田代富士男

たしろふじお



当選回数回

田代富士男の1970年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月13日第63回国会 参議院 運輸委員会 第18号
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○田代富士男君 与えられた時間が少ないですから実質的な審議はできないのじゃないかと思っておりますが、第一番に、ただいま「ぷりんす」の事件が問題に取り上げられました。ただいまのニュースによりますと、川藤は十一時二十五分に病院で死亡したということであります。いまこの事件を通じましてい...全文を見る
○田代富士男君 新幹線問題に入りますが、国鉄では四十四年度を初年度といたしまして、十年間の再建計画のもとに進められております。いま全国を網羅する新幹線網の計画がされております。こういう一連のものを考えますと、将来の国鉄というものはいかにあるべきであるか、特に新長期経済計画のもとに...全文を見る
○田代富士男君 昼食も抜いてやっていらっしゃるのですから、まことになんですが、できるだけ重複を省きまして、あと四点か五点だけ質問したいと思いますから、よろしくお願いいたします。  午前中に、佐藤総理に将来の国鉄のビジョンについてお尋ねいたしましたが、もうちょっと具体的な問題をこ...全文を見る
○田代富士男君 いまの貨物輸送の近代化の問題ですが、いま安いコストに切りかえて現在では上向きの状態であると、まことにけっこうなことじゃないかと思いますが、ここで自動車との競合の問題も朝も申しておりましたが、何か運賃面で見ますと、五十キロまでの間は、近距離を除いたならば鉄道のほうが...全文を見る
○田代富士男君 それからまあ新幹線の問題が出ております。確かに東海道新幹線は国鉄斜陽論を一度に吹き飛ばしたような状態じゃないかと思います。いま山陽新幹線が博多まで建設されております。ところが、全国を網羅する新幹線網が達成された暁にはどうなるのかと、いまいろいろ問題が提起されており...全文を見る
○田代富士男君 公団の篠原総裁にお尋ねいたしますが、総裁が三十二年ごろだったと思いますが、東海道新幹線のお話をなさったということを聞いております。これは総裁が初めてそれを言ったわけではなくて、東海道新幹線の考えは、後藤新平が六十年前に鉄道院総裁のころに東海道新幹線の話は出しており...全文を見る
○田代富士男君 もっと建設的な御意見をお聞きしたかったのですが、現在の立場でありましたならばその範囲じゃないかと思いますが、そこでいま財源の問題等が出ておりました。これももう何回も繰り返されました。時間もありませんから重複することは避けたいと思いますが、佐藤総理にも私は質問いたし...全文を見る
○田代富士男君 周囲から叱咤激励されて踏み切ったという、そういうお話でございますが、これはまことに言いにくいことでございますが、その財源の裏づけには自動車新税というようなものも考えられる。これも一つの問題が提起されておりますが、それに対して全員が注目しておりますし、おそらくこの中...全文を見る
○田代富士男君 それで、いま、どこから着工されるかということはまだきまっていないし、第三条の別表を全部取りはずされた現在で、その問題に執着するわけではありませんけれども、あれは一応青写真として今後進められていかれるのじゃないかと思いますが、どこから着工するかわからないといいながら...全文を見る
○田代富士男君 わかりました。最後に、この新幹線の問題から考えまして、いま新幹線に大きな事故こそ起きておりませんけれども、全国にこれが網羅されていった場合、あるいは山陽新幹線、現在の東海道新幹線もでありますが、保安上の問題です。これは私は一番大事な問題じゃないかと思います。在来線...全文を見る
○田代富士男君 これは新聞にも出されたと思いますが、現在東海道新幹線の鉄橋がたくさんございますが、その中で大井川の鉄橋と江尾鉄橋、これはいずれも静岡県じゃないかと思います。この大井川の鉄橋、江尾川の鉄橋、そういう十カ所ほどが最近の調査によりまして、これが橋げたがゆらゆら動いている...全文を見る
○田代富士男君 私はこの問題を——私も建築のことにはしろうとです。そこでこういうことを、ある程度研究されている人に尋ねてみました。こういうことが、まだ大きい事故が起きていないからよいものの、一体これはどこに原因があるのか、その人が私に教えてくれたことは、いろいろ専門的なことを言っ...全文を見る
○田代富士男君 いま私も詳しいことは、これは専門家じゃないからわかりませんけれども、人命保持という問題点から今後とも検討してくださるよう重ねてお願いしておきます。  それから、新幹線の場合は特に二百キロからのスピードを出しておりますから、毎晩、新幹線が終わりましたあとでも保守、...全文を見る
12月15日第64回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○田代富士男君 最初、大臣にお尋ねしたいと思いますが、海洋汚染防止法案の原案の要綱の段階  でいろいろ検討なされたことも聞いております。その原案の目的というものは、公海や海への海洋施設からの油やそういう廃棄物を排出する規制をもとにして考えた法案だと思いますが、その原案の段階にお...全文を見る
○田代富士男君 いま運輸大臣が申されました、人間の生きがいのある社会をつくるために、また将来の資源開発のためにも、どうしてもわれわれの日本の国の一番大事な環境である海の問題に取り組んでいきたいという運輸大臣の御決意を聞きましたけれども、その目的の第一条に、「海洋の汚染を防止し、も...全文を見る
○田代富士男君 いまも申されたと思いますが、これは海洋の汚染防除のための措置だと思いますが、ここで最も大事なことは、海洋のみずからの浄化作用、このメカニズム、キャパシティーというものを科学的な根拠をもって運輸省として把握されていらっしゃるのか、その点をひとつお聞かせを願いたいと思...全文を見る
○田代富士男君 いま大臣も申されたとおりに、浄化作用の実態というものは世界の学者の間でも明確にされていない。それを待てないから、現在このような法案をつくって全面的な海上への油や廃棄物の規制をやっていこうという措置はわかりましたが、この第一条の精神に基づいて考えますと、三つに考えら...全文を見る
○田代富士男君 いま三つの案を提出した一番最初の趣旨というものは、現状以後はよごさないための法案であると大臣申されましたが、いま申されるとおりに非常によごれております。私も大阪湾の実地調査にも行きました。洞海湾も行きました。伊勢湾も全部行っております。私は大阪ですから、とにかく大...全文を見る
○田代富士男君 もうちょっと具体的にお願いいたします。
○田代富士男君 そうしますと、いま概略の数字をお聞きいたしましたが、一番最初にお尋ねしました自浄作用によって、こういうものも解決できるものと解決されないものとありますが、これだけの数量と自浄作用との関係につきましてはどのような見通しを持っていらっしゃるのでしょうか。
○田代富士男君 それで、私がお聞きしたいことは——自浄作用がはっきりしてないということをいま申されました。ところが、第四条の中には、「何人も、海域において、船舶から油を排出してはならない。ただし、次の各号の一に該当する油の排出については、この限りでない。」、このようにいわれまして...全文を見る
○田代富士男君 まあ一つ一つについてお伺いしたいと思いましたが、時間の制限もありますし、これは省きたいと思いますが、第六条に、今回、「油濁防止管理者を選任しなければならない」、このようになっております。で、この油濁防止管理者についてお伺いしたいと思うんですが、これは海技免許を持つ...全文を見る
○田代富士男君 そうしますと、油濁防止管理者を選任するわけですが、こういう人が選任されると同時に、それぞれいろいろなことが——この法案を見ていきますと、ビルジの排水防止設備、これもしなくちゃならぬ、あるいはバラスト水のそういう処理についてもいろいろ規制されております。特にバラスト...全文を見る
○田代富士男君 で、いまも話してまいりましたけれども、油記録簿というもの、今後これを監視していくことに第八条でなっておりますね、「備え付けなければならない。」で。しかし、こういうことはないと思いますけれども——大臣が一番最初に、この法を順法していくという精神がなくてはならないとい...全文を見る
○田代富士男君 いま効果があるとおっしゃいますけれども、これでいろいろ検査をする場合に——今度の予算編成におきまして人員の増加をお願いされているという話も聞いておりますけれども、現在までの仕事にプラスしてこういう仕事がなされるわけなんです。こういう検査に従事する人は一体だれがやる...全文を見る
○田代富士男君 いまヘリコプターとか、いろいろな体制で臨むとおっしゃいましたが、私も全国に配置されてありますそういう機数を調べてみました。これは海上保安庁に協力するためでもありますけれども、とうていいまの数では足らないと思うのです。この法律でこのとおりに規制していこうと思うならば...全文を見る
○田代富士男君 そこで、この第十条の二項一号に、人員の規模においてそれをきめられておりますが、これは人員の規模と同時に、航海距離、あるいは航海日数でもけっこうですけれども、それから船の大きさ、そういうものも関係してくるんじゃないかと思うんですが、人員だけがここでは定められておりま...全文を見る
○田代富士男君 次に、第十一条でございますが、十一条に、廃棄物排出船はここに載っておりますけれども、この法案の第二条、「何人も、油又は廃棄物の排出その他の行為により海岸を汚染しないように努めなければならない。」という目的の中にうたわれておりますが、ここにおいては特別に廃棄物排出船...全文を見る
○田代富士男君 それから、ずっと飛びまして三十九条でございますが、三十九条に「大量の油の排出」、このようにずっと書かれてございまして、応急の措置を講じなくちゃならない、このようになっておりますが、「大量の油の排出があったときは、」という状態はどういう状態のときか、応急の措置をとる...全文を見る
○田代富士男君 いま地域別、場所別というような考え方である、基準にして一トン以上の油である、こういうことですが、この前東京湾でも事故が起きました。あのように多量の油を排出した場合の応急処置として、私は船の関係者にこのことも尋ねてみました。あなたたちが実際船に乗っていてそういう事故...全文を見る
○田代富士男君 いま無害にするように研究中だということでありますが、これは直接そういう仕事に従事している人にも聞きましたが、実際はこれはたいへんな公害になる。油も公害ですけれども、中和剤もこれは公害になりますよ。表面に目立たないだけですよ。そういうことを教えられまして、私もいまか...全文を見る
○田代富士男君 それでは大体プランクトンの調査等もやっていらっしゃるということですが、酸素の供給源であります植物性のプランクトンの現状ですけれども、動物性プランクトンが異常発生して、現在植物性のプランクトンがどんどん動物性のプランクトンに食われている、そういうような実情が指摘され...全文を見る
○田代富士男君 気象庁ではいま調査項目をいろいろ述べられましたが、海上保安庁のほうでは、その実情はどのようになっているのか。いま大きな問題になっておりますが、われわれ人間は酸素がなかったら生きていけません。この地球上には三十億の人が必要とする酸素がありますが、いま三十六億から三十...全文を見る
○田代富士男君 では、その問題はまた別の機会にいたしまして、四十八条についてでございますが、これは定期検査、抜き打ちの検査というような二通りを考えていいものかどうか、この四十八条はどうでしょうか。また、四十八条についてちょっと御説明願いたいと思います。
○田代富士男君 ここで私は一番最初にも、橋本運輸大臣に、この廃油処理施設が完備していないためにさまざまな問題が起きていることを申し上げました。大阪の例でも申したとおりに、不法投棄ということが内々になされておるわけです。こういうわけで、これをすみやかに実現を見てもらわなければならぬ...全文を見る
○田代富士男君 それで、最後のほうは、罰則の規定が五十五条以下にずっと載っております。この中で特に五十五条第一項第五号あるいは五十六条第二号の規定では、場合によっては港湾管理者たる地方自治体の長、これは即知事や市町村長等に当たりますが、罰則規定ではこれが罰せられることが起こり得る...全文を見る
○田代富士男君 この際、これは次の委員会に回したいと思いますが、ちょっとだけ申し上げたいと思います。いま公害の問題を取り扱っておりますが、同じ海の問題ですが、船員の労働問題でございます。これはきょう時間の関係でできませんものですから、ここに提示しておきたいと思いますが、四国海運局...全文を見る
○田代富士男君 最後に、いま、海洋汚染防止法案という、国際条約にもないような世界に先がけてつくられました条文をこの法案として出していただきましたが、世界の海洋国日本として、また、国際条約改正のオピニオン・リーダーとしての政府の決意と大臣のお考えをお聞きしまして、最後にしたいと思い...全文を見る
12月18日第64回国会 参議院 本会議 第7号
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○田代富士男君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律案について、反対の討論を行なうものであります。  政府の高度経済成長政策は、公害防止に対する企業責任を放置し、自然環境、生活環境の破壊をもたらし、いまや公害列島といわれる深刻...全文を見る