種田誠

たねだまこと



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種田誠の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第123回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○種田誠君 私は、佐川急便問題、さらにはカンボジア復興支援の問題、そして時間があれば新しい資源循環型の都市づくり、こういう問題に関して質疑をさせていただきたいと思います。  最初に、佐川急便事件関係でありますが、衆議院、参議院の予算委員会を通じまして与野党の議員から佐川問題に関...全文を見る
○種田誠君 私は、総理は御聡明でございますから、もう既にいわゆる路線のあり方とか労働条件の問題とかについてある程度の認識を、分析を持たれておるんではないだろうかなと思うわけでありますが、さらにその辺の問題をはっきりと総理に御認識いただくためにも、きょうは具体的な例を取り上げまして...全文を見る
○種田誠君 今の局長さんの説明を伺って、区域免許しか持っていない運輸会社がまさに路線免許を持っているのと同じような営業活動ができるような形をとることになったわけでありますが、総理は、その流れというのを説明を聞いて、なるほどこれは心配ないと、そういうふうにお思いですか。いかがでしょ...全文を見る
○種田誠君 この運輸行政は従前来より明確な、厳格な法の手続のもとになされておるし、しかもこれは多くの事業体の方がかかわるものですから、こういう手続は、私たち委員はもとより、総理においてもまた運輸大臣においても、一般の国民の方にもわかるような形で手続が進められなきゃならないはずだと...全文を見る
○種田誠君 聞けば聞くほどわからなくなってくるんですけれども、今の答弁の中で一つだけ事実が違っているんじゃないかと思うんですけれども、一たん取り下げましたか。取り下げて再申請しておりますか。それは間違いないんですね。  実は私が調べてきたところ、先ほど来の東日本運輸が平成二年の...全文を見る
○種田誠君 もう一点、事実だけ確認しますけれども、実は私はこれは不思議だなと思ったんですが、北関東佐川に関する特別積み合わせ貨物施設の許可というのがその年の八月の十二日に出ているんじゃないですか、もう既に。
○種田誠君 その辺のところをもう少し、北関東佐川に特別積み合わせの免許がいつおりたかということに関しては、後でこれは調べていただきたいと思うんですけれども、私の手元の資料とは違うわけであります。  今までの説明の中では、こういう形で、先ほど運輸大臣は地元業者を買収して成長してい...全文を見る
○種田誠君 まさに公共目的を達成していくというような視点からも、この免許の違いというのは厳正がつ公明に運用されていかなければならないし、佐川急便が行ってきたことというのは、これは法の趣旨をむしろ潜脱する行為、そういうふうなものとしてこれは位置づけなきゃならないんじゃないかなと思う...全文を見る
○種田誠君 運輸大臣、佐川急便がこれまでとってきた事業拡大の手法、極めて法に触れるおそれのある行為を重ねてきたと思われるわけであります。これまでの委員会の中でも、労働条件などについてもさまざまな問題提起もなされてきております。そういう意味で、運輸行政をこれから指導していく上で、健...全文を見る
○種田誠君 今、大臣おっしゃられたような視点でぜひお願いをしたいと思うんですが、先ほど合併の話が大臣から出ました。その点について一点だけお伺いしたいんですが、二月十九日の衆議院の予算委員会で我が党の和田静夫委員の質問に関して、大臣の方で今月末をめどに合併を考えていきたいというよう...全文を見る
○種田誠君 運輸大臣、恐縮ですが、重ねてこの佐川問題に関して今議論したように、水戸の問題でもまだまだ実は不透明な部分がたくさんあるわけであります。この種のものは全国にたくさんあるやに私も聞いております。私の手元にも幾つかのケースが挙がっております。したがいまして、今のように健全な...全文を見る
○種田誠君 それでは、次の問題にいきたいと思います。  カンボジア関係の問題で質問をさせていただきます。  三月の十日、総理大臣は国連カンボジア暫定統治機構、UNTACの代表の明石康さんに会われまして、そしてそこでいろいろお話をされたということが三月十一日の新聞に報道されてお...全文を見る
○種田誠君 私は、今政府が提案しているPKO法案このものの成立には反対でありますけれども、問題は、この法案がなくても、明石さんはぜひとも日本からの人的かつ物的な協力を早急にお願いしたい、こういうふうなことを言明されておることも事実だと思うんです。  そこで、まずこのUNTACと...全文を見る
○種田誠君 もう一つ、UNTACの現在想定している今後の活動、これについてちょっと説明してくれませんか。
○種田誠君 私も、明石康さんが三月十五日に現地に赴任する前に日本カンボジア復興友好議員連盟の一員としてお会いをし、お話などを伺ったわけでありますが、問題は、今の局長の話にもありましたように、UNTACの任務は極めて幅の広い任務であって、しかも軍事部門以外の部門が大きなウエートを占...全文を見る
○種田誠君 私も、実は昨年参議院の福田宏一先生を団長としてバングラデシュ三の選挙監視、そして昨年の四月には奥田運輸大臣を団長としてネパールの選挙監視活動をしてまいりました。軍隊に囲まれて極めて厳しい状況ですけれども、しかしながら、そこで私たちだってできたわけであります。そういう意...全文を見る
○種田誠君 ぜひ、PKO法案と関係なく、UNTACの明石さんを支援するような前向きの形での活動を積み重ねていただきたいと思います。  さらに、日本の今回のカンボジアに対する支援に関して、私はこの前の海部内閣のときとはちょっと違うなと思ったことがございます、今回、非常に早い時期に...全文を見る
○種田誠君 UNTACに対する支援のほかにも、国連難民高等弁務官事務所の関係で、いよいよこれも今月の末から難民の帰還が始まるということになりますと、この辺の手当ての方は日本からの支援はどういうふうになっておるんでしょうか、ちょっと聞かせていただきたいと思います。
○種田誠君 UNTACに劣らず難民の帰還作業も極めて大変な作業でもあると同時に、大変なお金も要するということでありますので、万全な支援体制をお願いしたいと思います。  そしてもう一つ、実はカンボジアでカンボジア国民が日本にぜひ早急にお願いをしたいと言っておられるのがトンレサップ...全文を見る
○種田誠君 奥田運輸大臣にこの点、運輸大臣は外務省担当じゃないんですけれども、日本カンボジア復興友好議員連盟の会長としてもこの日本橋の問題に関しては前々からお考えを持っているようなんで、この際ちょっと運輸大臣の日本橋に関する今後の考え方を述べていただきたいと思います。
○種田誠君 カンボジアの問題に関しては、先ほど申し上げましたように、もう既にUNTACの活動が始まっております。一日も早く日本からの支援体制がつくられませんと明石さんの活動もなかなか進まないということでありますので、直ちに私は、PKO法案そのものとかかわりなく体制づくりをぜひお願...全文を見る
○種田誠君 それでは、時間がありませんので次の質問に参ります。  平成二年の十月に地球温暖化防止行動計画というのが作成をされました。これに基づいて関係省庁において地球温暖化防止のために積極的な施策を展開していると思いますが、このことに関してこの内容を、またそして現在行っているこ...全文を見る
○種田誠君 ただいま述べられたような行動計画に従って、現在各省庁において施策を展開しているところだと思うわけでありますが、とりわけ私は、新しい町をつくっていく中で都市に発生するエネルギー、こういうものを循環させることにより、また再利用することによって環境に優しい町をこれからつくっ...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○種田誠君 本日は、ただいま議題になりました琵琶湖総合開発特別措置法の改正案を審議するということでございますので、この点について順次質疑を行っていきたいと思います。  ただいま国土庁長官から、今般、諸般の事情により法律の有効期限内に完了できない見込みであるので今回の改正をお願い...全文を見る
○種田誠君 私、今局長の答弁を聞いておって、さすがに責任を持ってこの事業を進めておると違うなと思ったことがございます。  この質問は、私、今ここでこの質問の始まる直前に通告したわけなんですが、まさに十年前の関係局長の答弁は、インフレの進行、オイルショックによる影響、かつ用地補償...全文を見る
○種田誠君 今説明がありました湖沼法に基づく第二次の琵琶湖水質保全計画ですね、これが三月十二日に決定されたわけですか。
○種田誠君 そうしますと、この第一次の水質保全計画を受けてまさに本年度から第二次の水質保全計画が始まろうとしている。それで、今その目標を申されたわけですが、第一次を受けて第二次の水質保全の対策として、第一次の経験を踏まえて第二次では具体的にどういう形でこれを推し進めればより効果が...全文を見る
○種田誠君 それからもう一点。  過般、平成二年六月ですか、水質汚濁防止法の改正がなされましたですね。そして、これは琵琶湖ばかりではなくて、私の地元の霞ケ浦もそうでありますし、また手賀沼、印旛沼なども顕著にあらわれているんですが、昨今の水質汚濁の大きなウエートを占める原因が生活...全文を見る
○種田誠君 この生活排水が今指摘があったように大きなウエートを占めていることは、間違いのない事実だと思うんですね。そして、これに対しても今後今のような形で積極的な対策をしていくということでありますけれども、まさに生活雑排水というのは各家庭から排出されるものであるし、大きな湖の近く...全文を見る
○種田誠君 そういう意味で、さらに今述べられたような国民、市民、県民がこぞって水というものに関心を持ち水質の浄化に努めていくためには、やはり身近なところから具体的に参加型の運動や行動が行われる必要があろうと思うし、そういう流れが私は着実に生まれていると思うんですね。  聞くとこ...全文を見る
○種田誠君 私は野鳥の会の会員として時々茨城の浮き島の方にも、霞ケ浦の近くに北浦というところがあるんですが、参りますが、ヨシの中にはヨシキリとか、この間圏央道の問題でここでも議論いたしましたヒシクイとか、本当にたくさんの野鳥がおりますし、また魚などの産卵の場所にもなる。そしてさら...全文を見る
○種田誠君 このことでもう一点、環境庁の方にお伺いしたいんですが、ドイツにボーデン湖という湖があるようであります。私はまだ行ってみたことはないんですけれども、このボーデン湖はもう既にヨシ条例のようなものに従って水質浄化の対策を練っておられる、こういうふうなことで調査に行かれた方も...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、先ほど建設省の河川局長の方で述べられたような視点に立ってもう既にボーデン湖の方ではそれが先行して行われているというようにも見受けられます。まさに私は、これからの建設行政は、自然とのかかわりの中において、どのように自然と取り組んでいくか、そしてそこで共存共...全文を見る
○種田誠君 お話を伺っておりますと、それぞれの分野で精いっぱいの努力をしながらこれまで水質浄化にかかわってきていたものと思いますが、伺いまして、問題は一つ、この下水道の中には流域下水道もあるし特定環境関係のものもあるし、さらには自治体の公共下水道もあるし、フレックスプランに基づく...全文を見る
○種田誠君 今の局長の答弁を聞いていて、私はまさにそういう形でこれからの建設行政が動いていってほしいなと思うわけであります。やはり公共事業に関しては、いろいろなことを言われても、建設省がこれまで積み重ねてきた実績、そして今日の大きな財源を伴った大きな任務、農水の方も厚生省の方もそ...全文を見る
○種田誠君 ついでに農水省の方にちょっと伺います。  この農業集落排水は、いわゆる地域からの申請主義、地域から上がってこないと設置の方向に動かないという形になっていると思うんですね。そうなった場合、今の厚生省の新たな意味での合併浄化槽に対する補助金もそうなんですが、やはり先ほど...全文を見る
○種田誠君 農水省においても厚生省においても目的は同じだと思うんです。したがいまして、建設省の長い経験や歴史、実績、こういうものも十二分に協議の中で参考にしながらお互いに一つの目的を達成するように今後ぜひとも努力をしていただきたいと思います。  最後に、私の地元の霞ケ浦の水質改...全文を見る
○種田誠君 余り時間がありませんので簡単で結構なんですが、今環境庁が述べられたような目標、対策に対してそれぞれどのような取り組みが現状になされておるのか、説明を願いたいと思います。
○種田誠君 時間がないので最後の質問になるかと思いますが、霞ケ浦に関しては、川が流れるというところに浄化作用が発生するということから一導水計画が行われていると思うんですが、この進捗状況と今後の見通し、目標、その辺のところだけをちょっと簡単に御説明いただければと思います。
○種田誠君 汚泥の処理とか幾つかの問題に関して質問を積み残したわけでありますが、またこれは後の機会に質問させていただくことといたしまして、ぜひとも琵琶湖そして全国の湖沼の水質改善に一層の御努力をお願い申し上げ、そしてこの法案が成立した後、確実に事業実績がつくれますように御期待申し...全文を見る
○種田誠君 私は、ただいま可決されました琵琶湖総合開発特別措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読させていただきます。     ...全文を見る
○種田誠君 ただいま同僚の青木委員の方から地価問題、公共事業前倒しの問題、経済対策などについて質疑が行われましたんですが、私も、ちょっと予定していたものが重なっているところがありますのでその辺のところは注意しながら、幾つかの点について地価問題や景気対策について質問をさせていただき...全文を見る
○種田誠君 大臣の固い決意のほどは十分にわかりました。  先ほど局長さん皆さんから挙手がありましたが、私はよくわかるんです。というのは、二十四日の土地関係閣僚会議においても総理みずから土地対策に関しまして新たな決意のもとに取り組むということを述べておられますし、地価対策に関しま...全文を見る
○種田誠君 今度の経済五カ年計画の中などにも具体的に価格目標なども明記されるのではないだろうかなと、こういうふうにも世間で言われております。そういう意味では、目標がより明確になるわけでありますから、一層の御努力をお願いすると同時に、やはり豊かさやゆとりというものを住宅において享受...全文を見る
○種田誠君 土地の問題は、私はこれから五年、十年先の間に、私たちにとって土地というのは何なのかということがさらに真剣に協議され、見直され、新しい哲学がつくられていくような時代を迎えるような気がするわけであります。そういう意味で、これは日本の企業における資産のあり方についても必ずも...全文を見る
○種田誠君 もとよりでございますが、私申し上げましたように、ぜひ景気回復のために御努力をお願いしたいと思います。  先ほど残した住宅の問題で、三月十九日の朝日新聞に「冷たい東京 住宅砂漠」という見出しのもとに「「子連れ」で入居拒まれ」、「幼児四人焼死」、こういう記事がございまし...全文を見る
○種田誠君 民間団体の調査によりますと、子供可という住宅は何と一五%にしかすぎないということであります。結婚すれば当然子供が生まれ、子供が一人じゃ困るので二人、三人ともう少しふやさなきゃならないだろう、今こういうようなこともよく委員会などでも質疑されているわけでありますが、今局長...全文を見る
○種田誠君 ぜひ今申し述べられたような視点で一層の施策の展開をお願いしたいと同時に、やはり大都市部において特に公的賃貸住宅が大幅に足りないというところにこれらの原因があるかとも。思うわけでありますので、そういう意味で公的住宅のさらなる緊急の供給をぜひともお願いを申し上げる次第であ...全文を見る
○種田誠君 海岸浸食に対する対策というのは極めて困難である、海岸浸食の原因そしてさまざまな自然の状態に対応するわけでありますから、何か一つの方法でできるというわけではなくて、今局長おっしゃっているようにいろいろな角度から考案された工法を実行していくことが大切なのではないだろうかと...全文を見る
○種田誠君 波崎港の砂は粒の粗い雄砂だったわけですけれども、今回いわゆるヘッドランド工法によって海岸浸食をストップさせるような海浜の養生ができたということならば、やはり漁師仲間の言い伝えなどもそうまんざら見捨てたものではないというようなことだと思うんですね。午前中も琵琶湖のヨシの...全文を見る
○種田誠君 これからまさに高規格道路、高速道路がさまざま全国的に展開されると思います。公平感、また公平、こういうことをモットーに、ぜひ大変な事業だと思いますけれども、よろしく改善のほどをお願い申し上げます。  終わります。
04月01日第123回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○種田誠君 三月の十九日、この委員会で私も茨城佐川問題について質疑をさせていただきました。そして、昨日佐藤議員の方からもこの問題が提起されてきたわけでありますが、本日の質問の冒頭に、この茨城佐川問題について、二、三、私にとっては詰めの質問をさせていただきたいと思います。  十九...全文を見る
○種田誠君 取り下げたのはいつだと言いましたか。十一月の十六日ですか。
○種田誠君 はい、わかりました。  この一連の手続に関しましてまだ釈然としないところがあるんですけれども、陸運局としてはチェックミスである、基本的に重要な過ちがあったわけではないというような取材に対しての見解などもあるようでありますが、実はこの茨城佐川急便の問題、決して水戸ター...全文を見る
○種田誠君 極めて歯切れが悪いんですけれども、問題は前々からここでも議論されておりますように、許認可を持っている省庁はやはり公平でなきゃならない、手続は厳正でなきゃならない、透明性が確保されなきゃならない。いわんや今度の物流二法が通った後はなおさらそういうものに十分にこたえなきゃ...全文を見る
○種田誠君 今、運輸大臣が述べたような視点で、いささかなりとも後にまた不透明な問題提起をされることがないような指導をしていただきたいと思います。  次に問題を移っていきたいと思いますが、外務省の方に幾つかお尋ね申し上げます。  昨今、とりわけ昨年からことしにかけまして、ミャン...全文を見る
○種田誠君 今、局長の方からも、三月十八日のことだと思いますが、百万ドルを拠出して緊急の対応に役立てているということ。さらに、バングラデシュの斎木大使などからも御報告があったんだろうと思うんですが、問題は、これから日本政府として、やはり日本がアジアの一員として、私はあえて申せばア...全文を見る
○種田誠君 今、大臣がおっしゃったように、難民を出さないような政策をアジアの国々がづくっていく、そういうふうなことに協力をしていくということが極めて重要な課題だろうとは思うんですね。残念ながら、八〇年代七百数十万だった世界の難民、九〇年代になりましたらば一千四、五百万を超えている...全文を見る
○種田誠君 もう少し具体的に教えてもらいたいんですけれども、日本がミャンマーに対して大きな影響力を持っているとアジアの中では言われているわけであります。アジアの中のマスコミなどでもそういうふうな指摘もされておりますし、日本のマスコミもそういう指摘をしております。このODAに関しま...全文を見る
○種田誠君 ちょっと残念ですけれども、さらに何らかの効果ある方法を検討していただきたいと思います。  外務大臣、政府としてもミャンマーの現在の政府に対して一定の警告などを発したというふうにも聞いておりますが、どのような警告を発して、これからさらに民主化への誘導を図るためにもどの...全文を見る
○種田誠君 このミャンマーの難民の問題は、多分私は近々にアメリカやヨーロッパの諸国からも具体的な行動が起こってくるんではないだろうかと思うわけでございます。ぜひ日本も時宜を得たしかるべき施策を展開していただきたいと思います。  次に移りたいと思います。  今、ミャンマーとの関...全文を見る
○種田誠君 今、局長の方からお話がありましたように、まさに非木材からパルプをつくっていく。  通産省の方で述べていただきたいと思うんですが、紙の需要、一体今どのような需要のもとにどのような供給がなされているか、ちょっと述べていただきたいと思います。
○種田誠君 紙の需要は近年日本でも目覚ましく高まっております。これに関しては省資源とか省エネというところから見直しも必要だと思いますけれども、いずれにしろ、地球環境問題なども考えますとやはり木材パルプから非木材パルプヘの転換が必要とされるだろう。しかも短期間に再生ができるようなも...全文を見る
○種田誠君 ちょっと今の答弁に私は納得できないところが幾つかあります。  五十七年の三月にJICA、国際協力事業団がジュートパルプに関する報告書というのをつくっているわけであります。今の御説明とは全く違いまして、採算はとれる、ぜひODAなどの協力によって推し進めるべきであるとい...全文を見る
○種田誠君 この多目的シェルター、今申し上げましたように途上国、特に災害の多い途上国などにおいては極めて多目的な有能な役割を果たしていくことと思いますので、推進の方も強力にお願いをしたいと思うわけであります。  と同時に、人口問題の点も今申し上げましたけれども、現在五十三億を超...全文を見る
○種田誠君 そういう状況にあることを前提に、きょう文部大臣に来ていただいているわけなんです。  というのは、ODAという視点から見ますと、まさに外務省が今やっておるような仕組みしかないわけですね。そうじゃなくて新しい試みとして、とにかくアジアの方々、途上国の方々からは日本の教育...全文を見る
○種田誠君 実は私は、ささやかなんですが日本・バングラデシュ友好教育基金というのをつくらせてもらっておるわけです。まだまだ今やっている最中で基金は少ないんですけれども、元金据え置きなんですよ。元金は五年後に返してもらうんです。利息運用だけでいいんですよ。ですから、日本のお金を一兆...全文を見る
○種田誠君 光が丘という団地が東京にあるんですね。この光が丘の団地が極めて新しいシステムのもとにごみのエネルギーを利用した地域をつくっておるということですが、現状をちょっと御報告願いたいと思います。
○種田誠君 ごみの処理の中から生まれてくる熱ばかりではなくて、下水処理などにおいても高熱が生まれるわけであります。したがいまして、こういう熱の利用について建設省の方などでどのように考えておるのか、その辺のところちょっと聞かせていただきたいと思います。
○種田誠君 政府も地球温暖化防止行動計画をつくり、環境問題に対して今積極的に取り組んでいるところだと思うんですね。    〔理事井上吉夫君退席、委員長着席〕  私は、資源を循環させ、そして特にごみとか下水とかというのは今まで厄介施設だった。そうじゃないんだ、むしろ町の中心にそ...全文を見る
○種田誠君 厚生大臣、全国的にこみ焼却場から出る熱は膨大な熱なんです。ごみはこれからどうしていいかわからない状況もたくさんあるんですね。今のような視点に立って、厚生省として全面的な協力というのはいただけるものなんでしょうか。
○種田誠君 ぜひお願いを申し上げます。  通産大臣、燃やしますと灰が出るんです。この灰から最近、埼玉県、東京、いろんな自治体で研究して資材などをつくり始めました。れんがとかタイルとかいうものが生まれておるんですが、こういうことに関して、通産省としてまさにこういうことを再利用して...全文を見る
○種田誠君 地球温暖化、そして今日においては酸性雨などの問題もいろいろ指摘されているようであります。地球的な視点の要請にこたえるためにも、ぜひ資源循環型の町づくりに建設大臣は力を入れていただきまして、厚生大臣、通産大臣の御協力をぜひともお願い申し上げまして、私の質問を終わらせてい...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 建設委員会 第3号
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○種田誠君 おはようございます。  ただいま各大臣から本年度予算に関しましての説明がございましたが、冒頭、国土庁長官にお尋ねをしてまいりたいと思います。  ただいまの説明にもあったわけでありますが、この間の地価の高騰が、行政、政府、国会そして国民一体となっての努力、施策の展開...全文を見る
○種田誠君 大臣、いかがでしょうか。
○種田誠君 今、局長の方からもお話がありましたが、やはり現実に三大都市圏などにおいて中堅サラリーマンの方が自分の給料の中で住宅が取得できるような、また借りられることができるような価格というのが当然私たちにとって好ましい価格というふうに位置づけられるだろうと思います。ぜひその点につ...全文を見る
○種田誠君 今の発言の延長線に、申し上げましたようなトリガー方式のようなものをぜひ検討課題に位置づけておいていただきたいと思うわけであります。  本年度の国土庁の予算概要の中にも、長期的、短期的な地価の動向の正確な調査を図っていきたい、そのための施策を展開していくんだ、こういう...全文を見る
○種田誠君 よりきめの細かい把握ということのために今述べられたような施策が考えられているだろうと思うんですが、問題はそのような調査分析結果が整備された上での土地情報の公開というような形で国民に周知されていく、このことも極めて重要なことだと思うんです。  そこで、これも一つの提案...全文を見る
○種田誠君 これはまさに土地基本法の理念を実現していくためには私は大きな役割を果たす制度じゃないだろうかと思うんです。ただいま局長の方からも話がありましたけれども、国民の合意形成が土地基本法制定以降かなり新しい視点で進んでいるという、やはりこの認識をベースにしてつくっていただきた...全文を見る
○種田誠君 建設省の方ではどうですか。
○種田誠君 いいです。今のは撤回いたします。  今の局長の話にもありましたけれども、国土庁としては今回の地価税増収分をさまざまな土地政策に予定しておる、こういうふうなことでありますけれども、過般の当院の予算委員会においても同僚議員の村沢委員の方から厳しい指摘がなされて、結果的に...全文を見る
○種田誠君 この問題に関しましては、もう議論が多方面でなされておりますのでこれ以上申し上げませんけれども、今、日本においては社会資本の整備が急がれている時期でありますし、かつまた土地政策などに関しましても二十一世紀を前にしてしっかりした形をつくり上げなきゃならないときでありますか...全文を見る
○種田誠君 ぜひ今述べられたような視点で努力をしていただきたいと思います。  続きまして、住宅関係に関して質問をさせていただきます。  ことしの三月、東京都におきまして東京都住宅基本条例が制定されたそうであります。私もその条例、また条例に伴う東京都の住宅マスタープランなどを拝...全文を見る
○種田誠君 第六期五カ年計画で七百三十万戸、また大都市法による住宅供給計画として七百四万戸等々が予定されているわけでありますけれども、問題は、これは建設省だけですべて住宅が建つわけではなくて、公団、公社、地方自治体それぞれの業務主体があった上での計画の実行ということになるわけであ...全文を見る
○種田誠君 今、局長から答弁がありましたように、まさに国と自治体が一体となってこの供給計画を作成し実施していかなければ、実際に住宅に住む方にとって必要な住宅、中堅サラリーマンそしてまた高齢者の方にとって必要とされるような住宅の供給がなかなか難しいだろうと思うんですよ。そういう意味...全文を見る
○種田誠君 今の大臣の答弁は極めて残念なのでありますけれども、私は居住水準のあり方、今後の維持のあり方、さらには住宅の供給のあり方、私たちのライフスタイルに合った豊かな住宅のあり方、このような視点から考えまして、今、大臣はコンセンサスがまだつくられていないとおっしゃられましたけれ...全文を見る
○種田誠君 ぜひ一矢法律の制定に向けてこまを進められまして、生活大国をつくっていく宮澤政権のにしきの御旗にしてもらいたい、私はこういう気持ちもありますので、ぜひ前向きに御検討のほどをお願い申し上げたいと思います。  時間が残り少なくなりましたので、次の問題に移らしていただきたい...全文を見る
○種田誠君 今、局長からありましたしゅんせつをしたヘドロや汚泥の処理、これは埋め立てなどが中心になることだと思いますけれども、実はこの汚泥をぜひ欲しいという方もおるわけであります。汚泥を再資源の原料として活用したい、こういうふうな人もおりますし、建設省も下水道事業団などにおいてエ...全文を見る
○種田誠君 これから汚泥とかヘドロとかごみの焼却灰とか、たくさん出てくると思うんです。ぜひ建設省におきましても適切な研究などを行いましてこれにこたえていただけるよう一層の努力をお願いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
04月16日第123回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○種田誠君 私は、ただいま可決されました公有地の拡大の推進に関する法律及び都市開発資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  ...全文を見る
05月14日第123回国会 参議院 建設委員会 第5号
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○種田誠君 ただいま青木委員の方から本法案に対しまして全般的な質疑が行われましたので、私の質疑も一部重なるところがあるかと思いますけれども、御容赦をお願いしたいと思います。  私も、拠点都市法、この法案が成立し、第一条の目的に定められているような大きな課題が確実に実行されていく...全文を見る
○種田誠君 本法案の特徴などを伺う前に、もう一点だけ大きな問題で伺っておきたいと思います。  私は、この法案をまず読ませていただきまして、法案の名前が「地方拠点都市地域の整備」、ここで切れまして、「及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律」というこの表題からもはっきりわかりま...全文を見る
○種田誠君 先ほど都市局長の方から、若者などが都市というものをしっかりと認識して、そこで生活し、学び、働く、そういうふうなことを行っていく地方の業務都市というお話があったわけで、その点だけちょっとお聞きしたいと思います。  日本開発銀行の「調査」百四十五号という資料によりますと...全文を見る
○種田誠君 その点、しつこいようですが、この法案を実行していく上で、むしろ大学生や三十前の青年男女にそれぞれアンケートをとって率直に若者の気持ちを聞いてください。  国勢調査の結果でも、宮城の中で仙台は人口増地帯になっております。宮城県は仙台を中心にしてかなり一極集中だと言われ...全文を見る
○種田誠君 わかりました。  ぜひ頑張っていただきたいと思うわけでありますけれども、その辺の問題については実際の今後の施策の展開の中で問題を解決して対処していただきたいと思いますが、農村地帯は農村自体が地域、都市のあり方を考えていくような時代がむしろ来るだろうと思うし、そういう...全文を見る
○種田誠君 今、局長が述べられた特徴、今日の地方分権、地方の創意工夫を極めて尊重しつつ業務都市づくりに寄与していくという、率直に申し上げましてこれまでの施策の展開における考え方とは一味違うものがあるんではないだろうかなと私は思うわけですが、実はそうであるところに、私はまた、これ、...全文を見る
○種田誠君 その点で、私、この質問をするに当たりまして多極分散型国土形成促進法というのをしみじみ眺めさせていただいたわけです。そうしましたらば、あれっと思うことがございました。  この多極法においても、第七条で、振興拠点地域基本構想というものを都道府県知事が作成をして主務大臣の...全文を見る
○種田誠君 どうも今のお話からすると、要は、多極法の方はもう少しエリアが大きい、こちらの地方拠点都市法の方はもう少しエリアが小さいというような割とわかりやすいところもあったんですが、そこで拠点都市法の関係で、もう既に基本構想ができている三重ハイテクプラネット21構想というのがござ...全文を見る
○種田誠君 その趣旨はよくわかりますが、ただ、これまでの法令がたくさんありますけれども、その主管省庁が全部同じじゃないわけです。今までこの法案と同じように全省庁六つが過去の法律全部やってきたというならば、割と今おっしゃられたような形での整合性はとりやすいと思うんです。そうでないと...全文を見る
○種田誠君 先ほど都市局長の方から、本法案の特色の一つとして、従前の地域振興法は産業の再配置が中心であったが本法は総合的な都市づくりというものを目指しているんだ、こういうような御答弁もあったかと思うんです。  そこで、建設省としても、そうなりますと、一定の御決意のもとにしかるべ...全文を見る
○種田誠君 財政的な意味での支援策というのが率直に言ってこの地方拠点都市づくりの大きなウエートを占めていくことは間違いないことだろうと思いますし、このことがすべてを握っているとも言えると思うんです。  問題は、今局長が述べられた支援策というのは大半がこれまでも各施策の中で実行さ...全文を見る
○種田誠君 若干認識が違うところはあるかと思うんですけれども、ぜひ大臣が述べられたような視点で推し進めていただきたいと思うわけです。  ただ一つ私が気になるのは、東京一極集中という物の見方と、それから地方都市の、先ほど来も仙台とか幾つかの都市の名前を挙げましたけれども、これを一...全文を見る
○種田誠君 まず、今回の法の目的である地方の自主的な創意ある都市づくりを支援するということになりますと、今おっしゃったように、私は自治省さんの支援というのは極めて重要な課題を持っていると思うんです。  今二つ、ハードな場面とソフトな場面に分けて述べておられました。  そこで、...全文を見る
○種田誠君 それでは今度は逆に交付税で賄っていく場合の償還の元利ですね、こちらの方はどういうふうなかさ上げを考えておるんですか。
○種田誠君 その点でちょっと教えていただきたいんですけれども、地方交付税の不交付団体、一生懸命努力して都市づくりなどをしている自治体に逆にそういう傾向が多々あるわけでありますけれども、そういう団体に関していわゆる業務都市として頑張ってもらうということになった場合には、これはどうな...全文を見る
○種田誠君 この辺の問題が、私は実際に地方単独事業を行わせる上で、とりわけベースになるようなものを創造していく上で、必要な資金源、資金対象になっていくと思いますので、ぜひ強力な支援対策をさらに進めていただきたいと思うわけであります。  一歩進めまして、この法案の特徴として、いわ...全文を見る
○種田誠君 衆議院の質疑の中で、私、同僚の松本龍議員が質疑をしているのをちょっと拝見したときに、たまたま松本さんが竹下元総理がつくられたふるさと創生基金の質問をしていたんです。ああいうことこそ地方がそれぞれの創意工夫を凝らして、いい悪いは別にして、さまざまな施策を自由濶達に展開で...全文を見る
○種田誠君 建設省と自治省の方から財政的な支援策について伺ったわけですけれども、いずれにしろこの辺がこの事業すべての最も重要な点でありますので、さまざまな角度から法の目的を達成できるように一層の知恵を絞って頑張っていただきたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。  ...全文を見る
○種田誠君 今の局長の答弁を聞いておりましても本当に肌で感じますけれども、非常に難しい選定作業だと思うんですね。しかしながら、法の趣旨を最大限に生かすという新しい意味での研究、工夫を少ししていただいて、すべての要求を満たすというのは難しいかとは思いますけれども、ぜひその辺のところ...全文を見る
○種田誠君 どうもありがとうございました。
05月21日第123回国会 参議院 建設委員会 第6号
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○種田誠君 きょうは参考人のお三方の皆さん方には、大変お忙しいところ御出席いただきまして、かつまた貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。官頭、御礼申し上げます。  お三方に順次、短い時間でございますが、質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、伊藤先生の...全文を見る
○種田誠君 次に、千田参考人にお伺いしたいと思います。  この法律でいわゆる基本計画をつくるのは市町村という自治体になるわけなんですけれども、今、伊藤先生からもお話がありましたような地方の創意工夫というのを織りまぜながら町をつくっていくというのが今回の法律の今までの法律と違った...全文を見る
○種田誠君 最後に、森瀧参考人に伺います。  参考人の御意見を伺っておりますと、この法案はどちらにおいても役に立たぬというような御指摘なものですから、御意見を伺うにしてもなかなか難しいんですけれども、一言、それでは参考人のお考えの中における地方の活力をつくり上げていくような、い...全文を見る
05月25日第123回国会 参議院 本会議 第17号
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○種田誠君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま趣旨説明のありました都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案について、宮澤内閣総理大臣並びに関係各大臣に対し質問をいたします。  間もなく、都市に住む人口が七〇%を超える時代がやってまいります。都市は、豊かで潤いが...全文を見る
05月26日第123回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○種田誠君 本法律案も、過般の当委員会での質疑を受けまして、その後、連合審査、参考人からの事情を伺うという、このような手続を経てまいったわけでありますが、幾つかの問題点、さらに課題、そういうものも浮き彫りになってきたものと思われます。  そういう中で、冒頭、国土庁長官の方に二点...全文を見る
○種田誠君 今、長官述べられたことは、これから具体的に地方振興策をしっかりと図っていこうとするならば必ず大きな問題として提起されてくることだろうと思われます。ぜひ御尽力をお願いいたします。  同時に、きのう質問をする前に地方振興に関する法律はどのくらいあるものなのかなということ...全文を見る
○種田誠君 この六省庁協議会の考え方いかんによって、今後この法案が成功するか大変な事態になってしまうかということが決まるような気もいたしますので、この辺についても連合審査、また参考人の意見などにもありましたような点を十二分に配慮の上協議会を進めていただきたい、こう思います。  ...全文を見る
○種田誠君 この基金の設置、さらには運用、このこともまたこの法案の目的とするような形でのこれからの拠点都市づくりが可能になるかどうかに大きくかかわってくるものですから、ぜひしっかりとした運用を行っていただきたいと思うわけであります。  あわせて、自治省の方にお伺いいたします。 ...全文を見る
○種田誠君 今述べたこともこれまた重要なところです。ですから、これからのいわゆるボトムアップといいますか、地方に権限をゆだね、地方に一定の財源のもとに創意工夫のある地域づくり、町づくりを政策の上で推し進めようとしますと、まさにこれからの課題として国と地方の役割、そして国としてどの...全文を見る
○種田誠君 私は伊藤参考人のお話を聞いておりまして、こういう物の見方がどうしても法律をつくる中では欠けてしまうんだなと感じ入ったことがございました。  伊藤参考人は、高岡市とか北陸の方の幾つかの町も挙げられました。そして、足利市のことなども言っておられましたけれども、都市という...全文を見る
○種田誠君 都市という建物、施設ができたとしても、住んでいる者、都市にかかわる者が今述べられたような歴史性や文化性というのを意識できるようなことがないと、本当の意味での快適さとか豊かさというものは生まれてこないと思いますので、協議をする機会などがあれば、ぜひとも伊藤参考人の貴重な...全文を見る
○種田誠君 農水省の方にこの点について伺っておきたいと思います。  千田参考人から農村の課題として、地方拠点都市ができる、そういう中で農村全体が所得補償的な意味である程度農家と地方拠点都市との関係においての豊かさというものが経済的な豊かさも含めて生まれてくる、こういうふうな方法...全文を見る
○種田誠君 この点に関しては、これまでの質疑の中においても多くの委員の方々から御指摘があった点でございますから、ぜひ今申し述べたような視点でさらなる努力をお願いしたいと思います。  もう一つ、これも参考人の御指摘にもございましたし、連合審査の中でも質疑がございましたけれども、い...全文を見る
○種田誠君 きょうは総括的な意味での質問をさせてもらっているわけでありますけれども、時間が来てしまいましたので、最後に、今までの大臣答弁の中にも地方の第二、第三の都市などを対象にこれを考えていきたいというお考えがあるようでありますけれども、よくよく考えてみますと、県庁所在地と言わ...全文を見る
○種田誠君 私は、ただいま可決されました地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。...全文を見る
05月28日第123回国会 参議院 建設委員会 第8号
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○種田誠君 おはようございます。  当委員会に、政府提案の都市計画建築基準法等改正案以外に、ただいま青木先生の方から対案の趣旨説明がなされたわけでありますが、ただいまの趣旨説明を伺っておりまして、過日の建設大臣から述べられました政府提案法律案の趣旨説明とは大分視点が異なっている...全文を見る
○種田誠君 私の期待した答えとは双方の答えがずれていたわけでありますけれども、基本的なことなものですからもう一度。  まず、先ほど大臣からもありましたが、一昨日この委員会で地方拠点都市法が可決されました。これは、まさに地方の自主性、自立性を重んじ創意工夫のある都市づくりを何とし...全文を見る
○種田誠君 もっとこのことについては時間をかけて議論をしたいのですけれども、限られた時間でありますので、後ほど、まだまだこの委員会は先がございますから、しっかりと議論をさせていただきたいと思います。  次にいく前にこの点だけちょっとお聞きしたいのですが、都市局長にお願いします。...全文を見る
○種田誠君 よくわかりました。  しかし、問題は、今日の市町村に対する権限の移譲というのは、この法体系を見てもわかりますように、自治体の自主的な創意工夫じゃなくて、たくさんのメニューを選択する権利として権限が移譲されている、こういう仕組みが非常に濃い制度なわけであります。それが...全文を見る
○種田誠君 この答申は手元で私も見ているわけでありますけれども、答申の一番最後、二十一ページに「都市計画の決定手続」というのが定められております。これは、まさに決定手続でございますから、最も都市計画のベースになる物の見方、考え方であるわけであります。ここがしっかりしないと、何ぼい...全文を見る
○種田誠君 この点について、対案を提起しております岩本先生の方からお答えをいただきたいと思うんですけれども、社会党案においては、今、都市局長が述べられた都市計画の決定手続に対する答申の趣旨をどういう形で実現をし、どういう形でこれを実行しようとするのか、説明をしていただきたいと思い...全文を見る
○種田誠君 都市局長、今の岩本先生の方の答弁を聞いておったと思うんですが、今、岩本議員が述べたような視点での施策を改正案になぜ取り入れられなかったんでしょうか。
○種田誠君 局長、申しわけございません、もう一点だけ。  今、岩本先生の方から話がありました、住民参加に関して公聴会を義務づけるとか縦覧期間を今よりはもう少し親切にする期間を与えてあげるとか、こういうことならば、今回の改正案でも簡単に入ったと思うんですが、その辺は岩本先生が述べ...全文を見る
○種田誠君 それでは、次の質問に移らせていただきます。  先ほど大臣の冒頭のお話にもあったわけでありますけれども、今回の改正の背景の大きなウエートを占めたのが過般の土地の暴騰、これに対して税制や金融政策がまさに緊急避難的な形で実施され、そして地価高騰を二度と起こさないために土地...全文を見る
○種田誠君 私、今の局長のお答えを聞いておりまして、あれ、そうであるならば我が党が提起しております用途指定の方がさらにベターではないだろうかな、用途指定の詳細化によって地価の高騰を抑えていくのが基本的には私は正しいんではないかと思うんです。ただ、それが十分かどうかということに関し...全文を見る
○種田誠君 伺っておりましてなるほどなと思います。多分はかの委員の先生方も、聞いておりまして、この地価対策の点におきましては社会党案の方が十分に機能するだろうと思われるだろうと思うわけでありますが、この点はいかがでしょうか。
○種田誠君 この用途地域の指定の問題に関しては、まだまだこれも議論を詰めていく必要があろうかと思いますが、ただこのことだけが地価対策じゃなくて、先ほど局長述べられているように、その他地区計画とかさまざまな施策が今回盛り込まれているわけですけれども、大臣、問題は、今回の改正案で二度...全文を見る
○種田誠君 きょうはまさに総論的な質疑を行わせていただいているわけでありますが、次に進みまして、議会の関与ということについて、今回の改正案とのかかわりで質疑をさせていただきたいと思います。  まさに都市計画が、地方の権限によって自主的な形で、しかも住民の声を反映させるとするなら...全文を見る
○種田誠君 なぜ議会を関与させる必要性があるのか、私、今の青木先生の答弁を聞いておりましてすうっと理解ができるわけであります。  自治省の方に伺います。今、青木先生の方から都市計画の決定手続において議会を関与させていくということは、都市計画の推進のためにも自治体に移譲されておる...全文を見る
○種田誠君 ちょっと理解できなかったんですけれども、きのう通告はしてありますし、十二分にお話もしてあるつもりなんですがね。  それじゃ岩本先生の方に伺います。  今、青木先生の方からの議会関与のことについての説明があったんですが、先生自身が対案を提出した立場から、議会関与とい...全文を見る
○種田誠君 私の持ち時間が来てしまいました。本日は質問を半分ぐらいで終わるわけなのでありますが、次回の委員会で引き続き各論的な形での質疑をさせていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
06月01日第123回国会 参議院 建設委員会 第9号
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○種田誠君 本日は、参考人の先生方におかれましては御多用中のところ当委員会の都市計画法に関する審議に際しまして御出席いただき、貴重な御意見を賜りましたこと、冒頭、御礼を申し上げる次第であります。  当委員会におきましては、御承知のように、政府提案による都市計画法の改正案と我が党...全文を見る
○種田誠君 それじゃ、もう一度ちょっと簡単に申し上げます。  今、実は地方自治体においてさまざまな条例などを試みられて開発抑制、建築規制等を行っておりますけれども、こういうことが裁判所において山口県の景観条例や福岡県の志免町の条例のように敗訴の結果を受けておるというにもかかわら...全文を見る
○種田誠君 次に、私たちが本委員会に提出しております案によりますと、都市計画に関しましては地方自治体で、とりわけ基礎自治体であります市町村区が本来の固有の権限を持って行うべきであろう、そして、もとより今日まで日本の産業、経済発展の過程の中でとられてきた都市計画そのものがすべて誤り...全文を見る
○種田誠君 前回、都市計画法政府案さらには対案につきまして審議をし、ただいま参考人の方々から意見を伺ったところであります。前回に引き続きまして、残っておるものがございましたものですから、質疑をさせていただきたいと思います。  ただいまの参考人に対しましても伺ったわけでありますけ...全文を見る
○種田誠君 私は、まさに地方自治体にとっては法の立ちおくれによって緊急避難的にこれらの手続が今とられているのではないだろうかな、こうも思うわけであります。したがって、緊急避難でありますから若干なりとも違法性は伴わざるを得ないわけであります。御存じのように、刑法における緊急避難も、...全文を見る
○種田誠君 私も、今局長が言われた限りの中においては相当程度効果を発揮することは多分そのとおりだと思うんです。  先ほど私が申し上げました、例えば一つの例であります那須野原、黒磯市の近くのようでありますけれども、今計画されておるのが何と高さ百二十メートル、これに対して栃木県は、...全文を見る
○種田誠君 今、同じようなことで福岡県の志免町では給水関係における条例での制限、そのところから制裁措置としての条例の発動があった、こういうような条例でありますけれども、実際に裁判では敗訴の結果を生んでいるわけであります。  この仕組みが私はやはり問題なのではないだろうかなと思う...全文を見る
○種田誠君 それでは、対案として出ております社会党の案によれば、今ここで議論をしてきたような開発、建築規制に伴う措置というのはどのようになりますでしょうか。
○種田誠君 私は、今の答弁を聞いていまして、地域の総合的なインフラの整備状況がどうなっておるか、そういう中で開発などをしっかりと押さえながら方向を決めていく、こういう考えの方が、今回政府が提起している形よりは、今日自治体が緊急避難として対処していることに関してまさに真っ正面からこ...全文を見る
○種田誠君 大臣の方もなかなかガードがかたくて、一条ぐらいこの辺のところ、本参議院でも修正していただけるような方向でも生まれるかなと期待をしておるわけでありますが、なかなか厳しいようで、今後の法運用の中でぜひともその辺のところは配慮をしていっていただきたいと思うと同時に、このよう...全文を見る
○種田誠君 今、私、ちょっと下を向いておったものですから。  大臣の方でうなずかれていたそうでありますので、この点に関する御返事をお願いしたいと思います。
○種田誠君 どうもありがとうございます。  次の課題でありますが、今回の改正案の中において、マスタープランが都計審の答申を受けられて一定の拡充がな走れてきたということに関しては私も評価をするところでありますけれども、この過般の都計審の答申などを拝見しておりましても、私は、マスタ...全文を見る
○種田誠君 ただ、私は、今回のマスタープランの法制化に当たって幾つかの不十分さを感ずるわけであります。  一つには、マスタープランというのは、思い描いたときに西ドイツのFプランに本来相当するものではないだろうかな、地区計画がBプランであればFプランに相当するだろう、ドイツの場合...全文を見る
○種田誠君 このマスタープランに関しましては、対案である社会党案でも触れていると思うんです。社会党案はどういう形になっておりますでしょうか。
○種田誠君 もう一点マスタープランについて伺っておきますけれども、都計審の答申を見ますと、そこに、マスタープランをつくるに当たっては、「住民や土地所有者の意向が計画内容に十分反映されるよう、住民参加の仕組みを導入するべきである。」、こういうふうな指摘があったと思うんですが、これは...全文を見る
○種田誠君 この点について、社会党案ではどういうふうになっておりますでしょうか。
○種田誠君 青木先生の方では、これからの質問の答えが出ているようでございますけれども、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、地区計画の点について伺いたいと思います。  先ほども、マスタープランをつくっていく目的の一つの中に、地区計画を推進し市町村の都市計画の実績を深めてい...全文を見る
○種田誠君 同じように、ドイツでも地区計画というBプランを中心にして実施されているところでありますが、ドイツなどと比較して日本の進捗状況というのを一体どういうふうに受けとめていますか。
○種田誠君 日本の地区計画は、先ほど局長の答弁にもありましたけれども、旧西ドイツの地区計画等を参考にして五十五年に導入したものだということですが、結果として、ドイツの方では割と各自治体の意気込みというか必要性というか、そういうところから八割近くいっているところもある、また少ないと...全文を見る
○種田誠君 今の局長のお話を伺っておりまして、私も、地区計画というと何か規制が極めて強くなる、本来自由にいきたいというのに対しての負担意識、それから制度がなかなか見えにくい、そういうところから普及が思ったほど進まないというのがよくわかるような気がするんですね。  問題は、もう一...全文を見る
○種田誠君 私も日本のような形での都市計画のあり方が、一定の高度経済成長を遂げなきゃならないような産業構造があった時代においてはそれなりの大きな役割を果たしてきたんじゃないかなと思うんです。  ところが、今回のいわゆる日本経済の大きな一つの転換、この転換は、私はこれから我々が過...全文を見る
○種田誠君  実は、大臣の今お答えになったような形でこの地区計画が推進されていってほしいと思うんです。    〔委員長退席、理事石井一二君着席〕  そこで、今回これだけ確認しておきたかったんですけれども、都計審の答申を見ますと、地区計画を推進する体制、助成制度、こういうことを...全文を見る
○種田誠君 それは本当にそういう形も大切だと思うんですけれども、答申自身がより具体的に、もう欧米などでは実行していることですけれども、合意形成を促進するための組織の活用ということを、協議会と言われましたけれども、もう少し今日的な組織として位置づけるべきであると同時に、コーディネー...全文を見る
○種田誠君 都市計画の今風の改正が進む中で、私は、先ほど来何回も言っておりますけれども、過日の地方拠点都市法なども連携して都市づくりのためにぜひ活用されていくべきではないだろうかなと思うんです。  都市計画だからといって単なる計画法案だ、実施法案ではないんだというわけじゃなくて...全文を見る
○種田誠君 まさに今大臣述べられたように、どういう都市づくりを心がけていくかということは、各都市、自治体の大きな課題であると同時に責務だと思うんです。しかしながら、そうは申しながらも、国の一つの法律の制度として、成長管理の考え方、いわゆる都市の成長のスピードをコントロールしたりも...全文を見る
○種田誠君 今、局長が述べていたように、一つの都市づくりの施策のあり方としてそういうメニューを制度化するかどうかということだろうと私は思うんです。まずそこから始まっていって、私は率直に申し上げまして、これは決して大都市ばかりじゃなくて、均衡ある国土の発展という視点に立って、全国的...全文を見る
○種田誠君 この問題に関して、まず、自己業務用と自己業務用以外を果たして分ける必要があるんだろうかという疑問が一つあります。  それからもう一つ、今、局長もいみじくも答弁の中に触れられておったんですが、果たしてどうなんだろうというようなことで各地方自治体の意見などを聞いて技術基...全文を見る
○種田誠君 説明されてみれば、この場では、うんなみほどな、こう思うんですが、よくよくまたひもといて検討してみますと、やっぱりそれはおかしい。  例えば先ほど、最高上限を決めであるんでその中で自由を与えているんだから別に問題はないだろう、これを上乗せでやった場合にはちょっと法令と...全文を見る
○種田誠君 ぜひこの問題は今後とも検討していただきたいと同時に、今局長の答弁にもありましたように政省令で都道府県等の規則にも一部移譲しているものもあろうかと思うので、その辺のところも見直しなどを行いながら地域のニーズにこたえられるようにしていただきたいと思います。  次の質問に...全文を見る
○種田誠君 ちなみに、この公聴会というのは割と数多く開かれているものでしょうか、それとも開催というのは少ないものなのでしょうか。
○種田誠君 そうすると、そんなに数多く開かれているものではないということが言えるんではないだろうかなとも思うんですが、住民の意見を聞くということが、先ほど来議論になっております地区計画などになってまいりますと、これは直ちに利害のかかわるものであると同時に、ほぼ全員というか大多数の...全文を見る
○種田誠君 私も実はこの公聴会とか意見書の提出に弁護士としてかかわったこともあるわけでありますけれども、率直な気持ちとして、非常に形骸化しているし、形式的な形で終わっている。ちょっと口悪く言うならば、施策展開するための一つのアリバイづくりだと言うような人もいるぐらいで、この公聴会...全文を見る
○種田誠君 この辺の問題に関して、一つの仕組みとして日本で長い間位置づけられてきたものでありますけれども、都市計画に関しても一つの大きな転換期を迎えようとしている今日ですから、もっと現代的な近代的なやり方などもあり得るかと思いますので、さらなる検討をしていっていただきたいと思いま...全文を見る
○種田誠君 次に、今回の改正で木造三階建て共同住宅の建築が許容されたわけでありますけれども、私は非常にすばらしいことじゃないかなと思います。あわせて、寺院などの歴史的な建築物に関しても緩和されたことに関しても、これまた時宜に合っているだろうと思うんですが、このことについて二、三点...全文を見る
○種田誠君 局長が述べることもよくわかるわけでありますけれども、果たしてそこまで木材に関してがんじがらめにしてしまった場合どうなんだろうかという疑問を私はまだ持っております。  また、もう一つ伺っておきたかったんですが、共同住宅に限るわけですね。そうすると、個人の住宅はどうなっ...全文を見る
○種田誠君 木造建築物は日本人の心に和む建築物でもありますから、ぜひこれからいろんな角度からさらなる研究をしていただいて、これは木の普及にも大きくかかわることでもありますから、よろしくお願いをしたいと思います。  時間の関係等がありまして、質問の順序が逆になるかと思いますけれど...全文を見る
○種田誠君 いわゆる都道府県知事の特別の許可があれば今おっしゃった宿泊施設はできる、こういうことだろうと思うんですが、ここの住職さんは由緒あるお寺さんの住職で、せっかく都市公園として地域の皆さんにも日々ここでくつろいでもらっておる、何としても今後も公園として維持したい、それにふさ...全文を見る
○種田誠君 この件は具体的な現実の事例でもありますから、余り詰めた質疑はここではふさわしくないと私は思いますけれども、重々、地域住民の意見や歴史的な保存すべきものとか、それから都市公園であるとか、こういうようなものが配慮されるように都市計画が今後ともなされていくことをぜひお願いし...全文を見る
○種田誠君 最後に、社会党の方のこの点に関しての考え方を述べていただいて、私の質問を終わりたいと思います。
06月02日第123回国会 参議院 建設委員会 第10号
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○理事(種田誠君) 午前の審議はこれまでといたしまして、午後一時に再開することとし、休憩といたします。    正午休憩      ―――――・―――――    午後一時一分開会
○種田誠君 本法案も、質疑を行い、さらには昨日参考人の方々からそれぞれ貴重な意見などをいただき、いよいよ終盤に向かいつつあるところでありますけれども、冒頭、私はけさの各新聞を見ておりまして、ああ、困ったな、そういう印象を持った記事がございました。  神奈川県の逗子市で違法工事に...全文を見る
○種田誠君 私も、建築基準法上の視点から見まして、この建築は合法的なものであろうと思うわけであります。ところが、逗子市は、町の一定の景観、とりわけこの地域は海岸から五十メートルぐらいの場所で、しかも景勝地になっていて、市街化区域の中であるようでありますけれども、町としてはよりよい...全文を見る
○種田誠君 まさに今局長述べられたように、この地域は市街化区域であって住民地域でもございますけれども、町としては高度地区の指定をして一定の高さ制限もできないわけではない。もちろん風致地区の指定もできないわけではない。しかし、今日そのようなものが行われていないところに限って新たな開...全文を見る
○種田誠君 いずれにしろ、決してこれは逗子市だけの問題ではないと思います。開発指導要綱というものに従って町づくりを行っているところも現にあるし、むしろこの方が別な角度から見れば、先ほど局長が述べられたような方向を目指すよりは運用上のメリットがある、そういうふうな認識もあるのかもわ...全文を見る
○種田誠君 今、都市局長の方から、今回の都市計画法の改正の中で、マスタープラン、基本方針、こういうものが各市町村につくられていくことによって開発、規制、また成長、抑制、そういうめり張り、それから住民との合意、全体の景観の中における町、そういうものがしっかりと位置づけられていくだろ...全文を見る
○種田誠君 そうしますと、より一層市町村においてマスタープランというものをつくっていく責務というのは明確になったということでありますので、責務ということになりますと、これは言葉として義務とはまた違うような認識を持つわけでありますけれども、責務という概念のものであったとした場合、私...全文を見る
○種田誠君 このマスタープラン、中身についてはまだはっきりしているものではないかと思いますけれども、当委員会の質疑の冒頭で石井先生の方からもマスタープランのイメージなどについての質問などもありましたし、石渡先生の方からもあったような記憶をしているわけでありますけれども、私どもが説...全文を見る
○種田誠君 さまざまな角度からの今後の検討をお願いして、ぜひマスタープランが制定された目的が一日も早く達成されるように努力をお願いをしたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。  けさほども野別委員の方からの質問にもございましたが、用途地域の指定のない区域に関する建築...全文を見る
○種田誠君 まさにこの白地地域におけるよりきめの細かな施策の展開を図っていく、そしてまた、同じく今回改正が提起されております調整区域外の建築に関する規制、こういうものが今日提起されたこと自体は、私は、大きな社会背景、かつさまざまな自治体の要望にまさに前向きにこたえていこうという姿...全文を見る
○種田誠君 ぜひとも今の局長の決意のもとに法の運用をしていただきたいと思うと同時に、まだまだこの点については我が党が提起している開発全体を規制していこうという物の見方からは距離があると思いますので、一層のこの辺に関する発想の転換を含めた御努力をお願いしたいと思います。  次に細...全文を見る
○種田誠君 第三者に対する情報の提供を一歩進めるもので非常にいいことであると同時に、今、局長述べられたように、登記簿と実際の建物がそごをしているというようなことがわかってくれば、むしろ逆に今度は行政の方としても一定の指導なり監督なり処罰なりをしていかなきゃならない、こういうふうな...全文を見る
○種田誠君 さらにもう一点、定義に関しての修正がなされました。  括弧書きとして「これに類する構造のものを含む。」という言葉が新たに挿入されたようであります。自動車の車庫がこの改正の前提に論じられた、こういうように聞いておるわけでありますけれども、この辺のことについて、どうして...全文を見る
○種田誠君 私としては、自走式車庫がこのような形で建築物に入ってしまうと非常に困ることもあると思うわけです。現にそういうことで裁判を行っている方もおるわけですね。私自身この自走式の車庫を見たときに、一体これが我々が普通建築物としてイメージをしたものと果たして同じものと言えるものか...全文を見る
○種田誠君 実は私がこれを聞いたのは、建築基準法というのは一定の規制とか規制に伴う処罰とかさまざまな強制力を伴っているものですから、こういう法律が「これに類する構造のものを含む。」というかなり多様なものを飲み込んでしまうような定義をつくりますと、今後混乱をもたらすおそれがあるんじ...全文を見る
○種田誠君 次に、昨日の質問にも一部重複するかとも思われますけれども、開発許可関係に係る技術基準において、きのうも伴局長の方から説明を受けておるわけでありますけれども、確認をしておくというか、お願いをしておくというか、そういう視点からの質問をさせていただきたいと思うんです。  ...全文を見る
○種田誠君 今も局長の方から事例的に述べられておりましたけれども、道路の問題、それから樹木の保全の問題、表土の保全の問題とか、一定の一ヘクタールという面積が決められているにしても、さらに今度は地域の実情によって、決して一ヘクタールでなく一でも、もっと少ない例えば〇・七ヘクタールで...全文を見る
○種田誠君 最後に大臣の方にもお伺いをしたいと思います。  今回の当委員会における都市計画法の改正に関する質疑、私どもは政府案とは対峙するような形で地方分権、都市計画は地域のことは地域の手でという視点に立った法案なども準備させていただいたわけであります。質疑の内容、そして参考人...全文を見る
○種田誠君 最後に、社会党の方で今回対案を出していただいて、大変ありがとうございました。ちょっと時間がオーバーしてしまったものですから、お礼だけ申し上げまして終わりたいと思います。
06月07日第123回国会 参議院 本会議 第21号
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○種田誠君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案がありました国際平和協力特別委員会の委員長である下条進一郎君に対する問責決議案に賛意を表するものであります。国際平和協力特別委員会の委員長に下条君が就任いたしましたのが昨年十二月六日のことでありました。以来、下条委員長...全文を見る
06月18日第123回国会 参議院 建設委員会 第11号
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○種田誠君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、政府提出の都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案に対して反対することを表明し、その理由を以下申し述べます。  第一に、政府案は都市計画に関し、機関・団体委任事務との手法に固執し、その決定手続につき、固有事務としての地方自...全文を見る
12月04日第125回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○種田誠君 私は、昨日の総括質問を受けまして、総理また閣僚の皆さん方に質疑を行いたいと思います。  今回の佐川事件にまつわるスキャンダル、そして過般のリクルート、ロッキード、こういうふうな日本の政治の信頼を損ねるような、そしてまた政治に対する希望と期待を損なうような、こういう出...全文を見る
○種田誠君 今、総理も一八八三年のイギリスの状況を述べたわけでありますけれども、それだけの思いを持っておるなら、今回の臨時国会においても国民の皆さんが納得するような抜本的な政治改革の提起を政府・与党としてはせざるを得なかったんじゃないか。それができない状態にある。  総理は、次...全文を見る
○種田誠君 今回の佐川スキャンダルにおいては、まさに一言で言われる政官財癒着の構造のあらわれだと、そういうふうなことが、何か国民もなるほどと言わざるを得ないような司法と政治の不透明な、しかもこの国会を通じて刑事局長が釈明に釈明を国会で重ねている、こういう実態まで国民の前にあからさ...全文を見る
○種田誠君 今回、国会の中で、そしてまた自民党において行われてきた司法に対する批判というのが国民の目にどのようにとまっているかということを真っ正面から法務大臣は見ていただきたいと思うんです。私は、今のような姿勢では法の厳正な執行、法の中立というのはこれから怪しくなるんではないだろ...全文を見る
○種田誠君 問題は、衆議院においても当院においても、これらの確定記録を審議のために出してくれと私たちは要求をしてきたわけですけれども、こういうものがぽこっと、確定訴訟記録法というのが、確定記録の保存に関する法律があるにもかかわらず、こういうものが私たち国会に出るんではなくてマスコ...全文を見る
○種田誠君 検察当局からまさか出たわけじゃないでしょうね。  と同時に、この確定記録に関して、今現に捜査中だと言ったけれども、現に捜査中といっても何カ月間も捜査が朝から晩まで続いているわけじゃなくて、現に取り調べに必要なその限りにおいてこの調書が必要だったというのであって、それ...全文を見る
○種田誠君 これ出すか出さないか、そのことを答えてください。出すか出さないかという質問があったでしょう。
○種田誠君 私が聞いているのは、もうこれを公開してはならない理由というのはまずないということと、捜査の必要性というのは現にその時点で使っている限りにおいてのみ必要なんであって、それがなくなればいつでも出せるんじゃないかということです。これは、実はこの上申書、極めて中身において重大...全文を見る
○種田誠君 じゃ、しかるべく理事会の方で適切に処理をしていただきたいと思います。  そこで、もう一つ法務当局に伺いたいんですけれども、過般衆議院で証人調べがなされました。一つ例を挙げれば、金丸さんの証言調書と上申書とどちらが証拠価値は高いんでしょうか。
○種田誠君 じゃ、訴訟法上のそれぞれの証拠に関する説明をしてください。(発言する者あり)
○種田誠君 国会における証言調書の証拠能力について聞きます。どうですか、もう一度お願いします。
○種田誠君 法務当局もおわかりのように、上申書に書いてあることと金丸さんが国会で証人として述べたこととは中身が全く違っている。この場合、どちらが優先するんですか。
○種田誠君 法制局長官、この問題に関して、国会における証言調書の位置づけというのをはっきりしてください。
○種田誠君 法制局長官は国全体の法律の総元締めのようなものでしょう。御見解を賜っているんですよ。もう一回答えてください。(発言する者あり)
○種田誠君 いずれにしろ、この辺は次に集中審議でじっくりやりたいと思いますので、それまでの間に整理をしておいていただきたいと思います。  もう一つ法務の方に伺っておきますけれども、過般の新潟県の知事選をめぐって検察庁の方に証拠となるテープが提出されておると思いますが、テープを受...全文を見る
○種田誠君 それに絡んでの三億円の献金事件があった。それとの絡みにおいてのテープが証拠として検察庁に提出されたことがあるか。また、あった場合にはそれを取り調べたことがあるか。
○種田誠君 それじゃ、その点もこの次の集中審議のときまでに十分に調査をしておいていただきたいと思います。  そこで、次の質問に移る前に、関連で佐川事件に関しまして肥田議員の方から質問がありますので、お願いいたします。
○種田誠君 本日各紙はトップで、経企庁が昨日景気の動向を発表したところ、成長率が前期比マイナス〇・四%であって、前期のGDP成長率がマイナス〇・二だった、こういうふうなことを一面に取り上げております。そしてまた過般は、有効求人倍率が一を割った、こういうことも言われております。今日...全文を見る
○種田誠君 私は、今の総理の分析はちょっと甘いんじゃないか過去の政府が経済分析を間違ったように、今回そうならなきゃいいな、こう思っているわけでありますけれども、予想以上に消費者マインドは冷えておりますし、企業のマインドもこの先見えないという状態が強く高まっておりまして、むしろ新た...全文を見る
○種田誠君 いろいろと説明をいただいてありがたいんですけれども、問題は、政府の経済見通し、これはエネルギーの需給の問題から、さまざまに影響していくわけですね。ですから、これが安易に大丈夫だ、こういうような形で進んでしまいますと、経済の実態と政府の位置づけが全く乖離してしまうわけで...全文を見る
○種田誠君 最も国民が日常的に利用するスーパーや百貨店がこういう状態になっていますと、一体個人消費というのは今私たちはどういうふうにこれを認識したらいいんだろうか。政府の皆さん方は心配ないよと言いますけれども、個人がここまで買い控えをしてしまう。大変な努力だったと思うと同時に、こ...全文を見る
○種田誠君 今述べてきたように、個人消費が国民総支出に五六・五%と極めて大きなウエートを占めるわけですけれども、そこを回復するのには、私は率直に言って今日的にいわゆる個人の購買力を上げていく、税負担感を軽くしていく、そういう手続もあわせとらぬといかぬじゃないかなと思うんです。 ...全文を見る
○種田誠君 その今の抜本的改革の前というのはちょっと例にならないのであって、今日的に重税感が極めて高い、それが消費マインドを冷やしている、そういうところに大きな問題があるのであって、大蔵大臣も減税の必要性は感じているんでしょう。
○種田誠君 私のところに、労働組合の連合の方のアンケート調査などもいただいております。何と九割以上のサラリーマンの方が今日の税制に関して不公平感を持って、九五%以上の方が減税を求めている、七割以上の方が五万円以上の減税を求めている、こういう状態が今報告されているわけです。したがっ...全文を見る
○種田誠君 景気の下支えも含めて私は減税を考えるべきじゃないかというのと、それから、大蔵大臣、もとより私は長期の国債を出せと言っているわけじゃなくて、例えば特別減税国債みたいな短いのを出して、それを近々、直間比率の見直しとか抜本的な税制改革を我々はここ二、三年でやらなきゃならない...全文を見る
○種田誠君 いずれにしろ減税は、先ほど申し上げましたように、多くの国民の求めているところであります。今国会は無理にしても、ぜひ次期国会において実施をしていくような方向を検討していただきたいと思います。  これで私の質問を終わります。
12月07日第125回国会 参議院 建設委員会 第1号
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○種田誠君 私は、ただいま趣旨説明のありました法案に基本的に賛成をする、こういう視点に立って質疑をさせていただきたいと思います。  法案の具体的な中身に入る前に、まず住宅政策一般を伺っておきたいと思います。  本年六月三十日、宮澤内閣の閣議決定を経て「地球社会との共存をめざし...全文を見る
○種田誠君 ただいま大臣も述べられたように、第六期五カ年計画が住宅に関しては実施されておる。この第六期五カ年計画の実施と生活大国五カ年計画を実施していくというもう一つ新しい課題が加わったわけでありますけれども、その新しい整備目標などというものが指摘されまして、さらに通勤圏とのかか...全文を見る
○種田誠君 実は私、住宅政策は人間にとって極めて重大な、大きなウエートを持っている政策だというふうに常々思っているわけです。  一つには、この前岡部理事さんなどとも一緒にヨーロッパの方へ都市政策や住宅政策を視察するために出向いていったわけでありますけれども、ドイツではまさに立派...全文を見る
○種田誠君 先ほど申し上げましたように、第六期五カ年計画がつくられた後の生活大国五カ年計画でより一層その必要性というのは高まってきておるし、急がなきゃならないわけでありますから、豊かな心の、いわゆる人間形成の場にも極めて重要な住宅政策でありますからぜひ尽力をしていただきたいと思い...全文を見る
○種田誠君 来年度の予算要求の重点化枠要望の概要を拝見しますと、A型で三千戸、B型で実に一万二千戸、かなりの住宅戸数を求めているわけですけれども、それだけ要望が高いということと、それから、建設省においてもそれを受けてこの住宅政策に力を入れてみよう、こういうふうなお考えじゃないかと...全文を見る
○種田誠君 ぜひ、この地域特別賃貸住宅に関する法整備などを行いながら、住宅行政の整合性を図っていただきたいと思います。  それから、今地域特別賃貸住宅のことをお話し申し上げたんですけれども、住宅の具体的な施策を拝見すると、国を中心にしてやっているもの、自治体を中心にやっているも...全文を見る
○種田誠君 先ほど申し上げた来年の概算要求などを拝見しておりますと、さらに新規の事業として環境共生住宅市街地整備事業というのが予定されて今要求をしておるということでありますけれども、まさにこのような視点に立った住宅政策を行っていこうとしますと、ただ建物を建てればそれで済むというこ...全文を見る
○種田誠君 この環境共生住宅なども、もう既にヨーロッパなどでは具体的に進んでいる地域もあるわけでありますから、より一層の努力をお願いしたいと思います。  法案については、この後青木委員の方から御質問があると思いますので、私の方の質問はこれで終わりにしたいと思います。
12月09日第125回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○種田誠君 私は冒頭、宮澤総理大臣に伺いたいわけでございますが、総理は過般行われました本院での総括審議の中で、竹下元総理の政権誕生に関しての右翼や暴力団のかかわりや介在、この問題に関しては責任は晴れたと思う、さらに結果責任も問う必要はないんではないかと、この種の発言をしております...全文を見る
○種田誠君 この間の参議院におけるさまざまな調査によって、私は結論から言いますと、ますます竹下政権の成立に関しては、右翼、暴力団のかかわりが、強い介在が存在した、こういう印象を持っております。特に、当院における審議の結果、竹下さん自身が十月五日の東京プリンスホテルでの会合や十月二...全文を見る
○種田誠君 総理、私が今聞いたのは、今日における所感はどうなのだということを聞いておるんですから、まずそれに真正面に答えていただきたい。こういうことがないと、私は、きょうの日経新聞にあらわれたような、残念ながら宮澤内閣に対する不支持率六六%に上昇と。不支持がですよ。支持率は一四%...全文を見る
○種田誠君 その点は、総理、もう一度考え直していただきたいと思います。  私も、三権分立があって、そしてつかさつかさがそれなりに精いっぱいの努力をしていく、こういう体制を国家としては維持していかなきゃならないと思うんです。しかし、宮澤さんは総理なんです。総理というのは、全体のつ...全文を見る
○種田誠君 そういうことを聞いているのではなくて、今回総理が、佐川問題を中心にして日本全土を覆ってしまった国民の政治不信、政治改革に対する熱望、こういうものにこたえる気迫を持って、それでこの問題の事実解明に当たれと。そして、新しいものをつくり上げようじゃないかというこのことを国民...全文を見る
○種田誠君 総理に対する質疑はまた後ほど行わしていただきたいと思います。  昨日、私ども小菅の拘置所に出張いたしまして、渡邉廣康被告に対する尋問をしてきたわけでありますけれども、お手元にある尋問の結果を録取した記録によってもう皆さん方においても明らかだと思いますけれども、ことご...全文を見る
○種田誠君 それでは、議院証言法の第七条、証言拒否罪の成立要件、さらに第八条の告発等の手続、これを、法制局、述べてくれませんか。
○種田誠君 もう一度、今述べられた正当な理由ということについて、どういうことが正当な理由なのか、さらには過去に証言拒否罪というのが成立したケースがあるかどうか、それだけちょっと述べてください。
○種田誠君 私も過去の例などを調べて、今述べられた有森氏に対する告発などのケースを見てみたわけですけれども、その議事録などによっても、私は、今回の東京拘置所における渡邉被告の拒絶の態度は有森氏のケース以上であったというふうに言えると思うんです。  先ほど、正当の理由として、刑事...全文を見る
○種田誠君 ぜひ、委員長みずからも今回のこの件については質問に対して拒絶をされておるわけでございますから、理事会において慎重に協議をされて、しかるべき手続をとっていただきたい、こう思います。  午前中は、じゃこれで終わります。
○種田誠君 午前に引き続きまして、質疑に入っていきたいと思います。  今度の衆議院、参議院での予算委員会を通じまして、刑事確定記録、とりわけ金丸信元代議士の政治資金規正法違反に関する上申書等を含むこのような刑事記録、このことを国会の方へ審議の重要な前提をなす事項の確定のためにも...全文を見る
○種田誠君 今の答えだけで三分近くかかっていますので、きょうは往復なものですからなるべく簡潔に答えていただきたいと思います。お願いします。  今そのような答えがあったわけですけれども、まず私たちが確認しなきゃならないのは、だれでも刑事被告事件の記録を閲覧できる、これが憲法に定め...全文を見る
○種田誠君 過日、裁判官訴追委員会において、やはり確定記録の提出を求めたことがあります。  先ほど刑事局長述べられたように、最高裁は閲覧の開示を求める特別抗告を却下したわけでありますが、なおこれは二審では支持されているということです。しかし、最高裁は却下したものの、裁判官訴追委...全文を見る
○種田誠君 ですから、そういう、申立人によって開示する、閲覧に応ずる差異が出るのはどういうことから差が出るのかということですね。簡単に言ってください。
○種田誠君 この問題で押し問答していても仕方がないんですが、違うものが出ているからあえて聞いているわけです。  なぜ私がこの問題に固執するかといいますと、一つは、これから国政調査を行う上で極めて重要なかかわりのある部分だから聞いているのと、それから、この前の質問でも申し上げまし...全文を見る
○種田誠君 私が聞いているのは、中身が同じかどうかということを聞いているんですよ。答えてください。
○種田誠君 上申書なるものは、これは刑事局長も読んでいると思うんですね、刑事局長自身は上申書の原本を見れる立場にあるわけですから。もうこの間に、同じものかどうかということを前の委員会でも私求めているわけですから。中身が違うと言われちゃうと質問ができませんので、この点ちょっと計らっ...全文を見る
○種田誠君 この問題もまだ理事会の方でも結論が出ていないということでありますから、後ほどまた検討していただきたいと思います。  ただ、今、一つ上申書だけを取り上げたわけですけれども、こういうものが確定しないと、例えばきょう参議院の方にも法務省の中間報告がなされていますけれども、...全文を見る
○種田誠君 いかに弁明しても、これは御自身でむしろ書いた報告書で、まさにここで、その「金子前知事陣営等」という言葉は複数のことを意味すること、これは日本語からいって間違いないわけなんですよ。そうであれば一体、事実を確定したというんですから、事実を把握したというんですから、その事実...全文を見る
○種田誠君 そういう形でかたくなになっておられますと、本当にこのテレビを見ている国民自身もますます検察に対しての不信というものが深まらざるを得ないと思うんですよね。  そこで、この点答えていただけないということでありますけれども、いずれにしろ、金子前知事陣営のほかにも三億円の流...全文を見る
○種田誠君 渡辺議員の発言がありましたから続いて伺いますけれども、過般の同僚議員の角田委員の質問で、あなたは、渡辺さんは渡邉の自宅へ年始に行ったことがあるか、こういう質問がありましたね。これに対して、行ったことはないと答えられましたね。しかし、自宅じゃなければ年始に行ったというこ...全文を見る
○種田誠君 そうすると、渡邉被告の自宅ではなくて別な場所で年始の会合があった、そのことについて、それは場所は赤坂の「川崎」という料亭であったと、こう言われておるんですけれども、この事実、間違いありませんか。
○種田誠君 その席に金子新潟県知事は同席しておりましたか。
○種田誠君 渡辺郵政大臣の場合、新潟知事選の前後の時期に県連の代表をしておったということになりますと、当然この三億円の流れということに関して検察庁から取り調べなり呼び出しなり、そういうことはございましたか。
○種田誠君 検察庁のことは。
○種田誠君 じゃ、そういうふうに伺っておきます。  続きまして、中間報告に関しまして、五億円に関しての授受については金丸元代議士への献金ということで一つ理解されておるんですけれども、十七億五千万円の裏献金を松澤から渡邉元社長が受領していた、こういうふうなくだりの報告の内容がある...全文を見る
○種田誠君 私は、ここにこういうくだりでもって書いておるから、これを読んだ人だけは、ああ必要な捜査を尽くしたのだな、それでもって犯罪がなかったのだからそういうことなのかと、こういうことで終わるわけですね。だけれども、このことが本当に十分な捜査をして、その上でこういう事実が確定され...全文を見る
○種田誠君 私も上申書だけで事実が確定されるとは思いません。逆に、これまでの間に報道されたり、渡邉被告や生原秘書の検面供述調書、検察官面前調書などによると、もともとこれは団体への献金であった、そういうふうになっていた。ところが、実際上申書として出てきたものは、私の手元にあるものが...全文を見る
○種田誠君 そういうことをした後に金丸元代議士の証人尋問があって、先ほど私が述べたように、私は団体献金だと当然理解しておったし、そのように生原は扱ったと思うと、こう言っているわけですから、今までの検察庁の認定事実とは全く異なってくるわけですね。そうであれば、再捜査をしてこれに対し...全文を見る
○種田誠君 だからその辺、今の局長の答えで私の質問に対して国民の皆さんは答えていると思いますか、全くすれ違いの別なことを言うわけですから。ですから、この問題に関してもう押し問答はしませんけれども、新しい金丸さんの証言が出てきて新しい事実が私たちの前に明らかになったときには、もう一...全文を見る
○種田誠君 同じ紙面の末尾に「特捜部は同二十日から落選候補を事情聴取したが、数人が金の受領を認めたものの「経世会から受け取った」と供述したとされる。」、こんなことまで書いてあるんですよ。これは東京地検では抗議しないんですか。
○種田誠君 私は司法試験に受かりまして、私ごとですけれども、一度検察官になろうと思ったこともありました。そのときに説明を受けた言葉で強烈に残っておるのが秋霜烈日という、ここに元検事総長の文章もありますけれども、この言葉の持っている意味というのはやはり若い時代には大変心引かれるもの...全文を見る
○種田誠君 まさに検察官のバッジが秋霜烈日のバッジと言われているわけですね。それは今、局長も一部述べられましたけれども、権力に屈せず、権勢を恐れず、厳しさを求めて法の厳正な執行に当たっていく、こういうことだろうと思うんです。私は、佐川事件をずっと見ておりまして、果たして検察庁はこ...全文を見る
○種田誠君 官房長じゃなくて、私は根來法務事務次官に聞いているんですから、お願いいたします。
○種田誠君 それでは、まず根來法務次官は皇民党の名づけ親と言われる畑晴夫氏に釈明の手紙を出したことがありますか。法務大臣に聞きます。
○種田誠君 どういう時期に、なぜ、どういう内容の釈明の手紙を出したんですか。
○種田誠君 しかも、相手の畑さんは、今話があったように、まさに大物右翼と言われる方ですし、第一、こういう釈明の手紙を法務次官が出した過去の例ありますか。しかも、捜査が継続して公判を間近に控えているそういう時期に検察のトップを務めている法務事務次官がこういうことをやるようで、第一線...全文を見る
○種田誠君 今、今回の佐川事件を通じて検察が戦後最大のピンチを迎えている、こうも言われているわけであります。一体、法の厳正な執行というのはどうなったんだろうか。検察の理想はどうなったんだろうか。過日の札幌高検の佐藤道夫検事長が一つの考え方を述べればそれに注意をする、片や週刊誌に法...全文を見る
○種田誠君 法務大臣は、今日の検察が国民の目でどのように見られているのか、そして検察のあり方に関して大きな批判と不信の声があるということが聞こえないようであります。私は、それでは検察の本来の任務は果たせないと思いますけれども、これだけ国民の信頼を失った場合、検察のトップの責任を問...全文を見る
○種田誠君 移転が完了しているというような言葉がありましたけれども、私もその後現地を見ておりますし、そういう形で問題が解決されたというところに何か佐川事件の問題性みたいなものを感ずるわけであります。  この佐川急便事件に関する問題に関しましては、関連で喜岡委員の方から質問をした...全文を見る
○種田誠君 先ほど法務省の方に伺ってきたことの中で、さらに二、三お伺いしたいことがございます。  前回、私、この委員会で質問をしたときに、新潟知事選にかかわる者が当時の模様を語ったテープを検察庁に提出し、検察庁でこれを押収してあるという事実があるか、そしてまた、これに対する調べ...全文を見る
○種田誠君 実はこのテープ、先ほど質疑をいたしました新潟の金子知事関係の三億円の渡邉元東京佐川社長からの献金、この一億円以外の残りの二億円の流れに関しての重要なテープだとも言われております。その辺のことが言えないということは、逆に現実に捜査の対象になっておる、このように理解をさせ...全文を見る
○種田誠君 総理のデュープロセス、また憲法における権利、それに対する御認識は私ももとより理解できるわけでありますけれども、問題は、衆議院、参議院で今回の佐川事件に関して、竹下政権が誕生するに当たって右翼、暴力団が介在してきた、そしてその事実に対して一つ一つ時間がたつごとにむしろそ...全文を見る
○種田誠君 終わります。
○種田誠君 どうも初めまして、種田です。  先ほどから渡邊証人のお話を伺っておったのですが、私もあなた自身がやはり発言する機会というのは自分自身の名誉を回復する、そういう意味でも極めて貴重なことだろうと思うんですね。そういう意味で、知っていることをぜひお願いしたいと思うんです。...全文を見る
○種田誠君 さらに、金丸さんの秘書の生原さん、それから竹下さんの秘書の青木伊平さん、青木文雄さん、いずれも知っておると言いましたけれども、この秘書の方たちとも会ってもおるんですね。
○種田誠君 それぞれ、例えば金丸事務所、竹下事務所で会ったこともありますか。
○種田誠君 実は、先ほど北村委員からもお話があったんですけれども、金丸議員に係る政治資金規正法違反については、検察庁の中間報告が国会に述べられまして、あなたの金丸さんに対する献金問題について現在、略式起訴され確定した金丸議員の二十万円の罰金以外は、あなたについても生原秘書について...全文を見る
○種田誠君 あなた自身、生原さんに会ったのは、そうすると、どこで会ったわけですか。
○種田誠君 いいでしょう。それじゃ、その点は証言は結構です。  きょうもあなたは各委員の質問に何人かの政治家の名前を挙げられました、知っているという方で。あなた自身が知っている政治家というのは、会ったことがあるという意味ですか。
○種田誠君 あなたが会ったことがある政治家というのは何人ぐらいおります。
○種田誠君 わからない。じゃ、どういうことで会ったんですか。そのことだけは言えると思うんです。
○種田誠君 パーティー会場等で紹介されることがあった。  あなた自身、最後に二つだけ聞きたいんですけれども、十月の五日、東京プリンスホテルに行ったことはありますか。
○種田誠君 差し控えられても結構なんですけれども、その席で、実はきのうの国会での証人喚問で竹下元総理が、あなたに丁寧な言葉で田中邸を訪問することを言われたというのですけれども、あなたはそういう事実があったことを認めますか。
○種田誠君 十月の二十九日の「吉兆」に行ったということも同様ですか。
○種田誠君 じゃ、終わります。