田中克彦

たなかかつひこ



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田中克彦の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○田中(克)分科員 大変限られた時間でございますので、はしょった質問になるかと思いますが、私は二つの点に絞ってお伺いをしたいと思っております。  一つは、二十一世紀を目指して科学技術の時代、この中で新しく脚光を浴びておりますバイテクの先端技術の開発についてであります。  御承...全文を見る
○田中(克)分科員 国として取り組んでいる姿勢についてはわかったわけでございますけれども、いろいろな分野にわたってこのバイテクの開発分野は分かれております。そういう中でも、これから開発がさらに進んでいく分野もあるし、一方では現実に実用化の段階にまで到達しているような分野もあるとい...全文を見る
○田中(克)分科員 限られた時間で、もう時間がどんどん過ぎてしまって、私は気になっているのですけれども、実は、各都道府県などの取り組みの状況も今かなり掌握をされているようでありますけれども、私のいただいております資料によりますと、このように地方がやっているのだということをもっとた...全文を見る
○田中(克)分科員 その点は要望にしておきまして、実は時間がありませんので次の問題に移らしてもらいたい、こう思うわけであります。  実は、これは土地改良事業の問題であります。具体的に申し上げますが 私のところでは、富士川の上流の笛吹川というのがございまして、その上流に広瀬ダムを...全文を見る
○田中(克)分科員 私、この問題を具体的に実例をもってお伺いしているわけですが、これは全国的に見てもやはり同じ条件の上に立っていると承知をいたしております。改めて議論する時間というものを求めたいと思っておりますが、それにつきまして、農業の経営の規模拡大あるいは農地の流動化、そうい...全文を見る
04月08日第102回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号
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○田中(克)委員 今回の補助金一括法案、大変広範な省庁に関係しておりますし、またそれがゆえに、これが一括法で出された以上連合審査の必要が強調されて、きょうの機会を迎えたわけでありますが、私は文教委員会に所属をいたしておりますので、特に限られた時間でありますから、文教行政の立場から...全文を見る
○田中(克)委員 後から国庫負担金制度等の問題に触れて文教予算のことを詳しくお伺いをしてまいりますから、今の文部大臣の答弁に私は承服はできませんけれども、同時に、大蔵大臣にお伺いをしたい、こう思うわけです。  今回の予算編成の中で、特に防衛費、それから経済開発援助あるいはエネル...全文を見る
○田中(克)委員 あわせて大蔵大臣に伺っておきたいわけですが、八月になると来年度の概算要求を始めなければならないということで、先ほどからその考え方についても、暫定的な一カ年の措置を一年かかって詰める、でき得れば八月までにその話が詰まることが望ましいということを大蔵大臣は先ほどの答...全文を見る
○田中(克)委員 本会議で、本案の提案趣旨の説明の際の質問に答えまして、総理も「増税なき財政再建」は堅持をするということを確認をされております。しかも今、来年度の予算編成については大変厳しいということも大蔵大臣はお認めになっている。そういう状況の中で、この一括法の審議の状況を踏ま...全文を見る
○田中(克)委員 先ほど私は公教育費の面から指摘を申し上げたわけでありますけれども、最近の状況で、特に教育費の中でもこの義務教育段階での家庭の負担が大変増加をしているという傾向にあることは御承知のとおりであります。  文部省が既に調査をして発表しております五十八年度の実態調査の...全文を見る
○田中(克)委員 これは要望になりますが、概算要求前の段階で各省庁十分協議し合う、こういうことでありますし、特に、先ほどの前の質問者からも触れられておりますように、教材整備第二次十カ年計画、これも四八%にしかまだ達していないという進捗率、こういう状況の中で今回の措置がとられたわけ...全文を見る
○田中(克)委員 臨調答申等の考え方も踏まえて、この私が指摘をした問題も含めて検討課題だ、こういうふうに答弁されましたが、今回の補域率の見直しとは違って、国庫負担金制度というのは、対象を除外するわけでありますから、そのことは制度そのものをそこから外すということになってくる。そうな...全文を見る
○田中(克)委員 先ほど、前の質問の方の御指摘の中に、大蔵大臣の言われることが実に明快さを欠くときがあってわかりにくい、こういう御指摘がありましたが、私も、今の御答弁の中からどう解釈したらよいのか、どちらにも理解できるような答弁で、非常に理解がしにくいわけであります。私ども、希望...全文を見る
○田中(克)委員 文部大臣の決意を伺いまして、私どももほっとしたわけでありますけれども、ぜひ来年度へ向けて奮闘していただきたいと思います。そこで実は、私はこれから、国庫負担金問題の先ほどから本質的に違うといった点について質問をさらに進めていきたい、こう思います。時間が既に迫ってお...全文を見る
○田中(克)委員 自治大臣、いかがですか。
○田中(克)委員 今の答弁でも納得できないのですが、第十条には「国と地方公共団体相互の利害に関係がある事務のうち、その円滑な運営を期するためには、なお、国が進んで経費を負担する必要がある左の各号の一に掲げるものについては、国が、その経費の全部又は一部を負担する。」とありますね。国...全文を見る
○田中(克)委員 自治大臣、いかがですか。
○田中(克)委員 先ほどから、この制度が定着をしてきている、こういうことをしきりに言われるわけでありますが、これほど国庫負担金制度が重要な意義を持っているにもかかわらず、今回まさにこの方式が決められ、これに基づく予算編成が行われた。本当に、ことし一年限りということで、とっぴな状況...全文を見る
○田中(克)委員 終わります。
04月12日第102回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○田中(克)委員 文部大臣の所信表明に対する質問でありますから、私は、まず最初に、昭和六十年度の予算に関連いたしまして、特に文教の角度から若干質問をしてまいりたいと思うわけであります。  もう既に、申し上げるまでもなく、大変厳しい財政事情の中から超緊縮型の予算として五十二兆四千...全文を見る
○田中(克)委員 予算編成の段階で国民が最も関心を寄せたのは、いわゆる概算要求基準という形でマイナスシーリングを強要していた状況の中で、軍事予算だけが非常に突出した。したがって、この軍事予算とほかの予算とのバランス、軍事予算の他の予算に与える影響、そういう関係が最も重視され、特に...全文を見る
○田中(克)委員 私どもは、その言明の背景というものは、今大臣が言われるように、四十人学級の凍結解除とか、教科書の無償給与の継続であるとか、私学助成の前年度並み確保であるとかいうことを指して言っているのであろう、こういうふうに理解はいたしております。しかし、今回の予算で大変重要な...全文を見る
○田中(克)委員 今大臣の方から、文教予算に占める教職員に対する人件費の比率というのが非常に高いという状況の中で、予算編成の苦しさが説明されたわけであります。実は、予算編成の段階で、さっき申し上げましたように、軍事費との対比で非常に関心を集めたわけでありますが、当時一%枠の問題を...全文を見る
○田中(克)委員 次に、臨教審問題について若干お伺いをしたい、こう思っております。  臨教審は、一昨日の十日に臨時総会を開いて、二十四日に発表するという予定であります部会報告について各部会が報告を提出をする、六月には第一次の答申をするという日程で作業を急いでいる、こういうように...全文を見る
○田中(克)委員 私が伺ったのは、今お答えをいただいたようなことは新聞でも広報でも「臨教審だより」でも承知はいたしております。文部大臣が円滑な審議をするために最大限の努力を払うと言っているので、今までの経過にかんがみて、大臣という立場でどのように円滑な審議のために努力をされたのか...全文を見る
○田中(克)委員 若干議論を前に進めたいと思うのですけれども、臨教審自体も論議を活発にして、その論議の内容というのを明らかにして、できるだけ国民の意見等もくみ上げる中で教育改革を進めるんだ、いわば建前の上ではそういうことを言われております。しかし、実際に今進んでいる臨教審の審議の...全文を見る
○田中(克)委員 新聞の報道によれば、この機会に歴代の各文部大臣からも活発な意見が出て、私がさっき申し上げたように、自由濶達な議論とは言いながら、次々に飛び出してくる戸惑いを感ずるような新しい発想の意見に対して、国民が期待をしている教育改革の方向とは若干次元の違った議論が続いてい...全文を見る
○田中(克)委員 わかりました。  もう一つ、議論を前に進めますが、よく言われておりますように、臨教審の設置の際には大変な議論がありました。特にその中では、教育基本法の精神にのっとり教育改革を図る、また同法に基づく教育の目的達成に資するために臨教審を設置する、こう第一条で設置の...全文を見る
○田中(克)委員 今の説明でも、大変現実の動いております情勢と乖離がありまして、納得がいきません。  さらにもう一つ、私は大変な問題を発見したわけでありますが、「二十一世紀を展望した教育の在り方について(第一次案)」ということで、金杉さんから一月二十三日付で試案が出ております。...全文を見る
○田中(克)委員 文部大臣の答弁、せっかくいただきましたけれども、私どもどうもその点では実は納得がいきません。そういう意味で、円滑な審議をするために文部大臣の最大限の努力を惜しまないということでありますから、ぜひそういう点でのひとつ御努力をお願いしたい、こう私は思うわけであります...全文を見る
○田中(克)委員 こういう問題と経過を持っている大学だけに、その後の実情についても文部省も関心をお持ちだろう、こういうふうに思います。  そこでお伺いしますが、現在矢ケ崎理事長の息子さん、長男の雅さん、実弟の章さん、大学内での立場はどういう地位にありますか。
○田中(克)委員 長男の雅さんという人と矢ケ崎理事長の実弟の章さんという二人がいるわけですね。章さんはどういう立場にいますか。
○田中(克)委員 してないということであれば、要するにこの大学の、学校法人の主事に採用されています。  奥さんはどういう立場にありますか。
○田中(克)委員 五十四年から五十七年に募った学債、十年間で無利子、この学債を持っている人は約五百人、こう言われています。ここにありますけれども、五十四年、それから五十五年、五十六年、五十七年、一口の金額が百万円で最低三口、目標額四億円、これ四億円で四年間というと四、四、十六億、...全文を見る
○田中(克)委員 十七億八千万というと、私が聞いた話よりも金額はふえてきているわけですが、これは創立当初でしょうから、大学運営のために大変御苦労されているだろうということは容易に想像はできますが、それにしても、学生が入試に通っていわば入学時に納める納付金、この実情も掌握はされてい...全文を見る
○田中(克)委員 なお、先ほど申し上げましたが、学生の入学の動向、こういうものを見ますと、昭和五十二年には志願者が八百五十七人、入学をした者が二百十一人。五十三年、五十四年と若干下がってきましたが、それでも六百人近い志願者が確保されていたのは昭和五十六年までで、五十七年には五百五...全文を見る
○田中(克)委員 そこで、ちょっとお伺いするわけでありますが、先ほどからも申し上げましたように、大変長い経過があり、その間、新聞、マスコミ、テレビ等でも取り上げられた機会が数多くあったということで、この事件をめぐって、「矢ケ崎王国不正の構図」あるいは「悲劇の創立者群像」、こんな本...全文を見る
○田中(克)委員 同じく今の件で、裁判の結果判決が行われているということになる事件もあるようでありますから、それらのものがありましたら明確に示してもらいたい。なお係争中のものなどもありましたら、それはどういうものか、簡潔で結構でございますから法務省の方でお答えいただきたい。
○田中(克)委員 時間が迫ってきてありませんから、多少はしょってお伺いをするわけでありますが、以上のような事実関係が明らかになったわけでありますけれども、そこで、文部省の方はこの大学の正常化を図るために三条件を示した。一つは、先ほど出ておりますように、知事あるいは信大推薦の理事に...全文を見る
○田中(克)委員 文部省は、大体私が申し上げましたような行政指導に全力を挙げてきたけれども、公認会計士の監査報告をつけた会計報告書は出たけれども、ほかの条件は満たされていない、こういうことで、まだ正常化しているとは認められないという点ははっきりしたわけであります。  問題は、文...全文を見る
○田中(克)委員 私もこの問題にかかわっていろいろ大学の資料等もいただきましたけれども、建学の理想というのは大変なものでありまして、そのことは大変結構なことだと実は私は思っております。しかも、ほかの大学と違いまして、歯科大学でありますから、言われているところの医は仁術、最高の道徳...全文を見る
04月19日第102回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○田中(克)議員 ただいま議題となりました法律案について、その提案理由と内容の概要を御説明申し上げます。  我が国の五歳児の幼稚園と保育所の在籍率は、昭和五十七年度時点で既に九五%となっており、その内訳は、幼稚園が六四%、保育所が三一%であります。四歳児の場合も両者で八三%と高...全文を見る
05月24日第102回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○田中(克)委員 公立の障害児教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準等に関する法律案の質問の第一陣でもございますし、また我が党からの提案でもございます。そういう立場に立って、限られた時間でありますが、問題点を絞って御質問をいたしてまいりたい、このように考えております。  最初...全文を見る
○田中(克)委員 今御説明がありましたように、大変長い時間をかけてこの障害児教育の前進のために努力が払われてきているわけです。特に、戦後経済の発展とともに福祉対策とりわけ障害者対策、障害児教育、こういうものに関心が寄せられまして、最もこの運動として盛り上がったのは何といっても国際...全文を見る
○田中(克)委員 大臣、今五千百二十四人の増員計画があって百五十人ずつふやしてきた、こう言われるわけですが、八〇年から八四年までに七百五十名ふやしてみても、四千三百七十四人はまだこの計画からしても大きく立ちおくれをしているわけです。そういう点をもう少し率直に文部省の立場でも現状を...全文を見る
○田中(克)委員 昨年の答弁から一歩前進した前向きな答弁ということで私も期待をいたしたわけでありますけれども、そういう具体的なものについて示していただけなかったのは非常に残念に思いますが、既に御承知のように、東京都あたりでは、もう障害児学校という形で、障害児教育という形で呼んでお...全文を見る
○田中(克)委員 そのことはわかりました。  そこで、特に問題なのは、昨年も大変議論をしたわけでありますが、寄宿舎の寮母の実態というのはなかなか大変な現状にある、こういうことであります。特に、この寮母の増員計画というのは現状ありませんので、最低保障の小規模宿舎を除き実際にはふえ...全文を見る
○田中(克)委員 これは後でほかの方の質疑の中でも提案者の方から考え方が示されると思いますので、時間が迫ってきておりますから、二つほど重要な問題についてだけ伺います。  次の問題点として、寮母の宿直問題、去年も大変議論をいたしました。そこで、労働省おいでになっていると思いますか...全文を見る
○田中(克)委員 昨年とことしとたった一年のことでありますから、現場の様子が直ちに目立つほど変わるということになることを私ども考えているわけではありませんけれども、とにかく文部省も現場へおりて現場の実態というものを少し見ていただきたい、私はこういうことを強く要求をしておきたいと思...全文を見る
○田中(克)委員 もう時間がありませんから、あえてあれしませんが、もしそうであるとしても、国庫負担制度の場合には、経費の種目等従来法律にその負担根拠の規定を欠くものがあったり、負担区分が必ずしも明確でなかったというようなものもあったりして、そういうものを昭和五十年から五十一年にか...全文を見る
○田中(克)委員 質問は終わりますが、委員長、今提案者もそういう要求を強く持っているようであります。したがって、委員長の本法律案に対する扱いの問題について、委員長見解なるものをぜひ明らかにしていただきたい。
○田中(克)委員 終わります。
05月31日第102回国会 衆議院 文教委員会 第15号
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○田中(克)委員 私学に関係する教職員の年金の額の改定に関する法律の一部改正でありますけれども、これが私学に関係しております教職員の身分の安定あるいは生活の安定ということに大きく寄与していることは言うまでもありませんが、特にそういう観点から私学自体が我が国の教育に果たしてきた役割...全文を見る
○田中(克)委員 今まで取り上げられた各大学で起きました問題等の議論をめぐっても明らかでありますように、大学は大学としての侵すべからざる自治が尊重されているわけであります。そういう点から、文部省のこういう大学に対する指導のあり方に対しましても、一定のもどかしさ、難しさ、そういうも...全文を見る
○田中(克)委員 わかりました。今の説明によって、私が予想したとおり必ずしも私立学校の教職員の給与水準は公務員に比べて高くはない、逆に低いんだという点も明確になりました。  特に、私立学校の場合にこのデータで見ると問題なのは、幼稚園の数字であります。園数にして八千七百四十六あり...全文を見る
○田中(克)委員 大体傾向は御説明いただきましたが、さらにお伺いをしてまいりたいと思うわけですが、今回、この改定によって既裁定者の退職年金の引き上げとか、恩給財団の年金額の引き上げ、旧法の最低保障額の引き上げ、それにはさらに、掛金算定の基礎となる上下限の改定などが含まれる内容で改...全文を見る
○田中(克)委員 今のは要するに政令改正の分も含めた総ぐるみですね。  それからさらに、これは数字上の問題ですけれども、この私学の年金の内容というものを見た場合に、先ほど私ちょっと指摘をしたのですが、幼稚園加入というのは二五%を占めている。この中には特に若い女性の保母さんも多く...全文を見る
○田中(克)委員 年金者数と一人当たりの年金額の今回いただきました説明資料、それから昨年の説明資料を比較をして、その前ともちょっと対比をしてみたわけですが、結局、恩給財団年金というのは当然のこととしてこの受給者というのは逐次少なくなってきます。通算年金あるいは退職年金という方は当...全文を見る
○田中(克)委員 わかりました。  次に、掛金の負担率の問題に触れていきたいと思うのです。  これは、年々この問題の議論の際には言われてきていることでありますが、昭和五十七年七月の共済年金制度基本問題研究会で検討された結果、負担率の限界は標準報酬の二〇から二五%だと言われてお...全文を見る
○田中(克)委員 今の問題は、文部大臣の連合審査の際のお答えもそうでありますけれども、文部省の立場、建前から言えば当然そうであろうと私どもも思うわけですが、要は、その実績がどのように出るかということが問題でありますので、そういう点につきましては、今の御答弁を今後確実に現実のものと...全文を見る
○田中(克)委員 先日「当分の間」の問題で大分やり合ったわけでありますが、どうも附帯決議が何回ついても、何回確約の答弁がされてもそれが空振りに終わっている。こういうことになりますと、私どもせっかく審議をして議論をしてみても、何の意味があるのかという非常にむなしい感じを実は持つわけ...全文を見る
○田中(克)委員 非常に常識的な答弁なんですけれども、私が確認をしておきたいと思いますのは、これからできるだけ皆年金へ向かっての制度改正の改正案が、年金法改正にさらに伴って、いわば共済にも基礎年金導入という形で一元化が図られようとする制度改正が後に待ち構えているということでありま...全文を見る
○田中(克)委員 私の質問したことに答えてください。要するに、制度改正とは無関係に行革特例法でいわばカット——私が前回の場合もカットという言い方をしたら、カットじゃありません、保留ですとあなた方の方がそういう答弁に訂正をしているわけですよ。私はそれが正しいと思う。保留をされている...全文を見る
○田中(克)委員 わかりました。  ただ、先ほどこの負担率の問題でも出ましたように、また都道府県の助成の問題でも出ましたように、附帯決議や答弁がされていても、それが単に政府の財政事情という形で遷延してきているということの中で、これが仮に制度改正の中へずれ込んでしまうと、せっかく...全文を見る
○田中(克)委員 私もこの問題にちょっと関心を持ちまして、今私が申し上げましたような数字を一応参考までに出してみたわけですけれども、実際に実額を把握するというのは今おっしゃるように非常に難しいことだし、手間も要することだと思うわけです。しかし、私どもは、そのことについては一応のめ...全文を見る
○田中(克)委員 それはぜひお願いしたいと思います。  時間が参りましたから質問をくくりますが、今申し上げましたように、私学の果たしている役割が非常に大きいことは私も認めるところであります。しかし、他の共済制度と比べまして、将来的な見通しの上から若干同じ傾向をたどるであろうとい...全文を見る
06月14日第102回国会 衆議院 文教委員会 第18号
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○田中(克)委員 百一国会へ提出をされましたけれども、結果的には廃案となりまして、今回再び提案をされて、いよいよ審議の段階を迎えたという大変重要な法案であります。  私の質問の立場は、この法人が持つ性格の上からも、従前統合によって誕生いたしました日本学校健康会と、これから統合し...全文を見る
○田中(克)委員 この健康会に統合されました給食部の主たる事務所はどこにありますか。
○田中(克)委員 私どもこの事務所の実態もかつて調査をいたしましたけれども、今答弁にありますように、法人としては統合をされましたけれども、実質的には学校健康会の主たる事務所は旧安全会の事務所である虎ノ門一の十五の十二であり、また、給食会の事務所でありましたものがそのまま給食部の主...全文を見る
○田中(克)委員 非常に広義な意味で国民全体の体位の向上、体力の増進、こういう立場に立ては、関連性はないとは私は申しません。しかし、それが密接にかかわっているということになりますと、法人としての組織的な運営の上でそれほど密接にかかわるものかどうかという点については、今の答弁ではど...全文を見る
○田中(克)委員 霞ケ丘の競技場、代々木の競技場、西が丘の競技場、戸田の競艇の倉庫、それから大倉山のジャンプ競技場、こうなりますと、この体育に関係する施設を管理運営するということだけでもきちっとした体制がありませんと、またそれに対する人員がきちっと確保されておりませんと、この国立...全文を見る
○田中(克)委員 私どもは、この二つの法人を統合することに大変矛盾を感じているわけでありますけれども、この二つ一の法人を統合することによって、一体どういうメリットが期待できるのか、その点を具体的に示してください。
○田中(克)委員 行政改革というのは、いわばむだな経費を省いて国民が必要とする行政に重点を置く、そのことが行政改革だと私どもは思っております。したがって、その臨調の答申があったから行革をやるんだという発想は、私は基本が間違っていると思う。というのは、答申がある以上やらざるを得ない...全文を見る
○田中(克)委員 文部大臣、今指摘をしたとおりなんです。大臣はこのことについてどうお考えになりますか。
○田中(克)委員 現実に現員で運営は行われているわけですね。それが統合を前提にして考えられているということからすれば、政府の方は本来ならこれは去年に法案を出しているわけでありますから、六十年にはもうスタートをしているつもりであったわけです。おかしいじゃありませんか。今申し上げます...全文を見る
○田中(克)委員 私どもが納得がいくような答弁が全然得られないので、非常に残念に思います。しかし、まだ山積する問題がありますので、この問題については保留させていただいて、時間がありませんから先に進めます。  ちょっとお伺いしますが、全国学校給食会連合会という組織がありますね。こ...全文を見る
○田中(克)委員 一つ違うのですね。確かに都道府県の学校給食会が連合して全国学校給食会連合会になります。ところが、「及び日本学校健康会を会員として組織されている。」こうなっているわけです。大事なところを落とされている。  これを見てもわかりますように、もし学校給食会と学校安全会...全文を見る
○田中(克)委員 今の答弁も大変矛盾に満ちていまして、それならなぜ学校健康会として給食会と安全会を統合して一つの法人にしたのか。そして一方、全国学校給食会連合会の中へ都道府県の給食会と日本学校健康会を会員として組織するなどということが実際運営上行われているということになれば、かえ...全文を見る
○田中(克)委員 この附帯決議を見まして、今まで文教委員会の中でいろいろな議論が行われてきた問題だけを考えてみましても、この附帯決議は残念ながら全然生かされていない、こういうふうに私どもは言わざるを得ないと思います。  特に二項の「養護教諭、学校栄養職員等の適正配置に努めること...全文を見る
○田中(克)委員 確かに、人事の管理は管理上は一つの窓口で行われていると思います。しかし、実態としては全然そういうことではないでしょう。それから、今交流をしたいと言いましたけれども、した事実はあるのですか、ないのですか。
○田中(克)委員 これからこの法案では国立競技場をさらに統合していく、こういう前提に立っておりますけれども、その際に、給料表等を調べてみますと現在の健康会と国立競技場との間には格差がある。これも今の考え方の前提に立ては、一つの法人の中であるとすれば完全に解決をしていかなければなら...全文を見る
○田中(克)委員 今の答弁を私どもも大変重要な問題でありますから確認をしておきたいと思っております。  さらに、労働条件の問題にもかかわりますが、定員と現員の関係があります。特に国立競技場の場合、最近一部の業務については民間委託が行われてきております。定員と現員との関係というの...全文を見る
○田中(克)委員 前回の統合の際にも、附帯決議でそのような労働者の雇用の安定、労働条件の改善、その趣旨は盛り込まれておりますし、私ども今回の場合も、そこは一番注目をすべき統合の際の問題点だというふうにとらえておりますので、今の答弁、とにかく全力を挙げてその問題については前向きの姿...全文を見る
○田中(克)委員 この国立競技場の役員の中には日本体育協会からも代表が参加をされておりますし、またスポーツ諸団体の代表が網羅をされております。したがって、今の質問について、せっかくきょう日本体育協会の専務さんに来ていただいておりますので、スポーツ団体の立場から、私が今文部大臣に質...全文を見る
○田中(克)委員 きょうは国立競技場の理事長さんにも来ていただいておりますが、昭和六十年度の国立競技場の予算の配賦の総括表を見ますと、政府の補助金は七億四千四百五十五万四千円で、全体の収入というのは二十四億五千三百六十七万七千円、こういうことであります。したがって、今政府の補助金...全文を見る
○田中(克)委員 文部大臣、今国立競技場の管理運営につきましては、私が指摘をしましたように、年々政府の補助金というのは引き下げられてきまして、今やその運営に占める率というのは三〇%を割るかもしれない状況にまで落ち込んできている。こういう中で、いわば運営が非常に苦境に立っているから...全文を見る
○田中(克)委員 私ども、文部大臣のもう少し前向きな答弁を期待いたしたわけでありますが、今財政事情が非常に厳しいことも私も十分承知いたしております。私が申し上げておりますのは、今まで議論して進めてきた上に立って、国立競技場が本来持っている目的、使命、そういうもののいわば機能を発揮...全文を見る
○田中(克)委員 文部大臣、今お聞きになりましたように、日本体育協会の総事業費四十二億八千万円に対して、政府が出している補助金というのは十四億六千六百万円、私はこれは大変結構なことだと思ってはおりますが、この日本体育協会にこれだけスポーツ振興に力を入れている政府が、どうして、日本...全文を見る
○田中(克)委員 時間が大分過ぎてきておりますから、はしょって、ちょっと前へ進めていきたい、こう思うわけですけれども、最近大変スポーツ熱が盛んになってきたことは喜ばしい限りであります。それで、文部省の先日新聞に発表した報道によれば、例えばソフトボールに一千六百万人、水泳に一千万人...全文を見る
○田中(克)委員 今資格についてもそれぞれでありますし、それから特に民間とかボランティアに依拠をしているという面も、二十三万人という指導者ということになれば、実際に制度的に置かれている指導者よりも圧倒的に多いわけでありますから、そういう点にも大変問題があるように思います。したがっ...全文を見る
○田中(克)委員 先日この文教委員会の一般質問の中で、岐阜における中津商業高校の竹内恵美さんが、スポーツの厳しい練習、それから先生の暴力行為に耐えかねて、心身ともに疲れ果ててついに自殺に追い込まれたという問題が取り上げられました。大臣も御承知のとおりであります。これと相前後するよ...全文を見る
○田中(克)委員 これは文部省にも聞いてもいいことだと思いますが、私は、今大臣が言われるように精神力が弱かったから起きたんだというようなことでは済まされない、もっともっとスポーツを取り巻く社会的な情勢というか根の深いものがあろう、こういうふうに見ているわけです。  そこで、体育...全文を見る
○田中(克)委員 時間がなくなってきておりますが、実はこれらの関係する事件というのがここ頻発をしましたので、私も重大な関心を寄せまして、この質問に立つ前に若干資料を集めてみました。  そこで、文部省の方にお願いをしたいわけですけれども、幼稚園から小中学校はもちろんのこと、高校、...全文を見る
○田中(克)委員 実は私、スポーツにかかわる不祥事の最近ここしばらくの新聞の切り抜きを用意してみたら、それを見て愕然としたわけです。これは全部印をつけておりますから文部大臣にちょっと目を通してもらって、いかに深刻な事態にあるかという実感を私は持ってもらいたいと思う。中には見るにた...全文を見る
○田中(克)委員 検討は重ねられてきておるようでありますから、いわば今度は構想の具体化を、私どもは今申し上げましたようなスポーツを取り巻いている状況の中から、この施設の持つ重要な意味というものを一層痛感をしながら、強く期待をするわけであります。  そこで、この体育研修センターの...全文を見る
○田中(克)委員 終わります。
06月19日第102回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○田中(克)委員 日本社会党・護憲共同を代表して、日本学校健康センター法案の審議を締めくくるに当たり、反対の討論を行います。  本法は、昭和五十八年の臨時行政調査会第五次答申に基づき、日本学校健康会と国立競技場の二法人を統合するものでありますが、その日本学校健康会なるものも、日...全文を見る
06月21日第102回国会 衆議院 文教委員会 第20号
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○田中(克)委員 最近の教育問題の重要性にかんがみまして、特に教育環境の整備のうちで学校施設の整備につきまして、これは極めて重要な課題であることは言うまでもありませんが、今回出されました二つの議員立法に関係をいたしまして、私は、その提案者に大変深く敬意を表しながら、質問を続けさせ...全文を見る
○田中(克)委員 この提案の内容のポイントは今御説明をいただきましてわかりましたが、この種の条件整備は義務教育諸学校施設費国庫負担法の抜本的改正によって改善充実することが非常に重要だと思いますけれども、今次特別措置法として提出した理由は何でしょうか。それから、特別措置法は六十六年...全文を見る
○田中(克)委員 提案の意味はわかりました。  そこで、文部省にお伺いをいたしたいと思うわけでありますが、衆法八号の児童生徒急増地域に係る公立の小学校、中学校及び高等学校の施設の整備に関する特別措置法案、それから、九号の義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案、この...全文を見る
○田中(克)委員 今大臣のお答えをいただきましたけれども、議員立法の趣旨を文部省が今直ちに全面的に肯定するということにはならないまでも、今置かれております教育の現状の上から、私どもの立場からすれば、担当文部大臣としてせめてもう少し前向き積極的な意欲的な考え方が示されてもよいのでは...全文を見る
○田中(克)委員 今の局長の答弁によりますと、さしあたって現在持っております計画で六十二年までやってみて、その後、各地域の実態等を聞いた上で方針を決めていきたい教育のことでありますから、現時点で次の段階における長期的な展望というものの上に、そういう構えがないと、今から実態を十分調...全文を見る
○田中(克)委員 大臣の答弁でも、学級規模あるいは学校規模というものは児童生徒の教育上に極めて密接なかかわりを持っているという点では、その重要性を同じようにお考えになっているようであります。ただ、そのように考えておりましても、実態というものにどこまで踏み込んで認識していただいてい...全文を見る
○田中(克)委員 私どもも、少なくとも、今お答えになられましたように、学校教育法の施行規則十七条に、「小学校の学級数は、十二学級以上十八学級以下を標準とする。」こういうふうに決められておりますし、なお、義務教育諸学校施設費国庫負担法施行令第三条に、標準として十二学級から十八学級、...全文を見る
○田中(克)委員 これからこの法案の内容についてさらに審議が続くと思いますし、提案者に後からまた見解をお聞きをいたしますが、文部省があくまでも標準の規模として望ましい姿を追求するためにさらに努力を続けていくというお答えを今いただきましたから、そういう方向でひとつ努力を期待したい、...全文を見る
○田中(克)委員 今のお答えですと、小中学校にだけ設置基準がない、しかしそのことは、今補助基準をこれに準用することによって法律上運用に支障がない、こういうお答えであります。しからば、そういうことになれば、小中学校以外の教育施設については設置基準がある、そのこととの矛盾を私は説明す...全文を見る
○田中(克)委員 時間が迫ってきてしまって、お伺いしたいことがたくさんあるのですけれども、特に人口急増、児童生徒の急増地域、これは大都市を中心にして、また大都市のドーナツ化現象によるその周辺において非常に著しい、こういう傾向もありますから、特にその地域の自治体というのはこの対策に...全文を見る
○田中(克)委員 終わります、
11月22日第103回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○田中(克)委員 年金に関係する四つの法案が四つの委員会にかかっているということで、審議のテンポが若干ずれておりますために、連合審査とこの文教委員会の審議の中で時間の食い違い等も生じておりまして、大変御迷惑の点もあるかと思うわけでありますが、大変重要な法案でございますので、せっか...全文を見る
○田中(克)委員 各年金の収支のバランスの問題等は今後の努力にまたなければならない、しかし制度的には今回の改正で一応土台となるべき体制は整った、こういう大臣の認識だと思うのですが、そう確認してよろしいですね。
○田中(克)委員 そこで、時間がありませんから具体的にお伺いしていくわけでありますが、厚生年金、各共済年金に対しまして政府が出しておりました国庫負担金のいわば四分の一カットの問題がございます。これは財政再建期間中ということで五十七年、五十八年、五十九年と三カ年間行革特例法によって...全文を見る
○田中(克)委員 私は今の答弁では極めて不満足ですが、別の角度からお伺いしたいと思うのですけれども、今回の基礎年金導入による年金改定、これは政府の説明からしますと、世代間、世代内の不均衡、不公平を正す、制度間の格差を是正する、そして長期に安定して運営できるようにする、そういうこと...全文を見る
○田中(克)委員 来年度の予算編成の中で慎重に検討する、こういうお話でありますけれども、今まで明らかになっているところからしますと、三カ年間の特例法の補助金を留保した期間、それにさらに補助金一括削減法で一年延長しまして四年間、こういうことになりますが、この四年間の中で、厚生年金の...全文を見る
○田中(克)委員 どうしても納得のいくような答弁をいただけないで、非常に残念ですが、大蔵大臣、この問題は予算編成の段階で慎重に対応する、こういうことであります。この法案はまだ相当長い時間をかけて審議が続く、こう思っておりますので、その間に、このことにっきましては大蔵大臣に、この審...全文を見る
○田中(克)委員 答弁は不十分でありますけれども、私どもは、この問題についてはなおひとつ執念を持って要求をしていきたい、こう思っていますから、大蔵大臣もひとつ前向きで御努力を願いたい。
○田中(克)委員 大臣の都合で質疑の組み立てが多少前後してしまいましたが、この問題に入ります大前提として、若干お伺いしておきたいと思います。特に、大蔵大臣出席でありますから、そういう上から伺っておきたい、こう思うのです。  と申しますのは、午前中の議論でも申し上げましたように、...全文を見る
○田中(克)委員 御承知のように、臨調の第一次答申というのは五十六年七月十日であります。それから第二次答申、第三次答申からずっと第五次、五十八年三月十四日の最終答申が出るまで作業が続けられておりますが、この答申の中で、特にこの年金、共済問題について厳しく指摘をされておりますけれど...全文を見る
○田中(克)委員 今ごく大ざっぱに指摘がありましたけれども、特に第一次答申でさっき大蔵大臣が触れられたように指摘しておりますし、そこの出発の時点で既に国鉄問題というのは指摘をされております。特に、第三次答申の中でも、公的年金制度の段階的統合と年金行政組織の一元化、年金制度の不均衡...全文を見る
○田中(克)委員 大蔵大臣にこの申請がされて千分の五・三という上乗せが正式にそこで認められて、手続的に国家公務員共済全体が国鉄をカバーしていくという方向がここで決められていったと思うのです。それを大蔵大臣は結構だ、よろしいということでお認めになったわけですね。
○田中(克)委員 私がお伺いしてきたことは、要するにそれは大蔵大臣の責任、強いて言えば、臨調という政府の意思に基づいて設置をされた諮問機関が出された方向を受けて、今申し上げましたようなそれぞれの機関、手続が綴られて、それが大臣に申請をされ、大臣はそのことを認めて年金制度の改革のた...全文を見る
○田中(克)委員 今と同じ質問ですけれども、国鉄はどう受けとめておりますか。
○田中(克)委員 この臨調の答申から出てきている財政再建あるいは特に共済年金制度の一元化の方向についての作業というのをずっと順を追って見てまいりますと、五十九年の二月二十四日に閣議決定をいたしまして、その中で、制度の一元化の展望のもとに昭和五十九年に国民年金、厚生年金、船員保険の...全文を見る
○田中(克)委員 後段で大蔵大臣もその辺お認めになったようですから、余り深追いしませんけれども、特に最近、縦割り行政の弊害が言われております。それぞれ下部から上がって各省庁から上がっていく政策の食い違いの問題が、いわば縦割り行政という形で内閣の統一性を欠くということになる場合は往...全文を見る
○田中(克)委員 午前中の議論にも若干さかのぼるわけでありますけれども、今大臣も率直にお認めになったように、とにかく五十六年に第一次答申が出ていて、それ以降指摘に指摘を重ねられていながら今日こういう事態を招いたということについての責任は感じておる、こういうことは率直にお認めになっ...全文を見る
○田中(克)委員 今までの経過から見まして、五十九年度に赤字国債を脱却して、財政再建成る、こういうことを政府は約束をしておきましたけれども、これも不可能になった。六十五年にそれは延びたということですが、六十五年も昨年の財政白書から見る限り、赤字国債の脱却というのは私どもにとれば大...全文を見る
○田中(克)委員 私学の特徴として非常に高齢者の組合員数が多い。そういうことでありますから、六十五歳以上の組合員数、その他の共済との比較、これをちょっと教えてください。
○田中(克)委員 他の組合との比較。
○田中(克)委員 それから、全体では共済から配偶者が国民年金に任意加入している数というのは百二十万、こう本会議で言われておりますけれども、私学共済の場合はどんな実態になっていますか。
○田中(克)委員 今お伺いしましたような私学の実態の前提に立ちまして、これから若干お伺いをしていきたい、こう思うのですけれども、今までこの私学共済の問題を議論してきました際にも明らかになっておりますように、比較的に私学の成熟度というのはほかの共済に比べ非常に良好だ、成熟度が若い、...全文を見る
○田中(克)委員 重要な答申で二項目に分かれておりますけれども、その1の方は「支給要件、支給制限等の点において、厚生年金と共済年金との間で合理的と思えない違いが見受けられることは問題である。」というふうに言っておりますし、そういう前提に立てば、「国家公務員、地方公務員、私立学校教...全文を見る
○田中(克)委員 それで問題が起こらないかということを私は聞いているんですが、そのことを答えてください。  それから、もう一つは、三十六年までの給与記録のない組合員というのは恩給に入っていた人たち、こういうことでありますが、その人たちは実数として三十五万人のうちどのくらいいます...全文を見る
○田中(克)委員 有利になる者と不利になる者がある。もちろん有利にならないと困るわけでありますが、そこで問題なのは、私学の場合は今までのやり方としては厚生年金と全く同じで、給与記録もみんな残っておりますし、給与計算するのに少しも困らない、そういう状況にあるのに、国家公務員と同じ給...全文を見る
○田中(克)委員 これは組合の理事長さんの名前で出ておりますが、前段で確認したように組合員の意思というふうに私どもは受けとめているわけですし、組合全体のことを考えないといけない、こう思うのです。そこで、ちょっとしつこくなりますけれども、私はそういう意味でお伺いしているわけです。 ...全文を見る
○田中(克)委員 ですから、その場合に、その恩給財団に入っていた組合員、つまり給与記録のない組合員であった期間の標準給与の月額はどういうふうにしていますか。
○田中(克)委員 それは読みかえ規定によって一万円であったとみなすという処理ができるということですね。そうなりますと、給与記録がない恩給財団に入っていた組合員の全期間の標準給与の算出というのはできないわけじゃないですね。できますね。(保坂参考人「はい」と呼ぶ)それでは、この要望の...全文を見る
○田中(克)委員 国共済の施行日前五年間の平均本俸月額に乗ずる補正率というのがありますね。(保坂参考人「はい、ございます」と呼ぶ)このことはちょっと後で聞きましょう。  その前に、文部大臣、今ちょっと理事長と私でやりとりをしたわけですけれども、ちょっとおわかりにくい点もあったと...全文を見る
○田中(克)委員 実態を文部大臣ももう少し掌握をしてもらいたい、私どもこう思うのです。  そこで、理事長、もう一度返りますけれどもお伺いします。  いわば今回の改正の中で一番大きい問題というのは標準給与のとり方、前一年の平均というのが結局組合員だった全期間の平均の標準給与、こ...全文を見る
○田中(克)委員 今のお答えですと、私どもは大変問題だと思うのです。と申しますのは、先ほど申し上げましたように、この補正率の問題につきましても〇・一八七七というのが諸手当分でもって、これが補正率になっておるのですね。だから、一年の末期でもって一・一八七七、二年になりますと、〇・九...全文を見る
○田中(克)委員 今の質問はそういう形でありますから、資料をいただいてから私どもの納得のいく解明をしていきたい、こう思っております。  要望の中にもあるわけでありますが、今回の場合、私学共済が持っている特徴的な問題から、特に他の年金との関係で問題になりますのは、六十五蔵以上の人...全文を見る
○田中(克)委員 午前中の中西委員の質問の中にもありましたように、長期の適用除外校というのは、六大学の東京大学を除く慶応、早稲田、明治、法政、立教を初めとして三十学校ある。ここに働く人たちは大体、ちょっとことしの数字がないのですけれども一万人は超えている、こう思うのですね。そうい...全文を見る
○田中(克)委員 この問題は、それぞれの委員会が審議をしてまた連合審査へもう一度戻す、あるいはまた各委員会で上がってきている問題点というのは集約してまとめる、こういうことになっておりますので、私は問題点として指摘をしておいて、その際にまた十分検討をしてもらいたい、こう思います。 ...全文を見る
○田中(克)委員 時間をかけながら直していくということはどういう展望を持っておいてるわけですか。
○田中(克)委員 そうしますと、次の五年後の再計算期を目標に検討するという意味ですか。
○田中(克)委員 国民年金の方が六十五歳ということに決まっておりますので、それとの関連の中でこうやっていろいろ矛盾も起こってくるわけですが、例えば遺族年金の場合でも、六十五歳の組合員で老齢基礎年金の受給資格を持っている人が死亡した場合、その子供または子供のある妻に基礎年金が支給さ...全文を見る
○田中(克)委員 時間が詰まってきてしまいましたが、従前から言われてきております私学共済に対する都道附県の補助金の問題について伺うわけであります。  これは従前もずっと議論の続いてきた問題でありますけれども、五十九年度で、全学に出している県が二十八県、一部大学と短大等を除外して...全文を見る
○田中(克)委員 特に今回の制度改正に伴って文部大臣として各地方自治体に要請するというような措置はおとりになりますか、なりませんか。
○田中(克)委員 法律上なっていると言いますけれども、さっき私が前提で言ったように、交付税の対象になっているのは高校以下ということでありますから、大学等につきましては地方自治体がその意思を持たなければそうならないわけでしょう。ですから強制力はないのですよ。そこを文部省としては、私...全文を見る
○田中(克)委員 この辺は私学にとりまして非常に大事な点だと思いますから、ぜひお願いをいたしたいと思います。  残る時間が非常に少なくなってしまって、あと基礎年金問題を私ずっとまとめてお伺いしたいと思ったのですが、きょうは行ったり来たりしましてちょっと整理しにくいのですが、厚生...全文を見る
○田中(克)委員 今のお答えは、いわば最低生活を保障する建前から生活費の調査等を基準にして五万円を決めた、こういうことですけれども、今、生活保護法による生活扶助費はどのくらいになっていますか、一級、二級。
○田中(克)委員 私の調べですと、一級の生活扶助費で六万二十円、そのほか家賃、医療費等の加算をいたしますと十一万七千百二十円、こういうことで、これがいわば最低生活を保障する生活保護世帯の基準だ、こうなります。  そうなりますと、いずれにしろ、さっき申されました水準も五万円を上回...全文を見る
○田中(克)委員 私は今の生活保護世帯との比較の上においてお伺いしたのですけれども、そのことの答弁をいただいておりませんで非常に不満ですけれども、時間が来てしまいましたので、以上で打ち切ります。あとまだ残された問題がたくさんございますから、同僚議員の方から質問を続けさせていただく...全文を見る
11月27日第103回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○田中(克)委員 さきに質問いたしました関係から関連してお伺いをするわけですが、今理事長から公平であるか不公平であるかという点についてまだお答えをいただいておりません。三分の一、三分の二という振り分けになると仮定をいたしましても、振り分けられることによって有利、不利が出ることは明...全文を見る
○田中(克)委員 このことがはっきりできなければ質問続きませんよ。簡単なことじゃないですか。
○田中(克)委員 今の理事長の答弁だと、どうしてもそれは納得できません。私が聞いているのは、一昨日の質疑の中でも、きょうの午前中の質疑の中でも、また佐藤委員の質疑の中でも、私学共済は、この制度を採用した場合の前提に立って試算をした結果、三分の二は有利になり、三分の一不利になる、こ...全文を見る
○田中(克)委員 委員長、先ほど席をあけておりましてお聞きになっておりませんけれども、同じことが繰り返されているのです。このことがはっきりしませんと次の質問に入れないわけですよ。そんな難しいことを聞いているわけではありません。三分の一と三分の二の振り分けがされるという制度上の選択...全文を見る
○田中(克)委員 午前中の伏屋質問に対する五十嵐審議官の答弁の中にもありましたが、まさにこの問題は有利、不利の選択ではなくて制度の選択の問題だ、こういうふうに答えておられました。私も実はそう思っているわけであります。今お答えにありましたように、部分的にしろ全体的にしろ不公平と矛盾...全文を見る
○田中(克)委員 私の質問に答えていません。私が言っているのは、本法第二十三条第二項によって、現行の平均標準給与月額が、退職前一年の平均を今は原則としているけれども、その額が組合員であった全期間の平均額より少ないとき全期間の平均額をもってその平均標準給与月額とすることができる、こ...全文を見る
○田中(克)委員 できるということを今お認めになりましたね。そういう前提が一つあります。  それから、今までの審議の中で明らかになっておりますように、恩給財団加入の教職員が給与表がない。ほかの人はみんな給与表があるわけですよ。だから、それを採用すれば標準給与月額の計算はできるは...全文を見る
○田中(克)委員 私が言うのは、できるかできないかということを聞いているわけですよ。できるでしょう。だとすれば、さきに申し上げましたように、五年間の平均給与から平均標準給与月額を出すよりも、給与表はある、それから平均が低い人は全期間を通しての平均額を平均標準給与月額としてとる方法...全文を見る
○田中(克)委員 だから、私が言っておりますのは、改正案は今審議をしているわけでありまして、今の制度の問題が、実際には可能であれば、より的確に公平にいく方法の方を選択することの方が私どもは法案審議をする場合に正しいのではないか、それを言っているわけです。何も今提案している案にそれ...全文を見る
○田中(克)委員 それは前段の佐藤質問の前提にありました審議会の答申の中にもありますように、それぞれの制度が持っている特徴や特殊な事情というものはあるわけです。そういう事情というものを考慮しながらどういう公平性を保っていくのかということがこの法案の審議のポイントじゃありませんか。...全文を見る
○田中(克)委員 そんな答弁はないよ、それは取り消せよ。国会を何と心得る。そんなことなら審議要らないじゃないか。(発言する者あり)今の答弁はだめだよ、あんなことでは。取り消せ。
○田中(克)委員 今の答弁以前に私は五十嵐審議官に前言を取り消してもらいたい。少なくとも、法案を審議している国会に向かって、政府の提案しているものが絶対的であるような認識のもとに、我々にそういう挑戦的な態度をとるのはけしからぬよ。国会でしょう。訂正を求めますよ、先に。
○田中(克)委員 もう一度整理をして申し上げますと、原案は原案として出ております。私どもは、原案として出たものをいろいろ検討した結果、ほかの制度との比較、また私学の持っている特徴、特性、また事情、そういうものを検討して、より公正でより的確な方法が求められると思うから意見として出し...全文を見る
○田中(克)委員 今の答弁で若干後段に不満はありますけれども、私どもが提起した問題は可能である、こういうことだけは明らかになりました。したがって、あとの問題につきましては、私学の実態をさらによく精査をしていただいて、方法としてより公正、より具体的、現実的な方法を選択をする審議を尽...全文を見る
11月29日第103回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○田中(克)委員 前回の文教委員会からの引き続いている議論でありますから、私から重ねてお伺いしますけれども、当初、大臣は、私学共済組合から四項目にわたる要望があって、特にこの問題については第二項で私学共済の方から要望が出ておった、したがってその要望を受けて文部省はそういう方針を決...全文を見る
○田中(克)委員 今までの議論の経過からすると、随分おかしな話に発展をしているわけでありまして、これは議事録等を詳細に調べてみないと、私どもも今ここでやりとりをしても解明できる問題ではないと思います。しかし経過として見る限り、大臣は当初、これは私学共済から要望があって、その要望に...全文を見る
○田中(克)委員 いや、具体的に何ですかと聞いているんですよ。
○田中(克)委員 例えば職域年金部分が云々、こういうことですけれども、これは少なくとも社会保障制度審議会が答申として問題点として指摘をしたわけです。具体的に、厚生年金との整合性でこことこことここの部分に問題がある、こういうことがあるからこういう文章で載ったわけでしょう。例えばこれ...全文を見る
○田中(克)委員 いや、それも答弁になってない。私が聞いているのは、厚生年金との間に「合理的と思えない違いが見受けられる」、そこが問題だと審議会は言っているわけです。だから、その問題の点は具体的に言えば何と何だ。――時間ばかりかかってだめじゃないか。
○田中(克)委員 委員長も今聞いていておわかりのように、私の質問に答えていませんね。これでは納得できないじゃないですか。今言われているのは答申そのものなんですよ。答申で、具体的な違いがあって問題だと言っておるから、その問題とはどういう点なんだ、具体的に説明してほしいということを聞...全文を見る
○田中(克)委員 大臣にお伺いします。  社会保障制度審議会がこういうふうに厚生年金と特に違う点について問題があると指摘をしているわけです。この間、私学の組合の代表、理事長さんを呼びまして議論をしております点、これも厚生年金との比較において合理的でない違い、大変大きな問題点だと...全文を見る
○田中(克)委員 いや、私が聞いていることに答えていただかないと困るのですよ。  今審議官の方から相違点の問題は指摘をされました。指摘をされているけれども、前回の文教委員会でも私学の共済の理事長さんを呼んであれだけ問題で議論しているわけです。そこも厚生年金との大きな食い違いの一...全文を見る
○田中(克)委員 それも聞いていることと全然違うな。だめですよ、質問に答えてくださいよ。  私が聞いているのは、厚生年金との違いについて問題がある、こう指摘をされているわけです。今審議官が幾つか具体的に挙げました。挙げた問題以外に、今私どもが議論してこれだけ時間がかかっている問...全文を見る
○田中(克)委員 問題点の一つでしょう。
12月04日第103回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○田中(克)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  財界主導の臨調答申を忠実に履行することを至上命令として行われた年金改革の閣議決定に基づき、昭和五十八年、第一段階で、まず国家公務員共済組合法の一...全文を見る
12月06日第103回国会 衆議院 本会議 第10号
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○田中克彦君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。(拍手)  財界主導の臨調答申を忠実に履行することを至上命令として行われた年金改革の閣議決定に基づき、昭和五十八年、第一段階で、まず国家公務員共済組合法...全文を見る