達田龍彦

たつたたつひこ



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達田龍彦の1967年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第55回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○達田龍彦君 私は、この問題を決算委員会で取り上げることについてたいへん残念に思いますけれども、しかし、問題が日本赤十字社に関する非常に国際的な問題でもあり、しかも、日赤という崇高な国民のイメージを汚してはならないという意味でもたいへん重要な、しかも意義のある問題であろうと考えま...全文を見る
○達田龍彦君 日赤来ておりませんか。
○達田龍彦君 そこでこの経費として、未払い金として処理されたというのでありますけれども、解散時には、日赤の本社、それから県支部、それから地区というのですか、地区長が入りまして三者協議をして、公立五島病院に財産を譲渡するという協議がなされておるのであります。そこで、その協議のときの...全文を見る
○達田龍彦君 質問は三点になっておるのだが、きちんと質問に答えてもらいたい。
○達田龍彦君 正確にひとつお答えをいただきたいのですが、この数字はこれでわかりました。それで、これは県支部とそれから地区と日赤で協議をしてきめられておるのでありますが、この五千五百九十一万円に対して、いつの時点で、何月何日にこれを承認したのか。これは事前承認か、事後承認か、その点...全文を見る
○達田龍彦君 それではこれは正味財産ですから、このうちにいま問題になっております約六百万、これはとらえようによって七百万という人もあれば三百万という人もあるわけですけれども、職員の退職慰労金等も含めて約六百五万という金が、支部長の権限でもって、知事が二十五万円、副知事二十万円とい...全文を見る
○達田龍彦君 そこでもう一点さらにお聞きをいたしておきますけれども、まあ日赤の会計というのは、一般会計と特別会計に分かれておるようでありまして、企業会計が特別会計になっておるようでありまして、その場合に財産の処分、それから予算の執行あるいは金銭の移動あるいは法律行為、こういうもの...全文を見る
○達田龍彦君 だから支部限りですから、幾らであっても特別会計の分については支部長の権限で処分できる、あるいは執行できる、こういうふうに理解していいんですか。
○達田龍彦君 では具体的に聞きますが、今回約六百万円の金が支部長の権限でもって処分をされておるということは知らなかったと、しかも承認をされてないということであれば、処分したことについて、支部長としての権限でできるのかできないのか、その点についてお答え願います。
○達田龍彦君 そこで支部長限りでできる範囲というのは、金額の幅あるいは財産の多い少ないではなくて、特別会計全体の処理は支部長でできると理解していいのかどうか。
○達田龍彦君 特別会計に所属する問題については、一般会計の場合については、これは社員の募金あるいはその他によってまかなわれているわけでありますから、いうなれば日赤の基金と考えられる金であります。これはまあ厚生省その他が監査、監督をしていると思うのでありますけれども、その医療機関か...全文を見る
○達田龍彦君 聞いてることにまともに答えていただかないと長引くだけでありまして、非常に時間の浪費であります。私が聞いているのは、特別会計に関する支出あるいは法律行為について、一体支部長にまかしてあるというなら基準があるのかないのか、あるとすればどういう基準の規制があるのか、具体的...全文を見る
○達田龍彦君 こまかいことじゃなくて、予算執行上の本社の立場として一つの方針がなきゃならぬのですよ。そういう意味ではこまかな問題じゃありません。じゃずばりそのものを聞きますけれども、今回の剰余金のうちの六百万円の支出は、支部長独自で、支部長の権限範囲でできるのかどうか、本社として...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、正味財産の五千五百九十一万円についても、支部長の判断によって処置ができると理解していいのかどうか。
○達田龍彦君 であるから、財産の処分の中における不動産だとか、あるいは金銭の場合、あるいは法律行為の場合における一つのそういう理事会にかけるとか、あるいは本社の承認を必要とする基準があるはずだと言ってるんであります。だからそういう点について、もう少し具体的に説明をいただきたいとい...全文を見る
○達田龍彦君 では、今回の、まあ総額については承認を必要とするけれども、六百万円の範囲における配分処置については、支部長の専決でできると、こういうふうに理解をしていいわけですね。——わかりました。  そこで基本的な問題に……、これは厚生省にも、あるいは日赤本社にも明確にしていた...全文を見る
○達田龍彦君 では、日赤本社にお尋ねをいたしますが、今回の余剰金の配分については、日赤本社としては県支部のとった措置は妥当である、適当であるとお考えになっているわけですね、どうですか。
○達田龍彦君 適当かどうか。
○達田龍彦君 いまそういう本社の考え方であるならば、長崎県の中に、たとえば福江の市長が地区長でございますけれども、この措置はまことにもってけしからぬというので、評議員会で、知事以下幹部をやむべきであるという態度決定を行なっておるわけであります。あるいは長崎市の場合もそうであります...全文を見る
○達田龍彦君 厚生省にお尋ねをいたしておきますけれども、県支部でこういうような問題が起こってまいっておるわけであります。そこで、いま県支部の事務局長やあるいは知事が言っていることは、これは共同募金の金やあるいは血液センターの金とは全然関係がないんだ、したがって企業会計の中で出てき...全文を見る
○達田龍彦君 日赤の部長さん、たいへん私はけしからぬといま思っているのであります。それは、私が質問をしたときには、社会通念上適当であるという態度を表明された。ところが、いま久保委員から同じようなことが発言をされますと残念である、非常に遺憾である、こう言っておいでになる。これは私は...全文を見る
○達田龍彦君 じゃあはっきりさせますが、社会通念上は今回の県支部のとった措置は適当でなかった、こういうふうに理解していいわけですね。
○達田龍彦君 赤十字の立場を聞いておる。
○達田龍彦君 非常にあいまいで、私は非常に遺憾に思いますけれども、それ以上のちょっと態度表明ができる立場の人でもないようでありますから、まあ、私もやむを得ないというふうに考えますけれども、国会での態度の表明というものは、先ほどのような態度では、非常に私は国会議員の発言に対してきわ...全文を見る
○達田龍彦君 具体的には、考えてみれば八年間で五千五百万円という利益をあげているわけですよね。で、一般の私企業のいわゆる病院と何ら変わることがないような結果になっているんです。これは。何ら厚生省のきびしい規制もなければ、監督もない。ただ一般会計については、あなたのほうで指導したり...全文を見る
○達田龍彦君 では、これは日赤の本社と厚生省で、こういういま言ったような問題点が出てきておるわけでありますから、十分今後検討をいただいて、特に特殊法人、あるいはこういう公共性の高い医療機関のあり方について十分話し合い、検討をされて、一つの行政指導の本筋というものか、筋道を立てた処...全文を見る
○達田龍彦君 現状がそういう状態であるから、適当とお考えのようでありますけれども、日赤の元来のあるべき姿としてそういうことが望ましいのかどうか。それから現状はどうだと、現状の判断に立った解釈と元来本来の筋としてのあり方との問題は、区別してぼくは御回答いただきたいと思うのであります...全文を見る
○達田龍彦君 それで私はそういう方向で、将来私は特に今後政党化が進み、今日ではもう市議会あるいは町村議会に至るまで、だんだんそういう系列化が出てまいっておるわけでありますから、特に日赤の崇高なる人道愛に基づいたところのイメージをそういう意味でこわしていくことは非常によくないことだ...全文を見る
○達田龍彦君 非常にいまの発言は微妙で、しかも重大な問題が一面あると思うのです。それは私は当時六百余万円の慰労金が配分された内容を持っておりますけれども、この中にはたとえば日赤の本社の社長である当時の島津さんが五万円程度の記念品をもらっておる。あるいは副社長、これも五万円、衛生部...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、自治省に最後にもう一つ尋ねておきますけれども、地方自治体の知事、副知事あるいは各部長、これらになりますると非常に兼職が多いのですね。公社、公団、そういうものの兼職、とりわけ知事は、長崎県の場合などは三十ぐらい持っている。ただ一つの日赤の関係だけでもそういうも...全文を見る
○達田龍彦君 では最後に政務次官にお尋ねしますが、今回の長崎県知事がとったこの余剰金の分配、とりわけ役職員が中心になって分配したこの行為ですね、この処置は一体自治省として適当とお考えになるのか。適当でないとするならば、この際、長崎県知事に対して、日赤運動の権威を高めるためにも、あ...全文を見る
○達田龍彦君 自治省けっこうです。  そこで日赤にもう一つお尋ねをいたしておきますけれども、これは日赤の何か褒章規定によりますと、百万円以上の寄付をした場合については日赤は褒章を何かするようですね。そこで問題なのは、今回、まあ三年前の問題ですけれども、日赤の支部あるいは県会等で...全文を見る
○達田龍彦君 まあいいでしょう。  そこで、警察庁の局長お見えでございますからお尋ねをいたしたいのであります。  この問題に関しまして長崎県警がすでに捜査をいたしておるのであります。で、今回、県会の中でも、県警の総務局長でございますか、警察の捜査の内容について説明をいたしてお...全文を見る
○達田龍彦君 最後に、あと一、二点警察庁にお尋ねをいたしますけれども、私は、これは非常にいま県の中でもどうもすっきりしないと、こういう御意見が非常に強いのであります。それは、日赤の本社も元来これは支部長に権限がないものを、権限があるようにして支出をさせた。だから刑事事件にならなか...全文を見る
○達田龍彦君 十分内容よくわかりました。でありますから、まあいま私がいろいろの観点から指摘をいたしましたように、今後日赤の経営、運営というものについて厚生省並びに日赤本社は、いま出ておる問題点を十分ひとつ御検討いただきまして、問題点の解明と今後の日赤運動の充実と発展をですね、はか...全文を見る
03月30日第55回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○達田龍彦君 たいへん長い時間になっておりますので、私はポイントをしぼって御質問をしたいと思うのでありますが、それは、干拓行政が今日いろいろな問題をかかえておるようでありまするけれども、政府ではとりわけ大長崎干拓を、約三百億ないしは五百億ともいわれておりますけれども、国費を投じて...全文を見る
○達田龍彦君 実際にはこの補償が行なわれていない、ないしは工事が行なわれていないという状況にあると私も実情を見て知っておりますけれども、かつて四十一年の四月十四日に衆議院の決算委員会でこの問題が取り上げられておるのであります。当時の坂田農林大臣、それから大和田というのですか、農地...全文を見る
○達田龍彦君 これは私はいまの農政局のやり方について非常に不満があるんです。それは、当時、衆議院の決算委員会でありましたけれども、四十一年の四月の十四日にも同じ答弁がなされ、その後、三組合の状況は、全然今日進展いたしておりません。煮詰めるための出先を使い、県を使い、自分たちも力を...全文を見る
○達田龍彦君 水産庁から長官おいでですか。水産庁は、この長崎大干拓について、賛成の立場ですか、反対の立場ですか、お伺いいたします。
○達田龍彦君 重ねてお尋ねいたしますけれども、有明海岸の、とりわけこの諌早北高ですね、これは魚海藻類の最適地だと言われておる。こういう条件に恵まれたところにあるがゆえに、沿岸漁業者としてはこの漁場を手放すことについて非常に執着を持つのであります。そこで、一体、今日有数の浅水漁業の...全文を見る
○達田龍彦君 私は水産庁の水産行政に対してこの問題等の関連で問題があると思うんですけれども、一方では漁場の改良事業と称し、漁業投資を非常に盛んに奨励をしておきながら、他方では国家的あるいは国民的な利益ということで干拓事業のためにこれを放棄をしろ、こういう立場で水産行政をやられると...全文を見る
○達田龍彦君 私はもう少しきちんとした御説明をいただきたいのです。これは補償で解決ができる問題でない場合の解決のしかたです。私の言っているのは、いいですか、沿岸の漁業者がいわゆる漁業投資をやっている。そして、いままでほとんど生産が上がらなかった沿岸漁業が、戦後のいわゆる漁業の改造...全文を見る
○達田龍彦君 あなたは実態を知らなさ過ぎるんです。これは話し合いの場に乗ってこないんです。また、農林省の指導というのは、補償をどうきめていくかという話し合いに乗せようとしておる。ところが、補償の問題ではないということから三漁協は乗ってこない。ですから、あなたが認識しているような実...全文を見る
○達田龍彦君 再度水産庁にお尋ねしておきたいと思いますけれども、干拓行政というのは確かに前向きの行政であると思います。しかし、そのために漁場が狭められる、これは水産行政にとっては後向きの行政だと思う。そこで、相いれないものが出てくるのである。そこで、水産行政として考える場合におい...全文を見る
○達田龍彦君 私は、農地局長にしても、水産庁長官にしても、地元の漁民の気持ち、それから出先機関との折衝の経過をあまりにも知らなさ過ぎると、したがって、解決がおくれている一つの要因はそこらにあるような気がしてなりません。そこで、大臣に私は最後に二つだけお聞きをしておきたいのでありま...全文を見る
○達田龍彦君 じゃ、最後に、私は、ひとつ実情を含めて大臣に提案をしておきたいと思うのであります。それは、先ほど、農地局長ですか、言われた中に、漁民の特に三漁協の反対は補償では解決したくないと。もう一つは、県に対する感情的なわだかまりがあると。私もそのことはそうであると考えておるの...全文を見る
○達田龍彦君 では、最後に、そういう意味で、この干拓の問題については、地元の漁業者はもちろん、県にとっても市にとっても、大きな関心と、また問題点をかかえている内容でありますので、私は、先ほど、できれば今年一ぱいに解決の方向を出したいと、こう言われておりますけれども、今年一ぱいでは...全文を見る
05月12日第55回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○達田龍彦君 私は、航路の行政、とりわけ離島航路行政について若干質問をしておきたいのでありますが、それは、いまの離島航路では、相当整備をしなければならない問題点がたくさんあると思います。たとえば船が老朽化しておる、おそい、あるいは料金が高い、時間が非常に長くかかる、こういういろい...全文を見る
○達田龍彦君 その場合に、運賃の場合について何か施策がありますか、運賃。
○達田龍彦君 それで具体的な内容に入りますけれどもね、確かにいま補助金制度がとられていますね。それでこの補助金制度のたてまえというのですか、これは企業補助のたてまえに立つのですか、それとも航路補助のたてまえに立っているのか。それから、それはどういう具体的な基準、あるいは割合という...全文を見る
○達田龍彦君 それでですね、これは地方公共団体とりわけ県の補助制度というものは制度化されているのですか。地方の負担能力によってその残った部分を負担し得る状態にあるのか、あるいは制度として国が補助した場合においては、地方公共団体も幾らかの割合で補助をしなきゃならぬという制度になって...全文を見る
○達田龍彦君 それで今度は、あとで集約的に聞きますけれども、企業の経営形態ですね。これ、私は離島の問題というのは一般の観光航路だとか、あるいは商業航路とは違ってまさに住民の生活に直結した、言うなれば国道的な存在の幹線航路があるわけです。たとえば私の長崎県なんかは壱岐、対馬というと...全文を見る
○達田龍彦君 それで、実はこれは運賃の問題とも関連があるわけですけれども、私はいまの補助金制度というのが、いわゆる航路の赤字が出た場合について一定の基準によって補助をすると、まあそういう補助のしかたも一面いいと思いますけれども、離島の国道的な幹線的な性格を持っている航路については...全文を見る
○達田龍彦君 それは補助対象の航路はそうかもしれませんよ。ところが、たとえば壱岐航路を見てごらんなさい。これはバス料金よりもうんと高いですよ。これは補助対象航路にはなってないと思うのですよ。それから五島の長崎−福江間のほう、これだって言うなればドル箱の航路ですよ。これなどは補助す...全文を見る
○達田龍彦君 たとえば長崎県の場合だってたくさん離島航路ありますよ。しかし、バスで行けるところの航路に対して、離島間を結ぶために走っている航路に補助されている場合があるのですよ。これは私は一面では公共性があるという意味で補助していくことも妥当かもしれません。ところが現実そういう制...全文を見る
○達田龍彦君 専門家じゃないわけですね、おたくは。
○達田龍彦君 それで、これは専門家じゃないのでお尋ねしてもわからないと思いますが、船に乗っている人たちの話によりますと、定員というのは荷物を全部持っているわけですから荷物の置き場がないのです。これはほとんどの航路がそうです。だもんだから、荷物の置き場がないから、自分が立っていて荷...全文を見る
○達田龍彦君 それで、あなたのほうでそういうものをきめる場合に、荷物の置き場所の問題を考えておりますか。  それからもう一つは、一等、二等、三等とあるとするならば、一等はどれだけのスペース、それから二等はどれだけのスペース、こういう基準があって一、二等をきめておりますか。
○達田龍彦君 それで、これはあなたのほうで将来検討して、私は強い行政指導なり法律的な制度をつくってもらわなきゃならぬと思うのですけれども、そういう一等、二等のスペースのきめ方がきめてないために、ある船によっては二等よりも一等のスペースが多いという船があるのですよ。これは実質的な島...全文を見る
○達田龍彦君 これも現実には定員オーバーがほとんどですよ。特に壱岐−対馬航路、福江−長崎航路というのは——まあ最近福江−長崎航路は二回になりましたから、これは緩和されました。しかし、一番多いのは対馬−博多航路、これはもうほとんどが定員オーバーですね。これをそのまま見のがしている。...全文を見る
○達田龍彦君 これはそういう手ぬるいことではいけません。運賃との関係があるのです。運賃というのは定員のやっぱり基礎があるはずです、収益性の問題から考えて。そうすると、定員オーバーの状態を続けていくと、それだけ収益性が高くなるわけでしょう。これは企業家としてやむを得ぬと言いながらも...全文を見る
05月15日第55回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○達田龍彦君 私はこの機会に、郵政省の管理体制、とりわけ人事管理の問題についてこの機会に質問をしておきたいと思います。  それは、すでに当局でも御承知だと思いますれども、最近特に郵政の中で唯一の労働組合であります全逓信労働組合が、九州を中心に近畿その他で分裂騒動が起きております...全文を見る
○達田龍彦君 郵便は。
○達田龍彦君 そこで、この分裂の原因あるいは理由、これは当局はどう判断されておるか、あるいはどうとらえられておるか、お伺いしておきたい。
○達田龍彦君 さらにこの分裂は、労務対策あるいは人事管理上、郵政当局としては失敗と判断か、それとも成功と判断なのか、お伺いしておきたい。
○達田龍彦君 事業にいまのところ顕著な影響がないという判断でありますけれども、むしろ私は当面の現状、それから事業の実態から考えてみて、当面の現状というのは、事業の上では前の体制よりも分裂後の体制のほうがうまくいっておるという状態が計数的に出ておるんではないかと思いますが、その点具...全文を見る
○達田龍彦君 影響の問題じゃないよ。
○達田龍彦君 これは貯金、保険、郵便の状況については後ほどもう少し詳しく私は解明をしたいとこう思っております。  それから次にお尋ねをしておきますが、私もとりわけ九州の管内の実情というのはよく知っております。それで私が調査した範囲によりますと、まあ管理体制、とりわけ人事管理の面...全文を見る
○達田龍彦君 監察局長にお尋ねしますが、この一、二年の間にいわゆる労働運動に対する不当介入等で、不当労働行為等で労働問題が起こっている事例があるのかないのか。それから人事権の乱用と服務規律の問題で、とりわけいわゆる労務管理を中心にして行政処分を行なった事例があるのかないのか、お伺...全文を見る
○達田龍彦君 この四件の中で今回の九州、近畿を中心にする分裂と直接関係があると考えられるものはあるのかないのか。
○達田龍彦君 それで、今度は郵人管九〇号というのが出ておりますね。これは熊本郵政局の通達ですが、手元にありませんか。
○達田龍彦君 昨年から本年にかけて分裂が起こった際に、熊本郵政局に対して本省の人事局として文書ないしは形あるもので、こういう混乱をどう正常に取り戻していくか、あるいは業務の正常な運行をどうはかっていくかについて、具体的にどういう指導をされたのか、指導されておる通達あるいはその他指...全文を見る
○達田龍彦君 この郵人管九〇号はどういう状態、どういう原因があったからお出しになったのか、結果としてどういう効果が求められたのか、お尋ねをしておきたい。
○達田龍彦君 九〇号の内容についても私はあとでもう少しこまかく、私の考え方も含めて当局の態度の表明をいただかなければならぬ、こう思っております。  それで、さらに質問を続けますけれども、大臣にひとつお尋ねをしておきたいことは、私は郵政業務の正常な運行をはかるためには、正しい人事...全文を見る
○達田龍彦君 いまの郵政大臣の考え方、まことに私はそのとおりでなければならぬと思います。そこで郵政省のいまの人事管理体制、これは現状のままでいいとお考えになっているのか、それともやはり問題点がたくさんあるので、近代的な人事管理を十分取り入れるための再検討をする方針が今日あるのか。...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、だんだん本論に入りますけれども、いま言われたように具体的な問題になりますと、確かに私は、どう能力を生かせるか、それからその能力をどう具体的につかんでいくか、これがやっぱり人事権行使の根本になければならぬと思うのであります。そこで、その具体的な方法としてまずお...全文を見る
○達田龍彦君 それで、その他この評価の問題ですけれども、主任、主事あるいは課長、あるいは課長代理、局長、これを役付けしていく場合の評価、これは具体的にはおのおの発令権者がその職場における仕事の状況、あるいは能力等判断をしてやっておられると思うのでありますけれども、いま具体的な方法...全文を見る
○達田龍彦君 まあ内容としてはよくわかりますけれども、実際そのとおり行なわれておるかどうか、あるいは人事管理の体制としてそういう考え方が生かされるような体制にあるかどうか、私は非常に疑問を持っております。  そこで、いま言われた公平に、しかも一元的にという話でありますけれども、...全文を見る
○達田龍彦君 たいへん決意のほど、将来のあるべき姿、非常にけっこうだと思います。ただ、これも私は注意のために言っておきますけれども、よその官庁よりも郵政の特に現場の段階における人事の問題はきたないのです。物を贈ってみたり、あるいは飲ませ食わせして、そうして主事あるいは局長代理ある...全文を見る
○達田龍彦君 その中で、具体的に、おもにどういうことを中心に、重点に置かれておるのか、これは郵政事業全般であることは間違いないのでありますけれども、管理者でございますから、人事管理をどうせよとか、あるいは労務管理の基本的な姿勢はどうあるべきだとか、そういうことにある意味ではやはり...全文を見る
○達田龍彦君 まあ非常に抽象的ですけれども、私が現場で率直に感ずるのは、管理者教育を受けてお帰りになる人々は、帰ったらまず言われることは、労働組合に強くなるということを念頭に置いて労務管理をやられる、これはもう職場に共通をしております。そういう根性をたたき込まれたのだということを...全文を見る
○達田龍彦君 では、いまの回答の中から大体理解できることは、管理者訓練の中心は人事管理、労務管理に中心が置かれている、こういうふうに理解していいわけですね。
○達田龍彦君 そこで郵便、貯金、保険の三事業局長にお尋ねいたしますけれども、私が先ほど指摘をいたしましたように、この人事管理の中で、とりわけ労務管理体制が非常に先行をするために、職場の中では貯金にしても、保険にしても、人の和というものが非常に失われてきておる、そうして非常に仕事が...全文を見る
○達田龍彦君 きわめて抽象的で平面的で、私は現場のこれまた実態を知らない者の判断であり回答であると考えております。実は、これまた私は三月に管内を回ってみまして、異口同音に現場の局長や課長が言っている。これは熊本郵政局管内のことでありますが、とりわけ、これは貯金の問題が大きく問題に...全文を見る
○達田龍彦君 これに対する指揮命令系統はどうなっていますか。
○達田龍彦君 そうすると、この労務担当官の職責の位置づけですな、局長級とか課長級とかありますがね、どういう位置づけになっているのですか。
○達田龍彦君 そうしますと、指揮命令系統は、直接郵政局が指導するわけですから、当該統轄局長が指導することになっておりませんね。
○達田龍彦君 その範囲は、県内の全特定局を含めた労務関係の指導、連絡、こういうふうに理解していいですね。
○達田龍彦君 これはいつごろからそういうふうにやられましたか。
○達田龍彦君 これを設置するにあたって、これはもうその効果を期待したわけですけれども、三十七年以前にどういう欠陥が労務対策の中であるがゆえに、これを必要性を認めたのか。これは具体的に丁寧に説明してもらいたい。
○達田龍彦君 この六十一名の定員は、これは行政管理庁あたりには報告が、あるいは承認を求めて、管理要員の定員だとか、あるいは管理要員の位置づけだとか、職制上のいわゆる組織、規程上の位置づけだとかというのがきめられなければならぬと思いますが、そういう手続はきちんとなされて六十一名が配...全文を見る
○達田龍彦君 それで、三十七年以降、私が知っている範囲でも労務担当官が一つ、それからいままで管理体制としては局長、それから課長と、こういう体制が通常であったのですけれでも、局長代理というものが出てきてみたり、副課長というものが出てきてみたり、それから課長代理というものが出てきてい...全文を見る
○達田龍彦君 私が急に質問をするようになったのでやむを得ないと思います。そこで、できるだけ早くひとつ資料を出してもらいたいと思いますが、それともう一つは、三十七年以降、管理要員が、それ以前とするとどれだけふえたのか、これがほしいのです。これをひとつ早急に出してもらいたい。
○達田龍彦君 それで労務担当官の果たしている役割りは、指導、連絡ということでありますけれども、これも私は現場の実態から皆さんに申し上げておきますけれども、指導、連絡と言いながら、実際には労務担当官が、確かに仕事が労務対策をやることですから、中心になってやっていることは間違いないの...全文を見る
○達田龍彦君 たいへん熱意のある、しかも郵政事業の発展のために必要な御方針だと思いますが、その方針で将来ともに十分留意をして事業運営をしていただきたい、強く要望をしておきたいと思います。  それで、もう一点言わしていただくならば、いま私が幾つかの問題を指摘してまいりました。郵政...全文を見る
○達田龍彦君 特定局制度、自由任用制度の中でどういう点が欠陥だとお思いになっておりますか、欠陥なり、弊害ですな。
○達田龍彦君 確かにいま言われたように、特定局制度の中における自由任用というものが是か非かという論議をしなければ、ほんとうの意味での自由任用の論議は私は的はずれだということはよくわかります。それで、自由任用制度は、今日なおかつ続けるというのは、まだ続けるに値する内容があるからだと...全文を見る
○達田龍彦君 では最後に、監察局長に一点だけ申し上げておきますけれども、いま局長の自由任用制度で決定権に大きな作用を持つのは監察の調書ですよ。言うなれば、郵政局長の目にかわって監察がこれを監査をして内申書を出しているはずです。ところが、この監察の調書なるものがそれほど重要な任用に...全文を見る
05月17日第55回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○達田龍彦君 実は私は道路行政についてお伺いをしたがったんでありますけれども、あす道路公団を中心とする公団関係の決算における質疑がなされるそうでありますが、大臣お見えじゃないようでございますので、私は、大臣がおられるこの機会に、道路行政は、公団関係の総裁もお見えでございませんから...全文を見る
○達田龍彦君 私も調べたことがあるんです。これは非常に問題があると思っておるわけですけれども、私は、一つは、いまの土木行政全体に対する制度にひとつ問題があると思います。それから契約のあり方に問題があると思います。それから土木行政に対する業者の心がまえ、こういうものにも問題があると...全文を見る
○達田龍彦君 では、まあそういう簡単な説明では実は私が聞こうとしていることに対して答えにならぬのですけれども、じゃ、私がこまかく話を聞きます。それで、そういうランクがあって指名業者というものがきめられるわけですね。そうすると、実際の工事というのは、その指名された事業者が、今度は請...全文を見る
○達田龍彦君 私が指摘をしたいのは、いま言われたように、そういう下請、下請をしていくから利権行政になるんですよ。ここに利権が全部からむのです。一千万の工事が一番下にいくときには、三割ずつピンはねをしてごらんなさい、結果として高い工事になる。そして手抜き工事をしなければ、その業界が...全文を見る
○達田龍彦君 いま、業者の認可登録の問題ですけれども、私はこれにつきましても御検討をいただきたい、指摘をしておきたいことがあります。これはね、その業者が多いがゆえに、一つは、粗悪工事になるのです。悪い工事をつくっているのです。それはいま言うように、工事をとりたいと、競争のために金...全文を見る
○達田龍彦君 いずれにしましてもね、地方政治の中には、とりわけこういう工事の輪番制というか、あるいは談合によって工事を事前にきめてしまうと、こういうことがもう公然の秘密として行なわれているのであります。これは私は建設行政、土木行政の上から見ても、非常に好ましくないやり方であると考...全文を見る
○達田龍彦君 これは大臣が知って知らぬふりをしてるのかしりませんけれども、一つの国の大きな工事計画がありますと、業者をだれにしろというのは土木業界の中では常識ですよ。そういうことは必ず出てくるんだというのは常識なんです。そういうことが一つは弊害をつくっております。これも利権にから...全文を見る
○達田龍彦君 それからもう一点言っておきますけれども、いま建設省として、直轄工事あるいは補助工事ですね、それに関係する監督指導機関というのはどういうところがあるのですか、御説明願います。
○達田龍彦君 それで、この出先の監督機関の中で、この土木工事の関係で、贈収賄だとかあるいはそれに関連する事件として、刑事事件にこの二、三年に問われておるいわゆる公務員はいらっしゃいますか。あれば説明してください。
○達田龍彦君 これはどういう原因かよくわかりませんけれども、聞きませんけれども、それに対する行政措置上欠陥があった面があれば何らかの措置がされたと思うのです。ただ個人の不心得で起こった問題ではなくて、やはり監督指導に当たる機関として、制度として、何か問題点があって出てきたものであ...全文を見る
○達田龍彦君 私は地方でとかくのうわさを聞くわけですね。監督にあるべき立場の人と業者のなれ合いだとか、あるいは県の土木関係の人々と建設省とのなれ合いというとかくのうわさは聞きます。いま刑事事件になっている実情も出ておりますけれども、一つは、確かに監督行政というのが必ずしも十分でな...全文を見る
○達田龍彦君 わかりました。
05月23日第55回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○達田龍彦君 私は、地方公共団体の知事あるいは市長、町村長のこれらの首長の兼業、兼職の問題について、若干自治省の考え方なり方針をお伺いをしておきたいと思うのであります。  いま御承知だと思いますけれども、地方の首長の兼職あるいは兼務の問題について、たとえば地方の自治体においては...全文を見る
○達田龍彦君 これは兼業されている場合についてもそういう解釈で、自治省としてはお考えになっておりますか。
○達田龍彦君 それで、この法的には禁止規定がないからそのまま今日認めておるという状態だということでありますけれども、行政指導のあり方として、この兼職、兼業、兼務、こういう状態、あり方というものが、地方の首長の役割り、任務に影響するところがあるのかないのか。本来のあるべき姿としてど...全文を見る
○達田龍彦君 いま言われた中に大体問題点は含まれておると考えますが、全国の特に知事でありますけれども、この兼業、兼職をしておる実態をおつかみになったことがありますか。私が知っておるのでは、多い知事では三十ぐらいの兼業、兼職をしている知事がいらっしゃる。おそらく二十前後の兼業、兼職...全文を見る
○達田龍彦君 いま地方の首長、とりわけ知事のそういう兼業、兼職の実態把握が監督官庁にできてないということは、このいまのそういう兼業、兼職の状態が野放しになっているということを私は裏づけていると思うんであります。これは私は早急に実態をおつかみをいただいて、何らかの対策を立てなければ...全文を見る
○達田龍彦君 それで私は、これは行政管理庁とも相当関係が深いのでありますけれども、いま申し上げたように非常に問題のある公社、公団その他の外郭団体の兼務という問題が出てまいっておりますので、早急に各県ごとにその内容をつかんで、そして、それに基づくいま申し上げたようなきめのこまかい私...全文を見る
○達田龍彦君 それからもう一つは、先ほどお触れになったのですけれども、家業をやっている市長あるいは知事というものが非常に多いのです。これは私は、地方の議会でも相当問題になっているんですけれども、知事や市長になる前まではその家業がなかなかうまくいかないのだけれども、知事や市長になっ...全文を見る
○達田龍彦君 まあそういうただなまぬるいようなやり方では、今日の状態は改善されないと思います。したがって、もう少しきめのこまかい、そして行政庁としてきちんと区分けをした指導をしないと、ただ単に精神訓話みたいな指導、通達を出したんでは実情は変わらないと私は思うのであります。でありま...全文を見る
○達田龍彦君 それから公社、公団、特に県あたりがそういうところに出資、あるいは補助をしておる対象の団体、事業所、そういうものの実態は自治省で報告なり、あるいは実際にお調べになっている資料がありますか。
○達田龍彦君 これは制度として、たとえば交付金を出しておるわけですからね、地方の今度は県議会あたりであるいは決定をして、公社、公団等に対して出資金を出すわけですから、それの報告を当然求めることは制度としてあるべきだと思いますが、その点、制度としてないんですか。
○達田龍彦君 これは私は早急にそういう実態をひとつお調べをいただきたいと思うのであります。で、これはその出資の性質、額、内容というものが非常にまちまちです。こういうものを調べていかないと、その企業の性格なり運営はわからないのです。もちろん、出資をするんでありますから、報告を受けて...全文を見る
○達田龍彦君 行政局長は時間がないようでありますから、もう少し内容的には突っ込んだ質問をいたしたいのでありますけれども、二、三だけ先に進めて質問をしてみたいと思うのであります。それは、特にこれは県議会や知事に関係があることでありますけれども、地方に、知事に交際費というのが、これま...全文を見る
○達田龍彦君 さらに、先ほどの公団、公社との関係でありますけれども、たとえば知事等がよく外遊する場合に、三十団体の役職をかねていると三十からせんべつをもらって、旅行すればもうかるというような仕組みがあることをよく承るのであります。実際そうだということも私も見たり聞いたりいたしてお...全文を見る
○達田龍彦君 さらに、私は、これもおそらく問題があるわけでありますけれども、いまの臨時行政調査会が公団、公社の統廃合の問題を出しておりますね。これに関連をして天下り人事、横すべり人事の問題が出てまいります。これは中央だけではなくて地方にもたくさん、公社、公団その他の関係の機関に対...全文を見る
○達田龍彦君 これも中央の行政庁として、そういう弊害がある内容が非常に多いわけでありますから、所管があなたのほうかどうかは別にいたしましても、これは実態をつかんで、そうしてそういう弊害をなくするような行政指導、行政施策というものをしていくべきだと私は考えますが、そういう意思はない...全文を見る
○達田龍彦君 これは地方では中央以上に天下り、あるいは横すべり人事というのは激しいのです。しかも、一年半前、あるいは二年前から、この人はここをやめたらどこへ行くのだということがきまっている状態であり、それから県庁あたりの人事が行き詰まってまいりますと、行き詰まりを打開するためにと...全文を見る
○達田龍彦君 では行政局長けっこうです。  最後に、政務次官おいででございますから、この機会に一つだけ私はお尋ねをしてみたいと思います。  それは、いま新聞で知事の四選禁止の問題が出ております。まだ政府としても態度をきめかねておる段階であろうと思うのでありますけれども、このほ...全文を見る
05月25日第55回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○達田龍彦君 私は、本日、水産行政、とりわけ沿岸漁業の問題を中心にしてお尋ねをしたいと思うのであります。  いま、水産行政の中でも重点的に政策あるいは行政として進められておるのは、資源をどうふやしていくかというような対策、それから漁場の開拓の問題、さらにまた魚介藻類をどう効率的...全文を見る
○達田龍彦君 いまの説明は、私は、沿岸漁業の資源の保護の総合的な政策としては説明が非常に不十分だと思います。そこで、私がいま取り上げました保護を対象とする四つの問題の中で、一つずつ問題点を提起をして、その具体的な対策なりあるいは行政指導なりを解明をしていきたいと思うのであります。...全文を見る
○達田龍彦君 これは、実際に、被害の状況、地域、それから魚介藻類の種類、金額、そういうものの具体的な実態調査の資料はありますか。あれば、ひとつ早急にまとめてお出しをいただきたいと思います。
○達田龍彦君 たいへん私はけしからぬ話だと思うのであります。というのは、まだ赤潮の原因究明が実はなされていない。したがって、専門の研究調査機関でもって調査をしようと、こういうことでございますね。そうすると、近いうちに予算をつけ、実際に調査をする計画をつくらなければならぬわけです。...全文を見る
○達田龍彦君 これは、私は、早急にその実態を把握をして、その上に立ってきめのこまかい行政指導なりあるいは水産行政をしていかなければならぬと思いますから、そういう意味でも早急に資料をつくっていただくことをお願いいたしたいと思うのです。  それで、この赤潮の原因の研究調査ですね。こ...全文を見る
○達田龍彦君 どうも、私が聞こうとしていることと御回答いただいている内容がかみ合わないのでありますが、これは「毎日新聞」の一週間か十日前の記事ですけれども、水産庁の三ヵ年計画で初の大調査を行なうというのが出ているのです。これに基づきますと、水産庁とそれから海上保安庁が、ことしの夏...全文を見る
○達田龍彦君 でありますと、まだ海のものとも山のものとも部内では方針がきまっていない、こういう理解でいいんですか。
○達田龍彦君 どうもはっきりしないのですが、予算折衝をするとか、あるいは海上保安庁と連絡をとるという場合には、もう部内の方針はきまっているはずですよ。その部内のきちんとしたやるならやるという方針の上に立って具体的にはどうしていくかということは水産庁できめるべき問題ですよ。予算をど...全文を見る
○達田龍彦君 それで、これは、水産庁として本格的に大規模に研究調査をするということを方針としてお持ちかどうか、まずそれをきちんと御回答願いたい。そして、その上に立って、具体的にどうしていく、こういうこともこの際御説明を願いたい。
○達田龍彦君 そうしますと、水産庁独自で調査研究する機関というのはないんですか。
○達田龍彦君 そうすると、予算をつけて、それから海上保安庁等にも協力を求めて、本格的に調査が始められる時期、その見通しはどうですか。
○達田龍彦君 これは、沿岸漁業の漁業者にとっては、まあ地域的な問題もありますけれども、たいへん被害を受けているわけでありますから、ひとつ本腰を入れて早急なる調査体制をつくっていただいて、そして万全の対策を講じていただきたい、このように強く要望いたしておきます。  さらにまた、原...全文を見る
○達田龍彦君 いま次官が言われたように、根本的な対策は早急に立てていただくといたしまして、当面の被害に対する措置につきましても、国が、予算の多い少ないはあろうかと思いますけれども、被害に対して救済をするという予算の裏づけを早急に立ててもらうなり、あるいはそういう方針を県市町村にも...全文を見る
○達田龍彦君 いままで、こういうふうに全国的に被害が起こっておりますね、それは共済制度によって具体的に救済をされたわけですね。その金額的内容、そういうものを資料がありましたら提出をいただきたいと思います。
○達田龍彦君 本来、共済的な方法でやることも一つでありまするけれども、根本的には全体の被害に対して国が責任をもって解決をしていくという立場がこういう場合にはとられなければならぬと私は考えています。でありますから、そういう意味での前向きの救済措置、助成措置、こういうものをとるべきで...全文を見る
○達田龍彦君 いま御回答がありましたような内容については、ひとつ誠意をもって極力積極的に実現のために努力をいただきたいと思います。  さらに質問をいたしますけれども、漁業資源の、何と言うんですか、食害ですね。いろいろあると思うんです、沿岸で。どういう種類のものから被害を受けてい...全文を見る
○達田龍彦君 これはたとえば北海道のほうには、ぼくは見たことがないんだけれども、トドというのがいますな。それから私が壱岐・対馬に行きましたときには、目の前に確かにイルカがたくさんいるわけですよね。それで、私は資料を集めてみましたけれども、この被害というものはきわめて大きいわけです...全文を見る
○達田龍彦君 きわめて私は遺憾だと思うのであります。私は、イルカにかかわる資料というのを、特に長崎県は水産県でございますし、たいへんな被害を受けておりますので、現地にも行き、それから漁民の訴えも聞きました。それで、長崎県は、漁業組合と一緒になりまして、対馬・壱岐沿岸のイルカの生息...全文を見る
○達田龍彦君 非常に心細い御回答でございまして、これはすでに被害の大きい漁協とか県ではたいへん調査が進んでおりますよ。   〔理事任田新治君退席、委員長着席〕 それで、先ほど私が指摘をしましたように、実は私は壱岐・対馬に今回回ったんです。そうしたところが、たとえば壱岐の勝本と...全文を見る
○達田龍彦君 資源保護の立場からきわめて重大な被害を与えているこれらの問題について、水産庁の今日までの取り組み方はお粗末であり、私もたいへんけしからぬ話だと思っているのです。それて、いまから本腰を入れて本格的に調査を——次官も決意のほどをある意味では表明されたわけでありますけれど...全文を見る
○達田龍彦君 それで、これは、こういう海獣の捕獲等に対するいままでの関係法令というものは、一体どういうものがあるんですか。たとえば、水産資源保護法というのがありますね。これによりますと、五条ですか、(漁法の制限)というのがあって、「爆発物を使用して水産動植物を採捕してはならない。...全文を見る
○達田龍彦君 さらに、私は、沿岸漁業の資源保護の立場から、公害による水質の汚濁の被害、こういうものについて質問をしたいと思うのであります。  いま私が申し上げたように、海獣によるところの水産資源の食害、それから海水の変化による、赤潮等によるところの被害、さらにいま沿岸漁業の中で...全文を見る
○達田龍彦君 私も、いま森中委員が指摘した漁業資源の保護のための水産行政というものが、軽視をされており、また取り残されているということを、実は最終的には結論として提起をして、そして本腰を入れた実のある対策を早急に立ててもらいたいということを強く主張したいのが、この質問の本旨である...全文を見る
○達田龍彦君 それで、公害基本法は、まあ大体政府案というものがまとまったようでありますけれども、水産庁として、漁業資源の保護のために、今回の政府案でこと足れりとするのかどうか、その点はどうお考えになっておりますか。
○達田龍彦君 では、法案全体に対する水産庁としての受け取り方は、十分ではないけれども、ある一定の成果を得た、こういうふうに大体考えておると、こういうふうに理解していいですか。
○達田龍彦君 それでは、十分ではないということでありますけれども、具体的に法案の一つ一つの内容の御説明をいただかなくてもけっこうでございますけれども、十分でないものをそのまま成立をさせてそのままでやっていくということば、保護を完全にすることにならないのでありますから、基本法でなし...全文を見る
○達田龍彦君 これは私どもたいへん心配をいたしております。また、被害者の立場にある水産庁関係は、この委員会の立法機関の立場としても、問題点を水産庁あたりできちんと整理をしてもらいまして、そうしてこれを委員会に資料として出してもらいたいと思うのです。そうしますと、それらの問題を農林...全文を見る
○達田龍彦君 長官の回答として、確かに政府部内の一機関の長官の立場にございますから、政府決定がすでにあるわけでありますから、その意味では、意見を出すことは差し控えなければならぬ微妙な立場であるということはよくわかります。したがって、当初、満足ではない、不十分だけれども、ある主張が...全文を見る
○達田龍彦君 いまちょっと聞き漏らしたのですが、いまのは資料をいただけるんでしょうか。
○達田龍彦君 では、将来そういう機会を設けまして、十分そういう意見を聞いていきたい、かように考えます。  次に、私は、これもいま申し上げたように沿岸漁業の資源確保の意味で、そういう観点からこの問題を提起し、解明をしていきたいと思うのであります。それは、いま農林省が中心になって取...全文を見る
○達田龍彦君 農地局長は……。では、まだ農地局長がおいでではないので、水産庁に関係する面から質問を続けたいと思います。  そこで、干拓によって国が農業政策を行なっていくということは、原則的に私も賛成であります。ただ、そのためにきわめて深刻な重大な問題を漁業行政の中に提起をいたす...全文を見る
○達田龍彦君 いまの基準ですね、大まかな基準でありますけれども、その基準よりも実情においては私の聞く範囲では非常に高額な、しかも内容が充実したものがあるように承っておりますけれども、そういう実例はございませんか。
○達田龍彦君 では、政務次官にこれは責任をもって提出していただきたいのは、過去三年の間における、全国で干拓をやられた数ですね。これはこまかな内容を含めて資料があると思いますから。それから補償の状況ですね。それからそれに伴って起こった問題点。そういうものをひとつこまかく分析して、資...全文を見る
○達田龍彦君 では、農地局長がおいでになるまで、専門的な問題はあとに譲りまして、長官にお尋ねをしておきたいと思いますけれども、いままでの干拓の中で、漁業者がいわゆる漁業権を放棄する、あるいは漁場を奪われるために干拓に反対をするという状態がたくさん出てまいっておりますけれども、その...全文を見る
○達田龍彦君 長官に私は一点だけ申し上げておきますけれども、たとえば干拓をしたいという構想が地方と首長から出てまいります。その構想が住民に選挙等を通じて訴えられ、それから実際にそれに対して住民の反応あるいはそれに対する反響等をとらえて、そして経済効果その他をとらえ、それから問題が...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、これも私は問題だと思うのでありますけれども、干拓をして転換漁場の開発をすることは、これは当然やらにゃいけませんよ。それだけ漁場が狭められていって沿岸漁業の生産高が落ちるわけですから、それにかわる開発をすべきなんです。だから、今日、干拓をされたところには...全文を見る
○達田龍彦君 この補償の問題で出てくるのは、確かに、お金で換算してもらう立場の人と、それからそこに転換をして農民になって入植して農業をやると同時に、できれば、転換したために漁業権だけはある、一面また兼業として持ちたいという条件者もかなりたくさんいる。こういう者もやはり条件として出...全文を見る
○達田龍彦君 非常にこまかい御説明をいただいたわけでありまして、そこでもう一点質問をいたしておきますけれども、干拓ないしは開拓された土地の中で、未開墾地ですね、未墾地といいますか、そういう遊休の土地は現在どのくらいありますか。
○達田龍彦君 資料があれば、ひとつ資料をあとで……。  それで、いまの遊体地ですね、この利用の目途あるいは見通し、こういうものは、これは計画はされておると思いますが、お持ちですか。
○達田龍彦君 私は以上で質問を終わりますけれども、要するに、私が本日取り上げた沿岸漁業の漁業資源の保護の問題については、私はいろいろな観点から指摘をし、また、解明もしてまいったのでありましたけれども、全体として資源を守るという立場の施策はきわめて不十分であるし、しかも、水産行政、...全文を見る
06月14日第55回国会 参議院 本会議 第16号
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○達田龍彦君 私は、日本社会党を代表し、ただいま報告されましたいわゆる漁業白書に対し、内閣総理大臣並びに関係大臣に若干の質問をいたしたいと存じます。  昨年九月、内閣総理大臣官房において、沿岸、沖合い、遠洋のすべての漁業について、漁業協同組合に関する世論調査を行なっておりますが...全文を見る
06月30日第55回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
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○達田龍彦君 この蚕糸事業団法の一部改正法案でありますが、すでに本委員会でもあるいは衆議院においても大体論議が煮詰められておるわけでありまして、それでもなおかつ私は政府の答弁あるいは方針を聞いたり見たりしているわけでありますけれども、たいへん内容的に多くの問題を抱えていると理解を...全文を見る
○達田龍彦君 いまの説明では、私は、ほんとうのことをとらえた説明とは受け取れないのであります。  さらに、問題点をしぼって御質問申し上げますが、事業団をつくったのは、少なくとも、想定された価格の状態というのは、中間安定帯の中に価格を落ちつけていこうということがやはり本質的なねら...全文を見る
○達田龍彦君 私はさっぱりその説明でわからないのでありますが、端的にお尋ねをしますが、事業団をつくった当時のいわゆる生産体制、需給体制、それによるところの価格の安定ですね、それに基づくところの中間安定帯の設定、そういう状態になるべく期待をし、そういう施策をしながら事業団というもの...全文を見る
○達田龍彦君 大体、見通しを誤ったのかどうか、その点についてきちんとした御答弁をいただきたいのです。
○達田龍彦君 さっぱり何を言おうとしているのかよくわかりませんけれども、私は、これは事業団の将来の機能と運営についてたいへん重要な問題だと思っているんです。なぜなれば、今回出ている輸出機能を事業団に持たせるということは、経済原理の上から考えていけば、生産体制が増産しない限り、国内...全文を見る
○達田龍彦君 それで、私はさらに心配があるのであります。それは、いま若干触れましたように、今日、異常に生糸の値段が高騰をしておる。綿製品もそうでありますね。そういう状態であるということは、元来、需要に供給を調整をしていく、生産を増大するという機能を根本的にやらない限り、価格の安定...全文を見る
○達田龍彦君 どうも、すとんと落ちるような御回答でないので、私はこれで審議を終わっていいのだろうかという疑問を持つくらいでありますが、さらにお尋ねをいたしますけれども、事業団をつくった本来の趣旨というのは、価格安定が第一でなければならぬのであります。その証拠には、今回の改正の輸出...全文を見る
○達田龍彦君 それではお尋ねしますが、事業団でいうところの価格の中間安定ですね、そこにおさまるのはいつごろだという見通しをお持ちですか。
○達田龍彦君 安定するための機能を果たすための具体的な方策をどういうふうに組み立てて進められようとしているのか、お聞きをしたいと思います。
○達田龍彦君 私は、ここは政策の場ですから、こう思います、こういうふうに考えます、検討します——では困るんですよ。ものの考え方を聞いているのではありません。どういうふうにしていくのだという具体的に安定するための方策が組み立てられておらなければ、政策ではないのであります。問題は、た...全文を見る
○達田龍彦君 まあ具体的なものがないという理解すらできないような御回答でありまして、非常に不満であります。  時間の関係もありますから、若干進めますけれども、さらにもう一点安定の問題についてお尋ねをいたしておきますけれども、価格の決定というのは需給関係によってきまることは当然だ...全文を見る
○達田龍彦君 いいですか。いま申し上げたように、需要に供給が追いつかないという形になりますと、どうしたって価格は上がるのであります。さらに追いつかない形で輸出の確保をするということになると、国内価格は私は上がることは当然だと思います。上がらないというならば、上がらないいわゆる政策...全文を見る
○達田龍彦君 私は、この法案それ自体のねらい、それから今日置かれている蚕糸産業というか、全体の行政の中で何らかの方法をとって生産の増強なり輸出の振興をはからなければならぬというのは当然だと思います。そういう意味で、この法案自体に期待するものは非常に大きいのであります。大きいのであ...全文を見る
○達田龍彦君 まことにもってこれはおかしな話でありまして、その産業全体を進めていく立場に立つならば、将来の価格の大体の見通しというものを立てて、その中において蚕糸行政、生糸行政全体の方策を進めていく、そういう立場にあるのが今日の蚕糸局の立場であると思います。それに対する回答として...全文を見る
○達田龍彦君 それで、今度は輸出価格の問題ですが、今後市場をアメリカに求めたいという方針のようでありますけれども、全体的な国際市場の状況を見てみれば、アメリカへ求めることもたいへん妥当な行き方だろうと思いますけれども、問題は、海外市場における価格競争の問題になりますと、非常に危惧...全文を見る
○達田龍彦君 まことにもってこれは困った話でして、輸出をするならば、大体の輸出の基準価格というものは当然きめて、そうして、そういう見通しを持って海外に品物を出すという体制が当然あってしかるべきだと思います。これはあるんだけれども言えないというのならば、これはまた国会軽視でありまし...全文を見る
○達田龍彦君 回答としては満足なものではありません。これ以上いろいろ質問をしてみても、満足のいくような回答というのか、体制というのか、引き出せそうにもありませんし、また、体制がないゆえにその程度の回答しかできないのではないかという気がいたします。  そこで、さらにもう一つお伺い...全文を見る
○達田龍彦君 どうも、局長の回答というのは、ただたくさんものを知っているというだけであって、どうするということは何一つないのでありまして、これまたまことに不満であります。確かに、よそがどうだとか、輸出の量がどうだとか、業界の内容がどうだとか、そういうことはよく知っていらっしゃるけ...全文を見る
○達田龍彦君 まあ話がかみ合いませんから、これでやめましょう。  それでは、何か張り合いがなくなりましたので、最後に、輸入の問題について二、三質問をしたいと思うのであります。政府に対して、事業団の業務の持つ機能の中に輸入業務を入れたらどうかという、業界でございますか、建議があっ...全文を見る
○達田龍彦君 私は、いまみたいな検討という国会答弁用の検討では困るんです。いま申し上げたように、価格の安定機能というのは、それ以外に今日とり得ないのではないかという気がいたすのであります。そういう多くの問題と要素をかかえながら、なぜこれが取り入れることについて問題があったのか。ま...全文を見る
○達田龍彦君 大臣がほんとうの意味で検討されるそうですから、時間もございませんので、最後に一点だけ質問して終わりたいと思いますが、需給の見通しについて、かなりおおらかな説明を局長はされておるようであります。確かに、今後の傾向としては、絹の需要が増大するのではないか。現に、そういう...全文を見る
○達田龍彦君 最後に、大臣、先ほど決意はお述べになりましたけれども、先ほど来のいろいろな論議の中でも、生産体制にいたしましても、あるいは需給の均衡の問題にいたしましても、価格の安定の問題にいたしましても、輸出入の調整の問題にいたしましても、たいへん大きな問題点と今後政策努力をして...全文を見る
07月04日第55回国会 参議院 農林水産委員会 第22号
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○達田龍彦君 私は、ただいま提案になっております二つの法律案につきまして、特に外国人漁業の規制に関する法律案を中心にいたしまして、若干基本的な問題を御質問をしたいと考えておるわけであります。  外国人漁業の規制に関する法律案でありますけれども、今日の漁業を取り巻く諸情勢から考え...全文を見る
○達田龍彦君 いままで、この領海の問題あるいは専管漁業水域の問題については、いま大臣の御答弁のような答弁を繰り返されておるわけでありますけれども、過去の答弁の中でも、必ずしも三海里にこだわってはいないという趣旨のようであります。そこで、私が三海里に今日までこだわってきたのは、攻め...全文を見る
○達田龍彦君 まあ回答としては非常に不十分でございまして、私が言っているのは、そういう心配があるが、一体そういう心配はないのかと、こう聞いているんです。専管水域をどうするということもありますけれども、いま申し上げたように、韓国、ソ連の進出はきわめて顕著である。特に日本の沿岸にその...全文を見る
○達田龍彦君 では、もう少し詰めて論議をしなきゃならぬと思いますが、私が先ほど述べておりますように、専管水域を設定する立場の国々というのは、攻める場合に専管水域をつくっているのではなくて、守る立場の側の国が専管水域を主張し、つくっているはずであります。この主張はどうですか。
○達田龍彦君 それはわかるんですよ。その専管水域以遠の魚族をどうとっていくかということは、これは共同漁獲物ですから、それに対する二国間の話し合いをするのか、あるいは三国間の話し合いをするのか、条約をつくって資源を保護しながらそれを安定的に持続的にどうとっていくかということがいわゆ...全文を見る
○達田龍彦君 では、当面は二国間の専管水域の話し合いをまとめるという方針を堅持しながら、多数国との専管水域の設定ということも、場合によっては、これは時期の問題がありますけれども、考えなければならぬ、そういう方針で当面臨むと、こういう理解でいいですね。そうなってまいりますと、もう一...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、私は沿岸の漁業の実態というものを実はよく知らないから、水産庁の御説明だけで理解をしなければならぬということになるので、非常に苦慮しているわけですけれども、その九海里の幅員の中で外国の沿岸でどういう操業をしてどういう実績をあげているのか実は私どもわからぬ...全文を見る
○達田龍彦君 前段の水産庁長官の御説明は、私は、非常に概念的で、学問的な意味における考え方としてはわかるわけですけれども、これは世界に漁業の秩序を守らせるためにも、今日の三海里説を主張しながら実績尊重の立場をつくらせると言うのですけれども、これに各国間の利害が結びついていなければ...全文を見る
○達田龍彦君 どうも、私は、問題は、どんなに説明をされても、理解ができません。これは、水産庁長官、私が考えるのには、韓国、ソ連、それからカナダ、アメリカ、これは少なくとも二国間ないし三国間の協定ができているはずです。まして韓国との関係においては、専管水域を両国間で認めておるんです...全文を見る
○達田龍彦君 その点、まだ私はこの問題についてはどうしても納得いきません。それは複雑な漁業問題でございますから、簡単に納得するような形がつくり得ないところにいろいろと御苦労があると思います。ただ、そうしますと、これは日本が主張する場合に、それを認めるような各国の情勢があるのですか...全文を見る
○達田龍彦君 まあそのたびたびいま言われたような同じ説明をされているんです。私は、実績尊重という日本の立場は十分理解できます。また、そういう主張をしなければならぬと思います。それから見通しの問題についても、これは容易に見通しが立たないんじゃないかと思います。早急に二国間の話あるい...全文を見る
○達田龍彦君 それで、さらにもう一つ、私は、まあ大臣は十一時半までのようですけれども、特に大臣がおられるときに基本的な問題を尋ねておきたいと思うわけです。それは、いま、韓国あるいはソ連、アメリカ、カナダという関係は相当はっきりいたしておりますけれども、東南アジアの漁業ですね、この...全文を見る
○達田龍彦君 私は、後進諸国に対する日本の立場というものについては、いまの大臣の御説明でまだ基本的な問題について問題がたくさんあると思います。また、そういう態度でいいのか悪いのか、本来もう少し解明しなければならぬ問題がありますけれども、これは後ほどに譲りたいと考えております。 ...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、日本の沿岸でもって外国の漁船が漁業活動をやってまいりますと、いまサケ・マスを中心にして二国間で種類をきめまして条約を結んでいますね。ところが、今度は、浮遊魚、多獲性魚、こういうものを中心に沿岸でソ連がやった場合には、またサケ・マスと同様に二国間の話し合...全文を見る
○達田龍彦君 そのたてまえはよくわかっているんです、私も。  それで、問題は、韓国との関係においては、いま言われたとおり、十二海里の範囲内において専管水域がきめられておる。ソ連の場合について問題になるのは、魚の種類によっては、やはり資源論を中心にした二国間の地域ないしは魚種の条...全文を見る
○達田龍彦君 私はいまの御回答ではまだ不十分だと思うのでありますが、たとえば八月から十二月にかけて一斉更新の時期にかかるわけですね、許可漁業の。その場合に、いま申し上げたような、後ほど中小漁業振興の問題が出てまいりますけれども、国際漁業の観点から、底びきの問題、あるいはサケ・マス...全文を見る
○達田龍彦君 これは中小漁業とも若干関連してまいりますけれども、いま申し上げたように、ソ連、場合によっては以西の場合は、韓国の進出はかなりきびしく、しかも早く来るだろうと思っております。あとで中小漁業振興の場合に出てまいりますけれども、以西底びきが今日経営不振である。あるいは生産...全文を見る
○達田龍彦君 それで、以西底びきの場合に、資源の問題は、いま生産部長ですかおっしゃられたように、たいへん資源が枯渇しつつある、それから経営者も非常に苦しいという立場、それからあぐりの場合だって危険な操業をやりながら、しかも非常に危険な経営をやっておる、ちょっと融資が停滞しますとが...全文を見る
○達田龍彦君 これは後ほど川村先生等が中心になっていろいろ御論議いただくと思いますので、私は深く立ち入って申し上げませんけれども、私も、長崎の出身ですから、五島に以西底びきをやっている経営者の友人がいるんです。その連中と話をよくするんです。あぐりの友だちも何人か経営者におります。...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、領海と水域に幅員の違いがあると主張しているところがあるのですか。そういう解釈が立てられる解釈があるのですかどうですか。
○達田龍彦君 それは、たとえば領海及び接続水域に関する条約というものがあるんです。そうすると、接続する水域という水域の解釈が違うのです。いまあなたが説明されたのは、日本の場合は領海が水域なんだという解釈になっている。そうすると、領海というものと水域というものと違った解釈で、いわゆ...全文を見る
○達田龍彦君 そうすると、これはまたあとで、法律問題はよくわかりませんけれども、領海だとか水域だということによって管轄権の違いがあるのですか。あるいは日韓協商の場合にいろいろ論議がありました。たとえば専管水域に入った場合に追跡権があるのかないのか、あるいは領海の中だったらあるんだ...全文を見る
○達田龍彦君 それは国際的に水域と言っても認められるのですね。いわゆるそういう管轄権の起点は、水域と表現した場合も、領海と規定した場合も、管轄権のいわゆる限界の線ですね、いわゆる起点ですね、それは同じなんですか、法律効果としては。
○達田龍彦君 それでは、これは私もよくわからないのだが、たとえば北海道にもあるし、長崎の場合に特に多いのですが、島がありますね。そうすると、それは水域、領海の基線というのかな、それはどういうふうに見るのですか。
○達田龍彦君 そうすると、沖繩だとか小笠原であるとかあるいは千島だとか、ああいう施政権のないところがあると、こういう関係は領海との関係においてどう日本の立場はとるのですか。
○達田龍彦君 まだよくわからない問題がありますけれども、こまかいことはまたあとに譲りますが、そこで、領海に入ったかどうか、水域に入ったかどうか、監視しなければなりませんね。従来までもしていると思うのです、領海というのは厳然としてあったものですから。それは、分野として海上保安庁がや...全文を見る
○達田龍彦君 従来は、これは自由に寄港して、そしてお魚を日本の市場に揚げていると、こういう立場をとっていたのですかどうですか。
○達田龍彦君 それでもう一つ懸念されるのは、沖合いでもって法をくぐろうということで軟載するわけです、日本漁船に。それを陸揚げするということについては、監視をしておかなきゃ、これこそわからない。これは私が一つ心配するのは、私は長崎の魚市の役員の方に友だちがおるんです。名前を出してい...全文を見る
○達田龍彦君 ただ、私がちょっと心配するのは、いま言ったように、いままで自由だったから秘密に転載することがなかったけれども、こういうふうに規制をしてみますと、規制をされた結果として起こることがあるんです。転載の問題なんか出てくる、沖合いでもって。いままでは自由だったから、実際は出...全文を見る
○達田龍彦君 大体終わりましたけれども、私はまだこまかな問題やあるいは説明で必ずしも納得しない問題があるわけでありまして、まあ時間の関係もございますし、いまの説明をまあお伺いする範囲では、国会の答弁ではなくて、実際に熱意をもってやられるような態度の御答弁でございますので、一応私は...全文を見る
09月29日第56回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○達田龍彦君 大長崎干拓の問題につきまして若干御質問を申し上げておきたいと思うのであります。  それは、先般、野知委員長以下五名が八月の二十七日から九月の二日まで長崎県並びに福岡県の農林水産業の実情を調査に参ったのでありますが、その際、ただいま陳情がございました大長崎干拓問題に...全文を見る
○達田龍彦君 私は、いまの局長の答弁では、現状認識がきわめて甘いという気がいたすのであります。あとで具体的にお聞きいたしたいと思うのでありますけれども。  そこで、いま御説明になられました、また、前回の委員会で私が提案をいたしておきました推進協議会の設置について、一体、現状では...全文を見る
○達田龍彦君 それでは、さらにお尋ねをいたしておきますけれども、すでに工事着工予算がつけられまして三カ年の経過をいたしております。なぜできないのかという質問に答えて、この前、局長は、沿岸の漁業者の反対があるために実はまだ着工できないという説明をいたしております。当時の御説明による...全文を見る
○達田龍彦君 もう少しはっきり御答弁をいただかないと、聞き取れない個所が非常に多いので困っておりますが、ひとつはっきり御答弁いただきたいと思います。  今回私どもが調査に参りまして、実は現地で今回の干拓に対して反対する漁業者の方々から陳情書をいただきまして、この陳情書はあとで報...全文を見る
○達田龍彦君 質的には変化がない、具体的には絶対反対という立場が表明されておるけれどもそれはそうではない、それはどういうところにそういう確信があってそういう判断をされているのか、そこをもう少し具体的に御説明願いたいと思うのであります。
○達田龍彦君 あなたはいつお医者になったのか知りませんが、顔色でもって問題のいい悪いを判断するというのは、まことに非科学的な、(笑声)しかも、そういう衝にある方の国会答弁としてはきわめて適当でない判断のしかただと私は考えるのであります。私は、この問題に対しては農林省の見解いわゆる...全文を見る
○達田龍彦君 これはどうなんですか、いまの埋立法に関するところの埋め立て決議の問題は、農林省でとめたわけですか、それとも、農林省がそういうことを長崎県から要請があってそれを認めてやらせたのですか、その辺のいきさつをもう少し詳しく知りたいのですが。
○達田龍彦君 あなたの説明では、先ほどから、問題はなかなかうまく進展をしている、好転をしているという判断にお立ちのようであります。ところが、過般の長崎県の県議会におきまして、この問題がたいへん大きな問題として提起をされておるのであります。当時、長崎県知事は、この問題に対して将来の...全文を見る
○達田龍彦君 ほんとうにそういう判断をし、自信を持っておられるのかどうか、私も非常に疑問でありますけれども、まあこの問題に対して立場上そういう態度をおとりにならなければしょうがないという立場で答弁されているのかどうか、非常にこれまた私は疑問を持つのであります。それで、先ほど来、長...全文を見る
○達田龍彦君 非常に自信と見通しをお持ちのようでありますけれども、もしこの問題が最終的に話し合いがまとまらない、そういう段階になりますと、農地局長の話では、法の裏づけをもって強権の発動をせざるを得ない、こういう事態もあり得るという意味の発言があっておりますけれども、こういう事態が...全文を見る
○達田龍彦君 現地でこれは聞いた話でありますけれども、この補償の方式等につきまして、長崎県は、個別補償の方式を農林省が認めてないから話し合いがなかなか進展をしないと、こう言っておるのであります。一体、農林省の見解と方針はどうでございますか、お聞きをしておきたいと思います。
○達田龍彦君 来年度の予算要求ですけれども、すでに農林省は大蔵省に予算要求をしておると思いますが、しているのかどうかということが一つと、要求した以上、前回の委員会でも本年度の一ぱいの中で解決の見通しを持ちたいという答弁をいたしておるわけでありますけれども、その見通しに立っての要求...全文を見る
○達田龍彦君 全く、私の現地判断と実情認識、それから農地局長の将来の見通しと現状認識というものは、百八十度食い違いをいたしておるのであります。これはまあ同じものを見て百八十度違うというのはどこに原因があるのか、私は非常に不思議でならないのでありますけれども、いずれにしてもこれは事...全文を見る
○達田龍彦君 では、最後に一点だけ御質問して終わりたいと思いますけれども、私どもの今回の調査に基づいて、関係の漁業者の方々、あるいは県の漁連の方々、あるいは多くの直接の漁民の皆さんともお会いをしてまいりましたけれども、干拓に対する反対という意思はきわめてかたいと私どもは承知をし、...全文を見る
○達田龍彦君 判断をし、努力をするというのはいいんだけれども、ぎりぎり決着のところ、補償や条件では解決しないという判断を私はしているのであります。その場合にどうするのか、これが現時点で判断する段階だと私は思っているのであります。ただ、農林省は違った見解のようでありますけれども、私...全文を見る
○達田龍彦君 では、干拓問題はこれで終わりたいと思います。  石油備蓄基地の問題につきまして今回調査をいたしましたところが、関係の漁業者や農業者及び農業団体、漁業団体から、備蓄基地を設置することについて反対の陳情を実は受けたのであります。そこで、私どもまだ具体的なものを承知をい...全文を見る
○達田龍彦君 それで大体構想はわかりましたけれども、現在の進行状況もわかりました。長崎県の松浦市と崎戸町が候補地になっておるのかどうか、陳情がありましたのでお伺いしておきたいと思います。
○達田龍彦君 そうしますと、候補地を最終的に基地として指定するまでの過程というのは、どういう過程を踏むのですか、それを説明してください。
○達田龍彦君 そうしますと、これは各地で起こっておると思うのでありますけれども、反対をする農漁民の方がたいへんに多いのですね。長崎県の崎戸の場合、そういう発表というのかそういう情報が流れますと、漁業者が全部集まって、反対だ、こういう態度を漁業団体全体がきめている。松浦の場合も、平...全文を見る
○達田龍彦君 それから、もし地元の漁業者や農業者の強い反対があっても、通産省は、県や市から強くこれに対する要請があった場合は、基地に指定するという方針をおとりになるのか、それとも、そういう反対がある場合にはそれをやめるのか、そこら辺の方針はどうでございますか。
○達田龍彦君 最後に、私は、この種問題は、必ず賛成と反対が対立する問題であろうと思うのであります。これをやる上においては、被害を受けたりあるいは犠牲を受けたりするのは、大体農業者か漁業者であります。したがいまして、候補地の選定にあたりましては、特に農漁業者の意見と意思を十分尊重し...全文を見る
○達田龍彦君 これも今回の調査の対象として現地を見てまいったのでありますが、前回五月二十五日の当委員会で私はイルカの食害問題を取り上げました。委員会としては、その食害の実情、あるいは生息状況、こういうものをさっそく調査をしようということで、今回現地に出向いてまいったのであります。...全文を見る
○達田龍彦君 けっこうでございます。
○達田龍彦君 いまの説明で、水産庁がとろうとしている考え方はほぼわかりました。ただ、私は、予算の半ばでイルカ問題をどう処理していくかということは、確かに水産庁としてもやりにくい問題だろうと思うのでございますけれども、現地の実情からいいますと、何としても県や一漁協や市町村にたよって...全文を見る
○達田龍彦君 たいへん前向きにこの問題の解決をはかろうという熱意をお示しいただいて、私も非常に感謝をいたしておるわけでありますけれども、私は、このイルカの問題を調査してまいりましてもう一つ感じたのは、水産庁全体として、調査研究に携わっている機関の方々に対する予算の裏づけの問題、そ...全文を見る
○達田龍彦君 では、最後ですけれども、端的にお伺いたしますけれども、来年度の予算に水産庁はもうすでに大蔵省に予算の要求をしていると思うんですね、来年度の。その中に、これを含めて御要求になっているのかどうか。なっていないとするならば、私はこの結論がおそらく来年の三月ごろまでには出る...全文を見る
○達田龍彦君 九州それから四国、山口等の干ばつの問題について、農林省の対策と御見解を若干承っておきたいと思うのですが、今回の干ばつは、御承知のとおり、数十年ぶりの干害だといわれておりまして、特に西日本の被害はますます拡大をしておる状況にありまして、枯死寸前の農作物、あるいは飲み水...全文を見る
○達田龍彦君 時間がもうたいへん私の予定の時間を超過いたしておりますので、質問を時間の関係から割愛をしたいと思いますが、最後に一点だけお尋ねをしておきたいのは、いま御説明がありましたように、激甚災あるいは天災融資法の適用等は行なわれると思うのであります。それから災害に対しては、共...全文を見る
○達田龍彦君 まだこの干ばつ問題については質問することがたくさん残っておりますけれども、時間が非常に経過しておりますので、これで終わりたいと思います。
10月24日第56回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○達田龍彦君 私は、会計検査院制度のあり方の問題について、若干質問をしておきたいと思うのであります。  現在の会計検査院制度については、幾つかの問題点を指摘できるところでありますけれども、たとえば、今日の会計検査における検査制度と各政府機関内における部内監査との関係、あるいは国...全文を見る
○達田龍彦君 で、そういう機構の問題はわかるのでありますけれども、現実には事業団に対するいわゆる会計検査院としての検査、調査というのは、どういうふうに行なわれておるのか、お尋ねをしたい。
○達田龍彦君 これは、たとえば、いま政府機関以外の事業団に対する検査というのは、報告書によりますと、四千六百か四千七百の団体に及んでおると承知をいたしておりますけれども、過去十年間の会計検査院の定員の変遷を見てまいりますと、昭和三十三年から四十二年までの間に、定員としてはわずか五...全文を見る
○達田龍彦君 その六十二名の要員を要求しておるというのは、どういう必要性によって要求されておるのか、具体的に御説明願いたい。
○達田龍彦君 そこで、これは会計検査院として、今回の阪神高速道路のたとえば職員の五千万円の犯罪について、これはもちろん来年度の会計検査院の検査の対象になると思うのでありますけれども、このことは、私はこれだけではなくて事業団の会計経理のずさんさを端的にひとつ物語っておるものだと考え...全文を見る
○達田龍彦君 実はもう少し、どういう対策で対処すべきだ、原因がどうだ、こういうことを実は聞きたいのです。そういう抽象的な御回答ではなしに、どういうところに制度上本質的な欠陥があるのか、そうしてそれはどういうふうに持っていくべきであるか、部内監査とそれからあなたたちの会計検査院とい...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、特に私はこういう事業団関係の会計検査院としての検査のあり方について、政府機関の場合と比較をして、事業団の場合について機構体制の中でも見てまいりますと、第五局でもって、ほとんどの事業団の関係の検査をやられるという機構、体制にあるのであります。私はそういう意味に...全文を見る
○達田龍彦君 それで私は、ただ会計経理の状況を会計検査院が検査をする、こういう観点ももちろん重要でございますけれども、もう一つは、そういう事業団の部内対立監査の制度というものについて、この際会計検査院はメスを入れて検討してもらいたいと私は思うのであります。そうして、それが会計検査...全文を見る
○達田龍彦君 それで、一応いま申し上げたように、事業団の問題に対しては、私がいま指摘いたしましたように、全体の会計経理の部内のあり方の問題について、会計検査院としても十分御検討をいただいて、そうして、できれば事業団の部内監査、会計経理のあり方について、一つの方策を出していただきた...全文を見る
○達田龍彦君 それからもう一つ、私はこれは会計検査院の方々に対しては不名誉な話でありますけれども、よく現地の下級職員だとか、あるいはその他の関係の人から聞くのでありますけれども、調査官が調査をして、国会に報告書を出す、この報告書に出てくるのはあまり問題ではないんだ、むしろ報告書に...全文を見る
10月24日第56回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第2号
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○達田龍彦君 私いま政府のほうからの、西日本の干ばつについての農林省の災害対策本部の報告を見たわけであります。私も九州各県を見て回ったのでありますが、予想以上に災害の実情というのは甚大でございまして、また、しかも深刻であるわけです。そこで、私はひとつ、いま堀本先生のほうからも具体...全文を見る
○達田龍彦君 これは、私は議会側としてもこれらの問題について今回の実際の経験の上に立って制度そのものについても、将来検討をしてみたいと考えておるわけであります。そこで、実施要綱、政府の災害対策本部から出されているこの内容に従って、時間の関係もありますから、堀本先生の御質問と重複し...全文を見る
○達田龍彦君 次は、先ほども若干触れられましたけれども燃料費ですね、これがその補助の対象にならないということで、産業振興上の助成した分ということで、きわめて抽象的で、どういうのが該当するのか、私も判断がつきかねているわけです。しかもそれは地方交付税の中で見ていきたい、こういうわけ...全文を見る
○達田龍彦君 その場合に特別交付税というのはそれに特定して特別交付税をお出しになる考えですか、その点どうですか。
○達田龍彦君 そうすると、この産業振興上の助成した分というのは一体どういう内容を意味するのですか。
○達田龍彦君 そうしますと、たとえば果樹園が非常に弱ったと、そこでもって水のあるところから、何キロも離れたところから運搬車でもって水を運んでそこに散布をした、その費用を見てくれといった場合に、これだってやはり産業振興上の助成策だという理解に立っていいんですか。そういう理解ですか、...全文を見る
○達田龍彦君 非常に不満足ですけれども、そういうきめ方でやられるということを一応承知をいたしておきます。  次に救農対策ですけれども、救農土木事業を起こすべきであるということを私は前回の委員会でも申し上げまして、官房長のほうからいろいろ問題もあるけれども、慎重に配慮もし、対処し...全文を見る
○達田龍彦君 これはその起債、まあ起債でもけっこうだというところもありますけれども、地方財政が非常に困っておるところ等では、起債ではどうしてもだめだ、あるいは農家の経済の実情からいって補助でなければ完全にできない、対策を講じなければならぬと考えておりながらもできないという実情が市...全文を見る
○達田龍彦君 時間もまいりましたので最後に質問しておきますけれども、この農協ですね、農協で農家に対する貸し出しのいろいろな救済資金に対して利子補給を実は農協独自でやってるところがあるのです。長崎県の場合もそうであります。それで、私は農協から資料をもらったのでありますけれども、長崎...全文を見る
○達田龍彦君 それで、もう一点最後にお尋ねをしておきますが、これも農業の災害だけではなくて、これが漁業面に与えている影響もあるということを漁業者から聞くのであります。その場合に、この災害対策の中で考えていかれるのかどうか、私も非常に疑問のあるところでございますけれども、一つは長崎...全文を見る
○達田龍彦君 あぐりはどうですか。