達増拓也
たっそたくや
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月27日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○達増委員 先ほどの総理の、国連と同盟を結べないでしょうという答弁には、本当に驚いてしまいました。 質問に入る前に総論的なお話をさせていただきますけれども、アメリカのウォルフォビッツ国防副長官が今の仕事につく前は、ジョンズ・ホプキンス大学の国際関係論の大学院の学長をしていたん...全文を見る |
○達増委員 まだ差し押さえられていないということなんですが、これは一日も早く差し押さえないと、そもそも戦争を始めた目的が達せられないことになりますが、さすがに大体どの辺にあるかの見当はついて、そこを捜しているんだと思うんですけれども、これも外務大臣に伺いますが、大量破壊兵器はどこ...全文を見る | ||
○達増委員 すなわち、大量破壊兵器をテロリストに渡さないという、そのための目的が達成されていないんじゃないのか。大量破壊兵器をきちんと国際管理のもとに置く、そういう目的がいまだに達成されていない。これは、もし大量破壊兵器が本当にイラクにあったとすれば、そういう重大な責任違反、国際...全文を見る | ||
○達増委員 そうなると、やはりあるかもしれない大量破壊兵器を国際管理のもとに速やかに置くことができないでいる米英占領当局は何をやっているのかということになってしまいます。大量破壊兵器に関する確たる情報もなしに戦争を始めてしまったということになるわけでありますけれども、これは、米国...全文を見る | ||
○達増委員 総理が先ほどから答弁する中で、国連決議に基づいてアメリカはイラクを攻撃したということを言っているんですけれども、あの国連決議はイラクに対する武力行使を容認していたということを何か総理はおっしゃりたいようなんですけれども、安保理決議ですから、それは安保理メンバーがイラク...全文を見る | ||
○達増委員 安保理メンバーが武力行使に合意していたわけではない、そういう答弁をされました。これは非常に大事なことだと思います。安保理メンバーが合意していたわけではない戦争の開始に日本は、直観的にでしょうか、合意したということになります。 もう一つ大事な質問があるんですけれども...全文を見る | ||
○達増委員 何か合わせわざのようなことを言っていますけれども、冒頭紹介したジェシカ・アインホーン女史は、さっき紹介した最近書いた文章の中で、外交の本質、外交の真髄というのは多国主義にあるのであって、一国主義、単独主義というのは、これはもう軍事の論理。最近アメリカでは軍事の論理が突...全文を見る | ||
○達増委員 今の答弁からも、総理がおっしゃった安保理メンバーが武力行使に合意していたわけではなかったということは、それは否定されていなかったので、確認されたと思います。 もう一つ、武力行使自体も疑義があったわけですけれども、ただ、アメリカはやっていいと思ってやったし、日本政府...全文を見る | ||
○達増委員 伝統的な戦争、例えば日本とアメリカの戦争では、ポツダム宣言というものがあって、日本は、日本国民を代表する政府がポツダム宣言を受諾して、それで、あの中に書いています、軍国主義的な人たちはもう政権に入らないとか、武装解除をするとか、そして連合軍が占領するのを認めるとか。し...全文を見る | ||
○達増委員 中国の瀋陽総領事館に中国の官憲が入ったとき大騒ぎになりました。それは、大使館、領事館、在外公館というものが、もうそれはその国そのものを象徴するものであって、それが侵されることがあってはならないという、そういう国際法上の基本があるからでありますけれども、外務省職員が殺害...全文を見る | ||
○達増委員 米英当局がイラクの秩序を維持していかなければならないということは、これは国連決議にも定めがあることでありまして、決議千四百八十三の第四段落ですね。これは安保理決議ですけれども、安保理は「当局に対し、」主なところだけ拾って読みますけれども、「安全で安定した状態の回復及び...全文を見る | ||
○達増委員 確認したいんですが、今おっしゃったのは、米英が治安維持してイラクの治安を守ることの側面的支援のために自衛隊を派遣するとおっしゃったわけですか。 | ||
○達増委員 今のイラクにおける情勢、そしてイラクを取り巻く国際関係を分析しますと、まず、本来、米英等イラク戦争を始めた連合軍に対し、そこに参加しなかったフランスですとかロシア、ドイツ等から見れば、それは、自分でまいた種は自分で刈り取ってくれということだと思うんですね。 どうい...全文を見る | ||
○達増委員 日本の外交的立場の有利性に関連して外務大臣に伺いますけれども、二〇〇〇年の十二月、これは九・一一テロが起きる前の年の終わりごろですけれども、二〇〇〇年の十二月に、国際管理されていたイラクの石油、その対外輸出の決済がドル建てからユーロ建てに変更された。私は、これはフラン...全文を見る | ||
○達増委員 これでアメリカで、ドルの覇権をユーロに対抗して確立していこうという人たちがかんかんになったということは十分想像できるんですね。 イラク戦争が主要な戦闘が終結して、今、イラク開発基金というものが国連安保理決議に基づいてできていまして、一四八三決議によれば、イラクから...全文を見る | ||
○達増委員 こういうこともありますので、フランスとかあるいはユーロに近いドイツとかロシアに、アメリカに対してもう少し歩み寄れとか、なかなか言えないわけであります。 ことしに入ってオニール財務長官が、まさにドルの番人だったオニール財務長官が、実はブッシュ政権は九・一一テロの前か...全文を見る | ||
○達増委員 そのサマワの地方行政の問題なんですけれども、きのう、我が党首藤委員から指摘があったように、報道によりますと、サマワの市評議会、十二人いるうち九人がCPAに通告しないまま巡礼に出発してしまった。そして、そのサマワに水を提供するルメイサという、サマワへの主要な上水道供給元...全文を見る | ||
○達増委員 これは非常に大きい問題だと思いますよ。自衛隊の派遣先のその土地での評議会がそういう問題を抱えていて、今機能しない状態になっている。 ところが、きのう、予算委員会が終わった後、自分の部屋に戻ったら、「陸自派遣に伴う最新の現地治安情勢等について」という防衛庁のペーパー...全文を見る | ||
○達増委員 これは、さすがに認めるわけにはいきませんね。だって、CPAとうまくいかなくなって総辞職してしまっている市評議会、それが、住民の意向を反映した構成のために、実質的に機能している、「サマーワ市評議会は住民の意向を反映した構成のため、実質的に機能している。」これは明らかに事...全文を見る | ||
○達増委員 これはむちゃくちゃなことを答弁されているわけですけれども、多分、先遣隊の見聞きしたことはこのとおりだというようなことを言いたいんでしょうけれども、現実はそうじゃないんだから、これはもうおよそ先遣隊というものの意味もないし、また、政府の情報収集という活動の意味もないし、...全文を見る | ||
○達増委員 防衛庁長官に伺いますけれども、今、サマワの市評議会というものは、空白、空席、構成員がだれもいない状態だから、そこはもう構成も何もないはずです。住民の意向を反映するも何も、構成員がいないのに構成というものは存在し得ない。構成員がいないのに、実質的に機能するはずもない。 ...全文を見る | ||
○達増委員 全く答弁になっていない。弁解、弁解できないことですからね。 こんな状態では、もうこれは本隊も先遣隊もないですよ。これは、こんな状態のまま自衛隊を外国に派遣する、日本のそういう実力装置、そういう国家の最高の実力機関を外国に出すなんということは、こんなずさんなやり方で...全文を見る | ||
○達増委員 とんでもない認識が語られました。 評議会というのは、これは、イラク全体の統治評議会というものが、主権ですよ、主権、イラク主権を代表すると国連決議に書かれているんですよ、イラク全体の統治評議会は。そして、当然、地方の評議会というものはその住民の住民自治を代表する組織...全文を見る | ||
○達増委員 私の質問に対して、関連することについていろいろ答弁はしているんですけれども、この文言自体の明らかな誤りを認める答弁をしていません。これは明らかに私の質問に対して正面から答弁をしていないということなので、その答弁を待ちたいと思います。 | ||
01月28日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○達増委員 本日の予算委員会冒頭、総理と防衛庁長官から、サマワ市評議会が存在しているかのような発言をしたことをそれぞれ撤回する旨の発言がありました。 このイラクへの陸上そして航空自衛隊の派遣、また、その自衛隊の派遣問題は、この補正予算の主要な柱の一つでもあります。そのような重...全文を見る |
○達増委員 この予算委員会、補正予算の審議の前提にもなるようなことが大きく崩れることについて虚偽の答弁がなされたということについての責任、陳謝は、謝罪は、これはもう最低限必要、それ以上どこまで責任をとるのかということを聞いたんですが、今はその質問に対する答弁は一切なされませんでし...全文を見る | ||
○達増委員 では、もう一度質問をいたします。 防衛庁長官に質問しますが、責任はどのようにおとりになるんですか。 | ||
○達増委員 同じ質問を総理に伺います。 本会議であのような答弁をされたこと、また、予算委員会でも同様の答弁をされたこと、撤回するに至ったことについての責任をどのようにおとりになりますか。 | ||
○達増委員 総理に質問しますが、防衛庁長官は謝罪されたんですが、なぜ総理は謝罪しないんですか。 | ||
○達増委員 委員会での答弁は、それぞれの大臣が内閣を代表して答弁することになるわけですけれども、防衛庁長官は内閣を代表して謝罪したと受けとめてよろしいかどうかを総理に伺いたいと思います。 | ||
○達増委員 総理に質問いたします。 防衛庁長官は、内閣を代表して、小泉内閣として謝罪したと受けとめてよろしいですか。 | ||
○達増委員 内閣から異なる答弁がなされているので困っております。防衛庁長官は内閣を代表して謝罪したはずなのに、総理はそうでないとおっしゃる。 総理に伺いますが、その矛盾をどう説明されるんですか。 | ||
○達増委員 総理に伺いますが、非常に回りくどい答弁だったのですけれども、要は、内閣として、政府としておわびしたということを認められたわけですね。 | ||
○達増委員 このような重大な問題について、謝って済ませるということでは済まない、この問題については今後も予算委員会の場で補正予算審議の一環として問題にしたい、そうすべきということを訴えて、私の質問を終わります。 | ||
01月29日 | 第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○達増委員 本日十二時半から開会されました本会議、非常に嘆かわしい本会議でありました。総理大臣が答弁を撤回する。この十年に一度、あるいは五十年に一度と言っていいかもしれません、極めて重要な案件、イラクへの自衛隊派遣という重要な案件について国会の承認を求める、その質問に対する答弁の...全文を見る |
○達増委員 防衛庁長官に伺いますけれども、防衛庁長官は、やはりこの「サマーワ市評議会の解散に関する情報の流れ」という資料によれば、二十七日正午過ぎ、防衛庁長官、予算委員会の答弁勉強会の後に本件につき認知と書いてあるんですが、前の日、月曜日午後の予算委員会では、その審議の中身を聞い...全文を見る | ||
○達増委員 けさの新聞を読んで驚いたんですけれども、どうもきのう、官房長官は防衛庁と外務省の担当の職員を呼んで、情報をきちんと上げなければならない、連絡や報告はきちんとしなければいけないと、外務省と防衛庁などの担当者を呼びそのような指示を出したのに加え、記者会見でも、連絡や報告は...全文を見る | ||
○達増委員 NHKの中継が入っていて、全閣僚そろったところで、民主党首藤委員が質問の中で、サマワ市評議会はもう解散しているぞ、大変だ、どうするのかということを訴えたわけであります。にもかかわらず、翌日の本会議で総理大臣が、そのことについて、サマワ市評議会が存在しているというような...全文を見る | ||
○達増委員 今の答弁は、とんでもないロジックに基づいて答弁されていたんですけれども、要は、政府の判断だけ聞いていろと。それの根拠になっている事実は、事実と正反対のことを政府が発表しても気にするなと言っていたわけですよ、今の答弁は。 これは、冗談じゃないんですよ。判断だけを出せ...全文を見る | ||
○達増委員 この「サマーワ市評議会の解散に関する情報の流れ」という紙、これがきのうの本委員会の理事会に提出され、そして、きょうのこの委員会が開かれるに至った経緯は、きちっとこの情報の流れについて説明がされなければこの委員会を開けないという野党の主張に対して、政府がこれを提出して、...全文を見る | ||
○達増委員 私は、理事会に提出されたこの「サマーワ市評議会の解散に関する情報の流れ」というのは、重要な事実をあえて書かず、国会や国民を誤解させるようなペーパーでありますので、これが理事会に提出されたということを根拠に、今開催されている委員会の質問をこれ以上続けることはできないと考...全文を見る | ||
○達増委員 もう一度確認しますけれども、防衛庁長官は、月曜日の午後の予算委員会の時点で、既に首藤委員の指摘については認知していた、これは事実ですか。 | ||
○達増委員 このサマワの状況に対する問題意識の低さを物語っていると思います。委員会で指摘されているにもかかわらず、その晩、その問題について、内閣全体としてそのままにしていたということは、これは非常に内閣のあり方として問題である、そのことが、ひいてはきょうのこの本会議での総理の答弁...全文を見る | ||
○達増委員 サマワ市評議会というのはサマワ市民を代表する最高の組織であって、そのサマワ市民を代表する最高の組織が、これは外務省の答弁、きのう外務大臣の答弁にもありましたけれども、米英等連合軍当局のCPAと対立した結果今のような状態になっているということが、治安の問題に関してあたか...全文を見る | ||
○達増委員 シビリアンコントロールにおいて国会が歯どめだとおっしゃった方が、先ほどから質問に対して直接答える以外に、どうも、一々マスコミのことを調べていられないとか、何でそういうことをしつこく聞いてくるというような、いかにも不快感をにじませながら答弁をするということは、非常に理解...全文を見る | ||
○達増委員 今のは、質問ではなく、適切な答弁がなされていないという指摘です。委員長への指摘です。あとは理事に任せます。 | ||
○達増委員 このサマワの市評議会について総理が答弁を撤回するきっかけとなったのは共同通信社の配信の情報でありますけれども、やはりマスコミの取材、報道があったから国会が歯どめとして機能したわけでありまして、そのようなマスコミの役割は軽視できないと思います。 マスコミに差し迫った...全文を見る | ||
○達増委員 長官は、政府の機密保持の問題とマスコミ対策の問題をごっちゃにしておられるんですよ。自衛隊を危険にさらすような情報は、政府として機密保持すればいいんですよ。何もそんな、機密情報、秘密情報を全部マスコミにオープンにせよと言っているわけではないんです。そうじゃない。自衛隊の...全文を見る | ||
○達増委員 では、最後に確認しますが、自粛のお願いというものは撤回しないということですね。 | ||
○達増委員 時間ですので終わります。 | ||
02月09日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○達増委員 そもそも何のためにイラク戦争を始めたのかということが、今、アメリカ、イギリスでも、国会で特別調査会など、特別委員会などを設け、改めてそこを追及していこうという動きがございます。日本では、政府の方ではそのような調査機関は今のところつくる予定はないようなので、やはり国会が...全文を見る |
○達増委員 実にさりげなく、国際の平和と安全に対する脅威がまだ存在するということをさりげなく認める答弁でありましたけれども、国際の平和と安全に対する脅威があるということは、これは国連憲章第七章、それに基づく対応を、安保理中心に国際社会が対応措置を発動していかなければならないゆゆし...全文を見る | ||
○達増委員 今の答弁について確認したいんですけれども、今でもイラクには大量破壊兵器あるいはミサイルの拡散の危機が、そういう脅威があるという答弁だと思いますが、さすがに、今の米英統治下のイラクには大量破壊兵器が拡散する脅威というのはまずなくなっていると思われるんですけれども、そうじ...全文を見る | ||
○達増委員 たとえ大量破壊兵器があったとしても、それは米英等の統治下にあるんでしょうから、発見され次第、適切な国際管理のもとに置かれるか、あるいは解体されるか、決して国際の平和と安全の脅威にはならない状態にあるんじゃないかと思うんですけれども、米英中心の当局はそのような適切な統治...全文を見る | ||
○達増委員 やはり、何のために戦争を始めたのか、本当にわからない状態になっていると思います。私は、イラク占領というものは既に失敗していると思いますし、そうしますと、そのイラク占領に至るイラク戦争というものも結局失敗だったと言わざるを得ない、それが今我々が直面している現状だと思いま...全文を見る | ||
○達増委員 ある意味で非常に正直な文章になっていて、武力行使を経て政権が崩壊したことが住民が困難な状況に置かれている理由だということは、これはもう明らかで、それをはっきり書いていると同時に、ただ、そこだけが原因、理由だとしたら、戦争の大義というものが疑われてしまいますし、今の米英...全文を見る | ||
○達増委員 今、答弁の中で、テロというのが政治プロセスを妨げる目的で行われているという部分がありました。 ですから、政治プロセスというものが、テロに大義名分を与えないような、しっかりした政治プロセスであればいいんですけれども、この週末のさまざまな報道によりますと、どうもアメリ...全文を見る | ||
○達増委員 もうちょっと具体的な話を伺いたいのは、さっきの通信社というのは共同通信なんですけれども、報道によりますと、共同通信が入っているビルをねらったテロがある、そういう情報を暫定当局が得ている、その暫定当局の情報を外務省経由で当該通信社に伝えたということなんですけれども、それ...全文を見る | ||
○達増委員 一月二十六日と二月六日ですか、その勧告が出たということの背景に、そのようなゆゆしき事態が展開していると推測できるわけであります。 したがいまして、やはり、先ほどの答弁でも、大臣、国連の役割、アナン事務総長の意欲、そういったことを答弁されましたけれども、そうした国連...全文を見る | ||
○達増委員 自衛隊が派遣されることによって、今までサマワ、ムサンナ県を中心とするイラク南東部でそれほどテロが起きていなかったのにテロを呼び込んでしまう。自衛隊が対象のテロあるいは報道関係者に対するテロ、報道関係者に対するテロはもはや現実の脅威となって出てきているわけでありますが、...全文を見る | ||
○達増委員 そうすると、憲法との関係あるいは立法政策的にそうしなかったのかもしれませんけれども、これは国際的な常識から見て非常に無責任なことを日本はやっているということになるんじゃないかと思います。 自衛隊派遣によってそこにテロを呼び込む、特に日本報道関係者に対するテロの脅威...全文を見る | ||
○達増委員 今の報道と別に、現地の部族の有志が集まって自警団のようなものをつくって自衛隊を守ろうとかいう報道もなされております。政府としては公式に認めないのでありましょうけれども、このサマワを中心とするムサンナ州、イラク南東部への自衛隊派遣ということが確実に現地の治安情勢というも...全文を見る | ||
○達増委員 さっきから言っているように、政権が崩壊した後の米英を中心とする暫定当局がきちんと治安の維持とかいった責任を果たしていないからテロも起きるわけでありまして、そういう状況で自衛隊が行くから事態を悪化させると言っているわけであります。 ですから、さっき外務大臣も言ってい...全文を見る | ||
○達増委員 どうも、我々はこう考えているからいいのだという小泉総理の答弁に似たような答弁になってきましたけれども、今の点、答弁を会議録で皆さん後から読んでいただければ、本当におかしな、矛盾した法律、失敗の可能性、違法の可能性を内包する、後から法律学者が振り返れば、とんでもない、珍...全文を見る | ||
02月10日 | 第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○達増委員 きのう、参議院の方でイラクへの自衛隊派遣に関する国会承認の採決が行われまして、けさ、いろいろ新聞をチェックしておりましたところ、驚くべき見出しに目を奪われました。それは東京新聞なんですけれども、「日米安保の対象範囲 極東超えて世界に拡大」という見出しなんですね。中身を...全文を見る |
○達増委員 政府、内閣の一員として、防衛庁長官、驚いているだけではなく、そういう新聞の記事が書かれてしまうことについては、やはり政府としての説明が足りないのかなとか、やはりマスコミをじゃけんにしてはいけないのだなとか、そういうことをちゃんと反省材料にもしてもらわないと困ると思いま...全文を見る | ||
○達増委員 日米安全保障条約の外に何か日米同盟というものがあって、それに基づいていろいろなことがあり得るんだという理屈を余り使っていますと、小泉総理も、日米同盟と国際協調のためと今回の自衛隊派遣について説明した、こう東京新聞は書いていますけれども、こう書かれてもおかしくないような...全文を見る | ||
○達増委員 このことで改めて思い知らされるのは、政治プロセスというものの脆弱さであります。 十一月十五日付のイラク統治評議会とCPAの合意が政治プロセスについて規定していて、五月三十一日までに暫定国民議会の代議員を選出するとしているということなんですけれども、この具体的な段取...全文を見る | ||
○達増委員 そうしますと、この統治評議会二十五人のメンバーはCPAが選んだものでありますし、県ごとの地方評議会のメンバーや各都市の市評議会のメンバーもCPAが選んでいるわけでありまして、CPA、すなわち連合暫定施政当局、米英等連合軍当局が選んだ人たちがその暫定国民議会の代議員を選...全文を見る | ||
○達増委員 この十一月十五日合意は、まず暫定国民議会を立ち上げて、そこがイラク人による政府を選び、その後ゆっくり憲法を制定して、憲法のもとで総選挙をやれという仕組みなわけですが、初めは、アメリカ初めCPAは、まず憲法をつくって、きちっとした選挙をやって、そしてイラク人による議会、...全文を見る | ||
○達増委員 私は、バグダッド空港でも米軍に対する攻撃などは行われていますし、安全確保支援活動という名目で武器の輸送、武器だけじゃなくいろいろな輸送をするのは、これは立派な後方支援という軍事援助になると思っているので、そういうことはやめた方がいいと思っているんですけれども、そうじゃ...全文を見る | ||
○達増委員 まだまだ国民、いろいろ誤解をしているし、わからない、わかりにくいところが多いという現状だと思いますので、国会でまたどんどん質問していかなければならないということを申し上げて、私の質問を終わります。 | ||
02月13日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○達増委員 今の問題、竹中大臣に伺いますけれども、きょうの委員会審議の場で答弁してくださるという意味でさっきお答えになったんでしょうか。 |
○達増委員 さっきの委員長の指示に従っていないんじゃないかという……。 先ほど竹中大臣に委員長が指示したのは、答弁の中できちんと答えるということだったと思いますので、これはもう午後一番にお答えいただけるということで理解してよろしいでしょうか。 | ||
○達増委員 私の質問に入る前、冒頭に、きのうイラクで発生しましたサマワ市での迫撃砲弾攻撃について述べさせていただきます。 実は、二月九日、今週月曜日の予算委員会で私は、自衛隊がサマワに入ることによって、今までサマワには起きなかったようなテロ攻撃などが、自衛隊を対象とするのみな...全文を見る | ||
○達増委員 先ほど紹介した有識者懇談会報告書には、「少年を犯罪に向かわせないために必要とされるこれらの諸課題は、まさに、本文の4における乳幼児期から青年期にかけての青少年の育成課題でもあり、各年齢期を通じた総合的な育成の取組そのものが根源的な少年犯罪への対応へとつながるといえる。...全文を見る | ||
○達増委員 児童虐待問題は、日本のすべての大人たちが問われている問題で、日本人のあり方そのものが問われている国民的な課題だと思います。 総理にも、この児童虐待問題についての所信を伺いたいと思います。 | ||
○達増委員 次に、いわゆる国連待機部隊、これは、昨年の通常国会に自由党が提出した安全保障基本法案では国連平和協力隊という名前でありましたけれども、最近は国連待機部隊という言葉が使われることが多いので、それについて質問をしていきたいと思います。 そもそも、自衛隊と別に、国連安保...全文を見る | ||
○達増委員 憲法解釈になりますので法制局長官に伺いますけれども、そのような国連憲章の考え方というものの上に一九四六年制定の日本国憲法というものも立脚しているのではないかと思います。国連憲章が国家による武力行使を容認しているのは、自衛権の行使と安保理決議に基づく行動の二種類。同様に...全文を見る | ||
○達増委員 自衛権の行使については基本的に問題ないと思いますが、解釈について議論を詰めていかなければならないのは、国連安保理決議に基づく行動というものだと思います。 先ほどの国連憲章の第二条四項でありますが、日本国憲法であれば「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行...全文を見る | ||
○達増委員 今最後のところの答弁で、いわゆる後方支援的な活動については必ずしも憲法が禁止していないというような内容だったと思います。そういった活動のどこに線を引いていくかというのは、実は、PKOもPKFも多国籍軍というものも国連憲章中明確な条文、規定があるわけではなく、その都度、...全文を見る | ||
○達増委員 では、続きの質問は午後にさせていただきます。 | ||
○達増委員 国連平和協力隊という名前で、昨年通常国会、自由党提出の安全保障基本法案に、いわゆる国連待機部隊のことがその法案の中にこう規定されております。 まず、「我が国は、国際の共同の利益のため必要があると認めるときは、国際連合の総会、安全保障理事会」等が「行う要請に基づいて...全文を見る | ||
○達増委員 午前中、法制局長官の答弁で、湾岸戦争型多国籍軍の場合でも後方支援をやる余地はあるということでありました。 今のこの北朝鮮問題、朝鮮有事を例に出したのは、今のイラクへの自衛隊派遣のこととも関係がありまして、といいますのは、自衛隊のイラク派遣について、これも総理に伺い...全文を見る | ||
○達増委員 イラクへの自衛隊派遣について奔走された官房長官に伺いたいと思います。 きのう、衆議院での国会承認採決を棄権した自民党有力議員が党内で処分を受けたということが報道されていますけれども、この大事なイラクへの自衛隊派遣についてそのような棄権者が出たことについて、官房長官...全文を見る | ||
○達増委員 今、御答弁の中で官房長官、思わざることで欠席とおっしゃいましたけれども、思わざることというのは、一体どういう経緯で欠席されたんでしょうか。 | ||
○達増委員 あの日は、六時ごろイラク特別委員会の強行採決があって、その関係でその後の日程が不正常化したんですけれども、十二時半過ぎに本会議での採決となった。その間、福田官房長官は、その夜の時間ですけれども、どこでどのようにお過ごしになっていたんでしょうか。 | ||
○達増委員 次に、総理に伺いますけれども、二〇〇一年七月、イギリス・ブレア首相との会談で、総理は、ロンドン大学に二年間留学していたということをブレア・イギリス首相に伝えています。しかし、実際には、六八年に突如訪英され、六八年九月三十日から六九年六月二十日までの間、一年間にも満たな...全文を見る | ||
○達増委員 どういう目的を持ってその留学と称するそういうイギリスでの生活をされたのかよくわかりませんけれども、いろいろ、ホームページへの経歴の掲載や新聞のインタビューでの経歴の紹介等はともかく、首脳会談の中での言動というものは、これは国全体の問題でありますから質問をさせていただい...全文を見る | ||
○達増委員 今回のイラクへの自衛隊派遣とも絡めて、日本がエネルギーで脆弱だ、そういう認識がイラクへの自衛隊派遣賛成論の一つの根拠になっているわけでありますけれども、メタンハイドレートというものがございます。これは、メタンの分子が水の分子の中に取り込まれたものが高圧、低温の海底で氷...全文を見る | ||
○達増委員 こうしたエネルギー、自前の資源、自国内で開発できる資源というもの、そうした総合的なアプローチが、国際社会、日本の外交防衛政策を展開していく基盤としても重要だと思いますので、そういった広い視野を持って、今回のイラク問題にも政府には取り組んでいただきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○達増委員 日本の実体経済を強くしていかないと危ないと思うんですね。日本のマネーがアメリカの景気をよくしているようなところもありまして、そのアメリカの景気に万一のことがあれば、それでも日本の国内経済が強ければいいわけで、そのためにこそ地方が活性化して、地方が経済的にも力を持つ、そ...全文を見る | ||
○達増委員 今回のこの予算は、地方にとっては驚きだったと思うんですね。さらには、今後このペースで削減されたら一体どうなるのかという不安も今起きている。こういった驚き、不安というものにきちんと説明責任を果たしつつ結果を出せるような予算をつくっていかなければならないということを指摘し...全文を見る | ||
02月25日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○達増委員 まず、前回質問に立たせていただいたときにやりとりした内容に関連して、総理に伺いたいと思うんですけれども、福田官房長官のイラク自衛隊派遣国会承認の採決欠席問題についてであります。 予算委員会、二月十三日、あのとき私は、自民党の有力議員が、棄権、採決欠席したことで党内...全文を見る |
○達増委員 信念に基づいて欠席した人たちが、これは党内のいろいろなことがあるんでしょうが、党の処分の対象になっている。実は、福田官房長官の欠席については、国会近くのホテルのバーでお酒を飲んで、酒気帯びになったから本会議に出られなくなったのではないかという指摘があるんですね。 ...全文を見る | ||
○達増委員 官房長官御自身が「私自身も思わざることで欠席しました」と答弁されていて、その「思わざること」というのが腑に落ちないわけでございます。 関連して、その二月十三日、総理に伺った質問についてもちょっと腑に落ちないので、さらに質問させていただきたいんですが、英国留学の件で...全文を見る | ||
○達増委員 ただ、総理は初当選されたとき、これは大分前のことなんですが、そのときの選挙公報に、ロンドン大学政経学部留学と記載されていたそうでありますね。このロンドン大学政経学部というのは、普通、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンスのことをいいま...全文を見る | ||
○達増委員 ポリティカルエコノミーという学部がそのカレッジの中にあったということですか。 | ||
○達増委員 私が調べたところでは、ないということだったんですけれども、コースかクラスか、その辺ちょっと腑に落ちないので、また調べてみたいと思いますけれども。 実は、腑に落ちないことは麻生大臣に関してもありまして、麻生総務大臣、かつてスタンフォード大学大学院修了、ロンドン大学大...全文を見る | ||
○達増委員 その前に伺いますけれども、事前通告をしていない質問というのは、予算委員会ではしていけないんでしたっけ、委員長。 | ||
○達増委員 では、調べなくてもわかるような質問に変えましょう。 麻生大臣は、スタンフォード大学大学院修了とかロンドン大学大学院修了という経歴を公にされたことはないということでよろしいですね。 | ||
○達増委員 これはまた総理に質問をさせていただきたいんですが、安倍晋三自民党幹事長、南カリフォルニア大学政治学科に二年間留学と、これは後援会紙やホームページで公表されていたんですけれども、実は、政治学科にはやはり在籍しておらず、その大学にも一年しかいなかった。マスコミの取材に対し...全文を見る | ||
○達増委員 このことはぜひ本人にも確認したいと思いますので、安倍晋三自民党幹事長は、同僚議員が別件で参考人要求していますけれども、私の方からも参考人として要求したいと思います、委員長。 | ||
○達増委員 ありがとうございます。 総理の施政方針演説の中で、北海道で道州制のモデル事業をやるということがありましたが、これもまた腑に落ちないわけであります。 道州制、複数県がまたがるようなことを一緒にやるというところが道州制の本質なのではないかと思うんですが、北海道とい...全文を見る | ||
○達増委員 国土交通大臣に確認したいんですけれども、何でもいいということですが、北海道開発事業とおっしゃいましたか、その事業というのは、国と北海道が半分ずつ負担する補助事業、国の補助金の事業のことですよね。その補助事業について、国の方で決めていたのを道の方の主体性でやろうと。ただ...全文を見る | ||
○達増委員 そのくらいのことであれば、もう全都道府県一斉にやればいいんだと思いますし、また、それも、補助金を折半とかいう話ではなく、もう本当に地方が自由に使えるような形で移してしまった方がいいと思うんですね。 それについてはまた詳しく述べますけれども、そもそも、北海道で道州制...全文を見る | ||
○達増委員 これは関連しますので、総務大臣に、広く三位一体、いわゆる三位一体の地方分権との関係で伺います。 そういう既に国の事業、補助事業として、国の補助金、国と都道府県半々でやっているような事業について、地方の方に権限をどんどん移譲していくということであれば、それを全国一斉...全文を見る | ||
○達増委員 せっかく施政方針演説で道州制のモデル事業ということを総理が訴えているその内閣の中から、道州制への疑問が出てくるというのはちょっと意外な感じもいたしましたが、私は、道州制を全国一斉にやれということを言っているんではなく、都道府県に一斉に、補助金をもっと大々的に自由に使え...全文を見る | ||
○達増委員 漏れ聞くところによりますと、政府の方で、課徴金の引き上げでありますとか、談合、カルテル参加企業のうち、自主的に通報した場合にはその課徴金を免除する仕組みを導入するとか、そういう案があり、それらに対していろいろ反対意見が出ている。事業法との二重規制、独禁法、事業法の二重...全文を見る | ||
○達増委員 学者によっては、経済法の解説の中ではっきり、そういう一般法、特別法の関係にあると指摘している人がいるんですけれども、そういった観点から、民主党は、やはりこのマニフェスト、昨年の総選挙で発表したマニフェストの中に、「事業規制原則撤廃をすすめ、企業努力と起業意欲を増進させ...全文を見る | ||
○達増委員 やはり抜本的な改革というものを目指していかなければならないということを主張したいと思います。 では、特殊法人と独立行政法人に関連して伺いますが、結論的に、総理にこれは伺いたいと思います。 最初、ことしの予算案で、特殊法人や認可法人から独立行政法人に変わったもの...全文を見る | ||
○達増委員 その整理合理化、金額はどのくらいになるか。特殊法人向けが一兆四千百二十三億円、そして独立行政法人に変わったものについては別途二兆六千九百五億円、これを合わせると、平成十五年度の特殊法人予算三兆一千六百六十一億円に対してわずか四百十三億円の減額、一・三%のマイナスにとど...全文を見る | ||
○達増委員 この機会に小泉総理に、そもそも構造改革とは何なのか、構造改革の目的は何なのかということを伺いたいと思います。 私が考える構造改革の目的というのは、単純化すれば、要は、情報化とグローバル化への対応ということに尽きるんだと思うんですね。 失われた十年、九〇年代、日...全文を見る | ||
○達増委員 構造改革が単なる節約ということに終わらないで、真の改革となることを希望して、私の質問を終わります。 | ||
03月05日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○達増委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出の平成十六年度一般会計予算、平成十六年度特別会計予算、平成十六年度政府関係機関予算に一括して反対する討論を行います。 族議員と霞が関官僚機構が、国民生活も経済状況も顧みず、既得権益維持に走ってつくり上げた本予算は、芸術...全文を見る |
03月18日 | 第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号 議事録を見る | ○達増委員 ただいま議題となりました被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 案文はお手元に配付してありますが、その内容につ...全文を見る |
04月23日 | 第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○達増委員 では、その人質バッシングの問題について伺いたいと思います。 人質となった方、特に最初の人質になったお三方とその家族に対するバッシング、これは非常に目に余る、ゆゆしいものがあると思います。 これは基本的に日本国内で起きていることでありますけれども、外国におきまし...全文を見る |
○達増委員 一番最後の点についてはちょっと異論がありますけれども、今の答弁の中で、遺憾である、そういう誹謗中傷等のバッシングについては遺憾であるということが政府の責任ある方からきちっと言明されたことは、非常にいいことだと思います。 また、とにかく休息をとってほしい、休んでほし...全文を見る | ||
○達増委員 またどうもちょっとバッシングモードに入ってきて、おやおやと思っているんですけれども。 多くの人の心配を引き起こした、また、エネルギーや、あと、副大臣は言われなかったかもしれませんが、コストについてもとやかく言う議論もありますけれども、この三人の人質になった方々につ...全文を見る | ||
○達増委員 いきなり答弁の冒頭で、本当にそう思っているのかということを言われまして、そう思っているから質問しているわけでありまして、そのいんぎん無礼な答弁に少し言葉を荒げてしまったことについてはおわびをしたいと思いますけれども、小泉総理が、日本人、日本国民の精神が問われていると言...全文を見る | ||
○達増委員 これは防衛庁長官にも伺いたいんですけれども、戦場ですら従軍記者というのは存在するわけですね。今回のイラク戦争に当たっては、米軍が多数そういう報道関係者を伴って作戦行動をやったということが話題になりました。 しかるに今サマワは、もう完全に日本人報道関係者は航空自衛隊...全文を見る | ||
○達増委員 今の大臣の答弁で、従軍記者というのは軍の中に組み込まれているという指摘、これは全くそのとおりでありまして、ですから、むしろ戦争、きちんと形を整えた戦争の方が、戦争ではないけれどもいつ攻撃されるかわからないような今のサマワの現状より一種秩序があるんですね。 ちゃんと...全文を見る | ||
○達増委員 大分、去年の今ごろに比べると話が違ってきているということだと思います。 さて、人質問題について話を戻しますけれども、今回、人質事件解決に当たって、多くのイスラム教関係者が日本人人質解放を訴えてくれました。これについてどのように評価しているか、逢沢副大臣に伺います。 | ||
○達増委員 また、今回、アルジャジーラなどの報道で、アラブ世界といいますかイスラム世界といいますか、そうしたところに広く日本人人質またその家族に対する同情が広がり、これが日本に対する好感の広がりにもつながったと思うんですね。 これは、民主党からアンマンに飛びました藤田幸久民主...全文を見る | ||
○達増委員 なかなか、日本という国や日本という国民について理解してもらい、また共感を得てもらう、好意を持ってもらうというのは、ふだんの外交活動でも難しい、大変なことだと思うんですけれども、けがの功名といいますか、雨降って地固まるといいますか、こういう例えを使うときには言葉は注意し...全文を見る | ||
○達増委員 あえて一言の前の答弁は大変すばらしい答弁で、関係者の皆さんにもすぐにもお聞かせしたいところだったと思うんですけれども、あえて一言の後、いつ、どう行動に移すかというところについては云々ということですけれども、実は、まさにそういうところに自己責任という言葉、つまり、いつ、...全文を見る | ||
○達増委員 イラクは今、国家がない状態、国家を代表する自前の政府を持たない状態ということなんですけれども、それが今のイラクの諸問題の本質だと思うんですね。治安についても、イラク国家として治安を維持できないから、CPAだアメリカ軍だとかいろいろやって、やはり国連中心にしようという議...全文を見る | ||
○達増委員 先ほど紹介したこのニューズウイークの論説委員のザッカリアさんという人は、去年イラク戦争が始まったばかりのころは、アメリカ政府を弁護する論陣を大々的に張っていたんですね。 フランス、ロシア、ドイツなどなどがいろいろ反論する、批判するのに対して、いや、それは違う、アメ...全文を見る | ||
○達増委員 いずれ、当初の予定とアメリカの思惑と著しく異なった状態になっており、また、この四月に入って、特にそういう新しい状況になってきている。そうならなくても自衛隊の派遣、駐留には反対だったわけでありますけれども、なお一層、自衛隊の駐留というのはかえって事態をややこしくして、問...全文を見る | ||
10月27日 | 第161回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号 議事録を見る | ○達増委員 新潟地震で被災された皆様方に、改めてお見舞いを申し上げたいと思います。 十万人を超える方々が避難生活をされているということで、本当に大変だと思います。学校も、たくさんの学校が避難所に使われて、学校関係者の皆さんの御労苦も本当に大変なものがあると思います。政府は、必...全文を見る |
○達増委員 国として、日本国政府として遵守する義務があるわけであります。 その際、国際約束というものは空約束になってはいけませんので、国内法上の担保というものが必要になります。国が約束を守っていくときには、法治主義でありますから、国は法律をきちっと持って、法律に基づいて約束を...全文を見る | ||
○達増委員 きょう、伊藤委員の質問の中で、伊藤委員は、地方に義務教育費の負担を丸投げしてしまうことは、これは憲法違反ではないかと質問の中で述べられましたけれども、教育基本法にも違反することなんだと思います。小泉内閣は、イラク特措法など、憲法違反でも法律で決めてしまえばいいんだとい...全文を見る | ||
○達増委員 イギリスも連合王国でありまして、イングランドとスコットランドが別の通貨を発行したりするようなところでありますから、そういうところですら、地方だけではなく、国が全体としてやっていかなきゃならないというふうになっているということだと思います。 子どもの権利条約は、国連...全文を見る | ||
○達増委員 今、下村大臣政務官が答弁されたのに引用したOECDの調査、私もその表を見ましたけれども、諸外国の教育費公費負担の対GDP比、これは大体先進国は、初等中等教育には三%台、四%台くらいの負担をしており、高等教育には、今の答弁にもありましたように、一%程度から多いところでは...全文を見る | ||
○達増委員 いわゆる三位一体改革の中で、義務教育費の負担は地方の責任だというふうになっていくとすれば、教育基本法から、国が義務教育の無償というのを約束する、それは削除しなければならなくなると思いますし、多分、教育基本法の改正は、国は高等教育や研究開発には責任を持つが、あとは全部地...全文を見る | ||
○達増委員 今、日本の教育を取り巻く経済社会環境、これが著しく悪化していると思います。また、政治環境も悪化しているのかなと思っております。そういういわば教育を取り巻く環境が悪化する中で、教育の現場にいらっしゃる皆さんは英雄的な努力で、あるいは画期的な工夫でさまざまな成功例をつくり...全文を見る | ||
○達増委員 結果としてはきちっと財源措置がなされたことになっても、その算定の段階で厳しいことを地方に強いる、教育現場に強いることになるんじゃないかという疑いは晴れないんですけれども。 具体的な例として、都道府県によって、当然、負担金でお金が来ている額に比べ、地方税に切りかえた...全文を見る | ||
○達増委員 そういった具体的な数字を早く見せていただきたいわけでありまして、通常国会にはきちっとした予算案という形、それに法案もくっついてくるのかもしれませんけれども、ただ、内容についてよくわからないまま議論が先行して、そして気がついたときには取り返しのつかないことになっていたと...全文を見る | ||
○達増委員 やはり大人の側の熱意というのが非常に重要なんだと思います。子供の才能を開花させたい、子供の潜在能力を発掘、育成、強化して才能を開花させる、そういう機会を与えるということですね。そういう機会というものは、やはり大人の側がどんどんつくって、あちこちに機会の窓というものをあ...全文を見る | ||
○達増委員 次に、地域の活性化にかかわる政策論、幾つか取り上げたいと思いますけれども、これは、小泉政権が三年半続きまして、地方経済の疲弊、非常に著しく、地方の力が弱くなっている、地方が非常に苦しい状況になっているということが背景にございます。これに関して、文部科学政策を通じて地方...全文を見る | ||
○達増委員 今の答弁にもあったように、経済産業省等他省庁との連携というのが非常に大事だと思います。経済産業省も、産業クラスター計画でしたか、やはり何とかクラスターという似たような地方での産学連携のプロジェクトを持っていて、それとばらばらではしようがありません。 特に、知識社会...全文を見る | ||
○達増委員 小泉内閣のもとでは、経済財政諮問会議を中心に、ともすればアメリカ流といいますか、新保守主義流といいますか、とにかく効率をよくしさえすればいい、そして、効率的でないところはどんどん切り捨てていけば、そこはそれなりに努力して何とかするんだろうから、そういうむだを省いていき...全文を見る | ||
○達増委員 今答弁の中で平泉の話も出ましたが、平泉というのは、昔、京都ではない別のところにもう一つの日本の首都があったというような、イギリスで言うと、スコットランドのエジンバラといいますか、スコットランド王国とイングランド王国が分かれて戦っていた時代のもう一つの首都で、そういうも...全文を見る | ||
○達増委員 実際、ロケ地を提供していく場合に、道路交通法との関係ですとかあるいは文化財保護法との関係なども出てくると思います。文部科学省の中で、そういった規制の緩和、規制改革的なこと、文科省限りでできることはどんどん進めなければならないと思いますし、また、他省庁との関係でも、そう...全文を見る |