種田誠

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種田誠の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第118回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○種田誠君 国土調査の促進特別措置法の一部改正をする法律案について、これまでの経過及び国土調査事業のあり方について質問をさせていただきたいと思います。  国土調査につきましては、ただいま大臣より趣旨説明がありましたように、第三次十カ年計画がまさに完了しようとするわけであります。...全文を見る
○種田誠君 大臣の方から概括的な問題点が指摘されたわけでありますが、私はこの特別措置法に基づくこれまでの三次にわたる十カ年計画を拝見した場合に非常に疑問に感ずるところがあるわけであります。  と申すのは、いわゆる計画というのは、その言葉に含められている意味のとおり、達成すること...全文を見る
○種田誠君 国土庁の皆さんが大変な努力をしているということは私も十二分にわかっておりますし、十年前の五十五年における建設委員会での質問のときにも多分今の局長さんと同じような答えがあったのではないだろうかと思うわけであります。私が伺っておりますのはこの特別措置法における計画という意...全文を見る
○種田誠君 責任が重いということを今おっしゃったわけでありますが、先ほどちょっと申し上げましたように、いわゆる五五%とか四五%の達成だということが当たり前のようにまかり通っている状態であっては、責任のとり方というのがはっきりと外部に見えるような形でしなきゃならない状況にもあるんじ...全文を見る
○種田誠君 今局長のお答えを伺っておりまして、昭和五十五年三月五日の衆議院の建設委員会で行われた当時の山岡局長さんのお答えと今の局長さんのお答えが約八割ぐらいは重なっているお答えであったということに関して極めて残念に思うと同時に、それだけ難しいのかな、そうも思ったわけであります。...全文を見る
○種田誠君 問題はそういたしますと全体の予算だと思うんです、予算枠だと思うんです。  これまでの十カ年間の予算の流れをちょっと見てみますと極めて残念だなと思うわけです。昭和五十七年が過去十年間では一番ピークになっておりまして、ゼロシーリングが始まった五十八年からはこれだけ叫ばれ...全文を見る
○種田誠君 これから地籍調査なり土地調査等が新しい日本の国土づくりのためにはぜひとも欠かせないものなんだということで予算の大幅な確保をお願いしていきたいと思います。  過去の十カ年を見たときに統計上だれしもおかしいなと数字的に思うところがあるんです。それは大阪とか滋賀県とか愛知...全文を見る
○種田誠君 この点について十年前の答弁と同じならば困ったなと思ったんですが、今新たに大阪とか滋賀などにおいて一応の図面がある、いわゆる明治時代のあの地租改正の図面ではなくて、その後の戦災復興の図面だとかそれから土地改良に基づく図面だとか、また圃場整備に基づく図面だとか、そういうの...全文を見る
○種田誠君 そうしますと十九条五項をこれからもできる限り活用するようにその点お願いしたいと思うんですが、質問を次に移らきせていただきます。  最近、先ほど大臣のお答えにもありましたように、地籍調査の成果をコンピューターに入力して多目的に利用できるようにしていきたいと、このような...全文を見る
○種田誠君 心配がなければ結構なんですが、万が一入力が不可能であるということになりますと、昭和二十九年から五十年代までやってきたものが全部これからやり直さなきゃならないということになると大変なお金をもう一度使わざるを得ないわけでありますね。その辺のところをもう少し詳しく聞きたいん...全文を見る
○種田誠君 それはそうしますと、コンピューター入力を数値法に基づいた成果を入力するのはわかるんですけれども、私が伺っておるのは、平板法でやった十七条図面などに基づいてそれをディジタイザーして現実に入力している場所はあるかということなんです。
○種田誠君 先ほど事業管理費と言いましたか、事業管理部門を設けてそこが行っておると、こう述べられたと思うんですが、事業管理というのはそういう部門を設けるとすれば新たに費用などもかかると思うんですが、そういうものは一体どこから捻出しているんでしょうか。
○種田誠君 まさにこれからの測量の成果はコンピューターに入力されて管理されていくことによって初めて多目的利用が可能になるわけでありますから、今日においてこの管理というのは極めて重要な位置づけを与えられていかなきゃならない、そういう部門だと思うんです。ところが、私が今まで参議院の建...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、今までの例えば第三次国土調査計画の中の費用などを見た場合に、今言った管理事業にかかわる費用というのはいわゆる地籍調査の費用の中に含まれておるんでしょうか。
○種田誠君 そうしますと、私先ほど指摘いたしましたように、管理部門の位置づけが極めてこれから重要視されるとするならば、いわゆる現地を調査する地籍測量という分野の中にこの費用を入れるのではなくて、独立の部門としてこれからしっかりとした予測のもとに予算を立てて確保していく必要があろう...全文を見る
○種田誠君 このコンピューターへの入力について私も、先ほど市町村で八十カ所ぐらいあると言いますので、さらに調査をしてみたいと思うんです。というのは、ある市町村では、平板法による平面図はコンピューターに対しての入力が不可能である、こう言い切っている市町村もあるものですから、きょうの...全文を見る
○種田誠君 今局長の前向きの新しい企画に対する答弁に関して私もぜひとも頑張っていただきたいと思うわけであります。  先ほど専門調査員みたいな方を養成していくと。結構なことだと思うんですけれども、この地籍調査がどうしても市町村においてはかどらない理由の一つには、この地籍調査に関す...全文を見る
○種田誠君 この未着手市町村のうちの都市部については先ほど局長が述べられたような視点に立って進めていただきたいと同時に、平成元年の七月四日に国土調査問題懇談会で報告書をまとめていただいた。この報告書の中身を拝見いたしますと、都市部の国土調査の推進に関してのいろいろな手だてが検討さ...全文を見る
○種田誠君 これまで十九条五項を用いて指定をしてきたという実績というのに対する調査はありますか。
○種田誠君 今述べられました四千八百平方キロメートル、この指定面積のおおよその事業の分類、これはどういうふうになっているか、それはわかりますでしょうか。
○種田誠君 そうしますと圧倒的に土地改良関係の事業に基づく指定が多いということだと思うんですが、今局長が述べられた中にも幾つか入っておったんですが、その他の事業でもまだまだ十九条五項を活用し得る余地というのはたくさんあると思うんですよ。この辺について今日まで達成ができなかったとい...全文を見る
○種田誠君 これから高密度基準点を設けることによって一層十九条五項の活用をしていただきたいと思うわけであります。  もう一つ、この十九条五項をこれから普及させる上で私はこの対象事業を見直してみる必要があるのではないだろうかと思うわけであります。と申すのも、例えば各都道府県で県や...全文を見る
○種田誠君 今局長は私が述べたことに関しては積極的に取り組んでいきたいと決意のほどを述べられたんですが、実際は残念ながら国土庁の方にも若干問題があるんじゃないかなと思うんです。ということは、自分たちの測量こそが日本で一番正しい測量であって、その他の機関が行った測量というのは不確か...全文を見る
○種田誠君 ぜひそうしていただきたいわけであります。特にこれから第四次計画をつくる上で、県や市などの地方公共団体の開発事業などばかりでなくて、率直に言って民間の開発であっても今測量はほとんど数値法に基づいて行っておるわけであって、その正確さというのはいわゆる公的な機関が行ったもの...全文を見る
○種田誠君 ぜひ今述べられたようなことが確実に実現できるように配慮をしていただきたいと思います。  先ほど局長の方から、都市部の地籍について高密度基準点をできる限り多く設置していきたい、こういうようなお答えがありました。これは大いに結構なことであって、さらにこれは都市部ばかりじ...全文を見る
○種田誠君 このウォーターフロント計画については従来から課題となっておるわけでありますので、ぜひとも第四次の中においては他の省庁との調整をとりながら実績をつくっていただきたいと思うわけであります。  それから次に、市町村との関係で法務省の方にちょっと伺いたいんですが、私の調査に...全文を見る
○種田誠君 そういたしますと、本来送付後の事務は法務省の責任のもとにすべて実行すべきものだと思われるんですが、どうも不自然な形で現実の実務がなされているようにも思うわけなんです。市町村においても地籍調査に関してはかなりの費用負担と人的な負担がかかってくるわけでありまして、法務省の...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも国土調査の成果を上げて多目的な利用が可能になるようにしていただきたいと思うわけであります。  最後に、ちょっと本題とは外れるんですが、昨日の新聞によりますと、海部内閣の支持率が四九%に急上昇した、しかし残念ながら土地住宅政策に関しては国民の大幅な不満が増加し...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○種田誠君 私も土地住宅対策についてお伺いしたいと思いますが、小川仁一先生の質問と幾つか重なることがあるかと思いますが、御容赦願いたいと思います。  土地住宅対策を適切にこれから実行するに当たって、まず私たちが確認しておかなければならないことは、今回の戦後最大と言われる土地の高...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、一つには事業者などの土地、建物に対する需要の増大があったこと、また金融政策などにおける緩和措置のあったこと、それが最終的に投機的な不動産売買までをも導いてしまった。そういうふうなところに大きな原因があったのだろうと思われるわけでありますが、そうだとするな...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられた中で、まず最初に監視区域の適切な適用をしてきた、このような説明があったわけでありますが、ことしの三月に発表されました地価公示価格などを見ますと、東京や大阪ばかりでなくて、かなり地方の中核都市、東北の仙台や札幌や、また静岡などの周辺の地域、また中国地方...全文を見る
○種田誠君 監視区域の制度の適切な運用はもとよりお願いしたいわけでありますが、局長もまだ記憶に新しいと思いますが、昨年の土地特別委員会におきまして、当時の石井長官が、監視区域制度ではやはり一つの限度があるかもわからない、より適切な地価対策に対応するためには、規制区域が無理ならば少...全文を見る
○種田誠君 その後の経過。
○種田誠君 ぜひとも有効な手段として監視区域及び規制区域、さらには新たな規制のあり方などを前向きに検討していただきたいと思うわけであります。  その関係で一点だけもう一つ伺いたいんですが、先ほど来も話がありましたが、常磐新線が新しい法律に基づいてつくられようとしているわけであり...全文を見る
○種田誠君 今両局長さんが言われたこともよくわかるわけでありますが、ただ経済企画庁の物価局自身が私の今質問していることを指摘しているわけですね。日本の土地の計画の中において、土地基本法の十一条一項の土地利用計画、そして二項で詳細計画、あれが入った背景というのはまさに現在の用途地域...全文を見る
○種田誠君 その点についてはもうこれ以上議論する気はありませんが、ただ念頭に置いてもらいたいことは、現在の施策の中で土地高騰が起こってしまったということ、首都圏の高騰が起こったということを局長の方ではしっかりと押えておいてもらいたいと思うわけであります。その上に立って新しい施策を...全文を見る
○種田誠君 まさに今土地に関する税制をどのようにするかということが、資産格差の拡大してしまった今日において、唯一と言っていいぐらいの決め手だと思うわけであります。そういう意味で、後世の私たちの子供や孫たちに恥ずかしくないような、そしてその子供や孫たちにおいても土地が資産の公平化に...全文を見る
○種田誠君 この最低居住水準未満の世帯を一日も早く解消していくような施策をぜひとも進めていただきたいと思うわけでありますが、今局長が述べられた数字の中で、さらにつけ加えれば、東京都はもっと高くて一七・七%になっているんですね。ですから、東京都に関してはこの問題はかなり深刻な問題だ...全文を見る
○種田誠君 今述べられた点、まさに今日的な課題だとも思います。ぜひとも誘導居住水準面積を持った住居をできる限り大きく引き上げるような施策を展開していただきたいと思うと同時に、高齢化社会にも対応した住居の構想なども積極的に進めていただきたいと思います。  要は、そのような住宅が供...全文を見る
○種田誠君 では、どういうふうな手だてを今考えておりますか。
○種田誠君 五次五カ年計画においてもやはり同じような視点に立って、当たり前に働くサラリーマンが適正な家賃で借りられ取得できるような政策にしようということで過去にも取り組んできたんだと思うんですね。  ところが、その結果今どうなっているかといいますと、もう省庁でも十二分におわかり...全文を見る
○種田誠君 私は別に佃島のこのビルばかりについて言っているんではなくて、同じように臨海副都心に開発住宅がつくられるわけですね。この家賃も基準家賃が三人世帯六十五平方メートルで二十万円なんですよ。これはたくさんの住宅がここにはできます。局長は公団のこの佃島だけのことを今おっしゃって...全文を見る
○種田誠君 それともう一点、公営住宅に関して伺っておきたいんですが、東京都の方の公営住宅などに関しての資料ですが、第一種、第二種の区別の中において四〇%の方が収入超過になっちゃっているというようなこと、それから公社住宅入居者の三〇%が本当は公営階層の方だ、こういうふうに指摘されて...全文を見る
○種田誠君 住宅問題は戦後四十五年たちまして、これまで四十一年からはまさに住宅建設計画法に基づいて五年度ごとにやってきたわけでありますが、もうそろそろ戦後四十五年間のストックの上に日本全体の住宅のバランスを考えて良質な住宅をつくり上げる、そのために国民一体となっていわゆる住宅に関...全文を見る
○種田誠君 私は、土地の問題に関しても住宅の問題に関してもそろそろ国民の議論は全部出尽くしたな、そして私たちの施策も大体出尽くしたな、こういう時期だからこそ住宅に関していつまでも住宅建設計画法、昭和四十一年以来の施策じゃなくて、ここで新たに出発をしたらいいだろうということを考えて...全文を見る
○種田誠君 時間がなくなってまいりました。まとめて二つだけ質問いたします。  一つには、今まで述べられたような形で住宅が供給される、そして土地の再開発がなされる、そのときに今一番困るのは建設業者の方々だと思うんです。実際、建設業者の方々は公共事業に関してはくじ引きをして、今回だ...全文を見る
05月30日第118回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○種田誠君 私は、これからの科学技術のあり方などについてお伺いをしたいと思います。  昨今、地球の温暖化、そしてまたオゾン層の破壊、さらには地球の資源そのものも有限なものである、こういうふうな御指摘もなされております。そういう中で、今地球全体の生態系、これを地球の資源と見直して...全文を見る
○種田誠君 今お答えになったような視点において、さらに新たな技術を開発していくことが極めて重要であると思うわけでありますが、問題は先ほど私が冒頭述べましたように、これまでの近代工業文明、これに対して科学技術庁として反省すべきものはこのようなところにあって、そしてその反省の上に、今...全文を見る
○種田誠君 大臣がお見えになりましたので、座って早々で申しわけないんですが、質問をさせていただきたいと思います。  今、科学技術の二十一世紀に向けての新たな取り組みなどについてお伺いしているわけでありますが、長官のその辺のところのお気持ちは、先ほど同僚議員の吉田委員の方に、和魂...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも今長官の述べられたような視点に立って科学技術庁への指導をお願い申し上げたいと思います。  そういう中で、四月十七、十八日と二日間にわたりましてワシントンで地球環境ホワイトハウス会議なるものが開催されました。そこでの欧州や米国や日本での対応がマスコミを通じて私...全文を見る
○種田誠君 もう一つ重ねてお伺いいたしますが、そうしますと通産省においても日本の今日のCO2に対して規制をさらに推進していくという考えがあると聞いてよろしいわけですか。
○種田誠君 きのうの朝日新聞にIPCCの第一部会の最終報告が報道されておりました。二十一世紀末には気温は三度、海水面は六十五センチ上昇、こういうふうな見出しで、規制なしでこのまま推移した場合にこのような事態が予想される、そういうふうな結論になっているわけでありますが、環境庁といた...全文を見る
○種田誠君 ちなみに、自動車のことでちょっと伺いたいと思うんですが、今世界じゅうに走っている自動車が、正確なことはわからないにしても四億七千万台ぐらいである、このようにも言われております。十年先ぐらいにはこれが倍ぐらいになっていくんではないだろうか、そういうふうなことも予想もされ...全文を見る
○種田誠君 科学技術庁において、今までの技術をさらに効率性において、また新たな技術としてCO2発生を抑制するような、そういうふうな形での研究開発を今行っていますか。
○種田誠君 先ほど冒頭で大臣、関係者の答弁の中にもあったわけでありますが、地球全体の生態系などを考えて、それとの調和のとれた私たちのライフスタイル、そしてまた国や自治体の施策のあり方、ひいては企業活動などにおいてもその見直しすら今求められている、こういうふうな状況にあるわけであり...全文を見る
○種田誠君 科学技術庁におきましては、今述べられたような視点に立ってこれからの科学技術のあり方を検討していく、そういうふうな大きな方向があるものと理解していきたいと思うんですが、そのときに、私はきのう、日本におけるエネルギー事情の今後の見通しなどについて伺いたい、そのようにお願い...全文を見る
○種田誠君 単に困ったじゃなくて、私たちが国会で議論をしようとするときに、逆に出してもらわなきゃ困るんですよ。何も審議会に対して圧力をかけようとか、審議会の審議に対して御迷惑をかけようというわけじゃなくて、やはり、きのうの段階で二〇一〇年までのエネルギー需給見通しがわかっているな...全文を見る
○種田誠君 このことで押し問答していても仕方ないので次に進みますが、ただ私は審議の結論を今示せというわけじゃなくて、今後の技術開発、日本のエネルギーのあり方、そういうものの議論をするのに必要な資料としてその数値を教えてほしい、こう言っているわけですから、これから通産省さんにおいて...全文を見る
○種田誠君 昨今、原子力発電に対しては厳しい反対運動も展開をされております。果たしてその辺のところを踏まえて、今局長が言われたような形で対応できるのかどうか、非常に将来に対するその意味での不透明さが残るわけでありますが、この記事によりますと、さらに原子力以外に省エネルギー対策を展...全文を見る
○種田誠君 今お話がありましたように、ぜひとも原子力に関しても、先ほど局長からある程度先の見通しに関しての対応策はあるやの答弁があったわけでありますが、あわせて今お答えがあったように省エネをどう図るかという点が一つの大きな課題だと思うと同時に、エネルギーそのものをもう少し多極的に...全文を見る
○種田誠君 時間がなくなってまいりましたので、そろそろ終わりの方に向かいます。  昨今、ソ連やアメリカの原子力発電施設の事故によって、単に一国だけの被害ではなくて、その事故が国際的に大きく影響を与えるというようなことが指摘されているわけであります。聞くところによりますと、日本の...全文を見る
06月12日第118回国会 参議院 建設委員会 第6号
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○種田誠君 私は、冒頭、公共投資関係についてお伺いをしたいと思います。先ほど来の小川委員の質問でも幾つか触れらておりましたので、若干重複することをお許し願いたいと思います。  過日の新聞報道等によれば、建設省は公共投資十カ年計画の事業規模を二百八十兆円とする方針を固めた、公共投...全文を見る
○種田誠君 問題は、政治はやはり国民のニーズに可及的速やかにこたえていくということが極めて重要ではないかと思うわけであります。下水道の整備にしても、十五年先二十年先もしくは五十年先にあなたのうちのところは下水道が完備されますよと、そのような計画を示されたとしても国民の政治に対する...全文を見る
○種田誠君 公共事業を充実して一層加速度的に事業を拡大していくということになれば、当然その財源というのが問題になってくると思うんですね。事業は建設省が行う、財源は大蔵省が補充してくれるんだと、こういう考えは私は速やかな行政を進める上ではやはりとるべきではないと思いますね。建設省自...全文を見る
○種田誠君 そこで、企業の低・未利用地への特別土地保有税の強化という言葉が使われているわけですが、これはどういうことを意味するんでしょうか。
○種田誠君 そうしますと、今の特別土地保有税に限って伺った場合、建設省の方で強化した場合にどのくらいの税収が上がるというふうに今算定していますか。
○種田誠君 新聞では一千億ぐらい上がるんではないだろうかと報じられているようでありますが、さらにこの財源の問題に関して、一昨日の日曜日に私、夜のNHKのニュースを聞いておりましたら、土地保有税を検討している、大蔵省はその土地保有税を導入して道路や下水道など生活関連の公共投資を拡大...全文を見る
○種田誠君 検討中で結構なのですが、国土庁での検討中の中身として、企業の土地保有額を公示価格で五億円から六億円を超える部分に課税をするそして大蔵省が言うように相続税と同じく路線価格を基準としてこれを検討する、そして年一%程度にするとした場合に、検討中の試算で結構ですから、幾らぐら...全文を見る
○種田誠君 余りしつこくは聞きませんが、ここでもう公示価格で五億円から六億円を超える部分に課税する、税率は一%にする、課税基準は路線価格にする、ここまで出ちゃっているわけですね。掛けてもらえばいいわけです、掛け算で。当然検討中であれば試算はしていると思うんですよ。それを述べてもら...全文を見る
○種田誠君 この点で最後に、これはいわゆる生活関連公共投資を対象とする特定財源にするという、これは大蔵省の方でもそのように言っているので、私は非常に結構だとは思うんですが、国土庁の方においては、この特定財源、いわゆる目的税とすることに関しての見解はどういう見解を述べておるわけです...全文を見る
○種田誠君 続きまして、国土利用計画法の点について少し伺いたいと思います。過日、佐藤国土庁長官が閣議の後に監視区域の運用ガイドラインを発表になっております。そして多分十一日、昨日ですが、都道府県、政令指定都市へ通達もなされたものと思いますが、そのガイドラインが一応公表になっており...全文を見る
○種田誠君 この今回のガイドラインが三年ぐらい前に発表されておれば、多分日本の地価も今日のような状況を生むには至らなかったんではないだろうかと残念にも思うわけでありますが、一歩前進というところでその辺での評価もしたいと思います。  ただ問題は、このような一つのガイドラインをつく...全文を見る
○種田誠君 ぜひお願いしたいと思います。  それともう一つこの関係で伺いたいのは、私は、国土利用計画法が改正されたばかりでありますが、もう一つ、日本の土地の利用の安定を図るために、また行政目的を合理的に達成するためにも、新たな施策をつくる必要があるんではないだろうかと思うわけで...全文を見る
○種田誠君 今長官が言われたことも十二分に理解できるんですが、私が申し上げているのは若干角度が違いまして、規制区域を面的に敷いた場合には、まさに今長官が述べられたような心配があると思うんです。私が申し上げているのは、具体的に例を挙げますと、茨城県に予定されている常磐新線に関しては...全文を見る
○種田誠君 若干私と見解が違いますが、やはり今の国土利用計画法は、一つの行政目的を達成するために規制区域を働かせようとか監視区域を利用しようという考えはないと思うんです。私が申し上げているのは、それと若干視点が違いますので、国土利用計画法のさらなる検討をお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○種田誠君 その中で幾つか私も細かく伺っていきたいと思うんですが、私は下水道に関してイメージを完全に変えていく、イメージチェンジを図っていく必要があるのではないだろうかと思うわけであります。下水道といえば汚いもの、また地域においては厄介者、不利益施設、こういうふうに言われているわ...全文を見る
○種田誠君 その場合に、私は下水処理場と汚泥処理場を極力併設してつくるのが有意義ではないかと思うわけであります。これ全部とは申し上げません。と申すのも、汚泥処理場の処理過程の中で千三百度ほどの熱が発生するわけであります。 千三百度の熱を地域の下水処理場周辺五百世帯とか千世帯とか...全文を見る
○種田誠君 今局長申されたように、今度の資源エネルギー庁の長期エネルギー需給見通しの中でも省エネ、省資源に対しては多大な期待が寄せられているわけでありますから、今述べたような視点で建設省においても積極的な推進をしていただきたいと思うわけであります。とりわけ、先ほど私、ただで供給す...全文を見る
○種田誠君 ぜひ強力に推進していただきたいわけでありますが、このエースプランの中で生まれてくる、先ほど述べられた建築資材それから砕石、骨材、東京都などではタイルブロックまでつくって、一個百五十円でできる。一般のタイルが百二十円で、若干高いけれども大量生産すればかなりペイするという...全文を見る
○種田誠君 今日の予算でも、私も非常にうれしく思っているわけでありますが、平成二年度の予算の中でも特定公共下水道、特定環境保全公共下水道について、ゼロシーリングの中でも大幅に増額をして地域の実情にこたえようとしている姿が見られるわけでありますが、問題はこれだけでは率直に言って地方...全文を見る
○種田誠君 下水処理の中で、今度は全く角度が違うんですが、極めて難しい問題が今発生しているのは、先ほど申し上げましたメタンガス、CO2の二十五倍の地球温暖効果があるんですね。そしてまたそこから出ます一酸化二窒素、これは何とCO2の二百五十倍の地球温暖効果があるそうなんです。地域と...全文を見る
○種田誠君 最後に大臣に、大臣も地方出身だったと思われますが、これからの第七次五カ年計画は中小都市を対象にして普及を図って豊かな暮らしを実現する、こういうことが目標になっておるということなんですが、この下水道第七次五カ年計画をつくるに当たっての大臣の決意などを申し述べていただけれ...全文を見る
06月14日第118回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○種田誠君 私は、ただいま議題になっております大都市地域における住宅地等の供給の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案、都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、質問をしていきたいと思います。  法律を制定するに当たっては、その立法趣旨というものが極めて...全文を見る
○種田誠君 今丁寧に説明をしていただいたわけでありますが、これからこの法律をどのように活用していくかということも極めて重要なわけでありますが、多分、今局長が述べたような視点に立って五十年六月の十七日、十九日の参議院のこの委員会で当時の吉田局長さんも述べておったと思うんですね。しか...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、今局長が述べられた事業実績、当時の吉田局長が法制定の立法趣旨との関係において目標として述べた数字とはどの程度のかけ離れがありますか。
○種田誠君 当時の議事録を拝見しておりますと、五十年六月の質疑において、この法律は十年後には私たちを含めた多くの住宅を希望するサラリーマンに対して夢と希望を与えるものとして、いろいろな角度からの討議がなされてつくられてきたと思うんですね。多分、当時の吉田局長においては、間違いのな...全文を見る
○種田誠君 私は、今局長が述べられた原因ですね、これが正確に把握できればこれからの対策がそれだけ正確にできるということにもつながると思うんですね。ですから、まさに今反省点、原因として述べられた点については、はっきりと明確にこれを認識していただきたいと思うわけなんです。  それで...全文を見る
○種田誠君 問題は、先ほどあった反省点の中で、やる気がわかなかったことではないだろうかという言葉があったと思うのですね。では、なぜやる気が起こらないのだろうか。これは面積が広過ぎたからでしょうか、住居地が入っていなかったからでしょうか。果たして、五ヘクタールを二ヘクタールに変える...全文を見る
○種田誠君 何ぼいろいろな技術的な施策を考えても、本当に今述べたように、よしそれじゃその施策に協力していこうじゃないか、その方がメリットもあるとか、また自分たちにとってその方が最終的に資産としてもよくなるんだとか、そういう何か打算的なものが率直にないと、やはりやる気というのは起こ...全文を見る
○種田誠君 税制などの点については後ほどまた伺いたいと思いますが、この大都市法は今議論をしてきましたように一つの事業目的を達成する事業法であるわけであります。答えにくいことかとは思いますが、五十年六月の委員会でも吉田局長は答えておりますから、今回の法改正で一体どのぐらいの土地を対...全文を見る
○種田誠君 今のお答えにもありましたように、最終的に四百三十万戸の住宅を目標にしていくということでありますが、過去の五十年から六十年に予定された目標の数倍の戸数を確保しようとするわけでありますから、私は大変だなと率直なところ思うわけであります。やはり、区画整理事業はいろいろ利害が...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも目的が達成できるように御努力をお願いしたいと思います。  そこで、今回の大都市法に私は異質な条項が入ったなと、このように率直に思っているわけであります。と申すのも、先ほど来議論しておりますように、大都市法は区画整理の特別法のような位置づけのもとに大都市におけ...全文を見る
○種田誠君 そういう認識に立って、それではこの第二章の供給基本方針は、他の住宅を供給する幾つかの法律があるわけであります、住宅建設計画法などは典型的な法律でありますが、その法律とこの条項はどういうふうな関係になるんでしょうか。
○種田誠君 この第二章には基本方針の拘束期間のようなものは書いてないわけなんですが、今局長述べられたように、住宅建設計画法の方はまさに五年に一度ずつ見直しがなされ、供給すべき住宅の量、質、そしてそれがどのような種類の住宅なのかすべて決められていく手法になっております。今回のこの供...全文を見る
○種田誠君 何回も繰り返して恐縮なんですが、この五十年六月の委員会においても、当時の沢田委員が、都市の再開発や住宅の供給に関する法律がいかにたくさんあるものか、そしてそれらの法律がほとんど実績を上げていない、ゼロに近い法律もあるではないかと、何か教えたらば当時十個ぐらいあったよう...全文を見る
○種田誠君 あえて今この大都市法において供給基本方針を定め、供給計画をつくり、住宅市街地の開発整備の方針を出していくということに大きな意義があるとすれば、今局長の発言の中にあった、実際これを実行していく地方自治体との関係においていかに共通の認識を持って共同歩調がとれるかということ...全文を見る
○種田誠君 まさに今局長述べられた共通の認識を持つことがまず大事だと思うんです。しかしながら、具体的にこの計画を実行に移させるということが、先ほどの前半の質疑の中でありましたように、そういう方向に向けさせる、気を起こさせる、これが大事なところになってくるわけです。今まで共通の認識...全文を見る
○種田誠君 今、大都市を中心にして土地の高騰は大変な状況に至っているわけであります。そういう中で、あえて大都市において住宅の供給を図ろうということは、かなり厳しい状況に立ち向かっていく、そう言っても言い過ぎではないと思うわけでありますが、その場合にまさに土地の価格の問題、そしてま...全文を見る
○種田誠君 この財政的な裏づけを検討する場合には必ず税制との関係が絡むわけでありますので、今税制の方はいろいろ審議会において審議されている最中でありますから、この時点でより具体的な答弁というのは難しいかとも思われますので、ぜひとも今の認識に立って確かな財政的な支えをつくっていただ...全文を見る
○種田誠君 今局長の方から、一般の勤労者の方が居住できるような住宅の供給を可能にしていきたい、このようなお答えがあったわけでありますが、まさにその視点に立った場合、勤労者というのは率直に言いまして月々の給料が生活の糧であるわけでありますから、その給料で借りられる、取得できるという...全文を見る
○種田誠君 私は、今の局長の考え方をまさに実行していこうとするのが第三条の四の二項ではないだろうかなという気持ちを持っておるんですが、第三条の四で、住宅・都市整備公団、関係地方住宅供給公社、関係土地開発公社及び日本勤労者住宅協会という団体がここに責務として書かれてくるわけですね。...全文を見る
○種田誠君 今局長は考えていないと言いましたけれども、この条文の最後の方を読んでもらいますと、住宅供給の達成に資することとなるように、「住宅又は住宅地の供給に関する事業を実施するよう努めなければならない。」というふうに書いてあるわけですね。ということは、これらの団体がいわゆる事業...全文を見る
○種田誠君 それから、建設省の方もこの法律をつくるに当たってやっぱり気になったんだろうと思うんですが、第三条の七が入っておるわけですね。まさに監視区域については国土利用計画法があるわけですから、何もここに三条の七を殊さら入れなくても国土利用計画法を適用していけばいいわけです。三条...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられた中で、監視区域のより合理的な適用を今いろいろな政策の中で考えておるということで、ぜひともその辺のところを推し進めて、監視区域を設けた趣旨が今後も生かされるようにしていただきたいと思うわけであります。  国土庁、またお願いいたします。  この監視区...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられたように、国土利用計画法とここに書かれている三条は七の条件は全く同じなわけでありますが、問題は、この大都市法の場合、供給計画がつくられるわけですね。そして、場合によっては重点的に図るべき地域というのが特定されて、その地域における具体的な計画なども発表さ...全文を見る
○種田誠君 地価が急激に上昇しちゃってからではやはりまたいつものように後追いだと言われますので、上昇するおそれがありということの概念の中に、今日的には今局長が述べられたような、いわゆる住宅の地区計画の実行のような新たな手だてなどもぜひ考慮していただいて、早目に都道府県知事等に対し...全文を見る
○種田誠君 その点は、国土利用計画法の過日の改正があった中に字句の修正などがあったと思いますので、後ほど見ていただければと思うんです。今の点は後ほどで結構でございますので。  いずれにしろ、地価高騰がさらに起こってしまうようでは非常に困るわけでありますから、地価対策に関しては万...全文を見る
○種田誠君 時間がなくなってまいりましたので、簡単に伺っていきたいと思います。  第四条に宅地開発協議会というのがまた存在していくことになったわけでありますが、宅地開発協議会の過去の実績を見ますと、残念ながら過去に開催された回数も、三圏合同が一回、幹事会が首都圏で六回、近畿圏で...全文を見る
○種田誠君 今まさに局長が述べられたように、せっかく設ける広域的な協議会でありますから、ここが事務的に積極的に機能しないと、せっかく立派な計画を立てょうと思ってもそれが現実の地域性に合わないとか、それから実行するに当たっても地域の特性を踏まえることができないとかということになりが...全文を見る
○種田誠君 お願いします。
06月25日第118回国会 参議院 科学技術特別委員会 第6号
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○種田誠君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
10月09日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○種田誠君 私は、冒頭中東に対する支援について伺いたいと思います。  八月二十九日の閣議によりまして湾岸における平和回復活動に対する協力、さらには中東関係国に対する支援策というものが決められまして、同時に翌日には、いわゆる湾岸における平和回復活動協力資金として十億米ドルを支払う...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、現在米側に引き渡されている最中ということでしょうか。
○種田誠君 この四輪駆動車は、そうしますとどのような目的に使われるのか、現時点でわかりますか。
○種田誠君 今米軍に引き渡されたと、このように答えがあったと思うんです。  九月二十一日に開かれました参議院の商工委員会でありますが、この委員会で内田説明員は、支援の物資やお金に関してGCCの運営委員会を介して日本との合意の上でこういうものを使っていきたい、こういうふうに言って...全文を見る
○種田誠君 湾岸協力会議の中における協議の上で米側に引き渡されたと言いましたけれども、過日、駐サウジアラビア恩田大使と湾岸アラブ諸国協力理事会のビシャーラ事務局長との間において具体的な書簡を取り交わして、その上で資金や物資の拠出を図っていく、このように報道がなされ、また発表がなさ...全文を見る
○種田誠君 この問題に関してさらに質疑をしていきたいわけでありますが、全体の時間のバランスの関係でもうこれ以上質問を続けることができないわけでありますが、先ほど申し上げました九月二十一日の商工委員会における説明員の発言はもとより、内閣総理大臣におきましても、この支援については憲法...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、現実に医療活動は行っているんでしょうか。
○種田誠君 八月二十九日に発表になっている、百名を目途に緊急に派遣して対応していくということ、そういう必要性があった、またあると思いますので、その辺のところは今後慎重の上にも的確な対策を練っていただいて、さらに本来の目的にこたえるようにしていただきたいと思うわけであります。  ...全文を見る
○種田誠君 湾岸平和基金の点について一点だけお伺いしておきたいわけであります。  この湾岸平和基金ができたことによりまして、支援金、支援物資などの受け入体制が一応は整ったということになるかと思うわけでありますが、これまでの各委員会などにおける答弁、そして総理大臣の説明などの中か...全文を見る
○種田誠君 八月二十九日、実際は三十日に発表になった十億ドルの支払いに関しては、これは予備費から拠出をするということで、九月二十一日の閣議によりますと、九億米ドルがGCCの中の湾岸平和基金の方に払い込まれる、こういうふうなことを聞いたわけであります。と同時に、九月十四日に十億ドル...全文を見る
○種田誠君 この九月十四日の十億ドルに関しては、「裏打ち欠く大盤振る舞い」などというような見出しで、極めて財源的なものが心細いというような形の報道がされてきているわけであります。しかしながら、国内的にはもとより海外的にも日本はこの残りの十億ドルを直ちに払えるような経済大国である、...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、ちょっと確認しておきたいのですが、これ以上戦火が拡大しないで、この時点でイラクがクウェートから撤退をして、話し合い解決が可能になったということになれば、この後の十億ドルは支払わなくてもよろしい状況が生まれるというふうに理解してもよろしいんですね。
○種田誠君 そうしますと、逆にさらに十億ドルを拠出しなければならないかなという可能性が高い。ということであるならば、これに対する財源を早急に裏打ちしていかないと、世界に対して、何だ、約束はしたけれども結局日本は金はないんじゃないか、どうなんだ、こういうそしりを免れないと思うわけで...全文を見る
○種田誠君 いずれにしろ、今般の国際情勢の中において、また国内の諸事情も考えますと、日本の財政は決して豊かではない、日本の民間企業は豊かかもわかりませんが、むしろ国は極めて貧しいんだという、そういうこともよく外国の方にもわかっていただけるように施策を展開していただきたいと思うわけ...全文を見る
○種田誠君 六十二年以降でいいですよ。
○種田誠君 この自賠責保険には基本的な理念としてノーロス・ノープロフィットの原則というのが働いているわけであります。これがこの法律の基本的な原理だと言っても大げさではないと思うわけでありますが、このノーロス・ノープロフィットの原則というのは、一言で言えば利益を出してはいかぬ、また...全文を見る
○種田誠君 支給限度額が上がることはこれは結構なことだったと思うわけでありますが、では、これまでの間に保険料が下げられたということがありましたでしょうか。さらには、実際、先ほど附帯決議を読みましたけれども、無事故に対する報償制度の採用とか、それから業種別とか輸送の態様別による、ま...全文を見る
○種田誠君 では、その中で一つ二つだけ伺いますが、今いわゆる事故率は十二分に反映されておる、こういうふうに述べられたと思うんです。それで、車種別にその辺のところを損害率などで計算してみますと、最も多いのが牽引自動車で、多分これは四〇〇〇以上になるんじゃないかなと思うんです。そして...全文を見る
○種田誠君 今、一つ例を挙げました二百五十一CC以上の自動二輪は六万二千四百五十円、二十四カ月ですけれども、これに対して普通乗用車はそれよりも多分安くなっている、四万円台だと思うんですね。この差はどうして出てきたんですか。
○種田誠君 事故率の差であるというならば、私は自動二輪の現在の保険料はむしろ一万円台ぐらいになるんじゃないかなと思うんですよ。その辺のところをもう少し精査していただきたいと思います。  さらに、自動二輪の事故率が高いと言いましたけれども、自動二輪みずからが事故を起こすのではなく...全文を見る
○種田誠君 それでは、その辺のところについてはこれからもより公平な保険料などの算定ができるようにお願いを申し上げたいと思います。  ところで、この自賠責関係などの資料の中を拝見しておりましたら、いわゆるリトンベースという年度別の収支の表があるわけであります。例えば六十二年度を見...全文を見る
○種田誠君 今申し上げたように、一兆四千六百八十一億、かなりのお金だと思いますが、これは現実にはどのように使われておりますか。
○種田誠君 今のお話もよくわかるわけなんです。しかしながら、現実に大蔵省の金庫の中に一兆四千億円強のお金が入っているわけですね。そして、今までの経年度の支払い金を見ていきますと、大体半分の七千億ぐらいのものが保険金の支払いに回っているわけです。大体そうですね。六十三年、平成一年、...全文を見る
○種田誠君 では、正確に言いますと六十二年度では幾ら滞留されたお金がありましたか。
○種田誠君 そうすると、滞留しているお金が一兆四千六百億台になるんですか。それでよろしいわけですね。
○種田誠君 では、この滞留しているお金が一兆数千億あるとするならば、実際これはどういうふうに使われていますか。本当は半分でしょう、それは。
○種田誠君 私が今聞いているのは、その滞留資金、これに関しても具体的な運用というのはないんですか。
○種田誠君 そうしますと、その預託をしたということによって預託先ではそのお金はどうなっていますか。
○種田誠君 六十二年度で幾ら預託利子が入っていますか。
○種田誠君 かつて昭和五十八年ごろ、日本の財政は大変厳しかった。その当時、財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置法に基づいて自賠責保険から二千五百億円強のお金が一般会計に貸し付けられたことがありますか。
○種田誠君 そのお金はもとより戻っておりますね。
○種田誠君 そのお金には利息をつけてもらいましたか。
○種田誠君 同じような形で厚生年金の方からも一般会計に繰り入れがあったんですね。それは利息がついているでしょう。なぜこちらは利息をつけなかったんですか。
○種田誠君 保険料ですから、慎重にその辺のところをこれからは運用していただきたいと思います。  そして問題は、先ほどこの滞留資金を預託する、そうすると利子が出る、八百五十億の利子が出た。この利子は運用しておりますね。
○種田誠君 自動車事故対策センターとか救急医療体制の整備充実、その他もろもろの施策を補助していくこと、私もこれは交通事故の減少につながる重要なことだと思うんです。それはそれで結構なんですが、これは自賠責からではないと思いますが、同じようにこの運用益が実際は警察のパトカーを買うとか...全文を見る
○種田誠君 ポリシー・イヤー・ベースの年度別収支を見ましても、六十年以降どうも予定利潤が予測されて、そして収支が決済をなされているような感も受けるわけであります。そうしますと、最も大切なノーロス・ノープロフィットの原則というものも破綻してしまう、そういうおそれもあるやにも感ずるわ...全文を見る
○種田誠君 ぜひ、法の整備も含めてこれからの検討をお願いしたいと思うわけでありますが、いずれにしろ、最近保険料率に関しての不平等などが訴えられてもおります。公平な保険料の基準などをもう一度見直しをしていただきたいと思うわけであります。  大蔵大臣、最近自動二輪に乗る方が大変ふえ...全文を見る
10月31日第119回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○種田誠君 私は、中小企業の労働力、人手不足の件につきまして、労働省の関係者の方々に質疑をしたいと思います。  昭和六十二年五月当時に、いろいろな調査結果、完全失業率が三%を超えておる、将来日本も西欧のような高失業率を迎えるのではないだろうか、そういうことが大分心配されておった...全文を見る
○種田誠君 ただいま大臣の方から、今回日立の方で行われましたいわゆる合同求人選考会、こういうことも全国的な視点で行っていきたいというような考えが述べられたわけでありますが、この求人選考会、地元ではかなりの評価が与えられております。それは実は四百名の方々が職を求めてきたわけでありま...全文を見る
○種田誠君 ぜひ今述べられたような視点に立って進めていただきたいと思うわけであります。  それにしても、やはり今のハローワークにしても、では、どれだけ地域の方々に浸透しているかというと、私が知る限りにおいてはまだまだその辺、せっかくいいシステムをつくっても、活用されなければこれ...全文を見る
○種田誠君 いずれにしても、先の対策ではなくて現実の対策である。時の流れは今極めて速く動いているわけでありますから、後手に回ったのでは何のための行政だか意味がなくなってしまうわけでありますので、早急に今述べられた施策を実行できるような体制をつくっていただきたいと思います。  そ...全文を見る
○種田誠君 今述べられたような人材確保助成金の制度でありますが、これが今地域においてそれなりの評価を与えられつつあるというのは、どういうところから受けがいいんでしょうか。
○種田誠君 そうしますと、これからの新しい予算をつくるに当たっても、つくられて施行されている施策のうち、本当に地域の企業者の方々に十分に評価され求められている、そういうことに関して積極的な厚みを加えていくことによってまさに要望にこたえられるということになろうかと思うわけであります...全文を見る
○種田誠君 局長の慎重な答弁もわかるんですけれども、大臣、実際大臣のところへも、少なくとも県内のかなりの事業所の方が、外国人労働者の受け入れに関して一日も早く、万全な体制をつくりながらも、実施してくれないかと、そういうふうな要請が山ほどあると思うんですね。私のところへも実際来てお...全文を見る
○種田誠君 大臣の答弁の中でも、外国人労働者の受け入れ問題に関する見解の変化というものが余り見られないわけでありますが、先ほど来局長が答弁しておりますように、ことしの六月に労働省の中に外国人労働者が労働面等に及ぼす影響等に関する研究会、これを設置して、できれば暮れぐらいまでに一つ...全文を見る
○種田誠君 改正入管法が適用になって半年近くなってくるし、外国人労働問題に関するいろいろな研究がなされてもう久しいわけであります。企業の活動は日々動いているわけでありまして、やはりそれらの状況を踏まえた上で一日も早く一つの結論を出していただいて、多くの要請にこたえられるようにして...全文を見る
○種田誠君 労働省としてはそれなりの援助手段をとっておるのだろうと思うわけでありますが、実は私が訪れましたこの二つのトレーニングセンターは、教材は何と三十年前西ドイツから援助でいただいたエンジン、また諸外国から援助でいただいたその他の電気器具などの機械、すべて二十年から三十年前の...全文を見る
○種田誠君 そういう意味で、現地の途上国においても労働技術を高めようという機運が今ある。そして実際それが多分他の諸国においても実施されているのだろうと思うわけであります。  そうしますと、そういうところで技術を身につけた方が、実践として技術を働かせてみる、そういうふうな状況を、...全文を見る
○種田誠君 いずれにしろ、人材を確保していくということがこれからの最大の課題にもなっていくだろうと思うわけであります。一層の努力をお願いしたいと思うわけでありますが、来年度予算などに関しても、いわゆる外国人労働者の技術向上のための国内的な、また対外的な視点での強力な実施方をお願い...全文を見る
○種田誠君 ちょっと場所が遠いものですからよく聞こえないので、もうちょっとはっきりお願いしたいと思います。  今の答弁を伺っておりましてもなかなかわかりにくい。私はあらかじめいろいろ調べましたから、言われていることを参考にしながら数字を見ていけばわかるわけでありますが、多分、今...全文を見る
○種田誠君 もう一度説明を願いたいんですが、そうすると六十二年度の損益計算書を見た場合、当期損失金として二十七億と、こう載っておりますね。欠損金の方、貸借対照表を見ても、百四十六億の欠損ということになっておりますね。民間会社の損益計算書、貸借対照表との単純比較をした場合、この数字...全文を見る
○種田誠君 先ほど私も冒頭述べましたように、また局長が今述べられたように、この決算の仕方に関しては処理基準があって、その処理基準にのっとっておるということはわかるわけでありますが、いわゆる本来損益計算書にしても貸借対照表のいわゆる作成などが法的に義務づけられているというのは、これ...全文を見る
○種田誠君 同じような質問になるんですが、雇用促進事業団のやはり決算のあり方について伺いたいと思うわけであります。  雇用促進事業団の損益計算書並びに貸借対照表、これを拝見させていただいているわけでありますが、これを見てもやはり同じように、損益計算書には当期損失金として大きな金...全文を見る
○種田誠君 今局長述べられたように、まさに雇用促進事業団の設立趣旨からいっても決して大きな利益を出すことが目的であるとは私も思わないわけであります。問題は、制度趣旨がいかに厚みを持って実行されるかということが大切なわけでありますが、ただ、今局長が述べられたように、この損益計算書や...全文を見る
○種田誠君 厚生大臣、今実は年金福祉事業団とか雇用促進事業団の決算のいわゆる計算書の作成のあり方、この計算書から見て、素直に事業の経営内容がわからない、そういうふうな仕組みになっておるわけなんです。  しかし、これは特殊法人に関する一定の処理基準に基づいてもちろん合法的にはなさ...全文を見る
○種田誠君 終わります。
11月21日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○種田誠君 私は、運輸大臣並びに運輸省の関係者の方に、まず伺いたいと思います。  過日の当委員会におきまして、労働省に対しまして中小企業における人手不足対策並びに外国人労働問題などについて伺ってまいったわけでありますが、本日は、とりわけ人手不足の激しい、三K職場の典型とも言われ...全文を見る
○種田誠君 今述べられたような深刻な現状の中で、どういう問題が今日的に起こっておりますでしょうか。
○種田誠君 今お答えありましたように、業界ばかりでなくて産業界全体に対する影響力も今顕著であるし、とりわけそこに働く労働者の労働環境はますます悪い方向に今追い込まれつつある、こういうふうに指摘をされているところでもあります。そういう意味で、単なる人手不足ということに対してどう対応...全文を見る
○種田誠君 今述べられた一つの原因でありますが、さらに、私も調べていく中で驚いたんですが、先ほど全国平均の労働時間を申されておったようですが、何と四社に一社は年間三千時間を超えている、こういう状況もある。そして週休二日に関しても、完全に実施しているところがトラック運送事業関係では...全文を見る
○種田誠君 この経営戦略化構造改善事業、もう少し具体的に、どういうことをやってきたのか述べてほしいと思います。
○種田誠君 そういう視点で六十二年度から今日まで改善事業を行ってきた。その成果、効果、それはどういう形であらわれておりますでしょうか。
○種田誠君 その流れの一環としてもまた位置づけられるんだろうと思うんですが、とりわけ労働力確保のための総合的な対策として、先ほど申し上げましたプロジェクトF緊急対策というものもなされていると思うんです。  その後の進捗状況というか成果はどうでしょうか。
○種田誠君 先ほど答弁がありましたように、トラック運輸関係の労働力不足の特徴的なものとしては、労働時間とか低賃金とかそういうところに特徴がある、こういうふうに述べられておりました。  そこで、いわゆる物流二法と言われる法律がことしの十二月一日から施行されますし、来年の四月一日か...全文を見る
○種田誠君 聞くところによりますと、トラック関係の業界などにおきましては、賃金体系などもまさに百社あれば百の賃金体系がある、それに等しいような状態なんだと、こういうようなことも聞いているわけでありますが、先ほど来の答弁の中にも、いわゆる時間当たりの賃金を見ますと全産業の賃金からは...全文を見る
○種田誠君 実際、長時間労働とか低賃金の賃金体系の改めとか、雇用の今後の体制づくりに関して運輸省が指導監督するとすれば、どういうところに対する指導監督をこれまではしてきたんですか。
○種田誠君 十二月一日から実施になります物流二法案に関しても、事業の適正化などをこれから指導監督していく実施機関などについても極めて重要な位置づけを与えられるんだろうと思うんです。ところが、そのようなものに関して当面全日本トラック協会がその任に当たっていくというようなことも聞いて...全文を見る
○種田誠君 これまで、今述べられたような視点で指導をしてきたことはよくわかるんですが、問題は、先ほど冒頭で局長の方からも述べられたように、トラック業界関係の労働者の労働環境の実態というのは余りにも過酷な状態に置かれている。そういう中での緊急を要するプロジェクトF緊急対策がなされた...全文を見る
○種田誠君 ちょっと視点を変えまして、トラック業界関係における現在の流通システムというもの、先ほど来喜岡委員の方からもJRなどの交通輸送機関も踏まえてこれから考えなければならないのではないだろうかというような御指摘もあったんですけれども、そういう流通の全体的なシステムに問題がある...全文を見る
○種田誠君 六十二年度のトンキロベースでの国内貨物輸送のシェアが五〇・二%だった。そして、今後もトラック輸送関係の物流ニーズは小口化しつつ多頻度化しつつ伸びていって、平成十二年度には現在よりも五五%ぐらい伸びるのではないだろうか、こういうふうなことが第四次全国総合開発計画作成時に...全文を見る
○種田誠君 この点に関して、今大臣も局長の意見なども聞いておったと思うんですが、トラック業界における人手不足の現状を、労働条件の改善、そして業界のこれからの改善等々考えてまいりますと、全国的な交通体系のあり方、物流のあり方、そういうところに行かざるを得ないわけですね。その辺に関す...全文を見る
○種田誠君 次に、郵政省の方に伺いたいと思います。  過日、新聞を見ておりましたらば、長期信用銀行などが発行しましたワイド、利子一括払い型利付金融債というんですか、このことに関して大分大きな国民の人気というか喜びがあった、そういうような報道がなされておりました。  ところが、...全文を見る
○種田誠君 私、六十二年度の一般勘定貸借対照表などをちょっと見せてもらっておりましたらば、郵便貯金関係というのはその大半が定額郵便貯金に依拠しておって、金額的に百七兆ぐらいになるわけですか、ほぼ九割以上のものじゃないかと思うんですが、十割近いんじゃないかと思いますけれども、こうい...全文を見る
○種田誠君 今の答弁の趣旨はよくわかるんですが、いずれにしろ定額貯金の今までの形態からいえば、預入期間は十年、極めて長い間で、かなりの部分がまだ硬直している状態にもあるのじゃないかと思うんですね。  そういう意味で私は、やはりこれからの定額貯金のあり方に関しても、先ほど来申し上...全文を見る
○種田誠君 六十二年度の一般勘定損益計算書を見ますと、この年は一千八百五十三億円の赤字を出している。前年度までは多分黒字だったと思うわけでありますが、なぜこの年だけに突出して赤字が出ておるのか。私はこの計算書を見ただけでは全く理解できないんですが、これはどういうことなんでしょうか...全文を見る
○種田誠君 今おっしゃったように、六十三年度の時点に立って見ればそのことがわかるのかもわかりませんが、決算というのはその年その年に今言われたようなことが決算書上わからないと、この決算をする上で、私どもは六十三年度の決算を今審査するのじゃなくて六十二年度のを審査しているわけですから...全文を見る
○種田誠君 そうであれば、そのこと自体が、数字は正確でなくても結構なんですが、黒字であったことが間違いないのに、これをぽっと見せられたとき、損益計算書を見ますと一千八百五十三億円の赤字、こうなっておるわけですね。こういう記載の仕方を我々国会議員に提出しておいて、こうやって質問しな...全文を見る
○種田誠君 終わります。
11月28日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○種田誠君 私は、地価対策についてまず伺ってまいりたいと思います。  過日の十月二十九日に、土地政策審議会の方から答申がなされました。答申によりますと、地価対策は急務であるということで、しかもその最大の目的は異常な地価を勤労者が住宅を確保し得るような適正な水準にまで引き下げると...全文を見る
○種田誠君 問題は、そういうことの中で地価に関して、地価を下げられるとか下げるとか、こういうふうな一つの言葉があるわけでありますが、今日の施策の中で、目安として果たして地価はどの程度の価格であれば私たちの日常生活の仕組みの中で妥当なのだろうか、その辺が一番国民にとっても重要な関心...全文を見る
○種田誠君 長官の方からかなり大胆な御提言をいただいたわけでありますが、問題は、それを本当に政策の中で下げていくということになりますと、先ほど冒頭述べましたように、企業や国民にとってもある場面では大きな痛手をこうむるようなこともあるかもわかりませんけれども、それを乗り越えてやって...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられた中で、監視区域なり規制区域、これは土地の価格を抑制する、下げるというよりは抑制するという機能が大きいんじゃないかなと思うんですね。それから金融、土地関連金融ですね、これも割と即応できる一つの緊急対策というふうな形での、引き下げまではいかないにしても、...全文を見る
○種田誠君 実際今回は、監視区域制度の指定にしても、国土庁の方のいろいろな指導の結果、先ほど局長が述べられておったように、全国的にかなりのスピードをもって監視区域の指定が詳細になされていったわけでありますが、問題は、この制度に関しても当初やはり自治体がなかなか真っ正面からこの問題...全文を見る
○種田誠君 今局長の方から最後に述べられました、まさに地域の住民の方々の意を十二分に酌みながら理解をもらう、そういうことが背景にないと、いわゆる詳細計画、地区計画の実効性が上がらないということが一つ大きな課題だろうと思うんですね。  過日、都市局長の方も、日経新聞の十一月二十六...全文を見る
○種田誠君 まさに土地の利用に関する原点というか、ベースは、今局長が述べられたところにあろうかと思うんです。したがいまして、問題はその辺のところに、住民の皆さん方が自分たちの考えでもって町をつくっていくんだということ、そしてそれが自分たちの環境をよりよく保全をしていくんだという、...全文を見る
○種田誠君 次に、常磐新線の件についてお伺いをしたいと思います。  多くの皆さんの御努力によって、今月、第三セクター方式でもって常磐新線がもう一歩前に進んでいくという方向が打ち出されてきたわけでありますが、そういう中で、とうとうJR東日本の積極的参加はいただけませんで、完成後の...全文を見る
○種田誠君 結局、当面自治体中心に、自治体の負担でこれを遂行していくということになったわけでありますが、ややもすると、この半年間の動きなどを見ていますと、常磐新線に対してもう既に、何か赤字路線でもつくるような冷ややかな全体的な態度があったようにも感じられたのが非常に残念なんです。...全文を見る
○種田誠君 運輸省の方には、ぜひとも協力方お願いをしたいと思います。  ところで、この常磐新線が成功するかしないかというのは二つにかかっていると言われております。一つは、今実施されております集約換地の手法をとっている土地区画整理事業、これが成功するかどうかです。いわゆる四・四方...全文を見る
○種田誠君 この監視区域の点について、この秋に建設委員会で大阪や奈良の方に視察に行ったとき、実は大阪府の方の御説明をいただきました。大阪府の方において六十二年から平成二年までに要している費用も大変な事業費であります。人数も三倍ぐらいにふやしてやっているわけですね。国土庁の御指導も...全文を見る
○種田誠君 この地価対策と同時に、常磐新線で今非常に大変な状況に陥っているのが先ほど述べましたいわゆる四・四方式という区画整理方式なんです。東京の方により近い谷和原地域とか茎崎地域では約八割の先買いが行われたというふうにも聞いていますが、問題は、つくば周辺に行きましたら、この半年...全文を見る
○種田誠君 ちょっと農水省の方に伺いたいと思うんですが、茎崎町に日本農業研究所というのがあろうかと思うんですね。この日本農業研究所は、今回のいわゆる常磐新線沿線の開発対象地域には入っておるんでしょうか、それとも入っていないんでしょうか。
○種田誠君 現在はどのように利用され、今後のこの農業研究所の位置づけというか、その辺のところはどんなものでしょうか。
○種田誠君 日本農業研究所さんは茎崎町の方に約二十六万平米ぐらいの敷地を持っておるわけでありますが、実はそのほかに、つくばのこの地域に日本自動車研究所というのがございまして、これは何と二百七十三万平方キロメートルの敷地を持っております。そして今、日本農業研究所さんの方の将来のこと...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。常磐新線に関しては、省庁を合わせて国策事業というような視点に位置づけて、ぜひ協力方御推進をお願いしたいと思います。  最後の質問に入っていきますが、過日、総務庁の方から湖沼の環境保全に関しての調査結果に基づく勧告がなされたわけであります...全文を見る
○種田誠君 そこでちょっと、より具体的に伺いたいんですが、この総務庁の指摘によりますと、実は霞ケ浦周辺の下水道関係の進捗率が極めて悪くて二八・一%で、目標達成はほぼ困難であると、このように残念ながら指摘を受けておるわけでありますが、これはどういうところに原因があって、今後どうした...全文を見る
○種田誠君 下水道をつくっていくということは、生活雑排水を湖沼に入れないということになるわけでありますが、いわゆる下水道の方の施設は、時間がちょっとかかるような場合もあります。  そういう中で、今とみに普及が大幅にふえているのが、いわゆる合併浄化槽というのがふえておるわけであり...全文を見る
○種田誠君 実は、単独処理浄化槽も合併浄化槽も、個人の負担は四十万なら四十万という同じ負担なんですね。同じ負担でありながらなぜ合併浄化槽の普及がおくれているのか、その点はどうでしょうか。
○種田誠君 そうしますと、単独浄化槽よりは合併浄化槽の方が目的を達成することは間違いないわけでありますので、早急なPR並びにその普及方をぜひ図っていただきたいと思うわけであります。  また、同じようにコミュニティープラント、この点についてはまだまだ湖沼周辺における普及が少ない状...全文を見る
○種田誠君 終わります。
12月11日第120回国会 参議院 本会議 第2号
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○種田誠君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました昭和六十三年度決算及び当面する我が国の諸問題につきまして、海部総理と関係各大臣に質問いたします。  さて、このたび、イラクにおいて人質として拘束されていた在留邦人全員が解放されました。長期間における抑留生...全文を見る
12月18日第120回国会 参議院 建設委員会 第1号
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○種田誠君 私の方は、かわりまして住宅問題について伺いたいと思います。  ここ数年、土地の高騰などによって、大都市を中心にまさに持つ者と持たざる者との資産格差が個人の努力を超えるまでになってしまいまして、率直に言いまして、住宅問題に関しては大都市においては当たり前に働くサラリー...全文を見る
○種田誠君 ちょっと一、二点だけまず疑問点などを伺いたいと思うんです。  第五期の五カ年計画の計画と実績見込みというのを拝見しましたらば、借家系でありますが、第五期五カ年では二百四十六万戸を予定しておった。ところが、実績見込みとして四十一万四千七百戸という数字が出ておるんですが...全文を見る
○種田誠君 借家が建設をされてきた、いわゆる賃貸ですね、このことは今日の住宅の一つの置かれている位置、そういうものをあらわしているとは思いませんか。
○種田誠君 そうしますと、先ほど来もちょっとお話がありましたが、公的住宅は約三百八十万戸予定しておる、こういうお話でしたね。その中で、今のような局長の分析を前提にして、六期五カ年で予定されている公的直接供給住宅は全部で何戸になっておりますか。
○種田誠君 先ほど来お話の出ていますように、大都市地域においていかに居住水準の中において国民のニーズにこたえるような形での、しかも借家住宅を国が責任を持って提供していくかということになりますと、果たしてこの数字で十分でしょうか。
○種田誠君 民間とただいまの公的直接供給の賃貸の割合が大体一七%ぐらいになっておるようなんですね。第五期の結果からいいまして、先ほど民間の居住水準の悪い住宅が大幅にふえてしまってきていた現状があったわけですけれども、その辺のところの兼ね合いにおいて、果たして向こう五年間、いわゆる...全文を見る
○種田誠君 その点は、そのような視点に立って、なお一層の具体的なニーズにこたえるような施策を展開していただきたいと思うわけであります。  次に、昨年一年全国至るところで、住宅に関してのマスタープランをつくるとか住宅に関する計画をつくるとか、こういうふうな提案がなされてまいりまし...全文を見る
○種田誠君 今いみじくも局長から提案があったわけでありますが、まさにこれからの住宅はより人間的な意味での豊かさやゆとりを実感できる、また地域の町づくりの中で住宅環境かつくられ住宅が建設されていく、こういうふうなことでないと本当の国民の住宅のニーズにはこたえられない。そういう中で、...全文を見る
○種田誠君 ぜひ努力はしていただきたいと思うんですが、そろそろ日本の住宅の法体系の整備をこの時点で準備していかなきゃならない。そうでないと、これからやはり国際的な視点で日本の住宅を見られた場合に、後になってから追いつかないという事態が発生するのではないだろうかなと私は危惧もするわ...全文を見る
○種田誠君 今局長が申されたように、住宅対策費は、六十三年度ですけれども、日本は一・三%で、フランスが四・九、イギリスが三・〇、アメリカが一・五となっている。これとの関係においても大幅に住宅対策費が少ないということに関しては正確な認識を持っておいていただきたいと思うし、それから諸...全文を見る
○種田誠君 局長の述べたように、まさにこれは住宅問題にこたえる一つの形として、建てかえの場合、また借り上げ住宅の場合における家賃補助を強化される制度だと思うんです。  ただ問題は、今の言葉にもありましたように、地域自治体はそのような問題があちこちと起こってきたから国の方としても...全文を見る
○種田誠君 そういう中で、最後にもう一点だけ伺っておきたいんですが、私はある文献をちょっと読ませていただいておりましたらば、最低居住水準以下の世帯が今全国で九・五%、約三百六十万世帯ぐらいあるという。その中でちょっと私も驚いたのは、公営、公社、公団が提供している借家住宅約七十七万...全文を見る
○種田誠君 これは公の機関でどうにでもなることなんですから、最低居住水準未満の住宅を一日も早く解消したいというのが第五期の五カ年計画の課題だったと思うんです。それが積み残しになっているわけですから、第六期に持ってくること自体がおかしいと思うんですね。ですから、これは七十七万戸に関...全文を見る