田渕哲也

たぶちてつや



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開催日 会議名 発言
03月08日第65回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○田渕哲也君 初めに、日中問題をはじめとしまして、繊維あるいは石油等の経済面から見た今後の外交問題の打開についてお伺いをしたいと思います。  まず初めに、一昨日藤山愛一郎氏ら訪中団一行が帰国されました。また、日中覚え書き貿易交渉の代表団も帰国されたわけですけれども、今回の藤山訪...全文を見る
○田渕哲也君 今回の日中の覚え書き貿易のまあ日中共同声明を見ましても、中国の姿勢というのは原則的には非常にきびしいものがあるということは論をまちませんけれども、しかし、まあ藤山さんの帰国の談話等見ましても、中国が何らかの接触を深めようとする前向きの態度というものはうかがえるのでは...全文を見る
○田渕哲也君 口でその大使級の交流の用意があると言っても、口で言うだけじゃだめなんですね。やはり中国側がはっきり言っておりますように、台湾問題なりあるいは国連における重要事項指定の問題なり、こういう基本的な態度について、もう少し含みのある態度をとるべきではないか、そういうことを私...全文を見る
○田渕哲也君 ここで経済問題について少し触れてみたいと思いますけれども、日中の繊維交渉が、本日の業界の一方的な自主規制の宣言で大体おさまるといいますか、結末を迎えるだろうというふうに予想されております。これは六日の、六日でしたかあるいはその前でしたか、先日の予算委員会で公明党の中...全文を見る
○田渕哲也君 総理大臣の御答弁はちょっとふに落ちかねる面があるわけです。というのは、繊維の交渉ももうかなり煮詰まっておりまして、その自主規制の内容につきましても、いままで政府間でいろいろ交渉してきた。それで今回の自主規制でも、大体五%という総ワクでくくるということはきまっておるわ...全文を見る
○田渕哲也君 だから、自主規制という形であっても、政府間交渉で交渉をやられたときに、いろいろ救済措置をするというようなことも業界には話をされたと思います。政府間交渉の場合と同じように扱うかどうか。この点をお聞きしたいと思います。
○田渕哲也君 それでは、通産大臣にお伺いしたいのでありますけれども、業界の要望というのは、大体、金融面のいろいろな救済措置を行なうこと、それから二次製品の買い上げの問題、それから生産手段の買い上げの問題、こういう点を非常に強く訴えておるわけですけれども、こういう面についても前向き...全文を見る
○田渕哲也君 次に、外務大臣にお伺いしたいと思いますが、極東三国のほうの同時発車の問題が非常に重要な問題になっております。ただ、台湾、韓国、香港、こういうところに同時発車の根回しをするのは、業界でやることも必要でしょうけれども、極東三国の実情を見た場合には、やはり向こうでは政府と...全文を見る
○田渕哲也君 それから、アメリカのダンピング規制というものが最近いろいろ起こっておるわけですけれども、特に六八年ごろを中心にしてダンピング調査件数が非常にふえてきておるわけです。それで、すでに家電とかエレクトロニックス、板ガラス、こういうものについてのダンピング規制というものが行...全文を見る
○田渕哲也君 私は、日米関係というものがやはりここ近年変わりつつあるということを感じております。いままでは、どちらかと言えば、経済的にもアメリカに従属的な関係にあったわけですけれども、日本の経済の発展強化によって、ある面ではライバルという関係が非常に浮かび上がってきつつある。した...全文を見る
○田渕哲也君 今回はまた石油の原油の値上げの問題が起こりました。これがわが国の経済に与える影響の大きいことは言うまでもないと思いますけれども、ところが現在、わが国の石油の九九%が海外資源に依存しておる。しかも、海外資源の中でもわが国が自主開発をしたのは一〇%ということが言われてお...全文を見る
○田渕哲也君 この石油資源の自主開発をこれから積極的に取り組もうとすればするほど、外交上の問題との関連というものが出てくるわけですね。で、すでに尖閣列島の浅海開発の問題については日中共同コミュニケの中で、「中国に近い浅海海域の資源を「共同開発」することを決定したが、これは中国の主...全文を見る
○田渕哲也君 再度確認したいと思いますが、尖閣列島の石油資源の開発については、中国大陸と目と鼻の先ですから、中国と話し合いということが必要になってくるかと思いますが、それは考えておられるわけですか。
○田渕哲也君 いまずっとこの質問で申し上げましたように、これからのこの貿易構造の改善の面、それから石油資源、あるいは海外資源の開発の面、そういった面を考えた場合には、やはり経済面から見て外交というものを考えていく必要があるだろうと思います。そういう点から考えた場合に、私はいまの政...全文を見る
○田渕哲也君 私が申し上げるのはタイミングの問題でして、経済的な要請からするならば、日中関係の正常化の時期をもっと早くする必要があるんじゃないか。佐藤総理のように、いつまでも待っておったんでは、なかなかこれは解決しないんじゃないかという気がするわけです。まあ今後この点で政府の姿勢...全文を見る
○田渕哲也君 食管の赤字につきましても、生産調整をするからいいんだということだけでは私は済まないと思うんですね。これで基本的な解決にはならないと思います。なぜならば、確かに古米がたくさん余っておるから、それに対する対策としては生産調整をすればいいかもわかりませんけれども、一つは、...全文を見る
○田渕哲也君 総合農政なんということばはもうだいぶ前から聞いておるような気がするわけです。何年も前からそういうことを言われながら、実際は米の問題もなかなか解決していない。私がここでお聞きしたいのは、これはやむを得ない面もあると思うんですよ。やっぱり農家の生活を保障しようとするなら...全文を見る
○田渕哲也君 食管制度が過去食糧不足の時代に大きな役割りを果たしていることは事実であります。それから、農業政策というものが短時日の間に結果をあげることができないこともよくわかっております。ただ私の申し上げたいことは、過去十年の食管につぎ込まれた金を見ても二兆円ですね。考えてみれば...全文を見る
○田渕哲也君 具体的にお尋ねしたいのでありますけれども、現在建設公団で計画されておる工事の中で、当面はそれは採算に合わないのがあたりまえだと思いますけれども、将来にわたって採算がとれるであろう路線と、将来にわたってとれる見込みのない路線と、どれくらいの比率になりますか。
○田渕哲也君 その割合はどうなんですか。いま五十七線ですね、建設中のものが、計画のあるものが。
○田渕哲也君 私は、A、B線でも地方開発のために必要性はわかりますけれども、私は、鉄道でなくてもやれる面があるのじゃないかと思うのですよ。鉄道よりももっとこのほうが効率がいいという、たとえば自動車とか、そういう効率のいいものがあると思うのですね。何も鉄道でなければ地方開発ができな...全文を見る
○田渕哲也君 総合交通体系というのはいつごろできるのですか。
○田渕哲也君 ここで、大蔵大臣、自動車重量税の問題についてお伺いしたいと思うのですが、これが去年の暮れきまったいきさつを見てみますと、私は非常に疑問の点があるわけです。まず第一点は、税制調査会の審議経過ですね。この税制調査会は、きまる直前の十一月の十日の税調第三部会では、総合交通...全文を見る
○田渕哲也君 これがきまるいきさつにつきまして、確かに道路五カ年計画との関係というものがあるわけですけれども、私はこれがきまるときに、党と大蔵大臣の間で覚え書きというものをかわされたということが新聞に出ておりましたけれども、その内容について御説明いただきたいと思うのです。
○田渕哲也君 この党の覚え書きというのは、これはあれですか、政府に対する拘束力を持っておるのですか。
○田渕哲也君 私は、この自動車重量税について若干質問したいんですけれども、この税の性格は何ですか。性格といいますか、何税というような範疇はどうなんですか。
○田渕哲也君 これは登録免許税と同じように、流通税と見ていいわけですか。
○田渕哲也君 前にできた自動車取得税もこれは流通税ですね。そうすると、これ同じ自動車に対して流通税的なものが二つもかかっておることになるわけで、これは二重課税ということにならないわけですか。
○田渕哲也君 自動車にはすでに一般税として——普通税といいますか、一般財源として物品税、自動車税、軽自動車税、重量税、それから特定財源として燃料税、取得税、まあ非常に目的においても重なっておるものがありますし、この税の性格においても重なっておるものがある。まあ、これは非常に重複し...全文を見る
○田渕哲也君 私はまあいまの答弁で満足できないわけですが、たとえば重量にかけたりいろんな違うものにかけておるということになりますけれども、払う人は同じなんですね。だから、何とかかんとか理屈つけながら取られているという感じをいなめないわけです。それから交通総合政策というものもまだで...全文を見る
○田渕哲也君 外国に比べても負担は重くないという話ですが、これは大蔵省の主税局の資料がありますけれども、外国に比べたら、日本より重いところもあれば、安いところもある。ただ問題は、日本の総税収と自動車関係税収との関係を見てみますと、もしこの重量税というものができれば、日本は最高です...全文を見る
○田渕哲也君 その負担感が軽いから間接税のほうがいいという問題は、私はちょっと異論があります。言うならば、わからないようにごまかして税金を取ろうということになるんじゃないか。まあ、いろいろそれは問題はありますけれども、時間の関係がありますので、税の問題は一応打ち切りまして、健康保...全文を見る
○田渕哲也君 総理の答弁でありますけれども、四十二年の特例法のときに、二年の期限をつけられたわけですね。二年間に抜本改正するからこれを認めてくれというようなお話があったと思います。それがいまだに抜本改正には何ら手がついていない。抜本改正というのは、もちろん一つは医療制度の改正があ...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、二年以内に抜本改正をやられるんですか。
○田渕哲也君 中央社会保険医療協議会、すなわち中医協においてこの診療報酬体系の適正化について検討が進められておったわけですけれども、いまこれがデッドロックに乗り上げておるわけですけれども、これに対する今後の対策なり見通しをお伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 それからもう一つ、支払い面ですね、支出の問題で厚生省が先日発表しました四十四年度の監査結果で、監査九十三件、不正請求約一億四千万と言われておりますが、これは氷山の一角であって、推定によれば年間百億ぐらいいくんじゃないか、こういううわさもあるわけですけれども、この支出...全文を見る
○田渕哲也君 支出面のチェックは、実際問題かなりむずかしい問題があろうかと思いますけれども、ただ非常に基本的なことで、保険医療機関及び保険医療養担当規則というのがありますね。この担当規則にきめられておることも現在は守られていない例が非常に多いわけです。たとえば被保険者証には、やっ...全文を見る
○田渕哲也君 その保険問題の最後で僻地医療の問題をお尋ねしたいと思いますが、国民皆保険化といいながら、僻地では医療対策が不十分ですね。医者もおらない、施設もない。保険に入っても保険にはかかれないというのが実態であります。この医師、看護婦、施設の不足をあげられておりますけれども、こ...全文を見る
○田渕哲也君 では最後に、宅地問題について若干質問をしたいと思いますが、佐藤総理は、昨年の予算委員会におきましても、土地問題には本気で取り組むということを約束されました。しかし、その後も依然として地価の値上がりが続いております。  そこで建設大臣にお伺いしたいのでありますけれど...全文を見る
○田渕哲也君 いろいろなことをやっておられることがわかりましたけれども、しかし、私は、この土地問題に対する数々の提案がかなり前から言われております。それに比べて、政府の打つ手がやっぱりタイミングとしておそ過ぎるのではないかという気がするわけです。たとえばこの土地利用計画の確立につ...全文を見る
○田渕哲也君 ちょっと大臣の答弁としては責任転嫁が多過ぎるような気がするわけです。これは土地問題の国民の合意がないと言いますけれども、世論はずっと前から盛り上がっておるわけですよ。何とかしてくれ、してくれという声が非常に強いわけですよ。それにもかかわらず政府がのんびりしておるから...全文を見る
○田渕哲也君 ただいま小・中学校の用地の問題についての政府の補助の答弁があったわけですけれども、最近は、住宅公団では大体小・中学校の用地確保、しかもそれを半額程度で地方自治体に譲り渡すということはどこでも常套的に行なわれております。それから、中には建設費用を持てというところも出て...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、これからこういう公共的なものはそこに入る人に負担させないということですか。
○田渕哲也君 それはいつからですか。
○田渕哲也君 これ、法律上の解釈をちょっとお伺いをしたいと思うのです。法制局長官にお伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 重ねて法制局長官にお伺いしたいのですけれども、それなら、こういう小学校、中学校ですね、あるいは駅前広場の問題、これは特定の住民に負担させるということは法律上何ら差しつかえがないということになるわけですか、法律上では。
○田渕哲也君 これはまあ船橋の金杉団地の例でも、大体駅前広場というものを、そこを利用する率によって分担させられる、もちろん若干国からの補助もあるわけですけれども。ところが、それは団地に住む人はそれで分担させられるわけですけれども、そのほかの新規転入者、団地に住まずに入ってくる人が...全文を見る
○田渕哲也君 いままでいろいろ申し上げたわけですけれども、この予算全般を通して申し上げられることは、私が申し上げましたように、やはり圧力の強いところはできるだけ逃げてさわらないようにしておって、そうしてできるだけ弱いものにしわ寄せしておるという傾向がやはりあらわれておると思うので...全文を見る
03月16日第65回国会 参議院 商工委員会 第7号
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○田渕哲也君 初めに、機械産業の輸出関係の問題についてお伺いしたいと思いますけれども、昨年七月に出ました産業構造審議会の「今後の機械産業政策に関する答申」によりますと、新経済社会発展計画の目標どおり五十年度三百七十四億ドルの輸出を達成するには機械産業はそのうち過半数の二百億ドル程...全文を見る
○田渕哲也君 そういう機械産業の今後の展望の上に立って考えた場合、今回提案されております特定電子工業及び特定機械工業振興臨時措置法の指定業種ですね、そういうものと、いまのこのビジョンというものとは、やはり関連がなければならないと思うのですけれども、この辺についてどう考えておられる...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、いまの御答弁は、今回の指定業種には、しぼりがかけられて、特に公害関係並びに省力関係を重点的に考えるという趣旨だと思いますけれども、もちろん公害関係、安全関係、省力関係、そういうものに重点を置くのは当然だと思いますが、ただ先ほど申し上げましたようなこの機械...全文を見る
○田渕哲也君 さらにこの輸出に関連した問題ですけれども、まあ最初に繊維の規制の問題、日米間で非常に大きな問題になったわけですけれども、単にこの繊維だけではなくしてダンピング規制という名目でカラーテレビとかコンデンサーとか板ガラス、こういうものがやり玉にあがっているわけですけれども...全文を見る
○田渕哲也君 オーダリーマーケティングということが必要だということは、最近強く叫ばれておるわけですけれども、ただ、具体的にこれが効果的に進められるのかどうか、たとえばこの自動車の例をとりましても、アメリカは非常にいい市場である、それから運賃、関税等の関係からしても対米輸出が一番う...全文を見る
○田渕哲也君 それからもう一つ。相手方の輸入制限を回避するための手段としては、わが国自体の自由化を促進するといいますか、残存輸入制限なり資本の自由化の促進ということも片一方で進めなければならないと思います。そういう観点から特にこの自動車の資本の自由化も本年の四月に実施される予定と...全文を見る
○田渕哲也君 ただいまの、その条件ですね、乗っ取られては困るということが第一点にあるわけですけれども、まあどういう状態を乗っ取りと見なすかというのは非常にむずかしい問題ではないかと思います。たとえば一つは株の構成で規制するのか、あるいはそれ以外の条件もつけるのか、この点はどうなん...全文を見る
○田渕哲也君 それから特に自由化の場合に重大な影響が出ると思われるのは部品工業ではないかと思います。それから自動車産業でいいますと結局は部品を寄せ集める産業ですから、部品工業の基盤がしっかりしないと自動車産業というものは基盤が強くならないということは言えると思うのですけれども、特...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど局長はマスキー法案のことにも少し触れられましたけれども、アメリカでマスキー法案が大体実施に向かって進んでいるわけですが、このエンジンの無公害化について、アメリカの技術と日本の技術との差というものがどの程度あるのか。それから日本の公害に対する技術が、マスキー法案...全文を見る
○田渕哲也君 いままでの自動車は、ややもすればスタイルとか性能とか、そういうもので競争をしてきたきらいがあるわけですけれども、これからはやはりこの安全、公害面での技術の争いというものが非常に大きなウエートを占めるのではないかと思います。その意味におきまして、今回の措置法が公害、安...全文を見る
○田渕哲也君 この額は電子のほうと機械のほうと合わせた額ですか、そうですね。そうすると、前年度に比べて十五億の伸びということになるわけですが、ところが今度の法律によって、やはり公害、省力機器が重点を置かれるということになったわけですね。私は特に公害問題というのは社会的な要請がある...全文を見る
○田渕哲也君 まあ今度のこの法案の趣旨の説明を聞いておりましても、だらだらといままでと同じような機械工業に対する助成策をいつまでも続けるわけにいかないから、たまたま社会的にクローズアップされてきた公害問題、省力問題を看板にかけて従来と同じような助成を続けようというようなねらいじゃ...全文を見る
○田渕哲也君 それでは最後に、この法案の十三条に勧告の規定があるわけですけれども、これは勧告程度でどれくらいの効果があるものか、その点をお伺いしたいと思いますが。
○田渕哲也君 それからもう一つついでに。最後ですが、これから機械工業自体が、やはりプラントのようなものになるとか、あるいは工作機械もNC化するとか、非常に高度化してくるわけですね。あるいは電算機の問題にしても非常に価格の高価なものに重点がだんだん移っていくだろう。そうすると、これ...全文を見る
○田渕哲也君 以上です。
05月17日第65回国会 参議院 外務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○田渕哲也君 時間がございませんので、まとめて御質問申し上げたいと思いますので、逐一御答弁をいただきたいと思います。  政府は、沖繩返還交渉に際しましては、七二年返還・核抜き・本土並みの三原則に従って行なっておられるようでありますけれども、七二年返還というのは、これは時期の問題...全文を見る
05月17日第65回国会 参議院 決算委員会 第14号
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○田渕哲也君 まず初めに、財政制度のあり方について総理の見解をお伺いしたいと思います。  現在の財政制度は、予算は単年度主義をとっております。この単年度主義の改変の是非についてはいろいろ論議のあるところでして、ここで私はこの論議をしようとは思いませんけれども、ただ、この予算の単...全文を見る
○田渕哲也君 ただいま総理の御答弁の中に、確かに総合的な新経済発展計画、あるいはその他各種の五ヵ年計画、そういうものがあることは事実でありますけれども、私は、それが必ずしも財政に適確に反映されているとは思えないのであります。またその何々五ヵ年計画といったようなものも、たとえば道路...全文を見る
○田渕哲也君 次に、PPBSについて、総理の御見解をお伺いしたいのでありますけれども、行政改革につきましては、行政面の整備縮小はやかましく言われておりますけれども、比較的見のがされておるのは、私は予算、財政制度の改革問題ではないかと思います。予算、財政面の改革なくして、私は真に国...全文を見る
○田渕哲也君 私は、民社党を代表して、昭和四十三年度決算外二件を是認するととも一に、先ほど委員長御提案の警告決議案に対し、賛成するものであります。  私が政府に対し要望いたしたい諸点は、警告決議案に列挙のとおりで十分でありますが、この際、これにつけ加えて次の点を要望いたしたいと...全文を見る
05月21日第65回国会 参議院 大蔵委員会 第22号
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○田渕哲也君 それでは、初めに、児童手当問題について質問いたしたいと思います。  この児童手当制度が、生活の安定、次代の社会をになう児童の健全な育成に目的があるとするならば、むしろ全額国庫負担とすべきだと思います。現在の政府のあれでは、事業主の負担は七〇%、国庫負担はわずか二〇...全文を見る
○田渕哲也君 企業にある程度責任を持ってもらうという御答弁でありますけれども、すでに企業が家族手当というかっこうで子供に対しても手当を支給しておる例が多いわけですけれども、すでに一部において、現実にこの児童手当法案というものができれば、家族手当を廃止する、あるいは減額するという動...全文を見る
○田渕哲也君 理論的には関係ないわけですが、現実の問題として、いままで第三子まで——第一子、第二子はもちろん出ていますけれども、第三子に出ている部分が、今度は国の法律によって事業主がその七割を保証するのだから、この分はそれでまかなえるではないかということは、交渉の中では当然論議さ...全文を見る
○田渕哲也君 それでは現実の問題の解決にならないと思うのですね。そういう問題が出てきて、それはもう労使のほうで勝手にしてくれと。その結果、労使関係の力関係によって、労働組合の弱いところは、特に中小企業などにおいては、それを黙ってのまざるを得ないような事態も起きてくるわけです。そう...全文を見る
○田渕哲也君 その御答弁では十分納得いかないと思うのですけれども、あまり時間もありませんから、この点はまたあらためて質問させていただきたいと思います。  それからもう一つ、都道府県が十分の〇・五ですか、負担するということになっておりますけれども、ほんとうに市町村にこの負担能力が...全文を見る
○田渕哲也君 次に、自動車重量税法案の問題に移りたいと思います。  これは、新しい税金です。新しい税金をつくる場合は、私は、特に慎重を期していただきたいと思います。慎重を期すというのは、やっぱりある程度の国民のコンセンサスというものがなければならない、また、国会においてもある程...全文を見る
○田渕哲也君 大蔵大臣はそう言われますけれども、自民党の議員の方の中に反対は一人もいないと。これは公式の発言でございまして、公式の場では確かに党議できまった以上は反対されないのが私はたてまえだと思います。しかし、いまでも非公式には実はおれは反対なんだと言われる方も現実に私は知って...全文を見る
○田渕哲也君 いまの御答弁の中のこまかな点につきましては後ほど質問の中で触れたいと思いますけれども、まずこの重量税の創設のいきさつにつきまして私は予算委員会でも質問しましたけれども、そのときは時間の関係で必ずしも十分納得のいく御答弁がいただけなかったと思います。したがって、もう一...全文を見る
○田渕哲也君 いま大蔵大臣がおっしゃいましたように、税制調査会は、税というものは非常に重要なものである、それから国民に犠牲なり負担をしいるわけですから、常に公正でしかも合理的なものでなければならない、そういう観点から、言うならば客観的な判断を下して答申をすべき役割りを果たさなけれ...全文を見る
○田渕哲也君 ただ、税制調査会の趣旨としても、交通体系全般の問題に使う財源をつくる場合には、総合政策ビジョンというものをつくるのが先決だという趣旨があったわけですね。ところが、今回の税金は、全くそれが逆になっている。総合交通政策はまだできていないでしょう。その点はどうなんですか。
○田渕哲也君 今度の重量税の使途について説明いただきたい。
○田渕哲也君 もう少し詳細な内訳はきまっていないのですか。
○田渕哲也君 これは去年の十二月ですが、「自民党は二十五日の総務会で自動車トン税の具体的な内容を正式にきめる。自動車トン税は平年度一千二百億円で、四十六年十二月一日から実施されるが、初年度財源四百億円の割振りは、地方道百億円、新幹線三十億円、青函トンネル三十億円、新たに建設する地...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、その要請に従って予算の割り当てをされたわけですね。
○田渕哲也君 ただ、いずれにしましても、初年度財源四百億円のうち、道路並びに交通安全施設にその四百億円がまるまる回っていないことは事実です。それから鉄道関係にある程度の予算がついたことも事実ですね。これは、私は、税制調査会の答申が出た直後の東畑会長の記者発表に言われておる趣旨とち...全文を見る
○田渕哲也君 理屈から言えば全くそのとおりになると思うのですけれども、しかし、大臣のおっしゃることは全く子供だましの答弁だと思うんですよ。自民党の新税創設に関するいきさつ、総務会の決定、それから今回のこの予算の配分、こういうものを見た場合に、これは非常に政治的なかけ引きとかあるい...全文を見る
○田渕哲也君 私は、大臣が非常に苦しい答弁をされていると思うのです。道路並びに交通安全施設、踏切とか立体交差のために使う分については、われわれは何も文句を言いません。ただ、これが現実の問題として鉄道とか新幹線とかいうならば、自動車利用者から取って使うべきものじゃないと思うのですね...全文を見る
○田渕哲也君 大臣は質問の問題をちょっとそらして答弁されておると思うんですけれども、私は、四百億の税金をつくったなら、その四百億の税金を全部道路と交通安全施設に注ぎなさい、つぎ込みなさいということを言っているわけです。ところが、それが全部つぎ込まれていない。この財源というものは、...全文を見る
○田渕哲也君 もう少し話を進めていきたいと思いますが、この税金をつくるにあたって、自民党三役と大蔵大臣と連名で覚え書きというものをつくられましたですね。これに大臣は署名をされたわけですか。
○田渕哲也君 この覚え書きの内容について発表していただけますか。
○田渕哲也君 そうすると、そういう覚え書きというものは大臣としては何らコミットされていないというわけですね。
○田渕哲也君 その与党の意見の内容というのは、これは新聞で発表されておるところによりますと、自動車税をつくる、それからこの自動車税は総合交通特別会計に入れるということであると思いますね。ところが、総合交通特別会計に入れた場合、これは、もちろん、道路だけでなくて、新幹線その他鉄道財...全文を見る
○田渕哲也君 大臣はエスカレートさせるつもりはないとおっしゃったわけで、少しは安心したわけですけれども、ただ、いまの時点で見ても、自動車については非常にたくさんの税金がかかっております。これはすでに大臣は御承知のとおりだと思いますけれども、しかも、多種類の税金があるわけですね。私...全文を見る
○田渕哲也君 それからこの税が非常に多岐にわたっているというだけでなくて、この絶対額ですね、自動車にかかっている絶対額について大蔵大臣はどう思われますか。
○田渕哲也君 絶対額はあまりそう多いと考えないと言われる根拠は何なんですか。
○田渕哲也君 先進諸国に比べて多くないと言われまするけれども、私はこれは単純比較だけで比較すべきものじゃないと思います。一つは、一人当たり国民所得、国民の生活水準との関係でどう考えるかということを考えなければならない。それからもう一つは、ほかの税収ですね、全体の税収の中に占める自...全文を見る
○田渕哲也君 総税収額に対して自動車の税が占める比率です。  次には、一人当たりの国民所得に対する比率で見ますと、これは若干修正して計算します。といいますのは、外国では付加価値税をつけているところがありますので、そういうところは、自動車だけではなく、全部にかかっています。そうい...全文を見る
○田渕哲也君 一人当たりのというのはどういう意味ですか。
○田渕哲也君 一台当たりのそれは単純平均の場合ですね。
○田渕哲也君 私は、単純平均で比べて高い安いというのは、これはあまり論議にならないと思うんです。日本の税金が諸外国に比べて安いのは、確かに、軍事費のパーセンテージが低いとか、いろいろあるわけですね。それだけ国民の負担が軽いならば、自動車の負担もほかの国に比べて軽いのがあたりまえじ...全文を見る
○田渕哲也君 確かに、道路財源、道路投資はおくれております。それから道路財源が必要なことは当然だと思います。ただ、私は、この道路財源あるいは道路投資についての基本的な方針をまず政府は立てるべきじゃないかと思うんですね。これがないと思うんですよ。自動車がふえれば、道路をつくらなけれ...全文を見る
○田渕哲也君 私の主張は、もう少し長い目で見て、道路投資のあり方、道路財源の調達のしかたというものに対する基本的な方針を確立すべきではないかということなんです。そのときどきで、足りないから、自動車の利用者からこれだけ取ろうか、あるいはまたどこかほかに取るところないかいなというかっ...全文を見る
○田渕哲也君 時間がありませんので、あと問題が残っておりますけれども一応これで打ち切りますが、いまの大臣のお答えに対して一言だけ申し上げたいことは、各党各派の協力を得られなければできないとおっしゃるなら、この税金はやめていただきたいと思うんです。土地政策については各党各派の協力が...全文を見る
07月24日第66回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○田渕哲也君 すでに社会党、公明党の各委員から、かなりの問題が提起されておりますので、私は次の点を確認だけいたしたいと思います。  今回、私たちがこの決議案を出した理由は、すでに述べられたとおりでありますけれども、本来、この議員の身分に関するこういう決議というものは、軽々しく出...全文を見る
○田渕哲也君 ここの議題は、この決議案の取り扱いについての協議ということですから、私はこの内容についての賛否の意見の開陳は避けまして、なぜここでわれわれがこの本会議にかけてもらいたいかということを御説明したいと思いますけれども、まあ日中問題というのは、先ほども各委員が言われました...全文を見る
07月30日第66回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第1号
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○田渕哲也君 それでは初めに、楢林参考人並びに関川参考人にお尋ねしたいと思います。  まず第一点は、空港の安全施設の問題といいますか、先ほど楢林参考人から、最低でも二種類のそういう装置を持つべきだというお話があったわけですが、現在は、日本の地方空港ではNDBを装置しているところ...全文を見る
○田渕哲也君 富永参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど、楢林参考人のほうから、日航の事故が少ないのは空港の影響もあるということを言われましたけれども、やはり空港の影響もありますし、いろいろほかの要素もあろうかと思いますけれども、企業の格差によって、たとえばパイロットの資質...全文を見る
08月02日第66回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第2号
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○田渕哲也君 連合審査会は、ほかの委員会の都合等もありますから、ここではきめられません。ただ早急に理事会をやっていただいて、いつになるかというめどをはっきり立ててもらいたい。それから、もしそれがかなり先になるようでしたら、本日まあこの運輸委員会を継続して調査をやるべきだと思うので...全文を見る
08月05日第66回国会 参議院 運輸委員会、内閣委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 閉会後第1号
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○田渕哲也君 私は事故直後、遺族の人たちと一緒に現地に行ってまいりましたが、その悲惨さはまさに言語に絶するものがございます。私は、今回の事故ははしなくも佐藤内閣の本質を端的に暴露したものであると言わざるを得ないと思うのであります。佐藤内閣はすでに史上最長の政権といわれておりますけ...全文を見る
○田渕哲也君 先ほどからの質疑を通じましても、佐藤総理はやめるだけが責任をとる道ではない、このように言われておりますけれども、それならばもっと具体的にこれからの責任のとり方というものを明らかにされるべきではないか。私は、特に航空事故の問題についてのこれからの具体的な方策についてお...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、この分離を早急に進めるということを総理は約束されるわけですか。
○田渕哲也君 私は、その分離をするにあたりまして、やはり現在の民間機が使用しておる空港の自衛隊は、ほかへ基地を移すとかあるいは整理統合すべきであると思いますけれども、その方向に従って早急に施策を講じていただきたいと思います。この点いかがですか。
○田渕哲也君 私は、先ほど申し上げましたように、総理がやめずに責任をとると言われるなら、やはりそういう点についての方針というものを早急に出されるべきではないか。特にこの国会の審議の場において抽象的な表現でそれを言いのがれされるという態度は許されないと思います。もっと明確な答弁をい...全文を見る
○田渕哲也君 それから、これに関連してもう一つ総理に要請したいと思いますけれども、米軍の早期撤退をはかっていただきたいということであります。すでに衆議院の委員会におきましても、外務大臣代理の木村大臣のほうから答弁がありましたけれども、現在の日本の空の防衛というものは、自衛隊機で一...全文を見る
○田渕哲也君 それからもう一点、今後事故の発生が予想される面で、早急に手を打たなければならない問題をお伺いしたいと思います。これは現在羽田空港はじめ大阪、福岡等大空港における過密問題であります。特に羽田においては過密状態が極限に達しておりまして、三日に一度ぐらいはニアミスが起こっ...全文を見る
○田渕哲也君 時間が終わりましたので、一点だけお伺いして終わりたいと思います。  それは補償問題でございます。総理は補償に誠意をもって取り組むと言われておりますけれども、今回はやはり国の責任における、しかも国の重過失、自衛隊の重過失における事故だと思います。この点を考慮されるな...全文を見る
08月16日第66回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第3号
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○田渕哲也君 まず初めに、運輸大臣にお伺いしたいと思います。  先日の、全日空機と自衛隊機の衝突事故でなくなられた方の遺族に対する補償問題についてお伺いをしたいと思います。五日の連合審査会におきましても総理にこの質問をしまして、総理は基本的には、誠意をもって、しかも遺族の納得の...全文を見る
○田渕哲也君 まあ航空事故の場合は、ヘーグ議定書というのがあるわけで、まあ国際条約としてあるわけですけれども、いままで国内の事故についても大体これが適用されております。ただ、大臣がおっしゃいましたように、このヘーグ議定書によっても、あるいはその前のワルソー条約によりましても、故意...全文を見る
○田渕哲也君 それからもう一つ。このヘーグ議定書の六百万円にしましても、もうすでに国際的にはむしろ安過ぎるというような声が非常に強くなっております。したがいまして、アメリカではモントリオールの特約で二千七百万円、それから最近できましたグアテマラ条約、これはまあ発効はしておりません...全文を見る
○田渕哲也君 それでは次に、この自衛隊機の訓練の問題についてお伺いしたいと思います。  まず、防衛庁にお伺いしたいんですけれども、現在訓練を再開してやっておるというのはどういうものですか。
○田渕哲也君 この十一日からの再開の問題について、新聞記事によりましても、運輸省と防衛庁の間にかなり意見の食い違いがあったということが報ぜられております。私はまた、この十一日の日に、運輸大臣にはお目にかかりませんでしたけれども、次官にお目にかかって、この問題について御意見を伺いま...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど次官と申し上げましたのは佐藤政務次官です。  この山口のニアミスの問題ですが、これは低空で六百メートル以下というようなことをきめられたわけですが、それに含まれているわけですか。この山口の海上自衛隊の訓練機の飛んでいるところは、その許容された、制限された訓練範...全文を見る
○田渕哲也君 このニアミスを起こしたところの高度は五千三百フィートとなっているわけです。そうすると、そのきめられた高さより高く飛んでたということにならないですか。
○田渕哲也君 そうすると、全日空側の言っていることはまるきり違うというわけですね、防衛庁の側から見れば。
○田渕哲也君 これは時間がありませんから打ち切りますけれども、調査結果が出次第、報告をしてもらいたいと思います。
10月13日第66回国会 参議院 社会労働委員会、運輸委員会連合審査会 閉会後第1号
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○田渕哲也君 今回国鉄の当局の進めてきました生産性向上運動が歪曲されて、不当労働行為を起こしたことばきわめて遺憾だと思います。しかし、この当局の不当労働行為というものは、文字どおりこれは不当でありますから、悪いことは明らかである。したがって、当然これは改めるべきだと思います。しか...全文を見る
○田渕哲也君 私は、このマル生運動が個々別々に偶発的に不当労働行為に結びついたとは思えないんです。というのは、非常にたくさんの事例があがってきているわけですね。だから、末端でこれは歪曲されて偶発的に出てきた問題ではない。それは国鉄の総裁が意識されたかされていないかわかりませんけれ...全文を見る
○田渕哲也君 マル生運動の実態をお聞きしたいと思います。これは何べんも質問されているかもわかりませんけれども、できるだけ具体的に、簡潔に、かいつまんで、マル生運動の実態はこれこれこれだということをお答えいただきたいと思います。
○田渕哲也君 私は今回のマル生運動の中心をなしておるものは、やっぱり教育ではないかと思うんです。特に、生産性教育、この教育の受講者がすでに十万人ぐらいに達しておる。この教育内容について、お答えいただきたいと思います。
○田渕哲也君 その教育の中の科目に、たとえば不当労働行為に結びつくような科目があったのか、なかったのか、この点いかがですか。
○田渕哲也君 私は考えてみますのに、このマル生運動の問題点というのはやはりあると思うんですね。特に、この不当労働行為を生じやすい背景というものはあったと思います。特に、マル生運動の問題点は、私は二点——まあ、ほかにもあろうかと思いますけれども、大きく分けて二点ある。  まず、第...全文を見る
○田渕哲也君 いまのお答えになった点につきましては、後ほど論議をいたしたいと思いますけれども、私は、まず第一点の精神教育に重点を置き過ぎた問題というのは、生産性向上活動の第一歩として共通の基盤を持つ、あるいは意思統一を行なう、これは、出発点として必要だと思うんです。そういう意味で...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど指摘いたしました第二の問題点に触れたいと思いますけれども、国鉄の再建というのは、これはたくさんの要素があります。大きく分ければ内部要因と外部要因とある。内部要因としては経営能力、職員のモラル、意識の問題、これがひいては国鉄の社会の進歩、変化への対応力、あるいは...全文を見る
○田渕哲也君 先ほどの問題に戻りたいと思いますけれども、たとえば公共負担の問題、赤字路線の問題、こういう問題、私は本来は国鉄の責任ではないと思います。やはり政治の責任である。佐藤内閣の責任であり、運輸大臣の責任ではないかという気がするわけです。国鉄総裁はこういう面で国のめんどうを...全文を見る
○田渕哲也君 私の申し上げておる趣旨は、国鉄労使が自主的に自力で再建できるというような環境をつくってやれということなんです。公共負担もめんどう見なければならぬ、赤字路線もどんどん背負わされる。この中で自力で再建せよと言ってもなかなか再建意欲はわかないと思うのですね。だから極端にい...全文を見る
○田渕哲也君 労働大臣にお伺いしたいと思います。労働大臣は国鉄労使の不信感の深さに驚いたと言われておりますけれども、私はこの不当労働行為をやめさせただけでは問題の解決にならないということは前に申し上げました。私は労働大臣が仲介に入られるならば、この労使の不信感を取り除くことこそ肝...全文を見る
○田渕哲也君 労働大臣はその不信感の原因はどこにあると思われますか。
○田渕哲也君 私は現在起こっておるこの不当労働行為こそ、不信感があったから起こってきた問題ではないかと、このように考えておるわけです。このマル生運動が起こる前に労使の不信感というものはあったのか、なかったのか。労働大臣がお答えになれればお答えいただきたいし、あわせて国鉄総裁のお答...全文を見る
○田渕哲也君 労働大臣にお伺いしますけれども、それならばこの不信感を取り除くにはどうすればいいか。何か御方策があればお伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 当面の問題としまして不当労働行為を取り除く、これは当面の急務だろうと思います。しかし、私がたびたび申し上げておりますように、問題は悪いことをした、それを改めたからもとに戻って——もとに戻るということばは語弊があるかもわかりません。労使の不信感が完全になくなるかといえ...全文を見る
○田渕哲也君 国労と鉄労の問題にちょっと触れたいと思いますけれども、組合の組織の人員が、国労、動労は最近減っております。それから鉄労が非常に伸びておる。この原因はどこにあるのですか。不当労働行為によるものだというふうに一般には言われておりますけれども、その点国鉄総裁はどう考えられ...全文を見る
○田渕哲也君 それから職員の昇格昇給についても差別があるということをいわれておるわけですけれども、昇給協定を見ますと、これは四十六年の八月に結ばれたわけでありますけれども、このうち勤務成績で左右されるのがこの第四項の、優秀な者は四号俸増加、それから別紙の八番目に、良好でない者は一...全文を見る
○田渕哲也君 いい者の増給が二%程度、悪い者の減給が一%程度というのは、ちょっとこれ一般的に言えば少な過ぎるような気がしますが、間違いじゃないんですか。
○田渕哲也君 まあ民間の場合と国鉄の場合と仕事の内容が同じじゃありませんから、一がいに比較するのは問題かもわかりませんけれども、常識的に考えると、勤務成績による評定の部分が少な過ぎるような気がしますね。それで、これならほとんど勤務評定が行なわれていないということになろうかと思いま...全文を見る
○田渕哲也君 もう一点暴力事件についてお伺いしたいと思いますけれども、最近暴力事件が非常にふえておるということを聞いております。その背景は一体どこにあるのか、その暴力事件のどういうケースで起こったかというケース別件数を知らせていただきたい。
○田渕哲也君 それの原因はどうなんですか、マル生運動が行なわれたためにそういう暴力事件が起こったという場合が多いわけですか。
○田渕哲也君 その組織が動いたという理由は何ですか。
○田渕哲也君 あまり時間がありませんので、最後に労働大臣にお尋ねしたいと思います。  日本の労働運動の中で、私は官公労関係の組合と民間労組との基本的な差があると思うんですね。一つはストライキの問題です。ストライキというのは、労働組合の基本権ですけれども、民間組合はストライキは自...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
10月22日第67回国会 参議院 本会議 第5号
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○田渕哲也君 私は、民社党を代表して、当面する重大問題につき、総理並びに各大臣にその所信をただしたいと思います。  総理は所信表明の中で、沖繩返還、中国問題、国際経済政策の三点に触れ、その中で、国民に対し変革期の認識を持つよう強調されました。しかし、変革期を認識しているだけで、...全文を見る
10月26日第67回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○田渕哲也君 もうすでに数々の点につきまして質問されておりますので、私は重複を避けまして、二、三の点だけ質問したいと思います。  今回の事故は、いろいろなミスとか悪条件が重なってできたと思いますけれども、しかし、基本的には、先ほどからも田代委員が再三指摘されておりました、私鉄と...全文を見る
○田渕哲也君 その場合の具体的な工事というのは、たとえば路線をずっと見て、ここを直せとか、そういうことまで指摘をされておるのですか。あるいは一般的な、こういうことをやれということですか。
○田渕哲也君 今回事故が起こったところの複線化ということは、そのときに含まれているわけですか。
○田渕哲也君 運輸省がその場合、工事をここをおやりなさいということを指導する場合には、安全の面から考えてやられるわけでしょう。山岳だからやりにくいということは、これは費用の面を考えてやられたのじゃないかと思いますが、もし安全の面を考えてやられたのならば、山岳地帯であろうとなかろう...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、運輸省では、ここの場合は単線でも安全面ではだいじょうぶだと、そう思っていられたわけですね。
○田渕哲也君 この区間は、先ほど田代委員から質疑もありましたけれども、非常にすでに過密状態になっているわけですね。もしほんとうに安全ということを考えれば、複線化すべきだと思うんですが、それを運輸省が、そういう面を指導監督する立場にありながら、山岳地帯だということで、企業側の利益と...全文を見る
○田渕哲也君 一番近い鉄道関係、私鉄関係の死亡者の補償金額、わかりますか。
○田渕哲也君 私はこれはね、最近社会的な水準も非常に上がってきておりますから、前回そういう一千万という例があるわけですけれども、今回それを大幅にやっぱり上回るべきだと思うのですね。それから、私鉄の利益優先という考え方が基本にあることは、これは否定できないわけですけれども、同じとこ...全文を見る
10月28日第67回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○田渕哲也君 すでに時間も経過しておりますし、かなりの多くの点で質問もされておりますので、重複を避けまして、二、三点について簡潔にお尋ねをしたいと思いますので、ポイントを突いた御答弁をいただきたいと思います。  初めに、単線の問題が先ほどから問題になっておるわけですけれども、単...全文を見る
○田渕哲也君 それから次に補償の問題でもう少し具体的にお聞きしたいと思うんですけれども、先ほど遺族の方の気の済むような補償をするとおっしゃいましたけれども、いままでの近鉄の死亡事故の場合、一番最近の場合どれぐらいの金額が出されておりますか。
○田渕哲也君 従来から航空機関係と鉄道関係の補償額に若干差があったように思うんです。これは私の記憶も確かでないかもわかりません。それから鉄道関係の詳細なデータがなかなかとれませんので、はっきりとは申し上げられませんけれども、一般には航空機関係は鉄道よりも非常に高かった。しかし、私...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
11月06日第67回国会 参議院 議院運営委員会 第7号
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○田渕哲也君 私は発議者の一人としまして、この決議案が早急に本会議で決議されることを希望すると同時に、委員会審査を省略して直ちに本会議にかけることに賛成の意を表したいと思います。  委員会審査を省略をする理由は、一つは、この実験がもうあと十数時間後に迫っているということでありま...全文を見る
○田渕哲也君 この案文を見たら全部で三百字内外です。きわめて単純といいますか、簡明な文章ですね。だから、いままで手続にかけた時間をもし案文の審議に費やしておったならば、もうすでに審議はできておったと思うのです。こういう問題を手続だけにこだわって反対であるというのは本末転倒ではない...全文を見る
12月02日第67回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○田渕哲也君 今回の「ジュリアナ」号の事故に関連をしまして二、三お伺いをしたいと思います。  まず初めに、港湾の安全確保の問題についてお伺いしたいと思いますが、タンカーというのは大体湾内に入るといいますか、港湾の中に入る必要があるにもかかわらず、沖に停泊しなければならない、こう...全文を見る
○田渕哲也君 これは基本的に、海運の拡充発展に伴って港湾設備の充実がおくれておるというところに問題があるわけですけれども、それなら、じゃあすぐこの防波堤の建設が全部できるかというと、なかなかできないのじゃないか。そこで、やっぱり日本の全港湾の安全度といいますか、そういうものの点検...全文を見る
○田渕哲也君 次に、船舶局長にお伺いしたいと思いますけれども、先ほどからタンクの大きさが問題になっております。今回の場合にも、「ジュリアナ」号の場合タンクが二十七個ですけれども、一つのタンクの大きさが問題になるわけですね。それで、これは先ほどのお話のように、IMCOにおいて基準が...全文を見る
○田渕哲也君 現在、油の流出対策というのは、なかなか効果的な対策はないわけなんです。たとえば、今回の場合に、中和剤の投入とか、いろいろなことをやっておりますけれども、なかなかこれはひまがかかりますし、極端に言うならば、効果的なきめ手がない段階で、その段階でやっぱり規制するとします...全文を見る
○田渕哲也君 それから、もう一つの問題ですけれども、そういうタンカーの構造の規制と同時に、もう一つは、タンカーが入れる地域というものをやっぱり規制しないといかぬと思うんです。現在、特に東京湾のように非常に狭いところで、しかも周囲の陸地は人口の過密地帯である、こういうところに大型タ...全文を見る
○田渕哲也君 それから次に、事故対策の体制が非常にお粗末だということが指摘されておるわけですけれども、現在も現場に九隻の巡視艇がかけつけておるといわれておりますけれども、全国からも応援にかけつけておるわけですね。また、こういうところに、ほかに事故が起これば、それに対する対策はとり...全文を見る
○田渕哲也君 それから処理剤の問題も、中和剤の問題も非常に準備が不足しておるのではないかと思います。全国では千二百五十八トンということがいわれておりますけれども、東京湾については五百トンということがいわれております。ところが、この五百トンの根拠を見てみますと、約一万キロリットルで...全文を見る
○田渕哲也君 それからもう一つ、消火設備についてですけれども、現在専用の消火船を持っているのは横浜と四日市だということがいわれております。ところが、東京湾だけで考えても最低三隻は必要だろうといわれております。こういう点についても全然設備が貧弱である。これも早急に充実強化する必要が...全文を見る
○田渕哲也君 次に、油の処理をする技術の開発を急ぐべきではないかと思うのです。現在オイルフェンスで拡散しないようにするけれども、これも新潟の例では波浪であまり効果がない。それから中和剤を使ってもこれは生物に有害である。それから海水と一緒に吸い取って海水だけ吐き出す装置もあるようで...全文を見る
○田渕哲也君 次に、海上交通規制の点について先ほども触れられておりますけれども、もう一度確認をしたいと思います。この日本には世界の三〇%の船が集まるということもいわれておりますけれども、それが日本の港則法の適用地域以外は全く無規則である。こういうことは、非常におかしなことではない...全文を見る
○田渕哲也君 最後に、大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、いろいろ答弁をいただきましたけれども、問題は、今回の事故が不幸中の幸いといわれているのは、比較的小規模の流出であった、それから人口の過密地帯から離れている、ところが、将来やはり東京とか、その他人口過密地帯で、もっと大規...全文を見る
12月24日第67回国会 参議院 議院運営委員会 第17号
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○田渕哲也君 私は、民社党を代表しまして、ただいま提案されております会期延長に対しまして反対の意を表明いたします。  その理由は、沖繩関連国内法案は非常に多くの問題点をはらんでおります。衆議院におきまして、かなりの時間を費やして審議され、議了されたといいましても、必ずしも国民の...全文を見る