竹村泰子

たけむらやすこ



当選回数回

竹村泰子の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第104回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○竹村委員 最初に、エイズについて質問をさせていただきたいと思います。  エイズにつきましては、もう既に昨年の十一月十四日、河野委員、村山委員、坂口委員、浦井委員などから、それ以来たくさんの委員の方々から御質問がございましたので、余り重複をしないように質問をしていきたいと思いま...全文を見る
○竹村委員 ありがとうございました。  アメリカでは一万六千四百五十八人と急速な患者数が見られるわけですけれども、日本におきましては、現在のところ十四名ということですね。私、これまでの議事録をずっと拝見しておりまして、やはり非常に歴史が浅いということで、それもありますけれども、...全文を見る
○竹村委員 血液の問題を少し伺いたいと思いますけれども、日本では、血液分画製剤の八〇%以上、これをアメリカから頼っているわけですね、今現在。その結果、血液凝固第Ⅷですか第Ⅸ因子、この注射を受けた人がウイルスを保有していると考えられるとされているわけですけれども、我が国の血液事業の...全文を見る
○竹村委員 アメリカでこれほどの脅威と今言われているわけですけれども、それを徐々にそういうふうに進めていってくださるのは大変結構ですが、私どもから見ますと、何か非常に遅々とした感じがするのですね。  アメリカの雑誌「ネーチャー」というのがございますけれども、この中に日本のエイズ...全文を見る
○竹村委員 厚生省はこれまでの国会でのお答えで、献血の量をこれまでの二百ミリリットルから四百ミリリットルにふやす。今ほとんど輸入に頼っている血漿分画製剤ですか、これを日本でも供給できるようにしたい、そういう計画を持っておられると聞きましたけれども、その辺をちょっと御説明ください。
○竹村委員 予算のことは後でお伺いしますけれども、厚生省は先日、エイズを、献血時の百万人だけを対象として検査をされるということを新聞にも発表しておられますけれども、これはアメリカの診断薬アボットというのですか、正しくはHTLVⅢ・EIA・アボットというのですか、このアボットの輸入...全文を見る
○竹村委員 予算のことを伺いますけれども、エイズの関係予算ですね。直接関係するもの、特殊血液調査費五千三十九万六千円ですか、これは六十年度ゼロだった分ですね。ですから、これは丸々おふやしになった。これはよくわかります。それからエイズ調査検討費、これも三百七万七千円ですか、これも六...全文を見る
○竹村委員 そうなんですね。エイズ関係予算を知らせてほしいと言ったらいただいたのですけれども、献血制度推進普及費、これは日赤のPRですね。輸血状況調査費、これは状況調査ですね。献血者健康増進事業って何するのですかと言ったら、献血したときにもらうジュースや牛乳の費用なんですね。それ...全文を見る
○竹村委員 「ネーチャー」でも世界じゅうで笑い物になっているわけだし、防衛費を幾らふやしても命に対するビールスの侵略ということに対して何の手も打てないようでは困るのでございます。戦闘機は一機百十億円いたします。それから考えますと命の値というのは安いものではないでしょうか。ぜひ厚生...全文を見る
○竹村委員 五十九年度に七十五歳の男性と五十一歳の女性とが亡くなっているわけですね、このビタミンK2のショックで。六十年度今一人とおっしゃいましたけれども、一人ですか。二人じゃないですか。報道によりますと二月十四日現在六十年度一人死亡となっているんですね。そしてその後、十五日にも...全文を見る
○竹村委員 モニター報告とおっしゃいましたけれども、モニター報告というのはモニター病院から報告されるんですか。モニター病院というのはどういうのですか。
○竹村委員 モニター病院からの報告がないと厚生省はこのショックの状況についてわからないわけですね。新聞に幾ら出されていてもそれは確認しないわけですね。西脇病院で一人十五日に死んでいますよね、女児が。これは厚生省としては認めてないのですか。
○竹村委員 わかりました。そうすると厚生省の側から、一人命がなくなって死んでいるんだけれども、死んでいるんだねと、これは大変なことだからぜひ調査するようにと、どういうふうにしたのかというふうに病院にはモニター病院でないと聞かないわけですね。
○竹村委員 報道によりますと、十五日死亡した四歳七カ月の女児の例ですけれども、担当医は、厚生省が製薬会社に発送を指示した注意書きをまだ受け取っていないと言っていますね。この注意書きというのはいつ出されて、どんな注意書きですか。
○竹村委員 医薬品・治療研究会というのがございますね。これは全国のお医者さんたちがつくっておられる研究会ですけれども、ここは独自の調査をしておられる。それでこのビタミンK2ショックの原因は、成分を溶かすために添加されている溶解補助剤、製剤補助剤ともいうのですか、この疑いが濃厚であ...全文を見る
○竹村委員 大変難しい名前なんです。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ですか、これであるかあるいはビタミンK2そのものであるか、それともそれが一緒になった相乗効果なのであるか、その辺のところはまだわからないとされておりますけれども、厚生省薬務局審査二課に添加物小委員会というのがあるそ...全文を見る
○竹村委員 私が聞いたところによりますと、千種類以上添加物の種類があると聞いておりますけれども、違いますか。
○竹村委員 厚生省の食品添加物表示検討会は、これまでの添加物二割に義務づけていた表示を八割にするように、先日一月に中間報告として提出しておりますね。私たち消費者から見ますと、これは非常に結構なことなんですけれども、どうして医薬品の添加物はそんなにいいかげんで、しかも一千種類もの添...全文を見る
○竹村委員 以前にそういう指導をしたことがございましたとおっしゃったのは、黄色四号のことですか。これは色素がぜんそくを誘発するというので表示義務を指示していますね。これだけなんですね。すごくたくさんある添加物の中でたった一つなんですけれども、こういうぜんそく誘発のおそれがあるとい...全文を見る
○竹村委員 非常に心優しい大臣でいらっしゃいますから、期待しております。こういう命にかかわることですから、ビタミンK2そのものであるか溶解補助剤であるか、あるいは両方一緒になったからであるかわかりませんけれども、ぜひ研究を進めていただいて、こういうことの二度と起こらないようにして...全文を見る
○竹村委員 事前にそういう打ち合わせがあったわけですね。  車いす一台につき介護者四名、これは特殊な法廷のつくり方とか急な階段とかということもあったのだろうと思いますけれども、車いすの方は別に介護者四名もいる必要はないのですよ。これはこのときの議事録で、山口最高裁判所長官代理が...全文を見る
○竹村委員 わかりました。車いすの方について車いすをそのまま持ち上げて運ぶのは、それは大変ですよね。四名必要かもしれません。けれども、車いす一台については四名必要ですというふうなことではなくて、もう少し柔軟な事前の話し合いがされれば、例えば車いすからおりて普通のいすにおりていただ...全文を見る
○竹村委員 つまり介添え人がいなければ、盲導犬だけで傍聴に行った場合には入れてもらえないわけですね。これは恐らく先進国の中ではそんなことをやっている国はないんじゃないでしょうか、外国の例をちょっと調べておりませんけれども。盲導犬というのは視覚障害者の方の体の一部なんですね。白いつ...全文を見る
○竹村委員 我が国の最高裁判所がそういう構造になっていること自体おかしいんじゃないですか。どういう条件の国民にも開放されるべきじゃないでしょうか。その辺を考えないで、何年も前にお建てになったのでしょうけれども、やはりこれは改善をしていただかなければならないと思います。いかがですか...全文を見る
○竹村委員 時間がありませんので終わりますけれども、こういう構造になっているということは私も今回知りまして実にびっくりしました。車いすを抱えて上がらなければならないような構造になっている。しかも、裁判官の裁量権で、その日突然行ったら入れてもらえない人たちがいる、聞きたいけれども聞...全文を見る
02月25日第104回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
議事録を見る
○竹村委員 山谷の労働の問題について少しお尋ねしたいと思います。  去る一月十三日、山谷争議団の山岡さんという方が暴力団にピストル四発で殺害されるという事件がありました。これは、五十八年十一月以来暴力団による手配師が入ってきたために労働者側とトラブルが絶えないということが背景に...全文を見る
○竹村委員 警察庁の暴力団対策も手ぬるいですね。私たち一般庶民から見ますと、まことに手ぬるいとしか思えないのですけれども、これを職安法違反で検挙することはなぜできないのでしょうか。警察にお伺いします。
○竹村委員 殺害という異常事態を招いてしまったこの行政責任をどう考えておられますか。労働省、警察、両方にお伺いいたします。
○竹村委員 このような状態では出稼ぎの労働者の方たちは安心して働けないのです。取り締まりが難しいとおっしゃいますけれども、現地には、朝四時半過ぎに行けば違反業者はすぐつかまえられるのです。そして青空賭博も、マンモス交番の真とか玉姫職安の前とか玉姫公園とか、そういうところで、決まっ...全文を見る
○竹村委員 そういう努力いたしますというふうなお答えではなく、本当は、現場を押さえるようにいたしますとか、そういうお返事をいただきたいのです。なかなか難しいとは思いますが、ぜひそのように前向きに考えていっていただきたいと思います。  それから、厚生省にひとつお聞きしますけれども...全文を見る
○竹村委員 適用漏れどころか、非常にたくさんそういう適用から漏れてしまっている方たちがいらっしゃるわけなんですけれども、ぜひ厚生省も努力をしていただきたい、当然の権利として受け取れるようにしていただきたいと思います。  それでは次に、京セラの労働問題について御質問をしたいと思い...全文を見る
○竹村委員 この京都賞を出しているのは京セラの稲盛和夫社長なんですね。そして、二年ほど前に設立いたしましたいわゆる稲盛財団、昨年十一月二十日付の朝日新聞によりますと、稲盛社長は稲盛財団を設立するために現金四十五億円、同社の株式百六十万株を出しているわけです。大変なお金です。  ...全文を見る
○竹村委員 京セラというのは、もう大臣もよく御存じのとおりいろいろな反社会的行為が問題にされております。今、マイクロエレクトロニクス、バイオテクノロジーやニューセラミックスなど新素材の分野でも目覚ましい勢いを持って伸びてきている会社であります。京セラはその中で急速に発展をしてきて...全文を見る
○竹村委員 困りましたね。それでは少し申し上げます。  昨年の二月十六日、衆議院の予算委員会で社会党の井上一成議員が、京セラがトマホークの部品をつくっているのではないか、これは非核三原則の違反ではないかということ、これはアメリカの京セラの子会社ですけれども、ここでトマホーク部品...全文を見る
○竹村委員 大変なことですね。これは地労委から中労委にかかっているのですけれども、玉川作業所というのは、京セラに吸収合併される前サイパネット社というところ、これは一九七八年に川崎工場を閉鎖するときに遠隔地への転勤が不可能な従業員のために開設された。当時の社長は玉川作業所について将...全文を見る
○竹村委員 大臣、その結果が出るまではじっととおっしゃいますけれども、待たされている方は数年もあるいは十年も待たなければならないかもしれないんですね。その間、どうやって食べていきます。この問題は後で申し上げますけれども。  そして京セラは、玉川作業所の事件について中労委に再審査...全文を見る
○竹村委員 これは二月四日に出されている命令書なんですけれども、二十日たっているわけですね。きょうが期限ですが、きょうじゅうに届かない場合、どうされますか。
○竹村委員 労働大臣、お伺いしますけれども、今のは、この報告がきちんときょうじゅうに出されない、また命令不履行がある、そういうときに労働省としては何もできないというお返事ですか。
○竹村委員 おかしいじゃないですか。労働省というのは労働者のためにあるのでしょう。中労委が労働省の権限の中にないといっても、やはり総括的に労働の問題を全部扱っている政府の最高の機関が労働省であるわけでしょう。それに命令の不履行があり、非常にひどい悪徳商法の陰で労働者が弾圧されてい...全文を見る
○竹村委員 京セラは地労委命令を履行しようとせず、これを無視しているわけですね。先ほどから私が言っておりますように、まさに無法者ですよ。こういうことに対しては労働省は人間としての怒りを感じていただかないと困りますね。玉川作業所事件は今中労委にかかっているわけですけれども、中労委で...全文を見る
○竹村委員 ですから、その期間、数年からあるいは十年かかるかもしれないでしょう。その期間、労働者保護官庁として国の責任で賃金相当分を仮給付するようなそういう救済の方法は考えられませんか。これは食べていくために必要なことだと思います。今、労働者の何人の人たちが苦しんでじっと耐えてお...全文を見る
○竹村委員 お役所で考えられるのは大変かもしれませんけれども、やはりそういう方法をとらないとこの方たちどうやって生活していけばいいと思われるか、労働者を保護する立場であられる労働省にぜひ期待をしたいと思います。お考えいただきたいと思います。  次に、京セラの長時間労働について質...全文を見る
○竹村委員 私が入手しました京セラの社内資料によれば、こういう大変なことになっているのです。  まず、時間外労働なんですけれども、一日の残業時間について、技術、研究、開発、設計、営業の人は残業が十五時間、その他の人は六時間、これが一日の最大残業時間である。つまり一日の最大労働時...全文を見る
○竹村委員 二十四時間というふうなことになりますと、睡眠時間も食事する時間もないわけですけれども、こういう三六協定が結ばれているというのは、毎日ではないとおっしゃるけれども、枠ができてしまうと忙しいときはそこまでやれということはできるわけですから、労働省、やはりもう少し指導を厳し...全文を見る
○竹村委員 ぜひよろしく御指導をお願いいたします。  私、持ち時間がなくなりましたのでもう終わらなければなりませんけれども、京セラでは、稲盛社長は神様だ、すべて従業員は同軸だ、そういう社員教育が行われているようです。今を時めく先端産業というイメージの陰で、まさにかつての戦時中を...全文を見る
○竹村委員 ありがとうございました。
03月20日第104回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
議事録を見る
○竹村委員 児童扶養手当の今回の改正ですけれども、支給額が七百円ほどアップしているわけですね。引き上げていただいたのは大変結構なんですけれども、今コーヒー一杯が三百円から三百五十円いたします。コーヒー二杯分のアップですね。いかにささやかな額であるかということ、物価の上昇率、公共料...全文を見る
○竹村委員 厚生省はそう思っておられるかもしれないけれども、実際には、現実には何もよくなっていないというのがほとんどの人の見方でございまして、ひとりよがりで、大変よくなった、就労機会もよくなった、今労働省にお尋ねもいたしますけれども、保育園も充実した、そういうふうにおっしゃるのは...全文を見る
○竹村委員 御努力くださいましたことは認めたいと思いますけれども、この前も婦人労働課長にお答えいただいているのですが、労働省では母子家庭の中でパートで働いている人の調査をしたことがありますか。つまり、母子家庭の母親はいろいろな条件があって正職員としてはなかなか雇ってもらえない。年...全文を見る
○竹村委員 これは厚生省と協力をしてぜひやっていただきたいのです。母子家庭の中でパートでしか働けない、そういう人たちが非常に多い、むしろほとんどと言っていいかもしれないと思いますけれども、それを私たちも知りたいし、また労働省でも知っておかれる必要があるのではないかと思います。願わ...全文を見る
○竹村委員 そういう実態をつかむためにも、パートの実態というのもこれから労働省の中で非常に大きな問題となってくると思います。ですから、もちろん予算とのかかわりもありますでしょうけれども、できればぜひそういうことを検討していただきたいと思うのです。  次に移ります。  八〇年五...全文を見る
○竹村委員 それをちょっとおっしゃってください。ありますか。——ちょっと時間がもったいないので申し上げます。  昭和五十五年に出された厚生省児童家庭局企画課長通知という文書ですか。これによりますと「未婚の母子について」というのがありまして、「申請者に別添1の「未婚の母子の調書」...全文を見る
○竹村委員 その添付書類を、例えば未婚の母子の調書、そういうものを毎年出させるという通知がどこかにあるのですか。
○竹村委員 ないですね。私もちょっと調べてみましたけれども、毎年未婚の母子の調書というのを出させるという通知はどこにも出されてないのですけれども、東京都ではこれを毎年出すことを強制しているわけです。それと、おまけに東京都では、厚生省の出しておられる「未婚の母子の調書」というものの...全文を見る
○竹村委員 聞き及んでいらしたということですけれども、この「未婚の母子の調書」という東京都の例をとって申し上げているのですけれども、私どもが見ましても、未婚の母子ですよ、それに対して「子の父の状況」「氏名、住所、電話番号」「妻の有無」「有り」「無し」、「子供の安否を気遣う電話・手...全文を見る
○竹村委員 未婚の母子の調書のほかに、今局長がおっしゃいました遺棄調書、それから事実婚の調書とかというのがあるわけですけれども、そのことは後でゆっくり触れさせていただきますが、先ほどの東京都では非常に重要な欄外の二行、困難な事項については記入する必要がありませんよという人権を配慮...全文を見る
○竹村委員 局長のお答えに期待をしたいと思います。  ここに東京都のAさんという御婦人がおられます。この方は未婚の母子調書を拒否したので、今児童扶養手当がとめられております。保留にされております。  ちょっと御参考までに申し上げますと、この方にとりましては、また、未婚の母子に...全文を見る
○竹村委員 そういった細かいいろいろな、認知の予定の有無とか、父の妻の存在とか、そんなことまで聞く必要があるのかということをさっきから申し上げている。  それともう一つは、徹底していただきたい。私が調べたところによりますと、この現況届を出すときに、毎年未婚の調書とか、遺棄の調書...全文を見る
○竹村委員 今の局長のお答え、これはまた非常にひっかかるのですけれども、相手の状況を十分にきちんと知りたいと思うからそういう項目の質問をするとおっしゃいますし、口で聞くよりも書類で出した方がきっと書きやすいからというふうなこともおっしゃいましたけれども、当たり前ですよ、そんな。口...全文を見る
○竹村委員 もう本当に困りますね。  では、次の質問に移ります。ここで押し問答をしていてもしょうがないという感じがします。妻があったって、一緒に生活していれば事実婚なんですよね。いろいろなケースがあるし、そういう男と女の非常に機微なところにまでどうしてお役所が踏み込めるのですか...全文を見る
○竹村委員 それはよくわかりますけれども、憲法二十四条には、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」とあるわけです。「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその...全文を見る
○竹村委員 ぜひこれは考えていただきたい。残し捨てられる側に立って考えていただきたいと思います。  先ほど遺棄調書のことについても申し上げましたけれども、実際には民生委員が近所に聞いて回って、子供まで巻き込んで、お父さんはいつどうしたかとか、帰ってきたかとか、電話があったかとか...全文を見る
○竹村委員 おかしいですね。必要な方には支給をするべく調査をしていらっしゃると言いますけれども、事実は、不必要な人にいかに受給させないかという調査をしていらっしゃるのです、大変なエネルギーで。これはもう私たちがお母さんたちからの事情聴取でよく聞いております。今おっしゃったそれと、...全文を見る
○竹村委員 ですから、そういったことを、必要ないから削ったらどうかと私は言っているのです。  またそれから、認知なしの理由についても、認知するというのは一方的に男性側からするものですね、できるものですね。認知されたからといって父と生計を同じくしているかどうかわからないわけですね...全文を見る
○竹村委員 すべての場合に不必要なんて私、言ってませんよ。その認知の有無がどうして受給資格条件になるんですかと、さっきから質問しているんです。認知されたからといって生計をその人に助けられているということにはならないでしょうと言っているんです。おわかりでしょうか、意味が。
○竹村委員 そういう法律をつくっておられるのですよね。いかに人情、人権を考えないかということを私は申し上げております。  最後に、生計維持の方法が不明確な場合。さきに労働省にも申し上げましたけれども、母子家庭の母の失業、転職、休職中というのは非常に多いわけでして、職業訓練校に通...全文を見る
○竹村委員 いろいろと述べましたけれども、大臣、どうお感じになりましたか。こういう事実を御存じてしたか。
○竹村委員 ありがとうございます。  必要な調査をとおっしゃるけれども、今私が申し上げたように、実に必要でない項目がたくさんあるわけですね。それと、先ほどの東京都のAさんのように、最初はちゃんと未婚の調書を出しているのですけれども、毎年毎年出す必要はないじゃないか、そう言って未...全文を見る
○竹村委員 そういう結果になっているので困るのですけれども、現在でさえ極めて厳しい状況に置かれている障害者の家庭、この併給禁止によってさらに生存することすら困難な状況に追いやられるかもしれない、こういうことが予想されますけれども、障害者の家庭の実態をどのように考えておられますか、...全文を見る
○竹村委員 併給禁止に伴う経過的措置が予定されておりますね。これの目的、性格、対象などについて説明をいただきたいと思うのです。この経過的措置は併給禁止による支給額の激減を避けるためのものというふうに聞いておりますけれども、しかしそれは全員ではなく、ごく限られた一部の人ということで...全文を見る
○竹村委員 その子供の加算について、一つ私非常に疑問に思うことがあるのですけれども、例えば両親が障害を持っている方の場合、父親の方で今度四月から子供の加算がつくということになりますけれども、不幸にしてこの御夫婦が離婚をして、その子供を母親が引き取った場合、この子供の加算は母親の方...全文を見る
○竹村委員 それはひどいですね。大変な男女差別じゃないですか。障害者の夫婦が離婚をして、母親が子供を引き取ったら、主たる生計を立てているのは母親でしょう。それでどうして子供の加算がつかないのですか。おかしいんじゃないですか。当然もらえると私は思いましたけれどもね。
○竹村委員 年金につきましては、後で専門家の上西先生がいろいろと詳しく御質問くださると思いますけれども、今のケースはおかしいですね。私は素人ですが、おかしいと思うのです。離婚した夫婦は別の世帯になりますよね。そして子供を母親が引き取ったら、主たる生計は母親が立てているんじゃないの...全文を見る
○竹村委員 いえ、だから私先ほど申し上げましたように、夫婦とも障害者である場合と言っているのですよ。どうですか。
○竹村委員 障害を受けたときの主たる生計を立てていた人の方に加算がつくわけですか。では、そういうことで今のところは無理というお話ですか。それはどうも解せませんね。年金の審議の中で、年金について男女差別が非常にあるということを私たちも追及してまいりましたけれども、これもやはり一つの...全文を見る
○竹村委員 終わります。
04月11日第104回国会 衆議院 環境委員会 第3号
議事録を見る
○竹村委員 環境庁にお尋ねをいたします。  環境庁国立公害研究所では四年前から六回にわたって摩周湖の環境を調べておられるということが最近一部新聞に出まして、透明度日本一である摩周湖がBHCで汚れているということであります。私の住む北海道でございまして、特にここはバイカル湖と並ん...全文を見る
○竹村委員 その結果、どういう報告がされてこういう報道がされたわけでしょうか、簡単にお答え願います。
○竹村委員 今おっしゃったのは、同研究所水質計測研究室の大槻晃室長がお出しになった個人的なものとおっしゃいましたけれども、これは「環境汚染モニタリングステーションとしての湖沼」、私もここに持っておりますけれども、これによりますと、「摩周湖は流入、流出河川をもたず、また集水域面積に...全文を見る
○竹村委員 環境庁の中には酸性雨の対策室がありますか。どんな対策をしておられるか、聞かせてください。
○竹村委員 酸性雨に対する調査をされたことがありますかとの私の事前のお尋ねに対しまして、調査結果一覧表をいただいているのですが、これは関東地方における雨水の状況ですね。今のところ、これまで面への対策についてどんな研究、調査をしてこられたか資料をいただきたいという私のお尋ねに対して...全文を見る
○竹村委員 これしかないわけですね。酸性雨が世界的に問題になり出したのはもうかなり前からなんですが、日本の環境庁の対策というのはまだこれだけの結果しか出せない。途中経過だということですが、大変おくれている。幸いにしてまだ被害が出てこないけれども、被害が出てからでは遅いのでして、や...全文を見る
○竹村委員 ありがとうございます。  次に移ります。  今度、私たちが世界一美しいと思っている摩周湖、特に北海道の人は大変誇らしく思っている摩周湖にBHCが蓄積していたという非常にショッキングなニュースを聞いて、道民は大変びっくりしているわけです。BHC、ベンゼンヘキサクロイ...全文を見る
○竹村委員 牛乳からBHCが検出されたということが新聞にも報道されましたし、私たちも非常にショックに思って見たわけですが、牛乳からBHCが出るというのは、やはり稲わらから出てきたということになるんでしょうが、禁止をされましたのは農水省ですから、農薬取締法改正ということで取り締まら...全文を見る
○竹村委員 厚生省、農林水産省両方にお伺いしたいのですけれども、どんなことが人体への影響として心配をされたわけですか。
○竹村委員 だから、残留するのはわかりましたけれども、残留したら人体へどういう影響があると判断されたわけですかとお聞きしているのです。
○竹村委員 非常に軽くおっしゃいますけれども、BHCというのは発がん性もあるということで当時非常に問題になったわけですよね。私たちも、消費者としては、子供を育てている母親としましても、牛乳や母乳からまで農薬が検出されたということはゆゆしき一大事、人類の末路ではないかと、本当にそう...全文を見る
○竹村委員 「乳剤は、その百倍量程度の粉剤、土壌または消石灰に吸収させて埋没する」、そして「粉剤は、十倍量程度の土壌とよく温和して埋め込む」ということになっているわけですね。これは別にコンクリートの箱に入れるとかビニールに包むとかということはなかったわけです。じかに埋めて、あるい...全文を見る
○竹村委員 何でも、後になって、この2・4・5Tの場合もそうだし、DDTの場合もそうだったし、BHCの場合もそうだったし、後になってあれは間違いだったと言ってみたって、そのために被害が出てしまったらこれは仕方のないことでして、こういうことでは困るのです。  私は、ここで要求をし...全文を見る
○竹村委員 それでは、そのことはぜひ強くお願いを申し上げておきます。そして、わかる限りの資料を提出していただきたいと思います。  次に、環境庁にお伺いをいたしますが、農薬大気汚染の調査をされたことがありますでしょうか、どうでしょうか。
○竹村委員 実は、この農薬の大気汚染というのは、摩周湖のBHCに関連して、もしかしたら中国から運ばれてきた雨によるものではないかという説が出ているわけですから、そのことで今、農薬の大気汚染ということは非常に緊急性を持つのではないかと思って私お聞きしているわけです。  農薬の散布...全文を見る
○竹村委員 農薬の大気残留汚染についてぜひしっかりとこれから調査をしていただきたいですけれども、大気保全局長お見えになっていますね。どうお考えですか。
○竹村委員 空気というのは、ここは農業の空気です、ここは林野の空気です、ここは海の空気ですというふうに分けられないでしょう。大気保全局長というのは、そういう大気を安全に守るお役目でしょう。お役所というところは何でもそうやってセクト、セクトで、ノット・マイ・ビジネスでお分けになるの...全文を見る
○竹村委員 前向きに検討というのはよくおっしゃる言葉ですけれども、本当ですか。本当に約束していただけますか。
○竹村委員 それでは、空気を分けるようなことはなさらないでくださいね。  いろいろお聞きしたいことがあるのですけれども、時間の都合もありますので……。  今私はお役所のセクト主義というようなことを申し上げましたけれども、もう一つだけ申し上げておきたいのは、都合の悪い資料、情報...全文を見る
○竹村委員 中国からのBHCが飛んできて雨となって降ったのではないかということですけれども、私の持っております。ある資料によりますと、先進諸国においてはもう使われていない。一九六八年ぐらいまで、例えば我が国ではBHC、DDTで代表される有機塩素系殺虫剤が主力を占めていたけれども、...全文を見る
○竹村委員 私の持っております資料は、ちょっと前、八一年なんですけれども、中国ではBHCを生産、使用しており、最近ではその生産量も瀋陽化工工場だけで年産二万トンに達すると言われている。日本では既に使用禁止したけれども、過去には四十万トンが使用されている。このような状況から、BHC...全文を見る
○竹村委員 協力をし合わなければならないというお返事では私は納得できないのですが、日本の使用禁止をしたデータとか、人体へどんな影響があるから日本は禁止をしたんですとか、先進国であればそのくらいのことは言ってもいいと思いますよ。そして環境庁長官として、非常に地球的な規模の汚染が今認...全文を見る
○竹村委員 よくわかっております。決して私も中国から飛んできたでしょうとは言っておりません。そういう可能性があるではないかと言っているわけです。ですから、特別に中国へ申し入れをされることがなくても、国連の世界環境会議とかいろいろな機会を通じて、ぜひ日本のお役目としてそういう大事な...全文を見る
○竹村委員 それでは、四月八日に中央公害対策審議会環境保健部会にお出しになりました大気汚染と健康被害との関係の評価等に関する専門委員会の報告について二、三お尋ねしたいと思います。  これは二年四カ月にわたる調査、実験による報告ですね。非常に貴重な報告をお出しになったと評価してお...全文を見る
○竹村委員 補償費用及びその財源はどういうふうになっておりますか。
○竹村委員 一千三十四億円を全部政府が出しているんですか。
○竹村委員 この硫黄酸化物を排出する企業が補償費の八割を出しているわけですね。そして、その残りの二割を自動車排ガスの寄与分として自動車重量税から出しているわけですね。  そういうことから、つまり四日市公害裁判なんかで敗れた産業界では、全国の大気汚染地域で次々裁判を起こされてはか...全文を見る
○竹村委員 経団連の出しておられます「制度の問題点と改正についての産業界の考え方」というのがありますね。それで、経団連では次のような「考え方の骨子」を出しておられます。それによりますと、「現在のわが国の大気汚染レベルにおいては、もはや大気汚染の影響による疾病の多発はありえないもの...全文を見る
○竹村委員 この専門委員会の御報告を見ますと、「現状の大気汚染が持続性せき・たんの有症率に何らかの影響を及ぼしていると示唆される。」というふうに第四章の中に書いてあります。医学的な非常に貴重なデータを多々載せておられまして、実験も調査もされておられますけれども、その結果、終わりの...全文を見る
○竹村委員 期待をしたいと思いますけれども、私が今申しましたように、もう公害は終わったとかSO2の被害はなくなったとか一そういうことは決して言えないわけでして、大気汚染でも気管支ぜんそくや慢性気管支炎といった病気への影響を否定できないとこの報告書も言っております。そしてまた、アス...全文を見る
○竹村委員 期待しております。ありがとうございました。
04月18日第104回国会 衆議院 本会議 第22号
議事録を見る
○竹村泰子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案されました国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案について質問をいたします。  総理、先日私は、この統廃合の対象となっている北海道小樽市にあります国立療養所小樽病院を訪ねてみました。この病院は、結核療養所及び...全文を見る