辰巳孝太郎
たつみこうたろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月19日 | 第190回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇一五年度補正予算二案に反対の討論を行います。 安倍総理は、アベノミクスで経済の好循環が生まれ始めた、第二ステージに進むとし、一億総活躍社会なるものを実現し、今回の補正予算はその皮切りとなると表明いたしました。 しか...全文を見る |
01月20日 | 第190回国会 参議院 本会議 第4号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 会派を代表して、政府提出の二〇一五年度補正予算二案に反対の立場で討論を行います。 まず冒頭、十五日未明に起きた長野県でのバス事故において十五名の尊い命が失われたことに心からのお悔やみを申し上げますとともに、負傷された方...全文を見る |
○辰巳孝太郎君(続) 税制、社会保障制度、教育制度、雇用政策など、あらゆる政策を総動員して関連予算を抜本的に増額して取り組むこと、これこそが緊急の課題であります。 以上、日本共産党は、大企業と富裕層優遇を改めて能力に応じた税制への転換を図り、消費税の増税は中止し、国民生活を応...全文を見る | ||
02月10日 | 第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 三人の参考人の方、お忙しい中本当にありがとうございました。多くの示唆に富んだ御提言も聞かせていただきました。 今国会におきましては、とりわけ格差と貧困の問題を各党が取り上げて質問しているのが特徴ではないかというふうに私...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 続けて大沢参考人にお聞きしたいんですけれども、いろんなデータで日本の場合は所得の再分配機能が脆弱といいますか、これを強化する必要があると。給付付き税額控除の導入などを提案されているわけなんですが、先ほど国民健康保険料の話も少しされたと...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 最後に神野先生にお聞きをしたいんですけれども、先ほど、欧州の場合は、所得課税と法人課税を軽くせずに消費税を上げていったと。ところが、日本の場合はその逆で、所得税それと法人税、この負担を弱めて消費税を上げていったと。その違いのことを強調...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 賃金が上がることが大事だということだと思います。 ありがとうございました。実質賃金ね。 | ||
02月17日 | 第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 共産党の辰巳孝太郎でございます。 三人の参考人の皆さん、貴重な御意見、本当にありがとうございました。 まず、河村参考人にお聞きをしたいんですけれども、本当に具体的に迫った危機ということでお示しいただきまして、非常に分かりやすく受け止めさせていただきました。...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。 私もこのQQEについてはタコが自分の足を食べるようなもので、ドーピングのようなものじゃないかと言う方もおられますけれども、河村参考人の御意見ありがとうございます。 続いて小黒参考人にお聞きをしたいんですが、財政でいえば、どうやって収...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 以上です。 | ||
02月17日 | 第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。 派遣第一班の方にお聞きしたいんですけれども、まず最初にインドなんですが、目覚ましい発展を遂げているんですが、派遣報告には余り触れられていなかったので、インドの抱える現状として格差と貧困のことについて少しお聞きしたいんです。 イ...全文を見る |
02月18日 | 第190回国会 参議院 決算委員会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 甘利前大臣の金銭授受問題について質問をいたします。 この間の国会審議で、甘利氏秘書は二十億円の要求をS社に助言をしたということも明らかになりました。金額交渉はないとしていた甘利前大臣の記者会見での説明と食い違うというこ...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 丁寧な対応をURはしたと、一貫した対応をしてきたということであります。 URとS社の補償は極めて異質で異常でありました。公表された資料によると、URはこれまで三回の補償を行っております。一回目の物件移転補償は一千六百万円、二回目の物件移転補償、再配置補償ですけ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 定着と言いますけれども、国民には理解のできない話なんですね。 この一千六百万円を支払うという契約が交わされた後も、S社はこの不法占拠物件の撤去も実施をしないまま、次は内容証明で別の営業補償を求めてきたわけであります。ここにありますけれども、この内容証明が出され...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 前から一緒にやっていたと、こういう話ですけれども、しかし、非常に不自然なのは、このURの回答の最後にこうあるんですね。別途提案がありますので当該折衝は通知人担当者との間で行っていただくようお願いしますと。別途と提案しているわけですから、一回目の物件補償における契約...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 私が更に不可解に感じておるのは、弁護士を外して直接担当者との当事者間交渉をこの二項めの後段の部分でURの皆さんが提案をされているということであります。 確認しますけれども、なぜわざわざ、向こうは弁護士を通じて内容証明を送ってきている、そして皆さんも弁護士を通じ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 やっぱりしかし不可解ですよ。これ、まさに弁護士が入れば補償できる筋のものではないということを示しているんじゃないですか。S社にわざわざ補償するために弁護士を外したというふうに疑われても私は仕方がないというふうに思います。あえて弁護士を外したこの再配置の補償交渉がそ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 平成四年から認識をしていたということであります。ちなみに、再配置で二・二億円の補償契約が結ばれたのは二〇一三年の八月六日でございます。 では、URに続けて聞きますが、この残地内に産廃が存在し再配置が許されない土地であることを知っていながら、なぜこの契約、再配置...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 確認しますけれども、契約当時、再配置の契約を結べばS社は営業をそこでやりたいという求めをしていたわけでありますけれども、URの皆さんは再配置ができるということを前提にこの契約は結んだんですか。そこをはっきりさせてください。 | ||
○辰巳孝太郎君 再配置ができると皆さんが考えていた根拠は何ですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 だけれども、千葉県からは産廃が埋まっているからできないという指導が入ったわけですね。 皆さんは、この間、このニュータウンの事業を千葉県と一緒に様々な契約を交わしながら行ってきたと私は認識しております。であれば、なぜ二・二億円の再配置の補償が契約がされる前に千葉...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これ、千葉県に確認したら、産廃が埋まっているところには建てれない、再配置できないというのはすぐに分かったんですよ。これ聞かなかったんですよ、皆さんが。あえて千葉県に聞かなかったんですよ。なぜ千葉県に聞かなかったか。それは、皆さんがこの再配置の補償契約を結びたかった...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 十分の交渉と言いますけれども、その十分が圧力になっているんですよ。それ、一回か二回かじゃないんですよ。これ、全く行う必要のない、そもそもできない補償を無理やり行った上に、今度は同じ物件で交渉を、協議をしていること自身がおかしいと言わなければなりません。 URの...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 全く粘り強い交渉じゃないですよ。甘利氏側の介在によってURの皆さんが不必要なものを補償しているんですよ。 今回の一連の疑惑で、甘利氏側が受け取った金銭への疑惑、ますます介在含めて深まったと思っております。全容解明のために甘利前大臣を含めた関係者の証人喚問を求め...全文を見る | ||
03月09日 | 第190回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 一昨年九月、千葉県銚子市で起こった無理心中未遂事件を昨年に引き続いて取り上げます。 これは、県営住宅在住の母親が当時十三歳の娘の首を絞めて殺害したものであります。母子家庭の二人暮らしで、家賃を滞納し、その日は県営住宅か...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 政府は、庁内及び庁外関係機関との密接な連携体制が構築されていれば未然に防ぐことができた事案と考えられると、制度上の問題を認めております。では、具体的にどのような連携が必要だったと考えているんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 今、生活困窮者自立支援法という話がありましたが、私たちはこの法律、他法他施策優先を口実として、生活保護を利用すべき人が受けられずに支援事業に誘導され、保護の申請権が侵害されるのではないかと反対をいたしました。支援事業者の資格基準もないので、そもそも生活保護制度を熟...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 生活に困窮された方を最後に対応するのは福祉事務所であります。母親は二度にわたって銚子市社会福祉課に生活保護の申請の相談に行っております。ここでの対応がこの親子にとって決定的であり、改善されないと最終的には救えません。 母親はなぜ生活保護の申請ができなかったんで...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 いずれも、収入があるから駄目、あなたの場合は支払われる額はない気がするなどと言われて、申請せずに帰っております。厚労省、これは適切な対応ですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 母親は、そのとき既に国民健康保険料を滞納しており、短期保険証を受け取って、その部局から福祉課に行きなさいと言われて生活保護のところに行っております。 福祉課は国保料の滞納は知らなかったんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 制度上のことを聞きますが、生活保護が認定されれば国民健康保険料はどうなりますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 免除になるということですね。 福祉課は国保料の滞納も知っていたと。じゃ、その生活保護が認められれば国保料は免除されることを福祉課は伝えたんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 していないんですよ。家賃も滞納して、短期証も発行されている、それだけ困窮した母親が生活保護の申請に伺って、概要だけ聞いて帰ったというのはあり得ない話なんです。 つまり、福祉課は、国保料は生活保護を申請して認定されればこれは免除されるということを伝えていないとい...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今回の事件は、居住確保がいかに重要かということも浮き彫りになりました。 この世帯は、二〇一三年三月に入居が取消しになった時点で、八か月、滞納十一万五千二百円がありました。しかし、収入が乏しいので、家賃減額を申請すれば家賃が減額になっていたと思われます。しかし、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 千葉県では遡及はできたんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 千葉県の制度としては遡及はできるんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 遡及はできなかったんですよ、条例で、制度として、千葉県は。 それで、各自治体の各々の判断でできるということですから、厚生労働大臣、遡及制度を法律なりなんなり改正して、これ制度化すべきじゃないですかね。(発言する者あり)あっ、ごめんなさい、国交大臣。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ、イニシアチブ取ってやらないと駄目だと思いますよ。 問題はまだあります。県が二〇一三年三月五日に明渡し請求を行った後、僅か二十六日後に入居の許可が取り消されております。そして、強制執行の当日である二〇一四年九月二十四日までの間、県の職員はただの一度も母親に...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 訪問だけじゃなくて面会、面談すべきじゃないですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 面談しない限り、そういう手続は取らないということだと思います。 住宅確保配慮者に対する住宅セーフティーネット法では、要配慮者への対応をどのように定めていますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 では、強制退去の前に、この法にのっとった適切な居住支援を行うべきだったんじゃないですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 居住支援は行うんですか。改めてもう一回。強制撤去などのとき、居住支援を必ず行ってほしいんです。 | ||
○辰巳孝太郎君 答えていないんですが、これ、公営住宅だけじゃなくて民間住宅でも一緒なんです。強制退去のようなそういうことをやるときには、必ず居住支援をすべきだというふうに言っておきたいと思います。 次に、家賃の徴収事務について聞いておきます。 自治体によっては家賃の徴収事...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 一人親家庭に支給される児童扶養手当について聞きます。児童扶養手当の目的は何でしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 生活の安定ということがありました。 では、支給月と金額はどうですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 今日、皆さんのお手元に資料を付けております。昨年十二月の朝日新聞の記事であります。 この記事では、こうあります。「家計を支えるための公的手当がまとめ支給であるがゆえに、公共料金などの滞納とまとめ払いを繰り返す不健全な家計運営を余儀なくされている」、「低所得者が...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 では、手当の支給回数が増えれば、低所得者にとっての、一人親家庭にとっての家計管理の困難さは軽減されると思いますか。生活の安定に寄与するんじゃないですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 いや、母子家庭に寄り添う目線を本当に持ってほしいと思うんですね。 年金支給、一九九〇年、年四回から六回に増やしました。なぜそうしたんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 じゃ、母子家庭に対してもやってくださいよ、やってあげてくださいよ。一九八八年の年金審議会では、将来の年金毎月支払への対応ということもまとめているんですよ。こういう要求だってあるんです。年金受給者だけではなくて、母子家庭の、一人親家庭のこの児童扶養手当も支給回数を増...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 まあ公明党も提案していたということなんですね。 それともう一つ、支給間隔が大きくなることで、離婚直後から貧困に陥ってしまうということも私は指摘したいと思います。十一月一日に仮に離婚届を出した母子家庭が初めての支給、これ何月になりますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 今、与党の方からせめて二か月ぐらいにという話もありましたけれども、これ四か月後なんですよ。これ預貯金があればいいんですけれども、結局なければお金借りるしかなくなります。先ほど児扶手の手当は生活の安定に寄与するためだという答弁がありましたから、その趣旨が最初から反映...全文を見る | ||
03月10日 | 第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 〔委員長退席、理事羽生田俊君着席〕 政府は、希望出生率一・八に直結する緊急対策として、小児・周産期医療体制の整備促進を掲げております。補正予算でも約二十億円計上をしております。私は、そのような小児・周産期医療体制整...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ガイドラインでも、救急、小児、周産期、不採算・特殊部門に関わる医療の提供を公立病院が担っていくということを総務省も言っているわけですね。 この救急、小児、周産期などの不採算部門を提供してきた病院、これが大阪市南部に位置する住吉市民病院という公立病院であります。...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 総務省に確認しますが、再編に当たって、住民の理解、これも必要だと思いますけど、どうですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 では、今回の再編計画に住民の理解や地元の理解はあったのか。厚労省、大阪府医療審議会での採決の結果、意見書の採決ですね、意見書に付されているこの採決の結果をお示しください。 | ||
○辰巳孝太郎君 圧倒的多数で反対であります。 厚労省、確認しますが、過去、全国の同様の再編計画について、反対の意見書が付されたことはありますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 まさに前代未聞なんですね。 医療審議会の構成メンバーのほとんどは医療関係者で、つまり地域の実態を一番よく知る、そういう専門家から反対が相次いだということであります。これが今回の再編計画です。住民の理解も地元の納得も得ていない。 そもそも、府立病院は主に三次...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 十分な医療が確保されないと危惧しているからこそ、地元は理解も納得もできないと、医療審議会では反対という意見書が付されたわけでございます。 厚労省、ちょっと確認しますけれども、この申請書ですね、再編計画の申請書が申請される前に、大阪市などに対して、この再編計画に...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 申請前には厚労省は、地元の同意、合意がなければこれは申請してくれるなと、これは得てから申請してくださいと、そういう対応だったんでしょう。厚労省、もう一回答弁してください。 | ||
○辰巳孝太郎君 そういう指導はしていないということですけれども、大阪市議会の中で、大阪市が厚労省にこのことについて事前説明を受けたときには、地区協議会の理解は得ておくべきだという見解を得ておりますと、これ大阪市の役人が言っているわけですね。ですから、厚労省は、これまでこういった再...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 年間百十七人なんですよ。先ほど私が申し上げた医師三人で七百の分娩だと、一人二百三十三なんですね。これちょうど倍なんですよ。全く非現実的な計画というのが今回再編計画の中身になっているということであります。 加えて、地元が反対する大きな理由の一つが小児科ベッドの減...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、今丁寧な説明という話がありましたけれども、地元が求めているのは丁寧な説明ではなくて確実な医療体制の確保だと思うんですよ。それがこの計画ではできないじゃないかと、医療関係者が相次いで声を上げているということをしっかり見ていただきたいと思います。 今日は大阪...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 太田政務官、府知事として大阪の医療をこの間ずっと見守ってこられたと思いますけれども、大阪の子供は自分の子供やということをおっしゃっていたと思うんですね。政務官はこの七万筆の反対署名、医療崩壊に対する府民の、市民の危惧をどう受け止めておられますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、もう一つちょっとお聞きしたい。 先ほどから丁寧な説明、そして注視するという話がありました。もしこれ、再編計画がうまくいかないと、うまくいかないじゃないかと、これ分かればですよ、これ同意そのものは撤回することはあり得ますね。 | ||
○辰巳孝太郎君 うまくいかなければ撤回しなければならないと私は思っております。 先ほど、丁寧な説明ということが繰り返されておりますけれども、確実な医療が提供されるのか、そして継続的に保障されるのかということが私は重要だと思っております。 総務省、公立病院を民間病院に譲渡す...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 相当期間の医療提供の継続という話がありましたが、厚労省、確認します。 今回の再編計画、この医療提供の相当期間の継続は保障されるんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 この地域は周産期、小児科が元々不足をしている地域ですから、この小児科や産科が医療継続の保障に入らない再編計画というのは私はあり得ないというふうに思っております。 大臣、もう一度聞きます。先ほど、注視するという話がありましたけれども、もしこの小児科や産科が保障さ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、民間病院の小児科、そして産科がなくなってしまったら、府立の病院との連携や分担そのものがあり得なくなるわけですよ。それが分担、連携ができないんじゃないかという専門家の意見が出ているということを重く受け止めるべきだと私は思います。 民間では難しい、住民に必要...全文を見る | ||
03月10日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第2号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 一月十五日の未明、乗員乗客四十一名中十五人が亡くなった軽井沢のバスの事故、私も現場に行ってまいりましたけれども、亡くなられた方々に心からの哀悼の意を表すとともに、御遺族の方にはお悔やみを申し上げたいというふうに思います。 ...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 大臣は、この事故を受けて、どのように御自身お感じになられますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、今、遺憾という言葉を使っておられますが、遺憾というのは、辞書で調べますと、自らの責任はないけれども思ったようにいかなくて残念だと、こういう意味なんですね。私はそれでは駄目だと思うんです。規制緩和への反省というのが私は国土交通行政に携わる責任者として必要だと思...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 参入規制を緩めたその結果、悪い業者は淘汰をされなかったというのがこの事業者数を見ても明らかだと思うんですね。 関越の事故であれだけの死傷者を出しました。国交省は規制を強めたんだと、こういう話も委員会でもされておりますね。 それでは、関越道の事故以降、この許...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 たった三件なんですよ。たった三件なんですね。これが実態です。 私は、二〇一四年の国交委員会の質疑でも、労働条件の問題、改善基準告示の問題というのを取り上げました。余りにも長時間労働、労働が規制緩和をされてバスの運転手さんに過大な負担が来ていると、そのことが事故...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 私は、サービスの多様化とか利用者の利便性向上とか、そんなことは絶対言えるはずではないと、言ったら駄目だと思うんですよ。人の命を預かって運ぶのが旅客運送事業ですから、安全が一番のサービスだと、この位置付けをしなければ私は駄目だと思います。 一九九八年六月の運輸政...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 白タクは認めない、当然のことだと思います。 三月二日、国家戦略特別区域諮問会議において、「国家戦略特区における追加の規制改革事項等について」では、過疎地域等での自家用自動車の活用拡大について驚愕の提案がされております。これ、そこの部分、全文紹介いただけますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、まさに規制撤廃してのライドシェアの解禁じゃないですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 では、例外を広げるということでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 では、そもそも自家用有償旅客運送とは何なのかということを確認していきたいと思うんですね。 国交省、自家用有償旅客運送とはどのような条件で認められているんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 この趣旨は、一般旅客運送では事業者がいないので困難である、そして地域住民の生活に必要な輸送を確保するということ、だから例外的に安全要件を緩和してこの自家用有償旅客運送を認めていると、こういうことですね。 確認しますけど、地域住民に必要な輸送を確保するためにこれ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それでは、今回の特区の方向性ですね、先ほど文言を紹介していただきましたけれども、こうあります。「訪日外国人を始めとする観光客を中心とした運送需要に対応するため、」と、こうあるわけですね。 これ、対象は観光客に限るということなんでしょうか。まず、ここを確認しまし...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ビジネス客でもいいということですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 誰でもいいということですね。 「過疎地域等」とありますが、この「等」には何が入るんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、都市部でも交通の供給がなければできると、こういう話ですね。そうなりますと、どこがどのような必要性をもって区域を決めてこの自家用有償旅客運送の登録を行っていくのかということが大事になってまいります。 確認しますが、この自家用有償旅客運送の活用拡大に当たっ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 登録の申請はどこが行うんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 運営協議会は意思決定にこの特区の制度の下で関わるんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 先ほど紹介していただいた文言の中に、関係市町村、上記制度を活用した自家用有償旅客運送を行おうとする者及び一般旅客自動車運送事業者が協議した上でと、こうあるんですが、これは運営協議会ではないということですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 確認します。現行の自家用有償旅客運送、これ申請を行うのは、運営協議会で審議をして、そして申請をして大臣等が認可をすると、こういうことでよろしかったですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 ということは、今の御説明だと、協議するのも運営協議会ではない、別のところである、そしてそこが協議をしたとしても、最終的に自家用自動車の活用拡大を決めるのは区域会議だということですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ規制撤廃じゃないですか。規制撤廃ですよ、これ。むちゃくちゃな制度ですよ。現行の自家用有償旅客運送は、先ほど答弁していただきました、地域の住民のニーズがあって供給がない場合にできるということになっていましたね、地域のニーズ。しかし、今回の特区では、観光客を輸送す...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 地域のニーズじゃないんですよ。しかも、運営協議会もない、最終的に決めるのは全部区域会議だと、特区だと。 大臣、これのどこが自家用有償旅客運送の拡大ですか。これもう撤廃ですよ。規制崩壊ですよ。どうですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 全く理解できません。規制崩壊であります。 地域公共交通の活性化及び再生の促進に関する基本方針の前文ではこうあります。「地域のニーズや課題に最も精通した地方自らによる地域公共交通のあり方についての主体的な検討と、それに基づく持続可能な地域公共交通網の形成に資する...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 事業の実施主体も区域会議が決めるんですか。これ、NPOとか市町村とかいう話がありますね。それ以外でもいいということですか、区域会議が決めれば。 | ||
○辰巳孝太郎君 NPOだって別に利益出したらあかんことじゃないですからね。これだって緩いですよ。 そして、あくまで、あくまで協議した上でですよ、仮にこの協議した結果、結果ですよ、これ、やらないと決めた場合、区域会議は逆の決定下すことできるんですか、確認します。 | ||
○辰巳孝太郎君 最終的に決めるのは区域会議であります。こんな規制撤廃は絶対にやるべきじゃないというふうに申し上げて、私の質問を終わります。 | ||
03月16日 | 第190回国会 参議院 本会議 第13号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、復興財源確保法及び特例公債法の一部を改正する法律案について質問をいたします。 まず、消費税問題です。 国民生活も経済も財政も壊す消費税増税は中止すべきです。内閣官房参与の浜田、本田両氏からも見直し、凍結論が出ていますが、財務大臣...全文を見る |
03月22日 | 第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。 まず、本題に入る前に、大臣、今子供の貧困ということがいろいろ取り上げられていますが、子供の医療費助成を行っている自治体に対する国からの補助金の減額、これを廃止するということでよろしいでしょうか、決断されましたでしょうか。 |
○辰巳孝太郎君 是非そういう期待の声に応えるように、言われているような就学前だけではなくて、全体に広げていくということを是非決断いただきたいというふうに思います。 それでは、今日は生活保護利用者に対する資産調査問題について質問をいたします。 厚生労働省は、昨年の三月三十一...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そうなんですね。生活保護の方は預貯金してはならないと誤解をされている方もおられるんですけれども、それは預貯金が認められる。これは当然だし、そしてその使い方についてもこれは自由であると。なぜ自由でなければならないかというと、これは人が自らの生き方ないし生活を自ら決す...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それでは、一体何のための運用変更なんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 まず一つ目言われました会計検査の件ですけれども、これ読みますと、会計検査は、金銭の管理を委ねている救護施設やグループホームの入所者の預貯金の話なんですね。一般的な生活保護利用者の話ではないわけですよ。そういう管理を委ねている人について預貯金がたまっていった、そうい...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 では、この通知が発出されて以降、どういうことが現場で起きているのかということを是非知っていただきたいと思うんですね。預貯金、資産の確認だといってケースワーカーが生活保護利用者に対して財布の中まで見せろということを迫っている事例が全国で確認をされております。こういう...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 明確に答弁をいただいておりません。生活保護利用者の方に財布の中まで見せろというのは人権侵害ではありませんか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ちょっと大臣、財布の中まで見せろとケースワーカーに生活保護利用者が言われたら、これ本当に驚きますよ、傷つきますよ。こんなことまで許していいんですか。やる必要ないでしょう。 | ||
○辰巳孝太郎君 財布の中身を見せろと強要するのが、プライバシーを保護する、プライバシー、それは配慮しながらと、こう言うわけですけど、物すごいプライバシーですよ、財布の中身なんて。 それだけじゃないですよ。銀行預貯金、通帳ですね、これのコピー提出を迫られるというところも出ており...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 生活保護利用者の方は自分の通帳のコピー一年分、これを持ってこいということを言われているわけですけれども、これも私はもう人権侵害だというふうに思います。 大体、財布の中身を見るとか見ないとか、あと通帳の中身がどうだとか、これ物すごいプライバシーの塊なんですよ。通...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 まあちょっと話にならぬのですけれどもね。 では、やりくりによって生じた預貯金がある場合は、その運用はどうするんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 今、預貯金がある場合は助言、指導という話がありましたけれども、これは、活用すべきと思われる預貯金であったとしても、生活保護利用者とのやり取りの中で計画的な支出について助言、指導することで停廃止という措置をとらないようにするということでよろしいですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 もう一つ確認しますが、預貯金があると、しかし、その使途の目的というものではなくて何となくためていたと、何となくためていたんだと、備えていたんだという方もたくさんおられます。その場合でも、一律に停廃止ということではなくて、これまでためてきたということは、最低基準の生...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 この間、生活保護利用者の方は、生活保護の基準の引下げであるとか住宅扶助の引下げ、あと冬季加算の削減などで更に困窮をすることになっております。 人権侵害を伴う今回の資産調査は、保護利用者の方に、私は、時々山登りをしたいんだと、また年に一回は墓参りをしたいんだと、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 最後。 大臣、人権侵害はバランス問題じゃないですから。これは、どんなことがあっても人権侵害をやってはあきませんから。 私は、人権を侵害するこの資産調査は中止すべきだというふうに申し上げて、質問を終わります。 | ||
03月22日 | 第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 アフリカ・モザンビーク、ナカラ回廊地域で進められようとしている農業開発、プロサバンナ事業についてお聞きします。JICAが関わるODA事業であります。当事業に関しましては、現地最大の農民組織、UNACなどを中心に、市民社会、...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 そうはいうんですが、現地市民社会、NGOからの告発が続いております。 例えば二〇一四年にも、モザンビーク当局が農民連合に、従わないと牢獄に入れると恫喝したことが指摘をされておりますし、昨年四月から六月にかけての公聴会でも、主催者から、反対意見は述べるななどの威...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 対話の改善を確認ということなんですが、ところがその後も同様のことが続いております。 例えば、二〇一五年の十二月二日、市民社会関与プロジェクトが新規に立ち上がり、これを推進するためとして、JICAは現地企業MAJOL社と契約を交わしました。このMAJOL社が行っ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それでは、大臣、この準備会合などに、最大の農民組織であるUNACなどが排除された、結果的に参加することができなかったということはお認めになりますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 参加を期待というんですけれども、それを、そもそも門戸を閉ざしたのが、JICAと契約しているコンサル会社であるMAJOL社の拙速なプロセスだという指摘があるわけですね。 このUNACを始めとする九つの市民社会組織は本年二月十九日に、プロサバンナ事業における対話の...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 更なる対応ということであれば、是非調査をしていただきたいというふうに思います。 この問題、更に続けてまた追及していきたいと思います。ありがとうございました。 | ||
03月23日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 前回に引き続きまして、タクシーの規制緩和問題について聞きます。前回は、国交省の答弁では、特区の下で区域会議が主導権を握って運営協議会は骨抜きにされると、事業開始の意思決定もこの区域会議が行うということを国交省自身も認めまし...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 それは対面で行うんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、例外は認められているんですね。努力規定なんですよ、あくまで、対面でするというのは。努力規定でこれがやらなきゃいけないということになっているということであります。 安全の問題では、旅客の対象を広げたというのも今回重大だと私は思っております。特区の方針で...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 代替措置だから構わないということでありますけれども、そのことについては少し後でやりましょう。 先ほど聞いたことでまだ回答をいただいていないんですが、労働時間の管理はどうなりますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 兼業は可能でしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 そうなんですよ。兼業ができるんです。あくまでこの事業による労働時間の管理はできるかもしれないけれども、一般に仕事を持っている方が片手間で自家用運送、これ自分がやりたいといって名簿を登録してできるわけですよ。 これ、今トラックやバスの運転手の過密労働が事故を引き...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、この特区制度によって、皆さんがおっしゃるように、観光客やビジネス客がたくさん来たとしても、ドライバーがたくさん必要になったとしても、その場合は自家用有償旅客運送という枠組みではなくて、いわゆる緑で認可をもらって営業することになると、そういうことでよろしいで...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 不必要であると判断するのは誰ですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 登録を決定する又は登録を継続するというのは、区域会議ではなくて国交省がやるということですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 これまで国交省は、自家用有償旅客運送に関して、この登録に関しては既存事業者を意思決定から排除する仕組みは適切ではないというふうに答えてきましたね。 今回、登録に関してはまさに区域会議が主導権握ってやると。登録をもうやめるのか、更新するのか、これまだ設計が決まっ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今、結局、運営協議会の話はされませんでした。結局、協議した上で最終的に登録するのか継続するのか決めるのは区域会議だということなんですよ。 ここでの問題は、現行制度では地域の足がないから例外的に安全基準を緩和した自家用有償旅客運送をやるということなんです。ところ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 NPOだから、非営利だから安全は確保されるということにはならないわけであります。こういう経済論理優先主義が安全運行や安全運行に必要な当然の労働条件を切り下げて、その結果、旅客の安全が脅かされることになったというのがこの二十年来の規制緩和の我々の教訓じゃないですか。...全文を見る | ||
03月28日 | 第190回国会 参議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 日本共産党は、法令違反を繰り返すいわゆるブラック企業によって若者が苦しめられていることを国会で何度も告発をし、二〇一三年にはブラック企業規制法案も提出をいたしました。一億総活躍社会といいますけれども、若者が使い捨てられる社...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 約半数がトラブルを抱えていたという調査結果でございました。 今厚労大臣も少し紹介いただきましたけれども、ブラックバイトの典型例を少し出させていただきました。無理なシフトを組まされ、テスト期間中も休めない。辞めたいと言えば、代わりを見付けてこい、空いた分の損害賠...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それを強要してしまうと法律違反になってしまうということですよね。今大臣の答弁を聞いて、そうだったのか、私はそういうふうにやらされていたと、それが法律違反だと初めて知ったという高校生、大学生がたくさんいると思います。 今日は、先ほど大臣も少し触れていただきました...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 きちんと記録をして、そしてそれをきちんと賃金に反映をさせるということであります。 厚労省が行った意識調査の中で、最も多くの学生が経験した業種はコンビニエンスストアであります。昨年八月に高校生が立ち上がり、労働組合首都圏高校生ユニオンを結成し、労働条件の改善や法...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 当然違法であります。 さて、大手コンビニチェーン店がこの違法行為を可能にするシステムで正確な賃金を払っていないということを今日は取り上げたいと思います。パネルを御覧ください。 全国一万八千五百店舗以上を展開する業界最大手のコンビニチェーン店、セブンイレブン...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 正しく賃金が計算されるべきだという話でありました。 総理、これ、例えば時給九百円の労働者が月二十日間、つまり年間二百四十日働いた場合ですと、始業と終業で最大、このシステムだとそれぞれ十四分ずつ切り捨てられるということになるんですね。それで計算しますと、切り捨て...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 明確な答弁だと思いますね。 この会社はそれだけではありません。従業員労務管理の手引というのを私は入手をいたしました。この労働契約書の中にはこう書かれているんですね、「効率的な業務を実現するため、就労は十五分単位を基本とします。」と。元々こういうふうにしなさいと...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 総理、明確に答えていただきたい。実態を調べて、全ての業界に再発防止を徹底してください。総理。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ、問題は、この本社が堂々と違法行為を基本と位置付けていることなんですね。 フランチャイズの店舗オーナーは家族経営の方も多く、高過ぎるロイヤルティーに苦しんでいる人もたくさんおられます。本社は、圧倒的に強い立場を利用して見切り販売を妨害したとして裁判でも断罪...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 このようなブラックバイトの背景には学生たちの生活苦があるわけです。 私たち日本共産党は、三つの提案をさせていただいております。国立も私学も十年間で学費を半減する、月額三万円の給付型奨学金を七十万人に支給する、そして、今すぐどこでも時給千円にして、千五百円を目指...全文を見る | ||
03月29日 | 第190回国会 参議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度一般会計予算外二案に反対する討論を行います。 日本経済再生の要は、GDPの六割を占める個人消費を温めることです。ところが、労働者の実質賃金は下がり続け、国民に景気回復の実感はありません。一方、空前の利益を上げた大企業の内...全文を見る |
03月31日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第5号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 私は、一昨年六月、当委員会において踏切事故問題について質問をいたしました。警報機が鳴ってから遮断機が下りるまでの時間が余りにも短過ぎて、高齢者や障害者の皆さんが踏切を渡り切れないという問題点を指摘をしまして、検討会の設置を...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ですから、安全だからということなんですね。 本来であれば、踏切というのはこの道路法が作られた時点で増えないということになるはずだったと思うんですが、なのになぜ踏切がそれ以降も造られてきたのかということをお答えいただきたいと思います。 | ||
○辰巳孝太郎君 今紹介いただきました施行令の三十五条ですね、法律では原則立体なんだけれども、例外というのがありますよと。今紹介いただいた中で、最後の三つ目ですね、立体交差とすることによって増加する工事の費用がこれによって生ずる利益を著しく超える場合は立体じゃなくてもいいということ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 その原則を逸脱することがないように注視していきたいと思います。 続いて、道路協力団体について数点確認をしたいというふうに思います。 改正法第四十八条の二十一、一項において、道路協力団体は、道路管理者に協力して、道路に関する工事又は道路の維持を行うものとする...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 軽微なものをということなんですが、幾つか確認をしたいと思います。 この道路協力団体は、いわゆる民間業者、事業者ですね。例えば、地域の建設会社が道路協力団体になることも可能であります。その場合、道路の改変を発注するのは道路管理者である自治体などになるわけでありま...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 簡易なものをということでありますが、改めて管理責任の所在ということについてもちょっと確認をしておきたいと思うんですね。 道路協力団体が道路管理者の依頼によって例えば凸凹を直すとかバリアフリーにするために何か造ったものが破損をして通行者に損害を与えた場合、これは...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 もう一つ、四十八条二十一では、六つの業務を行うものとしております。国交省は全てを行う必要はないんだという説明をしておりますが、では、この一項で道路管理者に協力して道路の維持とありますが、これも行う必要がないということになるのか、また、そうなれば、二項に規定している...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今オープンカフェということをおっしゃっていただきましたが、営利活動を行っている企業も協力団体として指定が可能となるわけですね。 私、いろいろ考えてみますと、例えば歩道上に様々な、例えば大手コーヒーチェーン店があると。そういうコーヒーチェーン店が協力団体として指...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、やはり民間企業にとっては、そこで営業ができるわけですね、オープンカフェで。土地を占有することで、そこでできるわけですから、利益が莫大なものになるケースも私出てくると思うんですね。 そうなりますと、収益の確保が優先してしまうということになりますと私は法の趣...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 | ||
04月05日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第6号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 くい打ちデータ偽装、流用問題に関わって質問をいたします。 本年一月には、国交省は、関わった三社に対しまして、一次下請の日立ハイテクノロジーズ、二次下請の旭化成建材に営業停止十五日の業務改善命令を下し、また元請の三井住友...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 情報もなかったし相談もなかったということであります。この点、元請の三井住友建設の責任は私は重要だというふうに思います。 この中間報告にはこうも書かれております。工事日報には、掘削作業の過程で地中障害が見付かり、設計上のくいの打設箇所を変更している箇所が比較的多...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 関わって聞きますが、三井住友建設は、地盤調査の結果を踏まえて、くいの打設場所、各くいの長さ、各くいの仕様等を決定をしたわけでありますが、この判断の是非については旭化成建材としてどのように考えておられますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 そう考えますと、様々な情報を隠し持っていた元請の三井住友建設の責任は重大だと私は思いますし、もう一つ確認をしますけれども、仮に今後、様々な情報が工事の過程によって、先ほどの工事日報の件もありました、いろんな障害があったということもありました、そういうケースの場合は...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、三井住友の責任と、そして当時それをしていなかったやはり旭化成建材の責任も同時に問われなければならないというふうに思います。 次に、工法の問題を指摘をしたいと思います。 大臣認定制度は二〇〇〇年の建築基準法改悪に伴って新しく設けられたものであります...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 マーケットが小さいから取らなかったということであります。しかし、現実の施工では土丹層をこの大臣認定を取っていないダイナウイングで施工をしたということには変わりありません。ここに、本当にこの工法を使用することが正しかったのかという疑義が生まれてくるわけでありまして、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 十分にじっくりというのは、一般的な工法よりもどれぐらい十分にじっくりやったということなんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、口頭で指示しただけで、本当に実際にそういう工法でやったのか、十分にやったのかということは分からないということであります。 二〇一二年の日本建築学会技術報告書にはこうもありますね。根固め部のソイルセメントの強度が低いと、くい先端から地盤への力の伝達が十...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、このダイナウイング工法は粘土質の大臣認定も取っていない、そして、この載荷試験のときはそういう認識が、例えばソイルセメントの強度が低くなるんじゃないかという認識も定かではない、羽根の回転数を増やして根固め液の置換率を大きくなる注入方法、それを本当にしたかどう...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 根固めのありようについては、今後調査の中で明らかになっていくことだというふうに思います。 大臣認定制度について改めて確認しますけれども、これは政府に聞きます。この拡大根固め工法は支持層での土質が決定的になります。粘土といいましても、一つ一つの土質は現場で違って...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 土丹で行ったのは二つしかないんですね。ですから、先ほど日建連からも、土丹などの硬質粘土地盤では強度低下を招きやすいという指摘があるわけであります。 これでどうやって正確な性能評価をするんだと。二つしかしていないわけですよ。そもそも大臣認定制度そのものが試験や審...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これ、とんでもない話だと思いますよ。安全側の数値入れているから大丈夫なんていう話にはなりません。姉歯の構造計算偽造事件を国交省が明らかにして、建築確認申請の在り方が問われたのがまさにこの二〇〇五年の十一月なんですね。にもかかわらず、事後チェックを認めているというこ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、基本はまず大臣の認定をもらわないと確認申請もらえないということなんですよ。 大臣認定制度というのは、指定性能評価機関において一定の性能を有していることのお墨付きを与えて図書の省略を許すものでありました。一方で、認定工法以外のものは載荷試験で支持力を確...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 時間が来ましたけれども、途中で載荷試験をして構造計算やり直してくいの本数変えるなんて、そんな大変なことなかなかできないですよ。やっぱり安全第一で考えて、載荷試験をきちんとやらせる、それで確認申請やらせると、そういうことにしなければならないというふうに申し上げて、私...全文を見る | ||
04月06日 | 第190回国会 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。 一月の家計調査で、三十四歳以下の若年層の消費支出が前年同月比一一・七%減の大幅なマイナスとなりました。全世帯の平均は三・一%減ですから、若者の消費の冷え込みが特に深刻であります。 今や、働く者の四割が非正規雇用であります。労働...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ちょっと信じられない答弁なんですが。若者の非正規雇用が倍になっているんですね。賃金だって、国民全体の賃金は引き下がっていますから、それが消費活動に影響を与えるのは明らかだと思います。 三月の二十八日に私は予算委員会で、コンビニ業界最大手のセブンイレブン本部が作...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 指導したのか、調査をしたのか、お答えいただきたい。 | ||
○辰巳孝太郎君 副大臣、三月の二十八日の大臣の答弁で、しっかりと対応していかなければならない、指導していかなければならない、総理は違法行為等が発生していることは極めて重大な問題であるという答弁を、そこまでしているんですね。これはもう個別企業の問題で逃げられる話ではないと思います。...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 すぐに、すぐに確認をしていただきたいというふうに思うんですね。 この労働時間の管理というのは各店舗のオーナーだけがやっているわけではありません。それぞれの労働時間、アルバイトが働いた労働時間というのは全て本部も把握をしております。そして、その賃金は、オーナーが...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 副大臣、これ本部が違法行為を誘発するシステムを構築しているという重大な問題なんですね。 衆議院、参議院、各会館の下にセブンイレブンありますけれども、セブンイレブンはコンビニ業界でまさに最大手で独り勝ちの状況であります。一日三回の発注システムを構築するなど、それ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 副大臣、やっぱりおかしいと言えないのはちょっとね…… | ||
○辰巳孝太郎君 済みません。はい、失礼いたしました。 やはり、おかしいと言えないのはちょっと不可解なんですが。これ十五分未満を切捨てでやりますと、例えば一か月二十日間働く労働者が年間二百四十日働いた場合、これ始めの時間と終わりの時間それぞれ十四分最大切り捨てられますから、一日...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 安倍政権はアベノミクスと称して異次元の金融緩和を進めて、日銀は新規に発行される国債のほとんどを買い占めて、日銀が保有する国債残高はこの三年間で三倍近い三百五十三兆円に達し、全体の三割を占めるに至りました。ところが、市場に大量の資金を供給すれば企業や家庭が投資や消費...全文を見る | ||
04月07日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第7号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 本改正は、船舶交通が著しくふくそうすることが予想される海域において津波等による非常事態が発生した場合、危険を防止するため、船舶を迅速かつ円滑に安全な海域に避難させるために船舶交通を一体的に把握をすると、また、非常事態が発生...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 同様のことが起こる可能性があると。 国交省は、津波避難マニュアルというものを作りましょうと。これの作成の手引を作って、旅客や一般貨物などを運航する事業者にこの避難マニュアルの作成を促してきております。 確認しますけれども、全国の船舶運航事業者数に対してこの...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 災害が起こったときに各船舶がばらばらな行動をしていては、なかなか、これが危険だという目的意識でこのマニュアルの作成を、作りましょうと呼びかけているわけですが、今おっしゃったとおり、内航船舶の事業者四千のうちこのマニュアルができているのが三百七十しかないと。つまり、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 全体の一四%はあるわけですね。 じゃ、確認しますが、外国船舶に対するこの避難マニュアルの作成は進んでいるんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 そうですよね、日本にある船ということですから、日本の事業者だけではなくて、外国船舶に対してもきちんと働きかけていってもらうということを進めていっていただきたいというふうに思います。 それでは、続いてなんですが、昨年の十二月に内閣府は、南海トラフの巨大地震が発生...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 五分とか六分間揺れるということですね。その中には三大都市圏が含まれております。 この超高層建築物の最上階の揺れ、今時間を言っていただきましたけれども、どれぐらいの揺れになると見込まれているんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 今おっしゃっていただいたのは、片側で三百センチということですから、これ往復でいいますと六百センチ、つまり六メーター振れると。つまり、高さが二百から三百メーターぐらいある建築物ではそれぐらいが想定をされると、そういう建築物が三大都市圏にもあるということですね。 ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 理にかなった対策を求めて、質問を終わります。ありがとうございます。 | ||
04月13日 | 第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 先ほど来、国際連帯税であるとかタックスヘイブンの話もありましたし、参考人の中からは、いわゆる租税回避の措置、これを取り組んでいけばいわゆるSDGsの資金、タックスヘイブン、これをなくしていけば賄えるという試算もあるというよ...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。 併せてお聞きしたいんですが、今回のSDGsというのは、いわゆる市民社会からのいろんな意見を取り入れた結果、十七のゴールということで、以前の八つから拡大したということだったと思うんですけど、それでもなお、これを盛り込んだ方がよかったんじゃ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 続けて、大野参考人にお聞きしたいと思います。 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジということで、日本は国民皆保険ということでUHCの先進国だと言われていますけれども、おっしゃったように、実態としてはどうなのかと。一部負担金もありますし...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 時間が来たので終わります。 ありがとうございました。 | ||
04月26日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第8号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 私の方からも、この度の地震でお亡くなりになった方々に心からの哀悼の意をささげ、そして被災された方々へのお見舞いを申し上げたいと思います。 JR九州の新幹線が震災で脱線をいたしました。この脱線した区間は、脱線防止ガードと...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 是非早急に進めていただきたいと思うんですね。 被災地、現地では今ボランティアの方もたくさん行かれておりますが、やはりどれだけ機械化が進んでも人の手というのは最後に重要になってくるというふうに思うんですね。 今日は、その観点からも駅の無人化問題を取り上げたい...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 駅は地域の玄関口でもありますし、地域の中心的な役割を担っております。その玄関口である駅が無人化をされて安全性、利便性、治安が後退することは、地域にとって大きな打撃になると私は思うんですね。大体多くの鉄道会社自身が地域貢献、社会貢献を掲げている中で、私は無人化という...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 個別というんですけれども、やはり安全性に問題があっては絶対ならないというふうに思うんですね。 国交省は、駅の無人化に当たって各鉄道会社から無人化をするときには相談を受けているというふうに聞いているんですが、一体どういう相談で、国交省はどういうふうに返しておられ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 安全性という面では、これから紹介していきますが、非常に後退することになるんですね。 太田前国交大臣は、我が党議員が昨年行った無人駅に関する質問に対して、大事なのは安全だと、それを利用する方が困るということがあってはならないというふうに思いますので、よく調べさせ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 聞きますと、九州だけしかしていないということですけれども、これ全部やっていただきたいんですね。それで、安全性の低下ということでいえば、具体的にどういうことが今起こっているのかということなんです。 例えば大阪、これ近鉄なんですが、乗降客が三千人を目安に駅の無人化...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 しかし、ネットワーク維持のためといいましても、南海は別に赤字の会社ではありません。この資料でも、一番もうけているようなJR東海だって無人駅どんどん進めているわけなんですね。 やはり無人化で安全面、利便性で最も影響を受けるのが障害者だと思います。車椅子の方はイン...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 この文言、大事だと思うんですよ。 つまり、段差の解消、転落防止設備の導入、これホームドアですね、などと併せて人的な対応の充実を図る必要があると掲げているわけですね。つまり、そもそもバリアフリーをすれば無人にしてもいいというものでは当然決してなく、障害者基本法が...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 最後になりますけど、適切に指導ということを言っていただきましたので、先ほど関係者の理解が大事だと、私が今紹介した駅などは、関係者の理解、全然得ていないんですね。だからこそ自治体から様々な意見書も出ているということですから、国交省、適切に対応、指導をしていただくよう...全文を見る | ||
04月28日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第9号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 本改正案は、物流業務の効率化、省力化を図り、労働力不足に対応するというものであります。二〇一五年十二月二十五日、国交大臣の諮問を受けた審議会、この答申では、労働者の確保が極めて厳しい、我が国の物流は危機的な状況に直面という...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 国交省は、二〇〇八年の時点で、二〇一五年には業界全体で約十四万人の、一事業者につき二、三人のトラックドライバーが不足をするという試算をしておりました。一体何の手を打ってきたのかということで、政府の対策が私は問われていると思います。 では、先ほど大臣が長時間、低...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 道路貨物運送業、トラックに係る労働基準関連法令の違反というのも見ておきたいと思うんですが、二〇一四年で監督実施事業場数二千七百六十五のうち労働基準関係法令違反が二千三百十一、これ全体の八三・六%であります。また、改善基準告示違反、この事業場が千八百四十五で六六・七...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今大臣おっしゃっていただきました、経営環境が悪化をした、それに伴って労働環境も悪化したと。そして、これだけ皆さんが審議会も開いてトラック運転手の不足をどうしようかと議論をせざるを得なくなっているわけですから、今の大臣の答弁は事実上、規制緩和の失敗を認めたというふう...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 驚きの数字なんですね。つまり、実際のドライバーは八十三万人であります。労働者数四千七百万人のうち八十三万人ということですから、一・八%に満たないトラックドライバーが、この脳・心臓疾患の労災認定でいいますと二六%を占めるまでになっているということであります。 こ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、もう一度、改めて、やはり問題は低賃金、長時間労働、過密労働をどう改善するかだというふうに私は思うんですが、低賃金、長時間労働、どう具体的に改善をしていくのかをお示しいただきたい。 | ||
○辰巳孝太郎君 恐らく、パイロット事業の後にはガイドラインということだと思うんですが、私、ガイドライン作るだけでは不十分だと思うんですね。今、適正運賃の収受がされないという話もありましたが、この実態が本当に深刻であります。 二〇一一年の全日本トラック協会の調査によりますと、運...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 二百六十五件ということなんですね。 私は、下請事業者が置かれている実態に比して、勧告や指導の件数が余りにも少な過ぎると思います。しかし、公取はまだ頑張っている方で、私はもっとひどいのは国交省だというふうに思っております。 トラック運送事業者が行った違反行為...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そうなんですね。協力要請書が四十八件、警告書、これが二件、荷主勧告はゼロだということであります。やはり実態とこの取締りを含めた取組に余りにも乖離があるというのが実態であります。先ほど国交省は、大分前から、二〇〇八年の時点で業界全体でトラックドライバーが不足すると、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 最後に、やはり実効性のある措置をお願いしたいと思うんですね。ドライバーの安全、健康、そして賃金、ここに本格的にメスを入れない限り、日本の産業を支える物流の人材不足は解消されないということを申し上げて、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。 我が党は、二〇〇五年制定の物流総合効率化法について、中小企業の支援に限定されていた流通業務効率化促進法を廃止し大手物流業にも支援対象を拡大...全文を見る | ||
05月02日 | 第190回国会 参議院 決算委員会 第9号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 三月二十八日の予算委員会に引き続きまして、コンビニフランチャイズの問題を取り上げます。 今、コンビニの店舗数は全国で五万五千にも上りました。売上げは十兆円を超えたということになっております。今、コンビニ業界がどれだけも...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 それだけでこれだけの利益が上がるとは到底考えられないわけです。 コンビニというのは小売なんですね。製造業であれば仕入れた材料に付加価値を上乗せして売るわけですよ。しかし、小売というのは基本的に仕入れたものをそのまま売るわけですから、なぜここまでの収益が上がるの...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 この中で、加盟店のヒアリングも二〇一五年の一月五日と十五日に行われておりますね。ここで出された店舗のオーナーからの意見を少し紹介いただけますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 長々答弁いただきましたが、今、会計の問題をおっしゃっていただきましたね。コンビニ会計、これにどのような問題があるのかということなんです。これ、資料の三枚目に付けさせていただきました。 いわゆるコンビニ会計は、ロイヤリティーということで本部に納めるわけなんですが...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そうですね。当然、見切り販売の妨害、許されないと。この問題は裁判でも闘われまして、二〇一四年には最高裁がセブンイレブン・ジャパンの上告を棄却したため、見切り販売の妨害で、本部は、訴えていた加盟店に対して一千百四十万円を支払えという高裁判決が確定をいたしました。 ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これは店舗のオーナーに様々な手続を経させて見切り販売させないということもやっておりますし、システムマニュアルというものがありますが、その中では一時間前までは見切り販売するなと。しかし、店舗のオーナーさんからすれば、見切り販売一時間前というのはもうほとんど売れないわ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 率直な意見交換といいましても、契約更新のことがありますから、実質オーナーさんは本部に物が言えない状況になっているんですね。 廃棄ロスというのは年間で五百万円とも言われております。これ全てオーナーさんの負担になっているわけであります。その分余計なロイヤリティーを...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それはおかしいですね。小売なんですから、売上げが決まれば大体人件費だって、仕入れ額だってほとんど変わらないんですから、最終的にどれぐらいの所得になるのかということを示さない限り、オーナーの収入が一千八百万、年間で、と言われたって、最終的に手元に残る所得が幾らになる...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 自治体からの要望と言いますけど、コンビニオーナーさんたちは別に公務員じゃないんです、公務員じゃないんですよ。 あと、ヘルパー制度ということをおっしゃいましたね、冠婚葬祭のときには本部の職員が代行してくれると。私、セブンイレブンの資料見ましたけれども、冠婚葬祭で...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 全く答えていないですね。これ労働時間、所得の実態、把握すべきだと思いますよ、本当に。 今見てきたように、コンビニの実態というのは、主に店舗オーナーの犠牲の下にあることは明白だと思うんです。一経営者としての裁量は非常に乏しく、実態は名ばかりオーナーであります。 ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 労働基準法二十四条は直接支払が原則になっているんですね。これは、中間に業者などが入って中間搾取、ピンはねをさせないために直接支払というのが規定をされているわけでありますけれども、それをセブンイレブンなどはしていないということであります。直接支払をオーナーさんからさ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 引き続き取り上げていきたいと思います。 終わります。 | ||
05月11日 | 第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。マイナ大使、アフォワキ・ハイレ大使、本当にありがとうございます。 まず、マイナ大使にお聞きをしたいんですけれども、ケニアの電力割合についてでございます。 少し調べさせていただきますと、ケニアは、火力発電での電力が三三%、...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。大変すばらしい取組だと思います。 もう一点、ケニア大使にお聞きをしたいんですが、これは少しセンシティブな問題かもしれませんが、少し先ほどありました難民とテロの問題であります。 先ほどソマリアでの不安定ということが、今もう最高で六十万...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 安定したソマリアということでいえば、やはりテロ活動に参加をする若者などが貧困の中でそういう活動に参加するということもあろうかと思いますので、日本としては貧困撲滅のために引き続き国際社会と連携して力を尽くしていきたいというふうに考えております。 時間が来ましたの...全文を見る | ||
05月12日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第11号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 私たちは、大規模開発である国際コンテナ戦略港湾事業などとともに、公共施設である港湾の民営化にも反対をしてまいりました。本法案は、国際コンテナ戦略港湾においても、民間事業者の行う岸壁や荷さばき施設などと同様に、民間大手企業へ...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 十三万TEU集めましたと、こう言うんですけれども、日本国内のコンテナ取扱個数は全部で二千万TEUですから、十三万と言われても、まあ知れているなということだと思うんですね。 大臣に確認しますが、では、率、釜山港へのトランシップ率、これは改善をしたんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、トランシップ率は改善するどころか改悪されているわけですね。 釜山港利用のコンテナ取扱貨物は、逆にこの間増えてきております。例えば二〇一〇年でいいますと、トランシップ貨物、百万TEUということをずっと言ってきたわけですが、二〇一四年の資料で見ますと、それ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 二年前には、この国際コンテナ戦略港湾、五千五百億円大体掛けていくと言っていたんですね。レクの段階で聞きますと、ここに東京の臨港道路一千百億円が加わりまして、合わせて六千六百億円、二〇二〇年までにつぎ込んでいくという、莫大なお金なわけですね。 現在、十六メーター...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、京浜でいえば、二〇一〇年の百三万TEUから増やすどころか、貨物量をですよ、二〇%、二割も減少させたわけですね、二〇一四年。阪神は、二〇一〇年の三十八万TEUからも減少させているわけですよ。増やすどころか減少させているんですね。局長、これ、一体誰の責任ですか...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 局長、そう言いますけれども、日本の貨物というのは増えているんですよ、全体では。全体では増えているんですよね。世界だって増えているんです。しかし、この北米航路については減っているということを冷厳に見ていかなきゃいけないと思うんですね。この原因は一体何なのかと。私は、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 海外の子会社の数が二万七千五百二十二ということは、これ十年前と比べて一・五倍に増えているんですね。今、二〇一五年示していただきましたけれども、例えばトヨタではもう六割が海外生産ですし、日産、ホンダではもう八割が海外生産になってしまっているというのが現状なんですね。...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 北米がもう一割ですよ。アジアがもう七割占めているんですね。明らかに北米に対するプレゼンスは低下し、アジア、圧倒的になっていると。アジアとの船の行き来だったら、もう大きい船というのは不要になるわけですね。ところが、国交省はいまだに大水深のバースにこだわっていると。本...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 時間だから終わりますけれども、最近エバーグリーンが開発したLタイプでも、非常に大きいんですけれども喫水というのは浅いというのがもう開発されていますから、これ各地、地方港で、やっぱり十四メーター使われていないと思いますよ。これから大水深バースもっと造っていこうという...全文を見る | ||
05月17日 | 第190回国会 参議院 予算委員会 第22号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度補正予算に対し、賛成の討論を行います。 本補正予算は、熊本県を中心とする一連の地震に関し当面緊急に必要となる経費の追加を行うものであり、災害救助費や被災者生活再建支援金など、必要とされる金額に一定の幅を持たせていることに...全文を見る |
05月19日 | 第190回国会 参議院 内閣委員会 第16号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 タクシー事業に関わる国家戦略特区についての質問を行います。 まず冒頭、今日は自交総連の中央執行委員長の高城さんにお越しいただきましたので、まず、高城さんの方から、今回の国家戦略特区の一部改正法案、どのように受け止めてお...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 プロドライバーとしての矜持であるとか、全ての規制というのは安全につながっていくんだというような話もしていただきました。 今日は、まず、そのライドシェアなんですけれども、これは白タク行為ということでありますから、当然禁止をされている...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、この白タク禁止というのは非常に重みのあるものなんですね。 かつて、戦前では一円タクシーというものがあったりとか、あと、将来ある学生を殺してしまった神風タクシーの問題であるとか、この白タクが許されない根源的な理由というのが、乗客の安全が確保される保証が...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それだけではありませんで、タクシードライバーの健康等にも配慮するということが安全、安心の輸送につながるということで、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準、いわゆる改善基準告示というものが定められております。 確認しますけど、この改善基準告示を遵守すること...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 我々、現行の改善基準告示というのはまだ十分ではないという立場ではありますが、それでも、安全のために、安全の運行のために設置されているのが基準告示というものであります。そのほか、アルコールチェック、車体管理など、事業に関わる全てにおいて厳しく管理をされているというの...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 続けて、過剰な規制だと思いますか。安全のためには必要ということでよろしいですね。過剰な規制だと思いますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 必要だということであります。 ところが、安全運行を阻害する事態が起こりました。これが二〇〇二年の施行の道路交通法の改正です。需給調整規制が撤廃されました。タクシー事業は免許制から許可制に移行し、その結果、増車や新規参入が進んだと。事故の多発、運転手の労働条件が...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 確認できました。 それでは、ライドシェアについて聞きたいと思います。新経済連盟の三木谷氏などが導入を強く要望している、ウーバー社、リフト社などに代表されるライドシェアについてであります。 国交省、なぜこのライドシェアは認めることができないんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ライドシェア、大分問題がありますね。 昨年、二〇一五年十月十二日から十六日までに開かれた、ILOの道路運送部門の安全衛生三者構成部門別会議が開かれました。そこでは、トランスポート・ネットワーク・カンパニー、TNC、つまりライドシェアの会社ですね、に関する決議が...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 それ、なぜ同じ枠組みを適用させる必要があるのかということについては、これ雇用条件や労働条件、そして安全の低下を防ぐためだということも記されているかと思うんですが、それで確認、よろしいですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ということなんですね。安全性の低下を防ぐためにということであります。つまり、世界各国で乗客の安全と運転手の権利が保護されない事態というのがこのライドシェアによって起こっているということであります。 国交省、具体的には世界でどのような事態がライドシェアに関わって...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 もう世界で様々な問題を起こしているというのがこのライドシェアであります。 石破大臣、改めて確認しますけれども、こういうものは今後も認めるということはないということでよろしいですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 ということになりますと、今のウーバー、リフトなどでは日本ではできないということになろうかと思います。 今回、この特区法では、自家用有償旅客運送を拡充するということで始まるということであります。そもそも、この自家用有償旅客運送とは何なのかということですが、これは...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ということは、現行法、都市部ではこれはできないということでよろしいですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ということは、都市部でも現行法の自家用有償旅客運送というのはでき得るということですね。 | ||
○辰巳孝太郎君 ということなんですね。都市部でもでき得ると。 それともう一つですが、対象ですね、運送する対象についてであります。 昨年の省令改正で、これ、誰でも運べるように実はなっているんじゃないですか、どうですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ、おかしいですね。都市部でも、現行法ですよ、自家用有償旅客運送できると。そして、これまで過疎地で交通、例えば通院のためにとか日常の買物、つまり地域の住民の福祉や生活を支えるために有償旅客運送はあるんだという説明だったわけですが、実は去年の四月の省令改正で誰でも...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 じゃ、なぜ一種免許でいいということになるんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ちょっと答弁が的を射ていないわけなんですけれども。 大臣講習という話ありましたね。これ、大臣講習、期間どれぐらいするんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 たった一日の講習なんですね。これで二種免許と同等の安全輸送ができるというのは誰も思わないわけですね。 ですから、これ、地域の足のために例外にという元々の自家用有償旅客運送、この哲学から、去年の四月の省令改正で誰でも運べるというふうに変えちゃっているわけなんです...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 いや、ですから、私が申し上げているのは、現行法でも観光客運べることになっているんです、今。なぜわざわざ特区でやらなければならないのかという理由をお聞かせいただきたい。 | ||
○辰巳孝太郎君 発動要件は違うかもしれませんけれども、できるんですよ、今でも。ですから、今、有償旅客運送の認定を受けている自治体というのは四百二十四市町村ありますね。 観光客を運ぶようにしたいと手を挙げた自治体、どれぐらいありますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 だから、やっておるんですよ。できるんですよ、やろうと思えばですね。 今回の特区と現行法の自家用有償運送、この違いは、出発のとき、また目的が違うということではなくて、意思決定の所在が違うということなんですよ。ここが大事なんですね。現行法は、事業の実施について関係...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そうおっしゃっていただくんですけれども、ただ、例えばこの協議の中に市長が入っているわけですね。市長がもし特区賛成論者であれば、これ、区域会議の中に市長が入るわけですから、これはなかなか協議そのものが無意味になってしまう可能性、懸念が払拭できないというふうに思うんで...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 分かりました。 自家用有償運送なんですけれども、改めてライドシェアにちょっと戻りたいと思うんですけれども、総務省、ちょっと確認しますが、このライドシェアサービスの利用意向の調査というのをされていると思うんですけど、その結果、ちょっと教えていただけますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 利用したくない人は何%、したくない人。 | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、八割が利用もしたくないし検討もしていないと。つまり、国民は求めていないわけですね。誰が求めているのかというのは、繰り返しになりますが、これは、産業競争力会議でライドシェアを求めている楽天の三木谷氏であったりとか諮問会議のメンバーである竹中平蔵氏などの規制緩...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ということであったわけですね。 オリンピック関連でいいますと、滝川クリステルさんも招致の際のスピーチでこう言っておりますね、東京は世界で最も安全な都市と紹介した上で、タクシー運転手の親切さ、これが世界第一位の評価を受けているんだと。日本では夜に一人で女性がタク...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ありがとうございます。 タクシー業界が様々な取組や努力をしていると。しかし、デマンドタクシーについて言いますと、国の支援、この予算はたった三十億しかないわけですね。 国交省に最後にお聞きしたいと思うんですけど、こういうタクシー業者の取組、努力をもっと国は援...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今日の質疑で、改めて立法事実がないということと、今タクシーの応援ということも言っていただきました。石破大臣にも安全、安心の運行最優先と、このことはいかなる事由、経済の発展、成長のためにこれは犠牲にしてはならないという答弁もはっきりといただきました。今回の特区制度だ...全文を見る | ||
05月20日 | 第190回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 ODAの実施、運用について今日はちょっと質問したいと思うんですね。 ODAの実施は非軍事に限定をされなければならないわけでありますが、前ODA大綱では、援助実施の原則として、軍事的用途及び国際紛争助長への使用を回避する...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 モニタリングという話がありましたが、岸田外務大臣は同時に透明性を高める取組も必要だという話しされています。具体的にどういう取組なんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 それでは、二〇一五年、去年にベトナムにODAで供与された中古漁船について確認したいと思います。 これはノンプロジェクト無償資金協力でありまして、南シナ海における海上法遵守のための監視体制の強化を図ることを目的にして、日本で使われていた船舶をベトナムの海上法執行...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これから使われる予定だということなんですが、現地の報道によりますと、ベトナム国内で武器、弾薬、補助武器の使用管理法令の改正が行われ、二〇一三年ですが、この漁業監視部隊が現在使用できるのは催涙スプレーとか麻酔剤とかレーザーとかスタンガンなどに限られていますが、今後は...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 私が伺いたいのは、警察行動と海上法執行ということなんですが、しかし、現にベトナムの法律では、武器、弾丸、爆薬などのこういった軍用の搭載が認められる法律になっているんじゃないかということなんですね。つまり、そういうところにODAで船を供与しているわけですね、日本から...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 しかし、結局こういう法律ができたということであれば、海上活動、警察活動等、いわゆる軍事の活動の境界線が非常に曖昧になっていると。武器、弾薬を搭載できるようになっているわけですから、まさにそういうところにODAで供与するということの問題だと思います。 この間の武...全文を見る | ||
05月24日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第12号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 甘利前大臣の金銭授受問題に関わって、URの対応について取り上げます。 今日は資料にも付けましたけれども、現在、三回の補償を行っており、四回目、五回目の補償については交渉中だということであります。一回目の補償は、道路建設...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 取っていないと、違法な物件であるということでありますね。 最も不可解なのは、この二回目の補償であります。このS社の敷地内に道路ができるため分断されると、その補償として、この残地内に物件を移動させるための補償であります。当初、これ、一億八千万だったものが、一声、...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今例を挙げていただいたやつは、元々産廃処分場で、それを有効活用しようということで使われたものでありまして、今回のものとは全く性質が異なるわけですね。 今回、再配置できない、産廃があるとできないということになって、できないからといって郊外移転をしようじゃないかと...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 非常に特殊なケースだと、過去にないということでありました。そうなんですね。当然ですよ。URさんはディベロッパーですよね。ビルを建てることの皆さんプロ集団なんですよ。再配置の補償をするときに、そこに再配置できるかどうか、できないかどうか、これ調べるのは当然なんですよ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 認識をされていたわけなんですよね。だったら、初めから毅然とした態度を取るべきだったんですね。URは裁判に訴えることだってできたわけですよ。それは時間が掛かるから、道路を造るために補償契約をということだと思いますが、結局時間が掛かっているわけですよ、今の方が。初めか...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、これコンプライアンス違反した職員はとんでもないですよ、許されるものではありません。しかし、今理事長も言ったとおり、断れば工事が進まないんじゃないかということで接待を受けたわけですよ。私申し上げているように、初めから毅然とした態度をURが取っていれば、この...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 引き続き全貌の解明が必要だということを申し述べて、終わります。 | ||
05月26日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第13号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 本法案は、インスペクションの活用を促してチェックをする仕組みを設けて、既存住宅を長く安心して住み続けられるものとして取引するもので、賛成をいたします。 熊本地震でも建物の耐震性に大きな課題があったということも明らかにな...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 報道にありますとおり、今政府による金融支援を検討との報道があります。 大臣、これ、自己負担ということと矛盾するんじゃないでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 繰り返しになりますけれども、認可の前提条件が全額自己負担ということですから、リスクを国が背負うということに財政投融資であってもなるわけで、私はもう前提条件が崩れたと言わなければならないと思います。 そして、リニアですね、これが安全なのかということであります。今...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ありがとうございました。 日本には約二千の活断層があると言われておりますけれども、その中でもマグニチュード七程度の地震を引き起こす可能性があるだろうという断層帯約百を抽出しているわけですけれども、そのうち七つもの断層帯を通過するというのがこのリニアであります。...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 非常に多いわけですね。東海道新幹線だって、これリスクがあるということだと思うんですね。 じゃ、JR東海は、この活断層に対する対策、東海道新幹線、やっているんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 活断層に対するリスクの評価というのはJR東海やっていますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 先ほど二つのトンネル、ロックボルトという話ありましたけれども、しかし、活断層というのは九つですよね。これまで聞いていたところによりますと、JR東海というのは、一般的な例えば耐震補強であるとかそういうものはやっていますけれども、しかし、断層のずれ、活断層直下型だとず...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ちょっと明確じゃないんですね。 断層のずれ、どうですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 明確な答弁にならないんですね。つまり、JR東海というのは活断層のずれに対する対策というのは特段やっていないということなんですね。 リニアですけれども、リニアは地震に強いとこれまでJR東海は説明してきました。じゃ、具体的にどう地震に強いのか、その根拠を示していた...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、簡潔に言うと、脱線をしないということが在来、新幹線などと比べてリニアは優位性があるということでよろしいですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ、つまり、脱線しないということは、揺れに対しての優位性があるということであって、断層変位に対してもリニアは優位性があるのか。これ、答えていただきたい。 | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、今おっしゃったのは、あくまで揺れに対して脱線をしないという優位性であって、例えば直下型の地震でガイドウエーなりに亀裂が走ったと、ずれたということに対しては優位性はないんですよ。これまでも様々な審議会の中で揺れに対する評価はしているんです。だけれども、ずれ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 だから、ロックボルトというのはトンネルの構造物でしょう。これ、ずれに対する対策になりますか。これでガイドウエーは守られますか。どうですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、ガイドウエーが頑強だから、また、磁気コイルがあるので脱線はしないということを評価してきたわけですよ。だけれども、今、ロックボルトというのは、トンネルの構造物が大丈夫なのかという話ですね。それをそういう評価はしているんです。 だけれども、断層が変位した...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 していないんですよ、していないんです。揺れに対する評価しかしていないんですね。 この間、二〇〇九年の技術評価委員会でも、超電導リニアの特性と考え方が示されて、それらへの対応方針が新幹線及び山梨実験線先行区間の経験に立脚して明確化されており、設定された条件に対応...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 だから、それに限っているということなんですよ。あくまで揺れなんですよ。ずれじゃないんですよ。 大臣、これ、これまで、リニアの建設は東海地震など、南海トラフ、地震の対策のために二重化するんだということが目的で、地震に強いシステムだと楽観論を振りまいてきたわけです...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 いや私は、調査はしているんですよ、だけど、今申し上げたのは新たな安全神話じゃないかと思いますね。 国を相手に事業認可の取消しを求める行政訴訟も起こされました。住民の納得もありません、活断層対策もまともに考えない、私は、こういうリニアの建設というのはやめるべきだ...全文を見る | ||
05月31日 | 第190回国会 参議院 国土交通委員会 第14号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 本法案のうち、都市再開発法の改正は、住宅団地の再生のためとして、住宅団地の建て替えを第一種市街地再開発事業で行う際の要件を、全員合意から三分の二以上の合意に緩和するものであります。マンションの建て替えが社会的な課題であると...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 今大臣答弁されたように、これは元々住民からの発意ではなくて、この再開発事業という別のスキームからの建て替えだということなんですね。都市再開発法第三条には、都市計画に定めるべき施行区域として十分な公共施設がないとか、土地の利用の細分化がされているとか、土地利用状況が...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ということなんですね。適用除外なんですよ。建て替えに反対しても追い出されてしまうという人を増やすわけなんですね。生活再建措置を私は適用すべきだと思うんです。 こういう区分所有者に更なるより多くの分断を持ち込むやり方では、団地の再生は進まずに、私は合意形成が逆に...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 恐らくここにいらっしゃる委員ほぼ全てがそういう行事に参加されていると思うんですね。 今回のこの改正、これ三十二条で、地域コミュニティーにも配慮した居住者間のコミュニティー形成というのがありましたが、これが標準管理規約から削除されました。このことが関係者から大き...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 基本的に合意は当然必要なんですけれども、できるということでありました。整理というのは、普通分かりやすくするためにするものなんですけれども、非常に混乱がもたらされているということで、何のための整理だったのかなというふうに言わなければならないと思います。 問題はそ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、今もあったように、高齢化なんでしょう、理事会も月一回のがなかなか参加できない、理事長なり手いない、そういうところが何で監督できるのかというふうに聞いているわけなんですね。これなかなか、問題起きることだと思いますよ。 それだけじゃありません。今回、議決...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 いや、ですから、誰が求めているのかということなんですけど、検討会といいますけど、検討会にマンションの管理者は誰もいませんからね。私、マンションの一階に住んでいますけど、上の方と価値が違ってくるということなんですよね、要は。私一票、あなた十票という話でしょう。 ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そのままでいけるということですので、私の質問を終わります。 | ||
○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。 私は、日本共産党を代表して、都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。 反対する第一の理由は、都市再開発法改正案が市街地再開発事業で住宅団地を建て替える際の合意要件を緩和するものだからです。 本来...全文を見る | ||
10月11日 | 第192回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、本年度第二次補正予算案に反対する討論を行います。 熊本地震から間もなく半年です。この夏、各地を襲った台風の被害も甚大なものでありました。一日も早い生活となりわいの再建に向けて補正による予算措置は当然です。被災自治体の独自支援策を応援...全文を見る |
10月13日 | 第192回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 今日は、リニア中央新幹線についてお聞きします。 今世紀最大のプロジェクトと言われているのがリニア新幹線であります。時速五百キロ、東京―大阪間を六十七分で結ぶ夢の超特急だと言われております。バラ色のように描いておりますけ...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 このほかにも、環境大臣は、発生残土、希少動植物の生息地、大気汚染、騒音・振動対策等、本事業の実施に伴う環境影響は枚挙にいとまがないと、ここまで言い切っているわけであります。これがリニア新幹線の持つ顔だということで、私たち日本共産党はリニア建設そのものに反対をしてき...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 要するに、元々国は中央新幹線はお金を入れて造る気はなかったということであります。そして、国はJR東海には資金援助はせずに、そしてJR東海もその資金援助は求めることなくと小委員会に対して資料を提出して、JR東海が自己資金で貫徹をするからこそ認可をされた、これがリニア...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 総理は私の質問には答えておりません。 このリニアの事業認可というのは、そもそもがJR東海が全て自己負担で貫徹する、これで認可をされたわけでありますけれども、三兆円もの財政投融資は支援ではないか、このことにははっきりとお答えはしなかったわけであります。 これ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今回の融資の条件というのは、これ四十年の財投債なんです。しかも、そのうち三十年間は返済の猶予がされるという、これ破格の条件なんですね。 これ総理、ちょっと聞きたいんですけれども、超低金利だといいます。しかし、この四十年債を三十年間据置きで、しかも低金利の固定金...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、答えていないわけですよ。それは分かっているんです。 麻生大臣、今おっしゃいましたけれども、〇・六という数値がありました。それが一体どれぐらいの数値になっていくのか、これがもし金利がどれぐらい上がれば国民負担としてどうなっていくのかという資料を改めて要...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣、今、リニアの事業そのものは赤字になるということをお認めになったと思いますね。 じゃ、償還の確実性がどのように精査されたのか。財投に当たっては、この事業費の規模こそが私は問題だと、重要だと思います。 JR東海は、リニアの建設費を名古屋までが五・五兆円と...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 質問に大臣、答えていただきたいんです。 二〇一四年の工事認可計画、この認可で確認をしたと言っております。それでは、この認可計画、一体幾らになる、そして整備計画の決定のときには名古屋まで幾らになる。それぞれお答えください。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ奇妙なことに、二〇一一年と二〇一四年の段階で工事費の積算、予算額というのは、これほとんど変わっていないんですよ。五・五兆円なんです。この二〇一一年に計算したときの基となるデータというのは、これ二〇〇八年のものなんですね。仮にこの二〇〇八年の積算の金額が二〇一四...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 結局、確認していないということですよ。工事費の高騰の状況は生まれていないと言いますけど、これはもう本当に常識とは懸け離れていると思います。 既にJR東海は昨年から今年にかけて幾つかの工事区間の発注を済ませてゼネコンと契約をしております。認可前の算定がおよそ正し...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 三兆円もの公的資金入れるのに公表しないなんてあり得ないじゃないですか。それこそが問題なんですよ。 二〇一五年、品川駅の本体工事が入札不調となりました。これJR東海が示した金額よりもゼネコンの応札金額が高かったからではないかと言われております。一鉄道事業に三兆円...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 総理、過去の財政、財務諸表がどうであれ、かつてのJAL、日本航空見てくださいよ。優秀企業であったにもかかわらず破綻をしたわけですよ。財投、公的資金投入するんだったら、じゃ、この企業がどういう収益持つのか、リニア大丈夫なのか、これ精査するのは当たり前じゃないですか。...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 自己負担原則の事業認可の大前提が崩れたと私は思います。過去の反省もなく財政の投入をしようとする安倍政権の姿勢もあらわになりました。 リニア建設の認可の取消しを求めて、質問を終わります。 | ||
10月25日 | 第192回国会 参議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 今日は、公務職場で広がる非正規の職員について取り上げます。 まず、総務省、確認をしますけれども、一時的でも臨時的でもなく、恒常的であり本格的な業務は、臨時、非常勤ではなくて常勤で、任期に定めのない正規職員が任用されると...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 基本は、本格的、恒常的業務は正規職員が担われるべきだというのが公務員法の求めるところだと思います。 ところが、公務職場における非正規の数は、二〇一六年四月の一日現在で六十四万四千七百二十五人、二〇一二年の前回の調査から四万五千七百四十八人も増加をいたしました。...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 先ほど紹介されました通知の中でも、繰り返しの任用は避けなければならないと、こうしているわけです。しかし、全体数は把握をしておらず、十年超、長期の再任用、しかしその自治体の数しか出していないんですね。しかも、その期間というのは十年以上というものであります。労働契約法...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 先ほどの通知、そして大臣の答弁はあくまで任用根拠をきちんと整理しましょうということであって、本来は正規で雇われるべき職員が臨時職員、非常勤職員で働いていると、しかも正規で働きたいんだと、そういう人たちを正規にしていこうという流れの通知ではないし、大臣の答弁ではなか...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 基本的事項に問題が認められたと。 この大阪市の場合は、ケースワーカーの配置は、これは全国でもそうですが、八十の被保護世帯に対して一人という配置が標準数で定められております。ですから、大阪市の場合は実際には一千四百五十九人のケースワーカーが必要になるんですが、実...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、本来やらなければいけないことが大阪市では全然できていないということなんですね。この要保護者の自立に向けた課題を分析し援助していくという生活保護行政業務にとって最も重要な業務の一つができていない、これ重大な事態であります。 それだけではありません。保護行...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これ、申請の要件ではないんですよ、親の扶養にせよ、貯金通帳持ってこいということにせよですね。こういうことを窓口でやっていたということなんです。こういう親の扶養であるとか、あとは貯金が幾らあるかというのは、申請書を受け付けた後に調査をすればいいんですよ。申請をする前...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 何度指導しても、大阪市ではこういうこと起こっているんですよ。 背景には何があるのか。一つは、大阪維新政治の下での保護行政の締め付けであります。これが職員の不適切な対応に反映しているわけです。そしていま一つは、公務現場での正規から非正規への置き換えであります。 ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 いや、ですから、じゃ、生活保護業務というのは、これは三年から五年で終わる業務ですか。大阪のこの生活保護の世帯は、それでもう任期付職員が要らなくなる程度のものなんですか。先ほど、大阪市の現業職員について言えば二百四十一人が今でも不足しているということを言わせていただ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 半分以上が再任用なんですよ。こういう人たちを正規にしなきゃならないんですよ。望む人は正規にしたらいいんですよ。こういうことを任期付きで繰り返しているのが今の総務省であります。 生活保護というのは命守っているわけです。行政にとってこれ以上の仕事はありません。とこ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ケースワーカーは恒常的業務なんです。本格的業務なんです。是非、命守る行政ですから、しっかりと正規職員を増やすように動いていただきたい。 終わります。 | ||
11月10日 | 第192回国会 参議院 経済産業委員会 第4号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 大臣、まずお聞きをします。 昨日、アメリカ大統領選挙がありました。トランプ大統領誕生ということになったわけですが、トランプ氏はこの間、TPPの撤退ということも言っております。今日、衆議院の本会議が職権で立てられたわけで...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 我々、TPPというのは、国益というよりも一部の多国籍企業の利益のためのものだというふうに考えておりますし、日本の農業、酪農、林業、漁業を始めとした様々な影響というのも計り知れないと。また、医療の開放、皆保険制度の懸念なども出されているところでありますので、これはも...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣からは、批准が遅れたことについての受け止めということはなかったと思います。 当時、丸川環境大臣は、六月の二十一日に、このパリ協定は遅くても来年の通常国会にはやりたいんだという発言をしているわけですね。安倍首相も、この臨時国会の所信表明演説で、TPPの早期発...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 この間の審議の中でも、このJOGMEC法改正に当たっては、つまり原油価格が低迷して投資が減少しているんだ、今が海外の資源会社の買収や権益、海外の国営石油会社の株式の買いどきなんだという話があったわけであります。 しかし、私は、欧米メジャー始め様々な開発会社が石...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 とはいいながら、世界はこの化石燃料の開発に対するリスクというのをきちっと見始めているということなんですね。 ノルウェー政府の年金基金ファンドの運用を行っているノルウェー中央銀行ですけれども、日本のいわゆるGPIFの運用ということですね、売上げの三〇%以上を石炭...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 やはりこれ、中長期的に分析そして試算をしていくということが大事だと思うんですね。 しかし、安倍政権がエネルギー基本計画において原発と石炭火力発電をそもそも重要なベースロード電源と位置付けているということ、これが私はやはり大きな問題をはらんでいるというふうに考え...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 やはり石炭に固執をするわけですね。日本は海外石炭火力技術の輸出支援を世界トップで行っているわけですが、そもそも天然ガスよりも二倍のCO2を排出するのが石炭であります。たとえ高効率の技術であっても、一度建設してしまえばこれ長期間CO2を排出し続けるという技術ですから...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ということは、自主開発比率が高まれば多くの資源が日本に入ってくるということになるんでしょうか。つまり、権益下にある油田から、じゃ、具体的にどれぐらいの量の燃料が輸入をされているんでしょうか。 | ||
○辰巳孝太郎君 百四十六万バレルですかね。(発言する者あり) | ||
○辰巳孝太郎君 ということだと思うんですね。つまり、三分の一程度ですか、しか日本に来ていないということであります。つまり、これ権益そのものへの出資をJOGMECがするわけでありますが、そのうち全ての燃料が日本には輸入をされていないと。結局JOGMECが出資した分の油を引き取る権利...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 JOGMECが五割それ以上出資してですよ、プロジェクトに、それで来ていないかもしれないという話であります。 となると、この改定案は、自主開発比率を高めるためのリスクマネー供給ということでありますけれども、大臣、これ、先ほど、日本国民に安くて良質で安定的なエネル...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 有事という話がありますけれども、先ほどもありましたとおり、これ緊急時に日本に持ち込む努力をしてもらうということでありまして、決してこれ担保、完全な担保にはならないですね。努力規定ということであります。有事というのがどういう有事かちょっと分かりませんけれども、日本だ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そうしますと、ますますこの比率の計算、これでいいのかということになるんじゃないでしょうか。 先ほど、有事の際という話にありました。そのときは、契約で努力規定だが担保している。しかし、このJOGMECが入っていないところについては、契約そのものがJOGMECとし...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 繰越欠損金はどれほどになっていますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 そのうち事業終結評価損というのは幾らになっていますか。 | ||
○辰巳孝太郎君 これまで経産省は、機械的にこの一千五百億円の出資額の二分の一を一旦評価損に計上するんだ、保守的なルールでやっているんだと、これ衆議院の答弁でも言っているわけですけれども、しかしその半分以上が結局事業の失敗、事業終結評価損になっているわけでありまして、このJOGME...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 はい。 | ||
○辰巳孝太郎君 これ、だからJOGMEC発足のときにはなかった、そういう政府保証の借入枠ということであります。年々借入枠が増やされてきたわけであります。つまり、今回から、よりリスクのあるこういう事業にも充てていくというために、今、当初一兆円だったものが補正も合わせますと三兆円の枠...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 大臣はポートフォリオのことをおっしゃいますけれども、私が伺ったのは、政府保証の三兆円という枠を、元々はなかったわけですよ。それを一兆円、三兆円と増やしていくことが、つまりこれはリスクのある事業に国民の税金ですよね、そこを投入していく、失敗をすればそういうことになる...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 先日、パリ協定の批准が国会において承認され、政府が批准手続を取りました。我が国は、温室効果ガス主要排出国としてパリ協定を実践する責務がありま...全文を見る | ||
11月21日 | 第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 TPPへ参加すれば、今後、我が国の法制度に対しても大きな影響があるということになりますけれども、実はこのTPPを批准、発効する前から既に我が国の政策決定に影響を与えているという問題について今日は取り上げます。また、後半では...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 この規定はいわゆる現地拠点設置要求の禁止と言われるものでありまして、これ、NAFTAにおいては導入された規定でありますけれども、これは九〇年代以降、海外への投資の自由度を高めるために置かれてきた規定でありまして、主に多国籍企業、大企業ですけれども、が発展途上国への...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 民泊というのは、住宅、戸建て住宅や共同住宅の全部又は一部を活用して宿泊サービスを提供するものであります。インターネットを通じて空き家を短期で貸したい人とそして旅行者をマッチングする、こういうビジネス、いわゆるシェアリングエコノミーの一業態だと言われているものであり...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 通常であれば、ホテルや旅館であれば旅館業法に基づいた許可ということになりまして、感染症や伝染病などについても対応すると。また同時に、建築基準法や消防法、これに準じたものにホテルや旅館というのはしていくわけでありますけれども、民泊ということになれば、そういう許可は得...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 五十一件しかないということなんですね。 このシェアリングエコノミー、民泊の世界最大の仲介業者であるエアビーアンドビーという会社がありますけれども、ここは二百か国近くで二百万件を超えるリストを保有する仲介業者であります。日本では四万五千件がこのエアビーアンドビー...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これを資料に付けております。二でありますけれども、課題四への対応ということで下の部分にあるわけですが、今紹介をしていただきました事業所の国内設置をその要件とする等ということで、様々なトラブルに対応するために、つまり仲介業者は日本国内に事業所を設置するということが考...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 事務所の設置がTPPの現地拠点設置要求の禁止に抵触するということでこの要項は削除されたということではないんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 それでは、続けて聞きますけれども、この国内設置、事業所の国内設置を残していれば、これTPPに違反するんじゃないですか。これ聞かせてください。 | ||
○辰巳孝太郎君 ちょっと変な限定を付けてあれですから、もう一度聞きます。 この仲介業者、エアビーアンドビーなどの民泊のシェアリングエコノミーに関して聞きます。もしTPPが結ばれていれば、先ほど中間整理にあったような事務所の設置するという要求はできないんじゃないんですか。どうで...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 具体的に聞きます。エアビーアンドビーというシェアリングエコノミー、民泊の仲介業者に関して日本国内の事務所設置を求めてしまうと、これはTPP違反になるんじゃないですか。はっきりお答えください。 | ||
○辰巳孝太郎君 今の答弁はちょっと違うと思います。 GATSの話をされたと思いますけれども、これはあくまでポジティブリストなんですよ。しかも、このGATSのときは、当然、このエアビーアンドビーのような業態は考えられていませんから、そこで留保もされていません。されていないんです...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今確認していただけますか。 委員長、今確認していただけるようにお願いします。(発言する者あり) | ||
○辰巳孝太郎君 先ほど申し上げたとおり、外務省の方は、TPPに抵触するから現地の事務所の設置要求はできないよということをちゃんと言っているんですね。まさにTPPの批准、発効前から政府の政策決定への影響が出ているということなんですよ。当初、政府が中間整理で仲介業者に求めた事務所設置...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 そういうレクを受けております。 この必要な事業所を置かせることができないがために適正な行政措置をとれないという事態も起こり得るんですね。 現在、政府は、民泊新法の次期通常国会への提出を検討しております。民泊サービスのあり方に関する検討会最終報告書では、民泊...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今、立入検査はできないということを認めたわけですね。 逆に、仲介業者というのは外国法人ばかりではありません。日本の法人、日本の会社もあるわけですね。この日本に拠点のある仲介業者、日本法人は、これ、罰則、立入検査も含めて行政措置は滞りなく科されるということになる...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 質問に答えておりません。 もう一度言いますね。外国法人は日本法人が科せられるような立入検査は科されることはないんです。これはイコールフッティングとは違うんじゃないですかということを言っております。 | ||
○辰巳孝太郎君 民泊にも問題は確かにあります。しかし、私が申しているのは、大臣言っているように、それを民泊の問題ということではなくて、私が言っているのは、TPPの問題、イコールフッティングの問題ではないかということを言っているんです。外国法人は罰則が十分に科されない、日本法人は科...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 まあ正面から答えないわけですね。 これは、TPPの大原則である内国民待遇というのがありますね。これ、自国民と同様の権利を相手国の国民や企業に対しても保障すると。これ、こんなことになりますと多国籍企業優遇じゃないですか、内国民待遇じゃないじゃないですか。規制のた...全文を見る | ||
11月22日 | 第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 まず、本日五時五十九分に福島県沖での地震がありました。津波も起きているということでございます。また、避難をされている方もおられるということでございますので、けがをされた方含めて心からのお見舞いを申し上げたいと思います。 ...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 これをはっきり認めていただいたわけですね。つまり、国民の安全や衛生を守るために必要だと言われているこの規制がTPPではできないということをお認めになったわけであります。 では続けて、外務大臣にお聞きしたいと思います。 外務省はIT戦略室に対して、この第一期...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今GATS、EPAという話がありましたけれども、当初それらが結ばれたときというのは、こういう新しい仲介業者というのが旅行業者なのか何なのか、これは分からなかったわけですね。この業者そのものがなかったわけであります。旅行業であるという認識の下、抵触する可能性があると...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 ですから、イコールフッティングではないということですね。 今後も、民泊以外でも同様の問題は起こり得ると思います。安全や衛生、消費者保護のために新たな事業者規制が必要となっても、TPP協定において留保していなければ十分な規制はできません。 多国籍企業利益優先...全文を見る | ||
12月05日 | 第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。 前回私は、大阪でも、また京都でも、大都市中心に民泊の問題が上がっているわけですけれども、TPPによって民泊規制が十分にできないという問題を今回も取り上げたいと思います。(資料提示) まず、パネルを見ていただきたいんです...全文を見る |
○辰巳孝太郎君 今年四月にこの旅館業法の施行令が改正をされまして、簡易宿所営業の面積要件を緩和して営業許可を取得しやすくしたわけでございます。この許可件数は現在で何件ぐらいですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 五十一件ということであります。 民泊仲介最大手のアメリカのエアビーアンドビー社は、現在日本に四万五千件を超えるホストを保有する企業であります。報道によりますと、エアビーアンドビー社を利用しての民泊は本年一月から十月までの間で三百万人を超えたとされております。こ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 済みません、多様なニーズ、これ違法なんですね。これ正当化できないわけですよ。 確認しますけれども、仲介業者に対して、許可を受けていない民泊を、簡易宿所の登録をしていない民泊を紹介することをやめさせるという措置はとったんですか。 | ||
○辰巳孝太郎君 周知徹底なんですよ、あくまで。それじゃ駄目なんですよ。仲介業者は、ちゃんと簡易宿所の登録をしているかどうか、これ、例えばファクスでも、もちろんネットでその登録証というのが発行されるわけですから、それを確認した上でサイトに載せるという、そういう対応だってできるんです...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これ、別にハードルなんて高くないんですよ。違法行為なんですから、取締りの強化を政府としてこれやろうということになればちゃんとできます。 世界でもこれ規制の方向に動いております。ニューヨークは違法営業の調査を大々的に行い、サンフランシスコは民泊の年間日数の制限を...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 これ、いわゆる現地拠点設置要求の禁止条項と言われているものでありまして、これがあるのでできないということでありました。つまり、安全や衛生に関する規制がTPPなどによってできない、政策決定がゆがめられたと、こういう話であります。 影響は、安全衛生規制ができないと...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 外国法人に対してはこれらは科すことができないということなんですね。逆に日本に、日本の法人ですね、これ、罰則等の行政措置というのはこれは全部科されるということになります。そもそも、政府が当初考えていた事務所の設置ということを海外の民泊仲介業者にもさせていればこういう...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 イコールフッティングではないということを認めたと思うんですね。それやろうというんだったら、やっぱり外国法人にも事務所の設置を求めなきゃならないということであります。 外国法人に対して事務所の設置を求めることができないということは、これ安全や衛生の規制ができない...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 補助的なものであればPEとはならないけれども、しかし本質的な事業を行う場合は、日本にある支店、事業所などはPE、恒久的施設として認定をされるということであります。このPEが、恒久的施設が課税をめぐる問題を論じる際にキーワードになってくるということであります。 ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 日本各地で巨大な倉庫を持って、莫大な売上げ、利益を得ているにもかかわらず、日本でまともな税金が納められていないということであります。 アマゾンだけではありません。今、多国籍企業の課税逃れが世界的な問題になっております。とりわけ、IT企業の税逃れが問題であります...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 物すごい税収が失われているということであります。分かっているだけでですからね。 アップルやグーグルは、ダブルアイリッシュ・アンド・ダッチサンドイッチと言われる複雑な手法で、税金のほとんど掛からない複数の国に関連会社を設立をし、それら会社の間でライセンスの譲渡や...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 つまり、アマゾン対策とも言えるものなんですね。それでも巧みに認定逃れをする多国籍企業に対して取るべき税金を取ろうと、これ当局から様々な動きが出てきております。 例えば、インドネシア財務当局は、IT大手グーグル社がインドネシアで得た利益を税率の低いシンガポールに...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 今大臣がおっしゃられたのは、物理的概念の存在を根拠として課税する現行の税制とは異なる課税方法の可能性等について検討を継続ということだと思うんですね。 もちろん、グーグルなどがサーバー一つどこかに置いていろんなビジネスを世界中でできるんだと、こういうことがあるわ...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 済みません、BEPSの行動一で、仮に、ああいうエアビーアンドビーのような会社はやはり日本のインフラを使っているわけですね、安全なインフラを使っているわけです。そういうことからいえば、日本でも税金納めてもらおうじゃないかということになってもおかしくないんですよ。安倍...全文を見る | ||
○辰巳孝太郎君 租税条約の原則がPEなくして課税なしなんですよ。そのPEを求められないということは課税の機会の縮小につながるんです。当然の話です。 そのことを申し上げて、こんなTPPは、多国籍企業の税逃れや、これは野放しにつながるということを申し上げて、私の質問を終わります。 | ||
12月09日 | 第192回国会 参議院 本会議 第17号 議事録を見る | ○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。 TPP協定承認案及び関連十一法案に満身の怒りを込めて反対討論を行います。 TPPに反対する最大の理由は、多国籍企業の利益を最大化する一方で、国民の暮らしや農業、医療などを破壊する最悪の貿易協定だからであります。 政府は、ト...全文を見る |
○辰巳孝太郎君(続) 今必要なのは、国民の暮らしや農業、医療制度を破壊して多国籍企業の利益を最大化する貿易ルールではありません。各国の経済主権と食料主権を尊重し、国民の暮らしを守る平等互恵の貿易、投資のルールこそ今求められているということを申し上げ、反対討論といたします。(拍手) |