谷垣禎一

たにがきさだかず



当選回数回

谷垣禎一の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月17日第116回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○谷垣委員 谷垣禎一でございます。今まで私ども与党は余り発言をしないということでやってまいりましたけれども、今回、委員長並びに理事の先生方の御英断によりまして、与党も大いに審議をしよう、また与党にも大いに発言をさせようじゃないかということにしていただきまして、大変ありがたく思って...全文を見る
○谷垣委員 今総理から「公正で、心豊かな社会」の決意を伺ったわけでございます。これから行政機能の分散問題あるいは地域における情報通信基盤の整備の問題について伺っていきたいと存じますが、その後に伺おうと思っておりましたのですけれども、ちょっとその前に繰り上げて大蔵大臣にひとつ御質問...全文を見る
○谷垣委員 大蔵大臣から、今の概算要求基準というのはこれ以上ベターなものはなかなか見つからぬという御認識でございまして、大蔵大臣のお立場としてはそれは当然だろうと思いますが、産業構造変化等にらみ合わせて弾力的な運用を御検討いただきたいとお願いをしておきます。  私、大蔵大臣にお...全文を見る
○谷垣委員 長官、お取りまとめに当たられた長官の御苦労はよくわかるわけでございますが、今後とも御努力をお願いしたいと存じます。  それからもう一つ、国の行政機関だけではなしにやはり民間部門の分散を進めていく必要、これも極めて大きいと思うのですね。国土庁としてはこの点についてはど...全文を見る
○谷垣委員 今国土庁長官から、民間部門の分散についてお考えを言っていただいたわけでございますが、これと関連して、先ほど大蔵大臣の御指摘の中にもありましたけれども、東京一極集中の問題においては情報の一極集中の問題というのが極めて重要な意味を占めるのではないかと思います。  現在、...全文を見る
○谷垣委員 今郵政大臣からテレトピアや民活法施設、あるいは新しい年度に向かって光ファイバーを張りめぐらすテレコムタウン構想といった具体的な取り組みについてお話があったわけでございますが、今の郵政大臣の御認識にも示されておりますように、東京一極集中というものを解決していくためには、...全文を見る
○谷垣委員 ぜひそういう方向での政策展開をお願いしたいと思います。  それで、先ほど大蔵大臣からも、電電公社の民営化に関連して情報通信の東京一極集中が一番の問題であるという御認識が示されました。私もそのとおりだと思うのです。それで、先般電気通信審議会の中間報告が出されまして、「...全文を見る
○谷垣委員 それでは次に移りまして、対外援助のあり方についてお伺いをいたしたいと存じます。  我が国のODA、たしか約九十一億ドルということになっていると思いますが、米国に次ぐ世界第二位となりまして、援助大国としての我が国の役割、責務というものも、国内だけではなく世界から注目さ...全文を見る
○谷垣委員 今のNGO、大臣からお答えいただいたわけでありますが、我が国の援助が貧しい層、より援助を必要とする層にもっと伝わるようにしていくという観点から、もう一つ国際機関を通じる我が国の協力ぶりについて御質問をしたいと思います。  国際機関もいろいろございますので、例をユニセ...全文を見る
○谷垣委員 今千九百四十三万ドルで六番目だという数字を示していただきましたけれども、やはり諸外国に比較して、今の日本の国際的な力量から見て十分であるとは言えないと思うのです。インフラ整備への協力とかあるいはマクロ経済支援のための協力も大事ではありますけれども、こういうベーシック・...全文を見る
○谷垣委員 今の点とあわせて、今度、人的な面もちょっと伺いたいと思うのですが、例えば、WHOなどはドクター中嶋が事務局長になられまして大変な活躍をしておられるわけですね。やはりユニセフその他の国際機関、もっと日本人が活動すべきではないかと思います。もちろん、そういう幹部職員という...全文を見る
○谷垣委員 外務大臣今御指摘のように、確かにこれは大変難しい問題はたくさんあろうと思いますが、そういう大きな視点から御努力をさらにお願いしたいと思っております。  それからこれに関連して、今の人的な問題ではございませんけれども、やはり国際的なボランティア活動をもう少し日本全体と...全文を見る
○谷垣委員 それから、これは援助とかそういう話とは若干違うんですが、こういう国際的な交流に当たりまして、政府と並んで民間の果たす役割というのも極めて大きいと思うのです。特にこれだけ日本の企業活動が国際的に大きく展開されているときには、民間活動というものを非常に重視しなければいけな...全文を見る
○谷垣委員 今の点と並びまして、今の文化活動については、そういう制度がきちっとできているわけでございますけれども、もう一つ重要なのは、海外に進出した企業がやはりその土地土地で、進出先でよき企業市民としてその中に溶け込んでいくことが私は極めて大事ではないかと思うのです。そういうとき...全文を見る
○谷垣委員 大蔵大臣はお帰りになりましたけれども、今の点について大蔵省事務当局、どうでしょうか。
○谷垣委員 例はいろいろな場合があると思いますけれども、やはり今後の企業活動で現地にいろいろそういうことをやりたいという、そのことを痛切に感じている企業はたくさんあると思うのです。ひとつその点はぜひ前向きに御検討をいただきたいと存じます。  最後に、もう時間がなくなりましたが、...全文を見る
○谷垣委員 今厚生大臣からいろいろお考えの披瀝がございまして、この点についてはもっと突っ込んで議論をさせていただきたいのですが、時間が参りましたので、最後に一つだけ、六十五歳支給開始の問題でございます。  平成二十二年からやろう、こういうことでございますが、これは野党の皆様方、...全文を見る
○谷垣委員 ありがとうございました。
11月01日第116回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○谷垣委員 総理、お疲れでございますが、まず最初に総理のお考えをお伺いしたいと存じます。  それは、私先日ある韓国の方にお会いをしたわけでございますが、今回のこの一連の事件について非常に心配をしておられました。日本がパチンコ疑惑を解明される、それは日本の御自由である。それからま...全文を見る
○谷垣委員 今の点で総理が何度か御答弁をなさっておられますが、国内の治安問題とかあるいは疑惑の問題と、例えば北朝鮮に対する関係を改善していくというのは全く次元の違う問題だという御認識は、私は大事にしていかなければならないと存じます。  それと同時に、今私どもの野呂委員が最後に要...全文を見る
○谷垣委員 警察はどのような御認識ですか。――今おられない。じゃ、後ほど御返答いただいて結構だと思いますが、恐らく警察も危険な団体であるという御認識はお持ちでないだろうと思います。要するに、日本社会の中に溶け込んで立派に行動しておられる団体というふうに私どもは見ているわけでござい...全文を見る
○谷垣委員 警察庁は全遊協の性格、目的をどのように認識しておられますか。
○谷垣委員 今、全遊協とそっくり同じで全国遊技業防犯協力会連合会というのがあるという御答弁でした。これは人的には役員構成等全く重なった団体であるという意味だというふうに理解してよろしいでしょうか。  それともう一つ、全遊連と言われている組織はどうなのか、その点もお答えいただきた...全文を見る
○谷垣委員 この全遊協という団体は、風営適正化法によって業界の健全化を目的とするとされている。そうしますと、過去に業界の健全化に向けてこの団体はどういう取り組みをなさってきたのか、警察庁、御答弁お願いします。
○谷垣委員 最近になって一部非協力な傾向が出てきた、こういう御答弁でございますが、今までの質疑の中で、現在警察はこの全遊協とのパイプが詰まってしまって断絶状態にあるというような議論もなされておりました。また、そういうような報道もございます。その状態が事実なのかどうか、どういう経緯...全文を見る
○谷垣委員 今の御答弁を伺いますと、全遊協と警察との断絶、パイプが詰まったこと、これはプリペイドカードのアンケートというようなお話がございましたけれども、結局、きのう以来いろいろ御議論がなされているプリペイドカードの導入が断絶の原因だというふうにおっしゃっているわけですね。
○谷垣委員 そうすると、長い経緯があるとか役員とかいろいろおっしゃっていたのですが、本当は、具体的にどういう経緯があったのかということを実は聞かしていただかなければならないのですが、おいおいと伺いたいと思います。  それで、この全遊協がことしに入って分裂したと聞いております。も...全文を見る
○谷垣委員 今御答弁の中に、組織運営が民主的でなかった、そのことが主たる原因であるという御答弁であったと思いますが、この組織運営が民主的でなかったということと、先ほど質問をいたしました警察と全遊協とのパイプが詰まっているということについては何か関連があるのかないのか、どうでしょう...全文を見る
○谷垣委員 それから、この全遊協といいますか、全遊連というのが、いろいろ週刊誌等の報道を見ますと、組織運営の問題だけでなく経理の面でも問題があるという報道がなされているわけですね。この全遊協に関して、通産省はこの経理問題についてはどうごらんになっているのか。
○谷垣委員 全遊連についてはどうですか。
○谷垣委員 全遊協に関しては、確かに今通産省から御答弁のようにきちっとした経理があるようでありますが、全遊連の方は、これは任意団体でもあるのでよくわからないわけですね。先ほど民社党の北橋委員も御指摘がありましたけれども、いろいろこの辺に一つ問題が残っているのではないかと思いますが...全文を見る
○谷垣委員 今なかなかいいスローガンを掲げた団体が出発されたと思うのですが、この創立総会宣言というのも私は拝見させていただいたのですが、「旧体制下の誤りを否定し、新しい規約のもと、自らを厳しく律する責任ある組織体制を樹立し、」というような非常に高い言葉といいますか、激しい言葉でも...全文を見る
○谷垣委員 分裂後、この全遊協理事長が辞任されて後任者も選任できない、この全遊協に現在非常な混乱が見られる、混迷が見られる、こういうことであろうと思います。  この全遊協の分裂とは別に、これは全遊協の下部組織の一つと言っていいのでございましょうが、全遊連の関東地区協議会も分裂し...全文を見る
○谷垣委員 今、全遊連関東地区協議会というものについて御説明をいただいたのですが、いつ分裂して、その分裂したところがどことどこの県がどのような組織をつくったのか。
○谷垣委員 これはもう関東地区協議会のほとんどがこの新しい組織に、大部分が新しい組織に参加したということであろうと思いますが、この分裂の原因、経緯、これについて御説明ください。
○谷垣委員 先ほどこの協議会の会長は柳氏であるというお話がございました。柳氏は規約によって全遊協の副理事長にもなられておりますが、巷間伝えられるところによりますと、陰の理事長というか全遊協の大変な実力者であったというふうに我々は承知をしているわけですが、今のお話は、やはり柳さんの...全文を見る
○谷垣委員 その新しい組織が分裂して全関東遊技業組合連合会、全関東連というのだそうですが、この全関東連の設立の会合ですね、これに警察関係者は御出席なさいましたか。
○谷垣委員 そうしますと、今の本庁からは行っていないということは、どなたかが行かれたということであろうと思いますが、これはお出になるについて、私どもの党の調査によりますと、ここに代表を送るなという強い働きかけがあったというふうに伺っておりますが、それは事実でしょうか。
○谷垣委員 今のお話は、社会党の筋から、これはさっきから働きかけか圧力かというようないろいろ議論がございましたけれども、少なくとも社会党から、社会党筋から、本庁から出席をするのを見送るような、見送らざるを得ないような働きかけがあったというふうに理解してよろしゅうございますか。
○谷垣委員 今警察が分裂に関与しているのじゃないかという社会党からの疑いがあって、働きかけがあった、圧力か働きかけか、これはあれですが、あったというお話でございました。  この分裂問題については、この集中審議の以前にも、六月二十日の参議院の地方行政委員会において社会党の佐藤三吾...全文を見る
○谷垣委員 二つの全く相入れない意見というような御表現でございました。この六月二十日の参議院の議事録を見ますと、佐藤三吾。委員の質問に対しまして、たしか「氷炭相入れない二つの勢力」というような非常に強い表現を使って保安部長御答弁だったと記憶いたしますが、警察庁の認識は、非常に中の...全文を見る
○谷垣委員 先ほども警察とこの全遊協とのパイプが詰まった原因がプリペイドかどうかという御質問を申し上げたのですが、組合の分裂の原因はやはり一部でこのプリペイドカードが原因になって分裂したんだという報道がされている。また、先ほど来の社会党や共産党の御意見も御議論も多分そういうもので...全文を見る
○谷垣委員 組合の分裂の原因ですね、全遊協の執行部が非民主的である、こういうことで行動をともにすることができないという人たちが立ち上がって、二月の新全遊連の設立という動きまで一たんは行ったわけですね。警察庁も、先ほどのお話を伺うと、これはいろいろな長い間の事情があって、氷炭相入れ...全文を見る
○谷垣委員 今のお話を伺うと、誤解を避けるためというような表現を使われておりましたが、結局、そうするとあれですか、社会党筋から働きかけがあったという先ほどの御答弁でしたけれども、それと同じように社会党筋からやはり強い働きかけがあって、やむを得ないような深刻な内部対立を抱えたその業...全文を見る
○谷垣委員 どうも警察のおとりになった行動、もう一つ理解できないのですね。やはり業界の中の人たちがとてもこれじゃやれないというので立ち上がった。それが結局、警察に向かって言いにくいですけれども、大分強いプレッシャーがかかって折れた、やむを得ないから折れた、こういうふうに私は伺った...全文を見る
○谷垣委員 新しい団体をつくろうとした発起人の方たちがこの文書を持って社会党の先生方のところに抗議に行ったということを我々は聞いておりますが、警察庁はその事実を承知しておられますか。
○谷垣委員 そのときの詳細はおわかりでしょうか。
○谷垣委員 今のお話を伺いましても、新しい組合の設立を中止させられた方々には大変大きな不満があったのではないかと思うのです。この過程で、警察は大分誤解を避けるために苦労をしたという表現ですが、社会党、いろいろ働きかけがあった、まあ圧力があったと言ってもいいかもしれません。  十...全文を見る
○谷垣委員 警察庁はなぜ当時社会党の要請に従ったのか。誤解を避けるという言い方をされていたわけですが、先ほどの社会党の文書によると、「分裂回避について特段の努力を払うべきであり、仮りに結果としてでも一方に組することなどのないように強く働きかけている。」とあるわけですが、社会党の行...全文を見る
○谷垣委員 警察庁は全日遊連に対しては今後どのような方針でお臨みになるつもりですか。
○谷垣委員 同じ組織の問題としてもう一点確認しておきたいことがございますが、六月二十日の参議院の地方行政委員会で、社会党の質問ですね、この中に、日本遊技業経営者同友会という団体に関する質問を行っておられます。これはどういう団体でしょうか。
○谷垣委員 今、社団法人の許可という言葉がございましたけれども、佐藤議員が六月二十日に質問されたときは、設立許可はまだおりてなかったということですね。
○谷垣委員 この議事録によりますと、質問の前に保安課長に経緯について説明を求めたということが言われている。この点についてどういう説明を求められたのか。これは何かやはり相当強力な働きかけがあったんじゃないか。どうでしょうか。
○谷垣委員 どうもすぐ答弁を差し控えられちゃうので甚だフラストレーションがたまるのですが、私は、先ほど答弁がありましたような趣旨で設立された団体であるとするならば、まことにこの団体、結構な団体でないかと思うのです。それで、脱税を初めいろいろな問題点の多いパチンコ業界ですから、こう...全文を見る
○谷垣委員 今の点で、佐藤議員とこの問題で面談されているのじゃないかと思うのですが、これについて警察庁、どういうことだったのか、お答えください。
○谷垣委員 この今問題にしました同友会ですね、これが社団法人化した日本遊技関連事業協会に対しては、今後どのような指導を警察は行われるのでしょうか。
○谷垣委員 ところで、全遊協副理事長の柳氏ですね、これは、先ほど申しましたように陰の理事長と言われて、その行動力と人脈を背景に業界を牛耳ってきたと言われている。それから、多くの理事からこれまで何回か辞任要求を受けたがこれに応じなかったというふうに聞いているわけです。ところが、その...全文を見る
○谷垣委員 もう時間が参りましたが、これまでの話を伺いますと、警察庁あるいは業界の一部、これは柳執行部を非常に運営が非民主的であるということで厳しい態度で臨んだ。また、日本遊技関連事業協会という業界の健全化を目的とした団体の許可に当たっても、私は適切に対応されたのじゃないかと思う...全文を見る
○谷垣委員 もう時間が参りましたのでこれで終わりますが、私が申し上げたかったことは、いろいろな業界の分裂あるいはプリペイドカード導入に伴ういろいろな混乱、これに対して反対されるのなら反対されるで結構なんでありますが、この業界をどう健全化するかというようなプランはどうも余りお持ちで...全文を見る