田嶋陽子

たじまようこ



当選回数回

田嶋陽子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  最初に、厚生労働省の狩野副大臣にお伺いいたします。  婦人相談員のサポートについてですけれども、これまで婦人相談員は公務員として中立的な立場であったと思いますけれども、この配偶者暴力相談支援センターでは被害者側に立つことになります。その...全文を見る
○田嶋陽子君 はい、ありがとうございます。  被害者保護の前面に立つことになる婦人相談員を組織を挙げて守る必要があると思うんですが、今の氏名を流出させないとか所長の名前を使うとか、そのほかにどのようなことを、方策を考えていらっしゃいますでしょうか。
○田嶋陽子君 それでは、調査研究の段階で、まだカウンセリングを置くとかそういうことにはなっていないということですか。かなり緊急な問題だと思うんですが。
○田嶋陽子君 私の手元にある資料では、平成十一年ですけれども、それでも既にそういうストーカー行為があったりした県が十七県あるんですね。ないところは三十県。ですから、五〇%以上でそういうことが起きています。これから、DV法が施行されてからはもっと増えると思うので、緊急に対処をよろし...全文を見る
○田嶋陽子君 今のはちょっと不安ですね。適切に対応してとか言われても、私が駆け込んでも、何を言っているんですかそんなのとか、何か言われそうな気がして安心できないですよ。  例えば、ここには警察官職務執行法第五条にあります。「警察官は、犯罪がまさに行われようとするのを認めたときは...全文を見る
○田嶋陽子君 適切、適切といつもおっしゃる。そこがよくわからなくて、具体的にじゃどんなふうになさいますか。私が交番に駆け込んだら、あるいは電話をしたら、そこにいるお巡りさんはどうしてくれますか。
○田嶋陽子君 話にならないというか、不安ですよ。非常に不安です。だって、さっき、骨折した人を見たって、こんなことで訴えられるかみたいなお巡りさん、いらっしゃるわけですから、私はやっぱりきちんとした教育を徹底させていただきたいと思います。末端の末端までお巡りさんたちにこのことをよく...全文を見る
○田嶋陽子君 御指導のほどよろしくお願いいたします。いろんな勘違いも起きていることと思いますので、本当によろしくお願いいたします。  それから次は、先ほどから加害者のメンタルケアというものが出て、お話が出ていますけれども、私は、このことに関してはむしろ意見というか、先ほどの内閣...全文を見る
○田嶋陽子君 恐れ入ります。済みません。  自立支援は具体的だと思うんですが、その具体策を作るに当たっては、まず被害を受けた女性たちが将来どう生きていってほしいかということを厚生労働省がきちんとイメージしていないと対策は立てられないと思うんですね。その意味で、女性がどうあってほ...全文を見る
○田嶋陽子君 はい、ありがとうございます。  例えば、こんな状況はどんなふうにお考えになりますか。暴力を振るう夫から逃げてきたときには、まず住民票がないという状態から再出発ですよね。生活の具体的な手段として生活保護の受給なんかが必要なわけですけれども、先ほどもお話ちょっと出まし...全文を見る
○田嶋陽子君 はい、ありがとうございました……
○田嶋陽子君 あと一つ。
○田嶋陽子君 はい、ありがとうございます。  では、例えばその被害者はいろんな後遺症があるわけですね。うつ状態になっていたり対人恐怖になっていたりするわけですけれども、それでも福祉事務所の対応する人いかんだと思うんですけれども、子どもを抱えながら働けと言われてしまうという、これ...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  今、ケニア、タンザニアの問題が取りざたされていますけれども、私は、その隣の国であるウガンダについて鈴木議員との関係で質問します。  私は、今年一月十五日、ウガンダのワパカブロ外務大臣にお会いしました。そのときに聞いた話です。以下、外務大...全文を見る
○田嶋陽子君 ウガンダ政府に落ち度があると伝えた結果、改善はされましたか。関係改善です。
○田嶋陽子君 ここに鈴木議員が総理代理で行ったときの発言応答要領というのがあります。その中に挙げられている対ウガンダODAのプログラムを挙げてください。
○田嶋陽子君 私の時間が少ないのですが、残念ですが、読み上げます。  二つのプログラムがあります。医療サービス改善計画とカンパラ市内道路改善計画ですね。これに関しては、その後調査団を派遣してプログラムを実施していらっしゃいますか。
○田嶋陽子君 今年のですか。
○田嶋陽子君 この一九九九年八月十八日に鈴木議員が話した内容では、その年の一九九九年九月から、あるいは二〇〇〇年一月に調査団を派遣するということになっていますが、その遅れた理由は何でしょうか。
○田嶋陽子君 鈴木さんが訪れたのは八月ですが、七月にそのルサカ合意が守れなかったということで、もう既にそういうことは分かっているわけですね。それでもこの応答要領ですか、それを持って鈴木さんは行ったわけです。なぜですか。
○田嶋陽子君 要するに、二〇〇〇年六月に国連安保理でルワンダとウガンダの撤退が決まったわけですね。そして、二〇〇〇年七月に撤退したと言われています。  ですから、鈴木議員は、それとは関係なく、ちゃんと調査団を派遣すると言っているはずなのにしていないということは、そこで何かが起き...全文を見る
○田嶋陽子君 ウガンダでは、一日六十五円とか七十五円で暮らしている絶対貧困者の数が多いところです。ウガンダの外務大臣、それから保健相が言うには、経済成長率も平均四・五%、HIV感染者の数もアフリカで一番数が減っているから、是非ODAを開始してほしいと言っています。これは、是非とも...全文を見る
○田嶋陽子君 私が聞くところによりますと、鈴木議員と同じように青木大使も激怒していたということですが、今、外務大臣がおっしゃったように、大使というのは両方の関係を調整し、コミュニケーションを取る役割をするとするならば、青木大使はあらかじめ、大統領が会えるのか会えないとか、外務大臣...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  福田官房長官にお願いします。  先ほど官房長官は、岡崎トミ子さんの質問に答えて、謝罪はしている、歴史の真実を回避することなく、歴史の真実を踏まえ、歴史の教訓として、先輩のことはとやかく言うことはないけれども、ある意味ではこのことは財産で...全文を見る
○田嶋陽子君 名誉と尊厳を深く傷付けたということを具体的におっしゃってください。どういう名誉と尊厳なんでしょうか。
○田嶋陽子君 男性にも名誉と尊厳があります。女性のと特定されるということは具体的にどういうことでしょうか。
○田嶋陽子君 心身をいやしがたい傷を負ってというその、具体的におっしゃってください、もう少し。あいまいもことしているところでおわびはできないと思うんですね。そこをはっきり口にしておっしゃってください。そうしたら、そこから問題の解決の糸口は見つかるような気がするんです。  具体的...全文を見る
○田嶋陽子君 傷です、体と。どう痛めつけられてどう苦しんだのか、具体的に知っていらっしゃると思うんですが、それを具体的におっしゃってみてください。
○田嶋陽子君 それはもう外務省からもいろんな資料が出ていますので、少し勉強していただきたいと思います。そして、知っていらっしゃると思うんですけれども、ここで私がインドネシアにほかの議員の方たちと行ってそこで三十人ぐらいのマスメディアの人たちの前で証言した女の人たちの話の内容をちょ...全文を見る
○田嶋陽子君 政府としてこれからいろいろ見ていくということをおっしゃって、すごく希望がわいたんですが、今三つのことをおっしゃいました。じゃ、政府として検討してくださるに当たって、次の三つのことを考慮に入れていただきたいと思います。  まず、この女性基金ですが、民間団体のものです...全文を見る
○田嶋陽子君 外務省の佐藤さんが言ってくださった、二回にわたって、それから官房長官も二回にわたって言ってくださった、インドネシアの文化においては名のり出るのが難しいということですか。  従軍慰安婦の詳細なデータを見つけ出すのは難しい、これをルハディ、社会省の人も最初にお会いした...全文を見る
○田嶋陽子君 国会の場で議論といっても、現実には議論はできないですよね、国会の場では一方的にお願いしたり一方的に質疑を受けたりして。  やっぱり官房長官、それから総理、これに対する態度をきちんと決めてほしいと思うんです。解決するという方向で官房長官なり総理なりがリーダーシップを...全文を見る
○田嶋陽子君 本当ですね。よろしくお願いします。こっちも頑張りますけれども。時々、福田官房長官は色よい返事をなさるんですけれども、夫婦別姓のときにもまだ何か変なことになっちゃっているようで残念ですけれども。  それでは、ちょっとインドネシアで私が会った四人の大臣たちの物の言い方...全文を見る
○田嶋陽子君 そして、そのとき分かったことは、実は今三億八千万のお金を五十の高齢者施設を造るために使うということになっていて、五十のうち十一できたんですが、三億八千万円、それで五十造る。それにしても二億で済む。だけれども、実は今できている十一をインドネシアにいるインドネシアのこと...全文を見る
○田嶋陽子君 それでした。済みません。
03月19日第154回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  小島公述人にお伺いします。  政府が今国会で有事法制の法案提出を予定していると言われているんですけれども、そしてまた、小島公述人も有事法制化とかそれから集団的自衛権の解釈見直しを言っていらっしゃると思うんですけれども、これに対して、日本...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございました。  次に、ODAに関してですけれども、先ほどODAというのは日本の外交とそれから国際間のイメージで大変な貢献をしたとおっしゃいました。でも、今もう日本は経済的に大変苦しいときにもありまして、このままODAがそのままの形でいっていけるのかどう...全文を見る
○田嶋陽子君 先ほど、ODAはこのままいくためには透明性だとかアカウンタビリティーとか、そういうことをおっしゃっていらして、そのとおりだと思うんですけれども、近ごろ、例えば日本でも児童扶養手当を削減するとか、いろんなところで細かい、弱い人たちのところでお金が削減されていくわけです...全文を見る
○田嶋陽子君 ちょうど時間となりました。ありがとうございました。
03月20日第154回国会 参議院 内閣委員会 第4号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  今日はポルノのこと、児童ポルノのことをお話しします。  日本はこれまで、世界各国から児童ポルノの輸出国としてこれまで非難を浴びてきました。日本の技術力の高さ、児童ポルノの作成でも発揮されて、画像の良いものも多く、世界じゅうの愛好家を喜ば...全文を見る
○田嶋陽子君 警察庁が十四年度予算で要求している児童ポルノ画像検索システムができましたら、例えば画像に付いているキャプションのキーワードでこういうのがありますね。無垢な乙女とか、清純な乙女とか、純真な処女とか、そういう言葉があるわけですが、そういうものが載っているホームページにわ...全文を見る
○田嶋陽子君 そういう実態を知ることと同時に、システム作りと同様に大切なことは、インターネット業界のモラルを高めることだと思うんですけれども、その方策はどのように考えておいででしょうか。
○田嶋陽子君 確信犯的な児童ポルノ専門業者は児童買春、児童ポルノ禁止法のことを知っているんでしょうけれども、一般の人にはそれほど法律が浸透しているようには思えないんですね。でも、供給が需要を喚起するということもあると思うので、ふとした好奇心から見てしまって児童ポルノにはまっていく...全文を見る
○田嶋陽子君 今年は、児童買春、児童ポルノ禁止法が成立して、見直しの時期がやってきました、三年後になりますので。この法律は議員立法ですから、私たち議員に改正する責任があるというふうに思っています。  法律に沿って動く警察庁として、この法律に関して整理してほしい点とか改善してほし...全文を見る
○田嶋陽子君 児童買春、児童ポルノ禁止法が成立してから、インターネット上の児童ポルノは何件取り締まりましたか。
○田嶋陽子君 児童ポルノの発信源は雑誌やビデオから完璧にインターネットに移りつつあるというふうに理解していいと思います。  一九九六年にスウェーデンで開かれた児童の商業的性的搾取に反対する世界会議では、日本に対して児童ポルノの発信基地としての批判が集中しましたが、このような世界...全文を見る
○田嶋陽子君 その昨年の第二回商業的性的搾取に反対する世界会議では警察庁が会合を開かれましたが、その会合で、ロンドン警視庁部長のキャロル・ハウレットさんが、現在、国際的な児童性的搾取の映像のデータベース、ストップⅡプロジェクト作成を試みていると話しておいででした。  インターネ...全文を見る
○田嶋陽子君 では、その児童ポルノ画像検索システムを国内ではどのように使っていきますか。
○田嶋陽子君 まだ日本ではいろいろ後れていて、その被害者の子供のケアということとか、あるいは加害者、その被害者が加害者になるかもしれないというその予測の下にのケアシステムはないように思うんですね。けれども、この検索システムを用いて児童ポルノに出演させられた子供を特定できた場合、警...全文を見る
○田嶋陽子君 とてもうれしいです。是非そうしてください。  ですけれども、日本では少年犯罪に対するカウンセリングとかケアとか、やっぱり一歩日本はまだ遅れています。私は、やっぱり先を進んでいる国の在り方を警察庁の方から人を派遣していろんな国で学んできて、最新のやり方でもってケアに...全文を見る
○田嶋陽子君 では、具体的に会計検査院は平成十二年度にODAについてどのような検査を行って、どのような問題点を指摘されましたか。
○田嶋陽子君 十二分な効果が上がっていないという検査報告をなさったわけですね。その場合、どういう問題があって十二分に効果が発揮されていなかったんですか。
○田嶋陽子君 そうしますと、その原因というのも会計検査院はいろいろ調べる権利があるといいますか、調べていいんですね。だれが悪かったのか、何が不足していたのか、どういう状況だったのか、そういうことは調べてこちらに報告できるんですね。
○田嶋陽子君 私は、今回、十三年度の資料はなくて、十二年度しかいただいていないのでちょっと、何でいただけなかったのか残念だったんですけれども。  そうしますと、そのODA予算が目的にかなった使われ方をしているのかどうかをチェックして、この場合、日本の政府に、内閣に報告なさるわけ...全文を見る
○田嶋陽子君 まとめの質問、済みません、終わりました。この続きは次にやります。  ありがとうございました。
03月26日第154回国会 参議院 内閣委員会 第5号
議事録を見る
○田嶋陽子君 村井大臣は所信表明で、女性や子供を被害者とする犯罪が多発しているとおっしゃっています。  昨年、横浜で第二回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議が開かれました。日本はスウェーデンで開かれた第一回の世界会議で世界最大の児童ポルノ発信国との汚名をもらいました。その汚...全文を見る
○田嶋陽子君 黒澤生活安全局長にお伺いします。  前年に比べて検挙者数が三五・二%も増加したのにはどのような要因があるとお考えでしょうか。
○田嶋陽子君 先ほど申し上げた千二十六人という検挙者数のうちで、児童買春で捕まった人は八七・五%、出会い系サイト、テレクラで捕まった人は六六・一%で、とても多いんですね、出会い系サイト、テレクラ。  例えば、皆さんも御存じのように、高等裁判所裁判官四十三歳は、携帯電話の伝言サー...全文を見る
○田嶋陽子君 広報啓発だけですか、今のところは。対策は。
○田嶋陽子君 もう一度黒澤生活安全局長にお伺いします。  ちょっと角度を変えます。児童買春事件や児童ポルノ事件で検挙された人の性別、年齢層、職業を教えてください。
○田嶋陽子君 私たち一般に偏見だったと思いますけれども、こういうことをする人はある種の職業の人とか学歴が低い人とか、そういうふうに思っていましたが、近ごろそうでないということがだんだん分かってきまして、今お話にあったような、管理職だとか専門技術的な職業だとか、会社の社長だとかある...全文を見る
○田嶋陽子君 児童買春をする人が必ずしも小児性愛者だとは限らないと思いますが、例えばここで、ロン・オグレディという人が「アジアの子どもと買春」という本を書いていて、その中で、典型的な小児性愛者、いわゆるペドファイル、ペドファイル像は専門的職業を持つ中年男性である、医者なら小児科医...全文を見る
○田嶋陽子君 すると、真性ペドファイルと仮性ペドファイルの区分けといいますか、その見分け方に関する研究はまだ付いていないということですね。
○田嶋陽子君 私たちはやっぱり結果が欲しいわけでして、子供が一人でも二人でも傷付けられない状況が欲しいと思います。  例えばほかの国を参考にしますと、アメリカやイギリスですが、アメリカは大変はっきりした対策を打ち立てているわけですね。イギリスでも一九九七年にアメリカを模倣してそ...全文を見る
○田嶋陽子君 国情の違いもありますし、いろいろあると思いますけれども、毎日のように子供か女性が殺されているという事実は重く見て、是非、村井大臣ならではの方法があるならば、是非考え付いて、即座にでも私はこういう人たちを守ってほしいと思います。  それから次に、外国との関連でお伺い...全文を見る
○田嶋陽子君 今おっしゃられたカンボジア王国での事件ですね。この男性は三十歳です。土木作業員で、そして販売目的で子供の裸体を撮影し児童ポルノを製造した罪で、二〇〇一年一月、大阪で立件されました。この男性は、日本に帰国して大阪府警察が必要な調査を行って、二〇〇一年一月九日に大阪地方...全文を見る
○田嶋陽子君 この件に関しての質疑はこれで終わりますが、ちなみに最近、女性議員たちで会った女性にニコル・カスティオーネさんというスイスの代議士がいらっしゃいます。この女性の代議士の方は代議士になったパリの娼婦という、この方は元娼婦だったわけですね。その人が言うには、欧米の調査では...全文を見る
○田嶋陽子君 この健全な常識を持った人というのが一番危ないような気がします。  私は元大学で教えておりましたが、私の学生たちが電車の中で痴漢に遭ったり、教師にセクハラに遭ったり、いろんな人にセクハラに遭った場合、警察に訴えていた場合、そこでもう一度セクハラを受けます。どういうセ...全文を見る
04月03日第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
議事録を見る
○田嶋陽子君 性的虐待について坪井節子さんにお伺いします。  恩寵園という千葉県に児童養護施設があって、そのことは坪井さんも論文で取り上げていらっしゃるんですけれども、その中の少女の発言に、両親を失って養護施設で育って、そして独りで生きていくために売春を続けるしかなかった少女の...全文を見る
○田嶋陽子君 ペドファイル、小児性愛者についてお伺いします。汐見さんと坪井さん、よろしくお願いします。  坪井さんは、特に日本人の小児性愛者、ペドファイルが海外で買春をしているその担当弁護士さんでもいらっしゃいますけれども、NGOの国際ECPATのロン・オグレディさんは「アジア...全文を見る
04月09日第154回国会 参議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  ということは、私は十二時二十分ぐらいまでオーケーということでしょうか。  それでは、参ります。  先ほど、福田官房長官からお話がありましたように、社会全体のバリアフリー化に伴って制度的バリア化も進んで、障害者に関しても、障害があるから...全文を見る
○田嶋陽子君 昨年の、医師法などの一部改正を成立してこれまでの欠格条項がなくなった代わりに、心身の障害により業務などを適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるものには免許を与えないことがあるとなったわけですが、この厚生労働省令にはどう書いてあるかというと、「視覚、聴覚...全文を見る
○田嶋陽子君 障害者の当事者団体などが、数ある欠格条項のいわゆる元祖とも言われる欠格条項があった医師法の改正をターゲットに取り組んできたわけですが、その取組の中で、アメリカ在住の聴覚障害者のお医者さんを招きました、日本に。二〇〇〇年九月二十八日の朝日新聞の「ひと」欄、有名な欄です...全文を見る
○田嶋陽子君 様々な配慮をされておって、これからもしようと考えていらっしゃることが分かって心強く思います。  市民団体の全国障害学生支援センターの代表殿岡翼さんによれば、欠格条項があったころは、その資格取得ができないという見込みであることを理由に、障害者に対して大学では医学部や...全文を見る
○田嶋陽子君 教育機会の均等化支援という視点から、医学部や歯学部で障害者の学生への資金的あるいは人的支援を行っている大学はありますでしょうか。
○田嶋陽子君 また、経験を重ねた大学の支援方法のノウハウを生かす方向で、障害学生への支援方法のガイドラインなどを作る予定はありますでしょうか。
○田嶋陽子君 では、今お話に伺った個々別々の柔軟な対応ということに関してお伺いします。  施設のハード面というところは一度支出をすればかなりの間使えるからお金は出ないんですけれども、教育上の配慮ということに対しては、人件費から何から大変お金も掛かる状況にあるので大変だと思います...全文を見る
○田嶋陽子君 私も教員でしたのでそういう役割を教員が担っているということは分かります。それから、学生たちもみんな障害者を助けています。にこにこしている障害者たちを見るととても元気が出るんですが、それでも個人的負担というのは教師にしても個々の学生にしても大変なものです。  そこで...全文を見る
○田嶋陽子君 障害者は、これを言うとまた何か言われそうですけれども、女性と同じで、どこかどこか、小さく小さく女になあれというので同じで、障害者も小さく小さく障害者になれ、遠慮してこの世の中を生きていけというようなメッセージがこれまでどこかにありました。  ですから、障害者である...全文を見る
○田嶋陽子君 では次に、資格取得後の欠格状況について伺います。  これは朝日新聞「ひと」欄に、先ほど紹介しましたキャロリン・スターンさんの、聴覚障害者のお医者さんの患者の三割程度が同じく聴覚障害者だとありました。すなわち、同じ障害を持つ人がお医者さんとして病院にいるということは...全文を見る
○田嶋陽子君 最後の質問ですか。そう言われたら困っちゃいました。まだ幾つか残っています。  そうですね、福田官房長官、法改正に対して今後どのようなフォローをなさっていくおつもりですか。済みません、慌てて。
04月10日第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  これまで様々な各論について質疑をしてきました。お話を聞くたびに、あるいは話すたびに、ドメスティック・バイオレンスや児童虐待の根本原因というのは一体どこにあるんだろうかという疑問を抱きます。現在、各省庁では担当者を中心...全文を見る
○田嶋陽子君 先ほど岩田局長が地域の子育てということを平成十四年度から力を入れてくださるということで、その面からは安心してまたよろしくお願いしたいと思うんですけれども、この複合的という理由が、大変いいんですけれども、一つには何か具体性に欠けるというか、問題ですから一つ一つ形を付け...全文を見る
○田嶋陽子君 よろしくお願いします。家庭内での力関係の構図を見るためには、やはりそういう数があると見やすくなると思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、坂東眞理子局長にお伺いいたします。  今の質問とは逆なんですけれども、今年の四月から配偶者暴力相談支援センターがス...全文を見る
○田嶋陽子君 要するに、今もおっしゃってくださいましたけれども、暴力を受けているかもしれない母親が自分が受けた暴力を子どもに返していく可能性があるということですよね。  これは、現在でも世界じゅうで、今テロが起きてからみんなが口にしていることですけれども、暴力の連鎖ということは...全文を見る
○田嶋陽子君 やっぱり専業主婦の場合は子どもから一日離れないでいることがいいお母さんだという発想もありますし、それから専業主婦のお母さんは保育所に子どもを預けにくいという状況もありますし、今厚生労働省から出ていますこの国の政治、政策にもかかわること、いろんなことが複雑に絡まってく...全文を見る
04月25日第154回国会 参議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  昨年十一月一日の委員会で、私は尾身幸次科学技術政策担当大臣に対して、国際熱核融合実験炉、いわゆるITERですね、その日本誘致を考え直していただきたいと申し上げました。それにもかかわらず、尾身大臣は今年三月の所信表明で、ITERの参加、誘致...全文を見る
○田嶋陽子君 昨年十二月二十五日の会議では、次回以降の会議で計画の参加、誘致に関する最終判断を得たいとしていますけれども、尾身大臣は、今年三月の所信表明で、科学技術の総合的かつ計画的な振興を図る観点から、速やかに判断を行ってまいりたいとおっしゃっています。つまり、まだ最終判断は下...全文を見る
○田嶋陽子君 計画の発案国であったロシアはなぜ国内に誘致しないことに決めたのですか。
○田嶋陽子君 それでは、なぜアメリカは計画から脱退したのですか。
○田嶋陽子君 新型転換炉、原発「ふげん」の廃炉が決まりました。来年三月以降、運転を終了した後、廃炉のために必要な技術の開発や研究用に使うことになっています。ということは、原発「ふげん」は廃炉、解体後に放射能の影響を少なくするような技術の進歩はまだなかったということになると思うんで...全文を見る
○田嶋陽子君 今、参加国と言われましたが、今のところはスペインなどEU等だけです。  ところで、結局、原子力発電を始めたときに、将来的には技術が向上して放射能の影響を少なくさせることができるんだろうという見切り発車だったと思います。かえって今になって困っているんではないでしょう...全文を見る
○田嶋陽子君 国策を預かる大臣としては随分楽観的に過ぎると思います。安全、安全と言いながら、日本でもいろんな事故が起きているわけですね。あれを見ていても、安全だなんということは大臣の口から言ってほしくないと思います。(発言する者あり)そうだ。そうですよ、まだ一杯あるんですよ。そう...全文を見る
○田嶋陽子君 では、これからいろいろ検討してくださるわけですね。
○田嶋陽子君 はい。最後、もう質問ないです。お願いです。  私はやっぱり、やる気がないから三%しかと言っているんだと思うんです。  というのは、企業は、この原発のこと、もう嫌だ嫌だと言っているんだそうですね、もうお金ばっかり掛かって非難も多いしって。そういうところに無理して核...全文を見る
05月08日第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第5号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  私が昨年来六回行われた質疑でいつも関心を持ってきたことは、児童虐待を未然に防ぐということ、それから暴力の連鎖を断ち切るということ。そのためには、現在の男と女の関係、支配、被支配の関係を変えなければいけないということ。それと同時に、社会シス...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございます。  先ほど有馬委員の方からお話がありましたが、命の大切さということですが、これですと、まるでお母さんたちは命の大切さが分かっていないように思われるかもしれないんですが、虐待を繰り返すお母さん、あるいは虐待まがいの、もうちょっとで虐待に至るぐら...全文を見る
○田嶋陽子君 済みません、さっきちょっと誤解を招いたみたいで、後藤さんからもそんな発言がありましたし、何か私の言い方だと子育てをやっている人が全部苦しんでいるみたいと言うけれども、どうしてそういうレベルになっちゃうのかと。だって、ここでは虐待をしている母親とか、しそうな母親のこと...全文を見る
05月21日第154回国会 参議院 内閣委員会 第11号
議事録を見る
○田嶋陽子君 三十分の時間ですので前置きなしで、前置きの代わりに熊代昭彦行革担当副大臣にお願いいたします。  先ほど、七人の委員会のメンバーのうち二〇%ですから一・四、そうしたら四捨五入して一人というお話でしたけれども、人間は四捨五入できませんので、きちんと二人を入れてください...全文を見る
○田嶋陽子君 よろしくお願いします。  それでは、質疑に入ります。  今の小泉内閣と同じように橋本内閣時代にも改革が叫ばれていました。それで、森内閣時代の橋本行政改革担当大臣の所信表明と現在の石原行政改革・規制改革担当大臣の所信表明を読み比べてみますと、内容はほぼ同じだという...全文を見る
○田嶋陽子君 私も、金と人の両方の改革がそろって初めてこの改革は功を奏するのではないかと考えています。  今日は人のことをお伺いいたします。  だれでもが天下りこそが特殊法人が機能しなくなった一つの大きな理由ではないかと考えています。そもそも世間で言われているような天下りシス...全文を見る
○田嶋陽子君 何か随分残酷な制度といいますか、システムですね。どうしてそんなことになっているんですか。ちまたでは永久就職がずっと慣行でしたけれども、ここではどうしてそんなふうな残酷なシステムになっているんでしょうか。驚きました。
○田嶋陽子君 まだ私にはよく分からないんですけれども、要するに同期の一人が事務次官になったとしたら、あるいはあとの人たちはそれに匹敵するポストが得られないから横並びで辞めなければならないというようなことですよね。すると、そのような不合理な人事状況から天下りが起こると想像します。こ...全文を見る
○田嶋陽子君 そうしますと、公務員制度改革大綱というのがあるんですが、今のお話もここにベースしているんですか。  例えば、上級幹部職員については、所轄行政専門家として課長以下の、例の一人トップが抜けたらあと転んじゃうじゃなくて、ほかに行かなきゃいけないみたいなところの問題として...全文を見る
○田嶋陽子君 知らない領域なので、大変なんだなということは分かりました。もう少しこちらも勉強します。  ところで、藤井日本道路公団総裁にお尋ねします。  元高級官僚でいらして、そして天下りなさって、そして総裁なさっていらっしゃるというすごい方に今日は大変お目に掛かれて光栄です...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございます。道路公団のエキスを生きていらした方という印象を受けました。  それでは、今度はもう藤井総裁とは関係なく藤井総裁の御意見として伺いたいわけですけれども、道路公団がきちんと仕事を果たすために、そういう長い間道路公団にかかわって功績を残した方がそう...全文を見る
○田嶋陽子君 済みません。ちょっと聞いたことがずれたような気がして、今のお話は続けてお聞きしたいぐらい、また次の機会にお聞きしたいと思いますが、取りあえず今日は私は人のことをやっておりますので。  じゃ、今の、建設省が非常に強いと、今の国土交通省ですよね、そういうことになると、...全文を見る
○田嶋陽子君 それで、七十七の特殊法人でここ三年間に天下りの元官僚に対する役員報酬と退職金の総額を教えてください。
○田嶋陽子君 元官僚に対する役員報酬と退職金。
○田嶋陽子君 不思議な答弁でいらっしゃる。何でそんなにあれなのか。数は国が出すのは得意なんじゃないかとか思うんですけれども、ちょっとその理由を問うている時間がないので、また次にそのことはお願いすることにしまして。  私は、やっぱり今、石原さんがお話しくださったような官僚の人たち...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 内閣委員会 第12号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  前回の質疑では、石原大臣には、人を生かすような改革をしていただきたいと。人を生かせるかどうかが道路四公団の改革、ひいては特殊法人改革の成否のかぎを握っているんではないかと思うからです。  特殊法人に関しましても、私自身はやっぱり見直す時...全文を見る
○田嶋陽子君 民営化が決まったから、その中で政府の決定として努力していきたいというお言葉と受け止めました。  九月に朝日新聞のインタビューに対して牧野さんが答えていらっしゃる記事を読みました。その中で牧野さんは、自分が公団の改革ができたのは建設省にいたときの天下りであったという...全文を見る
○田嶋陽子君 先ほどの申し上げたその亀井建設大臣の後押しがあったから改革できた、それが理由の一つだとありますけれども、この道路公団の改革は、監督官庁である国土交通大臣の強い後押しがあれば改革ができると言ってよろしいものですか。
○田嶋陽子君 そうしますと、その牧野さんのお話に戻りますけれども、天下り官僚として、そして公団の改革をなさったわけですよね。すなわち、天下りの元官僚として特殊法人の中にいながら改革をできた人もいたわけです。ですから、特殊法人だから改革はできないとは言えないわけですよね。  そこ...全文を見る
○田嶋陽子君 コスト削減とか、それから先ほど石原さんのお言葉にもありましたけれども、歯止めを掛けて五十年償還ということをおっしゃっていましたけれども、いつもこういうのって途中で延びちゃうんですよね。そういうとき、だれが責任取るのかなというのがすごく気になるんですけれども。ちょっと...全文を見る
○田嶋陽子君 そうしますと、藤井総裁は道路公団は国の了解がなければ何もできないとおっしゃっていましたけれども、今の石原さんのお話と絡めますと、天下りをして総裁になられた方、ちょっと藤井さんのことはさておいておきまして、総裁になられた方はコストのことも考えぬし何もしないとおっしゃる...全文を見る
○田嶋陽子君 特殊法人というのは自由度を高くするためにできたものなんですよね。でも、適材適所ということはよく分かります、それはこれから国がきちんとやっていくことだと思うんですが。  まだ一つ分からないことは、「公団は、国土交通大臣が監督する。」とかいろいろ書いてありますよね、道...全文を見る
○田嶋陽子君 こっちも忘れちゃったですよ。  じゃ、ちょっと今のことで、済みませんね、慌てちゃいけないですね。あと二分しかないんですよ。  今、ディスカッションをしていたとおっしゃったんですけれども、私は見るに、何か政府と、行政とそれから道路公団とか特殊法人とかそういうところ...全文を見る
○田嶋陽子君 よくないですけれども、本当に時間がなくなっちゃって済みませんね。もう、じゃ、いいにします、またにします。  ありがとうございました。
06月04日第154回国会 参議院 内閣委員会 第13号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  最初に、三人の方にお伺いしたいんですけれども、最初に高木さんにお伺いします。  特殊法人では採算性を確保した運営はできないのかどうか。私の考えでは、これは特殊法人という、いわゆる問題は組織形態ではなくて、お金の流れ...全文を見る
○田嶋陽子君 慣性モメントをなくすためのフレッシュスタートとして民営化というのは大変リスクが大きいように思うんですけれども、いかがですか。
○田嶋陽子君 お考え、分かりました。  私は、この間の質疑で、日本道路公団総裁の藤井さんからこういう答弁をいただいたんですが、天下り自体が悪いとは思わないということなんですね。  それでは、堤参考人にお伺いします。天下りについて、いい天下りと悪い天下りがあるのか。それから、天...全文を見る
○田嶋陽子君 お話聞いていると、どうしてもだからこの問題は監督官庁の問題だし、国土交通省の問題だし、国の在り方そのものの問題だしというふうに感じるんですよね。だから、民営化というのは、何かちょっと先ほど高木さんのお話でも、こうすればベターになるとのお話なんですけれども、非常に不安...全文を見る
○田嶋陽子君 そうなると、やっぱり政治家が悪いということになってきて、いろいろと改革しなければいけないことが出てくると思います。(「政権交代だ、頑張れ」と呼ぶ者あり)はい、頑張ります。政権交代です。もうこんな中身のない法案のことで審議なんかさせられたくないと思います。国会は会期中...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございました。  時間ですので、終わります。
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  前回の質疑で、日本道路公団の藤井総裁は、民営化推進委員会の答申を待っているだけではなくて、特殊法人のままでも更に効率的な組織運営ができるように変えることができるとお答えになりました。ただし、この御発言には、民営化が既に閣議で決定されてしま...全文を見る
○田嶋陽子君 藤井総裁は、十二年の六月、すなわち第三回意見書が出された二年後に就任されていらっしゃいます。今いろいろ伺いまして、いろいろな改革が少しずつなされていたということは分かるんですが、それ以前の経営合理化策を踏まえて、今後、更に今お話しなさった以外にどういうことに取り組も...全文を見る
○田嶋陽子君 私たち一般の国民にとっては、道路公団が採算性も取れないのに高速道路をばんばん造っているように見えたわけです。でも、実際は、この経営改善委員会が指摘しているように、国土交通省がやれと言ったら道路公団としてはいろんな意味でその方針に従うしかないという状況があるということ...全文を見る
○田嶋陽子君 今のお話だと、もう民営化しなくてもいいような感じなんですけれども、そういうことにはならないですか。
○田嶋陽子君 何だかよく分からないですけれども。  天下りのことで、藤井総裁も天下りでいらっしゃいますから直接こういうことを申し上げるのは気が引けるんですけれども、ずっと日本道路公団で働いてきた人ではない国土交通省からやってきた人がトップに君臨して意思決定権を握るわけですね。こ...全文を見る
○田嶋陽子君 民営化推進委員会ができて、その委員会によって今後の方針が決まってと、少なくとも民営化されるまでには何年か掛かると言われているわけですね。その移行期間中も道路公団は特殊法人のままで運営されていくわけですから、その二年、三年の間にそうやって藤井さんは頑張ってプロパーの人...全文を見る
○田嶋陽子君 民営化推進委員会で新しい組織についてこれから議論をされるわけですけれども、その出発点は、特殊法人としての日本道路公団の良かった点、まずかった点ということを評価することが前提だと思うんですね。御自身は退いていくとしても藤井総裁は内部改革の成果を出すとおっしゃっているわ...全文を見る
○田嶋陽子君 民営化推進委員会は、道路公団が民営化されて会社になったらすぐ手を引くんでしょうか。それとも、会社の運営方針に関するオンブズパーソン的な役割を持ちながらフォローしていくんでしょうか。民営化推進委員会の設置期限とフォローアップ体制についてどのように考えていらっしゃるのか...全文を見る
○田嶋陽子君 午前中に森田議員が参考人に対して質問なさったように、道路の公共性を考えた場合には一定限度の公的関与をするか否かの検討が必要だと思うんですね。一定程度公的関与するとして、民営化された会社をモニタリングするのはどこなんでしょうか。
○田嶋陽子君 特殊法人の民営化による一番のメリットは、コスト削減だと思います。例えば、道路公団を民営化したらどのくらいコスト削減できるのか試算されておいででしょうか、石原大臣。
○田嶋陽子君 推進委員会はいろいろすることがあって大変ですね。  熊代副大臣にお伺いします。例の話です。山根議員も頑張ってくださったんですけれども、男女共同参画の観点からも民営化推進委員会には是非女性を入れていただきたい。私が考えるに、ただ女ならばいいというわけではないことはよ...全文を見る
○田嶋陽子君 ほとんどここは男性中心社会だから、どこに行っても男性は目立ちます。女性は数少ないですから、女性の委員を探すときには金のわらじを履いて探さなきゃいけないみたいなところもありますので、一生懸命探していただきたいと思います。在野には優れた女性たちが一杯います。ここにも一杯...全文を見る
06月06日第154回国会 参議院 内閣委員会 第14号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  私は昨年七月に参院選で五十万票余りを取って当選しましたけれども、私の属する社民党は人数が少ないので本会議での代表質問ができません。私は小泉さんに申し上げたいことがありまして、パートスリーまででき上がっておりますが、今日はそのパートワンを申...全文を見る
○田嶋陽子君 やっぱり総理は一歩時代を先んじてほしいと思います。歌舞伎も結構です、女の涙は武器もいいんですけれども、この女の涙が武器というのは、その実態は何だと思われますか。何を意味した言葉だと思われますか。
○田嶋陽子君 反省してほしいです。  これは、女性は無力で能力も財力も何もないという意味です。涙を流すことで初めて男の人を動かすことができるという、これは女性は非力でばかで悲しいという、そういうことですから、やっぱり田中さんを相手にそれを言ってはいけなかったことだと思います。大...全文を見る
○田嶋陽子君 驚きました。すばらしくいい答弁をしてくださったと思います。そこまで理解してくださったらあと一歩だと思うんですが、そのあと一歩がなぜできないかというと、私は、やっぱりリーダーシップ取っていらっしゃる総理に問題があるように思うんですね。  なぜかというと、本当にあと一...全文を見る
○田嶋陽子君 必ず、十七歳の少年の殺人は幾ら法律作っても駄目です。必ず、よみがえっていくと、その家庭の中のお父さんとお母さんの関係が悪いところで発生しています。これは児童虐待もそうですね。いろんな要素はありますが……
○田嶋陽子君 そうですか。それでは、パートワン、途中ですが終わりますけれども、福田官房長官、非核原則見直しの問題は、やっぱりこれは私は恥ずかしいです。これは謝罪してほしいです。よろしくお願いします。
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  私は、社民党・護憲連合を代表して、ただいま議題になりました政府提出の道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に反対の立場から討論を行います。  私は、三回の質疑を通じて、問題は道路公団にではなくて道路公団を監督する官庁のリーダーシップの発...全文を見る
07月15日第154回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  今月十八日に参議院内閣委員会で、私たちが提出した議員立法である戦時性的強制被害者問題解決促進法案の趣旨説明が行われる予定です。何とか法案を審議していただきたいと、私もほかの発議者の議員や元慰安婦の女性たちと一緒に、参議院議長を始め与野党を...全文を見る
○田嶋陽子君 再び福田官房長官にお聞きします。  厚生労働省より聞きましたけれども、坂口厚生労働大臣は寄附をお出しになっていらっしゃらないとのことです。どの閣僚が寄附をして、どの閣僚が寄附をしておいででないのか、そこにはどのような判断が働いているのでしょうか。
○田嶋陽子君 川口外務大臣にお伺いします。  川口外務大臣はどのようなお考えで償い金に寄附を決められたのでしょうか。
○田嶋陽子君 福田官房長官にお伺いします。  これは議論の多い基金ですが、すべての被害者が喜んで受け取っているわけではないという事実があります。なぜ被害者たちは基金からの償い金を受け取りたくないと思っているのか、御存じでしょうか。
○田嶋陽子君 なぜ拒否されているのか御存じでしょうか。もう一度お願いします。
○田嶋陽子君 そのとおりなんですね。その償い金を受け取ろうとしない元慰安婦の人たちは、その中の一人の人である韓国の李容洙さんはこう言っています。民間が戦争したわけではない、民間から集めた金をもらうことは逆に売春婦にされたことと同じという意味のことを話しています。  私は、この言...全文を見る
○田嶋陽子君 法的処置云々に関しては法案審議のときにまた議論したいと思いますが、ここでは私は一つの提案をしたいと思います。今おっしゃったように、今までの流れからいって、この従軍慰安婦問題に国が真正面から取り組むのは難しい課題かとも思います。  そこで、提案があります。いわゆる従...全文を見る
○田嶋陽子君 政府はいつも同じような答弁を繰り返されます。それでも、少し考えていただきたいと思います。  そこで、しつこく、ハンセン病解決への私は政府の決断は英断だったと思って敬意を抱いております。私が考えるハンセン病患者と元慰安婦の女性には共通点があります。いずれも高齢で残さ...全文を見る
○田嶋陽子君 それでは、少し福田官房長官には考える時間を差し上げます。  今回、私たちが提出した戦時性的強制被害者解決促進法案の審議ですが、これは内閣委員会で行われることがやっと決まりました。しかしながら、私たちの法案趣旨説明も、そして審議も、福田官房長官は欠席なさるということ...全文を見る
○田嶋陽子君 でも、官房長官は内閣担当大臣でいらっしゃいますよね。必ず御出席願いたいと思います。私たちは大臣が出席なさらないと聞いて慌てふためいていましたけれども、大臣はじゃ出席なさるおつもりでいらしたんですね。分かりました。それでは楽しみに待っております。  実は大臣は、三月...全文を見る
○田嶋陽子君 とてもうれしいお答えです。ようく考えて、将来の日本のためにも、日本の国際的評価のためにも、英断、熟慮なさることをよろしくお願いいたします。  以上、終わります。
07月16日第154回国会 参議院 内閣委員会 第15号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  昨日、私は決算委員会で従軍慰安婦について質問をしましたところ、与党と保守党の委員の中からやじが飛んだので、その幾つかを紹介します。従軍慰安婦なんていないぞ、慰安婦は国がやったんじゃないぞ、証拠は何だという不規則発言がありました。それは耳を...全文を見る
○田嶋陽子君 福田官房長官にもお聞きいたします。  軍の関与があったという認識は変化しておりませんね。
○田嶋陽子君 それでは、昨日の決算委員会では福田官房長官に、元従軍慰安婦の女性たちに対する賠償について質問をしました。  昨日、私は、政府がこの問題を正面から取り上げるのは難しいようだから、ハンセン病の問題を参考にして解決策を探ったらどうかと申し上げました。そのとき、私の言葉の...全文を見る
○田嶋陽子君 国民の気持ちを示すということをおっしゃいましたが、昨日の私の質疑では、従軍慰安婦の方たちの気持ちを紹介しました。国民が戦争したわけではないだろう、民間が戦争したわけではないんだろう、国がきちんと責任を取ってほしいということですが、それに関してはまた後で質疑いたします...全文を見る
○田嶋陽子君 女子差別撤廃条約というのは、日本では一九七五年に批准しました。現在でも、まだ税制度においては配偶者控除だとか配偶者特別控除だとか、女性でも専業主婦であれば年金を支払わないでいいとか、健康保険の掛金も支払わないでいいとか、女性の存在というのは、男性と二つになって初めて...全文を見る
○田嶋陽子君 官房長官にとっては繰り返しの話を聞くことになるかもしれませんが、今の女性基金に関しては受け取らない方たちがいらっしゃるわけですね、特に韓国で。そして、金大中大統領がそれに対して対応なさっていて、政府はそのお金を受け取らない人に対して例えば二百万とか、具体的な数はちょ...全文を見る
○田嶋陽子君 でも、その二国間条約あるいはサンフランシスコ条約が締結されたときには、先ほどおっしゃったような、軍の関与ということは認めていらっしゃらないわけですね。  ということは、もう一度伺います。従軍慰安婦の人たちの存在はインビジブルで政府にも目に見えなかった、あるいは見よ...全文を見る
○田嶋陽子君 田中さんも寄附をなさったんですね。それはすばらしいことだとは思いますが、先ほども申し上げたように、寄附をされたら、個人から寄附をされたら自分たちは正に売春婦に落とされたのと同じだと、そう言っていらっしゃるんですよね。それに対してどうお考えになりますか。
○田嶋陽子君 福田官房長官、今、私と田中さんとのやり取りを聞いておられて何をお感じになられましたか。
○田嶋陽子君 時代も変わってきました。意識も変わってきました。例えば、一九九八年に発表された国連人権委員会のマクドゥーガル報告書では、日本の慰安婦制度を、ジェンダーに対する罪、性奴隷の一類型であるとし、更に人道に対する罪と規定しています。いわゆる非人道的行為に当たるとしています。...全文を見る
○田嶋陽子君 男女共同参画社会基本法の中に、十一の重点目標のうちの七項目めに女性に対するあらゆる暴力の根絶という項があります。女性に対する暴力を根絶するための基盤作りとして、女性に対する暴力を根絶するために、それが犯罪にも該当するし、決して許されないものである、そういう認識を広く...全文を見る
○田嶋陽子君 アジア女性国民基金を所轄しているのは外務省が担当ですよね。この従軍慰安婦問題について、いつまでたってもくすぶっていますこの問題に対して、私は、政府は担当部署を作るべきだと思うんです。そして、この問題の解決に当たっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。福田官...全文を見る
○田嶋陽子君 検討というのは実現の可能性あるということですよね。
○田嶋陽子君 はい、よろしくお願いします。  それで、私は昨日は、とてもこれは国と国との問題で解決が難しいということをずっと言われ続けてきますので、ない知恵を絞って、一つはハンセン病元患者への補償と謝罪の在り方、これを応用したらどうだろう。ハンセン病元患者とこの従軍慰安婦で、今...全文を見る
○田嶋陽子君 多分、こういう問題になると、そんな払う金はないというようなことが言われるようになるんじゃないかと思います、よく言われますので。  そこで、私は、やっぱり日本はこの戦後補償のことをきちんとしないことで、表向きは世界第二位の経済大国だとかおだてられていますけれども、陰...全文を見る
○田嶋陽子君 それでは、しっかり考えてください。よろしくお願いします。真剣ですので、よろしくお願いします。
07月23日第154回国会 参議院 内閣委員会 第17号
議事録を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 今、共産党の吉川さんが伝えてくださったとおりなんですが、当時、村山政権ということもありまして、改めて社民党の態度を付け加えます。  戦後補償に消極的な勢力が依然立法府の多数派を占めている状況であえて基金を作ったのは、被害者が高齢化し、残された時間...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 困りましたね。ですけれども、私個人としては、当時社会党の一員ではありませんでしたので当時のことに関してお答えすることはできませんが、私個人としての見方を申し上げますと、まず、被害者の意識もこの基金ができたことで更に深まって、分析が深まりました。それ...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 今、平和の問題からという視点もありますけれども、もう一つ、女性の人権という視点から申しますと、与野党を超えて、この問題は全世界に存在します。男性がいるところ、必ずと言っていいほど女性差別は存在しています。  インドネシアでも分かったことは、これは...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 追加させていただきます。  私は、この従軍慰安婦の問題は、ハンセン病問題の解決に倣うと解決しやすいかなという一つの案を提案します。  ハンセン病の問題と似ている点は、被害者が両方とも高齢者だということです。それと、国の判断の誤りがあったというこ...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 今年の二月にインドネシアに行きました。そのときに元従軍慰安婦の人たちにもお会いしました。けれども、そこで五人の政治家や大臣にお会いしました。その中でも二人の政治家にお会いしたときのことをお話しします。  一人は、ユスリル法務・人権大臣は、慰安婦の...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 戦時下の女性に対する性暴力同様、現在の私たちの日常生活においても性暴力は存在しています。女性差別の究極の形がレイプを始めとする性差別であって、レイプは個人に対する侵略行為につながります。戦時下の性暴力を女性の人権侵害として裁く視点がない限り、現在の...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 国民の理解を得るためには、まず、戦時において旧日本軍が性的強制に組織的に関与したという事実や、さらには旧日本軍の非人道的な行為によって被害を受けた人たちがいたという事実を隠すことなく国民に伝えることがその基本だと思います。  具体的には、戦時の慰...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) まず旧日本軍が関与した性暴力の事実を示す公文書を公開して事実を明らかにすることで、国の責任の所在を示すことが必要だと考えます。特に、一九九一年より政府が行った元慰安婦からの聞き取り調査を、被害者の許可を得て公開すべきだと考えます。国民に向けて地道な...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) まず第一に、被害者を特定するための性的強制の被害の実態が明らかになっていません。連行経路、それからいわゆる慰安所での実態等については各国支援団体がそれぞれ調査していますが、それぞれの調査にはばらつきがあって、日本政府として実態を調査することが必要だ...全文を見る
○委員以外の議員(田嶋陽子君) 長いタイトルで、戦時性的強制被害者問題解決促進会議。以下、省略して促進会議とします。  この戦時性的強制被害者問題の解決を促進するための施策を総合的に進めるための特別な機関として、それを内閣府に位置付けることが適当だと判断します。促進会議を内閣府...全文を見る
08月08日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  今日は、配偶者控除と配偶者特別控除の廃止についてお伺いします。  ここ十年余り、配偶者控除と配偶者特別控除が既婚女性の経済的、精神的自立を損なっているということがずっと言われ続けてきました。また、共働きの夫婦にとっ...全文を見る
○田嶋陽子君 私は、この配偶者控除と配偶者特別控除廃止が今必要な時期に来ていると思います。私はこの制度を鳥もち制度と呼んでいます。これは女性が飛び立ちたくても飛び立てない制度なんですね。  社会システムは、今、官房長官もおっしゃったように、男性にも女性にも中立でなければならない...全文を見る
○田嶋陽子君 お願いします。
○田嶋陽子君 今、担税能力とおっしゃいましたけれども、これは主に男性ということになってきましたが、今おかげさまで男女均等法もできましたし、この参画社会で皆さん努力してくださるおかげもあって女性が自分で働いて税金を納めることが比較的できるようになりました。いろんな差別はありますけれ...全文を見る
○田嶋陽子君 何かすごい分裂した言葉ですね、自由を重んじながら、同時に何かメリットも享受している人がいるからとか。もう少し国としての哲学とか方針を出してほしいと思います。  私は、基本的にはこの配偶者と配偶者特別控除があるせいで、一番最初にも申し上げましたけれども、日本は生活自...全文を見る
○田嶋陽子君 もう時間が来てしまいました。残念です、まだ途中までしか行っていないんですけれども。  それでは、塩川大臣にもう一度お伺いします。  その配偶者特別控除を廃止すると手取りの逆転現象というのが再び問題になると予想されるんですけれども、この問題に対してはどのような対策...全文を見る
○田嶋陽子君 時間になってしまいました。この続きは次にやりますけれども、福田官房長官にお願いいたします。  福田官房長官は男女共同参画社会の係といいますか、担当大臣でいらっしゃいますよね。そして、とんでもない役目と思っていらっしゃるのかもしれませんが、こちらは頼りにしております...全文を見る
08月28日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。  今日は片山総務大臣がいらっしゃるので住民税のことについてお伺いしたいと思います。  その前に少し、配偶者控除、配偶者特別控除の廃止についてずっと考えておりますけれども、その点について少し考えを述べさせていただきます。  私は、日本の未...全文を見る
○田嶋陽子君 大体どこで意見を聞いても半々ですね。これは、足かせになるというのと、いやそうじゃないという既得権を守る人たちと。  これは、私は申し上げますけれども、私も取りあえず全国回っておりますから分かりますが、この半々ですから幾ら意見聞いても同じだと思うんですよ、申し訳ない...全文を見る
○田嶋陽子君 たしかそれは七月二十四日の話でしたよね。それからもう一か月以上たっていまして、まだ結果は出ていないんですか。何かすごく焦りますよね。何かもう国は秋にはいろんな方針を出しちゃってまたばんばんと推し進められたらどうしようと思うんですけれども、どうでしょう。
○田嶋陽子君 揚げ足を取るわけではありませんけれども、先ほどの国民に大した負担にならないようにというふうなそういう申入れと、またライフスタイルの云々ということもおっしゃいましたが、まだ少し何か弱腰のような気がするんですけれども。もう少し国民の生活を二十一世紀に向けて個人を大事にす...全文を見る
○田嶋陽子君 片山総務大臣、約束してください。考えてくださいますね、具体的に。具体的に、口約束でなくて、よろしくお願いします。いいですね。大臣、一言。
○田嶋陽子君 坂東局長、一言熱意のある答弁をよろしくお願いいたします。具体的にどういうふうに切り込んでいらっしゃいますか、政府に。よろしくお願いします。
○田嶋陽子君 これは総雇用システムまで入れなければいけないことは分かります。そうすると、三位一体どころか六位一体とか、そういうことになりますよね。ですから、総合的に大きな視点、一つの考え方を持ってやっていただきたいです。あっちネズミかじり、こっちネズミかじり、ちょこちょこではなく...全文を見る
09月25日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
議事録を見る
○田嶋陽子君 お願いします。  最初に、農水大臣、武部大臣にお願いします。今日はお忙しいところ最後まで残っていてくださって、ありがとうございます。  食についてなんですけれども、私は余りこれまで気にしていませんでしたけれども、だんだん自分、もう国民という言葉を出す前に私自身が...全文を見る
○田嶋陽子君 大変力強いお話で、これからも食品を通してスーパーの中で武部大臣を見詰めておりますので、よろしくお願いします。  DDTがパセリから出ましたよね。私は、豚カツとか食べるときはやっぱり青いもの、パセリをといって、みんなが残してもパセリは食べていたんですが、今度それも食...全文を見る
○田嶋陽子君 本来使ってはいけない農薬として農水省の管轄である農薬取締法ではDDTが指定されていますけれども、食品によっては、厚生労働省が管轄である食品衛生法にはその残留農薬基準が設定されていませんよね。例えば、そのパセリのDDTの残留基準というのは食品衛生法では設定されていない...全文を見る
○田嶋陽子君 三年以内ですね。  それから、例えばEUなんかではとっくに使われていないものも日本では使われています。やはりこの件に関しては向こうの方が少し進んでいると思うので、大いに参考にしていただきたいと思います。  それから、私は、やっぱり農薬の国内使用、残留規制について...全文を見る
○田嶋陽子君 よろしくお願いします。  あと六分しかなくて、平沼大臣にもお伺いすることになっているので困っているんですけれども、やはり一つ言っておきたいことがあるんです。  何か事件が起きないと政府は動いてくれないんですね。やっぱり危険性が低いとかあるいは危険性が証明されてい...全文を見る
○田嶋陽子君 じゃ、ついでと言ったらなんですけれども、これは平沼大臣にもお伺いしたいし、お願いしたいことなんですけれども、先ほどから原子力安全委員会とか食品安全委員会を独立性の強いものにするという話が出ていて、私はそのことに関しても大賛成なんですが、ただ、それを内閣府に置くという...全文を見る
○田嶋陽子君 問題は、学者も政府の人も、どういう人が入るかということですね。その人たちをだれが選ぶかということです。ここが問題なんですね。私は、そういうことでがっかりしていることが一杯あるんですね。だから、そこのところを、一番大事なところを何か公平に、公正に、オープンにしてやって...全文を見る
○田嶋陽子君 学識経験者とおっしゃいますけれども、私も議員になる一年前はその分野におりましたが、いい加減です、学識経験者なんという者は信じられません。原子力委員会でも、顔ぶれ見てみると。みんな賛成の人ばっかりでは駄目なんですよね。だから、そこのところも、政府に都合のいい人ではなく...全文を見る
09月26日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
議事録を見る
○田嶋陽子君 社民党の田嶋陽子です。私で最後です。頑張ってください。よろしくお願いします。もうちょっと、大変ですね。  今回の、ちょうど日朝平壌宣言を聞いたのはデンマークでしたが、胸が熱くなりました。国内、国外からも評価されて、歴史に残るエポックメーキングな出来事だったと思いま...全文を見る
○田嶋陽子君 私はたった二十分しか時間がありませんので、申し訳ございませんが、簡潔にお答えを願います。  すべてこれからということですので、これから私が申し上げることは、質疑というよりはお願いになると思います。  今もおっしゃったように、北朝鮮に対して経済協力をすると。ですけ...全文を見る
○田嶋陽子君 それでは、検討材料の一つに加えてくださるということですね、大臣。
○田嶋陽子君 日本の方々で拉致された方々もその家族の方々も、それから五十年前に拉致されて慰安婦にされた方々も、歴史と政治のはざまで犠牲になられた方たちです。皆さん苦しんでいらっしゃることは同じです。(「何が拉致だ、よく調べてからやれ」と呼ぶ者あり)よく調べて言っている。余計なこと...全文を見る
○田嶋陽子君 検討検討とおっしゃっているんですけれども、本当は検討していらっしゃらないんじゃないですか。これは難しいから、各省庁にまたがって難しいから窓口を一つにしてくださいとお願いしているんですね。窓口がまたがっていて難しいのは当たり前です。そこをやってくださるのが福田官房長官...全文を見る
○田嶋陽子君 先ほどの遠山議員とそれから中谷長官とのやり取りを聞いていても、実際に東チモールとかに行っていらっしゃる隊員の方たちは志高く頑張っていらっしゃると思うんですね。でも、どこの社会にも落ちこぼれといいますか、揺らいでいる人とかいろんな人がいると思うんですね。  今のお話...全文を見る
○田嶋陽子君 理想的ですね。何かちょっと受けていた印象と違って、それがもし本当にそうだったとしたらすばらしいと思います。  ただ、じゃ、今、委員長はもう終わりだとおっしゃいましたけれども、あと二分ほどあるとのことですので、もう一つ慌ててお伺いいたします。  カウンセリングシス...全文を見る
○田嶋陽子君 これで終わりますけれども、もう一つ最後に、私が今すごく心配しているのは児童虐待です。ドメスティック・バイオレンスは夫が妻を殴ります。それから、児童虐待は親が子供を殴ります。強い者から弱い者へ。  自衛隊の中でこの虐待に相当するものはあるのかどうか。というのは、多分...全文を見る
○田嶋陽子君 虐待はあるのですか、ないのですか。
○田嶋陽子君 終わります、取りあえず。  ありがとうございました。
11月05日第155回国会 参議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。  私は、ずっと女性問題というのをやってきまして、それでやっぱり女性政策ということを真っ先にやっていただきたいなと考えているんですけれども、何かというと、やっぱり女、女と言うなというそういう言葉がすぐ出てくるんですね。でも、私が何で女性政策の...全文を見る
○田嶋陽子君 できれば、お返事はいつまでにいただけるか。せっかく特区が始まったので、私としては市町村に早く声を掛けて、それを実験してみたいところがあるかどうか手を挙げてもらいたいと思うんですね。私は、いろんな政策をやっている市町村があるんです、あると思いますし、聞いておりますので...全文を見る
○田嶋陽子君 いつもできるだけ早くというのは一年たったりとかありますので、できれば一週間以内とかあるいは一か月以内とか言っていただけるとお尋ねできると思うんですが、あるいはここでまた質問させていただくことができると思うんですが、いかがでしょうか。
○田嶋陽子君 ありがとうございます。  ですけれども、やはりこちらからそういう意図があるという広報とかそういうのがないと、そんな話がなかったからどこも考えていないというところがありますけれども、でもそういう話があるんならやってみようかというところも出てくると思うので、まずそうい...全文を見る
○田嶋陽子君 それじゃ、福田官房長官。
○田嶋陽子君 本当ですね。では、お二人で相談なさって、是非じゃ二週間ぐらいでお返事お待ちしてよろしいでしょうか。よろしいですか。
○田嶋陽子君 ありがとうございます。  それでは、先ほど最初に申し上げた女性省のことについては、前にも省庁再編のときにこの話は出たと思うんですが駄目になりましたよね。どうして駄目になったのか、今回もう一度私は提案しますけれども、その経過をお話しください。坂東局長、お願いします。
○田嶋陽子君 そういういきさつでできたということで、そのことは分かりましたけれども、それに対して、こうやって時間がたってみますと、坂東局長はどのような思いで今いらっしゃいますか。満足していらっしゃいますか。
○田嶋陽子君 今、総理大臣、官房長官の支援ですか、助力ですか、助けをいただいてということをおっしゃっていましたけれども、本当にそうですか。
○田嶋陽子君 福田官房長官、本当にそうですか。官房長官は強い御指導をしていらっしゃいますか。私にはそう見えないんですけれども。官房長官は忙し過ぎます。少しアリバイ作りに精を出していらっしゃるように思うんですが、いかがでしょうか。
○田嶋陽子君 意識改革ということは、政府がやってくださるのもとても有り難いんですけれども、でも、私たちみんな、民間人も意識改革ということではみんな頑張っているんですね。政府にやっていただきたいことは、やっぱり中途半端でないきちんとした男女平等政策を作って、そしてその政策を実行する...全文を見る
○田嶋陽子君 千葉県が前向きでないということではないと思います。自民党が前向きでないわけですね。自民党が邪魔なさったわけでして、そういうことに千葉県は一生懸命そういう条文まで入れて頑張っているわけですけれども、それを何か千葉県支部の自民党の人たちがつぶしたということですよね。 ...全文を見る
○田嶋陽子君 それでは、そのことに関してはもう少しこちらでも考えます。  それで、山口県の宇部市のことなんですけれども、今、日本全国で男女共同参画推進条例というものを作っているわけですけれども、この宇部市では、男らしさ、女らしさ、専業主婦を尊重する、そういう条例を作ったわけです...全文を見る
○田嶋陽子君 時間が来てしまいました。  私は、国会議員になった一年前ですけれども、どうして女性省というのができないかというのを聞いたら、女性省ができたら非常に弱い省になるから予算も取れないし何も政策はできないというふうに聞いて、そしてそれよりも内閣府の中にあった方がいいという...全文を見る
11月12日第155回国会 参議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。  私は、昨日、おととい、男女平等省とそれから男女平等政策特区を提案させていただきました。特に経済特区については、鴻池大臣からも強い御賛同をいただいて、意を強くしているところです。  そうはいいましても、その男女平等省ができるまでの間は、福...全文を見る
○田嶋陽子君 それでは、岩田喜美枝厚生労働省雇用均等・児童家庭局長にお伺いします。  厚生労働省としては、この母子衛生研究会がどのような意図で「ラブ&ボディBOOK」を作成配付なさったと把握していらっしゃいますでしょうか。
○田嶋陽子君 済みません、確かめたいんですけれども、財団ではもう配付する予定はない。厚生労働省はどうなさるんですか。
○田嶋陽子君 せっかくいいものを作ったのに、確かにピルに関してはもう少し補足した方がいいと思います。ですけれども、認可されるのはバイアグラは一年で、ピルは三十八年もたって認可されたわけですね。その間に何を検討なさっていたのか。  私はイギリス、フランスで状況を見てきましたけれど...全文を見る
○田嶋陽子君 来ていますか。
11月14日第155回国会 参議院 内閣委員会 第4号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  このところ、警備員の人たちの姿はどこでも見掛けられるようになりました。人がいるところには必ずいるという、そういう感じです。犯罪が増加する昨今、警備員に対する需要は拡大していると思うんですが、この警備業というのは、昨年...全文を見る
○田嶋陽子君 よろしくお願いします。  それで、この「雑踏警備の手引」という本ですが、ここでは、昨年七月に起こった明石市の事故のことからいろいろ反省をして、例えば警備員に関してもいろんな対応を書いているわけですね。この社団法人全国警備業協会の作ったこの手引書の中では、警備員は群...全文を見る
○田嶋陽子君 警備員の精神のよりどころといいますか、それは、いろんな訓練もありますけれども、一つは、どんな道具を持たされているかという、権利の問題もあると思うんですね。でも、警備員の場合は警察官のように逮捕する権利もありませんし、それから護身用具としていわゆる警棒しか持つことを許...全文を見る
○田嶋陽子君 その充実させるという方向は難しいですよね。最初におっしゃったように、なるべく相手を威嚇しないような道具を持つということと、それからできれば武器に相当するものは持たないで警備ができるような、いろんな知恵を使った、そういうような対応を私自身としては考えてほしいですね。そ...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございます。  それで、ちょっと時間がなくなっちゃったので急ぎますけれども、警備員のアルバイトをしている人の話を聞いたんですけれども、大変な重労働だということですね。それこそ宮沢賢治の世界で、雨にも耐え風にも耐え、そういうところで、例えば現地集合なんか遠...全文を見る
○田嶋陽子君 はい。過ぎているんですね。  今朝怒られましたので、これで終わります。  ありがとうございました。
11月19日第155回国会 参議院 内閣委員会 第5号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。  今回のこの古物営業法の一部を改正する法律案には、ネットオークション業者に対して規制を掛けて、盗品が流通する前に取締りをして盗品の売買を防ごうとする、そういう意味もあります。しかし、本来、盗品については被害者届に基づいて警察が捜査するという...全文を見る
○田嶋陽子君 簡単にお願いします。
○田嶋陽子君 今、児童ポルノの話が出ましたが、このことに関してもまた後でもってお願いしますけれども、このサイバーパトロールが果たしている役割とそれから実際に消費者が果たしている役割と、私はその実力においてどこに差があるんだろうという気がするんですね。  現実には、今日の産経新聞...全文を見る
○田嶋陽子君 私は、今回のこの法律に関しては、言い方がちょっとひどいかもしれませんけれども、警察の無能力さ、非力さを業者に転嫁する何か小ずるい法律のような気がするんですね。同時に、やっぱりこうやってインターネット上で盗まれた品を自分たちで追及していく、追跡していくというのは、これ...全文を見る
○田嶋陽子君 盗品の件と同様、是非これからも続けてよろしくお願いいたします。  それで、次の質問ですけれども、平成十二年三月三十一日の閣議決定では、規制緩和推進三か年計画というのがありますよね。その中で、横断的検討が必要だということで、見直し規定が必要だとあるんですけれども、こ...全文を見る
○田嶋陽子君 私は例外に当たらないと思います。この法律通すんだったら、やっぱり見直し規定は入れるべきではないかと思います、閣議決定までしたことですので。これはお願いですけれども、入れてください。  それから、次の質問ですけれども、私はこの法律は余り役に立たないと思っています。意...全文を見る
○田嶋陽子君 今回、この法案を作るに当たってセキュリティシステム研究会での議論を募ったということなんですけれども、消費者保護という観点から、このインターネットオークションでの消費者教育についてはどのような議論がなされて、今後それをどう生かしていきたいと考えておいででしょうか。
○田嶋陽子君 先ほど、あっせんという言葉はもう衆議院のところからずっと出ているんですけれども、やはり私はネットオークション業者としっかり書いてほしかったなと思っているんですが、この件に関してはこれからも変えるお気持ちはありませんでしょうか。
○田嶋陽子君 でも、ITという、インターネットという時代の先端を行くものに対してできる法律が、その先を行った感じがすればいいんですけれども、何かこの法律は方向性が間違っているという気がするんですね。その上言葉までも古くさくて、確かに法律の業界の中ではそういう古い言葉を使わないと整...全文を見る
○田嶋陽子君 確かに片仮名を使ったら分からないという人はインターネットを使っていない人だと思います。これからそういう人たちは使う人だと思います。そういう人たちはこれから学ぶと思います。ですから、現に使っている人のための法律の言葉であってほしいと、私は現実重視で行きます。  次で...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  私たち消費者は、まさか自分だけはと思いながらだまされたり被害に遭ったりするのだと思いますけれども、そんなときに消費者トラブルの相談に乗ってくれたのは国民生活センターでした。私たちは、商品比較テストだとかいろんな情報を...全文を見る
○田嶋陽子君 実際、今度独立行政法人になるということから、国民生活センターの意義というのが、何というんですか、ああ、とても大事だったんだなというふうに思われるようなことだったんですね。ですから、是非そういう意味でよろしくお願いしたいと思います。  それで、近ごろ、年輩の人たちが...全文を見る
○田嶋陽子君 よろしくお願いします。  特に、高齢者の場合はテレビを見ることが多いかもしれませんけれども、とても情報を伝えるのも難しいと思います。ですから、いろんな工夫が必要だと思うんですけれども、是非よろしくお願いいたします。  私は、この間、生活センターに行ってまいりまし...全文を見る
○田嶋陽子君 永谷局長、いかがでしょうか。
○田嶋陽子君 それなりの形で収まっていくかもしれませんが、ワンモアプッシュをどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、大体質問が午前中にも午後にも全部出てしまいましたので、私は、懸案のことで竹中大臣にお伺いしたいと思います。  先日、私は、配偶者控除と配偶者特別控除の両控...全文を見る
○田嶋陽子君 今のお話はとてもよく分かります。その税制が個人のライフスタイルに影響を及ぼさないような、そういう公平中立な税制ということなんですけれども、例えば、今日の新聞を見ますと、朝日新聞なんですけれども、どういうことがあるかというと、二つの控除、この場合は配偶者特別控除と、そ...全文を見る
○田嶋陽子君 そのあるべき税制論なんですけれども、増収になった分を、いわゆる女の人生からはぎ取ったものが増収になったとしたならば、その増収になった分を、私はそう思いますよ、これ。配偶者控除とか特別控除は、鳥もち制度って私は呼んでいます。女性が飛び立とうと思ったって、足にもちがくっ...全文を見る
○田嶋陽子君 竹中大臣のおっしゃることはよく分かったつもりです。ですけれども、今、不十分ながらとおっしゃったけれども、私は本当に不十分だと思います。  その骨太に書いてあっても、すべての人が耳にできるわけでも目にできるわけでもないですね。ですから、やっぱり私は、こういう税制改革...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございます。  ですけれども、やはり政府の中にいろんな税制に関する委員会とかできてきますよね。そこの中での意見を聞いていても、女性とか子供とか、そちらに関することは余り言及されないですね。本当に、何かやっぱり無視されているというか、そういうことをとても感...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 内閣委員会 第8号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  私は、この特区という考え方が出てきたときにわくわくしました、何かできるんじゃないかと思って。というのは、私は、なかなか女性政策というのはやっていただけなくて、ということは、少子化対策も案はあるけれどもなかなか実行に移...全文を見る
○田嶋陽子君 今の御答弁はよく分かりません。  これは特区でもってやることで、先ほども鴻池大臣はできることは、できないことはどうしてできないのか、どうしてやればできるのか考えるとおっしゃってくださったわけですね。今の御答弁は何か余りちゃんとしていないと思います。私が先ほどから申...全文を見る
○田嶋陽子君 どういう問題があるんですか。
○田嶋陽子君 この基本方針には、国による税の減免や補助金など従来型の財政措置は用いないこととあります。私が言っていることは控除を取り除くことで、これは減免にはならないんですね。補助金も要らないんです。  控除を取り除くと、例えば国レベルでいくとどういうことになるかというと、まず...全文を見る
○田嶋陽子君 ちょっと組み込めない、そのちょっとというところは先ほどお二人の財務省の方がおっしゃったことですから、私にはよく分からない。だって、特区というのはその規制を外すことなんだから、個人に対する規制を外すことでみんなが豊かになるといって、でも全国一律の税制だから云々と言うけ...全文を見る
○田嶋陽子君 なぜですか。
○田嶋陽子君 確かに、配偶者控除と配偶者特別控除は、日本の女性全体がそんなものから解放されなければいけないというのは私の考えですが、今度は特区ですから、ある地域で、今おっしゃったように就労している女性が多いところで、もっと働きたいという女性が多いところが見付かればできるということ...全文を見る
○田嶋陽子君 済みませんけれども、じゃ、さっき何でできないとおっしゃったんですか。国全体としてはできないとおっしゃったんであって、特区でも、もし就労女性が一杯いたり、そういうところがあって、だから地域からそういうことを言ってきたら、それはできるんですね。じゃ国税の配偶者控除と特別...全文を見る
○田嶋陽子君 それは話が違うと思います。  私の場合は、例えばですよ、私はそういう地方をもう既に思っているとします、思い描いているとしますよ。そういう立場で質問をしているわけであって、出てくれば考えるんじゃなくて、出てこなくてもそれは可能かどうかは言えますよね。
○田嶋陽子君 では、鴻池大臣、これはまた内部での対立ということになるんですか、また病院の話と同じで。
○田嶋陽子君 それではちょっと矛先を変えます。  男女共同参画社会、私はこの間十一月五日の内閣委員会で男女平等特区について提案しました。そのときに福田官房長官も、これは是非試してみたいとおっしゃってくださって、そのときに私は、都道府県あてに通知を出してほしいとお願いしました。そ...全文を見る
○田嶋陽子君 すぐに対応してくださって大変ありがとうございました。  とにかくそういうことがあるんだよということを地方に通知していただいただけでもとても良かったと思うんですが、ただ驚いたのは、その通知を出したのが十一月の十一日で、そして答えを下さる期限が十一月の十五日、四日間し...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございます。  確かに、ここに幼稚園入園年齢制限の緩和ということで、間接的に子育てをしている女性を支援することになりますよね。そうしますと、こういうふうにおっしゃってくださると、ああ、そうなんだと分かる人は多いと思うんですけれども、ほかのところでは特例と...全文を見る
○田嶋陽子君 そのことは、特別、例としては挙げてありませんよね、ここにはね。今、私がお聞きしたら多分そこがそうだということなんですけれども、そんなふうに地方自治体から上がってくるものを待っているというのはとても民主的だし、いいと思うんですけれども、私は昨日レクを受けながら感じたこ...全文を見る
○田嶋陽子君 鴻池大臣に戻ります。  やっぱり個人に対する規制緩和をするということは非常に大事だと思うんですね。本当に経済活性化したいんなら、景気回復したいんなら、やっぱり私は女性という人材をフルに使えるような政策を作らないと景気なんか回復しないと思います。それから少子化対策を...全文を見る
12月10日第155回国会 参議院 内閣委員会 第11号
議事録を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。よろしくお願いします。  私は、特区のことについてなんですけれども、大臣いらっしゃいますが、私がこれから質問することは、この間の十一月二十八日の質問のときにもそうだったんですけれども、答弁としては否定的な答えをいただきました。ですけれども、私...全文を見る
○田嶋陽子君 失礼しました。よろしくお願いします。
○田嶋陽子君 それでは、一九八六年以降、段階的にこの二つの控除を廃止しなかったということは、官僚と政治家、両方の責任というふうに受け止めました。  ということは、早速にこの件は、もし特区というところでやるのが不都合であるならば、私は、これは即刻全国展開してくださるように配慮して...全文を見る
○田嶋陽子君 十二月になってから、固い自民党ですら男女共同参画の立場から配偶者特別控除は廃止した方がいいんではないかという意見になってきました。それは大変喜ばしいことだと思います。  私も去年から、決算委員会や内閣委員会でこのことをしきりに質疑してまいりました。ですけれども、配...全文を見る
○田嶋陽子君 私は、坂東局長の方から、そのことも担当大臣福田官房長官を通してあらゆるところでこれまでも発言してくださったと思いますが、これからも発言していっていただきたいと思います。  次に、また皆さんは、何だ、これは特区とは関係ない男と女のことかとおっしゃるかもしれないですけ...全文を見る
○田嶋陽子君 法務省の原田審議官にお伺いします。  この夫婦別姓を特区でやるということに関して、もしそういう申出があったとしたらどのように対応なさいますか。
○田嶋陽子君 それでは、原田審議官にお伺いします。  全国的に平等にということで、それでは法務省の今後の姿勢を教えてください。どのような考えで、どういう計画で、どういうふうにおやりになりたいとお考えですか。
○田嶋陽子君 時間がなくなってしまいました、四十四分までなんですけれども。  これは国民全体になじまないんではなくて、自民党の人たちが反対しているんですね。国民は半数以上の人たちが、特に若い人たちはこれに賛成しているんですね。そのことを今日は、途中になってしまいました。それから...全文を見る
○田嶋陽子君 無所属の田嶋陽子です。  五分です。小泉総理には二つのことをお願いします。  経済特区構想のことでは規制緩和という流れに沿ったものと理解しておりますけれども、私がこのことでずっと言い続けていることは、女性に対する規制を緩めてほしいということです。この特区法案では...全文を見る
○田嶋陽子君 こういうところにも反対がいるとおっしゃいますが、小泉総理は構造改革を強力に推し進めていらっしゃいます。ここの意見も聞かないこともあると思います。ですから、この件でも、小泉首相はもし男女平等ということがこれからの日本を作る大事なことだと判断なさるなら、強力に推し進めて...全文を見る
○田嶋陽子君 はい。  総理、では、そのように新年におっしゃってください。よろしいですね。イエスとおっしゃってください。
12月12日第155回国会 参議院 内閣委員会 第12号
議事録を見る
○田嶋陽子君 戸塚参考人にお伺いします。  今、謝罪ということで御説明いただいたんですけれども、今のお話を伺って、どれだけ日本の人たちがよく分かるかというのは疑問だと思います。というのは、私の周辺でも、あるいは世間でも、日本は土下座外交だとか、これだけ謝っても謝っても、まだよこ...全文を見る
○田嶋陽子君 確かに、その橋本元総理が謝ったということも、英語を見れば、マイ・パーソナル・フィーリングであって、国として謝っているわけではないですよね。でも、日本語になったときにはそこの部分はあいまいにされていると。少しずつ少しずつずらしながら、確かに相手をだましてきた。相手の方...全文を見る
○田嶋陽子君 そこではずっと、殺人、せん滅、奴隷化からずっと来まして、e、f、fが拷問で、gが強姦、性的奴隷化、強制売春、強制妊娠、強制断種又はその他同等の重大な性的暴力とあります。  それに関して、横田参考人にお伺いいたします。どうしてこのgのようなことがこの世界で起こるので...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございます。そのとおりだと思います。  先ほども戸塚参考人が反省なさったように、この問題を理解するためには本当に男性が良識的に勉強しないとできないほど、要するに百八十度角度を変えないとこの問題が見えないほど大変な問題なんですね。ですから、これがそう簡単に...全文を見る
○田嶋陽子君 ありがとうございました。  今、横田参考人は私が言いたかった結論、ここ過去三十年間でも三千人の女性が商業的に、トラッキングといいますか拉致されて密輸されているという状況、それを解決したいとおっしゃってくださって、それも正義につながると言ってくださって、大変有り難い...全文を見る
○田嶋陽子君 はい、これで終わりますが、具体的なこととしては、横田さん今はっきりおっしゃいませんでしたけれども、これは国が関与した慰安婦制度であるということを国がきちんと認めることですよね。で、もう一度謝罪することですよね。そのことを言っていただきたかったんですが、それでよろしい...全文を見る
○田嶋陽子君 それでは、もう一つ、これだけで終わります。
○田嶋陽子君 横田参考人は、この解決を目指して引き続き活動を続けていきたいとおっしゃいましたけれども、この法案を成立することがその解決に結び付くとお考えでしょうか。このまま継続審議を……