田名部匡省

たなぶまさみ



当選回数回

田名部匡省の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第126回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(田名部匡省君) 水田議員の御質問にお答えをいたします。  一点目の中山間地域でありますけれども、これはお話しのように、生産面ばかりではありません、国土の、あるいは環境保全、そうした面でも重要な役割を果たしておるわけでありまして、その発展を図ることが重要であると考えて...全文を見る
01月27日第126回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(田名部匡省君) 風倒木被害対策についてのお尋ねでありますが、お答え申し上げます。  平成三年の台風十九号は、非常に広範囲にわたりまして大変な被害をもたらしたわけであります。特に、風倒木被害は地域林業に対する影響が大きく、重大な災害と認識をいたしております。  この...全文を見る
01月28日第126回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  三塚政調会長の発言、これから具体的に党内でお詰めいただくことであろう。私どもは、新しい食料・農業・農村ということで、十カ年程度を目途として、もう既に今予算、法案、お願いをいたしておるところでありますが、国有林、民有林を通じて、その中に流...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、従来の基本方針にのっとって、私どもは修正要求を粘り強く今日も続けておるところであります。
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、今四十万隻の漁船のうち、三十一万六千百隻このFRP船があるわけです。これがもう既に実用段階に入ってから二十数年たってまいりまして、最初につくったものはそろそろ廃船の時期を迎えておるわけであります。だんだんこれからふえていくわけでありますけれ...全文を見る
01月29日第126回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  今お話にありましたような考え方で今日まで交渉をいたしてまいりました。もうくどく申し上げることはないわけでありますけれども、何といっても国土でありますとか自然環境、こういうものを守った上に、それぞれの土地の条件の悪いところでありますけれど...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的な考え方でありますけれども、農家の後継者がどんどん不足してまいります。したがって、他産業並みの労働時間を確保する、あるいは所得を確保する、他産業並みということでやってまいりますと、今おっしゃるような規模の程度のものをいたしませんと、そこへ到達をしないという...全文を見る
○田名部国務大臣 全部をやろうというわけではなくて、可能なところ、意欲的に規模を拡大して、そしてやりたいというところをやろうということであって、何も土地のないところとかに無理にこれをやれ、こういうことではないので、意欲的な農家をいかに育てるか。企業的な感覚でやれる人たちをどんどん...全文を見る
02月03日第126回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、何百%の関税になるのかどうかということは決まっているわけではなくて、いろんな説でこう置けばということでありますから、その先のことは今後のいろんな話し合いの中で、交渉経過でいろんなことがあるだろうとは思うのですけれども、しかし、今お話しのよう...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンド農業交渉においては、市場アクセスあるいは国内支持、輸出競争、この三分野が今議論が行われているわけであります。このうち今お尋ねの国内支持については、私どもは、大豆、大麦、小麦それから米、これらを穀物セクターとして一括して取り扱うこととしているわ...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、見通しについては不透明な部分が多くてわかりません。わかりませんと申し上げますのは、ウルグアイ・ラウンドは農業だけやっているわけでないものですから。例えば市場アクセスでありますとかサービス、知的所有権、貿易のルール、そういうもの一緒になってや...全文を見る
○田名部国務大臣 お答えしますが、交渉、まあ交渉というよりもいろいろ話し合いをいたしてみて、日本の、包括関税化というものは受け入れられないというのは大体私の方だけなんですね。あとは、乳製品でありますとかいろいろなものがあります。その中で、世界の多くの国は輸出補助金というものでやっ...全文を見る
○田名部国務大臣 お互いに主張しているものは、物が違うものですから、何と妥協するかといっても妥協のしょうがない。じゃ、サービスをこうするから米をこうしろというのか、そういう話にはなかなかならぬものですからこじれて、こうしてもう私が就任してからも一年二カ月もやっておるわけですけれど...全文を見る
02月04日第126回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、基本的には残留基準については、今厚生省からいろいろお話があったように、食品衛生行政にかかわっておるわけであります。  しかし、そう言いながらも、近年、特に食料品等に対する国民の安全性といいますか安全志向の高まり、そうしたものが非常に強いわ...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、具体的な数字はそのときどきで若干変わってくるんだろうと思いますが、詳しい数字については、もし必要であれば政府委員の方から答弁させていただきますが、基本的にこの中長期的、仮に十年の見通しでも、これも人口の予測でありますから、そのとおりになるか...全文を見る
○田名部国務大臣 最初の分散ですけれども、これは当然どこの国がどういう凶作になるかということは定かでないわけでありますから、基本的にはそのとおりだろうと思います。ただ、価格の面でどうしてもやはり安いところのものが入ってくるということは、なかなか避けがたい点も考慮に入れなきゃならぬ...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、主要農産物の自給率ということで五〇%にするという目標はきちっと一応できております。小麦でありますとか、大麦、裸麦、これはいずれも一〇%程度でありますので、これを一四から一六%にしよう。一つ一つ申し上げません、野菜はどう、肉はどうというものは...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、これもまた随分すれ違いが多くて、私どもは修正だ、こう主張する、向こうは枠内で数字を変えたということの主張をずっとしてきておりますが、いずれにいたしましても、国内支持について、ECの共通農業政策、これはCAPと呼んでおりますが、これに伴う直接...全文を見る
02月05日第126回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、個々の会社の経営が一体どうなっているかということにもよるんだろうと思います。  ただ、一般的に信連の経営状況を見ますと、金融の自由化による業態間の競争が非常に激化をしておる、あるいは有価証券市場の低迷によって厳しいものになっておることは事...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、昨年のこの予算委員会でもいろいろと御指摘を受けまして、全農と話し合いをいたしました。おっしゃるとおり、もともとは農協は農業者の自主的な共同組織なんだ、したがって、地域の農業の振興にも役立っておるかもしれぬし、あるいは地域の活性化にも大きな役...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、農業というのは、今お話にもありましたが、第一義的にはやはり農家が何をつくるか。その地域の実情というものもありますし、その特徴を生かす、あるいは創意と工夫や、そういうものをして、それでやっていく。特に新農政、新しい食料・農業・農村政策の展開に...全文を見る
○田名部国務大臣 御質問の趣旨が必ずしも定かでなく、いろいろなことをお話しになりましたので、どれが質問の部分か、ちょっと答弁が間違っているかもしれませんが。  農業基本法のことにお触れになりましたが、確かに制定以来、畜産や施設園芸の分野を中心に生産性が向上してきた。それで、決め...全文を見る
○田名部国務大臣 中山間地の御質問ですが、約四割を占めております。私ども、この山村振興、定住対策、こうしたものを初め各般の施策を推進しておりますけれども、特に経営の担い手の減少、高齢化等あります。そういうことで、各省と連携をとりながらこの中山間地の活性化を進めておるところでありま...全文を見る
02月09日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○田名部国務大臣 農林水産大臣を引き続き拝命いたしました田名部匡省でございます。 農林水産行政が内外両面でまことに重要な時期を迎えている折から、農林水産大臣の責務の重大さを今改めて痛感している次第であります。  農林水産業は、申すまでもなく、国民生活にとって最も基礎的な物資であ...全文を見る
02月15日第126回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  直接お会いしたわけでないのですが、いろいろと伺いますと、あるいは今までのアメリカの言ってきていることを総合的に判断して、従来からのことをそのまま申し上げておるなということであって、新たなことを申し上げたというふうには私は受け取っておりま...全文を見る
02月16日第126回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、もうかねてから何回も同じことを申し上げておりますけれども、米というのは日本国民の主食でもありますし、我が国農業の基幹をなすものである、あるいは水田稲作というものは国土や自然環境の保全、あるいは農業そのものが地域経済上不可欠の役割を今日まで果...全文を見る
○田名部国務大臣 閉鎖性のシンボルのお話がまずございましたが、私は、農産物全体で見ますとおっしゃるとおり相当の輸入をいたしておるわけでありまして、米だけをとらえていかにも閉鎖性ということは当たらないんではないか、こう考えております。  また、自給率の問題と教科書の検定のことのお...全文を見る
○田名部国務大臣 今いろいろと拝聴いたしまして、おっしゃるとおりのことで交渉をいたしておりまして、先ほど申し上げましたように、これからもそのことを十分説明しながら、我が国の食糧、わけても米はやはり何としても理解を得るための努力が必要だという考え方に変わりがありません。  ただ、...全文を見る
02月17日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○田名部国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業及び食品産業などの関連産業は、国民生活に欠くことのできない食糧の安定供給という基本的な使命に加えて、地域経済・社会の維持発展、国土や自然環境の保全など、極めて多様で重要な役割を果た...全文を見る
02月18日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○田名部国務大臣 お話しのような状況でありますし、交渉事ですから、勝手な話とは言いませんが、こうありたい、こうすべきという意味はいろいろ出るわけです。私どもは、そういうことにあまり惑わされてもいかぬし、姿勢だけはきちっとしながら対応していかなければならぬ、こう思っております。 ...全文を見る
○田名部国務大臣 各党それぞれECやアメリカ、あるいは団体の皆さんも一生懸命日本の立場というものの説明に行っていただいてそれなりの成果が上がっておる。これからも、むしろ積極的に国を挙げて努力するということはやはり大事なことだと私は思う。そのことが、ウルグアイ・ラウンド問題がなかな...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話にありましたように、農業基本法というのは農業の生産性の向上でありますとかあるいは所得において他産業並みということを掲げておるわけでありますが、この法律、基本法の制定後、いろいろな施策を展開してまいりました。その結果として、畜産や施設園芸の分野ではこれは大変...全文を見る
○田名部国務大臣 委員は今いろいろなお話をされましたが、私もEC型のいわゆるデカップリングというもので本当に地域全体が活性化するであろうか、あるいは定住が本当に促進していくのかなということが考えられます。あるいは、農家といっても職業人でありますから、国民から見て本当にそういう合意...全文を見る
○田名部国務大臣 農産物の価格政策でありますけれども、これはもう国土の条件の制約というのはあるわけですね、日本の場合には。そういうことを考えますと、土地利用型農産物を中心に国際価格に比べて割高にならざるを得ないという面はあるわけです。しかし、今後とも生産性の向上と体質の強い経営体...全文を見る
○田名部国務大臣 これで全部終わりという考え方ではありません。いろいろと農政審等にも御検討をいただいておるものもありますし、これからまだまだ、土地利用型農業ということでありますけれども、他にもたくさんありますので、それらのことも今後十分詰めて早期に考え方を示していきたい、こう考え...全文を見る
○田名部国務大臣 そのように努力いたしてまいります。
○田名部国務大臣 おおむね農業基本法にのっとって今日まで努力をしてまいりました。したがって、それ相当に成功した部分もございます。特に、畜産でありますとか施設園芸の分野ではそれなりの成果を上げてきた。しかし、土地利用型においてはなかなか生産性の向上等見られない。あるいはそこには、何...全文を見る
○田名部国務大臣 そのときどきの経済の変動でありますとか、経済は生き物ですから、いろいろなことで外国の影響も受けるし、円高もあれば円安もあるという中で、影響が出てくるものは、何も畜産に限らずいろいろなものがあると思うのです。しかし、基本法とそれはまた別の問題でして、私は今自由化の...全文を見る
○田名部国務大臣 閣議で決定をいたしました五〇%が基本でありまして、今まあ穀物では三〇%になっておりますけれども、全体として何とか五〇%まで上げようということでありますから、そのための努力をしていく。そのためには、わずか三%といっても、一生懸命努力をしているそこから三%であります...全文を見る
○田名部国務大臣 「新しい食料・農業・農村政策の方向」の前提となっておりますこの長期見通しでありますけれども、平成二年の一月に閣議で決定をいたしました。これによりますと、供給熱量ベースで五〇の自給率、これはおっしゃったように二〇〇〇年までということで、これに向けて新政策の方もいろ...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろな価格の決定は、そのときの状況を判断をして、経済状況もありますし、農家の実態というもの、そういうものを積算して決めるわけでありまして、今から幾らになるとか据え置くとか上がるとかということは、これはお答えできないわけでありまして、まあやはり実態に合ったやり...全文を見る
○田名部国務大臣 明確になるかどうかわかりませんが、まあ押しなべて、国民のニーズに合致したもの、求めているもの、例えば農薬、健康のためにそういうものは嫌だというんであれば、そういうものを積極的に取り入れることもあるでしょうし、あるいは、これは全国一律にまいりませんので、どこで何を...全文を見る
○田名部国務大臣 農家の負担はなるたけ軽減したいというふうに私は考えておりますし、規模拡大する土地改良の負担等も、もう本当に私の願いとしては、こんなものただでいいじゃないかというぐらいの気持ちはあるのです。しかし、他とのバランスもある、こういうことを考えると、そうもいかぬが、しか...全文を見る
○田名部国務大臣 私は、企業的な感覚ということを申し上げておりまして、やはり事業経営というのはあらゆる面を計算をして、この場合の新農政プランもそういうこともいろいろ考えながら、一体どの程度の費用というものがかかりながら、一体どれだけの収益が上がっていくか。そうすると、その中で十分...全文を見る
○田名部国務大臣 だれもなり手がないからなったということはマスコミを通じて私も承知いたしておりますが、現状のままで日本の農業はいいだろうか。私も青森県で農業県ですから、私のおやじの方もおふくろの方もみんな農家でありまして、何とかしてやらなければならぬということをいつも考えるのです...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドは今交渉しておるわけでありまして、交渉中でありますので一切お任せをして交渉に当たらせてもらいたい、こう考えておるわけであります。ただ、中には国内でもいろいろな考え方の人がおって、いろいろ言うもんですから、何となく印象が悪い。日本は全部そういう...全文を見る
○田名部国務大臣 我が国の食糧自給率は、畜産物消費の増加、どういっても飼料が必要になってまいりますので、そういうことで、食生活の変化に伴って低下傾向にあるということは今お話しのとおりであります。  国土の条件に制約があるものですから、国民に対する食糧の安定供給を確保するためには...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるように、諸外国に比べて自給率が非常に低い、これは問題あるとは思いますが、一億二千万の胃袋を賄うだけの農地がまた一方ではない。しかも、ECのように農村社会と都市とがきちっと区別されていない。混住社会の中で、工場もあり住宅もあり農地もありというようなハンデ...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、私のところでも大変な後継者不足であります。お年寄りの人たちが農業をやっておるわけでありますけれども、次の時代、一体どうなるかというと跡を継ぐ者がいないというところが現に出ておりますし、やっておってももう趣味程度にやっているとか、いろいろあります...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドにつきましては、アメリカの政権交代前に交渉の大筋決着を図るべく、昨年末来努力を払ったわけでありますが、市場アクセスあるいはサービス、知的所有権、貿易ルール等の広範な分野において各国から問題が提起されまして、アメリカの政権交代を機に交渉が停滞し...全文を見る
○田名部国務大臣 一年二カ月くらいこの交渉に当たってまいりまして、従来からも同じようなことを私は指摘されてきたわけですね。ECに参りましても、包括関税化、これはどうしてもやらなければいかぬ、私の方はそんなものはバランスを欠いておるから認められぬ、こういう交渉をずっとしてまいりまし...全文を見る
○田名部国務大臣 別におごって答弁したつもりはありませんが、そう聞こえたのであればおわび申し上げます。  ただ、前にも何回もこの委員会で答弁しておりますとおり、一体、何で米にこれほどアメリカが関心を持つのか。要するに、日本が包括関税化を認めることによって、いろいろなところからあ...全文を見る
○田名部国務大臣 これはもう世界的にECもアメリカも全員がわりまして、EC側とは先般お会いしましたが、アメリカは会っておりません。
○田名部国務大臣 できるだけ早くお会いしたい、こう思っておりますが、まだ向こうの人事が大変おくれておりまして、農務長官以下のスタッフが決まっておりませんし、だれがこれからの交渉に当たるかということも明確でありませんので、その辺も見通しながら、できるだけ早い機会にお会いしたい、こう...全文を見る
○田名部国務大臣 そのようにも考えておりまして、いずれにしても相手の都合等もあるわけでありますから、よく検討してみたい、こう思っております。
○田名部国務大臣 災害が起きまして報告を聞いたときに、私もそう思いました。公社経営のことでもある、しかしさりとて私の方のそういう酪農家に負担がかかっていくということでは大変困るわけでありまして、お話は十分わかりました。よく各省庁と調整しながら、どういう方法があるのか十分検討してみ...全文を見る
○田名部国務大臣 他用途利用米については、国内産で自給するということでありまして、生産者の方々にその趣旨を十分理解してもらうことが必要であります。今お話を伺っておって、生産者団体に対しても今後指導を徹底してまいりたいと思うし、生産者にも十分わかるように説明をするようにいたしてまい...全文を見る
○田名部国務大臣 従来からもう何回も申し上げておりますように、私どもは今まで貫いてきた方針、これは最後まで国内産で自給するとか、あるいはこの国会決議の趣旨を体してやるということには変更ございません。
○田名部国務大臣 反省をと言われましても困るわけでありますが、極力、私もみずから各県を訪問して意見を聞きましたし、それぞれ地方の農政局長を初めいろいろな意見を伺いましたし、従来からいろいろなところのデータを集めまして、優良事例等、こうすることによって非常にうまくいっているというの...全文を見る
○田名部国務大臣 私も随分回りましていろいろな意見を伺いますと、どうも自分の身に置きかえて、そんな広い農地がないという意見が非常に多いんです。これはないところに無理に進めようというものではない。ただ、やれるところもあるわけですね。そういうところが、現にもう放棄地もあれば、耕作面積...全文を見る
○田名部国務大臣 青森県もこれまた全部一緒ではありませんで、それぞれ八戸周辺の農村、青森、弘前、このあたりはみんな働く場所が確保されるわけです。そうでないところは大体積雪寒冷地帯で、冬は農作業というのは全くできない地帯でありまして、何とか各市町村で農村工業導入法とかいろいろなこと...全文を見る
○田名部国務大臣 農業基本法のことでありますけれども、基本的には基本法の方向で私はよろしい、こう思っております。  ただ、どんな基本法をつくってみても、やはりそのときどきに事態というものは変わっていく、あるいはその年だけに限っても問題が出てくる等、いろいろなことが考えられると思...全文を見る
○田名部国務大臣 私も競争というのは、競争条件が互角でやるときに競争というのはできますし、条件が全く違うのに競争といっても競争にならぬということはもう何回も申し上げてきましたし、貿易そのものはやはり節度を持ってやるということは大事なことだと思うのですね。これを言うと、すぐヒルズ通...全文を見る
02月22日第126回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、いろいろと難しい問題があるんですね。一方では米の自由化はしないという中で国民の要求にこたえる。どうしてもやっぱり農家の皆さんは高いものをつくって売りたいという気持ちが非常に強いものですから、良質米がもう八〇%にも到達したと。そこまでい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 十分いたしておりますし、今度も新しい食料・農業・農村政策の視点に立って発表いたしましたことは、従来以上に消費者の観点ということを強く打ち出しておるわけであります。特に、新鮮、良質、安全な食料ということを基本として位置づけております。  そのためには、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり私どもも有機農業というものを推進しながら、とにかく安全なものを供給したいということでやっております。特にアメリカやあるいは外国のものは押しなべてそうでありますが、これは非常に危険だという不安というものは常にあるわけでありまして、何として...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 昨年も先生から質問がありまして、以来私もどうしても気になっておりまして、何回かまとめるように努力をするようにということで実際やっていただきました。やっていただきましたが、両県ともなかなか解決の糸口というのは、全くないとは言いませんが、なかなか難しい問題...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今、馬場長官からもお話がありましたように、国有林野事業の改善に関する計画というものを立てまして、みずからの努力ということをやる必要がこれはあるわけでありまして、その計画に基づいて組織全般あるいは簡素合理化、そういうものを図りながら、一方においてはおっし...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ウルグアイ・ラウンドにつきましては、米国の政権交代の前に大体交渉の大筋決着を図ろうということで努力を払ってきたわけでありますけれども、当初日本では米問題が象徴的に取り上げられておったわけであります。しかし、だんだん市場アクセスでありますとかサービス、知...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 日米間では、従来から最高首脳レベルを含めて米問題はウルグアイ・ラウンドで解決するという方針が確認されておりますから、私どももすべてウルグアイ・ラウンドの中で決着すべきというふうに思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 全く私もそう考えておりまして、ありとあらゆる会合、パーティーへ行きますと、食べ物を大事にしてください、残さず持って帰ってください、こう言ってパーティーの会場でお願いをしている一人であります。これは、何といっても各家庭の教育だと思うんですね。我々、物がな...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) たびたび国会で御答弁申し上げておりますように、米というのは日本国民の主食であります。また農業の基幹をなしておるわけでありまして、今委員おっしゃったように、国土あるいは自然環境、いろんなものの保全に役立っておるということもありますけれども、先ほど申し上げ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 住専問題につきましては、お互い民間ベースの話でありますから、私どもが具体的に立ち入ってああだこうだと言うことはできないにいたしましても、おっしゃるとおり母体行、これがしっかりしてもらわぬことにはこの解決は難しいだろう。しかも、信連、系統でありますけれど...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 昨年、この委員会で御指摘がありまして、片時もと言っちゃ言い方がオーバーでありますが、しょっちゅう地図を広げては一遍行ってみようとかいろいろやっておりました。  数回やりまして、どうしてもだめならもうこれは農林省の土地にしたらどうかとか、あるいは一任を...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 予想できると申し上げたのは、ファストトラックが半年になるのか一年になるのか、予想ですから私どもも、まあこのぐらいであろうということは想像しているわけでありますけれども、これは余り当てになる話ではありません。  それといま一つは、クリントン政権になって...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりでして、ただ一番私が困っておりますのは、今までは日本の農水大臣はしょっちゅうかわるというのが、今回に限ってアメリカもカナダもECも全部かわっちゃったわけです。私がたった一人残ったという状況の中で、この間もECで交渉しましたが、今までのよ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) そういう報道がなされたときも私から明確に申し上げておきましたが、現地で交渉をしておる人たちにすると、今申し上げたように世界を挙げて関税化すべきだという意見です。それにいろいろとこちらからも言い返す。途中経過の話ですから、じゃここはどうやったらどう、例え...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ウルグアイ・ラウンドが今日難しい交渉になったということは、それはECとアメリカの問題もありますけれども、各党それぞれ現地に赴いて一生懸命反対、日本の立場というものを説明していただいた、あるいは農業団体も行く、そういう行動というものはやっぱり少しは僕は理...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、平成三年の七月にこの法律に基づいて国有林野事業の改善に関する計画、これで推進をいたしておるわけでありますけれども、確かにあの計画を立てた時点とこの現状では大きな変化があった。今林野庁長官からもお話がありましたように、何といってもやっぱ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃることは私もよく理解できます。  環境ということも先般の予算折衝のときにも十分理解いただいておるし、これからもこの分野はどんどん力を入れていかなきゃいかぬということでありますが、それは、そちらに予算をふやすとそれは実行していかなきゃならぬ予算...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろんな要素が複合したと思うんです。何といっても非農業での就業機会が増大した。これは高度成長で若い人たちが他産業に農業よりもいいということでどんどん流出した。あるいは農家の兼業化が進んでこれは七割に達したということで非常に多いし、都市化や非農業部門の土...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 細部にわたることについては局長から答弁させていただきますが、基本的には自由化をしていない品目というのはたくさんあるわけですね。そこに非常にまた一方では苦しい面がある。できれば創意と工夫、地域の実情に応じて農家が自由に本当は農業というものをやってもらえば...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 釧路市の市場の施設、これは釧路は水揚げも非常に多い大変な施設でありまして、いろいろ私どもも苦慮いたしておりますが、特に地方公共団体所有の施設であるということで暫定措置法の対象になっていないんですね。  今後の対策ですけれども、地元の水産関係者等からこ...全文を見る
02月23日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○田名部国務大臣 一々反省しなければならない点を御指摘いただいた、こう思っております。  国民の幅広いコンセンサスを得なければならぬということで、できるだけ農政のビジョンをわかりやすくしよう、そう考えて、私もあらゆる機会をとらえて、まず団体の皆さんにこの新農政の場合でも説明をい...全文を見る
○田名部国務大臣 繊維産業の事例をとらえてのお話でありましたが、私も農村地帯に住んでいながら、農業というのは本当に難しいな、こう思うのですね。それは、例えば水田稲作をという場合には、ばらばらにやられたのではこれは構造政策はできない。全体がやはりまとまってやっていかなければいかぬと...全文を見る
○田名部国務大臣 福田総理に御質問された資料を拝見いたしました。  おっしゃるとおり、自給率については当時から見ると大分下がっておる、そのとおりでありますが、何といってもその間に日本の経済が大変な成長をし、所得の向上もあったということで、国民の食生活が非常に変わってきたと思うの...全文を見る
○田名部国務大臣 仮定の話ですので、入ってくればと仮定同士の話としてやると、一体どの程度入るのかとかいろいろなものがありますので、下がることはこれは間違いない。では、どの程度かというとこれは全くわかりませんし、仮定のことですのでその先はひとつ御勘弁いただきたい、こう思います。
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、国内政策としてクリントン大統領、経済問題を大きく取り上げております。そこで、今お話のように、米を輸入したとしてというお話でありますけれども、恐らくこの九億ドル、そんな程度です。国内の経済がこれでアメリカがうんと立ち直るとかなんということは、もう...全文を見る
○田名部国務大臣 本格的にということはございませんが、ただ私は、考えておりますのは、工業と農業という問題で見れば、工業というのは限られた土地で、そう幅広いものではないわけですから、これは幾ら振興してみても、じゃあ日本国じゅう農村地帯が工場だらけになるかというと、これは考えられぬわ...全文を見る
○田名部国務大臣 アメリカ全体としてそういう受けとめ方というのは必ずしも正確でないと思うのですね。アメリカでも日本の農業を理解し支援している団体といいますかグループ、そういう人たちもおるし、全く無関心な人もたくさんおると思うのです。ただ、クリントン政権として、アメリカ全体でありま...全文を見る
○田名部国務大臣 私もけさの新聞で承知したわけでありますけれども、どういう意図で発言したのかという詳細は承知しておりませんので、今問い合わせをいたしておるわけでありますけれども、そこを確認しませんと、内容が確かにあのとおりなのかどうか、どうも最後の方を見るとうやむやと終わって、ア...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりだと、私もそう思いますし、交渉する人の身になって国内では発言をしたり応援をしたりしていただきたいということをたびたび申し上げておるのですね。  私もジュネーブに二回行ってまいりましたが、実際に交渉している者は本当につらい立場に立っているのですね...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、私も大使館の担当の方とお会いいたしまして、一緒に努力をしたい、こういう話を二度ほど実はいたしております。これは、安定供給でありますとか量的な管理というのは、韓国も日本以上にまた、周囲の状況を考えるとこれは大問題なんだ、そういうことで非常に危機感...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほど申し上げたように、百十二カ国の中の二カ国というのは韓国と日本でありますので、これはもう大事な国として、今後十分連携をとりながら行動をともにしたい、こう考えております。
○田名部国務大臣 私とマクシャリー担当と話し合いをいたした中にバナナの話がありました。これはもう受け入れる、しかし、いろいろ条件がありまして、これでそう大きな影響を受けるというほどではないということを言っておりました。従来からバナナについては、どうもECは包括関税化の原則を受け入...全文を見る
○田名部国務大臣 私も、単純明快な方がいいと思うのです。しかし、三十分、一時間と交渉時間をとると、今おっしゃるように、もうこんなに買っているんだからこれ以上買えといったって、もうあとは他の品目でもそんなに買う余裕というのはないわけです、もう限度いっぱいまで来ていますから。これを仮...全文を見る
○田名部国務大臣 私も真意を確かめまして、政府関係筋でこういうことがということがありましたから、一体それはだれだと。なかなかその先はどうも言っていただけませんでしたが、いずれにしても、先ほど来申し上げておりますように、百十二カ国のうちの百十カ国は包括関税化は認めるという方針で交渉...全文を見る
○田名部国務大臣 いずれにしても、関係国にそういうことをしたということはありません。向こうから、いろいろな話し合いの中で、こうしたらどうだとかああしたらどうだとかということはいろいろあっても、私の方は関税化は受け入れられませんというやりとりは、それは交渉の中であったとは思いますけ...全文を見る
○田名部国務大臣 農業基本法の政策目標として最も大事なことは、農業の生産性の向上、それから農業従事者の所得の他産業並みの所得、これが本当に一番大事なポイントであろうと思うのです。  おっしゃるとおり、いろいろなことがそのときどきで、例えば環境問題が世界的に取り上げられると環境問...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的な考え方を申し上げて、補足的なことは事務当局にさしていただきますけれども、いずれにしても農業基本法というものを、今おっしゃったように不測の事態にどう対応するかとかいろいろなことを、考えられるものをみんな入れてつくるのが妥当なのかどうか。私は、そうではなくて...全文を見る
○田名部国務大臣 自給率の低下ということはそのとおりでございます。これに歯どめを何としてもかけなければならないということで、どこまでやるかというと、五〇%まで何とか達成しようということでございます。私は、農業問題というのは、我々関係した者だけで議論してもうまくいくわけがなくて、消...全文を見る
○田名部国務大臣 一般的にこうありたいということを申し上げておるわけでありまして、それを受けて、私も全国回って随分とこの新政策のお話を、一カ所大体一時間半ぐらいやるわけでありますけれども、北海道でやる、あるいは四国にも行きました、あちこち行きましたけれども、やはり自分の立場に置き...全文を見る
○田名部国務大臣 中山間地の多くは、地形的に立地条件に恵まれない地域が非常に多いわけですね。特に、平たんな農地というのはないわけでありまして、一般的に農業経営規模が小さいということはおっしゃるとおりであります。  一方で、中山間地域は夏季、夏場は冷涼な気候の利用というものが、こ...全文を見る
○田名部国務大臣 我が国の農業につきましては、畜産でありますとか施設園芸の分野を中心に大変生産性の向上が進んでおりまして、農家総所得が勤労者世帯を上回るに至っておるわけであります。しかしながら、再三申し上げておりますように、土地利用型農業については、担い手が減少しておるし、あるい...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、二種兼業がどんどん増加をしていったという背景はさっき申し上げたとおりでありまして、要するに、今委員おっしゃったように、物価がどんどん上がる、いろいろなものが上がってくる中で、耕作面積はふえていませんので、結局価格に依存せざるを得ない。しかし、耕...全文を見る
○田名部国務大臣 この問題につきまして、私も大変心配をしておるわけでありますけれども、今それぞれお答えありましたように、当事者が今一生懸命やっていることでありますけれども、しかしこれからのことを考えてみても、他の金融機関との競争が非常に激化していくわけでありますし、あるいは経営コ...全文を見る
○田名部国務大臣 新政策自体は、我が国経済、社会や食糧、農業、農村をめぐる状況の変化に対応するため、今後の食糧、農業、農村政策の論点を整理し方向づけたものであって、全体として一つの政策体系をなすものであります。したがって、個々の政策云々よりも政策体系そのものが一体として新しさを有...全文を見る
○田名部国務大臣 私もいつも疑問を持つことでございますけれども、安全な食糧を安定的にということはそのとおりでありますけれども、一方、消費者の意見を聞きますと、その上に安い方がいいという意見が非常に多いわけです。この要求を満たそうとするとやはりコストをいかに下げるか、コストを下げよ...全文を見る
○田名部国務大臣 先般デンマークに参りましたときに、向こうの農林大臣からこのお話がありました。しかし、いろいろ言われますけれども、私は我が国のこういう制度がむしろデンマークにとってもかえって有効であろうという話をいたしてまいりました。  いずれにしても、私どものこの考え方を関係...全文を見る
02月23日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業及び食品産業などの関連産業は、国民生活に欠くことのできない食料の安定供給という基本的な使命に加えて、地域経済・社会の維持発展、国土や自然環境の保全など極めて多様で重要な役...全文を見る
02月25日第126回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○田名部国務大臣 お尋ねのように、確かに木材の需給は厳しくなってきております。これは木材輸出国における環境保護運動というのが大分高まってまいりまして、特に木材加工産業を振興しようという国が多くなりまして、丸太の輸出ということは極力規制をしておるということから、不透明な状況になって...全文を見る
○田名部国務大臣 森林の整備、振興につきましては、森林資源の長期的な整備の基本方向を定めました森林資源に関する基本計画、これに則して全国及び地域の森林計画を策定し、これを踏まえた各種事業計画、これは森林整備事業計画でありますとか、第八次治山事業五カ年計画、そうしたものでありますが...全文を見る
○田名部国務大臣 森林は、木材の供給だけではなくて、国土の保全でありますとか環境あるいは水資源の涵養、いろいろ公益的な機能を有しておるわけでありますけれども、今お話ありましたそういうものを計量化するということはなかなか困難でありますけれども、林野庁で四十七年に大体こういうものを調...全文を見る
○田名部国務大臣 担い手の確保ということは、これはもう林政の重要課題だとは思うんですが、どこも担い手の確保ということは、もう大変な状況にこれからもなっていく。出生率が低下すればいよいよどの業界でも大変な状況になっていくんだろうと、こう思います。  まあいろんな、我々の方にも法律...全文を見る
○田名部国務大臣 冒頭申し上げましたように、私の方は農業も漁業も林業も全部がそうなっておるわけでして、一つ一つを法制化すると、私の方ばかりではなくて、見ておりますと、建設業でも何業でも同じように若い人がいない。そうすると、それ一つ一つ、みんな法制化してやるということはどうかなと。...全文を見る
○田名部国務大臣 この種のものは、なかなか国民の皆さんに、どこからが安全で、どれが危険かというのはわかりにくいと思うのですね。私たちもそうであります。もう信頼をして食物は食べるわけでありまして、その都度どうかということは我々ではなかなかわかりにくいというだけに、やっぱり信頼される...全文を見る
○田名部国務大臣 環境の中でも、国土の保全でありますとか、そういうものと、あるいは食糧という面で環境を保全するということと、まあ両面あるんだろうと、こう思います。一つの、今ブラジルのサミットで言われておりますアジエンダ21、こういうものは、増大する人口ですね、大変ふえると、こう見...全文を見る
○田名部国務大臣 山を守ってもらうということでそういう補償ということは、これはないわけではないのだろうと思うのですが、じゃしからばどの程度やるのか、それで本当に残るだろうかという問題があるわけですね。ですから他産業並みに補償すればこれは別でありますけれども、そうでないとすると、や...全文を見る
02月26日第126回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○田名部国務大臣 大体その方向で検討いたしております。
○田名部国務大臣 農業基本法のことでありますけれども、これは生産性の向上でありますとか農家の所得の向上、そうしたものが基本でありますので、ただお話のように、長い時代でありますから、そのときどきの国際状況、そういうものが変わっていろんなふうに変動してきた。国内的に見ますと、農業以外...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドの問題については、もう再三申し上げておりますので御理解をいただきたいと思うのですが、国境措置については、実はもう輸入自由化した品目についても輸入急増に対処していろいろやっておるのはあるわけでありまして、グレープフルーツにつきましても季節関税と...全文を見る
○田名部国務大臣 自給率につきましては、新政策でも生産性の一層の向上を図る、あるいは品質をよくして対抗しなきゃならぬ場面もあります。あるいはコストも余り差がありますと、安全だといっても競争に打ちかてないという場面もありますから、コストの面でも改善を図っていかなきゃならぬと、こう考...全文を見る
○田名部国務大臣 この前も実は山形でしたかお邪魔したときに団体の皆さんと会いましたら、株式会社の参入問題のことを質問を受けまして、農協にも金がありますので、そういうことをしなくてもと、こういうお話がありました。私は、もう大いに結構だと、農協に金があるんならば一緒になって、そして特...全文を見る
○田名部国務大臣 自由化のことはもう毛頭考えておりません。このことは明確に申し上げておきたいと思うのです。  これは、援助米、小学生がコップ一杯というお話でしょうか。援助米は、新聞で小学生がコップ一杯援助したいというのが何か農林省のあれでだめになったという話がありましたが、あれ...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてから熱心に中山間地のお話を承っておりますけれども、どういうふうにやろうかということになって、具体的な話になってきますとなかなか難しい問題がたくさんあるのですね。  私も、ECのデカップリングというものもよく話を聞いておりますけれども、一体どの程度の補償を...全文を見る
03月04日第126回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○田名部国務大臣 平成五年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  まず、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。  農林水産業は、国民生活に欠くことのできない食糧等の安定供給という大切な使命に加えて、地域社会の活力維持、国土・自然環境...全文を見る
03月05日第126回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、私どもそういう受けとめ方をいたしておりまして、何としても農林業を担う人材というものを育成確保することは大事だ、こう考えております。特に意欲のある人にそういう仕事をしてほしいというのが私の率直な気持ちでありまして、そういうことから、意欲があるとい...全文を見る
○田名部国務大臣 遠洋カツオ・マグロ漁業をめぐる情勢というのは、非常に厳しい状況にあると理解をいたしております。もう五年ぐらい前でしょうか、随分私も、団体の皆さんの説得に当たってみたり、いろいろなことをしたときもあります。このときはカツオの一本釣りがなかなか容易な状況でないという...全文を見る
○田名部国務大臣 世界の漁業大臣あるいは大使等が時々お見えになりますので、その都度この問題については強く要請をし、理解を求めておるところであります。  お話の一九八七年というのは、私は党の水産部会長をいたしておりまして、このときに全面撤退というのでありましたが、水産庁は困ったよ...全文を見る
○田名部国務大臣 今食糧庁長官からお話があったとおりでありますが、いずれにしても、農家は所得を上げたいという気持ちが多いわけでありまして、これはもう当然のことだと思うのですね。そのために、当初これを始めたころは、単収が悪いということもあり、余りやる人がいないということでいろいろな...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか私どももこのことについては、先般も団体と話し合いをしたのでありますが、いずれにしても、必要な量は、農家の皆さんいろいろおありでしょうけれども、責任を持って生産をしていただくということでないと、高いのだけつくるんだ。全体的に見ますと、これは需給の関係があり...全文を見る
○田名部国務大臣 社会党の代表団が訪米されて、このウルグアイ・ラウンドのことでお話し合いをしてこられたということは、大変感謝いたしております。  そこで、私どもも従来から申し上げているとおりでありますが、日本国民の主食であります米、これは農業の基幹をなすものでありまして、特に水...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドにつきましては、アメリカの政権交代前にこの大筋決着を図ろうということで努力を払われたわけでありますけれども、他の分野、この問題で各国から問題が提起されたということで、アメリカの政権交代を機に交渉が停滞しておるというのが現状であります。したがっ...全文を見る
○田名部国務大臣 私もアメリカ、カナダ、ヨーロッパを回りまして、また各国の農業大臣が随分訪問してくれておりまして、その都度、それは賛成する例えばオーストラリアとかニュージーランドも来ます。カナダにも行きましたし、来ましたし。そういうところを回って、あるいはお会いしたときに、その話...全文を見る
○田名部国務大臣 私どももそのことを念頭に置きながら、実際どういうことができるか、いずれにしても、農林水産省だけで取り組みができない部分もありますので、関係省庁とよく相談をして進めたいと考えております。
○田名部国務大臣 最初の、女性が農業に関して発言力を高めるべきだ、そういう考え方で今努力をいたしております。基本的には農家の意識を改革するというか、変えていただくことが大事なことでありまして、そのためには何をしなければならぬかということは、私どもがこれはお手伝いをしていく部分であ...全文を見る
○田名部国務大臣 私もたびたびお邪魔をいたしますけれども、非常に亜熱帯性気候地帯に位置しておりまして、やはり沖縄というのは、何といってもこういう気候をどうやって生かすかということは、私の方から見ると本当に全く条件が違いますので、そこに着目をしてやっていかなければならぬ、こう思うわ...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃることはよくわかります。国際貢献をすべきだということもそのとおりだと思いますし、私はよくわかりませんが、実態としてどういうところでできるのかという問題はあると思うのですね。例えば、島でありますと かそういうところはやりやすいが、そうでないところは難しい...全文を見る
○田名部国務大臣 海洋研については、先ほど長官の方からお答えしたとおり、まずどういう状況にあるかということを調べた上で、必要であればそれはこの先進めていかなければならない。いずれにしても、調査をさせていただきたいということであります。  パイナップルについては、確かに需要の拡大...全文を見る
○田名部国務大臣 私も、おっしゃるとおり、やはり食糧というのは地球人類に安定的に供給できる体制というものを確立していく必要がある、こう考えておりまして、先般も、イタリーでFAOのサウマ事務局長にお会いをしてその話をいたしてまいりました。  当面、そう言ってみても開発途上国の一部...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりだと思って、新農政でもそこのところが基本的に考えたところでありまして、どうやって他産業並みの所得が得られるか、それがなければ担い手が育つわけがないんだ。ただ、育てるために、おっしゃるように生産調整をやりながら規模拡大というのはおかしい、ひょっと見...全文を見る
○田名部国務大臣 お話は十分承っておりますし、輸入自由化によって受けている苦労というのもよく承知をいたしております。そのためには一体どうするかということを考えなければいかぬので、ただ大変だ、苦しいと言っているばかりでは先に展望が見えない話でありまして、私は全般に言えることは、工業...全文を見る
○田名部国務大臣 日韓問題はなかなか漁民の皆さんの思うような進展が見られないということは、私も大変遺憾に思うし、私も当初水産部会長のときに三度実は交渉に行きました。その後、日韓議員連盟の定期総会で毎回発言をいたしまして、その是正方を訴えてきた一人でもありますが、いずれにしても平成...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのことは、この資源の保存でありますとか、管理、有効利用ということで、環日本海関係諸国の間でそういう協力を進めるべきだという考えがあるということは聞いておりますけれども、しかし、それらの諸国は漁業事情が異なることもありますし、経済的にも政治的にも異なった体制...全文を見る
○田名部国務大臣 私も、この問題に随分取り組んで、いろいろな業界、農業団体、お話を伺って、難しいものの一つだ、こう考えておりまして、何かいいアイデアがないかと思っていろいろと担当者とも話をしてきたのです。おっしゃるとおり、糸が二倍で輸入と競争するという立場を見ると、本当に大変だな...全文を見る
○田名部国務大臣 お話を伺っておって、何か非常にこの問題がこじれておるんだなという感じを受けました。  農道は、今局長からどういう目的かという話がありましたが、何といってもやはり農家が農業振興のために利用するというのは建前であります。しばしば、私の方でもそうでありますが、どうも...全文を見る
○田名部国務大臣 私のところでも随分会合を開いておりまして、陳情にも再三おいでいただきましたが、専門的な分野でありまして、私もこの問題については自分の知識で安全か危険かというのは判断はつきにくい。専門家の皆さんに十分議論してもらう。問題があるとすれば、これは輸入するわけにはいきま...全文を見る
03月06日第126回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げますが、アメリカ、カナダ、オーストラリアからは輸入のお話はありません。ニュージーランドからはございまして、担当官を派遣して現地の状態の調査を数回にわたってやっておりますが、その場合、火傷病とコドリンガが問題になっておりまして、これはもう既に自由化は...全文を見る
○田名部国務大臣 問題があればこれは輸入できないわけですから、そういうこと等含めまして、ただ三月、まあまあはっきり決めたわけではありませんが、では、どういう理由で延ばすのかということになると、延ばす理由というのが明確でないと、これは延ばすことができないわけでありまして、従来もいろ...全文を見る
○田名部国務大臣 社会党の代表団がこのために交渉に行かれた、大変感謝申し上げておりますが、アメリカでも賛成というか包括関税化すべきだという意見と、そうでないという意見もある。まあ日本も、各国同じようにあるわけです。従来から関係者は厳しい対応をしておるわけでして、私も交渉に当たって...全文を見る
03月09日第126回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(田名部匡省君) ガット・ウルグアイ・ラウンドにつきましては、アメリカの政権が交代前に大筋の決着を図ろうということで、昨年末来大変な努力が払われたことは御承知のとおりであります。しかし、市場アクセスでありますとかサービス、知的所有権、貿易ルール、そういう分野において各国...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げますが、今、国土庁長官からもお話がありましたように、あるいは委員からもお話がありましたが、確かに急峻な国土で雨量が多いということで、この国土保全という立場からあるいは環境を守るという立場から、大変重要だというふうに私も認識しております。 ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げます。  本当におっしゃるとおりだと私は思うんですね。もう全く私はそう考えております。ですから、例えば県民所得の低い順とか過疎の進んでいるところ、これをどうやって定着定住させるかということが大事なことなんですね。ややもすると、先ほどもお...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げます。  おっしゃるように法体系の整備、いろんな法律がありまして、これをどうするかという勉強を少ししてみなきゃならぬこともあります。私の方ばかりではなくて、各省庁に法律がたくさんあります。そういうことでありまして、今直ちにどうこうという...全文を見る
03月11日第126回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(田名部匡省君) お答え申し上げますが、おっしゃるとおり、環境に対する国民の意識が非常に高まってきている中で、化学肥料、農薬の使用をできるだけ減らして環境影響の軽減を図るということで、先般新農政を発表いたしまして、その中で環境保全型農業を推進しようということにいたしまし...全文を見る
03月19日第126回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農林水産行政におきましては、地域の特色に応じた農林漁業の振興等が図られるように適切に機能分担あるいは相互協力のもとにいろいろやっております。この際、全国的な基準のもとに運用すべきものについては国が行う、それからそれ以外のものについては地方自治体に委任を...全文を見る
03月22日第126回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(田名部匡省君) 平成五年度の加工原料乳の保証価格につきましては、もう御案内のとおりでありますが、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法に基づいて、生乳の生産条件あるいは需給事情その他の経済事情を考慮して、農家の再生産も確保できるということを考慮しながら決定するものでありま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 釧路湿原に隣接して実施しておりますトリトウシ地区の国営農地開発事業は昭和六十一年度に実は着工いたしております。工事の実施に当たりましては、公園管理関係機関と打ち合わせを行って、おっしゃるような土砂の流出を防止するための沈砂地の設置、そういうことを行って...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、私どもも行政を預かっておって、どういうところをどういうふうにするかというのは非常に難しい問題なんですね。一方では、おっしゃるように、大事にしなきゃいかぬと言う人もおりますし、場合によってはどうしてもその道路を整備することによって地域の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もともと農業は環境維持あるいは保全に大変な役割を果たしておりますので、今後とも環境のあり方も視野に入れて十分考えていきたいと考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 世論調査は各社いたしておりますけれども、設問の設定の仕方でありますとか対象のとり方、これによって結果に差が出てくるものと考えております。  最近の世論調査を見ますと、委員御指摘とは逆に、米の自由化に反対と答える人が多くなっているという結果のものがむし...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) これからお願い申し上げます新農政、新しい法案を出しておりますけれども、こういうことが順調にいけば相当日本農業というものは強くなってくる、こう思います。  ただ、米に関する限りは相当の努力をいたしましてもアメリカやタイのように安くはならないということは...全文を見る
03月24日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○田名部国務大臣 原材料の供給事情及び水産加工品の貿易事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び改正内容を御説明申し上げます。  本法は、北洋における外国政府による漁業...全文を見る
03月24日第126回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(田名部匡省君) 今お話しになりました2・4・5T除草剤の埋設に当たりましては、深く埋設をするとか、あるいは流出防止措置の方法、いろいろ適切に実施をいたしておりまして、坂本峠につきましては、五十九年の土壌及び水質調査の結果、埋設薬剤の流出の事実は全く認められていない。ま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりに私も考えております。やっぱり農家が土地を購入するということになると相当の負担になっていくわけですね。そういうことで、やり方としてはどうかわかりませんが、どうしても農地を手放した いという農家からは公社等が買い上げる。公社から規模拡大...全文を見る
03月25日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○田名部国務大臣 お話しのように二十年ぶりに一千万トンを割り込んだわけであります。魚種別に見まして、今委員お話しのように、マイワシで七十万トンあるいはスケトウダラで三十万トン減少したのが主な内容でありますけれども、その主な原因でありますけれども、べーリング公海の漁業の一時操業停止...全文を見る
○田名部国務大臣 漁獲量の減少は、それも若干はあるでしょうけれども、それだけで問題だというふうには考えておりませんが、何といっても、先ほどベーリング公海の話もいたしましたし、あ るいはイカの流し網の禁止、海外二百海里のいろいろな規制によって撤退せざるを得なくなっておる、これがや...全文を見る
○田名部国務大臣 農業政策と違うところがありまして、資源の動向に左右される、生産ができないというところに安定的に漁業を営むという難しさはあるのですね。種類も多いし、あるいは地域によって置かれている状況というのはまた全然違うということもありまして、漁業において農業のような固定的、画...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりだと私も考えておりまして、これからの重要な方針としてつくり育てる漁業あるいは資源管理型の漁業というものを積極的に進めていかなければならない。幸い日本は海に囲まれて立派な資源というものを持っているわけですから、これを最大限に活用するということは非常...全文を見る
○田名部国務大臣 かねてからその問題、承知いたしておりますが、基本的にはやはり両漁民同士といいますか、漁協同士の話し合いがつかない、そこでどうしてもいい知恵が浮かばず上に上げてくるということで、知事同士の話し合いで。これは一任してもらわぬと、どう決めても決めたことに従わないという...全文を見る
○田名部国務大臣 先ほど来お答えしておりますように、こちらの方の体制をきちっと決めておきましても、水産加工にしても漁業者にしても、どういう事態が発生するのかというのがなかなか的確につかむことができない。まあそう言いながらも、水産物の安定供給でありますとか、漁獲物に対する販路の提供...全文を見る
○田名部国務大臣 私の立場から言うと、五〇%のシェアを持っている青森県、リンゴ産地でありますから、大変ありがたい御心配をいただいておる、こう思うのでありますが、大変丁寧に役所の方も現地に赴いていろいろとやっていただいたことは私も承知いたしておりますし、先般も黒石のりんご試験場の専...全文を見る
○田名部国務大臣 沿岸漁業におきまして、今委員お話しのように、確かに漁業就業者が減少しておるし、私のところでもそうでありますが、高齢化がどんどん進んでおる、こういう状況でありますので、私もいろいろと心配をいたしておりますが、何といっても漁業を魅力ある産業にするということが大事なこ...全文を見る
○田名部国務大臣 日本海における漁業は、イワシあるいはスルメイカを中心に、年間百二十万トン程度を漁獲いたしております。また、それぞれの水域においてカニあるいはハタハタ等特別な魚種も存在しておりますが、資源的な問題が存在しておることはそのとおりであります。今後、日本海における漁業と...全文を見る
○田名部国務大臣 捕鯨問題につきましては、もう私も、各国の水産大臣ばかりでなくいろいろな大臣がお見えになります都度必ず申し上げるのは、捕鯨問題をぜひお国に帰ったら担当大臣にお伝えいただきたいということをお願いいたしております。  何といっても、この条約の精神と科学的根拠に基づい...全文を見る
○田名部国務大臣 水産加工業界ですが、私の八戸市は非常に加工業の盛んなところでありますが、近年、倒産する企業が若干ふえておりまして、あるいは倒産までいかなくても非常に経営が苦しい。それは資源がどうしても不足になりまして、特にサバの加工業界というのは一挙にとれなくなるということがあ...全文を見る
○田名部国務大臣 水産物の安定供給を確保するというためには、ある程度の輸入に依存しなきゃならぬことはもう御案内のとおりでありまして、しかし、今後とも需給動向に即した秩序ある輸入ということをしていかなきゃならぬと思っております。  ウルグアイ・ラウンドにつきましては、交渉の行方は...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
03月26日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(田名部匡省君) 平成五年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成五年度一般会計予算における農林水産予算の総額は、関係省庁分を含めて、三兆三千六百八十億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆八千二百二十六億円、非公共事業費のうちの一般事業費が一兆二...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今いろいろ議論を伺っておりまして、青森県がこれは五〇%のシェアを占めておるというんで、私も入れたくて考えておるわけではもう全くないんですが、ただ、昭和四十六年にこれは輸入自由化されておりまして、我が国も加盟する国際植物防疫条約というのがありまして、そこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃっている意味はよくわかるんです。ですから、そういう問題があれば入れませんからと、こうお答えしているわけでして、そのことが実際専門家間でどういうふうな状態がというので、問題がなければこれは揚げざるを得ない。これを検査するわけですから、輸出するとき...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) そういう問題があるということの前提でお話ししておられるようでありまして、だから、あるかないかは揚がってからということで、揚がり際で検査するわけですから、入って売った中から問題が出てくるわけじゃないんで、揚がるときに検査をきちっとしてやるということですか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農林水産予算については、一般歳出に占める割合というのは八%から九%で推移をいたしておるわけでありますが、平成三年度以降は着実に増額が図られております。特に、平成五年度においても新政策を踏まえて必要な予算を計上いたしまして、いずれにしても必要な予算の確保...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろんなお話があるだろうと思うのでありますが、消費者の立場に立って一体何がいいのかということをいろいろ考えまして今度のあの表示につきましてもやりましたが、これでも意見ありまして、私どもは、とにかく今よりも前進させる、安心して買えるようにしてあげるという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 厳しく指導してまいりたい、こう考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 時代は刻々と変化をしてまいりまして、ここ二、三十年の変化というものは、私たちが予想した以上に世の中は変わったと思うんです。これだけの工業国として発展していくと予想した人はいなかった。しかし、じゃ、あの当時のそうした農業基本法のもとでは同じように農家の所...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 東北で、実態はやや似ておるんだろうと思うのでありますが、非常に発展した地域とそうでない地域というのがある。私の八戸の場合は、新産都市の指定を受けましてから人口もふえ、農地がどんどん高くなりまして、もうそんな一坪二十万のところでネギをつくってもというよう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この自由化問題に関しては、毎回同じお答えで申しわけないぐらいでさえありますが、水田稲作というのは、今お話にもありましたように、国土の自然環境の保全でありますとか、あるいは日本が工業国だと言ってみてもそれは一部であって、国全体で見ますと農村社会というのは...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 原材料の供給事情及び水産加工品の貿易事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び改正内容を御説明申し上げます。  本法は、北洋における外国政府...全文を見る
03月29日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(田名部匡省君) なかなか答弁難しい問題であると思います。と申しますのは、長期的に国全体のことを考えた場合と個々に一つ一つの問題をとらえた場合と全く違うわけですね。例えば二十一世紀の日本の将来というものは一体とうなるんだろうと。いつも申し上げるように高齢化がどんどん進む...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりだと思います。林業だけでなかなか生活できないという部分は総合的な対策の中で、多様に就労の場とこういつも私は申し上げておるんですが、そうしたものを総合的に一体どうなるか、あるいは高齢者がどんどんふえておりまして、そうした方々の仕事というも...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私から近藤前大臣の話をすることは不適当でありますが、一般的に私の今置かれているいろんな国との交渉のことをお話し申し上げますが、相手は輸入を前提で言ってくるわけです。私の方は、余り輸入されるとやっぱり国内への影響というのがありますので、輸入前提には考えな...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今よりどうやってよくするかということをまず基本的に考えました。実態に合わせないと、ただ机上プランだけてはいけない。高齢化、後継者不足、人生八十年時代、そういうことを考えてみますと、実態としては二種兼業がどんどんどんどんふえていく。これはそのものを私は否...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 個々に一軒一軒議論するとなかなか難しいところもあるし、そうでないところもある。ですから、これは基本的に地域の実情に応じて創意と工夫の中で実態に合わせて、自分たちならば今よりよくするには一体どういう方法があるのかということをやってくださいということをお願...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) だから、その利潤が出るためにはどうするかということは計算をしないとならぬのですね。例えば、この間テレビを見ていましたら、十二チャンネルで別海町のサイロをすばらしいのをつくって、これを使っていないというんです。何で使っていないのかと聞かれたら、いや電気代...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農村婦人が六〇%を占めておりまして、大変な農業の担い手といいますか、もう大きな力になっているわけですね。二種兼業が七〇%と申し上げましたが、ほとんど御主人はどこかで働きながら奥さんの農業を手伝うという形が非常に多いわけです。そういうことを見ると、もっと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) これの議論始まりますと食管そのものの議論になっていくだろうと思うんですね。統制時代、米が不足する、そういう時代につくった法律が高度成長の中、あるいはいろんな変遷を経てこんな形になった中でそれをずっと守るかどうか。これは国民の皆さんも、私も随分対談するん...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 見方はいろいろおありでしょうけれども、私は何といっても日本の高度経済成長、このために、一つには都市近郊の農地というものが工場に必要であったために大変高くなった、そのために、残った土地も高いものですからなかなか規模拡大が進まない。他産業の方が所得も高いと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的に幾つかの問題点の解決を図りたいということがあります。  私は、農業というのは魅力のある頭脳産業だと思っているんですね。普通の人じゃなかなかできないんです。いろんな知識が豊富でなきゃいかぬ、機械の操作もしなきゃならぬ。そういうことで、今の昭和世...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 幾多の変遷を経るものですから、どういうことを理念にするかというのは非常に農業の場合は難しい。消費者のニーズというものにも合わせなきゃいかぬということであります。  一つには、私はウルグアイ・ラウンドの各国との交渉でも再三申し上げておりますのは、今後の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 決してそういうふうに考えでいるわけではないんで、個別経営体ということがありますが、これは家族経営体の発展した姿というふうに受け取っていただきたいんです。何といっても現状の家族経営というのは家計と経営が分離されていない、何となくごっちゃになっていまして、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今、官房長からいろいろ申し上げましたが、私はいつも自分の周りを見て感じていることで申し上げるんですからまあ当たっているかどうかわかりませんが、青森県でも若い人たちのアンケート調査をやりました。シンポジウムもやりましたが、一番多いのは封建的だと、農村社会...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的には包括的関税化という基本方針は変わっていない、こう思います。ただ、私どもは、米のような基礎的食料は国内で自給する、あるいは生産調整を行っている農産物については包括関税化は例外とするように主張しておる。あるいは今時点で申し上げると、市場アクセスだ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 松永政府代表のこと、二月二十三日のことだろうと、こう思いますが、私もその後お会いしました。いやいやそれは新聞に書かれているようなことではありませんと。私はそう思うんですね。いつもそう、そうというのは、長々言ったことをわずかで言うとそういうとらえ方をされ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 前段の部分は別として、あらゆる援助をして、やる人がおるかどうかというのが一つ問題あると思うんですね。  私は、このことは別として、当時、四十五年ごろまあまあやってやろうという状況にあったと思うんですが、その後、やってももう別な方へ行った方がいいという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私は、農業をやりたいと意欲のある人がおってこういう事業をしたということは、当然それは農業をやるべきであって、ただ間々見られるのは、そうやったがどうもうまくいかないという事情のあるところもあるわけですね。そういう場合でも、本当に地域なり県なりが、もう住民...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的に私は精神論を言っているというけれども、そこが一番大事なんですね、どう発想を切りかえるかというところが。今まで何か十から二十と言うと、そんなのはないとかなんとか私も随分あっちこっちで言われる。ないところはこれをやれと言っても無理ですから。ただ、基...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 一つには、国民に対する食料の安定供給ということが基本的な役割だ、こう考えております。それからいま一つは、新政策でありますけれども、生産性の一層の向上を図る。それには国土が狭いんですから品質をよくする、あるいは国民のためにコスト面で下げるという、こういう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるように亜熱帯気候地帯でございまして、その特性を十分に生かすという基本的な考え方を持っておりまして、このために、第三次沖縄振興開発計画に基づいて、何といっても優良農地の確保をする。沖縄は農業用水にいろいろ問題がありますのでそのこともやっていかな...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農林水産予算につきましては、近年国の一般歳出に占める割合というのは八%から九%で推移をいたしておりまして、平成三年度以降は着実に増額が図られておるわけであります。平成五年度においても、昨年取りまとめました新政策、これに沿って農業・農村の長期的な展望を踏...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 漁業というのは、どちらかというと自然の恵み、これを持続的に利用するということから産業というものが成り立っているわけでありますから、これを生産力を維持しながら増大させていくということは大事なことだ、こう思っております。そのために、水産生物の生育の場である...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 最近の水産加工業を取り巻く情勢というものは、委員御案内のように、何といっても二百海里内における漁獲の割り当ての一層の削減というものが一つあります。それに加えて資源管理、環境保護的な観点から、公海における漁業規制というものが最近特に強くなっているというこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) かねてからこれは問題になっているわけでありますが、本土復帰後土地改良事業あるいは基盤整備が急速に進められたということもあり、まあ原因はいろいろあるわけでありますけれども、なかなか難しいんですね。一方では沖縄の方々の所得の向上を図りたい。特に、私はよくわ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) 林業改善資金助成法の一部を改正する法律案及び林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案の二法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、林業改善資金助成法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。 ...全文を見る
03月31日第126回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(田名部匡省君) きのうから公聴会を開催いたしておりますが、これにつきましては、六年前からニュージーランドから日本に輸出をしたいと。私の方ではもうリンゴは既に自由化しておりますので、技術的に火傷病、コドリンガ、この防除体制ができなければ一切輸入することはできません、こう...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) これは専門的なことでありますので、専門官が調査した結果、これに基づいてやっているわけですから、気持ちは私はわかるわけでありますけれども、一般的に危ないんではないかというのと科学的に大丈夫だということの違いがあるわけであります。  コドリンガについては...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 残留問題どこれまた別でありまして、輸入に際してのとりあえず問題は火傷病とコドリンガでございまして、残留農薬がどうで人体に影響があるとかどうとかというのはこれまた別のことであって、そこはきちっと分けて処理しなきゃならない。もちろん日本の基準に満たないもの...全文を見る
04月07日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○田名部国務大臣 率直に申し上げまして、漁協は大変規模が零細でありますし、あるいは近年の漁業をめぐる環境、そういうものが非常に厳しい環境にある、あるいはまた経営も同じょうに厳しい、そう私どもはとらえております。  しかしながら、漁業者の協同組織として何といっても漁業、漁村の発展...全文を見る
○田名部国務大臣 今長官から答弁ありましたように、どうすることが一番いいのかということをいろいろ考えてみまして、やはり実態に即して検討しなきゃならぬ。ただ、今回のような問題はまことに残念だと思います。こういうことが起きないようにするためには、理事会のあり方でありますとか執行体制を...全文を見る
○田名部国務大臣 基本的には、企業でも会社でも何でもそうですが、トップに立つ人の責任感、そうしたことがあって、立派な人を選ぶというのはまた組合員の責任であろうと私は思うのですね。ですから、そういう意識をどんどん変えていく。あるいは、新しい時代に即応して、二十一世紀に組合、漁業とい...全文を見る
○田名部国務大臣 建設業全般の話でありまして、この役所、この役所という話でありませんので、ゼネコン全体がどうあったか、その中でどの部分がどうかというのは調査しなければわからぬことでありますから、一応調査はいたしますけれども、ただ、私のところでの問題だという指摘でありませんので、全...全文を見る
○田名部国務大臣 質問の趣旨というものが、どうも私どもと食い違っておるようでございますが、公共事業の入札とか契約制度については、中央建設業審議会、これは建設省に設置しておりまして、この建議を踏まえて建設省と関係省庁、公共事業をやっている役所、それぞれあります、そういうところと連携...全文を見る
○田名部国務大臣 委員も御案内のように、高度成長期には大変順調に進んでおりまして、所得の格差も他産業に比べて縮小したわけでありますが、ただ、二百海里と石油危機、二度あったわけでありますが、そのあたりからだんだんおかしくなりまして、所得の格差も非常に開いたということでございます。水...全文を見る
○田名部国務大臣 漁業は農業と異なって資源の動向によって生産が大きく左右されるわけですね。したがって、なかなか農業のようにはいかないという問題が一つございます。また種類も多い。加えて、地域によって置かれた状況もさまざまであります。したがって、漁業においては固定的、画一的な将来像を...全文を見る
○田名部国務大臣 専門的な話ですので私もよくわかりませんが、ただ、おっしゃるとおりずさんであることは私もよく認識をしておりますし、先ほどからお話がありますように、海洋投棄問題については、外交ルートを通じてまず事実を確認するということと、投棄の即時停止を申し入れたところであります。...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話しのように、最近、漁業の生産量は三年連続して減少いたしておりまして、平成三年には二十年ぶりに一千万トンを下回るという状況にあります。  確かに、国際漁業の規制の強化、この影響を受けたことはもちろんでありますし、周辺水域の方もだんだんおかしくなってきておる...全文を見る
○田名部国務大臣 今委員いろいろとお話がありましたように、確かに難しい状況にあります。私も水産都市を抱えておる、八戸でありますからよく状況を把握しておるつもりでありますけれども、やはり漁業の皆さんは初期の投資、船を買うわけですから大きな投資をするわけでありまして、そのことを考える...全文を見る
○田名部国務大臣 私も、これは長いことかかわってきたものですからいつも気になる事項でありまして、機会あれば一度訪問して話し合いたいと思っております。ただ、おっしゃるとおり政治的に解決しないと難しい問題ではあります。  そのため、委員おっしゃったように、私ども日韓議連を通じて経済...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり大変な問題でありますので、私から総理、外務大臣に強く要請いたします。
○田名部国務大臣 実態をよく調べ、現地の状況等を見まして適切に対応したいと思います。  共済のお話も今お話しになっておりましたが、いずれにしても、四十九年に被害が発生して後は少ないようでありますが、やはりある制度は利用していただきながら、我々もまた十分な対応をしていくということ...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ─────────────
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○田名部国務大臣 農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業災害補償制度につきましては、昭和二十二年の制度創設以来、災害対策の一環として、保険の仕組みを利用して災害時の農家の損失を補てんすることにより、農業経営の安...全文を見る
04月08日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(田名部匡省君) あくまでも技術的な問題でして、それをもってして輸入を禁止するということは新たな国際摩擦に発展しかねない問題でありますから、技術的に処理するということで御了解いただきたいと思うんです。  後段のお話ですが、貿易に関する国際ルールというものは、これはガッ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 林業をめぐる状況でありますけれども、木材価格が低迷しておる、あるいは経営コストが増大しておって林業の採算性が悪化いたしておることは御案内のとおりであります。そのことによって、山村の過疎化、そういうものが進行し、林業の担い手が減少し、あるいはそのことによ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろいろ今御質問ありましたように、厳しいことは私は大変厳しいと思うんです。ただ、あきらめていいかというと、私は最大限の努力をしていく。というのは、長いこと日本の国全体を見て、後世の人たちにどういう負担を求めていくかということ等を考えてみますと、最大限の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 一級河川、二級河川で例を引いてお話しになりました。私もそういう面からいくと、山のそうした仕事というものが公共事業の投資といいますか、そういうことで仕事がふえることによって生活が成り立つという方向を目指すことは私も大賛成であります。  ただ、所得補償方...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、いつごろからどういうふうになっていくかというのは、これは時代が変わっていきますから、私も何回か農業協同組合と森林組合と一緒になってやったらいいじゃないかという答弁をしたことがあるんですが、やがてそういう時代というのはやってくるだろうと...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私も大学を卒業して北海道の岩倉組に勤めまして……
○国務大臣(田名部匡省君) 岩倉組は木材が主でありましたから、当時の状況と今とでは本当に変わったということは、やっている仕事を見まして、だんだん主体が本当に主でなくなってしまっているということを見ておりまして、本当に林業というのは変わったし大変だなと。  それにはやっぱり木材価...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 大量に出るのはその時期でありまして、しかしそれまでは今やっている程度でずっと続いていくわけでありますから、そのことをやっぱり大事にしていかなきゃならぬ。特に、緑と水ということはここ何年かで国民から大きな課題として出てきているわけでして、さっきも畜産の話...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 率直に申し上げて相手がある話でありまして、私の方ではこういうふうにしてこれだけの人をと、こういう願いはあって計画を立てる。ただ、簡単に立てたかというとそうでないんです。  新規参入の人たちの課題として調査をしたものによると、資金確保ができないという人...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的にはそう私ども考えております。幸か不幸か外材が安くて、それを利用してきたということは、環境面からすれば日本は本当に環境を守ってきたということは言えるだろうと思うんですね。日本に輸出した国は、木を切って環境破壊、こういう大問題が起きておる。  し...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) なかなか難しい質問でありまして、考えてみますと、他に産業がなかった時代は農村では山持ちのところへ行って働いておった。あるいは外材がどんどん輸入されるようになってから、高度成長期といいますか、そういう時代にはみんなそちらの方に移ったということにおいて所得...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 熱帯雨林の減少は、もう既に御案内のとおり、日本国土の四割に当たる千五百四十万ヘクタール、これだけ毎年減少しておるわけでありまして、地球環境問題にとっても大変大きな問題になっていることは私も承知をいたしておりますし、なかなか難しい面もあります、開発途上国...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ことしの植樹祭にはぜひ参加をいたしたい、こう思っております。  お尋ねの振興策でありますけれども、沖縄県の森林というのは県土の約五〇%を占めておりまして、自然環境でありますとか水資源の涵養、そういうものに大変大きく役立っておるわけでありまして、そのた...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 過去において私どもが子供のときに見ておった森林というものと価値観が大分変わったんですね。昔はどっちかというと山というものを持っているというだけでこんな手入れはしなかった。最近になると、どうも一生懸命植林をしてやったけれども余りもうからぬ。損得からスター...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) 沿岸漁業改善資金助成法の一部を改正する法律案、水産業協同組合法の一部を改正する法律案及び漁業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案の三法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、沿岸漁業改善資金助成法の一部を改正す...全文を見る
04月09日第126回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(田名部匡省君) ただいま議題となりました農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案、農業機械化促進法の一部を改正する法律案及び特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 岩村議員のお尋ねにお答え申し上げます。  今後の農業構造、経営対策の基本的な方向は、何といいましても他産業並みの年間労働時間を確保する、あるいは他産業並みの生涯所得というものをいかに確保するかということが私は最も大事なことであろう、そういうことを考え...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 佐々木議員にお答え申し上げますが、開発途上国の農業・農村開発に対する協力は、開発途上国の食糧問題の解決でありますとか、経済の自立的発展に寄与するのみならず、世界の食糧の安定供給に極めて私は重要だと考えております。したがって、従来から開発途上国に対して、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 倉田議員のお尋ねにお答え申し上げますが、農地流動化の前提となる農地の所有状況につきましては、先ほどもお答えしたとおりでありますが、六十歳以上の農業の後継ぎのいない高齢農家の保有農地というものは四十二万ヘクタールございます。あるいは、第二種兼業農家のうち...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 藤田議員にお答え申し上げますが、効率的、安定的な農業経営を育成していくためには、何といっても農地の利用を集積する、規模拡大を図るということが基本的に必要だと思います。また、農地利用の集積と並行して、資金計画あるいは経営問題に適切に対応していくということ...全文を見る
04月13日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○田名部国務大臣 なかなか明確にお答えできない問題をはらんでいるのだろうと思うのです。それだけに、いろいろ苦労して政府としても努力をしておるところでありますが、何といってもやはり需要と供給、これをどうするか。  おっしゃるとおり、安定的に毎年必要な分だけきちっと生産できればいい...全文を見る
○田名部国務大臣 中山間地のことでこの問題をとらえてお話がありましたが、一般的に私はほかの方まではよくわかりませんが、私の青森県の実態を見ておりますと、中山間地で農業だけで生計が成り立っている人はいないんですね。大体いない。そこで、林業をやるあるいは建設業で働く。冬は出稼ぎなんで...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長から答弁あったとおりでありますが、中山間地域においては、私どもは、畜産でありますとか野菜、花卉、果樹、こういう立地条件を生かして付加価値の高い、あるいは労働集約型の農業を振興する、そういうことは非常に大事だと思うのですね。そのために、この制度においても果樹...全文を見る
○田名部国務大臣 この台風の後に私のところに随分陳情に参りまして、私も現地へ行ってみました。確かに大変な被害でありました。そのときに農家の皆さんは、どうもこの共済制度入りにくいという意見があったし、いろいろなことを言われました。私の青森県のリンゴも相当影響を受けたのですけれども、...全文を見る
○田名部国務大臣 今回の改正におきまして、掛金国庫負担の合理化を行っているのは、例えば水稲の超過累進方式の廃止につきましては、米の需給が依然として緩和基調にある中で、累次の改正で累進は緩和されてはいるものの、戦後の食糧増産の要請のもとで実施されてきたということを先ほど来申し上げて...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、高齢化が進み、後継者が不足しておりますし、繭価が低水準で推移している、あるいは養蚕農家の農家数あるいは繭生産量とも減少傾向にあるということはそのとおりでありまして、このため、広食性蚕品種、あるいは低コスト人工飼料などの革新的技術を組み合わせた低...全文を見る
○田名部国務大臣 気持ちとしてはよくわかるわけでありますけれども、この組合員資格については現在下限が設けられていないわけでありまして、農業経営の安定を図ることを目的とする本制度において、極めて零細な農家まで組合員となれることは制度上問題があるということで、この下限を設定することに...全文を見る
○田名部国務大臣 アンケートではそういうことになっておるようでありますが、局長がさっきも答弁したように、雌と雄で値段が違うものですから、それがおなかの中にあるうちに、どっちが生まれてくるのかわからぬのにどうやってやるかという、これは本当に技術的に、まあ人間でも最近はどっちが生まれ...全文を見る
○田名部国務大臣 災害の起こりやすい地域の農家の掛金の問題でありますが、おっしゃるとおり、北海道、比較的東北も北の方ですね、非常に多いわけです。何といってもやはり偏東風、やませの影響を受けますので、しょっちゅう影響を受ける地域、それだけにまた掛金も高くなっているわけでありまして、...全文を見る
04月14日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○田名部国務大臣 おっしゃるとおりでありまして、就農者が減少をする、嫁が来ない、農業では生活できない、いろいろあると思うのです。  ただ、全般的に見てみまして、昔は、戦前も戦後のあたりも含めて、日本の農業は一体どうたったろう。当時も惨たんたるものだったのですね、むしろ共済制度も...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろ実態を調べてみますと、御案内のように国庫負担の割合というのは五〇、五五、六〇と三段階ありまして、そして、その六〇の方は掛金も高いわけです・実態はどうかというと、五三・五ですね。ですから、六〇といっても五三・五が現行の水準といいますか、それを金額に置きかえ...全文を見る
○田名部国務大臣 提案したものが最良のものと考えて提案しておるわけでありますから、全体で見ていただいて、本当に農家のためになるかどうか、そういう御判断もしていただきたい。私は、決して悪いことにはならぬ、本当にこの光やってみて、農家の皆さんにはよかったなと思ってもらえるという自信を...全文を見る
○田名部国務大臣 十アール以下の農家というのは十五万七千戸あるのですね。ですから、実態をとらえながらやっていくということも必要なことだ、私どもはこう思っておるわけです。バランスをとったわけでもないのですけれども、全く無視してめちゃくちゃにやるということもいかがか、こう思うわけでし...全文を見る
○田名部国務大臣 予算は予算でこれはやるわけでありますから、制度の問題を今お諮りしているわけでありますから。事と次第によっては、別な分野で一歩も引かぬときには、これは断固やります。今までもそういうつもりで農、林、水、それぞれやらなきゃならぬことはこれは意思を通す、この覚悟と決意は...全文を見る
○田名部国務大臣 まあ、制度を今どうつくるかということでありますから、ひとつ予算はまた予算でいろいろと工夫を凝らすことでありますから、ぜひこれはこれでひとつお認めをいただきたい、ぜひ御賛同いただきたい、こう思います。
○田名部国務大臣 私ども、台風で影響を受けた後、いろいろと農家の皆さんや団体の皆さんと話しまして、やはり入りにくい、あるいは制度を少し見直してもらわぬと困るという要望が圧倒的に強かったわけです。そのとおりだと思うのですが、私のリンゴの共済だって一四%かそのくらいしか入っていなかっ...全文を見る
○田名部国務大臣 農家団体の皆さんが何か私にお会いをしたいというのは、共済の方でないようでありますが、委員会の最中以外に時間どれないものですから、まあ私がいなくてもいい、こういうことであれば、それはお許しいただければこれは別な話であります。
○田名部国務大臣 今申し上げたように委員会がお許しいただければ、私は別に逃げ隠れしているわけではありませんから、いつでもお会いして結構であります。お許しいただければの話であります。
○田名部国務大臣 共済の目的は別でありまして、この火傷病とコドリンガのためにあるわけではないわけです。これは入ってはならぬことだからいろいろと検査をしてやるわけでありますから、その技術的な問題でいいか悪いかという公述をするわけでありますから、多数決で反対、賛成を決める場ではないわ...全文を見る
○田名部国務大臣 公聴会は法律に基づいて手続をしたわけでありまして、お話のように、反対の人が多かった。それは、生産者はだれでも反対ということは、私は気持ちとしてはそのとおりだと思う。私だって、入れないで済むものなら入れたくないという気持ちはあります。しかし、植物防疫法上完全に防除...全文を見る
○田名部国務大臣 望ましい経営体の育成、こうしたことの新政策絡みの展開方向を勘案しながらいろいろと改善したつもりでありますが、具体的には、集団営農促進に資するために生産組織単位で共済関係が成立する、こういう方式を導入した、あるいは土地利用型の規模拡大、この大規模経営体に対する有利...全文を見る
○田名部国務大臣 大体局長から御答弁申し上げて、大枠の御理解をいただいたと思いますし、私どもはただ単に農家の負担を図っていこうという考えは毛頭ございません。むしろ新農政ということを常に頭に置きながら、そうしたものに積極的に取り組めるように支援もしなければならぬ、いろいろ考えるもの...全文を見る
○田名部国務大臣 私はそのテレビを見なかったわけでありますけれども、話を聞きまして、まあえらいことを言ったなという感じを実は受けました。  ちょうど次の日が閣議の日で、閣議が始まる前に外務大臣に、一体何を言ったのですかという話をいたしまして、話の中では、いやいや、別に従来の方針...全文を見る
○田名部国務大臣 私との二人の話で、今申し上げたように、発言は政府の方針どおり、今度はきちっと誤解を受けないようにする、こういうことでありますから、私はそれをもって今回のことは一応決着をしたというふうに考えておりまして、今後はそういうことはないだろう、こう思っております。
○田名部国務大臣 私は直接テレビを見たわけでないものですから、委員と同じような印象で−−新聞では私も見ました。まあまあ、しかし、テレビでやったことを、その前後どういうことを言ったのか、そういうことはわかりません。しかし、私にはそういうことをきちっと答えてくれましたので、それ以上言...全文を見る
○田名部国務大臣 昨日来、各委員にお答えをしてまいりましたが、そのときどき、時代といいますか、農業分野において大変変化が激しいのですね。それはやはり、輸入が増大していく、大変な競争をしていかなきゃならぬという、中でもここ二、三年大きく変化をしていると私は思う。そこにもってきて、一...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長、長々と答弁いたしましたが、御理解いただけたと思うのであります。  私ども、これが最善のものとして提案をいたしておるわけでありますが、しかし先の見通しというのは、これによって私どもは農家の皆さんが相当期待をしてくれるであろうと思うのですけれども、やってみ...全文を見る
○田名部国務大臣 六十年度以降五百四十一億を計上しておるわけでありますが、必要な人件費の大部分を充足しておるわけであります。団体、農業共済団体でありますけれども、今後一層、広域合併を図るとか機械化の推進をするとか、そういう事業運営をやっていただく。いずれにしても農家が、これは農家...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいま御提案のありました修正案につきましては、政府としては反対であります。
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     —————————————
○田名部国務大臣 農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案、農業機械化促進法の一部を改正する法律案及び特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、農業経営基盤の...全文を見る
04月15日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○国務大臣(田名部匡省君) ちょうどあの報道がなされた日が閣議の日でございまして、これを私から議題にさせていただきまして、総理と外務大臣に、今度来ております外相、コズイレフにこのことはきちっと申し入れをしてくださいと。それはただ単に日本だけの問題ではなくて、関係国全部あるわけです...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) テレビで何かそういう発言をしたということを聞きまして、これも閣議の始まる前でありましたが、一体どういうことを言われたんですかという話で、米についてといいますか、そういう今お話しのような変更するんだという話ではなくて、何とか国会決議を守りたい、守るために...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 最近、我が国の周辺水域におきましても底魚類を中心に非常に悪化傾向に実はあるわけであります。一方では、国際的な規制、そういうものを受けておる。これはますます強まっていくんだろうと思いますが、そういう中で、漁業就業者が減少しておりますとかあるいは高齢化であ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、長官との話を伺っておって、これから先大変な水産業界、どういう規制がどう出てくるかというのはわかりませんし、大変だなと思います。  かつて北海道や私の方、あるいは境港、主要な漁港は水揚げ日本一なんていって競って漁獲を増大したという、あ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 国際ルールとしてはガットということになるわけでありますけれども、その中で、一般的に関税措置による国内農業保護のほか、生産調整を行っているものは輸入数量制限というのも認めているわけですね。ですから、リンゴが生産調整しているかどうかというのが一つ問題になり...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 新農政の中で、農業、林業、漁業、これは大体考え方としては一体のものなんですね。したがって、その中の漁業をどうするかという立場で見ますと、地域の実情にもよりますけれども、漁業だけで成り立たない者、そういう者はほかでも所得を得る努力をする。私は多様に就労の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 大体総花的にならざるを得ないのは、地域の実情ということを踏まえると全部に該当することを申し上げなきゃならぬものですから、そういうことになるわけでありますけれども、やるところは、どれとどれを組み合わせるかというのはその地域ですから、どの地域にも対応できる...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、私どももそう考えておりますが、今も申し上げたように種類がとにかく多いということが何といっても問題点の一つであります。  加えて、地域の置かれている状況というものも背後の、漁業だけでなくて、どういう環境にあるかという、例えば私の方は比...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いろんな例があると思うんですが、農家の子供たちも今は農作業を昔ほど手伝わない、漁業者も同じようなことでありますけれども。何か西の方のけさかきのうの夜のテレビですかね、ここは何とか制度というのがあって、高校を卒業すると二十五まで共回生活を一軒の家へ行って...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今お話しのことでありますが、私も大変な悲惨な事故であった、こう思っておりまして、本当に捜索できるものなら一日も早く捜索してあげたい、こう思いますし、閣内でもよく私からもお話し申し上げて、さらに取り組みをしていくように努力をしていきたい、こう思います。 ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) パヤオにつきましては、浮き魚礁の一種でありますけれども、本格的な浮き魚礁につきましては、その耐久性などの研究を社団法人マリノフォーラム21が今実施をいたしておりまして、その成果を踏まえて今後の対応について検討していきたい、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 亜熱帯水域における水産研究を総合的に推進しようと思っておりまして、国の試験研究機関設置に関する調査を今お話しのように実施いたします。  この試験研究機関の実際の設置については、調査を見なければわかりませんが、これは設置する方向でやるものでありますから...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私も、何か日本の漁業が沈滞して、何かいい方法はないかなというときに、やっぱり海外の協力、技術協力もありますし資金もありますが、そういうことによって一緒に漁業というものをうまくやる方法がないかなということをよく考えました。  委員のお話を聞いて、技術の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
04月20日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○田名部国務大臣 おっしゃるとおりでありまして、日本の地形はそれぞれに違うということですので、従来のように一つの方向だけを示すということではなくて、むしろ地域の実情に合った検討をしてもらう、それに対して私どもが支援をしていくという考え方であります。
○田名部国務大臣 そのとおり十分議論をいたしたいと思いますが、しかし、事態は刻々と進んでおりまして、余り時間をかけて悪化の方向にさらに進むということのないようにしていかなければならない、このように思っております。
○田名部国務大臣 これにつきましても、しばしばお答え申し上げておるとおりでありますが、五〇%を目標に自給率を高めるということでございます。そのためには、何といっても生産性を一層向上させなければなりませんし、あるいは品質でありますとかコストも改善をしていかなければならぬ。  いず...全文を見る
○田名部国務大臣 カロリーベースで五〇%ということでございます。
○田名部国務大臣 三一%であります。
○田名部国務大臣 この新政策とウルグアイ・ラウンドの関係でありますけれども、貿易問題は別でありまして、ただ、国土条件あるいはこの制約、そういうものを踏まえまして、効率的な農業を展開していかなきゃいかぬということであります。  農業生産を維持しながら国内供給力を確保するため、私ど...全文を見る
○田名部国務大臣 三一%でありますけれども。
○田名部国務大臣 いや、三一と申し上げましたが……。  そういうことでございます、今お話しのとおり。
○田名部国務大臣 価格政策があるものもあります。米、肉、乳価、麦価、いろいろあります。それはそのときに合わせてやっておるわけですから、十年先、二十年先どうなるかと言われても、それはわからぬとお答えするしかないのです。ただ、この基準についても、私が企業的感覚と申し上げたのは、その努...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろな条件がありまして、ただ一概に、例えば田植え等を機械を使えると思った人はないのですね、三十年前に。それが機械化がどんどん進んでいった。労賃は上がりましたけれども、そこで機械でやるようになってからコストが相当低減した。また、一方においては、機械化がどんどん...全文を見る
○田名部国務大臣 農業振興議員の方の幹事長をいたしておりまして、そのときも、どうも朝方になっていろいろな対策をちょっちょっとやるということを何年もやってきました。私たちも反省もしました。こんなことをやっておっては二十一世紀の農家は本当にどうなるのであろう。やはり根本的にやる必要が...全文を見る
○田名部国務大臣 簡単にですか。なかなか簡単にと言われると、だめでございます、こう言わざるを得ないので、そこで申し上げると長くなるわけでありますが、もう都市政策の問題までいってしまうのですね、これを申し上げると。  ですから、ECと日本とを比較してみて、御案内のようにロンドンに...全文を見る
○田名部国務大臣 そういう考え方でこの新農政というものを考えたわけであります。これをやるには、私たちだけが一生懸命になりましても、実際に農業をやっている農家の皆さんが本当にその気になってくれないとなかなかできません。試合と同じで、監督ばかり張り切ったって選手がやる気がなければ試合...全文を見る
○田名部国務大臣 今回の日米首脳会談におきまして、ウルグアイ・ラウンドでは早期に成功裏の終結に導くことが再確認をされたと伺っております。総理からもけさほどざっとこの内容を伺いましたが、総理からは、包括関税化は非常に難しい、困難であるということを明確に、はっきりとクリントン大統領に...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、これからどういうふうに進めるかということは十分検討していかなければならぬ。  幸いなことに、私も随分視察をいたしましたが、非常に意欲的にうまくやっている農家の人たちがたくさんおるのですね、いろいろなところで。ですから、そういう人たちの知恵もか...全文を見る
○田名部国務大臣 自由化政策、自民党の責任だ、こういうお話でありますけれども、結果的に、だれもあの敗戦の状態の中からこんなに日本が発展するとは予想し得なかったことだったのです。高度成長でこれだけ、GNPでも世界第二位、所得も向上するという中で、それまでは農産物が足りなくても輸入で...全文を見る
○田名部国務大臣 委員の方の農家はどうかわかりませんが、私の青森県もかつてはもっとひどい、惨たんたる状態でありましたが、昨今では確かに農村も豊かになっております。ただ生活は、例えば所得が上がる方法とか、そういうものは農業では得られなくなって、他産業で収入を得ておるという二種兼業の...全文を見る
○田名部国務大臣 具体的な事項でありますのでよく承知をしておりませんが、今局長お話しのとおり、条件としては農業をやるということでありますから、やらない人はそれを求めるわけにいきませんし、その判断はだれがやるかということは地元の農業委員会等であろうと思うのでありますが、いずれにして...全文を見る
○田名部国務大臣 多くの方々から私も指摘を受けるのでありますが、国内では、より自由にした方がいい、こういう御意見の人も大分あります。私も前々から、どうも政府で米の値段を決めるというのは本当にいいのだろうかという疑問を持っていまして、あるいはもっと高くなるものを安く決めているという...全文を見る
04月20日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業災害補償制度につきましては、昭和二十二年の制度創設以来、災害対策の一環として、保険の仕組みを利用して災害時の農家の損失を補てんすることにより、農...全文を見る
04月21日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○田名部国務大臣 おっしゃるとおり構造政策だけで考えてはいかぬ、こう思っておりまして、それは農業と農村、これが健全に発展していくということが大事なことであって、今そういう意味では農村社会が非常に困難な状況になってきておるということを考えながら、この新政策でもそのことを考えたのと、...全文を見る
○田名部国務大臣 新政策で示されておりますように、何といってもやはり経営感覚にすぐれた効率的かつ安定的農業経営というものがなければならぬ、こう思うのです。そのために大区画の圃場整備を進めていくとか、あるいは育成すべき農業経営及び実現すべき農業構造の目標というものを明確にする。ある...全文を見る
○田名部国務大臣 株式会社が農地を取得して農業に一般的に参入することについては、これはかねてからいろいろな意見がございました。投機的に、または資産保有的な農地取得のおそれがあるということ等の意見がありまして、これは私も不適当だというふうに考えておりまして、このような内容の農地法の...全文を見る
○田名部国務大臣 新政策で示された経営感覚にすぐれた農業の担い手が、夢を持ってやりがいを持って取り組んでほしい、こういう願いがあるわけでありまして、そういう魅力ある農業づくりを進めるには、先ほど来申し上げておりますように、まず農地の流動化を図る。経営感覚にすぐれた経営体の育成とい...全文を見る
○田名部国務大臣 同じ東北という環境の中で、私ども、農村社会あるいは農業というものは地域の発展に大変な貢献をしてきたということはもう御案内のとおりでありまして、ただ、日本の戦後工業化を目指す中で、一極集中、今日を想定したわけではなかったにしても、国土政策において少し創意と工夫が足...全文を見る
○田名部国務大臣 今委員、いろいろとお話しになりました、そういうことを目標にして新政策というものをまとめたつもりであります。  何といっても望ましい経営体をつくることが大事でありまして、そのための目標、農業構造の目標の明確化を図っていかなければいかぬ、その上で農地保有合理化法人...全文を見る
○田名部国務大臣 今お話の中に猫の目農政ということがありまして、私もベトコンの幹事長を長らくいたしまして、米価のときにも徹夜して朝方にいろいろな対策を立てで、これは毎年やってきまして、こんなことをやっておっては農家も大変だな、こう思いまして、今官房副長官の近藤、私の前の大臣ですが...全文を見る
○田名部国務大臣 たびたび御熱心にこのデカップリングのお話をいただくわけでありますけれども、今、現に中山間地農業をやっておるわけですから、そういう中で、じゃあどうされておるか。結局、収入が一定していない、それのみで生活できない人たちは、やはり場所によっては、近くに市があるとか働く...全文を見る
○田名部国務大臣 適切な農業生産活動を継続するということの中で、食糧の安定的な供給でありますとか国土、環境の保全あるいは生活余暇の空間の提供、こういうことを図っていかなければならぬ、こう思っておりますし、そのためには意欲的な農林業者の存在が基本的な前提となるわけであります。そこで...全文を見る
○田名部国務大臣 確かにそういう面もあると思います。しかしながら、現状をずっと見ておりまして、担い手もいない、あるいは嫁対策をどうするか、いろいろ課題があるわけですね。そう言いつつも、やはり所得が一定のものでないとならないということになると、今申し上げたように、その所得が上がる程...全文を見る
○田名部国務大臣 御案内のとおり、中山間地域は四割を占めておるわけでありまして、これは農業の四割でありますけれども、地域の基幹的な産業である農林業の振興を初め、良好な生活環境の確保でありますとか農用地及び森林等の地域資源の適正な利用及び保全、さらには地方都市との道路アクセス条件の...全文を見る
○田名部国務大臣 条件が全く違うのですね。基盤整備が完全に終わっているECと基盤整備が進んでいない日本、そういう大きな違いもありますし、混住化社会でないという違い、いろいろな条件がありまして、今、ECのこの補償金の支給額、先ほど私は一年間に十四万、こう申し上げました。幾らなら適切...全文を見る
○田名部国務大臣 国の予算の中には、地方交付税でありますとか国債費というのがあります。これが大きく伸びていきますと、率から見れば確かにおっしゃるような御指摘をいただくわけでありますけれども、一般歳出の中で私ども政策的な予算というものは何としてもふやしていきたいということで、随分頑...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおりでありまして、農業の果たす役割、農山村は、農業と林業、こういうものを大事にしていくことによって、洪水の防止でありますとか水資源の涵養あるいは土、大気の保全、緑豊かな景観の保持、そういう重要な役割を農業、林業が果たしているわけです。これがおかしくな...全文を見る
○田名部国務大臣 農業、林業が農村に果たしている今お話しの国土、環境保全、こういうものは、今後とも適切な農業あるいは林業活動を通じて維持増進させていくことが重要だというふうに私は考えておるわけであります。  特に中山間地域につきましては、農林業の担い手の育成あるいは確保、また基...全文を見る
○田名部国務大臣 よく実態に合うようにしなければならぬということは当然のことでありますので、各省とも十分連携をとりながら、どういう対処をするかということを十分検討してみたいと思います。
○田名部国務大臣 何をやるにも人であります。企業は人なり、こう申しまして、いいリーダーを育てるということは大変大事なことであることは、私は十分承知をいたしておりますし、いい例の地域を見ましても、そこには必ずいい指導者がおって、そして立派な農業をやっておるということからも、そのこと...全文を見る
○田名部国務大臣 農業基本法は、農政の目標として、農業の生産性の向上でありますとか農業従事者と他産業従事者の所得の均衡ということを掲げているわけでありまして、この法制定後、いろいろな施策の展開をしてきた結果として、畜産や施設園芸の分野を中心に成果を上げた面もありますけれども、稲、...全文を見る
○田名部国務大臣 私が閣議で決定したことに基づいて、これは我々としては最大の努力をしなければならぬことは当然であります。それを具体的にと、こう言われると、人口の動向がどうなっていくのか、だんだん日本の人口が減っていくんだということになると、それでもまだ変わりますし、あるいは消費、...全文を見る
○田名部国務大臣 特別防除の実施に当たりましては、昨年の国会での十分な御審議をいただきまして、今お話しの附帯決議を踏まえまして、昨年四月に新たに松くい虫対策の基本方針を定めたところでありまして、適切に実施するように指導しているところでありますが、御指摘の、利用者の集まる場所の周辺...全文を見る
04月22日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○国務大臣(田名部匡省君) 掛金国庫負担につきましては、これまでも農業を取り巻く情勢の変化に対応して累次簡素合理化を図ってきた経緯があるわけでありますが、また導入時以降の情勢の変化の中で現行の方式が設けられた際の意義が乏しくなったものも実はあるわけであります。特に、近年被害率が低...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 前回の佐藤大臣のときの経緯は私もよく承知しておりませんが、今局長が答弁したように、農家全体を見ながらこういう方法が最も農家にとってもいい方法であろう。それは多少減るとかふえるとかいうことはありましても、全体的に見て実態に即したやり方であろう、こういうこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まあ、全部を拝見するわけにはいきませんが、佐藤大臣の問題の点でありますが、「超過累進制を残しつつ国庫負担の合理化を行うこととしたものでございますが、今後、先生御指摘の掛金国庫負担割合をさらに見直すことは当面考えておりません。」という答弁をいたしておるよ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 秘密にも何もいたしてはおりませんし、私からもよくわかるように説明するように申し上げておりまして、技術的な問題だけなものですから、決して政治的にどうこう判断する問題でないものですから、公聴会が終わりましても御意見のある人はその御意見は十分承るということに...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) そのこともたびたびお答えしておるとおりでありますが、全部なくなれば検査をする必要もなければ何にもないで自由に入ってくるわけですね、これは自由化しておるわけですから、昭和四十七年に。  そういうことであっても、部分的にそのものが防除されればということで...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) お話しのように、五百四十一億円、必要な人件費の大部分を充足しておるわけでありますけれども、農業共済団体等においても今後一層広域合併を進めるとか、体質が弱いとそういう待遇改善もできないわけでありますから、そういうことで今回の改正の中で入りやすくするという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 終了後にこの様子の報告を受けました。今、局長が答えたようなことで、淡々と意見が言われて、それにお答えをいたしました、こういう問題の質問がありまして、こういうふうに答えましたということは承っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 技術的な問題は私も専門家でありませんので。しかし、技術的に専門官が問題がないと言っていることでありますから、そのことを十分説明したということで理解できたんではないか、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) 経済的なことを考えれば私もおっしゃるとおり私の県のことでありますから反対でありますが、しかし、国際的な取り決めというものを無視してこれを入れないということはできないと思うんですね。ですから、これはあくまでも政治的な問題でなくて、技術的な問題をクリアする...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 経営体の育成など新政策の各施策の展開方向を勘案しながら、農業者の保険ニーズに対応した制度の改善についても今後とも検討していくことが必要であろう、こう思います。したがって、今回の改正の中にもこのような考え方で所要の措置を講じております。
○国務大臣(田名部匡省君) 人件費の大部分を充足しておるわけでありますが、財政大変厳しい折から私ども努力はしていかなきゃならぬと思いますが、今後団体の方でも一層の広域合併あるいは機械化を推進することによって、事業運営の合理化及び効率化に努めることによって人件費のアップ等に対応して...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私が就任をいたしました一昨年、ちょうど台風の被害が甚大でして、随分全国の方々から要請がありました。実態を調べてみましたら、私のところの青森県のリンゴでも十数%、一四%ぐらいであったと思うんですが、そんな状態だったんですね。一体どうしてこうなんだというこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) これは災害によって受ける、そういうものを救済すると私は考えておるわけでして、その他の要素でいろんなことが起こりますことについては、それはまた別途に対策を講じていかなきゃいかぬ。牛肉の自由化、これもそういうふうに価格の保証といいますか、そういうものとかい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私もどうすればいいかよくわかりませんが、ただ、一つ一つが専門的なことでもありますし、そういうところでやっぱり検討していかなければ、何か形をつくってということの方がいいのかどうか、いずれにしても少し勉強させていただきたいと思います。
○国務大臣(田名部匡省君) 大体そういう考え方で勉強してみたいと思います。
○国務大臣(田名部匡省君) 六十年度改正の際に、当時の佐藤大臣から、「今のところ農林水産省はそういうことは毛頭考えておりません。超過累進制とそれから国庫負担の割合については、現在のまま守る決心でございます。」と、こう答弁しておるわけでありますが、さらに局長から、「これだけの大議論...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 掛金国庫負担につきましては、現在この方式がよいということで提案をしているところでありますので、当面これを変更することは考えておりません。
○国務大臣(田名部匡省君) 全般的に私の考えましたことは、農家の方々が再生産を確保できないということだけは、これは避けていかなきゃならぬという点が一つ。それから、今後どういうことになろうかということはなかなか予測しがたい問題であります。  いずれにしても、農家のためにある制度で...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) やめるというのは、国会議員をそれは何十歳までもやれるものではありませんし、まあ余り長いことはどうかと思いまして。しかし、だれかがみんな我々の後を継いでやるわけでありますから、そういうときに至っても今の視点をきちっと踏まえて農家のために全力を尽くしていた...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もちろん、これは農家のためになる制度でありますから、そこのところに重点を置いていろいろと考えていかなきゃいかぬ、こう思います。  大蔵当局のお話がありましたが、必ずしもそればかりでもありませんし、またそうかといってあり余るほどの財政、財政は厳しいとい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農業災害補償制度につきましては、もう今までの議論の中で、基本的には災害対策の一環として災害による損失を補てんする、そういうことによって農業経営の安定を図ることを目的にしておるわけであります。お尋ねの部分につきましてはこの趣旨を基本としておるわけでありま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいま御提案のありました修正案につきましては、政府としては反対であります。
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
05月11日第126回国会 衆議院 本会議 第25号
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○国務大臣(田名部匡省君) 農業、林業及び漁業の各平成四年度年次報告並びに平成五年度において講じようとするそれぞれの施策につきまして、概要を御説明申し上げます。  第一に、農業について申し上げます。  我が国の農業、農村の現状を見ると、農業生産の停滞、農業労働力の減少と高齢化...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 鉢呂議員のお尋ねにお答え申し上げますが、まず新政策と米等の関税化に関するお尋ねでありますが、新政策は、我が国経済社会や農業、農村をめぐる状況の変化、これをどうこれからやっていくかということを長期的展望に立っていろいろ考えまして、力強い農業構造の実現であ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 藤原議員にお答え申し上げます。  食糧政策につきましては、生産性の一層の向上、品質、コスト面での改善を図っていかなければならないと考えております。特に、土地利用型農業において、経営感覚にすぐれた効率的、安定的な経営体を育成するとともに、優良農地の確保...全文を見る
05月11日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○国務大臣(田名部匡省君) リンゴの問題のときはコドリンガと火傷病のことが、我が省としてどういうふうにこれを検査するかということでありました。ただ、日本で使われていない農薬を使っているのではないかというお話がありましたので、それは厚生省の食品安全の方で、そこでひっかかるものは入れ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) かねてから私がこの席でもお答えしておるとおり、目に見えないというものは本当に何を信頼するか、国民はわかりません。空気でも水でも食料でも安全なのかどうかという信頼をどこに置くか、やっぱり科学的に専門家の方々がしっかり対応してもらわぬと、素人が幾ら不安を感...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 結論から申し上げると、全くそんな考え方はございません。  そのことの前に、日本の農業・農村をめぐる状況の変化というものをどうとらえるか。このままで推移しますと大変な状況になっていくと思うんですね。そういうことで、特に農村をずっと私も今も回りますけれど...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 全く私も同感に思いまして、昨年からずっと数回となくヒルズ通商代表、マディガン農務長官、マクシャリーあるいはFAOのサウマ事務局長、いろんな方々に今委員お話のことを申し上げてきました。  一体全体、世界の食料というものをどうとらえていくか。人口はどんど...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) どれかをやるといいという問題ではなくて、非常に最近の農業というのは難しくなってきているんだろうと思うんですね。例えば、所得もそれ相応にないと農業をやらないという、これはやっぱり何とかしなきゃいかぬ。  それから、いま一つは環境のことでありますけれども...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この認定制度は、従来の農業経営規模拡大計画認定制度を拡充した制度だと。おっしゃるとおりいろんな変化の中で確かに、私どもの小さいころは、今委員お話しのように、農村社会というのは本当に、共同、相互扶助、そういうことで和気あいあいと楽しそうに田植えでも何でも...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 特別に日程を組んでおりませんが、先般も何とか日程を調整して行くことができないかという相談はいたしました。何分にも毎週のように公式日程が土日入ってまいりますものですから、なかなかその日程の調整に困難をきわめておりますけれども、何とか時間がとれれば現地に行...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 再三にわたってこういう問題が起きるという、この考え方といいますか、どういう考え方でこういうことをするのか、私も全く理解できません、これ。まあ、ああいう国柄でありますからこういうことを平気でやれるんだろうと思いますけれども、いずれにしても起きたことについ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私は常に最悪の状態というものを念頭に置きながらこれには対応していくべきものといつも考えております。ですから、今回もないということは毛頭考えておりません。  ただ、まだ東京サミットにおける議題については現在サミット参加国で調整中だということで、農産物の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 私も所管大臣として日本の農村社会というのを本当に守らぬと大変なことになるという認識を持っております。  ただ、東京に住んで、どうしてこの大都市に若い人たちが魅力を感ずるのかなといつも考えるんですけれども、決して通勤の条件がいいわけでも、住居の環境がい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まだまだ農山漁村対策としては相当時間もかかる、費用もかかると思います。しかし、何とか取っかかりをつけて新しい総合経済対策、この中身についてはまだまだ詰めなきゃならぬ部分というのはあるわけですが、「新」とついていまして、どういうものをこれに入れるかという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 石倉常務の真意というものは、どういうことを言ったかというのは私はお会いして聞いておりませんのでよくわかりませんが、農業・農村は、今までも申し上げておりますように食料の安定供給でありますとか国土や自然環境の保全、いろんなことを有しておるわけでありまして、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 率直な感想でありますが、さきの大戦で非常に森林が破壊されて、大変な状態だったなということを感じました。何としても緑豊かな沖縄県というものをしっかりしたものにしていかなきゃならぬという気持ちを持ってまいりました。  また、そういうことであっても地域の住...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) いずれにいたしましても、林野庁にいろいろこれから計画を立ててもらいますが、何といっても予算が伴う話でありまして、積極的に私たちも支援をして、そしてもっともっと植樹をすることによって、沖縄の復興といいますか、そういうことに努力をしていきたい、こう考えてお...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 琉球松の植樹をいたしましたが、私は本土と違いまして、余りそういうことを念頭に置いて後の利用がどうこうという以前に、やっぱり亜熱帯に合うそういうもので、緑というもので覆うということが一番今ふさわしいのでないだろうか。何か植樹をして、将来伐採してということ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 新政策と呼んでおるわけですが、古いのに対して新しいと、こういうことで申し上げておるんですが、基本的には農業の生産性の向上及び農業従事者と他産業従事者との所得の均衡を目標として掲げた農業基本法の延長線上にあるわけであります。ただ、そういう限りでは新と言っ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今お話しのように我が国唯一の亜熱帯性気候の地帯でありますので、その特性を生かすということが非常に重要だと思っております。具体的には、基幹作物でありますサトウキビの生産性と品質の向上を図る、あるいは気象条件の有利性を生かした冬あるいは春の野菜、あるいは花...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) この政策では農業政策に重点を置いていることは当然でありますが、次のような各般にわたる施策を講じながら農村地域の活性化を図ることにしておるわけであります。  その第一ですが、農村と都市が相互に補完し合い、共生していくことによって、国土の均衡ある発展を目...全文を見る
05月12日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、国民の食生活が大変変わってきたということが一つございます。その過程の中で、農業、化学肥料、そうしたものを利用するようになった、あるいは機械化がどんどん進んでいった。そういう中で、環境という問題が大変クローズアップされてきた。それは、世界の人口が...全文を見る
○田名部国務大臣 我が国における農業、なかんずく水田農業は、元来、それ自身が環境保全機能を有していると私は思うのです。本法案によって規模拡大を進め、効率的かつ安定的な農業経営を育成していく、あるいは保有労働力が充実をしたり、土づくりによる地力増進、そういうものが推進されて、収奪型...全文を見る
○田名部国務大臣 今までの政策がよかったかどうかということと関係あると思うのでありますが、確かに日本の経済の発展、所得の向上、それはそれなりに私は評価していいと思うのですね。ところが農業と他産業というものを比較した場合に、一方の工業化が進むことによっての就労条件でありますとか所得...全文を見る
○田名部国務大臣 私も再三この問題については、今までの交渉の過程の中で随分やってきました。なかなか理解できないのですね。  例えば、食糧が非常に豊富なアメリカ、あるいはかつてはヨーロッパのようにしょっちゅう戦争をした国、あるいは日本のように周囲に安定的に供給できる体制があるか、...全文を見る
○田名部国務大臣 委員を初め各党それぞれ行っていただいて、また一生懸命、私と会う以外の方々と話し合いをしていただく、あるいは団体の方も、向こうの農民との対話を図って理解を得る努力をしていただいているということについては大変感謝をいたしておりますし、私は私の立場でやりますけれども、...全文を見る
○田名部国務大臣 今入澤局長からお話があったとおり、これはもう大分前に、私ども党におったころに、米価その他の価格問題のときに、党内の議論を通じて、おっしゃるとおり猫の目農政ということもよく言われました。しかし、徹夜をして米価を決定する、それだけではどうにもならぬというので、いろい...全文を見る
○田名部国務大臣 全くおっしゃるとおり、農家の立場、むしろ私たちは、農家が、どうすれば自分たちが一番いい農業ができるのか、時代に合った、所得も他産業並みにし、環境も整備しながら、魅力ある農業としてやっていけるのはこういう方法だ、そういうアイデアをむしろ大いに期待しながらこの法案を...全文を見る
○田名部国務大臣 この新政策では効率的、安定的な経営体の育成、それが生産の大宗を担うというために農業構造の実現をしなければいかぬということが大命題でありまして、今お話しのように、議論を伺っておって、全国これ全部違いますので、どこでどういうことをやろうかという指針というか、議論の段...全文を見る
○田名部国務大臣 国の支援できるというのは、今局長からもいろいろお話がありましたが、国全体を見て、どういう農業をやろうかというと、税制だ、金融だ、いろいろな制度、そういうものであろうと思うのです。ですから、具体的に私もいろいろな優良事例のところをずっと見ておりますと、全部違います...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか両方うまくやるということは難しいことでありますけれども、しかし何といっても農家の皆さんにとっては、所得が低ければ後継者としてやろうという意欲は出てこないということ、これはまあおわかりいただけると思うのでありますが、それはそれとして我々全力を挙げて取り組む...全文を見る
○田名部国務大臣 私もきのうの本会議場での答弁を聞いておりまして、あの外務大臣就任のときの認識といいますか、米というものについては格別の重要性があるという認識があったと思うのでありますが、しかし、農業交渉における我が国を取り巻く困難な状況に言及しておることは間違いないと思うのです...全文を見る
○田名部国務大臣 閣内はきちっと統一をいたしております。  ただ、言われる言葉、どこかの一言といいますな言葉じりをとらえてそれはどうかというのは、私に尋ねられても私もお答えできませんが、統一していることだけは間違いございません。ですから、きのうの答弁、慎重にというのはどういうこ...全文を見る
○田名部国務大臣 所管の私がはっきりと毎回申し上げておりますので、そのことを信頼をしていただきたいと思うのですが、いずれにしても、そういう疑念があれば、私からも外務大臣に再度申し上げたい、こう思うのであります。
○田名部国務大臣 話をしたのは、農業基本法をどうしようという話ではなかったのです。現実にいろいろな変化が出てきている中で、思い切った対策というものをやらぬといかぬ。そうかといって、長期展望とよく言われるのですが、世の中の変化が激しいときに長期的展望をやってもついていけるかどうかも...全文を見る
○田名部国務大臣 何回かの白書の中で、総括か総括的なのか、出してございます。単純に申し上げて、日本のとってきた政策がよかったのか悪かったのかということになるわけですね。戦前の農業がよかったのか、今の農業がいいのか。しかし、その中ではいいものもあれば悪いものもあるということで、その...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろな事例をお聞かせいただきましたが、そういうことがありますので、何とかその対策を講じようということでこの法案を提案いたしているわけでありまして、しかし、法律が通ればみんなうまくいくかというと、やはりそうではない。  私たちが優良事例のところを見てまいりま...全文を見る
○田名部国務大臣 今委員お話しのとおりでございまして、私どももそういう認識に立っております。  したがって、中山間地域は我が国の農業の四割というものを占めておりまして、地域の基幹的産業である農林業の振興を初め、良好な生活環境を確保する、あるいは農用地及び森林等の地域資源の適正な...全文を見る
○田名部国務大臣 拙速ではないかというお話でありますけれども、事は急を要する話で、これ、計画を立てて実際にこの法案をお通しいただいて、実施段階でいろいろとやってまいりますと、まだまだ先のことになります。もう若い人たちは待っていられないわけでありますし、私どももそういうことを考えま...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長からお答えしたように、なかなか難しいかじ取りを実はいたしておるわけです。余り過剰になっても相当の負担が伴う、そうかといって不足するとこれまた大変、結局、自由化をしていない中でどういうふうにやるかというのは、天候にも左右されますし、何といっても台風だ、冷害だ...全文を見る
○田名部国務大臣 今後の新政策の具体化につきましては、現在農政審議会に設けられた二つの小委員会において総合的な検討を要する課題であるわけでありますが、酪農及び肉用牛生産、野菜、果樹、畑作物など、稲作以外の部門における望ましい経営の展望、そうした経営体の育成に向けた政策展開の基本方...全文を見る
○田名部国務大臣 確かに高齢者が多いということはもうそのとおりでありまして、しかし、高齢者は長い間の経験というものを持っているわけです。ですから、そこにもうちょっと創意と工夫といいますか、新しい発想というものを加えていただくならば、私は、十分今までも村でリーダーとなって一生懸命や...全文を見る
05月18日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○田名部国務大臣 委員の今までの御議論を伺っておって、私も、何とか今よりいい方向で農業というものをやっていくためには、一定の所得があることは必要でありますし、そのためにいろいろ考えておるわけであります。  特に、この特定農山村地域の活性化、これは金融、財政、今お話しになったとお...全文を見る
○田名部国務大臣 今委員お話しになりましたようなことが大体の骨子でございます。  我が国の農業は、農業基本法制定後いろいろなことをやってまいりました。やってまいりましたが、大変多様化しつつ増大する食糧需要に対応した生産の選択的拡大や、畜産、施設園芸を中心に生産性の向上は実現して...全文を見る
○田名部国務大臣 自給率の向上を図るべく国会決議の趣旨を踏まえて、生産性の向上でありますとか、可能なものは極力国内で生産を賄うという努力はいたしましたが、おっしゃるとおり自給率は低下をいたしております。  これはいろいろ理由があるわけでありますけれども、何といってもお話の農畜産...全文を見る
○田名部国務大臣 米のような国内供給が過剰なものもございまして、それを小麦、大豆のような国内生産が不足するものへ農業生産の再編成をいたしましたり、あるいは土地改良長期計画に基づく農業生産基盤の整備と優良農用地の確保、栽培技術の高度化等による単収の向上、需要の動向に即した新品種の開...全文を見る
○田名部国務大臣 具体的にどの項目が減ったかというのは、もし資料があれば後で説明してもらいますけれども、恐らく食糧管理費が大幅に減ってきておるのだろう、こう思います。  施策の方では、例えば、米の消費拡大をしようということで、五十五年に週一・四回の米飯給食の回数を、平成三年に二...全文を見る
○田名部国務大臣 予算のことも当然で、やります。政府としては、そのときそのときにどうしても必要な新たな分野というものに予算をふやしていくという全体の政策の中で、大蔵省からも答弁ありましたように、その中にはマイナスシーリングという枠もはめられたこともあります。ですから、今度の新政策...全文を見る
○田名部国務大臣 可能な限り、私どもも地方に権限を移譲するという方向で閣内でも検討をいたしております。考え方はそういうことでありますので、今後最大の努力をしながら、地方に権限を移譲していくという考え方で進みたい、こう考えております。
○田名部国務大臣 委員も今お話あったように、中山間地域は約四割を占めておるわけでありまして、良好な生活環境の確保、農用地及び森林等の地域資源の適正な利用及び保全、さらには地方都市との道路アクセス条件の改善、医療、福祉の充実等の定住条件の整備を進めていくということが私は大変重要だと...全文を見る
05月19日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○田名部国務大臣 この農林水産委員会でしばしば私らも答弁いたしておりますように、地域の実情を無視しては農業というものは成り立たないということで何回もお答えをしておるわけでありますが、その中でいろいろ十から二十ヘクタール、いろいろ言っておりますが、これは一つの目安であって、どうやる...全文を見る
○田名部国務大臣 ウルグアイ・ラウンドにつきましては、従来の基本方針にのっとって一生懸命頑張ります。
○田名部国務大臣 今局長から答弁ありましたとおりでありまして、私ども、本当に農山村集落をどうして維持していくかという観点で、いろいろ検討してまいりました。今お話しのように、これからもそういう委員の御提案を十分検討して、いろいろなことを手を打っていかなければならぬ問題がまだまだある...全文を見る
○田名部国務大臣 これからも精力的に農村地帯を回りまして、本当に農家自身がやらなければならぬなということを持ってもらうことは大事なことでありますから、十分理解をして、そして意欲的に取り組んでもらえるように、私ももう暇があれば回って理解を得たい、こういうふうに考えております。
○田名部国務大臣 反省というかどうか、結果としては御指摘のようなことはあると思うのです。しかし、やっていることは一生懸命ですから、なかなか一生懸命やっても報われるものというのは農業の場合には非常に少ない。それは、自分の都合で何でもかんでもできる状況ではなくて、いろいろな周囲の条件...全文を見る
○田名部国務大臣 広範な、格調の高いお考え方を十分拝聴いたしました。  実態に即してどうするかというのはこれからの問題だと私は思うのですが、四割が中山間地でありますから、それも場所によってまた大分違う。私の青森県も僻地と言われるところが随分あります。選挙で回りますと、山の谷合い...全文を見る
○田名部国務大臣 お話しのように、日本の農業は農家自身が土地を持って、そして主として長男が後継者としてやってきた。しかし、その間規模がふえたかというと、失礼ですが、百年たっても従来の規模ということであったと思うのですね。ですから、入り口が少ないというのは、ほかの人に農業経営をさせ...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
○田名部国務大臣 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  日本農林規格制度及び品質表示基準制度につきましては、従来主として加工食品等を対象に、適正かつ合理的な規格を制定し、その普及...全文を見る
05月21日第126回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○田名部国務大臣 入札をどういうふうにしておるかということに立ち会ったことはありませんので、そういうことはないだろう、こう思います。
05月24日第126回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  従来から政府の方針は全然変わっていませんし、日本の立場というものは世界の主要国はよく理解をいたしておるわけであります。  ただ、理解をしておるけれども日本だけにこれを認めるということは、ほかからも同様の要求が出てくるであろうということ...全文を見る
○田名部国務大臣 まあ、なかなかこの価格の問題は難しいんですね。選挙制度と同じで、どういうふうに決めてもやはり問題がある。米も同じようなことであって、その線の引き方が、どこを基準にしてやるかというと、例えば今の方法でやっても、その以下の人は不満が出てくるということになるわけでして...全文を見る
○田名部国務大臣 どのように評価をするか、こういうことでありますけれども、我が国が目標としておりました南氷洋での商業捕鯨の再開及び沿岸小型捕鯨に対する五十頭のミンククジラの暫定救済枠、これが認められなかったことは本当に私は遺憾だ、こう思っております。  他方、南氷洋サンクチュア...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、それぞれの国において食にしておるもの、これは違うわけですね。  外国は、どれとは申し上げませんが、例えばアメリカで私はバッファローの肉というものを初めてごちそうになりましたが、私どもはバッファローというものは余り食べる習慣がない、あるいは宗教...全文を見る
○田名部国務大臣 そういうコメントはいたしました。それは、IWCというのは、今委員お話しになったように、捕獲しちゃいかぬというのではないのですね。管理をして適正に活用していくというのが趣旨であって、とらないというのでこの会を開くのであればやめたらどうか。むしろ私たちはこの規定を忠...全文を見る
○田名部国務大臣 脱退させる方法というのはなかなか難しいと思うのですね。要するに捕鯨に全く関係のない国が圧倒的に多いわけです。捕鯨国というのは三、四カ国でありますから、これだけで見ると多勢に無勢ということになろうかと思います。ECの全く海に関係のない国も加盟しておるのを私は不思議...全文を見る
○田名部国務大臣 そういう考え方があるということは、私も先般の会合で感じました。感じましたが、前段に委員がお話しになったような、あるいは島次長が答弁申し上げたようなことも一つの方法であろうし、あるいは、そういいましても、大変日本の主張というものが評価されて、少しではありますが、日...全文を見る
○田名部国務大臣 サンクチュアリとIWCの脱退問題ということですが、そういうことをさせてはいかぬし、今お話にあったように、鯨もえさが必要であります。ふえればふえるだけ、オキアミ等をえさにしているわけでありますけれども、今度はそっちが不足してきたときに、今お話しのような別の鯨のえさ...全文を見る
○田名部国務大臣 調査捕鯨をいたしておるわけでありますから、調査捕鯨もできないということになれば、IWCの存在そのものがもう必要なくなるわけでありますから、脱退しなくても全く機能を果たさないことになりますから、当然そういうふうになるであろうというふうに私ども考えております。  ...全文を見る
○田名部国務大臣 お答え申し上げます。  イルカなどの小型の鯨類は世界で六十六種、二百系統群にも及んでいるわけでありまして、生息分布域が地域的であるということで、また、国連環境開発会議において地域間による管理が認められているということでありまして、したがって、IWCで小型鯨類を...全文を見る
○田名部国務大臣 捕鯨再開に向けて政府による内外に対する広報活動、これは非常に大事なことでありますし、引き続き充実したものとしていかなければならないということは十分認識をいたしているわけでありまして、本件については関係省庁とも連絡を十分とりながら対策を講ぜられるように努力をしてい...全文を見る
○田名部国務大臣 省内でも今、入札問題をどうするかという検討をいたしております。いろいろ今自治大臣もお話しになりましたように、大きい業者から小さい業者までたくさんありまして、一体どういうふうにして公平に入札をやれるかという問題等もあるし、あるいは入札の制度もそうでしょうし、あるい...全文を見る
○田名部国務大臣 リンゴの気持ちはよくわかっておるわけでありますが、この問題につきましては、ニュージーランドが開発をいたしました、コドリンガ、火傷病、この殺虫、殺菌技術が、農林水産省として検疫上何ら問題ないものという判断をいたしておるわけでありまして、植物防疫法に基づいて公聴会の...全文を見る
05月24日第126回国会 参議院 本会議 第18号
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○国務大臣(田名部匡省君) 中村議員のお尋ねにお答え申し上げますが、IWCの京都総会、これを機に脱退しろという声が非常に多いことは十分承知をいたしておるわけであります。  今後の対応については、どうすることが一番いいのかという問題もあります。十分検討することにしておりますが、今...全文を見る
05月26日第126回国会 参議院 本会議 第19号
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○国務大臣(田名部匡省君) ただいま議題となりました農業機械化促進法の一部を改正する法律案、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案及び特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 谷本議員のお尋ねにお答え申し上げます。  まず、中山間地域における付加価値の高い作物への転換につきましては、それぞれの地域の気象あるいは立地などいろいろな条件を生かしながら適切な作物を導入することが必要だ、こう考えております。  導入すべき作物の選...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 食糧自給率に関するお尋ねでありますが、国内における食糧供給力の維持強化のため、一定の国境措置を維持するとともに、一つには、経営感覚にすぐれた効率的、安定的な経営体の育成を図ることが重要であると考えております。その次に、農業の基盤整備の推進及び優良農地の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 大変失礼いたしました。食管制度に関する答弁漏れがございましたので申し上げます。  今後とも制度の基本を堅持するという方針のもとに、新政策などの方向に即し生産者の創意と工夫の発揮による生産の活性化を図るとともに、多様化、高度化した消費者ニーズにより的確...全文を見る
05月27日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○国務大臣(田名部匡省君) ただいま議題となりました農業機械化促進法の一部を改正する法律案、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案及び特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、...全文を見る
05月28日第126回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(田名部匡省君) 借地でというお話でありますが、私も基本的には農家が多大な借金を負いながらの農業というのは経営的にも無理があるわけですから、いろいろな考え方をしながら、例えば土地を買い求めてやる場合でも何年か時間を置いて収入の上がる中から払えるようなそういう仕組みという...全文を見る
06月01日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○国務大臣(田名部匡省君) ニュージーランド産リンゴの輸入解禁について二百五十名以上の国会議員の方々から反対の署名があったことは十分承知をいたしております。  その署名の趣旨とするところは、植物防疫上の面からは我が国の落葉果樹に大きな影響を及ぼすおそれのあるコドリンガ、火傷病、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今お話しのことでございますが、国が責任を持って対処していくという方針でありますし、現実に私の方から専門官を派遣して周到に調査をする、検査をする、こういう態勢を実はとって、絶対入らないようなものでなければ入れないということになろう、こう思います。  い...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ニュージーランド産とアメリカ産のリンゴの解禁問題は全く関係がないわけでありまして、植物防疫法に基づいて輸入が禁止されている生果実等については、相手国において、我が国への新たな侵入を防止する必要があると考えられる病害虫の完全殺菌・殺虫技術、こういうものが...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 必要に応じて、現地の方で要請があればそういうふうにいたしたい、こう思います。
○国務大臣(田名部匡省君) それは今申し上げたように、完璧に実施をいたしたい、こう思っております。
○国務大臣(田名部匡省君) セーフガードの規定がありますが、特定果実についてのものでありまして、この規定を発動するためには、リンゴを特定果実として政令で指定し、さらに生産出荷安定指針を大臣が策定する、こういうことになっております。いずれにしても、これらの措置では事態の克服が困難で...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) これを実施する場合には関係国の合意を得ることが必要でありますが、なかなかこの合意を得るということは容易ではないというふうに考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) ここでもいろんなことの議論を十分いたしましたし、私も十分その間の経緯については申し上げてきたわけであります。国際法的に処理をする、技術的な問題がクリアされるとこれは輸入せざるを得ないという立場、しかし私の主産地であるという立場、そういうことをいろいろ考...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 長期見通しで示された自給率というもの、これは最大限に我が国の持てる力を発揮するということでいろいろ立てておるわけですけれども、現実にはこの自給率は低下傾向にある。この低下傾向にまず歯どめをかけなきゃいかぬ。そして目標に向かって努力していかなきゃならぬわ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 十分承知いたしております。
○国務大臣(田名部匡省君) 閣議で決定というお話がありましたが、自給率の見通しにいろんな数値をはめて、そうして長期見通しを参考として提出したものであって、これは閣議決定というものではないというふうに私は承知をいたしておりますけれども、いずれにしても、この際、五〇%という見通し、そ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 必要に応じて私ども予算というものは確保していく覚悟でありますが、いずれにしても、まず理解を農家の方々から得ることが大事でありますし、その単年度単年度どの程度出てくるか、そういうものとあわせてやっぱり予算を確保して進めていきたい、こう考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 考えられることはいろいろ考えてみましたが、現段階でとり得る政策としてこれが最善のものというふうに実は考えたわけであります。  従来からもそうでありますように、今までもいろんなことを農業に関する限りやってまいりました。その都度何かをやると新たな問題がま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農業基本法は、農政の目標として、農業の生産性の向上でありますとか、あるいは農業従事者と他産業従事者との生活の均衡を具体的な指標として、究極的には農業の発展と農業従事者の地位の向上を図ることを掲げておるわけでありますが、新政策はこの目標を今日の視点に立っ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 国民の意見を十分聞きながらよりよい方向を目指すという気持ちで審議をお願いしておるつもりであります。
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃっているとおり簡潔に申し上げたいこともありますし、よく理解していただきたいと思うものですから、ちょっと答弁が長くなることがあるわけでして、決して意図的にやっているわけではないんです。私どもも、答えるためには委員の皆さんにいろんな状況というものを...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 確かに、おっしゃるとおり、赤字国債の解消のためにシーリングというものを何年も続けて、そのために各省大変な苦労を続けてきたと思うんです。そういう中にあっても必要なものには少しずつでもという配慮、こういうものがありまして、一昨年の予算折衝のときにも私は大筋...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今の若い人たちというのは相当我々と考え方が違ってきておりますね。そういうことを考えますと、法人形態による農業経営、こういうものを見ておりますから、経営管理能力でありますとか資金調達能力あるいは取引の信用力の向上、雇用労働関係の明確化、社会保険の適用、そ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 五年産の価格につきましては、食管法の規定に基づいてやるわけでありますが、特に生産費その他の生産条件、需要供給の動向、物価その他の経済事情というものを参酌しながら、生産性の向上と品質の改善にも資するように配慮して、あす米価審議会の意見を聞いて適正に決定す...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 国会決議を三度にわたって行っているわけでありますが、私どもはその決議に忠実に行動しなきゃいかぬというものがあるわけです。  私は時々、何か日本が困る困るというものを殊さらに突いてこられるという感じを非常に受けておるんです。ウルグアイ・ラウンドで日米の...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 中山間地は、農家戸数あるいは耕地面積、農業粗生産額ですか、いずれも四割を占めているわけです。大変なウエートなんですね。そういうことで私どもしっかりやっていかなきゃならぬ地域だ、こう考えております。  これには先ほど来議論あったような政策を取り入れて、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 閣議でそういう案文を報告いただいて了解をいたしているわけであります。決定か了解が、まあ了解をしているわけです。
○国務大臣(田名部匡省君) あの五〇%カロリーベース、この試算がされているわけでありますが、この数値は長期見通しの「参考付表」に掲げられているものであって、これそのものを議題にして閣議決定したものではないわけですね。五〇%を目標にという、その後の方の付表にいろいろ数字がありました...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基本農政、農業基本法を新しくというお話は随分ございました。しかし考えてみますと、農業基本法そのものに掲げてあることをやるわけでありまして、決してそれと全く離れたことをやるわけではないわけです。ただ、若干今まで考えてきたことを、うまくいったもの、うまくい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 食料は国民生活にとって最も基礎的な物資でありまして、国民に対して安定的に供給をするということはもう基本であります。したがって、新政策で生産性の一層の向上、あるいは品質、コスト面、こういうものを改善していくことによって、可能な限り国内農業生産を維持拡大し...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 数年前から経済大国と言われながら国民はその豊かさを感じていないではないかという議論が出てまいりまして、私どももそのとおりだということで、労働時間を短縮するとかいろんなことを今やっておるわけです。住宅政策もその一つだろうと思う。  しかし、経済成長に伴...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) もう全く委員おっしゃるとおりでありまして、私どももそう感じております。そういうことからいろんな施策を展開してきております。即効性が出てくるものもありますけれども、なかなかやっぱり時間のかかるものもあります。しかし、我々はそれに向けて努力をしていかなきゃ...全文を見る
06月02日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、二百五十名以上の国会議員の方々からの署名があったことは私十分承知をしておりますし、国内でも賛成、反対いろんな意見がございました。しかし、これは多数決で決めるとか、政治的に決着をするとかという種類のものではないものですから、単純に防除体制ができた...全文を見る
○田名部国務大臣 事後どういう対策をとるか、まあこれはこれからのお話でありまして、どういう影響が出るのかというのは我々も定かではありません。  ただ、リンゴ産業の振興策というものはやっていかなきゃならぬ。今までは反対という団体の生産者の皆さんの意見だけであって、こうしてくれとい...全文を見る
○田名部国務大臣 まず、そういうものが入ってこないように万全の体制をとる、これは専門官を向こうに常駐して徹底的に検査をいたします。まあ万一ということでありますから、そういう場合には早急に全額国庫負担で撲滅防除、それを図る考えでありますし、そういうおそれが仮にあるとすれば検査でわか...全文を見る
○田名部国務大臣 有機農業につきましては、化学合成された農薬あるいは肥料等を使用せずに生産された農産物を求める生産者の方々が、さまざまに工夫しながら取り組みを実は拡大してきておるわけであります。  有機農業は、通常の農業に比べて労働力が、まあ時間も多くかかる、あるいは収量も劣る...全文を見る
○田名部国務大臣 お話にあるとおり、私どもは生産者を守る立場と、消費者もまた守っていくという両面をやっぱりきちっとやっていかなければならぬ立場にあります。ですから、有機農業、こうしたものは消費者が求めてどんどんふえていくであろう。しかし、おのずから限界もあると思うのです。品目にも...全文を見る
○田名部国務大臣 今委員お話しのように、新農政との関連で申し上げますと、環境に優しい農業ということで私ども環境保全型農業を進めていく、こういう立場にありまして、その中でも特に農薬、肥料、そうしたものを極力使用を減らすという方向と、これは一致しているわけであります。ただ、今のところ...全文を見る
○田名部国務大臣 お話はよくわかるわけでありますけれども、現実の問題として、委員お話しのように二割、三割高いそういうものを全部の国民が求めるかどうかというのは、これは我々もわかりません。しかし、安全な食品というものを求めていることはこれは国民みんな同じでありますから、そういうこと...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか難しい質問ですが、環境に優しい農業、保全型農業とも言っているわけですが、いずれにしても私どもは健康に害のあるものであってはいかぬということで、この新農政の中に位置づけておるわけであります。  一方では、これは意識したというわけではないのですけれども、消...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長からもお答えしたことでありますが、いずれにしても、私どもは、この無農薬で栽培に取り組んでおる方々というのは全体で一%までいっていない、〇・八%ぐらいでしょうか、これがどの程度まで普及していくのかということは、やはり健康志向がうんと高まってくるに従ってこちら...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、きのうもお話があったようでありますが、有機農法に適した品種を選ぶことが必要だ。これは土壌と非常に関連しておりまして、病気に強い品種であれば十分いけるわけですから、要するに病気になるために農薬を使う、こういうことになるわけですから、それは、ではど...全文を見る
○田名部国務大臣 私は、これを提案するについて、いろいろ考えて、先ほどもお答えしたのですが、消費者と生産者があると思うのです。まじめに一生懸命取り組んでいる人たちが損するようなことがあってはいかぬ。というのは、こういうものはどんどん高く売れ始めてくると、名前だけはついても、市場に...全文を見る
○田名部国務大臣 JAS法と有機農業を農政の中に位置づけて育成しろということとはちょっと違うのではないだろうかと思うのです。結果としてみんなが有機農法というものを取り上げてくると、それに対して我々は支援をしていくということではないのかなと私は思うのですね。  ですから、余りこれ...全文を見る
○田名部国務大臣 近年、特別な生産方法を表示した食品というものが大変増加をいたしております。これは外見から内容を判断するというのは非常に困難ということがございまして、私どもにいろいろな意見が実は寄せられておるわけであります。  今回の特定JAS規格制度の新設によって、消費者が生...全文を見る
○田名部国務大臣 私も、このことに随分長いことかかわってきた一人です。この間も消費者の団体の方々と懇談会をいたしました。先ほども小平委員からも農薬を使用した問題が出ましたが、率直に申し上げて、実態として〇・八%くらいの方々がこれに取り組んでおる。これも長いことやっておるのです、い...全文を見る
○田名部国務大臣 今局長からも御答弁ありましたように、米については五一%という実績がある。私の県でも米を非常に熱心にやっている地区がありまして、これは町長が先頭に立ってやっている地域なんですけれども、やりようによっては成り立つと思うのですね、規模拡大しても。恐らくきのうの参考人の...全文を見る
○田名部国務大臣 有機農業につきましては、農薬、肥料、そういうものを使用せずに生産された農産物を求める消費者のニーズに対応して、生産者の方々がさまざまに工夫して今日までやってきたという経緯がございます。  有機農業は通常の農業に比べて、先ほど来もお答え申し上げましたが、どうも労...全文を見る
○田名部国務大臣 私どもが考えた中でこれが一番のものだ、こう思って御提案申し上げているわけですが、言われる意見というのは賛成の意見もありますし、反対の意見もあります。しかしながら、私どもは、このまま放置して好きなようにしておいていいんだろうか、むしろその方が生産者にとってもマイナ...全文を見る
○田名部国務大臣 農林物資規格調査会の意見を聞かなければならないということになっておりまして、この調査会あるいは専門委員の方々の意見というものをいろいろと十分聞いてやってきたわけでありますけれども、お話しのように公聴会は行わなかったわけでありますが、JAS規格の検討に当たりまして...全文を見る
○田名部国務大臣 いろいろ難しい問題もあろうと思うのですが、ただ、この安全、安全と言うと、あとはそうでないのかという議論もあり、これまた意見を聞きますとなかなかまとまらぬ話になってくるわけです。自分たちがつくっているものは安全なんだ、ちゃんと基準を守って人体に影響ないような作物を...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     —————————————
○田名部国務大臣 林業改善資金助成法の一部を改正する法律案及び林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案の二法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  まず、林業改善資金助成法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。  林業改...全文を見る
06月03日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○国務大臣(田名部匡省君) 平成三年の山村振興法の改正によりまして農林地の保全等の事業を行う第三セクター、これに対して税制上の特例措置でありますとか、市町村の出資についての特別交付税措置、こういうものが講じられておるわけであります。また、平成五年度からは農林地の保全管理を推進する...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今いろんな税制上の特例でありますとかいろいろ説明申し上げました。そういうことでまず最大の努力をしていただくということが非常に大事なところでありまして、この先それでうまく乗り切っていけるか、あるいはどういう問題が出てくるかということについては、この先見き...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) それそのものかどうか今後の見きわめというものが必要でありますから、また別な面での手だてというものも必要になってくるかもしれません。広範に検討しながら進めていきたい、こう考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 農業も業と言うからにはなりわいであります。ですから、どうすれば自分の農業というものが安定的に経営ができていくか。私は、企業的な感覚で農業経営というものをこれからやっていかなきゃいかぬ。それには、土地の規模をいろいろ組み合わせてやるとか、あるいは年間働け...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今までの農業経営と違った経営ということで戸惑いはあると思います。したがって、そういう支援体制というものはきちっとつくって、そしてその方々とよく相談するという中で自分の思うようなことをやっていただきたい、こう考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 後継者のいないというのは永遠にいないことかどうかわかりませんが、例えば子供はやらぬけれども孫がやりたいということもあり得るだろうし、もう一切ないかということでまた条件が違いますが、いずれにしても、私どもは企業によって支配されるということだけはもう絶対防...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今、委員お話しのように、農村社会は高齢化がどんどん進展をしておるわけでありまして、実態としては出生率が低下しておるわけでありますから、何といっても高齢者の皆さん方に頑張ってもらうことが大変重要である。しかし一方では、この高齢者の方が本当に農業からリタイ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 安全性の問題ですけれども、私もしょっちゅう農家の方々が操作しているのを見ておるわけで、特に道路上において事故が多い。こういうことで、確かに普通の乗用車のような感じではない農機具もあるものですから、相当経験を積まぬといかぬなという感じのものもあります。し...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) かねてから私は、どうも都市の方の下水はどんどん整備されるが、一極集中排除の受け皿である農山村、こうしたところの環境整備には少し手が薄いんじゃないのかということを申し上げてまいりまして、閣議でも各省が大分理解をしてくれまして、それ相当の予算をちょうだいし...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 官房長からもお話があったように、私の方は、土地ですとか水、山あるいは食品、加えて環境問題が出てまいりまして、特に環境に関する問題。  経済対策閣僚会議で、私も入っておりますので決定をいたしました。この方針に向かって努力をしなきゃならぬわけでありますけ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 規模拡大だけで私はうまくいくと申し上げておりません。一つの指標としてはこの程度やればということがどうも規模拡大拡大と。しかし、その程度やらぬとまたこの八百万という目標達成は難しいことも事実なんです。  しかし、そればかりでいいのかというとそうではない...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃることはよくわかるわけでありますけれども、政治がどこまでで行政がどこまでかという線引きというのは難しいと思うんですね。私どもは政治家ですから、国民の意見というものを集約して基本的なことを決める、その基本の枠組みの中で行政というものはその都度臨機...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先般の参議院の予算委員会でも同様の質問が出まして、私と文部大臣からそれぞれ答弁をいたしましたが、これからのこうした教育、これはもう本当に大事だということで、文部大臣もしっかり対応してやりますと。その中で、経営の指導もしっかり教育の中でやっていただきたい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 北長官に私もお話を伺いました。今お話しのようなことを言っておられました。松田中央会の会長さん、たびたび私もお会いするんですが、なかなか意欲的な人で、規模拡大をして、そして機械化を図って努力していきたい、こう申しておりました。そういうことで、平成四年六月...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 基幹作物であるサトウキビの生産性、品質の向上、これは当然図っていかなきゃなりませんし、気象条件の有利性を生かした野菜、花卉、そういうものも振興していかなきゃならぬわけであります。  サトウキビの品質改良と機械化を図るため、先ほど作業体系の確立でありま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 新政策においてたびたび申し上げておりますように、経営感覚にすぐれた効率的・安定的な農業経営体を育成する、これが大変重要な課題とされておるわけでありますが、その一環として出資者の範囲が広がることによって財務基盤の強化を図りたい。それから、幅広い人材の活用...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農業機械につきましては、性能に応じた効率的利用というのが行われ、それによって農業経営というものはよくなる、ここが大事なところなんですね。  どうも、私の一族を農家ばかりですから見ておりますと、もう隣の機械買ったのを見てあれに負けないものを買おうとか、...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先般も越智運輸大臣にお願いをいたしました。物によってはなかなか難しいのもあると思うんですね。今、トラックということになると、農業にばかり使うかあるいは道路だけを走る、あるいは別なものは道路も走るけれども大方は田んぼや畑におるわけですから、そういうことで...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  日本農林規格制度及び品質表示基準制度につきましては、従来主として加工食品等を対象に適正かつ合理的な規格を制定し、...全文を見る
06月04日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○国務大臣(田名部匡省君) 価格政策というのはなかなか難しい問題ですけれども、しかし、生産費でありますとか需給の事情、そういうものを参酌して今日まで米価の決定をしてきたわけであります。これも規模によって大分違うんです。ですから、方向としては、規模を拡大して何とか価格を、内外価格差...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 価格政策の、例えば米価の決定の仕方、これは今までも、過去何回かいろんなやり方を変えました。どう変えてみても、規模の問題がありまして満足のいくような状態にならない。満足している人もあるけれども、満足しない。満足しないという人は、規模が小さい方々が多い。規...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今回の法案でも、いろいろと予算措置でありますとか新商品の開発、販路、あるいはいろんな経営の指導ということで中山間地対策を、いろいろ今構造改善局長からもお話しありましたようなことを今やっておるわけでありますが、これは議論するともう国土政策上の話までいきま...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○国務大臣(田名部匡省君) 基本的には、それは全部の審議をしていただければ一番いいんだろうと思うのでありますが、私ども、従来から基本的な大事な部分の法案というものを審議していただく、あとはその決められた法案の中で、附帯決議もありましょうし、いろんな御意見もあった、そういうものを十...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 確定したものはそのことは可能だと思うのでありますが、検討中のものをお出ししてこれまた議論に供するということもいかがかと思うんです。ですから、きちっと固まってというのとその辺をどう区別するか、考え方も、いろいろやってそれはまた変わるかもしれない、いろいろ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 政省令で反対があるかもしれぬ、こうおっしゃることもわからぬわけではありませんが、法律からはみ出た解釈でやるということはないわけでありまして、そのために法案の審議をいただいているわけであります。その過程の中で、これについてはどういう考えをしているかという...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 具体的なことは担当局長からお答えいたしますけれども、これは政治家として私はお話し申し上げたいと思うんですが、おっしゃるとおり安全な食品というものはもう国民だれしも願っておることだと思うんです。ただ、ガイドラインとかJAS法によってその普及を図るというこ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 究極の話は一致しているわけでありまして、私もそう思います。思いますが、現状を考えてみると、一、二割どうしても高くつく。あるいは少ないわけですから、きのうの意見にもありましたが、産地でできるだけ消費をすれば新鮮など、こういうことになる。  流通などいろ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 前にも数量まで書いておった報道を私も見ました。私も知らぬことをどうしてこの新聞は何万トン入るとかなんとかいうことを書くのかなと、本当に不思議でしょうがない。  それから、宮澤総理にそういうことを言ったとを言わぬとか、これはもう全くありません。けしから...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 今、委員お話しになったように、私の青森県は、空気もいいし、水もいいし、長生きだろうと思っておったら短命だと。聞きましたら、塩分をとり過ぎだというんでびっくりいたしまして、私も健康診断をしてもらったら塩分とり過ぎだということがわかりまして、その後、ドレッ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) まず先に局長から。
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおり、今安全でも将来安全でないかもしれない、それは中にはあり得ると思うんです。しかし、これは医学的な分野で、私は先ほど新鮮なものは目で見てわかりますが安全かどうかというのは素人にはわかりませんというお答えをしたんですが、それだけに専門家の先...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 有機農産物などの特別の生産方法による食品の増加に対処して適切な表示をする、食品の情報を提供するということは私は大事なことだ、こう思っているんです。  賛否あると思うんです。どういうわけですか、私のところには、いや、いいことだ、わからぬからぜひはっきり...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) おっしゃるとおりだと私も思うんです。難しい理屈は私もよくわかりませんが、安全だと言われると余り気にしないで買っておるんですが、私の家族なんか見ても、一々これは農薬をどのぐらい使ったとかなんとか、そんなのはないんです。ただ、テレビ等で、アメリカの米にコク...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 先ほどのお話ですが、文部省で小学校五年の社会でそういう教育をいたしておりますから、もう子供たちというか若い者は……
○国務大臣(田名部匡省君) 教えております。  ですから、そういうものではむしろ我々の方がよくわからないんですが、子供たちの方はよく知っております。私、娘と一緒だったものですから、そういうことはよく知っております。ただ、日付が、賞味期間の過ぎたのを見てはどんどんどんどん捨てるの...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ぜひこれやってみたいという人には支援をしていきますけれども、ただ、どこでも成功するというものでもないし、特に土壌に適した品目、これがマッチしませんとうまくいかないだろうと思うんです。ですから、そういうこともありますので、ただ無利子の資金があるからといっ...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 本当に難しい問題でありますけれども、しかし、消費者の皆さん方により安全なもの、まあ安全なものと言うと語弊がありますけれども、どういうものかというのがわかる、そういう仕組みというものをこれにこだわらずいろいろやっていった方がいいと思うんです。フランスのラ...全文を見る
06月08日第126回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○国務大臣(田名部匡省君) いつも大変我々の参考になる御意見をいただきまして……。  基盤整備につきましても、土地改良長期計画というのは十年で一期と定めることになっておりまして、それはそれとして、どういう計画を進めて申請してくるかということのかかわりもあります。お気持ちは私も十...全文を見る
06月10日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○田名部国務大臣 予算のことでお答え申し上げます。  おっしゃるとおり私どももそれなりの努力をいたしておりますが、平成三年の七月に改善計画というものを決めまして、その計画に基づいて実はやるということと、それからいま一つは、赤字国債を発行しないということで長いことシーリングという...全文を見る
○田名部国務大臣 今委員お話しのように、世界的に環境保護運動というのは大変な高まりを見せているわけでありまして、木材輸出国においても同じようなことが言えるわけでありますが、木材加工産業の振興ということをそれぞれの国が考えまして丸太の輸出規制というものを強化をしてきたということであ...全文を見る
○田名部国務大臣 具体的なことは馬場長官からお答え申し上げますが、三Kというお話がありました。おっしゃるとおり、三Kは市町村どこにもあるわけでありますけれども、ここは結構やはり働き手が多いのです、自治体の場合でも。そういうところを見ますと、やはり林業従事者の就労条件をどう改善して...全文を見る
○田名部国務大臣 台風等の被害、大変な影響を受けておるところもありますし、あるいは後継者、高齢化が進んでなかなか手の入らぬところもある。全体を見ると、地域地域によって格差がある、こう思います。現状、一千万ヘクタールの人工林の方は割合順調にまあまあの成熱をしておるし、多少手の入らぬ...全文を見る
○田名部国務大臣 なかなか先の見通しというのは私どもも立てにくい状況にあるわけでして、木材価格というのは、いつまで低迷するとか、外国の要因を受ける場合も非常に多いわけでありますから、きちっと計画どおり進むかとなると、なかなか難しい面もあります。ありますが、しかし、策定いたしました...全文を見る
○田名部国務大臣 一生懸命やりますが、経営改善計画というものを無視してやるということは、なかなか難しい問題があります。ですから、そういう計画を実施するという前提で大蔵省にも要請をしていきたい、こう考えております。
○田名部国務大臣 農業、先般御審議いただいた新農政との関連の中で、山村振興ということ、いろいろ御議論ありました。これは一体のものでありますから、一体のものとして私どもは進めていかなければいかぬ、こう考えております。特に山村の定住条件、これを図ることは環境を守ることにもつながるし、...全文を見る
○田名部国務大臣 おっしゃるとおり、今までもいろいろな制度改正を行ったり、支援措置をしたりやってきたと思うのですわ。ただ、考えてみますと、国有林にしてもいい時代があった。あるいは民有林にしても、これで財をなそうとかという考えは昔は余りなかったのですね。むしろ、うちを建てるときに自...全文を見る
○田名部国務大臣 具体的なことは長官にお願いしますが、経営改善についてはその当時一つの目標を立ててやったわけでありますけれども、その後長期にわたって木材価格が低迷、あるいは組織、要員の規模の面でなお改善途上にあることなどから、財務状況は依然として厳しいということであります。  ...全文を見る
○田名部国務大臣 今御意見ありましたように、やります。私どもこの改善計画、何といってもこれが進まない形でいろいろと大蔵と折衝をしても難しい問題があるわけでありますが、しかし、それは実施する方向で努力していく。それから人員の問題とかなんとかいう御意見ありますけれども、これは下請に仕...全文を見る
○田名部国務大臣 一年六カ月こうしておりまして、一番気になるのはやはり水産と林業であります。本当に力を入れて今までも、私の能力でそんないいアイデアもなかったのでありますが、しかし、今回お願いしているいろいろなことについて、私なりの意見も大分取り入れてつくったつもりであります。 ...全文を見る
○田名部国務大臣 山間地域の賃金の問題でありますが、林業労働者の就労条件、こういうものは関係省庁と連携をとって適切に対処したい、こう考えておりますし、いずれにしても、余り待遇が悪いところはやはり不足をしていくということをよく考えながら、きちっと対応していただきたい、こう思います。...全文を見る
○田名部国務大臣 政府としては、今お話にありましたように、多様で質の高い森林の整備、それとあわせて国産材時代へ向けた条件整備を図るということでおります。  そのためには、造林、林道事業及び治山事業の計画的推進による森林整備、これを図っていこうということが一つ。あるいは林業の担い...全文を見る
○田名部国務大臣 平成五年度の森林整備事業関係予算でありますが、事業費で五千三百十億円という見込みでありますが、今委員もお話しになりましたように、国が行いまたは補助する事業分二兆八千五百億円に対して、平成四年度以降、二年間で累積進捗率は三七・一%。三七・一%というのは若干下回るか...全文を見る
○田名部国務大臣 この計画達成のために努力することは当然だ、私はこう考えております。
○田名部国務大臣 何年前かちょっと記憶がないのですが、テレビを見ておりまして、集落が、もう若い人はいないので、お年寄りの人たちが住んでおって農業をやっておりました。山をおりたくないと言うんですね。ところが、町か村か、ちょっとこれも記憶がないのですが、医療面からいろいろなことを考え...全文を見る
○田名部国務大臣 これを三省庁で進めるきっかけをつくったわけでありまして、当時の吹田自治大臣が、自治大臣をおやめになってからだったと思うのですが、いろいろと個人的にお話を申し上げて、それはぜひ必要だというので、三省庁の局長とお会いして、私どもの窮状、そういうものを訴え、それならば...全文を見る
○田名部国務大臣 森林を守り支えている山村の維持、発展ということ、これを図っていくということは重要だと私は思っております。  このため、農林水産省としては、森林・林業の振興を配慮した地方交付税の単位費用の算定基礎の見直し、あるいは林野庁、自治省、国土庁三省庁間の検討を踏まえて、...全文を見る
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○田名部国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
06月10日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○国務大臣(田名部匡省君) 消費者の安全志向でありますとか自然志向、こういうことが最近とみに高まってまいりました。これは、農薬に対する不安といいますか、そういうものが消費者にあると思うんです。この前もお答え申し上げましたが、ただ、有機農業が安全で、今つくっているものは危険ですとい...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 消費者のニーズがあるわけでありますから、このニーズに合ったといいますか、全部なっても余りニーズがなかったとなるとこれは大変ですから、その辺はよく勘案しながら進めていきたい、こう考えております。
○国務大臣(田名部匡省君) 私は、さっき申し上げたように、消費者を守る立場にもあるし、生産者を守る立場にもあるということは基本的な考え方なんです。  そこで、空気とか水とかあるいは農薬、目に見えない部分というものは、これは国民みんな幾らか不安を持っていながら、これはどうだろうか...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) ただいまの附帯決議につきましては、決議の御趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上、善処するよう努力してまいりたいと存じます。
06月11日第126回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(田名部匡省君) 会田議員の国有林野事業に関するお尋ねにお答え申し上げます。  国有林野事業は、我が国の森林面積の三割を占める国有林野の管理経営を通じて、林産物の計画的、持続的な供給はもとより、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全形成などの公益的機能の発揮や農山村...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 山下議員のお尋ねにお答え申し上げます。  まず、平成三年度決算検査報告で指摘を受けました新農業構造改善事業等及び水田農業確立特別交付金に関しては、御指摘の趣旨を踏まえまして、新農業構造改善事業等については、都道府県に対し事業計画の策定について指導を強...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 農業、林業及び漁業の各平成四年度年次報告並びに平成五年度において講じようとするそれぞれの施策につきまして、概要を御説明申し上げます。  第一に、農業について申し上げます。  我が国の農業、農村の現状を見ると、農業生産の停滞、農業労働力の減少と高齢化...全文を見る
○国務大臣(田名部匡省君) 菅野議員にお答え申し上げますが、最初に構造政策に関することでございます。  後継ぎのいない高齢農家などの保有する農地の増加という事情、そういうものを考慮しますと、今後十年間に過去十年間の農地流動化実績の二倍から三倍に相当する農地の流動化を推計いたして...全文を見る