田渕哲也

たぶちてつや



当選回数回

田渕哲也の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第123回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○田渕哲也君 二つほどの点で質問したいと思います。  まず第一は補欠選挙の問題ですが、不幸なことに昨年の暮れごろからことしにかけて参議院の同僚議員の方が亡くなるケースが非常に多いのでありまして、そして参議院の補欠選挙もそれに従って行われてきましたし、またこれからも予定されておる...全文を見る
○田渕哲也君 理屈的に言いますと、参議院の場合は、選挙区の場合、定数一のところ、二のところ、あるいはそれ以上のところもあるわけですが、定数一のところは、いわゆるマジョリティーといいますか、多数を代表する、一番たくさんとった人が代表して議員になる。二名のところは一番たくさんとった人...全文を見る
○田渕哲也君 時間も余りありませんので、最後に一つだけお伺いしたいと思います。  先ほど笹野議員からも触れられましたけれども、私は現在の選挙制度というものと選挙の実態との間の乖離が非常にひどくなっておるような気がするわけです。選挙にはいろんな制限が行われておりますし、また費用の...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
03月26日第123回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○田渕哲也君 時間が少ないので、私は河口公述人に対してまとめて質問をします。三点ほどお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、ことしの賃上げですが、大体最終的にも五%の台に乗るかどうかというふうに見通されておるようであります。昨年度に比べると若干低くなるわけで...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○田渕哲也君 まず、週休二日制の問題でお伺いしたいと思います。  最近の傾向として、日本人は働き過ぎである、労働時間が先進国に比べて長い、そういうことで民間においても時間短縮というのが大きな課題になっておるわけです。ことしの春闘を見ても極めて不況の中で厳しい状況といいながらも、...全文を見る
○田渕哲也君 週休二日制そのものは、私も民間に比べても問題は何らないと思います。  ただ、最近問題になっているのは、総労働時間だということが言われておるわけなんです。特に、日本の場合は所定労働時間もそうですけれども、特に所定外を含めた、いわゆる残業も含めた労働時間が非常に長いと...全文を見る
○田渕哲也君 それから、週休二日制を実施するに当たって、いわゆる三ない主義で、定員をふやさない、予算をふやさない、行政サービスを低下させない、私はこの原則を堅持することは当然のことだと思います。しかしながら、これはあくまで原則であって、やっぱり必要なところには定員をふやさなければ...全文を見る
○田渕哲也君 それから、行政サービスの低下ということですけれども、私も土曜休日にしたから行政サービスが大きく低下するという要因は余りないのではないかと思っております。ただ一つ、役所へ一般の人が行く場合に、土曜日が閉まっておると不便だとかそういうことは出てくるだろう、これは避けられ...全文を見る
○田渕哲也君 では次に、地域改善対策の関係で若干質問いたします。  昭和四十四年に同和対策事業特別措置法が制定されて以来、二十三年にわたりまして国として同和対策の総合的な事業を進めてきたわけですが、この間、国費では実に三兆円を超える多額である。地方自治体の負担分を含めると十兆円...全文を見る
○田渕哲也君 この非物的な面というのが私は非常に大きな問題だと思います。心理的差別という言葉でも言われておりますけれども、その原因は一体どういうことからくるかということを正確に把握して対策を立て、しかもこれはかなり長期にわたる対策が必要だと思いますね。したがって、これはあと五年間...全文を見る
○田渕哲也君 心の面というと、啓発活動というふうに言われやすいんですけれども、私は、啓発活動というものが本当に成果を上げておるのかどうか、疑問に思うわけですね。今回の意見具申におきましても、心理的差別解消のための啓発活動を重点課題の一つとして取り上げ、改めて創意工夫を凝らしてより...全文を見る
○田渕哲也君 財団法人地域改善啓発センターが、総務庁の依頼で「人権と同和問題に関する意識調査」というのを昨年の三月提出をしております。これを見ますと、その中の一部に、「同和地区や同和問題周知の端緒」というところにこういうデータがあります。「家族から聞いた」、お父さん、お母さん、お...全文を見る
○田渕哲也君 今のデータをさらに詳細に検討してみますと、家族から聞いたという答えは年配の人に多い、それから若い人では、学校から聞いだというのが多くなっておる。ということは、この同和対策の事業を始めてから学校での啓発がふえておるということもあらわしておるわけでございます。  それ...全文を見る
○田渕哲也君 それから、私は心理的な差別と物的な問題とは決して無関係ではないと思います。といいますのは、同和部落の人の昔の歴史とか、そんなものを知って差別をするという人は割に少ないんじゃないかと思います。よく知っている人も少ないと思いますけれども。むしろ現在の置かれておる地域の生...全文を見る
○田渕哲也君 それから、進学率の向上のために有効な制度として奨学金制度が挙げられております。特定事業の中の高等学校等進学奨励費補助事業、これは国立、私立それぞれ決まった金額が出るわけですけれども、今回の措置でこれが延長されるわけですけれども、ただ、その後一般対策へ移行した場合、こ...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
04月07日第123回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○田渕哲也君 防衛問題で質問したいと思いますが、既に委員の方も言われておりますから、共通した面は省きまして、違う面だけをやりたいと思います。  現在、東西冷戦が解消しまして、世界は対立から協調へ向けて大きく動き、また各国間にも軍縮の動きが進められようとしております。特に我が国に...全文を見る
○田渕哲也君 私は、国の安全保障とか防衛というものは自衛隊だけでやるものじゃないと思うんですね。それから、ややもすれば正面装備の論議ばかりがされておるような気がするわけです。今、防衛庁長官も基盤的防衛力の水準からすればまあまあのところまで来たと言うけれども、これは正面装備のことを...全文を見る
○田渕哲也君 私は、愛国心と言われましたけれども、愛国心というよりも国を守るというその理念をどこに置くかということをもっと鮮明に出す必要がある。そのもとになるのは基本的人権だと思うんですよ。基本的人権を守ることに反対の人はおりません。基本的人権というのは個人の生命、財産、それから...全文を見る
○田渕哲也君 最後に私は、PKOの審議もこの国会で行われるようでありますけれども、これに関連して、現在の国際情勢が変化して国連の重要性が非常に高まっております。これは、冷戦時代には機能し得なかった国連が何らかの平和的な機能を求められているようになっておる、それから日本の世界におけ...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
04月28日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号
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○田渕哲也君 私は、民社党・スポーツ・国民連合を代表して質問をしたいと思います。  前国会で継続審議となりましたPKO法案もやっとこの国会で審議が始まったわけであります。我々は、PKO法案、つまりPKOに自衛隊も含め参加することは基本的に賛成であります。しかし、国民の理解をでき...全文を見る
○田渕哲也君 それから、今までの審議の中で他の委員の方から国会承認の問題あるいは指揮権の問題等についての御発言がございました。これは我が党が主張しておることとも非常に関連がございますので、民社党としての立場を明らかにしておきたいと思います。  まず第一は、国会承認についてであり...全文を見る
○田渕哲也君 次に、指揮権の問題につきまして若干質問をしたいと思います。  国連の平和維持活動のSOPによりますと、平和維持活動の活動は国連事務総長の指揮下で行われる。国連事務総長は、みずからの活動の一切の面につき安全保障理事会に対して責任を負う。加盟国政府により提供される軍事...全文を見る
○田渕哲也君 私は、前に政府が出された統一見解と、きょう外務大臣が言われた答弁とは食い違いがあると思うんです。前の見解のこの部分にかかわる点を申し上げますと、「我が国から派遣された要員は、本部長が作成する実施要領に従い、我が国の指揮監督に服しつつ、国際平和協力業務を行うこととなる...全文を見る
○田渕哲也君 私は、前の政府の統一見解というのはやっぱり考え方が間違っておると思います。  本来は、PKOに参加するとか撤収するとかあるいはどういう条件をつけるというのは、これは指揮命令ではありません。国連と我が国との間の交渉なんです。条件なんです。そういう条件をつけた上で我が...全文を見る
○田渕哲也君 外務大臣の答弁は私が言ったことに割に近いんです。近いとすると、前の統一見解とは矛盾するということになる。この点を、矢田部委員の要請もありましたけれども、より明確に整理をして出していただくように要請をいたします。  それから、このPKO法案もそれから国際緊急援助隊の...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
05月08日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号
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○田渕哲也君 このPKOの法案が提出され、そして審議が行われておるわけでありますけれども、私はこの背景には世界情勢の大きな変化というものがあると思います。  総理もおっしゃっておりますように、まさに第二次大戦後の一つの時代が終わった、これから新しい時代が始まろうとしておるのだと...全文を見る
○田渕哲也君 社会党からもこのPKO法案について対策が出されております。私は、今の問題について基本的な考え方をまず社会党からもお伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 さらに、私は具体的な問題として平和の問題についてお伺いをしたいと思います。  これは、前に政府の方にはお伺いしたことがありますから、社会党の方にお伺いしたいと思いますが、日本が今まで戦争に巻き込まれることなく来たというのは非常に幸せだったと思います。しかし、この平...全文を見る
○田渕哲也君 私は、日本の平和憲法、それから日本の国民のコンセンサスとなってきた平和主義、これが大きな役割を果たしたことは否定しません。少なくとも日本が軍事大国になることは防いできたと思うんですね。これは一つの評価すべきことですけれども、現実の問題として、国連はまだまだ世界の平和...全文を見る
○田渕哲也君 やっぱり理想というものと現実というものとはよく考えないといけないと思いますね。  私は、平和憲法の理想は立派なものだと思いますし、それを否定するものではありません。憲法に言うような国際社会をどうつくり出すかということが大事である。そういう状態ができていないのにその...全文を見る
○田渕哲也君 国連憲章にうたわれた理念も決して武力偏重ではありません。武力を行使するのはもう本当に最後の手段としてあるわけです。また、最後の手段としてそういうものがバックにないとなかなか世界の秩序というものは保たれません。  日本のような比較的人種もほぼ単一であるし、平和で社会...全文を見る
○田渕哲也君 私は、湾岸戦争の問題点はいっぱいあると思うんです。  ただ、これは比較の問題でして、もし国際社会がああいう行動をとらなくていまだにイラクがクウエートを支配し続ける、あるいはその脅威がサウジとかほかのところにも及んでいく、そういう状態と比較した場合にどっちがよかった...全文を見る
○田渕哲也君 私が申し上げたいのは、やはり憲法に定められたような国際社会をつくるための現実的手段をどうするかということなんです。そのためにはやっぱり国連を中心とした平和維持のための活動、これは軍事面ばかりでもありません。平和的な説得も含めあらゆる手段を含めて、そして最終的には軍事...全文を見る
○田渕哲也君 私は、確かに軍縮も大事です。ただ、軍縮を進めるのも軍縮軍縮と言うだけでは進みません。  世界的にこれから軍縮を進める道は、まずアメリカとソ連は持ち過ぎるぐらい持っているわけですから、これは双方が話し合って削っていけばいい。ところが、現在アジアの諸国はむしろ軍拡をや...全文を見る
○田渕哲也君 時間がなくなりましたけれども、一つだけ申し上げておきます。  国連に対していろいろ問題があることも、これは私も認めます。しかし、日本も国連の一員なんです。あるいは国連に物すごいお金を出して支えている国なんです。だから国連を、やっぱり問題があるならそれをよくしていく...全文を見る
05月12日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号
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○田渕哲也君 民社党の田渕でございます。  明石代表が国際的に極めて重要な仕事を日本人としてやっておられることに対しまして、我々としましても誇りに感じ、またその仕事が必ず大きな成果をおさめて成功されますように心からお祈りをしたいと思います。  先ほど明石参考人の方から、日本の...全文を見る
○田渕哲也君 この国会でもカンボジアの問題も含めてPKOのやり方についての論議が行われておるわけでありますが、私はその中で、意見はいろいろありますけれども、共通している部分は、やはり日本の憲法にいう平和主義というものは守っていきたいと、これは意見の対立はないと思います。ただ問題は...全文を見る
○田渕哲也君 ありがとうございました。
05月26日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○田渕哲也君 民社党の田渕でございます。  先ほどからの各公述人の御意見をお伺いしておりまして、また同時に、この委員会におけるPKO法案の審議の意見の対立的、そういうものを考えたときに、いろいろ意見はありますけれども、そのもとになるのがやっぱり憲法の理念をどうとらえるか、それか...全文を見る
○田渕哲也君 時間がなくなりましたけれども、私は先ほど波多野公述人がおっしゃいましたように、憲法に規定しております、憲法の最終審判は最高裁がやるべきものと。ただ、最高裁が合憲か違憲かはっきり決めていないときは、これは政治的な判断によると。そうすると、その場合はやっぱり国会の意思と...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
○田渕哲也君 民社党の田渕でございます。  佐藤公述人にお伺いをします。  最近の雑誌に佐藤さんはこういう言葉を書かれております。  「日本の滅亡は始まった――これが、私の実感  である」一九九〇年十一月二日付の産経新聞  「正論」紙上で、私はこのように書いた。そし ...全文を見る
○田渕哲也君 私も前々から人間の歴史を振り返ってみますと、永遠に繁栄した国はございません。また、繁栄の中にこそ衰退の芽は生ずるという西洋の哲学者の言葉もございます。ただ、そういう繁栄から衰亡に向かうときにはさまざまな原因があり、さまざまなきっかけがあろうかと思います。その中で最も...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
05月29日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号
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○田渕哲也君 私は、まず国連待機軍の制度についてお伺いをしたいと思います。  現在、PKOに派遣するものとして待機軍という制度をとっておる国が幾つかありますけれども、それらの国とその様式について、まず御説明を伺いたいと思います。
○田渕哲也君 この待機軍制度が設けられた経緯とその理由についてお伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 ただいまの御説明にもありましたけれども、私はこの待機軍制度を設ける理由なり必要性があるように思うわけです。といいますのは、国連平和維持活動の任務の特殊性というのがあります。これは軍隊でなければできないけれども、軍隊の仕事とは違うわけです。  例えば、この間UNTA...全文を見る
○田渕哲也君 例えばこの法案が成立した場合、カンボジアに平和維持隊を派遣する場合にどれぐらい期間が必要か、お伺いしたいと思います。
○田渕哲也君 この平和維持隊の編成、応募にしましても、特殊な部隊は別として既存の部隊をそのまま出すわけではない、そのように言われておりましたけれども、そうすると自衛隊から出すにしても各部隊から適任者をやっぱり募集しなくてはならない。そして、それが決まれば今度は特別な訓練が必要であ...全文を見る
○田渕哲也君 PKOそのものがやっぱりこれからどんどんふえていくというよいうな傾向が見られるわけですけれども、国連でも今まで何度かにわたってこの問題がいろいろ論議されたことがあります。そして、PKFの装備や兵たん面の規格化とかあるいは訓練の方式の標準化、統一化、同時に国連がこうい...全文を見る
○田渕哲也君 次に指揮権の問題ですが、これはこの委員会でも再三論議されておりますし、また先般外務大臣から統一見解も示されたわけであります。そこで、私も二、三の点について確認をしておきたいと思います。  まず初めに、もとのコマンドは国連から出るわけですけれども、それが我が国から現...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると図でかきますと、国連現地司令官があって、そこから我が国の本部長、つまり総理大臣のところへ来て、それから実施要領を本部長がつくり、それに基づいて防衛庁長官が現地部隊に指揮をする、そういうことでいいわけですか。
○田渕哲也君 それから、国際平和協力本部と現地の部隊との関係ですけれども、自衛隊が部隊で派遣される場合は、本部長から防衛庁長官を経て現地の部隊、それから海上保安庁の場合は国連平和協力本部から海上保安庁長官を経て現地の部隊と、それで個人参加の場合は本部長が直に現地の部隊と、文民の場...全文を見る
○田渕哲也君 そうすると、担当大臣がそのラインの途中に入るのは自衛隊と海上保安庁というふうに理解していいわけですね。
○田渕哲也君 政府の統一見解には、「国連の「コマンド」に適合するように実施要領を作成又は変更し、」とありますけれども、この場合の実施要領とコマンドの関係について確認をしておきたいと思います。  我が国が作成する実施要領は、コマンドのすべてを満たすものか、コマンドされたことはすべ...全文を見る
○田渕哲也君 それから、この実施要領というのをつくるのは我が国だけで、ほかの国は余り例がないということも聞いておりますが、我が国だけが実施要領を作成するという手段をとる理由は何ですか。
○田渕哲也君 先ほどの御答弁の中で、実施要領はこの法案の枠内でコマンドのすべてを満たすと言われましたけれども、法案の枠内でというけれども、例えばコマンドの中に法案の枠外にはみ出す部分があることもあり得るわけですか。
○田渕哲也君 例えば国連の現地司令官がコマンドを出す場合に、我が国の部隊にコマンドする場合はやはり我が国の前提、五条件はもちろんですけれども、前提それからこの法案を理解してもらっておくことが必要ではないかと思います。この点はどうなんですか。
○田渕哲也君 最後に、実施要領にいろいろのことを定めるわけですけれども、すべての細かなことを書くわけにはいかないと思います。現地で緊急に国連の司令官からコマンドがあった、それは実施要領に定めのないことだと、あるいはコマンドが実施要領から見てちょっと判断がつきにくい場合、この場合に...全文を見る
○田渕哲也君 終わります。
06月02日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第15号
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○田渕哲也君 お答えいたします。  三党合意を踏まえて、法案修正の必要な点を修正したものが修正案となっております。
○田渕哲也君 今までの各委員の答弁と同じでございます。
○田渕哲也君 お答えいたします。  「日本国民はこという表現は、前文にもございますし九条にもございます。これは日本国民としての意思表示というか、それをあらわしたものだというふうに理解しております。
○田渕哲也君 防衛庁の方でPKOの準備に対してどの程度の活動をしておるのか私もつまびらかではありませんけれども、既に法で与えられた権限の枠を逸脱してそういうことをしておるというふうには理解しておりません。PKOについて必要な研究とかあるいは資料を集めるとか、そういう準備をするとい...全文を見る
○田渕哲也君 この決議は、自衛隊法の制定に当たり、憲法の精神を踏まえて二度と他国を侵略したりはしないとの意思をあらわしたものと受けとめております。我が党も現在もその気持ちは変わるものではありません。  また、あの国会決議は、当時の国際情勢や我が国の置かれた立場から見て、戦争のた...全文を見る
○田渕哲也君 三党の立場は少なくともこのPKO法案に対して、この参議院の二十九年の決議に抵触するものではない、また同時に修正案についてもこの決議に抵触するものではない、こういう面では一致しておるわけであります。  なお、この問題の有権的な解釈は、参議院そのものが行うべきであって...全文を見る
○田渕哲也君 ただいまの御答弁のとおりであります。  いわゆる懲戒権を含めた本格的といいますか、すべてを含めた指揮権というものは国連にはない、しかし現地に派遣しておるPKOの部隊の行動については国連司令官のコマンドに従う、こういうことだと理解しております。
○田渕哲也君 以前になされた政府の見解いろいろ出ておりますが、その中にちょっとわかりにくい点がございました。それを明確にするために五月十八日の外務大臣の答弁でまとめていただいたわけでありまして、外務大臣の答弁によりまして、従来の政府の答弁も含めて我々はそれを了解したわけであります...全文を見る
○田渕哲也君 我々が問題にしておりましたのは、いわゆるSOPと政府の見解との間に食い違いがあるのではないか、こういう点をただしていたわけでありますけれども、五月十八日の外務大臣の答弁によりまして、SOPによるPKOにおける軍事要員は、活動事項に関しては出身国の命令は受けず、国連事...全文を見る
○田渕哲也君 今の発言のとおりです。
○田渕哲也君 私もその問題についてこの委員会で質問をいたしました。そして、いわゆる政府が派遣するPKOの部隊と国連司令官との間の命令系統というものもただしたわけであります。  その命令系統は、国連の司令官から本部長である我が国の総理のところへ来て、総理は実施要領を介して防衛庁長...全文を見る
○田渕哲也君 実施要領は、政府がこの法律に基づいてっくるわけでありますから、この法律に適合しないものをつくるとは我々は考えません。
○田渕哲也君 私どもが検討しましたことは、一つは国連のコマンドに本当に我々の部隊が従うのかどうか、コマンドと別の指図というか別の指揮というものが、いわゆる二重指揮というような格好が生じないかどうか。それからもう一つは、国連のコマンドに従った場合に我が国の法律に適合しない部分がある...全文を見る
○田渕哲也君 SOPは入手しておりません。ただ、衆議院並びに参議院において閲覧の機会がありましたので、必要と思われる部分は我が党の担当者がそれを写しまして、それを訳して訳文にしたものを我々は検討の資料にいたしました。
○田渕哲也君 不承認というのは、先議の議会で承認されなかったとき、不承認の議決を得たとき、もしくは先議の議会で承認されても後議の議会で承認されなかったとき、不承認の議決を得たときに不承認ということが決まるわけであります。承認も不承認も、まだ結論が出ない間は不承認が決まるわけではあ...全文を見る
○田渕哲也君 一つ補足いたしますと、先議の議会と後議の議会との結論が違った場合、先議で承認されて後議の院で不承認の場合は両院協議会はやることができます。
○田渕哲也君 一致しないときは不承認になります。
○田渕哲也君 凍結業務として定められておるのは明らかでありまして、「イからへまでに掲げるもの又はこれらの業務に類するものとして同号レの政令で定めるもの」としてあります。それ以外は凍結されないわけでありますけれども、それ以外の業務でも、例えばイからへに掲げるものに類する業務と一体で...全文を見る
○田渕哲也君 PKOというのは、国際連合に対する協力の一部にすぎませんけれども、しかし現在の時代から考えた場合に、私は極めて重要な意義を持っておると思うのであります。  といいますのも、世界がベルリンの壁の崩壊、さらには東西冷戦の終結というような百年に一度あるかないかというよう...全文を見る
○田渕哲也君 私どもは、凍結ということは当初は主張しておりませんでした。国会承認さえきちんとやれば賛成という立場をとってまいりましたけれども、ただこの法案が参議院に参った時点でいろいろ考えてみますと、参議院でこの法案を成立させるためには、より多数の党、より多数の会派、より多数の議...全文を見る
○田渕哲也君 PKFの業務は、法案の第三条三号に列挙してございます。具体的な仕事はこれだけあるわけでありますけれども、この中でいわゆるPKF本体として凍結の対象となっておるのはイからへまで、それからその他レに書いてあるイからタまでに類する業務として政令で定めるもの、これがいわゆる...全文を見る
○田渕哲也君 後方支援業務も隊として行う業務であります。ただ、イからへまでではございません。  それから複合業務ということに触れられましたけれども、複合業務というのは、後方支援、例えばイからへ以外のものの業務でもその業務をやる上においてイからへまでの業務と一緒にやらなければでき...全文を見る
○田渕哲也君 まず武器や弾薬の輸送についてでありますけれども、武器や弾薬の輸送がいわゆる本体、我が国が本体にもし部隊を派遣しておる場合に、それの後方支援としてそれに対する弾薬や武器を補給する業務をやるということでありますならば、本体を派遣しないわけでありますから、凍結すれば。した...全文を見る
○田渕哲也君 我々は、もともと凍結しなくてもいいというぐらいの考え方を持っておりますから、ただ初めての経験ですから、我が方の部隊が一度そういうことを実質に経験して、さらに本体の活動にも参加してもいいというような、経験から見てそういう判断が出てきたとき、それから私は国民の理解を得て...全文を見る
○田渕哲也君 お答えします。  国内の世論の動向というのは、マスコミの世論調査等による以外、私も正確にはつかんでおりませんけれども、しかし湾岸戦争を経験し、またこのPKOの論議がされる過程において、理解は徐々に高まってきておるのではないかと思います。  また、連合参議院の選挙...全文を見る
○田渕哲也君 これは先ほども御答弁した点でありますけれども、国会の承認の対象ということと凍結の対象ということとは同じになっております。そして、その区分けした理由は、PKF本体の活動、法案の第三条第三号にいうイからへまでの活動、並びにレに書いてあるそれに類するもの、そういうように具...全文を見る
○田渕哲也君 私どもは、自衛隊が海外へ行くことは何が何でも違憲だという立場はとっておりません。憲法で禁止しておるのは、国際紛争を解決する手段として武力による威嚇または武力行使を行う、あるいは国権の発動たる戦争を行うということが禁止されておるわけでありまして、それに当たらない場合は...全文を見る
06月03日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第16号
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○田渕哲也君 お答えいたします。  きのうも小川委員の御質問に対しましてお答えいたしましたとおりでございますが、この決議は、自衛隊の法制定に当たりまして、憲法の精神を踏まえ、二度と他国を侵略したりはしないとの意思表示をあらわしたものと受けとめております。我が党としては、現在もそ...全文を見る
○田渕哲也君 先ほど峯山議員がお答えになったことで十分ではないかというふうに考えております。  なお、法的な解釈につきましては法制局の方にお答えいただければというふうに考えております。
○田渕哲也君 凍結、承認の対象を戦闘能力のある部隊がどうかで判断をしておるということではございません。前の委員会でも申し上げましたとおり、これは具体的な業務で区分けをしておるわけでありまして、法文上その対象は、法第三条の第三号イからへまでと、それに類するレの「政令で定める業務」、...全文を見る
○田渕哲也君 お答えいたします。  三年後の見直しにつきましては、特に項目を定めて見直すということを言っておりません。だから、いかなる制限もなく、全般について見直しを行うということでありまして、別組織の問題についてはそこから除外するというような考え方ではございません。
06月04日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第17号
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○田渕哲也君 お答えします。  戦争にはいろいろな戦争があるわけであります。例えば自国を守るための自衛戦争、それから武力をもって他国の領域に攻め入ったり、他国を自分の国に都合のいいような状態に変えていく、これは侵略戦争、それからもう一つの概念としましては、こういう侵略戦争をする...全文を見る
○田渕哲也君 お答えいたします。  どちらが優位にあるかということになれば、PKOの活動自体は国連事務総長のもとにあるわけでありまして、国連事務総長が権限を委譲した現地の国連司令官のコマンドに従うということでありますから、あくまでそのもとに我々の活動をやるということでは国連が優...全文を見る
○田渕哲也君 中断の場合は、我が国独自の判断で中断ができるということになっております。  それから、指揮権についての政府の見解というものは、我々の修正案ではこれはそのまま引き継いでおるわけでありまして、民社党としましては、以前出された政府の見解についてはわかりにくい点がございま...全文を見る
○田渕哲也君 解散問題につきましては、これは憲法で定めてありますように、第六十九条の衆議院で内閣不信任案が成立した場合、内閣は解散することが可能であります。それからそのほかでは、宮澤総理もたびたびおっしゃっておりますように、立法府と行政府の対立というようなことで政治がにっちもさっ...全文を見る
06月05日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第18号
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○田渕哲也君 我が民社党は、結党以来三十年余にわたりまして、自衛隊は合憲であるという見解をずっと変わらず持ち続けております。  その理由は、申し述べるまでもないかもわかりませんけれども、この憲法の立法者の意図、それからもともとはマッカーサー司令部が草案をつくりましたけれども、そ...全文を見る
06月10日第123回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号
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○田渕(哲)参議院議員 お答えいたします。  中身と申しますのは、最近特にPKOの活動が多様化しております。また活動の幅も非常に広くなりつつあるわけでありまして、したがって、個々のケースについて実際の派遣が、先ほど御説明のありましたいわゆる五原則に従った形で行われておるかどうか...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 自公民の修正案に対する話し合いと解散問題とは、全く関係がございません。
○田渕(哲)参議院議員 お答えします。  PKF本体の活動を削除ではなく凍結にした理由は、PKFの業務そのものが、一つはやはり停戦監視あるいは武装解除、こういった軍事的な業務です。これがPKOの活動の非常に重要な部分を占めて宿ります。それから、その軍事的な仕事でなくても、例えば...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 これは再修正のときの自公民の三党の申し合わせでございまして、「当分これを凍結し、その解除は別に法律で行うこと」とありますけれども、「その発議はこの法案に賛成した各党の合意を踏えて行うことそ意見が一致した。」これは、三党がもし意見が一致して、もうそろそろ凍結...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 もともとこれは、政府の原案では国会の関与を決めていない問題です。政府の権限で一つの外交問題としてPKOの派遣を決めることができるという法案でした。それではシビリアンコントロールの見地からまずいのではないかというので、国会承認を我々は要求して修正をしたわけで...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 お答えします。  複合した業務、つまり凍結されあるいは国会承認の対象となっておる法案の第三条第三号イからヘまでの業務並びにこれに類するものとして政令で定める業務、こういうものについては凍結ないし国会承認が要るわけでありますけれども、問題は複合された場合、...全文を見る
06月11日第123回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号
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○田渕(哲)参議院議員 お答えいたします。  先ほど先生が触れられたパリの不戦条約、それから国連憲章、我が国の憲法、これに対する先生のお考え方は、私もそのとおりだと思います。  平和の理念というものは、私は普遍性のあるものでなければならないと思います。日本の平和に対する考え方...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 承認の対象をイからへまでの業務並びにそれに類する政令で定める業務、このようにしたわけですけれども、このイからへまでの業務というのは、いわゆるPKF本体の業務とされるものでありまして、例えば緩衝地帯に対する駐留、あるいは放棄された武器の収集、保管、あるいはい...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 俗に言う軍事的業務ということであります。
○田渕(哲)参議院議員 まず、この法律ではそういう表現ではなくて、具体的な業務の内容で示しておるわけでありまして、個々のこういう業務が承認の対象になる。はっきりしていないのは、レで言うこれに類するものということでありますけれども、それがどういうものかということは、大体現在想定され...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 これは今までも国会の論議の中でいろいろ出ておりますけれども、いわゆるPKF本体の業務ということで、例えば緩衝地帯における駐留とか、放棄された武器の収集、処分、武装の解除の監視等を挙げておりまして、これらは普通、歩兵部隊が主体となって行われるものであります。...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 まず、この法律には業務を全部具体的に挙げてあるわけです。そしてその中で、イからへまでの業務というのは御承知のように直接紛争を起こしておる部隊に関する問題であります。したがって、その仕事はたとえ武力の行使でなくても軍事的な業務に属するものであります。それから...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 イからへまでは通例歩兵部隊が行いますが、例えば二に該当する地雷の処理、これは工兵部隊がやります。だから歩兵部隊には限定されませんけれども、通例歩兵部隊が主としてやるということが言えると思います。そして、これらの内容は、おわかりいただけるように軍事的な業務で...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 一言で言いますと、PKF本体業務と後方支援、その他の業務というふうに分かれると思います。それを説明しますと、本体業務というのは軍事的業務であって、通例は歩兵部隊が行う、こういうふうに言えると思います。
○田渕(哲)参議院議員 お答えいたします。  開始前と開始後の区切りというのは、我が国よりその自衛隊の部隊が海外に出発する時点、これが境になるわけであります。  それからなお、実施計画の決定があった場合に国会に事前承認を求めなければならない場合というのは、実施計画の決定または...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 そのとおりです。
○田渕(哲)参議院議員 このPKO派遣に対する原則は法案のいろいろなところに書いてあるわけでありますけれども、その中で特に重要な点というのが、国会の審議を通じても、五つの原則ということで政府の方からも言及されております。  その一つは、紛争当事者間の停戦の合意でありまして、これ...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 これはあくまで努力規定でございまして、七日以内に議決をする努力をそれぞれの院がしなければならないという意味でありまして、院の審議期間を拘束するものではございませんし、また、その期間内に審議が終わらなければ無効というか不承認になるというような性格ではございま...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 議員が努力をする義務はあると思います。
○田渕(哲)参議院議員 お答えします。  民社党がこの指揮権の問題について問題を提起をした意図は、一つは、派遣された我が国の部隊が完全に国連のコマンドの枠内で業務をするのかということです。その枠をはみ出してやるということになれば、我が国の勝手な行動が海外で行われるということであ...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 確かに衆議院で出した修正案は、実施計画について国会の承認を得ることになっておりました。しかし、その法案の内容で、実施計画の中に、法案第三条第三号のイからへまでの業務、あるいはレに定めるこれに類する業務が含まれておる場合はというふうな条件がついております。し...全文を見る
○田渕(哲)参議院議員 和田委員の質問の中で述べられた、民主主義とはこうあるべきだという御趣旨は全く同感であります。民社党もこの法案につきましては、国会承認ということが、事前承認ということが法案に盛り込まれなかったので衆議院では反対いたしました。こういう重要な法案は各党それぞれの...全文を見る