達田龍彦

たつたたつひこ



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開催日 会議名 発言
03月03日第65回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○達田龍彦君 まず私は沖縄問題について御質問いたしたいと思うのであります。  いま沖縄の当面する問題といたしましては、たとえば毒ガスの問題あるいは捜査権、裁判権の問題あるいは実弾射撃等の問題等ございますけれども、私は本日の質問の中で、当面する最大の課題である沖縄返還協定について...全文を見る
○達田龍彦君 先日私は沖縄に行ってまいりましたけれども、その中で、この返還交渉の取りきめについてたいへん沖縄の県民は不安と不満を持っておるのであります。たとえば、基地の縮小整理がどうなるのか、あるいは、米国の施政権下において県民がこうむった損害請求権はどうなるのか、こういう問題が...全文を見る
○達田龍彦君 さらに、憲法の第九十五条では、二の地方公共団体のみに適用される特別法は、「その地方公共団体の住民の投票においてこの過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。」という定めがあるわけであります。そこで、私は、この今回の返還協定並びにこの関連法律につ...全文を見る
○達田龍彦君 では次に、私は協定の具体的の内容を明らかにしていきたいと思うのであります。  いま、外務大臣からも、国会の答弁の中でつまびらかにしていきたいということでありますので、お伺いいたしたいのでありますが、まず地位協定の具体的な移行の内容についてであります。今回の締結され...全文を見る
○達田龍彦君 いまの御回答で、若干あいまいな点があるわけです。安保条約及びその関連取りきめが何らの修正もなく適用される、これは従来までの政府の見解であり態度でありますが、今回の沖縄返還についても、地位協定にのっとって、個個の地主と日本政府とがまず契約を結び、そうして日本政府が米軍...全文を見る
○達田龍彦君 ところが、奄美の返還協定、それから小笠原の返還協定は、いま私が申し述べたような手続きが間に合わなかったのでありまして、その場合は、その手続きが完了するまで米軍は従来使用していた用地をそのまま引き続いて使用できるというような形になったと私は考えておるのでありますが、沖...全文を見る
○達田龍彦君 私は、これは奄美返還や小笠原返還とは非常に違った立場が沖縄の場合にはあるわけでありますから、この点についてはいまの外務大臣の答弁では、必ずしも基本的な立場が貫かれるとは理解できない回答でありますけれども、ぜひひとつその問題については十分対処をしてもらわなければならぬ...全文を見る
○達田龍彦君 沖繩の場合は核とか、毒ガスの問題もさることながら、私は最も重要なことは沖繩県全体に占める基地の密度の大きさが一つだと思うんです。また、最も重要なところをすべて米軍が押えているという事実であります。この事実を抜きにして単なる本土並みということでは、県民の意思を踏みにじ...全文を見る
○達田龍彦君 でありますから、この返還される基地は、少なくとも協定の中において明記するようにする姿勢なのかどうか、方針を伺っておきたいんであります。
○達田龍彦君 端的に言って、いま再度繰り返しますが、協定上に基地を明記するのかどうか。する、しないということをはっきり言ってもらいたいと思うんです。どうですか。
○達田龍彦君 では、交渉の基本的な姿勢として書くという姿勢で対処されておるのか、それとも書かないという姿勢で対処されておるのか、どうですか。
○達田龍彦君 どうもそのものずばりの御回答をいただけないんでありますが、時間がたちますから次に進みたいと思います。  次に、地主に返還される軍用地については、当然私は復元補償の問題が生ずると思うんであります。これはアメリカの責任において補償するのか、それとも日本政府の責任におい...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、その補償は協定上は明記されますか、それとも政府の特別立法に行なわれますか、どうですか、これは。
○達田龍彦君 まあ、私はいままでの政府の答弁を聞いておりまして、検討中であるとか、まだ不明であるとか、必ずしもきちんとした答弁をいただいてないんです。おそらく実態はきちんとした方針に基づいて相当進んだ交渉が私はなされ、もう煮詰まっている段階だろうと思うんでありますが、たいへんその...全文を見る
○達田龍彦君 次に、沖繩県民の対米請求権の問題についてお尋ねをしておきたい。これは外務大臣も過去衆議院の予算委員会等でこれに対する質問の回答を出されておるようでありますが、私はこの中で先ほどお触れになりましたように、広い意味の請求権は大別して十項目程度あるということを言われておる...全文を見る
○達田龍彦君 同時に外務大臣は、対米請求権については、沖縄から各種の要請を把握して、把握の趣旨に沿えるよう検討中とも答えられておるのであります。そこで、この把握はいつごろまでかかるのか、すでにもう把握されてしまっておるのか、その内容が具体的に出ておれば御説明いただきたいと思うので...全文を見る
○達田龍彦君 これは、昨年の参議院の沖繩特別委員会でも、請求権の実態を把握することが必要であるから鋭意努力をするということを政府は答弁をいたしておるのであります。しかも、今日の状況では、夏ごろには協定が調印されると、こういう状況にあるにもかかわらず、その実態が完全に把握されていな...全文を見る
○達田龍彦君 それではまずいと私は言っているわけです。これは県民の請求権ですからね。協約ができてしまって、それでもってこれで納得をしなさいと言ったんでは、県民としては納得しないんですよ。ですから、県民の請求権が放棄されないようなことをやはり県民としては考えるわけでありますから、当...全文を見る
○達田龍彦君 そうなりますと、県民の請求権が取り上げられた、あるいはこれは放棄されたということを、県民に、いつ、どういう方法で公表しますか、周知しますか、これはどうお考えになっていますか。
○達田龍彦君 その方法はどういう方法で公にするんですか。もちろんこれは協定締結以前にしなければならぬと思うんですが、その以前に、しかもどういう方法でやられるのか、具体的に御説明願いたいと思うのです。
○達田龍彦君 時間がございませんから次に進みますが、次に、米の資産の買い取り問題について若干お尋ねをしておきたいのであります。  この買い取り問題がいまいろいろ新聞でも出ておるようでありまして、政府はこれを買い取りではなくて有償引き取りというようなことにしたいということを言って...全文を見る
○達田龍彦君 それでは、これは協定でやられるようでありますが、一体、米資産の評価をどういう方法でやられるのか、お尋ねをしておきたいと思います。かつて韓国との取引の中では、金・大平方式というどんぶり勘定で解決したようでありますが、今回はどういう方法でやられるのか、お尋ねをしておきた...全文を見る
○達田龍彦君 しかし、日本自体が評価をする場合の評価の基準あるいは積算の根拠というのは、明確にあるはずであります。日米間の話し合いがまだ今日ついていないとしても、日本それ自体の考え方はきちんと私はあると思うのです。したがって、その考え方に基づいて、どういう評価でどういう積算の根拠...全文を見る
○達田龍彦君 それはいつごろ明らかになりますか、それからそれが明らかにならない理由は何ですか、明確にしてもらいたい。
○達田龍彦君 めどを置いて作業を進められていると思うのでありますが、政府のこれを明確にするめどをいつに置いているのですか。
○達田龍彦君 そこで、これは大蔵大臣も外務大臣も非常に慎重な発言として、買い取りということではなくて有償で引き取るという表現をいたしておりますが、これは条約上の問題としてそういう表現をしなければ影響があるのか、何か意味があってのそういう表現の違いなんですか、それとも、単なる表現の...全文を見る
○達田龍彦君 買い取りと有償引き取りというのは、日米間でそういう合意に達しているのですか。日本政府の考えが有償引き取りであって、米国のほうは買い取りでけっこうだという考え方なのか、その辺の一致はあるんですか。——だから、そういうふうに厳格に取り扱わなければならぬという意味合いが背...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、引き継がれた資産ですね、これは所有権は日本政府に帰属するのですか、それとも、沖繩県に帰属するのですか、その主たる資産について政府の方針を明らかにしてもらいたいと思います。主たる資産というのは、たとえば三公社や琉球銀行等ありますね、こういうものについての政府の...全文を見る
○達田龍彦君 ですと、これは沖繩県民の感情をいれてということでありますが、政府としての基本的な姿勢はどうなんですか。いまおっしゃられたように、本来は日本政府のものなんだけれども、沖繩に帰属することもあり得るというふうに理解していいわけですか。
○達田龍彦君 次に、私は、復帰準備の進め方についてお尋ねをしておきたいのであります。これは昨年、政府は十一月に復帰対策要綱第一次分を閣議決定し、その後復帰対策の準備が進められておると思うんでありますが、この対策はどのように今日進んでおりますか、お伺いしておきたいと思います。
○達田龍彦君 これも沖縄県民は非常に不安を持っておるんであります。この閣議決定後の復帰対策準備というのがきわめて秘密裏に行なわれておって、しかも政府はこれまで数項目の要綱を発表したのみで、その他一切秘密だと、こういう状況であるのでありまして、県民は非常に不満を持っておるのでありま...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、第二次の復帰対策要綱、第三次の復帰対策要綱というものをお考えになって、それは長期、短期の施策をこの中に十分盛り込んで進められておるわけでしょうけれども、その場合、どの程度それが進んでいるんですか。それから県民にはどういう形でこれが公表され周知されようと...全文を見る
○達田龍彦君 そこで、これに関連してお尋ねをしておきたいのは、政府は、協定を国会に提出することになると思うんでありますが、この場合、復帰のための特別措置法案を一括国会に出すお考えがあるかどうか、それとも個々の法案については協定締結から復帰の実現までの間に漸次処理していこうというお...全文を見る
○達田龍彦君 総理、どうですか。——それでね、これはいまの説明で若干説明不足でありますが、これは復帰までの特別措置法案を協定と同時に一括提出する方針なのか、それとも協定が国会承認がかりにできたとしたあとに、復帰実現までの間に個々の法律を出して、そうして復帰対策の準備をしていくのか...全文を見る
○達田龍彦君 では、確認をしておきますが、そういう方針で進むと、こういうふうに理解していいですね。
○達田龍彦君 そこで、私は、この復帰準備の問題についてもう一点ただしておきたいのは、いまこの復帰準備のためにいろいろ進められておりますけれども、県民は非常に不満と不安を抱いておるのであります。その一つは、ほとんどのことが県民に知らされないという事情があるからであります。たとえば、...全文を見る
○達田龍彦君 所管はだれか——外務大臣、どうですか。
○達田龍彦君 それでね、先ほどの質問にもう一回関連する問題でありますが、この返還請求の場合に、財産とかあるいは人身の損害等の請求権が協定の中に盛り込まれなかった場合に、政府は、これを補償し責任を持つのか、この点どうですかね。
○達田龍彦君 ですから、掲げられなかった場合に、政府がそれを補償し責任を持つのかと聞いているのです。どうですか。
○達田龍彦君 それから、現在沖繩に適用されている行政命令、それから布令あるいは布告、これはまあ返還後完全に消滅するのであろうと思うのでありますが、それにかわる特別の法律が沖縄に適用されるようになるのかどうか、その点どうですか。
○達田龍彦君 沖繩問題の最後に、総理にお尋ねをいたしておきますが、いま、私は、約二十数分にわたりまして沖繩返還協定についてと、それから復帰準備の進め方についていろいろ質問をいたしました。政府もそれぞれその態度、方針を明確にいたしておりますが、この二つの問題に対して、総括して総理か...全文を見る
○達田龍彦君 次に、今度は農業問題についてお伺いをいたしたいのであります。  まず、私は、農業問題の中でお伺いをいたしたいのは、生産調整の問題でありますが、来年度の生産調整二百三十万トンの算出根拠をまず明らかにしてもらいたいと思うのであります。
○達田龍彦君 算出根拠はわかりましたけれども、私は非常に農林省の今回の算出は、需給見通しが非常に甘いんではないかという考え方を持っています。昨年の例から見てもそうでありますし、また米の需要が非常に減っておるという実情にもございますし、生産調整をやってみても年間千四百万。ペースとい...全文を見る
○達田龍彦君 この二百三十万トンの生産調整数量でありますが、これは御承知のとおり、まあ補助金というあめを与え、そしてこの買い入れ制限というむちでもって二百三十万トンをぜひ調整をしたいという、こういうやり方であります。そこで、私は二百三十万トンというのは、まあ約昨年の二倍になるわけ...全文を見る
○達田龍彦君 それから今年度の生産調整は昨年度のような農地の他用途への転用ですね、他用途への転用分は考えられていないのかどうか、その点どうですか。
○達田龍彦君 次に、今回この事前売り渡し申し込み限度数量ということをおきめになったわけでありますが、この事前売り渡し申し込み数量のきめ方はどういう方式によっておきめになったのか、御説明願いたいのであります。
○達田龍彦君 これは七百六十万トンだと思うのでありますが、この七百六十万トンは今日県別に割当てられて生産調整が進められておると思うのでありますが、もう少し詳しく生産調整の実施状況と見通しを、この際、明らかにしてもらいたいと思います。
○達田龍彦君 そこで、この割り当てられた平年収量の千三百九十五万トン、これは四十二年から四十四年の政府買い入れ量の平均収量でありますが、この過去の実績によって将来の年間の収量をきめるというのは、私はきわめて不適当ではないかと思うんでありますが、この点どういうお考えになっておるのか...全文を見る
○達田龍彦君 その七百六十万トンの予約限度数量をこえた米についてどういう方針ですか、農林大臣。
○達田龍彦君 そこがたいへん重要なところですが、その場合、農協保管になるのか、それとも政府がこれを自主流通米と同様に買い上げるという考え方なのか、この点どうですか。
○達田龍彦君 そうしますと、七百六十万トンをこえて、言うなれば予約限度数量をこえた米については一切政府は買い上げないと、こういう方針ですね。
○達田龍彦君 それはそういう解釈は困るんでして、たてまえと法律論の上でどうですか。
○達田龍彦君 食管法の法律論のたてまえ上、限度数量をこえたものについての考え方はどうですかと、こう言っておるのですよ。
○達田龍彦君 その法律根拠はどこに求めておるのですか。具体的に説明願いたい。
○達田龍彦君 いまの食管法の解釈について法制局長官どうですか。
○達田龍彦君 従来まで食管法は全量買い上げがたてまえになっているわけですね。したがって食管法の根幹であるところの全量買い上げを施行令の改正や政令の改正でもってやるというのは、私は食管法の精神に反するものだという解釈をとるものであります。農林大臣、明らかに私はそう思いますが、もう一...全文を見る
○達田龍彦君 この法の解釈論は私はこれは絶対に納得できません。しかし、時間もありますから次に進みますが、この予約限度数量を越えた米、農業団体が保管、販売するということを大臣は言っておるのでありますが、この場合の価格はどうなるんですか。
○達田龍彦君 そうすると、従来までの百八十万トンの自主流通米と、それから限度数量を越えた自主流通米というものが出るわけですね。これは同一の価格、あるいは流通機構を通じて取り扱うのですか。
○達田龍彦君 だけども、現実に出ることがあり得るわけです。しかもそれにこたえて、農業団体が保管したものに対してどうするかということに対して、あなたは宮脇全国農協会長に対して一つの統一見解なる文書を出されているわけです。したがって、そういうことは起こり得るわけでありますが、その場合...全文を見る
○達田龍彦君 そこが問題なんでして、一体その具体的な時点で検討すると、これは一体買い上げるのかしないのか、これが問題なんですよ。ですからどうなんですか、その場合の買い上げるのか買い上げないのか、その点はいずれにしても決着をつけなきゃならぬ、そういう事態が出ると。ですから、そこをど...全文を見る
○達田龍彦君 全くあいまいな回答でしてね。それでは、こういう場合はどうなんですか、これは自然条件ですからね、豊作または政府のいわゆる見通しですね、需給状況の見通しが甘かった場合から出てくる余剰米ですね、これはあり得ることですよ。そういう場合に、予約限度数量を越えることがあり得るわ...全文を見る
○達田龍彦君 どうも農林大臣のお話を聞いておりますと、たとえば、その生産調整という政府の方針に協力した農業団体あるいは地域に対しては余った場合は買うけれども、そうでない場合、たとえば政府の方針に非協力の場合等がございますから、そういう場合については買ってやらないぞというにらみをき...全文を見る
○達田龍彦君 では、農作または政府の見通しが誤っておっても、その結果出てくる限度数量を越えた余剰米についても、政府はいまの時点ではたてまえは買上げない。しかしその実情によってはその時点で検討する。その検討は買い上げるか買い上げないか明確でないと、こういう理解でいいのですか。
○達田龍彦君 では、ちょっと説明いただきますが、四十四年度の自主流通米の売り上げ実績、四十五年度の自主流通米の売り上げ実績、計画と実績の違いを明確に説明してください。
○達田龍彦君 では、八月から十二月までの四十五年度の実績は何万トンになっておりますか。
○達田龍彦君 私が聞いているのは、四十五年度の百七十万トンに対して、八月から十二月の実績は何トンかと、こう言っておるのですよ。
○達田龍彦君 これにもはっきりしておりますように、四十四年度は百七十万トンに対して八十六万トンの実績ですよ。四十五年度は、いま百七十万トンの予定に対して四十万トンですよ。こういう状況でございますから、自主流通米が売れ残ることだけは私は実績の上からも、現実の消費の減退の上から考えて...全文を見る
○達田龍彦君 これはきわめてむちゃくちゃな論議でしてね。実績において二年間にわたって売れ残っておるわけですからね。これはきわめて私は農林省の計画というのはあいまいきわまると思います。  そこで、今回の第二自主流通米の問題についていろいろ問題があるわけでありますが、これは一体価格...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、これは昨年までの自主流通米、いわゆる七百六十万トン以内の百八十万トンの自主流通米は、これは価格保証、政府が買い上げるから価格保証があるわけですね。ところが、今回それ以上の自主流通米については価格保証がないのであります。にもかかわらず、これは従来どおり流...全文を見る
○達田龍彦君 その場合に、限度量をこえた場合の米の流通というのは、自主流通米の場合は、これは政府が買い上げるわけですから、価格保障があるわけですね。ところが、価格保障のないものに対していろいろな制限が流通上出来てくるわけです。これは一体、食管法上のたてまえ、あるいは営業の自由のた...全文を見る
○達田龍彦君 これはやみ米として流すのですか、それとも自主流通米と同じルートで流すのですか。どうですか。
○達田龍彦君 片手落ちじゃないですか。買い上げもしないという米を政府は管理をして、そうしてそれでもって流通機構だけは政府がきめた流通機構でなければ流せない、これは私は片手落ちだと思うのです。だから何らかの方法を——これをそのまま限度数量以上の米はどうにもなりませんというのであれば...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、農業団体が自主流通米を売らないで、余剰、いわゆる限度数量以上の米を先に売っちゃって、そして自主流通米だけが残ったということで政府に買い入れを迫ることがあり得ると私は思いますが、そういう場合のチェックする方法を考えていますか。
○達田龍彦君 ですから、それをどういうふうにして見分け、どういうふうに仕分けしていくのですか。
○達田龍彦君 それはきわめてあいまいですよ。そこに、農林大臣のさっきからのことばと一致するものがあるのですよ。私は、これはどこかにそういうチェックするもの、それを追跡できるような、流れをきちんととらえることができるような、これは自主流通米だ、これは限度数量をこえた米なんだ、しかも...全文を見る
○達田龍彦君 私は、そういう説明では納得いきません。したがって、これは早急に、政府のこれに対するきちんとした方針を明確にして、回答左いただきたいと思うのです。いいですか。
○達田龍彦君 そうしますと、管理米と余り米との見分けは、どういう組織で、どういう形でするのですか。監視体制。
○達田龍彦君 ですから、込みでした場合に、これは限度数量内、これは限度数外だということが、どういう形で政府が認定できるかと言っているんです。
○達田龍彦君 その実際の米の取り扱いの中で、それがきちんと、政府で管理して、これは自主流通米、これは余剰米ということがわかりますか、その具体的なことを説明しなさいと言っているんです。
○達田龍彦君 それが問題なんですよ。これは、根本的には、先ほど私が指摘しているように、最終的に限度数量をこえた余剰米をどうするかということに対して農林大臣があいまいな回答をしているところに問題があるわけです。ですから、結果として買い上げできるような方法をとらざるを得ないということ...全文を見る
○達田龍彦君 先ほど私が触れましたけれども、なおあいまいでありますから、最終的に限度数量をこえた米が農協に保管され、それが売れ残った場合に、その時点であなたは検討し結論を出すと言っておりますが、この場合、先ほどから私が言っているように、政府の見通しが甘かった、あるいは豊作によった...全文を見る
○達田龍彦君 では、仮定の問題でけっこうですがね。最終的に、そういう場合に買い上げるということもあり得るということが含まれた回答ですか、それは。
○達田龍彦君 まあ、大臣の御回答に私は納得はできませんが、さらに今後予算委員会を通じてきめこまかく問題の鮮明をしていき、政府の姿勢、態度をただしていきたいと思います。まだたくさん質問の内容がございますから、一応そういうことで次に進めていきたいと思うのであります。  次は消費者米...全文を見る
○達田龍彦君 いまの政府の施策は、私は非常に大きな問題と疑問をたくさん持っております。時間があればこの問題ももう少し詰めて論議をしたいのでありますが、これは一応の方針をただすことにとどめたいと思います。  そこで、米価の決定でありますが、ことしはどういう米価の決定をされるのか。...全文を見る
○達田龍彦君 ただ一点はっきりしておきたいのは、生産費及び所得補償方式というのは採用をしないのか、するのか。その点についてもまだ方針がはっきりしておりませんか。
○達田龍彦君 それから、生産調整で、いま政府の方針では五年間で生産調整を打ち切ると、こういうことを言っておるのであります。五年間の中で、稲作から他の作物に転換すべきものは転換し、総合農政への移行準備を完了していきたいということをいっておるのでありますが、こういう具体的なスケジュー...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、それは今度農林省が発表しました例のこの農業新地図の中にはこれは織り込まれておりますか。
○達田龍彦君 次に今度は、過剰米の処理についてお尋ねをしておきたいのであります。この過剰米処理に対する検討会の報告がなされておりますが、この検討会の内容によりますと、今後四年間でもってこれを解消するという方法になっておるのでありますが、この内容について若干御説明をいただきたいと思...全文を見る
○達田龍彦君 そこでこの二百万トンを四十六年においては処理するということでありますが、この損失千八百七億について一般会計から食管会計の国内米勘定へ繰り入れて補てんし、残りの千四百八十億円は損失の繰り延べによって償還していくことになっておるようでありますが、このようなことが会計法上...全文を見る
○達田龍彦君 これは私は会計法上、食管特別会計では赤字が生じた場合は通常調整勘定へ移して処理することになっておるんではないかと思うんですが、その点どうですかね。
○達田龍彦君 これはあの食管特別会計の改正をしなくても、そのままでできるという解釈ですね。
○達田龍彦君 違うんだろう。(「おかしいんだよ、それは」と呼ぶ者あり)
○達田龍彦君 最後に私は、この農政に対する姿勢についてお伺いしておきますが、この米の過剰あるいは総合農政の展開あるいは農産物の自由化、こういうことを考えていきますと、一体日本のいまの農業政策というのはどういう形で位置付けようとしておるのか、私は非常に大きな疑問があるところでありま...全文を見る
○達田龍彦君 次に、私日中の漁業問題についてお尋ねをしておきたいのであります。  まず、今日の日中の漁業関係は一体どのように取り扱われておりますか、大臣のほうから御説明いただきたい。
○達田龍彦君 いま大臣の御説明のように、この日中漁業協定というのは民間協定でありまして、今日まで政府間の国交がないために、政府間における話し合いが全然なされてないという状況にあるわけであります。そこで、私は、国家間の問題というのは国交のあるなしにかかわらず、政府が責任を持って解決...全文を見る
○達田龍彦君 どうでしょうね。政府がこの漁業交渉に対して、まあ全然いまの状態、介入をしない状態にありますけれども、私は、政府として漁業交渉に乗り出す何らかの方法をこの際考えるべきだと思うのです。そうしないと、いま申し上げたように、非常に不安な状態が続いておりますから、この点につい...全文を見る
○達田龍彦君 外務大臣、それでね、この海里、領海の問題についてですね、最近ソ連や韓国の漁船が日本沿岸に来て操業いたしておりますね。沿岸漁民は非常にそれで資源の保護という立場も考えて心配をいたしておりますが、なおかつ日本の方針としては、三海里を固執して、変更するお考えございませんか...全文を見る
○達田龍彦君 時間がありませんから、最後に海洋開発の問題についてお尋ねをしておきますが、これは通産大臣、海洋開発は、いまどういう段階で、どういうところでおやりになっておるのか、説明をいただきたいと思います。
○達田龍彦君 私がたいへん心配することは、海底資源の開発についてはかなり熱心でありますけれども、水産資源開発というものがおくれておるような気がいたすのであります。そこで私は、もし海底資源の開発の中で起こった事故のために海洋汚染等が出た場合についての対策はどうお持ちになっておるのか...全文を見る
○達田龍彦君 最後に、最近、韓国が大陸だなの鉱区の開発を行なっておりますが、日本と競合しておる点があるのでありますが、この点に対して、外務大臣、韓国の政府と交渉されたことがございますか。
03月26日第65回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○達田龍彦君 ではこの卸売市場法案について若干質問をいたしたいのでございますが、まず第一点は、昨日の委員会でも論議がなされておりましたけれども、まず私はこの卸売市場法と、特に野菜を中心にする物価政策との関連についてもう少し明らかにしていかなければならぬのではないかと思うんでありま...全文を見る
○達田龍彦君 大臣は予算委員会でも大体そういう話をされておるのであります。そこで私は、確かに物価問題、とりわけ野菜を中心にする物価問題というのは、一つは生産の段階の問題が大きなウエートだろうと思うんです。生産を拡大しなければ何といっても物価の上昇をとめることはできないだろう。それ...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、私は簡単なことばで言えばたとえば野菜の場合の流通の中心は何といってもこの卸売市場だろうと思うんですよ。しかしそれを互いに合理化するためには別のやっぱり流通経路というものを形成をして、それでもって互いに競争をさせながら市場機能の合理化ということを促進する...全文を見る
○達田龍彦君 いや、その辺がわからないのです。私はね、この市場の、物価安定上のその問題点というのは、一つはその市場を中心にする流通経路の合理化に一つあると思うんですよ。もう一つは、小売り段階の合理化が一つなければならぬと思うんです。もう一つは、商品の規格化ということがされていかな...全文を見る
○達田龍彦君 いまちょっと回答を聞きそびれたのですが、いずれにしても局長の御答弁によりますと、新しい流通経路をこの中から求めていまたいということはいま言われている趣旨からそうであろうと思うんです。私はある意味では、これはたいへん流通機構の合理化には刺激的役割りを果たすことは間違い...全文を見る
○達田龍彦君 私はこの小売り段階のことが非常に気になるわけでありますが、いま物価の問題から考えても、業態の零細性それから非近代性というものが流通コストを上昇させる大きな要因だろうと私は見ておるのです。典型的にそれを体質上持っておるのが地方卸売市場の私は仲買い業者や、あるいは小売り...全文を見る
○達田龍彦君 その補助の対象にはしないんですか。これは私は根本にかかわる問題だと思うんです。この市場法の中における、流通過程の中における小売りの位置づけというものをどうまずお考えになっておるのか。その市場の中における流通というのは産地、それから荷受け、仲買いというものだけを対象に...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、卸売市場法の中では当然小売りというものはその対象として位置づけておると、こう理解していいわけですか。
○達田龍彦君 そうしますと、今回の法律のたてまえでは、小売りが店舗をよくするとか、あるいは増築するというような場合は、融資の対象は国民金融公庫からしますわね。しかし、この法律に基づきまして、特別に融資をするとか、あるいは補助をするということはしないわけでしょう。そうすると、市場法...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、これはいろいろ形態がありますけれども、特に一つ問題を提起しておきたいのは、たとえば魚市場等の卸売り人の場合の問題がよく産地市場では問題になるわけですが、私はこの法律のたてまえ上まず明確にしてもらいたいのは、この卸売り業者に対する補助、援助、これは一体ど...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、具体的に言いますと、たとえば産地市場ですね、魚市の場合の産地市場の卸売り人に対する補助ですね。これは融資はやるけれども補助をしないというたてまえでの説明のようでありますけれども、たとえばわが長崎県の場合の魚市場なんというものは産地市場ですね。これは一社...全文を見る
○達田龍彦君 一番重要な点が研究課題に残ってしまっておるので、私は多くを期待できないような気がするのでありますが、先ほど私も触れましたように、この流通機構の近代化、合理化と、こうおっしゃっておりますけれども、一つ一つ見てみると、一体こういう程度で近代化、合理化ができるんだろうかと...全文を見る
○達田龍彦君 これ以上の回答が出ないようでありますが、いずれにしてもこの流通機構全体の近代化、合理化ということはかなりの助成、あるいは財政援助、融資ということを裏づけにしないとなかなか進まないわけでありますから、そういう点についてはひとつ今後さらに経済局を中心にして努力をいただき...全文を見る
○達田龍彦君 その買い取りの場合も助成の対象になるというのは今度やるわけですか、どうですか、そこは。
○達田龍彦君 それで私のほうの長崎では人口四十五万ですけれども、いまだに中央市場が開設をされないで、私設の市場にたよっておるという状況ですね。もう数年前からこの機能強化のために移転の問題が出ておりますけれども、市と業者の間の話し合いがつかないものですから今日まで延び延びになってお...全文を見る
○達田龍彦君 ですから、その法律のたてまえ上、いままでの長崎の状況を見てまいりましても、今度法律ができた場合と、それ以前の場合に、ただ整備計画に入れるだけだという説明で、それ以上何か市場開設を進めるための法律に基づく違ったたてまえというのが出てこないのかどうかということを、ひとつ...全文を見る
○達田龍彦君 地方の場合どうですか。
○達田龍彦君 そうすると、従来と違ったのは、ただ計画の中に入れるか入れないかということだけですか。それともいま、先ほど私が長崎の例だとか、それから全国の中で、市場はできたけれども、施設はできたけれども業者が入らないというようなケースの場合は、今回の法律ではどういう取り扱いをするの...全文を見る
○達田龍彦君 その場合、勧告はどうなるのですか。勧告はできるのかできないのか。できるとすれば、その勧告はどういう内容まで、勧告ができて、それは法的にどういう勧告の裏づけがあるのか、御説明いただきたいと思います。
○達田龍彦君 たとえば長崎の場合でも、業者が五業者おりまして、それで市のほうでは、ある一定の場所を提供するということで業者に提示したところが、業者の中では、二つの会社が市の提示した場所に移ってもよろしい、ところが三つの会社は、それでは困る、別のところを候補地に選んで、それなら行く...全文を見る
○達田龍彦君 だからね、いま、これはくどいようですけれどもね、十分理誠してもらうために私は言っているし、またこういうケースは今後も私は出てくると思うのですよ。いま長崎市の場合は四十五万都市ですからね、中央卸売市場の資格を持つ都市なんですね。にもかかわらず今日まで長崎市が開設してい...全文を見る
○達田龍彦君 時間がございませんから、ひとつ、経済局長のおことばでございますから、それを期待しながら問題の解決が早くできるようにひとつ要望いたしておきたいと思います。  それからもう一点最後にお尋ねをしておきたいのは、この市場の開設並びに増設をする場合に、都市計画法とそれから食...全文を見る
○達田龍彦君 それから最後に一つ要望しておきますが、各県で条例をつくるわけですね。この条例について農林省で一つ基準になるというのですか、模範になる条例をおつくりになると思うのですが、この模範条例はもうおつくりになるとするならばこの際私は提示をしてもらいたいと思いますが、その模範条...全文を見る
○達田龍彦君 それでその場合に、その条例をおきめになる場合、今度は地方でもっておきめになる場合に、地方の関係団体ですね、業者だとか開設者だとかいろいろその市場に関係する方がいらっしゃいますが、その人たちの意見を反映する場はあるのですか、その条例をきめるにあたって。どうお考えになっ...全文を見る
○達田龍彦君 では、これで終わりますが、いわゆる模範条例というのは資料として提出できますか。できるとすれば、いつごろになりますか。
○達田龍彦君 先ほど質問を申し上げましたけれども、その中で水産物の産地市場の問題について私の質問に必ずしも明確でありませんので、一点だけ再度質問申し上げまして御回答をいただき、質問を終わりたいと思うわけです。  それは午前中の質問の中にも、私から、水産物の産地市場の卸売り業者へ...全文を見る
04月28日第65回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○達田龍彦君 この提案をされております水産関係三法案について質問をいたしたいのでありますが、三法案ともたいへん関連があるわけでありますから、一括して質問をいたしますけれども、内容的にはこの水産業協同組合法の一部改正の法律案、それからこの海洋水産資源開発促進法案、それから漁港法の改...全文を見る
○達田龍彦君 いま長官の御説明で、ほぼ基本的な考え方が示されたわけでありまして、私は、次に質問しようと思っておりましたけれども、実はこの法案の改正と組合の民主化という問題が、これまた重要な基本的な問題だろうと実は思っているわけであります。それについても民主化、民主性というものは常...全文を見る
○達田龍彦君 そこが一番私はこの法律改正の重要な部分だと思っておるのであります。漁民が個々の弱い力を協同組合によって力をたくわえて、そして経済活動を続けていく、漁業活動を続けていく、そのために協同組合法というのがあるわけであります。したがって、この中小の漁業者がその中に多く分野を...全文を見る
○達田龍彦君 いまの御説明ですね、私はこういう懸念を持つのです。まあ考え方としては一応理解ができます。ただ、この漁民が漁業家としてだんだん成長、転化をしていく、そういう事実もあるのです。ところがですね、それに取り残されていく漁民というのはさらに零細性を拡大をしていくという傾向をつ...全文を見る
○達田龍彦君 もう一点だけ考え方をただしておきたいのでありますが、私は、こういう改正を重ねていきますと、いま申し上げたように、上下の格差がかなりはっきりしてまいります。その場合、協同組合の性格を、それを入れながらなおかつ持たせるという方法は、協同組合に漁業権を持たせることだと私は...全文を見る
○達田龍彦君 私は、大体議論が行きついておりますから、そういたしませんけれども、やっぱり漁業協同組合が漁業権を持って、そうしていわゆる独占的なあるいは支配的な漁業者から漁業権を漁業協同組合が握って、そうして漁業協同組合としての運営を行なうし、漁民の民主化、それから漁村の民主化とい...全文を見る
○達田龍彦君 それから時間がないので、もう一つはいま漁業協同組合の実態を見てみますと、正組合員よりも准組合員が多いところが極端に言ってあるのです。そういうことになりますと、漁業協同組合の性格がこれまたゆがめられる結果になり、しかもこの准組合員というのは、実際には漁業操業をやらない...全文を見る
○達田龍彦君 では次は、この漁協の合併がずっと進められておりまして、今回もまた合併促進法の延長が国会できまりましたけれども、一向にまだ進まないという状況にあるようであります。たとえばわが長崎県についても、百七十八の漁業協同組合があるんです。漁民の数は約五万、農協の組合員は十五万も...全文を見る
○達田龍彦君 その場合水産庁の指導方針として私は信用部の統合合併を先に進めてそれを誘い水といいますか、そういう雰囲気、状況をつくりながら、漁協の合併を促進をしていく、こういう指導のあり方は一つの方法だと思うのです。そういうことをとっておるところもあります。ところがしばらくしておき...全文を見る
○達田龍彦君 この海洋水産資源開発促進法案の内容に触れたいと思いますが、この海洋開発は、最近各産業分野で開発意欲が非常に旺盛になってまいりまして、いろいろな形で開発が進められようといたしておりますが、その中でとりわけこの水産資源の開発ということは非常に緊急でしかも重要な課題だろう...全文を見る
○達田龍彦君 特にこの海洋開発の中で、いまお触れになったように、他の産業との開発関係の調和ということが私はたいへん重要なことだと思うんです。先ほども触れられたように海洋、海底鉱物資源の開発、それに伴い操業が困難になる、あるいは海水が汚濁をされる、あるいは漁場がだんだん少なくなって...全文を見る
○達田龍彦君 そうしますと、この他産業との調和の中で、常に被害は漁業資源の立場のほうにあると思うのですよ。そういう場合の補償だとか罰則ですね、これはどういうきめ方になるのですか。
○達田龍彦君 そういう場合に漁業権が設定されている場合はもちろんその地域の漁場、漁協あるいは漁業権者の了解というのですか、そういうものを前提にするのだと思いますが、そうでない地域における操業に支障がある場合が出てまいりますね。そういう場合もただ各省間の話し合いで問題を決着するのじ...全文を見る
○達田龍彦君 それから国際関係、たとえばいまの台湾だとかそれから韓国が西日本の海域あるいは東支那海の海域に天然ガスだとか海底の石油資源の開発調査と、こういう形で開発調査を行ないつつあるわけですね。これはいまの状況で漁民の話を聞きますと領海でない公海の場合は自由かってにいまやってい...全文を見る
○達田龍彦君 ではまあ現段階においては国際間の問題としてはまだ補償問題あるいは罰則問題等については全く話し合いが持たれてない。したがってそういう補償に値する状態が出た場合については国内法でもってきめられるまでの過程として日本政府が持つとかそういう何らかの方法を私は講じなければいけ...全文を見る
○達田龍彦君 それからこの法案の提出の背景は、先ほどお触れになったように水産物の需給の均衡、とりわけ生産の拡大をどうしていくかということにあると思うのでありますが、今日年間の生産量八百六十一万トンですか、この見通しを昭和五十年あるいは五十五年ということで、水産庁では一応お出しにな...全文を見る
○達田龍彦君 それで、いまの見通しは一応試算をされた見通しでありますが、需給の今後の見通しの中で一つ重要なことは、海洋の汚染を含めた公害のための海洋資源の喪失といいますか、減少というものをどう見ていくかというととはたいへん私は重要な問題だと思う。今回出されておるこの法案の中で、こ...全文を見る
○達田龍彦君 持ち時間がもう参りましたので、まだたくさん法案の内容についても質問をしたいのでありますけれども、非常に限られた時間でありますので、あと一、二点質問をして質問を終わりたいと思うわけでありますが、この開発区域に指定された場合については、というのは、海底を掘るとかあるいは...全文を見る
○達田龍彦君 私はこの法律の一番弱点は、また私が一番不満に思っているのは、この水産物の需要供給の関係からいっても常に不足をいたしておるわけですね。しかも九百四十万トン程度が将来の見通しとしては国内資源開発の結果、こういう位置づけ、そうすると、私は日本全体の動物性蛋白質全体の需要の...全文を見る
○達田龍彦君 それで、今後まあ開発区域がきめられていくわけでありますけれども、私は、これはまあどちらということではないのでありますけれども、特に沿岸の漁業開発については十分な配意と熱意を持っていただきたいと思うのでありまして、沿岸のほうはやはりそれだけ力が弱いわけでありますから、...全文を見る
○達田龍彦君 その場合ね、これは一般の港湾の場合と漁港の場合と、整備の進捗状況ですね、これはまあどちらがよく進んでいるのですかね。よくそれを聞かれるのです。いいほうに指定したいと、こう言うのだけれども、私は漁港のほうがいいんじゃないかと言うのだが、そうでもないのかどうか、どうなん...全文を見る
○達田龍彦君 終わります。