高良鉄美

たからてつみ

選挙区(沖縄県)選出
沖縄の風
当選回数1回

高良鉄美の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月12日第200回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○高良鉄美君 沖縄の風という会派から来ました高良鉄美でございます。  私は、沖縄の今回の七月の選挙で初当選をしましたけれども、前任者の糸数慶子議員の後を継いで沖縄の風に入っております。そして今回、法務委員会ということで、初めての質問ということになりますけれども、委員長始め委員の...全文を見る
○高良鉄美君 そうすると、この法の支配の法というのは大きな法原理を含んでいて、民主主義や平等、そういった基本原理が入っているということでよろしいですか。
○高良鉄美君 ここでの法の支配は、対応する概念というのは人の支配ですね。あるいは、権力者の思いでこういうものをつくりたいとか、これをこう変えたいということを避けるためにこの法の支配というのがあるわけで、そうすると、その中心的なのは憲法でございます。憲法の中でもいろいろな原理がもち...全文を見る
○高良鉄美君 これ、昨年ですね、七月六日、再審請求中と、こういった六名の方に対して、死刑執行の関連で再審を請求しているという中で、七名の死刑が執行されました。七名中六人は再審を請求している。  昨今のいろんなものを見ますと、この再審を請求すると、これは無罪、そういったところに行...全文を見る
○高良鉄美君 先ほどのはいつ頃の統計でしょうか。
○高良鉄美君 五年前ということでございますね。  今私がこの質問したのは、来年の京都コングレスの中で議論されるんじゃないかということなんです、死刑廃止の問題も。そして、日弁連がそれに対してシンポジウムをサイドイベントでやるということに対して、やはり死刑問題に対してこれまでのよう...全文を見る
○高良鉄美君 法の支配との関係でいうと、今の関係では、法の支配ではなくて法律の支配になっているわけですね。この法律の中で適正に執行されているかどうかというものを見るんではなくて、人権に配慮されているかと。  先ほど私は、七人中六人が再審請求をされていると言いました。これ、人権の...全文を見る
○高良鉄美君 是非、そのように議論が進んでいくことを期待したいと思います。  次に、選択的夫婦別姓制度、そして通称の使用ということについて伺いたいと思うんですけれども、これは安倍総理の所信表明のところでありましたけれども、「みんなちがって、みんないい。」という金子みすゞの詩の一...全文を見る
○高良鉄美君 はい、もう時間があれですね。  今、途中になりましたけれども、この夫婦別姓とそれから通称使用のことについてはまた併せて、後日私の方からまた質問させていただきたいと思います。  もう最後になりましたけれども、今日の初質問、いろんな意味で、今後とも皆様と議論をしなが...全文を見る
11月14日第200回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先日、十二日の委員会で通告しながらできなかった選択的夫婦別姓と通称の使用、さらには難民政策についてお伺いします。今日はその三点です。  森大臣は、七日の所信表明で、来年の京都コングレスにおいて、法の支配や基本的人権の尊重といっ...全文を見る
○高良鉄美君 今のお話は、法改正をしていないから事実婚に走っているということが多いという、なぜその法改正をしないのかという問題も絡んでいますので、政府参考人に伺います。  以前、上川大臣は、二〇一七年の十二月の法務委員会で、世論調査の結果には、例えば十八歳から二十九歳まで、ある...全文を見る
○高良鉄美君 今いろいろと理由が、理由といいますか、世論調査の結果がありましたけれども、夫婦別姓の制度というのは、同姓をやめろと言っているわけではないんですよね。同姓の人は同姓でいいんです、別姓のやりたい人はいますよと。  そういうことで、東京地裁の、十月二日、判決がありまして...全文を見る
○高良鉄美君 この議事録について、次。今公開予定がありましたけれども、公開予定といいますか予定がありましたけれども、ただ、法務省の方でのこの議事録は公開予定というふうに聞いていますけれども、昨日までは公開されていません。次の専門部会の前に公開されないと、この専門部会の委員の皆様が...全文を見る
○高良鉄美君 済みません、もう時間がありませんですね。  いろんな方のヒアリングも含めて、この公開について時期をいつ頃かというのをお聞かせいただきたいと思います。(発言する者あり)  質疑を終わります。この質問をお願いします。(発言する者あり)もう駄目ですか。はい、失礼しまし...全文を見る
11月21日第200回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど来から、司法アクセスの問題、司法サービスの問題ありましたけれども、私も沖縄の方から来まして、最初、山下委員のありました離島の問題もありまして、裁判官あるいは裁判所その他司法アクセスの問題というのは、今ちょうど山添委員も言い...全文を見る
○高良鉄美君 法の支配の言及がありまして、ありがとうございました。  これ、ちなみに、二〇〇三年七月の衆議院の法務委員会で、参考人質疑において、元内閣法制局長官で民法の身分法を専門とする大森政輔氏が、元々氏の異なる男女が婚姻共同生活に入るに際して、氏を同じくすることが必須の事柄...全文を見る
○高良鉄美君 申請中の者はという質問に対してということですけれども、終わっているということに対しての送還の問題ですね。  やっぱり、申請者に関しては送還を停止するということが、これは入管法でもそうでしょうし、あるいは国際法上も送還することは適当でないということなので、この送還を...全文を見る
○高良鉄美君 これに関しては、その基本理念の中のノン・ルフールマン原則ということで、これを理解しておきたいと思います。  最後になりますけれども、専門部会、実は、この第六次出入国管理政策懇談会、こういった際に難民認定制度に関する専門部会が設置されていましたけれども、今回、専門部...全文を見る
○高良鉄美君 時間来ましたので、ありがとうございました。終わります。
11月26日第200回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  前回、民法上の氏の問題、そして通称使用の問題、少し御答弁いただきましたので、その件に関してコメントを含めておきたいと思います。  民法上の氏と通称使用との関係で質問したのは、民法上の氏が公にされる、公に使われることがなくなった...全文を見る
○高良鉄美君 批准していない国がOECD加盟国では五か国ということですけれども、条約全体においても、百八十九か国の加盟と百十三か国という、その議定書の間に差がありますが、この批准していない理由というのは何なんでしょうか、特に我が国の場合ですね。
○高良鉄美君 そういう意味で、今理由がありましたけれども、日本は、一九八五年にこの女性差別撤廃条約を批准してから現在まで、この女性差別撤廃委員会に途切れることなく委員を送り出して、林陽子さんは委員長も務められました。そして、例えば国連機関ですけれども、第八代の国連難民高等弁務官、...全文を見る
○高良鉄美君 是非検討を進めていただきたいと思いますが、要するに、今のような理由もあるんですが、それ以上に、国際社会からの視点で、人権の問題である、あるいは基本的価値の問題であるということを考えると、指導力を是非発揮していただいて、もうそうでなければ、指導的にいろいろ国際社会に法...全文を見る
○高良鉄美君 厚生労働省の政府参考人、何かありますか。よろしくお願いします。
○高良鉄美君 先ほど平均年齢六十九歳というのが二〇〇一年頃のお話でしたので、現在でいうと十八年たっていますので、平均年齢的にいうと八十七歳ということになるんでしょうか。そういった意味で、被爆者が生存されているうちに救済する必要があるんじゃないかと思います。  在北朝鮮被爆者実態...全文を見る
○高良鉄美君 今の御回答を受け止めたいと思います。今、本当に制裁で北朝鮮との関係があるということで、国との関係はありますが、弱い立場のこの被爆者の家族、またあるいは被爆者本人の問題があって、なかなか不利益が大きいということもあって、真摯に取り組んでいただけるということで今回答を得...全文を見る
○高良鉄美君 ありがとうございます。  二〇〇三年の十一月二十八日の法務委員会で、当時の谷垣大臣が、事実婚の父母に共同親権を求める、そういった質問に対して、事実婚の場合はと、今のようなちょっと御回答の一部がありましたけれども、事実婚の場合は、子の両親、父、母、この結び付きや生活...全文を見る
○高良鉄美君 これを前向きに御検討なさるというふうに受け止めたいと思います。  もう既に研究会の方ではそういうような議論をされているということでございますので、是非、事実婚の方も含めまして、子供の最善の利益ということで、法律婚、あるいは離婚後、あるいは事実婚と、ケース・バイ・ケ...全文を見る
11月28日第200回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど来、いろんな質問出ております、また提案に対する意見もいろいろありますが、今日、会社法の審議が始まったばかりでございますけれども、私はこの全体を見まして、この会社法の改正の在り方ということに対して、先ほど来の意見から、よく検...全文を見る
○高良鉄美君 確かに、二年弱ぐらいの、いろんな法制審議会での議論があったと思います。ただ、こちらに、衆議院の方に上がって、修正出て、先ほどももう非常に珍しいんじゃないかというぐらいの全会一致で修正がされたということにおいては、やはり何か問題があったんじゃないかというようなことも、...全文を見る
○高良鉄美君 ありがとうございます。  やはり、社会の方に目を向けながら、この問題、会社法という内部の問題も、いろいろ捉えていくべき視点というのがあると思います。  そこで、社外取締役の設置義務ということについて、先ほど来もありますけれども、お伺いします。  今回、上場会社...全文を見る
○高良鉄美君 趣旨とメリットについてお伺いしました。今のような形でありましたけれども、先ほども櫻井議員の方が、こちらの問題について実態はどうなのか、あるいは実効性としてあるかというような社外取締役としての人材の適性というものを少し話しておられました。ですから、やっぱり実態はどうな...全文を見る
○高良鉄美君 今ありましたように、五%台ということです。これは今年の時点ですので、来年が二〇二〇年で一〇%を目指すということになっています。四年で五%ということですけれども、あと五%を一年で達成しないといけないと、こういうようなことですので、かなり難しい状況になっているんだと思わ...全文を見る
○高良鉄美君 もうまとめるというよりは、今の御姿勢をまた評価しながら、しっかりとやっていただければと思います。  ただ、まだ日本の世界の中における女性の地位というのは特に政治と経済の場面で非常に低いんだと、百位以下であるということを我々は認識をしながら考えていきたいと思います。...全文を見る
○高良鉄美君 今日、御三方、ありがとうございます。  もう大分いろんな話題が出て、今日、議題というか課題も出たと思いますけれども、私の方からは、先ほど少しありましたけれども、社外取締役の問題ですね、その問題について、どのような働きをするのかとさっきから出ていますけれども、藤田参...全文を見る
○高良鉄美君 長期的なお話ということでお伺いしましたけれども、まだ、先ほど幾つかの弊害のお話がありましたけれども、実際に機能しているのかということでの御意見もありましたし。  そうすると、九九・九%という、大企業の場合はですね、持っていると、もう既にといった場合に、その判断をや...全文を見る
○高良鉄美君 ありがとうございました。  この社外取締役の今のあるべき姿としては、言われたように、内部統制の問題として、いろんな不祥事やいろんなものに対して、外からの意見とチェックと権限と。そうすると、やっぱり権限はどのようなものが、ほかの取締役に比べてですね、あるいは社外取締...全文を見る
○高良鉄美君 社外取締役も、やっぱりガバナンスという面からすれば、会社は社会の公器という松下幸之助氏の話がありますけれども、それからいうと、やっぱり社会、地域、従業員、その他のいろんなファクター、もちろん株主もあるでしょうけれども、会社がどういうふうな信頼と業績を上げていくかとい...全文を見る
○高良鉄美君 もう時間もなくなりましたので、そのコメントというんですか、先ほど、国際的な視点からの日本の企業の評価というものが社外取締役を置くことでもちろん上がっていくというのがありますが、その機能を十分社外取締役が果たさなきゃいけないであろうし、この女性の登用も同じで、女性の登...全文を見る
12月03日第200回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  女性差別撤廃条約、これを日本は批准をしております。この国会でやっているわけですけれども、女性の活躍、企業における活躍についてお伺いをしたいと思います。  前回の質疑の最後の方で、社外取締役関連の質問の中で、義務付けということが...全文を見る
○高良鉄美君 ただいまは、法律上の義務付けについては消極的だということをお伺いしたと思います。  この構成員やバランス、そういったような形が企業で取られる必要があるということで、この社外取締役の性格ですね、そういった面を今お話しいただいたと思うんですけれども、日本の国際化のため...全文を見る
○高良鉄美君 森大臣の意気込みは理解をしたところでございます。  重要であるというふうなことで考えを問いたいと思いますが、このジェンダーギャップの指数でいうと百十位ということですが、政治分野と経済分野の順位がとても低いために総合順位がそういうふうに下がっている結果であると。経済...全文を見る
○高良鉄美君 是非そこは力を、いろんなものを活用しながら女性活躍の場をつくるということで御理解をしました。  女性が継続して就労するためには、障害を取り除くということが非常に重要だと考えております。政府の規制改革推進会議は、仕事の継続性の観点から、旧姓使用の範囲拡大を答申してい...全文を見る
○高良鉄美君 旧姓使用の拡大ということですね。これ、前回といいますか、民法改正の問題のときに少し質問しましたので、これは改めて別の機会になると思いますので、今、取組というので旧姓使用を推進するというところをお聞きしました。  会社法のこの改正の在り方、本件に関してですけれども、...全文を見る
○高良鉄美君 先ほど来ずっと出てきているのは、やっぱり取締役、会社、そして株主と、こういったところと市民社会、この社会の問題というのが全般的に関わっているわけですけれども、そこの中でやっぱり問題になっているのは、透明性や公正性、平等、あるいはそういった必要性の問題、そして前回から...全文を見る
○高良鉄美君 冒頭に女性の取締役の関連のお話をしましたが、そういった問題など、あるいは、ほかのいろんな法改正の問題のときには五年や十年といったような審議もあります。しかしながら、そういったような改正の中で審議を重ねてきたということについては、先ほど答弁なさったとおりだと思います。...全文を見る
○高良鉄美君 時間が過ぎましたのでこれで終わりたいと思いますけれども、緊急性、必要性、そういったものを考えると、なかなか今回の改正について積極的に、うん、これで間違いないというふうな気持ちがまだ難しいところでございます。  ありがとうございました。