高良鉄美

たからてつみ

選挙区(沖縄県)選出
沖縄の風
当選回数1回

高良鉄美の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月20日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第9号
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○公述人(高良鉄美君) 最初に、帽子の件で寛大に認めていただきましてありがとうございました。  私は、憲法を専攻していますので、憲法の部分のお話、それから沖縄の状況、そういったことから今回のガイドライン関連法案について意見を述べたいと思います。  まず、憲法の大きな原則であり...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) 先ほどから集団的自衛権の話が出ておりますけれども、その集団的自衛権の行使というのは中身は何なんでしょうかということを私たちが考えると、恐らく武力というのが出てくると思います。そういう意味では安全保障というものは必ずしも武力というものではないという概念ですね...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) サミットとの関連性がわかりませんが、現在、空爆をしている国の、つまり武力を背景にする国のほとんどがサミットの構成国であるということですが、沖縄の基地を見て、それでも問題があるのかということをできたら確かめていただきたいと思います。
○公述人(高良鉄美君) 明確な憲法違反というのをかつて国会の中で議論されたことがありまして、徴兵制の問題とかいろんなものがありました。その中で、自衛隊の海外派兵という問題がありました。ところが、それはもうPKO協力法ででき上がっています。その当時は本当に明確な憲法違反でした。それ...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) 有事立法の問題ですけれども、今のところ有事立法というふうな形での議論はなされていないと思います。過去に有事立法という言葉は使いませんでしたけれども、七八年のガイドラインの際に、まだ研究段階ですけれども、幾つかの法律の整備は必要であろうというふうな発言は防衛...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) 沖縄では、米軍基地が集中しているからという声もいろいろあります。米軍基地は、全部を米軍がつくったものではありません。旧日本軍がつくったのが嘉手納基地のもとです。読谷補助飛行場も北飛行場と呼んでいました。あの小さな伊江島に三本の滑走路がありますが、伊江島では...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) 自治体協力あるいは国以外の者の協力ということで、自治体については当然のことながら憲法の地方自治の問題にかかわってまいります。憲法でも地方自治の本旨というものが一応文言が明示されております。その内容というのは、基本的な部分で二つに分かれておりまして、自治体が...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) 安保が見えるというところが沖縄の一つの言葉になっていますけれども、日米安保というものはこの島で支えられているという問題もあろうかと思いますけれども、政治的に確かにそういう比率あるいは配分といいますか、国会の勢力がそういうふうになっているということは現実であ...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) 米軍に対する後方支援という言葉がありますから、米軍に対するという、米軍ですから沖縄に集中しているということであるわけです。私は、大きな影響が出ると思いますし、自治体、民間は、その際にさらに後方支援のお手伝いをするということですから、大きな影響があります。湾...全文を見る
○公述人(高良鉄美君) アジア諸国という問題につきましては、アジア会議でかつてこういうことが言われました。現在は日米安保偏重という問題がありますし、アメリカの外交政策に関してアジアの国々では強硬過ぎないかといういろんな懸念があります。アメリカ的な政治志向の中でアジアのことが進んで...全文を見る