谷畑孝

たにはたたかし



当選回数回

谷畑孝の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月27日第123回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○谷畑孝君 最初に、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案の審議に当たりまして一言申し上げたいと思います。  一九六五年に部落問題の解決は国の責任である。そういうことを明記いたしました同和対策審議会の答申を受けまして、一九六九年に制定を...全文を見る
○谷畑孝君 同対審答申の出された精神を踏まえて、さらに差別撤廃のために頑張っていく、こういうことだと思います。  次に、一九六九年の同和対策事業特別措置法制定以降今日までの二十三年間、国、地方自治団体の多くの努力にょりまして、住環境を中心としてかなりの格差が解消されてきたことは...全文を見る
○谷畑孝君 今の大臣の答弁にもありましたように、いわゆる地対財特法等を含めて部落の環境状況だとか、そういうものは非常に大きな成果も上がっておるわけでありますけれども、しかし、なお二十三年間の施策にもかかわらず心理的なさま。さまの、結婚差別であったり、さまざまのそういう差別事象とい...全文を見る
○谷畑孝君 今、大臣がおっしゃいましたように、二十一世紀まで部落差別を残してはならないという非常に力強い決意をいただいたわけでございます。  今日、環境と人権というものが非常に大きなテーマにもなっておりますし、日本において今なお部落差別が残っておるということは、これから人権大国...全文を見る
○谷畑孝君 ぜひひとつ一体となって頑張っていただきたい、このように思うわけです。  さてそこで、「今後の地域改善対策について」とする地対協意見具申の中で提起されています審議する機関の問題について、今までの議論の経過を踏まえて具体的にひとつお尋ねをしたいと思います。  まず最初...全文を見る
○谷畑孝君 それでは、この問題について大臣に最後にお伺いをしておきます。  全国的規模の調査の問題でありますが、地対協意見具申は、「これまでの地域改善対策の効果を測定し、同和地区の実態や国民の意識等について把握することは重要である」、このように指摘しておるわけでございますが、そ...全文を見る
○谷畑孝君 昨日、私もこの質問の準備にかかりながら、教育テレビの人権という番組を見ておったわけであります。水平社が結成されてちょうど七十年ということで、「人の世に熱あれ人間に光あれ」というテーマの朗読を交えながらの教育テレビでございました。  その中で、日本の先住民族でもござい...全文を見る
○谷畑孝君 日本の国もいわゆる単一民族とよく言われるわけですけれども、しかし、乱るるお話ししましたように、さまざまな歴史的過程の中で、先住民族もおられるということから見ても、やはりある特定の民族のみによって構成されているんだということだけに重点を置いた施策をすると、国際的な状況に...全文を見る
○谷畑孝君 もうちょっといろいろと人間の顔が見えるような話を聞きたいところなんですけれども、非常に簡潔なお答えだと思います。  そこで、具体的に人種差別撤廃条約の批准という問題ですね、これは本当に長いですよね。国連で提案されて、そしてほとんどの国がこれを批准している、こういうよ...全文を見る
○谷畑孝君 外務大臣が次期国会には一つ何らかの結論を出したいと、こういうことですから、これ最近の話じゃないと思うんですね。とりわけ人種差別撤廃条約というのは、もう長い間の検討課題になっているわけです。私、そういう意味では、次の国会ということでありますから、相当その点について、従来...全文を見る
○谷畑孝君 そうすると、外務省にとって、この条約の批准について一番大きなネックになっているのは、表現の自由というところと、もう一つ、この条約の柱になっているのはいわゆる憎悪、差別を扇動したり、あるいは人種差別を宣伝していくような、そういうことに対して刑罰といいましょうか、処罰とい...全文を見る
○谷畑孝君 そういうことですね。  結局、外務省としては国際的な関係があり、ほとんどの国はもうこれ批准しておられるわけです。特に日本は国連中心主義どこれまでずっと言い続けてきておるわけですから、これは批准しなければならぬというのが外務省の私は立場だと思うんです。しかし、問題はや...全文を見る
○谷畑孝君 そこで、僕は思うんです。表現の自由ということなんですが、これもやっぱり歴史的な状況によって私はいろいろととらえ方が変わってくると思うんです。  例えば、戦前で言えば、軍部を中心として第二次世界大戦に突入していくに当たって、言論を弾圧する、表現の自由を抑えていく、戦争...全文を見る
○谷畑孝君 これで質問を終わります。
05月11日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第6号
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○谷畑孝君 まず最初に、けさの新聞によりますと、毎日新聞に大きな見出しで自衛隊参加の問題について、「PKF本体は凍結 PKO法案 政府再修正案明らかに」と、こういうことで、今私どもこの特別委員会の中で、政府案に基づいて衆議院におきましても可決をし、参議院で継続になって、そして今と...全文を見る
○谷畑孝君 この新聞の記事によりましたら、「国連平和維持活動協力法案の再修正問題で、政府が公明、民社両党に提示する予定の再修正案の内容が十日、明らかになった。」と、こういうふうにはっきりと書いているわけでありまして、しかも歴史、伝統のある新聞でたくさんの読者が現実におるということ...全文を見る
○谷畑孝君 この新聞は誤報なんですか。そうしたら誤報であるということを一回明らかにしたらどうですか。たくさんの人がこれ読んでいる事実があるんですから、影響が大きいですから。
○谷畑孝君 これはただ単に新聞の報道というだけではなくて、この間の委員会における議論の中身も少しそういうようなニュアンスがずっと出てきておりますし、またこの委員会の外におきましても、例えばそこにおられる渡辺外務大臣も、各党間の中において議論があれば政府としても大いにひとつ柔軟に対...全文を見る
○谷畑孝君 今言いましたように、いずれにしても、政府がPKFを凍結するということを前提にした修正案を出したということになりますと、全くここにおける審議は一体何なのか、審議する必要がないわけなんですよ、これ。  私どもの審議の中では最大の大きなウエートを占めてきたのはこのPKFだ...全文を見る
○谷畑孝君 委員長の方から、やはりこういう新聞の記事になっていくということはそれなりの、事実でないと百歩譲っても、そういう誤解を与えたり、あるいはそれぞれの当委員会におけるやりとり、あるいは院外における発言等を含めてそういう状況はあってのことだと思いますので、その点はどうですか、...全文を見る
○谷畑孝君 宮澤総理、今、新聞の記事に基づいて官房長官とのやりとりをしてきたわけでありますけれども、政府の最高責任者として、こういう記事を、誤解を与えたというんだったら誤解を与えたなりに、状況についてひとつぜひ政府としても慎重にしていくということについてはどうでしょうか。ちょっと...全文を見る
○谷畑孝君 私は、こういうことについてはやはり政府として慎重に扱っていくべき問題だと思うんです。  事実こうして記事の中で、政府ということで、PKFの凍結という、再修正ということがもう具体的に書かれてあるわけですから、そのことについて政府自身が、違っておれば政府としてこれは大い...全文を見る
○谷畑孝君 今、総理の方から慎重にすべき問題だと、こういうことですので、これは後ほど理事会等また機会があろうかとも思いますので、次の問題にひとつ進めていきたいと思います。  私どもこの連休のさなか、国会議員団四名、そして随員二人を含めまして社会党のシャドーキャビネットということ...全文を見る
○谷畑孝君 総理はどうでしょうか、カンボジアというのは訪問したことがあるかどうか。
○谷畑孝君 私もカンボジアを訪れるのは実は初めてでございまして、ちょうど私が高校三年ぐらいだったと思うんですけれども、ベトナム戦争、いわゆるトンキン湾事件、トンキン湾というのは非常に頭にこびりついておりまして、新聞の大きなトップ記事であったということを当時高校三年生でございまして...全文を見る
○谷畑孝君 このカンボジアにおける歴史というのか、避けては通れないなと私が思いますのは、特にポル・ポトの非常に残虐なる虐殺というのがなぜ起こったのかということは、とりわけあの地を初めて訪れまして、それなりの本は読んだつもりなんだけれども、カンボジアの人たちと接触しても非常に人がい...全文を見る
○谷畑孝君 ということは、やはり冷戦構造が終わって、そしてその中でカンボジアの内戦も終止符を打ち、そしてパリ協定に基づいてUNTACがカンボジアに暫定政府をつくって、そして民主的国家をつくっていく。こういうことになっていくと思うんですけれども、それに当たって、やはり日本が、もちろ...全文を見る
○谷畑孝君 そこで、カンボジアに対する国際貢献のあり方ということについては、これは相当大きく国民を二分しておりますし、どうなのかという、貢献をするということについては今政府についても私どもについてもこれは一致していますし、私どもも現地へ行ってまいりまして、何としてもやはり国際貢献...全文を見る
○谷畑孝君 もうこの国際貢献については二年超えるんじゃないですかね。審議をし、廃案になったりあるいは継続になったりしながらやってきている。そのたびに塀、壁というのが高くなったり、なかなか越えにくいというのか、むしろその国際貢献、UNTACでも率直に言って軍事部門だけではないですわ...全文を見る
○谷畑孝君 どうでしょうかね、まずできるところから派遣をするという、文民の部分から派遣をするという、直ちにそういう構えは、大臣どうですか、ありますか。
○谷畑孝君 渡辺外務大臣に反論なんですが、カンボジアで内戦が十二年間続いたんですけれども、十三年前からもうNGOは活動しておるんですね。いわゆる治安が悪い。それは確かに内戦がずっとあったんですから、そんなにいいとは言いませんけれども、しかし十三年前からでももうNGOがかんがい用水...全文を見る
○谷畑孝君 そうしたら、十九億ドルというのもまだこれ下がる可能性があるんですか。そして、決定がまだ最終的にはされていないということなんですか。それちょっともう一度確認のために教えてください。
○谷畑孝君 そうしたら、サドリ特別代表との話のときにも、立ち上がり資金の二億ドルはもうほとんど使い果たしたと、こうお聞きをしたんですけれども、それはどうでしょうか。立ち上がりの二億ドルの資金というのは、立ち上がりですからスタートを切るということで非常に大事な問題だけれどももう使い...全文を見る
○谷畑孝君 私どもこういうお話も聞いてきたわけですけれども、いわゆる世界的な不況という状況があったり、あるいはPKOが各地で、またやがてアフガンでもこれ可能性もあるだろうし、もちろんヨーロッパではユーゴ含めて出てきますし、かつてなく国連にとっても分担金含めて、任意のお金も含めて非...全文を見る
○谷畑孝君 いずれにしても、UNTACの資金問題が、当初十九億ドルが今聞きますと十六億ドルに減っていくという、しかもその資金調達が非常にスムーズに、それがさらに立ち上がり資金がほとんどもう使われてきた、こう言っておるわけですから、それらの点が非常に重要だと思うんですけれども、もう...全文を見る
○谷畑孝君 十六億……
○谷畑孝君 となりますと、非常に深刻な状況にこれはなってくるのではないか。上りわけ、また日本に対する期待というのはこれに反比例して非常に高まってくる、そんな感じもせぬわけじゃないんです。  分担金ですらそういうことでありますから、任意の、特に難民帰還の関連についての問題とかUN...全文を見る
○谷畑孝君 今のお話を聞いておりまして、やはりUNTACの分担金、それから難民帰還等を含めてのガリ事務総長のアピールの任意の拠出金においても、それぞれの国の事情だとかそういうものもあってなかなかスムーズにいかないというような、あれは個人的に見ても非常に不安で心配だ、こういうような...全文を見る
○谷畑孝君 その点について、社会党の発議者の野田先生、いわゆる日本としてUNTAC、そして分担金、任意の分担金を含めて非常に厳しい状況がある、日本に対する期待が大きい、こういう一連の今のやりとりの中の状況なんですけれども、どういうように考えられるか、意見がありましたらひとつお聞き...全文を見る
○谷畑孝君 それでは、次の問題に移ってまいりたいと思います。  このUNTACが成功するには、いわゆる地雷、この地雷が難民の帰還問題についてもやっぱり大きな問題にもなってまいりますし、また国の復旧についてもこれは出てくるわけであります。その中でとりわけこの地雷の撤去をどうしてい...全文を見る
○谷畑孝君 社会党案というのは正式じゃなくて、いわゆる案ということで、一定程度地雷というものの撤去についてはこういう形にしたらどうかということを、これはぜひひとつ野田先生、もしもありましたらそういう説明をしていただいて、それでまたもう一度見解を聞きたいと思います。
○谷畑孝君 ありがとうございました。  防衛庁長官、どうでしょうか、そういう考え方については。
○谷畑孝君 私はこういうように思うんです。いずれにしても地雷の撤去の問題は、いわゆる先に自衛隊がある、先に自衛隊がそこに行かなきゃならぬという前提じゃなくて、どうしたら一日も早く確実に地雷が処理できるのか、そういう点から発想することが非常に私は大事だと思うんです。もっと柔軟的に考...全文を見る
○谷畑孝君 和平の中においてそういう数字は出ていないんですか。
○谷畑孝君 数字はわからぬということなんだけれども、いずれにしても百万から四百万と言われている、ある人によったら四十万発やという人もおるし、非常に差があるということなんですね。そうしたら、カンボジア国内のどのあたりに埋められておるのか。  私も、それはカンボジア全土を四日間で回...全文を見る
○谷畑孝君 それで、この地雷については、最近よくテレビでも対人地雷を含めてこういう種類があるということを、我々もそういうことによって知るんですけれども、僕ら自身が地雷を実際見たこともございませんしよくわからない面があるんですが、どうですか、地雷の種類ということを確定をしながら、そ...全文を見る
○谷畑孝君 ということは、いわゆる種類の確定、そしてそれで訓練によっては割と、例えば四派の兵士含めて非常に簡単に訓練によって除去していくことが可能なのか、それとも非常に難しいものを伴ってくるのか、技術的に。そこらは実際のこととしてはどうなんでしょうか。
○谷畑孝君 もう一度聞きますけれども、その訓練というのは非常に短期間でそういうものができるものなんでしょうか。それはどうなんですか。それももう簡単で結構ですから、できるかできないか、非常に短期間でできるのか、その訓練によって。
○谷畑孝君 私どもがカンボジア現地でUNTACのサドリ特別代表とサンダーソン司令官と会談したときに、この両氏の方から、このほどカンボジアの地雷除去活動センター、いわゆるCMACの設置でSNCと合意をした、こういう説明を受けたわけであります。この両氏の説明によりますと、このCMAC...全文を見る
○谷畑孝君 UNTACのサンダーソンさんだとかあるいはサドリさんの話の中で、今CMACのお話をさせてもらったんですけれども、聞くところによりますとシアヌーク殿下が緊急に世界にCMACのファンド、資金を呼びかけるんだと、こういう話を実は聞いてきたんです。  そこで私は、今防衛庁長...全文を見る
○谷畑孝君 一番最初に歴史観のときにも触れましたように、やはりカンボジアの国の復興はカンボジア人のみずからの手で自分たちの国をつくっていくんだという、こういうことがやっぱり原則になる。そういうことと、今私が言いましたように、地雷の撤去について何が一番合理的で何がどうなのかというこ...全文を見る
○谷畑孝君 次に、難民帰還問題について質問させていただきたいと思います。  当初の計画より難民帰還計画がおくれてきておる、このように報じられておるわけでありますけれども、これまでに実際に何人が帰還したのか、既に国内で実際に再定住し生活を始めたのは何人ぐらいなのか、まずその事実か...全文を見る
○谷畑孝君 ということは、やっぱり交通手段あるいは帰国後の土地の確保、あるいはキャンプセンターに入りますと一年間の食糧、米それから食塩、油を含めてそれぞれ今支給を受けたりするんですけれども、そういうことの中でおくれておるのか、いやそうじゃなくて交通の手段が一番弱いのか、そこらの点...全文を見る
○谷畑孝君 難民の帰還のUNTACのスケジュールというのは、とりわけ選挙を実施するということで、やはりできるだけ多くのカンボジアの人々が選挙に参加するということでこの民主選挙と新政府の樹立ということがあるんですから、やはりこの難民の帰還のスケジュールが当初の計画どおり進んでいくと...全文を見る
○谷畑孝君 難民問題についての最後の質問をしたいんですが、難民帰還事業は基本的にUNHCRがやるのは当然であると思うんですけれども、過日ニュースを見ておりますと、バスというのが多いんですけれども、列車で帰還をしたというニュースを聞いたわけなんです。私も、プノンペンヘ視察に行ったと...全文を見る
○谷畑孝君 わかりました。  切りがいいと思いますので、午前中はこれで終、わりたいと思います。
○谷畑孝君 それでは、午前中に引き続きまして、カンボジア現地調査に行ってきたことに基づいての討論を深めてまいりたい、このように思います。  まず、文民警察の問題についてお伺いをしたいと思います。  カンボジア現地で、サドリ特別代表代理は、文民警察はすぐにでも必要であるとの見解...全文を見る
○谷畑孝君 三千六百名が必要だと今答えていただいたわけですが、現在UNTACのもとに文民警察がどこの国で何名参加しているかという質問に対してわからないと、こういうふうに言われたんですか。それはどうですか。
○谷畑孝君 そうしたら、今の報告はあくまでも予定ですか。今のところだれ一人この文民警察は参加をしていないんですか。それはどうですか。
○谷畑孝君 そんな、おかしいじゃないですか。これだけ日本の国際貢献ということで、とりわけカンボジアにおいては何をさておいても貢献しなきゃならぬ、こういう決意の中でこれは議論しているわけでしょう。私が一番最初に質問させてもらいましたように、貢献をしようということについては、これはも...全文を見る
○谷畑孝君 なぜそういうことを言うかと申しますと、いわゆるUNTACの文書なりそういうものを見ておりましても、文民警察というのは、どこの国でも中央集権というものがあったりあるいは地方の職員であったりして、なかなか国自身が出そうとしても出せないような困難さがあると、こういうふうなこ...全文を見る
○谷畑孝君 いずれにしても、文民警察官、私どもが想像するのは、いつもお世話になるのは交通警察官であったり、あるいは日本で見るところの交番所であったり、あるいはそういう犯罪に対する一つの治安を守っていくという、私どもが日常見る文民警察ということなんですけれども、しかしUNTACにお...全文を見る
○谷畑孝君 そうしたら、今お聞きしましたら、私ホテルで会いましたドイツあるいはシンガポール、そしてまたいろいろ参加されたところの各国から派遣された文民警察官ですね、これはどうなんですか、率直に言って。午前中の議論の中で、いわゆる治安が悪い、だから出せないと。だからそれはむしろ組織...全文を見る
○谷畑孝君 いや、それは答えになっていないんじゃないですか。やはりカンボジアに対する国際貢献と。特にまずできるところからやっていくことが大事じゃないかと。そういう中で、とりわけ文民警察であれば、この中で、全体で直ちにこれ一致できるんじゃないですか。  しかし、その中においては、...全文を見る
○谷畑孝君 どうですか自治大臣、今の議論の中で、やはり治安が悪いから出ていけないということは、これは論理に合わないと思うんですね。それは治安を守るために文民警察官が行くんですからね。しかももうドイツ、シンガポール、各国が参加をしておるということなんですから。大臣どうですか、直ちに...全文を見る
○谷畑孝君 いや大臣、今の大臣の最後の言葉で、法案が通っでさまざまの条件が整っていくんだというように聞こえるんですね、今のお話を聞いていましたら。それと、UNTACが現地の警察官との調整といいましょうか、四派があるし、しかしそれはSNCという国民評議会がカンボジアを代表するいわゆ...全文を見る
○谷畑孝君 いや、僕はこの議論は非常に大事だと思うんですね。特にこの委員会において再三議論になっておりまして、いわゆる治安が悪いから民間人ではなかなか役に立たないというような雰囲気といいましょうか、言葉は別にしましてそういうような議論に実はなってきている。その中で、このPKOの議...全文を見る
○谷畑孝君 これ法案が通らないと何もできないんですか。もう一度聞きますけれども、今日の法的根拠あるいは今日の法体系の中で文民警察官が出ていくという方法は一〇〇%だめなんですか。その点についてもう一度お聞きしておきます。
○谷畑孝君 できない。そうしたら方法としては、在外公館として、その中へ二十人、十人程度の形で派遣をするということについてはできますか。今日の法的な体系においてはできますか。それはどうですか。
○谷畑孝君 しかし、今言いましたように、警察官が持っているまさしく経験と能力というもの、それが在外公館という形をとったら、それは数にもよりますけれども現実的には可能だと、こういうお話を聞いたわけですから、言いかえれば、あとは政府としての政治的判断、政府が腹をくくったら文民警察は直...全文を見る
○谷畑孝君 一番実力派外務大臣ということで私どもも大きく尊敬をしているわけですけれども、今の話でがっくりときておるんです、もう本当に。ここで腹を据えて、カンボジアに対する国際貢献は日本の試金石だと、こういうことで、私どももそのつもりで調査もしてまいりましたし、もう一つ、外務大臣、...全文を見る
○谷畑孝君 残念ながら、このPKOの法案ができない限り文民警察は出すことができない。いろいろ工夫すれば可能なことはあり得るけれども出せない、そういうような話でございました。非常に私は残念である。いわゆるカンボジアに対する国際貢献はできるところからまずやっていく。そういうことの中で...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。  私どももUNTACのサドリさんを含めて直ちに文民警察を出していただきたいという要請を受けて、私はこれぐらいは、これだけ国民も関心を持っている国際貢献、カンボジアと、こういうことなので、きょうのこの委員会の後にもすぐに直ちに着手ができ...全文を見る
○谷畑孝君 そうしたら、今までPKOの資料を見ておりますと、日本も結構選挙監視に参加をしてきた、こういうように書かれてあるわけなんですけれども、とりわけナミビアあるいはニカラグアというところにおいても参加をしたということなんですけれども、そこらの経験といいましょうか、どういうこと...全文を見る
○谷畑孝君 二十七名外務省の職員ということで参加をしたということなんですけれども、ここで二つほどお聞きしたいんですが、各自治体からも参加をしておりますから、それに当たってのまず基準、どういうような基準が選挙監視に当たって必要なのかということと、それと同時に行くに当たっては、ナミビ...全文を見る
○谷畑孝君 その任務はどうですか。
○谷畑孝君 そうしたら、このカンボジアにおいて選挙監視団を派遣する場合は、具体的には仕事というのはどういう仕事になるんですか。例えばこの資料を見ている限りは、各州ごとに選挙名簿の登録をするセンターというのがある、そこがまた投票所にもなるんだと、こうなるんだけれども、派遣された場合...全文を見る
○谷畑孝君 これもまた同じく文民ということで、文民警察官の派遣と同じことに実はなってくると思うんですが、また、これ自身は期間はまだ少し余裕が実はあると思うんですけれども、そこで、どうですか、これ文民警察のときと同じことになろうかと思うんですが、自治省としては具体的にそういうことを...全文を見る
○谷畑孝君 塩川大臣とは同じ選挙区で、まさしく私の住んでおる隣町でなにですが、いわゆるナミビアなりあるいは二カラグアの場合においても、その当時で二十七名の選挙監視員を派遣されて、そして非常に御苦労を願ったということについては私どもも敬意を表したいと思うんです。その経験をぜひ、その...全文を見る
○谷畑孝君 非常に残念だと思います。  そこで、選挙監視というのは、ただ単に選挙がスムーズにいくことに対する支援ではないと思うんです。やはり選挙というのは、先ほど言いましたように、各政党が生まれて、その政党自身が国をどうしていくのかというビジョンを国民に訴えて、そして国民が選挙...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。  今、久保田先生の方から非常に詳しく、とりわけ選挙にかかわって、いわゆる民間といいましょうか国民としても貢献に参加をしていく、そういう一つの話としまして明石特別代表のお話を非常に真剣に受けとめていこう、こういうことでございまして、非常...全文を見る
○谷畑孝君 次の問題に移りたいと思います。  パリ協定によれば、外務、国防、財政、公安、情報の五分野においてUNTACが直接の監督または管理下に置くことになっており、国連職員とは別に加盟国からも必要な人員をこれらの分野に派遣することが予想されておるわけですが、この点について国連...全文を見る
○谷畑孝君 私どもがUNDPへお訪ねしたときに、いわゆる国連の開発計画なんですけれども、特に一般行政官の問題について、カンボジアにおいては難民の帰還の問題あるいは削減された兵士の定住化の問題ということの中で、やはり農業というだけではもうどうしてもはみ出てくる場合もありますので、そ...全文を見る
○谷畑孝君 それでは、次の問題に入っていきたいと思います。  今度はやはり、もちろんUNTAC自身も復旧、再建問題において行われていくわけなんですが、しかしこれは基本的に選挙で選ばれた新政府によって抜本的に国の復旧そして再建ということになっていこうと思うんですけれども、そういう...全文を見る
○谷畑孝君 六月に東京で復興会議が開催されるということになっていますけれども、その関連とこの計画の討議が主要な柱になるのか、それがテーマなのか、その点はどうなんですか。
○谷畑孝君 午前中の話で任意拠出金のこの六億ドルの問題についても、そのお金が集まるかどうかということが非常に大事だということと、それでこの六億ドルについて、もう始められている部分もあるだろうし、あるいはそういう予算との関係の中で、まずどれを先にやってどうしていくのかという、そうい...全文を見る
○谷畑孝君 ということは、いわゆるUNTACあるいはUNDPのこの六億ドルについての緊急な復旧、再建、そういうことの短期、とりわけ人道的なところにおいて行われていくというそういうことと、我々日本として二国間について、その中でもどういう点をやっていくのかという、そういう話であったと...全文を見る
○谷畑孝君 私どもの今度のカンボジア訪問団におきましては、まず第一の大きな柱は、できる限り各省の復旧にかかわる実務者とぜひお会いをしたい、こういうことで行ってまいりました。それで、カンボジアの現地でプノンペン政府の運輸通信省の責任者と実は会ったわけでありまして、その人はまず第一に...全文を見る
○谷畑孝君 私どもが初日に会談をしましたSNCの官房長官、非常に若うございましたけれども、その人が言うには、カンボジアはぜひ日本を見習いたい、特に第二次世界大戦の敗戦から立ち上がって、そして国を再建したことについて見習いたいんだ、そういう話でございました。それは日本の憲法、いわゆ...全文を見る
○谷畑孝君 自衛隊の工兵ということについては聞いていないわけですが、先ほど言いましたように、みずからの手でみずからの国をつくっていく、そのいわゆる援助ということで四セットということでお聞きしたところであります。  それで、カンボジアの実務者と、たくさんの人と会えば会うほど、日本...全文を見る
○谷畑孝君 そこで、もちろん新政府が樹立されてから本格的に二国間支援というものが大きなウエートになってくるということについては当然そのとおりだと実は思うんですが、しかしいずれにしても、道路にしても九〇%破損をしている、あるいはそれについてはぜひ日本にとか、あるいはまたあそこは割と...全文を見る
○谷畑孝君 そのあたり東京会議、UNTACの進行状況という絡み合わせの中で推移をしていくと思いますし、また私どもは、その中でもできる限りできるものについてはしていくべきじゃないかという考え方を持っておるわけです。  それで次に、これはUNDPの場合、一番最後に皆それぞれに今この...全文を見る
○谷畑孝君 次に、復興問題の最後の質問としてお伺いをしたいんです。  これは将来の問題にもつながってくると思うんですが、そういう観点から見たら、やはりポル・ポトによって教師は殺されていき、医師も殺されていきということで国自身が自立していくに当たって、どうしてもやはり技術者だとか...全文を見る
○谷畑孝君 UNDPの皆さんの話の中では、最後のお別れのときには、UNDPとしては必ずその国に種を残していく開発をしたい、こういうことを言っておりました。僕も、実はこの言葉が非常に印象に残りました。この復興につきましても、ぜひそういう種を残していくという心がけが、カンボジアの歴史...全文を見る
○谷畑孝君 今質問したことと関連をするんですが、最近、例えばソン・サン氏が選挙後もUNTACに一定期間残ってほしい、こういうようなことを述べたと私ども聞いておりますし、また過日の報道によりますと、カンボジアを訪問されております公明党の石田委員長にシアヌーク殿下が、三カ年は在留をし...全文を見る
○谷畑孝君 ソン・サンなりあるいはシアヌーク殿下から、UNTACはぜひ残ってほしいと。こういった背景には、今は四派がSNCというところでシアヌーク殿下という国民的な人気のある殿下がまとめているというようなことにも思うんです。しかし、一たん選挙が終わって、いや、こんなはずじゃなかっ...全文を見る
○谷畑孝君 もちろん私どももそういうことを願うものです。  これも、ポル・ポトの方は国連に抗議をしたということも現地で耳にしたんです。それはどういうことかといえば、UNTACは余りにもプノンペン政府ともうぴったりじゃないか、そういうことに対して問題だ、こういうことを耳にしたんで...全文を見る
○谷畑孝君 いずれにしても、この選挙で世界各国から公平、民主的な選挙がされたということと、和平が守られていくことが非常に大事だ、そういうことを申し上げて次の問題に移ってまいります。  次は、これは私、この委員会でも議論をお聞きしておる中で一つよくわからない問題があるんです。それ...全文を見る
○谷畑孝君 ということは、いわゆる正式な国連の機関でこれをやるというわけではないというように私は思ったのですが、むしろ復興援助会議ということでありますから、まあこれはうがった考え方をしますと、どんどんと日本の拠出金がふえてくる、任意の拠出金もふえてくる。あるいは道路も橋なども、は...全文を見る
○谷畑孝君 よくわかったようなわからぬようなことなんですけれども。  そうしたらもう一つお聞きしますけれども、角度を変えて聞きますと、UNTACが三月からやって、六月になってくるわけですから、そのときには大体三カ月の状況が出てきますね。立ち上がり資金二億ドルを使い切ったところで...全文を見る
○谷畑孝君 これは、私どもの委員である竹村さんの方からもお話があったんですが、私もNGOの懇談会のときに、日本のNGOの六つの団体の皆さんと一人一人お話をさせてもらって要望ということについてお聞きをしておったんですが、全体の方がおっしゃるのは、東京の復興会議にNGOがオブザーバー...全文を見る
○谷畑孝君 ぜひひとつ積極的に前向きに検討していただくことをお願いいたします。本当にありがとうございました。  それでは、これに基づいて復興を含めて、あるいは東京会議の問題を締めくくっていきたいわけでございます。  私、四泊五日ということで非常に限られた中で、しかもプノンペン...全文を見る
○谷畑孝君 それでは、少し論点を変えまして、カンボジアの問題についてはこれで終わっていきたい、こういうように思っております。  次に、PKO法案について少し御質問をしたいと思います。とりわけ私は、実施計画、実施要領というところについて質問をしたい、こう思っておるんです。  そ...全文を見る
○谷畑孝君 そうしたら、この実施要領というのは、言うたらいわゆる憲法を守らせていく一つの最大の手引というのか、そういうことになってくるのか、あるいは言いかえれば具体的な行動をしていく、そういうような性格なんですか。この実施要領というものについては、どうですか。
○谷畑孝君 なぜそれを私が申しますかといいますと、いわゆる国連のコマンド、指揮官、これは私どもの国が派遣する指揮官という問題をすり合わせる実施要領だ、しかもこの実施要領をきちっと事前に適合するようにしていくので武力の行使にはならないんだ、こういう論理なんですね。そうしたら、実施要...全文を見る
○谷畑孝君 もう一つここで大事なのは、この実施要領はこれは国会に報告する義務があるんですか。それとも内閣に報告だけでいいんですか。この実施計画、実施要領については、その点についてはどうなんですか。
○谷畑孝君 それはもう大きな問題があるんじゃないですか。いわゆるPKFに自衛隊が参加するに当たって、特にSOPにおいては、平和維持の任務を受けて、それをするに当たって妨害をされた場合は武力の行使ができる、こういうことがはっきり明記されておるわけでして、そういうことなので、日本では...全文を見る
○谷畑孝君 そうしたら具体的に聞きますけれども、カンボジアのUNTACにおける実施要領は今できていますか。
○谷畑孝君 いや、それはおかしいと思いますよ。先ほども私申しましたように、その実施計画、実施要領というものがやはり一定程度国連のコマンドとの整合性というのか、それが非常に大事なポイントにこれはなっておるわけでしょう。しかも、そこがきちっとしない限り武力の行使ということにつながって...全文を見る
○谷畑孝君 もう時間がなくてあれですけれども、こういうことですね、日本が実施要領をつくるに当たっては事前に国連のコマンドと整合性が合うようにしていくんだということですけれども、時にはその整合性が合わない場合があると、そういうこともあり得るわけですね。いわゆる実施要領をつくるに当た...全文を見る
○谷畑孝君 わかりました。  もう時間がありませんけれども、これは私八時間の質問要求をしておるということで、まだ時間があるということでまた後ほどの機会にやりたいと思うんですが、最後にちょっと問題点は、やはり今言いましたように、実施要領の作成、変更に関する権限の一部を委任するとい...全文を見る
○谷畑孝君 もうこれで終わりにしますけれども、問題は、実施要領というのは、必ず現場においてはSOPも変わってきますし常に変更されていくんですよ。そういうときに委任するんですから、現場のやっぱり指揮官であり自衛隊が実施要領を変えていくんですよ。そうしたらその中における一体文民的な、...全文を見る
05月29日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号
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○谷畑孝君 私はこの大阪選挙区から参議院に送っていただいております谷畑でございます。  きょうは、私ども社会党の委員二人、小林、喜岡が参加をいたしております。私が代表いたしまして質問をしていきたいと思います。  本日は本当にお忙しい中、大阪公聴会に出席をいただき、また貴重な意...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。  私どもは貢献の仕方、先ほどもお話ししていますように、能村先生の方からもお話がありましたように、日本がこの平和の中で培ってきた技術だとか、知識だとか、あるいはシステムだとか、むしろそういうことで積極的に貢献をしたらいいんじゃないのか、...全文を見る
○谷畑孝君 ありがとうございました。  いわゆるカンボジアにおきましては、これから長い息で、二国間支援だとか道路の復旧、そうしてそこで食べていける農業のそういうシステム、そういうことでやはり日本が非常に期待されている。私は、そういう意味では、ぜひひとつそういう文民の状況でやる必...全文を見る
○谷畑孝君 ありがとうございました。  いずれにしても、どういじくりまくっても憲法違反だ、そういうように意見をお伺いいたしました。  芹田先生の方に一つお伺いしたいんですが、先生の今の発言の中で、ポスト冷戦のPKOというのは少しこれは変わっていくんじゃないかと。確かに先生おっ...全文を見る
○谷畑孝君 ありがとうございました。  いずれにしても、南北問題だとかさまざまな問題で冷戦後は大きく変わっていくわけでありまして、やはりPKOも中立であったり、そういう国益というものをどう薄めていくかということが今後とも非常に大事になっていくというのが私自身が思っているところで...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。全くそのとおりだと思います。  私もこの委員会で、UNTACで聞いてきましたのは、文民警察をぜひ出してほしいということです。文民警察、今出そうと思ったら出せるんです。あるいは選挙監視団も出せるんです。にもかかわらず、この法案が通らなけれ...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。  あと、本来大久保先生ともう一度関先生にお聞きしたいところであったんですけれども、実はこの審議の中で、このPKO法案が、政府の原案がそのまま国会で通るとはだれも思っていないわけでして、これはPKF凍結というような状況なんです。しかし問...全文を見る
08月07日第124回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○谷畑孝君 会長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
12月08日第125回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○谷畑孝君 今回提案されました政府案、すなわち刑事罰強化を盛り込んだ独占禁止法案について順次質問をさせていただきます。  社会党におきましては、この法案に重大な関心を持ち、検討を重ねてまいりました。衆議院におきましては、政府案をより強化する立場で刑事罰の強化ということで、上限の...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。  安全保障の問題についても、あるいは経済の問題あるいはウルグアイの問題につきましてもそう変化はないだろう、そういうことであろうと思うんです。しかし、いずれにしましてもアメリカ自身が内政問題で経済を立て直していくという非常に大きな課題が...全文を見る
○谷畑孝君 わかりました。  官房長官、最後まで質問して申しわけなく思っていますけれども、あと二つほど独禁法の改正にかかわることで御質問をさせていただきたいと思います。  独禁法という法律をイメージしますと、一つはいわゆるかみつかぬ番犬、こういうことがよく言われる。ニックネー...全文を見る
○谷畑孝君 そうすると、加藤内閣官房長官、公正取引委員会というのは、もちろん行政の一環でもありますけれども、すぐれて独立性の高いものである、いわゆる公取自身が大きな権限も持っておりますし、刑事告発をしていく、そういうものもあるわけですから、ぜひその点はひとつ私どもの認識も位置づけ...全文を見る
○谷畑孝君 ということは、ある一つの団体を代表したり、あるいはまたある一つの業界を代表したり、またある一つの消費者なりそういう形だけの代表というもの、これもまたそれだけではいかぬということですね。少なくとも公平でなきゃならぬということですね。それはどうなんですか、しつこいようです...全文を見る
○谷畑孝君 加藤官房長官におきましては退席されるということなので、これで質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。  それでは、小粥公正取引委員長、御就任おめでとうございます。ぜひひとつ独禁法執行のために頑張っていただきたい、このように思っています。  そこで、委員...全文を見る
○谷畑孝君 そうすると、今回の独占禁止法の改正は、昨年の課徴金の引き上げということの抑止力にプラスしていわゆる刑事罰の強化、こういう二つの抑止力をもって独占禁止法を施行していく、そういう強化の一環である、そういうお話であった、こう思うんですね。  それはまた、言いかえれば、いわ...全文を見る
○谷畑孝君 いや、刑事告発は独占禁止法が施行されて何回しましたか。三回ですか。
○谷畑孝君 いずれにしても、日米構造協議の中で、そのように談合、価格協定、競争制限など、やり得な状況があるという非常にきつい要請がある、こういうように聞いておるわけでありますけれども、今回のこの法改正に基づいて、いわゆる課徴金制度と刑事罰の強化ということの中で抑止力をさらに強化し...全文を見る
○谷畑孝君 いわゆる従来の行政処分というのか、課徴金を通じてあるいは排除していくという行政指導というのか、さらにそれを強化しながら、同時に国民生活に影響を与える悪質なものについては刑事罰の告発も辞さない、そういうことについては大いに従来よりも積極的にやっていく、こういうことですね...全文を見る
○谷畑孝君 確かに、独占禁止法は戦後数回改正をしているわけなんですけれども、これも戦後の日本の国民生活あるいは経済という状況にもちろん影響を受けながら、またそういう状況の中で改正をしてきたと思うんです。  戦後間もないころではもちろんアメリカによる独占の解体ということから始まっ...全文を見る
○谷畑孝君 今のお話で、両罰規定の切り離しが可能である、そういう結論に達したということですね。  そこで、公正取引委員会にお聞きするわけですが、このように両罰規定が切り離しをされるということは非常に僕は画期的なことだと思うんです。というのは、今までだったら連動するわけですから、...全文を見る
○谷畑孝君 結局は、委員長、こういうことですね。両罰規定の運動の切り離しによって、企業においては資金力だとか資本力だとか、そういうことの考慮によって、あるいはまたその悪質さの度合いとか、そういうことによって大きく罰金をかけることができる、こういうことですね。これはケース・バイ・ケ...全文を見る
○谷畑孝君 そこで、企業といっても株式会社といっても、家族だけでの株式会社もあれば本当に大独占の会社もある、こういうことであります。しかし、独占禁止法にうたっているところの違反行為というのは基本的には私的独占ですからね。これはやっぱり基本的には大企業であらなきゃならぬわけでありま...全文を見る
○谷畑孝君 公取の方で、いわゆる企業だけ独禁法の法律に基づいて罰金を科するという方法はあるんですかないんですか。
○谷畑孝君 わかりました。  今の、企業を刑事罰で罰していくということは現行法の中ではなかなか難しい、そうだろうと思います。これは一つの大きな課題として、今後の長い将来の中で企業犯罪が頻発してくるわけですから、そういう点についてひとつまたぜひ研究をしていく必要があるんじゃないか...全文を見る
○谷畑孝君 そこで、「罰金刑の法定刑である五百万円を数億円程度の水準に引き上げることが必要である。」、このように刑事罰研究会が報告をしたということですね。そうすると、本来ならさまざまの慎重審議をし、各方面の専門家の意見の中でそういう報告書が出されたわけですから、しかも先ほど公取委...全文を見る
○谷畑孝君 この一億円ということなんですが、外国との比較をしましたら、アメリカでは一千万ドル、日本円で十三から十四億円、カナダではこれも一千万ドルで、日本円では十一億から十二億円、ECの百万ECUということになりますと、日本円で一億六千六百万円、こういうふうにして各国と比較します...全文を見る
○谷畑孝君 委員長、そんななまぬるいことではだめなんですよ。きょう加藤内閣官房長官にもお聞きしたように、公正取引委員会というのは行政の一員でもあるけれども、しかし独立性の高いものだと。いわゆる経済憲法の頂点に立つ委員長なんですよ。堂々と富士さんのようにそびえ立ってぐっとしていただ...全文を見る
○谷畑孝君 そうすると、たび重なる悪質なものについては独禁法の改正に基づいて、それを施行するに当たって刑事罰の告発をも強化していくんだ、こういうことですね。
○谷畑孝君 それでは、法務省にお聞きするんですが、ことしの十一月に東京地検特捜部は、社会保険庁発注の年金通知用シールの入札談合事件で、印刷業界最大手の大日本印刷と大手のトッパン・ムーアの幹部ら八人を刑法の談合罪で逮捕しておりますね。また、別の談合罪で起訴している三人を同容疑で再逮...全文を見る
○谷畑孝君 この社会保険庁発注の年金通知用シールの入札談合というのは、時効の平成元年分を含めると何と不当利益は十九億円になるというんです。    〔理事松尾官平君退席、委員長着席〕  しかも、社会保険庁発注というのは国民の税金ですわな、これ国民が十九億円も不当利益によって損害...全文を見る
○谷畑孝君 二年から四年八月まではいわゆる談合の事実がある、こういうことになってきますと、これ非常に重大な問題を抱えておると私は思うんですよ。  公取委員長にお聞きするんですが、ことしの五月あるいは九月に行っておるということになりますと、別の高速道路通行券などの印刷受注で、同じ...全文を見る
○谷畑孝君 そんな悠長な認識では困るんですよ。先ほど言いましたように、高速道路通行券におけるいわゆる談合は八九年四月から始まりまして十五社が参画をした、そして今年四月には公取が排除勧告をしたわけです。そしてもちろん十五社が謝罪した。そうでしょう。そういうことでこの問題は終わってい...全文を見る
○谷畑孝君 委員長、そのとおりもっときつくやってほしいんですが、これは後ほどもう少しお願いしたいと思うんです。  いずれにしても、検察の方としては証拠を固めて、そして証拠物件の押収はもちろん皆しておりますし、そういうことで起訴したわけです。しかも聞きますと、もう釈放が始まってい...全文を見る
○谷畑孝君 法務省さん、そんな余り生っちょろいことでは困ると思うんです。社会保険庁の談合で起訴しておるんでしょう。これから公判が始まっていきます。何回も言いますけれども、これは税金ですね。談合によって国民が損害を受けておるわけなんですよ、これは。そうでしょう。我々自身が告訴をした...全文を見る
○谷畑孝君 その前に、せっかく来ていただいておりますので社会保険庁の方にお聞きするんですが、社会保険庁では損害賠償請求をされたと、こう言うんですが、それは事実なんですか、お聞きしたいと思います。
○谷畑孝君 社会保険庁さん、その損害賠償というのは民事でやるんですね。それで、独占禁止法に損害賠償の規定がありますね。だから、そういう状況になれば、独占禁止法二十五条に基づくところの権利行使をする意思はありますか、そういうことになってくれば。
○谷畑孝君 独占禁止法にかかわる問題だとか、談合問題でもそうですけれども、もちろん刑事罰ということで個人に対して罰則を与えるということもさることながら、やっぱり独占禁止法に基づいて公取自身が専属告発というものを持っておるわけです。これは専属告発ですから、私はそういう意味では、言い...全文を見る
○谷畑孝君 そうすると、この問題は公取の方が具体的に動かないと検察を含めての情報収集もできませんし、またそういうことから発展して独禁法違反ということになってきますと告発問題協議会ということになってきます。いずれにしても、独禁法の改正ということでこの委員会においても審議をしておるさ...全文を見る
○谷畑孝君 私は、こういう不況になってきたら中小企業庁の出番というのか、割と好況のときにはなかなか出番が少ないというのか、そういう意味では中小企業庁を中心にして、今それぞれが金融で、ぜひひとつ回転資金が欲しいんだ、あるいは一時金がいわば回転をしていくためにはどうしても必要なんだ、...全文を見る
○谷畑孝君 各自治体ではそれぞれ独自の中小企業に対する緊急融資というのか、そういうことを行っておるわけなんですが、例えば大阪でもこの十月一日から受け付けをやりまして、わずか二十日間で目標額の三百億円を突破して、一カ月半で一千億円を突破しておるんですね。それぞれの自治体が緊急の融資...全文を見る
○谷畑孝君 時間の関係でこれで最後にしたいんですが、結局国金もそうなんですけれども、先ほど言いましたように、不況になればやっぱり公的資金が非常に頼りになる。そこで殺到するんですね。ところが、やっぱり出し渋り、民間はもちろん厳しく出し渋りですわね。だから、そういうことの中で当てにす...全文を見る
○谷畑孝君 もう時間が来ましたので、この不況のときこそ中小企業庁としてぜひひとつ全力を挙げて中小企業のために行政施策を推進していただくことを強く申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
12月09日第125回国会 参議院 商工委員会 第3号
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○谷畑孝君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表して、内閣提出に係る私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に反対し、日本社会党・護憲民主連合の提案する修正案に賛成する立場から討論を行うものであります。  十一月二十七日の衆議院商工委員会での内閣提出の...全文を見る
12月10日第125回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○谷畑孝君 本調査会の岡野理事、荒木理事、猪木理事、上田理事、井上理事、林田委員、島袋委員及び私、谷畑の八名は、第百二十四回国会閉会後の十月二十一日から二十三日の三日間、防衛庁、環境庁その他の関係省庁及び沖縄県を初め関係市町の御協力を仰ぎ、沖縄県において、安全保障、経済協力、地球...全文を見る
12月17日第125回国会 参議院 国際問題に関する調査会 閉会後第1号
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○谷畑孝君 本当にきょうは須之部先生、西廣先生、お忙しいところ参加をしていただき、また貴重な意見をいただきましてありがとうございました。  両先生にお聞きするんですけれども、今西廣先生の方からもお話があったわけですが、東西の冷戦が終結をし、非常にそういう状況の中でもまた一方では...全文を見る
○谷畑孝君 どうもありがとうございました。