達田龍彦

たつたたつひこ



当選回数回

達田龍彦の1970年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第63回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○達田龍彦君 資料の要求を行ないたいと思います。いま畜産振興審議会が行なわれておるのでありますが、これに農林省から提出をされております乳価に関する一切の資料を国会に提出をいただきたい。これが一つ。
04月27日第63回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号
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○達田龍彦君 沖繩・北方対策庁設置法の問題について若干質問申し上げたいと思います。  三月の三十一日に閣議決定をされております「沖繩復帰対策の基本方針」というものが発表されております。この基本方針と、従来まで政府が沖繩の復帰に対して一体化対策を進めてまいっておりますけれども、こ...全文を見る
○達田龍彦君 どうも長官の御説明、はっきりしないのでありますけれども、御承知のとおり、四十三年の七月に政府は沖繩本土一体化調査団を派遣をして調査報告書を提出をいたしておりますね。それにあたって行政の各分野にわたっての問題点、あるいは現状、将来の対策というものが出てまいっておるので...全文を見る
○達田龍彦君 まだちょっと理解ができないんですが、いま長官の御説明ですと、復帰対策というのはきよう以降の復帰のための対策である、したがって、そのための基本方針なんだと、こうおっしゃっているわけでありますが、一体化対策というのは基本方針以前の問題という理解でいいんですか、簡単に割り...全文を見る
○達田龍彦君 私が非常に疑問を持ちますのは、一体化施策に盛られている内容の中で、じゃあ、一体、今回の復帰対策の基本方針と内容的にどういう変わりがあるのかというと、私は、一体化対策でこう対策をしなきゃならぬという問題がそのまま基本方針の中に持ち込まれているというふうに理解をいたして...全文を見る
○達田龍彦君 いま長官の言われる基本的な考え方としては、ほぼ理解がいく点もあるのでありますけれども、私は、さらに問題だと思うのは、この基本方針に盛られている内容というものは、元来、政府が一体化施策の中で進めなければならぬという問題点が、たくさん、基本方針の中にさらに持ち込まれてお...全文を見る
○達田龍彦君 基本問題はその程度にいたしまして、次に御質問をいたしたいのは、今回の日米共同コミュニケによりまして今後の復帰対策というものが具体的に日米間で話し合われるわけでありますけれども、その機関として日米協議委員会あるいは準備委員会等が設置をされるのであります。そこで、この日...全文を見る
○達田龍彦君 日米琉一体化のための委員会というのは、今回準備委員会が設置をされたらそれに吸収されるために機能がなくなる、こういう理解でいいんですか。
○達田龍彦君 そうしますと、この「沖繩復帰対策の基本方針」に基づいて具体的な計画があらゆる分野にわたって立てられると思うのであります。言うならば、これは基本計画でございますから、実施計画が具体的に作成をされなければならぬと思うのであります。この具体的な実施計画は、すでにおきめをい...全文を見る
○達田龍彦君 私は非常に残念に思うのでありますけれども、この基本方針をおつくりになるならば、行財政の裏づけも私は今年度予算の中で意欲的に盛るべきであったと思うのであります。そういう意味では、十億の調整費を取っておるからその範囲でという御説明でありますけれども、わずか十億で沖繩の基...全文を見る
○達田龍彦君 この基本方針の具体化のための具体化計画ですね、具体的な計画はいつごろまでに最終的におつくりをいただいて明示をいただけますか。
○達田龍彦君 これは、一体化政策の中でも現地の実情を把握した上できめこまかい具体的な施策を進めなければならなかったわけでありますけれども、その場合、私は、一番問題なのは、今回の基本方針のもとに具体化政策が進められるわけでありますけれども、沖繩現地の事情を十分参酌をして、そしてそれ...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、私が一つ心配になるのは、いま長官もお触れになったように、現在の沖繩政府の行政執行能力というのは一体復帰対策あるいは復興対策をやっていくだけの能力があるかどうかという点について私は一つの不安があるのであります。したがって、本土の政府が考える考え方が、行政能力の...全文を見る
○達田龍彦君 いま長官のおっしゃられた中で、私は、財政的にも確かに沖繩の復帰のための財政は非常に貧弱であるし、また行政能力の面でも、たとえば本土の行政官との人事交流をやるとか、あるいは現地の職員の研修をやるとか、そういう面での行政能力の向上をはかることは、これは私は主体的にやらな...全文を見る
○達田龍彦君 次にお尋ねをしたいのは、この対策庁の任務と役割りでありますけれども、特に沖繩に関してでありますが、この復帰以前の対策庁の任務と役割りは、この提案説明にもございますけれども、復帰のための対策が基本的に行なわれるようであります。ところが、返還後の対策庁の任務は一体何かと...全文を見る
○達田龍彦君 ただ、提案理由に、返還後の対策庁の任務というのは、そういう意味で、返還後も対策庁を置いて、重点的に経済社会の開発向上を重点にしていくんだということを言っておるのであります。だから、そういう面で対策庁というのはそういう役割りを持っていくと思うのでありますけれども、その...全文を見る
○達田龍彦君 これは、いま長官の説明で私は非常に疑問を持ってきたんでありますけれども、とりあえず、対策庁というのは今度設置法という形で立法されるわけですね。これは復帰準備までの間であって、復帰後の問題については、対策庁をどうするかということは今回の提案の中では考えてないという御説...全文を見る
○達田龍彦君 これは非常に私は問題があると思うんであります。この法案の法形式は、いま長官がおっしゃるような趣旨であれば、これは何も単独法をつくってやる必要はないんではないか、むしろ総理府設置法の一部改正という形でやられていいんではないかと私は思うんですよ。臨時的なものであり、また...全文を見る
○達田龍彦君 まあ、説明の中ではそういう気持ちがかなり出ておるのでありますけれども、これは長官の気持ちでありまして、対策庁をさらに復帰後もそのまま存続きせるということは、政府の方針として、この法律を提案される前提として、そういうことがきちんときめられて出すべきではないか。内部での...全文を見る
○達田龍彦君 何か少しわかったような、わからないような気がしているのですが、ではなぜ今回「開発庁」にできなかったのですか、その辺事情を説明してください。
○達田龍彦君 なるほど、そこで、私はこれも議論のあるところだと思うのでありますけれども、この今回の設置法の中に北方を入れるということについて、いいのか悪いのかというのは確かに私は議論のあるところだと思います。内容的にも具体的にも、また基本的な政府の姿勢の問題としても、あるいは国際...全文を見る
○達田龍彦君 私は北方問題を軽く取り扱えという意味ではないのであります。これも十分に取り上げていかなければならぬと思います。しかし、今日内外の状態を見てみるときに、あるいは沖繩問題と北方領土の問題を比較してみるときに、明らかに次元が違うのでございますから、この次元の違うものを一つ...全文を見る
○達田龍彦君 まあ、時間も経過をいたしましたし、あと一、二点御質問をして終わりたいと思います。  まだかなり問題点を持っておるのでありますけれども、一、二点にとどめたいと思いますが、その一つは、旧沖繩県の国有、県有あるいは町村有の土地ですね、それから財産、これはいまだれがどうい...全文を見る
○達田龍彦君 それですね、この軍事基地として使われている国有地、県有地、町村有地がございますね、これはやはり国内の取り扱いと同一になのですか。民有地も、これは私は場合によっては含まれているのではないかと思うのですが、これらの取り扱いは一体どうなるのか。また、軍事基地は、復帰後も国...全文を見る
○達田龍彦君 この基地の関係ですがね。国有地、県有地の場合は一応別にいたしましても、民有地の場合の取り扱いはどういうふうになるのですか。これはまあ占領下の中で民有地がかってに軍事基地として使われているわけですね。ところが、復帰をしてまいりますと、わが国の固有の領土の中に軍事基地と...全文を見る
○達田龍彦君 これは、外務大臣いらっしゃいませんが、私は、これは日米協議委員会で協議される内容でも重要な内容だと思うんですね。その場合に、いまのような答弁では私は非常に不満です。これは日本に返還をされる沖繩に対する基本的な姿勢として、国有地にしても県有地にしても町村有地にしても、...全文を見る
○達田龍彦君 まあ、いまの答弁は非常に大ざっぱな答弁で、私の回答にはなっていないのでありますけれども、私は、いま申し上げたような考えでひとつ日本政府としても、とりわけ外務省は御検討をいただいて、そして、そういう方向で問題が解決するように、しかも、いま沖繩の人々は、その意味で非常に...全文を見る
05月06日第63回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○達田龍彦君 私は主として農地法の改正について若干質問をいたしたいのでありますけれども、その前に、まず今回の農地法、農協法の改正案が提案をされておるわけでありますけれども、この法案が提案をされました背景、つまり日本農業の現状と農政のあり方について基本的な問題を若干私はこの際お尋ね...全文を見る
○達田龍彦君 いま大臣の御説明によりますと、農基法農政がかなりの役割りを果たして進んでおるという御説明でありますけれども、私は、政府が昨年から総合農政を唱えておるのでありますけれども、この総合農政というものは、昨年も私は議論をいたしたのでありますけれども、基本法農政の失敗の結果、...全文を見る
○達田龍彦君 じゃ具体的にお尋ねいたしますが、いまの日本の農業というものが農基法の精神に従って進められておるという農林大臣の判断の立場に対して、たとえば米の生産過剰という状態が一つ出てくる。それから自立農家の育成という方向よりも、兼業農家の増大という方向が大きく出てまいっておりま...全文を見る
○達田龍彦君 そのたてまえ論はよくわかるのでありますけれども、現実に日本農業が農基法の精神どおり進んでいない。そこに私は一番問題があると思うんですね、でありますから   〔委員長退席、理事高橋雄之助君着席〕 いま大臣のお話の中には昨年、一昨年から総合農政というものが出てまいり...全文を見る
○達田龍彦君 農基法農政が現実の農政の中で私は必ずしもその精神が生かされない状態にある、しかも農政というものは大きな混乱と不安を今日抱えながら進められておる、私はこう見ておるのでありますが、いま大臣の御説明の中にも、農基法農政の方針に従って、たてまえとしては進めておるけれども、現...全文を見る
○達田龍彦君 どうもまあ私が聞きたいことが大臣の回答では必ずしも噛み合ってないのでありますが、総合農政を提唱されたときにいろいろな論議がございました。私は農基法農政をとらえてまいる場合に、今日の農業というのは農基法農政から見ると失敗であったと私は考えておるのです。総合農政というも...全文を見る
○達田龍彦君 私は今日の日本農業の環境あるいは状態というのは、政府が三十六年に農基法を提出された当時よりも、いわば環境や日本農業の持つ主体的問題点が悪くなっているように考えているのです。それは先ほど来私が指摘しておりますように、自由化のテンポもその一つでございます。あるいは兼業の...全文を見る
○達田龍彦君 ではお尋ねをいたしますが、農業基本法の一つの大きなねらいは、何と言っても農業と他の産業の格差の是正にあったことはそのとおりでありますが、今日の米価問題を見てまいりましても、米の作付転換、米価の据え置き、こういう形がとられておりますし、将来の方向としては米価の所得補償...全文を見る
○達田龍彦君 どうも回答が私が尋ねようとしておることに必ずしも合った回答でないのでありますけれども、言われることはよくわかるのでありますけれども、現実にはそう日本の農業が行ってないところに私は問題があると思うのであります。よく最近政府は総合農政、総合農政と言われるけれども、いろい...全文を見る
○達田龍彦君 さらにお尋ねをしておきたいことは、この今回の農地法の改正によってねらっておられるのは、農地の流動化であるということが言われておるのであります。そこで、農地の流動化ということから農地法の改正が出てまいておりますけれども、そのことは同時に農業の規模拡大をはかっていくとい...全文を見る
○達田龍彦君 まあ農地局長は矛盾をしないと言うけれども、現実にはこれは矛盾をするのであります。  それではさらにお尋ねをいたしておきますけれども、将来の方向として、これは農基法でも総合農政でも自立経営農家の育成ということが大きな柱になっておる。そうすると、将来兼業農家というもの...全文を見る
○達田龍彦君 どうもよくわからぬですがね、今後の規模拡大をどうしてはかるかというのが一つの方針がなければならぬ。その場合に、現在の自立経営農家を中心にして規模拡大をはかるというのも一つの方法であります。それから協業化、共同化というものを地域や環境によって、これを規模拡大の中に位置...全文を見る
○達田龍彦君 どうも説明でなお私は納得いかない面があるわけでありますが、将来、この農地法を改正しようとされておるのでありますけれども、それは規模拡大を流動化によってはかろうという考え方ですね。その場合の中心的な経営規模の農家というものは、一体自立経営農家はどのくらいで、それから協...全文を見る
○達田龍彦君 私はそれが非常に重要だと思うんです。今回の農地法の改正のねらいが土地の流動化にあるということなんですね。総合農政、農基法農政というものを進めておいて最大の問題点は農地が流動しなかったために自立経営農家が育たなくなって規模拡大ができなかったと、こういうことを口を開けば...全文を見る
○達田龍彦君 それが私は問題だと思う。いままで農基法下の農政でもそういう形で協業化、共同化を言いながら、現実にはそういう方向が非常に進んでない。あるいは自立経営農家を育成するんだという方針をとりながら、自立経営農家の育成も進まない、規模拡大がどうしても困難である、むしろ逆に、農基...全文を見る
○達田龍彦君 私はそういう考え方から今日の農業を進めていく場合には、どうしても生産性の膨張政策を通じて農業のコストを低くしていく。そうして農家経営はそれでも立つと、こういう農業を指向するとするならば、一体そのために今日のこの兼業農家というものをどういうふうに位置づけをしていくのか...全文を見る
○達田龍彦君 それをはっきり言えないのにはいろいろの事情があると思うんですね。私はいま農地局長、将来自立経営農家というものの育成をどうしていくかということについて農林省の方針を明確に私は聞きたいんでありますけれども、これは将来必ず自立経営農家の生産規模、所得の問題等を考えてまいり...全文を見る
○達田龍彦君 いま北村先生からも御指摘があったように、これは私は将来の農業のあり方との中では重要なポイントだと思うのですよ。まあ大臣がおいでいただければ、さらにこの問題については基本的な問題として論議を深め、農林省の考え方をただしたいのでありますけれども、いまいらっしゃいませんの...全文を見る
○達田龍彦君 これはことばの私はすりかえだと思うのですよ。生産から消費までということからそういうことを考えておると、こうおっしゃるけれども、現実の農業の姿を見てごらんなさい。たとえば米の場合、先ほど私が指摘したようにカントリーエレベーターの問題だって、もうすでに広域的な地域的な営...全文を見る
○達田龍彦君 私はここは非常に大きなポイントだと思うのですよ。将来の農業のにない手が自立経営農家だということですね。この自立経営農家ということは、私どもが農地法の改正で一つの懸念を持つのは、そういう大きな農家を育てていく、地主を育てていくということに通ずるような一つの危険性がある...全文を見る
○達田龍彦君 委員長にちょっとお願いがあります。それはいま論議をされた内容については、できれば大臣の——いま農地局長の答弁がありましたけれども、いままでの論議の内容を農地局長のほうから御説明いただいて、今度出席されたときに、大臣からまとめて農林省の考え方として御説明、御案内を出し...全文を見る
○達田龍彦君 いま大臣のほうからきわめて詳細に午前中私が議論をしてまいりましたことに対して要約してお話がございました。基本的な考え方において私の考え方といま大臣がお述べになった考え方とは大きな違いがございます。さらに私は、いまお述べになった内容の中にも幾つかの問題点を指摘すること...全文を見る
○達田龍彦君 いまの説明に出ておりますように、農地法の改正はまあ規模拡大や農地の流動化、さらにそれによるところの土地の効率的な利用、こういうことをねらいとして提案をされておる、こういう御説明でございます。  そこで私がお尋ねをしておきたいのは、この農林省の提案でもはっきりしてお...全文を見る
○達田龍彦君 いま局長の御説明を私伺っておりまして、そのような程度では農地の流動化、規模拡大ができるとは実はあまり考えないのです。私は先ほどちょっと指摘をいたしましたように、今日の規模拡大をはかるためには農地法を改正することよりも、むしろ他の要因、たとえば総合的な地価対策の問題あ...全文を見る
○達田龍彦君 この農地法の改正によっていままでの実績は御説明のとおりですが、どれほど流動化が期待できるのか、具体的な見通しをお持ちだと思うのですが、いまの御説明は過去の実績の御説明でございます。したがって権利、所有権の移転という形でそれが流動化するのか、あるいは小作権の設定という...全文を見る
○達田龍彦君 そういう一つの将来に対する見通し、判断というものがあいまいなままに観念的に農地法を改正しさえすれば流動化が進む、そういう非常に危険な不安な農地政策というものは今回とるべきではないのではないかという気が私いたします。農林省は、農地法を改正するならば、こういうふうに土地...全文を見る
○達田龍彦君 それからこの兼業農家が非常に多い。それで農基法農政を進めてまいった結果自立経営農家よりも兼業化という方向が進められてまいった。この兼業化ということの大きな原因は、土地を財産と見る、農地を財産と見るという傾向がその根底にあると私は見ておるのです。そこで兼業農家の増大、...全文を見る
○達田龍彦君 そういうことだろうと私も思います。その意味では、午前中にも私は指摘をいたしておるのでありますけれども、農地法改正、改正といって、これさえ通せばというような位置づけで総合農政を位置づけられたり、あるいは基本法農政というものの中における農地法の阻害要因を評価するというこ...全文を見る
○達田龍彦君 これは幾ら論議をしてみても平行線でございますが、私は農地法の改正を、将来の日本農業のあり方の問題から考えたときに、これが大きなポイントだと思うのです。そういう意味でこの問題は十分ただしておくべきだと考えておりますが、時間も非常に過ぎてまいりましたので、あと二、三点基...全文を見る
○達田龍彦君 そういう説明は何回もお聞きをいたしておりますけれども、私はこの考え方は食管制度の問題とある意味では共通していると思うのです。食管制度というものの根幹を守る、こういう形から過剰米の処理のしかたとして自主流通米という方法をとられた。おそらく私はいま農林省やあるいは財界の...全文を見る
○達田龍彦君 時間が相当経過いたしましたからたくさんございますけれども、あと一間で質問を終わりたいと思います。  それは、先ほどの説明でも私は非常に不満でございますけれども、特に今後の日本の農業政策の中の一つの大きなポイントが今回の農地法の改正について、改正後における将来の日本...全文を見る
○達田龍彦君 まだ質問を続ければ時間が三時間か四時間かかるわけでありますが、時間が超過をいたしますからそれらの問題は他の同僚委員の質問の中で、できれば重点的に関連で質問させていただくことにして、本日の質問はこれで終わりたいと思います。
05月07日第63回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○達田龍彦君 この際、農地法の一部を改正する法律案並びに農業協同組合法の一部を改正する法律案に対する修正案を日本社会党を代表いたしまして私から提出いたします。  両修正案の案文につきましてはお手元にお配りいたしました文書で御了承願うこととし、朗読をこの際省略いたしまして、修正案...全文を見る
05月11日第63回国会 参議院 農林水産委員会 第18号
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○達田龍彦君 提案のありました昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案につきまして若干質問をしたいと考えるわけであります。  まず質問の第一点は、今回法律案の改定が提案をされておるわけでありますけれども、この年...全文を見る
○達田龍彦君 この点については衆議院の段階でもかなり論議をされているようであります。ただひとつ私がやはり問題に思うのは今回アップをされる理由として物価と賃金の引き上げということが大きな基準になっておるようでありますけれども、法のたてまえから言いますと、生活水準その他の経済変動があ...全文を見る
○達田龍彦君 ですからいま私が申し上げているのは、局長の答弁にも若干ありますけれども、この改定の基礎指数というのは物価指数それから賃金指数それから消費水準ということを勘案しなければならぬ。ところが今回出されている指数というのは物価指数と賃金指数のみである。これは私はやはり法の規定...全文を見る
○達田龍彦君 私は回答としてはいまの回答では必ずしも満足できないのでありますけれども、将来の姿勢として、あるいは方向としては、そういう基準を求めて、それを基礎に当てはめていきたいという前向きのお考えもあるようでありますから、ぜひひとつ、そういう方向でこの問題には取り組んでいただき...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、このいわゆる年金のスライド制については、政府がいろいろ設けておる各種審議会でも勧告をされておりますし、それから衆参両院の審議の中でも、過去何回か、附帯決議として政府にその解決を迫っておるわけでありますけれども、一体、この勧告ないしは決議に対してどういう...全文を見る
○達田龍彦君 だから今回こういう改定をされるということは、そういうスライドの原則に一歩でも近づけるという意味合いも含めまして進められているのか。それとの関係なしに、いま申し上げた賃金指数、物価指数のみで問題を解決しようとするのか。先ほど説明のございましたように、私はこの生活水準と...全文を見る
○達田龍彦君 そういう答弁を毎年やられているようでありますけれども、そういう段階を経て、そういう基準に達したいということでありますけれども、国会答弁をそういう形でしていくとするならば、少なくとも一つの前進のある回答が、ことしあたりは出てこなければならない。少なくとも具体的にはこう...全文を見る
○達田龍彦君 非常に不十分でございますけれども、それ以上の答えは期待することは無理のようであります。さらに質問を進めたいと思います。  それで、次は公的年金制度に対する国庫補助のあり方の問題でありますけれども、この農林共済年金は、私は必ずしも補助率は高い補助率が国から出されてお...全文を見る
○達田龍彦君 非常に不満足な回答でありまして、一体国庫補助の基準、基本的な考え方というものが、そういう考え方でいいのだろうかという大きな疑問をむしろ回答の中から受けるのです。私は特に農林年金の場合は非常に被保険者の掛け金が高いという事情もあります。しかも、国の補助金は、制度の内容...全文を見る
○達田龍彦君 もう一つお尋ねしておきますけれども、これは農林省の認識として、この本共済組合に対する国庫補助の状態というものは、他の共済制度やあるいは厚生年金、船員保険制度に対する国庫補助と対比してみて認識のし方として適当だとお思いになっているのか、それとも悪い、低い、あるいは高過...全文を見る
○達田龍彦君 これはこういう数字がとられておるのかどうか、私もよくわからないのでありますけれども、この四十五年度における各制度の予算上の国庫補助額と被保険者一人当たりの補助額が明確になりますか、そういう資料がございますか。
○達田龍彦君 ひとつこの補助率のアップの問題については、いずれにいたしましても国庫補助を高めるようにさらに私は努力を要請しておきたい、こう思うわけであります。  それからいまちょっとお触れになりました年金の改正は、三十四年発足以来第一次、第二次、第三次と三回も改正が行なわれてお...全文を見る
○達田龍彦君 これは、私はね、いまそういう結論待ちという御回答でございますけれどもね。この財源調整率、これはいままでの交付状況を見てまいりますと、四十二年度が四千万円ですか、四十三年六千万円、四十四年一億円ですね。今回は一億五千万、こういうことになっておるのであります。で、掛け金...全文を見る
○達田龍彦君 まあ乗り切れるのではないかという、非常に、乗り切れますというのじゃなくて、乗り切れるのではないかという見通しでありまして、私はその回答の中から不安が残るのでありますけれども、十分この問題についてもさらに御検討をいただいて、前向きの解決をお願いしたいのであります。 ...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、いまの財源調整率、あるいは調整費というものは、一体農林省ではどういう性格のものだとお考えになっているのですか。
○達田龍彦君 そうしますと、いまの財源調整費というのは農林年金法第六十二条の二項にその根拠規定があるわけですが、私はそれがどういう性格のものであり、どういう意味合いのものか、どうも理解がむずかしいわけですね。いまの説明でも必ずしも納得のいく説明ではないのでありますけれども、年金制...全文を見る
○達田龍彦君 これはいろいろ議論してみても、農林省だけでは問題の解決ができない。しかし、少なくとも農林省の考え方は、私が先ほど申し上げるような考え方で、さらに今後財政当局との十分努力をしていただきたいということを、これまた強く要請をいたしておきたいと思うんです。  それからもう...全文を見る
○達田龍彦君 これは私は、   〔理事亀井善彰君退席、委員長着席〕 何だかこじつけの理屈でありまして、この標準給与というのをおきめになる、これはいろいろな職種、団体があるし、また給与体系がばらばらでありますから、そういう一つの尺度を求めるものをおきめになるということはわかるの...全文を見る
○達田龍彦君 そうすると、主たる原因が財政の問題よりも、むしろ社会保障制度の限界点をそこらに求めるべきであるというのがいまの考え方のように私は理解するのでありますけれども、その考え方、私は必ずしも当を得た考え方だとは思いません。ぜひこの問題についてはこの制限の撤去について十分なる...全文を見る
○達田龍彦君 これは私はこの制度の中で一番年金制度としてはふさわしくない内容であると思うのですが、聞くところによると、この制度の二十年未満の遺族年金については年額一万九千円という最低保障額があるやに聞いておりますけれども、そういうものでは生活水準を維持することはとうてい困難であり...全文を見る
○達田龍彦君 それからこの最低保障の問題でもう一つは、同じ制度の中でその年金の発生時点によって最低保障額が相違するわけですね。特に既裁定保障額と新規裁定保障額というものは、新規の場合は高くて既裁定の場合は低いという相違点があるわけですね。これは私は制度としても非常に問題があるので...全文を見る
○達田龍彦君 それから、これはできれば資料がほしいのでありますけれども、各公的年金制度の年金の種類別ごとの最低保障額の比較表を、これがもしありますれば、ここで説明けっこうですけれども、ひとつ資料を提出していただきたいと思いますがどうですか。
○達田龍彦君 それから最後にこの余裕金の運用について若干質問をしておきたいと思うんでありますけれども、この余裕金の運用でありますけれども、農林年金の資金運用の範囲は、他の公的な年金との関係において運用範囲は同じなのか、それとも違った運用をされておるのか、その点どうですか。
○達田龍彦君 これは衆議院段階でも御論議があっておるようでありまして、福祉的運用の実態を見てまいりますと、現在のところ全体としては一億数千万円の赤字をかかえておるという実態にあるようであります。これはまあ私は福祉的運用でありますから、短期でこれを見ることは必ずしも当を得てないとい...全文を見る
05月12日第63回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
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○達田龍彦君 この際私から各会派の皆さんの御賛同をいただきまして、昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。  以上であります。
08月13日第63回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第2号
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○達田龍彦君 第一班は公報掲載のとおり、去る六月十四日から二十一日まで八日間、北海道の農林水産業の実情を調査してまいりました。参りましたのは園田委員長、達田と田口、中村、沢田委員の五名で、現地では高橋、藤原理事のほか、地元の河口、川村委員等もそれぞれの地区で参加され、にぎやかでか...全文を見る
09月08日第63回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第3号
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○達田龍彦君 これはあすの災害対策でも若干取り上げたいと思うのですが、一点だけ質問しておきますが、いまの報告の中で天災融資法の発動ですね、それと同時に激甚災の適用、これは見通しとして一体いつごろになるのか。これは各県や市町村ではその指定ということについて非常に強い関心を持っており...全文を見る
○達田龍彦君 もう一点だけ。いまの御説明ですが、何にしても、たとえば九号台風の場合は八月の十三、十四ですね。二十日くらいたっているわけですね。そうしますと、これは天災融資法の適用になるかならないかというのは、農林省あたりでは事前に判断がつかない場合もあると思うんですよ。ですから私...全文を見る
○達田龍彦君 私はこの機会に、米の生産調整と過剰米対策の問題、さらには食管制度の問題に対して政府に対し質問を行ないたいと思うわけであります。  先般農林省が、ことしの水稲の作柄概況を中間報告として発表いたしておりますけれども、これによりましても、ことしは百万トン程度の過剰が予測...全文を見る
○達田龍彦君 いまの大臣の回答では、どうも要領が得ないのでありますが、まず、四日の新聞報道を問題にしますと、この渡辺発言の考え方、この方向というものを全面的に賛成ということで報道されている。だからいまの回答の中にはそのことは表明をされなかったのでありますが、一体新聞記者団に四日に...全文を見る
○達田龍彦君 ややはっきりしてきましたけれども、そうなりますと、この四日の記者会見で大臣が表明された態度というのは、確かにまだ過剰米の処理の問題や生産調整の問題、さらには食管制度の改正の問題等は、基本的に私は煮詰まってない段階にあるということは了解ができるのでありますけれども、こ...全文を見る
○達田龍彦君 私は、基本的な問題だけにきわめて慎重な大臣の回答でありますけれども、非常に多くの問題をかかえておると思うのであります。こういう公式の委員会では大臣はなかなか表明をきれませんけれども、すでに今日まで八月以降の各新聞が報道するところによりましても、かなり米の生産調整、さ...全文を見る
○達田龍彦君 いま農林大臣が非常に重要な問題について勉強中であるというのでありますが、非常に私は不勉強だと思います。この食管制度の改正の問題は、これは農林省はいまそういう立場をとっておられますが、政令の改正で食管制度全体の問題を考えていきたいとか、あるいは食管法を改正する方向だと...全文を見る
○達田龍彦君 私もその問題に触れたいのでありますが、いま先に出てまいりましたから私もそれに関連して質問をしておきたいんですが、いま北村先生おっしゃったように、いまの生産調整の実効をあげるためには私はいろいろな方策、やり方が考えられると思います。たとえばもう少し強制的にやらなければ...全文を見る
○達田龍彦君 私はいまのような回答を聞きますと、もう質問が続けられなくなっちゃうのでね。まあまだいろいろな角度でこれは検討しなければならぬ重要な問題があります。だけれども、いま大臣がおっしゃられるように、農林省としてまだ確としたものがきまっていない、方針もまだ明確ではないというこ...全文を見る
12月23日第64回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号
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○達田龍彦君 私は、去る二十日に沖繩のコザ市で起こりましたコザ事件について、政府の対策並びに方針について若干質問を行ないたいのであります。  非常に限られた時間でございますから、きわめて端的に私は質問を申し上げたいと思うのです。特に本事件の性格上、外務大臣の出席を要求し、その中...全文を見る
○達田龍彦君 私は、いま総務長官がおっしゃられているようなことも原因であり背景であると思います。しかし、なおかつ、沖繩県民の今日まで二十五年にわたる異民族支配に対する多くの不満や憤り、こういうものが、いま言われた以外にも根本的にたくさんあるんではないか。私は指摘をしたいのでありま...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、今後の対策について私からお尋ねしたいのは、それは当面そういう措置をとられたと思うのでありますけれども、今後、この事件に対する政府の長期、短期の対策をどうお考えになっているか、どうとられようとしているのか、お尋ねをしておきたいと思うのであります。
○達田龍彦君 いま若干本質的な問題にお触れになったのでありますが、裁判管轄権の問題、それから捜査権の問題、これの移管の問題について、政府はいままでアメリカ側の強い壁のために交渉にのせられなかったという状態にあったという説明でありますが、要求をしていくという基本的な姿勢をおきめにな...全文を見る
○達田龍彦君 この裁判権の移管の問題について、私は、理論的に施政権の一部でありますから、これを日本へのいわゆる復帰前に民政府へ移管をするということは、私は理論的に正しいのではないかと思う。要は、日本政府がほんとうに腹をきめてアメリカ側と話をするかどうかに私はかかっていると思ってい...全文を見る
○達田龍彦君 ひとつこの裁判権の移管の問題については誠心誠意政府は当たってもらいたいということを強く要望しておきたいと思うのです。  さらに私は、今後沖繩で再びこういう事件が起こらないという保証は現在のところではないと私は判断いたしております。特に沖繩県民のいままでの軍政下に対...全文を見る
○達田龍彦君 いまの説明では私はどうも要領を得ないのでありますが、端的に言って、この発言は、あの時期で、ああいう状況の中で発言されたということは一体適当と思いますか、どうですか、お答えいただきたいと思います。
○達田龍彦君 私は非常に総務長官の回答としては残念だと思うわけであります。私はこれはきわめて不適当な発言であると思うのです。直ちにこの発言を取り消すよう政府は要求すべきであると私は考える。これは、当時の事情から判断をしてまいりますと、きわめて感情的だし、しかも権力的だし、権力をか...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、七二年の七月を目標に返還協定を結ぶということは、これは政府としては、いつの時期にどういう場で確認しようというお考えですか。
○達田龍彦君 予定の時間が来まして、まだいろいろ質問をしたいのでありまするけれども、時間が来ましたのでこれで終わりたいと思いますが、最後に私は申し上げておきたいことは、一番問題なのは、アメリカ側は七二年の返還ということで、施政権の問題についてはあと基地の機能を維持するということを...全文を見る