達田龍彦

たつたたつひこ



当選回数回

達田龍彦の1969年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○達田龍彦君 これは、漁港法十七条に基づく漁港の整備計画の変更について提案がなされましたけれども、この提案理由の中でまず言われておるのは、「わが国の水産業は、国民食糧、特に動物性たん白質の供給部門として、国民経済上重要な役割りを果たしていることにかんがみ、今後一そうその積極的な振...全文を見る
○達田龍彦君 まあ大まかな大臣の考え方はほぼわかりましたけれども、このまた提案理由の中で、「漁港を、漁業の動向に即応して全国にわたり計画的に整備拡充することがきわめて必要」である、こういう理由が述べられておるのであります。私も確かに今日の日本の漁業の実情から考えてまいりますときに...全文を見る
○達田龍彦君 さらにお尋ねをしておきたいことは、漁業の中における——いま申し上げたのは、漁港がいま申し上げた振興策が同時に裏打ちされなければ完全な機能を果たすことができない、その意味での大臣の答弁であったと思うのでありますけれども、今日、同時にまた、漁業の中における漁港の果たす役...全文を見る
○達田龍彦君 まあはっきりいたしませんけれども、基本的な考え方として理解をいたしておきたいと思うのですが、さらに今回の第四次の整備計画でありますけれども、整備計画を今回お出しになった、言うなれば第三次計画を変更してそして第四次計画というものをお出しになった。なるほど内容的には、第...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、今回の変更計画について若干お尋ねをしておきたいのであります。今回の変更計画を見てまいりますと、私はどうも印象として、総花的な印象を受けてしょうがないのであります。それは第三次までの計画を見てまいりましても、確かに計画そのものはいろいろな問題点をとらえて計画を...全文を見る
○達田龍彦君 第三次漁港整備計画の計画と実績、これは修築事業、局部改良事業の別に大まかでいいですから進捗状況を説明願いたいと思うのです。
○達田龍彦君 さらに、確かに国会の承認を得るのは漁港の整備計画の中では漁港法の解釈から修築事業に限られておるわけでありますけれども、漁港全体の整備計画としては改修や部分改良の事業も修築事業の一部分として当然私は計画整備をしていくべきであると考えておるのであります。今回出されておる...全文を見る
○達田龍彦君 さらに整備計画に指定された漁港の具体的実施計画ですね、たとえば期間、工事内容、こういうものについては少なくともこの程度の資料、計画の提示をすべきじゃないだろうかと私は思うのであります。三百七十港にわたっての一応計画提示がなされておるわけでありますから、これに対して、...全文を見る
○達田龍彦君 ひとつ、それは若干おくれてもけっこうですから、概略でもけっこうですから、資料をお出しいただきたいと思います。  さらに、承認をもらう漁港の指定でありますけれども、内容を検討してまいりますと、工事金額の額によってこれは承認を受けるようになっておるわけであります。そこ...全文を見る
○達田龍彦君 私はもう少しこの面についても、実績の上から検討してみたいと実は考えておるのであります。たとえば海難事故の発生頻度の高い漁港に対する重点的な漁港整備をやるとか、あるいは今日の漁村における漁港の役割りというのは、単なる漁港整備をするという意味よりも、漁村対策あるいは過疎...全文を見る
○達田龍彦君 この沿岸漁業の振興のための漁港の果たす役割り、これは私は幾ら強調してもし過ぎることはないと、実は今日の日本の漁業の現状から考えておるのであります。とりわけ漁業労働者がたいへん不足をいたしております。また老齢化をしておるという現状があるのであります。これはやっぱり漁村...全文を見る
○達田龍彦君 もう一つ、私は今日の漁港計画を見ますとこれは総花で、さっき指摘をいたしましたのは、機能別にもう少し系統的な漁港の整備をすべきだということも一つ入っておるのであります。たとえばいま申し上げたように、この漁港の中に流通機構が、市場がある、そういう機能のものと、いわゆる操...全文を見る
○達田龍彦君 ぜひひとつその趣旨を生かして、今後運営の中で弾力的に運営をしていただきたいと考えるのであります。  さらに今回の計画の内容を見てまいりますと、確かに漁港法の三条は漁業施設としては、基本施設と機能施設があるわけでありまして、漁港とはこの二つの総体でなければ私はならぬ...全文を見る
○達田龍彦君 私は港の完成、港が完全に整備をされた、こういうのはいま御指摘を申し上げたように、機能施設がやはり完全に整ってはじめて港の機能が完全になるわけでありますから、まあ基本施設だけを先にやってしまって、あと機能施設を追加をしていくというやり方も一つの進め方ではありますけれど...全文を見る
○達田龍彦君 それから、漁港はつくるだけではいけないわけでありまして、漁港法にも書いてありますように、その維持管理がこれまたきわめて重大な問題であると思うのであります。ところが、私は先ほど申し上げましたように、長崎県である関係もありまして、よく漁村、山村を回るのでありますけれども...全文を見る
○達田龍彦君 もう一点、汚水、汚濁の問題に対しての管理規制ですね、これはどういう対策をとっていますか。
○達田龍彦君 汚水、汚濁、汚物の投棄の問題は、特に大きな都会の漁港の中では、公害と同様にたいへん重要な問題として提起をされてまいっておるのであります。たとえば私の長崎港なんかは、まさにその典型的な海水の汚濁、それから廃棄物の投棄ですね、そういうことがある意味では原因をして海水が非...全文を見る
○達田龍彦君 特に離島や僻地の山村の地方負担というものは非常に重いんですね、これは。先ほど申し上げたように、港が一つの町村の中にたくさんあると、そういう整備をしなければならぬというために非常に重いのであります。でありますから、そういう点については特別の御配慮をして、そうして、いや...全文を見る
○達田龍彦君 それじゃ最後に大臣にお尋ねをして終わりたいと思いますけれども、私は、この計画は、農林大臣が今回の整備計画を完全に実施するという決意があるかないかに実はかかっておると思うのであります。たとえば予算の確保の問題にいたしましても、四十四年度の予算は百七十三億でありまして、...全文を見る
04月08日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
議事録を見る
○達田龍彦君 私は、過日この委員会において農林大臣から所信表明があったわけでありまして、この所信表明に基づきまして今後の日本農政をいかに進めるかについて若干の質問をしたいと考えておるのであります。  この所信表明演説の中でも申し述べられているように、今日の日本農政があらゆる諸条...全文を見る
○達田龍彦君 そこで私は、そういうものが今日の当面する農業に対する施策だとするならば、一体三十六年にできたところの農業基本法の農政と、今日の総合農政とはどう違いがあるのか、農基法農政の求めるものは、いま大臣が表明されたような農業を形づくっていくところに日本農業の将来の方向が当時は...全文を見る
○達田龍彦君 基本農政と総合農政が基本的には相違はない。してみると、総合農政というものを今日打ち出したということは、基本農政のいわゆる失敗から、米の過剰と偏重した農政が行なわれたところに問題があるという反省の上に立って今回総合農政というものを当面の対策として打ち出したという理解で...全文を見る
○達田龍彦君 非常に苦しい大臣の答弁でありますけれども、農基法農政の出発にあたって、政府は、今日の米重点の農業から、畜産、果樹、野菜等に至る国民食糧の総合的な供給と安定をはかるために、基本農業というものをつくるのだということを指向しておるわけであります。そうなってまいりますと、本...全文を見る
○達田龍彦君 大臣非常に苦しい答弁をされておるのでありますけれども、私は、総合農政を大臣がほんとうに腹を据えてそして施策の万全をはかろうとするならば、過去の農政に対するきびしい反省がなければならぬと思います。その反省が、いま、ことばのあやでごまかすような答弁よりも、むしろ、農業の...全文を見る
○達田龍彦君 納得いく、理解のいく回答がないので非常に不満でありますけれども、さらに私は政府の見解をただしたいと思うのでありますけれども、基本法農政の発想は、先ほど私が申し上げたように、また大臣もお認めになったような発想で進めてまいられた、それは米に偏重した農業から畜産、果樹等の...全文を見る
○達田龍彦君 大体いいところまできたというふうに自画自賛いたしておりますけれども、私は皆さんが出しておる資料によっても、また私がいろいろ調べた資料によっても、確かに農業収入は若干伸びておる。しかし、他産業との格差は依然として大きいのであります。さらにまたいま触れられましたけれども...全文を見る
○達田龍彦君 全く矛盾のある答弁をしながら矛盾じゃないと言うので、何を考えておるのか全くわかりません。いまの答弁を日本の農家や農業者が聞いたら、一体農林省というのは農家や百姓のことは考えてくれているのだろうかという失望と不安を私は抱くだろうと思うのであります。  さらに私はお尋...全文を見る
○達田龍彦君 そういう重要命題があるなら、何で所信表明演説で明確にしないのですか。農基法の基本を堅持しながらその方向に従って今後農業を続けていくと言っておるのであります。そうして総合農政は農業の現状の上に立って当面総合農政の方向で、先ほど私が申し上げたような農政を展開すると言って...全文を見る
○達田龍彦君 まあその回答をいただくんでありますけれども、本質的な回答はほとんどなされないで、すれ違い、また一方的に一方の見解を述べると、これでは私は国会審議が実のあるものにならないと思うんであります。私の質問していることにまともに政府の態度を表明してもらいたいと、こう私は思うん...全文を見る
○達田龍彦君 大臣はいま申されたように総合農政については十分努力しておると、そうして全体としても総合農政に力点を置いた予算の組み方をしておる、こういう認識でありますから、私は将来の総合農政についてはほとんど期待を持てないんです。私は今日の総合農政というものが当面する農業の諸問題解...全文を見る
○達田龍彦君 どうも大臣の御説明は私はわかりかねるのですが……。ではお尋ねをいたしますが、基本農政というのは本来は総合農政でなければならなかったのです。ところが、基本農政を八年間続けてみた結果、米中心の農業と農家の生産になっておるのであります。これは私基本農政の指向する農業であっ...全文を見る
○達田龍彦君 なかなか私はそのすっきりした、まあ私と農林大臣とは、そのものの考えている基盤がどうも違うようです。ですからほんとうに理解できるような回答が出ないのじゃないかという気がいたします。時間がないので、私は予定よりも、この問題の農林省の回答が私の思うような、意を尽すような回...全文を見る
○達田龍彦君 きわめて都合のいい説明と解釈をされておりますけれども、いま長官の説明によりますと、米の嗜好の問題が出てきたので米の選好を消費者にまかせる。こういう意味では、政府の管理米ではそのことが達せられない。そのことを目的として自主流通米という制度を採用した。そのことを通じて米...全文を見る
○達田龍彦君 それで、いま長官はやっと最後にお認めになったように、結果としては自主流通米は食管会計への反逆であるということになると思いますということを認めた。それはほんとうのことを最後に言ったのです。これは最後にほんとうのことを言ったのでありますけれども、私はこの問題については、...全文を見る
○達田龍彦君 それは長官ね、あなたはそういうふうに言わなかったのだ。結果としては食管の反逆児になることはあるということを言ったのだ。だからちょっぴり本質が出たからあわてたのだと思うが、いずれにいたしましても、これはいまの長官と大臣の説明では、私はどうも自主流通米制度というものが不...全文を見る
○達田龍彦君 調整機能を持つものではないとするならば、その方針に従って具体的な施策をつくってもらいたいと思います。今日の自主流通米というのは、とにかくどうしていくかということについてもいろいろ問題が出てまいっております。また、そういうものを打ち出しながら、具体的な施策については全...全文を見る
○達田龍彦君 時間がなくなりましたから、まだ実はたくさん質問が残ってしまったわけでありますけれども、最後に一つだけお尋ねをして終わりたいと思います。  私がいまこの自主流通米の問題の基本的な制度の維持とあり方について、くどく農林当局にその姿勢と態度の表明を迫っておるのは、この自...全文を見る
04月22日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
議事録を見る
○達田龍彦君 資料の要求があります。実はこの振興法の審議のために資料の要求をひとつやりたいと思っております。  それは、新都市計画法が六月から実施をされるわけでありますけれども、それに伴って市街化調整区域と農林漁業との調整の基準というものが今回農林省と建設省において話し合いが進...全文を見る
04月23日第61回国会 参議院 本会議 第20号
議事録を見る
○達田龍彦君 私は、日本社会党を代表して、ただいま説明のありましたいわゆる漁業白書等に対して、内閣総理大臣並びに関係大臣に若干の質問をいたします。  今日、わが国の漁業の総生産高は、ようやく七百万トン台を維持し、昭和四十二年においては、特にスケソウダラの豊漁により七百八十五万ト...全文を見る
05月09日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
議事録を見る
○達田龍彦君 今回の米軍機の撃墜事件に伴う日本海を中心とする海域の安全操業と船舶の安全運行について若干問題点がございますので、政府当局の措置と当面の対策について基本的な問題についてまずお伺いをいたしたいのであります。  若干国会の取り上げるタイミングとしてはおくれたきらいがある...全文を見る
○達田龍彦君 非常に簡単な報告でありまして、必ずしも私が聞きたいことを述べておるとは思われないのでありますけれども、一つずつ確かめていきたいと思うのであります。  まず水産庁でありますけれども、今日までのこのアメリカ艦隊を含む外国の過去の作戦行動、戦闘行動的な行動のために、日本...全文を見る
○達田龍彦君 まあ水産庁長官の回答では、格別被害がなかったという話であります。私は水産庁からそういう回答が出るだろうと思ったんでありますけれども、実は対策というものが、全然格別の被害がなかったという上に立って安全操業を確保するような対策では、私は対策として今日用をなさないという考...全文を見る
○達田龍彦君 アメリカ側からこれに対して何らかの具体的な措置の回答がこれになされておりますか。
○達田龍彦君 いままで、外交交渉の中で申し入れられた具体的な内容を、ここで御説明いただきたいと思うのです。
○達田龍彦君 きわめて私はまだ不満でありますけれども、時間もございませんから次に進みますが、そういう状況の中から判断をいたしますと、アメリカの艦隊やその他の艦隊の行動あるいは移動の範囲というものは、日本側で哨戒なりあるいは巡視をしておって、その動静をさぐって日本の漁船あるいは船舶...全文を見る
○達田龍彦君 海上保安庁の関係ですがね、御承知のとおり、夜間の操業が非常に多いのでありまして、特に夜間の危険度がそういう意味で高い、また保安庁の巡視体制、監視体制というものが夜間は非常に困難な状況にあるのであります。その中における安全操業の確保ということが、漁船の立場から見れば非...全文を見る
○達田龍彦君 不定期船舶ですね、これが、艦隊が入ってまいりますと危険を感じて漁業操業をしているところを通るということのために、操業に支障があるということがあるのです。そういう関係から、不定期の船舶に対する連絡通知というか、そういうものはどういう方法でとられておりますか。
○達田龍彦君 さらにこれは外務省でありますけれども、公海上の問題でありますから、作戦行動あるいは練習行動というのか、行動をするために、不測の、予測し得ない行動が行なわれることもあり得るわけです。その場合に、事前に外務省を通じてアメリカ側に操業の海域を連絡しておっても、それが無視さ...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、いまの海上保安庁を中心にする安全操業確保のための巡視体制あるいは哨戒体制の中では、そういう不測の事態に対処する体制は私は万全でないと考えているのでありますけれども、そういう場合の海上保安庁としてはどうこれに対するという自信がありますか。今日の体制で、そ...全文を見る
○達田龍彦君 私は先ほどから申し上げておるように、現状の直接的な被害がないという状態は、現実的には実質的な被害をこうむっている結果になっておるということを言っている。それはいま申し上げたように、漁業を操業を短縮したり自粛したりして、危険を避けてそういう現実的な被害を避けておるとい...全文を見る
○達田龍彦君 これは時間がありませんから、簡単にやりますが、防衛庁にはなぜこういう事態に対して特別の哨戒をするようなことを、これは運輸省から防衛庁に言うのか、それとも防衛庁みずから判断をしてやるのか、いま特別なことをやっていないというのでありますけれども、どういう立場からそういう...全文を見る
○達田龍彦君 では、必要であれば防衛庁にも要請をしてそういう措置をとってもらうということはあり得るということですね。
○達田龍彦君 そうしますと、防衛庁が特別にはやっていないけれども、常時やっている航空機によるところの哨戒体制があるのですね。これはどういう範囲でどういう目的でやられておりますか。
○達田龍彦君 時間がまいりましたので最後にお尋ねをして終わりたいと思うのでありますけれども、防衛庁、海上保安庁あるいは水産庁、外務省といろいろな各省にまたがっておりまして、必ずしも統一的な対策、一元化された措置が私は欠ける面が出てきているような印象も受けるのであります。水産庁はや...全文を見る
○達田龍彦君 まあ運輸省とそれから水産庁はあまり乗り気ではないようでありますけれども、私はむしろ外務省よりも運輸省や水産庁がこれは総合的に密接な連絡をとりながら、総合対策をとっていくことがしかるべき立場にある省の立場だろうと思うのであります。いまの体制でけっこうだという運輸政務次...全文を見る
06月04日第61回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○達田龍彦君 この法案は、日米琉諮問委員会の助言ないしは勧告に基づいて今回提出されたわけであります。そこで私は、法案の提出の前提になりますところの諮問委員会の問題について、まず若干質問をしてみたいと考えておるのであります。  この諮問委員会の性格あるいは権限あるいは運営というも...全文を見る
○達田龍彦君 諮問委員会の役割りとその評価に対する政府の答弁でありますけれども、実態的に私はその役割りと評価について全面的にこれを理解し、そうして賛同する立場をとることができないのであります。今日までの事例の中でそれは実証できるのでありますけれども、ここで論議をすることが必ずしも...全文を見る
○達田龍彦君 従来まで高等弁務官が、諮問委員会において勧告ないしは助言をした場合について、法的な立場というのですか、元来は拒否権を持っているわけでありますけれども、この勧告に対して拒否権を行使したことがあるのかないのか。それから、将来の問題としてそういうことが現実の問題として起こ...全文を見る
○達田龍彦君 そうなりますと、この諮問委員会で取り扱われておる内容を見てまいりますと、政府のほうではきわめて高く評価をされておるようでありますけれども、屋良主席をはじめ沖繩のほうでは必ずしも政府が評価するような立場でこれを見ておりません。とりわけ、過般問題になりましたB52の問題...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、そういう自治権の拡大につながっておるような問題が諮問委員会で取り上げられ、それが一つずつ実行されてまいりまして、言うなれば行政水準の一体化、あるいはその他経済の一体化というものが漸次進められておるということに一応評価できるのではないかと思うんであります...全文を見る
○達田龍彦君 まあ、具体的に見てまいりますと、施政権の一部返還ないしは段階的解消といってまいりましても、高等弁務官がこれを認める、認めないによって問題がきまる。ここに施政権をアメリカが持っておる、持ってないという根本があるわけでありますね。したがって、沖繩の復帰というものがきまっ...全文を見る
○達田龍彦君 諮問委員会の権限あるいは運営あるいは性格等については、まだいろいろ私は今日問題があると考えておりますけれども、時間の関係もございますから、先に進んで質問を続けてみたいと考えるのであります。  それで、若干観点を変えてまいりますけれども、この諮問委員会の運営の問題に...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、いま長官の御説明にもありましたように、大体琉球政府と日本政府は事前に話を一致させて議案とするかどうかをきめていくと、こういう話であります。その場合に、もちろん一番問題になるのはアメリカの民政府の立場であろうと思うんでありますけれども、いままで日本とそれ...全文を見る
○達田龍彦君 それからもう一点は、今回問題になっておりますところの例の原潜の問題あるいはB52の撤去の問題に対して、琉球政府は強くこれを諮問委員会の議題として取り上げ何らかの方途を講じてもらいたいという強い意思があったのでありますけれども、その場合に日本政府としてはこれに対してど...全文を見る
○達田龍彦君 これらの問題が元来諮問委員会の諮問事項ではないという解釈論議にも、私は相当解釈の問題があると思うのであります。先ほど私が何回か申し上げているように、民生行政の安定をはかるためには、沖繩における軍事面の問題が非常に大きな問題をウエートとして持っておるわけでありますから...全文を見る
○達田龍彦君 この諮問委員会の評価と運営の問題あるいはどこまで諮問委員会が権限を持って勧告を行なうかということについては、私の考えと長官の考えでは、いろいろ論議してみてもこれは一致をいたさないようであります。したがって、時間の関係もありますから、ここで論議することを差し控え、いず...全文を見る
○達田龍彦君 私も、これは具体的にいろいろ調べてみればまだ問題があるのではないかと思いますが、そういう具体的に問題をまだつかんでおりませんので、実は論議を深めることが非常にむずかしいのでありますけれども、いま長官からも参事官からもお話があったように、受験資格に差がある。これは私は...全文を見る
○達田龍彦君 それで、もう一つちょっと心配になりますのは、そういう資格を与えてまいりますと、これは本土とある意味で一体化されるわけでありますか、各資格者の——ことばは適切でないかもしれませんが——需給関係が沖繩でとうなってくるのかということが心配になるのであります。いま長官も御指...全文を見る
○達田龍彦君 時間がございませんからこれで最後にしたいと思うのですが、いま御説明がありましたけれども、こういう有資格者の需給関係が将来相当アンバランスが出てまいるのではないかという気がしてならない。もちろん、これは本土の場合だって過疎・過密の関係から、離島僻地の場合における医者の...全文を見る
06月11日第61回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○達田龍彦君 私は、いま大きな政治問題に発展をしておりますところの過般の例の全沖繩軍労働組合に対する米軍の武力行使による事件に対しまして、その状況等について政府当局からいろいろ問題点を明らかにしてもらいたい、こう思うのであります。いま私ども議員として、当時の状況、それから、それに...全文を見る
○達田龍彦君 労働争議そのものに対する今後の、何といいますか、スケジュールは一応御説明でわかるんでありますけれども、昨日また労働争議への武力介入に対して大衆行動が沖繩では行なわれておるわけでありますけれども、この沖繩での大衆行動は、明らかに異民族の支配に対する根深い、反米意識とい...全文を見る
○達田龍彦君 まあ武力の介入行使ということにつきましては、今回のこういう事件あるいは争議を通じて、ある程度是正をされていく、こういう見通しが立ったようでありますけれども、私は、ここでもう一つ問題になるのは、先ほど長官の御説明にもあったのでありますけれども、今回の処置に対して直ちに...全文を見る
○達田龍彦君 そうなってまいりますと、おのおの遺憾の意というのはそういう形で理解をされるとすると、今回起こってまいりましたこの負傷者ですね、負事者に対して一体責任はどこにあってだれがとるのか、この処置をどうするのかという問題はどういうふうにお考えになりますか。
○達田龍彦君 長官の判断としては、責任はどこにあってだれがとることが妥当だとお考えになっておりますか。
○達田龍彦君 問題が一番重要な段階になってきますと、そういうきわめてあいまいな無責任な態度をとられるところに、非常に問題の本質的な解決が困難になる要素を私は生み出しておると思うのであります。これは明らかに、いま申し上げたように、あらゆる角度から考えてみて過剰警備もあり、それから行...全文を見る
○達田龍彦君 これは新聞の報道でありますけれども、荒木国家公安委員長は今回の事件について、警備当局のどこかに手落ちがあったということを新聞記者会見の中で発表されております。で、いま長官のお話でも、警備当局のどこかに手落ちがあったんではないかと判断をされるという意味合いの御発言があ...全文を見る
○達田龍彦君 それから、この米軍基地の中で命令系統がきわめて私は理解しにくいのでありますけれども、今回こういうように米軍の武力の介入がある、これがその起因するところは労働争議にあるという判断をされておるようでありますけれども、そういう場合の米民政官と高等弁務官との指揮命令系統です...全文を見る
○達田龍彦君 ただいまの政府のこの問題に対する態度、私は先ほど申し上げたように、非常に手ぬるいし、また、責任をお感じになっていないような印象が強いのであります。屋良主席そのものはこれに対して激しい抗議を行なっておりますし、何らかの処置をしていくべきだというきわめて積極的な立場をと...全文を見る
○達田龍彦君 もう時間が経過をいたしましたが、私はまだ実は日本政府の基本的な立場あるいは外交交渉における経過等についても特に外務大臣の出席を求めて問題の解明をしたいと思います。それから、国家公安委員長に出席をいただいて、またそういう事案のあり方についてこれまたどういう把握の上に立...全文を見る
06月12日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
議事録を見る
○達田龍彦君 近代化資金の問題について御質問いたしたいのであります。同僚議員がすでに大体質問をしておりますので、私は重複を避けまして、何点かの問題について、問題点をしぼって質問をしたいと考えておるのであります。  その第一点は、今回の近代化資金を制度金融として考えられたその発想...全文を見る
○達田龍彦君 沿岸漁業に対する考えは別途とおっしゃいますけれども、これは沿岸漁業の振興対策あるいは漁業生産拡大対策というのが中心になっておるのでありますから、それらに力点を置いてやはり漁業政策を考えなければならぬし、それが一つの私は近代化資金のねらいであると考えております。  ...全文を見る
○達田龍彦君 確かに私は、近代化資金というものが基本的には漁業活動の前進と拡大に通ずることは認めるのでありますけれども、先ほど指摘をしましたように、漁区内における漁業者間の過当競争ですね、それから漁業者間の階層の分化というものがそういう形で資本の装備の関係から私は拡大してくるので...全文を見る
○達田龍彦君 これはみな口ではそう言われるのですけれども、たとえば今度は信連関係にしてみましても、どうしてもやはり信用度の高い、操業実績の非常にあがっている、しかも将来成長性のある漁業家に金を貸すという安全度を考えるのです。そうなってまいりますと、やはり不安定ないわゆる沿岸漁業者...全文を見る
○達田龍彦君 考えはわかるんですが、具体的にどうするかという行政的、政策的裏づけがなきゃいかぬ。これは農林大臣やあるいは長官にはもう十分おわかりだと思うのでありますけれども、この近代化資金によりますと、かなりの総トン数の隻数、あるいはいわゆる企業の従業員数というものが含まれておる...全文を見る
○達田龍彦君 それからこの制度金融でたくさん問題があるのですけれども、特に最近これは新聞にも出ておる内容でありまして、私も非常にこれは問題があると思っておるのであります。それは、いま魚がとれないために漁業家が漁業のかたわら陸上でもってマンション経営をやってみたり、あるいは住宅を建...全文を見る
○達田龍彦君 これは私はひとつ十分調査をしてもらいたいと思っております。これは石炭産業の補給金に似た小さいケースだと思うのであります。石炭産業が斜陽化してまいりますと、長崎県にもたくさん石炭企業がありますけれども、補給金を受けるために石炭を求めて、そしてそこをトンネルにしてビルあ...全文を見る
○達田龍彦君 それから資源をどうふやすかという問題でありますけれども、先ほど大臣もおっしゃられたように、近代化資金というこういう制度金融を制度としておとりになるならば、当然生産の拡大、所得の増大——拡大につながらなければならないし、そのことが日本漁業の振興発展につながるわけであり...全文を見る
○達田龍彦君 日本の漁業を今後どう発展させるかということは、とりもなおさずまず第一に、資源の拡大と確保をどうはかるか、同時にまた海洋の開発を行なって漁業資源というものをどう開発していくか、こういうことに私は尽きると思うのです。それなくして、制度金融で幾らいろいろな技術的な方向で政...全文を見る
○達田龍彦君 私、まだこまかな問題がたくさんあるわけでありますけれども、重複する点もございますので、あと一、二点問題点を提起して終わりたいと思いますが、それは漁業白書ですか、あれにも出ておりますし、農業白書と比較してまいりましても、今日の沿岸漁業や中小漁業、とりわけ沿岸漁業の漁業...全文を見る
○達田龍彦君 それから、これは先ほど鶴園委員もお触れになったのではないかと思うのでありますけれども、いわゆる漁業信連の系統金融として、漁業の場合は農業の場合に比較して、漁業収入に占めるいわゆる系統金融の預金率というのが低いみたいなんですね。統計その他からも確かに低いのであります。...全文を見る
○達田龍彦君 では最後にもう一点だけお尋ねをして私の質問を終わりたいと思います。  それは、今回の近代化資金の貸し付けの種類の中に、水産加工施設に貸し付ける資金も含まれておるわけでありますね。それで加工施設の範囲の問題が一つ問題になるわけでありますけれども、実はまあ水産加工とい...全文を見る
06月18日第61回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号
議事録を見る
○達田龍彦君 私がきょう質問をいたしたいのは、今回の愛知外務大臣の沖繩返還に基づく訪米の問題について御質問をいたしたいのであります。すでに衆参両院の本会議で報告がなされ、それに対する基本的な説明、質疑がかわされておるわけでありますけれども、なお確かめておきたい問題等がございますの...全文を見る
○達田龍彦君 それで具体的にお尋ねをしておきたいと思うのでありますが、新聞あるいはテレビその他の報道によりますと、核に対する今回の話し合いでの取り扱いは、アメリカとは話し合いがされなかったというように承っておりますけれども、一体日本の立場として、沖繩の核の問題に対してこちらのほう...全文を見る
○達田龍彦君 これは、これまた新聞にも出ておるのでありますけれども、かりにいま外務大臣が主張された内容というのは、核抜き・本土並み返還ということが大体基本として貫かれているように理解されるのでありますけれども、その中で一番問題になりますのは事前協議の取り扱いの問題であろうと思うの...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、事前協議の基準をきめないで、よく外相が表明されておりますところの、高度の政治判断でもって事前協議の場における諾否の態度決定をすると、こういうのが政府の基本的な姿勢である、こう理解していいのですか、どうですか。
○達田龍彦君 どうもはっきりいたしませんけれども、核抜き・本土並みという主張をし、アメリカに対して事前協議の中で将来の関係をきめていくと、こういう立場になりますと、やはり相手側としてみても、一体どの程度に日本の政府が事前協議の運用を考えているのか、このことは返還交渉と無関係にもの...全文を見る
○達田龍彦君 どうも回答の中から必ずしもはっきりしない面があるわけでありますけれども、端的にお尋ねをいたして、この基準というものは最終的に煮詰まる段階ではきめなければならぬ、いわゆる基準というものを求める考えがあるのかないのかですね。いま外務大臣の御説明では、いま直ちにきめて交渉...全文を見る
○達田龍彦君 望ましい姿であるということはよくわかるんです。しかし、相手があることですし、それから客観諸情勢の変化ということがあるわけでありますから、そういう望ましい方向だけに現実が出てくるとは限らないわけであります。そういう意味でやはり私は問題を考えておかなければいけないのでは...全文を見る
○達田龍彦君 いつも外務大臣の答弁は、肝心なところになりますと、日米間の交渉を有利にするためにあまり論議をすることは好ましくないという姿で問題を処理されようとするのでありますけれども、私はそういう国際間の交渉の必要性についても理解はできますけれども、それよりも私は重要なことは、政...全文を見る
○達田龍彦君 まあなかなかすきっとした回答をいただけないので、何のために国会で論議をしているのか、実は意味合いを疑問に思うわけでありますが、時間もございませんので、あと一点ないしは二点お尋ねをして質問を終わりたいと思います。  いままでの外務大臣の御答弁によりますと、今回の訪米...全文を見る
06月19日第61回国会 参議院 逓信委員会 第21号
議事録を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) 私は、実はこの沖繩問題の特別委員会に所属をいたしておるわけでありまして、本法案の審議にあたりまして、沖繩問題の特別委員会で、とりわけ一体化の問題として実は審議をする機会を得たい、こう思っておりましたけれども、両委員会での話し合いが最終的に逓信委員会...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) 大臣、私が聞いておるのはその経過ではない。それからそういう具体的な内容は、一応私は承知をいたしております。ただ問題は、今回の解決の方法が、郵便貯金ないしは保険の契約にからむ支払いの問題において出てきておるので、その限りにおいては、私は郵政省が取り扱...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) 大臣、それは政治判断として理解はできますよ。それから日本政府の沖繩問題に対する解決の方法論としては、私は理解できます。しかし、郵政省が行なうならば、郵政省の設置法の目的に従って実行するのがあたりまえであります。また、郵政省独自でやるとするならば、郵...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) ではお尋ねをいたしますけれども、今回の住宅に対する三十億の融資ですね、これは一体どういう関係から出てきたのですか、御説明いただきたいと思います。
○委員以外の議員(達田龍彦君) 何か総理府に関係があるような回答でありますけれども、衆議院の論議を見てまいりますと、貯金局長の御回答によりますと、五十四億が総額として第三次の沖繩、いわゆる琉球政府の要求として出てまいっている、最終的に今回の融資のワクまで含めると四十億で妥結をした...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) どうももう少しはっきりしなければならないのは、そういう説明をされても、経理上の問題じゃないのです。本質的には、そういう妥結の方法として三十億の住宅資金の融資を行なう、しかも、それは今回の支払いの対象になる保険契約者やあるいは貯金の加入者を対象として...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) これは大臣にお尋ねしますが、そうであるならば、何で琉球政府には、これは大臣も後承知だと思うのですけれども、琉球政府の中に琉球土地住宅公社というのがあるのですが、これが一手に公共的な住宅の処置をしているのです。一体化政策の中で、これを通じて日本政府は...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) だから私はおかしい。どこに、郵政省の設置規定の中に、住宅をつくって利用者に貸すという設置目的があるかと言ってんですよ。職員に対しての住宅を福利厚生施設の一環として出すことについては、今日各官庁でやられております。しかし、住宅をつくるための融資措置を...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) そういう答弁はきわめて詭弁だ。じゃ、総理府にお尋ねします。そうすると、今回千三百戸の住宅に対して融資をされる。これはいま、郵政省その他の説明によると、利用者、加入者を優先して入居させると、こういうのであります。じゃ、総理府としては、一体化政策の一環...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) だから、総理府の関係としては、一体化政策の一環として住宅の建設というものを融資方法でやると、これが主であって、たまたまその公募の方法として優先的に、郵政事業、いわゆる加入者、契約者に対してやるというのが本質なのか。それとも今回の妥結を中心にして、最...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) くだくだ言ってもだめです。わかっているのです。それならば、何で財団法人をつくって、そこでもって住宅をつくってみんなから公募するのですか。いま公的な機関として沖繩には琉球政府が住宅公社というものをつくっているのです。そこに融資をして、そして一般公募す...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) だから、そういうことになりますと、郵政省の設置法と、それから政策目的からいって妥当かというのです。じゃ、将来金が余ってまいったときに、郵政省の利用する貯金、保険その他の人々に対して、郵政省がそういう利用者団体をつくって、そうして財団法人をつくって、...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) それは先ほどから私が言うように、高度の政治判断として、日本政府がきめる一つの措置である、これは政策としてきめるのである。しかし、設置法というのは厳然として国会を通って法律があるわけです。この法律に基づいて郵政省が措置すべき内容ではないと、私は住宅の...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) だから、四十分もかけてやっと正回答が出たのです。  そこで総理府に、これは長官がおいでになると、私は沖繩問題でもう一つやらなければいかぬと思っておる。それはいまも申し上げたように、これは日本政府が、私は少なくともこの問題に対しては財団法人をつくっ...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) であるならば、郵政大臣、これは参事官では問題を何するについては、あまりにも重要でありますから、これは総務長官とひとつお話をしていただいて、日本政府がこれだけの金を貸すわけでありますから、当然これに対しては、財団法人等のこういうものでなくて、公的な琉...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) それでは、私はまだこれは納得いかないんです。というのは、総理府参事官で回答が実はいただけるんだろうと思うんでありますけれども、すでにこの特殊法人としての財団法人から申請が出て、それでもって住宅を建て、将来の運営をしていく。だから琉球政府は初めからこ...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) 大臣ね、自分で説明をされ、答弁されて、矛盾を感じませんか。あなたは、これは郵政省の設置法でもってやっているんじゃない、政府の政策目的を遂行するための政策的な立場でやっていると、こうおっしゃられています。いいですね。ところが、いま財団法人でもってやろ...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) ですからそこまではいいんですよ。ですからね、この琉球政府が昭和四十一年において琉球土地住宅公社法に基づいて琉球土地住宅公社が設立されておるんです。住宅をつくるためを目的としてつくられているんです。法律がすでにもうあるんですよ。でありますから、そうで...全文を見る
○委員以外の議員(達田龍彦君) こんな、みそもくそも一緒にしたような妥結のしかただったらだれでもやるのですよ。もう少し、政策目的と設置法の目的と、さらに一貫した筋を持ったやり方で妥結すべきじゃないですか。しかも、この任意団体のこの法人に対して、その貸し付けをするということが前提に...全文を見る
06月19日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第23号
議事録を見る
○達田龍彦君 この際私から、各会派の皆さんの御賛同をいただきまして、漁業近代化資金助成法案に対する附帯決議案を提案いたします。  案文を朗読いたします。     漁業近代化資金助成法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行にあたり、水産業協同組合の健全な発展に努める...全文を見る
07月15日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第32号
議事録を見る
○達田龍彦君 この農協法の改正の問題については、かなり長時間にわたりまして、しかもいろいろな角度からすでに検討がされておるわけでありまして、私はできるだけ重複を避けましてなお問題点をさらに解明をし、掘り下げてみたい、こういう考え方で若干質問をしてみたいと思うのであります。  私...全文を見る
○達田龍彦君 いま大臣のきわめの積極的な姿勢、それから今日の当面する農協問題に対する決意、私は確かに前向きであるし、非常な決意の表明であると思うのであります。それは非常に私も敬意を表しますけれども、私が先ほど特に重点的に問題をとらえて言っていることは、この農協法の改正というのは、...全文を見る
○達田龍彦君 いま局長は、変化に対応する農協法の改正であると、こうおっしゃられるわけです。私は変化に対応する今日の農協法の改正と、こういうことでは、今日の当面する農協の重要問題を乗り切れる農協の体質あるいは力強い農協の運営というものは期待ができないのではないかという気がいたすので...全文を見る
○達田龍彦君 農協の現状認識というのは、私の認識といま局長の考えておる認識とでは相当開きがあると私は思うのです。私は今日の日本経済の目ざましい成長の中にあって規模の大型化している。ところがその中における農協の内部体制というものは、それに対応するような体制に今日あるのかないのかとい...全文を見る
○達田龍彦君 これまた局長と私の認識はきわめて大きな隔たりがあるのです。  そこでもう一点お尋ねをいたしておきますけれども、今回の改正の中では、農協の基本的な理念というのは改正の中ではそのままにしておられるのであります。私はこれは当然だと思うのであります。いわゆる農協の基本的な...全文を見る
○達田龍彦君 では、そういう基本的な立場に立って私は若干詳細な問題について見解をただしておきたいと思うのであります。  その一つは、農協のあり方を考えてまいりますと、大まかに分けますと組織の問題、それから運営の問題、事業の問題というのが大体大まかに分けて言えるのじゃないかと思う...全文を見る
○達田龍彦君 私は専門農協の位置づけ、それから組織系統としてどうこれを運営していくかということは、今日の農業の中で果たしている役割りがかなり大きいだけに、十分検討してみなければならない問題があると私は考えております。現状が必ずしもいいということに私は考えていないのでありまして、む...全文を見る
○達田龍彦君 この開拓農協については、確かに法律も今回提案をされておりますし、必ずしもそれだけでは満足するものではないのでありますけれども、いま言われたような方向で十分今後の開拓農協のあり方についても意を用いた措置をしてもらいたいと考えているのであります。  そこでさらにもう一...全文を見る
○達田龍彦君 それはかなり農協の中でも議論がありまして、大体いま局長が御説明になったように、共通役員制のメリットというか、大体そのねらいというものは一つの意思のもとに機関で統一して動かしていける、指揮命令系統というものが統一的に行なわれて、そうして一貫して機構が運営されていく、こ...全文を見る
○達田龍彦君 この流通問題は、きわめて農林省としても腹をきめて根本的な対策を立ててかからないと、簡単には問題の解決ができない、またその充実が的確にいかないというふうに私考えておるのでありまして、いま局長の答弁程度で流通問題をこれでよいという気持ちには実はならないのであります。これ...全文を見る
○達田龍彦君 ちょうどいま運営の問題、機構の問題、区切りがいいですから、本日はこの程度で質問を終わりたいと思います。
07月17日第61回国会 参議院 農林水産委員会 第33号
議事録を見る
○達田龍彦君 前日の質問に続きまして、協同組合法の改正の問題について、さらに問題点を明らかにしながら質疑を続けたいと思います。実は前の質問の中で、私は総合農政と農協のあり方というものに中心を置いた質問を行なったのでありますけれども、局長の答弁あるいは大臣の答弁によっては、私はなか...全文を見る
○達田龍彦君 いまの局長の説明が私は非常に重要な問題点を含んでおると思うのですが、これは私どもの考え方と基本的に違う内容を含んでおる。それは、農協によるところの経営の受託、私はこれは農基法が考えておるところの共同化あるいは協業化の精神と基本的にいれないものであるという見解をとるの...全文を見る
○達田龍彦君 これは基本的に私はいまあなたの考え方と対立する面があると思います。それは全体として見ればこうだとおっしゃいますけれども、いままで皆さんが共同化、協業化に育てていく精神というものはやはりある意味では集団的な自立経営のあり方を示しておる。集団的な自立というものが中心にな...全文を見る
○達田龍彦君 非常にあいまいでありまして、それから、いま言われたようなことでは一体この政府の方針というものはどこにあるか、私は非常に疑問を持つのであります。なぜなれば私が先ほどから申し上げておりますように、農基法の精神というものは自立経営農家の育成が大きな柱ですね。しかし現実には...全文を見る
○達田龍彦君 非常に私は危険なものの考え方だし、進め方だと思うんですよ。それは基本をどこに置くかということが問題なんですが、集団的な生産組織をつくって、それはあくまでも集団的な農民の自立経営というものが中心になって進められておるという、この基本を踏まえて進めていかないと、いまあな...全文を見る
○達田龍彦君 これは平行線をたどるようですけれども、私が言いたいのは、あくまでも将来の農業の振興発展をはかるためには農業者の農業に対する意欲、それから創意、自覚、そういうものを根底に置いて農業の発展をばからなければならぬと私は思うんです。経営みずからを農業者が他に委託をして、ある...全文を見る
○達田龍彦君 説明を聞いておりますと、きわめて後向きな考え方だし、この受託という問題に大きく期待することができません。むしろ将来の農業にとっては大きな禍根を残す結果になりはしないか、こういうことを強く危惧をいたすのであります。  さらに、飛ばしておきますけれども、かりにこれが農...全文を見る
○達田龍彦君 そういうことになりますと、これは一体、受託をして農協はこれでもってもうけなくてもいいと思いますが、一体、経営がペイできるのかということが一つ。  それから、では委託をした農家の側から一体どうかということになりますが、これはきわめて再委託ということも考えた経費、手数...全文を見る
○達田龍彦君 これは農政局長、あなたは専門家だが、専門家の話にしては非常に私はあいまいな話だと実は思うのであります。それはいわゆる委託をするような農家の経営の規模というものは、これはきわめて零細農家ですね。しかも土地条件、耕地条件としては悪いところが多いわけであります。そういうも...全文を見る
○達田龍彦君 経営の委託の問題については、私は農協の中でもかなりの意見を尋ねてみましたけれども、評判が非常に悪いです。いまあなたたちは提案をしておるたてまえもあって、いろいろ理屈をつけておりますけれども、現場の農家の皆さんあるいは単協の幹部の皆さまの判断からは非常にかけ離れておる...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、受託契約の内容はある程度ひな形というか基準を示して、その範囲で統一指導をするというお考えですか、そうすると、その統一指導をする内容というのはどういうものをお考えになっているんですか御説明願いたいのですが……。
○達田龍彦君 もう一点ただしておきますけれども、これは私が先ほど指摘をしますように、農協がこれをかりに受託をしてやる場合に、機械その他いろいろのものを、施設を含めて用意しなければなりませんね。おそらく私は結果としてその機械その他を入れたために過剰投資になってペイできないという結果...全文を見る
○達田龍彦君 だから考え方としては国はとにかくタッチしない、要するに単協、まあ範囲は単協でしょうね、単協の範囲で全体の事業運営の中でそれを処置していく、こういうことですか。この場合に、たとえば県連あるいは中央——中央の問題はないにしても、県連あたりが、特別にたとえばそういう結果が...全文を見る
○達田龍彦君 これはこの経営が赤字になるのかどうかということも農林省の考えと私の判断ではかなりの食い違いがあります。しかし、私はあなたが言うように、例外中の例外として赤字が出るところもあるであろうというような結果ではないと思います。もしこれが採算が合うようなことであれば、かなりの...全文を見る
○達田龍彦君 員外利用で私は基本的にもう一つ問題があるのは、協同組合の基本的な原則からいって農業金融というものは、やはり一つは、営利化、利潤を追求するような金融形態というのは、これは協同組合の中における信用事業としては間違いであると思います。さらにまた、これは農業金融でございます...全文を見る
○達田龍彦君 最後にしたいと思いますけれども、この都市近郊農業の問題については検討をさらにしていきたいと、こういうことでありますけれども、私は今回の改正で特に強く主張しておきたいことは、過去に員外利用を中心にして農協の信用事業の不正事件というものがかなり出ておるのであります。今回...全文を見る
○達田龍彦君 その点の指導の強化については、抽象的なことでは私は問題の解決にならぬと思います。それから、画一的なたとえば中央会——全国中央会、あるいは県の中央会、単協というその段階があるわけですけれども、金融それ自体の内容というのは全国中央会あるいは県中央会の場合はおよそ仕事の内...全文を見る
11月29日第62回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○達田龍彦君 委員長の選任は、主宰者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
12月02日第62回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
議事録を見る
○達田龍彦君 この際、私から各会派の皆さんの御賛成をいただきまして、真珠養殖等調整暫定措置法案に対する附帯決議案を提案いたします。  案文を朗読いたします。     真珠養殖等調整暫定措置法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行にあたって、関連する諸制度の適切な運...全文を見る