種田誠

たねだまこと



当選回数回

種田誠の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第120回国会 参議院 建設委員会 第3号
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○種田誠君 ただいま議題となりました法律は昭和四十一年に制定されております。その後今次まで五カ年計画を継続してきたわけでありますが、結果として昨年度も一九七五年以来最悪の交通事故死者一万一千二百二十七人を数えております。法律が制定されて間もなくの昭和四十五年をピークといたしまして...全文を見る
○種田誠君 昨年度、警察庁さらに建設省において西ドイツの方へ出張いたしまして、西ドイツにおける交通事故対策などの調査をしてきたやに伺っております。  まず、なぜ西ドイツの交通事情の調査に行かれたのか、そしてそこで得てきた成果はどういうものであったのか、さらに西ドイツのいわゆる交...全文を見る
○種田誠君 今両省庁の方から御答弁があった中で、事故の総合的な分析、データの蓄積、データベース化を図っている、こういうような答弁があったわけですが、実は私過去の議事録を拝見しておりましたらば、昭和四十一年に我が党の先輩議員の村田秀三さんがこの法律をつくるときに、日本の警察はしっか...全文を見る
○種田誠君 今約五百項目余りに関して昨年の夏以降調査分析などを始めたというのですが、警察は今日までたくさんの交通事故のデータを持っていると思うんです。先ほどの答えにありましたように、それが日本の場合はいわゆる犯罪捜査の上でだけ使われてきたんだ、こういうことでありますが、これを今後...全文を見る
○種田誠君 今述べているモデル的な意味での分析ですけれども、これを手がけている省庁は、警察庁だけではなくて、厚生省、運輸省、建設省、総務庁、消防庁、たくさんの省庁がかかわっております。問題は、これから日本で継続して総合的な分析をやっていくということになれば、これは警察庁だけででき...全文を見る
○種田誠君 同じく西ドイツでの調査において、先ほど述べられた幾つかのさらに学ぶべき点があるということですが、私が建設省の藤川課長さんの報告書を拝見しておりますと、西ドイツにおいては、救急医療体制にしても交通安全教育にしても、かなり日本の現実の制度を凌駕している状態で交通安全の体制...全文を見る
○種田誠君 先ほどの警察庁の局長の答えにもあったんですが、まさに救急活動になりますと、これは消防庁だとか厚生省だとか、他の省庁の所轄になってしまうわけですね。西ドイツで交通安全対策がスムーズにいっているのは、やはり交通省という一つの省があって総合的に対策を打てるという状態になって...全文を見る
○種田誠君 先ほどのまた西ドイツの点を申し上げて恐縮なんですが、西ドイツには民間交通安全評議会(DVR)というのがあって、そこでさまざまな運転者の訓練プログラムなどを実施している、こういうふうなことも報告をされております。それとの関係で、実は今度茨城県に常陸那珂地区に自動車安全運...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、この中央研修所において、今まで我が国では経験できなかったようなドライバーとしての新しい試み、体験、そういうことが研修を受けられるし、これはそうしますとかなり希望者には応じるという形でやるんでしょうか、それとも例えば運転免許の更新とか何かそういうかかわりの...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも、中央研修所での今後の新しい、いわゆる交通安全のための具体的な施策が有効に展開されることを御祈念しております。  そして問題は、交通事故の防止を進めるに当たって、果たして現在の警察の方や関係省庁の方の人的な要員とか、それから予算というものが果たして十分に今補...全文を見る
○種田誠君 最後の質問になりますが、大臣、今両局長のお話を伺っても、関係する省庁が一体となって施策を総合的に展開しないと交通安全の目的が達成されないということであります。ぜひこの五カ年計画も警察庁と建設省だけじゃなくて、この次には全省庁が一体となってつくれるような、そういうふうな...全文を見る
03月26日第120回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○種田誠君 ただいまの法案に対する第五次の都市公園等整備五カ年計画について伺いたいと思います。  過去の公園の歴史をちょっと振り返ってみますと、日本では一八七三年(明治六年)の太政官布告、これによって最初に浅草とか上野、この周辺の遊観の地と言われているところが公園として名づけら...全文を見る
○種田誠君 実は、先ほど申し上げたヨーロッパにおける公園の歴史にしても、百五十年の間のある時期にとにかく一生懸命施策を展開してつくり上げているという、こういう過去の事実があるわけです。公園というものは、特にそこが生産の手段でもないわけですから、あってもなくてもいいように思われる。...全文を見る
○種田誠君 今児童公園の整備はかなり力を入れてきたということで、私も数字などを見せていただくとその実績が把握できるわけですけれども、それにしても、先ほど申し上げたように西ドイツは二十年の間に八万カ所の児童公園をつくっているわけですね。日本はこの二十年の間に約四万五千カ所です。その...全文を見る
○種田誠君 恐しいのは、一九九六年から二〇〇〇年の間に今度三平米を達成しないと国際公約を果たせないわけですね、もちろん国際公約を果たすよりも、まさに我々国民が快適な公園というものを私たちが使用できないわけです。ですから、そういう意味ではこれは建設省は大変なことに今取り組もうとして...全文を見る
○種田誠君 諸般の事情は十分理解できますが、先ほど申し上げたように大変な数字の達成に取り組もうとしているわけですから、まあ五兆円と言わず今後ともいかに予算をふやすかということにぜひとも専念してもらいたいと思いますし、大塚建設大臣も、来年度予算編成時期まで大臣をやっておられるとする...全文を見る
○種田誠君 地区公園、これは私どものところにある資料では平成元年三月現在で九百八十二カ所、うち八十カ所はカントリーパークでありますが、この地区公園、率直に言いましてこの五カ年計画ではあと何カ所ぐらいふやすのか、そういうことについて局長の方で述べることができますでしょうか。
○種田誠君 先ほど局長の方で大体一区画というか、公園が対象になる人数としては、そうすると四万人ぐらいが一つの地区公園を使用する対象になるということですね。単純計算で日本の都市計画区域の中に人が何人いるか。一応一億二千万のうちの一千万弱ぐらいが多分都市計画の対象になると思うんです。...全文を見る
○種田誠君 その点についてはぜひ努力をしていっていただきたいと思うわけであります。もちろん、公園についてその他たくさんの公園が今建設省では施策を展開されているので、地区公園に限らず多くの力を入れてもらいたいと思うんです。  そこで一点、私五年前の会議録をちょっと拝見しておりまし...全文を見る
○種田誠君 今の問題は、一つの計画を実行していく上では極めて重要な問題だと思うからこそ、多分答申で五年前にも今回も措置を促しているんだと思うんです。  大臣、先ほど来私は西ドイツの児童公園のゴールデンプランの話を申し上げました。これは二十年間の間にトータルの予算もおおよそ決めて...全文を見る
○種田誠君 ぜひよろしくお願いをしたいところであります。  そして、実はこの公園の事業を大きく進める上でも国民の理解を得なきゃならない、とりわけ自然とか緑、そういうものとのかかわりにおける人間の生活の必要性、関連性、必然性、そういうものをやはり広く広めていくこともこれは重要だと...全文を見る
○種田誠君 今大臣の言葉の中にもあったんですが、公園というのはその時代の文化の象徴とも言えるわけですね。その文化がやはり長い歴史、水戸の公園の場合には百五十年の歴史の風雪に耐えて今日私たちにすばらしい景観というのを与えてくれているわけです。そういう視点で公園行政に取り組んでいただ...全文を見る
○種田誠君 この緑化フェア、今の局長の答えにありましたような形でぜひ進めていただきたいと思うんですが、その緑化フェアに委員の先生方にもたくさんぜひ来ていただきたい。来ていただくのはいいんですが、もしそのある時期にちょっとした雨が降りますと、このメーン会場の中心部分が実はすぐに水が...全文を見る
○種田誠君 偕楽園という一つの大きな公園があって、千波湖を取り囲む何と三百ヘクタールの大公園です。アメリカのセントラルパークが三百四十ヘクタールですから、それに匹敵する公園がつくられる。その中での緑化フェアである。今局長が述べられたこの道路問題さえ解決すれば多分万全にいくと思いま...全文を見る
04月02日第120回国会 参議院 建設委員会 第5号
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○種田誠君 ただいま西野委員の方から、第七次五カ年計画における大きな特徴点である中小市町村に対する普及率のアップ等々について、質問があったわけでありますが、私も第七次五カ年計画における急務であります関連する施策について質問をさせていただきたいと思います。  昨年の六月十二日の当...全文を見る
○種田誠君 今も幾つかの具体的な新たな施策なども述べられておったわけでありますが、その中で、今述べられた圧送式というか圧力式というか、この下水システムがかなりモデル的にもう実行されておるというようなことも伺っておるわけでありますが、特に地方都市に行けば行くほど起伏の多いところ、ま...全文を見る
○種田誠君 オランダなどでもこの圧力式というのは積極的に取り入れられてもう実施されているということでありますから、より積極的にこの方式などは取り入れていくことが今日的な課題にこたえることになるかと思いますので、さらなる研究と一日も早い実施をお願いしておきたいと思います。  さら...全文を見る
○種田誠君 地域の特性を十二分に考慮しながら下水道行政を進めなきゃならないということになりますと、技術者の技術ということもますます大きく求められるものがあると思いますから、ぜひ今のような視点に立ちましてより一層の力を入れていただきたい、このようにお願いを申し上げるところであります...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられた一つの特徴でありますが、このことについては、先ほど申し上げました昨年七月の都計審におきましても、これからの下水道は、まさに下水道が持っている特別な資源というかエネルギーというか、そういうものを十二分に活用すべきだろう、こういうふうなことも強く要請され...全文を見る
○種田誠君 高度処理によって生まれる新たな水、まさにこの水を有効利用していくことによって河川や湖沼の浄化、さらには私たちの親水意識の高揚、そういうものが新たに生まれてくるわけです。  今述べられたような形で進められることは結構なんでありますが、むしろこのことに関しては建設省より...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられているように、普及もしなきゃならない、さらには高度処理をしてその排水を多目的に利用しなきゃならない。戦後急激に社会資本の充実を求められる、こういう時代でありますからこれは大変な課題だと思うんですが、ぜひその辺のところを、下水道のいわゆる確立ということの...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、先ほど都市局長の方からあったように、なかなかこの高度処理を行っていくことは大変だと思うけれども、今部長が答弁になったように、そういう中でも基本的な計画策定の方向を進めていきたい、こういうふうな考えがあるということですね。
○種田誠君 次に、いわゆる資源化、エネルギー再利用、そういう点について伺っていきたいと思うんです。  下水道が普及される。当然大量の汚泥が発生する。この汚泥の処理について、今全国の自治体はもとより広域的な下水処理場においてもその取り扱いが大変な状況になっているということが、マス...全文を見る
○種田誠君 これから今後の汚泥の発生量と対策の見通しはどうなっておりますか。
○種田誠君 六三%ぐらいが埋め立てに使われて二割強が今もおっしゃっておったように再利用されておるということでありますが、これがまさに今後も大幅にふえていくだろう、そういう中で再利用が二割ぐらいだという話で、コンポストとか多分建築材とかその他に利用されているんだと思います。  こ...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも積極的に取り組んでいただきたいのですが、それが余りにもばらばらな取り組みであってはいかぬと思うのです。やはりこれから量がたくさん出てくる、しかもこれは技術的にもいろいろな難しい問題も伴うとなりますと、ある程度これは計画的に、しかも先ほどちょっと局長から述べられ...全文を見る
○種田誠君 エースプランが一定の役割を果たしておるということは昨年の六月のこの委員会でも伺ってきたわけであります。第七次五カ年計画の中にも大きく位置づけられたことは評価すべきことだと思うんですけれども、もう一つ、先ほど来局長が述べておられる中では、都道府県が積極的にこれらの総合的...全文を見る
○種田誠君 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  次に、下水処理場の汚泥処理などをしますと極めて高い温度の熱が排出されるというふうなことから、幾つかの自治体などにおいても、また建設省などにおいても、これはまだモデルケースだとは思うんですが、下水処理過程の中での地域冷暖房とか...全文を見る
○種田誠君 先ほど下水処理に伴って発生する熱や温水やガスというものを多角的に活用していく、そういうことによって省エネやエネルギーの再利用をするという必要性がこれから大きく求められてくるだろう、こういうことを述べたわけなんですけれども、例えば新しく千戸とか二千戸の住宅地を造成する場...全文を見る
○種田誠君 もう一点、その点でぜひこの席で伺っておきたいんですが、昨年の六月にも私ちょっと聞いたんですけれども、そのときに、できれば今国会あたりに法案を改正していきたいというようなこともちょっとあったんですけれども、いわゆる下水の管渠を利用した光ファイバー、このことが一つ課題にな...全文を見る
○種田誠君 今局長からお答えがありましたように、この下水道をいろんな角度から再点検してみますと、これは不利益なマイナス施設じゃなくて、むしろ我々にとってはなくてはならない施設であるし、もしかしたら新たな資源を生み出す施設かもわからない。  そういうふうな視点で大きくイメージを転...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○種田誠君 今日、地球温暖化、またオゾン層の破壊、さらには酸性雨による森林の破壊、こういうことが世界的な重要関心事になっております。そして、このことは日本国民ばかりでなくて世界的にも十分に認識をされつつある今日であります。そしてまた、不幸にしてさきの湾岸戦争におけるもろもろの環境...全文を見る
○種田誠君 今答弁があったわけでありますが、まさに宇宙の観測から地球全体の観測まで極めて幅の広い行動となるわけであります。しかも、この問題に関しては一年や二年で解決するものではないと思うわけでありますが、答弁にもあったように、各省庁との調整などを図りながらその成果を積み上げていき...全文を見る
○種田誠君 私が最近読んだ書物の中に、地球の全体を覆っている汚染を減らして、しかも同時に私たちが予定しているような経済の成長を遂げていく、こういうことが可能になる唯一の道はまさに生産や消費に係るさまざまな技術の徹底的な転換を図っていく必要があるだろう、それは私たちが二十世紀につく...全文を見る
○種田誠君 先ほど申し上げましたように、今回のグリーン・プラネット・プロジェクト、これは地球環境保全関係閣僚会議において決定された地球温暖化防止の行動計画の一環としても位置づけられるということでありますので、これについて環境庁において現在地球温暖化防止の行動計画がどのような立場に...全文を見る
○種田誠君 この地球温暖化防止の行動計画は極めて重要な政策の展開だと思うんですが、今環境庁の方からもそして科技庁の局長の方からも、他の省庁との連係プレーが必要である、こういうようなことが述べられておるんですが、聞くところによりますと十八省庁、大変な省庁がこれにかかわっているという...全文を見る
○種田誠君 この地球環境温暖化防止の行動というのは、決して日本ばかりではなくて国際的にも協力を要求される、また協力をしていかなければ解決できない問題だろうと思うわけですね。  そういう意味で、この取り組み主体がこれでいいのかどうかについてはまた後ほど伺いたいと思いますが、国際的...全文を見る
○種田誠君 今答弁がありましたように、まさに新しい技術の開発、そういうことを踏まえながら地球再生計画を実行していくということになりますと、当然これも五十年、百年という単位を基礎に置いての計画であって、新しい科学技術の同時的な開発を行いながら実施していかなければならないものだろうと...全文を見る
○種田誠君 ぜひ今述べたような視点で強力な推進をお願いしたいと思うわけであります。  この地球温暖化防止行動計画を遂行する上で私たちは新たな技術の開発を求めつつも、現実的に一定の期待される経済成長を図りながらこれらを達成しなきゃならないという極めて困難な中にあるわけでありますが...全文を見る
○種田誠君 単に立地を困難にしているということではなくて、新聞報道などによりますと、もう今日的状況においては通産省が立てた二〇〇〇年における発電能力五千五百万キロワットというのは達成は困難であろう、このために、電力業界においては土地に余裕がある既存立地点での開発や石炭や液化天然ガ...全文を見る
○種田誠君 先ほどの岡部委員の質問にもありましたけれども、美浜の事故などの発生によりまして、原子力発電に対する国民の認識はより一層厳しい状況に向かわざるを得ないような状態に今置かれていると思うんですね。そういう中で、今答弁されたように、さらに理解を深めると申されても、そのことだけ...全文を見る
○種田誠君 そうは申してもなかなか現実の設置というのは困難であろうかと私は思うわけであります。そういう意味で、逆に今後の電力のいわゆる需要をどのように抑制していくかとか、さらに原子力にかわるエネルギーの開発をより強力に進めるとか、そういうふうなことを早急に行っていかないと、全体と...全文を見る
○種田誠君 それでは、先ほどの地球再生計画、向こう五十年、百年という形での計画を立てた上での新たな技術開発に伴うエネルギーの供給なども位置づけられているところから、もう一つ伺いたいと思いますが、現在科技庁の方で研究開発を進めている高速増殖炉の開発の今日的な状況、それから今後の実用...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、実際に国民に電力を供給するまでにはまだしばらく時間を要するということ、さらには技術的にも解決しなきゃならない問題が幾つかあるやにも聞こえるわけでありますが、そうなってきますとなおさら、地球温暖化防止行動計画を行いながらエネルギーを供給していくというのが極...全文を見る
○種田誠君 最近の新聞に、原子力の平和利用促進ということで、東南アジア諸国へOECDの中の原子力機関であるNEAが安全性の確保や先端技術面での協力をするための検討に入った、こういうふうな報道がなされております。私も、技術先進国が背負わなきゃならないエネルギー開発に関する課題という...全文を見る
○種田誠君 エネルギー問題、環境問題、共通する課題でもあります。世界全体の視点に立ってこれにどのように対応していくかということをぜひとも科技庁においても一層進めていただきたいことをお願いいたしまして、質問を終わります。
04月18日第120回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○種田誠君 ただいま大臣の方から説明がありました生産緑地法の一部を改正する法律案について、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  平成三年の一月二十三日の都計審などを受けまして、今般生活環境の確保、そして農地の保全、さらには宅地の供給という視点から本法案が改正 になる...全文を見る
○種田誠君 今局長の方で述べられたように、私も大都市地域において保全すべき農地と宅地化すべき土地というものをはっきりと区別をして、その目的に沿って十二分に活用するということは極めて重要な課題だと思うわけであります。  そういう中で、問題は、今言葉で明確に区分をしてと、こういうふ...全文を見る
○種田誠君 日本の都市計画法、都市計画、私は決して欧米に劣らぬ理念とかいろいろなメニューをそろえておると思うんですね。西ドイツのFプランやBプランにも劣らぬような施策も都市計画には取り入れられているわけであります。しかしながら、日本のこれまでの土地利用に関しての都市計画というのが...全文を見る
○種田誠君 今局長が述べられた点は極めて重要な問題を幾つか提起しているわけでありますが、私は、その辺のところを現実に実効あるものとするためには、もちろん農家の方々の主体的な判断ということが極めて重要なものではありますが、やはり地方自治体の積極的な施策の展開、地区詳細計画とか、先ほ...全文を見る
○種田誠君 次の質問に行く前に一点だけちょっと、いわゆる生産緑地として指定される対象になるのかならないのかということを伺いたいと思うんです。  都市部の農家において、例えば屋敷周りのタケノコなどが大分とれる竹林、それからその他古くからある大きな樹木など、数は少なくなったといえど...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも農家の屋敷周りの竹林その他の林なども、今局長述べられたような視点で、まさに都市の緑化のためにも極めて重要な役割を果たすわけでありますから、税制上もそれが何らかの手だてがつくられるような視点に立って、長期的に保全されるようなそういうふうな努力を一層していただきた...全文を見る
○種田誠君 それから、これは過去のケースで、法が改正になりますから余り参考にはならないかとも思いますが、これまで全国で十七件ほどの土地が、十七件が生産緑地指定後に買い取りがなされてきているようであります。しかし、買い取り後のいわゆる生産緑地の利用目的等においてどうもその法の趣旨に...全文を見る
○種田誠君 時間もそろそろ来るわけですが、最後に、今回の生産緑地法の改正によりまして、今後見通しとして、生産緑地の指定というのは大幅に指定がなされましてその法の目的を十二分に達することができるのかどうかということで、一体どの程度の土地が生産緑地に指定されるだろうか。そして、それは...全文を見る
04月22日第120回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○種田誠君 昨年度の湾岸戦争以来、日本の国際貢献ということが極めて問題視されてまいりました。今日PKO法案なども極めて重要な課題になっているわけでありますが、少し視点を変えまして、国際貢献ということについて外務大臣にお伺いしたいと思います。  私は、二月二十五日から三月二日まで...全文を見る
○種田誠君 この選挙監視活動についてもう一点だけお伺いしたいと思うわけであります。  実は、五月の十二日にネパールで第一回の民主的な選挙が行われることが予定されております。私どもバングラデシュで活動しながら、福田先生などにも同席していただいて、アメリカのNDIチームらと意見を交...全文を見る
○種田誠君 南西アジアの担当の方には大変な御協力をいただくことになると思いますが、やはりアジアにおいて国会議員が先頭になって、みずからジープに乗ってその国々の隅々を駆けめぐる、そして民間の国民の方と一緒にやる、極めて重要なことだと思うんです。そして、そのことがやはりPKO法案など...全文を見る
○種田誠君 そこで、このNGOへのODAの上積みということによって、人材の育成また人的な貢献というようなことがさらに推進されるわけでありますが、そういう中で、今ここで政府の方においてもODAのあり方、供与基準、そういうものを見直そうというようなお考えがあるようでありますが、実際自...全文を見る
○種田誠君 まあ指摘によりますと、ドイツにおいても一九六〇年代までは日本の今日のODAのような形態で、かつ省庁などのかかわりも、何か日本の援助のあり方と極めて似ていたと、こういうようなことも言われているようであります。一九六〇年代でありますが、そのドイツにおいてもその後援助体制も...全文を見る
○種田誠君 このジュートパルプという企画は、今申し上げましたように、バングラデシュにとっては今後の国の消長を決するような極めて重要な企画にもつながるだろうと思うわけです。そういう意味で、ぜひとも十分なる御配慮をお願い申し上げたいと思います。  そしてさらに、冒頭申し上げましたが...全文を見る
○種田誠君 私は、実は千葉理事さんに十分間だけ時間をいただきました。と申すのも、一昨年国会に送っていただいて、その決算委員会において幾つかの質疑などをしてきたわけでありますが、この時点でぜひ内閣総理大臣に、決算審議のあり方、そしてまた会計検査院のこれからの課題などについて理解を示...全文を見る
○種田誠君 昭和六十二年度の決算を見ましても、実は会計検査院からの指摘で二百九件、百七億円余のむだ遣いなども、これはしばらく前の新聞等に報道されているとおりでありますが、このことについても実はかつて土光さんが、会計検査院の直接の審査というのは八%ぐらいだ、それでもこの数百億円とい...全文を見る
○種田誠君 さらに、これは本来国会の問題であろうかとも思われるんですが、やはりこれについても総理の基本的な考え方、このことがこれからの決算審議などにも大きく影響するだろうと思われますので、ぜひお伺いをしたいところであります。  聞くところによりますと、私どもよく決算部会を開くん...全文を見る
○種田誠君 終わります。
04月23日第120回国会 参議院 建設委員会 第8号
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○種田誠君 ただいま提案のありました道路法並びに駐車場法改正法案について質疑をさせていただきたいと思います。  昨今、まさに自動車の普及は予想を超えてと言っていいほどの大幅な増加傾向にあります。駐車場問題懇談会並びに都市計画中央審議会などにおいても過日この駐車対策に関して答申、...全文を見る
○種田誠君 著しい駐車場不足が存在しているということは、これはもう私も同感でありますが、その中で、より具体的に、この駐車場不足の結果、今日道路法の改正や駐車場法の改正をしなければならないというような視点に立ってさらに今回のこの駐車の現状などを見ますと、少ないということはもとよりな...全文を見る
○種田誠君 せっかく駐車施設等があっても利用率が意外と低いというような統計もあるようでありますが、この辺のところはどういうところにこの原因があるのか、手元の資料でわかりますか。
○種田誠君 そうしますと、いわゆる駐車場施設に関する情報の問題だとか、もちろんコストの問題、それから最終的には今言われたドライバーのモラルの問題につながるのかと思いますけれども、そういうふうなものが背景として存在する。そしてさらに、私いろいろ調べてみましたら、最近の駐車の問題では...全文を見る
○種田誠君 今の道路局長のお話にもあったんですけれども、そうしますと、その駐車というのはそう長い半日とか一日とか置いておく駐車というよりは、むしろ目的達成のためですから、例えば商店街で買い物をする、荷物の積みおろし、また事務所での何らかの打ち合わせのための駐車とか極めて短い、あえ...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、この路上駐車や違法駐車の問題が単に交通混雑という問題にどう対応するかということではなくて、今都市局長が述べられたように、まさに都市の活力を取り戻すことが今後可能かどうか、都市の再活性化が政策として展開されていく上で極めて重要な問題としてこの駐車場、駐車ス...全文を見る
○種田誠君 今日までの取り組みが完全なものとして存在していればこのような問題はもう既に解決されていたのかもわかりませんが、道路局長が述べられたように、過去の経過を振り返りながら新しく施策を展開していかなきゃならないということでありますが、それにしてももう少し過去の状況を顧みてみま...全文を見る
○種田誠君 率直な御意見を伺わせていただいてありがたいんですが、追い打ちをかけるようでありますが、その駐車場整備の増加率を見ますと、何か昭和三十年代の方が非常に普及率が高くて四〇%ぐらいを誇っておったと、それが四十年代になりますと二〇%、五十年代以降になってきますと物すごく減りま...全文を見る
○種田誠君 そのような意味では、今回の道路法とか駐車場法の改正、しかも冒頭申し上げましたように、総合的な対策としてこれを位置づけていきたいということであるならば、まさに実行力のある、しかも今日の状況を解決できる、そういうものとして今回の法改正が位置づけられなければならないと思うん...全文を見る
○種田誠君 今大臣の方から述べていただいたんですけれども、道路法の改正によって道路管理者の新たな責務というか機能が生まれるわけでありますが、このことが駐車問題、交通渋滞などの問題に関しての機能的、効率的なかつまた経済的な視点での対応になるかと思うんですね。このことは法改正によって...全文を見る
○種田誠君 今の局長の、本当に駐車場整備から始まって総合的ないわゆる町づくり、都市空間の利用、そういうことまで大きく広がっていく視点でのそういうふうな物の見方は私は極めて重要だと思うんです。問題は、私も同じ視点に立つわけでありますが、今述べたことがどうしたら地方自治体において実効...全文を見る
○種田誠君 多分今局長が述べている物の考え方の方が五十年後、百年後は正しいんだろうと思うんです。というのは、これから本当に地方の都市が権限においても財源においても自治というものを持って、そして日本国憲法の地方自治制度の理想が実現されていくような時代が生まれた場合には、まさに今局長...全文を見る
○種田誠君 今道路局長が述べられたように、この問題はまだまだ日本の現状の都市計画の中で早急に実行していくというのは難しいことかもわかりませんけれども、極めて重要な問題提起をこの制度は含んでいると思うんです。先ほど申し上げた都市のあり方、私たちの居住のあり方、こういうことに関してま...全文を見る
○種田誠君 わかりました。  そうしますと、パーキングメーター以外にこれからいわゆる路上駐車帯というようなものを幹線道路にも設けていくということになるわけでありますが、現実にこの制度はかなり進んでおるんでしょうか。
○種田誠君 極めて重要な施策だと思いますので、特に商店街などがあるようなところで道幅が広くまた歩道などがゆったりとれる、そういう場所においては非常に自然な形で路上駐車帯が生まれて、これは多分長くても三十分ぐらい、もしくは短ければ二十分ぐらいの駐車だと思いますので、必ずや中小企業の...全文を見る
○種田誠君 私の身近な例を挙げてお聞きしたいんです。  私は水戸出身です。水戸で実は南町という地域があるんですが、水戸は、御存じのように国道五十号というのが一本ぼんと水戸の町の中を走っておりまして、馬の背のような台地に存在するわけであります。そして、国道五十号は大体道幅が歩道も...全文を見る
○種田誠君 今局長からのお話で一つのイメージが浮かんだわけなんですけれども、まさに水戸でも平成八年に、答弁にありましたように、大きなトンネルが水戸の中心街を抜けるわけでありますが、このトンネルによって逆に中心街の商店街が過疎化してしまうのでは困りますので、できるならばこのトンネル...全文を見る
04月24日第120回国会 参議院 大蔵委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○種田誠君 ただいま提案されております地価税に関しまして、私も引き続いて質疑をさせていただきたいと思うわけでありますが、今回の地価税は土地基本法の理念を受けまして、まさに高騰状態が予想を超えて発生してしまった、そういうのをいかに公平に、かつ土地の有効利用をこれから図るか、そういう...全文を見る
○種田誠君 その意味で、ぜひ全力を尽くしてもらいたいわけであります。  先ほど村沢委員の質問に最後の段階で大蔵大臣も、この法案には五年をめどに見直しの規定があるんだと、こう答えておりました。さらにまた、いや、それは五年を待たずしてという言葉もありましたが、実際五年という単位は土...全文を見る
○種田誠君 実はこの見直しというのは、地価が高騰したときに見直すというのではなくて、それも入りますが、問題は地価対策を行っていく上で思うように地価が下がらない。先ほど冒頭伺いましたように、昨年あれだけテレビ番組で全国民に当時の大臣が約束をしているわけでありますから、少なくとも五年...全文を見る
○種田誠君 私も地価の適正な価格をこれからつくっていく上では税制だけにすべてを期待するという考えを持っておりませんし、むしろやはり土地の利用、都市計画、そういうこととうまくリンクして初めてこの目的が達成される。また、先ほど来大臣も西ドイツの例を挙げられました。西ドイツにおいても、...全文を見る
○種田誠君 今金融の諸事情や金余り現象を前にして対応できなかった、こういうふうな答えがあったわけでありますが、それじゃ、欧米に関してもこういうふうな状況が発生したときに都市計画上の諸制度が対応できなかったのかというと、欧米においてもうしばらく土地高騰というのはないわけですね、今世...全文を見る
○種田誠君 今答えたことは、昨年のテレビでも建設大臣が、実は地方自治体の皆さんの御理解がもらえないんだ、住民の皆さんの合意がないので、反対があるのでできないんだ、こういうふうな答えがあったわけでありますね。できないといってそれを放置しておく、そのことによって今回のような土地高騰や...全文を見る
○種田誠君 実はこの問題は極めて重要な問題をこれから引き起こすだろうと思われますから私よく聞いておきたいと思うわけでありますが、土地の保有税の強化がなされる。そうしますと、土地の経済的な利用を高める。そして、その上で容積率の緩和がありますとどういうことが起こってしまうかということ...全文を見る
○種田誠君 まさに先ほど来西ドイツやアメリカの話が出たわけでありますが、そこにおいて地価の高騰が今日まで起こっていないというのは、土地の利用に関しての厳格なマスタープラン、さらには地区詳細計画が実効ある形で維持されているということが一つと、それから都市について地方都市のように成長...全文を見る
○種田誠君 ぜひ今お答えがあったような形でこの地価税に関しては極めて弾力的な考えのもとに対応していってもらいたい、そのようにお願いをしておくところであります。  さらに、この地価税に関して大臣の方に伺っておきたいんですけれども、今まさに金融関係においては不動産関係の総量規制とい...全文を見る
○種田誠君 ぜひその辺のところ適切な新たな制度などをつくっていただければ幸いだと思います。  さらに、今回の土地高騰に対しての、大蔵省の方の所管に入るわけでありますが、問題としてあったのが銀行や各種金融機関の過剰融資ということがあったと思うんです。土地の担保価値、交換価値という...全文を見る
○種田誠君 時間が迫ってまいりましたので最後の質問になろうかと思いますが、今回成立していくだろうと思われますが、この地価税と都市計画の新たな改正、そして今述べられたような金融や土地担保のあり方などによって一日も早く地価が適正な水準にまで下げられまして、多くの国民の皆さんのニーズに...全文を見る
05月22日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○種田誠君 私は、冒頭昭和六十三年度におけるLODAの件について、若干質疑をしたいと思います。  昨日の千葉委員、本日午前中の渕上委員からも、ODA検査に関しては詳細な質疑がなされてきたわけでありますが、六十三年度におきまして、ODAKにして、特記事項という形ではありますが、検...全文を見る
○種田誠君 外務省の方にお伺いしたいと思いますが、外務省の方では、先ほど申し上げましたように八二年度から実施しております評価報告書、ここには具体的な国名や事業内容、さらには問題のあった場合の原因、対策、そういうことも表記していると思うんですね。これはどうして会計検査院ができなくて...全文を見る
○種田誠君 その趣旨はよくわかりますけれども、私が問題提起しておるのは、会計検査院の特記事項という形での指摘にしても、より具体的に国名や事業内容、さらには原因や対策や、そういうこともはっきりと明記した上で今後対応していただきたい。主権の問題、調査の限界の問題、これはもう前から何回...全文を見る
○種田誠君 私が質問する前に大蔵大臣が首を横に振られてしまったので残念なんですが、まさに今外務大臣が述べられたとおりだと思うんです。今本当に日本のODAを被援助国の皆さん方の目的にかなうような援助たらしめるためには、人的なスタッフをどう整えていくかということだと思うんです。私から...全文を見る
○種田誠君 まあ大蔵大臣の申されることも一方でよく理解できるわけでありますので、そういうことを理解した上で、なお一層の御尽力をお願い申し上げたいと思います。  次に、バングラデシュは、四月三十日夜十時らしいですが、来襲した風速六十五メーター、高潮が七メーターから十メーター、防潮...全文を見る
○種田誠君 外務省におけるこの罹災発生後の今日までの支援状況、そしてとりわけ国際緊急援助隊の今日の活動状況について御報告していただきたいと思います。
○種田誠君 そうしますと、五十名の隊員の皆さんは全員チッタゴンの方に所在しておるのでしょうか。
○種田誠君 援助隊の皆さん方のまさに危険を冒しての活動に関しては、本当に心から敬意を表していきたいと思います。  問題は、今述べられたようにチッタゴンから食糧を運ぶという一つの形態が考えられている。次には、食糧が確保されたものですから新たに建築資材などをということでありますけれ...全文を見る
○種田誠君 まさに世界的な形での協力体制がとられているわけでありますが、むしろ今回の災害に関しましては、これからが大変な事態に向かっていく、とりあえず飢えをしのぐということが何とかできるという態勢が今ようやくできたということだと思うんです。まだ家もない、橋もない、道路もない、あら...全文を見る
○種田誠君 率直に申し上げまして、私も日本の自衛隊が持っている、例えば道路をつくったり橋をつくったり電柱を仮設したり、まさに災害の復旧に対する技術、能力、団結力、しかもみずからの自給自足態勢で行うという、こういうことに関しては高い評価を私もするところであります。問題は、日本のこれ...全文を見る
○種田誠君 国会の方に提起していただければ、私どもも真剣に討議をしていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、直接サイクロンの被害の問題ではございませんが、実はこのサイクロン被害に対しまして日本のNGOがバングラデシュで大変な今努力をしておりま...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも、NGOによるODAというのはアメリカにおいても欧米はおいてもかなりの部分を占めているという現状にもあります。・日本も、必ず近い将来、私はそういう形での形態がとられていくのではないだろうかなとも予測もしておるものですから、NGOの充実というものを図ることも極め...全文を見る
06月05日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○種田誠君 私は、まずこの五月二十七日に大阪高等裁判所で、昨年の総選挙に対して定数配分規定は憲法十四条に違反し、選挙は違法である、このような判決がなされたこと、この判決に先立ちましてことしの二月八日には東京高等裁判所で同じ昨年の総選挙に対して、結論として、違憲という表現はとっては...全文を見る
○種田誠君 官房長官の御決意のほどはわかったわけでありますが、まさにこの一票の価値の平等ということは民主政治を行っていく上での極めて重要な規範であります。そういう意味で、このことが崩れてしまいますと日本の民主政治そのものがその根本において崩壊するということにならざるを得ないわけで...全文を見る
○種田誠君 私の方で調べさせていただいたところ、参議院の方が六・四八倍になっておるということであります。そうしますと、昨年の総選挙後さらにこの状況は大きく開いているとも思いますし、今後ますます格差は拡大していくであろうと思うわけであります。そういう意味で、直ちにこの定数配分規定の...全文を見る
○種田誠君 過日の新聞報道など、またテレビなどの報道を拝見しておりますと、自由民主党の中におきましても、政治改革の一つとして小選挙区比例代表制などの制度導入等が問題になっておる。そして、このことが定数是正に大きく寄与するというような御意見もあるようであります。しかし、この新しい選...全文を見る
○種田誠君 この点については、今官房長官の答弁にもありましたように、一日も早く公平な選挙ができるような体制を自治省と力を合わせてぜひつくり上げていただきたい、このようにお願いを申し上げます。  次の質問に移らせていただきたいと思います。  私も、最近いろいろな雑誌、さらには報...全文を見る
○種田誠君 今の報告にもありましたように、かなり深刻な事態に陥っているという結果が出ているんだろうと思うんです。六月三日の新聞に出た報道によりますと、この回答の一つの具体的な例として、例えば超電導材料研究部門で人員充足がなされなかった、そのために日本の超電導の研究が研究競争の中で...全文を見る
○種田誠君 次に、同じような質問になろうかと思いますが、国立大学協会などにおいても大学の研究施設の実態とか研究者の現状についてアンケート調査などをとっておると思うのですが、文部省の方からでもその点を答えられる方、おりますでしょうか。
○種田誠君 今、科学技術庁並びに文部省の方から、アンケート調査に対する実情などを報告してもらったわけでありますが、言葉で聞きますと、大したことはないのじゃないかと思う方もおられると思うんです。ところが、私もやはりそれを実像で見せてもらいますと、これは大変な事態になっているなとわか...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、文部省の方においても私が先ほど例示したような実情というのは十二分に掌握しておる、その上で今述べられたような視点で取り組んでいこうとしているということだろうと思うわけなんですが、いずれにしろ、先ほど冒頭申し上げましたように、この施設一つとってみても、もう今...全文を見る
○種田誠君 研究費に関してもまた施設に関しても、文部省の皆さん方が最大限の努力をして大学の要請にこたえようとしているその姿勢や経過は私も十分に理解をしていきたいと思いますし、また、してきたつもりでありますけれども、その結果、現在例えば東大の工学部あたりでことしの博士試験に受験をし...全文を見る
○種田誠君 やはり昔は、まあ私も余り知りませんでしたけれども、末は博士か大臣かとか、こういうふうなことが子供の夢であった時代もあったし、ぜひ大臣の方も将来の夢になるような政治改革が行われてほしいと思いますし、やはり博士になるということが子供の夢であって、それがまさに実際教育制度の...全文を見る
○種田誠君 まさに今おっしゃるように、大学みずからできる内部での改革を進めていくというのは極めて重要なことであると思います。しかし、実はそこにおる先生方から直接話を伺うところによると、一生懸命努力している、だけれども努力には限界がある。今までやってきたけれども、これから将来同じよ...全文を見る
○種田誠君 先ほど科学技術庁の方からの説明がありましたように、途中で研究計画を断念するとか縮小するとか、今まさに必要とされている超電導の材料研究部門での研究が劣ってしまっているとか、こういうことはもう総務庁においても十二分にわかっていることだと思います。このような事実の前提に立っ...全文を見る
○種田誠君 全般の御説明はよくわかりました。財政事情が厳しいということは私もわかっておるんですけれども、そういう中でも、先ほど来文部省の方や科学技術庁の方やそれぞれの方々から御答弁があったように、大学や研究者の機関が今大変な事態に陥っておるということをぜひとも文部省においても考慮...全文を見る
○種田誠君 ぜひお願いしたいと思います。  最後の質問ですが、冒頭私が申し上げましたように、アジアの選挙の民主化などのために駆けずり回ったわけでありますけれども、そこで私が知り得た重要なことがありますので、このことについて外務省の方などの報告を受けたり、官房長官のお考えなどを伺...全文を見る
○種田誠君 今日、国際協力の一環としてPKOなどの問題がクローズアップされているわけでありますが、私は、そのことも重要でありますけれども、もっと大切なことは、より多くの国民が国際貢献に参加できる、そういうふうな機会と組織をつくり上げていくことも極めて重要だろうと思うんです。そうい...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。
06月12日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○種田誠君 きょうは、法務省並びに裁判所の方々に質問をいたすわけでありますが、私、実はきょうの質問に先立ちまして、昨日の午後三時半ごろ、上野公園の西郷さんの銅像の前あたりで見聞してまいりました。何週間か前の週刊誌に、イランの方々がたくさん集まっておるというようなことが載っておりま...全文を見る
○種田誠君 それでは、なぜこういう現象が起こっているのかということに関して、担当の方でちょっと詳しく御説明願いたいと思います。
○種田誠君 ちょっと答えが消極的だと思うんですが、私がきのうたった三十分現地にいただけで、そこで彼らにちょっと話しかけてどういう答えをもらったかといったら、まず私は、あなた方はどういうビザで来ているんですかと言ったら、観光ビザで来ています。皆さんそうですかと言ったら、全部そうです...全文を見る
○種田誠君 私も、一体この問題にどういうふうに対応してどのように解決したらいいんだろうかなと、実は質問する今の時点までなかなか結論が見出せないんです。多分法務省の方でも非常に難しい問題だと思うんですね。イラン人の方が百人いようが二百人いようが、別にいること自体に関して、これはもう...全文を見る
○種田誠君 そういう中で私が考えて、ひとつこういう方法はどうだろうかなと思うんですが、このことももろ刃の剣だとは思いますが、バングラデシュに対して、パキスタンもそうでしたけれども、査証免除協定に従って措置をとっておった。ところが、バングラデシュやパキスタンからの不正入国が余りにも...全文を見る
○種田誠君 それでは、次の質問に移りたいと思います。  五月二十二日の読売新聞、やはりそのころの毎日新聞、相変わらず不法就労が多発しておって平成二年度では三万人近くが摘発をされたと、こういうふうなことで、入管法改正から丸一年がたったけれども減らない不法就労、こういうふうな報道が...全文を見る
○種田誠君 それでは、不法就労関係の摘発とかそれに伴う措置などについてはどういうふうな影響が出ていますか。
○種田誠君 ちょっと今の説明では理解し得ないところもあったんですけれども、五月から六月にかけての各マスコミ、雑誌などの指摘によると、不法就労の実態、さらには外国人労働者に対するとりわけ日本の中小企業等の需要、減少するどころかむしろ増加しておるという報道がなされています。神奈川県で...全文を見る
○種田誠君 現在はないということでありますが、実際研修という形で先ほど申し上げたような形をとろうと思っても、現実に大変苦労している。これは私自身の経験でもありますので、今後、そう申されながらも適正な形での研修の枠ということに関してはぜひ前向きに検討していただきたいと思うわけであり...全文を見る
○種田誠君 せっかく今答弁いただいたような一つの大きな方針が決まったわけでありますから、と同時に、私が先ほど申し上げたように、国民の外国人労働に対する一つのコンセンサスもつくられてきたという背景もあるようでありますから、さらにこの問題を掘り下げていただいて、掘り下げるということに...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、この問題に関しても、なかなか難しい問題があるわけでありますが、むしろ法務省などと十分な協議をした上で適切な対策をしていただきたいわけであります。  そして問題は、不法就労であっても合法的な就労であっても、これは日本の労働基準法に国籍において差別をしては...全文を見る
○種田誠君 このことに関して少し質問をしたいんですが、私どもの仲間の弁護士がこの労災関係の調査を、余り全国的な調査はできませんので東京やこの周辺の部署に限って調査をしたことがございます。その調査の結果、四十二件ほどの労災事件がありました。しかし、実際、労災の適用が直ちに雇用主の協...全文を見る
○種田誠君 今答弁にありましたように、雇用主の方でも、仮に不法な形で外国人を雇用していればこれは入管法で処罰を受けるかもわからない、外国人の方は強制退去させられるかもわからない、そういうことが多分不安として背景にあることも事実だと思うんですね。実は、その背景の前提になっておるのが...全文を見る
○種田誠君 労働災害をこうむった場合、やはり私は救済第一ということの考え方をとっていただきたい。そうしますと、通報せずということになるのかと思いますが、そういう考え方もやはりあるがゆえに、この間の労働省内部における基準局長通達、監督課長通達などという流れがあったんだと思うんですね...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、まさに警察白書、マスコミ報道に述べられているとおりの一つの事実経過があるということだと思うんですね。  その場合に、実は犯罪の予防ということも極めて重要な課題であると同時に、犯罪を犯しても、やはり外国人であっても日本国憲法のデュープロセスの適用はあるし...全文を見る
○種田誠君 警察の方で今述べたような実態があるということであります。  さらに、この警察での捜査を受けて、実際裁判という手続になる、その前に、勾留手続などもございます。裁判所がかかわって行うわけでありますが、このことについて、実は先ほど申し上げた札幌地裁などにおいて、被疑者の方...全文を見る
○種田誠君 外国人の人権とのかかわりで、これからますます複雑な形で裁判制度が展開されると思います。日本は、既に一九七九年九月二十一日に市民的及び政治的権利に関する国際規約、いわゆるB規約を批准しております。そういう意味で、今答えられたようなことをより確実に実行するためにも、刑事訴...全文を見る
08月27日第121回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○種田誠君 今、櫻井議員の方から、アジアの外交問題また日本海を取り巻く経済問題などについての質疑があったわけでありますが、私はきょう午前の同僚議員の質問を聞いておりまして、総理、外務大臣にはアジアの人たちの声が届いていないのかな、今アジアでも世界の民主化の流れに乗ってまさに主体的...全文を見る
○種田誠君 それでは、外務大臣にお伺いいたします。  シンポジウムの中で、韓国の与野党の国会議員十一名が十一名、韓国の世論や裁判などの成り行きを踏まえまして日本に対して個人の人権侵害に対しての救済をお願いしたい、求めたいという発言がございました。そして、私どもが訪韓しております...全文を見る
○種田誠君 私は今、海部総理、外務大臣の見解は見解として賜りたいと思うんですが、この盧泰愚大統領さらには韓国の外務大臣の発言をまとめるならば、韓国政府として決して問題が完全に清算されていないというふうに受けとめざるを得ないんではないだろうかなと思うわけであります。先ほども外務大臣...全文を見る
○種田誠君 それでは、今日、韓国はもとよりアジアの諸国においていまだ戦後清算が済んでいないということで、人権救済の視点からのこの民衆の声に対して日本政府はどのようにこたえていくというお考えでしょうか。
○種田誠君 私も今外務大臣が述べられた一つのアジア政策に関して理解を示す部分は多々あるわけでありますが、問題は、日本のこれからの国際貢献にしても、さらにはまた日本のアジアにおける諸活動にしても、アジアの民衆の方々の理解をもらって、まさに大きな感謝の評価をいただけるような形でなけれ...全文を見る
○種田誠君 最後に、ぜひとも今外務大臣が述べられたような視点でアジアの民衆の心をつかまえる外交をこれからも展開していただきたいと思います。  終わります。(拍手)
09月04日第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第4号
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○種田誠君 私は、日本社会党の種田誠でございます。  ただいま山岡先生の質疑を伺っておったんですが、冒頭社長よりおわびの言葉がありましたが、私はこの社長の言葉が非常に何かそらぞらしく、申しわけございませんが聞こえてしまいました。と申すのも、同じことを社長は八九年の十二月二十六日...全文を見る
○種田誠君 私は、今までのような形で何ぼ国民の前に謝っても証券業界の公明さというのは確保されないんじゃないかと思うんです。  と申すのも、大和証券はまさに現在こそ四大証券の中で第二位のランクを得ているわけでありますけれども、それまでの間にたくさんの外務員を含めた全社員の熾烈きわ...全文を見る
○種田誠君 八九年の十一月二十六、七日ごろの新聞の記事によりますと、まさに今私が述べたようた形で報道がなされているわけです。そして、このときの事件はまさに三協エンジニアリングという会社を使っての、これは飛ばしとか引っ越しとか言われるような手だての損失補てんであったわけでありますが...全文を見る
○種田誠君 これは、後の今回の損失補てんにもつながりますから、また伺いますが、二十六日に大蔵省の通達を受けまして、そして大和証券の場合にはあわせて大蔵省の方から業務改善命令も出ているわけですね。これは社長自身が受け取ったわけですか。
○種田誠君 社長自身はこの通達と命令を二つ受け取ったと。そうしますと、この命令と通達を受けて社内で何らかの協議をしましたか。
○種田誠君 その社内における集まったメンバーというのは例えば取締役会とか、さらにはもっと上の団体があるならば、機関があるならば、何らかのしかるべき機関でしょうか。
○種田誠君 そうすると、社長を初め重立ったメンバーは、まず今回の大蔵省の通達の内容、損失補てんはやってはいけないということ、営業特金は緊急に整理をするというふうなことは周知をしたわけですね。
○種田誠君 証券界では、四大証券の社長が大蔵省の証券局長と定期的な懇談会を持っておるということでありますが、その懇談会に社長はこれまで出席しておりますか。
○種田誠君 八九年の十二月には社長懇談会は開かれておりますね。
○種田誠君 その懇談会で当然大蔵省からの今回の通達の中身というのが話されると思うんですが、そういうことはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。
○種田誠君 さらに九〇年の一月、二月、三月と毎月あるわけですから、社長懇談会はもとより、株式本部長と大蔵省との懇談とか、さらには副社長と大蔵省の懇談、こういうのは毎月一回開かれるわけですから、一カ月の間に三回、四回と社のだれかが大蔵省と懇談を持っておるわけですので、この八九年の十...全文を見る
○種田誠君 まさに情報の交換だから、今ここでどうも株が急落しそうだと、また急落したと、一体証券業界として今回のこの相矛盾することを求める通達に対してどうしようかという真剣な話し合いをしてこそ当たり前であって、しなかったらそれは逆に業務を全く考えていないという不謹慎な立場になると思...全文を見る
○種田誠君 記憶にないと言われてしまえばやむを得ないんですけれども、ただここは私、社長もこれから証券業界を真剣に立て直そうという考えを持っておるんなら、こういうことこそはっきりと国民の前に明らかにしなきゃならない、私はそう思いますので、このことだけは社長に今ここであえて述べておき...全文を見る
○種田誠君 大和さんの今の心意気はいいんですよ。ただ問題は、私がさっき伺ったのは、社長も今どこからか耳に入ったかわからないけれども、平成二年のうちにその一任勘定なり営業特金などを適正化していこうと、こういうふうな方針があったと言う。ということは、どこかから社長の耳に入っだというこ...全文を見る
○種田誠君 それはいいんですが、問題は私は、その特金を、一任勘定をやめていこうというそういう中で、当然暴落の中で顧客先の損失を補てんしなきゃならないという、こういう話というのは、社内であなたはどなたかから相談を受けたり、またどなたかと相談をして対応したかということです。
○種田誠君 きょうの毎日新聞に、大和関係ではトヨタ自動車に関する補てんについての一つの取引事例が出ております。先ほどこれ、山岡先生が伺ったとおりです。  これと同じように、私、実は過去の大和さんの資料などを見せていただきましたら、伊藤忠商事関連がかなり損失補てん額としては大きい...全文を見る
○種田誠君 私が伺っておるのは、きょう発表になっておるのは、ほとんど一日の間にそれだけの利ざやが生まれそれを補てんに回しているというケースのものが発表になっておるというんです。これ、伊藤忠の場合も同じですか。
○種田誠君 そうしますと、この伊藤忠商事の行為にしても同じ行為だとすれば、例えば先物の国債を朝売って夕方貫い取る、買い戻すと、こういう形でなされたんだと思うんですね。そうすると、この行為は会社にとって社長がこれを容認するということは得をする行為なんですか、それとも損になる行為なん...全文を見る
○種田誠君 今のこの伊藤忠の取引形態などについて、これは証券会社は証取法五十三条で、大蔵省の方に大蔵省令の様式に従って損得の勘定などについてすべて、しかも詳細に報告を毎営業年度ごとにしなきゃならないんですが、そういうことの中に、今のような商取引というのはどういう形で載っておるんで...全文を見る
○種田誠君 八九年の十一月の三協エンジニアリングのときにも、いわゆる営業報告書の虚偽記載ということが問題になりまして、その容疑も立ったと思うんですよ。ただ、余りにも古いということで、そのことは立証が難しかったわけでありますが、やはりこの営業報告書に率直に今回の伊藤忠商事の取引形態...全文を見る
○種田誠君 そうしましたら、この点についても後日捜査並びに大蔵省などにおいて取り扱われるようになるのだろうと思います。  さらに、先ほどいわゆる先物国債にしてもワラント債にしても取引として売り買いがあったということなんですけれども、これは結果として社長は会社にとってはいわゆる利...全文を見る
○種田誠君 大和さんの場合、アメリカに子会社がございますね。このアメリカの子会社に対してアメリカのSECから過日問い合わせがあって、それに対して八月の二十六日に詳細な回答を出したということですが、この問い合わせと回答の中身を簡単にちょっと述べていただきたいと思うんです。
○種田誠君 終わりの方になってきましたけれども、一つ確認しておきたいこと。大和証券は暴力団関係においては口座は持っておりませんね、これが一つ。  もう一つ、今回の補てん行為に関して大蔵大臣もまた総理大臣も、できれば損害を補てんされた会社の補てんは自主的に還元してもらいたい、そう...全文を見る
○種田誠君 終わります。
09月06日第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第6号
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○種田誠君 おはようございます。  きょうの質問に先立ちまして、昨日、旧埼玉銀行元次長の外山さんが協力預金にまつわる不正行為によって逮捕されました。と同時に、実は大臣はおられなかったんですが、きのうのこの委員会で参考人の富士銀行の橋本頭取からも、協力預金はやめる、紹介預金も禁止...全文を見る
○種田誠君 もう少し私は積極的な姿勢があってもいいんじゃないかと思うんです。大蔵大臣もまたあらゆる関係者においても、協力預金やまさに紹介預金のこの制度がノンバンクとのかかわりにおいて今回の大きな社会問題の原因になっているとも言えるわけでありますから、見守るんじゃなくて、大蔵省の行...全文を見る
○種田誠君 協力預金や紹介預金というものにおける問題性が指摘されているわけでありますから、かつまた昨日の橋本参考人のみずからの禁止という言葉もあるくらいでありますので、ぜひとも大蔵行政としてしっかりとこれをむしろ進めるような形で御指導をお願いしたいと思います。  それでは、次の...全文を見る
○種田誠君 よろしくお願いします。  それでは、きょう私のところに届けられたこのメモ書きに従ってのみお伺いしたいと思いますが、後日、十社社長との懇談会、四社副社長との懇談会、それから株式部長との懇談会、毎月一回なされておりますね。それから株式本部長、債券本部長、引受本部長、国際...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、この辺のところが問題なんですが、実は一昨日の大和証券の同前社長さんの証言によりますと、この懇談会においてはいわゆる情報の交換ぐらいなんだということ。そして過日の、田渕証人だと思いますが、衆議院の方でも出てきていな言葉ですが、いわゆる情報交換までもいかない...全文を見る
○種田誠君 今まさに局長が言っていることが私はやはり人が集まったときの素直な話し合いだと思うんですよ。にもかかわらず、証券会社の社長さんがかたくなにそこを否定するということが、こういうことがまた国民に疑惑を招く一つの原因になるわけなんですよ。  それで、ここで伺いたいのは、今回...全文を見る
○種田誠君 今のお話を伺っていると、局長はその当時局長じゃなかったんですか。
○種田誠君 どういう立場で当時はおりましたか。
○種田誠君 その点は身分の問題はよろしいとして、問題は、十二月の二十六日に通達が出された。そして、実は一昨日のここでの同前さんの証言の中にあったわけでありますが、証券会社としてまさに苦渋の選択をした。特金にまつわる適正化もしなきゃならない、そうすれば解約もしなきゃならない、株はま...全文を見る
○種田誠君 そうすると、その出どころは、この間は同前社長さんは忘れちゃったというふうに言っておったんですが、今のお話だというと大蔵省の方からむしろ努力目標を提示しておいたというふうに理解して、問題は、大和証券、先ほど申し上げましたように、三月中に解消、適正化をしたい、また確認書を...全文を見る
○種田誠君 そういうふうに理解もできるし、逆に一三・六%といいますと、損失補てんのあの発表された金額など、また損失補てんを受けた会社の数からいいますと、果たしてこれが最大限努力をした苦渋の選択として行った成果だろうかと言わざるを得ないわけですね。苦渋の選択をして三月中に解消したい...全文を見る
○種田誠君 そのことは私もよくわかるんです。ただ問題は、具体的な数字がその努力の成果をあらわしていないから、国民の目から見ますと、大蔵省、一体何をやっているんだと、一体何なんだと言われてしまいますので、この数字を前提にしてもう一度証券業界に対する指導監督を検討していただきたい、こ...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、ここで重要なことは、三協エンジニアリングという会社が直接その損失の補てんをしてもらうとかということじゃなくて、その前に幾つかの会社の損失の補てんがあったのをまさに三協エンジニアリングという大和証券とは緊密な親しい間柄にある会社にすべてを肩がわりさせた。そ...全文を見る
○種田誠君 証券局長、五十三条違反は何ですか、訂正で済むんですか、それが一つです。五十三条違反には二百五条というれっきとした処分があるんじゃないんですか。なぜしなかったんですか。  それからもう一つ、このような三協エンジニアリングを使ってのやり方というのは、別なところに損失を発...全文を見る
○種田誠君 じゃ、ちょっと角度を変えまして、過日、毎日新聞に「補てん額二十億円以上の取引事例」というのが大蔵省の資料に基づいて発表になりましたですね。この発表を見まして、私あれと思ったんですよ。今までの国会での議論はほとんどが株の大暴落があって特金の適正化も大変だ、損失補てんもし...全文を見る
○種田誠君 その辺のところをはっきりさせていただきますと、まさに利益の保証だとか利回り保証だとか、今まで暗黙のうちに大蔵省も認めてこざるを得なかったようなことが全部浮き彫りになると思うんです。その上に、日本の証券業界のあり方、国際的にも信頼されるようなあり方をこれからつくらなけれ...全文を見る
○種田誠君 私わからないのは、自分の関係するまさに子会社になぜ三十六億一千二百万円もの損失補てんをしなければならないのかということですね。これは先ほどの大和の三協エンジニアリングと同じように、いわゆる引っ越しと言われる形態をとっているものではないだろうかと思わざるを得ないわけなん...全文を見る
○種田誠君 ぜひこの問題は、今局長がおっしゃられたように、株の暴落で損失補てんをしなきゃならない苦渋の選択のときじゃないんですよね。そういうことも含めまして、しかも三協エンジニアリングでは時効という壁がありましたけれども、今回そうでないんですから、真剣に取り組んで明らかにしてもら...全文を見る
○種田誠君 ありがとうございます。  まさに私も今局長が述べられたとおりだと思うんですよ。ただ、ここで重要なことは、昭和三十五年の八月十二日判決もございますから、その意味では決してトータルとしての損得を前提に犯罪を考えるようなことがないようにぜひお願いをしたいと思うんです。 ...全文を見る
○種田誠君 今、証取法百二十五条が一つの容疑であるということでございます。この構成要件は本当に難しいのでなかなか大変だと思いますが、日本の新しい証券秩序をつくるためということで御努力をお願いしたいと思うわけであります。  もう一つ、刑事事件に関して、関西の尾上縫関係の事件がもう...全文を見る
○種田誠君 この件についてもぜひとも、先ほど申し上げましたように、犯罪が成立して厳しく処罰されるということによって社会の公正が実現される、正義が取り戻せるということでありますから、大変だと思いますが、総員努力の上ぜひ頑張っていただきたいと思います。  そして最後に、これは大蔵大...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。
09月19日第121回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○種田誠君 私は冒頭、現在審議されております借地借家法に関しての、これは大臣は何回も衆議院でも参議院でも述べられていることかとは思いますが、現在、これらの法案の改正をしなければならない積極的な理由、新しいニーズにこたえなければならないとか、新しい視点に立った公平を求めるための調整...全文を見る
○種田誠君 今、大臣のお言葉にもあったわけでありますが、新しい社会のニーズにこたえる、そういう意味で条文を拝見いたしますと、私どももすぐ見てわかるのが定期賃貸借地権の導入とか、その他建物に関しての期限つきの賃貸借とか、まさにこの辺の条文を見る限りにおいては今述べられたことが積極的...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、今の局長の答弁の中にもあったわけでありますが、この六条や二十八条の条文の制定から今日までの流れの中には、一貫して借地人や借家人の居住の安定性、継続性を確保していかなければならない、その上でいかに公平な調整をするか、こういうふうな理念に基づき判例も蓄積され...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、この六条や二十八条、その他の条文に関しての、今局長が言われた全く変わっていないということを前提にした逐条的な質問は後ほどさせていただきたいと思います。  その前にもう一点、冒頭に確認しておきたいことは、大臣も局長も、これは法律上もまた明らかなことであり...全文を見る
○種田誠君 この六条、二十八条の中で、さらにもう少しこのことについて詰めておきたいのは、従前来の条文と大きく変わったのは「自ラ」という言葉がなくなったことと、今申し述べておる金銭の給付、しかも金銭の給付に関しましては、判例を見ますと、ほとんどの判例においては補完という言葉が使われ...全文を見る
○種田誠君 今の議論のやりとりの中で、私自身まだちょっと理解できないのですが、今千葉委員にも確認をしたのですけれども、局長の方で六条について、従前来の契約には六条の新しい改正案は適用にならないのだと、いわゆる二本立てのような趣旨のことを述べられたと思うのですね。それは附則の方で確...全文を見る
○種田誠君 十二条の方は割とわかりやすいんですが、実は私も千葉委員も弁護士なんですが、六条の方は非常にわかりにくい表現で、不親切だなと思うぐらいでありますから、では一般の方がこの六条とか二十八条の経過措置を法務省はどういうふうに考えて提案したんだろうかという、法務省とか法制局の方...全文を見る
○種田誠君 申しわけございませんが、ちょっと今聞き逃していれば申しわけないのですが、いわゆる借家関係、とりわけその中の民営と公共を分けた数字はございますか。
○種田誠君 先ほどの話で、世帯数に比して住宅の戸数の方が上回っておるというふうに理解できると思うのですが、そういう中で、現実に住宅に関して極めて厳しい住宅難の状況がある、こう言われておりますし、現実に何かそのような社会的な背景も存在しているような気もするわけであります。  さら...全文を見る
○種田誠君 もう一つ、いわゆる先ほど伺った中で世帯数に比べて住宅戸数が一・一一倍になっておる、そういう現状にあるにもかかわらずなぜ今住宅難なのかということについてはどのように分析しておられますか。
○種田誠君 第六次住宅建設計画の中に、今述べられたような視点での施策が取り入れられることに関しては、私もこれを積極的に評価をさせていただきたいと思うわけでありますが、いわゆる住宅の供給という点から考えまして、今回の借地・借家法の改正とのかかわりにおいて建設省においては一体今どのよ...全文を見る
○種田誠君 今の借地・借家の改正法の中に、新たな国民のニーズにこたえるという意味での定期賃貸借や一時賃貸借の規定が具体的に施策の中に展開されるだろうということはわかったわけであります。  もう一つ、これは今回の改正案の提起に至るまでの審議会などでも問題になってきたということであ...全文を見る
○種田誠君 そのことでさらにちょっと伺いたいんですが、今回のこの改正案がまとめられる過程の中で、建設省も幹事としてこの審議会などにも参加をしてきたというふうに聞いております。そして、これは新聞報道でありますが、当初、今回の法改正がなされても、都市の再開発などに伴って高齢者世帯など...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、先ほど申し上げましたように、既に都市部などにおきましては再開発に伴っての借地・借家の一つの混乱、実際は借地人や借家人が追い出される、住居を失うというような現象が生まれていたということも改正作業の中でそれなりに協議されてきたのではないだろうかと思うのです。...全文を見る
○種田誠君 そのことはそのこととして、ぜひ両省において積極的に努力をしてもらいたいと思うのです。  私が伺いたかったのは、この借地・借家に関する法律が強行法的な保護内容を持っている社会政策的な立法である。この法律の改正というのに伴って、一つの社会現象として先ほど私が述べたような...全文を見る
○種田誠君 ぜひその辺のところのきめの細かい施策の展開をお願いしたいと同時に、今回のこの法改正だけが原因ではないと思いますが、やはり住宅に関する諸問題を提起しているところには、都市の再開発、とりもなおさず今回の再開発が民間主導の規制緩和、とりわけ容積率とかゾーニングの諸問題の緩和...全文を見る
○種田誠君 いわゆる都市づくりということが個人の住生活に大きく影響することは間違いないし、まさに住生活のよりよい質と環境をつくるために都市計画があるわけでありますので、今回の借地・借家法の改正などの動きというのもしっかり念頭に置いてぜひその辺の施策をつくっていただきたいし、進めて...全文を見る
○種田誠君 ぜひ、さらにいろいろ工夫を重ねていただいて、より適切な指導などを今後ともしていただきたいと思います。  次に、また法務省の方に返りまして、私自身も改正条文を拝見いたしまして理解ができないようなものもありますので、事の重要性だけの条文を追うのではなくて、順次条文につい...全文を見る
○種田誠君 この点については私と局長の方では若干認識を異にしますので、議論を展開することは平行線になってしまうかと思います。  私は、土地などについて、土地を借地でもって利用するという、このこともやはり重要な権利であるし、これからむしろ土地そのものの利用形態の一つとして借地とい...全文を見る
○種田誠君 そうでありますと、私のこれは読み方のまだ不十分さかもわかりませんが、「土地の使用を必要とする事情のほかことありますが、「ほかこという言葉は要らなくて、「土地の使用を必要とする事情、借地に関する従前の経過」、こういうふうな形で表現すればよろしかろうと思うのですが、なぜ「...全文を見る
○種田誠君 そうであれば、決してこれは正当事由という一つの中における要素として並列的に理解するというよりは、あくまでも従前来のように、建物もそうだと思いますが、土地に関して地主さんがみずから使用する事情というふうに限定的に書くことと、「自ラ」ということをとることによってそこには大...全文を見る
○種田誠君 このことばかりじゃなくて、そのほかに、「借地に関する従前の経過及び土地の利用状況」というふうに書いてありますが、これは普通どういうふうなことを意味するのでしょうか。
○種田誠君 今の御説明だとすると、何か貸し主さんの方の立場に立った事情のように、例えば権利金をもらっているか、地代の高さはどうであったかとか、それから親戚がどうだとかということですけれども、では実際借り主の方で契約において建物をどのように利用してきているかということは当然ここに入...全文を見る
○種田誠君 その辺のところはまだいろいろ伺いたいことございますので、ここだけで詰めることできません。  そこで、次の問題なんですが、先ほど「財産上の給付」という言葉、これは補完であるというふうに述べられましたけれども、金銭の給付じゃなくて「財産上の給付」というふうにしてあるのは...全文を見る
○種田誠君 そこで、今の答弁にあったようなものも踏まえて、この「財産上の給付」というのがいわゆる補完的に正当事由を位置づけるのだ、こういうふうな判例の流れがあったわけでありますが、この六条の記載方法によると、そのことはどうも先ほどの答弁にありましたように、正当事由の一つの要素にす...全文を見る
○種田誠君 そうすると、これだけははっきりしておいていただきたいのですが、今述べたことの確認ですけれども、「土地の使用を必要とする事情のほかこということと、それ以下の三つの条件というのは、あくまでも「ほかこに伴う補完的な条項なんだということで今後の解釈、運用を図るわけですね。
○種田誠君 次に、第七条について伺いたいのですが、この第七条は、借地権の存続期間が満了する前に建物が滅失した場合なんです。  この条文の第一項をちょっと拝見しましたら、「借地権者が残存期間を超えて存続すべき建物を築造したときは、その建物を築造するにつき」云々、こうあるわけであり...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、「築造したときはこ、これはいいとします。もちろん、今お話にありましたように、借地権があるわけでありますから、その間に建物が滅失してしまった、火事で燃えてしまったというような場合においても、借地人は自分の判断で家をつくることは結構であると。ただし、承諾があ...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、築造してしまった後の場合と築造する前の場合が考えられますね、この承諾には。
○種田誠君 その辺のところがちょっと、今ここで質疑をすれば十二分に私も納得できますけれども、最初に条文を見たときにあれっと思ったわけなんです。私も借地・借家法を使っていろいろ弁護士の仕事もさせてもらいましたけれども、先ほども言いましたように、できる限り現実に家や土地を借りる方がず...全文を見る
○種田誠君 そこで、これは八条ともかかわってくる更新との関係ですけれども、建物を建てた、それで承諾がない場合は既存期間だけと。そして、その後はこれは新しい法律ですから、第一回目は二十年、そしてその後は十年、こういうふうに行く流れになるわけです。それで、承諾があった場合には、結局そ...全文を見る
○種田誠君 その点はわかりました。  それでは、次に八条の方へついでに進んでいきたいと思うのですが、これは契約の第一回目の満了が終わって今度更新された。衆議院の修正がありましたから二十年という期間になっているわけでありますが、そこでこの条文一項、二項でまいりますと、例えば三十年...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、十八条、ついでに見せてもらうわけでありますが、ここに「やむを得ない事情」という言葉が一つありますね。これはどういうことなのかということを後で御説明願いたいことと、それから今言われたように、まさに。この十八条で「第七条第一項の規定による期間と異なる期間を定...全文を見る
○種田誠君 「やむを得ない事情」とはどういうことを想定しておるのですか。
○種田誠君 わかりました。  それで、次に進みまして、二十二条と二十四条関係を伺いたいと思うのですが、定期借地権、この中で私ちょっと疑問に思ったのは、二十二条の末尾の方を見ますと、「その特約は、公正証書による等書面によってしなければならない。」とありますが、この「等」ということ...全文を見る
○種田誠君 その理由はよくわかるのですけれども、ただ、これから新しい契約をつくっていくわけですから、これまでの過去の事情などだけで物を見るのではなくて、むしろ二十四条の方は、これは強行法規に違反するような形での契約をつくるから公正証書にしなければならないというふうに義務づけてもい...全文を見る
○種田誠君 借地・借家に関してはあと千葉委員の方からもフォローしていただくことにいたしまして、最後に、裁判所の方、大分お待たせして恐縮でございましたが、民事調停法の関係で一、二点お伺いしたいと思います。  二十四条の三で調停委員会の制度がこのように定められたわけでありますが、私...全文を見る
○種田誠君 その点で、実は地代にしても家賃にしてもまさに一カ月五十円上げるとか六十円上げるとか、そういうことで争うわけですね、調停で。そういう中で不動産鑑定とか簡易鑑定という方式もありますが、そういうことやると、そのためだけに四十万だとか五十万とかという鑑定料がかかっちゃうのです...全文を見る
○種田誠君 もう一つ伺いたいのですが、今回の改正で衆議院の方の修正がありまして、当該調停が係属している間に当事者間で調停に服するという合意ができた、こういうふうな場合は合意として認めていこうというふうになったわけでありますが、この場合、この合意がその調停外でできる場合もあるし、調...全文を見る
○種田誠君 時間が過ぎておりますので最後の質問に入りますが、この条項の中で、これは法務省の方だと思いますが、一項の末尾に「事件の解決のために適当な調停条項を定めることができる。」ということで、「適当」という言葉が入っておるのですね。お金の問題にこれはまつわるわけであって、お金の問...全文を見る
○種田誠君 では、その辺のところ、ぜひ私はこれからは適正という言葉に直していただきたいということをお願い申し上げると同時に、最後に法務大臣にお伺いしたいのですが、先ほど冒頭申しあげましたように、法改正前から地上げの問題とか不当な明け渡しの問題とか、この改正を先取りしたような形でや...全文を見る
○種田誠君 ありがとうございました。
09月26日第121回国会 参議院 法務委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○種田誠君 ただいま同僚の及川議員の方から地代や家賃の件についても質問があったわけでありますが、このことについて、わずかた時間なんですが伺いたいと思います。  きょうの朝日新聞もそうでありますし、九月十八日の新聞にも同じような形でこれまた載っておることでありますが、立ち退きを迫...全文を見る
○種田誠君 全国平均ですから多分これは倍率なども低率に評価されざるを得ないのかもわかりませんが、大都市部においては多分このような数字じゃなくて、もしかしたらこの倍ぐらいの数字になっているんじゃないかなと推測されるわけであります。  そういう中で、先ほど及川委員の質問にもありまし...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、率直に言って、今の数字からいいますと、既にもう建設省の政策目標は達成されておる、住宅における家賃・地代等、また持ち家取得に関して問題はないということになってしまうんじゃないですか。
○種田誠君 私は、その数字についてこれからさらにいろいろ議論をさせていただきたいと思いますが、昨今における例えば大川端にしても新たにできてくる都営住宅にしても公団住宅にしても、特に公団などにおいては二十万以上の家賃だとか、こういうふうなことが言われておる中で、今の問題が数字として...全文を見る
○種田誠君 今の説明からも、実際の居住者の、例えば居住者が高齢者であるとか障害者であるとか低所得であるとか、そういうものは積極的にむしろ評価されるというわけじゃなくて、それはあくまでも地代・家賃を決める上での一つの周辺の事情に置かれているのが現状だと思うんですね。そういう今までの...全文を見る
○種田誠君 裁判所の方としても、ぜひ今後の新たな試みとして、今申し上げたような諸事情も適正地代・家賃の決定の中に組み込むことができるような対策、施策を考えていただきたいと思うわけでありますが、問題は、そういいましても、今申し述べたような事情というのはなかなか適正な地代・家賃にはね...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。
10月01日第121回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○種田誠君 私は冒頭、九月の十九日に松戸市の国分川トンネル工事事故に際しましてたくさんの方が亡くなられたわけでありますが、御遺族の方には心より御冥福を申し上げたがら、この問題に関しまして建設省の方の見解やら原因などについての事実を申し述べていただきたい、このように思うわけでありま...全文を見る
○種田誠君 そこで、この問題に関しまして、これまでわかった範囲の中で、どのような事実経過のもとに七人もの方が生き埋めという極めて悲惨な形で死亡するに至ったのか、この辺のことについて経過を含めて述べていただきたいと思います。
○種田誠君 そこで、きょうは警察の方も見えられていると思うんですが、今、局長の答弁にもありましたように、千葉県警の松戸署の方に捜査本部が設けられて現在事故原因の究明中であるということでありますが、これまでの間にも捜査の中でいろいろ、いわゆる水どめに使われていたH鋼が根入れがなかっ...全文を見る
○種田誠君 ぜひ捜査の場面からも的確な原因解明をしていただぎたいと思うわけであります。業務上過失致死罪ということになりますと極めて重要な責任が発生するわけでもありますが、事故発生に対しては、過失ある原因があるならば厳しく処罰をされることによって今後の事故予防という意味でも一つの大...全文を見る
○種田誠君 これから十年間にわたって四百三十兆円という大変大きな公共投資がなされるわけであります。河川の改修、町づくり、そしていろんな意味での投資がなされるということになりますと、このような安全に対する手だても極めて重要な課題になってくるだろうと思います。  先ほど局長から、我...全文を見る
○種田誠君 では、次の質問に移っていきたいと思います。  過日、都市計画審議会の方から中間答申がなされております。中間答申を拝見いたしますと、今日の地価高騰にまつわって、日本の都市が抱えている問題に関しまして、過去のいろいろな実績の上に新たな問題解決のための新しい手だて、さらに...全文を見る
○種田誠君 この答申を拝見いたしまして、まず一つ私がこれはすばらしいなと思ったのは、都市にビジョンを持つ、このことを明確にしなきゃならないということをはっきりと打ち出したことであります。そして、さまざまな対策があるわけでありますが、その中で、今日までも日本の都市計画の中には言葉と...全文を見る
○種田誠君 それに関連しまして、九月三十日の新聞を拝見しておりましたら、今度の答申にも容積率の一時現状凍結というのに伴う一つの施策の展開が明記されておって、この新聞紙上でもそのような視点での今後の土地の適正利用を図るというような報道がなされておるわけであります。まさにこの容積率を...全文を見る
○種田誠君 まさにこういうふうな制度が取り入れられた場合にどのような所管のもとに実行すれば実績が上がるかというところでありますので、この辺のところは議論があろうかとも思いますけれども、町づくりというのは、決して建設省がつくるんじゃなくて、そこで生活する方々が豊かさやゆとりを実感で...全文を見る
○種田誠君 都市づくりにはお金がかかります。そういう意味で、今日までの課題なども含めますと、経済的誘導政策をさらに進めるということになればなおさらお金がかかるものですから、ぜひこの点については、大臣、皆さんこぞって御努力をしていただきたいと存じ、私どもも意見を言っていきたいと思い...全文を見る
○種田誠君 あわせて、今日、ごみ焼却炉から発電を行っているとか熱を利用しているというケースがどの程度普及しておるのか、厚生省の方からお願いします。
○種田誠君 通産省、厚生省の皆さんからもっとたくさん伺いたいんですが、時間がないのでこの辺で終わりにしておきたいと思いますけれども、実際今、町における新たな資源というのはごみ焼却炉とか下水処理場とか、こういうところに光が当てられておる。そして、そこから出てくる電気、ガス、熱、こう...全文を見る
○種田誠君 最後の質問で、もう一点だけで終わります。  実は、八月十九日の朝日新聞に「建設省さん、ボクたち無視しないで」という表題のもとに、茨城県の稲敷郡の方に天然記念物のヒシクイという鳥が飛来してきているが、ここのすぐ近くに圏央道が将来できる、しかし環境調査のもとになる報告書...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。
10月02日第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第10号
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○種田誠君 私は、冒頭、大蔵大臣に今日の心境などを伺いたいと思います。  当委員会が開会されて多くの質疑がなされてきたわけでありますが、とり、わけ、その中で九月の上旬には証人、参考人調べなども行われてまいりました。そして、今でも私の脳裏の奥深くに、証人の皆さん方がここで、平成元...全文を見る
○種田誠君 通達の意味、通達の役割、機能、その点について私も今の大臣の所見と一部においては同じくするものもあるわけでありますが、問題は、他の省庁でこれほどまで通達がないがしろにされ、根底から否認されているというようなケースは私は余り見聞したことがございません。大蔵省が重ねての指導...全文を見る
○種田誠君 何をしなければならないかということを模索するということ、これはもう多分大蔵大臣ばかりではなくて私たちも同じ立場に今あるんではないだろうかと思うわけでありますが、先ほど大蔵大臣の方で、まさに転換期である、転換期であるがゆえに今回このような不祥事が発生したと、そういうふう...全文を見る
○種田誠君 今の局長の答弁を聞いていても何かぴしっと原因というものが伝わってこないわけでありますけれども、私も法制度や一つの行政のシステムの中における今局長が述べられたようなことが問題であろうということは認識を共通にするところもあるんです。ただ、今局長が述べられたような形が仮にと...全文を見る
○種田誠君 まあ、通達などもことごとく破られてしまうという、また法律もことごとく破られてしまっても企業は成り立つというような、そういうふうな形になってしまった場合には何をかいわんやというふうにもなってしまうと思いますが、私どもも法律の規制のあり方と企業の存在ということを十二分に調...全文を見る
○種田誠君 公表になりました一覧表を見ますと、圧倒的に日興証券が多いわけであります。この日興証券が圧倒的に多いというのは一体どういうことであるかわかっておりますか。
○種田誠君 そういう理由というのは野村証券でも山一証券でも大和証券でもすべて同じであって、問題は、なぜ日興だけがほぼ九割以上この確認後の補てんをやったのか、またこのことについては調査中なのか、それともほかの証券会社においてはもうないというのか、その辺はいかがなものなんでしょうか。
○種田誠君 続きまして、この件についてこの一覧表を拝見しますと、公立学校共済組合、神戸市職員共済組合、川崎市職員共済組合、京都市職員共済組合、地方職員共済組合と、共済組合がずらっと挙がっておるんですが、なぜこの共済組合などが確認書締結後に補てんを受けたのかというようなことに関して...全文を見る
○種田誠君 それでは、きょう文部省の関係で担当の方が来ていると思うんですが、今証券局長は、組合の方から強い要望があってやむを得ずやらざるを得なかったんだと、こういうふうに調査の結果わかっておると述べたわけでありますが、まず公立学校共済組合の場合に、いつ、だれが、どこでこの確認書を...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、確認書を締結したということは、損失の補てんは受けない、あり得ないということをお互いに了解したということだと思うんですが、そのときに、先ほど証券局長は組合の方から厳しい要請があった、こういうふうに述べておるんですが、確認書を締結した人が厳しい要求をしたんで...全文を見る
○種田誠君 そうすると、証券局長の方は、組合の方から強い要請があってやむを得ずというふうに調査結果を得ておると。今の答弁では逆に、組合の方は確認書を締結しているからもうそういうことはないんで、むしろ結構、やらないでくれというようなことを言いながら、証券業界の方から、いや継続をした...全文を見る
○種田誠君 私が今聞いているのは、将来どうするかということじゃなくて、確認書を結んでおきながらなぜ損失補てんが行われるような事態になったのかということに関して、証券局の方が聞いている事実経過と今文部省の方で述べられたこととが全く違うからどうなのかということを聞いているんです。 ...全文を見る
○種田誠君 文部省の方の説明を局長も聞いておったと思うんですが、局長が先ほど述べたことと大分遣うんですが、いかがなものでしょうか、これは。
○種田誠君 そうしますと、先ほどあなたが答えたのは、まさ。に私の質問に対してこの委員会で答えな言葉なんです。答弁なんです。それをもう一回調査し直してということになりますと、一体委員会における答弁というのはどれだけの重みのある真実をお互いに述べ合っているのかということに関して私は大...全文を見る
○種田誠君 五十五条で調査をしたといいましても、今のような違ったような答えが出てくるようでは困るんで、さらにこれは厳しい調査をしてもらいたいと同時に、問題は、大蔵省においてこの調査結果が出てきたとなったとしても、その結果が先ほどのように厳しい要求があったんだということになりますと...全文を見る
○種田誠君 午前中に引き続きまして、懸案になっている件からまず伺っていきたいと思います。  証券局長の先ほどの答弁は十二分にわかっておりますので、もう一度、文部省において確認後の補てん行為に至ったいきさつについて述べていただきたいと思います。
○種田誠君 いずれにしろ、先ほど文部省の方で述べたことは若干事実認識も異なっておりますし、経過も違うわけでありますが、この点については法五十条の関係で問題になりますので後ほど伺いたいと思います。いずれにしろ、委員会における答弁というのは、委員会のやっぱり権威の中で行われるわけであ...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、証券会社自身からは、なぜ確認書をとった後に補てん行為をしたのかということについては聞いておるわけですね。
○種田誠君 今、証券局長の方からは、まさに学校共済と同じような形の中で補てん行為がなされたということを日興証券の方からは事情聴取しておるということでありますが、自治体職員共済組合といいますと、極めて公的性格が強い組織でもありますし、万々一にも、今日利益追求、収益至上主義と言われる...全文を見る
○種田誠君 学校共済にしても職員共済組合にしても、いずれにしろ、確認書を取り交わすということがどういうことなのかということを十二分に認識した上で今回の処置がとられてきたことは間違いないと思うんです。  そういたしますと、私は、そもそもなぜそういう処置になってしまったのかというこ...全文を見る
○種田誠君 今、まさに局長が述べていた、証券取引法五十条の二に該当する利回り保証に当たるか当たらないかということでありますが、先ほど述べております努力目標の利回りというのは、まさにこの二号に当たらなくてもそういう場合を想定して三号というのがあるんじゃないですか。まさにこの三号に書...全文を見る
○種田誠君 先ほど五十条の三号と申し述べたのは、私の間違いで、今証券局長が述べたように五号ということに訂正させてもらいます。  と申し上げましても、やはり私は、この五十条というのは弾力的に運用して、むしろ今回のような場合に、臨機応変に行政処分という形で対応していくならばこれほど...全文を見る
○種田誠君 もう大分期間もたっていることでありますし、新たな法改正のもとに日本の証券業界が大きく変わっていこうとしている時期でありますから、この五十五条による特別検査の結果も早急に公表して、新たな移行くの材料にしていただきたいと思うわけであります。  次に、九月三十日の新聞にも...全文を見る
○種田誠君 野村証券の東急株集中売買については、過日の当委員会における大蔵大臣の発言によって、百二十五条、株価操作の積極的な認定ができる事態では今日的にはなってないんだというような趣旨の発言がありました。  しかしながら、百二十五条そのものの適用を過去二つの事例、光進の事件を含...全文を見る
○種田誠君 百二十五条の認定が困難であれば、少なくとも五十八条の認定は私は容易だろうと思うわけであります。五十八条三号に、まさにその株価操縦に至る周辺の行為を禁止しているわけでありますから、これについては罰則もあるわけでありまして、少なくとも五十八条の三号には該当すると思いますが...全文を見る
○種田誠君 今国会で証券取引法の改正法案が今審議されているわけでありますが、改正法案の成立があったにしても、先ほど来議論しておりますように五十条や五十四条や五十八条、こういうものを弾力的にある程度運用していくという行為が伴わないと、まさに証券業界に対する適切な管理監督というのはこ...全文を見る
12月17日第122回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○種田誠君 両大臣におかれましては、御就任のほどおめでとうございます。今、建設行政、国土行政に関して国民の高い期待がございますので、ぜひとも国民のニーズにこたえるようにより一層の御努力をお願い申し上げたいと思います。  私は、本日は、現在、都市計画中央審議会や建築審議会で熱心な...全文を見る
○種田誠君 今、局長の方から述べられた、マスタープランの中に図面表示化していくとか市町村レベルにおいてもさらによりわかりやすい形での具体的なプランをつくっていこう、これは非常にすばらしい計画だと思うんですが、問題は、このようなマスタープランをつくる手続が一つ大きな問題としてあるん...全文を見る
○種田誠君 今、局長のお言葉にもありましたように、まさに住んでよかった町づくり、私たちの生まれたときから死ぬまで、死んだ後までその町が存在していくわけでありますので、私は逆に、都市計画というものはそこに住んでいる人の創意性、創造性、また求めるもの、そういうことがベースになりまして...全文を見る
○種田誠君 この国土利用計画法に基づく市町村レベルの基本計画の策定が、率直に申し上げまして、法が昭和四十九年にできてその後大分期間はたつわけでありますが、まだ半数いったかいかないかぐらいだと思うんですね。したがいまして、この辺はこれから、むしろおくれていること自体を幸いとして、新...全文を見る
○種田誠君 都市計画や建築基準法の中で容積率の凍結や引き上げを行うという考え方を取り入れる、いわゆるダウンゾーニングの思想を都市計画の中に位置づけていくということは、私も極めて適切な方法であろうかと思うんです。  しかしながら、今、局長の答弁の中にもありましたように、一体これを...全文を見る
○種田誠君 次に、余り時間がないんですが、もう一点お伺いしたいと思います。  昨今、地球環境に大きな破壊の兆しがあるような指摘が強くなされて、今その中で地球温暖化などもCO2の急増によって危惧されております。政府においても地球温暖化防止行動計画が過般策定をされて、二〇〇〇年ない...全文を見る
○種田誠君 いずれにしろ、まだまだ予算規模としても小さな規模であるし、率直に申し上げて、具体的にパイロットケースまでもいかない、本当に研究段階だと思うんです。  しかしながら、先ほど申し上げましたように、政府の地球温暖化に関する防止行動計画はもう動いているわけでありますから、し...全文を見る