達増拓也

たっそたくや



当選回数回

達増拓也の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第162回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○達増委員 初めに、大阪府寝屋川市の小学校で起きた事件に関しまして、亡くなられた先生の御冥福をお祈りし、また、おけがをされた先生方の回復をお祈りいたします。  さて、教育基本法改正問題について質問をいたします。  報道などでは、ことしのこの通常国会、教育基本法改正が大きい目玉...全文を見る
○達増委員 この教育については、いろんな改革、この教育基本法改正問題から後、いろんな当面の課題に対する改革、そういったものがどういう優先順位で取り組まれているのか、どのようなパッケージで政府が取り組んでいるのかよくわからないところがありますので、引き続き伺います。  この教育基...全文を見る
○達増委員 中山大臣になられて、そして今国会での所信表明演説でも「甦れ、日本!」という改革プログラムが訴えられています。  この「甦れ、日本!」、「教育改革の方針」として、「義務教育の改革」というものを柱にしています。しかし、その「義務教育の改革」の中に「(1)教育基本法の改正...全文を見る
○達増委員 国際的な調査結果については、文科省が「課題と改善の方向」という資料をまとめていまして、これによると、例えば、読解力については、「課題」として、「テキストの解釈、熟考・評価に課題がある。 自由記述(論述)の設問に課題がある。」と。この「課題」に対して「改善の方向」として...全文を見る
○達増委員 学力低下問題をめぐっては、昔はよかった、昔は授業時間数もたくさんあったし、授業内容もたくさんあったから、昔に戻せばいいかのような議論があるわけですけれども、実は、今の教育を取り巻く経済社会環境というものが昔と決定的に違うところというのを踏まえなければならないと考えてお...全文を見る
○達増委員 今の制度のままですと、コミュニティ・スクールというものをつくっても、そこの学校運営協議会というのが教育委員会に対して意見を言える機関ということで、教職員の任免、異動等々、そういったことについて、これはむしろきちっとそういう学校運営協議会があって、そこで校長先生、教員、...全文を見る
○達増委員 学力向上をかき立てるものは、学ぶ者本人の知的好奇心、向上心もあるんでしょうけれども、そこにやはり将来きちっと仕事につきたいという、あるいは古い言葉で言うと立身出世、そういうもの。ただ、そこだけではまだ弱いし、今それだけでは機能しなくなってきている。したがって、そこでコ...全文を見る
○達増委員 学力低下問題と並んで、この体力低下問題というのが非常に深刻なので、きちっとその実態を把握して、それに対応した施策ができるように調査をしていかなきゃならないということを指摘いたします。  次に、この学力低下、体力低下と非常に密接に関係あると思われるテレビゲームについて...全文を見る
○達増委員 では、次に国立大学法人の授業料値上げ問題について伺います。  国立大学が国立大学法人になりまして、それで国会審議の際に、法人化してしまったら急に授業料値上げとかなるんじゃないかというような指摘もありました。これに対しては、おととしの参議院文教科学委員会で、遠山当時文...全文を見る
○達増委員 義務教育国庫負担制度問題もそうですけれども、政府の中に二枚舌があってはならないと思うんですよね。負担はふやさない、また、国がきちっと負担すべきところは国が負担するという、そうならきちっとそうすべきであって、そう言っている一方で、そうじゃないことをしてみたりとかというの...全文を見る
○達増委員 法科大学院に入って、そして法曹を目指そうという人たちは、ほかの人がしないような努力をして、一生懸命勉強して、そして公のために働こうという本当にそういう若い人たちでありますから、そういう人たちの思いが真っ正面から裏切られたりとか、そういう人たちが進路で混乱をしたりとか、...全文を見る
○達増委員 はい。  大学への補助金という形で、これは、税金が補助金という形で何億円もその大学に注ぎ込まれたものが不正に使われた、流用された。そのうち、三千万円だったとしたら三千万円、そういう大きい額が政治のそういう資金に還流する、政官業癒着の典型的なケース。  今、予算委員...全文を見る
○達増委員 補助金流用、補助金不正受給については、やはり昨年当委員会でも問題になりました世界青少年交流協会、これはもう破産宣告で解散の手続に入ってしまっているそうなんですけれども、逮捕者も出まして、その中で、これも少なからぬ使途不明金があったわけであります。  この使途不明金の...全文を見る
○達増委員 個人利得については、事務局長、経理担当主査、それぞれ六百万円ずつということでよかったでしょうか。
○達増委員 この世界青少年交流協会というのは、文科省の方から補助金が毎年出ていて、かなり多くの事業もやって、また、森喜朗前首相が会長を務めたり、川崎二郎元運輸大臣が常務理事、額賀福志郎元自民党政調会長が理事を務めるなど、日本の青少年交流、国際交流においては非常に重要な役を果たして...全文を見る
○達増委員 花園のラグビーの全国大会ですよ。これは文科省としても、スポーツ振興、青少年健全育成の観点からほうっておけない問題ではないんですか。もう一度質問します。
○達増委員 学校側の問題ではないというのは苦肉の答弁であると思いますけれども、青少年健全育成、スポーツ振興、そういったところから、花園の果たす役割というのは非常に大きいわけでありまして、そんなところで白昼堂々、選挙違反、公職選挙法違反が行われるようであっては、本当にこの国は何をや...全文を見る
○達増委員 先ほど、ほかの委員の質問の中で、ユネスコ関係の国際会議に大臣、副大臣、政務官が出ないでしまったという問題が指摘されましたけれども、これはユネスコの問題などでも大変いいことはいろいろあるわけですから、ふだんから、大臣、副大臣、政務官、事務方の皆さんとコミュニケーションを...全文を見る
03月17日第162回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○達増委員 義務教育費国庫負担法改正でありますけれども、義務教育のあり方については、政府、中教審での議論があり、また内閣と地方六団体の間でも議論があるようでありますが、やはり究極的には、国会が議論して、そして国会が決めることだと思います。義務教育のあり方を最終的に決めるのは、これ...全文を見る
○達増委員 ちなみに、田中康夫長野県知事でありますけれども、「なんとなく、クリスタル」という小説でベストセラーになって、そして世に出たわけでありますが、あの「なんとなく、クリスタル」という小説は、八〇年代冒頭、これから日本経済がどんどん大きくなって、世界の脅威と言われるようになり...全文を見る
○達増委員 かつて、近衛文麿総理大臣のころに、新体制というスローガンのもとに、国家総動員体制でありますとか大政翼賛体制でありますとか、そういった本当の改革ではないようなことが推し進められてしまった。今、小泉内閣のもとでも、改革、改革の名のもとに、本当に我々が直面している課題の解決...全文を見る
○達増委員 そういう意味では、この義務教育費国庫負担法改正も問題なんですけれども、そのほかの法改正もまた非常に問題なのではないでしょうか。  まず、産業教育振興法改正でありますけれども、産業教育に関する実験実習、施設設備への補助を廃止してしまう。しかし、今我が国が直面する課題と...全文を見る
○達増委員 同様に、ニートや若者の就職難、そういった問題からすれば、高等学校の定時制教育及び通信教育振興法改正、これも問題ではないかと思います。全国九百十八の定時制高校、四十七の通信制高校、その設備への補助を廃止してしまうという内容でありますけれども、定時制高校は、最近もテレビド...全文を見る
○達増委員 準要保護生徒児童への援助費補助金に関する一連の補助の廃止、この法改正もまた問題であります。  今、格差社会化ということが言われておりまして、希望格差社会でありますとか意欲格差社会でありますとか、そういった指摘が特に教育関係の有識者から提起されています。  こうした...全文を見る
○達増委員 この一連の「国の補助金等の整理及び合理化等」というかぎ括弧つきの改革が、教育の本質論抜きで、金目の話、そういった財政の論理から進んでいくことに対して非常に懸念を有するのでありますけれども、改めて憲法二十六条の解釈でありますが、憲法二十六条、「義務教育は、これを無償とす...全文を見る
○達増委員 民主党は今、創憲というテーマで、憲法調査会のもと、憲法に関する議論もしているところでありますけれども、その中で、二十一世紀は情報化社会、知識経済、情報、知識へのアクセス、またそれを交換するコミュニケーション、そういったことが今まで以上に重要になってくるので、この教育を...全文を見る
○達増委員 ゲームやテレビは日本の大人も好きでありまして、最近のIT技術の進展に伴ってそういった先端技術も利用したコンテンツの発展、日本のゲームやアニメは世界に通用する、いや、世界に冠たるものだということで、そういう日本のゲームやアニメに対する期待というものがあるわけでありますが...全文を見る
○達増委員 高度現実逃避社会から子供を守る努力をしていかなければならないと思います。高度現実逃避社会は、大人が先頭に立って現実から逃避して、そして子供たちをも現実から引きはがしてしまう。結果、子供たちは、テレビとかゲームとか、あるいは居眠りの世界に埋没してしまい、また引きこもって...全文を見る
○達増委員 いいことが確認できたと思います。  この計算ドリル、一部に誤解で、朝から晩まで計算ドリルをやらせていたのではかえってよくないんじゃないかという反論もあるらしいんですが、土堂小学校の例では、週に三日間、朝四十五分、その三日間、朝四十五分の十五分をこの計算ドリルに充て、...全文を見る
○達増委員 次に、食育について伺いたいと思います。  食育、これも大事なので、文科省でも家庭科教育あるいは給食といった教育の場を通じての食育推進ということを取り組んでいて、それは政府としてきちっとやってほしいと思いますが、食育について、国に総理大臣をトップにした食育推進会議を設...全文を見る
○達増委員 義務教育に関しても、リアリティーのある取り組みということがなされることを期待して質問を終わります。ありがとうございました。
08月03日第162回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○達増委員 達増拓也でございます。  まず最初に、高松塚古墳の壁画の問題について伺います。  これは私もNHKテレビの放送で見たんですけれども、高松塚古墳の壁画はひどく劣化が進んでいて、これはもう色も変わっていますし、また描線がもう全然見えなくなっているようなところもあり、一...全文を見る
○達増委員 この問題についてはさらに笠浩史議員から詳しく質問を続けてもらいますけれども、日本を代表する文化財でありますから、本当に日本の文化財行政が問われているところだと思いますので、全力で当たっていただきたいと思います。  次に、スペースシャトルと、それに関連して日米宇宙協力...全文を見る
○達増委員 では次に、義務教育費用負担の問題について幾つか質問をしたいと思います。  なお、この義務教育費負担の問題に関連して、田中康夫知事を参考人として呼んでいただきたいと希望していたんですけれども、理事会の満場一致の了承が得られなかったということで、できないことになってしま...全文を見る
○達増委員 この発言というのは、いわば満を持して、義務教育の費用負担の問題、これが本当に国民的な議論になっている中で、そのために開かれた義務教育特別部会の中で全国の市長さんを代表するような立場から述べられ、そしてそういう中で、満を持してこれは絶対言いたいという中で挙げた一つの例と...全文を見る
○達増委員 また、現在いわゆる構造改革特区制度を利用することで、市町村の費用負担で教員を配置できる制度があるわけですけれども、これは今現状どうなっているでしょうか。
○達増委員 これは、今のところは特区制度ということで、ただ、二十六もできているということは、ある特定の地域の地域性に基づくような特区というよりは、もう全国一律にやってもいいような、もはやそういう制度になりつつあるのかなと思うんですけれども、文科省として、近々そのように全国展開が一...全文を見る
○達増委員 ぜひそういう方向で進めるべきということを申し上げたいと思います。  現状でも、都道府県また市町村がその気になりさえすればかなり柔軟に教員配置をすることができ、その中で少人数学級というのを進めていくことができるわけであります。ただ、それが進まないのは地方の頑張りが足り...全文を見る
○達増委員 義務教育費用負担をめぐる議論の中で、国が地方を縛っている、それで地方は自由な教育、その地域地域で本当に必要な教育をすることができないという一つの大きい論があるわけですけれども、これはかなり実態とは違っていて、巨大な誤解と言ってもいいと思うんですけれども、そうした一つの...全文を見る
○達増委員 これは平成十二年、学校教育法施行規則改正、その時点では民間人校長というのはゼロだったところからしますと急速にふえているとは思いますけれども、全国の学校の数からすればまだまだ本当にごくごく一部の現象にとどまっていまして、実際には市区町村の教育委員会、また都道府県の教育委...全文を見る
○達増委員 民主党でも、岡田克也代表そして仙谷由人政調会長、それぞれネクストキャビネットの総理大臣、ネクストキャビネットの官房長官、党を挙げて幾つかのコミュニティ・スクールを視察してまいりまして、非常に心強く、またこういった方向での改革を全国で進めていかなければならないという決意...全文を見る
○達増委員 去年の異常なムード、極論が横行するような去年のムードに比べれば、ことしに入ってかなり国民的な議論も冷静、的確な議論がふえているのかなというふうには思いますので、ぜひきちっと教育の理念、目的というものに沿った形で合理的な結論が得られるようにすべきということを重ねて申し上...全文を見る
○達増委員 徹底的にそこはやるべきということを申し上げたいと思います。  次に、学校の耐震化について伺います。  これは最近の岩手日報紙に載った、岩手県の話なんですけれども、「進まぬ耐震診断」という見出しで、岩手県内の公立小中学校における耐震診断、わずか三七・三%、全国平均よ...全文を見る
○達増委員 民主党では、こうした安全関係の施策をきちっと進めていくためには、学校安全基本法とでも言うものをつくるべきではないかという議論を今党内で進めておりまして、学校安全対策プロジェクトチームを党内につくり、そこでの議論をもとに、防犯、防災、老朽化、事故防止、そしてアスベスト問...全文を見る
○達増委員 終わります。
10月17日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○達増委員 冒頭、さきのバリ島でのテロ並びに九・一一テロ以降、関連する一連のテロで犠牲となって命をなくされた方々に哀悼の意を表したいと思います。  さて、今回のテロ特措法でございますけれども、日本が、この法律に基づいて、いかなる活動に対してその協力支援を行うことになっているのか...全文を見る
○達増委員 この不朽の自由作戦というものの全貌を理解するために、幾つか具体的な例を伺いたいと思います。  この不朽の自由作戦は、まず、アメリカ、イギリスが、十月に入って、自衛権の行使ということでアフガニスタンへの攻撃を開始するところから始まるのでありますけれども、そこにNATO...全文を見る
○達増委員 この不朽の自由作戦は第二次世界大戦以来の大規模な海上軍事活動だという評価もあります。それで、今この特別委員会で議題となっているテロ特措法というのは、実はそうした軍事活動に全面的に協力支援できるような法律になっているのだということ、これは過去の審議の中で明らかになってい...全文を見る
○達増委員 今の答弁にございましたように、このテロ特措法というものは、いわゆる非戦闘地域の中で協力支援活動を行いさえすれば、給油など役務の提供を受けた、協力支援を受けた外国艦船が、その後、大規模な軍事活動をしようが、アフガニスタン本土の攻撃をしようが、タリバン兵を直接殺傷するよう...全文を見る
○達増委員 非常に大変な法律なわけでありまして、空前の戦争協力法なわけであります。  そもそもこういう法律が成立してしまったことを問題とするわけでありますが、そういう法律に基づいて日本の自衛隊も活動を展開してしまっている。そういった事態に対して国会としてきちんと関与していかない...全文を見る
○達増委員 一国会議員としまして、また当委員会所属の委員といたしまして、麻薬流出の防止ですとか武器の流出防止というようなことへの協力支援と、アフガニスタンに対する空爆でありますとかミサイルを撃ち込んだりするような活動というのは、日本の協力がどちらの方に向いているのか、あるいはどち...全文を見る
○達増委員 これは実は、そもそも補給艦に給油してしまいますと、その補給艦がそれぞれの国のいかなる艦船に再給油するのかというのがわからなくなってしまうわけですね。それは大型空母に補給するかもしれないし、ミサイル発射駆逐艦に補給するかもしれないし、麻薬、武器の流出をチェックする小型舟...全文を見る
○達増委員 我が国政府と相手国政府の間では、タリバン政権、タリバン兵を攻撃したり、アフガニスタンで戦闘を行うことは国連憲章を逸脱しないという理解でやっているようですから、そういった活動に従事するのもオーケーということで、さっき例に出したように海上自衛隊はイギリスにも一度ヘリ燃料を...全文を見る
○達増委員 私がいろいろ懸念いたします背景には、最近、実はタリバンの反撃というのは強まっている、アフガニスタンにおけるタリバンとの戦いは激化する傾向にあるという報道があるからであります。  これは事実関係についての質問ですので外務大臣に伺いますけれども、ニューズウイーク誌、九月...全文を見る
○達増委員 ポイントは最近戦闘が激化しているんじゃないかということでありまして、特にここ一年の犠牲が今まで三年間と同じくらいの数になっているという点はどうでしょうか。  もし具体的な数字がないとしても、ことしになって戦闘が激化しているというような認識を持っているかどうか伺います...全文を見る
○達増委員 そういうときにこの法案をもう一年間延長ということは、これはかなり考え直した方がいいと私は思います。  紹介したニューズウイークの記事は、アンホーリーアライズ、世界史に出てくる神聖同盟をもじって不神聖同盟というタイトルですが、これはどういう意味かといいますと、イラクと...全文を見る
○達増委員 やはり、こういう状態でこれ以上この戦争に協力する法案を延長するということは、これはできないと私は思いますよ。  テロとの闘い、テロとの闘いと言うのですけれども、クリントン政権で政府高官を務めていたジョセフ・ナイ教授が日米欧三極委員会に提出したレポートに書いているんで...全文を見る
○達増委員 やはりいろいろわからないまま危ないことをやっているなと思いますが、もう一つ、これは法解釈なので内閣官房長官に伺いますけれども、戦闘参加者の捜索救助活動です。  これはあくまで非戦闘地域で行うというんですが、戦闘参加者が、けがした兵隊さんが、まあ海上を漂ってくるのか、...全文を見る
○達増委員 時間ですので、終わります。
10月18日第163回国会 衆議院 本会議 第7号
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○達増拓也君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりましたテロ対策特別措置法改正案に反対の討論をいたします。(拍手)  冒頭、九・一一テロ及びさきのバリ島におけるテロを含む九・一一テロに関連する一連のテロの犠牲となられた方々に、深い哀悼の意を表します。  九...全文を見る
10月19日第163回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号
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○達増委員 経済産業省企画室研究費問題でございます。  これは、六月下旬に事が公になりまして、当経済産業委員会でも七月十五日、八月三日、二度の委員会で取り上げられておりますけれども、そのときには、外部調査委員会をつくって調査中だ、そういうことで、その報告書がもうすぐ出るというこ...全文を見る
○達増委員 では次に、日本自転車振興会副会長深澤参考人に、自転車振興会としての本件に関する見解を伺いたいと思います。
○達増委員 それでは、調査報告書に沿った質問をしていきたいと思いますけれども、まず「基盤調査研究に関する企画室の関与」というところで、この産研プロなるものに関して「長年にわたって、企画室における通常業務として、企画室の係員らによって委託研究費の管理支出が行われてきた。」というふう...全文を見る
○達増委員 まずこの企画室が委託研究費の管理支出を行うというところからすべては始まっているわけでありますけれども、このことについて、これは角間参考人に伺いますが、産業研究所としてはこれはわかっていたのでしょうか。
○達増委員 では、これは角間参考人に重ねて伺いますけれども、七月十五日、この委員会で、高木陽介委員の質問に石毛製造産業局長が政府参考人として答えて、「産業研究所についてのお金の管理の関係でございますけれども、私ども、産業研究所から聞きましたところ、研究所は、契約の当事者であります...全文を見る
○達増委員 この点はちょっと異常な点でございまして、では、これは一方、役所側に聞きますけれども、役所側としては、企画室が事務局をやるということを産研に知らせずに、産研が知らないうちに企画室は事務局をやっていたんですか。
○達増委員 それでは、こういう報告書が出た現在、産業研究所に了解も得ず、産業研究所が知らない間に、企画室は企画室、役所としての判断で勝手に事務局機能を務めていたということを認めるということでしょうか。
○達増委員 この調査報告書の当該事実認定は、事実として、企画室が委託研究費の管理支出を行ってきたということは書いているんですけれども、そのことを産研側が知らなかったという結論は明示しておらず、むしろ、暗黙の了解があったかのようなことを後に書いているんですね。そうしますと、ここの報...全文を見る
○達増委員 この調査報告書二十一ページ、「一次口座が放置された経緯」ということで、この一連の、企画室が事務局として取り扱っていた通帳にお金が余ってもそれをそのまま企画室が持っていたことについての経緯がまとめられております。わかりやすくするために言いますと、私の質問通告で言うと十四...全文を見る
○達増委員 同じ質問を役所側にしたいと思います。つまり、この報告書にあったとおり、産研の方から余ったお金は要りませんよと言ったかどうか、そういう事実については産研としてはわからないというのが今の参考人の答弁だったわけですけれども、受け取った側、その余ったお金を手にしていた企画室サ...全文を見る
○達増委員 非常に不透明な事実関係の中で、報告書を読むと、結局、産研の方から、余ったお金は要らないと産研が言ったから企画室の方はそのお金を返さなかった、そういう調査結果に基づいて返さなかったことについても一理あるとかいうような感じの報告書になっているわけですけれども、やはりちょっ...全文を見る
○達増委員 しかし、そういった経緯の中で、本来国の予算として認められていない、いわば隠し予算を企画室が握って、それを執行した形になっているわけですね。  財政法十四条には、行政の収入支出というものはすべて予算に盛り込まなければならないとあります。そして憲法は、財政民主主義のもと...全文を見る
○達増委員 もう一度、先ほどの一次口座が放置された経緯に戻りますけれども、結局報告書では、産研側が余ったお金は要らない旨話した、それで企画室も余ったお金を返さなかったということなんですけれども、そのこと自体本当かなというところがあるんですが、仮に実際そういう口頭の了解があったとし...全文を見る
○達増委員 これは日自振にも伺わなきゃならないと思うので深澤参考人に伺いますけれども、やはり日本自転車振興会としては、その補助金、余ったら、余剰金は直ちに日自振に返却すべきだったと思いますけれども、そういう御認識でしょうか。
○達増委員 全く私はそのとおりだと思います。  ただ、この報告書でも「一次通帳を放置した行為は強く非難されなければならない。」と二十三ページにあるんですけれども、その行為について、「問題の解決を先延ばしにした」というような表現を使っているんですけれども、問題の解決というのは返せ...全文を見る
○達増委員 報告書の同じページには、「今後外部からの委託研究費を管理する場合には、」「本件での問題点やその教訓が活かされることが必要である。」と書いているんですけれども、こういう外部からの委託研究費を管理するということそのものが今回の過ちの原因だったわけでありまして、外部研究とし...全文を見る
○達増委員 報告書はこの後二次口座の問題に移っていくわけでありますけれども、外部研究のそれぞれの研究会ごとにつくっていた通帳、お金が余っていたのでそれを一つにまとめてFUP、フォローアップの略ですね、FUP研究会という名義で新しい口座をつくってしまった。これも、余ったお金が入って...全文を見る
○達増委員 今の点について確認いたします。  これは事前通告の二十八番の質問に当たるんですけれども、確かに、今の答弁にもあったように、この二次口座からの支出が委託研究の趣旨を逸脱したものと断ずることはできないとか趣旨に沿うものとか、そういうことを報告書は書いているわけですけれど...全文を見る
○達増委員 この二次口座ができてからの経緯については、それまでは、外部委託研究されていたその費用を、それぞれ研究会ごとに通帳を個別につくって、そこで企画室が支出を管理していたものを、二次口座をつくって以降は、産研独自の自主事業、産研の自主事業に対して、今度はこの二次口座から、フォ...全文を見る
○達増委員 産研側にこれは伺いたいんですけれども、角間参考人に伺います。  この二次口座の存在、そして二次口座を使って、企画室として、ここは足りないから補ってやろうというところにお金を補っていた。これは、三十八ページに「上記の各経緯は、産研側が各研究会代表者個人名義の口座に残高...全文を見る
○達増委員 では、同じことを役所側にも伺いたいと思います。  この報告書に、その後、「このことを企画室側から見ると、委託研究の趣旨に沿う使途に支出する方法により上記各預金口座の残額を処理することが、産研側から黙認され許容されたと認識したことを示している。」つまり、企画室側として...全文を見る
○達増委員 一方、これは日自振に伺わなければなりませんが、深澤参考人に伺います。  そんな、暗黙のうちに認めたとか黙認されたと認識するとかいう問題ではないはずなんですね。補助金が余っているのであれば、即これは日本自転車振興会に返却されなければならなかったはずなんですが、そういう...全文を見る
○達増委員 全くそのとおりなわけでありまして、しかし、この報告書の結論部分、五十九ページなんですけれども、「結語」のところですね。三段落目に、「今回の調査の過程で、上記調査研究が経済産業省による組織的な裏金作りのために行われてきた旨の一部報道に接したが、当委員会の調査においてかか...全文を見る
○達増委員 これはもう言われなくても、国会の務めとして行政のチェック、これは調査はきちっとやっていかなければならないものですので、それはやるわけでありますけれども、結果オーライではだめだということについては、戦前の満州事変とか、あれなんかは当時は結果オーライという発想で内閣が後で...全文を見る
○達増委員 この外部調査委員会報告書でもう一つ重要な論点として、大臣への報告のおくれの問題について取り上げています。  これで気になるところが五十五ページにありまして、ここで「大臣への報告にあたっては、公表が前提となることから、捜査当局とも連絡をとった上で、翌日に報告することに...全文を見る
○達増委員 関連して、前室長への処分に対して、この報告書では五十七ページ、「辞職の申し出に対する承諾を留保し、一定の調査後に辞職の申し出を承諾するか、あるいは懲戒処分とすべきかを判断するという対応は可能であったはずである。」という結論を出しているわけですけれども、この点については...全文を見る
○達増委員 この経済産業省企画室研究費問題については、午後も同僚委員の方からさらに質問を続けさせていただきます。  先ほど大臣もおっしゃいましたように、ほかにもいろいろ問題が経産省の内部調査からも出てきている。また、これは九月三十日の予算委員会で民主党長妻委員から質問をした件で...全文を見る
○達増委員 今の答弁からしますと、二百三十九億円のうちジェトロの手元に残っているのは約六億円ということですけれども、そういうことなんでしょうか。
○達増委員 ですから、そのジェトロが保有している金額というのは、これについて百億ぐらいの裏金を持っているんじゃないかとか、そういう疑惑の指摘があるわけでありまして、数字をはっきりさせてもらわないと困るんですけれども、さっき約六億ジェトロのところに預金としてあるという答弁だったと思...全文を見る
○達増委員 その現預金でありますけれども、これは、雑豆輸入基金協会というのは平成七年に解散されていますし、一体何のためのお金としてそれは保有しているんでありましょうか。その現預金六億円というものの位置づけ、一体何に使うお金、あるいはいずれどこかに返すお金、これはどういう位置づけの...全文を見る
○達増委員 六億円も預金があれば、今のような利息の低い時代であっても、それなりの利息がついて果実が得られるわけですけれども、その果実はどのような予算上の位置づけになるんでしょう。
○達増委員 その雑収入というのは、予算上の正規の雑収入、予算書の中にあるいは決算の中にきちっと計上される意味での雑収入ということなんですね。
○達増委員 時間なので私の質問は終わりますけれども、また午後、引き続き一連の予算の使い方の問題について伺いたいと思います。  ありがとうございました。