谷垣禎一

たにがきさだかず



当選回数回

谷垣禎一の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第162回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十七年度予算及び平成十六年度補正予算の御審議に当たり、今後の財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明いたします。(拍手)  昨年来、たび重なる大型台風や新潟県中越地震、スマトラ沖大地震及びインド洋津波などの自...全文を見る
01月21日第162回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十七年度予算及び平成十六年度補正予算の御審議に当たり、今後の財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明いたします。  昨年来、度重なる大型台風や新潟県中越地震、スマトラ沖大地震及びインド洋津波などの自然災害が甚...全文を見る
01月25日第162回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 横光議員の御質問は、定率減税は、平成十一年に所得税の最高税率の引き下げや法人税率の引き下げとセットで行ったのに、定率減税だけを今回いじるのは考え方があべこべじゃないか、こういう御質問だったと思います。  これについては、共産党の御質問に先ほど総理からも...全文を見る
01月26日第162回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 平成十六年度補正予算の大要につきましては既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  まず、歳出面においては、災害対策費として一兆...全文を見る
01月26日第162回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大江議員から国債管理政策についてのお問い掛けをいただきました。  現在、我が国は多額の国債残高を抱えておりますし、これからもしばらくは国債の大量発行を続けざるを得ないと見込まれるわけでありますが、その中で一番大事なことは財政構造改革を推進して国債に対す...全文を見る
01月26日第162回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  まず、歳出面においては、災害対策...全文を見る
01月27日第162回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 やりくり算段と言っていただきましたけれども、このたびこの規模の補正予算を出しますについては、やはり大分一時よりも景気が回復してきたということがございまして、ある程度税収が上がってきたというようなこともございました。それから、過去むだなことを排除して、やらなくていい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今与謝野委員がおっしゃいましたように、日本の財政が二十一世紀に持続可能なものになっていくのかどうかというのが国民の心配の根源にあるものだと思いますし、それがきちっとできませんと元気も出てこない、活力も出てこないということではないかと思います。  それで、今与謝野...全文を見る
○谷垣国務大臣 与謝野先生にも大変大きなお力で御指導をいただいた三位一体の改革でございますけれども、この改革の目指すところは、もちろん、地方でなすべきことは地方でやっていただく、権限を高めていくということもあります。それから、財政をお預かりする私の視点からいいますと、乏しい金でご...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどお答えいたしましたように、これからさらに高齢化が進む中で、社会保障経費、どうするか、どうしてもそれが増大していくという圧力がございます。それを国民の間にどう公平に負担していただくかという観点に立って考えますと、いろいろな税、それぞれ性格がありますけれども、恐...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回の三位一体改革の中で、補助金改革というのはその柱の一つなわけですね。それで、これには、補助金改革、平成十七年、十八年度の二年間で三兆円の補助金改革をやろうとしているわけですが、大体中身は三つあるわけです。  一つは、今金子委員がおっしゃった税源移譲を伴うもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 地震に強い住宅に改めていくというのは、地震から地域を守るという意味からも重要な課題だと思います。  それで、税制をどうしていくかについては、平成十七年度の与党の税制改正大綱の中で、国、地方を通ずる施策の一環として、そしてまた地域の実情に応じた助成制度等の関係も踏...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、その前提として、先ほど一覧表をお示しになって、三兆八千八百七億ですか、既に十五、十六年度二年度で定率減税分ぐらいは元を取っているじゃないかということをおっしゃいました。  川端さんは慎重ですから、いろいろ理由はあったりするんだろうけれどもというのを慎重に先...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、川端委員がおっしゃいましたように、これは平成十一年のとき、著しく停滞した経済活動の回復に資する当時の状況を見据えたものと、今おっしゃったように個人所得課税の抜本的見直しまでの間の特例措置として導入された、このことをずっと総理も言ってこられているわけですね。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 国債の問題ですけれども、島委員がおっしゃいましたように、金利の問題もございます。それから何よりも、今現在、これからも、努力をしましても、借換債等を含めますと、大量の国債を当分は発行せざるを得ない状況でございます。  それで今、郵貯、簡保合わせまして、私の記憶では...全文を見る
01月28日第162回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 かつて日本の貯蓄率は極めて高いと言われておりました。ただ、高齢化が進んでまいりまして、この数年、その貯蓄率がかなりのカーブで低下をしてまいりました。もっとも、一番最近の統計では若干持ち直したと承知しておりますが、ちょっと今手元に数字がございませんので、これ以上の答...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、日銀総裁から御答弁がございましたけれども、山一証券に対する日銀特融の回収不能額、これにつきましては、日銀は既に貸倒引当金が積まれておりまして、新たな損失が発生することはないという形になっております。そして、この引当金を積んだ時点で、引当金相当額の国庫納付金が減...全文を見る
○谷垣国務大臣 八十二兆二千億、平成十七年度でございますが、大体、百万円が多分一センチだと思いますので、ちょっと今すぐ計算が、ゼロで正確に割れませんが、そういう計算でやれば、答えは出てくると思います。
○谷垣国務大臣 今までやりとりを伺っておりましたけれども、杉浦議員、官房副長官、しっかり調べられて、きちっとまた御答弁をされると思います。
○谷垣国務大臣 私どもはきちっと仕事をしてこの予算案をつくりました。きちっと御審議をいただきたいと思っております。
○谷垣国務大臣 子育ての問題、意識改革も含む息の長い取り組みが必要だという点は、委員がおっしゃるとおりだと思います。  それで、今おっしゃいました税制の改革に伴いまして、二千五百億ほど少子化対策に使おうということでいろいろやっております。
○谷垣国務大臣 子育てを応援する税制としては、今、扶養控除というのがあるわけですけれども、これだけ少子化が進んでくると、もっと突っ込んで考える必要はないのかと私も思っております。  それで、この面では、おととしに政府税調中期答申をいただいておりまして、人的控除のいわば基本といい...全文を見る
○谷垣国務大臣 私が指名を受けておりますので、答弁をさせていただきます。(長妻委員「総理に聞いているんですよ」と呼ぶ)
○谷垣国務大臣 昨年の議論でも長妻委員とも随分議論させていただきました。そこで、年金事務費については、国庫負担として行うもの、保険料財源で行うものの範囲を明確にしなければならない、平成十七年度の取り扱いについてはもう一度検討する、こういう旨の答弁をさせていただきました。  そこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 昨年、むだ遣いが多いという御指摘も受けまして、年金事務費の内容は精査させていただきました。そこで、今おっしゃったように、事務局の借料とか公用車の更新費用、それから職員研修費、職員宿舎関係費等の縮減とか、通知書、納付書の発行回数の合理化といった業務方法の改善を行うな...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、一兆三千六百十八億円の災害対策費の中に、今相当細かに見ていただきましたけれども、消防、警察関係等の緊急活動に必要な機材が入っているんですね。警察、山間部の夜間における情報収集活動のための情報収集用車両だとか、それから中越地震の被災地で二次災害等の監視活動を...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十七年度予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  平成十七年度予算につきましては、歳出改革路線を堅持、強化するという方針のもと、従来にも増して、歳出全...全文を見る
01月31日第162回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今郵貯、簡保、国債と財投資金とおっしゃいました。当然そのことを含んでおっしゃっていると思いますが、今財投と郵貯、簡保は制度的には切れております。その上で今、国債のたくさん、多額に発行しているわけですが、二三・六%を郵貯、簡保で持っていただいております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった、かつての資金運用部に全額預け入れる、預託義務がありました。それは平成十九年度までに一応終わるという計画でやっております。  そこで今、ちょっと待ってください、資料を見て正確にお答えいたしますが、二三・六%は財投の分ではなくて、郵貯、簡保...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) お答えする前に、先ほどちょっと数字が見付かりましたんで、二三・六%郵貯、簡保で持っていると申し上げましたが、そのほかに財政融資資金で今持っているのが八・六%でございますので三十、合計しますと、その三つで三二・二%ぐらいになるわけでございます。  それで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大変お答えしにくいことでございまして、現在そういうような状況が起こるとは思っておりませんし、安定した国債消化ができていると思っておりますが、今委員のそのお尋ねのようなことになりますと、要するに国の財政は回っていかないということになりますし、我が国の国債に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その表は池口委員が一生懸命お作りになったものだろうと思います。いや、私ども必ずしもこの表を自分たちで作ったわけではありませんのでそう申し上げました。池口議員が努力して作られたものだと思うんですが、今総理からも御答弁がございましたけれども、何が増えているか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今法律とおっしゃいました。この法律、平成十一年の法律でございますが、第一条にはその趣旨として、現下の著しく停滞した経済活動の回復に資すると、こういうことと、この法律が施行された後の我が国の経済の状況等を見極めつつ抜本的な見直しを行うまでの間と、こういうよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど一部は読んだわけですが、じゃ全部読みますと、この法律は、近年における我が国の経済社会の構造的な変化、国際化の進展等に対応するとともに現下の著しく停滞した経済活動の回復に資する個人及び法人の所得課税(法人の事業税を含む。以下この条において同じ。)の制...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、当時も、社会の構造変化に伴って税体系を見直す必要がある、これはグローバル化とかいろんなことがあると思いますが、人口構成の変化とかいろんなことがあると思いますが、そういうその抜本的な措置を講ずる必要があるけれども、それを当時の、何というんでしょうか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは平成十八年度、来年度ですが、三位一体等の改革の中で所得税から地方住民税に移していくという所得課税の抜本的な改革を行う予定にしております。  したがいまして、本年度は、平成十八年、十七年度において定率減税を縮減するのは二分の一ということにさせて、提...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 非常に委員は狭くこの第一条を解しておられるように聞こえましたが、今申し上げたように、抜本改革は十八年度にやらなきゃならない、三位一体もあって。それに合わせて十七年、それから十八年度は、さっき申しましたように、定率減税はまだ単年度ごとにやりますから十八年度...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは先ほど申し上げましたように、一遍にじゃやりますと影響ももろに出てまいります。もろって、一遍に出てまいりますのでね。ですから私どもは、この今の経済状態を考えますと、段階的に縮小、縮減をやっていった方がいいという判断の下に今回のような案を出さしていただ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ来年度の、平成十八年度ですね、再来年になりますが、平成十八年度の税制についてはこれからの議論でございますけれども、今私どもが中心にして議論をしておりますのは、所得課税から地方住民税へ移していくということを中心に議論をしたいと考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) この点は、幾つか、この定率減税を決めたときの、併せて改正がございました。定率減税が一つであります。それから、所得税の最高限もそのとき落としたわけですね。当時は六五%、所得税と地方住民税でありましたけれども、それは五〇%に持っていこうと。それから、住民税に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私はそのようには、委員のようには考えておりません。  当時の、この条文も読み、当時の国会での御議論全般の状況を考えてみますと、それぞれの改正のねらいというのは必ずしも同じでなかった。定率減税は、明らかに当時の非常に停滞した経済状況の中の緊急の景気対策と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 所得税とおっしゃった、定率減税のところですね。定率減税は、先ほど申しましたように、当時の非常に停滞した状況に対する言わば緊急、非常の措置であったというふうに思います。それに対して、最高税率を引き下げる方は、やはり競争力やグローバル化の観点というものがあり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度の補正予算につきましては、昨年度もそうだったんですが、引き続き経済対策はここには盛り込まないと、そして、災害対策とか、あるいは義務的経費でやむを得ざる追加財政需要があるところの対応に限ろうという方針で編成いたしました。  具体的に申しますと...全文を見る
02月01日第162回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 昨年の大型台風や新潟県中越地震の財政面での対応ですが、今、補正と事業費全体ではどうなるのかとかの御質問でございますが、その前に、十一月末に三百三十四億円の予備費使用を決定いたしまして、応急仮設住宅の設置であるとかそういった緊急に必要な経費を措置いたしまし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、両大臣が詳しくお話しになりましたので付け加えるほどのことはないんですが、私も、兵庫県がああいう災害の体験を基にこういう制度を作られたと、これは地域の実情をお考えになってのことだろうと思います。  他方、今先生が自助と公助だけじゃなしに共助も考えろと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 霜降り和牛個別の件はちょっと、今突然のお尋ねですので私よく把握しておりません。ただ、税関でこの輸入をいたしますときに、食品に関しましては、ここに、私の手元にあるのは海産物だけでございますので、霜降り牛肉が輸入規制物品になっているのかどうかちょっと、一度ま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 万景峰92号の入港の都度、海上保安庁それから入管と合同で入出港時の船内検査を実施しております。それから、新潟港に停泊している最中も警察あるいは海上保安庁と連携を取りながら船を監視しているということで、それから、その万景峰92号で輸出入される貨物あるいは同...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大門委員がおっしゃった認可外の保育所ですね。これ児童、児童の保育をめぐる現状は、都道府県知事によって認可された保育園に入れないで待機児童が現実にいるということですから、認可外を利用せざるを得ない状況がありました。  こういう状況を踏まえまして、今般...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに委員がおっしゃるように、当時の非常に停滞した経済の情勢の中で、まあ家計、やっぱりこの所得税減税でございますから、サラリーマン等の家計を支援して少しでも景気回復に資するという願いといいますか、意図が込められていたと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今も御答弁申し上げましたけれども、平成十一年当時の極度に停滞した経済情勢というものを踏まえてこういう減税をやったわけでございますから、先般からずっと御議論でございますけれども、当時の停滞した経済情勢から見ますと今日は大きく様変わりをしている。例えば、不良...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十七年度予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  平成十七年度予算につきましては、歳出改革路線を堅持、強化するという方針の下、従来にも増して...全文を見る
02月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 財投改革をするまでの財投制度は、委員がおっしゃいましたように、郵貯あるいは年金と密接に結びついた制度でございまして、そこからの預託金を原資として特殊法人などに貸し付けていくという制度でございました。  今委員がおっしゃいましたように、だんだん我が国も発展してまい...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、いろいろな改革に取り組んでやってきたわけですが、デフレは依然として緩やかに進行している、まだおさまっていない。これはやはりどうしても関心を払わざるを得ない一つでございます。  それから、少子高齢化が進んでいく中で、これから日本を支えていく労働力がきちっとあ...全文を見る
○谷垣国務大臣 渡海さんから極めて大事な御指摘があったと思います。今、先進国の中で最も悪い財政状況と言わざるを得ない状態でございますけれども、その中で財政運営をどうしていくか、財政再建をどうしていくか。基本的な考えは、今渡海先生がおっしゃったとおりなんだというふうに思うんですね。...全文を見る
○谷垣国務大臣 財政規律をきちっとしていくというのは、国家運営の一つの基本的な考え方ではないかと私は考えております。財政法の基本的精神もそこにあるんだと思いますが、それを憲法にどう書くかということになりますと、これは今までも、国会の憲法調査会でも、あるいは党の御議論でもいろいろな...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、仙谷委員から民主党予算案のポイントを御説明いただきまして、まず、こういう予算案をつくられまして、これは今までのマニフェストの実現化だと思いますが、予算委員会の議論を活性化しようということには私は敬意を表したいと思います。  ただ、今御説明を受けたばかりですの...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、総理から政府一体になって取り組むという御答弁がございました。  私も、先般の北朝鮮の対応というのは納得のいくものではないと思っておりますので、対話と圧力という方針がございますが、そういう中で、どうすれば納得のいく対応を速やかに促すことができるのか。その際に制...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、私どもの役所でやっております法人企業景気予測調査のを引いておっしゃったわけですね。足元の景況判断は、委員がお引きになりましたように、総理の表現によれば上り坂の中の微調整が見られるのは確かだと思いますけれども、弱含んでいる面が確かにあるんですね。だけれども、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の景気状況の中で安易な増税路線はとるなという御忠告だろうと思います。  それで、最初にアメリカのことをおっしゃいましたが、私、今アメリカのブッシュ大統領がやっておられる増税について言う限りではありませんけれども……(田中(慶)委員「減税だよ、減税」と呼ぶ)減税...全文を見る
02月03日第162回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 今、中塚委員と竹中大臣、それから日銀総裁の間でなかなか私はいい議論をしていただいたと思うんですね。ですから、政府の景気認識は竹中大臣から御答弁がありましたから、私はつけ加えようと思いません。  そこで、今おっしゃったことは、一つ一つ個々のことで言っていただくとや...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十七年度予算における主な私学助成予算の概要ですが、私立大学等の経常費補助が三千二百九十二・五億円と、昨年に比べて三十億円増、それから私立高校の方でございますが、これが千三十三・五億、プラス五億円でございます。  私立学校は、大学生総数からしますと約七五%ぐら...全文を見る
○谷垣国務大臣 政策活動費で受け取ったものを使い残したのであるならば、それは、委員がおっしゃるように、雑所得の問題になります。
○谷垣国務大臣 一つは、これは、私、財務大臣としてお問いかけだと思いますから税の問題としてお答えいたしますと、個別の問題については、守秘義務が課せられておりますのでお答えできません。  一般論として申し上げるならば、これはやはり平生から、徴税の公正公平を確保するためにいろいろな...全文を見る
○谷垣国務大臣 必要なことはいたしております。
○谷垣国務大臣 今原口さんがおっしゃったように、金銭の贈与をした部分は、要するにペイオフを延ばして全額保証したということでありますので、これは返ってこない。残念ながら返ってこないわけですが、そのことが金融秩序あるいは国民の安定に役立ったという面はあったと思います。残る部分、まだ回...全文を見る
02月04日第162回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 今ドイツ、ゼロとおっしゃいましたけれども、私、もう少しそこは不勉強かもしれませんが、私の知る限り、株式の譲渡益課税や、あるいは配当に課税ゼロ……(小泉(俊)委員「ドイツはゼロにしていた」と呼ぶ)ずっとかけていない……(小泉(俊)委員「前は。最近やってきたんです」と...全文を見る
02月07日第162回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 確かに、委員がおっしゃいますように、委員が示されたそのパンフレットの中には具体的な言及はなかったかと思っております。  ただ、今も北側大臣から御答弁がございましたように、平成十六年度の与党税制改正大綱をつくりますときに相当な議論が行われまして、その後にまた、政府...全文を見る
○谷垣国務大臣 あるいは経済財政諮問会議でありますとか、さらに今年度の与党税制調査会の議論を踏まえまして、相当な議論をいたしまして、今回、こういうお願いをすることになりました。  その前提としては、先ほど北側大臣が言われましたように、基礎年金の国庫負担を三分の一から二分の一にど...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、委員がおっしゃいましたように、今郵政民営化を議論しておりますけれども、そのときの共通の関心事は、これだけ大きな金額が公的な部門に回っていくという仕組みが、果たして日本の経済といいますか金融と申しますか、そういう中で妥当なことなんだろうかという問題意識は、常...全文を見る
○谷垣国務大臣 経済財政諮問会議には私自身が出席しております。
○谷垣国務大臣 株価の水準について議論をしたことは、最近は記憶がございません。むしろ、株価につきましては、月例経済報告というのがございまして、そこには日銀総裁もお出になりますし、それから竹中大臣もお出になりまして、それぞれ、そういうマーケットの状況の御報告があり、質疑応答がござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員からこの資料をお配りいただきました。一番低かったのが、二〇〇三年の四月だったと思いますが、七千六百円ぐらいまで下がったのが最低でございまして、今、きょうは一万一千四百円ぐらいだろうと思いますが、推移していると。  それで、確かに、私は、一番初期の経済財政諮問...全文を見る
○谷垣国務大臣 課題がいろいろありますので、一つだけ言えと言われてもなかなか難しゅうございますが、私の所管でいいますと、やはり財政は非常に悪い状況でございますから、二十一世紀持続可能な、これで安心だと言えるものに一歩でも近づけたい、毎日こういう気持ちで仕事をしております。
○谷垣国務大臣 金曜日、予算委員会の御許可をいただきまして、最後、ロンドンに向かわせていただきまして、昨日帰ってまいりました。  どういう国益ということでございますが、G7の場は、いつも議論されますのは、やはりG7が協力をして、世界経済の持続的なあるいは安定的な協調といいますか...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今まで常に私はそう言っているわけですが、為替水準というのはファンダメンタルズを安定的に反映しなきゃいけない、それに背くような急激な振れというものは望ましくないということを前提の上で、ただ、いろいろな世界の不均衡の調整というのは、為替だけに頼ろうというのはや...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは極めて厳しい状況だと思います。
○谷垣国務大臣 私どもは、財政法の精神にのっとって運営していかなきゃいけないと思っておりますし、まず、今委員がおっしゃったような破局的な事態を迎えたときどうするかという前に、やらなければならないことがたくさんあるというふうに考えております。
○谷垣国務大臣 委員ともこの問題は何度も議論をさせていただきまして、あるいは同じことをもうお答えしているかもしれないんですが、やはり大きく言って三つ手法があるんだと思いますね。  一つは、むだな歳出をカットするということですし、それからもう一つは、そうしましても、社会保障等、高...全文を見る
○谷垣国務大臣 消費税に行く前に、今我々が取り組んでおりますのは、三位一体ということで、国の所得税から地方住民税へ税源移譲をするということをやっておりますから、まず、この十七年、十八年は所得課税体系をどうするのかというのが当面の課題でございます。  それで、先ほど、必要な行政サ...全文を見る
○谷垣国務大臣 かつての国鉄職員の場合、これは昭和六十二年に、税務職員として国鉄職員五百九十二名を採用しまして、大部分の職員は現在も在職しておられまして、そのような意味においてはうまくいっているものと承知しておりますが、採用に当たりましては、定員や予算上の措置とか、国税職員に必要...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、別にそういう方向が決まったわけでも何でもありません。  私の私見を申し上げますが、社会保険庁で年金の保険料を徴収する作業と国税を徴収する作業というのはかなり性格が違うものでありますから、そこをどういうふうに埋めていくかという議論は相当きちっと詰めないと、...全文を見る
○谷垣国務大臣 根元受益という考え方は、今回の着工に当たっていろいろな御議論の中で出てきたものだと承知しております。それで、確かにそういう根元受益と言われるようなものが現実に生じるということは、これはもう疑いのないところだろうと思うんです。  そこで、じゃ、これは今まで、払うJ...全文を見る
○谷垣国務大臣 かつて塩川財務大臣のときに、母屋でおかゆをすすっているのに離れですき焼きを食っているのはけしからぬ、こういう御発言がございまして、それで平成十五年の十一月に財政審等で総ざらい的な見直しをいただいて、去年の、去年というかことし、平成十六年度予算で特会の見直しに着手を...全文を見る
○谷垣国務大臣 臨時異例の措置という表現でありますが、定率減税は、委員もよく御承知のとおりに、これをつくったときの法律上の表現は、当時の著しく停滞した経済活動の回復に資する観点から、こう書いてありまして、それから、当時の小渕総理の所信表明では「景気に最大配慮して、」こういう言い方...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、佐々木委員が示されたのは平成十一年度の税調の答申ですね。  それで、この中で、平成十年度の一年限りの特別減税について確かに臨時異例という表現を使っているんですが、これは、税額から世帯人員に応じ一定額を控除するというその減税手法、あるいは、結果として、国際的に...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、先ほどの臨時特例ではないということでありますが、やはり当時の経済事情、私の表現で言えば底が抜けそうな状況ですね。これは、こういう表現をすれば、思い切ったことをやった。それは、私どもも当時、臨時異例の措置だと思っておりました。その表現が後ほどの、先ほど申し上げ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどちょっと、それまでの間じゃないかというのを答弁し忘れましたのでつけ加えさせていただきますが、あるべき税制につきましては、近年のいろいろな逐次の税制改正でも、経済社会の構造変化に対応したいろいろなものを打ち出してきました。個人所得課税についても平成十五年で配偶...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、さっきはまだ法人税率を下げたとか所得税率の最高限を引き下げたということまでは言っていなかったんですけれども、多分、委員のお顔を見たら、そういうことをおっしゃって、全く悪い税制をやると多分おっしゃるだろうなと実は思っておったわけです。  そこで、委員が先取り...全文を見る
○谷垣国務大臣 どなたが最初に言い出されたかは、私、定かに記憶しておりませんが、やはりいろいろな中で議論をしていきまして、こういう形になったんだと思います。
○谷垣国務大臣 どなたが最初に言い出されたかは別としまして、率直に申しますと、私自身、この定率減税を入れましたとき、小渕内閣でございますけれども、当時の大蔵大臣は宮沢大蔵大臣、私、政務次官として宮沢大臣をお支えしておりましたので、これを入れますときに、先ほど、臨時特例、臨時非常と...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやいや、景気がどうなろうと行け行けどんどんだなんというようなことは申しておりません。やはり、よく景気の状況を今後とも見ていく必要があると思いますが、私自身は、基本的にはその辺は大丈夫になってきているという判断のもとに言っているわけです。ただ、やはり景気の情勢は生...全文を見る
02月08日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 この法律案につきましては、国における稲作転換の必要性に顧み、あえて反対いたしません。
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましては、御趣旨を踏まえまして検討いたしたいと存じます。
02月08日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましては御趣旨を踏まえまして検討いたしたいと存じます。
02月10日第162回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○谷垣国務大臣 もう委員は御案内のことでございますが、我が国の財政の現状は極めて厳しいものがございまして、ストックで言いますと、平成十七年度末の公債残高が五百三十八兆円程度に達する、国際的に見ても極めて厳しい状況に置かれている、何とか財政の持続可能性というものをきちっとつくり上げ...全文を見る
○谷垣国務大臣 三位一体の改革につきましては、地方六団体がまとめた改革案を基本的なたたき台として、それを真摯に受けとめまして、地方とも協議を重ねた上で改革の全体像を取りまとめたわけでございますが、その成果は、十七年度予算案にきちっと反映をさせたつもりでおります。  まず、補助金...全文を見る
○谷垣国務大臣 社会保障については、先ほど申しましたように、少子高齢化が進んでいく、どうしても増加圧力があるわけで、なかんずく経済の伸びを大きく上回って給付と負担が増大していくということが見込まれるわけでありますので、これでは持続可能性がない。制度の合理化あるいは効率化というのに...全文を見る
○谷垣国務大臣 政策群とかのモデル事業というようなことで、ニュー・パブリック・マネジメントと言われる手法を取り入れて予算の質を高めていこうということも引き続きことしは努めております。  それで、政策群については、十七年度予算で、数においては、十六年度は十だったんですが、十八にふ...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員が、地域再生プラン、こういうお地元でおつくりになりまして御努力をされていることを高く評価させていただきたいと思いますが、できるだけ財政負担を少なくしながら地域再生の効果を上げていくためにはどうしたらいいかということが、私の立場からすると申し上げざるを得ないわけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員御指摘のように、学校の建物というのは、大規模災害が起こったときの地域の拠点ともなる性格を持っているわけですので、やはりその整備をきちっとやっていくということは大事なことだと思っております。  こういう観点から、小中学校の、文教施設整備関連予算というのは全体...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 今後の財政政策等の基本的な考え方につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において、重ねて所信の一端として今後取り組むべき課題等について申し述べます。委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  財政の現状は、平成十七...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案につきまして御説明...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 萩生田議員にお答えいたします。  まず、三宅島等の被災地域についての税の減免についてお尋ねがございました。  被災地域の円滑な復興を支援するため、さまざまな政策対応がなされておりますが、税制については、所得税について災害減免法の適用がございますほか、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中川議員にお答えいたします。  あるべき所得税改革という御議論がございました。  個人所得課税については、財源調達であるとか、あるいは所得再分配という機能を回復していくことが大事であります。それと同時に、経済社会の構造変化に対応して、広く公平に負担を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 寺田議員にお答えをいたします。  まず、地方交付税の性格についてのお尋ねがございました。  これは、総理からも御答弁があったところでございますが、特定の国税の一定割合を国から地方へ交付するということが法律で定まっておりますので、その意味で固有の財源と...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○谷垣国務大臣 小泉内閣になりましてから、平成十四年度以降の予算で見ますと、いわゆるシーリングで、公共事業関係費についてはマイナス一〇%、マイナス三%、マイナス三%、マイナス三%とやってまいりまして、来年度予算で、平成十七年度でいいますと、仕上がりマイナス三・六%となっております...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、平成十五年の送金規制の緩和について議論をいただいたわけですが、これは平成十二年九月に、報告手続の電子化に合わせて、国際収支統計作成等のために提出を求めている外為法上の各種報告について見直しを行いました。  その結果、報告義務者や、送金などを取り扱う銀行等の関...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから吉田節を伺って、あなたと議論させていただくのも久しぶりだなと楽しみにしていたんですが、駆け足で答弁をさせていただきますと、最初の定率減税の問題ですね。どれだけちゃんと調べてやっているのか、こういうことだと思いますが、これは、平成十一年の導入時、あのときの...全文を見る
○谷垣国務大臣 共済はそれぞれの、国家公務員共済であれば、年金積立金等の運用は国家公務員共済組合連合会が行うという形になっております。
○谷垣国務大臣 いわゆる当時の自自合意ですね。委員は自由党の方からごらんになっていた、相当深くその当時の経緯にかかわっていたと伺っておりますが、私は、当時、大蔵省で政務次官をやっておりまして、政府の中から見ていたという立場でございます。ですから、若干、それぞれのどこにいたかによっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今三点、委員おっしゃいました。  一点目は、私は伺っていて、当時の事情全部つまびらかにしないこともありますけれども、たしか記憶によりますと、当時は、自由党は累進構造を緩和してすべての税率を引き下げるということを主張されていたんだと思うんです。それで、自民党の税制...全文を見る
○谷垣国務大臣 与党の税制改正大綱には「その時々の経済状況に機動的・弾力的に対応する。」という一文が盛り込まれているわけです。私の今の経済の基本認識は前回も申しましたので繰り返しませんが、私のような認識を持ちましても、経済は生き物だから、今後の景気動向については当然注意深く見守っ...全文を見る
○谷垣国務大臣 この文脈は、定率減税を段階的に見直していくということで、ことしは一年目をやったわけです。主として、二年目にどうするかということを念頭に置いて書かれたものではないか、これは個人的な理解ですけれども、私はそういうふうに読んでおります。ですから、その二年目をどうするかに...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど文科大臣からも御答弁がございましたけれども、国立大学の果たしていく機能、高等教育の機会提供という役割を持っていると思います。それから、大学教育を受ける者と受けない者との公平の観点ということもあろうかと思います。それから、私立大学の授業料の水準といった社会経済...全文を見る
○谷垣国務大臣 個々の大学がどうということは申しませんけれども、依然として現在でも私学と国立の差はあろうかと思います。  平成十七年四月以降の国立大学授業料の標準額は、委員がさっきおっしゃいましたように五十三万五千八百円ということでありますが、私学は十六年平均で八十一万七千九百...全文を見る
○谷垣国務大臣 主として、委員は物価の動向とか所得ということで今議論をお立てになって、それも一つの議論の立て方だとは思いますが、私どもはやはり、先ほど申しましたような、総合的に考えておりますが、一つは、私学と国立の格差というものが大きくて、言ってみれば、同世代の者で国立へ行った者...全文を見る
02月16日第162回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○谷垣国務大臣 きょうは、委員から自転車放置問題の御議論があると聞いたのでこのようなネクタイを締めてまいりましたけれども、今委員がおっしゃったような御批判があることは、私もよく承知をしております。他方、自治体が放置自転車の問題をどう解決するか、非常に自治体関係者の頭痛の種である、...全文を見る
02月17日第162回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 委員おっしゃいましたように、三兆のうちおおむね八割、二兆四千億は積み上げができているわけでありまして、あと残された課題については平成十七年中に検討を行って結論を得ていくこととしておりまして、今後国と地方の協議の場などを通じて検討を進めていきたいと考えております。(...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、去年の十一月に政府・与党協議会でまとめたものがございまして、その中で、十七年中に結論を出す項目として、生活保護あるいは児童扶養手当に関する負担金の改革、それから公立文教施設、建設国債対象経費である施設費の取り扱い、その他、こうなって...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、建設国債発行対象経費である公共投資関係の補助金の税源移譲は、私は、なじまない、不適切であるという表現をしております。  どうしてそういうことを申し上げているかといいますと、まず第一に、公共投資は引き続きスリム化が求められている分野であるということがござい...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、ここはまだ意見が一致していないところでございます。  将来、償還財源は税金でやるんだからどこかに税源があるはずだと総務大臣はお答えになりましたけれども、確かに、六十年かけて建設国債、償還することになっております。  しかし、現在のプライマリーバランスも...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもは、財政規律というものは基本的に大事だという考え方を持っております。委員は、多分財政規律よりも地方分権が大事だというお考えを持っておられるんだと思います。そこをどうすり合わせていくかということがございまして、もっと突っ込んで言えば、そのほかの補助金だって、税...全文を見る
○谷垣国務大臣 先に言うと後、麻生大臣に反論されちゃうんじゃないかという気もございますが。  私は、やや刺激的な物言いをしたのかなとも思っておりますが、確かに、地方の単独の経費の一般と投資的経費、公共関係がございますけれども、公共関係なんかは明らかに、後の決算を見ますと、地財計...全文を見る
○谷垣国務大臣 国債の方は私の担当でございますから。  確かに、おっしゃるように、二〇〇一年末三百八十兆、それが五百八十六兆になっておりますのは事実でございます。それは、毎年毎年相当な借金を重ねておりますので、こういうふうになってきているわけですが、ただ、そういう毎年毎年国債を...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから明確に指摘しておくと繰り返し、リフレインをおっしゃっておりますが、小泉内閣発足後、これは発足が平成十三年の四月ですが、それ以降の一般会計税収の推移は、十三年度決算では、さっき御指摘になったと思いますが、四十七・九兆、それが十五年度では四十三・三兆で、確か...全文を見る
○谷垣国務大臣 財務大臣としての立場から申しましても、国の光を観る観光立国、それで二〇一〇年までに一千万人日本に来ていただこうというビジット・ジャパンというのは、大変大事な政策だと思っております。  それで、委員のお尋ねは、そういったことを予算当局としてもしっかりバックアップを...全文を見る
○谷垣国務大臣 国債管理政策を所管する立場から申しますと、今大変な額を郵政に引き受けていただいているわけですから、あすからもう自由にして勝手にやらせてくれよと言われては、私もなかなか責任は持てないわけでございます。  それで、一つは、先ほどから竹中大臣がおっしゃっているように、...全文を見る
○谷垣国務大臣 財投債は、基本的にマーケットで消化をしていただくということでありますから、私は、財投債、やはり必要な部分がこれからもあると思います。  国民生活金融公庫も、零細なところに貸していくというなかなか民間ではできない機能を担っておりますので、それに必要な原資はどこから...全文を見る
○谷垣国務大臣 馬淵委員がおっしゃったように、この国会での議論の中で、塩川大臣が、母屋でおかゆを食べているのに離れですき焼きを食っているのはけしからぬとおっしゃった。これは、一般会計に関しては相当いろいろ議論もして、いろいろ努力も積み重ねてきたけれども、特別会計には必ずしもそうい...全文を見る
○谷垣国務大臣 詳しくは厚生労働大臣から御答弁があると思いますが、委員が御指摘の労働保険特別会計では、雇用保険三事業、これは雇用機会の増大等を図る事業、それから被災労働者の社会復帰の促進を図るという観点から労働福祉事業をやっておりまして、それを運営するために、結果として今おっしゃ...全文を見る
○谷垣国務大臣 特別会計に対するガバナンスを強化していくということは、これは当然やらなければならないと思っております。  今の委員の御議論の中でも、例えば私のしごと館にお触れになりました。委員は奈良一区の御出身ですからすぐ近くでいらっしゃるけれども、私も中選挙区時代、京都の南部...全文を見る
○谷垣国務大臣 国会で、さらにガバナンスを高めようということで国会内で御議論をいただく、私は結構なことだと思います。そのときには、私も精いっぱい御答弁を申し上げたいと思っております。
02月18日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今、江崎委員から御指摘いただきましたように、今年度が終わりますと五百三十八兆の国債発行残高があるということになりまして、これは我が国の一年間のGDPを超える額、先進国の中で比較いたしましても一番劣悪な数字ということになるわけでございます。  したがって、これをこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、野田委員がおっしゃいました、景気は、大企業はかなりいいところもあるけれども中小零細はだめではないかとか、それから、大都会はいいけれども地方はだめだね、あるいは、企業業績はよくなってきても、家計といいますか個人消費というのは余りよくないねという認識を示されまして...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに今おっしゃるように、ブッシュさんの認識、あるいは為替も、G7のことは後でお聞きになるということですから申しませんけれども、いろいろな心配はございます。ただ、そういういろいろな心配の種というのは、二、三年前はもっともっと多かったわけでございますので、そういう時...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと今ひっくり返しましたが、その著しく改善したという文書が見つかりませんでしたので、実は同じく著しくという言葉を使いますが、定率減税は、平成十一年度の税制改正、小渕内閣のときに入れたものですが、当時の著しく停滞した経済活動の回復に資するために個人所得課税の抜本...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは平年化しますと、確かに委員のおっしゃいますように、定率減税、半分もとに戻すわけですけれども、一兆円を超える。十七年度では千八百五十億でございますが。  経済に与える影響はどうかということですけれども、基本的に、先ほど申しましたように、平成十一年当時と比べて...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、確かに全体としては民需中心の緩やかな回復を続けているけれども、経済は生き物であるから、今後の景気動向については注意深く見守っていく必要がある段階だ、そして、そういう経済状況に応じて政策的な対応が必要になった場合には、どこに問題があるかに応じて適切な対応を機...全文を見る
○谷垣国務大臣 基本的には、今、野田さんが御指摘になったように、三位一体の改革で国の所得税を地方住民税に移していこう、個人所得課税を抜本的に見直してそれをやろうということが一番根本のところにあるわけであります。  そこで、では、それはどういうふうにやるかということになるわけです...全文を見る
○谷垣国務大臣 谷垣は関西人だからと野田さんがおっしゃいましたけれども、これは実は関西人としてもなかなか複雑なところがございまして、私は京都、まあ中塚さんも京都に御縁が深いけれども、京都からしますと、本当は関空より伊丹が便利だとかいろいろな問題が実はあるわけです。ただ、そういうの...全文を見る
○谷垣国務大臣 特別会計も多様でございます。やはり大きなものを占めているのは、外為特会とか、あるいは国債を管理している国債の利払いの特会であるとか、こういうものが極めて額的にいえば大きなものを占めておりますが、そういうところは余り今のような問題はないんだろうと思います。  それ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、ちょっともとに話を戻しますが、大きなところは外為とか、そう申しましたけれども、あの後見てみますと、大きなところはやはり社会保障関係でございます。  ここをやはり突っ込んでいこうと思いますと、何というのか、大きな意味での制度改革とか大きな意味での手術という...全文を見る
○谷垣国務大臣 この財務省のいわゆる後年度試算と「改革と展望」の参考資料としての試算の関係というのは、実は、私が財務大臣になりましてこの委員会でも延々と御議論をいただいて、こんなに御議論をいただくんなら、もうどっちかやめにして一本にまとめちゃった方がいいかなと思ったこともありまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃったことは、「改革と展望」の中の本文、本文はどちらかというと委員のおっしゃったようなことで、こういう努力を積み重ねてやっていこうということで書いてございます。その場合でも実際数値がどうなっていくかはいろんな前提のもとで違いますから、そこで竹中さんの...全文を見る
○谷垣国務大臣 根拠規定はまさにさっき田野瀬副大臣が読み上げられた財政法の第九条で、国の財産は、法律に基づく場合を除くほか、適正な対価なくして貸してはいけないと。  そうすると、適正な対価というのは何だということになるわけですね。それで、承諾料を取る慣行のあるところは、取る慣行...全文を見る
○谷垣国務大臣 一つちょっと。さっき、五百二十校というのは、減額により貸し付けしている公立学校五百二十校と申しましたけれども、その学校が、承諾料を取っている地域かどうか、この中にさらに承諾料を取っている地域のものは承諾料をいただいている可能性がありますけれども、これが全部承諾料を...全文を見る
○谷垣国務大臣 平岡委員の、どこまで大丈夫かという御質問に対して、どうお答えしようかなと思っていたんですが、率直に申しまして、それにお答えする能力は私にはございません。  ただ、言えますことは、現在は国債の消化、管理というものがきちっとできているということが一つ。  もう一つ...全文を見る
○谷垣国務大臣 限界という点については、先ほどのように、日銀が日銀の運営から見て受けられるかどうかというのを御判断いただいて、我々がそれはだめだと言って押し返すべきものではないんだというふうに思っております。  それから、ちょっと委員の御質問に正面から答えないかもしれませんけれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員が指摘されますように、確かに、数値を言いますと、日本では四割が郵貯等を含めた政府部門、財投等を含めて、でございますし、日銀が一四・五%、それから市中の金融機関が三七・一%というふうになっておりまして、ここらの数字は、国によっても違いますけれども、大体諸外国、先...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、大体四分の一程度を郵政公社に持っていただいておりまして、こういう言い方が適当かどうかわかりませんが、今国債消化の非常に基本的なインフラの一つになっているというふうに私は表現をしております。  それだけに、仮に民営化ということになりますと、国債市場に不測の影響...全文を見る
○谷垣国務大臣 明治三十七年といいますから、委員のおっしゃったように百一年前でございますけれども、当時日本銀行副総裁であった高橋是清がイギリスで公債募集を行ったわけでございます。何分古い時代の、百年以上前のことでございますので、明確に詳細に御説明できない点がございますけれども、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回のロンドンとニューヨークでやりましたのは、先ほど申しましたように、日本の国債の保有というものがある程度、偏っていると言うと言葉が悪いかもしれませんが、公的部門あるいは国内で消化されているというものが大部分でございまして、国際的に見るとかなり特異な状況になってい...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○谷垣国務大臣 危機管理チームという名前のものはございませんけれども、委員の今の御指摘、私どもの関係でいえば主として国債管理ということになりますけれども、この国債管理については理財局という組織が、いろいろ研究も重ねながら、日々研究をし、そして日々対応をいたしております。
○谷垣国務大臣 平成十七年度人件費は七兆八千八百三十億です。
○谷垣国務大臣 私の申し上げたのは間違っておりませんで、国家公務員の支払いベースは四兆六千五百七十一億です。そのほかに三兆二千二百五十九億、人件費がございます。その中には、私どもの議員歳費であるとか秘書、そういうものも入っているのが七兆でございます。
○谷垣国務大臣 今おっしゃった二兆五千百六十六億、これは、国家公務員にかかる人件費、それに退職手当、国共済負担金等を加えたものがおっしゃった額でございます。
○谷垣国務大臣 公共事業を各省庁別にということですか。  私どもは、いわゆる投資的経費が幾ら、義務的経費が幾らというような形で削減目標をかけて、各省庁にやって予算をつくっているわけですけれども、省庁別にということになりますと、一つ難しいことがありますのは、今我々の取り組んでおり...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは毎年テーマを選びまして、ちょっと今突然のお尋ねでしたので何テーマをことし設けたかをはっきり数字では申し上げられませんが、テーマごとに決めまして、予算を組む前に、現場に入ってチームで調べてきているという作業を繰り返しております。
○谷垣国務大臣 メーカー御出身の方の議論としては極めてよくわかります。  私どものやっております発想は余り違わないと思うんですが、私どものやっておりますのは、それぞれ、さっき申しましたように義務的経費であるかあるいは投資的経費であるかに分けて、それで、それはこれだけ削減してくれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、文学者じゃありませんので、リストラとかけて何と解くと言われても、何をお問いかけなのか。
○谷垣国務大臣 先ほどちょっと私、十分御説明しなかったかもしれませんが、予算、先ほど、経費によって三%削減とかいろいろシーリングをしいて、そこで査定に入るわけですけれども、査定というのは基本的に、不必要な仕事を削れと。仕事量に着目してやっているのが査定でございます。ですから、総額...全文を見る
○谷垣国務大臣 百四十兆の国債がふえたということですね。これはいろいろな要素がございますけれども、平成七、八年ごろからの危機的な金融恐慌、金融秩序の大混乱、それを破局に至るのを防いだという効果はあったと思います。
○谷垣国務大臣 今警察庁長官からお話がありましたような厳しい犯罪情勢でございますので、私どもも、予算をつくる上で、治安機能の充実強化を図っていくということは、安心、安全という上で極めて大事な政治課題だと思っております。  そこで、警察庁の各種施策を初め治安関係施策については、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 警察庁の増員は、平成十七年度は二百人、平成十六年度は六十七人でございますが、二百人といたしました。
○谷垣国務大臣 犯罪の捜査活動に関する経費は、国費による捜査費、それから各都道府県が出している捜査報償費、二種類あるわけですが、御指摘のように、これらについては最近予算額が減少しております。  それで、国費である捜査費について申し上げますと、まず、警察庁による概算要求額自体が減...全文を見る
○谷垣国務大臣 私、今のこの予算が具体的にどういうふうに査定をしてでき上がってきたのか、事前に御通告をいただければ私なりに勉強してまいりましたが、ちょっと今申し上げにくいです。  ただ、できるだけ予算の質を高めていく。ことしこういう予算をつくりました、そしてその実効性あるいは効...全文を見る
○谷垣国務大臣 今まで御議論がありましたように、少子高齢化の中で年金を初めとする社会保障制度を持続可能なものにしていくためにはどうしたらいいか、そのための財源負担をどうしていくかというのは、私は非常に大事な議論だと思っております。  それで、先ほどまさに総理の御答弁は引かれたと...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど与党の中の税の議論だとおっしゃいましたけれども、必ずしも与党、私がちょっと誤解を招く言い方をしたかもしれませんが、閣議決定をしておりますいわゆる骨太の方針二〇〇四の中にも、平成十七年度、平成十八年度で行政サービスのレベルをきちっと見定めて、それはもちろんスリ...全文を見る
○谷垣国務大臣 納税者番号制度自体も、いろいろ検討すべきこと、プライバシーの保護とかいろいろな問題がございます。  それで、委員のおっしゃっておられることは、恐らく、公的年金を一元化していくと、やはり所得の把握、捕捉というものがそれぞれの職業によって違うと、一元化をするといって...全文を見る
02月21日第162回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○谷垣国務大臣 平成十七年度予算におきましても、介護保険制度改革等の構造改革をやろう、そして、社会経済情勢の変化に対応して、今委員からもいろいろお話がございました国民の安心を確保する観点、こういったところから、歳出全体の効率化も図りながら、健康フロンティア戦略であるとか若年者の雇...全文を見る
○谷垣国務大臣 大変大事な御指摘だと思いますが、これは、税の理論だけではなく、社会保障制度をどういうものとして組み立てていくかという、その根幹のところにかかわってくるんじゃないかと思うんですね。  先ほど厚生労働大臣が、我が国の方式はいわゆる社会保険方式でやっていると。その背後...全文を見る
○谷垣国務大臣 これからどうしてもふえていかざるを得ない社会保障の負担をどう公平に国民に負担していただくかという観点から考えると、もう消費税は欠くべからざる大事な税制だと私は思っております。  そこまでは委員と全く問題意識は同じでございますが、他方、消費税というのは我が国の税制...全文を見る
○谷垣国務大臣 我が国の社会保障制度は財源を中心に組み立てられている、それが社会保障制度、いろいろしわ寄せを食わしているんじゃないかという御趣旨だったと思います。  確かに、今急速に少子高齢化が進んでおりますから、どうしても社会保障経費というのは増大せざるを得ない状況にございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、金利のことをおっしゃいました。  金利は独立している日銀の専管事項でございますから、私言いにくいところもございますけれども、ただ、今、日銀がデフレを脱却するために金利のああいう政策をおとりになって一生懸命やっておられる、私はその方向性は間違っていないと思いま...全文を見る
○谷垣国務大臣 二十五年ルールというのは、一応耳にはしております。
○谷垣国務大臣 今お答えするほどはっきり認識はしておりません。
○谷垣国務大臣 いろいろな議論の中でそういう言葉は聞いたことがございますが、にわかにお問いかけのとき、国会で責任を持って御答弁するほどはっきり認識はしておりません。
○谷垣国務大臣 今、古川委員がおっしゃいましたように、あの年金改正の議論の過程で、七つのポイント、これは当時の塩川大臣がそれまでお述べになったことを整理して財政審に示されたものですけれども、今委員がお読みになったように、現行のままでは公的年金制度が維持できない、したがって改革は待...全文を見る
○谷垣国務大臣 今お述べになったことは、年金制度には長寿に対するセーフティーネットという意味合いがある、だけれども、五〇%というこのマクロスライドの目標ですね、下回る事態になった場合には給付と負担を見直すと。先ほど渡辺局長からも御答弁があったわけですが、現役世代の所得の一定割合と...全文を見る
○谷垣国務大臣 当初の財務省の考え方は、必ずしも一定程度を保障するという考え方ではなくて、むしろセーフティーネットというような位置づけだったわけでございますから、若干、当初のこの七つの主張とは違いがあるわけでございます。
○谷垣国務大臣 それは基本的に、マクロ経済スライドということで、経済の全体の動向と合わせて身の丈に合ったものができる、こういうことだからです。
○谷垣国務大臣 そうは申しておりません。私どもの当初の考え方とは違うけれども、マクロ経済スライドということで身の丈に合ったものにしていこうということになったことは評価できると思っております。  それで、それがどういうことになるかは、先ほど厚生労働省の渡辺局長からも御答弁がありま...全文を見る
○谷垣国務大臣 さっき言われたのは五番目のところですよね。五番目のところですが、これは、委員も多分そのことをお触れになったんだと思いますが、余りPRはされていないかもしれませんが、既裁定者もスライド調整の対象にするといったような、過去の期間に対応した年金の抑制も行われているわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 六番目ですね。これは、「例えば、「概念上の拠出建て」」というような書き方になっているわけですけれども、確かに、この概念上の拠出建てという私どもの提案した考え方自体はとられていないのは事実でございます。  ただ、厚生労働省の試算によれば、どの世代においても負担した...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはさっきの中川大臣の答弁と同じでありますけれども、それぞれ、我々はよりよきものにしようといろいろな主張を出しました。いろいろな最後の調整の結果、こういうことになったということであります。
○谷垣国務大臣 この七番目の、高収入者に対して国庫負担を見直すようなことも考えたらどうだという提案を私どもはしたわけでありますが、これについては、率直に申して実現しておりません。  それで、基礎年金国庫負担割合の二分の一への引き上げ問題については、税制上の措置を講じていくという...全文を見る
○谷垣国務大臣 古川さんもさっきから指摘されましたように、私どもの主張が一〇〇%通っているわけではありません。ただ、マクロ経済スライドというものを入れて、これからの日本経済と年金制度を身の丈に合ったものとしていこうという仕組みが入ったというのは、私は極めて大きいものだと思っており...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のおっしゃるように、やはり社会保障を適切な方のところに、必要としている方のところにきちっと届くようにしなきゃならないのは当然のことだろうと思います。その前提として所得把握が必要じゃないかという御意見も私はそのとおりだと思いますし、私どもも、税を扱う立場から、所...全文を見る
○谷垣国務大臣 できないというより、なかなか難しい問題がありますし、特に年金の計算の基礎になるような形でやるとしますと、今までもトーゴーサンピンとかクロヨンとかいろいろなことを言われておりましたけれども、なかなかそこが、公平感を持ってぴしっとできるようにやるのは技術的にも至難なこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それはさらに所得把握の精度を上げていくようないろいろな努力、工夫は必要だと思います。しかし、私どものところもそういう苦労を重ねてまいりましたけれども、できるんですかとお問いかけにあって、一〇〇%できます、やってみせますなんというお答えをすることはできないと思...全文を見る
○谷垣国務大臣 万が一とおっしゃったのが気になりますが、そういう場ができれば、当然、誠心誠意議論をさせていただくということじゃないかと思います。
02月22日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 確かに、今、中川議員がおっしゃったように、地震の被害者救済のための財政支出というのもなかなか理屈の上でも難しいところがあって、そうだとすると、保険という方法をもう少しやりやすいようにすべきじゃないか。特に中川議員のお話は、そうやってやった方がむしろ財政的にも事後的...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、中川委員から寄附税制みたいなものと災害援助のあり方という問題提起がございました。  実は、先ほど予算委員会でも、多分御党の中でそういう議論を活発にやっておられるからだろうと思うんですが、藤田委員からやはりそのような、バンダアチェやスリランカの例を挙げながら御...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはあるいは麻生大臣に本来御答弁いただくべきことかもしれませんけれども、これは私の観点と麻生大臣の観点が違うわけではないと思いますが、地方でできることは地方でというのが総理の表現ですけれども、できるだけ権限を現場に近いところに持っていく。私の観点から見ても、これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、今中川委員が御指摘になったところは、非常に問題点というかポイントなんですね。つまり、補助金を地方に譲渡して税源移譲するとしても一体何と何をやるんだ、その基本的な考え方は何なんだと。これは私が答弁するより、今井副大臣がおられるから今井副大臣に答弁していただく...全文を見る
○谷垣国務大臣 なかなかお答えしにくいお問いかけですが、今までの仕組みを大きく変えようとしているわけですから、ある程度過渡期に少し不協和音が出てくるというのは、これはできるだけ避けなければなりませんけれども、できるだけそれをぎくしゃくしないようにしていくというのは当然考えなきゃい...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府の基本方針は、骨太の二〇〇四の中でも、財政力の弱い団体では税源移譲額が国庫補助負担金の廃止とか縮減に伴って財源措置すべき額に満たない場合がある、だから、これから実態を踏まえながら、地方交付税の算定等を通じて適切に対応するという枠組みを設けた中で私どもは作業をや...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、この間出されたQE、GDP統計、それもお引きになりながら中川委員は今の景気の見方をお示しになりました。もちろん、これからの景気をどう見ていくかということも大きな問題ですが、私は、その前に、要するに、この定率減税を入れたとき、平成十一年ですが、あの当時の経済情勢...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど中川委員との間でも議論をさせていただいたわけですが、この条項、要するに、前提として、先ほど申し上げましたように、景気が雇用所得環境の改善を通じて家計部門に波及する動きが強まっている、それで引き続き民需中心の緩やかな回復があるだろうというのが我々の認識の前提に...全文を見る
○谷垣国務大臣 いやいや、それは、そのときの経済情勢によって機動的、弾力的に対応する、こういうことですから、いろいろなことがあり得るわけです。
○谷垣国務大臣 それは、そのときの状況によって機動的、弾力的というんですから、それはいろいろな可能性があるわけです。  ただ、私は、先ほど中川委員にも御答弁申し上げましたけれども、ここに書かれている主たる含意は、半分縮減をお願いしているわけですね、平成十七年度には。そうすると、...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、佐々木委員は、私はそんなこと言っていないのにそういうふうに鋳型に当てはめる。だから、主たる含意は、平成十八年度の税を議論するとき残りの半分を入れるのには十分景気の動向を見ながら判断をして、だからそれは、そのとき悪ければそのときの判断に影響してくるというのが主...全文を見る
○谷垣国務大臣 佐々木さんは私の答弁をよく理解しておられて、無理にそういう鋳型に当てはめようとしておられるのじゃないかなと思うんですけれども。もともと、だから私は、主たる含意は平成十八年度だと申しましたけれども、では、平成十八年度、あとの半分を入れるか入れないかがすべてではないと...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 稲見議員にお答えいたします。  平成十七年度の地財計画についてお尋ねがございました。  今、麻生総務大臣からも御答弁があったところですが、十七年度の地方財政計画策定過程におきまして、地方財政計画歳出には、投資単独事業を初めとする過大計上が十三年度決算...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○谷垣国務大臣 小泉総理から抱き合い心中しようと言われたかどうかというお話がございましたけれども、どなたが今政権をとられても、あるいはどなたが私のポジションにお立ちになっても、財政の維持可能性を高めて、二十一世紀に持続可能なシステムにしていくというのが我が国の国政の最大課題である...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、二〇一〇年代初頭までにプライマリーバランスを回復するのが我々のとっている目標だということを申し上げました。それから先にも問題があるということを申し上げたのが、まさに今の委員の御指摘でございます、七百兆を超える借金は、プライマリーバランスを回復したから、バラ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、伴野委員から御指摘がありましたように、国会での御議論で塩川前大臣が、離れですき焼きを食っている、母屋でおかゆをすすっているのにという発言をされまして、なかなかユニークな御表現でありましたので、多くの方の関心も引いた。私はこれは非常にいいことだったんじゃないかと...全文を見る
○谷垣国務大臣 藤田さんがわざわざバンダアチェへいらしてこういう調査をしてこられたことに、心から敬意を表したいと思っております。  それで、我が国は、先ほどおっしゃいましたように、一月の一日でしたか、小泉総理から、当面五億ドルを限度とする無償資金、これをプレッジいたしまして、そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 世銀、それからアジア開銀、JBICもやっていたと思いますが、その辺は、我が方は十分連絡をとってやっておりますので、大体そういう報告は承知しております。  さらに、具体的には何なのかということもこれからやっていかなければいけないと思っております。
○谷垣国務大臣 ちょっとその点は、私どもももう少し、せっかく出すわけですから、私どものところにお見えになるのは、確かに、今藤田さんがおっしゃったように、先日もスリランカの財務大臣がおいでになって、非常に我が国の素早い対応には高い評価をしていただいていたわけですけれども、それぞれの...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、今町村大臣からもお答えがありましたように、インドネシアに対する援助については、いろいろ問題点もあったことだと思います。それから、藤田委員が御指摘になったように、あそこは紛争のあるところでありますから、今回のこの機会がむしろそういうものを乗り越えていくものに...全文を見る
○谷垣国務大臣 寄附税制については既に今までいろいろな議論がありまして、例えば、ちょっと今の委員の問題関心とはずれてしまうかもしれませんが、国立大学が独立大学法人になった。それぞれが自分のところの財政的基盤を充実するにはどうしたらいいかというようなことで、やはり寄附税制というもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 短く答弁いたしますが、これは補正予算のときから随分議論の重なっているところでございます。  全体状況としては、今のような御議論も日本でもあろうかと思いますが、地震保険と、それからJAの住宅のあれのと合わせますと、もう三割ぐらいの方が加入しておられるという状況で、...全文を見る
○谷垣国務大臣 三日月さんは滋賀県の御出身で、私と選挙区といいますか県が隣ですから、若い方が出てこられて頑張っておられるのに私も敬意を表したいと思うんですが、先ほど、この定率減税を、取りやすいところから取る悪質な減税だとおっしゃったことは、私は真っ向から違うと申し上げたい……(三...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、この間発表されましたGDP統計、三四半期連続でマイナスになっているのはおっしゃるとおりだと思います。それで、どこがよくないかと見てみますと、一番特徴的なことは、今もおっしゃったんですけれども、貿易がやはり弱含みだということが一つありますね。それから、個人消...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに景気は生き物ですから、そういう今お読みになったところがつけ加わっているということは、私は、景気は生き物だからよく見ていけ、当然そういう趣旨だと思うんですね。ただ、それが今だと三日月さんがおっしゃるのは、私は、先ほど申し上げたような認識ですので、違うと思ってお...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、前半おっしゃったことは、平成十一年のときに、定率減税だけではなくて、法人税の最高税率や所得税の最高税率を下げた、では、一体ならそれもあわせてという多分御趣旨だったわけですね。  その点は、平成十一年の税制改正でも、それぞれ意図した、目的としたところが違ったと...全文を見る
○谷垣国務大臣 我々は、予算をつくり、税制をやりますときに、むだを省くということは徹底的にやってまいりたいと思っております。  その上で、今委員がおっしゃったような問題は、これは政府が関与できることは限られております。やはり議会の中できちっと議論を詰めていただくべきだと私は思い...全文を見る
02月23日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 今、谷口委員が実調率の低下に触れて御意見の開陳がございました。  この実調率の低下は今おっしゃったとおりでありますけれども、私は、低下していくのは必ずしもいいとは思いませんが、一方、重点化して、必要なところをきちっとやろうということもこの中には含まれているとは思...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○谷垣国務大臣 小泉委員の年来の問題意識を今開陳されたものと。今までも何度か議論させていただきました。  私の方も、バブル崩壊後の資金の流れといいますか金の流れについてちょっと私なりに概観させていただきますと、企業部門というのは本来資金の受け手であるはずなんですが、この間、景気...全文を見る
○谷垣国務大臣 公庫の証券化ローンについては予算的な措置もしているわけですが、今御指摘の問題は、今国土交通大臣がおっしゃったように、やはり幾つか検討しなければならない課題がありますので、私たちも研究課題とさせていただきたいと思います。
02月25日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 今、私も、個別の市町村の御努力の姿は十分掌握しているわけではありませんけれども、今の委員のお話からも、委員の一番詳しい愛知県蒲郡を中心に随分努力をしていただいているなと思っております。そういう努力をあちこちで積み重ねていただいているということは、日本全体の国と地方...全文を見る
○谷垣国務大臣 年金事務費のあり方に関しては、昨年のこの委員会でも大変厳しく、また熱心に御議論をいただいたと思っております。  今度の特例措置、先ほども御議論がございましたけれども、特例措置を継続させていただくわけですけれども、これに当たりましては、国庫負担と保険料負担の経費の...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の委員のお考えに対しまして、これは年金の中から事務費を賄おうと税から出そうと、むだ遣いしちゃいけないのは、私はどっちも同じだと思うんですね。年金だからむだ遣いしちゃいかぬ、税だからむだ遣いしていいなんということは絶対にあり得ない。そういう観点から両方を精査して…...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはまだ、私は来年については委員のおっしゃるように明確にお答えすることは残念ながらできません。もう一回、今の制度の立て方、原点に戻れというお話がございましたけれども、私どもも、もちろんそれを踏まえながら、財政の事情や、あるいは年金の運営のあり方をこれからもう少し...全文を見る
○谷垣国務大臣 今鈴木委員がおっしゃった「改革と展望」の参考資料にございます試算、これによりますと、二〇一二年度に国、地方合わせた基礎的財政収支が黒字化するという姿を一つ示しているわけですが、その時点における国の基礎的財政収支は、これは国と地方両方でそういうものを目標にするわけで...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはあくまでいろいろな前提を置いての試算でございますが、内閣府試算によれば、その中での改革が進んでいったケースの方でございますが、二〇一二年度における公債等残高九百四十七兆七千億、対GDP比一四六・九%という試算が出ております。
○谷垣国務大臣 委員がおっしゃったことは、いわゆるプライマリーバランスを回復しても、その先にまだ大きな問題が残っているではないかということをおっしゃったんだと思います。私も、それは全く委員のおっしゃるとおりだと思います。  要するに、プライマリーバランスを回復するということは、...全文を見る
○谷垣国務大臣 利払い費をどういうふうに見ていくかということでございますが、委員は内閣府試算を非常にオプティミスティック過ぎる、楽天的過ぎるというふうに評価なさいました。確かに、あの試算はいわばベストプラクティスといいますか非常にうまくいった姿だと思います。また、内閣府も余り改革...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員から定率減税縮減の前提である景気の見通しについて御見解が示されまして、私としては委員の御見解とは若干違う見解を持っているんですが、今お問いかけは直接そのことではないようですので、それはちょっとおきまして。  平成十六年度税制改正における年金課税の見直し、これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、配偶者特別控除の上乗せ部分の廃止と今回の定率減税の縮減というものをあわせて考えますと、所得が高い層ほど影響が大きくなるんじゃないかというふうに考えておりまして、垂直的公平を損なうということには必ずしもならないのではないかというのが第一点でございます。  ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、鈴木委員がおっしゃったように、三位一体の中の税源移譲、所得税から地方住民税へという形でやろうということで今いろいろ議論をしているわけですが、その基本的な考え方は、政府税調答申やいわゆる骨太の二〇〇四等々に書き込んであるわけです。  個人住民税については、これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今のお話は、もう少し基本に戻って考えますと、これだけ歳入面で、ということは、税で国民にお願いをするからには歳出面に切り込む努力をもっとはっきりさせろ、こういう御趣旨だと思います。  私は、確かに、これだけの税のお願いをするということは、同時に歳出面でもむだなもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、消費税でありますけれども、我が国の財政の一番大きな問題が、少子高齢化等で社会保障を初めとする公的サービスがどうしても拡大していくわけですので、それに対して安定的な財源をどうつくっていくかということが一番大きな課題の一つであることは間違いないところでございまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは特に消費税との関係で申しますと、まだ十分に詰められているところではございませんで、先ほど申しましたように税率等をどうしていくかということもございますし、その前に、まず公共サービスの水準をよく議論しろということでございますけれども、社会保障等の水準をどのぐらい...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も自分の地元がございますので、そういうところの市町村がどういう苦労をしているかというのは時々伺っておりますので、ある程度は承知をしております。それで、確かにそういう指数が相当改善をしてきているわけですね。それで、それに対して、またこれは私が鈴木委員に言うことは釈...全文を見る
○谷垣国務大臣 やはり努力をした者が報われてある程度富を獲得するということは必要だと思いますが、ぬれ手でアワで大もうけをして、そういう人が天下を大きな顔をして横行するような国にはしたくないなと私は思っております。  それで、委員が今御心配になったようなこと、これは、今まで日本は...全文を見る
○谷垣国務大臣 津村さんからお問いかけがございましたけれども、私自身も橋本内閣では科学技術庁長官として内閣の一員でもございました。その後小渕内閣になりまして、宮沢大蔵大臣からついてこいと言われて大蔵政務次官になりまして、中で翻弄されていたというか踊っておりましたので、自分自身でも...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、津村さんは都議選もあるじゃないかとおっしゃいましたけれども、どちらかというと、都議選を前にして余りこういうのを決めたくないという気持ちもあるのではないかと思いますので、都議選でこういうことをやったと言いたいというようなことは、私は余りないというふうに思います。...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、九月、これは政局とか臨時国会がいつあるかとか、みんなありますので、九月のいつの段階かというようなことも、それはちょっとわかりませんけれども、もし秋の早い段階にできてやれば、全くやれないということは、それはないんじゃないかとは思います。  ただ、これは、シ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、定率減税、平成十七年度千八百五十億ですね。それから、十八年度は、一兆六千五百七十二億というふうにおっしゃったんでしょうか。私どもはこれを一兆四千百億円というふうに数えておりまして、内閣府のこれからの試算がございますね、ああいうものも、この一兆四千百という数字...全文を見る
○谷垣国務大臣 内閣府は、税収の試算に当たっては、平成十七年度の税制改正等を織り込んでやっておりますので、定率減税については平成十七年度税制改正において半減するという前提でこの試算を行っているというふうに承知しております。
○谷垣国務大臣 今おっしゃったように、去年七月、今までは国債課というのは一課でやっていたんですが、国債企画課それから国債業務課という二課体制にしまして、定員は五名ふやした。それから、市場分析官をつくりまして、これは民間から市場のことをわかっておられる方に来ていただいたというような...全文を見る
○谷垣国務大臣 去年、定員の五名増等の強化、市場分析官の新設等々行われましたので、平成十七年度においては、それを超えた新規の要望というのは特段やっておりません。  一方、さっきおっしゃったように、多額の国債残高を抱えて、今後も国債の大量発行が続くと見込まれますので、重要な政策課...全文を見る
○谷垣国務大臣 市場分析官はやはり国債市場の動向等の分析をやっていただくわけですし、それから課長補佐は債務管理を担当していただくというポジションですので、やはりそういうことについての専門的な経験、知識ということを基準にして採用したということでございます。  今後はまだどうすると...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃったように、日本国債の海外の保有は四%。これはアメリカなんかは四三%ですが、ドイツも四〇%を超えているということでございますので、これは高い方の国だと思いますが、日本はやはり国際的に見ても非常に低いわけです。  それで、やはりこれから国債保有者を...全文を見る
○谷垣国務大臣 今津村委員おっしゃいましたように、円の国際化というのも長い間随分言われてきまして、かけ声としては随分大きなものがあったわけでございます。  私は、先ほど津村さんがおっしゃいましたように、ちょうどアジア金融危機が起きた直後に、当時の宮沢大蔵大臣にお供して政務次官に...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはもうそもそも論は申し上げませんが、最近、中国、香港も含めますと、日本の貿易相手国としてはもうアメリカを抜くというような状況でございますから、アジアの市場をどうやって、我々も中心となって、いろいろな意味で共生、統合といいますか、を進めていくというのは極めて大事...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、省庁再編あるいは新しい日銀法ができて以来の問題点を指摘される、極めてすぐれた御着眼なんではないかと思って御意見を伺っておりました。  国債管理の立場からいっても、日銀と金融庁と私どもはいろいろな連携が必要ですけれども、さらに大きく申しますと、構造改革という...全文を見る
○谷垣国務大臣 かつて当時の、ちょっと私もこのごろ年をとって人のお名前がすぐ出てこないんですが。日銀も独立性を高められた当時、当時はまだ大蔵省ですけれども、大蔵省と日銀の連携というものは、どちらも新日銀法のもとでどういうスタンスをとるかということをやや戸惑っていた時期もあったよう...全文を見る
○谷垣国務大臣 定期的にということではないんですが、今申し上げたように、経済財政諮問会議というのは、私もこのポジションに来てびっくりしたんですが、もうしょっちゅうあるんですね。ですから、月に何回かはお目にかかる機会があります。ただ、そのときは、要するに二人で会って意見を交換すると...全文を見る
○谷垣国務大臣 今「改革と展望」の参考試算をめぐって非常に細かな分析をされた議論を伺って私も勉強させていただいたわけですが、財政あるいは経済がどういくか、それも相当先のことまで展望しなきゃならないとしますと、実際に仕事をやりますと、変数が多過ぎて、果たしてそれが現実を反映したもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員がおっしゃった財投機関債ですが、財投改革に伴って取り入れられたわけですけれども、これは効果としては、それぞれの財投機関のディスクロージャーを進めるとか、それから業務効率を促進していくといったようなメリットと申しますか、そういった効果があったと思っております。そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 午前中もこれに関しては御議論があったところですが、昨年の御議論を受けて、年金の方から出していただく、保険の会計の方から出していただくものと、税で一般会計から出すものとの仕分けを行って、平成十七年度一年間の特例をまたお願いしたところでございますが、いつまで、どういう...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の段階では何とも明確にお答えはしがたいのでありますが、結局、我が国の財政構造を考えましたときに、大きな要素は、社会保障をどうしていくかということでありますし、その社会保障負担をどういうふうに公平に負担していただく体制をつくるかということがあるわけでございまして、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今吉田委員がおっしゃいましたように、かつては七〇%、それが今三七%まで来ているわけですね。こういう最高税率を下げてきた背景には、一つは、主要な諸外国における所得税の税率構造をフラット化していこうという流れがあったことは背景としてございます。  それと同時に、我が...全文を見る
○谷垣国務大臣 個別の件については、ちょっとお答えを遠慮させていただきたいと思います。
○谷垣国務大臣 この件について私から申し上げるべきことは今ございません。
○谷垣国務大臣 去年の十—十二月期のQE、確かに委員がおっしゃいますように、三四半期連続マイナスという結果が出ているわけでございます。それを、三四半期連続マイナスということは失速ではないかということでありますが、私どもの見方は、確かに、台風の襲来とかあるいは地震もございました。そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今いろいろ詳細におっしゃいまして、全部申し上げるわけにもまいりませんけれども、企業部門について見ますと、日銀短観十二月を見ますと、大企業だけではなく、中堅企業、中小企業いずれも企業収益増加が見込まれている、全体の一五%強の増収見通しだと。それから、設備投資について...全文を見る
○谷垣国務大臣 中国についても委員のいろいろな研究の成果をまとめてお話しいただいて、いろいろ勉強させていただいたわけでございます。私としては、中国もやや過熱の気味があるから、巡航速度にうまく入ってほしい。いろいろな問題があることはあの国の指導者と話をしても感ずるところでございまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員とはたびたびこの問題で議論をさせていただいておりますので、何か同じことの繰り返しになってしまうのではないかと危惧もいたしますが、導入のときの事情についてもこの前議論をさせていただきました。私なりの当時の見方も申し上げまして、当時小沢先生のそばにおられて私どもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 法人に対してどういうインセンティブを出していくか。税の方でいえば、政策減税と申しますか、租税特別措置の中で何か工夫できることはないかということにまずなるんだろうと思うんですが。きょうは実は御党鈴木先生からは法人税をもっと課税すべきではないかというようなことで、また...全文を見る
○谷垣国務大臣 聞いております。
○谷垣国務大臣 今のパラサイトシングルということから、現在の若い方の価値観や若い方をめぐる社会の状況を分析されたわけでございますが、伺っておりまして、私自身も、何十年も前ですけれども、なかなか司法試験に受からなくて親のすねをかじりながら勉強したのは、あれはパラサイトシングルだった...全文を見る
○谷垣国務大臣 配偶者特別控除の改革をしましてそれを少子化対策に使おうというのと、発想としては、委員のおっしゃったのと似たところがあるだろうと思いますし、私ども、さっき申し上げた中で、控除というものは新しい家族のあり方や何かに照らして見直していかなきゃいけないんだけれども、そのと...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、いわゆるパラサイトシングルという世代の人たちが年金にも十分入っていない、それが今後どういう問題を生むかというのは極めてシリアスな問題ですから、我々も十分その対策も考えなきゃいけないのは、そのとおりだと思います。  それから、年金に触れて消費税をおっしゃい...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと手洗いに行っておりまして、恐らく建設国債対象経費について税源移譲を認めるのか認めないのかという御質問だと思います。  それで、これは昨年の三位一体で、政府・与党の合意の中で検討課題に残っているわけでございますが、ここも先ほどの生活保護と同じように、意見が...全文を見る
○谷垣国務大臣 概算要求基準では、義務的経費の増は一・二兆円見込まれていたわけですけれども、公共投資関係は三%減らそう、それから裁量的経費はマイナス二%でいこう、それから社会保障は制度改革二千二百億円を削減していこう、こういう〇・六兆を抑えていこうということで閣議了解をいたしまし...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろ新幹線だとか空港の問題もございましたが、ちょっと簡単にお答えしますと、新幹線の根元受益というのは今回の着工に関するものではありませんで、将来どうしていくかという課題でございますから、今度の着工では考え方を示したというだけでございます。  それで、従来とも...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回の年金財政からの出資金等約四・四兆円で、現在年金住宅融資の財源となっている財投からの借入金を繰り上げ償還するということをやるわけですが、拠出された出資金については今後年金住宅ローン債権として運用されて、顧客からのローンの元本それから利払い、合計で五・八兆円とい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、住宅金融公庫と都市再生機構の今度の見直しについておっしゃいましたけれども、これは財投改革から三年経過したことを受けまして、直近の民間準拠の財務諸表なども参考にしながら財政審でよく精査をしていただいたわけでありますけれども、今回、そういった点検の中で新たに判明し...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだ小泉内閣も、大分たちましたけれども、日々変身している最中でございますので、なかなか評価は難しいんですが、私は、やはり小泉内閣、それぞれどの政権もプラスマイナス、プラスばかりということはあり得ないと思うんですが、小泉内閣の閣僚としてこういうところは今までと違うな...全文を見る
○谷垣国務大臣 余り委員のように勉強していなくて、こういう表を今よく拝見させていただきました。  確かに、家計が随分落ちてきているというふうに感じますし、その中で受取利子が随分落ちているなというふうに思います。それから、雇用者報酬も少しずつ落ちているということになっているのは、...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは全く委員の指摘されるとおりだろうと思います。先ほど過剰雇用であるとか過剰設備であるとか過剰債務だということを申し上げましたけれども、やはりその背後には、今おっしゃったような変化が起きているから、あるところに過剰に雇用があったり過剰に設備があったりということで...全文を見る
○谷垣国務大臣 こういうふうにいろいろ今までのあれをおまとめいただいた委員の労は私は敬意を表しますが、やはりこれは負担増だけを取り上げて議論するのは、私は適当だとは申し上げにくいんですね。  これもこの委員会で、あるいは委員とも何度も議論させていただきましたので、同じことを繰り...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、個人への課税、家計への課税と、それから法人のことを二つおっしゃいまして、一番初めの個人あるいは家計への課税については、確かに委員のおっしゃるように、高齢者といいますか、そういうところの給付というのがふえているのは事実でございます。しかし、これはやはり人口構成の...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、消費税を具体的に進めないとゆがみが生ずるぞという御主張だと思います。私どもも、今、日本の財政を考えますときに、これもるるお答えをしておりますけれども、社会保障というものがどうあるべきか、その負担がどうあるべきかというのは、非常に中心的な課題でありますから...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろおっしゃったので、どこからお答えしたらいいかと思うんですが、まず最初、順序が逆で、消費税から取り組むべきだという御主張です。  それで、地方には消費税が向いているんだとおっしゃって、いみじくも委員がアメリカのようなところでは州ごとに税率が違うということを...全文を見る
○谷垣国務大臣 済みません、ちょっと訂正させていただきます。  私、地方には住民税、所得税が望ましいという中で、言い間違えて消費税が望ましいと一度言ったそうでございますので、後で議事録の訂正をお願いいたします。
○谷垣国務大臣 いろいろな議論がこれはあり得るんだと思います。私の考えもまだ十分成熟したものとは言えないかもしれませんので、今後こういう、この委員会がそれに適しているのかどうかわかりませんけれども、課税自主権を発揮していただくためにはどういう改革が必要かというようなことも私は極め...全文を見る
○谷垣国務大臣 全部蒸し返すと長くなります。一言だけ申し上げますと、今、日本は諸外国と比べましたときに、個人所得課税の水準が一番低い、一番というか、いろいろなところがありますから、全部私調べたわけではありませんけれども、いわゆる先進国の中では最も低い水準にあるということも、これは...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに景気の状況をよく見ろという条項が、条項と申しますか一文が入っているわけでございますから、私どもも、生き物である景気を弾力的に見なきゃならない、それはそのとおりだと思っておりますが、直ちに今おっしゃった見直しをするというわけではないということでございます。
○谷垣国務大臣 それはそうではありませんで、日本では非居住者などによる大口の株式の譲渡益については課税することにしているわけですけれども、組合を通じて投資した場合には事実上課税ができないわけですね、今まで免れてしまっていたわけで。これは私も諸外国全部調べているわけじゃありませんけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 あのときというのは……(中川(正)委員「新生銀行のとき、リップルウッド」と呼ぶ)これは個別の事柄でございますから、守秘義務がございますので、ちょっとこれはお答えはしにくいことでございます。
○谷垣国務大臣 これはなかなか仮定の話としてもお答えはしにくいんですが、いわゆるタックスヘーブンというんでしょうか、それを使った課税逃れ、これはいろいろまちまちで、いろいろな事例がございますので、規模についても一概には申し上げにくいんですが、御参考までに、我が国の法人のタックスヘ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、まず前提で委員はあのときの報復だったんじゃないかとおっしゃるんですが、それが違うのでございまして、組合のときにどうするかというのは、お互い課税当局の共通の悩みであり問題意識だともう一回申し上げたい。  それで、個別のときどうなんだというのは、これは守秘義...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、組合というのはどういう構成員なのか、もちろん個人もいると思いますね、それから法人もあるわけでございます。それと、やはりそれぞれの国籍がどうかということによっても違ってくる面があると思いますので、仮定計算するといっても、そこらがわかりませんと仮定計算もなかな...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、率直に申し上げると、痛くもない腹をお探りいただいているとしか言いようがないわけでございまして、先ほど申し上げたのは、守秘義務との関係でいいますと、そういう法人のどういう人が構成して、どう投資しているかというのは、すべて守秘義務にかかってくるんだと考えており...全文を見る
○谷垣国務大臣 とまりますよとおっしゃられても、まさにどこそこの組合に全体としてどうだ、ファンドでどうだということが、要するに守秘義務、個別の問題でございますから、それをとまるとおっしゃられては、せつないですよ。
○谷垣国務大臣 私どもは、いわゆる金融所得課税の一体化という考え方で進んでいこうとしているわけでございまして、金融商品や所得の種類ごとにまちまちとなっている課税方式を二〇%分離課税で均衡化する、それから、株式譲渡損失との損益通算を認める範囲を一定のもとで金融全般に拡大していこうと...全文を見る
○谷垣国務大臣 ここはまだ委員のおっしゃるようにそのようにきれいに整理したわけではありませんで、金融所得課税というところでまずどういう問題点があるのか、そういうあたりをきちっと整理してやっていこうというところでございます。
○谷垣国務大臣 終わりだと申し上げたわけではなく、まず、とにかく金融所得課税で実務上どういう問題が生じるか、制度的にそれがどういう影響を持つかということをきちっと検討してやっていこうと。そこから先のことはまだ申しておりません。
○谷垣国務大臣 まだそこまで検討が進んでいないのを私個人としてはこう思うと言うのも、今の立場としては言いにくいわけでございまして、勉強の途中でございます。
○谷垣国務大臣 委員がおっしゃいますように、十六年度の実質成長率見込み二・一ということでございます、名目の方は〇・八ですが。これを達成するために必要な一—三月期の伸びは、実質では前期比二・一%、名目では前期比一・一%程度ということでございます。
○谷垣国務大臣 率直に申し上げて、相当飛躍といいますか、頑張らなきゃいけない数字ではないかと思います。
○谷垣国務大臣 政府経済見通し、今委員がおっしゃったようになっているわけですが、十六年度については、先ほども申し上げたように、速報値が出るまであと一四半期あるわけですので、そこは結果を見守る必要があると思いますが、今後についても、これも、きょうも御答弁したところでもございますが、...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろ数字を引いての御議論でございますが、雇用が改善しているといってもパートだけじゃないかという御指摘もありまして、確かに、今までパートタイム労働者の伸びが雇用者数の伸びを支えていたといいますか、そういう面があったことは、これは事実だと思いますが、ここ最近では、...全文を見る
○谷垣国務大臣 この一文は前回も大分佐々木委員とやりとりしたわけでございますが、要は、あのときも申しましたけれども、経済は生き物だから今後の景気動向については注意深く見ていこう、それで、その時々の経済状況に応じて、何か政策的な対応が必要になれば、どこに問題があるかということをきち...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それは先ほど申し上げたとおりでございまして、個人消費ががたっとえらく落ち込んでしまったとか、企業倒産ががたがたがたっとふえてきたとか、それはいろいろなことがあり得ると思いますけれども、ではどのぐらいといっても、なかなかそれは、やはり総合的にきちっとそのときの...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、委員はあえて成長率ということを持ち出されたわけでありますけれども、もちろん成長率の動向というのは、今委員がおっしゃったように、経済全体のある意味では体温といいますか方向性を示すものですから、それは重要な指標ではありますけれども、ただ、やはり経済の流れを見ますと...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは前回もお答えしたと思いますが、前回は、主たる含意はという言い方で申し上げましたけれども、段階的にやる。平成十七年度はこういうのを決めて閣議決定して国会へお出ししております、それでは次は平成十八年度はどうするんだという問題が出てまいりますから、そのときに、では...全文を見る
○谷垣国務大臣 どこを排除するというわけではないんです。ただ、これは十八年一月から実際に動き出すわけですね。そうしますと、では、入ってその影響はどうかということはやはりありますね。ですから、別にどこを排除するというわけじゃなくて、主たる含意は十八年度をどうするかですけれども、そう...全文を見る
○谷垣国務大臣 どこを排除するわけではないとかなり緩やかに申しましたけれども、委員は、この前もそうですが、お詰めになるわけでありまして、要するに、私は、十八年度税制改正のプロセスにおいて議論していただくということは、これは当然あり得ることだろうと思っておりますが、その議論の結果ど...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、三つの分野を佐々木委員は議論されたわけでございますが、個人所得課税の最高税率と法人課税の実効税率の引き下げというのは、これは当時の税調答申でも指摘されておりますように、やはり、国際化の進展、グローバル化といったような構造変化に対応して、我が国が元気を持ってやっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 そういうふうにおっしゃいますと、ちょっと委員の独特のめり張りづけに必ずしも私は同意するわけではございませんけれども、個人所得課税の水準という観点から考えますと、ここに担税力がないとは言えないというふうに思っております。
○谷垣国務大臣 委員のお示しの数字は十分精査ができているわけではありませんが、私どもがちょっと用意したものは、十七年度、これは年度でございますが、十七年度については、税制改革について約〇・六兆程度、社会保険料の見直しについては約〇・五兆程度、合計で約一・一兆円程度、こういうふうに...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと全部はわかりませんけれども、いろいろ計画しているものが入っておりますね。
02月28日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 私も、きょうは吉田委員と議論ができることを楽しみに出てきたわけでありますが。  今、定率減税の縮小、廃止、縮減、こういうような表現を使っておりますが、それは増税そのものではないかというお問いかけでございます。  これはいろいろな観点から言えると思います。確かに...全文を見る
○谷垣国務大臣 今最初に、公務員の数は少ないけれども、特殊法人等入れれば諸外国に比べて遜色ないという表現、突然そういう御議論でございましたので、ちょっと今、手元に数字はございませんけれども、たしか政府の出しておりますものは、特殊法人や何かも加えた数字を出していたんじゃないかと思い...全文を見る
○谷垣国務大臣 定率だけを取り出して、その定率だけの影響がどうなるかというようなことはやってないわけです。  それで、政府経済見通しというのは多分ごらんいただいているだろうと思いますけれども、そこに主要経済指標が入っておりまして、例えば、雇用者の所得というようなことをおっしゃい...全文を見る
○谷垣国務大臣 吉田委員は今、小泉内閣になって三兆何千億とおっしゃいました。いろいろな負担増をお願いしていることも事実でございます。しかし、では、負担増をお願いしなかったらやはり公共サービスも下げなければいけない。だから、結局、影響というものはトータルでないとなかなかはかれない、...全文を見る
○谷垣国務大臣 御指摘のように、与党の大綱の中にはいわゆる弾力条項と言われるものが入っております。この趣旨は、たびたび御答弁も申し上げておりますけれども、経済は生き物だから景気動向については当然注意深く見守っていく必要があるし、その時々いろいろな問題が生じた場合には、どういう政策...全文を見る
○谷垣国務大臣 怖くて出せないとかいうことではなくて、そういう数字は具体的に手元にないわけです。ですから、全体を見て、こういう来年度の経済、十七年度の経済見通しというのをお出ししているわけであります。
○谷垣国務大臣 まだ所得税を、検討していただかなきゃならぬと思っておりますが、税率をどうするかというような具体的な議論に入っているわけではありませんので。今、二けたの税率になったら軽減税率を入れるんだとおっしゃったと言いますが、私は、二けたぐらいになったら、EU等でもそういう議論...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、現段階で複数税率を考えているかというと、全く考えておりません。要するに、何%に消費税をするかという議論までまだできていないんですから、考えようがありません。
○谷垣国務大臣 非課税項目ということであるならば、現在でも、社会保障の分野等々、極めて公共的と申しますか、非常に必要なものに関しては非課税項目を設けております。  ですから、そういうようなことを、例えば今後の情勢の展開によって考えなきゃならないかもしれませんが、ただこれも、非課...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、確かに、消費に負担を求めるという消費税の性格からして、ここはかけるのはおかしいなという一定の分野、それから医療、福祉、教育、こういう社会政策的配慮の必要な部分には非課税ということでやっております。今、できるだけ単純化して議論せよというふうにおっしゃって、私もそ...全文を見る
○谷垣国務大臣 あくまで仮定の話でございますので申し上げにくいんですが、当然そういう議論はあり得るし、起こってくるのではないかというふうに考えております。
○谷垣国務大臣 確かに、委員が先ほど指摘されておりますように、委員もよく私の選挙区のことも御存じでいらっしゃいますけれども、零細な事業者がたくさんいらっしゃるわけですから、そういう方々に、新しい税の制度の仕組みを周知徹底していただく、理解していただくというのはなかなか容易なことで...全文を見る
○谷垣国務大臣 公的部門の不良債権の議論というのは随分今までもございまして、その中には、私どもから見ますとややピントがずれているなというのもございました。例えば、ある一定の政策的必要があって利子補給をしているような公的金融に関して、それが利子補給しているがゆえに全部不良債権である...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに、支払いが滞っているというような意味での不良債権というのはまさに微々たる、微々たると言うのはいけないかもしれません、例えば、それぞれの政府系金融機関で、民間の金融機関と比べた場合のパーセンテージ、民間の金融機関よりも政府系金融機関の方が若干数字はよくなって...全文を見る
○谷垣国務大臣 違っております。竹中大臣がどうおっしゃったのか、私はよく伺ってみなきゃいかぬと思いますけれども、財投機関に関しては相当なことを手入れしておりましたので、そのような御認識は無用であるというふうに考えております。  あと、公的機関という場合の定義もあると思うのですが...全文を見る
○谷垣国務大臣 どなたがどうおっしゃったかということは私は存じませんが、今吉田さん、二百何十兆という規模のをおっしゃったわけですね。(吉田(治)委員「二百六十七兆」と呼ぶ)ええ。これは確かにそういう議論をされる方がおられます。確かに、その方のおっしゃっている数字も二百六十七兆でご...全文を見る
○谷垣国務大臣 当時、私は科学技術庁長官という仕事をしておりまして、直接当時の金融情勢などを見ていたわけではありませんけれども、内閣の一員として、閣議そのほかの議論でも大変な状況を肌身に感ずる立場にあったわけでございます。それを総括するのが大事だという野田委員の御発言、私も全くそ...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、野田委員がおっしゃったように、共通の認識もいろいろあるんだと思います。  そこで、では、どこが私どもの判断と野田委員を初めとする方々の御判断とが違ってくるのかというふうに考えますと、一つは、先ほども申し上げましたけれども、バブルがはじけて以降日本の経済の...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、野田委員がおっしゃるように、定率減税そのものが不良債権処理を直接推し進めるというようなものでなかったことは、これはそのとおりだと思います。というよりも、むしろ、当時の非常に低迷した経済状況の中で、構造改革も進めなきゃならない。そのためには、あのとき所得税の...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、私は、為替に関しては、昨年は随分介入をしたりいたしまして、私自身もある意味でのプレーヤーでございますので、要するに為替の先行きがどういうふうになっていくのかという予想はしないことにしておりまして、そこは御勘弁をいただきたいと思うんです。  ただ、今、アメ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず初めに申し上げておきたいことは、我が国の為替介入というのは、例えば円とドルとの関係を見たときに、このぐらいが限界であるとかこのぐらいが望ましい相場であるとかいって、そちらの方に誘導しようとか、そういう考えでやっているわけではありません。あくまで、これはG7等の...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃいましたように、ニューヨークのWTIというんでしょうか、これも再び上昇に転じて五十ドルを超えている。日本はドバイをあれしているわけですが、ドバイも上がってきているということで、それが日本経済にどういう影響を与えるかということになりますと、かつてに比べます...全文を見る
○谷垣国務大臣 今平岡委員がおっしゃった問題は、二つの側面があると思うんですね。一つは課税の公平性、政治家だけ特別扱いにされているのではないかとかいうような意味での課税の公平性が担保できているかという問題と、それから、そもそも政治活動という公的な活動に使われるべき資金の流れは透明...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは午前中も随分議論させていただいたわけでありますけれども、制度の目的が、事業者の煩瑣な手続をできるだけ省こうという趣旨ででき上がっておりますので、事後的にするとどうしても、過去、この制度には益税ではないかという批判がついてまいりましたけれども、それが回避できな...全文を見る
○谷垣国務大臣 京都議定書も発効いたしましたし、環境対策あるいは環境政策としてなすべきことも非常に負荷がかかっている状況ではないかと思うんですね。  環境税については、大変影響するところが大きい税制でございますので、いろいろ議論を深める必要があるんですが、私これから議論していく...全文を見る
○谷垣国務大臣 関係ない、全体の中で議論しろと言うつもりはございません。まだ詳細に我々の見解を申し上げる段階ではないと思いますが、先ほどちょっと申しましたように、関係するいろいろな制度あるいは税制等との関係をどう整理し、あるいは調和させていくのかというような点は、私どもの観点から...全文を見る
○谷垣国務大臣 決して後ろ向きに考えているわけではありません。ただ、冒頭申しましたけれども、関係するところが非常に大きいわけですので、関係する各方面のいろいろな調整というのもやはりあるのではないかと思っております。決して後ろ向きでいるわけではありません。
○谷垣国務大臣 酒税のあり方というものが、どういうお酒が生産されて、流通して、消費していくかというのにびっくりするほど大きな影響を持っているなと私は思っております。そういうことでありますから、やはり酒税を考えるときでも、できるだけ税の中立性とか公平性というようなものを念頭に置く必...全文を見る
○谷垣国務大臣 私ども、財政も厳しい状況でございますから、全く財政状況というのを無視してやるわけにはなかなかいかないと思いますけれども、しかし、今おっしゃいましたように、消費の動向であるとかその生産を担っている産業のあり方、実情、こういうものをよく見て方向を決めていくということが...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、財政法の規定のように、ややそもそも論になりますけれども、建設国債の場合にはいわばインフラとなって長い間の受益ということにつながるから、それは借金をしても、後の世代に負担をしていただいても建設を進めていこうじゃないかと。しかし、それ以外の借金は、これは本来して...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げたことの繰り返しになるわけですけれども、私は、先ほど申し上げたような理由から、委員にはおしかりを受けるかもしれませんが、税源移譲の対象にはならないというふうに思っております。地方も建設地方債の起債によって税源調達をしているということがございますけれど...全文を見る
○谷垣国務大臣 ことしは平成十七年度分をお願いしておりまして、また平成十八年度の予算をつくるときにどうするかということはきちんと考えて議論をしなきゃいけないと思っているんですが、今いつまでだというふうに平岡先生がおっしゃったのは、これは毎年毎年特例でお願いをするというような姿は、...全文を見る
○谷垣国務大臣 要するに年金事務費の根本的なあり方をどうするかというのは大きな問題でございますから、これからもよく議論を詰めなきゃならないわけですが、特に社会保険庁改革というようなものの帰趨を私どももよく見なければならない、先ほどの御答弁の繰り返しでございますが、そう思っておりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 平岡委員から、まだまだ必要なものであるにもかかわらずこれを縮減していこうなんというのは、政治家として逆の方向を見ているんじゃないかというお問いかけだったと思います。  今、主税局長からも答弁いたしましたけれども、委員には釈迦に説法ですが、これは租税特別措置法、例...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十一年に定率減税を入れたわけでありますが、当時のいわゆる恒久的減税法というので入れたわけですね。先ほども、午前中の議論でも御答弁申し上げたんですが、いろいろなねらいがあったと思います。まさに委員が御指摘になった定率減税の部分は、可処分所得をふやして、冷えた消費...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員は個人消費だけを取り上げておっしゃいましたけれども、先ほど私はやや広げた答弁をいたしましたのは、いろいろなねらいがあって幾つかの制度があのとき取り入れられたということを申し上げたかったわけであります。  今回も、委員の御指摘は恐らく、全体、例えば大企業は好調...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、個人消費をもっと伸ばしていきたいという観点からしますと、さらなる減税という声もあるいはあるのかもしれませんが、今委員は、導入当時から比べてよくなるどころかむしろ悪くなっているというふうな表現をなさいました。  私は、これを判断するときに、確かに、あれから...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはそのときそのときの情勢によってまた違うと思いますが、現在の情勢を見ますと、雇用、業績等は相当よくなってきて、設備投資等もまあまあだし、機械受注のようなものも、先行指標と言われるけれどもかなりいいということを考えますと、それがまず引っ張っていってもらいたい。そ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっとよくその資料を見ていないのでわかりませんが、多分、薄型テレビなんというのをお買いになるのは相当な高額世帯だろうというふうに思います。
○谷垣国務大臣 これは結局、全部二〇%を今まで引いてきたわけですから、要するに、所得税を払っておられる全給与所得者にみんなそれはきくものだと私は思っております。
○谷垣国務大臣 今の、定率減税の縮減だけではなくて、配偶者特別控除の上乗せ部分を廃止するとかいろいろなことがあったのは事実ですね。ただ、それらはまた何に使われているかということもあるわけでございまして、配偶者特別控除でいえば少子化対策にかなりの部分が使われて児童手当のようなものに...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、一つは今おっしゃった部分、それからもう一つは……(古本委員「障害年金」と呼ぶ)それもありますが、もう一つはかなり大きな部分が、要するに交付税に算入されるという面がございます。
○谷垣国務大臣 見合いでやるためにだけではございません。その部分もあるんです。もちろん、その財源をどこから得てくるかというのは大きな政治課題でございましたから、この定率減税をやらないとなかなかできないねという議論はございました。  それから、これは見合いというのとは違うんですが...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それはそれに充てるというのは、充てる財源をどうしようかという議論の中から出てきたことは間違いないことでございますし、今お読み上げになった与党間の合意にもそういう趣旨が書いてあるわけでありますから、それは一つのねらいであったことは間違いありません。
○谷垣国務大臣 それはいろいろなことがありますから、一言で端的に申し上げにくいですけれども、やはり大きなことは、人口のカーブが変わってまいりまして、高齢者がふえていった、支え手が減ってきた、こういうことがやはり大きな根本的な原因の一つだろうと思います。
○谷垣国務大臣 私の理解するところによりますと、いろいろな理由はあると思いますが、一つは年金制度の将来が果たして確実なものだろうか、入っても仕方がない、むしろその金を自分で有利に回した方がいいんじゃないかというようなお考えもあるだろうと思います。それから、やはり年金制度というもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃった中で、確かに子供を育て盛りでなかなか家計も十分に伸びないし苦しいという方々がいらっしゃるのは、よくわかります。ただ、今度の定率減税の縮減自体は、先ほども申しましたけれども、どこにきくかと言うとやや抽象的ですけれども、二〇%減税してきたのを一律に半分に...全文を見る
○谷垣国務大臣 見合いという意味はよくわかりませんが、これを入れました年は、大きく国債発行額を伸ばした年であったと記憶しております。
○谷垣国務大臣 余り単純化して言うわけにはいきませんが、大きな減税が国債発行額の増加につながったという面はあったと思います。もちろん、国債発行額の増加はそれだけではありません。景気対策のための累次の景気対策、財政出動ということもあったと思いますし、景気の悪化による税収減というもの...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今まだ景気状況や何かを見なければわかりませんので、天地神明に誓ってというわけにはなかなかまいりません。  それは、現に、入れなければならない年金であるとか、いろいろな財政需要がありますから、そこをよく見なければ何とも申し上げられませんが、来年も、私は、国...全文を見る
○谷垣国務大臣 持ち上げられた後、どう答弁していいか悩んでおりますけれども。  確かに、委員がおっしゃるように、この定率減税をどうするかというのも、熾烈な賛否があるのは私は承知しております。しかし、その賛否がありながら、やはりやらせていただきたいとお願いしているのは、財政構造を...全文を見る
○谷垣国務大臣 捕捉率を高めていくというのは、国税当局また財務大臣である私の任務だと思います。ただ、これは職業の形態、所得の形態、報酬の形態がさまざまですから、これを全く同じにするというのは、なかなか簡単なことではないと思っております。
○谷垣国務大臣 セットで解決をするということで委員が何をイメージしておられるのかよくわかりませんが、捕捉率を上げていく努力はあらゆる機会を通じてやらなければいけない、こう思っております。
○谷垣国務大臣 今おっしゃったのは、歳出をカットするというのと歳入を図るということをおっしゃいましたけれども、その前に、やはり全体が体力が高まって、日本の体力が高まって、制度を変えて増税や何かを図らなくても税収がふえていくというのがなければ、歳出カットと、歳入を、入るを図るという...全文を見る
○谷垣国務大臣 現実に二分の一に上げていく過程をたどりますから、実際上、その定率減税を縮減した分が入っていく、相当部分が入っていくということは間違いありませんけれども、これを目的税のような形にしているわけではありません。私は、目的税というのは、そのときそのときはそれでいいかもしれ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、先日発表された昨年第四・四半期のQEを引いて、景気がリセッションなんじゃないかというふうにおっしゃいましたけれども、国際的に見ましても、先般、OECDの対日審査というのが発表されましたけれども、我が国は過去十年間で最もよい状況にあるということでございまして、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回の四半期のGDP統計、確かに三四半期連続マイナスということでありますけれども、どこが悪かったかといいますと、一つは輸出が弱含みであるということがあります。それからもう一つは、個人消費等が、これは前々からの課題でありますけれども、余りぱっとしないなということがあ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどからいろいろ御答弁もありましたけれども、私は、今、踊り場というのは竹中大臣のお得意の表現でありますけれども、海外のいろんな動きなんかを見てみますと、ことし後半ぐらいからはかなりまたいろんなよいものが出てくるんじゃないかなという感じがしております。
○谷垣国務大臣 今の外断熱、内断熱というお話は、私も今まで伺ったことがなかったものですから、なるほど、そういうものかと思いまして、まだやれることが相当あるのかなという気もしたわけであります。  他方、我々が子供のころ住んでいたうちは、暖房なんかを考えるよりも、風通しをよくして夏...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員が子供のことをいろいろ考えていろいろ仕事をしておられたことはよく承知しておりますけれども、私もかつて、こういう子供の問題、いろいろ関心を持ち始めたころ、これは大変うかつだったなと思いますのは、要するに、こういう子供の問題は、発展途上国や何かで、非常に健康的にも...全文を見る
○谷垣国務大臣 学校の耐震化は、今おっしゃったように、そこで勉強する子供たちの安全という意味でも極めて大事だと思いますし、それから、大きな災害なんかが起きますと、学校がいろいろな避難の拠点とかそういうのに使われたりしますから、地域の安全、安心という意味からも、非常に意味合いの大き...全文を見る
○谷垣国務大臣 通常、プライマリーバランスの回復で議論されておりますのは、これは国も地方もありますけれども、国の場合で申しますと、国の場合も地方の場合もそうでありますが、一般会計で通常議論されております。
○谷垣国務大臣 ちょっと済みません、失礼いたしました。  国民経済計算、SNAシステムというのがございまして、そこで計算しますときは、SNAの一般政府というような表現で言っておりますが、これは中央政府、地方政府と社会保障基金を足してやっております。この場合には、社会保障関係の特...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはSNAの計算の中では入ってきておりません。
○谷垣国務大臣 確かに、委員が御指摘のように、この数年というか、このしばらくの趨勢は、ユーロが高くなっていったことにあるというふうに考えております。  それで、今委員の御質問は、結局、外貨準備を持って、日本もふえておりますが中国もふえているのが、アメリカに向かわずにユーロに向か...全文を見る
○谷垣国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。  アメリカがどういう形で資金をファイナンスしているのかというのは非常に重要な問題でありまして、その回転がおかしくなってしまいますと、影響は非常に及んでまいります。  それから、ちなみに先ほど私申し上げましたのは、この外貨準備で示...全文を見る
○谷垣国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。その意味で、今度G7で、先ほど日銀総裁も言われましたけれども、私どもも構造改革の努力を約束したわけですけれども、アメリカにも財政規律を求めて、アメリカもそれを了承したというのは意味のあることだったと思っております。
○谷垣国務大臣 今委員のお配りになったこの表を拝見しまして、徴収費一人当たり、国民年金と政管健保、厚生年金、随分違うじゃないかという御指摘がありまして、私も子細には承知しておりませんけれども、やはりそれぞれの年金の制度のあり方から見て、国民年金は御承知のようになかなか不払いが、未...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、今御議論のあった金銭登録機、カワグチ技研から全部随契で入れているではないかというような問題点につきまして、金銭登録機については業者選定も不適切であったのではないかという御指摘もありました。それで、平成十六年度から一般競争入札で購入を行っておりまして、なお、こ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私ども、当然、予算の査定というのはしっかりやらなきゃいけないと思っております。ただ、予算の執行自体は執行官庁の責任でありますから、やはり執行官庁が責任を持ってきちっとやっていただくということが当然の基本だろうと私は思います。
○谷垣国務大臣 それは、確かに予算執行調査という制度も取り入れて逐次やっておりますので、そういうようなものはきちっと反映していかなければならないと思っております。それから、社会保険庁改革というのが今進んでおりますから、その社会保険庁改革というのはさらに加速して頑張っていただかなけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 あるべき税制、非常に広い範囲にわたりますけれども、ごく大きな観点から申しますと、少子高齢化、グローバル化といったような現状に私たちは対応することを迫られているわけですが、そういう状況の中で、国民の安心を確保しながら、どうやったら活力ある経済社会を維持していくことが...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の御認識は私も正しい御認識だというふうに思います。  けさ方、予算委員会の分科会でも同趣旨の御質問がありましたので、私は、近代国会ができますときに結社の自由というのが非常にみずみずしい思想としてあった、それを今に置きかえれば、NPO等がどういうふうに、今委員が...全文を見る
○谷垣国務大臣 佐々木委員とは昨年もこの議論をやらせていただいたような記憶があるわけでございますけれども、平成十六年度税制改正における年金課税の見直し、これは、先ほども答弁がございましたように、世代間、高齢者間の税負担の公平を確保する観点から行ったわけでありますけれども、その際に...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申しましたように、税の変化に伴って保険料に変化が出てくる場合があり得ると御答弁申し上げました。それで、総額としては決まっているということももう一回申し上げますが、その中でふえる方もあれば減る方もあるのかもしれません。  そこで、保険料等をどのような基準で徴...全文を見る
○谷垣国務大臣 その点は先ほども御答弁いたしましたけれども、標準的な年金以下で生活しておられる方々にはそれなりの配慮を含む制度をつくったつもりでございます。  それから、重ねて申し上げますが、これは確かに、それぞれのあれによって若干ふえる方もあれば減る方もあるかもしれませんが、...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○谷垣国務大臣 平成十七年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は八十二兆千八百二十九億円余となっております。  この内訳について申し上げますと、租税及...全文を見る
○谷垣国務大臣 国家公務員共済組合連合会が設置運営しております直営病院、これは国家公務員の生活の安定と福祉の向上に寄与する、それから、あわせて公務の能率的な運営に資する、こういうことで昭和二十二年以来設立されているところでございますが、今後とも、今申し上げたような意義、重要性は変...全文を見る
○谷垣国務大臣 今伺っておりまして、国家公務員共済組合が地域に支持されて、委員がおっしゃったように、大勢の方が署名まで集めてこの病院は必要だと言っていただいているのは、まことにありがたいことだなと思います。  他方、私どもはやはり、今の財政事情で効率化とか合理化とか、こういうよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今NPO法人のことを取り上げておられますけれども、私、小学生のころ初めて憲法というのを教わりましたときに、憲法の中には、委員も御承知のように、結社の自由というのが書いてございますね。それで、これが学校の先生から教わったお話では、やはり結社の自由というのが近代社会を...全文を見る
○谷垣国務大臣 制度の詳細については政府参考人の方が詳しいと思いますが、私、今委員のおっしゃったような問題意識で、私自身も、今の制度はどうなっているんだろうと調べてみたんですが、被災者支援については政府としてもいろいろな施策を講じておりますけれども、寄附金に対する現行税制、これも...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○谷垣国務大臣 今委員が指摘されましたように、確かに、定率減税を入れたときのねらいというのは、一つは当時の停滞した経済状況にどう対応するかということでありましたし、それから所得税体系そのものの見直しが迫られていたわけですけれども、抜本的な所得税改革までの手段としてこういうことをや...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもは、そのときそのときの瞬間風速ももちろん見なきゃいけないわけですけれども、もう一つやはり、流れといいますか、経済全体がどういう方向に向かっているのかというのを見なきゃいけないと思うわけですね。そういう中で、言うなれば政府の中にいる人間として使っておりますのは...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは先ほど御答弁したことでありますけれども、要するに、瞬間風速も見なきゃいけないし、流れも見なきゃいけない。  流れでいいますと、今まで逐次発表されてきたものをいわばずっと見ているということですから、もちろん、速報値が出、確定値が出るごとに若干認識を修正しなが...全文を見る
○谷垣国務大臣 結論から申しますと、デフレを完全に脱却したというふうには思っておりません。まだデフレ、緩やかながらデフレの状況にあると思っております。  これは消費者物価とかいろいろなものの物価関連統計を総合的に見て判断しなければならないわけでありますが、国内企業物価は、素材と...全文を見る
○谷垣国務大臣 デフレは緩やかながら存続しているという状況を前提として考えるわけですけれども、今村越委員がおっしゃいましたように、日銀も、非常に金融政策、私どもと基本的な認識を一緒にしながら力を合わせてやっているわけです。  そういう中で、今委員のおっしゃったことは、結局、ここ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、二〇%、減税を一律にしたわけですね。ですから、要するに給与所得者というか、給与所得に限らないわけですけれども、主として給与所得者、みんな二〇%やっていただいたのを今度半分にするわけですから、そういう意味では、物すごい高額所得者はすぐそれが生活に響くというわ...全文を見る
○谷垣国務大臣 京都議定書も発効いたしましたね。田島委員はお隣の滋賀の御出身でいらっしゃいますが、私も京都選出でございますから、京都と名のついた議定書はやはりそれなりに我々もバックアップをしなきゃならないという気持ちは持っているわけでございます。  ただ、環境税、御承知のような...全文を見る
○谷垣国務大臣 私どもは、今も御議論がありました大綱をどうつくっていくかというのをまず非常に関心を持って見守っております。  その上で、委員がおっしゃったように、道路特定財源を初めとする既存のエネルギー諸税制とどう調整していくかという、これはなかなか、委員も今指摘されていたこと...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○谷垣国務大臣 三位一体の取りまとめに当たっては桝屋委員にも大変な御尽力をいただいたところでありますが、去年の十一月の政府・与党の合意の中で、十七年、十八年で二・八兆円程度補助金改革をやる。そこで、おっしゃったスリム化が四千七百億程度含まれている。これは、平成十七年度予算で見ます...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員がおっしゃるように、平成十八年度に私どもは所得税から地方住民税へという形で三位一体の税源移譲を進めていく、そうなれば当然、国、地方を通じた所得課税全体を見直していかなければならない、それは平成十八年度の大きな課題だと思っております。  そして、定率減税の関係...全文を見る
○谷垣国務大臣 総務大臣とよく協調してやってまいりたいと思っております。
○谷垣国務大臣 今、コンソル債の御議論がございました。これはいろいろな議論があると思いますが、私はやはり、こういうことをいたしますと、財政規律という面では明らかにマイナスの影響があると考えておりまして、財政規律を維持するという観点を第一に考えていきたいと思っております。
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいました地方交付税が地方固有の財源である、それは私もそのとおりだと思っております。  ただ、私が申し上げているのは、いわゆる交付税の機能という中に、もうこれは釈迦に説法ですが、地方の財政力格差を調整する調整機能がある。それと同時に、足らないとき足...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の委員の御認識のように、私は、政治と特に金という問題に関しては、極めて政治家が身を正さなきゃいけないと思っております。  今ビジネスモデルともおっしゃいましたが、私の基本的な考え方は、政治というのは、政治活動自体で収益なり富なり、営利を目的としたものではないわ...全文を見る
○谷垣国務大臣 政治と金のどこに問題点があるのかというのは、人によってとらえ方が違うと思いますが、私さっきお答えしましたのは、政治を金をもうける、利潤を生み出す道具として使ってはならぬ、これが政治活動の基本だと思うんです。だから、人様からいただいた金でやらないと我々は行動できない...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは先ほどから申しておりますように、我々は、やはり私たちを支持してくださる方々から信頼を得なきゃできませんから、それはおっしゃるとおりだと思います。
○谷垣国務大臣 つかみ金とおっしゃいましたけれども、俗に、つかみ金という言葉はしばしば伺いますが、委員がどういう言葉で使っておられるか知りませんが、つかみ金というようなものではございません。  人当庁費と言われておりますのは、経費の中身を申しますと、例えば、机であるとか、いすと...全文を見る
○谷垣国務大臣 十五年度の決算はまだ出ておりません。
○谷垣国務大臣 これは、歳入歳出決算につきましては、財政法の第三十八条第二項の規定によりまして、歳入歳出予算と同一の区分により作成することとされているわけですが……(長妻委員「幾らなの」と呼ぶ)いやいや、まあ聞いてください。歳出決算については組織別及び項別に作成しております。(長...全文を見る
○谷垣国務大臣 この積算の仕方は、平成十一年に調査をいたしまして、そうしてその平成十一年の調査に基づきまして、その後の物価変動その他に合わせて査定をして、毎年行っております。
○谷垣国務大臣 お答えいたします。  先ほど御答弁いたしましたように、人当庁費の単価につきましては、昭和五十年代初めまでは物価動向等踏まえて改定されてきましたけれども、昭和五十三年以降、臨調による財政再建の要請もありまして、原則据え置かれてまいりまして、予算単価が実態から乖離す...全文を見る
03月02日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○谷垣国務大臣 今回の法案の出し方について御意見がございましたけれども、平成十七年度の税制改正では、あるべき税制の構築という共通の趣旨、目的に沿って改革を一体的に講じるということで、改正全体の姿を一本の形で、一本の法案で一覧的に示して、一体として御審議をいただきたい、それが適当だ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、正式な名称を読み上げますと、経済社会の変化等に対応して早急に講ずべき所得税及び法人税の負担軽減措置に関する法律、通称、恒久的減税法と言われるもので対応されております。
○谷垣国務大臣 平岡委員から、わざわざこの一条目は資料にして配っていただいておりますけれども、ここで「現下の著しく停滞した経済活動」と言っておりますのは、当時の経済に対する認識をここに示したものでございますので、現在の認識を示したものではないわけですね。  それで、今回は全体の...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、まだ十九年度も税源移譲の問題があるかもしれないから、十八年度は抜本改正でないとおっしゃったわけですよね。それは、十九年度をどうするか、三位一体をどうするかは、十八年度までのいろいろなことを踏まえて、またその時点で判断するんですから。今までとにかく三兆円というこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 総理が見えているので、余りしゃしゃり出て答弁しちゃいかぬと思って遠慮しているんですが、しかし、その点は今まで配偶者特別控除の上乗せ部分の廃止とか年金税制の見直しとやってまいりましたし、それから、今後の方向としては、個人住民税は所得割をフラット化して、そのかわり所得...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も総理のおっしゃったように、まず歳出を徹底的に見直して抑制していくことが財務大臣としての私の仕事でもある、こういう考えで今やっているわけであります。その上で、しかしながら、ことし、来年にかけて議論をしなければならないことの一つは、やはり社会保障をどうしていくかと...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、あるともないとも言っていない。まだそこまで考えていないと申し上げているんです。
○谷垣国務大臣 そこまで考えていないという……。佐々木さんは、いつもどっちかの鋳型にはめようとなさって、初めから、おまえは黒いぞと言って、真っ黒な顔をしていると言っているんだけれども、それはどうも、まだそこまで考えておりません。
○谷垣国務大臣 ただいまの平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対する修正案及び所得税法等の一部を改正する法律案に対する修正案については、政府としては反対であります。     —————————————
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。     —————————————
03月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○谷垣国務大臣 今、郵政改革と結びつけて財投改革、出口をもっとやるべきだ、多分そういう御議論だと思いますが、平成十三年度に財投改革をやりまして、要するに、入り口と出口を切り離していこう、それで、郵貯への財投の預託義務、従来はもちろん、御承知のとおり全額預託義務でございましたけれど...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、今もちょっと申しましたけれども、特殊法人等整理合理化計画というのをつくって進めておりますので、これに合わせて、財投計画も一層重点化、効率化を図っていかなければならないということであります。
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃったこと、二つあると思うんですが、財政投融資によって財投機関に貸し付けているわけですね。そこは、延滞債権等になって不良債権になっているというのはございません。  問題は、今委員がおっしゃったことのもう一つは、そこからさらに、例えば政府系金融機関で...全文を見る
○谷垣国務大臣 例えば政策金融機関というようなものでそれぞれのリスク管理債権の状況がどうなっているかということを申し上げますと、例えば国際協力銀行をとりますと、いわゆるリスク管理債権の割合は七・〇八%でございます。それから、日本政策投資銀行でいえば三・三〇%、国民生活金融公庫でい...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それは、先ほども申しましたように、財政制度等審議会で、財政投融資分科会というのをつくっていただきまして、座長は大阪大学の本間教授でいらっしゃいますが、特殊法人等が行うすべての財投事業につきまして、民間準拠の財務諸表も参考に総点検をしているところでございます。...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、委員がお引きになったような論文は私どもも当然参照しておりまして、そういう議論があることは私どもも承知しております。  それで、今、委員がお引きになったかどうか、ちょっとはっきり記憶していないんですが、多分、その論文では、財投貸し付けのうち二百六十七兆が不良債...全文を見る
○谷垣国務大臣 従来、郵貯、全額預託義務というのがございまして、財投に流れていたということでございますが、今の委員のお話は、そこにたくさん汚れたものがあるじゃないか、それをきれいにして返してやれ、こういうお話だと思いますが、これは現在、今預託して、財投の方で、財投といいますか財政...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、電源三法の関係で私を名指しでおっしゃいましたので。  電源三法、特会のあり方、私どももよくよく相談をしてまいりたいと思っておりますが、私もかつて原子力委員長も務めさせていただきましたので、原子力発電の重要性は十分認識しているつもりでございます。
○谷垣国務大臣 今総理からも御答弁がございましたように、この数年、義務教育費の国庫補助負担金をめぐりましては、今までのような、どちらかというと中央で基準をつくって、画一的と言うとちょっと言葉は悪いかもしれませんが、統一的にやるよりも、それぞれの地方の自主性とか特色を生かせる方策は...全文を見る
03月03日第162回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今年度予算編成するに当たりましては、歳出改革路線を堅持、強化していくというのが一番基本的な方針でございまして、そういう方針の下で、今御議論がありました三位一体であるとかあるいは社会保障、こういうところも聖域としないで取り組もうということでやりました。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもが財政を何とか立て直さなければということで取り組んでおりますことはもう何度も申し上げているわけでありますが、大きな歳出項目、これを順番に挙げますと、社会保障が一番目。それから、今は国債費、利払い費等ですが、そういうものが膨らんでまいりまして、これが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この点については随分麻生大臣とも議論さしていただきまして、一つの背景には、なかなか、これは麻生大臣に説明していただいた方がいいのかもしれませんが、地方団体もたくさんございますので、要するに、決算等の資料が我々の手元に届くまでにかなり乖離があるわけです。し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) キャンペーンを張るということはございませんが、やはり現実の計画と決算というものはよく照らし合わせなければいけませんし、それから透明化、合理化というものは引き続き図っていく必要があるわけでございまして、そういう形で、やはり先ほど申し上げましたように、地財計...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、北側大臣から御答弁のあったとおりでありますが、私からちょっと金額面を含めて申し上げたいと思います。  要するに、住宅金融公庫についてはもう平成十九年四月に独立行政法人に持っていくと、そしてもう業務を単純化して、民間がやっているようなものはやらないと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 各財投機関の行う事業のチェックの方式は今まで二通りございまして、地方公共団体に関しては、融資対象でいろいろプロジェクトをやっていただいているわけですが、そのプロジェクトごとに実地監査をやってきたという方式を取っておりました。  これに対して、特殊法人等...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 二名、二名は専任でやります。それで、あと十三名は併任でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと今突然のお尋ねですので、具体的な額の資料はございませんが、たしか特会は三十一あったと思います。それから、その総額ということになりますと、これは一般会計と金の出入り等がございまして重複している部分がございますから、純、純その特会というところになりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと細かな数字が入りましたので、特別会計でございますが、純計額でいうと、重複を排除しました純計額でいうと二百五・二兆でございます。  それで、今そこを見ないで何だというおしかりを受けましたけれども、塩川大臣が、母屋でおかゆをすすっているのに離れです...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現状認識は、今、竹中大臣から御答弁がございまして、私も全く同じ認識をしております。  それで、ただ今度、今度の定率減税等を入れるに当たりましては、景気等の影響もよくよく見ていかなければならないということで、一遍にやるということよりも段階的にやるべきでは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもは、金利の動向というのはもちろん非常に関心を持っておりまして、いつもその金利は適切な水準にあってほしいとは思っておりますが、今、だれがそういうことを言ったのか存じませんが、デフレであってほしいなんということは毛頭考えておりません。  今更こんなこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現状では、今おっしゃった郵貯、簡保、恐らく国債保有の今、二〇、二五%、四分の一ぐらいの数字だと思いますが、国債を順調に消化していく、引き受けていただく上での非常に貴重なインフラとなっていることは事実でございます。  ただ、今後、いろんな議論がございます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その辺についてはいろんな議論があると思います。私どももよく研究しておりますが、要するに、簡単に申し上げれば、国債保有者層が一つに固まっておりますと、何か動きがあったとき一方に動いてしまうおそれがあります。他方、国債保有者層が多様化しますと、その辺がバラン...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員から資料を配っていただいておりますが、この御指摘の試算は、財政制度等審議会で建議案を、昨年の建議案を作っていただきますときに、審議の参考としてその審議会の起草検討委員から提出されたものでございまして、高齢化が進展していけば社会保障に係る費用が大きく伸...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 地方については麻生大臣の御所管でございますが、便宜、私の方から申し上げたいと思います。  お尋ねの二〇〇四年度、平成十六年度の末ですね、年度末、この三月末でございますが、国と地方の長期債務残高は七百四十兆というふうに見込まれております。ただ、そして平成...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、平成十七年度末、七百七十四兆、これは国と地方の両方です。両方で七百七十四兆でございます。  それで、今、平成十六年度末の国と地方の長期債務残高が七百四十兆と申し上げましたが、その内訳を申しますと、国が五百七十兆、それから地方が二百三兆。ただ、国...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 済みません、一つ言い間違えましたが、十七年度末の七百七十四兆と、私、七百四十四兆と言い間違えたようでございます。七百七十四兆でございます。済みません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった大江町それから舞鶴は福山先生の選挙区でもございますが、この委員会の中にはあそこにおられる二之湯議員も選挙区でございますし、私、衆議院では私の選挙区でございますので甚だお答えしにくいんでございますが、こういう災害復旧事業の場合、これは岡田中学...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 要するに、この支出先として一番の大宗である保険給付費を代表して書いて表記してあるというのは、私は、先ほど厚労大臣の御説明のとおりで、それはそれでいいんだろうと思います。  問題は、その後、やはりこの予算が何に使われているかというようなことは、これは国会...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員が言われましたように、大体国債の四分の一ぐらいを郵貯、簡保で持っていただいているわけですから、明日からそれ全部民営化せよと言われても私も対応し切れないわけでございまして、やはり移行期というものを適切につくっていただく必要があると思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その点は確かに、今制度設計の最中でございますから、どういう制度設計をして、移行期に具体的にどういう形であって、そうしてどういうふうに我々が運営していくことができるのか、もう少し明らかにならなければ恐らくなるほどと得心はしていただけないかもしれません。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 経済、財政に関与する立場から申しましても、少子化に伴ってこれから日本の活力はどうなっていくんだろう。そういう中で、かつてのように西側だけではなく、中国やインドや、十数億の人口を抱えた国、国がエマージングマーケットとして登場してくる中で、日本はどういうふう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、日本の財政はもう大変悪い状況で、この平成十七年度が終わりましたときに国の借金だけで五百三十八兆ということでございまして、先進国でも一番悪い状況と。何とかこれを克服しなきゃならないという目標が、今、片山委員のおっしゃったプライマリーバランスを回復すると...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務省の方も後年度試算というものを出しておりまして、これはどちらかというと、何もしないでと言うと言葉が悪うございますが、結局、今の仕組みを前提として、そのままいくとこうなるぞといって、これはかなり暗い見通しになっているわけですね。  それで、二つあるの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 内閣府の方は、本体は、「改革と展望」は閣議決定なんです。ただ、委員がおっしゃった試算は参考資料で、付録に付いていると言うといけませんが、参考資料、あくまで参考資料なんです。それで、私たちがお出ししているのは、これは予算審議の参考に、予算委員会に提出をして...全文を見る
03月04日第162回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどからの御議論の三位一体、我々はお金を預かっておりますので、我々の観点からすると乏しい、国も地方も苦しいわけですから、できるだけ切実なところに、うちの町はこれをやると良くなるんだから使おうと、そういう国でこうこうやるよりも、できるだけ切実なところで使...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かにそれは出しているんです。だけれども、先ほど申しましたように、まずスリム化を求められるということがございますし、これをぎりぎり議論してまいりますと、ちょっと建設国債とは外れますけれども、通常の補助金に、補助金をカットして税源を移譲するんだって、結局半...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これ、共済年金抱えておりますところの共通の課題でございますが、今おっしゃった職域加算部分というのが共済年金にはあるわけです。  これは何かといいますと、民間のサラリーマンのいわゆる厚生年金ですね、これは先ほどからのお話のように、基礎年金の一階部分、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、国家公務員共済と、それから地方公務員共済は、財政単位の一元化を進める法律をつくっていただきまして……
○国務大臣(谷垣禎一君) ええ、そうです。それで、それは……
○国務大臣(谷垣禎一君) それは今進んでいるわけであります。  そこから先の更なる被用者年金の一元化という話でございますが、平成十三年の閣議決定で、この統一的な枠組みの形成を図るために、厚生年金保険等との財政単位の一元化も含めて、更なる財政単位の拡大と費用負担の平準化を図るとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国家公務員共済年金では、平成十年度から、翌年度の年金請求対象者、要するに六十歳に到達する組合員などに対して保険者である連合会から各府省の共済組合を通じて事前にお知らせして、請求用紙を郵送するというようなことをやっておるということであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 国家公務員共済も、国民年金、厚生年金のポイント制の導入等をよく踏まえながら検討していきたいと考えております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、椎名委員がおっしゃいましたように、確かに日本の財政の状況はもう良くないんですね。平成十七年度、今審議をお願いしている予算は、一年間で八十二兆一千億、国の一般会計ですね、これでお願いしておりますが、その中で、税金で賄える部分は四十四兆円、あとの残りはい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、小泉総理からおっしゃったように、制度そのものはかなり整えられてきたと思います。西欧と遜色のあるものにはなっていない。だから、総理のおっしゃったような意識の問題もあると思います。  ただ、今後ともこういう方向を推し進めていく必要はあると思っております...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 小池さんがこれからの社会をどういうふうなものとして考えておられるのか私はよく存じませんけれども、やっぱり少子高齢化が進んできてこれから人口が減っていく中で、どうやったら日本社会の活力を維持できるかというのが私は、最も我々、多分共産党といえども共通のテーマ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いやいや、総理に聞いているんじゃない、私はお答えしているんですよ。年金課税や定率減税の見直しによる増収分、この一定額が基礎年金国庫負担の引上げ財源に充てられているんですね。それから、年金給付の総額が年々増加するんですよ。これは一年一兆円以上増えていくんで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに小池委員がおっしゃるように、平成十一年のいわゆる恒久的減税法を入れましたときには──小池さん、私と議論する気おありですか、横見ないでこっち向いてくださいよ、私の顔も。定率減税のほかに所得税減税の最高限や法人税率を下げたことも小池委員のおっしゃるとお...全文を見る
03月07日第162回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、竹中大臣から御答弁のあったとおりでございますが、私どもが出しております後年度試算は、昔から予算委員会の審議の御参考ということで出さしていただいておりまして、内閣府とも手法は随分御指摘のとおり違っているわけですね。  で、昨年の予算委員会でも、竹中大...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、竹中大臣から、「改革と展望」で示された今後の運営の仕方、それからその後を含めた経済財政諮問会議での御議論を御紹介いただきまして、私は基本的にそれを踏まえてやっていくという立場でございますけれども、具体的にもう少し申し上げますと、やっぱり一般会計のうち...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと済みません。済みません。
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと数字を間違っていました。  塩川大臣から引き継いだときに、数字だけはメモを見て言え、それでないと間違えるからと引き継いだんですが、空で言いましたら間違えまして、一般歳出、一般会計のうち社会保障と国債費と地方交付税を足しますと六六・八%でございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今も国土交通大臣から御答弁がありましたように、私の地元も過疎地なもんでございますから、やっぱり公共交通をどう維持していくかというのは地域づくりという面から見ても本当に一番悩みのあるところなんですね。北側大臣おっしゃったように、さりとて乗って利用してくださ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあ、二三・八%を持っていただいている、そのほかに財投資金、このさっきいただいたペーパーで、財政融資資金の中にも郵貯、簡保にこれからお返ししていく部分があるわけですけれども、そういう中もありますので、現実には四分の一は少なくとも郵貯、簡保に持っていただい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) あれですか、長期債務ですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) ネットでいいますと、これは二〇〇五年度でございますが、OECDの統計でありますが、日本が九〇・一%、これ、委員がおっしゃったように、金融資産、持っている金融資産を控除した分であります。アメリカが四五・七%、それからイギリスが三七・八%、ドイツが五七・一%...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員がおっしゃったように、金融資産というものも持っておりますから全体で見ていただかなきゃならないわけです。  我々は、なかなか今のお話は悩みの多いところでございましてね、国債を引き受けていただきますから余り国債、日本の国債はしっかりしているとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、北側大臣が、多分デ・レーケのおっしゃったのは富山県の常願寺川じゃないかと思いますが、おっしゃいました。我が国はそういう面を抱えているのは事実だと思います。  それで、要するに経済を良くしなければ、拡大しなければ、まずそれが最優先事項だろうとおっしゃ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 突然のお尋ねですので十分お答えする準備がないんですが、今後、関係大臣とよくまた調整をさせていただきたいと思います。
03月08日第162回国会 衆議院 本会議 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 古本議員から、四つお問いかけいただきました。  第一は、官民の役割分担と予算編成についてのお尋ねであります。  我が国の財政状況は、平成十七年度末の公債残高が五百三十八兆円程度に達する見込みであるなど、非常に厳しい状況にありますので、簡素で効率的な政...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今後の財政政策等の基本的な考え方につきましては先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において、重ねて所信の一端として、今後取り組むべき課題等について申し述べます。委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  財政の現状は...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど国家公安委員長から御答弁がありましたように、昭和期の間は大体百四十万プラスマイナス二十万ぐらいの刑法認知件数が、最近の一番多かったのは平成十四年でございますが二百八十万を超えたと、そのときは検挙率も二〇%を割ろうとしていたというような危機感がありま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 税源、税源を今五対五に持っていったときどうなるかということの評価でございますが、私は、アプリオリに五対五というのがいいのか、ちょっとさっきの総務大臣とお考えと若干違うんですけれども、といいますのは、根本問題として、国と地方合わせた歳出が今大体約百五十兆だ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員からいただいた資料を拝見いたしますと、私も文部科学省の学生生活調査というのはちょっと見てきたんですが、若干それぞれの世帯の年収は、これは多分総務省の資料をお使いになって、ちょっとそこの取り方がまた違うんだと思いますが、しかしいずれにせよ、特に自宅では...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案につきまして御説明...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 山下議員にお答えいたします。  まず、財政健全化についてのお尋ねですが、我が国財政が非常に厳しい状況にある中で、十七年度予算においては、一般歳出を三年ぶりに前年度の水準以下に抑制する、それから、社会保障関係費それから科学技術振興費を除いたすべての主要経...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平野議員にお答えいたします。  まず、為替介入と外貨準備についてのお尋ねがございました。  我が国の為替介入は、市場の思惑的、無秩序な動きに対応して、相場の行き過ぎを防いで乱高下を抑制するということを目的としているものでございます。  二〇〇三年か...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 私のところも共済組合があるわけで短期給付、付加給付をやっております。今、麻生大臣が私が答弁しようと思っていたこと等ほとんどおっしゃいましたので、同じことを繰り返してもと思いますが、同じ考え方でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 悪いことはおっしゃるとおりでございます。ただ、先ほど厚生労働大臣が御答弁いたしましたように、この場合は労使折半というルール、健康保険組合はそういうことでございますから、それと同水準ということで制度を立てて、そうなっております。また、そうはいいましても、今...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこらはいろいろこれから議論もしていかなければいけないと思いますが、ただ、ただですね、ただ、やはり国家公務員も働いている中で、どういう、何というんでしょうか、健康保険等の適用をしていくかということはやっぱり考えていかなければなりませんので、先ほど厚生労働...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、国の財政は厳しいことはおっしゃるとおり事実でございます。ただ、先ほどから申しましたように、やはりどういうその健康保険の制度をつくっていくかと、公務員の場合もそういうものをつくっていかなければならないと思います。  その場合に、それぞれ一つの健康...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それはしかし、今おっしゃったことは、確かに国民の批判を意識するということはなければならないと思いますが、しかし他方、こうやってそれぞれの組合をつくって運営して、それぞれの組合のやはり状況というものはあると思います。それで、そういう中で制度をつくっていくと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと今日は、政管健保のこの国の投入、財政から入れているのをちょっと十分勉強してきませんでしたので、十分な御答弁をする準備がございませんので、ここは少し勉強させていただいて、また議論をさせていただきたいと思います。
03月10日第162回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 計屋議員にお答えいたします。  まず、中小企業対策費についてのお尋ねですが、平成十七年度予算案では、中小企業対策費として千七百三十億円を計上しております。これは、厳しい財政事情の中で、新事業への挑戦を図る企業への支援や中小企業金融の円滑化、再生支援など...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 御指摘のように、平成十七年度予算におきましては、公債金収入、国の借金、これで約三十四・四兆しているわけですが、そのうち建設国債は約六・二兆円。それに対しまして、特例公債と言われているこの赤い部分ですね、これが約二十八・二兆円ございます。  これは、建設...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員がおっしゃいましたように、少子化あるいは高齢化、それからグローバル化といったような構造変化をこの間に経験してきておりますので、要するに持続可能な財政構造をつくっていく、これはちょっと元に戻りますけれども、どなたもがお考えになりますように入るを量って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど総理がインベスト・ジャパンについてお話しになりました。私どもも全くそういう認識でございますし、一致した認識を持って総理の御指示の下にやっておりまして、昨年、委員も御承知のように、新しく日米新租税条約というのを三十年ぶりに全面改定をいたしました。その...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今イメージの問題をおっしゃいました。実質的には、先ほど申しましたように、海外の投資家も本国で課税される分の、先ほど言ったような恩典といいますか減免がありますので実際上の影響は少ないと思っておりますが、イメージの問題ということになりますと、ちょっと今にわか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員の御提案の国策ファンドをよく勉強させていただきたいと思っておりますが、いろんな、これ今のお話伺いましてもいろんなねらいやいろんなことがあると思いますんで、今すぱっとお答えすることは難しいんですが、先ほどおっしゃった事業再生とか、そういうものに特化して...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十一年にこの定率減税を入れましたとき、この定率減税入れたについては二つあったと思うんです。一つは、当時の非常に低迷した景気状況、何とか底入れをしなきゃいかぬということがございました。それから、やはり所得税については将来見直す必要があるんで、抜本改革を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の峰崎委員の御議論からいきますと、恐らく取るべき道は、平成十一年のときに定率減税だけではなくて所得税の最高限も引き下げたではないかと、法人税率もあのとき引き下げたではないかと、そちらの方をいじらずに定率減税だけをいじるのは本末転倒ではないかという多分御...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そのような統計的なデータはないと思います。やはり全体の中で我々は判断しているわけでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員おっしゃるように、どういう影響があるんだというのは私たちも把握したいと思っておりますけれども、(発言する者あり)いやいや、やんなさいとおっしゃいますが、例えば税率の引下げがそれぞれのその経済主体に、それは個人にどういう意欲を与えたかというのを...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 鈴木委員は、コンクリートから子供へとおっしゃったんですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 人づくりへと。いや、なかなかいいスローガンじゃないかなと思います。それは私どもも、これはコンクリートとおっしゃるのは公共事業を主として指しておられるんだろうと思いますが、私どもも小泉内閣になりましてから、細かな数字は別としまして、公共予算は一〇%、三%、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、荒木委員がおっしゃいましたように、与党大綱で経済状況に機動的・弾力的に対応するという一文を入れていただいておりますが、これは、経済は生き物だと、だから今後の景気動向については注意深く見守っていかなきゃいけないし、また、その時々の経済状況で政策的な対応...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今申しましたように、弾力的ということでありますから、主としてと先ほど私、申し上げたのは、主としてこの条文が、条文というか一文が含んでおります意味はそういうことであろうというふうに申し上げましたけれども、その以前においていろんな数値を見ながら判断すべき場合...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員のおっしゃることは大変重要だと思っております。  今回でも、給与収入が五百万、七百万、それから夫婦子二人世帯を例に取ってお示しいたしましたけれども、今後ともできるだけ分かりやすく説明する、また資料を提示するように努力いたしたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今総理からも御答弁がございましたけれども、平成十七年度の予算編成の方針は、歳出改革路線を堅持、強化するということで、従来にも増して徹底した見直しを行ったつもりでございます。三位一体、あるいは防衛、社会保障、公共事業の見直し、こういったところ、聖域なくやる...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員おっしゃったように、年金事務費、年金のお金から出ていようと保険料から出ていようと税から出ていようと、無駄遣いしてはいけないのは全く同じでございまして、そこはぴしっとやらなきゃいかぬと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 国家公務員共済の宿泊施設は、連合会四十八施設、それから各府省共済組合で三十施設、合計七十八あります。この施設の採算は、平成十五年度営業損益でいいますと、連合会分については、四十八施設中赤字のものは三施設。それから、各府省共済組合の施設については、こっちは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 幾つか統合したり廃止したりはしておりますけれども、更によく勉強して、無駄をしているじゃないかと言われないように努めていきたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、相続税にどういう役割を持たせるかということですね。それで、これもいろんな議論があり得るんだと思いますが、今は政府税調等でいろいろ社会の変化に伴ってどういうふうに考えたらいいのか議論をしていただいておりますが、今の政府税調の議論は、経済も大分ストック...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 要するに、年金を持続可能なものにするためにどうしたらいいのか、税金投入を三分の一から二分の一に持っていこうと、その中で随分いろんな議論を、経済財政諮問会議、さっきから挙げておられますが、その中でも議論をいたしました。  そういう中で、べたで入れるのがい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 何も評論家的に申し上げたつもりはないんです。  今、辻委員がおっしゃいましたように、納税者番号制度は、一つは、できるだけ所得の状況や何かを正確につかんで、公正なあるいは公平な課税を目指すという観点から今まで議論されてきたところでございますし、我々、徴税...全文を見る
03月11日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府においては、最近における内外の経済情勢の変化に対応する等の見地から、関税率等について所要の措置を講ずるほか、税関における水際取り締まりの強...全文を見る
03月11日第162回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 高橋千秋議員にお答えをいたします。  まず、地方六団体が提案している第二期の税源移譲についてのお尋ねがございました。  三位一体改革については、昨年取りまとめた全体像に沿って取り組んでおりまして、所得税から個人住民税への本格的な税源移譲を行います。十...全文を見る
03月11日第162回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 地方の財政的な自立を実現していくために、これは地方だけじゃありません、国もそうですが、受益と負担の関係というのが明確に意識されて、それを住民のチェックを通じて歳出とそれを賄う財源についてきちっといつもやっていくというのが国、地方を問わず私は望ましいことだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特殊法人等の研修施設とか保養所の施設については、委員がおっしゃいましたように、特殊法人等整理合理化計画と、平成十三年閣議決定をしていただいております。その前に平成十二年にも閣議決定があるわけですね。  それで、こういった施設は業務上の必要性や職員の福利...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 郵貯、簡保の三百五十兆の金を民に、官から民に流していくためには、入口ばかり議論しないで出口の財投改革がちゃんとできているのかどうかが大事だと、こういうお尋ねだと思うんですね。  委員のお尋ねのように、平成十三年に、今までの郵貯マネーの全額預託義務、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 日本の財政が非常に悪いと。一方、議員の御質問は、日本の外貨準備、外貨準備とはおっしゃらなかったですけれども、日本の外貨準備、特に日本の外貨準備はアメリカの国債を大量に持っていると。それをもう一回日本に持ってくれば財政再建に大いに資するのではないかと、こう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 突然のお尋ねですので、よく考え詰めたことではないんですが、私どもはまず今進んでいることを前提に予算を組んでおりますので、それがなくなったときどうするかと、どういうふうに執行するのかというところまではまだ十分に答えを持っておりません。
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 小学校のとき、太田道灌と習いました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在、制度設計の最中でございますから、今官房長官から御答弁がありましたように、地方自治体で荒井委員がおっしゃったように反対の声があるというのは、やっぱり自治体の中で本当に利便性のあるサービスを提供しているのはどこかという問題意識があるんだろうと思いますね...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 金融秩序が底が抜けては困るということで、あのとき法律を準備いたしまして資金注入を行ったわけであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) そういうことであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 郵政公社には一般会計から入れたということはありません。
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと今はっきりお答えできる数字がないんですが、二十五兆よりもうちょっとあったような気がするんですが、ちょっと調べてお答えいたします。
○国務大臣(谷垣禎一君) 道路特定財源制度ができたときは、先ほど北側大臣からも御答弁がございましたように、道路そのものを造るということに充てられていた、そういうまた理解で進んできたことはそのとおりだと私も思います。  ただ、現在、道路特定財源制度については、おっしゃったように、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだそこの先のことで私も十分頭の中が整理できているわけではないんですけれども、一つには、道路特定財源制度については、先ほども申し上げましたように、厳しい財政状況の下で負担と受益の関係をいろいろ見据えながら納税者に御理解のいく範囲で使途を広げてきたというの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員おっしゃったことは、道路特定財源として始まってきて、受益と負担と、受益者負担というような概念が大分そのまま素直に取りにくくなったんではないかという御趣旨だと思いますね。それで、私は、この背後に大きな問題として、特定財源制度とか目的税制度というものが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今文科大臣から御答弁がありましたように、中教審で御議論をこれからいただくわけですから、できなかったらどうだなんというのを今言うのは、それこそ私としては申し上げにくいことでありまして、その御議論をよく見守っていくということであろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 若干、麻生大臣の感想とは私の感想は違うんですが、これを拝見させていただいて、やっぱりそのソフト、ハードからソフトへという流れに対して若干乗り遅れたという面は確かにあったんだろうと思います。  それから、やはり地方団体たくさんありますので、地財計画に対す...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、麻生大臣からお話がありましたように、十七年度では投資単独経費七千億縮減すると、一方で一般行政経費単独事業については三千五百億の増額計上ということにしたわけですが、これは要するに、アカウンタビリティーといいますか、中身がだんだん明らかになってこないと徹...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはどれだけ資料が集まってくるかということと関係してまいりますけれども、私どもとしては、できる限り早くその材料を集めてきちっと積算根拠を明らかにして、総務省との間で決着を付けたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員のお出しいただいた資料によりますと、その歳出歳入の差額、今年度は十九・一兆という、そこを地方交付税で埋める。その中に四・三兆というのがございますね。この四・三兆というのは、本来、法定率分で足らないから埋めようという、特例加算と地方債で埋めようというも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、昨年七・八兆を圧縮しろと言ったときは、これはいろんなお受け止め方があって、大変、何というんでしょうか、爆弾を投げ込んだひどいことを言うやつだというようなお受け止め方もあったわけでございますが、結果として今年四・三兆まで減ってきた中で、やはり税収が伸...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 法定率分をどうするかというのはいろいろ議論があるかと思いますが、これは私の地方財政計画に対する見方ということになると思いますが、要するに財源調整機能というものは地方交付税で私はあくまで必要なものと思っておりますが、財源、いわゆる財源保障機能と、足らない部...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 地財計画自体が要らないというようなことを私は考えているわけではありません。まだそこまで視野が行くほど議論が、私自身の議論が進んでいるわけではありませんで、あくまで受益と負担の関係でチェックができるような体制が、地方財政の健全性の上からいっても、国家財政の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がおっしゃるように、何らかの見通しが必要だというのは、私もそれはそうだと思います。したがいまして、去年の政府・与党、三位一体を決めたときの政府・与党の合意、十一月の二十六日ですが、これは中期地方財政ビジョンを作るということを協議しているわけでございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃったことは、要するに、現在でも法定率分というのはあるわけでございますね。それで、それをもう少し増やせという御趣旨に聞こえましたが、それでよろしいでしょうか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった点は、やはり国の財政の現状からいきますと、これだけやはり赤字国債等を発行しているわけでございますから、もう少し物事が整理されて、あるいは税の体系等ももう少し整理をされていきませんと、これだけお渡しするというわけにもなかなか、私は率直に言って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 将来的には今のようなことも議論をしていかなければならないのかなとは思っておりますが、しかし、現時点でお答えせよとおっしゃられますと、先ほど述べたような今の日本の国税の状況をどうしていくかというようなこともございますので、今にわかにお答えするだけの残念なが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平野委員がおっしゃるように、固有財源というような意味合いも何となくはっきりしなくなっているところがあると、それもそのとおりだと思いますし、今、麻生大臣が答弁されたとおりで、私もここに立ってある程度の答弁できるようになるまでにはもう大変時間を掛けていろいろ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国の地方、国と地方の重複分三十四兆円の内容は、交付税特別会計の借入金の地方負担分ということでありますが、これについては国と地方の双方に計上しております。それで、借入主体は国でありますので、この債務残高は国の長期債務に計上しているわけです。  それで、一...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) プロの経済学者でいらっしゃる竹中大臣みたいにはお答えができないと思いますが、私も、今委員がおっしゃいましたように、人口が減ってくるとどちらかというとペシミスティックな見方をされる方が多いんですね。それで、ほっとけば確かに、人口が減ってくるというのは経済成...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題は、政府の中でも経済財政諮問会議やあるいは社会保障の見直しの協議会等でいろいろ議論をしておりまして、持続可能なものにしていくためには何らかの制度改革をしないと持続可能なものにならないだろうという点では私はほとんどコンセンサスはあると思うんです。た...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず最初に、七兆円大増税路線を踏み出してけしからぬとおっしゃいましたけれども、いつ七兆円路線を踏み出したのか根拠も明らかにしないでおっしゃるのは、私はそのままのしを付けてお返しをしたいと思っております。  次に、諫早干拓の件でございますが、仮処分が、仮...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、工事差止めの仮処分がある限りは行わないわけで、行えないのはおっしゃるとおりです。  ただ、これは保全処分で、簡易迅速にやっぱりやるべきものですから、結論が、これは裁判所側が今やっておられるところですから、私があらかじめ結論を右だとか左だとか申し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 保全、保全処分、仮処分の結果がどうなるかは、それは裁判所が今やっておられることだから分かりません。私、予断を持って言うことは差し控えますが、しかし、仮にそういう仮処分が不当であったとしたらどういうことになりますでしょうか。やはり、その間じんぜんと時を送ら...全文を見る
03月15日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○谷垣国務大臣 谷川委員の御質問が大変意表をついた御質問でしたので、しかし、伺っておりまして、大変、現在のいろいろな物事の本質をついた御指摘があったのではなかったかと思っております。  今おっしゃったことの中で、恐らく、これは余り政治家が口に出してはいけないのかもしれませんが、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今谷川委員がおっしゃったグローバリズムとテロの横行、これはどちらも貫徹するのは矛盾したことでもありますが、要するに、グローバリズムがテロを生んでいるという面もあって、切り離せない状況なんじゃないかと思います。  それで、テロ行為を未然に防止するためには、関係機関...全文を見る
○谷垣国務大臣 国際的な相互依存がふえますと、どうしても税関の仕事はふえてまいります。そうしますと、難しい仕事、複雑な仕事もふえる。今までからあった覚せい剤とかあるいは密造品とか、そういうものに加えて、さっきおっしゃったように、爆発物をどうする、テロの対策をどうするというような仕...全文を見る
○谷垣国務大臣 コンプライアンスのすぐれた者に対して迅速かつ予見可能な通関を行うという基本的な考え方、これ自体は、輸出、輸入で差別があるわけではないのですが、しかし、実際の貨物の管理の現状、実情を見てみますと、輸出と輸入とでは相当大きく違いがあると思います。  輸出者は、要する...全文を見る
○谷垣国務大臣 さっき佐々木委員がおっしゃいましたように、消費税の免税点が引き下げになりますと、今までは納税義務がなかったけれども今度納税義務ができたというので、対応に迷われたり苦しまれたりする方というのは出てくると思うんですね。そういう新たに課税事業者になった方々に対してはやは...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。     —————————————
03月15日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今、峰崎さんがおっしゃいますように、諸外国でもいろいろ動きはあったと思うんです。ただ、諸外国の所得税で申しますと、最高税率を見てみますと、アメリカの場合は三五%でございます。それで、これにニューヨーク州であれば七・七%、あるいはニューヨーク市であ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今委員おっしゃいましたように、分離課税の事情とか、いろんなことを総合的に判断しなきゃならないとおっしゃるのはそのとおりだと思います。  それから、今後の方向としては、私どもも、まあ日本は、これは峰崎委員と私と同じように見ているかどうか分かりませ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その点は私どもの今までやってきたことということになると思いますが、所得税に関しては、今まで要するに控除ですね、配偶者控除の特別控除の上乗せ部分を廃止したり、あるいは年金税制の見直しというものを行ってまいりましたけれども、今私どもが申し上げておりますのは、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 竹中大臣を引き合いに出して峰崎委員に詰められますと、私もプロの経済学者でございませんので、実証的なデータあるかって言われると、ちょっとこの間もそう委員に言われて返事に詰まったところがあるわけでございますけれども、しかし、かつてのように七八%とか七六%とか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在の経済情勢を見ますと、これを入れた当時の非常に低迷した状況から比べますと、不良債権処理も進んでまいりましたし、それから企業の有利子負債率もバブル以降最低というところまで来ましたし、企業業績も非常に堅調なところまで戻ってきたというふうに私は思っておりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今、企業が本来投資していく部門が貯蓄過剰な形になり、家計の方がだんだん貯蓄率も下がってくるという現状でございますので、貯蓄・投資バランスが随分変わってきたというふうに思います。  今までは国際的に見てもかなり高い家計の貯蓄率が法人部門や政府部門...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、今委員の御疑問に対してすぱっと答えが出せれば非常に状況がぱっと改善していくと思うんですけれども、委員の問題意識と共通しておりますことは、IT減税とか政策投資減税というものをこれ平成十五年度に先行減税という形で入れましたときに、べたっともう法人税減税...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと私が特区制度にあるいは理解が十分でないのかもしれません。峰崎委員の問題意識に十全にお答えすることができないんですけれども、私の理解では、特区制度というのは、あるところで特区を始めて、支障なくいけばほかのところも全部及ぼせるという制度設計になってお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今より正確に把握できるかということになれば、今より正確に把握できると、だろうと私は思いますが、じゃ完璧になるかというと、それはそうではないと、答えを先に申しますと。  委員にはもう今更申し上げる必要もないことでございますが、納税者番号制度というのは納税...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 峰崎委員に突っ込まれますと、ちょっとそこのところは明瞭に考えてないんですけれども、これは、どういう番号を付けて、どういう取引にというか、制度設計によっても違ってくるところが私はあるのではないかと思います。ですから、日本でこれを仮にやるという議論になったと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 最初の納税者番号との関連で申し上げれば、今どちらかというと政府税調の中の議論は、金融所得課税、金融所得の一体的把握をしていこう、そこにやっていこうということで論じておりますのも、多分一番実効的なのはその辺りだろうという委員の問題意識にかなり共通したところ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、今答えられるような考えはございませんけれども、なるほど委員の問題意識はよく分かりまして、なるほどいろんなインセンティブとも組み合わせながらモラルハザードを防いでいくにはどうしたらいいかと。なるほどそういう問題意識がおありなんだなということはよく理解...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一応、インボイス方式につきましては、昨年の政府税調、昨年の暮れにいただいた政府税調の答申では、「将来、仕入税額控除の際に税額を明記した請求書等の保存を求める「インボイス方式」の採用が検討課題となる。」というふうに指摘されておりますし、それから、欧州諸国の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) よく研究しなきゃならないと申し上げた意味は、一つは、今おっしゃったように、結局、制度の信頼性、透明性を高めていく上で非常に有益であることは間違いないわけでございますが、今も免税事業者、非課税事業者というものがございますので、これを入れますと、課税事業者と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 分かりやすく答弁せよという御注文の最初が何点を付けるかということで、ちょっと戸惑っておりますが、日本の財政の問題点も多岐にわたりますので、どの程度のことができたのかというのはなかなか難しいんでございますが、一つには、一般歳出といいますと、要するに政策経費...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その三つに分けるのはなかなか難しいんですが、先ほど申しましたように、三年ぶりに一般歳出を前年度より圧縮をいたしましたと申し上げましたのは、その意味ではかなり抑制的な予算と申し上げることができるんではないかと思います。しかし、他方、ただ抑制をしたというだけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 非常に難しいお問い掛けでございますが、私が所掌しておりますのは、一つは予算であり、もう一つは税であり、そのほかにも国債、為替の問題であるとか、いろんなことを扱わせていただいておりますが、要するに国の施策を、財務といいますか、そういう観点から見て統括してい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私が、今、財全体から見て国の政治を統括していく、財の立場から統括していくのが私の役目でございますが、非常に財政も厳しい中でございますので、入るを量っていずるを制すというのは、もちろんこれだけでいいと私は思っているわけではありません。全体の体力を高めてもう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 広野委員から大変大事な、一番基礎的な問題を提起していただいたと思っております。  今のお問い掛けに全面的にお答えするのは難しいわけですが、私は、やはりこういう経済閣僚でございますから、経済の方から見ますと、一つは、これから人口が減ってくる、高齢化も進ん...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も、広野委員おっしゃいましたように、日本の魅力の根本は人づくりにある、それはもう全く同感でございます。  それで、三位一体で国庫補助負担金を地方に全部お渡ししていくというようなことが、まだこれは暫定でございまして、これから中教審で議論をしていただくわ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず数字から申し上げますと、財投計画残高の現在でございますが、平成十七年度末の見込みが三百六兆でございます。これがピーク時が四百十七兆八千億でございましたから、ピーク時の七二%というふうに今来ております。  それから、結局どういうふうに変えたかと申しま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 我が国の経済が非常に危機的状況にありました平成九年あるいは平成十年当時と比較してみますと、現在は、不良債権処理あるいは産業再生等の構造改革がかなり進みまして、経済の基礎的体質というのは私は大きく改善してきたというふうに思っております。それから、そのことを...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもは、こういうところで議論をさせていただくときに、プライマリーバランスの回復をしなきゃいけないなんて言うわけですけれども、甚だ分かりにくい言葉でありまして、平たく言えば、要するにそのときいただいた税金でそのときの政策を打とうと、ツケを、だからそうした...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、愛知委員がおっしゃったのは地方公務員の給与あるいは福利厚生の、まあ過剰な福利厚生といったようなことをおっしゃったんじゃないかと思います。  それで、個別の市町村ないし自治体でどうしているかということは、それぞれの自治の立場もございますので財務省とし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そういうことでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、京都議定書の目標達成計画というのが策定に向けて各省庁で議論が進んでいるところですね。それで、その中で環境税というものをどういうものとして位置付けて、その目標達成計画の中でそれを動かしていくのかということをよくよく踏まえて、ということは、要するに、環境...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 環境政策全体の中でどういうふうに位置付けていくかが大事だと申し上げましたけど、それと関連しまして、今委員のおっしゃったエネルギー関係の税制全体の中でどう位置付けていくかというのも関連した非常に重要なテーマだと思います。  それで、エネルギー税制には、ガ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 山口委員から、少子化対策等、子育て等の重要性にかんがみれば「等」の中にくくってしまうのはいかがかという御指摘をいただいたんだと思います。  私がああいう形で表現さしていただきましたのは、社会保障関係費は、もう今更言うまでもございませんが、十七年度予算で...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも山口委員のおっしゃったこと、私、全く賛成でございまして、自助、公助というほかに共助という重要な世界がやっぱりあると。それでまた、この共助も多様だろうと思うんです。  次世代育成に関しても、制度の中に取り込まれたものとしては、例えば男性の子育て参加...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今手元にあります数字で申しますと、平成十四年度の社会保障給付費で申し上げますと、これは総額で八十三・六兆でございますけれども、高齢者関係給付費の割合が六九・九%、五十八・四兆円でございます。これに対して、児童であるとか家庭関係給付費は三・八%、三・二兆円...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、委員がおっしゃった三位一体の改革で去年十一月の政府・与党合意ができたわけですが、その中で、歴史的、地理的、社会的事情等の特殊事情にかんがみ、沖縄等特定地域において講じられている補助制度に係る特例措置については、その趣旨を踏まえ必要な措置を講じると、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 例えろと言うんで、なかなか難しいんだと思いますね。  私は、選挙に出て政治の場に参りましてから、田村さんの直接お答えできるような考え方必ずしもしなくて、要するに国民は納税者であると、それで我々はそれを使う、財務省で予算を組みますときはそれのまあ信託を受...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、小泉政権の前は財務大臣やったことがありませんので正確に比較することはできないんですが、小渕内閣では政務次官をやったことがございます。それから、ほかの内閣で閣僚をやったことがあるわけですが、閣僚の仕事の仕方は全然違ったと、違ってきたと思います。やっぱ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) シミュレーションというのはどこかでやっているのかもしれませんが、私どものやっておりますことは、要するに、現在の税制を前提とすると、今年度は大体景気がこう良くなってきて、今までの懐への入り具合からするとこんなふうになってきているから来年はこれでいけるなと、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 田村さんの問題意識にすぐこたえられるかどうか分かりませんが、橋本内閣のときに省庁再編をやりまして今の体制になっているわけですけれども、私は内閣府という役所はまだ未成熟なところがある役所ではないかと。内閣府の方いたらしかられますけれども、率直に申し上げます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務省で、恐らく、ちょっと後、違っていたら役所に訂正してもらいますが、役所でそこのところの具体的なシミュレーションはしていないと、いないんじゃないかと私は思います。違ったら指摘してくださいね。  それで、ただ、やはり金利は確かに今非常に低いですから、い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、定率減税、所得税の抜本改革の前に定率減税の縮減に取り組んだのはなぜかということでございます。  これも先ほど一部は峰崎委員の御質問でも申し上げたところでございますが、恒久的減税法というものが小渕内閣のときできましてから、やはり将来、所得課税、所得...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山下委員おっしゃいましたように、我が国は大量の国債を抱えておりますし、プライマリーバランスを回復しても、回復する努力を続けても、引き続き借換債等で大量の国債発行をしなければならないというのが現状でございます。  特に、山下委員が御指摘になりましたよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今朝ほどからもうずっと議論をさせていただいたわけですけれども、定率減税の縮減につきましては、あの当時の、入れた当時の経済状況から相当立ち直ってきたということと、それから、三位一体との関係で、所得課税全体、地方税、国税、両方の所得課税を抜本的に見直さなけれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今、西田委員がおっしゃいますように、所得税というのは極めて基本的な税制でございますから、我が国の所得課税の水準というのは世界でも随分低い方になっておりますので、基幹税として十分な税を集めてくる力、それから所得税には累進税率などが入れられますので所...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) このいわゆる停止条項というのは、もう委員がおっしゃったように、経済というのは生き物であるから、今後の景気動向についてはもう決めたら馬車馬のごとく突っ走るというようなものであってはいけないねと。そのときそのときの経済状況を見て、一体政策的に何が必要かという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これもお答えしにくいんですが、要するにそれも実は、今三期連続とおっしゃいましたけれども、この間の九―十二月のQEの見直しの版が出ましたけれども、あれはちょっとプラスになっておりまして、非常にデリケートなところを行っているわけですね。だから、その数字の質に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 西田委員の問題意識にうまくお答えできるかどうか分かりませんが、予算を組むのにやはり成長ということを考えないと、何だか財政再建だ財政再建だと言って、言ってみればどんどんどんどん身の丈が縮んじゃうようなことをやったって仕方ないだろうと、一つおっしゃったんだと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特殊法人改革、委員がおっしゃいますように、非常に大きなテーマでございまして、かなりこの間進めてまいりました。それは、平成十三年度に財投制度を改革いたしまして、基本的に郵貯、簡保、郵貯資金等が全額預託義務だったと、これを切り離して財投債又は財投機関債で市場...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 外為特会が保有する外貨資産の平成十六年度末時点における累積の評価損ですが、十一兆、十一・四兆ということであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の点はちょっと定量的に申し上げるのは難しいわけで、そういうお答えをする前に定量的にお答えできるのを申し上げますと、外為特会の累積運用益というのが平成十五年末時点で約三十・二兆と、これは金利差がございますので、運用してそれだけ運用益があるということでござ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはG7等のコミュニケでも度々確認をされておりますけれども、為替は経済のファンダメンタルズを安定的に反映すべきものである、そして過度の変動や思惑的な動きは好ましくないということでG7諸国一致しておりまして、私どももそういう認識の下に、為替介入等する場合...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 納税者番号制度は議論すべき論点がたくさんあると思うんですね。基本的には、委員がおっしゃいましたように、徴税の適正あるいは公平、こういうことを目的とする。我々、税を集めて、いただく側からすれば、どれだけそれが効率的にできるかという視点があると思います。ただ...全文を見る
03月16日第162回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、岸さんから、ピーク時は三兆七千億ぐらいあったのが、今二兆九千億の農林水産関係予算であると。私、それいつごろのことかなと、ピーク時はですね。そうしましたら昭和五十七年ということで、この当時、私、そこまで調べてないんですけれども、一般会計は多分五十兆行く...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 前田委員がおっしゃいましたように、やはり医療費の増嵩というのは私どもの悩みの一つでありますけれども、これに対する対策はいろいろありますけれども、生活習慣病を減らしていくとか、息の長い取組が必要なんだと思うんですね。  これは一種の、何というんでしょうか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、今社会保障で一番必要なことは、持続可能であること、それから持続可能だと国民に信頼してもらうこと、こういうことが一番大事ではないかと思っておりまして、そういう視点は、今も厚生労働大臣から御答弁がありましたように、経済財政諮問会議やあるいはその社会保障...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 民間議員からは名目成長率にリンクさせて考えたらどうだという御提言がありまして、私は、私の考え方からいえば非常に貴重な御提言をいただいたと思っているわけです。  ただ、それをどう具体的に仕組んでいくかといいますと、いろんな考え方があるんだと思いますね。び...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、「改革と展望」の参考資料の試算ですね。これがベストプラクティスだと確かに私申し上げたんですが、これは「改革と展望」の中にも、改革が進んだケースと進んでいないケースといろいろあれしておりますけれども、よく引かれる改革が進展したケースについてそのように...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特例公債では、発行が開始されたのが昭和五十年度からですが、その昭和五十年度から五十八年度の間では、昭和五十九年度には特例公債の依存体質から脱却しようという、そういう目標の下で、要するに全額借換えをしちゃいかぬと、全額を現金償還をしていくんだと、こういう前...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこらはなかなか評価の難しいところでありまして、当時そのものにとってみれば、これはあるいはバブルの効果だったのかもしれませんが、平成二年度には一応その足を洗うことができたわけでございます。その後、今私どもが直面しておりますのは、当時の問題から今度はまた次...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあどんな、何というんでしょうか、基準の取り方をしても、そこに問題はあることはあるだろうと思います。ただ、こういう数字がある意味での政府の大きさを表し、それに対する今、竹中大臣がおっしゃいましたけれども、そういうものが大きくなっていった場合に、国民経済に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、ここで自信を持ってお答えできるような所見があるわけではないんです。尾辻大臣と今後よく相談をして、御懸念がないような制度に仕組まれるかどうか、勉強したいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 花粉症を含みます免疫・アレルギー疾患に関しては、役所の中に花粉症、役所の間で花粉症に関する関係省庁担当者連絡会議というのがございまして、そこで平成十七年度予算に関しては数字を取りまとめていただいているんですが、それによりますと約六十億です。ただ、他の経費...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 竹中大臣の整然たる説明に付け加えるものはありません。日銀と御一緒になって頑張ります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 多分こういう場で議論しておられる国会議員、皆恐らく年金始め社会保障、このままでは持続可能ではないなと、みんなそこは共通の理解があるんだと思いますね。予算を組みましても、一年間の要するに政策経費、一般歳出の四三・一%が社会保障だというようなことで、それがし...全文を見る
03月18日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○谷垣国務大臣 ただいま議題となりました国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  国際開発協会は、世界銀行グループの中核機関として、アジア、アフリカなどにおける所得水準の特に低い開発途上国に対し...全文を見る
○谷垣国務大臣 今井上委員がおっしゃいましたように、十六日の夜にブッシュ大統領から小泉総理に対して電話がありまして、次期の世銀総裁候補としてアメリカはウォルフォウィッツ国防副長官を指名するので支持してほしいという電話があったわけでございます。私はその電話の場に同席していたわけでは...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど井戸局長が御答弁したことと関連すると思いますが、要するに、予算方式でやっているのか、それとも法律方式でやっているのかという違いがあって、これは非常に、極めて技術的な違いだと思うんですが、何かよって来るゆえんというのはあるんだと思うんですね。先ほどの説明ですと...全文を見る
○谷垣国務大臣 結局これは、私もちょっと十分理解していなかったところがあるんですが、要は交付国債というような形で出している、国債で拠出をしているわけですね。それで、今委員の御主張は、もうそんな国債なんかで出すのをやめて、現金で出せという御主張だと思うんです。  それで、要は、現...全文を見る
○谷垣国務大臣 井上委員も随分一生懸命ここを御勉強になったんだと思います。私も、まだ十分、きょう初めて委員と議論をして、そういう問題点があるなということに気づきましたので、今、余りよく頭が整理されていない中でいいかげんなことを御答弁してもいけませんので、きょうの段階でお約束できま...全文を見る
○谷垣国務大臣 世界銀行の組織は、最高の意思決定機関は総務会というのがあるわけですね。それで、日本からの総務は私、つまり、日本の財務大臣が日本の総務としてその意思決定に加わるということでありますけれども、日常業務は理事会の場で決定をしていく。その理事は、今田村さんがおっしゃったよ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今回は第十四次の増資なんですが、基調的な意見は、二〇一五年までのいわゆるミレニアム開発目標を達成していくためには、今度の増資期間において開発援助の量を大幅にふやすべきだという考え方が、特に欧州等を中心として非常に強かった、大勢を占めたわけでございます。その結果、さ...全文を見る
○谷垣国務大臣 基本的に、今佐々木委員のおっしゃったような考え方で臨むべきでないかと私も考えております。やはり途上国の自主性を尊重しながらやっていく。これは世銀の方針でもあると思っております。そのために、今おっしゃった貧困削減戦略、PRSPと言っておりますが、それを途上国がそれぞ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだウォルフォウィッツさんの就任が正式に決まったわけでもありませんので、何ともこれは申し上げにくいんですが、過去、世銀の総裁を長くおやりになった、あのウォルフェンソンさんも十年おやりになったんですかね、それから長い方ではマクナマラなんという方も十数年おやりになって...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の御議論は、借款みたいなものを多用するのかグラントを多用するのかというような、ODAのあり方、開発援助のあり方の手法にも関連してくると思うんですね。  それで、今佐々木委員がおっしゃいましたように、長期の借款、極めて低利な長期の借款をやって経済的インフラを整備...全文を見る
○谷垣国務大臣 IDAのような世銀グループだけではなくて、拠出金や分担金について、私のところにはいろいろな国際機関の方々から要請というものがあるわけですけれども、私もその都度、日本人職員の比率を高めてほしい、それから日本人職員を影響力あるポストにつけてほしいというようなことをお願...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃったところは大変悩みの深いところでございまして、今まで日本が相当ODAに力を入れて、世界でもODA大国、一番のODAだと言われていたころには、諸外国は何となくリラクタントだった。ところが、日本がそろそろ財政も苦しくなってきて、減らそうというときにな...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十七年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は八十二兆千八百二十九億円余となっております。  この内訳について申し上げます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 金融政策については、これはもう日銀の専管事項でございますし、今、日銀総裁から御答弁があったとおりでございますが、今、中島委員おっしゃいましたように、デフレが継続しているような状況の下で金利ががあっと上がっていくというのは、これは私は景気に悪い影響を及ぼす...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 外為特会の外貨資産というのは円買い介入をしたりするときの原資でありますから、その運用というのはもちろん安全なものでなきゃいけませんし、それから必要なときにはぱっと使えるような流動性というものが必要でございますので、まず一番に考えるのはそういうことでござい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 長期金利をどうコントロールしていくかということでございますが、これはやはり日銀総裁の専管でございますが、長期金利を簡単にコントロールすることができるのであれば、私は是非やってみたいと思いますが、なかなかそんなものではないと思っておりますので、私の立場とし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 何でも結構とおっしゃられますが、これは長い間、要するに国際的に見ても、かなり高い家計の貯蓄率が最近では少しこれが高齢化の傾向でやっぱり落ちてきたんだろうと思います。それで、これが法人部門や政府部門の投資超過を補ってきたけれども、それが大分変わってきた姿に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどこの表を見て、それぞれの点線が何を意味するのか理解するのが精一杯だったものですから十分なお答えができないでおりますけれども、確かに、これを見ますと、国が最大の資金の取り手であって、企業部門もむしろ貯蓄過剰であると、こういうことになっているのは、私は...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、為替介入という点から申し上げますと、この間もあるいはお答えしたことだったかと思いますが、イラク情勢等のいわゆる地政学的リスクと言われたものが非常に喧伝されたときでもありました。それから、現在でもそういう面がございますが、当時はまた米国の双子の赤字と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、一生懸命御説明しているつもりなんですが。  ちょうど委員からいただいた資料を見ていただきますと、二〇〇三年主要三通貨の推移、ドル・円ですね、この二〇〇三年の九月からたあっと円高に移っていく図になっておりますね。私が就任したのがちょうどこの辺りでご...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、市場がある思惑で投機的な動きを繰り返していくときにはいろんなことが起こり得るんだろうと思います。例えば、かつて我が国も一ドル七十円台に突入したこともございました。そういうような状況がもしあの当時、二〇〇三年から二〇〇四年にかけて起こっていたとする...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アメリカ政府当局のやる気と政策については私、国会で成り代わって申し上げる立場にはございませんけれども、今年の年頭の予算教書等を見ましてもなかなか、例えば年金改革の取組とか野心的な取組を出しておられまして、アメリカのいろいろな財政の構造を改革していくという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、若林委員は政治おやりになるについて、国民の満足度というものが一番大きな指標、導きの旗印になるんではないかというお考えをお示しになりまして、伺っておりまして私もそれはそのとおりだなと思います。  ちょっと表現は違うかもしれませんが、私まあ今の仕事をや...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これもなかなか答えは難しい、負担率だけでもって競争力を論ずることができるかどうかというのは私は大変難しいと思います。それは今お示しいただいたような資料を見ましても、国民負担率の高いデンマークとかフィンランドといったような国が国際競争力で上位にはなっており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはなかなか難しい議論なんですね。昨日も予算委員会で、あれ、どなたと議論させていただいたか、ちょっと、大勢、たくさんの方と議論しておりますので忘れてしまいましたが、要するに、事柄は、何%というような目標が先にありきということではなくて、先ほど申しました...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当面の目標が、委員がこの図でビジュアルにお示しいただいたように、二〇一〇年代初頭、この表でいえば二〇一二年にプライマリーバランスを回復すると、せめてその年いただいた税金でその年の政策を打って、ツケを先に送らないようにその部分ではしていこうというのが当面の...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 若林委員の今のおっしゃったことは、財政が悪いというその原因にやっぱり減税をしてきたことがあるんだろうと。特に所得税ですね。それで、その減税をしたということをどう見るかということになると思うんですが。  これなかなか、さっきからお問い掛けに対して難しい、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一般会計税収については、平成二年度決算が六十・一兆で、平成十七年度予算は四十四兆ですから、十六兆程度減ってきているわけですね。  それで、この要因としては、平成二年当時のバブルに起因した一時的な増収がはげ落ちていったということや、そのほか、景気の低迷、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財政再建の結局方法というのは、もうこれは言うまでもなく三つしかないわけで、一つは、出るものをできるだけ無駄をカットするということと、税金を、まあ増税をお願いするということと、それとやっぱり一番大事なことは、全体の景気が良くなって体力が高まって自然に増収が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十一年の税制改正では、定率減税のほかに、委員が今おっしゃいましたように、所得税の最高税率を下げていく、それから法人税の最高税率も下げていくというのをともに行ったわけでございますね。それで、当時は、この減税に関しては、恒久減税なのか恒久的減税なのかとか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだこれは十分議論が煮詰まっておりませんし、おおむねそういうふうにお考えいただいていいんだというふうに思っておりますが、まだ議論を整理しますと二つあると思うんですね。一つは定率減税、あっ、じゃない、地方住民税に税源移譲をしていきますから、そっちの方はどう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど三位一体との関係での所得税率、累進構造を強くする必要があるということは申し上げたわけですが、それを超えて所得税にどういう役割を発揮させる必要があるかということについては、今委員がおっしゃいましたように、日本の所得課税の水準が非常に低くなってきており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどの平野議員の御議論の中にもあったんですが、今、日本では少子高齢化が進展してきて、貯蓄率がだんだん下がってくるということがございますので、日本経済の活力を維持していくという観点に立ちますと、家計の金融資産、幾ら貯蓄率が低下したとしても相当なものがある...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、議論は確かにたくさんございました。決断だけでできるなら簡単でございますが、やはり何のためにこれを設けるのかということについては、まだ私は決断だけと言うには相当やっぱり、これをめぐる利害状況と申しますか、利害状況と言うと言葉悪いですね、やっぱりどうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一般会計歳出削減、何をやったのかというお問い掛けですね。  それで、これは平成十七年度予算、これは歳出改革路線を堅持、強化するというのが一つの目標でございました。具体的には、高齢化の進展がございますので、社会保障関係を中心とする義務的経費はほっておくと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 広田委員がおっしゃることはよく分かるわけです。  私が確かに経済財政諮問会議の中で、地方財政、アカウンタビリティーが足らない、透明度が足らないというようなことで問題提起をしたのは事実でございます。  それは、主として申し上げますと、私ども財務省が地方...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに今、広田委員がおっしゃいましたように、相互の理解を持ってやっていかないと進むべきものも進まなくなってしまうということがあると思います。  それから、私ども財務省が予算をつくるに当たりまして、その地財計画についてかなり言わば具体的にと申しますか、細...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度は、具体的に言いますと、四兆円という補助金改革の目標を定めた中で一兆円やったわけですね。それで、それを所得譲与税と税源移譲予定特例交付金という形で地方に所要の財源を手当てしたと。それから、地方交付税については必要な財源を確保しながら補助金縮減...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、今回のこの三位一体ですね、国と地方でそれぞれ評価が違うじゃないかと。それから、厳しい評価も耳に入ってまいります。  これ、ちょっとまた、余り大ざっぱな議論をしてもいけないんですけれども、私はいろいろ、それがどこに原因があるのかなということを考えま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 総務省の松本政務官も御答弁が、私と全く同じでは多分ないと思いますが、御意見がおありだろうと思います。  それで、まず、財源保障機能はどうするんだという御議論がございました。それで、私はやっぱり地方財政のあるべき姿、さっき言ったような国、地方合わせて百五...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大門委員が今までなさってきた議論を整理されておられましたんで、伺っておりまして、結論は多分ちょっと大門委員と私は違うんだと思いますが、論点は正におっしゃるとおりではないかなというふうに思っております。  ですから、私は竹中さんよりちょっとラフに申し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、それは大門さん、当たり前のように二けた増税とおっしゃいますけれども、まだそう決めたわけのものではありませんで、私どもが言っておりますこと、あるいはやっておりますこともまだブレーンストーミングというとちょっとつつましやか過ぎるかもしれませんけれども、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ考えていないんでちょっと御答弁のしようがないんですけれども、そういうアイデアもあるのかと思って聞かせていただきました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大門さんから国際的な経済活動が複雑化、多様化する中で、やっぱり税制面の、何というんでしょうか、一種の穴といいますかね、そういう問題点を指摘していただきましたけれども、これは税制面でもこういう国際的な経済活動の実態に即した見直しを随時行っていかなければ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 普天間飛行場等の取扱いについては、在日米軍の兵力構成の見直しという議論に関連して、これはいろんな考え方があるんだろうと思うんですね。それで、今後この在日米軍の編成については、その抑止力維持あるいは沖縄、地元の負担軽減という観点から、日米間であらゆる可能性...全文を見る
03月22日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大きな地震がまた発生しまして、今、富岡委員からお話もありましたように、お亡くなりになった方、また被害をお受けになった方、たくさんいらっしゃると。心からお見舞いを申し上げたいと思っております。  それで、これに対しましては政府としても万全な策を講じなけれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、今委員のおっしゃるように、先般来、昨年もいろんなことがございましたので、この問題に関しては、この国会、予算委員会でも相当議論が積み重ねられてきたところでございます。  今更申し上げることもないんですが、さきの通常国会で支給限度額、被災者生活再建...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これもこの委員会で何度か申し上げていると思いますが、平成十八年度にいわゆる三位一体の税源移譲をやると。それは所得税から地方住民税へという形で所得課税の見直しという形でやりたいんだということを申し上げてきたところでございます。  それで、この三位一体の関...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこのところはまだ実は総務省とも十分詰めていないんですが、総務省で検討されていると承知しておりますが、要するに所得税非課税の人については住民税においてしかるべく対応するということになるのではないかと思っておりますが、これはまだこれからでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ詰まってないのでお答えしにくいんですが、基本的には先ほど申し上げたような個々の、個人個人の、まあ大きなところでは全体のあれを変えないということでやっておりますので、今委員のおっしゃったような方向になるのではないかなと思っておりますが、まだ確定的な、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 恒久的減税の方針を表明して、それを実現されたのは小渕総理のときでございますが、そのときの、当時の小渕総理の所信表明の中では、個人所得課税については国民の意欲を引き出せるような税制を目指すと、そういうことで所得税と住民税を合わせた税率の最高水準を、当時は六...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、確かに数からいえば、委員のおっしゃったように、大して多くないじゃないかと、ごく一部の人たちだけじゃないかという御議論があるのは分かるわけでございます。ただ、これだけやはり個々人の経済活動も国際化してきたりなにかいたしますと、やっぱり諸外国との比較...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 富岡委員がアメリカ社会の実情を引かれて御心配になったことは私はよく分かります。  日本人は、これはいろんな考え方の方がもちろん日本人の中にもおるわけですけれども、まあ特定の名前を出しちゃいけませんが、ビル・ゲイツみたいな人が次から次へと出てくる、そうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) しょっちゅういろんなデータが出ますんで、今の日銀短観の数字がぽんぽんと頭に入っているわけではないんだと思いますが、ごくかいつまんで申し上げれば、これを入れた当時の経済動向はやはり非常に悪くて、底の抜けるようなおそれを多くの方が持っておられたと思いますが、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、日銀短観等の大企業、中堅企業、中小企業と、こういうことでいろんな数字が出てまいりますけれども、そこでいう中小企業というのは、私も京都の北部の日本海側の方を選挙区にしておりますので、あそこでいう中小企業に当てはまるのは、私の選挙区でいえばもう輝くよ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 済みません。今のはあれですね、ちょっと資料を、委員のお読みになったんであろう資料を一生懸命見ておりましてちょっと聞き漏らしたんですが、要するに、法人税率をかつて引き下げたけれども、それは元に戻さないということはなぜかというお問い掛けですね。  これは、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず最初に、企業業績、法人税なんかも安くして、競争力も付いて企業業績も上がっているけれども、それを一体どっちに持っていっているんだろうかと。例えばこの委員会の御議論でもあるいは予算委員会の御議論でも所得分配率の問題等が度々議論になってまいりました。これは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに委員のおっしゃることは一つの問題点でございまして、我々も今委員のおっしゃったような疑問と申しますか、問題点に答えられるようにしようという取組をまだ始めたばかりでございます。  それで、よく引かれることですが、一昨年だったと思いますが、国会審議の中...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっとその前に、一般論になりますが、平成十三年に、さっきおっしゃいましたように、今までは郵貯等は全額財政投融資、資金運用部に預託するという仕組みを切り離しまして、必要なものは財投債ないし財投機関債で調達をすると。それから、それぞれのそういうマーケットの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財投計画は、財政融資それから産業投資、政府保証から成っているわけですが、これらすべてについて予算総則に載っけまして、要するに予算の議決という形で国会の議決をいただいております。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは財投機関において発行するものでございまして、政府保証がないと、こういうことで、政府保証のない、要するに財投機関の責任において発行される公募債券である、こういうことであります。
○国務大臣(谷垣禎一君) 要するに、財投債、財投機関債を発行している法人といいますか、公法人というんでしょうか、そういうものの破綻処理をどうしていくかということになるわけでございまして、国が金、税金をつぎ込んで、そこをうずめていくというような性格のものではないと、こういうふうに考...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そうでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) その辺の考え方につきましては、一つは、今おっしゃったような内閣府で「改革と展望」の参考資料として試算を出していただいておるわけですが、これは国と地方を合わせたものですが、いつも引かれますのは、どちらかというとベストプラクティスといいますか、一定の仮定はあ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、委員がおっしゃいますように、この内閣府の試算では二〇一二年度にプライマリーバランスを回復する、その前提で、委員がおっしゃいましたように、基礎年金の国庫負担部分は所得税と消費税に求めるということになっておりますが、委員の今の御質問は、それは一応前提...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それはもう確かに糸数委員のおっしゃるとおりだと思います。  今回、内閣府試算を作るときに、経済財政諮問会議で、去年の十二月の末ごろだったと思いますが、私から竹中大臣に、財政にかかわる部分については十分に事前協議を、調整をお願いしたいと、分かったというこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員おっしゃいましたように、橋本内閣のときのあのいわゆる財革法と言われておりますものは、いろんな数字、数量的な目標値も入れて財政再建を図ったわけでございます。それで、現在あれと同じものが私どもにあるわけではありませんが、財政再建の目指していく大きな目標と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) やはり社会保障、一体になって考えなければいけないと思うんですが、医療、介護、年金、基本的に身の丈に合ったものでないと持続可能ではない。どんどんどんどん我々の実力を超えて大きくなるようなものではなかなか長続きしないんではないかということでありますから、三つ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、財政構造改革ということでありますが、歳出改革路線の堅持、強化と、今年もそういう方針で予算を作ったわけでありますが、その歳出、無駄な歳出は徹底的に見直すと、聖域なき歳出改革をやろうということで、平成十七年度予算も社会保障関係費と科学技術振興費以外は皆...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 近年の税制改正では、経済社会が構造も変わってきましたので、それに対応した税制に持っていかなきゃいけない、これをあるべき税制と、こう言っているわけですが、個人所得課税についても、配偶者特別控除の上乗せ部分の廃止、これは家庭の主婦の就業構造も変わってきたとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 環境税については非常に影響するところも大きい税制だと思っておりまして、私どもも非常に関心を持っているわけであります。  そこで、今、京都議定書目標達成計画というのを作ろうということで、一体その計画に何を盛り込むかと、温暖化対策等々の検討が行われているわ...全文を見る
03月22日第162回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 財投債にせよ財投機関債にせよ、平成十三年度以降、制度改革をいたしましてそれぞれマーケットで必要なものを、財投、機関、それぞれ必要なものを調達するというふうにしたわけでございます。  それで、まず財投債というものはまあ国債そのものでございますから、やはり...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 取引も国際化しておりますから、当然税制もそれに対応したものでなきゃならない、これは当然でございますが、それと同時に、国際的な租税回避行動というものに対してはきちっと対応しなきゃいかぬということだろうと思います。  今委員におっしゃっていただいたように、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 済みません、私、通告をいただいて、聞いておりませんでしたけれども。  要するに、課税ができていないということは、私どももよく調べなきゃならないことでありますけれども、その申告上といいますか、その上では利益が出ていなかったという形になっていたんだろうと思...全文を見る
03月23日第162回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今も小川委員からお話がありましたけれども、やはりツケを後の世代に残したくないと、そのために二〇一〇年代初頭には、プライマリーバランスと難しい言葉で言っておりますけれども、その年いただいた税金でその年の政策を打っていけるように持っていこうというのが私どもの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、竹中大臣からおっしゃったとおりで、御答弁したとおりでございますが、私も、脱却に向けた改善は続いているけれども引き続きデフレだと思っております。日銀と力を合わせて、何とかこの道を切り開いていきたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 全く同様でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) プライマリーバランスが回復すると、バランスするということは、その年いただいた税金でその年の政策をやるということだけを意味するわけでございまして、そのとき発行している国債は、当然利払い等をまたしていかなきゃならないというわけでございますから、まあこれをどう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに金利がこういう状況でございますから、国債を、利払い費というものが非常に低く抑えられてきたというのは今まで、何というんでしょうか、うまく回してくることができた一つの要素だと思います。  今も委員がおっしゃいましたように、今後とも金利というのは、景気...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはやはり、日銀が……
○国務大臣(谷垣禎一君) 独立性でございますから、あの、どうも誘導尋問に引っ掛かりそうな気がするわけでございますが。  ただ、私は今、日銀が、今総裁がおっしゃいましたように、デフレ脱却がきちっとするまでコミットすると言っていただいていることは、私どもと基本的に物の考え方を同じく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国債の安定消化で一番は、まず財政規律をきちっとして国債に対する信認を確保しておくというのがイロハのイだと思いますが、その上で、安定消化を進めていく上で、やはり市場というものとよく対話しなきゃいけない。無関係なことで、市場と全く無関係に我々が消化してくれと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは特に数字的な目標というものがあるわけではありません。  ただ、ちょっと委員のあるいは御議論の先取りしてしまうかもしれませんが、現在、郵貯の民営化等々が議論をされておりまして、郵貯、簡保というのは国債が安定的に消化していく上での大きなインフラの役割...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどおっしゃいましたように、郵貯、簡保で今四分の一ぐらい持っていただいておりますから、ここは極めて大事なところで、特に移行期の在り方が大事だと思っております。その移行期にどう市場に透明性をもたらして市場の予測可能な形で持っていけるか、そこの制度設計は今...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 森林は、地球温暖化対策でCO2削減機能といった多面的機能を有しておりますので、平成十七年度予算でもこういう重要性を意識して予算をつくったつもりでございます。  まず、森林整備事業、公共ですが、これは公共事業全体が前年度比三・六%の減少となる中で、おおむ...全文を見る
03月28日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 個別の問題についてはお答えを差し控えさせていただきますけれども、私どもは、今回のいろいろな改正の中で、特に組合、非居住の組合のようなものに対してどういうふうな制度をつくっていくかということは、これは我が国だけではなくて国際的にも大きな検討課題でございます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員から私どもの郷土の大先輩である芦田均先生のお名前も出されて、気合を入れていただきまして、大変緊張して答弁に立ったわけでございますが。  今委員がおっしゃった我が国のこの財政状況、これはいろんな数字の取りようがございます。私たちが一番普通に使ってお...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の点は、委員自身もちょっとそういう口吻も漏らしておられますが、どちらが鶏でどちらが卵かというのはなかなか難しい問題でございますけれども、私は、個人向け国債とか新しい国債保有者層を多様したり国債商品を多様化していくことが国債を増やしたというよりも、やっぱ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この借金時計、財務省に設置せよ、財務省に場所だけでも提供せよということでございますが、ちょっと、にわかのお尋ねで、国有財産の管理上どうなるのかちょっとお答えがしにくいんですが。いや、私どもも国民に財政の状況をよく伝えて、それで国民の間にも当然不安なりある...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員からこれはお配りいただいた資料を見ますと、確かにかつてに比べますと差が開いているというのがこのグラフにも表れているなというふうに拝見したわけですが、公共工事と民間工事とは、それぞれの目的も違ったりするところもありますので、一概に比較するのはなかなか難...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員がおっしゃいましたように、先日のアナン事務総長の報告書で、安保理改革に関連してODAについて対GDP比〇・七%を達成すると、それからそれに向けた進展がある、こういったことが重要な基準であるという指摘がなされております。他方、その報告の中でも、ODA...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 申し訳ございません。私も一応税理士登録をしているんですが、ちょっと自分のがどうだったのか、にわかにお答えできる材料がございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 税に対してやっぱり関心を持っていただくためには、委員がおっしゃるように、自分で確定申告をして、場合によってはそれによって税が戻ってくるというようなことをきちっとやるというのが極めて意味があるというのは私はそのとおりだと思います。  今の日本の制度は年末...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私もこのスウェーデンの資料を拝見しまして、なかなか行き届いたというか、いい教育をやっているなと思いました。  私自身も、まだ大蔵省と言っていたころ、政務次官させていただいたときに、当時、文部大臣、有馬先生でしたけれども、文部大臣のところへ行きまして、日...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに委員がおっしゃるように、他の特会における保険制度の例を見ましても、あるいは民間における保険の場合を見ましても、本来その経費も保険料の中から賄うという仕組みを取っているわけですので、確かに委員のおっしゃるように、本則そういうことで年金の場合にもやるべ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今平野委員、二つに分けておっしゃったわけですけれども、これ導入しましたときの経緯から見ますと、私も、委員のおっしゃるように、二つの要素があったんだと思います。  一つは、需要の減少が生産の減少を招いて所得が減少する、それが更に需要を減少させるというよう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 二つが前提条件というより、やっぱり一番大きなのは、この定率減税というものを入れたときにやっぱり一番大きなものは、私は構造的な問題ではなかったのかと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 条件というのに順位があるのかどうかよく分かりませんけれども、私は、やっぱり一番大きなものは構造的な問題であったというふうに思います。ただ、構造的な問題がある程度解決しても、循環的な状況が、循環的な問題がどんどんどんどん下降に向かっている局面で圧縮できるか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そういう点であれば、確かにセットで考えているわけでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) いわゆる弾力条項というものがございますから、その弾力条項の読み方というのは、私も委員会、この委員会でも何度か申し上げていると思いますけれども、今委員がおっしゃったようなことを全く排除する趣旨ではこの弾力条項はないと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) これも委員がそこのところを非常に強調されますと、なかなかそうだとは申し上げにくいんですが、要は、景気は生き物ですからいろんなことはあり得ると思います。ただ、この条項のコアの部分は、残りの部分を来年度議論しますときによく景気の条項を見ろというのが一番コアだ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、その点は、平野委員からもほかの委員の方々からも度々そういう御意見は承っているわけですけれども、この状況の、条項の意味は、やはり生き物である経済に柔軟に機動的に対応せよということでございますから、何%になったらどうするというようなものではないと思って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 残念ながら、この御党のローン減税の考え方は、私どもは必ずしも同調できないなと思っております。  それは、所得税は経済力を表す所得の金額に応じて税を負担するというのが基本だと思いますが、他の消費支出などと同様に所得の処分であるローン利子の支払を所得から控...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 宮澤大蔵大臣は、私も政務次官としてお仕えした大臣でいらっしゃるわけですが、委員御指摘のように、日本の財政状況はやや破局に近い状況であるというふうに答弁されております。  これは平成十二年度末の我が国のその当時、公債残高が約三百六十八兆に上っていたわけで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今お話伺っておりまして、宮澤、平成十三年三月当時はもう宮澤財務大臣に名前が、大蔵省から財務省に変わっておられたんじゃないかなと感じましたけど、当時は、宮澤大臣がそういう大きな数字のつじつま合わせではなくてきちっとしたものをやらなきゃいかぬとおっしゃったの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がおっしゃいましたように、今の日本の歳出の一番大きなところが社会保障、それから国債費、そして地方交付税と、この三つで七割近く占めるわけでございますから。もちろん、どこを聖域を設けて歳出抑制をすればいいというものではないと思います。全部やらなきゃなりま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは極めて抽象的に答えますと、やっているんだやっているんだと幾ら言っても、信用がないと、やっているんだと言ってもなかなか、本当かと、こういう目で見られてしまうというところがあると思います。  したがって、なるほど確かにやっているんだなと思っていただく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平野委員のおっしゃるしっかりしたという意味をどういうふうに解するかですけれども、このところ、政府・与党の議論はかなりそういうものを意識して議論してきておりまして、大きな流れの筋は、与党税調の答申であるとかあるいは「改革と展望」の中に大きな方向は書き込まれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のところ、これも何度かお答えをしたことだと思っておりますが、十八年度でいわゆる国、地方の三位一体の改革の一環として所得税から個人住民税、その実現していく、そういう中で、国、地方を通ずる個人所得課税の抜本的見直しを行うと。それから、十九年度を目途に、年金...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国債発行三十兆枠というのは、平成十四年度予算、このときは税収が五十兆程度だったわけですが、歳出規模が八十兆を超えると見込まれる中で、今委員はそれが実現しなかったとおっしゃいましたけれども、平成十四年度の当初予算では財政規律を確保するためにそういう目標とし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど、やはりある程度税収の見込みが立ったところで、よし今年はここまで、来年度はここまで突っ込んでいこうというようなことでチャレンジすべきものだと申し上げましたけれども、確かに今広田委員がおっしゃいますように、一年ごとにチャレンジすべきことはチャレンジす...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 放棄をしたというわけではなくて、先ほど申し上げたような財政規律をきちっとしていくという精神はやはり基本に、腹の中に据えてやっていこうということじゃないかと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今年はまだ三十兆、今年発行予定は、十七年度発行予定は三十兆に若干距離がございますので、今、じゃ、来年、おまえ、三十兆の枠内に国債を抑え込むかと言われても、今ちょっと、そうかと、そうだというふうにまだ、その点はもう少し税収の見通し等を見てから判断させていた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十七年度の定率減税の見直し、初年度増収額が千八百五十億と見ているわけですが、交付税率相当分は、当然それは地方交付税、五百九十二億行くわけですね。それから、特別障害者給付金支給法で必要となる百一億、医療観察法による必要となる額五十六億を除いた千百一億円...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨年の国会でも随分この問題は御議論をいただきましたし、厳しい御批判もあって、もっともっとメスを入れなきゃならないところがあるというのが大方の方々の去年の議論の結論だったのではないかと思います。  それで、この年金の事務費の問題に関しましては、今委員が言...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 去年の国会でいろいろ御指摘を受けて、無駄を削ろうということで相当主計官には厳しく見直しをやってもらったところでございます。事務局の借料とか公用車の更新費用とか職員の研修費とか、あるいは宿舎関係、あるいは通知書、納付書の合理化というようなことをかなり踏み込...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) できるだけ柔軟に、必要なものは取り入れていくということで臨みたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) どういう人事をしていくかというのは、それぞれ各省庁で基本的に判断をしていただかなきゃなりませんけれども、財務省として予算を組んでいく、特に現状におきましては、どんどんどんどん予算の規模を拡大せざるを得ないというものもございますけれども、全体そんなこと言っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大塚委員がおっしゃるように、直ちに、すぐにストレートに人事に結び付くかどうかは別といたしまして、今やはり効率的な予算編成ということに私どもも取り組んでおりまして、そのためにいわゆるモデル事業というものを考えたり、あるいはよく言われるマネジメントでございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当時、どういう経過で定率減税が導入されたか、いろんな、政治でございますから、いろんな方がいろんなところで議論をされていろんな形で決まってきましたのを、私全部詳細に把握しているというつもりはございませんけれども、やっぱりあの当時の経済状態、全体に縮小の方向...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これについてはいろんな見方があると思いますが、今大塚委員がおっしゃった、いわゆる九兆円の大増税を中和させるためのものであったという点については、私は若干異なる見解を持っておりまして、消費税等を確かに高くして増税をして、そのために、まあ入れる前は当然その駆...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今大塚委員がおっしゃいました、最近、会社法、商法の改正等も頻繁に行われておりますし、私、もう今では法律のことなんかすっかり忘れてしまいましたけれども、元々は弁護士でございますから、友人の弁護士等に聞きましても、毎年毎年のその商法の改正とその動向をフォロー...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員おっしゃったように、企業の再編成を柔軟にやろうということで商法改正が行われて、私たちもそれに対応して一応、平成十三年度だったと思いますが、税制、これに関連する税制もいじりました。  しかし、委員がおっしゃいましたように、三角合併というようなものが...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 余り具体的にはまだ言いにくいんですけれども、かなりこれやることによりまして、本当に企業再編を柔軟にやってやるというだけじゃなしに、言わば、まあ何というんでしょうか、租税回避行為みたいなものに使われる可能性があるのかないのかというようなことではないかと思い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大塚委員と目が合ったら突然質問を受けまして……
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、ちょっと今、委員会で自信を持って答弁するだけの準備がないんですが、私の印象だけ申し上げますと、非常にまだどういう運用をしていくのかというのはよく分からないと。判例で待つといいましても、判例で出てくるのはかなり時間も、時間が掛かりますので、さてどうか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいまの平成十七年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対する修正案及び所得税法等の一部を改正する法律案に対する修正案については、政府としては反対であります。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案及び国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上...全文を見る
03月29日第162回国会 衆議院 本会議 第15号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 和田議員にお答えいたします。  都市再生を大都市から中小都市へとの順番で進めた結果、投入国費等が高くなったのではないかというお尋ねがありました。  都市再生に関するこれまでの取り組みにつきましては、政府として、大都市、地方中小都市のどちらかを優先して...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 冒頭、野上委員から今朝のインドネシア沖地震についてお話がございまして、実は、今し方ございました閣議の後、閣僚懇で町村外務大臣から私も報告を聞いたばかりでございますが、各国の被害状況、まだ全容が判明しているわけではございませんけれども、去年のような大津波と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国際的な相互依存が高まってきて、税関がその物流を阻害するようなことであってはならないというのがこのところのずっと流れでございますが、他方、九月十一日の同時テロ、同時多発テロ以来、非常にテロの面というのも緊迫化してまいりました。もちろん今までも水際でいろん...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) IDAの増資、今度は第十四次ですが、今まで各国負担額は、前回出資の出資シェアをベースに、相対的な各国の経済力であるとか財政事情を勘案して各国間交渉して決めていくということですが、今回のこの十四次増資交渉では、ミレニアムプロジェクト等を実現するために非常に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が指摘されましたように、WTOの諮問委員会報告書では、FTAが無原則に拡大していくということになるとWTOの基本精神が空洞化していくんではないかという懸念を表明しておられるわけですね。それで、WTO新ラウンドというのは、関税引下げ等の貿易自由化という...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 直接の所管というわけではないわけでございますが、私は、食品安全基本法を作り、食品安全委員会がスタートしたときの担当閣僚でございました。そういうこともございまして、こういう米国産牛肉の輸入再開について食品安全委員会が果たすべき立場というのは、やはり科学的知...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ウォルフォウィッツ氏を世銀の新総裁に推薦をするというお電話、これはアメリカの大統領から小泉総理にもお電話がありましたし、私のところにもスノー長官からそういうお電話がございまして、まあウォルフォウィッツさんは今まで国防副長官として大変広範なマネジメントの経...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、ライス長官がこの間、上智大学でしたか、講演をされて、その中で、戦略的開発協調というようなことで、開発援助に関して日米間で更なる協調が、前進を図ることができないかという新しい提案をされました。私も、その概要を見てみますと、大きな観点から言っておられま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、世銀の在り方については今まで随分議論もありました。大変個人的なことですが、私、もう二十年近く超党派のユニセフ議員連盟というのの事務局長をさせていただいているんですが、ユニセフ等のような子供を中心としたいろいろな援助もかつては随分世銀のやり方を批判...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) なかなか答えにくい、私の頭の中自身も十分に整理をされていないことで、私たちとしては、この間、あれ三月の何日だったか、ブッシュ大統領から小泉総理に電話があり、私のところにもスノー長官から電話があったわけですが、その時点で、早く後任を選んでもらわないと、今年...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今後、ウォルフォウィッツ新総裁の下で世銀がどういう方向に進んでいくかというのは、やはり私たちは余り予断なく見ていかなきゃなりませんし、私どもとしては世銀というのは大事な機関だと思っておりますから、やはり開発戦略として日本の主張すべき点は主張していかなきゃ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アメリカ開発銀行、IDBの年次総会、これはスペイン語が話せないとちょっと肩身の狭くなるようなラテンの香りの高い会議でございまして、中南米やカリブ海諸国を始めとして、アメリカ、カナダあるいはヨーロッパ、合計四十七か国の財務大臣、中央銀行総裁等が一堂に会する...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
03月30日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 どこに株式市場の問題点があると考えているかという御質問でございました。  株価はさまざまな原因で動いてまいりますので、私は、まず政府の態度としては、短期的な株価の動きをどうこうしよう、上げていこうとか、そういう態度で政策運営をするのは不適切であるし、また、事実上...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな原因があると思いますが、まず考えられることは、株式を取得することによって資本参加を果たす、他の企業を支配するという場合もあると思いますし、支配ないしコントロールするということもあると思いますし、また、他の企業と子会社とかいろいろな関係を結んでいくというこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと私も不勉強で、どういう体制をつくれば今委員がおっしゃったようなことがきちっと把握できるのかというのをお答えする用意がないんですけれども、これは伊藤大臣にお答えいただくべきことかもしれませんが、去年の十二月の証取法改正で、外国の有限責任組合に類するファンドが...全文を見る
04月01日第162回国会 衆議院 本会議 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 本多議員にお答えいたします。  弾道ミサイル防衛システムの導入について、財政面からどう考えるかということでございます。  弾道ミサイル防衛システムの整備に当たりましては、現有装備の活用等によって効率的にシステムを構築するとともに、安全保障環境の変化等...全文を見る
04月06日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○谷垣国務大臣 前回も井上委員に御質問をいただいて、私も十分勉強していなかったものですから、少し勉強させていただいて、もっと透明度を高める方法があるのならそれをとらせていただくと御答弁申し上げました。  そこで、今おっしゃった点ですが、一般会計のODA予算というのは、一般会計で...全文を見る
○谷垣国務大臣 ですから、予算と一緒にお出しする各目明細書を見ていただけばその辺の姿が浮かび上がるように、それから、それぞれの機関ごとの積算根拠もあわせまして、全体像がつかめるような形でできないかということで今検討をしております。
○谷垣国務大臣 ODA全体をどういうふうにわかりやすく表示するかということ、ちょっとその辺も含めて検討させていただきます。
04月06日第162回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 柳澤議員にお答えいたします。  私には、国家公務員共済組合の福祉施設の整理合理化の状況等についてのお尋ねでございます。  国家公務員共済組合の福祉施設は、国家公務員共済組合法第九十八条に基づいて、組合員の福利厚生施設として独立採算の下に運営されており...全文を見る
04月07日第162回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 村越議員にお答えいたします。  会計参与と税理士についてのお尋ねがございました。  会計参与制度につきましては、主として中小規模の株式会社の計算書類の適正さを担保するための制度として創設することとされておりまして、その担い手として税理士が含まれており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 佐々木憲昭議員にお答えいたします。  まず、大企業の租税回避といった問題についてお尋ねがありました。  個別の事案に関してはお答えをいたしかねますが、法制面で申しますと、企業の租税回避問題等については、平成十七年度の税制改正におきましても、組合損失を...全文を見る
04月08日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○谷垣国務大臣 今度の保険業法の改正に当たりまして、平成十八年度以降どういう形で持っていくのかということにつきましては、財務省としても非常に重要な事項だと思いまして、関心を払って議論にも参加してきたところなんですが、一つは、生命保険会社の経営環境が今どういう状況なんだろうかという...全文を見る
04月13日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今、谷川委員から、現在の財政状況、ここまで悪化させた責任はどこにあるのか、そして、そのことを、やはり日本人が日本人としての責任と心を忘れているのではないか、そういう趣旨の御質問であったのではないかと思っております。そして、こういう状態を放置していくことが次の世代に...全文を見る
○谷垣国務大臣 谷川委員の憤りは、私も共感するところがあるわけでございます。  ただ、今のお話の中で、全く手がついていないというのも、私は、現状認識を正しくしているゆえんではないと思います。  例えば、今、ツケ先送り、次の世代にツケを先送りということでございますけれども、やは...全文を見る
○谷垣国務大臣 今の財政状況を前提にして考えますと、私どもは、ここは特別だとか、ここは聖域だとか言うわけにはまいらない、これは私の信念でございます。  それで、今委員がおっしゃったことは、日本の過疎地等は公共事業に頼っているのに、本当にこういうようなやり方でいいのかというお問い...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、蔵管ということでおっしゃっていただきました。  これは、いろいろなことがございますので経過措置をつけたわけですね。これは、今までずっと継続してきたものについては平成二十一年三月までの間は公募によらないこともできるという経過措置でございます。  したがっ...全文を見る
04月19日第162回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 室井議員にお答えいたします。  いわゆる財投の繰り上げ償還の件についてお尋ねがありました。  この繰り上げ償還については、補償金を徴求して受け入れることを原則としておりますが、このたび、財政制度等審議会財政投融資分科会の了承をいただいた「繰上償還につ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 津村議員にお答えいたします。  まず、円の国際化への取り組みですが、円の国際化を進めますと、日本経済は為替変動リスクから自由度が高まってまいります。その意味で、日本経済の足腰が強くなるということだけじゃなくて、アジア域内経済の一層の安定ということを考え...全文を見る
04月19日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今回のG7では、これはまあいつものことでありますけれども、世界経済、マクロ経済の動向、それから貧困撲滅と開発の問題、こういうことに大分時間を使いまして、有意義な議論ができたのではないかと思っております。  まず、世界経済でございますけれども、二月にG7...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 経済関係という以前に、今おっしゃった最近の中国でのデモ活動と申しますか、一部の群衆による暴力的な行為、これは私は大変、どういう理由があるにせよ、こういうようなことは誠におかしなことであり遺憾なことだというふうに思いまして、長い間先人が日中友好のために努力...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、増井局長から御答弁がありましたように、産業再生機構の主管大臣というのは三人おります。それで、私もその一人でございますが、私の主管大臣となっておりますのは、要するにこの産業再生機構の活動が後から余分な国民負担を生むようなものであっては国庫大臣として看過...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 世上、国際公約になったというような表現で報道されておりますが、国際公約というのはどういうことなのか、その厳密な意味がよく私も分かりませんので、そういう表現が適切かどうかは、私、今そうだと言う自信もありません。  ただ、私からは、このG7において世界のマ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題に関して細かに聞いたことはありませんけれども、相当な金額だなと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 我が役所も副大臣も政務官も農水省の御出身でありまして、こういう問題、非常に造詣の深い方でありますけれども、私は、今問題提起をされた、初め国営事業で始めた事業と、それから農道事業、これ、かなり時間の経過もありますので、そのときそのときによっての判断も違って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国際公約という言葉が適切かどうかはよく分からないんですが、いずれにせよ、こういう努力は日本としては避けて通ることはできないというのは私は間違いないことだろうと思っております。  そこで、具体的にどうしていくかということになりますと、これは一つは、これも...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 中国の人民元の問題は、先ほども御答弁しましたように、G7でも中国に来ていただいて随分議論を今までもいたしました。それから、私どもも、中国の私どものカウンターパートといろいろなときで議論をさしていただく機会があるものですから、そのときにも随分議論をさせてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山口さんおっしゃった、二度欠席とおっしゃいましたけれども、むしろ二度出席していただくことがありまして、今回欠席をされたわけであります。  率直に申しますと、今まで二回、過去のG7で二度中国に出てきていただいておりまして、相当時間を掛けて議論、お互い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その前に、私、答弁したことをちょっと訂正させてください。  先ほどIMFCと言って、昔通貨金融委員会と言っていたというのは間違いでございまして、現在通貨金融委員会という名前で、昔はIMF暫定委員会という名前にしていたと。ちょっと間違えましたので、訂正さ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、北方領土、行ったことはございませんし、北海道、あれ、どこからか、見えるところからちょっと見たというぐらいしか存じ上げておりません。  ただ、かつて、やはりこの問題に関して、かつてのここに住んでおられた方々のお話を聞く機会はございました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員おっしゃったように、内閣府、それから国土交通省、さらには北海道ですね、よく議論していただいて、きちっとした考え方を整理していただかなきゃいけないと思います。  私どもとすれば、もちろん、財務省がけちっているわけではないと言っていただきましたけれど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、糸数委員からお話がございましたけれども、今度のアメリカ開発銀行、IDB総会、沖縄の宜野湾市で開催されたわけですね。それで、中南米、カリブ海諸国だけではなく、アジアからもハイレベルの参加がございまして、海外からは千三百名おいでになった方があります。今六...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 政策金融機関の改革につきましては、二月二十八日の経済財政諮問会議で、民間議員から政策金融のあるべき姿の実現に関する基本方針という御提案がありまして、諮問会議で取りまとめたらどうだというお話でございました。  私からは、政策手段としてのその政策金融の在り...全文を見る
04月20日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、予算のときの要求と、あるいは決算書をどうつくるか、若干精粗の度合いが違うことは事実でございまして、委員がお示しになりましたような概算要求書では目の積算の内訳まで一応やって予算をつけるということにしておりますが、決算の方ではそこまでや...全文を見る
○谷垣国務大臣 事務量等ございますから、全部赤ペンということができるかどうかわかりませんが、やはり予算の精度を上げていくという工夫は、私どもも力の限りしなければならないと思っております。  先ほど申し上げましたように、予算執行調査のようなものにこの近年取り組み始めたところでござ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私の地元にもいろいろ公共事業がございまして、おくれてしまうことがあるんですね。今国土交通副大臣がおっしゃいましたけれども、一番私どもしばしば経験するのは、地元調整に時間がかかって用地買収なんかが進まない。  その対策は国土交通大臣もおっしゃいました。私どもも、予...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、内閣府の副大臣がどういう法的関係になっているのか明確に説明する能力に欠けておりますが、西川副大臣は郵政民営化を担当しておられる副大臣だというふうに考えております。
04月20日第162回国会 衆議院 法務委員会財務金融委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○谷垣国務大臣 会計参与の仕組みは、会計に関して専門知識を持っている税理士であるとか公認会計士が、取締役と協力しながら会計書類、企業の書類をつくるということによって、その正確さを確保していこうというのがねらいだと思うんですね。それで、委員のおっしゃるコンプライアンスであるとか企業...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、法律は、今に使われている言葉をできるだけ使っていくのがいいという面があると思います。  ただ、使用人という言葉も、これは商法の上では、あるいは民法も使われていたと思います、随分長い間使われている言葉でありまして、今、社員というのもおっしゃいましたね。これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 何を御答弁したものかなと思って立ち上がったんですが、私は、内部管理ですね、やはり企業というものが、国会で法律を決めます、そういうものをきちっと守ってくれなければ困りますから、そういう法を守って、そして、外部の社会に隠ぺいしておかしなことをしないような仕組みをつくっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、委員がさっきおっしゃった、欠陥車を放置してそれで被害が広がっていったとか、こういう問題は刑事罰の問題であったりあるいは損害賠償の問題であったりするんだと思います。  それはそれで適切にきちっと行われなければならないことでありますが、他方、その企業がどうなる...全文を見る
○谷垣国務大臣 企業の社会的責任の議論はいろいろございますけれども、私は一番基本は、きちっと利潤を上げて、そして税金を払っていただき、そして雇用を守っていく、維持していく。税金を払って雇用を維持していくのが企業の社会的責任の一番コアにあるものじゃないかなと私は考えております。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今佐々木委員がおっしゃったように、平成十四年度の税制改正で連結納税制度を入れたわけですが、これは、当時、商法改正の分野では企業の柔軟な再編を可能にするようにしようという改正が行われましたし、それから会計の分野では、今おっしゃったことと関係があると思いますが、企業の...全文を見る
○谷垣国務大臣 私が会社法を勉強したのは大分前のことでございまして、そこにおられる松野委員と同じころ勉強したんです。松野委員はその後ずっと勉強を続けておられると思うんですが。  ただ、今委員がおっしゃった税理士を対象としているのか公認会計士を対象としているのかというのは、これは...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは任意でやっていただく制度でありますから、それぞれが御自分の会社にとって機関設計として何がいいのかというのを御判断いただくべきものですので、そこで税の優遇措置をとってインセンティブをつけるというような性格のものとは私は必ずしも思っておりません。  あくまで本...全文を見る
04月21日第162回国会 衆議院 本会議 第21号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 下条議員にお答えいたします。  住宅金融公庫の損失処理についての展望及び指導、さらに財投全体の今後の方針についてお尋ねがございました。  住宅金融公庫については、既往債権について、借り手からの繰り上げ返済の急増に起因する逆ざやの発生等によりまして、補...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○谷垣国務大臣 平成十五年度財務省主管一般会計歳入決算並びに財務省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入決算について申し上げます。  収納済み歳入額は八十四兆七千六百七十億円余とな...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま会計検査院から御指摘のありました事項につきまして、財務省のとった措置について御説明申し上げます。  会計検査院の検査の結果、不当事項として、税務署における租税の徴収に当たり、徴収額に過不足があったこと等の御指摘を受けましたことは、まことに遺憾であります。...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、池坊委員がおっしゃいましたことは、私も、これからの日本を考えましたときに、結局最後は、人間の力、日本国民の力、日本人の力ということになると思うんですね。ですから、委員のおっしゃったことは、私は基本的に賛成でございます。  今、私の仕事の関係で、例えば貯蓄率が...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、今年度で申しますと四千二百五十億、これは次もやろうということになりますと、その倍ということになるわけですね。それで、これをどうするかというのは、もう私申しませんけれども、中教審等でしっかり議論をやっていただいて、それを踏まえて結論を出すということになっておりま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今銭谷局長から御答弁ありましたように、これから中教審等の議論を踏まえまして、文部科学省において来年度予算の要求がつくられると思います。今の段階で全部受け入れるか受け入れられないかお答えするのは難しゅうございます。その時点でしっかりまた私どもも議論をしていきたいと思...全文を見る
○谷垣国務大臣 簡単に申します。  三位一体改革で何を目標とすべきか。これは私がお答えしますと財政面ということにどうしても力が置かれるわけですが、やはり地方自治体が、こういう施策をやっていきたいということを住民と対話しながら、こういう施策をやるからこういう負担をお願いしたい、こ...全文を見る
04月27日第162回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 森元委員の御質問に、今最初に浮かびましたのは、やっぱりもう少し国も地方も財政が良くなって、お互いにどっちが貧乏だなんていう主張をしないで済むようにしたいなというのが、まず最初の委員の御質問を伺っての印象でございます。  そこで、国のまあいろんな財政的な...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも委員がおっしゃいましたように、地方財政については地財計画の歳出、相当これは縮減をされておりますし、地財計画掲上の人員も、今お話もございましたけれども純減、相当に進んできておりまして、財政の健全化の努力を払っていただいているというふうに私も思っており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 十七年度の予算におきましては、地方交付税、歳出、出ていくベースで前年度並みというのを確保いたしましたので、今年は比較的、何というんでしょうか、委員のおっしゃる、その悲鳴に近いとおっしゃいましたが、今年は比較的私も鉄砲玉が余り飛んでこない状況でございますけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに過去にありましては、委員が指摘されますように、景気対策として公共事業等を地方にも実施して景気を下支えしていただくような施策をお願いしたという経緯があったことは事実でございます。  で、それの元利の償還をどうするかというようなことにつきましては、こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かにいろんな制度の、地方財政もいろんな制度の枠組みがございますので、地方で自主的に、自律的に責任を持って財政運営をせよと掛け声だけは掛けてもなかなかできにくい面があるということは、私もそれは否定できない面があろうかと思います。  ただ、あくまで私が理...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 齋藤委員から、JR福知山線の事故についてお触れになりながらお問い掛けがございました。私もあの痛ましい事故の被害者の方々には心から哀悼と、またお見舞いを申し上げたいと思っております。  こういう事故が起こりましたときに、国の政治として何をなすべきかと。一...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、主計局の松元次長の方からベストシナリオというふうに答弁をいたしましたけれども、その中にもございましたけれども、継続的な歳出削減とか、それから全体の体調が上がってきて自然増収でこれを達成できるというシナリオになっているわけですね。  他方、内閣府の方...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは国会でも随分御議論いただきましたし、私たち内閣の中でも随分議論をしたところでございます。  元々、私どもの後年度影響試算というのは、予算審議の、国会で参考にしていただくために予算委員会に御提出をするということにしておりまして、要するに、今年の施策...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それはおっしゃるとおりだろうと思います。当面は、その二〇一〇年代初頭の国、地方を通じた基礎的財政収支をバランス取っていくということが目標でございますけれども、それから先はどうするんだという議論はようやく行われ始めたところでございます。  要するに、プラ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ございます。できるだけ、例えば七百何兆とか申しましても、ちょっと通常の我々が扱う、私が個人として扱う金額とは余りにも違うものですから、なかなか頭に入りにくい、理解しにくい。そういうときに、分かりやすく言うと、どういうふうに言ったら分かりやすく理解していた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この現在の日本の借金は、確かに今の納税者でいえば齋藤委員のおっしゃるとおりだろうと思います。    〔委員長退席、理事田浦直君着席〕  他方、現実で申しますと、とても今の納税者だけで一遍に返せるものではありませんで、要するに将来の納税者までツケを先送...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも各論にまでわたって議論するとなかなかこの場で御答弁ができませんけれども、私は先ほど申し上げたように、結局三つしかないと思うんですね。入るを量っていずるを制す、全体の体力が良くなって自然増収みたいなものが増えてくると、こういう三つを組み合わせるしかな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 宮澤大蔵大臣が、峰崎先生の御質問だったんでしょうか、今、齋藤委員がおっしゃったようなことを答弁されたということは私も覚えておりますが、恐らく、あの年に金融情勢等が非常に深刻でございましたので思い切った減税等々をやりまして、一挙に国債発行が膨らんだ年であっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 衆議院でこの議論が決算委員会で行われましたときに、私も質疑を聞いておりましたので、大体問題点は知っているつもりでございます。  それから、この架空計上というものがどういうものかということでございますけれども、現実には、予算は執行は、何というんでしょうか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、非常に予算もたくさんございますから、私も二十何年間やっておりますと、ちょっとこれはおかしいんじゃないかなと感じたことは過去に何回かございまして、知らなかったというよりも薄々と感じておったというのが正直なところでございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、予算の査定に当たりましては、各省庁の執行実績をきちっと把握して、これを予算に反映していくということが必要だと思います。何年にもわたって執行実績がないようなものを要求されてそのまま認めるなんというのは、これはやっぱりおかしいんで、これは見直していか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今朝の読売新聞の朝刊に今委員が指摘されたことが出ているわけでございますけれども、これは、先ほど申しましたように、予算の執行、決算というのはいろいろな謝金とかあるいは庁費とか科目別分類によって行っておりまして、予算積算の見積りである事項別に行われているわけ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど松元次長から答弁をいたしましたけれども、今後、やはり研究テーマとか、そういうものにつきましてもきちっと精査をしまして、執行内容と予算が乖離することのないように、できるだけ現実に即したものにしていくように努めたいと思っております。  それで、どうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 特会につきましては、私の前任者の塩川大臣のときに国会でもいろいろ御議論がありまして、母屋でおかゆをすすっているのに離れですき焼きを食うというのはけしからぬと、こういうことで全面的な見直しをやろうということで、財政審でも総ざらい的な見直しをしていただきまし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題はなかなか、国の要するに歳出歳入の管理の在り方、民間企業の在り方、かなり根本的な問題を含んでいるんではないかなと思っております。  専門家である先生にもう釈迦に説法なんですが、国の場合は現金の出納支払の事実をもって整理するということにしているわ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 専門家の委員に複式簿記とか単式簿記のことを言うのは甚だ面映ゆいわけでございますけれども、確かに明治二十二年までは複式簿記を日本も採用していたと。その後、現金主義、単式簿記に改めたというにはそれなりの理由もあったんだろうと思います。  もう釈迦に説法でご...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 互助会に対する補助金については、現在、これは地財計画には明示的に計上されていないわけですね。  それで、今もいろいろ瀧野局長から御答弁がございましたけれども、互助会に対する補助金だけではなくて、一般行政経費についても具体的内訳というのは必ずしも明らかに...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申し上げたことの繰り返しになりますが、やはり委員がおっしゃるように、地財計画を作る上での透明性と申しますか、説明責任と申しますか、もう少し私はここのところを丁寧にやる必要があるのではないかなと考えておりまして、これが地方交付税改革といいますか、地財...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 資料室や統計をやるようなところじゃないかというお問い掛けでございまして、確かに統計面でも、法人企業統計はここがやっておりまして、これは大変我が国の経済を見るとき使われているところでございますが、そのほかに研究所としてやっておりますのは、最近のテーマで申し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 出資金という形でやっている研究開発法人、これ随分又市委員とも議論をさせていただいたなと思うわけでございますが、先ほどのお話のように、独法化に当たって出資金という形より補助金という形で整理をするということになったと、これは議員の今までの問題意識にもおこたえ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 数値目標の設定、これはあるいは以前にも委員にお答えをしたことがあるんではないかと思っておりますが、それぞれの特会の目的、性格、かなりまちまちでございます。特会の大きな部分は、今後とも増加が見込まれる国の債務償還費であるとかあるいは年金給付費であったりして...全文を見る
05月12日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 櫻井委員が大変印紙税について御研究になりまして、質問主意書もいただきまして、私、読ませていただいて大変勉強になりました。  大変古い歴史のある税制でありますので、なぜこういうところに担税力を認めてこういう税を設けているかというのも、時代の変遷に伴いまし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ここのところは、今議論して何か押し問答みたいなことを櫻井さんとするつもりはないんですけれども、やはりそれは、分けてくれというのは、やっぱり一人一人で割り勘にしたわけですから、それは結局一万円の飲み食いが五つあると、こういうことになるんじゃないでしょうか。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 文書課税というのは確かに委員のおっしゃるとおりです。ただ、文書だから何でもかんでも課税するというわけではなくて、その背景に一定の経済的利益が推定されるから、そこに担税力を認めて課税をしているという関係になるわけですから、確かにおっしゃるように明治の初めご...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、明治の初めごろからある税制ですから、当時は重要な権利関係を証するというようなことは文書で行われていた。したがってそこに着目したということでありますけれども、じゃ現在電子取引みたいのができたときに、全部そこを視野に入れた税制が全部きちっと整理できて...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の、印紙税なんかやめて法人税でやった方がいいじゃないかという御議論は、まあその御議論は、やはり法人税の、その競争力やいろんな問題がありますから、今にわかに私としてはそれでいこうとお答えをするわけにはまいりませんが。  確かに、今おっしゃるように五千億...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるように、年度末に不要不急なものをとにかく来年度予算のこともあるから全部使い切ろうなんていう発想は、私はもうやめていただきたいと思っております。各執行官庁において責任を持って履行していただくということが必要だと思います。  ただ、若干年度末に寄...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 日銀の引受けに関しては今、白川理事からの御答弁があったところですし、それ以外、さっき公的セクターとして挙げられました郵貯とかあるいは年金というものがすぐ頭に浮かぶわけでありますけれども、郵貯にせよ年金にせよ、年金はやはり年金運用の一番良い点を求めてやらな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、中国の為替制度についてはもう少し柔軟性というものがあるべきであると、私自身そう思っております。また、そのことが、日本からしていいというだけじゃなしに、長期的に見て中国の安定的発展ということを考えますと、やはりそういう柔軟性というものをもう少し持たせ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 人民元に対して財務省のスタンスを変更したということはないと思っております。  それで、そのときそのときで、その場にいる者がどういう表現をするかということは、若干その人の持ち味によりましてニュアンスの違いがあるいはあるかもしれません。ただ、ずっと言えます...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 人民元が変動していくと円高になる、まあそういう議論が、あるいはコンセプトが市場にはあるのかもしれません。私、市場がどういうふうに動くかということは私はコメントする立場ではございませんし、それは差し控えたいと思いますが、そういう御議論がよくありますけれども...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) アメリカの議会なりアメリカの中での動きというのは私もコメントするほど十分承知しているわけではありませんが、やっぱり基軸通貨を持っている国というのは強いなと思うことがございます。やっぱり強いドルが必要な場合には強いドルを主張し、そういう貿易等々でいろんな問...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 正式なコメントということになりますと、G7のコミュニケに書いてあるとおり、ファンダメンタルズを反映すべきものだというような棒をのんだような御答弁を申し上げることになるわけですけれども、我々としては、やはり一番基本にございますのは、今おっしゃったような通貨...全文を見る
05月16日第162回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) ただいま議題となりました平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外二件及び平成十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山下委員から決算に懸ける信念の御披瀝がございましたけれども、参議院におかれまして決算を大変重視されまして、今日このような総括的質疑に至るまで充実した御検討をいただいてまいりましたことに、まず心から敬意を表したいと思っております。  そして、その過去...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山下委員からお話がありましたように、特別会計っていうのはもう一般会計に比べましてもはるかに大きなものでございまして、ややもすれば一般会計だけに焦点が当たりますけれども、特別会計までやはり目配りをいたしませんと我が国の財政の現状というものはよくつかめな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の外為特会の資産総額は、国際局長からも御答弁しましたように約百二兆と。それから、その百二兆の資産がありますけれども、一方、いわゆる政府短期証券八十五兆円の、これは借金ということになると思いますが、構成されていると。その差額が十七兆ほどあるわけですが、言...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、委員が最初におっしゃったことは、予算、決算、それから政策評価といったプラン・ドゥー・シーというんでしょうか、そういうマネジメントサイクルをきちっと徹底していく、まだまだやるべき努力があるのじゃないかということであったと思います。  そこで、こうい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) できるだけ民間の会計というものも十分活用して、国の財政状況も民間的手法から見ても分かりやすくしていこうということは是非とも進めなきゃならないことだと思います。  そこで、財務省は、まず国の貸借対照表という、これは試案でございますが、まず作るというところ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的な考え方としては、政府保証を付けずに財投機関債を出しているということは、もしその財投機関において破綻を来し償還できないというようなことがあれば、そこに隠れた政府保証が付いているというような理論構成をするのは私は明らかに間違っているんだろうというふう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、中村委員がおっしゃいましたように、基本的に制度の立て方として、安全対策、これは鉄道事業者が行うべきものだという考え方で整理をいたしておりまして、ただ、それだけでは赤字路線等々で不測なことが起こってはいけないということで近代化資金の制度を設けてATSの...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、中村委員の御質問を伺いながら、私も思い返しますと、国会出て初質問は保育の問題、幼保一元化の問題、もう昭和五十八年のことでございますが、させていただきましたのを思い出していたわけでございます。  しかし、今少子化が大問題でございますから、きちっと私ど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ来年度予算の編成に関しては十分議論が進んでおりませんので、確定的なお答えはできないわけでございます。  ただ、先ほども自民党の中村委員に御答弁しましたように、基本的には安全確保というのは鉄道事業者の最大の使命でございますから、本来鉄道事業者でやって...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 安全対策並びにそれに係る経費というものについてまだ十分私どもも把握ができておりませんので、何ともお答えいたしかねるわけですが、ATSの近代化そのものですと私はさほど大きな投資額にはならないのではないかというふうに考えておりまして、かなり経営状態のいいとこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 福知山市、私のホームタウンでございます。後ろに座っている尾立さんの御出身地でもあり、松井さんの選挙区でもあるわけですが、全国一位とおっしゃいましたけれども、今時点で申しますと、苫小牧、それから北上に次いで三番目ということになっております。  昭和四十年...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず国有財産の管理という点から申し上げますと、研修施設、行政財産としてやっているものは、まず基本的にそこの官庁、当該官庁においてまず管理をしていただくということが基本でありますが、財務省では、国有財産法第十条第一項というのがございまして、有効利用の観点か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 又市委員がこの特別会計の問題、熱心に取り上げていただいているのは、私、大変有り難いことでございまして、大きな方向として先ほどサポーターだとおっしゃっていただいたのは私もそのように思っているわけでございます。  ですから、産投会計でNTTの売却益からの無...全文を見る
05月17日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○谷垣国務大臣 私も直接当局者としてお答えする立場にはございませんけれども、小泉内閣のもとでは、官と民の役割分担を見直して民間の知恵ないし活力をできるだけ活用していくようにしようという基本姿勢でいろいろな問題に取り組んできているわけですね。  それで、郵政問題に関しましては、私...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、石井委員がおっしゃいましたように、今大量に国債を発行しておりまして、今後ともそういう情勢が続くということが見込まれます。そして、現在、郵政事業がこの国債を引き受ける大きな器の役割を果たしてもらっておりますので、郵政民営化の議論とともに、国債管理政策というものを...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も委員のおっしゃるとおりだと思います。  確かに今まで郵政というのが、これだけ大量の国債を消化するのに、ずっと長い間そういうふうにしていただいておりましたし、安定的な器を提供していただいたのは事実でございますけれども、中長期的に考えてまいりますと、これからの景...全文を見る
○谷垣国務大臣 当委員会でもるる申し上げたところでございますけれども、我が国財政は債務残高が加速度的に累増する、財務大臣としてこういう言葉を口にするのも本当に気が重いわけでございますが、そういうのが現実でございまして、平成十七年度末、公債残高が五百三十八兆円に達するという見込みで...全文を見る
○谷垣国務大臣 産業投資特別会計の特に産業投資勘定ですね、これにつきましては産業投資特別会計法の第一条に設置の目的が書いてあるわけでございまして、条文は一々読み上げませんが、要は、リターンが期待できるんだけれども民間だけではなかなかリスクがしょい切れない、そういう政策分野に対して...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、この産投会計、NTT株式の売却益の所属等について経緯をお話しになりましたけれども、NTTそれからJTの株式につきましては、基本的に考えますと、確かにこれは国民共有の貴重な資産だということだろうと思います。したがいまして、その売却収入は国民共有の負債である国債の...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと先ほど申し忘れたことでございますけれども、例えばNTTの場合は三分の一が政府の保有義務、株式の政府保有義務がかかっております。売却できるもの、売却したもの、そのものについては皆国債整理の方に充てたわけでございますけれども、結局、その三分の一に当たる部分が今...全文を見る
○谷垣国務大臣 これにつきましては、委員の御見解と我々の見解はずっと近寄ってまいりまして、実は、去年十一月の財政審で、NTT株式売却収入を活用した無利子融資制度は現在計画されている案件が終了した時点で廃止せよ、それから、既往貸し付けの償還終了時に社会資本整備勘定も廃止するべきであ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今十八年度も三%公共事業を縮減するという報道があるということをお述べになりましたが、まだ、来年度どうするかはこれからの議論でございますけれども、「改革と展望」等によって引き続き抑制化をしていくという道筋が示されておりますし、平成十八年度についても、公共事業について...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、特殊法人等の出資金、総計約四十七兆というふうにおっしゃいました。どの範囲の計数をどのように集計されているのか、ちょっと私の手元ではよくわからないんですが、特殊法人等の財務の健全性、これは、まず各特殊法人の根拠法令にのっとって所管官庁がきちっと監督をしていただか...全文を見る
○谷垣国務大臣 今委員がるるおっしゃったことは、実は、こういう言い方をするとおしかりを受けるかもしれませんが、従前の取り扱いをもっとわかりやすいものに改めようとした結果だというふうに私はとらえております。  と申しますのは、きょうは事務方がつくった紙もありませんので、私記憶に基...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府系金融機関の改革につきましては、今も野田委員がおっしゃいましたように、ことしの三月までは、いろいろな金融情勢、経済情勢があるので、むしろ政府系金融機関の機能を活用していこうということで、以前ありました議論が、表現が適切かどうかわかりませんが、やや先送りされたと...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十一年十月でしたか、今委員がおっしゃいましたように、いわゆる開銀とそれから北東公庫、それを廃止して政策投資銀行に持っていった。それから、それと同じときだったでしたかね、JBICができましたのも同じときでしたね。  そういう形で政策機関の統合を行ったわけであり...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、政策投資銀行ですね。長い間、北東公庫の焦げついたり何かしているのをどうしていくかというのはやはり大きな課題でございましたから、私は、あのとき一応整理がついたというのは一歩前進ではないかと思っております。  それから、貸付規模の縮減であるとか融資対象の縮減で...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員のお問いかけなんですが、ちょっと私は、ことしの三月まで、先ほど申し上げましたような、むしろ活用していくという方向をとっておりましたので、実は、これからの議論、まだ頭のウオーミングアップが十分できていないというのが、ちょっと、委員がお問いかけになってこういう答え...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだ経済財政諮問会議の議論も、いろいろ新聞等にも出ておりますが、どちらかというと観測気球みたいな記事が多いんじゃないかと私は思っております。  それで、今委員はどちらかといえば全部民営化していいんじゃないかというお考えだったと思いますが、私は、ごく長期のものや何...全文を見る
○谷垣国務大臣 JBICについては、例えばさっきおっしゃったODA、円借款のようなものをどうやっていくかというのは、なかなか民間ではできない分野があるのではないかなというふうに思っております。これは結局、ODAの中で円借款のようなものをどう見ていくか、どう考えていくかという大きな...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申し上げたところに戻りますが、やはり野田委員のおっしゃったこと、私は、基本的にやはり機能をきちっと見て議論していかなきゃいかぬということをおっしゃっているんだろうと思います。JBICにもいろいろな機能、役割がございますから、その機能を十把一からげで議論すると...全文を見る
○谷垣国務大臣 そこも、私はまだ自分なりの結論を持っているわけではありません。  ただ、今おっしゃったような国民生活金融公庫というところは、極めて零細なところ、無担保融資というようないろいろ工夫をしている。こういった分野はどういう形かでやはり私は存在意義があるのではないかなとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 野田委員へのお答えに、さっきからまだ結論がないということばかり申し上げるのは大変心苦しいわけですが、確かにおっしゃるように、過去それなりの改革をしたところだというふうに思っております。  しかし、このあたりも経済産業大臣ともよく御相談をしてまいりたいと思っており...全文を見る
○谷垣国務大臣 私の考え方は、これはあくまでそれぞれの機能をきちっと押さえた上でどういうふうにしていくか議論すべきものだと思います。  仮に一つに統合した場合だって、えらく機能の違うものをやるのであれば、その中で、内部組織でかなりきちっと分けないと、そしてそれに見合った人間を養...全文を見る
○谷垣国務大臣 原口さんからやじが飛んで大変答えにくいんですが。率直に申し上げて、これから練っていかなければならないと思っております。  そして、総理の御発言を、内閣の一員として総理の御意思を体して申し上げれば、やはりそれぐらいの意気込みがないとなかなか進まないということではな...全文を見る
○谷垣国務大臣 総理がそういう御発言をされたのは、たしか予算委員会で御発言をされたと思いますが、私も横で聞いておりました。  そこで、総理の御発言の要旨は、要するに、確かに今まで、このポストは何々省のOBが自動的に来るんだという機関が現実にたくさんあったわけでございまして、もう...全文を見る
○谷垣国務大臣 財務省で退職した公務員の数、これは十六年十月一日現在ですが、国民生活金融公庫、常勤役員八人中二人です。それから政策投資銀行は常勤役員十三人中二人。それから国際協力銀行、常勤役員十人中三人。ですから、財務省OB、財務省で退職した者は合計七人となっております。なお、職...全文を見る
○谷垣国務大臣 役割を終えたものはどんどん廃止すべきと私も考えておりますが、ただ、委員がおっしゃったように、一般会計の規模の方が総体の特会よりも小さいから異常だというふうには、必ずしもそう考えておりません。それぞれの特別会計は、やはり、例えば年金の特会にせよ、それぞれ理由があって...全文を見る
○谷垣国務大臣 それぞれの特別会計でガバナンスをもっときかせていかなきゃならない、私は、このところのいろいろな起こってきた事象、それから国会での御議論、そういうことではないかと思っております。  確かに、私どもも、従来、ややもすると議論をしていきますときに一般会計だけに目が向か...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、佐々木委員がおっしゃいましたように、具体的な徴税に当たっては、納税者の実情等よく話をしながら進めていくということは、当然そうあるべきことだ。恐らく、指示と申しますか通達といいますか、そういうものが出ていると思いますが、そうあるべきことだと思っております。
05月17日第162回国会 衆議院 本会議 第25号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 三日月議員にお答えいたします。  まず最初に、国、地方の長期債務残高が七百七十四兆円まで達しているのをどうするつもりかというお問いかけでございました。  我が国の財政状況は、バブル経済崩壊後景気が低迷する中で、累次にわたる経済対策としての歳出の拡大や...全文を見る
05月18日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○谷垣国務大臣 今柴山委員がおっしゃいましたように、我が国の今の財政状況、本年度末になりますと、国の公債残高が五百三十八兆円程度、地方と合わせますと七百七十四兆と、主要先進国の中でも最悪の状況になっているわけです。  なぜこういう状況になったのかということでございますが、主とし...全文を見る
○谷垣国務大臣 日本の戦後社会が目指して達成してきたものはいろいろあると思いますけれども、貧富の格差の少ない、あるいは地域地域をとりましてもそれぞれの地域の格差の少ない、均衡ある国土の発展という理念もそうでしょうし、あるいはジニ係数等を見ましても、一番格差の少ない社会をつくってき...全文を見る
○谷垣国務大臣 所得税について、柴山さんは今、日本の場合、課税最低限をもっと下げていって、所得税を払う人のベースを広げていくべきではないかという御主張が多分背後にあるんだろうと思います。  実はそこのところがなかなか難しゅうございまして、かつては日本は課税最低限が一番高い国であ...全文を見る
05月18日第162回国会 参議院 本会議 第22号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 岩本議員にお答えをいたします。  私に対するお尋ねは既に国土交通大臣からも御答弁がございましたけれども、重ねてお答えをいたします。  まず、住宅金融公庫の財投への繰上償還と国庫負担額との関係、それから公庫の補給金に依存しない体質への転換等々でございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 浜田議員にお答えいたします。  合同会社については、構成員課税を適用していくことが大事ではないかという御指摘でございました。  合同会社制度は、いわゆるベンチャー企業など少人数による事業を行うための会社に適した新たな会社類型として創設されるものと承知...全文を見る
05月20日第162回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今外務大臣から御答弁がございましたように、総理がバンドンで我が国にふさわしい水準のODAを確保していくという旨の表明をされることは、私どももあらかじめ御一緒に議論をさせていただいて承知をいたしておりました。  ODAにつきましては、私どもは、引き続き効...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) どう考えてもとおっしゃったんで首をひねったんです。  それは、確かに藤田先生のような御見解もあるかもしれませんが、どう考えてもというところに私は疑問を持っております。
05月26日第162回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 柳澤伯夫議員にお答えいたします。  私に対するお尋ねは、郵政民営化に伴う国債市場への影響について懸念はないかということでございました。  私は、郵政民営化が進展していく中で、適切に国債管理政策を運営していくことは重要な課題であると認識しております。 ...全文を見る
06月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○谷垣国務大臣 民営化が予定されている二〇〇七年以降、郵政事業がどういう資産を持ち、どういうふうに投資をしていくか、いろいろな予測がございまして、今全部見渡すことは不可能でありますけれども、しかし、石井委員のおっしゃるように、今後国債をどう安定的に消化し管理をしていくかという視点...全文を見る
06月03日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 国共済全体で過去期間に対応した給付現価は約三十七兆なんですが、そのうち、今御議論の郵政に該当する部分は、大体約四分の一と算定されておりまして、九から十兆という額であろうと思います。
○谷垣国務大臣 五十嵐委員が大きなところから御議論いただいたので、全部お答えできないんですが、一つだけ、竹中大臣がおっしゃらなかったのを一点だけ申し上げたいと思います。  それは、特別会計のことをお触れになりまして、一般会計から比べると特会ははるかに大きい、数字も重複分を省いて...全文を見る
○谷垣国務大臣 数字につきましては先ほど仙谷委員にお答えしたとおりでございますが、今、総裁がお答えになりましたその背景は、要するに、世代間扶養の考え方に基づく賦課方式を、公的年金制度、日本の今の制度はとっておりますので、過去の保険料拠出に対応する給付現価に相当する積立金をそのまま...全文を見る
○谷垣国務大臣 今のもちょっと、そう言ってはなんですが、まことにある意味ではなたで削ったようなことをおっしゃいましたので、どうお答えしていいか戸惑っているんですが、これは、今は国共済に入っております。やはり移行期間をある程度とらなきゃできませんからそれは国共済ですが、みんな国共済...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、今までのNTTとかJRの例を見ますと十年から十二年ぐらいかけているようでございますから、今の時点ですべては判断できませんが、大体そういうことを想定しているわけでございます。
○谷垣国務大臣 先ほど、国共済で過去期間に対応した要するに過去債務ですね、それが約三十七兆である、仙谷委員に、それで、国共済のうち約四分の一が郵政関係でありますから、その割合を当てはめますと大体九から十兆というお答えをしたところでございます。  それで、厚生年金に移りましてもそ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ですから、さっきから申し上げているんですが、要するに、国共済から厚生年金に移っていくのがこういう民営化をするということであれば、原則であろうと。そういう基本的な考えの中でこれから対処していくことになるわけですが、具体的な移行方法等につきましては、これから関係者間で...全文を見る
○谷垣国務大臣 それはいろいろな考え方があると思いますよ。特に、今おっしゃったのは公会計と民間企業の会計の違い、それは一つ一つきちっとやっていかなきゃいけないと思いますが、骨格経営試算をどうおつくりになるかはまた別の議論だろうと思って聞いておりました。
06月07日第162回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 国会での決算審議は、今委員長がおっしゃいましたように、予算が本来の目的のとおり使われているかと、そしてきちっと決算をすることによってそれを自後の予算に反映さしていこうと、こういう目的で行われるもので、極めて大事なものだと考えております。参議院ではこの点を...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員からお話がありましたように、やっぱり今まで私どもの思考はどちらかというと予算をつくるあるいは予算を獲得するということにどうしても主眼が置かれまして、それをどう循環過程の中できちっとチェックして、あと反映していくかという点は、いささか、私二十何年国会...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がおっしゃいましたように、特定財源というのは見方を変えれば実に便利な制度なんですね。特定の公共サービスの負担と受益の関係がはっきりしている場合にはなかなか合理性があって、それで特にその事業の緊急性、必要性が高い場合には比較的、安定的に財政資金を確保で...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の前任の塩川大臣が、これはもう大変人口に膾炙した言葉ですが、母屋でおかゆをすすっているのに離れですき焼きを子供たちが食っているのはけしからぬとおっしゃいまして、全部特会制、特別会計制度を見直ししていこうというんで総ざらい的にやりました。これが平成十六年...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ただいまの平成十五年度決算検査報告の指摘について、特別会計の事務事業等の見直しについて及び特別会計による予算積算と執行の乖離についての審査措置要求決議につきまして、適切に対処いたしますとともに、平成十五年度決算検査報告の指摘及び特別会計の事務事業等の見直...全文を見る
06月08日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第10号
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○谷垣国務大臣 最初に、古賀委員の御質問を始められる時刻に遅参いたしましたことをおわび申し上げたいと思います。  今、古賀委員の御議論は、要するに、郵貯が集めた金を財投で緩んで使ってきたことが一番の問題ならば、まずそこをやらなきゃいけないじゃないかという御質問だと思います。これ...全文を見る
○谷垣国務大臣 私も、古賀先生から御質問をいただくというので、いろいろ過去の事例も調べてみまして、確かに古賀先生よく知っておられるはずでございまして、古賀先生が建設省におられた当時にも、要求いただいたよりも余分につけたというようなこともございました。  それで、これは確かに、今...全文を見る
06月09日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第11号
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○谷垣国務大臣 今、一川委員のお尋ねに、まず、どういうビジョンを描いているのかということに関連いたしますが、今も麻生大臣からお話がありましたように、民間個人貯蓄の四分の一を郵貯、簡保というところで集めている、大きな影響を与えているわけですが、国民の貯蓄を民間につなげていくことで経...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、竹中大臣からもお話がございましたけれども、入り口と出口というのは絡み合っているんだろうと思います。  今までは、要するに郵貯で集めたお金は十三年まで全額預託義務があって、それは財投に回っていくということでございましたから、その仕組みは平成十三年度で基本的には...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府系金融機関と申しますか政策金融というのは、民間だけではなかなかコスト的にも難しいというようなものに対して、ごく零細なところの貸し付けであるとか、あるいは担保をとらないで貸し付けをする、民間ではリスクが大き過ぎてできないというようなところにはなかなか役割を発揮す...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、私は、必要な部分は依然として残るだろうと思います。必要な部分は依然として残りますし、それはやっていかなきゃいけない。しかし、さっき申し上げたように、あくまで民業の補完であるべきだ。  実は、大変このところの金融状況や経済状況、しばらくよくなかったものです...全文を見る
○谷垣国務大臣 ここで会ったが百年目とさっき言っていただきましたので、前にお会いしたのは日露戦争のころかなと思いながら聞いておりました。  もっと障害者対策あるいは少子化対策の予算をふやせ、こういうことだろうと思います。私も、もちろん障害者対策というものが不要だと思っているわけ...全文を見る
06月09日第162回国会 参議院 法務委員会、財政金融委員会、経済産業委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 私も今日、委員会に出てまいりまして、にわか勉強で余り的確なことを申し上げられるのかどうか分かりませんが、やはり大陸法と英米法の物の考え方の違いというのが背景にあって、なかなか難しい問題だなというふうに思います。  そこで、税法をどうしていくかという観点...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 余り、個人としてお答えしますと、後、議事録で矛盾があると言われても困りますので、個人としてのお答えは差し控えたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がおっしゃいますように、すべての経済活動は税と関係がございますから、一つ一つの制度を議論するときに税とは無関係ではなかなか議論ができないというのはおっしゃるとおりだろうと思います。  ただ、他方、じゃ我が国の税制をどういうふうにして運用してきたか、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと、不良債権処理と税法、商法、証取法の関係というのにちょっと頭が整理できないで答弁に立ったわけですけれども、この三つの制度はそれぞれ独立性もあり関連性もあるわけですね。  関連性というのは、税法の場合には、やはりその期の利益をどういうふうにとらえ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ結論が出ているわけではありませんので、現段階での考え方ということになると思いますが、このLLC、LLPに限らず、ある事業体にどういう課税をして、事業体に関連してどういう課税をしていくかというときの基本的な考え方は、その事業体に関する利益、それから費用...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 大門委員、今、日本が今大量の為替介入してとおっしゃいましたが、今現在しているわけではございません。(発言する者あり)かつてしたことはもう報告をしております。  そこで、アメリカの今株価の問題をおっしゃったわけですけれども、私は日本の株価についてもどう見...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) いや、もうこれは適切にきちっと課税をして、いただくものはいただくということでございます。
06月13日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○谷垣国務大臣 今まで御答弁がありましたことと同じでございます。
○谷垣国務大臣 確かに、そのとき私は科学技術庁長官をしておりましたけれども、当時の公定解釈を述べろと言われても、ちょっと述べかねるわけですね。  ただ、今の議論を伺っておりますと、確かに、民営化は行わないという条文がございますけれども、そこは要するに、法規範としての意味が何なん...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○谷垣国務大臣 対象になります。
○谷垣国務大臣 消費税は、あらゆるサービスあるいは財貨の移転、これには消費税をかける、こういうことでありますから、今のように分社化、会社を分けてその間にサービスの委託等あれば、その対価には当然消費税がかかってくるというのが一般のルールでございます。  そうしますと、今のお尋ねは...全文を見る
○谷垣国務大臣 端的に答えろということですが、いかに毎年の国債発行額を圧縮しようと、まだ借換債等を相当出さなければなりませんので、当分国債の発行というのは続けざるを得ない状況でございます。
○谷垣国務大臣 十年後、なかなか予測が難しいんですけれども、なかなかこれは難しいことでございますが、現在、郵貯、簡保は、国債引き受けの大きな、私はインフラと言っているんですが、なっております。それを民営化しようというわけでございますから、なかなか、そこのところをどう安定的な処理を...全文を見る
○谷垣国務大臣 十年間、移行期間というものがございますね。それで、この期間は、一つは政府保証のついた従来の資金があるわけでございますから、そこは安定的に、安定的資産として国債等で運用せよということになっておりますから、十年間はやはりそういう形で徐々に移行させていくという体制をとっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今のお尋ねは、移行期間中と、完全民営化した場合と二通りあると思うんですが、寄附金の扱いは、法人税法上、三十七条七項、八項あたりに書いてございますけれども、一般に、その事業に直接関係なく任意に、かつ対価の授受なく無償で財産的給付を行うもの、こんなふうに定義するわけで...全文を見る
06月15日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第15号
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○谷垣国務大臣 郵政新会社職員に対する年金は、民営化すれば厚生年金に移っていくというのが一番基本でありますけれども、やはり円滑な労働関係の維持ということも考えなきゃいけないと思いますし、そういうことで、当分の間、国共済に残って、移行方法については具体的に詰めていくということになっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 あのときの財政状況とは随分違うと思います。財政状況というのは、国鉄共済の財政状況と厚生年金の財政状況、随分違います。今は大体同じようなものですから、いろいろな制度をこれからきちっと詰めますけれども、そんなに急に変わって不安になっちゃうというようなことはない、こうい...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、原口委員が財投債のことをおっしゃいました。四十兆ぐらいの規模だとおっしゃいまして、これまで年間四十兆から六十兆出してきたのは事実です。  しかし、これは、今まで郵貯、簡保から財投に預託されてきた、その預託金を返さなきゃならないということでやってまいりまして、...全文を見る
○谷垣国務大臣 財投債で引き受けるのは十九年度までということは、今度の法案にも明記をいたしております。
06月16日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○国務大臣(谷垣禎一君) G8そのものではありませんが、それに先立ちまして、先週の金曜日、スノー財務長官と日米財務大臣会合を持った折に、アメリカ側から、この改正法案八百二十一条については関心、懸念があるという趣旨の御発言がございました。  私からは、この法案は法務省所管の法案と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 済みません、ちょっと先ほどの発言、ちょっと補完させていただきます。  日米財務大臣会合の折にアメリカ側から発言があったと申し上げましたが、これはスノー長官そのものではございません。アメリカ側のソーベルさんという次官補代理からそういう御発言があった。細か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申しましたように、ソーベルさんという次官補代理から関心というか懸念が表明されたわけでございますが、リーダーシップを発揮せよということでございますけれども、やはりこれは既に国会の中でずっと議論が進んでおります。まず、滝さんもおられますが、法務省がお考...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申しましたように、やはり己の職分を越えて余りいろんなことを言うのは私は差し控えたいと思っております。もちろん内閣の一員として閣議決定をしてこの法案を出した責任はございますけれども、まず第一義的に法務省できちっと問題点を整理していただくべきことだと考...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) G8で米国以外の財務大臣からこのような御指摘は特にございませんでした。
○国務大臣(谷垣禎一君) 在日の外国商工団体などがこの規定について提言を取りまとめていることは聞いておりますけれども、これまでのところ、財務省あてに直接こういう提言、要望が提出された事実はないと思います。
06月21日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第17号
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○谷垣国務大臣 まず、どれだけ国に親孝行するのかというお話でございました。これは二つあると思うんですね。  一つは、税というのがございます。税が幾ら入ってくるのかというのは、これは、民営化したときの経営状態、そういうようなもので違いますので明確なことは申し上げられませんが、先ほ...全文を見る
06月22日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○谷垣国務大臣 菅委員が政務官に御在籍中、大変この問題に意を払われて、政務官会合というようなものもできまして、推進に大きな力を発揮されましたことに心から敬意を表したいと思います。  それで、さっきおっしゃった、我が省の税関の方のNACCSのシステムと、それから国土交通省のシステ...全文を見る
○谷垣国務大臣 ただいま御決議のありました財政再建につきましては、まずは当面の財政健全化目標である二〇一〇年代初頭における基礎的財政収支の黒字化の達成に向け努力を重ねているところでありますが、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも歳入歳出両面からバランスのとれた財政構造改革を進めてまいる...全文を見る
06月23日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第19号
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○谷垣国務大臣 だれが所管かというお尋ねでございますが、会計法は私が所管をしております。(馬淵委員「法律を聞いているんじゃないんですよ、その責任はだれかと聞いているんです」と呼ぶ)いや、まあまあ、待ってください。  そこで、会計法十条では、予算の執行について、基本的に予算の執行...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、国共済に属しておりますから、もちろん国共済は関係者でございますが、同時に今度は民間になりますので厚生年金に移ります。したがいまして、厚生年金と国共済、これが主たる関係者になると思います。
○谷垣国務大臣 お答えいたします。  例えば厚生年金でございますと、新しい会社が厚生年金に関与するわけでございますから、当然それも関係してくるというふうに考えます。
○谷垣国務大臣 それは国家公務員共済ですね。国家公務員共済、それが一つ団体をつくっておりますから、それが関係者として主体になるわけであります。  それから、厚生年金に関しては当然その厚生年金でございますが、あと、さっきおっしゃいましたように、現在は郵政公社でございますが、そのと...全文を見る
○谷垣国務大臣 主たる関係者は以上だろうと思います。あと、いろいろこれは制度を詰めていきますと、もちろんいろいろな問題点が出てくるだろうと思います。したがいまして、全部を今網羅するわけにはいきませんが、主要なプレーヤーはさっき申し上げたようなところであろうと思っております。
○谷垣国務大臣 もちろん、国家公務員共済を主管しておりますのは財務省でございますし、厚生年金に関しては厚生労働省がその主管官庁でございますから、それぞれの関係で関与するというふうに考えます。
○谷垣国務大臣 それはいろいろな、制度もそのときあるいは考えなければいけないかもしれません、また財政調整も必要だろうと思います。したがいまして、直接の当事者がどういうふうになるかはまだ十分詰まってはいないわけでございますが、当然、財政調整等をするとなりますと、役所もそれぞれ前に出...全文を見る
○谷垣国務大臣 そういうことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 民営化いたしますと、国家公務員から民間に身分が移転いたしますので、厚生年金に移るということが基本的な考えでありますが、その間にいろいろ調整する必要があろうかと思います。  調整することが必要な項目を申し上げますと、具体的に申しますと、過去の共済組合期間の取り扱い...全文を見る
○谷垣国務大臣 ターゲットを特に今まだ設定ができているわけではありませんし、また、もう少し検討が必要だろうと思います。  ただ、先ほど申しましたように、委員は十年、十二年というのは非常に長いじゃないかというふうにおっしゃいました。確かに長い期間でございますが、一番考えなければな...全文を見る
○谷垣国務大臣 今中村委員が公務員ということでおっしゃいまして、国共済は私の方の担当でございますから申し上げますと、国共済の組合員のうち、組合員といいますか加入者のうち、現組合員は二五・四%が郵政関係者でございます。それから、もう受給をしている人の割合が二六・三%が郵政でございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほども主たるプレーヤーはというような表現で申し上げたつもりでございます。それから、財政調整等が必要になってくる場合にはということも申し上げたと思います。長々とした中にちょっとだけとおっしゃいましたけれども、実は頭の中に地共済との調整というのは当然あったわけでござ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まだその点は詰めておりません。ただ、先ほどから御答弁申し上げておりますように、地共済との調整というのは極めて大きなことであるというのは、委員がおっしゃるとおりでございます。
06月28日第162回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 人民元の問題を議論するときに、私もいろんな国際会議あるいは中国のカウンターパートとの議論でいろんなことを申し上げておりますが、日本は、今、平野委員がおっしゃったように、低く見ているのか高く見ているのか、あるいは切上げを要求しているのかという御質問がよくい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) やはりこれはマーケットがどう見ているかとかいろんなことがあると思いますが、私は、もちろん円についてもそうでございますが、高いとか低いとか、そういう発言は為替については当局者は控えるべきであるということを基本的に考えておりますので、今のような答弁をさせてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 早期かつ果断なというところが大分引用していただいているわけであります。ただ、その前に私がアメリカと、スノー長官とお話ししたときも、先日、金人慶財政部長と議論させていただいたときも常に申し上げていることは、この問題はそれぞれの国のやはり主権の問題でもあり、...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、平野委員がおっしゃっていただいたことは大体私の考えていることでございます。  要するに、この問題を議論するのはいろんな立場があると思いますし、日本の国内でも、中国と競争関係にある方、あるいは中国に投資をしている方という方でもそれぞれ意見はかなり違わ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるとおりだと思います。  それで、スノー長官がどういう角度から私、例えば私との議論でおっしゃっているかということは引用しないのがエチケットだというふうに思いますが、アメリカの議論もいろんな議論が今まであったということは御指摘のとおりだと思います...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはいろんな見方があるんだろうと思います。ただ、私は、人民元が変動した場合、それが円にどういう影響を与えていくかということは、直接の関係は、すぐこうなればこうなるという関係ではないんだろうと思います。  市場にいろんな議論がありますので、私の意見とい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、平野委員がおっしゃいましたように、中国の経済、財政の今の状況、現状を見ますと、単に為替の問題だけで判断できない、中国の社会情勢や政治情勢をどう持っていくかという意味での非常に難しい判断も私はあるのだろうというふうに思っておりまして、なかなかここは難し...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 余り中国当局の選択肢を狭めるようなことは申し上げるのは失礼だと思っておりますが、確かに我が国、プラザ合意というよりやっぱり固定相場制から、一ドル三百六十円から移っていった当時のこと、あの当時の経験で中国に参考にしていただく点はたくさんあるんだろうというふ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も、もし人民元に何らかの動きがあった場合に日本経済にどういう影響を与えるのかというのは、できるだけいろんな地方に出ましたときも経済人や何かのお話を聞きながら頭を整理しようとしているわけですけど、率直に申し上げて、昔はどちらかというと仮に人民元が切り上が...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 我が国の財政は、もう今更この委員会で申し上げるまでもありませんけれども、大変厳しい状況にあるわけですね。  そういう中で、今委員がおっしゃっていただいたような平成十七年度予算の三つの、まあ私が達成と言うとちょっと言い過ぎかもしれませんが、三つ確保できた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 一番基本的なことは、もう聖域なくやらなければいけないということが一番基本ですが、それを大前提として申し上げれば、やはり歳出分野で社会保障分野、今おっしゃったように毎年一兆を超える自然増があると、こういう状況でございますから、それから平成十七年度予算では初...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 昨年も、今の段階ではまだどのぐらい切り込めるかということに対して確たる見通しを持って、ちょっと今、去年の今ごろの、何かすべて記憶がありませんが、たしか今ごろの段階ではまだどこまで切り込めるかということは非常に不安感を持って主計官、主計局長等々と議論をして...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと去年の、去年というかその過程がよく、余り記憶していないんですが、今申しました補助金と申しますのは、補助金改革と申しましたのは、国民健康保険ですね。国民健康保険で補助金改革をやって、これは都道府県負担というのも入ったわけでありますけれども、それはか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 生活保護と、それから児童扶養手当につきましては、去年十一月に政府・与党合意を結びましたときに、地方団体が参加する協議機関をつくって、この秋に、今年の秋までに結論を得て十八年度から実施するということになっておりまして、現在、地方関係者も入っていただいて協議...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) おっしゃるように、改革を進めていく場合に議論の透明性ということがやっぱり必要だろうと思います。  三位一体の改革について申し上げますと、去年秋にいわゆる全体像を取りまとめたわけであります。平成十八年度までの全体像という形で取りまとめたわけでありますけれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この三位一体改革を進めていくときに、いろんな視点があると思いますけれども、やはり国、地方とも財政の再建を求められているわけでありますから、言わば納税者の視点といいますか、不必要なものはやめるとか、あるいはできるだけそれは圧縮していくという努力は当然なけれ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 去年は、おっしゃるように、三千十一億円、スリム化の改革をやったわけでございますが、今年はまだ、具体的にどのぐらい持っていくかということについて目安というものがまだできておりません。これから各省庁と議論をして整理をしていきたいと考えている段階でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 去年の例を取って申し上げますと、三千十一億円やったわけですが、大半の二千五百億ほどが公共事業関係費の補助金を整理していったということでございます。  これは、「改革と展望」で、国の公共投資については、景気対策のための大幅な追加が行われていなかった、以前...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、やはり無駄なものを削っていく場合にはよく議論をしながら、どういうところを無駄と感じているかという現場の声もやはり十分耳に入れて、頭の中に置いてやらなきゃいけないと思いますから、何を無駄だと思っているかということはどんどん出していただけたら有り難い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西田委員からお話がありましたように、どういう人民元改革が進んでいくかによってインパクトも違ってまいりますから、まだ率直に申し上げてよく分からないというのが実情でございますが、そのタイミング、程度、いろんな問題があると思います。私どもはやはりよくその辺...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今回は論点整理、所得税全体を見直していこうという論点整理でございます。もうくだくだしく申し上げるつもりはありませんけれども、働く環境も違っているし、高齢化も増えている、家族の環境も違うと。それから、もう一つ付け加えますと、三位一体のようなことでやらなきゃ...全文を見る
06月29日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第20号
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○谷垣国務大臣 ちょっと当時の記憶がはっきりいたしませんので、ただ、省庁再編の中で、原子力行政あるいは原子力安全行政、そういうものをどう持っていくかというのは当時かなり議論された問題でございまして、私も科学技術庁長官として、省庁再編の法律を担当しておられる小里大臣とは個別にも何度...全文を見る
○谷垣国務大臣 政治的な判断というよりも、やはり技術的なお答えをしたというふうに記憶して、記憶はよくないんですけれども、多分、今のを伺うと、そういうことだろうと思います。
○谷垣国務大臣 こんなことなら、もう少し事前によく言っていただいて、当時の記憶も、議事録もよく見てくればよかったんですが。今突然のお尋ねですが、これは十二条五項ですかね、そこに一行だけ書いてあるんですが、相当多方面にわたる制度の整理の中で、恐らくその内閣の中で私が一番この問題につ...全文を見る
○谷垣国務大臣 原子力委員会、原子力安全委員会、これは今内閣府でございますが、当時は科学技術庁のもとにあったわけでございますので、もちろん安全委員会等は独立の機関でありますけれども、科学技術庁のもとにありましたので、この法律が通るまで所管をしている立場として申し上げたんだろうとい...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、取りやすいところから取るとさっきから何度もおっしゃった点については、直接私に今そのことを答えろというお問いかけではないのかもしれませんが、やはり私は、今回、中間報告でありますけれども、社会構造やあるいは働き方、家庭のあり方、みんな変わってまいりましたので、所...全文を見る
○谷垣国務大臣 明晰な委員の御発言ですけれども、さっき三百兆と言っておられましたね。三百兆というのは何でしょう。
○谷垣国務大臣 むしろ今のお話は、国債のお話ももちろん関連してまいります。これはもちろん、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスをとるということで我々やっておりますけれども、国債発行額を圧縮していく努力というのは当然やらなきゃいけません。先ほど、八十兆で三十三万人と言っておられる...全文を見る
06月29日第162回国会 参議院 本会議 第28号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 白議員にお答えいたします。  私には二問、御質問をいただきました。  既に大野長官から御答弁がございますが、私も全く同じ考えでございます。  すなわち、弾道ミサイル防衛システムについて、納税者の公平性、どう説明するかということでありますが、弾道ミサ...全文を見る
06月30日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第21号
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○谷垣国務大臣 小沢委員がおっしゃいましたように、今は財投と郵政の集めたお金の、昔のような郵貯は全額預託義務というのは平成十三年度に切りましたので、直接の関係はありません。  そこで問題は、今財投を回している財投債の中で、どこが、どの部分が郵政でやっていただいているかということ...全文を見る
07月01日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第22号
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○谷垣国務大臣 お尋ねの、国の物品等又は特定役務の調達手続の特例を定める政令、特例政令ですね。これは、政府調達協定の対象となる国の調達契約について、政府調達協定に従った調達手続を実施するため必要な特例を定めたものでありますが、その十三条第一項一号、「特許権等の排他的権利」、この規...全文を見る
○谷垣国務大臣 今おっしゃったように、特例政令第十三条第一項第一号、他の物品等をもって代替することのできない云々には随意契約をすることができる、こういう仕組みになっているわけですが、これは、調達しようとする物品または役務が、単に特許権等の排他的権利であることのみをもって随意契約が...全文を見る
○谷垣国務大臣 それぞれの特定の行政目的ということでありますから、それをやはりきちっと踏まえた上で、いろいろなやり方があると思います。一概にコンペかどうかわかりませんが、それはやはり、その執行の官庁においてきちっとその特定の目的を踏まえた上で審査をしていただくということに尽きると...全文を見る
○谷垣国務大臣 そんなことを政府見解であると申し上げるわけにはいかないんで、やはり、特定行政目的に照らして、本来合理的であるかどうかというのをきちっと判断していただかなきゃいけない。それは、行政もいろいろな目的がありますから、それぞれによって今一概にこうだと言うことは難しいですけ...全文を見る
○谷垣国務大臣 それは、具体的にまず判断するのは執行官庁で判断していただくわけですし、執行官庁が、どういう行政目的を持ってどういう手段が必要なのか、まずそれは第一義的にきちっと判断していただかなければいけないので、私は、その第一義的な判断について今云々する立場にはございません。
○谷垣国務大臣 これは、民間機関とのイコールフッティングというのを基本方針に書いてございますから、要するに、民間会社が株式等の保有資産を売却した場合に、その実現した利益に課税されるというのが所得課税の原則になっておりますので、今回の場合も、今の委員が御質問の場合も、同様に、子会社...全文を見る
○谷垣国務大臣 会社の利益の度合いによると思いますが、ちょっと調べさせます。——今のお尋ねは法人税の場合ですよね。そうすると三〇%でございます。
07月04日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第23号
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○谷垣国務大臣 連結納税のことをお答えします。  連結納税制度、これは、今、事業会社と金融会社で違うじゃないかというお話でしたけれども、業種とか事業内容にかかわらず、それぞれの会社がみずからの経営判断でその適用を選択できることになっております。もちろん、選択した後、国税庁長官の...全文を見る
07月08日第162回国会 参議院 本会議 第29号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 池口議員から道路特定財源について私に対してもお尋ねがありましたので、お答えいたします。  道路特定財源につきましては、必要な歳出規模を踏まえ、厳しい財政事情の下、受益と負担の観点から、納税者の理解を求めながら、暫定税率の延長と使途の多様化を行ってきたと...全文を見る
07月11日第162回国会 参議院 本会議 第30号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 西田議員にお答えいたします。  まず、財政政策の在り方についてのお尋ねがございました。  我が国の経済社会の活力を維持発展させていくため、これまでも様々な構造改革に取り組んできておりますが、私は、中でも主要先進国中最悪の状況にまで至った我が国の財政の...全文を見る
07月15日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 何か坊主丸もうけと言わんばかりの御質問でございましたけれども、基金に関する税制上の措置としましては、旧公社等の民営化の例も踏まえながら今回議論したわけでございますが、基金から地域貢献事業計画などに基づいて支出されます交付金については、これは全額損金算入と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 現在の制度、今おっしゃっておられる前提は、年金とそれから郵貯に関しては預託義務があった平成十三年度までの制度ということになると思うんですが、平成八年度から平成十三年度の間、国債の金利より〇・二%上乗せをする金利で年金ないし郵貯から資金運用部はお預かりをし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃいますように、郵貯、簡保というのは国債の大きな引受手でございまして、現在でも大体四分の一ぐらい国債、郵貯、簡保で引き受けていただいているということがございますから、今後とも借換債等を含めて大量に国債を発行しなければならない現状では、この郵政民営...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 郵政公社職員の年金を厚生年金に移行する際にどういうスキームでいくかということについては、今後、調整、関係者間で調整、検討をしていくことになるわけですが、その際、給付原価、今おっしゃった給付原価だけじゃなく、積立金の移換額や将来のあるいは保険料収入等様々な...全文を見る
07月19日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○谷垣国務大臣 松本委員はこの改正案をまとめられるに当たりまして大変御苦労いただいたと承知いたしておりますが、冒頭におっしゃいましたように、営業の自由というものが重視されなければならない中で、小売酒販業の果たしてきた今までの役割もいろいろ考えながらぎりぎりの調整をしていただいて今...全文を見る
○谷垣国務大臣 実は私の本家も小売酒販をやっておりまして、これができるまではかなり苦労をして、まあ現在も苦労していると思いますが、やはり、地域地域に根づいた小売酒販が、その土地に根づいてやっていくためには、私はかなり効果があったのではないかなと考えております。
○谷垣国務大臣 酒類小売業者における需給調整要件につきましては、消費者の利便というものも考えなきゃいかぬ、こういう観点から、平成十年三月に規制緩和推進三カ年計画というのが閣議決定されましたけれども、それに基づいて段階的に行ってきたわけでございます。  一方で、先ほども御議論にな...全文を見る
07月19日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) これは特殊会社ということだろうと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほどから用語の定義の問題をしておられますが、特殊法人という場合には、狭義で使う場合には特殊会社を抜くことが、抜くという使い方がございますが、それから広義でいう場合には特殊会社も入れる場合があると。  それで、特殊会社というのはやはり特別法でもって会社...全文を見る
07月20日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) この郵政民営化論と財投の改革というのはコインの裏と表のような関係に立つんだろうと私思うんですね。  今まで郵便貯金は全額を、これは平成十三年度までですが、全額を資金運用部に預け入れて、つまり財投資金として活用するんだと、そのためのお金を集める役割を郵便...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そのようにお考えいただいてよろしいと思います。  もちろん、お金を貸して、財投債等で、財投機関債で調達しましたお金を運用しているわけでございますから、いかに国が運用するものであっても全くリスクがゼロであるとかそういうことを申し上げるわけにはいきません。...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国債の発行残高がこれからどれだけになるかというお話だと思います。  財務省は国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算というのを作っておりまして、要するに、将来における国債の償還財源見通し等を展望するために一定の仮定の下に試算を作っております。あく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはいろんなまだ仮定がたくさんございますので、一概には申すことができません。例えば、これによる株式の売却収入をどういうふうに国債の償還に充てていくかとか、いろんなことがございますが、要するに、一方で毎年毎年相当な額の新規国債を発行せざるを得ないような財...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今現在、郵政関係で大体四分の一国債を持っていただいているのが現状でございまして、国債発行の、国債引受けの消化の、言わば大きなインフラになっているというのは事実でございます。  今後とも、借換債等を考えますと、先ほど申し上げたような国債発行が当分の間ある...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど竹中大臣がおっしゃいましたように、やはり日本全体として九〇年代、景気が悪かったこともあるし、そのための景気対策を打ったこともありますが、要するに、最大の資金の取り手が国になっているという大きな構造が、やっぱりこれを変えていかなきゃならないということ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 依然として借金体質で、いろんなところの借金体質の穴埋めに使われているんではないかということでしたけれども、先ほども高橋委員にも御答弁いたしましたけれども、一番多いときは四十兆ぐらいありましたのが平成十七年度では十七兆ちょっとと、四割ぐらいでございます。そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財投債を、民営化した後、だれが買うかという話ですね。
○国務大臣(谷垣禎一君) それで、今のお話は、現在は確かに過渡期の措置として、預託したお金を今言ったようにお返しを郵政の方にしていかなきゃならない、その際に、マーケットに不測の損害、不測の資金繰り等がございますので、言うなればマーケットに不測の影響を与えないような、そういう過渡期...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、尾立委員がお示しいただいた、例えば五ページの図ですね。これは、二〇〇一年から二〇〇五年までの間、大体少ないときで二十八兆、多いときは四十三兆ですか、これだけ発行して、そのうちの四割近くを、四割あるいは場合によっては四割を超える部分を郵貯に引き受けてい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員がおっしゃいますように、郵便事業会社から郵便局会社、窓口会社へ多分、今度は委託をするということになるわけでありますが、これもサービスの一種でございますから当然、消費税をいただくということになりますね。  それで、ただ、今もお話がありましたように、郵...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 持ち株会社の株式については、この民営化の基本方針、財政再建に貢献するということでございまして、売却予定分に相当するその三分の二の株式は国債整理基金特別会計に所属をするということになります。  これによりまして、国債整理基金特別会計に所属する株式について...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、消費税でありますともちろん一般財源として使うという、もちろん、その中で地方税に、地方に相当分がございますね、そういう使い方になりますし、それぞれ税目によって考え方が違ってくると思いますが、それぞれの税目で特に特定の財源に充てるというふうに今考えて...全文を見る
07月21日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(谷垣禎一君) いろんな改革が絡み合っているんだろうと思いますね。この郵政改革の中で、今、愛知先生おっしゃったその貯金の部門、要するに昔でいえば財投に結び付いて官業に流れて、官業というのは、公が取っていた資金をどうやって民間に流していくか。それは同時に国の資金の最大の取...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) どなたがどういう立場で国政を担われようと、私は今当委員会でも御議論をしていただき、そして今、愛知委員がおっしゃった日本の財政構造を変えていくという課題には、どなたがおやりになろうと取り組まなきゃならないと思いますし、私自身もその課題を政治家としてこれから...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、その前提として、今積立方式とおっしゃいました。我が国は賦課方式の仕組みを取っておりますので、国共済においても、また厚生年金においても積立金不足というのは存在しない。概念の立て方としてそうなっているわけですが、その上で、今、平成十一年の財政再計算の結...全文を見る
07月22日第162回国会 参議院 本会議 第32号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平田議員にお答えいたします。  障害者自立支援法における利用者負担の見直し、国の負担の見直し等についてのお尋ねがございました。  障害のある方が地域で自立した生活を送れるよう支援することが重要であると認識しており、急速に障害福祉サービスが増大する中、...全文を見る
07月22日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 昨日の夕方、夜八時ですね、中国人民銀行から、今委員がおっしゃったような、中国は今まで事実上はドルにペッグしていたわけですけれども、為替バスケットを参照する管理変動相場制に移行するという発表がございました。  これは、今まで一ドル約八・二七元が、これ八・...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ちょっと正確な日時は私記憶しておりませんが、そのときの議事録を拝見しますと、いろんな議論がございますけれども、要は、最近における家庭の在り方あるいは女性の就業の在り方、大きく言えば社会の在り方、働き方というものを踏まえていろんな御議論が闘わされたと思って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まあ、私といたしましては、全体のそういう大きな流れをつかんであそこの議論を読み取っていただくのが適切ではないかと思っております。個々の発言についてはそれぞれの方のお考え方もあると存じますので、コメントは差し控えさしていただきたいと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、まだやらなきゃならないことがあるわけです。先ほどから御議論がありますように、一番多いときは四十兆ぐらいあった財投が、今はその四割。それから、いわゆる特殊法人向けについては、ピーク時三十一・七兆あったんですが、これが三分の一の十一・三兆に減ってきた...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 済みません、副大臣に。
○国務大臣(谷垣禎一君) 私はこれからも改革が必要だと申し上げて、それじゃ今度の点検は何だったんだというふうにおっしゃいました。一応、私は、今年、この間やりました総点検で財投機関の健全性ということはチェックができていると思います。  問題は二つあるんで、一つは、やはりその事業の...全文を見る
07月25日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど中川委員も、質問というよりか講義をするようにこの辺りのことを説明してくださったわけですけれども、委員がおっしゃるように、国債という中には赤字国債もあれば建設国債もある、それから財投債も皆一括して含まれているわけですね。  それで、これは財投債をつ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私からは租税負担率について申し上げます。  平成十七年度の租税負担率、二一・五%でございます。内訳申し上げますと……
○国務大臣(谷垣禎一君) 内訳はよろしいですか。  それで、今もう一つ、二〇一七年とおっしゃいましたけれども、それはそのときの公共支出の水準と裏腹を成すものでございますので、そのときの制度とかいろんなことで決めてまいりますので、二〇一七年の数字はございません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 草川先生の御熱意はよく分かりました。  しかしながら、今回の税の基本方針は、民間企業とイコールフッティングということでございます。それから、今までの公社等の民営化の例を踏襲いたしまして、やはり民営化をしていくときの移行に関してはきちっと税の措置をとらな...全文を見る
07月27日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○谷垣国務大臣 先ほど村瀬長官から御答弁がありましたことと基本的には同じあれですが、長い間にわたって積算と予算の執行実態が離れているというのは望ましいこととは思っておりません。したがいまして、平成十八年度概算要求に反映して、きちっとそこを埋めていただくように私からお願いをしており...全文を見る
○谷垣国務大臣 今議論されている道路公団、それから住宅金融公庫、それぞれが属する厚生年金基金は現在の段階では健全な運営が行われているというふうに承知しておりますので、御指摘のような可能性はないというふうに考えています。  ただ、財務省としては引き続き、これは基金財政の健全性とい...全文を見る
08月01日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、四人の局長さんのお話がありましたけれども、私自身も選挙区で特定局長のOBの方々、あるいはその奥様方、あるいは現職の局長さんたちとも随分何度も意見交換をさせていただいて、こういう表現はいけないかもしれませんが、心の触れ合う付き合いを今まで政治家になって...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国家的プロジェクトに必要な資金をどうやって集めてくるかということでございますが、今これは資金になっているのは、一つは財投機関債、それから財投債。これは財投債、実際は国債と一緒に発売、発行しておりますので、国債と財投債は本質は一緒のものでございますが、そう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私も最近、いただけるものなら何でも持っていく男だと思われているかもしれませんが、全く今、竹中大臣がおっしゃったのと同じ御答弁でございまして、無税で、確かに新会社に行くときは無税で承継をしていただく、そしてその代わり使ったときに繰延べでやると、こういう形で...全文を見る
08月02日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(谷垣禎一君) そこで、国共済適用される範囲ということですが、今、片山先生おっしゃった郵政公社から移行する持ち株会社、郵便会社、それから郵便局会社、これはもちろんでございます。それから、一般商法会社となる郵便貯金銀行、それから郵便保険会社、これは全株処分される前はもちろ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的にはイコールフッティングということになると思いますが、特に考えなきゃなりませんのは、大きな制度の変革ですから、移行が円滑にスムーズにいくようにしなきゃならぬ、そのための税制と、そのための税制というものをきちっと考えなきゃいけない、こういうことではな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の前で生田総裁も何度もこのことは答弁されているわけでございますが、やはり財・サービスの取引に課税、取引の対価に課税するということになりますと、今度の公社の民営化した場合も委託金、窓口会社に対する業務委託金というものも、これはサービスの対価でございますか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃいましたように、確かにこの問題は、金融サービスは、その事柄の性質上、消費税を非課税としているというところから仕入れ税額控除ができないという問題が生じているのはおっしゃるとおりでございますけれども、この消費税というものは、もうこれは正に片山先生に...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これも先ほどちょっと申したところでございますが、基金に積んだものを実際に交付金として使う場合には全額損金算入すると、こういうことにいたしているわけでございます。  それで、さらに、使うときじゃなしに積むときに損金算入なりそういうものはできないかというこ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 口の悪い方は財務省ばっかり丸もうけしているとおっしゃる方もあるわけでございますが、従来免除されていた法人税を民営化に伴って払っていただくということは、今回の民営化の目的の一つ、財政が厳しいときに財政再建にも資するという点から、私は大変有り難いことだと思っ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 毎年毎年の国債発行額は、その年のその年の経済情勢あるいは予算の立て方、こういう中で決まってまいりますので、確定的なことは申し上げられませんけれども、今後とも借換債等相当なものを発行していかなければいけませんので、趨勢としては、今後とも国債の発行額はストッ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今年、今年度末のはそのとおり、それもほぼ予測も間違いないとおり、今年度末は五百三十八兆になると思います。しかし、先の話になりますと、今後の発行水準等々がございますから、今おっしゃった数字は、現状のままやっていくとそうなるという数字を出しているわけでござい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それも一つの大きな手だてだろうというふうに思います。  しかし、全体として、私は、やっぱりマクロ経済的な取組、つまり国があるいは官が資金の最大の取り手であるという構造に今なっております。民間部門は貯蓄過剰である、家計もそうである、企業もそうである、そし...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、岡田委員がおっしゃいますように、会計法上は競争入札が原則でありまして、随意契約は例外的な場合ということになっております。  それで、これは個々の執行官庁においてきちっとその要件を判断してやっていただくということでありますけれども、今おっしゃいました...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員が指摘されましたように、近年、国債発行残高が急速に増えておりますが、その理由は、一九九〇年以降、バブル経済が崩壊しまして景気が低迷したと。そういう中で、累次にわたって経済対策を打って歳出を拡大したということもございました。それから、減税措置を行ったと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国債の長期金利ですね、十年物の金利がおおむね近年一・二から一・九の間で推移してまいりました。先ほど、ちょっと携帯電話で今日の一時過ぎのを見ますと、今日は一・三八でございます。  それで、こういう低水準で推移してきたのは何かというのは、なかなか私の立場か...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、その可能性があることはおっしゃるとおりだと思います。
08月03日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第13号
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○国務大臣(谷垣禎一君) そのとおりです。
○国務大臣(谷垣禎一君) これは竹中大臣が御答弁されたのと同じことになりますが、やっぱり過去にわたって膨大なものを積み立ててきておりますから、これを一挙にやるとなったらこれは大変一遍にばっと課税することになるわけですね。  それともう一つは、やはりこれは、これも、これも……(発...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私の考えは度々御答弁も申し上げておりますけれども、やはり財・サービスの対価というものからは、それを支払っているものが官であろうと民であろうと消費税をいただくというのが消費税のつくり方でございます。  それで、これで民営化していきます場合に、窓口会社とい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 買うというのは、これはあくまで民営化になりました会社の経営者の判断でございますから、それが前提でございます。  それで、現在は、平成十九年度までは財投債という名の国債を引き受けていただいている、それから、過渡期は、旧勘定については安全資産で運用するよう...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 竹中大臣とそう違うことを申し上げているわけではありませんで、やはり全体のマクロ経済の金の流れ、こういうものを考えていかなければならないのは事実でございます。  そのために、やはり小さくて効率的な政府をつくって、大量に国債を発行しないように、資金の最大の...全文を見る
08月04日第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、今年度末で国の国債、五百三十八兆残高があると。膨大な量でございますから、今、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復するという目標でやっておりますが、それに沿って毎年毎年の新規発行債というのはできるだけ圧縮していくように努めなきゃならないことは当...全文を見る
09月30日第163回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 私どもの目標は、二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスを回復しよう、ツケを先送りにしないようにしようということでありますが、その中で、財政構造、歳出構造を変えていく場合に一番大きな支出項目が社会保障でございます。  特に医療給付費に関しましては非常に自然増が大き...全文を見る
○谷垣国務大臣 与党の方でも、政調会長のもとで財政再建についてのお考えを研究していただいておりまして、それをまとめて出そうと、大変ありがたいことだと思っております。  日本の財政は、今さら申し上げるまでもございませんが、今年度末で、国債の発行残高が、国五百三十八兆という、諸外国...全文を見る
○谷垣国務大臣 三位一体の改革は、地方でできることは地方で、地方の裁量性や権限を高めていこうという中でやっていることでありますが、同時に、国、地方を通じて財政状況は御承知のように余りよくない。余りよくないというか悪い状況でありますから、納税者の視点に立てば、むだなものを省いていく...全文を見る
○谷垣国務大臣 総理から、道路特定財源について基本方針を年内に検討せよという御指示をいただきまして、これから検討を本格化しなければならないわけでございます。  それで、今、暫定税率等々について、今までの経緯からすれば、そういうことであるならば下げていくべきではないかという赤羽委...全文を見る
○谷垣国務大臣 ちょっと私は不勉強で、いつも一般会計の規模とかそういう形で議論しておりますので、一般会計で申しますと八十二兆二千億ということだと思います。
○谷垣国務大臣 いい御指摘をいただいて、私も……(前原委員「いやいや、いい。今の総理の答弁でいいです」と呼ぶ)では、後で……。
○谷垣国務大臣 いい御指摘をいただいたと思っておりまして、私どもも、確かにメリットがあるところはありますが、硬直化しているというところがありますので、徹底的に見直すという塩川路線は引き継いでいきたいと思います。  ただ、一つ申し上げますと、先ほどの電源特会は、確かにこの財制審の...全文を見る
○谷垣国務大臣 今読売新聞の資料を前原委員がお示しになりましたが、毎年度予算は国会で御審議いただいて成立しているものでありまして、これは架空予算と言われるようなものでは必ずしもないと思っております。  それで、国会でも、いろいろ執行実績とそれからその予算請求の積算根拠の乖離みた...全文を見る
○谷垣国務大臣 そこはおっしゃるとおりで、予算の積算根拠と執行実績が違っているようなものは厳重にメスを入れていかなければならないと思います。  それから、国会で御審議いただいたときに、そのあたりがよくわかって議論していただけますように、私どもも今、予算書のつくり方をもう少しわか...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、衆議院選挙の前にありました都議選のときにサラリーマン増税ということが大変議論になりました。ただ、サラリーマン増税という言葉自体は、明確な定義が必ずしもあるわけではないと思うんです。  それで、今、伊吹さんがやじで言われましたけれども、その前にいろいろ政府...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど総理から御答弁もあったように、サラリーマン増税というものが何なのかというのはいろいろな議論があると思いますが、あくまで政府税調が出したものは、その時点で、今の所得税の持っているいろいろな労働の仕方とか家庭のあり方の違い、変化などを踏まえた上での論点整理でござ...全文を見る
○谷垣国務大臣 財投債と言っておりますが、おっしゃるように国債と一体発行しております。それで、もちろんこの二つは償還の原資や何かが違いますので、国債の方は税等で返していく、それから財投債の方は貸し付けた返ってきたもので返すというようなことで、区分経理はきちっとしている。  そこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 定率減税については、御承知のように、ことしの通常国会で、まず半分は廃止をする、縮減をするという法律を通していただきました。あと半分をどうするかということでございますが、これは、定率減税を入れたとき、やはり当時の経済情勢に配慮して、日本経済の底が抜けないようにという...全文を見る
○谷垣国務大臣 廃止をするということが決まれば国会に法案を提出するわけでありますが、それまでに、今までの景気の動向等を見ながら、ことしの暮れに議論をさせていただいて判断する、こういうことであります。
○谷垣国務大臣 まだ決めていないものですから何とも申し上げられませんが、しかし、もしやろうということを決めて、法律、税法にして国会に出すということになりますと、これは政府提案の法案になると思いますので、もちろん政府が責任を持って出すということになると思います。
○谷垣国務大臣 それは政府、与党が車の両輪になって決めていくわけですから、両方それぞれの政治的責任、それから、内閣としてはもちろんそれを決定した責任を負うということであろうと思います。
○谷垣国務大臣 所得税制に関してことし考えておりますことは、一つは、三位一体との関係で、国の所得税から地方住民税に移転をしていく。その際に、この改正をする前で個々の方々の負担が余り違うようになってはいけませんので、地方税の方はフラット化ということでお考えであると思いますから、それ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどから御議論の給与所得控除については政府税調の論点整理の中に出てくるわけでございますが、これについては、個人所得課税の他の所得に対する課税のあり方とか人的控除、それから税率構造のあり方等々も含めて考えなきゃならない非常に大きな問題だろうと思うんです。その際には...全文を見る
○谷垣国務大臣 だから、さっき申し上げましたように、今の所得控除等の問題を議論していく上では、やはり全部の税体系をどうしていくか、社会保障負担等々をどうしていくかというような問題とあわせて議論をして、国民にどういう負担をお願いするかという議論に持っていきませんと、一つサラリーマン...全文を見る
○谷垣国務大臣 サラリーマンだけをねらい撃ちしたような税制というわけじゃなくて、全部の税体系をどうしていくかという中で議論をしなければいけないと申し上げているわけであります。
○谷垣国務大臣 それは、可能性としてはあるかもしれません。
10月03日第163回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 久しぶりに山本委員の議論を聞かせていただきまして、大変勉強させていただきました。  今、定率減税の問題ですが、平成十七年度半分廃止をいたしまして、その使途につきましては、基礎年金の国庫負担については、先般の年金制度改革において、平成十七年度及び平成十八年度におい...全文を見る
○谷垣国務大臣 納税者番号制度については、いろいろな意味で、私は税の合理化という上に大きく役立つ制度でないかと思っているわけであります。しかし他方、年金一元化の議論に関連して、この納税者番号制度について過大な期待があることも事実でございまして、これを導入していった場合にすべてがき...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、上川委員もおっしゃいましたように、この選挙戦を通じて、有権者の皆さんの改革に対する非常に強い期待というのを私自身も感じたわけでございます。  改革、いろいろな方面にわたりますけれども、郵政民営化というのは一つの象徴でございまして、その背後に、私は、財政をしっ...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、最後のところでちょっと申しましたけれども、歳出の大きな項目は、一番が社会保障でございます。それから、その次が国債費ということになっております。三番目が、交付税、国と地方の関係であります。もちろん、聖域なきということでありまして、すべてにわたってやらなければな...全文を見る
○谷垣国務大臣 公債発行額がどのぐらいになるかということは、一方で税収の伸びがどのぐらいになるかということもございます。  それから、私の立場としますと、できるだけ発行を抑制したい、孫悟空の頭に輪がはまっておりますようにぎゅうぎゅう締めたいという気持ちが一方であるわけでございま...全文を見る
○谷垣国務大臣 上川さんと御一緒に、ここに座っておられる方では南野大臣とも御一緒に、子供たちの状況、あるいはそういう中でエイズがどういうことになっているのかというようなことを勉強しにハイチへ参りましたことを今でもよく記憶しているところでございます。今、上川さんもおっしゃったように...全文を見る
○谷垣国務大臣 政策金融機関には、今、石井委員がおっしゃいましたように、中小企業のセーフティーネットというような役割だけではありませんで、恐らく、新しい事業をどう育成していくかとか、あるいは国際協力の中で果たすべき役割はないのかとか、いろいろな議論があるんだと思います。  民業...全文を見る
○谷垣国務大臣 古川さんにお答えすると何か口頭試問を受けているような気もするわけなのですが、財政の果たしている役割、まさに釈迦に説法ですが、時代時代によって随分違ってくるのだろうと思うんですね。国の仕事で、資源配分をどうしていくか、あるいは所得再分配をどうしていくか、いろいろな課...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほどのように、今、厚生労働大臣のもとで有識者会議が行われておりますので、私どもそれを見守っておりますが、統合することによっての効率化というのはあるかもしれません。  しかし、他方、年金の保険料と税では随分機能が違うことがございますし、後の管理の仕方も随分違うと...全文を見る
○谷垣国務大臣 これからの議論で、まだ決めておりませんので、イエス、ノーでは答えにくい御質問でございます。(発言する者あり)  ただ、景気の状況は私は順調に回復してきていると思っておりますので、十分、全廃をするという議論ができる状況にあると考えております。
○谷垣国務大臣 親団体とおっしゃいましたが、全国小売酒販組合中央会は、御指摘のように国税庁の所管の団体でございまして、酒類業組合法に基づいて設立された団体であります。これにつきましては、報道もございましたけれども、平成十六年十二月から実施した検査のときに年金共済事業について業務運...全文を見る
○谷垣国務大臣 選挙中の閣僚の旅費は、これは我が党本部から払っていただくということになっていると思います。  それから、選挙中、公用車を使っているということはございません。これは、それぞれの県連なりあるいは応援に行きました先で手配をしていただいた車に乗っている、あるいは自分で手...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは委員とも今まで何度も議論をさせていただいたことがございますけれども、私どもが今とっている方針は、二〇一〇年代初頭に基礎的財政収支を、これは国、地方を通じてでありますが、回復していくという目標のもとに、単年度ごとはできる限り国債発行を抑制するというのが基本的な...全文を見る
○谷垣国務大臣 もちろん、私としてはできるだけ早く明確にして進みたいという気持ちはございますが、他方、先ほども、では、ことしの公債発行額はどうだと午前中にも質疑がございました。やはり経済は生き物でございますから、これだけだと厳しい方針を出しますと、いろいろな柔軟性を奪ってしまうと...全文を見る
○谷垣国務大臣 恒久的減税ということの意味ですが、私は、橋本総理がおっしゃったというお話が今ありまして、その当時のことは必ずしも十分に記憶いたしていないんです。  ただ、現実に入れるときは小渕内閣でございました。その当時の議論は記憶しておりますが、いろいろな議論が確かにあったわ...全文を見る
○谷垣国務大臣 抜本的見直しというのが何か、これもまた議論のあるところでございますが、私ども当面、この平成十八年度、これからやるわけでありますが、いわゆる三位一体の改革の中で税源移譲というものをいたします。これもたびたび申し上げておることでございますが、三兆円、国の所得税から地方...全文を見る
○谷垣国務大臣 私、確かに当時政務次官をしておりましたが、当時宮沢大臣がどうお考えであったか、私、全部は承知をいたしておりません。  宮沢大臣は確かに、直間比率の問題であるとかあるいは課税最低限の問題であるとか、その当時いろいろ議論をしておられて、頭の中にそういう問題意識を持っ...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、先ほど申し上げたプライマリーバランスの回復の問題もそうでございますが、やはり経済は生き物でありますから、相当先にまでわたって全部固定して、例えば税の体系にしても、こうこうだと言い切ってしまうのはなかなか難しい面があると思うんです。  繰り返しになりますが...全文を見る
○谷垣国務大臣 これはまだ、間接税といいますか、社会保障負担をどうしていくかという議論が十分進んできてはおりません。ただ、そのときに薄く広く社会保障負担を国民にお願いするという立場から考えますと、消費税というものは恐らく避けて通れない課題になるだろうと思います。  それで、そこ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今は二%は、今というのはどこで申しますかといいますと、平成十七年度の政府見通しは一・六%でございます。それから、ことしの四—六の統計で申しますと、これは年換算でございますが三・三%ということになっているのが今の現在でございます。(松野(頼)委員「サイクルは」と呼ぶ...全文を見る
○谷垣国務大臣 雇用者報酬に関しましては、四—六月のQEではプラスに転じたところでありまして、それでまた、実質ベースで見ますと大分いわばデフレも進んでおりますので、導入当時を上回る水準になってきているんじゃないかというふうに考えているわけであります。  それで、先ほど申しました...全文を見る
○谷垣国務大臣 今うっかり間違えまして、六五%というのは個人所得課税でございまして、三四・五%が法人税で、それを三〇%に持っていこうと。ちょっと勘違いして申しわけありません。
○谷垣国務大臣 欲しい、欲しくないということでありませんで、剰余金については各特会の決めで、いろいろな決めが行われておりますが、それぞれやはり剰余金をどう使うかという目的がございまして、先ほどお挙げになった電源でもやはり原発を立地していくという目的があるわけでございますし、あるい...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、法の趣旨をよく理解してやっていただくべきことと思います。
○谷垣国務大臣 それは、法に書いてあるわけですから、法に書いてあるとおりにしていただくのが、私の立場からすれば、申し上げなきゃいかぬと思います。
10月04日第163回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十七年度末の公債発行残額は約五百三十八兆円、これは普通国債残高でございます。ちなみに、平成十六年度末は約四百九十九兆円でございました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今年の人事院勧告では、地域の民間賃金を反映して給与構造の改革をやっていこうということでありますが、十八年度から五年間で段階的に実施されるわけでありますが、これが完全実施された場合に国の総人件費の削減効果は千五百億円程度というふうに見込んでおります。  ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、浅尾委員のお話は、確かに大きな削減効果があるじゃないかということですが、もちろん私の立場からすると、できるだけ削減したいという気持ちはあるんです。でも、やはり公務員の身分というのは給与水準だけでは考えることができませんで、どういう職務体系なのか、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私どもの党のマニフェストに、サラリーマンを、ちょっと正確な文言は、間違うかもしれませんが、記憶で申しますと、サラリーマンをねらい撃ちにしたような政府税調のサラリーマン増税は取らないという趣旨の発言が、趣旨の文章が盛り込まれているわけですね。  これはど...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 取らないということは、そういう、先ほど申しましたような政府税調の案に対する世間の誤解も含めて、そしてサラリーマンだけをねらい撃ちにするような税制改正というものは行わないという意味でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) それはこれからの議論でございますが、先ほどからの御議論のように、歳出カット、私ども無駄なものは省かなければいけないと思っております。しかし、一般会計が八十二兆二千億、税でいただいているのが四十四兆でございますから、このギャップを歳出カットだけで埋めるとい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今総理がおっしゃいましたように、金融資産においてまず入れようということで今まで議論をしてまいりました。それで、金融資産だけじゃなしにもっと大きく納税者番号を入れて、何というんでしょうか、不公平感を払拭していく上でも役立てたいという気持ちは私ども正直言って...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今総理から御答弁がありましたように、総理から、これは解散の前にも経済財政諮問会議で道路特定財源の議論が出ましたときに、財務省としてよく検討するようにという指示をいただきました。また、選挙が終わりまして、今後の予算編成の方針や何か御相談に伺った折にも、具体...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど申した中にも含めておりますが、それから北側国土交通大臣の御答弁にもございましたけれども、納税者のお考え、納税者の理解、こういうことを得ながら進めていくというのは当然のことではないかと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、若林委員おっしゃいましたように、中小企業の分野であるとか、あるいは農林水産業の担い手の育成であるとか、あるいはODA関連の問題であるとか、それからリスクが極めて高い分野、こういうところで今まで政策金融が大きな役割を果たしてきたわけですが、先ほどお聞き...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国有財産については、今までも不用となった庁舎の跡地の売却であるとか、あるいは物納財産の未利用国有地、それから民営化された政府出資法人の株式、こういったものを始め積極的に売却してきているわけですが、今後ともこうした取組を推し進めなきゃいけないと思っているわ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のはあれですか、道路特定財源との関連でおっしゃったわけですか。
○国務大臣(谷垣禎一君) 道路特定財源、総理の御指示もいただいて、厳しい財政事情の中でどういうふうに資金を有効活用するかという観点から、いろいろこれから検討していかなければならないと思っておりますが、今、北側大臣がおっしゃいましたまちづくり交付金とかいろんなものに特定財源も、道路...全文を見る
10月05日第163回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 下田議員にお答えいたします。  まず、本法案に対する反対活動等についてのお尋ねがございました。  この法案は、第一に、精神障害を含めて、一元的に福祉サービスを提供する仕組みを構築する、それから二番目に、公平なサービス利用のための手続や基準の透明化、明...全文を見る
10月05日第163回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 突然のお尋ねですが、私も、若い子供たちにいろんな体験を積んでもらうということが今までややもすれば欠けていたし、そういうことを進めていくことは必要じゃないかと思っておりますが、余り深く答弁しますと財務大臣の職責を越えますので、これからよく文科大臣と議論をさ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 櫻井委員御指摘のように、金利の動向というのは、国債をこれだけ発行しておりますと、もう大変関心といいますか、私の一番の関心事の一つと申し上げてもよろしいと思いますが、それで、今までは金利が低いことによって、利払いというものが大変多うございますから低いとは申...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) マーケットと対話が不可能な時期が早晩来るというふうには私は思っておりません。また、マーケットとの対話というものを重視していかなきゃならないということは繰り返し申し上げたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) そここそが正にマーケットとの対話でございますが、現実にこれだけたくさん国債を発行しておりますと、金融機関等々もポートフォリオを、御自分のポートフォリオを考える場合に安定的な、何というんでしょうか、資産として国債を消化していただいているわけでございます。こ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 基本的には今の日銀の御答弁と方向は同じことを申し上げますので、同じことを繰り返すのは差し控えさせていただきます。
○国務大臣(谷垣禎一君) これはなかなかちょっとお答えのしにくい問題でございまして、そのときの、それこそそのときそのときの経済成長の動向とかそういうものに関係してまいりますから、現在の、現在一概にお答えすることは難しゅうございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) その時点での金利の想定というのは、現在持ち合わせておりません。
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務省の作っております試算、後年度試算というものでは特に金利の想定というのはないんですが、内閣府が作っておりまして、幾つかの基本ケースとそれから非常に、余りうまくいかないケースというのを想定で、今までもさんざん御議論いただきましたけれども、それの想定でま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは今まで、今、竹中大臣がおっしゃいましたように、そのときに金利と成長率が見合っていればGDPの中でのその借金の割合がそれ以上増えないということでございまして、そこから先どういうふうに長期債務を返していくかというのは、また新たに考えなければならない課題...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ですから、繰り返し申し上げていますように、そのときの成長率との関係が問題になってくるわけでありまして、成長率をやはり伸ばしていくということは、同時に税収にもつながってくるわけでございますから、そういう関係に立つと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 確かに、長期の国債を、長期また今おっしゃったのは超長期ですが、そこをある程度発行していくというのは私たちも必要なことだと思っております。先ほど、マーケットのニーズと対応して国債の商品も設計もいろいろ考えていくというのを申し上げたのはそういうことでございま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員もおっしゃいますように、年金等は長期の運用ということを考えてポートフォリオをお組みになりますから、あるいはそういう超長期のようなものも年金の中ではニーズがあるかもしれません。したがいまして、私どももそういう研究はずっと続けていかなきゃなりませんし、そ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) それは、もちろん年金の運用はトータルに考えてどれだけ安心につながるか、維持可能なものになっていくかということを考えて運用すべきものだろうと思います。しかし、それは同時に、私どもは、それのためにはどういう国債を提供したらいいかという対話は年金の運用者の方と...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今の荒木委員の御提案は、不要な仕事あるいは民間にできる仕事、それをできるだけきちっと洗い出していって、厳しく検証しながら洗い出していって、それが歳出削減につながるように、もちろん人員の削減もございますが、歳出削減にもつながるように持っていこうというお考え...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった事業仕分、現実に幾つかの地方自治体で実施をされて、今委員がおっしゃったような成果を上げているというふうに聞いております。私どもも、じゃ、今おっしゃいましたように、じゃゼロベースから不要な仕事を見直していくと。確かにそうなんですが、なかなか現...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 三位一体の改革につきましては昨年十一月に政府・与党合意というものがつくったわけでありますが、それと、その後、累次の基本方針がございます。そういうことを踏まえて、平成十七年度中に検討を進めて結論を得ると。大きな課題、まだ義務教育それから生活保護等についても...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今国土交通省からも、大臣からもいろいろ御答弁がございましたが、私どもとしては、今農林水産省で農業用水の新利水計画をいろいろ策定しておられる、それから国土交通省でもダム事業計画の必要な見直し等々を検討しておられまして、こういう状況を注視しているところでござ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 随意契約につきましては今までもいろんな問題点が指摘をされてきたことがございます。したがいまして、私の方からも随意契約についてはいろいろ基準を立てまして、閣僚懇等でもお願いをしているところでありまして、そういう私どものお願いに沿って運用していただいていると...全文を見る
10月06日第163回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 石破議員にお答えいたします。  郵政民営化と財政の関係についてのお尋ねでございますが、御指摘のとおり、郵政民営化は、小さな政府を実現し、子や孫の世代にツケを先送りしない、そういう体質をつくるという構造改革の本丸でございまして、財政健全化への道筋を開くた...全文を見る
10月07日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○谷垣国務大臣 このたび、引き続き財務大臣を拝命いたしました谷垣でございます。  本委員会における御審議の開始に当たり、一言ごあいさつ申し上げますとともに、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  経済財政運営に関する基本的な考え方について申し述べます。  我が国経...全文を見る
10月07日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○谷垣国務大臣 今、滝委員御指摘のように、平成十三年度、預託義務が廃止されて以来、そういった返却資金の運用を、自主運用になりまして、大変国債の保有が大きくなっているということは事実でございます。数字を申しますと、平成十二年度末、預託金が百八十九・七兆でしたが、国債は二十五兆、それ...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど申しましたように、平成十九年度末をもってこの直接引き受けは終わりとする。それで、これは今度の法案の中にもそういう趣旨が書き込んでございます。  そして、平成二十年度以降の財投債の発行に関しましては、現在、市中発行は大体十二兆ぐらいでございますが、財投を非常...全文を見る
○谷垣国務大臣 確かに、旧契約分については、国債等の安全資産をその契約以上に持ってやるようにということになっておりまして、その運用につきましては、旧勘定、新勘定一緒にして運用するということになっておりますが、今委員が御指摘になりましたように、民営化前に預けられました定期性の郵便貯...全文を見る
○谷垣国務大臣 この点に関しましては、先ほど、滝委員が竹中大臣の答弁を引用されましたけれども、二〇%を超える場合には、内閣総理大臣、実際は金融庁、金融担当大臣ということになると思いますが、その認可が必要という形になっておりますので、その中で、経営の安定性といいますか健全性について...全文を見る
10月11日第163回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○谷垣国務大臣 まず、私から国債発行残高についてお答えいたします。  政府は資金繰り表というのをつくっておりまして、正式の名称は、国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算。これは、国債整理基金の資金繰り状態をある程度考えるためにつくった表でございます。一定の前提のもとにい...全文を見る
10月12日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○谷垣国務大臣 松本委員にとって初質問ということでございますが、きょうこうしてこの委員会に参りまして、松本さんを初め若々しいメンバー、たくさんお顔を拝見して、これから新鮮な議論をなさるんだろうと期待しております。御一緒に議論をさせていただくのを楽しみにしているわけであります。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、松本委員がおっしゃいましたように、極めて厳しい財政状況の中でこれからどう財政を立て直していこうかということになりますと、限られた財政資金をいかに有効に使っていくかということに意を用いなければならないということだろうと思います。そうなると、今おっしゃったように、...全文を見る
○谷垣国務大臣 今構造改革というものがどうしても必要だということで私どもやらせていただいているわけですが、そもそも構造改革をしなければならない理由、原因というものが一体どこにあるのかというと、これはもういろいろな考え方があろうかと思いますが、私は、せんじ詰めて言えば、一つは少子高...全文を見る
○谷垣国務大臣 長い間、やはり企業が、過剰債務それから過剰雇用、過剰設備、こういったものを抱えて、ぬかるみの中で苦しむような時代が続いてまいりましたけれども、国も構造改革の努力というのを相当やってまいりましたが、企業もそういう状況を克服するようないろいろな努力を積み重ねられまして...全文を見る
○谷垣国務大臣 今佐藤委員おっしゃいましたように、二〇〇八年問題と巷間言われているようでございますが、一九九八年、タイのバーツが下落をしまして、いわゆるアジア金融危機、日本の金融システムにも深刻な影響が及びまして、それを何とか克服しようと、平成十年度は、急に西暦から日本のあれにな...全文を見る
○谷垣国務大臣 今佐藤委員がおっしゃいましたように、これからいろいろなことを考えていかなきゃならないんだろうと思います。  特に、今おっしゃいましたように公的部門が持ってる割合が非常に多い中で、これから郵貯を民営化していく、今まで国債引き受けの大きなインフラみたいな役割を果たし...全文を見る
○谷垣国務大臣 平成十五年度末の時点におきます外為特会の積立金額ですが、これは約十一兆千七百六十億円でございます。それから、財政融資資金特会の方は、積立金額約十五兆八百五十二億円となっております。  どのように積み立てられてきたかということですが、外為特会では、毎会計年度の決算...全文を見る
○谷垣国務大臣 この三カ年度のそれぞれの特会の剰余金の額ですが、外為特会では、平成十三年度が約二兆千七百四十四億円、それから平成十四年度が約一兆七千三百五十三億円、平成十五年度が約三兆六千四百五十六億円となっております。  それから、財政融資資金特会の方は、平成十三年度が約二兆...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、外為特会の方ですが、これは、毎会計年度の歳入歳出の決算上収納済み額の合計額が支出済み額等の合計額に不足しますときは積立金から補足する旨規定されております。こういう使途になっているわけですが、運用の方は、この積立金は財政融資資金に預託して運用をするということに...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、外為特会の方ですが、今まで決算上不足を生じましたのは二回ございます。一つは、昭和三十三年度、約一億円不足が生じました。それから、三十四年度、約二・三億円でございます。  それから、財政融資資金特会、これは平成十三年度に改まったわけですが、それ以前の、平成十...全文を見る
○谷垣国務大臣 まず、外為特会ですけれども、御承知のように、現在は日本の国内の金利が非常に低うございますから、為替介入する場合の原資、為券を発行して調達するわけでありますが、非常に調達コストは低くなっております。他方、例えばドルとの関係で、為替介入をしてドルを買いますと、ドルの金...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員がおっしゃったように、昭和二十六年に外為特会法ができたわけでありますが、そのときは、毎会計年度の決算をして、剰余金が生じたときはそれを一般会計に組み入れる、それから、歳入不足が生じた場合は逆に原則として一般会計から補てんしてもらう、こういう規定になっており...全文を見る
○谷垣国務大臣 鈴木委員は大変表現がお上手で、隠し財産というようなレッテルをお張りになるから今のような御議論になるんだろうと思うんですが、一般会計への繰り入れ、当然だとおっしゃいましたが、外為特会に関しましては、平成十六年度も一兆四千百九十億を一般会計に繰り入れておりまして、今ま...全文を見る
○谷垣国務大臣 政治家としてカジノをどう思うかとお問いかけでございますが、私自身は、カジノに出入りしたことも余りありませんし、余りギャンブルをしたことがないので、もうひとつ感覚がよくわからないところがございます。  ただ、昨今ではシンガポールもカジノを導入しようということに踏み...全文を見る
○谷垣国務大臣 政府系金融機関をどういうふうにしていくかというのは、構造改革をなし遂げていく上でも非常に大きな意味を持っているというふうに私は思っておりまして、今まで経済財政諮問会議等々の議論でも、全体のストックをGDP比で最盛期の半分に抑えていこうとか、そういう方向性がいろいろ...全文を見る
○谷垣国務大臣 結局、さっき答弁させていただいたことに尽きると思うんですが、もうこういうことは政策金融でやるべきではないという分野があれば、廃止をするなり、あるいはもうそれは民間に持っていくなりということは十分あり得ることではないかなと思っております。
○谷垣国務大臣 古本委員とは、選挙前も随分この議論はさせていただいたんじゃないかなと思っております。  景気の現状認識でございますが、私は、今、企業業績は堅調である、それから設備投資もなかなか調子がいい、そういう中で、長い間の心配は、企業業績はよくなってきたけれどもそれがなかな...全文を見る
○谷垣国務大臣 初年度増収分が千八百五十億円というふうに見積もっております。  そのうちで、委員がまずおっしゃった地方交付税交付金分、これが五百九十二億円になります。それから、特別障害給付金分というのが百一億円……(古本委員「大臣、ゼロが一個ずれている」と呼ぶ)千八百五十億……...全文を見る
○谷垣国務大臣 いや、それは、初年度は一月から算定されますので、千八百五十億でございます。  それから、地方税分はまだ一月から三月の間は入ってきておりません。私が申し上げたのは、これ……(古本委員「一—三分ですか」と呼ぶ)一—三の部分ということでございます。それは千八百五十億。...全文を見る
○谷垣国務大臣 初年度分では千八百五十分の千百一となるわけでございますから、過半でございます。
○谷垣国務大臣 先ほど委員がお引きになりました与党の政調会長の合意にも書いてございますけれども、平成十八年度分については、全く今コミットというのは特にないわけでございまして、これから議論をしていくという段階でございます。
○谷垣国務大臣 年金の今おっしゃった未納、未加入、この中にはいろいろなものがあると思いますが、やはりそれが空洞化しているという不安が国民の中にあることは、これはもう紛れもない事実でございますから、それをどう埋めていくかということの議論はやはりなければならないんだろうと私は思います...全文を見る
○谷垣国務大臣 これは、また先ほどの繰り返しになりますが、私は、この定率減税の見直しでもとに戻したものを、大宗を年金に入れていくというのが果たして本当にいいことかどうかというのは、私自身も疑問に思っているところがございます。  もちろん、これはまだまだ議論が、要するに、定率減税...全文を見る
○谷垣国務大臣 先ほど、定率減税について古本さんのお考えを最後おまとめになりました。私の方からももう一回この考えをまとめておきますと、一つは、小渕内閣のときの、あのときの経済危機に対応するための措置であった、ある程度景気がよくなったときに戻すのは、私は自然の流れであろうと思ってお...全文を見る
○谷垣国務大臣 財政削減効果というのは、どこに帰属したかといっても、広く循環してまいりますから、一つ決め打ちで決めることは難しいだろうというふうに思います。  ただ、これだけ大きな削減は、国の財政にとりましても極めて大きな貢献だったと思います。
○谷垣国務大臣 中部国際空港は民間会社ですから、やはり千二百億縮減した効果というのはすぐに国庫に回ってくるわけではないと思うんですね。ですから、財務省のどこかに、ポケットに入ってどこかの公共事業に化けたと即断されるのは、私はちょっと違うのではないかと思います。やはりそういう削減の...全文を見る
○谷垣国務大臣 委員おっしゃったように、公館の職員の給与等々は、これは国の政策経費として、一般歳出と申しますか、そういう中から出されている、これは当然のことだろうと思います。  それから、旅券手数料、私も、効用分というのは、町村さんの答弁を読みまして、なるほど、こういう表現があ...全文を見る
○谷垣国務大臣 闘う覚悟があるかとお問いかけになりましたけれども、これは、邦人保護の対象となり得る旅券申請者に邦人保護の平均的な行政コストを負担していただくという考え方で、効用分というようなことになっているんだろうと思います。  私は、現在のところそれが妥当性を失っているとは考...全文を見る
○谷垣国務大臣 私は、今回の選挙戦を通じて何を肌で感じるかというのは、政治家にとって必要な能力であり、またノウハウだと思うんですね。恐らく古本さんも皆さんも、選挙の期間中、有権者が何を感じておられるのかというのを全身で受けとめようと頑張ってこられたに違いないと思っております。 ...全文を見る
○谷垣国務大臣 今、小泉総理の御主張ですよね、私もそういう主張をされていたと理解しております。本人ではございませんので直接のあれではございませんが、私はそう理解しております。
○谷垣国務大臣 今、二〇〇三年度の方をおっしゃったわけですね。私、細かなところまで、ちょっと数字が頭にあれですが、大体こういうことだろうと私も思っております。
○谷垣国務大臣 委員の資料の中に二〇〇三年のがございまして、それから二〇一七年というのもございます。先取りしちゃいけませんが、ございまして、これはいろいろな仮定を置いた数字でございますから、実は私が作成したものではありませんので、私が肯定的な答弁をする限りではないのですが、一つの...全文を見る
○谷垣国務大臣 いろいろな前提があると思いますが、今委員が議論をされたいろいろな数字、国債がこれからどうなっていくかという見通しでございますが、多分、資料は私どもがつくっております後年度試算を引いておられるのだと思います。ただ、後年度試算の性格は、一定の前提を置きまして、ややその...全文を見る
10月12日第163回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 尾立議員にお答えいたします。  まず、国債、財投債の発行抑制についてのお尋ねがございました。  小泉内閣発足以来、財政規律を堅持するという方針の下で、重立った歳出項目について歳出の抑制を行いまして、公共事業費を約四割削減するなど、既に十兆円に上る歳出...全文を見る
10月13日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 過疎地対策あるいは高齢者対策、今までもいろいろ意を用いてまいりましたけれども、今度、基金というのはやはりそういうことを心掛けてほしいという形でつくってあると思います。  今、法人税収を何に使うかということでございますが、これはこれからの予算編成の中で考...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、野上委員がおっしゃいましたように、財政再建ということはツケを子供たちや孫たちの世代に先送りしないという意味でも極めて重要な、正に焦眉の間に迫った改革ではないかと私も考えているところでございます。  この財政再建の道筋と郵政民営化との関係ということに...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、西田委員おっしゃいましたように、かつては郵貯で集めていただいたお金、全額財投に預託をしていただくということがございましたので、たくさん集まってきますので、ついつい財投の方が肥大化をしているんじゃないかと、こういう御批判がありまして、平成十二年度までは...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員がおっしゃいましたように、現実に税を投入したというわけではございませんけれども、得べかりし利益というものが確かに失われている、そういうことを引換えに業務の健全性を確保したということでございますけれども、先ほど申し上げたような自助努力を前提とし、やっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、これは人によって違うかもしれませんが、私の個人的な考えを申し上げますと、一般的に小さな政府、大きな政府という議論をするのがどれだけ意味があるのかなと思っているんです。今よりも小さな政府に持っていくかどうか、今よりも大きな政府に持っていくのかどうかっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) その中に、三五・九%という数字は社会保障と税と租税負担率で計算しておりますが、私、財政担当ですからどうしてもそういう頭になるのかもしれませんが、いわゆる潜在的負担率という議論がございますね、やはり赤字を大変持っていると。そういうものが将来どういうふうにな...全文を見る
10月14日第163回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 田村委員の御質問に御答弁をする前に、七月十五日のこの委員会の御質疑で山崎先生から同様の質問をいただきまして、民営化によって国庫が潤うだろうという御指摘をいただきました。それに対して、私の答弁の中で、何か国が一方的に得をしているかのような御質問だったという...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 前回も議論をさせていただきまして、平成十三年以降、いろんなことをやってまいりました。預託義務を廃止して、民業補完性や償還確実性について厳格な審査を行う等々ということで、ピーク時の四割ぐらいのところまで圧縮して、その間に当然無駄なことも省いてきたということ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当然これはいつもやっていかなきゃならないことでございまして、今までの成果は平成十八年度に、可能な限り十八年度予算に反映させていきたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 委員のおっしゃったことはポイントでございまして、そういう方向で私どもも進めてまいりまして、かなり進んできたつもりでおります。  情報開示の一層の徹底を行うというのがこの財投改革の一つのポイントでございますが、既に特別会計や、それから地方公共団体を除く三...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十三年に財投改革をいたしまして、財投機関債というものを進めていこうということで努力をしてきたわけですが、発行額は年々増えてきております。十七年度では改革後初めて、一定規模を有するすべての財投機関、これは十億円以上の財投規模を持つ機関で、産投機関、それ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、郵貯、簡保で国債残高の四分の一程度を持っていただいておりますので、今後とも、借換債等大量の国債発行を続けざるを得ない状況でございますので、この民営化というのをどう踏まえていくかというのは私どもにとりまして極めて大きな課題でございます。  まず、何を...全文を見る
10月18日第163回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 菊田議員にお答えいたします。  社会福祉や社会保障への予算配分についてのお尋ねでございますが、小泉内閣におきましては、発足以来、財政規律を堅持するという方針のもとで、重立った歳出項目について徹底した見直しを行いました。御指摘の公共事業費に関しては、約四...全文を見る
10月18日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 引き続き財務大臣を拝命いたしました谷垣でございます。本委員会における御審議の開始に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。  このたびの総選挙におきましては、郵政民営化を始めとする構造改革につきまして、国民の皆様から強い信任を得ることができました。ま...全文を見る
10月19日第163回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 津田議員からは、単身赴任手当に係る税制上の取扱いについてのお尋ねをいただきました。  通勤費については、本来、勤務に伴う概算経費控除としての性格を有する給与所得控除等によってカバーされているものと考えられますが、通勤手当は、勤務に伴う通勤費の実費弁償的...全文を見る
10月20日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 今、田村委員がおっしゃいましたように出口、入口の改革というものも、法案がきちっと通ったと、出口の方をどうしていくかということは大変重要な課題だと思っておりまして、財投につきましては、しばしば議論もさせていただいておりますように、最盛期の四割ぐらいまで見直...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先日、予算委員会でも若干議論をさせていただきましたけれども、総理から道路特定財源の見直しについて私、指示をいただいております。  一番最初に指示をいただきましたのは、今年五月、経済財政諮問会議がございまして、その席上で民間議員の方から、今後の道路特定財...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) そこのところは詳細にわたって御指示をいただいたわけではございません。ただ、委員がおっしゃいますように、道路特定財源として道路関係に今まで使ってきた、あるいは本四架橋等にもやっているわけでございますが、使途をどうするかということはもちろん含まれていると思い...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 池口委員もなかなか微妙な言い回しをされておりますので、どういうふうにお答えしたらいいのかと思いますが、私は歳入、歳出両面にわたって議論をしなきゃいけないんだろうと思っておりますが、年内には基本方針というわけでございますので、個別具体的に制度をどうしていく...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は大体、まだ十分煮詰めているわけではないんですが、論点としては三つぐらいあるのかなというふうに考えているわけでございます。  予算委員会でも委員にお答えしたところでございますけれども、道路特定財源ということでやってまいりましたので、一つは、今後の道路...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ、その具体的なスケジュールなり段取りをどうしていくかというところまでまだ議論が煮詰められているわけではございませんので、そういうその具体的なスケジュール等々は必要に応じて財政審や税調でも御議論をいただいて、その段取りと申しますか、スケジュールと申しま...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 総理のおっしゃった暫定増税というその意味合いについては、私も実はこの場で池口委員にこうであると十分説明するだけの自信がないんですが、今までは暫定税率という概念で議論をされてまいりましたし、それが大体関係者の共通の理解でありますから、やはり暫定税率という言...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 先ほど三つぐらい観点があると申し上げました。道路特定財源ということを超えまして、特定財源一般について私どもがどう考えているかと申しますと、先ほど申しましたように、今の厳しい財政状況を踏まえて、二〇一〇年代初頭にはいわゆる基礎的財政収支をバランスさせたいと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 暫定税率と納税者の理解という観点に立って池口委員がおっしゃっているその趣旨は、私もよく理解できるところでございます。  他方、道路特定財源とされている自動車関係諸税につきまして、先ほど、厳しい財政事情で有効活用ということを申し上げているわけですが、これ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、今委員がおっしゃいましたように、各国、日本もそうですが、取得、それから保有、燃料、消費という各段階に着目していろんな税を掛けているわけでございますから、考え方はいろいろあるんだろうと思います。一本化すべきだという委員のようなお立場に立てば、特に欧...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 池口委員からこの問題に関して幅広くいろいろ問題を提起していただきまして、私どももそういった問題提起を受け止めて、よくこなしていきたいと思っております。  先ほどおっしゃった中で保有の問題について申し上げますと、確かに地方の方が車も多いし公共交通網の整備...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今日は尾立委員からこの御質問があると実は意識してなかったものですから十分に答弁の準備をしておりませんが、予算書と決算書がもう少し対比しやすいように、それから予算書の記載というのももう少し実態を反映するにはどうしたらいいかということで、国会でもいろいろ御議...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) この問題は尾立委員も熱意を持って御研究になっておりまして、随分議論もさせていただきました。私自身、架空予算とおっしゃられると、必ずしもそうではないと反論したい気持ちがあるわけでございますが、やはり委員と議論をさせていただいて、確かに不適切な事例があるなと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 予算執行の状況を予算積算に適切に反映させるというのは当たり前のことでございますし、予算査定の一番常に立ち返るべき原点だろうと思いますから、そのため従来も努力をしてきたということもございます。  ただ、委員がおっしゃいましたように、この国会での御議論等も...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず前提として、尾立委員がおっしゃいましたように、私どもも今度執行を反映、積算に反映さしてくれと言ったのは大体三つに大別できると、おっしゃるとおりであります。過去何年も執行実績のなかったようなものはもう要求するなというのが一つ、それから、予算計上された事...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 当然、十八年度予算要求への反映ということでございますから、期限なしというわけにはいかないわけでございます。まだちょっといつということは申し上げられませんが、取りまとめを終えた段階で速やかに公表させていただきたいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 当然、予算編成を終えるまでには発表しないと意味がございませんので、今鋭意作業しております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 八つの政策金融機関、私ども、他省と共管もございますが、財務省としてはいずれも私どもが所管をしているという面がございます。  したがいまして、きちっと私どもも責任を持ってこの政策金融機関改革に取り組まなければいけないと思っておりますが、よく記者会見なんか...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは私、直接所管をしているわけではありませんので、林田副大臣にお答えをいただいた方が適切かと思いますが、政策金融八機関以外の特殊法人等の貸付事業については、平成十三年の十二月に特殊法人等整理合理化計画が閣議決定が行われまして、抜本的な見直しを行うことと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これはもう林田副大臣のお答えしたことに尽きていると思っております。私の所管でもございませんので、それ以上は差し控えさせていただきます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 金融行政と私どものやっております今、財務省の行政をどう切り分けていくかというのは、過去にもいろんな議論があったところでございまして、この政策金融機関については現在のような整理がされているわけでありますけれども、これ、私、過去の議論を全部承知しているわけで...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今のような御意見を伺いますと、当時、金財分離をしたときの議論とはまた随分違ってきているのかなと。当時はできるだけ、我々は金融庁を支配していると言われないように、できるだけ金融庁は自由にやってくださいと、独立してやってくださいと、我々は物を言うまいとしてや...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 何が小さい政府なのか、あるいは今の日本の実態が小さな政府なのかどうか、いろんな議論がありまして、なかなかクリアカットな結論というのは難しいところがあると思うんです。この間も、日本は小さな政府なのかどうかと聞かれて、今より小さな政府に持っていくことが大事な...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 政策評価ですね。政策評価、委員がおっしゃったように平成十四年からなされているわけですが、これに注がれているエネルギーというのは私は相当なものがあると思っております。また、やっておられる総務省におかれましても、その手法についてはいろいろ工夫をしておられると...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 事業の仕分という議論は御党のいろいろな御検討の中から出てきた提案だろうというふうに思っているわけでありますが、その方向性といいますのは、不要な仕事あるいは民間にできる仕事がないかどうかというのを厳しくチェックして歳出削減につなげようということであろうと思...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) シーリングというやり方の是非については昔からいろんな議論があるところでございます。  各省庁は各予算編成の段階で我々の主計局の主査と十分論争して、論争に堪えられるようなものを作ろうと思って努力をしておられることは私は事実だと思いますし、まずそれがなきゃ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 東アジア共同体の構築ということにつきましては、私も、我が国が目指さなければならない大きな方向であるというふうに思っております。  そして、委員が資料をおまとめになりましたけれども、私自身、この九八年の新宮澤構想が出た当時、ちょうどアジア通貨危機が起こっ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 総理になったわけでもありませんので、余り僣越なことは、私は控え目でございますので今まで申し上げないでまいりました。
○国務大臣(谷垣禎一君) 一つは、先ほど申し上げましたように、アジア金融危機のやはりダメージというのはこのアジア地域にとって大きかったわけですから、やはりあのときにみんなでいろいろ共同しながら乗り越えていく方法について議論が深まってきた、やはりその流れを推し進めるべきだという、共...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大門委員のおっしゃったことが一つポイントであろうと思います。  ただ私は、大門委員が日本が中途半端だとおっしゃったのは、必ずしもそういうふうには思っておりませんで、私は、日本の国際関係を考えますときに常にありますのが、一つは太平洋を挟んだアメリカと...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、糸数委員が引用されましたように、G20の会合でもこの石油価格の高騰は非常に大きな関心事でございまして、全体的な世界経済は過去にないほど順調になってきているんだけれども、ここが一番のリスク要因であると。それで、そのためにしなければならないということを大...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、大久保委員がおっしゃったソルベンシーマージン規制であるとかあるいはアウトライヤー規制については、今、副大臣から御答弁がありましたように、金融行政の観点から金融庁において適切な判断をされると思っておりますし、また国債管理政策上も、金利政策というのは極め...全文を見る
10月21日第163回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 大久保議員にお答えいたします。  平成十年六月に金融監督庁が設立されたわけでございますが、その際に、地方における金融機関の検査・監督については、今、伊藤大臣の御答弁にもございましたように、新たな地方支分部局を設けることは行政改革の理念に照らして適切では...全文を見る
10月27日第163回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 私たちの考え方の背景にございますのは、財政制度等審議会財投分科会で総点検というのをまとめていただきまして、その中で、「各機関毎に、ALMの効果、調達コスト、市場の状況等を勘案しながら、財政融資資金の借入による調達と財投機関債による調達の効果的な組み合わせ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) ありがとうございます。  我々も、その政策コスト、今、分析というのをやっているわけですから、それを今おっしゃったように国民への情報開示にも使っていかなきゃいけないと思いますし、償還確実性をどうしていくかという議論にも使っていかなきゃならないと思っており...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) これは、今は特に所得課税につきましては、大変御議論になりました政府税調でも中間報告というものを出しておりまして、その中で、いろいろな働き方、家庭の在り方も変化してきたから問題点は何かという議論をこの間やっていただきまして、それが、あるところからはサラリー...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今委員から御指摘いただきました報道については、やや見出しが、低所得者に対する減税考えるというふうになっておりますが、必ずしもそこまでコンクリートなことを申し上げたわけじゃございませんで、今後やはり消費税の議論というものがどうしても社会保障との関係等で議論...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだそこまで具体的に考えているわけではございません。結局、それは、消費税率がどのぐらいになるかという問題が一つございます。  要するに、今おっしゃったような軽減税率を入れていくということは、コストの面でもかなり掛かるというようなこともございますし、煩雑...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まず、さっきお示しになった課税最低限の問題ですが、あの中間報告には必ずしも税率構造をどうしていくかとか、いろんなこと触れられておりませんし、一方、子育て支援の関係から税額控除を認めたらどうかというような議論もありまして、かなりこれはいろんな仮定を置いた数...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) まだ平成十九年度末までということがございますので、もう少し事態をやっぱりよく見ながら検討したいと思っております。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、糸数委員はやはり数が問題になっているというふうにおっしゃいました。  ただ、私は、最初から数が問題だという議論はやっぱりちょっと逆さまなんであって、まず必要な政策金融としての機能は何なのか、不必要と考えられるものは何なのか、それをまずきちっと議論し...全文を見る
11月17日第163回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(谷垣禎一君) 平成十六年度の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十六年度の一般会計の決算につきましては、歳入の決算額は八十八兆八千九百七十五億円余、歳出の決算額は八十四兆八千九百六十七億円余であり、差引き四兆七億円余の剰余を生じました。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、荒井委員からもお話がございましたが、参議院が決算重視の流れをつくっていただきまして、そして私どももそれは非常に大事なことだと、できるだけ決算を早く国会で御審議をいただこうということでやってまいりました。  今年も、十六年度決算の検査報告では指摘金額...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、国土交通省と環境省の方からそれぞれ御答弁がございましたけれども、私ども財務省は、それぞれの独立行政法人が新しい中期計画を作る、策定して認可申請を行ってくるわけですが、そのときに主務官庁から協議を受けることになっておりまして、そのときに業務内容やあるい...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 私は、大学行政について云々する学識というか素養がございませんけれども、最近、独立大学法人になってから大学の理事者の方とお話を伺いますと、できるだけ人材を大学の中だけではなくて多様なところから求めて、大学を活性化していこうという工夫も随分意欲を持っておられ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 国有財産も、国に支障のない場合は広く使っていただくということは私は結構なことだと思うんですね。それで、それはやはりまた廃止しなきゃならない場合もありますから、その場合には利用しておられる方に周知徹底の手続を取るということもこれあるべきことだと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、山下委員が御指摘になった公益法人に対する補助金等については、これは官と民の役割分担という観点、それから行政のスリム化の観点と、こういう点から整理合理化というものを推進しなければならない、そういう分野だと思っておりまして、平成十四年三月に閣議決定をした...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃったような公益法人で政策金融と極めて類似の施策を行っている例、これ全部役割を終えたかどうかというのは、私は中にも必要なものはあるんだろうと思っておりますが、ただ、政策金融の見直しが求められているのと同じような事情がここにもあると考えなきゃいけな...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 今おっしゃった数字は正しい数字でございます。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今御議論の事業につきましては、平成十六年度末で事業自体は終了しておりますので、その関係では新たなリスクはもう発生しないということですが、既に取得した土地にかかわる新たな損失の発生リスクということになるわけですね。  それについては、今のところ財務の安定...全文を見る
○国務大臣(谷垣禎一君) 財務基盤の一層の強化、堅実化を図っていただいて、国民負担が生ずるようなことのないように運営していただかなきゃいかぬと思います。
○国務大臣(谷垣禎一君) 今、特別会計につきましては、又市委員がおっしゃったように見直しを進めておりまして、委員の今までと随分この委員会でもやり合いましたけれども、少しでも御関心にこたえられればと思っております。  ただ、今お挙げになった財政融資資金特別会計と外国為替ですね、こ...全文を見る