田渕哲也

たぶちてつや



当選回数回

田渕哲也の1969年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第61回国会 参議院 産業公害及び交通対策特別委員会 第4号
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○田渕哲也君 それでは、自動車の損害賠償責任保険について御質問したいと思います。大臣の時間が限られておりますので、まず基本的な問題について大臣にお伺いをし、詳細については政府委員の方にお願いをしたいと思います。  現在まあ交通災害が年々増大の一途をたどっておるということは、まこ...全文を見る
○田渕哲也君 大臣がおっしゃいましたように、損保会社の自動車賠償保険の赤字というものが非常に膨大にのぼっておる。推定では千七百億ぐらい——四十一年から四十三年までの分で千七百億の赤字といわれておりますけれども、これは補てん方法として、そういう料金の引き上げもあるし、あるいは他の方...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、大臣に対して、もう一つだけ質問しまして、大臣に対する質問を終わりたいと思うのですけれども、先般起こったこの飛騨川の事故のような無過失責任についても自動車賠償保険の適用というふうなことを考えておられるということを承っておりますけれども、このようなものに適用す...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、ここでお尋ねしたいと思うのでありますけれども、この損害賠償保険の千七百億の赤字というのは、もしあるとするならば非常に膨大なもので、今後のこの保険制度の維持の上に非常に大きな支障となる問題ではないかと思います。ここで、このような赤字が生じた原因についてお尋ね...全文を見る
○田渕哲也君 そこで、当然料金の改定問題が出てくると思うのでありますけれども、保険会社の主張によれば、現状でも大体二倍半に料金を上げなければこの赤字が埋められないということを言っております。もし、三百万の補償額を五百万に引き上げるとするならば、さらにこの倍率をふやして、三倍ぐらい...全文を見る
○田渕哲也君 それじゃ、最後に、それに関連して一点お尋ねしたいのでありますけれども、いまの点とあわせまして、たとえば、事故の発生率による、もっときめこまかな保険料率の決定とか、あるいは、現在この自賠保険からは除外されております大規模事業とか官公庁、こういうものの自家保障制度を切り...全文を見る
03月19日第61回国会 参議院 本会議 第11号
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○田渕哲也君 私は、民主社会党を代表して、所得税法並びに租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し質問を行ないたいと思います。  かつてロンドン・タイムスは、わが国の経済の高度成長を称して、「驚くべき日本」と言ったことは、いまだ記憶に新しいところであります。イギリスの年平均三%...全文を見る
03月22日第61回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○田渕哲也君 私は、まず予算編成の問題、さらに資本の自由化の問題、あるいは大型合併について、さらには労働組合の政策参加の問題、こういう問題につきまして順次質問を行なっていきたいと考えております。  まず、初めに、予算の編成の問題につきまして大蔵大臣に御質問したいと思います。昭和...全文を見る
○田渕哲也君 すでに参議院の予算委員会が今月の初旬から行なわれておりまして、各野党からいろいろな意見が出されております。この野党の意見はさまざまではありますけれども、中には共通をした問題もたくさんあります。たとえばサラリーマン減税の問題とか、国鉄運賃値上げ反対の問題とか、あるいは...全文を見る
○田渕哲也君 過去の例において政府提出の予算原案が国会において野党の意向を入れて修正された例はございますか。――まあ答弁ひまがかかるようでございますので、実はこれ私、政府のほうにお聞きして調べてあるのでございますけれども、過去においては、二十八年、二十九年、三十年においては修正さ...全文を見る
○田渕哲也君 自民党は現在多数でございますので、与党の賛成を得ればその予算が通り、それが実行されるということは何ら問題はないわけでありますけれども、しかし、民主主義というのは多数決ということでありますけれども、本来はできるだけたくさんの合意を求めるべきである。多数決というのは、そ...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、次に、資本の自由化の問題並びに大型合併の問題について御質問したいと思いますが、まず資本の自由化につきまして、これは通産大臣並びに外務大臣にお伺いしたいと思います。OECDの条約によりまして、貿易の自由化、為替の自由化、あるいは資本取引の自由化が義務づけられ...全文を見る
○田渕哲也君 先日、アメリカの自動車製造業者協界のトーマス・マン会長がアメリカの国務省並びに商務省に送った書簡の中で、特に自動車の資本自由化に日本が応じないというのは日米友好通商航海条約違反だということを主張しておりますけれども、これは具体的にどの条文に基づくものでありますか。
○田渕哲也君 いまの御答弁のように、日米友好通商条約の中では、内国民待遇それから互恵を求める精神が強くあらわれておると思います。確かに、アメリカは、現在外国資本に門戸を開放しておりまして、したがって、日本にそれを求めてくるというのは、一面から言うなら理屈はあるわけでございますけれ...全文を見る
○田渕哲也君 貿易の自由化、為替の自由化によらず、資本取引の自由化を含めまして、自由化の方向が技術革新なりあるいは経済の拡大ということを考えた場合には正しい方向であるということは理解ができるわけです。しかし、この自由化を進めることによって、適正な国際分業というものが確立する、ある...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、次に、大型合併の問題にまいりまして、これは先ほど申し上げました経済の国際化に伴いまして国内の企業の国際競争力の強化、そのための大型合併の必要性が強まってまいっております。先日も日本レイヨンそれからニチボーの合併の発表もございましたけれども、今後とも大型合併...全文を見る
○田渕哲也君 三月五日の商工委員会において、公正取引委員会の委員の方の御答弁によりますと、この内相談、事前審査というものは、これの法的根拠は独禁法の第三十五条の三の二号である。つまり「渉外、こう報及び文書に関すること」だということが答えられておりますけれども、これはそのとおりです...全文を見る
○田渕哲也君 実際問題としまして、この大型合併の場合は、独禁法の第十五条三項に定められた期間の中において十分な調査をし判断をするということは、現実的には困難な場合もあろうかと思います。したがって、この事前審査を行なう必要性は十分わかるのでありますけれども、しかし、この事前審査を三...全文を見る
○田渕哲也君 それからもう一つ、独占禁止法につきまして疑問のある点があるのでありますけれども、十五条第一項の「一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合」、こういうふうに合併制限の規定がしてあります。これは、今回の公取委員会の活動を見ておりましても、具体的な品種に...全文を見る
○田渕哲也君 今度は通産大臣にお尋ねしたいのでありますけれども、産業構造審議会の答申によりましても、経済の国際化に対応し得る産業構造というものをつくっていくためにやはり大型合併ということは必要であると、こういうような報告も出ておるようでありますけれども、通産大臣のこれに対する御見...全文を見る
○田渕哲也君 もう一度通産大臣に確認をしたいと思うのでありますけれども、やはり国際競争の中でわが国の産業の体質を強化するためには、合併によって大型企業を現出するという方向が出てもやむを得ないといいますか、むしろそれが望ましい、あるいは寡占体制ということになっていくことが望ましいと...全文を見る
○田渕哲也君 通産大臣のお答えのように、やはり国際的な競争の中で、わが国の産業がどんどん伸びていこうとするならば、ある程度大型合併をやり、その規模の利益というもの、こういうものをフルに活用して力をつけなければならない、これは理論上当然だと思います。現に、ここ数年の様子を見ましても...全文を見る
○田渕哲也君 いま大臣がおっしゃいました各種審議会が通産省関係にございますけれども、その中で特に産業政策に関するものがかなりたくさんあると思います。その中で労働組合代表が参加しているのは五つでございまして、あとの十近くのものは入っていないのが現状でございます。それから先ほど大型企...全文を見る
○田渕哲也君 次に移りますけれども、ちょっと自動車の問題について若干お尋ねしたいと思います。自動車の自由化は、昨年の日米交渉で一応の合意書ができましたけれども、その後アメリカの業界はこれに対する不満を表明しております。また、三月四日には、バーチャー駐日公使の政府に対する申し入れが...全文を見る
○田渕哲也君 通産省としてそのスケジュールはないと言われますけれども、大体の見通しとしてはどうですか。
○田渕哲也君 現在自動車の国内メーカーの再編成も徐々に進みまして、日産とかトヨタ等の大手の生産規模もだいぶ拡大されてきております。現状の段階でこの自由化に対応する態勢としてはどう判断されますか。
○田渕哲也君 現在ではまだ不十分だというお話でありますけれども、それならば通産省としてどう指導されるおつもりですか。具体的に何か考えておられますか。
○田渕哲也君 次に、労働大臣にお伺いしたいのでありますけれども、労働大臣は就任後、経済の国際化の情勢に対応して労働外交の推進を強化する、こういうふうな方針を出しておられます。その具体的なあらわれとしましてさっそくILOのアジア会議において政労使三者構成のILO技術協力推進連絡会議...全文を見る
○田渕哲也君 最近はわが国のこの労働運動自体も経済の変化の影響を受けて非常に変わりつつあります。といいますのは、やはり国際的な立場というものが非常に重視されるようになっている。これは一面から申しますと労働者の国際連帯という面がございます。それからもう一つは、国際連帯と反対のような...全文を見る
○田渕哲也君 官公関係の労働組合、労使関係に非常に問題があるように言われましたけれども、私はその一つの要因として、政府の労働組合に対する考え方、労使関係に対する考え方の中に非常に保守的な非近代的な要素があるのではないか、一つは人事院裁定の実施を見ても、いまだかつて満足に実施された...全文を見る
○田渕哲也君 人事院裁定を来年度において、四十四年度において完全実施されますか。
○田渕哲也君 大蔵大臣の御意見いかがですか。
○田渕哲也君 あと時間がございませんので、運輸大臣並びに国鉄関係の方に簡単に御質問したいと思います。  この間、国鉄労働組合が値上げ反対のストライキをやりましたけれども、これは実際に国鉄を動かしておる働く者の意見として非常に重要ではないかと思いますが、この反対の根拠はどういうこ...全文を見る
○田渕哲也君 三月十一日の衆議院の運輸委員会で、石田総裁が、十年間に六万人の合理化の方針を出されました。これに対して労働組合の反発が予想されておりますけれども、国鉄当局としてはこれの実施の可能性について、見通しをお伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 労働組合の反対に対して、これを乗り切る自信があるかどうか。
○田渕哲也君 この合理化の問題でも、おそらく労働組合の反対でまたストライキ騒ぎが予想されるのでありますけれども、私は先ほどの運賃値上げの問題、またこの合理化の問題について、非常に割り切れない気持ちがするわけです。一つは、運賃値上げの場合は、労働組合は国民大衆の味方のような立場で反...全文を見る
○田渕哲也君 私も労使の合意と協力がなければ再建はできないと思います。そこで、運賃値上げにしても、六万人の合理化についても、私は労使の合意というものがここにはないのじゃないか、まずこれを国鉄内部において労使の合意と協力体制をつくった上で国民に要求をすべきではないか、いまの段階では...全文を見る
04月03日第61回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○田渕哲也君 それでは、最初に大蔵大臣に質問したいと思います。  現在、景気のかげりというものについてだいぶ論争されておるようでありますが、その理由は、鉱工業の生産並びに出荷の停滞、あるいは設備稼働率の増勢、また生産在庫率の上昇等でこういうことが言われておると思います。ただ、こ...全文を見る
○田渕哲也君 ただいま大蔵大臣がおっしゃいましたように、特に海外景気の見通しというものが、どちらかといえば非常に暗いのではないかという気がいたします。これは、アメリカにおきましても、また、イギリス、フランス、ドイツにおきましても、やはり事業引き締めというものを強化しつつある。これ...全文を見る
○田渕哲也君 確かに、外貨が三十二億ドルありまして、国際収支の面では非常に天井が高くなったということがいわれております。しかし、反面、景気の見通しとしましては、供給力が過剰になり、需要とのアンバランスが生ずるおそれが出てきていると思います。従来の設備投資なりあるいは輸出の伸びにか...全文を見る
○田渕哲也君 外貨が三十二億ドルもあると。それから反面、生産力と需要とのバランスが、いままでは需要が堅調であったけれども、若干先行きが不安定になってきておる。私は、こういう時期であるだけに、減税をやって民間消費を伸ばすという方向に行くべきではないか。言うならば、ことしは、景気の見...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、次に、減税の政府案の内容について質問したいと思うのでありますけれども、今回の減税は、政府は、給与所得者を中心に中小所得者の負担軽減をはかる、言うならばサラリーマン減税、あるいは中堅以下のクラスに対する減税だということを非常に宣伝をしておられるわけです。とこ...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、中堅というのは大体三百万程度の年収というふうにお考えですか。
○田渕哲也君 国民の意識としましては、ことしの正月に「讀賣新聞」が発表した意識調査の結果によれば、国民の中で四二・二%の人が自分はまあ中堅だというふうに思っておるそうであります。年収別に見ますと、百万前後から二百万、この層に一番中堅意識が強いということがいわれております。ところが...全文を見る
○田渕哲也君 確かに、数字の上では、大蔵大臣の言われましたように、下のほうほど低くなっております。ところが、この低くなり方を見ても、百万円の人が五〇%、百五十万円の人が二五%、それから三百万円のクラスの人が率で一九・八%、こういうやり方で見ますと、額と率と両方にらんでみますと、や...全文を見る
○田渕哲也君 私は、サラリーマンの税金と、ほかの事業所得者あるいは農業者に対する税金との間に、やはりかなり大きな不公平があるのじゃないかという気がしております。これは最近サラリーマン諸団体の結成等でも騒がれておりますけれども、実際に大蔵省の資料に、これは四十二年度で少し古いのであ...全文を見る
○田渕哲也君 これは感じでものを言うわけで、なんですけれども、その不公平にやるということを言う場合に、実際の所得から計算してやればいろいろむずかしい問題があると思いますけれども、たとえば同じような税金を払っておる人ですね、年間十万なら十万の税金を払っている人で比べてみますと、サラ...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、時間もありませんので、次の問題に移りたいと思いますが、未成年控除の問題について本会議で質問いたしましたときに、総理大臣並びに大蔵大臣は、そういうものは必要ない、むしろ課税の最低限度額を引き上げる中でカバーすべきだというように言われましたけれども、現在所得税...全文を見る
○田渕哲也君 それからこれは地方税ですから、自治省のほうになると思いますが、地方税には未成年者控除があるわけですね。これはなぜ設けられておるか、もしこれについて御見解があれば、お伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 大蔵大臣は、本会議で、未成年者控除の問題を考えた場合、たとえば大学生、学生との比較においては感傷的にならざるを得ないというふうに言われたわけですけれども、私はこれはむしろ感傷の問題ではなくて、平等の原則の問題ではないかというふうな気がいたします。片方で学生である人は...全文を見る
○田渕哲也君 確かに、未成年者でも、たとえばタレントとか、そういう多額に取っている人は問題があると思いますが、しかし、ある程度の控除を設けるということぐらいは差しつかえないのじゃないかという気がします。全額無税にするということは、そういう問題が出てくるでしょうけれども。それから、...全文を見る
○田渕哲也君 それでは、最後に土地税制の問題について質問したいと思います。大蔵大臣は、先ほど、今回の土地に対する特別措置というものは非常に効果が期待できるというふうに言われましたけれども、私はこれは非常に疑問ではないかというふうに考えております。といいますのは、最近の土地の値上が...全文を見る
○田渕哲也君 時間が来ましたので、最後に一つだけ質問をして終わりたいと思います。いま、大蔵大臣は、土地の価格の安定のため思い切ってこういう措置をとったと、問題があるけれどもこういう措置をとったと言われましたけれども、私は、いかに土地の価格安定のためとはいえ、どちらかといえば社会正...全文を見る
04月04日第61回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○田渕哲也君 私は、民主社会党を代表して、所得税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案並びに両案に対する自民党修正案に対して、反対の意見を表明いたします。  まず、所得税法の改正案に反対する理由は、第一点としましては、減税の幅が少ないことであります。政府...全文を見る
05月07日第61回国会 参議院 運輸委員会、地方行政委員会、大蔵委員会、産業公害及び交通対策特別委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第2号
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○田渕哲也君 国鉄の再建は基本的には三本柱といわれておりますけれども、まず第一に公共的な役割りの上に負わされておる非経済性、これについては国がめんどうを見るべきだと。それから第二点としては、国鉄自体の企業努力で効率化をはかるべきだ。第三点としては、適正な運賃は利用者が負担すべきで...全文を見る
○田渕哲也君 まあ政府が説明されておりますこの六百十億というものは、主として割引の分だろうと思いますが、私はこのほかに、赤字線の部分があると思うのです。赤字線が、すでにいままで廃止を検討すべきだというのが八十三線ということがいわれておりますけれども、これだけたくさんの赤字線ができ...全文を見る
○田渕哲也君 いまの御答弁によりますと、初めからまあ赤字線であるということがわかっておったということを言われたのでありますけれども、まあ国鉄というものは確かに公共的な役割りというものが必要でありますけれども、一面では企業としての採算制が要請されておる。その中で、初めから赤字とわか...全文を見る
○田渕哲也君 私がお聞きしておるのは、国鉄が、本来国が持つべきだと考えられる金額ですね、赤字線について公共負担すべきだという金額は、どれくらいだと想定されておりますか。
○田渕哲也君 私鉄の場合は大体線を敷きまして最初は大体赤字のところが多いと思うのでありますけれども、あと、同系会社の宅地開発とかあるいは観光施設の開発あるいはデパートの建設、こういうものによって乗客をふやしていって利潤があがるようにしておる、これが大体一般的な手段だろうと思います...全文を見る
○田渕哲也君 政府の責任であるならば、その分は国から金を出してもらうべきであって、したがって、先ほど言われた割引分の六百十億、それからいま総裁が言われた四、五百億の分、合わせて千億余りのものをやっぱり政府から補助してもらわなければ、これは国鉄が企業的に独立採算制をとれといっても私...全文を見る
○田渕哲也君 今回の政府の措置によりましても、国鉄が負担しておる公共負担分を埋めるには足りない額ではないかと思います。そうしてその分を運賃値上げによって、いわゆる利用者に負担させようとしている、これは非常におかしい話じゃないかと思います。したがって、赤字の中でやはり公共的な役割り...全文を見る
○田渕哲也君 御答弁を聞いておりますと、非常にあいまいもことしているのでありますが、非常に腰だめ的な感じが強いわけでありますけれども、私は国鉄がいわゆる公共企業としてのいわゆる役割り、それからもう一つは企業としての採算制、この二つは二律背反するものだと考えます。しかしこの二つはや...全文を見る
○田渕哲也君 やはり三本柱といわれながら、まず第一の公共負担についてはまだまだ不十分であるし、不明確であると私は判断せざるを得ないと思います。  それからもう一つ、赤字線の問題に関連してお伺いしたいのでありますけれども、現在鉄道建設公団で新設計画中の路線が六十二線があるといわれ...全文を見る
○田渕哲也君 現在計画中の、あと残っておる五十八線というのは全部つくられる予定ですか。
○田渕哲也君 現在、八十二線の廃止を片方で検討しながら、片方で明らかに赤字になるだろうと予想のあるものをどんどんつくられるというのは、非常に矛盾しておると思うのです。したがって、この五十八線についても八十三線と同様に再検討し直して、そして将来黒字に転化するか、あるいは赤字線とわか...全文を見る
○田渕哲也君 どうも新線建設に対する考え方がシビアさを欠いているように思うわけです。公共性のゆえに、もうからなくてもつくらざるを得ないのだという考え方が非常に強いと思うんです。これは国鉄がそれだけ公共的な性格を持っているものならそれでもかまわないと思うんですが、それなら何も受益者...全文を見る
○田渕哲也君 それでは次に国鉄の近代化、合理化の点についてお伺いしたいと思います。  まず賃金と生産性の関係を見てみますと、過去、これは昭和二十三年から四十一年までのデータでありますけれども、年率にして賃金は一五・八%上がっておる。ところが、生産性を測定するところの一人当たりの...全文を見る
○田渕哲也君 国鉄ではすでに今後十年間で六万人の削減という合理化の方針を出されております。それからいま申し上げた関連事業への流動の問題、あるいは職務給の採用の問題、このどれ一つとっても労働者にとって非常に大きな問題です。したがってこれを進めるにあたっては、やはり労使の話し合いと理...全文を見る
○田渕哲也君 現在の国鉄の労使のいろいろなトラブルを見ておりますと、私はこれは非常に心もとない気がするわけです。もちろんこれは経営者側からいわせれば労働組合の姿勢にも問題があると思われるかもわかりませんけれども、私はやはり最終的には経営者の責任であろう。やはり働く人に自分たちの役...全文を見る
05月08日第61回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
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○田渕哲也君 通行税法の問題は、運賃の値上げ法案と一体だと思います。したがって、通行税法の問題に入る前に、昨日の連合審査で私が質問しましたときにたまたま大蔵大臣はおいででございませんでしたので、若干大蔵大臣の御見解をただしたい面がございますので、二、三質問さしていただきたいと思い...全文を見る
○田渕哲也君 大臣の御答弁でございますけれども、国鉄は、一方で、企業の採算制というものが要請される。そのための企業努力が要請される。ところが、その一方において、そういうものを無視した赤字路線の建設とかあるいは公共割り引きというものが要請される。これが二つをはっきり分けられなければ...全文を見る
○田渕哲也君 私は、公共企業体といえども、やはり経済性というものを無視しては成り立たないと思うのです。公共企業体であるがゆえに経済性というものをおろそかにするなら、その負担は全部国民の税負担となってはね返ってくるわけです。そういう意味で、独立採算を維持するという方向は非常にけっこ...全文を見る
○田渕哲也君 国が大幅な援助をしているということはわかるわけでありますけれども、それと国鉄が分担しておる犠牲の面との相関性はないと思うのですね。これはやはり結びつけて相関性を持たして、これまでは国の責任だから持つのだ、これから先は国鉄の責任だからやれと、こういうことを明確にするこ...全文を見る
○田渕哲也君 国鉄建設の歴史を見れば、これは日本の利権の歴史だと昔からいわれております。やはり線路が一本つくということは、そこに非常に大きな利益を受ける母体というものがあるわけです。それが公共的なものであるならば私はいいと思うのですけれども、私的な利潤になっている場合には、それに...全文を見る
○田渕哲也君 私がお伺いしておりますのは、国鉄の労働者と農民との間のバランスの関係についてどう考えられるかということです。
○田渕哲也君 現在の食管法を根本的になくしてしまうとか改正するとかいう意図があるならば別だと思いますが、現在の食管法がある限りは、やはり生産費と所得に見合った米価というものを算定するというのが法のたてまえであろうと思います。そういう法があるために、特に農民の諸君たちは、都市労働者...全文を見る
○田渕哲也君 時間もありませんので、本論の通行税の問題に入りたいと思うんですけれども、今回の国鉄運賃の値上げに対する野党の非常に強力な反対意見は、国民がやはり物価の上昇ということを非常におそれておる。しかも、物価の上昇ということを押えるために、公共料金の値上げというものはやるべき...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど運輸大臣も言っておられましたけれども、いままでの運輸省並びに国鉄の当局の考え方からするならば、今回は一、二等の等級をなくするわけですけれども、この理由は、設備格差の縮小とか、いろいろ言われております。しかし、私は、このメリットは、一つは手数が簡略になるというこ...全文を見る
○田渕哲也君 地方税で、料飲税というのが、三千円以上一五%が一〇%になったわけなんです。これは十月から実施ですけれども、この一五%を一〇%に引き下げた理由というのがどうもわれわれはよくわからない。なぜなら、一回一人三千円以上というのは、かなり高度の料理なりあるいはサービスを受ける...全文を見る
○田渕哲也君 趣旨を異にすると言われますけれども、税金の性格としては非常に似ておる。特に、料飲税の場合は、八百円以上一率に一〇%です。最近は、非常に物価も上がりまして、そこらの一ぱい飲み屋でやっても一人八百円ぐらいは軽くオーバーします。ところが、三千円以上となれば、これはある程度...全文を見る
○田渕哲也君 今回の通行税が、大体旧一等車を対象にしているわけですね。ところが、これは私は非常に安易な考え方だと思うのです。というのは、昔の一等にも非常に格差がありまして、横須賀線のような一等もあれば、新幹線のような一等もある。特に私鉄には通行税かかっていない。あるいはバスも。最...全文を見る
05月09日第61回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
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○田渕哲也君 私は、民主社会党を代表して、通行税法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行ないます。  反対の理由の第一は、この法案は、国鉄運賃値上げ法案と一体のものであることであります。国鉄運賃の値上げについては、今日、国民生活にとって重大な脅威となっている物価上昇に及ぼす...全文を見る
05月09日第61回国会 参議院 本会議 第22号
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○田渕哲也君 私は、民主社会党を代表して、現在上程されております国鉄二法案に対し、反対の討論を行なうものであります。  反対の理由のまず第一は、国鉄運賃の値上げが物価の上昇に及ぼす影響が大きいことであります。  今日、国民生活に最も大きな脅威を与えている問題は、物価高であるこ...全文を見る
06月13日第61回国会 参議院 産業公害及び交通対策特別委員会 第11号
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○田渕哲也君 欠陥車の問題で若干お尋ねしたいんですけれども、今回欠陥車の回収の方法を公表制度にしたということなんですが、先ほど堀山部長のお話ですと、現在公表制度をとっているのはアメリカだけだ、ほかはないと言われましたけれども、他の先進諸国ではどういうふうにしてこれをやっておるのか...全文を見る
○田渕哲也君 日本も自動車が非常にふえまして、モータリゼーションが進んでおるわけですけれども、アメリカの公表する一つの習慣というものが非常に迅速にかつ広範に周知徹底するという面では世界の中でも非常にすぐれた制度じゃないかと思うんですが、ただこの場合に、従来から日本の自動車がどんど...全文を見る
○田渕哲也君 今回のこの制度に変更していくというきっかけは、ニューヨーク・タイムズの記事がきっかけになって、非常にハプニングのようなできごとでこういう問題が出てきたわけですけれども、もちろんこれは監督官庁だけの責任でなくて、自動車業界も含めて、この日本のモータリゼーションの進行や...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど警察庁の方のお話ですと、事故のいわゆる構造欠陥による事故、そういう見方では従来していなかったので、これからそういう調査をして結果をまとめるというお話ですから、これは結果が出たらいただきたいと思うのですが、けさの新聞によれば、大体五・二%くらい構造欠陥による事故...全文を見る
○田渕哲也君 特に最近は自動車が非常に大衆化して、しろうとの人が乗る。むかしは運転手といえばある程度の整備の技術も必要とされたのですが、最近はそうではなくなっています。したがって、車に乗る一般の人は、故障しないものである、検査を受けるまではさわらなくてもいい。その間にさわるとする...全文を見る
06月17日第61回国会 参議院 商工委員会 第15号
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○田渕哲也君 時間がありませんのでポイントだけ簡潔に質問したいと思いますので、大臣のほうもずばり簡潔にお答えいただきたいと思います。  まず、自動車の資本の自由化の問題についてお尋ねしたいのでありますけれども、通産省としては資本自由化後のわが国の自動車産業の理想的なあり方という...全文を見る
○田渕哲也君 大臣はそうおっしゃいますけれども、たとえばすべての自動車産業が外資と結びついたり、外資の支配を受けるということは望んでおられないと思いますけれども、どうですか。
○田渕哲也君 大臣は秋に自由化時期の明示ということを言われましたけれども、この自由化時期というのは一〇〇%完全自由化をする時期の意味かどうか、これをまずお伺いしたい。  それから熊谷さんが昨日、自動車業界はかってにせい、もうめんどう見切れぬというような発言があったわけでございま...全文を見る
○田渕哲也君 私は秋にこの自由化の時期をいつにするということを発表すれば、まあ二、三の大手のメーカー以外のメーカー、残って一本立ちで民族資本として存続する見通しのないメーカーがたくさんあると思うのです。こういうところは、自由化の時期を明示すれば、ほっておけば私は外資と結びつく可能...全文を見る
○田渕哲也君 私は三菱、クライスラーの問題以来、個々のそういう企業なりあるいはその背後にある銀行というものは、もうすでにそういうことをほんとうは真剣に検討しておると思います。ただ、この場合重要なことは、個々の企業の利益なりあるいは銀行の利益を守るという行動にまかせておいたのでは、...全文を見る
○田渕哲也君 大臣は、自動車産業はここまで大きくなったのだから、自動車産業の経営者なり、あるいは資本側というものをある程度信頼しておられるという意味のことを言われましたけれども、私はこのように非常にどたんばに追い詰められたときには、経営者の考え方なりビヘービアあるいは銀行の考え方...全文を見る
○田渕哲也君 それでは欠陥車の問題について若干お伺いしたいと思うのです。  けさの新聞には、国産車だけではなくして輸入車にも欠陥車があるということが報道されておりましたけれども、アメリカでの状況は、先ほど塩出委員も言われたように、ことしの一月から三月までですでに五百七十万台のリ...全文を見る
○田渕哲也君 諸外国の状況をそう正確に把握されていないかもわかりませんが、国庫車と外国車と比べて、特に国産車が技術的に非帯に劣っているがゆえに欠陥車が出ておるというような事実があるかどうか。そういう点、何かデータありますか。
○田渕哲也君 それでは引き続き自由化の問題について大臣に質問できなかった点、ちょっと補足して質問したいと思うのですが、この資本の自由化というのは、私は日本経済にとって非常に大きな問題をはらんでおると思います。特に重要産業が外資の支配下に入ってくるということはきわめて危険だと思いま...全文を見る
○田渕哲也君 最後にもう一点、わが国の輸出の長期的な見通しなり、計画についてお伺いしたいと思います。  現在、船舶は、世界の貿易額二十億ドルのうち、わが国の輸出が十億ドルを占めておる。世界の貿易額の半分をわが国が輸出しておるわけです。ところが自動車の場合は、世界の貿易額は二百億...全文を見る
○田渕哲也君 私は自動車産業は、いまおっしゃったように日本の輸出産業としての地位を確立する、そうして五十億ドルとか、そういう非常に大きな目標を達成するためには、何としても現在世界的に独占的な地位を占めておるビッグスリーと対決する以外には方法がないのじゃないかというふうに考えておる...全文を見る
○田渕哲也君 最後に、私が先日アメリカに行っていろいろ情勢を開いて感じたことですけれども、日本の車は、現在アメリカに輸出が伸びておるといいましても、アメリカの総販売台数の二%前後にすぎないわけです。アメリカのシェアからいえば非常に微々たるものですね。したがって、事自動車に関する限...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
06月24日第61回国会 参議院 大蔵委員会 第23号
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○田渕哲也君 まず、地方交付税のこの法案が生まれた経緯につきましては、先ほど、大蔵大臣は、中央・地方における財政面における環境が非常に改善されてきたというふうにおっしゃいましたけれども、しかし、今回の問題の発端というのは、大蔵省は財政硬直化の原因の一つとして地方交付税をあげて交付...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど、大蔵大臣は、財政というものは一年一年で考えるべきものではないということをおっしゃいましたけれども、地方財政は好転してきたということを大蔵大臣はしばしば言っておられますが、やはり好転したとお考えになっておりますか。
○田渕哲也君 現に、好転しておるという判断があるからこそ、六百九十億円を国に借りるというような措置をとられたと思いますけれども、しかし、地方の税収入の内容を見てみると、私は、たくさんの悪税があると思うのです。これは先ほど戸田委員も指摘されましたけれども、まず第一には、住民税の超過...全文を見る
○田渕哲也君 この超過課税と並びまして、これは佐藤首相みずから悪税だと言っておられる電気ガス税があります。それから昨年できた自動車取得税、これも免税点が十万円が五万円上がって十五万円になりましたけれども、十五万円の品物を買うのに取得税が一々かかるというような例はあまりほかはないの...全文を見る
○田渕哲也君 最後に、時間がありませんので、もう一つだけお伺いしたいと思います。  先ほど、覚書に書いてあります年度間調整について、まだ検討の段階であって、国会が終わってから具体的な案を考えるということをおっしゃいましたけれども、しかし、現在考えられる方法としてどういう方法があ...全文を見る
06月26日第61回国会 参議院 運輸委員会 第26号
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○田渕哲也君 今回の欠陥車の問題はいろいろ検討してみますと、一般にはかなり問題の混同もあるようですし、また感情的なものもまじっているように思います。したがって、問題の把握というものがきわめて不正確な面があるのではないか。私は、大きく分けてこれには二つのポイントがあろうかと思います...全文を見る
○田渕哲也君 いま御説明にありましたように、公表制度というものは、早く知らせ早く回収するという意味で、非常に大きな効果を持つだろうということは、当然考えられるわけでありますが、しかし問題は、この制度というものをやはり日本の中に定着させる必要があろうかと思います。しかし、現在の日本...全文を見る
○田渕哲也君 次に、欠陥車の問題についてお伺いしたいのでありますけれども、欠陥車と一口に言いましても、この内容はおそらく千差万別であり、いろいろなパターンがあろうかと思います。たとえば設計上の問題のあるもの、これはテストの段階で発見されなかった欠陥が、ユーザーが使う段階で発見され...全文を見る
○田渕哲也君 次に、整備振興会の石塚副会長にお伺いしたいと思いますけれども、欠陥車と新聞等で取り上げられているものの中に、整備不良車がかなりあるように思います。これは現在の道路運送車両法で、たとえば仕業点検とか、定期点検整備ということが法で義務づけられておるわけでありますけれども...全文を見る
○田渕哲也君 川又会長にお伺いしたいと思いますが、欠陥車はいろいろのパターンがありまして、それぞれの分野で少なくする努力が当然要請されるわけでありますけれども、今回の欠陥車に対する問題を見ておりますと、国産車は欠陥だらけで非常に危険だという印象を大きく与えておると思います。これは...全文を見る
○田渕哲也君 それじゃ最後に一つだけお伺いしたいと思います。  今回の問題の発端となったのがアメリカであるし、またアメリカは日本の輸出の最大の市場であります。アメリカにおける今回のこの国産車の欠陥車の問題の反響はどうか。またこれがアメリカ以外の全世界に対する今後の日本車の輸出に...全文を見る
07月17日第61回国会 参議院 大蔵委員会 第31号
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○田渕哲也君 すでにこの問題についてはもういろいろな角度から論議がされておりますので、できるだけ重複を避けて質問を行ないたいと思います。  最近数年の不服申し立て件数の増加、あるいはそれに対する取消や変更の数の増加、こういうことは一体何を物語っておるというふうに考えられておるか...全文を見る
○田渕哲也君 訴訟件数を見ると、四十二年の八百八十七件、これは三十八年に比べて四・七倍ということを言われておりますけれども、税金に対する徴税側と納税者側のトラブルというものは全般的に見てふえていると見ていいのじゃないか。この一つの原因として、やはり経済成長が非常に急速に行なわれて...全文を見る
○田渕哲也君 税金を取るための人員をふやすばかりが能ではないと思いますが、もう一面、日本の税制というものは非常に複雑である。それからまた、特別措置なんかが乱脈にどんどんつくられて、非常に不合理なひずみというものが全体から見たらできておるんじゃないか。税金というものは、できるだけ簡...全文を見る
○田渕哲也君 それからもう一つの税金のトラブルの起こる原因は、特に税務署の経験十数年ないし二十年ぐらいの調査官クラスのベテランの退職が非常に多いということを聞いております。最近は労働力の流動性が高まっておりますので、これは多かれ少なかれほかの部署でも見られることだと思いますけれど...全文を見る
○田渕哲也君 税務署の方々に気持ちよく働いてもらうということは非常に大事なんですが、そのためには待遇面の配慮も必要ですけれども、もう一つ重大なことは、国民との関係が悪ければやっぱりいやな思いをされるだろうと思います。よく新聞の漫画を見ても、税務署というのはいつも悪役であまりいい感...全文を見る
○田渕哲也君 国税不服審判所の審判官並びに職員等の任命、採用等についてはすでにお答えいただきましたけれども、現在ある協議団に四百数十名の職員がおられるわけですが、これがそのまま不服審判所に移るということなんですか、この点についてどう考えておられますか。
○田渕哲也君 現在の協議官は税務行政官でございまして、主管部との間に人事交流もされておりますけれども、国税不服審判所になれば、先ほどからの御答弁のように、審判官以上はほとんど交流というものは考えないという御答弁でしたけれども、その他の人についてはどの程度交流を考えておられますか。
○田渕哲也君 今度の国税不服審判所が国税庁の管轄にあるわけですが、この場合人事交流というのが非常に矛盾する面を持っておるわけです。人事交流をひんぱんに行なわなければ、よどんで、おば捨て的な感覚になりやすい、ひんぱんに行なえば、ほんとうに国民の権利を守る立場になれるだろうかという危...全文を見る
○田渕哲也君 協議団から国税審判所に変わるわけですけれども、形をいくらつくっても、実際は、その中で働く人がほんとうに国民の権利を守っていくんだという意識で意欲を持って働ける体制をつくることが大事ではないかというように考えます。ところが、こういうふうに制度の変更ということは、実際に...全文を見る
○田渕哲也君 次に、行政不服申し立て制度についてですけれども、もちろん、これが持っておる利点とか、あるいは現実に果たしておる機能からいって、これ自体の存在の必要性を否定するものではありませんけれども、しかし、訴訟に先立ってこれをどうしても前置させなければならない理由というのは、納...全文を見る
07月23日第61回国会 参議院 本会議 第35号
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○田渕哲也君 討論に入ります前に、議長のお許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  昨日の議会におきまして、わが民社党の片山武夫議員が質問途中で急病に倒れ、皆さまに非常に御心配をおかけし、またお手をわずらわしましたけれども、幸いにして軽度の脳貧血でございまして...全文を見る