田並胤明

たなみたねあき



当選回数回

田並胤明の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○田並分科員 それでは、労働省所管に係る幾つかの点について、これから質問を申し上げるわけでございますが、労働大臣は私と同県でございまして、そういう意味では、県民の一人としても大臣就任をお祝いをすると同時に、労働環境はますます厳しい変化が予想されます。景気がよくなったといっても、引...全文を見る
○田並分科員 今の労働大臣の御答弁で基本的な考え方はよくわかりました。先ほども申し上げましたように、労働環境も質的に大変変化をしてくるわけでありますので、これに対応して、国際的にも批判を受けないような、少なくも国際的に並みの水準を確保できるような労働行政を一層推進してもらうように...全文を見る
○田並分科員 それでは次に、労働時間短縮の問題についてお伺いをしたいわけですが、八五年春闘もいよいよ本格化をしてまいりました。ことしの春闘で各労働団体が掲げている大きな要求の柱というのは二つありますが、その一つが賃金であり、もう一つが時間短縮でございます。特に労働団体は、ことしを...全文を見る
○田並分科員 今の局長の答弁ではなかなか納得できないのですが、要するに現在の貿易摩擦の解消の一つとしても、これは確かにそれぞれの国の置かれている事情によって、労働時間もあり、あるいは賃金もあり、それぞれの立場で決められてくるとは思うのですよ。ただ、日本みたいに、よく政府なんかも言...全文を見る
○田並分科員 今の労働大臣の御答弁で一つだけちょっと気になるところがあるのです。それは、年次有給休暇の取得割合が非常に悪いというのは御案内のとおりです。これは労働者の権利として当然とるべきものなのかもしれませんが、ただ、とれない理由というのがどこかにあるからとれないと思うのですね...全文を見る
○田並分科員 以上で終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○田並分科員 それでは、引き続いて質問をさせてもらいます。  第一点は、米国の農業不況と八五年農業調整法案の行方が我が国農業にどういう影響を与えるのだろうか、またどういう対策を農水省はお立てになっているのかということをお聞きをしたいと思うのです。農水の対応いかんによっては、我が...全文を見る
○田並分科員 確かに調べてみると、日本の場合はもうはっきり申し上げて農産物の輸入大国なんですね。アメリカが言うように、工業製品と引きかえに日本へ農産物の輸入を求めてくるということ自体もうちょっと、農水の方でも今局長が言われたようにアメリカの方に十分説明をして、余り無理な要求をする...全文を見る
○田並分科員 時間の関係でこれ以上申し上げませんが、今の一連の答弁を私どもは期待して、とにかく日本農業を基本的に守るという観点で、一層の御努力をお願いしたいと思うのです。  そこで、今後の我が国農政の方向についてお聞きをしたいわけであります。  ある新聞によりますと、二十一世...全文を見る
○田並分科員 それでは次に、林野庁の方にお聞きしたいのですが、国有林野事業の改善について昨年、「国有林野事業の改革推進について」ということで林政審の答申が実は出されたわけであります。  この中で、改善の方向として主なものを言えば、職員の削減が一つだ。五万五千体制から四万体制へと...全文を見る
○田並分科員 それは長官、検討事項ですから答弁はいいです。
○田並分科員 それでは、最後に、大臣に要望しておきたいのですが、ここ五年ほど公共事業の抑制、マイナスあるいはゼロということで、農水関係の特に土地改良事業の公共事業がかなりおくれを出しているのではないかと思うのですね。もちろん国の財政事情等もあってそのような状態になったのでしょうけ...全文を見る
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○田並分科員 質問に入る前に、昨年、予算委員会の分科会で、今の千葉の先生と同じように、特に埼玉県が大変人口急増県であり、しかも道路事情は全国的に見てもかなり整備率が低い、さらに下水道の整備状況についても全国平均までいってないということで、その推進方について強く要望しておいたわけで...全文を見る
○田並分科員 今の大臣の決意を聞いて、ぜひともひとつ一層の御努力をお願いしたい、このように思うのであります。  そこで、一つだけ参考にお聞きしたいのは、我が国の社会資本の整備状況と特に先進工業国との社会資本の整備の国際比較、もしありましたらちょっと、例えば道路整備あるいは下水道...全文を見る
○田並分科員 今の答弁にもありますように、大臣、ぜひひとつ、日本は先進諸国の中では既にGNP、経済成長率、アメリカに次いで世界で二番目だ、さらに国際競争力もかなりついてきていますし、貿易摩擦が示すように、日本の経済力もかなりなものになってきたわけでありますし、それに合わせた都市施...全文を見る
○田並分科員 大体詳細わかりました。ぜひひとつこれも促進方をお願いをして次の問題に入ります。  次は、一般国道百四十号線甲府熊谷線の関係でございます。昨年質問をして、ぜひ調査費をつけて具体的なルート決定をしてほしい、こういう要望をしておきましたが、本年五千万の調査費の計上をして...全文を見る
○田並分科員 ぜひひとつそういうことで、十分自然環境の保護についてもお考えに入れて、これからルート策定をお願いしたいわけでありますが、この計画ルートの策定はいつごろをめどにしておるのか、それについてもちょっとお聞かせを願いたいのです。
○田並分科員 わかりました。  それじゃ、時間もなくなりますので次の問題に移らしてもらいますが、十七号バイパスの早期四車線化の問題であります。  それと、これは昨年も質問したのですが、ちょうどルートのところに埋蔵文化財が発見をされて現在調査を開始しておりまして、これは埼玉県の...全文を見る
○田並分科員 わかりました。  ただ、一つ道路局長にお願いをしておきたいのは、深谷バイパスの場合に、暫定二車線にしても、供用開始が、昨年の答弁は六十年代の前半と言ったのですね。六十年代中ごろに今後はちょっと後退をしてしまってがっくりきたのですが、ぜひひとつ六十年代前半に、昨年の...全文を見る
○田並分科員 以上で終わるわけでありますが、ぜひひとつ、先ほど来言っておりますように、人口急増県であるということ、さらに、東北、上越地方の、道路としては渡り廊下的な通過県ということで、かなり交通渋滞が激しいわけでありますから、そういう特殊事情を十分御賢察願って、今後とも一層建設行...全文を見る
03月09日第102回国会 衆議院 本会議 第13号
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○田並胤明君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案並びに法人税法の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。(拍手)  今国会での税制改革論議で大きく取り上げられましたのは、言うまでもなく大型間接税...全文を見る
03月26日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○田並委員 それでは、日タ法の今回の廃止に関する提案に対して幾つかの点について質問をするわけでありますが、日タ法は昭和四十年三月に運輸委員会起立総員の全会一致で可決をされまして、四十年五月に法律が制定をされ、四十年七月に会社が設立をされたわけであります。以来二十年間四カ所のターミ...全文を見る
○田並委員 今の大臣と局長の答弁で、もちろんここに書いてあるとおりのことですから、そういう答弁になるんでしょうが、私どもが心配をするのは、先ほども申し上げましたように、物流の変化いろいろありますが、トラック輸送の物流というのは年々増加をしているということはこの数字でも明らかなんで...全文を見る
○田並委員 局長、今後確かに物流の質的な変化というのが出てくると思うのです。確かに多品種で小型でしかも消費に直接結びつくような流通というふうに変化が出てくるだろうと思うのですが、例えば今ある日夕の各ターミナルの利用状況というのは、今後の物流の変化に対応してふえるのか、あるいは民間...全文を見る
○田並委員 それでは、次の関係に移りたいと思うのですが、先ほどの大臣の答弁の中にもありましたが、この法律ができるときの議事録をずっと見てみますと、先ほど私が申し上げましたように、東京、首都周辺のトラックターミナルの建設と、そのほか大体全国的に考えてみて大阪一名古屋も必要じゃないか...全文を見る
○田並委員 局長、私の方でもう一つ聞いたのは、西南ターミナルを設置をするとすれば、それの土地の手当であるいは建設資金を含めて資金計画というのはどういうふうにお考えになっているのか。もし西南ターミナルをもう考えてないのだといえばそれまでなんですが、今の答弁では、やはり計画としては存...全文を見る
○田並委員 この西南部のトラックターミナルの役割は、当初はではどういうふうにお考えになっておったのかということです。今できている四つのターミナルは、板橋にしても足立にしてもあるいは京浜、葛西にしても、四つのそれぞれの方面別に入ってくる拠点になるところに設置してありますね。そうする...全文を見る
○田並委員 私としては理解のできる十分な回答ではございません。  ターミナルの概要を見ても、地形的に見ても、葛西、足立、板橋、京浜、主要なそれぞれの路線に結合した大変適地にそれぞれターミナルがつくられており、そのことによって、先ほど申し上げましたように、交通混雑の解消あるいは貨...全文を見る
○田並委員 次に、民営化後の会社の経営状況はどういう見通しになるのかということなんですが、例えば、先ほどもちょっと申し上げましたが、政府の資本が減少するわけであります。政府出資同等額が今度は無利子の貸付金ということで長期返済になるわけでありますが、要するに政府が手を引くということ...全文を見る
○田並委員 現在、会社の投資総額が四百八十二億で、開銀の融資が百八十一億、市中銀行その他で三十二億四千七百万、残高は二百十三億四千七百万というふうに数字が出ているわけであります。これらの負債を抱えながら、しかも今局長から、場合によると使用料の値上げも考えざるを得ない、こういうよう...全文を見る
○田並委員 今、トラックターミナルが札幌トラックターミナルからずっと鹿児島の臨海トラックターミナルまで相当の数があるわけですね。政府が出資しているのは、京浜、板橋、足立、葛西、いわゆる日タがやっているトラックターミナルなのですが、確かに今言った四つの日タがやっているのは規模として...全文を見る
○田並委員 それでは、次の質問に移るわけですが、この法制定の段階で日タの公共性なり公平な運営の担保についてかなり運輸委員会で論議がされました。しかし自動車ターミナル法によって、具体的にターミナル事業の公共性なり公平な運営の担保については、例えば十五条の「供用義務」であるとか十六条...全文を見る
○田並委員 まあ、ないと思うのですが、聞くところによると、幾つかあるように伺ったのですが、それは別として、民営化後も自動車ターミナル法というのが存在をするわけでありますから、ぜひ公共性の確保あるいは公平な運営、これについては相当特段の関心を持って、少なくもこういう罰則規定が適用さ...全文を見る
○田並委員 ぜひそうあってほしいと思うのです。  関連をして、トラックターミナルを利用しているトラック労働者、かなり数が多いわけでありますが、このトラック労働者の労働条件に関する問題について幾つかお聞きをしたいと思うのです。大変お忙しいところを労働省並びに建設省から担当の課長さ...全文を見る
○田並委員 それでは、今菊地課長の方から言われた二七通達に関係をする違背率調査等についてお聞きをしたいのでありますが、これは運輸労連の人たちが昨年の十一月に全国一斉の主要道路におけるアンケート調査をやったその結果が出ておるのでありますが、例えば二七通達に言われている連続運転時間四...全文を見る
○田並委員 どうも笑い事でないような、六年もたつのにまだ五二%も違背率が高いということはゆゆしき問題だと思うのですね。ぜひ労働省の方でも真剣になって違背率を少なくするように、ゼロにするように努力をしていただきたいということ。特にドライバーの拘束時間、これも調査があるのですが、出勤...全文を見る
○田並委員 今建設省の方から言われたように、二万キロ主要国道があって、そのうち四千カ所あるというわけですね。二万キロに対して四千カ所ですか。そうすると大体五キロに一カ所ずつあるという計算になるのですね。
○田並委員 わかりました。まだまだ、十キロごとにあっても、一台か二台しか置けないという面積の非常に少ないとこみが多いのですね。今建設省が言われたのは、ドライブインがあったり例の交付金によるトラックステーション、これらによってまあまあ間に合うのじゃないだろうかという見解と私は聞いた...全文を見る
06月21日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
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○田並委員 それでは第一点、運輸省の許認可事項について公表する意思があるかないかという問題についてお伺いをしたいと思うのです。  現在、運輸省の許認可件数というのが、五十九年の四月一日現在で二千二百十一件あるそうでございます。これは五十六年の二月の時点で二千二百三件という許認可...全文を見る
○田並委員 今局長の方から話があったように、法律で決められているものはゼロ、省令で決められているものが一件、残りの二千二百十件というのは、これは内規か何かでおおむねの処理日数というのは決めてあるのですか。
○田並委員 特に運輸省だけではないと思うのですが、国の許認可にかかわるものというのは非常に期間が長いですね。これはもちろん規制緩和との関連も多分あると思うのです。あるいは既設の業者間の利害の問題等があって、そう簡単に認可申請があったから、あるいは許可申請があったから、それじゃすぐ...全文を見る
○田並委員 いずれにしても、今の日本貨物航空の問題は別として、特に国民生活に関係をするようないろいろな許認可の申請があると思うんですね、バスの問題とかあるいはタクシーの問題とか。いろいろあると思うんですが、特に長くなる理由というのは、言えば業界サイドとの調整の問題なんでしょうかね...全文を見る
○田並委員 局長、許認可に要する期間というのは、内規でもし決まっているとすれば、許可にする、不許可にするは別として、不許可にするからにはそれなりの理由をつけて不許可にするのでしょうし不認可にするのでしょうが、それらの理由をくっつけてきちんと相手側にいつごろまでにそれらの結論が出る...全文を見る
○田並委員 これ以上言ってもどうにもならないと思うのですが、例えば今まで国の仕事だったものがこれからだんだん自治体の方に権限移譲みたいな格好で行くわけですね、これまでもありましたし。そういうものが自治体へ来ますと、自治体はちゃんと期間を公表するのですよ、処理期間というのを。運輸省...全文を見る
○田並委員 一般論としてとれということなんですが、どうも一月に国鉄が独自の再建案を出したところからこれらの一連の発言に発展をしているような感じがしてならないわけであります。それは確かに国鉄の管財人的な監理委員会でありますから、最終的な答申を出す、それを政府が受ける、政府が方針を決...全文を見る
○田並委員 そうすると、今大臣の答弁にありましたように、再建監理委員会の方の答申の中に盛り込まれるか盛り込まれないか、これからの問題だ。これは新聞報道ですから、どこまで信用していいのかわかりません。だけれども、あれだけ大きく、整備新幹線問題は答申に含めない、このように再建監理委員...全文を見る
○田並委員 大体わかりましたが、当初の予定どおり、やはり国鉄に負担をかけるようなことは絶対にやめるべきであって、既定方針どおり公共事業費的な仕事としてやるべきである、これはぜひひとつやるからには国鉄の負担にならないようにやってほしい、このように思います。  次に、もう時間がなく...全文を見る
○田並委員 ぜひひとつこれは早急に、今理事が言われたように、全力を挙げて解消のための努力をしてほしい、このことだけを要望として申し上げておきたいと思います。  時間が来て大変恐縮なんですが、あと一つ、高崎線と東北線の輸送力の増強の問題についてお伺いをしたいと思うのです。  現...全文を見る
○田並委員 厳しい財政事情でしょうけれども、ぜひひとつ今後とも全力を挙げての努力をお願いして、終わります。  ありがとうございました。
11月14日第103回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○田並委員 きょうは日本航空の専務の平沢さんが大変多忙なところを出席をされまして、大変御苦労さまでございます。  まず第一に、日航機の航路逸脱問題についてお伺いをしたいと思います。  三年前の羽田沖事故、さらに本年八月十二日の日航ジャンボ機による群馬県上野村山中墜落事故、これ...全文を見る
○田並委員 今の専務の答弁で私どもとしては非常に納得のできない部分が多いのです。航空安全協議会を二つの組合と結んでいる、その他の二つの組合と団体交渉をしているというのですが、実際にそれぞれの組合と乗客の安全、空の安全についての話し合いをした内容が具体的に実践をされておらないのでは...全文を見る
○田並委員 いずれにしても、日航側の再三にわたるこういう事故について、ひとつ一層国民の信頼を回復するための社内の努力を、体質改善も含めてやっていただきたい、このことを要望しておきます。  次に、運輸省の方にお伺いをしたい。  所定のコースを外れたのを航空自衛隊の稚内のレーダー...全文を見る
○田並委員 今の答弁は、ちょっと私の方で調査をしたのと違うのですね。ここの区域は、今言ったR11の方は、札幌管制部の方としてはレーダーによる管制を行わない区域になっている、こういう報告を受けているのですよ。となると、なぜそういう状態なのか。特に大韓航空機の事件が発生をしたその近く...全文を見る
○田並委員 今のお話ではちょっとわからないのですよ。レーダーには映るけれども、そこは位置通報をすればいい場所なんだ、それで管制するんだ、こういうふうに言っているわけでしょう。先ほどの話は、レーダーの端になっていたので映らなかったのだ、あるいは所定の航路というのが何マイルかにありま...全文を見る
○田並委員 ここのところは、だから今局長言われたように、はっきり申し上げて、レーダー管制は行わない区域、このように決めているんですよ、運輸省では。でなければ、当然レーダーで管制をするはずでしょう。あるいは機材が不備で、もう一つあればもっと全部レーダーで管制することができるのだけれ...全文を見る
○田並委員 ぜひひとつ空だけでなくて、陸海空全般にわたる安全対策について、一層の万全の措置をとられるように強く要望をして、次の問題に移りたいと思います。大変に専務さん、御苦労さまでございました。  次に、国鉄の問題についてお伺いをいたしますが、時間がちょっとないので、要員問題に...全文を見る
○田並委員 まず第一点の比較対照しやすい私鉄六十社を選んだということなんですが、確かに方式としてはわかるのでありますが、この六十社の具体的な会社名とどのような基準でこれを選んだのか、最後の方の回答のとおり、五年間の経営見通し、営業キロ、列車キロ、需要予測の資料を詳細検討して出せる...全文を見る
○田並委員 まだ不明な点がありますが、次の問題に移らせてもらいます。  在架線は私鉄六十社の平均的な生産性の比較、このようにこれではなっておるわけでありますが、国鉄と私鉄のカバーする領域というのは全く同じという想定を監理委員会はされたのかどうか。これは違うと思うのですね。そうで...全文を見る
○田並委員 監理委員会の資料によると、比較は線区単位ごとの比較になっているのです。そうじゃないですか。そういう意味では、具体的にどことどこを比較したのかという具体的な線区を明示してもらわないとちょっと困るのですね。五百ぐらいに分けて、それを一つの単位としてやったと言うけれども、中...全文を見る
○田並委員 最後になりますが、監理委員会並びに国鉄、運輸省に対して申し上げておきたいのですが、この監理委員会から出された要員算定基礎なるものは、私どもつぶさに検討してみますと、あいまいなところが非常に多いのです。果たしてこれでいいのかどうかという疑問を多く持ちますので、引き続いて...全文を見る
12月06日第103回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○田並委員 参考人の加藤先生には大変御多用のところを御苦労さまでございます。逐次これから御質問申し上げますので、ぜひひとつ簡潔に御答弁のほどをお願いしたいと思います。  その前に、国鉄総裁に一言だけお伺いをしたいのですが、加藤先生の著書の「国鉄再建はこうなる」という本を実は私も...全文を見る
○田並委員 総裁、きょうは加藤先生が来ているのでそういう答弁をするのでしょうが、具体的には正確なダイヤで、しかもかなり国民のニーズに合ったダイヤ改正なんかもずっとやってきたのではないですか。独占体制が崩れたにもかかわらず、ろくな発想をしなかったからこんな状態になったんだというふう...全文を見る
○田並委員 それでは、問題はかなり残るわけですが、次に移らせてもらいます。  加藤先生にお伺いをしたいのですが、この「国鉄改革に関する意見」の中で、国鉄の破綻の「原因は現行制度に内在する」ということで、「公社制度の問題」として「外部からの干渉」というのがうたわれているわけであり...全文を見る
○田並委員 そうすると、委員会で意見書として出した民営というのは、例えば六千億の株式を売却した時点では、もう既に特殊会社ではなくなるわけですね。特殊法人ではなくなると思うのですよ。その時点で完全な私企業というふうに理解してよろしいのでございましょうか。
○田並委員 概念というのでしょうか、「民営化」の概念というのは、私にもなかなか理解できない。というのは、先生の著書を見て、今は国鉄は公社だからいろいろ関連事業についての制約がある、しかし民間会社になるのだから、今度は民業圧迫というようなことはなくなって、自由自在に関連企業も、これ...全文を見る
○田並委員 それは大体その時期としては監理委員会はどの程度のことを考えられたのですか。
○田並委員 わかりました。とにかく原則、私企業に持っていきたい、そういう方向でやれ、こういう内容だということで理解してよろしいわけですね。
○田並委員 次に、加藤先生にお伺いしたいのですが、旧国鉄の非事業用地の売却に関連して、これは委員会が言っている旧国鉄でありますが、旧国鉄が現在の長期債務を返済する一つの方法として、旧国鉄の非事業用地の売却というのがございます。具体的には二千六百ヘクタール、価額五兆八千億円というこ...全文を見る
○田並委員 確かに今先生言われたように、事業がなくなるのじゃなくて、今の鉄道は継承発展をさせていくというお考えですから、新事業体に移行させる資産については、事業用地については簿価で引き渡すのが一番妥当であるという先生の御発言です。今度は逆に国民の立場からしますと、先ほど先生が言わ...全文を見る
○田並委員 ちょっと運輸省の方にもこの再評価の問題で聞きたいと思うのです。これは昭和五十七年の十月五日の日経新聞を参考にしたわけですが、五十七年の十月四日に、当時の運輸事務次官であります今の国鉄総裁杉浦さんを本部長とする国鉄再建緊急対策推進本部というのが第二回の会議を開いて、国鉄...全文を見る
○田並委員 私としては大変不満な回答ですし、先ほどの加藤先生の話でも、いずれは私企業に持っていくという考え方があるわけですから、結果的に含み資産が出れば出るほど旧国鉄の株式売買のときに、確かに今六千億を予定しているけれども、それ以上になるかもしれぬ、そうすれば、その分だけ国民の負...全文を見る
○田並委員 今の答弁に関連をして加藤先生にお伺いをしたいのですが、監理委員会としては、国民の負担をなるべく軽減するということで非事業用地については余すところなく売却をした方がいい、当初国鉄が考えておった面積、額よりも、監理委員会としてはさらにそれを膨らませて五兆八千億という数字を...全文を見る
○田並委員 ちょっと国鉄の方にお伺いをしたいのですが、五兆八千億、二千六百ヘクタールは、今加藤先生言ったように、公表はできない、このような回答ですが、衆議院の大蔵委員会のときに、我が党の上田委員の質問に対して、運輸省、国鉄は、五兆八千億、二千六百ヘクタールは監理委員会が計算をして...全文を見る
○田並委員 そうなると、国鉄は監理委員会に非事業用地の一覧表というのを出しているはずですね。今の総裁の答弁だと、まだ作業中だ、売れるかどうか、また土地を生み出せるかどうか作業中だということなんですが、恐らく非事業用地の一覧というのは、監理委員会の指示によって出しているのじゃないか...全文を見る
○田並委員 国鉄の方はどうなんですか、その辺は。
○田並委員 時間がなくなりましたので、最後に一つだけ質問をしておきたいのですが、六つの新事業体に引き継ぎをする資産の再評価というのは、これはやらずに引き継いでしまうのですか、結果としてはっ
○田並委員 時間が来たようですから……。  私が再三再四資産再評価をして国民の前に明らかにしろと言うのは、先ほども加藤先生から言われたように、最終的には私企業になっていくような方向を出したのだ。しかし、私企業になると国民の監視の目だとかなにかというのは行き届かないわけですよ、は...全文を見る
○田並委員 それはとても意味がわかりませんね。いずれにしても、きょうは資産問題についてお伺いをしたわけでありますが、ぜひひとつ監理委員会、運輸省、国鉄は、国民の共有財産であるこの資産を正当に評価をして、国民の前に明らかにして、具体的な再生、再建の方法というものをもっともっと公の場...全文を見る