田名部匡省

たなぶまさみ



当選回数回

田名部匡省の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月10日第122回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○田名部国務大臣 国会決議を尊重して今日まで努力をいたしてまいりましたし、今後もその決意で努力をしてまいります。
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりいろいろな、まあ基本的なところは変わっていないのですが、枝葉がちょっと気になる発言が多いのではないかなという気がいたしておりますが、しかし、基本的には、自由化につながるような関税化というものは我が国は認められないという方針ではみんな一致しているわ...全文を見る
○田名部国務大臣 交渉事でありますから、交渉している問は私どもは信念を持ってこれに取り組んでおる。見通しはどうかというのは、試合と同じでやってみないとわからぬ、こう思うのであります。しかし、ご案内のように、いろいろと問題がありますし、各国の状況もまた定かではないし、そんなところで...全文を見る
○田名部国務大臣 再三報道に米問題が大きく取り上げられておるのですが、私は、米よりも全体でむしろ自動車の方だ、こう思っておったのですが、どうも書きっぷりが米、米、こう書かれるものですから、私どもはそんなに重大にというか、今回のブッシュ大統領との交渉事でこれが取り上げられるとは思っ...全文を見る
○田名部国務大臣 ちょっと答弁を落としましたが、言われていることは、ウルグアイ・ラウンド全体としては成功させなきゃいかぬ、こうみんな言っているわけです。それがややもすると、ウルグアイ・ラウンドは米だというふうに報道されるものですから、ウルグアイ・ラウンド全体としては成功させなきゃ...全文を見る
○田名部国務大臣 これは、現状のままで日本の農業というものはいいかというと、恐らく先生方も、このままではいかぬ、何らか改善をしていかなければならぬ、こう思っておられるだろうと思うのですね。従来から国土の条件なんというのは日本は非常に厳しいんですけれども、その中でも、生産性の向上に...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長からお話しのとおりでありますが、ウルグアイ・ラウンドは多分野にわたって幅広い議論をしているわけですね。もともとブッシュ大統領が日本においでになるというときにいろいろ発言されておりました。そのときは、国内の財政問題あるいは雇用問題、これが何よりも大事だという...全文を見る
○田名部国務大臣 国会では三度にわたって決議をいたしておりますが、国民全体とは申しませんが、いろいろな各層の方々の意見というものは、一部ならいいではないかという話をされる方もおります。そういうものがマスコミを通じて、マスコミもやはり一部入れた方がいい、あるいは自由化になった方がい...全文を見る
○田名部国務大臣 何人かの閣僚には私ども実は真意をただしたわけでありますが、どうも直接聞いている話でないものですから、その真意がよく伝わってない部分が多いなあというまず率直な感じがいたします。  私なんかも、新聞の取材やらテレビの番組に出まして聞かれますと、何かこっちの方に曲げ...全文を見る
○田名部国務大臣 この進め方自体は、何とか自由化の方向でやりたいというところの国という輸出国、この人たちはやはり閣僚レベルで何回も詰めをやっている。私どもはそうしたくないという方の立場でおるものですから、積極の度合いがいささか、見ておるとさっぱりやってないじゃないかと思われがちな...全文を見る
○田名部国務大臣 お話のとおりだと思うのです。ただ、一つ問題は、農家に生まれたから農業の後継ぎにならなきゃいかぬ、そこのところ私はちょっとひっかかっておるんですね。次男、三男だと外へ出ていかれるという自由な部分があるんですが、どうも長男は、私の親戚も全部そうですが、長男に生まれた...全文を見る
○田名部国務大臣 先生お話しのように、私どもあのとき申し合わせしたものというのは今でもそのとおりでございまして、私どもいつも申し上げておるのですが、我が国の基本的な立場というものがさらにこの十三日からの交渉において反映されるように全力を挙げていくということで、これはきちっとした態...全文を見る
○田名部国務大臣 再三、交渉事でありますからわからぬというのはけしからぬ、こういうことでありますが、実際申し上げて、これは多数決では決められぬだろうし、しかしさりとて反対の国もあるし、その反対も米もあれば乳製品もあれば、ばらばらなんですね。ですから米に関心のない国も一緒になって反...全文を見る
○田名部国務大臣 私もそう思うところもあります。ただ、米だけで集まろう、あるいは食糧問題だけで集まろうとするとそういうことになりますけれども、ウルグアイ・ラウンド全体になりますと必ずしも一致しないところがあるのですね。日本のように、米以外の分野では積極的に自由化でいきたい、しかし...全文を見る
○田名部国務大臣 ブッシュ大統領と宮澤総理との間での大筋というかそういうものは非常にきちっとしたと思うんですね。ファイナルテキストでないというのもはっきりいたしました。そこで、他分野の話も一緒になるものですから、米だけで言うとこれはもうきちっとしております。他分野の方にわたります...全文を見る
○田名部国務大臣 そのくらいの覚悟でやっておるつもりでありますが、いずれにしてもこの国会決議というものは私も政治的に責任を負うものだ、重大な責務を負うものだ、こう思っております。まあ世論調査なんか見ますと、随分一部は自由、入れてもいいんだというのが多いとかなんとかいうと、一体この...全文を見る
○田名部国務大臣 点数で何点と言われると、合格点ではないわけですから、零点から、この合格点というのは何点からと見るかによりますが、率直に申し上げて合格点ではない、こう思います。
○田名部国務大臣 全部の国が不満を残した案だと思うのですね。アメリカとEC、それぞれ交渉を何回もやってきましてその中にいろいろな数字が出たのかな、それをダンケル事務局長が、頭の中にあり、しかしそれとてそのまま言っていることを出したのではまとまらない、しかも今アメリカはそれぞれの団...全文を見る
○田名部国務大臣 そのとおりだろうと思います。出た数字を持って帰りまして、それぞれの国が団体やらいろいろなところと話し合いをしていると思うのですね。ですから、こんなに三五%なんというのではだめだという意見もあり、もちろん合意をすればまとまるかもしれませんけれども、そこまではなおし...全文を見る
○田名部国務大臣 従来の基本的方針と申し上げるのはそのことでありまして、それを貫く努力をこの十三日以降展開してまいりたい、こう思います。
○田名部国務大臣 交渉事というのは何でもそうだろうと思うんですが、これはもう真剣になってやらぬと、相手が真剣でないと感じられるような交渉事というのは私は交渉じゃないと思うんです。日本は、今日まで国会決議をしていただき、総理も、仮に自由化につながる方向ということになると、食管法の改...全文を見る
○田名部国務大臣 アメリカやECと立場が違うというのは、向こうは条件闘争みたいなことですね。基本的には、今局長答弁のように、輸出補助金というのに問題があるわけです。これが最大の関心事なのですね。  ところが、これもさかのぼってみると、一九八〇年代ですか、農産物が過剰になりまして...全文を見る
○田名部国務大臣 鹿児島県の農業というものは、火山灰あるいは土壌がそうしたことでもありますし、それがまた非常に広く分布しておるということ、あるいは台風が非常に多い地域でもありますし、消費地からまた随分遠いという条件、そういうこともあります。また、この温暖多雨な気候等に恵まれて野菜...全文を見る
○田名部国務大臣 私もそのとおりに思います。  自給率を五〇%まで引き上げたいと国会決議もいたしましたけれども、残念ながら四七%になったということは、さらに努力を広範にしていかなければならない、こう思うわけでありますし、全体的に申し上げまして、先生がおっしゃるとおり、自給できる...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろな角度から日本の立場というものを主張しておるつもりであります。残念ながら、日本は世界第二の大国だとよく言われるようになりまして、いろいろな分野で、農業以外の分野で輸出が相当伸びて、これがまたその国に影響を与えているという分野も出てくるようになった。総じて...全文を見る
○田名部国務大臣 アメリカのヒルズ通商代表がお見えになったときも、私からこのことを申し上げました。人口問題というのは大変深刻な問題でありますと。しかも、人口がふえると食糧問題というのが当然出てまいりますが、いずれにしても今五億の人たちが食糧難であえいでいるようでありますが、そのた...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的に難しいと思うのは、国土の七〇%が山でありまして、これに一億二千万人という大変な人が住んでいる。それで、適したものは何かというと、気象条件からいって日本には米が一番いいわけですね。昔は肉なんというものは余り食べなかったものです。ところが、国民のニーズという...全文を見る
○田名部国務大臣 農政不信というのがあるという話でありますが、不信の原因をいろいろ考えてみますと、国自体でやらなければならぬものもありますし、農民自身が努力によって解決しなければならないもの、それぞれあると思うのでありますが、いずれにしても中山間地域は自然的、経済的に不利な条件下...全文を見る
○田名部国務大臣 これも何回もお答えしておるとおりでありまして、自由化になるようなものには一切反対をいたしてまいりました。これからも我が国の基本というものを訴えて、これを取り入れてもらうというための努力をしてまいりたいと思っております。
○田名部国務大臣 お二人でしばしば議論されたようでありまして、英語でおやりになるものですから私たちが中に、通訳も入っておりませんので、どういう話をされたかわかりませんが、それでも発表になりましたところでは、ウルグアイ・ラウンドは成功させなければならない。これは、米のことばかりでは...全文を見る
○田名部国務大臣 そのとおりに考えておいていただいて結構であります。
○田名部国務大臣 今までもいろいろと閣僚の発言についてどう思うか、こういう御質問がありました。直接現場におって聞いているわけではありませんので、総理あるいは渡辺外務大臣の発言について私がどうこう申し上げるわけにはまいりません。ただ、閣議の後にどういう趣旨で申し上げたかというお話を...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりでありまして、米の自由化反対を言っております日本の立場で、米が不足するという、どこかから買ってこなければいかぬという、こういう事態はこれはもう厳に避けなければならないということでして、まあ多少無理な中でも緩和をお願いいたしました。  いろいろ御...全文を見る
01月29日第123回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げます。  基本的には我が国の農業は、御案内のとおりでありますが、食糧の安定供給のほか地域社会の活力の維持、国土・自然環境の保全等、多面的で重要な役割を果たしておるところであります。そうしたことで、我が国の経済社会の調和ある発展のためには...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げます。  村上議員の御質問、全くそのとおりでございまして、申し上げるまでもないことでありますが、米は我々の主食であります。我が国の農業の基幹をなすものでもありますし、先生お話しのように、安全保障にもかかわる、あるいは国土や自然環境の保全...全文を見る
02月03日第123回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○田名部国務大臣 合意文書案がダンケル事務局長から提示されましたけれども、この見通してありますが、日本はもちろんでありますけれども、他の国々も非常に困難な問題を抱えておりまして、なかなか思うように進展をしていないようであります。ただ、私どものこの文書案を見る限りにおいては、特に農...全文を見る
○田名部国務大臣 お答えいたしますが、日本の立場は、もうかねてから申し上げておりますように、これまでの基本方針のもとに、農産物輸入国としての我が国の立場が、交渉の結果、適切に反映されるように努力をしてまいりますということで一貫しておるわけでありますから、ただ、それぞれの国がいろい...全文を見る
○田名部国務大臣 それでは先にお答えさしていただきますが、どう進むかという仮定の話でいろいろ聞かれるんで非常にお答えしにくいことが多いんでありますが、いずれにしても、総降雨量というんですか、三分の一ぐらいは水田で押えてくれておるわけですね。ですから、基本的な地球全体の食糧が一体ど...全文を見る
02月04日第123回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○田名部国務大臣 包括的な関税化は反対と、こういうことでありますから、試算はいたしておりません。
02月20日第123回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○田名部国務大臣 お答えを申し上げますが、まあいろいろ考えられるわけでありますけれども、何といっても農業で利益が上がらない、非常に苦労が多いということと、農外収入に依存する率が非常に多い。そういう職場がまただんだん多くなりまして、農業をやるよりも、あるいは農業をやりながらも農外収...全文を見る
○田名部国務大臣 私は就任以来、この方針は明確に、自由化につながる関税化は容認できません、こういうことを通しておるわけであります。交渉事でありますからいろいろの考え方があると思うのですが、やはり今お話しのような考え方で、各国とも困難な問題がたくさんありまして、一生懸命やはり勝つた...全文を見る
○田名部国務大臣 そのとおり今もって努力をいたしておりますので、これからもそのとおりいたします。
○田名部国務大臣 この基準につきましては、私の方ではなくて厚生省が所管をいたしておりますので……。
○田名部国務大臣 お答えをいたします。  明確にされております。
○田名部国務大臣 一応今お話しのようなことで、個々にはいろいろございますが、それでよろしいかと思います。いずれにしても、包括的関税化等いろいろの問題がありまして、これを修正する必要があるということで、今一生懸命やっております。ダンケルの合意案の中の特に、他の分野もありますけれども...全文を見る
○田名部国務大臣 この関税、完全自由化という中身の話になりますと、解釈がいろいろありまして、数量規制ができなくなるわけでありますから、言葉だけでいきますと、自由に税金を払えば買えるということになると、数量の規制ができなくなるということからすれば、まあ自由化になるんだということであ...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほどのクロマグロにしてもこの鯨にしても、何か漁業に余り関係のない、あるいはそれそのものに直接漁業を営んでいない国々が数の上で反対をするというのは最近非常に多いということは、本当に遺憾だと思うのです。ただかわいそうだということで反対をする。  かねてから私ども...全文を見る
○田名部国務大臣 科学的な根拠に基づいて、クロマグロにしても鯨にしても問題がないということはもうはっきりしておるわけです。ただ、食文化の違いというか、私どもは何といってももう古くから魚というものをたんぱく資源として生活をしてきた。外国は余り、どっちかというと肉食でありますから、そ...全文を見る
02月21日第123回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○田名部国務大臣 簡単に申し上げますが、特に稲作部門での担い手の高齢化が大変進んでいるわけであります。そのために、全般的にこれを進めていきませんと、何か一つやるといいかというと必ずしもそうでない。そのためには、構造改善でありますとか生産の基盤あるいは生活環境、こうしたものを総合的...全文を見る
○田名部国務大臣 直接やられているところが、たしか外国では、数は多くはありませんが、フランスあたりがやっているのかなという気がいたします。  まあ、制度として直接、日本では国が農家に上げるというそういう制度がないわけでありまして、大体改良普及員の、指導して、それがこの若い人たち...全文を見る
02月24日第123回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○田名部国務大臣 お答えをいたしますが、お話しのように、近年熱帯雨林が大規模に減少しておることは御承知のとおりであります。地球環境の保全を図る上でその保全、造成は極めて重要でありますが、そのためには何といっても持続可能な森林経営の確立が重要でありまして、六月のブラジル・サミットに...全文を見る
○田名部国務大臣 生活が苦しくて焼き畑をする、あるいは木材を輸出するということが非常に多いわけでありますから、ただ木材だけでこれを解決しようとすると非常に難しい問題があります。ですから、先ほど申し上げましたように、この森林というものは、持続可能な森林の経営ということは非常に大事に...全文を見る
○田名部国務大臣 国有林野事業につきましては、今後ともその使命を十分果たしていくためには、何としても国産材の活用ということに全力を挙げて取り組んでいるところでありますが、特に、平成三年の七月に策定した新たな国有林野事業の改善に関する計画、これに則して自主的な改善努力を尽くすという...全文を見る
○田名部国務大臣 もうかねてからたびたび申し上げておりますように、我が国の立場というものを理解を求めるように今交渉中であります。何としても国会決議というものも十分尊重して、輸入国の立場というものをわかっていただきたいということで今一生懸命交渉中でありますから、最善の努力をさせてい...全文を見る
○田名部国務大臣 もう再三申し上げておりますように、当面私が監督でありますから、監督にお任せをいただいて、今精力的に交渉いたしておるわけであります。  先生のその試算、まあいろいろな数字は出てまいりますが、どこを基準に置くかということによっては答えなんというのは幾通りも出てくる...全文を見る
○田名部国務大臣 防腐剤やシロアリ防止の効果あるいは経済性等から見て、現在ではこのCCAが最も多く木材保存剤として使用されているわけでありますが、近年、消費者のニーズの多様化に対応して、CCA以外の新たな薬剤を使用した防腐木材の生産も行われてきているわけであります。若干価格が高い...全文を見る
02月25日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○田名部国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業及び食品産業などの関連産業は、食糧等の安定供給という、豊かで安定的な社会の基本をなす重要な使命のほか、地域経済、地域社会の維持、国土・自然環境の保全などの多様な役割を担っております...全文を見る
02月26日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○田名部国務大臣 農業交渉の見通しとこの交渉に臨むスタンスということでありますが、ウルグアイ・ラウンド農業交渉については各国が国別約束表を提出した後にこれをめぐって三月から本格的に交渉が行われるわけでありますけれども、今経済局長から答弁ありましたように、各国ともいろいろな困難な問...全文を見る
○田名部国務大臣 省内に検討本部をつくりまして、新政策についていろいろと検討いたしておりますが、特に抜本的にやった方がいい、もう手直し程度では二十一世紀に対応できないのではないかと見ておるわけです。特にここのところ、非常にうまくやっている人となかなかうまくいっていない例と、何か大...全文を見る
○田名部国務大臣 石破先生の考え、全く私もそう思っております。  農家だけを守らなきゃいかぬという発想ではないのでありまして、それは当然農家も守る、結果としてはなるわけでありますけれども、日本全体として一体今どうあるべきか、食生活の文化が全く違うわけですね。先生方もよくアメリカ...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのように、やはりただ単に生産体制の整備だけではなくて、集落排水でありますとか道路でありますとか、それからいろんな都市に劣らない整備というものをしてあげて若い人たちの定着を図っていかなければいかぬということで、生活環境の整備に積極的に取り組んでいきたい、そう...全文を見る
○田名部国務大臣 食糧は国民生活にとって最も基礎的な物資でありまして、私どもは、何としても食糧の安定供給の確保を図っていくというのは農政上の基本的な役割であると認識をいたしておるわけであります。  先生今数字を挙げてお示しになりましたが、我が国の自給率は、食料消費が多様化をして...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのように、米が自由化になるとそれだけ下がるわけでありますから、もちろんそれにかわって別な穀物をやるから、そのままストレートな数字ではないにしても、いずれにしてもこれ以下に下がるということは大変なことだと私は思うし、ソ連の食糧難のあの状況を見ますときに、やは...全文を見る
○田名部国務大臣 先生お話しのように、工業と農業というのはおのずからもう一緒になるというものではないわけでありますね。それは、工業ですと幾らでも必要に応じて生産できるし、売れなければ抑えればいいという、もう簡単にできますけれども、農業分野というのはそうはいかない。  したがって...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、それぞれの国に都合のいいような話ばかりでしているわけでありまして、そのことが私は輸出の、スポーツをやる場合もルールは一緒じゃなきゃいかぬ、別々のルールで試合をやったんでは試合にならぬわけでありますから、そういう意味では、今このウルグアイ・ラウン...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話しのように相当買っているわけでして、アメリカの農業団体からもこれ以上日本の米問題でたたいちゃいかぬ、これだけたくさん買ってもらっているということを、トウモロコシ等は九九・九%、もう異常ですね。まあしかし、そう言っても全部それじゃ日本で、国内で一〇〇%全部賄...全文を見る
○田名部国務大臣 しばしば質問を受けるんですが、どうもどういう真意でお話しされているかということは、私ども心の中までは見えぬものですから。それで、いろいろとどういう趣旨でございますかと伺いますと、いやまあそれは自由化はだめだ、一〇〇%、百点満点というのはないんだということを言って...全文を見る
○田名部国務大臣 仮定の話で余りこういうことを答弁しますと、何かもうその方向で検討しているんだというふうに受け取られることもありますので余りお話を申し上げたくないんでありますが、お許しをいただきたいと思います。  しかし、いずれにしても量的な管理をしておりますから、程度はどうあ...全文を見る
○田名部国務大臣 そのようにいたしたいと思っております。
○田名部国務大臣 もう何回かお答えしておりますが、三月一日に国別約束表を提出しろ、そのことには、ダンケルの合意案というものについては包括的な関税化等いろいろの問題点があるので、これの修正を先にやりなさい、第四トラックが先です、個別のちまちましたものをやって後から大きいのというのは...全文を見る
○田名部国務大臣 先生、この件に関しては非常に御熱心に取り組んでいただいておることはかねがね承知をいたしております。  御案内のように、中国政府でも一九七八年に農業を基礎として四つの近代化を推進するということで十カ年計画を定めたようでありますが、いずれにしても、今お話しのように...全文を見る
○田名部国務大臣 今官房長からいろいろお話がありました。私は、我が国の農業、農村は、今担い手不足、高齢化、国際化、そういう大きな節目を迎えていると思うのであります。  卑近な例で申し上げますと、私の父の方も母の方も農家であります。年とった人たちと若い人の考え方に大分ギャップがあ...全文を見る
○田名部国務大臣 もう私のところは全くどこを見ても農村地帯でありまして、冬になるとみんな出稼ぎに行く。もう嫌というほど、農家の生活というのは私たちの気持ちの中にしみついておるわけであります。  おっしゃるとおり、工業重視、私もそう思いますが、しかし若干やむを得ないところがあった...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、農業については与野党余り反対するものがなくて、皆さんそれぞれ一生懸命取り組んでいるわけであります。貴重な提言でありますので、よく検討させていただきたいと思います。
○田名部国務大臣 国会決議、私たちも大臣をやめましても党の農林部会でいろいろとお手伝いをするわけでありますけれども、これは当たっているかどうかわかりませんが、何人か専門に本当に取り組んでいる人、あとはいろいろな部会があってそっちこっちに顔を出している人もあるし、結局決議というのは...全文を見る
○田名部国務大臣 財界なのかどうかは別として、私は、どんな努力をしてもこの内外価格差というものは、幾らかは詰まってももう同じになるとは思われないのですね。アメリカやタイやベトナムと同じようにはいかないということは、これはもうはっきりしていると思うのです。しかし、だからといって現状...全文を見る
○田名部国務大臣 私もそう思います。統計に基づいていろいろな計画を立てる、それはある程度、地方にも農政局があって県にもそれぞれ出先があって、そういうところで調べてやっているわけでありますけれども、基本的には北海道のようなところでの農業あるいは東北地方における農業、西の方、いろいろ...全文を見る
○田名部国務大臣 私がひところ、農業経営を企業的感覚、こういうことを申し上げまして、何かその次の日、株式会社に農業をやらすというふうに書かれたことがありますけれども、言っている意味は決してそういうことではなくて、担い手の人たちも、今両親がやっていることをそのまま踏襲するのでは経営...全文を見る
○田名部国務大臣 きょう決定するかどうか、お会いしてみないとどういうことになるかわかりませんが、いずれにしてもこの委員会終了後、総理、外務大臣とお会いするということになっております。まあ話の内容は、お会いしないとお互いどういう話し合いをするかわかりませんが、私の方は、この国別約束...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的には全く変わっておりません。それできょうはやります。相手がどういう話できょうの会合をやろうというのか、多分どういうものを出すかということでこの会談をすると思うのでありますが、行われれば、当然今まで申し上げてきたこと、これをきちっと私は主張してやりたい、こう...全文を見る
○田名部国務大臣 恐らくそのことでの会合であろうと思っておりますから、それはいつも申し上げているとおり私は主張してまいります。  ただ、出す案というものは、三月一日ですね、そこへ今度は行きますと、各国はどうかというと、いろいろと自分の国の都合のいいようにばかり案をつくっています...全文を見る
○田名部国務大臣 平成四年度の農林水産予算は、御案内のように社会資本の整備でありますとかいろんなことを計上しておりますが、特に今御指摘の国際貢献、この分野におきましても、他の政策と並んで農林水産省が重要な役割を果たすべきだと認識しておるわけであります。  具体的には、国際貢献に...全文を見る
○田名部国務大臣 具体的に細かい、細部の話になるのか、大きなところの話なのかというのは、事前にわかっているわけではありませんから、きょうお会いしてみないとわかりませんけれども、いずれにしても、今経済局長お話しになりましたように、私どもは従来から、基礎的食糧あるいは国内で生産調整を...全文を見る
○田名部国務大臣 もう基本的に受け入れられないというものははっきりしておりますから、あとの分については各国の状況、そういうものを判断しながらやっていかざるを得ないのではないだろうか。まあまだ若干日にちもありますので、そういう戦略、戦術的なものは十分詰めて、さらにECの情報、カナダ...全文を見る
○田名部国務大臣 韓国とロシアのこの協定の問題は、内容は今定かではありませんが、いずれにしても、二百海里内での北方四島周辺でやるということになったようであります。  これについては、もう北方領土は我が国の領土であるということと、それに基づいてこれから交渉をしようというときであり...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか難しい問題だと思うのです。輸入はしない、天候はどういうことになるか、この見通し。韓国から一時、輸入か、貸したものを返してもらったのか、いずれにしても来たことには間違いないわけですから、私はよく言葉の遊びだと、しかし、まあ三十年で返していただきたいというこ...全文を見る
○田名部国務大臣 今食糧庁長官お答えしたとおり、どういうことなのか、私も去年、おととしですか、この問題のあったのは知っておりましたけれども、輸入できないのに何で見せに来るのかなと思って、見せるだけは違反なのか、これは売るとなれば問題がありますが、一体何を考えてやっているのかな、こ...全文を見る
○田名部国務大臣 先生の御質問は非常に難しい問題で、農地並みの課税にしておくと大都市周辺は非常に高騰しておる、問題がある。あるいは住宅が不足しているから何とかこれを開放したい、そのためには宅地並みだということになると、また今みたいな問題が起きてくる。なかなか難しいと思うのですが、...全文を見る
○田名部国務大臣 先般の記者会見のときにどうするかという質問がありまして、従来からウルグアイ・ラウンドは成功させなきゃならぬという我が国の立場でありまして、まあしかし、こうたくさん集めて、もういろんな困難な問題を抱えて難航しておるし、政治改革もなかなかやろうとしてもいかぬが、でき...全文を見る
○田名部国務大臣 有力閣僚の発言、こういうことで、私も発言の現場におるわけでないものですから、微妙なニュアンスというものはわからぬ、まあ新聞で、報道でわかるわけでありますけれども、閣議のときも直接、どういう御意思ですかと伺うわけでありますが、基本的には自由化はだめだよ、こういう話...全文を見る
02月27日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  今お話しのとおり、総理と官房長官、副長官、外務大臣、私と、最終的に最大の関心事である米はどうするかということで会議が持たれたわけでありますが、私から、従来の基本方針どおり、ぜひ数字を書き込まないということでお願いをいたしたいということを...全文を見る
○田名部国務大臣 外務大臣からも、反対とかそういう話は全くありませんで、了承するということで終わりました。  それから、他の品目は、農産物だけではありませんので、それぞれ通産、各省にまたがっておりますから、それはそこでおやりになるということになりまして、私の方には、例えば国内支...全文を見る
○田名部国務大臣 十一条二項(c)については、記載をいたしません。  細部にということは、例えばその他のシロになっている部分があります。そういったものをどうするか。雑豆だとかピーナツだとかいろいろあるので、それはシロということになって、そういうものをどういうように扱うか、いろい...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか難しいのが農業でありまして、天候に左右される。今回の措置もやはり緊急的な避難措置といいますか、そういうことでお願いしているわけです。したがって、立派に野菜団地とかそういうようにできたものを無理に 水田にするということではなくて、比較的可能なもの、地域に...全文を見る
○田名部国務大臣 お答えをいたします。  食糧管理制度につきましては、情勢の変化に応じて昭和五十六年に所要の改正を行ってまいりました。平成元年の農政審の報告に基づいて、各般の流通改善を行いましたし、また、今申し上げましたように、先生お話しのように自主流通米価格形成の場の設置等を...全文を見る
○田名部国務大臣 韓国とロシアの漁業問題でありますが、御案内のように日韓の漁業協定、非常に難航していまして、私も去年だけで十回くらい訪韓をして、何とか日本の漁業を守っていくために協力してほしい、ようやく年内に妥結をしようと思ったのですが、諸般の事情でまだ締約をしていない、来週ぐら...全文を見る
○田名部国務大臣 もうかねてから私の考え方は、本会議、予算委員会、この場でも、何回も明確にしておるところでありますし、そのために日本の立場というものを諸外国に理解を求める必要がある。世界の国々は十一条二項(c)の方に非常に関心が高いのですね。米というのは余りありませんから。ヨーロ...全文を見る
○田名部国務大臣 まず御理解いただきたいことは、特殊な気象条件によって大変に作況指数が低下した、私の青森県でも相当不稔障害、非常に寒い年でありました、そういうことで、言ってみれば突発的なことであって、通常在庫をどの程度、備蓄をどの程度にするかというのは平均的に考えて試算をしている...全文を見る
○田名部国務大臣 今後の検討課題として極力変動のないようにしたい、そうであろう、こう思いますので、十分今後検討さしていただきたいと思います。
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、ヒルズ代表にこのお話を申し上げました。基本的には、やはり人口はどんどんふえていくわけでありますから、そのふえる人口は開発途上国、言ってみれば食糧の困難な国に人口がふえる。先進国の方が横ばいでありまして、むしろ日本などは低下している方でありますか...全文を見る
○田名部国務大臣 先生お話しのように、この我が国の食糧自給率の低下、これは四八%から、平成二年度は一%下がりまして四七%となったわけであります。狭い国土に一億二千万を超える人口を擁しておるわけでありますから、いずれにしても、国民生活の豊かさを背景として、さらにこの食糧の消費という...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。私は、農家の青年の育成、指導というものをやった経験はありませんが、スポーツでも同じことがありまして、何のためにこれをやるのか、どの程度やるのか、もう本当に理解させて練習をしますと、選手というのは本当に意欲を持って力を出してくれるので...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほども申し上げたと思いますが、大家畜については飼料基盤の拡充等経営の体質強化を図って生産の拡大をしてまいりますということを申し上げました。だめだというのではなくて、おのずからこの狭い国土に一億二千万の人がおって山が七割という現状を考えると、質問されるときは野菜...全文を見る
○田名部国務大臣 デカップリングについては、きのうですか、官房長から御答弁ありましたが、私はそう悲観的にも見ていないのです。  随分あちこち私も歩きますけれども、私の夢みたいな話でも聞いてくれて非常に意を強くしたという青年たちがおるのですね。本当に夫婦で、私はこの分やっています...全文を見る
○田名部国務大臣 新政策については今検討中でありますが、私なりにいろいろなことを頭の中に描いて、こういうふうにしたらいい、漁村はこうあったらいいというのはありますけれども、しかし、いずれにしても、農山漁村はそれぞれの置かれた地理的環境によりおのずから差異があるわけでありますが、総...全文を見る
○田名部国務大臣 全く同感でありまして、この空気の悪い都会で、きのうもテレビを見ておりましたらぜんそくのことが出ておりました。大変な苦しみようでありまして、そういう方々がこういう空気のいい地方に来て生活をしたらどんなにいいだろうなと思って見ておりますが、いずれにしても価値観の多様...全文を見る
○田名部国務大臣 全くそういう形態で進むことが、お互いこの東京に住んでおってこれで本当に幸せだろうかなと。若い人たちにはいろいろなものがあっていいと思うのでしょうけれども、どうも私の親戚なんかも東京へ来て、その生活ぶりを見ておりますと、三畳間か四畳半に住んで、何がよくてこんなとこ...全文を見る
○田名部国務大臣 土地利用型農業を初めとする農業の担い手の高齢化の進行というものは、近年、農業後継者の著しい減少あるいは耕作放棄地の増加等によって、地域によっては今後農業生産を進めていく上で支障が生じることが懸念されておるわけでありました。こうした状況を踏まえ、農家の経営意識を喚...全文を見る
○田名部国務大臣 営農プロ集団というか、農業的集団、もうそのとおりだと思います。もう多様なものを、いろいろなものを組み合わしてやっていくということが大事なことでありますから、特に我が国の農業、とりわけ稲作等の土地利用型農業において生産性の向上を図るためには、経営規模の拡大も図るし...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話し申し上げたように、大変な御婦人と高齢者の人が農業に責任を持っている。若い後継者、後継者と言っておりますが、これは全部がそうなのかわかりませんが、私の親戚を見ておりますと、お年寄りの人たちはどうも頭がかたくて、息子の言うことを聞かぬのです。当時ですから、小...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長からお話しになりましたが、担い手の確保というのは、先ほど来申し上げましたように大変大事なことであります。特に農外から新規参入する、農業経営を開始しようとする場合に、みずからが農作業に従事して取得した農地において適切かつ効率的に耕作を行うということであれば、...全文を見る
○田名部国務大臣 松くい虫被害対策特別措置法の一部を改正する法律案及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案の二法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、松くい虫被害対策特別措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。  ...全文を見る
02月28日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業及び食品産業などの関連産業は、食糧等の安定供給という豊かで安定的な社会の基本をなす重要な使命のほか、地域経済、地域社会の維持、国土・自然環境の保全などの多様な役割を担って...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もう改めて申し上げるまでもないことでありますが、終始日本の置かれている立場というものは主張してまいりました。まあいろんな意味で閣内不統一ではないかとかいろいろの御指摘もありました。決して基本的なところにはぶれはないのでありますけれども、往々にして政治家...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どれを大事にしてどれを粗末にしているというつもりは全くありませんが、マスコミの取り上げ方も国民の主張も米、米と言うものですから、何となくほかの方がだんだん影が薄れているようでありますが、この規定についても基礎的史糧である米と同様に十一条二項(c)品目に...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 非常に戦略上といいますか、出す時期というのは十分見きわめなきゃいかぬと思っているんです。慌てて早く出して、よそが全然おかしなものであったというのもおかしいし、この辺の情報はとらなきゃなりません。それから、十一条二項(c)で今までスクラムを組んでおった国...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 閣僚の中でも、外務大臣もかつては農林族の一人でありましたが、何分にももう大分離れておりまして、私と同じような認識でおるかどうかというのは、まあこれは比較のしようがありませんが、やっぱりいささか違うと思うんですね。ですから、気持ちの上ではみんな一緒だと言...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もうこれは前々から、ブッシュ大統領が訪日の際にも、二国間での交渉はしないという確認のもとに、私もその場には出席要請もなかったわけでありまして、このことはもういろいろ言われてきましたが、それぞれの国からお話がありますが、カナダからもアメリカからもそれぞれ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お気持ちは十分わかりますし、言うはやすくというやつで、領土問題ですよ、何といったって。竹島がどっちのものか、尖閣列島は中国のものだとか、いや日本のものだとかですね。これを避けてきたところに漁業 が難しい面がある。これをやっていますと、今度は漁業の方が...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) アメリカとECがまとまらないから、悪者にされないからということでやったのではありません。そんなことはほかに褒められようが悪く言われようが、我が国の立場というものを従来から主張してきたところなんですね。各国はそれぞれ困難な問題というのを抱えているわけであ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 新聞を種にして農政の専門家である三上先生がそういう質問をされるというのは、私はまことに残念だと思うのでありますが、いずれにしても、ウルグアイ・ラウンドがあろうがなかろうが、日本の今の農政はだれもこれでいいと思っている人はないし、もっとさらによくしようと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今回、韓国がロシアの許可を得て北方四島で漁業活動を行うと。前々から水産庁長が何か向こうと話をしておると。どこをやるかというのがわからぬものですから、その時点で一々文句をつけるわけでもないしと思っておりましたが、日本もいろんな水域がありまして、大体日本と...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先ほどもそのことの難しさを申し上げたんですが、日本では西の方が韓国の沿岸へ行っているわけですね。韓国は北海道の方に来ている。ですから、北海道から出ていけと言うと、西の方の日本の船がみんな韓国から出ていけと言われるというんで、話し合いを何回やっても国内で...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的にはこの十三万ヘクタールの水田にした場合にはそのままやらせてくれという意見が非常に強いんです。強いんですけれども、私どもも極力この変動がないようにしたいと基本的には思っています。しかし、思っていますが、今後どういう状態になっていくのか。輸入しては...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話しのとおり、各国、法律も違えば行政のやり方も違う、そういう中でこれ何とか一つにしようとしてもしょせん非常に困難なんですね。  いつも申し上げますが、米、米と言ってもヨーロッパは米を売ったり買ったりは日本とは全然しないわけでありますから、それを取り...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 難しい問題だと思うんですね。私どもこれを計画したときにも、備蓄はどの程度が適正かとかいろいろなことを検討して、まあこのあたりならよかろうということで、残ったものは減反をお願いしてきた。それも通常の気象で計算をして、こんなにひどい冷害とは実は考えなかった...全文を見る
03月04日第123回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○田名部国務大臣 総理のお答えの前に私から答弁させていただきますが、基本的には基礎的な物資でありますから食糧の安定供給というのはこれは欠かせないと思います、私ども農政の基本的な役割だというふうに思うんですが、食生活が多様化してまいりまして、かつては米と魚と何かあれば何とか自給でき...全文を見る
○田名部国務大臣 これも、何といいますか、農業に魅力がないというと、ある人もおるわけですから、ただ、人によってはあるいは場所によっては、どうも農業というのは非常に苦労が多い割には生活がよくならぬ、別な職を求めた方がいいという考えの人も中にはおると思うのですね。ところが、中には非常...全文を見る
○田名部国務大臣 担い手を先ほど申し上げたように育成する。例えば水田二十町歩、畑二十町歩、これは仮の話ですが、これを何人で耕作するとどれだけの利益が出るかという、この逆の計算から入っていきませんと、まあ三反歩やそのぐらいで幾ら力を入れても採算というものはとれない。そこで考えられる...全文を見る
○田名部国務大臣 欧米の農業と違いますのは、やはり土地そのものがヨーロッパ等は平地が非常に多いものですから、日本より小さいなと思っても耕作面積が非常に大きいという差はあると思います。しかしそれでありましても、今も申し上げたようなことをやらなければ日本の農業というのはもうどうにもな...全文を見る
○田名部国務大臣 連担的、こう申し上げておりますが、相当大きな面積、耕地面積というものをしっかりしたものにつくる。その中にはどうしても土地を手放したくないという人もおるだろうと思うのですね。持っている人もおる。少ない人でやるものですから、実際にはそういう人たちが自分の分だけをやる...全文を見る
○田名部国務大臣 所管大臣でありますから一言申し上げさせていただきますが、修正案もいろんな今案を出して、全力を尽くしている。もう既にアメリカにもECにも農林省の幹部も派遣して、もう一生懸命やってますから、その先、この試合に勝てるか負けるかと聞かれても、勝つために一生懸命やっている...全文を見る
○田名部国務大臣 沈黙は金という言葉がありますが、いろいろ憶測をして、アメリカは出さないのではないか、あるいはECはこうではないか。本当のところ、どういうところでECはECでもめておるのか、苦労しておるのか、これはわからぬわけでありますから、そのために今農林省の幹部を派遣して詳し...全文を見る
○田名部国務大臣 先生御案内のように、この穀物の自給率で見ても、アメリカは一九七五年ごろ一七四で今が一〇九でありますね。あるいはフランスは一九七五年で一五二、一九八五年で二〇四、一九八八年で二二二。ですからこういう状況を踏まえて、交渉というのはいろいろ起きてくると思うんです。しか...全文を見る
○田名部国務大臣 やはり交渉事を始めてから、いろいろと苦しい立場の中でいろんな案というものは出てくるだろう。まだ土俵に呼び出しも出ていませんので、もうちょっと交渉に本当に入って、それからの話でいろんな案が考えられる、こう思います。
○田名部国務大臣 私もいろんな国を訪問しますが、確かに、生活する、もう食べるのが精いっぱいという国を見ますと、何かしてあげなければ、ただ熱帯林がどうのこうの、発展途上国がというだけでは、彼らは生きる方がもう大事であって、そんな余計な話をするなという感じ方なんですね。よく焼き畑なん...全文を見る
○田名部国務大臣 先にお答えをさしていただきますが、今お話しのようなことで国会決議等の趣旨を体して、しかも国内産で自給するという基本方針のもとで対処しておるわけであります。したがって、今回の国別約束表の提出に当たってもそのような基本方針で今努力をしておる最中であります。
03月05日第123回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○田名部国務大臣 イエスかノーで答えるようにと、こういうことでありますとイエスでございます。ただ、若干の検討をしなきゃならぬこともございます。例えば先生の出世払い、こういうこと、これも検討いたしますが、出世しないときはどうするかとかいろいろございますが、全部イエスでございます。
○田名部国務大臣 先月の二十六日に、総理、外務大臣、官房長官、基本的な米をどうするかということをお決めいただきまして、それでけさ、日本時間ですと六時に国別表を提出をいたしました。これは、余り周りをきょろきょろ見て出すというのも不見識だし、まあ早からず遅からず主体的に出した、こうい...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのように、自主流通米のウエートがもう大変高くなっておるわけであります。私もこの次のポスト後期等で議論をされた方がよろしいかと思うのでありますが、食管制度についてはいろいろな意見があります用意見がございますが、現状では米は我が国の農業の基幹をなしておるわけで...全文を見る
○田名部国務大臣 確かに自給率の確保ということは大事なことでありますが、日本の場合には価格の安定したといいますか、そういうものにみんなが、例えば米のように、今は自流米が七〇%になりましたが、従来から米は政府が買い入れるということで安定作物という観念が非常に強かったものですから、ど...全文を見る
○田名部国務大臣 御案内のように、日本時間の本日の六時、この国別表を提出をいたしたわけでありますが、基本的な今先生のお尋ねの件については、私どもこの特殊な稲作の状況にかんがみて、また国会決議もありますし、自給自足をするという建前で今これから最大のこの交渉の場に臨むということで努力...全文を見る
○田名部国務大臣 御案内のように、国内で食糧を全部自給できるかというと大変難しいわけであります。そこで、その国際需給が中長期的には不安定要因がありますということを先ほど申し上げましたが、国内生産と、あるいはその輸入の適切な組み合わせを図っていかなきゃならぬという問題が実はあります...全文を見る
○田名部国務大臣 備蓄をどの程度にするかというのはいづもこれ議論になるわけでありますが、何分にも天候に左右される不安定な部分であります。ただ、お話しのように、まあ備蓄は多い方がいいということでありますが、かつて四十六年-四十九年は約一兆円この処理にかかった、あるいは五十四年-五十...全文を見る
○田名部国務大臣 アメリカがウエーバーを外すのかどうかというのはまだ出しておりませんが、これからどういう形かで出すか出さないかわかりませんが、アメリカにも、私のところに手紙をくれまして、生産者の方々はこれ以上日本の米をたたいちゃいかぬ、頑張れ、こういう手紙もありますし、あるいはア...全文を見る
○田名部国務大臣 やっていただきたいということは私ども持っておるわけでありますが、おやりになる農家の方が嫌だというと計画的にいかない。どうしても、いいというものをみんなやっぱりやるわけでありますから、それをやっちゃいかぬというわけにもいかぬし、そこのところは難しいところであります...全文を見る
03月06日第123回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○田名部国務大臣 関税化につきましては、もう何回もお答え申し上げておるとおりであります。今後とも我が国の立場というものを踏まえて努力をさしていただきます。  それから、どんな構想を持っておるかというのは、今新しい食料、農業、農村ということで省内で検討いたしております。まあ大体の...全文を見る
03月07日第123回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○田名部国務大臣 お話しのように、労働条件といいますか、これは林業ばかりではなくて、水産も農業も後継者が不足しておることは先生御案内のとおりでありますが、三Kと言われる中にあって、お天気の日は働く、雨の日は休んでいるという変則的な条件のもとで働いているわけですね。ですから、何とい...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろ申し上げました中で、私どもは、言われておる安定確保と体質の強化を図るとか、あるいは雇用の長期化あるいは社会保険への加入、さっきの機械化の導入でありますとか労働安全衛生の確保、生活環境基盤の整備、いろいろと予算、金融あるいは税制面でやっております。  お...全文を見る
03月09日第123回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○田名部国務大臣 第一義的には、国会決議で自由化をしない、それを尊重して実はやっているわけであります。  また次には、今も申し上げたように、外務大臣からお話しのように、どこの国も非常に困難な問題をそれぞれに持っているわけでして、例えばECでは削減数値を提示しない、あるいはカナダ...全文を見る
○田名部国務大臣 誤解をされると困るのでありますが、米と十一条二項(c)は、きちっとこれはだめです、修正の部分というのは別な品目で、第四トラックで議論してほしいというようなことがあります。何でもかんでもだめというのではなくて、従来、牛肉等はもう自由化は稔ました。高率の七〇、六〇、...全文を見る
○田名部国務大臣 転作等目標面積について、まあ農家の皆さんから随分強い要望がございます。気持ちもわかりますし、これからの農作業等を考えますと、今お話しのようなことであろう、こう思います。思いますけれども、私どもも農家の中期的な営農計画というものに支障を生じさせないようにしたい、こ...全文を見る
○田名部国務大臣 利率自体は下げるわけにはまいりません。預けている人の方の利息ということもありまして、余り、そのときどきによって決まった率でありますから、そのことは御理解いただきたいのでありますが、しかし何といっても負担金の償還が困難な農家というのは、牛肉の自由化、そういうものの...全文を見る
○田名部国務大臣 十分検討をして、現地の方にきちっとおろすようにいたしたい、こう思います。
○田名部国務大臣 お答えをいたしますが、結論から申し上げると、切り捨てたのではありませんが、私もいろいろな酪農経営、畜産経営、視察をしてまいりますけれども、うまくやっているところとそうでないところがございます。その辺はどういうことでそうなるのか、御視察のところを私は見ておりません...全文を見る
○田名部国務大臣 平成四年度の加工原料乳の保証価格につきましては、御案内のように加工原料乳生産者補給金等暫定措置法、いわゆる不足払いですね、に基づいて、この生乳の生産条件あるいは需給事情その他の経済事情を考慮して生産性の確保を旨として決めるわけでありますけれども、これはあくまでも...全文を見る
○田名部国務大臣 規制緩和のことでありますが、今までも随分建設省と打ち合わせをして変えてきました。ただ、限度がありまして、特に雪が相当屋根に積もりますと、つぶれる可能性もある。つぶれない程度のものにしておきませんと、やはり南の方と違って、柱が太くなるとかあるいは鉄骨のこういうもの...全文を見る
○田名部国務大臣 集まるかどうかはお天気次第ということもありますが、いずれにしても見通しが、気象条件でありますので定かに申し上げるわけにはまいりませんが、いずれにしても米価を上げるかどうかというのはこれまた別の角度で、私どもは食管法の第三条に基づいて、御案内のとおりでありますが、...全文を見る
○田名部国務大臣 計画どおり生産が確保されるということになりますと、自主流通も含めて安定的に供給できるわけですね。さればといって自主流通、まあ市場原理を導入して価格を決めた、それと同じように政府米を上げなければ、依然としてやはり政府に米がそう集まるというものではないのではないかな...全文を見る
○田名部国務大臣 余り過剰になるのも困るものですから、さりとてせっかくそういうことをしたということを考えますと、確かにおっしゃるとおり、またすぐ牧草地にするのかということはあります。十分私も気持ちの中には、余りそういうことをしないで、全部いいというわけにはいきませんが、何とか地域...全文を見る
○田名部国務大臣 金と人と物という考え方で今お話しのことも確かに検討してみる必要があると思いますが、農家とすれば土地に愛着を持っておる、地価も高騰しておる。まあ場所によっては農地は低下しているところもありますが、そんなことで、いずれにしても貸し借りを中心に経営規模の拡大を図ってい...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、おくれておると思います。いろいろアメリカやヨーロッパに比べまして、この種のことは、雨が何といっても多いとか、あるいは森林に恵まれたとか、傾斜地が多いということで、地下水の汚染なんというのはヨーロッパほどはなかったという問題もあると思うのですね。...全文を見る
03月10日第123回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○田名部国務大臣 お答えを申し上げますが、非常に難しい問題が食糧の場合には多いのですね。まあ特にアレルギーなんか起こす人があります。物によっては、全部アレルギーを起こすかというと、例えばサバなんかは、アレルギーを起こす人があるし、人によっては何でもないという問題もあるし、あるいは...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのように、農家の皆さんは中小都市においてもやはり道路に沿った農地等はそういう考え方、あるいは期待をしておる。また一方、地価が上がりますと農地も一緒になって上がってきますので、採算的にも問題が出てくる。その中でも、北海道、東北、九州、これはずっと農地は下がっ...全文を見る
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○田名部国務大臣 平成四年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  まず、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。  農林水産業及び食品産業などの関連産業は、国民生活にとって一日も欠かせない食料等の安定供給とともに、地域社会の活力の維持...全文を見る
○田名部国務大臣 先般、中国側が自国の領土ということを言われたわけでありますが、当面、直接トラブルが起きるというような状態ではないと思います。いろいろな襲撃事件のあったのも、尖閣列島から大分上の方といいますか、距離も大分離れているところでありまして、余り尖閣列島と絡んだことではな...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてから私の決意はもう何十回となく申し上げておるところでありますが、何といっても国会で万場一致これを決議をされ、都道府県議会、市町村議会それぞれ国民の意思を酌み取って決議が行われて私の手元に届いております。また、国内産で自給せよ、こういうことでもありますから、...全文を見る
○田名部国務大臣 先般も新木場の木材を輸入している現場を見てまいりましたが、大変な量が製品としてどんどん入ってきているという姿を見まして、これはとにかく大変なことだな、こう思いました。したがって、今の関税の問題でも、関係業界と密接に連絡をとりながら林業、林産業の健全な発展を阻害し...全文を見る
○田名部国務大臣 従来は農業保護削減等の農業改革の問題や農村地域開発の議論がなされておったわけでありますけれども、一九八九年のアルシュ・サミットから、環境と調和した農業の議論も行われるようになりました。  今月の二十六、二十七日、第十一回のOECDの農業大臣会合でも、当然この議...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろ日程が立て込んでおりまして、今のところまだ国会の日程がどういうことになるか、大体予想するところでは相当難しいかなという感じは持っております。
○田名部国務大臣 これまでもOECDとかガット等で、いわば国際会議の場で、農業政策においては自然条件、あるいは日本とECは農業環境が大分違いますけれども、土地条件による制約があるわけですね。特に、そういうところを放置するということになると環境が守れないという側面があります。ですか...全文を見る
○田名部国務大臣 先生おっしゃるとおり、最大の関心事はやはり開発途上国だと思うのですね。結局、環境が破壊されているその元凶は食糧難、売る方から、輸出国からすれば買ってほしいと思うけれども、そういう国ですから買うだけの資金も乏しい、ですから焼き畑をして何か自給をしようと努力する、こ...全文を見る
○田名部国務大臣 私的懇談会ということで、大学の先生でありますとか消費者団体、池田さんは農業会議所の専務として参画しておったようで、亡くなりましたが、そういうところでいろんなお話が出たんだろうと思うのです。しかし、それは私的な方でありまして、私どもは公的なところで、国会決議を行っ...全文を見る
○田名部国務大臣 最終的な決断を、総理と外務大臣と私で、官房長官も含めて、米の問題をどうするか、十一条二項。については私に一任するということで、これは数字を入れない、要するに反対であるということの意思表示でもう提出したわけでありますから、これが最終の政府の考え方であって、私的懇談...全文を見る
○田名部国務大臣 同じ南部藩ということで、私ども東北は大体そういう意味では共通していると思うのでありますが、まあたまたま国へ帰るのですが、羽田を飛び立った飛行機から見ると、全く東京はもう曇っているように見えるわけですね。だんだん福島あたりへ行きますと、きれいに我がふるさとの方は全...全文を見る
○田名部国務大臣 私の感じで、間違っている部分と正しい部分、それぞれ財界の発言の中にもあると思うのです。それは、一つは、何といっても瑞穂の国の日本ではなかなか生活が苦しいということで工業化を進めた。これは働き手を吸収したり経済が発展していったということにおいては、工業というものも...全文を見る
○田名部国務大臣 幾つか考えておることがあるのでありますが、何といっても担い手をどうするかという問題が一つあります。これがなければもう壊滅的な打撃を受けるわけですから、これを一つ今検討しております。  どういうふうにこれを解決するかというと、何といっても規模が小さくて農家自身に...全文を見る
○田名部国務大臣 実は、私もこの話を伺って、何代にもわたって大臣がお答えして、それだけ難しい問題があるんだな、こう思っておりました。御案内のように、獣医師自体が不足しておりまして、これをどの程度にふやしていけるのだろうか。それで、この魚の方も診るけれども、おかの畜産も診るというほ...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話がありましたが、全くそこに視点を置いて考えております。何といっても目先の利益を追求するというか、そういう風潮が日本全体に漂っているのですね、もうけ、もうけということだけで。ですから、農民にやはりもっと誇りを持ってもらいたい。一億二千万の国民の食糧をおれたち...全文を見る
○田名部国務大臣 お話のように、先ほど農業のことを申し上げましたが、この山村定住を図るために、これも私は大変重要だ。特に余暇活動として国有林、民有林あわせてもっと活用できないだろうか。例えば、欧米ではキャンピングカーというものは夏に非常に、我が国に全然ないと言ってもいいのですが、...全文を見る
○田名部国務大臣 どうも専門家の先生に十分な答えができてないような感じがいたしました。ウナギというのはつかみどころがないというか、やりとりを聞いておって本当につかみどころがないというだけ難しいのだなという感じがいたしました。  しかし、親の魚、親魚の育成技術でありますとか、人工...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてから私も基礎研究がいかに大事かということで、エネルギー問題を少し手がけておったものですから、そういう感じが非常にいたしました。  各大学を回ってみても、本当に苦労しながら基礎研究をやっておりますが、積み重ねでありますから、そこがなおざりになると結局は成功...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてから私も文部省と、学校教育としての大学として認めてほしいという話をした経緯がありまして、今度学士号の取得が可能になったし、この卒業生を見ますと、関連のところに就職しておるその率が非常に高いということで、私どもも非常に喜んでおるわけであります。  今お話し...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてから私も文部省と、学校教育としての大学として認めてほしいという話をした経緯がありまして、今度学士号の取得が可能になったし、この卒業生を見ますと、関連のところに就職しておるその率が非常に高いということで、私どもも非常に喜んでおるわけであります。  今お話し...全文を見る
○田名部国務大臣 米に関することは、もう前々から申し上げましたように、自然環境、国土あるいは地域経済にとって非常に重要だということから、もちろん国会決議をいただいておりますし、国内産で自給するという基本方針のもとで数字を入れずに反対の表明をさせていただきました。  お話の新聞に...全文を見る
○田名部国務大臣 今、先にお答えを申し上げたつもりでありましたが、その基本には変わりがございません。
○田名部国務大臣 どうしてもウルグアイ・ラウンドは成功させなければならないということにおいては政府もその考えてありますが、その中で、米あるいはこの十一条二項(c)の部分はだめです。日本だけではありません、各国いろいろ事情があって反対しておるわけですから、どうしても壊さないでやろう...全文を見る
○田名部国務大臣 どういうことでやったかまでは私も定かではありませんが、ああいういろいろやってみた結果、これはやはり自由化だめだということになれば、そうだろう、こういうことになったろうと思うのですが、そうでない方の意見が出れば、けしからぬ、こういうことになるわけでして、農業者の代...全文を見る
○田名部国務大臣 政府としての見解は別として、私ども農林水産省としての考え方を申し上げますと、確かに水俣病の発生、拡大の防止に関する法的な責任を前提として国家賠償責任に問われたわけであります。しかし、考えてみますと、その当時、魚が汚染されて、それを食べてそうなるということは全く考...全文を見る
○田名部国務大臣 五十二年に環境庁長官によってできた閣僚会議でありますが、私の方も平成二年から参加をいたしております。お話のように、何十年も争うというのは、やはりそれ相当に非常に困難が法的にも伴ってきたのだろうと思うのです。特に争いながら和解をしようというのですから、いよいよ難し...全文を見る
○田名部国務大臣 質問は農業ということで受けますので、そういうお話を申し上げましたが、林業についても漁業についても非常に後継者不足に陥っていることは事実であります。  林業についても、何回かお話し申し上げましたが、何といってもやはり休日が一定していないとか、いろいろな制度が生か...全文を見る
○田名部国務大臣 新しい食料、農業、農村というので思い切った改革をしたいということで、今検討をいたしております。何といっても農家もかつてのようにたくさんの子供が産まれてというのはありません。少ないところへもってきて、意欲のない人が子供であればやっても成功しないのですね。逆に言うと...全文を見る
○田名部国務大臣 お話を伺っていまして、確かに健康、能力、そうしたものは若くてもそうであるし高齢者でも丈夫な人もおるということはよくわかりまして、なるほどそうだなと思っておりました。ただ、私も勉強不足でまことに申しわけないのですが、競馬というのは一遍も見たことないものですから、実...全文を見る
○田名部国務大臣 資料を見ておりましたが、どれが中央競馬会でどれが地方競馬場なのかわかりませんが、いずれにしても早速勉強して、どこか視察をして、そして善処したい、こう思います。
○田名部国務大臣 今お話しのように、足尾銅山の煙害地について、明治三十年以来、これは治山事業でありますとか森林造成に努めてきたわけであります。計画の話は何も聞いておりませんのでわかりませんが、いずれにしても私の方としては、この地区は水資源の涵養、山地災害の防止のために今後とも積極...全文を見る
○田名部国務大臣 先の見通しはどういうふうに進展していくかということは定かでありませんが、いずれ各国が提出した段階でいろいろこの交渉、話し合いがなされると思うのでありますが、私どもは、国会決議等の趣旨を体して米は国内産で自給するんだということで、これを基本方針として対処してまいる...全文を見る
○田名部国務大臣 三月というよりも春と申し上げた方がいいと思うのですが、今検討いたしておりまして、論点整理とその方向づけを行いたいということで努力をいたしております。  内容について検討中でありますが、私がねがね申し上げておりますことは、生産性の向上が立ちおくれている。いずれに...全文を見る
○田名部国務大臣 農家や米農家あるいは畜産農家のことを思うと、何としてもこれは一生懸命努力をしていかなきゃいかぬという気持ちでいっぱいでありますから、最後まで一生懸命努力いたします。
○田名部国務大臣 復帰して二十年、ちょうど本土復帰記念の国民体育大会がありまして、私が青森県の団長で参加したのが初めてでありました。その次も、この前も国体に団長で行きました。たびたびお邪魔をしておりますが、何とも異様な風景、うちの屋根に水をためるタンクがありまして、最初は何だろう...全文を見る
○田名部国務大臣 従来からいろいろと沖縄については、そう大きな伸びとは言いませんが、ほかの県に比べると採択基準とかあるいは補助率等、優遇措置を講じてきたわけでありますが、ことしの予算でもわずかながら一・二%ぐらいでしょうか、伸びを示しておるわけであります。総額で三百六十三億三千二...全文を見る
○田名部国務大臣 気候が非常に亜熱帯性気候でありますから、この特性を生かすということは大事なことであります。ただ、残念ながら台風が非常に多いというので、私の方は余りないものですから、台風が来るたびに沖縄の人は大変だな、こう思っております。しかし、この地域の特性を生かすということで...全文を見る
○田名部国務大臣 私も大賛成でありまして、もう三、四年前になるでしょうか、下北半島の佐井村に小学校の校舎を建てるということになりました。それが鉄筋コンクリートだというので、あの辺はヒバの原産地でありますから文部省に随分がけ合いました。木造でもヒバで建てると非常に高いのでだめです、...全文を見る
○田名部国務大臣 担い手については、農林業、漁業、どの分野も大変な問題になってきていることは、今御指摘のとおりでありますが、どうしても林業振興と裏腹でありまして、どうやって林業振興を図って担い手の育成をするか、この問題でいろいろ考えておるわけであります。  余談になりますが、実...全文を見る
○田名部国務大臣 多くの人たちが山に親しむという、守るのとそれとは別かもしれませんが、何といっても山を理解してもらうということから、海は割合積極的に行きますが、山の方に国民の理解を得なければならぬ、そういう意味で申し上げたわけであります。  御指摘のように、今自治大臣とも話をし...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○田名部国務大臣 農協に対する多くの批判というものは私もわかっておりますし、企業は人なりということでありまして、私の身近な農協でも組合長のポスト争いとかそういうことが非常に多いわけであります。もうかっている部分というのは余りない、信用と共済部門で。金融の自由化になったら一体どうな...全文を見る
○田名部国務大臣 国内にもいろいろな考えの方がおりまして、自由化した方がいいという人あるいは一部の自由化という人もあれば、ざまざまあるわけであります。  日本責任論ということは、いつまでも日本が反対ということでは、よその国がそうでない方向を出しておるというときに、そのおかげでウ...全文を見る
○田名部国務大臣 魅力ある農業ということで今いろいろと検討いたしておりますが、何といっても農業には国民の理解が大変重要であります。相当いろんな規模拡大やら体制を変えていくにしても、アメリカやタイなんかと比べて、どんなに努力しても競争できるような体制というのをつくることはなかなか難...全文を見る
○田名部国務大臣 担い手の不足、高齢化、国際化、いろいろな節目を迎えているわけでありますけれども、何といっても、大変農家の人口が減ったわけでありますが、しかし、生産がそんなに落ちているのかというと、そうでもない。畜産にしても何にしても、若干ではありますが、だんだん規模の拡大が行わ...全文を見る
○田名部国務大臣 会合に出席できるかどうか、まだ国会の日程がどういうことになるかわかりません。もう少し見きわめて、何となく重要な時期に差しかかるのではないか、こう思いますけれども、国会の方の日程を十分考えて検討してみたいと思っております。  それから環境のことでありますが、最近...全文を見る
○田名部国務大臣 従来から申し上げておりますが、国会決議等を体して、食糧輸入国としての立場が確保されるということで今までもずっとやってまいりました。この方針で臨んでいきたい、こう思っております。
○田名部国務大臣 冒頭申し上げたことは、日本の国土をそれぞれ見てみますと、北海道のように広大な平地もあるし、東北もややそういう傾向にあります。四国なんかはそういうことはない、また先生の山梨県も山が多い、それぞれ特色があるわけでありますから、そこに合ったきめ細かいやり方をしないと、...全文を見る
○田名部国務大臣 私どもは東北、本州の最北端でありまして、雲仙・普賢岳、先生の方の桜島の火山あるいは相次ぐ台風で沖縄、九州、テレビを通じて本当に大変だなと思って実は見ておるわけであります。私の方はまた逆に豪雪というのがありまして、これに大変悩まされるわけでありますが、しかし火山の...全文を見る
○田名部国務大臣 私の方も下北で同じ状況でして、どうも捕獲すると環境保護団体がわあわあ騒ぐし、被害を受けるのはその地区の農民でして、ここのところが本当にどうするか。私もこの農家の実態を見ると、これ以上被害を受けさすわけにはいかぬと思うし、環境保護団体、もっと金を集めて何かしてやる...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドの関係で申し上げますと、今官房長からも話がありましたように、量としてはそんな大きなものではないと思います。ないと思いますが、ECから見ると、私は交渉、話し合いをしたことがあるのですが、ECからおいでになった。そのときにECは、ウルグアイ・ラウ...全文を見る
○田名部国務大臣 私は不勉強で申しわけないのですが、余り私の方にはないものですから。そういうことで、話だけはいろいろ伺っておりまして、就任早々一番先に視察に行きましたのが福岡の田川市でありました。その市長さんに御案内いただいて、その農村の地域で説明を受けた。これが初めてであります...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長お答えになったとおりでありますが、私たちも身近な例で見ておりますと、よその方はよくわかりませんが、都市化がどんどん進みましていろいろな問題を起こしております。農地転用、自動車の販売会社を建てるとかなんとかというと一々これは問題になりまして、そういうことでは...全文を見る
○田名部国務大臣 前大臣が、これはもう大分以前からでありますが、私ども米価のときに、いつも米価のときだけ慌てて農業対策をやるのは問題がある、じっくり腰を据えて基本的な政策をやろう、近藤大臣が党の方の部会長で私はベトコンの幹事長のときに、そういう話をしたことがあるのです。近藤前大臣...全文を見る
○田名部国務大臣 これを熱心にやる余りにそういうお話もありますし、ウルグアイ・ラウンドのことを言う人もおります。ウルグアイ・ラウンドがあろうがなかろうが、このままで日本の農業はいいかというと、いいと思っている人は恐らく先生方の中にも余りいないと思うのですね。何とかしなければいかぬ...全文を見る
○田名部国務大臣 農業基本法は、何といっても国の農業に関する政策の目標として、農業の生産性の向上でありますとかあるいは農業従事者の所得の増大を掲げて、制定後いろいろなことを実施してきましたが、中でも酪農、養豚、採卵鶏など畜産や園芸施設、この分野を中心に生産性は非常に向上した、こう...全文を見る
○田名部国務大臣 日本における自給力の低下、これはもういろいろ考えられるわけでありますが、何といっても食糧消費が多様化してきた。米がだんだん減少してまいりまして、畜産物の消費がどんどんふえていっておる。そういうことで勢い飼料穀物が輸入に依存せざるを得なかった。そういうことで低下傾...全文を見る
○田名部国務大臣 一番の問題は、農地に限界がありまして、米も自給する、あるいは消費者がだんだん肉を好むようになった、飼育がどんどんふえておりまして、そのためにはえさをどうするかということになるわけですね。限られた国土でえさを貯えないものですから輸入する、輸入するとこれが多くなるも...全文を見る
○田名部国務大臣 お話のように食糧安保もあります。これは私はいつも石油でもそう思うのですが、食糧もこれは戦略物資として使われたら一体どうなんだろうな、こう思って、特にお隣のロシアを見て、あの大国ですら、ロケットを打ち上げて月に行ったとかあそこへ行ったとか言っている国でも、食糧がな...全文を見る
○田名部国務大臣 場外馬券の設置問題について、私はその経緯は全く承知しておりませんり地域住民がこれをどうするか、あるいは議会、これは同じことが私の方でもありまして、八戸市で、そのときは場外馬券場をつくりたいということで、それはいいということで進んでおったのですが、モーターボートの...全文を見る
○田名部国務大臣 大臣に就任して最初に視察に出ました。福岡県に参りました。そのときに一番先にお伺いしたのが田川市でございまして、そこの市長さんに同和地区の視察を御案内いただきまして逆に驚いてきました。堆肥をつくっておりまして、もう私はかねてから農業は堆肥をつくってやらなければだめ...全文を見る
○田名部国務大臣 決して乳製品、でん粉等別扱いしているわけではありませんが、何分にも議題になるのは米ばかりでありまして米に答弁しているわけでありますが、十一条二項(c)にかかわる問題は米と同様に、さらにそれ以上に重要視をして決意を新たにして臨んでおるところであります。
○田名部国務大臣 ぬれ子のことについては、実際に酪農農家にすればいろいろ難しい問題があると私も思います。話を伺って、何かそこに知恵が出てこないのかな。例えば、農家にそれを全部面倒を見ろといっても難しいということであれば、だれかが面倒を見る方法、だれかといっても四カ月間だけ頼んでと...全文を見る
○田名部国務大臣 磯焼けの問題は私の県でも大変な問題でして、特につくり育てる漁業ということで一生懸命取り組んでいるわけでして、先生の方もそうかもしれません。私の方はアワビもウニも養殖を一生懸命やっておる地域ですし、そんなことを考えて、あれやこれや何とか、こういう要因ではなかろうか...全文を見る
03月12日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(田名部匡省君) もう何回も申し上げていることで変わっておりませんが、いずれにしても今までの経過を見ておりますと、交渉を可能にするということであれば最低限の私たちの利益というものを損なわないということが大事であって、そのことを一貫して主張してまいりました。  今のダン...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 新聞のことについては、私どもどういうことか定かでありませんが、提出をいたしたのは、今まで一番の関心事項であります米をどういう扱いにするかというのがはっきりとどういう形で出すかというところを確認して、これが決着したものですから、あとの部分についてはおおむ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まあ、国内にも党内にもいろんな考え方を持っている人がおるわけでして、お互い認識が違うとそういう国民の声にしてもそうなるんだなということを私は感じます。  率直に申し上げて、いろんな対談をしたりいろんな会合に出ますけれども、消費者の人たちの意見を聞きま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) なかなかお答えしにくいことでありますが、いずれにしても従来私どもが先生方のいろんな意見を伺ったところで今後粘り強く交渉をしていきたい。  先ほどちょっと言い忘れましたが、国会の先生方はいろんな意見を言われて、新聞の記事に載って、私がお会いしてその真意...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 弁解するわけではありませんが、官房長、いろんな記事を見ては、きょうマスコミに行ってきましたという報告は私もいただいております。  ただ、私も常にここ何カ月か腹が立って、夜も宿舎に来ますが、けしからぬ、競馬や競輪の予想と違ってこの種の報道は真実を伝える...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今のお話のように、新政策本部において、何といっても農政は国民の理解を得ることが大事でありまして、そのもとに我が国の経済社会の基盤として農業、農村の位置づけを明確にしたい。中長期的展望に立って、食料・農業・農村政策に関する基本課題について、論点を整理ある...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私は、競馬のことは全くわからぬで困っておりましたが、最近いろんな会合に出まして、地元でもこの陳情を受けました。私のところも、北海道ほどではないんですが、馬産地なものですから。あるいは北海道、私は苫小牧に七年おったんですが、静内とか白老からこの間ある会合...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) だれがどう入れたかというのがわからないのが選挙でありまして、想像で入れてくれたんじゃないかなとは思いますが、そこのところはわからない。したがって、いずれにしても、テレビでインタビューを受ける農民の皆さんの話を伺って、ウルグアイ・ラウンドよりも農政の先が...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 当面はそのスケジュールが不透明なことによってありませんが、いずれ閣僚級の交渉が必要になることがあれば私も出向いて、今日まで先生方にお答えしてきたとおりきちっと主張したい、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 私いつも申し上げますが、私の親戚は父方も母方も農家なんです。したがって、選挙のときはもうほとんど婦人は農家の御婦人の皆さんで、一生懸命やっている姿を見まして、本当にこれからの農業はもう婦人を重視していかないと、だんなさんはみんないろんなところに勤めてい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話の趣旨は十分承りました。  米についても減反緩和のことも非常に難しい問題です。そのままやらせてほしいという意見が非常に多いんですが、もしそれがずっといって相当過剰が生じたというときはまた減反をする。また戻さなきゃならぬ。戻すために金がかかる。その...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話はよくわかりました。わかりましたが、まあだれでもかれでもやっているかというとそうでもないようで、不心得な行為によって食管法制度全般について確かにおっしゃるように不信を招いていることは事実だと思うんです。まことに遺憾であると思いますが、私どもは、多く...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 関税化の概念にはまだ不明なものもあるし、あるいは内容も、今、交渉をやっているわけでして、わかりませんが、いずれにしても私どもは従来から数量の管理をしていかなきゃならぬ、この一環として輸出入の許可制度を定めているわけでありますから、この食管法との両立は難...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まだ正式に話し合いが来ておりませんので、どういうことを言われるのかということも定かでない状況の中で判断するのはどうか、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 正式の記者会見だったかどうか、しょっちゅう記者の人たちと会いますので、ちょっと記憶は定かではありませんが、ただ法律は、嫌な法律でも気分悪くても日本の法律に従ってもらわなきゃいかぬ、私たちもアメリカに行ってアメリカの法律をきちっと守って行動しておるので、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まだ何を、どういうふうにやるかというのが定かではありませんので、本当に法律をきちっと守ることなのか、あるいは勝手なことをやろうと考えておるのか、その辺はわかりませんから、一応相談に来ると、こういう話のようでありますから、相談に来た段階でよくその辺を聞い...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) かねがね私が新しい政策のことで申し上げておりますが、こうした若い人たちに何とかそういう自分たちで研究をしながらやる農業ができないだろうか。これは意欲の一つのあらわれだと思うんです。  それからいま一つは、この分野ももちろん大事でありますけれども、これ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農業改良資金助成法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業改良資金制度は、昭和三十一年に発足して以来、農業及び農村事情の変化に対応して制度及び運営の改善を図りつつ、農業改良普及組織等の指導と相まって...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 松くい虫被害対策特別措置法の一部を改正する法律案及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案の二法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、松くい虫被害対策特別措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げま...全文を見る
03月13日第123回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○田名部国務大臣 米は我が国国民の主食であります。また、我が国農業の基幹をなすもののみならず、特に水田稲作は国土の自然環境保全、地域経済の不可欠な役割を果たしておることは御案内のとおりであります。したがいまして、我が国の米につきましては、以上述べましたように、米及び水田稲作の格別...全文を見る
○田名部国務大臣 お尋ねの基礎的食糧でありますが、国内で生産調整を実は行っている農産物、まあこれについては安定供給、生産制限の実効性を確保しなければならないという観点から、いずれも量的な管理が必要であって、包括的な関税化は受け入れられない、こう主張してきたわけであります。農産物に...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドがあろうがなかろうが、今お話しのように後継者が非常に不足をしてきておる。今、きょう、あすにおかしくなるかというと、そういうことではないわけであります。しかし、だんだん高齢化が進んで、五年、十年たってきますと、確かに問題が出てまいります。  ...全文を見る
○田名部国務大臣 四党共同修正要求における各般の歳出面の御要望について、自民党としての回答が四党に示された経緯は十分承知をいたしております。  平成四年度のこの予算においては、国有林野事業の累積債務対策について、前年度に比べて三〇%増に当たる百二十九億を計上しているところであり...全文を見る
○田名部国務大臣 農協は農業者の自主的な協同組織として、地域の振興でありますとかいろいろ果たしてきた役割も大きいわけでありますけれども、おっしゃるとおり、いろんな意味で時代の変遷に伴った対応ができていないという批判等がございます。  まあしかし農協においては、協同組織としての原...全文を見る
○田名部国務大臣 お答えをいたしますが、ウルグアイ・ラウンドがあろうとなかろうと、現状のままで日本の農業がいいかというと、いろいろな問題を抱えています。  今、新しい食料、農村、農業という、省内で検討いたしておりますのも、二十一世紀に若い人たちが本当に意欲を持って日本の農業とい...全文を見る
○田名部国務大臣 私の方でも三度にわたりましてそれぞれの国に日本の考えていることを伝えてまいりました。また同様に、アメリカとECも深い隔たりがあって、それぞれに全部あるわけですから、そういうことではまずアメリカもECも話し合いをする、あるいは、カナダとも個々に話し合いをする、そう...全文を見る
03月16日第123回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(田名部匡省君) お答えを申し上げます。  井上先生お話しのとおり、私たちの先祖は自然の恵みに感謝をして長いごと生きてまいりました。お話しのように、太陽、空気、水、環境、直接目に触れることのないものについて余り感謝する気持ちというのがだんだんなくなってきたということは...全文を見る
03月17日第123回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(田名部匡省君) 先ほど御答弁申し上げたとおりでありますが、島根県、鳥取県の知事の申し出にこたえて一時延期をいたしております。当面直ちに淡水化を実施する状況にないということの認識は変わっておりません。
○国務大臣(田名部匡省君) お答えをいたします。  まず金融対策、これは農業共済対策でありますとか天災資金、自作農維持資金等であります。また果樹の改植、補植等の果樹対策をいたしました。また森林災害復旧事業、治山事業等の森林対策、この三つをあわせて既存の制度を十分活用するだけでな...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私の県の知事を初めいろんな人たちがこの問題でお見えになりました。何といっても、調べてみますと加入率が非常に低い。県内でもばらばらでありまして、今回の場合は被害の少ない太平洋側、こっちの方が加入率が高い、リンゴ地帯の方が低いということでありまして、今局長...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この問題につきましても、実は昨年の国連総会において、この流し網に賛成する国はもうどこもありませんでした、残念ながら。一生懸命努力したのでありますが、とうとうこれをことしの七月以降全面禁止ということでありましたが、今すぐ全面禁止では漁師に与える影響が今お...全文を見る
03月19日第123回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(田名部匡省君) 今回提出いたしました内容でありますけれども、米あるいは乳製品、でん粉等は数字を書き込んでいない。それから、あとは修正を求めるもの、十一条二項(c)等では明確になっていない部分がありますので、こういうものを求めたものということで提出いたしました。  特...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 国内支持につきましては、主要な農産物に関してAMSによる支持、保護の削減を提示いたしました。  以上であります。
○国務大臣(田名部匡省君) 関税の引き下げは個々に違いますので、事務当局から御説明させます。
○国務大臣(田名部匡省君) 選挙を意識したわけでないということは御理解いただけると思うんです。選挙はずっと続きますので、宮城県だけを意識して、今度は群馬県もあり茨城がありますし、ですからそういうことで出したのではないということはまず御理解をいただきたい。  それから、修正のこの...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今、総理からいろいろとお話しになりましたが、何といっても環境保全でありますとか、自由時間あるいは余暇の時間の十分な活用、ゆとりある生活空間、豊かな個性や薫り高い文化、こういうものを本当に実現していこうとすると農山漁村の果たす役割というのは非常に大きいと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もうかねがね申し上げてまいりましたが、何といっても若い人たちに意欲があるかどうか、これが最大の決め手なんですね。いろいろと補助やいろんなことをやってみますけれども、だんだん差がついてくる。農業はだめだだめだという話を聞きますが、全部だめではないんです。...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 一極集中排除と我々も演説だけはよくやるんですが、具体的にどうするかというその受け皿をきちっとしませんと演説ばかりで終わってしまうわけでありますから、どうしても一極集中排除の裏腹で、先ほど国土庁長官がらもお話がありました地方の拠点整備、中核都市をつくる、...全文を見る
03月21日第123回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(田名部匡省君) お答えを申し上げますが、農業生産というのは土壌であると言っても過言でないと思います。結局、生産性を向上するにしてもあるいはこの農産物が病害虫に強いということからしても、やっぱり土壌をしっかりしなければならないということはもう仰せのとおりであります。アメ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろんな日をつくってほしいという要望が非常に多いんです。どれをするかといっても、もっと国民の関心が非常に高まってほしい、こう思っておりますが、私どもとしても全国的な土壌の調査をしたり、あるいは都道府県による地力増進対策指針というものの作成やいろんなこと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お答えをいたしますが、今先生お話しのように、昨年の十二月、日ソ漁業委員会が開催されておる途中にロシア連邦に移行いたしました。しかし、おおむね昨年と同様の内容で合意に達しました。また、ことしの三月開催されました日本・ロシア漁業合同委員会におきましても、日...全文を見る
03月23日第123回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(田名部匡省君) 具体的に申し上げますと、一番重点の項目の中で生活環境の改善、特に集落の排水施設、それからおくれております農道等の整備、社会資本の関係の整備を図りたいというのが第一点。二つ目は、美しい村づくりの推進を図るということで、自然環境でありますとか景観の一層の保...全文を見る
03月24日第123回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(田名部匡省君) まずもって、おめでとうございました。  お答えを申し上げますが、転作目標面積というのは極力変動のないようにすべきだと、こう考えております。今回の十三万ヘクタールの軽減措置についても、できる限り転作営農の確保にも十分気を配りながら、一方では米の円滑な需...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、農家の皆さんの話は直接私も聞いております。去年は台風も来る、低温もある、あるいは日照不足もあったというかつてないほどひどい状況だったんですね。そういう中で不足を来すのではないかということでのお願いでありますが、いずれにしても、さっき申...全文を見る
03月25日第123回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(田名部匡省君) 過保護というのはどの範囲のことを言うかわかりませんが、政策として例えば減税をしている、制度上優遇措置をしておる、こういう観点から見ればもう国民全部何らかの形で保護を受けているということになるだろうと思うのでありますが、何といっても安定供給をしなきゃなら...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どこの国でも生産調整をやっている国というのはそれぞれ非常に厳しい考え方を持っておりまして、そのためにガットでも交渉が難航しておるということであります。ですから、やっぱり過剰生産をしてそれぞれ輸出補助金をつけて外国に売るということをしないということで私ど...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ガットは、農業分野だけでなくて非常に難航いたしておると聞いております。私どもは、国会決議もございますしいろんな問題も抱えておりますので、米に関する限りは自由化はできないという従来の基本方針にのっとって今鋭意交渉をいたしております。
○国務大臣(田名部匡省君) それらを含めて、環境の保全に資するとか、あるいは今お話しのようなことを含めて交渉をいたしております。  自由化はだめというものと、この十一条二項の(1)のようにはっきりしていないものを明確化しなさい、あるいはできるものと、こう分ける中で、そういうもの...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 難しい質問でございますが、土壌というのは大変大切だ、こうは思っております。特に、わけても農業における土壌というものは、おっしゃるように非常に大事だ、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 日本の場合は、欧米に比べてそんなひどい状態ではないんですが、農業に余り頼っていますと、確かに土はやせてまいります。そういうことで、堆肥をやっぱり十分やりながら、既に一生懸命やっている地域もありますけれども、どちらかというと量を多くとりたいということが先...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 確かに、世界的に食糧問題というのは不足を来すのかどうかという問題になりますと、非常に食糧自給率の低い開発途上国に出生率が非常に高いということでありまして、今でも五億人からの人が食糧難にあえいでいるわけでありますから、そういうことを考えると、お話しのよう...全文を見る
03月26日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  森林・林業は今非常に厳しい状況にあります。農業もそうでありますが、漁業、特に私ども見ておりまして森林・林業というものは極めて厳しいという認識を持っておりまして、お話の緑と水の源泉であるこの多様な森林整備を推進していくということは大事なこ...全文を見る
○田名部国務大臣 松くい虫被害につきましては、これまでの被害対策の実施によってピーク時に比べると約四割程度まで減少した、こういいましてもまだまだ努力をしなければいかぬ、こう思っております。今回の改正法案に基づき、保全すべき松林というものに重点を置いていきたい。また、効果的な防除を...全文を見る
○田名部国務大臣 各方面からいろいろ御要請もございました。そのことは十分承っておるわけでありますが、下がった要因もあります、上がった要因もあるわけでありまして、いろいろこの金利の低下でありますとか、コストが下がっておるとか、あるいは一方ではぬれ子が大幅に下落をしたとか、いろんな要...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話しのように、松くい虫被害対策は昭和五十二年に防除特別措置法を制定して以来、各種の対策を総合的に推進してまいりました。異常な被害の終息に向けて努力を重ねてきたのは御案内のとおりであります。しかし、成果と言えるかどうかわかりませんが、昭和五十四年度に二百四十三...全文を見る
○田名部国務大臣 長官とのやりとりの中で感じましたことは、本当にこのことは重要だな、こう思っております。松というのは大体景観のいいところに、あるいは海岸だとか里山、そういうところにあるわけでありまして、特にどんなやせた土地でも育つし、一年じゆう緑でおるという、松に関しては私たちは...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほどもお話し申し上げましたが、昭和五十二年にこの松くい虫防除特別措置法を制定いたしまして、いろんな対策をやってまいりました。完全にたたき切れないという難しさはありましたが、しかし五十四年度に二百四十三万立方メートルあった被害というものは平成二年には、徐々であり...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的には、先生お話しのように、その開発される地域にメリットというか恩恵がなければならぬ。私も、基本的にはその地域の人たちがいろいろやれれば一番いいわけでありますが、何といっても大きな開発になると資金というものがない、あるいはそれを経営するノウハウ、そういうもの...全文を見る
○田名部国務大臣 合併によって組織・経営基盤が充実されますと、経営単位は大きくなりますから、資本効率の高い事業経営が可能になると思っております。大体この地域を見ますと、何となく寂しいという感じがしますので、働く人たちもぱらぱらとやっておったんではやはり効率も上がらぬし、意欲も出て...全文を見る
○田名部国務大臣 それぞれ先生方の御意見、御質問を伺っておって、松くい虫の退治というのは本当に難しいんだなという感じがいたしました。しかし、それにもかかわらず何とかこれに挑戦しておるわけであります。そのことはこれからも新しいことをやってまいりますので、なお一層努力をしたい、こうい...全文を見る
○田名部国務大臣 かねがねいろんなお話を承って、一度その実態を見せていただきたい。大規模なところとまた中小、そういうところも見させていただいて、本当にどういう経営をなさっておるのか、実態をこの目で一度見せていただきたい、こう思っております。
○田名部国務大臣 大体解明できた分では防除を一生懸命やっておりますが、さらに研究を進めるということでこの点にも今度は予算を多くとってやっていかなければならぬ、そう思っております。  多方面にわたって、伐倒駆除でありますとか、この前元大臣でありました加藤六月先生に、和華松というの...全文を見る
○田名部国務大臣 雲仙のことでお答え申し上げますが、昨年の三月に学識経験者等によって雲仙岳の眉山地域治山対策検討委員会を開いていただきまして、この中で中尾川、湯江川あるいは西川流域において治山ダム二十一基の建設を実施しておりまして、眉山地区に観測体制も整備したところであります。ま...全文を見る
○田名部国務大臣 お尋ねになっていること、そのお気持ちはよくわかります。  しかし、狭い日本だと思っても飛行機に乗ってみると随分と森林が広い広範にわたってあるわけでありまして、その中で一体どうやってこれを退治をしていくかということになると、なかなか難しい。おっしゃるとおり森林・...全文を見る
○田名部国務大臣 平成三年七月に策定いたしました国有林野事業の改善に関する計画に即して自主改善努力を実はやっておるわけでありますが、一般会計からの繰り入れ等、所要の財源措置を講じて国有林野事業の経営改善を推進をしていくこととしております。  平成四年度の予算案で一般会計の繰り入...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     —————————————
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     —————————————
○田名部国務大臣 獣医師法の一部を改正する法律案、獣医療法案及び家畜改良増殖法の一部を改正する法律案の三法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、獣医師法の一部を改正する法律案につきまして御説明いたします。  最近の飼育動物に関する保健衛...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(田名部匡省君) 松くい虫の被害については、これまでも大変努力をいたしてまいりました。しかし、何分にも広範囲でして、どうも庭木を守るみたいなわけにはいかぬというようないら立たしさはあります。  しかしながら、ピーク時に比べますと四割程度まで減少しておるわけでありますけ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 常に終息に向けておるわけでありますが、今度は本当に終息に向けてやろう、こういうことであります。
○国務大臣(田名部匡省君) 島根県の行政監察では改善を図るべきだという御指摘があったことは聞いております。今後このような問題が生じないよう、改正法の施行に当たっては、特別防除を実施する場合の環境保全への配慮などを定めた基本方針の趣旨が都府県を初め地域の特別防除の実施者の段階までよ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この種の私どものこれからとる行動でありますが、国民的に関心を持ってもらうとか理解をしてもらうとか、あるいは国民的な運動といいますか、そういうものがないと、これを徹底的に撲滅するといっても結局は残るところがあるということになるとなかなか難しい面も出てくる...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 非常に林業を取り巻く環境というのは殊のほか厳しいと思っております。この状況を何とか活性化をして森林の整備も図っていかなきゃならぬということで、民有林と国有林が一体となって、林業の生産性の向上を図る。それによってこの担い手の育成、確保、木材の流通、加工の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先般も新木場に視察に行ってまいりましたが、アメリカ、カナダから大変な量の木材が入っております。大体四分の三を外材に依存しておるわけでありますから、それももうかつてのような材料ではなくて、きれいにかんなをかけて刻んでもう建てるばかりにして入ってきているも...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろんなケースが考えられると思うのでありますが、ほうっておいて枯れたらどうするかという問題が一つあります。  それで、また一方では、松はどちらかというとどんなやせた土地でも育つということで、海岸に非常に多いんですね。ほかのものではなかなか育たなくても...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私たちは、常に自然の中に生きて、自然との闘いを強いられて、この台風もまた自然のなせるわざだ、こう思います。思いますが、被害が甚大でありました。したがって、今年度末には一〇%、そして四年度は四〇%までいきます。ですから、五年間で大体ほぼ目的を達成できる。...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 合併の進まない原因というのはいろいろあります。ありますが、このままで赤字を背負ってやっていくことから脱却するというまず組合の幹部の皆さんの考え方だと思うんですね。どうも一国一城のあるじなものですから、また合併すると、赤字経営のところといいところとなると...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 一度死んでいるというのを確認しているわけですから、後は同じ薬であれば十分これで退治できる、こういうことでやっているんだろうと思います。  調査も、それはやっていただいても結構ですが、いずれにしても死んでいるかどうかの確認さえできれば、何匹だったかとか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この特別防除の実施に当たっては、環境保全の配慮などを基本方針妃定めまして、その適切な実施が図られるように今までもやってきてはおりますが、いろいろな御意見ありますので、改正法の施行に当たっては、都府県を初め地域の特別防除の実施者の段階までこの趣旨が徹底さ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まあいささか問題がなと思う法律も、これはなりでなくていろいろあると思いますが、しかし、いずれ合併するための認定を受けるために必要な法律ということで、今はそういうことで使われてないということがあるかもしれない、中身のことは私はわかりませんが。いずれにして...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もともとこの特別措置法というのは、異常な被害に対処して松くい虫の防除に当たるということで制定されたわけでありますから、昔からあったわけではなかったものですからそういう措置をとった。松そのものは、燃料にしたり適当な時期に切って利用しておるというときはこう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 薬剤散布につきましては、いろいろと御異論のあることも十分承知をいたしております。しかし、各県においては、今、長官の答弁にありましたように、もっとやってくれ、もっとやってくれと言われても、予算に限りあるものですから、その対応に追われているという状況であり...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりだと思います。  私たちも、薬剤散布、農薬そのものは規定に従って利用すれば人体に、あるいはその他のものにも影響がない、使い方が問題だと思うんです。しかし、そう言ってみても、やっぱり地域の人たちにすればいろいろ影響があるんじゃないかとい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) せっかくのお尋ねですが、ヘリコプターは夜は飛びませんので、夜間の騒音はない。それから、どちらかというと森林地帯でやるものですから、余り町の中で御迷惑をかけるということはまあないのではないかなという気がいたします。  音が生命にどれだけの影響があるかと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
04月01日第123回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(田名部匡省君) 三月の二十七日時点で、日本のほかアメリカ、ECそれから豪州、カナダ等二十カ国が提出をいたしております。ただ、今後の農業交渉の成り行きでありますが、各国ともいろんな困難な問題を抱えておりまして、どうなるかという見通しは全く不透明であります。  いずれに...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今回の十三万ヘクタールの軽減措置でありますが、何といっても今後の米の円滑な需給操作ということを考えてお願いしているわけであります。言ってみれば、台風の影響あるいは極端な冷害、そういう緊急事態といいますか、応急的な措置として最小限お願いしているわけです。...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 一般的には非常に厳しいという要請がたびたびございました。もう酪農をやめて別なことをやりたいという人たちもおりましたが、全部そうかというと、必ずしもそうでないんです。うまくやっておる人もおり、苦しい人もおるということで、私もいろいろ資料等見せてもらって分...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私はこうした酪農、農業から水産まで携わっておりますが、経営の何といいますか、基本的に今いろいろ局長からお話がありました複合経営、乳肉、そうしたものをやる。基本的には全体にどの程度のものをどうすれば経営が成り立っていくかという、きちっとしたものを持って事...全文を見る
04月02日第123回国会 衆議院 本会議 第15号
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○国務大臣(田名部匡省君) 御質問が二点ございましたが、最初の農地確保の対策でありますが、この法案においては、農林水産大臣は、農業上の土地利用との調整、こういうことで主務大臣として参画をいたしております。そのために、拠点地区の設定、拠点地区における施設の設置等、地方拠点都市地域の...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(田名部匡省君) 平成四年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成四年度一般会計予算における農林水産予算の総額は、関係省庁所管分を含めて、三兆三千百十八億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆七千五百二十五億円、非公共事業のうちの一般事業費が一兆二...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 十分慎重に監督をいたしております。
○国務大臣(田名部匡省君) ことしに入りましてからも二回開催をいたしておるようでありますが、お話のことは近藤前大臣がそのようにお話をされたということを聞いております。これまでもこの設置承認の際、それなりの基準はあったろうと思います。どうも私は競馬のことはもう全くわからぬものですか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的には今議論なされたことを十分踏まえながら決めていただきたいと思いますし、地域によっては、私たちの方でも間々あるんですが、市といっても農村地帯で、国道沿いで、全く影響のないようなところもあるんですね。ですから、場所場所によって賛成、反対は起きるんだ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 従来から申し上げているとおりでありまして、輸入国の立場というものを主張しながら、国会決議を体して、米は自給で賄うというこの気持ちで現在も対応いたしております。
○国務大臣(田名部匡省君) 予算でありますが、非常に厳しい財政事情のもとで私ども最大限の努力をいたしておるつもりであります。  予算全体で見ますと確かにおっしゃるとおり減っておる。まあことしは伸びたのでありますが、従来から食糧管理費が減っておりまして、他の公共事業でありますとか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 予算全体ではそういうことになっておりますが、ODAでありますとか社会保障でありますとか国債、そうした方が相当の伸びを示したということだろう、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 詳しい事情はよくわかりませんが、今もガットで問題になっております、EC、アメリカが行っております輸出補助金にまつわる問題だろうと思うんです。これが余りにも財政を圧迫したということで、それぞれ削減したいということで我が国に包括関税化を求めてきておる、私は...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 従来から、まあ過去のことは私はわかりませんが、とにかく去年就任以来いろいろ努力をいたしまして頑張ったつもりでおりますが、御不満であると思いますが、最大の努力はいたしたつもりであります。
○国務大臣(田名部匡省君) 連綿として続いておりまして、これ以上下げたんでは大変だということで努力をさせていただいたということでございます。
○国務大臣(田名部匡省君) 来年度の概算要求、それぞれ今の新たな農業の展開、まあ林業も漁業もそうでありますが、内部で検討していることも ありますので、それら新しい展開というものが必要であろうと思うんです。いつも同じことを同じ予算をとってやるというのではもうそれに即さなくなってき...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろいろと社会情勢 の変化等によって、例えば地方でも都市が一極集中が起きて農地がつぶれたというのもあります。そういうことでありますが、何としても生産基盤の整備等を通じて、優良農地、これをやっぱり確保していかないと生産性が上がらぬし、なかなか担い手もそ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 昨年の予算決定時期にも随分大蔵省と話し合いをいたしまして、まあわずかではありますが三〇%累積債務対策として上積みを図りました。もともとのこの金額が大きくないわけでありますから、しかしこれからまたさらに努力をしていかなきゃならぬ、こう思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 林野、土地の売り払い等、みずからも努力をしながら国の助成も仰いでいく、両面で努力をしていかなきゃいかぬ、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 高度な知識を必要とするものですから、私が的確にお答えできるかどうかわかりませんが、いずれにしても国民の健康ということは大事でありますから、専門家の皆さんが本当にこれならば大丈夫だと、これを信じる以外に国民の皆さんわからぬわけでありますから、そのことを踏...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 御案内のように、この狭い国土に一億二千万の人たちがおって、生活はだんだん豊かになってまいります。豊かになってまいりますと、いろんな食糧の商品も多様化してくるわけであります。そういうものを見通して食糧の自給卒を維持向上させるということはなかなか難しいこと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 林野事業については特に厳しい環境にあると思うんですね。そういうことで一般会計の方からの繰り入れ等も行いました。今後もこれからの推移というものをよく見ていかなきゃなりませんが、いずれにしても、お願いをする立場としては、やっぱりみずからの努力というものが、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりでございまして、農業と同じように漁村も整備が立ちおくれておる。そういう環境のもとでは担い手がやっぱり育ってこないということで、この面については特段の力を入れてまいりたい、こう考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 今お話しになりましたように、私どもも何とか魅力のある農業、それといま一つは先生お話しのように、やっぱり農家後継者魂といいますか、一億二千万の食糧を供給しているんだという誇りというものを持ってほしいと思うんですね。まあ、他人の畑がよく見えるということはよ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話を伺って、まあ私は直接農業の経験ありませんが、監督をしていた時代のことをよく思い出しました。  何といってもやっぱり指導者なんですね。指導者がきちっとした人がおらぬとなかなかこれから伸びていこうという人はうまくならない。で、一方ではやる意欲のある...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 最初にウルグアイ・ラウンドでありますが、私どももうかねがね申し上げておりますのは、輸出補助金に比べまして国境措置等包括的な関税化というのはルールで言うと公平でないということで、これはもう絶対のめないということで、ガットの場でもあるいは塩飽審議官も一昨日...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まあ、定義づけるほどのものはありませんが、見ておりまして、農家といえどもいろいろの条件のところに住んでおりまして、平均というのはなかなかとりにくい。例えば、相当中山間地の方に住んでいる方々と私の地元の八戸の周辺に住んでおる農家とはもう雲泥の差なんですね...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 一応何といいますか、法律をお願いするというときには、余りいろいろとその現場現場に合わせたやり方というのはできません。ただ、今おっしゃるように農地についても安いところもあれば高いところもあるわけですね。ですから、一応その手当てはいたしますが、あと、意欲を...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) なかなか他の方もありまして、これだけを下げてというと、またこっちの方はどういうわけで下がらぬかとかいろいろ出てまいりまして、下げるときは一斉にやる、やらないときはもう一斉にやらないという方向しか私はないんだと思うんですが、そういう感じがします。
○国務大臣(田名部匡省君) 御指摘のとおり、アカイカをとっちゃいかぬというのではないんですね。要するに、混獲がいかぬ、こういうことでありますから、釣りあるいは別な漁法でやれるかどうかというのを今予算を二億八千万つけましてやっていただくということですが、御案内のように、あの地域のア...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今回の展示は、先ほど長官から話がありましたように、まあ二俵だと。別に売るわけでもないし、これは生産状況を、あるいは教育的な目的でと。最初私も、前回のこともあったので、いろいろと推移を見守っておりました。しかし、前回と違って今回は正式に許可を得てまいりま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) これまでの運用の範囲内の措置だということで、別にアメリカに譲歩をしたと私は思っておりません。本当に商業用でやろうというんであれば許可はしませんし、これも持ち帰るか大使館で処理をするということの条件でやったものであって、したがって、これが二俵入ったからウ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 選挙区のむつ市の御心配いただいてありがとうございます。  この扱いにつきましては、法律上旧所有者に買い戻す権利があるという仕組みに実はなっている一方で、現に道路等として利用されている実態にあることなんかを踏まえてみますと、現在地元関係者間で調整が行わ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私の親戚もそうでありますが、男性はいろんな職場に勤めております。子供が少ないものですから、長男が市役所に勤めますとあとは女の子が一人とか二人、もうかつてのように大家族ではないんですね。農家の方もやっぱり一・五三人という平均であらわれるような数でございま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) アメリカ・EC間においてはウルグアイ・ラウンドについてのいろんなレベルでの協議が行われております。先般もブッシュ大統領とコール・ドイツ首相との間で会談が行われたわけでありますが、大きな進展というのはなかったわけであります。ただウルグアイ・ラウンドは成功...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 交渉事でありますから、一方的に自分たちが固まったから押しつけて世界を一つにまとめるというものではなかろうと思いますし、カナダもお隣の韓国もスイスもというふうに多くの国がまだダンケル案には問題があるということを言っておるわけでありますから。ただ、大きな問...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、どこの国にもそういう作目がありまして、私どももそれは大事にしてまいりたい、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 私も何回かお邪魔をしておりますが、おっしゃるとおり大規模な農業あるいは大型の機械を導入するというわけには地形上まいりません。今おっしゃるように、大事な国民の血税でありますから、有効にこれを使っていくということは当然なことでありまして、その地方、地域、そ...全文を見る
04月09日第123回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(田名部匡省君) 総理の前にちょっとお答えを申し上げたいと思いますが、食糧に関する限りは、狭い国土に一億二千万の人口を擁しておりますので、その一億二千万の国民が年々豊かになってまいりまして、食糧に対する消費の多様化というものが非常にここ数年で伸びました。そのために、これ...全文を見る
04月14日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  我が国の畜産は、何といっても食生活の高度化あるいは多様化を背景として非常に順調に進んできたと思うのです。特に、従来は、畜産というのはそこまでいってなかったんでありますが、今では基本的な部門として位置づけられるようになってまいりました。 ...全文を見る
○田名部国務大臣 畜産物の市場開放、国際化が進んでまいりまして、いよいよ自由化の波にもまれる、突入していくという中で、生産性が高くて足腰の強い畜産振興をしていかなければいかぬということは当然のことでありますが、このような中で、今能力の低い家畜を淘汰しながら、先生お話しのように、乳...全文を見る
○田名部国務大臣 獣医師をめぐる最近の情勢の変化を見ますと、今お話しのように、昭和二十四年以来、畜産業は我が国の農業の基幹的な部門へと移行してまいりました。特に一般家庭において小動物の飼育がまた広く普及をいたしておりまして、獣医師による的確な診療の提供はますます重要になっていくわ...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、小動物の方の獣医師というものがどんどんふえております。それだけペットを飼う人も多くなりましたし、どちらかというとこちらの方が自分のうちで面倒を見られる、あるいは高収入もあるでございましょう、そういうことでやはり条件のいい方へ移行していく、そちら...全文を見る
○田名部国務大臣 開業獣医師については、本来自由業でありますから、その収入について国が何らかの措置を直接講ずるということは非常に困難であると考えております。  産業動物の診療については、家畜共済に加入している家畜を診療した場合には診療技術料が支払われるわけでありますが、これにつ...全文を見る
○田名部国務大臣 局長がお答えしたとおりでもう御理解いただけたと思うのでありますが、全般的なことを申し上げますと、一般家庭における小動物、これは時代の背景もありまして非常に普及したと思うのです。特に、私たちもよく聞くのでありますが、子供が少ないあるいはいない、そういうことで小動物...全文を見る
○田名部国務大臣 確かにお話を伺って、そういう問題であるとすれば、量を搾ることが問題なのか、脂肪率が高くて問題になっているのか、これは少し時間をおかしいただいて研究して、できるかどうかちょっとやってみたいと思います。搾る量が問題なのか、影響が出ておるのか、脂肪が高くて問題になって...全文を見る
○田名部国務大臣 大変な貴重な財産でありますので、これは本当に日本の畜産の生き残りのかかったものであります。十分注意をして、持っていってはいかぬと言うことはできるのかどうかわかりませんが、いずれにしても、そのことはみんなでやはり国内の畜産を守るという気持ちがまず前提になければ、大...全文を見る
○田名部国務大臣 今、局長の方からお答えいたしたように、何分にも事務レベルでなかなか前進が見られない状態にあるわけですね。ですから、トップ同士がいろいろ話し合っても、いわば我々もそうでありますけれども、いろいろな国から交渉されますと、まあ事務的に十分詰めてください、こう言うしかな...全文を見る
○田名部国務大臣 必要であればいつでも乗り込んで理解を求める努力をいたす覚悟であります。
○田名部国務大臣 平成四年度の加工原料乳の保証価格等については、生乳の生産条件及び需給事情、その他の経済事情を考慮して、加工原料乳地域の生乳の再生産を確保するということを旨として決定しました。もちろん畜産振興審議会の答申に即して決定したわけであります。  特に保証価格の決定に当...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的には規模を拡大して経営の安定を図りませんと、農業後継者いわゆる担い手を確保するということは困難だと思うのですね。私は、再三申し上げておりますように、他産業並みの収入を得るためにはどういうことをしなきゃならぬかということが基本です。  御案内のように、七割...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろお話はあると思います。私も伺っておって、専門家でありませんが、この間の価格決定のときも一頭当たりにどういう助成をあるいは奨励をしておるかという一覧表を見まして、本当に農林省畜産局はいろいろな対策を立てるんだなということをしみじみと感じました。しかし、自由...全文を見る
○田名部国務大臣 今回、産業動物獣医師の確保をしたいという観点から、地域における高度な、しかも体系的な獣医療を提供する体制の整備を図るため、都道府県による獣医師の確保に関する目標の設定等を内容とする計画制度を設け、その目標の実現に向けての関係者の努力をぜひ促してまいりたいと考えて...全文を見る
○田名部国務大臣 獣医師をめぐる最近の情勢の変化を見ますと、今お話しのように、昭和二十四年以来畜産業そのものが我が国の農業の基幹的部門に成長してきたというのがまず大きな違いであります。それを受けまして、一般家庭における小動物の飼育が広く普及したということで、この二つの大きな柱がま...全文を見る
○田名部国務大臣 現在、家畜人工授精師は、家畜人工授精の実施と家畜体内受精卵の処理、移植等を行うとともに、これらの業務を通じて農家に対し家畜の改良増殖や営農活動に関する助言をする、そういう重要な役割を果たしておるわけであります。さらに、今回の改正法に伴って新たに家畜体外受精卵移植...全文を見る
○田名部国務大臣 私のところに了解を求めて正式に来まして、日本の食管法を守りますということでありました。二俵の米に余り食らいついても、守ると言うのですから、守るのであれば結構ですということであったわけであります。決して販売しておるとも思えませんし、試食をさせているとも思えません。...全文を見る
○田名部国務大臣 我が国の畜産は、食生活の高度化等を背景として、大変順調に発展を遂げてきたと思っております。この間、産業動物獣医師は、家畜の健康を保持することにより、畜産経営の安定、生産性の向上、畜産振興に大きく貢献してこられた、このように私は認識をいたしております。  近年、...全文を見る
○田名部国務大臣 私も、全くそう思います。  ただ、やはり最近の建築現場の若い人たちの問題でありますが、もう極端な人手不足でありまして、多いときはそう上がらないのですけれども、少なくなってくるともう奪い合いになりまして、そうしてもう高騰していく。やはり何でもそうですが、需給のバ...全文を見る
04月15日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○田名部国務大臣 日本の経済の発展がいろいろなところにいい結果をもたらした分野、あるいはそれによって起きてきたひずみといいますか、そういう両面があると思うのですね。特に、飼育動物をめぐる情勢というものも、ここずっと見ておりますと、何といっても畜産業が我が国農業の基幹的部門に成長発...全文を見る
○田名部国務大臣 車の両輪であろうと思うのであります。したがって、ペットの方は非常にふえておる。こういうペットを飼う家庭というのは大体が裕福な家庭でありますから当然高い診療費を払う。ということを見ますと、畜産業もこれ自体で本当に経営が安定してくるということになると、獣医師さん方の...全文を見る
○田名部国務大臣 長期的に考えてみますと、米は消費の拡大が、年々減っておりますが、畜産に関する限りは毎年需要が伸びておる、言ってみれば期待される産業であろう、こう思うのです。ただ、自由化の影響もあっていろいろと困難な面がありますが、いずれにしても畜産振興と獣医療の発展は車の両輪で...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか難しい状況にあると思います。と申しますのは、今のところは関税化反対と言い切っているものですから、これ以外の交渉というのも展望がない。話し合いをしろというと、これはどういうことになっていくかわからぬ話し合いになるわけでありますから、非常に動きにくい面という...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話しになりましたように、時代の変遷に伴って畜産業は非常に変わってまいりました。規模が大きくなったこともその一つ、あるいは一方では小動物が飼育されるようになった、この二つが社会の大きな変化であったろうと思うのです。  それは日本経済の発展に伴ってなったことで...全文を見る
○田名部国務大臣 よく御相談を申し上げていきたい、こう思います。
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。(拍手)     ―――――――――――――
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
04月16日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりの状況であります。  農業基本法制定後、いろんな施策の実施をしてまいりましたが、酪農、養豚、採卵鶏などの畜産、施設園芸の分野を中心に確かに生産性の向上は進んでおりますし、農家総所得で見ますと勤労者の所得を上回っているということではあり...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 全体、全部が危機がというとそうでもないのでありますけれども、部分によっては相当の危機があるというふうにとらえております。
○国務大臣(田名部匡省君) まあ、いろんな理由はあると思いますが、総じて申し上げますと、他産業並みの収入が得られないということがやっぱり大きな問題であろうと思うのであります。また、経済がこれだけ発展していろんな職場で雇用する、そういうことの方が農業よりも楽だし、あるいは収入多いし...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 展望、ビジョン、そうしたものを示していかなきゃならぬということで今その検討をしているわけであります。まあ、全くなかったわけでもないんでしょうけれども、しかし、時代の変遷とともにこういう影響が出てきた、あるいは国際化の時代に即応して適切に手を打つというこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まあ、自民党農政と言えるかどうかわかりませんが、国として行政も政治もいろいろかかわりながらその都度努力をしてきたことは御案内のとおりであります。いずれにしても、農業の生産性の向上、あるいは従事者の生活の他産業従事者との、さっき申し上げましたように、均衡...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 政策的な経費を切っているとは認識をいたしてないわけでありますが、いずれにしてもそのときとぎに必要な経費、特に新しいものでこうしなきゃいかぬというときは、そういうものは厳しい財政、シーリングという中でありましたけれども、それは増額をしていく、あるいは食管...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 意欲や能力の高い青年農業者を育成するということは重要な問題だと考えておりまして、新規学卒就農者の減少なんかを見ておりますと、新政策を待ってこれから徐々にというわけにもまいりませんし、農業後継者問題を解決するためには何よりも将来に展望の持てる農業だという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 実際に事を進めようとすると、今お話しのような法律あるいは予算を伴うのは当然でありますが、私どもはどっちかというと政治家でありますから、抜本的に大胆にやるようにとこう言うんですが、なかなかそこのすり合わせがですね、ただ、考え方としては、従来のものをちょっ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的には、私どもがお示しすることも大事でありますけれども、農業としてどうすることで経営が成り立つかということは、地域によってもそれぞれ事情はあると思うんです。ですから、それぞれ農家の若い人たちが自分ならばこういうものをこの程度にやって、これで他産業並...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話はよくわかりますし、一度実態をよく調べて検討してみたいと思います。
○国務大臣(田名部匡省君) 学校教育法に基づく学校でないということは御理解いただけると思うんですね。
○国務大臣(田名部匡省君) したがって、やっている内容も学校教育法に基づく学校教育とは違うものをやっているわけですね。  例えば、普通の学校ですと、英語とか数学とかいろんなことがカリキュラムの中に組まれておりますが、この農業者大学校の場合は本当に現場に出て農業をやる場合に何が必...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 気持ちはわかります。水産大学校も同様でありますが、どうしても資格が欲しいということになると、既存の大学、文部省で言うところの大学に入らなきゃならぬわけでして、これは学校教育法という法律の中で縛られておるわけでありますから、勝手にこっちで大学をつくって卒...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるように担い手確保というのは何をおいても大事なことであります。したがって、意欲、能力の高い青年農業者を育成していかなければならないということで、もうかねがね何回かお答えしましたが、やっぱり近代的な経営ができるということが若い人たちにとっての一つ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、最近テレビを朝見ておりまして、非常にこの種の番組が多くなったなと思っております。先般も若い女性の方々が、途中から見たんですが、どこかに宿泊をして農業をやったんですね。で、帰るときの印象を聞いたら、いや、これなら私たちも農業というものを...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農村に限らず、国会を見ておっても先生方のように活発に議論している姿というものは大いに活性化につながっておると思っておりますが、何分にも今の農村婦人は学校教育を十分受けておるし、それから農耕農機具等の免許、車の免許、そういうものを取得するようになりまして...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私もそう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) なかなか私の身近な農協を見ておりますと封建的でして、上に立つ人がやっぱり相当そういう発想で組合の運営をするとか、そういうことを考えるとこれ進むんだろうと思うんですが、何かいろいろよくもめているのも多くて、そういう中に女性が巻き込まれるのがどうとかこうと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今までの需要と生産の長期見通してありますとか各種農政審議会の報告の形で中長期的な展望を示してきたわけでありますけれども、何分にも世の中の変化が速くてそれに対応できなかったということがあります。  一つは何といっても経済の高度成長、これがもうこんなに発...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 本来、農業後継者あるいは農業にかかわる仕事についてもらうということが一番理想像であると思います。  これは、私たちも県会議員のころでありますが、県立高校である農業高校がどうも農業に従事をしないという問題が何回も議論されました。人口が急増期、いわゆる高...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農業後継者の育成、あるいは農業関連産業の人材育成という観点ばかりではなくて、農業、農村に対する国民一般の考え方、認識、そういうものもやっぱり私たちが取り上げなきゃならぬ、そういう問題だ、こう思っておりますので、広く農業教育全般にわたっての検討をしておる...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私たちも食糧難時代、小学校五年生でありましたが、学校で農作業をしょっちゅうやりました。決して当時やったことは、当時はつらかったけれども今になるとむだではなかったなという思い出があります。  したがって、これもテレビでありますが、時々小学校の子供たちが...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まことに不勉強で小学校四年生の本は拝見したことはございません。
○国務大臣(田名部匡省君) どう御説明すればいいかわかりませんが、いずれにしても食糧というものは、どこの国の国民であってもこれは生命を維持する基本でありますから、そういうことでは農は国の基本だと。しみじみとソ連の食糧難を拝見するにつけても、どんなミサイルを持ってもそれは食べるわけ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今にして思うと、物で栄えて心で滅びるという、確かに経済は発展いたしましたが、この経済の発展で本当に心からみんながよかったと思っているだろうかどうかということを最近しみじみと感じるときがあります。どこかでも講演をいたしましたが、日本の経済というのはどこま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 沖縄県における農業改良資金制度、これまでの成果でありますが、昭和四十七年の制度開始以来、平成二年度までに全資金合計九十億円が貸し付けられておりまして、施設園芸でありますとか畜産を中心に農業経営の安定と生産力の増強に大きな役割を果たしてきた、こう思ってお...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 海外研修というのは、もう今さら申し上げるまでもないことでありますが、国際感覚を持った農業者を育成したいということで、国内では習得しにくい先進的な農業の技術あるいは経営方法を海外において習得させるというのが目的であります。  お話しのように、開発途上国...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附対決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) 獣医師法の一部を改正する法律案、獣医療法案及び家畜改良増殖法の一部を改正する法律案の三法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、獣医師法の一部を改正する法律案につきまして御説明いたします。  最近の飼育動物に関...全文を見る
04月17日第123回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨の御説明を申し上げます。  農業協同組合法は、昭和二十二年に、農民の自主的協同組織としての農業協同組合の発達を促進し、農業生産力の増進と農民の経済的、社会的地位の向上を図ることを目的として制定...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げます。  農協の現状については、農協は農業者の自主的な協同組織でありますから、その行う事業は、組合員の営農と生活の向上のために行われるということが基本であると考えております。このため、営農指導の充実を初めとして、農協の本旨に沿った事業運...全文を見る
04月20日第123回国会 衆議院 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会商工委員会逓信委員会土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、先生御案内のように、地方でも農村地帯、漁村地帯、大変な人口が減少いたしております。お世話になるお年寄りの人たちは残っている、若者は都市に職を求めて、今や大変な人口減少をしておるわけでありますが、そういうことを考えますと、この地方拠点都市地域...全文を見る
○田名部国務大臣 それぞれお答えがあったとおりでありまして、私は、何よりもそれぞれ特殊事情というものがある。あるいは北海道は北海道、九州は九州というように環境も違う、気候も違う、いつもそう思っておったことでありますが、地方で自分たちが最も適した、これ農業でも何でもそうだと思うので...全文を見る
○田名部国務大臣 率直に申し上げて、すばらしい発想で取り組んでいただいた、実はそう思っております。  と申しますのは、今島根県のお話もありましたが、大体大都市から離れるほど非常に過疎の進行というのが著しい。私の青森県もそうでありますが、先般の国調で四万三千入減少をいたしました。...全文を見る
○田名部国務大臣 具体的にどういうところを県の知事さん初め周辺の町村長さん方が開発拠点の地域にするかということは定かでありませんが、いずれにしても、私どもが今進めております優良農地、これはもう未来永劫に農地として確保したいということで、今案を詰めておりますが、そういうところは、協...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的にはこの事業に支障になるようなことは避けたい、むしろ私ども積極的にこれは進めたいという気持ちでおるわけでありますから、従来も道路等を通した場合でも、それに合わせて区画整理事業、圃場整備等やるということもいたしてきておりますので、余り御心配なさらずに、県の方...全文を見る
○田名部国務大臣 この法律案でありますが、私ども、都市と農村が一体となって交流できる、そんな環境も期待しておりますし、あるいは農村、漁村の後継者、こういう方々にとっても、都市機能というのは非常に魅力があると思います。  あるいは都市の方から見ると、農山漁村の通常のレクリエーショ...全文を見る
04月21日第123回国会 衆議院 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会商工委員会逓信委員会土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第2号
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○田名部国務大臣 お話のように、都市機能を整備していく、あるいは居住環境、それのみにならず、この都市構想というものは周辺には農山漁村、そういうものを抱えておるわけですね。これと一体となってどういう発展をさせるかということは、大事な要素だと思うのです。このためにも、この規定の中にも...全文を見る
○田名部国務大臣 お話のように、いろいろと言われておりますが、県がどういうところに都市を設定しようとしておるか、これが定かでない。既存の市で大きくしようというところもあるでしょうし、その場合は大体地方の都市は道路は非常に狭い、そういう問題があります。そういうところに果たしてそれだ...全文を見る
○田名部国務大臣 傾向としては、東京から地方に移転をしていただくことも大事であります。しかし、今私の方から見ますと、都市に出ないように一体今どうするかということで頭がいっぱいでありまして、今建設大臣お話しのように、厳密に言うと二八%が専業農家であとは一種。二種なんですね。したがっ...全文を見る
04月22日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田名部国務大臣 農業協同組合法の一部を改正する法律案及び農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案の二法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして御説明いたします。  農業協同組合法は、昭和...全文を見る
○田名部国務大臣 時代の変化についていくというのは農協もなかなか大変だろうと思います。特に、最近の経済情勢をめぐる変化というものは、農協の執行体制、要するに、組合長や幹部の皆さんの、何といいますか、より質の高い経営というものが求められる時代になってきたと思います。その中で、これで...全文を見る
○田名部国務大臣 私も東先生と非常に同じような感じでいろいろと考えておりました。どうしても土地の問題等が、非常に難しい問題がありますけれども、実際いい経営をしようとすると、やはり経営感覚のある人が必要、それから資金というものがこれは必要だ。そういうところが若干まだ、今すぐ新しい農...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほどもお答えしたところでありますが、何といっても農協は農業者の協同の組織であります。したがって、これだけ激しく変化する社会情勢を的確にとらえるということがもう何よりも大事なんですね。そのためにはこの指導陣の先取り親といいますか、そういうことが非常に求められてお...全文を見る
○田名部国務大臣 もうおっしゃるとおり、この現在の我が国の農業、農村というものは、担い手の不足でありますとか高齢化、国際化、本当に大きな節目を迎えていると思います。二十一世紀に向けて、以降どういう農業にするかということは大事なことだと思うのですね。お世話になるお年寄りがふえる、出...全文を見る
○田名部国務大臣 おおむね方向としてはそういうことでありますが、これではちょっと手ぬるいという御批判もあります。何によらず、一遍に大改革というのはなかなか難しいし、また時代の変化に伴って前進と改革というのは常に私たちが留意していかなければならぬ、そんな点であろうと思います。あるい...全文を見る
○田名部国務大臣 おおむねその方向であります。  何といっても、環境の変化にどう対応していくかということが、農業振興や活性化のための役割を十分果たしていくため、そのためには何といっても経営基盤の強化が大事でありまして、これが弱いために末端の農家の皆さんが求めるところもできないと...全文を見る
○田名部国務大臣 最も難しい質問だと思います。大都市、東京でありますとか神奈川県なんかへ行きますと、農協のビルが町の真ん中にありまして、農地が全然周辺にないところもあります。あるいは私の住んでおります八戸市なんかですと、農地もありますが混住化が大分進んでいまして、農協の周りにはい...全文を見る
○田名部国務大臣 あくまでもその地域の農業をどうするか、それがだんだん停滞していきますと、農協が必要でなくなるという事態になるわけでありますから、一体今の状況の中で本当にどうあるべきか。  私は、上から何でも言うのは余り好きな方じゃないのです。と申しますのは、アイスホッケーの話...全文を見る
○田名部国務大臣 日本経済の発展と呼応して農協の果たした役割、それは十分立派に果たしてきたと思います。しかし、だんだん厳しい環境、あるいは日本全体がそうでありますように、担い手の問題でありますとか高齢化の問題でありますとか都市に集中する、あるいは他産業が非常に賃金が高い、そういう...全文を見る
○田名部国務大臣 農業、農村を取り巻く環境というのは、私も先生と認識は一致していると思います。問題は、協同組織であります農協が多様化する組合員のニーズに十分対応できているのかということが問題になっているわけでありますが、今までも努力はしてきておるのでしょうけれども、いろいろな時代...全文を見る
○田名部国務大臣 何事も楽な方がいいわけであります。しかし、世の中の変化ということをどうとらえておるか。合併しないで農家戸数が減少して負担を多く求めるならばいいわけでありますけれども、しかしそれは、私は困難だと思います。ですから、いろいろお話ありましたが、私どもはそういうことを考...全文を見る
○田名部国務大臣 西欧の生協において組合の合併及び株式会社化を進めたものの、その後、その一部の経営が破綻した事例があるということは聞いております。西欧の生協における合併、株式会社化の目的は、他業態との競争の激化に伴い、生協組織の近代化や大型化を図ることにあったものと聞いております...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほどの事業推進にしても、ただいまの金融関係のことにしても、経営者の感覚の問題だと思うのです。あるいは不祥事なんかでもそうでありますが、社会的な責任感あるいはその後の本人の生涯あるいは家族に与える影響、いろいろなことを考えるのが普通であって、間々数少ない不祥事と...全文を見る
○田名部国務大臣 決して御心配のようにはならないと思います。すべて、先ほどの問題にしても、総会できちっとやることをそこで決められるわけですね。その決められたことを理事が忠実に実行する、それ以外のことをやるときは改めて臨時総会を開くという仕組みでありますから、すべてそういうふうに二...全文を見る
○田名部国務大臣 農協は、お話しのように農業者の自主的な協同組織であります。したがいまして、地域農業の振興あるいは活性化、そういうものに大きな役割を果たしてきた、こう私は認識をいたしております。  しかしながら、最近の農業、農村をめぐる状況が大変大きく変化をしてきておりまして、...全文を見る
○田名部国務大臣 先生ほどの考え方は私は持っておりませんが、伺っておりまして、おっしゃるとおりだ。私は何回か御質問にお答えをしたわけでありますけれども、何といっても農業経営というものは経営が成り立つような、私の夢でありますが、他産業並みの所得を若い人たちが得られるようなことでない...全文を見る
04月23日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○田名部国務大臣 我が国の顔が見えない、こういうことですが、私の方の顔はしっかりしているわけですが、ほかの方が見えないんですね。一体どうしようとしているのか。農産物以外のものも提案をしてない。そういうことで、私の方はもう提案済みであって、これこれは応じられません、これこれは修正し...全文を見る
○田名部国務大臣 先生は専門家でありますから私より詳しいだろうと思いますが、農業者の協同組織としての農協というものは、今お話しのように、ここのところ大変変化が激しい、社会情勢が変化をしておる、こういう中で、多様化する組合員のニーズに十分こたえながら健全な事業運営を進めていく、この...全文を見る
○田名部国務大臣 連合会が受託農業経営を行うことができるとするのは、御案内のように、担い手の育成、規模拡大の促進の観点から、連合会が畜産等の分野で果たしている機能を活用していこうとするものでありますが、これはあくまでも農家の協同組織による営農体制の整備を図っていくということであり...全文を見る
○田名部国務大臣 それは、採算性というものを計算した上でやろうとしても、実際には土地基盤、土地利用型の農業にそういう企業の人が来て田植えをしたり稲刈りをしたりということは、想像しても不可能だと思うのです。しかし、全体として何人かで組んでやると本当に効率がいいとかなんとかというのは...全文を見る
○田名部国務大臣 局長の答弁したことはそのとおりだと思います。ただ、私の気持ちとしてひっかかるものがそういうところにありまして、土地は農民のものでありますから、投機目的に使うとか他に転用するとか、そういうことは絶対できないような歯どめでもあって、それでよくて、本当に農民のために一...全文を見る
○田名部国務大臣 放棄地等で受託農業経営を行う、基本的には、こっちにも少し、こっちにもばらばらとあっては、これは効率的な農業経営というのはできないと思うのですね。しかし放棄地でありますから、そうまとまってすぱっといかない。私どもは、何とかそういうものを集約したい、集約して、受託で...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、私たちの子供のころの農協というのは、本当に家族的なつき合いをしておった、祖父たちがよく歩いて行ったり、その後は自転車で行くぐらいでありましたから。しかし、それでいいのかというと、農家の負担というか、本当に農家のことを考えていきますと、やはり今の...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、肉の輸入がふえればえさの方が減るのは当然でありますし、アメリカが言っているのは私もこの前聞きまして、肉を入れないでくれればそれはえさを買うし、どっちかでありまして、それは牛だって食べる量の限度というのはあるわけですから、そう肉もどんどん入ってく...全文を見る
○田名部国務大臣 アメリカは、何か制度でも変えるともっとどんどん伸びて、安くすれば畜産振興がもっと行われもだろうという考え方で、販売に問題があるとかいろいろ言っているようでありますが、そこのところは随分説明するのですが、向こうはもう先入観としてそう思っていますから、消費者にもっと...全文を見る
○田名部国務大臣 環境問題は世界的な問題になってまいりまして、国によっては多少差があると思いますが、いずれにしてもバングラデシュの水害でありますとかさまざまな問題が起きております。私どもも、環境が大きく農業問題の中で取り上げられたということは本当にすばらしいことだ、開発途上国等は...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、確かに合併することによって希薄化というものは出るのではないかということは、そのとおりだろうと思います。ただ、若干違いますのは、昔の場合と交通手段が大分変わっておるということが一つあります。私の身近なところで見ておりますと、六十五歳以上の方々は車...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
04月24日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○国務大臣(田名部匡省君) 決意は全く変わっておりませんので、従来どおりであります。  ただ、余り日本のそういう立場ばかりで交渉するというのは、率直に申し上げて相手の方には通じないんですね。自由貿易の恩恵を受けておる日本がという言い方をよく言われます。それもあるでしょうけれども...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 最近の獣医師をめぐる状況の変化を見ますと、昭和二十四年に制定されまして、畜産業というものは年々発展してまいりました。そして基幹的部門へと成長をいたしたわけでありますが、一方では、一般家庭における小動物、ペットでありますが、飼育がどんどんどんどん広がって...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私も専門家でありませんが、いろいろ今のお話を伺っておって、使用してはならぬもの、あるいはもしそれを無視して使用する、そこには獣医師さんがおってそれを調べて、そして出荷できないということはあるわけです。ですから、制度的にはきちっと歯どめがかかっているわけ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるように、いろいろな変遷がありました。米については需要が伸びない、消費が低下しておるという実態にあります。畜産の方は逆に成長をしておるんですね。ですから、ここが土地利用型の農業の基本である米と畜産の大きな違い。厳しい中でありますが伸びているとい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話しのことでありますが、酪農及び肉用牛生産は、自由化、国際化の進展で生産性の向上と体質の強化が強く迫られておると思います。先生お話しのことで、努力をされている、私も努力していないとは思っておりません。その中でもいかにして経営の成り立つような努力をする...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 政治をつかさどる我々としては、常に国民のために行う、これが原点でありますから、そのために改革すべきはどんどんしていくという姿勢で取り組んでいくべきであるというふうに考えておりますから、これで終わりというわけではありません。常に進んでは見直し、見直しては...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どこで区切りをつけるかという非常に難しいところがあります。県も受益があるわけでありますから、国が半分、県が半分ずつ出して、そしてこの事業を進めようということでありまして、この種の事業はいろいろあるわけでありますが、私の方ばかりではありません。  ただ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 別に女性の獣医さんだからどうということは私はないと思います。まあどちらかというと優しいですから小動物の方が何となく合っているのかなという気がしますが、しかし産業動物の場合、特に研修をしっかりやって相当の技術というものを身につけることが大事だし、この研修...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まあ、どうして何十年もたってからと、こう言われても私も答弁できないんですが、いずれにしても、そういう今お話しのようにしばしばこの話があって、そのあったことと現状を踏まえてみますと、思い切った手を打っていかなきゃならぬ、こういうことで今回になった、こう御...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私も沖縄の豚の料理をごちそうになったことがありますが、非常においしい。この間、だれでしたか、健康に何がいいかという話になりまして、牛と豚と鳥とを比較した場合に、豚が一番いいという話を聞きました。まあどっちかというと豚肉というのは太るかなという感じを受け...全文を見る
04月27日第123回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨の御説明を申し上げます。  農業協同組合法は、昭和二十二年に、農民の自主的協同組織としての農業協同組合の発達を促進し、農業生産力の増進と農民の経済的、社会的地位の向上を図ることを目的として制定...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 最初に、農業経営と企業の農地の取得、こういうお尋ね等でございましたが、いずれにしても農協みずからが農業経営を行うことについては、農業の担い手でありますとか、あるいは農業施策全体の方向との関連でどうするかという問題でありますので、地域農業のそうした担い手...全文を見る
05月12日第123回国会 衆議院 本会議 第22号
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○国務大臣(田名部匡省君) 御質問にお答えを申し上げます。  農村地域における土地利用の計画は、国土資源を合理的に利用するという見地から、農業上の利用と他の利用との調整を図りながら進めていかなければならないと考えております。このため、農振地域の整備に関する法律に基づいて定める農...全文を見る
05月12日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) 農業協同組合法の一部を改正する法律案及び農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案の二法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして御説明いたします。  農業協同組合...全文を見る
05月13日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、全くそのとおりなんです。農林省だけでこの中山間地対策をどうこうするということは非常に困難であります。  と申しますのは、農業面だけで見ると、温度の昼夜の較差があるとか標高差があって、順番に耕作をしていくという特徴があることはありますが、そ...全文を見る
○田名部国務大臣 お話を伺っておりまして、私も何回か外国交渉に参りました。おっしゃるとおり、やはりみずからがきちっとした漁業管理をしなければ、こちらがいいかげんにして外国にだけそれを要請するということは、いかに交渉するときにつらかったかという経験もあります。  お話しのように、...全文を見る
○田名部国務大臣 農業基本法を制定いたしまして、国の農業に関する政策の目標として、生産性の向上でありますとか農業従事者の所得の増大を掲げてやってまいりました。各般の施策の実施によりまして、酪農、養豚、採卵鶏などの畜産や施設園芸の分野を中心に生産性の向上が進んできたことは確かであり...全文を見る
○田名部国務大臣 広範な御意見を承りましたが、一体日本という国がどういう方向に進むべきか、私たちが政治家としてでないまだ志しもしておらぬ時代までさかのぼるわけでありますけれども、瑞穂の国であった日本が農業でこれだけの人口を抱えて生きていくことは困難であるということから戦後工業国を...全文を見る
○田名部国務大臣 環境問題は世界的に取り上げられて、ブラジルのサミットもいよいよ開催ということになりますが、またそれぞれの国の立場というのもございまして、開発途上国等においては食糧難、人口がどんどん、今五十三億でありますが、大体十年で十億ふえていく予想でありますね。そういうことを...全文を見る
○田名部国務大臣 本当に、私どもも漁民のことを考えると、自分の立場に置きかえてみると、もう海に入ることすら恐らく怖いという気持ちだろうと思うのですね、それはいつあらわれるかわからぬ状況ですから。いろいろな意見を私に言ってくれる人もおります。何とか、金の網というのですか箱というので...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろと科学的に分析をしたりなんかしなければならぬ分野も相当あります。いずれにしても、漁民の立場というものを考えてみると、本当に深刻な状況であろうと私は思いますので、十分関係者よく相談を申し上げて、対策を立ててまいりたい、こう思います。
○田名部国務大臣 亡くなられた佐藤先生、これは本当に御熱心でありました。引き続き、これがずっと私どもも申し送りされまして、この有機農業については消費者も本当に期待をしておる。目に見えないものに対する恐怖というものは一番厄介でありまして、農業が何年たったときにどういうのが出てくるか...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  五月中に出したいということで鋭意作業を進めております。  基本的な課題、何回がここでもお話し申し上げましたが、論点整理と方向づけを行おうというものでありまして、具体的な制度や施策については、この検討結果を踏まえて、要すれば農政審等に諮...全文を見る
○田名部国務大臣 中山間地といい、環境と農業といい、関連あるわけですけれども、環境と農業という場合には、先般もヨーロッパでこの会合をやったようでありますが、開発途上国の環境と我々の環境、あるいはEC、アメリカの環境、それぞれ違いますけれども、それはさておきまして、私どもの方はどう...全文を見る
○田名部国務大臣 隣国でありますし、広い国土を持っておりまして、地球の環境を守るという観点からも緑化を推進するということは大事なことだと私は思います。技術協力を通じて、今長官のお話しになったようなことを進めてまいりたいと思います。基本的には世界全体の中で一体どこが急を要するのかと...全文を見る
○田名部国務大臣 たびたびこの件に関する御質問、いろいろな先生方からちょうだいいたしましたし、私のところにも直接陳情に見える方々が多いのです。気持ちはよくわかりますし、私どもも、農家の中期的な営農計画に支障を生じさせないように、極力変動のないようにすべきだという思いは実はあるわけ...全文を見る
○田名部国務大臣 輸入については国内で供給の不足しておるエビでありますとかマグロ、タラ、こういうものが中心に増加傾向にあるわけであります。  ウルグアイ・ラウンドでも、貿易交渉においては水産物についても市場アクセスグループの中で国境措置について議論がされておりますが、我が国とし...全文を見る
○田名部国務大臣 専門的な、技術的なことでありましたから局長からお答えいたしましたが、なかなか他に代替できるものがないという問題もあります。ありますけれども、御指摘がありましたような抵抗性品種の利用、開発、適正な輪作体系の導入でありますとか、対抗植物の利用、お話しの太陽熱利用土壌...全文を見る
○田名部国務大臣 今進めておりますこの新政策でありますが、やがて来る二十一世紀に一体日本の農業がどうなるか、お話の高齢化が進展をしていく、出生率が低下をしてくるという中で、新しい方向というものを今示して、これに向かって私たちが努力をしてあげないと、次の世代の子供たちが本当に非常に...全文を見る
○田名部国務大臣 農業改良資金助成法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業改良資金制度は、昭和三十一年に発足して以来、農業及び農村事情の変化に対応して制度及び運営の改善を図りつつ、農業改良普及組織等の指導と相まって、合理的な...全文を見る
05月14日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○国務大臣(田名部匡省君) もともと農協は農家の自主的な協同組織でありまして、私ども、団体がいろいろと案をお出しになっている、それが農家の本当にニーズにこたえたものでなきゃならぬ、こう思っております。  その中で、今お話しのように、事業も組合員の営農活動等を支えるために行われる...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今お話しのとおり、そのとおりでありますが、農家の経営指導についてはまだそこまでの体制ができるかどうかというのがありますので、新農政の中でそういうものが検討できるかどうか、今私の方からどういうふうにすればこの体制がとれるかということを検討してもらっており...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろんな変化が時代とともに起きてきたと思うんですね。どの程度の合併規模になるかということと、昔は自転車かなんかで農協に来る範囲というのはおのずから限定されておった。今は道路もよくなり、車社会になってその範囲というものはおのずから、これも余り遠いというこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 補助金は要らないというのはもう何年か前に私も伺ったことがあります。それはむだな物も買わなきゃいかぬということが言われるわけです。まあ、大分改善されてはおると思いますが、いずれにしても私はこの資金ばかりではなくて幅広い選択ができるようにしておくということ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 選出規程例、農協はその地域ごとによって千差万別でありますから、余りそれでがんじがらめにするというのもどうか。  望ましい方向としては、今お話しのように、業務が専門化、高度化してきておる、あるいは組合員の幅広い意向をどうやって反映させるか。学識経験者等...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 非常に難しい問題だと思いますが、こういう問題は、今、日本が抱えている最大の私は問題だと思います。高齢化がどんどん進展していく、出生率が低下をする、そのことがいろんな改革に結びついてきている中の一つであります。  ただ、おっしゃるとおり、そういう事業ま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 従来からの姿勢は一歩も変えておりません。今もお話しのように、反対の国にも、意見の合わない国にもそれぞれ派遣をいたしておりますし、私のところにも、今申し上げましたように、今月だけでもヒルズ代表あるいはカナダの経済大臣、ニュージーランドの農業大臣、いろんな...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農協合併に当たっての目的というのは、何といってもこのメリットが組合員に適切に及ぶということがもう最も大事なことでありまして、私どもはその中で、おっしゃるように連携が希薄になる、大きくなるとそういう面が出てくるかもしれません。そのところは十分注意をしてい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 系統組織においては、去年の十月の全国大会でみずから事業、組織の改革を図る必要があるということで、二十一世紀までに千農協を目指していきたい、原則として事業二段・組織二段、これに取り組んでいくことを実は決議いたしておるわけでありまして、おっしゃるとおり厳し...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この合併については、もう何回も申し上げているところでありますが、何といっても農業者の自主的な協同組織でありますから、農協の性格にかんがみて、合併に当たっても、組合員の営農や生活面での利便性の確保、農協をめぐる地域特性等の諸条件、合併の効果等を十分に踏ま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) きめ細かにやるということになるとおのずから限界があると思うのでありますが、きめ細かな経営は困難でというわけにはまいりませんから、やっぱり両面達成するための努力というのは私は必要だろうと思うんですね。  かつて結構内容がいい組合も合併しておる例があるわ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 新聞報道はもうしばしばウルグアイこフウンドのときも、もうあしたにでも自由化が始まるかという報道がずっとなされてきて、何回も申し入れしても、報道は自由でありますから……
○国務大臣(田名部匡省君) 間違った報道でも、予想記事も書くし、再三私も予想は競輪や競馬で結構で、真実を伝えてくださいと申し上げておっても、書くものはこれはどうしようもない。  したがって、この種の議論というのは、議論の中には、私もしばしば申し上げて、本当にやろうという人たちに...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 真剣に十分取り組んでまいりたい、こう思います。
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、いずれにしても農家に過重な負担をさせてはいかぬということで、また広く合併するわけでありますから、一方では全然この職員の数が減ってないということはやっぱり問題であろうと思います。しかしながら、一挙に合併して解雇するということもできない問...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いずれにしてもこの種のものは、これそのものはどうか私も実態をよく調べてみたいと思うのでありますが、どういう組織をつくっても、その組織のメリットというものはどんなものがあるか、組合員のニーズに十分対応しておるかどうかということだろうと思うんですね。入った...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろいろと御意見を伺っておりまして、特に新潟の農協の問題が多いようでありましたが、そう数多い例ではないと思いますが、随分新潟では事業推進等ノルマを課してやっているんだなという感じを受けましたが、私の方では余りそういうことは聞いたことないんです。したがっ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、組合長あるいはトップの人たちと働いている人たちとのギャップというのは相当あると思うんですね。今おっしゃったように、やっぱりどこの農協へ行きましてもその地方の一族の多い人が、私の方だと本家だという人が組合長になるとか、そういうことがまあ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) あすが復帰二十年ということでありますが、私も二十年前、三十六歳のときでありますが、沖縄本土復帰の国民体育大会が開催されまして、団長でお邪魔いたしました。そのときの印象は、随分手痛い歓迎を受けまして、残念な思いで実は帰ってまいりました。しかし、先般の国体...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 気持ちとしては、私も予算委員会で総理や厚生大臣が答弁なさったこと、何とかしてあげたいというお気持ちでいろいろと考えておられることもわかりました。  私どもも政府の一員でありますから、同じような気持ちで対処しておるわけでありますが、さりとて、この財源問...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
05月18日第123回国会 参議院 本会議 第15号
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○国務大臣(田名部匡省君) 森林の御質問にお答えを申し上げます。  森林は、木材生産でありますとかあるいは国土の保全、水資源の涵養、どれをとっても国民生活に大きな役割を果たしていることは御案内のとおりでありますが、森林の整備は林政の重要課題と認識をいたしております。  このた...全文を見る
05月20日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○田名部国務大臣 今お話しになりましたように、この農業改良資金制度は、数ある制度の中でも本当に農家のためになる資金制度だ、私はこう考えております。  昭和三十一年に発足以来、普及事業と密接な関係のもとで運営される無利子資金の貸付制度として、お話しのように、農業者の自主性と創意工...全文を見る
○田名部国務大臣 我が国の農業、農村にとって、何よりも意欲のある、あるいは能力の高い青年農業者を育成するということは大事なことだと思っております。もとより、働く喜びといいますかそういうものは、目標があって、その目標に向かって努力することによって働く喜びというものは出るんだろうと思...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話をずっと伺っておりましたが、私ども今、中長期的な展望に立って農業、農村をめぐる施策の総合的見直しをいたしておりますが、何といっても今お話しのように誇りと自信を持って取り組める農業、一体何だろうか、こういろいろ考えてみますと、所得の面から見ますと、農業所得と...全文を見る
○田名部国務大臣 この改良資金制度の改正だけで十分対応ができるのかというお尋ねでありますが、これだけでもって十分だとは考えておりません。しかし、いろいろな施策を講じながらやっていくことが重要である、こう思っております。  その中で、再三申し上げておりますが、何といっても意欲と能...全文を見る
○田名部国務大臣 狭い国土に一億二千万の人口を擁する我が国としては、何といっても国民の生活は一体どうなっていくであろうか、急激にはどうこうということはなくても、この生活の豊かさはずっと維持していくであろう、あるいは食糧消費の多様化、これは継続していくと見込まれておる。あるいは食糧...全文を見る
○田名部国務大臣 私も全体を見ているわけではありませんが、北海道は規模も大きい、専業農家も多い、あるいは四国等に参りますとそうはいかない、地域によって千差万別であります。私の地元を見回すと、後継者がいないというよりももうそこの両親でやれる程度になっちゃったんですね。かつてはどうし...全文を見る
○田名部国務大臣 必要なものは残すであろうし、しかし、そのままではどうもこれからの農業にふさわしくないというものについてはやはり変えていかなければならない。やはり時代がもうどんどん進んでおりまして、それに対応できないというものはいっぱい出てくると思うのです。これからもさらにそうい...全文を見る
○田名部国務大臣 中身がない、こうおっしゃいますが、いいという感じを受ける、こういうことでもありますが、いいものをつくりたいということで今検討をしているわけでして、全体の姿を見てまだ御指摘をいただけるんだろうと思います。  いずれにしても、どの方法がいいのかというのはやってみな...全文を見る
○田名部国務大臣 農業基本法制定後、いろいろな施策を実施してまいりました。特に酪農、養豚、採卵鶏など、畜産や施設園芸の方は生産性の向上が大変進んでまいりました。農家の総所得が勤労者世帯を上回るに至ったという面もありますが、一方では経営規模の拡大がおくれている水稲、麦、大豆、一般的...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろ検討してみて、先ほども竹内委員からも御議論のあったところでありますが、基本的には、私は前にもお答えしたとおり、農家が一体何をやりたいのか、どの程度の規模をやりたいのか、そして、どういう経営形態で、本当にこれによってこれだけの収益が上がるというそのことでい...全文を見る
○田名部国務大臣 担い手問題は非常に重要な問題だと私は考えております。現状で全体で見てまいりますと、確かに農家の戸数、働く農家の人口、そういうものは減っております。しかし、農産物においてはそんなに減っていないということを見ますと、まあこの点ではいい、こう判断するわけでありますが、...全文を見る
○田名部国務大臣 農業については、気象条件がまず違いますね、これに左右されるという。一般の企業あるいはサラリーマン、そうしたものとの非常に大きな条件を背負っているわけですね。  私はよく選挙区でも言うのですが、農産物を売ってやっているんだという気持ちになるな。買っていただいてい...全文を見る
○田名部国務大臣 この農業改良資金の借り受け申請の窓口は、今おっしゃるとおり、原則として農業協同組合としております。これは、資金利用者の利便を図らなければならないということ、あるいは債権管理事務を信用農協連合会から単協に委託をしている、あるいは農協による営農指導上の助言等が期待で...全文を見る
○田名部国務大臣 端的に答えることは非常に難しいのでありますが、何といってもやはり天候に左右されて安定しない、所得が他産業に比べて低い、これは農業だけで考えるとですね、ある程度の規模、中核農家等対象で申し上げております、二種兼業は別でありますけれども。いずれにしても、高度成長の波...全文を見る
○田名部国務大臣 予算が減ったということもあると思うのですが、これは食管が減ったために特に落ち込みが激しいということでありますから、予算だけで若い者が定着するかというと、体制が変わっていきませんとなかなか難しいだろう、こう思います。  それから、自由化の問題もあったでしょう。農...全文を見る
○田名部国務大臣 私の記憶では、農家所得が一番多いと思っております。平均ですからそういうことになっておりますが、二種兼業が非常に所得が高い、専業農家はそうでもないわけでありますが、しかし、全部をひっくるめますと、勤労者よりも農業が多くて水産業がもっと低いということが、最近の統計で...全文を見る
○田名部国務大臣 農業所得でいきますと、例えば全農家ですと、百十一万、全体が七百九十九万円。ですからもう、農業収入はうんと低い。その中で、例えば専業農家でありますとか第二種というふうに分類してまいりますと、二種ではたった四十八万円、農業収入、あるいは基幹男子農業専従者のいる専業農...全文を見る
○田名部国務大臣 再三申し上げておりますように、経営管理能力にすぐれた企業的経営のできる担い手を育成したい、これが基本であります。先ほどもこの担保制度のことで、余り借りやすくしてという御質問もありましたが、私も基本的に余り賛成でないのです。借りやすくするということは、返すときに大...全文を見る
○田名部国務大臣 最初から投機目的でこのことを考えているわけでなくて、人と物と金が必要だ。物は農家が保有しているわけでありますから、仮に会社にしたとしても農地は農民が持ってできないのかとか、あるいは大企業、大企業とおっしゃいますが、大企業が米づくりやるとか麦づくりやると私は思えな...全文を見る
○田名部国務大臣 何といっても、御案内のように平成二年には千八百人に新規学卒就農者が減少したわけであります。いずれにしても後継者がいないということになると農業はもう成り立たぬということでありますから、この点に全力を挙げて、私どもは取り組んでいかなければならぬ、こう思っております。...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのとおり、ただ産業としてだけ考えているわけではありませんが、いずれにしても一定の所得がなければ、なかなか後継者が育たないということも一方ではあると思うのです。したがって、私は、再三経営管理、企業的感覚、こう申し上げますのは、これはどの産業でも同じ、商売でも...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     —————————————
05月22日第123回国会 参議院 建設委員会,地方行政委員会,農林水産委員会,商工委員会,逓信委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農地転用のために入ったのではないか、こういうお話でありますが、決してそうではありません。  委員も御承知のとおり、農村が大変な高齢化とともに担い手が不足をいたしておりまして、一体これをどうするかというのがもう喫緊の課題です。そういうときに、地方にこう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この地方拠点都市で考えられることは、ややもすると都市の整備ということに思われがちな点があると思うのでありますが、私どもがこれに主務大臣として参画をしたということは、都市も大事でありますが、農村、山村、あるいは漁村、それぞれ指定をどこにするかはわかりませ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、これを指定する場合には最も有効な地域を指定してほしい、大きな都市を指定するということのたいように、そこをやることによって県全体のバランスもよく発展するし農山漁村も発展するということに私どももまた指導をしてまいりたい、こう思っております...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 委員の卑近な例で質問されましたが、私は土地カンがありませんので一よくわかりませんが、一般的にいいまして、優良農地であって農業振興が盛んなところというところが指定になるのかどうかわかりませんが、遠く北海道の方で申し上げますと、もう大変な過疎化が進んでおり...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今一番問題になっておりますのは、担い手たんです。農地があっても働く人がいないんでは農業になりません。その担い手をどうやって確保するか。今、新しい食糧、農業、農村ということで、例えば農地は十町歩から二十町歩区画にしてそれを優良農地として残そうという、そう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まだどういうことを進めるかということで確たるものはないものですから、十分検討して、その必要があればそういうふうにいたしたい。いずれにしても、農業振興のために私どもはこれを進める、こういうことであります。
○国務大臣(田名部匡省君) 私も建設大臣が答弁されたとおりの認識でありますが、決して対立の構造ではないと思っております。  いずれにしても、地方の立場というものも理解しながら、あるいは中央での考え方というものもわかってもらいながら、ともに発展のために努力していくべきものだと考え...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私も、事務次官経験者がいいのか悪いのかということは別として、やっぱり相当それなりの見識といいますか、長い間、例えば私の省ですと、農林水産業の発展というものは一体どうあるべきかということをしっかりと踏まえて、例えばこういうものは残すべきであるとか、あるい...全文を見る
05月25日第123回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(田名部匡省君) かねがね大変な問題だということで努力はいたしておりますが、基本的には愛知県と三重県が協議をしなければ一歩も前進しない問題でありまして、一そのために両県に対して再三にわたって県境の早期画定を要請しておるわけでありますが、いまだその決着を見ていないというこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この解決の見込みということでありますが、見通しを立てていつまでに終わるとか、こういう解決方法があるということを今の段階で申し上げることがなかなかできないことはまことに残念であります。  いずれにしても、話し合いで決着をしていただく以外に何か強制的な方...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) そういうことになるかどうかわかりませんが、余り時間をかけることも結構でありませんので、よく相談申し上げて円満に決めるということが前提でありますが、努力をしてみたい、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) いろいろ考えてみましても、最終的には両県の知事の同意を必要とするわけでありますから、何としても決着をつけていただかぬと、これは農地として許可をし、そしてこれを仮に他に目的を変えるとしてもまた両県の知事の同意といいますか、許可が必要になるわけでありますか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 再度私も勉強をいたしてみました。国有地にできぬかという話もしたのでありますが、それにしてもやっぱり両県の知事の同意ということになりますと、これもなかなかうまくいかない。図面等で説明をいろいろ聞いてみますと、漁業権は三重県のものであって、そしておっしゃる...全文を見る
05月26日第123回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  ウルグアイ・ラウンドがあって改革をしているのかということをしばしば質問されるわけでありますが、ウルグアイ・ラウンドがあろうとなかろうと、一体、日本の農業はこのままでいいかという問題で、もう全体的に、政治も行政も産業界も、あらゆる分野が改...全文を見る
○田名部国務大臣 かつて、三年前だったでしょうか、米価のときに農林省とかけ合って農家の負担の軽減を一体どうするかということで、当時私は幹事長をいたしておりましたので、それで平準化をしていただいた。若干の資金も用意して軽減を図ったということがあります。しかし、それだけではなかなか団...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるように、OECDの農業大臣の会合あるいは閣僚会議でも、農業だけではなくて新たに環境というのが入ってまいりまして、そうして先般もいろいろと議論をされ、このことが取り入れられるということになりました。  環境問題というのは、もう地球的にやらぬといかぬ問題...全文を見る
○田名部国務大臣 大変お気の毒な話であると思います。救済のことはいろいろと政府挙げてやっておるわけでありますけれども、戦争によって原爆の被害を受けた人と、あるいは空襲で爆弾によって亡くなった方、なかなか多岐にわたっておると思うのであります。どういう振り分けでどうするかということに...全文を見る
○田名部国務大臣 環境に対する国民の意識が大変高まったというのは私は大変結構なことだと思っております。私どもも、環境保全機能の向上を図ることが農業としても大変大事だということを考えております。今御指摘になりましたように、我が国も、諸外国に比べると若干でありますが、だんだんと湖沼と...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンド農業交渉については、ほとんど進展がない状況にあります。特に米・EC間の農業問題に関する進展がなかなか図られないということが交渉全体を停滞させておる、こう言ってもいいのではないかと思います。  加えて、私ども、カナダ、スイス、韓国もそうであり...全文を見る
○田名部国務大臣 今から予測することは困難でありますが、ただ、事務レベル段階で農業問題ばかりではなくて他の分野でもなかなか難しい問題を抱えておって、それが進展しない中でサミットで各国の首脳が解決するということはなかなか困難であろう、こう思います。  しかし、これを解決しようと思...全文を見る
○田名部国務大臣 この地域方式をとるときの経緯というものは、当時で一町五反以上ということで審議会では生産者団体も含めて十回ぐらい検討してその案を出したわけでありますが、これが大変な反対が出まして、そしてこの方式に改めてやるようにということでこの地域方式をとったわけでありますが、ど...全文を見る
○田名部国務大臣 農家の中期的な営農計画に支障を生じさせないよう、極力変動のないものにすべきということは言うまでもないことでありますが、この十三万ヘクタールの軽減措置でありますが、できる限り安定的転作営農の確保にも配慮をしながら、今後の米の円滑な需給操作に資するために、緊急応急的...全文を見る
○田名部国務大臣 生産者の立場で申し上げますと、農薬取締法とか薬事法、これに従って私どもは的確に指導しているところでありますが、全体的に申し上げますと、厚生省が基本的には食品衛生法できちっとした基準を設けてやっておりますので、いずれにしても消費者に安全な食糧を供給するという責任が...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話しのように、やはり他産業並みの所得ということは補償されていない、あるいは三Kののお話もありました。今鋭意新政策本部で検討いたしておりますが、今後早期に取りまとめていきたいと考えております。  検討に当たっての基本的な考え方は、何といっても稲作等の土地利用...全文を見る
06月04日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第17号
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○国務大臣(田名部匡省君) さらに一層の国際交流が高まっていく、子孫に誇りを持てる決定をすべきだというふうに考えておりまして、あとは総理と同じ考えてあります。
06月05日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第18号
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○国務大臣(田名部匡省君) 国内の災害等自衛隊にお願いするわけでありますが、自衛隊も非常に強い要請があります。私も日田に行ってまいりましたけれども、民間の方々であれを処理することは非常に困難だと。  日本人は助けるけれども外国人は助けないという姿勢が果たして通るだろうか、そうい...全文を見る
06月18日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○国務大臣(田名部匡省君) 今、次長から諮問の説明がございましたが、それで御理解いただけると思うのでありますが、ただ、最近の米の諸情勢、こうしたものを見ますと、生産性の高い稲作農家や生産組織・集団の育成を通じて稲作の一層の生産性の向上を図って、国民の納得の得られる価格での米の安定...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 諮問段階でありますので、決意を聞かれましても、まあここでどうするこうするというわけにいきません。お願いしてありますので、よく検討してほしいと思いますし、算定方式等についても、私も随分農振協の幹事長で五年もかかわってきましたので、いろんな議論はありました...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先ほどお答えしたことに尽きるわけでありますが、いずれにしても再生産を確保できるようにしていかなきゃならぬ、こう思っております。  きょう前広米審で、周辺の対策といいますか、そういうものを説明申し上げて、いろんな角度から、生産者、消費者、こうした方々の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この問題については検討ということになっておりますが、一番心配されておるのは、株式会社にしたときに土地が投機に使われたり、資産の保有目的で農地を取得するんではないかという意見が多いこともあります。団体等は株式会社は反対ということを表明しておるようでありま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) なかなか難しい問題だと思います。一番の問題は、親が亡くなって子供たちが相続をする、その子供が都会におるともう農業はしないというのが相当多いわけであります。それからいま一つは、規模が小さくてもうやってもいいしやらなくてもいいしというところがあるわけですね...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 全体を見てとらえていただきたいと思うんですが、何かそこだけを見ると大きいものだけをやってあとは切り捨てるのかと。決してそういうことではないのでありまして、望ましい方向としてはこの程度の規模がなければ、あるいは農業を職業として選択しても魅力がないとか、い...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どこで線を引くかというのは非常に難しいところなんですね。一俵でも供出すると、それも計算に算定してやると大変なべらぼうなコストになっちゃう。そうかといって、そこの上の方で切ると切り捨てかと、こういうことになって、何せ規模が一定でない、工場でつくるものと違...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話を伺って、私も全くそのとおりだと思っております。  現に、私の友人で、養鶏でありますとかホテルだとかいろんなことをやって、えさ等、畑でいろんなのをつくって、企業秘密ですから出さないんですね、どういうものをどういうふうにまぜ合わせて食わせているか。...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 大事なことでありまして、私も今までずっと見ておりまして、オレンジの自由化のときに大変国内で農家の皆さん方は困ったし、それなりの対策も立てました。一方では、もうあらゆる品種が改良されて出たという、そういう面は私は地域の創意・工夫というものがやられた、こう...全文を見る
06月25日第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○田名部国務大臣 最近の米をめぐる諸情勢というものをいろいろと考えてみますと、生産性の高い稲作の担い手となる農家や生産組織、集団の育成を通じて稲作の一層の生産性の向上を図りたい、あるいは国民の納得の得られる価格での米の安定供給に努めていかなければならぬ、こう思うのです。  本年...全文を見る
○田名部国務大臣 平成四年産米については、平成三年産米の不作等から転作面積を緩和いたしました。作付面積を増加させたということでありまして、これに伴って米の生産数量が通常年より大きく上回るわけでありますから、的確な集荷を行わないと流通の困難を招くということがございます。  このた...全文を見る
○田名部国務大臣 ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉でありますが、今お話しのように、アメリカとEC間で早期の決着を図るための話し合いが継続的に行われておるわけであります。この両者の対立は主として輸出補助金の削減をめぐるものであって、私ども日本の立場の、輸入国である我が国の問題、...全文を見る
○田名部国務大臣 もう既に何回かお話し申し上げておりますので簡単に申し上げますが、いずれにしても、担い手の減少、高齢化の進行というのは、この先、出生率の低下あるいは高齢者がどんどんふえるあるいは耕作の放棄地、こういうものが増加していくということ、あるいは国際化の進行、こういうこと...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。このままでずっと推移をいたしたと仮定すれば本当にどうなるであろう。したがって、先に展望を開く努力というものを農家の皆さん方にやっていただくわけでありますから、農家の皆さん方も一体後継者、出生率の低下は何も都市部だけではなくて農村も少...全文を見る
○田名部国務大臣 ポスト後期につきましては、いろいろと極力変動のないようにということはいつも申し上げておりますが、さりとて余り過剰になりますと、せっかく市場価格の原理を導入したそちらにも影響もあり、なかなか難しいことでありますが、十分検討をさせていただきたい、こう思います。  ...全文を見る
○田名部国務大臣 算定の仕方については、三年前に米審で十回ほど会議を開いて、一・五ヘクタール以上ということが出まして、当時私は自民党の農振協の幹事長をいたしておりましたが、生産者の皆さんはどうしても一・五ヘクタールは受けられないということで、これを撤廃した経緯があるわけです。 ...全文を見る
○田名部国務大臣 御心配をいただいて大変ありがたいと思うんでありますが、私は私なりに、青森県の出身で米どころでありますから、だれよりも農家の行く末というものを心配をいたしております。現にここでもって再三答弁いたしておりますが、私の父親の方も母親も農家の出身でありまして、一族が全部...全文を見る
○田名部国務大臣 下院の歳入委員会を通過したわけでありますが、まあしかし、今後どうするかということはまだまだ見通しがつかない問題であると思います。  いずれにしても、今お話しのように、米については私もカナダ、アメリカに参りまして、明確に日本の立場というものを訴えてまいりたいとい...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてから私は、農家の後継者あるいは嫁対策ということでいろいろな質問をいただきまして、農家といえども子供に給料を払う、あるいは嫁さんにも給料を払うということをしなければもう絶対だめだという考え方を持っております。  そういうことで、みんな他産業にどんどんどんど...全文を見る
○田名部国務大臣 私も委員と同じように思っています。努力をして、しただけ下がるというのはけしからぬ、こう思っておるのですが、しかし一方では、いろいろな背景がありまして、例えば国民の多くの皆さんの税という負担の中でいろいろと政策を組んでいく。そういうことを考えてみますと、いささかで...全文を見る
09月08日第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(田名部匡省君) 渡辺社長は、八年ほど前相撲のパーティーか何かで一度お会いいたしました。後から私と立教大学で同期だという話は聞きました。あとは政治資金ございません。パーティーは時々やりましたので、その点はわかりませんが、いずれにしてもございません。
11月05日第125回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(田名部匡省君) 御質問にお答え申し上げますが、米につきましては、ただいま総理がお答えになりましたとおりでありまして、これまでの基本方針のもとに対処してまいる所存であります。  条件不利地域の農業に対する御質問でありますが、新政策の中で、立地条件を生かした農林業、ある...全文を見る
11月24日第125回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○田名部国務大臣 今外務大臣からお答えのあったとおりでありますが、いずれにしても我々は早く多国間交渉を進めるべきだ。アメリカとECだけでいろいろなことをおやりになるのも結構ですが、やはりそれぞれの国に困難な問題があるし、それを主張する場というものが今までなかったということで、私も...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  二十六日から貿易交渉委員会が、今後のスケジュール、そうしたものが議論になっていくだろう、こう思っておりますし、そのスケジュールが決まりませんと多国間での交渉というのはわかりません。しかし、我が国としては、今後のこの多国間交渉の中で今回の...全文を見る
11月25日第125回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、今、水田委員お話しになったように、私も申し上げております。  もう既に各国の農林大臣と随分会合いたしました。また、マディガン、マクシャリー、ヒルズ、カナダのマクナイト農業大臣と会談いたしまして、おっしゃるように食糧は工場でつくるように計画...全文を見る
○田名部国務大臣 森林の有することは私が申し上げるまでもないことでありますが、特に環境保全あるいは水資源の涵養、非常に公益的な機能を持っているわけでありまして、まあそういうことを考えてみますと、この平成五年度予算においても、委員お話しのように森林整備事業計画、これに基づいた造林計...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、なじむかどうかというと、その国々によって私は違うと思うのですね。例えば日本の場合ですと、水田以外に何かやるかということになると、雨量が多いということが一つあります。それから、何といっても国土を守るということからすると、これだけの雨量を一体ど...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、厚生省の提案した基準値案で薫蒸した場合、これを超える残留例があるということでございました。この実態を考慮してもらいまして、問題は、人に対して健康上安全かどうかというのが第一でありますから、安全であるかどうかということとこの超える部分のものと...全文を見る
11月26日第125回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○田名部国務大臣 基本的には従来から一貫して変わっておりません。たびたびこの御質問をいただくわけでありますけれども、私どもは日本の立場というものが、相当私も説明してまいりましたが、そのことをどう今回の米・ECの大筋の合意 という中で、詳しい部分はまだわかりませんが、いずれにして...全文を見る
○田名部国務大臣 予断をもってお答えするわけにはまいりません。一体このウルグアイ・ラウンドというのはどういう方向に進んでいくかという自体、今までもいろいろ判断いたしましてもなかなか容易ではないわけです。それは、もうこれだけの国が相手にあるわけでありますから、私も随分今まで相当の国...全文を見る
○田名部国務大臣 政府としてもウルグアイ・ラウンドそのものは成功させなきゃならぬということで、これは一致しているわけですね。いろいろその間には、きのうの予算委員会等でも外務大臣の発言、通産大臣の発言、それぞれございます。ありますけれども、基本的には、米に関する限りはこれは困難な問...全文を見る
○田名部国務大臣 何を譲ったらいいかという、今までも緑にするための交渉事、随分やってまいりましたし、もう既に日本の案というものは出しておりますね。ただ、米のところは包括関税化というのは受け入れられぬという一点が引っかかっているわけでありまして、これについての交渉というものは今度は...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、三回の国会決議もいただいておりますので、そういうことを体してあしたの懇談会にもきちっとした態度で臨みます。
○田名部国務大臣 国会決議をされるときにそういう議論を本当は大いにしてほしかった、こう思います。  しかし、私どもは国会決議を体してやるわけでありますから、今もいろいろ質問はありましたように、条件闘争、こういうことも一切出しておりません。出しておりませんというのは、交渉事ですか...全文を見る
○田名部国務大臣 もう御案内のように、昨年の十二月にダンケル合意案が出されて、アメリカとECが話し合いをしてきました。もう一年になるわけですね。やはりそれほど困難な問題があって、なかなかこの合意に達しなかったわけであります。しかし、サミットでも年内合意を目指す、こういうこともあっ...全文を見る
○田名部国務大臣 まあ渡辺外部大臣が何を考えて答弁されておるのかというのは、私ども想像しかできないわけでありまして、ただ基本的には、米の問題等は包括関税化はできない、これで終わってくれればわかりやすいわけでありますが、そこにはいろいろと解説を入れられるものですから、例えば食管法改...全文を見る
○田名部国務大臣 私もびっくりしてこの報道内容を見ておるわけでありまして、もう一切ございません。条件闘争をやると言ってみても、相手が何を話をしたかわからぬのに、この条件というものは一体どういう条件を出すかということも、これはできないわけでありますから、一切ないですし、これは官房長...全文を見る
○田名部国務大臣 クリントン次期政権の対日政策というものは、現段階ではどういうものになるのかというのは私どもはわかりません、選挙ではいろいろなことをおっしゃっておりましたが。いずれにしても、今後の実際の政策、動向を見てみないと、一体どういうことになるかというのはわかりません。ただ...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろ言われることで、どういうお考えかというのは、これは私ども、はかり知れないわけでして、なかなか人の考えていることというのは的確に読めない。まあしかし、主語のところはきちっと言っておられるなとは思っておりますが、前々からもいろいろな経験や知識があっておっしゃ...全文を見る
○田名部国務大臣 ECやアメリカの交渉内容というのは、いまだに新聞程度の情報が私どものところに来ておるわけでありまして、それが定かでないわけでありまして、その時点ですぐと言われましても、内容を把握しなければならぬ。それは今後マルチの場で関係国から説明を受けるわけでありますから、そ...全文を見る
○田名部国務大臣 今いろいろと御意見を伺っておって感じますことは、私も前々から漁業にかかわってまいりまして、韓国の違反操業がけしからぬと言っていろいろやりました、一方では違反操業をやる。どうも漁業というのは、違反操業というのはなかなか守られないというところに問題がある。やはり決め...全文を見る
○田名部国務大臣 よく外務大臣にきちっと私から申し上げたい、こう思います。
○田名部国務大臣 多国間でどういう交渉経過だったかということをまず報告してもらわぬといかぬわけですね。ダンケル案というものは変えない、しかしどうしても問題あるところはそれぞれやりなさいということで、まあ長いこと、委員おっしゃったようにやってきた。私どもも、聞いた結果によっては二国...全文を見る
○田名部国務大臣 既に農業に関する限りは、国別の約束表というものは私ども出しておるわけでして、米と乳製品、十一条二項(c)にかかわるものは包括関税化は受け入れられません、こう伝えてあるわけです。  ECとアメリカは何をどのくらいにするかということを一生懸命やってきたわけでして、...全文を見る
○田名部国務大臣 交渉をずっとやっているわけでありますから、余りいろいろなことのないように、直接交渉に当たる場合に余りいろいろなことを発言したりそれが記事になったりということではそれはとても戦いにならぬわけでありますから、私からもそのことは、不統一という、まあ米に関しては、こうい...全文を見る
○田名部国務大臣 もう何回も申し上げてまいりましたが、包括的な関税化は受け入れがたい、米は国内で自給をしていく、この方針はもう全然変わっておりません。との運動が、行動が適切であったかどうか、私たちのできる範囲のことを、特に塩飽審議官、東部長、何回外国へ出しましたでしょうか、国内に...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話しになったような内容でありまして、何といってもダンケルさんが自分で合意案というものを出したのですから、本当は各国の意見というものをもっといろいろ聞いて、そうしてこの案を出すべきであったものが、それが全然なされないで出されたということが今日この交渉が全部難航...全文を見る
○田名部国務大臣 いつまで私どもの任期があるのかわかりませが、それは総理の権限であります。しかし、与えられている時間というものは全力を挙げて取り組む覚悟であります。
○田名部国務大臣 私に聞かれましてもどうも何とお答えしていいかわかりませんが、今局長言うように、どうも聞いておっても、ウルグアイ・ラウンド全体の話からこう入っていくものですから、米の部分とウルグアイ・ラウンド全体の成功させなきゃならぬというのとごちゃごちゃになっているものですから...全文を見る
○田名部国務大臣 交渉するわけでありますから、いろいろとおっしゃりたいこともわかりますし、私も言いたいことをここで全部言ったのでは交渉になりませんので、誠心誠意、いつも申し上げているとおり頑張りますから、どうぞ御支援をいただきたい、こう思います。
○田名部国務大臣 そういうことも含めて、まずECとアメリカが一体どういうことになったのか、これがわかりません。それを聞いて、そうしてどういう対応をしていかなければならぬか。ぎりぎりやるでしょう。恐らく、最後はどうなるか、これはやってみないとわからぬ話ですから、あとは仮定の話になる...全文を見る
○田名部国務大臣 今いろいろ御説明いただきましたが、私もその考え方で今日までずっと相手国と話し合いをしてまいりました。そういう考え方で進めるつもりであります。
○田名部国務大臣 そういう危機感もありますし、今の農業問題に関する限りは、公平でないということで主張してまいりました。当然、日本の米作農家というものは大変厳しい環境に立つということは、規模が大きかろうが小さかろうが受けるということで、私もそういう主張をしてまいっておるわけでありま...全文を見る
○田名部国務大臣 三度の国会決議をいただいておりますので、それを忠実に守って今まで行動してきたつもりであります。基礎的な食糧あるいは国内で生産調整を行っている農産物、そういうものは安定的に供給しなきゃいかぬし、あるいは生産制限の実効性を確保するという観点から、いずれも量的な管理が...全文を見る
○田名部国務大臣 今までもテレビの出演の要請を受けたり、いろいろやりましたが、最初から自由化の方向に向けた質問ばかりで、その反対の意見を言うととめられたり、あるいはいろいろなことを、私どもも適切な情報を提供しているわけですけれども、それは取材の中には一向にない。言ってないことも、...全文を見る
12月01日第125回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、米国内でも議会あるいは関係団体がいろいろとやっぱり問題があるという指摘をいたしておりますし、フランスでも報道によると今おっしゃったように議会が大変強硬な意見。まあいろいろありますが、どこの国においても国内においてすらいろいろな問題を抱えてい...全文を見る
○田名部国務大臣 後段のお話ですが、アメリカ、ECの合意に含まれているという報道があったことは、私も承知いたしております。  しかし、この内容はどうも定かでない、確認ができないというのが現状でありまして、これがもし、恐らく、大筋合意という中には本当にもつし別なものもあったのかど...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、全般的に非常に厳しい環境になっております。特に共洋漁業等は非常に、公海ですら規制をするという時代に入ってまいりました。  このイカ流し網でありますが、昨年の国連総会で、本年をもって、十二月をもって停止するということが決まったわけであります...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほどもお答えしたとおり、従来の漁業はもう全面撤退という条件のもとで、三年間なら三年間でやめていくというものに対してやったわけでありますが、今回は、やってもよろしいが漁法を変えるという一つのことはありました。  しかし、そんなことはそれとして、実際に救済措置に...全文を見る
12月03日第125回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(田名部匡省君) 現状は、今TNCでいろいろと議論をしよう、あるいはそれぞれ分かれて四日ごろから議論を始めたいということになっておるようであります。アメリカ、ECが大筋合意、基本的なことで合意をしたということ等もあって、それが本当に細部にわたってどういう合意をしたのかと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先生おっしゃるように、食生活というものは文化。古代から見ても、何から始まったかというとやっぱり食べることから始まっているわけでして、それほど食糧というものは人間生活には欠かせない大事な基本的な問題だと、こう思っております。  ただ、ウルグアイ・ラウン...全文を見る
12月04日第125回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げます。  おっしゃるとおり、この極東地域への牛肉輸出に補助金をつけないということがこれが事実だとすればまことにフェアでないと私も思いますが、実際報道内容は私も承知しておりますが、これについては確認がとれておりません。したがって、多国間交...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 最近の報道を見ておりますと、いろいろなことを取り上げておりますけれども、米の条件つき関税化を前提としたおっしゃるような検討チームというものはありません。従来から私どもは国会決議の趣旨を体して、国内産で自給するという基本方針で交渉に当たっておりますので、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 救済の問題でありますが、大変重要な問題と考えております。  各種の行政施策の推進によって早期に解決されることは必要だと思うのでありますが、この訴訟は、国が国民のこの活動に対してどの段階でどこまで規制できるかということと、損失を生じた場合に国民全体の負...全文を見る
12月08日第125回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(田名部匡省君) 今週後半からジュネーブにおきまして、各国の交渉官による交渉が再開されるであろうという見通しが大変強くなってまいりました。この際、交渉に臨む従来からの私どもの立場というものを、交渉官にだけにこれを任せておくわけにはまいらぬ、閣僚レベルでアメリカとECに伝...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今申し上げたように、私どもは従来からの基本方針、特に私はかねがねこのことはもう十分委員会でも、あらゆる場を通じて包括関税化は受け入れがたいということを申し上げてまいりました。それは、輸出補助金に比してこの取り扱いというものは不公平だ、どう見ても承服しが...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 報道でも御案内のとおり、数量ベースの削減を六年間で品目別に一律二一%。これはダンケルの合意案では二四%だったんですね。そこが議論のあるところで、日本の場合は包括関税化というものは認められない。向こうは数字をいじっただけだ、だから中にあるんだと、こういう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるような態度で全力を挙げて取り組んでいきたい、こう考えております。  一粒たりともというのは、私もどういう内容の発言をされたか直接聞いたわけではありませんが、一粒たりともというのは印象的に、もう五万トン入っているわけですから、適切な発言かどう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 昨日、総理にお会いいたしまして、さっき申し上げたような、今週からジュネーブで交渉官による農業交渉が再開されるという見通しになりましたということを申し上げました。総理も大体いろいろ知っておられまして、これを支援する必要がある。そうでないと交渉官がなかなか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ヒルズ、マクシャリーとの会談、全体は交渉相手がまだあるのかもしれませんが、主要閣僚との会談を予定しております。その目的はということではありますが、先ほど来お答え申し上げておりますように、従来は何か進むのかどうかというのが明確でない感じがあったんです。な...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どういうところからどういう話が出てくるのか、むしろ私どもは戸惑いを感じておるんです。なぜこんなことを言ったりですね。  私は、スポーツに例えてお答えするんで恐縮でありますけれども、野球をやるのにこれからスクイズをやる、やると教えてスクイズをやる監督と...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 当面ヒルズ通商代表とマクシャリー委員とはアポイントがとれております。そのほかもあると思いますが、今、現地の方でどういう人に会ってもらうかということをやっておると思いますが、基本的に大事なところはこの辺。マディガン農務長官は今ローマかどこかヨーロッパにお...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) アンドリーゼン副委員長とのことはまだわかりません。来日されることは承知いたしておりますけれども、このことで来るであろうと。一部には米ばかりではなくて全体の交渉が難航しているというか交渉に入れないでいるということもありまして、全体をどう成功させるかという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 日程的に見て、私ももうここまで来ると無理であろう、こう思っておりました。いずれは米・ECの交渉がはっきりしたらこれは行かなきゃいかぬ、こう思ってもおりました。しかし、ここのところへ来て、さっき申し上げたように、交渉が今週始まるというときに、何にもしない...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 肝に銘じて出発したいとこう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) ウルグアイ・ラウンドの最終局面に入っていることは、私どもそのように認識いたしております。  お尋ねの基本方針を堅持するのかと、基本方針は堅持いたします。もう従来から稲作というものの格別の重要性にかんがみて、やっぱり国会決議等の趣旨を体して国内産で自給...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) シュートを決めたいと思いますが、日本の今までの交渉というのは全部守りの交渉なんですね。要するに、自由化反対反対と言って全部守ってきた。ですから、こっちが攻め手を持っていない交渉なものですから、いつでもつらい立場に立たされる。攻める方が楽なんですね。守る...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 他用途利用米につきましては、加工用にとっては非常に大事な部分であるわけです。安定的に供給するということが大事なことなんですわ。特に、こういう米に関する限りはいろんな問題が起きております。しかも、良質米、自主流通というものがもう八割を占めている。やっぱり...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どうもありがとうございました。  一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくどうぞ。(拍手)