田代富士男

たしろふじお



当選回数回

田代富士男の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第96回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○田代富士男君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十六年度補正予算三案に対して反対の討論を行います。  まず冒頭、鈴木内閣の経済運営並びに防衛政策について申し上げたい。  政府は、昨年一月における当初予算審議以来内需主導による経済運営を確約され、...全文を見る
03月11日第96回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○田代富士男君 公明党・国民会議を代表いたしまして、鈴木総理並びに各大臣に質問を行います。  まず初めに、鈴木内閣の政治姿勢につきまして、減税問題、行政改革、選挙制度を通じまして、順次質問を行ってまいりたいと思います。  衆議院における自民党と五野党の合意は、五十八年度の減税...全文を見る
○田代富士男君 今回の合意は、減税に対する国民の要望が自民党と五野党との間の真摯な話し合いの土壌づくりとなりまして、自民党安定多数下における議会運営の新たな展開を開いたと考えることができるのではないでしょうか。私は、今回の徹底した話し合いの決着を、総理・総裁でありますあなたはどう...全文を見る
○田代富士男君 今回の合意は、ただいま総理も申されましたとおりに、三月四日行われました党首会談を初め数回に及ぶ幹事長、書記長、国対委員長、政策責任者会談の結果でありまして、最終的にはただいまお話しのとおりに議長見解によりまして決着をしたわけでございます。従来の決着と違いまして、こ...全文を見る
○田代富士男君 次に、臨調行革についてお尋ねをいたしますが、総理がかねて行政改革には政治生命をかけると、このように言明をされておいでになりましたが、現在もその決意は変わりないのか、最初にお尋ねをいたします。
○田代富士男君 鈴木内閣の最大の課題であると申されましたが、国民の行革に対する関心というものは次第にさめてきていると言われております。そういう報道もされておりますが、その理由は何であるとお考えになっていらっしゃいますか。
○田代富士男君 総理はただいま、国民が期待し関心は大きいと受けとめていらっしゃる、そういうお話でございますが、まず第一に、国民の立場から考えていくならば、行革から手を引きたいという行政の姿勢が国民に感じられる。第二番目には、土光臨調に対する増税なき財政再建の期待が五十七年度予算編...全文を見る
○田代富士男君 ただいま中曽根長官が、そういうような分割提案というものは誤解された報道であると、こういうお話、御答弁でございましたが、この分割提案をめぐりまして、自民党の橋本行財政調査会長の強い反発や、あるいは臨調の専門委員や事務当局にも困惑があったというようなことが言われており...全文を見る
○田代富士男君 総理、私がお尋ねしているのは、一括答申を、もちろん自主的に臨調がおやりになるということでございますけれども、その決意、一括答申でやるかどうかと、分割だとかそういう議論が出ておりますから、総理の決意を尋ねているんです。
○田代富士男君 いま長官のお話を聞いておりまして、鈴木総理は臨調の自主的な立場を尊重された発言でありますが、まだ私は一体であるという感じがしないのです。だから、ひとつそれを明確にするためにもう一度申し上げますが、昭和五十六年の十一月九日、参議院の審議を通じまして総理は臨調に対しま...全文を見る
○田代富士男君 総理、私お尋ねしているのは、分割案とかそういうあれが出ているから、そうじゃなくして、総理はそういうものをまとめて、最初の不退転の決意でやっていくということをもう一度お願いいたします。
○田代富士男君 じゃ総理は、田代さんのおっしゃった御趣旨と同じであるとおっしゃるならば、総理の決意と中曽根長官の決意は同じですか。そうしたら、私の決意と長官の決意も同じになるわけなんです。どうですか。
○田代富士男君 じゃ、三者の決意は同じということですが、その精神で行政改革に断固取り組んでいただきたいことを要望をいたします。  次に、選挙制度の問題に移りたいと思います。  総理は、民主政治実現の基本ルールである公選法の改正は各党の話し合い、合意に基づいてと言ってきておられ...全文を見る
○田代富士男君 四十九年十二月二十四日、三木元総理が野党党首との会談の際に、公選法改正は野党第一党と合意を得たものについて行う生言明されたことがあります。これは鈴木総理が、民主政治の基本ルールについて、各党との話し合い、合意に基づくとされている基本姿勢とは大きく隔たっております。...全文を見る
○田代富士男君 総理はただいまも御答弁されましたが、五十六年十月二日の参議院本会議で選挙の具体的なルールづくりの問題として、各党が十分論議を尽くして結論を得たいとおっしゃった精神と変わってないということを私理解をいたします。そこで、今回の参議院全国区制改正は各党の論議を尽くし結論...全文を見る
○田代富士男君 いま総理はおっしゃいましたけれども、またこれは私は結論が出ていないと思います。これは指摘しておきます。選挙の基本原則というものは、普通、平等、直接、秘密、自由、個人選挙の六原則であります。これはもう御承知のとおりでございますが、今回の自民党の提案はこれらの根本を否...全文を見る
○田代富士男君 総理、いまるる御答弁いただきましたが、民主政治を実現しようとする場合には、まずやっていかなくちゃならないことがあることは御承知だと思います。その一つは、定数の是正ではありませんか。これはあらゆる政策に優先すべきものではないですか。これは御存じのはずです。この定数是...全文を見る
○田代富士男君 総理はただいま選挙に金がかかると、特に全国区は金がかかるということでございますが、これは一方的なことじゃないかと思うんです。いま金権政治の批判というものは何に起こっているかと言えば、ロッキード事件以来の政権党の政官財の癒着を言っているのではありませんか。さらに、選...全文を見る
○田代富士男君 ただいま同僚の大川議員からも指摘がございましたが、これは民主政治の破壊につながりかねません。今回の改正案に対しまして、公明党は断固反対をいたします。反対することが日本の議会制度と民主主義を守ることになるということをここに言明をしておきます。  続いて貿易摩擦に移...全文を見る
○田代富士男君 国内対策はどうですか。国内関係者への対策。
○田代富士男君 そこで、日米通商摩擦が大きな問題となっております。その中で、政府の対応に一つの問題があるのじゃないかと思うのですね。  その一つは、産業構造審議会への諮問の仕方でございまして、これまで中長期の通商政策ビジョンを求めて、産業構造審議会を開いておりましたが、ここに来...全文を見る
○田代富士男君 それで、日米貿易摩擦のことについて、私は日本の国民の一人として考えることは、アメリカから言われると一歩一歩後退を重ねるようなやり方、これは日本的な対応の仕方であると言ってしまえばそれまででございますが、こういうことを繰り返しておれば、強く要求をすれば日本が妥協する...全文を見る
○田代富士男君 総理、私は今回質問をするに際していろいろ準備を進めた段階で、率直に感じたことが一つあります。それは、総理もお考えいただきたいと思いますが、貿易摩擦の問題がいま起きておりますが、対外経済担当大臣が現在の内閣にいらっしゃらないのではないか、私はそういう感じがしてなりま...全文を見る
○田代富士男君 貿易摩擦にも関係があります日米航空交渉についてお尋ねをいたします。  現行の日米航空協定の不平等解消は、かねてよりの国民的課題であります。昭和四十年には国会で協定の破棄をも辞せずという決意で当たるよう、強い要望決議がされております。しかし、その後も日米間の航空権...全文を見る
○田代富士男君 米国は、防衛力の増強や自動車輸出の抑制、政府調達の門戸開放等、自国の利害を真正面に出してきわめて強い姿勢で対日外交を展開しておりますが、わが国も航空権益の不平等是正など、要求すべき点は正々堂々と正面に出して要求していくという対等の対米外交を展開すべきではないかと思...全文を見る
○田代富士男君 櫻内外務大臣が間もなく訪米をされますが、その場合には、現在問題になっております通商摩擦を議題から外すと、そして訪米されるやに聞いております。しかし、いまるる質問をいたしました貿易摩擦の問題、日米航空協定の問題等、これは避けては通れないことではありませんか。今回訪米...全文を見る
○田代富士男君 今日の貿易摩擦は、輸出制限や日本がとろうとしている市場開放だけでは解消できるとは考えられません、これはもう総理も同じお考えではないかと思いますが。各国が産業の再生に有効な手段を講じ、世界貿易を拡大する方向で海外直接投資や技術供与等産業協力を進める以外に根本的解決策...全文を見る
○田代富士男君 次に、百人委員会についてお尋ねをしたいと思いますが、九日開かれました米下院外交委アジア太平洋問題小委員会の公聴会で明らかにされた。「日米安保の改定を訴える声明」に自民党の議員が五十名も署名したと言われているが、総理はこの声明文が出されることを知っていられたのかどう...全文を見る
○田代富士男君 総裁も幹事長も御存じないことが、このようにアメリカの公式な委員会で取り上げられている。現在わが国と米国との間は通商問題や防衛力増強などをめぐって日米関係にきしみが表面化している中で、このような声明文を出されるということは、安保論議が貿易摩擦問題とリンクして防衛力増...全文を見る
○田代富士男君 論評をする心境にないということは、率直に言ってどういうことなんでしょうか。
○田代富士男君 もしそれが明確になった場合はどうされますか。
○田代富士男君 では、政府としていまも論議されました安保条約の改定を考えていらっしゃるのかどうか。
○田代富士男君 次に、F4の試改修問題についてお尋ねをいたします。  今回の問題を通して思うことは、防衛庁は、いつも新機種導入等防衛上の重要問題が生じますと、必ずその場しのぎの説明をいたしまして国会を乗り切ろうとする姿勢があります。今回も、F15を購入してしまったらF4を改修し...全文を見る
○田代富士男君 防衛庁長官は、国民の一人一人の理解と支持がないと本来の防衛の意味を全うすることができないと、こういうふうにおっしゃいまして、F4の今回の試改修の問題でも各方面に説明不足であったことを反省するというそういう精神ですが、いまのそういう精神にのっとって隠すことは一切しま...全文を見る
○田代富士男君 もう一つは、ウエスト米国防次官補が米議会に提出した答弁書に関してでありますが、この答弁書によれば、事前協議について日米安保条約は柔軟に解釈することで合意しているということであります。  そこで、政府はこれを合意しているのか、それとも合意していないのか、はっきりし...全文を見る
○田代富士男君 もし合意していないというならば、直ちにこの答弁書を確認すべきではないですか。どうですか、外務大臣。
○田代富士男君 最後にお尋ねいたしますが、さきの米下院の公聴会の米側の要請、つまり干海里海上防衛とか、防衛分担を達成するための今後毎年名目経済成長率以上の防衛費増加要求であるとか、いろいろございますが、わが国の防衛政策上重要な問題が生じてきております。したがって、政府は今後の防衛...全文を見る
○田代富士男君 次に、軍縮問題に移りたいと思いますが、昨今の国際情勢はいよいよ緊張の度を加えております。総理も御承知のとおりでございますが、私は国際政治の改善と世界平和維持への重大な岐路に立っていると思うのでございます。  現在、全世界の核兵器の数量は、広島型原爆に換算するなら...全文を見る
○田代富士男君 そこで認識しなくちゃならないことは、軍縮関連の諸条約についてでございます。  総理も御承知のとおりに、すでに核を保有しているフランス、中国、インド、こういうような保有国が加盟しておらず、条約としては大きな欠陥があるということであります。また、これらの核軍縮の交渉...全文を見る
○田代富士男君 先ほど参議院の本会議場におきまして、国賓として来日中のイタリアのペルティーニ大統領が演説をされました。総理も私も予算委員会で、直接お聞きすることはできませんでしたが、私は後でその原稿——ここに持っておりますが、この原稿を読ましていただきまして、まことに格調の高い内...全文を見る
○田代富士男君 軍縮の問題を国連でという非同盟諸国を中心とする非核保有国の悲願が実現したのが御承知のとおりに一九七八年の第一回国連軍縮特別総会でありました。その際、加盟国の合意として採決された最終文書の実行について話し合うために開かれるのが、来る六月の第二回軍縮特別総会ではないか...全文を見る
○田代富士男君 ただいま総理は、今回の軍縮総会には、私の申し上げました三点を踏まえて、国民的立場で臨んでいきたいという御趣旨でございます。国際情勢のこの激動の中で、世界平和実現のためにわれわれ公明党も、微力ではありますけれども、総力を挙げまして、「核兵器全面撤廃と軍備縮小」を要請...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、ひとつ署名をどうぞ。どうぞごらんになってください、どうぞ署名簿を。後でいただきますから。  最後に、この軍縮問題で総理に提案でございますが、私も国連本部を訪問したことがございますが、国連の中庭には現在、わが国から寄贈されました平和の鐘が設置されております。...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、よろしくお願いいたします。  次に、財政問題に質問を移します。  臨時国会の総理の所信表明演説に比べまして、今回の通常国会の施政方針演説には、財政再建に取り組む総理の決意が後退したのではないかと受け取られて仕方がありませんが、どうでしょうか。
○田代富士男君 総理の決意には変わりがないということでございますが、政府から提出されました財政の中期展望におきまして、後退しているということが明らかであります。  まず、財政再建の指針とも言うべき中期展望の、五十六年の中期展望と五十七年中期展望とのそれぞれ前文を比較してみますと...全文を見る
○田代富士男君 大蔵大臣、そういうことを言っていてもだめですよ。本当に後退してませんか。もう一回。そういう答弁ありませんよ。こちらはいろいろ、ここに中期展望持ってきておりますよ。これ一カ所一カ所ついていきたいんですが、時間がないから代表で言っておりますが、そういう言い方ないでしょ...全文を見る
○田代富士男君 大蔵大臣にお尋ねしますが、じゃ五十七年度予算の編成に当たりまして、昨年提出された中期展望は、その予算編成におきましては、ただいまもお話がありましたが、非常に重要な役割りを果たしたと思いますが、大蔵大臣の認識はどうですか。
○田代富士男君 そうしますと、ことし提出されました新しい中期展望も、五十八年度の予算に当たりまして、五十七年予算編成でとられた同様の役割り——いまも参考になる、それらの手がかりになると申されましたように、役割りを果たすことになりますね。どうですか。
○田代富士男君 ところが、大蔵大臣にお尋ねしますが、五十七年度予算編成ではいまお話のとおりに中期展望のフレームを指針といたしまして、ゼロシーリング、臨調答申の実現といった手順を一応踏んだようでありますが、その後中期展望を予算編成の指針とする方針は放棄されたのではないかと考えられる...全文を見る
○田代富士男君 それで、具体的な問題でお尋ねいたしますが、政府の財政再建の指針であります五十六年度の中期展望と五十七年度予算を比べてみますと、歳出は要調整額二兆七千七百億円を歳出削減で一〇〇%達成しております。歳入は税収不振で税収が九九%、公債減額が八五%の達成率であります。だか...全文を見る
○田代富士男君 総理、いかがですか。
○田代富士男君 そうしますと、新しく提出された中期展望と昨年の中期展望を五十八年予算について比較してみますと、要調整額については五十六年中期展望では五十八年度が四兆九千六百億円と見ていたものが五十七年中期展望では三兆三千七百億円と一兆五千九百億円も改善されております。また、予算の...全文を見る
○田代富士男君 いま大蔵大臣いろいろ御説明されましたけれども、国民の立場からすれば、これは財政再建がなかなかできない、そういう悪く見せようとするような作為が見られて仕方がない。だから私は、これは結局増税なき財政再建をやめて国民を増税のペースにはめ込む意図があるのではないかと考えざ...全文を見る
○田代富士男君 そうすると、増税はする必要ないでしょう。
○田代富士男君 ただいまの総理の増税なき財政再建ということを堅持するとの御決意を、私も期待をいたしまして、そのようにあってもらいたいと思います。国民を代表して申し上げておきます。  五十七年度経済見通しについてお尋ねをいたします。  最初に、毎年経済見通しをお立てになるときに...全文を見る
○田代富士男君 政府は来年度五・二%の実質成長率を達成すると言っておりますけれども、一方、民間の研究機関ではほぼ三%台であります。高くても四・五%で、国民は五・二%の達成を疑問視しているのが実情でございます。来年度本当に五・二%成長を達成し得ると考えていらっしゃるのか。また、その...全文を見る
○田代富士男君 昨年のいまごろも五十六年度見通し五・三%成長に疑問を投げかけましたところが、政府は、いま長官が答弁されたと同じようなことを言っていらっしゃったわけなんですが、ことしも昨年と同様の繰り返しになるおそれはありませんか。どうですか、長官。
○田代富士男君 官高民低の予測の中で、ただいまも問題を提起しておりますが、政府と民間が最も違う点は民需、その中でも住宅、個人消費、民間設備の動向ではないかと思います。  各部門ごとに質問してまいりますが、住宅投資では、民間は一番低いのが〇・四%、最も高いところも八%なのに対しま...全文を見る
○田代富士男君 個人消費は、政府はほぼ四%弱の三・九%に対しまして、民間ではほとんどが三%台の前半、中には二%台もありますが、五十六年度実績見込みと比較いたしまして二倍以上の伸びですが、これはできますか、どうですか。
○田代富士男君 じゃ次に、民間設備投資は、政府が七・七%に対し、民間の一部に六ないし七%台があるものの、四%から五%が大部分で、五十六年度の実績見込みと比較すると三倍以上の伸びが確保されねばなりませんが、達成の自信がありますか。これ、どうですか。
○田代富士男君 それでいろいろお尋ねいたしましたが、五十六年度はさま変わりの内需振興型経済を展望されておりますが、これを実現する政策手段をどのように打ち出していらっしゃるのか、長官いかがですか。
○田代富士男君 ただいま長官もお話しになりましたが、住宅は思い切った措置がされている、このようなことを言われましたけれども、これは土地問題を解決しなければ、土地が値上がりするだけで住宅建設は増加せず、目標達成は不可能ではないかと思うんです。また個人消費は減税もありませんし、非消費...全文を見る
○田代富士男君 国債の金利に振り回されまして、昨年の十二月の公定歩合引き下げで、長期金利の利下げが、日銀が望んでいられました八・五%まで実行されなかったことが、その後の景気回復が予想したよりも悪い状況になってしまった。このことに対しまして、日銀総裁はどのように感じていられるのか、...全文を見る
○田代富士男君 いまもいろいろお話がございましたが、国債の金利を重視し過ぎると公定歩合引き下げ効果が半減することも十分反省をしてもらいたいと思います。  そこで問題の一つとなっております米国の高金利というのは、いまや世界経済と日本経済に混乱を与えておりますから、国際的な立場で国...全文を見る
○田代富士男君 最近の動向を見てみますと、すでに五十七年度の成長率達成に赤信号が出ているのではないかと思います。昨日もこの委員会で論議されましたが、十月−十二月のGNP速報が未発表であるけれども、マイナス成長になるんではないかというようなお話でございましたが、そういたしますと、五...全文を見る
○田代富士男君 五十七年度の発射台となります五十六年度経済自身が十二月に改定したばかりの四・一%達成が非常に厳しいといまもお話でございます。そういたしますと、五十七年度五。二%の達成もこれは非常に厳しくなってくると思いますが、これはいかがでしょうか。
○田代富士男君 率直に申し上げまして、五十七年度は五十六年度の再現のおそれがあるのではないかと思うのでございます。心配をしておりますが、その理由は、政府の景気に対する認識が甘過ぎる。五月の景気底離れ宣言以来、昨年を通じ、経企庁の月例報告は、一貫して基調的に景気が上向いているという...全文を見る
○田代富士男君 私は認識が甘い認識ではなかったかと思うんです。いろいろ私も読んでみましたけれども、その間違った認識の結果というのが、内需主導型への政策がとれなかったのではないか、この誤りが五十七年度にも続いているのではないかと心配している次第でございますが、成長が高いにこしたこと...全文を見る
○田代富士男君 住宅問題に移ります。  五十七年度の内需拡大の政府の唯一の施策は住宅建設だとただいまも言われました。五十六年度の住宅建設の推移と特徴をまず述べてください。
○田代富士男君 いまも話がありましたが、五十六年度の住宅建設は惨たんたるものと言ってもよいのではないかと思いますが、五十六年度の建設目標達成はまず不可能ではないかと思います。そして五十六年度にスタートいたします第四期住宅建設五カ年計画も、これは困難になるのではないかと思いますが、...全文を見る
○田代富士男君 五十七年度の住宅建設がさま変わりによくなるとは思いません。  そこで、政府見通しの百三十万戸建設に対しまして、民間の銀行ではせいぜい百二十万戸と言っておりますが、どちらの確率が高いと思われるのか、これは経企庁長官と建設大臣にお尋ねいたします。
○田代富士男君 経企庁長官、五十六年度の国民生活白書では、住宅建設の不振の原因をどのようにとらえていらっしゃいますか。
○田代富士男君 白書によりますと、住宅取得能力の悪化の一番の原因は宅地価格の上昇と指摘されているのと違いますか。
○田代富士男君 景気対策上、住宅建設推進は急務でございます。そういう立場から、促進の意味を込めましてまず私、提案したいんですが、一つは地上権つき住宅分譲の促進——公団、住宅公社など公的機関が提供する土地つき分譲住宅のうち、土地について地上権を設定しまして地上権つき住宅分譲を促進し...全文を見る
○田代富士男君 宅地対策がなければ住宅建設は進まないのはただいま申し上げたとおりでございます。そこで、宅地対策といたしまして、土地区画整理事業が完了した造成済み宅地の放出を大々的にやったらどうかと思うのでございます。  そこでまず、土地区画整理事業の完成した造成済み土地の面積は...全文を見る
○田代富士男君 いま御説明いただきましたが、現行法制上の問題はないにいたしましても、宅地の需給の逼迫している現状で、しかも多額の血税を投入しているのでありますから、土地を有効に放出させるための税制措置や法改正を検討すべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
○田代富士男君 市街化区域内の農地は幾らぐらいあるのか、また、三大都市圏ではどうなっているのか、御説明をしてください。
○田代富士男君 公明党は、かねてより選択的宅地並み課税制度を提唱してまいりましたけれども、この際、三大都市圏において市街化区域内農地に選択的宅地並み課税を厳格に実施してはどうかということを思う次第でございますが、政府が五十七年度より導入しようとすることは一応は評価することができま...全文を見る
○田代富士男君 最近の傾向といたしまして、中古住宅の買いかえ需要が多いということでございますが、買いかえを促進するために、たとえば公庫も事業団並みの耐火れんが二月建てに門戸を開くとか、中古住宅への融資制度を充実すべきではないかと思うわけでございます。  それから最後の質問ですか...全文を見る
○田代富士男君 住宅対策に対しまして宅地対策がなければ進みません。こういう意味から、勇断を持って総合的な宅地対策をされることを総理に求めたいと思いますが、総理の決意のほど、いかがでしょうか。
03月16日第96回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○田代富士男君 ただいま太田委員から発言がございましたF4の試改修の問題でございますが、官房長官も補正予算審議の折に、二月の十七日でございましたでしょうか、防衛庁長官から、審議に入るに当たりまして、「F4試改修に係る五十六年度予算は横行を停止しておりますが、引き続き御審議をいただ...全文を見る
○田代富士男君 この参議院の予算委員会といたしましても、このF4の試改修等の問題につきましては、国の安全を脅かす問題といたしまして、これは審議をしていかなくてはならない、そういう立場から、まだまだ本院といたしましての集中審議が残っております。一応現在予定されているのは二十六日、櫻...全文を見る
03月18日第96回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○田代富士男君 私は総括に引き続きまして、一般質問で最初に、不用額と不当事項の問題、第二番目に談合問題、第三番目に年金価題、第四番目に農業問題、第五番目に中小企業問題、第六番目に国鉄問題を取り上げたいと思います。  最初に、会計検査院長にお尋ねいたしますが、院長として決算検査を...全文を見る
○田代富士男君 政府は、財政再建の重要課題を抱える今日、特に決算がどのように重きを置かれているかということに対してお考えになっていらっしゃるのか、また検査報告についていかなる基本精神でこれを受けとめられておるのか、ひとつこれは官房長官からお願いします。
○田代富士男君 ただいま指摘事項を通じまして次のことが言えると思います。  一つは、税、保険料を扱う大蔵省、労働省、厚生省におきましては、収入での取り損ないが取り過ぎよりも圧倒的に多いが、今後適切な執行によりまして公平を期するとともに収入確保に努めるべきではないかと思うのでござ...全文を見る
○田代富士男君 次に私は、昨年の本予算委員会の総括質問におきまして、過去十年間における決算から各省庁で発生している不用額の実態を明らかにいたしましたが、その後政府は財政の効率的な運用についてどのように姿勢を改め取り組んでこられたのか、大蔵大臣御答弁願います。——大臣からお願いしま...全文を見る
○田代富士男君 まだまだ改めるべき点があると思います。  そこで一つの例といたしまして、五十一年度から五十五年度までの五年間における一般会計の退職手当につきまして、所管または組織別に調査をしてみました。そうしたところ総体的に言えることは、この退職手当が予算執行の段階で退職手当以...全文を見る
○田代富士男君 具体的に明らかにしたいと思いますが、年度別に五年間における不用額のパーセンテージの高い省庁のワーストファイブについて、大蔵省から報告してください。
○田代富士男君 いまの発表によりますと、五年間のうち四回登場する省庁が環境庁と国土庁です。三回登場するのが総理府と内閣官房です。それぞれの省の各大臣、長官は、なぜこういうことが起きるのか、このことについてどう考えていらっしゃるかお答えいただきたい。
○田代富士男君 じゃ次に、この五年間を通観して、退職手当につきまして多額の不用額を発生きしているところ、これを調べましたらたくさんございますが、代表いたしましてワーストテンの各省庁名はどことどこか、また金額もあわせて御説明いただきます。
○田代富士男君 いまの報告によりますと、ワーストテンのうち三度登場するのが財政当局の大蔵省です。これは問題じゃないかと思います。大臣いかがですか。大臣どうですか。ぐあいの悪いことはほかの人ですか。
○田代富士男君 この退職手当についてはさらに考えねばならないことがあるのではないかと思います。それは御承知のとおり、補正予算の編成の時期になれば毎年度の退職についてある程度の見込みがつくものがわかるわけなんですから、この退職手当に対しては十分にメスを入れられてよいと思いますが、そ...全文を見る
○田代富士男君 あなたね、いま期せずしてやろうかというような簡単なことをおっしゃったようだけれども、大臣がやれば、そんな答弁の、そういう姿勢ですか。何か、何でもないような、おれやるかというような、そういう軽い決意でしていらっしゃるのか、軽い考えなんですか、どうなんですかその態度は...全文を見る
○田代富士男君 じゃ談合問題に移ります。  行管庁は昨年八月「行政事務運営の公正確保に係る体制及び手続に関する調査」結果というのを発表して、その中で公共事業の入札のことに触れております。これは行政監察ではなくして単なる調査ということで、ああせい、こうせいという勧告を出してない。...全文を見る
○田代富士男君 建設大臣の諮問機関に中央建設業審議会がございますが、ここで入札合理化専門委員会が発足いたしましたが、建設大臣は入札の今日の状況をどう思っていらっしゃるのか。  また、いままで談合があると発言した大臣は一人もおりません。これは刑法に触れるからだし、犯罪の実証がむず...全文を見る
○田代富士男君 会計検査院が毎年、公共工事の積算が誤ったために落札額が割り高になった事項を指摘しておりますが、そのために発生した不当金額は五十三年度以降五十五年度までだけでも五十五件、四十三億四千三百七十一万円に上がっておりますが、この中から五十五年度の検査報告から首都高速道路公...全文を見る
○田代富士男君 いまそこでどういう説明をされましても、間違った高い金額で発注されたものがいま申し上げたような金額になりまして、これは事前に漏洩し、談合を示す証拠ではありませんか。大臣どうですか。これだけはっきりした金額がわかっているのに、どうですか。
○田代富士男君 遺憾ということじゃないです、その事実をどうするのですか。間違って出した高い価格がそのまま落札されている、どうなんですか。まことに遺憾だけじゃ済まされません。
○田代富士男君 これは民間の会社と違いまして公団ですよ。会計検査院長、いかがでしょうか、これ。どう思われますか。
○田代富士男君 この五十五件は、積算過大とか不適格とか誤りとかいろいろありますけれども、積算が何らかの手違いで過大となっても、それがそのまま契約額の割り高となって公共事業費のむだ遣いとなるその原因は一体何であるのか、あるいは指名競争しても公正競争が行われていない。そして予定価格の...全文を見る
○田代富士男君 会計検査院長、どうでしょうか。
○田代富士男君 公取は、独占禁止法で、取引の競争が制限される場合、これを取り締まるという責任がありますけれども、談合入札問題に対してはどう対処してきていらっしゃるのか、お尋ねいたします。
○田代富士男君 談合入札が継続的に、また制度的になされている場合は公取委は発動すると言われておりますが、いま静岡の問題なんか調査していらっしゃいますが、その他に取り上げられていらっしゃる事項がありましたら、いまもお話がございましたが、もうちょっと具体的に御説明いただきたいと思いま...全文を見る
○田代富士男君 公取の制度上、取り上げたら最終的には審判維持上堅実主義で臨むことはわかりますけれども、公共工事の入札をめぐる一つの中核的存在でありますし、土工協のトップが談合調整の責任をとって総退陣したということは御承知のとおりでございますが、公取はそこに取引上の競争制限が継続的...全文を見る
○田代富士男君 衆議院の予算委員会で公明党の矢野書記長が指摘いたしましたダム工事につきまして、土工協の真機関の調整したとおり計画書に決められた業者が十年間にわたって日本全国のダム工事の九割以上を施行した事実が明らかにされたわけでございますが、公取は独禁法上当然発動すべきであります...全文を見る
○田代富士男君 衆議院の予算委員会で公取委員長が、談合行為の行われた後一年を経過すると、時効で公取は取り上げられなくなるという説明をされておりますけれども、そのとおりですか。
○田代富士男君 今回のダム工事についての談合行為というのはいつから始まり、いつ終わっていると認識していらっしゃいますか。
○田代富士男君 いま事実関係を調べていらっしゃいますけれども、資料によりますと三月二十八日ではありませんか。そうしますと一年を経過すると時効ということになりますと、一年目に当たるのが五十七年の三月二十八日になる。きょうは三月十八日です。あと十日しかないわけなんです。ここで問題指摘...全文を見る
○田代富士男君 人事院にお尋ねいたしますが、天下りについて談合との関係を見直すと言われたけれども、その後どういう調査を行っていらっしゃいますか。
○田代富士男君 ではこの談合問題の最後に、鈴木内閣といたしましてこの談合問題を解決するためにどのような処置を講じていらっしゃるのか、官房長官、代表してお願いします。
○田代富士男君 では、次に年金問題に移りますが、わが国は世界の最長寿国の一つになっておりますけれども、わが国の高齢化は諸外国に比べてどういう特徴があるのか、まず御説明をいただきたいと思います。
○田代富士男君 ただいまも御説明がありましたが、高齢化のスピードとその程度が激しいという特徴から考えまして、一つは老人の雇用問題をどうするかということが大きな問題ではないかと思います。  労働省は雇用問題について、老人人口の増加に対応する適時適確な措置を用意されているのか、お尋...全文を見る
○田代富士男君 生きがいのある職場をどのように老人のために確保していくかということが最大の課題ではないかと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。  次に、年金について厚生大臣にお伺いいたしますが、まず、社会保障制度の重要な柱の一つであります年金のあり方と、年金に対し...全文を見る
○田代富士男君 そこで、厚生年金の将来の財政の見通しというものはどのようにお考えになっていらっしゃるのか。また、年金の財政はこのまま推移したらわずか九年後には赤字に転落するとも言われておりますし、また現在のまま推移したとしたならば給付水準はどのようになっていくか、お答えいただきた...全文を見る
○田代富士男君 まあ年金は高いにこしたことはありませんけれども、一方、これを支える人たちに大きな負担を強いることになるとしたら、これまた納得が得られるということは言いがたいわけでございまして、厚生省の資料によりますと、将来保険料率が現在の三倍の三五%に達するということが示されてお...全文を見る
○田代富士男君 もう一度ちょっと重ねてお尋ねしますけれども、近い将来到達するでありましょう年金財政の危機に対して、大臣としてどのように解決をしようとしていらっしゃるのか、柱だけでもよろしいですから御説明いただきたい。
○田代富士男君 私もいろいろ厚生省の説明をお聞きいたしましたけれども、支給開始の年齢をおくらしたり、また保険料率を引き上げたりすることで財政問題を乗り切ろうとされておりますけれども、年齢のあり方から考えてどうであろうかと私も疑問を持っている一人であります。  また厚生省の資料に...全文を見る
○田代富士男君 老人雇用の問題が優先的政策であるということを前提にいたしまして、年金制度と雇用政策の二つがどのように関連を持っているのか、     〔理事土屋義彦君退席、委員長着席〕 政府として長期的な展望でどのように取り組んでいくのか、ここらあたりが問題ではないかと思います...全文を見る
○田代富士男君 いま両大臣からいろいろお話がございましたが、高齢化社会に対応した老人雇用政策と年金政策があるという感じは私は受けません。政府といたしまして、これは一体となって取り組むべきことではないかと思いますが、官房長官は、この問題についてどのように調整していくお考えであるか、...全文を見る
○田代富士男君 次に、農業問題についてお尋ねいたしますが、最初に、今後二十一世紀へ向かっての日本の動静をどう見ているのか、お答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 それに、いま二十一世紀の問題、お尋ねいたしましたが、現在の農政はまさに補助金農政とも言われるのではないかと思いますが、そのわりには余り効果が上がっていない状況ではないかと思います。先日当予算委員会の盛岡公聴会へ私も参りましたときに、弘前大学教授の吉永芳史公述人が現...全文を見る
○田代富士男君 ただいま大臣は、点から線へ、線から面へのそういうあれを持っていかなくちゃならないということでございますが、具体的な問題でお尋ねします。  干拓事業の代表的なものとして秋田県の大潟村がございますが、大潟村の事業は当時モデル農村として各界から注目を浴びました。しかし...全文を見る
○田代富士男君 もう一つの例といたしまして、長崎の南部総合開発計画という大干拓事業計画がありますけれども、現在までの経過を説明してください。
○田代富士男君 そこでお伺いしますが、有明海沿岸における水産物についてでありますが、水産物の特徴と生産量についてお伺いいたします。
○田代富士男君 水産庁は、これらの水産物に対しまして干拓事業がどういう影響を与えるのか、調査をされましたか。また、調査の結果から見て、今回の干拓事業を水産庁としてどう見ていらっしゃるのか、お尋ねします。
○田代富士男君 いままで各地の干拓事業には、淡水化で水質汚濁等環境問題が起きておりますけれども、この南総開発について、環境庁はどういうふうに関心をお持ちでしょうか。
○田代富士男君 最後に、農林大臣は補助金は大切であるというお話がございましたけれども、これだけの多額の補助金を投入して行われております、かつての大潟村の農民泣かせみたいになったり、あるいは南総計画に見られるように、ずさんな計画が進められておりますけれども、この点に対しまして農林大...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、中小企業の問題に移ります。  中小企業経営は低迷を続けておりますけれども、現状についてどのように掌握していらっしいますか、大臣からまず御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 特に中小企業の息切れ倒産が急増しておりますけれども、年度末の三月が再び倒産件数の発生が大きいのではないかと予想されますけれども、倒産防止に対していかなる施策を購じていらっしゃるのか、お答えいただきたい。
○田代富士男君 中小企業金融公庫並びに国民金融公庫で実施しております倒産対策貸付制度についてお伺いいたしますが、パンフレットに取扱期間の制限の注意書きがありますけれども、どういうわけであるのか。これ、小さな字で書いてあります、私も見ましたけれども。特別融資が始まって以来続いている...全文を見る
○田代富士男君 中小企業向け官公需について、毎年七月ごろの閣議で方針を決定されておりますが、毎年わずかながら伸びているようでありますが、しかし、中小企業者の受注機会の増大のためにはまだまだの感がいたします。官公需実績について、どのような状況か、説明をしていただきたいと思います。
○田代富士男君 国の契約で中小企業向け官公需の全体に占める割合が平均より下回る官庁をひとつ挙げていただきたい。  そして、五十三年、五十四年、五十五年のパーセントの数字を出していただきたい。  また、公社公団も同じく御説明をいただきたいと思います。  それと同時に、中小企業...全文を見る
○田代富士男君 公社公団の実績は、国と比較してずいぶん少ないわけでございますが、閣議決定が十分に生かされてないのではないかと思いますが、大臣どうでしょうか。
○田代富士男君 官公需適格組合について御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 ただいまの適格組合制度を積極的に活用いたしまして官公需の拡大に努力すべきではないかと思いますが、いかがですか。
○田代富士男君 十六日の閣議におきまして、公共事業前倒し発注七五%以上を目標とするようになされたそうでございますが、中小企業向け発注についても促進すべきであると思いますが、通産大臣はどのようにお考えでしょうか。
○田代富士男君 中小企業で経営者が死亡した場合に、株式保有に総体的に多額な相続税がかけられまして会社を手放さなくてはならないというケースができていることもしばしば耳にいたしますが、通産省は、事業継続の税制面での円滑化をいかに考えているのかお答えいただきたい。
○田代富士男君 東京都第二位の工場数を抱えます墨田区で、中小企業の後継者問題について意識調査をされたところ、親の後を継ぐということを希望している者が六二%という結果が出ております。このことから、将来事業の相続について税制面が大きな圧迫となることが予想されるわけでございますが、ただ...全文を見る
○田代富士男君 次に、名古屋駅構内の事故についてお尋ねしますが、寝台列車「紀伊」は、定員何名に対して何名乗車していたのか、また寝台列車の乗車効率はどうなっているか御説明願いたい。
○田代富士男君 みどりの窓口が二十三時で取り扱い中止でありますが、二十三時以降発車の寝台列車というものがありますが、これらの列車を利用しようとする旅客に対する切符の販売はどうなっておりますか。
○田代富士男君 じゃ、用意した切符の枚数を超えてお客さんが来た場合はどう対応するのですか。
○田代富士男君 いま常務理事がお話しになったことと実際は余りにも違うということを申し上げます。  これは私がいただいた手紙でございます。十二月二十八日の夜、大阪午後十一時五十八分発の列車に、東京の告別式のために三人の人が切符を求めに行きました。そうしたら一枚だけしかなかった。や...全文を見る
○田代富士男君 じゃ大臣と総裁から。
○田代富士男君 以上です。(拍手)
03月23日第96回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○田代富士男君 最初に、伊木先生にお尋ねをしたいと思いますが、五十七年度の政府見通しは五・二%と、民間機関のそれに比較して高いと思われますが、先ほども同僚議員からも関連した質疑が出ておりましたが、先生のお考えをもう一度お尋ねをしたいと思います。そして、GNPの五十七年度の見通しは...全文を見る
○田代富士男君 最初に古田先生にお尋ねをいたします。  五十六年度の実質経済成長率は政府の経済見通しの四・一%に及ばないということは、これはもう明らかではないかと思います。政府は五十七年度の実質成長率を五・二%と、民間機関より相当高目に見通しをしておりますけれども、国民消費や設...全文を見る
○田代富士男君 佐伯公述人にお尋ねをいたします。  ただいま総合安全保障の中で防衛力をどう位置づけしていくかということは大事なことであると、こういうお話を承ったわけでございます。佐伯公述人のお説によりますと、防衛努力と他の安全保障努力との間には補完関係、一部代替関係はあるが、完...全文を見る
○田代富士男君 二の問題は百人委員会の問題です。
○田代富士男君 そうです。それから安保日米関係の将来について、それからただ乗り論について。
03月26日第96回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○田代富士男君 今日の未曾有の核の危機によりましていろいろな問題が議論されておりますが、地球の防衛について真剣に考えた数少ない政治家の一人に、ジョン・ケネディ大統領がおられました。彼は一九六一年九月二十五日、第十六回国連総会で次のように演説をされました。「偶発、誤算、あるいは狂気...全文を見る
○田代富士男君 先日の総括質問の際に、ただいまも問題になっております核軍縮の署名につきまして総理にお願いをいたしましたが、この席で、「いつでも署名をさしていただきます。」という答弁をいただきました。予算委員会という公式の場で、当日は国民注目のテレビ放映もされておりまして、全国民が...全文を見る
○田代富士男君 この問題につきましてはいま総理からも御答弁がありましたが、お聞きいたしましたが、明らかに前言の取り消してはないかと思うのでございます。  そこで、最後にもう一問まとめてお尋ねしますが、ブレジネフソ連共産党書記長が発表しました欧州戦域核ミサイルの凍結、削減につきま...全文を見る
03月29日第96回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○田代富士男君 私は、造幣局の電気銅の入札について最初にお尋ねいたします。  大蔵省造幣局の買い入れる電気銅の入札の仕方はどうなっているのか、会社名等明確にしてお答えいただきたい。
○田代富士男君 入札の結果はどうなっているのですか。
○田代富士男君 大蔵大臣、ただいまこれは指名競争入札といったてまえをとっているけれども、同一価格の入札になっている、抽せんする、これはなぜそういうことになるのですか。
○田代富士男君 おかしいじゃないですか、大蔵大臣も知らなかった、こういうことがなされているということを。いま私も知らないと言う、事務方に聞いてくれと言う。  そこで、公正取引委員会にお尋ねしますが、電気銅の業界から価格協定を行ってよろしいかとの申請が行われているのか、いままでに...全文を見る
○田代富士男君 だから大臣、いまの公取委員長の御答弁からどうお考えですか。
○田代富士男君 改善しますね。
○田代富士男君 五十二年の一月ごろのドル減らし対策に際しまして、商社を通じて電気銅を購入したときは、ただいま話が出ております建て値より安く購入することができたと思いますが、どうですか。時間がありませんから簡単に答えてください、要領よく。
○田代富士男君 ただいまの答弁にありますとおりに、建て値より安く購入された、検査院はこの問題について検査をする余地があるのではないかと思いますが、どうですか。
○田代富士男君 大蔵大臣も改善すると言っていますから、会計検査院もう一度確認しますが、検討する余地ありますかどうか、はっきりしてください。
○田代富士男君 検討しますね。
○田代富士男君 大蔵省として、海外からの電気銅の輸入をすることによって財政支出の軽減化が可能となりますけれども、この点どうですか。
○田代富士男君 いまの大蔵省の説明は長期的、安定的購入のためにということでございますが、そうしなければ不安があるという説明ですが、これおかしいじゃないかと思うんです。なぜかと言えば、銅及びその原料鉱石等は大半を海外から求めているわけでございまして、一度だって国内で需給逼迫したこと...全文を見る
○田代富士男君 まあ勉強、勉強ですけれども、これまたいずれ御返答もらわなくちゃならないと思いますが……。  そこで、戦後ずっと銅については二本建て値の取引が行われまして、造幣局はこれでおさめてきたわけなんですが、公取委員会は、やみカルテルで一度もこれを調査していないけれども、ど...全文を見る
○田代富士男君 こういうことを通じまして、被害者は造幣局であると私は思うわけなんです。造幣局は被害者として当然提訴すべきではないかと思いますが、なぜ提訴をしないのか、官庁同士ということで、まさしく親方日の丸ではないかと思いますけれども、この点どうでしょうか。
○田代富士男君 そうです。
○田代富士男君 大臣どうですか、それで質問を終わります。
○田代富士男君 じゃ、質問次に移します。  行革についてお尋ねいたしますが、きょうの朝刊等の一部の報道によりますと、行革の基本答申について一括法案見合わせ、抜本策は来年へ延ばしたいという報道記事がございますし、これが自民党の総裁選挙絡みというようなことが言われておりますが、総理...全文を見る
○田代富士男君 次に、景気の問題でちょっとお尋ねいたしますが、景気と減税の関係ですが、最近、蜃気楼景気という言葉が産業界に流行し始めておりますが、この蜃気楼のようなのがただいまのわが国の景気で、回帰期待を裏切られどおしという状態ではないかと思いますが、これに対してどうお考えになっ...全文を見る
○田代富士男君 もう時間がありませんから……  景気は人々の心理的な効果によりまして影響を受けると言われておりますが、新たな施策が上積みされる、検討されるということは、心理的に明るい影響を与えるのではないかと思うわけなんです。景気が失速したり、経済が非常に低い成長に陥ったりして...全文を見る
○田代富士男君 参議院の検討はどうするんです。
○田代富士男君 終わります。
04月01日第96回国会 参議院 商工委員会 第8号
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○田代富士男君 爆発事故の緊急質問をしたいと思いますが、経企庁長官が何か外交的な問題でお会いになる人があるという申し出がございましたものですから、最初に経企庁長官に対する質疑を終わりまして爆発事故の問題に移りたいと思います。  三月中旬に発表されました国民所得統計の速報によりま...全文を見る
○田代富士男君 最近の国際収支は内外の金利差を反映いたしまして長期資本流出が引き続き高水準で推移していることは御承知のとおりでありますが、大蔵省が三十日発表いたしました国際収支状況速報によりますと、貿易収支の、輸出は前年度同月比三・〇%の減となっておりまして、総合収支では三カ月連...全文を見る
○田代富士男君 通産省より鉱工業の生産動向について御説明をしていただきたいと思います。
○田代富士男君 ただいま御説明をお受けしましたが、生産が若干はふえておりますけれども、一方で出荷が減り、在庫もふえている、その原因は引き続いての内需不振と輸出のかげりではないかと思うわけでございますが、このため経企庁が実施しました企業経営者見通し調査にも景気の先行きに悲観的になっ...全文を見る
○田代富士男君 お忙しいと思いますから最後にお尋ねしますが、景気振興のため公共事業が上期七五%以上の前倒し、総理は八〇%という御発言もなさっておられますけれども、発注する方針とのことでございますが、環境問題などで本格的な発注までの時間的なずれ込みがあり、また総額が抑えられている以...全文を見る
○田代富士男君 続きまして、鹿島石油の爆発事故についてお尋ねをいたしますが、ただいまも簡単な御報告がございましたが、今回の事故の特徴というのは高圧、高温の脱硫装置の安全のために設けられた安全装置の事故であるということが第一点として取り上げられるのではないかと思うのでございます。ま...全文を見る
○田代富士男君 県警の現在までの掌握された範囲内での御見解はいかがでございましょう、警察庁の立場として。
○田代富士男君 けさの新聞報道によりますと、県警ではこの点検で安全弁などの操作を誤ったかパイプのつなぎ目から何らかの原因で高温のガス状の重油が漏れ空気に触れて自然発火、爆発したものと見られるという報道がされておりますけれども、これはいかがでしょう。
○田代富士男君 新聞の方が詳しいわけですか、どうですか。新聞にはちゃんと出ている。
○田代富士男君 新聞と違うって、新聞に出ている。
○田代富士男君 ここの鹿島石油の、このような臨海工業地帯に接した近代設備を誇りましたコンピューターで操作されているこういう工場が、コンピューターによって安全チェックされているはずのコンビナートが、しかも夜間にこういう事故が起きたということは、いままだ原因が究明されておりませんとい...全文を見る
○田代富士男君 いま考えられないことが起こったから真剣に考えていくということですが、通産大臣、これは常識としてどうですか。こういう事故がいま起きるわけがないところで起きたというけれども、現実には起きているんです。大臣、いかがですか。
○田代富士男君 いま大臣も起きてはならない事故が起きた。何らかの問題があったはずだとおっしゃった。で、私も昨晩から、昨晩のテレビあるいはけさのテレビ、新聞、そういう状況から掌握できる範囲内でございますけれども、そのテレビ、新聞共通して言われていることは、何らかの問題があったという...全文を見る
○田代富士男君 捜査の重大なポイントの一つであるわけなんですね、いまおっしゃったのは。これは、あってはならないところにそういう火が、あったかないかわからぬ、あったから爆発したんですから、これは今後究明をすべきことだと思います。  それと、いまさっき私が、今回の事故の大きな問題点...全文を見る
○田代富士男君 いま労働省からお答えいただきました作業規程は、どのようにお決めになっていらっしゃったのか、御説明いただきます。
○田代富士男君 これはね、聞いてないと、こうおっしゃれば聞いてないということでしょうけれども、昨晩のテレビからラジオ全部そういう報道をしておりますよ。その報道はどこから出ているんですか。聞いてないとおっしゃったけれども、報道はどこから出ているのか、大臣、どうでしょうか。これだけテ...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、お尋ねしますが、これまでにもこの基地におきまして一部の小爆発が起きて数人の人が軽いけがをした事故はあった、こういうことをお聞きいたしましたけれども、これ報告してください、いままでの。
○田代富士男君 その八件、何年度の月日そしてどういうあれだったか、御説明ください。
○田代富士男君 いま事故の起こった八件の報告をしていただきましたが、一貫しておっしゃるのは死傷者がなかった、死傷者がなかった、死傷者がなければこのような事故は大した事故でないと見ていらっしゃるのか、こういう事故が死傷者がなかったから、いまの私の受けた感じですよ、ただ単なる事故とし...全文を見る
○田代富士男君 いま今回の事故につながっていたかどうかということは、つながっていたわけなんです。だから毎回同じことを繰り返してきているわけなんですから、そういう意味から安全対策の一つとして高温高圧の装置の部品というものは、私も専門家ではありませんけれども、経年劣化が激しいのであり...全文を見る
○田代富士男君 五十六年の五月末から七月まで検査をされたとおっしゃるんですが、これは検査体制はどのようになっているんですか。明確にお示しいただきたい。最近いつごろ検査をしたのか、その検査をしたときに指摘すべき点が何か報告をされているのか内容を明確に教えてください、その検査のたびご...全文を見る
○田代富士男君 じゃあ、県が検査をするけれども、安全対策上そうすると鹿島石油基地においては何もやらないのですか。あくまで県が検査をしているんだから検査をしているんだからとそういう言い方なんですけれども、会社自身としてはそういうことはやらないのですか。安全対策上もやらないのですか。...全文を見る
○田代富士男君 そうしますと、高圧ガス法の問題上からどうなるのか、あわせて労災法などの点からどうなるのか、両省からお答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 いま事故の全体を私もお聞きするわけにいきませんけれども、さっきこの鹿島石油の事故が八件最近起きているということですが、ほかにもこういう基地がたくさんございますが、ほかの基地に比べてちょっと事故が多過ぎはしませんか、この事故は。どうですか。
○田代富士男君 いまの立場では多いか多くないかわからぬけれども、多くないとおっしゃるけれども、ここの鹿島石油の態度は余りよくないと思うのですよ。なぜなれば、いま御答弁になりましたこういう災害防止の問題、保安の問題等そういうふうにやっておりますということでございますが、地元の住民が...全文を見る
○田代富士男君 大臣もお忙しいということで、私の質問時間は十分自主的に削ります、約束していたから。それは守らなくちゃなりませんから最後の質問になりますが、いま私は質問の中でも申しましたけれども、こういうような高温、高圧の装置の部分というのは経年劣化が激しいんですから、検査すること...全文を見る
04月03日第96回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○田代富士男君 委員長。
○田代富士男君 大蔵大臣と法制局長官にお尋ねいたしますが、同僚の竹田委員からも質問がされておりましたが、予算の空白というのは法律上認められておりますかどうか。それは法治国家で許されますか。また、憲法七十三条一号の「法律を誠実に執行し、」という規定を遵守したことになりますか。この点...全文を見る
○田代富士男君 いつも法制局長官の答弁を聞いていたらはっきりおっしゃるから、あのくらい頭がいい人はいないと思っておりましたが、ただいまの答弁は何となくはっきりしないんです。まあ一番はっきりされているお方がそういう答弁だから、あとどなたに聞いてもこれはそれ以上のものは出てこないと思...全文を見る
○田代富士男君 そこで、法律違反の予算執行をしないために、御承知のとおりに旧憲法では前年度予算の施行制度が認められておりましたが、新憲法では財政民主主義の立場からこれを否定し、これを受けて財政法第三十条における暫定予算、これは御承知のとおりだと思います。その制度を置いているのでは...全文を見る
○田代富士男君 前よりもやはりはっきりいたしますが、一押し、二押しですが、三押しすることはちょっと私も遠慮しておきますが、いま申された程度で、総理もこれ以上はとおっしゃいましたから、そのことが一つ明確になっただけでも一歩前進だと思います。  ここで過去の予算空白を調べてみますと...全文を見る
○田代富士男君 なれっこの態度はいけないと。  もう一つ尋ねますが、同僚の竹田議員も申されましたけれども、五日までに予算が成立すれば国政に影響はないし、国民生活にも影響はないというような、そういうような説明をわれわれ呼び出しを受けまして大蔵省関係から受けたわけなんです。そうする...全文を見る
○田代富士男君 遺憾に考えていらっしゃるということでございますが、そこで憲法六十条で保障されております本院の予算委員会の審議権が暫定予算の提出がないことによりまして実質的に大変な制約を受けております。同僚の議員がおっしゃったとおりに、委嘱審査の日にちあるいは総括質問の日にち、集中...全文を見る
○田代富士男君 大蔵省は財政法の三十条の「内閣は、必要に応じてこの解釈を自分勝手に都合よく解釈しているのではないかと思うのです。これでは財政秩序と国会審議権が乱れるばかりではないかと、私はそのようにもう深く感じている次第でございます。だが、一日や二日許されないけれども、一日、二日...全文を見る
○田代富士男君 財政法三十条の暫定予算の提出のことでございますが、これを怠り予算空白期間を惹起いたしまして、国民生活に重大な影響を与えております。当参議院の予算委員会で委嘱審査等、より充実した審議と取り組んでおる現在、これは看過することはできません。そこでこの際、憲法六十条の参議...全文を見る
○田代富士男君 最後に、重ねての質問になりますが、総理、ただいま植木委員長が申されたとおりに、委員長見解をお出しになるそうでございますが、その見解を尊重し、また善処方に努力をしていただけるのか、総理の御決意をお聞かせいただきたいと思います。
04月05日第96回国会 参議院 本会議 第11号
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○田代富士男君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和五十七年度予算三案に対し、反対の討論を行います。  激動きわまりない現代社会に的確に対応し、国民生活の安定と福祉の向上並びに国際関係の友好を図るととは、政治に課せられた最大の使命であると思います。...全文を見る
04月08日第96回国会 参議院 商工委員会 第9号
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○田代富士男君 ただいまも同僚議員から質疑がございましたが、機械類信用保険法の一部を改正する法律案につきまして改正の目的の一つでありますソフト流通の促進の観点からお尋ねをしてまいりたいと思います。  最初に機械情報産業臨時措置法に基づきまして昭和五十三年に策定されましたソフトウ...全文を見る
○田代富士男君 通産省では、昭和五十五年度より特定プログラム開発委託制度の中に多量流通に的をしぼったプログラム開発助成策としましてパッケージドプログラムの枠を設けられましたが、これは御承知のとおりだと思いますが、しかしこの制度につきましてはいろいろ期待が大きかった反動も手伝いまし...全文を見る
○田代富士男君 法人税の特別措置によりまして、ソフトの流通を促進する制度に汎用プログラム開発準備金制度がありますけれども、現状どのようになっているのか簡単に御説明いただきたいし、この準備金制度によりまして認められました準備金額は業界全体としてどの程度になっているのか、そこらあたり...全文を見る
○田代富士男君 ソフトの開発には短いもので数カ月、また長いものでは数年というような長期間を要する、このように私もお聞きしておるわけでございますが、この期間に開発企業といたしましては膨大な先行資金とあわせまして、相当の危険負担をも覚悟をするだけの企業力と申しますか、そういうものを備...全文を見る
○田代富士男君 これは情報産業に限りませんが、新しい技術を軸に創造的な、冒険的な経営を展開しようとするベンチャービジネスにとりましては、実績の乏しい立場から株式市場などからの資金調達が非常に困難であります。あたらそういう独創的な活躍の芽を摘んでいるという面もあるのが現状ではないか...全文を見る
○田代富士男君 いま大臣からも局長からも今後の産業に活力を与えていく部門であるし、これは研究会もつくっていらっしゃって今後強力に対策していくということでございますから、力を入れていただきたいと思います。  それで、開発されましたソフトウエアを流通市場に乗せるためには開発過程にも...全文を見る
○田代富士男君 情報産業の盛衰というものは一つは従業員の技術力によって決まると、このようにも言われておりますが、その特質とあわせまして、もう一つは御承知のとおりに現行のソフト技術が三年で陳腐化してしまうという現状でありますから、ソフト技術者の再教育には常に資金を投入しなければなら...全文を見る
○田代富士男君 技術者の教育にはむろんただいま申し上げました資金が不可欠でありますが、そのためには低利の運転資金が必要になってくるわけでございます。こうした実情にかんがみまして、情報処理振興金融措置なる制度が設けられまして、教育研修資金といたしまして情報処理振興事業協会が長信銀三...全文を見る
○田代富士男君 そこで、ソフトウエア業界では、一般的には企業経営者も若く、また不動産などの保有資産も少ない、すなわち資金の調達力が弱いというのが実情ではないかと思います。このことは十二分に御承知のはずだと私は思いますが、そのために国民金融公庫やあるいは保証協会の無担保融資の利用を...全文を見る
○田代富士男君 大臣、いまのことはやっぱり若い経営者、資金力の乏しい人たちが多いですから、その点いま局長からの御答弁でも大体のことはわかりますけれども、大臣が今後力を入れていく産業であるとおっしゃいましたから、その点どうでしょうか、一言。
○田代富士男君 じゃ今度は関連いたしまして、データ通信に関しましてお尋ねをしたいと思いますが、高度な情報化社会を迎えまして今日では通信回線は道路網やあるいは鉄道網に匹敵する重要なインフラストラクチュアとして位置づけすることができるのではないかと思うわけでございますが、ところがこの...全文を見る
○田代富士男君 いまも御答弁いただきましたけれども、電気通信政策懇談会の取りまとめがされましたが、八〇年代の電気通信政策のあり方のデータ通信に関する部分について御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 いまも説明していただきましたが、自由化ということはやっていかねばならない、こういう御答弁をいただけない——言葉の端々に規制した、そういう規制色を全面に出さなければならないような答弁も出ておるわけでございまして、こういうところがなぜそこまで踏み切りながら、どうしてそ...全文を見る
○田代富士男君 私は、鹿島石油の事故に対しましては、去る四月の一日、事故が起こりました翌日当委員会で質問をいたしました。そのときには、まだ私の掌握できる資料というものは、テレビあるいは新聞あるいは現地へ問い合わせをいたしました電話の内容でありました。そのとき、私が端的に申し上げた...全文を見る
○田代富士男君 いま事故調査中であると、こういうことで明確なる答弁が返ってきませんでしたけれども、この報道で指摘されていることが真実であるかもわからないと思うのです。いまそれではありませんと言うならば、何かの原因がなければこれは否定はできない。だから報道されていることが真実である...全文を見る
○田代富士男君 どうぞもう一回。
○田代富士男君 じゃ検討の一つとして調べていただきたいと思います力  それで現地へ参りまして委員会といたしまして状況報告を会社の役員の方から聞きました。そのとき私は、全部メモしておりますが、メモを整理したものですが、事故発生の三分ぐらい前に、現地より張り込みポンプの近くで油漏れ...全文を見る
○田代富士男君 いや、これはね、私が聞いているのは、片方は白い煙が上がったと、片方は油漏れと、どちらなんだと端的に聞いているんです。それも調査委員会に聞かなくちゃわからないのですか。どちらなんだと聞いているんです。
○田代富士男君 私が聞いているのは、局長ね、現地で見た人でなかったらわかりませんと、あなたはそういう報告をしていらっしゃる。現地から二回通報が来ているわけなんです。二回通報が来ていることは、もうその人がどういう状況で見たとか、内容の報告は二回来ているわけなんです。それを会社は会社...全文を見る
○田代富士男君 いま申し上げた、これも私は納得できません。これは現地へ行きました役員の中でもこれだけの、一番大事なことです、この食い違いがあることを私は指摘しておきます。  第二番目には、われわれがそのオペレーションセンターですか、そこで事情を聞いたときには、定期的にこれは巡回...全文を見る
○田代富士男君 どうなんですか、通産省。
○田代富士男君 消防庁からの報告の書類、私ここに持っております。もう時間がないから読みませんけれども、私全部目を通しました。それには一名と。警察は二名、通産省は二名、この違いはどうするか。私が一番最初に言ったでしょう、今回現地へ行って調べたら、いろいろな、単純なものでも食い違いが...全文を見る
○田代富士男君 どうぞ、はっきりしなくちゃならないけれども、わかるじゃないですか。大臣、調査中だからと言うけども、二名行っていたのか一名行っていたのか、いまだに、もう一週間以上たつんですよ。  じゃ、消防庁から出ている資料は一名になっているんですよ、消防が勝手に一名と書いたんで...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、大臣は、この問題は看過できない問題として私が指摘するまで、一名であったとお思いですか、二名であったとお思いですか。大臣自身のお考え、どうですか。
○田代富士男君 きょう私は、改めて一名と言った、ここにもう食い違いがあるということは問題ですね、これはどうですか。
○田代富士男君 大臣、私もう期せずして笑いたくなるんです。たった二名か一名がすらも一週間たっても調査中だと大げさに言うべき問題と違うでしょう。これは公になったら笑われる問題ですよ。こういうことが一つ一つ私が言ったとおりに食い違いがある。  また私疑問は、警報器が鳴らなかったとい...全文を見る
○田代富士男君 しかし、このことも大臣大事なことですよ。これは私が四月の一日に質問をしましたときに、参事官が、この問題は今後のいろいろ調査をするところの最重要課題の一つでありますという答弁を持って私は現地へ乗り込みました。少々のガス漏れであるか、白い煙が出ているか、これもわからな...全文を見る
○田代富士男君 私がいま質問したのは、質問を取り違えぬでくださいよ。  警報器が今回鳴らなかったけれども事故を起こした。鳴っていても八名は行っていたでしょう。そうしたら同じ事故を起こしているわけなんです。鳴っていても行っているでしょう、八名は鳴らなくても行っているくらいだから。...全文を見る
○田代富士男君 では委員長にお願いしますけれども、いま会社で、われわれは現地調査へ行ってきたんですから、そのときには緊急停止をやったことがあると言っているんですから、会社の緊急停止をいつやったのか、その月日と、どういう問題で緊急停止をやったのかということを、これは資料として出して...全文を見る
○田代富士男君 じゃこれは出していただきたいと思います。  そこで、もう一つは、われわれが現地へ参りまして聞いたときに、一番最初にお聞きした報告は、張り込みポンプの近くで油漏れという連絡を受けましたと、二回目の連絡では、安全弁がおかしいという報告でありましたと、これは役員の人の...全文を見る
○田代富士男君 いま私が指摘した、これが解明しないと問題がわかりにくくなっているという答弁ですけれども、そこらあたりもうちょっと、現時点においてわれわれにわかりやすいように説明してください。
○田代富士男君 何カ所。
○田代富士男君 だから、いま下の張り込みポンプの方にも破損個所がある。それから上の安全弁の方でも破損個所、二カ所。いままでは二カ所、二カ所ということで、総体的に二カ所だから場所を指して言われていたけれども、現実には破損個所は三カ所ということになるわけなんですね。そうしますと、これ...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、設置当時からこれは交換されていないパイプであるということだけは明確になりました。これは明確になった。そうしますと、メーカーの名前はその一番最初施設をつくるときにはある程度のそういう検査をされるんですから、この材質、このパイプはどこのパイプを使うぐらいはわかる...全文を見る
○田代富士男君 これも委員長、いまお願いしたとおりに明確にメーカー、そこらをひとつはっきりしていただきたい、資料をいただきたいと思います。よろしゅうございますか。
○田代富士男君 そこで、われわれは専門家ではありませんが、素人の考えですが、四十五年に設置されたパイプ、ことしは五十七年です。じゃあ創立当時から使われているパイプ、これはかれこれ十二年間使われてきている。そこで私は、この新聞で、一番最初申し上げたのはその点です。「パイプが長い期間...全文を見る
○田代富士男君 私は四月の一日の委員会のときに、こういうことで石油コンビナートの総点検をやってもらいたいということを申し上げました。通産大臣からやりますというお答えをいただきました。これをいまやっていらっしゃると思いますが、私が一番心配するのはこれなんです。たとえば日航機の事故が...全文を見る
○田代富士男君 局長ね、私は明確にと言っているでしょう、都道府県名、地区名、それからその個数を明確に言ってくださいと言っている。いまの言い方は県名ごちゃごちゃ、場所ごちゃごちゃ、そういう答弁がありますか。明確に都道府県名を言って、地区名を言って、何個ということを言ってくださいよ。
○田代富士男君 安倍大臣からこの前総点検をやりますという、そういう今回の対策に対する決意をお聞きいたしましたが、鹿島石油とそっくり同じ施設ではないけれども、いずれにしてもそれに準じた施設であることは間違いない。それがまた調査委員会の結果を待たなくてはならないけれども、材質に原因が...全文を見る
○田代富士男君 これに対しては特に重点的に。
○田代富士男君 それで、私たちが現地へ参りまして一番先にお聞きした報告は何か。まず潮来の駅へ着きまして鹿島石油まで行くバスの中で聞いたことは、すべての証拠物件は警察に押収されております。何か聞けば、それは警察に押収されております。こういうことでわれわれが聞きたいものは、何にも出て...全文を見る
○田代富士男君 そこで、三月三十一日の事件が発生して以来、警察はどのような捜査をしてこられたのか。認知状況、捜査体制、捜査方針、捜査状況等について、現在発表できる範囲内で結構でございますから、発表してください。
○田代富士男君 それで、私がいま協力をしていただければもっとよい結果も出るんではないかと思いますが、一つの今回の事件を通じて申し上げますと、地元の消防署からの事情をお聞きしたときに、報告書では事件の報告を受けたのが二十時五十五分であると書かれてあるけれども、これは十分間の違いであ...全文を見る
○田代富士男君 一言言えば、信頼の盲点ということがよくありますから、今後のひとつ対策に参考にしていただきたいと。多くは語りません。  そこで、もう私の質問時間が過ぎてしまいまして、高圧ガスの保安規則の問題あるいは消防法の問題等で質疑をしようと思いました。これは次回に譲りたいと思...全文を見る
○田代富士男君 最後です。  安倍通産大臣に最後にお願いしたいのですが、四月の一日の委員会の折にも私は防災という立場から全国のコンビナートの総点検を申し上げまして、四月七日から実施されておりますけれども、今回の事故を通じまして大枠こういう新聞にも報道されましたようなことは、調査...全文を見る
04月15日第96回国会 参議院 商工委員会 第11号
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○田代富士男君 最初に安倍通産大臣に申し上げておきますが、何かきょうはミッテラン大統領との会談が予定されていらっしゃるということを聞いておりまして、私の質問の時間と重なっておりますが、時間が参りましたら立っていただいて結構でございますから、前もって私から申し上げておきます。いらっ...全文を見る
○田代富士男君 ただいまも御答弁いただきましたが、二つの違った専売事業の中身に応じて今後どのようにやっていったら一番効果が上がるかという、こういうことも行政改革論議の中で検討されたことと思いますが、そのときにアルコール専売につきましてはかつて民営論が盛んであったことは御承知のとお...全文を見る
○田代富士男君 アルコールは特殊なものであるから、低廉かつ安定供給のために国が直接製造管理をしていって、公益性、効率的な配慮をしていかなくちゃならないという立場から、こういう体制をとっていらしゃいますけれども、そういうお話でございますが、現行の専売制のもとにおける工業用アルコール...全文を見る
○田代富士男君 NEDOにアルコールの燃料化を研究開発させるということは、NEDOの設置の本来の目的、現行の事業の内容から理解できるわけでございますが、アルコール専売事業のうち、NEDOになじみのないと思われます製造事業部門でございますか、これを行わせるということは、これは一体い...全文を見る
○田代富士男君 新エネ機構移管後の職員の身分また待遇等について、改正法の内容以外で現時点で確定的な点は何であるのか、また具体的な説明もお願いしたいと思いますが、同僚議員からもただいま質疑がされましたが、給料等についての基本的な考え方、これも重ねてお尋ねしたいと思います。
○田代富士男君 NEDOへの移管に伴いまして移行していく職員の待遇につきましては、同僚議員の質疑もありましたとおりに、通産省、NEDO労組などの間で鋭意詰められていくし、ただいまも調整を図っていくということで期待をいたしますが、その他の面、たとえば人事管理などについてはどうなるの...全文を見る
○田代富士男君 アルコール事業部がこれまで進めてきておられました事務の簡素化または事業の合理化などの計画は、そのままNEDOに継承されるわけでございますが、    〔理事野呂田芳成君退席、委員長着席〕 それとも新たにこの問題もNEDOで、移管してから検討されるのか。ここらあた...全文を見る
○田代富士男君 ただいま、いままでは合理化に励んで、昭和四十年を一〇〇とすれば五十五年が三〇六という生産性の指数を上げることができた、こういう点については評価することができるわけですが、いままで飲用への転用防止策をやっておいでになりましたけれども、具体的にどのようにやっていらっし...全文を見る
○田代富士男君 それからNEDOに移管後もアルコール工場が地域に与える経済的な影響を考えていかねばならない。これは一番大事なことではないかと思うわけでございますが、そこで原料供給の農家あるいは雇用の上で急激な変化を与えないようにするために、これは同僚議員もいろんな立場から御質問さ...全文を見る
○田代富士男君 次に、長期エネルギー需給暫定見通しの見直し問題について質問をしたいと思いますが、総合エネルギー調査会の策定いたしました長期エネルギー需給見通しは、御承知のとおりに昭和六十五年までにわが国のエネルギー構造の中の石油依存度を五〇%まで引き下げることと、そのために石油代...全文を見る
○田代富士男君 ただいまも御答弁いただきましたが、わが国を取り巻く厳しいエネルギー情勢から石油の代替エネルギー開発というのは、これは至上命題ではないかと思うわけでございます。現在は御承知のとおりに世界的に石油の需給緩和が続いておりまして、価格も一応は安定をしております。いまこそ石...全文を見る
○田代富士男君 昭和五十四年の八月に策定されました総合エネルギー調査会の長期エネルギー需給暫定見通しの供給量の目標の中で、バイオマス等の新エネルギーは、六十五年度の総エネルギー供給量に占める割合は五・四%、このように示されておりますし、また七十年度のそれは七・六%とかなり大きなウ...全文を見る
○田代富士男君 次に、新エネルギーの持つ役割りについて質問をしたいと思いますが、現在使用しているエネルギー源の石油、石炭、天然ガスは御承知のとおりに化石燃料であります。ウランも鉱物であります。まあいずれも資源を採掘してしまえば枯渇をするものであります。特に、石油の場合は可採埋蔵量...全文を見る
○田代富士男君 科学技術庁の資源調査所が四月一日に、「バイオマス資源のエネルギー的総合利用に関する調査」の結果を発表いたしました。御承知のとおりに、それによりますと全国で利用可能なバイオマスは約一億百八十万トンになっておりまして、一年間のエネルギー総需要量の中の約一割に当たるとい...全文を見る
○田代富士男君 ただいまもお答えいただきましたとおりに、三つの側面の研究開発と同時に全体的なシステムの研究開発をやっていかなくちゃならないということでございますが、科学技術庁資源調査所の調査報告によりますと、さらに生産された地域内で効率よくバイオマス資源を利用するため今後は地域内...全文を見る
○田代富士男君 これはまた海外の問題として考えられることは、発展途上国、とりわけ非産油発展途上国にとりまして石油代替エネルギーの開発としてその多くが配置する熱帯、亜熱帯は御承知のとおりにサトウキビあるいは芋類等のバイオマス資源の生産力が非常に高いわけでございまして、それからのアル...全文を見る
○田代富士男君 次に、アメリカやブラジルにおいてはアルコールをガソリンに混入いたしましたガソホールが実用化されておりますけれども、この実情を御説明いただけないでしょうか。
○田代富士男君 いまアメリカ、ブラジルの現状をお聞きいたしましたが、わが国においてアルコール燃料の将来性はどう見通していらっしゃるのか、特に現在の技術上の問題は何であるのか、こういう御説明をいただきましたアメリカやブラジルがやっていることに対しまして、さらにそれをどのように評価を...全文を見る
○田代富士男君 日本の国内の石油価格の上昇に伴いまして発酵アルコールと合成アルコールがコスト的に同じものになってきたのが現在ではないかと思うわけでございますが、そういうことから、民間工場においても再び発酵アルコールの製造が行われる可能性がないのかどうか、ここらあたりはどのように受...全文を見る
○田代富士男君 次に、これはお米を利用いたしまして飲料用アルコール以外のアルコールの原料として使用したらどうかということを私は新しい提案を含めて申し上げたいと思いますが、そこでまず最初に過剰米の保管数量及び保管料を最近の年度ごとにお示しいただきたいと思います。
○田代富士男君 ずっと最近の年度ごとに言ってください。
○田代富士男君 いま概略の数字を示していただきました。農水省の資料によりますと、過剰米のために保管料がこの三年間で九百六十億円かかっております。この後五十七年度、五十八年度の二年間で概算二百十億円かかる予定になっていると、このように承っておりますが、またこれまで工業用、輸出用、飼...全文を見る
○田代富士男君 いま申されたとおりに売買差損をできるだけ少なくしていくように考えているということでございますが、恐らくこういうお米をこういうふうに活用しなさいと発言した人は私が初めてだと思いますが、農水省といたしましてこのお米を飲料用アルコール以外のアルコールの原料として使用する...全文を見る
○田代富士男君 いま農水省からお話を聞きましたが、通産省としてはアルコール原料として古米を検討されたことございますか。
○田代富士男君 いま申されましたとおりに、価格の点では飼料用の米は私がお聞きしたのではトン当たり三万三千円というように聞いておりますけれども、だからこういう点から考えますと、通産省としましては輸入糖みつ価格に見合うべき価格ということでございまして、通産省とするならば飼料用米の価格...全文を見る
○田代富士男君 いま申されましたとおりに三万五千円から四万円の間であればペイをすると、ただし廃液処理の問題があるということでございますが、こういうところを今度の開発研究されるときに、少なくとももう七年前の米がまだそのまま倉庫に眠っている、そうしていまお話いただいたとおりの大変な保...全文を見る
○田代富士男君 これはいますぐできるというわけにはまいりませんけれども、やはり農水省としても飼料用米よりも高く買っていただくんですから、これは絶対希望されることでしょう、どうですか、農水省として。
○田代富士男君 NEDOの理事長がいらっしゃいますけれども、いま私新しい提案をしましたけれども、こういうところの研究開発を一つの提案として出しましたけれども、いかがでございましょうか。
○田代富士男君 じゃ、もう質問最後にいたしますが、通産大臣がいらっしゃいませんから、このアルコールの専売事業の行政の推進、さらにエネルギー政策の推進というものは今後大事なことではないかと思いますから、そういうすべてのものに対して指導監督されます通産省としての決意をお聞きいたしまし...全文を見る
04月20日第96回国会 参議院 商工委員会 第12号
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○田代富士男君 五十四年の八月二十一日に策定されました長期エネルギー需給暫定見通しは、その後の省エネルギー努力、また世界的な需給の緩和によりまして、エネルギー需要はかなり下方修正される見通しとなっておりますが、通産省で現在改定作業を進めているわけでありますが、また、去る四月十五日...全文を見る
○田代富士男君 長期エネルギー需給見通しではエネルギー弾性値をどの程度に見ていらっしゃるのか、御説明をお願いしたいと思いますが、また現在進められております改定作業ではこのエネルギー弾性値は基本的に変わらないのかどうか、ここらあたりもあわせて御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 昨年の末に日本エネルギー経済研究所が行いました予測では、エネルギーコストの高価格ケースと低価格ケースに分けまして、エネルギー供給見通しを出しているわけでございますが、この予測によりますと、たとえば石油などきわめて高価格で推移するとした場合、一九九〇年度においては需...全文を見る
○田代富士男君 今日の景気低迷の一つの特徴といたしまして、もうこれはすでに御承知かと思いますが、業種別等の跛行性が目立っていることが挙げられているのではないかと思いますが、このような景気低迷の回復策に対しまして通産省としてどのように取り組んでいらっしゃいますか、その御見解をお示し...全文を見る
○田代富士男君 景気の動きは一般にはGNPの伸び率でとらえられておるわけでございますけれども、ここで経企庁の二十五系列によります景気動向指数の一致系列の一つであります鉱工業の大口電力使用量から景気の動きを九つの電力会社別にとらえた日本経済新聞データバンクの資料がありますが、その資...全文を見る
○田代富士男君 次に、米国の上院、下院の経済合同委員会でロボットと経済というようなことに対して報告書が発表されておりますけれども、これはわが国にとりましても看過できない内容ではないかと思いますが、通産省としてどのように承知されているのか御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 ただいま御説明いただいたとおりに、アメリカにおきましても技術革新への取り組みは真剣ではないかと思うわけでございまして、ロボット導入では先進国でありますわが国の方では、民間のコスト低減のための導入が先行しているのが実情ではないかと思うわけでございますが、ロボット導入...全文を見る
○田代富士男君 ただいま大臣からも、現時点においては人間とロボットとの関係はよい関係にある、経済の活性化によい影響も与えるけれども、雇用の面から言ったならば、現在はさほどではないけれども将来は考えていかなくてはならない段階が来るのではないか、そういう趣旨のお話でございまして、現在...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、次に貿易摩擦に質問を移したいと思いますが、経済貿易摩擦は、わが国の市場開放及び農畜産物の残存輸入制限をめぐりまして、さきのECによるガット二十三条提訴に引き続き、米国がガット二十二条に基づいて協議したいとの意向を明らかにしたことから、新しい段階に入ったわけで...全文を見る
○田代富士男君 ECの提訴理由は、御承知のとおりに日本市場の閉鎖性ということを挙げておりますけれども、ECとしましてもわが国を対象とした輸入制限品目が多いわけでありまして、まあECの言い分というものを聞かなくちゃなりませんが、抽象的な問題点が多くてわかりにくい面があるわけなんでご...全文を見る
○田代富士男君 現在は分析、検討の段階であるということでございますが、ECの二十三条提訴、アメリカの二十二条協議という一連の動きの中で、問題が一層明確化したことだけは事実じゃないかと思います。そういうことから、日本としても相応の措置をとらざるを得ないと思うわけでございますが、聞く...全文を見る
○田代富士男君 先日、ECを代表すると、こう言ってもよいかもわかりませんが、ミッテラン・フランス大統領が日本へおいでになりましたけれども、そして日仏交流も新たな局面を迎えたことは事実でございますが、この際、各種会談が行われましたけれども、その会談を通じまして政府として受けとめられ...全文を見る
○田代富士男君 ミッテラン大統領がおいでになられましていろいろ話されたその内容いまお聞かせいただきましたが、大統領が就任された直後から強調されておる中の一つに、フランスの経済危機から抜け出す道は科学技術の推進にあるということを言われておるわけでございまして、その点が訪日された際に...全文を見る
○田代富士男君 いま大臣からも今後これはより進めていかなくちゃならないということでございますから、お願いをしたいと思いますが、これは民間ベースの交流に対しまして、やはり政府といたしましても支援をしていかなくちゃならないと思いますが、この民間ベースの交流に対してどのように支援される...全文を見る
○田代富士男君 五月の上旬にパリでOECDの閣僚理事会が開かれることになっておりますが、また、本年六月にはベルサイユ・サミット、また、秋には予定されるガット閣僚会議が行われることになっておりますが、それを前にしても西側経済の調整の重要な場になるのではないかと思いますが、現在の世界...全文を見る
○田代富士男君 経企庁長官から、まず第一番目に大事なことは世界経済の再活性化を図ることであるし、また自由貿易体制を守っていかなくてはならないと、そして経済の活性化を図らねばならないということでございますが、国連の事務局で発表されたことがいま報道されておりますが、それによりますと、...全文を見る
○田代富士男君 私の質問の時間が参ったようでございますから、最後の質問になりますが、いま問題になっております経済摩擦解消のために政府としても市場開放の推進などさまざまな策を講じておられる段階でございますが、なかなか効果的なものになっていないのが実情ではないかと思います。これは御承...全文を見る
06月29日第96回国会 参議院 予算委員会 第22号
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○田代富士男君 同僚議員に関連して質問いたしますが、ただいま全国区制の選挙法の問題が出されましたが、各紙の報道によりますれば、七月上旬のXデーというような言葉が使われておりますが、このXデーに強行採決されるということが言われておりますが、Xデーなどということが言われ始めるというこ...全文を見る
○田代富士男君 総理は、私が申し上げたことは、そういう緊迫した空気はないということでございます。ひとつ突然変異をされないようによろしくお願いをしたいと思います。  今回の法案につきましては、私が改めて申し上げるまでもありませんが、各所に憲法違反の疑いのある個所がございます。第一...全文を見る
○田代富士男君 いま大幅な会期延長をしたのは慎重審議をする、それが目的であるということでございます。このような選挙制度というのは、総理がおっしゃるとおりに慎重審議しなくちゃなりません。そういう意味で、選挙制度のこういう改正については選挙制度審議会という機関があります。そういう意味...全文を見る
08月26日第96回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号
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○田代富士男君 時間がありませんからまとめてお尋ねをしてまいります。  衆議院あるいは参議院の審議を通じましていろいろ御発言なされておりますが、まず最初に、大澤参考人には管財人に就任以来大変な御苦労をお引き受けいただいたわけでありますが、現在の心境を端的にお聞かせいただきたいと...全文を見る
○田代富士男君 それから大澤管財人のここにあります閉山案では、北部鉱区の鉱業権は残して当面は露頭炭の採炭を続けて、その間に労務債を含む債務処理にめどをつけて北部の再開発を中心にした更生計画をまとめるということでありますが、そして将来考えられます再開発計画の内容としては、現在の夕張...全文を見る
○田代富士男君 それで大澤参考人が最後の切り札とした会社更生法の百八十四条によります一部営業休止という形の閉山と、当面会社を残す方法は、会社の方はほとんど実体のない会社となりまして、大澤参考人みずから法的に疑問が残る邪道と言っておられるようでございますけれども、裁判所に認められる...全文を見る
○田代富士男君 時間がありませんから、野呂参考人にお尋ねいたしますが、労働組合の立場としては何としても山を残していきたいという強い要望がありますけれども、管財人の出されました結論、そしてその結論に対する政府の支持表明という厳しい現状に現在なっておりますけれども、これをどのように受...全文を見る
○田代富士男君 いま本当に代表としての言葉を申されまして、それならそれで、検討する時間というものの問題点を指摘されましたけれども、労働組合としては管財人がこれまで検討してこられました結果としてまとめられた提案がございますが、この一つ一つについてどこがどう認められないというのか、こ...全文を見る
○田代富士男君 そこで、きょうのこの委員会の質疑を通じまして、やりとりをお聞きしておりましたら、三井観光あるいは北炭汽船をも含めて北炭グループ全体としての支援を期待していらっしゃるのでございますけれども、いまのいろいろ大澤参考人、萩原参考人等のお話、あるいは管財人の提案の内容から...全文を見る
○田代富士男君 次に萩原参考人にお尋ねをいたしますが、ただいま萩原参考人は御説明になったときに、北炭の不動産部を切り離して三井観光開発とされたということがわれわれもそのように今日まで承知しておりますけれども、そういうあれではないということをおっしゃったわけなんですが、今日まで恐ら...全文を見る
○田代富士男君 じゃ次に、またお尋ねいたしますが、管財人や政府その他の各方面から、北炭グループから夕張に対する資金援助の要請が再三に行われたにもかかわりませず、今日まで夕張に対する支援ができなかったとする理由は何であるのか、まず第一点です。  それにもかかわらず、一昨日、二十四...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、次にお尋ねしますが、大澤管財人の提案にもありますけれども、三井観光開発としては短絡的な処置による協力はできない、こういうことでありますけれども、短絡的な処置とはどういうことなのか、これを伺いたい。  また、短絡的な処置によらざる協力とは一体どういう協力でや...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、萩原参考人への最後の質問ですけれども、長年にわたりまして北炭の総帥であり、抜群の政治力によりまして政治資金さえ引き出し、北炭の、別の立場で言えば神様と言われてきたお方でございますけれども、夕張新鉱の開発に踏み切った際も、開発資金の調達には萩原氏の政治力が物を...全文を見る
○田代富士男君 ただいまダイセル化学工場の報告がございました。この報告につきまして質疑をいたします。  先日は、商工委員会で鹿島石油の事故の問題を取り上げました。中身は違いますが、同じ化学工場でありますが、今回のダイセル化学工場と鹿島石油との事故を相対して私考えてみました。今回...全文を見る
○田代富士男君 どういうふうに消防庁としてやられるんですか、一次災害、二次災害の問題ですから。
○田代富士男君 通産大臣、いま瞬間が限られておりますから、私現場へ行きまして細かいことまで一応調べてきておりますが、時間がありませんから多くは語りませんが、二次災害を出したということは、これは大変なことだと思うのです。鹿島石油のときにも私は、現場からいろいろお聞きしたその問題等を...全文を見る
○田代富士男君 いや、大臣から、大臣に私この前提案しているんだから。
○田代富士男君 入り口はどうなんですか、門で頑強に反対したのはどうなんですか、入れなかったのは。
○田代富士男君 私は、通産大臣、まだ中身に入ってないのです。工場の姿勢がそういう姿勢なんです。私もこれ聞きまして驚きまして、現場へ行きましていろいろなことを工場の次長に聞きましたけれども、何の返事も返ってこないのですよ。もうきょうは時間が制限されておりますから多くを語りませんけれ...全文を見る
○田代富士男君 ちょっと私現場の様子をいろいろ知っておりますから、心もとない感がして仕方がありませんが、これ以上詰めても詰まらないだろうと思うわけなんです。また瞬間も制限されておりますから、私は次回の委員会でまたやりたいと思いますが、時間も余りありませんからまとめて質問いたします...全文を見る
○田代富士男君 私の質問時間がもうなくなりましたので最後に一問だけ申し上げますが、現場は非常に周囲を巻き込んだ大きな事故です。そこで、災害に遭われた住民のまず実態調査と、あるいは住居店舗等の速やかな修復あるいは損害補償、こういう面に対しましては誠意をもって当たっていただきたい。い...全文を見る
12月10日第97回国会 参議院 本会議 第5号
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○田代富士男君 私は、公明党・国民会議を代表して、政治姿勢、外交及び内政の重要課題について、すでに多くの方から質問もございましたので、重複を避けて、中曽根総理並びに関係各大臣に若干の質問をいたします。  いま国民は、中曽根総理の政治経歴から、総理が自民党の派閥力学を巧みに応用、...全文を見る
12月24日第97回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○田代富士男君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和五十七年度補正予算二案について、反対の討論を行います。  第一には、政府・自民党の政治責任についてであります。  鈴木総理の突然の辞任、四十日に及ぶ政治空白は、現下の内外の厳しい諸情勢を全く無視...全文を見る