竹村泰子

たけむらやすこ



当選回数回

竹村泰子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月21日第123回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○竹村泰子君 先ほど清水議員がいろいろと御質問を申し上げました。非常に私たちにとりましては重い問題でございますけれども、私は質問と提案をきょうは申し上げたいというふうに思っております。  まず、宮澤総理にお伺いいたしますけれども、あなたは一月に訪韓をされました。そして、盧泰愚大...全文を見る
○竹村泰子君 その後、衆議院、参議院両予算委員会、外務委員会、内閣委員会などで幾人かの我が党の議員たちが強制連行、従軍慰安婦問題を追及してきております。まるで今始まったかのように慌てて調査をいたしますと。内閣がかわるとこういう重要なことも帳消しになってしまうんですか、総理。
○竹村泰子君 理解しろと言われても私理解ができないんですが。  渡辺外務大臣、あなたは衆議院の予算委員会で、どのくらいの人数なのか全くわからない、三人や五人の解決なら簡単だが実態をまずつかまなければ話のしょうがないと答えておられます。話のしょうがないというのは一体どういう意味な...全文を見る
○竹村泰子君 私は急がなきゃならないということを言っているのではなくて、もちろん急がなきゃならないかもしれないけれども、先ほどからの政府の誠意のない不誠実な調査態度と申しますかね、それを言っているわけです。  この二年間、確かに九万八百余名の名簿を捜し出されました。百万ともある...全文を見る
○竹村泰子君 私、とてもおかしいと思うんですけれども、資料がたくさんあるでしょう。その中から松代のものなのか従軍慰安婦のものなのか送還関係の資料なのか、これ全部見なきゃわかりませんよね。上に従軍慰安婦と書いてあるわけじゃないと思うんですね。  防衛庁長官、いかがですか。おかしい...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろございますけれども、私はこの期に及んで、きょうの清水議員の要請にもこたえておられないんですが、証言を聞こうとしない、証人も呼ぼうとしない、こういう態度は余りにも不誠実、本気でやる気がたいのじゃないかと言いたくなってしまうのですね。私は社会党の人権・女性担当と...全文を見る
○竹村泰子君 私はここに、私たちの仲間の弁護士たちが韓国へ行って実際に慰安婦たちから聞き取り調査をしたコピーを持っております。もしお読みくださるのでしたら喜んでコピーをとりますので、彼女たちの声を聞いていただきたいと思います。  私は昔のことをほじくり返せと言っているのではない...全文を見る
03月26日第123回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○竹村泰子君 私は、きょう脳死を含めまして、いわゆる生命操作と申しますか、そういった問題について質問をさせていただきたいと思います。  初めの段階では、まず生殖操作という、生殖操作技術の実施にかかわる問題を御質問申し上げたいと思います。  私がきようの質問で顕微授精のことを第...全文を見る
○竹村泰子君 今、私も申し上げましたとおり、各学会がばらばらの見解や実施承認を出しているわけですね。各病院がこれに基づいて、特に都合のいい意見だけを選んで生殖操作実施の方針を決めているということについて、私はお伺いをしております。どういうふうにお考えになりますか。それと規制をする...全文を見る
○竹村泰子君 それでは現場に任せて、そして見守っているとさっきお答えになりましたが、見守っているという方針なのですね。  病院倫理委員会というのがありますけれども、この実態及び厚生省の考え方をお教えいただきたいと思います。
○竹村泰子君 その倫理委員会がどんな権限と義務を持っているのか、あるいは医療過誤がもしあった場合にその責任をとれるのかとれないのか、とらなくてもいいのか。それから病院の倫理的判断の相互調整といいますか、こっちの病院ではそれはもちろんオーケーだけれども、こっちではノーと言っている場...全文を見る
○竹村泰子君 私はこういう、これまでにも少しずつ報道されておりますけれども、この生殖操作のような動物の飼育とか酪農、そういったことではもう既に先行しているわけですけれども、人間の体でこういう科学的な、半ば実験的なことが許されていいのかどうかと思うのです。大臣どういうふうにお考えに...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、推移を見ながらとおっしゃいますが、その間にもうどんどん現場は進行しているんです。赤ちゃんがこういう方法で生まれれば子供のない御夫婦にとってはそれはどんな喜びかもしれません。それはよくわかりますけれども、無事に生まれれば、もし何事があっていろんな人体への影響があ...全文を見る
○竹村泰子君 わかりました。  それでは、次の問題に移りたいと思いますけれども、引き続きまして、やはりこれも生殖操作の一種になると思いますが、代理由産です。代理由産の国内実施や外国の代理由産事業に対する考え方とか規制とかをお伺いしたいと思います。  近年、子産み、子育てにかか...全文を見る
○竹村泰子君 このリプロダクティブヘルスに関する研究班というのをおつくりになって、こういう生殖技術の暴走というか、そういうことがあってはならないという、そういうお考えもあってこの研究班をおつくりになったと思いますけれども、今私が申し上げましたような代理由産についてどういうふうにお...全文を見る
○竹村泰子君 これは厚生省とも十分御相談いただきまして、大変な問題ですから十分法務省でも研究、検討していただきたいと思いますけれども、これについても例えば、今は産科婦人科学会の、夫婦間に限るということが定義となっておりますが、外国で外国の代理母をお願いして報酬を払って産んでいただ...全文を見る
○竹村泰子君 私は、妊娠とか出産とか、そういった極めて個人的なものに国がなるべくかかわらないでほしいと思うんですよ。かかわってほしいと言っているんじゃないんです。そういうことは個人の選択であり権利であると思うんです。しかしまた、それに反対のようですが、受精や着床や、そういったこと...全文を見る
○竹村泰子君 大臣はずっと社労族でおられまして、こういった医療とか社会保障あるいは福祉の問題に非常に詳しい方でおられますから、私は今大臣に御所見を伺っているわけですけれども、この代理母出産あっせん業者の日本窓口に対して、きょうは法務大臣おられませんけれども、法務省はこれに対してど...全文を見る
○竹村泰子君 そうじゃないんです。厚生省は厚生省の立場があるでしょう。しかし、こういうあっせん業者の窓口が開かれて、そこでもしもいいですよと、私のおなか貸してあげてもいいですよと言う人がいたら、この日本の五十組も百組も待機している夫婦たちは喜んで外国に行ってそういう代理出産をして...全文を見る
○竹村泰子君 今後の問題ですけれども、生殖操作、さっきの顕微授精も含め、代理母、代理由産、これらのこともやはりどこかできちんとした定義づけというか規制をしなければ、今のように、ええそうですかと、マスコミが報道して、ああそれは大変ですねと、いや、しかし見守っておきましょうという野放...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、御所見を伺わせていただけますか、臨調答申について。
○竹村泰子君 今大臣、二年間三十三回にわたって大変な議論が交わされたというふうにおっしゃいましたけれども、当然のことなんですよ。こんなもので足りないと私は思います。だって、命にかかわることですから。私たちが死んだときに、もしかしたら脳死の状態で臓器を提供しなきゃならないかもしれな...全文を見る
○竹村泰子君 それではお伺いいたしますが、脳死事件にかかわる刑事告発がたくさんございます。御存じだと思いますけれども、いわゆる治療延命処置の打ち切り、あるいは臓器摘出など、現行の法律体系のもとでは刑法の各種条文に抵触するというふうに考えられ、場合によっては犯罪であるというふうなこ...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、私は一つここに持っております例を引きながらお伺いをしていきたいと思います。  これは、大阪府立千里救命救急センターと阪大第二外科の問題なんです。大阪府豊中市在住の一人の男性、Aさんとしておきましょう。この方は、九一年六月三十日午前一時五十分ごろ、国道交差...全文を見る
○竹村泰子君 いたずらにと申し上げては言葉が過ぎるのかもしれませんが、判断を保留しておられる間に、もう私がここに持っているだけでも八件も九件もありますが、法務省はどのぐらいこういった刑事告発されている事件をつかんでおられますか。
○竹村泰子君 刑事告発されている事件の名前を挙げていただげますか、例えば何々大学の例とかというふうに。
○竹村泰子君 そのような刑事告発がされて、そして殺人罪として告訴されるということがありますから、脳死といいますか臓器移植を早く法的に正当なものにしてほしいという非常に強い、医師やそれから厚生省の働きかけが今回の臨調設置などに至る経過であったというふうに言っては言い過ぎでございます...全文を見る
○竹村泰子君 臨調を設置されたのはいつですか。
○竹村泰子君 十二月ですから二年満たないわけですね、二年足らずですね。一年何カ月間がで、先ほど大臣がおっしゃいましたけれども、設置をされたのはもっと後でしょう、古市さん。それは法案が通ったときだと思いますけれども、実際に審議をされた期間はどのくらいですか。
○竹村泰子君 わかりました。ちょうど二年だったわけですね。  さっき大臣が、二年間三十三回にわたって十分な審議を尽くしたとおっしゃいましたが、今のお答えを聞いておりましても、社会的な合意は得られていないということがはっきりしますよね。国民が、それではみんな脳死を死と認めようと、...全文を見る
○竹村泰子君 ドナーカードの方は十五例、これはもう本人の意思ですよね、本人の意思ですが、あとの場合は本人の意思ではないわけですね、と言っていいと思いますけれども。  また、ドナー登録を行う人に対して、厚生省は脳死状態をも死とみなして腎摘出を行うこともありますよというふうな説明を...全文を見る
○竹村泰子君 角膜は次にお聞きしようと思っていましたが、まとめてお答えいただきましたけれども。  つまり、腎臓の場合は死体腎として取り扱われる、あるいは角膜の場合も亡くなった方からとられる、とられるというと変ですが、摘出をされる、そういうことになっているけれども、場合によっては...全文を見る
○竹村泰子君 ですから、十分考えられるわけですね。わかりました。  私たちが、私も含めて、どういう状態で命の終了を迎えるかもしれないそういうときに、私はやっぱり自分の問題としては自分できちんと決めておきたいと思うわけですけれども、今お聞きしますと腎と角膜についてはおおむね死体か...全文を見る
○竹村泰子君 その各倫理委員会がそれぞれ独自の判断をしているわけですね。独自で死亡あるいは脳死の判定基準をつくりつつある、やっているとは言いません、まだつくりつつある。各大学ないし病院は、それについて、その基準に基づいて死亡診断書を書いたり、死体の取り扱いを行ったり、脳死であると...全文を見る
○竹村泰子君 今、それぞれお答えいただきましたけれども、私が大学病院の倫理委員会の現状を知りたいと言いましたら、一枚だけのこういう数字を持ってきてくださったんですが、これは数字はわかりますけれども、現状とか実態がどうなっているのかという私のお尋ねに対しては余り答えてくださらないん...全文を見る
○竹村泰子君 私のさっき申し上げましたこの論文でも書いてあるんですが、「委員構成の特徴的な事は、学外から余り人を入れていない事で、平均九・六人の委員総数のうち八・四人が学内者でこ、これは九一年ですからちょっと一年前ぐらいですが、「八・四人が学内者で、そのうち七・一人が医学部または...全文を見る
○竹村泰子君 時間がなくなりましたので終わりますが、脳死という問題、非常に大きなことであります。人の命にかかわることであり、国内でも大きな議論が行われているところですけれども、最近、つい二、三日前の新聞報道でも、脳死は人の死と認めるか、認めるという人が四七%、認めぬという人が四一...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○竹村泰子君 私は、ただいま可決されました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  以下、案文を朗読いたします。  健康保険法等の一部...全文を見る
04月06日第123回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○竹村泰子君 私はプルトニウム関連の質問を幾つかさせていただきたいと思います。  十キロあれば原爆がつくれると言われるプルトニウムですけれども、これは長崎の原爆がプルトニウムであったことはそのとおりなんですが、これを日本は大量に扱う社会になりそうですね。秋にはフランスから最初の...全文を見る
○竹村泰子君 十社ぐらいが再処理委託をしているというのは事実ですか。
○竹村泰子君 イギリスのサセックス大学の研究員でありますバークボウトさんという方、この方が英仏の再処理施設は九〇年代に米ソの核弾頭の量に匹敵する、つまり約二百トンのプルトニウムを産すると言っています。フランスのスーパーフェニックスも増殖はやめて燃やすだけに変える方針であるというふ...全文を見る
○竹村泰子君 この報告書を拝見しておりますと、八ページのところにも今おっしゃったように、いわゆる高速炉、FBRを将来の原子力発電の主流にすべきだというふうに御報告があるんですね。私がきょうプルトニウムの質問をさせていただこうと思いましたのも、つまりプルトニウムは冒頭に申しましたよ...全文を見る
○竹村泰子君 核兵器の廃棄のために日本の技術や知恵がお役に立つのは大変結構なことです。私はそのことにどうこう言っているのではありません。問題はプルトニウムなんですね。この記事の中でも、これから二十年の高速増殖炉に何をなすべきか、原点に戻って考える必要があるというふうに理事長は言っ...全文を見る
○竹村泰子君 理事長が原点に戻って考えるべきだとおっしゃったことは、私大変結構なことだと思います。すべて原点を忘れちゃいけないと思いますが、ただ先輩の、既にもう歩き出している、走り出しているフランスのスーパーフェニックス、これは八六年一月十四日に運転開始して以来、定格出力運転はた...全文を見る
○竹村泰子君 お答えいただきましたけれども、この科技庁の出しております報告書、リサイクルの報告書を見ておりますと、やはりFBRとそれから新型転換炉ATRですか、ATRでその特性を生かしつつリサイクルを進めていくことが適当だというふうに書いていらっしゃいますね。今後のプルトニウムの...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、お伺いいたしますが、いかがですか。こういう大変な膨大な費用をかけて、しかもプルトニウムという危険なものを、やはり日本が出したものですからこれは引き取らないというわけにはいかないのかもしれないですけれども、どんどん日本へ持って帰ってくるわけですよね。今三十トン戻...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、どのくらいのプルトニウムが実験炉「常陽」と原型炉「もんじゅ」で必要かというのをちゃんと報告を出していらっしゃいますね。毎年〇・六トンですよ。二〇一〇年まで二十年かかって十二、三トンですよ。そして、二十年ぐらいで戻ってきたり、きちんと再処理ができたらの話ですけれ...全文を見る
○竹村泰子君 二十トン。
○竹村泰子君 もう時間が参りましたのでやめますけれども、本当にプルトニウムの過剰時代というか、一度にわっと来るわけじゃないとおっしゃいますけれども、しかしそれをうまく処理できる方法がきちんと技術的に可能でなければ、やはり非常なプルトニウムを世界は抱え込むことになるわけです。軍縮の...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○竹村泰子君 私は、きょう安全な食べ物について質問をさせていただきたいと思っております。  食べるということは命に直結した問題であります。例えば、石油や電気製品が幾ら豊富にあっても食糧がなければ命は維持できない。日本はかつて農業大国でありました。農業はその国の命を維持している最...全文を見る
○竹村泰子君 それで、お答えいただきましたように、食べ物の安全をじゃどうやって確保していくのかということになるんですけれども、厚生省は昨年の九月十二日、食品衛生調査会に対して、農産物中に残留する農薬の基準設定についての諮問をなさいました。そして昨年暮れ、新基準を発表されました。こ...全文を見る
○竹村泰子君 日本で収穫後に農薬をまぶすことを認められているんですか。そういうお答えですか、今のは。
○竹村泰子君 収穫後に保存用に使われる薬剤、これはどういう扱いになるんですか。例えばかんきつ類等に使われるOPP、TBZなどと同じなのでしょうか。これは厚生省ですが、食品衛生上それをどう考えていますか。三つお尋ねします。
○竹村泰子君 OPP、TBZなどと同じ扱いになるわけですね。
○竹村泰子君 食品添加物として扱っているわけですね。  これは食品衛生上どう考えるんでしょうか。食品衛生法で規制されるんですか。
○竹村泰子君 ですから、私の言っているのは、収穫後にまぶされるいわゆるポストハーベスト農薬は添加物として扱われ、食品衛生上食品衛生法できちんと規制されるものなのですねとお伺いしているんです。
○竹村泰子君 よくわからないんですが、OPP、TBZなど以外のものは食品添加物として扱われないものもある、しかしポストハーベストとして認めるんですか。
○竹村泰子君 そうですよね。ポストハーベストというのは、農産物の収穫後、その保存のために、殺虫や殺菌やカビ防止のために長期間にわたって効力を持続できるように農薬という名の薬剤をまぶしあるいは塗布するもので、農作物の生育過程で使用される農薬とは比較にならぬほど農産物にこれは残留しま...全文を見る
○竹村泰子君 東京都が八九年に調査したポストハーベスト農薬の調査報告によりますと、さまざまな農薬が検出されています。レモンからカルバリルやイマザリル、小麦からはフェニトロチオンやマラチオン、ジャガイモからは発芽防止剤のクロルプロファムなどが検出されている。その目的はほとんど防腐、...全文を見る
○竹村泰子君 食品衛生法で規制され、食品添加物であるならば、第四条、有毒、有害物の混入した食品の販売は禁止、第七条、食品の規格、基準などということで、それぞれ違反をしているのではないかと思います。  ところが、厚生省は、一般的に健康を損なうおそれがない場合に該当するから違反では...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、どのようにお考えになりますか。厚生省は農薬に対して責任省庁なんですけれども、四百もの農薬が使われていて、しかも添加物として収穫後にまぶされる農薬まであるということについてどのようにお考えになりますか、御所見を。
○竹村泰子君 厳正かそうでないか、ちょっと議論をお聞きになっていただきたいと思うんですが、ガット・ウルグアイ・ラウンドに関して現時点で整備されている必要な資料のほとんどはFAO、WHOの最大残留基準を設定するための資料で、規制の甘い国際基準を受け入れ、基準が大幅に緩和されるおそれ...全文を見る
○竹村泰子君 コーデックスの総会には日本から何人行っているんでしょうか。所属はどこで、そして、もしよければお名前も教えてください。
○竹村泰子君 お名前は言えませんか。
○竹村泰子君 ありがとうございました。  ガット・ウルグアイ・ラウンドにおいて各国の衛生基準をコーデックスの基準に整合させようという動き、さっきもお答えをいただいたわけですけれども、これについて厚生省としてはそれは仕方がないことだとお思いになるんでしょうか、それとも大変いいこと...全文を見る
○竹村泰子君 コーデックスの甘い基準を受け入れることによって、我が国の基準が大幅に緩和されるおそれがありますが、大臣、こういうことで我が国の消費者の健康が守られるとお思いでしょうか。
○竹村泰子君 大臣、衆議院の予算分科会の長谷議員の質問に対しても、もうこれ以上安全性を疑う余地はないという気持ちを私は持っております、これから先はまた議論になってしまうけれども、私の気持ちは信頼していいのじゃないかというふうにこの間お答えになっているんですけれども、そうだったんで...全文を見る
○竹村泰子君 大変御丁寧に説明をしていただきましたけれども、ADI、一日摂取許容量ですね。これは今ちょっと御説明がありましたが、何に何を掛けて算出するんですか。  それから、各農薬のADI値、ADI値の算出根拠、さっきの基準値を算出したデータの根拠、三十四農薬の基準算出各種ファ...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、委員長にお願い申し上げたいんですが、審議が終わった段階で結構ですから、本当は今すぐ出してほしいんですけれども、それはお出しにならないと思いますから、今私が要求いたしましたこれらの基準値を算出した根拠、各農薬のADI値、ADI値の算出根拠、三十四農薬の基準算...全文を見る
○竹村泰子君 それは失礼でしょう。私たちはこの委員会の中で調査権を持っております。来たら見せてやるよとおっしゃるんですか。段ボールに幾つあったっていいじゃないですか。出してくださいよ。
○竹村泰子君 その資料のことは要求をいたしておきますが、さっきから玉木さんお答えをいただいているんですけれども、なぜ百分の一を掛けるか。  私の持っているある資料によりますと、ラットやマウスで研究者の目に何ら影響の見られない薬量、最大無作用量が決まったとしても、それをすぐ人間に...全文を見る
○竹村泰子君 私は、浅学非才で知りませんでしたが、このゼロ掛けるゼロはゼロであるという理屈は世界の共通した認識なんですか。
○竹村泰子君 そうですか、わかりました。それほどコーデックスの委員会というのが、ですから問題視されているわけですよね。  これはっい最近の報道なんですけれども、四月二日の報道記事、今まで大臣、私がそんなに緩い基準にしてどうするんだと言ったら、緩くないというふうにおっしゃいました...全文を見る
○竹村泰子君 また、ここでもそのADI以内なので人体への影響はないと考えられると、こういうお話なんですね。ソバは今八九年の調査で年間約十万トンを輸入している、これは国内消費量の約七九%、トウモロコシは千四百四十万トン輸入している。そういうことで、トウモロコシやそれからキウイを毎日...全文を見る
○竹村泰子君 国民の健康と幸せを預かる厚生省が、食べ物に関してこのような緩やかな基準をつくろうとし、また国民をごまかすというか、国民の目をかすめるというか、何か言葉はちょっときついですけれども、しかし知らないうちに、さっきの臭化メチルの場合は三倍緩和ということで、これは報道された...全文を見る
04月21日第123回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○竹村泰子君 四人の参考人の皆様、きょうは本当にありがとうございました。社会党・護憲共同の竹村泰子でございます。  初めに、有田参考人にお伺いしたいのでございますけれども、看護婦さんの不足が叫ばれてかなりになります。先ほどのお話を伺いましても、この調査を拝見いたしましても、就業...全文を見る
○竹村泰子君 今ナースバンクのお話が出ました が、いただきました資料を拝見しておりますと、ナースバンクヘの登録が、現在登録している方が一六・三%、過去に登録していたことがあるという方が七・三%、登録していないという方が六四・六%なんですね。ナースバンクを知らなかったという方が一...全文を見る
○竹村泰子君 潜在的な看護婦さんたちが職場に復帰なさるために、現存の養成学校や施設がこうした方々に門戸を開放して、そして再教育と申しますか、少し空白の部分を取り戻していただくための研修と申しますか、そのような。ことがもっとできるといいなと思いますけれども、そのことはどういうふうに...全文を見る
○竹村泰子君 ありがとうございました。  坂上参考人にお伺いしたいと思いますが、私どもは素人でございますけれども、いろいろ見聞するところによりますと、お医者さん、看護婦さんという職業ですね、私たち外から見ておりますと、とってもあこがれのと申しますか、すばらしい職業に見えるんです...全文を見る
○竹村泰子君 少し失礼な質問になるかもしれないんですが、先日、十六日のこの委員会の大臣の答弁で、先ほど清水先生も診療報酬の中から看護婦さんその他医療従事者の方々の給与改善にどう結びつけるか。大変難しいという先生の御答弁でございましたけれども、過日、大臣が、医師会の会長さんと二・六...全文を見る
○竹村泰子君 ありがとうございました。  それでは、板山参考人にお伺い申し上げたいと思いますが、さっきもお話がありましたように、保母養成施設や福祉系の大学の卒業生の七三%がほかの職種についてしまうのだという、そういう非常に厳しい現状があるわけでありますけれども、これの打開策とし...全文を見る
○竹村泰子君 大変よい緊急提言をちょうだいいたしまして、私たちもこの審議の中でも、まだこれからも十分に参考にさせていただきたいと思いますし、一生懸命国がやらなければならないことを頑張っていきたいと思っておりますけれども、先ほど男子一生の仕事はおろか女性一生の仕事にもならないのでは...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、小笠原参考人にお伺いしたいと思います。  貴重な御体験を通して今教鞭をとっておられるということで、本当に生きた教材が御自分の内にたくさんおありになるということで、学生さんたちは本当に幸せだなと思うわけですけれども、教育に携わっておられまして、現在の学生た...全文を見る
○竹村泰子君 今のお話を伺っていて思い出したんですが、アメリカの大学で、ヨーロッパにもあるかもしれないと思いますし、どの学科でもそうなのかどうかは私はよくわからないのですけれども、長い夏休みを利用したり、あるいは一年休学をしてそういった施設とかボランティアの仕事で働く、それが単位...全文を見る
○竹村泰子君 大変貴重な御意見ありがとうございました。  終わらせていただきます。
○竹村泰子君 看護婦さんの不足が叫ばれて久しいわけですけれども、今回、政府によりまして出されました法案は、私も何度も読ませていただきましたけれども、私どもから見ますと全く具体性がなく、どういうふうに看護婦さんが確保できるのかさっぱりわからないんですね。ここまで深刻に看護婦さんの不...全文を見る
○竹村泰子君 そんなんですが、非常に何といいますか、よそごとの。ようにとれるわけですね、「努めなければならない」と。その後、この四条、五条の中には「努めなければならない」というところが一、二、三、四、五つございます、それは「開設者等の責務」というところも含めてでありますけれども。...全文を見る
○竹村泰子君 これまでにも存分やってまいりました、そして今回もこういうふうにいろいろ御提案申し上げておりますとお二人のお答えでありますけれども、この看護婦さんの不足というのは今始まったわけではないんですね。もういわゆる悪循環、よくおわかりのとおりですけれども、何とか勤務体制をよく...全文を見る
○竹村泰子君 その数字は拝見しているんですけれども、これもまたちょっとよくわからないところがたくさんあるんです。地域差というのがありますよね。例えば、私は北海道選挙区ですけれども、北海道の場合などは割と自給自足といいますか、道内で賄っでいっている。現状はそうなのですけれども、その...全文を見る
○竹村泰子君 文部省にちょっとお伺いいたします。  看護大学、看護学科の新増設についてお伺いしたいんですが、新設、増設の申請状況はいかがでしょうか。それと国立の場合ですが、自前の看護学部などの計画がありますでしょうか。
○竹村泰子君 引き続き、養成の問題で少しお伺いしたいんですけれども、実はきょう外務省においでいただいております。同時に外務委員会が開かれておりまして時間の制約がございますので、ここでちょっと外務省関連の質問だけ挟ませていただこうと思います。  ILO看護職員条約というのがありま...全文を見る
○竹村泰子君 そうすると、見通しはどうなのでしょうか。批准する気はないのですか、それとも検討して国内法との整合性が保たれれば批准をしてもいいということなのでしょうか。
○竹村泰子君 余り納得できませんが、日本は国連関係の人権の条約も非常に批准が少ない、七つしか批准をしていないという、そういうことがありまして、余りにも慎重過ぎるのではないかと私どもも思いますけれども、またこの問題は後ほど折を見てお聞きしていってみたいと思います。  それでは、も...全文を見る
○竹村泰子君 質と量を兼ね備えた養成制度といいますか、これまで不足不足と叫ばれていたので量をふやすことに一生懸命になっておられたかもしれないと思うんですが、質と量を兼ね備えた養成制度ということです。  そこで、お尋ねをしたいんですけれども、今、准看護婦から正看護婦への道というの...全文を見る
○竹村泰子君 私がさっきから及び腰だとか言っているのはそういうところなんですね。わかります、それは、これまでずっと続けてこられたシステムですから。しかし、何とか今ここを打破しないと、さっきから言っているように、どこかで悪循環の輪を切らないとというときに、そのくらいの決断はしていた...全文を見る
○竹村泰子君 そうしますと、十五条の二号ですけれども、「看護婦等に対して研修を行うこと。」及び次の「知識及び技能に関する情報の提供、相談その他の援助」というところは、これは一度リタイアされて再就職をしたいと願っておられる看護婦さんたちの研修の場にもなる可能性もあるということなんで...全文を見る
○竹村泰子君 わかりました。  それじゃ、現実の問題としていろいろお伺いしてみたいんですが、その前に、ただいまの養成のための国庫補助を今後大幅に増額すべきであると私は思うんです。また、教員確保のための看護大学を全県に設置できないだろうか。厚生大臣の御所見と、それから文部省の御所...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろと知恵を出し合っていかなければならないと思いますけれども、知恵だけではなく勇気も出していただきたいというふうに私も思います。  現実の問題を少し聞いていきたいと思いますけれども、看護協会の皆さんがいい調査をしてくださっております。今までは新規にどう人材を確...全文を見る
○竹村泰子君 今の御答弁ちょっと差別的ですね。若ければぜいたくだという、それは年配の人を否定することになります。もう一度言い直してください。
○竹村泰子君 大臣どうですか。いかがですか。
○竹村泰子君 今のお二人の答弁大変おろしろいですね。古市さんのような紳士が、まさに若い方が本当はいいのだということをちょっとほのめかされましたし、大臣は社会的な慣例をお認めになりました。私はその慣例が問題なのだと言っているんです。そういう慣例、古い伝統的な慣例に従って女性の職業を...全文を見る
○竹村泰子君 十六日の御答弁で、院内保育を今七百四十四カ所、九三年度には八百四カ所にしたいというふうな御答弁がございました、それは大変結構なことですが、院内保育というのは、あのときもちょっと御答弁がありましたが、ゼロ歳児もお預かりになるのですねということが一つ。  それから大き...全文を見る
○竹村泰子君 院内保育も確かにもっと充実していただきたいんですけれども、大都会では、院内保育だと朝のラッシュ時に電車や乗り物に乗って子供を連れていかなくちゃいけないんですよね。だから、院内保育と同時に、もう一つは地域の保育園あるいは託児園、そういうところの時間、これはもうずっと長...全文を見る
○竹村泰子君 仕事内容あるいは人間関係、そういったことへの不満もこの調査を見ておりますと随分出てきますんですね。もちろん結婚、出産、育児などに比べるとずっと低いのですけれども、これは何といいますか、病院内の旧態依然たる物の考え方、あるいは医者が、この中にもお医者さんがいらっしゃる...全文を見る
○竹村泰子君 ぜひよろしくお願いをいたします。  それから、いろんな方策をその中でも考えておられるんだと思うんですが、今回出されておりますものの中にも、リフレッシュ研修というふうなことが出てくるんですね。これは現在考えておられるわけでしょうけれども、先日の御答弁では二泊三日、予...全文を見る
○竹村泰子君 おやりになるのでしたら、二泊三日とかそういうことではなくて、もう少しゆったりとした計画で、金額も三千万円などというそういった額ではなくて、もう少しどかんとリフレッシュできるような、あなたもリフレッシュしてきてくださいと言えるような計画をしていただきたいなと思いますけ...全文を見る
○竹村泰子君 診療報酬のお話が出ましたが、診療報酬改定を看護婦給与改善に結びつけるということで、先日十六日に大臣、医師会の会長とお約束をされたというふうに伺いましたけれども、それはよろしゅうございますね。
○竹村泰子君 それもいろいろお聞きしてみますと、診療報酬というのは非常に複雑な構造になっておりまして、看護婦さんだけを特に優遇するわけにはいかないのだというふうなお話もあちこちで伺いますし、厳しいことはたくさんあると思いますけれども、せめてそのくらいはこの際やっていただかないと、...全文を見る
○竹村泰子君 そして、そのことなんですけれども、十六日の答弁では、例えばとして看護婦基準定員の六割以下の病院という答弁があったんですけれども、この看護婦基準定員というのは四対一の設置基準だと思いますが、基準以下はどの期間続けるというふうな基準は示されていないんですね。この基準を下...全文を見る
○竹村泰子君 チェーン病院のような場合はどういうふうにお考えになりますでしょうか。病院ごとなのでしょうか、それとも統括されているところなんでしょうか。「病院の開設者はこと十二条にありますけれども、この「病院の開設者」というのは病院の経営者ではないわけですね。開設者ということは、例...全文を見る
○竹村泰子君 医療監視員というのはどのぐらいいらっしゃるんですか。大体で結構です。
○竹村泰子君 保健所に二、三人おられて、都道府県レベルで衛生部に何人がおられるということで、かなりの人数がおられるわけですね。しかし、それも狭いところと北海道のような広いところとあるわけですけれども、それはもう画一的に何人というふうに決まっているんですか、地域差はないんですか。
○竹村泰子君 同じく第十二条ですが、ここで看護婦等確保推進者となることができる人を制限しておられますね。例を挙げて「医師、歯科医師、保健婦、助産婦、看護婦、看護士その他看護婦等の確保に関し必要な知識経験を有する者として厚生省令で定めるもの」でなければなれないというふうに書いておら...全文を見る
○竹村泰子君 第二十四条で、私ちょっとこれ大変だと思うんですね、この確保推進者を置かなかった場合、急いでこういう資格のある人を基準を満たさない小さな病院で探さなければならないということですけれども、罰則を設けておられるんですけれども、これは罰則がなければ徹底をしないということなん...全文を見る
○竹村泰子君 人材確保推進者においてだけなぜ病院関係者だけが罰則の対象となるんでしょうか。国については努力義務だけで、一方では罰則を設けるというのは、ちょっと勝手というか、どうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 みんなで努力しましょうじゃないんですね。さっきから私、初めから申し上げているとおり、国にかかわるところはみんな努力義務、努力義務なんですね。そしてこういうところだけがばちっと罰則つきになってるんです。何か信頼に欠けるのかなという気もするし、国は肩透かしというか及び腰...全文を見る
○竹村泰子君 ぜひ着実に努力を重ねていただきたいというふうに思います。  ちょっと角度を変えまして、看護婦さんたちはよく交代をして深夜にお帰りになることがあると思うんです。そのときに手当といいますか、特別な交通費のようなものが支給されておりますでしょうか。  それと、労働省に...全文を見る
○竹村泰子君 そうですか。ありがとうございました。  次に、男性の看護士さんについてお伺いしたいと思います。  大臣にちょっとお尋ねをしたいんですれども、どうして看護婦さんや保健婦さんは女性の仕事とされてきたのでしょうか。
○竹村泰子君 老人保健法の審議のときに、私は介護に適した性はあるのかというふうな質問をしたことを記憶しておりますけれども、介護や看護に適した性は女性だというふうに今大臣はお答えになったんですが、そうなのですか、やっぱり。
○竹村泰子君 そういうことで、看護の仕事は女性の仕事ということを考え直すべきときが来ている。ただし、さっきも参考人の御陳述にもありましたけれども、男性が一生の仕事としてやっていけるような賃金体系にはなっていないわけです。子供も大きくなっていけば教育費もかさみます、家族もふえていき...全文を見る
○竹村泰子君 福祉の問題もきょうはお尋ねしなければなりませんので、余り時間がなくなってしまいましたけれども、少し福祉の方の問題を取り上げさせていただきたいと思います。  福祉施設職員の福利厚生として福祉センターというのをおつくりになって来年度から運営をしたいというふうなことなん...全文を見る
○竹村泰子君 なかなかすぐにはさっとそうはいかないようですが、お考えのうちに置いていただきたいというふうに思います。  先ほどから、午前中にも出ておりましたけれども、社会福祉施設職員の給与の算定ですけれども、措置費で見ることですね、この措置費で見ていること自体が非常に運営を硬直...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろと質問してまいりました。まだまだお聞きしたいことがたくさんあるんですが、ちょっと時間の制約もありますので、私ばこごて確認的な御質問を少しさせていただきたいと思います。  一番目は、看護婦さんたちの養成及びそのための教員の養成、確保の両面にわたって国は基本的...全文を見る
○竹村泰子君 文部省にお尋ねしたいんですが、看護婦さんたちの養成と看護婦等を教育する教員の確保に一層努力すべきではないかと思います。また、看護大学を全県に設置すべきではないかと、私先ほども質問で申し上げましたけれども、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 潜在看護婦さんが職場に復帰することを容易にするために、現存の養成学校、施設がこうした人々に門戸を開放して研修する道を開くべきではないでしょうか。
○竹村泰子君 看護婦さんたちの需給状況の変化、労働時間の短縮、診療報酬の改定などがあった場合には、速やかに基本指針を見直すべきであると思いますが、いかがですか。
○竹村泰子君 病院等の開設者への指導及び助言とは、具体的にどのように行うのでしょうか。また、指導や助言をしても改善されない病院にはどのような措置がとられるのでしょうか。
○竹村泰子君 社会福祉施設職員の労働時間の短縮、夜勤、宿日直の軽減など、労働条件の向上のだめに措置費の改善が図られるべきであると思いま出す。週四十時間労働実現のプロセスを示していただきたいと思います。
○竹村泰子君 ありがとうございました。  ちょっと重複したところもありましたけれども、大事なところを確認的に質問をさせていただき、御答弁をいただきました。  もう時間がなくなってしまいましたけれども、大臣、ごらんになりましたか、きのうの新聞ですが、「救急救命士試験女性が九割」...全文を見る
○竹村泰子君 私は、看護婦さんたちの心の迷いを見る思いがいたしました。看護婦さんになるためには大変な勉強も必要だし、そして許可も認可も必要なわけですけれども、これらが生かせない職業なんですね。全くの新しい職業、これに挑戦をされたということを私は、見出しに「厚生省驚く」と書いてあり...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、続けまして、野党を代表いたしまして、確認の質問をさせていただきたいと思います。  日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合を代表して、山下厚生大臣に対し、看護婦等の人材確保の促進に関する法律案についての確...全文を見る
○竹村泰子君 勤務時間と夜勤に関して基本指針の中に、週四十労働時間、複数月八回以内の夜勤という具体的な改善の目標が明記されるべきであると私どもは思いますが、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 私は、ただいま可決されました看護婦等の人材確保の促進に関する法律案並びに社会福祉事業法及び社会福祉施設職員退職手当共済法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決...全文を見る
05月07日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号
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○竹村泰子君 私は、きょう初めに国際化、国際貢献に関する質問をする予定でございますけれども、そこで冒頭、宮澤総理はフランス、ドイツ、それから渡辺外務大臣はロシア、カザフスタン等、それぞれ歴訪なさいました。まず、その御所感と御報告をお伺いしたいと思います。
○竹村泰子君 大変結果はよかったということですが、それはもう少し先を見てみないとわからないと思いますけれども、御苦労さまでございました。  ちょっとついでにお伺いします。ついでにと言ったら大変あれなんですが、地球サミットが開かれますね、六月十日からですか。宮澤総理が御出席をなさ...全文を見る
○竹村泰子君 行って本気でやろうという意気込みはおありになるわけですね。
○竹村泰子君 ぜひ御検討願いたいと思います。  国際貢献という言葉なんですけれども、国際貢献もしくは日本の国際化ということで、私は国際貢献という言葉は余りよくないと思うので国際協力というふうに言った方がいいのではないかと思いますが、何をどうすることが国際貢献なのか、協力なのか。...全文を見る
○竹村泰子君 そういうことを言っていただいちゃ困るんですね。日本は平和憲法を持っているわけでして、戦争を放棄しているわけです。ですから、武力行使を財政的、物質的に支えるということに使われるかどうかわからなかったけれどもとにかくお金を出した、それはどういうふうに使われるかわからなか...全文を見る
○竹村泰子君 どうあろうと戦争のために使われれば、戦争は人殺しですよね。それは禁じられていると思います。  「名誉ある地位を占めたいと思ふ。」ということに対するお返事はどうですか。
○竹村泰子君 ちゃんと答えてください。「名誉ある地位を占めたいと思ふ。」のは、具体的にはどういうことを考えておられますか、一国の総理として。
○竹村泰子君 ほかの国と同じ大国意識を持つことか、あるいは安保理事会の常任理事国になることか、サミット参加国であることなのか。湾岸戦争以来の国会での議論、いわば国連信仰とも言うべき議論の中で、憲法前文の規定、これはむしろ国連よりもさらに先行する平和的な国際協調主義というか、「専制...全文を見る
○竹村泰子君 今、最後のところがよく聞こえなかったんですが、フィガロのことは何とおっしゃったんですか。
○竹村泰子君 どのように新秩序づくりを模索されましたかというふうに私はお尋ねしたつもりだったんですが。
○竹村泰子君 毎日やっていることがというのも大変難しいお答えですが、ちゃんと答えてください。  私は、今度の御歴訪が新秩序づくりにどういうふうにお役に立たれましたか、何か新しい構想をお持ちになりましたかとお聞きしているんです。
○竹村泰子君 そこで、それでは軍縮について伺います。  それでは、今、宮澤総理がお答えになられましたとおりだとすれば、世界第三位の軍事費を誇る自衛隊をどう削減するのですか。
○竹村泰子君 ちゃんと聞いたことに答えてください。  サダム・フセインが戦争を起こして、それをほっておいていいのですかというのと、軍縮をどうやっていくのですかと、どういう関係があるんですか。私は、そんな人はほっておいてもいいです、勝手に戦争しなさいと言っていると言っているんじゃ...全文を見る
○竹村泰子君 だから聞いているんですよ。
○竹村泰子君 だから聞いているんですよ。  世界第三位の軍事費を持つ自衛隊をどう削減しますかと具体的に聞いているんです。
○竹村泰子君 身分相応なのですね。今の日本に身分相応な軍備をしているわけですか、GNP一%であるからと。日本のGNPは幾らで、世界第何位ですか。
○竹村泰子君 何を基準にするかということで、経企庁長官、GNP一%、日本のGNPは幾らで、世界第何位ですか。一%は幾らですか。  それから、私の質問は自衛隊をどう削減するのかと聞いているんです。
○竹村泰子君 私の質問にはだれも答えてくれないんですよ。三位であろうと七位であろうと、自衛隊をどう削減をするのかと聞いているんです、軍縮を。
○竹村泰子君 ストックホルム国際平和研究所というところがありますけれども、ここが、武器輸入は日本は世界第二位だと、これもまた数字が怪しいとおっしゃるのかもしれないけれども、世界の武器輸出は八七年以来減少傾向にある、しかしこの一年間でサウジアラビアに次いで日本は二位である、第三世界...全文を見る
○竹村泰子君 日本の経済力を非軍事的な安全保障と申しますか、そのことにどう生かすのかということで、考え方として、日本は経済大国である、すぐれた技術力を持っているということがここ何年か論じられ、また国際黒字が大きくなったようですけれども、そのことが国際貢献の前提となっている。  ...全文を見る
○竹村泰子君 先ほどのストックホルム国際平和研究所は、世界の軍事費が九〇年には五%減だったけれども、それでも九千五百億ドルと計算しています。円に直して百三十兆円に近い大変なお金です。ユニセフは訴えています。年間五億ドルあれば、たった五億ドルあれば、はしか、破傷風、百日ぜきなどの予...全文を見る
○竹村泰子君 その配分を改善するために、ぜひ援助対象の指定を今後とも検討していただきたい。子供たちを救うために、経済大国であり生活大国であるならば、ぜひそのような指定をお願いしたいと重ねて依頼をしておきます。  それでは、次の問題に移りますが、総理は二十八日の本委員会の答弁で、...全文を見る
○竹村泰子君 総理の御所見をいま一度伺いたい。どういう意味で本当に理解できないとおっしゃったのか、教えていただきたいと思います。
○竹村泰子君 それではお尋ねしましょう。  日本が世界第三位の軍事費を持ち、さっき第七位かもしれないというお言葉もありましたけれども、かつて侵略者であったことに近隣諸国が強い警戒心を持っております。それは過去のことのみではなくて、現在進行形の形に基づいているんじゃないでしょうか...全文を見る
○竹村泰子君 今のお言葉、本当に大変なあれなんですけれども、ドイツの例がいいかどうかはわかりませんが、ドイツと日本とどうしてどこが違うか。  もう釈迦に説法かもしれないんですけれども、ちょっと例を挙げてみますと、ドイツは連邦補償法、連邦返済法、対イスラエル条約、十二カ国との包括...全文を見る
○竹村泰子君 今、厚生大臣おっしゃいましたけれども、三月五日の衆議院の予算委員会においてこのことが取り上げられまして、これに対しまして渡辺外務大臣は、国際社会の中で恥ずかしくないようにしたいと、今後の検討をお約束されました。  そこでまた、社会党の筒井議員によっても取り上げられ...全文を見る
○竹村泰子君 日本は冷たい国ですね。先ほどのドイツの例を申しますと、BEGという連邦補償法によって年金の支給は一七%が国内に旧ドイツの人々のために使われていて、八三%が国外に向けられているんですよね。今はよその国の人たちのために八三%が使われているということも考えますと、この日本...全文を見る
○竹村泰子君 総理の御所見を伺いたいと言っているんですから、そんなそっけないお返事でいいんでしょうかね。私は本当にそれは信じられないお答えだと思いますけれども、もう一度総理、もっと血の通ったお返事をしてください。
○竹村泰子君 何もお感じになりませんか。こういったことで本当にこうしてあげられたらいいのに、今の法律上難しいとか、人間としては人道的にはどうしたいとか、そんなふうにお考えになりませんか。
○竹村泰子君 弔慰金として一人二百万円を一時的に出しているだけの話でして、それはちゃんと存じておりますけれども、そういったことに対して日本人としては非常に心が痛んでおりますとか、そういうことはお感じにならないんでしょうか。  外務大臣も、衆議院の三月五日の軍人恩給などの国籍条項...全文を見る
○竹村泰子君 大いに悩んでいただきたいと思いますけれども、何もかも一緒にしないでいただきたいんです。私たちはみんな戦争被害を、私も子供のころ戦争被害を受けました。たくさんいろんなものを失いました。だけれども、そういうことと外国の人を日本兵として戦わせて、それを国籍がないからといっ...全文を見る
○竹村泰子君 簡単なんですよ、国籍条項を取ればいいんです。物すごく簡単なんです。なるほどお金の問題はあります、確かに。しかし、日本人として連れてきて日本のために働かせた人は、その当時日本人であったから今も日本人としての補償を行うと、たったこれだけのことです。お金の、財源の解決さえ...全文を見る
○竹村泰子君 これは、幾つかの重要なポイントがあるんですね。私たちがこのPKOの問題、国際協力の問題を考えるに当たって、基本姿勢に関して幾つかの重要なポイントがあります。  その第一は、アジア・太平洋地域で日本がかつて犯した侵略と戦争の罪をどのように認識し、反省し、それを克服す...全文を見る
○竹村泰子君 政府は、今も総理もおっしゃいましたが、各国政府との賠償協定、請求権協定の締結をもってその義務を果たしたという見解を、すべては終わったという見解をとっておられるようですけれども、それは犠牲に対する反省、謝罪、補償、和解などの全体的なプロセスのごく一部を政治的に処理した...全文を見る
○竹村泰子君 例えば従軍慰安婦の問題、政府はこれまで知らない、かかわりはなかったというふうに言ってこられましたけれども、最近、旧日本軍、ひいては日本政府が何らかの関与をした、これを否定できないというように、ちょっと前進をした答弁をしておられるんですけれども、この立場、そして最近に...全文を見る
○竹村泰子君 余り芳しい調査結果ではないですね。確かに資料が長い間ほうっておかれたために消失しているということはわかるんですけれども、しかし、ここにはあるだろう、ここにはあるだろうと私たちが思っているところからも出てきていないんですね。  可能性として、例えば警察関係で言えば警...全文を見る
○竹村泰子君 さっきから申し上げておりますけれども、ここのところになって急に従軍慰安婦の資料も、あるいは私たちは強制連行全体の資料というふうに言っておりますけれども、出さなきゃならないということで慌てて調査を始められたというまことにおくれた姿勢が目立つわけです。しかし、誠意を持っ...全文を見る
○竹村泰子君 報道によりますと、六月とか七月とかというふうに伝えられているんですが、外務大臣、それはいかがですか。いつですか。
○竹村泰子君 調査結果と関係資料、これは韓国政府とだけではなくて、関係するすべての国民に伝達され、公表されるべきではないかと私は思います。この中には当然、日本の国民もあるいは子供たちも含まれます。日本国民は、自分があるい、は自分たちの親兄弟が行ったことを事実として認識して理解する...全文を見る
○竹村泰子君 今、謝罪をしたとおっしゃいましたけれども、謝罪は訪韓に際して韓国に対してなさっただけでございますね。そのことをアジア全体あるいは太平洋諸国に対して、あるいは日本が迷惑をかけた国々全部に対して謝罪をなさったわけではないですね。  それから、強制連行、従軍慰安婦、サハ...全文を見る
○竹村泰子君 日本国民自身の反省と将来への歴史の警鐘の意味を込めて、例えば資料館とか記念館、史跡などの保存を行うとともに、学校教育においてもできる限りの正確な歴史教育を行う、そういう必要性があると思いますが、文部大臣いかがお考えになりますか。
○竹村泰子君 同じ、歴史の継承の意味を込めての歴史教育ということで社会党は対案を出しておられますが、これらのこととの、国際協力との関係でどのようにお考えになりますでしょうか。
○竹村泰子君 大変いい答弁をいただきましてありがとうございました。文部大臣にこういう答えをしていただきたかったですね。このくらいの答えをきちんとしていただきたい。  私は、国際関係について、国際貢献について、この戦後処理の問題がどんなに大事かということを質問し、提案をしてきまし...全文を見る
○竹村泰子君 PKO本論に入っていきたいのですけれども、その前に宮澤総理、あなたは先日、中国の江沢民総書記が自衛隊のPKOへの参加について慎重に対処してほしい、この見解を示されたことにつきましてさきの本委員会で、PKOがどういうものか江沢民総書記が知って答えたかどうか必ずしも明確...全文を見る
○竹村泰子君 お答えが全然違うんです。食い違っているんですよ。渡辺外務大臣のお答えはもちろん全部食い違っておりますけれども。  宮澤総理、宮澤総理が数年前にPKOのことを聞かれたらそればよく存じなかったと、御自分のことと混同しておられるんですけれども、数年前のことじゃないんです...全文を見る
○竹村泰子君 委員長、これはどうしますか。撤回をするとおっしゃっていますが、どうすればいいんですか。
○竹村泰子君 御存じなかったとしても非礼ではないと言っているんじゃないんです。御存じなかったのではないかとあなたが決めつけていることを私たちは非礼だと言っているわけですよ。そういうことを言っているわけで、そこをすりかえないでいただきたい。
○竹村泰子君 PKOの今審議されている法案がどういうものかと言っていらっしゃるんじゃないんです、あなたは。PKOがどういうものかと言っていらっしゃるんです。国連の安保理の常任理事国である中国に対して、しかもその首脳に対してこれは失礼な言葉ではないですかと言っているわけです。
○竹村泰子君 PKOは慎重にというこの一連の報道を見ますと、江沢民総書記の言葉ですが、「PKO問題については、日本からの来訪者からもよく提起をされるがこというふうなコメントもあるんですね。これは公明党の委員長も行っておられますし、よく提起をされている。それからまた、PKO協力法案...全文を見る
○竹村泰子君 この今私が読んだところには「海外派兵」と書いてありますけれども、PKO問題についてはということが繰り返し何度も言われておりますね。だから、そういう言葉じりをとらえて、派兵じゃないからいいとかそういうことではなくて、PKOに関して必ずしも明確に知っているとは思わない、...全文を見る
○竹村泰子君 今のは釈明をするとおっしゃいましたが、撤回をするんですか、しないんですか、どっちですか。さっきは撤回するとおっしゃっていました。
○竹村泰子君 釈明は何回もお聞きしましたが、撤回はされないんですか。
○竹村泰子君 それでは、非常に失礼があったということで撤回をなさるということですから、(「何を言っているんだ」と呼ぶ者あり)撤回をすると言ったじやありませんか。(「非礼であればだ、よく聞いておけよ」と呼ぶ者あり)それじゃだめですね。
○竹村泰子君 はい、わかりました。それでは撤回をしていただきましょう。  それでは本論に入っていきたいと思いますけれども、カンボジアにおけるPKO活動が注目されております。このことについては我が社会党も調査団を派遣しておりまして、この委員会にも団員がおりますので後刻現状を視察し...全文を見る
○竹村泰子君 カンボジアに関してはあとまた後日の審議に譲りたいと思いますが、総括的なことを少し聞いておきたいと思います。  自立支援策について、既にカンボジアではUNTACの編成、展開活動が始まっておりますが、日本に対しても資金だけではなく人的物的な支援の要請があるはずですが、...全文を見る
○竹村泰子君 日本は既にナミビアの選挙支援に二十七名の文民を出しておりますね。このときの派遣の根拠となった法令は何ですか。
○竹村泰子君 UNTACが求めている選挙事務や文民警察の派遣についてもこの方式が活用できるはずですね。なぜそうしないんですか。
○竹村泰子君 PKO法案を提出しているため出せないというのは、おかしな理屈ですよね。  法律的、予算的にはカンボジアヘの文民の派遣は可能だということを確認しますか。外務大臣、居眠りしていちゃだめです。
○竹村泰子君 法律的、予算的には文民の派遣は可能だということですねと私はお聞きしたんです。不可能だとは言えませんがと、難しいのはよくわかります、簡単だとはだれも思っておりませんけれども。  カンボジアの文民の派遣は可能なんですね、現状でも。大臣、どうですか。
○竹村泰子君 自衛隊が行った方が相手にされない、それは後でやりますけれども。  法律的、予算的に、あるいはPKO法案を提出しているため政治的に出せない、出さないというのは、カンボジア国民を人質にとったおどしの手法じゃないですか。それが何で国際貢献なんですか。現状でも出せるんです...全文を見る
○竹村泰子君 各国のNGOはもう多数の団体が既に入っていますね。五百名という情報もあります。困難の理由だけでは出さない理由とはならないのではないですか、丹波局長。
○竹村泰子君 一九八八年以降、アフガニスタン、ナミビア、イラン・イラク、アンゴラ、中米、五つのPKOが創設をされたわけですけれども、中でもナミビアは独立以降、支援グループは最も多くの予算が投じられ、かつ南アフリカによる長年の支配を終わらせる上で重要な役割を果たした。中東の問題のよ...全文を見る
○竹村泰子君 NGOの働きはどう評価していますか。
○竹村泰子君 私も、八八年以降比較的新しいと言われるPKOの報告書をいろいろ拝見しました。ナミビアが自由で主権を有する独立国へ移行するための憲法制定のための制憲議会選挙、そういったことを中心にしながら独立支援グループが衝かれた。それは大変よくわかりますし、どんなに御苦労が多かった...全文を見る
○竹村泰子君 自衛隊の削減や非核三原則、武器禁輸原則の国際化のための努力とか、飢餓や貧困など構造的暴力の抜本的な解消とか、地球環境の保全とか、ODAのあり方の抜本的な見直しとか、やることはたくさんあると思うんですね。まず自衛隊を出すことを最初に考えられたということに私どもは大きな...全文を見る
○竹村泰子君 湾岸危機のときに政府が特別政令で難民輸送のための自衛隊機派遣を決め、国論を二分する論議を呼びました。宗教者や弁護士、市民たちがカンパを集めてヨルダン航空をチャーターし、実際に難民を輸送して自衛隊機の派遣を拒んだという事実がございます。政府専用機は総理府の所管でありま...全文を見る
○竹村泰子君 危険なところへも行くことが考えられますが、要員は武器を携行するんでしょうか。ハイジャックなどに備えてはどうするんでしょうか。
○竹村泰子君 派遣をするときの条件は何なんですか。だれが決定するんですか。
○竹村泰子君 そういう取り決めがあるということは私たちはわからないですね、どこでもね。  そして、自民党の中には以前から邦人輸送に自衛隊機を出すべきだという意見があった、しかし政府専用機とは別のことであったはずなんですが、PKO法案の審議の中でこれが一緒にされたのではないかと元...全文を見る
○竹村泰子君 政府はPKOへの環境づくりにこれを無理やりに一まとめにしたかのような、そういう受け取り方をしている人々もたくさんいるわけです。  邦人保護というのは、非常に麗しいことのように見えて、実は歴史をちょっと振り返ってみますと非常に危険な戦争のきっかけとなっていることが幾...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろこれから何が起こっていくかわからない。ベルリンの壁だって崩れるとは思わなかったし、それこそいろいろ世界史は大きく動いているところですけれども、これから邦人保護のためにどのような展開があるかもしれないと想定しておられるのか。何が何でも自衛隊を海外へ出すためにこ...全文を見る
○竹村泰子君 外へ出れば、自衛隊機は軍隊の飛行機だというふうに見られるわけです。自衛隊は軍隊だと見られるわけです。幾ら国の中で派遣でございます、派兵ではございませんとおっしゃっても、国際社会はそういうふうには見ないわけですよね。自衛隊機を邦人救出に使われるということについてはくれ...全文を見る
○竹村泰子君 オブザーバーということは、発言権はないんですね。オブザーバーですか。
○竹村泰子君 大変残念ですね。できればこれからでも考え直していただきたいんですが、大体、国際会議とか政府の主催のいろいろなもの、NGO全部締め出されるんですね。これは見事に締め出されますよ。例えば、私なんかだって入りたい、行きたいと言えば、これは許されないんですね。いつかも国際環...全文を見る
○竹村泰子君 NGOのことについてはまた後ほと追及していきたいと思いますけれども、人道的な国際救援活動について少し法案に即してお聞きしていきたいと思います。  「人道的な国際救援活動」、第三条二号なんですけれども、どんな主体がということで別表がありますね。別表に国連の要請とその...全文を見る
○竹村泰子君 「その他政令で定めるもの」、大体ここにもう別表で出ているというお答えととっていいのでしょうか。湾岸戦争のときに形成された多国籍軍のような機構はこれには入らないんですね。
○竹村泰子君 湾岸戦争で日本が巨額の戦費を拠出したGCCあるいはその湾岸平和基金などは「その他政令で定めるもの」に入るんですか。
○竹村泰子君 今のお答えですと、国連の常設機関または国連と密接な関係を持つ人道的な国際機関に限ると、そういうふうに確認できますか。
○竹村泰子君 よくわからないんですが、人道的な国際機関というのは国際赤十字とかそういうものですか。少し具体的に例を挙げてください。
○竹村泰子君 それじゃ、この「その他政令で定めるもの」というのは要らないんじゃないですか。
○竹村泰子君 よくわからないところが多過ぎるんですよね、この法案を本当にいろいろ読んでみますと。今のところも、その他とういうものが人道的な国際機関に限ると確認できるのかというところで不安が残るわけです、こういう書き方をされると。ですから、もっとはっきりと書いていただきたいし、「そ...全文を見る
○竹村泰子君 人道的救援活動だからということを最初におっしゃいました。じゃ、軍事要員や受け入れ国の軍人などは含まないんですね。
○竹村泰子君 「人道的な国際救援活動」の内容は第三条の三のヌからレまでなんですか。それとも、タとレは関連業務だとすれば、ヌからヨまでが人道的な活動の目的と見ていいのでしょうか。どうなんでしょうか。
○竹村泰子君 しかし、よく見ますと、タは「イからヨまでに掲げるもののほか、輸送、保管、通信、建設又は機械器具の据付け、検査若しくは修理」とあります。レは「イからタまでに掲げる業務に類するものとして政令で定める業務」とあります。  ですから、実際には、内容としてはタ、レは関連業務...全文を見る
○竹村泰子君 これらの活動には国連の関係機関あるいは人道的な国際機関やNGOが従事することが通常だと思うんですけれどもね。日本はこれらの機関、組織と協力、調整をする必要があるし、そのような協力体制の中での活動が通常であると思いますけれども、この点はどうなんでしょうか。
○竹村泰子君 じゃ、少し細かく聞いていきたいと思いますが、例えば「ヌ 医療」ですね。これはWHOや国際赤十字、国境なき医師団などが現地に入って、現地の医療機関と共同であるいは単独ででも被災民の医療を行うことが考えられますけれども、このWHOや国際赤十字、国境なき医師団あるいはその...全文を見る
○竹村泰子君 意思決定はだれがするんですか。難しいという、難しいというのはやらないということですか。
○竹村泰子君 それでは、ル、被災民の捜索、救出、帰還の援助というところがありますが、これも国債赤十字やUNHCR、IOMなどが関与し、現地当局とも協力することになると思われますけれども、これらとの共同作業になると考えてよろしいでしょうか。どのように共同作業をなぞるおつもりでしょう...全文を見る
○竹村泰子君 どうもよくわからないところが多いんですけれどもね。  それでは、「ヲ 被災民に対する食糧、衣料、医薬品その他の生活関連物資の配布」、これも世界食糧計画やWHO、ユニセフ、その他のNGOとの協力が必要ではないでしょうかね。
○竹村泰子君 同じような質問ですが、ワの「被災民を収容するための施設又は設備の設置」も、これもUNDROやUNDP、その他のボランティアとの協力が必要だろうと思いますし、力の「被災民の生活上必要なものの復旧又は整備のための措置」も、これもUNDROやUNDP、WHO、ユニセフなど...全文を見る
○竹村泰子君 ヌからヨまでの諸活動はいずれも、一方では現地当局や現地のNGOとの、他方では国連の諸機関や国際NGOとの協力がなければできないし、それが基本となることは明白なんです。日本の協力隊が単独で現地に入って、計画活動を日本だけで決定して実施することは通常あり得ないと、いかに...全文を見る
○竹村泰子君 例えばどれだったら我が国だけでできるんですか。
○竹村泰子君 ちっともはっきりしてないんです。詰まってないんです。こういう状態でPKO法案をお出しになるということがそもそもおかしいんですけれども、これらの人道的な救援活動は国連諸機関や人道的な国際機関、国際NGOのいずれも全く非武装、丸腰で行ってきたし、現在もそうではないですか...全文を見る
○竹村泰子君 国連の諸機関や人道的国際機関、国際NGO、このいずれも丸腰でやっているでしょうとさっき言ったんですけれども、人道的救援活動に部隊としての自衛隊を出し、武器を携帯させることができるとは一体何を日本は考えているんでしょうかね。丸腰で紛争地域に入って活動している世界の人道...全文を見る
○竹村泰子君 この法案で見ますとい自衛隊のみならず、人道的救援に従事する日本の文民の隊員にも小型武器を持たせることができることになっていますね、二十二条。言語道断ですよ、こんな文民の隊員に射撃訓練を施して相手の殺し方を教えてから出すというんですか。重大なこれは基本的な方針の誤りで...全文を見る
○竹村泰子君 それじゃ二十二条に、「隊員の安全保持のために必要な政令で定める種類の小型武器を保有することができる。」というふうなことは書かなくてもいいんじゃないですか。武器を持たなければ行けないようなところには日本は派遣すべきではないんですよ。国連の諸機関や国際機関もそのようなと...全文を見る
○竹村泰子君 人道的な救援活動にはそれなりの知識とか技術とか経験が必要であると思います。また、紛争地域の歴史的な経過や政治情勢、言語、習慣、生活、文化などの理解、研修も必要だと思います。簡単な現地の言葉ぐらいは話せるようになっておくことも貴重な能力だと思います。これらの必要に応じ...全文を見る
○竹村泰子君 外務大臣、あなたはいつもそうやって問題をすりかえておしまいになりますけれども、私は今、人道的救援活動の話をしているので、地雷の撤去のことを言っているのじゃありません。常設の組織を置くことが何よりも重要じゃないかといってお聞きをしたわけです。  それでは社会党、どう...全文を見る
○竹村泰子君 消防における火事の際のレスキュー隊とか事故や急病の際の救急隊、あるいは災害や事故あるいは食中毒などの際の救急病院や保健所などのチームワーク、こういったものは人道的救援活動のノウハウとしては日本じゅうに蓄積されているではありませんか、自衛隊でなくても。これらの人々の能...全文を見る
○竹村泰子君 本当にちゃんと質問に答えていただきたいですけれどもね。  自衛隊には海外の紛争地域の歴史、政治、言語、風土、生活などいち早く研修して即応班をつくって準備をしておくという、そういう態勢づくりになじむんでしょうか。防災一つをとっても、自衛隊の中に専門の防災班や組織はな...全文を見る
○竹村泰子君 常設の協力隊が食糧とか医薬品、テント、あるいは建設機材、輸送手段などを備えておくことは必要だし、現実的でもあり、可能でもあると思います。そのための備蓄センターも訓練センターもあわせて設置しておく必要があると思いますが、自衛隊にはこれはできないし、もともとそのための組...全文を見る
○竹村泰子君 あなたが二重の財政負担になるとおっしゃったのは、それは今の自衛隊をそのまま、そしてもう一つ常設隊をつくるならば、それは二重の負担になるのかもしれません。しかし、必要であれば自衛隊をどんどん削減していけばいいわけですし、国際協力のために二重の負担にならないように軍縮も...全文を見る
○竹村泰子君 今私が言っておりますのは人道的援助のことでして、治安の維持が必要だから、治安が悪いからこういうPKOが必要だと今おっしゃいましたけれども、治安を維持するために行くわけじゃないでしょう。特に人道的な救援活動の話を合しています。その土地の住民たちの救出のために、あるいは...全文を見る
○竹村泰子君 今の点について社会党はどんなふうに考えられますでしょうか。
○竹村泰子君 いろいろと議論してまいりましたけれども、ちっともすっきりしないんですね。ちっともこのPKO法案がわからない。そういう中でごり押しをしていくということは、非常に私は危険があると思います。  アジア諸国は、いまだに過去の歴史の記憶を払拭していない。多くの我が国民におい...全文を見る
○竹村泰子君 平和維持活動には非常に多彩な分野があります、先ほど触れたナミビアその他の例でもそうですけれども。ところが、日本では軍人が活躍する任務だけが、自衛隊ということだけが強調され過ぎているのではないでしょうか。この法案もまさにそうですが、それぞれの国に似合ったふさわしい任務...全文を見る
○竹村泰子君 私どもは、別の自衛隊をつくるとか第二の自衛隊をつくるとか、そういうことは言っておりませんので、その点は御訂正願いたいと思います。私たちは、平和協力のための専門の常設隊をつくりたい、そういう御提案をしているわけです。今のは取り消していただきたいと思います。
○竹村泰子君 今ちょっと私どもは承服できかねる御答弁がありましたので、社会党から最後に言いただきたいと思います。
○竹村泰子君 終わります。
05月14日第123回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○竹村泰子君 産業廃棄物の量と申しますか総排出量が大変にふえているんですね。昭和五十五年には二億九千二百万トンだったけれども、六十年度においては三億千二百万トン、ざっと五年間で七倍になっているんですね。この量を見まして、そしてこの増加していくありさま、それから残余容量などを見てい...全文を見る
○竹村泰子君 この法案の趣旨を簡単に言えば、モデル的な産業廃棄物処理施設には特別の融資をしましょう、それから債務の保証、税の優遇などを行うこととしましょう、そしてそのような良好な施設をふやすことを通じて市民の不安や不信をなくしていこうという、こういう内容だと思いますけれども、大臣...全文を見る
○竹村泰子君 非常に高度な発展を遂げてきた我が国の経済状態と申しますか、ハイテクノロジーとも言われるそういう産業あるいは経済の中で、こういったことは十分に予測をされていたことではないか。遅きに失したという、そういう感もしないでもないんですけれども、しかしできるだけ早く手を打たなけ...全文を見る
○竹村泰子君 なかなか理解しにぐいお答えなんですけれども、一部の施設ということを出しておられるわけですね。図解をすると割とよくわかるのかもしれないんですけれども、言葉で言うとなかなかわかりにくいと思うんですが、簡単に言いますとこういうことなんでしょうか。これまでの処理施設とは違っ...全文を見る
○竹村泰子君 ところが、産業廃棄物処理施設の確保が最近の土地利用の高度化に伴う用地難、それから環境問題による周辺の住民の反対などによって非常に困難になっているということがあるわけですよね。特に大都市圏ではそうである。不安や不信をなくせるような施設はどうあるべきかという政府案の基本...全文を見る
○竹村泰子君 今御説明いただきましたけれども、遠隔地へ産廃が持っていかれるというふうな産廃の移動というような、広域的な移動が非常に多くなっていて、他方でまた都道府県の県外からの受け入れを拒否するような状態も招いている。それから不法投棄の多発による生活環境への影響とか、処理費用の高...全文を見る
○竹村泰子君 二十三の道県で受け入れ拒否をしているわけですよね、事実上。そのようなこともあり、産廃の処理の仕方というのは非常に不安や不信、そして受け入れ拒否などなど厳しい状況にあると思いますけれども、今御説明いただきましたように、産廃の処理施設のそれらの問題のほかに、今おっしゃっ...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっとお伺いいたしますが、その十二件の例、どのようにしてチェックされたのでしょうか。安定型処分場の管理をもっと厳しくしたいというふうに今部長お答えくださいましたけれども、どんなふうな管理を日常しておられるんでしょうか。例えば一年に一回地下水の検査をするとか何か、そ...全文を見る
○竹村泰子君 事後のことなんですね、多分。ですから、何かおかしいぞと御近所の人たちが変なものを持ち込まれているぞ、あそこに捨てていいものだろうかというふうな通報があったりとか、あるいは色のついた水が出てきたりとか、この安定型処分場に捨てられるものの中にはプラスチック、ゴムくず、金...全文を見る
○竹村泰子君 特定施設整備促進事業というのは、最終処分場等の産業廃棄物処理施設のモデル事業を展開しようというものですね。大臣そうですね。どうやったら模範的に処分できるだろうかと。そうであるならば、特定施設の設置に当たっては三十ヘクタール以上の廃棄物処分場に限定した現行の閣議アセス...全文を見る
○竹村泰子君 どういうふうに困難なんですか。閣議で決められたからなのですか。  環境庁にもおいでいただいていると思いますけれども、環境庁はこういった三十ヘクタール以下の産廃処理施設には環境アセスメント要らないんですよね。こういうことに対して環境庁はもっと強く主張されるべきではな...全文を見る
○竹村泰子君 環境庁は、いわゆるアセスメント法案、これは前に提案をしようとして出せなかったということがありますけれども、再度提案を考えているというふうに聞いているんですけれども、いかがですか。
○竹村泰子君 ぜひこれは提案したいのですというふうな意欲的な思いは環境庁としてはおありにならないのでしょうか。どうでしょう。
○竹村泰子君 ここでお答えをそれ以上求めても無理だと思いますけれども、環境庁はこういったことに対して、やはり環境を汚すおそれのある場合、そういったときにきちんとした主張ができるような、そういう総合的な観点から強い御主張を願いたいと私どもも思います。  大臣、お聞きになっていて、...全文を見る
○竹村泰子君 その広さが適正かどうかということよりも、私が今言っているのは、それ以下のものは環境にそれほど気を使わなくてもいいという、そういう国の方針が見えるから言っているわけでありまして、これは大臣またお考えおきいただきたいと思います。  産業廃棄物処理施設を設置しようとする...全文を見る
○竹村泰子君 産業廃棄物処理施設の設置につきましては、前回の廃掃法の改正でせっかく都道府県知事の許可制になったのですから、従前の届け出制よりも周辺住民の不安の根底にある環境汚染の危険性が少なくなるように運用されなければならないと思うんですけれども、そのためにも、自治体の指導要綱な...全文を見る
○竹村泰子君 事前に打ち合わせ、事前協議が必要なこともあるというお返事ですね。そうしますと、さっきのこの私の持っております資料のように、原則的に事前協議的なものは認めない、そういうことは厚生省では考えておられないわけですね。
○竹村泰子君 ちょっとよくわからないのですが、今の部長のお答えによりますと、何か事前協議というものはしない方がいいように聞こえるんです。しない方がいいけれども、仕方がない場合は別に構わないよというふうに聞こえるんですけれども、そういった事前の打ち合わせ、協議、しっかりした相談、下...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、自治体が必要あると思ったときには別に妨げられないということでよろしいですね。
○竹村泰子君 わかりました。  さっき安定型、管理型、遮断型の三つの規格があるというふうに御説明をいただきましたけれども、この安定型、管理型の最終処分場は、有害物質の地下水の浸透などによる環境汚染の被害が後を絶たないというふうに聞いております。廃棄物の最終処分場の規格をもう一度...全文を見る
○竹村泰子君 そのようなことが、さっきも御報告いただいたけれども、十二件報告があったわけですね。それは水質検査というか、流れ出てきたものはもちろん都道府県、自治体などで検査をされたのかなと思いますけれども、その成分とかはわかりますか。
○竹村泰子君 特定施設はモデル事業として廃棄物処理施設の模範的な施設でなければならないわけですから、一部の施設に少なくとも素掘りの安定型処分場は含むべきではないのではないかと思いますが、さっきお聞きするのを忘れましたけれども、安定型処分場というのは素掘りなんですよね。その上にゴム...全文を見る
○竹村泰子君 即やめますというふうにはおっしゃらないと思いますが。  さっきから同じことを繰り返しお答えいただいていますが、管理を十分にすると、中身ではなくて管理体制を十分にすればこれは防げるのだというふうにおっしゃっていると思うんですけれども、確かにそれはチェックを厳しくすれ...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっとよくわからなかったんですが、中間処理施設のようなものを設置する必要はないとおっしゃいましたね。入り口できちんと管理をすればということですか。しかし一般の業者が、民間の業者がそういった分別の処理施設をきちんとつくることは歓迎するという意味ですか。
○竹村泰子君 それはそのとおりなんですが、国がそういうことを、分別を徹底させる中間処理施設のようなものを義務づける必要はないということですね。
○竹村泰子君 分別を徹底させることがいかに難しいかということは厚生省が一番よく御存じなんじゃないですか、これまでの経過から。それを完璧にできるから、そうすれば必要はない、しかも法律上適切ではない、そういう答えは私にはちょっとよくわからないですね。そういう分別を徹底させるために必要...全文を見る
○竹村泰子君 特定施設の最終処分場もいずれは埋め立ての残余容量がなくなって最終処分場としての寿命が来るわけでありますけれども、その後の跡地管理についても特定施設としては模範的なものでなければならないというふうに思います。そんな意味でも、今の分別を徹底させて捨てておかなければ、やが...全文を見る
○竹村泰子君 新聞にはかなり詳しく法案の大筋が出ているんですけれども、まだそこまでいっていないということですか。いつごろ出される見込みとか、そういうことも全然決まっていないんですか。
○竹村泰子君 この土壌汚染防止法というのが、法案が提出されてもしも、もしもということで仮定で申し上げて申しわけないんですけれども、きちんと国会を通過したときには、この基本指針はやはり厚生省もこの土壌汚染防止法に沿ったものというふうにお変えになる気持ちはおありですか。
○竹村泰子君 先ほどのアセスメント法案にしましても、今度の土壌汚染防止法案にいたしましても、私たちの環境、そして将来の未来世代といいますか、そういう長いスパンで見た場合に非常に重要な私は法案になるというふうに思いますので、環境庁、頑張っていただきたいと思いますけれども、そういう希...全文を見る
○竹村泰子君 支援のためには法律をつくってきちんと整備するけれども、もしも何か損害や賠償責任を負ったときには国は知らないということですか。
○竹村泰子君 そういうことがないようにもちろん願いたいですけれども、しかし一〇〇%大丈夫という保証はないわけでして、環境が汚染されてからでは遅いのですから、やはりきちんと対応していただきたいです。  しかし、もしもそのようなことがあった場合には、技興財団がきちんと対応できるよう...全文を見る
○竹村泰子君 わかりました。  それでは、不法投棄の環境被害の防止ということでお尋ねをしたいと思いますけれども、不法投棄の原状回復については、前回の廃棄物処理法の改正のときに、参議院の修正によりまして、「廃棄物が不法に処分された場合における適切かつ迅速な原状回復のための方策につ...全文を見る
○竹村泰子君 この附則には「速やかに」というふうな言葉が入っているんですね。そして「迅速な原状回復」という言葉も入っておりますけれども、全国のあちこちで産業廃棄物の大量な不法投棄が野積みにされて環境汚染を起こしている例がもう十指に余る数で報告をされていることは、厚生省は一番よく御...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、これひとつ思い切った御英断をしていただいて、国が一度は除去する、財源大変だけれども一応一度は立てかえて除去する、後でその費用はきちんと汚染原因者が回復、あるいは自治体とかの協力を得て求償をしていく、そういう方法を考えるというふうな思い切った行動をとっていただか...全文を見る
○竹村泰子君 きのうからのニュースでもう御存じのとおり、PCBが出てきたわけですね、捨てられていた。それはもう捨てることもできない、きちんと永久管理しなければならないというふうに決められていたはずのものが捨てられていて、土壌汚染あるいは環境汚染につながっている。こういうこともある...全文を見る
○竹村泰子君 再生資源利用法にょっていろいろ工夫をしておられることは聞いているんですけれども、もう少しはっきりと国民にもわかる、そして生産者にもわかるというふうな形で、材料、素材の段階からこれは果たして困らぬか、またまた私たち買い物に行きますと、このプラスチックの瓶は一体どこへど...全文を見る
○竹村泰子君 一層強くその方針を出していただけるように私たちからもお願いしておきます。  それでは、マニフェスト制度についてちょっと伺いたいと思います。  廃掃法のときに、このマニフェスト制度のことは随分この委員会で取り上げました。地域の人々の不安や不信を解消するためには産業...全文を見る
○竹村泰子君 改正された廃棄物の処理法、これは七月四日施行ですか、それに向けてマニフェスト制度の適用品目、具体的な実施方法などの検討状況をもう少し具体的にお聞きすることができますでしょうか。生活環境審議会で検討中ということをおっしゃるかと思うんですけれども、当局としての方針をお持...全文を見る
○竹村泰子君 お答えは半分しかいただいていないんですけれども、どのようなものを幾つぐらい特別管理廃棄物とされるのですか。
○竹村泰子君 その十種類教えていただけますか。
○竹村泰子君 わかりました。  市民の不信感を軽減するためには、施行後マニフェスト制度が確実に実行されているかどうか厳密にチェックをして、その実施状況を公表して、説得材料にこれを使うことができ得るようにならなければいけないと思うのですけれども、マニフェスト制度の実施状況をどのよ...全文を見る
○竹村泰子君 さきの廃棄物処理法改正のときに議決されましたこの委員会としての附帯決議の第四項は、マニフェスト伝票については、「知事への報告書の様式及び事業者の保存期間などについて、実効性を高めるための措置を講ずること」を政府に求めています。これは、今私が述べましたマニフェスト制度...全文を見る
○竹村泰子君 検討していらっしゃるのはわかるんですよ。どんなチェックの方法を手段として考えておられますかと聞いているんです。
○竹村泰子君 保存期間はどうですか。
○竹村泰子君 七月はもうすぐなんですけれども、間に合うんですかね。何か余り具体的に準備ができていないように聞こえるんですけれども、どうですか。
○竹村泰子君 ところで、この法案の対象となる特定施設に持ち込まれる産業廃棄物に関しては、モデル施設にふさわしく、周辺の人々に安心してもらえるように、素性のはっきりした廃棄物に限定すべきではないでしょうか。すなわち特定施設に持ち込める産業廃棄物にはすべてマニフェスト制度を適用すべき...全文を見る
○竹村泰子君 特定施設に持ち込める産業廃棄物にすべてマニフェストをつけるということが無理だ、できないということだと思うんですけれども、それはどうしてなんでしょうか。排出をするときにはどこへ捨てられるかわからない、つまり分別がわからないからなんですか。
○竹村泰子君 そうですかね。マニフェストがついていても別に邪魔ではない。つけてあって違うところに行ったとしても別に邪魔ではない。特定のものに関してはきちんと出どころがわかるということは大事なことで、素人考えかもしれませんけれども、非常に重要なことだというふうに思います。どこへ流れ...全文を見る
○竹村泰子君 どうもよくわからない。  そのために特定のものを、きちんと適用する品目をお決めになるんだけれども、しかし、特定施設に持ち込まれる産業廃棄物、これはもうさっきから何回も言っているようにモデル処理施設ですから、このモデル処理施設に持ち込まれるものは少なくともマニフェス...全文を見る
○竹村泰子君 わかりました。それを言っていたんです。  それでは、次に参ります。  実態の把握ですけれども、廃棄物行政に対する不信感、これはもう政府も自治体も廃棄物の排出、移動、処理、再生などの状況を厳密に把握できていないところにも原因していると思うんですね。いかがでしょうか...全文を見る
○竹村泰子君 廃棄物に関する実態調査や、これは今おっしゃいましたけれども、統計のあり方、さきの廃棄物処理法改正に際してもこの委員会で問題にされまして、附帯決議の第一項は、政府に、「廃棄物に関する統計を整備し、国民の使い捨て意識の変革などの啓発を行うこと。」というのがついているわけ...全文を見る
○竹村泰子君 もちろんそのための予算措置もおとりになりますね。
○竹村泰子君 政府としてこの統計を国の指定統計または総務庁による承認統計として、いわば格上げをして毎年度実施するようにすべきだと、私はそう思うんですけれども、そのように改善するためには何が障害なのでしょうか、具体的に教えていただけますでしょうか。
○竹村泰子君 私が今お聞きしましたのは、国の指定統計とか承認統計とか、そういう形にして毎年度実施するようにするために、もしそうするとすれば何が障害となるんでしょうかということをお聞きしているんです。
○竹村泰子君 最も適切な方法を考えていきたいというふうにおっしゃいますけれども、今五年に一度という実態調査では不足だし、統計のあり方も今のままでいいとは思っていらっしゃらないと思うんです。そのように改善をしていくために検討していきますというお答えですけれども、何が今までそうすれば...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、もう余り時間がなくなってしまったんですけれども、私どもは昨年の十月一日にこの参議院の厚生委員会で廃掃法の一部改正に対して附帯決議をおつけしていることはさっきから言っております。  今統計のことをお聞きいたしましたが、二番目に、「事業活動に伴う廃棄物の処理...全文を見る
○竹村泰子君 次の三番目ですが、これはとても大事なことだと思いますが、「一般廃棄物については、分別収集、減量化・再生利用対策の推進を含めた適正な処理が行われるよう市町村の体制整備に努めること。」ということを言っているんですけれども、このことについては何か新しい体制整備への努力があ...全文を見る
○竹村泰子君 私たちの身の回りを見ても、分別収集、減量化というのはなかなか難しい、徹底してないですね。時々ごみ箱を通りがかりにちらっと眺めても、雑多にもういろんなものが一緒くたに入っている。そして、あの廃掃法のときにもこの委員会でも随分問題になったと思いますけれども、いまだにきち...全文を見る
○竹村泰子君 次の「最終処分場を確保するとともに、跡地管理が適正に実施されるよう十分配慮すること。」、これは大分今聞いてまいりましたから、その次の「市町村の廃棄物処理施設の整備を推進するため、必要となる財源の確保に努めること。」、これはいかがですが。
○竹村泰子君 次の「バーゼル条約に加入できるよう国内法制の整備を急ぐとともに、特別管理廃棄物の指定をできるだけ拡大すること。」、これはいかがですか。
○竹村泰子君 今それをお聞きしようと思っていたんですけれども、この六月のサミットではこのことをかなり厳しく追及されますよね、きっと指摘されますよね。だから、このバーゼル条約は、今国会中にとか次の国会中にとか来年の三月にはとか、いろんなことを国会の中で聞いておりましたけれども、結局...全文を見る
○竹村泰子君 いろいろお聞きしてきましたけれども、私どもがつけました附帯決議については、半分ぐらいしかまだまだ実現を見ていない、検討しているところでありますとか、そういうお答えが多かったということをとても残念に思うわけです。  七カ月といえば長いようであるいは短いのかもしれない...全文を見る
05月19日第123回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○竹村泰子君 初めに、私どもが懸念をしていたことが起きてしまったのですけれども、御案内のとおりですが、西多摩郡日の出町というところで、管理型のごみ処分場、特定施設にプラスチック製品の添加剤で天然には存在しない物質が検出された。これは医療法人の南分会環境監視研究所というところ、大阪...全文を見る
○竹村泰子君 テレビの報道によりますと、処理業者の方が、一・五ミリメートルで十分だと思うかというインタビューに答えて、そう丈夫だと思わない、けれどもこれは厚生省の基準だから、そして破れたってそのまま埋めてしまうよというふうなことを処理業者の方が自分で言っておられるんですね。  ...全文を見る
○竹村泰子君 この検出されたプラスチック添加剤、燐酸トリェステル系の物質なんですけれども、処分場周辺の八カ所を調査したところ、下流の井戸、池の三カ所から出てきているんですね。井戸といえば飲料水ですよ。そして、地下水が汚染している指標として使われているというふうに報道は伝えています...全文を見る
○竹村泰子君 住民やその周辺の方たちの不安をどう解消すればよいか。今回の法律も特定施設の環境対策は十分かということをずっと私どもは追及してきたつもりなのですけれども、こういうことが起きてしまった。安定型、管理型というこういう不十分な最終処分場は廃止すべきだと私もこの前言いましたけ...全文を見る
○竹村泰子君 何か非常に管轄外だから直接の責任はないような言い方に聞こえるんですけれども、これはモデルケースですよね。日の出町というのはモデルケースですから、掘ってみてもしゴムシートが破れていた、穴があいていたということになると、これはもう全国の安定型、管理型の処分のあり方を考え...全文を見る
○竹村泰子君 大臣、掘ってみてもしこのゴムシートが破れていたら、そして住民や何かに、周辺に住む方たちに影響のある非常に有害な物質が流れ出していたとしたらどうなさいますか、こういう拾て方を実行なさいますか。
○竹村泰子君 ぜひ十分な調査をしていただきまして、徹底的に調査をすると東京都がもう言っておりますから、厚生省の指導も十分に願いたいというふうに強く要望しておきます。そして、その結果をまたこの委員会に御報告いただきたいと思います。  産業廃棄物の広域移動の問題が大変気になっている...全文を見る
○竹村泰子君 産業廃棄物のうち都道府県を越境する分についてはマニフェストが義務づけられる特定管理廃棄物を除いて統計が整備されていない、数字があるいは状態がよくわからないと思うんですけれども、この点はいかがですか。
○竹村泰子君 そういったことが把握できないうちに今度の法律案が出ているわけなんですね。  そこで、広域的処分地の確保は果たして不法投棄の減少をもたらすんだろうか、処分地の確保が非常に難しいわけですけれども、やっと処分地を確保できた、それならそれですべての問題は解消するんだろうか...全文を見る
○竹村泰子君 必ずしもそうなっていない現状があるんじゃないでしょうかね。広域的な処分場を考えるということが果たして不法投棄を少なくするのかということについては非常に疑問が残るし、そういう文献もたくさん出ていると思うんですけれども、いや、広域的なあれさえつくれば大丈夫、減らせる原因...全文を見る
○竹村泰子君 確かに重要な案件ではありますね。  次の質問に行きたいんですけれども、そういったことから、処理の料金、委託処理費用の実態は把握できておられるんでしょうか。
○竹村泰子君 私が心配しているのは不法投棄の温床となるダンピング、これを防止するために料全体系の整備を図るべきではないかと思うんです。つまりダンピングと同時に、特に最近最終処分場における処分料金が首都圏では建設廃棄物の処分料金ここ二、三年で二、三倍となっている。有機性汚泥の処分料...全文を見る
○竹村泰子君 行政がそういう個別の処分業者への介入ということになるとまずいと思うんですけれども、しかし、余りにひどいダンピングが行われた場合とか、これ以上下げちゃだめよ、ここは守りなさいというくらいの指導をする必要があるのではないかと思うんですね。だから、その辺ちょっと今後の問題...全文を見る
○竹村泰子君 例えばトラック一台でも開業できるんじゃないですか。どんな条件がどんなふうにあるんでしょうか。そして全国でどのくらいの処理業者とか、そういったことをつかんでおられるんですか。
○竹村泰子君 ただ、つながっていますよね。そこだけの法律でありますとおっしゃるけれども、その人たちだけでできる仕事じゃないわけですよね、鎖のようにつながっているわけですから。  そこで、次の質問もその範疇ではございませんと言われちゃうかもしれないんだけれども、例えば収集、運搬業...全文を見る
○竹村泰子君 ただ、私どもがこの法律を読んで非常に何といいますか、物足りないなと思いますのは、プロジェクトで育成、指導されるのは一割ぐらいですよね。九割ぐらいの人たちについては債務保証とかその他のことがあるんですか。その辺はどうなんですか。
○竹村泰子君 そこで、融資、税制上の措置を少し伺いたいと思うんですけれども、特定施設整備事業に対する融資制度、これはどんなふうになっておりますか。
○竹村泰子君 それでは、周辺の公共施設整備に対する政策的な配慮ということで、地方財政の措置と国庫補助の内容を自治省、建設省、農林省に伺いたいと思います。
○竹村泰子君 それでは、特定施設に対する国及び地方公共団体の指導や助言、その内容を知りたいのですが、特に処理料金の適正化と、それから先日もお聞きしましたけれども、二十三ですかの道県で受け入れ拒否をしているんですよね、広域移動に対して。そういったことに対する指導、助言、これはどうな...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、先日来いろいろ問題点を指摘させていただいたり、お尋ねをしたりしているんですけれども、改めまして、全般的に少し確認の意味も込めてお聞きしてみたいと思います。  特定施設整備事業によって模範的な処理施設の普及を図るという本法の趣旨なんですけれども、特定施設の...全文を見る
○竹村泰子君 整備計画を認定するに当たって、都道府県等への意見聴取手続を通じて地元の意向を十分に尊重してほしい、いろんな意見が出されておりますから、これは十分尊重してほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 産業廃棄物最終処分場の残余状況にかんがみまして、周辺住民の理解と協力が得られるように、特に特定周辺整備地区における公共施設の整備についていろいろ今お聞きしましたけれども、地方自治体を積極的に支援してほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 周辺住民との公害防止協定の締結をあっせんするなど特定施設の円滑な設置が図られるように政府としても努力をされたいと思うんですね。本法の趣旨に沿う限り、この間お聞きしましたら事前協議を妨げることはないというふうにおっしゃったと思うんですけれども、それは妨げられないと考え...全文を見る
○竹村泰子君 特定施設に搬入される産業廃棄物については、特別管理産業廃棄物以外の産業廃棄物についても行政指導によるマニフェストをつけてほしい、適用してほしい。これは排出者責任の原則といいますか、だれが何をどこへ捨てるか、これをきちんとやっていただかないと、いろんな問題がこれまでに...全文を見る
○竹村泰子君 建設省、建設廃材は安定型のところに処分されるわけですよね。もしその建設廃材にアスベストがついているのがわかったらどうしますか。
○竹村泰子君 指導していらっしゃるでしょうけれども、それをきちんと分離して有害廃棄物として扱うようにという、そういう何か通達とか書類とか、そういうのがあるんですか。
○竹村泰子君 排出責任省庁としてはそこまでやっていただきたい。これだけごみの問題が地球的な規模で非常に議論がされている中ですから、今後ぜひそこまで指導を徹底してやるということをできればお答えいただきたいんですが、いかがでしょうね。
○竹村泰子君 それでは、有害廃棄物のことが出たところで、通産省にPCBのことを少しお聞きしたいと思います。  先日、粟森議員によってPCBの問題がこの委員会で取り上げられましたけれども、PCBというのはどんなものに使われたんですか。
○竹村泰子君 先日、この委員会で取り上げられましたのは変圧器、コンデンサーなどで、これらの数字はお聞きしましたけれども、もう一度聞かせていただけますか、変圧器、コンデンサー。  それから、今お聞きしたところによりますと、電気機器以外に熱媒体とかいろいろなものに使われている。しか...全文を見る
○竹村泰子君 どんな形で、固体とか液体とか、そういうことを教えていただきたいんです。どういう形で今現存しているのか。コンデンサーや変圧器だけじゃないでしょう。
○竹村泰子君 そんなこと聞いてないですよ。今どういう形であるのかと聞いているんです。コンデンサーの中に入っているのもあるでしょう。しかし紙に塗られていたりあるいは固体になっていたり、そういうものもあるんじゃないか。ちょっと素人だからわからないんですけれども、教えてください。
○竹村泰子君 それだけですか、電気機器とカーボン紙と、簡単に言えば。
○竹村泰子君 ああそうですか。  いずれにしても、カーボン紙の方はどのぐらいどこにあるかということはわかっているんですか。
○竹村泰子君 今持ち合わせていないけれども、省に帰ればおわかりになるんですか。
○竹村泰子君 先日の粟森委員に対するお答えでも、コンデンサーだけでも三十三万五千三百ですか、変圧器が三万三千三百、事業所で言えば十三万六千何がしと今おっしゃいましたけれども、大変な数なんですよね。  そして、紛失届がかなり出ていると。紛失届というのはどのぐらい出ていますか。これ...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっと恐ろしい状態ですね。あれだけの公害を出したそのもとになるPCBですから、もっと厳重管理をしていただかないと困ると思います。大臣はこの間調査をしますとはっきりとお答えくださいましたけれども、これは国の責任はないんですかね。通産にお聞きしてもいいかげんな答えしか...全文を見る
○竹村泰子君 大臣にもう一度お聞きしたいと思いますけれども、大変な有害廃棄物がこういう無責任状態で野放しにされているんですね。これは廃棄物の所管省庁としても、通産省としっかりと連携をして早急に処分の仕方あるいは調査、それから回収、こういったことをきちんとしていただきたいと思います...全文を見る
○竹村泰子君 回収の責任がどちらにあるか、あるいは国にはないとおっしゃるのかもしれないけれども、ほっておいたらこれは大変なことになると思うんですね。ですから、調査は大臣お約束をしてくださいましたけれども、これは早い時期に通産大臣とぜひ相談をしていただきたい。そして次の機会にはきち...全文を見る
○竹村泰子君 大臣御在任中にぜひ結論を出していただきたい、強く要望しておきます。  それでは続きまして、産業廃棄物処理法及び再生資源利用促進法に基づく措置との連携を図りながら産業廃棄物の減量化、再生利用の推進に積極的に取り組んでいただきたい。それぞれの産業廃棄物固有の事情を踏ま...全文を見る
○竹村泰子君 廃棄物処理業に対する委託基準、先ほどどんな条件かと言いましたけれども、これを強化するほか、改正廃棄物処理法附則第二条の規定を踏まえて廃棄物が不法に処分される場合における適切かつ迅速な原状回復措置及び汚染修復措置、これが実施できるよう速やかに検討していただきたいと思い...全文を見る
○竹村泰子君 廃棄物問題が国民的な課題となっている現在、先日お隣の高桑議員の方から出されておりましたけれども、非常に大事な点だと思うんですが、廃棄物対策を経済五カ年計画など政府の経済政策に十分反映させたらどうか、それは検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○竹村泰子君 廃棄物及びリサイクルに関する統計を整備して、廃棄物に関する情報の収集、活用に努めて、国民の啓蒙及び廃棄物行政の厳正な執行を図っていただきたい。  リサイクルのことを先日からずっと言っておりますけれども、排出者の責任ということで、ドイツなんかは包装廃棄物政令というの...全文を見る
06月18日第123回国会 参議院 厚生委員会 第14号
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○竹村泰子君 初めに大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、今回の医療法改正によりまして、医療法が施設法から基本法へとその性格を変えつつあるということでありますけれども、今後の医療政策の目標についてお伺いいたします。  「二十一世紀をめざした今後の医療供給体制の在り方」というの...全文を見る
○竹村泰子君 二十一世紀まであと八年ですか、その期間にどういうことをなさるのかということが余り具体的に見えてこないですね。医療供給体制についても、あるいは医療全体についてもよくわからない。今度の医療法改正も私どもも衆議院から参議院へと本当に多くの議論を重ねてまいりましたけれども、...全文を見る
○竹村泰子君 今回病院を体系化して特定機能病院、それから療養型病床群制度を設けるわけですね。この特定機能病院は高度医療を行う病院として位置づけられるわけですけれども、特定機能病院で開発研究された高度の医療技術を普及させる方策はどうなるんでしょうか。今後高齢化に対応して、いわゆる老...全文を見る
○竹村泰子君 特定機能病院におきましては一般病院、診療所との連係が不可欠であるとの認識が示されておりますけれども、連係体制が確立されなければ特定機能病院は申請があっても承認されないのでしょうか。そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。  現在それぞれの医師が大変な努力をして...全文を見る
○竹村泰子君 病院体系の類型化を進めるに当たって、国が行う財政上の支出はあるのでしょうか。今回の制度では、各病院に申請を待ってそれを認可するということですけれども、国から積極的に誘導することは考えておられないのでしょうか。例えば施設整備に補助金を出すような、そういうことは考えてい...全文を見る
○竹村泰子君 そうしますと、従来僻地とか地域医療に対する国の援助といいますか支援、それは十分であるとお考えなんでしょうか。そしてそれを従来どおりやっていくということと理解してよろしいですか。
○竹村泰子君 私は北海道ですけれども、離島とか僻地非常にたくさん抱えておりますが、そういうところの医療体制は決して十分だとは思いませんし、みんな札幌のような大きな町へ出てきて入院しなければならないというふうな状態があるわけですね。ですから、これまでにも増して、十分にというふうな、...全文を見る
○竹村泰子君 私がお伺いいたしましたのは、そういったこともありましたけれども、高い点数を診療報酬でおつけになったことが現在不足している看護婦の病院間のとり合いを激化させるおそれがあるのではないか。絶対数を充足しないとこの矛盾は吹っ切れない。このことをどう考えておられますかとお尋ね...全文を見る
○竹村泰子君 絶対数の不足を充足することについて、看護婦人材確保法で大分私たちもいろいろ議論いたしましたけれども、あの法案で絶対数の不足が充足されるというふうに大変局長は自信を持ってお答えになっているんですが、そのことは後でも一度取り上げたいと思いますが、私どもはなかなか難しいの...全文を見る
○竹村泰子君 どうもよくわからないお答えなんですけれども、大臣、やっぱり国民の前にこういう材料を提供して、こうなれば医療はもっとよくなるんですと、今いろいろ医療に対する批判がたくさん出ておりますけれども、そういうことを払拭するためにもぜひ私はこうしたいんですというふうな大臣の意欲...全文を見る
○竹村泰子君 お答えに満足したわけでは決してありませんが、少し具体的な問題についてお聞きしていきたいと思います。  機能別類型化の必要性、これが受診抑制にならないためにどうすればいいか。国民は類型化ということがよくわからないのではないかと思うんですね、どの病院に行ったらいいのか...全文を見る
○竹村泰子君 そのことなんですけれども、厚生省による情報提供がどのようになるのかということなんですが、厚生省の説明によれば、特定機能病院も地域医療を担っていることは無視しない、しかし特定機能病院ということで紹介制を一部導入する。ただし、紹介率については地域特性などを考慮して一律に...全文を見る
○竹村泰子君 予約制をとっているといたしましても、予約制を全部とるかどうかわかりませんけれども、例えば予約をとっている病院だとしても、一般の人たちのところへまた紹介された患者が来るわけですよね。だから混雑は当然起こるわけですよ。そのことを言っているんですけれども、おわかりでしょう...全文を見る
○竹村泰子君 その辺がよくわからないんですね。つまり紹介率をだんだん高めていくということなんでしょうかね。そうしますと、一般の人たちがその分締め出されるということも起こってくるわけですね。その辺がどうも衆議院からの議論を聞いていても全然すっきりしていない。  じゃ、これはどうい...全文を見る
○竹村泰子君 新しい技術、複雑な技術、難解な技術を要するものとか重症、まれな骨髄疾患とかそういったものというふうな御説明だったんですけれども、それをだれが判断するかということになりますと、もうこれは医師の裁量で判断をされて紹介をされてくるということになるわけですね。そう考えてよろ...全文を見る
○竹村泰子君 そうですか。  今のお答えにもかかわるんですけれども、どうもはっきりしない部分が多過ぎる。我々は一体どこへどういうふうに行ったらいいのかわからない。この病気ならどこへ行けばいい、この病気ならどこへ行けばいいというのがよくわからないという国民が、そういうまま機能別に...全文を見る
○竹村泰子君 私たちは医療は公平に与えられるべきものであるという、そういう原則からいって、病院を類型化していく、分けていくということについては非常に大きな問題を感じております。ですから今のような質問をしたわけですけれども、黒木局長、上限が定められているし、そんなに莫大な費用ではな...全文を見る
○竹村泰子君 寝たきりゼロ作戦とは随分思い切った言葉をお出しになったと、私どもあのときびっくりいたしましたけれども、一体どうやって、どのような方針をおとりになるのかと注目をしていたわけです。  この間参考人でお呼びいたしました大熊一夫さんも、「ルポ老人病棟」という御本も出してお...全文を見る
○竹村泰子君 少し例を挙げてみたいと思うんです。これは恐らく厚生省の方は読んでおられると思うんですが、「日本の医療」という保坂正康さんという方の本があります。これは八九年十月に出された本ですから、そんなに前のことではない。この本などを読んでおりますと、本当に悲惨な例がたくさんござ...全文を見る
○竹村泰子君 今の現実を悩んでいるというふうにお答えになったわけですけれども、こういった事実をどうやったら打開できるだろうか、どうやったらなくすことができるだろうかということについて余り意欲的なお答えが聞けなかったような気がいたしますけれども、大臣いかがですか。
○竹村泰子君 ぜひそのチェックを厳しくしていただきたいと心からお願いをしておきます。  長期に入院を要するお年寄りにとっては、今回の改正によって一般病院、老人病院、療養型病床群、老人保健施設、特別養護老人ホームという五種類の施設が存在することになるんですね。そのうちどの施設が適...全文を見る
○竹村泰子君 中学校区に一つ在宅福祉の支援センターと、老人保健法を審議いたしましたときに私どももこの議論を大分しましたけれども、これはいつごろ目的を達成するといいますか、実現しますでしまうか。
○竹村泰子君 これまで療養型病床群と特例許可老人病院、特に介護力強化病院との相違についてはたびたび議論がされてきました。  療養型病床群は年齢を制限しないということなんですけれども、特例許可老人病院とそれが異なるところであると説明されております。それならば実際問題として、療養型...全文を見る
○竹村泰子君 療養型病床群においても実際の問題としては大半が高齢者になること、これは避けられないと思うんですけれども、この秋から老人病院における老人の収容比率も六〇%になるということを考えれば、老人の比率は両者において何ら変わりはないし、利用者の立場に立った場合介護の質、量におい...全文を見る
○竹村泰子君 今のところは全然わかりませんね。なぜそういう差が、五割と三割というのは非常に大きいわけでして、そういうことが起きてくるのか。これは本当は大臣に御答弁を求めたいところですけれども、この不公平というか、どちらの病院を選ぶかによって、まあ運命とも言うようなもので、片方は五...全文を見る
○竹村泰子君 新しいことをお始めになるわけですから試行錯誤もあるかもしれない。けれども、決して硬化することなく柔軟に、これはちょっとまずかったかな、それじゃこういうふうに考え直そうというふうな柔軟な態度をここで強く希望しておきます。  次に、療養型病床群の人員の配置基準の問題、...全文を見る
○竹村泰子君 療養型病床群を、私もさっきちょっとよくない例を挙げましたけれども、過去の老人病院の二の舞にしてはならないと思うんですね。そのためには、新しいことをお始めになるわけですから、スタートが肝心。介護要員についてもそれなりの手厚い体制を、従来の介護力強化病院並みの四対一、せ...全文を見る
○竹村泰子君 今局長もお答えになりましたけれども、療養型病床群の看護婦の夜勤体制について、この問題については、衆議院の厚生委員会において外口玉子委員の質疑の際に、看護婦と介護職員のダブルで夜勤体制を組むので二・八体制は実現できると答えておられるんですけれども、しかし良心的な老人病...全文を見る
○竹村泰子君 現実の問題としては厳しいということなんだけれども、今回の医療法改正で医療の担い手としての看護婦を法律に明記したことを踏まえ、医療を担うヒューマンパワーの確保という観点から、看護婦さんなどコメディカルスタッフの位置づけと人員め配置基準の問題を中心にお伺いしてみたいと思...全文を見る
○竹村泰子君 厚生省はこれまで、看護婦がふえてきた暁にぼ医療法の配置基準の見直しもあり得ると答弁しておられますけれども、具体的には何を指標としてその配置基準の見直しの時期とお考えになるつもりですか。  例えば厚生省の需給見通しによっても、一九九四年には充足率が反転して、以後その...全文を見る
○竹村泰子君 それでは次に、難病に対する質問を少しさせていただきたいと思います。  厚生省は、一九七二年に難病対策要綱、七二年ですからもう二十年前ですけれども、出しておられますね。この難病対策要綱には、調査研究、医療費自己負担の解消と並んで医療施設の整備が三本柱として挙げられて...全文を見る
○竹村泰子君 医療法に基づく都道府県医療計画においては難病医療の確保についても必ず目標を明らかにするよう値指導すべきではないでしょうか。もう一つは、難病対策の担当である保健医療局疾病対策課を中心として難病対策要綱にある医療施設の整備について政府方針を協議する方向で努力を約束してい...全文を見る
○竹村泰子君 今、そういうふうに都道府県で前向きにきちんと計画を豊富に入れているという都道府県がどのくらいあるか、大体で結構ですが、おわかりになりますか。
○竹村泰子君 一行入れたって難病に対する計画があるということになるわけですから、その辺のところはきちんとお調べいただいて指導をしていただきたいというふうに思います。  難病患者が必要に応じて長期入院しても診療報酬が逓減することのないような配慮が必要ではないでしょうか。例えば、現...全文を見る
○竹村泰子君 難病の方たちが一番今回の医療法改正で問題としておられるのは、長期の療養を必要とする難病のほとんどがそういうケースだけれども、そのときに、これまで入っていた病院から新しく違う病院へ行けと追い出されるようなことが起きるのではないかということを非常に危惧しておられるんです...全文を見る
○竹村泰子君 難病患者の医療相談なんですけれども、相談班というのをつくっておられますが、患者やその家族会のリーダーなど経験者、当事者に参加をしていただくべきではないか。都道府県によっては相談班を丸ごと患者団体などに委託しているケースもあると聞きますけれども、そのような事例があった...全文を見る
○竹村泰子君 難病対策についてはまだまだお聞きしたいことがあるのですけれども、時間が迫ってきましたので、それでは次に、今大変新聞紙上でもにぎわっております患者の権利という問題について質問させていただきたいと思います。  インフォームド・コンセントという言葉がかなりポピュラーにな...全文を見る
○竹村泰子君 今後の医療政策を考えるにつきまして、患者の権利、医療サービスの需要者の立場を考慮した政策を考えるべきであると思います。特に衆議院からずっとインフォームド・コンセントについてはかなりの議論が闘わされてきたと思いますけれども、インフォームド・コンセントについては早急にそ...全文を見る
○竹村泰子君 もう時間が参りましたので終わりますが、大臣のお答えも局長のお答えも私は大変残念に思いますね。医師と患者の信頼関係がどうすればできるか、もちろん十分にできている例もあるのはよくわかっていて言っているんですけれども、それがない例が余りにも多いから、どうしたらそういう信頼...全文を見る
12月07日第125回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○竹村泰子君 私はこの裁判官、検察官の報酬、俸給等について質問をいたしますのは初めてでございますので、あるいはお耳ざわりなことがあるかもしれませんけれども、お教えをいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  質疑時間が限られておりますので幾つかお尋ねしてまい...全文を見る
○竹村泰子君 ここでもちろんそういたしますというふうにお答えになることはできないと思いますけれども、一月常会開会ということになりましたので、やはり早期に給与改善を実施するためにはそのような御決意をいただかなければならないのではないかと要望を申し上げておきたいと思います。一月召集で...全文を見る
○竹村泰子君 大蔵省との折衝はどのようになさるんですかと質問したんですが、どなたがお答えくださるんでしょうか。
○竹村泰子君 私、初めての給与法質疑ですので、簡単に裁判官、検察官の給与法の仕組みについて伺いたいというふうに思いまして次に私がお聞きしようと思っていた質問を先に今答えてくださったんですけれどもね。  一般職と異なりまして、裁判官、検察官の給与は直接人事院勧告とは関係がありませ...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、裁判官の報酬法のみ単独立法をして、他の裁判所職員の給与はいつまでも裁判所職員臨時措置法によって一般職給与法の規定を準用している理由、それは何なんでしょうか。  それから、早急に法整備をするお考えはございますでしょうか。昭和二十六年に公布されました臨時措置...全文を見る
○竹村泰子君 満足するべきとお考えになっているからこの「当分の間こというのはずっともっと継続していくべきものということでしょうか。
○竹村泰子君 今回、一般職では医師などに対する初任給の調整手当、これを改正することとしておりますね。ところが、判事補などに対する初任給調整手当というのは、平成元年改正のまま今回も据え置きとなっているわけなんですけれども、両者は必ず一緒に、パラレルにということではないと思いますが、...全文を見る
○竹村泰子君 その調査されたのがお出しいただけるといいんですが、どのくらいの格差がありましたですか、今言えますか。
○竹村泰子君 七、八万の格差でも若い人たちの生活にとっては大変大きなものだと思いますけれども、これは平均して弁護士さんのそのころの三十五万円というのは少し、平均すればそうなるのかもしれませんが、本当はもう少し高いのではないかと思いますともっと差が広がるわけでして、これはやっぱり無...全文を見る
○竹村泰子君 服務制度の問題でちょっとお伺いいたしますが、本年の給与勧告では、人事院は、勤務時間、休暇等に関する法整備の必要性を報告しております。  確かに判事、検事の給与や服務等については人事院の所管ではありませんが、一般職についてこれらが整備される場合を含めて、国家公務員制...全文を見る
○竹村泰子君 納税者、すなわち我々国民の目から見れば、これはちょっと理解できないのではないかと思うんですね。  確かに裁判官というのはどこにでもそんなに一般的にいらっしゃるわけじゃないかもしれない。しかし、少なくとも判事補や再任前の判事の服務については何らかの明文の規定が必要で...全文を見る
○竹村泰子君 同じく服務規定なんですけれども、週休二日制、それから育児休業制、裁判所職員に対する定年制などが導入されて、一般職職員に対する人事院の勧告ないしは制度改正に伴って裁判所職員にも導入されたと思います。  ところで、最高裁の人事局長にお伺いいたしますが、裁判官の分限、服...全文を見る
○竹村泰子君 例えば休暇については、裁判官の不祥事を反省して昭和六十年にようやく裁判官及び裁判官の秘書官の休暇に関する規程、ゴルフ事件とかいろいろあってそういうのが定められた。勤務時間についてはまだ明文の規定さえも決まっていないというか整備されていない。  憲法によって厚い身分...全文を見る
○竹村泰子君 人事院からもおいでいただいておりますけれども、ことしの八月に、人事院は職員の勤務時間等について報告をしておられますね。ここで人事院は勤務時間、休暇等に関する法整備の必要性というのを出しておられますが、この報告に至る背景、趣旨についての人事院当局の御説明をお願いいたし...全文を見る
○竹村泰子君 人事院のそういうお勧めもございますけれども、どうなんでしょうか、三権分立ということがありますのでそれを尊重なさる観点からなんでしょうか、裁判所の休日とか裁判官の育児休業とか、おおむね服務に関する法律は政府職員のそれとは別個に定められておりますね。仮に今回の人事院の報...全文を見る
○竹村泰子君 そうなんですね。そういうふうにずっと答えておられるんですね。昨年、裁判官の勤務時間等に関する規定の整備の必要性を指摘した同僚議員の質問に対しても、規則でもって定めることはなじまない、そういう趣旨の答弁が行われております。  しかし、今回人事院が一般職について言って...全文を見る
○竹村泰子君 昨年の答弁のように、家に持って帰って仕事をすることが多いというような理屈づけ、これはしかし国民に対して理解されないのではないでしょうか。自宅に仕事を持ち帰らざるを得ない公務員の職種などはもう枚挙にいとまがないわけでして、裁判官だけではない。  それから、宅調という...全文を見る
○竹村泰子君 ちょっとお答えがよくわからないんですが、なされなかったんですね、実際にはされなかったけれども、これは所管の法務大臣としてはこういうことは司法権の独立を侵されたということだと、そういうふうにはお思いにならないんでしょうか。どういうお気持ちでしょうかとお伺いしております...全文を見る
○竹村泰子君 よくわからないですね。  それでは、結果的には今実行されたわけではないけれども、司法への介入だというふうにはお思いにならないわけですね、こういうことは。
○竹村泰子君 法務大臣のお言葉ですね、私ちょっとよく理解できないんですけれどもね。  人権侵害が公判の中であったかもしれないから、だからそれはむしろ司法への介入ではない、そういうことを自民党の幹部の方たちがいろいろおっしゃったけれども、それは司法への介入、挑戦、統制ではない、そ...全文を見る
○竹村泰子君 それでは、最後の質問になってしまいました。もう少し残しているんですが、時間がなくなってしまいましたので、もう一問大臣にお聞きして終わりたいと思います。  人事院、ありがとうございました。結構でございます。  検察官はやりがいのある職場なんだろうかということなんで...全文を見る
○竹村泰子君 終わらなくてはいけませんが、最後に、この論文に対してどれだけ多くの国民が賛意を覚え、声援を送ったか御存じですか。この方はもう自宅を閉めて電話も受けられないほど多くの国民がこの文章に感激をし、そしてそのとおりだと賛意を表明したということを大臣は御存じだと思いますが、こ...全文を見る