谷垣禎一

たにがきさだかず



当選回数回

谷垣禎一の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第156回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今石井委員がおっしゃいましたように、このやみ金融の取り締まりというのは大変大事な問題だと思っております。  そこで、実態を申し上げますと、平成十三年中には二百十件、五百十七名、これはいずれも五年前の平成八年の約二倍という検挙数になっております。しかし、その被害実...全文を見る
○谷垣国務大臣 治安の問題をお尋ねいただきまして、簡潔にお答えしたいと思うんですが、昭和期、大体百四十万件プラスマイナス二十万件ということで犯罪は推移してまいりました。これは交通事故等の業過を除きます。ところが、昨年は二百八十五万件を超しまして、やや増加率は鈍化しましたけれども、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今お尋ねのは、組織犯罪とかあるいはテロというのもいろいろ心配が高まってきておりまして、個人中心の、要するに今までの個人の故意過失、場合によっては動機まで明らかにするというような手法でやってまいりましたけれども、それだけでいけるのかどうかというような議論が当然あろう...全文を見る
01月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 これは、本来からいいますと警視庁、東京都の、いわゆる都道府県警の問題、庁舎管理権の問題でもありますので、国家公安委員長である私がどこまでお答えをするのが適当なのかという問題もあるんですが、御懇意をいただいている河村先生の御質問ですから。  これはやはり、警察が扱...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、我々は情報公開の趣旨は十分に体して尊重しなきゃならないと思います。しかし、他方、我々は治安を維持する機関であり、防犯をきちっとやる機関であり、同時にテロに対応もしなければならない機関であります。そして、各都道府県それぞれいろいろな任務を持っていると思いま...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど河村委員は、危ないといえば銀行の方が危ない、金融機関の方が危ないとおっしゃいました。財産犯だけに考えれば、私はそうだと思います。しかし、テロとかいろいろな問題がございますね。金融機関の方が守るべきかどうかとか、いろいろございます。いろいろございますが、警察は...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、先ほど官房長からも御説明申し上げましたけれども、管理規則といいましたか、つくって、きちっと対応しているというふうに報告を受けております。
○谷垣国務大臣 確かに、今河村委員おっしゃったように、河村委員の御注意があって、なるほど運用等も、今までもきちっとやっていたと思いますが、外から見た場合もわかるようにしようということで、よい御提案をいただいたときは直ちに受け入れてやったわけでございます。  ただ、これは、私は国...全文を見る
○谷垣国務大臣 国の警察庁と都道府県警察の関係、国家公安委員会と都道府県公安委員会の関係については、これは昔つくられた制度でございますから、時代の移り変わりによっていろいろ議論しなければならないことは私はあると思います。  例えば、こういうふうにインターネットが発達してまいりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 情報公開法に関連しますのは国の機関なんですね。それで、東京都の警視庁の場合には、東京都の情報公開条例に基づいて仕事を行っている、これが原則でございます。
○谷垣国務大臣 食品の安全性に対する信頼を確立していくためには、私は、三つのことが必要だと思います。  一つは、科学的、客観的ないわゆるリスク評価、食品健康影響評価、こういうものをきちっとやる。 それから二番目には、その科学的な評価の上に基づいていろいろな規制を施していく、い...全文を見る
○谷垣国務大臣 現在、鋭意最後の詰めを行っておりますが、御趣旨を十分体して、リスクコミュニケーションの徹底というようなものを図ってまいりたいと思います。
01月28日第156回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、保坂委員が指摘なさいましたように、最近の治安情勢を見ますと、刑法犯の認知件数は増加の一途をたどっております。  昭和期には大体百四十万件プラス・マイナス二十万件で、平均が百四十万件であったわけですが、平成十四年は二百八十五万件を超えておりまして、要...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、検挙率も昨年二〇%ちょっと、今おっしゃった御指摘のとおりであります。一昨年は一番低くなりまして一九・八%でございましたから、若干盛り返したとはいえ、かつて三〇%、四〇%の検挙率があった時代に比べますと、その低下しているということはもう間違いないこ...全文を見る
01月29日第156回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、櫻井委員が御提起されたその債務者区分の問題は、私もこの機構の制度設計をしますときに随分いろいろ実務に携わっておられる方のお話を聞きまして、その一つ問題がそこにあるのかなと思っております。  ただ、今まで見ますと、今も竹中大臣御答弁がございましたけれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、平野委員がおっしゃいました、RCCが企業再生ファンドというのを民間から集めまして取り組んでおられる努力というのは、私は高く評価すべきものがあると思います。そして、今おっしゃいましたように、破綻懸念先以下の言わばなかなか砂金を探すようなものが難しい中か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員が御懸念いただいた点は払拭するように、RCCとはいろんな面で協調もしながら切磋琢磨をしていくという運営を是非したいと思っております。  それから政府保証枠の方は、先ほど委員ちょっと首をかしげられましたけれども、最終的にはやっぱりこういうことを取...全文を見る
01月30日第156回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) お答えいたします。  この法案の第一条に目的が書いてございますが、産業の再生を図り、それとともに金融の秩序と申しますか信用を車の両輪として産業の再生を図りながらやっていこうということ、条文どおりではありませんが、そういうことを目的といたしております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 公的資金をどれほど使うかということは決めてございませんで、ただ、この再生を支援をするということに決定しました場合は、主として非メーン行等から債権を買い取るということをいたしまして、集約して支援していくということにしておりますので、その買取りの費用といいま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この目的とする産業の再生ということの結局意味になってくると思うんですね。  それで、我々が考えておりますのは、日本の企業の中には、これは今おっしゃったような大企業だけではなく、大中小、いろんな企業の中でやっぱりこれからも日本経済のために、あるいは日本社...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 二つあると思うんですね。一つは、先ほども申し上げましたけれども、有用な経営資源を持っているところは大企業には限られない。私も蒲田とか東大阪の企業を見学したことがございますけれども、小さな町工場でも世界に誇る技術力や商品を持っているところはたくさんございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは必ずしもそうではございませんで、私は繰り返し申し上げることになりますが、大中小を問わず、そこにきらっとした、これから日本のために、あるいは社会のために役立つ有用な経営資源を抱えて、そしてもちろん、これが再生がどう考えても無理だというふうなところはこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、その場は産業再生委員会というところを作りまして、そこで判断をするんですが、そこの基準として二つ考えております。  一つは、産業再生法、今、改正案を経済産業省から出しておりますけれども、そこに基準が、支援基準というものが書いてございます。何条だっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今も平沼大臣からも御答弁がございましたし、池田委員がおっしゃいますように、数量的にこれを超えたら過剰であるとか、超えなければ大丈夫だとかいう一義的な判断は、これはなかなか難しいとこれは思います。最後にぎりぎり問い詰めれば、結局この企業がまた生きていけるか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 池田委員の御意見は、我々もそれは他山の石として受け止めていかなきゃならないと思います。ただ私、この数年の日本の経済の動きを見ておりますと、やはり数年前と違ってきているのは、まだどれだけ十分に育ってきているかどうかは議論がございますけれども、再生等に携わる...全文を見る
02月05日第156回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 朝日議員にお答えいたします。  私に対して三つお問い掛けがございました。  まず第一に、今国会に提出が予定されている食品安全関連の法律案全体の仕組みについてでございますが、政府としては、食品の安全性の確保に関する施策を総合的に推進するために、基本理念...全文を見る
02月06日第156回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 今、自見委員が御指摘されたような状況の中で、食品の安全を確立していくというのはまさに政治の責任だろうと思うんです。食品安全行政を進めていく基本的な理念は、国民の健康保護を第一義としていく、こういうことではないかと思います。  そのためには、必要なことは三点あると...全文を見る
02月07日第156回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 私も、今お読みになった銭高さんの論文は読ませていただきました。巷間、ゾンビのようなものを生かして、みんなで足を引っ張って沈んでいくようなことはしてくれるな、こんなような表現で、私のところにも随分いろいろな方の御意見が寄せられております。  それを払拭するためには...全文を見る
02月12日第156回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○谷垣国務大臣 覚せい剤の件では、今も海上保安庁長官から御答弁がございましたけれども、平成十年から十四年の間、これは件数は必ずしも多くないんですが、一回一回の量がかなり多うございまして、合計すると千四百六十六・八キログラムと、この間に押収した覚せい剤の三四・六%を占めているわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 きょう上田委員からこの件について御質問があるということで、当時のことを、記憶を呼び起こしておりまして、私の頭の中だけで、記憶でございますのであるいは正確でないかもしれません。  政治改革の中で、やはり国会の議論を放映して、国民にも関心を持っていただくし、我々も緊...全文を見る
02月13日第156回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○谷垣国務大臣 きょうは、細川委員から治安の問題を集中的に取り上げていただきまして、心から敬意を表する次第でございます。  今委員が御指摘になりましたように、大変治安情勢は悪くなっておりまして、刑法犯認知件数、これが増加の一途をたどっておる。昭和期は大体、平均百四十万件プラスマ...全文を見る
○谷垣国務大臣 昨年の十一月一日現在で、全国の留置場の収容率は八割なんですね。それで、平成十三年中の全国の留置延べ人員は約四百四十四万人日。この人日というのは、一万人の方が三百六十五日入ると三百六十五万人日になる、そういう計算で、平成十三年が四百四十四万人日ですが、これは平成四年...全文を見る
○谷垣国務大臣 今御指摘になりましたように、犯罪の多発の、人的に言いますと外国人犯罪と少年犯罪の増加というのが二つの柱でございます。したがいまして、少年犯罪にどう対応していくかというのが治安回復の一つの決め手と申しますか、ポイントだろうと思います。  それで、なぜ少年犯罪がこう...全文を見る
○谷垣国務大臣 大変厳しい経済情勢の中でこういう予算を組んでいただいたわけですが、幾つかやはり我々としては柱として考えなければならないものがあると存じます。  まず、先ほど、やはり地域社会のあり方とか、いろいろお話、御指摘もございましたけれども、警察だけでできるということも限ら...全文を見る
○谷垣国務大臣 細川委員御指摘のように、犯罪にしておくとなかなか、当然、犯罪に伴う手続をきちっとやらなきゃいけないという面がございまして、そのあたりを総合的に検討しないと答えが出ないわけですが、今細川委員の御指摘のようなことも念頭に置きながら、平成十五年度中には結論を出すようにと...全文を見る
○谷垣国務大臣 警察法制の歴史的な変遷に関しては私より多分、官房長の方がうんとよく知っていると思うんですが、私も、国家公安委員長になりまして、この警察の仕組みも日本独特の発展をしているものですから、確かにわかりにくい面がないとは言えないと思うんですね。  アメリカの場合であれば...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、警察がやっております仕事の中でも、具体的な犯罪捜査になりますと、それを後、証拠にどう使うかという問題が出てまいります。  それで、今河村委員御指摘のように、これはいろいろな判例がございまして、その肖像権をどうするかというような判例があるわけですけれども、...全文を見る
○谷垣国務大臣 プライバシー権がなくなるというようなことではありませんで、例えば銀行で、防犯カメラがついているところだろうとどこだろうと、それは、その銀行の管理権に基づいてやっているわけですね。そのとき、プライバシー権がなくなるわけじゃないと思いますよ。  要するに、何というん...全文を見る
○谷垣国務大臣 憲法解釈といいますか、こういう問題について、公定解釈をするのが私いいのかどうか、これもちょっと実は……(河村(た)委員「やってもらわにゃいかぬ」と呼ぶ)ですから、そういう庁舎管理の合理的な目的の範囲内であれば許されるということだろうと思います。
○谷垣国務大臣 先ほどから河村委員は、プライバシーの関係とか憲法上の論点をおっしゃっておられまして、それを一般論として御答弁すれば、先ほど私が申し上げたようなことになると思うんです。  ただ、例えば、国家公安委員会の建物であれば国家公安委員会が庁舎管理権に基づいてどうするか判断...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、今御指摘になったように、警察法の中に情報公開に関することということが入っておりまして、その中で、警察庁は、都道府県警察における情報公開の運用に関して調整事務をするということがあるわけですね。  そうすると、調整事務とは何かということになるわけですが、この...全文を見る
○谷垣国務大臣 同じぐらいと言われても、ちょっと非常にあいまいもこたる表現でございますが、先ほど申しましたように、具体的にもう東京都の条例に基づいてやっておりますから、私どもがやれるということは、その問題意識をお伝えするということでありまして、そこのもとで警視庁が今検討されている...全文を見る
○谷垣国務大臣 公権力の場でありますけれども、そこはまた適切に管理しなきゃならないわけですよね。そういう意味において、性質は民間の金融機関等が自分で防犯に備えるというのと同じ意味合いだと私は申し上げているわけです。
○谷垣国務大臣 情報公開請求権というのは、行政の透明性を担保する手段だろうというふうに思います。
○谷垣国務大臣 学問的にどういう位置づけになっているかは、憲法学を勉強したのはもう随分昔でございますので正確にお答えする自信はありませんけれども、やはり知る権利というようなものと関連づけられた性格のものであろうと思います。
○谷垣国務大臣 一方で、できるだけ多くの方にこの情報公開の制度を利用していただく必要があることはもちろんそうです。しかし他方で、やはり治安を維持したり、あるいはそこの場でいろいろな不祥事件が起こらないようにするのも、これは当然のことだろうと思いますし、いわんや、これは警察でござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから申し上げていることは、第一義的に、庁舎管理権を持っている警視庁において、合理的な範囲かどうか考えてやられるんだろうと思います。それで、我々の観点から見ても、そういう逸脱したものではない、こういう判断をいたしております。
○谷垣国務大臣 どういう言葉で表現すれば適切なのか、ちょっとまだ私も正確に言う自信がありませんが、やはり防犯の目的なら防犯の目的から見て合理的な範囲内で、逸脱するようなものであればぐあいが悪いというのは、委員がおっしゃるとおりだと思います。
○谷垣国務大臣 それは先ほどから再々御答弁しておりますように、警視庁が、目的から見て合理的なあるいは適正な手法は何かとまず第一義的に御判断さるべきものだろうと思いますね。
○谷垣国務大臣 これはもうさっきから何度も御答弁しておることの繰り返しになりますが、しかし、警察庁がやることは総合調整と、先ほど申しました条文もございますけれども、その条文の意味するところは、先ほど申し上げたとおりであります。
○谷垣国務大臣 憲法違反の疑いがあるという河村委員の御意見ですが、確かに知る権利というものは大事な権利であります。大事な権利でありますが、他方、治安を維持していく、あるいは防犯をきちっとやっていく、こういうことも劣らず大事なことであります。  その場合にどういう手法を使うか、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは私が答弁することかどうかわかりませんが、やはりこういうものを設けて警視庁はやっているわけですね。そうすると、それは当然、管理規程というものを置いてやっておりますから、そこで目的とかいろいろな運用基準をしっかり定めてやっているわけですね。  ですから、その中...全文を見る
02月14日第156回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○谷垣国務大臣 今、米澤委員が切歯扼腕されまして、いろいろなことをお挙げになりました。私の守備範囲である、工作員をどうするかというお話がございましたので、これを答弁させていただきたいと存じます。  戦後約五十件の北朝鮮関係の工作員を検挙いたしておりますが、その活動を通じまして、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、二百十名のリストが公表されまして、警察としても、これは大変重要な参考資料として考えております。  それで、今御指摘になりましたように、拉致がありましてから四半世紀の日数がたつわけでありますけれども、拉致が起こりましたときに、なかなか捜査も、率直に申しまして、...全文を見る
02月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○谷垣国務大臣 今、西村委員、幾つかの事件についてお触れになりましたけれども、まず昭和五十二年の宇出津事件ですけれども、警察では、従来から被疑者を逮捕した場合は、その被疑事実の概要について発表しているわけでありますが、宇出津事件については昭和五十二年九月に、その拉致の共犯者である...全文を見る
○谷垣国務大臣 スパイに対する対策あるいは捜査に関しましては、今まで、既存の法令を駆使して、諜報謀略活動にかかわるいわゆるスパイ事件の取り締まりに努めてきたわけであります。北朝鮮が関与するものとして、戦後、五十件余りの事件を逮捕、検挙いたしているわけであります。  他方、我が国...全文を見る
○谷垣国務大臣 特定失踪者問題調査会が、二百名を超える方を失踪者である、失踪者というか、北朝鮮による拉致の可能性を完全に排除することができないというリストをつくられまして、警察にもこの調査会からリストの提供をいただいているわけであります。  先ほど西村議員は長い間の不作為という...全文を見る
02月19日第156回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 今の中村委員の御質問は、トラック事故のときに、実際に運転して事故を起こした者、これはもちろん、先ほどからの御議論のように、刑罰なりいろいろなものがあるわけですが、その背後の経営のあり方とか労働のあり方にまで踏み込んだ刑罰体系が必要ではないかという御趣旨ではないかと...全文を見る
○谷垣国務大臣 制度の趣旨を十分踏まえまして、トラック事故をさらに減らしていくように、運営に、国家公安委員会としても督励をしてまいりたいと思っております。
○谷垣国務大臣 この件で委員と議論させていただくのも三回目になるわけですね。それで、幾つか論点はあるわけですが、警察法二十一条一項八号の解釈に関しては、これを今うんと議論しようとは思いませんが、ややここは両論、河村先生の意見と私の意見は違うわけです。  それはちょっとおきまして...全文を見る
○谷垣国務大臣 結局、警察は、もちろん防犯やテロ対策、きちっとやっていかなきゃならないという一方の立場がございます。しかし、委員が強調されました情報公開の重要性ということにかんがみますと、防犯なりあるいはテロ対策というようなことも考えながら、より制限的でない手法というのは何なのか...全文を見る
○谷垣国務大臣 そのように御理解いただいて結構です。
○谷垣国務大臣 廃棄物を不法に投棄するというような犯罪は、先ほどの御議論にもありましたように、健康にも甚大な影響を与えますし、また地球環境にも非常に悪い影響を与えるということで、警察としてはこれは極めて重視して取り組んでおりまして、過去十年の間に、検挙件数も検挙人員も二倍ほどにな...全文を見る
02月20日第156回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 株式会社産業再生機構法案及び株式会社産業再生機構法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  初めに、株式会社産業再生機構法案について申し上げます。  我が国経済は、現在、金融面において、不良債権問題の解...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 小沢議員より、参考にした海外事例についてのお尋ねがございました。  産業再生機構法案の検討に当たりましては、スウェーデン、韓国等、海外の事例も参考にしておりますが、基本的には、我が国の金融及び産業界の実情を踏まえて立案したものであります。  したがっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 土田議員にお答えいたします。  産業再生機構が支援する際の再建計画の内容にどのようなものが盛り込まれるかとのお尋ねです。  機構は、対象企業の再建を実現するため、その再建計画を経済合理性に基づいて厳しく審査することとしており、役員数や給与、賞与等を含...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 塩川議員にお答えいたします。  産業再生機構の支援基準についてのお尋ねがありました。  機構の支援決定の公正さを担保することは極めて重要であり、そのために、支援基準をあらかじめ主務大臣が定めるものとしたものです。  また、支援基準の内容は公表するこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大島議員にお答えいたします。  産業再生機構の買い取り基準についてのお尋ねがありました。  事業の再生可能性は、数値で一律に判断できるものではなく、業種特性等を踏まえた判断が必要です。  ただ、機構の債権の買い取り等の決定に当たっては、専門家、有識...全文を見る
02月21日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 国家公安委員会委員長、産業再生機構(仮称)担当大臣並びに食品安全委員会(仮称)等担当として、所信の一端を申し上げます。  まず、警察行政について申し上げます。  最近の治安情勢は、刑法犯の認知件数が七年連続して戦後最多を記録する中、路上強盗、ひったくりといった...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 株式会社産業再生機構法案及び株式会社産業再生機構法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  初めに、株式会社産業再生機構法案について申し上げます。  我が国経済は、現在、金融面において、金融システムに...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 今委員が御指摘のように、治安情勢が大変厳しくなってきておりますので、それに取り組みますには、やはり警察官の人的増強といいますか、こういうものが極めて大事であるというふうに思いまして、今委員が御指摘のような、ことしは四千人の増員をお願いしているわけであります。  ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の長野県警の、長野の安全協会の報道が最近ございました。一番住民に近いところで安全意識の向上を住民と一体になって取り組むべき安全協会の中で御指摘のような事件が起きたことは、大変残念なことだと思っております。  この事件につきましては、現在長野県警で捜査中でござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどちょっと通達を出したということを申し上げましたけれども、通達の骨子は、協会経理の再点検をしろ、立入検査における現金、預金の出入状況と会計帳簿の突き合わせ等をきっちりやるように、それから監査の強化、監査体制の強化、監査内容の充実について監査担当役員への指導を強...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が御指摘の最高裁判決が出た事案は、平成十年五月に、滋賀県で警察官が被告人を窃盗、車上ねらいの共犯だという容疑で通常逮捕、そして同日、被告人から尿の任意提出を受けたところ、その尿中に覚せい剤が含まれていたということで、この人物を覚せい剤の使用、所持容疑で再逮捕...全文を見る
○谷垣国務大臣 この件に関しましても、十一件の処理を適切にしなかったために、酒気帯び運転十件につきまして時効が完成をしてしまったという事案でございまして、大量に処理していく中でこういうことが起こったというふうに聞いておりますけれども、大変残念な事件だと思っております。  この点...全文を見る
○谷垣国務大臣 今御指摘の事案は、去年の末に奈良県警の警察署で留置場内に注射器が持ち込まれたというものでございまして、こういう不適正な事案が起きたことはまことに残念なことだなと思っております。  事実関係を聞きますと、この被疑者はキャバレーに下着姿で入店していたため保護したとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、奈良の事案と、それから留置場の中で覚せい剤を譲り渡した事件、これはことしの一月末、群馬県警で起こった事件でございますが、この群馬の事件は、禁制品である覚せい剤が留置場内に持ち込まれたということで、私はこれは極めて遺憾な事件であると思っております。ここはもう厳正...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、委員御指摘のとおり、保護をしたと言うには極めて不適切な対応であって、まことに残念なことだと思っております。
○谷垣国務大臣 今事実関係についていろいろお尋ねをいただいたわけでありますけれども、私も、最初にこの事案の報告を聞きましたとき、保護の不適切さもこれは著しい、これはもう御指摘のとおりであります。しかし、それと同時に、その後、虚偽の公文書を作成、行使した。まことにあってはならない事...全文を見る
○谷垣国務大臣 保護した数は、このところ十年ぐらいの統計を見ますと、ふえているとき、減っているときございまして、この二、三年、確かに最近十年ぐらいでは、十九万六千六百七十八人、前年に比べて五千五百人ふえている、増加の傾向にあることは事実でございます。  ただ、これもどのぐらいあ...全文を見る
○谷垣国務大臣 実は、九条署の事件を聞きましたとき私が最初に事務当局に聞きましたのは、先ほどからの御議論のように、コンクリートの上に放置するといって、ほかに適切な場所はなかったのかということを聞いたわけでありますが、もちろん、この対応が不適切なものであったことは先ほどから再三申し...全文を見る
○谷垣国務大臣 BSE以来、食品の安全性というものに対して大変信頼が揺るいできている。ここで安心して安全に暮らしていけるような手だてを講ずるというのは、政治の責任だろうと思います。  今国会で食品安全基本法の御審議をお願いしているわけですが、その中で、まず食品安全行政の理念とし...全文を見る
○谷垣国務大臣 適正な時価というのは、今まさに委員が御指摘されましたように、やはり出口を見据えてでないとなかなかこれは判断できない。言うなれば、再生計画を立てて、その再生計画が動いていったときにどれだけの収益力を持ち得るのかというところからその適正な時価というものを判断していくと...全文を見る
○谷垣国務大臣 どういうものをどれぐらい対象にしていくかという話ですけれども、一般にややある誤解と言っていいのかどうかわかりませんが、メガバンクを中心として、極めて大きなところだけを対象とするように思われておりますけれども、まさに今委員がおっしゃいましたように、再生の可能性がある...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会は、七人の委員で構成することにしておりまして、その下に専門調査会等々を置くということになっております。七人の食品安全委員のメンバーは、まだもちろん委員会が、法案を通していただいておりませんので、まだ具体的にどなたということを決めているわけではもちろん...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、奥山委員おっしゃった食品の表示の問題は、消費者に対して食品の安全性とか品質に関する情報を提供する、そして安全性の確保と消費者が適切に商品を選んでいただくという上で、極めて大事な役割を果たしていると思うんですね。  食品安全基本法でも、そのために、食品関連事業...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会から関係各大臣に対して行われる勧告、これは、食品健康影響評価の結果に基づいて各大臣に勧告を行ったときは、食品安全委員会は遅滞なくその勧告の内容を公表しなければならないということになっております。それで、食品安全委員会は内閣府のもとに置かれますから、内...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員が今御指摘のように、刑法犯の認知件数もこのところ毎年記録を更新するということでありますし、検挙率も二〇%台ということで、治安は非常に今瀬戸際のところに来ているというふうに認識しております。  そういう中で、体感治安ということが言われますが、特にこの体感治安を...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員に挙げていただきましたようなそれぞれの自治体は、それぞれのところで大変工夫していただいて取り組んでいただいておりまして、ありがたいと思っております。  それで、警察だけでできることは限界がありまして、やはり自治体なり、あるいは今消防の場合には消防団があるじ...全文を見る
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○谷垣国務大臣 この間、井上委員初め大勢の方々が御努力されまして、国会の中で生命(いのち)のメッセージ展をやっていただいたのは、私は、本当に意味のあることだったと思うんですね。今おっしゃったように、拝見をさせていただきまして、私もどういう言葉で表現したらいいのか、なかなか気持ちが...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、井上委員のときにもお答えをしたんですが、国会の中で生命(いのち)のメッセージ展、関係の方々がいろいろ御努力をいただいてやっていただいた意味は非常に大きかったと思います。  私自身も拝見しまして、何というんでしょうか、ああいう等身大のパネルをつくられ、亡く...全文を見る
○谷垣国務大臣 井上委員も遠藤委員も、交通事故の捜査に関して具体的な事案を挙げて、警察あるいは、私は検察の立場に立って御答弁すべき立場ではありませんけれども、捜査に不適切な点があるのではないかという御指摘でございました。  私は、個別の捜査でどう事実認定をしたかというようなこと...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員から治安の御質問がありまして、思い返しますと、委員が法務総括政務次官をされていたころ、少年犯罪がやはり多くなってきたというので、議員立法でございましたけれども、少年法の改正、あの答弁席に一緒に座らせていただいて、やったことを思い出したりしております。  少年...全文を見る
○谷垣国務大臣 冒頭、委員と今の治安情勢について議論をさせていただいて、要するに、水と安全はただだというかつての神話は完全に過去のものになったということだろうと思うんですね。  新聞を読んでいましたら、今の治安情勢に触れまして、これだけ犯罪がふえているのに検挙数は頭打ちじゃない...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、藤木委員の御質問を聞きながら、私、弁護士を始めた最初の仕事が、当時はサラ金と言っておりましたけれども、サラ金に内容証明郵便を送って、このような取り立てをしたときは断固たる決意で臨むという内容証明を書いたのが私の最初の仕事だったなと思い出していたわけであります。...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、藤木委員からいろいろ、相談に対して不適切といいますか、そういったような事例の御紹介がございました。  私も伺っておりまして、やはりこの分野、なかなか一筋縄で、いわゆるコロシとかタタキとかいったのとまたちょっと違いまして、金の貸し借りの中にはごく普通の金の貸し...全文を見る
03月06日第156回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 道路交通法の改正を一昨年に行っていただきまして、それに伴う施行令、去年から施行されたわけでございますが、いわゆる睡眠時無呼吸症候群のようなものに対しては、免許を与えるときにその拒否理由になっている、あるいはその後もそういうことがあれば免許を返していただく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、谷川委員の御議論の中にございましたように、日本には本来、本業には大変優秀な技術力やあるいは人材の力やそういうものを持っていながら過剰な債務に足を取られてなかなか身動きができなくなっている、そういう会社がたくさんあると思います。  産業再生機構法でこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、平沼大臣からも御答弁がございましたが、産業再生機構の方は、先ほど申し上げましたように、本来優秀な経営資源は持っているんだけれども、たくさん債務者があってなかなか再生が進まないというときに債権を集約化するなどして強力にその再生を支援しようと、こういう仕...全文を見る
03月07日第156回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 交通事故死というものを減らすことは小泉内閣においても大きな課題でございます。それで、今私どももやや認識が浅かった、今の委員の御議論も伺いまして、認識の浅かったところがございますが、そういう取組を通じて更に交通事故者を減らすことができるならば、それは大変重...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員お尋ねの件は、閣議後の記者会見において質問がありまして、それに答えたこととの関連でお尋ねがあったというふうに思います。  そこで、私がそこで申し上げましたのは、事実関係を十分把握しているわけでもないので立ち入ったコメントをすることは、その立場でもな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、今もちょっと申し上げましたが、具体的な事実関係を十分把握しているわけでもありませんし、こういう場で具体的なコメントを申し上げる立場でもないと思いますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
03月12日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 企業あるいは産業の再生につきましては、金融機関の不良債権処理の加速化とあわせて、日本全体、政府全体で早急かつ強力に推進することが必要だという基本的な前提がまずございます。  企業再生につきましては、今委員もおっしゃいましたように、基本的には民間主体で進んでいくこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 弾力性と中立性、透明性といいますか公平性をどう確保していくかということでございます。  弾力性に関しましては、この機構の仕組みが、いろいろな基準を使いながらも、最終的には、その企業がいわば新しい付加価値をつくっていくことができるか、そういう戦略性を採用できるかど...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど阪上委員にも御答弁したところなんですが、確かに、民間主導でやるべきだというのは、私もそうだと思います。しかし、民間主導で私的整理をどう進めていくかというようなことで、私的整理ガイドラインというようなものも民間主導でおつくりをいただいて、いろいろ試みていただい...全文を見る
○谷垣国務大臣 適切性、公正性それから透明性、そういうものをどう組み合わせていくかということだと思いますが、この機構の仕組みとしては、三年ぐらいの再生計画終了時点できちっと自立していけるかどうか、まずこの判断を適切に行うことが大事だと思うんですね。それで、そのために用意しましたの...全文を見る
○谷垣国務大臣 今平沼大臣からお話がありましたようないろいろな指針がもう用意されておりますので、そういうものにのっとって、主務大臣ないしは事業所管大臣の意見を述べていただくときに、それが不明確な意見になる、あるいは不適切な意見になるということはないのではないかというふうに思ってお...全文を見る
○谷垣国務大臣 RCCは、先ほど根本副大臣からも御答弁がありましたように、もともと回収が目的ですから、それで、相当悪くなった破綻懸念先以下をまず買って、今までその中で再生可能なものは再生させてきた。これは、RCCとしても大変御努力、御苦労のあったところだと思うんですね。いわば、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 経済について大変御識見のある小沢委員からの御質問、どう答えたらいいのかなと思って聞いておりまして、まず、やはり、法に書いてありますように、産業の再生を図るとともに信用秩序の維持も図っていかなきゃならないというのは、大きな目的として、建前だけではなくやはりあると思い...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、今までもいろいろ制度をつくっても乱用事例があったじゃないかというのは、確かにそういうこともあるのかもしれません。  それで、我々の今用意している機構も、いろいろな意味では、適正に妥当に運用されるような制度的な仕組みもつくっておりますが、一方、この企業が生き...全文を見る
○谷垣国務大臣 行政サイドから申しますと、主務大臣は三人おるということになっておりまして、内閣総理大臣と、それから財務大臣と、ここにおられる平沼経済産業大臣、お三方が三者である。  それで、総理は主管として、機構の第一義的な窓口、それから関係省庁の総合調整を行う、そして信用秩序...全文を見る
○谷垣国務大臣 今小沢委員のおっしゃったところは、非常にデリケートな難しいところであると私も思います。  ただ、これは先ほどからの御答弁の繰り返しになるかもしれませんが、やはり、民だけではなかなか進んでいかなかったという今までの現実がございます。そして、先ほどたしか小沢委員が官...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、去年の十一月にこの仕事をやるようにと拝命しましてから、いわば大車輪で勉強して、きょうここに立たせていただいているわけですが、しかし、私も過去の経緯をつまびらかに存じているわけではありませんけれども、やはり不良債権処理をどうして進めていくかという議論の中で、常...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かにどんと背中を押すんだということからいいますと、小沢委員は結局前のめりになって進んでいくぞとおっしゃっているんだと思いますが、私どもが前のめりにならなきゃならないところは、その買い取り価格ということではなくて、やはり合理的なところはどこなんだということについて...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど小沢委員からの御質問にもありましたように、この機構の目的は、法案にも書いてございますように、金融システムといいますか、そういう金融システムの信頼回復という面と、それから産業再編ということが大きなマクロの目的としてはあるわけですけれども、この機構自体が担う手法...全文を見る
○谷垣国務大臣 特定企業救済ということは、結局、再生させたときの姿が、本来再生させるべきでないものを無理やり再生させたとか、そういうことになると、これは個別の特定企業の救済だという非難を免れないだろうと思うんですが、他方、例えば、本業ではすぐれた経営資源を持ちながら、現在いろいろ...全文を見る
○谷垣国務大臣 なぜ十兆円の政府保証枠というものを使いながらやらなきゃならないのかという点は、先ほど小沢委員とも御議論を交わしたところでございますけれども、先ほどの繰り返しになるかもしれませんが、要するに、いつまでもこの問題で時間をとってだらだらやっているわけにはいかない、やはり...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど室長も御説明申し上げましたけれども、出口でどれだけの価値があるかということを判断します場合に、例えば、再生計画をやってもらう場合に債権放棄をしてもらわなきゃならない場合もあると思います、何割カットと。そうしますと、出口の価格を考えますときには、当然カットされ...全文を見る
○谷垣国務大臣 法的整理の場合は、今委員がおっしゃったような、金融機関が持っている貸付債権だけではなくて、労働債権や何かも全部いわばカットしたり、整理したりしながら法的整理するんだろうと思います。しかし、私どもの典型的に考えている、要するに、買い取り先は金融機関の持っている貸付債...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、個別のことを考えますと全部は言えませんけれども、再生計画の中で当然御判断をいただかなきゃならぬことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 それはやはり、結局、再生計画の合理性、妥当性というところになってくるのではないかと私は思うんですね。ですから、そこで御判断をいただけばよいことではないかと思います。
○谷垣国務大臣 今の委員のお尋ねは、要するに、企業がもう再生をさせなければならないようにふらふらして、それを再生させよう、そのときの責任は一体だれにあるのかという話だろうと思うんですね。  それで、金融機関に対しては、確かに今まで、貸し付けの債権をカットすることを求める場合が再...全文を見る
○谷垣国務大臣 わかりやすくということでございますから、うまく御説明できるかどうかでありますが、日本の中には、本来、優秀な経営資源と申しますか、優秀な技術開発力があったり、あるいは伝統的な、立派な、だれでも買いたいというような商品を持っていたり、そういう優秀な経営資源がありながら...全文を見る
○谷垣国務大臣 中津川委員のおっしゃいますように、日本はいわゆるメーンバンク制というのがありまして、中心となってそこと取引をしている銀行が、いわばいろいろな経営の相談にもなって、苦しいときには追い貸しや何かもしてあげて、そして、場合によっては、ぎりぎりになってくると経営者まで乗り...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、政府全体としては、まさに平沼大臣のところでやっておられます、今度改正をお願いしておる産業再生法ですね、こういうものの大きな目的はまさにそういうところにあるかと思います。  それで、我々の機構の方は、むしろ個別の、きちっとした経営資源を持っているところの再...全文を見る
○谷垣国務大臣 ですから、まず、例えばさっきお挙げになりましたような、業界をこうしていこうという構想は、むしろ私たちの機構自体が持っているわけではありません。当該企業とメーンバンクがここを何とかしたいといって持ってきたときに、そういう今のようなことを視点に置いて、経営資源がきちっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 産業再生機構の社長とそれから産業再生委員長の役割分担につきましては、閻魔大王という言葉がちょっと先行し過ぎたところがございまして、それで、どちらが一体閻魔大王で企業の生殺与奪の権を握るんだというような観点から、どうもそれは産業再生委員長が決めるんじゃないか、そうす...全文を見る
○谷垣国務大臣 結局、価格は再生を見据えた適正な時価という表現をしておりますが、これは結局、三年の再生を終えたときにどれだけの値段で価値がつくだろうかということを前提に判断するわけでございますから、この判断が甘ければ二次ロスみたいなものを生む危険も多いわけでございますし、また、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 二次ロスにつきましては、個々の案件では利益が出ることもあるしロスが出ることもあるだろうと思います。そこで結局、機構としては、機構の業務終了時のトータルで収支を考えるべきものであるというふうに思いまして、最終的に損失が出る場合に備えて、つまり機構の解散時点ですね、仮...全文を見る
○谷垣国務大臣 雇用への配慮という点につきましては、昨年の十二月十九日に決めていただいた指針の中にも書いてございますが、これは、そういう政府の雇用対策全体として取り組むべきものだというふうに考えております。  それから、個々の事業再生に当たっては、先ほどからの御議論にもありまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 株主構成を決めるに当たりましては、こういう再生は本来民間の力で行われることが望ましい、これは午前中からの再三の御議論でございますので、可能な限り民間部門の御支援を得てやっていきたいということで、現在、金融界あるいは民間の各方面に出資をお願いしているところでございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、報道をお引きになりまして、先ほど申しましたように、金融機関に出していただくように、出資していただくようにお願いをしておりまして、多分それはこたえていただけるだろうとは思っておりますが、今のような形になるかどうかは、まだ率直に申し上げて、決まっておりません。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、いろいろ考えようのあるところだろうと思います。今委員がおっしゃったように、全く国の資金でやるというのも一つの考え方だろうと思います。  しかし、他方、やはり先ほど申し上げましたように、本来、こういう仕組み、民間でやっていただけば一番いいわけですけれども、...全文を見る
○谷垣国務大臣 条文に書いてあるところ以外に本音の大義というものがあるわけではございませんで、先ほどからの繰り返しになりますが、一つは、やはり、有用な経営資源というものが雲散霧消というか、してしまうのは、日本経済にとっても国民生活にとっても余りにも弊害が多い。だから、それを再生で...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほども申し上げましたが、この機構の構成というのは、やや通常の株式会社に比べますと複雑な構成になっていることは事実でございます。行政的にはやはり主務大臣に責任がある、それはおっしゃるとおりでございますし、また、機構の個別の運営は、やはり社長、さらには出資していると...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、強制力というのはございません。あくまで要請をするということであります。
○谷垣国務大臣 これは、確かに強制力がないんです。ただ、そういう一時停止をかける場合には、事前に御相談をして、下相談をして再生計画というものができているわけですね、その再生計画にのっとって、こういうふうに買うがどうだといって、その間は待っていてくれと一時停止をかけるわけですから。...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、たくさん手法が要るということじゃないかと思うんです。ぎりぎり、強制力をうんと使わなければならないとなると、これは裁判所に会社更生なり民事再生法を申し立てるという仕組みになると思います。これは、裁判所の命令を聞かなかった場合にはペナルティーが法的にも整備され...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、適正な時価というものがそんなに簡単に決まるのかというのは、まさしくポイントだろうと思います。  それで、そういう不良債権マーケットみたいなものが十分にできていれば、またそこもある意味でマーケットというものがあるじゃないかということになるわけですが、確かに...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは実はなかなか難しゅうございまして、午前中からの議論でも申し上げておりますが、支援決定をした際とかそういうのは概要を発表するということに、これはそういう方向でやるわけでございますが、あと細部のどこまで発表できるかということになりますと、仮に再生に成功した場合も...全文を見る
○谷垣国務大臣 三十条で、「決定の公表」ということで、先ほどもちょっと申しましたが、支援決定またはその撤回、それから買い取り決定、対象事業者に係る債権または持ち分の譲渡その他の処分の決定、これを行ったときは、速やかに、その旨あるいは主務省令で定める事項を公表しなければならないと定...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、商法等でも決められておりますように、取締役の会社に対する責任というものは当然ございますから、それにのっとるということではないでしょうか。
○谷垣国務大臣 今おっしゃったのはあれですか、支援する対象の企業ですか。(松野(頼)委員「そうです」と呼ぶ)これは当然、経営が余りうまくいかないで、再生機構で関係取引先等にもいろいろ配慮をいただいて再生をさせる、再生計画をつくるという場合には、一般的にはそういう経営者は責任をとる...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、債権放棄をしたその債権者の税務上の取り扱いは、私的整理ガイドラインで定める手続に基づく再建計画による場合を含めて、合理的な再建計画に基づく債権放棄による損失であれば税務上損金算入されるという扱いになっておりますので、これと同じような扱いをしていただくように...全文を見る
○谷垣国務大臣 この私的整理ガイドラインと同じように考えますと、その再建計画の合理性、恣意性といったようなもの、こういったものを税務当局がどう判断するかということもやはりあるんだろうと思います。  したがいまして、ここは、もちろん我々はこれを進めるために十分合理的な計画を立てな...全文を見る
○谷垣国務大臣 ここのところは、私も塩川大臣ではございませんので答えにくいところなんですが、今税務当局の一般的な扱いは、この問題に関して通達に書いてあるんだと思います。  したがいまして、あとはその通達のいわば当てはめの問題になっているわけですね。税務当局を預かっている大臣でな...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今のような典型的な事例を考えますと、被告は、それはやはり当該企業の取締役ということになる、経営陣ということになると思いますが、その前に、今おっしゃったように、何か病気が重くなって病院に担ぎ込まれたぞ、産業再生機構に担ぎ込まれたぞというような風評で株が暴落す...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはなかなか、仮定の話で、どこまで責任を負うかというのはお答えするのは難しいわけですね。それはやはり、まず当該企業と、例えばメーンバンクはこうこういうことでやろうということで持ち込んできた、ところが、そこでいろいろな、自分の会社の債権債務といいますか、営業状態に...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは機構を利用する場合に限らず、私的整理の場合にも常にある問題だろうと思うんですね。そういう計画をつくったけれども、会社の株主総会でそれをオーケーしたりしなかったりするということは、理論的に十分あり得るんだろうと思います。ですから、それは、この機構の場合にも、で...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは先ほどから、要するに再生可能であれば大中小を問わない、こういうふうに申し上げているわけですが、これはこの制度の、機構の立て方が非メーンを主に買い取るということになっておりまして、やはり幾つか債権者といいますか金融機関なりそういうものがあるということが一応の、...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは今申し上げましたように、零細といってもどこまであれですかわかりませんが、関与する金融機関がごく、ほとんど一つしかないとかいうようなものはこの仕組みを使う必要があるのかどうかということはあると思います。
○谷垣国務大臣 もちろん産業再生法で用意していただいているような基準は、我々としてもそれを念頭に置いてやっていくわけですけれども、他方、では数字だけでできるかということになりますと、なかなかそれはそうはいかないわけでございまして、また業種によっても随分違うんだろうと思います。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、土田委員がおっしゃいました、本来市場でやるべきことをなぜ政府がやり、何を果たそうとしているのかというのが根本問題だろうと思います。朝からも、たびたびそのお問いかけがございました。  まず、私は、この産業再生機構が閻魔大王であるという表現がどうもひとり歩きしま...全文を見る
○谷垣国務大臣 おっしゃるように、かつては、その企業の情報を一番持っているのは、まごうことなくメーンバンクであった。そしてメーンバンクが、その企業がおかしくなった場合もいろいろ支えてきた。先ほども申しましたが、場合によると、経営者も派遣して、追い貸しもしていろいろやってやった、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 商法を改正していただきまして、この四月一日から、株式会社に重要財産委員会というのを設けていただいて、重要な財産の処分等について決定権を持つような仕組みを導入していただいたわけでありますが、その仕組みをこの機構にも取り入れたらどうかということで、こういうことを考えた...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、委員の構成をどのようにしていくかという点については、実はまだ、もちろんこれは会社が衆参両院で認めていただいてから後のことでございますが、ああいう一応候補者として、お二方は内々御同意をいただいたということでございますが、それ以外の委員をどうしていくかということ...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな政治的圧力等によって機構の決定がゆがめられるのではないかというような御批判もあるわけですが、これは、変なごり押しと言うと言葉は悪いですが、いたしますと、結局、では再生計画が終わったときに果たしてこれは買ってもらえるか、市場価値が生ずるかということになりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 貴重な御意見でございますので、検討してまいりたいと思っております。
○谷垣国務大臣 これも論点の一つだろうと思うんですね。  それで、全くの私的整理であればなかなか関係者の同意を得にくい場合も、機構というある意味での中立的な、それから、これはこれからの運用で、あそこが乗り出してきておかしなことを言うはずがないという一種の権威も持たなければいかぬ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、機構がまだ全く債権の買い取りなんかをしていなければ、機構が申し立てる権限もないことになりますが、機構が債権の買い取りをしていれば、債権者として申し立てるという場合があり得るということだろうと思います。その場合は、買い取った債権の処分として、産業再生委員会で...全文を見る
○谷垣国務大臣 機構が再生の支援をするかどうかを決定するに当たって従うべき基準は、主務大臣が事業所管大臣の意見を聞いて定めるということにしておりまして、その内容は、去年十二月に産業再生・雇用対策戦略本部で決めていただいた基本指針を踏まえたものとなるわけです。この支援基準に従って、...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、法上は適正な時価を上回らないこととするとしか書かれておりませんが、具体的には、市場関係者の評価手法と同じように、再生計画における事業の収益見込み、出口の収益見込みというものを前提にして、どれだけの事業価値があるか、あるいは債権の回収可能性はどれだけあるかと...全文を見る
○谷垣国務大臣 やってみなきゃわからぬと言われると、そうですとはちょっと申し上げにくいんですが、現実には、いわゆるDCFといいますか、ディスカウント・キャッシュフロー法というようなものは企業価値評価あるいは不動産鑑定法の一つとして定着していると思います。それと同じような発想に伴う...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、国が再生ということに乗り出しまして、国が関与したためにおかしなことになったというふうにはならないためには、やはり民間の手法、知恵、経験、こういうものを十分にくみ取らなければ私はできないと思います。  ただ、日本の悩みは、それが...全文を見る
○谷垣国務大臣 困難な場合と申しますのは、やはり、その企業に対する債権者と申しますか金融機関がたくさんあって、お互い利害相反すると申しますか、そういうような状況にある場合になかなか話が進んでいかない、こういうことが現実にあると思っております。  それは、一般的には、金融機関の間...全文を見る
○谷垣国務大臣 そういうことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 いや、もともとまとまらないという話、そのもともとまとまらないという意味をどう考えるかですが、やはり、まとまらないままに、じんぜん、要するにどこかでまとまるのかもしれません、ほっておいても。だけれども、そうやってまとまる日を百年河清を待つように待っておりますと、やは...全文を見る
○谷垣国務大臣 この前、参考人として出ておられた坂井弁護士が言っておられましたけれども、当事者間で話を、当事者間といいますか、民間同士で話をすると驚くような話が出てくるというふうにおっしゃっていましたね。過去のいろいろなしがらみ、あのとき貸しがあった、借りがあったというようなこと...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それは必ずしもそうでなくて、結局それは、再生計画をどのようなものとして認めていくかということにかかってくるんだろうと思いますね。再生計画が、やはりメーンバンクに一方的に都合のいいような再生計画であるとすれば、それは機構としても実際上なかなか乗れないんだろうと...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから申し上げているように、要は、再生計画の妥当性、客観性というところにかかってくるわけですね。メーンバンクの肩がわりをしてやるということになりますと、メーンバンクに都合のいいような価格で買ってやるとかそういうようなことがあると、委員のおっしゃっているような議...全文を見る
○谷垣国務大臣 負担という前に、これも再三申し上げておるわけですが、債権を買い取りする際に、再生計画の終了時点で新たなスポンサーが出てくるということが見込まれるといったような、出口を見据えての判断をまずきちっとする必要が大前提としてございます。そこがうまくいきませんと、負担が後で...全文を見る
○谷垣国務大臣 こういう仕組みになっておりますのは、まず、現時点であたかも損失が必ず生ずることを前提として議論するのは、私は正しくないと思います。個々の事案で、十分プラスが出る場合もあるし、マイナスの出る場合もあるだろうと思います。それで、トータルとしてどうなるかということであり...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今おっしゃったようなスキームでなしに、今我々の考えているようなスキームで行うということは、やはりスピード感が必要だというふうに考えているからです。要するに、事業再生を行い、不良債権処理をしていくことを一気呵成にやっていこうということからこういう仕組みをつく...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府系金融機関の放棄のお話ですか。——これは、こういう政府系金融機関の負担が合理的かつ妥当なものであるときは債権放棄を含んでいるもので、私は、委員の御判断の前提に、やはりそのことによってなかなか企業再生等がうまくいかなくなって、そして有効な経営資源や雇用や何かを失...全文を見る
○谷垣国務大臣 ある意味で、塩川委員は、論点を煮詰めた、いわば誇張した形でおっしゃっているのじゃないかという気がするんですね。ですから、そういう論点を立てられるならば、では、これから、なかなか企業再生がうまくいかない、有効な経営資源を持ちながら、そして立派にその地域地域で雇用の確...全文を見る
○谷垣国務大臣 二年以内にやるということは、これは、ミカン箱の中に腐ったミカンがありますと隣までうつってしまうというのと同じように、やはり早く、生かせるものは生かす、そういうことをしないと、全体が調子が悪くなってくるわけですね。そこが私がスピード感が必要だと言うゆえんであって、何...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、性悪説、性善説という御議論がございましたけれども、機構について性悪説をおとりになれば、そういう解釈も可能だろうと思います。しかし、私は、今の経済状況、その中で企業経営が置かれている環境から見ますと、やはり早いうちに問題点を整理して克服していく努力というもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 それが条件ということは必ずしもないんだろうと思います。ただ、その問題となっている企業が、どうすれば今後きちっと自前で活動していけるかという議論をしていただく、それは債権債務の関係もあると思いますし、あるいは雇用の問題も入るかもしれません。多くの場合には、むしろ雇用...全文を見る
03月13日第156回国会 衆議院 本会議 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました食品安全基本法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国においては、経済社会の発展に伴い国民の食生活が豊かになる一方、食品に関する科学技術の発展、食品流通の広域化、国際化が進展するなど、我が国の食生活を取り巻く環境...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 後藤議員の御質問にお答えいたします。  まず、法案の目的規定についてです。  目的規定は、法案の構成と内容に即して立法目的を簡潔に表現するという観点から、他の立法例も参考にしながら規定しているものでございますが、今般打ち出した、国民の健康の保護が最も...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 山田議員の御質問にお答えいたします。  まず、食品安全行政における国の責務と縦割り行政についてのお尋ねでございます。  本法案では、昨今の食品事故等の反省も踏まえまして、政府として総合的に対応することとして、まず、国等の責務を明らかにしております。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中林議員の御質問にお答えいたします。  まず、国の責任についてでございます。  本法案では、食品を消費者に提供するのは事業者であることを踏まえまして、第一義的責任は事業者にあると規定しておりますが、食品の安全性は、国、事業者、消費者といった関係者がそ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 山内議員の御質問にお答えいたします。  まず、食料生産の化学薬剤依存からの脱却を法案に明記すべきだとのお尋ねでございました。  この法案は、農薬や食品添加物等について、食品安全委員会が科学的なリスク評価を行って、その結果に基づいて関係各省が規制を行う...全文を見る
03月14日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 突然御指名になりましたので、上手に答弁できるかどうかわかりませんが、今委員のおっしゃっていたことは、確かに非常に難しい点だと私も思います。  それで、とにかくぎりぎり頑張ってきて、さあ何とか手を入れようと思ったときに、もう施しようがないというような状況になってい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今までも御議論がありましたように、必ずしもこういうノウハウが日本の経済社会の中に十分あるわけではありませんので、本当にそのようになるかは、これからのやはり努力というかそういうものにかかってくる面が多々あると思います。  しかし、大きな見通しとしては、今河野委員が...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはいろいろな株式会社も、業務執行の責任を負っている社長と、それから意思決定の合議体であるボード、取締役会の議長である会長と分かれている例がございます。しかし、やはり責任者はいわゆるCOE、社長だと思いますね。そういう意味で、この責任者はあくまで社長でございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、やはり委員会の決定を経ないと行えない、こういうことでございます。
○谷垣国務大臣 それは、個々の株式会社の経営でも、取締役会の決定というものを社長が覆す権限は持っていないはずでございます。
○谷垣国務大臣 これは、法上、取締役である中から三人ないし七人委員を選ぶことになっておりまして、いわば取締役会の中のインナーボードというような位置づけだと思います。
○谷垣国務大臣 それは、全員取締役でございますから、当然、取締役は株主代表訴訟の被告としての責任を持ってくるということではないかと思います。
○谷垣国務大臣 今の点は、リスクのある仕事というのは、もちろん利益を目指すということはありますけれども、それは今のような経済事情の中でやはり一種の、何というんでしょうか、リスクをとりながら進んでいくということを先ほどあのような表現で申し上げたわけであります。
○谷垣国務大臣 いや、それは一五%ということをおっしゃいましたけれども、それぞれの再生——今のは割引率ですか。
○谷垣国務大臣 これは、利益を上げられる可能性もあると私は思います。ただ、今委員のおっしゃっていることは、確かに利益を上げているファンドもございます。しかし上げていないところもございます。しかし、そういうものがなかなか根づいていかない中で、一種の、リスクをとりながら触媒を果たして...全文を見る
○谷垣国務大臣 当然、閉めたときに赤字が出ている、ロスが出ているということになりますと、まず第一に充てるのは、出資した出資金がその償却に充てられるのは当然のことでございます。それがさらに、それでは埋まらないという場合に、この法律は、国家が補てんすることができる、こういう規定にして...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはいろいろなスタッフがあると思いますが、一番中心の仕事は、それぞれ幾つかチームをつくりまして、具体的な再生計画の妥当性、それから、それぞれの計画に従って出口を見据えたときにどれぐらいの企業価値を生み得るか、こういうことをまず審査していく、こういうことが中心の仕...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはやはり民間からリクルートしてくるということが中心になると思います。
○谷垣国務大臣 全部理詰めに絵を描けばそういう絵の描き方もあるんだろうと思いますね。  それで、これは一種、病院に例えますと、やはりいいお医者さんがなければならないということだろうと思います。それから、今、すべての情報を握っているのはメーンバンクだというふうにおっしゃいましたけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のお口からいかがわしい意図ということを言われたのは、私は甚だ残念でございます。ただ、委員がそういうお気持ちから質問されるのは、実は私も正直言ってわからないわけではありません。  それは、私がこの仕事をお受けしましたときに、さて何をやるのかなというところから実...全文を見る
○谷垣国務大臣 機構は、平成十七年三月三十一日までに債権買い取りの申し込みがあった債権を買い取る、それで、買い取った債権等は買い取り決定の日から三年以内に処分を行うように努めなければならない、こういうふうにしておりまして、その業務が完了した時点で解散することとしておりますので、存...全文を見る
○谷垣国務大臣 このどんというのもちょっと例えですので、正確な例えになったかどうか、今委員のお話を伺って、ちょっとどうだったかなという気もございます。  それで、一方には、確かに流れとして、不良債権の査定を厳格にしていくという流れがございますから、当然そういうことも我々は見据え...全文を見る
○谷垣国務大臣 全体としては、やはり小泉内閣で、構造改革をいろいろな面で進めていく、加速させていくということがございまして、その一環であるという位置づけだろうと思います。  しかし、じゃ、全部清算していくんだ、こういうことではありませんで、基本認識として、日本の中には有効な経営...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も平沼大臣とほぼ同様の認識でございまして、同じことを繰り返すことは避けますが、あの右肩上がりの時代と現在では明らかに経営環境が違っておりまして、過剰債務を抱えているという意味合いも全然変わってきているんだろうと思います。  したがいまして、その緊急事態という意...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、個々の実態を見ないと判断できないことでございますけれども、やはりそこが、本業としてこれからも付加価値を生み得るような技術力なり、あるいは人材の力なり、そういうものを持っていて、そして、いろいろなところにメスを入れる場合もあるでしょう、そういうことによって十...全文を見る
○谷垣国務大臣 機構が買い取る債権は、事業用の取引の債権とかこういうことではありませんで、金融機関、この金融機関の定義も法律の中に書いてございますが、金融機関から貸し付けている債権を買い取る、それでもってそういう金融機関から借りている債権の重荷をどういうふうにいわば引きはがしてい...全文を見る
○谷垣国務大臣 うまく御説明できるかどうかわからないんですが、要するに、この企業を生き返らせるにはどうしたら生き返らせるのか、どういう手術をすれば生き返らせるのか、こういうことをまずやはり考えるんだろうと思いますね。  そして、こういうものは引き離さなきゃならない、こういうもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、再生がうまくいくかどうかというのは、全体的な経済情勢というものが大きな影響を持つと思います。全体的にうまくなれば、かなり病状が重かったのもまた元気になっていくということがあろうかと思いますし、全体の状況が悪ければ、相当元気だったものも力が衰えていくというこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 全く平沼大臣と共通の認識でございまして、そして、その中で五年いろいろやっていく中で、この産業再生機構を通じて、過剰債務から有効な経営資源を分離していくというのもその大きな計画の中の一環である、こう思っております。
○谷垣国務大臣 基本的には、私も、全体の経済情勢というものがこの機構の成功、不成功に大きく影響するというふうに思っておりますし、しかし、その点では、先ほど平沼大臣がおっしゃいましたように、いろいろな工夫も小泉内閣でさせていただいて、そして、私としては、やはり十四年度の補正予算の執...全文を見る
○谷垣国務大臣 御指摘の問題意識はよく理解できるところでありますけれども、今のお話は、産業再生機構自体が主導的に、それぞれの業界の再編をイニシアチブを持って進めろという御趣旨だろうと思うんですね。  閻魔大王たることを逃げるな、こういう御趣旨でございますが、今回の機構は、そこま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の委員の御質問の趣旨は、金融機関が持ち込むのは再生可能性の少ないところでないか、そういうことではなかなか進まないのではないかという御趣旨でしょうか。(梶山委員「はい」と呼ぶ)  これは、再生可能性が余りないと言ってはいけませんけれども、破綻懸念先と言われている...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、塩漬けというふうにおっしゃいましたけれども、これは私どもは、そのようなものとしてこの機構を使うわけではありません。  それで、破綻懸念先に関しては、主としてRCCが今まで対応してこられたわけですね。要管理先というのは、それよりいわば状況のいいものでございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな流れの中で、それぞれの金融機関やあるいはそれぞれの企業が早期に再生に着手していこう、これは結構な流れだと私は思います。  しかし、今まで見てまいりますと、必ずしも民間だけでうまくどんどん進んできたというわけではございません。それは、この委員会でもたびた...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、支援決定をして買い取るということに乗り出すときには、一体どういうふうにこれを再生させるのかという案がなければ、買い取るか買い取らないかという判断はできないと思うんですね。その事業再生計画の中でやはりこの程度の債権放棄は必要じゃないかというようなことが議論さ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはもう梶山委員のおっしゃるとおりでございまして、いろいろなところで債権の査定というものは議論されてきておりまして、まだ十分にそういうものが、マーケットが完全にできているわけでもありませんから、マーケットで一義的に値段が決まっていくというような段階には、日本では...全文を見る
○谷垣国務大臣 機構がなくてもどんどん企業をあるいは事業を立ち直らせる動きが進んでいくんであれば、私は、それは大変歓迎すべきことだと思います。しかし、今までいろいろな方の御努力があったわけでありますけれども、そういうことにかかわらず、なかなか企業、産業の再生というものが進んでいか...全文を見る
○谷垣国務大臣 どういう企業の債権買い取りから業務を始めていくかということは、今後機構に持ち込まれる案件を審査、検討する過程で結果的に決まることで、アプリオリにどういう企業が望ましいといった予断は持っているわけではないんです。  それで、買い取り資金として十兆円政府保証枠を設け...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員の、需給ギャップが多くて過剰な分野があるぞという御指摘は、私はそのとおりだと思います。ただ、産業再生機構は、再生支援を行うに当たっては、政府が機構を使って、まず、こういうふうに絵を描いて産業再生を、再編を主導していくというような仕組みとしてはつくっておりません...全文を見る
○谷垣国務大臣 報道に基づいて斉藤さんの御発言を論評するのはどうかなと私も思うんですが、仮に御指摘のような発言があったとして、私は、これまで私が申し上げてきたこととそんなに違うことをおっしゃっているわけじゃないと思うんです。  私は、トータルの最終的な国民負担というのは最小限に...全文を見る
○谷垣国務大臣 十兆円というのは、これは買い取る枠の最大限の枠でございますから、十兆円という数字を我々は想定しているわけではもちろんございません。ただ、これはどういうものが持ち込まれてくるかによっても違ってくるわけですので、現時点で、あらかじめこのぐらい想定していると言うわけには...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、例えば再生ファンドみたいなところでは、実際、再生をして、そこで利益を上げておられるところもたくさんあるわけですから、そういうこともあり得ると思います。それで、我々としては、それは、適正な時価で買って、うまく再生させて、そして何とかプラスに持っていくという...全文を見る
○谷垣国務大臣 繰り返しの御答弁になりますが、これはあくまで、こちらが乗り出していって、あなたのところ、この病院に入院しなさい、こういう仕組みではございませんので、どういういわばお客様があらわれるかによって違うわけでございまして、今それを一概に言うことはなかなか私は難しい、こう思...全文を見る
○谷垣国務大臣 後藤委員には、きのうは食品安全の御議論も賜りまして、ありがとうございました。  きょうのこの産業再生の議論でございますけれども、御指摘のように、私は大変大事な議論だと思っておりまして、この委員会で熱のこもった御質疑をしていただいているのは大変ありがたいと思ってお...全文を見る
○谷垣国務大臣 大体、数十名といっても、規模が割合多い方から百名ぐらいの間を現段階では想定しております。もちろん、やり始めて、持ち込まれる案件がたくさんあるような場合にはさらに拡大していくとか、また逆の場合もあると思いますが、現時点で想定しているのは大体そのぐらいの規模でございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の準備室のメンバーは、先ほどおっしゃいましたように、経済産業省やあるいは財務省から来ている者もございますし、あるいは金融機関等から派遣してもらっている者もおります。官僚機構におりました者が今後この機構ができましたときどうするかにつきましては、私は、こういう成立の...全文を見る
○谷垣国務大臣 主務大臣は御指摘のように内閣総理大臣と財務大臣、経済産業大臣でございますが、この中で内閣総理大臣がおやりになるのはいわば二つございまして、一つは、これは預金保険機構が株主になるわけですが、預保等の主務大臣など、そのほかいろいろございますが、金融庁、今の金融担当大臣...全文を見る
○谷垣国務大臣 機構がやりますことは、あくまでお申し出のあった案件を再生させていく。その意味で、産業の再生というよりも事業の再生を主として扱うというのが正確な言い方だろうと思います。それは同時に、いろいろ御議論をいただいておりますが、その過剰供給構造を助長するようなものであっては...全文を見る
○谷垣国務大臣 第一号案件というのは非常に大事だと思っておりますが、まだ、使ってくださいということを申し上げる段階で、第一号案件というのは、やはり国会で通していただいてから具体的に考えるべきものと思っております。  そこで、先ほどおっしゃいましたように、実際作業をしていく場合は...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどのようなことを地銀協ないし第二地銀協のお集まりで申し上げましたのは、報道をベースにいたしますと、とかく、メガバンクが扱う非常に巨大な案件、これが第一号だとかいう報道が先行しておりまして、何だ、あそこはそういうことばかりを扱うんじゃないかという、私から言わせれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、高いと一義的におっしゃるのは、私は違うんだと思います。それで、適正な時価、時価というのは幾らかというのは、論理的には一つに決まるんでしょうが、今、そういうようなマーケットがあって、そのマーケットの中で自動的に決まっていくという形ではありませんので、どういう...全文を見る
○谷垣国務大臣 塩漬け機関にしないというような意味合い、スピード感も含めまして、私たちは五年ということを念頭に置いてやっております。  それで、うまく、そういう再生マーケットみたいなものが育ちましたときは、やはり民間でこういう再生ファンドが必要じゃないかというようなことになるか...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員のおっしゃったことに正確にお答えできるかどうかわからないんですが、現在の段階で五百億ぐらいの出資をいただけるように大体話がまとまりつつございます。したがいまして、その五百億の出資を得て、それでもって機構の立ち上げ費用、あるいは人件費、それから動いていく費用、...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、まだそのあたりは株式会社が、国会でも法が認定していただいておりませんので、これからの議論でございますが、先ほど来いろいろな御議論がございますように、これは社長、委員長というだけではありませんが、優秀な方に来ていただくためには、例えば成功報酬といったような報...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだそういうようなお話はしておりません。  それから、今、これは税金ですからとおっしゃいましたけれども、先ほど申し上げましたように、これは出資をいただいておりまして、まずその出資でもって運用していく。それから先、これはどういう収入をそういうようなものに充てていく...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、まだ給与が幾らかというような話はいたしておりません。
○谷垣国務大臣 本当に、まだそこまではお話ができておりません。
○谷垣国務大臣 もちろん、ボランティアで、無償でなってくださいなんというふうなお願いはいたしておりません。ただ、これは株式会社でございますから、株式会社の取締役の給与というのは、これは所定の手続を経て決めていただかなければならないわけでございます。
○谷垣国務大臣 いや、これは別に、何もここで委員にうそをついたり、隠そうという気は毛頭ないんです。しかし、まだこの委員会の法案の審議自体も、お願いしたときは始まるか始まらないかというときでございましたし、ではあなたに給与は幾ら差し上げますよというような具体的な話ができる段階でもな...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、事業の再生についてはいろいろなケースが考え得ると思うんです。銀行がみずから主体となって再生を図るケースももちろんございますし、民間の再生ファンドというような場合もございますし、法的整理の場合もあると思いますが、再生の方法はさまざまでございますので、どういっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは確かに委員がおっしゃるように、我々のところは機構自体は百人ぐらいの規模で出発することを考えておりまして、全国くまなく機構の人員をばらまくというような規模ではございません。  ただ、そういう中で、メーンバンクと地域の金融機関もあそこを利用しようということにな...全文を見る
○谷垣国務大臣 この点につきましては、今平沼大臣のもとでそれぞれの地域に協議会というものが立ち上がっているわけでございますから、私は、必要に応じてそういうところとの連携を図って、そういうところで御相談に見えた方が、じゃ、この機構を使ってみよう、こういうようなことがあるのではないか...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、将来という前に、これから、まあこれも将来ですが、この機構が五年間存続する間にどういうことかということから申し上げますと、やはりそういうビジネスをしていた方をリクルートしてこの組織の中に入っていただいて、いろいろな作業をしていただくということがまずあろうかと思...全文を見る
○谷垣国務大臣 やや時系列を追いますと、五年前だったでしょうか、六年前だったでしょうか、長銀や日債銀が破綻するころには、日本国内にはこういうビジネスを扱う方々というのは、いなかったとは申し上げませんが、極めて限定されていたように思います。したがって、そういうことを扱う人は、どちら...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、過大な債務というところをとらえて、その過大を判定する基準という意味で委員はお問いかけになったと思うんですが、ここのところの意味は、結局、過大な債務を抱えて、それに足をとられてなかなか業績が上がっていかないという意味で使っているわけでございます。  では、実際...全文を見る
○谷垣国務大臣 金融機関等と連名で申し込むべし、こういうふうになっているわけですが、この趣旨は、今まで企業にとって一番情報を持っているのはやはりメーンバンクであるということもあります。それからもう一つは、自分がメーンバンクとしていわば面倒を見てきた企業を、メーンバンクとしてはどう...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、大島委員のおっしゃるとおりだろうと思います。  したがいまして、先ほど支援基準ということを申しましたけれども、支援基準にはそういう内容も含まれておりますし、それから、国土交通省におかれましてもそういうことを意識して基準をつくっていただきました。  そう...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、この機構は二年間で債権を買い取るわけですが、その債権を買い取るときの前提として、およそこれから三年ぐらいの間に事業を再生したときに、つまりスポンサーがつくか、それから自力であるいはファイナンスが、資金調達ができるようになっているか、そういう蓋然性がどのぐらい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはいろいろ報道が先行しておりまして、いろいろなことが言われておりますが、まだ会社も立ち上がっているわけではございませんので、私たちとしては、いろいろ宣伝はしておりますけれども、どういうものが最初に持ち込んでこられるのかということについて、今お答えできる材料がご...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはやはり、今おっしゃったのは、あれでしょうか、ゼネコンでも申し込めるかということ。それはもちろん、ゼネコンでも、十分再生の可能性があって、しかも過剰供給構造を助長するようなものでなければ、我々としてはそれは扱うということは、これは申し上げられると思います。
○谷垣国務大臣 先ほど私申し上げたのは、ゼネコンであろうとあるいはゼネコンでなかろうと、再生の可能性があって、しかも過剰供給を助長するものでなければお受けできると申し上げたので、具体的な、どの企業がということになると、これはいろいろだろうと思います。  ただ、今おっしゃった建設...全文を見る
03月14日第156回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 国家公安委員会委員長、産業再生機構(仮称)担当大臣並びに食品安全委員会(仮称)等担当として、所信の一端を申し上げます。  まず、警察行政について申し上げます。  最近の治安情勢は、刑法犯の認知件数が七年連続して戦後最多を記録する中、路上強盗、ひったく...全文を見る
03月18日第156回国会 衆議院 経済産業委員会財務金融委員会連合審査会 第1号
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○谷垣国務大臣 今の五十嵐委員の御質問に対しては、機構が支援に乗り出すときの再生計画、これは十分深掘りしたものである必要がある、まずそのことをお答えしなきゃならぬと思うんですね。  その上で、ですからその深掘りした計画で責任も明らかにしながらやっていかなきゃならないわけですが、...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、二次ロスを最小限に、国民負担を最小限にするように努力するというのは、私は当然のことだろうと思います。  ただ、やはり、今までなかなか進まなかったこの事業再生をやっていこうというのは、かなりリスクのある仕事でございます。そのために、二次ロスが広がらないよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員のおっしゃるところの工夫は、まず第一に、事業再生計画をしっかり立てる。そのために、専門家から成る産業再生委員会で専門的に再生計画の妥当性を判断していただく、こういう仕組みでつくっているわけであります。  それで、今のように、もし二次ロスが出た場合に、貸し手...全文を見る
○谷垣国務大臣 貸し手の金融機関の責任という意味におきましては、再生計画の中でやはりこの事業再生計画を深掘りする、そういう中で、金融機関にもそれぞれ責任をとっていただかなければならない計画に多分なると思うんですね。それはやはり債権放棄ということでございます。それから、多くの場合に...全文を見る
○谷垣国務大臣 RCCは、もうこれは委員もよく御承知のとおりでありますが、出発点は、やはり債権の回収ということを目的としてつくられた組織であります。そして、いわゆる破綻懸念先以下の債権を買い取って回収していく中で、その中でやはり再生できる資源があった場合には再生をしていこうという...全文を見る
○谷垣国務大臣 競合があり得るというのは、ややちょっと、余り正確な表現ではなかったと思います。委員御承知のように、RCCは破綻懸念先以下を扱う、こういうことでありますし、目的も選好しているものが違う。それから、機構の場合は主として要管理先を対象とする。しかし、これはあくまで、買い...全文を見る
○谷垣国務大臣 ビジネスモデルが変わらなければならないという委員の御主張は、私も大変共感できるものでございます。  それで、多分、私も余りこういう議論に長く時間を使う気持ちはありませんけれども、プロジェクトファイナンスがどうかとか、いろいろな問題がございます。それから、担保のと...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、再生計画の概要等は支援を決めましたときには速やかに発表させていただきますが、価格が幾らかというような問題は、この機構としても次にまた売らなければなりません。そういうことを考えますと、幾らで買ったものを幾らで売るかというのは、実はこの機構が経営的に成功するか...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、スポンサーが事業再生計画をつくったときにあらわれていることもあれば、あらわれていないこともまずあるだろうと思いますね。それから、仮にあらわれて、その方たちに機構から債権を引き取っていただくということがあり得るにしても、彼らもまた売却をするという場合があり得...全文を見る
○谷垣国務大臣 債務免除とかそれから債務の株式化というのは、今、事業再生をするについては広く使われている手法でございまして、むしろ、事業再生をやっていく場合のいわばコアの技術だと言っていいのではないかと思います。それを全部するなと言われますと、この機構そのものが役割を果たせなくな...全文を見る
○谷垣国務大臣 何で結局こういうところに政治とか行政が関与していかなければならないかという根本問題を御質問かと思います。  委員のおっしゃるように、これは民間でできれば私は民間でやっていただくのが一番いいんだろうと思います。確かに機運はあるんです。機運はあって、何とか民間でそう...全文を見る
○谷垣国務大臣 構造改革について、達増委員がおっしゃった細部については同意できないところもございますが、大きな意味では、効率の悪いところは退場していただかなければならないし、資源を伸びていくところに回していこうというのは、大きな政策の流れはそのとおりだと思います。  しかしなが...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のおっしゃるように、十分に買い取れるように買い取り資金の政府保証の枠を十兆円に限定しております。それから、個々の事業計画で深掘りをできるだけして、二次ロスが出ないような工夫をしなければならない、これは大前提でございますが、それにもかかわらず、最後に閉めたときに...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだ最終的に決まったわけではありませんけれども、おおよそ五百億程度の拠出をしていただくという方向で今調整をしているということであります。
○谷垣国務大臣 まず最初に、十兆に対して五百億じゃ二百分の一だというのは、賢明な佐々木委員にしては、いささか誇張の過ぎた強調であるというふうに思います。個々の再生計画をきちっと立てれば、それは結果として、ロスを生まないという場合もあるでしょうし、ロスを生んだとしても買ったものが全...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどからの御議論は、賢明な佐々木委員としては、初めからとにかく損失があるんだあるんだ、つまり、全く一文の価値もないものを十兆円全部買い集めるんだという前提で御議論をされているように思うんですね。そこを委員が一生懸命おっしゃいますので、私もそれには一生懸命反論しな...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 今平沼大臣の御答弁にもありましたように、日本には、すぐれた経営資源を持っているけれども、過剰債務に足をとられて呻吟しているというところがたくさんあると思います。そこを過剰債務から切り離して、本来持っている経営資源をもう少し自由に羽ばたかせるような仕組みが必要なので...全文を見る
○谷垣国務大臣 仙谷委員から元弁護士と言われると、実は、まだ弁護士登録も続けておるんです。  ただ、仙谷委員の御指摘にうまく答えられるかどうかわからないんですが、私も、先ほど答弁しましたように、あくまで民間で進んでいくものであるならば、それが一番いいと思っております。ただ、現実...全文を見る
○谷垣国務大臣 産業再生・雇用戦略本部というのをつくりまして、その中でいろいろ議論をまとめまして、昨年の十二月十九日に産業再生機構等の基本指針もつくっていただきまして、その大きな基本指針の方向の中でこの法案のいわば設計もしたわけであります。
○谷垣国務大臣 この機構の仕組みとしては、機構に持ち込んでいただく場合に、今どう再生しようかという企業と、それから、大概の場合はメーンバンクだと思いますが、そこで連名で申し込んでいただくことになっております。ということは、その企業とメーンバンク、メーンバンクに限るかどうかわかりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 当然かどうかわかりませんが、そういうあたりをどうしていくかという話し合いといいますか、そういうことはこの再生する事業計画の中に含まれている場合が多いだろうと思います。
○谷垣国務大臣 先ほども申しましたように、そこらあたりは、当然のことながら、事業者とそれから金融機関の間で何らかの話し合い、整理があるのが通常だろうと思います。整理というのは、問題の整理があるのが通常だろうと思います。
○谷垣国務大臣 そこは、仙谷委員のおっしゃるように、再生計画を立て実行していく上で、多分、一番ある意味で難しいところだろうと思います。全部オープンにして議論をしていってしまったら収拾がつかないという場合もあろうかと思いますし、では、全部秘密のままでスムーズに後、再生計画が進んでい...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと数字が正確でありませんが、十九・一兆でなかったかと思います。これは、平成十四年三月末現在の全預金取扱金融機関の額だったと思います。  そこで、これは十兆全部使い切るということで考えているわけではありませんで、いろいろそういう額を前提にしたときに、相当これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはつまり、例えば、過剰供給がある分野で、ここに機構が手を突っ込んで無理やりこういうふうに持っていこうというような絵は事前に持っているわけではありませんで、企業とそれから金融機関の方で判断して持ってきていただくということを前提としておりますので、あらかじめそうい...全文を見る
○谷垣国務大臣 仙谷委員と瑕疵担保について議論したこと、私も鮮明に記憶に残っているわけですが、当時の、あの特別公的管理に置いた金融機関をどうやって売っていくかという中で、いわば苦心の産物であったのかな、それから、早く売るためにはああいう仕組みも当時としてはやむを得なかったのかなと...全文を見る
○谷垣国務大臣 産業再生機構が買い取る債権、これは金利収入を見込むことができる要管理先債権が中心となっておりますので、基本的には、この金利収入から政府保証による資金調達コスト、それから機構の業務運営経費、こういったものを差し引いたものが機構の経常的な利益となるというふうに考えてお...全文を見る
○谷垣国務大臣 現時点ではあくまで委員長というのは候補でございまして、委員はまず取締役の中から取締役会の決議により決められることになっておりますが、その委員の中で互選をする、そして委員長を決める、こういうことになっております。
○谷垣国務大臣 これは申すまでもございませんが、実際に就任していただくまでには、法案ももちろん成立しておらなければなりませんし、それから、さまざまな今申し上げたような正式な手続がなければなりません。現時点ではあくまで候補者というにすぎないわけでありますけれども、機構、これは通して...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん私どもは、高木新二郎教授はあらゆる意味から考えてこの職についていただくのが最もふさわしい方である、また高木先生が就任していただくことによってこの機構に対する信頼も高まると考えて、このようなお願いをしたわけでございますので、私どもとしては高木先生に就任をして...全文を見る
○谷垣国務大臣 十六条に「定款その他の定めにかかわらず、」と先ほど読み上げられました。その意味は、産業再生委員会の委員が再生支援の決定などの合議に参加する場合には、仮に定款等に委員である取締役の間での指揮命令系統みたいな関係に関する定めがあったとしても、産業再生委員会の中で意思決...全文を見る
○谷垣国務大臣 当然株主代表訴訟の相手になり得るわけでありますし、それはもちろん、法律上その株主代表訴訟として負ける要件が備わればでありますが、当然それは委員のおっしゃることで結構だと思います。
○谷垣国務大臣 実際の支援決定あるいは価格決定の実態と、それをどう法律的に表現していくかというところの間に若干、ギャップとは申しませんけれども、表現の違いがあるということは事実だろうと思います。  現実には、再生計画を評価していく中で、大体どういう価格を持つものなのか、出口を見...全文を見る
○谷垣国務大臣 価格を示して申し込みしてくるわけですから、それに対して買うか買わないか、これは委員会が決定をする、こういうことになります。
○谷垣国務大臣 あいまいだという御指摘を受けているわけですが、基本的に、これは私的整理の範疇に属するわけでございますので、一時停止というようなものに違反したあるいは買い取りに応じないからといって、特段、法的な意味でのペナルティーがあるわけではありません。  したがいまして、機構...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、実際に回収してお金を手に入れた方が入るのは当然のことでございますが、そのほかに強制執行の申し立てなどが含まれるんだろうと思います。  それで、私的整理ガイドラインの中では、一時停止の内容を書き込んでおりまして、与信残高、これは手形貸し付け、証書貸し付け...全文を見る
○谷垣国務大臣 金融ではなくて産業再生機構の担当でございます。(平岡委員「いやいや、副大臣」と呼ぶ)済みません。  では、まず私の方から申し上げますが、先ほどからの御議論の中で、機構は中立的な調整者として事業再生計画の合意を促進する立場にありますから、そういう立場から、通常、事...全文を見る
○谷垣国務大臣 このQアンドA自体、先ほど委員がおっしゃったように、何らの基準がないようじゃおかしいじゃないかという問題意識にある程度こたえようということでQアンドAを書いたわけですが、その中で、機構が新しいスポンサーに入るのか、これは入らないというふうに申し上げることができると...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはいろいろな場合があると思うんですけれども、あらあらスポンサーが、再生計画を立てて実際に支援を決める場合に、ある程度、大体この人がやってくれるんだなと決まっているような場合があるんだろうと思います。そういうスポンサーが、この地域のこういう経営状態を考えるとあれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 再生支援対象の企業が融資をどうしていくかというのは、やはり主としてメーンバンクに責任を持ってもらわなければいけないことだろうと思いますが、この機構の位置づけの特徴は、事業者に対するいわゆるつなぎ融資が行われるように、この機構が行うことができるという仕組みになってい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、法的には主務大臣という形で規定されておりまして、それは、内閣総理大臣それから財務大臣、経済産業大臣、このお三方が主務大臣ということになっております。
○谷垣国務大臣 小泉総理は、決して、この機構を、あるいは審議を通じてこの委員会を軽視するというお気持ちは、全くないものと思います。むしろ、今の経済状況の中で、少しでも早く立ち上げて、この機構の期待される役割を果たすべきだというふうにお考えだろうと思います。  私は、総理から特命...全文を見る
○谷垣国務大臣 余り長々とお答えすると越権にもなりますので、委員のその問題意識はしっかり受けとめさせていただきたいと思っております。
○谷垣国務大臣 この機構の直接的な目的ということになりますと、それは、短期集中的に事業再生をして、そういうことを通じて経済の活性化を図っていくということだろうと思いますから、委員のおっしゃる雇用の確保というのは、第一次的には、政府全体の雇用対策として取り組まなければならないものだ...全文を見る
○谷垣国務大臣 産業再生委員会は、会社の業務執行の意思決定をする取締役会の中のインナーボードというような位置づけだろうと思うんですね。したがって、ここのメンバーも、いわゆる経営陣である取締役三名から七名ということで構成するように法で規定しております。  そこで、この委員会は、企...全文を見る
○谷垣国務大臣 この機構が円滑に目的を達成していくためには、委員の問題意識、十分受けとめて、工夫をしていく必要があろうかと思います。
○谷垣国務大臣 機構にとりまして、唯一の関心事と言っていいかどうかわかりませんが、関心事は、企業の規模が大きいか小さいかということではなくて、その企業が有用な経営資源を持っていて再生が可能であるかどうかというのが機構にとって最大の関心事でございまして、それさえ我々の目から見て大丈...全文を見る
○谷垣国務大臣 この機構は大企業のためのものであるという、私から言わせれば誤解が広くあると思います。それで、その誤解を払拭するためには、先ほどの委員のお話でもありますが、早い段階で中小企業を適切に早期再生させたなというような事案が出せたらなと思っておりまして、これはもちろんお申し...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず第一に、その縛りとしては、産業再生委員会にやはり見識のある方に入っていただいて再生計画の適確性を判断していただくということだと思いますし、それからさらには、具体的にその計画を立てていく場合については、いわゆるデューデリジェンスみたいなことにアウトソーシングして...全文を見る
○谷垣国務大臣 やや繰り返しになりますが、やはりそこでも、それだったら、そういうところは有用な経営資源や有用な人材や有用な技術開発力を持っていても全部それはだめですよというのは、ややつらいなという気がするんです。せっかくの有用なそういう、まとまりがあってこそ雇用も維持でき、技術も...全文を見る
○谷垣国務大臣 総理からこの仕事を命を受けております私としては、違うという答えはあらかじめないのでございますが、今おっしゃったことは、やはり一つは甘いものであってはならないということだろうと思います。  それで、やはりこれは結局、一つは、先ほど申しましたように、せっかく有用な経...全文を見る
○谷垣国務大臣 田中委員の問題意識にお答えしながら、私も、ある意味でジレンマを感じますのは、やはり一方で、秋霜烈日のごとくあらねばならないという気持ちもあるわけでございます。しかし、では、全部それを法で縛って、法的整理、倒産した場合と同じようないろいろな措置を盛り込んでしまうと、...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、中小企業だからといって基準を緩めるというようなことになりますと、中小企業塩漬け機関とかいうようなことになって、これはまた本末転倒なことになってしまいますので、きちっとした基準を持ちながら、しかし、その視野は決して大企業を温存させるためじゃないんだと。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の点は、まさにおっしゃるとおりだと思います。  この機構は、確かに、本来民間でやれればそれが一番いいものに乗り出していくわけですから、ある意味でいろいろな御批判もあるシステムだろうというふうに思います。運用を誤れば、大銀行救済機関であったり、債権を塩漬けにして...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、支援を決定したような場合には速やかにその概要を発表するということに法律もしてございますので、それは当然やらなければならないことだろうと思います。それからもう一つは、やはり先ほど来の御懸念もいろいろある、それもよくわかるところでございますので、この御懸念を払...全文を見る
○谷垣国務大臣 どのように透明性を保って信頼を得られるか、そして期待される役割を果たし得るか、懸命に工夫して、御期待にこたえたいと思っております。
○谷垣国務大臣 会社更生法や民事再生法、これはやはり企業を再生させようということでありますから、大きな目的においては今度の機構と共通なものがあるわけであります。  ただ、あちらは裁判所が関与する法的な仕組みでありますので、これは個々の企業をどうするかによっては随分違いがあります...全文を見る
○谷垣国務大臣 工藤委員がおっしゃるように、もうこれから力のないものを延命させるというわけにはいかない。私たちの発想は、有用な経営資源があるけれども過剰債務でせっかくの有用な資源を使わないところを何とか救いたい。だけれども、生きていけないものを救うようなことでは、これはかえってゾ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは先ほど、私からすれば誤解というような答弁も申し上げたんですが、一般に、第一号案件は何だなんて言いまして、大きな金融機関の扱っている大きな企業が第一号案件だなどと言われるものですから、どうも中小企業や地方銀行の方々からすると、おれたちとは無縁な世界の話じゃない...全文を見る
○谷垣国務大臣 法律上、適正な時価を上回らない、こういう表現になっているわけですが、基本的な考えは、その債権、債権というのは結局企業に対する債権ですから、どれだけ企業がそれをきちっと返していく力があるかということに結びついてくるわけでございまして、結局、再建計画を達成して自立して...全文を見る
○谷垣国務大臣 我々は要管理先を中心として買い取るわけですが、これは昨年の四月で十九・一兆というふうな積算がございますので、私どもは、十兆円の政府保証という買い取り資金の枠をつくっていただきましたので、もちろんこれを全部使い切るということでは必ずしもありませんけれども、そういうも...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと今、私は、昨年三月末ですね、平成十四年三月末の数字以外に具体的な数字は持っておりません。  確かに、要管理先、上の方からさらに程度が悪くなって落ちてくるものもあるだろうと思いますし、また要管理先の中からさらに下の方に落ちていくもの、上がっていくものもある...全文を見る
○谷垣国務大臣 RCCは、もともと債権回収を主目的としてつくられた機構でありますし、現在、日本で最もその経験を持った組織になっているということは間違いございません。それで、破綻懸念先以下の、いわば相当劣化が進んだ債権を買い集めて、金融機関が売りたいというものを買ってきて、そしてそ...全文を見る
○谷垣国務大臣 大変大きなお問いかけでございますので、もう平沼大臣につけ加えることはないんですが、私自身の職責からいいますと、二年以内に不良債権処理をする、それの裏表の関係にあります過剰債務を何とか処理して、気息えんえんとあえいでいる企業を救っていきたい、成果を出したいということ...全文を見る
○谷垣国務大臣 平沼大臣と全く同旨でございまして、平沼大臣の上にさらに加えることもないと思います。閣内の一員として、総理と同じ考えを持っております。
○谷垣国務大臣 事前相談がどういう意味を持ってくるかは、その場合場合で違ってくると思いますが、事後の手続がスムーズに流れていくためには、しっかり事前相談をしておくということが私はやはり必要なんだろうと思うんですね。  そうしますと、そのマンパワーをどうするのかということに当然な...全文を見る
○谷垣国務大臣 阿部委員が心配されますとおり、今まで何らかの意味で企業再生なりそういうものに実績を持ってきた方に産業再生機構に来ていただいて働いていただこうと思うと、何らかのところに、今まで一緒に仕事をしたとか業務上のつながりがあったとかいう方を除いてしまいますと、恐らくだれもい...全文を見る
○谷垣国務大臣 御見識というほどのものはございませんが、RCCと産業再生機構というのは、今御指摘のように、債権回収を本来のねらいとするのか、あるいは再生をねらいとするのかという目的の立て方の違いがございます。  しかしながら、これは伊藤副大臣に言っていただいた方がいいのかもしれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。  ありがとうございました。     —————————————
03月19日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました食品安全基本法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国においては、経済社会の発展に伴い国民の食生活が豊かになる一方、食品に関する科学技術の発展、食品流通の広域化、国際化が進展するなど、我が国の食生活を取...全文を見る
03月20日第156回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、野沢先生御指摘のとおり、最近の治安情勢は、刑法犯の認知件数で申しますと、平成十四年二百八十五万四千件と、昭和期の平均が百四十万件でございましたから、昭和期の約二倍となって、しかも年々増加の傾向をたどっております。内容も、今御指摘のように、重要犯罪が増...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 来日外国人犯罪は、昨年、検挙件数もあるいは人員も過去最多を記録したということでございます。それに加えまして、凶悪化、組織化、全国への拡散、こういった傾向が見られるなど憂慮すべき状況にございまして、治安対策上最重要課題の一つであります。  このため、警察...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、最悪期の半分を達成したということは喜ばしいことでございますが、今なお八千人を超える方が毎年亡くなっている。更に半減を目指していこうということでございますが、大きく申し上げて二つあると思います。  一つは、これも警察だけということではできませんで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生機構法と、それから産業再生法、これは昨日衆議院の委員会で採決していただきまして、今日昼の衆議院本会議で衆議院として採決していただく予定になっておりますが、委員御指摘のとおり、スピード感が大事でございます。ほっておきますと劣化している債権がますます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ありがとうございます。
03月24日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 株式会社産業再生機構法案及び株式会社産業再生機構法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  初めに、株式会社産業再生機構法案について申し上げます。  我が国経済は、現在、金融面において、金融...全文を見る
03月24日第156回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 株式会社産業再生機構法案及び株式会社産業再生機構法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  初めに、株式会社産業再生機構法案について申し上げます。  我が国経済は、現在、金融面において、金融システムに対...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 木俣議員にお答えいたします。  まず、中小企業の取扱いについてお尋ねがございました。  機構は、支援の対象について企業の規模の大小は問わないこととしております。すなわち、機構の支援を希望する企業については、それが大企業であろうと中小企業であろうと、そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 西山議員にお答えいたします。  支援基準が個別業界ごとの恣意的なものになるのではないかとのお尋ねがございました。  産業再生機構の支援基準については、去年十二月に産業再生・雇用対策戦略本部が決定した企業・産業再生に関する基本指針に従って定めることとし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 広野議員にお答えいたします。  まず、サリン対策、炭疽菌対策、天然痘ワクチンの準備についてお尋ねがございました。  警察におきましては、生物化学テロ対策として、従来より、関係機関との緊密な連携の下に、生物化学テロに使用されるおそれのある物質の盗難防止...全文を見る
03月24日第156回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 郡司委員にお答えいたします。  食品安全基本法を提出させていただいておりますが、その背景に、委員が今おっしゃいましたように、一昨年のBSE問題がありまして、そこからどう教訓を酌み取って乗り越えていくかということがあるわけでございます。  そこで、基本...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 肉骨粉につきましては、既に牛海綿状脳症対策特別措置法などでこの肉骨粉を原料とすることは、原料とする飼料は使用禁止と法の上でそう定められているところでございますから、この食品安全委員会としてもこの法は法としてもう従っていくということだろうと思います。  ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) リスク管理機関とリスク評価機関を分けて、お互い緊張関係を保って、今、委員のおっしゃったようなことを実現したいと、できるとまた思っております。
03月25日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生機構の基本的な機能は、今、福島議員が御指摘になったように、権利調整機能とそれから資金供給機能、そのとおりだと思います。公権力を背景としてというのは、若干株式会社としてなじみにくいところもございますが、基本的な機能はそういうことであろうと思います。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生機構とRCCとの関係いかんということでありますが、RCCは、元々、債権の回収を目的として、原則として破綻懸念先以下の債権でございますが、債権回収ということが第一の目的で、現在日本において最もその経験とノウハウを集約した組織だと言うことができると思...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 何名というその具体的な数は把握していないわけですが、我が国では、こういう事業再生に携わる人材はかつては銀行が担っていたということだろうと思います。それで、最近ではこの銀行に加えて、事業再生を専門に行う事業再生ファンドであるとかあるいはコンサルティング会社...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃいましたように、再生計画三年ぐらいを前提として出口を見据えたときに、この企業価値が幾らになって買手が付くのかという観点から、価格というものを言わば逆算されるようなところがあるわけでございまして、そういうことによって、何というんでしょうか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一般的に考えれば、今、委員がおっしゃったとおりだろうと思います。やはりメーンが、今の御議論のようにメーン行の役割が随分変化して、あるいは場合によって崩れているとはいえ、その企業の情報や今までの付き合い、そういう点から見て、やはりメーンというものが再生計画...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、関係債権者、金融機関等の全員の同意が得られて再生計画ができるということは一番もちろん望ましいし、それが何というんでしょうか、目標ではあるわけですが、大部分の債権者が同意したけれどもごく一部の債権者の同意が得られないということで再生支援を行えないと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の直嶋委員のお話は、一番この問題を考える上での基本的な示唆と申しますか、それは何だということになるんだろうと思います。  それで、今お聞きになりました会社更生法等の法的整理、それから私的整理ガイドラインといった私的整理をどう進めていくかという枠組み、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、この機構は、この法律の中にも書いてもございますが、国民負担は最小限にするようにというふうにねらいで作ってある、ねらいというか、そういうことで意図して作ってあるわけでございます。しかし、最小限にしろということはどういうことかといいますと、場合によって...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日、本会議で御答弁させていただいたあのニュアンスは、十兆の政府保証枠を持っているので、昨年の四月段階で十九・一兆の要管理先債権の規模からすればほぼ十分な買取り資金がこれで手当てできるはずだという趣旨のことを申し上げたわけであります。    〔委員長退...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この産業再生機構の果たす役割がどうかと考えますと、まず第一に、我々のところは有用な経営資源を過剰な債務から引きはがして羽ばたかせて事業の再生を図ろうというのが我々のまず第一の目的であるわけです。それで、そのときに視点としてよく言われる、いわゆるゾンビをそ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、再生計画を勘案する場合に見ていかなきゃならないポイントが幾つかあると思いますが、一つは、平沼大臣がやっておられます産業再生法のスキームを利用しまして、再生計画が終わったときに財務体質やらあるいは経営効率というものが上がっていくというようなことがご...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは再生計画を作って、その再生計画が妥当であれば支援を決めるわけでありますが、そのときに一般的に再生計画をしなきゃならないといいますと、関係者の応分の負担と申しますか、応分の責任というものは当然取っていただかないと再生計画はできないだろうと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、直嶋委員がおっしゃった、従来失敗に終わったような、失敗に終わったというか、余り成功していない中には随分甘い判断でやられたものがあるのではないかという御指摘だったと思います。そういうことであってはならないわけでありまして、私はやはり機構が再生計画を見る...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ここは、実態からいえば、そこにどういう方に要するに目利きに入っていただけるかということに一つはかかわってくるだろうと思います。仕組みとしては、一応ここで責任を持って判断をしていただく仕組みにしておりますが、これからどういう方に中に入っていただくかというこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ここは、あと再生プランをどう進めていくかという上で、作り、どう進めていくかという上で債権放棄という手法は使わざるを得ないかなと、使わざるを得ないのではないかと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) なかなかそこらは実際上、実質上いろいろ難しい問題があると思っておりますが、金融機関とその適切な価格水準で合意が得られるためには金融行政との連携はもう非常に重要だと思っておりまして、今回の法案でも金融庁あるいは日銀に対して「技術的助言その他の協力を求めるこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃいましたように、三人主務大臣がいるわけですね。  総理は二つの言わばお立場がありまして、一つは総合調整をするという立場と、もう一つは金融庁を、金融庁が内閣府に属しておりますから、内閣府の長としての総理大臣という二つの立場で総理大臣が主務大臣に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、総理の命を受けてそれを総合調整を行うという、私のこの担当大臣というのはそういう役でございますから、どちらかといえば意見を述べることができるという方でございまして、事業所管大臣の立場とは違うものと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 木俣委員の問題意識はよく分かる面があるわけでございますが、この機構の設計思想そのものは、今おっしゃったような、ある産業分野に関して機構そのものが再編の見取図を描いて、そして多少反対があろうと、有無を言わさず強引に整理をしていくと。その結果、場合によっては...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 結局、先ほどの、我々が作って直嶋委員が出していただいた図でございますけれども、私の理解は、要するに再生計画を立てるときに、例えばここの事業部門はやっぱりスクラップしなきゃいけないねと、ここは残せるねと。それで、そういうことをしたときにどれだけの債権放棄を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員おっしゃったのは、出口のときに最初想定した再生計画どおりいかなくてもっと企業の価値が少なくなったという場合ですね。ですから、実際、百億で売れると思っていたら、実は五十億でしか売れなかったと、五十億赤が出たじゃないかと、こういう場合だろうと思います...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現時点の議論としまして、必ず、まず損失が生ずることを前提に議論するというのは必ずしも私は現時点の議論としては正しくないのではないかと。確かにリスクはあるわけでございますし、一件一件の判断は難しいものがあるわけですけれども、民間の再生ビジネスに携わる方々な...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど五年間と伺って、私ちょっと答えが中途半端な答えになってしまいましたけれども、これは法律上、所定の仕事を終わったときには解散をするというふうになっておりまして、その心は二年間で債権を買い集めて三年をめどに再生計画を立てる、したがっておおよそ五年という...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、二年の後また一年たって再生計画が出たというふうにおっしゃいましたか。  大体債権を買い取る、つまり支援決定をして買取りを決定するときには、同時に再生計画ができていて、それを前提にどういう価格で買い取るかというのを判断するということを私たちは想定して...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の所管から今の木俣委員の御関心にどう答えたらいいのかちょっと迷いながら立ったんでございますが、今の御議論の中に資産デフレ、土地の問題、いろいろな論点があったと思うんです。それで、私どもの機構というのも、やはり金融の問題、やはり土地を、土地本位制みたいな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、いろいろ御質問でございましたので、順序立てて答えられるかどうか分かりませんが、まずどこからの要請だったのかというお問い掛けがございましたが、これは、去年十月三十日に発表しました改革加速のための総合対応策で、産業、金融一体となった対応を進めて経済再生...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) RCCの実態がどれほど私に分かっているか、むしろ伊藤副大臣に答えていただいた方がいいのかもしれませんが、確かにRCCの方は、仮に、一億の不良債権をたたいて仮に三割ぐらいの値段で買われたとしましても、元々債権を回収するのが目的ですから、もう三割で安く買い取...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 唐突にこの案が出てきたのではないかという御意見でございますけれども、元々不良債権処理を進めるという過程の中で、産業と金融がある程度歯車としてかみ合わないとなかなか進まないと、そのためにはどうしたらいいかという議論はかなり前からいろんなところであったように...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) メリットでございますが、まず、今もおっしゃいましたように、支援決定から買取り決定に至る過程で、当事者間では調整困難ないろいろな錯綜した利害関係を機構が中立的な立場で調整することによって、債権を集約化してスピーディーにできるということがございます。  そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 事前相談は、最終的に再生可能性を産業再生委員会が判断するということを前提にして、これに先立って手続を円滑に進めるために行うわけであります。  具体的には、今機構に持ち込まれてまいりました案件が、再生計画の終了時点で生産性が向上したり、あるいは財務内容が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは監査法人の問題でもあり、また我々再生機構の問題でもございますが、我々今準備する中で、一体、こういう事業再生を扱う中の守秘義務とかコンプライアンス体制というのは一体何なのかというようなことでヒアリングなどを進めておりますが、非常に厳格な守秘体制を取っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 再生機構で支援決定ができないと判断することの意味でございますけれども、いろんな場合があるんだろうと思うんですね。とてもこれは、再生して何か新しい付加価値を付けていくような戦略性がとても見いだし得ないというような場合もあるかと思いますし、それから非常にいい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 妥当性の判断は最終的には機構が、機構自身の責任で、産業再生委員会の判断を経て行うということはこれはもう当然でございますけれども、その判断するに当たって、今おっしゃったようなコンサルティングファームといった外部業者を活用するということも十分あるというふうに...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) RCCが債務者負担にしているかどうか、ちょっと私も定かではございませんけれども、この金融機関と事業者があらかじめこういうことで再生計画を立てたいといって大体の、あらあらの案を持って機構にお持ち込みになる、その段階でそういう方々をお使いになれば、当然それは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 業者選定に当たって特定の方だけを恣意的に選んでいるのではないか、えこひいきしているんじゃないかというようなことでは信頼性が保たれないので、透明性を確保することは必要だと考えますが、じゃ全部、言わば入札で全部できるかというと、守秘性とか専門性とか機動性とい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは伊藤副大臣からお答えしていただいた方がいいのかもしれませんが、金融庁でああいうチームを作られましたのは、それぞれ金融機関で再生ファンドみたいのを作っておられますので、それをきちっと監督官庁として見ていこうという趣旨で作られているものというふうに、そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃったように、再建計画を立てていくときには、株主の責任をどうするのか、経営者の責任をどうするのか、あるいは貸手である金融機関の責任をどうするのかというようなことが勘案されて計画が立てられるものと思います。したがいまして、金融機関にとっては債権放棄...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、このある事業が再生できるかどうかということは、究極には個別の判断だろうというふうに思います。したがって、そういう計画を立てて新たな付加価値を付けるような戦略性が取り得るのであれば、それだけで十分じゃないかというのも言えるのかもしれませんが、しかし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この機構の目的は、過剰債務に足を取られて、有効な経営資源を持ちながら本来の力を発揮できない企業を、企業ないし事業を、そのくびきから解き放とうというところにあるわけでございますが、もう少し振り返って考えてみれば、企業にとっての過剰債務というのは金融機関にと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、いろんな制度がございまして、大きく言えば私的整理と法的整理というふうに分かれると思うんですね。  それで、法的整理になりますと、確かに民事再生、会社更生、これは再生、更生という名前が付いておりまして、そういうふうに利用していただければいいんです...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西山委員、京都の例もお出しになりまして、京都でもうまくいっている金融機関といいますか、そういうところはやはり不良債権処理というものにかなり早期に乗り出したというようなことがあろうかと思います。その早期に乗り出したということは、逆に言えば、その借り手の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもがこの機構を作りますのは、今、委員がおっしゃったように金融機関の負担が大変だから何でもかんでも買ってやろうというわけではこれはございませんで、やっぱりその企業が、その事業が再生可能だということが我々にとって一番の関心事なんです。  ですから、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、これはちょっと委員の御質問に合わせてお答えした面があるわけですが、その破綻懸念先に行くと引き当てがかさんでしようがないから、だから要管理先を買ってやるんだろうとおっしゃったんで、要管理先であろうと破綻懸念先であろうと再生可能であれば買いますよという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西山委員がおっしゃったメーンからも買う場合があるぞという点は、要するに、この法は金融機関と関係企業が連名で支援を申し込めと、こういうふうになっております。その場合に、金融機関と企業が話し合う、その金融機関がメーンである場合もありますが、メーンと似たよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日も本会議で多分このあれがあったと思いますが、この根拠は、平成十四年三月末における預金取扱金融機関の要管理債権額が十九・一兆であります。それを前提にして、企業の再生可能性とか、あるいは非メーン行の保有割合であるとか買取り価格はどうかというようなことを勘...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず第一に、買い取ります、再生計画でやっぱり出口を見据えて、三年後なりにスポンサーが現れて自立してやっていけるようにすると、そしてそのときに買手が付くような値段とすると、これをまずきちっとやらなければなりません。これが産業再生委員会が負うべき任務でござい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 主務大臣あるいは再生委員にそのときの負担を求めるということは考えておりません。  それから、先ほどのような四十六条のような規定になっておりますのは、それならば国が補てんをすると書けばいいのを書いておりませんのは、やっぱりそれを最初から書くということは、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員長、ちょっと今言い忘れたことがございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) もちろん、これは株式会社でありますから、株式会社で取締役が負う責務というものはございます。仮に株主代表訴訟の責任を負わなければならないような場合には、それはそういうこともあり得るということだろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは先ほど申しましたような算定で十兆ということにしておりまして、これを増やしていくというようなことを現在考えているわけではありません。  それと、もう一つ御理解いただきたいことは、買い取る前提として、やはりどういう出口、再生計画ができ上がったときにど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 金融機関等に出資を求めておりまして、まだ最終的な結論を、御返事をいただいているわけではありませんが、五百億程度の出資をいただくということで今話が進みつつございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 五百億、五百億での御指摘は、ちょっと考えてもないところから御質問をいただいたのでびっくりしたわけでございますが、要は、平沼大臣がおっしゃったように、少しでもこの機構を利用して過剰債務に負っている優秀な経営資源、早期に羽ばたいてもらいたいなと、こう思ってお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平沼大臣のおっしゃったことに付け加えることも、正にそのとおりだと思うんですが。  私、この役をいただきましてから、一番やはり、なぜ官が乗り出してという広野委員の問題意識、そこをやっぱりきちっと解明できないと私も責任を持ってこの仕事ができないなという思い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、この産業再生機構が主としてやろうとしていることは、私的整理のお手伝いというか加速といいますか、そういうことをしようとしているわけです。  それで、特別な企業に対して、言わば、何というんでしょうか、追い貸しをうんとしようとか、確かにつなぎ融資等の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもは、確かに今、再生法と、個別の企業は名前は差し控えますが、再生法も使えるときはどんどん使っていただいたらいいと思います。しかし、我々がやろうとしていることは、再生法とかあるいは場合によっては会社更生法とかいうところに行く前に、早期に私的整理をできる...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、平成十七年の三月末までに買うべき不良債権は買い取るということになっておりますが、その前提として、その企業と金融機関で機構にこういうことで再生したいというふうに持ち込んでいただくわけですから、現段階でまだどれほど持ち込んでいただけるのか、私どもはそ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 十兆円でもうほぼ十分な額と思っておりますので、現段階でそのようなことは考えておりません。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは二年間の間に、買い取るのは二年間の間ということでやっておりますので、返ってきたものを使うということは余り想定していないんじゃないかと、想定していないというふうに考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申しましたように、まず二年間で買い取ると、十七年末までということになっておりますから、現実問題として、回収してきた資金の中からまた買い取るというようなことは現実には想定しにくいだろうというふうに私は思っております。
03月26日第156回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、白浜議員おっしゃいましたように、犯罪被害給付制度、これをどう具体的に適用していくかというと、なかなか難しい場合があるんだろうと思います。法の仕組みは被害者には救済する、しかし三親等内の親族等始め例外でそれはやらないと、しかしそれも特段の事情があれば認...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 個々の事情ごとにやっぱり考えなきゃいかぬと思うんです。ただ、先ほど私申しましたのは、たとえ夫婦、まだ離婚が調っていないというような状況であっても、被害者と加害者が事実上もう他人と同様の関係だということがありますと、例外というか、特段の事情が認められ得る場...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今まで、こういう特段の事情を判断した事例が必ずしも委員のおっしゃるように多くないことも事実です。したがって、十分今のように類型化して示せるような蓄積が必ずしもないということも実態はあると思うんです。私、ちょっとまだその辺まで細かくは現場の実情を聞けていな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 必ずしも、今、白浜委員のおっしゃったようにぴたっと言えるかどうか。  と申しますのは、いろいろな概念がありまして、実質簿価だとかいろんな言い方をされます。必ずしも厳格な定義がなくて使われている場合も多いように思うんですね。それと、もう一つは、市場等が十...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、公表の時期につきましては、委員がおっしゃったように、やはりある意味でこれ公が関与するものですから、透明性を確保するということは大事だろうと思います。ですから、機構の買取り決定を行った場合に、支援をして買取りをするということを決めた場合には、決定の概要...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ全部そこを詰めて検討していないんですが、要するに、処分を決めましたときに、例えばこの債権は幾らで買い取ったという、そして幾らで売りましたということを個別に明らかにしますと、もう一つ考えておかなきゃならないことは、今度は、お売りした、買っていただいた方...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、今おっしゃいましたけれども、この法案には特別秘密漏泄盗用罪、あるいは特別賄賂罪というのを設けまして、一般の株式会社にはない規定で、刑罰でもって保秘といいますか、守秘を担保しているということがございます。  しかし、それだけで必ずしもうまくいくわけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 支援基準は、今おっしゃった産業再生法上の生産性向上それから財務健全化基準を満たすことを一つの要件としておりますが、これもやはり業種ごとにキャッシュフローの何倍以上というようなことも随分違いがございまして、だからこれは業種特性を勘案して合理的と認められる特...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、経済産業省の方と十分、経済産業省に限りませんが、十分それぞれの分野と御相談しながらいかなきゃいけないと思いまして、余り簡単にここは過剰供給だとかいうのをできるだけ私は慎重に発言したいなと思っておりますが、よく言われるところというのは、やっぱり一般...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはまだ必ずしもここができる、あそこができるというところまで十分詰め切ってはいないんですけれども、なかなかその基準を作るのが実態的には難しいところもあるのかなとは思っておりまして、そういうものがこれから続々とでき上がっていくという感じではないと思ってお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大変答えにくい球を投げてこられるように思いますが、白浜委員の問題意識は私よく分かります。  それで、そういうようなことも私の頭の中から去らないわけでございますけれども、しかしこの機構の組立て方自体は、多分委員は、やはりある分野についてはこういうふうに再...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が今おっしゃった憲法の原則は刑事訴訟法にもきちっと規定がございまして、それにのっとって行わるべきものと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、取調べの現場というようなことは、正直申し上げまして、もう何十年か前に司法修習生のときに修習生の研修の課程としてやったぐらいの経験しかございませんので、今、委員の御質問に的確にお答えできるかどうか分かりませんが。  一問一答ということになりますと、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも、私も余り生兵法で申し上げるのは余り本意ではございませんが、外国と申しましても、そう広く一般にビデオ化のようなことが行われるというふうには理解いたしておりません。  それと、これは単に取締りの記録可視化という視点だけから答えが出るものではないんだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) お尋ねのいわゆるロス襲撃事件は、当時、劇場型犯罪などと言われて大変マスメディアにおいても大きく取り上げられた事件でございまして、今日、私が国家公安委員長としてこういう判決、無罪判決が出ましたこと、そのときに国家公安委員長としてこの判決を受けましたことを大...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) やはり、捜査をして、我々警察、我々って、警察でいえば、検察に一件を送致して、そして検察で起訴されるわけでありますが、当然、その捜査当局としては遺漏のない捜査をして、そして起訴、起訴をしたからにはやはりきちっと有罪という判決が出るだけの捜査を遂げるというこ...全文を見る
03月27日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 機構の社長、それから産業再生委員会の委員長、このお役目は、産業再生ビジネスの真っただ中で機構を運営していく責任を担っていただくわけです。  この機構の性格から見まして、ある意味で公といいますか、公が関与する仕組みでもございますので、公正公平な立場から機...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 機構の社長は、代表取締役として、会社の意思決定機関である取締役会の決定事項を執行する責任と権限を持つ立場と、これは商法上も当然のことだろうと思います。  他方、産業再生委員会の方は、機構法上、その取締役会の決定事項の中で、再生支援の決定それから買取り決...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生機構は、機構法の目的にもございますように、事業、産業の再生を、不良債権処理の加速化と併せまして、委員がおっしゃいましたように総力を挙げて強力、迅速に推進していく、そういう目的の下に作られるものでございます。  そこで、機構そのものはあくまでミク...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 我が国の経済は世界的規模の社会経済変動が起こっている中で、単なる景気循環というだけじゃなくて、複合的な構造要因と申しますか、そういう停滞に直面しているんだろうというふうに思います。  産業再生の現状も、上場企業の収益性とか効率性に関する基本的指標である...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員がおっしゃるように、本当に政府でできるのか、やっぱり民間で進めるべきではないかと。私は、おっしゃることはよく分かるわけであります。それで、またそれができるための環境整備もいろいろやらなきゃならないことも事実でございまして、事業再生がうまく進ん...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この機構は、先ほどの御議論のように、できるだけやはり民間が本来力を発揮すべきところであるということにかんがえますと、この機構は、もちろん資金調達に関する政府保証の付与とか、それから主務大臣に作っていただく過剰構造といったもの、支援基準、過剰構造を排除して...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員がおっしゃいますように、通常のごく一般的な株式会社を前提としますと、この私どもの委員会で決定することは本来取締役会の決定事項ということになると思います。しかし、取締役会のメンバーは、当然、全取締役でございますが、その中にはいわゆる管理、人事と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこはいろんな考え方があると思います。  私が先ほど御説明の例に挙げましたのは、通常の会社でも、業務の決定機関である取締役会の議長は普通は会長というお立場の方がおやりになり、その取締役会の決議を受けて実際に業務執行の責任を負うのは、CEOといいますか、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃったようなことと同じかどうか分かりませんが、例えば業種とかあるいは企業規模というようなことで、じゃ来た場合にできるだけ中小企業を先にしましょうとか、あるいは大企業先にしましょうとか、あるいは、何というんでしょうか、いわゆる過剰競争の部分...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その辺の守秘、コンプライアンス体制、御質問ではないというので余り長くお答えしてはいけないかと思いますが、民間企業も一般にそういうことをこのごろ非常に気を遣っておられると思います。業種によってその辺の感覚はかなりそれでも違うところがございまして、私どもが調...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 時価という概念ですが、御指摘のように、RCCには時価と書いてあるわけですね。RCCが時価という場合も、実際は二つの時価が、私はRCCでないんで推測ですが、要するに、もう実際清算せざるを得ない清算価値の時価と、それからRCCがやっておられる中でも、再生可能...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 若林委員がおっしゃいましたように、私もこの機構を設計するときにいろんな方のお話を伺いましたが、一般的にこれが過剰供給であるとかなんとかなかなか言えない、地域によってえらく違うというような業種もあると。そういうお話も伺いまして、委員のおっしゃるようなことは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、峰崎委員が、ずっと不良債権問題を扱ってこられたけれども、この機構についてはやや唐突な感じを覚えたとおっしゃったんだと思うんです。  私も昨年十一月にこの仕事を拝命したとき、それまで治安のことばかりやっていたものですから、さて何をやるのかというところ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) うまくお答えできるかどうか分かりませんが、私が金融再生委員長をやらせていただいた当時の認識は、不良債権問題、不良債権に対してきちっと査定をして、きちっと引き当てを積もう、それでなければ駄目だという意識はかなりあったところでございますが、その当時は、引き当...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) スピードが必要だということはおっしゃるとおりだと私は思います。  それで、したがいまして金融機関の方の体質をどう変えていくかという問題は今金融庁の方で竹中大臣の下で一生懸命取り組んでおられる。私が今やっております産業再生機構ではまどろっこしいのではない...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 再生できるものであるならば、金融機関の話合いでできるんじゃないかと。  これもいろいろ再生実務をやってこられた方のお話を聞きますと、非メーンの方は、やっぱり面倒を見てきた責任があるじゃないか、メーンもっと持てというようなメーン寄せの議論がやっぱり起こる...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も個別の事案をよく全部知っているわけではもちろんありませんから、ただメーン、非メーンのやり取りの中には、実際、客観的な立場から見れば、こんな議論をやっているのかというのが幾つもあると。  これは、たしか衆議院で参考人に出られた方のお話だったと思います...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員のおっしゃったような面がありまして、私も実はこの仕事を命ぜられましてからちょっと振り返ってみますと、かつてに比べると確かに法制、法的整理もいろんな手法も増えてきておりまして、例えば昔であれば金融機関を法的整理をやるような手段は余りなかったかも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この機構は金融債権、金融機関からその債権を買い取ると、ここを、ここで整理をしていくということを考えておりまして、それ以外の一般の取引先や何かの債権について手を入れるということは、買い取るというようなことは考えていないわけです。
○国務大臣(谷垣禎一君) 大体方向はそういうことでございまして、持ち込まれた案件を、例えば三年後ぐらいの出口を見据えて、三年後にスポンサーが付くなり、自分でファイナンスができるような状況にするにはどのような再生計画をしたらいいか、そうしたときの企業価値はどういうことかということで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと私の申し上げ方が悪かったのかもしれませんが、確実にスポンサーが現れるものじゃない、言わば不安定なものもやると今おっしゃいましたけれども、やはりそこは再生計画も相当深掘りして、健全にやれるような蓋然性も高くなきゃいけませんし、そういう意味で、今確実...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それはいわゆる支援基準と言っておりまして、今幾つか決めて、紙にも書き込んでおりますが、そういうものが一つの基準でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) それも一つの有力な評価だと思いますが、必ずしもそれだけではないんではないかと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった問題は、まず第一に、その再生計画というものがきちっと立てられるかどうかということに、その認定がきちっとできるかどうかということにまず懸かっておりますから、ここをきちっとできるやはり人と仕組みというものがまず第一になければならないと思います。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに機構法では、おっしゃった繰越金の問題は触れていないんです。この理由は、機構で扱います事業再生というのは本来の性格が私的整理でありますけれども、なかなか、これも度々申し上げているように、民間だけでは進んでいかないのがありますので、期間を限ってこういう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生法の認定を受ければ使えると、こういうことでございます。多くの場合、基準が共通しているところがありますから、産業再生法のハードルも越えられるものは多いであろうと、こう申し上げたわけであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) いわゆる貸し渋り、貸しはがしと言われている問題の背景に何があるかと考えますと、先ほども申し上げたところでございますけれども、日本の金融機関の、何というか、ビジネスモデルといいますか、いわゆるメーンバンク制の下で一つ一つ、融資をするときに一つ一つの事業のリ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 歯止めと申しますのは、要するに買い取る債権の対象である企業ですね、その企業が三年ぐらいを終えたときにきちっと独り立ちをしていけるのかどうか、あるいはだれかスポンサーが現れるかどうか、そういう再生計画であるかどうかをきちんと判定すると。それは産業再生委員会...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 義務かどうかということですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、オール金融界というようなことで五百億円程度の拠出を検討されているわけですが、それは産業再生機構が金融機関からの債権の買取りとかあるいは金融機関同士の利害調整を業務として行うために、金融界として応分の責任を果たしていこうという姿勢、金融界がそれを示して...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは当然金融界としてお話をいただいて、そういう中で任意に出していただくわけでございますから割当て、奉加帳みたいに割当てをして回すわけではございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 最終的に閉めたときに赤が出ている場合は、まずその資本金で補てんすると、昨日もこれは申し上げました。それで、それを超えてどうなっているかというと、先ほどお引きになりました条文のように、国がそれを埋めることができるという仕組みにしております。  それで、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特に排除しているというわけではございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 機構が支援をするという決定をして、そして買取りを、買取り決定をして、その再生計画に着手をしたと。だけれども、必ずしも当初のもくろみどおりいかなくて、気息えんえんとしているということは、これはそういう可能性があるということは否定できないわけですね。  そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 返ってくることは考えられないというのもちょっと違う。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の西山委員の御議論は、いみじくもおっしゃいましたように、買い取った債権が回収できるなんということはほとんど考えられないという前提の下に議論をお組み立てになっているんだと思うんですね。そこが私、さっきおっしゃっているときに首をひねりながら聞いていたところ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、十兆円にとどまらないでしょうとおっしゃいましたが、そこがやっぱりちょっと違うんでございまして……
○国務大臣(谷垣禎一君) いやいや、仕組みとしてやっぱり十兆円というのは、現在でもそうではございますけれども、予算措置をきちっとしなければ十兆円使えないわけですね。それで、それを更に歯止めなくやるとおっしゃいましたけれども、それはやはり国会でまた予算措置をそんな歯止めなくするよう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは再生可能性がないものをお受けすれば、委員が御心配のように、それはすべて赤になってくるというわけですから、そんなことをやっぱり認めるわけにはいかないんで、やっぱり再生可能性がなければ、それは市場で淘汰していただくというようなことになると思いますね。や...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 閻魔大王というのは私、どうもちょっと違うような気がするんですね。こういうのは例えでございますから、例えというのはどうしても正確さを欠くところがあると思いますが、私はやっぱり、病気の企業が入院をして、手術をして、元気にしてお出しするようなところではないかと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、主として、個々の事業を再生させることが可能だと考えられる場合でも、例えば非常に供給過剰の分野があって、よくある例は、債権放棄なんかを受けて元気になって戻ってきたけれども、債権放棄を受けないで頑張っているところの足を更に引っ張るというような御批判が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 機構が業務を行っていく際、その対象となる企業が仮に取締役による特別背任などが行われておったということが分かったときには、それは告発も含めて適宜な措置を取ることは私はこれ当然のことだろうと思います。  ただ、その機構の業務の主目的はそういう前の経営者の非...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員の御趣旨はよく分かります。ですから、先ほどのように犯罪ありと認めた場合は告発をするとか、あるいは場合によっては、例えばデット・エクイティー・スワップで株主の地位を取得したときは、場合によっては株主代表訴訟というようなものを提起することもこれはあり得る...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 政治献金につきましては、国民から疑惑を招くことがないように一定の規制の下で、そして透明性が担保されるというようなことじゃなきゃならないと思っておりますが、機構が支援する企業も、政治資金規正法とかあるいは公職選挙法等の関係法令に従うことは当然でございますし...全文を見る
03月28日第156回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 警察におきましては、今回の情報収集衛星の打ち上げの妨害などの事態に対応するために、鹿児島県警に警備本部を置きまして、他県からも特別派遣部隊を受け入れまして、所要の態勢で周辺施設の厳重な警戒警備に当たっておりましたんですが、先ほど遠山大臣の御報告にありまし...全文を見る
03月31日第156回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃいましたとおり、犯罪が大変増えてきておりまして、それでやはりそれに対応していく人的な充実ということも私は極めて大きなウエートを占めると思います。  その点に関しましては、地方警察官を三年間で一万人増員するという計画を立てまして、去年が四千五百...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 北朝鮮による日本人の拉致容疑事案については、国民の生命、身体に危険を及ぼす治安上極めて重要な案件であるというふうに認識しております。  そこで、今までどれだけあると判断しているのかということでありますが、一連の捜査の結果、北朝鮮による日本人拉致容疑事案...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、遠山委員、新潟の方々のお感じをお話しになったわけですが、私も京都選出というと祇園みたいなところで選挙しているとお思いかもしれませんが、私の選挙区は日本海側でございまして、要するに小浜湾に面しているところでございまして、かつてやはりいろいろな北朝鮮の、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃいましたとおり、例えば歩車分離式の信号にしても、現在、都道府県警察から約三千か所欲しいという要望がありまして、これはいずれもそれぞれの地域の方々からの御要望を踏まえたものだろうと思うんですね。  国民のための警察と言えるからには、やは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、岩本委員がおっしゃいましたように、いったん犯罪が起こってしまったら、これは警察としては断固取り締まらなければいけないわけでございますが、これは捜査機関として当然の責務だろうと思います。  しかし、今非常に犯罪も残念ながら増えてきておりまして、事後的...全文を見る
04月01日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生委員会の委員は、これは取締役でございますので、先ほどの重要財産委員会についての民事局長の御説明と同じように善管注意義務それから忠実義務というものを会社に対して負うわけですので、これに反して会社に今おっしゃったような形での損害を与え、義務違反があっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはむしろ民事局長に答えていただいた方がいいのかもしれませんが、重要財産委員会の委員について、今の二項、三項を適用しないことにしたのと同じ趣旨だと。それを我々学んでしたわけですが、私はその当時の重要財産委員会の立法趣旨を全部押さえているかどうかちょっと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 法制局とどういう詰めを、議論をしたかというようなことまでは、私、必ずしも十分把握しているわけではありませんが、私の関知しておりました限りでは、重要財産委員会の仕組みをそのまま踏襲するという議論でございまして、今、委員のおっしゃった点については、必ずしも踏...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この数字は仮置きとおっしゃいましたが、七〇か三〇かは別としまして、民間の場合だと正にこういうことを考えるんだろうと思います。じゃ、産業再生機構はどうかといいますと、産業再生機構も全く同様に考えるんだと思います。といいますのは、やはり経費というものは、当然...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当然そうでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 直嶋委員のようなことはあるのかなというふうに私たちも思わないわけではありません。むしろ、そこがやはりある意味ではこの機構の求められているところであって、なかなかほぐれていかないところをほぐすという役割をやっぱり我々は果たさなきゃいけないんだろうと思ってお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) このスポンサー探しといいますか、買手探しというのが、多分機構が取り組むべき最も大事なと申しますか、難しいといいますか、そういう案件になるだろうというふうに思っております。できるだけ早期に、今おっしゃったように、支援決定のときに、あるいは支援決定から遠くな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今御指摘の衆議院の方の附帯決議ですね。私も、積極的な情報の公開に努めることという附帯決議をいただいたことは重く受け止めておりまして、可能な限り情報公開に努めていきたいと思っております。  まず法上は、御承知のように、機構の支援決定、買取り決定、処分の決...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだその辺りは、具体的なやり方との関係で十分詰め切ってはおりません。  それで、全部、今、先ほど私が申しましたすべての売却が終わった後というのは、機構が解散をするという意味ではございませんで、ある案件についての処分が終わった場合には、処理が終わった場合...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) かつて四大行におられてもう別な仕事をしておられるということですと、これは別の仕事をしておられるということが四大行に入らないということであれば、少なくとも役員、そういう方にはそういう方はないと言って、申し上げてよろしいと思います。  ただ、職員ということ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 率直に申しますと、まだ職員のリクルートをどうするかというところまで、国会でもまだ法案を通していただいておりませんので、そこまで話は進んでおりませんので、現段階で実はどういう方が手を挙げてこられるか、お迎えできるかということも実は十分な材料がございません。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 結局、今、松井委員のおっしゃったことも利益相反が起こるようなことをどう排除していくかということになると思います。それは、それに応じたコンプライアンス体制を作っていくということだろうと思います。  前もこの委員会の質疑でお答えしたことがございますが、やは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申し上げましたように、リクルートに関してはこれからでございますので、まだ、じゃこういう人員でやるということを十分お見せできないわけでありますが、コンプライアンス体制につきましてはやっぱり外にもきちっと説明しながら、疑念を抱かれないような説明をやはり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、松井委員がおっしゃった点は、先般、RTCのトップを務めておられましたシードマンさんがお見えになりましたときも御自身の口から、今、松井委員がおっしゃったようなことを伺ったわけであります。  今度の機構につきましては、内部手続として再生支援等の決定は合...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中小企業も扱いますと、それで、そういう中小企業を扱いますと、こう言っておりますが、現実にやはり扱った例を出しませんと、やっぱりあそこはメガバンク中心の大きなものを扱うところだというのはなかなか払拭できないと思いまして、やっぱり私は、まず初期の段階である程...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的に同じ意味であろうと思います。過剰供給構造であると認められる事業分野に属する事業者である場合について、昨年十二月の基本指針で、改正産業法の基準、例えば再生計画終了時点あるいは過剰供給構造を示す指標が改善することなどを活用とすることにしておりますが、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そのとおりでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるとおりでございます。少なくともそういう過剰供給構造を助長するようなことは、これは避けなきゃいかぬということだろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 過剰供給構造を助長しないという意味で事業担当大臣の御判断を伺ったりいろいろするわけでありますけれども、例えば、出口でスポンサーをどう考えるかというようなときに、同種業者というのは有力なスポンサー候補である場合が多いのではないかと思います。例えば、過剰なと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当然、過剰供給に当たるような場合には、スポンサーに買っていただくについてもそれなりのやはり、何というんでしょうか、手当てといいますか、再生計画において手術と申しますか、そういうことをしながらでないとなかなか買手が付かないんではないかと思います。そのまま、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは個々の、個別企業を超えた判断でございますので私の立場から言いにくいんですが、ただ、国土交通大臣の下でも、昨年暮れに、十二月十九日でしたか、その基準を作りましたときに、国土交通大臣の方でもその業界における基準を作って発表していただきました。やはりああ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 機構の対象にしないということを内部で意思決定したことは、これはございません。これは、地域とかそれから、何というんでしょうか、その当該企業の在り方を個別に、我々は個別に判断しなければならないと思っておりますから、まず個別に判断することでございますが、先ほど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 機構の側は、先ほど実は松井先生から歯切れが悪いというおしかりを受けたんですが、機構の側から、あらかじめこの事業は駄目、この企業は駄目、この業種は駄目というようなことを一般的には申し上げる体制には我々の機構は取っておりません。むしろ、具体的な持ち込まれたと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 支援基準に何を盛り込むかということでありますが、去年十二月に決定していただいた基本指針を基礎として定めることになるわけですが、今その支援基準の中に主な内容として、まず対象となる事業者に関するものとして、これは産業再生法と同じ基準でございますけれども、再生...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西山先生のお話は、要するに平成九年の野村証券のあのいわゆる総会屋事件とのかかわりがどうであったかということでしょうか。
○国務大臣(谷垣禎一君) この機構のトップに立つ方を人選するに当たりましては、一つは、今おっしゃった公平公正な社会からの信頼を得られる方でなければならないと、これはもちろん一つでございます。それと、企業再生の言わばプロフェッショナルとしての視点といいますか、経験といいますか、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の答弁が歯切れが悪いということで西山先生が、先ほどは松井先生で、京都のお二人の先生から歯切れが悪いと言われますと、なかなか京都へ帰ったとき具合が悪うございますので、できるだけ歯切れ良く申し上げたいと思っておりますが。  やはりまず、この業界と申します...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、役員、職員あると思いますが、役員の中には出向者は入りません。それで、職員に関しては、まだ言わばどういう方々をあれする、来ていただくのか十分詰まっておりませんので、具体的に申し上げるわけには、だけの材料がないんですが、要は、先ほどのようなコンプライ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、広野委員がおっしゃったように、十兆円の政府保証が付いて、資金がある、その十兆を全部焦げ付かせてしまったというようなことになれば、これは明らかに経営者としての資質、行動に問題があったということになるんだろうと思うんですね。  それで、そういうことは現...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず社長ですね、社長とそれから再生委員会といいますか、端的には委員長と、こう二人いて、この二人の権限なり責任が不分明じゃないかという御批判が今までも随分ありました。  そこで、まずその今の御質問の前提として、社長の権限というのは、社長は業務全体を統括し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、産業再生委員会が全く無責任な形でないかというふうにおっしゃいますが、それはやはり違いまして、意思決定と業務執行をきちっと分けている。つまり、普通でいえば取締役会というのもそういう本来意思決定をするところであります。それから、業務執行は社長が責任を持...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の広野委員の御質問は、私はやっぱりこの問題のポイントをおっしゃったと思うんですね。  それで、この機構の難しさというのは、最初に言われたことと関係しますが、必ずしも利益を極大化することを求められているわけでもない。そうすると、どのぐらいの利潤を目的と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法律案の実施に努めてまいりたいと考えております。  ありがとうございました。
04月02日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 今金子委員がおっしゃいましたように、BSE以来いろいろな事件がございまして、私どもとしては、もう一回食品安全行政に対する国民の信頼を取り戻さなければいけないし、国民の方々に安心して毎日食事をとっていただけるということでなければいけないということで、いろいろな分野で...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、食品安全基本法では消費者の健康保護を最優先にしてリスク分析の手法を取り入れているというふうに申しました。委員会の審議は最初でございますから、ちょっとくどくなるかもしれませんが、いわゆるリスク分析手法というのには、三つの面と申しますか要素がございます。まず、...全文を見る
○谷垣国務大臣 一昨年のBSE問題をきっかけとしまして、農水大臣と厚労大臣の諮問機関としてBSE問題に関する調査検討委員会というものが設けられまして、いろいろ御検討の末報告書を出されておりますが、それを読ませていただきますと、今までの食品安全行政の問題点としていろいろな御指摘があ...全文を見る
○谷垣国務大臣 御提案をしている制度を前提に説明いたしますと、先ほどのような形になる。しかし、今申し上げましたように、それから、この制度の立て方として、BSE以来の一連の過程を振り返って、そこでいろいろ反省点があることを見据えながら、どう制度をつくっていけばいいか、こういうつもり...全文を見る
○谷垣国務大臣 問題点は、先ほど申し上げたように、生産者優先の思想がやはりあったんだろうと思います。そこで、今度の法案でも、消費者の健康というものを第一に考える、こういう観点からこの法案を提出させていただいたということであります。
○谷垣国務大臣 食品安全行政の組織、役割、形態をどういうふうにしていくかということは、それぞれの国の歴史や伝統、問題点によっても違うと思います。  今、山内委員は、イギリスの例をお出しになって、強力な食品安全庁をつくったではないかというふうにおっしゃいましたけれども、先ほど申し...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどちょっと、英国の場合を私はどう申し上げたのか、評価と管理を英国は両方やっているというふうに、イギリスの場合はそれは両方をやっているという機関ですね。  それで、つまり、余り人も金もかけないでやるんじゃないかというお問いかけですが、やはり人員、組織というのは...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、おっしゃるように、リスク評価を分離させるだけではなくてリスク管理機関が頑張らなければいけないという御指摘は、私はそのとおりだと思います。  しかし、この点に関しても、今回、食品安全基本法とあわせまして、食品衛生法であるとかあるいは農薬や飼料などの生産資材...全文を見る
○谷垣国務大臣 それぞれのお立場で、意味のあるコメントだと私ども思います。  まず、勧告権というものでは不十分なんだ、命令権を与えなければいけないという御指摘ですが、勧告をするのは、先ほど申し上げましたように、内閣総理大臣を通じて勧告する、リスク管理機関の大臣に対して勧告をして...全文を見る
○谷垣国務大臣 勧告は、確かに委員のおっしゃるように命令ではございませんので、論理上は、あくまで勧告は勧告でございますから、場合によっては拒否をするということは、論理上はそれはあり得るのだと思います。しかし、内閣総理大臣を通じて他の大臣に勧告したときに、それが実効性を持たないとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと先ほど申し上げるのを忘れましたけれども、勧告をする、それから実施状況を監視していく権限を食品安全委員会は持っているわけですね。それで、勧告に基づく施策が適切に行われていない場合などで必要があると認めたときは、食品安全委員会は再度の勧告もできる、こういう仕組...全文を見る
○谷垣国務大臣 山内委員が問題にされていることは、私、決して理解できないというふうに申し上げているつもりではありませんで、こういうことじゃないかと思うんですよ。要するに、山内委員は、安全委員会が科学的に評価をして、例えば農水省なり厚労省にこれでやれと、勧告ではなしに命令権を与えて...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどの繰り返しになりますが、勧告をした場合には、その勧告は公表されるわけですね。それから、委員会の職責として、リスク管理機関が講じられる施策の実施状況を監視するというのが責務ですね。それで、勧告に基づく施策が適切に行われていないという場合など、必要があると認めた...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、リスクコミュニケーションを行うのは食品安全委員会だけではございませんで、リスク管理を行う機関も当然リスクコミュニケーションを行っていくべきものであります。そして、そういうリスク管理のリスクコミュニケーションを適切に行うことによって、今委員がおっしゃったよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は、食品安全委員会は、関係行政機関に資料の提出等必要な協力を求める、あるいは関係研究機関などに対して緊急時に調査などを要請できるということにしておりまして、独自の試験研究機関を設けなくても、担うべき役割は十分に果たすことができるのではないかと思っております。...全文を見る
○谷垣国務大臣 これも、委員と先ほどから議論させていただいて、先ほど申し上げたことの繰り返しで恐縮なんですが、それはやはり、産業振興の役割を担いながら、リスク管理をやっていくところが評価もしている、そこをきちっと分離していくことがまず第一ではないかというふうに思います。  それ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私もそのくだりを読みまして、委員も先ほどから御指摘の点ですけれども、やはり、この報告書の中にもございますけれども、食糧難時代からの生産重視というような物の考え、惰性から抜け出られていないのかな、こういう気持ちを、こういう感想を私も持ったわけでありますので、それに関...全文を見る
○谷垣国務大臣 権利という問題の立て方もあるのかもしれませんが、今、根本副大臣から御答弁いたしましたように、それぞれが食品の安全を確立するという役割を担って積極的に参加し、あるいは発言していただかないと、やはり行政というものも、そういう消費者や国民の参加がなければ、私はこういう大...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費者利益保護に理解があるということは、私どものつもりとしては、三条に「国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識」と書いてありまして、そのもとにいろいろな施策が講じられなければならない。このことは、「食品の安全性の確保に関して優れた識見を有する者」という委...全文を見る
○谷垣国務大臣 この食品安全委員会の所掌事務は、主として食品の人の健康へ及ぼす悪い影響、リスク、これを科学的、客観的に評価するということにあるわけで、つまり、純粋に科学的、専門的な知見に基づいて、いわば客観的、中立公正にやっていただく必要がある。したがって、そこで生産者対消費者と...全文を見る
○谷垣国務大臣 今まで、先ほどの言い方で言えば混然一体とした機関でやっておったので、それを新たに分離していこうという場合に、いろいろ悩みもありまして、今までの経験のある方をやはり使わないというわけには、なかなか難しいということは率直に言ってございます。  それから、事務局は五十...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会の運営に関して必要な事項は政令で定めることになりますし、細部については、委員会ができてから、委員長が委員会に諮って定めるわけです。それから、関係者相互間の情報とか意見の交換の促進を図るために必要な措置の実施に関する基本的事項は、食品安全委員会の意見を...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案では、今石毛委員が指摘されましたように、基本理念として、必要な措置を国際的動向それから国民の意見に十分配慮しつつ科学的知見に基づいて講じる、こういう規定ぶりになっているわけですね。  それからまた、基本的な方針として、食品の安全性の確保に関する施策をつく...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案の十二条で、人の健康への悪影響の防止、抑制という観点から、国民の食生活の状況そのほかの事情を考慮して施策を策定するということになっておりますが、食品健康影響評価の結果、仮に明確な結論が得られなかった場合においても、リスク管理機関が必要な施策を講じ得るという...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の点は、社会的、経済的な事情とか、あるいは国際貿易ルールとの整合性とか、いろいろな事情が対象となると考えておりますけれども、一番基本的な点は、国民の健康保護が最も重要であるというこの法律の基本理念と申しますか、そういう基本的な認識に立って、健康への悪影響を防止、...全文を見る
○谷垣国務大臣 リスク評価そのものは科学的なプロセスということでありますから、社会経済的事情、国際貿易のルールということと必ずしも関係してくるというふうには私は思っておりません。  ただ、先ほども申しましたように、リスク管理の局面ではこういう問題がいろいろ勘案されることがあり得...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、先ほどの十二条の国民の食生活の状況、そのほかの事情というのは何だということですが、これは包括的に全部私、ちょっと申し上げられるかどうかわかりませんが、例えば、日本の中でも地域によってこういう食品はよくとっているとか、この家庭では例えばこういう食品をよその家庭...全文を見る
○谷垣国務大臣 私はどうも委員ほど緻密に理解できているかどうかわかりませんが、お話を伺っておりまして、この十二条や何かの規定ぶりは、大体委員のおっしゃっているような方向のものではないかと思っております。
○谷垣国務大臣 食品安全基本法では、五条でしたか、国民の意見に十分配慮することを基本理念に明記しておりますし、そういう基本理念にのっとって施策を策定、実施することが国の責務だと一方で定めている。これを踏まえた基本的な方針として、施策の策定に国民の意見を反映して、その過程の公正性や...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは基本法だということもありまして、この法案は、一つ一つの権利のいわば主張の仕方とその答え方を全部子細に規定しているわけでは必ずしもないわけですね。ただ、九条をごらんになっていただけると、「消費者の役割」ということで「食品の安全性の確保に関する施策について意見を...全文を見る
○谷垣国務大臣 石毛委員から詰められまして。  ただ、先ほどおっしゃった、一番大事なのは消費者の健康である、これは三条に「国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識」というふうに書いてございまして、国民と先生がお使いになった消費者と、若干違うといえば違うのかもしれませんが...全文を見る
○谷垣国務大臣 十五条は、「密接な連携の下に、」と、そういう関係行政機関の相互の密接な連携を規定しているわけでありますけれども、今般、これと同時に、関係行政機関の密接な連携が可能になるように、農薬取締法とかあるいはと畜場法、いろいろな関係各法の改正法案で、関係大臣間の連携について...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、情報公開法等ございますから、委員のおっしゃるような方向で当然処理をされるということだろうと思います。
○谷垣国務大臣 議事録は公開するということで考えております。
○谷垣国務大臣 結論から申し上げると、おっしゃるとおりだと思うんです。それで、今委員がおっしゃったように、内外の情報は、リスク評価をしていく場合にもリスク管理をしていく上でも重要ですけれども、委員が強調されたように、リスクコミュニケーションのやはり基礎となる資料だろうと思います。...全文を見る
○谷垣国務大臣 この七条の責務を果たすためにいろいろな方法があると思いますけれども、条例制定というのも当然一つの方法であるというふうに思います。  ただ、これは、私が当然だとか当然でないとか言う以前に、そういう条例の手法が適当かどうかというのは、地方公共団体でまず判断していただ...全文を見る
○谷垣国務大臣 七人の委員というふうに定めておりますし、機動的に意思決定をしていただくという意味からしますと、おのずから人数は限定があるのはやむを得ないところで、御理解をいただかなきゃいけないわけですが、消費者の意識とか、それから、特に先ほどからの御議論のリスクコミュニケーション...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな観点から、当時のあの事象を総括するということができると思います。  一つは、先ほどから申し上げているように、生産を奨励していくのとリスク管理と一体になって、しかもそれが科学的なリスクの評価と混然一体となっていた。その背景には、戦後の食糧難の時代以来の生...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点はおっしゃるとおりだろうと思います。  今までの、先ほどちょっと申し上げたことでありますけれども、生産というようなところに、あるいは生産を奨励するというようなところに少しウエートがかかり過ぎていたんではないかなと。それから、これは先ほどおっしゃったBSEの...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど原子力のことをおっしゃいまして、大畠先生も茨城の御出身だし、また御専門家でもあります。もうよく御承知ですから、酷似しているところもあり、また違うところもございます。  ただ、この食品安全委員会の最大の職責は、食品の健康影響評価、これを科学的に行うというとこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 大畠先生の鋭い質問にうまくお答えできるかどうかわからないんですが、私は、今おっしゃった行政の責任という観点からいえば、今までの行政に大きな責任があったことは事実だろうと思います。  それで、その反省点というのは、これもるる申し上げているところですけれども、リスク...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、いろいろなセンサーが抜けておって感度が鈍い、鈍かったという御指摘は、先ほど農水省の北村副大臣もおいでになって、それで何が足らなかったかというと、リスクコミュニケーションというものが不十分だったということを北村さんなりに力説をしておられました。先ほど石毛先...全文を見る
○谷垣国務大臣 大畠先生から大変熱心なお問いかけでありますけれども、食品安全委員会が頂点に立つんだという表現をされまして、確かにここは重要な権限を持っているんですが、上下とかいう、例えば管理をする機関と評価をする機関と上下関係に立つというわけでは私はないだろうと思います。ここは科...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった点二つ、一つは、こうやって食品安全行政の体系が大きく変わってまいりますけれども、その趣旨をよくかみ砕いて国民あるいは消費者、生産者にも伝えていくように、おっしゃるとおりだろうと思います。もちろん、これは食品安全委員会の仕事の部分もあり、農水省や厚労省...全文を見る
○谷垣国務大臣 今太田先生、アンケート調査の結果で、八十数%ですか、食品の安全性を信頼していないということは、これは大変なことでございまして、何とかして安心感、それから信頼感、こういうものを取り戻さなければいけないと思います。  そこで、私、この仕事を担当しましてから、これは日...全文を見る
○谷垣国務大臣 答弁原稿も何もない質問を太田先生にぶつけていただきまして、この問題は、しかし、先ほど私も今の食料を取り巻く環境が昔と大きく変わっているということを申し上げましたけれども、やはり一種の文明論みたいなところもございますし、環境論みたいなところもございますし、それから、...全文を見る
○谷垣国務大臣 他省庁の法案まで私、十分答弁する用意、能力はございませんけれども、先ほど申し上げたように、今の食料を取り巻く状況、私は三つ申したわけですが、グローバライゼーションとか、そういうものに対応していくやり方が、一つはリスク分析の手法である。そういう中で、それぞれが役割、...全文を見る
○谷垣国務大臣 リスク評価に関してのデータの客観性と申しますか中立性の問題と、それから、その判断のときに非常にデリケートな難しい問題があるのではないかということでありますが、あとの点は非常に科学的なことで、必ずしも私がうまく御答弁できるかどうかわかりませんので、事務局から答弁をさ...全文を見る
○谷垣国務大臣 手際よくお答えできるかどうかわかりませんが、まず、縦割りを乗り越えられるかどうかでありますけれども、これは十五条で、関係行政機関の相互の密接な連携ということをうたっております。  それで、これは具体的には、農薬取締法とかと畜場法など関係各法の中でもさらに具体的な...全文を見る
○谷垣国務大臣 川口大臣は、テロリズムについて、国際法上確立された定義が存在するわけでないとおっしゃったということは私も承知しておりますし、私自身も、どういう定義があるのかなと、定義自体はまだ十分ではないのではないかというふうに思います。  理屈をこねますと、要するに、先ほど委...全文を見る
○谷垣国務大臣 拉致、いわゆる北朝鮮による日本人拉致容疑事案を解明していくために、亡命した元北朝鮮工作員を含む関係者からの事情聴取とか内外の関係各機関との情報交換等、関連情報の収集、証拠の積み上げといいましょうか、そういうことは警察として努めているところでございます。ただ、その具...全文を見る
○谷垣国務大臣 アメリカの情報をきちっと得ることが、国民の安全を維持する上でも、守る立場からも必要ではないかというお問いかけですが、必要な連携というものは、アメリカの関連、関係機関との間に日本の警察も行っているわけであります。  そこで、議員お尋ねの、情報管理が甘ければ向こうも...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、トラックがナンバーを隠ぺいして通行した、解体作業に従事しているトラックがナンバーを隠ぺいして通行したというお話でございますが、これは、三月二十六日の午後六時ごろ、旧正田邸の解体作業に従事しているトラックがナンバーを隠して通行したという通報があったというふうに承...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も頭を切りかえて、食品安全の方の御答弁を申し上げます。  この法案が通った場合、BSE問題でどういう責任がはっきりするのかというお問いかけですが、これは過去にさかのぼって責任を発生させるというたぐいの法案ではありませんで、今後どういうふうにすれば安全性が確保で...全文を見る
○谷垣国務大臣 全く今まで経験していない食品から生ずる病なり健康被害というものが生じたときに、今まで知見がない場合、直ちに対応できるかどうかということは問題があろうかと思いますが、肉骨粉の場合には、海外においては肉骨粉を飼料として使用することの問題性はつとに指摘されておった。現実...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法律はいわゆる基本法というものでありまして、具体的な権利義務というのをこれによって直ちに設定するといいますか、そういう構成には必ずしもなってないわけですね。ですから、今、消費者が主体として位置づけられているのか、役割なのか、権利なのかということをおっしゃいまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、海外から輸入された食品を例にお挙げになった、あるいは健康食品のようなものも例にお挙げになったと思うんですが、海外で生産されている食品、日本の行政機関が海外に直接行って規制権限を振るうということはできませんので、通常の場合は水際をどうするかということになってくる...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の点に関しては、ある地域で日本では使用が許されないような農薬を使って農産物を生産している、あるいは使用が許されていても、日本ではそこまで使ってはいけない量を使って農産物を生産しているということになれば、輸入禁止の措置をとることができるわけであります。  これは...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法律は、国の責務として、食品の安全性の確保に関する施策を総合的に策定、実施しなければならない、こうしておりますが、これはいわゆる基本法ですので、直接に国民の権利義務にかかわる事項を盛り込むというような形には必ずしもなじんだ法体系になっておりません。むしろ、そう...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと、そこは委員の御認識と私が若干違って考えておりますのは、もちろん、国民の安全を確保するために、これだけ大量に生産されて、世界じゅうから集まってきて、大量に消費される、そういう食品に対してどうやって安全を確保できるか、そのための最適な行政はどうあるべきかとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 壮大な気宇を持てと叱咤していただいたわけですが、私は、政治の場あるいは行政、壮大な気宇を持つことも大事だと思います。しかし、国民が、みずからの食べるもの、安全は自分も関与して守る、こういう気概もともになければならないと私は思います。
○谷垣国務大臣 吉井委員のやや抽象的なお問いかけですので、どういうふうに答えたらいいか、実は迷っているんですが、国の責務は、結局、BSE等の過去の経験に学びますと、やはり一つは、科学的知見を確立する、そして、その確立した科学的知見に基づいていろいろな施策、管理を行っていく、そして...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった点は、消費者の役割と書いたからといってできることは限られているじゃないかということだろうと思うんですね。  例えば、BSE問題なんかを前提としたときに、ではそれに対して消費者が何の責任があるか、役割が果たせるかといって、私は消費者にその責任がある、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃったことは、どういう内容の食品であるか、これは、十八条に食品の表示が大事であるという規定がございますが、この表示をきちっと適切に運用していくというのは当然政府の責務であろうと思います。  それから、先ほどから申し上げておりますが、まず第一次に生産...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品の安全に関しては、いろいろな問題があると思いますが、例えば肉骨粉のようなものでありますと、既に法で禁止をしているということがございますし、要するに、科学的に安全性に問題があるということが明らかになれば、それをもとに施策を立てて、具体的には今おっしゃったような禁...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、この法の仕組みでいいますと、それが抗生物質であるかどうかは別として、人体、健康に対するどういう影響があるかというのは、やはりまずきちっと科学的に判定する、それをもとにリスク管理を行うところが具体的な措置をとる、食品安全委員会は、そういう措置が不適切であれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたけれども、科学的という場合には、確かに因果関係とかそういうものが明確にならないと、科学的な結論が出たということにはなかなかなりません。ただ、科学的な知見を尽くしても、なかなかまた結論がよくわからぬという場合もあり得ると思います。  そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の問題は、私、具体的にお答えする材料を今ちょっと用意しておりませんが、原則に返りますれば、今のような問題が科学的に問題があるかどうか、これは当然、食品安全委員会として、必要があれば調査をして、必要があればいろいろ知見を求めて、結論を出さなければいけません。それで...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のおっしゃるとおり、きちっと科学的に評価をして、そしてその評価に基づいた適切な管理を行う、場合によっては輸入禁止ということも考えなきゃならない場合があるでしょう、私もそれはそう思います。ただ、前提は、やはり科学的にきちっと判定するということがなきゃいかぬ。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 その評価がわからないとき必ず中止するかどうかは別として、いろいろな事情を勘案して、その場合にストップをかけることができる、それはこの法案の仕組みの中にございます。
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げましたように、仮にまだその因果関係なり科学的知見が明らかでない場合であっても、リスク管理機関において、予防原則という言葉は用いておりませんが、未然防止という観点から、そういう措置はとり得るということであります。
○谷垣国務大臣 今の具体的な問題については、私、今お答えする用意はありませんが、要は、有害な結果を、有害な効果を及ぼすある程度の特定性と、それからやはり緊急性というものがある程度あって、EUの場合の予防原則というのもあると思います。  日本の場合も、日本のこの法案の十一条、ある...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費者の権利という表現はしておりませんけれども、例えば、意見を述べるように努めなければならないというような表現をしているということは、いろいろな今の安全に対して問題意識があって問いかけがあった場合に、やはりそれは国も誠実に答えなければいけないということを当然中には...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は今回の御審議の中でたびたび御議論になっておりますが、私はこの法案は、それぞれのいわばプレーヤーと言っていいのかどうかわかりませんが、政府もあるいは事業者も消費者も、それぞれの役割がある、いわば主体として位置づけられているんだろうと思います。
○谷垣国務大臣 今、過去の具体的な事件についてお触れになりましたけれども、私も、大分前の議論でございますので、個々の問題点を必ずしも明確に今お答えする用意がありませんので、当時この法案ができたらどうなったかというようなことをちょっとお答えする材料はないんです。  ちょっと今手元...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のお尋ねは、食品衛生法の規定が十分に活用されていなかったということですか。
○谷垣国務大臣 予防原則という言葉は、先ほどからの御議論のようにEUの規定の中にあるわけですけれども、そういうものが、国際的に予防原則という言葉はいろいろな理解があると思いますので、私どもは必ずしも予防原則という言葉を使っているわけではありません。  しかし、十一条、十二条の規...全文を見る
○谷垣国務大臣 お気持ちというより、十一条の一項三号に、人の健康に悪影響が及ぶことを防止し、または抑制するため緊急を要する場合で、あらかじめ食品健康影響評価を行ういとまがないときは、食品健康影響評価を実施せずに施策が行われるという規定ですね。これはかなり、全く同じかどうかは別とし...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、ここの要件がある場合、緊急を要する場合、それから、先ほど申し上げましたように、ある程度の、原因であるとかいう特定性が明らかになっていないのは、EUの場合もそうでございますから、そういう要件が日本の場合にも必要だろうと思います。
○谷垣国務大臣 生命と健康、両方必要だという御主張は一つの御主張ですが、私のもう一つの仕事であります国家公安委員会、警察の方ですと、生命とそのほかはよく分けて議論いたします。それはなぜかというと、生命が対象になると殺人罪だからです。それから、身体が対象になれば傷害罪とかそういうこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず第一に、ちょっと今の御質問から少しずれるかもしれませんが、食品安全委員会は、原則として公開であるということを考えております。  それから、食品安全委員会の専門委員等がどうなるのか。  食品安全委員会の委員につきましては、リスク評価とリスク管理からの独立性、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった、公開か非公開か、あるいは委員長判断かということですけれども、議事自体を公開する方向で今は検討しております。  それから、要するに、専門委員とリスク管理機関の委員と兼ねてはいかぬ、厳密に区別しろという御趣旨でした。  私も、常に兼務するなんという...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだ、どういう方にお願いをするかということはリストアップの最中ですので、この方は兼務で、この方は兼務でないなんということを今の段階で明確に申し上げることは難しいんです。ただ、そういう人材が、自由にと言うとちょっと語弊がありますが、十分に得られる場合であれば、それは...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、できるだけ公開の方向で考えていくのは当然のことですが、ただ、今までの情報公開ルールというものもプライバシーとか企業秘密というものに配慮して決めるということになっておりますので、そういう情報公開のルールにのっとりながら、これからできるだけ公開の方向で検討した...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、今食品安全委員会(仮称)担当、こういうことになっておりまして、食品安全委員会が具体的に成立しましたときには、食品安全委員会担当という大臣ができるんだろうと思うんですね。それで、そのとき仮称がついたものがどうなるかは、これは小泉さんというか、総理の判断でござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、担当大臣を置いて、できたときには仮称を外した担当大臣を置くわけです。そして、食品安全委員会の所掌事務に関して、内閣の一員として国会に対して責任を負う、それから、緊急時はこの食品安全委員会は緊急対応をすることをしなきゃなりませんので、緊急時における関係省庁と...全文を見る
04月14日第156回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 産業再生機構の使命といいますか目的とするところは、有用な経営資源がありながら、過大な債務に足を取られて本来の力が発揮できないと、そういうところから、そういう事業者について金融機関が有している債権などを買い取って、それでその事業の再生を支援しようと、こうい...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○谷垣国務大臣 今、岡下委員がおっしゃった食育は、食に関する知識、理解の増進、そのための幅広い意味での教育ということだと私理解しているわけですが、単に食品の安全性の確保というだけじゃなくて、栄養や健康に関する教育とか、あるいは食品への愛着などについての教育も含めた幅広い概念ではな...全文を見る
○谷垣国務大臣 食育は、先ほど申しましたように、非常に広い分野を含んでおりますし、また、どういうところで食育を推進していくかということも、家庭という場合もあるでしょうし、今御質疑がありましたように学校、あるいは職場、地域社会ということもあるかもしれません。ですから、役所間の連携も...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会の所掌事務は、今もおっしゃいましたように、主として、食品の人の健康に及ぼす悪影響と申しますか影響と申しますか、これを科学的に評価していこう、それに基づいて管理していく機関と分離しようというところにこの委員会のねらいがあるわけでありますので、委員会の委...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどからの御議論のように、リスクコミュニケーションあるいは食育と言われておりますものも、食品の安全性を高めていく上にもこれは極めて大事なことでありますとともに、やはり、安全、安心ということが言われますが、食品安全行政に対する信頼感を持っていただくためにも、情報を...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会準備室というものを、これは昨年六月でしたか、つくりまして、そこが中心になって作業をしてきたということでございます。
○谷垣国務大臣 鮫島先生御指摘のとおりだと思います。
○谷垣国務大臣 二十三条に所掌事務の規定がございまして、その中に、食品安全委員会は、具体的なリスク管理は行わないわけですが、関係大臣から諮問を受けて食品健康影響評価を行う、それから、その結果に基づいて関係各大臣に勧告すること。これは三号ですね。それから、リスク管理措置の実施状況を...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の二十三条と、それから、基本的事項を定めるということになっておりますが、その際に意見を述べる、こういうことであろうと思います。
○谷垣国務大臣 私が申し上げましたのはやや個別のことでございまして、さらに大きな精神というところであれば、この十五条というのは、委員の御指摘のように、極めて大事な基本となる規定だと思います。
○谷垣国務大臣 一般論として申し上げれば、どの行政組織もその時代に合わせた不断の見直しが必要になると私も思いますが、今回の食品安全基本法ということに関して申し上げますれば、食品安全行政にいわゆるリスク分析手法を導入して、BSE報告書によれば、今までいわゆるリスク評価とリスク管理が...全文を見る
○谷垣国務大臣 今鮫島委員が御指摘になった三つの点ですが、まず第一の省庁間の認識の共有、連携という意味合いにおきましては、まさに委員が先ほどお引きになりました十五条で、食品の安全性の確保に関する施策の策定は、相互の密接な連携のもとに行われなければならないという、ここで大原則を定め...全文を見る
○谷垣国務大臣 トレーサビリティーというのもいろいろなレベルのものがあると思いますが、この基本法では、先ほどお引きになったように、基本理念として、食品供給行程の各段階で必要な措置が適切にとられなければならないということを定めておりますし、また、食品関連事業者の責務として、その事業...全文を見る
○谷垣国務大臣 四条、それから先ほどお引きになった十五条がこの法案ではそれに近い、それから十八条もそれに関連する規定かと思います。
○谷垣国務大臣 今の、各段階において適切に安全性の措置が講じられなければならないというのは、当然のことながら、外国から輸入される食品をも対象とする規定であります。しかし、現実に考えてみますと、外国の食品の生産活動を我が国が規制するというのはできませんので、現実には、輸入食品に関し...全文を見る
○谷垣国務大臣 簡単にと委員長がおっしゃっておられますので、言いたいことがございますのですが。  法案では、農薬や食品添加物などについて、食品安全委員会が行ういわゆるリスク評価の結果に基づいて規格、基準の設定を行うべきことを定めているわけですが、こういう規格、基準は、国内産か輸...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会の人員、組織は、今委員がおっしゃったように、委員七名のほか、延べ二百名程度の専門委員が参加していただく。それから、事務局は、事務局長、次長、四課一官体制五十四名、それに加えて技術参与二十五名で構成する。それから、予算については約二十一億円を計上してお...全文を見る
○谷垣国務大臣 リスク評価に関して、委員も先ほど御指摘のように、この食品安全委員会が自分のところで研究機関等を持っているわけではございません。しかし、この七人の方々は提供していただいたデータなどを十分評価できる専門家で構成されるわけでございますし、また専門調査委員会が下に設けられ...全文を見る
○谷垣国務大臣 体細胞クローン牛につきまして、まだ委員会ができておりませんからあれでございますが、仮に厚生労働省等から諮問があれば、当然クローン牛を食品とする場合の評価をしなければならないわけですね。それとまた、諮問がなくても、関連情報を集めて、必要があると判断した場合には、自分...全文を見る
○谷垣国務大臣 どちらがメーンということはありません。両方とも、両方の手法が用意されているということであります。
○谷垣国務大臣 法上定められておりますのは、関係省庁と申しますか、関係大臣からの諮問がある場合と、独自に必要であるという判断をした場合というふうになっておりますから、法上はこの二つなんですが、今消費者ということをおっしゃいました。  これは、消費者、国民は食品の安全に関する意見...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、一般論としまして、行政組織のありようというのは、常にそのときの状況に合わせて見直していく必要があることは当然だろうと思いますが、現在はまだこれから出発しようというときでありますから、出発する体制は先ほど申し上げたような体制で出発をして、リスク評価とリスク...全文を見る
○谷垣国務大臣 通常の場合は、勧告をすればそれに従ってリスク管理をしていただけるのが通常の事例だろうと思います。ただ、今、権利、強いものかどうかということをおっしゃいまして、場合によりましては、これは当然、二つの機関を分けたわけで、同一ではございませんので、安全委員会の判断するリ...全文を見る
○谷垣国務大臣 二十三条一項四号に、施策の実施状況を監視し、必要があると認めるときは勧告する、こうなっておりますので、今委員がおっしゃった権限を当然持っているということでございます。
○谷垣国務大臣 御指摘のように、従来、年次報告といいますか白書というような制度を設けてきた立法例が多くて、それはまたそれで、行政と国民をつなぐ上で大きな役割を果たしてきたことは委員のおっしゃるとおりだろうと思いますが、この食品安全基本法では、安全性確保に関する施策の策定に当たって...全文を見る
○谷垣国務大臣 現在考えておりますことは、先ほどのような、機動的な方法で情報を提供し、公開していくということでございまして、年次報告書の作成を義務づけるというようなことは現在考えておりません。
○谷垣国務大臣 食品安全委員会は、食品の健康影響評価を科学的、客観的に行っていくというのがその主たる役割でございますので、つまり、利害調整の場でもないということから、私は、ここは科学的知見を持ったすぐれた方に入っていただいてやっていくという方向で考えておりますが、食品の安全性の確...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな制度の立て方はあると思いますが、BSE問題に関する教訓といいますか、私どもが学ぶべき点は、あの報告書にもございますけれども、専門家の意見を反映しない行政ということがございまして、そこで、このようなリスク評価機関を分離しようということになりました。ですから...全文を見る
○谷垣国務大臣 後藤委員が非常にソフトに水を向けられて、私も答弁のトーンに苦しむんですが、ただこの法案はいわゆる基本法でございますので、この骨組みは、やはり私たちは、スタートしていくに当たりまして、この基本的な思想と申しますか骨組みは、やはりかなり長い間妥当性のあるものとして考え...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、この法律の、食品が消費者に渡るまでの各段階で安全措置を講じなければならないという思想は、トレーサビリティーの思想と決して矛盾するものではありませんし、方向としては共通の思想があると私は思います。  ただ、先ほど鮫島委員にも御答弁申し上げたところですが、トレ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、三井委員が北海道の例を挙げてお話しになりましたが、各都道府県、最近、非常に食の安全に関する取り組みを深めておられるところが多いと認識をしております。  そこで、この食品安全基本法でも、地方自治体の役割ということも書かせていただいたわけでありますが、国と地方自...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全基本法では、まず消費者につきまして、意見を求められた場合だけじゃなくて、みずからの発意によるような場合も含めて、施策についてみずから意見を表明するように努めること、これは九条でその役割として定めております。  また、基本的な方針として、十三条に、関係者相...全文を見る
○谷垣国務大臣 三井委員のみならず、大勢の先生方が食育の重要性を指摘されまして、食育という場合には、この法律で定めている食品の安全性の確保に関する教育、学習というよりも、もっと包括的な意味を含むように感じますけれども、食品の安全に関しましても極めて大事なことだろうと思います。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回の基本法、それから制度改正の背景には、今委員御指摘のように、BSE問題がございまして、そのときの調査検討委員会報告書というものが私たちの出発点になるわけであります。  そこで、BSE問題に関しての行政対応の問題点として、問題点はいろいろあったわけですが、行政...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、城島委員がおっしゃいましたように、制度の立て方は世界さまざまでございますけれども、それをうまく運営していくためにはやはりリスクコミュニケーションがポイントだろうというのは、まさにそのとおりだという認識を私も持っております。  ただ、委員がおっしゃいましたよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 最近、リスク分析手法、コーデックス委員会、国連食糧農業機関と世界保健機構の合同食品規格委員会ですが、そういうところにおきましてもリスク分析手法の導入が求められている。国際的な潮流なんだろうと思います。  そこで、それのきちっと分けることが可能であるかということに...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃいましたように、食品安全基本法案は、BSE調査検討委員会の報告書を下敷きとしてと言っては言葉が悪いかもしれませんが、受けてつくられたものでございまして、その基本的なねらいは、第一に、国民の健康の保護が最も重要であるということを基本理念として法案に明記する...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費者重視の行政に転換していくべきである、これはBSEの報告書にも、かつての食糧難時代の生産重視の視点で行政が続けられてきたという指摘がございまして、まさにおっしゃるとおりであろうと思います。  したがいまして、この法案、食品安全委員会も、条文上の用語で申します...全文を見る
○谷垣国務大臣 この基本法では、リスク管理機関とリスク評価機関を分けたわけで、その間の適切な緊張関係を保たそうということでございますが、対立しているだけでは今おっしゃったようなことでうまくいきませんので、一つは、リスク評価をする場合に、関係大臣の諮問に応じてする場合がこれはあり得...全文を見る
○谷垣国務大臣 おっしゃるとおりでございます。  BSE問題の調査検討委員会報告でいろいろな反省が掲げられておりますが、一つは、生産者優先、消費者保護軽視の行政であるというのがありましたし、それから、専門家の意見を適切に反映できていない、こういう御指摘もありました。それから、事...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、やはり専門家の知見を適切に反映する、科学的にリスクの評価ができるようにする、これが食品安全委員会の設置の理由でございます。  それで、それに基づいて、具体的な施策、いわゆるリスク管理をやっていただく、これは農水省や厚労省に担当していただくわけですが、その組...全文を見る
○谷垣国務大臣 そのように考えております。
○谷垣国務大臣 この点に関しましては亀井大臣から御答弁いただいた方がいいのかもしれませんが、農水省においても、産業振興の部署と、それから管理を実施していく部署を分けて改正をしていただいていると聞いておりますが、私どもの食品安全委員会を担当する方の観点から申しますと、きちっと科学的...全文を見る
○谷垣国務大臣 つまり、リスク評価機関とリスク管理機関の見解が違った場合ということでございますね。  これは、通常の場合は、評価機関である安全委員会が評価をして、それを発表いたしますと、それに従って管理もしていただけると思いますが、それは独立した機関ですから、考え方が違う場合は...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは組織の立て方でございますが、リスク評価機関の勧告といいますか決定にそのままリスク管理機関が従うという立て方をいたしますと、これは独立させたことにならないのではないかと思うんです。  それで、我々の考え方は、その二つを分けまして、適切な緊張関係を持たせる。し...全文を見る
○谷垣国務大臣 私もやはり、食品の安全を確保する上には、行政あるいは食品を供給する事業者側、それから消費者側、それぞれやはり役割があると思います。それぞれの役割をきちっと認識していくということが必要でございまして、この九条の規定もそういう趣旨でございます。
○谷垣国務大臣 権利という表現は使ってございませんが、三条に、「国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下に講じられる」という、基本理念として国民の健康保護ということをうたっております。
○谷垣国務大臣 これは、広く消費者の方々から、食品安全行政について、定期的にあるいは必要に応じて御意見をいただいて、これを通じて食品安全行政を的確にしていこうというために、食品安全モニター、仮称ですが、設けることを考えているわけであります。  その食品安全モニターについては、い...全文を見る
○谷垣国務大臣 基本的にそうお考えいただいて結構でございます。我々は、リスク評価に基づいて、今度はリスク管理が適切に行われているかどうかということもモニターいたしますので、そういうときの参考、あるいは情報収集、行政の的確な運営、こういうことをモニターにいろいろお知恵をいただくとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 そうです。
○谷垣国務大臣 食品安全委員会は、食品の安全性を確保するために必要であると判断すれば、内閣総理大臣を通じて関係各大臣に勧告することができるわけであります。  そこで、いわゆる内部告発があった場合、その事実関係を把握した上で、その内容を食品安全委員会で検討して、その結果、勧告が必...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、ここは独立の機関としてつくるわけですし、やはり公務員のそれぞれの守秘義務というものがございます。
○谷垣国務大臣 これは、制度の立て方として独立性ができているということは、その心配は人間の制度ですから全くないかどうかはわかりませんが、飛躍的に今までよりもそのような御心配は遠くなっている、こういうことじゃないかと思います。
○谷垣国務大臣 これは官房長官だと思います。
○谷垣国務大臣 その前に、ちょっと訂正させていただきます。  先ほど、事務局長の任命権者は官房長官だと申しましたけれども、内閣府に置かれる機関でございますから、内閣府の長としての総理大臣が任命権者であるということであります。  そこで、出向者で賄うようなことで大丈夫かというこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな仕組みがございますけれども、リスク評価機関、食品安全委員会が勧告を出した場合に、やはりそれは内閣総理大臣を通じて行われるわけでありまして、しかも、その勧告は公表されるわけであります。これは、行政の仕組みとしては非常に私は強力な仕組みと言わなければならない...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどは、リスク評価機関とリスク管理機関の間の意見の不一致について申し上げましたけれども、そういうことを通じまして大事なのは、先ほど北村副大臣もおっしゃいましたけれども、やはり私はリスクコミュニケーションだろうというふうに思います。それぞれの行政が、それぞれのリス...全文を見る
○谷垣国務大臣 内部告発等いろいろ情報がありました場合、それは十分事実関係を把握しませんと、その情報の真偽も判断できないと思います。そこできちっと情報を集めて判断した結果、必要であるならばそれは勧告をするということがあり得るわけでございます。
○谷垣国務大臣 今委員おっしゃいましたように、輸入食品、非常に多いわけですね。輸入食品に相当部分頼っているという現状にかんがえますと、輸入食品の安全性の確保というのは極めて重要だろうと思います。  このため、まず、我が国に食品を輸入する事業者がまず第一義的に安全を確認した上で輸...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほども申しましたように、輸入食品の安全性を考える場合に、まず、事業者が、国民の健康保護が最も大事であるという認識のもとに必要な措置を講ずる、これがまず第一でございますが、国がどのような措置を実施していくかということで、これはリスク管理機関がそれぞれ判断すべき事項...全文を見る
○谷垣国務大臣 御指摘のように、食品の安全性を確保する上で、現実の規制を行うリスク管理機関の役割は大変重要でございます。したがいまして、今度は、この食品安全基本法案とあわせて、食品衛生法やあるいは農薬、飼料などの生産資材の規制に関する法律の改正案が提案されておりますし、農林水産省...全文を見る
○谷垣国務大臣 まあ、これは人間社会のことですから、あってはならないことが起こることもございます。私どもは、それぞれの役割で全力を挙げて今おっしゃったような事態を防ごう、このように考えております。
○谷垣国務大臣 計画輸入制度は今全く法に記されていない、こういうふうにおっしゃっておりますが、対象となる特定の食品を含めて、食品衛生法の施行規則の中に規定されているというふうに承知しております。ですから、法律の条文に明記されていないということをもって直ちに見直しが必要だということ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、坂口大臣も答弁されましたように、まるっきりノーチェックというわけではこれはない制度でございます。繰り返し輸入するような場合、初回のときにはきちっと審査をする、輸入計画も提出する、こういうことでありますから、そこで問題なければ一定期間、次回から届け出が省略できる...全文を見る
○谷垣国務大臣 飼料の輸入について熱心な御議論をいただいているわけですが、農林水産省が所管しておられるわけですが、我が国ではトウモロコシといった輸入飼料、これは原料として国内の工場で配合飼料をつくってそれで売っているということでありますので、先ほどお触れになった農水省所管の飼料研...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから厚労大臣あるいは農水大臣がそれぞれのリスク管理の体制、人員等について所見をお述べになりました。この制度、私ども、今度新しい食品安全委員会をつくるわけでありますが、リスク管理については、第一義的にリスク管理機関が必要な体制、人員について御判断をなさると思い...全文を見る
○谷垣国務大臣 菅野先生のお言葉でございますが、私どもは、食品安全委員会も行政機関、いわゆる八条機関というふうにとらえております。  それで、今、食品安全委員会は食品安全委員会にすぎないというふうにおっしゃいましたけれども、BSEの調査検討委員会で指摘された点は、これは何度かき...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと、私は、委員の御議論を十分にそしゃくできていないのかもしれませんが、ヨーロッパも、イギリスを除きますと、大陸の国はどちらかというとリスク管理とリスク評価を分離するという体制をとっているというふうに理解しておりまして、そうしますと、今度安全委員会を独立に内閣...全文を見る
○谷垣国務大臣 おっしゃるように、縦割りの弊を乗り越えていくということは、食品安全のみならず、我が国の行政組織の非常に大きな、大事な点だと思うんですね。  それで、食品安全に関していえば、私どもの委員会はリスク評価をやります。それで、そのリスク評価に従って、リスク管理機関である...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、委員が御指摘のように、リスク管理機関は現在も食品に関して一元化されているわけではありませんし、また、そのことはそれぞれのリスク管理機関が今までの歴史の中でそれぞれの役割を担ってこられたことの反映であると思います。  それで、私どものこの食品安全委員会がつ...全文を見る
○谷垣国務大臣 この食品安全委員会は、七人の委員は、まだこれは人選が終わったわけじゃありませんが、それぞれの分野で科学的に食品の安全性を判断していただく卓越した方になっていただく、そこに一つ、やはり非常に大きなパワーがあると私は思います。それで、そのもとに専門調査会を設けて、それ...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、菅野委員がおっしゃるように、データそのものは、いろいろな研究機関から提供を受けて判断をすると思います。その判断をする場合に、まず、この委員会の下にある専門調査会で、それぞれの分野で十分たたいていただくということが必要だと思いますが、最後、そこで、委員会とし...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、新しい機構をつくるときに、今まで全くこの分野に経験のない方だけでつくるわけにいきませんので、やはり今まで関連のあるところで仕事をしていた人の経験は生かさなければいけないだろうと思います。  ですから、従来、食品の安全管理をやって、リスク管理をやっていた人と...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、リスク評価をだれが行うかとおっしゃいましたか。  リスク評価は食品安全委員会が行うわけでありますけれども、これはもうイロハのイみたいなことを申し上げますが、リスク管理機関から諮問を受ける場合もあり、また自分で独自に情報を集めて、必要だと判断すれば自分でやる場...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃったのは、リスク管理部門というものがしっかりしないと、いかにリスク評価をちゃんとやっているといったってうまくいかないじゃないか、そうすると、リスク評価部門としてもリスク管理部門が欠けている場合には責任があるんじゃないか、こういうふうにお問いかけを理解いた...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案は、国民の健康を最優先とする、これを基本の思想としておりますが、基本法でございますから、有機農業とか、あるいはいろいろな考え方があると思いますが、それを全部今ここで取り上げるというものではないだろうと私は思います。  具体的な農業政策の中でどう進められる...全文を見る
○谷垣国務大臣 この委員会でもるる申し上げてまいりましたけれども、BSEの反省が、専門家の意見を取り入れない、いわゆるリスク管理それからリスク評価、あるいは産業振興というものが混然一体となって行われているところに問題があるんだということで、それぞれの機能を分けて、機能を担う行政機...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 石毛委員のおっしゃるとおりでございまして、九条のこういう規定がありますことは、消費者と行政が双方向に意見を交換するあるいは情報も交換することによって、よりよい共通認識といいますか、そういうことをやっていくことが非常に大事だという認識のもとにこういう規定がつくられて...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員のおっしゃったところは、通常の場合は、先ほど条文を引いていただきましたように、関係行政機関の長に、まあ大臣ということになると思いますが、資料、データの提出を要求するということでありますが、さて、それを民間あるいは事業者に直接その権利ないしは義務の関係としてや...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品安全委員会が独立の委員会であるということは、リスク管理を行う役所から独立して内閣府に置かれているわけでございますし、今、不肖私が担当閣僚でございますけれども、そういう形で、また、リスク管理を担当しておられる閣僚とも分けて仕事をさせていただいているということで、...全文を見る
○谷垣国務大臣 内閣総理大臣を通じてというのは、これは内閣のトップとしての内閣総理大臣という意味ではございませんで、内閣府のもとに食品安全委員会が置かれるわけですから、その内閣府の長として、勧告を総理の名前で出していただくということになるわけですね。  そこで、内閣府の長である...全文を見る
○谷垣国務大臣 結構でございます。おっしゃるとおりだと思います。
○谷垣国務大臣 これは、管理機関としても私どもの委員会の方に先ほど申し上げたような報告をしなきゃならない、これは当然、リスク管理を行う機関としてもリスクコミュニケーションを行うというのがこの法の求めているところでありますから、そのリスク管理機関等の方でも適切な方法をとられると思い...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案には、食品の安全性に関して重要ないろいろな理念ないし考え方が含まれていると思います。今さらそれを全部申し上げるつもりはございませんけれども、この食品の表示というのは、食品に関する安全性、品質、こういう情報を消費者に提供するものである、こういうことはもちろん...全文を見る
○谷垣国務大臣 一般論として提示されましたが、一般論として言えば、国会における真剣な御議論の中でよりよい方策というものがあれば、それが法案の中に生かされていくということは、私も立法府の一員でございますから、当然のことだろうというふうに私は思います。
○谷垣国務大臣 今鮫島委員おっしゃいましたように、四条で決めております食品供給行程の各段階で適切な措置をとらなければいけないというのは、この法案の基本的な理念を形づくっているものでありまして、今おっしゃったように、六割海外から入ってくるわけですが、外国で生産されて我が国に輸入され...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げましたように、四条の精神というのは当然国外のものまで及ぶんですが、現実に我が国の行政権ということを考えますと、一般的には水際というようなことにまず第一次的にはなるわけで、そのときは食品として入ってくることが多いとなりますと、これはまず食品衛生法を管轄...全文を見る
○谷垣国務大臣 幾つになりましても、先輩から質問を受けるというのは緊張するものでございまして、きょうは大先輩の横路委員にお答えをするというので、大変緊張してここへ立たせていただいているわけでございますが、今ケネディ大統領の四つの消費者の権利ということを引かれました。これを実定法に...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案、今委員がおっしゃったとおりでございまして、食品の安全性というのは国や事業者、あるいは行政や事業者だけで成り立つものではない。国や事業者、消費者それから地方公共団体、こういった関係者がやはりそれぞれの責務、役割、これを的確に果たしていって、リスクコミュニケ...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のおっしゃるように、違いを強調すればそうだろうと思います。しかし、この法律の構造は、もちろんそういう違いも意識しているわけでありますけれども、同時にそれぞれのプレーヤーがそれぞれの役割を果たさなければ食の安全を確保できない、そういう視点もあわせ持っているのでは...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費者の権利一般につきましては、今横路委員がおっしゃいましたように、内閣府の国民生活審議会で、見直しの方向性が示されて議論していただいているところで、これは根本副大臣が食品安全委員会の担当というのとは別に担当しておられるわけでありますけれども、その議論とは別に、私...全文を見る
○谷垣国務大臣 訓示規定と見られるような規定も多いということを申し上げている、全部訓示規定というわけではありません。ただ、基本法という場合、多くは、それから具体的な権利義務が、直ちに法的な効果が発生するというような規定は、必ずしも多くはないかもしれぬということを申し上げたわけであ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、食品は、ボーダーレスで、世界じゅうあらゆるところから来ますし、大量消費、大量生産というようなことになっておりますので、アンテナは広く張らないとこれはきちっとした仕事がなかなかできにくい。こういう観点からも、今委員がおっしゃったように、いろいろな分野でいろいろ情...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、委員のおっしゃっていることは非常に大事なことでございまして、この法案ではそれを権利というような形では規定しておりませんけれども、施策について意見を表明するように努めることを消費者の役割として規定しているというようなことは、当然今委員のおっしゃったことが含ま...全文を見る
○谷垣国務大臣 情報をとるということがやはり一番大事というか、我々の、行政機関の側からすれば、やはり幅広くアンテナを張らなきゃならないし、消費者の側にも積極的にそういう知見を言ってきていただきたい。それから、それも、単に言ってきていただくというだけではなしに、リスクコミュニケーシ...全文を見る
○谷垣国務大臣 十七条の規定は、どういうふうに情報を集めて、そのほか必要な措置をとっていくかということですけれども、食品安全委員会では、食品健康影響評価などの事務にかかわる関係者相互間のいわゆるリスクコミュニケーションを企画し、実施する、そういう専門調査会を置きますが、こういう事...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだこの委員会はできておりませんけれども、現在でも、消費者団体等から、こういうものはきちっとリスクの評価をするべきではないかというようなお申し出を、今現在はリスク管理機関が受けておられるわけですね。それはもう、私もちょっと聞きますと、山ほどと言ってはいけませんけれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が強調されましたように、いろいろな情報、たくさんある情報をどうきちっと整理して動かしていくかということが私は基本的に大事なんだろうと思います。  そこで、これはこの委員会ができまして、七人の委員に入っていただきまして、そのもとで具体的な動きをするわけですけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案をつくりましたときに、BSE以来のいろいろな議論があるわけでございますけれども、今までの行政の反省点というのは幾つかあったわけでございます。  こういう制度を立てましたのは、やはり専門家の意見を行政が反映できていないということ、それから、リスクを評価する...全文を見る
○谷垣国務大臣 これも繰り返し申し上げているところでありますけれども、国民の健康を最優先に、科学的な知見に基づいて客観的な評価を行うというのは、安全委員会のまず第一に果たすべき役割でございますし、先ほど鮫島委員の御議論にもお答えしたところでありますけれども、食品供給のそれぞれの行...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもの食をめぐる環境というのは、今も横路委員が御指摘になりましたように、かつての、牧歌的と言っていいかわかりませんけれども、そういう時代とは大きく変わってきている、私も全くそのように思います。問題が多岐にわたりますので、どこからどういうふうに手がかりをつけていっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 食品の安全性の確保を図るときに、科学的知見の充実に努めることが大変大事でございまして、この基本法もそういう思想のもとにつくられておりまして、十六条では、試験研究の体制の整備、研究開発の推進及びその成果の普及、研究者の養成そのほか必要な措置を講ずべきことを規定してお...全文を見る
○谷垣国務大臣 西村委員からちょっとおしかりを受けるかもしれませんが、食の安全ということで必要な研究分野というのも極めて多岐にわたります。そして、既存の多数の研究機関にまたがっているというのが現実でございます。それから、これは委員のお地元でもバイオの研究など非常に盛んでございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃいましたように、我が国の国民が食べている食料の六割は海外から入ってきているわけであります。そして、委員が御指摘になりましたように、工場で生産するような大量生産そして大量消費、そしてそれはボーダーレスである、しかも、今まで我々が十分に意識していなかったよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず第一に、リスク管理を行うところが、情報を集めて、第一次的な応答をしていただかなければならないんだろうと思います。  しかし、私どもも、先ほどから御議論のように、いろいろアンテナを広げていく必要がありますし、また、消費者の不安等、御意見があった場合には十分に対...全文を見る
○谷垣国務大臣 輸入食品の安全性の確保の重要性ということは、先ほども申し上げたとおりでございますけれども、まず、我々が考えております手順は、第一に、輸入販売を行う事業者が必要な措置を行うということを考えておりまして、国が輸入先国についてみずから検査を行うということは、これは先ほど...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず私から、消費者からの意見が反映されることをどう担保するかというのをお答えさせていただいて、あとの二点については、プロセスにつきましては政府参考人から答弁をさせていただきたいと思います。  この法案では、国または地方公共団体は、関係者相互間の情報及び意見の交換...全文を見る
○谷垣国務大臣 十二条は、食品健康影響評価を行って、その結果に基づいて安全に関する施策が立てられなければならないというものですが、その中に、今委員が御指摘になりましたように、「国民の食生活の状況その他の事情」という文言が入っているわけであります。  これは、客観的、科学的に行わ...全文を見る
○谷垣国務大臣 一般に政策を立てて実行していこうと思えば、財政的な裏づけがなければ、ないそでは振れないということになってしまうわけでございますから、この基本法をつくるに当たりまして、この十条が入ったという意味は、私は大きいものだろうというふうに考えております。ここに「必要な法制上...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、委員がおっしゃっていただきましたけれども、農水省、厚労省等から分離をして、内閣府のもとに独立の機関を置いたということがまず第一の独立の担保でございますし、それから委員につきましては、その分野の卓越した専門家に集まっていただいて、科学的知見に基づいたきちっと...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員おっしゃるように、制度として独立的な制度としただけではなくて、その運用が真に独立機関たる名に値するかどうかというのは、一つは、それを構成する委員に人を得るかどうか、きちっと科学的知見に基づいて独立に職権を公正に行っていただける方を得られるかどうかということにか...全文を見る
○谷垣国務大臣 一番の業務が平常時における食品健康影響評価である、リスク評価であるということはおっしゃるとおりで、これはきちっと科学的に行わなきゃならないわけでございますけれども、じゃ、それをやって事足りるかという御質問でございますが、ほかにやるべき職掌としては、食品事故など緊急...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃったのは、国内のことに限らず海外もとおっしゃいましたでしょうか。(吉井委員「はい。全体」と呼ぶ)  これは、いわゆるリスク評価だけではなくて、リスク管理機関が行われること万般に関しまして、まず第一にリスク管理機関で適正に権限を行使してやっていただく必要...全文を見る
○谷垣国務大臣 必要があると判断すれば、それはできるわけでございます。
○谷垣国務大臣 今の委員の御意見は、七人の委員の中に消費者代表を加えるべきであるという御趣旨であると思いますが、これもたびたび答弁させていただいておりますが、科学的な観点からのリスク評価ということを第一義としておりますので、そして、そこでは利害調整というようなことを任とするわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 同じ答弁の繰り返しになって恐縮でございますが、委員会に関しては、それぞれの分野の科学的な専門家に結集していただくということで構成をしていきたいと思っております。  ただ、委員がるる述べておられますように、消費者との対話、消費者のお考えをどう酌み取っていくかという...全文を見る
○谷垣国務大臣 原子力を例に出してお尋ねでございますが、かつて科学技術庁におりましたとき、専門家である先生と議論をする、あのときの戦々恐々たる気持ちを今思い出しているわけでございます。  原子力の安全の立て方はまた、あそこの長い間の経験と議論で今委員のおっしゃったような形になっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、どのような分野でリスクコミュニケーションを行って、場合によっては、その分野では消費者が要らないような場合があるのかどうかというお問いかけがございました。  私は、実は細かに詰めて考えているわけではありませんので正確を欠くかもしれませんが、リスクコミュニケーシ...全文を見る
○谷垣国務大臣 健康評価を行う二つの場合が書いてございまして、一つは、リスク管理を行う機関から要求される場合、これを調べてくれと。  もう一つ、「自ら」と書いてあるのは、いろいろな委員会のアンテナを張っておって、これは調べなきゃいかぬな、調べなきゃ国民の安全が確保できないな、食...全文を見る
○谷垣国務大臣 そういうことであります。  リスクコミュニケーションということを言い、消費者も積極的に意見を述べてくれということを申しておりまして、そういうことをやはり耳を長くして食品安全委員会は受けとめなきゃいけない。それで、受けとめる必要があると思ったときはみずから手を挙げ...全文を見る
○谷垣国務大臣 書面ということをおっしゃいましたけれども、委員会が行うリスク評価は、通常、リスク管理機関から提出されたデータとか、科学文献情報とか、国の内外の研究機関や、あるいは国際機関の報告書ということもあると思いますが、そういうようなものを資料として行われるということを想定し...全文を見る
○谷垣国務大臣 国民といいますか事業者といいますか、関係するところに直接入っていって、立入検査とか、資料を出さない場合には集めてくるというような、いわば強制的な権限を委員会に持たせよ、持たせたらどうかという御趣旨かと思いますけれども、これは、国の法律の立て方として、ある権利を国民...全文を見る
○谷垣国務大臣 関係各省を通じて、今申し上げたように、リスク管理機関から通じて出てくるということを通常の場合として想定しております。しかし、それでは足らない、不十分だ、必要があるというふうに判断した場合には、先ほどから申し上げていることですが、毒性試験等を外部に委託発注するという...全文を見る
○谷垣国務大臣 この食品安全委員会のこれから行う仕事は、従来は厚労省や農水省がやっておられたことであることは、おっしゃるとおりです。それを、一部の権限を独立させて内閣府のもとに委員会をつくろうということですが、単に移しただけじゃないか、それで何にも変わらないんじゃないかという御疑...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員がおっしゃるように、ここが独自の研究機関を持つという体制ではありませんで、今までありました国の研究機関、それぞれのところに分かれておりますけれども、そういうものを基本的に活用しながらやっていく。もちろん、さっき申しましたように、民間等の研究機関に発注するような...全文を見る
○谷垣国務大臣 現状では、この食品安全委員会の担当するような仕事が今まで経験のある公務員ということになりますと、おっしゃるように厚労省や農水省の人材を頼らなければならない面があることは、これは否定できないことです。でも、ほかから独自採用がないのかというと、これはそうではありません...全文を見る
○谷垣国務大臣 入れないことを確認というふうに委員から御質問をいただくとは想像しておりませんでしたけれども、確かに、委員がおっしゃるように、科学的な判断を旨とするこの委員は、生産者、消費者というようなことよりも、科学的な判断をされる方を中心として人選していくということで考えており...全文を見る
○谷垣国務大臣 農薬の登録といった事業者からの申請による場合は申請者がデータをつくって、そのほかの場合は、食品安全委員会の意見を聞こうとする、食品安全委員会に判断してくれと意見を聞いてくる役所がデータを作成されるということだろうと思います。  それから、先ほどおっしゃった、食品...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃった責任ということの意味でございますけれども、国家賠償法等をお考えになっているのであれば、だれが責任を負うのかというのは、私が決めるというよりも、裁判所が最後は決めるわけですけれども。  今おっしゃった前提は、現在の知見を、一生懸命知見を尽くして...全文を見る
○谷垣国務大臣 何か、確認してよろしいかとさっきから聞かれますと、あたかも北川委員が当然そういうものは省けとおっしゃっているようなふうに聞こえるんですよね。でも、北川委員の本当のお気持ちとはちょっと違うかもしれませんが。  この法案は食品全般を対象としておりますので、科学的評価...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法案の実施に努めてまいりたいと考えております。     —————————————
○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました自動車安全運転センター法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、特殊法人等改革基本法に基づき平成十三年十二月に策定された特殊法人等整理合理化計画の実施の一環として、自動車安全運...全文を見る
04月23日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりましたインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、最近におけるインターネット異性紹介事業の利用に起因する犯罪による児童の被害の実情にか...全文を見る
04月23日第156回国会 参議院 本会議 第19号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました食品安全基本法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国においては、経済社会の発展に伴い国民の食生活が豊かになる一方、食品に関する科学技術の発展、食品流通の広域化、国際化が進展するなど、我が国の食生活を取り巻く環境...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 松井議員の御質問にお答えいたします。  最初に、技術の進歩に対応した安全の確保という、食の安全を超える大きな問題を提起されたわけでございます。議員が御指摘のように、科学技術の進歩というのは私たちにすばらしい便益も供給するものでありますけれども、他方、時...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 岩佐議員にお答えいたします。  まず、国民の命と健康を最優先に転換すべきだとのお尋ねですが、この法案では、昨今の食品安全にかかわる問題への反省も踏まえまして、基本理念として国民の健康保護が最も重要という基本的認識を打ち出しますとともに、この基本理念にの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 島袋議員の御質問にお答えいたします。  まず、法案の第五条の国際的動向及び食品輸入における安全性の確保についてのお尋ねですが、食品の安全性の確保に関する国際的動向とは、SPS協定とかの国際ルールや国際機関における議論の動向などを想定しております。輸入食...全文を見る
04月24日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 委員のおっしゃっている個人の武装というのは、大体の場合、いわゆる銃刀法によって規定されているわけでございまして、ただ、銃刀法では、もちろん銃を持ったりあるいは武器を持つことに対して厳格な制限があります。それで、一たん緩急あらばこの規定を解除するというような法制を我...全文を見る
04月24日第156回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました食品安全基本法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国においては、経済社会の発展に伴い国民の食生活が豊かになる一方、食品に関する科学技術の発展、食品流通の広域化、国際化が進展するなど、我が国の...全文を見る
04月25日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 今、永田委員は、一般論として警察がこういう問題については発表しないということについては、理解を示していただきました。それは、もういろいろな事案の御相談を受けていますので、警察に相談に行ったときに、その事案の内容が表に出てしまうということになれば、これはそういう業務...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、何も自分の責任が発生することを恐れてここで先ほどのような御答弁をしたわけではありません。私は、やはり警察がいろいろな場合に、国民の安全を守り得るような体制をきちっと守っていくのが国家公安委員長の役目だと思いますので、先ほどのような御答弁をさせていただきました...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、先ほどもどかしい思いといいますか、歯がゆい思いをすることもあると申しました。  それから、仮に警察関係者が事実関係を話す場合、もし話すとすれば、当事者にとって有利な場合、不利な場合、いろいろあると思います。当事者にしてみれば、むしろ話してもらいたいと思う...全文を見る
○谷垣国務大臣 被害者が承諾しているかしていないかという、被害者というか関係者が承諾をしているかしていないかということも、もちろん場合によっては意味がある場合があると思いますが、私が第一義として置いておりますのは、警察官の職務の執行に対する関係者の信頼ということであります。  ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今大畠委員がおっしゃいましたように、暴力団というのは、その構成員が集団的あるいは常習的に暴力的な不法行為を行うことを助長するおそれがある反社会的団体だ、これは暴対法の定義でございますが、そういうことでございますから、政治家はもちろん、社会を挙げてこれに対決、取り組...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、大畠委員のお話の中で、警察なり日本社会が、いわゆる暴力団とのけじめというものがあいまいになってきているんではないかという御指摘がありました。  私は、国家公安委員長になりまして、警察の職責の大きな柱がこの暴力団との対峙、対決であるというふうに思ってまいりまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 今大畠委員がおっしゃるように、暴力団というより、もう少し広く言って、犯罪も常に時代とともにある意味では新たになってくるというところがございますし、警察も、基本は変わらないと思いますが、しかし、昔のままの手法でやっていればそれに対応ができるというわけではありません。...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府といいますか政治といいますか、例えば暴力団、こういうものに対して毅然として対応するというのは、これは当然のことだろうと思います。いわんや、私が今管理をしております警察が暴力団に対峙するという意気込みとそれに対するめり張りのある態度を欠くようなことがあれば、私は...全文を見る
○谷垣国務大臣 今大畠議員からこのセンターについて御評価をいただいて、ありがたいと思うんです。私も先般見に参りまして、あそこでいろいろ、まあ私は短い時間でしたから、訓練のまねごとみたいなものですが、見ますと、なるほど、今まで道路を走っていたときの常識と思っていたのとちょっと違った...全文を見る
○谷垣国務大臣 天下り問題もいろいろ議論がございまして、確かに弊害がなるほどあるな、幾つも転々としていって、これだけ退職金をもらったというような事例を見ますと、弊害もあるな、こう思うこともございますが、他方、やはり人材の活用とかやる気を考えると、もうこれを全廃せよというのも、実は...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、職員の雇用ですが、今回の民間法人化というのは、センターに対する政府の関与を最小限とするということが主たる内容でありますので、センターの職員との関係では、役職員の給与それから退職手当の支給基準に関する国家公安委員会の承認制が廃止されるわけですが、センターの民間...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が指摘されましたように、確かに民営化、民間法人化ということによって、効率性を今以上に追求してもらおうという一面があるわけですけれども、業務に公益性があるということは、もう御指摘のとおりであります。  これを、今までの体制から民間法人化するということは、やは...全文を見る
○谷垣国務大臣 暴力団に対する姿勢、それから暴対法を運用していく上での目的、今おっしゃったとおりで、全く変わっておりません。
○谷垣国務大臣 これはおっしゃるとおりでございまして、暴力団と対峙するというのは、直接私ども警察あるいは国家公安委員会の責務でございますが、最低限言えることは、思いを共通にしていただいてきちっと一線を画していただく、当然のことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 吉井委員がお触れになりましたように、暴力団も確かに、暴力団の構成メンバーは、日本国籍を持っている場合もあるし、ない場合もあるかもしれませんが、当然国民としての有権者であり、いかに暴力団がこれを壊滅すべき対象だからといって、やはりそれは手続も必要だし、暴力団の構成員...全文を見る
○谷垣国務大臣 もう基本は吉井議員のおっしゃるとおりだろうと思います。  少なくとも、立法府に身を置く議員が暴力団とタッグマッチを組むような行動があってはならないというのは、もうこれは私が申し上げるまでもないことだろうと思います。  ただ、私の個人的な経験を申しますと、弁護士...全文を見る
○谷垣国務大臣 そもそも論という切り口で今おっしゃったわけですけれども、そもそも論ということで言えば、今度こういう法律をつくりますことは、やはり政府の関与を減らすことによって自主性というか、自由度を高めて、より効率的な運営をしてもらうことを期待しているわけですね。  吉井先生は...全文を見る
○谷垣国務大臣 今御議論いただいておりますように、当センターを民間法人化するわけですが、センターが今後扱う業務は二種類あると思うんですね。  一つは、安全運転研修業務というような、法人の自主的な発想で、民間的な手法も取り入れてやってもらっていい部分というのが一つあるわけです。そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重して努力してまいりたいと存じます。     —————————————
05月06日第156回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今日は、阿部委員、亀井先生の事故で緊急のピンチヒッターで大変御苦労さまでございます。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと存じます。  そこで、過去の食品安全行政、どこをやはり反省してどう改めようとしていこうかと考えているのかという点でありますが、私ども...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、政府参考人の方から答弁をさせていただきましたけれども、今のような答弁のような背景にある考え方ということをちょっと申し上げたいと思うんですが、それは、食品というものが全然リスクのないものはあり得ないんだという考え方が背後にあるんだろうと思います。それで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員が指摘されましたように、リスク分析という考え方が国際的な潮流となっていると思います。これは何も食品の安全性だけではなしに、いろんな分野でこういう科学技術の進歩ということが背景にあるんだろうと思いますが、こういう手法が取り入れられていると。  そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 事業者の責務ということでありますけれども、先ほど消費者も積極的に参加しなければ、していただかなければなかなか食品の安全性が確保できないと、国あるいは行政機関が努力するだけでは足らないということを申し上げましたけれども、事業者といいますのは消費者に食品を提...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いわゆるリスク管理をしている機関と分離してリスク評価を行う、科学的、中立的に行う食品安全委員会を作るというのがこの法案の中の大きな眼目でございます。  そこで、これは二つと申し上げていいのか、一つと言うべきかもしれない。一つは、やはり今までの行政機関と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申しましたように、食品安全委員会の所掌事務、主たる所掌事務は、食品の健康に及ぼす評価、悪影響、これを科学的、客観的に評価していくということにあるわけでありますから、委員会の委員については、この法案では、食品の安全性の確保に関して優れた識見を有する者...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員御指摘のように、この食品安全委員会が自分のところで自前の研究分析機関を持つという仕組みにはなっていないわけでありますけれども、先ほど申しましたように、食品安全委員会七名の委員は、食品の安全性の確保に関して専門的な優れた知見を、識見を持っておら...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の食育に対する問題にお答えする前に、先ほどちょっと私舌足らずなことを申し上げまして、食品安全委員会は緊急時には必要な調査等を国の機関に直接依頼することができる、要請することができると申しました。確かにそうなんですが、独立行政法人に関しては、独立性が高い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案の第一条、委員御指摘のように、総合的に、「食品の安全性の確保に関する施策を総合的に推進する」と、こういうふうに書いているわけでありますが、総合的に推進とは何かということになりますと、まず、この法案の三条であったと思いますが、国民の健康の保護が最も...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それを基本理念として食品安全行政の中に確立していくというのがこの法律の最大の眼目だと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案では十二条で、人の健康への悪影響の防止それから抑制という観点から、国民の食生活の状況そのほかの事情を考慮して施策を決定するというふうにしておりまして、食品健康影響評価の結果、仮に明確な結論が得られなかった場合でも、リスク管理機関が必要な施策を講じ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そういう手法がきちっと位置付けられております。仮にまだ科学的な結論が出ていなくても、緊急を要する場合には必要な施策を取り得ると、今十一条、十二条の規定を申し上げたとおりでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) それはもう先ほど、予防原則の確認のような御質問だと思うんですけれども、予防原則は、EUの中で予防原則というのは規定されておりますけれども、必ずしもまだ国際的に概念が確立したものではないというふうに私は考えておりまして、しかし、国民の健康を保護するために、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品中のいろいろな危害要因のリスク、いわゆるリスクですね、これについてはまず科学的、中立的あるいは客観的な食品健康影響評価がなされるべきであるというのがこの法案の基本的な考え方であります。  それで、リスク管理機関はこの評価結果に基づいて、国民の食生活...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 情報の開示というのは、この食品安全、国民の信頼感を作っていく上に極めて大事だと私は思うんですね。それで、この法案も、二十三条の第三項で食品健康影響評価の結果や勧告の内容を公表するというふうにしているほか、審議会等の運営に関する指針というものがありまして、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、この法案を御審議いただいている最中ですから、今私が申し上げられることは、できる限り情報を公開して、そして共有をしながら共通の理解を持って当たっていこうということであります。  ただ、その場合にやはり、今までの情報公開に関する議論もかつてに比べますと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 保健所の機能につきましては渡辺政務官の方から御答弁をいただくことにしまして、私は、今、岡崎委員が食品の安全に関して国が一歩退くんじゃないか、あくまで第一の責任は国にあるべきではないかというお立場からの御意見を述べられたと思うんですが、私は、同時に、この間...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあこれ、最終責任は私だとここで大見えを切ることは、ある意味では簡単なんですけれども……
○国務大臣(谷垣禎一君) 私はそういうことよりも、そういうことよりも、大見えを切って済むという話ではないと思います。もちろん担当閣僚として、あるいは行政機関の役割というものが重要であることは私は逃げるつもりはありませんし、それは大事である、一生懸命やると申し上げさせていただきます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 松井委員から大変難しい問題を提起していただいたなと思っております。  そこで、この食品安全基本法は、これは私の理解なんですが、度々御答弁も申し上げておりますけれども、今、篠原所長がおっしゃった観点からすると、やや批判的におっしゃったんだと思うんですが、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会ができまして、私の職責は今、括弧仮称というふうになっておりますので、そこまでが私の職責でございます。それで、次に担当の閣僚が恐らく任命されるんだろうと思いますが、是非この食品安全委員会を今、松井委員の問題提起を受け止めるチャレンジングな組織...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案の二十四条第一項十一号、二十四条というのは一定の場合に食品安全委員会のリスク評価を受けなきゃいかぬという規定でございますが、その第一項十一号に、「ダイオキシン類対策特別措置法第六条第一項の政令の制定又は改廃の立案をしようとするとき。」と書いてあり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど、二十四条第一項十一号に、ダイオキシンの一日耐容量を変える場合、委員会の意見を聞かなきゃならぬというふうに規定になっていると申し上げましたが、食品安全委員会も自らの発意で食品健康影響評価を実施することができるわけでありまして、今厚生労働省、つまりリ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 七人の委員の人選はまだ決定しておりませんので、具体的にどうということは今御答弁いたしかねるわけでありますが、いずれにせよ、今我々が得られる可能な資料、材料、これは全力を挙げて収集しなければいけないと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) リスク評価に消費者からの、何ていうんですか、請求権といいますか、そういうものを認めるべきだという御意見は衆議院でもございました。この法案上は、食品安全委員会が自らリスク評価を行う場合は、関係大臣の諮問による場合か、あるいは委員会独自の判断によって行う場合...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃった安全性が未確認のものの取扱いですが、この法案では、リスク評価を行うことができないときや、あるいは評価結果では健康への影響が不明な場合であっても、健康への悪影響を防ぐために国民の食生活の状況その他の事情を考慮して施策が策定されるという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一日摂取許容量、いわゆるADIでございますけれども、これは十分な安全率を見込んで設定されているというふうに考えておりまして、そういう意味で、食品健康影響評価でも、今おっしゃった子供たちに関する安全性も含めてこれは評価が行われるものというふうに考えておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) プロピレングリコールに触れて問いがありまして、私、委員がこの問題に非常に関心を持っておられると事前に聞いたものですから若干その間の事情も聞いてみたわけですが、私の認識は、体重一キログラム当たりADI、二十五ミリグラムだと、こういうことで、平成十一年度の食...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、なかなかリスク評価も進まないじゃないかというおしかりもあったように思うんですが、今の食を取り巻く状況が非常に変わってきておりますので、今までのようにだれが作ってどういうものだというのはすぐ分からないような状況になっているというのは根本にありますから...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会は原則として公開するということにいたしておりまして、傍聴その他も認める。ただ、もちろん、個人の要するに事業上の秘密に関すること等、これは情報公開法でいろいろ今まで議論もあったところでございますが、そういうものにのっとってオープンにしない方が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全行政に関する組織の立て方というのは、国によっていろんな立て方がございますので、よその国と比較しながら議論をするというのはなかなか難しい面もあるわけですが、我が国の場合には、この法案に規定しておりますように、リスク評価とリスク管理を分ける。食品安全...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この各国の体制は、先ほどもちょっと申しましたけれども、今お挙げになりました各国の体制も、リスク評価、リスク管理一緒にやっているところありますし、それから研究機関をリスク評価機関に置いているところもあって、一概には言えないわけですね。  我が国の場合は、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 遅きに失したというおしかりかも、おしかりと思います。確かに、BSE問題等を発生させたということからしますと、その前にもう少し手が打てなかったのかということは当然我々胸に手を当てて考えなければならない点もあるわけでございますが。  残念ながらこのBSE問...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これまた食品安全行政における、何というんでしょうか、思想の転換が遅きに失したのではないかというおしかりであると思います。  消費者のあるいは国民の健康保護を最優先にして考えるというのは、そう問題を立ててみれば言わば当たり前のことであるわけですが、従来や...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも、今、島袋委員おっしゃいましたように、今日の御審議の中でも度々、大事な任務をやっているのでこのような体制で大丈夫ですかという御心配をいただいております。  食品安全委員会そのものは専門家による委員会の組織で、これは七名、できるだけいい方に来ていた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大規模な食中毒などが起きた緊急時に、それに対して迅速かつ適切に対応するということは、もうこれは言うまでもなく極めて大事なことでありまして、今、委員御指摘のように、昨年六月の関係閣僚会議の取りまとめでも委員がお引きになった指摘があったわけでございます。それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会の行うリスク評価と、それからリスク管理機関との関係ということでありますけれども、これはもうBSEに対する反省を踏まえまして、今までリスク評価とリスク管理両方の機能が言わば混然一体として行われていたと。ここがやはりいろんな問題を生んでいるとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会は、やはりアンテナを張ってといいますか、耳を長くして食品の健康に対する危害の情報というものをこれは鋭敏にキャッチしなきゃならぬと、もうおっしゃるとおりだと思います。これは日本の中だけではなくて、もちろん日本の中での関係機関から情報を集めるこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 難しいボールを島袋委員からいただきましたけれども、日本の中で要するに食卓に供される食品に関しては、これはアメリカ軍の兵士たちが食べるものであろうと、日本人が口にするものであろうと、るる申し上げておりますような、やはり生産から消費に供されるまでの各段階にお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 関係行政機関が連携を欠いているというのは、BSE報告書のいろんな指摘がありますけれども、非常に大きな指摘だったと私も思います。  それで、これはBSE問題だけではなく、日本の行政、行政とだけ言っていいのかどうか分かりません。私どもの自民党を見ましても、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、黒岩委員がおっしゃったように、五条で科学的知見に基づいて必要な措置を講ずべきことを定めて、それを受け、受けたというかどうかちょっと正確でないかもしれませんが、十六条で、科学的知見を充実していくことが大事だから、その研究開発の推進とか試験研究の体制の整...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに専門家の数が少ないわけで、その養成をするといっても、じゃ、平成十五年度に予算を付けたから来年から専門家として通用するというわけのものでもなかなかないと思います。現実には、小川政府参考人が答弁を申し上げたように、ある分野に関しては日本の中ではこれ、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは申し上げるまでもないことですけれども、食品は一般に農場とか漁場とか、そういう環境の恵みがあって生産されるものですね。だから、環境が保存されるということは食品の安全性の確保の観点から当然大事である。法案二十条の趣旨は、そういうことを念頭に置いて、食品...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 是非というのは、いいと思っているか悪いと思っているかということですか。──私は、これは妥当な方針だろうというふうに考えております。  その理由につきましては、これも度々御答弁申し上げておりますけれども、我々の食を取り巻く環境というのは、グローバル化とい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) なかなか委員のお問い掛けは難しい、哲学は何かという難しいお問い掛けですが、私はそんな難しいことを言っているわけではないんだと思うんですね。  それで、委員は、もう自己責任なんだから、十分教育したんだから行政や何かの責任はないよというふうになると困るとお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、私に与えられているのは、委員がおっしゃいましたように、食品安全委員会(仮称)等担当ということでございまして、この仕事は食品安全基本法それから食品安全委員会を作るためのいろいろな総合調整をやり、国会でこうして議論をさせていただいて、これで法案が通って食...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 置かれれば、置かれれば、内閣法の規定上、この大臣は、ちょっと今内閣法等の関係条文がちょっと手元にありませんが、置かれれば勧告権を持つ特命担当大臣になるわけです、この委員会ができた後ですね。だけれども、置くか置かないかは、必置機関というふうに、必ず大臣を置...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 馳委員の御質疑をずっと拝聴させていただきまして、こういう法案をつくるのはなかなか難しいところがあるのは事実でございます。  一つは、新しい技術ができてきて、これは大変な便益をもたらすと同時に、どんな技術もそうですが、新しい害悪を流す可能性というのもある。これに対...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、達増委員の御質疑を聞いておりまして、達増委員の発想もわからなくはないと言うと大変失礼な言い方になりますが、つまり、子供を引き込む大人の方が、いわば周旋、あっせんするといいますか、そういう大人の方が悪いんで、子供の方は被害者だという、これは私も、ある意味ではよく...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、小宮山委員が当選をされましたこと、お祝いを申し上げますとともに、その当選直後、この法案の質疑にお立ちいただいたこと、大変熱心なお取り組みに敬意を表したいと思っております。  そこで、この法案の、子供を処罰の対象とするということが最近のいろいろな国際的な議論...全文を見る
○谷垣国務大臣 例えば、今おっしゃった児童買春法でも、あの法律は小宮山さんもよく御承知のとおり、子供が被害者であるという視点でつくられた法律であります。しかし、子供を商業的性的に搾取する行為そのものは、あの法律の思想も、何人も禁ずるという思想でできているはずであります。  した...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は、いわゆる児童買春に関する犯罪が行われて摘発されたという場合には、今委員がおっしゃったように、子供からの親告があった場合が随分あるんだろうと思います。しかし、今度のいわゆるインターネット上の出会い系サイトの法律が目的としている趣旨は、子供が犯罪に遭う、被害...全文を見る
○谷垣国務大臣 山谷さんと小宮山さんで、教育は重要だという御意見は共通だけれども、中身で若干違うのかなと思います。  しかし、その教育の中身は、実はこれは大変議論のあるところでしょうけれども、私は国家公安委員会に参りまして、子供のこういう問題だけではなくて、あらゆる犯罪みんな共...全文を見る
○谷垣国務大臣 処罰の対象になっておりますけれども、先ほども生活安全局長が御説明をしましたけれども、これは家庭裁判所の扱いの対象になりまして、家庭裁判所は、先ほど申し上げたように、審判不開始、審判を開始する、あるいは児童福祉法の措置にゆだねると、三つあると思いますが、現実には、子...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、現状では、インターネット上で確実に相手方の本人確認をするという方法が、だれもが容易に行える形では見つからないわけですね。そうすると、現実には利用者の自主申告によらざるを得ないというのは、インターネット上の一般的な答えだろうと思います。  この法律は、そう...全文を見る
○谷垣国務大臣 このガイドラインでは、今、加藤副大臣もおっしゃいましたけれども、余り不明確なものをつくって取り締まりの範囲がはっきりしないようでは、ネットの利用というものも妨げるでしょうし、また、我々取り締まる方からいきましても、不明確な定義をいたしますと、後で公判でひっくり返っ...全文を見る
○谷垣国務大臣 現実に警察の捜査では、インターネット犯罪はこのごろはいろいろな案件が起きますので、捜査手法をいろいろ工夫しているんですが、何をやっておるかというと、サイバーパトロール、例えて言えば、いろいろな検索エンジンがございますね。用語を入れていろいろなサイトを引っ張り出すこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、行政府にいる私が国会審議をああせい、こうせいと言うのはちょっと僣越ですので、委員長にお任せをいたします。
○谷垣国務大臣 石井委員がおっしゃいますように、読んで字のごとく、第一条に目的が書いてあるわけでございまして、児童を保護するための法律であるという御認識、私、それでよろしいのではないかと思います。  それで、その背景は、先ほどお触れになりましたように、出会い系サイト等に起因する...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、現実の認識、今まで、きょうの審議でも御答弁申し上げたわけですけれども、出会い系サイトで、いわゆる法律六条で言う不正誘引が行われて、それがはんらんしている。そして、それをきっかけといいますか、児童の性の商品化の風潮が蔓延している。そして、こういう不正誘引行為は...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、目的規定はどういう趣旨でつくるのかというのを明確にするためにつくったわけでありますが、現実に今委員がおっしゃったことは、例えば殺人罪なりそういう具体的な犯罪になってまいりますね。この法律で何を犯罪にするかというのは、六条と十六条ですか、要するに、これを使っ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は直接面識があるわけではありませんけれども、出会い系サイトと言っていいのか、何かそういうネット上のあれで知り合って結婚したという、ああ、あの人がそうかという方はおられます。
○谷垣国務大臣 今、保坂さんがおっしゃったように、えっ、本当というのが最初の感じで、よくそういうところで知り合って、まさに委員がおっしゃったとおりです、最初思ったのは、よく結婚までしたものだなと。だけれども、聞きますと、そういうところで出会いがあってから、まじめな交際と言うと変な...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、出会い系サイトを利用したというか、先ほどの言葉で言えば出会い系サイトに起因したいろいろな犯罪状況、児童の被害状況、こういう非常に憂慮すべきものをまずこれでやろうということでありますので、今の委員がおっしゃったようなことで、必ずしも我々のいわばアンテナにひっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 状況対応型立法というのは、多分非常に価値をおとしめる意図を持ってお使いになったんじゃないかと思いますが、やはり新しい技術の発展、新しいメディアの発展、こういうものが起きまして、正直申し上げて、予想もしないような事態が次々と出てきていることは、率直に言って事実でござ...全文を見る
○谷垣国務大臣 いわゆる出会い系、特に、携帯電話で出会い系サイトを使って子供たちが犯罪に巻き込まれるというのは、国際的にどれだけあるのかわかりませんけれども、どうも、私自身の個人的なつき合いでいろいろな国際機関の人たちなんかと話してみますと、日本の特有な現象のように思われます。あ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の保坂さんの問題意識は、我々も十分参考にさせていただく必要があるなと思っております。  先ほど、状況対応型というので、私もちょっと反論させていただきましたが、ただ、もう一つ難しいのは、今の段階でいろいろなことを常に大体想定できて、何か包括的な対応策が立てられれ...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、最近における建物に侵入して行われる犯罪の情勢にかんがみ、その防止に資するため、正当な理由のない特殊開錠用具の所持等を禁止...全文を見る
05月09日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○谷垣国務大臣 星野委員がおっしゃいましたように、侵入犯罪がふえているというのは、家に帰ればみんなやはり安心して枕を高くして寝たい、これは当然のことでございますが、その本拠に入ってきて物を盗んだり強盗をしたりする、これはいわゆる体感治安というのに一番響いてくるものですね。これに対...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が、特に北朝鮮に関連した薬物犯罪の問題を取り上げていただきまして、もう今さらくだくだしく申し上げる必要もありませんが、第三次覚せい剤事犯の、ブームと言っていいのかどうかわかりませんが、ピークにあるわけでありまして、その大きな部分が、北朝鮮でつくっているかどう...全文を見る
○谷垣国務大臣 暴力団のみならず、幅広く問題を指摘いただいたように思います。  十一年前に委員御自身も大変御努力いただいた暴対法というものは、私は、ある意味で効果は上がっている面があると思うんですね。例えば、暴力団に不当に、これはどういう言葉を使っておりましたか、指定暴力団に対...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど星野委員にも御答弁を申し上げたところでありますけれども、国民が一番治安が悪くなっているんじゃないかと不安感を持つ原因の一つが侵入犯罪の横行でありますから、このいわゆるピッキング法案をつくっていただきますと、それを未然に防止するという意味では非常に有効な武器を...全文を見る
○谷垣国務大臣 このパナウェーブという団体に対する対応、これはなかなか難しい面もあるんですが、結論から申しますと、警察としてとるべき態度は、住民や国民の方々の不安を解消することを第一として対処すべきであるというふうに私は考えております。  特に今委員がお話しになりましたように、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今太田委員がおっしゃいましたように、万引きというと何となく、出来心で、かわいらしいという言葉はよくありませんけれども、何か犯情のそんなに深刻でないようなものを、どうも万引きという言葉はそういう響きがあるような気がするんですね。  しかし、これは刑法上でいえば窃盗...全文を見る
○谷垣国務大臣 そのあたりも、いろいろ手法を工夫してまいりたいと思います。
○谷垣国務大臣 来日外国人の中でも中国人による犯罪状況というのは深刻でございまして、平成十四年の来日中国人による犯罪検挙状況というのが一万二千六百六十七件、六千四百八十七人であります。これは、来日外国人犯罪の検挙のうち、件数でいえば三六・五%、人員でいえば四〇%を占めております。...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、検挙率が、昭和のころ、あるいは平成に入りましても初期のころから比べますと随分落ちてまいりまして、平成十四年中は二〇%をわずかに超えるというようなところに来ております。  これは、いろいろな理由がございます。例えば、外国人犯罪がふえてなかなか言葉の問題等か...全文を見る
○谷垣国務大臣 何か大変難しい御質問をいただいて、アメリカ合衆国の憲法修正第二条に今お引きになったような条項があることは存じておりますし、これはやはりアメリカ合衆国の建国の歴史に由来、修正ですから後からできたんでしょうが、やはりアメリカという国の成り立ちと関係した条文ではないかと...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、九七年以降の侵入犯罪の動向について、経済的な背景からの御意見の開陳があったところでありますが、私、そういうお問いかけを受けて、十分分析するだけの準備がないんですが、確かに犯罪現象には経済的な問題と無関係には論ぜられない面があると思います。  それで、経済的に...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほども御答弁申し上げたことですが、私もサイクリングをやるときいつもポケットにドライバーを入れているものですから、それが犯罪になるというようなことでは私自身も困るわけでございます。  結局、二つだと思うんですね。  一つは、今、吉井委員がおっしゃいましたように...全文を見る
○谷垣国務大臣 この十二条の報告及び立入検査の趣旨でありますけれども、この法律案では第八条で、適正な防犯性能の表示を行っていない建物錠の製造・輸入業者に対する勧告、命令権限を国家公安委員会に与えている、それから九条では、緊急時における製造・輸入業者への勧告、公表権限を与えるという...全文を見る
○谷垣国務大臣 できるだけ法律の条文は明確な形で、わかりやすく、誤解のないように決めなければならないというのは、これは特に刑事法の場合には大原則になると思うんです。  ただ、なかなか今議論していただいている案件が難しいのは、先ほど私もサイクリングのときドライバーを持っているとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員の問題意識に的確にお答えできるかどうかわかりませんけれども、極端な例を考えますと、例えばけん銃の製造なり販売をきちっと押さえる必要があるのと同時に、けん銃を持って、夜中、不審な時刻に不審な挙動をしている人に対して、その所持を職務質問して、それを押さえるというこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。     —————————————
05月13日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 丸谷さんは、連休の間も国際会議にお出になって、国際的な子供の問題に対する取り組み、いろいろ熱心にやっていただいて、敬意を表したいと思います。  ああいう、特にメコンデルタから大量な子供が、いわゆる児童のトラフィッキングということで、あのあたりですとバンコクを第一...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、かなり調査をしておりまして、この法案の策定に当たりましては、少年有害環境対策研究会というのを組織していただいて、「いわゆる「出会い系サイト」の法的規制の在り方について(中間検討案)」というのを公表していただいたんですが、この際に、国民の意見を幅広く募集いた...全文を見る
○谷垣国務大臣 学術論文とおっしゃられますとうまくお答えができるかどうかわかりませんが、先ほど申しましたように、こういう問題で、少年係と申しますか、指導体験というか補導体験、実例がかなり積み重なっておりまして、中でも、警察部内でも研修等は相当積み重ねておりますので、それは学術論文...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、水島さんが御職業が医者だからというふうにおっしゃって、それはある意味では警察もよく似ているんですね。目の前に犯罪が多発するというか、そういう危険性があるときに、どうやったらそれを抑止あるいは制圧できるか、そのために有効な手法は何だというふうに我々は考えるわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も娘が二人おりまして、出会い系サイトに書き込むようなことはあってほしくないとは思っておりますが、こういう犯罪の問題を議論しますときは、なかなか難しいんですね。  難しいというのは、犯罪というのは自分とは無縁のことだと思っておられる方が、やはりアンケートみたいな...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはこの法律上、要件を満たせばなるわけでございまして、委員のおっしゃったようなことは、後はいわば情状の問題ということに法律的にも、これはもちろん罰金刑でございますから、少年の場合にはすぐに少年法の適用になりますのであれですが、刑事法的にいえば情状の問題ということ...全文を見る
○谷垣国務大臣 法体系のつくり方ですけれども、私は、この委員会で御答弁申し上げていることは、やはり現状を見ると、非常に子供たちを、児童買春のみならず、強盗あるいは強姦とか強制わいせつのような、場合によっては殺人に至ることがあるかもしれません。そういう非常に悲惨な犯罪に引き込んでい...全文を見る
○谷垣国務大臣 児童、子供がこういう、適切な表現かどうかわかりませんが、犯罪が非常に多くできるような場に引き込まれることを防ぐ手法として、七条、八条というのは非常に大事な規定だと思うわけです。  それで、しかし、完全な事業者規制が行われれば、児童がインターネット異性紹介事業を利...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった点は他方の問題と関連してまいりまして、インターネットというのは今まだ完成し切ったメディアにはなっておりませんで、生成途上のメディアであるということから、ある意味では、事業者規制というのも過剰なものであってはならないということがあるんだろうと思います。...全文を見る
○谷垣国務大臣 罰則というか刑罰は非常に劇薬ですから、できれば刑罰を使わずに、その前のいろいろな教育や環境を整備することによって犯罪が抑止できればそれにこしたことはないわけです。私は、それはそう思います。しかし、今の実情を見ますと、最後はやはり刑罰という担保が必要かな、こう考えて...全文を見る
○谷垣国務大臣 結局、法律の解釈、当たるか当たらないかという場合に、我々も法律書生の出身ですから、随分そういう議論をして、こういう場合はどうだ、ああいう場合はどうだという議論をいたします。しかし、実際、取り締まりなり現状を考えますと、そこで現実にどういう被害が起こっているかとか、...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も別にストックホルムの専門家というわけではございませんけれども、何度か、ストックホルムで行われました会議の後、フォロー会議とかいうのが横浜でも行われましたね。私も出席させていただいて、児童買春、児童ポルノの法案の成立にも取り組ませていただきました。  それで、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の委員の御議論を聞いておりまして、それは委員がそうお考えになるような面も私はあると思います。ただ、これは犯罪一般を考えますと、犯罪の加害者になった人間が、逆に言えば、ある意味では社会からの被害者だという議論も十分に成り立ち得ますし、犯罪の実情には常にそういうとこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 前から、出会い系サイトなるものに関係していろいろ子供たちが凶悪な犯罪に巻き込まれていく、単に援助交際とか児童買春といったものだけではなく、生命を失うような事件が起きているということは、私自身の問題意識の中にありまして、何とかしなきゃいかぬ、こう思っていたんです。実...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、まず七条、八条の、事業者が守るべき手段をきちっとやってくれれば、これは相当程度防げますね。  ただ、さっき委員もおっしゃいましたように、年齢、あなたは未成年ですかと、年齢を偽って入ってきたりすると、これはなかなかそれを防ぐ方法とい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは保護処分という位置づけでございまして、刑事処分には当たらないわけであります。  それから、少年院に行くかどうかというのは、これはもう家庭裁判所が判断されることでありますから、行政府にいる私が家庭裁判所がどう判断するかというようなことは御答弁してはいけないん...全文を見る
○谷垣国務大臣 達増委員が今指摘されましたように、いわゆる児童買春、児童ポルノ法、私も、直接の提案者にはなっておりませんが、与党でこの議論を始めましたときに、最初に加わって議論をしました。  そのとき、いわゆる子供を対象にしたポルノのようなものは、もし、今委員がお挙げになったよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 児童買春について、児童が被害者なのか加害者なのかというのは、児童買春、児童ポルノ法の立て方は、明確に児童が被害者である、こういう観点でつくってある法律であります。  もちろん、あの法律も、子供の性的な商業的な搾取、例えば児童がそれをやって、例えば搾取してもうけて...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員の今の御発想は、やはり児童買春等に結びついていくんだ、したがって、児童買春の方の発想でいけば、仮に最初に声をかけたとしたって子供は被害者なんだ、では、ここで違っているのは矛盾じゃないか、平たく言えばそういうことをおっしゃっているわけですよね。  それで、実は...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、インターネット異性紹介事業の概念の立て方が不明確ではないかという御疑念だと思いますが、一つは、今論文をごらんになって、いろいろなこういう分類がある、その分類は必ずしもこの法律を適用しようと思って立てた分類とは違うと思うんですね。  それから、インターネ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今いろいろな限界事例と言っていいのかどうかわかりませんけれども、私も法律書生のころ、よくそういう議論を友人とやったものです。  取り締まる方から考えますと、仮に今委員がおっしゃったようなことがサイトに出ていた、それだけ出ていたというときに、ではそれをすぐ、それだ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、実は、その心配は余りしていないんです。だけれども、一般的な可能性としては、あるいはあるかもしれません。しかし、それよりも、現実にこの出会い系サイトの弊害を放置しておく方が私は害が大きいと思います。
05月14日第156回国会 参議院 内閣委員会、厚生労働委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、伊達委員が北海道の御出身ということでいろいろ北海道、悩みながら何とか問題を解決していきたいというお気持ちがにじみ出ていたようにお話を伺わせていただきました。  今度の食品安全基本法でございますが、この出発点は、今、委員がお触れになりましたように、B...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会の所掌事務は、これはかなり広範なものがありますけれども、主として食品の人の健康に及ぼす悪い影響ですね、悪影響、これを科学的、客観的に評価していくということにありますので、そういう問題に対して知見の深い知識を持っておられる専門家にお願いをする...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この食品安全委員会は七人の委員で成る、その下に専門調査会、そこにまたいろいろ委員に入っていただくわけですが、この人選に関しては、今様々な御意見を拝聴しながら内閣官房で人選をリストアップしております。そこで、この法案が通りましたら、担当大臣が中心となって責...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 審議会等の委員長は、一般的にはその合議体の自立性を重視して互選にするということが、平成十一年四月に作られました基本的計画の中でも定められておりまして、そういった例を踏まえまして、食品安全委員会についても委員長は互選をするということにいたしました。  そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この委員会は、例えばいろんなところに食品安全委員会は意見を述べることができるというような場合には、もう委員会単独で意見を述べるわけです。  ただ、リスク管理機関に対して勧告をするというのは、これは非常に重いものでありますので、その重要性にかんがみまして...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 御指摘のように、十七条、大変重要な規定でありまして、ここで内外の情報として言っているのは、食品の安全性に影響を及ぼす危害要因に関する科学的な知見、あるいは国際機関とか外国政府、それから地方公共団体などが安全性の確保のために講じた措置と、こういった、関する...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) コーデックス委員会は、おっしゃったように食品の国際的な規格、基準を科学技術的見地から検討している機関でありまして、私も今の職をいただいてからこの委員長とは何度か意見交換もさせていただいて、食品安全委員会としても重視していかなきゃならない機関だと思っており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員から突っ込んで御質問がありましたが、私は、現在の段階でただ直ちに、何というんでしょうか、このコンタクトポイントの見直しを検討しなければならない状況だというふうには考えておりません。  これは、新しい食品安全行政というのがこれからスタートをするわけで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 短く御答弁いたします。  結論から申しますと、それぞれの都道府県がどういう食品安全の体制を作っていくかというのは、基本的にその都道府県で考えていただくことだろうと思います。我々からしますと、縦割りの弊は避けてほしいということがございます。  そこで、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 衆議院では御指摘のように二点の修正が加わりまして、一つは四条の食品供給行程というのに「国の内外における」というのを付け加えるというのが一つでございます。もう一つは、附則で、この法律の施行の状況を検討して、必要があると認めるときは所要の措置を講じろというも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 郡司委員からいわゆる複合暴露の問題の御質問がございまして、現在行われている農薬等の基準の策定等においては、個々の物質の評価で十分な安全率が見込まれておりまして、仮に複数の物質の使用があっても、複数使用して作用の増強があったとしても、直ちに人の健康に悪影響...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、厚生労働省あるいは農林水産省それぞれ制度の目的に沿って基準の策定が行われておりまして、全く同じ性格の基準を両省がそれぞれ策定して、違っているというようなことはないんじゃないかというふうに思っておりますが、食品安全委員会が設立されましたら、基準を所管す...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) リスク評価のためには当然データが要るわけですが、だれがまずデータを作成するかということになるわけですが、農薬の登録のように事業者から申請ある場合はその申請者にデータをまず作成してもらうと。それから、汚染物質とか化学物質のように申請者がいない場合には食品安...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いろんな情報は、それぞれリスク評価を行う場合、リスク管理を行う場合、国際機関等の情報、学会等の情報、それぞれの機関が私は努力して集めなければならないんだろうと思います。それを一元的にということではなくて、何というか、お互いの連携を良くしてそれぞれのデータ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、委員会ができまして、それぞれ専門家が委員を構成していただきますから、そこでどうするかということをまた、ダイオキシンに限らずですけれども、御議論をいただくということだろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 表示の問題は、消費者の選択というだけじゃなくて、先ほどから御議論もありますように、アレルギー問題であるとかあるいは期限表示、いずれも食品の安全性を確保する上で大事な手段であろうというふうに思います。  そこで、この食品安全基本法では、食品関連事業者の責...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 沢委員にお答えいたします。  安全という言葉はごく日常にも使われる言葉ですけれども、ごく普通に使っている場合と、それからいわゆる、何というんでしょうか、リスク分析なんという場合に安全という言葉が使われるのは若干意味にずれがあるように思うんですね。  ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 結論から申し上げれば、ケース・バイ・ケースとおっしゃいましたけれども、そういうことだろうと思います。どこに食の安全に対して疑念といいますか、問題が起こっているかによって違ってくるわけでございまして、具体的な規格や基準は既に決まっているけれども、それとの関...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは十分に研究しなきゃならないと私も思っておりますが、二十一条で基本的事項を定める、そういう中で安全、今、委員がおっしゃった安全というメッセージをどういうふうに二十一条で定める基本的事項に絡ませていくかというのは、実はなかなか難しゅうございまして、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 体細胞クローン牛については、今、日笠委員がおっしゃったように、農林水産省の指導で流通は自粛されているわけですが、研究班報告では、安全性が損なわれることは考え難いけれども新しい技術であることを踏まえて慎重な配慮が必要という位置付けに今なっていると承知してお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ホルマリンの問題は、要するに動物用医薬品として承認されていないものを使用しているという薬事法違反の問題で、それの実効性をどうあるかというので、今、水産庁長官からも御答弁がありましたけれども、更に薬事法でどういう手法をやっていくかという問題なんだろうと思う...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西川委員がお挙げになりましたBSE問題に関する調査検討委員会の報告書、これは私たちがこの問題に対処するときの一番たたき台になる資料でございますが、その中で、委員が御指摘になりましたようにいろんな批判が、御批判をいただいておりまして、「生産者優先・消費...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 西川議員のような天才的なコミュニケーターにどういう反省しているかと言うのはなかなか恐れ多い話なんですが、いろいろ、今お聞きになったBSEの調査検討委員会の報告書の中にもいろいろ提言がございますけれども、要するにコミュニケーションを念頭に置いて、一番大事な...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃっていただきましたように、いろいろな提言をいただいておりまして、それで、専門調査会を設けましてその情報及び意見の交換、つまりリスクコミュニケーションを企画して実施するとか、いろいろな関係行政機関の間でのリスクコミュニケーションの事務の調...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) もう、私の立場から御答弁を申し上げることは、今、実は委員がもう言っていただいたことに尽きるわけでありまして、国はやはり基本的な部分と申しますか、食品安全委員会を始めリスク管理機関がやらなきゃならないのは、例えば様々な規格、基準の内容とか安全性確保の仕組み...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、これは、何というんでしょうか、抽象的に模範答弁を言うのはそれほど難しくないんですが、現実に食品の安全に関して危機的状況が起こって、一体そのときどういう情報を出すかという立場に置かれたときに、これは実はなかなか難しい問題で、悩みが深いんだろうと私思い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会の委員、その人選、人を得るということが一番大事でございますから、委員や専門委員については必要とされる能力、識見を持っておられる方を、今後人選を進めていきたいと思いますが、その際、今、委員は今までの何というんですか、バックグラウンドといいます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、業界とか利益団体の関係が明らかな場合には、これはそういう方を人選するのは避けなければならないと私も思います。しかし、その委員会の議論の性質からいって、委員や専門委員の背後関係を逐一すべて調べて明らかにするということまでは必要ないのではないかという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 勧告は、これは食品安全委員会の名義で総理を通じて出すものですから、七人の委員どなたかが自ら起草される場合もあると思います。あるいは委員長、委員長自らということもあると思います。それから、委員長の指示によって専門委員あるいは事務局が起草する場合もあるだろう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、委員自らやる場合もありますが、例えば専門委員の方がその分野に関してはよく知っているから専門委員に委員会の指示で書いてもらう、起草してもらうと、それを委員会で承認するということは当然あってしかるべきだろうと思いますし、いろいろな事務的な議論の整理な...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、勧告を出す前に関係省庁と事前協議を行うということは想定しておりません。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは正に三十七条に書いてあるように、事務局長は食品安全委員長の命を受けて仕事を行うわけでありますから、これはもうほかのだれでも、だれの命を受けるということでもあり得ない。それから、事務局長及び事務局員が委員長の命を、命に従わない場合どうするのかと。これ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この勧告というのは、またそれで従わない場合には再勧告という道も残されているわけですし、これは内閣総理大臣の名前で出されるわけです。それで、内閣総理大臣の名前で出されて、なかなかほかが従わないという場合は、場合は考えにくいんでありますけれども、考えにくいん...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは先ほど御答弁申し上げたように、人事権というよりか懲戒処分という、八十二条に基づく懲戒処分ということになると思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 事務局職員の任用に当たって考えなけりゃならないことは、専門的な資質とか、あるいは人的行政資源の有効活用ということも考える必要があるなと思っておりますが、今おっしゃった任期付き職員の採用制度を使うことがいいかどうか、これはまだ十分検討しておりませんので、今...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、役所で組織を分けるというのはなかなか大きなことでございまして、例えば金融庁というものが、私は今そういうことをこの委員会で答弁するのがいいのかどうか分かりませんが、いわゆる財金分離ということで分離しますと、最初はやっぱり同じかまの飯を食べた人間同士...全文を見る
05月15日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 まず、この六条の規定に違反しますと、少年警察活動規則というのをつくっていまして、「少年の健全な育成を期する精神をもって当たるとともに、その規範意識の向上及び立直りに資するよう配意すること。」これがまず捜査の基本でありますね。そして、身柄の拘束につきましては、犯罪捜...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほども申しましたように、まず、少年法の規定で家庭裁判所に送致されるわけですが、精神障害等がある場合には、これを受けた家庭裁判所の調査、審判の過程においてこのことが勘案される。例えば医療措置を行うことが適当であるとして審判不開始とするというようなことも含めまして、...全文を見る
○谷垣国務大臣 できるだけ簡潔にお答えいたしますが、要するに、今まで出会い系サイトの危険性等につきましては、警察でも広報啓発、あるいは事業者もいろいろ自主規制をやってきたんですけれども、にもかかわらず、いわゆるここで言う不正誘引がはんらんしまして、結果としていろいろな児童が危害、...全文を見る
○谷垣国務大臣 裁判所の仕組みのあり方まで行政府にいる私が今御答弁をするのはちょっと出過ぎたことで、むしろ国会等で仕組みのあり方として御議論をいただくべきことかと思いますが、もともと、家庭裁判所ができましたのは、私も深く承知してはおりませんが、子供の人格というのはまだ固まったもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法案の検討段階そのものでは、委員のおっしゃったインターネットリテラシーということの関係で文部科学省から特段の御意見をいただいたわけではありません。  ただ、警察と文部科学省の間で、今おっしゃったインターネットリテラシーというんでしょうか、その重要性があります...全文を見る
○谷垣国務大臣 厚生労働省とは、事前に、この法案を準備しますときに、自立支援施設の収容能力とか今の環境等については必ずしも議論があったわけではありません。また、私も、今の職責から児童自立支援施設の収容能力等についてお答えする立場でもないわけですが、今問題としているネットを利用した...全文を見る
○谷垣国務大臣 法案では不正誘引と言っておりますけれども、これは大体三通りぐらいあると思うんですね。  一つは、不正誘引を行う、書き込む、またはその書き込みに応じた子供たちが児童買春とかそのほかの犯罪の被害者となる直接のきっかけとなっている。その中には、随分悲惨な事件に巻き込ま...全文を見る
○谷垣国務大臣 この間は樋渡刑事局長が答弁されたと思いますが、直接私自身が法務省と議論をしたわけではありませんので、議論の経過は事務当局の方がよくわかると思いますが、私は、法務大臣とは本会議場の議席が隣でございますので、よくこの問題はかなり議論をいたしておりまして、そごがあるとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、達増さんがおっしゃいましたように、教育啓発は基本的に大事だと思います。五条の規定はそこにあるわけですけれども、特に子供に対して、子供ですからまさか官報を読むわけもないわけで、この法律の内容が理解を得られるような工夫が基本的に必要だと私は思います。  しかし、...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、そういういろいろな他の手段、刑罰に至らない、よりいわば間接的な手法で子供をこういう場に近づけないことに成功すれば私はそれはいいんだろうと思うのです。  ただ、今、児童買春そのものを取り締まるということをおっしゃいましたけれども、この強烈な手法は、児童買春...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど水島委員にお答えしたことと重複しますけれども、私は三つ申し上げているんですね。一つは、そこに自分が書き込んでいく、あるいは、だれかがこういう子がいますよといって書き込んでいく。それは、児童買春だけではなくて、場合によれば殺人に至るような危険性をはらんでいる行...全文を見る
○谷垣国務大臣 今お引きになった判決、これは裁判所が出された判決ですから、警察を管理する立場にいる私が、判決がいいとか悪いとかコメントするのはよくないんだろうと思います。  しかし、この法律ができますと、いわゆる事業者、インターネット異性紹介事業の利用を防止する措置がつくられて...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと、今委員のおっしゃったことで私の認識と違いますのは、九十一・何%がむしろ子供の側から書き込んでいるといいますのは、いわゆる出会い系サイトを利用した書き込みといいますか、利用のパーセンテージを申しているわけではありませんで、これをきっかけに犯罪に巻き込まれた...全文を見る
○谷垣国務大臣 去年十二月に、先ほど引かれました中間検討案を公表しまして、それから、国民の意見を幅広く募集いたしまして、四百二十九件意見が寄せられたところであります。  これらの意見の中で、中学生、高校生と明記している、あるいはこれに相当する年齢を書いて出てきた意見は十九件あり...全文を見る
○谷垣国務大臣 はい、説明を受けております。
○谷垣国務大臣 政府見解といいますか、この問題に関する政府は警察がやっておりますので、警察で議論した見解でございます。
○谷垣国務大臣 今の保坂さんがおっしゃった隠語はいかぬというのは、私はちょっと違うと思うのです。  というのは、例えば薬物をやる場合でも、ヤクというのは隠語なのか通常使われる言葉なのかわかりませんが、かつては、ヤクというのは隠語だったと思うんですね。ヤクをくれ、よしわかったと…...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重して努力してまいります。(拍手)     —————————————
05月15日第156回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会、今後活動していきます場合に、海外の情報、食品の安全に影響を及ぼす危害要因、海外でどういう科学的知見があるか、こういうようなことについてきちっとした情報を集めていくということはもう極めて大事なことでありますので、委員今おっしゃいましたように...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員は二十六条を引かれましたけれども、私は、その結論から申しますと、二十六条の調査の委託先というには当然、海外の研究者、あるいは海外と言わず日本国内で今研究をしておられる外国の研究者、こういうような者が当然入らなければならないというふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、海外におられるような場合、なかなか、今、委員がおっしゃったような形で委嘱をして、何というんでしょうか、この委員会で活躍していただく場合が、お願いできる場合とできない場合があるんだろうと思います。日本で在住しておられる外国人、日本のどこかの研究機関...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、長谷川委員は、かつて科学技術の委員長もお務めになりまして、非常にこの分野、力を入れてお仕事をされてきたと承知しておりますし、今の委員の科学技術創造立国ということに触れられた御意見は、私、全く同感でございます。  今更るる申し上げるつもりもございませ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的な認識は、委員がおっしゃったことと私も同じであります。  安全ということは、一〇〇%の安全、ゼロリスクというものはないんだけれども、それをどう、そのリスクをどう上手に管理して人体にとって、先ほどおっしゃったようにバナナ食べて大丈夫なんだという、そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもの今度の委員会は、食の安全の確立のためにやはり科学というものを重視していこうという視点は非常に大きな視点としてございます。しかし、今、委員がおっしゃいましたことは、科学を重視するといったって、やっぱりそれぞれ文化やいろんな問題があって、人の生きがい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 高嶋委員は、食品安全庁のようなもっと一元化ということに意を用いた体制、より良い選択があるのではないかというお立場での御質疑だと思います。  この点は、まず申しますと、私どもは、リスク評価とリスク管理といいますか、行政の中に科学というものをもう少し柱とし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、おっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 国と地方自治体の役割分担という点につきましては、やはり地方自治法にさかのぼって考える必要があろうかと思います。  もう言うまでもございませんけれども、国は、全国的な統一であるとか全国的な規模、視点が必要な施策というようなことを重点的に担っていくというこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) このたびのこの食品安全基本法が議論されると同時に、全国の都道府県においてもそれぞれの食品安全行政の組織、体制をどうしていくかという様々な議論が行われているというふうに承知しております。  具体的には、そういう組織の在り方はそれぞれの都道府県で最善と考え...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど御答弁申し上げましたとおり、体制に関しては基本的にそれぞれの都道府県で考えていただくべきことと思いますけれども、私どもとしましては、それぞれの自治体の食品安全行政と体制の在り方というようなこと、もちろんこれは諸外国でどうやっているかということも含め...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品自体は、今、松井委員が引かれましたように、二条に定義規定が置かれておりまして、薬事法で言う医薬品、医薬部外品以外のすべて口に入るもの、飲食に供されるものということだろうと思います。  今、非常に松井委員が広く言われましたけれども、じゃ何をいわゆるリ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、松井委員のおっしゃった点は非常に大事な御指摘なのではないかと私、思います。  行政を具体的に展開していくときに、どれだけそれに関する専門家がいるかということを体系的に把握して行政をやっていくというような習慣が欧米諸国に比べてあるいは日本の行政省は乏...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) またなかなか、国会で多々ますます弁ずなんという答弁はなかなかしにくいところでございますけれども、やはりこの委員会あるいは食品安全行政の重要性にかんがみまして、必要な予算措置は、これは私も一生懸命財務当局にもお願いをしなければならないと思っておりますし、今...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 松井委員は、内閣府の構成に大変お詳しくていらっしゃるので今詳しい御指摘がございましたけれども、要は、内閣府の特命担当大臣、これは食品安全委員会、食品安全委員会を担当する特命大臣を置くことも法律的には可能でございます。ただ、一方、必ず置けというふうには書い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) BSE以来のいろんな反省の中から、独立して特にこの食品安全委員会の場合には科学的なリスク評価というものをきちっと行っていこうということで、そういうことで食の安全というもの、あるいは安心というものもつなげていきたいと、こういうことであるのは委員御承知のとお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の質問に答弁させていただく前に、ちょっと私、先ほど申し上げたことを訂正させていただきます。  委員の人選は今、内閣府でリストアップをしているというふうに申し上げたようでありますが、内閣官房でリストアップしているというのが正確でございますので、訂正させ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全委員会の事務局に情報の収集、分析を担当する課を置くということで今検討しておりますが、その課でやっていただく、やってもらうことは、第一には、国の内外の学術雑誌あるいは学会誌といったところから最新の科学的知見に基づいた危害情報というものを集めてくる。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申しましたように、食品安全委員会だけで集めるというのはせっかくの情報リソースを有効に使わないことになりますから、リスク管理機関、厚生労働省それから農林水産省あるいは都道府県、自治体、そういうところとの連携を密にして、先ほども申し上げましたけれども、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 体細胞クローン牛は現在、農水省の指導で流通が自粛されていると。そして、昨年の研究班報告で、食品としての安全性が損なわれるということは考え難いけれども、新しい技術であることを踏まえて慎重な配慮が必要と、今そういうことになっているわけですね。  そこで、食...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案、この委員会でもずっと御審議をいただきまして、私は、食の安全、安心ということを確立していくために、システムとして大きく、この法案を通していただけば、進歩していくといいますか、発展があるというふうに固く信じております。  あとは、このシステムにど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は矛盾しているとは思わないんです。  これも何度か申し上げておりますけれども、私は、そばは大好きで、そばは非常に健康的な食品だと思っておりますけれども、そのそばでも、そばアレルギーで危険な目に遭われる方があるわけですので、やはりそういうアレルギーの原...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは委員のおっしゃるとおりでございます。やはり少しでも、これ、国もそうですが、食品を供給する事業に携わっておられる方も、少しでも安全な食品を供給するように努めていただく必要があると思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 農薬の残留基準は、先ほどから御議論もあったところですが、食品衛生法に基づいて科学的基準から基準を、科学的見地から基準を設定するということを原則としているわけですが、今、国内外で使用が認められている約七百農薬がありますが、そのうち残留基準が定められているの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) すべての残留基準を一律に見直す必要は今直ちにあるとは考えておりませんけれども、これはもう、新しい科学的知見が得られた場合、必要が感じられたら随時やっていく必要はあるわけです。  これは度々この委員会でも御答弁申し上げておりますが、まだ、先ほど挙げました...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど吉川委員から、今おっしゃった埼玉県の地場の米と小麦粉で作られたパンを二ついただきまして、私も今日の昼食にいただきまして、おいしくいただきました。御礼を申し上げます。  なかなかこういう地場のもので、自分たちの地域の子供たちに自分たちのところで取れ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほども申し上げたことであるんですが、この法案ができまして、BSE以来のいろいろな問題の反省に立ちまして、食の安全を行政としてどう推し進めていくかという体制としては私は従来に比べて一歩も二歩も前に出たものが作っていただけると、こう思っております。  そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いろんな情報の収集につきまして国会、今までの国会の審議を振り返りますと、どちらかというと、食品安全委員会が一元的にこの情報を収集できる体制を作れという御意見が強かったように思いますけれども、それももちろん大事なことだと思いますが、今の島袋委員の御指摘は実...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 海外の研究者、研究機関の知見を活用していくということは、私は大変重要なことだと思っております。  一つには、今までのこの委員会の御議論でもありましたように、日本のこの分野の研究者が果たして十分なのかということもございます。  それから、どんなに日本の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 温暖化ということで、沖縄等これからどうなっていくかという御議論でございましたが、私、振り返ってみますと、昔、私も委員会でこうやって議論させていただいておりますと、当時は、もう感染症は克服したから、これからは生活習慣病にどう取り組んでいくかだというような議...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 食品安全の見地から直ちに今、亜熱帯化の委員の問題意識に全面的にお答えする力はございませんけれども、恐らくそういうことになりますと、これは私の所管外でありますけれども、例えば長崎大学では、熱帯性のいろいろな病気に対する、例えばマラリアとかああいうものがそう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いろいろ御質問がございまして、終わりの方から申しますと、まず、総理が勧告を、総理を通じて勧告を出す場合に事前の調整をするかどうかというのは、今ちょっと委員が何をおっしゃったのか、あるいは誤解したかもしれませんが、私、昨日答弁申しましたのは、事前調整するこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) イエスかノーかと、シンガポールみたいな気がいたしますが、ちょっとイエスかノーかでなくて、国外における外ですね、外ですね、これは輸入される食品や農林水産物が外国で生産されて我が国に輸入されるまで、その行程、それを指しているわけでございまして、諸外国で日本に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 元々、第四条の規定は、日本の中に入ってくるものであれば、国産であろうと国外でできたものであろうと区別しているわけではなかったわけですので、この修正も、元々あった意味をより明確にしたという意味だろうと思いますね。  具体的に言うと、それは、我が国で食べら...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど来御答弁、同じ御答弁を何人かの御質問に対していたしておりますけれども、私は、BSEの反省を踏まえて、どう改善すれば食品の安全行政というものが言わば再生するかという視点から見て、私はきちっとした手だてをこの法律でしていただいていると思います。  し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、本法案の実施に努めてまいりたいと考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました自動車安全運転センター法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、特殊法人等改革基本法に基づき平成十三年十二月に策定された特殊法人等整理合理化計画の実施の一環として、自...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○谷垣国務大臣 今、平野委員のおっしゃったのは、平野委員が大変困惑されているような事例に関してですか、それとも全体のメールのやりとりの数……(平野委員「いやいや、犯罪もどきの」と呼ぶ)私、今定かにはその数は把握しておりません。  ただ、先ほどから伺っておりまして、それは委員は本...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、どの業者の方がどういう形で警察に相談に見えたのか、私把握しておりませんけれども、やはり、今治安が非常に悪くなっている、それから、何というんでしょうか、体感治安が非常に悪いと言われます中で、伝統的には、それぞれの地域に交番や派出所があってそこに駆け込めばお巡りさ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと私、十分検討しておりませんので、きちっとしたお答えになるかどうか自信がないのですが、金融機関の口座を閉鎖する、しないというのは、警察の立場からの行政指導というのはなかなか難しいのではないか。  それに見合う法的な根拠というもの、先ほど金融庁とめられるのが...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど私、あのとき直観的に思った答弁をいたしましたけれども、その後ペーパーが回ってまいりまして、詐欺に利用されるような口座の利用停止については、今までも必要に応じて個別事件ごとに金融機関に要請して実施されている例があるので、御指摘のような事案についても、こういう手...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから委員の御議論を伺っておりまして、大変御迷惑を、この案件で困惑をされたということ、まず、私、心から御同情申し上げたいと思うんです。しかし、私の職責としましては、同情申し上げるだけではこれは済みませんので、全力を挙げてまた警察として対応するように、私としても...全文を見る
○谷垣国務大臣 遠藤委員のおっしゃるとおりだと思います。中小企業は、もう申し上げるまでもありませんが、数が極めて多いですし、それから地域のいろいろな実情等によって多種多様ということだろうと思います。  そこで、これは経済産業省でやっておられる施策になるわけですが、地域の金融機関...全文を見る
○谷垣国務大臣 RCCとの関係ということになりますと、確かに違いは、産業再生機構はそれぞれの都道府県に手足を持っているわけではありませんけれども、RCCの方はそれぞれ、手足と言ってはいけないかもしれませんが、それぞれの地域にそれぞれパイプといいますか、それぞれの組織が動くようにな...全文を見る
○谷垣国務大臣 そのとおりだろうと思います。  この産業再生機構の本質論は、本来民間でやるべきものをなぜ官が関与したような形でやらなければならないのか、ここをどう理解するかというのは一番の核の議論だろうと思います。  それで、本来金融機関がやるべきことなんですが、多数金融機関...全文を見る
○谷垣国務大臣 おっしゃるとおりだと思うんです。  それで、こういう委員会の公式な議論で余り変な例え話をしてもいけないんですが、私は、この産業再生機構をレストランに例えますと、腕ききのシェフを引き抜いてくることはできたと思っているんです。それから、このレストランでどういう料理を...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、北川委員いろいろなことを含めておっしゃったと思いますので、手短に御答弁できるかどうかわかりませんが、まず第一に、都道府県の個人情報保護条例の対象に警察の持っている個人情報も含めるべきではないかということですね。  これは、先ほど官房長もお答えしましたけれども...全文を見る
○谷垣国務大臣 警察としての姿勢ですね。それは、先ほど申し上げたように、国家公安委員会規則でつくっておりますし、それをもとに全国の警察がいろいろやっておるということです。  それともう一つは、警察の事務にはやはり特殊性があるということは御理解をいただかなきゃならないわけでして、...全文を見る
○谷垣国務大臣 何も後ろに引っ込んでいったつもりはないんですが、我々がよるべきものはやはり法でございますので、今御審議をいただいている個人情報保護関連法案の趣旨も踏まえて、警察として、もちろん都道府県警察、警察庁、どういうふうにしていくかということは、この審議の動向も我々は十分意...全文を見る
05月19日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○谷垣国務大臣 平成十三年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  平成十三年度の歳出予算現額は二千九百六十九億五千八百八十三万円余でありまして、支出済み歳出額は二千七百四十五億二千五百万円余であります。  この差額二百二十四億三千三百八十二万円...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十三年度の決算検査報告において掲記されております事項につきましては、会計検査院の御指摘のとおりであり、まことに遺憾に存じております。  警察庁に対し、今後とも、このような不正行為のないよう綱紀粛正の徹底を図る等、再発防止に万全を期するよう指導してまいる所存で...全文を見る
○谷垣国務大臣 田端委員おっしゃいましたように、田端議員のお地元、また私の地元も関係がございまして、私も地元の京都府からもいろいろ報告をいただきましたけれども、一生懸命やっていると同時に、大変対応に苦慮もしているんだろうと思います。  私のやっております仕事の関係では、SARS...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、田端議員おっしゃいましたように、戦後、昭和期、刑法犯認知件数というのは百四十万件が大体平均でございまして、それをプラスマイナス二十万件、戦後のどさくさで一番多いときが百四十万プラス二十万で百六十万ぐらい、それから高度経済成長で一番調子のいいときが百四十万マイナ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げましたように、日本の治安も危険水域に入っている。それで、いろいろ考えなければならないことがあるわけでありますが、やはり私は、地域社会と密着して連携していくということが一番大事ではないかと思います。  それで、伝統的には、日本は交番制度というものを持...全文を見る
○谷垣国務大臣 覚せい剤を初め我が国の乱用薬物のほとんどすべてが、海外で密造されて、いわば国際犯罪組織によって密輸入されているという形ではないかと思います。それで、日本側では暴力団などの組織が受け手となっているわけで、暴力団やあるいはイラン人といった来日外国人の犯罪組織によって日...全文を見る
05月20日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員が指摘されたような事態に対応するために一番大事なことは未然に防止するということでありますから、警察としては情報収集活動というものを強化しまして、そしてテロ関連の情報の早期把握にまず努める、これが前提でございます。  その上で、重要施設の警戒警備...全文を見る
05月21日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今お尋ねの件は、捜査が今行われている過程で委員がおっしゃったような問題についても現在調査を進めているところであるというふうに報告を聞いております。現段階では、まだそれがきちっと御報告できるようなところまでは行っていないというふうに聞いております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、区別して、捜査と調査を区別してと宮本委員はおっしゃったと思いますが、なかなか切り離すのはこれ難しゅうございまして、私どもとしても、もちろん捜査は厳正的確にやらなければならないわけですが、それと同時に、その今おっしゃった個人情報の流出事実があるのかない...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 調査もいたしますし、その調査の結果を国会に御報告すべきものと考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 国家公安委員会としてもずるずると調査ないし捜査を進めていればいいとは思っておりませんので、できる限りこれは速やかに調査、捜査を遂げるように督励してまいりたいと思っております。  ただ、かなり関係者も多数にわたりますし、それらを照合してきちっと結論を得る...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほども御答弁させていただきましたけれども、我々もできるだけ早くやるように一生懸命努力はいたします。また、それはしなければいけないと思っておりますが、ただ、先ほど申し上げたように、捜査も生き物でありますから、時間を切っていつまでということを申し上げるのは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 頑張るのは、頑張らせたいと思っております。  それで、ただ、今、委員からいただいた資料ですね、おっしゃったように実名も出ております。しかし、これがいかなる性質の資料であるか、私が余り、捜査や調査の手法まで国家公安委員長が余り細かに申し上げるのもいけない...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大事な国会、法案の審議でそういう御議論がなされたこと、これは重く受け止めなければならないと思っておりますし、私どもも、犯罪捜査は警察の職責でありますけれども、同時に、警察にあるいはその情報等の扱いで不適切な点があったのではないかと、こういう問題がありまし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 森委員にお答えいたします。  警察では、検挙した被疑者に関する罪名などの記録、これは犯罪捜査など警察の任務を遂行していく上で是非とも必要であるわけでございますので、そういう目的で個人情報を保有しているわけでございます。その犯罪経歴に関する情報は個人情報...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、私は警察庁ではございませんで、警察庁を管理するという役をしょっておりますので、そういう立場から御答弁させていただきますが、まずカードについておっしゃいまして、そのお尋ねの資料は、先ほど刑事局長が答弁いたしましたように、特定の個人の情報に関連いたしま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 警察職員は、これは警察職員に限らないんですが、特に法の執行を担当している警察職員は公正な職務執行を行わなければなりません。そのために、その前提として、常日ごろ国民から疑惑や不信を持たれないように行動すべきだというふうに私は思っております。  警察庁にお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国家公安委員会規則も作っております。また、先ほど御答弁申し上げたように、それに準拠して、地方の条例、必ずしも警察規定しておりませんけれども、国家公安委員会規則に準じてそれぞれのところで従うべき基準を作っているわけでございます。  それからさらに、今、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 個人情報の重要性についての職員の意識の周知徹底、その他個人情報取扱いに係る業務管理の徹底を更に推進してまいりたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) お尋ねの件につきましては、警察として、今、内部情報に基づく恐喝事件として捜査をいたしておりますが、それと併せまして、個人情報の漏えい等があったのかなかったのか、そういうことも含めまして調査をきちっとさせて、厳正な処分をいたすべく、私としても、国家公安委員...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 野沢委員には、たしか三月だったと思いますが、当委員会の御質疑でもこの問題をお取り上げいただきまして、そのときと基本的に同じことを申し上げることになると思いますが、昭和四十五年の交通事故死者数に比べると半減いたしましたとはいえ、いまだに一年に八千人以上の方...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今このセンターの今回の法律の前提といいますか、特殊法人等改革の一つの考え方というものがございます。  それは、廃止又は民営化という、特殊法人を廃止又は民営化していこうという基本方針の下で、事業の採算性が高くてかつ国の関与の必要性が余りない、こういう法人...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も今、つまびらかにほかの例を存じているわけではないんですが、たしかこういう例がほかにもあるというふうに承知しております。詳しくは、ちょっと交通局長から答弁をいたさせたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 川橋先生が御指摘のとおり、このセンターの役員は現在六名ですが、いずれも国家公務員を退職した者であるわけです。  それで、いわゆる天下り問題一般に広げてしまいますとちょっと論点が拡散してしまいますけれども、国家公務員の再就職というようなことについては、在...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこは、この法案の仕組みからいくと、今後、センターでそこは判断をしていただくと。私どもとしては、今局長が答弁いたしましたように、所管官庁は三分の一は超えてはならないと、こういう決めが、指導監督基準というものが閣議決定されておりますので、当然その方向に沿っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申し上げました閣議決定の基準からいえば、これは所管官庁は警察であるということになると思います。今おっしゃった財務省や何かは入らないと。  ただ、今後、センターでその辺を官民を問わずきちっとやって、きちっとというか適切に、何というんでしょうか、選定...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現時点ではこういうメンバーでやっていただいておりますので、それは今までも適切に運営していただいたとは思っております。  ただ、今後につきましては、国会での御議論もいろいろ踏まえながらセンターできちっと考えていただきたい。そのことは、私どもも当然監督官庁...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) きちっと民間法人化の趣旨を踏まえて、今後、役員を選んでほしいということは私どもから申し上げてよいことだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も、昔、京都府の公安委員会から免許をいただきまして、もう大分前に余りペーパードライバー長かったものですから返納してしまいましたので、現在の実情は、実は書換えのときどうなるかというのは私よく承知しているわけではありません。  実情をよく調べてみたいと思...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の御質問にお答えする前に、ちょっと先ほどの答弁、細かいことですが、私、京都府で免許をいただいたと答弁いたしましたけれども、よく考えたら東京都でいただいてまいりましたので、国会でうそをついちゃいけませんので、訂正させていただきます。  それで、今の十七...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) このセンターが行う業務は、確かに通知・証明業務のように行政代行的、本来、行政のものは行政にとおっしゃれば、本来行政がやるべきものかもしれないという業務が一方であります。それから他方、安全運転研修業務のようなものは、これは従来行政が関与して交通安全のために...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは一言で申し上げれば、運転者教育の充実強化というものがやっぱり目に見えて、何というんでしょうか、良くなっていくようにするというのが一言で言った場合のメリットなんではないかと思います。  ただ、ここのところも、そういうふうに委員に御答弁して、じゃどう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと私の御答弁が中途半端だったかもしれません。確かに今、委員の御指摘された点は、特殊法人、合理化していく、その全体の中でトーンとなっているのは経営の効率化ということだろうと思います。  効率化をしていろいろな、何というんでしょうか、目的を達していく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、白浜委員がおっしゃいましたように、交通事故、特に死者の問題は非常に大きな問題でございまして、今までもいろいろ官民挙げての努力でかつての半減というところは達成することができたわけですが、今回、小泉総理より、これを今後十年掛けて更に半分ぐらいに持っていこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 午前中から御答弁を申し上げているところでありますけれども、今回のこの法案は特殊法人改革の中の一環として行われるものでございまして、まずその特殊法人改革の目的から申し上げれば、いわゆる特殊法人の弊害として指摘されている効率性の言わば不足といいますか、それか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この通知・証明業務というのは、今も委員が御指摘になりましたように、個人情報、大変機微に関する個人情報と言ってよろしいかと思います。  それで、ここの扱っております業務の性質は、今の委員の御議論にもありますように、行政代行的な色彩を負っているということは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほども申しましたように、委員、今、御懸念を表明されました。こういう公権力の行使に伴って得られる個人情報は、先ほど申しましたように、幾つもの機関に取り扱わせるのは適当ではありません。したがって、ここに特化して、そして先ほど申し上げましたようにみなし公務員...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的に、警察は捜査を遂げたものは送致をしていると思います。ただ、ここはもう私は細かい実務は全部承知しておりませんけれども、検察庁とのいろんなお話合いの上で事務処理のいろんなルールは作っているのではないかというふうに思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も今、委員がおっしゃった事案が具体的にどういうものなのか、よく分かりませんので、一般的なことしかお答えできないんですが、なかなか大きな事故が起こったという案件ですから、それはやはり、今、初動捜査とおっしゃいましたけれども、これはきちっと厳正に仕事をしな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと私、十分お答えする準備がないんですが、これ、間違っていたら交通局長なり刑事局長から訂正してもらえばいいと思うんですが、警察は捜査を遂げますと、それで検察に書類を送致、検察に事件を送致しますと、多分、記録もみんな検察の方に行くんだと思います。それで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) このたびの特殊法人等改革は、特殊法人等についていろいろ指摘されている欠点ですね、事業運営が非効率じゃないかとか、あるいはその経営の自立性がないじゃないかと、こういうことについて、可能な限り克服し得るような手だてを講ずるということがねらいとされているわけで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 黒岩委員の回転の速い議論を私、十分理解できたかどうか自信がないんですが、制度の立て方はやはりいろんな立て方があるんだろうと思います。  それで、今回は、今までこのセンターは、特殊法人という形の中で、証明業務であるとか、あるいは安全運転を研修していく、教...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重して、努力してまいる所存であります。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、最近における建物に侵入して行われる犯罪の情勢にかんがみ、その防止に資するため、正当な理由のない特殊開錠用具の所...全文を見る
05月26日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) いや、これは各種のテロ事案によって違うと思いますね。それで、そのいろんな事案を想定してそれぞれ必要な装備とか体制の整備、技術の習得、あるいはその措置要領といった検討、警察としては行うわけですが、そういう現場を、どういう事例を想定して現場の対処をしていくか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 石破長官も広野委員も私も皆日本海側でございますので。  原発に限らず、こういうテロ事態に対応するためには、まず、委員も偵察衛星ということもちょっとおっしゃいましたけれども、情報収集と、テロ関連情報をまず集めるということが第一義だろうというふうに思います...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま森下委員がおっしゃいましたように、今年、読売新聞が世論調査をやりまして、三月七日にその結果、版に結果が出ておりますが、非常に不安が国民の間に広がっているという指摘でございました。  それで、現在の犯罪情勢は刑法犯の認知件数が平成十四年は実に年間...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案は、今、委員が御指摘になりましたように、「業務その他正当な理由」という言葉を使っておりまして、これが一体何なんだということで、ここをきちっとしませんと、その運用が場合によっては乱用というそしりを受けることもあり得ると、こういう御指摘ではないかと思...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) やはり、冒頭に指摘されましたような国民の不安を解消して治安をもう一度、安全と水はただだというような時代がございまして、この認識が必ずしも正しいものとは思いませんが、もう一回世界一安全な国というものを目指さなければならないというふうに思っております。  ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員のおっしゃった点は、一つは、先ほども申しましたように、特に四条の場合は、どういう形態のものかというのをきちっとこれは政令等でまず厳格にするということが一つ必要でございます。それで、ただし、先ほど申しましたように、私なんかでも自転車乗るときはドライ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員の問題意識もよく分かるところでございますが、目的というふうに限定いたしますと、現実にはピッキング用具を持って夜中に徘回しているような人間が住居侵入の意図を、目的を持っている場合が多いんではないかと想像いたしますけれども、現実の取調べなり捜査の実務を考...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、今おっしゃった国際的な問題ですね。昔は警察担当の閣僚は内務大臣なんていって国内のことばっかりやっているようなイメージがございましたけれども、私就任しましてから、いかに国際的な連携が治安の確立のために必要なのかということを痛感しておりまして、中国のみ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 長谷川委員から幅広い観点からいろいろ御示唆をいただきました。特に御提案いただいた件は、いろいろ今までやっていたようでありますけれども、ピッキング侵入盗に関しては少し取組が今までなかったということでございますので、早速工夫をさせたいというふうに思っておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、白浜委員おっしゃいましたように、平成十四年中の侵入窃盗を調べてみますと、何らかの器具を用いて建物に入ったというのが、これが全体の約六割でございます。それで、それをもうちょっと見てみますと、いろんな用具が利用されているわけですけれども、多く使われている...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今日は、先ほどの長谷川委員の御提案といい、今の白浜委員の御提案といい、いろいろ大変我々にとって良い御提案をいただいているわけですが、ホームページに関しましては、今、白浜委員のおっしゃるとおりで、やはり分かりやすいものをやるように努力しなきゃいかぬと思って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほども申しましたように、やっぱりピッキングあるいは更にその背後にある侵入犯罪、これが一番体感治安を悪くしているものでありますから、この法律を活用して安心していただけるように努力をしなければならないと思っております。  その上で、先ほどから申しておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) どういう用具の所持を禁止するかということになるわけですけれども、私はこれはそのときの犯罪の実情とかそういうものをよく見ないと、なかなか現状に適したものに定められないんだろうと思うんですね。それで、先ほど生活安全局長も御答弁申し上げましたけれども、サムター...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと私の御答弁も舌足らずだったかもしれませんが、基本的に三条、四条において、どういう目的に使われるどういう種類の工具というか器具であるかということは三条、四条できちっと決めていただいているわけですね。それで、更にそれより具体的に決めようということにな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、御理解をいただきたいと思いますのは、この条文、三条、四条ですね、乱用の危険はないかという点からの今の御質問ですが、その前提に、何もないところに無理に重罰規定を設けたわけではございませんで、やはり侵入盗が増えている、それでそのうちの六割が何らかの器具...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私が答弁するより法務省の刑事局長か警察の刑事局長に答弁していただいた方がいいのかと思いますが、牽連犯とされている場合は判例上も極めて定型的に関係のあるものというふうに限定されているのではなかったかと記憶いたしておりまして、ちょっとそういう事例とは違うので...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、吉川委員がおっしゃったワンドアツーロックとかサムターン回しですね、私も今閣僚をしておりますので、うちの前にポリスボックス建ててもらっておりますので今は余り心配ないと思うんですが、辞めた後すぐ入られたりしたら、ピッキング対策などというのは恥でございます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案は、度々御答弁申し上げていることでありますけれども、非常に侵入犯罪が増えていると。それで、そのうち六割が何らかの器具を使っていると。その器具を使っているもののうち、一番多いのはドライバーである、次がバールである、それからピッキング用具であると、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに今、島袋委員おっしゃいましたように、この法案の中には分けてみれば二つの要素があるんだろうと思います。一つは正に刑罰規定、刑事法の領域のものが含まれていると。それからもう一つは、全体の犯罪を抑止していくために、事業者にある意味での義務を課したり協力を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず題名から直接うかがえない四条の罰則、これを色を薄めるためではないかという御趣旨だったと思うんですが、それは大変私どもの意図を曲げてと言うと失礼でございますが、曲げて言っておられるような気がいたします。そういうことではございませんで、先ほど申しましたよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃったのは、先ほど答弁させていただいたことも関連いたしますが、要するに刑罰法規と業法みたいなものをもう少し分けて、刑罰法規の方では、侵入盗だけではなく自動車窃盗とか、そういうようなものも含めて、かぎを壊して盗むような、そういう類型を広く一本化すべ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、黒岩委員が参議院宿舎の、何というんでしょうか、ピッキング対策と申しますか侵入盗対策、関心を持っていただいて大変有り難いことだなと思っております。  そこで、ピッキングは、今、私が今更申し上げるまでもなく、現在、二百八十五万件の刑法犯認知件数があると...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。
05月29日第156回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりましたインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、最近におけるインターネット異性紹介事業の利用に起因する犯罪による児童の被害...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西銘委員がインターネットの進展を見通して御意見を言っていただきましたので、私もだんだんインターネットとその影の部分という方に頭が切替えができたわけでございますけれども、e—Japan重点計画二〇〇二というのを政府が作りまして、それを見ますと、「IT革...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西銘委員がおっしゃいましたように、児童買春事件の検挙件数、これは二年連続で増加しておりまして、特に、被害者総数に占める高校生の割合が平成一二年では三八・八%、それから十三年が四〇・二%、それで十四年はちょっと減りまして三五・三%になっているわけですが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員が指摘されましたストックホルム宣言ですね、これは児童の商業的性的搾取を犯罪とすると、それとともに、こういう行為の犠牲となった子供を処罰しない、こういうことをうたっているというふうに理解しておりまして、児童買春、児童ポルノ法というのはそういう精神に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の児童買春法三条をお引きになりましたが、この法律、今回お出ししている法律の中身は国民の権利を不当に侵害するようなものではないと思っておりますが、御指摘のように、どんな法律でもその運用に当たって、人権ないし国民の権利を不当に侵害することがあってはならない...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員御指摘のように、警察だけでこの問題が解決できるというふうには私は思っておりません。これは、どんな犯罪現象も、究極のところ、社会全体との連携や何かがなければ解決できないのは当然のことでありますけれども、特にこの問題に関しましては、性の商品化というよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ストックホルム宣言とある意味では同種の、ストックホルム宣言をお引きになりました、児童の権利条約というのがございまして、それは児童の最善の権利というものを考えて、児童に対処するいろいろな行動をしなければならないという規定があったというふうに思います。  ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 罰則が科せられると、それで法の適用を受けた子供にとって、それは罰則があればそれは負担になるだろうと。あるいは、不正誘引をした結果、児童買春の被害者となった子供が被害申告をしにくくなるんではないかと、こういった指摘がございます。  それは事実、そういう指...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案を作るためにそういう少女たちの実態調査という、そのために特に行ったというわけではないんですが、警察部内では、今まで少年非行等の対策、少年係の専門家がたくさんおりますので、各種の会議とか研修といった場所を通じまして、そういう現場の経験、そういう少年...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大人たちですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、まあ加害者ということになるんじゃないでしょうか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、岡崎さんがおっしゃったことは、現実にそこでそういうのを、そういう出会い系サイトの記事を、記事というか書き込みを見て大人が出ていってその子供を買ったとすれば、正に児童買春法によって刑罰の対象になるわけでありまして、加害者そのものなんですね。この法律で規...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私が把握しているのはごく一部だと思いますが、先ほど申し上げましたように、少年係、補導係等のいろいろな議論を今まで聞いてきたというところでございます。これはもういろんな実態があって、私もとてもすべてを掌握しているという御答弁をする自信はありません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、緊急避難という表現をお使いになりましたが、私どもの今回の考え方は、先ほど申し上げたように、不正誘引自体が結局子供を、非常に大きな悪影響を与える、いろんな犯罪に巻き込まれる危険な場である、子供にとってですね。そういう不正誘引の悪質性から見ますと、だれで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今まで警察だけではありませんで、関係省庁、出会い系サイトでいろんな問題が起こっておりますので、子供とかあるいは保護者、それから国民一般に対してもいろんな広報啓発活動というのを行ってまいりました。この法律が成立しましたら、関係省庁や関係事業者、あるいは防犯...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大変、意味と言われるとちょっとお答えしにくいんですが、具体的に何をやっているかということを申し上げたいと思いますが。  児童買春禁止法の施行に際しまして、都道府県警察に対して警察庁で、被害児童の事情聴取に当たっては、子供の特性に配慮することはもちろん、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 成り済ましというのは、ネットを使った犯罪だけでなく、いろんなもんでも、他人を仮装して他人をかたって犯罪を犯すということはあり得るわけで、その場合にはきちっと捜査をしませんと委員のおっしゃるような冤罪の危険がある、一般論としてまずそうだろうと思いますが、確...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案の対象になりますのは、インターネット異性紹介事業として第二条に定義をされておりますが、それに関するものだけ、それに関するものだけでございまして、一般のものはこの法律の適用外でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) まず第一に、過去に児童買春事件、出会い系サイトに起因して発生した児童買春事件の実例を網羅的に調べまして、どういうところで事件が発生しているかという調査をいたしますと、大体どういう状況か判明した四百件のうち、一件を除きました三百九十九件、これがこの二条で言...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) インターネットオークションのときからずっと継続した松井委員の問題意識だと思いますが、要するにどういう犯罪危険性があるかということでございまして、二条は二条できちっと定義しておりますので、これはやはり犯罪構成要件というのは厳格に解釈しなければいけませんから...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 警察庁としてというか、国家公安委員長としてどう対応するかというのは、実はまだ決まっていないわけですね。  それで、それは一つには、警察が出ていく、国家公安委員会が出ていくということになりますと、単なる反社会性というだけでは、法律をどうするかという話にな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 警察法二条は、国民の生命、財産、こういうものを保護するのは警察の責務であるというふうに規定しておりますので、我々としては、警察としては、当然ネット上、サイバーパトロールなどをして国民の生命とか財産に危害が及ぶような情報は常にウオッチをしておかなければいけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは今までも、閣内でもいろいろなこの関連の会議がございますので、そういうところで議論がされておりますけれども、常に新しい問題が生じてまいりますから、我々としてはそういう問題提起をして一緒に議論をしていかなきゃいけないと思っております。  それで、先ほ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の白浜委員の御質問は、ある意味では答弁が非常に難しい御質問でございまして、この出会い系サイトを利用したこういうこの種の犯罪というだけならある程度お答えすることは、簡単とは申しませんけれども、できるわけですね。  それは、何というんでしょうか、やっぱり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、先ほどから申し上げているように、インターネットというものが進展して、出会い系サイトというものを利用して子供の性を商品化するような不正誘引、こういうものは弊害を及ぼしているということにかんがみて、こういうものはだれが行ってもいけないんだというまずル...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 十分効率的に使わなきゃいけませんが、五百万というのは余り多い額とは私の立場からも申し上げにくいわけでございますので、よく予算の在り方等も勉強させていただきたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員のおっしゃるとおりだと思います。  子どもの権利条約、児童の権利条約には、子供の最善の利益という言葉がございますけれども、今のこのインターネットに、出会い系サイトによる子供たちの被害というものをやはり防ぐためにはこういう措置が必要であると、そのため...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、やはりこういうものを早く署名、批准すべきものというふうに前から考えておりまして、少しでもその方向で努力をしたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) ストックホルム会議は、一九九六年の八月にストックホルムで、スウェーデン政府だけではなく、ユニセフであるとかECPATであるとか、あるいはいろいろなNGOグループの共催で開かれまして、日本を含めた百二十二か国、それから約二十の国際機関、NGO、それだけじゃ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現実に出会い系サイトを利用することによって、確かに一番多いのは児童買春かもしれません。しかし、そのほかに強姦とか強制わいせつとか、場合によっては殺人までの被害に巻き込まれる子供たちがいる、それに対して我々は一体何をできるかということをやっぱり私たちは考え...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 吉川先生から誘導をされましたが、私は、吉川委員のおっしゃった、それはこういう問題は決して警察や家庭裁判所だけで解決できる問題ではない、家庭教育であるとか、あるいは学校であるとか社会の力とか、あるいは友人の力とか、そういうようなもので解決すべきものだという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに島袋委員のおっしゃるように、世代間ギャップというのはあるのかなというふうに私も思います。  私の手元に青少年問題調査研究会という中央大学の矢島教授が委員長をされた報告がございますが、この研究会で平成十三年の十一月から十四年の一月まで、宮城県など五...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 結論から申し上げれば、憲法二十一条に何ら抵触するものではないというふうに考えております。  このいわゆる不正誘引の規制というのは、現実に子供たちが不用意にこれにアクセスすることによっていろいろな犯罪に巻き込まれるおそれがある、そういう意味で、社会的に危...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これ、なかなか難しいんですよね。それで、どういうふうに答えるかというのはそれぞれの、何というんでしょうか、物の考え方の根本にかかわってきますので、私の答えが黒岩さんを説得できるかどうか自信がないんですけれども、私は、易だって陰と陽とで成り立って、あれで世...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 塩田委員にお答えいたします。  今委員お尋ねの北朝鮮による日本人拉致容疑事案、これは日本人の生命身体に危険を及ぼす極めて重大な治安上の問題であるというふうに認識しておりまして、今委員御指摘のように、警察として、まさにこれは北朝鮮による拉致であるというふうに判断を...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員御指摘の文芸春秋から出ておりました書物について、そういう書物が存在する、またそういう書物が何を書いているかということも当然捜査当局としては承知をしているというふうに考えておりますが、具体的なことについては、大変申しわけありませんが、答弁は差し控えさせていただ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、塩田委員のお気持ちは私もよくわかりますし、気持ちは同じであるつもりでございますけれども、これはいつごろまでこの捜査がかかるかということも今ここでお答えする段階ではないというふうに思います。大変恐縮でございますが、御容赦をいただきたいと思っております。
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、日本の警察は都道府県警を単位として活動をしております、権限も持っておりますし。警察庁という組織は調整を主たる仕事としておりまして、執行権そのものはほとんど持っていないという形になっております。  お尋ねの今の捜査に関しましては、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今塩田委員おっしゃいましたように、テロであるとか、この種の活動に対処するためには事前抑止ということが一番大事だろうと思います。テロリストを日本の国内に入れない、アジトをつくらせない、こういうような形が一番大事だと思います。  それで、それにつきましては、今おっし...全文を見る
06月05日第156回国会 参議院 内閣委員会 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、松井委員がおっしゃった点は、成り済ましというのはほかの犯罪でもあるというのは先ほど局長の答弁のとおりでございまして、捜査上難しい問題があるわけですが、特にインターネットの場合には、非対面性といいますか、そういうものが非常に長所となる反面、また問題も生...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、松井委員がおっしゃることは私、おおむね私も全く同意見でございます。  ただ、直ちに例えばヤフーなりなんなり事業者とまず警察が話し合うというものでもないと思いますけれども、現実の犯罪を防いだり何かするときにどういう、それぞれの事業者はどういう事業とし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 川橋委員のパソコンにこういうものが届いていたということでございますが、本当にこういう、何というんですか、子供にとって有害なコンテンツと申しますか、我々が想像する以上にあふれているんだと思います。  実は、私も携帯電話、しばらく前にいわゆる迷惑メールとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のところ、そういう一一〇番みたいなものが特にできているわけではありませんけれども、先ほどからの御議論のような、フィルタリングシステムの普及であるとか、あるいは事業者の自主的な措置であるとか、それから、やはり教育といいますか、情報リテラシーというようなこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 自分の方から。  これ作りますときに試しに見てみまして、見ただけでございますけれども、試しにやってみました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も昨年、カンボジア、たまたま、川橋先生より先だったか後だったか分かりませんが、子供の商業的性的搾取みたいなのにどう対応しているのかというのを見る機会がございまして、私が見ましたところも、いろんなところで、学校というところもありましたし、いろんなところで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) もちろん、問題は非常に根が深いといいますか、幅広い論点を含みますので、取締りの観点だけで対応すべきでないというのはそのとおりだと思いますけれども、他方、我々としましては、社会に非常に大きな害悪をまき散らす危険性のある行為については、やはり適切な取締りの手...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、こういう問題を規制しますのには、いわゆるサイバーパトロールというようなものをするわけですけれども、それは公開のだれでもが閲覧できるサイトをざあっと検索していくというようなことになるわけでございますから、そのことが通信の秘密に抵触するということはな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 迷惑メールといいますか、こういう広告メール全体に、まだ十分私自身検討したことないんですが、先ほど申し上げましたように、私自身の携帯電話にも、さっき、お寂しいあなたへなんて変なことを申しましたけれども、そういうようなメールが入ってくるわけですから、これはど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その点につきましては、先ほども御議論に出ました昨年十月二十一日の青少年育成推進会議の申合せでいろんなことがありまして、そのフォローをきちっとやっているかという御質問があったんですが、警察では、平成十四年十一月に有識者、PTA、ボランティア、あるいはNGO...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 迷惑メールにつきましては、昨年の七月から施行された法律につきましては有冨局長から御答弁がございました。それだけではやはり足らない面が、私ども少年の今置かれている状況、犯罪に引き込まれる状況、こういうのを見ますと、それだけでは足らないところがあるのではない...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案は内閣として閣議決定を経て国会に提出しているものでございまして、もう委員のおっしゃったとおりでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃった選択議定書は、性的搾取あるいは性的虐待から子供を守ろうという目的で、児童の売買、児童買春あるいは児童ポルノに関する一定の行為を犯罪とすることを締約国に義務付けるものでございます。  私は、これは日本も早期に批准すべきものというふう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはちょっと私が直接お答えするのがいいかどうか分かりませんが、大体かなり、こういうものを批准ないし署名する場合に、日本はかなりまじめに日本の国内法体制がそれにきちっと対応できるかどうかというのをチェックして行ってきたのが今までの例で、そういうことのため...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃいましたように、将来、インターネットの利用形態とかその危険性というものが十分もう周知のものになって、もうインターネットというものが本当に市民社会の中で完全にその利用方法とか弊害もみんなが分かっているという状況になった時代を考えますと、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も繰り返し答弁をしておりますように、警察でできること、法規制でできることというのは、それは限界があると思います。  ただ、この十月の段階で、今、四項目めに法規制というのは置かれていたじゃないかと、それは、その前の三つのことを十分やって、その上で、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。
06月06日第156回国会 参議院 本会議 第30号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 広野議員にお答えいたします。  拉致被害ではと疑われる案件について、グレーゾーンの方々も含め警察は確認すべきではないかとのお尋ねですが、警察においては、北朝鮮による日本人拉致容疑事案について、これまでの一連の捜査の結果、現時点で十件十五名と判断している...全文を見る
06月12日第156回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、岡田委員から期待の声も含んで御意見を賜りまして有り難く思っております。  それで、やはり時間が大切だということはもう私もそのとおりだと思っておりまして、私もこの機構の運営に関する一番基本的な方針の一つ、スピード感ということを重んじろと常々言っている...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、岡田委員おっしゃいましたように、三年間で一万人の警察官の増員を図ろうということで、今年は二年目でございます。  こういう行財政の厳しい中で三年間で一万人増やそうというのは、私は政府としてなかなか大きな決断であったというふうに思いますし、治安を大事に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今いろんな事例を挙げておっしゃいましたけれども、やみ金融、先ほど生活安全局長が答弁申し上げましたように、いろんな形態がありまして、それで今、確かに今の社会や経済情勢を反映して、事業者だけではなくて一般市民の間まで被害が拡大しているというふうに我々は認識し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、吉川委員がお読み上げになった事例を伺いますと、誠にもってけしからぬ事例だと私も思います。こういう、過去に貸金業者から借入れをしてもう既に返済を終えているというような一般市民に対して脅迫的な取立てをする事案が最近かなりあるように聞いております。  そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がお引きになった事務連絡という、まああれになっておりますが、分類になっておりますが、要はポイントはこういうことだなというものを網羅してある対策だと思うんですね。  それで、これはこの趣旨を十分にやはり現場の警察官に教育、教養、しっかりさせて、趣旨を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の吉川先生の御提言、しっかり受け止めさせていただいて、現場を私も督励して、実効が上がるように少しでも前へ進めたいと、このように思っております。
06月30日第156回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大先輩の渡辺委員から治安に関心を持っていただいてこの問題をお取り上げいただいたことを大変私ども有り難いことだと思っております。  今、渡辺委員がおっしゃいましたように、かつては水と安全はただだというような言い方がございましたけれども、今国際的に比較して...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一昨年の米国同時多発テロ事件以来、必ずしもこれを対岸の火事のようにばかり見ているわけにはいかない状況、例えばバリ島でああいうテロが起こりましたのも、遠い太平洋の向こうであるとか、あるいは中東地域でテロが行われるだけではなくて、アジアにもあり得るということ...全文を見る
07月02日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 塩田委員からは、たしか一月ほど前にこの件について御質問をいただきまして、率直に申し上げまして、前回御答弁申し上げたときからえらく進んだことを御報告できる段階になっておりません。その点、大変残念に思っております。  そこで、結局、前回お答えしたのと同じようなことを...全文を見る
○谷垣国務大臣 お尋ねの田中実さんの件につきましては、先ほども御答弁を申し上げたように、北朝鮮の拉致の可能性も視野に入れながら、今捜査を進めているところでございます。  そして、今委員もお触れになりましたけれども、御質問の後も公刊物で報道があった、それを含めて過去にいろんなもの...全文を見る
07月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第18号
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○谷垣国務大臣 現下の深刻な状況をお踏まえになった委員の御議論でございます。  私も、一方で国家公安委員長という職をいただいておりますが、他方で産業再生担当ということで、要するに治安と経済、ある意味で両方視野に入れなければならない立場でございます。もちろん、この二つを混同するの...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、中沢委員がお触れになったNHKの番組、私もかつて逓信委員長をさせていただいたから申すわけではありませんが、早速私も見てみたいと思っております。実は、私の秘書官から、こういうものを見たがなかなか掘り下げた内容であるというのをちょっと聞いておりましたので、今委員か...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の委員の連携という前に、警察が法によって負っている責務といいますか、権限といいますか、これを的確に行使して犯罪を抑止し、あるいは摘発していく、まずこれを警察が徹底してやるのは当然のことだろうと思いますが、それに加えて、警察だけではなかなか物事が進んでいかないとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 警察として、朝鮮総連に対する認識というのは、要約すれば二点でございます。  一つは、北朝鮮を支持する在日朝鮮人によって構成されている団体でございますけれども、その綱領の第一項には、「われわれは、すべての在日同胞を朝鮮民族の真の祖国である朝鮮民主主義人民共和国の周...全文を見る
○谷垣国務大臣 警察だけでなく、各機関連携して事に当たれとおっしゃるのは、私、そのとおりだろうと思います。  それから、破防法の適用等言及されましたが、我々は、もうこれは法と証拠に照らして厳正に対処していく、その信念は揺るぎはない、こういうことを申し上げたいと思います。
○谷垣国務大臣 食品安全モニターに関しましては、今事務局長からも御答弁いたしましたけれども、食品安全委員会の委員で御協議をいただいて基準をつくっていただきましたので、私としてはそれを尊重すべきものだと思っております。  それからもう一つ、専門調査会の委員に関して、今の委員の御意...全文を見る
○谷垣国務大臣 当然、委員の方々は、独立できちっと判断をするという意識のもとでやっていただいておりますし、私もそれを尊重してまいりたいと思っております。
09月30日第157回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 千葉景子さんにお答えいたします。  まず、ローン利子控除制度の御議論でしたが、これについては、ローンを利用する人とそれから自己資金で購入する人との間のバランスが取れるかといった問題、それからこれが租税回避のために利用される懸念がある、こういった問題点が...全文を見る
10月01日第157回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 今、西川委員から、日本は介入が前よりしにくくなっているのではないかというニュアンスでお尋ねがあったと思いますが、先般、G7、IMFございましたけれども、その前後、あるいは塩川大臣から私にかわりまして、根本の方針が変わったわけでは全くありません。  為替水準という...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだ、増税でやるかどうか、その辺はこれから厚生労働大臣とがっぷり四つに組んで議論をしなきゃいけないと思っております。
○谷垣国務大臣 まず、財源の議論、あれは平成十二年の法の附則に書いてあるとおりでございますが、私どもとしては、その前に、負担と給付のバランス、あるいは税をどこに入れていくか、こういう議論を煮詰めながら、さらに財源論もやらなきゃならない、そういうことを今議論しておりますので、それを...全文を見る
○谷垣国務大臣 閣内不一致だとは私は思わないんですね。まだ、これからどこに財源を求めるかというのはいろいろ議論していかなきゃいけませんから、それがすぐに増税だという結論に直ちに結びつくわけではないんだろうと思います。
○谷垣国務大臣 まだ結論が出ていないんです。ことしの年末の予算編成に向けて議論を煮詰めていこう、こういうことで、確かに坂口大臣のお考えも一つの御識見だろうと思いますが、私としては、まだ、それでそうだと言うだけの準備はできておりません。
○谷垣国務大臣 今、海江田委員おっしゃったように、一万二千七百八十のNPO法人、設立があるわけですが、認定されたものは十五件、ことしの八月末までですが。  それで、もう委員よく御承知のように、昨年の税制改正で、優遇措置の対象となる認定NPO法人の要件について大分緩和をいたしまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、我が国でやっている住宅ローン減税ですね、今おっしゃったようにことしで期限を迎える、こういうことになっておりますが、これは、景気対策の観点から住宅が大事だと今おっしゃった、それをやろうということでやってきたわけですが、これを続けますと大体一兆円という減税になっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっとその割合は今資料がないんですが、割合を見ますと、相続税、贈与税、これは個人にとって資産の有効な活用につながるわけでありますが、これが初年度〇・一兆、それから平年度が〇・二兆。それから、金融・証券税制、これは株式になじみの少ない方々を含めて預貯金並みの手軽さ...全文を見る
○谷垣国務大臣 随分先のことまで読んで御議論をいただいたわけですが、もちろん我々も、今おっしゃいましたように、この税制調査会の答申を一つたたき台にしてこれから議論をしていかなきゃならないんですが、ただ、今度の相続税、贈与税の一体化というのは、相続税が課税されない方々、九五%ですが...全文を見る
10月02日第157回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 私の役割は財源分担をどうするかということなんですが、しかし今、文部科学大臣から御答弁がありましたように、財源だけで片付けるわけにはこれは教育の問題はいかないということがあろうかと思います。やはり地域社会の創意工夫といいますか、そういうものを重視しながら、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、もう委員よく御承知のように、附則には、基礎年金については、給付水準及び財政方式を含めてその在り方を幅広く検討して、当面平成十六年までの間に、安定した財源を確保し、国庫負担の割合の二分の一への引上げを図るものとすると。  ですから、給付水準をどう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) イフではなくて、一体として解決すべきものというふうに書いてあると私は読んでおります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 繰り返し申し上げておりますように、この附則には、給付水準や財政方式もきちっと検討しろと書いてあるんですね。検討して、検討してやはり新しい方向を出していかなきゃいかぬということを当然ここには書いてあるわけです。その上で安定した財源を確保し、安定した財源が確...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、財源確保はやはり税制全般にわたることでありますから、今、一生懸命議論をしながら努力をしていると、こういうことであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) いやいや、委員のお読みになり方は、二分の一のところだけをおっしゃいますけれども、この条文の書き方は明らかに、全部を検討して一体で見て、そうして結論を出せということを書いてあるんだと私は思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃったドミニカのこの交流センター、個別の案件では外務省から特に協議を受けたわけではありません。受けたことはございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成、今のは平成十二年度の案件のようですが、平成十二年度当時は、草の根無償、このドミニカの事案も草の根無償ですが、これ、草の根無償に関して一千万円以下の案件は協議の対象としていなかったと。それは、少額案件まで協議の対象とすると事務量が膨大であるとか実施の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどから公共投資あるいは国道、高速道路について御議論がいろいろございましたけれども、財務省としては、公共投資につきましては、「改革と展望」に沿って、景気対策のための大幅な追加が行われていたその以前の水準を目安に総額を段階的に抑制すると、こういう方針でや...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私はこの御質問に対しては二つの顔がございまして、一つは国民生活金融公庫を主管している大臣といたしまして、この国民生活金融公庫では、今おっしゃった無担保無保証の貸付制度、これ新創業融資制度といいまして平成十三年度から始まっている。それからもう一つ、第三者保...全文を見る
11月25日第158回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 今冬柴委員おっしゃいましたように、平成十二年度の改正の附則で、給付と負担の関係それから財政方式を見直して、そして安定的な財源を講ずるものとするということになっておりまして、先ほど委員がおやりになったような議論、今経済財政諮問会議で激しくやっていただいておりまして、...全文を見る
○谷垣国務大臣 補助金の削減は小泉内閣にとりまして極めて大事な問題で、先般、一兆円を目標として削減せよという御指示が出ました。したがいまして、今まで骨太の方針二〇〇三で、菅さんが言っておられました工程表がございますが、それとあわせて、いろいろな知事会や何かから、地方としてはこうし...全文を見る
○谷垣国務大臣 どこに財源を見つけていくかというのはいろいろな知恵を出していくことが必要だと思いますが、先ほど岡田委員が、公明党案の定率減税というものを廃止した場合にはそれは国債の返還に充てるべきだとおっしゃいました。  それで、今の点も、これだけやはり国債を発行していろいろな...全文を見る
11月26日第158回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 三位一体、補助金を含みました三位一体改革は今年度の予算編成の中でも最も重要な論点でございまして、先般総理から、今年度は一兆円をめどとして、目標として廃止、縮減等を行うという御指示がございました。  そこで、いわゆる骨太の二〇〇三の中の方針を踏まえながら...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 外為特会の借入限度額ですが、今のところ十分まだゆとりがありますので、一部そういう憶測の報道も私も拝見しましたけれども、福井総裁の方にそのような資金調達の方法をお願いしているということは全くございません。  ただ、為替市場の動向を見まして私どもも常に機動...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 過去の具体的な対応ですが、補正予算で借入金限度額の引上げをしたというような場合、それから日銀へ外貨資産の買戻し条件付売却を日銀に対して実施した例がございます。  補正予算については、一番最近では平成十一年度の第二次補正予算で外為特会借入金限度額を、当初...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中国経済の規模も大変大きくなってまいりましたので、為替の在り方だけではありませんで、中国経済の在り方というものが、単に近隣の日本とかアジアに大きな影響があるというだけではなくて、欧米等、世界じゅうにやはり大きな影響を及ぼすようになってきております。  ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 小林委員に極めて予算委員会らしいテーマをお取り上げいただきまして、ありがとうございます。  今お触れになりましたように、プライマリーバランスの回復、これを二〇一〇年代初頭に実現したいと、これが我が国の財政改革の一番大きな柱でございます。しかしながら、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 予算は単年度でやっておりますので、それを余り厳格にしますと、今委員がおっしゃったような非常に硬直した現象が起きてきて、予算も結局無駄遣いになってしまうというようなことが今まで指摘されてまいりました。  そこで、財政法には今おっしゃったような国庫債務負担...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先日の経済財政諮問会議で、今お名前の出ました特命大臣の御経験から、麻生大臣が随分この点を問題提起をしていただきまして、我々も大分議論をいたしました。  それで、今、委員の提起していただいたように、新しい情報システムの開発等は初年度に金が掛かると。それで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題を議論するとき、我々の基本的視角といいますか、今更申し上げるのもなんですが、要するに、少子高齢化のスピードが非常に速いものですから、社会保障費の伸びも経済成長の伸びを上回ってこのままでは進んでいく、そうすると、ほっておけばますます大きな政府になっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その今お示しになった図は、平成十一年度の財政再計算時に厚生労働省が作りました「厚生年金の給付債務と財源構成」で、言わば厚生年金のバランスシートに当たるものです。  それで、今、四百五十五兆とおっしゃったのは、現行制度の下で国が支払うことになる年金債務の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申し上げたとおりでございまして、そういう過去負担分をどうしていくかということをこれから議論していただかなきゃいかぬと思っております。
12月04日第158回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 お答えいたします。  今松本委員おっしゃいましたように、各省庁が連携をとって、北朝鮮に対する対応は統一的な姿勢で臨んでいくというのは当然のことでございまして、これは当然、いろいろな機会にそういうことを、連携を深めていく、意思も共通のものを確認していくということは...全文を見る
○谷垣国務大臣 貸倒引当金の無税償却の範囲を広げることが問題の解決に必要だという御指摘だと思います。  不良債権処理を加速していく上で、確かにこれは考えなければならない問題ですし、税務会計と企業会計との間、ある意味で目的が違いますから差が出てくることはやむを得ない面もあるんです...全文を見る
12月05日第158回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) お答えいたします。  今回の足利銀行の特別危機管理の開始に伴いまして、同行が業務を行っている地域の金融それから経済の安定に迅速かつ適切に対応していくということは一番大事なことではないかと考えております。こういう認識の下で政府としては関係省庁と連絡会議を...全文を見る