竹村泰子

たけむらやすこ



当選回数回

竹村泰子の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
08月07日第115回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○竹村泰子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
09月28日第116回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○竹村泰子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
10月26日第116回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○竹村泰子君 初めに、政府広報についてお尋ねをしたいと思います。  政府広報には大別して二つのタイプがあると思います。その一つは、単なるお知らせ、政府が告知広報と呼んでいらっしゃるものでございますけれども、第二は、政府施策の円滑な推進のために国民の理解と協力を広く求められるとい...全文を見る
○竹村泰子君 水平的な公平というのはなるほどそうかもしれませんが、垂直的な公平ということを考えた場合には課税の公平ということには全くならない。それに国会で審議中の問題を一方的に取り上げますのは、そして内容的にも問題がありますのは、国民を欺瞞するばかりではなく国会に対する越権行為で...全文を見る
○竹村泰子君 反論権ということについてどうお思いになりますか。  例えば力の強い人が一方的に広告を出した場合に、私たちはそれを反論する権利があるという権利ですけれどもね。アメリカなどでは、例えば納税者、国民が税金の使い方について納得がいかないと、すぐ行政を相手どって訴訟をする傾...全文を見る
○竹村泰子君 私は、国が税金を使って国を二分するような論議が行われているものに対しての広告はいかがなものかと言っているわけでございます。  一体、これに幾ら使っているんですか、予算を教えてください。総理府の広報費及びこの消費税に幾ら使われましたか。大蔵省にもお聞きしたいと思いま...全文を見る
○竹村泰子君 消費税の広告にはどのくらい使っていらっしゃるんですか。
○竹村泰子君 大変なお金を使っておられるわけでして、きょうは時間の関係もありまして、このことに深く立ち入るわけにはいかないですけれども、しかし、これは将来的にもやはり政府が国民の税金を使って広告をするということの是非をぜひお考えいただきたい、そういうふうに思います。  それでは...全文を見る
○竹村泰子君 端的にお尋ねをしたいんですけれども、政府は社会保障の国庫負担率の対GNP比、これを一体どこまで引き下げようというおつもりですか。
○竹村泰子君 国民は福祉水準を上げるためならば負担の増大もやむを得ないと考えている、これはNHKの世論調査などでも出ているわけですけれども。しかし、現実は租税負担の増大が福祉に結びつかない、社会保障以外により多くが使われるようになったということではないでしょうか。例えば防衛予算で...全文を見る
○竹村泰子君 私たちは、今緊急に国庫負担を拡大しなければならないポイントが少なくとも幾つかあると思うんです。その一つは基礎年金ではないでしょうか。  この点政府は既に拒否回答をしていらっしゃいますので同じことを繰り返したくありませんけれども、次のことを明らかにしていただきたいん...全文を見る
○竹村泰子君 皆さんのところのお家賃がどのくらいか私は知りませんけれども、お家賃、食費、光熱費、そういった基礎的な生活部分が五万五千円でカバーできるとお思いになっているかどうか。これは恐らくこういう人は余りたくさんはいないと思いますが、大臣はどうお思いになりますか。
○竹村泰子君 現実の生活の中で平均的な給付水準、年金ですけれども、国民年金が月三万円弱、厚生年金が十三万円余り、各種共済年金が十七万から十八万円ぐらい。国民年金水準とほかのサラリーマンの年金水準との格差はこのまま放置なさるおつもりですか、大臣。
○竹村泰子君 社会保障における国庫負担を緊急に拡大しなければならないもう一つのポイントは、老人医療であると思います。  現行の老人保健法は老人医療費の拠出における加入者按分率を九〇%、来年四月からはこれを一〇〇%に引き上げるとされているわけですけれども、拠出側の財政状況からすれ...全文を見る
○竹村泰子君 社会保障における国庫負担を緊急に拡大しなければならない第三のポイントは、鉄道共済年金の救済であると思います。  衆議院の予算委員会の村山富市委員に対する橋本大蔵大臣のお答えは、鉄道共済のみに特別な国の負担を行うことは公平性の観点から不適当とおっしゃっております。し...全文を見る
○竹村泰子君 ほかの制度に依存する分千四百五十億円は五年間続きますので、トータルしますと七千二百五十億円。これを国鉄清算事業団、JR各社の拠出増だけではなく、一般会計で見ることがどうして不公平なのでしょうか。
○竹村泰子君 厚生大臣、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 大蔵大臣にお聞きいたしますが、六十三年度決算における決算剰余金というんですか、一兆七千億円、これはどう利用なさいますか。
○竹村泰子君 それらのことに幾ら使われるか、それでも半分だと八千五百億円残るわけですけれども、こういった予期しなかった財源は、臨時応急の拠出にこそ使うべきではないかと思います。  鉄道共済の救済処置は、被用者年金一元化までの五年間のつなぎでありますね。ですから、このつなぎの間、...全文を見る
○竹村泰子君 お考えをいただければ大変幸いと思いますけれども。  次に、それでは介護の問題に移りたいと思います。  橋本大蔵大臣は先般のNHKの討論会で、日本型の福祉社会というものは世代間同居を大切にしていくことによってただ単にお金にかえられない民族の心というものを残していき...全文を見る
○竹村泰子君 国民が世代間同居を選択できるような条件というのは、基本的にどんなものがあるとお思いでしょうか。
○竹村泰子君 世代間同居ということで言いますと、その条件は私は三つ少なくともあると思うんです。一つは、ゆとりのある広さで、手の届く価格の住宅、これはもちろん土地政策も伴いますけれども。それから二番目に、在宅福祉を支援する医療福祉サービス。それから三番目に、やはり家族介護手当の創設...全文を見る
○竹村泰子君 何が売り出されているんですか、具体的にお答えいただけますでしょうか。
○竹村泰子君 多世代間同居を選択できるような条件づくりのために、ますますしっかりと頑張っていただきたいとお願いを申し上げておきたいと思います。  私は、近ごろ自立、在宅ケア、介護というような言葉が随分聞かれるようになりましたけれども、その大前提は、一人の人が人間としてごく普通に...全文を見る
○竹村泰子君 私はここに、私の友人であります一人の女性、そしてその仲間たちが出しております「いちご通信」というのを持っているんですけれども、重い障害を持って助け合って生きている仲間たち、在宅ケアを進めている仲間たちでございます。この中にこんなことが書いてあるんです。  時間の都...全文を見る
○竹村泰子君 厚生省は、最近ねたきり老人ゼロ作戦というのを発表なさいましたけれども、要介護者の数を把握しておられますでしょうか。  それから、在宅三本柱と言われます家庭奉仕員、ショートステイ、デイサービスなどなどの実態を教えていただきたいと思います。
○竹村泰子君 要介護者数、身体障害者の方もお願いしたいと思います。
○竹村泰子君 六十万人と大体十万人、七十万人ぐらいですか。それに対しましてヘルパーさんの数は何人ぐらいなんでしょうか。
○竹村泰子君 七十万人に対して三万人でケアをしようと。これはふやそうと努力をしておられることはわかっております。しかしそれにしても、そんなに一挙に何倍にもふやせるわけはないと思いますけれども、余りにも少ない数だとお思いになりませんか、厚生大臣。
○竹村泰子君 経済大国、先進国と言われる割には余りにもお寒い状態であると思うわけです。私たちも本当にこのことには心を痛めております。並みの御努力では済まないと思いますが、どうか一生懸命やっていただきたいと思います。  たくさんお聞きしたいことがございますけれども、時間の制約があ...全文を見る
○竹村泰子君 これから十分にスクリーニングをされるところだと思いますけれども、もしもそのような方が発見できた場合、この人たちに対して法務大臣はどのような態度をおとりになるおつもりですか。
○竹村泰子君 起きないものと考えておられるという、ちょっと私のお聞きしたことと食い違っていると思うんですけれども、もしもそういう方が発見された場合にはどうなさいますかとお聞きしたんですが。
○竹村泰子君 変わったんですか。態度がかたくなったんですか。もしもそういう場合には柔軟に考えるというふうに言ってらっしゃるんじゃなかったですか、従来。
○竹村泰子君 私がお聞きしましたのは、人道上の見地から命や体に危険が生じると思った場合、そういうふうに判定をされた場合、日本国はどうなさいますかとお尋ねをしているんです。
○竹村泰子君 仮定仮定とおっしゃいますけれども、実際には十分に考えられる問題ですよね。その場合に、それからまた何日もかけて考えさせていただきますということでは大変困ると思うんですけれども、大量の難民やボートピープルの入国という現象が起きているわけですが、これはことしが異常に多いだ...全文を見る
○竹村泰子君 予測困難ということは、今後も起こり得るかもしれないという可能性もあるわけでして、そうすれば、一時庇護センターや定住促進センターの機能を拡充する必要があるのではないでしょうか。外務大臣、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 私は先日、大井の国際救援センターを見せていただきましたけれども、例えば医療の確保などはどんなふうに考えておられるんでしょうか、外務大臣。
○竹村泰子君 看護婦さんはお一人ですね、あとのお二人は国で派遣しているのではないですね。
○竹村泰子君 厚生大臣にお聞きしたいんですけれども、私、中を見せていただきました。食事なども見せていただきましたし、健康を維持するために十分かどうか、その医療センターも見せていただきましたけれども、そのときは千二百人に余るたくさんの方たちがあそこに住んでおられたわけですから、もう...全文を見る
○竹村泰子君 医療の確保には私は厚生省がすべて責任を負うようにしていただきたい、そう思うわけです。国立病院だけで対応できないときは厚生省がほかの医療機関に協力を求めて、もう少し万全の体制をとっていかなければ、いろいろな病気や危険な状態が起こってくるかもしれない、非常に危惧をいたし...全文を見る
○竹村泰子君 道民のあるアンケートによりますと、九〇%の非常に多数の人が反対の意思を表明しているわけでありますけれども、これを強く推進されるということに私たちは激しい憤りを感じております。  同時に、今ここに私が持っておりますのに、「貯蔵工学センターに係わる調査報告」というのが...全文を見る
○竹村泰子君 そうしますと、この報告書にあります「電源三法による算定がなされ、これら勘定より交付されますが、細部はまだ確定しておりません。交付されることは間違いありません。」という報告書の言葉は間違いですね。
○竹村泰子君 それでは、この報告書はそちらで発言をしていないことが書かれている、間違っている記録であるというふうに断定されるわけですね。
○竹村泰子君 幌延の現状のままで電源三法が適用されない、交付金もということですけれども、将来的には適用されるように政令を改正していくということですか。それはいつなんでしょうか。
○竹村泰子君 原賠法の幌延適用はどうですか。
○竹村泰子君 これは改正をしないでそのまま適用になるということでしょうか。改正をされるならその予定をお聞かせください。
○竹村泰子君 納得できませんけれども。  ちょっと次のところへ行きます。きのうこの予算委員会でプルトニウム輸送のことが質問されておりましたけれども、今のところ海上輸送がより安全というお答えだったと思いますけれども、プルトニウムはいつ輸送されてきますか。
○竹村泰子君 どちらが安全かどちらをとるかという問題ではなくて、私たちはプルトニウムや高レベル廃棄物のようなものが輸送されないことが一番望ましいと思っているわけでありますけれども、高レベル廃棄物は英仏からいつ戻されてきて、どんな話し合いになっているんですか。
○竹村泰子君 プルトニウムは九二年、高レベル放射性廃棄物についてはフランスが九三年、イギリスが九四年というふうな情報があるんですけれども、これはいかがですか。
○竹村泰子君 いずれにしてもあと四、五年すれば戻ってくるわけですよね、今のところ。釜石市では市議会が拒否宣言をしております。岡山の哲西も断られ、幌延も道民、知事の猛反対、これ一体どうするんですか、どこへ持っていくんですか。長官、お答えください。
○竹村泰子君 どこからも嫌われ者のどこにも行き場のないこの廃棄物、どういうふうになさるおつもりか、私たちの道民の気持ちを押し切って強行的にこれを推進しようというこの政府のやり方に強く抗議をしておきます。  次に、もう時間がありませんけれども、地球規模の環境破壊が叫ばれております...全文を見る
○竹村泰子君 地球を守るため、資源を守るために各省庁努力をしていただきたいとお願いを申し上げまして、終わらせていただきます。
12月05日第116回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○竹村泰子君 放射能の汚染飼料につきまして御質問したいと思います。  チェルノブイリの原発事故から三年半が過ぎたわけでありますけれども、この原発事故は、現場で事故に対応した運転員、消防士などには致死量の被曝を、百キロメートルの住民には被曝とそして避難を与え、そして原発を持ってい...全文を見る
○竹村泰子君 きょうの私の質問は飼料用の脱脂粉乳の汚染に限りたいと思いますけれども、この脱脂粉乳の輸入量と輸入国を問いたいと思います。
○竹村泰子君 私の調査によりますと、チェルノブイリ事故の八六年を境にしてニュージーランドやオーストラリアからヨーロッパへと輸入国が大きく変化をしている、そういうふうにお聞きしておりますけれども、今御発表いただきました数字にもありましたけれども、西ドイツなどは八六年までは全然輸入が...全文を見る
○竹村泰子君 学校給食用の脱脂粉乳などは依然としてニュージーランド、オーストラリアでありますし、バターやチーズなども上の二カ国がぬきんでているわけですけれども、それほど大きな変化はない。なぜ飼料用だけがそう大きく変わったんですか。
○竹村泰子君 これは最近の「モスクワニュース」なんですけれども、八九年の二月号なんですが、この報道によりますと、家畜の異常出産と住民に身体的影響があらわれた地域はソビエトのウクライナ共和国ジトミール州ナロデッチ郡というふうに指定しておりますが、これはチェルノブイリ原発から五十キロ...全文を見る
○竹村泰子君 食品ではないのでさほど気をつけなくてもいいけれども、我が国では三百七十ベクレルの基準を設けているということですね。今のはそういう意味ですか。
○竹村泰子君 輸入された脱脂粉乳の国内での使用の内訳を教えていただきたいんですが。
○竹村泰子君 検査方法とその体制について、検査国と基準値などについてもお教えいただきたいと思います。
○竹村泰子君 私たちがこれまでお聞きしに行きましたときには、全ロット検査というふうにお聞きしていたんですけれども、全ロット検査というのは、今おっしゃったように同一荷口の中から任意の五袋を選んで、そしてそれを検査をするということなんですか。
○竹村泰子君 そうしますと、任意の五袋以外の袋が汚染をされていてもわからないわけですね。
○竹村泰子君 その検査の方法も非常に私は心配でありますけれども、もう一つ心配なのは検査所です。自主検査を通関前にまず行うわけですね。そして、その国の肥飼料検査所に報告をするんですね。そして、その中のサンプルを東京肥飼料検査所へ送付するわけですが、そのサンプルを送って放射能検査がで...全文を見る
○竹村泰子君 広い日本でただ一カ所の検査所で十分対応ができるのかということが私は大変心配でありますのと、もう一つ、基準値を超えているものについて返送の措置をとられるわけですね。果たしてその返送の措置がどういうふうにとられるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○竹村泰子君 輸出国に返送するように指導しておられるということですけれども、果たしてそれがその輸出国へ返送されたかどうかというところまでは突きとめておられないと思いますけれども、汚染物質の流れですね、我々が拒否したものはどこへ流れていくのか非常に危ぶまれるわけでありますけれども、...全文を見る
○竹村泰子君 それと、飼料用の脱脂粉乳は需要者割当がされている、枠を決めて、量を決めて実際に買い付けるのは業者あるいは農業団体などに任せられて、輸入国については業者任せということですか。
○竹村泰子君 そうしますと、先ほど私が最初の質問でいたしましたチェルノブイリ事故から後、ニュージーランドやオーストラリアからヨーロッパへと大きく輸入国が変わってきているということも、これはもう農水省は全く知りません、それは業者任せのことでありますからということなんでしょうか。
○竹村泰子君 輸入の飼料用脱脂粉乳がヨーロッパから大きく流れ込んできている。そして、それが非常に大きな放射能汚染が心配をされているし、また事実、自主的な測定によりましてはかなり高い放射能値を検出している、このことについて農水省は全く責任はないわけですか。
○竹村泰子君 今回の代用乳の汚染に関しましては、結果がすぐに見えないことから内部被曝による晩発性の放射能障害のおそれが非常に強いわけです。例えば病源菌に対して抵抗力が弱くなる、内臓機能に欠陥が出る、成育が遅い、こういうふうなことになりますとまた新たに抗生物質や濃厚飼料が与えられて...全文を見る
○竹村泰子君 私たちの大事な命の源であるこれらの農畜産物の経営、運営の非常に重要な課題であると思います。財力に任せて我々が安全な食料品や飼料を買いあさることでは、問題は解決しないと私は思います。なぜこのような汚染が起きるのか。食料を汚すということは一体どういうことなのか。今三百七...全文を見る
○竹村泰子君 すべて起きてから後では遅いのでして、ピートモスについてもそうですけれども、輸入飼料の問題につきましても、これからも厳しいサンプリング検査と、いかに安全なものを私たちがいただくことができるか、そういったことについて外務省、農水省、どうぞ力を合わせて厳しい対応をお願いし...全文を見る
○竹村泰子君 この報道が事実でありますとすれば、なぜこのような事態が続発しているとお思いになりますか。外務省、外務大臣それから通産省の両方にお聞きをしたいと思います。
○竹村泰子君 大臣、今政府が、国が介入するべきではないというふうなお答えをなさいましたけれども、この日系企業というのは韓国でも韓国スミダだけではないんですね。多分御存じだと思いますが、非常にたくさんの企業がこういう状態になっている。それからアジア全体でいいますと、本当にもっともっ...全文を見る
○竹村泰子君 今通産省のお答えにありましたとおり、この「海外投資行動指針」それから「海外事業展開に当たって期待される企業行動」、両方ともなかなかいいことが書いてあるんです。基本的な姿勢として、「投資先国の社会に融け込むよう、その経済、社会との協調、融和を図りつつ行うという基本的姿...全文を見る
○竹村泰子君 私の手元にあります資料で「日系企業をめぐるトラブル事例」というのがございます。これは日系の韓国スミダほかの進出企業について「進出企業問題を考える会」の市民の皆さんがガイドラインをつくられましたのですけれども、その中にございますトラブル事例でありますが、これはほんの一...全文を見る
○竹村泰子君 経済大国と言われ、先進国と言われる日本ですけれども、しかしわずか四十年余り前に日本はアジアの国々を土足で踏みにじっていき、千八百万人の犠牲を出したわけです。そういった歴史的な事実からいいましても、その償いとしても、アジアの国及び民族との平和と友好、このことにはどんな...全文を見る
○竹村泰子君 同時に、人権NGOと大変密接な協力関係を持っていることと、構成される二十六人が個人資格の人権専門家であるということであると思いますけれども、よろしゅうございますか。
○竹村泰子君 それでは、最初に申しました人権NGOと密接な協力関係を持っているというのは事実ではないのですか。
○竹村泰子君 おかしいですね。人権NGOと密接な協力関係を持っているということは私は非常に大事なことであると思いますけれども、残念なことに、現在一九八八年から九一年まで正委員として日本政府が推薦している方は、その言動、著述などにおいて不適格であることが多くの人々から指摘をされてお...全文を見る
○竹村泰子君 ぜひ目を通していただきたいと思うんです。この論文によりますと、私は時間の関係でここで一々引用することができませんけれども、アイヌの人々のこと、来日のアジア人女性たちのこと、それから代用監獄のこと、これらのことについて実に私たちがぎょっと驚いてしまうような差別的な発言...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっとよくわからないんですけれども、例えばその人を選ぶときに、具体的に言うと、どんなことを条件になさるわけですか。
○竹村泰子君 経歴と活動状況だけですか。
○竹村泰子君 少なくとも国連の差別防止・少数者保護小委員会ですよ、これは人権問題の世界的な窓口です。非常に重要なところです。そこに日本政府の推薦者として出ていく人を選ぶわけですから、経歴とかそういうことだけではなくて、もう少し客観的な推薦基準を追加してみたらどうかと私は思いますけ...全文を見る
○竹村泰子君 その論文は、そのときに提出されたものではなくて、過去のものを参考にするという意味ですか、今おっしゃったのは。
○竹村泰子君 そういったことについてやはりもう少し基準を厳しくし広げていただきたいと私たちは思うんです。  この方は、北海道の二風谷を訪ねられましてアイヌの人々の暮らしぶりを見にきたということで、またそこで新たな発言を繰り返しておられるんです。つい先日のことです。そのときには、...全文を見る
○竹村泰子君 御案内がなかったんですか。
○竹村泰子君 おもしろいですね、今のね。個人の資格でお開きになったとしても、国連の人権小委員会の報告会をしていらっしゃるわけです。それに外務省の皆さんがお招きがあったのに、個人の資格で開いていらっしゃるから行ってはいけないということはないですよ。
○竹村泰子君 御案内なく開かれたので行けなかったということなんですね。まあこういう国連人権委員会の小委員会の報告会をするのに御案内をされないというのも私は大変おかしな話だと思いますし、そういった情報を外務省が知らないというのもおかしな話だと思いますけれども、これはやはり外務省が推...全文を見る
○竹村泰子君 この方の任期は一九九一年までありますね。ですが、次の人権委員会による選挙は一九九二年一月にあるわけですが、その半年くらい前までに委員候補の公開をしてはどうですか。どういう人選をしようと思っていらっしゃいますか、お聞かせください。
○竹村泰子君 もっともっとふさわしい方が私は広い日本にたくさんいらっしゃると思います。公募をするとか論文を募るとか、何かもう少しお考えになってはいかがかと思いますけれども、ぜひ御一考いただきたいと思います。  日本政府の人権に関する対応はまことにお粗末と言うしかない。法務省の中...全文を見る
○竹村泰子君 今のお答えですけれども、各国の国際人権条約批准状況というのがございます。それによりますと、二十二の項目があるんですけれども、日本はわずか七つしか批准をしていないんですね。これはずっと世界のほかの国々を見ておりますと、非常に不思議な数字でございます。例えばあらゆる形態...全文を見る
○竹村泰子君 奴隷制度・奴隷取引並びに奴隷制度に類似する制度というのは、なるほどそういうことは今の日本には薄くなっているかもしれませんが、及び慣行の廃止に関する補足条約というふうに大きくとらえますと、私は決してまだまだ皆無であるとは思えませんし、そういったことに対してぜひ私たちは...全文を見る
○竹村泰子君 もう時間が参りましたので、最後に一つだけお尋ねして終わらしていただきたいと思います。  先住民のための国連任意基金に対する拠出についてというのがございます。一九八七年八月から既に幾つかの国がこの先住民に対する拠出基金を国連に出しているわけですが、現在七カ国ぐらいで...全文を見る
12月13日第116回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○竹村泰子君 私は北海道でございますし、北方領土の問題から伺わせていただきたいと思います。  最近、世界でいろいろな動きがあるわけですけれども、北方領土返還交渉の中で公式ルートでソ連側から何か新しい提案があったのでしょうか。
○竹村泰子君 日ソ平和条約というのは北方領土返還後にというふうにこれまでは言われておりましたけれども、その点はいかがですか。やはり返還後ですか。
○竹村泰子君 従来どおりということなんですね。  近ごろ、よくいろいろなもので目にいたしますけれども、例えば二島返還論というふうなことがあります。その点について外務省はどう考えていらっしゃいますか。
○竹村泰子君 そうですか。  日ソ間の経済交流と北方領土問題との関係をどういうふうに考えておられるでしょうか。日ソ経済交流を進めることによって日本にどんな利益がもたらされるとお思いか。もし北方領土が返還されたときに、経済面に限らず、いろいろなところでどんな利益があるというふうに...全文を見る
○竹村泰子君 北方領土返還交渉の基礎条件となります東西関係、それについてお尋ねしたいんです。  最近の米ソ間の東西関係、これは緊張緩和の方向にあるとお思いになりますか。もしそうだとすれば、冷戦は終わったとお思いでしょうか。
○竹村泰子君 大変喜ばしいことですけれども、北方領土は地政学的にいろいろな国際関係の中でも非常に重要な位置を占めているわけですが、ソ連側が北方領土返還を拒む最大の理由、北方領土の占める軍事戦略的な価値、位置と申しますか、外務省あるいは防衛庁はどうお考えになっていらっしゃいますか。
○竹村泰子君 外務省、いかがですか。
○竹村泰子君 ゴルバチョフ議長のウラジオストクの演説以来、ソ連側から極東地域の軍縮提案が幾つも幾つもなされているわけですね。最近は五十万人の兵力削減というふうな喜ばしいニュースも国連の演説の中で出てきておりますけれども、それらがどの程度実行されたのか、あるいは今後どういう動きで実...全文を見る
○竹村泰子君 国際的にも世界じゅうの人が見ていると思うんです。ゴルバチョフさんが次から次へと手を差し伸べている、それに呼応してアメリカが負けじと軍縮案を出しているわけですけれども、それに対して日本の国民は、我が政府は一体どのようにそれにこたえようとしているんだろうか、一体こたえる...全文を見る
○竹村泰子君 いつも日本は及び腰で、そして世界の情勢をそっとすき間からのぞいている、どうして日本は太平洋戦争の反省に立ってもっと平和のために能動的に積極的に動けないのかと、私たちはいつもそう思いますけれども、国際情勢の中でもこれは手厳しい批判をこれから受けていくのではないかと非常...全文を見る
○竹村泰子君 そういうお答えであろうと思いましたけれども、いろんな筋から今回の演習のシナリオが漏れ伝わっております。防衛庁は十分よく御存じだろうと思います。  それによりますと、例えば、まず宗谷、津軽、対馬の三海峡を封鎖して、ソ連太平洋艦隊がオホーツク海や太平洋に出られないよう...全文を見る
○竹村泰子君 私の持っております情報によりますと、米軍の戦略プランの中にこれらのシナリオがばちっと決められて入っておりますね。何段階も何段階も述べられている。こういうことがあるわけでありますが、防衛庁はそれを肯定も否定も今のところはされないわけですね。
○竹村泰子君 日本の自衛隊が演習の一部分のみに参加する場合でも、演習が全体として一体的に行われて、しかもその内容が我が国の専守防衛の範囲を著しく逸脱している今回のような場合は専守防衛違反、憲法違反になるのではないかと私は強く思い、また国民の多くもそう思っていると思います。  東...全文を見る
○竹村泰子君 私も仲間の道民そして住民運動をやっている人たちと御一緒にいろいろと反対の運動にも参加しておりますけれども、ここ何年来非常に大きな被害が北海道で出ていることは防衛庁よく御存じだと思います。放牧したばかりの牛が低空飛行によりまして狂ったように走り回って足を折って、その被...全文を見る
○竹村泰子君 公有水面埋立法などによりますと、埋立面積が五十ヘクタールを超えない場合には建設大臣の認可が必要でなく、知事の認可で埋め立てができるということになっている、着工できるわけですね。今回の建設計画によれば、埋立面積は約四十ヘクタール余となっているわけですが、知事の認可によ...全文を見る
○竹村泰子君 この新計画では、いわゆる環境庁長官の手を離れることとなってしまうわけですよね。我が国の環境行政に対して非常に私は大きな影響を今後及ぼしていくと思うんですけれども、大臣、環境庁長官ではいらっしゃいませんけれども、この白保あるいは新空港の建設に対して、責任担当大臣として...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、ぜひこのことで御所見を伺わせていただきたいと思いますんですけれども、どういうふうにお考えになっておられますでしょうか。
○竹村泰子君 このカラ岳東海岸の新建設予定地につきましては、国際自然保護連合や自然保護基金日本委員会などの自然保護団体が独自に調査を行いまして、建設予定の変更によっても白保及びカラ岳東海域のサンゴ礁の保護が不十分であると警告を出しております。環境庁としては、今回の建設予定地の変更...全文を見る
○竹村泰子君 時間がないのであれなんですけれども、旧建設予定地の住民に対する漁業補償の取り扱いについて運輸省にちょっとお尋ねをしたいと思います。  旧建設予定地であった白保地区の漁業権、これはどのようになっていますんでしょうか。既に支払われた漁業補償及び買収された土地についての...全文を見る
○竹村泰子君 新たに起きたときには、また新たに対応するということですね。  これまで支払われた漁業補償については、どうお考えになっていますか。
○竹村泰子君 いろいろとお伺いしたいことがたくさんありますけれども、時間が来てしまいました。  私は、日本の環境行政というのは本当にお粗末である。世界的に環境破壊がこんなに大きく取りざたされるようになりましたけれども、環境というのは壊してしまったらこれは取り返しがつかないです。...全文を見る
○竹村泰子君 終わります。  ありがとうございました。
12月25日第117回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○竹村泰子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。