でありまして、特別の政策目的を実現するために税制を一つの有効な政策手段として選んで今日に至っているものであります。絶えず時代の変化によってその政策なり政策目的も変わってくるわけでございますから、数多くの租...全文を見る
○武村国務大臣 今グラフで石原委員から御説明をいただいたとおりでございます。五・五兆円の制度減税のスケールから比較して、三・五兆円はかなり圧縮したという印象を与えている向きもありますが、中身を精査をいただきますと、一つは、中堅層、働き盛りの方々の所得税の累進税率は、今お話しのよう...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、特別減税はまさに景気をにらんで、この二年ないし三年という期間、景気対策の特例として減税政策を断行させていただいた、そのことによるものでありまして、幸い景気がよくなるということを期待しながら、期間が済めば旧に復するといいますか、もとに戻すというのは...全文を見る
○武村国務大臣 熱心に地方分権とそのための保障として財源の御主張をお聞かせをいただきました。そのとおりだと思っております。  大蔵省が個々の事業に対して渋いということはないのでありまして、各事業官庁の問題でございまして、大蔵省は国の財政全体の責任を預かりますから違った意味で大変...全文を見る
○武村国務大臣 納税番号制度につきましては、かねてから議論のあるところでございますし、大蔵省としても関心を持たしていただいている大きなテーマの一つでございます。  渡辺委員のお話は、この二年間に、見直しの期間の中でそこまで運んではどうかという大変積極的な御提案でございました。 ...全文を見る
○武村国務大臣 伊東委員のおっしゃるとおりだと思って伺っております。  消費税の御負担をお願いをするわけでございますから、日本の税制全体にそれに優先して手直しをすべき問題がないのかどうか、あれば、そのことに先に手をつけて、その上で御負担をお願いする姿勢が大事だということでもあろ...全文を見る
○武村国務大臣 御指摘の宗教法人を含む公益法人等に対する課税の適正化の問題でございますが、昨年十一月の政府の税制調査会の中間答申におきましても、軽減税率、収益事業の範囲、金融資産収益に対する課税のあり方、寄附金の損金算入限度額の特例といった点について、その活動実態等を踏まえて検討...全文を見る
○武村国務大臣 およそ税の中で課税がきちっと行われているかどうか、課税に従って税がきちっと納められているかどうかということは、一番大事な点でございます。そういう中で、この消費税をめぐって、いわゆる益税と言われる、免税をめぐる、制度の中からそういう問題提起が出されていることも、決し...全文を見る
○武村国務大臣 今回の税制改革をめぐる大変大事な三点を、整理しながら御指摘をいただきました。  金持ち優遇という言葉は余り聞いておりませんが、それにしましても、中堅層優遇であることは事実です。しかし、これは五十嵐委員御指摘のとおり、前回、六年前の改革がいわば低所得者層に重点を置...全文を見る
○武村国務大臣 そういうことでございますが、五・五兆円の制度減税の論議において、当時の政府税調の中間答申におきましても、あるいは国民福祉税の構想を発表した時点におきましても、なぜ制度減税に五・五兆円なのか、津島委員は当時自民党の代表として、国会で五兆円の減税が必要だということを明...全文を見る
○武村国務大臣 大変わかりやすい表をおつくりをいただいて御説明いただきました。おっしゃるとおりのおおむね傾向になります。  ただ先生、基本的に、当然津島委員は御認識の上でおっしゃっているわけでありますが、高齢化時代、少子化社会を迎えるということの中で、今後、税と社会保険料の負担...全文を見る
○武村国務大臣 御承知のように、この二兆円の特別減税は、まさに景気対策として位置づけをしているものでございます。そういう意味で、今後、来年、再来年、日本の景気がどうなっていくかと相関するわけであります。  私どもの三党の合意では、景気が特に好転した場合を除き、こういう表現で合意...全文を見る
○武村国務大臣 何もかも御存じの津島委員でありますが、先ほどもおっしゃったように、我が国はまあ赤字国債は出さないことを財政運営の原則にいたしております。今おっしゃったように、西ドイツと日本が一番厳しい財政均衡主義を貫いていこうという姿勢でございますが、したがって、赤字国債を出す場...全文を見る
○武村国務大臣 今の御質問については、御承知のように、所得税はこの改革によって来年から施行になりますので、消費税は、御承知のように、平成九年四月一日という一定の猶予期間がございます。この違いが、もう来年から改正をして実施をする所得税について、さらに見直し条項においてこの項目を加え...全文を見る
○武村国務大臣 基本的にそういう考え方でございます。
○武村国務大臣 食料品は、国民すべてにとって欠かすことのできない生活必需品であります。その消費にまでかけるのかという疑問が、消費税創設当時から幅広く国民の皆さんにあったし、今もあると思うんです。それは率直に認識をしなければならないと思います。そういう意味で、食料品については、今も...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど総理がもうお答えをいたしたわけでございますが、消費税のように広く消費一般に負担を求める税におきましては、所得に対する税負担の割合が逆進的であることは、これは否定できませんが、消費税は所得の種類のいかんにかかわらず、消費の大きさ、すなわち生活規模に応じて比例的...全文を見る
○武村国務大臣 まず、土地税制全体としましては、もう御承知のように、これまた所得、消費、資産のバランスといいますか、そういう税体系を目指しながら、その中で土地に対する課税をどう適正公平に進めていくかという視点を大事にしていきたいと思いますし、もう一点は、やはり土地基本法が制定をさ...全文を見る
○武村国務大臣 私もこの問題については恐らく村井議員と同じかもしれませんが、地元も含めて各関係者から大変熱心な陳情を今受けております。そういう意味で、この問題、特に私なりに勉強をいたしているつもりでございます。  それで、景気が悪い、土地が動かない、これがまあ、土地が動かないと...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、株価というのは、やはりそのときどきの経済のこれは心理的なものも含めて実体を映し出しているというふうに思います。投機的な要素等も一部入ることもありますが、現在の株価がやはり日本経済のこの戦後最長の不況の状況を反映していることは否めない事実であろうか...全文を見る
○武村国務大臣 今直ちにこれを見直す考えは持っておりません。  確かに、最近の証券市場を含めた、ある意味では金融・資本市場全体とも言えますが、国際的な動きが非常に活発であります。日本への参入もありますが、日本からシフトする企業もあります。また営業の面の取引としても、ロンドン市場...全文を見る
○武村国務大臣 今回の税制改革も見直し規定を含めれば全体としてそういうとらえ方をいたしておりますが、今回の五%の消費税の中では、もう御理解いただいておりますように、社会保障のための財源〇・五兆円、五千億円捻出をしていこうという考え方でありまして、そのうち一千億は物価スライドに充当...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど平成九年度以降のことは申し上げました。実質四千億という財源を見出していきたいと思っています。  そうすると、来年、再来年、新ゴールドプランのこういう動きもございます中で、来年、再来年をどうするかというところも真剣に議論をしまして、最終的には、十分ではないに...全文を見る
○武村国務大臣 そこがまさに御指摘いただいているとおり大変苦心の要るところであります。北側議員も御認識いただいておりますように、今回の税制改革は、消費税率は五%でございますから、三・五兆円の所得税減税に対応する二%のアップを基本にしながら、その中で辛うじて〇・五兆円の福祉財源を見...全文を見る
○武村国務大臣 北側先生、この税制改革では福祉切り捨てだというふうなことをおっしゃいましたが、これはよくよく冷静にお互い議論したいと思います。  国民福祉税のときも、基本はやはり減税対応なんですよ。税収中立が基本なんです。それで八千億円の福祉財源を辛うじて見つけようという案でし...全文を見る
○武村国務大臣 今厚生大臣から、来年度からスタートさせる目標でというお話はしかと承りました。
○武村国務大臣 北側委員の熱意もよく認識させていただきましたが、財源をどうするか、具体的提案は余りなかったので、それは残念であります。  私どもは、必死で予算編成の中で既設の予算を見直しをして財源を見出す努力をしていかなければなりません、そういうことを申し上げているんですから。...全文を見る
○武村国務大臣 そのことは、もう先ほど来お答えをしているとおりでございますね。今回の税制改革は、全体としては、見直し条項を入れておりますから、そういう長期の福祉のビジョンに対してもきちっと精査していこう、二年かかりますけれども。その上で最終的な結論を出そうという姿勢でございます。...全文を見る
○武村国務大臣 我が国の将来を考えますときには、まだまだ時代はどんどん動いていきますし、各般の分野で新しい財政需要が出てまいります。我々が今想像できない分野に出てくることも含めて、相当な財政需要が出ることを覚悟しなければいけないと思います。  しかし、専ら福祉の分野、社会保障の...全文を見る
○武村国務大臣 五年、十年、二十年というタームでとらえますと、その傾向になることは避けられないというふうに見ております。しかし、この二年間の見直し規定においては、必ずしもそういう判断を前もってしないで、観念的にはふえる場合も減る場合もとどまる場合もありますが、できるだけ削減の努力...全文を見る
○武村国務大臣 これは高村長官の方で計算をいただきまして、今回の税制改革に限って一つのまとめをしていただいて、〇・四%ぐらいのGNPのアップになる、上昇になるという見通しを伺いました。
○武村国務大臣 大変難しい質問でありますが、というのは、戦後五十年を経て日本の経済が一つの大きな厚い壁にぶつかっているというふうに思うからであります。そこに経済構造という、あるいは経済構造改革という言葉が使われる背景があると思っておりますが、世界じゅうから原材料を安く仕入れてきて...全文を見る
○武村国務大臣 空洞化が進行していることはもう常識でございます。あえて私は申し上げませんでしたが、そういう状況の中でどういう方向にこの転換期の日本経済を運んでいったらいいのか、そこはニュービジネスとかベンチャービジネスという言葉も早くから使われてまいりましたように、より一層創意工...全文を見る
○武村国務大臣 公共事業を絞るとおっしゃいましたが、いずれにしましても、シェアが固定化する嫌いがございますから、本当の国民の皆さんの需要に合わせて、一番必要な公共事業に重点を置くような努力が必要だと思っております。あわせて、内外価格差という言葉もございますが、公共事業のコストにつ...全文を見る
○武村国務大臣 全く同感でございます。  いわゆる国から予算をとってきて票田を培養していくというやり方も、この新しい選挙制度の転換の中で変えていくことができればと。そのためには、たまたま時期を同じくいたしますが、今熱心に議論いただいたような地方分権が、事務の面でも、財源の面でも...全文を見る
○武村国務大臣 御紹介いただいたような発言をテレビではしたと思います。  きょうも申し上げておりますが、一体処理でいくか分離でいくかという議論が与党の中には最後までありました。何となく分離というのは、この際率を決めないわけですから、余りまじめでない、何となく嫌なことは先送りする...全文を見る
○武村国務大臣 消費税だけをとらまえて直間比率の見直しを議論する必要はないと思います。
○武村国務大臣 今月の初めに閣議了解をいたしました「公共投資基本計画」の中でも、「社会資本の整備・運営に当たっての課題」としまして、③で明確に、公共事業等の「円滑な執行や建設コストの低減を図る」と、政府の方針としても言い切っております。
○武村国務大臣 まあ佐々木さん、極端なケースだけを挙げておっしゃると、国民の皆さんも誤解されるんじゃないか。確かに米軍は、そういうケースが報道されました。それは認めますが、だからといって、何かすべての公共事業が二割、三割経費の見積もりがオーバーしているかのごときお話はいかがでしょ...全文を見る
○武村国務大臣 消費税はまさに消費の額に比例して負担が出てまいります。消費の多いお年寄りにはそれに相応して多くの消費税を御負担いただくことになります。お年寄りは所得の実態がまちまちでございますから、能力の問題はまた別の次元の話でございますが、お年寄りの消費税の負担の額の問題は、今...全文を見る
10月25日第131回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○武村国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国におきましては、二十一世紀を活力ある高齢社会とするため、雇用、年金のあり方を人生八十年時代にふさわしいものに見直していく必要...全文を見る
○武村国務大臣 今般の共済年金制度の改正は、二十一世紀の活力ある高齢化社会に向けて雇用、年金のシステムを人生八十年時代に対応したものに再構築をしていくため、公的年金制度の一元化を展望しながら、六十歳代前半の年金の見直し等について、厚生年金との整合性を図りつつ所要の改正をさせていた...全文を見る
○武村国務大臣 最近の日本の経済全体としましては、既に政府が発表いたしておりますように、ようやく明るさが広がり始めた、本格的な回復の方向を向き始めているという認識でございます。経済企画庁長官も申し上げておりますように、ぜひ今年度中には本格的な回復軌道にのせたい、その目標で全力を尽...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、バブルのときの傷跡といいますか、影響をなお受けているわけであります。そのことが委員おっしゃるように資産デフレというとらえ方にもなってきているわけでございまして、株の問題もございますが、不動産、特に土地の問題が、日本経済全体の中でもそれなりの大きな...全文を見る
○武村国務大臣 刑法には、おっしゃるように罪刑法定主義という厳しい原則が貫かれていると思いますが、租税につきましても、御承知のように税が政治の始まりであったという認識もありますし、租税法定主義といいますか、いやしくも国民の皆様に一定の税負担をお願いをいたします場合には、国民の代表...全文を見る
○武村国務大臣 人格なき社団であるないとかいうことや、何を根拠にということまで私は申し上げる立場におりませんが、一般論としましては、今国税庁担当官がお答えしましたように、査察調査というのは、社会的な非難に値する大口、悪質の脱税犯の告発を目的として強制権を発動する行為でございます。...全文を見る
○武村国務大臣 財政全体については、もう御認識いただいているように、公債の残高も利払い費率等も含めて大変厳しい状況に来ております。  今年度の税収の見通しについてのお尋ねでございますが、判明をいたしております税収そのものが予算額全体のまだ二割ぐらいでございます。そういう意味では...全文を見る
○武村国務大臣 御指摘のとおり、今年度は政府は二・四%の経済成長率を見通しているわけであります。  一−三月のQEは御承知のように三・九という数字で、昨年もそうでございましたが、やや明るさを感じさせる結果が出ました。期待をいたしておりました四、五、六、第二・四半期の数字は、先般...全文を見る
○武村国務大臣 我が国の財政が大変厳しい状況に立ち至っていることは、これはもう隠しようもないぐらい明らかなことであります。今委員がお話しになった二百一兆円という数字も、対GDPで比較をしてみますと、既に日本は五三・六%に達しております。アメリカが五九・五でございますからちょっとア...全文を見る
○武村国務大臣 昨日の税制改革委員会でもお答えを申し上げておりましたし、総理の答弁の中にも、将来も国民負担率は五〇%以内にとどめたいという発言がございました。  福祉の問題一つ例に取り上げましても、社会保障費の総額は今年度約六十兆円くらいに達しております。その中で、政府、地方団...全文を見る
○武村国務大臣 さきがけの党首としてここで立って答弁するのはいかがかと思いますが、率直に言って、総務庁も気配りが足りないなという感じはいたします。恐らく持っているのだと思うのですが、要求に対して特定の政党の資料をどんどん印刷して配るという立場ではないという意味で、そういう答えが返...全文を見る
○武村国務大臣 御評価をいただきまして、さきがけの一員としてはお礼を申し上げます。  大変率直に、大胆にこの考え方はまとめられていると思いますし、そういう意味ではわかりやすさもあります。政府としてもあるいは大蔵省としても、それなりにこの提案を真剣に見詰めたいと思います。  た...全文を見る
○武村国務大臣 言葉が十分でなかったかもしれませんが、私は我が党のこの具体的な提案に対しては、それなりに事前にも勉強しておりますし、むしろ高い評価をいたしているつもりでございます。ただ、さきがけの立場と政府の立場と、別に使い分けるつもりはありませんが、政府は全体で対応せざるを得ま...全文を見る
○武村国務大臣 道路施設協会につきましては、建設省の方がいれば発言をしていただきたいと思いますが、一般論としてはおっしゃるとおりでございます。  いわゆる特殊法人だけではだめだ。今おっしゃる民法三十四条の社団、財団を含めた公益法人全体に目を向けなければいけない。国・地方を含める...全文を見る
○武村国務大臣 平成九年度の予算として約五百億円を予定いたしております給付金、これはぜひ上田委員誤解を解いていただきたいと思うのであ りますが、たしかあのときの新聞報道等は、ばらまき福祉というふうな印象の見出しかばっと出ました。その印象を今なお残しているのではないかと思いますが...全文を見る
○武村国務大臣 私ども通貨の責任を預かっております立場でございますので、為替の水準そのものについて、私どもは直接にコメントすることは控えてきております。  ただ、言えますことは、為替の急激な変動は好ましくない。また、為替は経済の実勢あるいは経済の基礎、基本的な条件を反映をすべき...全文を見る
○武村国務大臣 長期的には、各国の為替レートはそれぞれの国の経済の諸条件、いわゆるファンダメンタルズと呼んでおりますが、基礎的な諸条件を反映したものになってきているというふうに考えるところでございます。長年固定相場制であったものが、おっしゃるとおり、変動相場制に変わって、それにし...全文を見る
○武村国務大臣 大変大事な点を御指摘いただいているというふうに思っております。産業の空洞化が進んでいることは紛れもない事実でございますし、経済全体は、我々政治の舞台で国という意識が非常に強うございますから、もう既に国という壁を超えて世界じゅうにいろいろな形で経済活動が広がっている...全文を見る
○武村国務大臣 戦後の日本経済の歩みと現状をかいつまんで概観いただきました。おおむねおっしゃるとおりだと思って拝聴をいたしました。  最終的には規制緩和が一番大事だという御指摘でございます。この点についても同感であります。けさも閣僚懇談会でこの議論がありましたが、政府は今年度中...全文を見る
○武村国務大臣 どの戦争を前提にして議論をして集約したか、これは明らかではありません。私の理解では、第二次世界大戦、日本のかかわった第二次世界大戦については、既に村山総理もおっしゃっていただいておりますように、侵略行為、侵略的行為が間々あったことは事実でありますし、朝鮮半島に対し...全文を見る
○武村国務大臣 いわゆる北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国という国は、戦争の後誕生した国でございます。朝鮮半島の北半分と答えて、前提にして申し上げていいのかもしれませんが、これはもう御承知のように、日本が戦争をしたわけではありません。植民地支配という言葉を先ほど申し上げたように、日本...全文を見る
○武村国務大臣 もちろん、省内で議論もしてまいりました。そして、応分の負担をする用意ありということは、政府全体の方針として表明しているというふうに受けとめていただいていいと思います。  ただし、応分の負担とはどのくらいの額なのかということになりますと、これはまだ詰まっていないと...全文を見る
○武村国務大臣 今は方針を申し上げているわけであります。  数日前に米朝の合意が実現を見たわけでありますが、それ以前から軽水炉支援の話がずっと出ておりまして、米朝合意がなされた場合に日本政府としては応分の負担をする用意があるという考えを表明してきたところでございます。今後、アメ...全文を見る
○武村国務大臣 確かにそれは一九九〇年でございましたか、金丸、田邊訪朝団に私も御一緒をいたしました。金丸訪朝団と田邊訪朝団と、自社で二つの訪朝団がございまして、同時に向こうへ行ったということでありまして、日本側は金丸さんが団長であり、石井一議員が事務総長であり、私が事務局長、こう...全文を見る
○武村国務大臣 自民党、社会党、朝鮮労働党、この三党共同宣言は、今も申し上げたように、その後の政府当局間の対話、日本と北朝鮮との対話への筋道をつけることになった、糸口をつけることになったというふうに振り返っているわけであります。この宣言は政党間で署名された文書であります。したがっ...全文を見る
○武村国務大臣 これは大変専門的な話ですから、外務省から答弁をお願いします。
○武村国務大臣 公務員の退職後の暮らしのかかる大変重大な問題だと認識をいたしております。
○武村国務大臣 いずれにしましても、責任ある政治の姿勢を貫くことが一番大事だというふうに思っております。  国民向けに歓迎されることをどんどん打ち出すことは政治家あるいは政党として当然なことでありますが、こうした大変巨額の財政負担を伴う政策については、二分の一という主張をする以...全文を見る
10月26日第131回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○武村国務大臣 この修正案につきましては、政府としましてはやむを得ないものと考えております。     —————————————
○武村国務大臣 ただいま決議のありました事項につきましては、政府といたしましては、御趣旨を踏まえまして十分検討をさせていただきたいと存じます。     —————————————
10月27日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第4号
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○武村国務大臣 不公平税制の定義はきちっとしたものはないのかもしれませんが、かなり幅広くとらえますときには、租特のすべてではありませんが、租特の中にもそういう要素を持ったものがあるというふうに私は理解されているのではないかと思っております。もちろん、税制全体のことを指しているわけ...全文を見る
○武村国務大臣 私も、租特のすべてが悪いなどとはもちろん思っておりません。おっしゃったとおりそれぞれ、沿革もございますが、一つ一つの租特にはそれなりの立派な名分がございます。環境改善でありますとか、技術振興でありますとか、あるいは地域開発でありますとか、そういう政策目的を実現する...全文を見る
○武村国務大臣 日本の資本市場も取引高、参加者の数等からいって世界の三大市場の一つとまで言われてきたわけでございますが、それなりの大きな役割を果たしてはおりますが、最近、おっしゃるように空洞化という言葉が製造業だけでなしに金融市場までささやかれるようになってきておることは承知をい...全文を見る
○武村国務大臣 今、大和市の中小企業の大変明るい話は勇気づけられるお話であります。  いずれにしましても、空洞化という大きな壁にぶつかっている日本経済がさらに元気を取り戻すためには、新しい産業をどう数多くこの国で起こしていくことに成功できるかにかかっているというふうに言われてい...全文を見る
○武村国務大臣 消費者が支払った消費税相当額のうち事業者の手元に残っているもの、こういう定義を持っております。
○武村国務大臣 お話しのように、中央政府の権限を地方政府に移譲をすることが地方分権でございますから、権限、事務を移譲すれば、当然財源が伴わなければなりません。そういう意味で、地方分権全体の論議の中で、国・地方を通ずる財政のあり方、これは、税だけに限らず交付税制度や補助金制度も絡ま...全文を見る
○武村国務大臣 私も八田先生の論文は読ませていただきました。一理あるなと思って読んでおりましたが、局長がお答えしたように、今の世代、現在の例えは四十代後半ないし五十前後の方々だけの損得勘定をとらえれば、まさに一理あるというふうに私もうなずきながら読んだのでありますが、私どもはもう...全文を見る
○武村国務大臣 そこは、大変大事な問題提起をしていただいているというふうに感じながら拝聴いたしました。  御承知のように、今回の論議におきましても、課税最低限は引き上げるべきかどうかというところから出発をいただいたと思うのでありますが、既に国際的には相当高いレベルになっておりま...全文を見る
○武村国務大臣 景気対策としてもあるいは減税政策としても、いろいろな減税のアイデアはあり得ると思います。  今お話しのような、今地価税はおっしゃいませんでしたけれども、衆参通して地価税の見直し、廃止論とか、有価証券取引税の廃止論とか、こういう問題、これは空洞化にも絡まっておりま...全文を見る
10月28日第131回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、二十一世紀の活力ある長寿社会に向けて、国家公務員等共済組合法の年金につきまして、公務員制度の一環としての役割等に配慮しながら、公的年金制...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 基礎年金に対する国庫負担の引き上げについてのお尋ねでございますが、既に村山総理から明確にお答えをいただきました。全く同感であります。  私も、この法律が提案されたときには、細川政権でありますから、与党におりました。あのころも議論がされて、当然財政状況も...全文を見る
10月31日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第5号
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○武村国務大臣 大体時系列で申し上げますと、今お話しのとおり、村山政権が発足したのが六月三十日でございましたか、明けて七月、すぐにナポリ・サミットを控えておりまして当然日米首脳会談も予定されておりましたので、この日米包括協議にも大きくかかわっておりますマクロの問題の中で、今後の日...全文を見る
○武村国務大臣 まあ、さらにさかのぼりますと、これは細川政権、羽田政権も大きくかかわってくるわけでありますが、三月末に対外経済改革要綱、これは私官房長官で中心になってまとめましたので、これは日米包括協議にもかかわってくる、規制緩和も含めた総合的な対外経済対策のまとめでございました...全文を見る
○武村国務大臣 最終はそうであります。
○武村国務大臣 アメリカに先に提示するというよりは、新内閣の考え方として、国民の皆様に考え方を発表をいたしております。  外交案件というよりは、その直後にそういった日米首脳会談を控えておりましたので、そこでもその基本的な考え方を明らかにしたということでありますが、もう一度振り返...全文を見る
○武村国務大臣 私の記憶で振り返りますと、昨年秋の政府税制調査会の答申、いわゆる中堅層以上の累進税率の緩和を基本にした所得税、住民税の減税の答申がございました。ここでは数字はうたわれておりませんが、この考え方を踏まえて、その後、当時の与党の中でも議論があり、二月の例の国民福祉税の...全文を見る
○武村国務大臣 そういう御批判は、議員も当時細川政権の中におられたわけでありますから、みずからにもしていただきたいと思います。  いずれにしましても——私もおりました。結果的に五・五兆円というのは、過去の我が国政府の減税政策としても破格といいますか、最も大きなスケールの減税規模...全文を見る
○武村国務大臣 どういうメカニズムとおっしゃいますと、要するに、減税によって幅広く国民の皆様の可処分所得がふえる、そのことが消費需要を喚起することにつながっていくだろう。もちろん、丸々一〇〇%消費に回されるかどうかについては大変厳しい議論がずっとあったわけであります。どちらかとい...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、さまざまな影響を与えることは否めない事実であります。お教えをいただきまして、ありがとうございました。
○武村国務大臣 御承知のように、為替相場は内外の経済情勢、市場の思惑など、さまざまな要因を反映した市場の需給によって決まるわけであります。内外の経済情勢といいましても、物の動きもありますし、あるいは資金の動きもありますし、おっしゃるように、金利とか経済成長率とか等々、各般の経済指...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、特別減税はまさに過渡的な特別の措置であります。したがって、消費需要効果も過渡的な特別の効果をまずは期待するということであろうかと思います。  しかし、景気の局面、どういう時期に減税政策を発動するかによって、そのことがやはり景気を引っ張り上げてい...全文を見る
○武村国務大臣 そこは誤解しないでいただきたいのですが、過渡的、短期的でありましても、局面においては大変大きな効果を持つことがある。今回の、ことしの夏の減税も、最終的な集約ではありませんが、企画庁長官も御答弁申し上げたとおりに、それなりの効果があったという考え方であります。
○武村国務大臣 山本委員のおっしゃっているのもいささか理解に苦しむのは、制度減税は効果があるとおっしゃるなら、絶対額の足し算、引き算では、おっしゃるその中堅所得者層、ことしは特別減税二百万ですから、来年は五万に上限を設定しますから、そういうことになるかもしれませんが、しかし来年か...全文を見る
○武村国務大臣 今回の税制改革の中で御提案をいたしております五%、二%アップの五%という中では、既に御説明申し上げておりますように、五千億の福祉財源を見つけておりますが、全体を占めておりますのは、減税に対する対応策であります。もちろんつなぎ国債の償還も含めてでございますが、そのこ...全文を見る
○武村国務大臣 必要があれば消費税率の見直しをするということを宣言しているわけでございますが、前段に四項目並べておりますように、歳出削減の努力あるいは新たな増収の努力を一切しなければ、これは福祉の需要はぐんぐん広がっていきますから消費税上昇にもつながってまいります。避けれらない事...全文を見る
○武村国務大臣 委員も国民福祉税草案を思い起こしていただきたいんでありますが、あのときも、景気の状況もありまして減税三年先行でございました。でありますから、その間はつなぎ国債を発行をする、いわば赤字国債を発行してそれを償還していくという姿勢でありました。七が五になったこと、あえて...全文を見る
○武村国務大臣 国家財政は、御承知のとおり、おっしゃったとおり二百兆円が象徴しておりますが、大変困難な状況に立ち至っております。その中の税制改革であります。所得税を中心にして減税をしてくれても、結局国民がつなぎ国債の償還に二十年間追われるじゃないかという御指摘は一面そのとおりであ...全文を見る
○武村国務大臣 これはまさに冒頭申し上げた財政状況のしからしむるところでございまして、国に相当の余裕があればそういう措置をとらないで減税することも可能であったかもしれませんし、景気がぐんぐん上昇しているときもそういうことがあるいは可能かもしれません。今回のような暑気自身も大変重た...全文を見る
○武村国務大臣 数年前の税制改革もそうでありましたが、今回の税制改革も減税と消費税の増税を一体で御提案をいたしております、施行の時期は違いますが。そのこともありまして、いわゆる増減税の数字の比較といいますか、あるいは所得階層に応じた損得計算といいますか、そういう議論がかなり詳しく...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるとおり、大変意味深い言葉だと私も思っております。個人所得課税は、もう御承知のように、所得の大きさに応じて累進的に負担をお願いするという税制でございます。したがって、垂直的な公平に資するという特色を持っているわけでありますし、我が国の税制の中では今日まで基...全文を見る
○武村国務大臣 先ほども申し上げましたが、その国の経済状況、これは景気がいい悪いという意味だけでなしに、経済の成熟度といいますか、そんなことが一つの要素としてはあります。  非常に戦後の日本のように国民全体が生きることに精いっぱい、非常に所得は低いという状況と、今日のように国際...全文を見る
○武村国務大臣 これも税制全体の中で基幹的な役割を果たしている、基幹的なウエートを占めているという意味だと私は思います。
○武村国務大臣 特色を申し上げているわけでございますが、やはり働く、所得を稼ぎ得る世代の国民、いわゆる生産年齢人口ともいいますが、そういう方々に所得課税はかかるわけでございます。そういう、所得税にかなりウエートのかかった税制を、水平的な公平という性格を持った全世代の負担に係る消費...全文を見る
○武村国務大臣 今主税局長がお答えしたとおりでございますが、非常に複雑な経済行為が絡まり合っているわけでありますから、そういう中に先生御指摘のように、非課税、不動産のようにそういうものが当然まざり込んでくるわけですね。そういう中で課税技術上もこうした知恵が出されていて、そのことが...全文を見る
○武村国務大臣 今主税局長がお答えしたとおりでございますが、非常に複雑な経済行為が絡まり合っているわけでありますから、そういう中に先生御指摘のように、非課税、不動産のようにそういうものが当然まざり込んでくるわけですね。そういう中で課税技術上もこうした知恵が出されていて、そのことが...全文を見る
○武村国務大臣 委員が実務経験の中で大変具体的なケースを挙げながら御指摘をいただいている点は、大いに参考にさせていただきたいと思っておりますが、なぜかという御質問に対しては、政府委員もお答えをいたしておりますとおり、やはり税の制度をどう運用していくかという視点に立って、極めて現実...全文を見る
○武村国務大臣 御承知のように、固定資産税、三年に一回評価がえを行っております。そして、固定資産税は、土地、不動産であります。片方、相続税は、御承知のように、毎年やらざるを得ないというのは、土地もございますが、有価証券、預貯金等も対象になっております関係で、そういう意味でこの三年...全文を見る
○武村国務大臣 直ちに一元化は困難でありますが、貴重な御提案として承らせていただきます。
○武村国務大臣 これはやはり時代の変化との相関もございますから、一概に何年、年数で抜本であるかないかを決めるわけにはいかないと思います。やはり制度の基本にまで踏み込んだ改革であるかどうかということであろうかと思いますし、今回の、特に所得税の減税を例にとりますと、長年の懸案でござい...全文を見る
○武村国務大臣 申しわけありませんが、期間で表現するわけにはいかないと思います。決して逃げるつもりはありません。そして、今回の見直し条項には消費税の課税の適正化は見直しの対象にいたしておりますが、さらに、今改革をする累進税率等を含めた課税の適正化まで対象にしているわけではありませ...全文を見る
○武村国務大臣 三・五兆円と最終の六兆百億という違いについての御指摘もありましたが、三・五兆円というのは、当時的確に報道されていたとは思うのですが、あくまでも事務的な詰めの段階の数字でございましたし、なお大事な項目が三点ぐらい、二点は全く数字が入っていない、結論はまだ見えていない...全文を見る
○武村国務大臣 私は耳が遠いからか、一向にそういう声が聞こえておりませんので、ぜひまた詳細に石田委員、お教えいただきたいと思いますが、しかし、そういう声が聞こえてきたからといってひるむつもりはありません。  早い時期に、さきがけとしては、今まで勉強してきた一つの考え方を具体的に...全文を見る
○武村国務大臣 私は、年を越せば村山政権としてはいずれにしても行政改革に総力を挙げて取り組んでいくことになると思っていますし、村山総理御自身がこの場でもたびたびおっしゃっていただいているように、政権をかけてこの問題に全力を尽くしていこうというお考えであります。きょうも、三党首の会...全文を見る
○武村国務大臣 環境には今後とも熱心でありたいと思っておりますが、事相続税という税制の問題になりますと簡単にはまいりません。特別措置を講ずることは、これは大変困難であります。しかし、現実、緑地保全地区、生産緑地等のゾーニングで地域指定をされている土地についてはかなりの制約、経済的...全文を見る
11月01日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第6号
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○武村国務大臣 私も羽田政権のときに国会の代表質問で、「行政改革なくして税制改革なし」ということを申し上げました。基本的には、税制改革、特に増税を伴う改革においては、その前提として行政側の合理化、経費の節減を具体的に精いっぱいの努力をして国民の皆さんにお示しをすることが大変大事だ...全文を見る
○武村国務大臣 行政改革と財政改革という言葉を使わしていただいておりますが、行政改革も大変幅が広うございますが、組織とか人員とか権限とか、そういうものがひいては財政の歳出にも影響を持つことは事実でありますが、どちらかというと間接的になる場合が多うございます。  それに比べて財政...全文を見る
○武村国務大臣 まあ、党と政府の違いといえばそれまででありますが、政府は具体的な数値を出すと今申し上げたんです。それは予算編成の結果においてしっかり具体的に出させていただくということを申し上げているわけで、初めに数字を予告といいますか宣言する姿勢は、これはとりませんということであ...全文を見る
○武村国務大臣 私などは思いつかない大変ユニークな提案だと思って、私も関心を持っております。  事務当局も今答弁しましたように、これも検討の対象にはしながら、幅広く行革全体の考え方を勉強中でございます。特に、特殊法人等々、もう具体的なスケジュールの設定された問題については、真剣...全文を見る
○武村国務大臣 この問題については、建設省を中心にして、公共事業担当の官庁におきましても、こういうさきがけの提案がある前から既に始まっておりましたが、公共工事をめぐるさまざまな分野の合理化について検討をいたしておるところでございます。  既に昨年、日米関係の絡みもございまして、...全文を見る
○武村国務大臣 私としては、この問題については大きな期待を持っております。
○武村国務大臣 行革全体のことを私が答える立場ではありません。政府の方針を私の承知する限りで申し上げることになりますが、特殊法人につきましては、従来平成七年度中という目標が立っておりましたのを、村山内閣としては平成六年度中、来年三月ということで前倒しをすることになりました。そのこ...全文を見る
○武村国務大臣 そういうことにならないように全力を尽くすと申し上げているわけであります。いずれにしましても、数値目標を軽々しく政府が掲げて対応する問題ではないと思っております。  さきがけの具体的な意欲というものを十分私どもも参考にしながら、今おっしゃっていただいたような出資金...全文を見る
○武村国務大臣 行革については、先ほど申し上げたように、これはもう財政の責任を預かる大蔵省というよりは、村山総理を先頭にして、文字どおり内閣のすべてをかけながら取り組んでいこうということでありますから、それは信じて、厳しく見守っていただきたいと思います。  予算編成の中で、今お...全文を見る
○武村国務大臣 率直に申し上げれば、大変せっからな結論をお出しになっているというふうに思います。もう少し、申し上げているとおり時間まで、それぞれスケジュールを立ててこういう方針で取り組んでいきますと。そう長い時間じゃないのです。年内とかあるいは年度内とかいうふうに申し上げているわ...全文を見る
○武村国務大臣 北橋委員御指摘でございますが、前政権が新ゴールドプランをつくったということではないのであります。御承知のように、老人福祉法あるいは老人保健法を根拠にして、それぞれ計画をつくることが根拠づけられて、市町村は自主的にその二法に基づいて平成五年からそれぞれの福祉プラン、...全文を見る
○武村国務大臣 今回の五%のこのフレームワークは、今御紹介いただいたような考え方をもってまとめておりますが、御承知のように新ゴールドプランというのは、あるいはエンゼルプランというのは大きな福祉の財政需要の中の一角であります。言ってみれば、年金、医療、介護、この三要素の介護の分野で...全文を見る
○武村国務大臣 それは行財政改革で財源を見つけ出すこともあり得まずし、また税制の他の分野の、不公平税制等の改革の中で見つけ出すことも可能でありますし、財政状況全体を含めて、足りないところは、もし新ゴールドプランが一定の金額でオーソライズされたとしまして四千億を超える金額になった場...全文を見る
○武村国務大臣 私も今の五十嵐官房長官の御答弁と同じ考えてあります。困難というんではなしに、中期的な課題としてこの問題はくらに真剣に議論を続けていこうという考えてあります。  もう繰り返して申し上げませんが、今回の五%の消費税の論議の中では、欧米等の実態も比較しながら、最終的に...全文を見る
○武村国務大臣 今官房長官が申し上げたようなもろもろの理由を総合判断をして、今回は見送ることにいたしたわけであります。しかし、依然、問題は全くないわけではありません。そういう意味では、問題意識を持ちながら今後もこの免税点制度の行方を真剣に見詰めてまいりたいと思っておりますし、この...全文を見る
○武村国務大臣 九六年の定率減税につきましては、基本的にはやらせていただくという考えてあります。政府・与党の要綱で決めておりますのは、景気が特に好転した場合を除き、こういう表現になっておりまして、基本的にやらせていただくと今お答えをいたしましたように、例外があるとすれば、景気が予...全文を見る
○武村国務大臣 これはいろいろ議論をいたしまして、自動車消費税と法人税でありますが、それぞれ過渡的な措置として行われてまいりまして、今回それが終わったということであります。それに比べて、相続税は恒久的な措置として改革をいたしたわけでございまして、そこに二つの性格の違いがあるという...全文を見る
○武村国務大臣 平成八年度末の公債残高を聞かれたわけでございますが、率直に申し上げて、これを今予測することは困難でございます。  御承知のように、経済動向、税収全体の動向もあるわけでございまして、今回提案をいたしております公債法に基づいて、所得税、相続税の減税に伴う租税収入の減...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど委員から御指摘をいただいたとおり、我が国の財政状況は、この公債費の残高一つ例にとりましても大変深刻な事態に立ち至っているというふうに認識をいたしております。  国際的に比較をいたしましても、既にもう、対GDP比率で見ますと日本はアメリカに次いております。公...全文を見る
○武村国務大臣 私の記憶では、当時の土光臨調会長が一生懸命「増税なき財政再建」で御苦労をいただいているころは、たしか八十兆前後の残高であったのではなかったかと今思い出しておりますが、当時八十兆で、非常に国家財政は危機的だ、大変だという何か御認識を語っておられたこともありました。こ...全文を見る
○武村国務大臣 国債にも御承知のように建設国債と赤字国債があるわけでございまして、一般的には建設国債は、我が国の社会資本を整備することによって、今の我々だけでなしに子供や孫の代までその社会資本の恩恵に浴することができるんだ、だから後世代何十年かかけて支払っていっていいんだ、こうい...全文を見る
○武村国務大臣 行政があみ限り、いつの時代も行政改革という課題が存在をするんだろうなと私は思ってまいりました。  しかし、日本は戦後五十年になろうとしているわけでありますが、そういう意味では、通常ベースの行政改革と違って、社会経済のあらゆるシステムが一つの壁にぶつかりながら、そ...全文を見る
○武村国務大臣 先ほども北橋委員の御質問にお答えいたしましたが、今月の下旬に中間的な各省庁の特殊法人をめぐる考え方の報告をするということになっているところでございます。そういう意味では、各省庁それぞれこの問題に具体的に今取り組んでいるさなかだというふうに私は思います。  この国...全文を見る
○武村国務大臣 事務的に当然先行して検討をしているところが多いと思いますが、終始この問題は大臣がリーダーシップを発揮をしなければいけない、そういう問題であるというふうに思っております。
○武村国務大臣 私は、政府を代表してこのことについて物を申し上げる立場ではありません。しかし、大蔵省は財政の責任を負っておりますし、ひときわ財政改革ということの大事さを認識をいたしておりますだけに、行革にも真剣に目を向けていかなければいけないと思っている次第でございます。  過...全文を見る
○武村国務大臣 これは、税制改革をまとめるときに、同時に政府・与党として合意をした項目の一つでございます。決してはらまきではありません。これは、平成九年度消費税率を上げさしていただくとき、この年度に限って特定の、特に気の毒な方々を対象に絞りまして、一万円の特別給付を行うということ...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど北橋委員の御質問にもお答えをいたしましたが、五千億は、御承知のように一千億は物価スライドでございますから、四千億をホームヘルパーの充実あるいは特別養護老人ホーム施設の充実、そしてゼロ歳児から三歳児までの保育の充実というふうなところに重点を置きながら配慮をくし...全文を見る
○武村国務大臣 今回の税制改革の基本の一つは、何といいましても所得税の減税であります。いわゆる働き盛りである中堅層の方々の重い税負担を軽減をさしていただく、このことに基本を置いております。  もう一点は、社会の構成員全体が幅広く負担を分かち合うといいますか、そういう考え方に立っ...全文を見る
○武村国務大臣 素直に全体像を御理解いただければ、国民の皆さんの御理解は深まるというふうに私は思っております。
○武村国務大臣 現在の所得税を前提にしながら申し上げているつもりでございます。そうしますと、五段階の累進税率になっておりますが、最低一〇%から始まりますから、次いで二〇%、三○%、こういうふうに税率が上がってまいりますが、今回重点を置きましたのは、この二〇%のところであります。二...全文を見る
○武村国務大臣 山名委員は四百万を例に挙げてお話をいただいたわけであります。課税最低限が今回は三百五十三万台ですか、課税最低限に近い四百万という層を前提にお話をいただきました。これは、三百五十万以下はもうゼロでございますよね。で、税額が非常に少ない、一番少ない層ですね。そこからご...全文を見る
○武村国務大臣 資産の中で、相続税についてはことしの改革で実現を見ているところでございます。今回の改革には、確かに資産関係の税目は入っておりません。  今お尋ねの地価税につきましては、もう再三お答えをしてまいりましたが、固定資産評価との関連で見直しはやらしていただく。しかし、一...全文を見る
○武村国務大臣 そんなつもりはございません。たまたま〇・四兆円といいますか、四千億という数字が出と入りで挙がっておりますためにそういうふうに御理解をいただくのかもしれませんが、決してそんなものではありません。  今申し上げたように、従来も恐らく、公共事業で建設国債の充当されるも...全文を見る
○武村国務大臣 基本は、憲法の地方自治の本旨にのっとって地方財源の充実を進めなければいけないというふうに思います。自治大臣の今のお話について、全く同感であります。
○武村国務大臣 大蔵省にも改革をすべき点は多々あると思っております。
11月01日第131回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国におきましては、二十一世紀を活力ある高齢社会とするため、雇用、年金のあり方を人生八十年時代にふさわしいものに見直し...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘のとおり、公的年金制度全体の安定とか整合性を図っていくために、将来、制度の一元化は大変重要な課題であるというふうに考えております。  今、政府委員からもお答えがございましたような一元化に関する懇談会等の場で精力的な検討が進められているところでござ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今までの御質問で政府委員からもお答えをしていることの繰り返しにもなりますが、年金システムを人生八十年時代に対応したものに再構築していこうというのが今回の改正の基本姿勢でございます。その結果、六十歳代前半は賃金とあわせて生活を支える年金を支給し、六十五歳以...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほどの栗原委員の最後の御質問にもかかわる話でございます。  結局、全体としてある意味ではすべての国民にかかわる負担と給付の年金というこの巨大なシステムをどう考えるか、しっかり守っていこうという姿勢に立つことがまず基本であります。この制度を崩さない、守...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 特段ありません。拝聴させていただきました。
11月02日第131回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本法律案は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果合意された世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の実施等のため、関税率及び関税制度について所要の改正を行う...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 農業合意の関連対策につきましては、先般、政府・与党の間でぎりぎりの真剣な調整を終えて、取りまとめたところでございます。対策に係る経費の取り扱いにつきましては、各年度の予算編成過程において、予算編成全体の中で総合的に考えてまいります。  なお、補正予算に...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど総理からお答えを申し上げたとおり、今回の対策はウルグアイ・ラウンド合意に対応する六カ年の新しい事業であります。従来の農林水産予算に支障を来さないよう配慮する姿勢で対応をしてまいりたいと存じます。いずれにせよ、各年度の予算編成過程において総合的に検討...全文を見る
11月02日第131回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま決議のございました事項につきましては、政府といたしましては、御趣旨を踏まえまして十分検討をさせていただきたいと存じます。
11月07日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号
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○武村国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果合意された世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の実施等のため、関税率及び関税制度について所要の改正を行う...全文を見る
11月07日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第7号
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○武村国務大臣 およそこれだけの大きな財源を要する政策の選択を、財源論議抜きにしてどうですかと言われても、これは答えようがありません。  山本さんも所属しておられた日本新党も参加して、細川政権のときにこの法案が提案をされたわけであります。そこにはそういう方針はうたわれておりませ...全文を見る
○武村国務大臣 激励をいただきましてありがとうございます。  御指摘のように、この問題については長い懸案とも言えますし、長年検討、議論がなされていることも事実でございますが、ことしの六月の政府税制調査会も、適正、公平な課税の実現のための手段として有力な選択肢であるということを触...全文を見る
○武村国務大臣 確かに、経済の実態を十分見詰めながら最終的な決断はしなければならないと思います。しかし、世界の税制の流れもこういう方向に進んでいると思いますし、またこのことが、先ほど来申し上げておりますような課税の適正化、公正化という一番大事な税の目的を貫いていくためにも大変大事...全文を見る
○武村国務大臣 それは吉田委員、逆じゃないですかね。五・五兆円の制度改革減税をやる、これは大変シンプルです。それが即景気対策にもなるという考え方が国民福祉税でした。平屋でございました。今回は二階建てと言われているわけでありますが、それは三・五兆円の制度減税、それにプラス二兆円の特...全文を見る
○武村国務大臣 石田委員、これは検討というときには、やっぱり諸般のさまざまな課題があって、問題があって、時の流れによってそういうものも変わってくることもありますが、そういうものを総合判断して一つの答えを出そうということですから、将来の検討課題といったときに、今すぐじゃあなたの答え...全文を見る
○武村国務大臣 私も総理と同じことを申し上げておりますので、村山政権の一員として全力を尽くして行政改革には取り組んでいきますと申し上げているので、責任をとらなくてもいいように必ずやりますと総理がおっしゃっているのと同じ意味であります。
○武村国務大臣 今、いみじくも村井委員は、であるかのようなと、あるようなという微妙な表現を使わざるを得ないように、総理の答弁は、そう明確に二年後の見直しでこの軽減税率に対して積極的な発言をされたわけじゃないんです。ほかの答弁では、中長期的というふうにはっきりおっしゃっている場合も...全文を見る
○武村国務大臣 総理は、今予断を持っていないということをはっきりおっしゃっているので、これは私も全く同じです。今、二年後の見直しの中身まで予断を持って申し上げる状況ではもちろんありません。文字どおり、これはこの法律が通れば法律の規定に従って国会が判断をすることであります。  た...全文を見る
○武村国務大臣 今の総理と全く同じ考えであります。
○武村国務大臣 NHKの討論会に出ましたときに、たしか相手は佐々木教授でありましたが、(佐々木(陸)委員「中谷教授です」と呼ぶ)中谷教授ですね、それらしき会話をした記憶がございます。今回の税制改革が実現しますと、やや直間比率が変わる、間接税がふえて直接税が減るということですね。 ...全文を見る
○武村国務大臣 私は、その数字は今持っておりません。今申し上げたように、直間比率の是正ということはあくまでもそのときどきの状況の結果として出てくる数字であります。初めから意図的に、今おっしゃるような五五対四五とか六〇対四〇とか、そういう明確な数字で目標を持って申し上げているわけで...全文を見る
○武村国務大臣 申し上げておりますように、大きな流れとして、徐々にその方向ということを申し上げたわけでありまして、中谷教授の方が五五対四五というふうな明確な数字を挙げておっしゃっているということであります。
○武村国務大臣 何かどんどん消費税率を上げたがっているかのごとき御質問でありますが、まさに予断を持たないでいただきたいと存じます。  見直し条項は、既に何回も御答弁申し上げてまいりましたように、四項目、文言で表現されておりますが、消費税の引き上げにかかわる、かかわりそうな項目も...全文を見る
11月08日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第8号
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○武村国務大臣 お話のとおり、租税特別措置はそれぞれ政策目的があって、その時代時代、特別措置を例外として設けてきたものであります。しかし片方、税の公平、簡素という原則からいたしますと、まさにこれは例外でありますから、過渡的な措置であって、一定の政策目的が達せられたときにはこれを見...全文を見る
○武村国務大臣 まあ、今準備金と税額控除についてお答えがございましたが、一つ一つの租税特別措置を見ながら、なぜこれが大法人に必要なのか、主として大法人向けの租特にならざるを得ないのかというところを議論しながら、全体の診断といいますか、総括をいただきたいと存じます。  準備金につ...全文を見る
○武村国務大臣 何といいましても、民意を代表されながら与党三党でまずは真剣に一つ一つ御議論を賜りたいと思っているところでございます。  政府としましても、先ほどもお答えいたしましたように、法人にかかわる租税特別措置に限らず、全体について一つ一つ今の時点でしっかり見詰め直しながら...全文を見る
○武村国務大臣 もう御承知いただいていることでありますが、昨年十一月の政府の税調の中期答申におきましては、この法人所得課税について、税負担の公平、経済活動に対する中立性等の基本的な視点に加えて、一つは我が国経済の国際化が一層進展していること、もう一つは、安定成長下においても企業の...全文を見る
○武村国務大臣 基本的に同じ認識でおります。税制全体の中で資産課税の充実を図っていく、所得や消費課税とのバランスを一層考慮をしていくということだと思っております。  逆進性の問題も、今の税制改革は所得税、消費税のかかわりで論議が行われておりますが、やはり財政支出の面の対策も必要...全文を見る
○武村国務大臣 最近、例えば東証における外国企業の上場廃止の増加やあるいはロンドン市場での日本株取引の増加などの現象をとらえて、第二次産業の空洞化と並んで我が国証券市場の空洞化というふうも言葉が使われ始めているところでございます。  しかし実態は、こういう状況の背景は、さまざま...全文を見る
○武村国務大臣 バブルが終わりまして、地価もかなり下がったことは認めていいと思います。  私個人としては、もともと日本の地価が異常に高くなる状況に対して、どうもこの背景には国民全体の土地に対する見方、もう少しわかりやすく言えば土地神話というものがまかり通っていて、日本は狭い国土...全文を見る
○武村国務大臣 土地の保有が、まだまだ六割以上の方が有利であるという調査のお話がございました。有利という場合に、また上がるという期待を込めておっしゃっているのか、まあ手がたいというか、財産価値がさらに小さくなっていくものではないという意味で有利とおっしゃっているのか、いろいろあろ...全文を見る
○武村国務大臣 納税番号制については、たびたびお答えをしてまいりましたが、将来といっても、そう遠くない将来、年金や住民台帳の推移も見きわめながら、この導入に向かって真剣に検討をしていきたいというふうに思っております。  納税番号制、少し詳しく政府委員から補足をさせていただきます...全文を見る
○武村国務大臣 もう御承知のように、そもそも税が政治の原点だと言われております。昨今、各国、先進国も含めて、税制改革では大変苦慮をいたしているところでございます。なかなか通常の状況では、少なくとも増税というふうな改革はしたくてもできないというふうな言葉も聞かれる状況の中で、村山政...全文を見る
○武村国務大臣 ちょっとこれは、政府委員から御答弁をお許しいただきたいと思います。
○武村国務大臣 金利の問題につきましては、これは景気動向の基本にかかわる問題であります。国際的にも、為替につながる意味でも、各国の金利水準はかなり厳しく見詰め合っているところでございます。  郵便貯金と一般の銀行、金融機関との問題は、郵便貯金がいわば政府直轄の、直営の金融である...全文を見る
○武村国務大臣 まあ「当分の間」という言葉は、字引を引くとどういう説明になっているのかわかりませんが、かなりあいまいさを持っておりますし、幅を持っている表現であります。期間を明確に特定できないときに使う表現がなと私は思っておりまして、そういう意味では、地方が国に預ける、委任でしょ...全文を見る
○武村国務大臣 ちょっと、私としては所管外でありますし、地方自治の基本にかかわる問題ですから答えにくいわけでありますが、かつて消費税創設のときに、地方にありました料理等飲食税あるいは娯楽施設利用税、電気ガス税等々、幾つかの地方のいわゆる間接税が改廃をされたわけでありまして、あのと...全文を見る
○武村国務大臣 法人税のあり方は、今後の税制改革、中長期的にも大変大事な大きなテーマだと思っているところでございます。今田中委員が御指摘のような各般の問題がございます。  それで、法人税率そのものをどうするか、課税ベースを拡大しながら下げていかなきゃいけないという、特に国際的な...全文を見る
○武村国務大臣 何をもって中堅所得者あるいは高額所得者という、定義がそれはもちろん明確ではありません。人によってとり方はさまざまかもしれません。でも、私どもは確かに今までの説明でも、二〇%のところに焦点を当てながら説明をしてまいりました。三〇%も中堅に入るという議論も当然あると思...全文を見る
○武村国務大臣 やはり矢島委員、減税も全体でごらんいただきたいと思うのでありますが、大蔵省とか税の関係者、特定の人の利益のためにやるなんという言葉はぜひお取り下げをいただきたいと思います。何か減税の額だけで議論をされておりますが、局長の場合でも、百万円程度減税になるのは確かであり...全文を見る
11月09日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第9号
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○武村国務大臣 附則第二十五条のいわゆる見直し規定において勘案するとされております課税の適正化の状況につきましては、いわゆる不公平税制の是正や消費税の中小特例のさらなる改善などの状況を念頭に置いたものでございます。食料品に対する軽減税率の問題はこの見直し規定においては予定されてお...全文を見る
○武村国務大臣 今大変詳しくヨーロッパの各国の状況をお教えをいただきました。そのとおりでございます。将来の課題としては、国民の関心もございますから、真剣に検討を続けなければいけないというふうに私も思っているところでございます。  住宅に対する軽減税率という議論も一部にはございま...全文を見る
○武村国務大臣 村山政権が出発をしましたのが六月三十日でございますね。それ以前の政権、これは昨年秋の政府税制調査会の答申を受けて議論が始まっていたわけでありますが、国民福祉税の経験もありまして、あの後は、年度前半で議論を集約をして年度後半で税制改革を実現する、こういう方針を打ち出...全文を見る
○武村国務大臣 石原委員のこの発言については、私も基本的には同感であります。まあ幾らにもならないというお話は、私は、これは努力の中身によって決まる問題だ、だから行財政改革と申し上げておりますから、初めからこれは大して節約にならないぞというふうな思いでなしに、精いっぱい頑張ってみた...全文を見る
○武村国務大臣 中小特例と言われる幾つかの工夫がこの消費税のスタート時点でなされまして、今回は、数年たってその見直しという課題に直面をしたわけであります。それぞれスタート時点の状況の中で真剣な議論の上生まれた仕組みでございますが、数年間の運用の中でその実績、あるいは実績を前提にし...全文を見る
○武村国務大臣 納税番号制の導入について、大変積極的な御意見を承りました。ようやく政府も、今までは検討という形できたのを、導入を前提にして検討いたしますと。さらに与党は、二十一世紀初頭という目標もある程度明らかにしていただいておりまして、だんだん導入の焦点を絞りつつあるところでご...全文を見る
○武村国務大臣 直接この問題、所管ではないんでありますが、まあベビーブームが二回あったんでしょうか、第一回のベビーブームの世代が四十代半ばを超えてきております。たしか、あのころは一年間二百七十万人ぐらいという大変大きな層になっておりますしばらくまた減っていって、今二十歳前後が第二...全文を見る
○武村国務大臣 お年寄りがどんどんふえてくる中で、お年寄りの所得とそれから負担あるいは福祉の内容とは、大変これから大事な、大きな問題だと思っております。そういう中で、きょうは個別に、年金を受けて、これに対する、年金所得に対する税についての見解を求められたわけでありますが、今は一部...全文を見る
11月11日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第10号
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○武村国務大臣 政府の行政改革担当の総務庁長官のおっしゃるとおりであります。  村井委員ももう御理解いただくことができると思いますが、行革は、土光臨調以来もう十数年になるのでしょうか、一次、二次、三次、いろいろな答申が出されながら、国鉄のようにその周辺の大改革が実現したことは事...全文を見る
○武村国務大臣 失礼しました。  さきがけとしては、党首としてここで答弁するのはいかがかと思いますが、そういうふうに主張を与党三党の協議の中でいたしております。この主張は今後も続けていくはずでございます。単年度でなくても、三年とか五年というふうな期間を設けながら、しかも行政改革...全文を見る
○武村国務大臣 まず、政府提案の法律案の所管大臣としまして一言、村井議員が言及されました昨日御提案の修正案について考え方を述べさせていただきます。  今般政府が提案をいたしております税制改革関連法案は、もう何回も繰り返し申し上げてまいりましたように、活力ある福祉社会の実現を目指...全文を見る
○武村国務大臣 先般、石原委員の御質問にもお答えをいたしましたが、附則第二十五条のいわゆる見直し規定において勘案するとされております「課税の適正化の状況」は、いわゆる不公平税制の是正や消費税の中小特例のさらなる改善などの状況を念頭に置いたものであります。  食料品に対する軽減税...全文を見る
○武村国務大臣 総理がお答えを申し上げているとおりでございますが、委員がおっしゃるように、バブルのときの議論、総合対策の中からあるいは土地基本法の成立の中から土地に対する新しい税の考え方が浮上をして、既に総合対策の中にその項目が、地価税の創設等が入っていたわけでもありまして、実現...全文を見る
○武村国務大臣 両税ともそういう背景と、それからそういう目的の中で誕生したものであるということを考えますと、基本的には定着を図っていくことが大事だというふうに認識をしているということであります。
○武村国務大臣 住宅取得促進税制については、これまでも累次の経済対策等で可能な限りの拡充を図ってまいりました。議員御指摘のとおりでございますが、当初二年間、サラリーマンで申し上げますと税額で、まさに税額控除でございますから二年間は年三十万円まで、三年目以降は四年間にわたって年二十...全文を見る
○武村国務大臣 そういう声があったことを伺っておりますが、御指摘のとおり、今年の相続税の改正の中で一定の改定を行ったところでございます。おっしゃるような問題につきましても、相続税全体の改革をことしは進めておるということでございますから、その中でひとつ御評価をいただきたいと思います...全文を見る
○武村国務大臣 現在の土地税制の中で、平成三年度の改正でございましたが、既にお答えを申し上げてきたような考えに立って地価税が創設をされたところでございます。  基本法とこの新しい税制との関係を説明をせよという御指示でございますが、率直に言って、やはり法制全体、土地基本法全体の中...全文を見る
○武村国務大臣 先ほどは、地価税創設の背景といいますか、沿革を西川議員に申し上げたわけでございます。今刻々、これも現実の社会経済の中に存在しながらいろいろな影響を与えているわけでございますから、既に固定資産税との関係の見直しということは、私どもの方針に、地価税の見直しも一定の方針...全文を見る
○武村国務大臣 そういう理解でいいと思うのでありますが、誤解のないようにしていただきたいのは、福祉全体を見て、言われておりますような年金、医療、介護全体を見て、この二%を決めたという意味ではありません。  そういう意味では、むしろ、税収中立論というのが新聞の社説にも非常に各社共...全文を見る
○武村国務大臣 それは両方あったかと思います。
○武村国務大臣 少し、詳しくは政府委員から補足をいただこうと思いますが、両方あると申し上げたのは、政府が物を買えば、これはまあ小さな鉛筆から何百億という公共事業まであるわけですね。ほとんど三%の負担をしているわけでございまして、そういう中では、特に公共事業で建設国債が充当されてい...全文を見る
○武村国務大臣 何か竹内議員の御質問を聞いていると、何か重大とか、何か大変大きな問題があるかのごとき発言でありますが、私も、これはもうフレームは最終段階で事務当局と一緒に説明を受けながら議論をして、私も一つ一つ質問もしながら納得をして公表をしたものでありまして、基本的に全く問題が...全文を見る
○武村国務大臣 それは恐らく、入りと出のこのフレームのペーパーをごらんいただきますと、たまたま、くしくもというか、福祉財源は〇・五でございましたけれども、物価スライドが一千億ございますから、それを引くと〇・四兆円、こっちの方に同じように〇・四という数字が上がっていて、それが今申し...全文を見る
○武村国務大臣 それは先ほど政府委員も答弁をいたしましたように、財政法でこれはちゃんと道が開かれていて、それで充当しているわけでありますから赤字国債ではありませんし、おかしくはありません。法律に基づいて建設国債を充当している。それはしなければならないというものではないかもしれませ...全文を見る
○武村国務大臣 何か非常に新しいことを気がつかれて、発見されて、おっしゃっているわけですが、今まで国会でもこういう視点での議論は、公明党も含めてなかったと思うのですね。そういう意味では事務的に済んでしまっていた。法律的にも可能であるから建設国債を充当して消費税分もすっときていたわ...全文を見る
○武村国務大臣 今もお答えを申し上げましたが、大蔵大臣に就任してからもちろん一番大きい課題が税制改革だという認識でありました。しかし、事が大変大きな問題であるし、国民福祉税の経験もあるだけに、何としてもこれは成功させるためには、四方八方気配りをしながら取り組んでいく必要があるなと...全文を見る
○武村国務大臣 今まで申し上げてまいりましたが、国民みんなが支え合う福祉の日本をつくっていきたい、高齢化社会を意識しますと、年をとってもお互い元気な日本をつくっていきたいという気持ちであります。そのための大きな第一歩になる改革であると思っております。
○武村国務大臣 先ほどは一言で申し上げたわけですが、もう少しふやしますと、一つに、おっしゃるように、中堅所得者層の負担を大きく緩和をさせていただく減税、同時に、世代間の公平という立場も含めて消費税の充実を回らせていただく、三つ目、五・五兆円の減税を基本的には三年間、この不況に対し...全文を見る
○武村国務大臣 たしか、平均が六百万円台ぐらいで……(上田(清)委員「一番大事な話ですから」と呼ぶ)いやいや、ちょっと確認しながらしゃべっているのです、大事だから。  課税所得ベースと収入ベースのとらえ方がありますが、よく使われます標準家庭、四人家庭で考えまして、収入ベースでと...全文を見る
○武村国務大臣 これは二〇%以上であります。これは率だけじゃなしに、ブラケットと言っておりますが、幅もございますね。  私は大蔵大臣で、今ちょっとアバウトな言い方をしましたのは、日本国民総中流意識という言葉がありますね、だから、そういう言葉もあるぐらいですから、この中堅層という...全文を見る
○武村国務大臣 今主税局長が答弁いたしましたように、年金にかかわる保険料の負担、それから一般的な税の負担、国民の皆さんから見れば、月給から一方的に引かれるわけですから、おっしゃるとおり、残った収入、可処分所得がふえるかふえないかということが一番関心の的であるということは大変よくわ...全文を見る
○武村国務大臣 そんな冷たく申し上げるつもりは全くありません。本当にわずかな負担が生活に直接響ぐ家庭が多いわけでございますから、税にしろ社会保険料にしろ、この負担の問題は最大に重大な、国民生活にとっては重大な問題だと認識をしながらお互い議論をしていきたいと思います。  しかし、...全文を見る
○武村国務大臣 私どもは、この全会一致で通っております附則による「抜本的な所得税の減税」であるというふうに信じて御提案をいたしているものであります。金額の面から見ても三・五兆円というのは、過去の減税のスケールからいっても、これはもう大変大きな規模でございます。  それから中身は...全文を見る
○武村国務大臣 全く矛盾をしておりません。よく見直し条文をごらんいただきたいんですが、消費税の税率についてこの規定は置かれているわけであります。そして、その中に所得税の課税の適正化等の表現は入っておりません。そのことは、所得税減税はこれで抜本改革をやらせていただきましたと、なおし...全文を見る
○武村国務大臣 昭和四十四年の福田赳夫大蔵大臣の国会答弁以来、歴代の大蔵大臣が御答弁を申し上げてきているようでございます。  地方交付税につきましては、特定の国税の税収の一定割合が国から地方に交付されることが決まっていることから、地方の権利のある金であり、そういう意味において固...全文を見る
○武村国務大臣 大変大事な問題でございますが、結局、国・地方の財政状況によって影響を受ける面も避けがたいと思っておりまして、地方から見れば補助金と交付税措置と実質においては違わないということでありますが、先生がおっしゃるように、今度は地方団体がその交付税をどう使うかというのがまさ...全文を見る
○武村国務大臣 税制改革は、自治大臣とともに担当大臣としてこの委員会ずっとお世話になっているわけでありまして、そういう中でやっと委員会で上げていただける状況になったと喜んでおりました。ところが、結果はああいう事態になりまして、本当にちょっとこの辺は危険を感じたぐらいの状況でありま...全文を見る
○武村国務大臣 総理もお答えされたように、院のことでありますから、私は感想は控えたいと思います。
○武村国務大臣 広野議員、ちょっと誤解があるようでございますが、細川内閣の国民福祉税は七%で福祉全体の対策を見ていたという発言がございましたが、そこは認識を改めていただきたいのは、七%でありながら、あのときの全体の積算では福祉は六千億を見ていたにすぎないのですよ。  今回は、そ...全文を見る
○武村国務大臣 金額の前に、ですから、ことしも来年度予算編成をめぐって、経常経費はマイナス一〇%という目標で概算要求を進めております。その概算要求に対して、それは二%になるかそれ以上になるかわかりませんが、かなりの切り込みをして予算編成をするわけでございますから、行政改革の数字と...全文を見る
○武村国務大臣 まあ法律の文言以上のものでもないし、以下でもないわけでありますが、「消費税に係る課税の適正化」という表現を使っているところでございます。これは政府案でございますから、政府の立案をして提出をいたしております意図を先般来説明をしておりまして、その背景には、与党三党の大...全文を見る
○武村国務大臣 もう何回もお答えを申し上げているとおりでございますが、「消費税に係る課税の適正化」ということで表現をいたしているところでございまして、この表現を立案するに当たっては、食料品の軽減税率は想定もしていなかったということであります。  しかしこの問題は、それを超えて、...全文を見る
○武村国務大臣 可能であるかないかは、これはむしろ法制局長官に聞いていただきたいんでありますが、私どもがこの表現を、立法をする立場で、政府が提案をする立場で選択したときには、どちらかというと不公平税制の是正、あるいは中小特例の見直し、こういうテーマを念頭に置きながら提案をしている...全文を見る
11月11日第131回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました所得税法及び消費税法の一部を改正する法律の施行等による租税収入の減少を補うための平成六年度から平成八年度までの公債の発行の特例等に関する法律案、所得税法及び消費税法の一部を改正する法律案及び平成七年分所得税の特別減税のための臨時措...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 二階建てで抜本的でない減税ではないかという批判に対してどう考えるかという御質問でございますが、抜本的な制度減税と言えるためには、その規模が大きい小さいということではなしに、活力ある福祉社会の実現を目指す観点から、税体系の中であるべき所得課税を構築するため...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 行政改革につきましては、税制改革について国民の理解と協力を得るためにも、その推進が極めて重要であるという認識を持っております。  与党の「行政改革を進めるに当たっての基本方針」、これ在踏まえて、政府としましても各般の改革課題について検討を進め、具体的な...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) まず、公平・中立の御質問は、ただいまの総理の答弁と全く同じでございますから、省略をさせていただきます。  二番目の所得税基幹税目という御指摘でございますが、個人所得に対する課税は、所得の大きさに応じて累進的な負担を求めるという意味で、今後の高齢化社会に...全文を見る
11月15日第131回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました三法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、所得税法及び消費税法の一部を改正する法律の施行等による租税収入の減少を補うための平成六年度から平成八年度までの公債の発行の特例等に関する法律案につきまし...全文を見る
11月16日第131回国会 参議院 地方行政委員会,大蔵委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(武村正義君) ことしの二月でございましたか、当時、細川内閣としては、総理の発表として国民福祉税構想、草案と申しておりましたが発表することになりまして、その直後にまた撤回をするということでありました。  当時を振り返りますと、これだけ国民的な関心事であり、国民の皆様の...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘の所得、資産、消費のバランスと一言に申し上げておりますが、私どもはこれを具体的な数字で特定して、こういう比率であればいいんだというふうには、あらかじめそういうものを念頭に置きながら申し上げているものではありません。そのときどき、あるいは税制のさまざ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) やはり譲与税というのは、譲与という言葉の意味で理解ができますように、国が国税として徴収をさせていただいてそれを地方に譲与するということであります。交付税も、これも交付税という税はないのでありますが、三つの、所得税、法人税、酒税を国が徴収してその三二%を地...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるように、財政の論議の中にはそうした議論がございます。理論的には、例えば小売売上税というふうな形にしてこれを地方の消費税にしたらどうかという意見もあるわけでございますけれども、これは税制調査会においても検討されたこともございますが、国の消費税が既...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるとおり、当分の間はまさに当分の間でなければいけないというふうに思っているわけであります。  前段でお話しのように、これから地方分権の議論を進めてまいりますと、まずは事務、権限をどう地方に移譲していくかということに関心がございます。事務、権限を...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) そうですね。抜本改革、一般改革、改正、いろいろ言葉はあるのでありますから、別に厳格な定義に基づいて使われているわけではないと思います。  ただ今回の税制改革は、私どもの自己評価ではやはり改革だというふうに思っております、なぜならば、単なる減税をやってそ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) いみじくもすべての道は消費税に通ずるとおっしゃっていただいて、そんなことがあってはならないと改めて強く感じた次第であります。  確かにおっしゃるように、議論の中にはそういうふうにとられる議論もございます。消費税一〇%論というのも国会の中にも一部あるわけ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) もう志苫委員が御承知のことでありますが、こうした利子とか株式等の譲渡益に対しては総合課税の方向でいくべきだと、これが一つの考え方であります。私どもも基本的にはそういう認識を持っております。  ただ今日までは、現在の所得の把握のシステムの中から、実質的な...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 消費税の特色としていわゆる逆進性が問われているわけでございますが、消費税という税の仕組みの中で、逆進性を少しでも緩めていこうという考え方がいいのかどうか。私どもが今までお答え申し上げていますのは、消費税は確かに水平的公平でございますから、問題は消費税以外...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 何といっても税制の論議でございますから、そうふっと思いつきで、特に志苫議員のすばらしい論旨に感銘してすっと申し上げるわけにはいかないところがございまして、別に役所の答弁をそのまま説もうとは思っておりません。  ただ、先ほども申し上げたように、いつとかそ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、六点でございましたか、今後の真剣な論議の対象といいますか、改革の項目としてお挙げになりました。それぞれいずれも税制全体の中で真剣な論議をしなければならないテーマであると思っております。御指摘の点を真剣に受けとめさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(武村正義君) 私どもは、見直し条項の検討項目というよりは、それ以前からある大変大事な税制改革のテーマとしてこの問題を見詰めてきているわけであります。そういう意味では検討もいたしておりますし、既に大蔵省も関係省庁と勉強の会も公式につくって、厚生省、自治省等と勉強を始めて...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 大蔵大臣にとりましては大変ありがたい激励をちょうだいいたしました。  必ずしも納税の額に比例してスタッフをふやす必要はないのかもしれませんが、それにしましても、税制改革もたびたびでございますし、そんな中で五万六千数百名の国税庁のスタッフでありますが、い...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) ございます。
○国務大臣(武村正義君) 私は不公平税制と言われるもの全体を数字で掌握はできておりません。  御承知のように、いわゆる租税特別措置という分野がございますね。それから利子、譲渡益課税の分野についても不公平という論議がございます。そういうことも含めて、先ほど来議論のありますようない...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 個々の措置に対して、今ここで私が価値判断をさせていただくことを避けさせていただきたい。  先ほど総理に対する御質問も、不公平税制はあるのかという御質問もございましたし、これはやはり納税者の多くがそう感じているものを私どもは優先的に取り上げて論議をしてい...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私どもは、租税特別措置も二百を超える項目がございまして、最終的にどういう結論になるにしろ、一つ一つこの時期に精査をし、論議をしていこうという考え方でございます。  今医師優遇税制について問われているわけでございますが、不公平かどうかここで私が明確に答え...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 法人税につきましては、たびたびお答えを申し上げておりますように、課税ベースをむしろ広げていきたい、そのことの結果として法人税率は下げる方向で論議をしていく必要があるという認識でございます。  この引当金の諸制度は、もう御承知のように、いわゆる租税特別措...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私は、枠を引き下げるといいますか、圧縮するようなことに何らかの感触を持った答弁をしたわけではありません。  ただ、少し申し上げたのは、与党の中でも来年の税制改革、改定をめぐってもこの租特の問題は議論が始まっておりますが、私たちの党内でもそうですが、杯そ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘いただいたような考え方に立ちまして、政府としましても真剣に対応をさせていただきます。見直し規定による見直し、租税特別措置等の見直しという取り組みと、来年の税制改正の中で何をやるかという見直しと、段階的にはある意味では二段階になりますけれども、真剣に...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほども申し上げましたが、この問題につきましては今後の税制改正の大きなテーマの一つだというふうに認識をいたしております。日本とドイツが一番高いという状況だったかと思います。これは国税だけでなしに各国の地方法人税を足して比較すると、もう六〇%近い率になりま...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 国民年金基礎年金の法人の負担を考えて、法人税そのものを軽減していくというお話でございました。それも一つの要素になるかもしれませんが、私どももう少し全体として、先ほど申し上げた国際化の中ということも認識をしながらひとつこの問題は議論を進めていきたいと思って...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今御指摘の新ゴールドプランは、素案として福祉プロジェクトチームに厚生省が出したものであります。釘宮委員おっしゃっている福祉全体の展望、財源の議論が一番基本であります。新ゴールドプランはその一部ですね。さらに年金問題については、先ほど議論がありましたように...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 一般の国債は六十年でございますが、こうした性格でございますから、なるべく早く償還をしていこうという考え方で二十年でございます。
○国務大臣(武村正義君) これは経済企画庁の担当でございますが、一−三が割合よくて、四−六がマイナスになりました。まだその後が見えておりませんが、最近の経済のさまざまな指標から見る限りは、おっしゃるとおりプラスになると私どもは予想をいたしております。  年全体を通じてどうなるか...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 毎年度の経済見通しに加えて、御指摘のように経済計画がございます。生活大国五カ年計画とも申し上げておりますが、これは名目五%、実質約三・五%を目指しておりまして、このことがその後の政府のさまざまな計画の一つのベースになっていることも事実でございます。  ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 見直しの内容については、もう法律で明確に見直し項目も挙げているわけでございまして、社会保障にかかわる福祉、それから行財政改革、それから租税特別措置の是正、それから消費税にかかわる課税の適正化、財政状況と挙がっておりますから、この点では総理と違いは全くない...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘のように、最近、産業の空洞化の言葉と並んで金融市場の空洞化というふうな言葉が使われるようになりました。東京はロンドン、ニューヨークと並んで資本市場における世界三大市場の一つと言われてきたわけでございますが、東証外国部における上場企業数が少し減り始め...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) そうじゃないというのは、こっちの取引が単純に向こうへジフトするならマイナスなんですけれども、たまたま株の場合はディーラーの関係でそういう現象になるんです。また、東証の扱いが減ってきているのもいろいろ精査して調べております。確かに減ってきております。これを...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 委員の御指摘もあって、これはぜひ真剣に内部で検討をして、関係の機関とも相談をさせていただきたいと思っています。  空洞化と言われる中には、もろ、恐らくその論文にも書いてあると思いますが、日本の社会経済全体の持っているさまざまな状況といいますか、人件費の...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今の段階で有取税をなくするという考えは持っておりません。  ただ、今も指摘をいたしましたように、日本の市場をめぐるさまざまな条件、やはり国際比較も必要であろうかと思いますし、有取税がないから非常に市場がにぎわっているということでもないようでございまして...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この問題は、やはり金融機関の公共性ということをしっかり踏まえなきゃいけないという認識がまずございます。  そういう公共性を持った金融機関における預金と懸賞のあり方、懸賞であれ何であれ、自由化された状況の中で金融機関の間に競争が促進されることは大変いいじ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の懸賞は私どももその範囲内である、当然その範囲内であるはずだというふうに思っております。ですから、違法性云々の話ではないと思っております。  今、私があえて申し上げたのは、これから自由化の時代に入っていきますからこういう動きがいろいろと触発されて出...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 行政改革と税制改革の関係につきましては、基本的に今も同じ考えてあります。特にこれからの税制改革の基本は、やはり日本の高齢化社会の進展、それに伴う福祉の財政需要にどう税制が対応していったらいいのか、ここに一番大きな問題があると私は認識をしてまいりました。こ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) そういう理解もあるかもしれませんが、幸い、御承知のように今地方がああして保健福祉プランを挙げていただいておりまして、その状況をにらんで厚生省が最終的には判断をしていくことになろうかと思いますが、ゴールドプラン、新ゴールドプランに当然かかわる内容でございま...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 将来間違いなく新ゴールドプランが確定いたしますから、先行することになりますが、その時期には一部がそういう形で先行実施されているというふうに御理解いただいて結構です。
○国務大臣(武村正義君) 私が申し上げたかったのは、国と地方の税制全体の議論の中でこの問題については時期が決まってくるんではないか。幸い地方分権、今総理がお答えをされとおりでございます。こういう形で事務、権限をどうシフトしていくか、当然財源をどう地方に移譲していくかという、この議...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど来おっしゃっておられますが、私どもは、政府委員もお答えをいたしましたとおり、五%でまずこの法案は提案をいたしているわけでございます。この法案を通していただければ五%で確定するということでございます。  しかし、見直し条項を置かしていただいたのは、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今のお話で欠けておりますのは、その中で五千億円福祉の財源を捻出いたしているということでございます。三・五兆円の減税、そしてつなぎ国債の償還財源、それにプラス五千億円の福祉財源、こういうフレームで考えてまいりました。
○国務大臣(武村正義君) 吉岡委員のお話を伺っていますと、なぜか一千万以上は非常に利益を受けて、一千万以下は、九百万以下は損をするということを強調なさっておりますが、これは政府委員もお答えし、資料もお配り申し上げておりますとおり、私どもの平成十年のプラス・マイナスの試算では七百万...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 新ゴールドプランにつきましては厚生省が素案を提案いたしておりますが、これを基本にしながら、今後政府の中で真剣に議論をしていきたいと思っているところでございます。  計画ですから、法制化せよというのはどういう意味か、私どもの頭の中には法制化までは今念頭に...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 本当に大事な点だと思います。負担とサービスとおっしゃいました。今回の税制改革もそういう視点に立って議論が煮詰まってきていると思います。  福祉は、比較的サービスについて全国民の皆さんが理解をしていただきやすいテーマです。なぜならば、もう間違いなくお互い...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 福祉の日本をつくっていくためには、安心のできる日本にしなければなりません。そのためには、国のベースになりますような財政とか税制とか、そしておっしゃるように年金制度とか、そういうものをしっかり構築して、国民の皆さんに将来うそをついたと言われるようなことが絶...全文を見る
11月17日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第3号
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○武村国務大臣 今回のウルグアイ・ラウンド対策につきましては、平成十二年までの六年間を対象にしまして、六兆百億円の対策費を政府・与党で合意をいたしております。  量、質の両面から見ましても、目下の厳しい財政状況の中ではかなりの重点的な配慮のスケールであると思っておりますし、今農...全文を見る
○武村国務大臣 赤城委員のおっしゃるとおり、今回のウルグアイ・ラウンド対策につきましては、政府・与党ともに、大変短い時間でございましたが、必死に合意を図りながら、いわば日本農業にとっては一つの国難といいますか、大変厳しい事態に直面をしているわけでありますが、この事態を乗り越えて、...全文を見る
○武村国務大臣 ひとつ御理解いただきたいのは、このABCというのは、決して逃げるために言っているんじゃありませんが、財政審議会から貴重な答申としていただいた考え方であります。政府はこれを非常に大事な参考にさせていただいてきたということであります。  今後も参考にはさせていただき...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど、午前中、総理もお答えいただきましたが、今回の対策はウルグアイ・ラウンド合意に対応する六カ年の新しい事業であるという認識でございます。なお、従来の農林水産予算に対しては支障を来さないように配慮していくという考えに立っております。  シーリングのときから議論...全文を見る
○武村国務大臣 今回のウルグアイ・ラウンド対策では、農業の体質強化を推進する立場から、農業生産基盤整備一般についてではなく、高生産性農業の育成に資する農業基盤整備などを重点的かつ加速的に推進をしていこうという考え方であります。  一方、御指摘の昨年の財政審の報告は、農業生産基盤...全文を見る
○武村国務大臣 日本農政を転換していく大変大事な六年間の予算だと思っておりまして、財政状況、御指摘のとおり極めて厳しい中でありますが、重点を絞りながら、一つの柱を立てながらこうした規模の事業費をまとめていただいたわけでございますから、大蔵省としては全力を尽くしてこの事業が予算化さ...全文を見る
○武村国務大臣 何かと財政的に難しいときは大蔵大臣が、大蔵省が悪者になってしまいがちでありますが、これも、お話を伺っていると、その一つなのかもしれません。でも、いろいろ議論を事務当局もいたしておりまして、農林省と真剣に協議中でございます。  一つは、例えば看護婦さんとか学校の先...全文を見る
11月18日第131回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○国務大臣(武村正義君) 今回の税制改革案を発表いたしましてから、なぜか新聞の見方というのは今御指摘のようなやや中途半端といいますか、十分でないという感じの論説が見受けられます、私どもその後、議会の論議を通じて経緯や中身についていろいろと説明を申し上げているところでございまして、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御承知のように国、地方を通じてさまざまな税がございます、この税を性格に合わせて分けますと、所得課税的なもの、消費課税的なもの、あるいは資産課税的なものと、こういうふうにその性格によってグルーピングをしてみますと、言ってみれば稼ぎに対する税が所得課税です。...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 確かに今回の改革は、まず五%という御提案をいたしております消費税の充実の範囲内でとらえますと、所得減税が基本になっております。さらに、二年ないし三年間つなぎ国債を発行して大幅な減税を進めてまいります。この償還にも、二十年償還という考え方に立ってこの財源を...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) ここは大変大事な議論でございまして、そういう議論が大事であるから見直し条項が設けられたということだと理解をいたしております。  この案に対する御批判も、行財政改革に対してきちっとした数字を示してないままに増税に踏み切っているという御批判もございますし、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先週の閣議で、今の経済計画を見直しをして新しい経済計画を策定すべきではないかという発言をいたしました。  今、御指摘のような公共事業、福祉等々さまざまな個別の計画との整合性の問題も確かにございますが、基本的には日本の経済がこんなにさま変わりをしておりま...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 佐藤委員に御指摘いただきましたように、現在と将来を考えますときに、税制あるいは国民の負担という視点にかかわるさまざまな問題がございます。私も今回の税制改革の論議の出発点でも自分なりに感じましたのは、今、二百兆円のお話を出していただきましたが、国家財政が大...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 経常収支の議論になりますと、いつも千数百億ドル日本は黒字であると。これが国家の黒字であるとありがたいんですけれども、これは民間ベースでございまして、国の赤字黒字とは関係のない話でございます。  おっしゃるように千二百万人の方が海外にいらっしゃる。国民は...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほどお答えいたしましたように、二〇%台だけではありません、それ以上も、もちろん一〇%台も少しブラケットが広がっております。  標準家庭の収入ベースで言いますと、今おっしゃった最高税率六五というのは地方税も入っておりますが、所得税で五〇の場合は今までは...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 平成六年度の特別減税、所得税、住民税の規模が五・五兆円でございました。そのことが前提にございまして、日米包括協議のマクロの議論もございまして、たしかサミットに行く直前、しかも村山政権がスタートをして直後でございましたから、急速関係者協議をいたしまして、こ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) まず五・五兆円という減税全体のスケールを先決した中で、新政権としては税制の論議を進めていただいたわけであります。  そうしますと、そもそも所得税、住民税の減税は何をどうしていくのか、したがって金額がどのくらいになるのか、まずそこに議論がいきました。そう...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど申し上げたのはこのグラフです。(資料を示す)ちょっと見えにくくて申しわけありませんが、これは四カ国を比較しておりまして、とにかくイギリスは一番上でまだこんなに高いレベルで、今おっしゃったことがこれで証明されているんです。日本はこの辺からこの辺で、最...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 一つは、午前中も御答弁申し上げましたが、約二千五百万になりますと、標準家庭ですが、今日では最高税率五〇%になります。それを約一千万ぐらいずらしまして三千五百万近いところで最高税率ということになりましたので、現行の最高税率を御負担いただいている方々の多くは...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 確かにこの政治的判断の根拠は消費税の引き上げを前提にしたものであったかと思います。いわゆる逆進性を少しでも緩和しよう、所得税減税をすべからく納税者全体にも及ぶようにさせていただこうという判断があったということでございます。  内容的には、御承知のように...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 六年前もそうでございましたが、当然消費税率が上がることに伴いまして物価にも影響を与えるわけでございますし、住金等を受給されている方々も、そんな意味ではこの消費税引き上げに伴う何らかの措置が必要である。社会福祉の手当てについても、このことに伴う措置は当然と...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 基本的な認識では全く同感でございます。  フレーム全体を議論いたしまして、しかし建設国債はおっしゃるように六十年、従来発行してきました赤字国債と言われるものも六十年でございました。そういう中で、本当は十年ぐらいが一番いいのかもしれません。全体のフレーム...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘がありましたように、最近金融の空洞化という言葉も言われるようになってまいりまして、金融資本市場の動向を注視しているところでございます。東証の外国部における上場企業の数が減ってきている、あるいはロンドン市場での日本株取引がふえてきている、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私ども、関係の業界からも直接に陳情を受けている問題でございます。  しかし、この国会の議論の中でも、資産課税については今後一層重視をしていくべきだ、より充実を図っていくべきだと、これはいろんな立場からの御主張がございます。有価証券取引税もその中に入る税...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 確かに平成元年度は八百五十七名増員、翌年は六百五十三名、その次も六百五十名、こうなっておりまして、平成六年は百六十三名とふえ方は少なくなってきているのは事実でございます。また、これは税制改革が行われますと当然新たな仕事もふえてくるんではないかと思いますし...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 全国に大小数多くの事業者がおられるわけでございます。そういう中で、消費税がスタートをするときに大変真剣な議論がございまして、もちろん反対の声も強かったということもあるかもしれませんが、やはりスムーズに消費税を日本でスタートさせていくということの中で、この...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 確かに、この税制をめぐって、きちっとしていくという意味では御指摘のとおりだと思っております。  日本の商取引の現実というものも踏まえながら今回は、いわゆる日本型インボイスと称しておりますが、それぞれお店がとっておられる帳簿なり請求書なり、そういうものを...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) これはちょと、主税局長にお許しいただけますか。
○国務大臣(武村正義君) 確かにここ十数年来、各省庁別にしろあるいは事業別にしろ公共事業のシェアは余り変わらない、いわゆる固定化が強まってきているわけであります。昨年はかなりの努力をしていただいてそれなりの成果も上げておりますが、それでも相当な壁を関係者は感じたはずでございますし...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指名ですから、先に申し上げて、後から事務的な話もちょっと聞いていただけませんかね。  大蔵省がオールマイティーではありませんし、またあってはならないのは当然でございますが、予算編成の責任は預かっているわけでありますが、いわゆるシーリングの中における、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 堂本委員がおっしゃっていただいておりますのは、必要があれば公債はまだ積極的に発行してもいいという前提なのかなと思いながらお答えをいたしますが……
○国務大臣(武村正義君) そうですか。それじゃ午前中の佐藤委員の御主張と同じでございますね。  確かに、公債そのものは先進国の中でももう悪い意味で一番、二番というふうな状況になってきておりまして、これは財政運営の一般論としましても厳しくこの現実を見詰めてこれを減らしていく、改善...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今のお話で御趣旨が大変よくわかりました。  建設国債がこれだけ大きくなってきておりますし、また建設国債に頼った公共事業が非常に膨らんできていて、ほかの、より大事な事業とのバランスで考えるときに、建設国債が充当できない事業はいわゆる一般財源が基本でござい...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私も個人としてはこの問題は大変関心を持ってきたテーマであります。この問題だけで議員連盟をつくりたいぐらいに思っていながら、全然そこまで行動ができなかった次第です。今、堂本委員のお話を伺いながら、最近NPOという言葉、もう覚えましたが、新党さきがけではこれ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘の問題につきましては、私個人としましても、御主張に共感をしながら、ひとつ勉強をさせていただきたいと思っております。寄附の問題、より法人格が取りやすくする工夫の問題等を当面の課題として認識をさせていただきました。  なお、新しい改革が進むまでも、先...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この問題につきましては、政府の一員としても引き続き関心を持たせていただきたいと思います。ただ、政治家の一人としては、ぜひ党派を超えて国会の中で新たな立法についても関心の高まりが出るように期待をいたしたいと思います。
○国務大臣(武村正義君) そんなことはあってはならないことだというふうに思うわけであります。現実にあるんだろうかとも思いますが、しかしそうおっしゃっている方がいるということは、ないとは言えないということだとしますと、もしあるとすれば、一体どういうことがそういう状況をつくっているの...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) どちらがより大事かと言われると、私ら機会の平等がより大事だというふうに思います。ただ、だからといって結果の平等はもう無視をしていいというわけじゃなくて、そこにもやはり社会政策の上では目を向ける必要があるというふうに思っております。  もう一つの大きい、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) まあアンケートでございますから、いつもそうでございますが、設問の仕方でいろいろ答えが出てまいります。  この新聞を拝見しての感想でありますが、日米ともに税が重いと感ずる人、不公平と感じる人が七割という結果でございます。事実はともかく、これが税に対する両...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私は、先ほどもお示ししたようなこういういろんな数字、データを見ながら議論の一角に参画をさせていただいておりますから、そういう意味で感想を持つわけでありますが、一般の国民の皆さんというのは、その国で生まれてその国で住んで税を御負担いただいていましで、実感と...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 個人的な見解になるかもしれませんが、やはり稼いたときに税金を払うよりは、使ったときに払う方が何となくみずから肯定しやすいというか、そういう感じはありますね。もちろん、所得税も例えば消費税のように均一税率であった場合はどう感ずるかというと、また違ってくるか...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) ああした経緯で年金法の改正におきましても附則が設けられて、「総合的に検討を加え、その結果に基づいて、必要な措置を講ずる」ということになりました。  この問題は、負担と受益という議論の中では大変わかりやすいテーマの一つではないかというふうに思っております...全文を見る
11月21日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
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○武村国務大臣 さっぱり何かわかりません。
○武村国務大臣 農業をどう見るかによって結論は変わってくるのではないか。  農村で農業をやっている方も、大阪のビルの中で生きておられる方も、やはりしょせん食糧というのは絶対に欠かせない、生活の基本になる、生活というよりも人間が生きていくための基本になる物資であります。それをどう...全文を見る
○武村国務大臣 先ほど来、みずからの御経験を背景にしながら、大変含蓄のあるお話を承っております。  今の研究予算に対する姿勢の問題も全く同感でございます。本当に実用本位といいますか、すぐに役に立つということで我が国は、特に民間部門もそうでありますが、試験研究機関のあり方に対応し...全文を見る
○武村国務大臣 それは、川島委員さん、社会党の話でございますから、私どもは、総理と一体になってお答えをしておりますのは、二年後の見直しというよりは今後の課題として認識をいたしまして、不断の論議を今後も進めていくということであります。  厳密に、見直し条項で言う「課税の適正化」と...全文を見る
○武村国務大臣 農林系の金融機関の貸し出しか行われるに当たりましては、ノンバンクに対する貸し出しに限らず、当然のことでありますが、十分な審査、管理を行う、それぞれ経営判断に基づいてなされているものと認識をいたしております。  また、リスク分散の立場からも、貸し出しか特定の業種に...全文を見る
○武村国務大臣 一般の都市銀行を初めとした金融機関につきましては、既に発表もいたしておりますが、バブルの時期の土地に対する融資の、いわゆる償還のめどが立ちにくい不良債権、十三兆円余りでございますが、集約をいたしながら、これに対しては共同機構などをつくったりくまざまな施策を講じて、...全文を見る
○武村国務大臣 昨年の決断は、当時の細川総理みずからが表現されておりますように、苦渋の選択、苦悩の中で決断をしたということでありました。国会決議があるからということに限らず、農民を中心として、このことに対して反対ないしは心配をされる方々が大変多いという状況の中の決断であったからで...全文を見る
○武村国務大臣 総理がお答え申し上げたように、ウルグアイ・ラウンド合意に対応する新しい事業だということをはっきり申し上げております。新しい事業である、あるいは前向きと言ってもいいのかもしれません。そして同時に、従来の農林水産予算に支障を来さないように配慮するということも合意をいた...全文を見る
○武村国務大臣 これは、総理がだれであれ、なかなかあるべき為替レートを政府が申し上げることはできない立場だということを御理解いただきたいと思います。  申し上げるならば、それぞれの国の経済の諸条件、ファンダメンタルズと言っておりますが、それを為替が反映するのが望ましい。昨今、ど...全文を見る
○武村国務大臣 それはそれぞれ別のことだと思います。矛盾はしないと思います。
○武村国務大臣 別枠をめぐる議論にそういう言い方がどこかであったかよくわかりませんが、予算は単年度主義、憲法で規定されております。ですから我々は、別枠というときには、来年度の予算編成において別枠なのかどうかということがまず頭にございました。既に御承知のように、七月の二十九日でした...全文を見る
○武村国務大臣 従来とおっしゃっても、ある時期までは別枠というような扱いがありましたね。昨今はそういう別枠は設けない姿勢でシーリングは貫いてきているところでございます。  そこで、別枠という言葉にこだわれば今の石破委員のような議論になってしまうんですが、農林大臣や私どもが答弁申...全文を見る
○武村国務大臣 この日本列島に日本民族が生き続ける限り、農というのは国の基であるという考えが今後とも貫かれなければならないというふうに思っております。この厳しい状況の中で、新しい政策は、まさにより効率的、安定的な経営体が農業の大宗を占めるような状況をつくり出していくことだというふ...全文を見る
11月21日第131回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(武村正義君) ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  本法律案は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果合意された世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の実施等のため、関税率及び関税制度について所要の改正を行う...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) まず、六兆円余の今回の対策について予算編成上どう認識するかというお尋ねでありますが、今回の対策は、ウルグアイ・ラウンド合意に対応する六カ年の新しい事業であります。なお、従来の農林水産予算に支障を来さないよう配慮してまいりたいと存じます。いずれにせよ、各年...全文を見る
11月22日第131回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○国務大臣(武村正義君) 中堅所得者層の累進税率の緩和、重税感の解消という課題と、逆進性の立場からいわゆる低所得者に配慮する例えば課税最低限の引き上げと、あれもこれも両方考えたのでは財源が足りないのではないかという御指摘でございました。  冒頭おっしゃったように、あらゆる財政の...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) どういう物差してごらんいただくかによって結論も違ってくるのかなというふうに思います。  五・五兆円の制度減税論がございました。国民福祉税はまさにそれを基本にしておりましたから、その制度減税の額からすれば二兆円値切った、少なくなったと。だから小幅になった...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の税制改革の特色の一つは、この不況のさなかに論議がなされて、今日はやや明るさが出始めておりますが、まだ本格的な軌道に乗ったとは言い切れない、こういう状況の中で今議論をいただいているということであります。  したがって、長年議論がございましたが、景気...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) それはまさに景気が明るくなるという状況を前提に置いておりますから、そういう前提で特別減税を終えるということであります。消費税の問題はまさに減税、福祉を基本にしながら二%の充実をお願いいたしているところでございまして、問題はその時期をいつからということで、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御承知のように、つなぎ国債という異例の措置をとりながら特別減税をしていくわけでございますから、毎年毎年真剣な判断、議論を経て最終的には国会でお決めをいただくということであります。大蔵省が恣意的にやるというようなものではありません。  来年の今ごろでござ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御承知のように、赤字国債と言われております特例国債につきましては、財政法も大変厳格に規定をいたしておりまして、禁止されておるわけです。それを特別なときには例外的に認めると、こういう姿勢で来ておりますので、毎年毎年真剣に議論をして、特別な理由があるときには...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の年金制度の改革は、高齢化が進展していく中で保険制度としての年金制度を長期的に安定させていくためにいろいろ議論をいただきました。将来にわたって給付と負担のバランスを図るという立場から保険料の引き上げをお決めいただいたということでございます。一方、税制...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) ことしの減税の中には、御指摘のように法人特別税にしましても自動車消費税にしましても入っているわけです。さらに相続税もございました。  それで、この三つの性格を考えますと、相続税は言うなれば前向きに新しい改革として、恒久的なものとして改正をいただいたわけ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) たびたび御答弁申し上げてきたことでありますが、先ほども池田委員とのやりとりでお感じいただくように、初めに五・五兆円ありきというのか、この五・五という数字に大体どういう意味があるのか、これは余り議論はなされていませんが、これが先行してありまして、それが制度...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 改正と改革というのは、別に厳密な定義が存在するわけではないわけであります。制度の基本に触れるような改正が改革なのかなと私は理解をいたしますが、所得税、住民税の減税三・五兆円ぐらいでは改正だとおっしゃるなら、じゃ四・五兆円だったらどうですか、五兆円ならどう...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 我が国の経済は欧米に比べてもかなり特異な面もございます。中小企業が非常に多いということもそうですし、流通段階が大変複雑であるという実態もございます。  そんな中で、六年前消費税の議論が行われて出発をしたわけでございまして、当時のそういうさまざまな御意見...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 総合課税についてまずお答えいたしますが、基本的にはこの方向を目指すべきだと私どもも認識をいたしているわけですが、現行は分離課税方式がとられております。現在の所得把握体制のもとにおいて実質的にどう公平性を実現するかということや、経済活動等に対する中立性の問...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 法律をまだ御審議いただいている状況でございまして、法律が成立をしますれば、そういう点についても一定のスケジュールを持ちたいと思っておりますが、既に論議としましては、福祉の論議も行財政改革の論議も政権の中ではスタートをいたしております。それぞれチームを置き...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この備考の表現について御指摘をいただきましたが、少なくとも「特別減税」というふうにきちっと表現をしております以上は、制度減税、制度改正減税は予定いたしておりません。景気対策としての特別減税を上乗せして実施する、しかし特に好転した場合は検討と、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 特別の指標を持って申し上げているわけではありません。まさに「特に好転した場合」という表現そのものでございますが、そのときの経済の状況、さまざまな経済指標がどういう数字であるかということもありますし、先ほど小川局長が申し上げたように、経済の動き、流れも今後...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 上回る上回らないの議論は、今日まで表をごらんいただきながら説明をしてまいったようなことでございます。所得階層によっていろいろ白三角、黒三角というふうなデータを出しておりますのが大体の減税と消費税増税を含んだ見通しでございます。  あくまでも、やはり特別...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 中堅層をどうとるかにもよりますが、たびたび申し上げてまいりましたように、所得税の税率二〇%の層というふうなとらえ方をしますと、これは現行は七百九万を超しますともう二〇%に入ります。それが七百七十三万ぐらいからということにまずシフトしますから、一〇%の幅は...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 労働省の婦人少年問題審議会の建議がございますが、そこでもパートタイム労働者の就業調整問題について、一定額の引き上げでは根本的解決にはならず、社会制度等の枠組みの見直しの検討が必要であると、また、この検討は女性を社会の基幹的労働力として位置づけるという観点...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 七年度の国鉄清算事業団に対する国庫補助金については、七百六十二億円が要求をされておるところでございます。これは予算編成の中で運輸省と協議をしてまいりたいと思っております。  清算事業団全体の債務について真剣にお考えをいただいて御提案もいただいているわけ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 確かに福祉の配慮を税でやっているケースもあるわけでございます。それなら、税のそういう特例な措置はやめて歳出で、一般福祉政策の中でやってもいいんではないかという議論もあります。  福祉全体も、御承知のように年金、医療、介護と言いますし、そこへ今の野末先生...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 昭和二十五年のシャウプ勧告に基づく税制改革と比較をされながら今回の税制改革についてお尋ねをいただきました。  御指摘のとおり、戦後間もない我が国の社会経済情勢を踏まえて、そういう中で恒久的、安定的な税制を確立していくということが基本でありましたし、した...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 大変わかりやすい問いかけをしていただいているわけでありますが、この問題は歴史とか国情等それぞれ異なる中で決まってきているものでありますから、一義的に特定の国を挙げるのは遠慮をさせてほしいということでありますが、率直に言って、やっぱりイギリス型とか言います...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘のように、アメリカ、イギリスのような形の実効税率にする場合には、課税最低限、今回も上げる方向で御議論をいただいておりますが、これを逆に下げていくということが必要になってまいります。また、最低税率の水準も引き上げるというふうな措置をとることがどうして...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この点については私も、減税、増税を分離しなければ抜本改革ができないとは思いませんが、この二回の大改革がいずれも増減税改革ということで御議論をいただいたために、どうしてもプラス・マイナスの議論に目が行きがちでありました。消費税という新しい税制を導入するため...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) いろいろ先生のお話を伺っておりまして、なるほどなと思いながら頭を整理させていただいております。  おっしゃるとおり、所得税における不公平を是正するために消費税を使うという考え方はいかがなものかという御指摘はそのとおりかと存じます。先生がおっしゃるように...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 昔、どこの国でございましたか、消費税一本にしようという議論があって、実際にやったかどうか知りませんが、消費を全部きちっと一人一人捕捉をして、それに累進税率を掛けて、捕捉しやすいという特色は所得税と同じことですかね、もしそれが可能ならば、そっちの方がすぐれ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 重ねて強調されたお考えについては、そのとおりでございます。  すべての税に公平が貫かれていなければなりません。税制の大宗をなす基幹的な税制である所得税課税において、垂直的公平、水平的公平、どちらにしましても、公平という視点から問題がないように今後とも努...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私の直観で申し上げても、一つはやはり福祉。もうたびたび議論がされておりますように、高齢化社会が始まっております。まだまだぐんぐん加速をしていきます。厚生省のビジョンの三つのケースで試算がされましたが、社会保障費全体で見ても、数十兆円の現状から見て、三百数...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 将来期待する税目は何か、消費税ではないのかという御質問でございましたが、さまざまな税の仕組みの中で税という歳入全般を賄っているわけでございます。  たびたび御論議がございましたように、所得税は今回の減税がありましても今後とも基幹税目として重視をしていか...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 年金、医療につきましては、恐らく厚生省の福祉ビジョンの仮定としては現行制度、年金は当時提案されていた改正案が基本であったと思っております。  新ゴールドプランはまだ政府としてはオーソライズができておりません。先般、九月でございましたか、与党の論議の場に...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 変わりありません。
○国務大臣(武村正義君) 局長もお答えしましたように、今回の租税特別措置等の中には入っておりませんが、将来の特に法人税制のあり方の論議等の中で引き続き議論が行われる問題だというふうに認識をいたしております。
○国務大臣(武村正義君) 租税特別措置の見直しにつきましては、再三申し上げてまいりましたように、精力的に一つ一つを精査して改革の努力をさせていただきたいと思っております。  昭和二十四年から残っているものもありますし、委員がおっしゃるように、高度成長時代に大変有効に働いた措置も...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 景気の現状を見ますと、個人消費の持ち直しの動きの広がり、生産面の増加傾向、企業マインドの改善等引き続き明るさが広がってきております。緩やかながら回復の方向に向かっているというのが政府の認識でございます。他方、為替相場の動向など懸念すべき要因が一部あるのも...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 減税につきましては、今お話しのように原則としてというふうに申し上げておりますが、今年、来年、再来年と継続をして実施をしていこうという考えでございます。あえて原則と申し上げておりますのは、平成八年度については、再来年でございますが、ことし、来年の景気動向を...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘いただいておりますように、率直に申し上げて今回の、九月半ばに取りまとめをして年内に臨時国会で税制改革を実現させていただこう、こういう政府の意図からいたしますと、行財政改革、福祉のビジョンの固め等にはどうしても時間が足りませんでした。  そういう中...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) それは既に発表していることだけを申し上げても、行政改革については、規制緩和の問題は五カ年計画を三月いっぱいまでにつくり上げるという方針を発表しております用地方分権につきましては、年内に大綱を決めて、新年の通常国会に地方分権推進の基本法を提案させていただく...全文を見る
11月24日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(武村正義君) 関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果合意された世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の実施等のため、関税率及び関税制度について所要の改正を行うこととし、本法...全文を見る
11月24日第131回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○国務大臣(武村正義君) 一般的には、租税の負担水準、国民の税負担の論議は国民の皆さんが必要とされる公共サービスの水準と表裏一体の関係に立つわけでございます。そういう意味では、国民的な論議といいますか、国民の皆さんの選択ということが基本になって負担水準、したがって消費税の税率も集...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、明確にしておりますのは、五%の充実をお願いいたしたい、そして課税特例といいますか、中小企業事業者に対する特例措置の見直しをさせていただきたいということでございまして、それ以上この問題については全くの白紙とお考えいただいて結構でございます。
○国務大臣(武村正義君) 税を担当する立場での一般的な考え方は今主税局長がお答えしたとおりでございます。  食料品については衆議院も含めてたびたび質疑がございました。そういう中で総理ともどもお答えをしてまいりましたのは、この見直し規定で言う課税の適正化、ここでは、当初与党のプロ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) お話のように時代がどんどんかなりのテンポで変化していく中で、国民の皆さんやあるいは企業の経営者は絶えず新しい方向への転換を必死で続けていただいているわけであります。そういう中に行政もあるわけですが、ややもすると行政は時代の変化におくれをとりがちであります...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) バブル崩壊後、我が国経済のこの不況という事態が国家財政、特に税収の面で大変大きな影響を及ぼしている。過去三年間、当初予算等、見積もりをし期待をしておりました税収を結果的には下回る、大きいときには数兆円も下回るというふうなことになってきているわけでございま...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、直嶋委員おっしゃったように、国と地方の税収それから歳出における比率は二対一そして一対二と、大まかそんな状況であることは事実でございます。その間をいわゆる地方財政計画が対応しているとも言えますし、御指摘のように、交付税や地方譲与税やあるいは補助金制度が...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私も十数年地方自治の経験をさせていただく中でしみじみ感じましたのは、我が国の地方自治というのは、毎年法律が一本できるたびに地方の権限がふえてきているという、そんなとらえ方をする限りは随分権限の上では大きな強い団体になってきている。毎年編成をする予算の規模...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど申し上げたことでもありますが、西ドイツは、今も続いていると思いますが、州政府は地方自治体とは言えない、州政府が国家だというふうに思いますが、それにしましても、連邦政府との関係で言えば、むしろ州政府が所得税、法人税も賦課徴収をして、いわゆる逆交付税と...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の地方消費税は、先ほど委員が御指摘されましたが、実質は変わりないじゃないかという御指摘でありました。    〔委員長退席、理事竹山裕君着席〕  それは地方譲与税が地方消費税に変わっただけだという御認識でございますが、たとえそうでありましても、地方...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) これは小川局長からまた補足していただきますが、自主財源と対比されるのは依存財源でしょうか、私は、みずから地方団体の意思に任されているものを言うんだと思います。  片方、一般財源、特定財源という言葉がございます。これは交付税なんかがその一般財源、依存財源...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 政府税調の中でも、地方税源のワーキンググループなんかを設けていただいたりしながらこの問題はそれなりに真剣な議論を進めていただいているようでございます。今度、来年になりますが、地方分権の議論が一層具体的に進むときにはぜひ政府税調も、地方税源といいますか、地...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) これは与党の中でも、野中大臣以外からもこういう問題提起は出始めております。私も関心は持っておりますが、これは事務的にどういう問題があるのか、ひとつ局長から少し補足をしていただきます。
○国務大臣(武村正義君) 先ほど来御指摘いただいております御意見は、今後の我が国の所得課税のあり方を考えるときに大変大事な点を指摘いただいているというふうに思っております。  そもそも課税最低限については税調でもそういう論議が強いところでございますし、政府・与党の中でもそんな議...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の改革、特に消費税の改革が仮置きという考え方はとっておりません。これはフレームでもるる御説明を申し上げてまいりましたように、所得減税、それからつなぎ国債償還、そして五千億の福祉財源、こういう基本に立ってしっかり確信的に五%の案をお願い申し上げているつ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 大きな問題ということでありますが、御指摘いただいているように、日本の福祉がこれからどうなっていくのか、そのためにはどの程度のお金が必要になるのか、国民にどういう御負担をいただいたらいいのかということが大変大事な問題ですし、国民の皆さんの最大の関心事でもあ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 平成八年の九月三十日という日時を規定いたしておりますのは、消費税のこの法案を通していただいたとして、施行がそれから半年後の九年の四月一日でございます。逆に言えば、その九年の四月一日からさかのぼって半年前という目標をこういう日時で表現させていただいていると...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 公共事業につきましては、政府の行革の方針におきましてもコスト削減をうたっておりますし、公共投資基本計画でもその方針を出しておるところでございます。先ほど申し上げた入札制度のあり方もございますし、さまざまな角度からこの内外価格差を縮小する方向で、日本の建設...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 直間比率と所得、消費、資産、両面で御指摘がございましたが、バランスという言葉を使っておりますが、先生御指摘のとおり、一定の明確な数字を目標にして申し上げているわけではありません。まさにその国の、そのときのさまざまな状況によって数字は結果として決まってくる...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 同感でございます。
○国務大臣(武村正義君) 大変専門的なお立場に立ちながら貴重な御意見をありがとうございました。久しぶりに大学の経済学部の教室に帰ったような感じがございました。  五つのツケも、そのことによって税制改革を減税の方向に走らせたとか、あるいは法人税の変動性、アップダウンといいますか、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この見直し規定の中では引当金までは予定をいたしておりません。先般も主税局長からお答えをいたしましたが、「等」というのが入っていますが、これは地方税法の特例措置というんですか、これを想定していたようであります。  いずれにしましても、国、地方の政策減税、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) これは政策措置でございますから、二百何項目があるようでございますが、例外なく精査をする、議論をするという姿勢でございますから、議論の対象にはなると思いますが、私の知る限りでも、私としてもこれを全面的にことし廃止するという考えは余り浮上していないと思ってい...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど水野局長の国会答弁と今の小川局長、随分違うじゃないかという御指摘ございましたが、当時水野局長は甘さを感じておりましたので、その後、昭和六十三年、平成四年と累次より厳しい方向に改正を重ねてきているというふうに御理解いただきたいと思います。  今のタ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の税制改革案は、政府・与党全体としましても、また与党を構成しております個々の政党におきましても大変真剣な論議を重ねて合意を見たものであります。そういう意味で、政府としてもこれは最善の案であるという考え方に立って御提案を申し上げている次第でございます。...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 税の御負担をいただく水準というのは、国民の皆さんかどういう公共サービスを受けるというふうに御判断してくださるかにかかっております。これと表裏一体の関係に立ちます。負担と、その負担によってどういうサービスがあるのかということであります。まさにこれは国民の皆...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 政府・与党の方針でございますが、今既に税制改革のチームと並んで行革のチームと福祉のチームとを設置いただきまして、関係議員を中心に真剣な議論がもう八月ごろから始まっているところでございます。しかも、行革を例に挙げれば、基本方針がもう既に合意されておりますし...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 消費税は消費一般に広く負担を求める税でございます。そういう意味では、所得に対する税負担の割合が逆進的になるということは認めております。
○国務大臣(武村正義君) 消費税は、所得の種類のいかんにかかわらず、消費の大きさ、言いかえれば生活規模に応じて比例的な負担をお願いするものであります。そういう意味で水平的公平の確保に資するという特徴を持っているというふうにも御説明を申し上げてまいりました。  そもそも所得に対し...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今回の税制改革も、課税最低限を引き上げるということで低所得者の方々にも配慮させていただいているということが第一点でございます。先ほどお答え申し上げたように、消費税の中でみずから逆進性を緩和するということは容易ではありません。さまざまな税制がございますが、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) もともと消費税の性格からいきまして、酒税、あるいは石油等もたくさん間接税がございますが、こういった個別間接税につきましては、個別間接税を含む価格に消費税を上乗せさせていただく、このことは制度の基本だと思っております。ただ、消費税が上がることによって一層税...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) お話のような御趣旨を承りまして、昨年の十一月の政府税調答申におきましてもこの点が既に指摘されております。  最近むしろ大蔵省としては頭が痛いのは、外国からのしょうちゅうとウイスキーの税率をめぐる厳しい要求が出てきていることでございます。これは長年の課題...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、委員御指摘のとおり、グラフで御説明をいただきましたが、かなりなだらかになりましたし、また一番低いフランスのカーブと相前後するところまできたということでございます。したがってこれは本格的な改革であると、所得税法の附則にございます抜本的な所得税減税である...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 特殊法人の整理合理化の方針は今総理がお答えを申し上げたとおりでございます。今年度中、来年の三月までに具体的な整理合理化の方針を固有名詞を挙げながらきちっと政府としてはまとめていくということであります。  その前段としては、今月下旬には各省庁の見直しの状...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 予算編成をめぐる環境につきましてはたびたびお答えをしてまいりました。先ほどの総理の公債残高、赤字国債の発行に対する姿勢の答弁もそうした考え方を述べていただいたわけであります。  しかし、財政がいかに厳しくても、また国民の国のサービスに対する期待は大変大...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど島袋委員の酒税に関する御質問にもお答えをさせていただきましたが、個別間接税はまだ残っております用地方に関しては、今地方消費税を挙げられました。国税としては酒、たばこがそうでございますし、石油関係の諸税もそうでございます。  基本的な方針としては、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 昨年の秋の答申でも、「赤字法人における交際費等の任意的な経費支出の取扱いについて見直しを行う等所得課税の枠内で何らかの措置が講じられないか検討する必要がある」という指摘をいただいております。  地方税法におきましても、これ余分なことを申し上げているよう...全文を見る
11月25日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号
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○武村国務大臣 もういろいろ関係大臣からも答弁がございましたと思いますが、ずっと戦後の歴史の中で、いわゆる鉱工業品をめぐる貿易の交渉はたくさんありました。今回のガット・ウルグアイ・ラウンドは、まさに総合的といいますか、鉱工業製品に限らず農産物が全面的に対象になりましたし、いわゆる...全文を見る
○武村国務大臣 この点については再三再四厳しく御質疑をいただいているところでございますが、私どもの考え方には変わりはありません。あくまでもこれはガット・ウルグアイ・ラウンドという、こういう日本農政にとっては大変な事態を迎えているという状況の中で農業を転換をしていく、いわばその新し...全文を見る
○武村国務大臣 政府・与党としては、表現は新しい事業ということで合意をいたしているところでございます。  例えば圃場整備等を含めた基盤整備事業がございますが、より生産性を高めていくということからも圃場の区画規模を大きくして、今までは三反区画が基本でありましたが、一町ぐらいの大き...全文を見る
○武村国務大臣 おかげさまで参議院で税制改革法案を通していただきまして、ほっとしているところであります。  税制の御質問をいただいたわけでありますが、もちろん今もその考えには変わりはありません。政府・与党としましては目下行財政改革に一番力を入れて取り組もうといたしているところで...全文を見る
○武村国務大臣 今回の六兆百億円の対策費につきましては、六年間にわたりまして予算編成の中で組ませていただくわけであります、ざっと半分は地方財政でございますが。その年度ごとに財政状況を勘案をしながら、この事業の消化に全力を挙げさせていただく決意でございます。あらかじめどういう財源を...全文を見る
○武村国務大臣 おっしゃるような空手形になるとうなことは絶対あってはなりませんし、それはいたしません。はっきり申し上げておきます。  私が予定しておりませんと申し上げたのは、今回の二%の消費税アップのフレームの中では、農業対策に回す財源を予定はいたしておりません、残念ながらそこ...全文を見る
○武村国務大臣 まず、農業は国政の基本をなす大変大事な政策だという認識がございます。これはもう各国共通だろうと思いますね。先ほど来真剣に議論されています自給率等の問題も含めて、その民族の主な食糧はその民族が住む大地で生産をするということだと私は理解をいたします。  片方、農業は...全文を見る
○武村国務大臣 最後に余分なことを申し上げたのは、商店街はそうなっておりますが、農業に対しては補助金を出してきておりますということをむしろ強調したかったわけであります。それは、冒頭申し上げたように、この日本にとって農業という政策の大事さ、食糧生産ということのいかに大事であるかとい...全文を見る
○武村国務大臣 私どもの役所では、関税という仕事以外では、御指摘のような酒、たばこの仕事も預かっております。金融全体もございます。直接、間接、そういうものが今回の論議と関係がないとは言い切れません。  特に酒の問題は直接的な問題でありますが、今回のガット・ウルグアイ・ラウンド合...全文を見る
11月29日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第8号
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○武村国務大臣 従来の農林水産予算に支障を来さないように配慮をしながら、文字どおり、ガット・ウルグアイ・ラウンドという日本農政の非常時に対応する新しい農政の道を開いていくための事業を六年間で集約したものでありますから、どうぞ農家の皆さん、この政府の姿勢をきちっと御認識をいただいて...全文を見る
○武村国務大臣 約半分です。
○武村国務大臣 いよいよ来年度の予算編成の時期を迎えているわけであります。編成作業はもう始まっているわけでありますが、最近になりまして、最近の経済動向、そして税収の展望、税収を中心とした歳入歳出全体の大枠の議論を始めているところでありますが、容易ならざる事態であるというふうに認識...全文を見る
○武村国務大臣 大綱というものをまず政府・与党で合意をいたしました。これは、各般にわたるまさに新しい力強い農業構造を生み出していくための施策を取り上げているわけでありますが、その中の事業費に焦点を絞って六兆百億円をまとめさせていただきました。
○武村国務大臣 別枠という言葉は概算要求とのかかわりである言葉だろうと思うのであります。私どもは別枠であるとかないとかいう言い方はいたしておりませんでして、これは予算編成の中で適切に対処していこう、これが概算要求のときの政府全体の公式な判断でございました。あくまでも、枠がどうだと...全文を見る
○武村国務大臣 同じように、約半分でございます。国費は全体の約半分と御理解いただきたいと思います。
○武村国務大臣 これはまだ明確に申し上げることはできません。  御承知のように、これから予算編成は正念場を迎えるわけでございますが、何といいましても全体のフレームといいますか、歳入の展望をまずしっかり見詰めなければなりません。特に税収がどうなるか、これは経済情勢にも影響されます...全文を見る
○武村国務大臣 概算要求全体に対する姿勢は、先ほども申し上げましたように、歳入の見通しをしっかり踏まえながら判断をしていくことになろうかと思います。既に概算要求の方針としましても、閣議では一つ一つ制度の根本にまでさかのぼって見直しをしていただきたいということを言っておりますし、た...全文を見る
○武村国務大臣 枠外であるとは、もうたびたび御答弁申し上げておりますように、申し上げておりません。枠内、枠外という表現を避けておるところでございます。あくまでも予算編成全体の中で、財政状況も見ながら総合判断をしていくということであります。  しかし当然、これは新しい事業として、...全文を見る
○武村国務大臣 どうぞ私どもの繰り返し答弁を申し上げていることに理解をいただきたいと思うわけでありますが、予算編成、もうそれほど日時がありません。今は前でございますから、こうして厳しく、繰り返しお尋ねを受けておりますけれども、間もなく結果がはっきりするわけでございます。  申し...全文を見る
○武村国務大臣 予算編成そのものは、お答え申し上げたように、まだこれから議論をして詰めていかなければならない基本的な、歳入の見通し等、要素がたくさんございます。そういう中で今お答えをしておりますから、明確に数字を含めた答えはここでするわけにはまいりません。そこは御理解いただきたい...全文を見る
○武村国務大臣 今の段階でまだ財源を詳細に申し上げられる状況ではありません。全体の中で総合判断をさせていただきます。
○武村国務大臣 今大河原農水大臣が答弁されたとおりでありますが、しかし、石破委員がおっしゃるように、何が新しいのかわからぬとか、そのときの話だ、そういういいかげんな考え方で対応してはならないと思っております。何よりも、政府・与党で発表いたしております大綱がございます。これは考え方...全文を見る
○武村国務大臣 六年間の事業ではありますが、全力を尽くして、この期待されている六兆百億円の事業については実現をすべく、財政当局としても努力をさせていただきます。  まず、初年度がもう間もなく結果がわかるわけでございますから、今、歳入全体の展望のない中ではありましても、これだけは...全文を見る
○武村国務大臣 今回の合意は、もう御承知のように、工業生産品だけでなしに、農産物、サービス、知的所有権、さらには貿易のルールに至るまで、広範にわたる物やサービスの国境を越えた移動に対して大変明るい方向を世界百二十五カ国で合意をすることができたというふうに思っております。世界貿易の...全文を見る
○武村国務大臣 従来の農林水産予算に支障のないよう配慮させていただくというのが私たちの答弁でございますが、たびたび答えてまいりましたように、予算全体枠の中で統一した方針のもとに各省庁の予算、精査をさせていただきます。そういう大きな制約の中に既存の農林予算も立つことは、これは避けら...全文を見る
○武村国務大臣 財政審議会の報告という形で提起をされたものでございます。したがって、農政だけというよりは、日本の財政全体に対して、特に公共投資に対して一つの考え方を提起いただいた。生活関連をA、国土保全をB、産業基盤をCということになっておりまして、このA、B、Cが非常に何か鮮明...全文を見る
○武村国務大臣 大きな意味では、たまたま農政とおっしゃいましたが、財政全体の環境というか、そのときの条件にはすべての予算項目は制約されざるを得ないというふうに思っております。
11月30日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第9号
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○武村国務大臣 税関につきまして御心配をいただきまして、ありがとうございます。  御指摘のように、輸出入の貨物数量や旅客の数がどんどんふえてきております。同時に、麻薬とか覚せい剤、鉄砲等のいわゆる社会悪物品あるいは知的財産権侵害物品等の取り締まりの要請は一層高まってきているわけ...全文を見る
○武村国務大臣 本当に昨年の事態は歴史的にも経験したことのない異常な事態でありました。さまざまな教訓を学んだと思いますが、それでも、ああいう異常な事態に対しては農林省を中心によくやったというふうにも私は評価をいたしておりました。  そういう経験も踏まえて、今回、主要食糧の需給、...全文を見る
○武村国務大臣 とにかく国民の主要食糧である米であります。我々の命にかかわる問題でありますだけに、そのことをしっかり認識をしながら、細部は、この法律が制定された後、農林省当局と財政的な措置等については当面も将来も十分協議をさせていただきたいと思っておりますが、基本は国民の命にかか...全文を見る
○武村国務大臣 それはわざわざおっしゃっていただかなくても、予算というのはああいう分厚い個別の事業を体系するものですから、当然この中でウルグアイ・ラウンド対策費はこれこれで、合計金額はこれですということは明らかになるはずであります。  松田委員も御承知のように、予算は単年度主義...全文を見る
○武村国務大臣 冒頭に申し上げたでしょう、明らかになるということ。いずれにしましても、予算が成立をすればこの数字は明らかにさせていただきます。
○武村国務大臣 立法の問題については、農林大臣と同じ見解でございます。
○武村国務大臣 何回となく答弁を申し上げてまいりまして、余りくどくど言わないで一言で申し上げますが、御指摘のように、大変厳しい財政状況でありますが、この対策費の初年度予算につきましては責任を持って措置をさせていただきたいというふうに思っております。
○武村国務大臣 そういかないということはあり得ないという決意であります。
○武村国務大臣 いや、率直に言って大丈夫ではありません。これは、今さら改めて来年度予算編成をめぐる歳入の環境、状況をここで申し上げるまだ時期ではありませんが、極めて厳しい。大蔵大臣がそう言いますと、もういつもの言葉というふうにとられそうでありますが、本当に来年度予算編成は一段と厳...全文を見る
12月01日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第10号
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○武村国務大臣 国の負担は約半分と、申し上げたとおりでございます。あとが全部受益者負担とおっしゃるのは、あとのかなりの部分は都道府県あるいは市町村が……(小平委員「いや、それも含めて言っているのです、それも含めていわゆる地方負担ですよ」と呼ぶ)そうですね、持っていただいております...全文を見る
○武村国務大臣 総理が申し上げたとおり、あくまでもこれはガット・ウルグアイ・ラウンド後の日本農政に対する新しい事業であります。そういう姿勢で予算編成、対応させていただきます。
○武村国務大臣 総理が言葉を整理までしていただいて、きょうは二回答弁をいただきましたが、この考えをしっかり踏まえて予算編成の責任を全うさしていただきたいと思っております。  なお、昨日の答弁でもございましたが、また、結果としてどうなったかということは、予算書もございますが、私ど...全文を見る
12月02日第131回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(武村正義君) 平成四年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計におきまして歳入の決算額は七十一兆四千六百五十九億円余でありますが、この歳入の決算額...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 平成四年度の税収見積もりでありますが、当初予算編成時には三年度税収が三割強しか判明しておりません状況でございますし、利用可能な資料に限界がある中で、見積もり時点における課税実績や政府経済見通しの諸指標等を基礎に最大限の努力を傾けて行ったものと思います。ま...全文を見る
12月05日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(武村正義君) 今、総理がお答えを申し上げたとおりでございますが、御承知のように予算は憲法で単年度主義を原則といたしております。そういう意味で、これは六年の政府・与党の約束でございますが、公式に予算という措置は毎年度の予算編成で決めていかざるを得ない、そこできちっと措置...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 通産大臣もお答え申し上げましたように、まずこのWTOの出発も含めて、これから経済はますます国際化をしてまいります。そういう中で日本の経済の海外との結びつきが一層深くなっていく、拡大していくことはまさに時代の趨勢でありますし、このWTOの精神からいってもそ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) これまでの経緯も大変よく御理解をいただいてお尋ねをいただいているわけでございます。衆議院でもこのことはもう十何回か御質問もございまして、真剣な論議が行われてまいりました。先ほど上杉委員の御質問に総理が改めてこの見解をお述べいただいたわけでございます。私ど...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) おっしゃるとおり、概算要求の農林水産予算の上積みということを認めるということは即それは別枠ということになるわけであります。そのことは私どもとしては認めておりません。  しかし、あくまでも新しい事業と申し上げておりますように、もう予算も遠い話じゃなしに、...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私は余り手品は得意な方じゃなかったんですが、どうも何回も御説明を申し上げていながらすっきり納得をいただけないのは大変残念に思いますし、同じ考え方を改めて繰り返すことになるかもしれませんが、形をごらんになって納得いかないということではないか。しかし、繰り返...全文を見る
12月06日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(武村正義君) 先ほどからお話しのように、新しい経済のフロンティアをどう開いていくのか、それに成功できるかどうかが日本の経済構造改革の最大のテーマでありますし、その中でベンチャービジネス、ニュービジネスをどう激励していくかということが政治の面でも大変大事な課題になってき...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 私も実は夕刊で知りました。  東証の外国部に外国の資本が上場する動きが始まって、最近それが少し減り始めているという状況の中でまた一つ減ったというニュースだと思います。あわせてロンドン市場なんかに日本の株式を上場する動きも始まっておりまして、これもある意...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) けさの記事は私も見ましたが、まだそういう事実はないようであります。要するに、正式に農水省から六兆百億の平成七年度初年度分の数字の要求はまだ運ばれておりません。切り込むものは切り込むという報道がありましたが、全体に予算編成の姿勢としましては、どこの省庁の予...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 金融の空洞化という表現で今日までも御質問をお受けしたことがあります。金融資本がどうなっていくのかということでもありますが、たびたびお答え申し上げてまいりましたように、さまざまな要因が複合している状況でもありまして、その辺の実態を十分分析しながら対応をして...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) この交渉におきまして、我が国も関税引き下げに積極的に取り組もうといたしておるところでございます。その結果、御指摘のとおりウルグアイ・ラウンド合意完全実施後の我が国の鉱工業品の平均関税率は一・五%となりますが、交渉に当たりましては、国内産業への影響について...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 御指摘がありましたように、ウルグアイ・ラウンドにおける関税引き下げにつきましては、鉱工業品については平均三三%の引き下げでありますし、農産品につきましては平均三六%の引き下げを行うことが合意されました。この原則に従って関税の引き下げが行われた次第でありま...全文を見る
12月07日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(武村正義君) 大変共鳴を感じながらお話を承っておりましたが、この時期に日本国政府の全体の判断としては、まさに当時の細川総理の談話に表現されておりますように、やむを得なかった、この道しかなかったんではないかというふうに私は今も思っております。  今は、政府側としてひた...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほどの委員のお話で、イギリスは百何%というお話を承って改めて思い起こしましたが、たしか第二次世界大戦の前のイギリスは二、三〇%ぐらいの自給率ではなかったか。あの大戦のさなか、植民地を初めほとんど外国に依存をしていたイギリスは、戦争の一番激しいときには穀...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 先ほど来のお話にも関連しますが、私も農家の息子でありますが、日中川委員、日本農業はそれでも随分変わりましたよね。稲作にしろ、機械化、圃場整備、その他の果樹や畜産やたばことかそういう特殊な作物に守るまで、私が子供のころの作業の状況と今たまに帰って農家の皆さ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 大変誤解を与えたとすれば、説明の不足も含めて反省をしなければならないと思います。  実は、来年度の予算編成の議論をいたしておりまして、来年の食糧管理費、この法律が通りましても来年の十一月まで、来年は従来のシステムで対応することになりますからかなりの資金...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今もお答えいただいたように、政府、各種の中期計画、長期計画がございますが、年次計画を持っているものはたしかないと思います。これは、自由経済の中で、そもそも計画のあり方というところに議論もあるかもしれませんし、予算が単年度主義になっている中で、どこまで年次...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) ウルグアイ・ラウンド対策につきましては、政府・与党挙げて真剣な論議を重ねまして、その結果六兆百億円、これを六年間で実施する、しかも内容はウルグアイ・ラウンド合意というこの事態に対応するこれからの新しい農業の予算であるという考え方でございました。六年間でご...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 提案をいたしております法律によって関税率を引き下げていく方向になるわけでございます。  品目によって、期間五年のもの、六年のもの、あるいは十年というふうなものがありますように、さまざまでございます。また、関税を引き下げることによってどれだけ輸入がふえる...全文を見る
12月08日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(武村正義君) この時期の農林水産予算に対する御認識を承りましたし、今日までもたびたび六兆百億円の六年間の扱いについて厳しい御指摘を承ってまいりました。今、予算編成真っただ中でございますし、この六カ年の対策費につきましては、総理が答弁をいたしております方針に沿って、たが...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) これは、まさにガット・ウルグアイ・ラウンド合意という農業にとりましては大変厳しい状況に対処し、この状況を乗り越えて新しい日本農政の展望を開いていくための事業が中心になっているというふうに認識いたしております。
○国務大臣(武村正義君) この新しい事業については、しっかり予算措置をさせていただいて確保していきたいという考えであります。  六年間の事業予算でございますから、各年度とう対応するか、その数字までは決めていないわけでありますが、初年度はこうして最大の御関心を持たれているというこ...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 今、総理が申し上げました貿易と環境に関する委員会に大蔵省としても積極的に参画をしてまいります。地球環境保全という立場もしっかり踏まえて、関税を含めた貿易措置がどのような役割を果たし得るのか、今、委員御指摘の御趣旨も踏まえながら今後努力をさせていただきたい...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) なぜそういう計算をしなかったのかということについては私どもの所管ではありませんが、ガット事務局にしましてもいろんな仮定の上で粗っぽく計算しているというふうに私は見ておりまして、容易な作業ではありません。今おっしゃった二千億、五千億ドルの話も、そういう意味...全文を見る
12月14日第131回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(武村正義君) 河野大臣と同じでございますが、いずれにしましても国民の皆様が機種選定に疑念を持たれないように、フェアに選定がされたと信じていただけるようにわざわざ、これは異例かもしれませんが、閣僚懇での議論を背景にして四閣僚でしっかり判断せよということであったかと思って...全文を見る
○国務大臣(武村正義君) 両大臣と同じであります。