田代富士男

たしろふじお



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田代富士男の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第102回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○田代富士男君 国会におきましては、間もなく六十年度の予算につきまして審議が行われようとしておりますけれども、最初にきょうは藤波長官と後藤田長官、また河本長官もお見えになっていらっしゃいますものですから、この六十年度予算の問題につきまして冒頭ちょっとお尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
○田代富士男君 今各長官から御答弁をいただきました。その中で後藤田長官も増税なき財政再建は反映していると、こういう意味の御答弁でございましたが、御承知のとおりに中曽根首相は年頭会見で申していらっしゃることは、税制の抜本改正に向けて今年四月から本格的検討の意向をあらわしている。増税...全文を見る
○田代富士男君 きょうは決算委員会でございますから、予算の問題につきましてはまた次の機会に譲りたいと思います。  そこで、昭和五十九年十月の二十三日、行革審は「臨時行政調査会答申の推進状況について」と題する報告書を政府に提出して公表されましたけれども、そのねらいは何にあったのか...全文を見る
○田代富士男君 私もその報告書、ちょっと目を通してみましたけれども、その報告書によりますと、現在、政府の行革の推進状況というものは五合目である、こういうようなことが書かれてありました。しかし、マスコミにおいては一斉に、五合目ならば車で行けるぞとか、あるいは五合目でいい気になるなと...全文を見る
○田代富士男君 後藤田長官も五合目論議では、今からが胸突き八丁である、容易なことではない、政府にもふんどしを締めて頭張れというその気概でございますけれども、長官その気概を持ち続けてもらいたいと私は思います。  そこで、この行革の進捗状況について、今五合目という論議をいたしました...全文を見る
○田代富士男君 今長官も、臨調答申によって毎回政府として国会へ改正案を出せるものは出して検討をしてやっていくという、そういう御決意でございますが、この政府が行政改革の推進に当たりましては、今日までも御存じのとおりに国民に相当の痛みと強い協力が呼びかけられまして、国民もそれに協力し...全文を見る
○田代富士男君 今後の課題について少しお尋ねをいたしますけれども、行革審の推進状況については、今後の課題ということについてるる述べられておりますけれども、その中で特に大事な点が、まず第一には総合調整機能の強化という面、第二番目には国土庁、北海道開発庁、沖縄開発庁の統合、そして三番...全文を見る
○田代富士男君 私が申すまでもありませんけれども、大事なことは、行政改革の本当の目標というものは具体的に財政の上からも効果をもたらし、かつ、行政上も簡素で効率的な組織ができ上がるということではないかと思うわけなんです。そういう意味で中央省庁の統廃合を抜きにしては何の行革か、このよ...全文を見る
○田代富士男君 そこで、行革審の現場視察の問題についてお尋ねをしたいと思いますけれども、土光会長が改革の追跡調査といいますか、これを重視していらっしゃるわけでございまして、改革提言を実効あらしめるために有益な方法ではないかと私はこれを評価したいと思います。  しかし、今後の調査...全文を見る
○田代富士男君 質問を次に移りたいと思います。  審議会のあり方についてお伺いをしたいと思いますが、まず国家行政組織法第八条について、前回改正の背景なりあるいは理由なりを説明をしていただき、あわせて改正後の実施状況を説明していただきたいと思います。
○田代富士男君 これまで法律に設置根拠があったものが、今回の改正で政令に設置根拠を置くものとして移されたものが六十五、そして残り百四十八とおっしゃいましたけれども、私調べたのでは百四十九になっておりますけれども、これは別といたしまして、百四十九が法律に根拠を置くものとされているわ...全文を見る
○田代富士男君 また、一方におきましては法第八条にその設置の根拠を置かないものといたしまして、御承知のとおりに行政運営上の会合というものがあります。これは各省大臣クラスで私が調べたのでは四十六、その他各省の局長クラスのものではこれは数え切れないくらいあるのではないかと思いますが、...全文を見る
○田代富士男君 そこで、行政運営上の会合の実態でございますけれども、この大臣または各省局長及び局の行政運営上の会合は幾つあるのか。私たまたま、ちょっと午前中所用がありまして参加しておりませんで、これは午前中も審議されたかと思いますが、再度、総務庁として掌握をすべきだと思いますし、...全文を見る
○田代富士男君 私は、そこらあたりは各省庁でやっているからこれは云々ということでございますけれども、やはりそういう関係の仕事というのは総務庁として掌握をすべきではないかと思いますけれども、これはいかがなものでしょうか、長官。これは掌握をして明確に。各省庁がやっているから掌握をして...全文を見る
○田代富士男君 今長官、拝聴した程度とおっしゃるけれども、大臣クラスのそれはとっていらっしゃる。これが総務庁としてできないとすれば、きょうは官房長官も御出席でございますし、私はこれは一回明らかにした方がいいと思います。だから、これは委員長にお願いしまして、これだけのものがやっぱり...全文を見る
○田代富士男君 それで今、官房長官おっしゃるとおりに努力して掌握をするとおっしゃる、それを一回資料として私は正式に資料要求をしたいと思いますが、どうでしょう。
○田代富士男君 じゃ提出してください。約束は必ず守っていただきたいと思います。  昨年の四月に参議院の予算委員会において藤波官房長官から政府の見解が述べられましたけれども、この見解に照らしますと、午前中もこれは同僚議員が問題にされたかと思いますが、例えば平和問題研究会や戦後処理...全文を見る
○田代富士男君 この問題は時間がかなりかかると思いますが、私はきょう、後に随分問題を準備しておりますものですから、これに関係する問題は一つの問題点と、それからそれに対する私なりの提言を申し上げたいと思います。  今論議されております行政運営上の会合というのは、第八条による審議会...全文を見る
○田代富士男君 じゃ今後検討してください。これ私はお願いをしておきます。  次の質問に移ります。  情報公開制度についてお尋ねをしたいと思いますけれども、最近、地方自治体の情報公開条例をめぐりまして相次いで司法判断が示されまして、御承知のとおりにこれまでの判断というのはいずれ...全文を見る
○田代富士男君 この問題についてはまあ緒についたところであるけれども、重要な課題であるから、これをさらに検討し進めていきたいという長官の御決意でございますが、政府としてそういう前向きに取り組んでいただきたいわけなんですが、いずれにしても判決が住民勝訴という、つまりそういう結果が出...全文を見る
○田代富士男君 今、御説明をいただきました数字と、私が事前に資料要求をいたしましていただきました数字とは幾分違いがあります。私がいただきました数字で申し上げますと、五十五年十月から五十七年三月まで一年半で四千四百十四件、それから五十七年四月から五十七年九月まで半年で千三百七十五件...全文を見る
○田代富士男君 いずれにしても、総務長官、私のいただいた資料では本省においてはこういう数字で減少の傾向を来している、こういう傾向なんですけれども、これに対して長官、どんなお考えでしょうか。
○田代富士男君 地方において今ふえたと言いますけれども、今までは本庁へ来ていた人たちが地方でやったと言うけれども、全体の数字としては、これはまだ誇るべき数字じゃないんですよ。だから、一貫して言うならば、まだ国の情報公開制度というものは実施に至ってないわけなんですから、まあこれはこ...全文を見る
○田代富士男君 私の持ち時間がもう参ってしまったのでございますが、今私は国の情報公開制度が実施されないネック、あるいはそういう最大の原因は何かと言ったのは、私なりに考えますとこれは最大の原因は政府にこの情報公開を制度化する熱意がないのではないか、長官、そう思うんですよ。だから、私...全文を見る
03月28日第102回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○田代富士男君 通産大臣の所信に対しまして質疑を行っていきたいと思いますが、我が国の産業が目指すべき方向の教科書的存在として、御承知のとおりに通産政策ビジョンがあるわけでございますが、現在の八〇年代政策ビジョンは、五十四年の八月の大臣諮問に基づきまして五十五年三月産構審より答申さ...全文を見る
○田代富士男君 この数年間、産業経済を初めあらゆる面で、御承知のとおりに国内あるいは国外情勢が大きな変化を見せ始めておるわけでございまして、例えば国内ではニューメディアを中心とする高度情報化の進展、国際面においてはNICSの台頭といった新たな潮流が顕著になりつつあるわけでございま...全文を見る
○田代富士男君 今も申し上げましたように、このような大きな流れがあるわけでございますが、その中で、「八〇年代ビジョン」はおおむね妥当な線をいっているという大臣の今さっき御答弁がございましたけれども、これを見直して、そしてここで新たな昭和六十年代を展望したビジョンを策定しようという...全文を見る
○田代富士男君 村田大臣は、今、情報化時代である、あるいは電子工業の時代であるという、いろいろな立場を含めてそういうことを申されまして、先日村田大臣の所信表明を伺ったところでございますけれども、それには、今御発言なさったとおりに、情報化やあるいは技術革新が一段と進歩すると見込まれ...全文を見る
○田代富士男君 今も大臣が申されたとおりに、時代は新たな潮流の時期を迎えていると言っても間違いないのではないかと思います。  そういう立場から、先ごろ、もう既に御承知と思いますが、経済同友会がまとめた意見書によりますと、ME化による余剰人員とそれから新しい時代の潮流に沿った特定...全文を見る
○田代富士男君 今局長の御答弁でも、この技術開発の進展に伴って産業にどのような影響を及ぼすかについては労働省とも連絡をとり、注目していきたいという御発言がございましたけれども、村田大臣の所信では、課題の第一に技術開発の推進を挙げていらっしゃったわけでございまして、大臣の決意のほど...全文を見る
○田代富士男君 今局長は、この問題は大事な問題であるから、子細に調査を進めていくためにそれなりの予算の措置をとったという御発言でございますが、私ちょっと調べてみました予算上の措置は、総合的な調査費だけで一千二百万円ぐらいだったと思うんですけれども、三年単位で調査というふうなことで...全文を見る
○田代富士男君 現在御承知のとおりに、ファクトリーオートメーションの推進などによりまして、このまま進んでいけば労働集約型の産業でもコスト的に十分競争力といいますか、それがつく見通しが一部にあるわけでございますが、例えて申し上げますと、合繊あるいはそういうような長繊維織物ですか、そ...全文を見る
○田代富士男君 ただいま産業調整の考え方について御答弁をいただいたわけでございまして、この考え方については、付加価値の高いものについてこれを培養し、伸ばしていきたい、こういうお話でありまして、それと、発展途上国に対しても話し合いを進めて、円滑なるこういう分業というか、そういうもの...全文を見る
○田代富士男君 また、日本の経済にとってこれは離すことができないのがアメリカの経済との関係ではないかと思うわけでございます。  一昨年来米国経済は強い拡大を示しまして再活性化しつつあると言われております。その影響をこうむる我が国といたしましても、米国の経済産業動向に注目をしてい...全文を見る
○田代富士男君 村田大臣が、こういう動きに対して、この法律は恐らく成立しないんじゃないかという見方を持っていらっしゃるわけなんですが、保護貿易的な動き、この輸入課徴金の問題等は世界の動きとして好ましいことではないとおっしゃるけれども、こういう動きがあること自身、成立されることを望...全文を見る
○田代富士男君 今、村田大臣から、この問題についてはよりよい権利保護のあり方について検討をしていく立場から、通産省としても積極的にこれは貢献していこうと、こういう姿勢で臨まれ、特に二月に京都の国際会議場での四極貿易大臣の会合のときに、個別にブロック通商代表とお会いになって話をされ...全文を見る
○田代富士男君 今回のあれは当面の対策としてやっていくということで、今後よりよい権利保護のあり方を両省で研究し、検討をして、国際的にも検討をやっていくということでございますが、果たしてこれいつごろ話し合いがつくかということは今のところ疑問でございます。私これだけちょっと申し上げて...全文を見る
○田代富士男君 もう一つお尋ねをいたしますけれども、裁定制度についても合意が漏れいるわけでございます、これは御承知のとおりだと思いますが。そうしますと、仮に開発権者の許可がなくては特定のソフト使用ができないようだと、これによって公正な競争が妨げられるおそれはないのかというのが心配...全文を見る
○田代富士男君 一番最初にも私が御質問いたしましたけれども、今回の合意に対しまして、業界の反応というのはどうであるかということをお尋ねしたいわけでございます。  特になぜ尋ねるかと言えば、特別立法を通産省が主張されることによりましてこの業界を先導してきた立場であるわけでございま...全文を見る
○田代富士男君 今私が、先導していらっしゃったんじゃないかということでしたが、先導はしていないと言われたけれども、先導という言葉がまずかったならば、そういう立場で指導していらっしゃったことは事実でございます。  だから、言葉の違いはありましても今言われたとおりに、こういうような...全文を見る
○田代富士男君 今の局長の言葉をお返しするわけじゃありませんが、先導から指導、指導にかわったら指導ではありませんと、話し合いと、こういうことになりましたが、話し合いということは、業者の代表と官の代表が話し合うということは指導ということなんです。だから、これはもう改めてここまでは追...全文を見る
○田代富士男君 今も局長がお話しされたとおりに、この著作権法の範囲内で対処できないものはどうするか、今後研究していくという、これに対して通産省としてもその政策を出していくのだということでございますから、今回の合意によりましてソフトの権利保護はもうこれは著作権法の見直しという形で進...全文を見る
○田代富士男君 今後の高度情報化社会におきます我が国の情報産業の育成は重要であります。これは今さっきから大臣を初め局長が申されたとおりでありますが、そのためにもこのソフト保護の問題を抜きにしては考えられないと思うわけなんです。そういう立場からこの一年余の論争の中で、通産省が論拠と...全文を見る
○田代富士男君 最後の質問にいたしますけれども、この情報関係行政の所管争いは、今回のソフトの権利保護に限らず、コンピューターシステムの安全対策、ニューメディアコミュニティー構想とテレトピア構想、また電気通信事業法に基づく大規模VANの区分け問題等々、この事例を挙げますと限りないく...全文を見る
04月02日第102回国会 参議院 商工委員会 第6号
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○田代富士男君 私は特定産業の構造改善について質問をしてまいりたいと思います。  まず最初に、特定産業構造改善臨時措置法がつくられた背景とそのねらいを説明してもらいたいと思います。
○田代富士男君 ただいま御説明がありましたとおりに、二度の石油危機による経済状況の変化のための悪化等をもたらした産業を、自主的にどのようにして回復していくかという、そういう対策から持たれたものであるという御説明がございましたけれども、こういう構造的要因によるこのような不況業種を指...全文を見る
○田代富士男君 今、私が進捗率が低いということに対して、これはただ単に期間の経過だけでは説明ができないという御答弁でございますし、この目標達成のために今後指導をしていくという、これは当然のことだと思いますけれども、私は、これ以外にもいろいろな問題点がありますから、逐次質問をしてま...全文を見る
○田代富士男君 今、構造改善の努力である程度改善されてきたと見られるのは、洋紙等はその部類に入るじゃなかろうかと。しかし、これは生産業全体から見るならば低い立場であると、こういうお話でございました。  そこで、こういうような、好転したもののまだまだ低いといわれながら、まあよくな...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、この洋紙の設備処理目標に対しまして、その進捗率はどのくらいになっていますか。
○田代富士男君 この洋紙の場合は、五十八年の十月に基本計画が設定されまして、今お話あったとおりでございますが、三年後の六十一年の九月を処理期限として通産省として現在指導していらっしゃるわけでございます。これまでに約一年半を経過したわけでございますが、そうしますと、単純計算でいきま...全文を見る
○田代富士男君 今お話がありましたとおりに、これはチップが安くなったとか、あるいはこういう雑誌等のそういう創刊がふえて内需が拡大をしたんだ、しかし依然として過剰設備の問題は抱えているんだというお話でございますが、このような比較的短い期間に需要が回復をしてきたと。それは今申されたよ...全文を見る
○田代富士男君 大臣、いかがですか。
○田代富士男君 今、産構法に基づいて中長期的立場から、この条文の適用、判断を講じていくんだと、私が今洋紙の問題を取り上げましたこれについても、これは一時的な問題であって、まだまだ好転したという状況ではないとおっしゃるけれども、これはかなり好転しているんじゃないですか。それはそうい...全文を見る
○田代富士男君 じゃ次に、業績の低迷が続いておりますアルミニウム製錬薬についてお伺いしたいと思いますけれども、アルミの地金は、世界的に、御承知のとおりに過剰生産状態にありまして、そういう立場から、我が国においては特に製錬に必要な電力コストが諸外国に比べて高いことから、長期不況にあ...全文を見る
○田代富士男君 従来の構造改善基本計画によります設備処理後の体制は、御承知のとおりに七十万トンでありましたが、これを引き下げるような検討が行われたと思いますけれども、その結果幾らの体制にすることになったのかお答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 そういたしますと、この三十五万体制で適正稼働率が九〇%としても、単純計算いたしますと三十一・五万トンでありますが、現状は五十九年度通年で二十八万七千トンにしかなっていないわけなんです、これは数字で計算いたしますと。これに適正稼働率を勘案いたしますと、計算上望ましい...全文を見る
○田代富士男君 三十五万トンの今御説明ありましたけれども、じゃこれを維持するためには、今さっき申されたようなことでこれをやっていこうということですか。維持するためにはさらにどういう施策を持っておやりになるのですか、具体的に御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 今、どういう施策をもってやっていくかという御答弁がございましたけれども、この中で、電力コストのウエートが高いためにこれを何とか合理的な努力をすると言うんですけれども、これはどのように努力されるんですか。
○田代富士男君 アルミ業界の場合は、今もるる御説明がありましたとおりに、だんだんと漸減傾向が進んでいるわけなんですけれども、最終的にはゼロということになりますが、それでよしとするのか、それともこれ最低限確保すべき体制はどのようなものと考えていらっしゃるのか、またその理由、そういう...全文を見る
○田代富士男君 私は、三十五万トンを維持するための施策はどういうものがあるかといった、その中の一環として、さっき申された中にもありました一つに、溶鉱炉によるところのアルミ製錬技術の開発が進められておるわけなんですが、今も局長申されるとおりに、アルミの技術革新というものは他の産業に...全文を見る
○田代富士男君 次に移りたいと思いますけれども、従来から悪いと言われております尿素製造業を初めといたします化学肥料工業関係というのは、依然としてこれ苦境にあえいでおるわけでございますが、まずこの現状をどのように見ていらっしゃるのか、御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 現状を今説明していただきまして、苦境の原因というのもあらあら理解をいたしましたけれども、このような構造改善策を講じていらっしゃるところでありますけれども、これはただ単なるそういう努力だけでは難しいんじゃないかと思います。今お話あったとおりに、国際競争においても現在...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、時間も参ったようでございますから、最後に村田通産大臣にお答えいただきたいと思いますが、この産構法の趣旨について最初にお尋ねをいたしまして、この産業構造の改善はただ単にオイルショックのためであったとか、今るる説明等もございましたが、このような応急措置的な考え方...全文を見る
04月03日第102回国会 参議院 商工委員会 第7号
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○田代富士男君 経企庁関係の質問をしたいと思いますが、政府の経済見通しというのは、御承知のとおりに政策的な意図を交えておりまして、そのねらいと効果は、経済運営に当たる基本的態度を決定し、それに基づいた望ましい経済の姿を想定することにあるのではないかと思うのでございますが、そういう...全文を見る
○田代富士男君 そこで、この十年間におきますGNPの成長率に対しまして、内需、外需の寄与度というのはどうであったのか、特に内需は政府が期待するほど寄与していたということは言えないのではないかと思いますが、そこらあたりはどうでございますか。
○田代富士男君 今長官から御答弁がありましたとおりに、内需は余り伸びなかった。ところが、外需、これは特にアメリカの景気回復に伴いましてそれが起爆剤となって日本経済にも好影響を与えたという、こういう日本の経済は、アメリカの経済との関係というものが反映されていると見ていかねぱならない...全文を見る
○田代富士男君 今、金子長官が、昨年からことしの初めにかけまして内需が好調に芽生え始めてきた、そういう背景であるという御答弁をされましたけれども、やはりそれだけでは達成できないんじゃないか、後でるる御質問をいたしますけれども。  やはり今長官もお答えになりましたとおりに、これま...全文を見る
○田代富士男君 今、金子長官のお話聞いておりますと、もう達成したような感じがしてしまうわけでございますが、そういうわけにはいかないと思うわけでございます。  御承知のとおりに対米の自動車輸出の自主規制枠が二百三十万台、このように今話し合いがされているところでございまして、現在の...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、ちょっと具体的に質問をいたします。  平均家庭で、春闘による賃上げが労働者側の主張のとおりに七%を超えるならばともかくも、仮は、これは決まったわけではございませんけれども、五%とすると、年間約二十三万円前後の収入増になるわけなんです、これは仮の数字でござい...全文を見る
○田代富士男君 この問題は、双方言いましても平行線を現時点においてはたどっていく以外にないと思うのでございますが、長官も申されましたとおりに、この四・六%の達成というものは、経企庁といたしまして、また政府といたしまして望ましいとする経済の姿を念頭に置いて、そして、各種の政策目的に...全文を見る
○田代富士男君 時間も参ったようでございますし、質問を次に移したいと思いますが、消費者問題についてお伺いしたいと思います。  今日、悪質な訪問販売によります消費者被害がふえているということを聞いておりますし、また 経企庁といたしましても承知していらっしゃるかと思いますけれども...全文を見る
○田代富士男君 訪問販売の被害の実態を今説明していただきましたけれども、このような訪問販売法違反で検挙された分もあるのではないかと思いますし、警察庁といたしまして検挙の状況はどうなっているのか、また警察として立件した悪質な事案についてはどういうものがあったのかお答えいただきましょ...全文を見る
○田代富士男君 今、悪質ないろいろな事件が起きている中で、代表的な二件を挙げていただきましたが、ちょっとお尋ねいたしますけれども、今の消防署員に成り済まして訪問販売している、そういう手口はいろいろありますけれども、今関東関係だけだと言われましたけれども、これは関東関係だけじゃなく...全文を見る
○田代富士男君 じゃ最後の質問でございますけれども、今通産省といたしましても、消費者保護また事故を未然に防ぐ、未然防止に力を注いでいくという、そういう御答弁をいただきましたけれども、このような訪問販売のほかにもいろいろの消費者被害があると思うわけでございまして、消 費者保護の観...全文を見る
04月04日第102回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○田代富士男君 与えられた時間がわずかでございます。質問を簡潔にいたしますから、答弁もできればまとめて要領よくお願いしたいと思います。  まず私が質問いたしますことは、自治体病院の問題のうち、特に赤字問題について絞ってお尋ねをしてまいりたいと思います。  そこで、自治体病院は...全文を見る
○田代富士男君 今全国で九百七十一あるということは全国の約一割であるという、そういうことからるる御説明がありましたように、医療需要がこの自治体病院の経営にどのような影響を与えておるのかという、これをまず一つお尋ねしたいと思います。それと同時に、自治体病院の経営の状況はどのようにな...全文を見る
○田代富士男君 今御説明をいただいたわけでございますけれども、この自治体及び国はそれぞれ財政上の措置を講じていらっしゃると思うわけなんですけれども、その内容を簡単に御説明していただきたいと思います。それと同時に、そのような措置が講じられておるにもかかわらず、なおかつ赤字が発生をし...全文を見る
○田代富士男君 今実情、なぜ赤字が起きているかということを要領よく御説明いただいたわけでございますが、それに対して六十年度におきます地方財政計画によりますと、こうした赤字傾向が強まっている中で、この病院事業に対する繰り出し金というのは、ただいまも御説明がありましたけれども、わずか...全文を見る
○田代富士男君 今、局長は五十八年度の決算の数字に基づいて推計をしている数字であるということでございますけれども、まあこれは現在の状況から言って、考えるべき点はるるあるわけなんです、今さきの実情説明のとおりに。そういう意味におきまして自治体病院の経営の現状あるいは地域医療に果たす...全文を見る
○田代富士男君 私が今申し上げましたことに対しましてよりも、内部努力する方向に力を注いでいきたいというようなお答えでございますが、そこで、経営の健全化のためには病院の事業を伴う自治体とそれから病院及び国とが一体となりまして取り組んでいかなくちゃならないと思うんです。今さっきも御答...全文を見る
○田代富士男君 次に、もう一つの問題として取り上げられることは、御承知のとおりに、診療報酬の改定問題ではないかと思うのでございますが、これについては、この三月一日に行われたばかりでございますけれども、自治体病院の現状を考えるならば高等特殊医療、あるいは救急、あるいは不採算地区医療...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、最後の質問ですが、これは大臣にお尋ねいたしますけれども、自治体病院が赤字経営をこのまま続けていくならば、医療の荒廃というものは避けられないことではないかと思うわけなんです。現在、無医村地区は全国に数多くありますし、病院の建てかえ、増築も思うに任せない状態では...全文を見る
04月11日第102回国会 参議院 商工委員会 第9号
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○田代富士男君 質疑に入る前に、去る九日に対外経済対策が発表されましたことにつきまして、少々御質問をしたいと思います。  最初に、貿易立国としての我が国が、今日の繁栄と経済力を今後とも維持していくとするならば、通産大臣としてどういう視点についてやっていこうとしていらっしゃるのか...全文を見る
○田代富士男君 総理は発表の中で、一歩誤れば不況になる、こういうことを申されておるわけでございますけれども、通産大臣として、何をどう誤れば不況になるとお考えになっていらっしゃるのか。それに対しまして、その場合の対応策として、どのように取り組んでいこうとお考えになっているのか、お聞...全文を見る
○田代富士男君 今回の措置に対して米国政府は一応歓迎ということを表明をしておりますけれども、御承知のとおりに、アメリカの議会あるいはEC、それから東南アジアにおいては余り歓迎されていない。これはもう大臣も受けとめていらっしゃるかと思いますが、このように今回の措置において格差がある...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、本論の中小企業倒産防止共済法の改正に関して質問をしたいと思いますが、我が国の中小企業は、事業所数におきましても、また従業員数におきましても大勢を占めまして、今日の我が国を経済大国というところまで押し上げてきた原動力になったと言っても過言でないじゃないかと思う...全文を見る
○田代富士男君 中小企業の実情については、今全体的には上向きつつあるというお答えであると思うのでございますが、より具体的にちょっとお尋ねしますが、売り上げ、それから企業収益、それから倒産の状況についてちょっと御説明をいただけたらと思います。
○田代富士男君 今御説明をいただいたとおりに、全国的には若干のばらつきがありましても、上昇過程にあるのが実情じゃないかと思いますけれども、そういう過程にありながら、一番の大きな問題点は倒産の状況じゃないかと私は思うわけなのです。  倒産の状況については今余り詳しくお述べになりま...全文を見る
○田代富士男君 次に、六十年度予算の中小企業対策費の内容について説明をお願いしたいと思います、簡単で結構でございますから。
○田代富士男君 私もちょっと予算表を見さしていただきましたところが、全体的な厳しい財政の事情のための影響を受けまして削られている面もございますが、その中で特に産投会計分を除いたならば大幅削減と言ってもいいんじゃないかと、私はそういう見方をしているわけなんです。  ところが、私は...全文を見る
○田代富士男君 一番大きな問題は、この倒産防止対策ではないかと思うのでございまして、これに対しましては、倒産防止対策貸付制度が五十五年の四月から創設されておるわけでございますけれども、この制度の概要と現在の実績につきまして、簡単で結構でございますから、御説明いただきたいと思います...全文を見る
○田代富士男君 今御説明いただいたと思いますが、貸出実績というものが年々減少しつつあるわけなんです。これは数字の上で明確なんですけれども、その原因といいますか、それはどのように受けとめていらっしゃるのか、御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 次に、倒産関連特別保証制度の利用実績と、あわせまして、中小企業体質強化資金助成制度の貸付実績と、それから経営安定貸し付けの倒産関連分の実績について、簡単でいいですから御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 今お答えいただいたとおりに、この制度が果たしてきた役割はかなり大きいものがあったかと思います。しかし、現実にこの利用実績というものがそれほど伸びていないように思われます。本年度に入って伸びている分もありますけれども、傾向性というのは伸びてないと、このように思うわけ...全文を見る
○田代富士男君 次に、商工会議所また商工会に置かれております倒産防止特別相談室についてお伺いしたいと思いますが、ここの業務内容及び相談実績について御説明をいただきたいと思います。
○田代富士男君 今お答えいただいた中で、この予算関係は五十四年当時よりも六十年になって充実をしてきている。特に当初七千四百万円であったのが、六十年には二億三百万円までなっているし、箇所も二百六カ所等でやっておるというような、こういう現在の予算措置が行われておりますし、また相談件数...全文を見る
○田代富士男君 村田大臣、私が今いろんな制度のことを、実情というものをずっと尋ねてきたんです。これはなぜこのように尋ねたかといいますと、さまざまな諸制度があるにもかかわらず、利用状況というものが十分とは言えないというこの実態を、今私はお答えによって示したわけなんです。  だから...全文を見る
○田代富士男君 次に、小規模の企業向けの施策についてお尋ねをしたいと思います。  小企業等の経営改善資金融資制度並びに設備近代化資金貸付制度の利用状況をまず御説明をいただきたいと思います。
○田代富士男君 今、利用状況の御説明をいただいたわけでございますが、現実面に目を転じてみますと、中小企業、その中でも特に小規模零細企業におきましては、不当値引きであるとかあるいは御承知のとおりに手形サイトの長期化あるいは原材料の押しつけ、また支払いに現金決済を強要されるなどいたし...全文を見る
○田代富士男君 次にお尋ねいたしますことは、中小企業庁あるいは各通産局に置かれている小規模企業指導官のことでございますが、私いただきましたこの資料によりますと、この指導官の人員が二十二名、予算は約七千万円ということでございますけれども、私はこれだけの陣容で果たして目的達成ができる...全文を見る
○田代富士男君 次に、改正案の中身についてお尋ねをしたいと思いますけれども、最初に、倒産防止共済制度の利用状況及び加入状況について、簡単で結構でございますから、御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 今状況の御説明をいただいたわけでございますけれども、五十八年、五十九年度においては一万五千、一万八千台という数字が出ておりますけれども、発足当時から大体年間一万台の推移ということで、一応ふえておるという御説明であったわけでございますが、御承知のとおりに、五十五年の...全文を見る
○田代富士男君 現在のところでは微増というのが実態ではないかと思うのでございますが、それと反対に本共済会から脱退する人がふえているんですね。私のいただいた資料で見ますと、五十三年のところから、五十三年四十四、五十四年が二百四十六、五十五年が五百十、五十六年が千二十八、五十七年が千...全文を見る
○田代富士男君 いろいろ努力していらっしゃることは私も認めるところでございますが、その努力が実るようにしていかなくちゃならないと思うのでございまして、一つの具体的な問題を取り上げますと、この共済制度の事業団のパンフレットを見ますと、御承知のとおりに、制度の特色といたしまして、無担...全文を見る
○田代富士男君 次に、倒産防止共済法施行規則の三十七条三項に規定してあります加入促進協議会について御説明いただきたいと思います。それと同時に、構成員はどうなっているのか、選任はどのようにするのか、あわせてお答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 協議会の掲げた加入の目標でございますけれども、さっきから私るる御質問して指摘しておりますけれども、これは有効に働いているとは思えないのではないかと思うわけでございまして、そういう意味から、今回の法改正によりましてどのような効果を期待していらっしゃるのか、お答えいた...全文を見る
○田代富士男君 今も中小企業の業者の皆様からの要望があった面を改正をしているというお答えでございましたが、この改正作業段階でもそういう要望があったことを、どのように今回のこの改正に生かされてあるのか、そこらあたりを明確にお答えいただきたいと同時に、今回の改正の目玉であります一時貸...全文を見る
○田代富士男君 今、いろいろ業者からの要望を、三点に分けてお答えをいただきましたけれども、特に三番目の件でございますけれども、これが問題の「臨時に事業資金を必要とするとき」と、このように掲げてありますけれども、この条件の設定につきましては、今御答弁あったとおりに、一時貸し付けとい...全文を見る
○田代富士男君 そこで、一時貸し付けの金利についてどの程度になるのか、これもまた今御答弁ありましたとおりに、零細小規模の皆さんたちでございますから、その性格からしまして、できる限り低利に設定すべきであると思いますけれども、考えを聞かしていただきたいと思います。
○田代富士男君 貸し出しの手続についてお尋ねいたしますけれども、簡易迅速な貸し付け、このように規定してあるわけでございますけれども、どのくらいの期間になるのか。現在はかなり長い期間になっているわけなんですね。二週間以上になっているのが現状じゃないかと思いますけれども、こういう意味...全文を見る
○田代富士男君 今、二週間ぐらいと。事務的にお聞きいたしますとそういう数字が出てくるかと思いますけれども、コンピューター処理に手間取るとも聞いておりますけれども、オンライン処理によりますこういうようなことを検討をしていただくならば、もうちょっと何とか短縮できないだろうか、短縮する...全文を見る
○田代富士男君 前回五十五年の改正で盛り込まれました完済手当金の現状というものを、どうなっておるのか、まず簡単に御説明いただきたいと思います。
○田代富士男君 今の御説明ではちょっとこれは物足りない感じがしてなりません。このままの現状でいくならば死文化しつつあるのではないかと思うわけなんです。  それと、御承知のとおりに五十五年度にはこういう答弁がされておるんですね。ちょっと読んでみますと、「今後制度改善に伴う共済事由...全文を見る
○田代富士男君 時間が参りましたから最後の質問です。  これは村田通産大臣にお願いしたいと思いますが、今もるる申し上げてまいりましたとおりに、掛金、貸付限度額につきましては、二十二条に規定されているように、五年ごとの改正時点で見直されてきたわけでございますけれども、今後さらに加...全文を見る
04月12日第102回国会 参議院 本会議 第12号
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○田代富士男君 私は、公明党・国民会議を代表して、当面する対外経済問題に関して緊急質問を行います。  言うまでもなく、貿易立国としての我が国の立場は極めて明確であります。貿易によって蓄えた経済力をもって広く国際社会に貢献し、その責任を果たしていくべきが我が国の立場であり、同時に...全文を見る
04月18日第102回国会 参議院 商工委員会 第11号
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○田代富士男君 本案の質疑に入る前に、四月十二日の参議院本会議におきまして緊急質問をいたしましたことを、私自身関係がございますから、まずこの問題の方を先に質問さしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  私が本会議で質問をしましたことは、政府が四月九日にとった対外...全文を見る
○田代富士男君 通産大臣、御理解をいただきたいということは、御理解ができないから質問したわけでございまして、今の発言では、中曽根総理をここへ呼んでこなくちゃあかんと思いますよ、ここへ。しかし総理がいらっしゃらないんですから、私はそれをおもんぱかりまして、総理の発言であるから、通産...全文を見る
○田代富士男君 これはまた、そのうちにこの問題の集中審議もあるかと思いますが、これをやっておりますと法案の質問時間ありません。そのときに、この問題は再度私は質問をしたいと思いますが、もう一つ、通商摩擦の解消について今さまざまな議論が起きていることは、村田通産大臣も御存じだと思いま...全文を見る
○田代富士男君 今私申し上げたことが、今度は御承知のとおりに、経団連の稲山会長、この人がやはり御発言になっていることがけさの新聞にも、昨日のテレビでも言われておりましたけれども、内需拡大よりも貿易黒字の解消というものは輸出を抑えることだ、内需拡大よりもそちらなんだと、こういう発言...全文を見る
○田代富士男君 この問題についてはまた後日の委員会に移したいと思います。  法案の質疑に入りたいと思います。  今日の情報化の流れは、このたびの通信の自由化によりまして極めて重大な転換点を迎えたのではないかと思うのでございます。言いかえれば、ようやくコンピューターが本来の機能...全文を見る
○田代富士男君 そこで問題になるのは、通信と情報処理という、今後の情報ネットワーク社会にとりましては密接不可分の領域が、所掌するところの官庁が違うという問題ではないかと思うのでございます。当然両省密接な連携のもとに業務を推進していることと思いますけれども、私は前回の委員会でも質問...全文を見る
○田代富士男君 この情報化の進展が急速に進みまして、技術革新の進歩と相まって、将来の我が国の産業活動の効率化また国民生活の向上に著しく寄与するものと思いますけれども、現状を見てみた場合に、御承知のとおりに大都市に偏っているように思われてなりません。情報化の進展というのは、全国にお...全文を見る
○田代富士男君 ここで、データ通信の地域によるコスト違いを簡単に説明していただけないでしょうか。
○田代富士男君 旧電電公社の並み並みならぬ努力によりまして、世界に類を見ない、日本国の隅隅までこの通信網が張りめぐらされているのが現状ではないかと思うわけでございますが、そこで、この通信のコストというのは投下資本の回収を別にいたしましたならば、回線のランニングコストというのは、地...全文を見る
○田代富士男君 次に、現在の我が国の汎用コンピューターの現状について簡単に御説明をいただきたいと思います。  特に汎用コンピューターの設置台数及び汎用プログラムの流通数と金額、それぞれに関しまして、昭和五十一年以降の数字と伸び率を示していただきたいんです。
○田代富士男君 日本のこの情報産業も、御承知のとおりに十兆円産業となりまして、その伸び率はハード、ソフトともに年率二〇%を超えるという現状であります。これは他の産業に比べますと驚異的な成長率を示しているのではないかと思うわけでございますが、この勢いは今後とも続くのではないかと予測...全文を見る
○田代富士男君 また御承知のとおりに、このプログラムの保有数の伸び率というものがコンピューターの設置台数の伸び率を上回っておるわけなんですね、もう御承知のとおりだと思いますが。このようなソフトに対するニーズは今後拡大の一途をたどるであろうことは明らかでございます。  ところで最...全文を見る
○田代富士男君 今、日本のソフトウエアの技術者は約四十万人であると、これが年率に換算すると一三%ぐらいの伸びであるけれども、それ以上に二五%、二六%伸びている、それに対応できないと、こういう御答弁であるとおりに、今後どの程度の人材の不足が予想されるのかということは今あらあらお聞き...全文を見る
○田代富士男君 今まとめて私御質問いたしましたが、その中で、大学、専門学校の卒業者は数万人という局長の御答弁でございますが、私はまだそこまでは、数万人というところまでは行ってないじゃないかと思います。これは後でお調べいただいたら――私の調べたのは、まだ数万人行ってないと思いますけ...全文を見る
○田代富士男君 ところで、このプログラム流通の各国の状況がどうなっているのか、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスのそれぞれについて、金額ベースで御説明いただきたいと思いますし、その中に占める汎用ソフトの割合は各国どのくらいになっているのか、あわせてお答えいただきたいと思い...全文を見る
○田代富士男君 今御説明をいただきますと、特に我が国の汎用ソフトの占有率というのが非常に低いと。アメリカが五九%、イギリスが四六%、その他、こういうものに比べますと、よその国の一割にも満たないような状況であるわけなんです、ただいまの説明でも明らかなように。一体こういう原因はどこに...全文を見る
○田代富士男君 そこで、汎用プログラムの流通量をふやすためには、一つにはプログラム供給側がユーザーの業務を研究し、熟知することではないかと思うんです。そうすることによって、その質を高めることが必要でありますし、二つ目には、今も御答弁いただいた中にも御説明がありましたとおりに、ユー...全文を見る
○田代富士男君 そこで、今後の高度な情報化社会の展開に備えまして、一つ提案と申しますか、こういうことも考えていくべきじゃないかと思うことは、ユーザーの資質向上が必要になると思いますけれども、そのための教育施設を考えたらどうなのか。その際、対象につきましても、ホームオートメーション...全文を見る
○田代富士男君 今も申し上げましたとおりに、ユーザーの資質向上とともに必要なことは、情報処理システムのマン・マシン・インターフェースの向上ではないかと思うわけでございます。例えば日本語というのは機械処理になじまない、こういう言語系であります、これは御承知のとおりでございますが。そ...全文を見る
○田代富士男君 次に、アプリケーションプログラムの互換性が問題になっております。  御承知のとおりに、互換性を保つことができないということは、情報資源を有効利用するという面から考えてもこれは極めてマイナスではないかと思うわけでございまして、この互換性を確保するためにもOSレベル...全文を見る
○田代富士男君 次に、インターオペラビリティーに関する考え方をお聞きしたいと思いますけれども、通信の自由化の以前から、コンピューター、特にいわゆるパソコンにおいては、技術刷新によります工程の低コスト化によりまして、飛躍的な普及をいたしました。これは御承知のとおりでございます。それ...全文を見る
○田代富士男君 いかなる情報ネットワークにありましても、単に情報通信ができるというだけでは足りないじゃないかと思います。それ以上に質、量ともに充実した情報を提供することのできるデータベースがあってこそ生きてくるのではないかと思うわけでございます。  そこで、我が国のデータベース...全文を見る
○田代富士男君 ただいまも御答弁がありましたとおりに、我が国の利用可能なデータベースの八割弱が外国製である、こういう実情でございまして、今後の我が国におけるデータベース構築の促進のために、これは通産省として力を入れていかなくちゃならないと思いますが、どういう施策を考えていらっしゃ...全文を見る
○田代富士男君 今私、現状をいろいろな問題ごとに分けて、ずっと質問をしてまいりました。大 臣もずっとお聞きいただいたかと思いますけれども、そこで、産業界におきます情報化の進展に伴いまして企業間格差が拡大することが考えられるわけでございまして、このような状況にありまして、今日連携...全文を見る
○田代富士男君 そこでこのような指針を策定し、いわゆるビジネスプロトコルの標準化を進めるに当たりまして、業種間の対応の違いによりましてさまざまな問題が予想されるのではないかと思いますけれども、そういうところ、今後の見通しはいかがですか。
○田代富士男君 それと、心配な点は、この企業間の情報ネットワーク構築、普及によって、半面企業活動の、何といいますか、脆弱性といいますか、そういうものを増大されることも心配されるわけでございます。例えて言えば、現実に起こりました先日の世田谷の電話線火災などはその予兆ではないかと思う...全文を見る
○田代富士男君 それともう一つは、三条の二の二項に明記されたとおりに、この関連の中小企業への影響が心配であります。例えばある下請会社が複数の関連上位取引先があって、プロトコルが違った場合どうなるのか、その下請会社は、御承知のとおりに、複数の端末伝票コードの使用を余儀なくされるわけ...全文を見る
○田代富士男君 同条の三項の「関係審議会」は、どのようなものを考えられているのかお答えいただきたいと同時に、委員の選任の基準はどうするのか。その場合、今も御質問申し上げましたとおりに、この中小企業関係の意見を十分に反映できる委員の選任をやるべきだと思いますけれども、この点どうでし...全文を見る
○田代富士男君 次に、このソフトウエアクライシスへの対応の中で、ソフト開発の生産性、信頼性の向上を図るための切り札といたしまして、御承知のとおりにシグマシステムを提唱されておりますけれども、この概要を御説明いただきたい。  それと同時に、このシステムの完成時の効果をどの程度に見...全文を見る
○田代富士男君 シグマシステムにおいては、ただいまも御説明がありましたとおりに、枠のない高能率のソフトをモデル化いたしまして、集積して不特定多数のものがこれを高度利用していくということでございますけれども、その場合、私はこの前の委員会でもいろいろ御質問申し上げましたんですが、不特...全文を見る
○田代富士男君 では、もう時間が参ったようでございますから、最後に村田通産大臣にお尋ねしますけれども、一貫して今質問してまいったとおりに、我が国におきます高度情報化社会の構築はようやく端緒についたばかりでありますし、今、私いろいろな問題を取り上げて指摘をしましたように、さまざまな...全文を見る
04月23日第102回国会 参議院 商工委員会 第12号
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○田代富士男君 商工中金法の一部改正案に対して質問をいたしますが、最初に今回の商工中金法の改正の背景とねらいというのはまず何であるかということを、冒頭に通産大臣からお答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 今回の法改正に伴いまして、商工中金を時限を切ったものから恒久的な機関として残すことになるわけなんですが、このような措置であるならば、前回も私は、この委員会で商工中金の問題を論議いたしましたけれども、五十六年の改正のときに行われてもよかったのではないかと思いますけれ...全文を見る
○田代富士男君 そこで、今回の法改正は、いわば今さっき大臣からもお話がございましたけれども、金融自由化の進む中において行われる措置であるかと思うわけでございますが、金融自由化と中小企業について、ちょっと二、三点お尋ねをしたいと思うのでございます。  まず第一点は、この金融の自由...全文を見る
○田代富士男君 今回の改正案の作成に当たりましては、政府といたしましても、民間金融機関の意見といいますか、そういうものを十二分に聴取されたことと私は思いますが、その際のような意見があり、どういう点を尊重されたのか、お答えをいただけたらと思います。
○田代富士男君 今回の法改正の背景といたしまして、先ほどもお話がありましたとおりに、中小企業のニーズというものがだんだんふえております。また、いろいろな種類があるわけでございますけれども、そこで取り入れられることになったそれらの業務についてちょっとお尋ねしたいと思います。  今...全文を見る
○田代富士男君 この追加各業務につきまして具体的にちょっとお尋ねをしてみたいと思いますが、このメンバーシップ制の商工中金が預金受け入れ先を拡充してメンバー外も可能とすることになったわけなんですけれども、ここらあたりのことについてはどうなのか、この目的等もお聞きしたいと思います。 ...全文を見る
○田代富士男君 次に、株式の取得についてお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、この株式取得の目的は何であるのかお答えいただきたいと思いますし、またその場合、その目的を達するためにはどの程度取得しようとするのか、この法的制限といいますか、そういうものは見られませんけれども、こ...全文を見る
○田代富士男君 次に、海外取引の拡充についてお尋ねをしたいと思いますが、午前中に同僚議員からもこの問題に対して質問がありまして、そのときの御答弁では、メンバーの海外進出が最近はふえてきている、また海外からのいろいろな要望というものが出されているものにこたえていかなくてはならない、...全文を見る
○田代富士男君 次に、債券発行業務についてお尋ねをしたいと思います。  現在、我が国では債券発行銀行としてはどういうものがあるのか。またそれらの銀行ではどのような金融サービスが行われているのか。そして、現在の商工中金が行っていないものは何であるのか。ここらあたりお答えいただきた...全文を見る
○田代富士男君 次に、証券業務についてお尋ねをしたいと思いますけれども、商工中金は国債等の窓販、ディーリングを行うことになりますけれども、その必要性は何であるのか。また、従来の商工中金の商品との組み合わせによる新規の商品の開発としてはどういうものがあるのか、メリットは何であるのか...全文を見る
○田代富士男君 今回の改正によりまして、中小企業を主体として設立されました共同出資会社、また第三セクター等への貸し付けが行われることになるわけでございますけれども、その場合、中小企業が主体としてということは、主体としてでなければ一部大企業が参加するものかどうか、そういう参加するよ...全文を見る
○田代富士男君 次に、余裕金の運用についてお尋ねしたいと思いますけれども、この余裕金の運用については、金銭信託への運用が新たに行われるようになるわけなんですけれども、これまで控えていられた理由は何であるのか、また今回運用することになった理由は何なのか、そこらあたりお答えいただきた...全文を見る
○田代富士男君 午前中の同僚の質問の中で、理事長から、商工中金は半官半民の組織金融機関として、今後ともその原点を忘れずに頑張っていくというお答えがありましたけれども、そのときに理事長は、精神は官の立場で、そして体は民間の立場でと、ュニークな特色があるこれを、何とかバランスをとって...全文を見る
○田代富士男君 ただいまの、今後の組織化はどうしても必要である、中小企業が効率的な活動をやっていくにはやはりまとまって対応していかなくちゃならないという、こういうことに対して私も理解をいたします。  そこで、この商工中金の所属団体になるかどうかは、それぞれの団体の自主的、主体的...全文を見る
○田代富士男君 午前中、同僚委員から資本金の問題でもお尋ねがございました。そのときに資本の比率は一〇〇対四三の比率である、こういう御答弁がなされておりましたけれども、現在の資本金の内訳を見てみますと、一千八百十三億円のうち政府出資は七〇%の千二百六十九億円、残りの三〇%五百四十四...全文を見る
○田代富士男君 次に、役員の任期についてお尋ねをしたいと思いますが、今回四年から二年にされるようになっておりますけれども、その意義はどういうところにあるのか、腰を据えた業務への精励という点でどう考えるのか、伺いたいと思いますし、特に他の政府関係機関と異なりまして、役員の職務内容は...全文を見る
04月25日第102回国会 参議院 商工委員会 第13号
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○田代富士男君 限られた時間でございますし、いろいろ御質問したいことはございますが、そういう立場からまとめて御質問を申し上げたいと思います。  金森参考人、また赤澤参考人がお書きになられましたものは、雑誌あるいは報告書で一応読ましていただきました。また、今も参考人としての御意見...全文を見る
○田代富士男君 時間がもうちょっとありますから、具体的な質問と言っていただきましたからお尋ねをいたしますと、私が今、日本独自の慣行を 諸外国に知らしめる努力をしていかなくちゃならないということを申し上げたわけでございますが、これは私、先日テレビを見ておりましたら、この経済摩擦に...全文を見る
○田代富士男君 届けていただけたら、ありがたいと思います。
○田代富士男君 私は、質問の最初に、昨日起きました高島炭鉱の災害についてお尋ねをしたいと思います。  一つの大事故の陰には二十九の同種の小さな事故があり、さらにその陰には三百の故障やトラブルがあると、このように言われております。これはハインリッヒの法則と言われるものでありまして...全文を見る
○田代富士男君 今の御答弁で、事故率が減ってきていたと喜んでいたやさきであると、心を痛めている段階であるということでございますけれども、そういうことのないためにこういう一つの法則といいますか、これからやっておかなくちゃならないけれども事故が起きてしまったという、こういうことじゃな...全文を見る
○田代富士男君 今大臣から現場の扇風機が回っていたかどうかということはまだ完全に掌握をしてない状況であると。昨日の事故ですからやむを得ない面もあるかと思いますけれども、私もこの炭鉱のことでは、ここに専門家の対馬先生がいらっしゃるわけで、私素人でございますけれども、そういう立場から...全文を見る
○田代富士男君 これも私が確認したわけではないですけれども、報道されているそういう中からのことでございますが、現場にはガス検知器が設置されていないというようなことが言われておりますけれども、この点も確認されたのかどうか。炭鉱事故のたびごとにこの問題がいつも大事な問題点として取り上...全文を見る
○田代富士男君 あとここでお尋ねしましても、これはわからない者同士でございますからこれ以上進まないと思いますから、あす現場へ参ってまたお尋ねをしたいと思います。  引き続いて対外経済対策に対して質問をしたいと思います。  最初に、今日の通商摩擦問題というのは、たびたびこの委員...全文を見る
○田代富士男君 さらに、これまで数次にわたりまして実施されてきました対外経済対策の評価に関しまして、今申し上げました大來報告書ではどう言っているかといえば、「累次対策の決定と実施の教訓の上に立って今後の対外経済対策を行っていく必要がある。」、このように述べられているわけでございま...全文を見る
○田代富士男君 次に、この大來報告書によりますと、御承知のとおりに、行政の裁量範囲の縮小あるいは行政の裁量の範囲が広く改善が求められるに至っていると、こういう意味のことが述べられておるわけでございますが、このことは、今一番国内においても問題になっております日本の官僚機構の上から下...全文を見る
○田代富士男君 今大臣が擁護されるお立場というのは理解をする面もあるかと思いますが、しかし、これはアメリカサイドのこの官僚組織に対する批判といいますか、これは先日もテレビでやっておりましたけれども、こういう日米交渉に当たったそういう人たちは全部交代すべきであると、そのくらいのあれ...全文を見る
○田代富士男君 次に、市場開放要求についてお尋ねをしたいと思いますけれども、これまであった海外からの市場開放要求の数々のうちで、まだ開放に至らないものがたくさんあります。これについては今後も要求が続くものと考えられますけれども、この点どのように対応していくのか、まずお尋ねしたいと...全文を見る
○田代富士男君 今答弁の中に出ておりますこのアクションプログラムについてお尋ねしたいと思います。このことは、私緊急質問のときにも尋ねたわけでございますが、重ねてお尋ねをしたいと思います。  このアクションプログラムの策定のために意見を聴取される有識者といいますか、これは既に決定...全文を見る
○田代富士男君 私に与えられた時間が来まして、まことに失礼でございますがお断りしなくちゃなりませんが、NTTの資材調達問題に対しても質問予告をいたしまして御出席いただいておりますけれども、ここまでは到底質問が参りませんから、最後の輸入促進の問題についてお尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
05月16日第102回国会 参議院 商工委員会 第15号
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○田代富士男君 大臣がまたきょうは席をお立ちになるそうでございますから、大臣不在のときはよろしくお願いいたします。冒頭申し上げておきます。  炭鉱災害というものは、御承知のとおりに幾つもの原因が一時に重なりまして起きてくることと思いますけれども、メタンガスが発生いたしましても、...全文を見る
○田代富士男君 今、大臣からも、なれあるいは過信があってはならない、また保安確保のために最善を尽くしていくという御答弁でございますが、これが何回も繰り返されて今日まで来たわけでございます。今も御答弁の中にもありましたとおりに、事故現場付近にはガス自動警報器が設置されてなくてはなら...全文を見る
○田代富士男君 次に質問いたしますのは、扇風機の問題でございます。これは仮定の問題でございますが、もし扇風機が作動して換気が正常に行われたとするならば、ガスの爆発は起きていないのではないかと思うわけでございます。  現地視察をしていろいろ説明があったときに、現場は三月の二十六日...全文を見る
○田代富士男君 現地視察をした際に会社から説明がありました。その説明は、三月二十六日以降約一カ月間休止の状態であった、そこで休止している間にロープであるとか機器類の整備、ケーブルの取りかえ等整備をしておこうと、多持係長を初め機械工、電気工が現場へ行った。多持係長は、通常は八時三十...全文を見る
○田代富士男君 そこで、私は炭鉱のことは素人でございます。今さっき質問されました同僚の対馬先生は専門家でございます。そういう立場から、未熟な点もありますが、私のお隣りにいらっしゃいます伏見先生が当委員会で参考人としてお呼びになられました、日本で石炭関係の専門家といわれる北海道大学...全文を見る
○田代富士男君 ふだん掌握されてなくてはならない監督官庁だから――私は最初に申し上げています。私は素人でありますから、先生にお聞きをしました。対馬先生は専門家であります。監督官庁として掌握していらっしゃるでしょうと。だから、今後これを調査の段階で生かしていくということですから、生...全文を見る
○田代富士男君 今調査中だからそれ以上のことは出ないかと思いますけれども、専門家の意見でありますから、参考にしていただければと私は思います。  それと同時に、我々が現場へ調査に行く前にいろいろ新聞報道されました。その時点ではどういう事故であるかということが現在ほど明確ではありま...全文を見る
○田代富士男君 次に、これもちょうど高木参事官が御出席でございますから、私現場で御質問したことでございますが、我々現場へ行くときに専門家である対馬先生にいろいろ教わって行きました。炭鉱の災害というものはどういうことかと、単純に言えば火災の災害と爆発と二つなんだと、火災の場合は煙が...全文を見る
○田代富士男君 警察庁の方は見えてないですな。――じゃ結構です。  それでは、大臣もお見えになった時点で、私の質問時間が来ているような状況でございますけれども、政府の調査団の調査活動は今も進んでいるかと思いますけれども、現在どの辺まで進んでいるのか、またいつをめどに結論を出そう...全文を見る
05月28日第102回国会 参議院 商工委員会 第17号
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○田代富士男君 本案に入る前に、一言御質問をしたいと思いますが、大臣を初め皆様既に御承知のとおりに、通産省の外郭団体であります繊維工業構造改善事業協会の監査課長が、高度化融資資金の詐欺事件に絡んで業者に便宜を図り、収賄容疑で逮捕されたということでございます。きょうの各紙にこのこと...全文を見る
○田代富士男君 繊維工業構造改善事業というのは、融資を受ける中小企業が各地の通産局を通して事業計画を申請をいたしまして、大臣の承認を受けるようになっておりますけれども、今まで承認された計画はどのくらいあるのか。また、その申請の際、繊維工業構造改善臨時措置法に基づき設立された通産省...全文を見る
○田代富士男君 その数はどのくらいありますか、協会。
○田代富士男君 今資料がないということでございますから、後で結構ですから、部屋まで連絡していただきましょうか、お願いをいたします。  時間がありませんから、次に移りますけれども、同協会の職員のうちで、通産省より出向されている職員はどのくらいいるのか、いかなる立場にいるのか。また...全文を見る
○田代富士男君 さっきお願いしましたとおりに、後ほどで結構でございますから資料をいただきたいと思います。  引き続きまして、本案の質問に移りますけれども、我が国の中小企業を取り巻く環境というものは、一方で広範かつ急速な技術革新によります産業の細分化、複雑化が進みまして、また他方...全文を見る
○田代富士男君 次に、第二条第三項におきまして、対象の技術の要件といたしまして、「著しい新規性を有するもの」としてありますけれども、この「著しい新規性」とはどんな技術を言うのであるのか、単なる新規性とどの程度異なるものであるかというのが第一点。  第二点は、工業所有権、御承知の...全文を見る
○田代富士男君 今も御説明がありましたとおりに、懇切丁寧という御説明と申しましょうか、本当に恐縮しておりますけれども、突き詰めて言いますと、特許、実用新案におきます新規性というのは新しいものであるか、ないかという二者択一の問題であり、また進歩性というのは、著しいとか、普通であると...全文を見る
○田代富士男君 第三条の技術開発指針に盛られる技術の内容としてどういうものが考えられるのか、例示をしていただきたいと思いますし、また、最終的に総数でどのくらいとお考えになっていらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 この指針に盛られない技術については本法の適用がないわけでございますけれども、多種多様にわたる中小企業の技術の開発を図るのに、このような指針でこの開発技術を限定するということは、中小企業の技術開発にとって妥当なことであるかどうかと、ちょっとここらあたりも私も考えざる...全文を見る
○田代富士男君 三条の三項には、今後の状況変化に応じて指針の変更を行うことができる、このようにされてありますけれども、この中小企業の技術の多様性や程度も千差万別であることから、その変更も即応できないと、対策が後手、後手に回るおそれがあるわけでございますけれども、この指針の見直しに...全文を見る
○田代富士男君 指針に基づきまして、この中小企業の業者は、開発計画を住所地の知事に提出をいたしまして認定を受けることと、このようにされておりますけれども、この計画にはどの程度の詳細さが要求されるのであるのか。特殊な技術で生きる中小企業にとりまして、技術開発というのはその企業の生命...全文を見る
○田代富士男君 第五条には、開発計画の変更について規定をされてあります。  変更を容易に認めないと、アイデア一つで勝負をしております中小企業の発想の柔軟性を阻害するおそれがある反面、余りに安易に認めると、計画認定の意味がなくなってしまうのではないかと思うのでございますが、この点...全文を見る
○田代富士男君 この技術開発という問題は、時間との勝負ではないかと思うわけでございますけれども、開発計画の実施に必要な資金の確保のために一刻も早い認定を願うのが、提出される中小企業の思いではないかと思うわけでございますが、この計画の提出から認定までどのくらいの日数が要るのであるの...全文を見る
○田代富士男君 第七条において、中小企業投資育成株式会社のこの事業に特例を設け、資本金一億円以上の中小企業が技術開発事業を実施するための資金確保に発行する新株または転換社債の引き受けを認めることになっておりますけれども、資本金の上限を求める必要はないのか。またこれによりまして投資...全文を見る
○田代富士男君 関連いたしまして、技術振興に関する行政の対応について伺っておきたいと思いますけれども、現在我が国の中小企業は、技術力の高い企業と、技術進歩に乗りおくれたと申しますか、そういう企業との二極化が進行しつつあるのが現状ではないかと思うのでございますけれども、今この行政に...全文を見る
○田代富士男君 中小企業技術施策の実施機関を見ますと、そのほとんどが都道府県と中小企業事業団ではないかと思うわけでございます。国が直接施策を実施するのがいいか、または他の機関に任せるのがいいのか、一概には言えない面もあるかと思います。しかし、少なくとも国と自治体、諸機関との間の整...全文を見る
○田代富士男君 中小企業の技術水準の向上のためには、新技術情報の積極的な活用が不可欠ではないかと思うわけでございます。そのためには中小企業事業団の中に中央情報センターを置き、各地に地域情報センターなどを設置して中小企業の情報ネットワークを形成されているようでございます。現在、私お...全文を見る
○田代富士男君 最近の日刊工業新聞の調査によりますと、新規技術分野の開拓に当たっての最大の問題点といたしまして、技術者の不足、人材不足というものが挙げられているわけでございます。これを解消するためには新規の技術者の確保か、または企業内の技術者の再教育でありますけれども、新卒の技術...全文を見る
○田代富士男君 ここで我々がこの前中小企業大学校を訪問した折に申し上げたことは、私自身も申し上げましたけれども、ちょうど今男女雇用平等法等が国会でも審議されている、そういうこともありまして、我々学校へ参りましたところが、女性の姿がほとんど見られない、こういうことで、女性にも門戸を...全文を見る
○田代富士男君 申し出が少ないからそういうようなPRもよくして、そして女性に門戸を開いてもらいたいと申し上げましたけれども、これ以上私は申しませんが、一応これ長官いかがでございましょうか、考えていただいたら。
○田代富士男君 今私、調査の資料をもとにして質問いたしましたけれども、このアンケートでもわかるように、技術者の不足というものが最大のボトルネックであるとするならば、これを解消していくことが中小企業技術施策の中心に据えられるべきことではないかと思うのでございますが、現状の技術者養成...全文を見る
○田代富士男君 六十年度の中小企業大学校の先端技術講座には受講希望者が殺到してきていると、私そういう資料を読ませていただきました。どうしてそのように殺到してきているかという理由といたしまして、受講料が民間に比べまして三分の一から四分の一と安いことである、こういうことではないかと思...全文を見る
○田代富士男君 次に、東京商工会議所の「中小企業の技術開発に関する産・学・官協同の推進について」という報告書がございます。この報告書によりますと、企業と外部の技術開発協力状況というものは、公設試験所との技術研究協力が大企業では二九・一%という数字が出ておるのでございます。これに対...全文を見る
○田代富士男君 今中小企業の理由といたしましてるるお述べになりました。この研究協力を大学側からこれを見てみますと、協力先の企業が中小企業であるものが私立大学においては四五・八%、これに対しまして、国公立大学においてはこの比率が半分以下の二二・五%、この程度なんです。国公立大学は主...全文を見る
○田代富士男君 ただいま文部省それから通産省から、取り組んでいらっしゃる現状についてお答えをいただきました。  大学側の研究協力実施上の問題の一つとして言われているのが、大学の制度、組織上の障害がある。それで、この比率を資料で見させていただいたときに、私立では一九・六%であるの...全文を見る
○田代富士男君 次に、中小企業の側からなぜ大学との研究協力をしなかったのかというところを見てみますと、必要がなかったというのは別にいたしまして、大学に依頼しづらかった、そういうのが大企業ではゼロに対しまして、中小企業では一四・一%。また大学とのパイプがなかったというのが大企業は四...全文を見る
○田代富士男君 最後の質問ですが、今質疑応答の中で、大臣もお聞きになっていただいたと思いますけれども、従来、産学官の連携といいますと、大企業、官庁、大学の間の連携のイメージが強いわけでございますが、中小企業にとっては高ねの花のような感じが強かったと私は思うのでございますが、しかし...全文を見る
05月29日第102回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○田代富士男君 最初に法務大臣にお尋ねをいたしますけれども、憲法に規定している基本的人権の擁護につきましては、だれよりもこの問題については法務大臣が率先垂範していくべき立場ではないかと思うのでございますけれども、まあ当たり前のことと言われればそれまでですけれども、このことに対する...全文を見る
○田代富士男君 そこで、外国人登録法に基づく指紋押捺につきましてこういうことを言っている人がおるんです。日本の法治体制に対して、外国人になめられている、法体制がいやなら自国に帰ればよい、また日本で生まれ、日本人として同じように育った人は日本に帰化すればよい、こういうことを言ってお...全文を見る
○田代富士男君 これは公務員の人の発言でございます。あえて名前は伏せてありますけれども、大臣が今おっしゃったとおりじゃないかと私も思っております。  また、こういうことがあります。日本人として生まれまして韓国に帰化した御婦人が反発をしております。それは指紋押捺は在日韓国人に対す...全文を見る
○田代富士男君 今法務大臣として国内的な立場で御答弁をされたかと思うのでございますが、国際社会の中で日本が孤立していくつもりならばともかくも、国際社会の一員といたしまして協調と連帯の輪を広げまして、また、その発展に大きく肯献していくべき立場が我が国ではないかと思うのでございます。...全文を見る
○田代富士男君 こうした動きの中で、御承知のとおりに初の控訴審といたしまして注目されておりました東京高裁におきます裁判が去る三月二十九日、異例の結審を見たわけでございますけれども、この概要を簡単でよろしいですから、御説明いただけませんでしょうか。
○田代富士男君 このモリカワ被告でございますが、今御答弁がありましたような結果になったわけでございますが、そのときに罰金一万円につきましては良心を売らない方法で払いたいということで、五日間の刑に服する意思を表明したわけでございまして、もちろんこれには外国人登録法に基づく指紋押捺に...全文を見る
○田代富士男君 そこで、押捺拒否者を告発しないとすることについてちょっとお伺いしたいと思いますが、まず神奈川県の川崎市が指紋押捺拒否者を告発しないと決定をいたしましたが、五月八日、神奈川県警の外事課と川崎臨港署は川崎市川崎区池上町の李相鎬保育園主事を逮捕いたしまして、二日後の五月...全文を見る
○田代富士男君 私が申し上げました生野区長の発言でもわかりますとおりに、外国人登録業務はそれ自身いろいろな問題があるわけでございますし、また、法務大臣御自身が各自治体、市町村にお願いをして仕事をやってもらっているんだということでございます。これが超過負担の原因ともなっていることな...全文を見る
○田代富士男君 五月十四日の通達についてお尋ねをしたいと思いますけれども、まず最初に、五月十四日、法務省は「外国人登録事務の適正な運用について」という通達を出されましたけれども、今も法務大臣からいろいろここに至った経過等も話がありましたけれども、今の時期に出された理由は何であるの...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、重ねて通達の内容についてお尋ねをいたしますけれども、通達を読ませていただきましたその三項の三ですけれども、三においては、「指紋による同一人性の確認ができない場合には、写真の照合、原票の記載内容の点検及びその他の確認手段によって同一人性の確認ができる」場合のこ...全文を見る
○田代富士男君 法務省といたしましては確認未了と記載した登録済証明書があれば生活に支障が出ることはないとしていらっしゃいますけれども、法務省の説明によりますと、この登録済証明書というものは指紋押捺を拒否した時点までの証明で、交付申請時点の本人証明とは違うので有効か無効か別問題とさ...全文を見る
○田代富士男君 いろいろ私角度を変えてお尋ねをしましても、大臣の姿勢というものは一線を画してそれからなかなか進んでいらっしゃらない点があるわけなんです。  外務省にお尋ねをいたしますが、去る五月の十日、衆議院の外務委員会におきまして安倍外務大臣は、在日外国人の指紋押捺問題につき...全文を見る
○田代富士男君 今度は法務省側にお尋ねをいたしますが、今も御質問申し上げました通達の前文において、ただいまのところ政府が今国会において外人の登録法の改正案の提出をするというような方針はない、そういう意味を述べていらっしゃいますけれども、そのように言いながら、政府においては、指紋押...全文を見る
○田代富士男君 次の質問に移ります。  まず最初に登記特別会計の問題についてお尋ねをしたいと思います。  一般会計から今回区分されまして特別会計を設けるようになっておりますけれども、相当の理由がなければならないと思います。このことは臨調の最終答申におきましても、特会の新設につ...全文を見る
○田代富士男君 臨調答申の尊重は御承知のとおりに中曽根内閣の基本方針であるわけでございますけれども、その最終答申におきまして「特別会計の新設については、財政の膨張抑制等の見地から極力抑制する。」、ただいまも申し上げたとおりでございますが、このように言ってあるわけでございます。これ...全文を見る
○田代富士男君 今、御答弁の一番最初の竹下大蔵大臣の比喩の問題に対して正当づけられましたけれども、それに対しては異論があります。しかし、今ここで言っておりましたら時間がありませんから、ただ異論があるということを申し述べておきます。  今回創設される登記特会は、財政法第十三条第二...全文を見る
○田代富士男君 時間がありませんからまとめて御質問を申し上げますけれども、大蔵省として当初反対でありましたけれども、この登記特会創設のメリットにつきまして今日までるる御説明になっております。簡単に言えば四つじゃないかと思います。一つは受益と負担の明確化、二つ目には剰余金による手数...全文を見る
05月30日第102回国会 参議院 商工委員会 第18号
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○田代富士男君 このたび御承知のとおりに、三菱石炭鉱業南大夕張砿業所で五月十七日に発生したガス爆発事故によりまして、死者六十二名という大惨事になりまして、最初に、亡くなられたお方に対しお悔やみを申し上げますと同時に、御冥福を祈るものでございます。また、現在病院に入院していらっしゃ...全文を見る
○田代富士男君 もう既に大臣も御承知かと思いますけれども、この炭鉱事故が起きました直後の五月二十日に自民党の渡辺幹事長代理が記者会見をされております。  三菱南大夕張炭鉱のガス爆発事故に関連いたしまして、再発防止とともに、政府・与党一致してここで石炭政策を再検討する必要がある、...全文を見る
○田代富士男君 今お互いに会って話をされたけれども、そこで結論が出たわけではなくて、平行線をたどっているということなんです、端的に申し上げますと。だから、渡辺自民党幹事長代理の話も進んでいるし、通産大臣としてはそうであろうという、それは一応受けらた形であります。これは平行線で現在...全文を見る
○田代富士男君 今後の問題については。
○田代富士男君 エネルギー庁長官見えてますね、長官から。
○田代富士男君 今お話を聞いておりますと、前途が開けているという、そういう話ではなくして、第一次から第五次までは撤退作戦をやっていたと。石油ショックによって復活をしたけれども、最近の事故も相なり、これはどうするかという、言うなれば、将来的に見た場合には一つの岐路に立ったことは間違...全文を見る
○田代富士男君 現実問題といたしまして、この一年半足らずの間に三井三池の有明鉱、それから三菱高島砿、三菱南大夕張砿と、三つの大災害が続発したわけでございまして、言うなれば、今さっき私申し上げましたとおりに、我が国の主要炭鉱は十一である。そのうちの実に四分の一が連鎖反応的に災害に見...全文を見る
○田代富士男君 今私が質問した趣旨がまだ伝わっていない面もありますからもう一度申し上げますと、今回の事故の原因は、今さっき御報告がありましたとおりに、はっきりした原因の解明はできておりませんけれども、ほぼガスの爆発と見られているわけでございますが、そうした場合に、ガス爆発となりま...全文を見る
○田代富士男君 村田通産大臣は、今後の石炭の見通しについて私申し上げたときに、石炭は必要であるということでございます。  大臣もおっしゃるとおりに、石炭が必要ならば、やはりそれ相応に政府が乗り出さなくちゃならないと私は申し上げたわけでございまして、その場合に、長官もおっしゃった...全文を見る
○田代富士男君 私が重ねて申し上げているのは、どうしても石炭が国の施策として必要であると言われるならば、一貫して私が申し上げているとおりに、保安の確保が大前提と言われている中にあっては、この九十八億円の今年度の予算でありますし、補助金もついていると今説明がありましたけれども、こう...全文を見る
○田代富士男君 予算獲得に全力を尽くすと言いますけれども、その前にやらなくてはならない問題があります。これは予算を獲得すればできるという問題ではない。  今さっき私は、三つの大きな炭鉱事故が起きたことに対しては共通点があるということを申し上げまして、一つ一つ申し上げてきました。...全文を見る
○田代富士男君 これは、私がここでどれだけ言いましても、実際にどう取り組んでもらうかという、それによって決まるかと思いますけれども、あえて申し上げておきます。  その次に、もう一つは、今同僚委員からも質問が一部出されましたけれども、今度は、この炭鉱で働いている作業員の皆さんのな...全文を見る
○田代富士男君 大臣いかがですか。
○田代富士男君 私が言いたいことは、今までの調査団だとかそういうものでなくして、一歩違った取り組みをしてもらいたいということを申し上げましたけれども、今までの答弁も、今までと、なれと同じです、それでは。違ったものを出してください。
○田代富士男君 局長どうですか、具体的に。
○田代富士男君 私も、商工委員である限り、今おっしゃったことを見守っていきたいと思います、これ以上詰めてもこれは進まないと思いますけれども。  それで、石炭を残す理由といたしまして一番最初に通産大臣が申されたことは、代替エネルギーの問題と同時に、地域との関係、地域との結びつき、...全文を見る
○田代富士男君 そこで、今産炭地域の振興策をとっていくということでございますけれども、既に炭鉱が多く閉山しました筑豊地方の実情は大臣も御承知のことだと思いますけれども、筑豊地方は、生活保護は日本一という状況です。これは政策の一環としてもなされているかと思いますけれども、四人に一人...全文を見る
06月06日第102回国会 参議院 商工委員会 第19号
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○田代富士男君 最近、地域経済の活性化ということが盛んに言われておりますし、当委員会でもこの問題に取り組んだところでございますけれども、その背景には、先端技術産業化またソフト化、国際化、情報化、こういうような外部環境の変化によりまして地域経済の発展が大都市に比べおくれる可能性が強...全文を見る
○田代富士男君 地域の活性化に関しましては、そこに占める地場産業の位置というものは大きなものがあるわけなんですけれども、今も大臣も御答弁になりましたけれども、この地場産業のあり方、役割についてどのようにお考えであるのか、これについてお答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 先般、この商工委員会におきまして審議いたしました中小企業技術開発促進臨時措置法も、この地域活性化対策といたしまして位置づけることができると思うのでございますけれども、この地域活性化のために、技術開発促進法の運用に際しましていかなる配慮を払っていくのか。聞くところに...全文を見る
○田代富士男君 それと同時に、中小企業庁が六十年度の主要な新政策の一つといたしまして、新地場産業集積圏構想を打ち出していらっしゃいますけれども、その目的とするところは何であるのか。それと同時に、この事業の概要についてお聞かせいただきたいと思います。
○田代富士男君 六十年度に推進すべき九つの類型として、北海道の室蘭地域を初めといたしまして、九つの地域を指定してありますけれども、その選定の基準は何であるのか、また他に立候補していた都道府県本部はなかったのか、それと同時に本年度以降九つの地域以外にも指定されるのかどうか、まずそこ...全文を見る
○田代富士男君 ただいまお答えいただきましたとおりに、これはあくまでもモデル地域としてこの九カ所の地域でなされたということは理解をいたしました。  それで、指定に基づきましてこのマスタープランを策定した都道府県本部に対しまして、来年度以降具体的にどのような助成を考えられておるの...全文を見る
○田代富士男君 もう一つお尋ねいたしますと、中小企業庁が、昭和五十六年度より地域の中小企業のこの振興対策の重点施策の一環といたしまして、御承知のとおりに地場産業振興センターの建設助成を行っておりますけれども、この施策の概要と今までの実績といいますか、そういうものを御説明いただきた...全文を見る
○田代富士男君 この新集積圏構想の推進に当たりましては、各都道府県の地場産業振興ビジョンとの整合性というものについてはお考えになられたのか、また都道府県がこの構想の指定地域内に、さっきもお尋ねいたしました振興センターの設置を申請してくる場合も考えられますけれども、これについてどう...全文を見る
○田代富士男君 この地場産業振興センターは、地域経済活性化のための拠点づくりを目指すというのが今日までその目的を達成していくためでございますけれども、この振興センターの現場の声を二、三じかに尋ねてみました。いろいろな意見がありましたけれども、共通的なこれは現場の声でございます。 ...全文を見る
○田代富士男君 大蔵省のこの委託研究の報告書の中で、地場産業発展の可能性についてまとめたものがございます。御承知になっていらっしゃると思いますけれども、その中で地域産業のイノベーション成功例を三つの主なタイプに分類して載 せてあります。  一つは製品の多様化に成功しているケー...全文を見る
○田代富士男君 今さっきから御答弁いただいておりましたこの新構想の指定の九つの地域のそれぞれに、当該地域の特性に応じた望ましい産業集積の類型を挙げていらっしゃいますけれども、これは今のような地域産業のイノベーションの動向をイメージさせてのことであると思うのでありますけれども、その...全文を見る
○田代富士男君 今後、この都道府県に対しましてこのような類型化したイメージを示すというのは、これからマスタープランを策定しようというときに、かえって活力に満ちたプランづくりを阻害する心配があるのではないかと、これは私の考えでありますけれども、なきにしもあらずじゃないかと心配をして...全文を見る
○田代富士男君 この地域産業の振興に関しましては、昭和五十四年に施行されました御承知の、産地中小企業対策臨時措置法に基づく事業合理化計画があるわけでございますけれども、今日までこの産地法による効果をどのように評価していらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 今お答えいただきましたとおりに、五十四年から施行されまして、この産地法は七年間の時限立法でございますから、来年の七月にはこれは失効することになっているわけなんですけれども、この法律の目的は、本来「円相場の高騰その他の最近における経済的事情の著しい変化に対処して」と...全文を見る
○田代富士男君 この中小企業庁の産地組合活動実態調査では、産地を取り巻く環境変化につきまして、現状の需要の鈍化現象や価格の伸び悩み、こういうことから、今後需要の多様化や人材不足、技術水準のおくれなどの問題に直面していくと予想されておるのでございますが、これに関しては、前回の当委員...全文を見る
○田代富士男君 この中小製造業の中で、事業所数で二七%、従業員数、生産額で一四%を占めるこの産地産業の振興策を今後いかに考えていくのか、またあわせてこの産地産業を含む地場産業育成の中で、この産地法それから新地場産業集積圏構想をどう位置づけ、施策をいかに展開していくのか、今いろいろ...全文を見る
○田代富士男君 次に、種々の産業及び国民生活に不可欠な鉱物資源、特に最近、御承知のとおりにハイテク産業分野で欠かすことのできないレアメタルの安定供給確保につきまして、経済安全保障などの観点より伺ってまいりたいと思います。  資源小国かつ大消費国の我が国にとって、エネルギーと同様...全文を見る
○田代富士男君 鉱物資源のうち、レアメタルの生産は極めて少数の国に偏っている、今お答えいただいたとおりでございますけれども、従来か ら、そういうために供給の不安定性が指摘されてまいりまして、現に供給障害が起こっているようであります。こうした供給障害に対し、どのような対策を講じて...全文を見る
○田代富士男君 今の御答弁では、この備蓄のスケジュールがおくれているようでございますけれども、六十二年度末の目標は今六十日程度というお答えでございますけれども、達成できるのか、ちょっと心配であるわけなんですが、この点についてどうなのか。  また、最近ハイテク産業の関連で、さまざ...全文を見る
○田代富士男君 レアメタルの安定供給確保対策で忘れてならないことは、今お尋ねをいたしました備蓄のみならず、この脆弱な供給構造そのものを改善していくことではないかと思うわけなんです。その一環として御承知のとおりに探鉱開発を積極的に行い、調達する等を強化をすることが重要であると私は思...全文を見る
○田代富士男君 このレアメタルのほかにも、銅あるいは鉛、亜鉛等のいわゆるベースメタルについても安定供給は依然重要でありますけれども、従来から政府は、金属鉱業事業団等によりまして、広域、精密調査等の三段階方式等で日本の国内あるいは国外の探鉱促進を図っていると聞いておりますけれども、...全文を見る
○田代富士男君 今御答弁でもありましたとおりに、日本の国内でも秋田県に新たな鉱床が発見されたようでありますけれども、我が国は御承知のとおりに火山国でありまして、こういう鉱物資源埋蔵の可能性は大きいのではないかと私は思うのでございます。国内の鉱山が最も安定的な供給源であるし、また、...全文を見る
○田代富士男君 この政府の探鉱開発ばかりでなくして、企業による探鉱も重要と思うのでございますけれども、近年の金属鉱物の市況の低迷で、企業の経営基盤といいますか、これは脆弱なものになってきているのが現状ではないかと思うのでございますが、この資源というのは、御承知のとおりに減耗性であ...全文を見る
○田代富士男君 最後の問題ですが、これは大臣にお尋ねしたいと思いますけれども、今このレアメタルの問題を中心に質問してまいりましたけれども、この鉱物資源、特にレアメタルの問題は、七〇年代の石油資源のように重要な問題となる可能性は極めて強いわけでございまして、このレアメタル供給という...全文を見る
06月21日第102回国会 参議院 商工委員会 第20号
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○田代富士男君 引き続いて質問をいたします。  最初に、報道によりますと、豊田商事関連の被害総額は二千億円、このように言われておりますけれども、現時点において、経済企画庁あるいは通産省として、この金取引の苦情相談件数、そういう金額等について把握していらっしゃる状況を両省からお答...全文を見る
○田代富士男君 六月の十二日の衆議院の決算委員会で、村田通産大臣が、これは会社に乗り込むことを含めて強い決心で臨む決意だという、こういう発言をされておるわけなんですが、その後具体的に、通産省といたしましては、内容証明を送られたようでございますけれども、その内容と、内容証明によりま...全文を見る
○田代富士男君 今大臣が、きょう豊田商事関係者が出頭してくるという、こういう出頭してくることに期待感を持っていらっしゃる。もしここできょう出頭してこなかった場合の対応はどうされますか、明確に。
○田代富士男君 次に、金子長官にお尋ねをいたしますが、報道によりますと、衆議院の物特委におきまして、長官が新規立法の必要性に言及されておるわけでございますし、また関係省庁の政務次官会議におきましても、新規立法についてこの現物まがい商法を規制すべきだという論議があったようでございま...全文を見る
○田代富士男君 長官、それはわかりますけれども、長官として、やはり消費者を守るところは何かといえば、こういうときに一番困るのは、警察で今調査中でございますからと、こうなったら物が言えない。しかし、現実に法があるんですから、この法で任せてありますからと。では、経企庁はノータッチとい...全文を見る
○田代富士男君 今、同僚委員も全部そうだと思っていらっしゃいますけれども、こういう何といいますか、余りにも緩慢な対応といいますか、この対応が今日のこのような大きな問題に至ったと言っても過言でないと思います。この悪徳商法に対して、このような緩慢な態度のために被害者をいたずらにふやす...全文を見る
○田代富士男君 私が言っているのは、そういうことをやっていたことじゃないんです。今各省庁の人が集まって新しい立法措置を講じようというような会議をやっているでしょう、この真剣な対処ですよ。これをやっていたならば、この問題はもっと被害をとどめておくことができたじゃないかということを聞...全文を見る
○田代富士男君 それじゃ納得しかねますけれども、時間の関係がありますから先に進みます。  先ほども御説明いただきましたけれども、この通産省、経企庁の消費者相談で受け付けられました金(きん)に関する苦情相談ですけれども、最近急激にこの相談件数がふえておるわけなんですが、その相談を...全文を見る
○田代富士男君 その他の会社はどのくらいありますか。
○田代富士男君 今数字的な概略をつかみますと、百二十一件中百件が豊田商事関係であるという、この数字は一つの参考ですけれども、約一割五分から二割は他の会社のそういうような苦情も出ているという、これは事実が確認されたわけなんですが、そこで報道にも述べられておりますが、三和信託という会...全文を見る
○田代富士男君 実態を掌握して早急に手配しますと、それでは緩慢な態度で遅いから、それで早急に手配して対処しますということで、豊田商事もずっと延ばしてきて被害者をふやした、そういうことをさせないために、私は早急に、今豊田商事の問題を検討している六省庁ですかの会合がありますけれども、...全文を見る
○田代富士男君 具体的な名前は挙げないけれども掌握しているということでございますから、それはもう早急にやっていただきたいと思います。  それと同時に、今私が質問したときに、五十七年から何もやっていないじゃないかと言ったときに、テレビやラジオでやっているという御答弁がございました...全文を見る
○田代富士男君 終わります。
07月23日第102回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○田代富士男君 私の質問時間が随分短縮いたしましたから、まとめて御質問をいたしますから、要領よく御答弁の御協力をお願いしたいと思います。  最初に防衛庁長官にお願いいたしますが、五十九年の十一月の自衛隊・防衛問題に関する世論調査についてこの結果が出ておりますが、まず長官の所感を...全文を見る
○田代富士男君 今、長官は率直に所感を述べられたのでございますが、長官も御存じのように宍倉官房長が発言されていることが報道記事に出ておりました。時間がありませんからこの内容について私が申し述べてから質問すればよろしいのですが、御本人も御出席でございますから、発言されたことは事実で...全文を見る
○田代富士男君 今、官房長が申されましたけれども、私はあの報道記事を読みまして、官房長の認識に疑問を持たざるを得ません。その理由は、この世論調査によりますと、国民の防衛への関心の高さがそれなりに高いということが示されていることからも言えるのではないかと私は思うのでございます。 ...全文を見る
○田代富士男君 この調査によりますと、国民の防衛力増強に対する懸念が高まっていることはお認めになっていることと思いますが、そこで、これ以上の増強に反対ないし慎重の意見というものが、昭和四十年ごろから三年置きに実施されてまいりましたこの調査によりまして、この調査が始まって以来初めて...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、次に防衛費のあり方についてお尋ねをいたしますけれども、政府はこれまでGNP一%の枠内において防衛費を単年度ごとに決めてこられましたけれども、これを改めて、例えば五年間の総額で防衛費を明示するという方式に変更すると、こういうような報道がありましたけれども、その...全文を見る
○田代富士男君 これも報道によりますと、GNPの算定基準が改定されることによって、このGNPの見通しが大きくなるということが言われておりますけれども、もしこのように伝えられるとおりとするならば、これまでの一%の枠の論議が白紙に戻ってしまうと思われるわけなんですが、防衛庁が一%の枠...全文を見る
○田代富士男君 この経済指標の変更によりまして、一%枠とのいわゆるすき間が大きくなることを前提にいたしました防衛庁の防衛費の増額をもくろむことは、断じて私は許すわけにはいかないと思います。これはもう明確に申し上げておきます。今日御承知のとおりに行財政改革という美名のもとに、国民福...全文を見る
○田代富士男君 防衛庁長官ね、そういう古い数字を出されましたらまた古い数字でやらなくちゃなりません。余りそういうことを言ったら理解する人も理解しなくなりますから、それは言わない方がいいと思いますよ。あえてその問題には触れませんけれども。  GNPの伸びあるいは人勧等、今後の推移...全文を見る
○田代富士男君 防衛庁長官は、去る七月の十日、山形県の東根市の陸上自衛隊神町駐屯地で記者会見をされております。今月二十六日予定の六十一年度予算概算要求基準決定に向けまして、五九中業の初年度にも当たるので、一定以上のシーリングを確保したい、このようにお述べになっていらっしゃいます。...全文を見る
○田代富士男君 長官のお考えどうですか。
○田代富士男君 そこで、竹下大蔵大臣もきょうは御出席でございますからお尋ねいたしますが、六十一年度の防衛予算についてでございますが、先日の報道によりますと、六十一年度予算は一般歳出の伸びを一・五%にとどめるという緊縮型予算であると言われておりますが、けさの新聞報道によりますと、防...全文を見る
○田代富士男君 時間が私の持ち時間はもう間もなく終わりでございますが、防衛庁関係にもへし折った質問になりましたが、村田通産大臣も御出席でございますから、まとめてちょっと御質問を、ほんの短い時間でございますけれども。  それで、通商摩擦についてお尋ねする予定でございまして、今政府...全文を見る
09月03日第102回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号
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○田代富士男君 最初に、豊田商事グループ等の悪徳商法の被害者救済の見通しと行政の対応について若干伺ってまいりたいと思います。  八月三十一日で大阪地裁で被害者の債権届けが一応締め切られました。この被害の概況について、同僚議員が午前中にこの説明を求められたのでございますが、これに...全文を見る
○田代富士男君 ちょっと法務省にお尋ねをいたしますけれども、この豊田商法につきまして、本年六月、秋田地裁で初判決が出ておりますけれども、この種の訴訟は現在どの程度出ておるのか、ちょっと御説明をいただけないでしょうか。
○田代富士男君 これも質問通告しているんです。これを私一番最初に――午前中の同僚議員の質問に対しても、これだけの大きな事件で、我々が委員会でもお聞きをしたのに対して、いきなり質問したわけじゃないんです。これだけのことが出てこないということは、これはちょっと質問する気になりませんよ...全文を見る
○田代富士男君 もうそういうことで時間をとっちゃなんですけれども、今の質問だけじゃございません。委員長も御存じのとおりに、同僚の梶原先生の質問のときに対しても、ある程度それに答えてもらわなければ何のための委員会であるか、これはわかりませんよ。だから、それに対して質問をしようとして...全文を見る
○田代富士男君 これはまた検討の余地があるかと思いますが、こちらももうちょっと研究してみたいと思います。  そこで、今回の悪徳商法のような例で、社員の給与が不当利得に該当すると、そのように思われる場合は、御承知のとおりに労務債権の先取特権の行使制限をしてもよいのではないか、こう...全文を見る
○田代富士男君 じゃ、これに関連いたしまして、訪問販売法についてお伺いをしたいと思います。  現在訪問販売法は、御承知のとおりに、指定商品制度を設けまして四十三の品目分に限定されておりますけれども、これを商品すべてに網をかけまして、支障を生ずるものについてのみ適用除外とする制度...全文を見る
○田代富士男君 次に、現在御承知のとおりに、サービス関連取引の増大に伴いまして役務に関する消費者トラブルがふえております。これは、個々のあれは時間がありませんから省略をいたしますけれども、しかしながら、現在の訪問販売法は、役務関係取引を規制の対象外としてあるわけでございまして、そ...全文を見る
○田代富士男君 次に、アクションプログラムのことにつきましてお尋ねをしたいと思いますが、同僚議員がこの問題につきましてもただいま質問をされたわけでございますが、諸外国の反応はどうであるかということに対して、大臣の今さっきの答弁がございましたが、大事なことでございますし、具体的にち...全文を見る
○田代富士男君 今申し上げました、アメリカの要人の方々が来日されましたそのときの主張というものは、具体的内客の違いはあったにいたしましても、摩擦解消のためには、アメリカの輸出が劇的にふえる迅速で具体的な措置が必要ということは、これは一貫した主張ではないか、このように理解をしており...全文を見る
○田代富士男君 そういう対策を現在とっていらっしゃいますけれども、このときに、時を同じくするかのように、自民党の首脳から輸出抑制税制の発言が伝えられております。御承知のとおりに、藤尾政調会長は為替差益への課税だとか、あるいは加藤税調会長は輸出品への物品税の課税と、こういうような発...全文を見る
○田代富士男君 関連してちょっとお尋ねいたしたいと思いますが、現在日本の現状は、御承知のとおりに世界のGNPの一割を担うに至った現状でございます。そこで、ODAを中心に途上国に対する経済協力を積極的に推進することは我が国といたしまして重要な責務であることは当然でありますけれども、...全文を見る
○田代富士男君 我が国のODAの内容を見てみますと、昨年実績で、御承知のとおりに対GNP比〇・三五%で、この開発援助委員会十七カ国中で十一位という数字が出ておりますけれども、国際目標〇・七%にはるかに及んでおりません。また援助の質的内容を示すグラントエレメントでは、七九・五%とい...全文を見る
○田代富士男君 この我が国の援助につきましては、今申し上げましたほかにも幾つかの要望が出されております。これは御承知かと思いますが、一つにはその内容がプロジェクト中心主義であって、その恩恵というものは発展途上国の指導者層あるいは大企業やそういうようなハイレベルの階級に絞られていた...全文を見る
○田代富士男君 この後、中小企業に対する影響をお尋ねしようと思いましたが、私の与えられた時間が来てしまいましたものですから、準備していただいたかと思いますけれども、また次回に譲りたいと思いますからよろしくお願いいたします。  それで、最後に大臣にお尋ねいたします。  このアク...全文を見る
10月23日第103回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○田代富士男君 最初に、私はいじめの問題についてお伺いをしたいと思います。  もう御承知のとおりに、陰湿ないじめ事件の続発する中で、今月の十四日。群馬県で、所属する運動部の同級生などからのいじめに耐え切れず農薬自殺を図った中学二年生が、入院先の病院で死亡したことが報じられており...全文を見る
○田代富士男君 このいじめとかいたずらといった現象というものは、洋の東西を問わず古くから起こっている問題でありますけれども、それが現在大きな社会問題となっているのは、このいじめを直接原因といたしまして、今も問題提起いたしました自殺や、あるいは仕返しによる殺人や殺人未遂というような...全文を見る
○田代富士男君 警察庁は去る六月五日の衆議院の文教委員会におきまして、「単独または複数で単独または複数の特定人に対しまして、身体に対する物理的攻撃または言動によるおどし、嫌がらせ、仲間外れ、無視、こういったような心理的圧迫を反復、継続して加えることによって苦痛を与えること」と、い...全文を見る
○田代富士男君 もう一度いじめの定義のことでお尋ねいたしますけれども、これは文部省の省内にとどまらなくて、関係する各省庁間でも統一できるかどうかという問題は大変な問題だと思うんです、これは。これが一番大事なことじゃないかと思います。そうしないと、例えば調査統計上省庁間で足並みがそ...全文を見る
○田代富士男君 今、法務省の立場あるいは警察庁の立場からのお話でございます。法務省とするならばいじめの問題が人権にかかわるかどうかと、また警察庁としては犯罪にかかわるかどうかと、こういう面で重点が置かれておるかと思いますけれども、やはりこれはお互いの連携を密にとってこの問題を解決...全文を見る
○田代富士男君 警察庁も九月二十一日、本年一月から六月までの上半期に全国の警察が扱いました小、中、高校生のいじめに起因する事件二百七十四件について詳細な実態調査結果を発表されましたが、それによりますと、五十九年の年間五百三十一件を上回る勢いではないかと思いますが、昨年と比較してど...全文を見る
○田代富士男君 今度は都教委でもこの五月にいじめの実態調査を行っておりまして、五十九年度中の九千五百三十九件について分析を行いましていじめに関する指導の手引を出しておるわけなんです。このようにされておりますけれども、文部省としてこの児童生徒のいじめに関する実態調査を行ったことがあ...全文を見る
○田代富士男君 ことしの六月二十八日に、文部省の児童生徒の問題行動に関する検討会議の緊急提言がされまして、その冒頭に、いじめの実態についてはさらに詳細な把握が必要である、こういう意味のことが述べられておりますけれども、衆議院の文教委員会での答弁では、各県の教育委員会、教育研究所に...全文を見る
○田代富士男君 ぜひやっていただきたいと思います。  次に、日本青少年研究所と生命保険文化センターは、ことしの二月に中学生と母親の日米比較調査の報告書を出しておりますけれども、それを見てみますと、いじめを見たり聞いたりしたというのが日本の中学生で八二・四%、アメリカでは九八%、...全文を見る
○田代富士男君 次に、体罰の問題に質問を移りたいと思いますが、最初に報道によりますと、昨日山梨県の富士吉田の県立高校で、体育教師の体罰によりまして女子高生が重傷で入院していたことが明らかになっております。しかもこの体罰には、テニスラケットの柄の方で殴られた傷害であることが明らかに...全文を見る
○田代富士男君 ことしの六月の五日、法務局の人権擁護部長合同会議の席上におきまして、人権擁護局長から学校における教職員の体罰がいじめに深い影響を与えている旨指摘されたようでございますけれども、どのような内容であったのか御説明をいただきたい。それと同時に、この体罰が児童生徒のいじめ...全文を見る
○田代富士男君 今御答弁がありましたとおりに、学校教育法第十一条には、「体罰を加えることはできない」と、このように定められておりますけれども、現実にはこれが横行していると今もお話がありましたとおりでございまして、そこで、茨城大学の今橋教授が五十八年に行われたアンケートによりますと...全文を見る
○田代富士男君 先週、日弁連が「学校生活と子どもの人権」と題する報告書を出しておりますけれども、その中で、全国の公立の中学校、高等学校の体罰の事例を報告されております。私も目を通しましたが、その中で、もう御承知かと思いますが、ある母親の手記として、「教師が、理由があるから体罰を加...全文を見る
○田代富士男君 この子供のいじめと体罰との相関関係は、ストレートには言えないのではないかと思いますけれども、しかしこれは根絶しなくちゃならない。今も御答弁の中に、根絶していく根絶していくということでございますけれども、さらに具体的に、そこまでは我々も理解をいたしますけれども、具体...全文を見る
○田代富士男君 それで本当に解決できるだろうかと、私は疑問を持たざるを得ません、しかし、質問の時間がありますから次へ移ります、  五月の五日、警視庁ではいじめ相談コーナーを開設されまして、二カ月間で北海道から九州まで、八百四十六件の相談があったと報じられておりますけれども、この...全文を見る
○田代富士男君 文部省といたしまして今まで以上に教職員が子供や母親から相談を受けやすいようにするために具体的にどうすればよいか、例えば中曽根総理が今アメリカを訪問しまして、ニューヨークで小学校を視察しております。二十人学級であると、これは参考にしなければならないというようなことが...全文を見る
○田代富士男君 この教育相談所の問題でございますけれども、御承知のとおりにこの利用率が非常に低い。なぜそのように教育相談所の利用率が低いのか、その低い理由はどこにあるとお考えになっているのか、あるいはその対応を今後どのようにするかという、こういうことに対してお考えを聞かしていただ...全文を見る
○田代富士男君 臨教審の第三部会はいじめ問題でその考え方をまとめました。その中で、相談窓口につきましては既存の相談窓口が利用しにくいので半官半民の団体をつくるなど、また女性のボランティアによるソフトな窓口をつくることを提案するようになっておりますけれども、相談窓口が利用されやすい...全文を見る
○田代富士男君 いじめ問題の多種多様性や、また一部の事例に見られますように学校ぐるみ、地域ぐるみの臭い物にはふたをというようなこういう式の対応などもあることも事実でございまして、相談窓口を多元化しておくことは必要であると思うのでございます。  それと同時に、学校、警察、法務省な...全文を見る
○田代富士男君 いじめの問題あるいは体罰の問題について質問をしてまいりましたが、特にいじめの問題は文部省の検討会議の緊急提言が指摘されたごとく、その背景には学校の指導のあり方、家庭におけるしつけの問題、社会的風潮、またこのように学校、家庭、社会、それぞれの要因というものが複雑に絡...全文を見る
○田代富士男君 次に、裁判記録の保存につきまして質問をいたします。  この裁判記録の保存の問題につきまして法務大臣は去る四月十日衆議院の法務委員会で立法化に努力すると、このような答弁をされておりますけれども、その決意はお変わりないのか、進捗状況はどうであるか、まずお答えいただき...全文を見る
○田代富士男君 既に指摘をいたしましたが、この記録の保管のためにあるべき法律というの点、御承知のとおりに刑訴法制定後三十六年を経過するもいまだに存在しないわけでございまして、制定されない理由をもうちょっと詳しくお聞かせいただけたらと思います。
○田代富士男君 法務省はこの訴訟記録保存に関する法律の立案作業中であるということでございますが、そのために種々の調査検討を行っていらっしゃるわけでありますけれども、まず諸外国におきます事件終結後の記録保存に関する法制というのはどうなっているのか、また閲覧に関する 法制はどうなっ...全文を見る
○田代富士男君 では、現在刑事訴訟記録は事件終結後どのように利用されているのか、お答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 現行の刑訴法五十三条一項は、確定後の訴訟記録につきましてだれでも訴訟記録を閲覧することができるとするとともに、一定の場合には閲覧を制限することができるともしているところでありますけれども、訴訟記録を将来の長きにわたりまして一般公開するときは、刑の言い渡しを受けた者...全文を見る
○田代富士男君 最後の質問でございますが、刑訴法の五十二条四項に規定しました記録保管のための法律が、現在までその立法化がなされてなかったのはまことに遺憾に思うのでございます。そのために制度上不備な点やあいまいな点があると思われるところでありますし、これらの点を解決するためにも早急...全文を見る
11月21日第103回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○田代富士男君 最初に、昨日通産省より発表されました六十年、六十一年度の設備投資計画の調査を見てみますと、この二、三年拡大を続けてきた設備投資が六十年度後半から鈍化いたしまして、特に製造業では六十一年度四・三%城となりまして、先行きに陰りを生じてきているこの動向が見受けられており...全文を見る
○田代富士男君 また同じく、七月から九月期の鉱工業生産指数についても発表がなされましたが、これも輸出不振の影響を受けまして前期に比べまして〇・一%低下をしております、御存じのとおりでございますが。前年と比べますとまだ高水準にあるとはいえ、今後景気後退がはっきりしてくるのではないか...全文を見る
○田代富士男君 ところで、同じ日にアメリカの商務省よりアメリカのGNP統計が発表になりましたけれども、これによりますと、ことしの第三・四半期、七月から九月でありますけれども、そのGNPを先月発表した速報値より一ポイント大幅に上方修正をしております、御存じのとおりだと思いますが。 ...全文を見る
○田代富士男君 次に、来年度予算交渉が本格化する時期に当たりまして、通産省の基本姿勢についてお伺いをしてまいりたいと思います。  中小企業税制の改善に関しましては、中小企業団体からしばしば要望が出ているのでよく御承知のことと思いますが、その中でも中小企業の承継税制については、中...全文を見る
○田代富士男君 通産大臣いかがですか、予算の時期でもありますし、責任者として。
○田代富士男君 長官の今のお話と大臣の話とは大体同じでございますが、わかりました。  また、中小企業者にとりまして関心が最も高くてまたかつ要望の強いのが、御承知のとおりに減価償却制度の改善問題ではないかと思うのでございますが、技術革新によりまして設備、機器等の陳腐化が急速化して...全文を見る
○田代富士男君 今予算の時期であるからということを前提に私は申しておりますから、村田通産大臣どうですか、大蔵省にどういう決意でこの問題取り組まれますか。
○田代富士男君 同じく法人税の引き下げの問題、また現行税制の特別措置の延長ということも、中小企業の皆さんからいろいろ私たちも話をいたすときに要望されるわけでございます。その法人税の中で、所得に応ずる段階税率を導入して中小法人に対する税負担というものを軽減するなどの意見も一部にあり...全文を見る
○田代富士男君 そこで、関連をいたしまして、私はねじ業界の振興問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。  御承知のとおりに、このねじの業界というものはそのほとんどが中小企業であります。需要業界に対しまして、こういう言葉が当てはまるかどうかと思いますが、従属的なまた下請的な...全文を見る
○田代富士男君 また、ねじ業界は中小企業が非常に多いということは今御答弁にもあったとおりでございますが、この業界というものは、日本の宿命といえばそれまででございますが、中進国の追い上げというものに直面しているのも現実でございます。  技術水準の一層の高度化を進める一方で、この中...全文を見る
○田代富士男君 今もちょっとお答えいただきましたけれども、ねじ業界の体質改善を考える上で一番ネックとなっているのがこの業界の組織化をどう進めるかという問題ではないか、今ちょっとお話ありましたけれども。まずこの業界の組織化の実態をもうちょっと詳しくお答えいただければと思います。 ...全文を見る
○田代富士男君 続いて企業の海外進出問題についてお伺いをいたしますけれども、我が国の海外投資は御承知のとおりに昭和四十八年の石油ショックとそれに伴う長期不況の影響を受けまして、昭和五十二年まで停滞状況が続いておりましたけれども、その後の景気回復とともに海外投資も息を吹き返した状態...全文を見る
○田代富士男君 中小企業の国際化政策について少しばかりお尋ねをしたいと思いますけれども、「八〇年代中小企業ビジョン」におきましては、「八〇年代中小企業をめぐる基本的環境要因」の真っ先に「国際化の一層の進展」を挙げて、中小企業にとって国際化の意味は大きいということが言えるのではない...全文を見る
○田代富士男君 ただいまも御答弁がありましたけれども、中小企業の海外進出には、大企業に比べましてまず第一番目に情報量、それから経験、資金という、こういう大きな障害が中小企業にはあるのではないかと思うわけでございまして、これらに対して、今も申されましたけれども、行政としてやはり適切...全文を見る
○田代富士男君 ただいま村田通産大臣の方から、現在、海外投資アドバイザー制度も実施しているという御答弁がございましたが、この制度の概要及びこれらの実績がどうなっているのか、もうちょっと詳しくお答えいただきたい。これでは私、まだ十分ではないじゃないかと。これは私の個人的な考えでござ...全文を見る
○田代富士男君 今、十分に働いている——現時点においてはそうですけれども、まだ充実していく必要はあるのではないかと思います。例えば商社のOBの人であるとか、そういう人たちに対してもお願いする等でこれは充実していくべきではないかと思いますけれども、その点とうでございますか。これでよ...全文を見る
○田代富士男君 次に、ジェトロでは、御承知のとおりに各国への進出に役立つような情報の収集をして、現在活躍をしていらっしゃいます。我々も海外に参りましたときに、それをこの目で見てきておるわけでございますけれども、この中小企業の海外進出を支援する上でのジェトロとの連携というものはどう...全文を見る
○田代富士男君 これは将来の問題になるかと思いますけれども、中小企業の海外進出に伴いまして、短期的な見方でなくして、将来的に国内産業の空洞化という問題が起こらないかという心配をする一面もあるわけでございます。やはりこの点も考慮していかなければならない問題点の一つではないかと思いま...全文を見る
○田代富士男君 この海外進出についてよく言われることは、また今も御答弁の中にもありましたけれども、現地社会との調和ある海外投資が必要であるという点ではないかと私は思うのでございます。  特に日本人はとかく海外に出ますと日本人だけの閉鎖社会を形成しがちな面がございます。これは島国...全文を見る
○田代富士男君 御承知のとおり、最近急激に円高が進んでおりまして、輸出関連企業が苦しんでおります。そういう立場から中小企業庁は先ごろ円高の輸出型産地中小企業への影響を調査してまとめられたようでございますけれども、その結果は、もし結果が出ていたならば概要を御説明いただきたいと思いま...全文を見る
○田代富士男君 直接円高に起因するわけではありませんけれども、ねじ業界の問題といたしまして、メーカーが輸出向けのねじ部品の製造のために購入をしております素材の価格が割高であるために、価格面で競争力を失いつつある、そういう面が見られておりますけれども、そこで、この問題を解決する一つ...全文を見る
○田代富士男君 次に、航空機工業の育成について質問をしたいと思います。  八月の日航ジャンボ機の墜落事故はいまだに記憶に生々しく、遺族の方々には衷心よりお悔やみ申し上げる次第でありますが、その問題がまださめやらぬこのときに、またもやうっかりミスと申しますか、日航機が航路をはみ出...全文を見る
○田代富士男君 先日、航空機・機械工業審議会から「航空機工業の当面する基本問題と政府助成の在り方について」という中間報告がなされました。これは御承知のとおりだと思いますが、この中間報告の言わんとしていることは理解できるわけでございますけれども、この中には一番肝心かなめの安全性の確...全文を見る
○田代富士男君 中間報告にはただいまお答えいただきましたYXX計画、またV二五〇〇計画、こういう席で、大体百五十席クラスの航空機の開発について述べられておりますけれども、もっと小型の航空機の生産についてはほとんど述べられていない、この中間報告の中には。  聞くところによりますと...全文を見る
○田代富士男君 これは御承知のとおりに、報道されましたが、日中で小型航空機の開発に当たるという、これは通産省の事務次官が訪中されて決められたことだと思いますけれども、具体的にいかなる計画であるのか、航空機開発政策の中でどのような位置づけを持ってなされるのかお答えいただきたいと思い...全文を見る
○田代富士男君 わかりました。  この中間報告では、航空機の国際共同開発がメーンテーマとして述べられておりますけれども、この国際共同開発の形態としてどのようなものを考えておられるのか。聞くところによりますと、エンジンの開発につきましては、インターナショナル・エアロ・エンジンズ社...全文を見る
○田代富士男君 このYX計画では、日本は機体の胴体部分の製造、こういうようなことになっておりまして、我々は航空機のことは素人でございますけれども、素人目から見ると航空機の中枢部分ではないのではなかろうか。そういうことになりますと、他の産業への波及効果というものも少ないのではないか...全文を見る
○田代富士男君 時間が参りましたものですから、まとめてちょっと失礼ですけどお尋ねいたしますから、まとめてお答えいただきたいと思います。  航空機の開発は、リスクも高く、関連する分野も広く、波及効果も大きいわけでございます。そういうわけで、当然資金需要も莫大であります。そこで、助...全文を見る
11月26日第103回国会 参議院 商工委員会 第3号
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○田代富士男君 まず、今回の社債特例法改正の趣旨につきまして伺うとともに、改正案の内容に入る前に二、三お伺いしておきたい点がございます。  まず第一点は、御承知のとおりに、商法において社債発行限度の規定を設けておりますけれども、その趣旨は何であるのか。  第二点には、またそう...全文を見る
○田代富士男君 そこで、先進国を見渡した場合に、この社債発行限度に関する規定を設けている国は、ただいまもお答えがありましたとおりに、世界的には立法例が少ないというとおりに、我が国のほかにはイタリアぐらいであるのじゃないかと思うわけでございます。そこで、我が国として、この社債発行限...全文を見る
○田代富士男君 今回の改正案では、御承知のとおりに社債発行枠を四倍から六倍に拡大するとしておりますけれども、電力の需給及び設備投資の中期的な見通しの上からその根拠をお伺いをしたいと思います。
○田代富士男君 今回の改正で法律の失効規定が削除されまして、御承知のとおりに十年の限時法から、第一条にも明記してありますとおり、当分の間としたのが明記されております。午前中にもこのことに対する質疑がありましたけれども、再度その理由をお聞かせいただきたいと思うのでございます。この場...全文を見る
○田代富士男君 今後の電力需要の増加に対しましては、ただいまお答えいただきましたとおりに、送電線網の整備であるとか、あるいは電力供給における信頼度の向上等から多額の投資資金を要するわけでありますけれども、今回の改正のように、社債の限度枠を拡大してまで行う社債発行によるやり方、また...全文を見る
○田代富士男君 今回の措置によります一般電気事業会社の社債発行額の増大というのは、ただいまもお答えになりましたけれども、これは長期的安定的な資金であるという意味も今私聞いたところでございますが、そうなりますと、当然自己資本比率の低下を招くというふうに思われるわけでございますけれど...全文を見る
○田代富士男君 次に、今後社債発行額が今もお話のとおりにどんどんと増大していくものと思われますけれども、市場における消化について特に問題はないのかお伺いしたいと思いますし、また他に与える影響についてどう考えているのか、これもお聞きしたい。  それと同時に、お聞きしたいことは、社...全文を見る
○田代富士男君 莫大な設備投資の必要性は認めるわけでございますけれども、同時にこの資金の効率的な運用という側面、これ言葉をかえて申し上げるならば、資金負担の軽減という、こういうことから言えるのではないかと思いますけれども、どのような対策を考えていらっしゃるのか、お聞かせいただきた...全文を見る
○田代富士男君 通産省といたしまして、一般電気事業会社の認可に際しましては、その設備の水準をどのように考えていくのか。それと同時に需給のバランスと設備の調和についてどのように考えていらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 現在は、我が国におきましては九つの電力会社の体制のもとに成っておるわけでございますが、電力が供給されておりますけれども、設備資金需要の拡大を回避するためにも、広域的な電源開発を図るべきではないかと、私はこのように思うのでございますが、この九電力体制との絡みでどのよ...全文を見る
○田代富士男君 提案理由の説明を読ましていただきましたが、その中に、「喫緊の政策課題である民間活力による内需振興策として、一般電気事業会社に対し、今後昭和六十三年度までの間に、総額一兆円程度の追加的投資を要請」と、このように書かれてありましたけれども、その具体的な内容はどういうも...全文を見る
○田代富士男君 ただいまお答えのとおりに、送配電の合理化の一環といたしまして、電線の地中化の促進というものは、都市の美観の上からも要請されるものでありますけれども、これに対する見通しと対応をお聞かせいただきたいと思います。特に費用負担について、これはいろいろな問題を私も聞いており...全文を見る
○田代富士男君 報道によりますと、この電気通信事業における自由化の促進に伴いまして、東京電力などが一般電気事業会社の通信分野への参入があるようでありますけれども、この点についての通産省の見解をお伺いしたいと思います。なぜなれば、特に電気事業会社としての使命あるいは本分がおろそかに...全文を見る
○田代富士男君 今回、一般ガス事業者はその対象から除外されることになっておるわけでございますが、当然十分な見通しの上に立ってのことであると思いますけれども、今回この点がなくなるわけでございますから、一応御説明をいただきたいと思います。
○田代富士男君 次に、円高差益の還元の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、G5以降、御承知のとおりに円高は着実に定着しつつあると思っておりますけれども、既に二カ月を経過した現時点で、円高差益をどのように消費者に還元するつもりであるのか、まずこれは大事なことでございますから、通...全文を見る
○田代富士男君 特に年末の対策に対して全力を入れているということでございますが、これは私の立場からも強く要請をしておきたいと思うのでございます。  次に、今回の法改正は去る十月十五日の内需拡大に関する対策にもその一環として盛られているところでございます。そこで、関連して今回の内...全文を見る
○田代富士男君 今お答えをいただきましたけれども、現実に今回の内需拡大につきまして、日米に最も関係のある人たちが心配した発言をしているわけなんです。これはやはり日本のことを思ってのことだと思いますが、そういう立場から大河原前駐米大使の発言等、これはやっぱり私は尊重しなくちゃならぬ...全文を見る
○田代富士男君 今お芝居に例えて申されましたが、日本の我々もそうですが、世界の各国の皆さんがお芝居を見て喜んでいただけるようなお芝居づくりをひとつ要請しておきます。これはまあこの程度でとどめておきますけれども。  そこで、G5以降ドル高修正が進行しているのは御承知のとおりでござ...全文を見る
○田代富士男君 報道によりますと、自民党首脳が十一月の十九日、六十一年度予算編成に向けまして公共事業の拡大を求めていく方針を強調されたようであります。特に金丸幹事長が、六十一年度の公共事業量について六十年度の予算を少しでも上回るようでなければ政治にならぬ、こういう言明をされている...全文を見る
○田代富士男君 次に、住宅建設の促進について質問をしたいと思います。  今回の今いろいろ御答弁いただいております対策も、つまるところ民間部門の活動にうまく着火し、軌道に乗せることができるかどうかというのが一番の問題点ではないか、私はこのように思っているわけでございますが、そこで...全文を見る
○田代富士男君 今いろいろお答えをいただきましたが、家を持つ可能性のある二十代、三十代の若年層が、最近の傾向といたしまして持ち家にこだわらないライフスタイルをとっておるわけです。これは御承知のとおりだと思います。  そこで、昨年度の住宅投資に占める更新、つまり中古の増改築の率が...全文を見る
○田代富士男君 私の持ち時間がもう余りございませんから、最後にまとめてちょっと質問したいと思います。  最初に所得税減税の問題についてお伺いしたいんですが、今回の内需拡大策は所得税減税が織り込まれておりません。それで、金子長官自身、減税を織り込むつもりがあったのに、大蔵省のガー...全文を見る