玉置一弥

たまきかずや



当選回数回

玉置一弥の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第145回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○玉置委員 ことしの通常国会初めての質問でございまして、大臣の所信を読ませていただきました。今、私たちが一番心配いたしますのはやはり国の財政ということでございまして、去年は、十年度末の国債並びに地方債、借金等を含めて五百三十兆円、残高ですが。ことしは六百兆円と予測される。こんな状...全文を見る
○玉置委員 確かに、納税者の比率で、なるべく納税者のおられるところに投資をするというのはもちろんでございます。  それと、私も新幹線ですべて反対しているわけではなくて、いわゆる背骨、骨格になるところは当然やるべきだ、こういうふうに思います。それはこの前の与党と行政の間の申し合わ...全文を見る
○玉置委員 その投資の中で、整備新幹線問題と絡むんですが、例えば、整備新幹線ができました。ということになりますと、今在来線を使っておられるJR貨物がありますね。JR貨物で、いろいろ従来からお話を聞いておりますと、整備が進むと自分たちはどうなるんだろうという心配をしていますという話...全文を見る
○玉置委員 モーダルシフトという一つの構想があります。JR貨物の方も非常に期待されているんですが、見ておりますと、各地方の引き込み線はほとんどなくなってきた。それから、ずっと貨物を見ていますと、コンテナもたまにしか乗っていない。要するにまばらなんですね。長い車両の中、まばらに積ん...全文を見る
○玉置委員 トラック業界の方は個々に、西から行く荷物、東から行く荷物をお互いに交換し合うということで、できるだけ空便を走らせないということでやっておられますし、片方では、非常に一回のロットが少なくなっている。それは、やはり生産工場が要求を少なくし、在庫をできるだけ持たない、そうい...全文を見る
○玉置委員 何か、リニアは大臣のところと私のところを通るらしいという話があって、本当に要るのかなと、ちょっと心配をしているんですよね。  というのは、整備新幹線も当時二兆五千億ぐらい、今四兆円ぐらいですかね、であればできるという話なんですが、実際に、じゃ、その四兆円を使ったとき...全文を見る
○玉置委員 日本に来られる外国の方が年間三百五十万人ぐらいですかね。外国へ行く人が千七百万ぐらいということで、当然、日本人の負担の方が大きいわけですが、外国の人をもっとふやしていかないといけないというのは従来からの姿勢だと思うので、外国のレベルと比較して高い分、利用客の分をやはり...全文を見る
○玉置委員 これは、予算委員会なり安保なり外務委員会なりの課題でございますので、またそちらでお聞きしたいと思います。  ただ、私どもとしては、国全体の話ですから、各省庁が必ず連携をとりながらやっていかなければいけないということでございまして、個別にはいろいろな方に話はあったかと...全文を見る
○玉置委員 今、いろいろな駅でエレベーターとかエスカレーターがありますね。私の母親も足が非常に悪くて、まあ年をとるとみんなそうなんですが、ひざがおかしくなって手術したんですけれども、その昔、いろいろな方、田舎に行きますと座れない人がたくさんおられるんですね、痛いから。そういう人た...全文を見る
○玉置委員 確かに同じ質問を私も相手の方にしまして、要するに、不特定多数にというよりも、限定をしてやるにしても、運転者の質とか事故に対する対応とか乗りおりの介護、これについてどうするんだという話を十分詰めております。  これはいわゆる介護者、これから特に介護保険の関係で行ったり...全文を見る
○玉置委員 なかなか動きが見えなかったものでございますから、ちょっと気になりまして、去年の夏ごろからだんだん表へ出てきていろいろなことをやっておられるんでわかってはいるんですけれども、ほかの省庁も含めて非常に動きが鈍いような気がするんで、ぜひ積極的にまたお進めをいただきたい。ただ...全文を見る
02月10日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○玉置委員 本当に久方ぶりの大蔵委員会での質問でございまして、よろしくお願いします。  昭和六十一、二年でございますか、宮澤大蔵大臣のときに連日質問させていただきましたけれども、あのときはちょうど財政再建元年と言われて、赤字公債発行ゼロでスタートしていこうという計画がありまして...全文を見る
○玉置委員 バブルの崩壊のきっかけになったと私は思っているんですが、土地売却の凍結ですね。土地の流動性が低下したということが不良債権というものを大きくし、また生み出してきたというふうに思いますし、担保価値も下がってきて、片面では価格が下がるということはいいことなんですけれども、や...全文を見る
○玉置委員 今大変御苦労されています中坊さんとかにお聞きしますと、ともかく不良債権処理のためには、やはり土地の流動性確保というものが非常に大事だというお話をされておりますので、方向としてはそういう方の拡大をぜひお願い申し上げたいというふうに思います。  それで、そのときにという...全文を見る
○玉置委員 きのうの質問の中でも、長期金利が最近上がる傾向にあってどういう影響がありますかという質問がありましたけれども、私がいろいろな企業関係の話を聞いていますと、最近は金利といってもそう高くない、だから一%二%上がろうとも設備投資意欲とは関係ないんだ、将来に仕事があるかないか...全文を見る
○玉置委員 株価と金利とそれから為替、みんな大体連動しているという話が昔からあるのですけれども、状態がある限度を超えてしまいますと、逆に商品価値として余りさわれなくなる、期待感がなくなるということで、むしろ高い方が経済の中では金利面では有効に働いていくのではないかというふうな気持...全文を見る
○玉置委員 成長力のあるときは、昔、七五三、七が名目成長率、五が物価、三が成長率ですか、七五三という言葉をよく聞いたんですけれども、確かに多いときは一二%ぐらいの成長とか、いろいろあったんですね。そういうときにさえも赤字の公債がふえている、建設公債もふえているという日本の政治体質...全文を見る
○玉置委員 財政赤字が急に拡大をしまして、今や九・何%ぐらいですか。昔はそんなになかった、ほとんどはとんとんだった、税収との差はほとんどなかったと思うんですが、今は九・何%ぐらいということで、アメリカの一番悪いころの状態に今なってきているんではないかというような感じがするので、景...全文を見る
○玉置委員 昭和六十一、二年、ちょうど宮澤さんの大蔵大臣の時代から借換債が出ましたね。私はそのときに、赤字国債というか、要するに、公債発行残高を抱えたまま借換債を発行しますと、どんどんと次世代に借金を残してしまうんじゃないかという心配をしておりまして、そういうふうに申し上げました...全文を見る
○玉置委員 あのときは、私は、国対の方からいろいろ指示をするということで、そういう立場上仙谷さんといろいろ打ち合わせしたんですが、実際に私どもが認識しておりますのは、やはり今の赤字国債の償還ができないというための借換債という形でスタートした。これは確かに大蔵委員会での議事録でそう...全文を見る
○玉置委員 お話がかわりますけれども、昨年の三月に今の公的資金導入の話が決定をされました。審査委員会が一兆八千百五十六億の資本注入を決定されて、各銀行ごとにいろいろな割りつけといいますか、申請をされ承認をされた、こういうことになって、新たにまた追加、今度新しいお話がもう既に出て動...全文を見る
○玉置委員 体質がどう変わってきたかというようなことも、これから追加して今度出されますけれども、そういうことの検討がなされた後でなければ、追加する意味がないと思うのですよね。あるいは、貸し渋りがこのためにとまってこういう効果があったとか、こういうふうに公的資金を投入した後の効果を...全文を見る
○玉置委員 では、再生委員会の中で、効果があったとかないとかという判断ができるわけですね。再生委員会の中で判断された、その結果はどこに発表されるのですか。次の融資のときにそのまま継続して使われるだけなのか、あるいはどこかで公表されるのかということについてはいかがですか。
○玉置委員 資本注入されている銀行ではないのですが、そのほかの銀行で最近新たにお金を借りようとしたら、自分のところは一番抵当でないと困るという、根抵当。片方でいろいろ入っていますね、順位が。ともかく、一番でないとだめだというふうなことを言われているというのが結構あるみたいなんです...全文を見る
○玉置委員 時間の配分がございますので、一応、その関係はこの辺にしたいと思います。  財政再建の計画も、今非常に難しいところだと思いますので、できるだけ固めていただいて、国全体の施策の中で、従来はどっちかというと大蔵省だけでこういう計画をして、聞きますと試算だという話で逃げてし...全文を見る
○玉置委員 私も、去年の減税の合意ができたときのお話を聞いておりまして、何で九月末に間に合わなかったかと。大体、九月末で処理してというか決めて、年内ぎりぎりと従来から聞いていたものですから、そういう話をしていたのですけれども、実際にはもう一カ月半ぐらいおくれてしまったということで...全文を見る
○玉置委員 減税がどんどん進んでまいりました結果、課税最低限が繰り上がって、かなりのものになっています。まず一つは、この減税が含まれた中で、課税最低限がどのようになったかという変化をちょっとお教えいただきたいということと、あとは、大蔵大臣の方に、この課税最低限をいつまでこんなに引...全文を見る
○玉置委員 これからの高齢社会の中で私ども心配しておりますのは、税負担率あるいは社会保障負担、こういうものを合わせてどんどん上がっていくのではないか。一つの限度をわきまえて、それに対してどう対応するのかということを考えていかなければいけない、こういうふうに思うわけであります。 ...全文を見る
○玉置委員 下げると低い方はただ単に増税になるだけだということになりまして、確かに抵抗は強いと思いますが、例えば児童手当が今話題になっていますね。児童手当の拡充あるいは子育て支援とか、それからほかの部分でありますけれども、高齢者、障害者の移送サービスがありますね。そういうようなと...全文を見る
○玉置委員 通産省だけでなくてやはり各分野があるわけでありますから、それぞれの役所が本気になって動いていただかないとなかなかこういうものが推進できないというふうに思いますので、特に財政当局としては、将来の財源ですから、大いに頑張っていただきたいというふうに思います。  それで、...全文を見る
○玉置委員 交際費の使われ方がやはり問題で、交際費を発生させることがけしからぬとかいうようなことではないと思うのですね。  去年も、大蔵省さんの話を中心に、国会の中ではいろいろ論議してきたのですが、大体、要求する人がいること自体がおかしいという話とか、それから、例えば我々でもい...全文を見る
○玉置委員 交際費で締めても、今さら締めてもせいぜい何百億円の程度だと思うのですね、あるいは何千億円の下の方だ。何兆円も経済対策をやって効果が出ないなら、そのぐらいやっていいじゃないか。税収との見合いで考えたら、必ず最後は返ってくるはずなんですよね。そういう面でぜひお願いをしたい...全文を見る
○玉置委員 自治省の方にも来ていただいているんですが、実は東京都の低公害車に対して自動車税が減免をされる、こういう話がありまして、減免するのはいいんですけれども、逆に、十年以上経過した車については一〇%自動車税を付加するというような形になるということで、トータルすると増税になる、...全文を見る
○玉置委員 では、終わります。ありがとうございました。     —————————————
03月23日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○玉置委員 御苦労さまでございます。  土地の再評価ということで、今回時価を使おうということでございまして、一年延長して三年間に適用期間を延ばすということであります。  戦後何回か資産再評価ということで資本勘定への繰り入れという形で時価評価をされてきたことがあるわけであります...全文を見る
○玉置委員 現在、法務委員会でも商法改正の話をされておりますけれども、いろいろな債券、金融債券とか社債、株式、いろいろありますが、昨年は銀行の中で土地評価についての方法を変えるということで御提言がありまして、我々も賛成してきたわけであります。今の法律でございますけれども。  今...全文を見る
○玉置委員 連結決算という形でこれから推移していくわけでございますけれども、今のお話で、金融機関がすべて導入をしたということではなくて、一部従来どおりということもあるようでございます。  そういうふうな形で、今度例えば連結決算といいますと企業グループということになるわけでありま...全文を見る
○玉置委員 では、ちょっと土地評価についてお聞きをしていきたいと思います。  この土地の再評価についての法律がつくられますときに、昨年は貸し渋り対策だ、こういう話をお聞きしていたと思いますが、貸し渋り対策に対してはこの土地評価というのはどういう関係があって、どういう効果が出てき...全文を見る
○玉置委員 確かに、おっしゃるように含み益としては四・一兆円、大手十九行に出ているわけですね。これを自己資本比率八%の逆数の十二・五倍を掛けますと五十三・八兆円、それの四五%ということで二十四兆円。二十四兆円が貸し出しの財源ということになるわけですが、私どもが昨年もことしも聞いて...全文を見る
○玉置委員 この四・一兆円というのは、別にお金がふえたわけじゃなくて、評価が変わったということで、一番最初に申し上げましたように、企業会計基準のいわゆる政治的な部分、政策的な部分なのですね。そういう面からいきますと、今おっしゃいましたような引当金関係も、実際に、内部留保的に本来引...全文を見る
○玉置委員 五つもあると、それぞれどれを使うか一応明記しなさいということですけれども、それ自身は横並びで数字の比較はできないということになるわけで、ちょっと大変だと思いますね。  しかし、これは今回の有価証券の方も同じでございまして、例えばその実勢価格がどんどんと下落をしていっ...全文を見る
○玉置委員 私どもが心配しますのは、会計処理によって後の影響が逆に出てくるんではないかということでございまして、その時価評価の差額ですね、差損、損益ですが、この処理をどうするか。  今お話にありました企業会計審議会等の答申といいますか意見書、あるいは論点整理とか、いろいろな形で...全文を見る
○玉置委員 自社株買いは、自己資本を増加させるということで固めるためには非常にいいと思いますが、株価操作にもなるわけですね。その辺が、やはり昔から商法に規制されているところだと思うのですね。  それともう一つ、問題点は、いわゆる総資本回転率。資本が拡大しますと、総資本回転率が落...全文を見る
○玉置委員 貸し渋り対策とか、今度は自社株対策とか、いろいろ変わってまいりますけれども、背に腹はかえられないで、決算の状況を若干でもよくするために、余っているものは何でも使え、こういうことでやられるのはやむを得ないことだと思います。  しかし、全般にいろいろな企業の借り入れ等を...全文を見る
○玉置委員 あと三分しかございませんので、法務省にお聞きをしたいと思います。  今お聞きのように、企業会計というのが政策的な部分でいろいろあっちへ行ったりこっちへ行ったりということで揺れ動いているわけでありますが、これからの一つの流れとしての連結決算、それから国際会計基準、この...全文を見る
○玉置委員 一つの流れは、ずっと全体がそういうことを感じてやってきているということで、大変大事だと思うので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  それから、今、国の借金は地方と合わせますと六百兆円というように言われておりますが、私どもは、借金ばかりではなくてやはり資産の評価も...全文を見る
03月30日第145回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○玉置委員 いろいろ聞いてみますと、過去の反省が全くないという感じがいたしまして、今回のことは、日本の今までの政府の方針がいかにあいまいなままに来ているか、特にそういう感触といいますか、今まで余りにも、防衛問題も同じでございますが、あるいは憲法問題、それと同じような意味で、重要な...全文を見る
○玉置委員 過去十八隻を取り逃がして、今回同じようなことが起きた。それから相手もだんだん巧妙になりまして、外から見てもわからないけれども走れば速い。これは前もあったんですね、同じようなことが。そういうようなこととか、あるいは日本海側の警備という面で見たら、新潟と何か中国地方の、要...全文を見る
○玉置委員 日本周辺で、こういう工作船だけじゃなくて、いろいろな船があると思うのですね。その中から見分けるのは確かに大変だと思います。それだけに、日常からいろいろな連携を模索して、それをマニュアル化して、やはり日常の監視体制というのをやらなければいけない、かように思うのですね。 ...全文を見る
○玉置委員 国を守るとか、それから犯罪防止とかいう面での確固たる姿勢がちょっと欠けていると思うのですね。だから、これはテキサスヒットでもないんですよ。例えば、もともとライトがいないところへ来たとか、そんな感じなんですよ。  私どもが見ると、例えば、今の海上自衛隊並びに海上保安庁...全文を見る
○玉置委員 では、防衛庁にお聞きしますけれども、船舶検査、このときに、同じように相手が逃げ回ったらどうするのですか。今回みたいな高速船が逃げ回るとかいうようなことで、何か積んでいるとか工作員が乗っているとか、こういうようなときに、果たして実際に武器使用とかそういうことができるのか...全文を見る
○玉置委員 そんないい人ばかりだったらいいのですけれども、今回、実際にとまらなかったのです。そういうことを考えると、では、北朝鮮はもう自由自在にどこでも行けるということになるわけですね、その辺はいかがですか。
○玉置委員 ということは、そういう周辺有事のときでもこういう船は自由に行き来できる、こういうことですね。いや、もういいです、時間がないから、そういう解釈ですね――では、もう一回確認を。
○玉置委員 ちょっと話が変わりますが、三月の二十九日、昨日の新聞で、「二隻の不審船は陽動作戦」ということで、北の工作員数十人が潜入、こういう記事が大きく出ているのです。これについてほかの委員会でもいろいろ質問があったようでございますが、警察庁並びに公安調査庁、まず事実関係ですね、...全文を見る
○玉置委員 なかなかそのルートがわからない場合もありますので、実際に把握できるかどうかというのはちょっと心配しているのですが、少なくとも、最近の北朝鮮の様子から見てあり得る話だというふうに私は思っております。そういう面で、できるだけ早く確信できるような情報をつかんでいただいて、対...全文を見る
○玉置委員 心配しますのは、大体原子力発電所とか火力発電所というのは人けのない、人家の少ないところにありまして、警官の配置とかは大体人口分布ですね。そういうふうに見ますと、警備が本当にされてなかったようで、大変心配なわけです。  それから、例えばさくがしてあって、監視カメラでと...全文を見る
○玉置委員 そういう場合の武器使用はできるんですか。できないんですか。
○玉置委員 新聞にこれだけ大きく載るというのは根拠がないわけじゃないと思うんですね。一応そこそこ一流の新聞でございますから、そこそこと言うと怒られます、一流の新聞でございますから。  そういう意味で、海上保安庁で追い込んで、陸に上がってどこかへ行ってしまったとかいうことじゃなく...全文を見る
05月26日第145回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○玉置委員 大変御苦労さまでございます。朝からの引き続きでございますので、よろしくお願いします。  本日の審議案件でございます船舶法の一部を改正する法律案、この法律は、大変古い法律を改正しようということでございます。調べてみますと、明治三十二年に船舶法が制定をされた、以来、取締...全文を見る
○玉置委員 海運の量としては、相当前からかなりの量を日本が貿易という形で輸出入で使用しているわけであります。そういう状況からいうと、やはり日本船籍の船が減り始めた一九八〇年ぐらいですか約二十年ぐらい前、あるいはプラザ合意以降、八五年以降ですか、この辺が一つの転機だったと思うんです...全文を見る
○玉置委員 外国の船会社を見ても、結構船籍が自国を離れて違う国に行っているという傾向がずっとあるわけですね。しかし、実際には、用船としては自国のために使っているということが非常に多いわけであります。  そういうことで考えていきますと、実質的な支配は日本の船会社がやっているのかな...全文を見る
○玉置委員 もう一回、全体の輸送量の中の日本国籍の船の比率を確認したいんです。  輸送量そのものは大体微増というふうな形で毎年ふえてきているということでございますが、輸出に関する中で日本国籍の使用されている比率、そして、輸入に関しての使用に対しての比率というものが大分減っている...全文を見る
○玉置委員 日本籍船が半減しているというような先ほどからの話ですね、半減しているというのはピークに比較しますと。片方では全体量がふえてきているということで、輸送の安全保障という面から見て、どのぐらいの比率が日本でコントロールできれば、いわゆる有事のときの体制としてそこそこカバーで...全文を見る
○玉置委員 日本籍船が一九八〇年には、これは全部含めてですか、一万隻ぐらいあったということなんですが、九六年では大分減ってきている。これはトン数、隻数ですか、九千三百九十、これは漁船も含めてだと思うのですね。外航でいくと、四千がたしか二千ぐらいになっていると思うのです。  とい...全文を見る
○玉置委員 今の、努力をされているのは漏れ伝え聞いているのですけれども、それでもどんどん減っていくということですね。最後はどこまでいくのかというのがちょっと心配なのです。  それともう一つは、今もお話がございましたように、船長さんとか機関長さんあるいは航海士など、ぽっと行ってす...全文を見る
○玉置委員 ある程度外国人を使わざるを得ないというような形になってきているわけであります。  実はこの間、賃金コスト比較みたいなのがありまして、ちょっと見させていただいたのです。産業別で見ると、いわゆる高級船員の方はかなりの給料をいただいているわけですが、外国との比較でやります...全文を見る
○玉置委員 もう大変な差でございまして、他産業から比べてみてというのはあるんですけれども、こんなに高いものはなかなかないわけです。むしろ特異な部分で、要するに、取得の資産に対する対価という形でではなくて、例えば何トン級一船当たり幾らというような形で決めていかないと、対応できないん...全文を見る
○玉置委員 先ほど、船員さんの割合においてコスト比較というのは一応あるんですけれども、実際にプライスリーダーとして日本船籍の船が活躍していればいいんですが、実際はそうじゃないと思うんですね。実際には、もう相手に追いつくのが四苦八苦だというふうに思いますが、運賃の価格として、日本の...全文を見る
○玉置委員 すべて日本が優位かどうかということから始まるわけですから、日本が、やはり自分のところで持っている船があるから、外国の要請に対してもある程度影響力を持てるということもあるかと思うんですね。  逆に言えば、日本の船が高いから外国にシフトしていったということも考えられると...全文を見る
○玉置委員 今のは外航の話ですけれども、内航海運の方で、船舶法第三条ということで、内航輸送について、日本船舶に限定をするという法律がありますということになっているのですが、これは国際的な慣行という形でもあるわけですね。  ところが、EU圏内の方を見てみますと、EUの大きな枠がで...全文を見る
○玉置委員 いわゆるカボタージュというものですけれども、この辺は今回の法律改正の中で、例えば外航専用の企業と内航といろいろありまして、その内航の方の企業に議決権の規定がないときに、要するに取引上とか、いろいろな、株で支配するとかいう形で、外国が参入してくる影響が出るんじゃないか、...全文を見る
○玉置委員 終わります。ありがとうございました。
06月04日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○玉置委員 おはようございます。  地方分権もございますが、私の方は、中央省庁再編の方の目的が非常にあいまいであるというのと、なぜ今こういう中央省庁再編を急がなければいけないのか、その辺が非常に不明確だというふうにいつも感じておりまして、このことを中心にいろいろとお尋ねをしたい...全文を見る
○玉置委員 五十年間手がつけられなかった行政機構に対して突然手をつけていくという話でございますが、昭和五十年代の半ばぐらいから行財政改革がうたわれてきました。それから既に二十年近くたつわけであります。その当時は、国債発行をゼロにすれば、そのときの経済の伸び率からいきますと、ごく自...全文を見る
○玉置委員 出かけられる時間が来ているので余り詰めた話ができないんですが、どこの国を見ましても、行財政改革は、背景になった原動力というのがあるわけですね。どことも、大体財政の悪化というものが基盤でありますし、あとは経済の変化とか、そういうものに合わせて行政が確かに機敏に動けるよう...全文を見る
○玉置委員 まだまだお聞きしたいことはたくさんあるのですが、例えば介護保険、いろいろな問題点がある。片方では引き延ばそうという方と、それから、いや、決めたからにはやらなきゃということでございますが、まず問題点がどこにあるかというのを突きとめて、それから、やるかやらないかということ...全文を見る
○玉置委員 それでは、御退席していただいて結構でございます。ありがとうございました。  まず、この全体の流れの中で、継続してお伺いをいたしますが、行政のコストあるいは投資コスト、こういうものをやはり削減していかなければいけないということでございます。時間がないのでちょっとはしょ...全文を見る
○玉置委員 地方支分部局、ちょっと言いにくいのですが、そこへ大幅な権限移譲をされるという話でございます。全国八つぐらいに分けて、いわゆる公共事業部隊が全部出先に行くというような形になると思うのです。  そこで、心配いたしますのは、それぞれ河川とか道路とか、いわゆる縦割り。例えば...全文を見る
○玉置委員 時間がないんですが、本当はそこが一番大事なところで、地方支分部局、ちょっと名前がなかなか難しいんで言えませんが、そこへどういう人を配置するか、それからいわゆる行政監視、これをどうやるかというのは非常に重要になってくると思いますので、その辺については、まだほかのメンバー...全文を見る
○玉置委員 まだまだ言いたいことはありますけれども、時間が参りましたので、同僚議員に譲ります。ありがとうございました。
08月05日第145回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
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○玉置委員 まず、本日の委員会の審査の対象でございます全日空六一便のハイジャック事件、そして山陽新幹線の福岡トンネルコンクリート剥落事件、この件でございますが、特に長島機長に対しましては、この事件で殉職をされたということでございまして、心から哀悼の意を表したいと思います。  ま...全文を見る
○玉置委員 そういう同じようなところで計画されて、新幹線工事局というところで発注をされるということでありますが、余りにも山陽新幹線、東海道新幹線、東北新幹線と、でき上がり方が違うわけですね。  この中で、西日本さんにちょっとお聞きをしたいのでございますが、実は十二年前に劣化異常...全文を見る
○玉置委員 鉄道総研さんにお聞きをいたしますが、検査の仕方とかそういうものはJRになってからは各社違うと思いますけれども、工事の段階では新幹線工事局ということでありますね。それで、できました結果が、先ほどから指摘されておりますように、各社の、各社というか新幹線ごとに大変大きな差が...全文を見る
○玉置委員 引き続きでございますが、先ほど言いましたように、一キロ当たりのコールドジョイント部分がそれぞれ大幅に違うということであります。コールドジョイントの強度といいますのは、こういう剥落の前にも何か技術屋さんの中ではやはり問題視をされているという部分なんですね。それが十分指摘...全文を見る
○玉置委員 今回、西日本さんのお話によりますと、本数は約二倍近くになっているということであります。重量の方は軽くなりましたけれども、速度の方はのぞみが三百キロで、在来線は二百二十から三十ですよね。これも若干ふえてきている。それから、場合によっては二階建てがあります。これは重いです...全文を見る
○玉置委員 コンクリート委員会をつくられてかなりやっているという話を聞いておりますので、以前から注目はされていたということでございます。  新幹線、各社の各線でこれだけの違いがあるというのは、やはり発注の方法と工事現場のチェックだと思うのですね。その辺が非常に問題なんですが、こ...全文を見る
○玉置委員 では、JR西日本さんにお聞きします。前につくられたものの責任は、不良箇所も設計ミスも全部含めてJR西日本にあるという運輸省のお答えでございますが、いかがでございますか。
○玉置委員 回答も何も、いろいろな問題が出てきたら、どこの責任でだれが処理して、そのお金はだれが負担するのかという非常に簡単な問題なんですね。ですから、この結果が出る出ないにかかわらず、こういう問題が起きたときにどうかというお話でございますから、いかがでございますか。
○玉置委員 設計当初あるいは工事の当初からのミスであれば国に対してその費用負担を要求する、こういうことですね。そういう理解でよろしゅうございますか。
○玉置委員 合理的にというのはよくわからないんですが、自分のところの所有物ですから、買ったときに検査していなかったら、買ったときに検査しない方が悪いんですね。それを承知で譲り受けたということになるんです。それでいいのかどうか。わからなかったわけでしょう、今まで。わからなかった、だ...全文を見る
○玉置委員 発注時点に戻るわけでございますが、新幹線の工事局で発注された結果、このように三つの大きな差ができてしまったということでありまして、運輸省で、なぜこれだけの差ができたのかということを把握されていますか。  一説によると、山陽新幹線をつくっているころがすごい日本全国繁忙...全文を見る
○玉置委員 車両の方は、〇系、一〇〇系、三〇〇、五〇〇とだんだんよくなってきて、まあ三〇〇は悪いですけれども、五〇〇、七〇〇とよくなっているんです。工事の方は、山陽が二番手で何でこんなに悪いのか。もう本当に気になってしようがないんですね。だから、その辺は十分やはり調査をしていただ...全文を見る
○玉置委員 最後に大臣にお伺いしたいんですが、さっきから申し上げていますように、国鉄時代の設計の基本的な問題と、その後の工事施工にかなり問題があるというような感じを事故発生以来受けているわけであります。今のところはJR西日本さんが費用負担をしながらやっておられますけれども、ある限...全文を見る
○玉置委員 はい。終わります。
11月17日第146回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○玉置委員 この山陽新幹線の事故以来、物が落ちるとすぐ新聞に載るような事態が続いておりますけれども、二階運輸大臣になられまして、特に安全、それから緊急危機管理、これはもう昔から一番得意なところだと思いますので、そのことを中心にいろいろお聞きをしていきたい、かように思います。  ...全文を見る
○玉置委員 六月二十七日は九時二十四分に運転が停止をされまして、十三時三十分に運転が再開をされた。それから、十月九日は六時十分に運転が停止をされて、八時三十分、新大阪—岡山間、九時、岡山—広島間、十六時、広島—博多間というふうに順次再開をされたということでございます。  徐行運...全文を見る
○玉置委員 二階大臣は、阪神大震災の後、危機管理体制についていろいろ研究されました。  そこで、先ほどからも話が出ておりますが、JR各社だけではなく、運輸省、航空各社、自動車、高速道路等々も含めまして、運輸交通体系の危機管理というものが本来確立されていないとおかしいと思うんです...全文を見る
○玉置委員 安全戦略会議は大変関係者が多いわけでございますが、航空とか船とかそれぞれありますけれども、例えば陸上交通について、要するに分野別協議会といいますか、そういうものをつくられるという計画はあるのかないのか。そういうふうにしていかないと、ほかは部門別になっていますけれども、...全文を見る
○玉置委員 今回の事故は、まだ軽微なうちに警告を発しているというふうに思うわけでございます。先ほどの質問の中にも、最悪の場合を予測していないというようなお話がありましたけれども、やはり各段階においていろいろと想定をし、それに対応する訓練を日ごろからやっていかなければいけない、こう...全文を見る
○玉置委員 ただいま新幹線が通っている都道府県がございますね。そういうところとの協議とか、それから警察庁との協議とか、消防庁との協議とか、そういうものが実際になされているかどうかという点はいかがですか。
○玉置委員 では、具体的に言いますが、トンネル内で剥落事故のために新幹線がそれに乗り上げて衝突した、そこへ相手がまた反対側から走ってきてぶつかった。両側から行けなくなるのですね。こういう場合はどちらからどういうふうに救出に向かうのか。それから、例えば、それでトンネルが崩れたという...全文を見る
○玉置委員 運輸大臣に聞きます。  今お聞きになったとおりでございまして、その場で今考えている中身を実行していこうと思うと、大分時間がかかりそうなんですね。考えているだけで、みんな寄ってもらって、どうしようか、どうしようかと言っているだけで終わってしまうというふうに私は非常に危...全文を見る
○玉置委員 日本の安全保障と同じく、ふだんから想定をし対応する体制を整備し、それに携わる人たちの訓練というものが必要なんですね。マニュアル化するというのは非常に大事なことでございます。要するに判断基準ですね。情報等は、やはりその訓練なんです。それがなければ判断できないし、間違うと...全文を見る
○玉置委員 では、南谷社長さんにお聞きします。  今こういうお話でございまして、マニュアルをつくっていろいろな訓練をしておかなければいけないということでございますが、JR西日本さんとしてはどういうふうに対応されますでしょうか。
○玉置委員 運輸省もJR西日本も管理職の方がよくかわられるんですよね、二年たつと皆かわっているという感じです。そんな体制の中で本当にできるかどうか、ちょっと心配なんですよね。ですから、やはり日常から訓練されていればどこに行っても同じだと思いますので、その辺をぜひ徹底していただきた...全文を見る
○玉置委員 剥落事故が広島以西に集中しているということでございますが、いろいろ原因があると思うのです。  それで、まず一つは、当時の工事設計とか施工監督は国鉄の新幹線工事局がやったと思いますが、設計は問題ないと思いますけれども、いわゆる施工、工事発注と監督がどういうふうになされ...全文を見る
○玉置委員 この間、二階運輸大臣も南谷社長も佐藤さんもトンネルの現場をごらんになりました。私があのとき見て思いましたのは、非常に丁寧になされている部分と粗雑な部分と、極端にあらわれているわけですね。  昔の国鉄の土木屋さんに聞きましたら、やはり監督次第だという話なのです。だから...全文を見る
○玉置委員 一番最初は六月ですよね。ということで、もう四カ月はたっているわけでございまして、何らかの方向を出していかないと次の対応がなかなかできないと思うのですね。その辺はちょっと急がないといけないんだと思いますが、大臣、なかなか結果が出てこないのですけれども、この辺はどういうよ...全文を見る
○玉置委員 あれだけのでき、ふできが同列で並べられて比較されるというのはちょっと珍しいんじゃないかと思うぐらい、いいところと悪いところの差があるのですね。あれを今まで放置されてきたということは、よほど無理してやれという話をしてきたんじゃないか。だから、当時の国鉄、新幹線工事局員は...全文を見る
○玉置委員 先ほどの論議の中から、瑕疵担保責任の話が再三出ておりますが、大臣おっしゃるように、確かに道義的な問題で処理していかなければいけない問題だと思うのですね。  それと、西日本さんはいわゆる営利会社でございますから、株式会社ですね。公共交通を抱える営利会社というか、非常に...全文を見る
○玉置委員 では、技術的な面でもう一回鉄道総研さんにお伺いします。  今回、トンネル部分、高架橋部分と分けて、高架橋の方も調査されていると思いますが、海砂の使用があったのかどうか、それから、普通はあり得ない話なんですが、なぜそういうのを使われたのかということ、それから、今の話で...全文を見る
○玉置委員 トンネルの事故は、本当にどこまで大きくなるかわからない、それから、どこまで続くかわからないということなので、かなりの大修繕になると思いますが、ぜひ一日も早く安心をさせていただきたいと思います。それと、やはり株式会社ですから、何年でやるかというのを、安全性との兼ね合いが...全文を見る
○玉置委員 終わります。どうもありがとうございました。