谷垣禎一

たにがきさだかず



当選回数回

谷垣禎一の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第159回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度予算及び平成十五年度補正予算の御審議に当たり、今後の財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明いたします。(拍手)  日本経済の現状を見ますと、長期的な低迷の中でも、多くの国民の英知と努力によって培われ...全文を見る
01月19日第159回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度予算及び平成十五年度補正予算の御審議に当たり、今後の財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明いたします。  日本経済の現状を見ますと、長期的な低迷の中でも、多くの国民の英知と努力によって培われてきた活...全文を見る
01月23日第159回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 平成十六年度予算及び平成十五年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、平成十六年度予算について申し上げます。  平成十六年度予算について...全文を見る
○谷垣国務大臣 なお、本日、本委員会に、「平成十六年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算」及びこれに関連する「国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算」を提出いたしました。よろしくお目通しのほどお願いいたします。  どうも失礼いたしました。
○谷垣国務大臣 もう大丈夫です。
01月23日第159回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度予算及び平成十五年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、平成十六年度予算について申し上げます。  平成十六年度予...全文を見る
01月26日第159回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 通訳する能力はございませんけれども、やはり今までの仕組みをより、私どもも、これから実際どんどん財政負担がふえてくるんじゃ困りますから、いろいろ御議論の末に、まあああいう形で将来を開いていこうということで、私は今の石原大臣の御答弁は理解をできたつもりでおります。
○谷垣国務大臣 これはもう委員よく御存じで、釈迦に説法でございますが、ウルグアイ・ラウンドの交渉の中で、日本が五〇%のものを三八・五%に譲るその代償措置としてパッケージでやったものでございますから、これはこれで、それから発動の仕方も客観的なことで、裁量の余地がない法律の仕組みにな...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは法律上、委員の御意見でございますが、基準にする時期というものは明確に決まっているわけでございますので、立法論はいろいろあるかもしれませんけれども、現行の法律体系のもとではそれは難しい、難しいというか、できない仕組みになっているということではないかと思います。...全文を見る
○谷垣国務大臣 今首藤委員がおっしゃいましたように、この補正予算では十・八億ドル相当の千百八十八億円が計上されているところでありますけれども、この支援の内訳につきましては、イラク復興信託基金への拠出として四・五億ドル相当、四百九十五億円、それからユネスコ等の国際機関経由の支援とし...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今申し上げたようなことを今外務省で検討していただいているということであります。
○谷垣国務大臣 今の五百五十九億円の内容としましては、一つは電力であります。これは発電所、変電所のリハビリ、整備、それから移動式発電機、変電機の供与というようなことを検討しております。それから、水・衛生では、上水、あるいは簡易浄水機の供与、それから衛生は、ごみ収集車、汚泥処理車の...全文を見る
01月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 今後の財政政策等の基本的な考え方につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでございますが、本委員会におきまして重ねて、所信の一端として、今後取り組むべき課題等について申し述べます。委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  第一の課題は、...全文を見る
01月27日第159回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今平岡委員がおっしゃいましたように、この補正予算で外為特会の借入限度額の引き上げをお願いしているわけでございます。  そこで、これだけ大きくなるといろいろなリスクをしょい込むのじゃないかというお問いかけでございますが、まず、借入金にかかるコスト、利子負担、これは...全文を見る
○谷垣国務大臣 市場介入は、市場の投機的な動きに対応する、あるいはオーバーシューティングとか乱高下、こういうものを規制するということが目的でございまして、それを超えて、特定の水準を維持しようとか、あるいは意図的に一方に、例えば円安を誘導しようとしたりするということを、これはできる...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申しましたように、昨年の介入の額がかさんでいる原因は、地政学的要因やそういう市場のセンチメントに対応する結果膨らんだという認識をしているわけでありますが、今おっしゃった、昨年十二月に政府と日銀との間で、外貨債券の買い戻しつき売買の合意をしているわけであります...全文を見る
○谷垣国務大臣 無税償却基準の緩和をせよという御意見だろうと思いますが、私たちも税務会計と企業会計の差はできるだけ縮める方向で検討しなきゃならぬと思っているんです。  ただ、今、竹中大臣もおっしゃったことですが、ほとんどの金融機関が赤字である現状のもとで、これを認めますとかえっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 為替介入の目的は、一定の為替水準を維持しようとか、あるいは円安ないし円高の方向に誘導しようとか、そういうことを目的としてやっているわけではありません。行き過ぎた投機的な思惑で為替が動いていく、オーバーシューティングとか、こういうようなものに対処をするわけでございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 為替介入が米国の戦費調達に協力するためだという御意見は初めて伺いまして、びっくりしているわけでありますが、外為特会が保有している外貨資産の内訳は、これは、金融や金融市場、為替市場に不測の影響を与えますので、公表はいたしておりません。ただ、介入により取得した外貨は米...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、含み損が表に出てこない、手品のような形だということをおっしゃいましたけれども、大体ずっとこのところ、大きな傾向で見ますと円高の流れになってきておりますから、先ほどのように、ドルで持っておりますと、それは長い傾向としては差損になってくるわけであります。  しか...全文を見る
○谷垣国務大臣 三点お答えします。  一つは、まず、今の日本の対イラク公的債権はどれだけかというお話、これは、昨年の一月一日時点の元本及び利息の合計が四千九百四億円です。これに遅延損害金を含めますと、合計で八千三百八十九億円持っている、こういうことであります。  それから、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 地方税のことでございますから麻生大臣の御担当と思いますが、私も詳細な事実関係は把握しておりませんのでコメントは差し控えたいと思いますが、ただ、徴税意識、こういう納税意識という点から見ますと、国税当局としては、今後ともきちっと公正そして正確な、そういう徴税をしていか...全文を見る
01月28日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 今、宮下委員の初質問に答弁させていただく、お父様の宮下創平先生に、私、若いころ、いろいろ胸をかりて御指導いただいたことなど思い返しながら伺っておりました。  今のは、非常に、私が財務省で仕事をいたしますときの一番根本的な心構えは何か、そういうお問いかけであったと...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げましたように、十六年度におきましては、平成十五年度、実質的にはそれ以下に抑え込んでおく、歳出を抑制していく、そういう歳出改革を進めていくということが一つの柱でございますが、他方、締めていくだけじゃなかなか元気が出ません。やはり必要なところにはお金を回...全文を見る
○谷垣国務大臣 為替相場についてはなかなかコメントするというのは難しいことでございまして、いろいろな発言がいろいろな思惑を持ってマーケットにとられたりするということがございますので、ついつい発言も慎重になってしまうわけでございます。  具体的な水準について、これが高いとか低いと...全文を見る
○谷垣国務大臣 プライマリーバランスの回復に向けて私が用いた表現は、先ほど委員がおっしゃいましたように、一つの手がかりが平成十六年度予算で得られたというふうに表現しているわけでございますが、今委員が、竹中大臣のいろいろな御立論の基礎と、私が言っている後年度試算、私のところで出した...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、「改革と展望」に用いられている表現、二〇一〇年代初頭というふうに理解しておりまして、その初頭というのは、塩川大臣が言われましたように二〇一三年ごろかなと思っておりますが、何分遠い先の話でありますので、必ずしもそのように限定して用いるだけの頭の整理が私はまだで...全文を見る
○谷垣国務大臣 今為替の介入に関して、かつてのG10の見解をお引きになりまして、私も、そのG10の見解というのは間違っていないというふうに考えております。  為替相場というのは、経済のファンダメンタルズを反映して安定的に推移をしていくことがあるべき姿だろうというふうに思いますが...全文を見る
○谷垣国務大臣 昨年の九月のことをおっしゃいました。(五十嵐委員「五月、五月。五月の十九日」と呼ぶ)五月ですか。ちょっと私、その五月のことは今伺って、五月その当日のことは直接今お答えする準備がございませんけれども、マーケットからのヒアリングは随時行っていると思います。しかしながら...全文を見る
○谷垣国務大臣 別にふざけたことを申し上げたわけではなくて、何日にどういう市場からヒアリングをしたということは直接聞いておりません。しかし、ヒアリングはしているということは聞いておりますし、そのときに委員のおっしゃったような手法は用いていないという報告は聞いております。
○谷垣国務大臣 先ほどの点は、陰でしているという御指摘でありましたけれども、私は、そのような報告は聞いておりません。  ただ、そういうようなことがあるかどうかは今後も気をつけて見たいとは思っております。
○谷垣国務大臣 長銀、現在の新生銀行が上場されるということにつきまして、財務大臣として、コメントをする立場にはございませんが、今五十嵐委員がおっしゃいましたように、今から四年前の三月一日に、特別公的管理を離れましたときに私は金融再生委員長をやっておりましたので、そのとき感じました...全文を見る
○谷垣国務大臣 外為法改正につきましては、委員、今、対話と圧力ということをおっしゃいましたけれども、北朝鮮の拉致問題を解決していく上で選択肢を広げる必要があるという観点から今まで御議論をされてきたものというふうに承知をいたしております。  それで、これから議論をしていただくわけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 北朝鮮との間では、現在、平和的な形での問題の解決に向けていろいろな努力が継続されているというふうに考えておりますので、現時点で外交上の判断として北朝鮮に対する経済制裁を行うというふうには考えておりません。  ただ、政府としては、北朝鮮がさらに事態を悪化させるよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどの御議論の中でも申しましたので簡単に申しますが、こういう外貨準備をやっていきます場合に、要するに、為替介入をして、それが外為特会に入っていくという形になって、今大きくなっているわけですが、昨年度、ドルに関しましては、いわゆる地政学的リスクということに相当市場...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、あってもないと言うとかいうことではなくて、ございません。
○谷垣国務大臣 今、松原委員がおっしゃいましたように、確かに日本の場合は、介入で取得する外貨が米ドルであるということが圧倒的に多いものですから、外貨準備においてもドル建て資産が多くなってくる、そのうちの多くの部分が米国債になっている、これは事実でございます。  ただ、同時に、資...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました平成十四年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案及び農業共済再保険特別会計の農業勘定における平成十五年度の再保険金の支払財源の不足に充てるために行う積立金の歳入への繰入れに関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説...全文を見る
○谷垣国務大臣 この法律案につきましては、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対いたしません。
○谷垣国務大臣 これは、今三党の提案者からお話がございましたけれども、各党におかれまして、北朝鮮に働きかけていく場合の日本の外交の選択肢を広げる必要があるということで御議論をいただいてきたという経緯がありますので、それで議員提案になった、議員立法になったというふうに承知をいたして...全文を見る
○谷垣国務大臣 経済制裁としての効果という点だけをとらえて見れば、例えば送金の場合に、第三国を経由していくような場合もあり得ると思いますが、それは幾つかの国で連携してやった方が効果が上がることは当然だろうと思います。そういう面の効果だけに着目して言えば、そうだろうと思います。
○谷垣国務大臣 立法府でイニシアチブをとって議論をされていることに、なかなか行政府にいる者としては、伝統的には余り言いにくいことでございますけれども、やはり政策の選択肢を広げようというお考えでやっておられることは、私は十分意味のあることではないかと思っております。
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。     —————————————
01月30日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今、津村委員おっしゃいましたように、塩川大臣の御答弁と私も同じ考えを持っております。  財政法六条については、申すまでもございませんけれども、公債及び借入金の償還財源として決算上の剰余金の一部を基金に入れるということで公債の償還を確実ならしめようとした趣旨である...全文を見る
○谷垣国務大臣 今津村委員がおっしゃいますように、この二つのオプション、どちらをとるかによりまして、もちろん、手続的に、例えば利息がどうなるかとかいう小さなところでは違いがありますけれども、大きな意味では変化がない、同じ効果であるというのはそのとおりだと思います。  その中で、...全文を見る
○谷垣国務大臣 剰余金の処理については、六条、こういう規定がございますけれども、これで行っていくのが法律上の基本であるということは私は変わらないと思います。  しかし、現在の大変厳しい財政事情でございますので、平成十五年度の補正予算では国債の増発を回避することを優先したというこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 津村さんから、国債管理政策に対して大変明確な御指摘があったと思います。  国債管理政策をやっていきます場合に、いろいろな技術的な問題がもちろんあるわけでありますが、そのまず第一番の前提は、財政当局として財政規律というものをやはりきちっとやっていく、財政規律に対し...全文を見る
○谷垣国務大臣 馬淵委員の初めての御質問、答える私も、一生懸命答えさせていただきたいと思います。  それで、今、財政法六条の特例措置をこの補正予算でも行う、原則が財政法六条であるのに、その例外的措置をとるからには、やはりきちっとした態度が必要ではないかという御趣旨でございました...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは先ほど御答弁したことの繰り返しになりますが、あくまで基本は財政法六条に定められているものである、私どももこう考えているわけでございますが、今の委員御指摘のように、過去においてかなり頻繁にこういう特例措置をとってきたことも事実でございます。  これは要するに...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、いろいろな財政上の手法を弄して隠れ借金をつくっているんじゃないかという御趣旨のお問いかけだろうと思います。  ただ、私ども、今まで、かつて、確かに財政法上の手法を弄して、いろいろな意味で、表面を見たときに、今の日本の財政の実態に必ずしも的確に対応しないよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 突然のお問いかけでございますので、余りいいかげんなことは申してはいけないんですが、かつて幾らか持っていたことは事実でございますが、現在は私、所持はしていないのではないかと思います。間違っておりましたらまた訂正させていただくことがあるかもしれませんが、そう認識してお...全文を見る
○谷垣国務大臣 補正予算を組む基本方針ですか。(馬淵委員「はい」と呼ぶ)  基本方針は、我が国の今の経済情勢をどう見るかということが基本にあると思いますが、企業収益は改善してきて、設備投資も増加をしてきている。いろいろな数字を見ておりますと、いろいろなばらつきはもちろんあるわけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それでは、まず私から申し上げます。  先ほどもちょっと触れたところでございますけれども、輸出それから生産、ともに増加しておりますし、企業収益や設備投資の改善も続いております。また、雇用情勢も、大変厳しい中ではございますが持ち直しの動きが見られ、けさ、閣議で、総務...全文を見る
○谷垣国務大臣 二〇一〇年代初頭にどう回復していくかという大きなプログラムに関しては、今竹中大臣から御答弁をいただいたとおりでございます。  それで、ちょっと私、今手元に計算を持っておりませんが、一つの手がかりを得られたと申しましたのは、十六年度の公債依存率は四四・六%でござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 それぞれ、厳しい態度と申しますか、実質上、一般会計歳出及び一般歳出を平成十五年度予算よりも抑制していくということが基本でございますが、それと同時に、めり張りをつけていくということをあわせて目標といたしました。  それで、前年度より実質的に抑制していく、これは、災...全文を見る
○谷垣国務大臣 さっき、プライマリーバランスのことで舌足らずの答弁をいたしましたので、ちょっと補足させていただきますと、平成十五年度予算の場合の国債費マイナス公債金収入、これがGDP比ではマイナス三・九五%でありましたが、平成十六年度は、それがマイナス三・八〇%になっているという...全文を見る
○谷垣国務大臣 財政法六条の意味は、公債及び借入金の償還財源としてこの剰余金をきちっと充てて、公債あるいは借入金の償還を確実にしていこうという趣旨であるということは、これはもう明白でございまして、やはりそれは、財政法の考えの上において、一つの基本的な財政法の立て方ではないかという...全文を見る
○谷垣国務大臣 大変お答えするのに難しいお問いかけをいただいているわけでありますが、かつて総理が国債三十兆を限度とするという公約をなさったわけでありますけれども、現実にはなかなかそれが難しい状況になってまいりまして、十六年度予算は三十六兆六千億である、おっしゃるとおりでございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 財政規律を立て直すと肝に銘じて職務に励みたいと思っております。
○谷垣国務大臣 予算は、もちろん単年度主義が原則でございます。毎年毎年、その都度、国会に予算を提出して御審議をいただき、認めていただく、それがやはり基本であることは言うまでもないことでございます。  今委員がお触れになりましたように、モデル事業あるいは政策群という形で、毎年毎年...全文を見る
○谷垣国務大臣 補助金改革につきましては、今おっしゃいましたように、十八年度までにおおむね四兆円程度、これを目標として改革を行うというふうにされているわけですが、これまで、十五年度は改革の芽出しということで五千六百億やりました。それで、十六年度にはおおよそ一兆円と、合わせて一・五...全文を見る
○谷垣国務大臣 五千六百億と来年度の一兆強というのは、同じ思想で、同じ目標に向かってやってきているわけですね。ですから、この五千六百億は、何か日陰で生まれたというようなものじゃないんだと私は思うんです。やはりこれを含んで考えていくということでありますが、できるだけ多くやっていくと...全文を見る
○谷垣国務大臣 税源移譲につきましては、平成十八年度までに所得税から個人住民税へ税源移譲していくということを基本に置いて考えていきたい。  先ほど総務省からも御答弁がありましたように、補助金を廃止ないし縮減していく、性格がいろいろでございますから、毎年やっておりますと、非常に事...全文を見る
○谷垣国務大臣 佐藤委員、まやかしとおっしゃいましたけれども、今回の義務教育費国庫負担制度の改革の中で、いわゆる総額裁量制というのを導入いたしまして、教職員の給与水準であるとかあるいは配置のあり方を地方が自主的に決定できる制度へ改めるということが入っておりますし、それから、加配措...全文を見る
○谷垣国務大臣 自衛隊部隊のイラク派遣に関する経費につきましては、イラク人道復興支援特措法に基づく基本計画、実施要項の策定がございました。それを受けて、自衛隊がイラクで使用する装備品の購入や事前の訓練といった派遣の準備に要する経費は約二百四十一億円、これを昨年十二月十九日に予備費...全文を見る
○谷垣国務大臣 一月二十一日の報道にあるような、あるいは今委員がこの場でおっしゃったような具体的な事実に関しては、私は一切承知しておりません。  佐々木委員も、報道がすべて正しいわけではないということは、共産党の御経験でも十分御承知ではないかと思うんですが。
02月03日第159回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 非常に今お話がありましたように農業は大事な産業でありますし、先ほどお話にありましたように、農水大臣もプロ農家の養成とかいろいろな政策を考えていただいておりますので、財務省としては、きちっとそれをバックアップする予算を今年は組ませていただいたつもりでござい...全文を見る
02月04日第159回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 農家への支援の在り方、今、亀井農水大臣からお話がありましたように、競争力をどう付けていくかというようないろんな観点から農政改革、今懸命に議論していただいております。  私ども財務省としましても、こういう農業の構造改革の必要性は十分理解しておりまして、先...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) FTAは必ず進めていかなきゃならないものと思っておりますが、その交渉の中で、今おっしゃったような、センシティブな領域に関して構造改革がどれほど進んでいるのかというのはよく見ていかなきゃなりませんし、そのための必要な構造改革についてはきちっと議論をしながら...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この点は、国庫補助負担金の、どういう形で改革をして地方に必要なものをお渡ししていくかという姿をよく見ないと、一つ一つ取ってやっているとなかなかできないと思います。  しかし、今度つなぎの措置をどうするかということで、税源移譲予定交付金であるとかあるいは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がお配りになりましたこの表は、アメリカの国務省、作って、財務省の資料からお作りになったんだと思いますが、この表は、国だけではなくて官民合わせてどれだけ持っているかということでございますので、民間がどうしてかということは必ずしも私どもでは把握しておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 要するに、介入の是非というようなことを除いて申しますと、運用ということで申しますと、やはり買うのが、取得するのがドルでございますから、そのドルを、例えば今おっしゃったのは、ドル以外の例えばユーロで持ったらどうかとかおっしゃって、ということになりますと、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アメリカの戦費のファイナンスをするために米国債を持っているというわけではございませんで、昨年、特にさっき指摘されましたように、介入、かなり、発表しておりますが、かなりの介入になっております。そして、結局、取得したドルを、もちろん先ほど申しましたように、必...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは昨年、大分巨額に介入額が結果として大きくなりましたのは、アメリカは経済的には非常に調子がいいわけでございますけれども、いわゆる地政学的要因、テロ、こういうようなものから市場のセンチメントが、何というんでしょうか、やっぱりドル安の方に動いていったとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、どういう方向に為替が向かっているかというようなことは、これは発言は差し控えさしていただくべきものだと思っておりまして、これはやっぱり市場を見ていただきたい。  それで、私どもがやらなければならないことは、やっぱり日本経済のためにも、あるいは世界経...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもはそういう急激な動きが出てきたときにはやはり断固としてしかるべき措置を取ると。それで、そのためのやはり手段は持たせていただきたいということで先ほどおっしゃったようなお願いをしているわけです。  そこで、そこから先の委員の御疑問は、これだけ外貨準備...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十五年度末の時点で、今年の三月でございますけれども、だから見込みもございますが、七兆七千九百二十八億円の評価損が生じる見込みでございます。  他方、特会の運用益の方は累計で、十五年度末の見込みでございますが、約二十八兆ということでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、なかなか中身がお話しできないので話しにくいんですけれども、必ずしも、米国債がかなりの部分を占めていることは、これは事実でございますけれども、ドル建てのほかのものにも、散らしているというと変ですけれども、多様化も図っております。だけれども、結果と、...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 財務大臣の谷垣禎一でございます。  平野委員長を始め財政金融委員会の先生方には、常日ごろ、財務省、何かと御指導を賜っておりまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。  今、日本経済はあちこちで新たな動きを求める胎動が見られてくると思っており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法律案は、最近の我が国を取り巻きます政治情勢といいますか、外交情勢といいますか、そういうものを見まして、日本の安全と平和、これにとって特に必要があるときは閣議決定をもって経済制裁を発動できるとするものでございまして、我が国の取り得る政策の選択肢を広げ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この法案は、各党の中で北朝鮮に対してどういう対応を取っていくかという御議論の中から選択肢を広げようということでこういう議論になってきたと、そういう経緯から議員提案として発議されたというふうに理解しております。
○国務大臣(谷垣禎一君) この法律ができましたときに、発動するに当たってはやはりそれなりの覚悟と、そして覚悟の前には多分準備が必要だという御趣旨だろうと思いますが、私もそのとおりだというふうに思っております。  現在どうしているかということになりますと、税関では、北朝鮮に係る輸...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平野委員がおっしゃいましたように、この法律ができて、そしてさて発動するかしないかということになると、これは大変軽々しい問題ではないんだという御指摘は私も全くそのとおりだというふうに思います。  成立をいたしますと、この法律を扱う責任者は私でございますか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった、千九百何年とおっしゃいましたか、平成九年に外為法改正を行っておりますが、その前に昭和五十四年にも外為法改正を行っておりまして、そのときは、昭和五十四年以前は対外取引はそれまで原則禁止という形だったのを、原則自由というふうにこれは大転換をし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十四年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案及び農業共済再保険特別会計の農業勘定における平成十五年度の再保険金の支払財源の不足に充てるために行う積立金の歳入への繰入れに関する法律案につきまして、提案の理由及びその...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財政法六条は、今主計局次長が御説明いたしましたように、公債の償還を確実ならしめるということで設けられた規定でございますから、現在でもこれだけ国債を発行しておりますときに、どうして公債の償還を確実にしていくかという意味で、現在においても我々これを基本として...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 施政方針、非常に幅広いことを触れておられますので、今のお問い掛けにどう答えたらいいかちょっと戸惑っているんですが、やはり総理の、財政に関して申し上げますと、やはり財政規律を維持するというのが、維持していくというのが総理のお考えの底流にやはり私はあるものだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) はい。十六年ぶりに発行しないで済んだということは……
○国務大臣(谷垣禎一君) 十四年ぶりに発行しないで済んだということは、私もやや胸をなで下ろしているところでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 裏技という表現をお使いになりまして、確かに六条の本則から見ますと例外的な手法を取っているというのは御指摘のとおりだろうと思います。  しかし、先ほど申しましたように、全体の、小さなところでは違いますが、大きな意味では国の財政の言わばバランスシートという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) こうかつとおっしゃられますと、どのようにお答えしたらいいのか言葉を失ってしまうんですが、これは、先ほど申しましたように、やっぱり国債の金利等を抑制していくとか、いろんなことはやらなきゃならないわけでございまして、そしてまた発行していくとなると、先ほど申し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、要するに国債の発行額、残高が大きくなるわけでございますね。これ、償還いたしますと、その分、同じ形の予算を組みますと、また新たに国債を発行するということになりますので国債の発行額が大きくなってまいります。そうしますと、やはり国債全体の信認というよう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、公債の発行をめぐる状況は昭和二十二年当時と現在とは大きく違っておりますので、この財政法が直面している、六条が直面している課題も大きく変わってきていることはもう委員の御指摘のとおりだろうと私は思います。  ただ、現在は非常に厳しい財政状況にありま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、現在、いろんなニーズアセスメントをしまして、現地も見て、サマワあるいはその周辺でこういうことができるだろうというので始めているわけでございますが、やはり何よりもきちっとそれができるのかどうかというのを私は見ていかなければいけないんではないかと思っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、マドリッドでしたかの会議で、私ども日本として一定の約束をしております数字は先ほど委員がおっしゃったような数字でございます。  先ほど、これ、これから正に始めるところでございますので、やや慎重な答弁をしたことも事実でございますが、そういう、やはり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 聞いておりません。日本が独自に判断をいたしたものでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これはニーズアセスメント等を踏まえ、日本が何をできるかを考え、そこで当面の支援は無償で十五億ドル、それから中長期的に更に三十五億ドル、これはこれからのニーズや復興の状況を見ながら決めるわけですけれども、上限は五十ということでプレッジをして、現在そのような...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大塚委員には財務省に叱咤激励してやろうと、こういうお気持ちで議論をしていただいておりまして、誠にありがとうございます。  そこで、まず今度の補正予算の編成はどういう理由かということでございますが、平成十五年度では義務的経費の追加ということもございました...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いわゆるゼロ国債は、公共工事をしますときにどうしても契約後一定の準備期間というものが必要であります。したがいまして、年度当初から切れ目のない公共事業の執行を可能とするためにこういう手法を使って、平成十五年度でもそのようなねらいから計上させていただいたとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大塚委員がるる具体的なことについてお話しになりましたように、財政法の根本を貫く精神は、やや乱暴に要約すれば、財政規律をきちっとしていくという精神で貫かれているんだろうと思います。他方、予算は単年度主義でございますし、国会の御審議を得て決定されるもので...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっといいですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 言い間違えました。  工程表の表現は一般会計歳出並びに一般歳出ではございませんで、政府の大きさと、こういう表現になっております。済みません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 補正はもうやめないかという大変ドラスチックな御提案ですけれども、これはどうしても義務的な経費の当初予算では想定できなかったような増加とか、先ほどおっしゃった災害であるとか、やはりありますので、もうそういう手段を全部やらないよというわけにはなかなか、その御...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は昨年の九月に今の仕事いただきましたので、それ以前がどうだったのかは明確に申し上げられる立場ではありませんけれども、今、竹中大臣がおっしゃいましたように、日銀総裁とも、あるいは私と竹中大臣も経済財政諮問会議でよく意見の交換をさせていただいておりますし、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、今委員がおっしゃったように、金融庁がつぶしたというような認識は全く持っておりません。  ただ、北関東そして栃木県においては大変大事な役割を果たした、果たしてきた金融機関でありますから、これが倒れたことによって栃木県の方々の御苦労というのは大変なも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員おっしゃいましたように、政策投資銀行はファンド等に出資するというスキームを持っております。ただ、まだ栃木県、地元からファンドへ出資してくれという要望が政策投資銀行に来ているというふうには承知しておりませんが、地域が主体となってお作りになるファンドに...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 国税については私の所管でございますが、昨日そのような通告を私ども受け止めておりませんので、調べましてまた資料を出させていただきたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどの税のことでございますが、互助年金、給付については公的年金等の控除であると。それから、掛金については社会保険料控除であって、一般の年金と同様の扱いであると。委員の御指摘のとおりでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、内閣府、これは竹中大臣に御説明いただいた方がいいと思うんですが、財務省の試算は、特定の政策判断を加えることなく十六年度当初予算の制度や施策を継続していった場合に、後年度予算の影響を積み上げて計算したものでございます。  それから、内閣府の試算は、先...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 三位一体の改革は、地方分権を推進して、地方に権限と責任も持っていただく、これが第一でありますが、あわせて、これをやっていくためには、国も地方も大変財政が危機的な状況でありますから、スリム化も併せてやっていかないとなかなかこれが実現しないという面がございま...全文を見る
02月09日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。
02月10日第159回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 今度のG7で、参加各国の共通の関心といいますか問題意識を私なりに要約しますと、アメリカはもちろんですが、日本もヨーロッパも、経済はいい方向に進んでいる、そして、それをより堅実なものに、堅実な繁栄につなげていくためには、成長につなげていくためには各国がどういうことを...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、大野委員おっしゃいましたように、戦後の高度経済成長のときは民間投資が経済を引っ張った。それから、低成長になってからは外需が意味を大きく持ってきて、それで、さらに景気が悪くなったときは公共事業だった。そういう時代には、どちらかというと、今委員がおっしゃった消費と...全文を見る
○谷垣国務大臣 やはり持続可能なものでなければ、安心、安全につながりませんので、委員が大変御努力なさいましたように、年金制度そのほかが安心なものに、持続可能なものになっていきますように、財務省としても一生懸命尽力したいと思っております。
○谷垣国務大臣 中国は大変な経済成長も今遂げておりますし、大きな規模になりましたので、この人民元、中国の為替がどういうものであるかというのは、日本はもちろん、近隣のアジア諸国も、あるいは欧米にも大きな影響を与える問題になっているわけですね。  それで、では日本にとってどういう影...全文を見る
○谷垣国務大臣 中小企業基本法は、今委員おっしゃいましたように、業種とか資本金とか従業員数によって支援対象となる企業の中小企業者を定めているわけですが、法人税法の方は、課税の公平性とかあるいは法執行の簡便性といった観点から、一律に一億円ということにしているわけですね。  そこで...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、玄葉委員のお話、先ほどから財務省のための改革だとおっしゃるから、どこかで言わせていただかなきゃいけないと思っていたんですが、なかなか番が回ってまいりませんで。  しかし、委員のお話を伺っておりますと、三位一体をやってまいりますときに、そこに、スリム化をしなけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどからいろいろ言いたいことをおっしゃって、なかなか発言の機会がありませんので。  特殊法人向け財政支出がちっとも減っていない、独法にやったのからすればほとんど減っていないじゃないかとおっしゃいますが、平成十三年度予算から平成十五年度予算に向けましては、平成十...全文を見る
02月12日第159回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 国家公務員共済年金の運用資産、十五年三月末でありますが、国内株式三・六%、外国株式が二・九%です。
○谷垣国務大臣 これは年度によって違うわけでございますが、平成十四年度で申しますと、有価証券の自家運用、株式ですが、評価損益は八十九億のプラスでございます。それから、包括信託、委託運用では、国内株式、これは千五百七十三の評価損が出ております。外国株式については、五百三十五、評価損...全文を見る
○谷垣国務大臣 突然のお尋ねでございますが、ちょっと今までそういうようなことは議論いたしておりませんので、調べまして、また後刻御報告いたしたいと存じます。
○谷垣国務大臣 国共済の年金資金については、共済組合員等の福祉の増進に資する観点から、国家公務員共済組合連合会それから各省庁共済組合の福祉事業に必要な資金として貸し付けを行っております。それから、施設の建設及び運営に年金保険料を直接充当しているわけではありません。
○谷垣国務大臣 連合会の医療施設や宿泊施設等の整備のために、千五百六十億、平成十四年度末現在で貸し付けという形で行っております。
○谷垣国務大臣 先ほどからいろいろ民主党の主張を拝聴いたしましたが、公的年金の一元化については、先ほど厚生労働大臣がおっしゃったとおりであります。  それから、損失をどうかというお話がありましたけれども、国民年金や厚生年金における資産運用結果を考える場合は、市場運用資産だけで比...全文を見る
○谷垣国務大臣 大変立派な御意見を拝聴させていただきましたが、基本的なことでございますから基本的な考え方を申し上げたいと思います。  年金の税制を、年金の財源をどうするかというときに、やはり大事なことは、税財源でもってきちっと恒久的に安心してやっていけるような財源を確保するとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろ予算について御主張がございましたけれども、一つ、年金財源についてどうしてむだを省いていくかといういろいろ御議論がございました。  それで、まず公共事業の例を挙げて、そこをまず縮減しろというお話でございましたけれども、御理解いただきたいのは、現下の財政状況...全文を見る
○谷垣国務大臣 特別会計につきましては、財政演説の中でも、十分ではないんですが、ちょっとは触れさせていただいております。  それで、特会の歳出は三千八百七十四兆という規模でございます。(海江田委員「違う、違う、違う。単位が違うよ、ひどいね」と呼ぶ)三百八十七・四兆という規模でご...全文を見る
○谷垣国務大臣 どうも眼鏡が合っておりませんで、コンマを読み落としまして、申しわけございません。  三百八十七・四兆でございます。
○谷垣国務大臣 読み間違えるといけませんから、眼鏡を外してあれしますが、歳出総額が四百六十九・五兆というふうになっておりますが、うち一般会計が八十二・一兆でございます。その中で、特別会計への繰入額というのが四十七・〇兆ということでございます。それから、うち特別会計が三百八十七・四...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、特会のアカウンタビリティーを充実していくというのは、財政審で出していただいた基本方針の大きな部分でございまして、平成十六年度の予算及び財政投融資の説明という資料を出させていただいておりますが、そこは昨年に比べますと大幅に記述を詳細にしましたし、それから、特...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が御指摘になりました問題は、株式と不動産で譲渡所得の扱いというのは今まで異なっておりました。それで、土地市場の活性化ということを考えなきゃいかぬという観点から、株式の場合とバランス、平仄を合わせるような形で改正案を用意していただいているわけですが、それは要す...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど私が申しましたように、これは暦年課税の仕組みをとっているわけですから、個々の売買の段階で決まるわけではないんで、一年終わった段階で決まるということで、今委員のおっしゃったような不利益が不遡及という問題は、私は発生しないんじゃないかという気がするんですね。気が...全文を見る
○谷垣国務大臣 では、ちょっと過去の具体例を申します。  書画とか骨とうといった資産譲渡について、昭和三十六年四月一日施行の改正で、三十六年分以後の所得から損益通算を廃止した例がございますし、それから、所得税の控除の縮減、廃止についても、十五年度改正で長期所有株式の譲渡所得の百...全文を見る
○谷垣国務大臣 河村委員、この問題、大変御熱心で何度も委員会で取り上げていただいておると聞いておりますが、委員の御指摘も踏まえて、平成十四年の七月退職者のあっせん以降は、押しつけではないかとか、いろいろな御議論がありましたので、そういう疑惑を招かないような方法の見直しを行うとか、...全文を見る
○谷垣国務大臣 昔は税務署の副署長等があっせんしておりまして、いろいろ圧力をかけたのではないかという御疑念がありまして、現在では、今おっしゃったように、人事課が通してあっせんをやっております。
○谷垣国務大臣 平成十六年度末の国及び地方の長期債務残高は約七百十九兆円、GDP比でいきますと一四三・六%となる見込みでございまして、他の主要先進国と比べても非常に厳しい状況にあると認識しております。
02月13日第159回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○谷垣国務大臣 今、今井委員がおっしゃいましたように、三位一体改革の中でどれが父でどれが子であるのかよくわかりませんが、税源移譲というのは最も大事なものの一つであると私も思います。国政の上におきましても、国と国民が向かい合って、これだけの税金をください、そのかわりこれだけの仕事を...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった補助金改革は、地方の権限と責任を大幅に拡大する、これが第一の目標でございますけれども、同時に、今の財政事情からいたしますと、国と地方のスリム化ということも意識に置いてやりませんと、この補助金改革が進まない。ですから、スリム化というものも、大きな目標と...全文を見る
○谷垣国務大臣 一般論として言いますと、非居住者あるいは外国法人が日本国内の法人の株式を取得してその譲渡益を得た場合の課税関係ですが、これは国内法と租税条約で判断するわけですが、租税条約、先進国間のモデルとなっているのはOECDの条約であります。これは、日米の租税条約、それから今...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、達増委員、日本はアメリカのドルを買い支える政策をとっておるとおっしゃいましたけれども、それはやや誤解を生ずる表現でありまして、日本の外貨準備は確かに多くなっておりますが、それはやはり、行き過ぎた為替の変動というものが日本経済にとっても悪い影響がございますし、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ドルから急に地方分権に変わりまして、すぐ焦点が合うかどうか自信がございませんが、確かに委員がおっしゃいますように、経常赤字のアンバランスのようなものを単に為替だけで調整するというのは余り現実的ではありませんで、それぞれの国がやはり国内で持っている要因をきちっとやっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 為替相場は、先日のG7においても合意されましたように、経済のファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要と考えております。  今後とも、為替市場の動向をよく注視して、過度の変動や行き過ぎがありました場合には断固たる措置を講じたい、その結果としてこういう...全文を見る
○谷垣国務大臣 必要があるときはやるということです。
○谷垣国務大臣 先ほどから大変勇ましい御議論をなさっていると思いますが、まず、全体をやはり見ていただきたいんですね。小渕内閣のときに、非常に減税をいたしました。あのときの減税はまだいろいろな形で残っているわけです。あれは非常に規模の大きい減税でございました。  それから、現在で...全文を見る
○谷垣国務大臣 今総理がおっしゃったことを補足いたしますと、今回のG7のテーマは、私なりに要約いたしますと、アメリカそれからヨーロッパ、日本、それぞれ経済、いい芽が出てきている、アメリカは一番力強いわけですけれども。そうすると、このいい芽が出てきたものをどう持続的なものにできるの...全文を見る
○谷垣国務大臣 平岡委員は、公務員でいらしたころ、こういう国際金融の問題にも大変経験を積まれたと伺っております。どなたか先輩がおっしゃいましたけれども、国会というのは知らない者が知っている者に答弁するところだということを先輩が言っておられますが、そういう例かなと思います。でも、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 国際会議は、やはり各国いろいろな立場、利害があって、そして、やはりG7が団結しているということが必要ですから、一生懸命議論して、これで行こうというふうにまとめたわけです。  したがいまして、声明は声明をみずからして語らしめるというのが基本的な態度だろうと思うんで...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、このことは、G7の議論の中でも明確に申し上げました。
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃったように、日本の為替介入の場合には、やはりドルを買うことがほとんどでございますから、全部と言ってもいい、ほとんどでございますから、それは結果的にドル建てのものが多くなるわけでございまして、その中でも米国債というものが多くなってくるというのは、これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が御指摘になりましたように、円の国際化というのは、やはりこれは進めなければならないことだろうと思いますし、随分長期間にわたっていろいろな努力をしてきたことも、平岡委員がおっしゃったとおりだと思います。  しかし、まだ必ずしも、少しずつ成果は上がってきており...全文を見る
02月16日第159回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○谷垣国務大臣 先般のG7では、人民元のレートそのものに特定した議論というよりか、言うなれば世界経済全体が今どういう状況にあるかというような議論、幅広い、それぞれの地域がどういう状況にあるかというような議論はいたしました。  そこで、人民元の問題ですが、今、中馬委員がおっしゃい...全文を見る
○谷垣国務大臣 中津川委員から真摯なお問いかけでございますが、どのぐらいの為替相場がいいかということは、これは私の立場からは申し上げるべきことではないので、相場は相場にみずから語らしめよと。先週は平岡委員に、コミュニケはコミュニケをしてみずから語らしめよとお答えしたんですが、相場...全文を見る
○谷垣国務大臣 いただいた資料を拝見して、確かに、なるほどこういう関係になっているのかと思いましたが、どちらがいいんで、どちらが可か、これはなかなか判定の難しいところだと思います。  それから、今、為替水準についてはコメントいたしませんが、長い過程で見ると、徐々に円高が進んでき...全文を見る
○谷垣国務大臣 最近十年間では六回、円買い・ドル売り介入を行っておりまして、平成九年十二月に三回、平成十年四月に二回、それから平成十年六月に一回で六回であります。それで、六回の総額は四兆千七百五十四億円というふうになっております。
○谷垣国務大臣 まず、差損の方ですが、平成十五年度末で七兆七千九百二十八億円の見込みであります。それから、外貨資産の運用からの運用収入は、これは今までの累計が約二十八兆円でございますが、平成六年度から平成十五年度までの十年間の累計見込み額が十七兆というふうになっております。
○谷垣国務大臣 二十八兆利益が今まで累計であるわけですが、そのうち一般会計繰り入れというのを十七兆やっておりまして、そしてその残りが十一兆、こういうことが今の利益でございます。  それで、差損というのは、さっき申しましたように、七兆七千九百二十八億ですから八兆弱、こういうことに...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは確かに、評価損、今のような仮定を置きますと、金利の状況によってはそういうことが考えられないわけではないわけですが、今まで全体として見れば累計運用益は評価損を大幅に上回っているということでありますし、ですから、現時点で外貨資産の評価損が生じているから外為特会の...全文を見る
○谷垣国務大臣 我が国の為替介入は、内需が足りないからそれを外需に振り向けようというような、今の鮫島委員がおっしゃったような目的でもって行っているわけではございませんで、これも繰り返し申し上げておりますけれども、経済のファンダメンタルズを安定的に反映していないような投機的な思惑が...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった円の国際化を進めろということは、この間、平岡委員の御質問の中にもございましたけれども、大変大事なことで、随分いろいろ議論をして、必ずしも十分進んでいないところがございますけれども、今後もそれは努力をしなければいけないと思っております。  それから、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、麻生総務大臣がお話しになったとおりでございまして、今後、税制の見通しなども当然考えなければいけませんが、麻生総務大臣とよく相談して、今後の、特に平成十八年度以降考えていかなきゃいかぬということでございます。
○谷垣国務大臣 今の仕組みは、現在の財政状況の中でこういう形で処理をしているわけでありますが、今後とも、できるだけ財政の状況がどう理解いただけるか、そういうこともあわせて検討しながら仕組みを考えてまいりたいと思っております。
○谷垣国務大臣 郵貯資金をどういうふうに運用しているかは総務省の方からお答えいただくといたしまして、私どもの財投をお預かりしている立場からいたしますと、これは経過措置でございますから、平成十九年度までこういう形でやらせていただく、それは、今まで全額預託で大変大量にございましたのを...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど鮫島委員から故事来歴も御教示をいただいたわけですが、その前に、公共事業関係の特会のうち、たくさん入れているものはもうやめたらどうかという御意見がございました。しかし、こういう特別会計は、多くの場合、国みずからが多数の直轄工事を長期間にわたってやっている。しか...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は、鮫島委員がおっしゃいましたとおり、物によっては、特会の中で負担と受益というようなものを明らかにしていった方がいいものがございますけれども、他方、それを余りやりますと一覧性を阻害したり何かしてわかりにくくなる、おっしゃるとおりだと思います。  昨年、財政...全文を見る
○谷垣国務大臣 財投等の貸し付けは従来から滞りなく返済されておりますので、そのような不良債権化しているという事実は認識しておりません。  ただ、この議論がありますときに、特殊法人などに対して、財投とあわせて国の補助金が入っている場合が随分あるわけですね。こういう補助金等の国費は...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど井上委員が選挙区の方の例を引いておっしゃいましたように、老後の生活保障のかなめとなる制度ですから、これはやはり、国民皆年金という形で国民ひとしくそういう保障を受けられるということが意義があると思いますし、また、制度の安定的な運用ということからいいましても、国...全文を見る
○谷垣国務大臣 課税に関しては、個別のお答えはちょっと難しいものですから、一般論として申し上げますと、非居住者あるいは外国法人が日本の国内の法人の株式を取得し、それを譲渡した場合の譲渡益課税については、国内法と租税条約によって規律されるわけですが、一般のモデルとしては、OECDの...全文を見る
○谷垣国務大臣 このリップルウッドと契約を結んだときの私は担当閣僚ではございませんが、私の前任者のときに既に国会でそういう課税関係についての議論がございまして、そして、私が就任しましたときにはそういう議論の流れもございまして、私としては、先ほど御説明したような条約関係のもとで日本...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は外国との租税条約のことは詳細には存じませんので、政府委員から答弁してもらった方がいいかと存じますが、お互いにやはり投資を活発にしようということで、二重な課税を避けるために居住国で課税するというのが租税条約の一般的な形であるというふうに理解しております。
○谷垣国務大臣 これは、今おっしゃった「金融機関の差し迫った支払不能に係る破綻処理に関する法令」というものは、現在の我が国の法令下では、いわゆる金融再生法それから預金保険法が該当するということであります。  具体的な破綻処理のスキームとしては、金融再生法の第三十六条または第三十...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、先ほどちょっと、もう既に申しましたけれども、先ほどの預金保険法やあるいは金融再生法によって株式の取得が行われた後、資金援助が行われるわけですね。要するに、全額保証などをしております場合は足らず前は埋めるという資金援助が行われますが、そういったことを指してい...全文を見る
○谷垣国務大臣 新しいこの租税法は、これから国会へ提出するところでございまして、まだ未発効でありますが、基本的なことを申しますと、この条約の基本は現行条約と同じなんですが、先ほどお読みになったところは、株式の譲渡益であっても、締約国、これは預金保険機構を含むわけですが、この締約国...全文を見る
○谷垣国務大臣 どちらがという前に、今の委員の、まだ発効しておりませんけれども、この新しい条約の解釈でちょっと申し上げておきたいことは、お引きになった、参考にお配りいただいた紙の一番最後に(b)というところがございますね。これが現実にはきいてくるわけでございまして、新条約の発効前...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申しましたように、これは外交交渉の過程でございますから、要するに、条約は条約をして語らしめよということではないかと思います。
○谷垣国務大臣 いや、どちらが案を出したかということではなくて、この条文の趣旨は、要するに、先ほども申しましたが、多額の公的資金が投じられたということを踏まえて、課税権をその多額の公的資金を投じた国に持たすのが適当であろうという議論であったわけだと思います。
○谷垣国務大臣 国民の健全な御意見が背後にあって、こういう議論があったというふうに私は理解しております。
○谷垣国務大臣 これは、先ほどもお配りいただいた参考資料の(b)のところで御説明申し上げましたように、やはり予期せざる不利益をかけるわけにはいかない、こういうことであろうかと思います。
○谷垣国務大臣 今おっしゃった事業者免税点制度については、消費税に対する信頼性やあるいは制度の透明性を向上させようということで、適用上限を三千万から一千万に引き下げたわけですが、この免税点の引き下げによりまして、約百三十六万の事業者が新たに課税事業者になると見込んでおります。 ...全文を見る
02月17日第159回国会 衆議院 本会議 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案につきまして御説明...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 江渡議員にお答えいたします。  我が国経済の現状認識と経済運営の基本的な考え方についてお尋ねがありました。  我が国経済の現状を見ますと、多くの国民の英知と努力によって培われてきた活力が、政府、民間の改革への取り組みによってようやく発揮され始めて、経...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 長妻議員にお答えいたします。  まず、年金事業等の事務費に係る国の負担の特例についてのお尋ねでございます。  国民年金事業、それから厚生年金事業及び国家公務員共済組合の事務費の一部について、財政構造改革法で国の負担を抑制し保険料財源に充てるための措置...全文を見る
02月17日第159回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○谷垣国務大臣 昨年の九月まで担当いたしておりましたけれども、今は国庫大臣としてもちろん関与をいたしますが、金子大臣にかわって答弁ができるのかどうか、いささか内心じくじたる思いで立たせていただきました。  新聞等で、カネボウが産業再生機構を使った再生のスキームを希望している、申...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはまさに、これから産業再生機構がこの企業をどう再生させるかという判断にかかわるものでございますから、今、私はこれ以上御答弁する材料を持ち合わせておりません。
○谷垣国務大臣 今、十六年度でさらに補正を組むのかというお問いかけだったと思いますが、当初予算で御審議をお願いしている最中でありまして、十六年度補正予算のことなどは、現在全く念頭にございません。
○谷垣国務大臣 これは、イラクのような支援をどうするかというのは、事前にもちろんこういうことが起こると予想できたわけではございませんので、そのときそのとき必要なものを組んだわけでございます。  それから、やはり補正というのは、その年度内にある程度処理ができないといけないわけでご...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから首藤委員と外務大臣の御議論を伺っておりましたけれども、先ほど外務大臣が御答弁になったように、補正の場合は、やはり緊急であるということがございますから、緊急性に対して、ある程度こうだという、緊急にやる必要性というものをやはり認定していただく、それだけの資料...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、吉良委員がお引きになった論文を私も実は読ませていただきましたけれども、確かに、今の金利の安い状況では、あの論文に指摘されていた面は当たっていると思いますが、私は、財務大臣になりまして、念頭から離れないこと、また、自分の部屋に入りまして常に見ますのは、部屋の中に...全文を見る
○谷垣国務大臣 今のお話は、国債管理政策をどうしていくかということに結局なるんだと思います。  昨年暮れ、いろいろ審議会でも御議論いただいて、財務省としても「国債管理政策の新たな展開」というのをまとめたわけですが、しかし、そのさらに前にある基本は、先ほどから御議論いただいている...全文を見る
○谷垣国務大臣 なかなかマーケットが、例えばG7の声明にいたしましても、当局の介入行動に対してもどう反応するかというのは、これはなかなか難しくて、心理学と、それからそれに対してどう表現するか、文学と両方の素養が要るんじゃないかと思うぐらいでございますが、あくまで私どものやっており...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○谷垣国務大臣 この銀行の問題は、日本経済にも大きな影響を与えて、いろいろな御議論が国会の中でもあったわけですが、私は、一日も早く国民経済の中でも日本の金融システムの中でも大きな役割を果たしてもらいたいと思ってまいりましたし、今後もそうなっていくことを期待しております。
○谷垣国務大臣 この年金課税の問題については、当然、税制改正をする前に、厚生労働省の方からも御要望がありまして、これは結局、今委員御指摘のように、最終的には保険料にはね返ってくるということを意識した上でこの税制改正の議論をさせていただいたわけであります。  それで、介護保険料等...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も、国民負担率という概念がどうして出てきたのかというのは、委員の問題意識でちょっと勉強してみたんですが、これは税と社会保険料の合計が国民所得に占める割合ということですけれども、これはどうもいわゆる第二次臨時行政調査会の第三次答申、昭和五十七年の七月三十日に出たわ...全文を見る
○谷垣国務大臣 外国の例については、ちょっと私、よく承知しておりません。
○谷垣国務大臣 済みません。今、秘書官から紙が参りまして、補足させていただきますと、OECDが、一九七四年以降、レベニュー・スタティスティックス・オブ・OECD・メンバー・カントリーズというのを出しておりますが、その中で、毎年データの更新を行っているんですが、ここで、国民負担率と...全文を見る
○谷垣国務大臣 我が国だけどうしてかというのには、ちょっと今、古川委員にすぐお答えする用意がないんですが、しかし、租税と社会保険とあるいは国債のようなものも含めてどれだけ国民が負担しているのかということは、政府の大きさを考える上では意味があることであると思いますし、そのことが国民...全文を見る
○谷垣国務大臣 私の観点からいたしますと、年金で一番大事なことは、持続可能であるかどうかということだろうと思うんですね。要するに、給付と負担というものがうまくかみ合っていないとそれができない、その調整をどうするかというのが一番大事な問題であったのではないかというふうに考えておりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 国民の信頼がなきゃつじつま合わせしてもだめだという御指摘は、私もそのとおりだと思います。  それで、信頼してほしいと我々は言わなきゃいけないわけですが、その基本にあるのは、やはり、ちゃんと続けてやっていけるものかねということだろうと思うんですね。持続可能性という...全文を見る
02月19日第159回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 松崎議員にお答えいたします。  三位一体の改革についてのお尋ねでありますが、いわゆる三位一体の改革は、地方にできることは地方に、権限も責任も持ってやっていただくということとあわせて、国、地方全体のスリム化も推進するという観点から進めていくものでございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 桝屋議員からは、税源移譲の進め方いかんというお尋ねがございました。  これにつきましては、三位一体改革の一環として、平成十八年度までに所得税から個人住民税への本格的な税源移譲を行うというのが大方針でございます。そして、それまでの間は、所得譲与税によりま...全文を見る
02月19日第159回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○谷垣国務大臣 十七日の速記録で見ますと、「このあっせんについては、職員の在職中の職務の適正な執行を確保する等の観点から、必要に応じ行っているものでありまして、民間の需要に対する的確な対応等の面でも有益であることを御理解願いたい」、こう私言っておるわけですね。  それで、その有...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員は先ほど、有能なら二年なんということなくずっと使うはずだとおっしゃいましたけれども、役所がいわば世話をして、一生使ってくれと言うわけにはいかないでしょう、それは。幾ら優秀だって、まあ二年ぐらいでお願いできますかと言うのがそれは私はいいところじゃないかと思います...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、先ほど申し上げたように、それなり役に立っているところがあるというふうに考えております。
○谷垣国務大臣 やめるとは御答弁申し上げておりません。
02月20日第159回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 今、竹下委員から、恐らく竹下さんの政治に向ける基本的な思いをぶつけられたんではないか、そんな思いで伺っておりました。  景気認識につきましては、先ほど委員がおっしゃったことに全く私共感しておりますし、まだ大変まだら模様である。トップランナーは相当なスピードで走る...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復する。これは、そのときにいただいた税収でその年の施策はやっていこう、これだけではなかなか国債は返せるわけじゃありませんけれども、せめてその世代の負担でその世代のものはやろうということで、負...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、竹下委員が、竹下総理のおそばにおられて、財政をどう立て直していくかとか、いろんな苦労を間近に見てこられた、そういう御経験も背後に持たれてのいろいろなお話であったと思います。  私も、今後の日本、いろんな大切なことはございますけれども、突き詰めると、やはり人な...全文を見る
○谷垣国務大臣 国家公務員共済の株式運用の比率は六・五%です。これは十五年三月末。それで、国内株式が三・六、外国株式が二・九ということになっております。
○谷垣国務大臣 ベテランの田中委員をここで説得しないと私もなかなか立場がないなと思って、どう御説明をしたものかと思って立ち上がったわけですが、やや視野を長くとりますけれども、平成十一年に、小渕内閣のときですが、六兆円のいわゆる恒久的減税というのをやりました、定率減税が主たるもので...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も、元法人税課長に答弁するのは大変居心地の悪さを感じておりますが、ただ、配当課税と譲渡益課税の間にはやはり違いがあるんじゃないかというふうに思っております。  要するに、配当というのは、法人事業への出資に対する成果の分配という事業所得的な面とそれから金融資産性...全文を見る
○谷垣国務大臣 大変抽象的に問うていただきましたので、答えもなかなかあれですが、私は、政治家というものは、ちょっと古い言葉になりますが、やはり経世済民の志というものを持つということが一番大事じゃないかと。そのためにどうしていくかという手法はさまざまだと思いますが、経世済民の志を失...全文を見る
○谷垣国務大臣 そういうことがありましたけれども、大分前のことでございますので。「男子離れて三日相見ざれば刮目してこれを見るべし」という言葉がございますが、私も日々変身を遂げているつもりでございますので、四、五年前のことはちょっとなかなか自分ではコメントしづろうございます。
○谷垣国務大臣 ハローワークという名前になってからは行ったことがございません。公共職業安定所と言っていたころには行ったことがございます。
○谷垣国務大臣 結論からいいますと、現在、直ちに問題が発生しているわけではもちろんありません。  ただ、これだけ国債を発行しておりますので、どうしたら国債を安定的に消化してということだけではなくて、国債を、価額といいますか、国債の価値というものを安定的にしていくかというのは常に...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはまだ発行を決定したわけじゃありませんで、これからもよく市場のニーズとかいろいろなことを考えながら検討していかなきゃいけないと思っておりますが、我々としては、一つの方向として、やはり個人国債はこれから推し進めていかなきゃならないと思っております。  ただ、今...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、介入は、発表しております数字から見ても、大変たくさんやっておることは事実でございます。  ただ、この効果ということになりますと、効果をどう判定するかということは、同時に、為替の水準を私たちがどういうふうに見て、どういうふうに考えているかということと関連い...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもは、これは特定の水準を維持しようとか、そういうことでやっているわけではありませんので……(小泉(俊)委員「そうなの」と呼ぶ)いや、そうなんですよ。そういうことでありますから、それは、行き過ぎた動きがあったときは我々はしかるべき手段をとらなきゃいけない、それは...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは昭和六十一年度、これはちょっと私、記憶でございますから違うかもしれませんが、昭和六十一年度と大体同じだったと思います。
○谷垣国務大臣 さっき申しましたように、大体六十一年度と同じ税収。それで、一番多かったのは平成二年度で、これは六十・一兆、ピークでございますが、それからだんだん減っている。  その大きな原因は、私は、累次の減税、特に小渕内閣のときの六兆円減税を初めとして、累次の減税をやってきた...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の御議論の前に、先ほど申しましたけれども、小渕内閣のときの六兆円の減税、それから、先ほどおっしゃった、昨年度、今年度、一・八兆、一・五兆の先行減税をやっているわけですね。その結果、日本は、租税負担率は世界でも一番低い国ですし、特に個人所得課税というのは非常に低い...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、補助金ですけれども、補助金は一兆強スリム化をしたわけでありますが、それは結局、二つの観点から進めていく必要がある。  補助金を廃止するに当たりまして、対象となる事業がもう不必要である、あるいは縮減する必要がある、こういうことで地方でももうやらないというよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、補助事業の内容によりますので、これから四兆円総額目指してやっていくときに、何かということを個別に見なければ今のお答えはできないんですが、ただ、個別補助事業の性格などを勘案して、大体八割程度を目安として移譲する、それから義務的な事業については、効率化を図っ...全文を見る
○谷垣国務大臣 公共事業の国庫補助負担金については、これは国も地方も相当厳しい量的な縮減を求められているというふうに思います。ですから、事務事業の廃止、縮減によるスリム化を図ることが見直しの基本だということで作業をしてきたわけであります。  仮に、地方がみずからの判断で国が廃止...全文を見る
○谷垣国務大臣 ですから、これは、今総務大臣からも御答弁がありましたけれども、要するに、実際に事業をやるということになればこの十条が適用される、こういうことだろうと思います。
02月23日第159回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○谷垣国務大臣 私の手元にありますのは平成十四年度末の資料ですが、全部で三百五十七兆三千二百四十一億が財政投融資計画の残高でございます。  それで、委員がおっしゃっているのは、年金から預託されているのがどういうふうに運用されているかということですか。これは、今、先ほど御答弁があ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど厚生大臣から御答弁がございましたように、平成十二年度までで全部で約百四十兆あるわけですね。それで、先ほどのように逐次返還してまいりまして、平成十五年度末、もうじきでございますが、それを全部、平成十五年度予定を返し終わりますと、八十五兆五千億ほど残高があるとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 その御心配は全くございません。
○谷垣国務大臣 はい、そのようにはっきりと申し上げます。
○谷垣国務大臣 そのときの財政状況、いろいろなことを勘案しまして、また厚生大臣とよく御相談をしてまいりたいと思っております。
○谷垣国務大臣 もともと、年金を運営していく経費というものはどこから出すかという議論があるわけでございますね。それで、法の上では、今言ったような経費は国庫から出すべきものというふうに書いてあるわけであります。しかし、今、特例公債を発行しまして、それで、今年度引き続き年金の経費の中...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、財政全体が苦しいということがございます。
○谷垣国務大臣 今直ちにそれを申し上げる用意はございません。
○谷垣国務大臣 先ほど委員おっしゃいましたように、交際費というものの性格をああいうふうに定義しているのは事実でございますけれども、今おっしゃった具体的なその執行のあり方については私は十分承知しておりませんので、もちろん適正に執行していただかなきゃいけませんが、疑惑を招いたりしない...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、一義的には執行の責任者で判断していただくということだと思います。(発言する者あり)
○谷垣国務大臣 財務省はそういう区分をしておりますけれども、それをどう使うかは、まず第一義的にそれぞれの執行の責任者が判断していただくということでありますから、それは具体的な事例が出なければ、私の方としては何とも申し上げかねます。
○谷垣国務大臣 それは、何度も先ほどお答えしておりますように、執行の責めに当たる方がまずそこは判断していただくべきではないかと思います。
○谷垣国務大臣 それは執行する責任者が判断することでありまして、私の方で判断する限りではありません。
○谷垣国務大臣 もともと、財革法や特例公債法ができましたときに、どういう仕分けをするかということについては、必ずしも明確な基準が存在していたわけではないわけです。  それで、平成十六年度予算につきましては、いろいろ調整をしまして、できるだけそこは一つの整理をしようということで、...全文を見る
○谷垣国務大臣 もうこの法案の趣旨説明もさせていただくことでありますが、今後、こういう一覧表の作成に当たりましては、できるだけわかりやすく記述をするように努めたいと存じます。
○谷垣国務大臣 できるだけ中身がわかりやすく記述されるように努めたいと思います。
○谷垣国務大臣 今おっしゃった数字は正しい数字であると思います。
○谷垣国務大臣 京都議定書、私も京都選出でございますので、京都の名前がついているのをほごにしちゃいかぬ、こう思っておりますが、なかんずく三・九%の森林吸収源対策というのは大事なことではないかと思っております。  今、亀井大臣から十カ年対策のお話もございましたけれども、ことしの予...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、これから農林水産省とよく議論もさせていただかなきゃならない事柄であると思っております。
○谷垣国務大臣 済みません。亀井大臣の、前に御答弁があったものですからあれですが、環境省ともよくお話をさせていただかなきゃならぬと思っております。
02月24日第159回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○谷垣国務大臣 確かに昨年暮れの税制改正の議論は十二月になってから本格的になったというわけで、それでこのような案をまとめてお出ししたということは確かにございます。  それで、今委員のお尋ねは、そのような急な動きでは実際に納税者が対応できないのではないかというお問いかけでございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 このアジア債券市場の育成については、谷口委員は大変熱心でいらして、財務省の副大臣をやっておられた当時も非常に熱心に役所を主導して取り組んでおられたわけですね。私も、就任直後、谷口委員からいろいろ御所見も聞かせていただきまして、きょう、国会では初めて谷口さんとこれを...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、委員のお話の中に二つポイントがあったのではないかと思っておりますが、我が国で国際金融センターを大きくして資金の流通を図っていくということが、我が国のみならずアジアの経済を引っ張っていく、あるいは下支えをしていくという意味合いがあるんじゃないかという一点。  ...全文を見る
○谷垣国務大臣 円の国際化の議論も随分歴史が長くなります。なかなかラッパを吹くほど前へ進んでいないということもありますけれども、着実に進んでいる面もあるのじゃないかと思います。  それで、国際化していくためには、何をしたら円が国際化するかということですが、貿易決済通貨としての円...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も、周人民銀行総裁の御発言を読みまして、あれ以上の詳しいことはまだ承知していないんですが、この問題は、非常に中国の経済力、通貨の力も大きくなりましたので、中国の通貨体制がどうかというのは、日本だけじゃなくて、アジア諸国、欧米を含めて、大きな影響があると思います。...全文を見る
○谷垣国務大臣 越智大臣の受けとめ方は、今、記憶のみたどって、越智さんがどういうことを考えておられたか、ちょっと答えろといったって、それは答えられません。ただ……(発言する者あり)いや、だから、議事録を継いでの御議論は今あったとおりです。ただ、越智さんが何を考えていたかまでこの国...全文を見る
○谷垣国務大臣 公共事業特別会計の一般会計繰入依存度が三分の二を超えているということになりますと、港湾整備特別会計が七二・八%、それから治水特別会計が七二・〇%、こういうふうになっております。
○谷垣国務大臣 先ほどから委員がおっしゃっている財政全体の一覧性といいますか総覧性といいますか、そういう観点を十分意識しながら特会の見直しは常に行っていかなきゃいかぬ。昨年来からそういう作業に取りかかっているわけです。  ただ、今特会に直入しているようなものが幾つか、先ほどお挙...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、郵貯と財投と一緒にしておっしゃいましたけれども、既に財政投融資については、郵貯あるいは年金の預託義務というものは廃止しております。かつては全額預託せよという制度でやっておりました。  それから、規模を圧縮しまして、一番財投が大きかったのは平成八年度だったと思...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、十二月の税制、変えます前に厚生労働省からいろいろ御要望があって、いろいろ認識をすり合わせながら議論した結果でございます。  それから、委員がお示しいただいたこの三十一万八千七百二十五円という計算、一つの仮定を置くと確かにこういう結論が出てくるかなと思いま...全文を見る
○谷垣国務大臣 海江田さんの御議論も、なるほどなとよくわかるところもあるんです。ただ、そうおっしゃった議論の背景を私はやはり申し上げたいと思うんです。  それは、やはり恒久的減税というのがずっと引き続いている中で、昨年は一・八兆、ことしは一・五兆の先行減税をしている枠内で、かな...全文を見る
02月25日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律...全文を見る
02月25日第159回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○谷垣国務大臣 今私の選挙区も、丹波、丹後、大変過疎地も抱えておりますので、いろいろ苦労しております。  三位一体につきましては、今、麻生大臣からもお話がありましたように、もともと、地方の権限と責任を拡大していく、地方でできることは地方でというのが一番の主眼でございます。  ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の委員の御議論の前提として、確かに、今回、それぞれ大変厳しいという声が聞こえてくる、私もよく承知しております。しかし、地方交付税にいたしましても、足らず前を借金をしながらやってきた、国、地方を合わせて五十兆という額になっておりますし、地方の負債全体も二百兆を超す...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、大野委員おっしゃったように、一元化の方向に向かって、ことしも出しているわけですね。  それで、共済年金の職域部分のお話でありますが、確かに、ここの制度設計は民間の厚生年金なんかと違っているわけですね。  なぜこうなっているかと考えますと、一つは、厚生年金基...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどおっしゃった、数字がふえているのは委員のおっしゃるとおりだと思います。  それから、大きな枠組みを申し上げさせていただきたいんですが、平成十三年度の暮れに、特殊法人等整理合理化計画というのを閣議決定しまして、それにのっとってきりきりやっているということであ...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は、確かに十五年度から十六年度は、今おっしゃったように、四百十三億ということでありますけれども、十三年度から十四年度、つまり移り変わりですね、閣議決定した後、これは一番精力的にやりまして、このときは一兆を超える額を切り込んでおりまして、そこから独立行政法人み...全文を見る
○谷垣国務大臣 はい。きちっとお返しいたしておりまして、心配はございません。
○谷垣国務大臣 ちょっときょうは答弁資料が手元にございませんので、正確に御答弁できるかどうかわかりませんが、そういう試算があることは私も存じておりますけれども、例えば、そういう財投機関の中には、政府の補助金を入れて、例えば料金なんかを安くしたり利息を安くしたりしているものがござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはそうです。それはそうですが、むしろ、当時の制度の仕組みとして、なかなか補助金として渡し切りのような形が難しかったものですから、出資金という形で扱われていたようなものがかなりあったというふうに記憶しております。
○谷垣国務大臣 最後、整理してそういうふうになればいろいろな手当てを講じなければならないのは事実ですけれども、現在まだそういうことを想定しているわけではございません。  ただ、今おっしゃった旧国鉄ですとかあるいは本四公団のように、需要が当初の見込みを大幅に下回って、当初想定した...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、財投だから安心ということはございませんけれども、一方で、先ほど委員がお挙げになりましたような、全部で何十兆債務超過に陥っているというような御議論もある中で、もちろん今は財投改革も進めておりますけれども、そういう財投改革を進めていくという前提のもとで、御心配...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 原田委員の最初の御質疑に一緒に議論させていただくこと、私、大変うれしく思っております。  それで、今、日本経済の現状をどう見ているかということで、先般のQEの数字もお引きになりまして、年率に直すと七%という成果が出ている、それから、三四半期連続、名目でもよい結果...全文を見る
○谷垣国務大臣 三位一体改革の基本は、先ほどもちょっと申し上げましたように、地方でできることは地方で、地方の権限と責任を高めていくということがまず第一のねらいであることは申すまでもございません。  しかし、それと同時に、この三位一体、税源移譲まで含めてやっていくためには、国、地...全文を見る
○谷垣国務大臣 二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復するというのは、私が仕事をしていく上に当たりまして一番重視をしている目標の一つでございます。  しかし、これは、今のような財政状況を前提といたしますと、口で言うのは簡単でございますけれども、それこそ私は、この仕事につき...全文を見る
○谷垣国務大臣 原田委員がおっしゃいましたように、この問題については二つの側面があるわけでございます。  まず、事務費の使い方というものが、国民に疑惑を招くものであったり、不適切な使い方をされたりしてはいけない、これは当然のことだろうと思いますし、そういう執行を十分これからもや...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、原田委員がおっしゃいましたように、平成十五年度先行減税、ネットで一・八兆ということで、金融・証券税制であるとか、あるいは研究開発、設備投資といったところをいろいろ手当てしたわけでありますが、今年度も一・五兆円の先行減税ということを引き続きやって、切れ目なく対策...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回の年金税制の大きなねらいは、世代間、それから高齢者間、まあ世代内間の税負担の公平を確保するというのが大きな観点でございます。そういう観点から、今までの公的年金等控除の上乗せ措置とか老年者控除というのは、年齢のみを基準に高齢者を優遇する措置となっていたという嫌い...全文を見る
○谷垣国務大臣 税務行政を取り巻く環境というのは、非常に申告件数もふえております、また、滞納残高が高い水準で推移しているということもございますし、それから、今おっしゃった中にも含まれておりましたけれども、経済取引の広域化、国際化、それから高度情報化、質、量ともにいろいろな問題が生...全文を見る
○谷垣国務大臣 長沢委員も、最初の質問に財政をどう改善していくかというテーマを取り上げていただいて、お答えできるのを私大変ありがたく思っているんですが、先ほど原田委員の御質問にもお答えしましたが、私がこの財務省で仕事をしていくに当たりまして、一番これは私の果たすべき重い課題だなと...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、長沢委員が指摘されましたように、総務省の方でも作業を行っていただいている、我々の方でも行っている。若干観点が違うことは事実でございまして、我々の方は、財政審で総ざらい的なものをやっていただきましたのは、私の前任の塩川大臣が、国会での御議論を踏まえて、母屋でおか...全文を見る
○谷垣国務大臣 昨日の予算委員会での大野委員と厚生労働大臣のやりとりでございますが、私は、あのくだりは、例えばグリーンピアですか、ああいうようなものを今後きちっと抑えていこうという趣旨であるというふうに理解をして伺っておりました。
○谷垣国務大臣 昨日の議論の流れでは、福祉施設等に使わないという流れの中で議論が行われていたことは明白であるというふうに私は思います。
○谷垣国務大臣 昨日の御議論は、福祉施設等には使わない、こういう御趣旨であったと思います。  それで、給付以外には使わせないと大野さんがおっしゃったことも事実でありますが、給付の中には給付の事務費が含まれるのか含まれないのか、こういうことであると思いますが、給付の中に事務費が含...全文を見る
○谷垣国務大臣 事務費で適切なものは、私は、それは使っていただいて結構だと思います。
○谷垣国務大臣 いや、五十嵐議員の御意見でございますけれども、福祉施設と事務費とは、私は截然と区別されるべきものだと思います。  それで、確かに、本則は、委員のおっしゃるように、国庫で負担するということでありますけれども、特例法をお願いして、事務経費を年金から出していただくこと...全文を見る
○谷垣国務大臣 もう一回、私の考え方を基礎から申し上げたいと思いますが、あくまで本則は、委員のおっしゃるように、国民年金法等において、年金事業の事務費は国庫で賄うこととされている、これが今の制度の原則でございます。それが、財政構造改革法のもとでいろいろな施策が講じられましたけれど...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、きのうの御議論は、あくまでグリーンピアのようなことを前提に御議論になって、そしてああいう御議論が出てきたのでありまして、こういう特例をお願いしている趣旨と抵触するものではなかったというふうに私は考えております。
○谷垣国務大臣 いやいや、論理的な五十嵐委員としては、余り論理的でないことをおっしゃっているような気がするんですね。  給付事務の中に当たるか当たらないかということじゃないかと思いますね。(発言する者あり)それは、宿舎は、やはり人も抱えてやっていかなければ給付事務というのはでき...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやいや、それはちょっと違うんですね。例えば、国だって国の事務を行うために国家公務員というのがいて、そして、国家公務員の住まいのためには宿舎を建設しているわけです。私は、それと論理は違わないと思うんですけれどもね。  ですから、先ほどから閣内で不統一というような...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、これは先ほどから申し上げているように——今の委員の御趣旨は、年金改革法と今度この特例公債法をお願いしている趣旨が違うとおっしゃっているんですか。  いや、それは十分すり合わせの上行われているわけでありまして、年金の給付事務に関するものは、一部年金で御負担を...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろんそれは適切なものでなければいけないということは大前提でございますが、必要なものは、必要な宿舎というものは、場合によっては年金事務費で充てていただくこともある、こういうことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 場合によってはというのは、ちょっと舌足らずな言い方でございました。  これは、それぞれの年金の事務費、国庫で負担するものと年金で負担をしていただくものをどういうふうに区分けしていくかという、いろいろな過去を整理してまいりまして、過去は必ずしも整理がしっかり行われ...全文を見る
○谷垣国務大臣 現在、一応そういう整理にしております。
○谷垣国務大臣 五十嵐委員のおっしゃっていることはよくわかるつもりでございます。  ただ、五十嵐委員のような立論を前提にしましても、それならば、年金を給付する事務に当たっている人件費はどうするのか、そのための物件費はどうするのかという問題は残ってくるわけでございまして、そのため...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、誤りがあったと申し上げたわけじゃなくて、人件費、物件費等の負担をどう整理してくるかということで、いろいろな過去は紆余曲折がございましたと。しかし、十五年度からかな、平成十五年度からは今申し上げたような整理にしているということでございます。
○谷垣国務大臣 ちょっと、私先ほど申し上げたことで、平成十五年度からと申し上げたのは、人件費、物件費の区別ですね、平成十六年度からの間違いでございましたので、これは訂正させていただきたいと存じます。  それで、委員のおっしゃっていることも私はわかるつもりなんですが、それは要する...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は大野さんではありませんので、大野さんの御真意は正確に申し上げることはできませんが、私は、きのうの議論の流れを、大野さんの前に座っておりまして、大野さんの御真意も恐らく先ほど私が申し上げたようなところにあるのではないか、こう思っております。
○谷垣国務大臣 それは、なぜ私がそのとき手を挙げて私の考えを申し述べなかったのかと五十嵐委員おっしゃっているんだと思いますが、私は先ほど申し上げましたように、きのうの議論の流れは、大野さんも私の申し上げているようなことを前提とした上でグリーンピアみたいなものはもうつくるな、こうい...全文を見る
○谷垣国務大臣 五十嵐委員は私が二枚舌だとおっしゃったけれども、一度私の口をあけていただいて、舌が二枚ついているかどうか見ていただきたいと思っておりますが。  まず、大野さんが与党手続もとったとおっしゃっておりますが、特例公債法も与党手続も終えて国会に出させていただいているとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 特例公債をお願いしているような仕組みがあるということは、当然大野さんも御存じです。
○谷垣国務大臣 いや、これは閣議で年金改革法も特例公債法もそれぞれ議論をして決めたものでありますから……(五十嵐委員「だから、それが矛盾していると言っている」と呼ぶ)いやいや、それは矛盾しておりません。それは、御議論のお立場によっては、視点によっては、そういう五十嵐委員のような御...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやいや、先ほどから同じことを答えておるといってけしからぬとおしかりを受けておりますが、私から申し上げますと、五十嵐委員も同じことをおっしゃっているわけですから。それは、五十嵐委員の御信念からおっしゃることが二途に出たり三途に出たりすることはないと思いますから、一...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のおっしゃるように、負担と給付の関係を明確にしていこうというのが今次の年金改革の大事な柱であることは、これは私は委員のおっしゃるとおりだと思います。その点は、私は委員と違うことを申し上げているつもりはありません。  しかし、そのように考えた場合にも、社会保険...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、給付をやっていく場合の事務費ですね。(発言する者あり)いやいや、だから、給付の中に給付事務費も含まれると言っているわけです。(発言する者あり)
○谷垣国務大臣 給付というのをさらにもう少し明確に申し上げますと、その中には給付の事務というものもあるということを申し上げているのです。(発言する者あり)
○谷垣国務大臣 私は、何をやってもなんということを申し上げているわけじゃないんですよ。それは、やはり年金の事務に当たる公務員がその年金事務を達成していくために必要な活動をしてくれる、そういう前提でなければならないのは、私はそういうことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 いや、余りこんなことで尊敬する五十嵐委員と押し問答するのは本意ではないんですが、社会保険事務費に当たりますものは、今申し上げたようなもののほかに、人件費であるとか、年金手帳あるいは納入告知書なんかの印刷費とか、郵送料とか、国民年金事務取扱交付金だとか、あるいは適用...全文を見る
○谷垣国務大臣 大分さっきから同じことで五十嵐委員と議論させていただきましたので、余り同じことばかり言ってもいけないかなと思いまして。  これは、今まで、十六年度はこういう形でお願いをしているわけでございます。そこで、十七年度以降の事務費のあり方については、これは国の財政状況な...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、いろいろ今までの財政状況や運用状況も見ながら、十七年度の末になりますけれども、きちっと整理をしようということを申し上げているわけであります。
○谷垣国務大臣 いやいや、ことし整理がついていないということを申し上げているわけじゃなくて、ことしはこういう形で整理をしたと。それから、毎年毎年やはりそれは悪いところは改め、よいところは伸ばしていくという努力をしなければなりませんから、またいろいろ考えながら来年度の予算はつくらせ...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやいや、それは、ですから、毎年毎年やはり進歩がなきゃいけないわけでございまして、来年度は来年度で考えるということを申し上げているわけです。
○谷垣国務大臣 今お願いしているのは一年間でございますから、ことしは、今までのいろいろなことを考えると、これでお願いする以外はないということでお願いをしているわけであります。  それから、十七年度どうするかは、またこれはよく議論して、改むべきところは改めてやっていかなきゃなりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員のおっしゃったことは、我々の議員の宿舎とかいろいろなことを引いておっしゃいましたけれども、これは年金の中から出していただくか税の中から出していただくかという、出すところの区分もありますけれども、どれだけ職務に密接したものと見るかというのは、恐らく国民の意識や...全文を見る
○谷垣国務大臣 年金改革の組み立て方については、民主党のお考え方と政府・与党の考え方と大きな違いがございますけれども、委員の整理されたお考え方はなるほどと思って、民主党のお考えと受け取りました。それはそれで、また私は機会があれば反論させていただきたいと思います。  先ほどからの...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはもう申し上げるまでもございませんけれども、平成十六年度末、四百八十三兆、国の国債、公債残高だけでいくわけでありますから、これは金利上昇というものは物すごく響いてくるわけであります。  そこで、財務省も先般、十六年度予算の後年度影響試算というのをお示ししまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、金利がどうなるかということも、いろいろな想定はできますけれども、今直ちに、これだろうとぴしっと申し上げることもできないわけです。  それで、私は、先ほどからの繰り返しになりますが、基本線は、これは、国債の長期金利なんかを見ましても、財政に対する信頼度とい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、財政構造を変えていく上では、遠い将来というか、中長期的にはそういうことを考えなければいけない時期が来るんだろうというふうには思っておりますが、現時点では、ようやく少し明るいものが見えてきたものをどう持続可能にするかということにまず優先度を置くべきであろうと...全文を見る
○谷垣国務大臣 島委員に初めて御答弁しますので、どうぞよろしくお願いいたします。  そこで、今、具体的に国債の発行の中長期的なコストをどう抑えていくかということでございますが、これはちょっとそもそも論みたいなことを申し上げて恐縮ですけれども、私は、こういう問題の前提は、やはり財...全文を見る
○谷垣国務大臣 今現在は持っておりません。かつて、祖母から相続したものを若干持っておりましたけれども、私も実は買わなきゃいかぬなと思っているところでございますが、今現在は持っておりません。
○谷垣国務大臣 現在のところ、私どもが国債管理で考えておりますのは、昨年、審議会等で御議論をいただいた、国債管理の基本的考え方というのをお出ししましたけれども、現在のところはそこで議論をされたところまででございまして、委員のおっしゃるような、アメリカを踏まえた国債価格支持政策とい...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやもう、島委員のおっしゃることは、私はよくわかるんですよ。そのとおりなんです。つまり、プライマリーバランスがよくなったからといって、そのときの成長率と金利の関係というものがございますから、金利がどんどん高く上昇していけば、それはますますくびきになっていく、おっし...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、これがまた率直に申し上げてお答えしにくい状況でございまして、ですから、第一歩がプライマリーバランスの回復まで持っていくと今お答えするのが精いっぱいでございます。その先に、おっしゃるような大量の、今までに発行してきたものがあるわけでございますから、それをたなざ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、目標は高く持たなければなりませんけれども、やはり今できることは、現実にできることを一歩一歩片づけていくということでございますから、その答えは何かというと、先ほど申し上げたようなプライマリーバランスの回復を目指して歩んでいくということではないかと思います。
○谷垣国務大臣 今、島委員はアジア諸国とおっしゃいまして、私はアジア諸国との間でもこれは進めていく必要があると思いますが、今島委員がおっしゃったように、経済の発展段階等において若干困難があることも事実だろうというふうに私は思います。それで、これは源泉地国課税の抑制を行って投資交流...全文を見る
○谷垣国務大臣 ケーラーさんとは私もお会いしまして意見交換をしましたけれども、恐らく記者会見か何かでおっしゃったことだろうと思いますが、日本の今の財政金融政策、選択肢が非常に少ない中で適切な方法ではないか、プラグマティックという言葉を使われていたと思いますが、そういうふうにおっし...全文を見る
○谷垣国務大臣 賛意、ケーラーさんのおっしゃっていることにですか。(島委員「はい」と呼ぶ)いや、もう少し強く申し上げれば、我が意を得たという気持ちもございます。
○谷垣国務大臣 確かに、委員のおっしゃいますように、日米の金利が逆転した場合には、現在のような運用益を生ずる状態ではなくなって、むしろそこにリスクをしょい込むのでは。確かにそうだと思います、そういうリスクがあることは事実でございます。  ただ、日米の金利差がこれからどうなってい...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府が発表しておりますのは、一般会計、特別会計を合わせた国の資金調達に伴う債務残高については国債及び借入金現在高として公表しておりますし、それから、国及び地方が一義的に償還義務を有する債務残高については長期債務残高として公表しているところですが、今委員の試算されま...全文を見る
○谷垣国務大臣 これにつきましては、今二つ公表しているのがございまして、先ほど申しました国債及び借入金並びに政府保証債務現在高、これは平成十五年の九月末でございますが、これがまず、国債及び借入金現在高が六百五十五兆六千八百四十億、それに政府保証債務現在高というのがございますが、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはやはり、重複した部分とか、あるいは、それをうまく整理するのはなかなか難しいことでございまして、これがやはり今お出しできるものの中身でございます。
○谷垣国務大臣 これは年金の給付に係る事務費でございます。
○谷垣国務大臣 いや、これは給付に必要な事務費でございます。
○谷垣国務大臣 いや、給付をしていくには事務費が必要でございますから、そういう事務費でございます。
○谷垣国務大臣 これは定義の問題もあると思いますが、社会保険事業をやっていく上に必要な経費なんです。ですから……(発言する者あり)いや、これはそういう形で、例えば先ほども申しましたような労働保険などは運用されている。これはまさに給付に伴う事務費でございます。——これは、給付という...全文を見る
○谷垣国務大臣 保険に入られている方が幾ら受け取るかという意味での給付では、これは明確に違うことは明らかでございますけれども、負担と給付のバランスをとるというような表現で、例えば大野さんも質問されました。そういう表現をするときは、給付の中に給付活動に必要な事務経費が入るということ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、政府・与党一体という表現がよくございますけれども、どういう局面で使うかによってニュアンスが随分違うと思います。大きな方向は、政府と与党はこれは同じでございます。だけれども、政府の中でも、例えば私とほかの閣僚と、成案を得るまでには違うなんということは幾らもあ...全文を見る
○谷垣国務大臣 武正委員がおっしゃいますように、消費税の導入の議論がありましたときから、表示はどうあるべきか、価格表示はどうあるべきかと、いろんな議論がございまして、委員のおっしゃるように、いわゆる外税方式の方が税額等がはっきりしていいんだという御議論もあり、また、内税の方がいい...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、買い物に行ったとき、幾ら払えばいいのか。今までだと、消費税は入っていないと思って出したら、ああ、安かったということもあれば、全部込みだと思ったら違ったということもあった。それを、できるだけそういう混乱を防ごうということでありますから、総額を表示しろという...全文を見る
○谷垣国務大臣 やはり、そういう意味では、総額がわからないという御不満は常にあったと思います。
○谷垣国務大臣 これは、どういうふうなところから見るかということでありますけれども、多くの事業者が外税を採用してきたという意味においては定着してきたと言えるかもしれません。他方、多くの方が総額がわからない戸惑いを感じているという意味では十分定着し切れていないのかもしれません。そこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今公取や経済産業省政務官からそれぞれ御答弁がございましたけれども、優越的地位の乱用に当たるようなことは、これはやはり公取の方でしっかりやっていただくという取り組みでございますし、私は、いろいろなこの問題点、まだまだあるのかと思いますが、そういう御努力を通じて解決し...全文を見る
○谷垣国務大臣 ございません。
○谷垣国務大臣 まず、我が国が為替市場に対して介入を行って、しばらく後、発表いたしますが、どういう基本的な態度で介入しているかということになりますと、これはG7の声明の中にもございますけれども、為替というのはファンダメンタルズを安定的に反映して推移すべきものである、しかし、それを...全文を見る
○谷垣国務大臣 この六千七百三十五億ドルの外貨準備が、今外為特会がどういうポートフォリオになっているかということは、これは表に発表しておりません。  ただ、申し上げられることは、我が国の為替介入のほとんどが要するにドルを買うという形の介入になっておりますから、どうしてもドル建て...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは先ほども申しましたように、ポートフォリオの中身は発表いたしておりません。  ただ、一つ申し上げますと、先ほどドル建てのものになるが必ずしも米国債とは限らないと申し上げましたのは、米国債が多くなっていることは事実でございますが、多様化をしようということの一つ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから四四%とおっしゃっているのは、日経の記事だとおっしゃいましたけれども、それは政府が四四%米国債を持っているという意味ではないということ、しつこいようですが、もう一回申し上げさせていただきたいと思うんです。  それで、先ほどのお問いかけは、結局、これだけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはポートフォリオをどう構成していくか、あるいはポートフォリオの内容をどういう方向に持っていこうとしているのかということ自体が、マーケットに対する大変な、言うなれば圧力と申しますか要因になりますので、これは、私は発表さすのは差し控えさせていただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 アジア債券市場の育成を進めていくというのは、財務省がやっております政策の中でも大事なものでございまして、アジアは大変域内の貯蓄は多いんですが、それが域内の中長期の投資に必ずしも結びつかないということがございます。それを克服していくためには、それぞれの国の現地通貨建...全文を見る
○谷垣国務大臣 プライマリーバランスは、確かに委員のおっしゃるように国債を減らしていくということにすぐつながるわけではありませんで、要するに、この世代の負担はこの世代で出していただいたもので賄っていこうという、極めてモデストな目標であるといえばモデストな目標であるわけですが、まず...全文を見る
○谷垣国務大臣 財革法の趣旨は、あの当時これでやろうとした。しかし、今おっしゃるような過程の中で、小渕内閣発足時、非常に経済混乱に見舞われましたので、とてもそれではいけないということで、今申しましたような凍結の措置をとっているわけであります。ですから、この精神は、全部廃止してはい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今委員のおっしゃった高い目標はやはり私たちは見失ってはいけないと思いますけれども、まずは周辺の景気回復をどう進めていくか、そのための財政はどうあるべきか、そこからスタートをしようということでやらせていただいているわけでありまして、したがって、これを凍結しま...全文を見る
○谷垣国務大臣 二つ試算がございます。  それで、内閣府の試算は竹中大臣の方から御説明いただくのがよいと思いますが、私どもが出しておりますのは、前々から予算のときに出しておりましたものでございまして、もちろん、今こういう形で、経済財政諮問会議等でいろいろ議論がございますから、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 現実を見ますと、いろいろな想定が可能なんだろうと思います。ただ、そういう中で、一定の政策判断を加えて一定の努力をしていけばこういう形になる。ですから、これは一つ我々のあるべき努力目標かもしらぬ、こう思って見ております。
○谷垣国務大臣 二〇〇五年度以降の投資的経費を前年度比マイナス三%にするという削減の前提で内閣府の試算は行われている、それは、中塚委員の御指摘のとおりでございます。  これはやはり、先ほど申し上げましたようないろいろな努力のあり方だと思いますが、私たち政府として共通の理解のもと...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、竹中大臣が理論家として遠くを目指して、こういう足取りでいけば解決ができると示していただいているわけですから、私どもも、できればそういうふうに運びたいなと思って一生懸命やっている。しかし、実務家である私たちは、まず一歩一歩足元を見定めてやっていこうというので...全文を見る
○谷垣国務大臣 今竹中大臣がおっしゃったとおりでありますけれども、今年度末に国債の発行量が、残高が四百八十三兆になる、こういう情勢でございますから、金利上昇、特に、経済全体が復帰して、竹中大臣のおっしゃるように緩やかに上がっていくということはある程度覚悟しなければ、甘受しなければ...全文を見る
○谷垣国務大臣 税制については不断の見直しが必要でありますし、御指摘いただいた与党の税制改正大綱でも向こう数年間の道筋が示されておりますが、これについては、私ども政府の中でもそうですが、国民的な議論をしっかりしていかなきゃいけないことだと思っております。  それで、政府税調等に...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと済みません。ちょっと定率減税のことを今言い忘れましたので、よろしいですか。それとも、今の年金の……(中塚委員「いいですよ。どうぞどうぞ」と呼ぶ)  それから、政府税調でも、経済情勢を見きわめて廃止していく必要があるとされている定率減税の扱い、それから、三...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は、定率減税等につきましては、政府税調でも、経済情勢を見きわめながらということは書いてございます。確かに、今中塚委員がおっしゃいました、大先輩でございます宮沢先生のお考えは、私もそうでありたいと思っております。だから、それはよく見きわめていかなければならない...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げたことで、産業構造と私が申し上げたのは言い間違いでございまして、就業構造ということです。済みません。  それで、今の点は、もちろん、年金の国庫負担を二分の一にしていく中でどうしたらいいかという議論がまずあることは、これは事実でございますけれども、し...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、平成十六年度は、今おっしゃった、まず年金課税の見直しによって引き上げに着手していくということでございます。  それから、十七年度、十八年度は、我が国の、先ほどから御議論のある経済社会の動向を踏まえながら、所要の税制上の措置をとっていく。これは、党税調で議...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それは、先ほど申し上げましたように、小泉さんがやめたらすぐやる、こういうことじゃありませんで、やはりそれまでにいろいろな、経済財政運営とか必要な税制のあり方とか、議論していかなきゃいけませんから。  ただ、私どもは、その時点になると消費税も含んだ形で議論し...全文を見る
○谷垣国務大臣 ですから、先ほどから申し上げておりますとおり、平成十九年度以降、今までのいろいろな、経済財政運営や、あるいは構造改革や、あるいは社会保障改革の成果を踏まえた上で、どういう財源を講じるのかということはきちっと議論をしなきゃいけないということでございます。
○谷垣国務大臣 これは、今のままの、ある意味でぜい肉を抱えたままでやれといっても私はできないと思います。相当なスリム化をして、むだなものは省いていく、切り込んでいくものは切り込んでいく。現実に、補助金、ことし一兆円削減ということをやりましたけれども、もう地方で続けていただく必要の...全文を見る
○谷垣国務大臣 きのう来のやりとり、私もちょっと速記録を見てきたんですが、大野さんは、きのうおっしゃったことは、第一の反省として、むだ遣いは絶対してはいけない、こういう信念のもとにワーキンググループをつくっているというふうに前置きされて、グリーンピアとか年金福祉施設についての問題...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、趣旨を申し上げたわけでございます。そういうことでございます。
○谷垣国務大臣 けさもたしか申し上げたと思いますが、年金に入っておられる方が幾ら受け取るかという意味での給付ではない、だけれども、給付と負担という関係で考えるならば、これは給付に含まれるべきものだというふうにお答えしたわけであります。
○谷垣国務大臣 予算書上、給付費というのは、多分、受け取られる方が幾ら受け取られるかという話だと思います。ですから、その点については、けさも私は、それはそういう、幾ら受け取られるかという意味での給付ではないということは申し上げたつもりでございます。  私は、大野さんにも、あなた...全文を見る
○谷垣国務大臣 ですから、私が申し上げたのは、予算上、形式的に給付に事務費が含まれるかということを申し上げたんじゃなくて、要するに、先ほど申しましたように、幾ら受け取るかという意味での給付ではない、しかし、給付と負担のバランスという関係で議論するならば給付の中に含まれるであろうと...全文を見る
○谷垣国務大臣 予算書上、委員のおっしゃるとおりになっていること、これは事実でございます。
○谷垣国務大臣 鈴木委員とは、蒲郡で御苦労されていたころから存じ上げておりまして、こういう形で議論ができることを大変うれしく思っているわけでございますが。  今の年金課税の見直しで、お地元の高齢の方をごらんになっていろいろ心配をしておられる、そのお気持ちはよくわかるわけでござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、国土交通省の方からも御見解がございましたけれども、私ども財務省の立場から申しますと、住宅ローン減税というのは、やはり個人の持ち家取得を推進しようという観点からもともとつくられたものでございますけれども、平成十一年度に大改正を施しまして、景気をてこ入れするのはも...全文を見る
○谷垣国務大臣 今御議論のありました土地の譲渡益課税は、これはデフレということを考えましたときに、土地市場の活性化というのがやはり大事だという観点から、株式に対する課税とのバランスもとろうと。株式の場合は二〇%でありますから、土地、建物の場合も、長期譲渡所得の税率が今まで二六%で...全文を見る
○谷垣国務大臣 損益通算が廃止されるのは問題ではないか、特に、不利益をさかのぼらせる、不利益不遡及という関係で問題ではないかという御指摘でございました。  先ほど、これは、税率の引き下げと、それから特別控除と、この損益通算を一つのパッケージとしてやるというふうに申し上げたわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員から今お示しになった姿といいますか、これは、ある意味で常に私の念頭から去らない非常に陰うつなと申しますか、絵の一つでございます。何とかそういうものを避けなければならないということは、これはそういう意味での危機感は私は鈴木委員と共有しているつもりでございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 今日、今お示しになった図のよって来るゆえん、今日までの過程というものを振り返るということは、いわば昭和の末期から平成への財政史を振り返るような大きな作業でございます。  やはり、かつて相当赤字国債を発行して、それを何とかしていこうという努力で竹下内閣のときにいわ...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員が地方の都市の経営に当たって御苦労されてきた、そういう御経験からのお話だろうと思います。ここの委員の中には田中委員も私の京都府の市長経験者で、それぞれいろいろな思いがおありだろうというふうに思うわけでございますが、確かに、おっしゃるように、今地方でいろいろ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今五分五分とか四分六とか言われましたが、そういう方針が明確に今政府にあるわけではございませんで、とにかくこの四兆と言われるものをきちっとやって、それで地方に続けていただかなきゃならない財源は、税源は、きちっと確保していこうという方針で今やっているわけでございます。...全文を見る
○谷垣国務大臣 国債管理政策をきちっとやれということは、私が財務大臣に就任するときに小泉総理から指示を受けた幾つかの事項の一つでございまして、これはやはり力を入れてやっていかなきゃいかぬと思っているわけでございます。  これは、イロハのイは、やはり政府は財政規律というようなこと...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、国債が暴落するということは、国債の長期金利がはね上がるということを意味しているわけでありますが、先ほど竹中大臣も御答弁になりましたように、これからの金利上昇というものをどう見ていくかというのは、なかなかデリケートな問題でございます。  しかし、日本経済の...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、七十万に五十万上乗せするというような御議論ございましたけれども、こういう、高齢者に配慮しながら、世代間それから高齢者間の税負担の公平を図ろうという形で今回やらせていただきました。  ただ、税制はやはり不断の見直しが必要でございます。特にその中でも個人所得課税...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは当委員会でも随分御議論を賜りましたように、基本は、国民年金法等に書いてございますように、国庫から事務費を支出するというのが原則でございます。他方、財政構造改革をしていかなきゃならぬという中で、特例でお願いをしている背景というものを考えますと、やはり基本は、多...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の消費税にお答えする前に、先ほど委員の、国、地方の債務をできるだけわかりやすく表示すべきだという御議論の中で、私の方は二つ資料を出しているというふうに申し上げましたけれども、国の長期債務残高が五百四十八兆円程度で、地方が二百四兆円程度だ、こういうふうに言っており...全文を見る
○谷垣国務大臣 主税局長から御答弁をいたさせますが、その前に訂正で、消費税、通る前にけしからぬ、こうおしかりを受けるかもしれないと申しましたが、消費税の法案、この総額表示の法案そのものは昨年の国会で通していただいて、まだ実施期限に至っていないということでございますので、訂正させて...全文を見る
○谷垣国務大臣 村越委員の若々しいお姿を見ながら今御議論を聞いておりまして、なるほど、若い世代からするとこういう御議論は当然あり得る議論だろうなと思って聞かせていただいていたわけでありますが、財政法四条は、先ほどから委員も引かれてその趣旨をおっしゃっておりましたが、そのとおりであ...全文を見る
○谷垣国務大臣 こういう法案を提出することに関しては、私どもも、これはうれしくて出しているわけでは決してございません。できる限りの努力もし、そしてまた、これは当然こういう努力を続けるに当たりましては、いろいろな財政を削減していく、不必要なところをカットしていくという中には、それに...全文を見る
○谷垣国務大臣 私が憲法学を勉強したのはもう随分昔になりますので、新進気鋭の学徒である委員の今の憲法学を踏まえた御意見、私、十分答えができるかどうかわかりませんけれども、少なくとも、時代を置いての世代間の問題が憲法十四条の問題に直ちに当たるという考え方は、余り有力な考え方ではない...全文を見る
○谷垣国務大臣 今のアナロジーはちょっとお答えのしにくい御議論であると思いますが、やはり、我々がやるべき努力というのは——先ほどの委員のお話にもございました、こういう特例公債みたいなものを発行してやるのは、つまり、後の世代に負担をツケ回しすることではないかと。そういう観点からいた...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、政府が保証する債務保証、これは何という法律だったかな、法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律というのがございまして、この第三条で原則としてだめだということになっております。禁じているわけですね。それで、許される例外として、国の行政の一端を担うものとし...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは文字どおり、そのときの税収によってその年に必要なものが賄える状況でございます。これはプライマリーバランスの回復でございますから、これが第一段階でございます。  しかし、そのほかに、現実には既に借りたものの借換債とかいろいろなものがございますから、それをどう...全文を見る
○谷垣国務大臣 今余りにも、委員の前提とされた一兆という状況と、現実に私が直面しております、特例公債を発行しなきゃならない額が違い過ぎますので、なかなか一兆円という、もう一兆円というようなものが視野に入ってきた段階は相当勢いがついていろいろなことができるんだと思いますが、現実には...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、平成十六年度末の推計が入っているわけでありますが、国の長期債務残高が五百四十八兆、それから地方の長期債務残高が二百四兆、しかし、先ほどの御質疑の中にありましたように、国と地方の交付税の関係で重複するものが三十三兆ほどございますので、国及び地方の長期債務残高...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはまたお答えしにくいあれでありますが、それは特例公債などというものはない方がいいわけでありますから、私は赤字国債に関してはゼロというのが一番いい数字であろうと思います。建設国債に関しましては、長期的な投資の必要もあるのかもしれません。これは別論といたします。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今のような、委員がおっしゃるような数量的な目標額というのは設けていないというのが実際でございます。  そこで、何をやるかということは、先ほど申し上げたように、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復するというのがここしばらくの目標であるということでございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはいわゆる骨太の方針の中で二〇一〇年代初頭というふうに規定しておりますので、二〇一〇年代初頭ということでございます。
○谷垣国務大臣 これも骨太の方針に大きな方向は書き込んであるところでございまして、ことしに関しては、先ほども言いましたように、前年度より実質的に抑制していくということで一つの手がかりを得られたというふうに申し上げているわけですが、今後、社会保障制度の見直しとか三位一体の改革とか公...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、きょうも御議論のありますように、まだこのプライマリーバランスが回復した時点というわけでは必ずしもありませんが、内閣府の方と私ども財務省の方でそれぞれある前提を置いた試算数字を出しておりますが、あれは平成十九年度まででございますから、先ほど申し上げた二〇一〇...全文を見る
○谷垣国務大臣 六十年後、どういうふうにお答えしたらいいかと思うんですが、今やっておりますことは、要するに、孫悟空の頭に輪っかがございますけれども、あれが三蔵法師が呪文を唱えるときりきり締まる、かなりああいうことを今やっているわけでございます。それで、あと、これ以上どこまでできる...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはなかなか難しい議論でございまして、委員の御質問はずっと先ほどから答弁に窮する難しい御質問をいただいているわけでございますが、年金改革の中でも、年金も、今委員がおっしゃっておられることと基本的に同じ問題状況にあります。  私は、しばらく前に年金のタウンミーテ...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 一週間が周知期間というよりは、一応、去年の十二月に発表をいたしまして、それである程度中身についての方向は出た。それはもちろん、国会へ出して御議論をいただくというような過程を通じてずっと周知をさせていくということだろうと思います。
○谷垣国務大臣 そういう考え方があるということは承知しております。また、承知しておりました。
○谷垣国務大臣 それは一つの理由でございます。確かに、期間を区切りますと、その間に損を処理するための、要するに市場の、本来の土地使用収益を伴わない売り買いが多くなるというのは一つの理由でございますが、それと同時に、やはりパッケージで、二〇%に落とすというような政策のパッケージによ...全文を見る
○谷垣国務大臣 森副大臣の御発言に私からちょっと補足をいたしますと、この特例公債をお願いして、本来は国庫で負担すべきものを年金の方でお願いをするときに、どういう基準でやるかということについてはいろいろ議論がございました。  そこで、厚生労働省の方からは、国民年金でいいますと、国...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった二百二十一億は、これは市町村事務取扱交付金、これは平成十二年度から、地方分権一括法で国民年金事務の加入適用事務が国に移った、それから、平成十四年度から保険料収納事務が国に移管されたということによって、市町村の事務がそれで国庫負担ということになっている...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと議論を整理させていただきますと、先ほど私が申し上げたことは、仕分けをしますときに、厚生労働省からは、要するに人件費は国でもってくれ、それから人件費以外のものについては、それは年金の中から負担する。  これは全部負担すると言っているんじゃないんです。負担す...全文を見る
○谷垣国務大臣 担税力のないところに税をかけるのは筋が違うという御批判ですけれども、やはり損益通算をするには、性質の共通なもののところで損益通算をしていくというのであれば、私はこれは合理的だと思います。  しかし、これも何度か御答弁をしておりますが、土地の譲渡益というのは、これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 担税力のないところにと松原委員おっしゃいますけれども、やはり利益が出たところに税をかけるというのは、これは課税の原則ですから。問題は、果たしてそれが通算できるかどうかというところに問題があるわけですから。  先ほどちょっとすれ違っているという趣旨のことをおっしゃ...全文を見る
○谷垣国務大臣 税理士会の先生方にせよ、公認会計士の方々にせよ、税に関してはプロでいらっしゃいますから、我々にとっても大事なカウンターパートといいますか、いろいろなことを常に協議させていただかなきゃならない方々であることは事実でございます。  先ほどのような御意見があることは承...全文を見る
○谷垣国務大臣 リアリズムを強調されるお気持ちはよくわかります。私も、自分の丹波や丹後の地域に密着した政治家でありたい、こう思っておりますが、しかし、それをおっしゃるならば、先ほど山本副大臣がおっしゃった、これによってどういう方が便益を受けるかということを考えますと、やはり土地を...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはさっきから御答弁しておりますように、確かに事業として不動産業みたいなのをやっている場合にはそれは当然のことだろうと思いますが、先ほど申し上げましたように、やはり譲渡所得とほかの事業所得というのはちょっと性格が違うものではないかというふうに私は思うんです。委員...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、松原委員がおっしゃるように、一種の事実上の期待というものに反する面はあると思うんですね。  ただ、不利益不遡及ということに反するんじゃないかと言われますけれども、これは刑事法なんかの場合と違いまして、やっぱり合理的な政策目的なりそういうものがきちっと説明...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、佐々木委員が今おっしゃったQEは、私も、発表されたとき、私の予測よりもはるかに高い数値を示していたことは事実でございます。ただ、実質も今のような数字でございますけれども、名目も三期連続プラスであるということで、この名目がどちらかというと実感に近いんじゃない...全文を見る
○谷垣国務大臣 家計収入がどんどんふえているというような認識は持っておりません。
○谷垣国務大臣 今委員いろいろおっしゃいましたが、確かに今輸出に引っ張られている面とか、それから大企業はリストラして企業収益が上がってきた、そういうようなものに引っ張られる、あるいは設備投資がいいというようなことがありますけれども、そういうものが私は徐々に家計等にも及んでくるとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 公的年金等控除は、たしか私が当選してまだ余り間もないころに年金の抜本改正がありまして、昭和六十二年だったと思いますが、そのときに設けられたものであると承知しております。  当時の、そのときの議論というものを少し調べてもらったんですが、公的年金等控除は、公的年金が...全文を見る
○谷垣国務大臣 まあ、現実に減るところでは確かに今おっしゃったようなことがあるかもしれませんが、今までかなり、個人の税負担というものは我が国は世界でも非常に低い段階に来ておりますし、去年、それからことし、いろいろな税制改正でネット減税をやっている等の効果も全体で見ていただきたいな...全文を見る
○谷垣国務大臣 これも当時の議論を調べてもらったんですが、昭和二十六年でございます。そのとき、この老年者控除というのは、納税義務者が老齢である場合は、精神的及び肉体能力において一般壮年者より劣っていると認められることから、その負担を軽減する社会政策上の措置、こういうふうに説明され...全文を見る
○谷垣国務大臣 そこのところは佐々木委員とちょっと認識が違うところでございまして、先ほど私が申し上げたり委員がお引きになった、前の、この制度ができたときの議論は先ほどのようなものでございましたけれども、むしろ今私たちが向かおうとしているのは、年齢だけで高齢者を別扱いする制度、発想...全文を見る
○谷垣国務大臣 突然のお問いかけで、資料等が今手元にございませんが、わざわざ委員がそういうお問いかけをなさるところから想像いたしますと、苦しいという方がふえているんでしょうか。
○谷垣国務大臣 いや、先ほど委員がお挙げになりました調査、苦しい高齢者世帯はどのぐらいかという、ちょっと資料が手元に見つかりましたので拝見しますと、私は、今回の年金税制を考えましたとき、やはり世代間の公平ということも大事である、やはり若い次世代の負担が余り重く重圧感を与えるようで...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから佐々木委員の御議論を伺っておりまして、いかにも佐々木委員らしい議論を展開していただいているなと思います。委員のお好きなマルクスの言葉をかりれば、初めから黒く塗っておいて、黒いじゃないかとしかられているような気がするわけでございますが。  先ほどの欠損金...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、国債をこれだけ発行しておりますと、金利の動向というのは、私にとりましても非常な関心事でございます。  しかし、その金利が上がっていくのも、経済全体が元気が出てきて、緩やかに金利が上昇していくということであるならば、これはいろいろまた対応の仕方があるわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 現在のところ、日銀は金融緩和、量的緩和に対するコミットメントをはっきり言っておられますので、委員のおっしゃるような、かなり眼を上げて遠くを見ますと、今おっしゃったようなことも全く考えなくていいというわけではないかもしれません。  ただ、現在ではまだ仮定の議論でご...全文を見る
02月27日第159回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十四年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、平成十四年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十四年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに平成十四年度国有財産無償貸付状況総計算書を、会計検査院の検査報告とともに国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十四年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要について御説明い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十三年度決算に関する参議院の議決について講じました措置について御説明申し上げます。  毎年度の税収見積りにつきましては、その時点で判明している課税実績や政府経済見通しに係る諸指標等を基礎に、個別税目ごとに最大限の努力を傾注しているところであります。...全文を見る
02月27日第159回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十四年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書、国の債権の現在額総報告並びに物品増減及び現在額総報告につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十四年度の一般会計の決算につきまし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 南野議員にお答えをいたします。  まず最初に、平成十四年度から導入されている予算執行調査の現時点における成果はどうかというお尋ねでございました。  十四年度につきましては、四十三の事業を対象に調査を行い、百八十九億円を十五年度予算に反映しました。また...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 川橋議員にお答えいたします。  私には、税収見積りの精度向上に対する具体的な取組についてお尋ねがございました。  平成十六年度税収の見積りに当たりましては、大法人に対する聞き取り調査について対象法人の追加や調査項目の見直しを行ったほか、民間調査機関か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 又市議員にお答えいたします。  特別会計の見直しについては、既に総理から御答弁もございましたが、財務省としては、財政制度等審議会における総ざらい的な検討に基づく提言などを踏まえまして、十六年度から事務事業の見直しによる歳出の合理化、効率化、それから歳入...全文を見る
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○谷垣国務大臣 平成十六年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は八十二兆千百九億円余となっております。  この内訳について申し上げますと、租税及び印紙...全文を見る
○谷垣国務大臣 室井委員は選挙で大変御苦労されて、今回こうして国会に出てこられまして、御一緒に議論できることを大変うれしく思っております。同じ関西でございますので、党派は違っても、またいろいろ一緒に協力をさせていただかなきゃならぬこともたくさんあると思いますので、どうぞよろしくお...全文を見る
○谷垣国務大臣 今室井委員がおっしゃいました平成二十年度、二〇〇八年問題、ここに十年物の国債を中心とした満期が集中しているわけでありまして、ここをどうスムーズに乗り越えていくかということは、国債管理政策の一つの中心的な課題でもございます。  そこで、やはり、ここに集中しているの...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、今委員が指摘されましたように、こういう公債発行依存度といいますか、あるいはどれだけ、毎年の予算の中でいただいている税金の割合がどうかというようなことは、年々悪化をしてきまして、ことしは四百八十三兆、本年度末で公債残高があるというような非常に厳しい現実がござ...全文を見る
03月02日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 結局、年金事業費から支出をお願いしておりますというのは、あくまで、これは本則ではありません、本則は国民年金法等において国家で賄うということにされておりますから、それで、財政再建上、年金から出していただくのをお願いすると。  その考え方の背景には、ちょっと委員は御...全文を見る
○谷垣国務大臣 十六年度はこういう形で整理をしまして、厚生労働大臣と御相談をして、こういう形にさせていただいた。現状では、私は、こういうやり方でやるしかないと思っております。  そこで、来年どうするかという御趣旨も今ございましたけれども、今度お願いしておるものは一年限りでござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 自民党の福祉ワーキンググループで作業をされて報告を出されておりますが、それを拝見しますと、保険料を財源として行われてきた事業を徹底的に見直すためにそういうワーキンググループをつくったと。主要課題とされていた福祉施設については、整備に保険料財源を投入しないといった厳...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはまた十七年度の予算編成過程できちっと御議論をしなければならないことだと思っております。  それから、先ほど交際費について五十嵐委員からいろいろ厳しい御批判がございましたけれども、これはやはり各省各庁それぞれの責任においてきちっと適切な判断をしていただかなき...全文を見る
○谷垣国務大臣 五十嵐委員が過去の財政を研究されてこういうお考えを出されまして、これは一つのお考えだろうと思います。  ただ、私ども、いろいろな観点から財政を見る必要があると思っておりますが、現在のところ、私どもが立てております目標の立て方というのは、二〇一〇年代初頭にプライマ...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府税調におきまして、平成十六年度の税制改正に関する答申の中で、国税収入の歳出総額に占める割合が五割を辛うじて上回る程度となっている現状を踏まえ、財政規律に最大限配慮すべきである、こういう御指摘がございます。  確かに、私どももこういう御指摘が頭の中にあることは...全文を見る
○谷垣国務大臣 必ずしもその説を厳密に私どもとっているわけではございませんで、いろいろな財政の状況を示す指標がございますから、いろいろなものが気になることは事実でございます。いろいろなものが気になりますが、私どもがある意味での目標として申し上げているのは、これは再三同じことを繰り...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、五十嵐委員が指摘されましたように、過去十年間では、景気の下支えをするために何度も経済対策をやってきて国債が大量に発行されている、それとともにバブルの崩壊やその後の景気低迷で民間資金需要が低迷したこと、こういうのが相まって結果として政府への資金の流れが民間部門に...全文を見る
○谷垣国務大臣 為替の具体的な水準とか、あるいはどういうふうに介入したかということは、これは申し上げるのを差し控えさせていただきますが、二月の下旬になりまして、やや円安の傾向になっております。  これは、市場で米国経済の強さというものが再認識されたということが一つあると思うんで...全文を見る
○谷垣国務大臣 この為替市場に参加するプレーヤーと申しますか、いろいろな方がいらっしゃって、実需に基づいて取引を行うような輸出入業者ももちろんいらっしゃいますし、それから金融機関もございますが、また同時に、思惑的、投機的な取引を行う方々も、プレーヤーもおられて、さまざまな参加者が...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、国債を大変大量に発行しておりますから、国債の安定的な消化を進めていくためには、市場のニーズというものをとらえて国債の商品の多様化を進めなきゃならぬ、こういうことからいろいろ考えてやってきたことの一環でございます。  それで、物価連動国債は、元本の額がもち...全文を見る
○谷垣国務大臣 なかなか難しいお問いかけなんですが、これは、インフレとなれば、物価連動国債は確かに想定元本それから利子の額がふえていくということは否定できない事実でございますが、その水準は、その時々の市場参加者の期待インフレ率をどう見ているかという予想によって決まる面があるんだろ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもも、委員に資料をお出ししましたけれども、できるだけ、一覧して全体がつかめるようなものをどうつくるかというのは、実は今いろいろ作業して研究している最中というのが実態でございます。もう少し早くこういうものがきちっとできて、我々もそういう認識のもとでいろいろな議論...全文を見る
○谷垣国務大臣 この前も御質問いただいて、そのときは持っていないと返事をいたしました。今の段階は、家内に少し買えと指示をしている段階でございまして、まだ家内も、そこまで動いて買ったというところまでは行っておりません。
○谷垣国務大臣 私、こういうのがいいのかどうかわかりませんが、弁護士時代は、少し経済もわからなきゃいけないと思って株を買ったり何かしていたことがございます。その後、国会へ出まして、いろいろな情報が集まるようなところで、余りそういうそしりも受けてはいけないと思いまして、ややそういう...全文を見る
○谷垣国務大臣 外為特会と日銀との間で、去年の末取り決めをしたわけでありますけれども、これは、政府が為替市場のいかなる動向に対しても十分な余裕を持って引き続き機動的な対応を行うことができるようにするというのが目的でございまして、時限的な対応で、外為特会が持っている米国債を日本銀行...全文を見る
○谷垣国務大臣 特会の予算総則で最高額を規定しているわけですが、その趣旨は、一定額以上の借入債務を行政の裁量によって負担するということを規制しようということだろうと思います。ここまでは負担していいけれども、それ以上はだめだと。外為特会の運営が要するに不健全に陥らないようにするため...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはやはり、国会に見ていただいて、この辺までなら為替のあり方として妥当だろうとその都度その都度国会で認定をしていただくということでございますから、数値をもって、どこが今健全で、不健全であるかということは、なかなかお答えは難しい。それは過去の積み重なりもございます...全文を見る
○谷垣国務大臣 面倒くさいことをやっているわけではございませんで、やはりその都度国会で御議論をいただくという姿が定められている姿でありますから今回お願いをしたということで、極めて明快な話でございます。
○谷垣国務大臣 それは、先ほど国際局長が答弁いたしましたように、限度額がないことによって市場のやたらな思惑があってはやはり困るというようなことから先ほどのような日銀との契約を結んだわけでありますけれども、しかし一方で、限度額が因で筒いっぱいになってきていたことも当時事実であります...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもは、一定の為替水準を維持しようとか一定の方向に誘導しようということを考えて介入をしているわけではありません。  これもたびたびこの委員会でも申し上げていることでありますけれども、やはり為替というのは経済のファンダメンタルズというものを安定的に反映していくと...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、永田委員がおっしゃったことにすぐ全部お答えできて、もう私もこの腹の中にあるものを、コイの吹き流しじゃありませんけれども、全部見てくれと言えれば、これはまたこれで一つの議論で、もっと永田委員と実りある議論になると思うんですけれども、なかなか、さつきのコイの吹...全文を見る
03月03日第159回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○谷垣国務大臣 財投から特殊法人に貸し付けている資金は今までもきちっと返済されておりまして、財投資金が不良債権化しているということはございません。  それから、先ほど来委員の御議論のように、年金から財投に、かつて、平成十二年度までは預託していただいておりまして、それが平成十二年...全文を見る
○谷垣国務大臣 課税関係についてお答えいたします。  個別の課税関係についてはお答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論で申し上げますと、日本に住んでいない人、あるいは外国法人が日本の中の法人の株式を譲渡した場合の課税関係ですけれども、これは、国内法と租税条約、両方...全文を見る
○谷垣国務大臣 財投機関の健全性ですけれども、先ほど、きちっと返済されていると申し上げました。それで、幾つかそういう御議論が出るのは、一つは、特殊法人などに対して、財投とあわせて国の補助金などが投入されていることがあって、それを問題視して不良債権化しているというような御議論がござ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、それぞれの機関がどうなっていくのか、その中身をよく見てこれから、もしそうであればですよ、もしそうであれば、今まだどうなっていくかわからないわけですから、もしそうであればその場で判断ということを申し上げているわけで、今どうするか、債権放棄するかあるいは穴埋め...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、先ほど申し上げましたように、既にいろいろな失敗が出ているものは、やはりそれはきちっとどう見直していくかということがあると思いますし、これからの計画の立て方も精査しなきゃいけません。  その上で、今おっしゃったような、それぞれの機関を仮に民営化したりスクラ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、例えば政策金融機関にしても、政策金融機関でありますから、やはり貸し付けているものに、確かにそれは、不良債権であったり貸し倒れの危険性のあるものは一定程度あるわけですね。それはやはりやむを得ないことだと思いますが、一つ一つの健全性はやはりちゃんと見ていかなき...全文を見る
○谷垣国務大臣 わかりました。そういう御懸念と御注意はよくわかりましたので、承ります。  ただ他方、財投の財務内容にやはり過大な御懸念があることも事実でありまして、先ほど私が申し上げたような、政策的に一般会計から入れているようなものまで財投のいわば失敗の象徴だというようなとらえ...全文を見る
03月04日第159回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○谷垣国務大臣 私も、この間の財金委員会の御議論からずっと聞いておりますが、今、森副大臣が御答弁されましたように、誠意を持って今調査をされている最中であると思いますので、そのように思っております。
○谷垣国務大臣 この特例公債法に関しましては、平成十六年度、年金の運営に必要な費用はどうあるべきかということで、坂口大臣ともいろいろ相談をさせいただきまして、本則は、国民年金法等に書いてございますように国庫から支出するということでございますが、一年間、そういう特例をつくっていただ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の長妻委員のお話になりますと、そもそも論にもう一回戻ることだろうと思うんですね。(長妻委員「解釈はわかるんですけれども、解釈として戻る。そもそも政治的な決断」と呼ぶ)いやいや、解釈ではなしに、そもそも論に戻るわけです。それは、ですから、原則は、今、国民年金法等で...全文を見る
03月05日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 ただいまの所得税法等の一部を改正する法律案に対する修正案については、政府としては反対であります。     —————————————
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。     —————————————
03月05日第159回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○谷垣国務大臣 こういう財政でございますから、効率化を徹底して図っていかなきゃいけない。先ほどおっしゃいました行政効率化関係省庁会議の結論も、ぜひ十七年度予算編成には生かしていかなきゃいけないと思っております。  それで、お尋ねの公用車の件ですが、これは、従来とも民間委託という...全文を見る
○谷垣国務大臣 ここらの積算根拠をどうしていくかというのは、来年度またどういう仕組みでやっていくかということと関連してまいりますが、きちっと積算をお示しできるような努力をしなければいけないと思います。
○谷垣国務大臣 はい。もう地方でやっていただく必要がないものについては、税源もお渡しする必要はないわけでありますから、それは省いてございます。  それで、その必要なものについて、先ほど委員がおっしゃったように、義務的経費には十割、そうでないものは八割というようなことで整理をさせ...全文を見る
○谷垣国務大臣 十五年度の補助金改革で、地方に事業が残るとされたものに係る財源補てん措置のうち、国負担とされたものは二千五十一億、それから、十六年度の補助金改革でそのように判断されたものは二千百九十八億、そこで合計額を四千二百四十九億としたところでありまして、今おっしゃったような...全文を見る
○谷垣国務大臣 今お挙げになった中で、公共事業関係の国庫補助負担金、これについては、国ももちろんですけれども、厳しい財政事情のもとですから、地方でもスリム化が求められているわけですね。それで、事務事業の廃止とか縮減によるスリム化を図って、それが基本であって、税源移譲の対象とするこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはやや玄葉さんとも思えない誇張なおっしゃり方であって、これは私が御答弁するか、あるいは文部科学大臣に答弁していただいた方がいいのかもしれませんが、例えば教育だって、地方の自由度、保育もあると思うんですね。そういう意味で……(玄葉委員「少しはそう」と呼ぶ)少しは...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと総理の御答弁に補足させていただきます。  先ほど佐々木委員、統計を引かれて、苦しくなっているところが多いということをおっしゃいました。財務省は、先日、法人企業統計というのを発表しましたが、これを見ますと、確かに企業収益は改善しているんです。人件費について...全文を見る
03月08日第159回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに松井委員がおっしゃったように、私もそのぐらいの額が毎年そのシステムのために出ていると聞いております。ただ、その背景にありますのは正に松井委員のおっしゃったレガシーでございまして、要するに受注しているところがその特許権といいますか権利を持っているわけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは政府の電子政府構築計画の中で刷新可能性、今のレガシーの問題が指摘されまして、刷新可能性調査、どういうふうにしたらそれを改めていくことができるか、今調査をそれぞれやっていただいているわけですが、今おっしゃった社会保険庁のシステムに関しては十五年度、十...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 塩川前大臣が国会での御議論の中で、母屋でおかゆをすすっているのに離れですき焼き食っているのはけしからぬと、こういう御発言がありまして、それで昨年、財政審等で総ざらえ的に特会の見直しをしていただきました。  これも本当は何をするか長くお答えしたいんですけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど財務大臣とおっしゃっているのか外務大臣とおっしゃっているのかよく聞き分けられませんで。  いや、先ほど委員が御指摘のように、確かにこの問題は在外公館の法律の五条に決められているとおりやっているわけですが、財政当局としてはその五条の規定を基本にして...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど、委員の御議論の中にもありましたが、昨年、財投審で総ざらい的な検討をしていただきまして、それを踏まえましてこの十六年度から始めておりまして、これは今年だけで終わるわけではありませんで、これからも続けていかなきゃならないと思います。  そこで、考え...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ああ、そうですか、じゃ、そこまでで。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど厚生労働大臣が御答弁されましたように、今、年金から預託していただいたのは今着々とお返ししておりまして、平成二十年度までに全部お返しをするということで今順調に進んでおりまして、御懸念はないものなんです。  それで、今お示しになりました日医総研の見解...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これ抗議したのかということでございますが、民間の個別の研究者の論文でございますから、私どももそれは他山の石として十分参考にさせてはいただきますけれども、それぞれ学問の自由もおありだと思いますから、一々抗議するというようなことは考えておりません。
03月09日第159回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 年金保険料が、今雇用、いろんな面を挙げて論じられたわけですが、どういう形で税収、財政再建に影響してくるかというのは、これは一概に申し上げることは大変難しいわけでございます。  今雇用形態の変化までお触れになりまして、そうなりますと、中長期的に見て税制度...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財政再建を成し遂げていくためには今後とも歳出構造の見直しというのを厳密にやっていく必要があると思いますが、今の御議論との関係でいえば、やはり長期的に給付と負担のバランスを年金で取って、仕組みを作っていただいて、国民に将来に対する安心感を持っていただいて、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員がおっしゃいましたように、厚生年金と同様基礎年金拠出金の三分の一の負担がございますが、そのほかに共済年金制度が過去の恩給期間を引き継いだことに伴う国庫負担というのはございます。そのほかにも労使折半による保険料を負担する事業主としての国庫等の負担とい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、これは先ほど防衛庁長官から御答弁があったとおりでございまして、それで全体としてはっきり分かっていただけますように参考資料としてイラク関係のものをまとめてお示しをしているわけでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、郡司委員が御苦労されてお調べいただいたのを、私、大変御努力いただいたと心から敬意を表するものでございますが、この特別会計の全貌をとらえるというのは、もう正直申し上げてなかなか容易ではございません。  なぜ統一的でないかといいますと、それぞれの目的の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、今回のこの通常国会におきましても、今委員から御質問もいただいておりますが、衆議院におきましても参議院におきましても非常に関心を持っていただいております。  私は、これを国会からの援護射撃というふうに思っておりまして、こういう御関心も背景に、透明...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはですね、十特別会計の十三の資金、積立金においては、既に十六年度予算書に、あるいは財務諸表の中で十六年度末見込額が示されているわけで、これはもうお出しできているわけですが、それ以外の特会の十六年末見込額につきましては、ある程度のお時間をいただく必要が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そのため努力を最大限いたしたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) まず財務大臣としてお答えする前に、私も福山さんと同じ京都府選出の者として、まず亀井農水大臣に早速入っていただきましたし、いろんな方が不眠不休で問題解決のために当たっていただいているのを大変有り難く思っております。特に、福山さんおっしゃいましたように、自衛...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、私は選出だからといって前のめりで答弁するわけにはこれはまいりませんで、まず農林水産大臣にどういう対応を立てていただくか御検討をいただくべきものだと思います。  私どもとしては、更なる蔓延防止を果たしていくためにはどうしたらいいか、これは亀井農水...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の財政演説よく読んでいただきまして感謝に堪えないわけでございますけれども、上からセメントを塗ったとおっしゃられると、ちょっと、もう少しよく読んでいただきたいという気がするわけでございます。  それで、結局、今までいろんな民間の努力があった中でもその努...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、決して国の財政だけを軽くすれば済むと思っているわけではございません。委員のような地方財政にお詳しい方に私申し上げるのは本当に内心じくじたるものがあるんですが、仮に補助金をカットしたままで財源、税源をお譲りするということになっても、国の財政自体が半分...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、委員のようなお詳しい方にそう言われますと、いささか私もつらいんですが、要するにこういうことじゃないでしょうか。お互い、地方も国も、財布の中身が乏しいことが、お互い手のうちが分かっておりますから、言ってみれば、早く取るものは取っておかないと後でばばを...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員御指摘のように、財源調整機能、財源保障機能、両方ございますが、やはり調整する機能は、それぞれの団体によって財政力が違いますから、これはあくまで私は必要なものだと思います。保障機能につきましては、私、これ全部なくしてしまえなんて乱暴なことを申し上げてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、伊達委員おっしゃいましたように、北海道、私どもも先日、それぞれの財務局長を東京に呼び集めまして、いろいろそれぞれの管内の話を聞きました。ほかのところは大体みんな少し明るい希望を持っているんですが、北海道、四国、低迷しているという報告で、委員が御心配さ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今日ばかりは、懇意にしていただいている先生の御提言に何かつれない返事ばかりしなきゃいけなくて、我が役目が恨めしく思えるんですが。  確かに委員がおっしゃるように、沖縄では、特定免税店制度というものを法律で作りまして、特別法で作りましてやっております。た...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国債で持っていれば危険なことがあるというのは私は正確ではないと思いますが、厚労大臣の、厚生労働大臣のおっしゃったことを私なりに理解いたしますと、危険は分散させておく方が良いとおっしゃったんだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは昨日も決算委員会で又市委員からも御質問がありまして、私は安心していただいて結構だと答弁させていただいたわけでございます。  余り短い答弁しますと、本当はもっと時間をいただいて細かに御答弁申し上げたいんですが、福島委員の質問時間が短いので、余り取っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) あっ、片道。  これは従来から滞りなく返済をしておりまして、平成二十年までに年金は、年金については全部お返しをすることになっておりまして、利息を付けてきちっとお返しをしております。  そこで、福島委員の御質問は、それはみんな財投、財投機関に貸し付けて...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のお引きになった論文は、昨日も又市委員にお答えしたところでございますけれども、相当誤った前提の上に立った議論でございます。  例えば、先ほど申し上げたことの繰り返しでありますけれども、その特殊法人に一般会計から補てんしているような場合があるわけですね...全文を見る
03月10日第159回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 記事を読んでおりまして、ちょっと済みません。  そのように私は子供心に理解しておりました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、舛添委員が御指摘になった点は我々も心して、国会で充実した議論をさせていただけるように努力いたしたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 過去、この二年間ぐらい申し上げますと、平成十四年度では、これは年度別ですが、六兆四千二十九億円、それから平成十五年度、これは四月から二月、今年の二月二十五日まででございますが、二十八兆一千六百七十億円と、こういう数字になっております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在、外為特会の資産残高から、評価損等がございますのでそれを差し引きますと、平成十四年度末決算で六十六兆千四百九十七億円ということになっております。それから、平成十五年度末、この三月の予定額ですが、百七兆四千五百二億円、こういう形であります。  それか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私もグリーンスパンさんの御発言、あるいはスノー長官の御発言見ておりますが、基本的にこの間のボカラトンのG7でお互いの意思を確認したといいますか、共通の意思を見たわけでございますが、その枠内の御発言ではないかと思っております。  そして、グリーンスパンさ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申し上げましたように、現在では差損と、評価損と今までの運用益比べますと、これははるかに今までの累積の益が大きゅうございますから、私は現在の段階で御心配はない、健全な形であると、こう思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本方針の二〇〇三では、税源移譲を、廃止する補助金の対象の事業の中で引き続き地方が主体となって実施する必要があるものについて行うと、こういうことにしているわけでございまして、補助金の廃止とともに事業が行われなくなるような場合は、補助金を削減しても地方に税...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 片山、当時の大臣がそのような提唱をされまして、それを一つのきっかけにして三位一体という議論が始まっていったというふうに認識しております。  それで、現在の政府の中の議論といたしましては、理解といたしましては、骨太の方針に書いてございますけれども、四兆円...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一応閣議決定をされました、先ほど申しましたのはいわゆる骨太の方針二〇〇三でございます。その閣議決定をされた骨太の方針の中では、先ほど申し上げたような形で記述をされているということであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) このような閣議決定の、なるような形では現在ないんだと思います。ただ、そういう議論が三位一体改革の出発点になったということは、過去のきちっとした事実だろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは垂直、必ずしも委員のおっしゃるような形での目標設定があるわけではございませんで、先ほど申し上げたような補助金を改革をやって、それに合わせて税源対策を、税源移譲をやっていくと、こういう形で進めるというふうになっておるわけでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 政府部内で紙に書いて閣議決定でできておりますものは、先ほど申しましたように、骨太の方針で、今後三年間で四兆円を、補助金を改革をしながら税源移譲をしっかりやっていくということでございますが、先ほど麻生大臣もおっしゃいましたように、そのでき上がった絵姿の上で...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申しましたように、議論の初めにそういう御議論があったところでありますけれども、政府としての合意ができ上がっているのは先ほどの骨太でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的な在り方と申しますのは、これは三位一体の目的が地方の、何というんでしょうか、主体性、自由度を高めていくということでありますから、これは補助金にも一つ一つ性格の違いがあると思いますから一つ一つ精査しなければならないと思いますが、基本は地方の自由度を高...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはどういう補助金をどういうふうに譲って、地方に譲っていくかというその姿がありますから、そういう姿を見ながら調整しなければならないんだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の申し上げたのは税源移譲……
○国務大臣(谷垣禎一君) ああ、失礼。済みません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 最近は便利になりまして、こういう審議中でも携帯電話を見ますと国債の金利の動向など見られますので私もよく見ているわけですが、私、仕事をしておりまして、これだけ国債を発行しておりますと、念頭を去らないことの一つでございます。  ただ、国債市場の動向というの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、先ほど申しましたように、大きく言えば、まず財政規律をしっかりするということでありますけれども、もう少し細かに申し上げますと、去年まとめたわけでありますが、国債の中長期的に見て調達コストを抑制しながら確実かつ円滑に消化を進めていくということを基本に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 何かピンはねというような大変耳になじみにくい言葉をお使いになりましたけれども、要するに国の方もあれです、税収が五一%ぐらいしかないわけでございますから、それはスリム化を、国の方もスリム化をしていただかなきゃなりませんし、地方の方も先ほど麻生大臣がおっしゃ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、公共事業関係の補助金についておっしゃいましたけれども、十六年度では、公共事業関係の補助金について四千五百億円程度の廃止、縮減等を行っておりますが、このうち千三百億円程度は、さっき申しました、都市再生を促進しようということでまちづくり交付金を作ったと。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、公共事業全体をスリム化するというまた別な大きな要請もございました。それから、先ほど申しました中で、まちづくり交付金という形で削減した中から自主性のあるものを充てているのもございます。それ以外のものについては、先ほど申し上げたような考え方から見て財...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 補助金の中で見直して、やはり国が補助金という形でやる必要はないけれども地方でやっていただく必要があるというものについては、これは財源、税源を先ほど申しましたような八割めど、義務的なものについては、見直しをしながらであるけれども十割と、こういうことでやらせ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあこれは、国の懐具合も非常に暖かいときにできますことと、非常に厳しいときに削らなければならないものがございます。ですから、今やっていることは、何も全く無駄なことだということを申し上げているんではなくて、こういう財政事情の下でどうするかということを考えた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 別に真意と申しましても、何か腹の中に秘めているようなことではございませんで、先ほど麻生大臣もおっしゃいましたけれども、交付税特会の借金が五十兆を超えているというような現状の下では、やはり三位一体の改革をやっていくという中では、どうしてもスリム化を考えてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今幾つか、みんな国の責任だとお挙げになりましたけれども、やはり景気を良くして税収を上げていく、これは国も地方も望んでいるところでございます。そのために今いろんなことをやっておりますが、あわせて、じゃ、今まで確かに景気対策で地方にお願いしたということもござ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員は一部の制度改正による負担増だけを取り上げて議論をされているように感じますが、それではいわゆる章を断ちて義を取るというそしりを免れないんではないかと思います。全体を見ていただかなきゃいかぬと思いますが、我が国においては、累次にわたる減税を実施してきて...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それを通じてだんだん個人に及んでくるというところがあろうかと思います。  まだ申し上げたいこともございますが、時間でございますので、これで終わらせていただきます。
03月11日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今後の財政政策等の基本的な考え方につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでございますが、本委員会において重ねて、所信の一端として、今後取り組むべき課題等について申し述べます。委員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。  第...全文を見る
03月11日第159回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、段本委員おっしゃいましたように、この総額表示制というのは、スーパーなんか行って買うとき、レジ行かなきゃ結局幾ら払えばいいか分からないとか、あるいは税込み表示のところと税抜き表示のところがあって同じ物でも店によって値段がどうなのかという比較ができないと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が一生懸命勉強しておられるSRI、私もなかなか興味深い手法だなと思っております。ただ、率直に言って、財務省でのSRIの検討というのはまだ余り進んでいないのが実情でございます。  財務省の施策という観点からいきますと、税の関係というのが一番縁が深いの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かにそういう面があるんだろうと思いますね。今まで株に投資する人の関心と違う関心を、株式市場といいますか、投資の場に呼び込めるかもしれないなと、今、愛知さんのお話を聞いてそのように感じていることは事実でございます。  それと、あと、じゃ政策的にそこにど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 研究開発は予算の配分の中でもめり張りの張りの方の部分でございまして、総合科学技術会議等の評価付けに従って、めり張りのある予算配分をしておりますけれども、今後とも、そういう地球の環境変動というのも相当力を入れて評価をしていただいている分野ではないかと思って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これ、二つの数字は、副大臣が御答弁しましたように、前提が違いまして、内閣府のは、先ほどのように、一定のモデルを持ってその上で算定しておられる。その中には、内閣府全体といいますか、経済財政諮問会議で考えた政策の努力目標というようなものが入ってモデルが作られ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、財務省のだれがそのような発言したのか私は存じませんが、確かに今、委員おっしゃいますように、財務省試算は国の一般会計だけですけれども、内閣府の方は国と地方、両方を対象にしておられますし、それから、経済成長率の前提は二〇〇八年度以降、内閣府試算ではその...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと私、今すぐ分かりかねますので、調べさせて御報告いたします。
○国務大臣(谷垣禎一君) 我々も勉強する必要がありますので、努力してみたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどの数字ですけれども、私の手元にありましたのは平成十五年九月末の数字ですが、政府短期証券が六十七兆二千二十七億となっております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、今までの議論を伺っておりまして、私は金融検査のマニュアルがどうだというのを判定する能力は正直言ってありません。ありませんが、委員のおっしゃっている、後でマネタイゼーションのことをおっしゃる、先取りしてしまうかもしれませんが、個々のいろいろな政策は小さ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは今、麻生大臣が言われましたように、平成十八年度までに所得税を地方住民税に移管していく、基幹税でやるということ、それまではつなぎの方法で、方向で、所得譲与税でいくという形でやっておりますから、国で集めて配分をする、こういう形になります。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、具体的にどういうふうにやっていくかは、総理指示で一兆円というのが十一月出たわけですが、総理指示の趣旨を踏まえまして、全国知事会など地方の各種提言において見直し対象として個別の補助金が指摘されているところを参考にしながら各府省に目標額が設定されたと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは財務省と総務省が御相談して決めたわけであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと先ほど答弁しましたことを訂正させていただきます。  それは、だれが決めたのか、配分枠を決めたのかというところで、総理指示を踏まえて内閣官房から提示をいたしましたけれども、その際、財務省、総務省において協議しつつ作業を行ったというのが正確なことで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いやいや、一兆円というこの補助金改革を成し遂げるに当たりまして、それぞれやっぱり各省庁がいろんな補助金を持っておりますし、それから、何というんでしょうか、それぞれの都道府県や何かがいろいろな要望がございます。結局、余り少ないところにたくさんやってくれとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それはその枠内でどういう形でやっていただくかは各省庁において考えていただいたと、こういうことであります。
03月12日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府におきましては、最近における内外の経済情勢の変化に対応する等の見地から、関税率等について所要の措置を講ずるほか、知的財産権侵害物品に係る認...全文を見る
03月12日第159回国会 衆議院 本会議 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 吉田治議員にお答えいたします。  まず、平成十六年度の中小企業対策費についてのお尋ねですが、これは、やる気と能力のある中小企業の自助努力に対して支援を行うという基本的考え方に立ちまして、歳出内容の見直しを行いました。そして、中小企業の再生とか創業とか経...全文を見る
03月12日第159回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案につきまして御説明...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 山根議員にお答えいたします。  まず、国債発行額三十兆円の公約についてお尋ねがございました。  平成十四年度当初予算の編成に当たりましては、財政の規律、節度を確保するため、国債発行額三十兆円を目標と位置付けまして、実際にこの目標を達成したところです。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 広中議員にお答えをいたします。  私に対するお尋ねは、総務大臣だけでなく、私にも答えよというものでございますので、できるだけ重複を省いて答弁をさせていただきたいと存じます。  まず、十六年度の税源移譲についてのお尋ねがございました。  国と地方の改...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 宮本議員にお答えいたします。  まず、公共事業の補助金についてのお尋ねですが、国庫補助負担金については、地方の権限と責任を拡大するとともに、国、地方を通じた行政のスリム化を行うという観点から、廃止、縮減等を行う補助金改革を進めておりますが、公共事業につ...全文を見る
03月12日第159回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今厚生労働大臣がおっしゃいましたように、従来、私の役所の事務次官が占めてきたポストというのは確かにございますが、それを既得権益のように考えるということは、これは間違っていると思います。  今、私の役所にすぐそういうところがあるわけじゃありませんが、やっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務省に関しては、一つは政府系金融機関の対応ですけれども、これは特別相談窓口を通じてセーフティーネット貸付けを活用するなどの対応を取っております。それから、もう一つは今農水大臣の方で移動制限区域内の農家の助成とか、あるいは大分、京都府の事例への対応策を検...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、これは法も随分古い、古いといいますか、こういうようなことを予想していないことがありまして、どういうことを考えたらいいのか、今慎重に詰めております。
○国務大臣(谷垣禎一君) この二つの試算がありますのは、歴史的にいえば、私どもが出しておりますのをいつも予算審議のときお示しをして審議の参考にしていただいたわけですけれども、その後、いろいろな改革論が起きてきますと、そういう改革の努力を入れたものを少しお示ししたらどうだと、こうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは平成十五年度の予算と平成十六年度の予算を比較して、数字を比較していただければ、現実にプライマリーバランスは若干改善しておりますので、そのことを指して一歩手掛かりが得られたと申しているわけであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今、辻委員のおっしゃったことは大事なことであると思うわけでございますが、私どもがこの財政運営の大きな今根本方針としておりますのは、骨太の方針に書いてありますように、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復していこうということでやっておりまして...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、なぜこういう形になっているかということになると思いますが、年金の事務費等については、国民年金法等においては国庫で負担せよという原則が書いてあるわけですね。これは、広く国民が関与してくる年金については、こういう一般会計と申しますか、税から入れるのが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、基礎年金の負担を二分の一から三分の一に、三分の一から二分の一に持っていくというようなことに関しましても、これは大きな財政上の問題でございますから、いろいろ御一緒に議論をさせていただきました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、一つの例を申し上げただけでございまして、やっぱり大きな意味で持続可能なものにしていただかないと安心ができないわけでありますから、負担と給付の関係がどうあるべきかというようなこと、そして、その負担と給付の関係をバランスを取るためにはどう税を入れるべきか...全文を見る
03月15日第159回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今お尋ねの損益通算の廃止は、これは土地建物の長期譲渡所得の税率を二〇%へ引き下げるということと、それから百万円特別控除と、これを廃止するということとパッケージにして行うわけですが、その一番のねらいは土地市場の活性化に資する制度改正ということでございまして...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 人情とおっしゃいますとどうお答えしたらいいかということになりますが、結局、やや私の説明は人情と離れた考え方というふうには思っておりませんで、そもそもその利益の性質が違うもんじゃないかと、違うものを相殺、相殺じゃない、通算するというのはやっぱり理屈が合わな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この二つの利益といいますか、そういうものの性質が違うということを考えますと、そういう考え方に立ちますと、今まではやや不均衡な制度になっていたんじゃないかということでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が御指摘のように、確かにまだそのような法律ができておりませんから、現時点でそういう今までの制度を前提として土地の売買をなさって通算をしようという方の事実上の期待に反する面は、これは確かにございます。  ただ、これはやや理屈めきますけれども、不利益を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そういう委員のような御批判があることも事実でありますけれども、他方、いつまでと決めまして、こういう制度にするよと、あらかじめ相当長期間ありますと、その間にやはり言わば節税目的の投売りというようなものを助長するおそれなしとしないと。そのことはむしろ使用収益...全文を見る
03月16日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○谷垣国務大臣 今小泉委員から御指摘がありましたように、知的財産権あるいは社会悪物品、大変、最近は不正輸入の巧妙化というか悪質化がございまして、それに対応するためには、やはり職員のスキルを高めませんとなかなか対応できない、御指摘のとおりだと思います。  税関職員に対しては、柏に...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、我が国が外貨準備として保有している米国国債を含む外貨証券は五千八百四十二億ドル、これはことしの二月末現在でございます。外為特会が保有している外貨資産の内訳、これは、市場に不測の影響を与えるおそれもあって公表はしておりませんのですが、円売り、それから外貨買い介入...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、必要だということで今までやってきたわけです。それで、もうこれも何度も申し上げていることですので、小泉委員も飽きがきたとおっしゃるかもしれませんが、あくまで、どっちかの、円安とか円高の方向に誘導しようとしているわけではなくて、投機的な動き、オーバーシューティ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、過度の変動のおそれがあるから今までやってまいりました。  ただ、今までやってきたことの効果がどうであったかということは、同時に、為替水準に対する私の予想みたいなものも申し上げることになりますので、それは差し控えさせていただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 やめるにやめられないジレンマというふうには思っておりませんで、これは必要がないときにはやりませんし、必要があればやる、お答えできるのはそれだけでございます。
○谷垣国務大臣 悪名を残すのか、それともよくやったと言われるのか、それは歴史に判断していただくしかないと思うんですが、私は、惰性でもっていつまでもやるとか、そんな考えは毛頭ありません。やるときはやるし、必要がないときはやらない、こういうことでございます。
○谷垣国務大臣 人民元をどうしていくかは、中国当局から具体的な発表がまだありませんので、この場で私、コメントする材料がございません。いずれにせよ、いろいろな機会に中国と議論して、二国間だけではなく、他国間交えて議論しなきゃならぬと思っております。  それから、影響につきましては...全文を見る
○谷垣国務大臣 特恵関税は、これはどこの先進国でも発展途上国を支援するという観点からやっておりまして、日本は、中国は昭和五十五年からやっているわけです。ただ、委員の御指摘のように、先進国並みに発展してきた国にいつまでも特恵待遇を与えるということは、これは適当ではないということで、...全文を見る
○谷垣国務大臣 吉田委員がお引きになりました平成十三年の閣議決定ですが、その中では、「国家公務員共済組合及び地方公務員共済組合については、ともに公務員という職域に適用される年金制度であることから、両制度の財政単位の一元化を図る。」こうなっているわけですが、ここで言う財政単位の一元...全文を見る
○谷垣国務大臣 税関業務もいろいろな問題を抱えておりますので、必要な人員はきちっと確保しなければいけないと思っております。
○谷垣国務大臣 これは、職場というものは、職務職責に対する緊張感がなければならないことはもちろんですけれども、そこでの労使関係とは、私はやはり、和をもってたっとしとなす、こういうことがあるべき姿ではないかと思います。  税関におきましても、労使関係を一層健全で良好な関係にするよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 佐々木委員がおっしゃった全税関訴訟の最高裁判決でございますけれども、これは、神戸、大阪の事案においては国側の主張が認められたわけですが、東京、横浜事案では、委員が言われましたように、一部団結権の侵害ということで国側の主張が認められなかったところでございます。最高裁...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、当時の副大臣である尾辻参議院議員が副大臣としてこういうふうに発言をされたということは私も承知しておりまして、まことにしかるべき発言であるというふうに思っております。  もとより、人事というのは、職員個々の勤務成績とか能力とか適性とか、こういったことを総合...全文を見る
○谷垣国務大臣 これを拝見、やはり人事というものは、先ほど申しましたように、それぞれの職員の勤務態度であるとか経験であるとか力量、こういうものを見て行うわけですから、これだけ今お示しいただいて、コメントを述べろと言われても、ちょっと、正直申し上げまして、コメントするだけの材料が私...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申しましたように、人事は厳正にやるようにこれからも督励したいと思っております。
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。(拍手)     —————————————
03月16日第159回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、仲道委員の御質問になりましたように、財源の手当てというのは、単なる無駄な経費を削ったというだけではなくて、きちっと税で手当てしておきませんと、いつまでたっても持続可能かどうかという安心感ができませんので、私は基本的に税源できちっと手当てをするというこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと総理の答弁に補足させていただきますが、この添付を求めていないという理由は、先ほど事務方から御説明させたとおりでございます。  それで、昔は、みんな年金もらえなきゃ大変だというんで、ちゃんと払ってくれたという現実がございました。それから社会保険料...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 午前中の最後にも御答弁申し上げましたように、だんだん率が下がっている、払っている方の率が下がっているのを税でどう対応するかという問題で、今検討しておりますのは、社会保険庁と国税と地方税で、これ、できるだけ連携を強めて、情報も共有するという形にしたらどうだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 与党の税制改正大綱は、御指摘のように一定の方向を出していただいておりますし、もちろん我々も、政府の中でそれは決めたということはございませんけれども、与党の検討結果を一つ下敷きにしながらこれから我々も考えていかなければならないと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、税制の決定は単年度でやっておりますから、今私どもが決めたと申し上げられるのは来年度、お出ししているものでございます。それで、これは与党で決めていただいたことを、これを、先ほど申しましたように、一つの下敷きとしましてやってまいりたいとは思っておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、峰崎委員がおっしゃるところは、税制改正は年度、これは多年度でやっているわけじゃありませんから、年度ごとでやっておりますから今の御指摘のような問題が出てまいります。ただ、ある程度長期の方向も示さなければいけないということで、与党の方で税制改正大綱として...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあ、峰崎委員のおっしゃったことは、確かに定率減税を小渕内閣のときに作りました。あのときはやはり景気が非常に悪かったからこういう減税が必要であるということでありましたが、まず、この定率減税を廃止して二分の一に持っていくためのステップにするためには、当然そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、残り三兆円をやっていくということで整理ができているわけでございまして、私が申し上げたのは、一兆今年やりました、昨年、芽出しやりました。芽出しの部分が雲散霧消したわけではないということを申し上げたかったわけでございまして、予算委員会、衆議院の予算委...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 三位一体の中に交付税改革がございますが、その交付税は、もう峰崎委員に申し上げるまでもございませんけれども、特会の借入金の残高が五十・二兆になっていると。それから、地方の借入金残高も二百四兆になっていると。こういう中で交付税改革を進めていく場合には、これは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、所得捕捉は、就労形態とか、いろいろな仕事の在り方が随分変わってまいりまして、それはそれで我々も所得捕捉率を高めるように努力しなきゃならないと思っております。その関係で納税者番号制を取り入れろと、こういう御議論がございましたけれども、今これはいろん...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどからの御議論のように、少子高齢化が急速に進んでおりますので、経済の伸びを超えて社会保障の負担と給付が増大していくということがこれはもう見込まれる。どうやってそれは持続可能なものにしていくのかというのがまず一番基礎的な予算を作る場合の視点だろうと考え...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) できるだけ手短に答弁を申し上げますが、三位一体は、もう何度も申し上げておりますが、地方でできることは地方で、権限も責任も持ってやっていただく。しかし、これを進めていくためには、今の厳しい財政事情でございますから、地方の自立を支える財政基盤を作るにも、国と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大きな方向は基本方針二〇〇三に書いてございますが、できるだけこれは地方と対話をしながら進めていく必要があると思っております。
03月17日第159回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、イタリアの努力というのは我々もよく研究して学ぶべきところは学ばなければいけないと思っております。  おっしゃるように、一九八〇年代に大変イタリアは財政赤字が拡大したわけですけれども、マーストリヒト条約、これ、九二年に参加を、加盟をして、これに、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず最初に申し上げなければいけませんのは、小泉総理は、自分の在任中は消費税に、消費税増税ということに手を付けないと、これは明言されておられて、そういう経済環境ではないという御判断ですが、議論はしてほしいと。  それで、先ほど竹中大臣の御答弁にもございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも、私ども税を扱っている者としましては、できるだけ租税をどう扱っていくかというのは柔軟であるということが望ましいと思っておりますが、今後、特に税制で考えなければならないことは、一つは、三位一体による地方の税源移譲をどういう形でしていくか。これは、念頭...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員は円安の方に誘導すべきだとおっしゃいましたけれども、私どものやっております為替介入の目的は、市場の思惑的なあるいは投機的な乱高下、こういうものを是正していくというのが主な目的でございまして、主な目的というか、それを目的としているわけでございまして、円...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そういうことでございます。  それで、昨年度は確かに大量の介入になっておりますけれども、アメリカの双子の赤字等に対する懸念が地政学的要因などと相まちまして過度に強調された面が昨年はあって、それが市場の不規則な動きに連なった面がありましてこういう形になっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この委員会で委員から暴落の懸念、暴落の懸念とこうおっしゃられますと、ぎくっとこういたすわけでございますが、確かにこれだけたくさん国債を発行しておりますと、国債の長期金利がどうなるのかということは常に私ども注視をしておかなければいけないことだと思います。そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 具体的な金融政策の決定は日銀の独立になさることですけれども、大きな意味で、今福井総裁がおっしゃいましたように、何というんでしょうか、平仄が合っているというか波長が合って仕事をそれぞれ分け持っているのではないかと思います。  日銀の政策決定会合には、今日...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、もう補助金、こういう補助金は必要ないというものは税源移譲しておりませんし、これからも地方で主体的に取り組んでいただく必要がある、そういう形で国ではやめようと、こういうものは税源をお譲りすると、こういう形であります。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、やはり地方の主体性といいますか、自主性を拡大していくときに、国が、何というんでしょうか、国の判断で補助金を付けるというようなことが往々にして地方の自主性を縛っていると、こういうこともありまして、できるだけ無駄な補助金はスリム化していこうということ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大きな意味で委員の御認識を私も共有いたします。
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題は、主としてこれは総務省でどう調整していくかということをお考えいただくべきだと思いますが、今後の税源移譲の中でどういう税体系を作っていくか、そういうことで問題を解決していかなければいけないと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 何も手を打たなければこういう形がある程度出てくると思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務大臣になる前には受けたことがございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 正確な記憶はございませんけれども、なかなか制度設計は、私のところはどちらかというと財政力の弱いところが多いものですから、なかなか制度設計は簡単でないなというようなことを申し上げたのではないかと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 森本委員はかねてから中小企業問題、大変熱心にお取り組みですが、今日はコンソーシアムの問題を取り上げていただきまして、私は大変これは意味のある制度だと思っております。  それで、問題は、委託費がちゃんと早期に出てくるかどうかということで、今、中川大臣から...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはまず補助金をきちっと見直して、地方で引き続きやっていただく必要のあるものについては財源をお譲りする、しかし、もうこの補助金は要らないというものに関しては財源を譲る必要もない、そういうことで、補助金改革とセットで考えていこうということで議論をしたわけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、今申し上げたように、セットでやろうということで進めましたから先に来てないわけですが、税源移譲につきましては、税源移譲につきましては、一つは税源移譲交付金という形で、それからもう一つは所得税を譲与所得税という形で、これは所得税で将来きちっと税源移譲...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは最初に申し上げましたように、もうこれはやらなくてよいというようなものについては税源をお譲りする必要はないわけですから、このような形になったということでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、三位一体につきましては、基本方針二〇〇三というものがございまして、その改革工程で十六年度に向けた作業を進めていたわけですが、十一月になりまして、小泉総理から、特に地方の声を十分に反映するという観点に立って、一兆円を目指して国庫補助負担金の廃止、縮...全文を見る
03月18日第159回国会 衆議院 本会議 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 泉議員にお答えいたします。  私に対しましては、司法改革の重要性、それから司法ネット拡充の必要性についてのお尋ねであったと存じます。  私も、司法改革の重要性については十分認識しているつもりでございます。  司法ネットにつきましては、あまねく全国に...全文を見る
03月18日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、野上委員がおっしゃいましたように、一つは、持続可能な民間主導の経済、デフレを克服しながらそういうものを活性化させていかなきゃならないというのが一つの大きな目標でございますし、もう一つは、危機的な財政状況、御指摘のとおりでございますので、これが持続可能...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃいましたように限られた予算でございますから、それをどう効率的に使っていくか、これはもう不断の検討が必要なことはもちろんでございます。大きく考えなければならないのは、限られた予算をどう効率的に、場合によっては柔軟に使うかという要請が一方であります...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、野上委員の御議論にもございましたように、富山県で三百五十億とおっしゃいましたか、それぞれ県の予算規模によっても違いますけれども、かなりの削減と申しますか、スリム化をお願いする形になっているわけでございまして、各都道府県とも大変な御努力をいただいて来年...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、正にその観点から興味を持って、興味といいますか、興味と戦慄を持って聞かせていただいているわけでございまして、これは金利の方がどんどん高くなっていくということになりますと、どうしても私どもの、これだけ国債を発行している状況ですから、身動きが非常に苦し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、今の金利と成長率の関係だけとは必ずしも私はすぐ結び付いた議論ではないと思います。やはり、特にバブル崩壊後の累次の経済対策、こういうようなものには功もあり罪もあったと思いますが、そういうものの積み重ねが基本的に今日の財政状況を形作っているというふう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、寒冷地その他でやっぱり年度が明けたらすぐ執行しなきゃならない、しませんとうまくいかないというのがありますので、事前にその準備といいますか、手当てができるようにこういう形になっているんだと考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどからるるこの国会の議論でいいところがあったら取り入れるようにと、こういう御趣旨でございましたけれども、私もそれは努めたいと思っております。実際、相当長い間国会で議論を参加させていただいているわけですから、それが何にも得るものがないと、またそういうと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 景気対策ですか、まあ、今の現在の状況においてそれが最前面に出てくるというふうには考えておりません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私ももう少し勉強してみたいと思いますが、今委員がおっしゃった観点は、景気対策ということが主眼に、私どもの頭の中、現在の私の頭の中ですが、主眼にあるというよりも、市場のニーズがどこにあるのかという観点を考えますと、恐らく今委員がおっしゃったようなことも相当...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは保証という、法的な言葉で言うと政府保証が、もちろん政府保証が付いている地方債もございますけれども、それはごく限られたものでございますから、法的な意味では政府は保証しているわけでもありませんし、そのような債務を負うわけでもございません。  ただ、地...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっとそこまでまだ頭が回転いたしません。
○国務大臣(谷垣禎一君) プライマリーバランスにつきましては先ほども大変掘り下げた御議論があったところですけれども、要は、その世代に必要な支出はその世代で、その年に入ってきたもので賄おうと。それで、まだ借金はたくさんあるわけですから、その借金は、借金の扱いまではなかなかいかないけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山口委員おっしゃいましたように、神崎代表と小泉総理の本会議でのやり取りが一つきっかけになりまして行政効率化関係省庁連絡会議というものができたわけですけれども、山口さんが今おっしゃったように、仏作って魂を入れないようじゃしようがないじゃないかということ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、大前提として、年金の費用から出すか、それとも税金から払うか、どちらにせよ無駄な、事務費だという名の下に無駄な使い方をされている、乱脈に使われていると、こういうようなことは、これはもうどういうところから出すにせよいけないわけですから、まずそれをきちっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中国経済の規模も相当大きなものになってきておりますから、中国の経済政策というだけでなく、今おっしゃった為替の在り方、こういう問題は、日本だけじゃなくてアジア諸国、これにとどまらず、欧米、つまり世界じゅうに非常に大きな影響を与えるものだと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 企業収益の動向を法人企業統計で見ますと、前年比ですが、平成十四年の七—九期ですね、それ以降六四半期連続で増益となっているわけですが、賃金の動向の方を同じく法人企業統計で見ますと、企業の人件費は前年比で約二年半、十四半期ぶりに増加に転じてきたというところで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この総額表示方式は、委員はだれも得しないとおっしゃいましたけれども、やっぱり見て幾ら払えばよいかと、それから、いろんな、ばらばらでなくて、同じ製品が、同じ商品があの店とこの店でどう違うかと、こういうのが分かるのは消費者にとってメリットだと私は思います。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十三年度以降、金融機関が特別検査の実施なんかに対応しまして不良債権処理を加速してきたということがありますし、企業も不採算部門の整理なんかを含めまして事業の再構築を随分一生懸命やられたということがありまして、その結果、多額の欠損金が発生しているというこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、田村委員がおっしゃったのは、名前出していいのかどうか分かりませんが、ビッグコミックに連載されているゴルゴ13のことだろうと思います。それで、このことを質問で取り上げられると、こういうんで、私も二十年ぶりにゴルゴ13を読みましたけれども、なかなか今の立...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 東アジア向けの輸出というのは今アメリカとEUを足したよりも大きくなっていると。非常にアジア諸国と我が国との、東アジア諸国と我が国のつながりは最近緊密化していると思いますし、したがってアジアの安定ということも我が国にとって極めて重要なことでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ケーラーさんがIMFの専務理事をお辞めになったわけですが、今まであそこの専務理事というのは大体ずっとヨーロッパから出ておられるわけです。それで、筆頭副専務理事というのはずっとアメリカから出ておられると。副専務理事が三人いるわけですけれども、そのうちの一人...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) こういう人事は、政府系のいろいろな機関の人事というのは、具体的に例えばこの機関が次どなたが退職されるから、じゃ、後どうしようと、それぞれの適性というものをやっぱり一番見なきゃいけないんだろうと思います。せんじ詰めれば適材適所ということに尽きるんだと思いま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、私は財務省にいるわけですが、過去に経験した幾つかの閣僚ポストでは、場所によっては随分民間の方を任期付きの公務員で、あの例を利用してやっていただいたり、そしてかなりそういうことがいい刺激を与えた例がございます。  ですから、財務省でも副財務官に伊藤先...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、続先生おっしゃいましたように、平成十五年度では、研究開発税制等を始めとしまして、いろいろ工夫して、先行減税一・八兆円という形で切れ目ない持続的な成長への支援といいますか、あるべき税制を考えたわけでございますが、平成十六年度も、考え方は平成十五年度の考...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨年暮れの与党税制改正大綱で今後数年間の税制改正の道筋を議論していただいて示していただいたと、こういうふうに思っております。  それで、その中身は、今、続委員がおっしゃった、年金をどう持続可能な国民にとって安心できるものかという観点、それともう一つやは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員もおっしゃいましたように、小泉総理は自分の任期中は消費税をいじらないとおっしゃっておられるけれども、議論はどんどんやってくれと、こうおっしゃっているわけです。  そこで、先ほどお引きになりました与党税制改正大綱でも、平成十九年度をめどに消費税も...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと一つ付け加えます。  ただ、そのためには徹底した行財政改革もともに進めていくという覚悟が必要であろうと、こう思っております。
03月19日第159回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 中島議員にお答えいたします。  まず、義務教育費の財政的仕組みに関する改革についてのお尋ねがございました。  義務教育については、地方の自由度を拡大して地域の創意工夫をより一層生かすことによって教育の質を向上していく、このことが喫緊の課題ではないかと...全文を見る
03月19日第159回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、林委員おっしゃいましたように、総理の御発言の背後にあるもの、指摘されましたけれども、私もそのように考えておりまして、歳出構造改革をして持続可能な財政にしていくために、言わば聖域なき見直しを行わなければならないのではないかと。今年もそれに相当取り組んだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 去年の国会を振り返りますと、特別会計について、いろんな場で、固有の財源等をもって不要不急の事業が行われている場合があるんじゃないかとか、執行面の実態が分かりにくいとか、いろんな指摘が、指摘ないし批判、御批判というものがあったように思います。そういう事態を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財政審の御指摘を受けて、できるところは早くやらなきゃいけないというので、今年は、先ほど御指摘いただいたような労働保険特会とか空港整備特会、いろいろ見直しをやりましたし、また説明、最初にも申しましたように、分かりやすく説明するにはどういう工夫が必要かと、与...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務省としてというのはちょっと言いにくいんですが、あえて財務省、財務大臣としてお答えするとすれば、やっぱり人材と資本の交流を促進する政策を取らなければいけないんじゃないかと思っております。  先ほど、税のこともちょっと言われましたが、私は、そのために税...全文を見る
03月22日第159回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 最初に、建設業、大事なものだと脇先生おっしゃいました。私も、先日、千葉県の関宿、利根川と江戸川が合うところでございますけれども、見に行ってまいりました。また、私の出身である京都では淀川の三川合流というようなもの、こういうものがそれぞれの地域の将来の発展の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、国の契約は国民の貴重な財源、税をいただいてそれを用いるものでございますから、公正、厳正な手続の下で国にとって最も有利な契約を行うことが重要であると、こういう考え方から予定価格というものが決められていると思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、先ほど申しましたように、貴重な財源を一番有効、適切に使うということではないかと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 結局、その予定価格というものが、これは法令は、委員がおっしゃる、御指摘されますように上限として設定されておりますので、この予定価格をどういうものとして設定していくのかと。ここに今までにもいろいろ御工夫があり、御苦労があったと思いますが、やはり一つは、そこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も基本的に、今総務大臣がおっしゃったお考えと同じふうに考えております。  ちょっとまた違ったような面から申しますけれども、ベルリンの壁が崩壊してソ連というものが崩壊した過程を考えますと、中央で計画をしていくということだけでは現在の経済社会情勢に対応で...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) なくせということまで言っているわけではございませんで、調整機能は、これはもう財政力が違うからこれはあくまで必要だろうと。しかし、特会の借入れが五十兆を超えている地方債のその借入、地方の借入金残高が二百兆を超えている状況ではやはりその保障機能というのは、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 水平的な調整機能ですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 地方ごとの。それは、今交付税という形でやっておりますから、これは必要だと思いますし、また今後ともこの三位一体進めてまいりますと、さらにその辺をどうしていくかということはまた新たに議論を深めていかなければならない面があると思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が指摘されたような問題は確かにあろうかと思います。そこで、私も保障機能をなくしてしまえというようなことを申し上げているわけではないんです。今のやはり特会の状況等を考えますと、相当なスリム化はしなきゃならないと。それで、やはり私の立場としてそれは強く申...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先日も、負担金と交付金については、中島委員の本会議での御質問の中にもございました。これは、私どもは義務教育費国庫負担金、これにつきましては骨太二〇〇三で、平成十八年度末に中央教育審議会での議論も踏まえながら国庫負担金全額の一般財源化について所要の検討を行...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ここらはまだ議論が未整備なところであるというふうに思います。私はこれは、今委員がおっしゃいましたように、少子化によって教育の中で、これは私が議論するよりも文部科学省に議論をしていただくべきことかと思いますが、更に予算をつぎ込んでいかなければならない領域も...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、先ほど申しましたように、骨太の方針の中でも、平成十八年度末までに一般財源化の方向の議論を煮詰めていく、それはもう中央教育審議会の議論を踏まえながらと書いてございますが、そういう中で当然議論を煮詰めて、今のような委員の視点も併せて議論をいただかなけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、農水大臣がおっしゃったことと違う特別なことを考えているわけではありません。  今、農水大臣の御答弁の中に、農協が構造改革に資する仕事をしていくというお話がございましたけれども、私どもも農業関係予算につきましては、構造改革を進められる予算については前...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) のどから手が出るほど欲しいかと言われれば欲しいですが、それはやはり税法に基づいて納めていただくしかないわけでございます。  それから一つ、私の名前が出ている資料をいただきましたので。二〇〇〇年の七月十二日、そごうが民事再生法申請となっておりますときの金...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も京都選出でございますので、京都議定書というのは大事にしなきゃならないと思っておりますが、限られた財政の中で、効率的にやはり森林整備を進めて、地球温暖化の防止にも資するような御相談を、これ、よく農林水産大臣とやりたいと思っております。
03月23日第159回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 財務大臣として特別なこういう考えを持っているというのはございませんけれども、これだけたくさんの雇用を抱えている業界ですから、恐らく身内にだれも建設業で働いている人間がいないなんというのはいないと思います。私の周りにもたくさんおりまして、いろんな話はよく聞...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日、予定価の問題で議論させていただきまして、乏しい財政の中で血税をもってやるんだからきちっと規律がなきゃいかぬということは申し上げたわけです。  それで、昨日来の委員の御議論を伺っておりまして、通常の、何というんでしょうか、市場に任せれば済むというよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員が御指摘ありましたのは、共済年金のその他の国庫負担金と言われる中の追加費用、これは恩給期間に係る国庫等の負担額の数字をお示しになったんだと思うんですが、これは平成十五年度で五千百八十七億円、お示しになったとおりであります。  こういうことがありま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、丸々恩給制度の下におられた方というのはもうほとんど残っておられないと思いますが、まだ、例えば昭和三十三年に公務員になられたような方は一年間適用されて、もう退職されている方がほとんどだと思いますが、そういう形で、現在では、いわゆる恩給部分というのは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のは給付水準の実態……
○国務大臣(谷垣禎一君) あっ、調査の実態……
○国務大臣(谷垣禎一君) あっ、総務大臣、済みません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務省の場合でお話をいたしますと、御指摘のように、財務省では十二時半から十二時四十五分まで十五分間を無給のこの休憩時間の方に充てております。それから、休憩時間の前後十五分ずつを有給の休息時間にしている、つまり十二時十五分から一時までがいわゆる昼休みという...全文を見る
03月24日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は八十二兆千百九億円余となっております。  この内訳について申し上げますと、租...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、入澤委員から制度上の問題について御指摘がございまして、そこでおっしゃっていることの一つは、ロットを小さくしていくと、結局コストが掛かるんではないかと。私もそのとおりで、コスト削減のためにはある程度ロットを大きくしなきゃいけないと思います。  そのた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、入澤委員から御示唆、御提言をいただいたわけですが、石井副大臣から御答弁申し上げましたように、かなり実際的に新規着工の箇所というのも重点化して絞って抑制をしてきておりますので、基本的には優先度の高いプロジェクトからやっていくという姿にだんだんなってきて...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) かつて我が国のインフラ整備あるいは道路整備、そういうものは非常に遅れていると言われたことがございまして、何とか追い付かなきゃということで一生懸命努力をしてまいりましたことは、もうこれは言うまでもないことでございますが、いろんなところでかなり進んできたこと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはもう繰り返し答弁しておりますように、本則は国民年金法等で国庫から支出するということになっているわけですが、考え方の背景として事業の、こういう事業の中からその事業に係る経費は負担するという考え方も一方あり得るだろうと、こういうことで財政の苦しいときに...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、特例公債法、今年度のものを御審議をお願いしている最中でございますから、これは私は現時点ではこれをお願いしないととても回らない、こういう気持ちでお願いをしているわけであります。  現時点ではこういう考えに立って整理するのが今の取り得るベストな方法であ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは年金の議論だけではございませんで、今年、予算委員会の予算の審議の中でも随分御議論をいただきましたけれども、特会全体膨大でありますから、なかなかどなたがごらんになってもすぐ日本の特別会計全体の姿、あるいは一般会計も含めて理解をしていただくというのはこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大変辛い評価を平野委員からいただいたと思いますが。  私もこの役所に参りまして、一体このモデル事業というのは何だというのをかなり議論してみたんですが、一つのポイントは、まずアウトカム目標のやっぱり立て方だと思うんです。  それは、例えば何を作るか、例...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十二年の八月に公共事業の抜本的見直しに関する三党合意というのがございます。  これは、まず第一に計画段階にある事業とそれから既着工事業のうち採択後長期間を経て未着工な事業等の抜本的見直し、それから二番目に事業評価システムの厳格化と情報公開の徹底、三...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、あのときが具体的にどう反映されているか的確にお示しする数字等の資料はございませんけれども、先ほど入澤委員の御質問に対して石井副大臣から御答弁いたしましたように、相当その量が新規着工等も抑えられてきて、そういう意味では重点化が進んできているという中に一...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今回、これ試行的に取り上げているわけでありますので、今後どうやっていくかはまた今年の成果も踏まえて議論しなきゃなりませんが、私はむしろこういうものは推し進めていくべきものだと思っております、いろんな分野でですね。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員が御指摘の点は、これはアウトカム目標を定量的に作るということになっておりまして、定量的なアウトカム目標をやはり作れるものと作りにくいものというのがやっぱりあるんだと思います。できるだけその定量的な目標を作るように努力するという方向は私はあってしか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の段階ではまだそこのところは求めるというわけにはいかぬだろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、予算査定する側から申しますと、平野委員のおっしゃったように、現実にはこの計画は三年間でやらなきゃならぬとか、いろんな査定やるときに議論しているのは、もう私はそのとおりだと思います。  ただ一方で、典型的には防衛予算のようなものですけれども、後年...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、従来、多年度にわたった話はしても、かなり、何というんでしょうか、こういう例えは適切ではないかもしれませんが、歯科治療的にちょっとずつ付けて長い間掛かるというようなことがやっぱりあって、そのことが、先ほど入澤委員の御質問にもありましたけれども、ロッ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、ですから委員のおっしゃることは私もある程度分かるんです。ただ、弾力化をしていく必要性、それがあることは事実ですから、やはりそれはまず具体的なアウトカム目標を立てるというところからスタートしませんと、それがないところに、これは何でもかんでも適用してい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 執行調査や事業評価というのは今後ますます力を入れていかなければならないというのは、もう私はそのとおりだと思います。従来、どちらかと申しますと、膨大なものですから、要求官庁側が出してくるいろいろな資料、あるいは今までの政策評価、こういうものに乗っかって査定...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどからの御議論にもございますように、政策評価をきちっとやっていくということは予算の質を向上させる、無駄を排除するということももちろんありますけれども、さらに、予算の質を向上させるということがやはりあると思います。これは、今のような財政の厳しいときには...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特会につきましては、このたびの予算委員会、予算審議におきましても各方面から非常な御議論を賜りまして、特別会計の在り方については非常に関心が高まっているというふうに私は思います。それは、やはり財政構造を変えていこうというときに一般会計だけでは、一般会計だけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、石井副大臣から御答弁いたしましたように、各省庁を作成単位とする財務書類の作成というものに今取り組んでいるわけでございますが、これ財政審議会で検討していただいているわけでありますが、要するに、省庁、各省庁は予算執行の単位でもございますし、これは行政評価...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、峰崎委員がおっしゃいましたように、本来は自賠特会への繰戻しということを行わなければならないわけでございますが、十六年度予算では国債発行額を極力抑制したい、このために制度や施策のいろんな見直しとか、それから各経費間の優先順位のいろいろな厳しい選択、こう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) もちろん、委員のおっしゃるように、税収の占める割合が少ないより多い方がいいに決まっておりますけれども、比率を一定水準以上にするということを目標としたわけではございません。そういう意味では、今委員のおっしゃったこれをねらってやったというわけではないんであり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) なぜ三位一体に地方債を加えなかったのかということでありますけれども、この三位一体の目標としているところは、国庫補助負担金を抑制するなどして使途の制限がない地方の一般財源の割合を引上げを図るということが一つまたねらいでございますから、それと同時に、一般財源...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは所得税から地方住民税という形を基本として平成十八年度までに税源移譲をやるんだということになっておりますが、それは、その意味は補助金改革がどういう姿になっていくかということに合わせてその税源規模等を設計するということでございまして、平成十八年度までに...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員御指摘のように、いわゆる所得のジニ係数というのは一九八〇年代以降少しずつ増えていると。ということは、つまり所得の格差が開いてきているというのが現状であるというふうに思っております。なかなかこの格差についてその実態を的確に把握することは容易では...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、子供のころ、安定した社会で一番大事なのは中産階級であると、社会の中産階級が安定して、自信を持っている社会は健全であるというふうに学校の先生からも父親からも教わってきましたので、余り中産階級が解体していくようなことは望ましくない。  そういう意味で...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、相続税というのは、今委員の御議論の中にもございましたけれども、要するに、親が死んで子供が親の遺産を引き継ぐという機会に資産の再配分を図ろうという、ほかの税目ではなかなかできないことを相続税は機能として持っているわけですけれども、最近の傾向は、確か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この控除、入りましたのは昭和六十二年ですね。昭和六十二年の改正で、公的年金の受給者は経済的な稼得力が通常減退する局面にある高齢者であること等を考慮しと、こういう形で設けられた制度でございます。  それで、現在、高齢者の置かれている状況というものがやはり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、昭和六十二年程度と高齢者の置かれている状況は、私はやはりかなり変わってきたのではないか、こう考えておりまして、そこは委員の御認識と若干違うわけでございます。ですから、しかしそこで激変緩和としてやっぱり五十万の上乗せ措置はなきゃいけないと。ただ、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員からこの御趣旨の御質問をいただくということで私も役所の中で少し議論してみたんですが、租税支出といいますか、タックスエクスペンディチャーとおっしゃいました。これも、なかなかその概念が、確かにそれは補助金みたいに出していることになるじゃないかということで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員会で責任を持って発言したことでございますので、言葉どおりお取りいただいてよろしいんでございますが、いつも申し上げていることでございますけれども、やはり介入というのは、市場の思惑的なあるいは無秩序な動きがありますときに相場の行き過ぎを防いだりあるいは乱...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アメリカの、アメリカがどう認識しているかという、アメリカが日本の為替介入をどう認識しているかというのは、ちょっとなかなか……
○国務大臣(谷垣禎一君) ああ、日本が大量に国債を保有しているということですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) これはアメリカ当局がどう認識しているかというのはなかなかお答えが私としてはしづらいことでございますけれども、米国の国債の発行残高というのは極めて巨額でございます。これは二〇〇四年の一月末現在ですが、約七兆ドルございます。それで、それに比しますと、我が国が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今後の為替相場であるとか、あるいはアメリカの金利水準がどうなるかというのは余り予断を持った議論をしてはいけないと思いますが、外為特会で持っている外貨準備は、その性質上、やはりいろんなときに売ったり買ったりするということを考えて持っているわけではありません...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、アメリカの中にもいろんなお考えは私はあるんだろうと思います。日本の中でもこれだけアメリカの外貨を持っているという、ドルを持っていることに対する御議論はいろいろあるわけでございますから、アメリカの方でもあるいはあるのかもしれません。  ただ、私ど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アメリカは巨大な力を持った国でございますから、アメリカの中でどういう議論が行われているかということは我々も十分注意をしなければならないということは、委員がおっしゃることに私はその意味では賛成でございます。  ただ、今おっしゃったバーグステンさんのフォー...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国債市場がどうなっていくかというのは、需給関係だけではなくて、いろいろな財政政策や金融政策、いろんなもので要因があると思うんですが、今委員がおっしゃいましたように、景気が良くなってくる中で金利が少しずつ上がっていくということだったらいろんな対応のしようが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 日銀の場合は、独立性の中で金融政策としての日銀としての御判断というものがまずありますね。それから、郵貯、簡保あるいは公的年金、これもかつては全部財投に入れてというような仕組みになっておりましたけれども、今、資金運用はいずれも原則として自主運用という姿で、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに郵政事業の民営化等は我々も関心を持っておりますけれども、それぞれ議論なさるべき主体というのはありますが、国債管理ということになりますと、その議論すべき主体は私どもでございますから、いろんなことを視野に入れながらしっかり議論していきたいと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、資産デフレの中で、今度の税制改正の方向は違っているんではないかという御指摘だったと思いますが、私どもとしては、むしろ資産デフレも視野に入れながら、適正な価格での土地の流動化を促す、そういう観点で今度の税制を作ったつもりでございます。土地市場の活性化、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そういう弊害もございますが、つまりそのために、何というんでしょうか、税対策のための言わば投売りというような形で合理的な価格の形成というものも阻害していた面があるのではないかということでございます。それに加えて、それぞれの、通算するというけれども、通算する...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 法人の場合には、御指摘のように、すべての収益から費用、損失というものを控除することが認められているわけでありますけれども、これは、法人の所得に対する税率は、国税、地方税合計で約四〇%でございまして、個人の土地、建物の長期譲渡所得、今度は改正後二〇%になる...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 二〇〇六年問題というのは聞いたことはございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは前回も申し上げたことでありますけれども、法律的な意味で保証をしているということはありませんし、まず第一に、地方がそのまず返済の責めに任じていただくということでありますけれども、この前申し上げたことは、要するに地方財政計画の中で裏打ちをしている姿があ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、総務省から御答弁がございましたけれども、私も地方債の改革というものはこれは必ず行わなければならないものだと思っております。それで、平成十八年度から許可制から認可制に移ると、国の関与を減らすという意味で改革ですし、今総務省の方から御答弁がありました市場...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 竹中大臣と同じでございます。  ただ、現実には、なかなかどういう形でこれを整理するかというのはいろんな難しいことがあるかと思いますが、今委員がおっしゃったように、やはり全体を把握なかなかできないということでは、いざというときにも対応できないということだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 存じません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 宮澤大臣がそういえばそういう御主張をなさってなったんだというのを思い出しまして、不肖の弟子としては誠に恥じ入っておりますが。  ただ、私どもこれはもう何度も申し上げているわけですが、財務省の出しておりますのは基本的に、何というんでしょうか、こういう表現...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) こんなときに将来の総理大臣と言われてもお答えに詰まるわけでございますけれども、私は、このような政府の中のやっている作業であっても、審議会で十分談論風発して、議論していただくのは誠に結構なことだと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは少し私どもの中でも検討させていただきたいと思います。  ずっと伺っておりまして、二つあると余計な混乱も招くのかなという気もいたしますが、他方、やはり私どもが出しておりますのは、長い間予算委員会の参考資料として出してきたものでありますから、やはりそ...全文を見る
03月25日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大変現状をどう見るかということにもかかわる大きな最近の日本の歴史的な認識をお問い掛けで、大変きちっとしたお答えができるかどうか内心じくじたるものがあるんでありますが、当時を振り返って、八〇年代後半を振り返ってみますと、企業収益なんかはどんどん良くなってい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いろいろ国際、当時のあれだけのプラザ合意とか大きなことがあったわけでございますから、一挙に、二百幾らから一挙に百円台に入っていく、それがどんどん続いて七十九円まで行ったこともございますが、それだけ大きな為替の変化というのは、これは当然日本経済に大きな変化...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員からこの御質問をいただくということになって過去の国会の議事録を調べてみますと、宮澤大蔵大臣が、これはいつでしたか、平成十年にお答えをされている。やはりこのプラザ合意の後の過程から話されて、当時プラザ合意、その後の、そのプラザ合意のときは竹下大蔵大臣で...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日も大塚委員の御質問に少し考えてみたいということを申し上げたわけですが、この二つの試算は、そのそれぞれの目的とするところ、位置付けあるいはその前提とか手法にも違いがございますので、私はそれぞれ意味はあるんだろうと思っているわけです。  それで、私ども...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日も峰崎委員の御議論の中にあったと思いますが、ジニ係数等がだんだん大きくなってきているではないかという御指摘がありました。  私どもはやっぱりその格差が開いていくというようなことも常によく見ていかなきゃいけないと、これはもう竹中大臣がおっしゃったとお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在の政府税調ですが、去年十月の総理からの諮問を踏まえまして、あるべき税制と言っておりますが、今、正に委員がおっしゃったように、我が国の経済社会の変化や、それから我々の就業や暮らしの在り方、こういうような変化を踏まえてどうあるべきかということを議論してい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日はジニ係数ということで議論になったわけですが、まだこういうものを見ましても諸外国に比べて相対的に低い、先進国に比べて相対的にその差は低いというふうに考えておりますし、先ほども申しましたように、所得水準の最上位グループと最下位グループを比較してみても、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは所得のジニ係数の国際比較、私の今手元にございますのはOECDが二〇〇二年に作ったペーパーでございますけれども、これはもっとも九〇年代の、八〇年代、九〇年代という比較の資料でございますので、委員のおっしゃるように、ちょっと最近のフォローをしないといけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、特に税制で考えますと、いろんな税制の機能に着目して考えなきゃいけないので一概に言うことはできないと思うんですが、先ほど竹中大臣の景気の見方の御答弁、私は共感するところが多いんですが、私の言葉で申しますと、トップランナーはかなりのスピードで走ること...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ジニ係数という形で具体的に今持っているわけではありませんけれども、例えば税で申し上げれば、あるべき税制という中で、先ほども申しましたように、就業の在り方とか、そういうものも、それから例えば昨日も相続税で若干議論をさせていただきましたけれども、フロー重視の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃったようなことは、税収の面でも、例えば源泉徴収で入ってくる税収が思うように伸びないというようなところに現れてきているのではないかというふうに思いますので、直接その税だけで今のフリーターの問題なんかは解決できるわけではありませんけれども、私どもと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもは国債を発行して安定的に消化しなければなりませんから、やっぱりそのためには、安定的に消化していくためには引受手の多様化というのはどうしても避けて通れないと思います。  他方、委員の御関心のように、もっとリスクマネーを提供していかなければ日本経済の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) なかなか嗜好にかかわり、生活形態にかかわるものですから、なかなか御議論も多様だし、判断も難しいなと思いますが、よく目を見開いて判断をするようにいたしたいと思います。私も、こういう技術革新で、ドラフトワンとか、いろいろ出ているのを後学のために早速試してみた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどから石井副大臣が御答弁しておりますが、やはり、税の立場からすると、原則はあらゆる取引に消費税をいただくというのが原則でございますから、例外を設けるときには法的にやはりきちっと明確に線引きができるような仕組みでないと、これは私どもとしても税の執行上も...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、大門委員が御指摘されましたように、いわゆる所得のジニ係数が一九八〇年代以降じりじりと増えてきているというか、漸増傾向にあるというのは事実だと思います。  これがどういうことを意味するかというのは、いろんな御議論があるようでありますが、研究者の間...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 山根委員との御議論の中でもそういう傾向は注意深く見ていく必要があるというふうにも申し上げたわけですが、午前中の議論から更にもうちょっと考えてみますと、もう少し何か整理立った言い方ができないかなと思って考えてみますと、結局、構造改革で何をやろうとしているか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いろんな資料がございますので、ちょっとどれを足場にして御答弁を申し上げたらいいのかと思いますが、これは委員の御質問の想定されているのを先取りして申し上げますと、多分これは累進税率を緩和してきたことがこうなっているんじゃないかというようなお問い掛けなんでは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の大門委員のお考えにコメントするとすれば、先ほど結局申し上げたことに返ってくるんじゃないかと思います。やはり結果の平等に非常に重きを置いた社会から、やや機会の平等というものを重視していこうという方向に今かじを切っていろんな問題設定を、いろんな設計をし直...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあ、確かにある程度高所得の方が財布のひもを緩めてもらわないとなかなか活性化されないという面はあるように思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府においては、最近における内外の経済情勢の変化に対応する等の見地から、関税率等について所要の措置を講ずるほか、知的財産権侵害物品に...全文を見る
03月26日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
03月26日第159回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員が御指摘になりましたように、当時の片山総務大臣が五・五兆ということで問題を提起されまして、それを機に三位一体の議論が進んでいったということは事実でございます。  当時は、私はこの仕事をやっておりませんでしたけれども、後になってなぜ四兆かと、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、四兆円をやるという中で、一兆円今年やりましたので、十六年度でやりましたので、残りは三兆円という整理でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、一番税源移譲を最後に残しているというわけではありませんで、これはもう明確に、平成十八年度までに所得税を地方住民税へ移し替えていく、これを中心にやるんだという方針は明確に打ち出しております。ただ、そして、その言わば平成十八年度までのつなぎの措置とし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、方針は骨太二〇〇三にも明確に書いてございますけれども、地方交付税については、その財源保障機能、これは見直していく必要があるというふうに私は考えております。  もう今更申し上げるまでもありませんけれども、地方交付税特会というものが五十兆を超える借...全文を見る
03月29日第159回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 特別会計の現状と見直しに向けた取組について、その概要を御説明申し上げます。  まず、特別会計の現状ですが、財政法では、国が特定の事業を行う場合、特定の資金を保有してその運用を行う場合、その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区分して経理...全文を見る
03月30日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員のお話を伺っておりまして、やはりこの知財というものが非常に重視されてきて、また日本の高い技術力を模倣するようなものもたくさん出てきますと、それは相当専門的知識がなければ分からないんだろうと思いますね。  今、お話を伺いながら考えておりましたのは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 自由貿易協定といいますか、経済連携協定といいますか、最近ではEPAというんでしょうか、いう言葉が使われることが多くなってきたと思いますけれども、これは委員がおっしゃったWTOを中心とする自由化貿易体制を、多角的な自由化貿易体制を補完していくと、そういうこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどから円委員にいろいろ御議論をいただいておりますけれども、こういう貿易体制、FTAやWTO進んでまいりまして人、物、金の移動が激しくなってくる、それに伴って当然、先ほども御答弁申しましたように、税関の役割も大きくなるわけですが、もう一つといいますか、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど円委員と関税局長の間でも御議論があったわけでございますけれども、やはり限られた人員の中で的確に対応していかなければならないということになりますと、何というんでしょうか、重点、重点をやっぱり置かなきゃならないんだろうと思います。  それで、今、全部...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあこれは構造改革特区という中でやったことでありまして、一つは国際物流の効率化ということでありましょうし、今委員がお触れになった日本の空港の競争力を上げていくという要素ももちろんこの物流の効率化という中には含まれていると思います。  ですから、この特区...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、物流が頻繁になってまいりまして、業務も非常に多くなってきていることは御指摘のとおりであります。これに対応することは二つだと思います。一つは、機械化とか重点化とかいうようなことで効率化をしていくというのは、これはできることは徹底的にやらなきゃいけな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) よく現場の状況も把握して、適切に努力したいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 税関では、過去毎年平均しますと、過去十年間見ますと十名弱の方が現職で亡くなっていると。これはもう私は大変残念なことだと思っております。こういう職員の死亡者、これをできるだけ少なくしていく、そのためのいろいろな条件を整備していくというのは私の責任でもあろう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
03月31日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 きょう、ちょっと時間は正確ではありませんが、百四円を切って百三円台に、今現在どうなっているかわかりませんが、一時そうなって、一時百三円台に入ったこともあるとまず申し上げます。  今、委員がおっしゃいましたように、去年は二十兆ほど、ことしに入りましても、国際局長が...全文を見る
○谷垣国務大臣 押し上げ介入をしたかというようなことはちょっとお答えができにくいことでございますけれども、今の委員の御立論は、それまでやっておったのに、アメリカから一喝されると腰が引けてしまって今の結果を招いているじゃないか、こういう御趣旨だったと思います。  あのとき、確かに...全文を見る
○谷垣国務大臣 ばか介入という表現は、委員のお言葉ではないと今おっしゃいましたけれども、こういうことをやっているから負けるんだとおっしゃっていると、結局はしかられているという気がいたします。  それで、私は、そういうばか介入という表現には、断固として撤回をしていただきたいと。先...全文を見る
04月01日第159回国会 衆議院 本会議 第19号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大口議員にお答えをいたします。  国民年金保険料の未納問題についてのお尋ねがございました。  これにつきましては、厚生労働大臣からもお答えのあったところでありますが、政府全体として取り組むべき重要な問題と考えておりまして、社会保険庁と税務当局の連携に...全文を見る
04月05日第159回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) どれだけ税収をいただけるかというのは財務省にとって大事でございますので、これは非常に力を入れてやっているわけでございますが、具体的にはその見積りの時点での実績であるとか、あるいは政府経済見通しというようなものを基礎として詰めていくわけでございますが、委員...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員御指摘のとおり、財務省とそれから内閣府、二つの試算といいますか見通しがあるわけでございますけれども、これは内閣府とも、私どもの積算根拠、推測、予測というものとも十分意見を交換し合って、両方で精度を高め合っていくということが今後考えられなければなら...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、石井副大臣からも御答弁いたしましたように、昨年十一月、財政制度等審議会の答申、方策をお示しいただいたわけですが、五十項目を超えるいろいろな御指摘がありまして、今年の予算編成に当たりましては、期間が短かったんですが、対応できるものは一応全部盛り込もうと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 公会計の手法といいますか、ディスクロージャーと申しますか、こういうものを高めていくということは、国の財政や会計、こういうものに対する民主的コントロールといいますか、国民の理解ということにも資すると思いますし、それから、そうやって明らかにしていくということ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 前回の委員の御質問のときにも感じたことでございますけれども、余り想像で物を言っちゃいけないんですが、恐らくこのシステムの開発等をこの会社に依頼したというようなことがあり、その特許権をどうするかというような、著作権ですか、どうするかというようなことがあり、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも、委員も先ほど触れられましたように、システム開発の長い背景があるんだろうと思いますが、今私ども進めておりますのは、できるだけ国が負っている財政の状態あるいは債務の状態、こういうものを全体的に把握できるようにという観点からしますと、それがなかなか表に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 松井委員から一般常識で攻められて、御答弁にちょっとなかなか苦しむんですが、これはそれぞれの執行官庁の責任でやっておられることでもありますし、国有財産法の適用が必ずしもある物件ではないということもございますし、それから、今、松井委員は契約のときのいろんなの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今アメリカの例をお挙げになりましたけれども、我が国も毎月末にその月の介入総額を公表しておりますし、それから四半期ごとに、今度は一体何日に幾ら介入したかという、それから売買通貨の種類まで含めて公表しておりますので、これはアメリカ、ヨーロッパ、大体同じシステ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、又市委員から、先日の年次報告をごらんになって、財務省随分増えているじゃないかという御指摘だったと思います。  それで、財務省では、この昨今の公務員の再就職に対する批判、これはなかなか厳しいものがございますので、真摯に受け止めて、人事院承認を要するも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 三月八日でしたか、又市委員と議論をさせていただきまして、そのときは、財政融資、あるいは特に年金との関係で原資たる預託金がちゃんと戻ってくるのかどうかということで、私は、それは御心配をいただくことはないと御答弁申し上げたわけですが、産業投資につきましては、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 幅広く、公共事業だけではなくて教育や社会福祉といった全体の社会的なインフラに、社会資本に使途を拡大してはどうかという御趣旨であったと思いますが、今やっておりますNTTのAタイプ、Cタイプといった事業は、これはNTTの株式を売り払った資金を原資としているわ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) なかなか一言でこのメッセージを出すのは私も苦しむんでございますが、私は財務大臣としての職責を離れても、大きく言えば政治家が取り組むべき課題は今三つなんじゃないかと思っています。  一つは、ようやくトンネルの出口が見え掛かってきて、これを、この景気をどう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 我が国のことで異常というような言葉は使いたいとは思っておりませんが、先進国の中でGDP比で見ました場合に最悪の水準にあることは、これは間違いないと思っております。  非常にこれは厳しく認識しなきゃならないと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の選挙区も日本海側でございますので、委員の選挙区ほど雪は多くありませんが、同じような問題を抱えている地域でございます。  ただ、暦年制を採用せよという御主張、これは委員の御持論かと思いますが、やっぱりこれはなかなか、長い間の仕組みになっておりますので...全文を見る
04月07日第159回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 勝木議員にお答えをいたします。  まず、エンジェル税制についてのお尋ねがございました。  御指摘の実態調査は平成十四年二月に公表されたものと承知しておりますが、その後、エンジェル税制につきましては、十五年度改正でベンチャー企業に対する投資額を株式譲渡...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○谷垣国務大臣 けさ閣議がございまして、総理からありました御指示は、まず情報収集に全力を挙げなきゃいけないということで、各省庁協力してやってほしいということであります。今、事態を正確に認識しなければ、その次にあるべき、人質になっておられる方々の救出をどうするかという手だても十分講...全文を見る
○谷垣国務大臣 マーケットがどういうふうに反応するのかというのは、いろいろな要素がありますから、なかなかこうであると断じられるわけではありませんけれども、昔から地政学的要因であるとか、あるいは安全保障上の視点、例えば為替でも、最近でこそ地政学的要因ということが言われておりますから...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、島委員がおっしゃった報道、私も改めて読んでみたんですが、当時のことを思い起こしてみたり、もう一度事務方に聞きましても、これはかなり、それはいろいろな中で恐らく議論はしていたんだと思いますが、こういう具体的な根拠があるというよりか、私は、やや憶測に基づく記事では...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、これからどういう業界の再編なりそういうものが起こるのかということは、厳格に査定をせよという、それは厳格に査定をすべきでございますけれども、それは枠でございますから、ある程度仮定に基づいた積算でなければ計算ができないということは、私は、実際問題としてはあると...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、先ほど申しましたように、どういう再編なり資本参加が行われるかということは、一種の前提を置いて計算せざるを得ないんだろうと思います。それは、先ほど竹中大臣も御答弁になりましたように、むしろ、我々がここに入れる、政府が入れるというのではなくて、手を挙げてきてい...全文を見る
○谷垣国務大臣 過去の実績がですか。それは、過去の実績が確かにそれだったということは、これはもう否定しようもない事実でございますけれども、これからこの今度の法律で対象としている分野で仮にどういうことが起こってくるか、それはある程度の前提を置いて考えざるを得ない。そこで対応できるも...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、この委員の資料にもございますけれども、先ほど増井局長が説明されました、ああいうやりとりがあったというふうに聞いております。
○谷垣国務大臣 これは、今おっしゃったように、つまり、潜脱的と言うといけませんけれども、簡易な手段でどんどん突っ込んでいくことがあるんじゃないかというお尋ねだと思いますが、金融機関から申請が行われた場合に、法令でいろいろな審査基準が定められておりますから、国が資本参加するかどうか...全文を見る
04月13日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○谷垣国務大臣 それでは、まず私からお答えさせていただきますが、小泉内閣、どう評価するかというのはいろいろな視点があるんだろうと思いますが、私は大体、小泉内閣、現時点では三つ使命があると思っているんです。一つは、長い間低迷していた景気を、どう出口を見つけて持続可能なものにしていく...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろ今までの経緯、数字を挙げておしかりをいただきましたけれども、私は、先ほど、輸出に引っ張られている面があるというふうに申しましたけれども、やはり設備投資それから輸出、こういうものが相当引っ張って、着実に景気回復を続けているんじゃないかと思います。  それで...全文を見る
○谷垣国務大臣 金融機関ですね。(小泉(俊)委員「はい」と呼ぶ)金融機関の役員に就任した人数を申し上げますと、平成十三年四人、平成十四年三人、平成十五年二人でございます。
○谷垣国務大臣 今委員の御質問は、大統領選挙を考慮に入れて為替を決定しているんじゃないかというお問いかけだったと思いますが、そういうことは一切ございません。あくまで、ファンダメンタルズを安定的に反映していくような仕組みをするにはどうしたらいいか、それに対する異常な動きがあったらど...全文を見る
○谷垣国務大臣 介入しているかしていないかは、五月に、何日にどれだけ介入したという数字を発表いたしますので、それまで私は、いつどうしたかというようなことは申し上げません。  ただ、介入の基本姿勢は変えているわけではありませんで、ファンダメンタルズと乖離したような動きが出てきたと...全文を見る
○谷垣国務大臣 あくまで日本の判断に基づいて介入を行っているわけであります。
○谷垣国務大臣 今の問題について言えば、竹中大臣の御答弁と私も全く同じことをお答えしたいと存じます。
04月14日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 平成十四年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、平成十四年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その概要...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 ただいま御議論の財政措置をどうするかということですけれども、今おっしゃったような事前の準備というのは、私は非常に大事だと思います。ですから、資材とかあるいは備蓄、それから訓練というのももちろん入ると思います。こういうものに対してどうしていくかというのは、今後、防災...全文を見る
04月19日第159回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 詳細は承知しておりませんが、そういう議論があるということは聞いております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員、会計の世界でどういうことが起こっているか、法務の世界でと二つに分けておっしゃいまして、私はどちらかというと、かつて我が党の司法制度調査会の会長などをさせていただいて、そういう中でこの問題は随分議論をしてきたつもりでございますが、まだ会計というこ...全文を見る
04月20日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 今のお話は、国が直接やるべきものは国で負担をするというのは当然のことですが、主として、地方公共団体が武力攻撃事態等のときにその費用負担はどうするかと。  これは原則として国で持つということになっておりまして、ただ、地方公共団体の職員の人件費とか、それから地方公共...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはどういう事態が起こるかによって著しく違いますので、お答えは難しいんですけれども、まず、緊急に対応しなきゃならないことは既定経費で出すということもありますでしょうし、それから、予備費を使うということもあると思いますが、そんなものではなかなか賄えないということに...全文を見る
○谷垣国務大臣 なかなか難しいお問いかけでうまくお答えできないんですが、一般論としていいますと、具体的使途の決まっていない積立金を積んでおくということは、財源の効率的使用という点から見ますと、今のような財政状態でやっているわけですから、これは余り望ましくないんだろうというふうに思...全文を見る
○谷垣国務大臣 私からは、人の面ではなく、財政的な、あるいはお金の面で、資金が海外へ逃げていくとか、そういうようなことをどうするかということをお答えしたいと思うんです。  これも場合によって違いますけれども、一応、外為法上は、国際経済の事情に急激な変化があった場合、緊急の必要が...全文を見る
04月20日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) G7について招聘状が届いているかどうかと、今、秘書官に確認しましたけれども、まだ届いていないようでございまして、日程それからどういうことを議題にしていくか、今回はアメリカであるわけですが、まだ議長国であるアメリカから正式な発表がございませんので確実なこと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど、今回のG7の議題で、私、テロ対策と申し上げましたのはちょっと言い間違えまして、G7でやっておりますのはテロ資金対策でございますので、訂正させていただきたいと存じます。  それから、イラクの問題に関しましては、前回もイラクそれからアフガニスタンの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 日本は、去年十月にイラク復興支援国会合で、当面の支援として、今五十億ドルとおっしゃいましたけれども、当面の支援としては総額十五億ドルの有償資金を供与するということを表明いたしまして、これまで順次──無償ですね。また間違えました。無償、無償資金を供与すると...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当然、今、原油価格の問題にお触れになりましたけれども、世界経済の見通しの中で、こういうようなことも視野に入れながら議論になるのではないかなと思っておりますが、現在、世界経済の回復の力強さが増しているというのは共通の認識になっているのではないかと思っており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 原油価格が今上がってきている。これは、三月中旬、ニューヨークでは一バレル当たり三十八ドル台ということになりましたが、三月中旬ですね。それ以後も、おおむね三十ドル台後半の水準で推移しているということでございますけれども、この高まりの背景で市場で指摘されてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、我が国、私どもがやっております為替介入というのは、一定の水準を維持しようとか、こういう方向に持っていこうということでやっているわけではございません。これはG7でも度々確認されておりまして、この前のボカラトンの声明にも述べられておりますように、為替...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 余り不健全な関係だなんと言われるのはうれしくはございませんけれども、私どもは何もアメリカの双子の赤字を支えようと思ってこのような介入をしているわけではございません。あくまで目的は、ファンダメンタルズと乖離したような動きがあるときに、そして急激な変動がある...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは度々過去のG7でも議論になっているところでございまして、今おっしゃったような経常赤字とか貿易赤字等の問題は、為替の問題ももちろん無関係ではないわけですけれども、それで解決しようというのは無理があることでございまして、やはり貯蓄・投資バランスがどうか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大渕委員が指摘されましたことはいろんな問題を含んでいるんではないかと思いますが、いろんな問題点を含んで言っておられるのではないかと思いますが、差し当たって申しますと、これだけ大きな外貨準備を、しかもほとんどドル建てで抱えることがいいのかどうか、そのこ...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました平成十四年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十四年度一般会計予備費予算額二千億円のうち、平成十四年四月二十三日から平成十五年三月二十八日ま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員の御質問は、突然のお問いかけでありましたので、趣旨がちょっとよくつかめなかったんですが、予備費がふえているということをおっしゃったわけですか。
○谷垣国務大臣 予備費は、これはやはり毎年の使用状況がございますから、そういうものを踏まえてやっているわけでございますので、傾向といえば傾向かもしれませんが、やはり過去の実態を見ながら、どれだけ必要かということを考えながら算定しているわけでございます。
○谷垣国務大臣 委員がこの問題に熱意を持って御議論をいただいていることには敬意を表しますが、個別の企業の、金融機関の対応についてコメントする立場にはございませんので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
04月21日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○谷垣国務大臣 日本歯科医師政治連盟から、政治資金パーティーの対価といいますか、パーティー券を買っていただいた、過去にそういう経緯がございまして、これは政治資金規正法にのっとって処理をいたしております。
○谷垣国務大臣 平成十二年二十万円、これは十二年の二月でございます。それから、平成十三年が五万円、これも十三年の二月でございます。平成十四年が十万円、これはやはりこの年の二月でございます。  平成十五年以降につきましては、今回御質問があって、私どもで調査しましたけれども、私ども...全文を見る
○谷垣国務大臣 日本歯科医師政治連盟の方と食事をしたということは、歯科医師政治連盟と食事をしたということはなかったと思います。  ただ、私の選挙区の歯科医師の方と食事をしたことはございます。私の後援会にも歯科医師はいらっしゃいますので、食事をしたことが、いつのことかは記憶がござ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと、きょうそこまで私準備してきておりませんので、日本歯科医師政治連盟としては、先ほど申し上げたとおりであります。
○谷垣国務大臣 日本歯科医師政治連盟の件に関しては、先ほど申し上げたとおりであります。地元の問題はちょっと調べてみたいと思っております。
04月22日第159回国会 衆議院 本会議 第26号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 小泉俊明議員にお答えいたします。  小泉内閣三年間の成果についてお尋ねがありました。  小泉内閣は、発足以来、改革なくして成長なし、こういう方針のもとで、金融、規制、歳出、税制の各分野にわたる構造改革を全力で進めてまいりました。  こうした中で、経...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○谷垣国務大臣 今、山本委員から、トップ、上の方と下の方はともかくとして、真ん中の辺の六、七割、しにせが多いというお話がありまして、これは委員の選挙区でも、お地元でもそうだろうと思いますが、私のところもまさにおっしゃるようなことだと思うんですね。  それで、この六、七割のしにせ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の鈴木委員の御質問には、いろいろな角度からのお答えの仕方があると思うんです。  まず、為替介入が、こういうデフレの出口を一生懸命我々模索しているときですから、為替の乱高下、これはそのぐらいのことはほうっておいても吸収できるという立場に立つとまた随分答えが違って...全文を見る
○谷垣国務大臣 こういう巨額介入について、今の鈴木委員の御質問は、何かアメリカの国債を買って、アメリカ経済を支えることを目標にしてこういう政策といいますか手法が行われているんじゃないかというふうにごらんになっているように私は聞いたんですが、それはそうではなくて、これは、現実にはア...全文を見る
○谷垣国務大臣 国債管理をどうしていくかというのは、これは大きな関心事でありますし、我々も日夜意を用いているところでございますが、一番の根本は、財政規律をもう一回きちっとしていこうという姿勢を財政当局が確固として持つことにあるというふうに私は思っております。  やや俗な表現で申...全文を見る
○谷垣国務大臣 特会につきましては、今鈴木委員がおっしゃいましたように、過去いろいろな問題点の指摘というものがございました。この国会でも相当な議論になりまして、塩川大臣が、母屋でおかゆを食べているのに離れですき焼きはけしからぬ、こういうことで、財政審議会でも総ざらえ的な議論を昨年...全文を見る
○谷垣国務大臣 納税者番号制度は、適正、公平な課税を実現していく上でも、あるいは税務の実務が合理的、効率的に行われるという観点からも必要ではないかという議論が従来からあるわけですね。  それで、政府税調でも金融小委員会というところで御議論をいただいているわけですが、そこでの御議...全文を見る
04月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○谷垣国務大臣 最初に、今、小泉委員のお話の中で、刑法の名誉毀損と事実の証明との関係で、公人にはプライバシーは保護されないとおっしゃいましたけれども……(小泉(俊)委員「いや、緩い」と呼ぶ)緩い。緩いと言われると、最初に用意した答弁と若干違いますが、私は政治家にもプライバシーはあ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回のG7、それから日米の、スノー長官とのバイの会談は日銀総裁にもお入りいただき、グリーンスパンさんも入られた会談でございますが、そこで日本の為替介入に対する議論というものは特にございませんでした。  今回、G7のコミュニケの文言は前回二月のボカラトンの声明と一...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった報告で書いてございますことは、日本については、為替介入は日銀が長引くデフレを克服するためにベースマネーを急激に拡大する金融政策に移行すると同時に行われていると。それで、介入による円資金の供給は、その不胎化が部分的にしかなされなかったために重要なベース...全文を見る
○谷垣国務大臣 今までずっと批判があったというふうに小泉委員は御認識ですけれども、私はそういうふうに認識しておりませんで、かなり客観的に日本の考え方もよく理解して述べておられるというふうに思いますので、メディア等はそれぞれの方の御発言を批判があったという、私、余分なことを言うかも...全文を見る
○谷垣国務大臣 昨年暮れ、日銀との間で取り決めを交わしまして、約十兆円相当の米国国債を買い戻し条件つきで日本銀行に売却して、このうち三・九兆弱は既に買い戻したわけでありますが、残余の六・一兆円強につきましては、今おっしゃったように、外為特会が売却した米国国債を買い戻すために必要な...全文を見る
○谷垣国務大臣 FBの市中消化がちゃんとできるかということになると思うんですが、短期金融市場でFBは中核的な金融商品であるというふうに考えられて幅広い需要があるというふうに私は思っておりますので、六月に返済するということはきちっと予定どおりできるというふうに考えております。  ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これも委員との間でたびたび議論をさせていただいているので、余りかわりばえしない答弁で恐縮なんですが、私は、現在こういうことで特会にも格段おかしなことが生じているというふうには考えておりません、日銀にこういうことでお願いはしておりますけれども。  ちょっと前に返り...全文を見る
○谷垣国務大臣 G7の議論の中で、国際経済の見通しというようなことで、それぞれのところで何の問題を抱えているかという議論がございまして、そういう一般的な議論の中ではこういうことも触れられたわけでありますけれども、これはグリーンスパンさんの御発言をかりますと、いつも経済は懸念材料が...全文を見る
○谷垣国務大臣 きちっとした情報がある場合には、機会を必ず生かして是正をしていく、そういう姿勢で臨んでいると思います。
○谷垣国務大臣 個別案件については、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 一般論として、適正な執行に努めるのは我々の当然の義務でございます。
○谷垣国務大臣 大変温かい言葉をおかけいただいてありがたく思っておりますが、やはり個別の案件については申し上げないというのは税務行政では基本的な義務でございますから、それはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 私は、今の仕事の前は国家公安委員長でございました。そのときも、いろいろな不正があるではないかという御質問があって、それを明らかにして臨むべきではないかということを御質問で受けたこともございますけれども、捜査の個別についてはお話しできないということで一貫してまいりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 国税庁は常に適正な執行に努めていると考えております。
○谷垣国務大臣 先ほど警察の例も申し上げましたけれども、やはり個別の案件にどれだけ私が前向きか後ろ向きかというようなことを示すのは、私は慎重であるべきだと考えております。
○谷垣国務大臣 明確に申し上げますが、調査をするしない、これはみんな個別の案件にかかわります。個別の案件についてのお答えは一切差し控えさせていただきます。
○谷垣国務大臣 いや、放置をするとも言っておりませんし、しないとも、そういうことも申し上げていないんです。個別の案件についてのお答えは差し控えさせていただく、こういうことを申し上げているわけです。
○谷垣国務大臣 国政調査権を背景にという不規則発言と言っては失礼ですが、やじが聞こえましたが、国政調査権というのは議員個人に帰属しているものではありませんで、院の権限であるというふうに私は理解しております。(発言する者あり)いやいや、ちょっと、このやりとりは……。  そこで、先...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから個別の案件にはお答えしないと申し上げております。
○谷垣国務大臣 先ほどから政府委員の方もお答えをしておりますけれども、税務行政のあり方として、もちろん是正すべきものは是正して、適正な執行に努めていくというのは当然のことだろうと思っております。
○谷垣国務大臣 私の答弁を正確に理解していただきたいと思いますが、今の、いつまでというのは個別のことになるわけでありますから、それはお答えできないと先ほどから申し上げておりまして、一般論として、税務行政としては是正すべきものを是正して、適正な執行に努めるのは当然だとお答えしている...全文を見る
○谷垣国務大臣 G7という場は七カ国の蔵相と中央銀行総裁が集まるわけですが、その機会に、先ほども出ましたように、G7だけではないいろいろな、財務大臣やらIMF、世銀等の会合も開かれまして、そういったいろいろな場で世界経済を初めとするさまざまな問題について忌憚のない意見交換をすると...全文を見る
○谷垣国務大臣 イラク、特に今おっしゃった原油価格の問題等については、幾つかの国から世界経済の安定的な回復のためには原油価格というものが安定的な価格で供給されていくことが重要だというような見方が示されたわけですが、他方、現在の原油価格の高騰が直ちに世界経済の回復にとって障害となる...全文を見る
04月28日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 私も海外へ参りますと、今委員が御指摘になりましたように、特に発展途上国から、DAC主要国のODA実績というような議論がいろいろありまして、もっとふやしてほしい、こういうようなお声もよく聞いておりますが、先日、四月の二十五日、世銀、IMFの合同開発委員会で、今新聞報...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、西村委員から、勇気あると、多分お褒めいただいたんじゃないだろうと思いますが、言っていただきました。  私は、やはり多面的に考えなければいけないということを申し上げたかったわけでありまして、先ほど申しましたように、戦略文書みたいなものをきちっとつくって、どこに...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはおっしゃるとおりだと思います。  私は、これは財務大臣としての経験から申し上げるわけではございませんで、私も、国会議員になりましていろいろな活動を見てまいりましたけれども、例えば、今申しました乳幼児死亡率の低減のためには、ユニセフは、経口補水薬をどうするか...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員が御指摘になりました平成十四年度決算検査報告、これは、不当事項が前年度に比べて件数、金額ともに増加しているわけであります。これは、一面では、会計検査院が非常に努力されて検査をされたということもあるのだろうと思っておりますが、この金額、件数、ふえていることはま...全文を見る
04月28日第159回国会 参議院 本会議 第19号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 小川議員にお答えいたします。  麻生プランについてのお尋ねでございますが、国と地方の改革は基本方針二〇〇三等を踏まえまして、全体像を示して三位一体で決めるべきものであり、地方の権限と責任を拡大すると同時に、国、地方を通じた行政のスリム化も併せて行ってい...全文を見る
05月10日第159回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、三浦委員がおっしゃいましたように、我が国の財政状況は極めて厳しいものがございますし、中長期的に考えた場合、我が国の課題はいろいろありますけれども、その最たるものの一つが財政の持続可能性をどうやってもう一回確立していくかということではないかと思います。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特会の歳出総額は三百八十七・四兆円ということになっておりますが、いろいろ重複等がございますので、純計額は先ほど御指摘がありましたように二百七・四兆円ということになるわけでありまして、その中身は、内訳を見ますと、もういろんなものがございます、いろんな性格の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いかにも塩川前大臣らしい分かりやすい例えでございまして、私自身も特会の議論になりますときはいつもこの塩川大臣の御表現を使わしていただいているわけなんですが、こういう塩川さんの御発言が出てきます背景には、やはり特会によって違いますけれども、何というんでしょ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 十五年度、昨年答申がいただきましてから、短い期間ではありましたけれども、事務事業の見直し、それから一般会計からの繰入れ等の縮減、こういうようなことに相当力を入れまして、あともう一つやりましたのは、やっぱり相当全体が複雑でありますから、どうやったら分かりや...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 済みません、ちょっと……。
○国務大臣(谷垣禎一君) 一応、今申し上げたような調査の対象は当然重点を置いて考えていかなければならないわけですが、先ほど申し上げましたように、一つは特別会計の事業に重点を置いた予算執行調査、さっき申し上げたようなところをきちっと調べてそれを予算に反映していくということが一つでご...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特別会計というのは一体何のためにあるのかという、根本からやっぱり私はもう一度考えていく必要があるんじゃないかと思います。  一つは、やはりその事業の内容や性格によって受益と負担の関係とか事業ごとの収支を明確にしていく方が、やっぱり国の財政全体の中で適正...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 全く正しい御指摘をいただいていると思います。常にその存続の必要性というのはぎりぎりまで洗い直して議論を煮詰めていくということが必要ではないかと考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど、塩川大臣の、母屋でおかゆを食べているのに離れですき焼きという発言がございましたけれども、やっぱり特別会計の問題点は、何というんでしょうか、例えばそこに固有の資金を持っていたりする特別会計がありますと、資金があるがゆえに本来必要でない事業もやってし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大塚委員が社会人になられた二十何年前から展望すると、ちょっと今お答えの材料がないんですが、先日、経済財政諮問会議で全体の国の財政状況の開示といいますか分かりやすい説明がどこまで進んでいるかという議論を私いたしまして、ちょっと今日はそのペーパーを持ってこな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ニュー・パブリック・マネジメントというんでしょうか、プラン・ドゥー・シー、計画をして実行してそれを後チェックする、こういうことをやはり段階を分けて自覚的にやれという考え方は、私はきちっと取り入れていかなきゃいけないんだろうと思います。しかし、今年もモデル...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大塚委員の御議論を伺っていまして、問題はたくさんあるなと思っております。  やはり予算を査定するときの実務、私も予算編成中、主計局を回りますと、大変な作業をこれだけの人数でよくやってくれているなと思います。  それで、確かに委員の御指摘のように、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の大塚委員の御提言にまだ真正面からお答えするだけの材料が私の中にもございませんので、勉強させていただくと、今日はそういうお答えをさせていただくにとどめたいと思っております。  それから、予算編成のコンピューターのシステムについては、私もこれも全くお答...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 具体的にどういうプロセスを経て、財政審で私はいい指標を作っていただいたと思っているんですが、そういうものを現実化していくのかということになりますと、これは初めに数値目標みたいのがあって、これとこれを合併させてしまえとかいうわけにはなかなかいかないんで、ま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今日いろいろ御議論に出ておりますことの一つの共通点といいますか、一方でこの血税を有効に弾力的に、効率的に使わなきゃならないと。しかし他方、余り有効に弾力的にと言うと、きちんとした統制ができなくなってかえって無駄を生む側面もあるじゃないかと。そこの、何とい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、小林委員がおっしゃいましたように、去年の十一月に財政審から具体的な指針も含めた提案をいただきまして、十一月でございますから、予算編成までもう本当に時間はわずかだったわけではありますけれども、大車輪で作業に取り組んだつもりでございます。  一つは、要...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 関西国際空港につきましては、まず関空会社の安定的な経営基盤というものを確立して、それで経営改善を進めて有利子債務というものを確実に償還を図っていかなきゃならないと、そういう目的で、今委員がお引きになりました塩川大臣と、当時国土交通大臣は扇大臣でしたけれど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申し上げたことに尽きるわけでございます。愛情を持って見ているつもりでございますが、需要は、実績ベースで見ますと、依然として低迷しているということではないかと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほども申し上げましたとおり、二期工事は、まずこの夏の概算要求ですね、国土交通省がどういうものを出してこられるかということでありますけれども、それを検討していくに当たりましては、先ほどから何度も引いておられますこの合意に基づいて、当然需要動向それから経営...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 産投会計というのは、もう今更委員にイロハを申し上げる必要もありませんけれども、政策的な必要に基づいて、リターンを期待できる一方でやはり民間だけではリスクをしょい切れないだろうなというような政策分野に対して出資を行っているわけでございまして、収益が出た出資...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど御答弁申しましたように、研究開発というのはいろんなレベルのものがあると思うんですが、ここで、産投会計でやっておりますのは、リターン、リターンは期待できるがまあ全部民間でというのはちょっとリスクが高いねというようなものをやっているわけでございまして、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員の御主張のように、これは元々NTTとかJTとか、株の配当をどう有効に活用していくかということで出たわけですけれども、何もNTT株のあれだからITにと限定しなきゃならない理由はこれはないわけでございまして、やはり先ほどリターンを見込めるということが必要...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、岩本委員がおっしゃいました決算委員会の在り方と申しますか、私は衆議院の出身でございますから、やっぱり今まで何というんでしょうか、消化試合みたいな印象、今年二十一年目になりますが、かつてはそういう印象を持っておりましたが、特に今年のこの参議院改革の中...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大変長い経緯がある議論でございますから、やはり政治の場の議論というのは常にそうだと思いますが、そのときに必要だと思って、かなり多くの方がそれはやるべきだということで議論したけれども、十年後、二十年後になってみると、実は少し的確じゃなかったのかなと思うこと...全文を見る
05月11日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、たしか四月二十七日の当委員会であったと思いますが、お尋ねに対して、その時点で年金に加入しているかいないか、そして、その時点では払っておるというお答えをいたしまして、同時に、それ以上につきましては、今ちょっと、そういうふうに申し上げた...全文を見る
○谷垣国務大臣 私の自宅に所得税の申告をしたときの写しがあるわけでございますが、もうこの時期は、一番後が平成二年でございますので、我が家にもその保存はございませんでした。それからまた、私は今こういう立場でございますので、役所の方の保存年限というのもあるんだろうと思って調べましたが...全文を見る
○谷垣国務大臣 貯蓄率が下がってきている、これが一体どういうことに由来するかということはいろいろ竹中大臣のもとでも御研究をいただいて、またいろいろな資料も出ております。  そして、今も御議論がありましたように、長期的、まあ、長期といいますか中期といいますか、これはよく注意して見...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、竹中大臣がおっしゃったように、これだけある意味で成熟してきたわけですから、家計の多様な選択ができるような市場の整備といいますかインフラの整備を進めていくことは、私は大変必要なことだと思います。決してそれは家計にリスクマネーに手を出せ手を出せと言っているわけじゃ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、先ほど竹中大臣の前回の御答弁を伺っておりまして、私も全く同感でございまして、今、公務を離れられた方のそれぞれの職業、就職先というのを私どもは把握しておりません。  もちろん、人事院承認を得なければならないというようなルールがつくられております。これは、天...全文を見る
○谷垣国務大臣 そういうことでございます。現にございませんし、OB、公務を離れられた、公務員の身分を退かれた方々の一々の動向まで私どもはつかんでおりませんし、また、そうすべきだとも思っておりません。
○谷垣国務大臣 私の方は預金保護でどれだけお金を出すかということが主たる問題でございますから、ペイオフを実施するかどうかという観点から申しますと、今の竹中大臣の御答弁に尽きているのではないかと思います。
05月11日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今の委員の御質問にどういう制度的な問題があるのかよく分かりませんが、やっぱり国政を議論するデータというものはお互いに共有して、フランクに議論できる環境といいますか、土俵を作ることがいい政策が出てくる前提ではないかなと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日から大塚議員が大変問題意識を持って御議論されて、私もその議論を伺いまして、例えば今の選択エージェンシーの問題でも、国費を財源としている書籍、出版物なんだと思いますが、それを、その監修料を公務員が受領するということは、これは直ちに会計法令に違反するとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 印象と、印象をどうまとめようか、今ちょっと立ち上がるまでに少し考えていたんですが、今までの委員の御議論は、随分不適切な、広報資料で、ものがたくさんあるんじゃないかということだろうと思います。まずはそれぞれの執行官庁でそこをどうしていくかということは工夫を...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、厚生年金保険制度の改革等を踏まえ、国家公務員共済年金制度にかかわる改革を行うこととし、本法律案を提出した次第であります。 ...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 この今の現段階では、今おっしゃったようなことまで想定はしておりませんが、それはいろいろ、現実にそういう事態が必要になったときにきちっと考えるということではないかと思います。
05月12日第159回国会 参議院 本会議 第20号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 山本孝史議員にお答えをいたします。  国民年金保険料の未納問題についてお尋ねがございました。  私自身の未納につきましては、年金制度に対する自分の認識不足として誠に不明の至りでございまして、申し訳ないと考えております。  他方、自分としては、総理か...全文を見る
05月14日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○谷垣国務大臣 今、中塚委員が御指摘になりました、民間人から大臣等に就任した場合、現状においては大臣規範によって兼職禁止でございますから、厚生年金は入れなくなる。そうすると、国会議員とは異なって、互助年金の適用もないという状況になります。こうした現状にかんがみて、今回三党合意とい...全文を見る
○谷垣国務大臣 職域加算の制度は、昭和六十年の制度改正で、公務員制度の一環として独立した制度であった共済年金が、基礎年金のいわば上乗せ部分、上乗せ年金として制度設計を変更したというときにできたわけでありますが、民間で、厚生年金基金とかあるいは適格退職年金といったいろいろな企業年金...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、西田委員が持続可能な財政という表現をお使いになりましたが、私は、二十一世紀に持続可能なシステムをつくっていくことができるかというのが、いろいろな国政の議論の中でもこの持続可能という言葉がこれからキーワードなんじゃないかなと実は考えております。  申すまでもご...全文を見る
○谷垣国務大臣 厚生年金の方との違いというのは私もうまく御説明ができないんですが、国家公務員共済の方は、今委員は運用とおっしゃいましたけれども、もともと、短期給付、医療保険ですね、年金、長期給付と、それから国家公務員の福祉、この事業を三本柱というふうに考えておりまして、その三本柱...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、所管は厚生労働大臣でございますから、ちょっと……(長妻委員「いやいや、これは国共済」と呼ぶ)国共済の九十八条の方の規定ですか。(長妻委員「それでコンピューター経費」と呼ぶ)  ちょっと、今どの条文で読むのかにわかに判断に迷いますけれども、この九十八条で規...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと今手元に正確な資料はございませんが、福祉事業を行うに当たりまして事務費というものは用意しておりますので、あるいはそういうものを使って例えばコンピューターを入れているということはあるかもしれません。
○谷垣国務大臣 御答弁にちょっと戸惑うんですが、先ほど、いろいろ、なぜ要らない施設は整理しているのかと、借りた金でやっておりますから、借金を返せないようになっちゃ困るということがやはり基本にあると思います。
○谷垣国務大臣 国共済の年金の基金の運用の基本的な考え方というのは、これは、長期的に見てリスクと収益のバランスを適切にとっていくということになるんだと思います。  それで、そのための基本は法令でございますけれども、それに加えまして、外部の有識者の意見を聞きまして「積立金等の運用...全文を見る
○谷垣国務大臣 株で評価損が出たことはございます。
○谷垣国務大臣 平成十四年度末で、外国株、国内株を合わせますと、二千十一億の評価損がございます。
○谷垣国務大臣 国共済の方は、十五年三月末で、国内株式が三・六%、外国株式が二・九%、合計すると六・五%というのが国共済の数字です。
○谷垣国務大臣 預託部分を、先ほど申し上げたのは預託金を含めたものでございまして、預託金を除いた部分でいきますと一二・八%になります。
○谷垣国務大臣 厚生年金の運用に関しては、私は、要するに担当者として説明する資格はないと思います。
○谷垣国務大臣 私どもの方の運用の指針といいますか哲学は、先ほど申し上げたとおりでございます。  それで、表現は森副大臣の御説明と極めて共通しているわけでありますけれども、実際の運用に当たりましては、それぞれの運用当局者の、運用責任者の判断というものがあるんじゃないかと思います...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは先ほど政府委員が述べたところが一番基本かと思いますけれども、今鈴木委員のおっしゃった観点からいいますと、やはりこれから人口構成が変化していくという大きな流れの中で、国共済も公的年金制度の一部でございます。それで、当然これは基礎年金というようなことでは国民年金...全文を見る
○谷垣国務大臣 この公的年金制度の改革については、今お引きになった昭和五十九年の閣議決定、それから、比較的最近では平成十三年三月に公的年金制度の一元化の推進ということで閣議決定が行われております。  もちろん、閣議決定というのは重いものでございますし、閣議決定に行くまでには相当...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員が地方自治の現場でいろいろ御苦労されまして、そういう中で地共済と国共済の一元化だって、それぞれ利害得失、デメリットがあって、そう簡単なものじゃないよと。特に、それぞれがどれだけ今まで拠出といいますか出していただいてゆとりがあるか、それぞれ得である損であるが...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の御質問は、政府委員に答弁せよと言っても、なかなか政府委員としても答弁しにくいんじゃないかと思います。本来、私が御答弁申し上げるべきことではないかと思っておりました。  それで、今後、一元化の議論が進んでまいります場合に、一元化の根底には、先ほど申しましたよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 そこのところは今後の国会議員のいわば身分に関することでございますから、やはり国会の中である程度議論を詰めていただく必要があるかと思います。これは財務大臣というよりも私個人の感じでございますが、一方で議員の互助年金というものがある、それにさらに国家公務員共済というも...全文を見る
○谷垣国務大臣 国共済の保険料率は、一元化の相手である地共済と今後調整しながらことしの十月までに財政再計算をやって結論を出すということになっておりますので、今明確にお答えすることは、材料がちょっと調っていないわけなんですが、一定の前提を置いて暫定的に試算は行っております。  こ...全文を見る
05月14日第159回国会 参議院 本会議 第21号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 松井議員にお答えいたします。  いわゆるどぶろく特区の申請が煩雑ではないかという御指摘でありました。  特区法における酒税法の特例では、酒類製造免許の要件のうち、最低製造数量基準は適用しないこととしておりますが、他の要件は満たす必要がございます。免許...全文を見る
05月18日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○谷垣国務大臣 平成十四年度財務省主管一般会計歳入決算並びに財務省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入決算について申し上げます。  収納済み歳入額は八十五兆二千二百七十七億円余と...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま会計検査院から御指摘のありました事項につきまして、財務省のとった措置について御説明申し上げます。  会計検査院の検査の結果、不当事項として、税務署における租税の徴収に当たり、徴収額に過不足があったこと等の御指摘を受けましたことは、まことに遺憾であります。...全文を見る
○谷垣国務大臣 昨日、私も財政制度等審議会に出席いたしまして、今委員御指摘の建議をいただいたわけでございますけれども、大変厳しい財政情勢のもとで、財政の立て直しを腰を入れてやれという御趣旨だと思います。  私も極めて適切な提言をいただいたと思っておりまして、これを生かしてやって...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員からは、財務金融委員会でもいつもこの点について御質問をいただいているわけで、御熱意に敬意を表するわけでありますが、今できるだけ数値をもって示せというお問いかけでございました。  これは、ただ、先ほどから御批判もいただいておりますけれども、細かな違いはまた...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろんなモデルを使って計算をされていると思います。ですから、いろんな仮定があって、この仮定はちょっと現実的だろうかとか、いろんな御議論があることは私も承知しております。  それで、特に財政をお預かりする私の立場から申しますと、やはり今後、一体税制改革をどうしてい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、委員のおっしゃっていることも私はよくわかるんです。すかっとした、これだというのが示せれば、その方が明快といえば明快ではないかと思います。  ただ、現実に財政運営に当たっている者からいいますと、例えば金利の動向等も、簡単に、いや何%だ、ここからだったらこう...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員から大変熱意のこもったお話をいただきまして、ありがたいと思っております。おっしゃることは私もよくわかります。  二〇一〇年代初頭のプライマリーバランス回復というのは、言葉で言うのは簡単でございますが、ある意味では物すごく高い目標であり、厳しい過程でござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 実は、私も西村先生の御質問の趣旨を伺いましたときに、さっき委員がおっしゃいましたように、これはいろいろな通関業者と輸入業者との間での、民間対民間のそれぞれ契約なんだろう、そういう商慣習があるんだろうと。  そこで、問題は、優越的地位を乱用するような不当なことが行...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、保険業法との関係は局長から御答弁させていただきましたけれども、基本的な認識として、やはり通関をスムーズに運んで、今のような流通の盛んなときでありますから、物資を一刻も早く現場に送りたい、こういう輸入者としては当然の要請というものがあり、通関業者としても、それに...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたように、いろいろな今の技術等を使った環境も整備して、全体の問題が解決できるような基盤を整備していくというのがまず行政のやるべきことと思いますけれども、現場の実態等も常によく耳を傾けながら、今のような環境整備を進めていきたいと考えております...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員の問題意識は、私はまさに当然の大前提だろうというふうに思います。  税は、もうこれは申し上げるまでもございません、公的サービスの財源を調達するものでございまして、結局、社会の構成員が共通の費用を広く公平に分かち合っていかなきゃならないということでございますか...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、もう既に記者会見等でも申し上げているわけでございますが、私自身が支払いをしていなかった時期というのがございます。特に、昭和六十一年、国会議員も強制加入ということになったその後につきまして、政務次官在任中に、もう十年以上前でございますので、当時の事情がよくわ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、委員は年金と対比させて論じられまして、確かに対応できる点があることも事実でございますけれども、やはり若干違いがあることも事実ではないかと思います。  税の場合は、これは憲法上も国民の義務と位置づけられているわけでありますが、税を納めたことによる対価と申し...全文を見る
○谷垣国務大臣 結局、所得税法の納税者とは何かということになるわけですが、それは、所得税法の規定によりまして、所得税を納める義務がある者及び源泉徴収により所得税を徴収して納付しなければならない者、こういうことになっているわけでございます。
○谷垣国務大臣 企業というのは、つまり源泉徴収義務者ということになりますから、源泉徴収義務者、企業は、その納税者、それも含んでいるわけでございます。
○谷垣国務大臣 源泉徴収義務者が義務者であるという構造になっております。企業がですね。
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたのは、国税通則法の二条の定義をお引きになったわけです。ただ、所得税法の納税義務者の中には、今のサラリーマン、これも入っているわけでございます。ですから、サラリーマンも納税義務者であるが、源泉徴収義務者である企業も、その国税通則法の定めるとこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員がおっしゃった判例といいますのは、例えば企業が過払いをしたり、あるいは十分払っていなかったときに、企業と、サラリーマン本人に直接払い戻しを認める権利があるかどうかというような昭和三十年代の最高裁判決をお指しになっているんじゃないかと思いますが、法律の構造として...全文を見る
○谷垣国務大臣 忘却とおっしゃいましたけれども、やはり私は、申告納税という制度は、確かに委員がおっしゃるように、納税者意識を持たせる、そして自分の税というものが本当に適切に使われているかというようなことを考えさせる上ではすぐれた制度だろうと思っておりますが、他方、現実にその原則だ...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員の問題意識と政府税調で御議論いただいているところと、全く同じとは申しませんが、方向はかなり同じ方向なものを政府税調からも御指摘いただいているわけであります。  それは、今サラリーマンのいわゆる概算控除というようなものが相当なものになって、これはある意味ではサ...全文を見る
05月19日第159回国会 参議院 決算委員会 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、川橋委員おっしゃいましたように、財政の持続可能性を作っていく、もう一回取り戻していくということは、二十一世紀の日本のありように関して最も大事な問題の一つではないかと私自身も思っております。  それで、今御指摘になりましたように、二〇一〇年代初頭にプ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、竹中大臣が御答弁になりましたことと私、違うことをお答えする用意は全くございませんで、我々の方の試算というのは、いろいろ細かい前提がございまして、そういうのを省いて、ちょっとやや誤解も、誤解を招くかもしれませんが、あえて大胆に言えば、我々の方は今のまま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が先ほどから御議論のように、開発の現場で一生懸命やっておられるNPOの方々の生き生きした姿を拝見しますと、近代社会の初めに憲法の大きな項目の一つでございました結社の自由というのを今の時代に持ってくるとこういうことを言うのかなと私は思ったりしているわけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 予備費は予見し難い予算の不足に充てるために憲法によって認められているわけでありますけれども、そのやはり使用に当たっては、当然のことながら、そういう経費を使う必要性があるかどうかとか適正な金額かとか、厳正にやらなきゃいけませんし、閣議決定等の手続も必要だと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、松山委員がおっしゃいましたように、今我が国が抱えている公債残高、これは国だけ取りましても、平成十六年度末で四百八十三兆と、世界の先進国の中でも最も厳しい水準になっていると考えております。このままこれを放置しておきますと、結局借金、借金の利払い、こうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) どうしてこういう借金漬けになったかという原因でありますけれども、私はワニ型とか言っておりますが、こういう財政の、歳出とそれから歳入、この枠が、昔はだんだん、バブルの頂点のころはぴたっと大体近づいてきたわけでありますが、それから歳入はどんどん落ちていく、歳...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 突然御指名がありましたので、どう答えようかなと迷いながら伺っていたんですが、今、愛知委員のおっしゃった後ろ向きのことばっかりやっていても意味がないぞというのは、私は正にそのとおりだろうと思います。財政がこれだけ赤字があって立て直さなきゃならないというと、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 小林委員が、e—Japanの特命委員会の中でこの問題、大変熱心に取り組まれまして、予算委員会でしたかね、パネルもお作りになって質問をしていただいたこと、我々の記憶にもまだ新たなところでございますけれども、大変その予算の刷新、特にこのレガシーシステムあるい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が大変精密な資料を作っていただきまして、確かにこの資料の中にもございますように、三十五機関勘定の中の六機関、これは国庫納付配当が行われている。四四%というふうにこの前も申し上げましたけれども、それはそうなんですが、あと二十九機関は、機関勘定については...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 又市委員がこの問題に大変熱心に取り組まれているのは、私は心から敬意を表したいと思っておりますが、先ほど、私が政策目的だったら赤になっても仕方がないと言っているというのはちょっと誤解をされておりますので。  私は、確かにこの制度は、委員が御心配になってい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私自身にも保険料を払っていない時期がございました。今、一年五か月とおっしゃいましたが、それは昭和六十一年以降のことでございます。それ以前にも若干のそういう時期がございました。特に、その昭和六十一年以降は、私は既に国会議員になっておりましたし、強制加入でも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いろんな責任の取り方のお考えがあろうかと思いますが、私自身は先ほど申し上げましたことと同じことを申し上げさせていただきます。そして、同時に、中川大臣もおっしゃいましたけれども、小泉総理からも引き続き職務に邁進せよと、こういう御指示もいただいておりますので...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 結論を申し上げますと、私自身の認識は、直接この独法化が国の財政に寄与するということをねらいとして行われたものでは必ずしもなかったと。したがって、それに合わせた指標というものは特に取っておりません。  ただ、今、委員が指摘されましたように、このねらいは、...全文を見る
05月21日第159回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大塚議員にお答えいたします。  為替と長期金利についてのお尋ねでございますが、為替相場については、今後とも、四月のワシントンG7声明にもありますように、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきであり、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは経済成長...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 それでは、まず私の方からお答えをいたします。  三位一体の改革は、これは今、中野委員もおっしゃいましたけれども、一つは地方分権の推進を行っていくという観点、これはもう一番重要な観点でございます。しかし、それは同時に、こういう国、地方の財政状況というのがございます...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○谷垣国務大臣 河野委員らしく、大変理念的な御質問だと思うんですね。  私は、河野委員のように理念的には考えておりませんで、やはり今のNACCSの仕組みというのは、多分、世界の税関と、それから物流を港あるいは空港でさばいていく中で最も効率の高い制度を築いてきていると思います。そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 レガシーシステム一般の問題はあると思います。これはやはりよく議論をしなきゃなりません。  それで、問題は、これは何年かたったときに、十九年でしたか、システムをまた新しくしなきゃならないということがございますから、それはそのときのいろいろな技術水準に合わせ、いろい...全文を見る
○谷垣国務大臣 税関だけではなくて、天下りの問題については、これは厳しい御批判があるということは、私、よく承知しております。それで、もちろんこれは国家公務員法等々の規定もいろいろございますし、政府の取り決めもございます。私は、そういう中で厳正に対処していかなければならないと思いま...全文を見る
05月28日第159回国会 参議院 本会議 第25号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平野議員にお答えいたします。  長期金利の上昇についてお尋ねがございました。  一般的には、実体経済が回復して資金需要が増加していくことを通じて、金利が緩やかに上昇していくことが自然な姿と判断される場合もあります。ただし、実体経済が回復する前に金利が...全文を見る
05月31日第159回国会 参議院 決算委員会 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十四年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十四年度一般会計予備費予算額二千億円のうち、平成十四年四月二十三日から平成十五年三月...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この決算委員会、随分今年は特会の御議論も賜りまして、私たちもこの議論に堪え得るような特会にしていかなきゃならぬと、こう思っているところでございます。  それで、特会の見直しについては、財務省としては、昨年、財政制度等審議会におきまして総ざらえ的な見直し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 税収見積りにつきましては、従来から、予算編成時点で判明しております課税実績であるとかあるいは政府経済見通し、こういうものを基礎にして適正な結果になるように努めてきたわけですけれども、今委員が御指摘になりましたように、近年では当初見積りと経済状況が大分違っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、遠山委員がおっしゃいましたように、個々の特会のいろいろな見直しというだけではなくて、特会がどれだけ国民に分かりやすく、あるいは国会で御審議いただくときも全体が見通せるようなものにしていけと、一種のアカウンタビリティーを高めろというのは財政審の御指摘の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がもうこの問題は大変闘志を持って今までも御議論させていただきまして、大変敬意を表しております。  それで、今総理からこの骨太の中にそれぞれ省庁で中期的な抑制目標を作らせるという御発言がございまして、私どもも当然その意を体してやらなければならないと思...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました予算の厳正な執行につきましては、決算検査報告に不当事項等が掲記されることがないよう従来から各省庁において努力しているところでありますが、この御決議の趣旨を尊重し、今後とも予算執行をより一層厳正に行うように努め、違法、不当の指摘を...全文を見る
06月02日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました基礎的財政収支の黒字化につきましては、政府としては二〇一〇年代初頭における黒字化を目指しているところであり、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも着実な取り組みを進めるよう努力してまいる所存であります。
06月03日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員がおっしゃいましたように、先日のASEANプラス3の財務大臣会合で、物、金、人の流れをやはり促進していく上で租税というものは非常に大事ではないか、その意味で長い間たっている租税条約というものを見直していく必要があるのではないかということを私は申し上...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは具体的には個別にそれぞれ議論をしてみなければ分からないわけでございますので、財務大臣会合の一般的な議論の中だけで必ずしも全部判断するわけにはまいらないと思います。  ただ、私は事前に思っておりましたのは、例えば、日本が投資をしている企業等から上が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだそこまでは行っておりませんで、いわゆる経済連携協定の交渉の中で、既にそういうことを交渉の中で提起している場合もございますし、まだそこまで行ってないところもございます。まだそのレベルで、具体的にまだ詰まってきているというわけではございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) これはアジアだけにとどまりませんで、ヨーロッパにもこういう考えの下で租税条約を改定していけたらと思っているわけでありますが、今御指摘のオランダとの問題でございますが、現行の日蘭租税条約というのは一九七〇年の締結でございまして、九二年に一部改正をして現在に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 日米租税条約、新しい新租税条約の基礎にある考え方は、一つは、先ほど申し上げましたように、投資所得に対する源泉地課税を低くして、お互いに投資をやりやすくしようということでありますけれども、もう一つは、そういうやり取りの中で、そういう特典を潜脱するようなこと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アジアとも既に始めており、ASEANとも始めているところがありますが、ヨーロッパではオランダがこの六月七日からということでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは私からお答えをした方がいいと思うんですが、一部民間格付会社が日本国債に対して低い格付を行っているということで、当時、黒田財務官でいらしたわけですが、内容を簡単に申しますと、我が国は、これは大幅な貯蓄超過である、それから世界最高水準の対外純資産も持っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今、山根委員がおっしゃったような民間企業を一国が相手にするのはどういうものかという御議論があったこと、当時は私は財務省におりませんでしたけれども、そういう御議論はあったことは承知しております。こういう格付会社が国債市場における国債の評価というもの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も先ほど、当時の黒田財務官が出した意見書と申しますか、申入れの基本的な方向は、私、現在見ましてもまあそうではないかというふうに考えておりますので、余り本当は、山根委員がおっしゃいましたように、個々の企業がやる評価を一々、おれはそんな成績、もっといい成績...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはむしろ総務大臣に御答弁をいただくべきことかと思いますが、今も竹中大臣のお話にもありましたように、何かそういう、今までと制度を改めていくと、じゃ、どう評価するのかという問題が必ず起こってまいりますので、市場にとっては格付機関というのはインフラ的な役割...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これ、骨太方針は竹中大臣の責任で、責任というと、経済財政諮問会議、みんなで議論するわけですが、お取りまとめいただいておりますので、今時点のその部分の調整がどうなっているのか分かりませんが、まだ調整の過程だと思います。  ただ、三党合意というものがあるの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 年金の一元化で私がここで御答弁申し上げるのがいいかどうか分かりませんが、これはいろいろな、三党合意ができましてからもいろいろこの年金の一元化については御発言があることは委員のおっしゃるとおりだと思いますが、ただ、この一元化に向けて長い歴史の背景があるわけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、竹中大臣は財政や経済政策の面でおっしゃいましたけれども、要するに、戦後の占領期からどう日本が独立をしていくかというような過程につきましても、今生き証人の数少ないお一人ではないかと思っておりまして、そういう意味では戦後日本の政治、経済全体の設計に大きな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も一度宮澤先生とよくその辺のお話をさせていただきたいと思っておりますが、ここに椎名先生がいらっしゃいますけれども、宮澤先生は、同時に、椎名先生のお父上がよく言っておられたということでおっしゃることがございます。それは、一利を興すは一害を除くにしかずとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、御評価いただいて、どう御答弁しようかなと思っていたんですが、実は私は、今、北井審議官の御答弁を聞きまして、ああ、今そこまで行っているのかと。まだ報告は聞いておりませんので、まだちょっと何とも申し上げにくい段階でございますが、問題点は前回の三月のとき委...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今日この委員会に出てくるに当たりまして、一昨日の椎名先生の御議論も読ませていただきまして、私、あれを読みましてすぐ思い出しましたのは、あの中でも引用されておられますが、平成十二年の四月に宮澤大臣にペコラ委員会みたいのを作って、全体、金の流れを見直したらど...全文を見る
06月10日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、厚生年金保険制度の改革等を踏まえ、国家公務員共済年金制度にかかわる改革を行うこととし、本法律案を提出した次第であり...全文を見る
06月15日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 十分にお答えする用意がないんですが、やはりそのリスクをどう分散していくかということも考えながらポートフォリオを組んでいるんだろうと思うんですが、やはりこれだけの多量のものを運用しなきゃならないという仕組みはそんなにどこでも例があるわけではありませんので、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、公的年金の積立金の資金運用についてですけれども、これは原則として自主運用ということになっているわけですね。それで、資金の性格などを踏まえた資産あるいは負債の管理方針で各主体自身の判断でやるということになっているわけですが、昨年の十一月に公的債務管理...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、平野委員が指摘されましたように、社会保障制度については、結局、税も保険料も最後は国民負担ということでありますから、持続可能な制度を作っていくためにはこれは制度全般について一体的な見直しを進めていく必要があると思っておりまして、先般閣議決定をしましたい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 必ずしも眼光紙背に徹するように読んだわけではございませんが、私は、恐らくここのところの意味は、公務員の数というのは、そのときの経済の動向とかあるいは人口あるいは総雇用者の数といったものと必ずしも連動しない形で公務員の数の削減が行われたり、場合によれば増え...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特殊法人等でも厚生年金でやっているということは承知しておりました。  今、委員のお尋ねは、あれですか、そこに、何というんでしょうか、どうやってその資金を調達しているかというお話でしょうか。私も今までその辺は余り明確に把握していなかったわけですが、大塚委...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、先ほどから池田委員が御議論のように、なかなか諸外国との比較は難しいところがあると思うんですが、今までの年金、どれだけ拠出してきたかとか、いろんな問題が、経緯もあると思います。  ただ、委員のおっしゃったようなことは、結局、公務員制度をどういうも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは先ほどお答えしたこと等の繰り返しになりますけれども、要は我々がどういう公務員制度を持ちたいのかということだと思いますので、またいろいろ御議論をさせていただきたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 年金の支給開始年齢といつまで働くかというのは、これは非常に制度を設計していくとき大きな問題でございますから、なかなか理想どおりにはいかないという面もあると思いますが、よく検討して議論していかなきゃいけないなと思います。
08月04日第160回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 今、社会保険庁からいろいろ御答弁がありましたけれども、厚生労働大臣が記者会見されまして、調査チームをつくって早急に調査を遂げようということでやっておられると承知しておりますので、私ども、まず執行官庁である厚生労働省において実態をよく調査していただいて、それを踏まえ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今お話しのように、職務能率の向上のためにこういう福利厚生の備品等を購入していると。財務省としては、これが一般財源から、税から入っているものであろうと、あるいは年金の経費から行っているものであろうと、最終的には国民が負担するということでありますから、本来国民にとって...全文を見る
○谷垣国務大臣 ことしの概算要求の基準、先日閣議了解したものの中には、国債発行額についても極力抑制するという表現になっております。  今、委員の御質問は、極力抑制はいいけれども、もう少し腹づもりというか、腹の中でどのぐらいのことを数値的目標で持っているんじゃないかと、多分そうい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、特に私が数値目標みたいなものは持っていないと申し上げましたのは、やはり税収というものが、今確かに景気がよくなってきまして明るい光が見えてきましたので、今までよりも若干足元ばかり見ないでも済むようになってきたという点はございますけれども、税収そのものもまだ景...全文を見る
○谷垣国務大臣 親愛なる五十嵐委員の御質問ですが、特例公債法、強行採決とおっしゃいましたが、年金は確かに、私の口からは申し上げたくはございませんが、強行のような形があったと思いますが、特例公債法は必ずしもそういう形ではなく、円満に成立させていただいたというふうに私は理解しておりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 国共済と地方公務員共済、これは平成十三年度の閣議決定が、これはもう委員も御承知のとおりでありますけれども、これは「財政単位の一元化を図る。」ということになっておりまして、それを踏まえて保険料率の段階的一本化と財政調整の仕組みの導入をして、確かに委員のおっしゃるよう...全文を見る
08月05日第160回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 恐らく今日は広田委員、当選されて初めての質問でいらっしゃると思いますが、その初陣の質問にお答えすることができて大変私もうれしく思っているところでございます。  それで、三位一体の改革ですが、これはねらいは二つあるわけですね。一つは、言うまでもなくて、地...全文を見る
10月18日第161回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 ことしは確かに与謝野委員がおっしゃいますように災害が多うございまして、今までの災害、どれだけ額になっているのか算定しておりますものも、かなりの額になっていることは事実でございます。しかし、今のところは当初予算で十分に対応できる形になっております。  ただ、これか...全文を見る
○谷垣国務大臣 今政調会長おっしゃいましたように、日本の財政は非常に悪い状況にございます。今年度末で国債発行の残高、これはいわばストック面での数字ですが、四百八十三兆円になろうとしている。それから、フロー面で見ましても、一年間の予算のうち四四・六%は国債に頼っているという現状でご...全文を見る
○谷垣国務大臣 定率減税は、平成十一年、小渕内閣のときに、当時の極めて停滞をきわめていた経済状況にてこ入れしようというのが一つの目的。もう一つは、所得税体系を抜本的に見直すまでのつなぎの措置。こういう二つのことから導入されたものでありますけれども、当時の平成十一年度の非常に停滞し...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、災害でございますけれども、ことしは十月一日までの報告額が五千七百五十二億円となっておりまして、例年に比べると、例年を上回る規模となっております。  私たちとしても、災害復旧事業、こういうのは円滑に執行していかなきゃいけないし、それから、激甚災害等、これは適...全文を見る
10月19日第161回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今麻生大臣からお話がありましたように、平成十三年の閣議決定にのっとって、この間の国会で国共済と地共済の財政単位の一元化の法律ができて、それに取り組んでいるということは麻生大臣の答弁にあったとおりでございます。  その後の問題は、同じく十三年の閣議決定にありますよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 建設国債で行っている公共関係の補助金ですが、まず、ここの分野は、引き続きスリム化をしなきゃならないという大きな前提がある中で、今おっしゃったように建設国債を財源としているわけで、将来税で賄えるはずだと言うけれども、それは将来の世代を当てにしているわけでございまして...全文を見る
○谷垣国務大臣 基本的な姿勢はまず二つでございまして、一つは、総理の御指示にあるように、地方の改革案を真摯に受けとめて、改革案の実現に向けて取り組むというのが大前提にあるわけであります。  その上で、官房長官から御指示が出ておりまして、補助事業の所管官庁で地方改革案を実現するこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、官房長官を座長に、私、それから総務大臣、それからそれぞれの補助金の担当大臣、こういう形で詰めていくことになると思います。
○谷垣国務大臣 金利、金融政策は日銀の所管でございますからお答えしにくいこともあるんですが、今、総理がおっしゃいましたように、景気は堅調に回復しつつあると思いますけれども、基本にまだデフレ傾向が緩やかながらありますので、これは日銀と一緒になってデフレを克服していく。そういう中で、...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、平成十六年度予算で見ますと、公債依存率が四四・六%、それから税収と債務残高の比率で見ますと、たしか十七・二倍ということで、非常に悪い財政状態でございます。  こういう中で税源移譲をやろうとすれば、国庫をお預かりする私としては、やはりむだなものは省いて、や...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはむしろ麻生大臣が御答弁になるべきことかもしれませんが、要するに、地方財政計画をつくりまして歳出と歳入のギャップを地方交付税で補てんするという仕組みになっておりますから、今おっしゃったその地方債の元利償還費等についても、マクロでいえばみんなその中に計上されてい...全文を見る
○谷垣国務大臣 私もちょっとこの件はにわか勉強なんですが、要するに、私どもの見地は、私法上の財産権かどうかということじゃなくて、税法上どう評価できるかという観点からお答えいたしますと、現在、電話加入権については、法人税法上、固定資産というふうに位置づけられておりまして、それは、時...全文を見る
10月20日第161回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 個別具体的なことを離れまして一般論としてお答えを申し上げますが、政治家個人が提供を受けた政治資金につきましては、これは政治資金収支報告書への記載があるかないかにかかわらず雑所得の収入金額として取り扱われるということになっております。それで、ただ、雑所得の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題は、一つ、地方財政計画の歳出の部分がございますね。それで、その歳出の部分は基準財政需要や何かで作っておられるわけですが、一方、今委員が図で示されましたように、歳入、地方財政計画の歳入の面がございますが、ここのギャップを交付税と臨時財政対策費で埋め...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度では、地方の歳出歳入を見直した結果、地方歳出について十四年度と十五年度とほぼ同程度の縮減、約一・五兆円を行った一方で、税収が一・四兆円、地方税等ですね、一・四兆円増加したことによりまして財源不足が縮小しているんです。対前年度で二・九兆円縮小し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、税源の力、財源の力は地方によって差がございますから、税源移譲をしていった場合にはそういうものが出てくるということはおっしゃるとおりだと思います。  ただ、先ほど総務大臣もあるいは御答弁されたかと思いますが、骨太の中で、地方交付税の中で適切な措置...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) もちろん、今おっしゃいましたように、どうしても税源を渡して地方に独自性を高めていくということになりますと、財政力の差からそういう面が出てくるのはある程度やむを得ないと思います。  しかし、その上に加えて、先ほど申しましたように、交付税でどうそれを面倒を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、一方で三兆円の税源を地方にお譲りする、他方で交付税が今のお話だと約一兆円近く減る分をどこかで調達してきてやれと言われても、国の立場としてはやりますと言うのはなかなかつろうございます。地方の歳出削減、スリム化の努力ということを併せてやっていただかな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあ、これからどういうふうに交付税改革をしていくかということも同時に視野に入れて議論しなきゃいけないと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在、奨励的補助金に係る事業の地方負担分ですね、あるいは地方債の元利償還費、公債費、こういったものは全額が地方財政計画に計上されて財源保障の対象となっているわけですが、この点について先ほども財源保障機能というようなことで申し上げましたけれども、それは、確...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに今おっしゃったような危惧はあるわけでございますが、他方、そのそれぞれの地域でそういう補助金を使ったり何かしてどういくか、どうしていくかということは自主的に考えていただくという面がございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 必ずしも矛盾するとは思っておりませんで、各自治体で判断をして、これで事業をしていくかどうかというのは、私は三位一体の趣旨に合するものだというふうに考えておりますし、それから、特に地方が受益と負担という関係に直視していただいて、どういう形で財源を調達してい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、どちらかといいますと、今のような問題点も、平野委員が指摘されたような問題点もあると思います。  他方、地方の単独事業なんかの中で、相当これは実際、地財計画に算定したのが十分にこなせずに終わっているところがございますが、そういうところの、何というん...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も麻生大臣と全く違うことを考えているわけではありませんで、当然、こういうその財政を改善していくためには、歳入、税収が増やしていくということも一方でなければなかなかそれはうまくいかないのは当然のことでございます。  しかし、他方、先ほどから申し上げてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、私も軽々に申し上げているつもりはございませんで、これは、私もかなり過疎地の出身でございますから、自分の選挙区に帰りますとどういう意見があるかもよく承知しております。  そういう中で、こういうことを申し上げなければならないのは、私も覚悟を持って申し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこが十分御理解をいただいてないところだと私は思うんです。  要するに、イロハのイみたいなことを平野委員に申し上げて恐縮でございますけれども、要するに地方財政計画の歳出と歳入の足らず前をこの特例加算と特例地方債で埋めるということになっておりますから……...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の御提案ですが、まだ私としてしっかりお答えするだけの検討はございませんが、今伺いまして、それをやりますと、要するに何年間かにわたった財源補てん機能というのをあらかじめ保証することになりまして、私はまず地方財政のスリム化の努力をしていただくということが先...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは私が答えるより麻生財務大臣かもしれませんが、私、さっき平野先生のおっしゃっていることと私の言っていることはそう違いございませんで、まずいろんな基準財政需要の何かから地財計画というのはできますね。それからもう一つ、歳入額というのが決まってまいりまして...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十一年度の約束は、市場の、市場に急激な変動を与えることを避けるためにできたものでございまして、平成十九年度でその役割は終えることができると思っておりますので、それを延長するというような考え方はございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) それは今、一割とか機械的なことは申し上げるわけにはまいりません。やはり今までその予算を使ってどういうパフォーマンスをしてきたかということは、当然査定の上で厳格に取り入れて考えなきゃいけないと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 地方がお示しになりました案ですね、これは総理の御指示にもありますように、真摯に受け止めて対応しなきゃいけない。その上で、官房長官からこれを基本でやるように、そしてこれが駄目な場合には代替案をきちっと出せと、こういうことで今作業を進めているところでございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 景気回復が地方によってばらつきがあるのは私も事実だと思っております。十七年度予算編成に向かいましては、やはりそういういろんな地域の特質を見ながらめり張りを付けていくことが必要だろうと思っておりますし、大型の公共事業につきましても、よくよく検討して国民の理...全文を見る
10月21日第161回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど前田委員からも由良川の件お触れをいただきました。今、福山さんからもお話をいただきました。この部屋の中では二之湯さんも選挙区でいらっしゃるわけですが、大変な被害でございまして、今朝私も選挙区に電話を掛けましたら、昨日避難指示が出たということで私の地元...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私、今、直嶋委員おっしゃいましたように、再生機構を作るとき審議も御一緒にやらせていただきました。一番大きな案件が言わば最後に回ってきたんだろうと思います。やはり真価が問われると思いますので、最善の査定と最善の計画を作っていただいて、国民経済に大きく寄与し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 午前中申し、御答弁申し上げましたけれども、十月の十五日段階で今七千二百五十九億円の被害額という報告を受けております。したがいまして、今次のこの台風でまた更に上乗せの額になるということは、これはもう免れないものと思いますが、私どもとしては、災害復旧事業の迅...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は損な立場でございまして、いろんな問題をやるときに、財政の視点だけで論じてはいかぬと言われる立場でございますが、財政の視点も加えて論じていただきたいと思っております。  それで、今、辻委員がおっしゃったことは、地方財政計画において、毎年度地方自治体が...全文を見る
10月22日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 このたび、引き続き財務大臣を拝命いたしました谷垣禎一でございます。  今国会における審議の開始に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げますとともに、委員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げる次第でございます。  まず、今般の台風の被害に遭われた方々に対して...全文を見る
10月26日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 今次の台風、それから地震、大勢の方が犠牲になられまして、私からも心からお悔やみを申し上げ、また、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げたいと思っております。  この週末、私も台風の災害の現場を見てまいりました。これは私の選挙区内でもございますが、私のところは由良川...全文を見る
○谷垣国務大臣 熊代委員がNPO法人を定着させるために大変今まで御努力をいただいたことは、よく承知をしているところでございます。  今御指摘のように、今認定されているのが二十五ということもおっしゃるとおりでございますが、パブリック・サポート・テストというのは、NPO法人が広く一...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、熊代委員がうわさだと限定しておっしゃいましたが、我々としていわゆるインフレターゲット論に今おっしゃったような観点から制肘を加えているというようなことはないんじゃないかというふうに私は思っておりますが、大勢の人間がおりますからいろいろな議論がございますけれども、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今野田委員から、最初に、災害に対しては財政面でも万全を期せというお話がございました。それは私どももしっかり受けとめてやらせていただきたい、まず最初にそれをお答えしたいと思っております。  それから、予算編成について、結局は前例踏襲型ではないかというお話がございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、概算要求の枠組みを決める際に、野田委員がおっしゃいましたように、実質というだけじゃなしに名目でもそうせよという御議論もあったことは事実でございます。  ただ、そういうふうに切り込むという議論は、一つはNTT—B償還時補助金というのが相当ふえてきております...全文を見る
○谷垣国務大臣 背景の一番大きなものは、まさに今おっしゃったように、一年間のフローで見ましても、四四・六%を国債で頼っている状況、それから、ストックで申しますと、今年度末には四百八十三兆に残高が及ぶ。こういう状況を放置しておきますと、財政の持続可能性ということに対する信認がなかな...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだその依存度については具体的な目標を設定するというところまで行っておりません。
○谷垣国務大臣 国債管理政策の重要性については、今野田委員が御指摘になったとおりであると思います。これに対応していく一番基本的な方針は、個々の技術的なことよりも、政府が財政規律に対してやはり意欲を持っている、その闘志を捨てていない、こういうことをあらゆる機会に示していくことが私は...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、野田委員から三位一体どころか三すくみだという辛口の御評価をいただきましたけれども、麻生総務大臣にせよ私にせよ、確かに、今のところ議論で完全に溝が埋まっているわけではない。これは率直に申し上げてそうでございますが、これがまとまりませんと私は予算が組めませんし、麻...全文を見る
○谷垣国務大臣 野田委員がおっしゃいましたように、与党の税制調査会でこの定率減税に触れたお考えが示されました発端は、基礎年金の税負担を三分の一から二分の一にどう持っていくかという議論の流れの中で出てきたことは、おっしゃるとおりでございます。  ただ、定率減税というものがどういう...全文を見る
○谷垣国務大臣 今野田委員がおっしゃいましたように、財政改革という視点だけから議論すべきものではないと思いますし、また、定率減税、これだけを取り上げて議論するのも正しくないんだろうと思います。いろいろな全体の施策の中で、これはどう位置づけられるのかという視点がなければいけないと思...全文を見る
○谷垣国務大臣 野田委員がかつて研究されて、ブラックボックスを解消しなきゃいかぬ、ブラックボックスという表現でしたか、今そうおっしゃいました。  私どもの検討は、私の前任者の塩川大臣が国会の御議論の中で、母屋でというのは一般会計ですけれども、母屋でおかゆをすすっているのに離れで...全文を見る
○谷垣国務大臣 七つですね、登記、国有林野事業、石油及びエネルギー需給構造高度化、電源開発、地震再保険、森林保険、船員保険、これについて今委員がおっしゃったような指摘がなされておりまして、それで、特会として区分経理をしていく必要性があるのかどうかということについて、この中には中長...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十七年度にどうしていくかということについては、ことしの七月三十日の閣議了解がございまして、平成十七年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針の中で、予算編成過程で検討していくということになっているんです。  それで、ことしの年金事務費の扱いについては、今委員...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、ですから、先ほど申しましたように、ことしの予算編成の過程で厚生労働大臣とよく議論を詰めていくということでございますので、まだ結論を申し上げるのはいささか早うございます。
○谷垣国務大臣 中塚委員の御趣旨は私もよくわかります。ただ、現実問題として、どうしてもこの被害、どういうものかというのを調査し、それを査定するのに二カ月から三カ月かかるわけでございますので、そういたしますと、現実的な対応としては先ほどのような表現になったわけでございます。  そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 できるだけ早くやるというのは、私は当然のことだと思います。  それで、予算のやり方の手順なんか説明しても勇気を与えることにはならないという御趣旨ですけれども、それは私ども万全の措置をとって、御不便をかけるようなこと、御不便をかけるというのは、現実には災害でいろい...全文を見る
○谷垣国務大臣 プライマリーバランスを回復できたといたしまして、それはまだ、今ストックで今年度末で四百八十三兆、これからも大量発行が続きますからふえてまいりますけれども、それを抜本的に解決するというところに至るわけではありません。プライマリーバランスを回復したということで言えるこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 百年先のことであろうと、こうだとお示しできるような状況まで持っていけば、よくやったということだろうと思います。現状ではまだなかなかそこまで自信を持って申し上げられるわけにはまいりませんで、今掲げております目標は、さっきからおっしゃっていただいております、二〇一〇年...全文を見る
○谷垣国務大臣 なかなか難しい玉を出せと樽床さんから言われていると思います。しかし、そうなかなか、百年の先まで全部絵が描けるところまではまだ参っておりません。  やはり二〇一〇年代の初頭といいますと、今から十年たちますと二〇一四年ですから、一四年になるとちょっと初頭とは言いがた...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、景気をバブルが発生するほど過熱させるというのは、我々その後遺症で苦しんできたわけですから、そんなことを二度三度繰り返すわけにはいかないと思います。  ですから、我々が望むのは、そういうような成長ではなくて、持続的な安定的な成長という中で、しかし、今お話し...全文を見る
○谷垣国務大臣 まさに樽床委員がおっしゃったとおりで、三分の二を三つの項目で占めるわけでございます。  そこで、その中で国債費ですね、これはこれだけで圧縮するというわけにはいきません、ほかのところを切り詰めた結果、国債費が何とか圧縮できていくという構造になりますから。やはり手を...全文を見る
○谷垣国務大臣 年金の一元化の前に、先般の国会で、今御批判もございましたけれども、年金法の改正を通していただいた。我々から見ますと、そこの一番のポイントといいますか肝というのは、結局、負担水準に合わせて給付水準を設定していこうということで、長期的に給付と負担の均衡を図ることによっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだどうするかというところまでは実は議論は進んでいないわけでありますけれども、我々、社会保障の財源と申しますかそれをどうしていくかという中で、消費税だけに必ずしも着目しているわけではございません。基礎年金、三分の一から二分の一にどう持っていくかという中で、まず所得...全文を見る
○谷垣国務大臣 樽床さんに聞かれたらしぼむというふうには思っておりません。  ただ、手順としては、順序としては、所得課税から入ろうというふうに考えているわけであります。それで、将来も増大していく社会保障の財源をどう支えていくかという観点からしますと、消費税は極めて大事な税金だと...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は、樽床委員のおっしゃるとおりだと思います。  年金だけではなくて、社会保障はやはり一体的にとらえなきゃいけない。というのは、やはり国民の身の丈に合ったものでなければ持続できませんから、国民経済の身の丈に合ったものとするためには、個々一つ一つばらばらに議論...全文を見る
○谷垣国務大臣 特例公債でございますから、特例であることは間違いないんですが、本当に特例かと樽床さんに問い詰められると、やや舌がもぞもぞするという気持ちは正直言ってございます、これだけ大量発行を続けておりますから。  ただ、今、樽床委員の御関心、つまり、この二つを分けて、建設公...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、樽床さんがおっしゃるように、今の事態が本来目指していたものから見ると大きくかけ離れているということは、これは率直に認めざるを得ないと私も思います。だからこそ、プライマリーバランスの回復をして、先にツケを送らないように持っていこうとひいひい言いながらやってい...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、六十年償還ルールは建設公債の特質からきているんだと思うんですね。大体耐用年数とかいうことを考えてみると、平均的に六十年かな、だから六十年かかって返すようなルールにしようということであったわけですね。それで、それを特例公債にもそのまま踏襲しているわけですけれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今樽床委員がおっしゃったように、国債をこれだけ大量発行して、それを消化していくインフラ、インフラという言葉が適切かどうかわかりませんが、郵政事業は確かにインフラ的な役割を果たして、我々としても、大変郵政事業に負っている、国債の管理のために負っている部分が非常に大き...全文を見る
○谷垣国務大臣 私の職責として一番大事だと思っておりますことの一つが、民営化によって国債マーケットに不測の影響が出て、そのために今おっしゃったような国債の価格の思わざる下落といいますか、金利の急上昇があるというようなことは何としても避けなきゃいかぬ、それをそうしないような制度にし...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、財政をまともな姿に持っていくのが極めて大事なことだとおっしゃいました。私は、どなたが今私のやっているポジションにおつきになろうと、あるいはどなたが政権をとられようと、避けて通れないのがこの財政を健全にしていくという課題じゃないかと思っておりますので、国会でもそ...全文を見る
○谷垣国務大臣 中川委員の御質問はお答えするのが難しくて、どこにいったら発散するんだ、そこをどの時点だと考えているんだというのは、なかなか明確にお答えできないわけです。  その一つは、これは金利と、それからいわゆる経済成長率と申しますか、そういうものがどういう関係になっているか...全文を見る
○谷垣国務大臣 特段、今の中川さんの御意見に反論があるわけではありません。  ただ、私、申し上げたいことは、これを解決していくのに、黒船とおっしゃいましたけれども、妙手、奇策みたいなものはなかなかないんだろうと思います。やはり歳出歳入両面から構造を変えていくという努力を続けてい...全文を見る
○谷垣国務大臣 それぞれのところがばらばらにいろいろ絵を描いてトータルの絵がないという御批判をいただきましたけれども、いわゆる骨太の方針というようなものをよく読んでいただきますと、今おっしゃったようなことはかなり書き込んであるんだと私は思っております。  それから、これはむしろ...全文を見る
○谷垣国務大臣 着地点まで全部描けているのかと詰め寄られますと、そこはまだなかなかそうは申し上げられません。まだここから先数年の絵にしかすぎないわけでありますけれども、先ほどの樽床さんの御議論にもありましたけれども、やはり社会保障とそれから三位一体というものをかなり仕込んでいく中...全文を見る
○谷垣国務大臣 マクロの観点からは内閣府が試算を出しておられまして、「改革と展望」の資料としてお出ししているのが、一つのシナリオを数字化したものだろうと思います。  ただ、あれはマクロの視点で書いてありますから、当然それをどうやってやっていくかにつきましては、それぞれの制度的な...全文を見る
○谷垣国務大臣 六団体のおつくりになった案についてですね。  これは、六団体も、それぞれ財政力や何か、いろいろな違いがある中で、大変御苦労されながらこの案をまとめられたと思っておりまして、私どもは、やはりこれを一つのたたき台として案をまとめなきゃいけないと思っております。
○谷垣国務大臣 そういうことであります。
○谷垣国務大臣 まだそこらは姿が全部でき上がっておりませんので、こういうふうに整理するというふうには申し上げにくいわけでありますけれども、一つ、その三兆円の税源移譲をやりますと、その前に、私どもの立場からすれば、やはり納税者の立場で考えてむだなものは省く、必要のないものは廃止する...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど今井副大臣が答弁されたように、交付税の機能はある程度発揮してもらわなきゃいけないわけですが、今の点をどう解決していくかということは、交付税改革その他の中で、やはり総務省が案を出していただかなきゃいかぬと思いますが、私は、そういう議論に真剣に向き合っていきたい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今井副大臣から御答弁いただいた方がいいのかもしれませんが、今御指摘の所得譲与税は、本格的な基幹税を移すまでの過渡期の措置でありますから、所得税を地方住民税に移す場合は、こういう頭割りというような形ではなくなると思います。
○谷垣国務大臣 一般論は先ほど本会議でも申し上げましたから、省かせていただきます。  それで、中小企業とか一般家庭等をどうしていくのかという課題がございまして、これは災害救助法の適用をまず踏まえまして、中小企業に対しては、政府系金融機関等によって特別相談窓口を設ける、あるいは災...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに景気は堅調に回復してきていると思いますが、業種や企業の大小によって随分ばらつきがあるのは事実だろうと思います。  それで、欠損法人は、どちらかと申しますと、結果としておおむね資本金が少ないほど欠損法人の比率が高くなっているというのが現実だろうと思っておりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費税は、こういう表現が適当かどうかわかりませんが、一種の預かり税的なところがあるわけですね。代金を受け取って、まだ消費税を払わない段階というものがございますから、その段階は預かり税、預かり税という言葉が適切な言葉かどうかわかりませんが、そういう性格がありますから...全文を見る
○谷垣国務大臣 その前提として、やはり消費税というのは転嫁をするという性格でつくられておりますから、転嫁がきちっとできるような納税者、消費者両方への我々の取り組みを強めなきゃいかぬということは事実だろうと思います。  それから、先ほどお挙げになった中で、四割ぐらいが転嫁が全部で...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の佐々木委員の御質問は幾つかの段階があると思いますが、まず、やはり私どももきちっと転嫁できるような取り組みを高める必要がございますし、それは転嫁していただくということも必要だろうというふうに思います。  その上で、今申し上げたような、赤字法人でも預かり税的な性...全文を見る
10月26日第161回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 田中議員にお答えいたします。  災害復旧に必要予算の確保、財源についてお尋ねがございました。  財政当局といたしましては、まず、災害復旧事業等の円滑な執行や激甚災害への適切な対応に努めてまいります。  さらに、災害被害額の早期把握にも努めますととも...全文を見る
10月26日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) このたび、引き続き財務大臣を拝命いたしました谷垣でございます。  今国会における審議の開始に当たり、一言ごあいさつ申し上げますとともに、委員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。  経済財政運営に関する基本的な考え方について申し述べます。 ...全文を見る
10月28日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 私からも、今般の地震、それから台風等の災害で犠牲になられた方々に対して心からお悔やみを申し上げたいと思いますし、それから大変今被災をされて御苦労をされている方々に心からお見舞いを申し上げたいと思っております。  私もまだ新潟の地震の方の災害は自ら目で見...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が御指摘のような現在の財政状況を乗り越えていくためには、ざっと言って三つしか手法がないんだと思います。  一つは、国全体の経済力が上昇していって、そういう中で国の財務体質が改善されていくという大きなやはり土台が必要だろうと思います。そういう中で、今...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 要するに、どういう手法でプライマリーバランス回復を図っていくかということに関連してくるわけですが、まだしばらく時間がありますので、コンクリートにそれは二千何年であるということはなかなかお示ししにくいんで、二〇一〇年代初頭というのが今政府で決めて進んでいる...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財政だけでなく全体の構造改革を進めていく中では、社会保障制度改革であるとか、あるいは今委員がお触れになりました国と地方の関係、いわゆる三位一体という形で進めておりますけれども、そういった問題、それから財政をどう健全化していくかという問題、それに併せて税制...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、愛知委員がおっしゃったことが正しいのではないかと思います。  私の分野で申しますと、やっぱり財政を健全化していくというのが大きな私に与えられた課題でありますけれども、ただ、財政の健全化と言ったって数字だけではできるわけではありませんで、先ほど申し上...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財審、財政審議会では、先般、来年度の予算編成に向けて議論を開始していただくに当たって私が申し上げたことは、先ほど愛知委員にお答えしたことと重なるんですが、一つは、こういう財政状況を放置しておくと、本当に日本の財政は持続可能なものなのかという疑念が蔓延して...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のお答えをする前に、ちょっと私の発言で、先ほど三位一体関係で三億円をめどにと申し上げたようですが、三兆円の間違いでございますので、訂正を、おわびをして訂正をさせていただきます。  それで、現在デフレなのかどうかということでございますけれども、経済全体...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 早めにやると、やれというのは峰崎委員のおっしゃるとおりだと思っております。ただ、この災害復旧に係る事業費の確定というのはどうしても二、三か月掛かるものですから、現実的な作業水準を考えると所信の中で申し上げたようなことになるわけでございまして、その前に必要...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私のお答えも、今、日銀総裁のおっしゃったこととそんなに離れるものではございませんけれども、今回の財政審議会の審議に当たりまして、基本的な問題意識は、一つは、民需主導の持続的な経済成長を達成していくためには財政を改革していく、その財政改革の取組をもっと強化...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 元々、三位一体という場合に、補助金、それから税源移譲をして、先ほど、一般財源を増やしていくという中でも主として考えられていたのは、いろんなことがございますけれども、やはり税源移譲だという要望は、希望は地方団体に非常に強かったというふうに思います。それと同...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、峰崎委員のおっしゃいますように、今三位一体、経済財政諮問会議あるいは政府の中で議論しておりますけれども、交付税改革の姿というところが実は一番遅れているところでございます。  それで、今、まあ私が御答弁すべき筋合いでもないんですが、総務省におかれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 企業犯罪を、企業犯罪と申し上げていいか、企業犯罪をめぐる環境というのは、法制度の整備というのは、私は、私も峰崎委員とは同世代なんですが、私どもの学生時代から比べると随分牛の歩みのように遅々としておりますけれども、かなりあの当時と比べてみると環境の改善は進...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大塚委員がもう今までいろいろこの委員会でも御議論いただきましたように、国全体の、何というんでしょうか、財務関係ができるだけ一覧性をもって分かるようにというようなことで、一般会計にとどまらず、特別会計もできるだけそういうアカウンタビリティーのあるようにすべ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 不良債権ですか。公共部門の不良債権の規模につきましては、これは開示されているリスク管理債権額につきましてはちょっと細かな数字になりますので、政府委員といいますか、参考人から御答弁をいたさせます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私ももう少しその点よく勉強してみますが、今受けております報告は、特殊法人については会計監査人の監査自体は確かに義務付けられているわけではないけれども、会計監査人の専門的な知見を活用しようという必要性から、財投対象のすべての特殊法人において公認会計士の関与...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的にはそういうことでございますが、やはり当初予算はもう決まった予算でございますから、これは使えるものは当然使っていく。それから、予備費については、まだその補正より先に予備費を使うかどうかというのは、そのときそのとき、もう少し具体的に考えなければ答えは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いわゆる二〇一〇年代初頭に基礎的財政収支のバランスを取ると言っておりますけれども、その心は、その年にいただいた税金で、委員がおっしゃるように、その年の政策経費は賄っていくと。  もっとも、今まである、たくさんある借金の例えば利息払いについてはなかなかま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、いろんな数字を固定して税収でやると考えた場合とおっしゃいましたが、税収だけでやろうとすると、多分あらあらそういうようなことになろうかなと思いますが、私どもの考え方は、やはり税収だけというのはいささか無理があるんで、全体のやはり経済の体力といいますか持...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今日が委員がおっしゃいましたように地方六団体の作られた案に対する各省の対案と申しますか、そういうのの提出期限でございますが、相当膨大なものがもう出てきたのか出てくるのかちょっと私まだ定かに聞いておりませんけれども、まだその内容がどういうようなものなのか私...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も午前中の、夕刊は読んでおりませんけれども、ファクス等で流れているのを読みまして、こういう趣旨で言ったわけでは必ずしもないんだけれどもなと思いながら議事録をもう一回読んでみたわけであります。  今、大門委員がおっしゃったように申しておりますけれども、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 言い間違ったといいますか、やはりそのときに、平成十九年度からスタート、実際にその導入する時期はいつかは別として、そのときまでにやはり税制改革、消費税を含む税制改革をまとめて動き出すような形にしたいと思って、これは私の意欲を含んだ表現でございますけれども、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは消費税に限りませんで、その前の所得税をどう見ていくかというところもそうでありますけれども、景気の回復の動向をどう見ていくかということは、委員のおっしゃるように、これはやはりよく見極めながら、一番議論をしなければならないところの一つだと思っております...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大門委員が、あるいは共産党のお考えとして、家計の状況に非常に重点を置いて見ておられるのはよく承知しております。ただ、私は、一般じゃないんだ、家計だとおっしゃいましたけれども、この問題はかなり幅広く見ていく必要があるんではないかと思うんですね。  ちょっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 景気が良くならなくても、家計がどうあろうとやっちゃうというような意欲をまだ示したつもりはございません。やはりその辺りは注意深く見ながら判断していく必要があると思っております。  ただ、ここもまた、また一言申し上げますと、今日、大門委員が御質問されようと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは被害がどういう現状なのかもう少し把握しませんといけないと思いますが、今おっしゃったような論点は、一つは激甚災害等の制度をどう使っていくかということがあると思いますし、もう一つは特別交付税のようなものをどう使うかというようなことがあると思うんです。そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この間以来、ずっとその問題を大門委員が追及されているわけですが、こういう、ちょっと今の御質問の機会をおかりして、こう言ってしまうとちょっと刺激的かもしれませんが、やはり今後消費税をどうしていくかということを考えて、先ほど平成十九年度目途にというようなこと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 地方でできるものは地方でというふうなことは、地方の自主性を拡大していくというのは地方自治の本旨に沿ったことで、そういう議論がずっと行われてきたということは当然のことだろうと思います。  じゃ、それをやっていくにもお金が要るということになりまして、結局、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 沖縄出身の糸数議員にこれが沖縄の特殊性だというふうに申し上げるのはちょっと恥ずかしゅうございますが、どうしてあの沖縄特措法のようなものが制定されているのかということを考えますと、当然その背景になる理由があろうかと思います。  一つは、やはり沖縄の置かれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先日もこの三位一体に関して国と地方の協議の場がございましたときに、いわゆる六団体の案に対案をお答えになったのは沖縄担当大臣の小池大臣でございますけれども、その席には稲嶺知事もおいででございまして、まだどうその議論を結論を付けていくかということは定かではあ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これ、なかなか御答弁が難しゅうございますけれども、沖縄特措法の下で補助率などを高くしてやってきた成果はある程度私は現れてきているのではないかなと思います。  今後に関しては、私はいろいろな重点化とか効率化とかいうものは常にしていかなければならないとは思...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の普天間の問題については、政府の方針というのは、SACOの最終報告であるとか、平成十一年だったと思いますが、閣議決定等がございますので、それに従って沖縄県と、あるいは沖縄の市町村と十分協議しながら取り組んでいくというのが政府の基本方針でございますので、...全文を見る
10月29日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今遠藤さんがおっしゃった中国の金利の上げでございますが、きのう発表されたところは、貸付金利の引き上げは一九九五年以来九年ぶり、預金金利では一九九三年以降十一年ぶりということのようであります。  それで、よその国の金利水準、よっぽどの場合でないと、おたくの金利を上...全文を見る
○谷垣国務大臣 きのう参議院の財政金融委員会で我が党の愛知治郎参議院議員から御質問がありまして、その御趣旨は、日本の財政再建をやっていくに当たって歳入歳出両面からバランスのとれた対策を打っていく必要があるとおまえは言っているけれども、具体的には特に歳入面からいうとどういうことなの...全文を見る
○谷垣国務大臣 既に通常国会でもお答えしたわけでございますが、国民年金の保険料の支払い状況については、国会議員が国民年金に強制加入となりました昭和六十一年四月以降に関して、私は、昭和六十三年十二月から平成元年六月までの七カ月間、それから平成二年二月から十一月までの十カ月間、国民年...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は内閣の一員でございますから、内閣の方針に従ってこの問題にも対処していくということでございます。それで、内閣の方針は、先ほどこの問題に関する基本方針を決定いたしましたけれども、この基本方針に沿って郵政民営化の話を詰めていく、こういうことでございます。  私は、...全文を見る
○谷垣国務大臣 自民党の中にはいろんな議員連盟なりいろんな勉強会がございます。一々について、私がどれに入っている、入っていないというお答えは、差し控えさせていただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 ありません。
11月02日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました関税暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府においては、経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国との間の協定を実施するため、関税制度について所要の改正を行うこととし、本法律...全文を見る
11月05日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 メキシコとのこの問題を議論させていただくんですが、残念ながらまだ行ったことがありませんで、委員から聞かれるとまずいなと思いながら今伺っておりました。
○谷垣国務大臣 メキシコと今回の協定を結ぶに当たりましては農林水産物がやはり一番問題だった、これだけではありませんが、農林水産物が大きな問題でございまして、いわゆる農林水産業の多面的機能であるとか、あるいは食糧安全保障であるとか、それから農業で一生懸命やっていただいている構造改革...全文を見る
○谷垣国務大臣 定量的な何か基準を設けて、必要な場合にさっと発動できるようにしたらどうかというお問いかけだと思いますが、先ほど申し上げたように、やはり協定上の要件というものがございます。それから、そういった実体的要件を当然踏まえた上で、調査の上、各種指標を総合的に勘案して判断する...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、WTOとの関係ですけれども、WTOの新ラウンドは、関税引き下げといったような貿易自由化だけじゃなく、アンチダンピングといったような貿易ルールの明確化等も対象としておりますので、私は極めて大事なものだと思っておりまして、財務省としても、WTOの新ラウンドに積極...全文を見る
○谷垣国務大臣 今平岡委員がおっしゃいましたように、私も中国との関係というのは極めて大事だと思っております。アジア全体、今日本の東アジアとの貿易自体が、アメリカ、それからヨーロッパ、欧米を足したものよりも多くなってきていると思いますが、アジアとの関係が非常に強化されて深まっている...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず最初に、財務大臣として、中国との関係が儀礼的なものに限られているというふうに今平岡さんおっしゃいましたけれども、私自身の気持ちとしては、必ずしもそのように思っておりませんで、かなり本音、本音の話といいますかそういうものをしているというふうに思っているわけであり...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、やはり個人には信教の自由がございますから、小泉さんがどういう信教を持つかということが対外関係にどういう影響を与えるかというようなことを私が論評するのは差し控えたいと思っております。
○谷垣国務大臣 平岡委員が先ほどおっしゃいましたように、経済連携協定、EPAの中で、いろいろな例を見てみましても、関税撤廃困難な品目についてこういうような例外を設けている例は少なからずあるわけでございます。そこで、そういったものがWTO上どうかと。  これは、WTOの協定上、関...全文を見る
○谷垣国務大臣 EPAを結ぶという以上、WTOの文言にもございますけれども、実質上すべての貿易について関税撤廃を目指していくという精神は、私は基本的な考え方として持つべきだろうと思います。  ただ、現実に、先ほど木村委員のお答えの中でも申し上げましたけれども、例えば食糧安全保障...全文を見る
○谷垣国務大臣 おととしの十一月にシンガポールとの連携協定が発効したわけですが、その後、貿易や投資の自由化、円滑化といっただけではなくて、幅広い分野で二国間の経済連携を強化するものになっていると思います。協定により関税撤廃された品目、例えばシンガポールのビール関税とか我が国のプラ...全文を見る
○谷垣国務大臣 大きな問題ですので、十分隅々まで考え詰めているお答えでは必ずしもないんですが、今委員が御指摘のように、人口が減るということは労働力が減ってくる、委員はちょうど団塊の世代の真っただ中で育たれたと思いますが、戦後の日本の経済成長も、そこの非常に労働力が多い時期にいわば...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の御質問は、メキシコというだけではなくて、一般的になぜFTAに取り組まなければならないのかということと、メキシコについてなぜというのも含まれていたのかなと思うんですが、一般的に申しますと、FTAあるいは経済連携協定を結ぶ流れというのは世界じゅうで非常に加速してき...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も、自民党の木村委員にお答えしたように、メキシコへ行ったことがなくて申し上げるのは甚だ内心じくじたるところがあるわけですが。  メキシコという国は、人口も約一億人、やはり一億人を数える人口を持つ国というのはなかなか大国でございます。それから、経済面で見ましても...全文を見る
○谷垣国務大臣 今までの御答弁にもありましたように、定量的な数字でどうなるかと示すのはなかなか難しいことだと思っておりますが、委員が御関心の農業に対するマイナスの影響という点は、この協定を結ぶに当たって関係者が一番意を用いたところであるというふうに思っております。  具体的に申...全文を見る
11月09日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 今、原口委員が引いていただきました試算は、おっしゃいましたように財政制度等審議会で、今建議案をつくるということで審議をしていただいておりますが、その審議の参考資料として起草検討委員から提出されたものでございます。  それで、この試算の性質は、これから高齢化が進展...全文を見る
○谷垣国務大臣 歳入構造の改革からまず進めるべきではないかという御趣旨。実は、私も財務大臣、今度二年目に入りまして、一年目のときには、まず歳出を徹底的に抑制するという方面を強調しておりましたけれども、二年目に入りまして、歳出歳入両面からバランスのとれた改革が必要であるというふうに...全文を見る
○谷垣国務大臣 基本的に原口委員のお考えになっていることと、私、違うことを考えているわけではございません。  確かに、小泉内閣のもとで、小泉総理が自分の任期中は消費税を上げないとおっしゃっているのは事実でございますけれども、議論は差し支えないとおっしゃっている。この考え方は、先...全文を見る
○谷垣国務大臣 今原口委員がおっしゃいましたように、これからも、国債の大量発行、借換債等ございますから、大量発行を続けざるを得ない状況だろうと思います。  そこで、市場は大丈夫なのかということでありますが、私は繰り返し申し上げておりますが、まず大前提として、財政構造改革を推進し...全文を見る
○谷垣国務大臣 政策コスト分析は平成十一年に導入されまして、今お示しいただいたようなパンフレットにまとめられているわけですけれども、どうも財投機関の言い値で書いているんじゃないかという御指摘だったと思います。  どうしても、分析するときの前提条件が、財投機関のみが有する基礎的デ...全文を見る
○谷垣国務大臣 機構の基本的な役割は、先ほど室長から御答弁があったとおりでございまして、やはり産業再生とそれから金融再生を表裏の関係としてやっていこう、それは本来、民間で進められるならそれが望ましいけれども、なかなか民間だけでは進まない、調整も難しいところがあった、したがって、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 個別の課税関係についてはお答えは差し控えさせていただきます。  一般論として言えば、課税要件があればきちっと課税するということでございます。
○谷垣国務大臣 「ハゲタカが嗤った日」という御本は、質問通告をいただきましてそういう本があるということを承知いたしましたが、中身については、まだちょっと、今届けていただきましたので、ぱらぱらっと見た程度でございます。
○谷垣国務大臣 私は、契約を締結した当時の担当大臣でもございませんし、また、現在の職責もそれをお答えする立場にはございませんので、このぐらいの御答弁でお許しをいただきたいと存じます。
○谷垣国務大臣 委員から、三位一体の受けとめ方について、それぞれ関係するものがばらばらで取り組んでいるのではないか、あさっての方向を向きながら角突き合わせているのではないかというお問いかけでした。  確かに、一部にそういう受けとめ方もあると思いますし、そのような角度からの御議論...全文を見る
○谷垣国務大臣 たくさんお問いかけになりましたので、まず新規国債発行額を抑制する、これは当初予算で達成しても、その後補正なんかを組んでどんどん出していけばもとのもくあみではないかという御趣旨でしたけれども、補正は確かに、ことしは災害が大変ございます、それから、いろいろなことで補正...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がお示しいただいた試算は、先般財政審で、今建議を審議していただいている、その起草委員会から建議の審議の参考資料として出していただいたものでございます。これは先ほど原口委員にもお答えしたことでありますけれども、十年後にどういう一般会計の姿になっているかというこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 隠れ借金と言われるのもいろいろなものがございますけれども、そんなところで表面を糊塗したってなかなか実態がよくなるわけではありません。したがって、これを縮減していくためにはいろいろな手法が必要だと思うんです。一般歳出全体を抑えていくとか、あるいは先ほどからの御議論の...全文を見る
○谷垣国務大臣 今副大臣から御答弁いたしましたことは、例えばこれからどういうふうに仕組んでいくかによっても違うわけですね。段階的にやっていこうとするのか一遍か、こういうようなことでも違いますし、その辺は景気の状況も見ながら判断しなきゃならぬということだろうと思います。  それか...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員がおっしゃいましたように、地方交付税に財源保障機能と財政調整機能というものがある。それで、財政調整機能は、現実にこれだけ財政力の違いがありますから、財政力を調整していくという交付税の機能というのは、これは極めて大事なものだと私も思います。  それからもう...全文を見る
○谷垣国務大臣 この地財計画そのものについては、私は今井副大臣と違う見解を持っているわけではありません。きちっとそれぞれの地方で来年度やっていくのに必要なものを精査して積み上げていって、標準的なそれぞれの地方で行うべき行政需要についてはきちっと裏打ちをしていくのは当然のことだと思...全文を見る
○谷垣国務大臣 順番にというのは、まず私から答えろということだったと思います。  不交付団体の数をふやしていくということは、地方交付税に頼らないで自助努力とか自己責任による財政運営を行うという意識を定着させて広めていくためには非常に大事なことで、自治体の、いわばそれぞれ努力はさ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど鈴木委員も指摘されましたように、総理から六団体の案を真摯に受けとめて、そして十一月半ばまでに成案をつくるようにという御指示でございます。我々は当然それを踏まえてやっているわけでございまして、官房長官のもとで、私、それから総務大臣、それから経済財政担当大臣、竹...全文を見る
○谷垣国務大臣 間違いございません。
○谷垣国務大臣 今おっしゃいました、当時の所得減税で何を入れたかということは、正確に意図するところはそれぞれ若干違いますが、大きく言えば、やはり景気を回復させようというねらいがあったことは間違いございません。その中で、特別に今のような意味合いが重かったのが定率減税であろうと思いま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、佐々木委員がおっしゃいましたように、この導入には二つの意味がありました。一つは、当時の低迷した景気を支える、何とか回復したいということと、もう一つは、どっちみち将来、所得税に関しては抜本的な見直しをやらなきゃいけないんだけれども、それはそれぞれの時期時期という...全文を見る
○谷垣国務大臣 全然おかしくございませんで、定率減税の見直しが議論になってきておりますことの一つの理由は、先ほども鈴木委員にもお答えいたしましたけれども、地方に税源を移譲するときに、所得税を中心にやろうということで今議論をしつつございますけれども、それだけやりますと、どうしても所...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それは佐々木委員らしくない極めてトリビアルな議論をなさったと思いますね。  要するに、定率減税を見直すということは、所得税全体を見直していく中でともに議論を進めていこうというふうに御解釈いただきたいと思っております。
○谷垣国務大臣 恒久的減税と言われたものの中では、定率減税のほかに、今委員がおっしゃいましたような、所得税の最高税率であるとかあるいは法人税の税率の引き下げが規定されたわけです。これは、先ほど景気対策ということを主眼に置いて言われましたけれども、景気対策という、大きな意味では景気...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員は先ほど、所得税全体の体系を見直していくということも視野に置いて、定率減税だけを着目して議論されているんですけれども、やはり全体の経済構造の変化に伴って、所得税体系のみならず、いろいろな税の体系は不断に見直していかなきゃならない、そういう議論を続けております。...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、政府税調等の議論を注意深くごらんになっていただければ、随所でそういう議論が行われていることを御理解いただけると思います。  先ほど定率減税だけが議論になっているというふうにおっしゃいましたけれども、所得税体系全体の中で、やはり基幹税としての国の財政を担っ...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやいや、法人税や何かを見直していくという議論は常に行われていますよ。(佐々木(憲)委員「いや、見直しじゃなくて引き上げですよ、もとに戻すというのは」と呼ぶ)いやいや、そういう中で、税率がどうあるべきかとか、そういう議論はあると思います。  それからまた、いやい...全文を見る
○谷垣国務大臣 佐々木委員の御議論は非常に戦略的に組み立てられておりまして、法人税の議論も、私は、佐々木委員がおっしゃったように、最高税率をどうするとかそういうようなことは直接申し上げたつもりではなくて、法人税全体のあり方は常に見直していかなきゃならない、そういう議論が行われてい...全文を見る
11月10日第161回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 前川議員にお答えいたします。  司法制度改革と裁判所予算、司法予算に関するお尋ねでございますが、司法制度改革は、行政改革を始めとする社会経済の構造改革が進められている中で、我が国司法機能の充実強化を図らなければいけないということで、現在、総合的かつ集中...全文を見る
11月11日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 野上委員、あの新潟の被災地の現場もごらんになったようで、御苦労さまでございます。私自身は地震の方はこの目で見ておりませんけれども、台風二十三号の方は、私自身の選挙区でもございますので大分よく見てまいりました。  これまでの台風とかあるいはこの新潟県の地...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員に御指摘いただいた試算は、今、財政制度等審議会で建議案を審議していただいておりますが、その際の参考資料として起草検討委員会より提出していただいたものでありまして、要するに高齢化が進んでくるとどうしても社会保障に掛かる費用が大きく伸びていくというよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の方からお答えいたしますが。  我々もOBの、OBといいますか退職者の再就職先、全部把握しているわけではありません。知り得るのは、国家公務員法上、職員が離職後二年以内に離職前五年間に在職していた国の機関と密接な関係を有する営利企業に再就職する場合は人...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 人事院の承認の手続で知り得るものではございません。  それで、今のは有価証券報告書で東京国税局のOBが一人社外取締役に就いていることが確認できるということでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 七百十九兆、国と地方合わせてですね、言われておりますのは、どういう観点かと申しますと、結局これは、将来の負担ともいうべき長期の債務、これはその利払いや償還が主として税財源により賄われるもの、それをまとめまして七百十九兆ということを言っているわけでございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、額をどのぐらいに見積もるかというのはいろいろ議論もあると思いますが、そしてまたそれぞれの債務の性格も違いますので、十把一からげというわけにはなかなかいかないと思いますが、委員のおっしゃるように、どれだけ我々の背中にしょわなきゃならないものがあるの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) お答えする前に、先ほど大体あらあら千兆ぐらいあるんじゃないかというので、ちょっと私、失念してお答えし損ないましたけれども、国の企業会計手法で作りました国の貸借対照表の試案というものがございます。これが平成十四年末で負債総額が九百九十二兆となっておりますの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財投ですね、財投の規模でございますか、財投の規模は今、ピーク時の半分まで圧縮してきている、先ほど御指摘をいただいたとおりでございますけれども、財投債の具体的な発行規模は、今後の経済情勢とか、あるいは資金需要、調達の動向とか、そういうもので決まっていく面が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の前任者の塩川大臣が非常に適切に状況を表現されまして、私どもも基本的にそれを受けているわけでございます。  それで、昨年の財政審等の提言に従って、昨年、処置できるものは処置したわけでありますけれども、今年の財政審では去年の基本的考え方に沿ってフォロー...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨年の財政審の提言の中にもございますけれども、事務事業自体をもう廃止していけというような考え方、あるいはその運営主体を見直すべきものというような御指摘、こういうものもあるわけでありますから、フォローアップの過程の中で当然整理統合ということも視野に入れてお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員の御指摘の問題意識は私どもも全く共有しておりますので、更に努力をして、全体を把握しながら状況が改善できますように努めてまいりたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員おっしゃいますように、これを見ましての印象は、やはり努力をしないで放置をしておくと、これはとても耐えられない、とても持続可能とは言えない姿になっていってしまうなと改めて、いろいろ今まで指摘されておりますような財政構造改革の努力を強化しなければならない...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今暗黙のとおっしゃいましたけれども、いろんなところでこれから持続可能な財政を作り、あるいは社会保障体制を作り、言わば私の言葉で言います身の丈に合ったものにしていくためには、やはり潜在的負担率というものは五〇%の中で抑えていくという方向で努力をしなければい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員おっしゃいましたように、この試算は機械的に数値を置いたものでございますので、要するに努力をしないで今の制度のままで放置しておけばこういう結果になるということでございます。  したがって、何か言わば、こういう表現が適切かどうか分かりませんけれども、ま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員のおっしゃるように、やっぱり根本的に体力を付けなければ、やせ細った姿では身の丈に合ったものといったって貧相なものになってしまうわけですから、やっぱり体力を付けてきちっとした健全な肉体を作っていくということがこの経済の面でも何よりも必要だろうと私は思い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今御指摘の点は、今後どう財政運営をしていくか、特に、歳入歳出両面からと、こう申しております歳入面についてどう考えていくかというときに、やはり景気との関係というのを一番注意して見ていかなければならない点だろうというふうに私は考えております。  ただ、今お...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 三位一体で所得税から個人住民税へ税源移譲していこうと、そして個人住民税は、一〇%といいますか、まだ決まったわけではありませんけれども、フラット化する方向で考えていこうというふうに大体議論が進んでいるわけだと思います。  それで、私がお答えするのが適切か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中国経済、大変大きなものになってきましたから、日本経済にとっても中国経済の動向というのはすぐに影響が及んでくるという問題でございます。人民元、今事実上ドルにペグをした形で動いているわけでありますけれども、ドル、昨今も円・ドル関係あるいはユーロ・ドル関係、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が消費税と社会福祉施設等との関係、いろいろ問題を拾い上げられて、こつこつと追及されておられるわけでございますが、私はこの問題は、前回も御答弁させていただきましたけれども、まあ消費税をめぐっては委員とは多分考え方随分違うと思いますが、前広に消費税の議論...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) イラクの治安情勢につきましては、駐留の多国籍軍とそれから武装勢力の間の衝突があったり、あるいは民間人の殺害や拘束事件というようなものが起こっておりまして、全体として極めて予断を許さない情勢ではないかと思っておりますが、八日ですか、イラク治安部隊とそれから...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いわゆる思いやり予算と申しますか、その在日米軍の駐留経費の負担は、平成十六年度予算で二千四百四十一億円でございます。  防衛関係費全体の中の五%という位置付けでありますが、これは長い間にいろんな役割を果たしてきたと思っておりますけれども、日本の財政も非...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、思いやり予算というのは、今までの日米安全保障、日米同盟の中で果たすべき役割はあったと、いろんな役割を果たしてきたと思っておりますし、その結果として日本自身の安全も守られたというふうに思っているわけでございますが、先ほど申し上げたようないろんな状況の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 代替施設の建設費としては、現在約三千三百億を見積もっております。これは、護岸、埋立て、連絡橋といったものが対象で、いわゆる上物工事である建物や滑走路等は含んでおりません。
○国務大臣(谷垣禎一君) これからの防衛力をどういうふうに整備していくかということですが、去年の十二月の閣議決定の考え方が一つの基本になっておりまして、その中では、テロとか弾道ミサイル等の新たな脅威等に実効的に対応し得るなどの必要な体制を整備するとともに、本格的な侵略事態にも配意...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員、私は閣議決定を読み上げて、防衛関係費を抑制していくものとすると申し上げて、これからどんどん増やしていくなんということを御答弁したつもりはございませんので、ちょっと私の発言を誤解されているのかなと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました関税暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府においては、経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国との間の協定を実施するため、関税制度について所要の改正を行うことと...全文を見る
11月12日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 産業再生機構が何のためにつくられて、どういう組織であるのかというのは原口さんにも御答弁をいたしましたけれども、不良債権処理を進めていけば必ずその背後に重い債務のくびきで悩んでいる事業がある、その両方を一体的に車の両輪として再生というか処理をしなければうまい方向にい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、経済産業省の御判断は私申し上げる立場ではありませんけれども、それぞれの主務官庁が何の立場から主務官庁として役割を担っているのかということを考えなきゃいかぬと思うんですね。  それで、私の立場からすれば、先ほど申しましたように、国民負担をやたらにふやしちゃ...全文を見る
11月16日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○谷垣国務大臣 外為法という言葉が聞こえましたのでぎくりとして座っておりましたが、過去どのぐらいの違反件数、金融機関に違反件数があったかは、突然のお尋ねですので、今手元に数字は持ち合わせておりません。
○谷垣国務大臣 私どもに御通告があったとは承知しておりませんで、これは調べさせたいと思っております。
○谷垣国務大臣 二〇二〇年の試算というのは必ずしも私ども持っておりませんで、私どもがつくっておりますのは、国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算、いわゆる資金繰り表というのを出しております。  これは、将来における国債の償還財源見通しなどを展望するため、一定の仮定のもと...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員から日本の国債を全部償還し終わるのは二〇五〇年かあるいは二一〇〇年かというお問いかけがございましたけれども、先ほど申し上げましたように、私ども、まだそこまでの試算というのは正直申し上げてできておりません。  私どもが今持っておりますのは、たびたびこの委員会...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府紙幣の発行について、年来委員が御持論で主張しておられることは、私どももよく承知をしております。  もちろん、私どもも、どうやって財政再建をしていくかということは我々にとって最大の関心事でありますから、国債の消化等、いろいろな手段を考えているわけでありますが、...全文を見る
○谷垣国務大臣 十月一日に行われましたG7では、原油価格の高騰が世界経済にとっての共通のリスクになっているという認識が共有されたわけであります。我が国から、私からは、産油国が十分な供給を行うことなどによって原油価格が世界経済の成長と両立し得る水準に戻ることを期待しているというのが...全文を見る
○谷垣国務大臣 G7のときに、G7の各国と中国、フランクな意見交換をしたのは初めてでございます。今まで、ASEANプラス3とか中韓と日本と三大臣で会うとか、いろいろなときに意見交換の機会はございましたけれども、こういうG7の場でもできたということは、私は意義が大きかったと思います...全文を見る
○谷垣国務大臣 原口委員が先ほどから御議論されておりますように、今の日本の財政状況がおかしな方向に行くとしますと、今委員が御懸念になったようないろいろなリスクが顕在化してくるということが恐れられるわけでありますが、単に財政に対する信認というだけではなく、長期で見た場合に、日本が堅...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、佐々木委員がおっしゃいましたように、七—九のGDP、前期比〇・一%ということでありますけれども、これは外需とか設備投資の寄与度がマイナスとなっておりまして、上り坂が続く中での微調整というふうに見ることができるんじゃないか。それから、消費は堅調に推移しているんで...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、輸出と設備投資が鈍化している。私は、個人消費とおっしゃいましたけれども、外需や設備投資が押し下げているけれども、個人消費が全体の成長率を押し上げているというような状況かなと思っております。  それで、もうちょっと足元をどう見ている...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費活動の水準はいろんな要素が総合して決まるんだろうと思うんです。雇用情勢、それから所得環境、そういったところが大事な要素であることは今御指摘のとおりだと思いますけれども、それだけじゃなくて、マインド面やライフサイクルの変化といったようないろんなものも大事な要因に...全文を見る
○谷垣国務大臣 この実施したところは、確かにそうでございます。  それで、実は先ほど委員の御質問をちょっと先取りして答えてしまったかなと思いますが、その見方はいろいろな見方があると思いまして、私どもは、むしろ制度の安定とかそういうものに資する面があった、それが安心感につながる面...全文を見る
○谷垣国務大臣 所得税構造なり租税構造をどうしていくかという全体の中で私は見ていただくべきことだと思いますが、ただ、定率減税を今度どうしていくかという、見るに当たりましては、景気動向や何かも十分注意をして議論を進めていかなければならないポイントだろうと思います。
○谷垣国務大臣 政府税調の中の所得税の最高税率をどうするかとか、あるいは法人税率をどうするかという議論についてお触れになりました。これは触れていると長くなりますので、きょうはそこは省かせていただきますが、定率減税については、これはこの前もお答えしたことでありますけれども、やはり二...全文を見る
11月16日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 若林委員がおっしゃいましたように、FTAを含む経済連携の強化というのは日本にとりまして今や死活の課題となっているのではないかと私は考えております。もちろん、中心にあるのはと申しますか、多角的な貿易体制、WTOを中心とする多角的貿易体制、これは、やはりあく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった三品目については随分交渉の経過でもいろいろあったわけですが、要するに向こう側の関心と、それから我が国のそういった産品に対する影響というものをどう調和するかというのが一番の問題点であったというふうに思います。  それで、先ほども御答弁申し上...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 牛肉のマーケットについては必ずしもきちっとした知見を今私持っているわけではございませんけれども、交渉に当たっては現状をよく把握しながらやるというのは当然のことだろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員がおっしゃったEPA推進の組織として経済外交戦略本部のようなものを求めろと、作れと、こういうことでございますが、既に閣僚レベルで経済連携促進関係閣僚会議というのがございます。さらに、事務レベルのものもございます。  それで、むしろこのメキシコとの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど上田副大臣から若林委員にも御答弁したところですが、広田委員おっしゃるように、ケース・バイ・ケースで判断するということになっております。ただ、その判断に当たっては、客観的かつ数値化された各種指標についての水準の変化を評価することとされておりまして、特...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この点は今後政省令で定めていかなきゃならないことが多いわけでございますけれども、これは適切な管理運用ができるようにきちっとさせていただきたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 経済財政諮問会議の役割は、マクロ経済政策全体の観点から、個々の政策を具体的に決めるというよりも、マクロ政策全体の観点からどのような方向をたどるべきかというのが、私、担当閣僚そのものではございませんけれども、基本的な関心であろうと思います。  そういう観...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、私もまだこの点竹中大臣とよく議論をしておりませんので、竹中大臣の御発言の趣旨に私の考えが沿っているかどうか分かりませんけれども、基本的な方向はやはり議論して出そうというお考えじゃないかと思います。私も、あの会議の性格からして、基本的な方向を議論し、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 農業政策について必ずしも責任ある立場から御答弁できるわけではございませんけれども、農業はやはりその風土性とか地域性というものがございますから、国によって性格の違うというところがあるんだろうと思います。その上で、先ほどから御答弁申し上げているように、農業に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大門委員からお話がありましたように、このところの日本の国際関係見ておりますと、アジアとの関係というのは、これはもう非常に深くなってきておりまして、要するに日本自身の判断としてアジアとの共生というのを進める必要があると。もちろん、この理由述べますと長く...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大門委員の御質問は、私、当局としてなかなかお答えする知見がないわけでございますけれども、要するにこのFTAをやりますときに政府の中でも連携を取らなければいけないわけですが、今の御質問で申し上げますと、主として農林水産省が、先ほどもどなたかがおっしゃっ...全文を見る
11月17日第161回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 菅委員が治安の問題を重視されて、刑務所にも足を運ばれたりいろいろ御尽力されていること、心から敬意を表したいと思っております。  私も、前職は国家公安委員長でございまして、先ほど麻生総務大臣がおっしゃった一万人増員計画、私もその増員計画の渦中におりまして、当時の片...全文を見る
11月24日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○谷垣国務大臣 この法律案につきましては、政府といたしましては、特に異議はございません。
11月26日第161回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十五年度決算につきましては、国会におかれまして早期に御審議いただくべく、会計検査院の検査報告とともに、去る平成十六年十一月十九日に国会に提出したところであります。  それでは、平成十五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十四年度決算に関する参議院の議決について講じました措置について御説明申し上げます。  決算検査報告において指摘された不当事項等の再発防止につきましては、財務省及び各省各庁等において、指摘事項の内容及び業務上留意すべき事項を周知させ、指摘を受けなかっ...全文を見る
11月26日第161回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十五年度決算につきましては、国会におかれまして、早期に御審議いただくべく、会計検査院の検査報告とともに去る平成十六年十一月十九日に国会に提出したところであります。  それでは、平成十五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 田浦委員にお答えをいたします。  決算の国会への早期提出についてのお尋ねがございました。  決算の国会への早期提出につきましては、決算の十分な審議をお願いし、決算結果を予算編成に反映させるために重要であると考えておりまして、平成十四年度決算は本年一月...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 谷博之議員から地方財政計画における過大計上についての御議論がございました。  平成十年四月の総合経済計画までは、確かに国の経済対策で投資単独事業の追加を要請しておりましたけれども、それから後は投資単独事業の追加要請ということはしておりません。  そこ...全文を見る
11月29日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 もう少しかみ砕いて御説明せよということでありますが、ことしは大変たくさん災害が発生いたしましたので、公共土木施設それから農林水産業施設の被害報告額というのは、十一月十五日現在で一兆四千八百億円強ということになっておりまして、平年に比べますと、これは非常に多い額とな...全文を見る
○谷垣国務大臣 どれだけお出しすれば十分なのかと先ほどもやりとりがございました。多々ますます弁ずという観点からいえば、もっと多くというのもよくわかります。  ただ、先ほどからの御議論にありますように、この法律は、やはりまず最低限の生活をスタートさせようとする生活支援の具と、それ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私の財布が無限であれば、個人財産を補てんするということも不可能ではないと思います。しかし、財布の中身がどれだけかという議論も現実の問題としては当然あるということを御承知いただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 今の私の御答弁は制度の立て方を御答弁しているわけでありまして、無限に財政資源があれば、個人財産でも、困っている方にはお出ししようという制度の立て方も十分可能だと思います。しかし他方、無限ではないということになると、何にお出しをするのが、いろいろなほかの仕組みや財政...全文を見る
○谷垣国務大臣 私自身も、先ほど和田委員に御答弁申しましたように、私自身の選挙区の中でも大きな災害がございますので、現実にそういうところへ行ってみますと、先ほど委員が御質問がありましたように、制限の五百一万を超えるともう出なくなるのは不合理ではないかとお問いかけがございました。確...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○谷垣国務大臣 個々の課税関係、個別にわたる事柄についてはお答えをしないということで今までも来ておりますし、この件についてもそのようにお答えをさせていただきたいと思っておりますが、全く一般論でございますけれども、私どもは必要な情報が、あればというのはちょっとあれでございますが、必...全文を見る
○谷垣国務大臣 過去、どのように公開されていたのかも今つまびらかにしておりませんので、ちょっと検討させていただきます。
○谷垣国務大臣 御答弁する前に、岩國委員から、この委員会ではできるだけ虚心坦懐に率直に議論をせよという御指摘をいただきまして、私どももそのように努めなければならないと思っております。  そこで、今の国債の問題でございますが、私どもが試算をしておりますのは、国債整理基金の資金繰り...全文を見る
12月02日第161回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 山下委員が今御指摘になりましたように、財政等審議会で一つ試算を作っていただいて、先ほど竹中大臣のおっしゃったのは、いろいろな構造改革の努力を積み重ねていって二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復していくんだという一つのシナリオでございますが、現在の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山下委員が、御自分の選挙区、一番過疎地と申しますか、山奥の長の方からのお手紙を紹介されました。一番、多分、山下さんの選挙区で山奥である朽木村は、私のホームタウンである福知山の、そこから出てきました朽木公が城主をなさいまして、江戸時代、この朽木公は私の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この点は実は麻生大臣と私の長い論争と申しますか、議論の争点でございまして、今、地方税交付金というんですか、その両方の名前からくる印象の差というのはやや麻生大臣と私でうずまっていないところがございます。  確かに、先ほど麻生大臣が御答弁されましたように、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在、我が国は大量の国債を発行せざるを得ない状況でございますけれども、郵政事業というのは、長きにわたってこの国債を安定的に消化するインフラの役割を果たしてきてくれたと私は思っております。  現在でも郵政公社は大量の国債を所有しているわけでございますが、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特別会計、いいとこ悪いとこと言うといけませんけれども、今委員が指摘をされましたように、一つは使途を一定の目的に限ると、こういうことで、要するに受益と負担の関係が明確化してくるとか、それから事業ごとの収支が明確になってくると、こういう利点がございます。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 会計検査院の平成十五年度決算検査報告で指摘金額が四百三十億に上がっていると、年々増えているということはもう大変残念なことで、我々としてもこれは厳粛に受け止めて、改革をしなきゃいかぬと、このように思っているわけでございます。  財務省としては、予算執行調...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、この間作られました三位一体の方針が出ましたけれども、その中で、必要な財源は確保すると、適正に確保するという表現だったかと思いますが、載っておりますので、私どももその方針にのっとって麻生大臣とよく御相談してまいりたいと思っておりますが、しかし、減ら...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) また御指名をいただきましたんでね。  いや、もちろん、今、森元委員がおっしゃったように背中をどんと押そうなんという気持ちは、私はございません。やはり、それは国も地方も成り立っていくような形で物事を考えていかなければいけないと。先ほど決まりました方針の下...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 補正予算を早く組めということだと思います。  私どもも今災害復旧額の把握に努めておりまして、そしてある程度この見通しが立ちましたら補正予算を出すということで、今一応想定しておりますのは通常国会冒頭ということでございます。  それで、今委員もおっしゃい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は主税局ほど解釈には詳しくございませんけれども、正に今、櫻井委員がおっしゃったように、余れば雑所得としてきちっと計上しなきゃいけませんけれども、政治活動に使っている、きちっと使っているんで、余りがなければですよ、雑所得として計上する必要はないと、こうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、先ほど御答弁申し上げたとおりで、やはり政治活動の自由という見地から、政治活動に使っているんだったらその特別の申告は必要がないと、こういうことになっているんだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいまの問題、又市委員もう前からいろいろ議論をさせていただいております。  まず第一に、NTTの無利子貸付事業を廃止して産投会計の社会資本整備勘定は廃止すべきという提言をいただきまして、この間も総理の御答弁にありますように、平成十七年度の予算編成にお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この点も今まで委員が英国の事例等を研究されて、いろいろ御提言もいただいております。  ただ、各特別会計の剰余金、この要因や性格というのはかなり多様でございまして、例えば保険事業に関する特別会計の剰余金というのは、結局、主に翌年度の保険金支払とか将来の支...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、道路特会ですが、これは、道路特定財源は、厳しい財政事情の下で、納税者の理解を求めながら使途の多様化を図っているというのが今の方向であります。  それで、平成十六年度は、本四公団の債務処理とか環境対策としての酸化触媒の導入支援、こういったものを実施...全文を見る
12月03日第161回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外二件及び平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十五...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十五年度決算につきましては、国会におかれまして、早期に御審議いただくべく、会計検査院の検査報告とともに去る平成十六年十一月十九日に国会に提出したところであります。  それでは、平成十五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計...全文を見る