竹村泰子

たけむらやすこ



当選回数回

竹村泰子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第120回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○竹村泰子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成二年度第二次補正予算二案に対し、反対の討論を行います。  まず最初に、去る二月二十四日、世界の多くの人々の願いと祈りもむなしく対イラクの地上戦が開始されたのは極めて残念なことであります。 ...全文を見る
04月01日第120回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○竹村泰子君 初めに、湾岸問題で総理にお尋ねをしたいと思いますが、先日、三月十九日の本予算委員会で安恒委員が総理にお聞きいたしました。    〔委員長退席、理事坂野重信君着席〕 「あなたは平和国家日本は何で名誉ある地位を確立しようとお考えでしょうか。」とお聞きしましたときに、...全文を見る
○竹村泰子君 私の周辺では、現在の日本が誇り得るものとしてテクノロジーと勤勉な国民性ということを挙げる人が多いようで、総理も今そのようにお答えになりましたけれども、しかしそれがかえって世界から脅威と受け取られ、尊敬されない原因となっているということも考えられるんです。私は、環境保...全文を見る
○竹村泰子君 私は、これは質問というよりは提案とでもいうような感じなんですが、当面の対応だけではなく、憲法の理念に即した貢献の仕方というのがあると思うんです。それは、例えば必要なときにはいつでも環境調査を目的とした環境ミッションのようなものを派遣できる、あるいは環境の復旧を目的と...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろ御計画をお聞きしたんですけれども、ぜひもう少し世界に見える形での貢献策というか、ああいいアイデアを出してきたなというようなそういうものを私は今はっきりと日本はお出しになるべきだ、そう思いますので、総理もひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。  それで...全文を見る
○竹村泰子君 原因究明作業について説明されたいとお願いしています。答えていないです。
○竹村泰子君 今AVBのお話が出ましたので、ちょっと順序を変えてAVBのお話を聞きたいと思います。  一九八七年七月、米のノースアンナ原発事故の原因の一つに、NRCが振れどめ金具、AVBを挙げましたね。私の手元にその報告書があります。このとき日本でも加圧水型原発を調査したと思い...全文を見る
○竹村泰子君 これまでにも、AVBがあるために金具との接触により細管が損傷するいわゆるフレッティングという現象はよく知られていましたね。そしてまた、逆U字型に曲がる場合は製造時に合金内にひずみが生じやすいこと、これはもうだれが考えてもわかることでありまして、これまでにわかっていま...全文を見る
○竹村泰子君 検査の方法もお考えになるわけですね。
○竹村泰子君 美浜二号機では、AVBが蒸気発生器の内側から十九列目までしか届いていなかったのですね。内側から十八列目まで金具がなかったとすれば、実際に破断した十四列目よりももっと振動の大きい十八列目や十七列目、十六列目あるいは十五列目の細管が先に破断したはずではないですか。この事...全文を見る
○竹村泰子君 まさか、すべての原因をAVBの設置ミスに転嫁して、美浜二号機を一基とめるだけでほかの原発は点検と改善のために停止することさえしないまま、美浜を犠牲者にして済まそうなどとお考えではないでしょうね、通産大臣。
○竹村泰子君 承服できません。今回のようなこのギロチン破断と言われるような大変な破断を起こした。そして、加圧水型の原発は十七基あるとおっしゃいましたけれども、すべて同じ、古さ新しさの違いはあっても同じ条件で運転しているわけですよ。それを、美浜は蒸気発生器の取りかえでおとめになる、...全文を見る
○竹村泰子君 押し問答をしても仕方がありませんが、先日衆議院の予算委員会における辻一彦委員の求めに応じて提出されました「美浜二号磯原子炉容器頂部ボイド発生量解析結果」というのは、一体だれが何の目的で、どのように解析をしたものなんでしょうか。
○竹村泰子君 ここにその解析データをいただいておりますけれども、この数字はすべて実際の事故のときの数字と大きく違いますね。例えば、表の各種の温度は出発点の一段目の十三時四十分からして実際とは全然違うんですよ。原子炉容器頂部の温度の方がそれよりずっと下の方から蒸気発生器へ向かう出口...全文を見る
○竹村泰子君 私も数字にはかなり弱い人間なんですけれども、そういうふうには全然素人が見ても読めません。  原子炉容器頂部温度が実際にはこの解析値より数度高ければ、その温度は事故とともに、つまり十三時五十分からたちまち飽和温度と重なってしまいますね。すると、初めて沸騰したのは十四...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、安全委員長はまだこの解析結果をごらんになっていないわけですね。
○竹村泰子君 原子力を安全に運転するための部署である、委員会であると私は思いますけれども、美浜の事故が起きてからもう随分たっております。解析結果が出されてからもかなりの日数がたっております。まだ解析結果をごらんになっていないということはちょっと私も驚きなんですけれども、いずれにし...全文を見る
○竹村泰子君 提出し直してくださるんですね、もう一度解析をきちんとして。
○竹村泰子君 十三時四十分というのは事故の十分前なんですね。ですから、本当にこれがいかにいいかげんなものかということがよくわかるんですが、大臣、きちんと解析を出し直させていただきたいと思います。
○竹村泰子君 ECCSについてお尋ねいたします。  細管破裂の場合、一次系の圧力はなかなか下がらないまま冷却水は二次系に抜けて炉内が空になっていくことが大問題です、空だき。現に百気圧以上の状態が二十分以上にもわたって続いていますね、ここにチャートをいただいておりますけれども。し...全文を見る
○竹村泰子君 この能力のポンプのままでいいというなら、加圧器が空になった状態の運転を、それも何十分にわたって容認してよいということなんでしょうか。原子力安全委員長、いかがお考えになりますか。
○竹村泰子君 すごいですね。注入したのだけれども、四十三分間にわたってゼロなんです、空だきなんです。これで十分機能したと言われますか。
○竹村泰子君 原子力安全委員長、だから日本の原発は安全であるというのは国民は疑っているわけです、恐れているわけです。  少し話題を変えますけれども、大蔵大臣にお尋ねしますが、大蔵省が認めた原発の耐用年数は何年ですか。
○竹村泰子君 十五年ですね。  総理、そして大臣、皆さん、今お配りしている資料をちょっと見ていただきたいと思います。  ナンバー1の方は、これは今回の事故を起こした蒸気発生器細管の施栓率です。つまり損傷した細管に栓をして、穴のあいたところに栓をしている数です。  原発名の下...全文を見る
○竹村泰子君 スリーブとそれから施栓した、合わせますと二千五百四十八本足す七百九本、四八・一%の細管に異常があるわけです。異常といいますか、まともではないわけです。これは原子炉の冷却に支障を来すと思いますが、どうですか。
○竹村泰子君 総理と科技庁長官、通産大臣にお聞きいたします。  要するに、美浜二号機は大変優等生でよく働き、老朽化してしまった。原発の高齢化問題です。ぼろぼろなんです。十五年が限度の原発を十八年運転しています。今回の事故を教訓に、原発対策を考え直さなければならないのではないでし...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろおっしゃいましたけれども、絶対安全というものはないんですね。そして、まかり間違えばこれは何十万人、何百万人の人の命にかかわる、これはもうチェルノブイリが証明しており、スリーマイルが証明しているわけです。  原発の比率が高くなるほど、通産大臣、一たび事故が発...全文を見る
○竹村泰子君 たくさん申し上げたいことがありますが、次に質問を予定しておりますので、次の機会に譲りたいと思います。  強制連行の問題ですが、私は今後の日韓・日朝関係ということでお尋ねをしたいと思っております。  昨年五月の予算委員会で私がお尋ねいたしました名簿の調査については...全文を見る
○竹村泰子君 さっき本岡委員の質問にもありましたけれども、この公表された名簿の数は、実際に連行されてきたとされる百万人から百五十万人とも言われます数の一割にも満たないんですね。その理由は何なんでしょうか。政府は本腰を入れたんでしょうか。マスコミなども及び腰だとかやる気がないとか書...全文を見る
○竹村泰子君 私も、労働省がお出しになった通達ですか、そしてどんなところを調査されたかという報告をいただきました。確かにいろいろ大変だっただろうと思います。労働省職安局がなさったわけですからその御努力は認めますけれども、一つの例を申し上げましょう。  ここにあります私のいただい...全文を見る
○竹村泰子君 いいかげんな答えをしていただいちゃ困ります。  私も松代に調査に行ってきました。私はたくさんここに資料を持っておりますけれども、今その目的はつまびらかではないとおっしゃいましたね。あなたは事実を全く知らな過ぎます。松代大本営跡地と言われているわけでしょう。天皇の御...全文を見る
○竹村泰子君 そういうのを詭弁と言うんです。いいかげんなことを言わないでください。  文部省にお尋ねしますけれども、私たくさんいろいろ教科書をいただきました。これは次の機会に質問しようと思っていたんですが、今余り防衛庁がいいかげんなことをおっしゃるから。  教科書に七千人ぐら...全文を見る
○竹村泰子君 人数は。
○竹村泰子君 私も持ってくればよかったんですけれども、まさかそんな、つまびらかではない、目的も定かではないというようなお答えが出るとは思わなかったものですから次の機会と思っていたんですが、私が文部省からいただきました教科書にはきちんと七千人という数字が入っている。これは後でごらん...全文を見る
○竹村泰子君 一片のこういった通知によっておざなりの調査をしたとしか思えないんですね。さらに有効な方法で責任ある全容の調査をするべきだと思います。いかがでしょうか、官房長官。
○竹村泰子君 終わったわけではないんですね。調査を続けていただきたいと思います。  今国会に、日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法案というのを提出されましたが、その趣旨は、いわゆる日韓請求権・経済協力協定によって権利を失ったと申しますか、...全文を見る
○竹村泰子君 昭和三十七年十月二十九日、援護三百十八号通知は、その解釈についてどう解しているか説明をしていただきたいと思います。
○竹村泰子君 「この規定は、個人の意志に関係なく国家間相互の条約等の一方的権力によつて国籍を変更させられた場合には適用されるべきではなく、」と書いてありますね。これは在日の方たちはどうなんですか。この適用はされないわけではないでしょうか。
○竹村泰子君 その国籍条項の件については、またゆっくりと次の機会に譲ります。  B、C級戦犯の人々の中に韓国、朝鮮籍の方がおられた、このことを政府は認識しておられますか。
○竹村泰子君 もう少し詳しく。
○竹村泰子君 外国人でありながら日本人として服役、今日本に在住しておられる方たちが四十八名おられます。まさに日本の国策による犠牲者ではないのでしょうか。  詳しくは次回に譲りますけれども、韓国、朝鮮民主主義人民共和国をめぐる動きは、緊張緩和から南北和解、統一を求める機運が急速に...全文を見る
○竹村泰子君 終わります。
04月02日第120回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○竹村泰子君 まず初めに、大臣にお尋ねをしたいんですけれども、日本の安全保障政策のあり方なんですが、長らく自明の政策でありましてその有効性を問うこと自体がもうはばかられるような、そういう雰囲気もある日米安保体制なんですけれども、これを将来にわたり維持することが妥当かどうか。この変...全文を見る
○竹村泰子君 日本の安全体制を根幹とするこれまでの安全保障政策というのは、基本的に三つの要素があったのではないかと思います。  最初は、小規模な軍事的侵攻に対して独力で対処できる自衛力を持つ。二番目には、通常戦力による大規模な侵攻に対してはアメリカの支援を仰ぎつつ対処する。三番...全文を見る
○竹村泰子君 アメリカは、欧州正面での西側の軍事的な劣勢、それを補う意味で核抑止力を働かせる構えをとってきました。ソビエトの侵攻を未然に防止するというのが基本的な考え方であるとするならば、そのような政策をとるアメリカにとって、核兵器使用の可能性についてソ連に不安感を持たせ、特に核...全文を見る
○竹村泰子君 私たちはこの日米地位協定の特別協定に反対をする立場から、きょうは少し米軍基地の問題その他お伺いしていきたいと思います。  米軍基地の整理縮小ということで、昨年六月十九日の日米の合同委員会で返還に向けて手続を進めることが確認されました沖縄米軍基地二十三カ所のうち、実...全文を見る
○竹村泰子君 これは百二十国会の予算委員会第一分科会の会議録なんですけれども、この返還問題について古堅分科員が質問をしておられます。その問いに対しまして大原政府委員がお答えになっているんですけれども、今お答えいただいたようなことをお答えになっているんです。  二十件のうち合意が...全文を見る
○竹村泰子君 ぜひ返還の作業を着実に進めていただきたいと思うんです。  念のために確認いたしますけれども、昨年十一月に県民の選択によりまして保守県政から十二年ぶりに革新県政に移行したわけですね。谷沖縄開発庁長官は二月十六日に視察にいらっしゃいまして、そこで記者会見をしておられま...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、きょうは開発庁長官いらっしゃらないんですけれども、この御発言はどういうことだったんでしょう。
○竹村泰子君 地元の新聞に随分大きく報道されているんですね。ごめんなさい、これをお出ししておけばよかったんですが。  基地問題は「政治の現実と理想の両方をみながらやっていかなければならない。国との関係をギクシャクさせるべきでない」というふうに発言をしていらっしゃって、国との摩擦...全文を見る
○竹村泰子君 沖縄は来年五月、復帰満二十周年を迎えるわけですけれども、沖縄振興関係に大きなネックとなっており、また県民生活に多大の影響を与えている米軍基地の抜本的な整理縮小は百二十万県民の悲願であり、革新県政に対する国の姿勢に変化が見えるという疑いをかけられないよう、政府は誠意を...全文を見る
○竹村泰子君 その後、ハーディスティ米太平洋軍総司令官が訪日されておりますね。同司令官より外務事務次官に対して、全般的な撤退計画案が固まるのは秋ごろになる、そして在日米軍で撤退の対象となるのは五千から六千人、沖縄が対象となるというふうにまた改めて言っておられます。  ところで、...全文を見る
○竹村泰子君 それにつきまして少し数字が食い違ったりしているんですけれども、かなりこれはリポートの中でも数字が詳しく出ておりますね。日本の政府はそれに対して大体どのぐらいというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
○竹村泰子君 私の出身であります北海道の新千歳空港なんですけれども、今や北の玄関として国際的物流拠点に向けて各種整備を進めております。これと同じように、米軍の使用する嘉手納基地の四千メートル滑走路が基地とともに日本に返還されれば、我が国の南の玄関としてはもとより、北東アジアの一大...全文を見る
○竹村泰子君 外務省はというよりは日本の政府は、依然としてソ連脅威論というものを持っていらっしゃるということですか。
○竹村泰子君 大臣のお考えはわかりますけれども、私は沖縄の米軍基地の問題で言いますと、沖縄の米軍基地は戦後一貫して共産圏封じ込めのアメリカの極東戦略を支える太平洋のキーストーンであった。そして、事実そう位置づけられ、朝鮮戦争、ベトナム戦争では極めて重要な役割を果たしてきた。今度の...全文を見る
○竹村泰子君 先ほども申しましたけれども昨年四月にチェイニー国防長官が議会に提出しました「アジア・太平洋地域の戦略的枠組み」というものによれば「在日米軍基地には全地球的な兵たん補給機能「修理機能などが期待されている。また、本年三月の国防報告によりますと、日本も含めた極東駐留米軍は...全文を見る
○竹村泰子君 ですから、その地球的な兵たん補給機能、修理機能などが期待されている、また地域を超えた緊急展開戦力の基地であるというふうに位置づけられている、今いろいろおっしゃいましたけれども、このことをお認めになるのかどうか、チェイニーさんは勝手なことを言っているとお思いになるのか...全文を見る
○竹村泰子君 これも百二十国会の予算委員会第二分科会の会議録ですけれども、この中でも上原分科員の質問に対して松浦さんは、「アメリカで国防報告が出されました。」「日本におきます米軍の基地、すなわちこの施設、区域に対しまして高い評価が与えられております。」というふうに答えていらっしゃ...全文を見る
○竹村泰子君 在日米軍基地には高い評価が与えられているというわけであります。これは日米ともに認めておられるわけでありますけれども、今後アメリカの軍事的戦略の柱である前方展開戦略に基づいて、沖縄米軍基地はもとより、在日米軍基地は整理縮小ということを隠れみのにして、実際には格段の機能...全文を見る
○竹村泰子君 沖縄の米軍基地、日本にある多くの米軍基地を非常に重要視されているという、そういうことから考えますと、地位協定による思いやり予算でありますとか、そして日本側の負担、これほどこまでもどんどんどんどん膨らんでいくのではないか。日本の新聞も余り詳しい内容は書いてくれませんの...全文を見る
○竹村泰子君 今や在日米軍基地、特に沖縄米軍基地は、かつて言われた太平洋のキーストーン、それにとどまらず全地球的規模における米軍のキーストーンとなっているのではないか、私どもはそう思うんです。  御承知のように、在日米軍基地は「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和...全文を見る
○竹村泰子君 心ある国民は、なぜ日本はそういうふうにアメリカの言いなりにならなきゃならないのか、日本はアメリカの属国かというふうなことを常日ごろ思っているし、私たちもそう考えておりますけれども、今の日米安保条約が日本の安全と極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するためという...全文を見る
○竹村泰子君 そうあってほしいと思いますが、しかし国会でもこれまでにもたびたび取り上げられてきておりますように、特にこの日米地位協定のさまざまな、駐留軍で働く人々の待遇でありますとか、日本がどれだけの負担を強いられているかということでありますとか、そういうことを端的にそれだけから...全文を見る
○竹村泰子君 私は先ほど、この国際環境のもとで果たして日本の安全保障政策がこれまでのとおりでよいのか、維持することが妥当かどうか、それにかわる政策を考えてみたらどうかという提案をいたしましたけれども、もう少し核の問題などについて御質問したいと思います。  日本は非核国家でありま...全文を見る
○竹村泰子君 深刻な核体験を持つ我が国、そしてソ連はある意味で日本に次ぐということすら言えるかもしれないと私は思うんですけれども、したがって私は、まず日米安保体制の一つの重要な構成要素とされるアメリカの核抑止力に対する依存という点において、日本はこの政策を徐々にではあっても改める...全文を見る
○竹村泰子君 大臣はいかがでございますか。
○竹村泰子君 いろいろと申し上げましたけれども、大臣が先ほどおっしゃいました日米間は縦の上下の関係ではないのだ、パートナーなのだということを十分肝に銘じていただきまして、必要なことは発言をしていただきたいし、それから約束が違う場合には約束が違うじゃないかとはっきりと言っていただき...全文を見る
04月04日第120回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○竹村泰子君 初めに、長良川の問題について御質問申し上げたいと思います。  お手元に資料をお配りしてございますけれども、昨年十一月十四日付朝日新聞の東海三県住民アンケートでは、建設中止と一時凍結が六八%、推進が一〇%にすぎず、十二月二十九日実施の長島町民アンケートでも、建設中止...全文を見る
○竹村泰子君 地元の議会も確かに住民の代表ではありますけれども、議会構成とかいろいろな問題もございます。これはごく公に公平にアンケート調査をしたわけでございまして、これまでは、地元の人たちは賛成をしている、よそ者ばかりが反対しているんだというふうなことがよく風聞に聞こえておりまし...全文を見る
○竹村泰子君 河口ぜき本体の建設現地であります長島町というところがございます。お手元に地図をお配りしてありますので、ごらんになっていただけばわかりますけれども。  明治時代のデ・レーケの三川分離によってできたこの長島町というところは、まさに中州であり砂の浮き島であるわけです。そ...全文を見る
○竹村泰子君 私もそのメンバーでありますけれども、国会議員の長良川河口堰を考える議員連盟、それから長島調査団というのも入っておりますが、この方たちがブランケットからの溢水、水漏れがあることをきちんと認めておりますので、ぜひもう一度調査をし直していただきたい、そういつふうに思います...全文を見る
○竹村泰子君 治水というならば、しゅんせつだけすればいいんではないですか。しゅんせつをすると塩害が発生するのでそれをとめるために河口せきをつくるということですけれども、現在長良川流域の塩害は長良川と木曽川に挟まれた河口の長島町のみにあり、長良川、木曽川二川を合わせて作付面積の〇・...全文を見る
○竹村泰子君 官房長官それから建設大臣にお伺いいたしますけれども、この地図のような砂の浮き島、中州に住んでおられる方々、たとえ百歩譲って塩害が起きるとしても、この人たちの生命を危険にしてまでこれはつくらなくてはいけないものなんですか。建設費千五百億円以上もの費用と、治水上はかえっ...全文を見る
○竹村泰子君 官房長官、きょうは総理のかわりとして。
○竹村泰子君 官房長官、建設大臣、皆さんは事の重大さがわかっておられないんです。環境保全という言葉、確かに重い大きな言葉ですけれども、利水とそれからこの六十万の中州に住む人たちの命とどっちが大事なのですか。千五百億円の巨費をかけてここに不自然な構造物をつくるということで、この人た...全文を見る
○竹村泰子君 十分な調査をしてください。住民の声を、六八%の人の声をしっかり受けとめていただいて、一時中断をして調査をし直すということを強く求めておきます。  次に、ごみ二法案の問題について質問申し上げたいと思います。  地球環境問題が深刻な状態に陥りつつある中、再生資源利用...全文を見る
○竹村泰子君 今お言葉にありましたけれども、通産省も厚生省もこの両法案、再生資源利用促進法案と廃棄物処理法改正案、この両方が車の両輪として機能して初めて可能となると、そういうふうにずっと言ってこられました。ところが、通産省は再生資源利用促進法案を厚生省の廃棄物処理法改正案が国会に...全文を見る
○竹村泰子君 警察がおいでになっておると思いますけれども、不法投棄についての公害事犯の取り締まりなどについて、状況をちょっと聞かせてください。
○竹村泰子君 産業廃棄物の総量が平成元年度中には八十六万九千トンあったという大変な数字です。  一つの例を申し上げますと、産業廃棄物の中間処理業者はみずから処理し切れない廃油など、これは福島の例ですけれども、一万キロリットルの処理を無許可処理業者らに一億五千万円で再委託し、無許...全文を見る
○竹村泰子君 政府案にはそういったことが厳しく規定されていないんです。法案が地球環境をいとおしむ思想からほど遠いものである以上、私たちはこれを許すわけにはいかない。ごみ二法案はぜひつくり直していただきたい。今までおくれたものですから、少々のこと急ぐ必要はありません。じっくりと国民...全文を見る
○竹村泰子君 ぜひお考えをいただきたいと強く要望しておきます。  それでは、次に、死刑廃止、獄中者処遇の問題に移りたいと思いますが、死刑に関する国際基準及び決議、また死刑を廃止している国は世界じゅう何カ国で何%ぐらいでしょうか。
○竹村泰子君 日本は国際人権規約のA規約、B規約に署名をしておりますね。これは一九七九年九月二十一日に発効しています。ただし、選択議定書に関しては批准をしておりません。理由はなぜでしょうか。
○竹村泰子君 日本国憲法第三十六条、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」。日本の死刑の方法はどんな方法ですか。これは残虐な刑罰とはお思いになりませんか、大臣。
○竹村泰子君 どういう方法ですかとお聞きしました。
○竹村泰子君 死刑廃止は国際的な潮流なんですね。大変すばらしいことなんですが、昨年は我が国では二十二年ぶりに死刑がゼロなんです。国際的なこうした潮流に対するおこたえなのでしょうか、大臣。
○竹村泰子君 残念です。私はそうでございますと言っていただきたかった。私が法務大臣にどうしてもお答えをいただきたかったのは、僧職であられる左藤法務大臣の人の命にかかわる非常に責任ある感覚を私は御尊敬申し上げ期待をしているわけです。  法務省内で死刑制度の廃止について検討しておら...全文を見る
○竹村泰子君 私は大臣にお尋ねしたんです。
○竹村泰子君 現在、死刑確定者は何名でしょうか。
○竹村泰子君 それはいつの時点の数字でしょうか。
○竹村泰子君 新聞には四十九名、私のところへの報告は四十八名というふうになっているんですけれども、四十九名で間違いないんですね。
○竹村泰子君 誤判について、大臣、どういうふうにお考えになりますでしょうか。
○竹村泰子君 免田事件、それから財田川事件、松山事件、島田事件等々、再審による無罪をかち取られた例がたくさんあることを思いますと、死刑はやっぱり何としても慎重に扱っていただかなければならないと思います。  矯正局長名で出された通達九十六号、一九六三年のですが、接見及び信書の発受...全文を見る
○竹村泰子君 二十四時間テレビつき監視房、どこに幾つありますか。
○竹村泰子君 人権の問題だと思います。死刑確定囚にしても人間でございますから、二十四時間テレビで監視されている気持ちを考えていただきたい。獄中者処遇につきましては私もまた続けていろいろと申し上げたいことがありますので、次の機会に譲りたいと思います。死刑廃止につきましては、ぜひ法務...全文を見る
○竹村泰子君 平和条約発効後の国籍の喪失または変更も罪には影響がなかった、右の義務には影響を及ぼさなかったわけですね。  日韓請求権協定によって最終解決が図られたといいますけれども、この協定を受けて韓国で制定されました対日民間請求権申告法では、在日の人たちの取り扱いはどうなって...全文を見る
○竹村泰子君 対日民間請求権申告法が在日の人を除外した規定と、日韓協定二条二項(a)の表現とは全く一致しているのではないでしょうか。外務省、厚生省両方にお尋ねいたします。
○竹村泰子君 ですから、厚生大臣、この人たちは罪は日本人として受ける、けれども援護は本国からも日本からも受けられない、こういう谷間にある人々なのです。こういう人たちがいることを御存じでしたか。どのようにお考えになりますか。
○竹村泰子君 一つ例を申し上げます。川崎に住む石成基さんという方です。この人は日本海軍の軍属として徴用されて重傷を負い、今も入院生活を送っている在日の韓国人です。このほど県を通じまして国に対して戦傷病者戦没者遺族等援護法に基づく障害年金を求める行政審査請求をなさいました。石さんと...全文を見る
○竹村泰子君 何とか即却下するようなことではなくて温かい血の通った救出の道を考えるときではないかと思います。よいお返事を期待しております。  アメリカとカナダは、日系人の強制収容問題について謝罪と補償を決断して実行しました。ソビエトもポーランドのカチンの森の事件を認知し、またシ...全文を見る
○竹村泰子君 最近外国人教員の採用拡大とか、また高野連が朝鮮学校の大会参加を認めるとか、うれしいニュースが幾つかございます。また、日韓二十一世紀委員会が歴史教育の再考を求めるという意向を出しております。  これは八九年秋の世論調査で、日本人の五人に一人が植民地支配を知らなかった...全文を見る
○竹村泰子君 しっかりお願いいたします。  強制連行の調査や、援護、教育、法律などなどを考えますと、一省庁でできることではなく、省庁間の横の連絡がぜひ必要だと。きょうは総理がお留守ですし、官房長官も御都合でいらっしゃらないんですけれども、外務大臣、大蔵大臣、ひとつかわりにしっか...全文を見る
○竹村泰子君 ありがとうございます。  時間がなくなってしまいました。物価動向で少しお尋ねをいたします。  消費者物価、私も主婦の一人ですけれども、特にお野菜が高いんですね。それで、企画庁の物価対策は現在何をしておられますでしょうか。
○竹村泰子君 もう時間がありませんので、物価局長にもお聞きしようと思ったんですが、残念ながらお聞きすることができません。  最後に、弱者にこういったしわ寄せが全部いくということですね。例えば青森県むつ市のある中学校では野菜の価格高騰のため給食費が底をついてしまって、そして春休み...全文を見る
04月05日第120回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○竹村泰子君 今、若者たちの国民年金加入の問題がございましたけれども、同じく若者や子供たちの命が侵されております問題として、輸入血液製剤によってエイズに感染させられました血友病患者に関する質問をさせていただきたいと思います。  日本におけるエイズの感染者、患者の数はどれぐらいで...全文を見る
○竹村泰子君 そのうち、凝固因子製剤による血友病の患者はどのぐらいでしょうか。
○竹村泰子君 つまり、三百七十四名のエイズの患者のうち二百八十名は血友病の方たち、凝固因子製剤によって感染をされた方たちなんですね。  八九年一月に医薬品副作用被害救済基金を活用してエイズ感染被害救済制度が発足いたしましたが、その内容を教えていただきたいと思います。
○竹村泰子君 この制度ができましてから問題となっておりますことを、きょうは二つほどお聞きしたいと思います。  それは、感染者が発病を防止するために毎日懸命な努力を続けるほど治療に関連する諸経費が支出増となり、またそれが労働時間を圧迫することによって収入減を招くにもかかわらず、八...全文を見る
○竹村泰子君 九二年一月で施行後三年を迎えるわけですね。アメリカで加熱凝固製剤がつくられるようになってからも日本は非加熱製剤を輸入し続けていて、血液製剤をとらなければ生きていけない血友病の人々を侵した。これはやはり国の責任ではないかと思うわけでありますけれども、感染者の発病防止の...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○竹村泰子君 初めに、北方問題につきまして御質問申し上げたいと思います。  昨年、初めて択捉島への墓参が実現いたしましたが、ことしも北方四島すべてへの墓参が実現するように政府は大いに努力をしていただきたいと思います。  ところで、総務庁は平成三年度の予算折衝で北方墓参のための...全文を見る
○竹村泰子君 本当に旧島民の方たちのごく一部分しか行けないということなんですね。ですから、これからの十分な対策をお願いしたいと思います。  来週十六日にはゴルバチョフ大統領がソビエト最高首脳として初めて来日されるわけです。その際には北方領土問題が解決に向けて大きく前進すると期待...全文を見る
○竹村泰子君 北方領土問題の解決のためには、現実に北方四島に居住しているソ連住民の領土返還後の法的地位について検討することも必要ではないかと思いますが、北方四島のソ連人住民の中には、領土が我が国に返還されると自分が生まれ育った島を離れなければならないのではないかという理由で反対を...全文を見る
○竹村泰子君 もう一つ法務省にお尋ねいたしますけれども、北方領土隣接地域、北海道側においてはゴルバチョフさんの訪日が近づくにつれて返還後に向けてのいろいろな動きが見られます。  その一つとして北方四島の不動産登記簿の閲覧数増加が挙げられますけれども、所有者約四千三百人のうち既に...全文を見る
○竹村泰子君 まだまだ足りないというような気がいたしますので、十分対策をお願いしたいと思います。  それでは沖縄の問題に移りたいと思います。  政府は、昭和四十七年の本土復帰以降、本土との格差是正並びに自立的発展の基礎条件の整備ということを目標に二次にわたり振興開発計画をして...全文を見る
○竹村泰子君 リゾート乱開発防止における沖縄開発庁の役割ということについてお伺いしたいと思いますけれども、沖縄の今後の開発の方向としては、既に今も長官のお話にもございましたように多くの指摘がございます。沖縄の特色を生かした産業の振興ではないかと、それは私も訪れましてよくわかったん...全文を見る
○竹村泰子君 長官、今お言葉でございますけれども、あの狭い島で今のところ三十九のリゾート地が開発されているわけですね、もう既にできているものも含めまして。これはもうやっぱり環境破壊がされない方が不思議だと私は思うんですけれども、十分そういった調整をお願い申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○竹村泰子君 これは非常に大きな問題ですので、どうか十分に対応していただきたいと思います。  次に、在沖米軍用地の返還と強制使用代行問題についてお尋ねしたいと思います。  まず最初に、この前も私質問をいたしましたが、キャンプ・ハンセン内の恩納村都市型戦闘訓練施設の撤去の問題に...全文を見る
○竹村泰子君 この問題は今後も国会で取り上げてまいりたいと思います。  次に、那覇軍港の返還問題についてでありますけれども、この施設は一九七四年の安保協で移設を条件として全面返還が合意されておりますが、いまだに返還されておりません。那覇軍港は都市開発上非常に重要な場所にあり、沖...全文を見る
○竹村泰子君 今のお答えでは全然満足できませんけれども、今すぐずばりと答えを出せといってもこれは無理でしょうから、また引き続き追及していこうと思います。  米軍用地の強制使用代行問題なんですけれども、来年五月に期限切れとなります米軍用地使用契約の未契約地主に対して、国による強制...全文を見る
○竹村泰子君 開発庁長官は先日沖縄を訪問されたときに、このことについては県の実情を踏まえて行動してほしいというふうにお述べになっておられますが、長官、どうお思いになられますか。
○竹村泰子君 知事が公告、縦覧の代行を拒否した場合、第三次振計の策定や沖振法の改正を初めとして今後の県政に対して圧力をかけてくるのではないかということが危惧されておりますし、現に大田知事もそのような事態を懸念して代行問題に関する判断に苦慮しておられるようであります。しかし、これは...全文を見る
○竹村泰子君 どうも納得のいく答弁をいただけませんが、国が知事に不当な圧力をかけないように、私どもは今後ともこの問題について国会も私たちも重大な関心を持って注視していくことをこの際はっきりと申し述べさせていただきたいと思います。  次に、沖縄の重大な産業の一つでありますサトウキ...全文を見る
○竹村泰子君 私たちが小さいころに遊んだ小川や森や田んぼや林やそういったものがどんどんどんどん消えうせつつある。そこで育っていくオタマジャクシやカエル、そして野鳥とか虫とか、そういうものがどんどん減りつつある。これは全国的な問題でありますけれども、特に沖縄の場合、あの狭い島で沖縄...全文を見る
○竹村泰子君 県民の皆さんの期待にこたえて十分事業を推進していただきたいと思います。  ところで、もう時間がなくなってしまったんですが、最後に一つだけ質問させていただきたいと思います。  軍転特措法案の問題なんですけれども、三次振計を決定して実行することにより飛躍的に沖縄が本...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○竹村泰子君 日本の地球温暖化防止計画についてお伺いしたいと思います。  日本政府が昨年十一月、世界気候会議において地球温暖化防止計画を発表してCO2の排出量の安定化を打ち出したことは、確かに一歩前進と言えると思います。しかし、国連総会の決議を受けて一九八八年十一月WMOとUN...全文を見る
○竹村泰子君 来年六月ブラジルで開かれます環境と開発に関する国連会議において締結される予定の今おっしゃった気候変動に関する条約、これは地球上のCO2排出総量の削減を約束するものでなければならないと思います。例えば、その国際協定が実効性を持つためには、IPCC作業部会科学的知見の報...全文を見る
○竹村泰子君 アジア・太平洋地域における温室効果ガス、中国を除く最大の寄与国であり経済技術大国である日本の温暖化による最初の被害者となる低海抜の国、バングラデシュや太平洋の島嶼国に対する責任についてお伺いしたいと思うんですけれども、IPCCの作業部会の報告書、気候変動の潜在的影響...全文を見る
○竹村泰子君 こうした対症療法をしてくださるのは大変結構なんですが、対症療法的な対策のための援助のみではなく、温暖化の影響の中で海面の上昇は一部でしかないこと、また、先ほど申し上げましたAOSISの国々が第一に先進国のとるべき責任として挙げているのは、これまで、現在、そして今後も...全文を見る
○竹村泰子君 例えばIPCCの第二作業部会は温暖化が起こった場合の対策コストにも言及していると思うんですが、海面が一メートル上昇すると三十六万キロメートルに及ぶ海岸防波堤が必要になる、今後十年間に五千億米ドルの経費がかかるというふうに書かれています。しかも、この計算には将来の維持...全文を見る
○竹村泰子君 予算面ですけれども、きょうここに外務省の予算をいろいろ細かくいただいておりますが、外務省としては、これの最後のところにあります全地球的規模で顕在化しつつある環境問題あるいは麻薬問題に対して国際機関を通じて積極的貢献ということで四十二億円、この項目にこの地球温暖化の問...全文を見る
○竹村泰子君 ここでいいですね、四十二億円。
○竹村泰子君 どういう項目ですか。
○竹村泰子君 環境庁はわかりますか。余り環境庁の予算の中にはこの地球温暖化のプログラムに対する予算がないというふうにお見受けするんですが。
○竹村泰子君 いえ、時間がありませんので、細かいことは見ますから結構です。  それでは、しっかりとお願いしたいと思いますけれども、日本人一人当たりのCO2排出量は先進国の中では下から三番目だとか四番目だとかというふうなことをよく日本政府はおっしゃるんですが、日本のエネルギー集中...全文を見る
○竹村泰子君 私、昨年海外進出企業の問題を取り上げましたときに、今お答えになったそのことは十分承知しておりますけれども、でもそれが今お答えになったように立派に守られていないんですよ。まことにお粗末というか、この委員会でもたびたび取り上げられておりますが、外へ行ったらもう恥のかき捨...全文を見る
○竹村泰子君 私たち人類は産業革命以来長い間、まるで大気や海を無限のごみ捨て場のように扱ってきた。その目に見えないごみの量は、大量消費文明を基盤にふえ続けるばかりなんですね。  それで、資源エネルギー庁の長期エネルギー需給見通しには、例えば七三年から八八年にかけて既に倍になって...全文を見る
○竹村泰子君 私が昨年十一月に出しました合法的永住者の居住国に帰る権利に関する質問主意書の中でも、政府は、「合法的永住者」の概念自体具体的に何を意味するかも明確でないので、我が国において「合法的永住者」にどのような人々が当てはまるかを列記することはできない。」というふうに答えてい...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっとお答えが長いものですから時間を少しオーバーしてしまって、最後に一問だけ聞いて終わりたいと思います。  逆に、日本における永住者の日本への帰国を権利として認めた場合どんな不利益が生じるのでしょうか。不利益が生じるとお考えならば具体的にどういう点においてである...全文を見る
○竹村泰子君 全然私の聞いたことに答えていないですが、次にしましょう。  終わります。
08月05日第121回国会 参議院 科学技術特別委員会 第1号
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○竹村泰子君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
09月17日第121回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○竹村泰子君 今回のこの老人保健法の改正の趣旨によりますと、老人訪問看護制度の創設と、現役世代の負担軽減を通じて制度の長期的な安定を図ることとした、介護に着目した負担割合の引き上げ、一部負担の改定などを行うというふうになっておりますけれども、このことから改正案は、一部負担金の引き...全文を見る
○竹村泰子君 それではお伺いいたしますが、今回の一部負担の引き上げで老人保健制度の長期安定は確保されるのですか。
○竹村泰子君 今回の引き上げは、老人に対してその費用の大体五%ぐらいを負担してもらおうという説明がありますけれども、五%ぐらいは負担ができるというような国民の合意を得ているのでしょうか。いっ、どの場でそのような提案がされて五%という数字が出てきたのでしょうか。根拠は何ですか。
○竹村泰子君 よくわかりませんね。保健審議会では合意が得られたかもしれないけれども、私どもは、いわゆる国民はこのことについて何ら提案もされておらないし、五%ぐらいは負担ができるだろうということもわからないわけですよね。政府の言う老人保健制度の長期安定ということは保険財政に余りにも...全文を見る
○竹村泰子君 今回の老健法の改正で老人医療費における国の負担はどうなるのかということをお伺いしたいんですが、保険財政から見て、本人の負担増が千百八十億円であるのに対して公費負担増は七百五十億円。本人負担増が非常に大きいわけです。単純に見てもそういうふうになるんですけれども、財政に...全文を見る
○竹村泰子君 八十億の減ですか、私ちょっと調査して計算したところによりますとそこで二十億違ってきているんですね。国庫分が二百四十億円かと思ったんですが、二百六十億円なんですか、減少が。そうなんですか。そして、あと国保の負担減少のはね返りが二百八十億円、政管健保負担減のはね返りが八...全文を見る
○竹村泰子君 そうですね、百億円国は負担減となるんですよね。  敬老の日を境にしてこういう老人いじめというような審議が行われている。国は負担を減らしていく。これは許せないんじゃないでしょうかね。これは国民納得しないですよ。大臣、このことをどうお思いになりますでしょうか。
○竹村泰子君 百億円ものお金を国が負担減をして減らして、それで国民に、特に御老人に一部負担の引き上げとかスライド制とかいろいろな負担を強いて、そして長期的な安定を図るということを厚生大臣、あなたはそういうことが平気でおできになりますか。私は、厚生大臣としてはこれは歴史に残る非常な...全文を見る
○竹村泰子君 私は、なぜお年寄りをたとえ治療のためとはいえ精神病院に囲わなければならないのか、そういう発想が出てくること自体が非常に悲しいと思うんです。  ここに私はスウェーデンの資料を持っているんですけれども、スウェーデンのカールスタードという人口七万四千ぐらいの小さな町なん...全文を見る
○竹村泰子君 大臣のおっしゃることはよくわかります。私も知人の精神科のお医者さんが患者さんに目を刺されて致命傷に至るような大けがをした例を知っております。そして、そういう御病気を持っておられる方たちがあちこちで小さなトラブルを起こしたりなさることはよく知っております。しかし、スウ...全文を見る
○竹村泰子君 政府の一部負担金の改定の項を見ますと、老健施設、特養における利用料金などとのバランスを図らなければならないということが出てまいります。一部負担の入院につきましては、今の高齢者世帯の財政的な問題もありますけれども、同様の施設と言われる老健施設、特養との比較が引用されま...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっとおかしいんじゃないでしょうか。厚生省老人保健課調べの資料を私見ているんですけれども、今おっしゃったこととは違うんじゃないでしょうか。  この二万七千五百円の内訳は、おむつ代が一万一千七百六十円、雑費が三千九百円、電気製品の使用が千六十円、理髪が百四十円、諸...全文を見る
○竹村泰子君 おかしいんですよね。今おっしゃった、確かに七千二百四十円が二百八十円に平成二年になっているのは、これは私この次にお聞きしようと思ったんですが、いきなり七千円がどこかへ行っちゃっているんですね。しかし項目は全部同じなんですよ。おむつ代、雑費、電気製品、理髪、全部あって...全文を見る
○竹村泰子君 そのあいまいなものがもっとあいまいになっちゃっている。わからないんです。私の計算した保険外負担というのは、後で申し上げますけれども、おむつ料が一万六千三百七十円という計算が出ております。  少し細かいことになりますが、おむつは一体何回かえるんですか。
○竹村泰子君 おむつもいろいろあるんですよね。私もスーパーへ行って見てみましたけれども、いろいろな価格、十枚単位で七百円から千円まで、あるいはもうちょっと高いのもいろいろとあるんですね。  それで、一万六千三百七十円、これを三十分割しますと、一日五百四十五円、十枚千円のもので一...全文を見る
○竹村泰子君 実際に御老人を病院に入れておられる方からもお聞きをいたしました。いろいろ調査をいたしましたところ、計算をしてみますと、いわゆるおむつ代、お世話料、そういうものが二万二千円ぐらい。付き添いさんを頼むとしますと今一万円じゃ済まないでしょう。それを三十日頼みますと三十万。...全文を見る
○竹村泰子君 いずれにしても、大変な保険外負担を背負わなければならない状況の中で一部負担金が引き上げられるわけです。  そこで、保険外負担の軽減について、例えば付添制度をもっと公的なものにするとか、一番大きいのがこの付添制度なんですよね。それから差額ベッド料徴収の解消などの改善...全文を見る
○竹村泰子君 そのくらいは軽減してあげてほしいと私は思います。  野党五党では、今回の法改正に伴いまして衆参で修正を行いました。その中でも国民の、とりわけ高齢者の皆さんの叫びを聞き、一部負担金の引き上げの圧縮について強く要求をしてまいりましたが、再度私はここにこのことを厳しく追...全文を見る
○竹村泰子君 消費者物価が下がったときは医療費も下がるわけですね。そういう非常に不安定な医療費のあり方というのは、どうなのですか。私はスライド制は撤回されたいと強く要求します。その都度、必要とあらば国会に諮るべきです。負担金の軽減についてもぜひ再度考慮を願いたいと思いますが、大臣...全文を見る
○竹村泰子君 国民の大きな関心を呼んでおりますこの一部負担金の問題でありますし、生きている限り私たちも必ず年をとります。人の問題ではなく自分の問題として、このことは皆さんが非常に大きな叫びを上げておられるところであり、高齢化社会を迎えるに当たって厚生大臣の御英断を願いたいところで...全文を見る
○竹村泰子君 それはわかっているんですけれども、負担の軽減とそれから低所得者に対する措置は考えておられませんかとお尋ねしたんです。
○竹村泰子君 十分であると思っているのは厚生省だけではないかと私は思いますけれども、とにかく老人の医療費が非常に大きな負担増になる、国は大きな負担減になる、そして非常に不安定なスライド制というのを導入しようとしている。これは私は厚生行政にとってゆゆしき一大事であると思います。また...全文を見る
○竹村泰子君 そうならないというのを私はこれから少し申し上げますけれども、ちょっとお手元の資料をごらんください。女性による老人問題シ/ポジウムというのが開かれて、「高齢化社会をよくする女性の会」というのがございまして、「女たちは日本の老人福祉に発言をする」という副題がついているん...全文を見る
○竹村泰子君 お答えなんですが、ちょっとはっきりとわからないんですね。この方は建築家の視点から福祉は住宅であるというふうなことまでおっしゃっておられるんですが、どうしたら老人や障害者によい環境を提供できるだろうか、どうしたら人間らしく豊かな老後を暮らせるだろうかということについて...全文を見る
○竹村泰子君 スウェーデンやイギリスでは、まず第一に、何かあったときにひとりで車いすで外へ出られるということが家づくりの第一条件になっている。福祉先進国ではそういうふうになっているんですね。次に一階のフロアにおふろやお便所や台所や寝室をとりなさい、そして段差をなくしなさい、階段に...全文を見る
○竹村泰子君 ついでにと言っちゃなんですが、同じ関連で介護補助器具についてお伺いをしたいと思います。  看護婦さんの職務が三Kと言われて非常になり手が少ない、四万人もの看護婦さんが一年にやめていかれるということだとか、また、腰痛などの職業病も非常に深刻に伝えられております。ゴー...全文を見る
○竹村泰子君 長寿科学総合研究費というところで十二億何千万がとられているんですね。そのうちで七千五百万が介助器具に使われるのじゃないですか。別枠でとられていますか。介護器具開発ということでとられていますか。
○竹村泰子君 わかりました。  平成四年度予算においては概算要求はどのくらい考えておられますか。
○竹村泰子君 補助器具の開発導入については、ゴールドプランを進めている中で決して十分な予算ではないというふうに思うのですけれども、この在宅福祉政策推進の中で補助器具をどういうふうに位置づけておられますか、政策として。
○竹村泰子君 ロボットに御飯を食べさせろなんて私言っているわけじゃないんですよね。介護器具に対する予算措置その他いろいろなところから見て、どうも余り重きを置いておられないのではないかと思うんですね。  老人保健法改正案では、第四十六条の五の四に、国は、老人の心身の特性に応じて看...全文を見る
○竹村泰子君 ノーマライゼーションの理想を持って、ひとりでもお年寄りが十分に生活できるように住宅、町づくりが進められてこそ、そして介護器具などの開発がもっとしっかりと進められてこそ在宅重視ではないかと私は思うんですね。そのための施策の現状は余りにも惨めではないか。ゴールドプランな...全文を見る
○竹村泰子君 老人訪問看護制度をおつくりになりますけれども、例えばデンマークなどではそういうセンターの地下室が補助器具のセンターになっている。修理工場でもあり開発研究所でもあるというふうに、いかに在宅の御老人の独立した生活を楽にするかという研究が行われて、六、七人の職員がいつもい...全文を見る
○竹村泰子君 社会福祉施設の寮母さんのことなんですけれども、寮母さんという名前も適切ではないという声が現場から上がっておりまして、厚生省でも何やら考えておられるようですけれども、一応寮母さんということで申し上げます。  現在看護婦さんの不足が叫ばれておりますが、しかし保健医療・...全文を見る
○竹村泰子君 今御答弁がありましたように、寮母さんの平均給与は十六万円未満が四五・六%と、私の持っております社会福祉協議会の全国老人ホーム基礎調査という資料にも書いてございます。それから勤続年数も半分が五年未満である。完全週休二日制の実施状況も、ほとんどしていないというデータがご...全文を見る
○竹村泰子君 社会福祉施設における職員の研修制度、質の確保などについて伺いたいと思いますけれども、そういった勤務条件が厳しいことの原因は、一つには、看護職員が曲がりなりにも専門職として確立されているのに対して、社会福祉施設のマンパワーは中高年齢の非専門の主婦層にゆだねられてきたと...全文を見る
○竹村泰子君 介護マンパワーの養成と確保は国及び公的責任で行うべき問題であると私は思うんですけれども、国公立の介護福祉士養成施設並びに公的助成の状況についてお伺いしたいと思います。
○竹村泰子君 お答えいただきましたように、百十九校のうち公立は三カ所なんですね。公的な助成制度も直接的にはない。非常に貧しいあり方であることをしっかりと認識していただきたいと思います。  そこで、また大臣にお尋ねをしたいのですけれども、社会福祉施設における職員の四分の三は女性で...全文を見る
○竹村泰子君 そのお答えを聞いて少し安心いたしましたけれども、男性もこういった介護職員にどんどん採用していただきたい。しかし先ほどから言っているような給与の状況です。男性がこういった職業についた場合に、一家を養っていく、子供たちを養っていくだけの保障がなければつきたくてもつけない...全文を見る
○竹村泰子君 次に、ホームヘルパーさんの問題についてお聞きしたいと思いますが、この八月十六日に高齢者対策に関する行政監察結果というのが発表されました。私も拝見しましたけれども、このホームヘルパー派遣事業は派遣方法が画一的で、回数は週一回か二回設定のものが多く、早朝、夜間、休日に派...全文を見る
○竹村泰子君 必要に応じ早朝、夜間、休日でも派遣をしてくださるようになるわけですね。  私の知っております重度の障害者は、祭日、祝日が大嫌いだと。祝日がふえるとヘルパーさんが来てくれないというわけです。特に、臨時に入ってくる国民的な行事、昨年一昨年このところで言いますと即位の礼...全文を見る
○竹村泰子君 ホームヘルパーさんの予算補助で基準とされている単価は、身体介護の場合でさえ年収二百五十万円程度にすぎません。これはよい方ですね、もちろん。ホームヘルパーを自立した職業人としては認めていないのではないでしょうか。あくまでもパートタイマーなのだという意味になるのではない...全文を見る
○竹村泰子君 あと大分質問を残すんですけれども、ちょっと時間がなくなってしまいました。文部省にもおいでいただいておりますが、地域ネットワークづくりということで次に質問させていただきたいと思います。  既に各地で自発的に地域のネットワークづくりが進んでおります。せめて小学校区に一...全文を見る
○竹村泰子君 とりあえずの設置数と地域的な配置。
○竹村泰子君 十年間で五千カ所、徐々にふやしでいくおつもりですから、今どこにどういうふうにつくるんだと責め立てても仕方がないかと思いますけれども、私はここに一つの例を申し上げます。  私の知っているところなんですが、都内のある保育園では、給食設備を使って区内のひとり暮らしのお年...全文を見る
○竹村泰子君 以前に私文部省にお尋ねしまして、教科書でどのぐらい老人問題、高齢化社会問題を教えていらっしゃるかとピックアップしてもらったことがあるんですけれども、大変数が少ない。一社大変よく書けているのもございましたけれども、ほとんど一ページとか、余りこのことに力が入っているとは...全文を見る
○竹村泰子君 厚生省はそういうふうにおっしゃるかもしれないけれども、実際には地方行政の中で阻まれているんです。できないでいるんです。私の住んでおります北海道でもやはり同じような例があちこちにございます。ですから、厚生省の指導といいますか、そういった縦割り行政を超えて、本当にここで...全文を見る
09月18日第121回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○竹村泰子君 日本社会党・護憲共同に所属しております竹村泰子でございます。きょうはどうもありがとうございます。  初めに、岡本先生にお伺いしたいのでございますけれども、私どもは今、老人保健法審議の真っ最中でございまして、十二日から審議に入りまして昨日も一日、そしてまたあすも一日...全文を見る
○竹村泰子君 そうしますと、御留学なさいましたデンマークなどではどのような資格と申しますか、キャリアを持った人たちが従事しているのでしょうか。
○竹村泰子君 それでは、訪問看護制度あるいはヘルパー充実とか、そういったことで在宅ケアと申しますか、在宅のサービス、そしてお年寄りの皆さんがひとりで自立をして生活できるということに重点が置かれていると思うんですけれども、そのために不可欠なものとして、私も昨日質問の中にもかなりの部...全文を見る
○竹村泰子君 ありがとうございます。  先生の御体験の中で、訪問看護医療をずっと続けてきておられます中で、やはり床ずれの問題でありますとか、老人特有の寝たきりあるいは寝かせぎりになった場合のいろいろな障害と申しますか、そういったことを予防するために訪問看護婦さんが訪問をされて、...全文を見る
○竹村泰子君 もう一つお伺いしたいのですけれども、今回の老健法、それから老人福祉法、それから身体障害者福祉法、こういう法律の枠の中で現場での運用につきまして、患者や市民の立場からの運用、サービスマネジメントのあり方というふうなことはどのようにお考えになっておられますでしょうか。
○竹村泰子君 ありがとうございました。  それでは、連合会生活福祉局長でいらっしゃる五十嵐さんにお伺いをしたいんですが、連合の組織は全国をカバーしておられまして、いろいろな単産が入っているわけなんですけれども、これはまだ私どもも厚生省にしっかりとただすことができていない部分なん...全文を見る
○竹村泰子君 ありがとうございました。  次にお聞きいたしますのは、どなたでも結構でございますが、とりわけお医者さんが二人いらっしゃいますので、どちらからお答えいただいても結構でございます。今度の訪問看護制度の中には、特にPT、OTなどの治療士といいますか、理療士と申しますか、...全文を見る
○竹村泰子君 時間が参りましたので、大変お忙しい中ありがとうございました。
09月24日第121回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○竹村泰子君 それでは、老人保健法等の一部改正について、確認的な質問をさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。  老人保健法の改正によりまして患者の一部負担金が引き上げられますが、患者の立場から見ますと、一部負担金とともに保険外負担は深刻な問題でご...全文を見る
○竹村泰子君 また、保険外負担の問題としましては、室料差額の問題があります。不適正な差額徴収の解消に向けてどのように取り組むお考えですか。
○竹村泰子君 同じく保険外負担ですが、おむつ代やこの委員会の審議の中でも非常に問題にされましたいわゆるお世話料と呼ばれる費用負担について、依然として不透明な実態が見られます。不適正な負担の是正に向けてどのように取り組むお考えか、お聞かせ願いたいと思います。
○竹村泰子君 老人の患者さんにとりましては、療養上必要性の高いおむつなんですけれども、保険給付の対象として患者負担を解消すべきではないでしょうか。  私どもは、この審議の中でも強くそのことを要求してまいりましたけれども、このことについて厚生省としてのお考え方はいかがでしょうか。
○竹村泰子君 次は、今回創設されます訪問看護制度のことについてお伺いしたいと思いますけれども、訪問看護制度というものを創設されました意義は高く評価はいたしますが、訪問看護サービスを老人が利用しやすいようにするためには、利用料が過重なものとならないよう配慮する必要があると思います。...全文を見る
○竹村泰子君 訪問看護サービスを行う事業主体として医療法人、社会福祉法人等を予定しているということですけれども、営利法人について事業主体とすべきではないと考えますが、いかがでしょうか。  また、訪問看護が真に老人に必要な質の高いサービスを提供し得るよう十分留意すべきだと考えます...全文を見る
○竹村泰子君 訪問看護制度が適切に普及するためには、各地域において存在するさまざまな在宅サービスと十分連携をとることが極めて重要であると考えます。訪問看護ステーションの基本的なあり方について厚生省の考え方はどうでしょうか。  また、離島など過疎地域において市町村の果たす役割は非...全文を見る
○竹村泰子君 訪問看護ステーションの本来的な役割は、在宅要介護老人に看護サービスを提供することでありますが、将来的にはほかの在宅サービスとも調整を行うような、いわゆる地域でのコーディネート役を果たせるような、そういう機能を有したものへと発展していくことに私たちは非常に大きな期待を...全文を見る
○竹村泰子君 老人医療を公費五割とするべきと思いますが、公費拡大についてどういう方策で、どういう道筋で、どんなふうにおやりになるのでしょうか、御決意を伺いたいと思います。
○竹村泰子君 今のところをぜひ積極的かつ敏速にお願いを申し上げたいと思います。  そして、物価スライドの問題ですけれども、私たちは当初、というよりも今も物価スライド制はとるべきではないと強く要求をしてまいりました。しかし、現実の問題といたしましてはそういうふうになったわけでござ...全文を見る
○竹村泰子君 物価が三%を超えたら必要な見直しを行い、歯どめ措置を講ずるべきと考えますが、政府はどうお考えになりますか。
○竹村泰子君 私どもが提出いたします修正案におきまして、「改定措置の在り方について総合的に検討が加えられ、」、「必要な措置が講ぜられるべきものとする」とありますけれども、それに対する政府としての認識をお伺いしたいと思います。
○竹村泰子君 今大臣に種々お答えをいだだきましたけれども、御決意のほどをしっかりと私どもも承りましたし、議事録にも残っております。  つきましては、高齢者社会を迎えるに当たり、ぜひ御英断を持って、勇気を持ってすばらしい高齢者社会をつくっていただきたい。私どもの心からの願いであり...全文を見る
○竹村泰子君 私は、ただいま可決されました老人保健法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  以下、案文を朗読いたします。     老人保健法等...全文を見る
09月26日第121回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○竹村泰子君 二十四日の浜本万三委員の質問に対する政府のお答えを伺っていまして、納得できない点、なおさら疑問を深めた点についてお尋ねをしたいと思います。私も野党の共同修正案要綱の各項目の順にお尋ねしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  初めに、事業者の基本的な...全文を見る
○竹村泰子君 よろしいわけですね。  これに対して、通産省の立場がよくわかりませんでした。もう一度聞かれたことにきちんと答えていただけますでしょうか。  通産省としては、この法律の事業者の責務規定をこのように補強されてくることに対してどのような不都合が生まれるのか、どのような...全文を見る
○竹村泰子君 事業者の保護ということでいろいろとお述べになりましたけれども、通産省にお願いしたいんですが、昨年十二月十日に出されました生活環境審議会の答申では、製造者がその製品の処理困難性をあらかじめ評価することについてどのような答申になっておりますでしょうか。そのくだりを、本当...全文を見る
○竹村泰子君 私が最初にお聞きしましたときもそうですし、また今も大変長々いろいろとお答えになりましたけれども、まさにこの処理困難性等の評価という報告がされております。今お読みいただきました「製品等が廃棄物となった場合の処理の困難の度合い、資源化の可能性等についてあらかじめ評価し、...全文を見る
○竹村泰子君 厚生省、財政事情と市町村を取り巻く状況の変化とおっしゃいましたけれども、財政事情はともかくとして、市町村を取り巻く状況の変化というのはどういうことなんですか。
○竹村泰子君 今度は、労働省と自治省にお尋ねをしたいのですけれども、廃棄物処理業は、労働災害によって亡くなったりけがをしたりする方が非常に多いと報告されました。死傷者を合計した発生率を見ますと、私の持っている資料によりますと、トップなのでしょうか、第二位とも読めるんですが、いずれ...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、どのようにお思いになりますか。非常に労働災害の多発といいますか、発生率の高い業務であるということで、厚生省を所管される大臣として、どのようにこのことはお考えになっておられますでしょうか。
○竹村泰子君 厚生省は、寝たきりゼロ作戦、高齢者対策十カ年戦略とかがん対策十カ年戦略とか、十カ年戦略というのがなかなかお好きなように私思うんですけれども、こういった労働災害についても、私たちの生活、暮らしのすぐ回りにある本当に大事な、物を食べたらごみが出るという、非常に大切な部分...全文を見る
○竹村泰子君 私の持っておりますグラフによりましても確かに下がってはいるんです。少なくなってはいるんですけれども、しかし、ほかの産業でもそこそこの改善を見ていますので、比較すれば清掃事業の分野が断然やっぱり悪い状態に未るということは全く変わりがないのではありませんか。どうですか。...全文を見る
○竹村泰子君 これは私たちの働いている仲間にとりましては、非常に真剣な命がけの問題なんです。こういう危険な業務に従事をしていて、そしてしかも事故発生率が死亡も含めて一位とか二桁とか、そういう状態にある業務に従事している人々の家族を含めた気持ちを考えますと、いいかげんなことでは済ま...全文を見る
○竹村泰子君 聞いたことに答えてください。私、そんなこと聞いてないです。安全教育をしていらっしゃるのはわかっております。危険有害業務に取り扱わない理由を聞かせてくださいと言ったんです。
○竹村泰子君 おかしいですね。非常に危険な業務ではないのですか、この発生率から見たら。
○竹村泰子君 どうも聞いていますと、おとといからも聞いていたんですけれども、危険有害業務と認めたくない、扱いたくないというふうに聞こえるんです。その気持ちは私たちもわかりますよ。例えば私の身内だとか知っている友人とかがこういった仕事につこうとするときに、非常に危険有害業務だよとい...全文を見る
○竹村泰子君 ぜひ徹底をしていただきたいと思います。  それでは、三番目の国の責務として廃棄物関係情報の収集の補強という項に移りたいと思います。  野党の共同修正案要綱では、国が廃棄物に関する情報の収集、整理及び活用に努めることを提唱しております。生活環境審議会の答申ではこの...全文を見る
○竹村泰子君 もう一カ所あるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。二十五ページです。
○竹村泰子君 そうです。
○竹村泰子君 ありがとうございました。  今御紹介いただいた内容を厚生省は今度の改正案にどのように盛り込まれたのでしょうか。
○竹村泰子君 厚生省は、今お読みいただいた二カ所のうち、片方にしか対応しておられないという気がするんですけれども、政府の改正案では、生活環境審議会の答申にありますように、廃棄物に関する総合的な情報管理システムを整備するという条文をなぜ置かなかったのでしょうか。
○竹村泰子君 続きをいたします。  政府がやはり廃棄物減量化の目標を設定すべきではないかということで質問をさせていただきたいと思うんですけれども、少し修正案要綱から外れるかもしれません。  平成二年版の厚生白書によりますと、「我々の大きな問題意識は」「廃棄物が増え続けるから問...全文を見る
○竹村泰子君 その目標値及び減量化計画はいつお立てになって、どういうふうに発表されておりますでしょうか。
○竹村泰子君 今後の廃棄物発生量の推計作業をなさっておられますでしょうか。
○竹村泰子君 市町村の一般廃棄物処理計画と都道府県の産業廃棄物処理計画というのがありますが、私は国レベルの廃棄物処理計画というものを余り目にしたことがなかったのですけれども、例えば、市町村長は多量に一般廃棄物を生ずる者に減量計画を策定させることができることになっておりますね。また...全文を見る
○竹村泰子君 大体わかりましたが、環境庁の環境保全のための循環型社会システム検討会の試算によりますと、今後十年間に一般廃棄物の排出量は約三三%、産業廃棄物の排出量は約一八%ふえる見込みだそうです。厚生省の試算とは大分開きがあるように思いますが、その結果、廃棄物全体の排出量は二〇〇...全文を見る
○竹村泰子君 何か逃げ腰のような、厚生省の本腰を入れた減量化なんだということが見えないんですけれどもね。  我が国の廃棄物行政は、我が国がいかに資源やエネルギーを浪費して経済活動を営んでいるかという反省がないのではないか、廃棄物行政は産業政策に口出しすることは許されないと、そう...全文を見る
○竹村泰子君 大臣のそのお言葉に期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは修正案に戻りまして、五番目のマニフェスト制度についてお伺いしたいと思います。  野党の共同修正案第五項は、いわゆるマニフェスト制度の適用対象を将来段階的に拡大する方向で検討せよとある...全文を見る
○竹村泰子君 私がお願いをしておきましたところと違うのですけれども、「廃棄物の適正な処理の確保」というところで「特別な管理を要する廃棄物の規制」というところがありますね、二十四ページの5の(1)です。
○竹村泰子君 今読み上げていただきました答申によれば、有害性、爆発性、感染性などの特性を持ったものばかりではなく、不法投棄などにつながりやすい廃棄物を含めて「特別な管理を要する廃棄物」としているわけですが、これ間違いありませんね。
○竹村泰子君 政府案は、特別管理廃棄物をマニフェスト制度の対象にしています。ここに言う「特別管理廃棄物」には、審議会の答申で指滑された「不法投棄などにつながりやすい廃棄物」という概念は含まれますか、どうですか。
○竹村泰子君 「不法投棄などにつながりやすい廃棄物」というのはどのようなものなのでしょうか。不法投棄事件に占める主要な廃棄物は何でしょうか。
○竹村泰子君 つまり、厚生省は、せっかくのさっきお読みいただきました審議会の答申を、一番多い建設廃材、これについては建設省の圧力によってねし曲げてしまったのではないですか。それでも答申を尊重したと言えるんでしょうか。この点に関しては、尊重しなかった、できなかった、圧力があった、は...全文を見る
○竹村泰子君 建設廃材は無害なのですか、有害ではないのですか。
○竹村泰子君 不法投棄を何とか取り締まらなくちゃ、なくさなくちゃという、現場の中で最も量が多く、そして何と申しますか最も悪質と言っちゃいけないかもしれないけれども、現実の中ではもう目に余るものが多々あるわけですね、一々例を申し上げませんけれども。その建築廃材をこうして野放しにして...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっと今おもしろいことをお答えになったんですが、風が吹いて空気が動いたり、あるいはちょっと触れたくらいでアスベストが飛散するものはあれなんだけれども、例えばじゃ子供がそこら辺に遊びに行って、その廃材の上にぽんと乗ったりなんかして飛び散る場合はどうなるんですか。
○竹村泰子君 人が入らないようにするのが原則でありとおっしゃるけれども、そういうふうにはなってないでしょう。空き地にぼんぼん捨てられているでしょう。私の北海道なんかではもうあちらこちらにぼんぼん投げ捨てられて野山にほうりっ放しになっているわけですよ。そこにアスベストは必ずあるんで...全文を見る
○竹村泰子君 法律の対象にしなくても行政の指導によって実質的に法律の対象にしたと同じ効果を上げるのだとお約束していただけますね。大臣、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 マニフェスト関連でもう少しお尋ねいたしたいと思いますが、下条厚生大臣は去る二十日の衆議院厚生委員会でバーゼル条約批准について答弁をなさいまして、次の通常国会をめどに必要な国内法を整備できるよう関係省庁と相談するとおっしゃいましたね。  この際、批准に必要となる国内...全文を見る
○竹村泰子君 事務方の方から何か具体的なプログラムといいますか、私がお尋ねした点についてお答えありますか。
○竹村泰子君 鋭意御努力をぜひお願いしたいと思います。  マニフェスト伝票についてもう少し申し上げます。  野党共同修正案要綱の第六項は、いわゆるマニフェスト伝票等の取り扱いに関するものでございます。厚生省は、その保存期間について政省令で定めると答弁されました。しかし、浜本委...全文を見る
○竹村泰子君 現行法でさえ、一般廃棄物も産業廃棄物も処理業者は、帳薄の記帳をしたり、また保管義務があるわけですよね。必要が生じたとき行政による報告徴収ができ、また立入検査ができるというふうなことを今大臣おっしゃいましたけれども、肝心のマニフェスト伝票が保管されていなければ効果はな...全文を見る
○竹村泰子君 保存期間を定めできちんと保存をしなさいという義務づけがされているわけですか。
○竹村泰子君 行政指導でということですが、伝票の保存義務を政省令で定めるということはできないのではないでしょうか。厚生省の答弁は法治主義という基本原則に反するのではありませんか。ここが立法府であるということをわきまえて答弁をしていただきたいと思いますが、立法府の一員でもおありにな...全文を見る
○竹村泰子君 保存義務を厚生省令で定めることができるというお答えですね、今のは。
○竹村泰子君 どうもそれは私釈然としないお答えなんですけれども、このことはまたいずれ折を改めてやりたいと思います。  それでは、次の七項にあります原状回復方策の検討条項についてお尋ねしたいと思います。  不法投棄など不適正な処理の原状回復の方策、とりわけその費用負担のあり方に...全文を見る
○竹村泰子君 はい。
○竹村泰子君 ありがとうございました。  今読んでいただいたように、審議会は排出事業者の民事上の損害賠償責任の強化や公共と民間の共同による基金づくりについて検討することを提起しておられます。厚生省は答申が出された昨年十二月以降九カ月、これらについてどんな検討をされたのでしょうか...全文を見る
○竹村泰子君 答申にあります大事な、何を守ろうとしているのか、どこを守ろうとしているのか、何を直そうとしているのか、そういう一番中心的な大事な部分が私は不足をしていると、政府案には。あえてかあるいは偶然か知りませんけれども、抜け落ちでいるという気がしてならないのですね。現状そうい...全文を見る
○竹村泰子君 何かよくわからないお答えですが、審議会の答申では不法投棄のチェックには環境衛生指導員の増強のほか、民間人をモニターとするような制度の検討も必要と指摘しておりますね。その後どのように検討されていますでしょうか。このようなことは法律改正を待たずに都道府県に積極的に呼びか...全文を見る
○竹村泰子君 どのぐらいのところでどのぐらいの方たちがモニターとして働いておられるか、これはちょっと通告しておりませんので、おわかりであれば教えていただきたいと思いますけれども、おわかりですか。
○竹村泰子君 結構実効が上がっているのでしょうか。
○竹村泰子君 県レベルでは大変広過ぎてとても難しいと思いますので、例えば、今高齢化社会と言われますけれども、お元気なお年寄りの方たちがたくさんいらっしゃるんですよね。そういう方たちにお願いをして、シルバーパワーなど、大いに元気で働いていただいて、市町村レベルでもぜひそういうモニタ...全文を見る
○竹村泰子君 時間がなくなってしまいましたが、それでは国庫補助の範囲拡大、修正案の第八項になりますが、一般廃棄物の最終処分場を国庫補助できる対象に加えようとしています。  これに対する先日の政府答弁は、一つには今予算で補助しているのだからあえてそうする必要がないこと、もう一つは...全文を見る
○竹村泰子君 それで、厚生省にお尋ねしますが、予算補助の実績もある、大蔵省だって法律で書くのはやめてくれとは言わない。それなのになぜ法律で書きたくないんでしょうか。その理由は一体何なのですか。
○竹村泰子君 必要性がないと考えるというお答えはちょっといただけないんですが、予算のシェアの問題もあることは確かにわかるんですね。水道と廃棄物で全体の三%くらいしかない、そういうことも聞きますと、私たちもぜひ応援して、全国の自治体の熱い期待もあり、国庫補助に関しては厚生省を応援し...全文を見る
○竹村泰子君 申請すれば幾らでも補助をしていただけるなら、それはそれで結構ですけれども、なかなかそうは現実はいかないということがございますので、私お伺いをしているわけですが、どうしてもそれは法律にはそぐわないということになるわけですね。
○竹村泰子君 わかりました。  もう時間がほとんどありませんので、最後に大臣に一つお伺いしたいと思いますが、適正処理困難物の指定について、政府案では大臣が指定することになっております。衆議院で大臣は、個々の市町村において処理が困難な廃棄物について行われる施策は尊重されるべきもの...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、最後に一つ提案をして終わらせていただきたいと思いますが、大臣による指定に当たっては、やはり大臣があちこち聞き多かれるわけにはいかないのですから、市町村長や関係職員を主なメンバーとする適正処理困難物対策審議会のようなものをおつくりになって、これに語るようにと...全文を見る
10月01日第121回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○竹村泰子君 それでは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律につきまして、確認的な質問をさせていただきたいと思います。  初めに、市町村の実施体制の強化ということですけれども、政府案は、市町村に一般廃棄物処理計画の策定を義務づけ、その計画には排出の抑制のための方策に関する事項や、分...全文を見る
○竹村泰子君 そうですね。  収集、運搬業務を担う作業員についてお伺いをしたいと思います。  二人以上で作業せよとの趣旨が明記されたいわゆる安全マニュアルについて、第一に、これは全国都市清掃会議のではなく、政府のマニュアルと考えてよろしいのでしょうか。  第二に、ごみの収集...全文を見る
○竹村泰子君 いい答弁をありがとうございました。  それでは次に、マニフェスト制度の見直しなどについてお伺いしたいと思います。  厚生省は、マニフェスト制度を特定管理廃棄物に限った理由について、諸外国でも有害廃棄物に限られているからと答弁されてきました。しかし、諸外国には建設...全文を見る
○竹村泰子君 お約束していただけますねと私はお聞きしましたが、大臣の今のお言葉、信じてよろしいですね。
○竹村泰子君 ありがとうございます。  それでは次に、特別管理産業廃棄物管理票について、法律上排出事業者及び処理業者がこれを保存しなければならない義務が明記されておりません。これは今後の課題として次期通常国会での法改正に向けてぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょう...全文を見る
○竹村泰子君 今の御答弁では、厚生省は管理票の保存義務が法律に書かれているという前提に立っておられるようですが、一体第何条の第何項に書かれているのでしょうか。該当箇所を読み上げてください。
○竹村泰子君 今部長のおっしゃいました第十二条の三の第六項というのは、「前各項に定めるもののほか、管理票に関し必要な事項は、厚生省令で定める。」と書いてあるだけなんですね。どこに保存義務があると書いてあるんですか。
○竹村泰子君 要するに、こういうことですか。第一に、改正法の上では保存義務は明文化されていない。これはよろしいですね。どこにも保存義務があるとは書いてありません。それはいいですね。  第二に、厚生省は、改正法第十二の三第六項を根拠として、省令によって施行規則として保存期間を定め...全文を見る
○竹村泰子君 私、先日の質問でもそのようにお尋ねをいたしました。保存義務が法律の中ではどこにも書かれていない。それをあたかも保存義務があるかのように省令の上で思わせるというか、これは私は非常に巧妙なやり方だと思うんです。  なぜここにこんなにこだわるかといいますと、いわゆる特別...全文を見る
○竹村泰子君 大臣のお気持ちはとてもよくわかるんですが、私も法律の専門家ではありません。ですから、法律の専門家の御意見を幾つか聞いてみました。省令で義務を定めることはできないんです。国民に義務を定めるのは国会だけなんです。違いますか。保存義務を省令で書くことは法律的にはできないん...全文を見る
○竹村泰子君 大臣の御答弁、今の段階でそうおっしゃるしかないと思います。これは次に譲りたいと思いますので御記憶ください。マニフェスト関連でもう一問お伺いいたします。  それは、改正法が九カ月以内に施行され、特別管理廃棄物を対象としたマニフェスト制度が本格的に実施されるまでの間は...全文を見る
○竹村泰子君 今のお答えでは、施行されるまでの九カ月以内に行政指導してくださるかどうかちょっとはっきりしないんですけれども、例えば一つの例ですが、鳥取市民の水源地である千代川の上流、袋川流域、ここは国定公園の中なんですけれども、ここに産業廃棄物の安定型処分場二千四百平米の建設が予...全文を見る
○竹村泰子君 次に、廃棄物処理センターの公共性の確保についてお伺いいたします。  廃棄物処理センターの設置に際して、地方公共団体が合計二分の一以上出資することによってその経営権を掌握し、公共性の高いセンターにしようというケースが出てきた場合、政府はこれを望ましいとの立場からでき...全文を見る
○竹村泰子君 もう時間がありませんので、終わりたいと思いますが、最後に一つ、これは通告をしておりませんが、けさの新聞なんです。  町田市が、水銀を含んだ使用済み乾電池、これを製造者の責任で処理すべきなどの理由で、全国でただ一つメーカー側に処理費用の負担を求めて保管し続けてきまし...全文を見る
○竹村泰子君 時間がありませんので、これ以上追及はいたしませんが、ぜひ新しく出てきたこの事実に目をつぶらずに、どうかひとつ誠意を持って対処していただきたい、お願いを申し上げて終わります。
○竹村泰子君 私は、ただいま可決されました廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党。スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたし...全文を見る
12月17日第122回国会 参議院 厚生委員会 第1号
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○竹村泰子君 今大臣のごあいさつをお伺いいたしましたけれども、あなたはずっと社労族でいらっしゃり、そして今もございましたとおり、厚生政務次官もなさり、また社労の委員長もなさったという大変厚生行政、労働行政に詳しい方でいらっしゃる。私たちは期待を持って、心強く思っている次第でござい...全文を見る
○竹村泰子君 岡光さんのお答えありがたかったんですが、私は、大臣にこのような状況をどのようにお考えになりますかという御所見をお聞きしたのでございまして、社労に強い大臣、どうぞ少し御意見を聞かせていただきたいと思います。
○竹村泰子君 まず、その第一の問題として、給与の問題、今ちょっと岡光さんお触れになりましたけれども、給与の問題が挙げられますね。社会福祉施設職員の給与について、どのように政府は考えておられますか。
○竹村泰子君 特養などの社会福祉施設の運営においてはその財源を措置費に負っているわけですね。その措置費には生活費と運営費とがあると思いますけれども、その運営費においては施設職員の人件費もその算定の基礎に入っているわけですね。どのように計算されるんですか。その積算を示していただきた...全文を見る
○竹村泰子君 それではお伺いいたしますけれども、積算において施設長は行政職俸給表の何級になっていますでしょうか。寮母は何級になっていますでしょうか。
○竹村泰子君 施設長さんは行(1)の六の三、これは本省でいえば係長クラスでいらっしゃいますね。それから寮母さんという呼び名はよくないと前から出ておりまして、私も余り使いたくないのですが、でも今は寮母さんと呼ばなければならないのですが、寮母さんは三級四号俸などといいますと、これは主...全文を見る
○竹村泰子君 五十人定員の特別養護老人ホームでは寮母さんが十人いることになっていますね。常勤の方でもいろいろな勤続年数の方がおられると思います、今もお話ありましたけれども。これを単一の三級四号俸に格付するのは、今いろいろな手当とかというふうなお話がありましたけれども、しかし一応そ...全文を見る
○竹村泰子君 それではお尋ねいたしますが、非常勤の寮母さんをどの程度と考えていらっしゃるのでしょうか。そもそも特別養護老人ホームにおいては常勤の寮母さんが大多数で、非常勤という方は例外と考えるのが施設運営における基本的な考え方ではないかと思いますが、いかがですか。
○竹村泰子君 それを調査してごらんになったことがありますか、全体の二割になっているかどうかということを。
○竹村泰子君 今のはちょっとおかしいと思いますが、一年間にどのくらい厚生省の方が実際にその施設にお入りになって調査をなさるかわかりませんが、それでもって全体がそうなっているというふうに思っておられるんですか。私がなぜそう言うかというと、実際にはかなりの部分を非常勤の方の力に頼らざ...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、福祉職の俸給表の作成についてはどのように考えておられますか。  平成三年の人事院勧告に向けて厚生省は要望書をお出しになっていますね、前の下条厚生大臣のお名前で。「医療、社会福祉及び社会保険等の業務に従事する公務員の給与改善について」という要望書を出してお...全文を見る
○竹村泰子君 厚生大臣、おかわりになりましたけれども、また新たに厚生大臣のお名前でこの要望は続けていかれますね。
○竹村泰子君 福祉職の俸給表の策定というのは、単に国立の施設に勤める職員のことだけではなく、民間の社会福祉施設の職員の給与をリードするという意味で非常に重要であると私は思うんです。福祉施設職員の給与面での処遇改善、これが大いに役立つものと考えられます。早急に平成四年の勧告において...全文を見る
○竹村泰子君 お答えいただきましたけれども、これは非常に今社会的な問題になっていることでありまして、厚生省がもう必死になって人材確保をやらなければならない。十カ年戦略ですとか、この周の老健法の審議の中でもいろいろと申し上げましたけれども、どうやってヒューマンパワーを確保なさるんで...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろあるんですが先に進みます。  さきの特別養護老人ホームの主任寮母さんは、この二年間有給休暇をとっていないということでした。二年間有給休暇をとっていないというのは大変なことだと思うんですけれども、このような過重な労働に頼らざるを得ないということは、特養の設置...全文を見る
○竹村泰子君 私がお聞きしたのは、年次休暇のことだけではなくって、こういう状況になってきて高齢化社会が急ピッチで進んできている、社会もそれから施設も厚生省の考え方もすべて変わってきているのではないか、これまでどおりではいけないのじゃないか、そういう厚生大臣としての御所見を伺ったの...全文を見る
○竹村泰子君 十分頑張っていただきたい、私たちも応援しますので、どうかよろしくお願いします。  次に、介護における性による負担の問題ということをお聞きしたいと思うんです。  御存じのとおり、今回福祉施設の職員の方々の働きぶりを見ていて思い出したんですが、現在厚生省がゴールドプ...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、お答えいただきましたけれども、今の大臣のお答えのような考え方が問題なのでございます。どうして女性が介護や看護に適した性だとお思いになるんでしょうかね。  これは確かに現実はそうなんです。私もよく知っていますけれども、もういたし力なく娘さんやお嫁さんや奥さんが...全文を見る
○竹村泰子君 少ししつこいようですが、ヘルパー確保の具体策はどういうふうに持っておられますか。
○竹村泰子君 人口十万当たりのホームヘルパーの配置人員というのを私ここに持っているんですけれども、日本は十万人に対して三十・四人なんですね。もう言うまでもありませんが、デンマーク五百二十七・一人、スウェーデン八百八十三・九人、ノルウェー九百八十三・二人、何と日本の何十倍というヘル...全文を見る
○竹村泰子君 遠くない将来に小中学校、幼稚園は週休二日制が導入されると思うんですけれども、導入されたらいずれかの休日を高齢者、障害者、子供たちが学校、幼稚園などで出会って集える日を考えてみたらどうかと私思うんですが、いかがでしょう。  子供たちは今もうお年寄りをそばで見なくなっ...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっと時間がなくなりましたので、短く答えてください。
○竹村泰子君 済みません。時間がなくなってしまいました。今の提案、どうか文部省と厚生省と御検討くださって、いいとお思いになりますでしょう。いかがでしょうか。  次に、もう時間がなくなってしまいましたので一つ、看護婦配置基準の精神科特例に関する質問を用意したんですが、一、二間、時...全文を見る
○竹村泰子君 これらの患者さんに対する看護はこれからも一般の病棟よりも軽くてよいと判断していらっしゃるのかどうか。また、医療法の施行当時にどういう判断をされたのか、そのデータを示していただきたいと思います。
○竹村泰子君 それでは、この国会が終わるまでにと言うと非常に厳しいでしょうか、その当時の判断基準になったものをお出しいただけますでしょうか。
○竹村泰子君 いろいろ伺ってきましたが、一般病院四対一でも不足と思えますのに、これら専門病院の六対一の割合での看護というのは一体どのように厚生省は考えられているのか、私は非常に不思議に思うんですね。早急に一般病院のミニマムレベルを確保するべきなのではないかと思うのですけれども、こ...全文を見る
○竹村泰子君 この問題につきましては、またゆっくり次の機会にと思いますが、先ほどお願いしました調査をよろしくお願い申し上げたいと思います。  ありがとうございました。