種田誠

たねだまこと



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種田誠の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月17日第116回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○種田誠君 私は、建設省並びに関係省庁に対し、下水道整備にかかわる諸問題についてお伺いしたいと思います。  今日我が国は経済的には欧米先進国に匹敵するほど発展を遂げるに至っております。しかしながら、国民の日常生活に深くかかわる生活環境の整備等の社会資本の充実については大幅に立ち...全文を見る
○種田誠君 私が最初に伺ったのは、第六次五カ年計画の目標達成事項の中に、四四%を目標とする、このようになっておると思うんですが、その普及率との関係において、今日その可能性は十分なのかどうかということであります。
○種田誠君 できる限り目標の四四%を達成できるように一層の御努力をお願いしたいと思います。  次に、今御説明がありましたように、下水道未整備地域、そこに居住する方々は今日六〇%近くの方々かおるわけであります。そのような方にとっても、トイレの水洗化の急速な推進や公共用水域における...全文を見る
○種田誠君 ちょっと私の質問と答えが合っていないと思うんですが、もう一度確認いたします。  今日の下水道類似施設と言われるもの、これが一体どのくらいの人口に対しての普及率になっているかということ。それからもう一点は、これら下水道類似施設と下水道との間の効率的な調整がどのような方...全文を見る
○種田誠君 この点についてはさらに後ほどまた伺っていきたいと思います。  先ほど御回答にもありましたように、本年総務庁の方より下水道に関しての行政監察に対する報告並びに勧告などが出されております。その中で触れられていることでもありますが、下水道全体計画区域内で、しかも下水道事業...全文を見る
○種田誠君 それではこの点について厚生省の方に伺いたいと思います。  行政監察勧告によりますと、今回の廃止の対象になった施設、多分に厚生省所轄の地域し尿処理施設などに見られているわけでありますが、厚生省の方では今回この指摘に関してどのような御所見をお持ちでしょうか。
○種田誠君 今回の行政監察の指摘、先ほど申し上げましたように、マスコミなどにおいても大きく取り上げられている点でございますから、効率のいい下水道の普及を図るという視点からぜひとも省庁の間において調整を図り対策を講じていただきたいと思います。  問題は、私は、今回のこの行政監察の...全文を見る
○種田誠君 それでは厚生省の方にもう一度伺いますが、いわゆる下水道類似施設の一つであります地域し尿処理施設ですね、これは完成までに平均して何年ぐらいかかるでしょうか。そしてま た、コスト的には処理人口一人当たり幾らぐらいでできるものでしょうか。
○種田誠君 平均で結構です。
○種田誠君 そうしますと、今のお答えにありましたように、下水道の普及を熱望している国民にとっては、二年間の工事期間でできる、しかも費用的にも今述べたようなコストでできるということになれば、どうしても下水道類似施設に対する期待というのはますます高まっていくのが私は当然だろうと思うわ...全文を見る
○種田誠君 基本的スタンスはまさに御見解のとおりで私もよろしいと思うんです。ぜひともその点は御努力を願いたいわけでありますが、さらにあわせて、過大、広大な事業区域、これなどについては区域の見直し、また下水道整備事業の見直し、事業の分割、縮小、このようなことも一層御努力をお願いした...全文を見る
○種田誠君 それでは次の質問に移りたいと思います。  下水道整備の目的の一つが、まさに公共用水域の水質の保全にあることは言うまでもないわけであります。しかるに、過日の行政監察によりますと、下水道からの放流水についても調査対象施設中規定どおりの水質検査を行っていない施設が六六%あ...全文を見る
○種田誠君 それでは厚生省にもちょっと伺いますが、下水道類似施設についてもこの行政監察は、未検査施設や水質基準超過放流があったということが指摘されているわけでありますが、まさに、先ほど来述べましたように、水質検査の結果、遵守が極めて強く求められているわけであります。  問題は、...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも頑張っていただきたいと思うわけでありますが、岡山県などにおいてはこの種施設に対しての検査システムが極めて理想的に行われている、このようにも聞いておりますので、そのような点も参考の上に一層の御尽力をお願いしたいと思います。  下水道放流水の基準オーバーの点につ...全文を見る
○種田誠君 ありがとうございます。  次に、下水道の処理水の有効利用についてお伺いいたします。  下水道整備によりまして終末処理場において処理される下水道処理水は極めて増加をしております。水質の向上が極めてよいということからも再利用が今求められておりますが、この再利用に関する...全文を見る
○種田誠君 極めて低い率だと思います。来年度の建設省の下水道に関する重点施策などを見ますと、下水道処理水の有効利用を図っていきたい、このようなことが強く主張されております。そういう関係で現実的にそのような施策を考えた場合に、この再利用の方法ですね、可能性があるのかどうか伺いたいと...全文を見る
○種田誠君 都市部においても、またある場合には農村部においてもまさにこのような処理水が重要な水資源としてこれから把握されていかなければならない、このような時期にあろうかと思うわけであります。そういう意味でより一層の御努力をお願い申し上げたいと思います。  最後に、今後下水道の整...全文を見る
○種田誠君 次に、海岸の浸食とその対策について質問を移らさせていただきたいと思います。  自然状態を保持したままの海岸、まさに生物の生息の場であると同時に、私たちに生活の安らぎを与える憩いの場でもあるわけであります。その海岸が今全国的に随所で浸食の脅威にさらされておって、自然海...全文を見る
○種田誠君 その点も伺いたかったわけですが、もう一つ伺いますが、現在日本において自然もしくは天然海岸と言われるものはどのくらいの割合で存在しておるのでしょうか。
○種田誠君 私は、建設省の統計資料、また六十三年十月二十二日に掲載されました日経新聞の記事を今見ているわけでありますが、その記事によりますと、天然海岸は一方二千三百六十九キロ、割合にしまして三六%である、このように報じられており、かつ経過的には、三十五年度調査では五二%あったもの...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、いわゆる建設省で言われるところの自然海岸、天然海岸ですか、これは率としては三六%がやはり正しいということになるわけですか。
○種田誠君 先ほど建設省の方の御回答にもありましたが、海岸浸食が進んでいる。問題は、この原因についてはなかなか難しいかと思うんですが、大まかに言って主要な原因はどういうところにあると思料しておりますでしょうか。
○種田誠君 そうしますと、各地の現状の一つとして、私の地元であります茨城県の鹿島灘、ここにあります鹿島海岸、大野海岸、大洋海岸などがあるわけなんですが、この海岸地域は昭和五十年ごろから侵食が顕在化して、その後最近まで浸食の度合いは激しくなる一方であったわけであります。そして、保全...全文を見る
○種田誠君 私の方でいろいろと少ない知識の中で学んだことによりますと、一つには、海岸地域への砂の絶対量の供給が少ない、このことが大きな原因だろうとされております。さらには、灘の広い砂浜地域に人工の鹿島港という港ができた、このことも大きな影響を与えているんではないだろうか、このよう...全文を見る
○種田誠君 問題は、このヘッドランド工法の完成の予想図は書かれているんですが、いつ完成するのかというその目標が設定されていないところに難しさがあるんだろうと思います。さらに、このヘッドランド工法を成功させるためには、もう一つ重要な問題といたしまして、ヘッドランド工法を施行した人工...全文を見る
○種田誠君 鹿島灘にヘッドランド工法を用いて海岸を復元するとすれば、約百万から百五十万立米の砂を投入しなければならないとも言われております。そういう中で、これは運輸省の方に伺いたいと思うんですが、鹿島港の中でしゅんせつされた砂がかなりこれまで投入されていると思います。問題は、その...全文を見る
○種田誠君 これは社団法人全国海岸協会が発行している「海岸」という雑誌でありますが、これ によりますと、実際、しゅんせつ土砂がナンバー1からナンバー4のヘッドの間に投入されている。投入されてきたものの、六十二年度投入量が四万立米でありまして、その砂がいわゆる砂の粒径が小さいため...全文を見る
○種田誠君 私としては、先ほど述べましたように、人工の力でもって浸食を防止しつつも自然の大きな力をかりるという、すなわち今回のヘッドランド工法によれば、漂砂の連続性、こういう力をかりて、しかも砂が持っている、砂が砂を呼ぶというこのような力に関しても依拠しようとする、こういう視点で...全文を見る
11月22日第116回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○種田誠君 私は、中小企業金融公庫の決算のあり方について伺いたいと思います。  金融公庫の皆様におきましては、活力ある中小企業発展のために創意、努力をいただきまして、中小企業が日ごろ御支援をいただいておりますことをまず感謝申し上げる次第であります。  私は、中小企業金融公庫初...全文を見る
○種田誠君 ただいまの御答弁の趣旨も理解できるわけでありますが、私はむしろ毎年度の決算書における損益計算などを拝見いたしますと、その仕組みや貸倒引当金、六十一年当時は滞貸償却引当金、このように呼ばれておりましたが、この貸倒引当金への組み入れ額の算定に問題があるのではないだろうか、...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、より具体的に伺いますが、六十一年度の決算を拝見いたしますと、実際の貸倒償却、いわゆる滞貸償却費でありますが、七億九千百五十八万円余とされておりますが、これに対して、今述べられました滞貸償却引当金、いわゆる貸倒引当金でありますが、この繰入金額が百四億二千五...全文を見る
○種田誠君 それでは大蔵省に伺いたいと思います。  ただいま御答弁の中に、中小企業金融公庫においては千分の六の上限の範囲の中で運用がなされているんだというようなお答えもありましたことを前提に伺います。中小企業の金融公庫を初め特殊法人に対して一般会計より先ほど述べられました補給金...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、収支における赤字を補てんする、簡単な言葉で言えば、赤字を補てんするためにこの補給金というのが支払われるんだということだと思うわけでありますが、先ほど来の中小企業公庫関係者の答弁を伺っておりますと、実際赤字だ赤字だと言いながら、では、損益計算書上その赤字と...全文を見る
○種田誠君 では引き続いて伺いますが、先ほど来答弁の中にありましたいわゆる貸倒引当金について、金融公庫に関しては繰入限度額などが定められておる。そして千分の六というのが上限となっておるということでありますが、この千分の六というのが定められている根拠、そしてまたいつごろ定められて、...全文を見る
○種田誠君 五十八年から六十三年までの中小企業金融公庫の実際の貸倒償却費、いわゆる滞貨償却費でありますが、率で言いますと千分の六をはるかに下回りまして千分の一から二のところにずっとあると思うんですね。そういうことから見まして、この千分の六というのは今日的妥当性としてはいかがなもの...全文を見る
○種田誠君 同じように住宅金融公庫や沖縄振興開発金融公庫などの決算を拝見いたしますと、利益金は利益金として計上した上で各種法令に従って積立金として積み立てられて、場合によっては利益金が先ほどの法令に従って国庫に納入されている、こういうようなケースがあるわけであります。むしろ私は、...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、私が聞いているのは決算の仕方の仕組みの問題として聞いているわけなんですが、昭和五十九年十一月に総務庁の行政監察局より特殊法人に関する調査結果報告がなされているわけであります。とりわけ引当金の計上方法について各法人に勧告がなされておって、中小企業金融公庫も...全文を見る
○種田誠君 ただいまの総務庁のお話、わかるところはわかるんですが、ただ、勧告をしても実際のところ中小企業金融公庫さんを含めてその他の特殊法人においてもこの御指摘がそのとおり改善されていないというところに問題があるわけであります。そういう意味で、むしろ決算については国民にとってわか...全文を見る
11月29日第116回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○種田誠君 私は、決算の持つ役割と今日的な課題についてお伺いしたいと思います。  官房長官、大変お忙しい中を時間を割いていただきましてありがとうございます。  海部総理は本会議におきまして、決算審議を次の予算編成に反映させるよう努力する、この旨約束をしておりますが、今日限られ...全文を見る
○種田誠君 日本国憲法の八十三条、「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。」、このように定めております。決算についても、まさに国民の意思を呈しております国会の議決を要することを求められているわけであります。  そういう中で、決算及び決算審議...全文を見る
○種田誠君 官房長官の御見解のように私どもも努力をしてまいりたいと思うのですが、先ほど来の喜岡委員の御質問にもありましたように、今回の決算の中にも、多々予算上大きくこれから反映させなければならない重要問題が指摘されているわけであります。そういうことを考えますと、決算が不幸にして御...全文を見る
○種田誠君 私が申し上げておるのは、私どもも官房長官の、また政府の懇切丁寧な説明を賜りたいと思います。しかしながら、不幸にして本院で不承認になってしまった場合にはどういたしますかということに関してのお考えを伺いたいわけでございます。
○種田誠君 それじゃそのように賜っておきます。  次にもう一点だけ、官房長官お忙しい中を申しわけございませんが、お伺いしたいと思います。  憲法九十条の、立法趣旨並びに決算審査の複雑多様化、このようなことが今言われております中で、決算の充実を図る上で避けられないのは私は会計検...全文を見る
○種田誠君 ただいまの官房長官の答弁を伺いまして、昭和五十四年当時と全く変わってないのかな、このようにも思いまして、ちょっと残念だったんですが、問題は肩越し検査、あくまでもいわゆる任意の協力を得られた上での検査、調査システムであります。  ということは、やはり検査官にとってみれ...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、もう少し具体的に述べてほしいんですが、今日においても会計検査院においてはこの肩越し検査と言われる検査に対して法を改正する意思というのはあるというふうに言ってよろしいんでしょうか、それとももうそのことは不必要になったんだというふうに考えておるのでしょうか。...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、事実上六十年のいわゆる藤森官房副長官の通達以降今日まで、いわゆるこの肩越し検査に関しては、検査院としては問題ある対応に遭遇したことはないので、このような状態のまま検査をしていっても差しさわりはないと思うと、このように承りたいと思うんです。ただ問題は、そう...全文を見る
○種田誠君 一日も早く法改正に向けての御努力をお願いしたいと思うわけでありますが、先ほど来の官房長官の御発言、そしてまた総理の本会議における表明におきましても、決算の重要性を指摘されているわけであります。国民は会計検査院に対して大きな期待を今抱いている。それがいわゆるODAなどに...全文を見る
○種田誠君 それでは次の質問に移らせていただきたいと思います。  国有財産、とりわけ土地の貸し付けについて伺いたいと思います。  貸付財産の対象とされている普通財産に関しては、いわゆる民法、借地借家法などの適用があるわけでありますが、類型別にはこれらの貸し付けに関しては有償貸...全文を見る
○種田誠君 私、東京の内幸町の帝国ホテルのあたりの土地の時価、また後楽園や雅叙園の付近の土地の時価、よくわかりませんが、何か私たちの庶民感情からいいますと、営利を上げている事業体の一カ月の借地料、坪当たりとしては極めて安いのではないだろうか。私は茨城県の水戸市に住んでおるんですが...全文を見る
○種田誠君 私もちょっと古い国会における質疑を調べてみたんですが、昭和四十四年の五月十六日、これは衆議院でありますが、建設委員会での質疑の中にこのようなものがありました。契約更新時には権利金をいただいておる、このような答弁なんです。  私もどうもその辺がはっきりしないんですけれ...全文を見る
○種田誠君 これも過去の国会の質疑の中にありました答弁の一つなんですが、政府関係者の答弁によりますと、帝国ホテルあたりは借地権が約九割であるだろう、このようなことが述べられておりました。といいますと、結局もう九割方は帝国ホテルの所有に帰しておって、国の財産は一割程度であるというこ...全文を見る
○種田誠君 冒頭申し上げましたように、日本は量においては世界一の援助国になったわけでありますが、私は、そのような日本であれば、この国際援助のあり方に関してもう少し大胆な発想のもとに世界のリーダーとしての位置づけを持つ必要があるのではないだろうかと思うわけであります。とりわけ、昨年...全文を見る
○種田誠君 私がただいま述べましたことはなかなか実際の政治の中では実現していくことが不可能かとも思われますが、そういう中で最大の努力をしていただきたい。と同時に、私、来年度予算に一つだけでも具体的に実績を上げていただきたいことがあるので、この件についてお伺いしたいと思うんです。 ...全文を見る
○種田誠君 NGOの援助に関しては、カナダなどにおいてはもうかなり十分な形で反省を重ねながらやられておりますので、ぜひとも協力体制をとりながら御尽力願いたいと思います。  問題は、先ほど来のお答えの中にもありましたが、昨年、ことしと行政監察によって厳しい指摘がなされたり、さらに...全文を見る
○種田誠君 会計検査院の方に伺いたいと思います。  先ほど述べましたように、今国民の会計検査院に対する期待が大きいということであります。そういう中で、会計検査院においてもこれにこたえるべく一つの手段として六十二年の十二月には外務検査課を設置されて、そしてODA関係、当時問題にな...全文を見る
○種田誠君 会計検査院の御努力に関しては敬意を表するところでありますが、六十二年十二月十一日の朝日新聞によりますと、会計検査院ではある程度援助実績の中に問題があるような点を把握したが、新聞記事でありますが、結果的には外務省の抵抗によって表に出なかったとか、それから、さきおとといの...全文を見る
○種田誠君 時間が参りましたので質問をやめさせていただきたいと思いますが、いずれにしろ、先ほどのお話にありましたように、外務省の協力を得ながら検査をしなきゃならないという非常に難しい検査だと思うんです。そういう意味で、この外務検査に関しては大きな壁がつきまとっているのだと思います...全文を見る
11月30日第116回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○種田誠君 私は、最初に下水道の整備事業について関係省庁の皆さん方にお伺いしたいと思います。  下水道が果たしている役割は、今さら申すまでもなく、今日の国民生活、快適な住環境を維持するためには欠かせないものであります。しかも、情報化社会、東京での生活も、私の住む茨城県の水戸市に...全文を見る
○種田誠君 総務庁からの御指摘の中の一点だけについてお伺いしたいと思います。いわゆる下水道の普及率、ただいまの答弁によりますと、目標どおりほぼ達成できるだろうということでありますが、目標は目標といたしまして、この間国民の下水道に対するニーズが一気に高まっている、このような状況が生...全文を見る
○種田誠君 建設省の方から出されております資料などを拝見いたしますと、全国平均では今日下水道普及率は四〇%ほどであるということでありますが、さらに人口別の規模に大きく分けてその実施状況を拝見しますと、百万人以上の都市は八六%を超える普及率になっている。五十万から百万の都市が五三%...全文を見る
○種田誠君 ただいま人口の少ない都市に対する考え方をお述べいただいたわけでありますが、五十万人、百万人以上の大都市と言われる地域における下水道に対する新たなニーズ、そしてまた中規模の、人口が十万から三十万ぐらいの都市、それぞれ規模別によって、住民、県民の下水道に対する考え方、要望...全文を見る
○種田誠君 今日まで流域下水道を大きな土台といたしまして事業が進んできた。そういう中で、今答弁がありましたように、さらにきめの細かい、それは人口ばかりでなくて自然状況とかいわゆる地域のそれぞれの特殊性、それらに応じてさらに弾力的な視点に立って下水道の普及を図られようという、そのよ...全文を見る
○種田誠君 中規模都市などにおいて流域下水道の整備がおくれている点に対する総務庁の御指摘などにも、今のような計画をさらに推し進めていただけるならば、まさに改善が図られるものと思うわけであります。そしてまた、あわせて先ほど来御答弁がありました、あえて言えば農村地帯のような人口の少な...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、厚生省の方の下水道類似施設の普及も一層力を入れていきたい。これからは建設省の考えておられるかなり多様な下水施設、ますます市町村においてその組み合わせというか、調整というか、そういうことが大事になってくるのではないかと思うわけであります。そこで、へまをしま...全文を見る
○種田誠君 大変有意義な御答弁、ありがとうございました。ぜひ、よろしくお願い申し上げます。  次に、時間が余りないので簡単に伺いますが、本年度は大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法というものを制定するに至りました。そして、現実的には常磐新線の設置...全文を見る
○種田誠君 運輸省の方に伺いたいと思うんですが、第三セクター方式を採用していくという御答 弁が今建設省の方からあったわけでありますが、JR東日本がその対象にされているということでありますが、この新聞記事による参加に難色を示しているというのはどういうところにその原因があるのか、時...全文を見る
○種田誠君 最大の課題は、今述べられたお答えの中にもありましたが、果たして用地取得が可能なのであろうかというところに対する不安材料だと思うわけであります。  そこで、私、最近、これは茨城県の中でありますが、どうも監視区域の指定がなされたといっても実際やみ取引などが行われまして、...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。
12月06日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第6号
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○種田誠君 私は、最初に土地政策の基本となる認識、そのようなことについて伺ってまいりたいと思います。  今日、土地についてのまさに憲法と言われます土地基本法が制定されようとしているわけであります。日本の土地に対する新しい物の見方の創造でもあると同時に、戦後四十四年間土地政策の総...全文を見る
○種田誠君 長官の熱意ある御決意のほどをありがたく拝聴いたしました。私、そのような中で、今長官も述べられましたが、やはり教育というものは極めて重要ではないだろうかと思うわけであります。  そういう意味で、先ほど長官は教科書なども想定に置いてだと思いますが、学校教育、小学校、中学...全文を見る
○種田誠君 冒頭の教育の点については本当にありがとうございます。  今、長官から述べられたこと、私も基本的には同じ認識に立つわけでありますが、私ども法律の上で公共の福祉という概念を用いる場合には、極めて重要な概念であるがゆえに、慎重にかつ正確に扱わなければならない、このように今...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、いわゆる利用権の優位、かつ今述べられましたように投機に対する規制、利益還元を強く求める。このようなことが一つの理念として働く概念だと、そのように述べられたのだと思いますが、そうした場合、端的に対立する概念として存在するのは私的所有権だと思うのです。  ...全文を見る
○種田誠君 さらに、今一条の「目的」のことを言われたのですが、とするならば、守るべき価値というものはまさに一条の中に入っているんだと、このょうに理解してよろしいでしょうか。
○種田誠君 そうしますと、今述べられたこの一条の言葉の中に、例えば自然環境との調和とか、それから土地を持つ者と持たない者との認識に立った上での格差解消の問題とか、それからいわゆる社会的な弱者と言われる方の立場に立った意味での権利保護とか、そういうものは含まれているというふうに理解...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、いわゆる公共の福祉という概念をまさに今長官がそしてまた局長が述べられたような視点に立って運用し、その価値を優先させていく。そのように伺っておきたいと思います。  次の質問に入らせていただきたいと思います。  この土地基本法の五条並びに十四条を拝見いた...全文を見る
○種田誠君 その点に関しましてですが、私はちょっと視点を変えなきゃいけないのじゃないかなというところが一つあると思うのです。  それは、この開発利益の還元というのが極めて難しいということは、都市計画の大先輩でありますイギリスにおいてもフランスにおいても西ドイツにおいてもなかなか...全文を見る
○種田誠君 そのような視点に立って、より一層前向きに進んでいただきたいと思うのですが、そういう中で、私はもうそろそろ日本も具体的に土地基本法に基づいた施策を行う上では、やはりフランスにおけるあの有名な長期整備区域を設けての一定の先買い期間を置くとか、こういう制度もそろそろ大規模開...全文を見る
○種田誠君 一層の御努力をお願い申し上げたいと思います。  次に、さらに細かいことで申しわけないのですが、第十一条、いわゆる土地利用計画の策定関係について伺っていきたいと思います。  この第十一条は、私先ほど申し述べましたように、土地基本法の極めて重要な位置づけを得ている施策...全文を見る
○種田誠君 ちょっと私の質問と回答がかみ合っていないのですが、私ももちろん今の日本の土地政策の中に都市計画法があり、線引きがなされ、色塗りがなされ、建築基準法によるその他の制限もまた多々ある、それはそれでよろしいと思うのです。  ただ問題は、私が今伺っているのは、十一条に関して...全文を見る
○種田誠君 そういたしますと、それでは一般論として土地利用に関する計画策定というのは、どういう内容を今描いておるのでしょうか。
○種田誠君 そう伺いますと、仮に一項で茨城県が土地利用に関する計画を策定した、そして私のところが二項に従って見通しが必要であると考えて土地利用計画を詳細に策定したと、こうなった場合、もちろんその策定主体は二つに分かれるわけですね。そしてその二つの関係はどういうふうになるのでしょう...全文を見る
○種田誠君 そういう中で、特に二項についてさらに伺いたいのですが、この二項で一つ今挙げました詳細策定、この詳細策定というのは、一体これはどのようなものをイメージして現実に指導していこうとしているのか。具体的に諸外国の例で言えば、西ドイツなどでは、Fプランに対してよく言われるBプラ...全文を見る
○種田誠君 そういう中で、衆議院で新たに三項というのが加えられたわけであります。読みますと、「第一項の場合において、国及び地方公共団体は、住民その他の関係者の意見を反映させるものとする。」と、こうなっているわけです。  今局長の答弁を伺っておりますと、一項は例えば一般的につくる...全文を見る
○種田誠君 その点はむしろ私の質問がまずかったのかもわかりませんが、住民の意思を十二分に一項の場合も二項の場合も反映する、そういう趣旨だというふうに伺っておきます。  それで、この詳細規定などをこれからつくるに当たっての問題は、先ほど来御答弁もあったのですが、日本の都市計画法に...全文を見る
○種田誠君 この十一条で、先ほど局長さらには長官が述べられたように、より土地に対する利用権による所有権の制限という視点に立って施策がつくられるという視点が入ったわけでありますから、既存の関係法令に関しても、かなりマスタープランとしてだけ位置づけられて、それがさらに実行されていない...全文を見る
○種田誠君 最大の問題はやはり都道府県などにおける財源の問題ではないだろうかなという気もするのですが、その辺はいかがでしょうか。
○種田誠君 そういたしますと、むしろ運用に問題があるのか、それとも土地の所有者の意識に問題があるのかということにならざるを得ないと思うわけであります。  先ほども幾つかの提案があったのですが、当委員会でまだ出てなかったと思うのですが、いわゆる相続における物納制というのをもう少し...全文を見る
○種田誠君 先ほどおっしゃられました税制上のいろいろな処遇、そしてまた私が申し上げました問題点、さらには土地の起債などについても十二分に協議されまして、さらにこの点が推進されることを希望するものであります。  反面、私危惧するのは、最近公有地の拡大という方向じゃなくて、民間活用...全文を見る
○種田誠君 大変ありがとうございます。  次の問題で、私は住宅保障法の制定を目指してという視点に立って御質問をさせていただきたいと思います。  大都市でこれだけ地価が上がってしまいますと、私は四十四歳ですからまさに中堅勤労者に当たるわけでありますが、この私の立場において、率直...全文を見る
○種田誠君 そこまでは私も賛成なんです。問題は、果たして中堅勤労者が買える値段としてそれは位置づけられているのかどうかということであります。想定されている中堅勤労者というのは一体どのくらいの年収で、まず持ち家の方を聞いているわけでありますが、幾らぐらいでこれが供給されるんだという...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも、これからの大量住宅供給をする場合に、現実にいわゆる中堅勤労者の所得で買える範囲の中に抑えるという、そういう視点での施策を展開していただかなければ、何ぼ供給されても買えないのじゃこれはしようがありません。皆さん方の省庁の課長さんとか課長補佐さんとか、その辺の方...全文を見る
○種田誠君 時間が参りましたので、最後に長官に伺いたいのですが、今、関係担当の方から述べられましたように、東京都内においても、持ち家はもとより賃貸住宅などの大量の供給を図って中堅サラリーマンの需要にこたえようとされる施策が展開されようとしているわけであります。問題はその人たちの給...全文を見る