谷口隆義

たにぐちたかよし



当選回数回

谷口隆義の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第136回国会 衆議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○谷口委員 ただいまの平田議員の質問でございますが、全く納得ができません。きちっと統一見解を出していただいて、その後に検討させていただく、こういうことでよろしくお願い申し上げます。(発言する者あり)出てないよ、出てないじゃないか、今。  今の住専処理システム、私が本委員会におき...全文を見る
○谷口委員 大蔵大臣そのようにおっしゃいますが、この処理そのものが先送りだと思うのですよ、私は。  先ほど平田議員のお話にもございましたが、要するにこの住専処理スキーム、これは当初、この処理の変遷過程と申しますか、これを見ておりますと、七・五兆円と五・五兆円があった。七・五兆円...全文を見る
○谷口委員 今大蔵大臣がおっしゃったことは一般論で、さっきから何回かそういう御答弁があるわけですが、今問題になっておるのは、十二月の十九日に閣議決定がございましたね。その十五日から十九日ぐらいの間に、今いらっしゃいませんが、大蔵大臣と野呂田農水大臣との間で話し合いがあったのですよ...全文を見る
○谷口委員 やはりこのスキーム、その点が非常に重要なんです。要するに覚書ですね、農水省と大蔵省の局長の間の覚書が極めてこのあたりに大きく影響しているんだろう、このように言われているわけですよ。  大蔵大臣、私が先ほど申し上げましたこの六千八百五十億に関して、もう一度その決定過程...全文を見る
○谷口委員 今六千八百五十億のお話の中に、農協系統の五千三百億の贈与のお話がございました。六千八百五十億とこの五千三百億はリンクするものですからね、当初は一兆一千億、こういうようなことになっておったようでございますので。  それで今度は、この五千三百億の算出根拠をお聞きいたした...全文を見る
○谷口委員 ちょっと待ってください、経済局長、今聞きますから。ちょっと呼んでください。  もう一回、この有価証券含み益、幾らなんですか。この有価証券含み益は、いつ現在の含み益ですか。
○谷口委員 貸倒引当金が今六百億とおっしゃいましたが、これは八百十億、昨年度の三月末現在であるわけですが、これはどういうことですか。
○谷口委員 この共済系統の千三百億の住専貸付残高案分ということについて、ちょっともう一回説明いただけますか。
○谷口委員 きちっと説明しろと言っているじゃないか。しないからだよ。(発言する者あり)何言っているんだよ。しないから言っているんだよ。
○谷口委員 やはりこれは極めて難しい、非常に難解なやり方で、私はもっとはっきり言ったらいいと思うのですよ。もともと、先ほど日経の説明でおっしゃいました五千三百のこの計上根拠、二%の分を十年間、こうだろうと思うのですね。これをまた難しく逆算をしてこのようにやっておるんじゃないか、こ...全文を見る
○谷口委員 説明材料で使ったと言って、全く違うやり方を、片一方はそういう説明をする。今この御説明を聞いておりますと、提出資料の説明はそれとは全く違う算出根拠なんですね。しかし、これは納得できないですよ、国民は。説明するために今の五千三百の、日経の二%を十年間というような話をしたと...全文を見る
○谷口委員 だから、私が言っておるのは、全く違う算出根拠からたまたま五千三百というようになったというようなお話なんですが、だけれども、これは同じところに源があるならいいわけですが、先ほどのお話を聞いておりますと、全く違うところで算出されたものがたまたまこの五千三百、一緒になる。こ...全文を見る
○谷口委員 どうもはっきりわかりませんね。要するに、この五千三百という結果があって、その結果に基づいて逆算してこのようなことになったのではないかというように考えておられる方が多いわけでして、それに対する反論になっていないわけでございまして、そのあたりをきちっと明確に、農水大臣、も...全文を見る
○谷口委員 説明材料というのは、同じところから出ているものを、二つこのプロセスが違うんだというならわかるんですよ。わかりますか。全く違うところのソースから出てきて、ぴったり合うからこれで説明材料だ、これはおかしいじゃないですか。
○谷口委員 いや、それは先ほども何回も、農水大臣、申し上げているように、そのソースが同じならいいんですよ、プロセスが違う、たまたまこういうようになるんだということなら。今おっしゃっているのは、全く違うやり方で同じようになったんだ、こういうような方法で説明したと。全く違うやり方じゃ...全文を見る
○谷口委員 そういう説明の方が国民に説明しやすいという、こういういいかげんなことでは困るわけですよ。現実にこの五千三百億の積算根拠はどういう形になっておるんだ。これを国民の前で明確にすることが一番大事なんじゃないでしょうか。全く違うことを、たまたま五千三百、同じだからやるというの...全文を見る
○谷口委員 信連に受け入れられるかどうかじゃなくて、この五千三百をどういう形で説明できるかということなんですよ。そういう説明というか答弁は、それは答弁になっていませんよ。どうしてこの五千三百が出てきたのかということが一番大事なんでしょう。これを聞かれているわけですよ。国民がそうい...全文を見る
○谷口委員 何回も、ここにもぎりぎりの協力と書いてあるわけですが、これは極めて算出根拠はあいまいで、不透明で、不明快である。また、答弁の状況を聞いておりましても、一つは違うところからの説明であり、一つはこの積み上げの計算、こういうような形になったと、こういうような説明、たまたま五...全文を見る
○谷口委員 農水大臣、私言っておるのは先ほどの日経新聞の説明ですよ、日経の説明。今おっしゃった説明はこのことをおっしゃったんです。あの日経の説明は全く関係ないんですか。事実じゃないことをおっしゃったんですか。全く違うじゃないですか。全く違う説明をして、たまたま五千三百が一緒になっ...全文を見る
○谷口委員 これは何回もやりとりしておっても解決できないんですね。要するに、今の答弁のあれを聞いておりますと、確かに二つの説明があったんですよ。あったんですよ。これは両方とも農水省がやっているんですよ。それで、ここへ出してきた積算根拠はこのとおりだとお役人がおっしゃるんですけれど...全文を見る
○谷口委員 今何回も答弁していただくんですが、全く私の申し上げていることに対する説明にはなっておらないんです。総理、わかるでしょう、今ずっと御答弁を聞いていて。全く違うんですよ。つまり、全く違うことでたまたま五千三百、こういうようになったんだというような、これは回答になっておらな...全文を見る
○谷口委員 今、農水大臣は極めて重要な発言をされたと思うのですよ。この二つ以外にほかにも説明の仕方があるんですというのは、これはどういうことですか。そんなばかなことないですよ。どちらも正しくて、それ以外にまだ説明の方法があるというのは、これは国民をばかにしておると思いますよ。おか...全文を見る
○谷口委員 いや、今私が申し上げたのは、先ほど農水大臣がおっしゃった、ほかに説明の仕方もあるんだということを一遍教えていただきたい、こういうことなんですよ。この五千三百の、今二っおっしゃったのですけれども、ほかにその説明の仕方を一遍教えていただけませんか。
○谷口委員 今農水大臣、積み上げでやっておるんです、このようにおっしゃったのですが、各信連ごとのその積み上げの数字を出してくれますか。この数字、出してくださいよ。
○谷口委員 今回のこのスキームは国民の税金を投入しているのですよ。今農水大臣は積み上げで計算されたというようにおっしゃったのですから、各信連のきちっとした積み上げ資料を出してくださいよ。その資料を出してください。
○谷口委員 きちっと、今私が申し上げたように、もう明確に農水大臣は積み上げ計算でやった、各信連のですよ、やっておられるわけですから、その計算根拠を明確に出してください。そうでないと今の発言を撤回しなきゃいけませんよ。どっちかですよ。
○谷口委員 国民はそんなことでは許しませんよ、きちっと説明する根拠、これはやらないと。この五千三百の説明が非常に重要なんですよ。これがさつき申し上げたように、この六千八百五十億の裏返しなんですから、セットなんですから。この辺をきちっと説明してもらわないと、これはできないですよ。こ...全文を見る
○谷口委員 損益じりを言っているんじゃなくて、この二千億の配分を言っておるわけですよ。今おっしゃったように、積み上げでされているということなので、きちっとそこを出さないと、農水大臣、あなたのおっしゃった発言を撤回しなきゃいけませんよ。どっちなんですか。
○谷口委員 資料を出すといったら、積み上げているんだからすぐに出るはずなんですよ。(発言する者あり)いや、今出してくださいよ。積み上げておるんだから、こんなもの計算根拠じゃないの。出してくださいよ。答えられないの。
○谷口委員 全く違うね、今の答弁なんて。要するに、私言っているのは、何回も言いますが、損益じりじゃなくて配分なんですよ、各信連の。だから、これを出さなければこれは質問できませんよ。
○谷口委員 申し上げているように、今のは配分なんですよ、案分。農水大臣がおっしゃったのは、積み上げとおっしゃったのですよ。各信連の積み上げとおっしゃったのですよ。私が何回も同じ質問をしているのは、同じ答弁ばかり繰り返して、それで全く根拠のないようなことを言って、先ほどの農水大臣の...全文を見る
○谷口委員 農水大臣も今の農水省の官僚の方も全く答弁になっていないんですよ。案分じゃなくて積み上げたとおっしゃっているんですから。案分と積み上げは全く違うんですよ。積み上げならその積み上げた基礎資料があるはずだし、きちっと明確に出てくるはずなんですね。積み上げとおっしゃっている以...全文を見る
○谷口委員 答弁になっていないんですよ。しかし、これをわかる人はすばらしい人です。今、全く違うんだから。あなたが言っていること全く違うんですよ、おっしゃっている答弁は。全く違う答弁をして、二つあるんだ。  また、積み上げ計算をやったとおっしゃったんですから、ここは極めて重要な問...全文を見る
○谷口委員 それは極めてあいまいな答弁ですね。この二千億が先にあるわけですよ。二千億が先にあって案分しておるわけですよ。案分と積算、積み上げとは違うんですよ。積み上げた結果で二千億になったんですか。  また、今の答弁はひどいですよ。今まで積み上げたとあなたおっしゃってなかったじ...全文を見る
○谷口委員 さっきも、何回もこれは申し上げているように、全くその基礎資料が明確じゃないんですね。積み上げておるならどういう方法で積み上げておるか、また案分するなら案分したと、こういうように明確におっしゃったらいいんですが、先ほどの答弁では案分した、今の答弁では積み上げたと。全然違...全文を見る
○谷口委員 さっき案分したって言ったんですよ、案分したって。その後、農水大臣が積み上げたと言ったから積み上げたと言って、こんなばかなことないんですよ。これは何回も言いますけれども、この五千三百の積算根拠は極めて重要な問題なんです、この問題は。  これをいいかげんにするということ...全文を見る
○谷口委員 じゃ、積算の根拠も含めて出していただきたい、このように思います。  次に質問を移らせていただきますが、今回のこの住専処理のスキーム、母体行、一般行、農林系金融機関で五兆七千三百億の金額を無税で処理しよう、債権放棄ですね。母体行が三兆五千億、一般行が一兆七千億、その他...全文を見る
○谷口委員 今回の債権放棄にかかわる無税処理は現行法の範囲内でできるのでしょうか。
○谷口委員 今回の場合は、母体行が三兆五千億、これは全額放棄をするわけですね。一般行は三兆八千億のうち一兆七千億を放棄するわけです。また、農林系金融機関の方は債権放棄じゃなくて五千三百の贈与、こういうやり方でございまして、先ほどおっしゃるようにそれぞれの処理の仕方が違うわけでござ...全文を見る
○谷口委員 五兆七千三百億なんですよね。これは税効果というか、実効税率で考えますと、大体法人税は半分ぐらいですから二兆七、八千億ですか、このぐらいの税額が免除されると申しますか、減額されるわけでございまして、これは極めて大きいですね。私、申し上げているように、一般の市中の企業が債...全文を見る
○谷口委員 今の処理スキームの全容を客観的に見て、今おっしゃっているような無税処理をやるのは現行法の範囲内では厳しいだろうと私は思いますね。これを政府の方で解釈を変えて弾力的な対応でやるというようなことになるんだろうと思いますが、これは、やはり一般国民はそれではちょっと許してくれ...全文を見る
○谷口委員 私が申し上げたのは、もうちょっと広い立場の御答弁をお願いしたがったのです。  今政府の方は、護送船団方式は見直す方向で行っていらっしゃるわけですね、そういうように聞いております。ですから、そういう意味において、今はまさに過渡期だと思うのです。そういう状況の中で今回こ...全文を見る
○谷口委員 ちょっと時間がかかりましたので、あと残るところはないわけですが、昨日、この住専七社の立入検査の調査報告書、第一次と第二次でございますか、三年から四年、また七年度でございますか、この二つの立入調査の調査結果が公表されたわけでございます。  これを拝見しますと、極めて住...全文を見る
○谷口委員 今回我々が要求しておったこの調査報告書を見ますと、先ほど概括的なお話で各住専七社の問題点を報告されてあったわけでございますが、これをずっと見ていきますとよくわかるのですね。第一次の段階で極めてずさんな経営をしておったというようなことがわかるわけでございまして、今大蔵大...全文を見る
○谷口委員 今大蔵大臣に御答弁いただいたわけでございますが、総理も同じように一応答弁をお願いいたしたいと思います。
○谷口委員 「個別貸付先の財務状況等」の一覧がございますが、先ほど非常にずさんな状況になっておるというように言いましたが、ちょっと端的に紹介をさせていただきますと、ある会社は、「財務諸表の実態がずさんであったために、当社から借り入れの未計上を見逃して、別の関係会社に計上されておっ...全文を見る
○谷口委員 では、終わります。
02月13日第136回国会 衆議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○谷口委員 本日は日銀から総裁が来ていただいておりますので、初めに日銀の関係の質問と申しますか、それを何点かさせていただきたいというように考えております。  例の平成五年の二月三日の覚書がございました。大蔵省銀行局長と農水省の経済局長との間の覚書でございます。これは政府自身が国...全文を見る
○谷口委員 もう一回繰り返しますと、一般行の金利が二・五%、これが翌日に公定歩合が引き下げられて二・五%になるのですね。これを私は申し上げておるわけでございまして、多分、日銀の総裁の御答弁は今おっしゃったような御答弁になるんだろうなというようにも思っておりましたが、ただ、国民の方...全文を見る
○谷口委員 今、日銀の総裁に御答弁していただいたんですが、いずれにしても、与信の審査と申しますか貸し出しの審査、チェックが主な仕事になるんだろうと思うのです。そういう意味でしますと、大蔵省の検査とほぼ同じような状況が重複して行われておるというのが現状じゃないのかなというように私は...全文を見る
○谷口委員 今この住専の問題の金融機関の貸し出しですね。回収可能性の観点からするとかなり、第一次処理案で六兆四千億というような金額が出ておるわけでございますので、これに対して日銀の考査、もう一つ深く言いますと銀行経営のあり方、こういう融資が果たして妥当なのかどうかという観点で見た...全文を見る
○谷口委員 今、日銀法の抜本的改正と申しますか、今の日銀のあり方をめぐって改正論議が交わされておるわけでございます。  その中の一点に、今私が申し上げましたこの日銀考査の問題、これを抜本的に見直して権限を強化しようかというようなことも言われておるようでございますが、それに関しま...全文を見る
○谷口委員 それでは、日銀特融について若干お聞きいたしたいんですが、これは、九五年の十月の末に、例の信用組合の問題であるとか兵庫銀行の問題であるとかということで、もう一兆円を超えたというようなお話でございます。これは日銀法二十五条、信用秩序の保持育成に基づく特別融資で、破綻金融機...全文を見る
○谷口委員 今お聞きいたしましたが、今度の住専の問題で財政支出ということで六千八百五十億を投入しよう、こういうようなスキームでございまして、これは、今の日銀総裁の御答弁によりますと、回収できないものに融資できない、こういうお話ですか、御答弁お願いします。
○谷口委員 今、日銀の総裁に何点か御質問さしていただいたんですが、日銀の問題、先ほど申し上げましたように、常に言われておるのは独立性の問題でございまして、これは中央銀行としてあくまでも独立性を持っていかなければいけないわけでございます。しかし、巷間、先ほど覚書のことに関しましても...全文を見る
○谷口委員 明快に、当初の御発言は農林系金融機関救済ではないというように今おっしゃったわけでございまして、それに対しまして、先ほどのその武村前大蔵大臣、また村山前総理もそのような発言をされておるわけでございます。  それで、先日、二月の六日に私質問をさせていただいた大きなポイン...全文を見る
○谷口委員 今御答弁されたのですが、これも本当に見ますと、おっしゃったことと全く違うので、私はびっくりしているのですよ、実は。  あのときにおっしゃったのは、これはまさに先にこの二千億ありきですよ。それを案分しているのですよ。積み上げと案分というのはどう違うかといいますと、結果...全文を見る
○谷口委員 あのときは、経済局長、あなたも積み上げたと言ったんですよ。今の質問に対して答えになってないんですが、要するに、これは貸付残高に応じて案分しているんです。間違いなくこれは案分されているわけですね。  この信連それぞれの中に、やはり財政内容というか財務内容の差もいろいろ...全文を見る
○谷口委員 これはもうどなたでもわかりますよ、案分と積み上げとは違うのですよ。そういう資料を示してくれということじゃなくて、この結果、どういう形でこういう信連二千億が出てきたのかと。これは、案分なら案分とおっしゃったらよかったのですよ。案分とおっしゃらなくて積み上げとおっしゃるか...全文を見る
○谷口委員 だから、きちっと頼みますよ。もういいかげんなことやめておいてもらいたいのですよ。きちっと、やられるなら根拠に基づいて発言していただきたいと思うのです。  先ほど同僚議員の方からも質問ございましたが、今回の地価動向についてお聞きいたしたいと思います。  先日、短期地...全文を見る
○谷口委員 総理も同様に、今の現行の地価水準についての御見解をお願いいたしたいと思います。
○谷口委員 地価を考える場合に、土地の利用という面から考えて土地基本法がございますが、土地基本法の精神から考えて土地はまだ高いのじゃないかという意見が一方であると思うんです。また一方では、今回のこの住専の状況の中で見ていただいたらわかるわけですが、どんどんどんどん担保不動産の土地...全文を見る
○谷口委員 御答弁になってないんです。私が言っているのは、例えば今土地が低過ぎるとしたら、政府の政策としてそれを上げるような施策を講じなきゃいかぬわけです。高いとするなら、またそれは税制も考えなきゃいけませんし、いろいろ方法を講じなきゃいかぬわけで、この認識が極めてあいまいになっ...全文を見る
○谷口委員 今、土地抑制税制のお話を御答弁いただいたのですが、要するに政府の一つの方針としてはっきりしてもらいたいのです。土地が今安いのか高いのか、それをはっきりしないと、今金融機関の不良債権の問題がどんどん出ております。この不良債権の問題が出てまいりますと、例のBIS基準なんか...全文を見る
02月20日第136回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○谷口委員 本日はまた住専問題を中心に質問させていただきたいというように思います。  まず初めに、本論に入る前に、今回本委員会におきまして三回目の質問になるわけでございますが、第一回質問させていただいた折に、系統五千三百億円の贈与の問題、これの積算根拠についてお聞きいたしました...全文を見る
○谷口委員 もう何回も繰り返すのですが、確かにおっしゃる前提はわかるのですよ。前提はわかるのですが、あの前回の資料を見ますと、信連の二千億を融資残高できちっと案分されているのですよ。だから、そういうことを言ってはだめなんですよ。積み上げなら積み上げできちっと出してこなきゃだめなわ...全文を見る
○谷口委員 もう本当に国民をばかにしないでくださいよ。積み上げたと言っているんだよ。きちっと積み上げなら積み上げのような資料があるわけですよ。  私もさっき申し上げたように、あの資料は二千億を融資残高できちっと割っているのですよ。私は全部電卓入れて調べたんですよ。もうぴちっと案...全文を見る
○谷口委員 今おっしゃったのはちょっと違いますよ。案分と積み上げと違うんですからね。もう何回も同じことを言わさないでくださいよ。  だから、私は今、この二千億、農水大臣、あなたに聞いているわけですよ。農水大臣が、第一回目の私が立ったこの予算委員会におきまして、あれは積み上げてお...全文を見る
○谷口委員 おっしゃるのはわかるんですよ。だけれども、農水大臣見られましたですか、信連別にずっとこう書いてある資料。理事会に出していただきました資料ですけれども、あの資料は二千億を融資残高のボリュームに応じて案分しているんですよ。案分しているんですよ、あれ。  だから、私が申し...全文を見る
○谷口委員 じゃ、案分と言えばいいじゃないですか。案分じゃないですか。  要するに、農水大臣、融資残高の合計があって、その融資残高の合計で各信連の融資残高を割っているわけですよ。その割合に応じて二千億が案分されている。これはまさに案分じゃないですか。案分なら案分とおっしゃったら...全文を見る
○谷口委員 だから、今の御答弁は最初の農水大臣の御答弁と違うということでございまして、まさに撤回された、このように私は理解いたします、案分だと今明確におっしゃいましたので。  ですから、極めて、こういう五千三百億円の積み上げと申しますか、積算根拠と申しますか、これがあいまいであ...全文を見る
○谷口委員 ですから、本来再建計画を行う上で地価上昇を見込むというのは非常に問題のあることでございまして、そういう意味からして、今回この地価の見通しを再建計画に盛り込んでおったかどうかというのは極めて重要な問題であったのではないかというように考えておるわけでございます。  今回...全文を見る
○谷口委員 なぜ十五年になったかということと、その十五年というのは、先ほども申し上げました地価の動向をこれは加味しておるのではないかというように私は思っておるんですが、これについてはどうでございますか。
○谷口委員 十五年というのは非常に長いんですね。普通は金利の概念と申しますか、大体そういう考え方を入れて考えるわけでございますが、十五年もたちますとかなりの金利になるわけでありまして、まず、その十五年の根拠を、今おっしゃっていただいたんですが、非常にわかりにくいと申しますか、なぜ...全文を見る
○谷口委員 わかりました。  その次でございますが、九三年の第二次再建計画に当たって、農中の角道氏が、これも参考人で来ていただいた折に、融資の引き揚げも考えたが、元本保証の念書が出ておったので引き揚げをやめたと述べられておるわけでございます。これに対しまして寺村前銀行局長は、融...全文を見る
○谷口委員 そういう抜き差しならない状況と申しますか、要するに、もう逃げ出せないような状況にあったとするなら、今回の一連の処理スキームの中での系統金融機関の責任もこれはまた出てくるわけでございまして、今、最終的なこの処理スキームは御存じのとおり五千三百億の贈与ということになってお...全文を見る
○谷口委員 わかりました。  そういうことで、次に参りたいと思いますが、平成七年八月の大蔵省の第二次調査でございますね。この調査に基づいて、これは比較した結果、差額が出てまいりましたので、私は全くどういう状況なのかわからないわけでございます。それについてちょっと教えていただきた...全文を見る
○谷口委員 大体見ますと、これは平成六年から平成七年の比較で、まあ営業貸付金の減少分が大体この有価証券の方に回っておるなというように考えられます。回収したものを一時的に有価証券で運用しておるのではないか。ここで一つ考えられるのは、この資金余剰の分は返済になぜ回さないのかなというよ...全文を見る
○谷口委員 では、次に移りまして、先ほど申し上げました今回のこの処理スキームは、非常に拙速で不透明である、私はこのように従来から申し上げておるわけでございます。このスキームの変遷を私一回目のときに申し上げたのですが、本来は七兆五千億あった、これを一兆二千億を先送りにして二次損失に...全文を見る
○谷口委員 私、今まず第一点申し上げたのは、今回のこの処理スキームが農林系金融機関の救済と考えておられるかどうか。農林系金融機関が危ないから信用不安を起こすというような論理構成でおっしゃっているのかということをまず第一点お聞きいたしたわけでございます。そのことについてもう一回御答...全文を見る
○谷口委員 だから、信用不安というなら預金保険機構もございますし日銀特融もあるわけですね。今まで現実にそうやってきたわけですから、銀行の倒産または信用組合の経営破綻があったわけでございますので、今回特にそういうような方法ができないというようなことはまずないのではないかと思うのです...全文を見る
○谷口委員 個別金融機関の経営状況、確かに、おっしゃるように経営環境の厳しい銀行もあると思います。だけれども、それ以上に厳しいのはやはり信連、農林系金融機関の中の信連が、私は非常に厳しい状況にあるのではないか。ですから、信連に預金をしておられる、信連といいますか農協ですね、農協に...全文を見る
○谷口委員 漠然とそういう御答弁をされますと非常にわかりにくいわけでございまして、まず、この結果、このようなスキームの中でこれをやらないとすると信用不安が起こるというのがどの程度、おっしゃるのは一般金融機関とおっしゃいましたから、信用不安が起こるのはどの程度の金融機関になるのかど...全文を見る
○谷口委員 先ほど申し上げましたように、農林系金融機関の状況が極めて危ないというような認識は、これは共通した認識だと思うのですね。これは農水大臣も認めていらっしゃることだと思いますが、この農林系金融機関が今回の住専に対して五兆五千億融資をいたしておるというようなことでございます。...全文を見る
○谷口委員 大幅なリストラをやられるということですね。三十八万人いらっしゃるようでございます、農協の職員。例えばこの農協の職員の削減であるとか、農協の広域合併であるとか不採算部門の切り捨てであるとか、このようなことが考えられておるようでございますが、先ほど申し上げました信用事業、...全文を見る
○谷口委員 わかりました。  もう時間が参りましたので、もう一点だけちょっと御質問したいんですが、今回の二次損失に関しまして、預金保険機構が低利融資の元本保証をするというようなことになっておりまして、これでいきますと農林系金融機関が二兆二千六百億低利融資をする、これに対する元本...全文を見る
03月01日第136回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
議事録を見る
○谷口委員 新進党の谷口隆義でございます。  まず初めに、今回の租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして御質問いたしたいと思います。  これは、先日の予算委員会でも私、申し上げたことでございますが、先日、短期地価動向調査の結果が報告されておったわけでございます。報告内...全文を見る
○谷口委員 バブルが崩壊いたしたわけでございますが、現実、大都市圏の商業地の地価は、あるところはもう既にバブル発生前の地価より下回っておるというところもあるわけでございまして、私がなぜこういう質問をしたかと申しますのは、一つは、政府の一つの方針を明確にしていただきたい。今回の税制...全文を見る
○谷口委員 この譲渡益課税については、私も先ほど申し上げましたような見解を持っておるわけでございまして、また十分検討をお願いいたしたい、このように思っております。  次に、先ほども申し上げました新規取得土地等に係る負債利子の損金算入の課税の特例。これは、昭和六十三年十二月三十一...全文を見る
○谷口委員 税による制裁、ペナルティーというのはなるべくやらない、自由な中での取引が行えるような状況を生み出していくことが極めて大事なんだろうと思います。私の個人的な見解でございますが、これはもう本当に税制として極めて偏った形の税制ではないかというように思っておるわけでございまし...全文を見る
○谷口委員 問題が多いとおっしゃるのですが、これは実務の世界では非常に前から問題になっておることでございまして、ぜひ検討をお願いいたしたいというように思います。  時間がないものですから、次に移ります。  同族会社の留保金課税でございますが、これは設けられてから以降、かなり期...全文を見る
○谷口委員 主税局長おっしゃっていただきましたので、ぜひこの留保金課税につきまして廃止の方向で検討していただきたいというように考えております。  次に参りまして、消費税に係る課税の適正化ということについてお聞きいたしたいと思います。これは消費税法の政令になるのでしょうか、簡易課...全文を見る
○谷口委員 一つは、私は前にも申し上げたのですが、このみなし仕入れ率は政令事項になっているんですね。政令事項というのは、これは本来国会で審議する対象に、通達、政省令はなっておらない場合が多いわけでございます。今回これを取り上げておるわけでございますが、これは極めて大きな問題であり...全文を見る
○谷口委員 大蔵大臣、ちょっと答えてください。
○谷口委員 いずれにいたしましても、この九月末までに見直しをされるということであります。私が大蔵大臣に質問したことには答弁されてないんですが、要するに、みなし仕入れ率の問題を今私は問題にいたしておりまして、薄井局長の御答弁では、それなら原則課税にしたらいいじゃないかというお話があ...全文を見る
○谷口委員 私が申し上げていることは十分主税局長も理解されておると思いますが、平常時と申しますか、経済が余り大きく変動しない状況の中ではこういうようなことも認められるんじゃないかと思いますが、今回、収益動向と全く逆の動きをみなし仕入れ率の動きがやっておるということは、これは極めて...全文を見る
○谷口委員 私も今予算委員会と大蔵委員会に所属いたしておりますので、大蔵大臣のおっしゃったようなことは非常に理解できるわけでございますが、これは三月十五日まで確定申告期間がございますので、できましたら、一度現場に赴いていただいて激励をお願いしたい、このように考えております。  ...全文を見る
○谷口委員 私は、我々が与党のときにも税制改正大綱をつくる立場で参加させていただいたのですが、やはり納税意識が我が国は他国に比べて低いのではないか。一つは納税教育と申しますか、租税教育が、例えば小学校の教科書に納税について載っておるとかいうようなことが必要なのではないか。納税とい...全文を見る
○谷口委員 ありがとうございました。  そういうことで、これはなかなか時間のかかると申しますか、期間のかかることではあると思いますが、こういう観点で租税教育をぜひ進めていただきたいというように考えております。  次に移りまして、先日、これは二月二十八日でございましたが、独立系...全文を見る
○谷口委員 今、一元的な管理というような御答弁でございましたが、これは今後極めて大きな問題になってくるのだろうと思います。もう既に今、データを見ますと、経営再建中のノンバンク、これは例えば日貿信であるとかオールコーポレーション、また日本リース、アプラス等が、再建中といいますか非常...全文を見る
○谷口委員 これはやはりどんどん損失が拡大いたしておる、こういうようなことだろうと思います。  この住専七社の整理で、住専からの融資が受けられなくなった不動産会社など大口貸出先が倒産する、その結果、倒産した貸出先に融資をしておったノンバンクの経営が行き詰まって連鎖倒産するのでは...全文を見る
○谷口委員 もう時間がなくなりましたのでこれで終わりますが、いずれにしましても、先ほど申し上げましたように、住専の処理を進めていきますと、それにかかわる形でノンバンクの経営の圧迫ということが当然出てくるわけであります。そういうような状況の中で、この連鎖倒産といいますか、こういうこ...全文を見る
04月26日第136回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
議事録を見る
○谷口委員 新進党の谷口でございます。  本日、初めは、我が国の財政の危機と申しますか、財政問題についてお話をお聞きいたしたいというように思っております。  御存じのとおり、昨年の十一月の十四日に財政危機宣言が当時の武村大蔵大臣のときに発せられたわけでございまして、そういう意...全文を見る
○谷口委員 先日もある大学の先生とお話をいたしておりまして、今の国家財政、このままいくと早晩破綻が起こるなというように私はお話をさせていただいたのですが、そのときにその先生が、いや、もう今既に国家財政は破綻しておりますよ、このようなお答えが返ってまいりまして、私はある意味でショッ...全文を見る
○谷口委員 先ほど申し上げましたように、極めて深刻な状況になっておるということでございます。  これは大蔵省のデータを見ますと、二〇〇〇年に赤字国債発行をゼロとし、それに向かって赤字国債を毎年均等に減額、その間に建設国債の発行を横ばいとする前提で計算すると、これは名目成長率が三...全文を見る
○谷口委員 今、主税局長がおっしゃいましたように、直接税主体の税構造、税体系を間接税にシフトしていく、こういうようなお話をおっしゃったわけでございますが、今般、政府の方では、来年の四月一日に消費税が五%というようなことで進んでおられるようでございます。現下の財政状況の中で、当然歳...全文を見る
○谷口委員 いずれにしましても、財政構造というか財政状況が極めて今悪いわけでございまして、これは放置するとどんどん悪化してくるというのが現状だと思います。ぜひ早急にと申しますか一刻も早く、我が国の財政が破綻することのないようにやっていただきたいというように考えて おります。 ...全文を見る
○谷口委員 もう一つ、運輸省にお聞きいたしたいわけでありますが、九七年度予算の概算要求におきまして、返済期限の来る一般会計からの事業団向け無利子融資が五兆四千億あるわけでありますが、この取り扱いをどうするかということでございます。一つは返済を開始する、一つはまた再び繰り延べをする...全文を見る
○谷口委員 要するに、どのようにされるかまだ考えておらない、決定しておらないということですか。  清算事業団の方もきょう来ていただいておるのですが、借り入れの金利でございますね、清算事業団が借り入れておる金利の実質金利と申しますか、この無利子融資五兆数千億を除いた有利子負債と申...全文を見る
○谷口委員 まだかなり高い金利をお支払いになっておる、こういうことでございますね。  今度は大蔵省にお聞きいたしたいわけでございますが、先ほど申し上げました二十兆円、これは国民負担になる、こういうようなことでございますが、この二十兆円を事業団から分離して、前倒しで九七年度中に一...全文を見る
○谷口委員 だから、その後のことを私は申し上げておったのですが、もう具体的な検討をやらないと時間的余裕はないと思うのですね。財政全般に非常に厳しい状況に今なっておるわけでございますので、やはりこのあたりの議論を、私また質問する機会がございましたら継続してやりたいと思います。  ...全文を見る
○谷口委員 それでは国鉄清算事業団にお聞きしたいのですが、この八千億の資金はどこから調達をされる予定でございますか。
○谷口委員 要するに、私申し上げましたように、いずれにしても国民の負担になる、こういうことになるのだろうと思いますね、今のままでいきますと。これは極めて重要な問題でございますので、また質問する機会がございましたら、この質問もまたやってまいりたいと思います。  その次に、やはりこ...全文を見る
○谷口委員 お聞きしたのですが、要するに、高度成長期に伐採したところに植林して、大体二〇一〇年ぐらいにそれがまた、植林したものが伐採できるような状況になる、そういうところで穴埋めができるのじゃないか、こういうようなお話を今なさったようでございます。だけれども、どんどん累積債務がた...全文を見る
○谷口委員 もう時間が参りましたのでこれで終わりますが、冒頭お話ししましたように、今極めて財政状況が悪化いたしております。その中でも、国鉄清算事業団、また国有林野特別会計のことも申し上げたわけでございますが、これはまた極めて大きな問題で、放置しておくとどんどん赤字がたまる体質でご...全文を見る
05月16日第136回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○谷口委員 新進党の谷口隆義でございます。  先ほど御説明をいただきました情報公開法要綱案の中間報告に対しまして、塩野、堀部両参考人にお聞きいたしたいと思います。  聞いておりますと、行政改革委員会情報公開部会におかれましては、平成七年三月から三十七回にわたる会議、また七回の...全文を見る
○谷口委員 根底にかかわる問題でございますので、極めて慎重にやらなければいかぬと思いますが、さっき、ちょっと私申し上げました中で、この冒頭、第一章の第一、「目的」のところで、「国民主権の理念にのっとり」というような表現になっておるわけでございますが、これは国民主権に由来すると基礎...全文を見る
○谷口委員 ありがとうございました。  我々は、知る権利をこの情報公開法に盛り込んでいただきたいというように考えておる立場でお話をいたしておるわけでございますが、まだ今後、最終報告が本年の十月ぐらいに出されるということでございますので、また御検討をお願いいたしたいというように考...全文を見る
○谷口委員 先ほどメモについて触れておられたのですが、この文書管理、文書作成、保存の基準と申しますか、このあたりが明確にならないと、この情報公開法が骨抜きになるのではないかというような危惧さえおっしゃる方もいらっしゃるわけでございまして、そういう意味では、一つは、先ほど私も申し上...全文を見る
○谷口委員 ありがとうございました。  では、次に移って、今問題になっております民事訴訟法の改正案との関連でちょっとお聞きいたしたいと思います。  御存じのとおり、民事訴訟法の改正作業の最終段階になって、突然文書提出義務に関する改正規定が出てまいりました。民訴法改正案は、文書...全文を見る
○谷口委員 しつこくて申しわけございませんが、ちょっと私は今聞き取りにくかったのですが、法務省とのお話し合いはなかったわけでございましょうか。
○谷口委員 今回、この情報公開法について手数料の規定があるわけでございます。この手数料について、営利目的ではない請求について減免措置を設けるべきではないかというような考え方がございます。  アメリカの情報自由法では、請求人が営利的な使用を目的としない限り二時間の無料検索サービス...全文を見る
○谷口委員 では、その次に移りまして、不開示情報が六項目今回設けられておるわけでございます。その中の一つに、意思形成過程情報が不開示情報ということになっておるようでございます。  先ほども私触れたわけでありますが、薬害エイズの問題でもはっきりしたわけでありますが、この行政の意思...全文を見る
○谷口委員 時間が参りましたので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月05日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○谷口委員 新進党の谷口隆義でございます。  まず初めに、冒頭、現下の金融システムの危機的な状況と申しますか、大変な状況にあるわけでございまして、政府は、御存じのとおり、住専処理システム、スキームにおきまして六千八百五十億円というような極めて不明朗、また密室の中でやられたこのよ...全文を見る
○谷口委員 また後ほど質問の中でさせていただきたいと思いますが、今回のこの金融三法の中に早期是正措置というのがございます。これはある意味において大蔵省の権限の再構築ではないか、このようなことを指摘される方もいらっしゃいます。このことについても、また後で質問いたしたいと思います。 ...全文を見る
○谷口委員 銀行局長、御答弁いただいたのですが、私が先日お尋ねしたときの御答弁と全く同じでございまして、どちらに破綻責任があるかということに対して明快な答弁になっておらないわけでございまして、そういうことは地方公共団体に対する影響が極めて大きくて、私は大阪が地元でございますが、特...全文を見る
○谷口委員 今銀行局長の方から国と地方公共団体が共同検査を行うというようなお話がございましたが、監督権限において、国と知事が共同検査を行う場合の発動基準と申しますか、どのような場合に共同検査を行うのか、御見解をお願いいたしたいと思います。
○谷口委員 今回の、先ほど申し上げました金融三法におきまして、信用組合において、どうもこれが施行された場合にこういうのはどのようになるのかなというようなことが何点かあるわけでございます。  まず一点お聞きしたいのですが、金制調答申では、信用組合の破綻処理に当たって出資者責任が大...全文を見る
○谷口委員 今私、劣後ローンのことを申し上げようと思ったのですが、今銀行局長がおっしゃいましたが、これは事前に明確にしておかないと、この法案が施行された場合に極めて混乱が生じるのだろうと思うのですね、信用組合の中で。特に、先ほども申し上げました大阪の信用組合は、かなり経営が悪化し...全文を見る
○谷口委員 これは、事前にそのあたりを具体的に公表すると申しますか、やっておかないと、施行された段階で大変混乱する可能性がございますので、ぜひそういうようにお願いいたしたいと思います。  また、もう一つお聞きいたしたいのでございますが、信用組合の業界で合併を行うというようなこと...全文を見る
○谷口委員 先ほど質問いたしたことでございますが、信用組合が、地域金融機関の役割と申しますか使命と申しますか、極端な話が、存続する意義があるのかないのか、こういうような議論も出てくるわけでございまして、現今の状況を見ておりますと、極めて脆弱な経営基盤の中で、業態の、比較しますと大...全文を見る
○谷口委員 それでは、先ほども申し上げました早期是正措置についてお聞きいたしたいわけでございますが、金融機関は、今回、この法案によって資産の自己査定を行う。外部監査人がこれをチェックする。チェックしたものをベースにして自己資本比率を算出して大蔵省に報告する。大蔵省の方は、この自己...全文を見る
○谷口委員 もうちょっと詳しくお聞きしたいのですが、これは当然そうなんだろうと私は思うのですが、自己資本比率は末の残高でやるのか、いわゆる平残でやるように想定されておるのか、まずこれが第一点。  それと、銀行は多分、この早期是正措置の対象になるような事態を避けるために、必死にな...全文を見る
○谷口委員 末残で定着しておるということになりますと、極めてこれは懇意的に、一日だけですから、極端な話をしますとどうにでもなるというぐらい対応できるわけでございますが、それに対してそういうことをさせないような対応は考えていらっしゃるのですか。
○谷口委員 末残をとるということに対しましては、私も長いこと職業会計人としてやっておりましたので、極めて恣意的と申しますか、そういうことができるわけでございますので、何らかの、外堀を埋めると申しますか、そういうことができないような環境をやはりつくる必要があるのではないかな、このよ...全文を見る
○谷口委員 それは、前提として日銀からの借り入れを行って政府保証する、それでその資金が結局、最終的に五年後にこれは廃止されるわけでございますが、その残高について返済するべき、償還するべき資金がないわけですから、財政資金を投入する、こういうことですね。
○谷口委員 その次に、金融機関の更生手続の特例等に関する法律案についてお聞きいたしたいと思います。  金融機関が破綻したときの処理を適時適切に開始する観点から、監督庁は、金融機関に破綻の原因たる事実が生じるおそれあるときは、更生手続開始の申し立てができることとする、このようにな...全文を見る
○谷口委員 そうすると、信用組合の場合は、先ほども明確になっていないと私が申し上げております機関委任事務の関係で、知事が監督権限を持っておって破綻処理責任を持っておるのかどうかというのは極めて不明快、こういう状況の中で知事が更生手続開始の申し立てをやるわけですか。
○谷口委員 いや、私が申し上げているのは、この更生手続開始の申し立てというのは、これはやはり破綻処理責任を持っている者が開始の申し立てをするのではないか、このように理解しておるわけでございますが、先ほどから申し上げておりますように、機関委任事務の結果、監督権限が都道府県にある。監...全文を見る
○谷口委員 それはわかるのですが、要するに、信用組合は都道府県知事が申し立てを行うという根拠を聞いておるわけです。
○谷口委員 今銀行局長おっしゃったのは、結果としての処理もその中に含まれておるということは、破綻処理責任も都道府県が負担するというようなことでございますか。
○谷口委員 今の発言は極めて重要な発言であったと私は思っております。今まで監督権限は確かに地方自治体、都道府県の首長である知事が持っておりました。ただ、各地方自治体の間でいろいろ大蔵省との話し合いがあったと思いますが、破綻処理責任をめぐって明確な御答弁はなかったわけでございます。...全文を見る
○谷口委員 私は今の問題を何回か指摘したのですが、最後、破綻処理責任まで地方公共団体の知事が持つというような御見解は今初めてお聞きいたしました。  冒頭私が申し上げました金融システム全般の中で、信用組合だけがぽこっと穴が抜けておるというか、あいておるわけでございます。現実、そう...全文を見る
○谷口委員 いずれにしても、先ほども私が申し上げましたように、破綻処理責任も地方公共団体、知事が持っておる、こういうような御見解であったというようにお聞きしました。  それで、またこの更生手続の特例等に関する法律案のことでございますが、金融機関に破綻の原因たる事実が生じるおそれ...全文を見る
○谷口委員 支払い不能というのは極めて判断が難しいですね。ですから、この中し立てを行うかどうかというのは、ちょっと私が感じるのは、かなり懇意性が入ってくるんじゃないか、このように感じるわけでございますが、そのあたりはどうでございましょうか。
○谷口委員 例えば債務超過は、これは決算をしてみないとわからない、年に一遍やってみないとわからないと思うわけでございます。月次決算のことをおっしゃっておるのかどうかわかりませんが、これはどういうことでございましょうか。
○谷口委員 私が申し上げているのは、機動的に動けないと言っているのですね、一年に一遍であれば。これは、例えば資金ショートする、支払い不能に陥る、こういうのは極端にばっといくわけでございまして、だんだん支払い能力が低下するということじゃないわけで、そういう意味での機動性が落ちるので...全文を見る
○谷口委員 ちょっと私がお尋ねした答弁ではなかったのですが、要するに、具体的に木津信用組合の問題におきまして、大蔵大臣もしくは銀行局長どちらでも構いませんが、今私の申し上げましたこの木津信用組合に対する三和銀行の責任、これは、先ほども私申し上げておりますように、大蔵大臣もよくおっ...全文を見る
○谷口委員 そうしますと、これは従来政府からおっしゃっておられますように、住専関係の金融機関の追加負担というような問題がございます。これは本質的には全く変わらないと私は思っておるわけでございまして、住専関係で母体行に追加負担を求めるのであれば、今回のこの木津信用組合の件において、...全文を見る
○谷口委員 五千三百億円がぎりぎりの負担であると何回もおっしゃったわけでございますので、このあたりとの話が、またこれに一千億、二千億、このように追加負担できるのであれば当初からやっていただければいいことでございまして、スキームの流れを見ますと、当初、この農林系金融機関が一兆一千億...全文を見る
○谷口委員 それじゃ、これで終わらせていただきます。
12月13日第139回国会 衆議院 本会議 第6号
議事録を見る
○谷口隆義君 私は、ただいま議題となっている新進党提出の所得税法及び消費税法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、地方税法等の一部を改正する法律及び地方財政法の一部を改正する法律案につきまして、新進党を代表して、賛成の討論を行うものであります。  賛成の第一の理由は、消費...全文を見る
○谷口隆義君(続) 監視を弱めることにもなるわけであります。  賛成の第四の理由は、消費税率の据え置きなくして高齢社会の明確な福祉ビジョンの策定や実施ができない環境にあるということであります。  政府は、国民の納得のいく社会保障ビジョンを明確に示さず、消費税率を引き上げようと...全文を見る
○谷口隆義君(続) 単に消費税率の据え置きだけではなく、二十一世紀に向けた行財政改革や福祉ビジョンの策定にも責任を持ち、国民のための抜本的税制改革につながる道をきちんと担保している点であります。  新進党の案は、無責任な消費税廃止論にくみするものではなく、平成十三年四月一日から...全文を見る
○谷口隆義君(続) 財政改革の推進状況、租税特別措置等及び消費税に係る課税の適正化の状況、財政状況等を総合的に勘案して検討を加え、平成十二年九月三十日までに決めると定めております。  新進党の案では、政府と異なり……
○谷口隆義君(続) この条項を単なる見直し条項ではなく、抜本的税制改革に向けた厳しい前提条件と位置づけております。所得税、個人住民税の半減、法人税の実効税率の引き下げ、有価証券取引税や土地の保有・譲渡益課税のあり方などを総合的に見直しつつ、あわせて経済構造改革を推進し、スーパーゴ...全文を見る
○谷口隆義君(続) 高齢社会に対応した福祉政策の充実に取り組み、さらに、国・地方を通じた行財政改革の断行、歳入歳出構造を見直した上で、適正な消費税率を決定するという趣旨であります。  新進党提案の法案は、単なる目先の問題だけではなく……
○谷口隆義君(続) 経済再建、財政再建を着実に推進すべき戦略に基づいたものであります。我が国の危機的な状況を何とか打開したいという救国の心情から出たものであります。この法律案を可決して、参議院に送り、速やかに成立させるべきであります。  自民党の公認候補者の多くも……
○谷口隆義君(続) 消費税率五%に反対の意思を演説や文書で明らかにして当選に至りました。橋本内閣の閣僚でも二人は選挙公報で消費税引き上げに反対し、民主党や社民党の議員の中にも選挙中に消費税据え置きを公約された方がたくさんいらっしゃいます。この議員の皆様には、当然御賛同いただけるも...全文を見る
○谷口隆義君(続) 有権者に対する裏切り行為を平然と行う議員はいないものと確信しております。我々としては、各議員の投票行動を厳しくチェックして、公約違反があった場合には国民の前に結果を発表する予定であります。  以上をもちまして、私の賛成討論を終わります。(拍手)