辰巳孝太郎

たつみこうたろう



当選回数回

辰巳孝太郎の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第189回国会 参議院 本会議 第3号
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○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一四年度補正予算三案に反対の討論を行います。  まず、湯川遥菜さんに続き、ジャーナリストの後藤健二さんが過激武装組織、いわゆるイスラム国によって殺害されたとする映像が明らかになりました。絶対に許されない蛮行であり、強い憤りを禁じ得...全文を見る
02月25日第189回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号
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○辰巳孝太郎君 辰巳孝太郎でございます。  三人の参考人の方々、本当に貴重な御意見、ありがとうございました。  それで、私は、三人に二問ずつそれぞれお聞きします。  それで、岩田先生の方からは、経済の構造がやはり変わっているものですから、その時々の経済構造というのをしっかり...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。
03月04日第189回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  薬師寺先生、長先生、貴重な御意見ありがとうございました。  私は、二〇〇一年に、当時コソボ紛争というのがあったときに、コソボで暮らす高校生十人を日本に招聘するプロジェクトを行いまして、生まれてからほとんど平和というのを知...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  二つ目は、お二人にお聞きしたいんですけれども、今回の新大綱で発展途上国への民間資金の流入が公的資金を大きくしのいでいるということがあります。  いわゆる民間資金が増えているということで、様々、ウイン・ウインの関係をつくっていくことが...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  最後に長参考人にお聞きしたいんですが、ODAの中でNGOによる支援が大体一%ぐらいしかないので不十分じゃないかというお話がありましたが、仮にこれが倍、三倍に増えた場合、NGOへの支援が、どのような変化、どのような活動の幅が広がっていく...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  以上です。
03月19日第189回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○辰巳孝太郎君 乗客乗員五百二十名が犠牲になった御巣鷹山の事故から今年で三十年。日本航空の経営破綻、そしてJALの再建過程で行われた整理解雇、空の安全についてお聞きいたします。  まず、政府はJALにどのような支援をしたのか、説明してください。
○辰巳孝太郎君 なぜJALに支援をしたんですか。
○辰巳孝太郎君 JALの更生計画では、一万六千人もの大量の人員削減を伴うものでもありました。労働行政に責任を負う厚生労働大臣ですが、企業再生機構の支援、買取り、出資の決定に当たり、どのように対応したんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 雇用の安定等に配慮した労働者との十分な協議の状況への配慮ということになっているんですが、労働大臣、それは尽くされたんでしょうか、配慮を尽くされたんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 大臣、これ実際には十分な協議、労使協議ですね、尽くされていなかったわけなんです。人員削減目標も、希望退職、自主退職などで、既にパイロットで百十名、客室乗務員で七十八名も超過達成をしていたわけなんですね。にもかかわらず、その年の二〇一〇年十二月三十一日の大みそかに、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 機構、管財人が行った行為がはっきりと断罪されているわけであります。機構は虚偽の説明までして不当労働行為を働いたということも、この同判決では指摘をされております。  厚生労働大臣、この判決をどのように受け止めておられますか。
○辰巳孝太郎君 これ、政府が出資する支援機構の管財人による不当労働行為ですから、私は全く無責任な答弁だと思います。  この整理解雇の必要性については、元会長の稲盛氏が必要なかったと裁判でも言っております。さらに、手続の妥当性についても、この不当労働行為で欠いていると言わなければ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 これは皆さんの手元の資料二に付けております。  つまり、二〇一二年、二〇一三年合わせて千三百十名を採用しながら、二〇一四年現在で四百九十四名しか増えていない。つまり、六割以上は辞めているわけですね。JALはベテランを切りましたから、これ、定年退職で辞めている人は...全文を見る
○辰巳孝太郎君 事故がないことイコール安全であるとは私は限らないと思うんですね。  私自身の聞き取り、組合が行ったアンケート調査を紹介したいと思います。かつては複数で一人の新人を見ていたけれども、今は一人で複数の新人を見なければならない。新人ばかりで自分がミスを犯すのではないか...全文を見る
○辰巳孝太郎君 先ほど、二〇三〇年問題というのがありました。JALはベテランを軒並み解雇しておりますから、それよりも六年早く、二〇二四年問題となるわけですね。あと九年です。問題は、整理解雇以降にこのJALでは百四十四名のパイロットの退職があり、グループも合わせますと二百五十人にも...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、モチベーションの低下ということは聞いていないということをおっしゃいましたけど、会社がそんなの言うはずはないわけですね。実際にはぎりぎりなんですよ。訓練という話がありましたが、稼働が上がって、乗務時間制限に迫るパイロットが続出して、シミュレーション訓練に当たっ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 整理解雇されたパイロット八十一名中、実は二十四名が割愛制度を利用してJALに行かれた自衛隊出身者であります。  防衛大臣、あなたは元自衛官。かつての同僚がまたあの空に帰りたいと闘っているわけであります。割愛制度で送り出す側として整理解雇問題の解決は必要不可欠だと...全文を見る
○辰巳孝太郎君 非常に冷たい対応、答弁だと思いますね。  これだけ人員が足りない、しかも新規採用しているのに戻さない。私は、常識的に考えて理解できません。JALには、では全くお金がないのかと。  改めて聞きますが、JALの二〇一一年度以降の営業損益はどうなっていますか。
○辰巳孝太郎君 莫大な利益ですね。  続けて聞きますが、じゃ、そもそもJAL破綻の原因は何だったんですか。
○辰巳孝太郎君 つまり、いずれも労働者の責任ではないということですね。  では、続けて聞きますが、この整理解雇された人たちはなぜ解雇されなければいけなかったんですか、その基準を聞きます。
○辰巳孝太郎君 つまり、ベテランから切ったと。病気を自己申告した、体調が悪いことを自己申告して休職した人も対象になったということであります。つまり、解雇された方々は技術や勤務態度で劣っていたからではないわけです。能力もあった人たちであります。会社側の論理でいっても、解雇になること...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、政府が関わった解雇ですからね。これ、絶対無責任な答弁は許されないと思います。  では、塩崎大臣、JAL再建の過程で公的資金が入り公正な競争が損なわれていると、大臣、警鐘を鳴らしてこられましたけれども、今は労働行政の長として、JALの健全な再建には整理解雇さ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 この整理解雇問題というのは国際的にも注目をされております。  二〇一三年十月のILOからの勧告、パラグラフ六十六はどのようなものですか、紹介してください。
○辰巳孝太郎君 つまり、新規にも採用されている、整理解雇された人たちを戻すための協議をと、ここまで踏み込んでいるのがこのILOの勧告であります。  では、この勧告に対して政府はどのような具体的な対策を取ったんですか。
○辰巳孝太郎君 大臣、再雇用のための協議は一切していないんですよ。一般的な団交の話をしているんじゃないんです。ここではっきりと、JALが新規採用を行っている下で整理解雇された人たちを戻すための協議をILOは求めているわけですね。これは政府に対してですから、法的な枠組みが整っている...全文を見る
○辰巳孝太郎君 情報はあるんですから、これは政府が主体的に動くべきだと思います。政府が協議の場の設定のために動くべきだと、JALで整理解雇された人たちをもう一度空に戻すべきだということを訴えて、私の質問を終わります。
03月26日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、建設発生残土の適切な処理のための規制の在り方、そして国交省の対応について質問をいたします。  近年は、発生残土をめぐって、土砂災害の危険性が増したり、また自然への影響、景観の悪化を及ぼしたり、また粉じんが舞うこと...全文を見る
○辰巳孝太郎君 お二人の方が犠牲になっているということでありました。  では、続けて聞きますが、現在、建設残土の処分場、つまり残土置場ですね、これは全国にどれだけあるのか、また同時に、これが違法、危険な状況にあって、指導を受けている処分場というのはどれぐらいあるのか、お答えくだ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 実態をつかんでいないということでありました。  今日は資料も用意をいたしました。  一枚目の資料なんですけれども、全国でどのような残土の崩落事故が起こっているのかということでありますが、これは大阪の豊能町というところで昨年二月に、元々四十六メートルの山があった...全文を見る
○辰巳孝太郎君 把握できていないと。そもそも、すべがないわけですね。  では、この残土がこのように不適切に処理される要因は何だと国交省は考えておられるんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 先ほど、規制はあるんだという話をおっしゃいましたが、しかし、先ほど言いましたとおり、罰則そのものが二万円以下の罰金などですから、抑止力になっていないというのが実態であります。二十一件のうちほとんど規制が掛かっていると。しかし、問題はその規制が掛かっていないところに...全文を見る
○辰巳孝太郎君 やはり、違法な積み上げが確認をされる、そこで初めて行政が指導する、指導しているうちに崩落事故が発生し、大きな被害を生じると、事後的な対応に全てなっているわけであります。そして、繰り返しますけれども、二十一件のうち十六件が何らかの法の規制に掛かっているといいますが、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 つまり、指定処分というのは、発生土の不適切処理の防止を目指して、各公共工事の発注者が建設残土の行き先を完全に把握するために必要であると。そして、その徹底が必要であるということだと思うんですね。  国直轄事業に関しては、これ当時でもほぼ一〇〇%の指定処分というのが...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今九〇%と言ったのは都道府県ですか、全体ですか。私が聞いたのは、地方の公共事業においてどれだけ徹底されたのかという、その数字を教えてください。
○辰巳孝太郎君 しかし、完全には徹底がまだされていないということでありますね。  私は、これ公共事業ではやっぱり徹底していこうという問題意識は持っていると。だったら、大臣にお聞きしたいんですけれども、これ公共事業だけではなくて、この指定処分は民間事業でも普及させていくと、徹底さ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 何度も繰り返しますけれども、場外搬出されて、なおかつ工事間利用できないものがやっぱり出てくるわけですよね。そこで、やっぱりそれに対する規制やルールがないというのが問題であって、これ全部地方の条例でというのはあんまりだというのが大阪からも声が出ていると。そういう声に...全文を見る
○辰巳孝太郎君 依然まだ二割ほどしか行き先は決まっていないということですね。  最後お聞きしますけれども、この問題、繰り返し指摘していますけれども、これだけ大量の残土を適切に処理できるのか、そしてその担保はどこにあるのか、確認しておきたいと思います。
○辰巳孝太郎君 指定処分はすると、それは確認しました。当然厳格に適用されるべきだと思いますし、しかし、残土の行き先もそもそも決まっていないのであれば、私は、このリニアの事業をそもそも着工するなと言わなければならないと思います。  このリニアの残土の問題というのは、これから大量に...全文を見る
04月06日第189回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  二月十日に閣議決定された新しい開発協力大綱の下での最初の予算案であります。  新しい大綱では、国益の確保やODAの積極的、戦略的活用を強調し、予算案でも、インフラシステム輸出支援の予算を六百六十六億円も計上しております。...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それだけのODAのお金が支出をされているということであります。  この原子力発電所新規導入予定国が対象だということでありますけれども、これは電気事業、エネルギー供給上及び環境面における原子力発電の必要性を理解する、パブリック・アクセプタンスについての講義、視察を...全文を見る
○辰巳孝太郎君 安全面を強調されるわけなんですけれども、改めて経産省に聞きたいと思いますが、この研修の主な委託先である一般社団法人の海外電力調査会は、設立以来専務理事として原発を推進する経産省からの天下りを受け入れていますね。
○辰巳孝太郎君 七名が経産省出身ということで、明らかに天下り先になっているわけですね。福島の事故以降、電力会社への天下りというのは自粛をされているわけでありますが、電力会社からの会費で成り立っているこの海外電力調査会には相変わらず天下りをしているということであります。  そして...全文を見る
○辰巳孝太郎君 二〇一三年度はやらなかったということですけれども、あくまで、募集はしたけれども要望がなかったというだけの話で、これやるつもりだったわけですね。要望があればという話ありましたけれども、こんなもの要望があってもやっちゃ駄目ですよ。大体、福島の事故によって今でも十二万人...全文を見る
○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  政府がインフラ支援のモデルケースと位置付け、二〇一三年から官民を挙げて進めているミャンマーのティラワ開発事業について、先ほど同僚議員からもありましたけれども、地域住民が貧困に陥っていると訴えている件についてお聞きしたいと思います。...全文を見る
○辰巳孝太郎君 丁寧な支援ということなんですけれども、しかし、この異議申立てでは、更に残りのこの二千ヘクタールの開発に伴って千五十五世帯が移転に直面をする、より多くの人々が同様の影響を被る脅威にさらされているとしておりまして、大規模な住民移転に当たり住民が困窮しては絶対ならないと...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ミャンマー政府の問題というよりも、このJICAの異議申立て制度自体の問題というのを指摘されているわけですから、ここは重く受け止めるべきだと言わなければならないと思います。  やはり、我が国にとっての重要性というのを過度に優先をして、今回の大綱ですね、支援を受ける...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いや、この一千百四十四台はどこに行ったのか、廃棄をされたのか、また別のところに配置をされたのかという事後評価はされているんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 そもそも、当時のイラクの状況というのは治安が非常に悪いわけですね。だからこそ緊急で支援をしたということだと思うんですが、しかし当時の内務省はシーア派の政党であるイラク・イスラム革命最高評議会が牛耳っておりまして、非常に危険な状態にあったと。これは、NGOと外務省の...全文を見る
04月07日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  政府は、生活保護のうち住宅扶助、そして冬季加算合わせて、それぞれ百九十億、そして三十億円の削減を、社保審生活保護基準部会でも引下げの懸念が相次ぐ中で強行しようとしております。まず私は、この住宅扶助の引下げについてお聞きいた...全文を見る
○辰巳孝太郎君 経過措置といいましても一部でありますし、一過性のものでありますから、百九十億円の削減をしようと思えば四十四万世帯が、最大で、転居を迫られると。これ、三世帯から四世帯に一世帯の割合ですからね、もう驚愕の数字であります。  住まいの基本というのは、この確保ですね、基...全文を見る
○辰巳孝太郎君 達成率は上げていくと、上がるんだと、こういう説明でありました。  ということは、今お住まいの生活保護の方々、面積水準が今未達成の住宅から、この引下げによって達成の住宅への転居となると、こういうことですね。未達成から転居となるということじゃないとこれ達成率というの...全文を見る
○辰巳孝太郎君 相場の家賃より高いと思われる、そういうところに住んでいる生活保護世帯というのはたった〇・六%しかないということであります。ですから、厚労省が言っているのは、こういう人たちが転居することによって達成率は上がると言っているんですよ。たった〇・六%しかないんですよ。これ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いや、あなたは達成率は上がると言っていたわけですからね。しかし、結局これは上がることはないわけですよ。むしろこれは絶対に下がるということになるわけです。  住生活基本法では、これは早期に解消するということが求められると書かれているわけですけれども、これ、管轄する...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いや、じゃ、連携してこれをストップさせてくださいよ。これ絶対に下がりますよ、水準は。  厚労大臣、私、聞きますけれども、やっぱり今回の上限の引下げは住環境の、政府で決めた閣議決定ですからね、これ、厚労省も含めて達成率は向上させていこうと言っているわけですけれども...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、全く理解をされておられないというふうに私は思います。  これ、でも絶対に水準は、達成率は上がることはないんです。絶対に下げられるとこの数字が物語っていますし、報告書の中でも次々とその懸念が出されているわけであります。  それでは厚労省に聞きますけれども、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 経過措置のことをおっしゃっているんだろうと思いますけれども、全体では移転される住宅は最大で四十四万ですから、もう大変大きなものであります。  この調査そのもののずさんさというのも指摘しなければならないと思います。例えば厚労省は、住宅・土地統計調査によって、単身世...全文を見る
○辰巳孝太郎君 否定をされないわけですね。局長、これはUR住宅も含むということですね、仮に他行政区にURの住宅があれば。
○辰巳孝太郎君 UR住宅も含まれると。  それでは国交省にちょっとお尋ねしますけれども、UR住宅が生活保護者が入居する際に求める書類というのはどんなものがあるんですか。
○辰巳孝太郎君 移転先の受給者証明書。  それでは厚労省に聞きますけれども、移転先の受給者証明書は契約の時点で出せるんですか。
○辰巳孝太郎君 出せないということですよ。つまり、生活保護世帯は基本的には同じ行政区内でしかURへの転居はできないということであります。他行政区へのUR住宅に転居できないんですよ。  UR住宅は、最低居住面積を満たす割合が極めて高くて、先ほどあったとおり、一三%の中にこれ入って...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、調査の中身、正当性、妥当性を聞いているのであって、書類のことを聞いているわけじゃありません。書類は出せないということじゃないですか。  今回の引下げでは、冬季加算も八・四%引下げということになっております。これ、議事録の中でも一貫して懸念が示されております...全文を見る
04月09日第189回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  昨年九月の二十四日、千葉県銚子市にある県営住宅にお住まいの四十三歳の母親が、当時十三歳の娘の首を絞めて殺害する痛ましい事件が起こりました。母子家庭の二人暮らしで、家賃を滞納し、その日は県営住宅からの強制退去が執行をされる日でありま...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ところが、最も福祉や手当てを必要とされる公営住宅の現場でこの悲惨な事件は起こりました。当時、母親の収入は、パート収入が七万円、児童扶養手当等を合わせましても十二万円程度でありました。入居許可が取り消された二〇一三年三月三十一日時点で十一万五千二百円、九か月分の家賃...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それでは、県は家賃の減免の申請を促したんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 滞納後はされていないということなんですね。  公営住宅の家賃滞納に対する国の取組はどうなのか。一九八九年、当時の建設省住宅局通知で家賃の滞納についてどのように記していますか。紹介ください。
○辰巳孝太郎君 この場合、住宅は県営ですから千葉県、民生部局となると銚子市となるわけです。  それでは、通知にあるような収入等の状況、入居者の事情の十分な把握、民生部局とのそれぞれの十分な連携はできていたんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 十分にできていないんですね。  それでは、国交省が求めていることが実施されなかったからこのような痛ましい事件が起こったとは考えないんでしょうか。大臣、どうですか。
○辰巳孝太郎君 国はそう言うんですよ。だけど、行政、県や市は縦割り行政ですから、収入も十分に把握できない、連携できていないということが問題でこういう事件が起こってしまったんですね。  では、指摘しなきゃいけないのは、国交省はこの滞納住宅の徴収業務の強化は熱心に推進をしてきたとい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 あってはならないんですけれども、生活保護の申請がもしこの母親からあれば、認められていたんじゃないですか。
○辰巳孝太郎君 私は、国保料も滞納、家賃も滞納しているこの世帯が、本当に申請の意思がなかったのかと言わなければならないと思います。母親もここで救済されていれば、もっと違った結果になっていたのではないかと思うんですね。  最後に、総理にお聞きします。  必要とされる人に生活保護...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一五年度総予算三案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、本予算案が国民負担増と給付額の削減を推し進める社会保障の全面改悪予算であることです。  年金削減、高齢者医療の窓口負担増、介護報酬の大幅削減、生活保護の連続...全文を見る
04月15日第189回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  まず、井手先生にお聞きしたいんですけれども、今日の資料も含めて、既に日本は小さい政府だということや再分配の機能が弱いということなんかも非常に感銘を受けて、私も非常に同感するところがほとんどでございました。  そして、先生...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  続けて、高橋先生にお聞きしたいんですが、先生は、消費税のことなんですが、消費税そのものは必要だという考えだと思うんですが、一方で、増税に関しては、時期のことも含めて、また消費税に関する誤解、またそれに関する吹聴といいますか、そういうこ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 以上で終わります。
04月16日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  UR賃貸住宅の統廃合加速についてお聞きいたします。  都市再生機構は、二〇〇七年に策定したUR賃貸住宅ストック再生・再編方針に基づき十年間で既存住宅八万戸を削減する取組を進めており、二〇一三年度末までの削減戸数は三万七千八百五十...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、今回のスキームでの移転は、入居者の同意が必要ということでよろしいですね。確認をいたします。
○辰巳孝太郎君 同意が前提ということでありますが、これは当然の話であります。住み慣れた団地に住みたい、これが居住者の願いであります。  埼玉県和光市の西大和団地での隣接地への建て替え計画で機構が行ったアンケートがあります。これでは、事業予定区域の対象者に、新しい賃貸住宅への移転...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ですから、半分近くがエレベーター付けていないと。先ほど、十五年で五百四十七基と、平成十一年から二十五年までの数字だと思いますが、五百四十七基ですから、十五年で年間僅か三十六基ぐらいのペースしか付けていないというのが実態であります。こういうエレベーターを付けてほしい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 三万五千円を引き続きやるということですね。一般世帯はどうなんですか、要配慮者以外。
○辰巳孝太郎君 踏襲していくということでいいんですね、今の制度を。しかし、これ十年間が限度ですから、十年以降はどうなるのかということの不安というのも出ているわけですね。  UR賃貸住宅というのは、元々これは公的賃貸住宅として位置付けられているわけであります。ところが、家賃そのも...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣がニーズを踏まえてと言うのであれば、先ほどのアンケート調査にもあったとおり、そこでコミュニティーを維持しながら住み続けたいという人の、まさにその居住者のニーズに私は応えるべきだというふうに思います。  低所得者が多数入居している公団住宅を当面八万戸も削減をし...全文を見る
○辰巳孝太郎君 結局、これは大手ディベロッパーにとって使いにくいということなんですね。二〇一四年の十一月十七日の財政制度等審議会の資料の中でも、URが民間ディベロッパー約十社と意見交換を実施した結果、開発型SPCの要望が出ていると、こういう話であります。政府の資料でも、民間のみで...全文を見る
○辰巳孝太郎君 はい、最後。  大臣が定めるということで、これでオーケーということであれば、それはもうちょっと違う話になるわけですね。民業補完、連携支援どころか、まさに一体となって巨大開発を進めるということであります。
○辰巳孝太郎君 はい。  こういうものが、赤字が賃貸住宅にしわ寄せが及ぶというような事業というのはやめるべきだということを述べて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
○辰巳孝太郎君 日本共産党を代表し、反対討論を行います。  まず、本法案が一括法案として提案されたことに抗議します。それぞれ国民生活に関わる四本の個別法改正案として十分な審議を行うべきです。  反対の理由の第一は、UR賃貸住宅の建て替えに当たり、今の団地から離れた場所への移転...全文を見る
05月12日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  従来の浸水想定区域は大雨による河川の氾濫、つまり洪水のみを対象としてきたわけですが、今回の改正案では、想定し得る最大規模の降雨を対象とすると同時に、内水、高潮に関しても浸水想定区域を設けることになりました。これは、近年、雨...全文を見る
○辰巳孝太郎君 基本的には建設段階での法規制というのはないということだと思うんですよね、止水板に関して設置しなければならないと。いろいろその計画を工事中であれば相談してやっていかなきゃいけないということでありますが、私は、ビルの建設段階から浸水を防止するための法整備、伴う改正など...全文を見る
○辰巳孝太郎君 公共性が高いということと公権力の行使があるということが二つの理由として挙げられたと思います。  あくまで管理責任というのは自治体ということになるわけですが、今政府は、公共施設等運営権方式といいまして、つまり施設の所有権は移転せずに民間業者にこの公共施設等運営権を...全文を見る
○辰巳孝太郎君 このコンセッション方式の第一号と下水ではならんとしているのが大阪市なんですね。百二十年の運営管理のノウハウを大阪市の下水道というのは有しております。高度処理、汚泥処理等自ら技術開発を行ってきたと。先ほど経済の話もありましたけれども、大阪市の下水は十三年連続で黒字な...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ですから、ここに書いてある大阪市の責任の所在が不明確というのは、これは間違いで、あくまでコンセッションになったとしても最終的な管理責任、説明責任も市が負うということだと思うんですね。  大阪市は、このコンセッションを進めるに当たって、改善策として、これ右の絵にな...全文を見る
○辰巳孝太郎君 なるほど。ですから、大阪市のこの態度、対応といいますか、提案というのは論外だと私は思うんですね。  先ほど下水道の管理が自治体でなければならないという理由を述べていただきました。つまり、住民生活に密接に関わるインフラですから、完全民営化といいますか、これはそぐわ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 人員の体制というのは必要だということをおっしゃるんですけれども、元々やっぱり国が自治体に職員削減を押し付けてきたということが問題の根本にもあると思います。  震災時の対応などでも体制がなければ不十分になってしまいますので、必要な予算、体制を確保すること、これが国...全文を見る
05月13日第189回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  デフレ脱却のためには、やはり賃金の上昇と個人消費、これが上向きになるということがもう何より大事だというのは論をまたないと思うんですね。二〇一三年の骨太方針の中でも、今後、物価の上昇が想定される中で、賃金や家計の所得が増加しなければ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いわゆる消費税の物価に対する影響というのは十二月たてば剥落していくと。これはいわゆる前年と比べてそうなるということだと思うんですけれども、しかし、消費税の負担というのは、これは別に前年と比べてどうということではなくて、結局、昨年の四月の増税でこれは増えたわけですよ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、今回、政府が今、法人税の減税ということでやるということになっていますが、逆に内部留保はこの一年で十三兆円、大企業ですけれども、増えておりますから、それで税源は減るわけですから、そのことについてもちょっと黒田総裁に、逆に法人税収が減ってしまうことについてのリス...全文を見る
○辰巳孝太郎君 終わります。ありがとうございます。
05月14日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第10号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  免震データ偽装問題についてまずお尋ねをいたします。  東洋ゴム工業の製造した製品が技術的根拠のないまま大臣認定を取得した問題と、そして性能評価基準に満たない製品を出荷した問題、この二つがあると思うんですね。  まず、山...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私、驚きました。一部は不正があると。不正があるかどうかは分からないではなくて、この十月の二十三日で改めて不正があることは間違いない、一部は一部だと、こういうことは認識したということですね。私、とんでもない話だと思いますよ。  九月十六日の時点で、一旦は出荷を止め...全文を見る
○辰巳孝太郎君 一月三十日に不正を認識したということですが、社長の衆議院の、それ以降にも出荷されているわけですよ。これ、何でなんですか。
○辰巳孝太郎君 まあ、あり得ない話ですよね。あり得ない話ですよ。びっくりしました。  政府の対応、引き続いて聞きたいと思うんですね。  耐火パネルが問題になったのが二〇〇七年ですよ。そのときに、大臣認定、この東洋ゴム工業についてはほかにあったんですか。
○辰巳孝太郎君 つまり、大臣認定は、あとは免震ゴムだけだったわけですね、耐火パネル以外は。私は、第三者委員会、二〇〇八年に弁護士の団体が出している文ではこう言っているんですよ。企業体質とカルチャーが不正の背景にあると。第三者委員会が二〇〇八年の段階でここまで指摘をしていると。同様...全文を見る
○辰巳孝太郎君 疑っていなかったということでもあるんでしょう。私は、それはやっぱり怠慢だと言わなければならないと思います。  今回、大臣は、認定制度の見直し、これも必要だと、安全に直結する製品については認定前に工場に出向いて実地調査するなども表明をしておられます。  確認しま...全文を見る
○辰巳孝太郎君 やっぱり、そもそも自主検査が前提、企業任せの認定制度そのものに問題があると言わなければならないと思いますし、引き続き、安全に直結する認定でも企業任せになるケースがある、穴が残ると、抜本的見直しが必要だというふうに思います。  そこで、委員長、今日は東洋ゴムの社長...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。  さて、今回、免震データ偽装の問題では住まいの安全というのが脅かされました。今日は、住まいの安定が脅かされる重大な方針が示されているので、このことについて質問をしたいと思います。  私は、参議院議員になる前は市民団体で低所得者の生活援助...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今、最低居住面積水準というのがありましたが、この未達成率を引き下げていくということが、早期に引き下げるということが目標としても掲げられているのがこの計画でございます。  大臣にお聞きしますが、これ、どのような政策であってもこの達成度が下がってしまうようなことがあ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 達成度が下がることはないということだと思うんですが、しかしそれが非常に疑義があるんですね。  七月施行で、生活保護世帯に支給される住宅扶助の限度額というのが実は引き下げられました。例えば大阪市では、今までですと単身で四万二千円が上限で住宅扶助が出ていたと、それが...全文を見る
○辰巳孝太郎君 一律にこれを、この通知を締め付けとしてどんどん転居を迫っていくということではないということは確認したいんですけど、どうですか。
○辰巳孝太郎君 経過措置もあるということで、一律に締め付けでやっていくものではないということは確認したいと思うんですね。  先ほど、期限のない経過措置というのを三つ設けているということなんですね、この通知の中には。もう私の方から言いますけれども、例えば、通院、通所しており、引き...全文を見る
○辰巳孝太郎君 意思を尊重するために意思の確認が必要だということは確認できたと思うんですね。ですから、一律に上限を超えたから転居又は指導とはしないということだと思います。  ところが、大阪では既に、今の段階ですよ、この意思を確認せずに、経過措置の説明もせずに、上限が下回ったとい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 この意思の確認をどうするのか、どういうふうにやっていくのかというのは今後の課題でもありますので、今日は時間がないのでそこには立ち入りません。  もう一つ、先ほど最低居住面積水準というのがありました。今回の通知の中にも、転居をする必要がある場合には、最低居住面積水...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大事なところだと思うんですね。  で、ここからが問題なんですよ。今回の転居ということになった場合に、今はその最低居住面積水準を満たして住んでいる生活保護世帯が満たさない住居に転居せざるを得なくなるんじゃないかという不安の声が出ております。  改めて、この課長通...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今の答弁ですと、あくまで、しかし駅前に住みたいということをその意思として反映するということでありますから、そういう意思がない場合、つまり、別に駅前じゃなくていい、今あるこの広さの住宅、満たされているところから満たされているところに私は移りたいんだということも一つの...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それは確認できました。  最後に、新基準に適用せざるを得ない場合でも、今、生活保護法第二十七条を根拠とした指導、指示という問題がありますが、仮にこの世帯が新基準の家賃額を超える場合でも、明らかに最低生活の維持が保つことができない場合を除いて、この法二十七条を根拠...全文を見る
○辰巳孝太郎君 はい。  明らかにというのがありましたので、住宅政策の問題、これは国交省、厚労省、縦割り行政ではなくて、二つ協力して進めていってもらいたいと思います。  ありがとうございました。
05月19日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第11号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本改正案では、鉄道・運輸機構の出資の対象となる会社は営利目的の新しい会社に限定をされております。公共交通機関の民間委託、民営化を更に進めて、地方自治体の関与と責任を弱める点で問題だということをまず指摘しておきたいと思います...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私が申し上げたところはそうだということだという答弁でありました。重要な答弁だと思います。  ところが、国交省は、今年の一月三十日、この規制改革会議の意に沿う形で特定地域の指定基準を公示しております。  国交省は当初は車両数の最大の六割の地域が対象になると試算を...全文を見る
○辰巳孝太郎君 結局、規制改革会議の求めに従って対象地域を狭く、数を限定したためにこういうことになったということははっきりしたと思うんですね。  大臣にお聞きしたいと思います。  今、やっぱり言っていることとやっていることが私は矛盾していると思うんですね。供給過剰の解消、運転...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣の方からも客観的な基準が必要だという話がありました。では、その人口三十万人というのが客観的なのかどうなのかということが一つあると思うんですね。これは後からただしたいと思いますけれども。  先ほど局長の方からは、規制改革会議が言っている半数を有意に下回る割合と...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いや、そうじゃないんですよ。厳格に、また慎重に、客観的にというのは示されているわけですけれども、局長は、この規制改革会議の中で言っているのは、半数を有意に下回る割合とすべきであるという御指摘がありますので、そういった中身を勘案しながら指定基準を作ってきたと言ってい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 結局私の聞いていることに全く答えないと。御自身が発言したことですから、これを結局矛盾と言えないということだと思います。これは結局矛盾しているんですよ。矛盾しているんですよ、数じゃないと言いながら、規制改革会議が求めていることに、結局この会議に出ていって、あなたたち...全文を見る
○辰巳孝太郎君 流し営業と言いますけれども、三十万人というのが流し営業が多いという根拠となるデータというのは実はないんですね。青森市なんかでいいますと二十九万六千人ですよ。盛岡市は二十九万九千五百八十五人なんです。これで切れているんですよ。これ、全く根拠がないということを申し述べ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、地域公共交通活性化再生法及び鉄道・運輸機構法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対する理由は次の二点です。  第一の理由は、本改正案で鉄道・運輸機構の出資の対象となる会社は営利目的の新しい会社に限定されており、公...全文を見る
05月20日第189回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第5号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  アベノミクスでマネタリーベースは二倍になった、長期金利は低下したと。株価も上がっておりますが、しかし、それで恩恵を受けているのは大企業と大資産家ということでございます。  この二年間で、金融資産を一億円以上保有する富裕層というの...全文を見る
05月22日第189回国会 参議院 本会議 第20号
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○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。  初めに、共通番号法の関係について伺います。  法案は、政府が国民に付番する共通番号の...全文を見る
05月27日第189回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  三人の参考人の皆さん、本当にお忙しい中、貴重な御意見、それぞれ十分では足りないぐらい、もっとお話を聞きたいぐらいなんですが、本当にありがとうございました。  まず、稲場参考人にお伺いをしたいと思います。  いただいた資...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  稲場参考人、その国際連帯税というものなんですけれども、もう少し具体的にどういうものが、もし検討されているようなことがあるのでしたら、教えていただけたらと思います。
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。非常に参考になりました。  それでは、佐崎参考人にお聞きしたいと思います。  先ほどから、資料においても、日本国内の女性のエンパワーメントの促進というのが不可欠だというお話がありました。  先ほどお話の中でも、日本では総合職というのがな...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  私たち日本共産党は、女性の比率でいえば今政党間では一番高い政党にもなっておりまして、やはり根本的に解決するためにはもちろんクオータ制の検討も必要かもしれませんが、やはり今の選挙制度、小選挙区制度というものも見直して、スウェーデンなんか...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本日はJR九州の社長にも来ていただきました。早速ですが、事業計画についてお聞きしたいと思います。  二〇一五年度のJR九州の事業計画では、その一番に経営基盤の整備とあります。その基本方針の二として輸送の安全確保というのが...全文を見る
○辰巳孝太郎君 社長、全てに最優先という話なんですが、それは当然なんですね。しかし、この経営方針の第一に何を持ってくるのか。これはやはり会社の姿勢なり、また意識なりが反映されると思います。そして、完全民営化を目指すほかの会社と比較をしてみましても、この本文の第一に安全を掲げていな...全文を見る
○辰巳孝太郎君 事故があった後にはやはり安全が第一にと、やっぱりこの姿勢が問われると思うんですね。  今年はJR西日本が起こした福知山大脱線事故からちょうど十年になります。利益至上主義があの悲惨な事故を起こしたわけでございます。JR西日本の大阪支社の二〇〇五年度の支社長方針では...全文を見る
○辰巳孝太郎君 JR九州では、先月の二十二日に、先ほどからありますとおり、長崎線で危うく正面衝突というインシデントも発生をいたしました。一歩間違えれば大惨事になっていたわけであります。公共交通機関を担う会社として安全を最優先に私は転換すべきだと思いますし、来年度の事業計画ですね、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 運用に当たっては丁寧な説明が必要だということでございました。  ところが、JR東海のことについて今日は取り上げたいと思うんですが、国鉄時代から大阪府の摂津市にある、三十七万平米に及ぶ、これは東海道新幹線の鳥飼車両基地というのを保有をしております。これ、甲子園球場...全文を見る
○辰巳孝太郎君 国鉄の事業でこれは環境保全協定が、地盤沈下が起こっているということで結ばれたわけですね。これ、なぜ国鉄、今はもうJR東海になっていると言うのかもしれませんが、これ、国鉄がやってきたことですよ。なぜ答えられないんですか。これ、地下水のくみ上げであると認めていたんじゃ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それでは、一九七三年七月の十九日付け及び一九七五年二月二十八日付けの国鉄から摂津市に提出された地下水くみ上げの抑制についてという文書は御存じですね。国鉄が出しているんです。
○辰巳孝太郎君 それには何と書いてあるんですか。
○辰巳孝太郎君 今の文書は、地下水のくみ上げが地盤沈下を引き起こしているということを前提に書いたものじゃないんですか。
○辰巳孝太郎君 これ、国鉄が書いた文書ですよ。JR東海が書いた文書じゃないんですよ、国鉄が書いた文書ですよ。これ、地盤沈下を引き起こしていることを前提にそういう文書が作られたんじゃないんですか。
○辰巳孝太郎君 民間企業になっているからということなのかもしれませんけれども、これ明らかに、地下水のくみ上げが地盤沈下を引き起こしていることを前提に国鉄が摂津市側に出した文書でございます。  これ、もうむちゃくちゃな話なんですね。今日は資料にも付けておりますけれども、今、JR東...全文を見る
○辰巳孝太郎君 地下水も当然この水循環の中に入るわけでありますけれども、JR東海は、摂津市長からの面会の求めに対しても、当初は、そんなシステムがない、面会をするシステムがないと言って一向に会おうとしてこなかったわけでございます。  最後に、大臣にお聞きをしたいと思うんですが、こ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 JR東海が、必要なまさに丁寧な説明というのをしていないのは明らかだと思うんですね。これ結局、やはりコストの削減のためではないかということなんですよ。今まで上水を使ってきた、それに掛かってきたコストを、地下水ただですから、それを使ったらいいということなんですね。年間...全文を見る
○辰巳孝太郎君 日本共産党を代表して、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  本法案は、JR九州を完全民営化するためのものです。JR九州は、本業の鉄道事業が赤字のまま株式上場するため、コスト削減を始め、利益獲得に...全文を見る
06月11日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第14号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、日本の装置メーカーなどが世界を揺るがすリコールを起こした問題について質問をいたします。  リコールとは、設計・製造過程に問題があり、安全環境基準に適合していない又は適合しないおそれがある自動車について、自動車メー...全文を見る
○辰巳孝太郎君 つまり、部品の強度や耐久性などを甘く見積もっていたりとか、それを想定していなかったということが原因になってくるということだと思うんですね。  このタカタのエアバッグ問題というのを改めて取り上げていきたいと思うんですが、先ほど来、世界で四千三百万台を超えるリコール...全文を見る
○辰巳孝太郎君 報道なんかを見てみますと、その原因は製造工程の、例えば工場での温度管理、湿度管理が十分じゃなかったのではないかということや、劣化による、又は高温多湿のところで死亡事故なども起きているということが報道されているわけですね。  改めて聞きますけれども、タカタは、劣化...全文を見る
○辰巳孝太郎君 メーカーは、徹底してやりましたと、そう言うわけですけれども、しかし、やはり私は、問題はメーカーの事前検証が不十分だったのではないかということも見ておかなければならないと思うんですね。  それは、やはり開発スピードの向上というものが各メーカーにとっても至上命題に今...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ホンダ自身は、これは検証不足だというふうに認めたわけですね。やはりこれも、開発スピード向上のために起こったことではないかと言えると思うんですね。自動車の構造、装置又は性能が保安基準に適合しなくなる、又はおそれがある状態であるからリコールを行うわけであります。  ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 指導徹底ということでもあったと思うんですね。  やはりメーカー任せだけでは安全というのは私は守られないと思うんです。これが相次いだリコール隠しの反省だったと思うんですね。  二〇〇六年には、交通安全環境研究所にリコール検証部門が設置をされました。この検証部門の...全文を見る
○辰巳孝太郎君 必要な体制と、そして予算を確保することを強く求めて、質問を終わります。  ありがとうございました。
06月16日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党を代表して、道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  日本の装置メーカーが、世界を揺るがすリコールを起こしました。市場には、欠陥、不具合のある危険な自動車があふれていることになります。それだけに、自...全文を見る
○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は航空行政について質問をいたします。  去る五月二十八日、大阪伊丹空港において米軍ヘリコプター三機が緊急着陸をいたしました。  まず、防衛省に聞きます。着陸したヘリの配属、機種、そしてどこに向かっていたのかを報告し...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それでは、空港の管理運営に最終的な責任を持つ国土交通大臣にお聞きします。この緊急着陸は、燃料不足による緊急着陸ということでよろしいんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 米軍の運用だからということですけれども、それでは防衛省に聞きますけれども、燃料不足で緊急着陸したという連絡が、国交省、外務省、そして防衛省というルートで伝えられまして、それから近畿中部防衛局はこの空港がある豊中市などに連絡をしております。そこでは燃料不足が起こった...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ということであります。  その一方で、外務省に対しては米側大使館から別の説明があったと聞いていますけれども、外務省は当日、米側から、いつ、どのような説明があったんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 これ、説明が違っているわけですね。燃料不足という情報は元々、国交省、外務省、防衛省の順番で伝わっている、これは先ほど確認しました。つまり、五月二十八日の当日において、国は燃料不足による緊急着陸だと認識し、それを現地の自治体にも伝えている。一方で、米国側は詳細は不明...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ということで、前日の説明ともこれが食い違ってくるわけですね、翌日の説明は。  防衛省、なぜこのような違った情報が行き交ったんですか。
○辰巳孝太郎君 整理しますと、燃料不足だと、こういう情報を発信したのはまず国交省なわけですね。しかし、国交省は米軍に関しては答えられないという話でございます。  管制業務を含め、現地の空港で対応しているのはこれ国交省ですから、直接パイロットなりから燃料不足で緊急着陸するという情...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ですから、私が質問しているのは、なぜ当日に米側は燃料不足だという説明をしたんですか。そのことは確認したんですか。もう一度答弁ください。
○辰巳孝太郎君 していないということですよ。  大体、現地の近畿中部防衛局は、当初、緊急着陸の当日は燃料不足ということで豊中市に対して説明をしているわけですね。しかし、翌日は、実際は米側の説明ではそうではなかったということが明らかになりました。  では、そのことを防衛局は豊中...全文を見る
○辰巳孝太郎君 昨日ということは、十五日に説明したと。なぜ半月以上もたってからこのことを豊中市に説明をしたんですか。
○辰巳孝太郎君 適切な情報共有は当たり前だと思うんですよ。私が質問したのは、なぜ半月以上もこの情報を豊中市に提供していなかったのかということです。もう一度お答えください。
○辰巳孝太郎君 結局答弁されないということなんですね。通常とは異なる揺れとなれば、機体の安全上の問題が生じた可能性も否定できません。  伊丹空港は、騒音問題などにより裁判も行われてきました。それだけ市街地に位置するのが伊丹空港であります。伊丹空港周辺の十市で大阪国際空港周辺都市...全文を見る
○辰巳孝太郎君 同じ答弁しかされないわけですね。  米軍機の民間空港への緊急着陸というのはこれだけではありません。調べていただきますと、防衛省からの資料によりますと、これまで民間空港への緊急着陸というのは過去五年間で二十二件行われているわけですね。それだけ頻繁に起こっているとい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 これからも本土に、より危険なオスプレイが配備されようとしているわけであります。そのときに、米国からの説明が二転三転する、その説明に一貫性がなくても日本からは説明も求めないと、これでええのかということだと思います。  この事例だけでも、アメリカに物を言えない日本の...全文を見る
06月30日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第17号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今法案は、現行のエネルギーの使用の合理化等に関する法律から建築部門を抜き出して、建築物の省エネ基準への適合の義務化へ踏み出すものでございます。  今回の法改正が、二千平米以上の非住宅建築物を新築や改修する際の省エネ基準へ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 熱損失、これを防ぐために断熱効果、進めていく必要があるということだと思うんですね。  経産省の審議会である総合資源エネルギー調査会省エネルギー・新エネルギー分科会省エネルギー小委員会の第十四回会合が六月の十五日にも開かれておりまして、ここでも、我が国では個別機器...全文を見る
○辰巳孝太郎君 政府もその有効性というのは認めている、長寿命化にも資するということだと思うんですね。  国交省にちょっと確認しますけれども、今官庁施設でこの外断熱工法を用いている官庁施設、建設された例というのは何件ぐらいあるんですか。
○辰巳孝太郎君 政府自身、そういう官庁施設の一部に外断熱工法を用いているということだと思うんですね。  ここで大臣にお聞きをしたいと思うんですけれども、今機器重視というところから断熱も大事だよという話をさせていただいたんですけれども、やはり今この外断熱を含めた建物全体の省エネ対...全文を見る
○辰巳孝太郎君 積極的に是非進めていただきたいと思います。  それで、私、もう一つ問題意識持っているのは、この設備に対する支援と、断熱性を高めていくということで、本当にそれだけでいいのかということなんですね。根本的な建築物の省エネが実現できるのか。  今回の法改正を見てみます...全文を見る
○辰巳孝太郎君 経済規模が大きくなったということももちろんあると思うんですね。ただ、私が指摘したいのは、その非住宅、つまりオフィスの大型化、床面積が広がったという理由の一つは、やはり容積率の規制緩和というのでどんどんビルも高層化できるようになってきたということ、これが一つ拍車掛け...全文を見る
07月02日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第18号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、IR、カジノについてお聞きします。  安倍首相は、IRを成長戦略の目玉と位置付けております。改訂版の日本再興戦略でも、観光振興に資することを期待するということも言っております。同時に、この日本再興戦略ではこうあり...全文を見る
○辰巳孝太郎君 懸念の声があるという事実があるということだと思うんですけれども、そういう事実があるからそういう声が出てくるということだと思うんですね。つまり、カジノ自身が賭博であって、そのような問題が必ず生じてくるからということだと思います。だからこそ、賭博というのは刑法で禁じら...全文を見る
○辰巳孝太郎君 先月、六月の十三日、十四日に実施した日本世論調査会の世論調査では、反対が六五・四%、賛成が二九・九%ですね。反対で一番多い理由というのはギャンブル依存症の人が増えるということでございました。  国民的議論ということを踏まえるというのであれば、今、国民というのはカ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 負の影響についてがこれ一番大事なところなんですね。今、ギャンブル依存症、青少年の対策というのも入っているという話がありましたけれども、これ、実質二百三十三ページ中、そのことについて書かれているのは二十二ページなんですよ、十分の一ぐらいしかないんですね。ここのところ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 八・七%ですからね、男性で。多分この部屋にも何人かギャンブル依存症の疑いのある方がいてるということだと思うんですね。  カジノが解禁となれば、新たな依存症、カジノによって増えるという認識でよろしいんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 WHOでも、このギャンブル依存症というのは病的賭博ということで精神疾患と分類されているんですね。世界の賭博機、スロット機などの六割が実は日本に集中をしております。つまり、ギャンブルに接することができる、できる機会が多ければ多いほど依存症が増えるということだと思うん...全文を見る
○辰巳孝太郎君 勤労の大事さ、納税の大事さということを教えていくということであれば、これまでもずっとやっているわけですから、なぜ五百三十六万人ものギャンブル依存症の疑いがある人が日本にいるのかという説明が付かないわけですね。ですから、やはり賭博そのものの本質、危険性、怖さを正面か...全文を見る
○辰巳孝太郎君 IR、カジノがなくてもたくさん来ていただいているということと、あと、やはり日本のイメージというのは治安の良さだと思うんですね。日弁連もこのIRに関しては懸念を示しておりまして、暴力団対策上の問題、マネーロンダリング対策上の問題、依存症の拡大、多重債務問題の再燃等を...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、あくまで慎重な立場であるというふうに受け止めさせていただきました。  カジノはバラ色じゃないんですよ、バラ色じゃないんです。お隣の韓国でも、カジノの収益を上回る犯罪対策やその抑止対策、労働意欲の低下による社会的コストの増大というのが指摘をされているわけでご...全文を見る
07月08日第189回国会 参議院 本会議 第31号
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○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、労働者派遣法改定案について、総理並びに厚生労働大臣に質問いたします。  業績が悪いからの一言で切られる、私にも日々の暮らし、家族があり、安定した生活を求めている、ある派遣労働者の声です。今でも多くの派遣労働者が、派遣は低賃金で不安定、...全文を見る
08月19日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  まず、北口参考人にお伺いしますけれども、同一労働同一賃金、職務を実際に数値化するという試み、可視化の試み、非常にすばらしいと思って聞きました。様々な試行錯誤もあったと思うんですけれども、数値を見ますと、やはり非正規の方々が...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。  続けて、中野参考人にお聞きしたいんですけれども、今回のいわゆる同一労働同一賃金法の中では、元々均等という言葉があって、修正案として均衡という言葉が入り込んできたと。このことでいろいろ議論がされているわけでありますけれども、中野参考人は...全文を見る
○辰巳孝太郎君 続けて、中野参考人にお聞きしたいんですけれども、今回の法案の中にも、いわゆる均等待遇とする基準として、職務が同じということに加えて、人材活用の仕組みが同じ、責任が同じという基準というのが示されております。  その人材活用の仕組みの中身でいいますと、転勤があるとい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。  続けて、中野参考人にお聞きをしたいんですけれども、今政府は、女性の活躍ということを推進しているというふうに言っております。一方で、日本経団連の方は、女性の活躍推進というのはこれは企業の競争力を左右するもので、経営戦略、日本経済の持続的な...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。終わります。
08月20日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、常用代替防止原則と直接雇用原則について、どうしても私、腑に落ちないことがありますので、確認をしていきたいと思うんですね。  まず、常用代替防止の位置付けやその意味するところを改めて問いたいと思います。  政府は...全文を見る
○辰巳孝太郎君 派遣先の正社員との置き換えを防ぐということが常用代替防止の原則だということだったと思うんですね。  日本の派遣事業の歴史は業務規制から始まっております。つまり、制定当時は派遣労働の対象が専門業務に限定をされておりましたから、そもそも派遣先、その業務を担う人材がい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それでは確認しますけれども、派遣先で直接雇用されている非正規雇用は、有期雇用ですね、こういう方々は、派遣労働者に代替されてもこれは認めるということでしょうか。
○辰巳孝太郎君 これは大問題ですよ。これは大問題です。  まず、直接雇用の原則に私は反すると思いますね。直接雇用から間接雇用への代替は容認するということですね。これ、大臣、どうですか。
○辰巳孝太郎君 私、冒頭に腑に落ちないと言ったのはこのことなんですよ。  実は、政府は、本法案に関しては正社員との代替ということを非常に強調されるんですね。しかし、九九年とか二〇〇三年とか、これまでの審議の議事録を見直しますと、正社員との代替ということは言っていないんですよ。常...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それでは、聞きますね。  厚労省は、雇用は直接雇用が原則ということを私は認めないのかということを改めて確認したいと思うんですね。  まず、労働者供給事業は禁止されており、派遣は例外的に認めているにすぎません。なぜ間接雇用が禁止をされているのか、述べていただけま...全文を見る
○辰巳孝太郎君 間接雇用がなぜ禁止されているのかということだけを端的に述べていただきたかったんですけれども、つまりそれらが、中間搾取、強制労働が行われやすい、雇用主責任が不明確、これらが間接雇用の問題点なんですよ。これ、戦前は人貸し業と言われて、だから厳格に禁止をしたんですね。だ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、もう一度。直接雇用は原則ですね。
○辰巳孝太郎君 だったら大問題じゃないですか。  派遣先で直接雇用されている、有期である、非正規である。そういう方々は、派遣社員に置き換わってもいいということでしょう、おっしゃっているのは。だけれども、一方で、直接雇用は原則だというんですよ。これで何で常用代替の防止原則は機能す...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いや、全く答弁になっていないと思います。  大臣は、原則は直接雇用ということを認めながら、例外的働き方である間接雇用への移動はいいと言っているんですよ。おかしいじゃないですか。何の答弁にもなっていません。(発言する者あり)
○辰巳孝太郎君 労働政策上、直接雇用が大原則ということは大臣も認められるわけですよ。  ところが、原則ということは認められるわけでしょう、派遣就業というのは例外的だと認めるわけですよ。これは、派遣労働法、中心的な問題なんですね、常用代替の防止ということでいえば。  直接雇用と...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それでは、坂口部長に聞きますね。  先ほど、大臣の方も直接雇用が原則ということを述べましたけれども、同じ考えでよろしいですね。
○辰巳孝太郎君 端的に、直接雇用が原則ですね、労働政策上の。端的にお答えください。
○辰巳孝太郎君 だったら大問題ですよ、やっぱり、今回の常用代替の防止でいえば。直接雇用が原則だと認めましたけれども、お二人とも。だけど、常用代替防止、防止だといいながら、派遣法の根幹のこの部分では認めるということですよ、非正規雇用の有期雇用に関しては。大問題だと思いますよ。根幹に...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大事な答弁だと思うんですね。  つまり、常用雇用者が派遣社員によって、例えば正社員が辞めさせられて、そこに派遣社員が入っていくということを常用代替ということを言うのだけではなくて、これから新たにされるであろう常用雇用が派遣労働者によって雇用を阻害されることを防止...全文を見る
○辰巳孝太郎君 納得できませんね。  常用的な仕事で派遣を使うことが可能になったわけですから、大臣おっしゃるとおり、常用代替の原則、これは、今いる正社員を置き換えるだけじゃなくて、これから雇われるであろう常用雇用者の機会を不当に奪うと、これも含まれるということであれば、これ常用...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、常用代替が起こっていたとしても、組合等が認めれば免罪するということですね。
○辰巳孝太郎君 いや、これ私、本当に大問題だと思います。  恒常的業務に派遣利用が可能でしょう。本来であれば常用雇用者が担うべき仕事を派遣社員が従事できることになると。先ほど組合の話がありましたけれども、会社が正社員の人員補強はしないということであれば、これ、労働組合は、派遣労...全文を見る
08月26日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  民間会社にも大きな影響を及ぼす戦争法案の中身について質問をいたします。  公開されたイラク復興支援活動行動史には、民間という言葉が何度も出てまいります。つまり、民間業者やその労働者が派遣活動の中に組み込まれてきたというこ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 では、どのような民間輸送力の依存があったのか、具体的に述べてください。
○辰巳孝太郎君 もう少し具体的に聞きたいと思いますが、イラク復興支援時の渡航に使われた民間航空や船舶のその回数と全体の中での割合、そして民間による技術者派遣は何回行われ、延べ何人が派遣されたんでしょう。
○辰巳孝太郎君 民間による技術者派遣も聞いたんですけれども、何回行われ、延べ何人が技術者として派遣されているでしょうか。
○辰巳孝太郎君 技術者派遣、何人。
○辰巳孝太郎君 情報公開請求で開示された契約書には、大手物流会社、日本通運ですけれども、が受注して、民間航空機などを使ってクウェートに装備品などを運搬していたということでございます。答弁していただきましたけれども、そこで使われた民間航空機というのが、アントノフであったり、ブリティ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 武器弾薬も含まれているんじゃないですか。
○辰巳孝太郎君 つまり、アントノフ、ブリティッシュ・エアウェイズ、タイ航空、またJALなどがこういう武器弾薬を運んでいたということでよろしいですか。
○辰巳孝太郎君 衆議院での審議では、自衛隊はサマワに百十ミリ対戦車弾、八十四ミリ無反動砲、十二・七ミリ重機関銃などを持っていったということが明らかになっていますけれども、これらの武器弾薬などもこういった民間航空会社が運んだということでよろしいですね。
○辰巳孝太郎君 イラク復興行動史にあるとおり、ほとんどの輸送が民間に依存をされてきたと、しかも、武器や弾薬まで民間航空機が運んでいたということが初めて明らかになりました。  私が感じるのは、その復興支援で使われた民間の、民間ですよ、復興支援でさえこれだけ民間機が使われているわけ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 さて、これら民間協力は、イラク特措法十九条、これ国以外、つまり民間企業などに協力を求めることができるという法文があるんですけれども、この条項に基づいての協力要請なんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 そうなんですね。つまり、契約であれば、これ法に基づかなくてもできるということであります。  イラク特措法には、復興職員及び自衛隊の部隊等の安全の確保に配慮しなければならないとされていますけれども、このイラクに行った民間企業の従業員はこの安全確保の範疇の中に入るん...全文を見る
○辰巳孝太郎君 この法文上の安全の確保には入らないということなんですね。  厚労省にちょっと聞きたいと思いますが、現地に派遣された民間企業の労働者は、労働安全衛生法にはこれ適用されるんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 適用されないということですよ。労働者が仮に経営者からこれ派遣に行けと、イラクに行けと、そのことを拒否すれば、これ業務命令違反にもなるわけですね。  民間航空会社始め民間の業者がイラクでの活動に深く関わっていたということが明らかになりました。そして、契約で従事した...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、まだ聞いていないことに答えていただかなくて結構なんですよ。  それで、範囲は広がるんですよ。自衛隊が行けるところが民間業者の行けるところになるわけですね。どういうところに行ってきたか、これ非戦闘地域ですね。しかし、自衛隊が駐留したサマワでは、これ非戦闘地域...全文を見る
○辰巳孝太郎君 武器弾薬の輸送は軍の業務に用いるということでよろしいですか。この条約における三条(b)における軍の業務。武器弾薬の輸送。
○辰巳孝太郎君 私は、この日本政府の判断基準というものが、大臣おっしゃられたように、所有形態、使用形態、使用目的等に照らして総合的に判断されると、こういう話なんですね。  しかし、どういう武器を運べばこれは国とみなすのかというような基準は、これはっきり明示しておられないんですよ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 国か民間機かという判別というのは、私は重大だと思うんですね。しかし、それの判別する基準というものをまだこれ明示されていないわけですよ。  外務省に聞きますと、その担当者担当者ごとが判断していますという話なんですけれども、しかし、担当者が替われば、この担当者が判断...全文を見る
○辰巳孝太郎君 調査をしているということはお認めになりました。  二〇一一年、ウィキリークスの公表した秘密公電で明らかになった文書では、二〇〇八年、米国は日米共同概念計画五〇五五のため、日本国内の二十三の港湾、空港の調査を日本側に要求したということが分かりました。  この中で...全文を見る
○辰巳孝太郎君 統幕の監部は、代表はそのことに合意したと、こういうふうに発言をしているわけですね。  この調査の対象となるであろう港湾労働者で組織する全国港湾労働組合連合会は、この戦争法案に強い懸念を示しておりまして、廃案を求める決議の中でこう述べております。  戦争は、前線...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今、様々な民間企業というのがイラク復興支援などでも関与をしていたということが明らかになりました。一般企業を通じた戦争人員の確保策というのも今狙われております。  防衛省は、若者をターゲットにした自衛官獲得方策、こういうのを考えているということが明らかになりました...全文を見る
○辰巳孝太郎君 前原氏って誰ですか。
○辰巳孝太郎君 前原金一氏というのは、経済同友会でもあったメンバーの方でありますけれども、一民間企業の方にこういうイメージを示したということですね。これ、どこでこういうイメージを示されたんでしょうか。
○辰巳孝太郎君 大臣、どこで示したのかという質問をしたんですけれども、これは、防衛省の一官僚が前原氏の会社まで出かけていって示したということを聞いております。  これ、中身見てびっくりしますよ。どういうものか。企業側で新規採用者を二年間自衛隊に実習生として派遣をする、一任期限定...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、質問に答えていただきたいんですね。  体育会系人材、これを得られれば企業のメリットとなると、そういう人材を自衛隊では育成しているということだと思うんですね。企業のトップに従順な人間をつくるということではないかと、これがウイン・ウインの関係かというふうに勘ぐ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、レクの段階では、任期制自衛官は既に招集されており、有事の際には当然防衛出動の対象になるというふうに聞いておりますけれども、どうなんですか。一般的にですよ、一般的に。
○辰巳孝太郎君 一般的な質問で私は聞いているわけですけれども、答えないということであります。  仮にこれがやられたときに、自衛官として有事が起こった際には、これは防衛出動の対象になるということであります。とんでもない、こういうことを考えることすら非常におぞましいと言わなければな...全文を見る
09月01日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  八月の二十日の私の質問で、大臣は、労働政策上も直接雇用が原則だということをお認めになりました。  ところが、間接雇用である派遣労働を規制緩和の名の下に広げてきたのがこの間の労働行政であります。九九年には自由化、二〇〇三年...全文を見る
○辰巳孝太郎君 つまり、本来なら、指揮命令を行いたいのであれば直接雇用するか派遣社員として働いてもらうとしなければならないものを、企業側にとって、請負で契約しますと、部長も今おっしゃられたように、期間制限がないなどのメリットがあるからこそ偽装請負という違法行為が広がったと、こうい...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、今、十月一日からのみなし雇用の話もされたと思うんですが、確かにDNPのような方は、このような方々はみなしがあれば派遣先で直接雇用されていたはずなんです。しかし、それを三年も先送りをしてきたのが今の政治であります。  企業の直接雇用の回避、直接雇用はしたくな...全文を見る
○辰巳孝太郎君 ちょっと大臣、違うんですね。  製造業を考えてください。今までは一旦ゼロにしなきゃいけないわけですよ。しかし、せっかく三年間、技術も、またやり方も覚えてもらった派遣労働者をゼロにしなきゃいけないのが現行法なんです。それをしたくないからこそ直接雇用というのが、これ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、課さえ変えれば、課を変えなきゃいけないという話がありますけれども、課さえ変えればいいわけですよ、第一課、第二課。そういう労働者を移り変えさせさえすれば同じ業務をさせたらいいわけでしょう。そういう話なんですよ。  労働組合の話はもう今日は立ち入りませんけれど...全文を見る
○辰巳孝太郎君 現行法に関しては、そういう直接雇用への道筋を付ける機能が、不十分ではありますけれどもあるわけですね。ところが改定案ではどうか。  まず、今紹介していただいた四十条の三でありますけれども、派遣元での無期雇用派遣者は、これ除外されるわけですね。四十条の四というのは削...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私が聞いているのは、派遣先企業における直接雇用の義務というのが縮小されたということを聞いているわけで、今部長おっしゃったのは雇用安定措置、それは派遣元での義務なんですよ。これもすかすかだというのはこの間の議論で明らかになっているわけですけれども、派遣先の直接雇用の...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣、先ほど来、四十条の四とみなしというのは立て付けがそもそも違うという議論がずっとされているわけですね。現行法の期間制限違反でみなしの対象になるような違反というのは、平成二十六年、どれぐらいあるんですか、部長。
○辰巳孝太郎君 ですから、表面化した違反だけでそれだけあるわけですよ。  現行法でいけば、このような方々は百七十九件、少なくともですよ、みなし雇用によって救われるわけです。また、派遣元に無期雇用されている方は全体の約二割いますけれども、このような方は、期間制限違反となれば派遣先...全文を見る
○辰巳孝太郎君 はい。  大臣、理解していないから反対しているわけじゃないんですよ。理解した上で派遣労働者のためにはならないと彼らが判断しているから反対がこれだけ多いんです。  このような労働者派遣法は廃案を求めて、私の質問を終わります。
09月03日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第20号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本法案には賛成をいたします。  今日は、御巣鷹山の事故から三十年、航空行政にとって最も重要な安全運航の問題について取り上げたいと思います。  まず、大臣にお伺いしますが、航空行政における安全輸送に対する認識をお伺いいた...全文を見る
○辰巳孝太郎君 国交省にお伺いします。  パイロット不足、国内のですね、どのように認識されていますでしょうか。
○辰巳孝太郎君 国交省の資料によりますと、二〇一四年、昨年一月一日時点で、パイロットの数というのは五千九百十七人ですね。十年前を見ますと、五千八百四十四人、七十三人は増えているんです。一方で、国内線、国際線運航本数は、主要航空だけで見てみますと、昨年は七十六万七千六百五十五本。十...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、やはりパイロット不足から見える多忙化、労働強化というのを国交省はしっかり捉えるべきだと思うんですね。  ある航空会社のパイロットは、乗務時間の規制が、今は一か月百時間、年間で千時間というものがありますけれども、それが迫ったということで、デッドヘッドといいま...全文を見る
○辰巳孝太郎君 はい。  パイロットだけじゃなくて、整備士であるとか製造技術者の不足の対応も必要だと思います。  この安全が軽視された結果が、JR西日本の脱線事故でもありましたし、一連のJR北海道、高速ツアーバスの事故でもありました。また、二〇一〇年、JALで不当解雇に遭った...全文を見る
09月08日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第21号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  前回に引き続いて、空の安全について聞きます。  三月十九日の予算委員会において、日本航空百六十五名の整理解雇について私は取り上げました。二〇一〇年、日本航空の破綻の原因について、政府の認識は、不採算路線の存在、燃料効率の悪い大型...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣のおっしゃる思いがまだあるのであれば、私は政治主導をここで発揮するべきだと思うんですね。日航の再生、安全の確保は、一民間企業の問題ではありません。国としての責任があります。国交省が出しているいわゆる八・一〇ペーパーでは、中期計画の期間中、これすなわち二〇一六年...全文を見る
○辰巳孝太郎君 それは全く現状を見ていない答弁、認識だと私は思いますね。  日航では、今年の四月から六月までの三か月だけでパイロット二十二名が自主退職をしております。社内文書が私の手元にもありますけれども、六月の二十九日付けの運航企画部長が出したものであります。表題は、「今年度...全文を見る
○辰巳孝太郎君 大臣今おっしゃいました資格維持に関わらない教育訓練が見直し又は削減されようとしていると。これ具体的に言いますと、JAL内では今、フライト・セーフティー・プラス・セミナー、オートメーション・アンド・マヌーバー・エクストラ・トレーニング、これ昨年十一月から必要だからと...全文を見る
○辰巳孝太郎君 つまり、これ大問題なんですよ。機長は日航経営陣に対して、重大インシデントが起こっても、十一日間、経営陣に報告していなかった、シンガポール当局から日航経営陣は報告を受けて、そして国交省当局に報告をしたということであります。  国交省、これどう考えますか。なぜこんな...全文を見る
○辰巳孝太郎君 機長のコミュニケーション能力云々ということがありましたけれども、私はこういうことが起きる背景をきちんと見ておく必要があると思うんですよ。JR西日本の福知山線脱線事故、あれは、事故の直前、オーバーランを過小申告していた、こういうことが言われております。つまり、当時の...全文を見る
○辰巳孝太郎君 彼ら、彼女たちを職場に戻さなければJALの再生はないということを申し上げて、私の質問を終わります。
09月10日第189回国会 参議院 内閣委員会 第25号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  早速、PFI、コンセッションについて聞きます。  現行法では、原則、公務員の身分のままで例外を除いて民間の職員として働くことはできないとなっております。これを憲法と国家公務員法ではどのように規定されているか、述べてくださ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今回のスキームは、法案は、それの例外をつくるということであります。しかし、そもそもなぜそんなことせなあかんのかということであります。  先ほど来質問でもありますとおり、実際にコンセッションを進める上で、空港を運営する企業に運営の専門的な技術そしてノウハウがない、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 防衛省に確認しますけれども、武器弾薬を含む装備品をこれらの空港から運んだということでよろしいですね。
○辰巳孝太郎君 危険なところに行くからそういうものが必要だということでありますね。  それで、成田空港の話がありましたけれども、成田空港での武器弾薬を含む装備品の輸送ということも否定はされないわけですね。資料がないから分からないという話ですけれども、それもあり得ない話なんですけ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 はっきり軍事利用はいけないと否定しているわけですね。  加えて、この公団が確認した覚書の中でも、この管理者である新東京国際空港公団は、新空港は純然たる民間航空のためのものであり軍事利用はさせることはならない、させることはないというふうに答えているわけであります。...全文を見る
○辰巳孝太郎君 平成十六年三月には、これは軍事ではない、あくまで復興支援だという話を石破大臣がしたということですね。これ、十年以上前の話でございます。  しかし、実際のイラクの特措法に基づく復興支援活動はどうだったのかということであります。陸上幕僚監部が作成したイラク復興支援活...全文を見る
○辰巳孝太郎君 是非見ていただきたい。十年以上前の話と、実際に行われたイラクの活動が全く違うということがお分かりになると思います。  あくまで軍事利用ではないと言いますけれども、このイラク復興支援活動行動史によりますと、サマワでは、迫撃砲弾やロケット弾による宿営地に対する攻撃は...全文を見る
○辰巳孝太郎君 再建に貢献したと言いますけれども、アメリカ軍がイラクをぼろぼろにしたことに賛成しておいて、再建も何もないと私は思うんですね。そもそも、非戦闘地域なるものは危険だったということはもうこれ常識なんですよ。  そのような一連の活動、作戦の一環として装備品を運んだ空港と...全文を見る
○辰巳孝太郎君 国連の危険物輸送に関する勧告のお話はありませんか。
○辰巳孝太郎君 その八十六条に基づいて容器や包装という話と、どういう包装にすればいいのかという詳しいものがICAO条約に基づくIATA基準というのがあるはずなんですね。このIATA基準の区分と国連基準に照らして、今回、自衛隊がイラク・サマワに持っていった八十四ミリ無反動砲の弾薬、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 原則運べないということでよろしいですね。原則運べない、飛行機では運べないということでよろしいですね。
○辰巳孝太郎君 国土交通大臣の承認を受ければということですね。  国交省、承認はあったんですか、承認申請はあったんですか。
○辰巳孝太郎君 今申し上げたのは、幾ら包装しても幾ら頑丈な容器に入れても余りにも危険な弾薬、火薬などは、これは国連基準に照らして航空機では運ぶことができないということなんですね。自衛隊が航空機で運んだ、これ中谷防衛大臣が私の質問に対して、八十四ミリ無反動砲の弾薬、百十ミリ個人携帯...全文を見る
○辰巳孝太郎君 むちゃくちゃな話ですよ。もう、どんだけずさんなんだと。  戦争法案が可決となれば、軍事利用される空港や港湾、兵たん活動を行う民間航空機、船舶が軍事目標となる。運んじゃいけないこういう弾薬も運んだと、それが分からない、確認できないということが明らかになりました。 ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、一九九九年PFI法制定後の四回にわたる改定で、民間営利企業が利用しやすくなっただけでなく、事業にお...全文を見る
09月18日第189回国会 参議院 本会議 第43号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  私は、会派を代表して、中谷元国務大臣に対する問責決議案に断固賛成の討論を行います。  まず最初に、先ほどの自民党議員の我が党への発言は、公党に対する攻撃であるとともに、国会質疑を封殺せんとするものであり、このような誹謗中...全文を見る
○辰巳孝太郎君(続) 失われていったかけがえのない命を取り戻すことができないように、私は、この法案を認めることによって、これから失われるであろう命に対して責任を負えません。平和憲法に根差した新しい安全保障の在り方を示し続ける国でありたい。  数の力で憲法を壊し、強行採決によって...全文を見る
12月03日第189回国会 参議院 国土交通委員会 閉会後第1号
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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  くい打ちデータ偽装問題について質問をいたします。  あってはならないことが起こりました。今回の問題は、旭化成建材だけではなくて、業界最大手の三谷セキサンやジャパンパイルなどでも流用が次々と明らかになっております。同時に、...全文を見る
○辰巳孝太郎君 もう一つ大臣に続けて質問をしたいと思うんですけれども、今日の新聞各紙の報道で、三井住友建設が、この横浜のマンション建設の前に建っていた旧の建物では同じ場所に十八メートルのくいが使われていたということ、このことを知りながら十四メートルのくいを使うようにと旭化成建材に...全文を見る
○辰巳孝太郎君 新聞報道のとおりであれば、重大な問題が元請の三井住友建設にもあると言わなければならないと思います。  それと、今日私が取り上げたいのは工事監理者の責任でございます。今日、皆さんのお手元に、資料にも付けておりますけれども、建設、建築を発注する建築主、工事を施工する...全文を見る
○辰巳孝太郎君 つまり、この工事監理者というのは、その責任を果たす、チェック機能を果たすということが、ずさんな工事施工や、また欠陥住宅、この被害を減少させるために非常に重要であるということだと思います。  しかし、今回この工事監理者がその責任をきちんと果たせていたのかということ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 いわゆる設計施工が同一で、そして工事監理者も一緒だということであります。大臣、これで十分なチェック機能が果たせると思いますか。
○辰巳孝太郎君 大臣、今工事監理の方法ということもおっしゃっていただきましたけれども、私が問題にしているのは、身内の三井住友建設から給料をもらっている建築士である、そして工事監理者が、第三者的な立場で工事監理、この責任を果たすことができるのかどうかということなんですね。これは到底...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今言っていただいたのは、第三者性という観点では極めて不十分なんですよ。つまり、今おっしゃっていただいたことをやったとしても、別に身内がやってもいいということにはなっているんですよ。  私が申し上げているのは、身内が工事監理者を本当にやっていいのかという問題提起で...全文を見る
○辰巳孝太郎君 つまり、くいの本数を減らして残土量も大幅に減少させることができると。ですから、大臣認定工法外の土丹層でもやったということであります。  ところが、公益社団法人土木学会が行った興味深い工事施工業者に対するアンケート調査があります。ここでは、プレボーリング工法既製コ...全文を見る
○辰巳孝太郎君 今、載荷試験ですよね。大臣認定の際に、土丹層も含めて個別に評価して大臣認定をしたのかということを聞いているんです。
○辰巳孝太郎君 この大臣認定された粘土層での基礎ぐいの性能評価の際、土丹層でも性能評価がきちんと個別で行われたのかという資料を、委員長、提出を求めたいと思います。よろしくお願いします。
○辰巳孝太郎君 この問題の背景には規制緩和もあると言わなければなりません。九八年、建築確認検査機関を民間開放する建築基準法の改悪が行われました。また、二〇〇〇年には、基礎ぐいについても性能規定の導入の規制緩和が行われました。つまり、今回の場合、大臣認定を取得していなくても、載荷試...全文を見る