谷岡郁子

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谷岡郁子の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第169回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○谷岡郁子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の谷岡郁子でございます。  今日は、文教予算のバランス、高校・大学教育及びスポーツについてお聞きをしたいというふうに思っております。  私が皆様の手元にお配りしました資料、実は急いで準備しましたものの中で今日はちょっと順序が狂うかも...全文を見る
○谷岡郁子君 それでは、そのうち文教予算というふうに言われるものが、平成十四年度で五兆五千九十一億円に対して二十年度予算では三兆九千三百九十五億円の約二七%減であるということは間違いございませんでしょうか。
○谷岡郁子君 そして、最後に、科学技術振興費、エネルギー対策費を合わせた研究費がそれぞれ八千六百六十億円から一兆八百億円の一二・四%増であるということで間違いございませんでしょうか。
○谷岡郁子君 渡海大臣、今のことをお聞きになりまして、文部科学省に移行したということが言わば文部が下がって科学が上がると、全体予算二〇%減ということに対して文教予算は二七%減、そして一方の科学研究予算は一二%増と、これはバランスが取れたものとお考えになるでしょうか。
○谷岡郁子君 その理由については私も存じ上げております。しかし、教育がそういう形でシーリング、あるいは減に実際なじむものなのかと。国際的な趨勢としては、むしろ教育にはよりお金を投じるということが一般的な国際的な趨勢であるという状況の中で、その結果、日本の学力というものが相対的に下...全文を見る
○谷岡郁子君 元々の日本の教育費に対する資本投下というものが小さいというふうに私自身は考えております。それは今後の議論に送るものといたしまして、次に高校を中心としたところでお話を申し上げたいと思います。  現在、民主党は高校教育無償化の推進の法案というものを出させていただいてお...全文を見る
○谷岡郁子君 二番目にお聞きいたしました経済的理由で退学する公立、私立高校の数はどうなっておりますでしょうか。
○谷岡郁子君 約三倍近く私立高校の退学者が多いということでございます。  ところで、OECD諸国のうち高校教育が無償になっているものは、分かっている範囲で結構なんですけれども、幾つぐらいありますでしょうか。また、その中で、私立高校生が全高校生に占める割合というのは日本は何番目ぐ...全文を見る
○谷岡郁子君 そのように、四番目というように、私立学校に占める割合が基本的には高いこの国にありまして、先ほど来出ておりますように、退学率も実は高うございます。そして、同時に、私が調べてみましたところでもそうかと思うんですが、高等学校において、特に私立において、都道府県によって私立...全文を見る
○谷岡郁子君 私が今回出しました資料の最初のところのページを御覧になっていただきたいと思います。この中で、三十三番目に岡山県が出てまいります。岡山県のこの実情というものが、実は、次のページ、はねていただきますと、このように書かれております。  これはどちらも全国私教連からいただ...全文を見る
○谷岡郁子君 そのとおりなのかもしれません。しかし、国民が格差なく、機会の均等というものを持ちながら教育を受ける権利というものはやはり確保されるべきであろうというふうに私は思っております。  先ほどの御指摘にもありましたように、六十万以上、公費の負担の格差というものが公立と私学...全文を見る
○谷岡郁子君 大臣、ありがとうございます。大変力強いお言葉をいただきました。  次にめくっていただきますと、これは国民生活金融公庫総合研究所の調査の結果が出ております。高校入学から大学卒業までに一人当たり千四十五万円という費用が掛かっていると。世帯の年収に対する在学費用の割合は...全文を見る
○谷岡郁子君 戦後すぐの経済的な困窮、世界の最貧国の一つであったような日本の中で、小学校、中学校の教育というものは全面的に無償化する、義務教育化するということがなされました。それは、国の競争力、活力というものが何よりも教育を基盤としているということの考え方において大変な英断という...全文を見る
○谷岡郁子君 それでは、私が作りました資料の中のこの表を見ていただきたいというふうに思います。グラフになっておるもので、色別になっております。青のところが公費、国費の負担でございます。高等教育支出に対するものでございます。  もちろん、その前のページを見ていただけば分かりますよ...全文を見る
○谷岡郁子君 私もそのように思います。二十一世紀の高度複雑化した社会において、私たちは高度で複雑化社会を多様に担う多様な高度な人材というものがいて初めて社会の経営、運営というものが正常に回るものだというふうに考えております。  それは各国もそのように考えているから、この二十年間...全文を見る
○谷岡郁子君 その意味で大臣からは大変心強いお考えをいただきまして、私も今後を楽しみにしたいというふうに思っております。  そして、この点につきまして私がずっと調べてまいったところ、日本の学生たちというのは、先ほどもありましたように国家の運営を担う者であり、同時に将来の納税者で...全文を見る
○谷岡郁子君 ただいま御説明がありましたように、三百億円以上の給付金が留学生に使われております。  彼らの親は日本の納税者ではございません。そして、この多くの学生たちはやがて卒業をして、そして自らの国へ帰ります。つまり、日本の国に税金を納めるわけでもございませんし、日本の国の活...全文を見る
○谷岡郁子君 おっしゃることも一面では理解できます。しかし、私に言わせれば、隣近所の付き合いのために隣の子の学費を出して自分の子の学費を出さないということに等しいことが行われているのではないかとやはり思ってしまうわけでございます。  最後から二枚目に付けました資料を皆様御覧いた...全文を見る
○谷岡郁子君 この通常国会で総理の所信表明並びに渡海文科大臣の所信表明において、留学生をなお十万人から三十万人に増やすんだということが言われました。そして、もし今のような助成の制度を続けるのであるならば、この今掛かっている三百億円以上のお金の三倍の費用がまた必要になるということで...全文を見る
○谷岡郁子君 先ほど来何度も申し上げておりますように、日本の親たちは本当に高い大学の家計費負担というものにあえいでおります。そして、それが少子化の原因になっている側面というものが多くあります。それは、私どもがいろんな人たちに聞いて、やはり大学までやりたいということの中で、子供をつ...全文を見る
○谷岡郁子君 十万人強の中で、幾ら地球上の人口に占める割合が中国人一番多いといいましても、突出して中国が多いようにお聞きをするんですが、それはずっと、この年だけなんでしょうか、それとも、それまでも続いてきた傾向なんでしょうか。
○谷岡郁子君 この留学生十万人計画を中曽根首相が最初に打ち上げられましたころから、中国人の受入れというものが突出して多かったというふうに私は記憶をしております。今おっしゃるとおりだろうと思います。  かつては、文化大革命で中国の高等教育というものがずたずたになっておりました。そ...全文を見る
○谷岡郁子君 しかしながら、各私立大学などから、文部科学省の方から参っておりますものも、留学生に対する減免措置を制度として設けた場合には、一定を文科省がその金額すべて、フルではございませんけれども、三分の一から四分の一程度を補てんするという形で、文科省自身としてそういう私費留学生...全文を見る
○谷岡郁子君 それでは、私の方の資料でお示しをしたいと思います。最初から半ばぐらいのところに表を、小さいものでございますけれども付けました。このようなものでございます。ここを見ていただきますと分かりますように、私が調べましたのは、すべてをやるのが大変でしたものですから、私立大学等...全文を見る
○谷岡郁子君 一概には言えないというお答えではありましたけれども、十五万円対百七十六万円。  ところで、日本の私立大学に通う学生は全学生の中でどのぐらいのパーセンテージになるんでございましょうか。
○谷岡郁子君 七十数%ということでございますけど、私もそうだと思います。つまり、先ほどの私学の国庫の助成が少ないがゆえの、あるいはほかからの導入というものが少ないがゆえの親の過大な負担というものは、現在の状況において、もはや実力がある者だとか、あるいは意思がある者だとかということ...全文を見る
○谷岡郁子君 親の収入の差によって子が教育を受けられないということは、格差の再生産を世代間でするということになります。そして、その格差が広がっていく社会の中では、これは格差の拡大再生産ということになるだろうと思います。現在のように国立大学のキャパが限られていて、そのために多くの者...全文を見る
○谷岡郁子君 文科大臣のお考えというのは一方で有り難いと思います。しかし、私はこの国にお金がないわけではないと思います。例えば、イージス艦一隻に千数百億円掛かるわけでございます。そして、今問題になっております道路財源というものもございます。これが一般財源化することによって、やはり...全文を見る
○谷岡郁子君 私は、オリンピックのメダルというようなものは、国民の活発な余暇活動、スポーツ活動、レクリエーション、こういうものの、国民の全般的な健康の増進といったものの結果で出てくるべきものだというふうに思っておりますし、現にドイツやオーストラリアの政府などはそういう方針を持って...全文を見る
○谷岡郁子君 エコノミー症候群をもし発症してしまったら絶対に戦えないです。つまりは、エコノミー症候群になってしまう一般人がいるほど、やはり体の変調というものが起こる。つまりは、ベストコンディションで臨むべき選手たち、そしてそれまでに強化費等の多額の金額を使っている選手たちが最終場...全文を見る
○谷岡郁子君 トリノ・オリンピックでは、選手百十二名に対してそのコーチ等が百二十六名というふうにお聞きいたしましたが、何で選手よりもコーチ等がそれほど多くなってしまうのでしょうか。
○谷岡郁子君 これは全員スタッフであって、役員等ではないというふうに了解してよろしゅうございますか。
○谷岡郁子君 そして、その役員の方々は選手村には入れないんではないでしょうか。
○谷岡郁子君 私もそうではないかというふうに思っておりました。  御案内のように、オリンピックが開かれる都市というのは、オリンピック期間中は大体ホテル費が五倍ぐらいに跳ね上がるというのが通常のパターンでございます。したがいまして、滞在費というのは大変高く付きます。つまり、役員一...全文を見る
○谷岡郁子君 私も共同インタビューぐらいは必要であるというふうに思っております。  しかし、今大臣の御指摘にもありましたように、例えばアテネ・オリンピックの野口みずきちゃんは二日間、そしてトリノ・オリンピックでは荒川静香さんは例えば三日間ぐらい本当に親にも会えなかったというよう...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございました。  これで私の質問を終わらせていただきます。
04月16日第169回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
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○谷岡郁子君 民主党・新緑風会の谷岡郁子と申します。  今日は先生方の大変意義深いお話、ありがとうございました。  ただ、私どものように一般の市民たちと毎日過ごしておりますと、一体援助業界というものがあるんだろうかというふうに意地悪に考えてしまうことがございます。そして、先ほ...全文を見る
○谷岡郁子君 済みません、大変長い御答弁ありがとうございました。もう少し短くしていただけるともっと有り難かったんですけれども。ごめんなさい。  実は、幾つかまだ質問したいことがございます。  これはどなたにお聞きするのが一番いいのか、恐らく大野さんかなというふうに思うんですが...全文を見る
○谷岡郁子君 次に、私は国連大学とはこの間かかわってまいりまして、本当にたくさんのことを教えていただいたというふうに感じております。例えば二〇〇六年にカルザイ大統領がアフガニスタンからいらっしゃったときに緒方貞子さんがコメンテーターであったあの講演というものは本当に私にとって心残...全文を見る
○谷岡郁子君 どうもありがとうございます。  本当に、私も、新たなものを幾つもつくるよりは、今あるものをどういうふうに有機的につないでいくのかということを考えないと、効果的な効率的なことは考えられないというふうに思っておりますので、大変力強い御意見でございました。  そしてそ...全文を見る
○谷岡郁子君 短くいたします。
○谷岡郁子君 渡辺参考人に申し上げておきたいんですけれども、私がどのようなつもりで言っているかということに対して、私の言い方も悪かったかと思いますが、決め付けではなかろうかと思います。  実際問題、大学の教育を通じてまた市民活動を通じて、私たちが世界における地球市民としてやらな...全文を見る
○谷岡郁子君 そして、ですから、先ほどの意見は撤回していただけないでしょうか。
○谷岡郁子君 分かりました。ありがとうございました。
05月13日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○谷岡郁子君 おはようございます。民主党の谷岡郁子でございます。  本日は、在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案ということで御質問をさせていただきますが、その前に少し気になることを片付けておきたいと思います。それは、本...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  私が今回ちょっと問題に感じましたのは、防衛省幹部、これがどういうことを意味するのか分かりませんが、この新聞の記事によりますと、防衛省幹部が、費用対効果や税金の使途に関する国民への説明責任からも疑問というようなことが新聞記事に出ていることな...全文を見る
○谷岡郁子君 お考え、よく御説明いただけたと私は思いますが、しかし、そのようなことをやはり防衛省内で、やはり政務官がおやりになっているお仕事に対して幹部が理解しているというような組織の状況が私は必要だと思いますので、今後はそういう意味での組織的な統制、理解というようなことをちゃん...全文を見る
○谷岡郁子君 今それをお聞きいたしまして安心をいたしました。  しかしながら、一方で、私は、友人、教え子などが一市民の立場として、例えば南部アフリカであったり南アジアであったり中東地域であったりということで、様々な市民活動であったりメセナ的な活動あるいはNGO的な活動、そういう...全文を見る
○谷岡郁子君 私のところへはたくさんの苦言が参っておりますので、またそういう個々の問題に対しては別のところで御指摘できる範囲で指摘をしてみたいというふうに思っております。  さて、先ほど申し上げましたように、この法律、基本の構造というのは昭和二十七年、随分古くにできている。もち...全文を見る
○谷岡郁子君 世界中、本当に様々な環境、様々な状況がある中で基準を設けるということは大変難しいことだとは思いますが、そういうものが全部入ってしまって、結果論として幾ら幾らというものが多分経験則的に出てきている。しかし、それは国民の側から見ると非常に不明快であると。そういうことが、...全文を見る
○谷岡郁子君 私は、先ほど来述べられていることは、一般国民から見れば、小さいときから様々な言葉を学ぶ機会を与えられていることであり、様々な国々の様々な文化というものを学ぶ機会を与えられていることであり、言わば特権に見えるということをやはり指摘させていただきたいと思います。  そ...全文を見る
05月20日第169回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○谷岡郁子君 民主党の谷岡郁子でございます。  本日は、お時間をいただきまして本当に感謝申し上げます。ただし、時間は二十分と短うございますので、できるだけ簡潔にお答えをいただきたいと思っております。  かつて私の大学へ公安関係の方がいらっしゃって、学生の写真を示してこの学生の...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  次に、本法案に係る宇宙開発利用が動き出した場合、年間予算の規模がどの程度になるというふうに推測されておりますでしょうか。
○谷岡郁子君 私が調べましたところ、米国はNASAと防衛省を合わせまして宇宙予算は大体年間四兆円弱、そして欧州は全体としてやっておりますけれども、五千億程度だというふうに聞いております。そして、これを支える米国のGDPは約千四百兆円、また欧州のそれは二千兆円弱ということでございま...全文を見る
○谷岡郁子君 次にお聞きしたいことは、先ほどの藤谷委員ともちょっと関連するんですけれども、宇宙開発利用の安全保障分野というものが軍需産業の育成ということになり、日本が産軍複合国家への道を歩む突破口になることがあるのではないかということが懸念されるわけでございますが、これについての...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございました。大変心強い御答弁をいただいたというふうに思っております。  先ほど野田先生の方から触れていただきましたことの中に、フォローアップの議連を設けて今後ちゃんと監視をしていくんだということがございました。私のいま一つありました懸念ということの中に...全文を見る
○谷岡郁子君 私は、これから議論されるであろうことでございますけれども、有識者のチェックと、あるいは研究成果に対する公開ということはこれまでも強く主張をさせていただきました。先ほど藤谷議員の方からもその旨の質問がございまして大分解けたかなと思っております。  ただ、その一方、書...全文を見る
○谷岡郁子君 非常に短時間にもかかわらず、可能な範囲で大変誠実にお答えいただきありがとうございました。  私は、これで国民がどれくらいこの議論について安心をしていただけたかなというふうに思っております。本当にこれで十分だったのかと。  宇宙基本法案に関しましては、これが軍事国...全文を見る
05月26日第169回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○谷岡郁子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の谷岡郁子でございます。よろしくお願いいたします。  私は、今日、文教施設部の汚職事件についてお伺いをいたしたいというふうに思っております。  これまで衆院の文科委員会におきまして、実はもう既に我が党の笠先生並びに田島先生が幾つかの...全文を見る
○谷岡郁子君 個人的なことが大きかったのではないかという今のお話なんですが、それにつきまして、私は三枚目、四枚目の資料を皆様にお示ししたいというふうに思います。これは、先ほどお示しいたしました歴代の施設部長が次どこへ行かれたか、その後どこへ行かれたかということを再度お願いいたしま...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  参考人に、どなたかにお聞きしたいんですが、今現在、施設部の職員というのは何名ぐらいおられるんでしょうか。
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  百十名、余り大きなところではないと。そして、先ほど大臣御指摘のとおり、人事交流も余りないと。そして同時に、施設協会に過去の方々、いろんな年代あろうかと思いますけれども、二十数名が天下っていらっしゃるという状況で、先ほどの大臣が御指摘の工事...全文を見る
○谷岡郁子君 文科省の工事につきましては、実は二千五百万円以上については検討会なるものが施設部長の諮問機関としてできております。ところが、この場合、十億近く余る。でも、その場合には、文科省の中でやり取りをして、そして、こっちに、別のところへ流用しますということが現在行われてしまっ...全文を見る
○谷岡郁子君 この徳島大学の工事はまだ不思議なことがございまして、私が見た中で実は九五%以上の落札率の工事が物すごく多いんです、文科省の場合。にもかかわらず、この工事だけは四社ありまして、最高の入札のところでも七〇%なんですよ。四社そろって低く出しているという非常に希有なケースで...全文を見る
○谷岡郁子君 予定価格が例えば漏れているとか談合があるとか、そのような可能性はやはりかなり高いのではないかというふうに思います。そして、それは多くの落札業者が文教施設協会のやはり会員会社であるということ。先ほど申し上げましたように、文教施設協会の専務理事、代々施設部長を経験された...全文を見る
05月27日第169回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○谷岡郁子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の谷岡郁子でございます。  ただいま同僚の大島議員の方から、分かりにくいこの問題を随分分かるようにしてもらったのではないかと思います。私の方としては、準備いたしました質問に対して、重複を避けながら、少し順番も入れ替えながら御質問をした...全文を見る
○谷岡郁子君 おっしゃるとおりだと思います。  ただし、混乱させるような状況をつくるためにそのプロセス上明らかにできないことというものはあると思いますが、それは私は一定限定されるのではないかと思っております。決まってしまってから、例えば住民の方々が要望を出す時点ではもうそれは今...全文を見る
○谷岡郁子君 それに関しまして、この法案はそういう意味におきましてとても難しい法案であると私は感じております。  日本はもちろん唯一の原爆の被害者となった国であるということからいいまして、大変強い核アレルギーというものが一方に存在しております。  また、この問題は科学的に非常...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  大臣の御認識というのは大変有り難いものだというふうに私は思っております。  今回、各国、先ほども大島議員の指摘にもありましたように、レベルによって分別していくのではなくて、レベルの区別ではなくて、むしろ発生由来による区別、つまり発電所と...全文を見る
○谷岡郁子君 ひとまず、そういうことで結構です。  それで、この問題についてはまた今後の問題だというふうに思っておきますが、取りあえず次に、処分場が今ないと、そして五十五万本のドラム缶量が野ざらしに言わばなっていて各所に散らばっているというような状況があるということなんですが、...全文を見る
○谷岡郁子君 そうしますと、本当に、これは私は妥当な考えだと思って確認するわけでございますけれども、例えば産廃業者さんの中には、中小のところだと本当にどんな勝手なことをするか分からない、埋めてはならないものを埋めてはならないところに埋めて、その結果、周囲の例えば水の循環というよう...全文を見る
○谷岡郁子君 そこで、平成十八年、科学技術・学術審議会が出しておりますところによりますと、研究施設等廃棄物に係る処分場の立地条件についてということが定められていると思います。基本的に、この中には自然環境要件、社会環境要件、並びに円滑な事業実施の確保として用地、輸送というものを見越...全文を見る
○谷岡郁子君 そこで、御質問申し上げるわけですが、例えば自然環境要件ということでこの立地条件が示しておりますものは、例えば、一、地震、津波、地すべり、陥没、台風、高潮、洪水、異常寒波、豪雪等の自然現象から安全確保上支障がないこと、四つまであるんですが、二、地盤、地耐力、耐える力で...全文を見る
○谷岡郁子君 あくまでもその条件で探すんだということを言っていただきまして、心強く感じます。というのは、勝手なところでどこかで条件が緩和されてしまえば、それこそ本当に取り返しの付かないことが起き得るというふうに感じるからでございますし、よろしくお願い申し上げたいと思います。  ...全文を見る
○谷岡郁子君 ということは、今後議論をされていくわけでしょうし、こういう細かいことについては決定されていくということで、必ずしも私は十分だとは思いませんが、しかしながら、今後の経緯についてはやはりきちんとその折々で情報公開をしていただいて、そしてその議論の経過等もできるだけ透明化...全文を見る
○谷岡郁子君 先ほど申し上げましたように、水や空気あるいは土壌というのは簡単に分断できるものではないとすれば、周辺、隣接した地域の方々が理解をするということは大変重要なものだと思うんですね。一概に言えないと今おっしゃったんですけれども、やはり周辺市町村等の理解と協力を得るというこ...全文を見る
○谷岡郁子君 この件に関しましては、既に、地元というふうになるのかならないのか分かりませんが、言わば候補の一つに今後なっていくかもしれないような地域でかなりいろいろな状況が起きてきているということがございます。そして、今、県名まで申し上げるつもりもありませんし、その自治体名も申し...全文を見る
○谷岡郁子君 今数か月というふうにおっしゃいましたけれども、現在のところはそうしますと、どのような自治体とも一切接触をしておられないということでよろしゅうございますか。これは確認でございます。
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  そうしますと、今後の問題といたしましては、立地の条件、そして手続、そのプロセス、スケジュール等についてはできるだけ早く条件等を明らかにしていただきたいと思いますし、そしてその後、一斉というような形でできるだけ白日の下にそういうことを進めて...全文を見る
○谷岡郁子君 規模の問題ということは今御指摘いただきました。これは規模をどういう規模と考えるか、自然の改変の例えばヘクタール的な意味においての規模ということも考えられます。しかし、その規模というのは、社会的影響の大きさ、あるいは何かあった場合の自然破壊等を含めて自然改変の可能性の...全文を見る
○谷岡郁子君 環境省とその辺のところは相談いただくということでございますが、その意見を踏まえていただくというふうに言われましたので有り難いと思いつつ、しかし、しつこいようですが、いわゆる環境省のみならず、環境団体、そして地域のいろいろな方々、御心配をしていらっしゃるような方々、そ...全文を見る
○谷岡郁子君 次に、当該施設はいったん造られれば、それこそ何百年というスパンで最低その運営が続けられるということになろうかと思います。それに対しましてのやはりモニター、モニタリングと、そしてそのモニタリングの結果の公表、また勤務する人々の健康保全の問題及び地域住民の方々の健康保全...全文を見る
○谷岡郁子君 今、従業員の方々、これは多分地元に近い方々も一定割合になると思います、専門技術者にプラスして。この方々は、例えば年間五十ミリシーベルト、訳も分からずに言うわけですが、五十ミリシーベルトだとお聞きしましたが、これは継続的に例えば何年間ぐらいこの形を続けるということが想...全文を見る
○谷岡郁子君 そうしますと、五年間で百ミリシーベルトがその上限で、またその次の五年間は百ミリシーベルトでオーケーだということなんでしょうか。それはいかがですか。
○谷岡郁子君 私がなぜこのようなことを心配するかということを言いますと、これは非常に細心の注意を払って、言わば熟練、慣れが必要な仕事、例えばトラックからの荷降ろし一つを取っても通常のものよりも管理等が必要なような仕事になろうかというふうに思うんですね。片っ方でベテランを必要としな...全文を見る
○谷岡郁子君 今すぐ始めても操業までには十年掛かるというこういう問題、この問題につきまして、私はこの中で法案に対しては反対しようというような意図は全く思っておりません。  しかし、その一方で、やはりその施設を最終的に受け入れることになるであろう地域の方々、またそこで働く方々にと...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  この問題の議論を終えて、ちょっと残りの時間を使って次の問題をお願いをしたいと思います。  昨日、実は決算委員会の方で質問をさせていただきました。その中で私どもが明らかにしたことというのは、これまでに衆議院の方の同僚の議員を通じて分かって...全文を見る
○谷岡郁子君 高専は、もちろん学校教育法の中で何を置くかということが決められて、校長を置くということにもなっておりますし、そして設置基準等の中に校長の資格要件が書いてありますけれども、そこには何て書かれておりますでしょうか。
○谷岡郁子君 では、今お調べいただいているんでしょうか。もしそうでなければ私の方から、私、一字一句までは覚えていないんですけど申し上げますと、人格高潔にして、教育の業績と見識があるというようなことがたしか書かれているはずでございます。つまりは、人格高潔にしてと。これ普通、犯罪を、...全文を見る
○谷岡郁子君 もう時間が参りました。  この大島さんが逮捕されたという事件をきっかけにいろいろ調べてまいりますと、本当に文科省、昨日の決算委員会でもやらせていただいたんですけれども、九八%以上、九九%以上の工事数が異常に多いというようなことも含めて、やはりたださなければいけない...全文を見る
06月10日第169回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○谷岡郁子君 民主党・新緑風会・国民新・日本の谷岡郁子でございます。おはようございます。  今日は、学校保健法並びに学校給食法の一部改正についてということで議論するということになっております。  私は、平成十九年三月二十九日の文科大臣より中央教育審議会への諮問、それを受けての...全文を見る
○谷岡郁子君 私は、教育の中の重要な格言、そして事実の一つとして、子供は大人に言われたことをやらない、大人がやっていることをまねするのであるということが普遍的な真実であろうというふうに考えております。道徳教育で何を教え込むかということよりも、どのような大人の背中を見せるかというこ...全文を見る
○谷岡郁子君 大臣のおっしゃるとおりだと思います。  居酒屋タクシーということについては許されることではないというふうに私は思っておりますが、反面、しょっちゅう終電以降に帰らなければならないというような勤務実態、それも異常であり、同情すべき点があるというふうに感じております。も...全文を見る
○谷岡郁子君 私も実はこの部分の質問を今朝付け加えさせていただきまして御迷惑を掛けているんではないかと反省すべき点もございますが、私たち自身が要求する資料というものはやはり厳選してかかるべきだと。本当に必要なものは必ずお出しいただくということが当然でございますけれども、その本当に...全文を見る
○谷岡郁子君 ここで本法案に対しては修正がされております。それで、修正側の方に御意見をお聞きしたいというふうに思います。  この法案を修正されるに当たってのその背景にある懸念というものがどういうものであり、そしてどういう方向をもってこの修正をされたということをお伺いしたいと思い...全文を見る
○谷岡郁子君 そうしますと、端的な言い方をすれば、この法案を絵にかいたもちにしないために、責任のそれぞれの明確化ということと財政措置をするべき義務ということを明らかにしたと考えてよろしいんでございましょうか。
○谷岡郁子君 私も全く同感でございます。そのためにも、先ほど同僚の議員からちゃんと指摘がございましたように、財務省に負けないでしっかり予算取りをしていただいて、この必要な財源を生み出すことができるようにしなければならないと思いますし、また私どももそれに協力をさせていただかなければ...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  先ほど友近議員からも指摘がございましたけれども、都市部、東京都などでは地産地消ということの地場産物を取ることも進まっていないと。その一方で、これは去年の秋の段階ではございますけれども、栄養教諭が東京ゼロに愛知十人、大阪二十人というように、...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  学校安全計画、各学校が作ることになっておるわけでございますけれども、こういうものはやはり事実に基づいて、そしてチェックリストをきちんと作るような形で調査をした上でやるということが必要だろうと思います。何となく学校安全計画があると称する学校...全文を見る
○谷岡郁子君 その点につきまして、いろいろな方がこの安全問題には登場すると。食育以上に広範囲の方々が登場するということになり、それは地域の方を含めて、校外の方も含むわけでございます。この辺が是非明確になり、またその連携が円滑にならなければならないということだろうと思います。  ...全文を見る
○谷岡郁子君 私が知ります限り、様々な連携をすると、これは食育でも安全でもそうなんですけれども、例えば関係者のメーリングリストをコンピューター上に立ち上げるというようなことは本当に有効で、情報共有というものを円滑にするものだというふうに考えております。それにつけても、やはり学校で...全文を見る
○谷岡郁子君 私の知るところでは、実費、交通費等の支給は認められていないというふうに伺っておるんですが。  ここでもう一度確認させていただきますが、そういうものに使えますんですね。
○谷岡郁子君 済みません、例えばボランティアたちの交通費というのはそうしますとどうなるんでしょうか。
○谷岡郁子君 ところが、食育の場合など、ある場所へ出かけていってやるとか、それからキャンプなんかでそういうことを行うとかっていうふうになりますと、うちの学生もよくやっているんですけれども、キャンプ実習などへ行く場合に、実際の交通費が支給されないと行きたい学生たちは行けないとか、そ...全文を見る
○谷岡郁子君 私の持ち時間は十一時二十三分までというふうに伺っておりますので、これで最後の質問というふうにしたいわけでございますけれども、やはりヨード剤というのはいつ飲むかが一番重要なことでございます。したがって、三十分、一時間の遅れというものがかけがえのないことになってしまうと...全文を見る
11月13日第170回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○谷岡郁子君 民主党の谷岡郁子でございます。よろしくお願いいたします。  この度、塩谷大臣の御就任に当たられましては、本当に御苦労さまでございます。また、先ほどは同僚の木俣議員の質問に対して、特に、学生たちが今内定を取り消されている問題に対して大変積極的な御答弁をいただきまして...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございました。大変私も期待が持てる答弁であったというふうに考えます。  それで、先ほど世界一流の学力であると同時に世界一流の人格を持った子供たち、また青年たちということでもあろうかと思いますが、育てたいという抱負を語られまして、もちろん私どももそのために...全文を見る
○谷岡郁子君 私が申し上げたのとはちょっと違うような気がするんですね。小学校、中学生と、義務教育等において、非常に愛国心を始めとする道徳なるものが一方で大変強調されております。私は道徳心というのは元々教科で教えるようなものではなくて培うものだと、そして生活の中で、また大人たちの行...全文を見る
○谷岡郁子君 お考えは分かりました。  ただ私は、ただ全般的に倫理教育というものをこうであるのだと教えるのではなくて、疑いを持つ心、そして自発的になぜそうなるのかということを検証していく力、そして同時に様々な体験というようなものを通じて、自ら迷い、悩み、またその中で形成されてい...全文を見る
○谷岡郁子君 形から入る、ある意味で問答無用に近い形でも、やはりこれはこういうことをしなければならない、正しいという部分も必要なのだということを今大臣おっしゃったわけです。  そういうことが一番この国でできている公的なシステムというのは実は自衛隊ではないかというふうに私は感じて...全文を見る
○谷岡郁子君 昨日、防衛省の方も質問取りに来ていただきましていろいろお聞きして私びっくりしたんですけれども、自衛隊、防衛省管轄の中に一体幾つぐらいの学校があるのかとお聞きしたら、すぐには分からないということでありました。そして、幕僚関係を中心とした制服組に、言わば学校づくりも、そ...全文を見る
○谷岡郁子君 今聞こえなかった。もう一度。
○谷岡郁子君 それで、この間、外交防衛委員会に田母神氏が参考人としてお出ましいただいたときの質問に対する答弁の中身ですね、あなたがその懸賞論文について応募するようにということを指示を出したのかということについて、そんなことはないと、私が指示を出したら一千人は応募するであろうと、そ...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございました。  それでは、塩谷文科大臣、大臣自身としての歴史認識ということでいきますと、村山談話というものを継承した形の今の政府の見解ということが、今後、日本の教育を進めていく上での大臣の歴史観だと。あの第二次世界大戦、侵略であり、そして多くの東南アジ...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  それで、実は先ごろ、大江健三郎氏の著書に関する裁判、高裁で結果が出まして、そして訴えを棄却するという結論が第二審で出ております。  去年、教科書問題の検定に関しまして、私は秋に教科書検定問題について幾つかの質問をさせていただきました。渡...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  真摯にそういう形で対応していただいていることを大変心強く思います。  その一方で、今公募ということについて、これでちゃんとした人が得られるのかと。今オーバードクターも含めて、本当に、大学院を卒業して職のない人、たくさんおります。私どもの...全文を見る
○谷岡郁子君 考え方というものは特に問わないというのであるならば、なぜあれほど沖縄の集団自決問題に対しては強い検定が各社の教科書に対してなされたのだということがもう一度問題として浮上せざるを得ないということになるんだと私は思います。あれほど沖縄の方々が怒りを持って抗議をなさったよ...全文を見る
○谷岡郁子君 じゃ、ここは、そのお考え、それは大学を卒業して、引用文と、そしてそうでない本文というものが明らかに実態として違っていることが分かっている人間のレベルでとらえられることであって、中学生というレベルにあっては、私も中学時代そうでしたけれども、教科書に載っているものは皆同...全文を見る
○谷岡郁子君 大臣のおっしゃることに私も全面的に賛成いたしますし、それを了解いたします。  同時に思いますのは、やはり歴史教科書にどういう記述がなされているかという問題以上に大切なのは、先ほど来申し上げておりますように、やはり科学的に、冷静に、そして客観的に見る態度というような...全文を見る
○谷岡郁子君 加えて、教科書作りについてはいま一つ。  中央教育審議会などでは本当にずっと何をどの学年で盛り込むべきかというようなことがこれまでの慣習にのっとったような形で行われていると思います。しかし、二十世紀の後半から二十一世紀の初めにかけて認知科学という分野というのは大変...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございます。  済みません。この問題につきましては、あらかじめ認知科学というような言葉の形の中で一応事前通告の中では少し触れたつもりだったんですけれども、大変失礼をいたしました。  さて、先ほど来、ずっとこの間議論させていただいてきたように、私は、一つ...全文を見る
○谷岡郁子君 なぜこのようなことを申し上げるかといいますと、今日大臣の教育観をお聞きする中で、やはり一つには、一般的な教育をするということも大事ですけれども、ほかの他者に大きな影響を与える、とりわけエリートと言われるような方々、これはもちろん官僚の世界に限らずに企業でもそうだと思...全文を見る
○谷岡郁子君 ありがとうございました。  そして同時に、私はそういうのは段階的なものだと思いますので、やはり初等中等教育でやめるのではなくて、大学、大学院等についても人間の完成、人格の完成ということを目指して、やはりその視点からも、専門性だけではなくて高等教育というものをお考え...全文を見る
12月11日第170回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○谷岡郁子君 民主党の谷岡郁子でございます。よろしくお願いいたします。  私の今日の質問は、平成二十年度の防衛白書でも指摘されておりますとおり、給油取り違え事案、航泊日誌の誤破棄事案、また「あたご」と清徳丸の衝突事故による事案、こういう問題が平成二十年度版の防衛白書においても文...全文を見る
○谷岡郁子君 聞いたことにお答えいただきたいと思います。また、簡潔にお答え得るような質問であると思います。  軍の暴走というものを政府が抑えられなかったということがあの戦争を招いた一因であったかとお聞きしております。
○谷岡郁子君 では、続けて官房長官にお伺いいたします。  それでは、内閣総理大臣が現在では自衛隊の最高司令官であるという状況の下において、シビリアンコントロールが実効性を持つような、それに必要な内情把握はできているとお考えになりますか。
○谷岡郁子君 内情把握ができているかどうかについてよくお聞かせいただけなかった、あいまいであったような気がいたしますが、取りあえず次へ進みたいと思います。  システム上の問題を現在言われていると思うんですけれども、システムがあっても人の問題があればそれは機能しないということは、...全文を見る
○谷岡郁子君 防衛大学校で憲法が必須科目になっておりますのは理工系の学生だけでございまして、人文社会系の学生に対しては必須になっておりません。そして、シビリアンコントロール等につきましては、実は防衛教養というような科目の中で教えられているというふうに伺っております。シビリアンコン...全文を見る
○谷岡郁子君 そうしますと、ここに仮に田母神的な思想というようなものがどのくらい浸透していたのかというのは、彼は空自の幕僚長であったわけでございまして、そういう意味において、航空自衛隊内部の教育ということについては大きな権限を持っていたということでございます。  私は、田母神氏...全文を見る
○谷岡郁子君 私は、どれほど困難であっても、自衛隊内に彼の考え方がどのくらい浸透しているのかということは調べるべきであるというふうに思っております。  というのは、彼は幕僚長である以前には五年間にわたって統合幕僚学校の校長であって、まさに自衛隊の、しかも大幹部たちの教育に携わる...全文を見る
○谷岡郁子君 私がいただいております書類の中に、田母神氏が統合幕僚学校長であった時代に新設されました歴史観・国家観の講師、そしてその内容、時間数等のものがございました。  これは防衛基礎という、先ほどのシビリアンコントロールが防衛教養の中で防衛大学校で教えられたのとは対極的に、...全文を見る
○谷岡郁子君 そうしますと、田母神さんの考え方、まあ彼のお友達で講師になられた方々のお考えというものは自衛隊の一般の人たちが考えているようなことではないと、そういう類似の考え方はないということでよろしいですか。
○谷岡郁子君 もし類似の考え方が出ているかもしれないなんということを放置していれば、それはゆゆしき問題ではありませんか。
○谷岡郁子君 では、私は、先ほど来同僚諸君からも出ております「鵬友」を読ませていただいて、調べさせていただきました。そして、実際に「鵬友」の中に田母神さんと類似の思想がはっきり書かれている案件が幾つかあることを、調べた範囲内でも分かっております。  平成二十年五月号の「鵬友」に...全文を見る
○谷岡郁子君 先ほど来申し上げているのは、現憲法体制が間違っていると、あれは侵略戦争ではなかったと、現憲法体制は廃絶すべきものであるというような考え方が、これは、それを正さなければいけないという考え方で実行されたときには遅いんですよ。遅いんですよ。自衛隊という、武器を持っていらっ...全文を見る
○谷岡郁子君 空将などという地位にある方が田母神さんを含めて三人もこういう意見を述べられていて心配をしないと言う人は私は楽天的に過ぎるのではないかと思いますし、それがゆえに、アメリカの政府関係者、議員なども先ほど申し上げましたように懸念を表明しているのではないかと私は思います。 ...全文を見る
○谷岡郁子君 年に六回発行されていて、そして五千人に読まれていて、同時に幹部学校の校長が会長になっていて、副校長が充て職で編集責任者になっている刊行物が果たして私的と呼べるかどうかということは論争できる点ではないかと思いますが、次に行かせていただきたいと思います。  それでは、...全文を見る
○谷岡郁子君 そうなんですか。自衛隊連合幹部会なんて書かれていると何かかなり、私は私的かなというふうに思わず思ってしまうんですが。  私が持っておりますこの「翼」の中にインタビュー記事があるんですよ。石原慎太郎さんを、インタビュアーとして空幕厚生課長、一佐の杉山政樹さんという方...全文を見る
○谷岡郁子君 今の大臣のお答えは、田母神氏が校長としてやった教育というものについて問題であったということでございますが、私が先ほどから指摘しておりますのは、空将という地位に、そういう判断がおできになる方が結果として自分のお考えとして田母神氏と非常に類似のことを既に発表していらっし...全文を見る
○谷岡郁子君 私は非常に重大なことを指摘しているつもりでございます。田母神氏等の田母神的な思想の浸透がどこまで自衛隊に、幹部に汚染されているかということは即刻調査すべき問題であるというふうに強く考えますし、またそれを要求いたします。そして、この委員会にその報告がなされるべきである...全文を見る